カテゴリーアーカイブ: 公演情報

2/28(水)これが決定版!いよいよ東京版『タンホイザ-』開幕へ!~公演当日のごあんない

いよいよ2月28日(水)から3月3日(日)まで、東京二期会オペラ劇場 R.ワーグナー台本・作曲オペラ『タンホイザー』を上野の東京文化会館 大ホールにて上演いたします。(4回公演、3/1は休演日)

「序盤の音楽は、メンデルスゾーンらの影響を受けて軽めの音楽だが、第3幕の「ローマ語り」のシーンではすでに『神々の黄昏』のような後期の音楽につながっている。また、後期のパリ版で上演する第1幕のヴェーヌスベルクのシーンでは、初期のドレスデン版と比べてハーモニーの展開もまったく異なってくる。このように『タンホイザー』は、ワーグナーの発展がみられる作品なのです」

バイロイト音楽祭常連のアクセル・コーバーを初招聘し、世界的歌手サイモン・オニールとともに、東京二期会のベストな布陣で迎える明日の開幕!
美しい舞台で展開する、愛の吟遊詩人タンホイザーの物語を、どうぞお見逃しなく!

なお、今回も多くの皆様に『タンホイザー』をお楽しみいただけるよう、さまざまなメディアから関連情報を発信しております。ご来場前にぜひご覧ください。

★東京二期会YouTubeチャンネルから
東京二期会オペラ劇場ワーグナー『タンホイザー』トレイラー


【特別公開】ワーグナー『タンホイザー』より 第2幕「歌の殿堂をたたえよう」


エリーザベト役 渡邊仁美インタビュー(1/20「高田正人のオペラWhy not?」より)


タンホイザー役 片寄純也インタビュー(1/20「高田正人のオペラWhy not?」より)


当ブログの過去記事では主要キャストのリレー・インタビューを掲載しておりますので、ぜひご覧ください。(facebookでもご覧いただけます)

このほか、若い世代の皆さんにオペラを広めるべく、東京二期会と同じ千駄ヶ谷にキャンパスを構える、津田塾大学総合政策学部の梅五輪プロジェクト「オペラ ワーキンググループ(梅五輪オペラWG)」の学生メンバーと協働して、『タンホイザー』のあらすじ紹介や、キャストインタビュー動画、性格診断(!?)など、前・後夜祭企画を絶賛展開中です!
▼梅五輪オペラWGのX(ツイッター)からぜひぜひチェック&フォローしてください。
梅五輪オペラWG - X (twitter)

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【2/27(火)19:30掲載】
<2024都民芸術フェスティバル参加公演>
フランス国立ラン歌劇場との提携公演《東京二期会オペラ劇場》
リヒャルト・ワーグナー台本・作曲 『タンホイザー』
オペラ全3幕 <日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演>
指揮:アクセル・コーバー/演出:キース・ウォーナー
合唱:二期会合唱団/管弦楽:読売日本交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
2月28日
(水)
2月29日
(木)
3月2日
(土)
3月3日
(日)
当日券
S~C/学
S~C/学
S~B/学
S~B/学
当日券販売
窓口受付
15:30~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
13:00
13:00
開演
17:00
14:00
14:00
14:00
第1幕
約65分
休憩 25分
18:05~18:30
15:05~15:30
15:05~15:30
15:05~15:30
第2幕
約65分
休憩 25分
19:35~20:00
16:35~17:00
16:35~17:00
16:35~17:00
第3幕
約50分
終演予定
20:50
17:50
17:50
17:50
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口改札から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩7分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆上記、当日券は 2/27(火)18:00現在 での発売予定です。以降の販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『タンホイザー』公演情報ページはこちら
2024年2月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』 - 東京二期会オペラ劇場


●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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東京二期会オペラ劇場2024年2,3月公演 ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー [7]ヴェーヌス役:ソプラノ土屋優子

『タンホイザー』二期会キャストのリレー・インタビュー第7弾は、ヴェーヌス役のソプラノ土屋優子です。
イタリア在住の土屋。伝統あるトッレ・デル・ラーゴでのプッチーニ・フェスティバルのアカデミーに参加していたとき、急遽『トゥーランドット』本公演のタイトルロールに異例の代役に抜擢され大絶賛を受けました。東京二期会でも同役を歌いきるほか、『フィデリオ』レオノーレでも真価を発揮しており、イタリア、ドイツ両オペラで活躍。ワーグナー作品としては、『ローエングリン』エルザのカヴァーを経て、これが東京二期会のデビューとなります。公演に向けて話を聞きました。

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ヴェーヌス役:土屋優子(ソプラノ)


――ヴェーヌスは今回初役かと思います。どんな役でしょうか。どんな人物と思われますか?

土屋: ヴェーヌスは自分の気持ちにとても素直な人だと思います。その点はとてもタンホイザーと共通しており、タンホイザーもヴェーヌスもそれぞれ男女の理性を取っ払って本能だけにしたような性格というか…(笑)。
とても愛情深いけれど、その分束縛も強く、情熱的で激しい、人間よりも人間らしい女神様に感じます。

――ヴェーヌス(ヴィーナス)だけでなく、ギリシア神話の神様たちは人間よりも人間らしいですね。もしかしたら、ほんとうは逆で、人間が、神様たちのまねごとをしているだけなのかもしれません……。ワーグナーが描いた女神ヴェーヌス様の聴きどころを教えてください。

土屋: 1幕での壮大な痴話喧嘩では、あの手この手でタンホイザーを引き留めようとします。優しく愛を語りかけたり、悲しんで気を引こうとしたり、妖しく誘惑したり、声を荒げて罵ったり…感情豊かな彼女の歌を楽しんでいただけると思います。
また、今回は〈パリ版〉ということで、3幕で再登場!タンホイザーがローマで許されなかった話をする“ローマ語り”の後から、ヴェーヌスの元に帰りたがるタンホイザー、正気に戻そうとするヴォルフラム、そこに再び現れるヴェーヌス3人それぞれの感情と声が絡み合いクライマックスの合唱へ…たまりません!

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2023年2月 東京二期会オペラ劇場『トゥーランドット』より トゥーランドット役


――たしかに、「壮大な痴話喧嘩」!そして、第3幕は怒涛の展開。まさにワーグナーの音楽のなせる業でしょうか。実際にワーグナー作品を体現されていて、「ワーグナーって、意外に……」と思われたところはありますか。

土屋: 『タンホイザー』って、人間界だけではなく、女神のいる世界も出てきて、キリスト教も出てきて、内容も音楽も壮大(!)ですが、意外と、どの登場人物も皆さんの身近にいるように思いませんか?本能的で破滅的な男、享楽的で感情的な女、友情と恋愛の狭間で悩む真面目男、ひたすら信じて待つ自己犠牲的な女…。なんだか◯◯君みたいだな、とか、自分のこんな性格と似てるな…なんて感情移入しやすいなぁと思います。

――とくに『タンホイザー』の主要な登場人物は若々しい気質にあふれていて、共感しやすいですよね。今回の演出で土屋さん自身が魅力に感じている場面はどこですか。

土屋: 今回、ヴェーヌスがタンホイザーを誘惑する時に、ダンサーや助演の皆様がヴェーヌスと一緒に魅了します。彼に美しい夢を見せて引き止めたり、彼女の分身のようにまとわりついたり……まるで魔法のように動く美しい皆様のおかげで、より一層妖艶なヴェーヌスとなっています。

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2020年9月 東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』より レオノーレ役


――一気呵成に誘惑するヴェーヌスのシーン、ぜひご期待ください。同役の林正子さんとのダブルも初めてですね。林さんの印象をお聞かせください。

土屋: 私が本公演で初めて現場に入ったのが、2018年『ローエングリン』エルザのカヴァーキャストとしてでした。その時に本役だった方の1人が林正子さんで、終演後に「次はあなただよ」と言ってくださったのを励みに頑張ってきました。あの頃から、私も正子さんのように知的で気品があり、誰に対しても分け隔てなく優しいプリマドンナになりたい!とずっと憧れの存在だったので、こうしてダブルキャストとして同じ役で舞台に立てるのは本当に夢のようです。

――ダブルキャストというのは、本番でお互いがいざというときのためにカバーしあえるシステムではありますが、実際は、稽古場で一緒になることでお互いが刺激しあえるというところに大きな意味がありますね。最後に、お客様に意気込みをお願いいたします。

土屋: 普段はイタリアを拠点として活動していますが、ヴェーヌス役にむけては短期で渡独し、大都市ベルリンにて、数ヶ月間という限られた時間の中、ドイツ語とワーグナーの音楽を本気で勉強させていただきました。私にとっての記念すべきワーグナー・デビューをぜひ皆様にも楽しんでいただきたいと思っております。イタリアオペラとはまた違うドイツオペラの魅力をたっぷりお伝えできますよう、優子ヴェーヌス、全身全霊で歌い演じます。Viel Vergnügen!

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▼『タンホイザー』公演情報ページはこちら
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2024年2,3月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』
- 東京二期会オペラ劇場
2024年2月28日(水)17:00、29日(木)14:00*、3月2日(土)14:00、3日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:アクセル・コーバー/演出:キース・ウォーナー/管弦楽:読売日本交響楽団
*…ヴェーヌス役 土屋優子 出演日

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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東京二期会オペラ劇場2024年2,3月公演 ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー [6]ヴォルフラム役:バリトン友清 崇

『タンホイザー』二期会キャストのリレー・インタビュー第6弾は、ヴォルフラム役バリトン友清 崇です。
東京二期会ではR.シュトラウス『カプリッチョ』でデビュー以降、『魔笛』パパゲーノ、『サロメ』ヨカナーン、『パルジファル』クリングゾル、『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナールほか、ドイツオペラの上演には欠かせません。コミカルな役もすれば悪役でもハマる、メインを張れば歌にも絵にもなり、脇にいても舞台が締まる…どのような役においても、必ず舞台をドラマティックに、かつ奥行きを与えている存在です。
この度のヴォルフラムと向き合う日々について、話を聞きました。

*      *      *


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ヴォルフラム役:友清 崇(バリトン)


――ヴォルフラムはどんな役でしょうか。どんな人物と思われますか?

友清: 騎士団の中では身分が高く、歌手の名手、リーダー的存在。昨年11月公演『午後の曳航』の少年団の1号役に続いてのリーダー格の役ですね、でも、今度はとても良い人です(笑)。
タンホイザーとは親友、そしてエリーザベトに想いを寄せているが、彼女の心はタンホイザーに向いているという、とても切ない思いを持った男です。
中世のドイツでの実在の人物で、「ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ」と検索すれば詳しく知る事ができます。彼の書いた「パルチヴァール」はオペラ『パルジファル』の題材になっています。

――たしかに、首領1号は不良中学生の役でした(笑)。そして、タンホイザーも、ヴォルフラムも実在の人物から来ていますが、親友タンホイザーと想いを寄せていたエリーザベトを若くしてうしなったヴォルフラムが、後年『パルジファル』の物語を紡ぐと勝手に想像すると、ちょっとおもしろいですね。では、ヴォルフラム青年の聴きどころを教えてください。

友清: 叙情感の溢れるメロディー中心ですので歌の名手ヴォルフラムの優雅で上品な歌をお楽しみ下さい。
しかし、タンホイザーが巡礼から戻ってきた後のシーンからヴォルフラムの音楽がガラッと変わります。激しい調子になるのですが、ここからの私の声の使い方に注目して欲しいですね。クリングゾル、ドン・ピッツァロ、そして1号を歌ってきた役の真骨頂、ドスの効いた歌をお楽しみ下さい。

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2012年9月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』より クリングゾル役 (撮影:三枝近志)


――お客様には、友清さんの抒情的な歌と後半のヴィラン・ヴォイス、その両方をご堪能いただきたいと思います!
さて、ワーグナーのオペラというと、長大で哲学的で難解…というイメージがどうしてもあって、苦手な方も多いと聞くのですが、友清さんが考えるワーグナー・オペラを好きになるコツを教えてください。


友清: 分かりやすくいえば、ワーグナー作品の魅力の大半は序曲、間奏曲、そして合唱曲になると思います。先ずそこを楽しみにされて、さらにお目当ての歌手の歌唱に興味を持たれていれば、時間が長く感じることはありません!

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2016年9月 東京二期会オペラ劇場『トリスタンとイゾルデ』より クルヴェナール役 (撮影:三枝近志)


――2021年公演もビーテロルフ役で出演していました。キース・ウォーナー演出の『タンホイザー』の特徴を教えてください。

友清: 今回の演出で特徴的なのは、良く動くということです。
我々騎士達の登場シーンは先ず1m50cmくらいの所から飛び降ります。内心はメチャクチャ怖いです。落ちる音がドス、ドスと聞こえます。出番直後、歌う前に捻挫なんてことにならないようにしなければなりませんね。落下後も、舞台を右に左に後ろに前に動きまくります。 運動不足気味の歌手は息が荒くなっているのをおさえている様子です。
2幕の歌合戦の前も合唱団は椅子を頭の上に持ち上げ、動き回ります。ソリストも前に行ったり後ろに行ったりと、特にヴァルターとビーテロルフのソロは直前で走っているので、大変そうですね。

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2022年7月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』より クリングゾル役 (撮影:西村廣起)


――体力のある友清さんなら大丈夫かと思いますが、どうかお気をつけて! 同じヴォルフラム役の大沼徹さんの印象はいかがでしょうか。

友清: これまでにも多くのドイツオペラで共演させてもらっています。その中で特に印象的なのはクラウス・グート演出の『パルジファル』(2012)で大沼さんが演じたアムフォルタスですね。私はクリングゾルとは兄弟関係の設定の演出になっており、最後2人が並んで座り互いに無言の中、私が彼の膝に軽く手をあて終幕になるシーンは忘れられません。

――なんとも痛切というか、やるせないというか、言葉に表すのが難しい名シーンでしたね(写真2枚目参照)。

友清: 大沼さんも私も、初めてのワーグナーのオペラ出演だったかと思いますが、指揮者の飯守泰次郎先生の幾度にわたるマンツーマンの指導を受けた経験はヴォルフラム役に多いに生かせていける事と思います。

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2023年11月 東京二期会オペラ劇場『午後の曳航』より 1号役 (撮影:寺司正彦)


――最後に、お客様に意気込みをお願いいたします。

友清: 1988年2月東京文化会館で二期会が『タンホイザー』を公演いたしました。
参考「公演情報 - 二期会オペラ公演《タンホイザー》 | 昭和音楽大学オペラ研究所 オペラ情報センター」
この公演はテレビ放送されており、そのビデオ映像を今回のタンホイザー役の片寄さんから15年くらい前にお借りした事があります。あまりにハイクオリティーな公演です。我々出演者たちから見ると師匠にあたる世代の公演になりますが、私にとっては特にヴォルフラム役の木村俊光先生の歌唱は度肝を抜かれました。四半世紀前の学生の時、「夕星の歌」をはじめヴォルフラムのソロにあたる曲をレッスンしていただきましたが、その楽譜を先日発見しました。よく見ると先生の書き込みらしき文字もありました。こと細かな指導についていけず、落ちこぼれな自分が、まさかこの役を私が二期会公演で歌うなんて正直思ってなかったでしょう。試験前の門下の歌い合いでも先生を不機嫌にする始末。後でソプラノの先輩に、「夕星の歌」はとても好きだから上手に歌ってね、と温かい励ましを受けた事を思い出します。なので頑張りたいと思います!(笑)

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2024年2,3月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』
- 東京二期会オペラ劇場
2024年2月28日(水)17:00、29日(木)14:00*、3月2日(土)14:00、3日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:アクセル・コーバー/演出:キース・ウォーナー/管弦楽:読売日本交響楽団
*…ヴォルフラム役 友清 崇 出演日

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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東京二期会オペラ劇場2024年2,3月公演 ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー [5]エリーザベト役:ソプラノ渡邊仁美

『タンホイザー』二期会キャストのリレー・インタビュー第5弾は、エリーザベト役ソプラノ渡邊仁美です。
今回同役の梶田真未とともに二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』題名役で二期会デビュー。
『サロメ』、『ルル』の題名役のカヴァーを務めた後、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズR.シュトラウス『平和の日』に主役のひとりマリアに抜擢され高く評価されました。
そして、今回初のワーグナー作品でのヒロイン・デビュー。公演を前に話を聞きました。

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エリーザベト役:渡邊仁美(ソプラノ)


――エリーザベトは今回初役かと思います。どんな役でしょうか。どんな人物と思われますか?

渡邊: 素直で、純粋で、とても強い人です。溢れる喜びを表現したり、無邪気な反応を見せたりもしますが、愛する人のために戦い、祈り… 理由はどうあれ、その行動力は、現代の女性にも共感できる部分が多いのではないかと思います。ただ綺麗なだけではない、魅力的な女性です。

――純粋で強い人という人物像は、今回ダブルキャストで同役の梶田さんからも聞きました。二人は学生時代からの友人であるそうですが、梶田さんの印象もお聞かせください。

渡邊: 梶田さんは実は大学の同級生なんです!
たくさんの思い出があって、とても語り尽くせないのですが…梶田さんは努力家で、ちょっと天然で、面白い人です。
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』でもダブルキャストで出演させていただきました。アルチーナ役のときもそうでしたが、今回も本当に楽しく一緒に稽古を重ねています。
幸せです。

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2018年5月 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』より アルチーナ役 (撮影:三枝近志)


――一緒に学んできた二人で、舞台のキャリアも一緒に重ねていけるというのは、実は貴重なことではないかと思います。「幸せです」という言葉に、実感がこもっているように感じました。さて、エリーザベト役に取り組んでみて、ワーグナーのオペラの特徴といいますか、意外にも思われたことなどはありますか?

渡邊: タンホイザーの登場人物はとても人間的で、しかも現代でも共感できる性質を持っていると感じます。また、多くのオペラはいつも急な展開を見せますが、ワーグナーはそれがもっと現実的な時間軸に近いというか…リアルなタイミングで感情が動く、そんな感覚があります。

――確かに、友情と片想いに悩むヴォルフラムもリアルな感情ですし、、第2幕で「綺麗ごと並べてんじゃねえ」と爆発するようなタンホイザーの感情もロックで現代的ですね(ダメですけど)。また、稽古を重ねてきて、この演出の魅力を教えてください。

渡邊: ワーグナーが書いたエリーザベトの台詞は、感情や目的、信念がはっきりしています。もちろん音楽によってそれが最大限に表現されているのですが、それをまた更に深めてくれる演出です。余計な情報は無く、エリーザベトという人を全力で生きることができる、それが私にとって最大の魅力です。

――最後に、お客様に意気込みをお願いいたします。

渡邊: 私にとって大きな挑戦となる初役ですが、素晴らしい環境に恵まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。ワーグナーの総合芸術を存分にお楽しみいただける舞台になることと思います。是非多くの方にご覧いただきたいです。劇場でお待ちしております!

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2023年4月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『平和の日』より マリア役 (撮影:堀 衛)


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2024年2,3月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』
- 東京二期会オペラ劇場
2024年2月28日(水)17:00*、29日(木)14:00、3月2日(土)14:00*、3日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:アクセル・コーバー/演出:キース・ウォーナー/管弦楽:読売日本交響楽団
*…エリーザベト 渡邊仁美 出演日

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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東京二期会オペラ劇場2024年2,3月公演 ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー [4]エリーザベト役:ソプラノ梶田真未

『タンホイザー』二期会キャストのリレー・インタビュー第4弾は、エリーザベト役ソプラノ梶田真未です。
東京二期会では、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』の題名役でデビュー。その後、第19回東京音楽コンクール声楽部門第1位を受賞、オペラでも『魔弾の射手』アガーテ、『蝶々夫人』題名役のカヴァーを経て、この度ワーグナー・オペラのヒロインに!本公演に向けて、話を聞きました。

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エリーザベト役:梶田真未(ソプラノ)


――エリーザベトは今回初役ですね。どんな人物像を描いていますか?

梶田: エリーザベトは、真面目で清純ですが、愛については誰よりも強く深い想いを持ち、それを守るためなら屈強な男たちにも屈さず、誰よりも強くなれる人物です。
愛する人のためには、自分を犠牲にする事だって厭いません。
愛する人がどんなに悪いことをしたとしても、その人のことを愛しきるというところに、彼女の他にはない魅力を感じます。

――本当に強い意志を持った人ですね。そんな梶田エリーザベトの聴きどころを教えてください。

梶田: 彼女の愛は、短い物語の中で様々に変化します。それをヴァーグナーは、分厚い巨大な音楽の波を用いたり、一本の細い筆を用いたり、あらゆる方法で繊細に表現しているのです。
劇中には彼女が思いの丈を綴る箇所が4箇所ありますが、そのどれもが違う描かれ方をしています。嵐のように変化していく彼女の愛の形と音楽は、このオペラの大きな魅力の一つだと思います。

――タンホイザーに対して一途ではあるけれども、その中で様々な想いが喚起され表現されているというのは驚きです。ワーグナーのオペラというと哲学的で観念的なイメージもありますが、今のお話を聞くと、やはり人間らしさを描いていると思えますね。実際にワーグナーの音楽に取り組んでみていかがでしょうか。

梶田: ヴァーグナーの音楽と言葉には、非常に密接な結びつきがあります。言葉の抑揚がメロディに細かに反映されており、言葉を正確に扱えないと音楽を捉え、表現することが非常に難しいのです。そういった点では、ヴァーグナーはごく自然に、感情のままに書いていたのではないか、と感じる時があります。だからこそ、私が苦戦しているのはこういった部分で、言葉と結びつける事の難しさを日々感じています。

――ワーグナーの大きな旋律も、ドイツ語の響きから自然に生まれいるのですね。私たちはそれに身を委ねて聴きたいと思います。さて、稽古を重ねてきて、今回の演出の魅力をどのように感じているでしょうか。

梶田: 登場人物たちの抱える感情は、この物語のタンホイザーだから、とかエリーザベトだから、とかではなく、多くの人が抱えたことのある悩みではないのかなと思っています。ヴァーグナーにも同じような悩みがあり、それを作品に込めていたと思います。
今回の演出は、こういった迷いや葛藤といった心の動きをいかに表現するか、というところに重点を置いています。それらを観ていただく皆様にも共感して頂けるように、精一杯演じたいと思います。

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2018年5月 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』より アルチーナ役 (撮影:三枝近志)


――今回のダブルキャストの同役は渡邊仁美さんです。渡邊さんの印象をお聞かせください。

梶田: 仁美ちゃんは大学時代の同級生でした。こうして同じ役を演じることが出来て、とても嬉しく思っています。さらに『アルチーナ』で、共にアルチーナ役をダブルキャストで演じた仲間でもありますので、勝手にすごく縁を感じています(笑)
昔から仁美ちゃんの歌を知る者として、豊かな声と美しい歌唱が、清純で芯の通ったエリーザベトというキャラクターにぴったりだと思っています。

――二人の競演を多くの方に観て聴いていただきたいと思います!ぜひダブルキャスト両日とも! 最後に、お客様に意気込みをお願いいたします。

梶田: エリーザベトに少しでも近づけるよう真摯に向き合いたいと思います。そして皆様にお楽しみいただけるように精一杯努めます!

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2024年2,3月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』
- 東京二期会オペラ劇場
2024年2月28日(水)17:00、29日(木)14:00*、3月2日(土)14:00、3日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:アクセル・コーバー/演出:キース・ウォーナー/管弦楽:読売日本交響楽団
*…エリーザベト 梶田真未 出演日

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プログラムが決定しました!~二期会オペラ研修所 第67期マスタークラス修了試演会(2/21開催)

2月21日(水)にHakuju Hallにて開催の「二期会オペラ研修所 第67期マスタークラス修了試演会」。いよいよ本番まで残り1週間を切り、両クラスとも、立ち稽古が順調に進んでいます。
この度、試演会のプログラム(演目・場面)が決定しましたのでご案内いたします。
研修所での学びの集大成である修了試演会は、各研修生が、今後自身のレパートリーにしたいと考えている作品にて臨みます。これからオペラの舞台に羽ばたく若きアーティストを、一足早くご覧いただく絶好の機会です。どうぞご期待ください。

240221institute.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第67期マスタークラス修了試演会

開催日:2024年2月21日(水)
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール) 【アクセス
  ・小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
  ・千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分
料金:全席指定 各クラス2,000円 (2クラスセット券 3,000円)
   ※クラスごとにチケットが必要です
〈予定プログラム〉
◆鹿野由之クラス 12:00開演
1.ロッシーニ作曲『セヴィリアの理髪師』第1幕より
2.ビゼー作曲『カルメン』第1幕より
3.トマ作曲『ハムレット』第1幕より
4.ドニゼッティ作曲『ドン・パスクワーレ』第3幕より
5.マスカーニ作曲『カヴァレリア・ルスティカーナ』第1幕より
   <休 憩>
6.メノッティ作曲『電話』(後半)より
7.マスネ作曲『タイス』第3幕より
8.マスネ作曲『マノン』第3幕より
9.レオンカヴァッロ作曲『道化師』第1幕より
10.ヴェルディ作曲『椿姫』第3幕より
   <休 憩>
11.グノー作曲『ロメオとジュリエット』第4幕より
12.ヴェルディ作曲『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
13.R.シュトラウス作曲『アラベラ』第1幕より
14.ドリーブ作曲『ラクメ』第3幕より
15.ヴェルディ作曲『椿姫』第2幕より

◆岩森美里クラス 17:00開演
1.プッチーニ作曲『ラ・ボエーム』第4幕より
2.ロッシーニ作曲『チェネレントラ』第1幕より
3.マスネ作曲『マノン』第1幕より
4.ヴェルディ作曲『リゴレット』第1幕より
5.ロッシーニ作曲『セヴィリアの理髪師』第1幕より
6.ベッリーニ作曲『清教徒』第1幕より
   <休 憩>
7.ロッシーニ作曲『セヴィリアの理髪師』第1幕より
8.ヴェルディ作曲『リゴレット』第1幕より
9.ビゼー作曲『カルメン』第1幕より
10.ヴェルディ作曲『イル・トロヴァトーレ』第4幕より
11.ワーグナー作曲『さまよえるオランダ人』第2幕より
   <休 憩>
12.ヴェルディ作曲『椿姫』第3幕より
13.ビゼー作曲『カルメン』第4幕より
14.マスネ作曲『マノン』第3幕より
15.ヴェルディ作曲『リゴレット』第2幕より
16.ヴェルディ作曲『椿姫』第2幕より

※各演目の配役およびタイムテーブルは、当日会場にてご案内いたします。

▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第67期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会

▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
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東京二期会オペラ劇場2024年2,3月公演 ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー [3]タンホイザー役:片寄純也

『タンホイザー』二期会キャストのリレー・インタビュー3人目は、タンホイザー役のテノール片寄純也です。
「日本人では貴重なヘルデンテノール」と言われ、早くから『パルジファル』タイトルロール、『サロメ』ヘロデ王など大役を歌いきってきた片寄純也ですが、もちろんその実際は努力の人物。身体を鍛え上げ、体重も増やし、ビルドアップして「獲得」した唯一無二の「楽器」をもって、2021年に続いての『タンホイザー』のタイトルロール。今回はサイモン・オニールとのダブル主演となり、その心境含めて、話を聞きました。

*      *      *


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タンホイザー役:片寄純也(テノール)


――タンホイザーはどんな役でしょうか?

片寄: タンホイザーは、良く言えばアグレッシブ、悪く言えば自分勝手な人ですね(笑)
現状に満足することをせず常に新しい刺激を求め行動を起こす猪突猛進型のタイプですが、反面、素直な所も持ち合わせていると思います。

――血気盛んな青年。ワーグナーのオペラはあまり登場人物の年齢を気にかけることが比較的少ないように思われますが、『タンホイザー』は他の作品と比べて青春群像っぽいところはありますね。そんな猪突猛進なタンホイザーの聴きどころを教えてください。

片寄: 序曲から最後まで全部です!
個人的に好きなのは3幕1場のエリーザベト、ヴォルフラム、巡礼のコーラスのシーンです。
タンホイザー役の聴きどころとしてはやはり3幕の長大なローマ物語ですね。ヴォルフラムにこんなにたくさん聞いて欲しいことがあったの?って歌っていて思います(笑)

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2021年2月 東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』より タンホイザー役(左) ((C)Lasp Inc.)


――ふたりの友情と、ヴォルフラムを本当に信頼しているのだな、というシーンですね。ここまで話を伺っていると、長大で難解イメージがついてまわるワーグナーですが、そうでもないと。

片寄: 確かにワーグナー作品は長大で難解ですよね。
私も実際に歌ってみて「リング」や『パルジファル』は特に難解だと感じましたが、『タンホイザー』に関しては〈愛〉〈死〉〈救済〉がわかりやすく、初めてワーグナーを鑑賞される方には理解しやすい作品ではないかと思います。

――今回2回目となるキース・ウォーナー演出についてはいかがでしょう。

片寄: 2021年にも歌わせていただきましたが、その時はコロナ禍で密になることを制限され、稽古場でも常にマスクをつけての歌唱だったのでとにかく不自由でした。今回は制限もなく細やかな演出になり、より密に絡めるようになったので視覚的にもお客様に楽しんでいただけるのではないかと思っております。

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2016年11月 東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』より テノール歌手/バッカス役 (撮影:三枝近志)


――そして、今回ダブル競演はサイモン・オニールさんですが、印象を聞かせてください。

片寄: デカっと思いました(笑) やはりヘルデンテノールは皆さん大きいですね。
そういうお前もだろ?って現場で突っ込まれてますが(笑)

――お客様にはぜひ両組でヘルデンテノールの競演を楽しみにしていただきたいと思います。最後に、お客様に向けて、本番への意気込みをお願いいたします。

片寄: タンホイザーはワーグナーの中ではわかりやすい作品ですが、長大であることには変わりません。タンホイザー役はとにかく膨大な歌唱量でエキスパンダーを延々と続けるような忍耐力と強靭なスタミナを求められる難役ですが、最後まで歌いきれるよう「闘魂込めて」頑張ります。ちなみに巨人のファンではありません(笑)

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2012年9月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』より パルジファル役 (撮影:三枝近志)



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2024年2,3月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』
- 東京二期会オペラ劇場
2024年2月28日(水)17:00、29日(木)14:00*、3月2日(土)14:00、3日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:アクセル・コーバー/演出:キース・ウォーナー/管弦楽:読売日本交響楽団
*…タンホイザー 片寄純也 出演日

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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東京二期会オペラ劇場2024年2,3月公演 ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー [2]ヴェーヌス役:林 正子

2月28日、東京文化会館大ホールで初日を迎える、ワーグナー『タンホイザー』。
二期会キャストのリレー・インタビュー2人目は、ヴェーヌス役のソプラノ林 正子。
東京二期会では、昨年秋ヘンツェ『午後の曳航』房子役に続いての出演となりました。東京二期会では、ワーグナー、R. シュトウス作品で欠かせない存在となっています。どの役を担うときでも、深い洞察と心情に裏付けされた表現で、決してステレオタイプな人物にならず、物語に奥行きを与えています。今回もエリーザベトの聖なる愛に対立する欲望の愛を司るヴェーヌス役ですが、林が演じる「愛の神」とは?公演に向けて話を聞きました。

*      *      *


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ヴェーヌス役:林 正子(ソプラノ)


――ヴェーヌスとは、どのような役、どのような人物でしょうか。

林: 『タンホイザー』の出演者で、唯一の神様枠であるヴェーヌスですが、意外と人間感覚の持ち主です。
ハインリッヒと自分が構築した関係性に自信を持っていて、恐らく、自分の王国から彼が出て行きたいと思う日が来るとは想像もしたことがないのではないでしょうか。最初は自信たっぷりのヴェーヌスが、その心情をどのように変化させていくのかが、今回の聴きどころだと思います。個人的には、非常に人情(?!)に篤いこの女神さまのファンです、はい。

――『タンホイザー』って、神様側が「欲望」担当で、エリーザベトという人間側が「聖」担当という時点で、「この話、一筋縄ではいかないよ」宣言をされている感じがしますね。ワーグナーの作品は難しいと思われがちですが、林さんはどのように感じていますか?

林: 確かに、イタリアオペラのお話と比べると、ワーグナーのオペラは神々が登場する機会が多いため、親近感を持つのは難しいですよね(そもそも、神々の日常生活やルーティーンって何だろうか?)。
ところが、彼らが話している内容を聞いてみると、結局人間と同じことを言っています。あ、決して、ワーグナーの想像力欠如を指摘しているわけではありません。この『タンホイザー』の冒頭のハインリッヒとヴェーヌスの会話も、結局は「婦系図」ばりの痴話シーンであったりして、すんなり理解できる内容となっております。ワーグナーのオペラのお話は意外に難しいものではありません。

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2023年11月 東京二期会オペラ劇場『午後の曳航』より 黒田房子役 (撮影:寺司正彦)


――まずは、神々を畏れすぎずに観ることが、コツのひとつ、といえるでしょうか? さて、すでに何度か稽古を重ねてきて、今回のキース・ウォーナー演出の魅力を教えてください。

林: 何よりも先ず、舞台が美しいです。
ヴェーヌスの館は、19世紀末のメゾンクローズ(*高級娼館)を想定しているとの説明を受けました。
この設定ですと、感情の想像がしやすく、この演出家の特徴である「感情の掘り下げ」が容易にできるのではないかと。
ダンサーさんたちの使い方が、とても効果的で贅沢です。実は、ダンサーさんたちに担いでもらっての登場で、長いこと歌っていますが、登場も退場も自分の足を使わないことは初めての経験です。彼らの腰を守るため痩せよう、と決意。

――そうなると、ヴェーヌスは19世紀パリの高級娼婦にも重なる存在になりますね。『椿姫』ではないですが、ヴェーヌスがヒロインとなる物語だって、タンホイザーの物語とともに展開しているはず。やはり一筋縄ではいかなそうですね。
林さんとともに、空飛ぶヴェーヌスのダブルキャストは土屋優子さんですが、オペラで一緒になるの初でしたでしょうか。土屋さんの印象をお聞かせください。


林: 素晴らしい声の持ち主です。彼女の声なら、劇場の隅々まで声が届くことは間違い無いです。
お名前の通り、とても優しい方で、お稽古場ではいつも和ませて頂いております。
Merci,優子さん!!!

