16世紀のマントヴァを活写する、美しい舞台に注目!~2月公演『リゴレット』

今回の東京二期会オペラ劇場2月公演『リゴレット』は、1987年にパルマ王立歌劇場で新制作された伝統の舞台で、これまでに何度も各国の劇場で上演を重ねられています。
原演出・美術(舞台装置・衣裳)を手掛けたのは、ピエール・ルイジ・サマリターニ。イタリアのノヴァーラで生まれ、若いころから古典文学、美術を学ぶ中で、舞台美術の世界に触れ、21歳のときに最初の舞台装置を担当しました。
その後は、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座などヨーロッパ最高峰の劇場で、ゼッフィレッリたちのアシスタントを務め、ローマ歌劇場『マンフレッド』の美術を任され大成功を収めます。
中でも、パルマ王立歌劇場で手掛けた『仮面舞踏会』や『リゴレット』の舞台は、おそらく氏の代表作のひとつと言ってよいのでしょう。
そして、これがサマリターニ氏による舞台の原画です。
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そしてこちらが舞台。
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Photo by Roberto Ricci
1994年にサマリターニ氏は51歳の若さでこの世を去りました。『リゴレット』の舞台は、その後も何度も再演を重ねて、色あせることはありません。アルフレード・クラウスやレオ・ヌッチら名歌手たちが触れた舞台、袖を通した衣裳が、来年2月東京文化会館に登場します。
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2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
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 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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