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2008年11月 アーカイブ

2008年11月27日 10:09

幸田浩子リサイタル、NHK-BS2「クラシック倶楽部」(12/3)で再放送!

去る4月18日紀尾井ホールにて開催された、五島記念文化賞オペラ新人賞研修帰国記念「幸田浩子リサイタル」の模様がNHK-BS「クラシック倶楽部」で12月3日に再放送されます。

同リサイタルでは、N響コンサートマスターの篠崎史紀氏率いるN響メンバー、及び編曲も兼ね好サポートで支えて下さったピアノの山田武彦氏という豪華ゲストとともに、彼女が最も愛するモーツァルトとR.シュトラウスの作品を披露しました。

kouda_recitalphoto.JPG Photo by 三好英輔

モーツァルトのコンサート・アリア「神よ、あなたにお伝えできれば」では、超絶技巧を極めた難曲であるにもかかわらず終始優美さを損なうことなく聴かせ、R.シュトラウスの「あした!」では、甘美なメロディーを篠崎氏のヴァイオリンと綾を織るピアニッシモで聴衆を堪能させました。

この演奏会の模様は5〜6月にNHK-BS「クラシック倶楽部」及び9月にはNHK-FMラジオでも放送されています。

◆◆◆放送予定◆◆◆
【NHK-BS2】「クラシック倶楽部」(再)
   12月3日(水) 10:55〜11:50

クラシック倶楽部 -幸田浩子 ソプラノ・リサイタル- –NHK番組表
BSクラシックナビゲーション–NHK
※放送日時は局の都合で予告無く変更になる場合がございますので、あしからずご了承ください。

===過去放送分===
【NHK-BShi】「ハイビジョン・クラシック倶楽部」
   5月27日(火)  6:00〜 6:55 
   6月 3日(火) 13:00〜13:55 [再]

【NHK-BS2】「クラシック倶楽部」
   6月26日(木) 10:55〜11:50

【NHK-FM】「サンデークラシックワイド」
   9月28日(日) 14:00〜18:55
   (リサイタルの放送時間は夕方の5時前から6時までの予定)



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2008年11月21日 15:32

『マクロプロス家の事』開幕

ヤナーチェクの響き、と聞くと、俄かには感覚が遠いかも知れませんが、大変印象深く、独特の透明感のある音の世界が魅力です。生粋のウィーンっ子で、世界中から注目される颯爽とした指揮者・アルミンクが、そのキャリアの早い時期から縁のあったヤナーチェク・フィルの経験を生かし、オペラ『マクロプロス家の事』が開幕しました。
氏が音楽監督を務める新日本フィルハーモニー交響楽団のサウンドは素晴らしく、日本ではなじみの薄い『マクロプロス』をピットから支え、そして歌手は楽曲の難しさもさることながらチェコ語という高いハードルを超えるためにこの数ヶ月の稽古を経て、非常に勢いのある舞台となりました。

演出は日生劇場をはじめ、二期会等でもさまざまな公演を通して、安定した舞台と評価が高い鈴木敬介。幕が開くと、そこには、死ぬことができない337年という歳月を生きてきたエミリア・マルティという美しくも摩訶不思議な魅力をたたえた一人の女の物語が始まります。

337年間、いくつもの名前を持ち、世代を超えて男を愛し、愛した男たちが老いていく様を眺めつつ、美しいまま生きてきたオペラ歌手エミリア・マルティを、小山由美が圧倒的な存在感で演じました。蠱惑(こわく)的ともいえる深い声の響きに引き寄せられます。そしてオペラの舞台裏の情景、劇場を支える裏方たちの存在が、この作品の味わいを増します。ユーモアを交えて心優しい道具係を演じる志村文彦、華やかな世界を生きるエミリアに対し、また彼女に次々と言い寄る愛人たちに対し、出番は少ないながら絶妙な間合いで笑いを誘い、人物像を際立たせる掃除婦役の三橋千鶴らがしっかり脇を固めています。

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20・24日組「エミリア・マルティ」小山由美(撮影:鍔山英次/写真提供:日生劇場)