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2018年2月 東京二期会オペラ劇場『ローエングリン』より エルザ役 (撮影:三枝近志)


――最後に、お客様に、本番への意気込みをお願いします。

林: 今回のこの『タンホイザー』は、まさにThe Operaだと思います。
つまり、美しい非日常への誘いです。
寒さ厳しい折ではございますが、身も心もホットになるプロダクションです。
アーティスト一同、劇場にてお越しをお待ちしております!

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2016年11月 東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』より プリマ・ドンナ/アリアドネ役 (撮影:三枝近志)



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2024年2,3月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』
- 東京二期会オペラ劇場
2024年2月28日(水)17:00*、29日(木)14:00、3月2日(土)14:00*、3日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:アクセル・コーバー/演出:キース・ウォーナー/管弦楽:読売日本交響楽団
*…ヴェーヌス 林 正子 出演日

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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東京二期会オペラ劇場2024年2,3月公演 ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー [1]ヴォルフラム役:大沼 徹

2013年フランス国立ラン歌劇場にてワールドプレミエを迎えた、キース・ウォーナー演出によるワーグナー『タンホイザー』を、東京二期会は2021年に続いて上演!豪華な「パリ版」に準拠してお披露目いたします。
ニュージーランドの英雄テノール、サイモン・オニールも仲間入りして、連日の稽古が続いています。

二期会キャストのリレー・インタビューもスタートしましょう!
最初は、ヴォルフラム役のバリトン大沼 徹(先頭打者からホームラン王の風格!)。
思えば2010年『オテロ』イアーゴが激賞されてから第一線の活躍が続き、今や日本を代表するバリトンの一人。特に東京二期会では『パルジファル』『トリスタンとイゾルデ』『ローエングリン』『サロメ』とドイツオペラの大役が続き、ヴォルフラムは、2021年公演に続いての出演となりました。
飄々としながら(自然体?)、ここぞというときに的確に核心を突くスタイルは、その豊かな歌唱にも普段のまなざしにも表れるようです。公演に向けて話を聞きました。

*      *      *


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ヴォルフラム役 大沼 徹(バリトン)


――2021年に続いての出演となりました。 ヴォルフラムはどんな役でしょうか。どんな人物と思われますか?

大沼: タンホイザーへの友情と、エリーザベトへの恋愛感情に板挟みにされて、にっちもさっちも行かない人ですよね。絶対胃薬が手放せない奴だと思います。

――友情と恋愛感情の板挟み…ヴォルフラムに共感してくれる男子は多いのではないでしょうか。タンホイザーもエリーザベトも、ヴェーヌスも、ある意味常人離れしているところがありますものね。それでは、大沼ヴォルフラムの聴かせどころを教えてください。

大沼: そりゃあやっぱり「夕星の歌」だと思います。ちなみに、「夕星」って「ゆうづつ(*)」って読むらしいんですよね。40過ぎるまで「ゆうぼし」だと思ってました。まあ、どうでもいいんですけどね。

――われわれ業界内では、なぜか「ゆうぼしのうた」で定着してしまっていますね……。さて、大沼さんはこれまで数々のワーグナー作品に出演してきましたが、携わってきた中で、発見された「ワーグナーあるある」があれば教えてください。

大沼: ワーグナーの稽古をしている期間って、何故か性的な夢を見ることが多いんですね。
ワーグナーの甘美な、そして官能的な音楽がそうさせるのでしょうか。もしくは単に僕がおかしいのでしょうか。

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2021年2月 東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』より ヴォルフラム役 (©Lasp Inc.)


――ヴォルフラムのところにもヴェーヌスの誘惑が、毎晩スピンオフでおこなわれていると。それだけ、ワーグナーの感情を揺さぶる音楽に浸っているということでしょうか。前回も舞台に立たれたキース・ウォーナー演出ですが、今回の舞台の魅力について、教えてください。

大沼: ワーグナーにおいてとても重要なテーマ「救済」の形が、様々な解釈を許容する形で提示されるところでしょうか。演ずる上では切なかったり,やるせなかったりするんですけど、だけど、とっても美しい舞台だと思います。

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2021年2月 東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』より ヴォルフラム役 (©Lasp Inc.)


――欲望と救済という二項対立では語りつくせないところまでテーマを掘り下げている、とも言えるでしょうか。各シーンの色彩の変化も美しいですよね。本番に向けた意気込みをお願いいたします。

大沼: 混迷の時代にあって、我々歌うたい達は、生の歌を劇場に取り戻す事に全力を掛けてきました。奇しくも2幕には劇中劇として歌合戦が繰り広げられますが、そこには歌合戦以上のものが投影される筈だと確信して、目下稽古に励んでいます。劇場でお待ちしております!

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2016年9月 東京二期会オペラ劇場『トリスタンとイゾルデ』より クルヴェナール役 (撮影:三枝近志)


――前回公演がコロナ禍の真っただ中でした。今回の公演で、復活の想いをお客様にお伝えで来たらと思います。ありがとうございました。
稽古場では、ダブルキャストの友清 崇さんと一緒に稽古中と思いますが、最後に、友清さんの印象もお聞かせください。


大沼: もう、あれですね、ジャッキー・チェンにしか見えないんですよね。


(*)…「夕星」ゆうづつ:夕方、西の空に見える金星、宵の明星(みょうじょう)のこと。「ゆうつづ」とも読みます。

*      *      *


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2024年2,3月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』
- 東京二期会オペラ劇場
2024年2月28日(水)17:00*、29日(木)14:00、3月2日(土)14:00*、3日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:アクセル・コーバー/演出:キース・ウォーナー/管弦楽:読売日本交響楽団
*…ヴォルフラム 大沼 徹 出演日

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1/29(月)「明日を担う音楽家による特別演奏会」~出演者リレー・インタビュー [6]

1月29日(月)19時より東京オペラシティ コンサートホールで開催される「明日を担う音楽家による特別演奏会」。
世代のトップレベルの実力をもった才能が、文化庁の新進芸術家会芸研修制度により1年以上の海外研修を経て、東京に集結!その成果を一同に発表する、一夜限りのスペシャルなオペラ・ガラ。

出演者リレー・インタビュー最後を飾るのは、ソプラノ保科瑠衣。
サントリーホール オペラ・アカデミー第1期生。イタリア国立パルマ音楽院声楽科を首席修了して、現在も同古楽科に在籍中。フィレンツェ歌劇場管弦楽団、フィラルモニカ・トスカニーニ、イ・ソリスティ・ヴェネティ等多くの楽団と共演を重ねています。
古楽のエキスパートとしてキャリアを重ねつつある保科が今回選んだのは、モーツァルト『ポントの王ミトリダーテ』より「脅かす運命に」。煌びやかなコロラトゥーラの1曲を前に、話を聞きました。

*      *      *


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ソプラノ保科瑠衣(ほしな るい)


――オペラ歌手になろうと決意したのはいつでしたか?

保科: 小学四年生のときです。

――それは早いですね!それはどんなきっかけ、出会いがあったのでしょうか?

保科: 当時所属していた児童合唱団のメンバーとして新国立劇場で公演された『ヘンゼルとグレーテル』に出演したことがきっかけで、総合芸術であるオペラの素晴らしさに魅了されたからです。

――オペラ・デビューでオペラの道を決めたのですね!小学校4年生で新国のステージに立ったこともすごいですが、その後、イタリア・パルマに拠点を置かれました。文化庁の新進芸術家海外研修制度を利用しようとしたきっかけは何でしたか?

保科: 大学の尊敬する先輩方がこの制度を利用し海外へと飛び立ち、その後素晴らしいキャリアを築き上げてらっしゃったことに憧れたことがきっかけです。

――先輩と同じように、大切にキャリアを重ねられることを願っています! 今回モーツァルト『ポントの王ミトリダーテ』からアリアを選ばれた理由を教えてください。

保科: 私のイタリアでのキャリアを始めるきっかけとなったオペラの作曲家がモーツァルトだったのですが、それ以来いつも大事なコンサートやオーディションでモーツアルトの作品を歌ってきました。
今回この素晴らしい舞台でも私にとって大切な作曲家であるモーツアルトの楽曲を歌いたいと思っていたところにこの華やかなアリアを知り、今回のコンサートにピッタリだと思い選びました。

――実は保科さんが今回の演奏会の先頭打者になります! このアリアの聴きどころ、保科さんにとっては歌いどころを、ひとつあげるとしたら?

保科: たくさんのアジリタ(細かく速い音符の連なり)と、幅広い音域です。あっ!ひとつじゃなくなってしまった!

――きっともっとあるんだと思います! 保科さんにとっての、歌の道歩んでいくための座右の銘とは?

保科: 人事を尽くして天命を待つ。

――イタリアで活動される保科さんだからこそ、重みのある言葉だと思います。歌手を目指す後輩の人たちに向けてメッセージをお願いします。

保科: 若いうちになんでも挑戦しやってみることが大切だなと年を重ねた今痛感しています。
恐れずにどんどん挑戦していってください!
そして、若いうちにどんどん海外に挑戦してください!

――今後もグローバルに活躍されることを願っています! 最後に、演奏会に向けての意気込みをお願いします。

保科: イタリアで学んだことを100%発揮できるよう、マエストロ角田と東京フィルハーモニー交響楽団のみなさまのお力を借りて精一杯演奏いたします!

*      *      *


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先日行われた東京フィルハーモニー交響楽団との歌合せにて
(左から)井上大聞、上島 緑、野町知弘、平野柚香、保科瑠衣、内山建人、指揮・角田鋼亮


240129asunina.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
新進芸術家海外研修制度の成果
明日を担う音楽家による特別演奏会
日時:2024年1月29日(月) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール 【アクセス
(都営新宿線直通・京王新線「初台駅」東口より徒歩5分)
料金:(全席指定・税込)
S席¥4,000、A席¥3,000、B席¥2,000、学生席¥1,500
《チケット発売中》

出演:
(ソプラノ)平野柚香、保科瑠衣
(メゾソプラノ)上島 緑
(バリトン)井上大聞、内山建人、野町知弘
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
明日を担う音楽家による特別演奏会 - 東京二期会
(主催:公益財団法人東京二期会)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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1/29(月)「明日を担う音楽家による特別演奏会」~出演者リレー・インタビュー [5]

1月29日(月)19時より東京オペラシティ コンサートホールで開催される「明日を担う音楽家による特別演奏会」。
世代のトップレベルの実力をもった才能が、文化庁の新進芸術家会芸研修制度により1年以上の海外研修を経て、東京に集結!その成果を一同に発表する、一夜限りのスペシャルなオペラ・ガラ。

出演者リレー・インタビュー5番目は、バリトン内山建人。
大阪府出身で、学生時代から関西歌劇団、関西二期会の公演に出演。びわ湖ホール声楽アンサンブルのメンバーとして活躍した後、ベルリンへ。ベルリン・コンツェルトハウスやベルリン・ドイツ・オペラの舞台を経験。彼の地でベートーヴェン「第九」、シューベルト「美しい水車小屋の娘」を披露し認められた逸材は、この度ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』よりハンス・ザックスの「ニワトコのモノローグ」を持って東京に。本番前の意気込みを聞きました。

*      *      *


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バリトン内山建人(うちやま けんと)


――オペラ歌手、声楽家になろうと決意したのはいつでしたか?

内山: 歌の道で生きていこうと決めたのはおそらく22歳の時です。

――22歳というと、多くの大学生がちょうど就職先を決める時期ですよね。内山さんにはどのようなきっかけがあったのでしょうか?

内山: 大学院入試に臨む過程で決意が固まりました。院試の後に、自分はこの道で生きていくんだという思いを、初めて肩肘張らずに自然に受け入れられた気がしました。その時にできる自分の歌を歌えた実感があり、それが素直に嬉しかったんだと思います。

――自分の歌を歌えた実感とはなんとも得難い体験ですね。その道を邁進するように、ドイツ・ベルリンに向かうことになるのですが、新進芸術家海外研修制度を利用しようとしたきっかけは何でしたか?

内山: 自分のすべきことに、真正面から向き合える期間を作るためでした。おかげさまでベルリンを拠点に様々なことに思い切って挑戦できました。

――海外では、自分の道に余計な情報を入れなくて済む、というメリットもありますね。今回の演奏会では、ハンス・ザックスの歌を選ばれました。選曲理由を教えてください。

内山: 師匠がワーグナー歌手だったこともあって、研修中によくレッスンで歌った曲です。ハンス・ザックスはバス・バリトンなら誰もが夢見る大役ですが、若手にはまず回ってきませんし、100%まだ早いと言われる役です。しかし、この「ニワトコのモノローグ」に限って言えば、シューベルトのようなドイツ歌曲に源流を持つ繊細な曲想で、今の自分の声でも音楽的にアプローチできます。何よりオーケストラと歌えるならこれほど豊かで美しい曲はないと思い選曲しました。

――この曲の聴きどころを教えてください。

内山: 例えば“Wie Vogelsang im süßen Mai!(まるで優しい5月の小鳥のさえずりのようだった!)”という歌詞とそれに伴う音楽に、ザックスが感じた、若く才能溢れるヴァルターの奔放で荒削りな歌を聞いた時の新鮮な感動、若さへの憧れ、そしてかつての自分への郷愁など色んな想いが同時に重なって表現されているように、どの瞬間も常にいくつかの文脈で読み解けるつくりになっているところが好きです。そこも歌曲的だなと思います。

――ドイツの芸術歌曲の要素が詰まった一曲なのですね。さて、内山さんが歌の道を歩んでいくにあたって、座右の銘があれば、教えてください。

内山: ありきたりですが「一期一会」です。どんなことを成し得ても、結局のところは今日これから歌う音楽が全てだと思いますし、音楽でも人でも、日々の新たな出会いが自分を成長させてくれます。

――内山さんのこの度のステージ、その一期一会を多くの方にお聴きいただきたいと思います。歌手を目指して、これから海外へ飛びたとうとする後輩の人たちに向けてメッセージをお願いします。

内山: 僕もまだまだひよっこなので何も言えませんが、同僚になる皆さんと一緒に歌えるときを楽しみにしています!

――後輩の皆さんとも一期一会重ねていきたいですね。そそれでは、最後に、演奏会に向けての意気込みをお願いします。

内山: 東京で、オーケストラで歌わせていただけるという貴重な機会を、精一杯楽しめるよう準備して参ります。素敵な音楽を共有できることが今から楽しみです。

*      *      *


240129asunina.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
新進芸術家海外研修制度の成果
明日を担う音楽家による特別演奏会
日時:2024年1月29日(月) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール 【アクセス
(都営新宿線直通・京王新線「初台駅」東口より徒歩5分)
料金:(全席指定・税込)
S席¥4,000、A席¥3,000、B席¥2,000、学生席¥1,500
《チケット発売中》

出演:
(ソプラノ)平野柚香、保科瑠衣
(メゾソプラノ)上島 緑
(バリトン)井上大聞、内山建人、野町知弘
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
明日を担う音楽家による特別演奏会 - 東京二期会
(主催:公益財団法人東京二期会)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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1/29(月)「明日を担う音楽家による特別演奏会」~出演者リレー・インタビュー [4]

1月29日(月)19時より東京オペラシティ コンサートホールで開催される「明日を担う音楽家による特別演奏会」。
世代のトップレベルの実力をもった才能が、文化庁の新進芸術家会芸研修制度により1年以上の海外研修を経て、東京に集結!その成果を一同に発表する、一夜限りのスペシャルなオペラ・ガラ。

出演者リレー・インタビュー4番目は、ソプラノ平野柚香。
栃木県那須塩原の出身。ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場の両研修所でも研鑽を積み、文化庁新進芸術家海外研修制度では、イタリア・ミラノ、スイス・ルガーノで本場の空気を吸い込んできました。現在は二期会会員として、すでに国内で活躍の場を広げています。ヴェルディ『椿姫』ヴィオレッタのアリアを用意して、本番前の意気込みを聞きました。

*      *      *


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ソプラノ平野柚香(ひらの ゆずか)


――オペラ歌手になろうと決意したのはいつでしたか?

平野: 実は少し遅いのですが、はっきり「目指したい」と感じたのは大学2年生の時です。

――オペラ歌手の道が強い決意に変わった瞬間ですね。それはどんな体験だったのでしょう?

平野: 新国立劇場で上演されていた『夕鶴』を観に行ったことがきっかけです。日本の歌手たちの力強い歌唱と美しい所作、神秘的な雪景色に感動したことを今でも思い出します。

――深い感動が原動力になったのですね。そして、文化庁の新進芸術家海外研修制度でミラノ、ルガーノに渡ることになります。そのきっかけは何でしたか?

平野: 新国立劇場オペラ研修所の2年目にイタリア・ミラノで研修させていただいたのですが、それが私にとって初めての「海外」でした。世界の素晴らしい歌手たちや文化、日本では経験できない学びが多くあることを痛感する3週間となり、「いつか必ず戻ってくる」と決心し日本へ帰国しました。

――貴重で大切な一年間の研修だったと思います。その成果が詰まった曲として挙げられたのが、オペラ・ファンなら知らない人はいない、名アリア中の1曲でした。この曲を選ばれた理由を教えてください。

平野: 研修中イタリア・ミラノに滞在していたのですが、ヴェルディという作曲家はイタリア人にとって象徴とも言える作曲家です。1年間の研修の成果をお見せするにあたり、これほどふさわしい曲はないと感じております。

――これぞイタリアという空気、血気、芸術を聴かせていただきましょう!さて多くの人が知っているこのアリアですが、平野さんにとって「ここを聴かせたい!」というところを教えてください。

平野: 前半の美しいメロディ、後半の華やかなアジリタなど聴きどころ満載の名曲です!その中でも私は中間部、《哀れな女!独りで見捨てられるのよ》と自分の運命に抗うシーンに魅力を感じています。その後に続く「花から花へ」の中にもこの悲しみや絶望の見え隠れを感じていただけるよう歌いたいです。

――歌の道を歩んでいくにあたって、もし座右の銘があれば、教えてください。

平野: かっこいい言葉を考えたのですが思い浮かびませんでした(笑)。 常に意識しているのは「一期一会」でしょうか。音楽は言葉の違う人々をも繋ぐことのできる唯一の言語です。出会った人々との縁を忘れず、大切な人たちに音楽を届けられる人間でありたいと思っています。

――演奏上でも器楽や他の声種とのアンサンブルがありますし、舞台にたどり着くまでの多くの人々との関わり合いがありますよね。どのような言語でも、人間の感情や想いが伝わるのが、オペラのすごさのひとつと言ってもよいかもしれません。同じく、これから海外研修を目指す後輩の人たちに向けても、メッセージをお願いします。

平野: といっても私もまだ夢の途中なのですが……(笑)。音楽は一人では成り立たないものだと思っていますが、練習は常に孤独なものです。どうかその苦しみに負けず、自分と向き合う時間を大切にしてください。悩んだ分だけ答えてくれるのも、また音楽の素晴らしさだと私は思います。

――「一期一会」と「孤独との向き合い」…深い言葉ですね。 最後に、演奏会に向けての意気込みをお願いします。

平野: 素晴らしい共演者の皆様とオペラシティコンサートホール、楽しんで歌います!どうぞ暖かい格好でお越しください。会場でお待ちしております!

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240129asunina.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
新進芸術家海外研修制度の成果
明日を担う音楽家による特別演奏会
日時:2024年1月29日(月) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール 【アクセス
(都営新宿線直通・京王新線「初台駅」東口より徒歩5分)
料金:(全席指定・税込)
S席¥4,000、A席¥3,000、B席¥2,000、学生席¥1,500
《チケット発売中》

出演:
(ソプラノ)平野柚香、保科瑠衣
(メゾソプラノ)上島 緑
(バリトン)井上大聞、内山建人、野町知弘
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
明日を担う音楽家による特別演奏会 - 東京二期会
(主催:公益財団法人東京二期会)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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1/29(月)「明日を担う音楽家による特別演奏会」~出演者リレー・インタビュー [3]

1月29日(月)19時より東京オペラシティ コンサートホールで開催される「明日を担う音楽家による特別演奏会」。
世代のトップレベルの実力をもった才能が、文化庁の新進芸術家会芸研修制度により1年以上の海外研修を経て、東京に集結!その成果を一同に発表する、一夜限りのスペシャルなオペラ・ガラ。
その出演者をリレー・インタビューでご紹介してまいります!

3番目は、バリトン井上大聞。
京都府出身。イタリアのボローニャに飛び、かの「キング・オブ・ハイF」と称されるウィリアム・マッテウッツィの薫陶を受け、ロッシーニ、ドニゼッティなどイタリアのベルカントを磨き続けてきました。今回演奏するアリアも、ロッシーニ『絹のはしご』よりジェルマーノのアリア「愛を穏やかに」。
本番を前に、話を聞きました。

*      *      *


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バリトン井上大聞(いのうえ たもん)


――オペラ歌手になろうと決意したのはいつでしたか?

井上: オペラ歌手を目指すきっかけとは少し違うかもしれませんが、音楽の道に興味を持ったのは小学校の頃でした。

――小さい頃の「出会い」って大切なんですね。井上さんの「出会い」は何だったのでしょうか。

井上: 小学生のころ、音楽の授業の試験で一人ずつ前に出て歌うというものがありました。他の子たちが恥ずかしがって小さな声で歌うのを見て、子どもながらにそれを「ダサいな」と感じたのを覚えています(笑)。
そこで、下手だろうがなんだろうが、大きな声で歌ったほうが絶対いい!と思い歌ってみたところ、とても評判がよく、「もしかして自分は歌が得意なのかな…?」と思い込み始めたのが全てのきっかけだったように思います。

――私たちって小さいころから「うまくできないこと」への恥ずかしさを持ってしまいがちですけど、そこを軽々飛び越えていった井上さんだからこそ、道が開けたのですね!
そして、文化庁の新進芸術家海外研修制度を利用しようとしたきっかけは何でしたか?


井上: ずっと海外で勉強してみたいという憧れがあって、新国立劇場オペラ研修所を修了する際に、自身の年齢的にも技術的にも海外研修するのに適しているなと思い、また、2年間自分の習いたい師匠の元で集中して勉強できる制度はこれしかないと思い、申請しました。

――そして今回歌われるのが、ロッシーニの『絹のはしご』。この曲を選ばれた理由はなんでしたか?

井上: 研修2年目に参加したボローニャ歌劇場アカデミーのロッシーニ歌手専門のコースにて、『絹のはしご』のジェルマーノを演じさせていただきました。なかなか演奏されることのない曲ではありますが、今回の研修で学んだ事や得た経験が存分に発揮できる曲目だと思い選曲させていただきました。

――研修の成果を感じながらも、楽しい時間になりそうです。このアリアの歌いどころを教えてください。

井上: ジェルマーノのまぬけながらも愛らしい魅力が存分に詰まっている一曲です。特に後半のロッシーニらしい早口のフレーズは歌っていて楽しくなります!間に登場するブランサック役には、研修制度の先輩である野町知弘さんにお願いいたしました。今からご一緒できるのが楽しみでなりません!

――共演もこれまた楽しみです!今までのお話から、明るく、積極的に、歌の道を歩まれてきた印象がありますが、大切にしている、座右の銘があれば教えてください。

井上: 本当に、ほんとうに、歌い手にとって、体調管理は非常に大切ですので、 “よく食べてよく寝る” でしょうか(笑)

――よく歌える!その楽器をこれからも大切にしてください。それでは、これから海外研修を目指し、歌手を志す後輩の人たちに向けて、メッセージをお願いします。

井上: 自分にとって2年間の海外研修は、歌のことだけでなく全てにおいて大きな転換期となりました。少しでも興味がある人は、ぜひ一歩踏みだしてほしい。自分の世界が大きく広がるはずです!

――小学生の最初の一声から決まったような井上さんの歌の道。これからも期待していきます。最後に、演奏会に向けての意気込みをお願いします。

井上: 本当に素晴らしい体験させて頂けた新進芸術家海外研修制度の成果を発表するためにまたとない機会をいただくことができました。ご一緒させていただく角田マエストロ、東京フィルハーモニー交響楽団の皆様と共に、お楽しみ頂けるよう全力で臨んで参ります!

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240129asunina.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
新進芸術家海外研修制度の成果
明日を担う音楽家による特別演奏会
日時:2024年1月29日(月) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール 【アクセス
(都営新宿線直通・京王新線「初台駅」東口より徒歩5分)
料金:(全席指定・税込)
S席¥4,000、A席¥3,000、B席¥2,000、学生席¥1,500
《チケット発売中》

出演:
(ソプラノ)平野柚香、保科瑠衣
(メゾソプラノ)上島 緑
(バリトン)井上大聞、内山建人、野町知弘
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
明日を担う音楽家による特別演奏会 - 東京二期会
(主催:公益財団法人東京二期会)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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1/27(土)開催「二期会ニューイヤーコンサート2024」出演者からのメッセージ #3

1月27日(土)開催!二期会の精鋭による「二期会ニューイヤーコンサート2024~オペラに酔いしれて」。開催がまもなくに迫っております!
総勢37名の二期会アーティストが渋谷区文化総合センター大和田さくらホールに集い、ニューイヤーコンサートに相応しい華やかなステージを繰り広げます。

先週に続き公演に向けて出演者からメッセージが続々届いておりますのでご紹介してまいります。

      *      *      *


【Part1出演】
■國光ともこ(ソプラノ)
<マスネ『エロディアード』より “美しく優しいきみ”>
kunimitsu_tomoko_n.jpg *出演メッセージ
このたび二期会ニューイヤーコンサート2004への出演が叶い、大変嬉しく心躍る思いです。
今回歌わせていただく曲は、デビュー公演のマスネ「エロディアード」からサロメのアリア、私にとって大変印象深く大切な作品です。再びステージで皆さまに聴いていただける日を今から楽しみにしております。
ご来場を心よりお待ち申し上げます。
【Part1出演】
■髙品綾野(ソプラノ)
<ビゼー『真珠採り』より レイラとズルガの二重唱>
1_takashina_ayano.jpg *出演メッセージ
セイロン島(現在のスリランカ)の海辺の村が舞台なのですが、偶然にも昨年スリランカへ訪れる機会がありました。スリランカ南端のゴールは、漁業が盛んな海辺の街で、まさに真珠採りの舞台を感じさせるような場所でした。
この二重唱では、レイラが恋心を寄せるナディールが囚われの身となっているのを、彼だけは助けて欲しい!とズルガに嘆願します。しかし、嫉妬に狂ったズルガは二人の処刑を決意するのです。
バリトン佐野正一さんと共に、美しくも力強いビゼーの音楽をお届けしたいと思います。
【Part2出演】
■持齋寛匡(テノール)
<ドニゼッティ『アルバ公爵』より “清く美しき天使”>
2_jisai_hiromasa.jpg *出演メッセージ
あけましておめでとうございます。テノールの持齋寛匡です。
この度はニューイヤーコンサートに出演させて頂き、皆様の前で歌わせて頂ける事この上なく嬉しく思います。
私の歌うアリア《清く美しい天使》は、離ればなれになってしまった恋人の心の平穏と幸せを願い歌う曲です。
真摯な祈りを歌声に乗せ皆様まで精一杯お届けしたいと思います。

      *      *      *


良席が少なくなってまいりました。どうぞお早目にご予約ください。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

240127new_year_thumb_n.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会ニューイヤーコンサート2024 ~オペラに酔いしれて~
日時:2024年1月27日(土)
   Part 1=13:00開演(12:30開場)
   Part 2=18:30開演(18:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター4F さくらホール
(JR「渋谷駅」南改札西口より徒歩5分)
料金:(全席指定・税込) 各回¥4,500
   《チケット発売中》
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
二期会ニューイヤーコンサート2024 ~オペラに酔いしれて~ - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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1/29(月)「明日を担う音楽家による特別演奏会」~出演者リレー・インタビュー [2]

1月29日(月)19時より東京オペラシティ コンサートホールで開催される「明日を担う音楽家による特別演奏会」。
世代のトップレベルの実力をもった才能が、文化庁の新進芸術家会芸研修制度により1年以上の海外研修を経て、東京に集結!その成果を一同に発表する、一夜限りのスペシャルなオペラ・ガラ。
その出演者をリレー・インタビューでご紹介してまいります!

2番目は、メゾソプラノ上島 緑。
長野県出身の上島は、イタリアのクレモナを研修の地に選び、現在もクレモナのモンテヴェルディ音楽院に在籍中。イタリアでは、バロック音楽に魅了され、ヨーロッパ・デビューもグアルディアグレーレ音楽祭でのパーセル『ディドとエネアス』ディドでした。
そんな上島が今回の演奏会で選んだのは、なんとチャイコフスキー『オルレアンの少女』よりジャンヌ・ダルクのアリア。本番を前に話を聞きました。

*      *      *


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メゾソプラノ上島 緑(かみしま みどり)


――オペラ歌手(声楽家)になろうと決意したのはいつでしたか?

上島: 小学6年生のときです。

――子どものころにオペラとの出会いがあったのですね!どんなきっかけだったのでしょうか?

上島: 私の故郷は北アルプスの麓、信州は松本です。毎夏松本で行われるサイトウ・キネンフェスティバル(現:セイジ・オザワ松本フェスティバル)に於いて、小学6年生の時、小澤征爾指揮『ファウストの劫罰』に児童合唱として参加しました。
それまでは男の子に混じってマウンテンバイク、ミニ四駆に熱中していた子供でしたが、オーディションを機に初めて「オペラ」というものを体験しました。外国人の歌い手やスタッフ、ダンサー、見た事のない装置や斬新な演出に衝撃と興奮を覚えた事は、今も忘れられない思い出です。
現在はイタリアに住み、本場のオペラを観る機会がありますが、なかなかあの経験を超えるオペラに出会う事はできません。

――生まれ故郷で受けた体験がすべてのスタートになっているのですね。その後、文化庁の新進芸術家海外研修制度を利用しようとしたきっかけは何でしたか?

上島: 私の家庭は母が音楽、父が医療関係の仕事をしており、音楽に理解のある比較的裕福な家庭で過ごしました。イタリアへ留学する際も当たり前のように私費留学をさせてくれ、ちょうど留学して5年が経とうかという時、今まで何一つ私の音楽家としての素質に否定も肯定もせず静かに応援してくれていた家族の為にも文化庁の海外研修制度に挑戦しようと思いました。結果は有難い事に一発で合格し、私の音楽家としての大きな自信になりました。

――文化庁の海外研修制度への挑戦が、独立への大きな一歩となったのですね。さて、「明日を担う音楽家による特別演奏会」ではチャイコフスキー『オルレアンの少女』を選びました。この選曲理由を教えてください。

上島: 今回はソロ曲にジャンヌ・ダルクを選びました。フランスのヒロイン的存在、救世主として有名なジャンヌ・ダルクは、百年戦争に於いてオルレアンの解放に貢献、シャルル7世の戴冠を実現させますが、コンピエーニュの戦いで捕虜となり、魔女裁判の結果1431年19歳という若さで火刑台に処されました。
今は研修を終え、イタリアとフランスの国境に位置するヨーロッパアルプス「モンブラン」の麓で生活しています。アルプスの少女ハイジの世界を少しモダンにした感じとでも言いましょうか。今回歌うアリアに出てくる、ジャンヌが故郷ドンレミ村を去る場面で歌われる情景そのものを映し出したような町です。「居心地が良く、平和で明るい谷。ごめんなさい」とジャンヌが故郷に別れを告げる全ての歌詞には、強く心揺さぶられるものがあります。それは今生活する環境そのものが訴えかけるメッセージ、そして私の故郷信州の景色とが重なった特別なインスピレーションだと理解しました。オペラを演じる上で、役の心情が自然に解る事、それは私にそれを歌うべきだと言われているような感覚になります。

――研修の成果だけでなく、上島さんのこれまで歩んでこられた風景がすべて重なる1曲ということですね。演奏会に向けての意気込みをお願いします。

上島: 今回は憧れの東京オペラシティにて、角田マエストロと東京フィルハーモニーの皆さんとの共演に胸が高鳴っています。この演奏会の為に選んだ曲目を、精一杯歌わせていただきます。

――皆様、ぜひご期待ください! では、これから海外研修を目指す、未来の歌手の人たちに向けてもメッセージをお願いします。

上島: 私何ぞが言うのも僭越ですが、「苦労は買ってでもしろ」でしょうか。
人生で大きな壁にぶつかり、生きている事さえも嫌になったそんな時、あまりに辛くて師匠に弱音を吐いてしまった事があります。その時師匠から「若いうちはたくさん苦労をしなさい」それでいいんだというような晴れやかな顔で答えてもらった事を思い出します。若いうちに苦労はして良いんだ。大事なのは、それを乗り越えてどう自分が変わったかが大切なのだと思いました。私ももう若いとは言っていられない歳になりました。今までのたくさんの苦労は大きな財産となって人生に、歌に生かされていきます。自分にしか歌えない歌を歌ってください。

――最後に、歌の道、芸術の道を歩んでいくにあたって、上島さんご自身に向けて、座右の銘があれば、教えてください。

上島: 「死ぬまで磨き続けられる楽器でいたい」です。
研修中は、ヴァイオリンの町として有名なクレモナで勉強をしました。ストラディヴァリウスを身近に接する事のできる環境は、300年かけて名器となっていったように、歌い手も限りある人生の中で常に進化し磨かれる楽器でありたいと思わせてくれました。

――ありがとうございました。

*      *      *


上島 緑は、『音楽の友』1月号(2023年12月発売)の「フレッシュ・アーティスト・ファイル」でもインタビューを受けていますので、ぜひそちらもご覧ください!
▼『音楽の友』本誌の情報とご購読はこちらから
音楽の友 2024年1月号 - 音楽之友社

240129asunina.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
新進芸術家海外研修制度の成果
明日を担う音楽家による特別演奏会
日時:2024年1月29日(月) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール 【アクセス
(都営新宿線直通・京王新線「初台駅」東口より徒歩5分)
料金:(全席指定・税込)
S席¥4,000、A席¥3,000、B席¥2,000、学生席¥1,500
《チケット発売中》

出演:
(ソプラノ)平野柚香、保科瑠衣
(メゾソプラノ)上島 緑
(バリトン)井上大聞、内山建人、野町知弘
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
明日を担う音楽家による特別演奏会 - 東京二期会
(主催:公益財団法人東京二期会)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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1/27(土)開催「二期会ニューイヤーコンサート2024」出演者からのメッセージ #2

1月27日(土)開催!昼夜総勢37名の二期会アーティストが一堂に会し、名曲オペラのアリアや重唱をお贈りする「二期会ニューイヤーコンサート2024~オペラに酔いしれて」。

昨日より紹介しております、公演に向けての出演者メッセージのご紹介、第2回目です。

      *      *      *


【Part2出演】
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■押見朋子(メゾソプラノ)
<チレア『アルルの女』より “苦しいのは母”>
カステレートにある大農場ママイ家女農場主のローザは、長男フェデリーコがアルルの町の女に一目ぼれをしたので心配になって町に住む弟マルコに調べてもらおうと頼む。そこへフェデリーコに秘かに思いを寄せている村娘ヴィヴィエッタがやってきて、彼が素性の知れぬアルルの女と結婚しようとしていることに驚く。その時フェデリーコが機嫌よく帰ってきてアルルの女の素晴らしさをたたえ、一足遅れでマルコもやってきて”アルルの女の両親へ結婚の申し入れをしに行くといい!”と勧める。がそこへ馬方のメティーフィオがローザのところにやってきてアルルの女は自分の女だ。とその証拠に恋文を置いて行かれ、驚いたローザは村人たちと陽気に騒ぐフェデリーコに手紙を見せると愕然とし泣き崩れる。そのあと羊小屋で消沈していた彼は弟のように心安く眠れたらいいのにと「フェデリーコの嘆き」がうたわれる。そこへそっとヴィヴィエッタが近寄り、子供のころからずっとあなたに恋をしていた。と打ち明け少しずつ心がほぐれ2人は結婚をすることになる。みなは2人を祝福し結婚式の準備をしているとメティーフィオがやってきて恋文を返せとフェデリーコに迫りそこで初めて恋文の相手が彼だと知り逆上して木槌を振り上げて彼に襲い掛かる。ローザはそれに気づき止めに入るが、本当の心に気づきやはり諦めきれず生きる力を失った息子を見て「私は彼を正直で強い男にするため休むことなく愛と誇りと魂を注いで来ました。それなのにこんなことになっています。彼がいなくなったら1秒たりとも生きていけません。。」と激しく懺悔して神に祈り「母親であること、それは地獄」と歌う。

*演奏に向けて
コロナ禍で延期になり、2年越しで皆さんにお目にかかれることを楽しみにしていました。 今回歌うチレアの「アルルの女」は“フェデリーコの嘆き”で有名ですが、チレアが音楽家になるきっかけとなった少年のころ聞いて衝撃を受けたベッリーニの「ノルマ」を彷彿とするような耽美なメロディーがたくさん並びます。是非その中の一片をお聞きいただきたく息子を思う母ローザのアリアを選びました。リリコソプラノがあえて歌う場合もあり、力強くというより切なさを感じます。

      *      *      *


国内外で活躍中の二期会アーティスト総勢37名が一堂に会するコンサート。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

240127new_year_thumb_n.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会ニューイヤーコンサート2024 ~オペラに酔いしれて~
日時:2024年1月27日(土)
   Part 1=13:00開演(12:30開場)
   Part 2=18:30開演(18:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター4F さくらホール
(JR「渋谷駅」南改札西口より徒歩5分)
料金:(全席指定・税込) 各回¥4,500
   《チケット発売中》
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
二期会ニューイヤーコンサート2024 ~オペラに酔いしれて~ - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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1/29(月)「明日を担う音楽家による特別演奏会」~出演者リレー・インタビュー [1]

1月29日(月)19時より東京オペラシティ コンサートホールで開催される「明日を担う音楽家による特別演奏会」。
世代のトップレベルの実力をもった才能が、文化庁の新進芸術家会芸研修制度により1年以上の海外研修を経て、東京に集結!その成果を一同に発表する、一夜限りのスペシャルなオペラ・ガラ。
その出演者をリレー・インタビューでご紹介してまいります!

