2008年05月09日 17:31

「原語上演」  オペラの制作現場からーその11

 オペラを作ると言っても大変な時間と手数がかかります。今回はその歌詞についてお話ししましょう。歌手達は出演が決まればそのプロダクションで指定されている楽譜の譜読みから始め、やがてコレペティトゥアによる音楽稽古に続いて、複数の出演者達によるアンサンブル音楽稽古まで済ませた時点で立ち稽古に移ります。この段階で音楽と歌詞が頭に入っていることが要求されます。

 昔の二期会公演だと日本語訳詞上演が普通でしたから、自分の歌う歌詞も、相手役の歌っている内容も分かりましたが、1986年頃から字幕付き原語上演が増えて行くにつれて、原語指導が必要となってきました。オペラ歌手を目指す人たちにとっては、イタリア語、ドイツ語は上演頻度が高いためにある程度基礎的な素養が付いてきますし、特定の国のオペラを歌うために平素からその国の言葉を勉強している歌手もいます。しかし、それ以外は公演の都度覚えて歌わなければなりません。オペラがドラマである以上相手役の歌っている内容を理解しなければ、その歌に対する自分の反応を返すことはできませんから、何語で歌うにせよドラマの内容理解を深めることは演技を深めていく前提となるわけです。

 今年度に予定している二期会オペラをみると、『ナクソス島のアリアドネ』はドイツ語、『エフゲニー・オネーギン』はロシヤ語、日生劇場共催公演『マクロプロスの事』はチェコ語、『ラ・トラヴィアータ』はイタリア語と4本全て使用言語が異なるという大変なことになっています。勿論専門家による原語指導をつけますが、単なる会話と歌う場合のイントネーションや発音の強調などは異なるので、人選は誰でもネイティブであれば良いとは言えないのが苦労するところです。譜読みの前に歌詞の発音とその意味の理解をコーチについて行い、音楽稽古の段階で歌い回し(ディクション)を修正して、初めて立ち稽古に臨みます。

 一人で演奏するのと違い、大勢の出演者達のレベルを合わせ有機的な結びつきを強めることで、初めて素晴らしい舞台が出来上がることを思えば、この「仕込み」ともいえる事前の準備が、公演の質を高めるために不可欠のステップだとお分かり頂けると思います。(常務理事 中山欽吾)

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2008年05月02日 12:14

大村博美 & 甲斐栄次郎 演奏会 NHK BS2クラシック倶楽部で再放送されます

昨年10月にNHK-BSハイビジョンクラシック倶楽部で放送された「大村博美&甲斐栄次郎 演奏会」(収録:2007年8月11日・トッパンホール)が、5月6日(火)NHK-BS2で再放送されます。
国際的に活躍する旬の歌声を再びお楽しみください。

NHK-BS2
『クラシック倶楽部』大村博美 & 甲斐栄次郎 演奏会(Bモード・ステレオ)

放送日時:2008年 5月6日(火) 10:55~11:50
放送予定曲:
 1. 歌劇「フィガロの結婚」 から “もう飛ぶまいぞ、この蝶々” ( モーツァルト作曲 )
                           バリトン: 甲斐 栄次郎
 2. 歌劇「フィガロの結婚」 から “愛の神よ、照覧あれ” ( モーツァルト作曲 )
                           ソプラノ: 大村 博美
 3. 歌劇「ラ・ファヴォリータ」 から“レオノーラよ、わたしの愛を受けてくれ” ( ドニゼッティ作曲 )
                           バリトン: 甲斐 栄次郎
 4. 歌劇「ドン・カルロ」 から “ロドリーゴの死、終わりの日は来た” ( ヴェルディ作曲 )
                           バリトン: 甲斐 栄次郎
 5. 歌劇「ドン・カルロ」 から “世のむなしさを知る神” ( ヴェルディ作曲 )
                           ソプラノ: 大村 博美
 6. 歌劇「道化師」 から“ネッダ! シルヴィオ、こんな時間に軽率よ” (レオンカヴァルロ作曲 )
             バリトン: 甲斐 栄次郎 ソプラノ: 大村 博美
 7. 「平城山」 ( 平井廉三郎 作曲 /北見志保子 作詞 )
                           バリトン: 甲斐 栄次郎
 8. 歌劇「蝶々夫人」 から “かわいい坊や” ( プッチーニ作曲 )
                           ソプラノ: 大村 博美