経験豊かな主なキャスト陣は言うまでもなく、美しいクリスタ役にも林美智子といった贅沢な顔ぶれ、そしてグレゴルにはヨーロッパ、アメリカの歌劇場で活躍するテノール、ロベルト・キュンツリーが客演。アルミンクに率いられた新日本フィルハーモニーが奏でる繊細な響きは、一瞬としてとどまることのない時間に対する普遍的な意味での愛惜であるといえるかも知れません。

22日(土)は、蔵野蘭子、大間知覚、高橋淳、長谷川忍らが出演します。

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22日組「エミリア・マルティ」蔵野蘭子(撮影:三枝近志/写真提供:日生劇場)


『マクロプロス家の事』公演詳細ページ
−東京二期会
『マクロプロス家の事』公演詳細ページ −日生劇場

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2008年11月20日 19:43

『マクロプロス家の事』クラシック・ニュースに紹介記事

日生劇場開場45周年記念/東京二期会オペラ劇場2008年11月公演『マクロプロス家の事』の紹介記事がクラシック・ニュースに掲載されました。
記事中には関連・参考情報の他、ゲネプロの舞台写真も掲載されております。
どうぞご覧ください。

日生劇場開場45周年記念 ヤナーチェク:オペラ『マクロプロス家の事(こと)』公演まじか!−クラシック・ニュース(2008年11月19日)

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2008年11月19日 10:25

『マクロプロス家の事』いよいよ明日初日!

日生劇場開場45周年記念/東京二期会オペラ劇場2008年11月公演 L.ヤナーチェク『マクロプロス家の事』の公演が迫りました。
当日の公演タイムテーブルと当日券販売予定を次の通りご案内いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。


11月20日(木)
11月22日(土)
11月24日(月・祝)
販売予定券種
S,A
予定販売数終了
予定販売数終了
ピロティ開場
18:15
13:15
13:15
客席開場
18:30
13:30
13:30
開演
19:00
14:00
14:00
第1幕
約40分
休憩予定時刻
19:40~20:00
14:40~15:00
14:40~15:00
第2幕
約30分
休憩予定時刻
20:30~20:50
15:30~15:50
15:30~15:50
第3幕
約30分
終演予定
21:20
16:20
16:20

※公演当日は劇場窓口のみにて10:00より発売いたします。また、販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

『マクロプロス家の事』公演詳細ページ −東京二期会
『マクロプロス家の事』公演詳細ページ −日生劇場

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2008年11月10日 14:43

歌手の声質 ー オペラの制作現場からNo.19

  しばらく「オペラの制作現場から」のテーマでのブログ投稿を怠っていました。また、少しづつ書き続けていきたいと思います。最初にもお書きしたように、このシリーズの主旨はオペラの舞台の表・裏で進むいろいろなトピックスを、折に触れてご紹介するというものですが、さぼっている間にもオペラ制作はずっと進行しており、今は、日生劇場開場45周年記念公演『マクロスロス家の事』の立ち稽古が佳境を迎えています。

 今日の話題は「歌手の声質」、すなわちソプラノ、メゾソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バスという大きな意味での声質に加え更に踏み込んだ分類について触れたいと思います。オペラの演目で要求される声は、その役柄に応じた声質が要求され、強さによる区分け、歌唱テクニックによる分類などが加わります。レッジェーロ、リリコレッジェーロ、リリコ、リリコスピント、スピント、ドラマティコなどという一連の区分けや、声の強さばかりでなく、スーブレット、コロラトゥーラなど声の性格で区別することもあります。

 スーブレットはフランス語で「お手伝い」や「利口で抜け目のない小娘」といった意味を持つように、充実した明るい中音域を持つレッジェーロやリリコレッジェーロの声で、生き生きと歌うことが要求されます。一方、コロラトゥーラは早い修飾を持ったパッセージを高度な技術で歌いこなすことが要求されます。一般に超高音での装飾唱法が多いのですが、アジリタといわれる唱法では超高音に限らず、ロッシーニのオペラに多い短い音符で書かれたパッセージを正確に歌うことも広い意味でのコロラトゥーラの技法です。

 スーブレットとは古いフランス語で「小間使い」や「はすっぱできびきびして、ずるい企みなどをする小娘」を表していることばで、『ドン・ジョヴァンニ』のツェルリーナ、『コジ・ファン・トゥッテ』のデスピーナなどがそれに当たります。コロラトゥーラとは装飾音のついた高音の早いパッセージなどを歌いこなすことが要求され、『魔笛』の夜の女王、『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタなどが典型的な役柄です。

