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中島 康晴

ナカジマ ヤスハル
テノール・カウンターテノール
会員
 

国際的にも稀有な正統派のベルカント歌手として
世界の歌劇場に認められた日本が誇るテノール

東京都出身。東京芸術大学在学中に、イタリア・ボローニャに留学。 大学中に初挑戦したフランコ・コレッリ国際声楽コンクールで見事入賞、表彰式でフランコ・コレッリに「一番シンパシーを感じる歌手」と称賛される。 東京芸術大学音楽学部声楽科を首席で卒業し、安宅賞、松田トシ賞、アカンサス音楽賞、NTTドコモ賞を受賞。同年大学院在籍中に第36回日伊声楽コンコルソでテノールとして11年ぶりの優勝を飾り、第31回イタリア声楽コンコルソでもミラノ大賞(第一位)に輝く。 リクルートスカラシップ、ロームミュージックファンデーション奨学金を得て、ミラノのヴェルディ国立音楽院へ留学、スカラ座の給費研修生としてソリストコースで研鑚を積みディプロマを取得。 ヴェルディ「オベルト」のリッカルド役で日本人テノールとして初めてスカラ座に26歳の若さで主役デビューを飾る。 続いてR・シュトラウス「薔薇の騎士」のテノール歌手役、ゼッフィレッリ演出プッチーニ「ラ・ボエーム」のロドルフォ役、ヴェルディ「2人のフォスカリ」のヤコポ・フォスカリ役と立て続けにスカラ座に主役で出演、特に「2人のフォスカリ」はリッカルド・ムーティに抜擢され出演し成功を収める。 2003/4年シーズンにはムーティ指揮ロッシーニ「モーゼとファラオ(仏語)」のアメノフィス役でスカラ座オープニング公演を飾る。 そのほかベルガモのドニゼッティ歌劇場とスカラ座でドニゼッティ「パリ伯爵、ウーゴ」のタイトルロール、ヴェネツィアのフェニーチェ座と朝日新聞主催同劇場引越公演でマスネー「真珠採り(仏語)」のナディール役、同役でミュンヘン・ガスタイクホールにてマルチェッロ・ヴィオッティ指揮ミュンヘン放送管弦楽団とも共演。 パルマ・レージョ劇場ではベルリオーズ「ファウストの劫罰(仏語)」のファウスト役、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場でヴェルディ「ナブッコ」のイズマエーレ役、アンコーナのミュゼ歌劇場で「ラ・ボエーム」のロドルフォ役に出演し「L’opera」誌などで絶賛される。 モデナ歌劇場ではミレッラ・フレーニデビュー50周年記念コンサートに招聘され出演。イタリア国内のみならずトロント・カナディアンオペラカンパニーやボストン・リリックオペラなどではドニゼッティ「ランメルモールのルチア」のエドガルド役で成功を収める。 ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバル公演では「ランスへの旅」にリーベンスコフ役で出演、同役をフランクフルト歌劇場でも16公演出演し大成功を収める。 A・ゼッダに認められトーディ夏の音楽祭でロッシーニ「スターバト・マーテル」を歌い絶賛される。 「セヴィリアの理髪師」はこれまでスカラ座、ヴェローナのフィラルモニコ歌劇場、スポレート、インペリア、マントヴァなどのイタリア国内歌劇場ほかデトロイトのミシガン・オペラなどに多数出演している。 アジアでは香港で「アジア三大テノールの饗宴」や韓国大邱(テグ)のオペラ・フェスティバルで「ドン・パスクワーレ」に出演。2014年はドイツ、バート・アイプリンク音楽祭にブゾーニ「トゥーランドット」にカラフ役で出演、2015/16年と続けてミュンヘン・フュルステンフェルトブルック市立劇場でビゼー「真珠採り」にナディール役で出演し絶賛を浴びている。世界でも数少ない確かなベルカント発声の技術を持ち、特に高音域の豊かな響きは海外でも高い評価を受ける。 日本を代表するテノールとして世界の歌劇場で活躍を続けている。2016年7月1日、二期会Days[華麗なるイタリア・オペラの世界」に出演し、ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』エドガルドのアリア等を披露。ミラノ在住。二期会会員 
中島康晴(テノール歌手)公式ホームページ(2016年6月現在)

 
 
 
 
 
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