二期会ブログ内関連記事
 2007年10月1日:
 NHKハイビジョンにて大村博美と甲斐栄次郎のジョイント・コンサートが放送されます【放送予定曲情報追加】

大村博美 & 甲斐栄次郎 演奏会BS2クラシック倶楽部-NHKオンライン

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2008年05月01日 10:10

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン開催記念
樋口裕一サロンコンサート〜シューベルトとウィーン〜

『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008』のクラシックアンバサダーで“頭のよくなるクラシック入門”(幻冬舎)の著者、樋口裕一さんによるサロンコンサートにソプラノ会員の飯田みち代が出演。シューベルトの歌曲を中心にモーツァルト、ベートーヴェン、R.シュトラウスなどウィーンに縁のある作曲家の歌曲を披露しました。
スタインウェイ・ジャパンの“Young Virtuoso Series”で活躍中の実力派ピアニスト、新居由佳梨さんとの演奏にラ・フォル・ジュルネの雰囲気を満喫されたお客様から大きな拍手がおくられました。
2008_04palace.jpg
写真 前列左2番目から順に飯田みち代、樋口裕一さん、新居由佳梨さん
2008年4月29日(火)13時30分開演 パレスホテル ローズルーム(2F)にて
出演者:飯田みち代、樋口裕一、新居由佳梨、プリマベーラ五重奏


※樋口裕一氏が二期会Weekに出演!※
2008年6月9日(月)からサントリーホールで開催される
「二期会Week in サントリーホール」〜愉しみの刻〜
第4夜「オペラ嫌いに襲いかかるめくるめくオペラの愉しみ」
に樋口裕一氏が出演いたします。

漫画家さそうあきら氏とのトークと二期会新進歌手の歌唱は必聴です!!
是非ご来場ください!

コンサート詳細
二期会Week in サントリーホール〜愉しみの刻〜 - 二期会21東京二期会

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2008年04月30日 13:30

5月2日〜6日開催
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008
二期会アーティスト出演情報

『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008 〜シューベルトとウィーン〜』が、
東京国際フォーラムで5月2日(金)〜6日(火・祝)の間、また関連イベントが丸の内周辺エリアで4月29日(火・祝)〜5月6日(火・祝)にわたって開催されます。このうち東京国際フォーラムだけでも約400の公演が上演されるという一大クラシックイベントです。
この中から、「二期会アーティスト」の出演する情報をご案内致します。
ゴールデンウィークは是非、東京国際フォーラムにお出かけください!!

『1821年11月18日のコンサートのプログラム』
日時:5月2日(金) 22:30〜23:30 【Hall C】公演番号146
チケット:(指定席)S席:3,000円、A席:2,000円
予定プログラム:・シューベルト:序曲 ホ短調 D648
・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92
・モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より フィナーレの六重唱
出演:2008_05masuda.jpg
ドンナ・アンナ
増田のり子(ソプラノ)
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ドンナ・エルヴィーラ
渡海千津子(ソプラノ)
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ツェルリーナ
大西ゆか(ソプラノ)
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ドン・オッターヴィオ
村上公太(テノール)
2008_05odagawa.jpg
レポレッロ
小田川哲也(バス)
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マゼット
福山 出(バス)
秋山和慶(指揮)
上海交響楽団
シューベルト:劇付随音楽『キプロスの女王ロザムンデ』作品26 D797
日時:5月5日(月・祝) 20:00-21:05【Hall C】公演番号447
5月6日(火・振) 16:30-17:35【Hall C】公演番号545
チケット:(指定席)S席:3,000円、A席:2,000円
出演:2008_05hayashi.jpg
林 美智子
(メゾ・ソプラノ)
ペーテル・チャバ(指揮)
フランス国立ロワール管弦楽団
晋友会合唱団

※イベント詳細、チケット情報は公式サイト↓をご覧ください。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008 公式サイト - 東京国際フォーラム

『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008』関連イベント
『エリアコンサート』
(東音企画関連ミニコンサートスケジュール)
※以下のステージはいずれも入場無料のコンサートです。

