2016年06月27日 15:41

ブログで繋ぐ!「第11回 二期会研究会駅伝コンサート」7/31(日)~出演研究会紹介
(2)ロシア歌曲研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。
11回目となる今年のコンサートは8つの研究会が出演。およそ5時間弱をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。

今年も出演する研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
今回は「ロシア歌曲研究会」から届きましたメッセージをご紹介します。

      *      *      *      *      *

【ロシア歌曲研究会】 ~プーシキンの詩による歌曲~
アレクサンドル・プーシキン(1799~1837)ほどロシアで愛されている詩人はいない。
彼の作品を素材に、ロシア歌曲の父といわれるグリンカから、スヴィリドフの現代作曲家に至るまで、プーシキンはロシア・ソビエトの作曲家に霊感を与え続けた。
「プーシキンの詩的世界」は、人生の~愛、悲しみ、喜び~を表現した叙情詩が中心になっている。
そして常に、生命感に溢れ、どんなに悲劇的なテーマを歌っても、そこには「生きる喜び」があり、私達に勇気と希望を与えてくれます。
今回歌われる、プーシキンによって確立したロシア・ロマンス(叙情歌)を心行くまでお楽しみ下さい。
            ―― 二期会ロシア歌曲研究会代表 岸本 力

<出演者・演奏予定曲>
林 志保 (ソプラノ)
 ・グリンカ 「私の前で歌うな、美しい女よ」
 ・チャイコフスキー 「夜鶯」Op.60-4
河野真剛 (バリトン)
 ・キュイ 「ツァールスコエセロの彫像」
 ・ダルゴムイシスキィ 「若者と乙女」
 ・ショスタコーヴィチ 「若者と乙女」Op.46-2
清水いずみ (ソプラノ)
 ・グリンカ 「血は熱い思いにわきたち」
 ・リムスキー=コルサコフ 「たなびき流れる雲はまばらになり」
関森温子 (ソプラノ)
 ・ラフマニノフ 「ミューズ」Op.34-1
清水知加子 (ソプラノ)
 ・ラフマニノフ 「歌うな、美しい女よ」Op.4-4
岸本 力 (バス)
 ・メトネル 「私はあなたを愛していた」Op.32-4
 ・メトネル 「夜の微風」Op-36-4                 
ピアニスト:小笠原貞宗

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第11回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2016年7月31日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
出演研究会・予定時刻:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:55~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:25~ オペラワークショップ研究会
  <休憩15分>
 17:10~ フランス歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
 18:10~ ロシア歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:55~ 日本歌曲研究会
 19:35~ イタリア歌曲研究会
  <終演予定 20:15>

▼出演者・演奏予定曲等公演詳細、チケットご予約はこちらから
第11回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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2016年06月24日 17:05

開幕まで1週間!「Nikikai Days@Blue Rose 2016」稽古場レポート
~第1日〈華麗なるイタリア・オペラの世界〉

7月1日(金)~3日(日)の3日間、サントリーホール ブルーローズで開催の「Nikikai Days (二期会デイズ)」。開幕まであと1週間と迫る中、連日熱気溢れるリハーサルが行われています。

写真は二期会会館にて行われた、第1日〈華麗なるイタリア・オペラの世界〉のリハーサル風景です。

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先日開催されたばかりの日生劇場でも好評を博した、ロジーナ富岡明子とフィガロ上江隼人(右端)。そしてイタリア・ミラノから一時帰国しての出演となる中島康晴(右から2人目)のアルマヴィーヴァ伯爵が加わっての『セビリアの理髪師』三重唱のリハーサルにて。ピアノは河原忠之(左端)。

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続いて、樋口達哉と横山恵子による『トスカ』の二重唱。
樋口のマリオ・カヴァラドッシもイメージぴったり。来年2月には東京二期会『トスカ』にもカヴァラドッシ役で出演することが発表されました!

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『ドン・カルロ』からは樋口と上江による、有名な友情の二重唱を。大山亜紀子(写真)によるエリザベッタのアリア「世のむなしさを知る神」では、哀しみと清らかさにあふれる祈りが美しく心に沁み入ります。

そして、横山恵子のトゥーランドット登場のアリアは、まさにトリを飾るに相応しい、至高の芸術の域に達しています。このほか、それぞれが極め付けの名アリアを披露致します。
二期会主催公演ならではの豪華出演者による夢の共演をどうぞお聴き逃しなきよう、一同ご来場をお待ち申し上げております。
お席も残り少なくなってまいりました。どうぞチケットは急ぎお求めください!