 テノールやバリトンにも同じような分類がありますが、ヘルデンとよばれる極めて強い声が要求されるオペラがあり、ワーグナー、ヴェルディ、R.シュトラウスなどのオペラにその役が出てきます。ヘルデンとは英雄的という意味で、『トリスタンとイゾルデ』や『オテッロ』などで要求される声質です。

 日本人歌手はその特性としてレッジェーロやリリコレッジェーロ、つまり明るく軽い声が多かったと長い間言われてきました。しかし最近は、強い声を得意とする人も多くなり、リリコや、さらにはヴェルディやワーグナーのオペラで要求されるスピントでも、かなり充実した陣容が揃うようになりました。これは戦後の栄養状態,特に蛋白質の摂取状態の好転によって体格のいい子供たちが多くなったように、声帯も強い声を出す力が備わってきたとともいわれますが、それだけではなく、多くの歌手たちが比較的簡単にヨーロッパに留学するようになり、そこでしっかりしたメソッドでテクニックを身につけることができるのようになったのも、大きな変化ではないでしょうか。

 一人一人の声を聴きながら、以上のような声の特徴を知った上で役柄を考えるのはプロデューサーや芸術監督の重要な役目です。しかし選ぶ人の主観によって各出演者間の声のバランスやアンサンブルを考えていくわけで、なぜこの役をこの声で?と考えてみるのも、オペラ鑑賞の楽しみの一つだと思います。(常務理事 中山欽吾)


 
 

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2008年11月10日 12:27

公演迫る『マクロプロス家の事』クラシックニュースにキャストインタビュー掲載

20世紀のオペラを代表する作曲家ヤナーチェクの傑作『マクロプロス家の事』の上演(11月20・22・24日=日生劇場)が近づいて参りました。

年齢不詳で美貌のオペラ歌手エミリア・マルティと彼女をとりまく人々とのドラマがまるでミステリーのように展開してゆく。
百年も続くグレゴル対プルスの遺産相続に関する訴訟の最終公判日。訴訟はピストル自殺した父グレゴルからその息子アルベルトへと引き継がれている。そのアルベルト・グレゴルの前に突然現れたエミリア・マルティ。
第3幕で解き明かされる謎。彼女の本名はクレタ島出身のエリナ・マクロプロス。皇帝ルドルフの命で不老不死の薬を作った父の実験台となって、当時16歳だったエリナは今では337歳。その数奇な運命とは・・・。

ウィーン国立歌劇場などでも活躍するパンテリス・デシラスの舞台装置も楽しみだ。

この出演を機にオペラの舞台となったチェコを訪れたという蔵野蘭子と大間知覚(おおまちさとる)のインタビューが「インタビュー@クラシック」に掲載され、動画でご覧頂けます。

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ヤナーチェク:オペラ「マクロプロス家の事(こと)」の公演に向けて燃焼!ソプラノ:蔵野蘭子、テノール:大間知覚!−クラシックニュース
蔵野蘭子&大間知覚 インタビュー(動画)−インタビュー@クラシック

日生劇場開場45周年記念特別公演・東京二期会オペラ劇場
レオシュ・ヤナーチェク『マクロプロス家の事』
公演詳細−東京二期会
公演詳細−日生劇場

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2008年11月07日 11:24

幸田浩子、エクソンモービル音楽賞の授賞式(贈呈式)にて

2008年度「エクソンモービル音楽賞」(第38回)、並びに「エクソンモービル児童文化賞」(第43回) の贈呈式と披露演奏が2008年10月21日、紀尾井ホールで行われました。
既報の通り「音楽賞洋楽部門奨励賞」を受賞したソプラノ幸田浩子も出席し、500人以上の来賓の見守る中、それぞれトロフィーと副賞賞金、及び目録が受賞者に贈られました。