■5/3(土)
2008_05masuda.jpg14:00〜 新東京ビル
増田のり子(ソプラノ)
シューベルト/「岩の上の羊飼い」「ます」ほか
2008_05mori.jpg14:30〜 新丸ビル3Fアトリウム
森 美代子(ソプラノ)
R.シュトラウス/『ナクソス島のアリアドネ』より「偉大なる女王さま」ほか
2008_05masuda.jpg16:00〜 TOKIA
増田のり子(ソプラノ)
シューベルト/「岩の上の羊飼い」「ます」ほか
2008_05taniguchi.jpg16:00〜 新東京ビル
谷口睦美(メゾ・ソプラノ)
シューベルト/「魔王」ほか
2008_05ohara.jpg16:00〜 新丸ビル3Fアトリウム
小原啓楼(テノール)
レハール/オペレッタ『微笑みの国』より「君こそ我が心」ほか
■5/4(日)
2008_05ozawa.jpg14:00〜 新東京ビル
小沢祐美子(ソプラノ)
シューベルト/「アヴェ・マリア」ほか

☆その他関連イベント情報はこちらから 
丸の内イベント情報情報 - marunouchi.com

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2008年04月25日 17:16

「オペラと技術」 オペラの制作現場からーその10

 もう何年も前のことですが、筆者と同じエンジニア出身で、今は亡き大先輩S氏からご自分の関係する研究グループで、オペラにおける技術の進歩について話してくれとのご下命がありました。なぜオペラかとは思ったものの、氏は長いニューヨーク在住時代にMETでオペラにはまり、リタイヤ後は博覧強記のオペラ・ファンとして活躍されていただけに、筆者の知的好奇心をいたく刺激し、つい安請け合いをしてしまいました。

 引き受けたものの、実は何も分からず途方に暮れていたとき、ふと思いついたのが以前テレビで放映された、バロックオペラ劇場復元の物語でした。舞台機構は全て手動のロクロや滑車操作によるものですが、チェコの古都で行われたその舞台は、ローソクの明かりのなかで典雅に演奏された見事なものでした。早速録画を見直し、どこがポイントなのかを考えることから始め、その道のプロにも随分ご教示を頂いて、何とか約束を果たすことができました。

 S氏の意図は異業種から来た筆者の無知を知っていてわざと宿題を課したのかもしれませんが、取り上げたテーマは手動から電動への移行、音響、照明技術、特に光源の進歩、照明機器の進歩、映像投影方式と機器の進歩、セル原画からコンピュータアニメーションへの移行、広範なコンピュータの利用、など広い範囲に及び貴重な経験となりました。

 たまたまその時期に、偶然建築家になり立ての長男がさるオペラ劇場の建設現場で設計・建築監理に従事していました。最新鋭の舞台機構や照明装置や映像投射プロジェクターのことを教えて貰い、その技術の進歩に驚くばかりでしたが、彼から届いたメールには、こんなことも付け加えられていました。

「人間がロープを引くバトンが動き、レンズで集光されたろうそくの炎の揺らめきが照らす舞台の、圧倒的な人間の力、血の通った臨場感というものは、今日の劇場では薄れてしまっています。またデジタル制御に伴うシステムのブラックボックス化は、舞台という一回性の芸術において、時に致命的なトラブルを生んでしまうことがあります。バトンが不測の急停止を起こしても、どこかのインターロックが作動したのか、あるいは機械トラブルなのか、はたまた単純な入力ミスなのか直感的に把握できず、パニックに陥っている内に演出の一瞬のタイミングを逃してしまうような。高度なセンサーを備え臨機応変に判断ができる、無段変速機としての人体は、どんなに高度になったシステムに囲まれても、その中心にあることは変わりないですね。父の仕事の面白さが分かってきました。」(常務理事 中山欽吾)