■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>

日時:2016年7月1日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)大山亜紀子、横山恵子
   (メゾソプラノ)富岡明子
   (テノール)中島康晴、樋口達哉
   (バリトン)上江隼人
   (ピアノ)河原忠之

▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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2016年06月24日 13:03

【Nikikai Days 2016情報】7/2(土)第2日<わたしの特別な作曲家>
歌手たちが愛してやまない作曲家の珠玉の作品を集めた夢の饗宴!〔秋葉京子 編〕

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
第2日は、山田耕筰からマーラー、プーランクまで時代と国を超えた名曲の数々を、第一線で活躍する歌手たちが特別な想いをもって歌い上げます。
そんな歌手たちの想いをお伝えしています。
最終回は秋葉京子。心から愛してやまないマーラー作品の魅力について語っていただきましょう。

201606_akiba_kyouko.jpg◆秋葉京子(メゾソプラノ)
今日までに沢山の美しく素晴らしい歌曲に出合ってまいりました。その中でもひときわ異彩をはなつマーラーの歌曲達!
今回はその中で、マーラーの目指した「歌曲とオーケストラの融合」の新しい段階を示しているとされる『亡き子を偲ぶ歌』を演奏させて頂きます。この曲は詩人フリードリッヒ・リュッケルトが自らの子供の死に直面して作られた300を超える詩の一部に作曲されています。
この作品の完成の後、なんという運命の過酷さか、マーラーもまた愛する娘を亡くしています。自責の念と後悔を乗り越えて、最後には、神の手に委ねる子守歌のやさしさで、子供を包み込んでいます。
コンサートでは皆様方に、私が愛してやまない心の原点ともいうべきこの作品をお聴き頂けますこと、とても光栄に存じます!

◆演奏予定曲
マーラー作曲
 『亡き子をしのぶ歌』
  「いま晴れやかに陽が昇る」
  「なぜそんなに暗い眼差しだったのか、今にしてよくわかる」
  「きみのお母さんが戸口から入ってくるとき」
  「いつも思う。子供たちはちょっと出かけただけなのだと」
  「こんな嵐のときに」

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第2日<わたしの特別な作曲家>

日時:2016年7月2日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)山口道子
   (アルト)秋葉京子
   (テノール)大澤一彰、又吉秀樹
   (バリトン)坂下忠弘
   (ピアノ)多田聡子

▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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2016年06月22日 18:38

ブログで繋ぐ!「第11回 二期会研究会駅伝コンサート」7/31(日)~出演研究会紹介
(1)オペラワークショップ研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。
11回目となる今年のコンサートは8つの研究会が出演。およそ5時間弱をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。

今年も出演する研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
今回は「オペラワークショップ研究会」から届きましたメッセージをご紹介します。

      *      *      *      *      *

私たち「オペラワークショップ研究会」では、各自1演目の1役を1年かけて全幕通して勉強・研究する活動を行っています。
今年の駅伝コンサートにおけるテーマは「ベルカントオペラ とシェイクスピア原作オペラにおける恋愛の光と影の部分を如何に歌い演じるか」でございます。特にシェイクスピアは今年没後400年にあたり、「オテロ」「ハムレット」「マクベス」など皆様おなじみの作品をご用意いたしました。ベルカントオペラも「ドン・パスクアーレ」「カプレーティ家とモンテッキ家」など選りすぐりの演目をご用意いたしました。
いろどり豊かな個性による私たちの歌で、原作のそれぞれの場面を思い描いていただけたら幸いです。

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2016/4/22 めぐろパーシモンホール小ホールで開催のガラ・コンサートにて

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第11回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2016年7月31日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
出演研究会・予定時刻:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:55~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:25~ オペラワークショップ研究会
  <休憩15分>
 17:10~ フランス歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
 18:10~ ロシア歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:55~ 日本歌曲研究会
 19:35~ イタリア歌曲研究会
  <終演予定 20:15>

▼出演者・演奏予定曲等公演詳細、チケットご予約はこちらから
第11回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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2016年06月21日 17:33

ソプラノ嘉目真木子、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」に登場!