先頭バッターは、バリトン野町知弘。
土佐生まれの長州人。東京芸術大学、同大学院、新国立劇場オペラ研修所を経て、イタリア・ミラノで研鑽を積み、イタリア・リヴォルノでのマスカーニフェスティバルにて、『シルヴァーノ』レンツォ役でデビュー後、現在もミラノで活動中です。

*      *      *


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バリトン野町知弘(のまち ともひろ)


――オペラ歌手(声楽家)になろうと決意したのはいつでしたか?

野町: 小学2年生の時です。

――そんな早い時期に、すごいですね!なにかきっかけがあったのでしょうか?

野町: 小学生で受けられるコンクールがあり、そのときにこれなら評価されると気がついて声楽家になろうと思いました。

――文化庁の新進芸術家海外研修制度を利用しようとしたきっかけは何でしたか?

野町: 小学6年生の時から声楽家としてイタリアに住むという目標があり、それを達成するため文化庁の研修制度を考えていました。

――幼いころから、声楽家の道を、それもイタリアでの活躍を目指し、今こうして実現しているわけですが、研修中に力を入れて取り組んだことはなんでしたか?

野町: イタリア語の発音です。
日本では学ぶことが難しいことで、イタリア人が日常で喋っている発音はもちろん、イタリア人が学ぶイタリア舞台語発音を日常生活やレッスンで知り、それを発声のテクニックと合わせて行くことを目標に取り組みました。

――今回の特別演奏会で選ばれたアリアは、
ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より「残酷で不吉な苛立ちが」
Donizetti:Lucia di lammermoor "Cruda funesta smania"
この曲にした理由を教えてください。


野町: この曲は、研修中もずっと練習はしていましたが、自分としては安定しない難しい曲でした。なので、コンクールやコンサートでも歌ったことがありませんでした。 研修を終えて、今回はオーケストラと歌えるということで、ノリで選びました。

――ノリで!ついにその成果を発表するときが来た、ということでしょうか。このアリアの聴きどころをひとつ教えてください。

野町: 聴きどころというか、曲頭にある歌詞 ”Cruda” の U の母音を綺麗にいうのが、目標です。
上手くいかなくても暖かく見守ってください。

――最後に、野町さんにとって、歌の道、芸術の道を歩んでいくにあたって、座右の銘があれば教えてください。

野町: 他人に厳しく自分に厳しく。

――ありがとうございました。

*      *      *


イタリアの言葉と音楽の本質に目標を定める野町さんの歌を、初めて聴かれるお客様も多いと思います。ぜひご期待ください!

240129asunina.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
新進芸術家海外研修制度の成果
明日を担う音楽家による特別演奏会
日時:2024年1月29日(月) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール 【アクセス
(都営新宿線直通・京王新線「初台駅」東口より徒歩5分)
料金:(全席指定・税込)
S席¥4,000、A席¥3,000、B席¥2,000、学生席¥1,500
《チケット発売中》

出演:
(ソプラノ)平野柚香、保科瑠衣
(メゾソプラノ)上島 緑
(バリトン)井上大聞、内山建人、野町知弘
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
明日を担う音楽家による特別演奏会 - 東京二期会
(主催:公益財団法人東京二期会)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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1/27(土)開催「二期会ニューイヤーコンサート2024」出演者からのメッセージ #1

2020年の夏に開催予定でした「二期会サマーコンサート2020」、新型コロナウイルス感染症の影響で公演が延期となっていましたが、改めてこの新年に「二期会ニューイヤーコンサート2024」として開催することとなりました。
当時の出演予定者の多くが、この改めてのコンサートに出演いたします。およそ3年半という時間が経ってしまいましたが、出演者たちの熱量はますます上がっております!
今回より公演に向けて出演者から届いておりますメッセージをご紹介してまいります!

      *      *      *


【Part1出演】
1_kitahara_rumi.jpg
■北原瑠美(ソプラノ)
1_somatomo_keiko.jpg
■杣友惠子(メゾソプラノ)
<ドニゼッティ『アンナ・ボレーナ』より アンナとジョヴァンナの二重唱>
無実の罪により軟禁された王妃アンナの元に侍女ジョヴァンナがやってきます。王に新しい愛人がいること、そしてそれが自身であることを告げジョヴァンナ。ショックを受けたアンナは怒りをぶつけますが、彼女の苦悩する姿を見て最期は赦しを与え去っていくのでした。

*2人からのメッセージ
2人の女性の間の苦悩、怒り、そして友情が描かれたこの二重唱。
ベルカントオペラの名曲を大学時代からの友人と共にお届けすることに大変な喜びを感じております。

202401_kitahara_somatomo.jpg

      *      *      *


国内外で活躍中の二期会アーティスト総勢37名が一堂に会するコンサート。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

240127new_year_thumb_n.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会ニューイヤーコンサート2024 ~オペラに酔いしれて~
日時:2024年1月27日(土)
   Part 1=13:00開演(12:30開場)
   Part 2=18:30開演(18:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター4F さくらホール
(JR「渋谷駅」南改札西口より徒歩5分)
料金:(全席指定・税込) 各回¥4,500
   《チケット発売中》
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
二期会ニューイヤーコンサート2024 ~オペラに酔いしれて~ - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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豪華絢爛な舞台が大評判を呼んだ『椿姫』、明日1/14(日)鳥取公演で大千穐楽!〜公演当日情報

今年度、7月の東京公演と、びわ湖ホール公演で大きな評判を呼んだ、東京二期会オペラ G.ヴェルディ作曲オペラ『椿姫』。先日の富山公演が地震の影響で止むを得ず中止となってしまいましたが、今シリーズの大千穐楽となる、とりぎん文化会館での鳥取公演を、明日1月14日に開催いたします!


ゲネプロを終え本番を待つばかりのステージ(とりぎん文化会館 梨花ホール)

今回の指揮は、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場など数多のオペラハウスで『椿姫』のタクトを執ってきたアルベルト・ヴェロネージが務めます。キャスト陣はヴィオレッタ冨平安希子、アルフレード村上公太、ジェルモン今井俊輔をはじめ国内外で活躍する東京二期会の実力派が出演します。

先日の富山公演の中止を受け、被災地に向けて、そして明日の鳥取公演に向けてマエストロからのメッセージを公開しています。


また今回、本プロダクションの上演に先駆けて公開した、『椿姫』のあらすじアニメ動画は『椿姫』をご覧になるのが初めてという方にも、よくご存知という方にも大好評をいただいております。こちらの動画をご覧いただけると当日の舞台がよりお楽しみいただけます。ぜひご覧ください。


それでは、鳥取公演当日のご案内を致します。 【1/13(土)20:20掲載】
2023グランドオペラフェスティバル in Japan《東京二期会オペラ》
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 『椿姫』(鳥取公演)
オペラ全3幕 <日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:アルベルト・ヴェロネージ/再演演出:澤田康子
合唱:二期会合唱団/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
1月14日(日)
当日券
S~C/U25割
当日券販売
9:00~
とりぎん文化会館1階総合受付にて
開場
12:00
開演
13:00
第1幕・第2幕第1場
約70分
休憩 25分
14:10~14:35
第2幕第2場・第3幕
約60分
終演予定
15:35
▼『椿姫』鳥取公演の当日券情報詳細はこちらをご覧ください
東京二期会オペラ ヴェルディ「椿姫」 - 公益財団法人 鳥取県文化振興財団
▼とりぎん文化会館へのアクセス
交通アクセス - とりぎん文化会館
◆当日券は販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆前半、後半とも幕間の舞台転換のため、途中3〜5分程度のインターバルが入ります。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『椿姫』鳥取公演の情報ページはこちら
東京二期会オペラ G.ヴェルディ『椿姫』 鳥取公演 - 東京二期会

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出演者メッセージ到着!~Hakuju Hall主催「第28回 二期会 ディーヴァ, ディーヴォ」
12/21(木)14時開演!

二期会オペラ研修所マスタークラスをトップで修了した、新星6名の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall主催「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」。
今シーズンの第2弾(第28回)の開催が12月21日(木)に迫りました。
出演は、ソプラノ東 幸慧、ソプラノ岩谷香菜子、ソプラノ中江万柚子の3名と、ピアニスト木下志寿子。コンサートを直前に控え、出演者よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

      *     *     *
■東 幸慧 (あずま ゆきえ)ソプラノ
この度、第28回二期会ディーヴァ,ディーヴォに出演致します、ソプラノの東 幸慧です。
沢山の素晴らしい先輩方が出演したこのコンサートに出演させて頂けること、とても光栄に思っております。
研修所での2年間、コロナ禍で様々な対策の中での授業でした。制限があるからこそ、演技により工夫が必要なことがあり、なかなか演奏の機会を持てなかったからこそ、よりお客様に聞いて頂ける事のありがたさを感じました。コロナ禍を経たからこそ感じたことや、努力したことをしっかりとこれからの糧にしていきたいと思っております。
今回は、同期の尊敬するソプラノ2人との共演です。少しずつ声の違う3人でのコンサート。ソプラノ同士ならではの響きを、私自身とても楽しみにしております。沢山のお客様に楽しんでいただけますよう、そして研修所での2年間の成果をしっかりご披露できるよう、3人で励んで参ります。
皆様のご来場お待ちしております!
■岩谷香菜子 (いわや かなこ)ソプラノ
この度は、第28回二期会ディーヴァ、ディーヴォへの出演が叶いましたことを、大変光栄に思っております。
昨年度、通わせて頂いた二期会オペラ研修所マスタークラスでは、先生方全員が、私たちをオペラの道で生きていけるようにと、熱く厳しく指導して下さいました。そんな恵まれた環境で歌手としての道をスタートできたことを大変光栄に思っており、修了後もその気持ちを忘れず、研鑽を積んでおります。
今回は、ソプラノ3人でのコンサートとなります。魅力的で尊敬する2人の仲間と、響きの豊かなHakuju Hallで演奏する機会を頂けたことを、本当に嬉しく思っております。声種は同じですが、キャラクターや声質の違うソプラノ3人が、それぞれ自身の“魅力”が発揮できる曲を選曲いたしました。
ボリューム満点で、お客様にご満足頂けること間違いございません!
いつも応援してくださるお客様、そして歌、音楽を愛しているお客様に、感謝と私自身の歌が大好きだという気持ちが伝わりますよう、心を込めて演奏いたします。
2023年の終わりに、ぜひ音楽を楽しむひとときをご一緒に過ごせたら幸いです。
準備を万全に整え、会場でお待ちしております♪
■中江万柚子 (なかえ まゆこ)ソプラノ
第28回二期会ディーヴァ,ディーヴォに出演いたします中江万柚子と申します。この度は光栄な機会を頂き、大変嬉しく思っております。
私は本科、マスタークラスと2年間二期会オペラ研修所で勉強させて頂きました。様々な制約がある中での授業でしたが、そんな中でもいつも熱心に教えてくださる先生方やかけがえのない同期に出会えたことは、紛れもなく私の中の大きな財産となりました。
今回一緒に歌います東、岩谷とは同じソプラノ同士であり年齢も近いので、このコンサートに向けて楽しく準備を重ねてまいりました。せっかくの機会ですので、それぞれ好きな曲を歌い合おうということで、最初から最後まで珠玉の名曲揃いのプログラムとなっております。プロとして走り始めたばかりの私たちのフレッシュな歌声を楽しんで頂ければ嬉しいです♪
劇場にて皆さまにお会いできるのを楽しみにお待ちしております!


3人でのリハーサルより(左から、岩谷、東、中江)

      *     *     *

二期会の新星によるひとときをどうぞご堪能ください!!


ちらし(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会 ディーヴァ, ディーヴォ <第28回>
★二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2023年12月21日(木) 14:00開演(13:30開場)※約90分/途中休憩あり
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口 もしくは
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より 徒歩5分
料金:全指定席 1,500円(税込) 《発売中》
出演:東 幸慧(ソプラノ)、岩谷香菜子(ソプラノ)、中江万柚子(ソプラノ)、木下志寿子(ピアノ)
予定プログラム:
<第1部>
・R.シュトラウス:“6つの歌”より 「夜」 〔岩谷〕
・R.シュトラウス:“6つの歌”より 「私は一本の花束を作りたかったの」 〔岩谷〕
・L.ドリーブ:『ラクメ』より “若いインドの娘はどこへ” 〔東〕
・G.ドニゼッティ:『連隊の娘』より “フランスに栄光あれ” 〔中江〕
・R.シュトラウス:『アラベラ』より “もし私にふさわしい人がいるなら” 〔アラベラ:中江、ズデンカ:東〕
<第2部>
・G.フォーレ:“2つのメロディ”より 「この世ではすべての魂が」 〔岩谷、中江〕
・G.ヴェルディ:『椿姫』より “ああ,そはかの人か” 〔東〕
・G.ドニゼッティ:『ランメルモールのルチア』より “あたりは沈黙に閉ざされ” 〔岩谷〕
・G.ヴェルディ:『仮面舞踏会』より “あの草を摘み取って” 〔中江〕
・V.ベッリーニ:『ノルマ』より “ご覧なさい、ノルマ” 〔ノルマ:岩谷 アダルジーザ:東〕
※曲目・曲順等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第28回 二期会ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
11:00~17:00(火~金/祝日・休館日を除く)

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〈二期会創立70周年記念公演シリーズ〉の締め括りは、上岡敏之×読響×東京二期会による“祈りの合唱”
~12/9(土)・10(日)公演当日のごあんない~

3ヶ年にわたってお贈りしてまいりました、《二期会創立70周年記念公演シリーズ》がついに最終幕を迎えます。
最後を締め括るのは「合唱」。コロナ禍の期間、合唱活動は特に大幅に制限されてきました。記念公演シリーズのクロージングとともに、コロナ禍を越えて、新しい出発となるコンサートは、ドイツを拠点に活躍し音楽への愛を注ぐ鬼才、上岡敏之を初めて指揮に迎え、二期会オペラでも数々の名演を繰り広げてきた読売日本交響楽団とともに、特別編成された我らが二期会合唱団が、ストラヴィンスキー「詩篇交響曲」とモーツァルト「レクイエム」、“祈り”の2曲をお贈りします。

公演は、12月9日(土)18時と10日(日)14時の2回。池袋の東京芸術劇場コンサートホールで皆様のご来場をお待ちしております。

▼マエストロ上岡敏之の貴重なメッセージ動画を公開しております!


それでは、公演当日のご案内を致します。 【12/8(金)18:30掲載】
東京二期会・二期会21 プレゼンツ・スペシャルコンサート
~上岡敏之×東京二期会プロジェクト I ~
モーツァルト「レクイエム」*/ ストラヴィンスキー「詩篇交響曲」
指揮:上岡敏之/管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
*ソリスト:ソプラノ=盛田麻央、メゾソプラノ=富岡明子、テノール=松原 友、バス=ジョン ハオ
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
12月9日(土)
12月10日(日)
当日券
S A B C 学
S A B C 学
当日券販売
窓口受付
16:30~
12:30~
開場
17:00
13:00
開演
18:00
14:00
第1部
詩篇交響曲
約25分
休憩 20分
18:25~18:45
14:25~14:45
第2部
レクイエム
約60分
終演予定
19:45
15:45
東京芸術劇場
=アクセス=
<JR> [山手線][埼京線][湘南新宿ライン]、<東武> [東上線]、
<西武> [池袋線]、<地下鉄> [丸ノ内線][有楽町線][副都心線]
=「池袋駅」西口より徒歩2分(駅地下通路2b出口直結)
お車のお客様は東京芸術劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 東京芸術劇場
◆上記、当日券は12/8(金)18:00現在での発売予定です。当日の販売状況により、売切れとなる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より会場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古(ゲネプロ)の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演情報ページはこちら
東京二期会・二期会21 プレゼンツ・スペシャルコンサート ~上岡敏之×東京二期会プロジェクト I ~ モーツァルト「レクイエム」/ ストラヴィンスキー「詩篇交響曲」 - 公益財団法人 東京二期会

2023年12月9日(土)18:00、10日(日)14:00 東京芸術劇場コンサートホール
指揮:上岡敏之/管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、株式会社二期会21

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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リハーサル始まる!12/19「二期会サロンコンサートVol.205 ~冬にうたえば~」
出演者からのメッセージ

12月19日、夜19時からカワイ表参道コンサートサロン パウゼで開催する「二期会サロンコンサートvol.205 ~冬にうたえば~」に向けたリハ―サルがスタートしています。
当日は聴きどころ満載、盛りだくさんのプログラムでお届けいたします。
出演するソプラノ阿部祥子とソプラノ内田千陽、それぞれからのメッセージをご紹介します!

      *      *      *


202312_abe_shouko.jpg■阿部祥子
ソプラノの阿部祥子です!今回の公演は、2020年6月に行う予定だった公演の振替公演!3年の月日を経て、ついに開催できることとなりました。この3年の間、3人それぞれで温めていた曲、得意のレパートリーなど、お披露目できればと思っております。私が研究している専門分野は、スペイン音楽ですが、今回は、「ドン・パスクワーレ」からノリーナのアリアや、「ラ・ボエーム」からムゼッタのアリア、「愛の妙薬」からネモリーノとアディーナの二重唱など、今回は、イタリアオペラからたくさんの曲を歌わせていただきます。
また、長く細く?踊り続けているフラメンコの「パリージョ(カスタネット)」を使って、歌い踊る予定です?!もちろんクリスマスソングもあり!
テノールの小貫さんの熱い歌声、内田さんのリリックなソプラノ、阿部のレッジェーロな響き、三者三様な歌声と遊間郁子さんの繊細でダイナミックなピアノの響き!
会場でお楽しみ頂けたら幸いです!!!

202312_uchida_chiharu.jpg■内田千陽
ソプラノの内田千陽と申します!この公演は、もともと「雨にうたえば」という副題で公演予定でしたが、コロナ禍の影響により一度中止となってしまいました。しかし…遂に今回!!振替公演をさせて頂くこととなりました!ありがとうございます!! この度は12月の開催ということで、「冬にうたえば」という副題となりました。寒い冬の時期にぴったりのオペラ「ラ・ボエーム」からも数曲お届けいたします。 今年の2月に私の出身地である島根県で、しまね県民オペラ2023「ラ・ボエーム」にミミ役で出演をさせていただき、大変光栄で貴重な経験をさせて頂きました! 今回の公演でも、ミミのアリア、そして小貫さんと第一幕の重唱を歌わせて頂きます。 クリスマスソングや出演者それぞれの個性溢れる選曲、そして美しいハーモニーで歌う重唱なども聴きごたえあること間違いなしです!! 皆様のご来場を心よりお待ちしております♫

      *      *      *


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リハーサルの様子から、左奥より ピアノ遊間郁子、ソプラノ内田千陽、ソプラノ阿部祥子、テノール小貫岩夫

▼3人からのメッセージ動画


salon205t_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサートVol.205 ~冬にうたえば~
日時:2023年12月19日(火) 19:00開演(18:00開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
(東京メトロ「表参道駅」A1出口すぐそば)
料金:(全自由席) ¥3,500 《チケット発売中》

出演:(ソプラノ)阿部祥子、内田千陽、(テノール)小貫岩夫、
    (ピアノ)遊間郁子
《予定プログラム》
【第1部】
チレア作曲『アドリアーナ・ルクブルール』より
     “私は創造主の卑しいしもべ” (内田千陽)
ドニゼッティ作曲『ドン・パスクワーレ』より
     “騎士はあの眼差しを” (阿部祥子)
ヴェルディ作曲『十字軍のロンバルディア人』より
     “なんという奇跡!~あれは夢ではなかった!” (内田千陽)
レハール作曲『ジュディッタ』より
     “友よ、人生は素晴らしい” (小貫岩夫)
     “熱き口づけ” (阿部祥子)
ララ作曲「グラナダ」 (小貫岩夫)
【第2部】
ドニゼッティ作曲『愛の妙薬』より
     “ラララの二重唱” (阿部祥子・小貫岩夫)
     “人知れぬ涙” (小貫岩夫)
プッチーニ作曲『ラ・ボエーム』より
     “私は街を歩くと” (阿部祥子)
     “私の名はミミ” (内田千陽)
     “おぉ、麗しい乙女よ” (内田千陽・小貫岩夫)
J.シュトラウス作曲 『こうもり』より
     「シャンパンの歌」 (内田千陽・阿部祥子・小貫岩夫)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい

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二期会創立70周年記念オペラ公演シリーズの最後は、日生劇場開場60周年記念に贈る、三島由紀夫原作・ヘンツェ作曲オペラ『午後の曳航』〜公演当日のご案内

いよいよ明日11月23日(木・祝)から、〈二期会創立70周年記念/日生劇場開場60周年記念公演〉NISSAY OPERA 2023提携 H.W.ヘンツェ作曲オペラ『午後の曳航』を日生劇場にて上演いたします。(26日(日)まで4回公演)

〈二期会創立70周年記念公演シリーズ〉ラストのオペラ公演であり、日生劇場開場60 周年記念公演でもあります。実は、三島由紀夫の同名の原作小説も、今から60年前の 1963年書き下ろし。戦後ドイツ最大の作曲家のひとりH.W.ヘンツェの作曲でオペラ 化され、60年の歳月を経て、明日、2005年改訂ドイツ語版日本初演を迎えます。
2019年オペラ『金閣寺』に続いての宮本亞門演出。圧倒的な音楽を体現する縦横無尽 の舞台展開で、これまでにない新しいオペラ体験になるのではないでしょうか。どう ぞご期待ください!

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【11/22(金)20:00掲載】
二期会創立70周年記念/日生劇場開場60周年記念公演
《東京二期会オペラ劇場》 NISSAY OPERA 2023提携
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ作曲 『午後の曳航』
オペラ全2幕(2005年改訂ドイツ語版 日本初演)日本語字幕付原語(ドイツ語)上演
指揮:アレホ・ペレス/演出:宮本亞門
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
11月23日
(木・祝)
11月24日
(金)
11月25日
(土)
11月26日
(日)
当日券
S A 学
S A B 学
S A B 学
S A 学
当日券販売
窓口受付
15:30~
12:30~
12:30~
12:30~
ピロティ開場
16:15
13:15
13:15
13:15
開場
16:30
13:30
13:30
13:30
開演
17:00
14:00
14:00
14:00
第1幕
約55分
休憩 25分
17:55~18:20
14:55~15:20
14:55~15:20
14:55~15:20
第2幕
約55分
終演予定
19:15
16:15
16:15
16:15
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷
◆上記、当日券は11/22(水)18:00現在での発売予定です。当日の販売状況により、売切れとなる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より会場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古(ゲネプロ)の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『午後の曳航』公演情報ページはこちら
2023年11月公演 H.W.ヘンツェ『午後の曳航』 - 東京二期会オペラ劇場

2023年11月23日(木・祝)17:00、24日(金)14:00、25日(土)14:00、26日(日)14:00 日生劇場
指揮:アレホ・ペレス/演出:宮本亞門/管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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二期会オペラ研修所「第67 期マスタークラス修了試演会」(2/21(水)開催)のチケットを明日11/17(金)より発売します!

第67期マスタークラス「鹿野由之クラス」「岩森美里クラス」では、二期会オペラ研修所での最終試験となる修了試演会を、2024年2月21日(水)、Hakuju Hallにて一般公開にて開催いたします。
今回は、ヴェルディ『椿姫』、ビゼー『カルメン』、R.シュトラウス『アラベラ』、ワーグナー『さまよえるオランダ人』をはじめ、オペラのハイライトシーンの数々を披露いたします。
発売日は明日11月17日(金)。36名の研修生による、研修所での学びの集大成を、ぜひご覧ください!
※演目・シーン等、プログラム詳細は後日改めてご案内します。

240221institute_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第67期マスタークラス修了試演会

開催日:2024年2月21日(水)
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール) 【アクセス
   ・小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
   ・千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分
料金:全席指定 各クラス2,000円 (2クラスセット券 3,000円)
   ※クラスごとにチケットが必要です
◆鹿野由之クラス 12:00開演(11:30開場)
出演:【ソプラノ】秋山陽香、榎本菜々、岡 うらら、春日 杏、
田村祐子、鄭 美來、野田萌々、濵本佳蓮、
原 夏海、藤澤彩子、堀尾泉水、守木詩織、
山元三奈、横森由有
 【メゾソプラノ】筒井絢子
 【テノール】菅 康裕
 【バリトン】荒井渉吾、林 潤一郎
賛助出演:【テノール】 澤原行正、【バリトン】 増原英也
指揮:佐藤宏充/演技指導:澤田康子/声楽指導:《主任》鹿野由之、《副主任》腰越満美、《講師》青山 貴、鈴木 准、山下牧子/ピアノ:髙木由雅、平川寿乃、古野七央佳/演出補助講師:安藤由香

◆岩森美里クラス 17:00開演(16:30開場)
出演:【ソプラノ】市野梨沙、岡﨑陽香、小薗江凪彩、川﨑 想、
草野七海、佐藤雅子、須永和華子、中川郁文、
原 芽衣、辺見玲奈、山内菜緒、湯沢円香、
渡邉春香
 【メゾソプラノ】長崎真衣
 【テノール】高橋直人、反中洋介
 【バリトン】植田雅朗、島田恭輔
賛助出演:【テノール】 河野大樹、吉田 連、【バリトン】 大川 博
指揮:佐藤 宏/演技指導:飯塚励生/演出助手:横山 洸/声楽指導:《主任》岩森美里、《副主任》平井香織、《講師》青戸 知、井ノ上了吏、渡邉公威/ピアノ:木村裕平、藤川志保、矢崎貴子/ピアノ補助講師:石川美結

▼公演情報ページはこちらから
二期会オペラ研修所 第67期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会

▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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出演者メッセージ到着!~Hakuju Hall主催「二期会 ディーヴァ, ディーヴォ」2023年度シーズン第1弾は11/2(木)14時開演!

二期会オペラ研修所マスタークラスをトップで修了した、新星6名の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall主催「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」。
今シーズンの第1弾(第27回)の開催が11月2日(木)に迫りました。
出演は、ソプラノ舘野真由花、ソプラノ田中沙友里、バリトン室岡大輝の3名と、ピアニスト荻原萌子。コンサートを直前に控え、出演者よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

      *     *     *
■舘野真由花 (たての まゆか)ソプラノ
第27回二期会ディーヴァ,ディーヴォに出演いたします舘野真由花と申します。この度は光栄な機会をいただき大変嬉しく思います。
何世紀にも渡って世界中で愛され続けているクラシック音楽は、音楽が素晴らしいことは言うまでもありません。そこから更にお客様にこの音楽の素晴らしさを伝えるには演奏者の作品にかける想いが大切で、お越しくださるお客様の心を震わせる演奏につながるのだと考えています。
ご来場の皆さまに楽しんでいただけるように、良い演奏をお届けできるように、日々どのような舞台を作るべきか考えております。
また、コロナ禍でオンライン配信など主流になりましたが、その経験があるからこそ生の音楽に触れるという大切さに私自身あらためて気づかされました。Hakuju Hallという素晴らしい会場でホールの空気を感じ、電子機器を通さない生の歌声、ピアノの音に触れて、空気の振動を身体全体で受け止める、生の音楽を身体で体感して感性に働きかけていただけたら嬉しく思います。
想いの詰まったコンサート、お時間の許される方はぜひご来場いただき、生の歌声を体感していただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
■田中沙友里 (たなか さゆり)ソプラノ
この度、第27回二期会 ディーヴァ,ディーヴォに出演させていただくこととなり、大変有り難く思います。
昨年度のマスタークラスでの1年間はコロナ対策を行いながらの授業でした。
制限がある状況でも、先生方から熱いご指導をいただき、また、素晴らしい切磋琢磨できる仲間に出会えました。私にとってなによりも貴重でかけがえのない一年でした。
そして、今回、尊敬する2人の仲間と演奏する機会をいただき、大変嬉しく思っております。
舘野さんとは初めて共演しますが、室岡さんとは去年の修了演奏会で一緒に歌いました。 2人とも努力家で素晴らしいオペラ歌手であり、いい刺激をもらっています。
今回はそれぞれが得意とするオペラアリア、重唱をご用意いたしました。
これまで私を支えて下さった全ての方々に感謝の思いを込めて歌います。
少しでも楽しんでいただけるよう頑張りますので、どうぞその成果を見にきてください! 皆様のご来場お待ちしております。
■室岡大輝 (むろおか たいき)バリトン
この度は第27回二期会ディーヴァ,ディーヴォへの出演が叶い、大変嬉しく思います。
私は研修所の本科とマスタークラスを修了しましたが、今回演奏する曲の中には研修所の試験等で歌った曲も数曲ございます。当時の自分よりさらにレベルアップした演奏をお届け出来ればと思います。
曲選びは様々な意見を出し合い、幅広い年代の作曲家のナンバーをお届けできる、聴きごたえのある演奏会になると思っております!
一緒に演奏いたします、ソプラノのお二人の舘野真由花さんは同門でもあり、共演経験がある為、息のあった(ルチアの重唱では反発する兄弟の仲なので息があってはいけないのですが…)演奏がお届け出来ればと思います。
田中沙友里さんとはマスタークラス時に同じクラスで、修了試験の際にもシモン・ボッカネグラを演奏しました。トロヴァトーレの重唱では激しいお互いの思想がぶつかる重唱をお届け出来ればと思います。
ソプラノ2人とバリトン1人、それぞれの織り成す歌声を堪能して頂ければと思います。
是非、是非当日会場でお待ちしております!
      *     *     *

3人の新星によるひとときをどうぞご堪能ください!!