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2008年04月25日 12:09

愛好家クラス 受講生追加募集について

このたび株式会社二期会21では、次の通り『愛好家クラス』受講生の追加募集を致しますので、奮ってご応募ください。

二期会・歌手基礎コース
愛好家クラス』2008年前期受講生追加募集

≪募集概要≫
1) 募集対象者
 ・オペラや声楽に興味を持つ方で実際に歌唱法などを学習したい方
 ・声楽を始めてみたい方、ライフワークとして取り組んでみたい方
 ・受講生同士で協調できる方
  上記について意欲のあるアマチュアの方ならば、年齢・経験の有無は問いません。
2) レッスン内容
 ・受講期間
  随時~2008年9月、最終日に発表会を予定
 ・レッスン日時
  (1)【水曜】昼コース…毎週水曜日・午後2時~5時(追加募集はありません)
  (2)【金曜】昼コース…毎週金曜日・午後2時~5時【今回追加募集をするコース】
  (3)【金曜】夜コース1部…毎週金曜日・午後5時30分~7時【今回追加募集をするコース】
  (4)【金曜】夜コース2部…毎週金曜日・午後7時15分~9時(追加募集はありません)
   上記(3)と(4)は相互に聴講できます(いずれのコースも週1回、祝日と指定日は休講)
 ・会場
  二期会会館(千駄ヶ谷)他
 ・レッスン曲目
  講師と面談の上、受講生の目的やレベルに応じた曲を決めます。
 ・レッスン方式
  グループレッスン方式
3) 指導
 高 丈二(代表)、宮崎義昭(主任)、大沼美惠子、菊地美奈、成田勝美、
 成田博之、前澤悦子、松尾健市、山口道子 他二期会会員
4) 受講料等
 登録料 10,500円(初回のみ) 受講料 84,000円
5) 特典
 受講期間中は二期会オペラ公演・コンサートのチケットの割引等が受けられます。

≪「2008年前期生」追加募集応募要領≫
1)募集期名称
 2008年前期
2)募集定員
 【金曜】昼コース…若干名
 【金曜】夜コース1部…若干名
 (いずれも先着順・定員になり次第締切)
 ※他の曜日・時間帯のコースでは募集を行いませんのでご了承ください。
3)申込方法
 申込用紙に必要事項を全て記入の上、FAX(03-3796-4710)または速達郵便にてお送りください。
4)受講手続
 申込者先着順で初回レッスン日のご連絡を致しますので、直接お越しください。
 初回レッスン時に受講手続き書類と受講料の納付用紙をお渡しします。
 案内に従いお手続きください。

募集要項(申込用紙)ダウンロード pdf形式愛好家クラスのご案内 - 株式会社二期会21
※ダウンロードされる募集要項(申込用紙)は、既に締め切らせていただいた通常募集のものですが、
 こちらを使ってご応募いただけます。

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2008年04月23日 18:50

大型連休は小さなお子さまとクラシックコンサートへどうぞ!!

「こどもの日」にお子さま連れで大人の方も楽しめるクラシックコンサートを楽しんでみては如何でしょう。

concert_for_kids.jpgソニー音楽芸術振興会によるConcert for KIDS〜3才からのクラシック〜は、未就学の小さなお子さまと一緒にご入場できる約1時間のコンサートです。
楽しいお話やリズム遊びなども交えながら、おとなの方にも楽しんでいただける演奏をお届けしている、大好評のコンサート・シリーズです。

こどもの日のコンサートには、二期会からも鵜木絵里(ソプラノ)、猪村浩之(テノール)、吉川健一(バリトン)が出演、弦楽カルテットや金管五重奏の皆さんとコラボレーションして『魔笛』や『誰も寝てはならぬ』そして『メリー・ウィドウ』など本格的かつ楽しい音楽をお届けします。
この機会にあなたも是非「KIDS」ファンになって下さい!!

<Concert for KIDS 〜3才からのクラシック〜>

■日時・会場
 5月5日(月・祝)11:00開演(10:30開場)/14:00開演(13:30開場)
 東京 ホテルニューオータニ「芙蓉の間」
 東京メトロ「永田町駅・赤坂見附駅・麹町駅」徒歩4分 
 JR・東京メトロ「四ツ谷駅」徒歩8分

■出演
 unoki_eri.jpg imura_hiroyuki.jpg yoshikawa_kenichi.jpg
 鵜木絵里 (ソプラノ)、猪村浩之(テノール)、吉川健一(バリトン)、
 長原幸太(ヴァイオリン)、千葉清加(ヴァイオリン)、鈴木康浩(ヴィオラ)、
 西谷牧人(チェロ)、金管五重奏団 BuzzFive、松川 儒(ピアノ)

