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佐々木 典子

ササキ ノリコ
ソプラノ
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気高い品格と情感に満ち、世界的巨匠からも絶賛される魅惑のディーヴァ

熊本県出身。武蔵野音楽大学卒業。ザルツブルグ モーツァルテウム芸術大学オペラ科卒業、ウィーン国立歌劇場オペラスタジオ を経て、6年間の長きにわたりウィーン国立歌劇場専属歌手として活躍(1986~91)。ウィーン国立歌劇場では『影なき女』『パルジファル』『イル・トロヴァトーレ』『フィガロの結婚』『リゴレット』『タンホイザー』『ヴェルテル』『ルサルカ』『死の都』『ルイザ・ミラー』『ボリス・ゴドノフ』『バラの騎士』『ファウスト』『アルジェのイタリア女』『ナクソス島のアリアドネ』『愛の妙薬』『アイーダ』『エレクトラ』等多数出演の他、ザルツブルク『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナとマトゥリーナ、ザルツブルグ宮廷歌劇場『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ、フォルクスオーパー『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナに出演。
シュタイン、ショルティ、アッバード、レヴァイン、シノーポリ、ノイマン、ロストロポーヴィッチ、アシュケナージ、プラッソン、マッケラス、ホルライザー、ボードなど著名な指揮者と共演し高い評価を得ている。86、89年ウィーン国立歌劇場日本公演、87、88年ザルツブルク音楽祭『モーゼとアロン』、89年『エレクトラ』、92年『影なき女』、89年日本公演ガラコンサート(C.アバド指揮)に出演。帰国後、99年、新国立劇場『こうもり』ロザリンデ、2000年二期会『魔笛』パミーナ、『真夏の夜の夢』ヘレナ、01年『こうもり』ロザリンデ、02年『フィガロの結婚』伯爵夫人、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファ、03年『ばらの騎士』元師夫人と大喝采を浴び、今や国内プロダクションの上演には主役として不可欠な存在として、その地位を確立。04年二期会・新国共催『鳴神』雲の絶間姫、宮本亜門演出『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、05年『椿姫』ヴィオレッタ、06年9月『フィガロの結婚』伯爵夫人など好評を博す。特にリヒャルト・シュトラウスのオペラでは、傑出した演奏が絶賛を浴び、06年『ダナエの愛』(日本初演、演奏会形式)、07年2月『ダフネ』(新制作・日本初演)のタイトル・ロールの表情豊かで瑞々しい演唱で聴衆を深く魅了した。08年びわ湖・神奈川県民『ばらの騎士』の元帥夫人で絶賛を博し、続く『ナクソス島のアリアドネ』プリマドンナ/アリアドネ、09年11月、東京二期会『カプリッチョ』(新制作)伯爵令嬢マドレーヌに主演し、聴衆を魅了した。2011年11月‐12月、日生劇場とびわ湖ホールにおいて『ドン・ジョヴァンニ』(ライン・ドイツ・オペラと東京二期会との共同制作)ドンナ・エルヴィーラ、2012年3月、ワーグナ-『タンホイザー』エリーザベト(びわ湖ホール及び神奈川県民ホール)に出演し高い評価を得、2013年7月・8月、東京二期会『ホフマン物語』ジュリエッタも大好評を博した。2015年『ダナエの愛』タイトルロール(舞台上演日本初演)は、格調の高い演唱に賞賛が集まった。
特にリヒャルト・シュトラウスの曲はライフワークとしており、作品に対する深い理解に基いた精緻でありながら艶やかなディクションの素晴らしさで群を抜き、内外でも比肩する者は少ない。
レコードは『マダム・バタフライ』『影なき女』『エレクトラ』その他現代曲を多数録音しており、2009年11月、ナミレコードよりCD「R.シュトラウス:歌曲集“至福のうた”」をリリースし高い評価を得ている。2012年3月の二期会ゴールデンコンサートでもオール・リヒャルト・シュトラウス・プログラムで歌曲リサイタルを開催。90年熊本市女性賞授与。2000年第2回ホテルオークラ音楽賞受賞。2014年度 東燃ゼネラル音楽賞 (旧:エクソンモービル音楽賞)洋楽部門本賞。 東京藝術大学教授。二期会会員

(2014年7月現在)

 
 
 
 
 
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