クラシック界の新星たちによるフレッシュな演奏をじっくり楽しめる番組、「リサイタル・ノヴァ」。今回は、ソプラノの嘉目真木子(よしめ まきこ)の登場です。

201606_yoshime_makiko_01.jpg 嘉目真木子

来月に迫る、東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』にて、2011年に続き再びスザンナ役を演じる嘉目。現在その稽古の真っ最中ですが、一足先にスザンナの名アリアを皆様にお届け致します。
他にもこれまでの音楽人生の節目で出逢った曲たち、そして自身が最も敬愛するプッチーニ『ラ・ボエーム』のミミまで、いずれも嘉目の想いが込められた選曲によるプログラムです。
ぜひお聴きください!

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2011年 東京二期会『フィガロの結婚』舞台より 嘉目真木子(右) [撮影:三枝近志]

◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
「リサイタル・ノヴァ」 嘉目真木子(ソプラノ)
放送局:NHK-FMラジオ
放送日時:
  (本放送)2016年6月26日(日) よる20:20~21:00  
  (再放送)2016年7月1日(金) あさ9:20~10:00
プログラム:
 ■ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン
 ■滝廉太郎:納涼
 ■ベッリーニ:喜ばせてあげて
 ■中田喜直:霧と話した
 ■グリーグ:『ペール・ギュント』組曲 第2番から ソルヴェイグの歌 
 ■モーツァルト:オペラ『フィガロの結婚』より “とうとううれしい時が来た~恋人よ、早くここへ”
 ■プッチーニ:オペラ『ラ・ボエーム』より “私の名はミミ”
  (ピアノ:武田朋子)

▼番組ホームページはこちら
リサイタル・ノヴァ - NHKオンライン
ノヴァの皆さん|リサイタル・ノヴァ - NHKオンライン(出演者への7つの質問がご覧いただけます)

▼ネットラジオでもお楽しみいただけます!
らじる★らじる - NHKネットラジオ

※局の都合により放送予定が変更になる場合があります。


▼スザンナ嘉目真木子の出演は、7月15日と17日。ご期待ください!
2016年7月公演《二期会名作オペラ祭》W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場
 ―D席は全日程で完売、また17日公演はS席僅少、A~C席残少となっております。ご予約お急ぎください!

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2016年06月21日 11:15

【Nikikai Days 2016情報】7/2(土)第2日<わたしの特別な作曲家>
歌手たちが愛してやまない作曲家の珠玉の作品を集めた夢の饗宴!〔坂下忠弘 編〕

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
第2日は、山田耕筰からマーラー、プーランクまで時代と国を超えた名曲の数々を、第一線で活躍する歌手たちが特別な想いをもって歌い上げます。
そんな歌手たちの想いをお伝えしています。
第4弾は坂下忠弘。彼が愛してやまない作曲家、フォーレとプーランクについて語っていただきましょう。

201606_sakashita_tadahiro.jpg◆坂下忠弘(バリトン)
初めて巨匠ピアニストであるDalton Baldwin先生に出会いレッスンを受けた時に勧めてくださった、フォーレの歌曲より、先生の伴奏で初めて歌った「Les berceaux」(揺りかご)、フランスはコートダジュールで目にした「Clair de lune」(月の光)、そして先生が大好きだった「En sourdine」(ひそやかに)を歌わせていただくことにしました。
プーランクのレッスンをされているときは、歌い終わるやいなや、沈黙の時間が流れ、プーランクはとても深い。私の人生も辛いことばかりだけれど、過ぎ去ってしまえば人生も捨てたもんじゃないよ、とおっしゃてくださった一言がいまでも心から離れません。
今までもそうですが、今後もプーランク、フォーレを愛し歌い続けたいと思います。
二人の作曲家はわたしにとって特別な作曲家です。

◆演奏予定曲
フォーレ作曲
 「揺りかご」
 「月の光」
 「ひそやかに」
プーランク作曲
 『村人たちの歌』より
  「目の粗いザルの歌」
  「祭りに出かける若者は」
  「美しい春」
  「乞食(ジャンマルタンの哀歌)」
  「軍曹の帰郷」

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第2日<わたしの特別な作曲家>

日時:2016年7月2日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)山口道子
   (アルト)秋葉京子
   (テノール)大澤一彰、又吉秀樹
   (バリトン)坂下忠弘
   (ピアノ)多田聡子

▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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2016年06月18日 12:10