ちらし(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会 ディーヴァ, ディーヴォ <第27回>
★二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2023年11月2日(木) 14:00開演(13:30開場)※約90分/途中休憩あり
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口 もしくは
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より 徒歩5分
料金:全指定席 1,500円(税込) 《発売中》
出演:舘野真由花(ソプラノ)、田中沙友里(ソプラノ)、室岡大輝(バリトン)、荻原萌子(ピアノ)
予定プログラム:
・山田耕筰(詞:北原白秋):この道 〔田中〕
・山田耕筰(詞:北原白秋):からたちの花 〔舘野〕
・滝 廉太郎(詞:土井晩翠):荒城の月 〔室岡〕
・G.ドニゼッティ:『ランメルモールのルチア』より “あたりは沈黙に閉ざされ” 〔舘野〕
・G.ドニゼッティ:『ランメルモールのルチア』より “こちらにおいで、ルチア” 〔舘野・室岡〕
・W.A.モーツァルト:『コジ・ファン・トゥッテ』より “穏やかであれ、風よ” 〔舘野・田中・室岡〕
・W.A.モーツァルト:『フィガロの結婚』より “柔らかなそよ風が” 〔舘野・田中〕
・G.ヴェルディ:『ドン・カルロ』より “終わりの日は来た~私は死にます” 〔室岡〕
・R.レオンカヴァッロ:『道化師』より “鳥の歌” 〔田中〕
・G.ヴェルディ:『イル・トロヴァトーレ』より “聞いておるな?...ご覧ください、この苦い涙が” 〔田中・室岡〕
※曲目・曲順等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第27回 二期会ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
11:00~17:00(火~金/祝日・休館日を除く)

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11月14日「第100回 二期会オペラ研修所コンサート」出演者メッセージ(3)

二期会オペラ研修所の定期試験により選抜された成績優秀者が出演する「二期会オペラ研修所コンサート」は、これまでにその回数を重ね、今回ついに第100回を迎えます!
この記念すべき回の出演者に、予科、本科、マスタークラスからあわせて16名が選抜され、11月14日夜に北とぴあ さくらホールで、その演唱をご披露いたします。
各出演者からのメッセージ第3回目は、マスタークラスの出演者(後半)です。今回演奏するアリアの魅力や、これからのキャリアに向けた目標などが寄せられました。

      *      *      *


chung_mirae.jpg■鄭 美來(ソプラノ/第67期マスタークラス)
ドニゼッティ『連隊の娘』より “フランスに敬礼”

予科生として入所してから「研修所コンサート」の出演をひとつの目標としていたので、この度出演させていただくこととなり、嬉しい気持ちで胸がいっぱいです。
私はオペラ『連隊の娘』より“フランスに敬礼”を歌わせていただきます。マリーの悲しみ、喜び、そして彼女の天真爛漫な明るさを思い切り表現して、楽しんで演奏させていただきます!

ueta_masaaki.jpg■植田 雅朗(バリトン/第67期マスタークラス)
ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “祖国の敵”

演奏会に出演させていただけること、大変ありがたく思います。大学や二期会研修所で学んでいることを自分のものにし、次のステージへ結びつけることが今の私の課題です。 一つ一つの機会を大切に、邁進していきます。

enomoto_nana.jpg■榎本 菜々(ソプラノ/第67期マスタークラス)
マスカーニ『イリス』より “私は悲しい夢を見た”

100回目という節目の年に出演させていただけることを大変光栄に思います。 今回歌わせて頂く曲は日本を題材にしており、日本人にとって馴染み深くも、マスカーニらしい幻想的な音楽が沢山敷き詰められている壮大なアリアです。日本の風吹くイタリアの音楽を全身で表現します。皆様のご来場心よりお待ちしております。

kusano_nanami.jpg■草野 七海(ソプラノ/第67期マスタークラス)
トマ『ミニョン』より “私はティターニア”

つやつやまあるい音色を目指して、日々奮闘中です! 今回私が歌うトマ作曲『ミニョン』より“私はティターニア”というアリアは、女優のフィリーヌがティターニアという妖精を演じて歌う、可愛らしく華やかな一曲です。 会場いっぱいにキラキラの魔法をかけるように、精一杯歌います! 沢山の皆様のもとへ届きますように!

yamamoto_mina.jpg■山元 三奈(ソプラノ/第67期マスタークラス)
ベッリーニ『夢遊病の女』より “ああ!信じられないわ”

まずはこうして第100回という歴史ある「二期会オペラ研修所コンサート」に出演させていただけますこと、大変嬉しく思っております。またここまで歌を続けてこられたのはいつも応援してくれた家族・先生・友達のおかげです。私の歌手人生で学んできたことをこの舞台でお届けできるよう精一杯歌わせていただきます。今後は、私も素晴らしい先輩方のようにオペラ歌手として舞台にたてるよう精進して参りたいと思います。

      *      *      *


次代を担う、若きアーティストたちを応援していただけましたら幸いです。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

231114institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2023 関連公演》
第100回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2023年11月14日(火) 18:30開演(17:45開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定) S席¥4,000、A席¥3,000、B席¥2,000、学生席¥1,000*
*学生席は28歳未満の学生の方を対象といたします。
 ご予約は二期会チケットセンターのみのお取扱いです。
   《チケット発売中》
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
第100回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会/共催:公益財団法人北区文化振興財団・東京都北区

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2023年11月11日(土)~12月18日(月))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭特設ホームページ - 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は発売日以降に公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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11月14日「第100回二期会オペラ研修所コンサート」出演者メッセージ(2)

二期会オペラ研修所の定期試験により選抜された成績優秀者が出演する「二期会オペラ研修所コンサート」は、これまでにその回数を重ね、今回ついに第100回を迎えます!
この記念すべき回の出演者に、予科、本科、マスタークラスからあわせて16名が選抜され、北とぴあ さくらホールで、その演唱をご披露いたします。
11月14日の公演まで、いよいよあと1か月ほどとなりました。
出演者メッセージ紹介の第2回目は、マスタークラスの出演者(前半)をお届けします。

      *      *      *


okazaki_haruka.jpg■岡﨑 陽香(ソプラノ/第67期マスタークラス)
ビゼー 『真珠とり』より “レイラ!レイラ!” (二重唱)
ロッシーニ『セミラーミデ』より “麗しの光が”

この度は、100回目という記念すべき節目の回に「二期会オペラ研修所コンサート」に出演できますこと、大変嬉しく思います。
重唱では、巫女という立場にいながら恋情を抑えられないレイラを、アリアでは夫を毒殺した女帝のセミラミスを演じるという、ギャップに富んだラインナップとなっております。少々破天荒な挑戦ですが、温かく見守って頂けますと幸いです。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

hara_natsumi.jpg■原 夏海(ソプラノ/第67期マスタークラス)
ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より “あたりは静けさに包まれ”

記念すべき100回目の「二期会オペラ研修所コンサート」に出演させていただき、大変光栄です。今年の4月からマスタークラスに入所し、早くも半年以上経ちましたが、先生方の熱心なご指導のもと、研修生の皆さんと切磋琢磨しながら過ごす日々をとても幸せに思います。支えてくださる方々への感謝の気持ちを胸に、お客様の心に少しでも響く演奏を目指して精一杯演奏いたします。

kawasaki_sou.jpg■川﨑 想(ソプラノ/第67期マスタークラス)
モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』より "岩のように動かず"

この度は「第100回研修所コンサート」に出演できること、心から感謝しております。
私は音楽に情熱を傾け、夢を追いかけてきました。オペラを初めて聴いた時から、多くの先生方や友人の支えに恵まれてここまで来ることができました。この舞台で皆様に感動と喜びをお届けできるよう全力を尽くし、心からの歌声をお届けします!

akiyama_hikaru.jpg■秋山 陽香(ソプラノ/第67期マスタークラス)
モーツァルト『後宮からの逃走』より "私は恋をして、幸せでした"

この度は、記念すべき「第100回二期会オペラ研修所コンサート」に出演させて頂けること、大変光栄に思います。研修所でご指導頂いたことの成果が出せるよう、精一杯歌わせて頂きます。皆様のご来場心よりお待ちしております。

nakagawa_ikumi.jpg■中川 郁文(ソプラノ/第67期マスタークラス)
ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』より “話しておくれ、どうしてこんな寂しいところに” (二重唱)
レオンカヴァッロ『道化師』より “大空を晴れやかに(鳥の歌)”

オペラ歌手として世界中の著名なオペラハウスで舞台に立ち、常に歌唱の技術を向上させることを心掛け、オペラの美しさと深さを学び続けたいと思っています。また人の心に音楽を届ける喜びを感じながら成長していきたいと考えています。

moriki_shiori.jpg■守木 詩織(ソプラノ/第67期マスタークラス)
ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より
  “こちらにおいで、ルチア〜恐ろしく不吉な青白さが" (二重唱)
グノー『ロメオとジュリエット』より “神よ!なんという戦慄が~愛よ、私を勇気づけて”

昨年度に引き続き、また、第100回という節目の年に出演させていただけますこと、大変嬉しく思います。
今回演奏いたします『ランメルモールのルチア』と『ロメオとジュリエット』はどちらも私が大好きな、憧れのオペラです。感謝の気持ちを忘れずに、心を込めて演奏いたします。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

      *      *      *


次代を担う、若きアーティストたちを応援していただけましたら幸いです。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

231114institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2023 関連公演》
第100回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2023年11月14日(火) 18:30開演(17:45開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定) S席¥4,000、A席¥3,000、B席¥2,000、学生席¥1,000*
*学生席は28歳未満の学生の方を対象といたします。
 ご予約は二期会チケットセンターのみのお取扱いです。
   《チケット発売中》
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
第100回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会/共催:公益財団法人北区文化振興財団・東京都北区

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2023年11月11日(土)~12月18日(月))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭特設ホームページ - 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は発売日以降に公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください
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11月14日「第100回二期会オペラ研修所コンサート」出演者メッセージ(1)

二期会オペラ研修所の定期試験により選抜された成績優秀者が出演する「二期会オペラ研修所コンサート」は、これまでにその回数を重ね、今回ついに第100回を迎えます!
この記念すべき回の出演者に、予科、本科、マスタークラスからあわせて16名が選抜され、北とぴあ さくらホールで、その演唱をご披露いたします。
二期会ブログでは、コンサートに向けての抱負や、今回お届けする曲について等、各出演者からのメッセージをお届けします。
第1回目は、予科・本科の出演者です。

      *      *      *


yanagisawa_tamaki.jpg■栁澤 玖紀(メゾソプラノ/第69期予科)
ドニゼッティ『ラ・ファヴォリータ』より “ああ、私のフェルナンド”

この度は「第100回二期会オペラ研修所コンサート」に出演させていただきますこと、大変光栄に思っております。
研修所では毎回の授業で新たな発見と学びがあり、貴重な勉強の場となっています。日頃の成果をお見せできるよう心を込めて精一杯演奏いたします。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

oikawa_taisei.jpg■及川 泰生(バリトン/第69期予科)
モーツァルト『フィガロの結婚』より "もう訴訟に勝っただと"

今回で第100回と長い歴史を持つ二期会研修所コンサートに出演することができ、大変嬉しく思います。今回私が歌う曲は、モーツァルト作曲『フィガロの結婚』のアルマヴィーヴァ伯爵のアリアで、バリトンなら誰もが一度は歌うであろう有名な曲です。お越し頂いた皆様に、良い音楽を届けられるよう頑張ります。

oosawa_momoka.jpg■大澤 桃佳(ソプラノ/第68期本科)
ニコライ『ウィンザーの陽気な女房たち』より “急いでおいで、愉快な悪戯”

この度は、「第100回二期会オペラ研修所コンサート」に出演させていただけますこと大変光栄に思います。今回演奏させていただく曲は、フルート夫人が傲慢なファルスタッフを懲らしめる計画を陽気に華やかに歌うアリアです。聴いてくださる皆様が笑顔になっていただけるような演奏ができたらと思います。ご来場心よりお待ちしております!!

nagashima_sayaka.jpg■長島 彩(ソプラノ/第68期本科)
ビゼー『カルメン』より “何を恐れることがありましょう”

今年から本科生として研修所に入所し、素敵な仲間と同じ舞台に立てることに感謝致します。今回演奏致しますミカエラは何事にも真っ直ぐで素直、そして芯の強い女性です。私自身もそんな彼女のようにいつでも謙虚な気持ちを忘れず笑顔を絶やさず、音楽を愛する音楽家になれるようこれからも日々精進していきたいです。

suzuki_risako.jpg■鈴木 里沙子(ソプラノ/第68期本科)
ヴェルディ『エルナーニ』より “エルナーニ、一緒に逃げて”

この度は「第100回二期会オペラ研修所コンサート」に出演させていただけますこと、心より感謝申し上げます。尊敬する先輩方が出演されてきた歴史あるこの舞台に立てること、大変嬉しく思っております。
今回演奏をするアリアは私にとって初挑戦のものになります。華麗で耽美な初期のヴェルディ作品を楽しんでいただけるよう、精一杯演奏いたします。

      *      *      *


次代を担う、若きアーティストたちを応援していただけましたら幸いです。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

231114institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2023 関連公演》
第100回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2023年11月14日(火) 18:30開演(17:45開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定) S席¥4,000、A席¥3,000、B席¥2,000、学生席¥1,000*
*学生席は28歳未満の学生の方を対象といたします。
 ご予約は二期会チケットセンターのみのお取扱いです。
   《チケット発売中》
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
第100回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会/共催:公益財団法人北区文化振興財団・東京都北区

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2023年11月11日(土)~12月18日(月))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭特設ホームページ - 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は発売日以降に公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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東京二期会 ヴェルディ『ドン・カルロ』は、いよいよ東京文化会館で公演!~10/13(金)・14(土)・15(日)公演当日のごあんない

9月30日に よこすか芸術劇場で開幕の1公演、先週末は札幌文化芸術劇場 hitaruで2公演をお届けしました、シュトゥットガルト州立歌劇場との提携公演、ヴェルディ『ドン・カルロ』は、いよいよ明日10月13日(金)より東京で最後の3公演をお贈りします!

現在、東京文化会館で10月9日より開催中の「Tokyo Opera Days」の催しの一つとして本公演を開催します。大ホールのホワイエでは「― L'AMORE ― マリア・カラス 生誕100年記念展@Tokyo Opera Days」を同時開催します。
さらに、13日(金)の公演初日には、17:15より演出のロッテ・デ・ベアによるプレトークを大ホールで開催。オペラ新時代を築くと呼び声高い、ウィーン・フォルクスオーパー芸術監督を務める彼女が、今回の『ドン・カルロ』について語ります。

それでは、ご案内大変遅くなりましたが、東京公演当日のご案内を致します。 【10/12(木)21:15掲載】
<二期会創立70周年記念公演>
シュトゥットガルト州立歌劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 『ドン・カルロ』
オペラ全5幕(イタリア語5幕版) <日本語および英語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:レオナルド・シーニ/演出:ロッテ・デ・ベア
合唱:二期会合唱団/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
10月13日(金)
10月14日(土)
10月15日(日)
当日券
S~C/学
S~C/学
S~C/学
当日券販売
窓口受付
16:00~
12:00~
12:00~
ホワイエ開場
16:00
12:00
12:00
本開場
17:00
13:00
13:00
開演
18:00
14:00
14:00
第1幕・第2幕
約95分
休憩 20分
19:35~19:55
15:35~15:55
15:35~15:55
第3幕
約45分
休憩 20分
20:40~21:00
16:40~17:00
16:40~17:00
第4幕・第5幕
約75分
終演予定
22:15
18:15
18:15
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口改札から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩7分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆上記、当日券は 10/12(木)18:00現在 での発売予定です。以降の販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日ホワイエ開場時より会場入口受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
◎本公演ではカーテンコールの写真撮影を解禁いたします!SNSへのご投稿も歓迎です。ご来場の記念に是非! ハッシュタグは #TokyoOperaDays #ドン・カルロ #ドン・カルロ後夜祭 でお願いします!

◎公演会場ホワイエでは「― L'AMORE ― マリア・カラス 生誕100年記念展@Tokyo Opera Days」を開催いたします。開催時間は、13日(金)16:00~2回目の休憩終了時(21:00頃)、14日(土)12:00~終演30分後(18:45頃)、15日(日)12:00~2回目の休憩終了時(17:00頃)です。当日の『ドン・カルロ』公演に入場の方は無料でご覧いただけますので、ぜひお立ち寄りください。

▼『ドン・カルロ』東京公演情報ページはこちら
東京二期会オペラ劇場 2023年10月公演 G.ヴェルディ『ドン・カルロ』 - 東京二期会

▼10/9〜15開催!「Tokyo Opera Days」イベント一覧ページはこちら


●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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東京二期会オペラ、ヴェルディ『ドン・カルロ』は北の大地へ!~今週末、10/7(土)・8(日)は札幌文化芸術劇場 hitaru で開催!公演当日のごあんない

先週末、よこすか芸術劇場で開幕しました、シュトゥットガルト州立歌劇場との提携公演、〈東京二期会オペラ〉ヴェルディ『ドン・カルロ』。今週末は北の大地、北海道札幌市で上演いたします!

札幌公演は、10/7(土)にドン・カルロ城 宏憲&エリザベッタ木下美穂子組、10/8(日)にドン・カルロ樋口達哉&エリザベッタ竹多倫子組、2組のキャスト陣による土日2日間の公演です。

本日までに両組とも札幌文化芸術劇場 hitaruでのゲネプロを終え、公演当日を待つだけとなりました!
それでは、ご案内大変遅くなりましたが、札幌公演当日のご案内を致します。 【10/6(金)21:50掲載】
2023グランドオペラフェスティバル in Japan
札幌市民交流プラザ開館5周年事業
シュトゥットガルト州立歌劇場、札幌文化芸術劇場 hitaruとの提携公演
《東京二期会オペラ》
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 『ドン・カルロ』
オペラ全5幕(イタリア語5幕版) <日本語および英語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:レオナルド・シーニ/演出:ロッテ・デ・ベア
合唱:二期会合唱団/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
10月7日(土)
10月8日(日)
当日券
S~D/U25
S~D/U25
当日券販売
窓口受付
13:00~
開場
13:00
開演
14:00
第1幕・第2幕
約95分
休憩 20分
15:35~15:55
第3幕
約45分
休憩 20分
16:40~17:00
第4幕・第5幕
約75分
終演予定
18:15
札幌文化芸術劇場 hitaru
(札幌市民交流プラザ)
=アクセス=
<札幌市営地下鉄>
東西線、南北線、東豊線「大通駅」30番出口から西2丁目地下歩道より直結 徒歩約2分
<JR>
「札幌駅」南口から徒歩約10分

市電、バス、お車等でご来場のお客様は札幌市民交流プラザのウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 札幌市民交流プラザ
◆上記、当日券は 10/6(金)18:00現在 での発売予定です。以降の販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆U25(A~D席 各2,000円引)を開場時間より発売致します。1998年以降にお生まれの方(未就学児を除く)であれば学生に限らずご購入いただけます。ご希望の方はご本人の免許証、マイナンバーカード、学生証等、生年の証明できるものを必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『ドン・カルロ』横須賀・札幌公演情報ページはこちら
2023グランドオペラフェスティバル in Japan G.ヴェルディ『ドン・カルロ』(全国公演) - 東京二期会

※10/7(土)公演、フィリッポII世役の出演者変更がございます

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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9/30(土)よこすか芸術劇場で開幕!ヴェルディ『ドン・カルロ』~ドン・カルロ役 城 宏憲&エリザベッタ役 木下美穂子インタビュー/横須賀公演当日のごあんない

シュトゥットガルト州立歌劇場との提携公演、〈東京二期会オペラ〉ヴェルディ『ドン・カルロ』。ついに9月30日(土)のよこすか芸術劇場公演から開幕いたします!

本公演の開催を前に、ドン・カルロ役の城 宏憲とエリザベッタ役の木下美穂子にインタビューいたしました。

*     *     *


202309_jou_hironori.jpg <城 宏憲>

Q1.ドン・カルロとはどのような役、どのような人物でしょうか?

城: 自分で言うのも変ですが、悩める王子様役です(笑)。生まれつき体が弱く、婚約者エリザベッタへの恋に破れてからは精神も衰弱の一途。時に周囲が思いもよらぬ行動力を示したかと思えば、やはり決まって挫折してしまう。親友のロドリーゴに励まされ、何度となく泥沼から這いあがろうとするが…結末は必ず悲劇的な人物として描かれます。

Q2.ご自身の役の見どころ(見せどころ)、聴きどころ(聴かせどころ)をひとつ教えてください。

城: 見どころは、次々と彼に襲いかかる人生の試練そのもの。頑張ってそれを乗り越えようとするのに、幕を追ってどんどん苦悩が増してしまう状況、その表現です。
聴きどころは、基本的に傷つきやすく受動的で繊細な王子の、憂いを秘めた響き。そして、そんな彼が劇的に変化して急に「やる気スイッチ」が入る、周囲を置いてけぼりにして空回りする彼の様子を、しっかりとその魂に寄り添って音楽で伝えれたらと思います。

Q3.『ドン・カルロ』のような歴史に題材を求めたオペラはたくさんありますが、一度でも演じてみたい、歴史上の人物はいますか?もしいれば、その理由や、動機もふくめて教えてください。

城: 最近いつの日か、ファウスト博士を演じてみたいと思っているのですが、物理学者のアインシュタインをモデルにしたらどうなるのかなぁ、と時々妄想しています。人類の科学史を動かすほどの知能を持つ人物にとっての、神や悪魔とは何だったのか。思いをめぐらせてしまいますね。
しかし、やはりフィクションの方が演じやすいと思います。原作のあるものなら、歴史上の人物ではありませんが、天才的な舞台役者でありながら、泥棒を生業とする、怪盗「七色いんこ」。手塚治虫ファンとしては、是非演じてみたいですねぇ。

Q4.最後に、本番にむけての意気込み、メッセージをお願いいたします。

城: ドン・カルロは確かに表題役ですが、単純にこの物語の主人公だと言い切ることができません。なぜなら、父王フィリッポの苦悩、親友ロドリーゴの暗躍、公女エボリの美醜、罪のない母エリザベッタの存在無くしては、タイトルロールとして輝かないからです。ですから、出来うる限り素晴らしい仲間と切磋琢磨しながら舞台を作り上げていきたいと思います。

*     *     *


202309_kinoshita_mihoko.jpg <木下美穂子>

Q1.エリザベッタとはどのような役、どのような人物でしょうか?

木下: エリザベッタは、時代背景や地位によって、彼女自身の運命を定められてしまった不幸を背負い、その運命をある意味受け入れる女王としての強さをもっていると思います。でも一方やはりカルロへ愛、冷静にふるまいつつも時々発せられるエリザベッタの本音や情熱がとても生生しくもあり、痛々しくもあり・・・その心情をヴェルディが非常に細かく表現していると思います。

Q2.ご自身の役の見どころ(見せどころ)、聴きどころ(聴かせどころ)をひとつ教えてください。

木下: カルロとの二重唱(2幕そして終幕)もとても好きな場面で、心にぐっとくる音楽ではあるのですが、今回はあえて、3幕の4重唱を上げさせていただきたいと思います。エボリの策略により無実の罪を着せられ夫であるフィリッポにののしられる場面です。この場面はそれぞれの人物の立場ゆえに背負っている苦悩が美しいアンサンブルで描かれています。女王としてのプライドも愛もすべて失ったエリザベッタの深い悲しみが天上の音楽で書かれています。この音楽を、そしてこの心理をどう表現していこうかといつも考えています。これはこれから一か月におよぶリハーサルでの課題です。Io son… straniera(私は…外国人…)この言葉は、長く海外で生きてきた経験からとても重い言葉だと、いつもぐっときてしまいます。

Q3.『ドン・カルロ』のような歴史に題材を求めたオペラはたくさんありますが、一度でも演じてみたい、歴史上の人物はいますか? もしいれば、その理由や、動機もふくめて教えてください。

木下: 改めて考えてみると、これと思い浮かぶのはないのですが、以前ヘレン・ケラーの詩による「アイヴィングリーンからの交響曲」(M・キャンプハウス作曲)というのを歌ったことがあるのですが、その時のヘレンケラーの詩が素晴らしく、こういう美しい言葉を紡ぎながらの彼女の生涯を一つのオペラにできたら素敵だろうなと思ったことがありました。できればイタリア人の作曲家でイタリア語で書かれていたらぜひ歌ってみたいです。

Q4.最後に、本番にむけての意気込み、メッセージをお願いいたします。

木下: ヴェルディの後期の大作『ドン・カルロ』、どの場面をとっても音楽が素晴らしく、またそれぞれの役の心理描写が音楽と相まってより一層の深みをもった作品です。私としては久しぶりの女性演出家とのお仕事です。どのようなアプローチで『ドン・カルロ』の世界を創り上げていくか、楽しみにしております。なかなか上演機会のない作品ですが、ぜひ劇場に足を運んでいただき、この世界を堪能していただければと思っております。

*     *     *


それでは、よこすか芸術劇場公演当日のご案内を致します。 【9/29(金)20:30掲載】
2023グランドオペラフェスティバル in Japan
シュトゥットガルト州立歌劇場、よこすか芸術劇場との提携公演
《東京二期会オペラ》
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 『ドン・カルロ』
オペラ全5幕(イタリア語5幕版) <日本語および英語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:レオナルド・シーニ/演出:ロッテ・デ・ベア
合唱:二期会合唱団/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
9月30日(土)
当日券
S~D/U24
当日券販売
窓口受付
12:15~
開場
12:15
開演
13:00
第1幕・第2幕
約90分
休憩 20分
14:30~14:50
第3幕
約40分
休憩 20分
15:30~15:50
第4幕・第5幕
約75分
終演予定
17:05
横須賀芸術劇場
=アクセス=
<京浜急行電鉄>
[京急本線]=「汐入駅」から徒歩1分
<JR>
[横須賀線]=「横須賀駅」から徒歩8分

お車でご来場のお客様は横須賀芸術劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 横須賀芸術劇場
◆上記、当日券は 9/29(金)18:00現在 での発売予定です。以降の販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆U24(24歳以下)を開場時刻より発売(各席種半額)致します。ご希望の方はご本人の学生証等年齢のわかるものを必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『ドン・カルロ』横須賀・札幌公演情報ページはこちら
2023グランドオペラフェスティバル in Japan G.ヴェルディ『ドン・カルロ』(全国公演) - 東京二期会


●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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Tokyo Opera Days
10/9開催:指揮レオナルド・シーニによるマスタークラス~プログラム決定!

10/9(月・祝)~10/15(日)東京文化会館で開催される、「Tokyo Opera Days」の初日を飾る、今をときめく指揮者レオナルド・シーニによるマスタークラスの曲目と出演者が決定いたしました!
3曲全て、マエストロが得意とするヴェルディ作品。ヨーロッパの名だたる歌劇場で高い評価を得る音楽作りの秘訣が伝授される貴重な機会となります。

202309_leonardo_sini.jpg   Leonardo Sini レオナルド・シーニ

指揮は3名の若手指揮者、歌唱は『ドン・カルロ』でアンダースタディを務める中江万柚子と室岡大輝、ピアノは全て三澤志保が務めます。
マエストロが日本でマスタークラスを実施するのは今回が初めて。
只今、無料聴講申込を受け付けています。指揮や声楽・オペラを勉強されている方はもちろん、一般の方も聴講いただけます!
「Tokyo Opera Days」だからこそ実現したこのチャンスを、お見逃しなく!

■■■ イベント情報 ■■■
Tokyo Opera Days
指揮レオナルド・シーニによるマスタークラス
日時:2023年10月9日(月・祝) 19:00開始
会場:東京文化会館 小ホール
  (JR上野駅 公園口改札より徒歩1分)
料金:聴講無料(事前申込優先)

プログラム:
1. オペラ『仮面舞踏会』より「あの草を摘みとって」
  指揮:松下和弘 アメーリア:中江万柚子
2. オペラ『椿姫』より「ヴァレリー嬢ですか?」
  指揮:小山祥太郎 ヴィオレッタ:中江万柚子 ジェルモン:室岡大輝
3. オペラ『イル・トロヴァトーレ』より「聞いたかな、朝ともなれば」
  指揮:中城 良 ルーナ伯爵:室岡大輝 レオノーラ:中江万柚子
ピアノ:三澤志保

プロフィール:
202309_nakae_mayuko.jpg■ 中江万柚子 Mayuko Nakae
  ソプラノ Soprano
東京都出身。桐朋学園大学音楽学部声楽専攻首席卒業、同大学院音楽研究科声楽専攻 (オペラコース)修士課程修了(佐々木成子賞)。二期会オペラ研修所本科、マスターク ラス特待生。本科修了時渡邊高之助賞、マスタークラス修了時川崎靜子賞、最優秀 賞。福島育英会奨学生。成績優秀者による卒業記念演奏会、二期会新進声楽家コン サート等に出演。これまで『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ、ドンナ・エル ヴィーラ、『椿姫』題名役等を演じ、東京二期会『ドン・カルロ』ではエリザベッタ のアンダースタディを務める。二期会会員
202309_murooka_taiki.jpg■ 室岡大輝 Taiki Murooka
  バリトン Baritone
埼玉県出身。尚美学園大学声楽コース卒業、同大学院修士課程を特待生で修了。第87 回読売新人演奏会出演。二期会オペラ研修所本科修了時渡邊高之助賞、マスタークラ ス修了時奨励賞。第87回読売新人演奏会、二期会新進声楽家コンサート等に出演。東 京二期会では『ドン・カルロ』ロドリーゴのアンダースタディを務め、来年5月二期 会ニューウェーブ・オペラ劇場『デイダーミア』でデビュー予定。二期会会員
■ 松下和弘 Kazuhiro Matsushita
1995年生まれ。 2014年に東京音楽大学指揮科に入学、18年卒業。 指揮を広上淳一、 田代俊文、時任康文の各氏に、ピアノを植木純、野田清隆の各氏に師事。18年チェコ で開催された国際指揮マスタークラスに参加し、Alexander Polyanichko氏に師事。 23年ウィーン楽派国際指揮者コンクールに出場。大学卒業時から現在まで複数のオー ケストラのトレーナーを担当し、新宿区民オペラの副指揮者として『仮面舞踏会』 『マクベス』『サンドリヨン』に携わる。

■ 小山祥太郎 Shotaro Koyama
国立音楽大学音楽学部声楽専修卒業、指揮者コース修了。同大学院声楽専攻修了後、 カールスルーエ音楽大学で歌曲伴奏を学ぶ。指揮を三澤洋史らに、声楽を黒田博氏ら に、歌曲伴奏を白井光子、ハルトムート・ヘル両氏に師事。国立音楽大学奨学生とし てウィーン国際音楽ゼミナールでO.ヒッレブラントに、ツヴィッカウでのシューマン 音楽祭で白井光子に学ぶ。第30回日本ドイツ歌曲コンクール第3位。学生時代より 『コジ・ファン・トゥッテ』『魔笛』『椿姫』等のオペラや多くの新作を指揮。東京 二期会では『パルジファル』『椿姫』副指揮、昨年秋には東京都教育庁事業にてオペ ラ『雪の女王』東京初演指揮を務めた。

■ 中城 良 Ryo Nakajo
1995年東京生まれ。2017年東京音楽大学作曲指揮専攻(指揮)を卒業。指揮を広上淳一 氏に師事。卒業公演で『フィガロの結婚』を指揮。大学主催の「打楽器教員コンサー ト」で日本を代表するフルート奏者、工藤重典氏とジョリヴェの協奏曲で協演。広島 交響楽団定期演奏会にてエリザベト音楽大学合唱団を指揮し協演。「若手指揮者トラ イアウトコンサート2021」に参加し、各プロオケから選ばれた奏者からなる特別編成 のオーケストラを指揮し研鑽を積む。22年12月にN響団友オーケストラと共演。これ まで副指揮として『イル・トロヴァトーレ』『仮面舞踏会』『マクベス』『トリスタ ンとイゾルデ』『魔笛』「ダ・ポンテ三部作」に携わる。

*     *     *


▼「秋は上野でオペラ!」 Tokyo Opera Days イベント詳細ページはこちら
ban_tokyo_opera_days2023
Tokyo Opera Days|オペラを楽しむ - 東京二期会
無料からお楽しみいただけるイベントが盛りだくさん

●お問合せ・事前申込は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2023年の二期会ニューフェイスが一堂に!
「二期会新進声楽家コンサート」~出演者メッセージ 《4》

明日のスター、ここに羽ばたく!

