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小山 由美

コヤマ ユミ
メゾソプラノ
会員
 

バイロイト音楽祭でも活躍、国際的にも実力を認められた

オペラ、コンサートの第一人者


神奈川県出身。東京藝術大学声楽科卒業、及び同大学院修了。在学中よりオペラ、オラトリオ及びリートのコンサート等で活動を始め、修了後渡独。ワイマールでの「マタイ受難曲」をはじめ、ケルンにて「クリスマス・オラトリオ」、ミュンヘンにて「エリア」ライプツィヒにて「レクイエム」等の宗教曲を、シュレスヴィッヒ=ホルスタイン音楽祭では『ドン・カルロ』のエボリ公女に出演、ザルツブルグではチャイコフスキー『イオランタ』のラウラに抜擢される。
近年では、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスのオペラ、ヤナーチェク『イェヌーファ』コステルニチカをはじめ、わが国を代表するメゾ・ソプラノとして第一線で活躍を続けている。2008年9月第4回ロシヤ歌曲賞受賞。長年の功績が認められ、栄えある第40回(2008年度)サントリー音楽賞受賞。
新国立劇場『ローエングリン』(開場記念公演)オルトルート、『タンホイザー』ヴェーヌス、『サロメ』ヘロディアス、『ラインの黄金』『ワルキューレ』『神々の黄昏』、『フィガロの結婚』マルチェリーナ、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』マグダレーネ等に出演し好評を博す。
また、2003年、二期会創立50年記念『カルメン』タイトル・ロールを務め好評を得、二期会・日生劇場共催『ルル』(全3幕ツェルハ補筆完成版=日本初演)にゲシュヴィッツ伯爵令嬢役で出演、他を圧倒する存在感を示して絶賛され、2005年新国立劇場『ルル』(2幕版)に於いても傑出した演唱を聴かせた。また、東京シティ・フィル特別公演飯守泰次郎指揮『ラインの黄金』『ワルキューレ』『ローエングリン』にも出演、公演の成功に多大なる貢献を果たしたことも特筆に価する。
海外では、シノーポリ指揮『ワルキューレ』ロスヴァイセでローマ歌劇場、バイロイト音楽祭には2004年のシーズンで5年連続出演、金字塔を打ち立て国際的評価を得た。2006年6月にはケムニッツ歌劇場(ドイツ)公演『ローエングリン』(プレミエ)のオルトルートで出演、好評を博した。
2008年、新国立劇場『サロメ』ヘロディアス、東京二期会『ワルキューレ』フリッカ、佐渡裕指揮『蝶々夫人』スズキ、びわ湖ホール『サロメ』(ポルトガル国立サン・カルロス劇場共同制作)ヘロディアス、日生劇場『マクロプロス家の事』(クリスティアン・アルミンク指揮)主演など注目の公演への出演し、常に非常に高い評価を得ている。
2009年7月、二期会ゴールデンコンサート、同10月にはびわ湖ホール『ルル』ゲシュヴィッツ伯爵令嬢に出演し絶賛され、その歌唱はさらなる充実の時を迎えている。
2013年9月、神奈川県民ホール・びわ湖ホール共同制作『ワルキューレ』フリッカ、同11月日生劇場50周年記念公演・ライマン作曲『リア』に出演予定。
歌曲の分野でも、ベルリンをはじめ、ドイツ主要都市等の他、サンクト・ペテルブルクにてチャイコフスキー、ムソルグスキー等の歌曲によるリサイタルで好評を博す。現代音楽においてはアメリカ・ニューハンプシャー音楽祭、パリ・フランス放送局プレゾンス祭、ドイツ・ダルムシュタット音楽祭、その他多数のラジオ、テレビ録音を手がけ、幅広い演奏活動を行っている。特にNHK交響楽団では、シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団定期演奏会ロッシーニ「スターバト・マーテル」での表情豊かな歌唱や準・メルクル指揮「第九」、東京フィルハーモニー交響楽団チョン・ミュンフン指揮マーラー「交響曲第2番」“復活”などでも非常に高い評価を得、コンサートの分野でも第一人者としての評価を確立した。「NHKニューイヤーオペラ・コンサート」での存在感ある歌唱に定評がある。2007年10月、フォンテックより3人の歌手によるイタリア歌曲集をリリース。2013年6月、フォンテックより待望のソロ・アルバム「憧れを知る者のみが... ロシア歌曲集」をリリース。
ドイツ・シュトゥットガルト在住。
二期会会員
(2013年8月現在)

 
 
 
 
 
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