■曲目
 オペラ「魔笛」より『私は鳥刺し』『パ・パ・パ・パ・パ』(モーツァルト)
 オペラ「トゥーランドット」より『誰も寝てはならぬ』(プッチーニ)
 オペレッタ「メリー・ウィドウ」より『メリー・ウィドウ・ワルツ』(レハール)
 トランペット吹きの休日(アンダーソン)
 きらきら星変奏曲(アダン)
 G線上のアリア(バッハ)
 「動物の謝肉祭」より 『象』(サン=サーンス)
 愛の喜び、愛の悲しみ(クライスラー)
 リベルタンゴ(ピアソラ)
 凱旋行進曲(ヴェルディ) 
   ※曲目は変更となる場合がございます。

■料金
 【ブロック指定・税込】おとな¥3,000 こども(3才〜小学生)¥1,500

■ご予約・お問合せ
 ホテルニューオータニ 03-3234-7777

コンサート情報の詳細はこちらから
SonyMusicFoundation
ホテルニューオータニ


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2008年04月21日 15:53

カウンター・テノール彌勒忠史 イタリア、スペインでの演奏会を終えて

カウンター・テノールの彌勒忠史(みろく ただし)が、3月17日のローマ/日本文化会館での公演を皮切りに2008年3月中旬から4月初めにかけて行われた、イタリア(ローマ、フェッラーラ)・スペイン(バレンシア、マヨルカ島)での演奏会ツアーを終えて帰国しました。

フェッラーラを除く3都市での公演は、初期・後期バロックを中心としたプログラムによるリサイタル。

IMG_1036.jpg
©Mario Boccia

===================================================
「チェンバリストはCDでも共演しているシルヴィア・ランバルディ氏。日本にもB→C、NHK-FMリサイタルの際、伴奏にもいらした方です。
ローマの演奏会は、日本文化会館で催されました。現在の館長はテレビのイタリア語会話でもおなじみの高田和文先生で、最初にご挨拶いただいた際、どこかでお会いしたことがあるなぁ、と思っていたのですが、こちらが番組で拝見していたためでした。
日本文化会館は普段、日本文化をイタリアに発信する活動をしています。そのため、今回は日本人が歌うイタリアの古い音楽というプログラムで、少々趣旨がずれてしまうのではないかと私なりに危惧していたのです。しかしお客様は大変暖かく受け入れてくださり、そんな心配も杞憂でした。
ただやはり、なぜ日本人が時代も場所も遠く離れたイタリアの古い音楽に情熱を燃やしているのか、と訊かれることは多々あるので、今回も1585年の天正遣欧使節団が聴いて持ち帰った音楽について少し説明をしてみました。
その当時「輸入」された音楽は残念ながらその後の歴史の中で失われてしまったのですが、イタリアでほとんど知られていない我が国とのつながり はお客様にとって興味深かったようです。」(彌勒忠史)
===================================================

日本文化会館での演奏会(ローマ)
ロメイの家での演奏会(フェッラーラ)
バレンシア(トッレント)での演奏会
マヨルカ島での演奏会

彌勒忠史blog
*6月には集英社から著書の刊行が予定されています。

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2008年04月18日 10:00

林美智子、ギター界のスター大萩康司とのデュオリサイタルが決定!

林美智子(ms)、大萩康司(g)Hakuju Hall公演が決定しました!!
5/17(土)の一般発売に先駆けてチケットの先行販売を行ないます。
::::::::::::::::::::::::::::::
【大萩康司(g)、林美智子(ms)】公演概要
ついに登場!夢のスーパー・デュオ“おハギとおみち”
〜美しいメゾソプラノには美形のギタリストがよく似合う!〜

ohagi_and_omichi.jpg

出演:大萩康司(g)、林美智子(ms)
日程:2008年10月2日(木)
会場:Hakuju Hall【千代田線・代々木公園、代々木八幡駅徒歩5分】
開場:18:30 開演:19:00
チケット料金:¥5500(全席指定・税込み)
※未就学児の入場はご遠慮願います。
一般発売日:2008年5月17日(土)
公演に関するお問い合わせ:ホットスタッフ 03-5720-9999(平日16:00-19:00)
             L'ULTIMO
             HOT STUFF PROMOTION