テノール福井 敬、今秋ウィーン・フィル「第九」に出演。指揮者のズービン・メータとは3度目の共演。

二期会のみならず、日本を代表するテノール福井 敬が、今秋10月12日(水)サントリーホールにて開催されるウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2016 ベートーヴェン「第九交響曲」のソリストとして出演します。
指揮はズービン・メータ。80歳をむかえる世界的マエストロとの「第九」は、これが3度目となります。最初は2011年4月10日。東京文化会館でのNHK交響楽団との東日本大震災の犠牲者追悼と復興を祈念した特別なステージでした。前回は、2014年11月。イスラエル・フィルとモーリス・ベジャール・バレエ団との特別公演では、海外から招聘されていたテノールに代わり急遽出演し、大きな喝采を浴びました。

過去2回の実績を通し指揮者からの信頼を十分すぎるほど勝ち得て、今回はウィーン・フィルとの共演が実現。サントリーホール開館30周年記念としての今回の「第九」は、案の定というか、残念ながらチケットは発売まもなく予定販売数を終了し、夏以降の二次発売を待たなければならなくなっています(まだチャンスはあるみたいです!)。

すでに東京二期会9月公演『トリスタンとイゾルデ』の稽古も始まっている中、福井に話を聞きました。

201606_fukui_kei.jpg 福井 敬

――指揮者のズービン・メータ氏にはどのような印象がありますか?

福井: 本当に確固たる揺るぎない意志をもった指揮されるマエストロです。
やはり最初の2011年のステージは深く印象に残っています。あのときは、マエストロの人類に対する愛情や想いが、第1楽章から4楽章までのすべての音に含まれていて、演奏者だけでなく、聴いてくださる方々とともに祈りの境地に達するようでした。私だけでなく、そこにいた皆様が同じ感情を抱いていました。
私たちソリストの主体性を尊重され、「どう歌いたいか」と聞いてくださいます。それを受け入れたうえで、ご自身の確固たる音楽を作られる。二度目の共演のときはバレエの方ともご一緒しましたが、マエストロの音楽が決してぶれないので、私たち音楽家だけでなく、バレエの方も本当に自由に表現されていました。

――これまで多くのオーケストラと共演を重ねてきた「第九」で、今回はウィーン・フィルとの共演です。

福井: 音楽家として本当に特別なことですから、共演を楽しみたい、楽しめたらいいなあ、という想いです。「どういう音が鳴るのだろう」という期待感や、「その響きの中に自分が浸れる」という幸せは、何ものにも代えがたいものがあります。
オーケストラという存在はそれぞれに特徴があって、個性的です。それぞれに違う響きの中に入ることが特別なことですし、楽しみでもあります。その中で、私は私のできる音楽をやりたいと思います。

――9月には『トリスタンとイゾルデ』二期会初演での大役も待っています。
  いつも最高レベルのパフォーマンスを披露するための秘訣、心がけがあれば教えてください。

福井: ひとつひとつのことに新鮮な気持ちであること、でしょうか。さまざまなプロダクションに参加させていただけることに幸せを感じますし、オペラで自分を表現できることにも、大いに幸せを感じています。何よりも、聴きに来られた皆様が喜んでくださる、楽しんでくださるのを感じることが一番の喜びです。「このオペラは感動的だ」とか「いい曲だな」と思ってくださるために、私たちは存在しています。そのために自分がもがいたり苦しんだりするのは当然のことで…心がけというか、そのようなことをいつも思っています。

――ありがとうございました。


▼サントリーホール30周年記念 ウィーン・フィル「第九」の後援情報はこちら
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2016 大和証券グループ Presents ズービン・メータ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(10/12) - サントリーホール

▼9/11・17、トリスタン役にて主演!東京二期会『トリスタンとイゾルデ』公演情報はこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場

▼『トリスタンとイゾルデ』チケット絶賛発売中!ご予約、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

▼プロフィールはこちら
福井 敬 テノール - 二期会21

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2016年06月17日 11:44

【Nikikai Days 2016情報】7/2(土)第2日<わたしの特別な作曲家>
歌手たちが愛してやまない作曲家の珠玉の作品を集めた夢の饗宴!〔又吉秀樹 編〕

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
第2日は、山田耕筰からマーラー、プーランクまで時代と国を超えた名曲の数々を、第一線で活躍する歌手たちが特別な想いをもって歌い上げます。
そんな歌手たちの想いをお伝えしています。
第3弾は又吉秀樹。学生時代からウィーン留学まで多感な時期に大きく影響を受けた作曲家たちについて語っていただきましょう。

