東京藝術大学卒業後、渡米。ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院、インディアナ大学ジェイコブズ音楽院にて学ぶ傍ら、『愛の妙薬』ドゥルカマーラ、『セビリアの理髪師』バジリオにて出演の他、アスペン音楽祭に参加。その後フィレンツェでも研鑽を積む。
東京二期会にガブリエーレ・フェッロ指揮、デイヴィッド・マクヴィカー演出の『ドン・カルロ』宗教裁判長でデビュー後、ペーター・コンヴィチュニー演出の『魔弾の射手』カスパール、『後宮からの逃走』オスミン、セヴァスティアン・ヴァイグレ指揮『パルジファル』グルネマンツ、日生劇場『アイナダマール』トリパルディ、グランドオペラ共同制作『カルメン』ダンカイロ、バッハ・コレギウム・ジャパン『リナルド』アルガンテ、横須賀芸術劇場『カーリュー・リヴァー』修道院長等に出演。さらに、2021年にはリッカルド・ムーティ introduces 若い音楽家による『マクベス』でも好評を博す。
コンサートでは、モーツァルト/フォーレ「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」、バッハ「マニフィカト」「ロ短調ミサ曲」「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」、ベートーヴェン「第九」「ミサ・ソレムニス」等のソリストとしても活躍、バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバーの中核を担う等宗教音楽の分野にも力を入れている。
深くノーブルな響きで幅広いレパートリーを擁する歌手と高い評価を得ている。
静岡県袋井市出身。二期会会員
(2025年6月)
|