今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、二期会期待の新入会員20名が一堂に会して開催する、デビューコンサート「二期会新進声楽家コンサート」。

9月15日(金)のコンサートを前に全出演者からのメッセージをソロ出演順にご紹介していまいりました、今日はその最後の5名をご紹介いたします。

*     *     *


202309_iwaya_kanako.jpg■ 岩谷香菜子(いわや かなこ/ソプラノ)
ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より “あたりは静けさに包まれ”

人前に出ることが苦手だった私を変えてくれたのが、歌、オペラとの出会いでした。今ではお客様の前で歌えることが、私の幸せの一つになりました。今回選んだルチアのアリアは、学生時代より温めてきた曲で、いつも新たな発見と継続の大切さを教えてくれます。成功も失敗も自分の糧にしながら、オペラ歌手としてお客様の前の立てるよう精進します。
202309_azuma_yukie.jpg■ 東 幸慧(あずま ゆきえ/ソプラノ)
ヴェルディ『リゴレット』より “慕わしい人の名は”

研修所に入るにあたり、目標の1つでもあったこのコンサートに出演できることを光栄に思います。素晴らしい仲間たちと、先生方のご指導を元に1つ1つ積み上げてきたこの2年間は、私にとってとても大切な時間になりました。研修所での成果をお聴きいただけますように、精一杯演奏致します。ご来場お待ちしております。
202309_tateno_mayuka.jpg■ 舘野真由花(たての まゆか/ソプラノ)
ヴェルディ『椿姫』より “ああ、そはかの人か~花から花へ”

今回選曲した作品は、ソプラノのアリアの中でも特に有名な曲。ヴィオレッタはずっと憧れの役でありますが、高度な技術が必要なので、人前で歌うには勇気のいるアリアの一つです。私自身大きなホールで歌うのは初めての試みです。7月の二期会本公演『椿姫』のアンダースタディに選んでいただき、たくさん勉強いたしました。その成果を発揮できるよう精一杯努めます。
202309_murooka_taiki.jpg■ 室岡大輝(むろおか たいき/バリトン)
ヴェルディ『ファルスタッフ』より “夢か現実か?”
ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』第1幕より アメーリアと総督(シモン・ボッカネグラ)の二重唱

「声楽はスポーツと変わらない」大学から声楽の道を志し、今日この演奏会に出演させて頂きました。大学生になるまで音楽なんてほとんどかじって来ないどころか、ずーっとバレーボールをやってきた人間です。運動と音楽を奏でている間の集中力や、疲労度は似ていると思います。一球入魂と、球技の世界では良く言いますが、一声入魂!の心で演奏会に臨みたいと思います。
202309_nakae_mayuko.jpg■ 中江万柚子(なかえ まゆこ/ソプラノ)
ドニゼッティ『ロアン家のマリーア』より “不吉な…哀れみの神よ”
ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』第1幕より アメーリアと総督(シモン・ボッカネグラ)の二重唱

内縁の夫と元恋人の間で窮地に陥ったマリアは不幸な結婚を勧めた母を呪いつつも、いつかは救いの神が現れるはず…!と一筋の希望を信じ、願います。 また二重唱では、昨年の研修所コンサートから2度目のコンビとなるバリトン・室岡大輝さんとお届け致します。生き別れた父娘が再会を果たす感動的でエモーショナルなデュエットです。それぞれの美しい旋律が織りなす"ドラマ"を、ぜひ会場でご堪能下さい。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

*     *     *


それでは当日、多くのご来場をお待ちしております。
二期会のニューフェイスたちのこれからの活躍にどうぞご注目ください!!
230915shinshin_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第66期マスタークラス修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家コンサート
日時:2023年9月15日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR上野駅 公園口改札より徒歩1分)
料金:(全自由席) ¥3,000
出演者と演奏プログラム:
<第1部>
1. 渡邊瑛介(テノール)
  ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より “この剣はそのためにある”
2. 山﨑友理(ソプラノ)
  マスネ『マノン』より “わたしが女王のように街を歩くと”
3. 和田 央(バス・バリトン)
  ロッシーニ『セビリアの理髪師』より “わしのような医者に向かって”
4. 竹内穂乃香(ソプラノ)
  グノー『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
5. 栗田宰早(テノール)
  モーツァルト『魔笛』より “なんと美しい絵姿”
6. 村瀬亜紀(ソプラノ)
  ベッリーニ『清教徒』より “あなたのやさしい声が”
7. 上田彩乃(ソプラノ)
  J.シュトラウスII世「春の声」
8. 亀山泰地(バリトン)
  モーツァルト『フィガロの結婚』より “すべて準備は整った…少しばかりその目を開け”
9. 清水理沙(ソプラノ)
  ヴェルディ『運命の力』より “神よ、平和を与えたまえ”
10. 大井川由実(ソプラノ)
  ロッシーニ『セミラーミデ』より “麗しい光が”
11. 中江万柚子(ソプラノ)&室岡大輝(バリトン)
  ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
    アメーリアと総督(シモン・ボッカネグラ)の二重唱

<第2部>
12. 吉田早穂(ソプラノ)
  グノー『ファウスト』より “宝石の歌”
13. 藤田真由(ソプラノ)
  ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より “ああ、幾たびか”
14. 小谷美佳(ソプラノ)
  グノー『ロメオとジュリエット』より “ああ、なんという戦慄が”
15. 河向来実(ソプラノ)
  ドヴォルザーク『ルサルカ』より “月に寄せる歌”
16. 田中沙友里(ソプラノ)
  レオンカヴァッロ『道化師』より “鳥の歌”
17. 岩谷香菜子(ソプラノ)
  ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より “あたりは静けさに包まれ”
18. 東 幸慧(ソプラノ)
  ヴェルディ『リゴレット』より “慕わしい人の名は”
19. 舘野真由花(ソプラノ)
  ヴェルディ『椿姫』より “ああ、そはかの人か~花から花へ”
20. 室岡大輝(バリトン)
  ヴェルディ『ファルスタッフ』より “夢か現実か?”
21. 中江万柚子(ソプラノ)
  ドニゼッティ『ロアン家のマリーア』より “不吉な…哀れみの神よ”
(ピアノ)朴 令鈴

▼公演詳細ページはこちらから
二期会新進声楽家コンサート|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

●お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2023年の二期会ニューフェイスが一堂に!
「二期会新進声楽家コンサート」~出演者メッセージ 《3》

明日のスター、ここに羽ばたく!

今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、二期会期待の新入会員20名が一堂に会して開催する、デビューコンサート「二期会新進声楽家コンサート」。

9月15日(金)の開催を前に全出演者からのメッセージをソロ出演順にご紹介しています。昨日までに前半10名をご紹介いたしました。今日からは後半、まず5名のご紹介です。

*     *     *


202309_yoshida_saho.jpg■ 吉田早穂(よしだ さほ/ソプラノ)
グノー『ファウスト』より “宝石の歌”

多くの芸術家を魅了したゲーテの物語。悲劇と救済を描くメロドラマに、マルガレーテの純真無垢なキャラクターがより一層際立ちます。特に「宝石の歌」では、感情がほとばしる様子が音楽に表されています。
私は演奏会に出演するにあたり、曲中の彼女の気持ちに近いものを感じています。彼女のようにワクワクとした気持ちを声で表現し、皆様をオペラの世界へ優しく誘える歌手として在りたいと思います。
202309_fujita_mayu.jpg■ 藤田真由(ふじた まゆ/ソプラノ)
ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より “ああ、幾たびか”

『カプレーティ家とモンテッキ家』よりジュリエッタのアリアを演奏させていただきます。学生の頃から大切にしてきた曲を歌えること、大変嬉しく思っております。
愛するロメオではない相手との婚礼を前に、揺れ動くジュリエッタの心情を美しい旋律に乗せてお伝えできるよう、心を込めて演奏いたします。
202309_kotani_mika.jpg■ 小谷美佳(こたに みか/ソプラノ)
グノー『ロメオとジュリエット』より “ああ、なんという戦慄が”

私は、予科から3年間研修所に所属しており、1番初めの試験で歌った曲がこの曲目でした。思い入れのある曲を二期会新進声楽家コンサートという晴れ舞台で歌える事が本当に嬉しいです。3年間お世話になった感謝と、これからも精進していく誓いを込めて当日は歌わせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。
202309_kawamukai_kurumi.jpg■ 河向来実(かわむかい くるみ/ソプラノ)
ドヴォルザーク『ルサルカ』より “月に寄せる歌”

今回、このような素晴らしい演奏の機会を頂き、身の引き締まる思いです。私が歌う『ルサルカ』と言うオペラはどこか人魚姫に似た作品で、最後は悲しい結末を迎えます。初めてのチェコ語に戸惑いつつも、ドヴォルザークの素晴らしい音楽を皆様と会場で感じられるのを楽しみに精一杯歌わせていただきます。
202309_tanaka_sayuri.jpg■ 田中沙友里(たなか さゆり/ソプラノ)
レオンカヴァッロ『道化師』より “鳥の歌”

この度、新進演奏会コンサートに出演することができ、光栄に思います。
研修所では、先生方から厳しくも温かいご指導をいただき、そして出会った仲間にたくさんの刺激をもらい、歌い手として大きく成長することができました。研修所で培った集大成を舞台で最大限表現できるよう頑張ります。客席から見守っていただけたら嬉しいです。

*     *     *


二期会のニューフェイスたちのこれからの活躍にどうぞご注目ください!!
230915shinshin_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第66期マスタークラス修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家コンサート
日時:2023年9月15日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR上野駅 公園口改札より徒歩1分)
料金:(全自由席) ¥3,000
出演者と演奏プログラム:
<第1部>
1. 渡邊瑛介(テノール)
  ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より “この剣はそのためにある”
2. 山﨑友理(ソプラノ)
  マスネ『マノン』より “わたしが女王のように街を歩くと”
3. 和田 央(バス・バリトン)
  ロッシーニ『セビリアの理髪師』より “わしのような医者に向かって”
4. 竹内穂乃香(ソプラノ)
  グノー『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
5. 栗田宰早(テノール)
  モーツァルト『魔笛』より “なんと美しい絵姿”
6. 村瀬亜紀(ソプラノ)
  ベッリーニ『清教徒』より “あなたのやさしい声が”
7. 上田彩乃(ソプラノ)
  J.シュトラウスII世「春の声」
8. 亀山泰地(バリトン)
  モーツァルト『フィガロの結婚』より “すべて準備は整った…少しばかりその目を開け”
9. 清水理沙(ソプラノ)
  ヴェルディ『運命の力』より “神よ、平和を与えたまえ”
10. 大井川由実(ソプラノ)
  ロッシーニ『セミラーミデ』より “麗しい光が”
11. 中江万柚子(ソプラノ)&室岡大輝(バリトン)
  ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
    アメーリアと総督(シモン・ボッカネグラ)の二重唱

<第2部>
12. 吉田早穂(ソプラノ)
  グノー『ファウスト』より “宝石の歌”
13. 藤田真由(ソプラノ)
  ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より “ああ、幾たびか”
14. 小谷美佳(ソプラノ)
  グノー『ロメオとジュリエット』より “ああ、なんという戦慄が”
15. 河向来実(ソプラノ)
  ドヴォルザーク『ルサルカ』より “月に寄せる歌”
16. 田中沙友里(ソプラノ)
  レオンカヴァッロ『道化師』より “鳥の歌”
17. 岩谷香菜子(ソプラノ)
  ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より “あたりは静けさに包まれ”
18. 東 幸慧(ソプラノ)
  ヴェルディ『リゴレット』より “慕わしい人の名は”
19. 舘野真由花(ソプラノ)
  ヴェルディ『椿姫』より “ああ、そはかの人か~花から花へ”
20. 室岡大輝(バリトン)
  ヴェルディ『ファルスタッフ』より “夢か現実か?”
21. 中江万柚子(ソプラノ)
  ドニゼッティ『ロアン家のマリーア』より “不吉な…哀れみの神よ”
(ピアノ)朴 令鈴

▼公演詳細ページはこちらから
二期会新進声楽家コンサート|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

●お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2023年の二期会ニューフェイスが一堂に!
「二期会新進声楽家コンサート」~出演者メッセージ 《2》

明日のスター、ここに羽ばたく!

今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、期待の新入会員20名が一堂に会し、二期会入会後お披露目となるデビューコンサート「二期会新進声楽家のコンサート」。

9月15日(金)の開催に向けての出演者からのコメント紹介、今日はその2回目です。

*     *     *


202309_murase_aki.jpg■ 村瀬亜紀(むらせ あき/ソプラノ)
ベッリーニ『清教徒』より “あなたの優しい声が”

私の歌う音楽が聴いてくださっている誰かのパワーになって欲しい、心動かす歌を歌いたい、と願って日々自分自身を磨いています。コロナ禍での研修でしたが、こうして音楽と関わり続けられていること、支えてくださる方がいることに感謝してこれからも邁進してまいります。
202309_ueta_ayano.jpg■ 上田彩乃(うえた あやの/ソプラノ)
J.シュトラウスII世 「春の声」

研修所では、これまで目を背けていた自分の弱さと対峙する機会をいただきました。考えながら演じるのではなく、自分自身が表現したい人物として振舞えるようになるまで練習を繰り返すこと。今回は歌曲を歌いますが、オペラアリアと同様に詩や音楽を噛み締め自分のものとし、これが今できる精一杯だと胸を張って披露したいと思います。
202309_kameyama_taichi.jpg■ 亀山泰地(かめやま たいち/バリトン)
モーツァルト『フィガロの結婚』より “すべて準備は整った…少しばかりその目を開け”

大学がクラリネット専攻だった自分にとって、研修所の3年間は本当にたくさんのことを学ぶことができた、かけがえのない時間でした。熱心にご指導してくださった先生方には本当に感謝しております。この先も音楽家であるかぎり勉強は続きますが、常に真摯に音楽に向き合っていきたいと思います。
202309_shimizu_risa.jpg■ 清水理沙(しみず りさ/ソプラノ)
ヴェルディ『運命の力』より “神よ、平和を与えたまえ”

この度は「二期会新進声楽家コンサート」に出演させて頂きますこと、大変光栄に思います。
感染症が流行り始めた頃に研修所へ入所し、制約がある中、熱心な先生方のご指導と関係者の方々のおかげで濃密な時間を過ごせ、心から感謝しております。ご来場いただくお客様をはじめ、沢山の方の協力を得て舞台に立てることに感謝し、心を込めて演奏いたします。
202309_ooigawa_yumi.jpg■ 大井川由実(おおいがわ ゆみ/ソプラノ)
ロッシーニ『セミラーミデ』より “麗しい光が”

研修所に入った頃からずっと憧れていたこの舞台に立てること、とても光栄です。
研修所を修了し、新しい門出、新たな挑戦という意味を込めて今回オペラ「セミラーミデ」のアリアを初めて歌わせていただきます。今まで学んできた全てを発揮し、最高の演奏を皆様にお届けできるよう精一杯演奏いたします。応援よろしくお願いいたします。

*     *     *


二期会のニューフェイスたちのこれからの活躍にどうぞご注目ください!!
230915shinshin_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第66期マスタークラス修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家コンサート
日時:2023年9月15日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR上野駅 公園口改札より徒歩1分)
料金:(全自由席) ¥3,000
出演者と演奏プログラム:
<第1部>
1. 渡邊瑛介(テノール)
  ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より “この剣はそのためにある”
2. 山﨑友理(ソプラノ)
  マスネ『マノン』より “わたしが女王のように街を歩くと”
3. 和田 央(バス・バリトン)
  ロッシーニ『セビリアの理髪師』より “わしのような医者に向かって”
4. 竹内穂乃香(ソプラノ)
  グノー『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
5. 栗田宰早(テノール)
  モーツァルト『魔笛』より “なんと美しい絵姿”
6. 村瀬亜紀(ソプラノ)
  ベッリーニ『清教徒』より “あなたのやさしい声が”
7. 上田彩乃(ソプラノ)
  J.シュトラウスII世「春の声」
8. 亀山泰地(バリトン)
  モーツァルト『フィガロの結婚』より “すべて準備は整った…少しばかりその目を開け”
9. 清水理沙(ソプラノ)
  ヴェルディ『運命の力』より “神よ、平和を与えたまえ”
10. 大井川由実(ソプラノ)
  ロッシーニ『セミラーミデ』より “麗しい光が”
11. 中江万柚子(ソプラノ)&室岡大輝(バリトン)
  ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
    アメーリアと総督(シモン・ボッカネグラ)の二重唱

<第2部>
12. 吉田早穂(ソプラノ)
  グノー『ファウスト』より “宝石の歌”
13. 藤田真由(ソプラノ)
  ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より “ああ、幾たびか”
14. 小谷美佳(ソプラノ)
  グノー『ロメオとジュリエット』より “ああ、なんという戦慄が”
15. 河向来実(ソプラノ)
  ドヴォルザーク『ルサルカ』より “月に寄せる歌”
16. 田中沙友里(ソプラノ)
  レオンカヴァッロ『道化師』より “鳥の歌”
17. 岩谷香菜子(ソプラノ)
  ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より “あたりは静けさに包まれ”
18. 東 幸慧(ソプラノ)
  ヴェルディ『リゴレット』より “慕わしい人の名は”
19. 舘野真由花(ソプラノ)
  ヴェルディ『椿姫』より “ああ、そはかの人か~花から花へ”
20. 室岡大輝(バリトン)
  ヴェルディ『ファルスタッフ』より “夢か現実か?”
21. 中江万柚子(ソプラノ)
  ドニゼッティ『ロアン家のマリーア』より “不吉な…哀れみの神よ”
(ピアノ)朴 令鈴

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二期会新進声楽家コンサート|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

●お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2023年の二期会ニューフェイスが一堂に!
「二期会新進声楽家コンサート」~出演者メッセージ 《1》

明日のスター、ここに羽ばたく!

今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、期待の新入会員20名が一堂に会し、二期会入会後お披露目となるデビューコンサート「二期会新進声楽家のコンサート」。

今年の開催は、9月15日(金)。公演まで3週間を切りました!
開催に向けて、出演者全員からコメントをいただいておりますので、今日からソロ曲での出演順(予定)に4回に分けてご紹介してまいります。

*     *     *


202309_watanabe_eisuke.jpg■ 渡邊瑛介(わたなべ えいすけ/テノール)
ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より “この剣はそのためにある”

私は大学在学時から、将来はベッリーニのオペラを歌えるテノールになりたい!という思いがありました。
偶然か必然か、留学先もイタリアはシチリアのカターニアで、なんとベッリーニの生誕地。 そして今回お披露目させていただく曲はベッリーニのオペラアリア。そんな想いの積もった歌、声を、楽しんでお聴きいただけたら嬉しいです。
202309_yamasaki_yuri.jpg■ 山﨑友理(やまざき ゆり/ソプラノ)
マスネ『マノン』より “わたしが女王のように街を歩くと”

私自身、学生の頃より毎年このコンサートに足を運んでいたので、今回出演させていただく喜びもひとしおです。
ご指導くださった先生方、切磋琢磨した仲間達、支えてくださった皆様、何より音楽に対して普遍的な愛を持ってくださった皆様のおかげで、こうして今、私は歌うことができます。
ぜひ、20人の歌手とピアニストが織りなす音の色彩をお楽しみくださいませ。
202309_wada_akira.jpg■ 和田 央(わだ あきら/バス・バリトン)
ロッシーニ『セビリアの理髪師』より “わしのような医者に向かって”

『セビリアの理髪師』のバルトロという役はBasso buffoの早口を歌う役で、私の目標でもあります。さらにこのアリアではその中でも特別早くしゃべり倒さなければなりません。難しいと感じますが、Enzo DaraやAlessandro Corbelli のような偉大な歌手に近づけるよう、挑戦したいと思います。
202309_takeuchi_honoka.jpg■ 竹内穂乃香(たけうち ほのか/ソプラノ)
グノー『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”

「どのような形でもいいから、音楽を続けてほしい」と節目の時には必ず師匠から言われてきました。研修所での学びの期間は、音楽との向き合い方に迷っていた私に、音楽を続けていくことへの決意を固めるきっかけを与えてくれました。歌い手として、一つ一つの作品に真摯に向き合い、責任感を持って演じていけるよう、精進してまいります。
202309_kurita_tsukasa.jpg■ 栗田宰早(くりた つかさ/テノール)
モーツァルト『魔笛』より “なんと美しい絵姿”

二期会研修所には予科から本科、マスタークラスまで3年間お世話になりました。それぞれのクラスで異なる役柄や分野、言語などの指導を頂き、自分の表現の幅が格段と大きくなったことを感じました。今回演奏会に出演させて頂く機会を頂き、その感謝の気持ちを演奏に乗せてお伝えできればと思います。

*     *     *


二期会のニューフェイスたちのこれからの活躍にどうぞご注目ください!!
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二期会オペラ研修所 第66期マスタークラス修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家コンサート
日時:2023年9月15日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR上野駅 公園口改札より徒歩1分)
料金:(全自由席) ¥3,000
出演者と演奏プログラム:
<第1部>
1. 渡邊瑛介(テノール)
  ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より “この剣はそのためにある”
2. 山﨑友理(ソプラノ)
  マスネ『マノン』より “わたしが女王のように街を歩くと”
3. 和田 央(バス・バリトン)
  ロッシーニ『セビリアの理髪師』より “わしのような医者に向かって”
4. 竹内穂乃香(ソプラノ)
  グノー『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
5. 栗田宰早(テノール)
  モーツァルト『魔笛』より “なんと美しい絵姿”
6. 村瀬亜紀(ソプラノ)
  ベッリーニ『清教徒』より “あなたのやさしい声が”
7. 上田彩乃(ソプラノ)
  J.シュトラウスII世「春の声」
8. 亀山泰地(バリトン)
  モーツァルト『フィガロの結婚』より “すべて準備は整った…少しばかりその目を開け”
9. 清水理沙(ソプラノ)
  ヴェルディ『運命の力』より “神よ、平和を与えたまえ”
10. 大井川由実(ソプラノ)
  ロッシーニ『セミラーミデ』より “麗しい光が”
11. 中江万柚子(ソプラノ)&室岡大輝(バリトン)
  ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
    アメーリアと総督(シモン・ボッカネグラ)の二重唱

<第2部>
12. 吉田早穂(ソプラノ)
  グノー『ファウスト』より “宝石の歌”
13. 藤田真由(ソプラノ)
  ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より “ああ、幾たびか”
14. 小谷美佳(ソプラノ)
  グノー『ロメオとジュリエット』より “ああ、なんという戦慄が”
15. 河向来実(ソプラノ)
  ドヴォルザーク『ルサルカ』より “月に寄せる歌”
16. 田中沙友里(ソプラノ)
  レオンカヴァッロ『道化師』より “鳥の歌”
17. 岩谷香菜子(ソプラノ)
  ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より “あたりは静けさに包まれ”
18. 東 幸慧(ソプラノ)
  ヴェルディ『リゴレット』より “慕わしい人の名は”
19. 舘野真由花(ソプラノ)
  ヴェルディ『椿姫』より “ああ、そはかの人か~花から花へ”
20. 室岡大輝(バリトン)
  ヴェルディ『ファルスタッフ』より “夢か現実か?”
21. 中江万柚子(ソプラノ)
  ドニゼッティ『ロアン家のマリーア』より “不吉な…哀れみの神よ”
(ピアノ)朴 令鈴

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二期会新進声楽家コンサート|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

●お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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ブログで繋ぐ!「第16回 二期会研究会駅伝コンサート《自由》【8/23(水)公演】」
出演研究会紹介(5) ロシア東欧オペラ研究会・オペラワークショップ研究会

二期会研究会による毎夏の風物詩「二期会研究会駅伝コンサート」。
第16回となる今年のコンサートのテーマは「自由」! 今年出演する10の研究会がそれぞれに構成した各20分のプログラムを、駅伝のように歌の“たすき”を繋いで、15:30の開演から、19:35予定のゴールまでのロングランでお贈りします!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは駅伝コンサートを盛り上げるべく、各研究会からのメッセージを紹介する“たすきリレー”を連載。
8月に入り、コンサートの本番まであと3週間に迫る中、出演研究会紹介もついに最終回となりました!
最後のご紹介は2研究会、「ロシア東欧オペラ研究会」と「オペラワークショップ研究会」です。

      *      *      *

<18:55~>
(9)【ロシア東欧オペラ研究会】《愛に祈りを込めて》
[出演]堺 裕貴、増永郁子、大野 隆
[ピアノ]小笠原貞宗

チャイコフスキー
 『イオランタ』より“神よ もし私に罪があっても”
ムソルグスキー
 『ソローチンスク定期市』より“パラーシャのドゥムカ”
ラフマニノフ
 『アレコ』より“すべての天幕は寝静まった”

今回は、チャイコフスキー、ムソルグスキー、ラフマニノフのオペラ作品から「愛」をテーマの作品を並べました。オペラ「イオランタ」より、レネ王の盲目の我が娘への祈りの父親の愛。オペラ「ソローチンスクの定期市」より、若者パラーシャの夢見る乙女の愛。オペラ「アレコ」より、アレコの妻を失った悲痛な叫びの歌。それぞれが「愛」をテーマにしています。
昨今、ロシアの作品を演奏する事は、なかなか厳しい時世になりました。しかし我々はロシアの歌を愛し、政治と文化は別であるとの思いから、「平和を訴え」演奏させていただきます。
ロシア東欧オペラ研究会代表・岸本 力



      *      *      *

<19:15~>
(10)【オペラワークショップ研究会】《仮面に覆われた故の自由 人間の心の綾に迫る》
[出演]藤野祐子、島村武男/[ピアノ]服部尚子

ヴェルディ『仮面舞踏会』より
 アメーリアのアリア
 “ここがあの恐ろしい場所…あの草を摘み取って”
 レナートのアリア
 “立て、息子に会うのは許してやろう”

世界で活躍できる歌手を育成することを趣旨とし世界の劇場で活躍された歌手を講師陣にお招きし研鑽を積んでいます。
オペラに1番必要なのは「いい声」
世界で活躍された講師の方の「いい声」を身近に感じる事により会員全員が「いい声」を目指し、各自の要望に応じてオペラの主役部分の全幕の稽古を行い試演会を持ち、その中から1幕又は1シーンを選びハイライト公演を実施しています。
今回の駅伝コンサートでは世界の劇場で活躍されて今も尚ご活躍の島村武男先生と共に「いい声」で「人間の心の綾に迫る」を題材にお送りいたします。


二期会オペラワークショップ研究会オペラガラコンサート2023

      *      *      *

230823ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第16回 二期会研究会駅伝コンサート 「自由」
日時:2023年8月23日(水) 15:30開演(15:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田(4F)さくらホール
(JR「渋谷駅」西口より徒歩5分)
料金:一般4,000円、学生2,000円 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オペレッタ研究会 《Unsre Kálmán Freiheit》
・15:50~ イタリアオペラ研究会 《一筋の光に向かって》
<休憩15分>
・16:25~ ドイツ歌曲研究会 《シャミソーが見た19世紀の女性像》
・16:45~ フランス歌曲研究会 《ベルエポック》
      ~自由な空気に包まれた都市、パリで愛された歌たち~
・17:05~ 日本歌曲研究会 《天翔る想い》
<休憩15分>
・17:40~ イタリア歌曲研究会 《自由と愛》
・18:00~ ロシア歌曲研究会 《ラフマニノフ 生誕150周年記念》
<休憩15分>
・18:35~ 英語の歌研究会 《Let's Sing for Happy Future!!》
18:55~ ロシア東欧オペラ研究会 《愛に祈りを込めて》
19:15~ オペラワークショップ研究会 《仮面に覆われた故の自由 人間の心の綾に迫る》
<終演予定 19:35>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第16回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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ブログで繋ぐ!「第16回 二期会研究会駅伝コンサート《自由》【8/23(水)公演】」
出演研究会紹介(4) ロシア歌曲研究会・英語の歌研究会

二期会研究会による毎夏の風物詩「二期会研究会駅伝コンサート」。
第16回となる今年のコンサートのテーマは「自由」! 今年出演する10の研究会がそれぞれに構成した各20分のプログラムを、駅伝のように歌の“たすき”を繋いで、15:30の開演から、19:35予定のゴールまでのロングランでお贈りします!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは駅伝コンサートを盛り上げるべく、各研究会からのメッセージを紹介する“たすきリレー”を連載。残るは4研究会、今日はそのうち、「ロシア歌曲研究会」と「英語の歌研究会」のご紹介です。

      *      *      *

<18:00~>
(7)【ロシア歌曲研究会】《ラフマニノフ生誕150周年記念》
[出演]宮上早智、相原理子、清水いずみ
[ピアノ]小笠原貞宗

ラフマニノフ
 「ここはすばらしい」Op.21-7
 「夢」Op.38-5
 「リラの花」Op.21-5
 「ねずみ取り」Op.38-4
 「私の窓辺に」Op.26-10
 「歌うな、美しい女よ」Op.4-4

セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)はロシア後期ロマン主義を代表する作曲家で、優れたピアニストでもありました。歌曲を80曲以上作曲しています。今回はラフマニノフ作品の中から、叙情的作品を演奏させていただきます。
ラフマニノフは、1916年の彼の最後の歌曲集(作品38)以後、1917年アメリカへ亡命しました。
彼の作品は、歌とピアノのパートの旋律が美しく甘く融合され、絵画的です。しかし彼の音楽の根底には、ロシアの深い悲しみが響いています。
大変な時世ですが我々は、「平和を訴え」演奏させていただきます。
ロシア歌曲研究会代表・岸本 力



      *      *      *

<18:35~>
(8)【英語の歌研究会】《Let's Sing for Happy Future!!》
[出演]佐橋美起、泉山淳子、小針絢子、西野伸子、野沢知佳、落合知美、
    川畑順子、川口美和
[チェロ]大森朔光/[ピアノ]田中知子

A.ブレヴィン
 「ヴォカリーズ」
 「ハニー・アンド・ルー」テイク・マイ・マザー・ホーム
P.ゴードン
 「ダンディ・ロング・レッグスあしながおじさん」幸せの秘密
C.ストラウス
 「アニー」トゥモロー

英語の歌研究会は今年20周年を迎えました! 大人になりました! 今年の駅伝のテーマは自由! Freedom!
A.プレヴィン作曲のヴォカリーズとテイク・マイマザー・ホームでは黒人の女性、足長おじさんやアニーでは親がいない子供、世の中で差別され迫害され不自由な生活をしていても、歌では自由に羽ばたける! そんな思いを胸にチェロやカホンやシェイカーの楽器と共にHappy Future 幸せな未来、Tomorrow 明日に向かって歌います!


2023年6月3日の20周年記念コンサート

      *      *      *

230823ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第16回 二期会研究会駅伝コンサート 「自由」
日時:2023年8月23日(水) 15:30開演(15:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田(4F)さくらホール
(JR「渋谷駅」西口より徒歩5分)
料金:一般4,000円、学生2,000円 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オペレッタ研究会 《Unsre Kálmán Freiheit》
・15:50~ イタリアオペラ研究会 《一筋の光に向かって》
<休憩15分>
・16:25~ ドイツ歌曲研究会 《シャミソーが見た19世紀の女性像》
・16:45~ フランス歌曲研究会 《ベルエポック》
      ~自由な空気に包まれた都市、パリで愛された歌たち~
・17:05~ 日本歌曲研究会 《天翔る想い》
<休憩15分>
・17:40~ イタリア歌曲研究会 《自由と愛》
18:00~ ロシア歌曲研究会 《ラフマニノフ 生誕150周年記念》
<休憩15分>
18:35~ 英語の歌研究会 《Let's Sing for Happy Future!!》
・18:55~ ロシア東欧オペラ研究会 《愛に祈りを込めて》
・19:15~ オペラワークショップ研究会 《仮面に覆われた故の自由 人間の心の綾に迫る》
<終演予定 19:35>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第16回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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ブログで繋ぐ!「第16回 二期会研究会駅伝コンサート《自由》【8/23(水)公演】」
出演研究会紹介(3) 日本歌曲研究会・イタリア歌曲研究会

二期会研究会による毎夏の風物詩「二期会研究会駅伝コンサート」。
第16回となる今年のコンサートのテーマは「自由」! 今年出演する10の研究会がそれぞれに構成した各20分のプログラムを、駅伝のように歌の“たすき”を繋いで、15:30の開演から、19:35予定のゴールまでのロングランでお贈りします!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは駅伝コンサートを盛り上げるべく、各研究会からのメッセージを紹介する“たすきリレー”を連載。今日はその3回目、「日本歌曲研究会」と「イタリア歌曲研究会」です。

      *      *      *

<17:05~>
(5)【日本歌曲研究会】《天翔る想い》
[出演]伊吹笑美子、黒川京子、品田昭子、前澤悦子
[ピアノ]松下倫士

木下牧子「太陽は空の中心にかかる」より “もし鳥だったなら”
松下倫士「うたを うたうとき」他
中田喜直 「六つの子供の歌」より“たあんき ぽーんき”、「魚とオレンジ」より “はなやぐ朝”
武満 徹「翼」、「めぐり逢い」

心はいつも大空を縦横無尽に・・・そんな自由をテーマとした曲が揃いました。
どうぞお愉しみください!
日本歌曲研究会は現在86名の会員を有します。毎月の例会では多彩な講師をお招きし、レクチャーや公開レッスン形式で多面的アプローチと実践を行っています。(名誉代表:中村 健 代表:前澤悦子 相談役:瀬山詠子・中村瑞枝)
『第20回二期会日本歌曲研究会演奏会』が、6月24日にサントリーホール ブルーローズで開催されました。
また当研究会では委嘱作品集I、IIを全音楽譜から出版するなど、日本歌曲の発展と普及にも取り組んでいます。


2022年11月例会 講師:瀬山詠子

      *      *      *

<17:40~>
(6)【イタリア歌曲研究会】《自由と愛》
[構成・ナビゲーター]鴨川太郎
[出演]飯塚千尋、石原友利子、里村照子、佐野円香、竹之内淳子、丹藤麻砂美、
    向笠愛里、栗原光太郎(会友)、鴨川太郎
[ピアノ]山岸茂人

ヴィヴァルディ「神よ、汝を称えん」
ドニゼッティ「愛する者を愛さずにはいられなくする愛」
ヴェルディ「一つの星に」
プッチーニ「小さな愛の物語」「ローマへの賛歌」

イタ研では「自由と愛」をテーマにプログラミング。まずは「コロナ」が鎮まりつつあるのを感謝して、ヴィヴァルディの《神よ、汝を讃えん》。そして、イタリアで「自由な愛」が認められずこの世を去った男女の代表格、「フランチェスカとパオロ」の深い愛を詠ったドニゼッティとプッチーニの2曲。星に束縛からの解放を願うヴェルディの《一つの星に》。最後は自由を謳歌する永遠の都ローマを讃え、プッチーニの《ローマ賛歌》。鴨川太郎のナビゲーションと山岸茂人のピアノでお届けする「イタリア歌曲のエッセンス」をお楽しみください!