201606_matayoshi_hideki.jpg◆又吉秀樹(テノール)
今回歌わせて頂く3人の作曲家の曲たちは、どれも思い出深く、私の人生の転機に関わった曲です。
〝フェデリーコの嘆き〟は大学4年生の初めにバリトンからテノールに声種変更した際に、初めて師匠から与えられたアリア。〝Good-bye〟(さようなら)は、イタリアでデビューさせて頂くきっかけになった曲、〝E morto pulcinella〟(プルチネッラは死んだ)は同国で初めてリサイタルをした際に取り組んだ曲です。そして〝Der Zwerg〟(こびと)はウィーン留学中に出会い、それまで歌ったことのなかったドイツ歌曲の世界に引き込んでくれた曲です。新しい世界を開いてくれた曲たち、作曲家たちへの感謝、感動を込め、歌わせて頂きます。

◆演奏予定曲
トスティ作曲
 「Good-bye (さようなら)」 
 「プルチネッラは死んだ」
シューベルト作曲
 「こびと」
チレア作曲
 歌劇『アルルの女』より “フェデリーコの嘆き”

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第2日<わたしの特別な作曲家>

日時:2016年7月2日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)山口道子
   (アルト)秋葉京子
   (テノール)大澤一彰、又吉秀樹
   (バリトン)坂下忠弘
   (ピアノ)多田聡子

▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
ban_days2016_sbc.jpg

●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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2016年06月16日 14:22

日生劇場:NISSAY OPERA 2016 ロッシーニ『セビリアの理髪師』が開幕!

ローマで『セビリアの理髪師』が初演されて今年で200年。
「ラ・ラ・ラ・レ~ラ♪」とフィガロが陽気に歌う〈私は町の何でも屋〉や、ロジーナが恋への憧れを歌う躍動感溢れる〈今の歌声は〉等をはじめとした名曲ぞろいの愉しいオペラ・ブッファが、今夏リニューアルされたばかりの日生劇場で開幕しました。
当公演は、6月18日(土)・19日(日)の一般公演に先駆け、中高生を対象とした「ニッセイ名作シリーズ」公演として6月13日より上演され、オペラ初体験の生徒たちが目を輝かせて音楽に聴き入っていました。

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18日(土) ロジーナ
富岡明子
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19日(日) フィガロ
上江隼人
(NISSAY OPERA 2016『セビリアの理髪師』より 写真提供:日生劇場 撮影:三枝近志)

バリトン上江隼人より、昨年のヴェルディ・フェスティバルでのコメントと、19日『セビリアの理髪師』に向けてのメッセージが届いております。

      *      *      *      *      *

201606_kamie_hayato_01.jpg去年の10月にブッセート(イタリア)のヴェルディ・フェスティバルの『リゴレット』では大変貴重な経験ができました。歴史のある劇場で偉大な歌手が歌ってきたリゴレット像をどのように進化させていくのかと演出家のマエストロAlessioさんと話した結果、肉体的な歪みではなく、心の歪みを強調するためにあえて背虫の演技は外しました。楽譜には(背虫)と書いてあるので、それを心の歪みとして表現するかということを、キャラクターでの呼吸や言葉をもっと重視して作りました。大変貴重な経験となりました。
現在は日生劇場の『セビリアの理髪師』でフィガロを歌わせて頂いております。良い舞台が作れるよう皆で刺激し合いながら必死に頑張っております。会場で皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております。  ―― 上江隼人

写真:2015年10月のFestival Verdiでリゴレットに扮する上江
Teatro G.Verdi(Busseto)にて

▼2015年ヴェルディ・フェスティバル『リゴレット』の公演情報
RIGOLETTO Teatro Giuseppe Verdi di Busseto - Teatro Regio Parma(パルマ王立劇場)

      *      *      *      *      *

■■■ 公演情報 ■■■
NISSAY OPERA 2016
G.ロッシーニ『セビリアの理髪師』
日時:2016年6月18日(土)・19日(日) 両日14:00開演
会場:日生劇場(東京・日比谷)

指揮:園田隆一郎
演出:粟國 淳
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
キャスト:
 ロジーナ 富岡明子(6/18)・中島郁子(6/19)
 フィガロ 青山 貴(6/18)・上江隼人(6/19)
 バルトロ 増原英也(6/18)/フィオレッロ 清水勇磨(両日) ほか

▼オペラ『セビリアの理髪師』のご予約・お問合せは「日生劇場」へ
NISSAY OPERA 2016『セビリアの理髪師』 - 日生劇場
 03-3503-3111 (10:00~18:00)
 ※当公演の二期会チケットセンターでのチケットお取扱は終了いたしました。


