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池田 香織

イケダ カオリ
メゾソプラノ
会員
 

精緻な音楽性と多彩な感情表現でめざましい躍進を遂げる実力派

神奈川県出身。
私立田園調布雙葉高校から慶応義塾大学法学部を経て声楽家となる。
二期会オペラスタジオ修了。1996年にソプラノからメゾソプラノへ転向。
2021年度第34回ミュージック・ペンクラブ音楽賞受賞。
『セビリアの理髪師』ロジーナでデビュー以後、『フィガロの結婚』のケルビーノで好評を博すなど、ズボン役を得意として活躍。
2000年二期会『魔笛』、二期会創立50周年記念公演『ニュルンベルクのマイスタージンガー』、2003年二期会・ケルン市立劇場共同制作『ばらの騎士』、日生劇場開場40周年記念特別公演『ルル』(全3幕完成版フリードリヒ・ツェルハ補筆)、2004年二期会『エジプトのヘレナ』と立て続けに出演し、幅広い役柄を演じて豊富な経験を積む。2006年には三木稔『愛怨』で新国立劇場デビューを果たし、以降も2009年あらかわバイロイト『パルシファル』クンドリー、新国立劇場『魔笛』侍女II、2012年東京二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』ルチア、2014年びわ湖ホール『死の都』ブリギッタ等好評を博す。
2016年東京二期会・ライプツィヒ歌劇場提携公演『トリスタンとイゾルデ』にて演じたイゾルデが絶賛され、2017年「NHKニューイヤーオペラコンサート」でも〈愛の死〉を披露した。
とりわけワーグナー作品には欠かせない存在であり、2016年二期会『トリスタンとイゾルデ』イゾルデ、2017年新国立劇場『神々の黄金』第2のノルン、さらに2017年より4年かけて上演され、世界的な話題を呼んだ《びわ湖リング》では、同年『ラインの黄金』エルダ以降、2018年『ワルキューレ』、2019年『ジークフリート』、2020年『神々の黄昏』と三演目でブリュンヒルデを演じ、ワーグナー歌手の第一人者としての地位を確立。
他にも、2017年新国立劇場『神々の黄金』第2のノルン、2019年東京二期会『エロディアード』タイトルロール、同『サロメ』ヘロディアス等で高い評価を得ている。2021年も活躍を続け、1月東京二期会『サムソンとデリラ』デリラでは、高潔な演技と精緻な音程で役を演じて絶賛され、続いて2月『タンホイザー』ヴェーヌスは豊かな歌唱力で卓越した存在感を示した。また準備期間が短い中、3月の新国立劇場『ワルキューレ』ブリュンヒルデでは、安定した歌唱に抜群の演技力を発揮した。
コンサートでも主要オーケストラと数多く共演しており、オーケストラ・アンサンブル金沢とは2003年から何度もヘンデル「メサイア」のソリストを務め、2007年国内ツアーにてP.シュライヤー指揮とバッハ「ヨハネ受難曲」、モーツァルト「レクイエム」で共演し、好評を得た。2012年にはE.インバル指揮東京都交響楽団 マーラー「交響曲第3番」が高く評価された他、2015年東京オペラシティ同時代音楽企画のコンポージアムではサーリアホのオペラ『遙かなる愛』[演奏会形式/フランス語上演]に巡礼の旅人で出演し、現代作品においても秀でた演奏を披露。他にも、モーツァルト「ミサ曲ハ短調」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」、マーラー「交響曲第2番〈復活〉」「大地の歌」、ワーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」などで好評を博している。
CDは2011年にTrio 97 Libestraum メンバーとして<愛のおくりもの>(ナミレコード)をリリース。第34回ミュージック・ペンクラブ音楽賞受賞。二期会会員
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(2022年4月現在)
 写真=撮影:井村重人

 
 
 
 
 
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