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升島 唯博

マスジマ タダヒロ
テノール・カウンターテノール
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知性と深い芸術性を湛えたテノール

広島県出身。エリザベト音楽大学卒業後渡独。
ドイツ・ノルトライン・ヴェストファーレン州、デトモルト音楽大学ミュンスター校声楽教育科過程修了、ディプロマ取得。ドイツ・シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン州、リューベック音楽大学舞台演奏学科課程修了、ディプロマ取得。同大学院オペラコースを最高得点で修了。オランダ・オイレギオ国際声楽コンクール優勝。オランダ・オイレギオ国際声楽コンクール優勝。第4回東京国際声楽コンクール第2位(オペレッタ部門)、第3位(歌曲部門)、第5位(一般部門)入賞。
ブレーメン歌劇場オペラアカデミーにおいてシュピール・テノール(テノール・ブッフォ)として契約を結ぶ。渡独中、ミュンスターの教会にて、ハインリッヒ・シュッツ「クリスマス物語」のエヴァンゲリストを歌い好評を博す。その他にバッハのカンタータソリスト、モーツァルト「戴冠ミサ」のテノールソロなど、教会音楽の分野でも活躍。
オペラではミュンスター州立劇場にて合唱の経験を積むとともに、ミーシャ・スポリエンスキーのオペラ『Rufen Sie Herrn Plim』のソリストとして舞台に立つ。リューベック音楽大学主催、モーツァルト生誕250周年記念開催の『フィガロの結婚』バジリオ、ドン・クルツィオを歌い好評を博す。オイティーン夏季オペラフェスティバルにおいて『道化師』アルレッキーノ、ペッペ、翌年『イル・トロヴァトーレ』使者で出演。クリスマスには、様々な教会でクリスマスミサ・ソロを歌う。
現代作品にも積極的に取り組み、2007年にはドイツ初演現代オペラのアンサンブルの一員としてリューベックオペラ劇場の舞台に立つ。2008年リューベック音楽大学主催プロジェクト『ウィンザーの陽気な女房たち』フェントンで出演、同時に行われた修了試験において最高点を取得。秋にはスイスのベルン歌劇場に、リューベック歌劇場で行われた現代オペラの一員として招待される。ブレーメン歌劇場2008-2009年のシーズンに『魔笛』モノスタートス、『サロメ』ユダヤ人、ロッシーニ『マホメット2世』(ミヒャエル・ハンペ演出)セリモ、2009年冬にはハンブルク州立劇場ヴィクトール・ウルマン『アトランティスの皇帝』ハルレキン、2010年同オペラ同役(新演出)をミュンスター州立劇場にて歌う。同年、オイティーン夏期オペラフェスティバル『ピノキオ』タイトルロール、同年音楽祭<オペラ、オペレッタの日々リューディングハウゼン>で『天国と地獄』マーキュリー、ハイデルベルクオペラ劇場2010-2011年シーズンに同オペレッタ同役(新演出)、ミュンスター州立劇場2011-2012年シーズンにジングシュピール『夢食い小人』タイトルロール、モンテヴェルディ『ユリッセの帰還』ピザンドロ、オッフェンバック『盗賊』フラゴレットで出演。
2012年11月に、あらかわバイロイト『ラインの黄金』ローゲ、ミーメで東京デビュー後、2013年『後宮からの誘拐』ペドリロ、日生劇場『フィデリオ』(飯守泰次郎指揮)ヤッキーノ、まつもと市民オペラ『カルメン』レメンダード、2014年には小澤征爾音楽塾『フィガロの結婚』(小澤征爾指揮)ドン・クルツィオ、2015年二期会『魔笛』(宮本亜門演出)僧侶、『ウィーン気質』ヨーゼフ、2016年同『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)ドン・クルツィオ、同『ナクソス島のアリアドネ』舞踏教師、2017年二期会『ばらの騎士』ヴァルツァッキ、同『蝶々夫人』ゴロー、2018年同『後宮からの逃走』ペドリッド等出演し、いずれも高い評価を得ている。
コンサートでは、ヘンデル「メサイア」、バッハ「マタイ受難曲」、ベートーヴェン「第九」のソリストとしても活躍している。
セイジ・オザワ松本フェスティバルにてドイツ言語指導として参加する等、ドイツ語指導者としても活動している。
本年10月新国立劇場『エウゲニ・オネーギン』トリケ、11月二期会『天国と地獄』マーキュリー出演予定。
愛知県立芸術大学声楽学科非常勤講師。二期会会員
(2019年7月)

 
 
 
 
 
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