写真のメゾソプラノ富岡明子とバリトン上江隼人は、7月1日(金)19時からサントリーホール ブルーローズで開催の「二期会デイズ@ブルーローズ2016」第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>に出演! 
2人のほか、ミラノ在住の中島康晴(テノール)、イタリアの声を持つプリマ大山亜紀子(ソプラノ)、オペラ界の貴公子 樋口達哉(テノール)とディーヴァ横山恵子(ソプラノ)の最強コンビ等、内外で活躍する二期会スター歌手たちによる夢の共演。極め付きのアリアに加え、『セビリアの理髪師』三重唱、『ドン・カルロ』友情の二重唱、『トスカ』二重唱等々、至福の演奏をどうぞお楽しみに。

■■■ 主催公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>

日時:2016年7月1日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)大山亜紀子、横山恵子
    (メゾソプラノ)富岡明子
    (テノール)中島康晴、樋口達哉
    (バリトン)上江隼人
    (ピアノ)河原忠之

▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)


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2016年06月15日 17:56

「二期会新進声楽家の夕べ」~6月23日(木)より発売!!

今年も二期会オペラ研修所の最終学年となるマスタークラスを優秀な成績で修了し、新たに二期会アーティストとしてのキャリアをスタートさせたフレッシュな歌手たちが、素敵な一夜をお贈り致します。

20人20色、可能性を秘めた、若さあふれる出演者達がそれぞれの歌に想いをのせ、渾身の一曲をご披露致します。
個性豊かな歌手達のデビューは、今回も東京文化会館小ホールが舞台となります。

これからの活躍が期待される、未来のプリマ、プリモへのご声援を是非お願い致します!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第59期修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家の夕べ

日時:2016年9月23日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口前)
料金:全席自由 3,000円 (6月23日(木)発売)

出演者と予定プログラム:
<第1部>
藤木みわ ソプラノ  ドニゼッティ 『連隊の娘』より “フランス万歳”
櫻井智美 ソプラノ  ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より “香炉はくゆり”(狂乱の場)
小山晃平 バリトン  ヴェルディ 『マクベス』より “裏切り者め!憐れみも誉も愛も”
中澤里菜 ソプラノ  オッフェンバック 『ホフマン物語』より “生け垣に小鳥たちが”
佐藤菜穂 ソプラノ  カタラーニ 『ラ・ワリー』より “さようなら、ふるさとの家よ”
真野綾子 ソプラノ  ヴェルディ 『椿姫』より “ああ、そはかの人か ~ 花から花へ”
齋藤由香利 ソプラノ ウェーバー 『魔弾の射手』より “亡きおばの見た夢”
高橋希絵 ソプラノ  コルンゴルト 『死の都』より “私に残された幸せ”(マリエッタの歌)
舟橋千尋 ソプラノ  ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より “静かな夜は”
佐竹仁美 ソプラノ  ベッリーニ 『清教徒』より “あなたの優しい声が”
渡邊仁美 ソプラノ・宮城島 康 バリトン
             ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より 二重唱“よいか?夜が明けたら”
<第2部>
安齋里江 ソプラノ・黒田詩織 ソプラノ・和田朝妃 メゾソプラノ
             R.シュトラウス 『ばらの騎士』より 三重唱“マリー・テレーズ!”
金杉瞳子 ソプラノ  ロッシーニ 『セミラーミデ』より “麗しい光が”
推屋 瞳 ソプラノ   バーンスタイン 『キャンディード』より “きらびやかに着飾って”
今井実希 ソプラノ  シャルパンティエ 『ルイーズ』より “その日から”
宮城島 康 バリトン  チャイコフスキー 『スペードの女王』より “私は貴方を愛しています”
中道友香 ソプラノ  レハール 『ロシアの皇太子』より “いつかきっと愛する人が”
佐々木麻子 ソプラノ トマ 『ミニョン』より “私はティターニア”
黒田詩織 ソプラノ  ビゼー 『カルメン』より “不安にさせるものなどない”
安齋里江 ソプラノ  ベッリーニ 『夢遊病の女』より “ようこそ皆さん 私にとって今日という日は”
渡邊仁美 ソプラノ  R.シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』より “すべてのものが清らかな国がある”
和田朝妃 メゾソプラノ チレア 『アドリアーナ・ルクヴルール』より “苦い悦び”

▼ご予約・お問合せ等、公演情報ページはこちら
二期会新進声楽家の夕べ(2016/9/23)|コンサートラインアップ - 東京二期会

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