2019年9月定期演奏会LV

      *      *      *

230823ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第16回 二期会研究会駅伝コンサート 「自由」
日時:2023年8月23日(水) 15:30開演(15:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田(4F)さくらホール
(JR「渋谷駅」西口より徒歩5分)
料金:一般4,000円、学生2,000円 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オペレッタ研究会 《Unsre Kálmán Freiheit》
・15:50~ イタリアオペラ研究会 《一筋の光に向かって》
<休憩15分>
・16:25~ ドイツ歌曲研究会 《シャミソーが見た19世紀の女性像》
・16:45~ フランス歌曲研究会 《ベルエポック》
      ~自由な空気に包まれた都市、パリで愛された歌たち~
17:05~ 日本歌曲研究会 《天翔る想い》
<休憩15分>
17:40~ イタリア歌曲研究会 《自由と愛》
・18:00~ ロシア歌曲研究会 《ラフマニノフ 生誕150周年記念》
<休憩15分>
・18:35~ 英語の歌研究会 《Let's Sing for Happy Future!!》
・18:55~ ロシア東欧オペラ研究会 《愛に祈りを込めて》
・19:15~ オペラワークショップ研究会 《仮面に覆われた故の自由 人間の心の綾に迫る》
<終演予定 19:35>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第16回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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ブログで繋ぐ!「第16回 二期会研究会駅伝コンサート《自由》【8/23(水)公演】」
出演研究会紹介(2) ドイツ歌曲研究会・フランス歌曲研究会

二期会研究会による毎夏の風物詩「二期会研究会駅伝コンサート」。
第16回となる今年のコンサートのテーマは「自由」! 今年出演する10の研究会がそれぞれに構成した各20分のプログラムを、駅伝のように歌の“たすき”を繋いで、15:30の開演から、19:35予定のゴールまでのロングランでお贈りします!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

先週末からスタートしました、駅伝コンサートを盛り上げるべく、各研究会からのメッセージを紹介する“たすきリレー”。今日はその2回目、「ドイツ歌曲研究会」と「フランス歌曲研究会」です。

      *      *      *

<16:25~>
(3)【ドイツ歌曲研究会】《シャミソーが見た19世紀の女性像》
[出演]岩見真佐子、近藤悦子、瀧上美保
[ピアノ]赤塚太郎

R.シューマン「女の愛と生涯」より6曲
 1)あの方を一目見た時から
 2)誰よりも素晴しい方!
 4)私の指にはまる指輪よ
 6)愛しい人よ
 7)私の心に、私の胸に!
 8)今、あなたは最初の苦しみをもたらした

ドイツ歌曲研究会は古典派、ロマン派、近・現代の作品に至る迄、あらゆるドイツ歌曲を対象に研究し演奏することを目的にしています。年間10回の例会では⒈美しい発声法 2.歌唱ドイツ語の美しい発音技法 3.作品の背景や詩の解釈への研究 4.音楽的な表現法 を追求、その道のスペシャリストを講師に招き学んでいます。
5月27日王子ホールにて30周年記念演奏会を開催し、実りある結果を得ました。今後は隔年のホールでの演奏会、スタジオ演奏会や駅伝コンサートを通して皆様にドイツ歌曲の素晴らしさをお伝えしたいと思います。


「二期会ドイツ歌曲研究会30周年記念演奏会」2023年5月27日(王子ホール)

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<16:45~>
(4)【フランス歌曲研究会】《ベルエポック》
~自由な空気に包まれた都市、パリで愛された歌たち~
[出演]石井恵子、四津谷泰子、福田美樹子、吉田伸昭
[ピアノ]井熊康子、西原侑里

シャブリエ「幸福の島」
サティ「エンパイアの歌姫」
アーン「クロリスに」
ドビュッシー「家なき子たちのクリスマス」 ほか

今回の二期会駅伝コンサートのテーマは「自由」です。フランスで自由といえば「自由、平等、友愛」を表すと言われる国旗の三色をすぐ思い浮かべるでしょう。フランスでは19世紀末から第一次世界大戦が終わった1918年頃までをベルエポック(美しき時代)と呼んでその時代の文化を愛しています。それは封建主義から解き放たれて市民社会が自由な空気を育み、その中で芸術家がのびのびと個性的な作品を生み出したからでしょう。フランス歌曲研究会が今回演奏するのは、全く違った作風の4人の作曲家の作品です。ベルエポックのパリで愛された歌曲たちをお楽しみください。


二期会フランス歌曲研究会20周年記念演奏会

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230823ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第16回 二期会研究会駅伝コンサート 「自由」
日時:2023年8月23日(水) 15:30開演(15:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田(4F)さくらホール
(JR「渋谷駅」西口より徒歩5分)
料金:一般4,000円、学生2,000円 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オペレッタ研究会 《Unsre Kálmán Freiheit》
・15:50~ イタリアオペラ研究会 《一筋の光に向かって》
<休憩15分>
16:25~ ドイツ歌曲研究会 《シャミソーが見た19世紀の女性像》
16:45~ フランス歌曲研究会 《ベルエポック》
      ~自由な空気に包まれた都市、パリで愛された歌たち~

・17:05~ 日本歌曲研究会 《天翔る想い》
<休憩15分>
・17:40~ イタリア歌曲研究会 《自由と愛》
・18:00~ ロシア歌曲研究会 《ラフマニノフ 生誕150周年記念》
<休憩15分>
・18:35~ 英語の歌研究会 《Let's Sing for Happy Future!!》
・18:55~ ロシア東欧オペラ研究会 《愛に祈りを込めて》
・19:15~ オペラワークショップ研究会 《仮面に覆われた故の自由 人間の心の綾に迫る》
<終演予定 19:35>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第16回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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7/13(木)開幕!評判を呼んだ、2020年新制作の豪華絢爛な舞台で魅せる『椿姫』~公演当日のごあんない

いよいよ7月13日(木)から17日(月・祝)まで、〈二期会創立70周年記念公演〉東京二期会オペラ劇場 G.ヴェルディ作曲オペラ『椿姫』を上野の東京文化会館 大ホールにて上演いたします。(4回公演)

本公演は、2020年に新制作上演した豪華絢爛なステージが大好評となり、多くの声にお応えし、早くも再演が実現しました。
今回、指揮には当公演で日本でのオペラ・デビューを果たす、アレクサンダー・ソディーを迎え、ダイナミックな舞台美術と正統かつ斬新な演出で観客を驚かせた『椿姫』をさらにドラマティックに深化させてお贈りします。


ゲネプロより(撮影:寺司正彦)

今回、初めてオペラ『椿姫』をご覧になる方に向けて、あらすじアニメ動画を公開しています。こちらの動画でお話を知っていただけると当日の舞台がよりお楽しみいただけます。ぜひご覧ください。


このほかにも、指揮アレクサンダー・ソディーのメッセージや、今井、谷原による名アリアの演奏動画などを公開しています。こちらも是非ご覧ください。
再生リスト:2023年7月 東京二期会オペラ G.ヴェルディ『椿姫』 公演紹介動画 - YouTube

このたびの公演では新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインが廃止となっておりますが、引き続きお客さま同士が安心してご鑑賞いただけるよう、こちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインの廃止以降のお客様へのご案内

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【7/17(月・祝)9:25更新】
二期会創立70周年記念公演《東京二期会オペラ劇場》
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 『椿姫』
オペラ全3幕 <日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:アレクサンダー・ソディー/再演演出:澤田康子
合唱:二期会合唱団/管弦楽:読売日本交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
7月13日
(木)
7月15日
(土)
7月16日
(日)
7月17日
(月・祝)
当日券
S~D/学
S~C/学
S~D/学
S~C/学
当日券販売
窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕・第2幕第1場
約75分
休憩 25分
19:45~20:10
15:15~15:40
15:15~15:40
15:15~15:40
第2幕第2場・第3幕
約60分
終演予定
21:10
16:40
16:40
16:40
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口改札から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩7分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆上記、当日券は 7/17(月・祝)9:00現在 での発売予定です。以降の販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆本公演で実施しております、小学1年生~18歳以下の方対象の「子ども無料招待」は公演当日も会場にてお申込みを受け付けます。ご希望の方はお子様の身分証(学生証、健康保険証、マイナンバーカード)等を必ずご持参ください。尚、親子連席(大人はS席定価)のご用意も可能です。
◆前半、後半とも幕間の舞台転換のため、途中3〜5分程度のインターバルが入ります。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『椿姫』公演情報ページはこちら
2023年7月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会オペラ劇場


●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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ブログで繋ぐ!「第16回 二期会研究会駅伝コンサート《自由》【8/23(水)公演】」
出演研究会紹介(1) オペレッタ研究会・イタリアオペラ研究会

新型コロナウイルスの影響により、過去2度の中止、延期を経て昨年復活を遂げた、二期会研究会による毎夏の風物詩「二期会研究会駅伝コンサート」。
今年は、数年ぶりに開催の制限がない夏を迎え、出演の各研究会は駅伝コンサートを盛り上げようと、趣向を凝らしたステージを企画し、リハーサルを重ね、また場内での催しなど、それぞれがコンサートに向けた準備を進めています。
今年のコンサートのテーマは「自由」! 出演する10の研究会がそれぞれに構成した各20分のプログラムを、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎ、15:30の開演から、19:35予定のゴールまでのロングランでお贈りします!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

二期会blogでは、以前のように出演する各研究会の“紹介たすきリレー”を復活、出演順に数回に分けて各研究会からのメッセージを紹介し、コンサートを盛り上げて参ります!
最初は、「オペレッタ研究会」と「イタリアオペラ研究会」です。

      *      *      *

<15:30~>
(1)【オペレッタ研究会】《Unsre Kálmán Freiheit》
[出演]赤澤 舞、小林晴美、推屋 瞳、松元李紗(研修生)、森山由美子、渡辺佳子、黒田晋也
[ピアノ]山中聡子

カールマン『サーカスの女王』より
  “何かが起こる予感”
  “僕の楽しみを知ってるかい”
  “男達身の危険を知れよ”
  “僕は君のとりこ”
  “ねぇお前私を好きだと言うの” ほか

エメリッヒ・カールマンを皆様ご存知ですか?オペレッタ「チャルダッシュの女王」を作曲したハンガリーで生まれウィーンで活躍した作曲家です。今回は、「サーカスの女王」のダイジェスト版をお届けします。彼の作品はJ.シュトラウスⅡ世やレハールの優雅で洗練された旋律や音楽ではなく、大衆に媚びたとてもいやらしい音楽なのです。しかし!これ程までに、初めて聴く人の心を捕え自然に音楽に入って行けるオペレッタは他にありません。大衆の心と耳を掴む事こそオペレッタの真髄‼オペレッタには欠かせない踊りと衣裳も見ものです。どうぞお楽しみください❣


歌のオアシスオペレッタ〜吉祥寺からウィーンへ〜

      *      *      *

<15:50~>
(2)【イタリアオペラ研究会】《一筋の光に向かって》
[出演]大矢菜季、黒田千佐代、三浦五百江、伊藤 潤、浜田和彦
[ピアノ]篠宮久徳

プッチーニ『ラ・ボエーム』より「告別の四重唱」
ヴェルディ『椿姫』より二重唱“パリを離れて”

イタリアオペラ研究会は、現役で活躍されている様々な講師陣(オペラ歌手、指揮者、演出、コレペトゥーア等)をお招きし、総合芸術であるオペラを多角的に研究しながら、その魅力を深く探求しています。今回の駅伝コンサートでは、ヴェルディ作曲"椿姫"とプッチーニ作曲"ラ・ボエーム"から重唱を1曲ずつお届けします。2演目ともに、数ある作品の中でも最も有名なオペラであり、ご存じの方も多いと思います。情感あふれる歌声や美しい舞台、イタリアオペラの醍醐味をぜひお楽しみください。研究会の活動をFacebookでご紹介しています。また、会員も随時募集中です!
活動紹介はこちらより⇒ 二期会イタリアオペラ研究会 | Facebook


第20期ガラコンサート(古賀政男音楽博物館内「けやきホール」にて)

      *      *      *

230823ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第16回 二期会研究会駅伝コンサート 「自由」
日時:2023年8月23日(水) 15:30開演(15:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田(4F)さくらホール
(JR「渋谷駅」西口より徒歩5分)
料金:一般4,000円、学生2,000円 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
15:30~ オペレッタ研究会 《Unsre Kálmán Freiheit》
15:50~ イタリアオペラ研究会 《一筋の光に向かって》
<休憩15分>
・16:25~ ドイツ歌曲研究会 《シャミソーが見た19世紀の女性像》
・16:45~ フランス歌曲研究会 《ベルエポック》
      ~自由な空気に包まれた都市、パリで愛された歌たち~
・17:05~ 日本歌曲研究会 《天翔る想い》
<休憩15分>
・17:40~ イタリア歌曲研究会 《自由と愛》
・18:00~ ロシア歌曲研究会 《ラフマニノフ 生誕150周年記念》
<休憩15分>
・18:35~ 英語の歌研究会 《Let's Sing for Happy Future!!》
・18:55~ ロシア東欧オペラ研究会 《愛に祈りを込めて》
・19:15~ オペラワークショップ研究会 《仮面に覆われた故の自由 人間の心の綾に迫る》
<終演予定 19:35>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
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第16回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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世界が注目する若きヴェルディ・オペラのスペシャリスト、レオナルド・シーニが、最高傑作『ドン・カルロ』で再来日!

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レオナルド・シーニ

2021年7月、東京二期会オペラ劇場のロラン・ペリー新演出『ファルスタッフ』で大喝采を浴びたレオナルド・シーニ(Leonardo Sini)が、9月30日よこすか芸術劇場、10月7日・8日札幌文化芸術劇場、10月13日・14日・15日の東京文化会館で再び日本の指揮台に帰ってきます。

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2021年7月 東京二期会オペラ劇場 『ファルスタッフ』のカーテンコールより

東京での『ファルスタッフ』の後、2021/22シーズンには、パリ・オペラ座に同じくロラン・ペリー演出の『愛の妙薬』、ハンブルク州立歌劇場に『ルチア』でのデビューが喝采に包まれました。そしてヴェルディ『アイーダ』でベルリン・ドイツ・オペラ、『リゴレット』でチューリッヒ歌劇場でも大成功を収め、再招聘が即決まりました。
同シーズン、定期的に登場しているハンガリー国立歌劇場では、『シモン・ボッカネグラ』、『仮面舞踏会』、そして日本で披露する『ドン・カルロ』を手がけました。

2022/23シーズンには、ベルリン州立歌劇場の開幕公演となる『愛の妙薬』の指揮を成功裡に終えた後、ゼンパー・オーパー・ドレスデンで新制作『椿姫』を指揮、絶賛を博し、『アイーダ』も指揮。

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ゼンパー・オーパー・ドレスデン 『アイーダ』のカーテンコールより

ハンブルク州立歌劇場では、プッチーニの「三部作」の新制作を指揮し、ベルリン・ドイツ・オペラにも『アイーダ』で再登場。6月には韓国国立オペラで新制作のヴェルディの『イル・トロヴァトーレ』を指揮し、大成功を収めました。7月にはまたハンガリーで『椿姫』の予定。

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韓国国立オペラ『イル・トロヴァトーレ』のカーテンコールより

2023/24シーズンは、横須賀・札幌・東京での得意曲ヴェルディの『ドン・カルロ』に始まり、レッジョ・エミーリア、ピアツェンツァでの『オテロ』、ハンブルク州立歌劇場では新制作の『イル・トロヴァトーレ』を指揮する予定。その他、ハノーファー州立歌劇場への初登場、ゼンパー・オペラ・ドレスデンへの新制作での再登場も予定されています。

世界中の一流歌劇場からのオファーの絶えないシーニ。新世代指揮者によるヴェルディを、ぜひ、横須賀、札幌、東京でご体験ください!

*     *     *


【公演日時・会場】
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横須賀公演ちらし(PDF)
 
2023年9月30日(土) 13:00
よこすか芸術劇場

▼横須賀公演の情報ページはこちら
2023グランドオペラフェスティバル in Japan 東京二期会オペラ ジュゼッペ・ヴェルディ オペラ『ドン・カルロ』〈新制作〉| 公演・イベント情報 - 横須賀芸術劇場
doncarlo2023_sapporo_thumb.jpg
札幌公演ちらし(PDF)
 
2023年10月7日(土)・8日(日) 各14:00
札幌文化芸術劇場 hitaru
 
▼札幌公演の情報ページはこちらから
札幌市民交流プラザ開館5周年事業 2023グランドオペラフェスティバル in Japan 東京二期会オペラ ジュゼッペ・ヴェルディ『ドン・カルロ』≪新制作≫| イベント情報 - 札幌市民交流プラザ
doncarlo2023_tokyo_thumb.jpg
東京公演ちらし(PDF)
2023年10月13日(金)18:00・14(土)14:00・15日(日)14:00
東京文化会館 大ホール

▼東京公演の情報ページはこちら
東京二期会オペラ劇場 2023年10月公演 G.ヴェルディ『ドン・カルロ』〈新制作〉 - 東京二期会

●『ドン・カルロ』公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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今シーズンも大活躍!! 世界が嘱望する“カルロス・クライバーの再来”と呼ばれるアレクサンダー・ソディー月間がもうすぐ!

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アレクサンダー・ソディー

“カルロス・クライバーの再来”と呼ばれるアレクサンダー・ソディー。
クライバーの最も得意とした『ばらの騎士』をベルリン州立歌劇場で間もなく4月16日から指揮します。

▼ベルリン州立歌劇場『ばらの騎士』公演ページ
Der Rosenkavalier | Staatsoper Berlin
(公演日=4月16,18,21,27,29日)

さらに来シーズンの4月にも同劇場で『ローエングリン』を指揮。同劇場での期待の高さがわかります。

イギリス生まれの若きマエストロ。今シーズンは母国のロイヤル・オペラで『サロメ』を指揮してデビューを果たし、その後『タンホイザー』の指揮も執りました。
1月から2月にかけては『ピーター・グライムス』で、パリ・オペラ座にもデビュー。パリでは、来シーズンのオープニング『ドン・ジョヴァンニ』での指揮もアナウンスされました。

クライバーも活躍したウィーン国立歌劇場では、“クライバーの再来”と呼ばれるきっかけとなった、R.シュトラウスの『サロメ』をはじめ、『エレクトラ』、『魔笛』などの劇場の中核レパートリーを任されています。4月19日からの『カルメン』、5月28日からの『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の指揮を執り、そのまま7月の東京二期会『椿姫』に向けて、待望の来日を果たします。

ベルリンあるいはウィーンの現地で・・・そして日本での聴き比べも楽しまれてはいかがでしょう?

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今度の来日は、不朽の名作『椿姫』で待望の日本オペラデビュー!
7月13,15,16,17日の東京文化会館のあと、7月22日には、びわ湖ホールにも初登場を果たします。東京文化会館では読売日本交響楽団、びわ湖ホールでは日本センチュリー交響楽団との共演にご期待ください。

オペラに加えて、先日母国フィルハーモニア管弦楽団との共演でも賞賛された定評あるシンフォニーのレパートリーもお楽しみいただけます。
『椿姫』東京公演と同じ読売日本交響楽団のコンサートで、6月28日にサントリーホール、29日に大阪フェスティバルホール、7月2日に横浜みなとみらいホールに登場を予定しています。

世界のソディーが、6月・7月の日本を席巻!
まさに世界が注目する俊英マエストロの今をお聴きください。

*     *     *


▼東京二期会『椿姫』公演情報ページはこちら
<東京公演>
東京二期会オペラ劇場 2023年7月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会
2023年7月13日(木)18:30、15日(土)14:00、16日(日)14:00、17日(月・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:アレクサンダー・ソディー/管弦楽:読売日本交響楽団
主催:公益財団法人東京二期会

<滋賀公演>
2023グランドオペラフェスティバル in Japan :東京二期会オペラ G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会
2023年7月22日(土)14:00 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
指揮:アレクサンダー・ソディー/管弦楽:日本センチュリー交響楽団
主催:一般社団法人グランドオペラジャパン、公益財団法人東京二期会
共催:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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リヒャルト・シュトラウス『平和の日』〈日本初演〉を、いよいよ4月8日(土)・9日(日)の2日間、渋谷のBunkamuraオーチャードホールで上演いたします!~公演当日のご案内

いよいよ明日、4月8日開幕となりました、リヒャルト・シュトラウス『平和の日』日本初演!
マエストロ、準・メルクルのタクトからあふれるシュトラウス独特のハーモニーに溺れる、あっという間の80分間。
マリアのアリアや司令官との二重唱、包囲された街に鐘の音が次第に広がって荘厳な響きへと向かうシーン、そして、出演者すべてが立ち並ぶ圧巻のフィナーレ…実は、感動ポイントが満載のオペラです。
ぜひ、この記念すべき日本初演にお越しください!

▼Bunkamuraウェブサイトの『平和の日』特設ページ
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ リヒャルト・シュトラウス『平和の日』 - Bunkamura

ご鑑賞前の予習にこちらも是非ご覧ください。
▼イラストと共にものがたりをご案内
R.シュトラウス『平和の日』を解説|オペラを楽しむ - 東京二期会
▼YouTube 東京二期会オペラ劇場公式チャンネル
2023年4月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ R.シュトラウス『平和の日』公演紹介動画

当公演は引き続き新型コロナウイルスの新たなガイドラインに沿った感染対策を行って開催させていただきます。ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、こちらに2日間の公演当日のご案内を致します。 【4/7(金)19:00掲載】
二期会創立70周年記念公演
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉 2023年4月公演
リヒャルト・シュトラウス作曲 『平和の日』 オペラ全1幕《日本初演》(セミ・ステージ形式上演)
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:準・メルクル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
4月8日(土)
4月9日(日)
当日券
S・A・学
S・A・学
当日券販売
/窓口受付
15:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
開演
17:00
14:00
全1幕
約80分
終演予定
18:20
15:20
Bunkamura
オーチャードホール
=アクセス=
<JR>
[山手線][埼京線][湘南新宿ライン]=「渋谷駅」ハチ公口から徒歩7分
<地下鉄>
[銀座線]=「渋谷駅」から徒歩7分
[半蔵門線][副都心線]=「渋谷駅」A2出口より徒歩5分
<東急電鉄>
[東横線][田園都市線]=「渋谷駅」A2出口より徒歩5分
<京王電鉄>
[井の頭線]=「渋谷駅」から徒歩7分、「神泉駅」北口から徒歩7分

お車でご来場のお客様はBunkamuraウェブサイトをご覧ください
>>お車でお越しの場合|アクセス - Bunkamura
◆上記、販売予定当日券は4月7日18:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございます。
◆本公演は「当日学生席」を公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。28歳未満の学生の方が対象です。お求めにはご本人の学生証のご提示が必要です。尚、通常(前売)の学生席とは価格が異なります。
本公演は途中休憩がございません。開演に遅れますと自席でご鑑賞頂けない場合がございます。また、公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行によって変わってくる場合もございます。

▼『平和の日』公演情報ページはこちら
2023年4月公演 R.シュトラウス『平和の日』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2023年4月8日(土)17:00、9日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:準・メルクル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでのお支払・お受取は出来ません。ご来場前に必ずセブン-イレブンにてお手続をお願いいたします)


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国際的アート集団チームラボが初めてオペラでセノグラフィー(空間演出)を手がけ、ジュネーヴ大劇場で絶賛された プッチーニ『トゥーランドット』が、東京二期会オペラ公演としていよいよ2月23日(木・祝)より開幕します!~公演当日のご案内

いよいよ2月23日(木・祝)から26日(日)まで、〈二期会創立70周年記念公演〉ジュネーヴ大劇場との共同制作 G.プッチーニ作曲オペラ『トゥーランドット』を上野の東京文化会館 大ホールにて上演いたします。(4回公演)

本公演は、国際的アート集団チームラボがセノグラフィー(空間演出)を手掛けました。チームラボがオペラを手掛けるのは初めてのことです。
演出は、日本初登場となるイングリッシュ・ナショナル・オペラの前支配人ダニエル・クレーマー。チームラボと5年の構想期間をかけて創り上げたその舞台は、クレーマーの大胆な解釈をもとに、チームラボが光で描く立体的な彫刻空間とデジタルアートが劇場を包み込む、これまでの「オペラ」の概念を超える、没入的で最先端の総合芸術『トゥーランドット』が誕生しました。
また今回の公演では、プッチーニの絶筆で未完となった第3幕が、より登場人物の心理描写に重きを置いているとされる、ルチアーノ・ベリオによって補作された版を使用することも注目です。
昨年6月スイスのジュネーヴ大劇場で上演されたワールドプレミエは、驚きと賞賛をもって幕を閉じました。

指揮は、ベネズエラの有名なエル・システマ出身で、ベルリン州立歌劇場、パリ・オペラ座、バルセロナ・リセウ大劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ等、国際的に第一線で活躍するディエゴ・マテウス。世界的指揮者小澤征爾氏からも信頼の厚いマテウスは、国内ではサイトウ・キネン・オーケストラを度々指揮するほか、NHK交響楽団、読売日本交響楽団との共演でも好評を博し、小澤征爾音楽塾初代首席指揮者にも就任しました。今回は、小澤氏が創立した新日本フィルハーモニー交響楽団とともに東京二期会公演に初登場を果たします。
東京二期会のキャストには、タイトルロールに田崎尚美と土屋優子、カラフに樋口達哉と城宏憲、リューに竹多倫子と谷原めぐみといった、今まさに旬を迎えている実力派がダブルキャストで揃いました。
東京二期会が上演する、この世界最先端の『トゥーランドット』にどうぞご期待ください!

このたびの公演も、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。
今回の座席は、舞台と客席の間隔をとるため、1階席の前2列を空けて発売しておりますが、最前列となる1階3列より後はお隣の席との間隔は空けない通常通りの配席となっております。何卒ご了承ください。
尚、ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【2/25(土)21:50更新】
二期会創立70周年記念公演《東京二期会オペラ劇場》
ジュネーヴ大劇場との共同制作公演
ジャコモ・プッチーニ作曲 『トゥーランドット』
オペラ全3幕(ルチアーノ・ベリオによる第3幕補作版)
<日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:ディエゴ・マテウス/演出:ダニエル・クレーマー/セノグラフィー、デジタル&ライトアート:チームラボ
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
2月23日
(木・祝)
2月24日
(金)
2月25日
(土)
2月26日
(日)
当日券
 
 
 
S・学
当日券販売
窓口受付
16:30~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:00
13:00
13:00
13:00
開演
18:00
14:00
14:00
14:00
第1・2幕
約80分
休憩 30分
19:20~19:50
15:20~15:50
15:20~15:50
15:20~15:50
第3幕
約40分
終演予定
20:30
16:30
16:30
16:30
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口改札から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩7分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆上記、当日券は 2/25(土)21:00現在 での発売予定です。以降の販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆新型コロナウイルス感染対策の開催ガイドラインに従って開催いたします。ホール客席は歌唱を伴うステージとお客様との十分な距離を確保するため、1階席の1~2列目は販売致しません。それにより最前列が3列目となりますが、以降の座席は前後左右の間隔を空けない通常配席での販売となります。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『トゥーランドット』公演情報ページはこちら
2023年2月公演 G.プッチーニ『トゥーランドット』 - 東京二期会オペラ劇場


●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2022グランドオペラフェスティバル in Japan
二期会オペラ モーツァルト『フィガロの結婚』 1/28(土)山形公演 当日情報

「文化庁 統括団体によるアートキャラバン事業」のひとつとして開催している、「2022グランドオペラフェスティバルin Japan」。
昨年9月の藤原歌劇団『蝶々夫人』を皮切りに、東京二期会『フィガロの結婚』、関西二期会『ドン・ジョヴァンニ』、関西歌劇団『偽の女庭師』の4演目を10都府県で上演。

東京二期会オペラ『フィガロの結婚』は、昨年10月に鳥取(とりぎん文化会館)、大分(iichiko総合文化センター)、今年に入って大阪・堺(フェニーチェ堺)と上演し、いよいよ明日、1月28日(土)14時の山形(やまぎん県民ホール)で大千穐楽を迎えます!

山形交響楽団常任指揮者の阪 哲朗、山形交響楽団、演出 宮本亞門、そして東京二期会のトップキャストらのタッグにより、ご来場の皆様に感動をお届けいたします。


それでは明日の山形公演当日のご案内をいたします。
やまがたオペラフェスティバル
2022グランドオペラフェスティバル in Japan
《二期会オペラ公演》
W.A.モーツアルト作曲 『フィガロの結婚』 オペラ全4幕
<日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:阪 哲朗/演出:宮本亞門/管弦楽:山形交響楽団
主催:オペラキャラバン・ジャパン実行委員会、公益財団法人東京二期会
共催:山形県総合文化芸術館 指定管理者 みんぐるやまがた形
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
1月28日(土)
当日券
S,Aあり/B若干
当日券販売
13:00~ 会場入口受付にて
開場
13:00
開演
14:00
第1・2幕
約100分
休憩 25分
15:40~16:05
第3・4幕
約80分
終演予定
17:25
=アクセス=
やまぎん県民ホール (山形県山形市双葉町1-2-38)
<JR>山形新幹線、奥羽本線(山形線)、仙山線、左沢線 「山形駅」
<飛行機>山形空港よりシャトルバス「JR山形駅」まで約35分
山形駅から改札を出て左、西口方面の東西連絡通路直結 徒歩約1分
そのほか駐車場等の詳しい交通案内は、やまぎん県民ホールのウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - やまぎん県民ホール
◆当日券の販売状況により、売切れの際はご容赦ください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
【重要】お客様へのお願い
新型コロナウイルス感染予防のための施策にご配慮くださいますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。
ご入場時の検温、手指消毒を実施しております。
詳しくはやまぎん県民ホールのウェブサイトトップページ「やまぎん県民ホールにご来館のすべてのお客様へのお願い」を必ずお読みくださいますようお願いいたします。
◆その他
・クロークの営業はございません。
・会場内ビュッフェの営業がございます。
・ホワイエでのご飲食可

▼公演情報ページはこちら
二期会オペラ『フィガロの結婚』 - やまぎん県民ホール


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2022グランドオペラフェスティバル in Japan
二期会オペラ モーツァルト『フィガロの結婚』 1/22(日)堺公演当日情報

「文化庁 統括団体によるアートキャラバン事業」のひとつとして開催している、「2022グランドオペラフェスティバルin Japan」。
昨年9月の藤原歌劇団『蝶々夫人』を皮切りに、東京二期会『フィガロの結婚』、関西二期会『ドン・ジョヴァンニ』、関西歌劇団『偽の女庭師』の4演目を10都府県で上演。

そのうちの東京二期会オペラ『フィガロの結婚』は、昨年10月に、鳥取(とりぎん文化会館)、大分(iichiko総合文化センター)で上演し、いよいよこの1月には大阪・堺(フェニーチェ堺)と山形(やまぎん県民ホール)で開催いたします。
演出は、2002年の新制作初演以来、ご覧になった皆様からの絶賛が続く宮本亞門演出による伝説のプロダクション。宮本亞門自身が「最もフレッシュな名曲揃いで、誰にでも愛される作品。このオペラを若い人たちに観てもらうのは僕の夢なのです。」と語るように、これまでもより多くの皆様にご覧いただける機会を作ってまいりました。
指揮は、山形交響楽団常任指揮者、びわ湖ホール芸術参与の阪哲朗が、堺公演、山形公演ともに出演いたします。阪氏はこれまでに東京二期会オペラ劇場本公演をはじめ、国内外の著名な劇場で数多くのオペラ公演のタクトを執るなど、オペラ指揮者としても高い評価を得ています。堺公演の管弦楽は、関西フィルハーモニー管弦楽団がつとめます。そして出演キャストは、宮本亞門演出作品にも多く出演し、いずれも国内外で高く評価されている、二期会の歌手陣が皆様に感動をお届けいたします。

さて、それでは明日14時からフェニーチェ堺 大ホールで開催となります、堺公演当日のご案内をいたします。
2022グランドオペラフェスティバル in Japan
《二期会オペラ公演》
W.A.モーツアルト作曲 『フィガロの結婚』 オペラ全4幕
<日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:阪 哲朗/演出:宮本亞門/管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
主催:オペラキャラバン・ジャパン実行委員会、公益財団法人東京二期会
特別協力:公益財団法人堺市文化振興財団(フェニーチェ堺)
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
1月22日(日)
当日券
S,A,B,C,D
当日券販売
12:30~ 大ホール入口受付にて
開場
13:00
開演
14:00
第1・2幕
約100分
休憩 25分
15:40~16:05
第3・4幕
約80分
終演予定
17:25
=アクセス=
フェニーチェ堺 (大阪府堺市堺区翁橋町2-1-1)
<南海電鉄 高野線> 「堺東駅」西出口を出て南へ徒歩約8分
詳しい交通案内は、フェニーチェ堺のウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 【公式】フェニーチェ堺WEBサイト|堺市民芸術文化ホール
◆当日券の販売状況により、売切れの際はご容赦ください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
【重要】お客様へのお願い
新型コロナウイルス感染予防、拡散防止への対応策を徹底するため、様々な制限の中での上演となりますが、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
詳しくはフェニーチェ堺のウェブサイトトップページ「お知らせ」から新型コロナウイルス感染症対策のお知らせを必ずお読みくださいますようお願いいたします。
▼公演情報ページはこちら
2022グランドオペラフェスティバル in Japan 二期会オペラ『フィガロの結婚』 - 【公式】フェニーチェ堺WEBサイト|堺市民芸術文化ホール


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東京二期会2023-2024シーズン オペラ・セット券 2023年1月14日(土)~3月14日(火)期間限定発売!!