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紀尾井ホール舞台にて
左から、音楽賞洋楽部門本賞受賞=ゲルハルト・ボッセ氏、音楽賞洋楽部門奨励賞受賞=幸田浩子、音楽賞邦楽部門受賞=今藤政太郎氏、児童文化賞受賞=今江祥智氏、エクソンモービル有限会社取締役・東燃ゼネラル石油株式会社代表取締役社長=鈴木一夫氏

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授賞式において演奏を披露する 幸田浩子

幸田浩子、2008年度エクソンモービル音楽賞奨励賞受賞 − オペラの散歩道〜二期会blog 2008年8月6日
2008年度エクソンモービル児童文化賞・音楽賞 受賞者決定のお知らせ − エクソンモービル・ジャパングループ

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2008年11月05日 18:46

『声楽家のアトリエ』バス&バリトンの世界 10月15日 紀尾井ホール
色彩豊かな〈声〉の力で聴衆の心を掴んだ一夜! ほか

☆コンサートレビュー
日経新聞と新日鐵文化財団の共催でロングランを続けてきたシリーズ「歌」〜こころ響き合うとき。
12回目を迎えた今年は、「色彩豊かな声の魅力をもっと知ってほしい」とバスとバリトンの世界に思いっきりスポットライトを当て、オペラの中から選りすぐりの聴きどころと重唱の数々を、字幕付で上演。それぞれ音色の違う歌手たちの集中力の途切れない気迫のこもった演奏は、パレットの上で混ざり合うカラフルな絵の具さながら、琴線に触れるドラマティックな演奏の数々が聴く者の想像力をかきたて、客席は最後まで熱い熱気に包まれました。

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写真=左から与那城 敬、斉木健詞、佐藤泰弘、多田羅迪夫(写真提供=新日鐵文化財団)

平均身長180センチ以上の旬の実力派、与那城 敬、斉木健詞、佐藤泰弘がそれぞれ当たり役を競いました。与那城 敬が歌う『トロヴァトーレ』ルーナ伯爵の情熱に満ちた優美なアリア、斉木健詞の溌剌とした『フィガロの結婚』のフィガロ、佐藤泰弘の超低音の魅力で聴かせる『魔笛』のザラストロなど、珠玉の歌声が続きました。案内役として要所要所にトークも行った多田羅迪夫は『オテロ』‘ヤーゴの信条’で人間の心の底に潜む複雑な感情を描出。そして重唱の場面では透明感のある美声の吉原圭子が『リゴレット』のジルダや『愛の妙薬』のアディーナ、華麗な演唱でファンを魅力する腰越満美の『椿姫』ヴィオレッタや『ドン・ジョヴァンニ』エルヴィーラ等を歌い、極上のアンサンブルを聴かせ、生の声の素晴らしさとオペラの世界の広がりある魅力を深く堪能させる一夜となりました。今後もこうした優れた新企画が各地で開催されることを期待したい。
ピアノは山田武彦さん。

koshigoe_yonashiro.JPG 『シモン・ボッカネグラ』から腰越満美、与那城 敬(写真提供=新日鐵文化財団)

●楽屋での全員の写真などが多田羅迪夫のブログでご覧頂けます。
 →オペラ歌手 多田羅迪夫 紹介ブログ
●斉木健詞の最新情報がファンサイトでご覧頂けます。
 →斉木健詞ファンクラブ 公式サイト


☆放送予定
「声楽家のアトリエ」で聴衆を魅了した斉木健詞が出演しました、2007年12月新国立劇場公演『カルメン』がNHK-BS2で放送されます。こちらもどうぞご覧ください。
 NHK-BS2【クラシックロイヤルシート】
 新国立劇場2007年12月公演『カルメン』
 放送日時=2008年11月17日(月)深夜00:40〜04:00
この公演は、スニガ役の斉木健詞の他、ミカエラ・大村博美、モラレス・星野 淳、ダンカイロ・今尾 滋、フラスキータ・平井香織、メルセデス・山下牧子の二期会アーティストが出演。