【演奏予定曲目】
★★スペインからフランスへ★★
《前半》
・Fernando Sor / 12 Seguidillas 〈ギター・歌〉
  フェルナンド・ソル / 12のセギディーリャ
・Joaquin Rodrigo / Folias Canarias 〈ギター・歌〉
  ホアキン・ロドリーゴ / カナリア諸島のフォリア
・Joaquin Rodrigo / Coplas del Pastor Enamorado〈ギター・歌〉
  ホアキン・ロドリーゴ / 恋する羊飼いの唄

《後半》
・Manuel de Falla / Siete Canciones Populares Espanolas〈ギター・歌〉
  マヌエル・デ・ファリャ 7つのスペイン民謡
   1) El pano moruno ムーア人の織物 
   2) Seguidilla murciana ムルシア地方のセギディーリャ
   3) Asturiana アストゥーリアス地方の歌
   4) Jota ホタ
   5) Nana ナナ
   6) Cancion カンシオン(歌)
   7) Polo ポロ
・Geroge Bizet / Carmen highlight 
  ジョルジュ・ビゼー / 歌劇《カルメン》よりハイライト ハバネラ、セギディーリャ 他
・Clement Philibert Leo Delibes / Les filles de Cadix 
  ドリーブ / カディスの娘たち

※曲目・曲順は変更の可能性がありますので、ご了承ください。

☆先行受付期間
2008年4月19日(土)12:00〜 2008年4月23日(水)18:00
※ご予約にはイープラス無料会員登録が必要です。
 会員でない方は、事前に会員登録をされることをおすすめします。
※抽選受付となります。
※チケット料金以外に受付手数料がかかります。
※その他、申込に関する詳細、注意事項につきましては受付ページに記載されている内容をご確認下さい。

●それでは、4/19(土)12:00以降に下記サイトからお申し込み下さい!
   http://eplus.jp/michiko/

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2008年04月16日 12:18

「現場感覚」 オペラの制作現場からーその9

 よいオペラを作るには?という問いについて、〈よい〉を〈高品質の上演レベル〉と置き換えてみます。個人芸術家の至芸とは異なり、オペラは大勢の芸術家や技術者達の共同作業ですから、仕事の仕組みはまさに建設工事のプロジェクトとおなじです。

 下手な例えですが、素晴らしい設計でも手抜きをすれば欠陥だらけの建物しか立たないという点ではオペラも同じです。品質を高めるには、現場で発生するさまざまな問題を一つの方向性を持って解決し、まとめ上げていく作業が不可欠ですから、調整役つまり制作スタッフは「個と全体」の両方の視点でチームのバランスを見ていることが大切で、少なくとも毎日の現場を熟知していなければできないことです。

 「三現主義」という聞き慣れない言葉があります。〈現場〉〈現状〉〈現実〉をいうのですが、問題が起きたときに現場に行って現状を調べ、現実を観て方策を決めて実行するという、生産現場での品質作り込みの鉄則ですが、実は世の中の全ての行為に共通する真理です。他ならぬ筆者もかつて産業人時代に実践してきたので、オペラの世界に身を投じたとき、オペラの世界でも現場感覚が大切だということが分かったのは我が意を得る経験でした。

 上演レベルといえば、音楽は勿論のこと舞台装置、照明、衣裳などの美術的要素の他に、最近のようにドラマの表現を重視する演出が主流になると、舞台上での演劇的要素の完成度も重要度を増しています。その全体を最終的な舞台でどう表現するかは、まさに稽古の現場でなければ作り込みはできないわけです。

 稽古も終盤になると、歌う人とそれを受ける人の緊密な人間関係を描き出す感情の交錯や会話、客席からもはっきりと理解できるボディランゲージによる心理表現などが、ドラマの中にぐいぐいと引き込まれる大きな要素になっていることが実感できます。このドラマを指揮者に率いられたオーケストラと力の揃った歌手達による音楽が一体となって、舞台は一層感動的になるのです。

 観客のカーテンコールやアンケートに上演の成果がはっきりと反映されると、初めて裏で舞台を支えるスタッフ達は秘かな喜びに浸ることができます。オペラ作りの醍醐味というわけです。(常務理事 中山欽吾)

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