二期会オペラをお得に、いち早くご希望のお席が確保できると、毎年好評をいただいております「東京二期会シーズン オペラ・セット券」。
今年10月の『ドン・カルロ』から始まる2023-2024シーズンも、都内で開催する主催オペラ公演5演目のお得なセット券を販売します!
seasonset2023_thumb.jpg
パンフレット(PDF)ダウンロード
2023-2024シーズン・オペラセット券の対象演目は、
(1)2023年10月 ヴェルディ『ドン・カルロ』[新制作]
(2)2023年11月 ヘンツェ『午後の曳航』[新制作/2005年改訂ドイツ語版日本初演]
(3)2024年2,3月 ワーグナー『タンホイザー』
(4)2024年5月 ヘンデル『デイダミア』[新制作]
(5)2024年7月 プッチーニ『蝶々夫人』
の全5公演。

2023-2024シーズンもより多くの方に多くのオペラ公演を楽しんで頂けるよう、昨年と同じく、各演目の初日公演のS席でご鑑賞いただける「プレミエ・セット(PS)」、最終日公演のS席でご鑑賞いただける「千秋楽セット(FS)」、オペラを手頃な価格で気軽にお楽しみいただける「オペラ・フレンドパック(FP)」の3種類のラインアップで販売致します。
「プレミエ・セット(PS)」は、オペラの華やかなプレミエ公演のS席が5演目で「65,000円」のスペシャル・プライス!(予価合計89,500円相当)、「千秋楽セット(FS)」は5演目の各最終日(千秋楽)公演のS席セットが「70,000円」(予価合計89,500円相当)と、大変お得な価格でお求めいただけます。
そして、大変好評いただいております「オペラ・フレンドパック(FP)」は、B~C席相当の5公演セットで「33,000円」(予価合計44,000円)。(FP)は初日か最終日かを演目ごとにお選びいただけます。

ご予約は、1月14日(土)から一斉に受付開始!インターネット予約は発売日の午前0時から、電話予約は同日午前10時からスタート。3月14日(火)までの期間限定発売です。
お申込み時に全公演のお座席までご選択いただけますので、通常発売に先駆けて、いち早く良席を大変お得に確保いただけます! ちなみに座席選択は、《インターネット予約》のご利用が便利です。

※二期会オペラ愛好会会員(有料)様は、会員1名につき1演目1冊の有料プログラム冊子引換券が発行されます。但し、〈二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演〉の2024年5月『デイダミア』は小型プログラム冊子が入場者全員に無料配布されますのでプログラム引換券は発行されません。
※インターネットでのご予約は、セット券お申込み前に二期会オペラ愛好会会員(有料)または、二期会チケット会員(無料)へのご入会手続が必要です。電話ではセット券ご予約と同時のお申込も承ります。


大変お得な「東京二期会シーズン オペラ・セット券」を今年も是非お求め頂き、たくさんのオペラをご鑑賞ください!
●●● 発売概要 ●●●
<東京二期会2023-2024シーズン オペラ・セット券>
☆プレミエ・セット(PS)券☆ 65,000円(予価合計89,500円相当)
※全演目の初日公演のS席セット
2023年10月13日(金)18:00開演 ヴェルディ『ドン・カルロ』
2023年11月23日(木・祝)17:00開演 ヘンツェ『午後の曳航』
2024年2月28日(水)17:00開演 ワーグナー『タンホイザー』
2024年5月25日(土)17:00開演 ヘンデル『デイダミア』
2024年7月18日(木)18:30開演 プッチーニ『蝶々夫人』
☆千秋楽セット(FS)券☆ 70,000円(予価合計89 ,500円相当)
※全演目の千秋楽公演のS席セット
2023年10月15日(日)14:00開演 ヴェルディ『ドン・カルロ』
2023年11月26日(日)14:00開演 ヘンツェ『午後の曳航』
2024年3月3日(日)14:00開演 ワーグナー『タンホイザー』
2024年5月26日(日)14:00開演 ヘンデル『デイダミア』
2024年7月21日(日)14:00開演 プッチーニ『蝶々夫人』
☆オペラ・フレンドパック(FP)☆ 33,000円(予価合計44,000円相当)
※全演目のプレミエ公演または千秋楽公演(公演毎に選べます)のB~C席相当のセット
2023年10月13日(金)または15日(日) ヴェルディ『ドン・カルロ』
2023年11月23日(木・祝)または26日(日) ヘンツェ『午後の曳航』
2024年2月28日(水)または3月3日(日) ワーグナー『タンホイザー』
2024年5月25日(土)または26日(日) ヘンデル『デイダミア』
2024年7月18日(木)または21日(日) プッチーニ『蝶々夫人』
◆発売受付期間
☆二期会オペラ愛好会・一般共通=2023年1月14日(土)~3月14日(火)
インターネット予約(Gettii)は、ご予約受付開始日の午前0時から、お電話でのご予約は同日の午前10時から受付。
▼東京二期会2023-2024シーズン オペラ公演ラインアップ一覧はこちら
オペラ公演ラインアップ「2023-2024シーズンラインアップ」 - 東京二期会

▼お問合せ・お申込
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」を是非ご利用ください!!

《ご案内》
*公演中止・延期の場合を除き、お求めいただいたチケットの変更・払戻しは一切できません。
*未就学児のご入場はお断りいたします。
*やむを得ぬ事情により予定されている出演者が変更となる場合がございます。

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どこを取っても愉快なメロディ!ギリシアの神様も舌を巻くパロディ!11月公演『天国と地獄』がいよいよ開幕!!~公演当日のごあんない

いよいよ開幕!明日11月23日(水・祝)から27日(日)まで、〈二期会創立70周年記念公演〉NISSAY OPERA 2022提携 J.オッフェンバック作曲オペレッタ『天国と地獄』を日生劇場にて上演いたします。(25日(金)の休演日を除く、4回公演)

鵜山仁の演出によるプロダクションは、2019年のプレミエが大評判で、早くも今回の再演となりました。日本語台本、訳詞での上演ですので、音楽もお芝居も、とにかくお楽しみいただける公演です。
指揮は日米の懸け橋となって大活躍する原田慶太楼が東京二期会初登場!ピットの東京フィルハーモニー交響楽団と舞台上の歌手たちとの駆け引きにも注目です。

tengoku1122_105.jpg
初日組のゲネプロより(撮影:西村廣起)


このたびの公演も、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。
今回の配席は、舞台と客席の間隔をとるため、1階席の前2列(A・B列)を空けて発売しておりますが、最前列となるC列より後は通常通りの配席となっております。お隣の席との間隔は空けておりませんので、何卒ご了承ください。
尚、ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【11/26(土)21:00更新】
二期会創立70周年記念公演《東京二期会オペラ劇場》
NISSAY OPERA 2022提携
ジャック・オッフェンバック作曲 『天国と地獄』オペレッタ全2幕
<日本語訳詞上演(歌唱部分のみ日本語字幕付き)>
指揮:原田慶太楼/演出:鵜山 仁
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
11月23日
(水・祝)
11月24日
(木)
11月26日
(土)
11月27日
(日)
当日券
A(少) 学(僅少)
S A B 学
A(少) 学(僅少)
S(少) A(少) 学
当日券販売
窓口受付
15:30~
12:30~
12:30~
12:30~
ピロティ開場
16:15
13:15
13:15
13:15
開場
16:30
13:30
13:30
13:30
開演
17:00
14:00
14:00
14:00
第1幕
約80分
休憩 20分
18:20~18:40
15:20~15:40
15:20~15:40
15:20~15:40
第2幕
約50分
終演予定
19:30
16:30
16:30
16:30
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷
◆上記、当日券は11/22(火)18:00現在での発売予定です。当日の販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆新型コロナウイルス感染対策の開催ガイドラインに従って開催いたします。ホール客席は歌唱を伴うステージとお客様との十分な距離を確保するため、1階席の1~2列目(A,B列)は販売致しません。それにより最前列が3列目(C列)となりますが、以降の座席は前後左右の間隔を空けない通常配席での販売となります。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より会場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼オペレッタ『天国と地獄』公演情報ページはこちら
2022年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2022年11月23日(水・祝)17:00、24日(木)14:00、26日(土)14:00、27日(日)14:00 日生劇場
指揮:原田慶太楼/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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11月17日「第99回 二期会オペラ研修所コンサート」〜出演者メッセージ(3)

研修所の定期試験により選抜された、各期の成績優秀者17名が出演する「第99回二期会オペラ研修所コンサート」(北とぴあ さくらホール)。
11月17日(木)のコンサートまであと1週間となりました!
出演者からのメッセージ第3回目は、マスタークラスからの出演者<後編>をお届けします。

      *      *      *


202211azuma.jpg■東 幸慧(ソプラノ/第66期マスタークラス)
R.シュトラウス『アラベラ』より (二重唱)“もし私にふさわしい人がいるなら”
ドリーブ『ラクメ』より “若いインドの娘はどこへ”

研修所に通い2年目、先生方に温かくご指導を頂き、自分の声と向き合ってきました。今年度コンクールで最優秀賞を頂いたアリアをお送り致します。技巧に富んだとても美しい曲です。またソプラノ2人による重唱もお届けします。同じ声種ならではの響きをお楽しみいただけたらと思います。皆様のご来場をお待ちしております。

202211kurita.jpg■栗田 宰早(テノール/第66期マスタークラス)
ビゼー『カルメン』より "おまえが投げたこの花は(花の歌)"

この度は「第99回二期会オペラ研修所コンサート」に出演させていただくこと、大変嬉しく思います。
私は小学6年生の頃、音楽の授業が大好きだったこともあり、児童合唱団に入団しました。そして初めて観たオペラに感激し、その頃から声楽家となることを夢に見始めました。
今までお世話になったたくさんの方に感謝を、そしてこれからもその気持ちを持ち続けながら歌い続けていきたいです。

202211iwatani.jpg■岩谷 香菜子(ソプラノ/第66期マスタークラス)
ロッシーニ『ブルスキーノ氏』より
 “ああ、あなたは追いやろうとしています ~ ああ、いとしい花婿をお与えください”

この度は、コンサートに出演させて頂けることを大変光栄に思っております。
今回演奏させて頂くロッシーニの『ブルスキーノ氏』は、滅多に上演されない演目であるため、皆様の中にも初めてこの曲に触れる方がおられるかと思います。私自身、最近この曲と出会い心惹かれ、初めて舞台で歌わせて頂きます。皆様に興味を持って頂けるよう、そして楽しん頂けるよう、心を込めて演奏致します。ぜひ会場でお楽しみください!

202211sayuri.jpg■田中 沙友里(ソプラノ/第66期マスタークラス)
ヴェルディ『仮面舞踏会』より “死にましょう でもその前に”

この度は「第99回二期会研修所コンサート」に出演することができ、大変光栄に思います。先生方のご指導のおかげで、毎回の授業で新たな発見と学びを与えていただき、音楽への向き合い方が変わりました。ご来場してくださった全ての皆様に、これまでの成果をお見せし、そして音楽を通じて、少しでも喜びや癒しをお届けできるよう演奏いたします。

202211kotani.jpg■小谷 美佳(ソプラノ/第66期マスタークラス)
ドニゼッティ『シャモニーのリンダ』より “私の心の光”

この度は研修所コンサートに出演させて頂き、誠にありがとうございます。
私は予科から研修所にお世話になっており、今回で2回目の出演となります。本科では、残念ながらあがれなかった舞台に、こうして再び出させて頂ける喜びを噛み締めています。この様な大きな舞台に立たせて頂くことの有り難さを感じ、感謝の気持ちで歌わせて頂きます。

202211kawamukai.jpg■河向 来実(ソプラノ/第66期マスタークラス)
ドニゼッティ『カテリーナ・コルナーロ』より “来ておくれ”

この度は「二期会オペラ研修所コンサート」に出演させていただきますこと、大変光栄に思っております。
4月から入所しすでに半分以上の授業が終わってしまいましたが、最後まで先生方のご指導のもと、沢山の方に聴き入っていただけるような歌手を目指し精進していければと思います。皆様のご来場心よりお待ちしております。

      *      *      *


次代を担う、若きアーティストたちを応援していただけましたら幸いです。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

221117institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2022 関連公演》
第99回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2022年11月17日(木) 18:30開演(17:30開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定) A席¥3,000、B席¥2,000
   《チケット発売中》
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
第99回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会/共催:公益財団法人北区文化振興財団・東京都北区

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2022年11月5日(土)~12月15日(木))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭特設ホームページ - 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は発売日以降に公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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11月17日「第99回 二期会オペラ研修所コンサート」〜出演者メッセージ(2)

研修所の定期試験により選抜された、各期の成績優秀者17名が出演する「第99回二期会オペラ研修所コンサート」(北とぴあ さくらホール)。
11月17日(木)の公演に向け、ピアノ合わせも順調に進んでおります!
出演者からのメッセージ第2回目は、マスタークラスからの出演者<前編>です。

      *      *      *


202211ooigawa.jpg■大井川 由実(ソプラノ/第66期マスタークラス)
ヴェルディ『群盗』より “あなたは私のカルロの胸に”

小さな頃から人前で歌うことが何より好きだった自分にとって、今回の「第99回研修所コンサート」に出演させていただけることは、とても喜ばしいことです。ここまで歌い続けていられることは日々応援してくださる、友人家族だけでなく、歌を愛してくれているお客様のおかげだと感じております。これからも常に前へ。歌を愛する人たちへ喜びをもたらせたらと思っています。皆様のご来場をお待ちしております!

202211kameyama.jpg■亀山 泰地(バリトン/第66期マスタークラス)
プッチーニ『エドガール』より “この恋を、俺の恥を”

この度は「二期会オペラ研修所コンサート」に出演させていただけること、大変光栄に思います。今回歌います曲は、プッチーニが残した数少ないバリトンのアリアの1つです。プッチーニらしい本当に美しい旋律で、何度歌っても心が揺さぶられます。皆様の前で歌えますこと本当に嬉しく思います。ご来場お待ちしております。

202211fujita.jpg■藤田 真由(ソプラノ/第66期マスタークラス)
ヴェルディ『リゴレット』より “慕わしい人の名は”

2年前予科に入所した時から一つの目標としていた「二期会研修所コンサート」に出演させていただけますこと、大変嬉しく思っております。
今回歌わせていただくのは『リゴレット』のヒロイン、ジルダが歌う愛らしく初々しい恋の歌です。ジルダの純真さや初めて感じる恋のときめきを感じていただけるよう、精一杯歌わせていただきます。皆様のご来場お待ちしております。

202211nakae.jpg■中江 万柚子(ソプラノ/第66期マスタークラス)
ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』より
 (二重唱)“聞いておるな?...ご覧ください、この苦い涙が”
ヴェルディ『仮面舞踏会』より “あの草を摘み取って”

昨年度に引き続き「二期会オペラ研修所コンサート」に出演させて頂けますこと、大変嬉しく思います。今回のコンサートは、オペラファンの皆様ならご存知の名曲から少し珍しい作品までバラエティに富んだプログラムになっております。様々な作曲家の音楽を楽しんで頂けましたら幸いです。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

202211murooka.jpg■室岡 大輝(バリトン/第66期マスタークラス)
ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』より
 (二重唱)“聞いておるな?...ご覧ください、この苦い涙が”
ヴェルディ『運命の力』より “運命の封書よ”

大学進学から声楽を志し、初心者同然だった私が「二期会研修所コンサート」に出演をさせて頂ける事に驚きを隠せません。音楽を通して、様々な出会いや、経験を作ることが出来ています。お越しいただいた方々にもそんな音楽の魅力が伝わるようなプレイヤーになれればと思います。

202211tateno.jpg■舘野 真由花(ソプラノ/第66期マスタークラス)
R.シュトラウス『アラベラ』より (二重唱)“もし私にふさわしい人がいるなら”
シャルパンティエ『ルイーズ』より “あの日以来” 

第99回目という歴史あるコンサートに出演させていただくこと大変光栄に存じます。音楽の力を信じてこのコロナ禍を乗り越えようと励んでまいりました。この1年、研修所でしっかりとオペラの舞台を学ぶべく覚悟を持って日々研鑽しております。日頃の成果をお見せできるよう精一杯歌わせていただきます。皆様のご来場心よりお待ちしております。

      *      *      *


次代を担う、若きアーティストたちを応援していただけましたら幸いです。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

221117institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2022 関連公演》
第99回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2022年11月17日(木) 18:30開演(17:30開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定) A席¥3,000、B席¥2,000
   《チケット発売中》
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
第99回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会/共催:公益財団法人北区文化振興財団・東京都北区

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2022年11月5日(土)~12月15日(木))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭特設ホームページ - 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は発売日以降に公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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11月17日「第99回 二期会オペラ研修所コンサート」〜出演者メッセージ(1)

研修所の定期試験により選抜された、各期の成績優秀者17名が出演する「第99回二期会オペラ研修所コンサート」(北とぴあ さくらホール)。
11月17日(木)の公演をまもなくにして、いよいよピアノ合わせが始まりました!
今年は全出演者からのフレッシュなメッセージを3回に分けてお届けします。
第1回目は、予科・本科からの出演者です。

      *      *      *


202211tanaka.jpg■田中 未来(メゾソプラノ/第68期予科)
ロッシーニ『アルジェのイタリア女』より “酷い運命よ!”

「二期会オペラ研修所コンサート」に出演させて頂く事、大変光栄に思います。 コロナ禍という制限はあるものの、毎回の授業は実り多いもので、困難に直面しながら(自分も含め)仲間の成長を感じます。同時に、この恵まれた環境の中で「成長せねば!」と襟を正される思いです。
歌える事に感謝しつつ、当日も演奏致します。皆様のご来場をお待ちしています♪

202211matsubara.jpg■松原 三和(ソプラノ/第68期予科)
ヴェルディ『シチリア島の夕べの祈り』より “アリーゴよ!ああ心に語れ”

「私も二期会オペラ研修所に行きたい!」と憧れたのは、このコンサートを聴きに行ったのがきっかけです。そのコンサートにこの度出演させて頂けて、大変嬉しく思います。
コロナ禍でまだまだ先の見えない状況ではありますが、聴きに来てくださった皆さまが「明るくまた一歩踏み出そう。今日来てよかった」と笑顔になって頂けるよう、祈りを込め演奏させて頂きます。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

202211ichino.jpg■市野 梨沙(ソプラノ/第67期本科)
マスネ『マノン』より “私が女王様のように街を歩くと”

この度は、「二期会オペラ研修所コンサート」に出演させて頂けること、そして音楽という時間と空間を皆さまと共有できることが、本当に心より嬉しく思います。このような機会を頂けたこと、支えてくださる全ての方に感謝申し上げます。少しでも良い時間だったと思える音楽を目指してまいります。

202211miyahara.jpg■宮原 唯奈(ソプラノ/第67期本科)
メノッティ『泥棒とオールドミス』より “私を盗んで”

この度は、このような素晴らしい機会をいただき、大変光栄です。今年度、本科からオペラ研修所に入所し、日々とっても楽しく興味深い時間を過ごしております。そして今回、皆さまの前で演奏させていただけて心から感謝しています。ご来場を心よりお待ちしております。

202211moriki.jpg■守木 詩織(ソプラノ/第67期本科)
グノー『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”

華やかで、美しい音楽に溢れたオペラの世界に魅了され、「いつか私もオペラの舞台に立ちたい」という憧れの気持ちとともに、日々精進しております。たくさんの方々に支えていただき、導いていただきながら、日々学ばせていただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ未熟者ではございますが、これからも精進してまいります。

      *      *      *


次代を担う、若きアーティストたちを応援していただけましたら幸いです。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

221117institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2022 関連公演》
第99回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2022年11月17日(木) 18:30開演(17:30開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定) A席¥3,000、B席¥2,000
   《チケット発売中》
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
第99回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会/共催:公益財団法人北区文化振興財団・東京都北区

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2022年11月5日(土)~12月15日(木))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭特設ホームページ - 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は発売日以降に公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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2022グランドオペラフェスティバル in Japan
二期会オペラ モーツァルト『フィガロの結婚』10/23(日)大分公演当日情報

今年度も「統括団体によるアートキャラバン事業」のひとつとして、「2022グランドオペラフェスティバルin Japan」が開催されます。
昨年度も参加いたしました、東京二期会、日本オペラ振興会、関西二期会、関西歌劇団に加え、今年度からはびわ湖ホールも仲間に加わり、4演目が10都府県で開催されます。

東京二期会が今年度に上演する演目は、モーツァルト作曲オペラ『フィガロの結婚』です。
この『フィガロの結婚』は、今年2月に東京でも上演いたしました宮本亞門演出によるプロダクション。2002年の新制作初演以来、ご覧になった皆様からの絶賛が続くこの伝説のプロダクションを、宮本亞門自身が「最もフレッシュな名曲揃いで、誰にでも愛される作品。このオペラを若い人たちに観てもらうのは僕の夢なのです。」と語るように、これまでもより多くの皆様にご覧いただける機会を作ってまいりました。そして今年度はついに鳥取、大分、堺(大阪)、山形の4都市で初めてお披露目できることとなりました!

さて、先週の鳥取公演につづき本日、10月23日(日)13時より大分のiichiko総合文化センター iichikoグランシアタで開演となります!
指揮は、名古屋フィルハーモニー交響楽団正指揮者、札幌交響楽団正指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢パーマネント・コンダクターの川瀬賢太郎。川瀬氏は今年2月の東京での東京二期会オペラ劇場本公演でもタクトを執りました。管弦楽は、モーツァルト作品の演奏に定評のある、日本センチュリー交響楽団。そして出演キャストはいずれも国内外で高い評価を得ている、二期会の歌手陣が皆様に感動をお届けいたします。

それでは、大分公演当日のご案内を致します。
2022グランドオペラフェスティバル in Japan
《二期会オペラ公演》
W.A.モーツアルト作曲 『フィガロの結婚』 オペラ全4幕
<日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:川瀬賢太郎/演出:宮本亞門/管弦楽:日本センチュリー交響楽団
主催:オペラキャラバン・ジャパン実行委員会、公益財団法人東京二期会
共催:iichiko総合文化センター[(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団]
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
10月23日(日)
当日券
GS,S,A,B,C
当日券販売
10:00~ iichiko総合文化センター1階インフォメーション
12:00〜 iichikoグランシアタ 受付
開場
12:15
開演
13:00
第1・2幕
約105分
休憩 20分
14:45~15:05
第3・4幕
約80分
終演予定
16:25
iichiko総合文化センター
=アクセス=
<JR大分駅から> 徒歩約15分
詳しい行き方はiichiko総合文化センターのウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - iichiko総合文化センター
◆当日券の販売状況により、売切れの際はご容赦ください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
【重要】お客様へのお願い
新型コロナウイルス感染予防、拡散防止への対応策を徹底するため、様々な制限の中での上演となりますが、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
詳しくはiichiko総合文化センター ウェブサイトトップページに掲載の「大切なお知らせ」を必ずお読みくださいますようお願いいたします。
▼公演情報ページはこちら
2022グランドオペラフェスティバル in Japan 宮本亞門演出 二期会オペラ『フィガロの結婚』 - iichiko総合文化センター

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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10/18(火)、「二期会」創立70周年を記念して、「オペラ・ガラ・コンサート」を開催いたします!~公演当日情報

1952年、気鋭の16名の声楽家により旗揚げされた「二期会」は、多くの皆様に支えられ、おかげさまを持ちまして今年創立70周年を迎えることができました。70年の間には、数えきれないほどのオペラ、コンサートを開催してまいりました。また所属声楽家も2700名を超える、世界でも類を見ない団体に発展いたしました。
そこでこの70周年を記念して、2022年10月18日(火)19時より東京文化会館大ホールにて、特別な「ガラ・コンサート」を開催いたします!
今回、幾多の歌手の中から代表して13名が出演。日本のオペラ界を率いるスター歌手の登場はもちろん、未来にますます活躍が期待される次世代の俊英たちによる饗宴で、オペラファンの皆様にお贈りします。
パンデミックの時代を乗り越え、80年、90年、100年と「二期会」の歌声が未来に届けられるよう、願いを込めて!

70th_anni_gala_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立70周年記念 ガラ・コンサート
日時:2022年10月18日(火) 19:00開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 大ホール
(JR上野駅 公園口改札より徒歩1分)
料金:SS席(記念特別プレゼント付)¥15,000、S席¥10,000、A席¥9,000、B席¥8,000、C席¥6,000、当日学生席¥2,500
<出演>
指揮:角田鋼亮/管弦楽:東京交響楽団/司会:宮本益光
ソプラノ:幸田浩子、佐々木典子、田崎尚美、種谷典子、宮地江奈
メゾソプラノ:池田香織、加納悦子
テノール:樋口達哉、福井 敬、山本耕平
バリトン:今井俊輔、宮本益光、与那城 敬
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
10月18日(火)
当日券
SS,S,A,B,C,当日学生席
当日券販売
17:30~
開場
18:00
開演
19:00
第1部
約50分
休憩 20分
19:50~20:10
第2部
約65分
終演予定
21:15
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口改札から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩7分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆当日券の販売状況により、売切れの際はご容赦ください。
◆新型コロナウイルス感染対策の開催ガイドラインに従って開催いたします。ホール客席は歌唱を伴うステージとお客様との十分な距離を確保するため、1階席の1~2列目は販売致しません。それにより最前列が3列目となりますが、以降の座席は前後左右の間隔を空けない通常配席での販売となります。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは稽古での実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
▼公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念ガラ・コンサート - 東京二期会

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2022グランドオペラフェスティバル in Japan
二期会オペラ モーツァルト『フィガロの結婚』10/15(土)鳥取公演より開幕!(鳥取公演当日情報)~2023年1月まで全国4会場で開催します。

今年度も「統括団体によるアートキャラバン事業」のひとつとして、「2022グランドオペラフェスティバルin Japan」が開催されます。
昨年度も参加いたしました、東京二期会、日本オペラ振興会、関西二期会、関西歌劇団に加え、今年度からはびわ湖ホールも仲間に加わり、4演目が10都府県で開催されます。

東京二期会が今年度に上演する演目は、モーツァルト作曲オペラ『フィガロの結婚』です。
この『フィガロの結婚』は、今年2月に東京でも上演いたしました宮本亞門演出によるプロダクション。2002年の新制作初演以来、ご覧になった皆様からの絶賛が続くこの伝説のプロダクションを、宮本亞門自身が「最もフレッシュな名曲揃いで、誰にでも愛される作品。このオペラを若い人たちに観てもらうのは僕の夢なのです。」と語るように、これまでもより多くの皆様にご覧いただける機会を作ってまいりました。そして今年度はついに鳥取、大分、堺(大阪)、山形の4都市で初めてお披露目できることとなりました!

さて、この4都市での公演の最初となる、鳥取公演がいよいよ明日、10月15日(土)13時より鳥取県のとりぎん文化会館 梨花ホールで開演となります!
指揮は、セントラル愛知交響楽団常任指揮者、仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮者の角田鋼亮、管弦楽は、近年の二期会オペラでは最も多く共演している東京フィルハーモニー交響楽団、そして出演キャストはいずれも国内外で高い評価を得ている、二期会の歌手陣が皆様に感動をお届けいたします。

それでは、鳥取公演当日のご案内を致します。
2022グランドオペラフェスティバル in Japan
《二期会オペラ公演》
W.A.モーツアルト作曲 『フィガロの結婚』 オペラ全4幕
<日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:角田鋼亮/演出:宮本亞門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
主催:オペラキャラバン・ジャパン実行委員会、公益財団法人東京二期会
共催:公益財団法人鳥取県文化振興財団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
10月15日(土)
当日券
S,A,B,C,U25(C席)
当日券販売
9:00~
とりぎん文化会館1階総合受付カウンターにて発売
開場
12:00
開演
13:00
第1・2幕
約105分
休憩 20分
14:45~15:05
第3・4幕
約80分
終演予定
16:25
とりぎん文化会館
=アクセス=
<JR鳥取駅から>
[徒歩]若桜街道を県庁方向へ約20分
[路線バス利用]鳥取バスターミナル(JR鳥取駅横)から 約5分
  湖山・鳥大線・賀露線など「県庁日赤前」下車すぐ
[100円循環バス「くる梨」利用]鳥取バスターミナル(JR鳥取駅横)から 約15分
  20分おきに運行 赤、青、緑コースいずれも「とりぎん文化会館」下車すぐ
<鳥取空港から>
[タクシー]約15分
[空港連絡バス]約15分「県庁日赤前」下車すぐ
詳しい行き方、お車でご来場のお客様はとりぎん文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - とりぎん文化会館
◆当日券の販売状況により、売切れの際はご容赦ください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
【重要】お客様へのお願い
新型コロナウイルス感染予防、拡散防止への対応策を徹底するため、様々な制限の中での上演となりますが、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
詳しくは公益財団法人鳥取県文化振興財団ウェブサイトの公演情報ページに掲載の「新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組みとご来場の皆様へのお願い」を必ずお読みくださいますようお願いいたします。
▼公演情報ページはこちら
二期会オペラ「フィガロの結婚」 - 公益財団法人 鳥取県文化振興財団

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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いよいよ公演迫る!今年のニューフェイスが一堂に「二期会新進声楽家コンサート」

明日のスター、ここに羽ばたく!

今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、期待の新入会員20名が一堂に会し、二期会入会後お披露目となるデビューコンサート「二期会新進声楽家の夕べ」。

開催を目前に控え、出演者たちを代表してバリトン宮下嘉彦とテノール河野大樹からメッセージ動画が届いておりますのでご紹介します。

*     *     *



河野) 2022年10月4日、東京文化会館 小ホールにて「二期会新進声楽家コンサート」が開催されます。

宮下) 第65期マスタークラスを修了した、総勢20名の出演者で演奏いたします。

河野) 私、テノール河野大樹は、オペラ『椿姫』より「彼女の元を離れて」を演奏します。

宮下) そして私、バリトンの宮下嘉彦が、ロッシーニの『セヴィリアの理髪師』より「私は街の何でも屋」。そして僕たち二人で、ビゼーの『真珠採り』から「聖なる神殿の奥深く」を演奏いたします。

河野さん、今回の意気込みなんかありますか?

河野) そうですね。あの、高音はテノールとして もちろんのこと、低音をバリトンに負けないように頑張りたいと思います!

…宮下さんは?

宮下) 僕ですか?そうしましたらですね、僕の高音はテノールの河野さんに負けないように、しっかり張り上げて!頑張りたいと思います。

宮下・河野) それでは皆さま、会場でお待ちしておりまーす!!

*     *     *


二期会のニューフェイスたちの今後の活躍にご注目ください!!
2201004shinshin_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第65期マスタークラス修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家コンサート
日時:2022年10月4日(火) 18:30開演(17:45開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR上野駅 公園口改札より徒歩1分)
料金:(全指定席) ¥3,000 《予定販売数終了》
出演者と演奏プログラム:
<第1部>
1. 松原愛実(ソプラノ)
  ドニゼッティ 『ドン・パスクワーレ』より “あの眼差しに騎士は”
2. 東原佑弥(テノール)
  プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “冷たい手を”
3. 佐藤香菜(ソプラノ)
  ドニゼッティ 『シャモニーのリンダ』より “私の心の光”
4. 指出麻琴(ソプラノ)
  トマ 『ハムレット』より “さようなら、信じてくれと彼は言った”
5. 向笠愛里(ソプラノ)
  プーランク 『ティレジアスの乳房』より “いいえ、ご亭主様”
6. 芳賀あずさ(ソプラノ)
  シャルパンティエ 『ルイーズ』より “その日から”
7. 佐藤新菜(ソプラノ)
  ヨハン・シュトラウス 2世 『こうもり』より “田舎娘を演じるときは”
8. 外崎広弥(バリトン)
  ヴェルディ 『ファルスタッフ』より “これは夢か?それとも現実か”
9. 太田友梨(ソプラノ)
  グノー 『ロミオとジュリエット』より
    “ああ、なんという戦慄が!? 愛の神よ、私に勇気をお与えください”
10. 根本璃音(ソプラノ)
  ヴェルディ 『リゴレット』より “慕わしい人の名は”
11. 河野大樹(テノール)、宮下嘉彦(バリトン)
  ビゼー 『真珠採り』より “聖なる神殿の奥深く”(二重唱)

<第2部>
12. 松浦友香(ソプラノ)
  ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より “穏やかな夜”
13. 根岸茉由(ソプラノ)
  ドニゼッティ 『アンナ・ボレーナ』より “私の生まれたあのお城”
14. 鈴木遥佳(ソプラノ)
  プッチーニ 『マノン・レスコー』より “一人寂しく捨てられて”
15. 中尾奎五(バリトン)
  モーツァルト 『フィガロの結婚』より “もう訴訟に勝っただと”
16. 鈴木香栞(ソプラノ)
  プッチーニ 『蝶々夫人』より “ある晴れた日に”
17. 佐藤 瞳(ソプラノ)
  團 伊玖磨 『夕鶴』より “与ひょう、私の大事な与ひょう”
18. 川越未晴(ソプラノ)
  ロッシーニ 『セビリアの理髪師』より “今の歌声は”
19. 七澤 結(ソプラノ)
  グノー 『ファウスト』より “宝石の歌”
20. 河野大樹(テノール)
  ヴェルディ 『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』より
    “彼女のそばを離れて ~ 燃える心を”
21. 宮下嘉彦(バリトン)
  ロッシーニ 『セビリアの理髪師』より “私は町の何でも屋”
(ピアノ)髙木由雅

▼公演詳細ページはこちらから
二期会新進声楽家コンサート|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

●お問合せは 《予定販売数終了》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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11/17(木)「第99回二期会オペラ研修所コンサート」プログラムが決定、本日よりチケットを発売しました!

先日公演情報を発表いたしました、今年11月に開催の「二期会オペラ研修所コンサート」(北とぴあ さくらホール)。定期試験により選抜された、予科・本科・マスタークラス各期の成績優秀者17名が出演いたします。
このたび、各出演者の得意としている曲や、研修所の授業の中で深く学んだ曲など、たくさんのオペラ・アリアや重唱の中から、予定プログラム全曲が決定しました。一人ひとりの特色が溢れる、多彩な内容となっております。
将来の二期会を担う若き才能の競演に、どうぞご期待ください。
チケットは本日9月13日(火)より一般発売が開始となりました。

      *      *      *
221117institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2022 関連公演》
第99回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2022年11月17日(木) 18:30開演(17:30開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定)A席¥3,000、B席¥2,000
   《9月13日(火)よりチケット一般発売》
出演:
【ソプラノ】東 幸慧、市野梨沙、岩谷香菜子、大井川由実、河向来実、小谷美佳、舘野真由花、田中沙友里、中江万柚子、藤田真由、松原三和、宮原唯奈、守木詩織
【メゾソプラノ】田中未来
【テノール】栗田宰早
【バリトン】亀山泰地、室岡大輝
【ピアノ】平川寿乃
予定プログラム:
<第1部>
1. 田中未来
  ロッシーニ『アルジェのイタリア女』より “酷い運命よ!”
2. 松原三和
  ヴェルディ『シチリア島の夕べの祈り』より “アリーゴよ!ああ心に語れ”
3. 市野梨沙
  マスネ『マノン』より “私が女王様のように街を歩くと”
4. 宮原唯奈
  メノッティ『泥棒とオールドミス』より “私を盗んで”
5. 守木詩織
  グノー『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
6. 大井川由実
  ヴェルディ『群盗』より “あなたは私のカルロの胸に”
7. 亀山泰地
  プッチーニ『エドガール』より “この恋を、俺の恥を”
8. 藤田真由
  ヴェルディ『リゴレット』より “慕わしい人の名は”
9. 中江万柚子・室岡大輝
  ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』より “聞いておるな?...ご覧ください、この苦い涙が”

<第2部>
10. 舘野真由花・東 幸慧
  R.シュトラウス『アラベラ』より “もし私にふさわしい人がいるなら”
11. 栗田宰早
  ビゼー『カルメン』より “おまえが投げたこの花は(花の歌)”
12. 岩谷香菜子
  ロッシーニ『ブルスキーノ氏』より
    “ああ、あなたは追いやろうとしています ~ ああ、いとしい花婿をお与えください”
13. 田中沙友里
  ヴェルディ『仮面舞踏会』より “死にましょう でもその前に”
14. 小谷美佳
  ドニゼッティ『シャモニーのリンダ』より “私の心の光”
15. 河向来実
  ドニゼッティ『カテリーナ・コルナーロ』より “来ておくれ”
16. 室岡大輝
  ヴェルディ『運命の力』より “運命の封書よ”
17. 東 幸慧
  ドリーブ『ラクメ』より “若いインドの娘はどこへ”
18. 舘野真由花
  シャルパンティエ『ルイーズ』より “あの日以来”
19. 中江万柚子
  ヴェルディ『仮面舞踏会』より “あの草を摘み取って”

▼コンサート概要ページはこちら
第99回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2022年11月5日(土)~12月15日(木))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭特設ホームページ - 公益財団法人 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに、公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください。
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


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東京二期会2022-2023シーズン開幕!9/8(木)初日『蝶々夫人』~公演当日のご案内

東京二期会の2022-2023シーズンは、9月8日(木)に新国立劇場オペラパレスにて初日を迎える、〈二期会創立70周年記念〉東京二期会オペラ劇場 G.プッチーニ作曲『蝶々夫人』で開幕いたします。

東京二期会が大事にしてきた、正統的で美しい栗山昌良演出の『蝶々夫人』が、ついに新国立劇場オペラパレスに初登場! 今年96歳を迎えた栗山は、戦後日本のオペラ界を牽引した一人であり、その最高傑作と言われる『蝶々夫人』の舞台は、細部まで無駄なく美しく、作品の音楽性を損なうことなく伝えてきました。
指揮は、2012年東京二期会『ナブッコ』でのセンセーショナルな日本デビューから10周年を迎えたアンドレア・バッティストーニ。
管弦楽はバッティストーニの日本デビュー以来、協働を続ける東京フィルハーモニー交響楽団。
蝶々夫人役には世界各地の劇場で同役を歌い絶賛されてきた大村博美と木下美穂子。そのほか、ピンカートンには若きテノールのトップを競う宮里直樹と城 宏憲。シャープレスには今井俊輔、成田博之。スズキには山下牧子、藤井麻美など、二期会70周年記念公演の名に相応しい最高のキャストでお贈りします!

