二期会21
オペラの散歩道 二期会blog

二期会アーティスト検索

戻る 検索トップに戻る

 

甲斐 栄次郎

カイ エイジロウ
バリトン・バス
会員
 

10年間にわたりウィーン国立歌劇場の専属ソリスト歌手として活躍、充実期を迎えたバリトンの逸材

熊本市生まれ。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、東京藝術大学大学院音楽研究科声楽専攻(オペラ)修了。1998年、“第29回イタリア声楽コンコルソ”シエナ部門第1位・シエナ大賞受賞。1999年、“第4回 藤沢オペラコンクール”にて第3位入賞。2002年6月、イタリア、リーヴァ・デル・ガルダで開催された“第8回リッカルド・ザンドナイ国際コンクール”にて第3位入賞、同年11月、プーリア州レッチェで開催された第10回“ティト・スキーパ国際コンクール”第1位入賞。平成14年度五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。
1996年、二期会オペラスタジオ第39期マスタークラス修了、修了時に最優秀賞ならびに川崎靜子賞を受賞。1998年、オペラ研修所第11期修了。1999年、文化庁派遣芸術家在外研修員として、アメリカ合衆国、ニューヨーク市へ留学。2002年、五島記念文化財団の助成により、イタリア、ボローニャへ留学。
2000年夏、テル・アヴィヴ(イスラエル)で開催された“Israel Vocal Arts Institute(IVAI)”、キアーリ(イタリア)にて開催された“International Institute of Vocal Arts(IIVA)”の両オペラプログラムに参加。テル・アヴィヴでは、パイズィエッロ作曲“セヴィリアの理髪師”のタイトルロールを務める。文化庁派遣芸術家在外研修員としての研修後も、ニューヨークでの研鑽を続ける。2001年夏、カザルマッジョーレ(イタリア)で開催された“IVAI”プログラムに参加、“フィガロの結婚”のタイトルロールを務める。2002年、フランス、ビュクシーで開催されたオペラ・プログラムにおいては、ガブリエル・バキエー、ダイアナ・ソヴィエロらの指導を受ける。その他、IVAI主催のマスタークラスにおいて、シェリル・ミルンズ、レナータ・スコットらの指導を受ける。
2003年、ウィーン国立歌劇場にデビュー。同劇場において10年間に渡り専属ソリスト歌手として活躍、レパートリーは60役を超え、42役で約330の公演に出演。2003年12月、トーマス・ハンプソン主演の『シモン・ボッカネグラ』においては、急病の歌手に代わりパオロ役で急遽出演し、暗殺者を緻密に表現、存在を深く印象付けた。同役では、ヌッチ、ドミンゴ、フリットリ、フルラネット、サッバティーニらとも共演。2012年5月、エディタ・グルベローヴァとの共演で、歌唱、演技共に高い評価を得たドニゼッティ作曲『ロベルト・デヴェリュー』ノッティンガム公爵をはじめ、『ランメルモールのルチア』エンリーコ、『愛の妙薬』ベルコーレ、『ラ・ファヴォリータ』アルフォンソ11世、『蝶々夫人』シャープレス、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『マノン・レスコー』レスコー等、特にイタリア・オペラ作品のプリモ・バリトン役において高い評価を得ている。ウィーン国立歌劇場の2008年の日本公演において、エディータ・グルベローヴァ主演『ロベルト・デヴェリュー』にグアルティエーロ・ローリ役で出演、2012年、再び参加し、『子供のための魔笛』において、物語のガイド役であるパパゲーノを好演。
国内においては、2002年、二期会創立50周年記念公演『フィガロの結婚』のタイトルロール、『ニュルンベルグのマイスタージンガー』夜警役で出演。小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト『ドン・ジョヴァンニ』公演において、タイトルロールのカヴァーを務め、特別演奏会に同役で出演。2003年、小澤征爾オペラプロジェクト・パリ・オペラ座共同制作『ジャンニ・スキッキ』にベット役で出演。2004年1月、市川團十郎演出オペラ『鳴神』鳴神上人役で新国立劇場デビュー、2011年6月、同劇場において『蝶々夫人』シャープレス役で出演。2011年11月、東京文化会館50周年記念公演『古事記』にイザナギ役で出演。2013年、東京文化会館“春祭”『ニュルンベルクのマイスタージンガー』にはコートナー役で出演。その他のオペラ出演歴には、『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『コシ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『泥棒とオールドミス』ボブ、『魔笛』弁者、『シモン・ボッカネグラ』パオロ等がある。
コンサートにおいては、ベートーベン「第九」、ヘンデル「メサイア」、ヤナーチェク「グラゴル・ミサ」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、マーラー「嘆きの歌」等のソリストを務めている。2008年、NHKニューイヤーオペラコンサートに出演。同年、NHK交響楽団ベートーベン「第九」のソリストを務める。著書:「ライカで綴る古都ウィーン、音楽が聞こえるモノクロームの風景」(アートデイズ社)。聖徳大学客員教授、東京藝術大学准教授。二期会会員
(2014年4月現在)

 
 
 
 
 
戻る 検索トップに戻る