TOKYO niki kai OPERA FOUNDATION

福井 敬 テノール

 

国立音楽大学声楽科卒業。同大学院修了。二期会オペラスタジオ修了。修了時に川崎静子賞。文化庁オペラ研修所修了。 90年、94年文化庁派遣芸術家在外研修員等によりイタリアに留学。

平野忠彦、伯田好史、布施隆治、V .ボッローニ、G.オンニベーネの諸氏に師事。

第 20回イタリア声楽コンコルソでミラノ大賞(第1位)。第20回ジロー・オペラ賞新人賞。第4回五島記念文化賞オペラ新人賞。第44回芸術選奨文部大臣賞新人賞。第25回ジロー・オペラ賞。第9回出光音楽賞。第33回エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞などを受賞。

92年二期会創立40周年記念『ラ・ボエーム』のロドルフォで二期会オペラデビュー以後、92年『こうもり』のアルフレード、93年『シモン・ボッカネグラ』のガブリエーレ、95年『外套』のルイージ、96年『カルメン』のドン・ホセ役と数々の二期会オペラに主演。特に、96年の二期会公演『魔笛』タミーノ、『こうもり』アルフレードの演唱に対し第25回ジロー・オペラ賞を受賞した。

また、 Bunkamuraオペラ劇場における95~97年『マダム・バタフライ』ピンカートンの3年連続の好演に続き

99~2001年『トゥーランドット』カラフは最高の当たり役と高い評価を受けた。

新国立劇場では、 97年開場記念公演『ローエングリン』でタイトルロールに始まり、『アラベッラ』マッテオ、『蝶々夫人』ピンカートン、『トスカ』カヴァラドッシ、『罪と罰』(初演)ロージャを好演。

びわ湖ホールプロデュースオペラでは、 99年『ドン・カルロ』タイトルロール、『群盗』カルロ、2000年『ジョヴァンナ・ダルコ』カルロ7世、2001年『エルナーニ』タイトルロールなど大役を次々と演じて常に絶賛されている。

そして、東京フィル・オペラ・コンチェルタンテ・シリーズにおいては、 2001年ツェムリンスキー『王女様の誕生日』の小人、2002年ブゾーニ『ファウスト博士』のメフィストフェレス、同年11月『イドメネオ』のタイトルロールと続けて主演。

最近では、 2001-2003年二期会創立50周年記念公演シリーズの『こうもり』アイゼンシュタイン役で新境地を開き、『ホフマン物語』タイトルロール、ベルギー王立モネ劇場提携『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ヴァルター、『カルメン』ドン・ホセに相次いで主演していずれも大喝采を浴びるなど、オペラ界において非常に重要な存在となっている。03年11月日生劇場開場40周年記念公演/二期会共催『ルル』(全3幕ツェルハ補筆完成版=日本初演)にアルヴァ役で出演の後、04年2月二期会公演『エジプトのヘレナ』メネラス役に出演。06年2月二期会オペラ・デビューを果たした同『ラ・ボエーム』のロドルフォ役、7月には『蝶々夫人』のピンカートン役で出演し、円熟味がいっそう加わった歌唱と演技で大絶賛を博した。さらにH・アール・カオス主宰の大島早紀子による演出・振付で注目を集めた2007年2月東京二期会『ダフネ』ではアポロ役を圧倒的な存在感で演じ切ったことは記憶に新しい。来たる9月には東京二期会『仮面舞踏会』リッカルド役での出演が決まっている。

コンサートにおいても、ベートーヴェン「第九」「ミサ・ソレムニス」、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「四季」、モーツァルト「レクイエム」「戴冠ミサ」、オネゲル「火刑台上のジャンヌ・ダルク」、マーラー「大地の歌」「千人の交響曲」、ストラヴィンスキー「エディプス王」等、主要オーケストラのソリストとして活躍。また、意欲的なプログラムで 2003年にスタートした彩の国さいたま芸術劇場におけるリサイタル公演をはじめとして、積極的なリサイタル活動も展開。06、07年1月にはNHKニューイヤーオペラコンサートに出演した。

これらの業績努力、存在感の確かさに対して、第 33回エクソンモービル音楽賞洋楽部門受賞を受賞。群を抜く誠実な音楽性と表現力豊かな歌唱で現在最も注目されているテノールである。

松本隆・日本語訳「美しき水車小屋の娘」を avex ioより、また06年12月には二期会21=ディスク・クラシカの共同プロジェクトとして初のソロアルバム「君を愛す」をリリースしている。

二期会会員

 

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