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大槻 孝志

オオツキ タカシ
テノール・カウンターテノール
会員
 

東京藝術大学大学院ソロ科修了。ドイツ及びイタリアに留学。二期会オペラ研修所第47期マスタークラス修了。修了時に優秀賞ならびに奨励賞を受賞。

2004年ノルトハウゼン歌劇場管弦楽団来日公演『アイーダ』伝令役で出演し、歴史的名歌手F.コソットを始めとする外国人歌手との共演が本格オペラデビュー。翌年、メキシコ・グアナファト市で開催された国際セルバンテス音楽祭開幕オペラ『夕鶴』与ひょう役で出演し、メキシコ各地の劇場で歌い現地の新聞各紙に絶賛される。同役ダブルキャストは世界的テノールのハビエル・カマレナ。
以後、新国立劇場唯一の外国人芸術監督、ノヴォラツスキー前音楽監督に見出され、新国立劇場小劇場オペラシリーズに多数出演し研鑽を積む。シリーズ最後となるヘンデルのオペラ『セルセ』セルセ役での成功を機に、新国立劇場大劇場へ進出。

新国立劇場にて、これまでに『西部の娘』『ファルスタッフ』『魔笛』『ムツェンスク群のマクベス夫人』『ローエングリン』『こうもり』『カルメン』『愛の妙薬』『夕鶴』等に主要キャストとして出演し、来日外国人歌手のカヴァー歌手としても20演目以上の作品に携わる。
東京二期会では『エフゲニー・オネーギン』レンスキー役に抜擢され、その類稀なる美声を聴衆に強く印象付けた。また2008年ストラヴィンスキーのオラトリオ『エディプス王』羊飼い役(シャルル・デュトワ指揮・NHK交響楽団)での名唱が〝最も心に残ったN響コンサート〟第2位に選ばれると、その実績を受け、同年のN響「第九」では、外国人歌手の不調による降板に急遽代役として出演し窮地を救った。
小澤征爾率いるSKF松本(現:OMF)でも、当時キャスティングの責任者であったメトロポリタン歌劇場ヴォーカル・コーチのP.ヴァレーにオーディション時の歌唱が認められ、『エリア』『スペードの女王』『サロメ』など、これまでに邦人歌手としては初となる3演目ソリスト出演を果たす。

2012年第55回NHKニューイヤーオペラコンサートに初出演、第62回IL DEVUとして出演。

以後、2016年日生劇場オペラ『後宮からの逃走』ペドリッロ役、2017年小澤征爾音楽塾オペラ『カルメン』レメンダード役(同役2019年)、2017・2018年日生劇場オペラ『ルサルカ』王子役では各方面より大絶賛される。

コンサートに於いても、都響「第九」、仙台フィル「エリア」、ウィーン楽友協会合唱団モーツァルト「レクイエム」など多数出演。第九ソロでは出演回数60回を超え、宗教曲のソリストとしても高い評価を受け、その琴線に触れる力強い美声と堅実な役作りや歌唱は、小澤征爾を始め内外の指揮者やオケから信頼を得ている。

近年、2019年間宮芳生作曲『ニホンザル・スキトオリメ』スキトオリメ役、二期会『サロメ』ナラボート役、2022年Bunkamuraシアターオペラ『椿姫』ガストン役、東京フィル定期『ファルスタッフ』(チョン・ミョンフン指揮)バルドルフォ役等に出演。第一線でのキャリアを着実に積みつつ、新たな境地を開拓し続けている。

2011年、自ら選抜した太メンユニットIL DEVUを結成し、新たな試みをスタート。結成後たちまち大人気ユニットとなり、これまでにファースト・アルバム「Debut」、セカンド・アルバム「NUKUMORI」サード・アルバム「LOVE CHANGES EVERYTHING」を日本コロムビアよりリリース。

全国各地でのコンサートに加え、数々の新聞・雑誌・ラジオやテレビ番組等に掲載及びゲスト出演するなど、その企画・構成力にも定評がある。

東邦音楽大学・大学院 特任准教授/愛知県立芸術大学講師 男声ユニットIL DEVUの創設者兼メンバー。二期会会員
(2023年3月)
photo:Aiko Suzuki

 
 
公演スケジュール
日付 演奏会名 会場
2024年3月 27日(水) 東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.15《トリスタンとイゾルデ》 東京文化会館
2024年3月 30日(土) 東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.15《トリスタンとイゾルデ》 東京文化会館
 
 
 
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