詳細→クラシックロイヤルシート - NHK-BS2


☆出演予定
「声楽家のアトリエ」に斉木らと共演し、華麗な歌声を聴かせた腰越満美。今後の出演情報です。

●今をときめく美しきディーヴァ! 腰越満美 リサイタル
 マイ・フェイヴァリット・ソング 〜懐かしの映画音楽からミュージカルまで〜

 2008年11月25日(火) 19:00 会場:東京文化会館 小ホール
 追憶、ムーン・リヴァー、シルェブールの雨傘、美女と野獣、スウィンク・オブ・ミー、
 アルゼンチンよ泣かないで、キャバレー 他
 問い合わせ先 MIN−ONチケットセンター:03-3226-9999
 コンサート詳細→腰越満美マイ・フェイヴァリット・ソング民主音楽協会|公演案内

●腰越満美は日本オペラ協会創立50周年記念『天守物語』の天守夫人(富姫)にも客演する予定です。
 2009年2月20日(金)19:00 会場:Bunkamuraオーチャードホール

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2008年11月04日 17:10

『トゥーランドット』記者発表開催さる

turandot_kishakaikenn1.JPG 
 びわ湖ホール、神奈川県民ホールと当財団との共催オペラ『トゥーランドット』がいよいよ来春に迫り、この10月28日と29日、それぞれの開催地で記者発表が行われました。

 今年2月および3月に公演が行われた、三者による共同制作第1回目の『ばらの騎士』は、演出家ホモキ氏の見事なドラマ作りが、音楽監督の沼尻氏による大阪センチュリー響(びわ湖)と神奈川フィル(同県民ホール)の名演と相まって、観客に深い感動を与えました。

 そして来年度の『トゥーランドット』は、文化庁による芸術創造活動重点支援事業(舞台芸術共同制作公演)に指定され、日本オペラ連盟も参加した一歩踏み込んだ取り組みとなります。

 さて、神奈川県民ホール側の発表会は銀座並木通りの三笠会館、びわ湖ホール側は大津の同ホール講義室において、出席を頂いた関係各記者に説明が行われました。出席者は本プロジェクトの指揮者を務めるびわ湖ホールの沼尻芸術監督、同ホールの井上館長、一柳神奈川県民ホール芸術総監督、演出の粟国淳氏、共催の日本オペラ連盟から草壁常務理事、そして二期会側からは栗林理事長が海外出張中のため小職がその役を務めさせていただきました。

 出演者では、東京でカラフ役の福井敬、トゥーランドット姫役の横山惠子、びわ湖ではトゥーランドット姫役の並河寿美が出席して華を添えました。

 本公演の指揮をとる沼尻氏は、「びわ湖ホールにおける公演は、これまで20世紀のドイツ系オペラの傑作を中心に上演してきたが、今回はイタリア系の20世紀オペラを取り上げることになった。このオペラは『サロメ』より今に近い時代に作曲されていて、ステージとピットが一体となってドラマが進行する面白さがあります。」と述べる一方、演出家の粟国氏によれば、『プッチーニがこのオペラを作った1926年には、フリッツ・ラング監督が『メトロポリス』という映画を作っているなど、時代にエンターテインメントとしての新しいテンポ感が出てきたことを作曲家自身も意識していたと思われ、オペラ作りも今までとは違うという思いがあったのではないか。だから、リューの死以後の作曲ができなかったのは、作曲家の死までの時間を考えると今までとは違う凄いグランドオペラを考えて筆が止まったのではないかとの解釈もあり得る。」と述べ、作品への期待はいやが上にも高まってきていることを強調しました。(財団常務理事 中山欽吾)


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2008年11月04日 10:42

林美智子 メゾ・ソプラノ リサイタル、NHKハイビジョンで再放送!

昨年6月に紀尾井ホールで開催されたメゾ・ソプラノ林美智子のリサイタルの模様が再放送(2007年8月にNHK-BSハイビジョンで放送されたもの)されます。
前半は日本の歌を、そして後半には得意とするオペラ・アリアを披露し、現在の充実ぶりを存分に発揮致しております。
中でも武満徹の5つの歌曲が圧巻で、殊に「死んだ男の残したものは」は聴く者の胸を打つ感動の1曲です。

【番組名】
 ハイビジョン クラシック倶楽部(NHK-BShi)
【放送日時】
 11月11日(火) 6:00~6:55
 11月18日(火) 13:00〜13:55

※曲の都合で予定は変更されることもありますので、予めご了承ください。

kioi_recital.jpg
林美智子(Ms)、河原忠之(Pf) 写真提供:紀尾井ホール

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