尚、このたびの公演は新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。 ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 9/9(金)11:00情報更新
二期会創立70周年記念公演《東京二期会オペラ劇場》 2022年9月公演
ジャコモ・プッチーニ作曲 『蝶々夫人』 オペラ全3幕
<日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:栗山昌良/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
主催:公益財団法人東京二期会
共催:公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
9月8日
(木)
9月9日
(金)
9月10日
(土)
9月11日
(日)
当日券
S,A,B,C,D,学
S,A,B,C,D,学
B,C,学
S,A,B,C,学
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約55分
休憩 25分
19:25~19:50
14:55~15:20
14:55~15:20
14:55~15:20
第2・3幕
約85分
終演予定
21:15
16:45
16:45
16:45
新国立劇場
=アクセス=
<鉄道>
[京王新線(都営地下鉄新宿線直通)]※京王線は止まりません
「初台駅」中央口直結
詳しい行き方、お車でご来場のお客様は新国立劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 新国立劇場
◆上記、当日券は9/9(金)11:00現在での発売予定です。以降の販売状況により、発売予定券種が更新される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆新型コロナウイルス感染対策の開催ガイドラインに従って開催いたします。ホール客席は歌唱を伴うステージとお客様との十分な距離を確保するため、1階席の1~3列目は販売致しません。それにより最前列が4列目となりますが、以降の座席は前後左右の間隔を空けない通常配席での販売となります。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『蝶々夫人』公演情報ページはこちら
2022年9月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場


●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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【新シーズン開幕!】2022年9月プッチーニ『蝶々夫人』~ピンカートン役 城 宏憲インタビュー「2幕以降、『愛の二重唱』の旋律が幾度となく繰り返されるんです」

東京二期会2022-2023シーズン開幕公演プッチーニ『蝶々夫人』キャスト・インタビューは第6回を迎えました。今回は、ピンカートン役 城 宏憲の登場です。
2016年『イル・トロヴァトーレ』マンリーコに急遽代役出演したのが二期会デビュー。これが大成功で迎えられ、その後も『トスカ』カヴァラドッシ、『ノルマ』ポリオーネ、『椿姫』アルフレード、『アイーダ』ラダメス、『カルメン』ドン・ホセなど東京二期会ほか主要プロダクションで主役に立ち続けています。
今年に入って新国立劇場『さまよえるオランダ人』エリックに代役出演し、ワーグナー・デビューも果たした城。来年2月には、ついに『トゥーランドット』カラフも控え、今最も波に乗るプリモ・テノールです。真摯な歌い口から切々と訴えてくるような抒情性は、城ならではのもの。『蝶々夫人』を前にして、話を聞きました。

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2016年2月 東京二期会オペラ劇場『イル・トロヴァトーレ』より マンリーコ役(撮影:三枝近志)

――ピンカートンは、どのような役、人物でしょうか。

城: アメリカ海軍の若き士官で、階級は中尉です。祖国には許嫁がいながら、赴任先の長崎で芸者の蝶々さんと仮初(かりそめ)の結婚をしてしまいます。結婚は「999年間」の契約で、家まで借りて「100円」を支払ったのだと、悪びれる様子もなく領事シャープレスに伝えるピンカートン。善良なシャープレスは、彼の軽はずみな行動を注意しますが、ピンカートンは全く聞く耳を持ちません。そこへ、長崎の丘を登って盛大な花嫁行列が...。ここに、後の悲劇を招くピンカートンという人物の欠点が見えます。若さ故なのか、はたまた生粋のヤンキーの性分なのか、彼は目の前の快楽を味わう事以外には考えが及ばないのです。嵐を呼ぶ男と言えば聞こえが良いので、「立つ鳥跡を濁す」これが、都合が悪くなるとお茶を濁す彼にはピッタリ。

――あまり褒められたキャラではないピンカートンを城さんがどう作りあげるか興味あるところですが、この役の見せどころ、聴かせどころを教えてください

城: ピンカートンは決して悪役ではありません。かと言って、単純な二枚目でもないんですね。改訂版ではしっかりと反省して(懺悔のアリアを歌って)、袖に下がります。実は、この役の見せどころは、そんなどっちつかずな優柔不断なキャラクターにあるのかも知れません。金払いのいい豪快な軍人でありながら、異国の女性に惚れ込んでしまった哀れな若者であり、そして、用が済んで熱が冷めればせっせと仕事に戻って、祖国で嫁さんを捕まえて長崎へ舞い戻ってきてしまうという......言うなればまさに女たらし、そして人たらし。堅実な仕事人シャープレスとは反対で、やる事が全て裏目、裏目にでて、最後はまるで自分の靴の紐を踏んで坂を転げていく様なもんです。でもね、他人事に思えないのは何故でしょう。きっとリアル(現実)にこういう人って居るんですよ。Dovunque al mondo,どの世界でもね。

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2017年2月 東京二期会オペラ劇場『トスカ』より カヴァラドッシ役(撮影:三枝近志)

――ピンカートンは、目の前の人や物事に対してよくしようとするあまり、結局辻褄が合わなくなってしまうという。今の城さんの解釈を聞いて、ピンカートンという人物のリアル度が増したように感じました。実は今の「日本の優しい男子」というほうがリアルかも(?)

城: この役の聴かせどころはずばり「愛の二重唱」。これは本当に美しい。ピンカートンの旋律からも本物の愛の香りがします。それが唯一、この人物の「救い」なんですよね。

――おそらく蝶々さんへの想い「だけ」は本当だったのでしょうね。でも、帰国すれば、本当の妻にも本当の愛があって。優しさゆえに行動には責任がないといいますか......。そのほかで、城さんが『蝶々夫人』で好きなところはどこでしょうか。

城: まず、ひとつ(笑)。シャープレスの再婚の勧めに「ああ、彼は私を忘れたのかしら」と嘆いて、一度奥に引っ込む蝶々さん。この後のシーンは、涙なしに観劇したことは一度もありません。好きとか嫌いとか、そういう話ではない。正にカタルシスですね。
ふたつめ!先程、第1幕の「愛の二重唱」の話をしましたけど、第2幕以降、この愛の旋律が幾度となく繰り返されるんです。涙を流した後、まるで音の波で追い打ちをかけるように。
ピンカートンの乗船するアブラハム・リンカーン号が長崎に入港してきた後、蝶々さんは「彼は帰ってくる、そして私を愛してる!」と叫びます。この時に壮大に流れるのは愛のテーマ。出迎えのために婚礼の夜の帯を締める時も、そう。ここは愛の宵のテーマ。ピンカートンを想う度、健気なまでの愛の芳香が、旋律から満ち溢れるんですよね。人を信じるとは、正に陶酔である。それを、プッチーニは「愛」のテーマを流用して観客に伝えています。時にそれは耽美的ですらあります。

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2020年2月 東京二期会オペラ劇場『椿姫』より アルフレード役(撮影:三枝近志)

――第1幕のラストを飾るテーマが第2幕以降に展開していくのですね。私たちがこの悲劇を、本当に切なく感じてしまうのは、プッチーニによるこのテーマの「仕掛け」があるように思いました。さて、城さんは、蝶々さんと同い年である高校時代をどのように過ごしましたか?

城: 15歳というと、丁度クラシック音楽を始めた頃ですね。18歳で大学に合格し上京するまで、音楽科のある地元の高校に通っていたのですが、この3年間は本当に無我夢中でした。たとえるなら、泳げない子が音楽の海に飛び込んで、初めは溺れかけていて、手取り足取り教えていただいて3年かけて少しずつ泳げるようになった、と言う感じです。だから、音楽を奏でながら、まず呼吸が出来る様になるのが、第一の目標でした。声楽ですから、呼吸するのは当然といえば当然なんですけど(笑)。

――泳のたとえがすごくわかりやすいですね!息継ぎも上達していく、と。

城: 青春を謳歌するって言うイメージは、この時期の自分の中にはありませんでした。掴んだ、音楽という「生きがい」を、決して離さないように、見失わないように。周りのサポートのお陰でなんとか大洋に出る事が出来た、そういう3年間でした。今思えば、あの頃の僕は何か大きな愛で守られていたんだと思います。

――最後に、本番に向けての意気込み、メッセージをお願いいたします。

城: 作曲家プッチーニが求めた、究極のリアリズム。日本の古典美を踏襲しつつ、人物の内面まで深く写してしまう栗山先生の『蝶々夫人』は、真の日本の宝です。今、継承しなくては失われつつあるその美学を、チーム一丸となって過不足なくお客様に届けたいですね。「お前が言うな!」とお叱りを受けるかも知れませんが、ピンカートンが愛した可憐な蝶々さん...その美しくも壮絶な人生を、その最後の一息まで間近で感じていただきたいと思います。
新国立劇場を舞台に全編イタリア語で紡ぐ、悲劇マダマ・バタフライ。現代最高の熱血オペラ指揮者、アンドレア・バッティストーニの指揮のもと、舞台史にその名を刻む不朽の名作を、東京二期会が心を込めてお送りいたします。どうぞ、お楽しみください。

*     *     *


▼『蝶々夫人』公演情報ページはこちら
2022年9月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年9月8日(木)18:30、9日(金)14:00*、10日(土)14:00、11日(日)14:00* 新国立劇場オペラパレス
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:栗山昌良/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
*…ピンカートン 城 宏憲 出演日

主催:公益財団法人東京二期会
共催:公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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9/18(日)開催「五島記念文化賞 オペラ新人賞研修帰国記念 清水勇磨バリトンリサイタル」~WEBマガジン「ONTOMO」にインタビュー掲載

これまでに多くの逸材を輩出してきた五島記念文化賞。その受賞者たちは海外研修ののち、トップアーティストとして活躍を続けています。
このたび平成29年度、第28回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞したバリトン清水勇磨が、 9月18日(日)に東京文化会館 小ホールにおいて研修帰国記念リサイタルを開催いたします。

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清水勇磨 ©井村重人

清水は、同賞受賞後、イタリア・ボローニャ歌劇場付設オペラ研修所にて研鑽を積みました。その間、ボローニャ歌劇場公演『椿姫』ジェルモン役、『セビリアの理髪師』フィガロ役等に抜擢されるなどし、帰国後も数々のオペラに出演しています。特に昨年以降、東京二期会において、『タンホイザー』ヴォルフラム役、『ファルスタッフ』フォード役、『エドガール』フランク役、『パルジファル』アムフォルタス役と出演が続き、いずれも高い評価を得ています。

今回のリサイタルに向け、Webマガジン「ONTOMO」にて音楽ライターの室田尚子氏によるインタビューを受け、プロになるまでの歩み、ボローニャでの研修で得たことなどを話しています。

▼インタビューはこちらからお読みください
清水勇磨 バリトンの俊英がイタリアで体に叩き込んだオペラの神髄を披露する演奏会 - Webマガジン「ONTOMO」

今回のリサイタルでは、前半にイタリア古典歌曲をはじめとする歌曲、後半をイタリアのオペラ・アリアとし、イタリアで学び得たことを披露いたしますので、どうぞご期待ください。

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ちらし(PDF)ダウンロード


■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修帰国記念
清水勇磨 バリトンリサイタル

日時:2022年9月18日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール 【アクセス
  ・JR線「上野駅」公園口改札より 徒歩約1分
  ・地下鉄銀座線、日比谷線「上野駅」7番出口より 徒歩約5分
  ・京成線「京成上野駅」正面口改札 徒歩約7分
出演:清水勇磨(バリトン)
   藤川志保(ピアノ)
料金:全席指定 一般4,500円、ペア8,000円 (税込)
     ※ペア券はお一人につき1ペアまで(二期会チケットセンター電話受付のみの取扱い)

〈予定プログラム〉
<第1部>
スカルラッティ作曲 “陽はすでにガンジス川から”
ジョルダーニ作曲 “いとしい女よ”
ボンチ―ニ作曲 歌劇『グリゼルダ』より “お前を賛える光栄のために”
ドゥランテ作曲 “愛に満ちた乙女よ”
グルック作曲 “ああ私の優しい熱情の”
リスト作曲 「ペトラルカの3つのソネット」
 1. 平和を見いだせず、そして戦う気にもならず
 2. 祝福あれ、あの日、あの月、あの年
 3. 私は地上で天使の姿を

<第2部>
レオンカヴァッロ作曲 歌劇『道化師』より “よろしいですか?紳士淑女の皆様!”
プッチーニ作曲 歌劇『エドガール』より “この愛を、この恥を”
プッチーニ作曲 歌劇『妖精ヴィッリ』より “私の娘の聖なる魂が”
ヴェルディ作曲 歌劇『アッティラ』より “フン族と休戦だと~運命の賽は投げられた”
ヴェルディ作曲 歌劇『ドン・カルロ』より “私の最期の日”
ヴェルディ作曲 歌劇『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』より “プロヴァンスの海と陸”
ヴェルディ作曲 歌劇『ファルスタッフ』より “夢かまことか”
チレア作曲 歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』より “モノローグの始まりがここに”
ジョルダーノ作曲 歌劇『アンドレア・シェニエ』より “祖国の敵か”

▼公演情報ページはこちら
清水勇磨 バリトンリサイタル - 主催・制作コンサート - 二期会21

●ご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

●チケット取扱
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650 (10:00~18:00)
チケットぴあ (Pコード:214-252)

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【新シーズン開幕!】2022年9月プッチーニ『蝶々夫人』~ゴロー役 升島唯博インタビュー「1幕はほとんどずっと舞台に出て、歌っていない場面でもゴローの動きで周りの状況を描写しています」

東京二期会2022-2023シーズン開幕公演プッチーニ『蝶々夫人』キャスト・インタビュー。第5回は、ゴロー役のテノール升島唯博が登場します。
長くドイツ各都市のオペラハウスで実績を重ね、鍛え上げてきたブレのない響きと明瞭な語感を強みとし、東京二期会や新国立劇場の公演で絶えず出演を果たしています。
『フィガロの結婚』『魔笛』『フィデリオ』『ばらの騎士』『サロメ』など、やはり正統的なドイツ語を活かしたレパートリーの中、『蝶々夫人』ゴロー役は、2017年の今回のプロダクションに続く出演となりました。
本番に向けて升島に話を聞きました。

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2017年10月 東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』より ゴロー役(写真左)

――ゴローは、どのような役、人物でしょうか。

升島: ゴローは女衒(ぜげん)という、いわゆる人身売買業者になりますが、今の時代でいうと水商売へのスカウトマンのような感覚でしょうか。蝶々夫人もどこかでスカウト、もしくは売り飛ばされたところを、ゴローによって遊郭に斡旋されたのでしょう。

――アンダーグラウンドな商売のように思われますが、このオペラの中では、かえってあっけらかんとした明るさも持ち合わせたキャラクターですね。ゴロー役の登場シーンについて見せどころ、聴かせどころを教えてください。

升島: ゴローはこのオペラで最初に登場する人物です。そこに続いてすぐにピンカートンが登場するのですが、ゴローは様々な場面で状況を説明する働きをするキーマンです。1幕はほとんどずっと舞台に出ていますが、歌っていない場面でもゴローの動きで周りの状況を描写しています。ぜひ栗山昌良先生の仰る「脇役の動き次第で主役が生きる」演技を観ていただきたいと思います。

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2019年11月 東京二期会オペラ劇場『天国と地獄』より マーキュリー役(写真中央)

――たしかに、ピンカートンを連れてくるのも、結婚式の斡旋をするのも、第2幕でヤマドリとの縁談をアレンジするのも、すべてゴローによるもの。仕事人ですね!そのほか、個人的に『蝶々夫人』で好きなところがありましたら、教えてください。

升島: この暗い内容のオペラの中で唯一コミカルな場面の、ヤマドリが登場するシーンです。音楽も少し軽いですし、オペラ全体の緊張を少し緩めて笑える場面なのではないでしょうか。

――ヤマドリのライトモティーフ(?)に「宮さん、宮さん」の旋律が使われているところも、コミカル感があって、聴きどころになっているでしょうか。
さて、今回、キャストの方に蝶々さんと同じ15~18歳のときの思い出を教えていただいています。升島さんはどのような高校時代を過ごしていましたでしょうか。


升島: 蝶々さんの生きていた時代と違い、私が高校生として生きていた1990年代は様々な選択肢のある時代でした。50万円以上していたパソコンでしたが、一般家庭にも持っている人が出てきており、今では当たり前のように存在するWindowsというOSが初めて一般向けに発売されました。新し物好きの私は、知り合いの家にあったパソコンを一緒に触って遊んでいました。その他にもサッカー、バスケットボール、卓球など、興味のあることを広く浅く体験していました。

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2021年9月 東京二期会オペラ劇場『魔笛』より モノスタトス役

――升島さんの守備範囲の広さがうかがえる高校時代のエピソードですね。最後に、本番への意気込み、メッセージをお願いいたします。

升島: ゴローという役は、いわゆる脇役です。物語の中心となる人物たちを浮き立たせるには、この脇役がどれだけその場面を描写しているか、関係性を表現できるかにかかっていると言っても過言ではありません。その究極の域まで近づける為に、本番まで精進していきたいと思います。そしてこの素晴らしく完成された美の舞台を、ご覧いただいた皆様と共有できれば幸いです。

*     *     *


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2022年9月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年9月8日(木)18:30、9日(金)14:00*、10日(土)14:00、11日(日)14:00* 新国立劇場オペラパレス
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:栗山昌良/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
*…ゴロー 升島唯博 出演日

主催:公益財団法人東京二期会
共催:公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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【新シーズン開幕!】2022年9月プッチーニ『蝶々夫人』~ヤマドリ役 畠山 茂インタビュー「蝶々さんを救う方法はこれしかない、と思って求婚します」

東京二期会2022-2023シーズン開幕公演プッチーニ『蝶々夫人』キャスト・インタビュー。第4回は、杉浦隆大に続いて、ヤマドリ役のバスバリトン畠山 茂をご紹介します。
「バスバリトン」と紹介してしまいましたが、本人曰く、正確には「バッソ・ブッフォ」。おどけた、道化的なバスを主要なレパートリーとする声種(典型的なのは『ドン・パスクワーレ』の題名役など)ですが、近年は、その作品への深い洞察力をもって『サロメ』『ルル』『金閣寺』などシリアスなドラマでもその個性を発揮しています。
これまで幾度も演じてきたヤマドリで、今回はどのようなアプローチをするのでしょうか。 話を聞きました。

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2011年2月 東京二期会オペラ劇場『サロメ』より ユダヤ人5役(写真左)

――ヤマドリは、どのような役、人物でしょうか。

畠山: 地元の金持ちであり、身分もあり、蝶々さんを気に入っている。蝶々さんさえ「再婚」を承諾するならば彼女を幸せにできると思っているが、全く受け容れられない──という人ですよね。
世の中には色々な演出があり、彼を成金の嫌な奴のように描いたり、見るからに振られて当然なコミック役のように位置づけたりするものもあるかと思いますが、私が栗山昌良演出でヤマドリを演じるときに気をつけているのは、余り嫌な奴とか振られて当然な人物にしないこと、です。あんなのと結婚するくらいなら当然ピンカートンを待つよね、という印象を大きく与えてしまうと、蝶々さんの愛や覚悟を卑小化させて、逃げのニュアンスを加えてしまうおそれがあるからです。

――周囲の人が「悪役」ではなく当時の価値観から見て「真っ当」であればあるほど、蝶々さんの純粋さが際立つのですね!
それでは、ヤマドリ役の登場シーンについて見せどころ、聴かせどころを教えてください。


畠山: あのシーンでは、ヤマドリに限らず、どの役も大きな「歌」を歌っていません。ですので、とても演劇的に対話、または対話の断絶が進みます。
先程のご質問への答とも関わってきますが、ヤマドリは何も助平心だけからではなく、こうすれば蝶々さんを救える、救う方法はこれくらいしかない、とも思って求婚していると思います。当時の認識としても、蝶々さんがヤマドリ家に入って安楽に暮らす、というのは世間では普通に取り得る方法だったでしょう。
お客様が終演後にあれこれ思い返す中に、あそこで受け容れるのも普通の人ならありだった、思えばあれが、破滅を免れる最後の機会だったかも──というイメージが少しでも残れば、冥利です。

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2014年4月 東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』より ヤマドリ役(写真左)

――少し調べたら、ヤマドリは「公爵」なので、明治の華族制でもほんとうに少数の最高位なのですね!当然、皇族ともつながる可能性もあって、当時この話を振ってしまう人は、蝶々さん以外ありえなかったのでは……と思えます。
ヤマドリのシーン以外で、好きなところがありましたら、ひとつ教えてください。


畠山: ピンカートンの船が港に入ってきたことを告げる、大砲の音。
舞台袖にいても客席にいても画面を観ていても録音を聴いていても、あそこで必ずのように私の胸に何かが込み上げます。歌でも音楽でもない、ただ一つの「音」ですが、劇中で最も劇的だと感じます。

――プッチーニの音楽がメロディックなだけに、そこはとても衝撃を受けますね。
さて、今回は、キャストのみなさんに、蝶々さんとおなじ15~18歳のときことを聞いています。畠山さんはどのような高校時代を過ごされたでしょうか。


畠山: 高校生のときは、高松第一高校の音楽部で合唱に励んでいました。毎年のように全国大会に出ていました。夏休みもほぼ毎日、練習していたと思います。 そのついでのように音楽科に進学していて、そちらも忙しかったですね。何しろ、中学校までは特別な音楽教育は受けていなかったので、大変でした。ピアノやらソルフェージュやら……。

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2022年2月 東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』より バルトロ役(写真右端)

――高松第一高校から二期会会員になった歌手がたくさんいますね。伝統的に、音楽の礎作りと、何より続けて学びたいという喜び作りがすごくしっかりされているだろうと思っています。
最後に、本番に向けての意気込み、メッセージをお願いいたします。


畠山: この栗山プロダクションでのヤマドリ役は、今回で何度目でしょうか。もう二十年ほど関わらせていただいていますが、最初は若いなりにもがいていたものが、ヤマドリを実感できる実年齢になってきたかもしれません。今だから見えるもの、感じられるものを色に出せれば、と思っています。

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2022年9月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年9月8日(木)18:30*、9日(金)14:00、10日(土)14:00*、11日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:栗山昌良/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
*…ヤマドリ 畠山 茂 出演日

主催:公益財団法人東京二期会
共催:公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

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【新シーズン開幕!】2022年9月プッチーニ『蝶々夫人』~ヤマドリ役 杉浦隆大インタビュー「ヤマドリにとって蝶々さんは他に代えがたい特別な女性」

東京二期会2022-2023シーズン開幕公演プッチーニ『蝶々夫人』キャスト・インタビュー。続いて第3回は、ヤマドリ役のバリトン杉浦隆大をご紹介します。
2021-2022シーズンにおいて大活躍だった杉浦。2021年9月『魔笛』から、11月『こうもり』、2022年4月『エドガール』、7月『パルジファル』と計4公演に出演しました。そして、新シーズンの開幕にも登場いたします!
栗山昌良演出『蝶々夫人』には、2017年に続いて2度目。前回は神官役でした。今回は、ヤマドリ公爵役を務めます。
『蝶々夫人』には、蝶々さんの純粋な想いに対立するように、日本の「世間」側の人物たちが描かれます。信仰をつかさどるボンゾや、江戸から明治に時代が移った際のいわゆる「勝ち組」ともいえるヤマドリ公爵、そして、抜け目ないゴロー、お付きのスズキまで。しかし、誰も決して蝶々さんの敵ではなく、悪者でもないことがキャストひとりひとりの言葉から伝わってきます。
ヤマドリについて、まずは杉浦に話を聞きました。

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2017年10月 東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』より 神官役

――ヤマドリは、どのような役、人物でしょうか。

杉浦: ヤマドリは、ゴローの仲介で蝶々さんを嫁に迎えたいと思っている大金持ちです。
ヤマドリには少し前までたくさんの妻がいましたが、蝶々さんを迎えるためにその妻たちと離婚し、蝶々さんにだけ愛を誓うと話しています。
ヤマドリは蝶々さんのことを、他の女性とは別格の扱いをしてでも妻として迎えたいほどに魅力的で特別な女性だと思っているのです。

――ヤマドリも、蝶々さんには特別な想いを寄せていたのですね。彼女の境遇を哀れに思っていたところもあったのでしょうか。それでは、ヤマドリ役の登場シーンの聴かせどころについて教えてください。

杉浦: ヤマドリが登場するシーンは短いので、すべてが聴かせどころですが、蝶々さんにまったく相手をしてもらえず、ため息をついて「さようなら。けれど望みはまだ...(持ち続けます)」と言って去ろうとするあたりが一番かと思います。

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2022年4月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』より フランク役(写真左)

――杉浦さんの去り姿を想像すると、ヤマドリに同情してしまうお客様もいらっしゃるような気が…ヤマドリの登場シーン以外で、好きなところがありましたら教えてください。

杉浦: ヤマドリが去ってからの、蝶々さんとシャープレス2人のシーンが好きですね。
ピンカートンからの手紙をシャープレスが読み上げるのですが、蝶々さんのあまりの嬉しそうな態度にシャープレスは読み続けることを断念してしまいます。手紙の内容が絶縁状だったからです。そしてこのシーンの最後に、蝶々さんはピンカートンとの間にできた子どもをシャープレスに見せます。
ここでシャープレスが子どもの存在に気がつかなければ、オペラのクライマックスはまた違うものになるのではないかと思います。それほど重要で見応えのあるシーンだと思います。

――「むしろ、シャープレスに子どもを見せなければ…」とか、『蝶々夫人』は、感情移入がしやすいせいか、思わず「たら・れば」を想像してしまいますね。
さて、このオペラは、蝶々さんが15~18歳のときの物語で、もし「現代に生まれていたら」、天真爛漫に高校生活を謳歌していたかもしれませんね。そこで、杉浦さんはどのような高校時代を過ごされたでしょうか。


杉浦: 中学生時代に吹奏楽部でチューバを吹いていたので、高校は金管楽器ができるところを探し、オーケストラ部がある高校に入りました。そこでトロボーンを吹いていました。それがとても楽しくて、大変な部分もありましたが、トロンボーンのことばかり考えていたと思います。

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2022年7月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』より 第2の聖杯の騎士役(写真中央左)

――高校時代にトロンボーンで培われた音楽が、今の豊かなバリトンにつながっているように感じられました。最後に、本番に向けての意気込み、メッセージをお願いいたします。

杉浦: このプロダクションに出させていただくのは2回目でして、前回は神官を歌わせていただきました。別の役でまた出演させていただけることは本当に嬉しい限りです。ヤマドリは、登場シーンこそ少ないですが、とても重要な役だと把握しております。しっかりとヤマドリを演じられればと思います。

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2022年9月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年9月8日(木)18:30、9日(金)14:00*、10日(土)14:00、11日(日)14:00* 新国立劇場オペラパレス
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:栗山昌良/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
*…ヤマドリ 杉浦隆大 出演日

主催:公益財団法人東京二期会
共催:公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

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【新シーズン開幕!】2022年9月プッチーニ『蝶々夫人』~ゴロー役 大川信之インタビュー「個人的に、ゴローの“四小節のアリア”と呼んでいます」

東京二期会2022-2023シーズン開幕公演プッチーニ『蝶々夫人』キャスト・インタビュー第2弾は、ゴロー役の大川信之です。
『魔笛』『椿姫』『カルメン』『トゥーランドット』『メリー・ウィドー』『こうもり』など、数多くの東京二期会公演に出演してきた実力派テノール。作品に対する深い探究心で立体的な人物像を描き出し舞台に立つ姿勢は、指揮者、演出家、そして共演者からの信頼厚く、稽古場ではいつも「頼れる兄貴」的存在。数多のキャリアを重ねてきた大川ですが、実は今回『蝶々夫人』は初舞台!その本番に向けて話を聞きました。

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2014年9月 東京二期会オペラ劇場『イドメネオ』より アルバーチェ役(写真右)

――大川さん演じるゴローとは、どのような人物でしょうか。

大川: 職業でいうと結婚斡旋人(周旋屋)。 裕福な男性に女性を紹介するわけですが、その業務に伴い、様々な人とのネットワーク、コネクションを持ち、その中で結婚に限らず、様々な案件の仲介をして生計をたてている「よろず屋」の様な存在だったのではないかと個人的に想像しております。外交官や他国の軍人とも交渉できる知識や最新の情報に長じています。
人物像は、一言でいって、とにかくお金大好き人間。お金がたんまり稼げるなら、人がいやがるダーティーな仕事も率先してやれちゃう抜け目ないハイエナ、こうもり的な男。表と裏社会を自由に渡り泳ぎます。
そんな所がみんなには疎ましがられて軽蔑されるけど、困った事があると頼りにされる、誰からも一目置かれる存在…と私は思っております。

――周囲は「ゴローは悪い奴」と決めつけながら、利用したいときには利用する、という…今の話で、ゴローの存在のリアリティが見えてきました。
それでは、ゴロー役の見せどころ、聴かせどころを教えてください。


大川: ゴローが入ってくると、新しい情報や人物が登場するので、それまでの流れを断ち切るような音楽が流れます。
個人的に大事にしたい聴かせどころは、第2幕でヤマドリ、シャープレス含め3人で蝶々さんに、3年帰ってこないピンカートンは忘れて早く次の旦那に落ち着きなさいと諭すシーンで、「夫に見捨てられた妻は離縁されたのと同じだ」と嫌みをいう台詞です。中傷なのですが、ほんのりゴローの諦観といいますか人間味が香ってくるようです。プッチーニ先生が何とも表現しがたいコード進行の素敵な旋律をつけています。その前後の蝶々さんとの会話は胸の奥をくすぐられるような切ない音楽です。前述の台詞を個人的に“ゴローの四小節のアリア”と密かに呼んでます。

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2021年8月 東京二期会オペラ劇場『ルル』より 画家役(写真中央右)

――ゴローは、蝶々さんに対して嫌味を言いながら、自分に対しても言い聞かせていたのかもしれないですね。ゴローの生き方にも切なさを覚えました。 その他『蝶々夫人』で大川さんが好きなところはありますか。

大川: 今回蝶々夫人という作品に初めて関わらせて頂くので、全体的にまだ把握してない事が多すぎるのですが… 自分が属してる文化宗教人間関係も棄てた、または捨てられたのに、新しく属そうとしたものからも棄てられるという立場に置かれた蝶々さんの生き様、あるいは死に様を、共感、感動してもらえるように頑張ります。時代場所を問わず日本に限らず世界のどこでも起こり得たようなケースを素材にしてここまで深い作品に仕上げるプッチーニ先生は凄いですね!

――『蝶々夫人』は、蝶々さんが15~18歳のときの物語です。大川さんは、蝶々さんと同年代をどのように過ごしていたでしょうか。(蝶々さんのように)一途に取り組んでいたことなどもあれば教えてください。

大川: 自然の中で半野人(?)のような生活を楽しんでいました。土台を作れましたし、まさに青春を謳歌してたと思います。一途に、というのはなかったと思いますが…、ハモる事(コーラス)は大好きでしたね。

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2021年11月 東京二期会オペラ劇場『こうもり』より ブリント役(写真中央)

――最後に、本番に向けての意気込み、メッセージをお願いいたします。

大川: 今日現在、まだ本格的な立ち稽古は始まっていませんが、今持ってる作品理解、ゴローという役の理解が、演出家や指揮者の求めによって、変化したり気付かされたりしながら、自分にしか出来ないゴローを演ずるのを楽しみにしています。

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2022年9月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年9月8日(木)18:30*、9日(金)14:00、10日(土)14:00*、11日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:栗山昌良/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
*…ゴロー 大川信之 出演日

主催:公益財団法人東京二期会
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【新シーズン開幕!】2022年9月プッチーニ『蝶々夫人』~ピンカートン役 宮里直樹インタビュー「ピンカートンの感情が感情が音やフレーズに全て表れている」

東京二期会2022-2023シーズンは、9月8日(木)プッチーニ『蝶々夫人』から開幕!
今回も、インタビュー形式で本公演のキャストをご紹介してまいります。
初日と3日目のピンカートン役をつとめるテノール宮里直樹は、2017年の栗山昌良演出『蝶々夫人』に続いての出演です。若々しいだけでないノーブルな声で、確かな様式感をもった歌唱は、多くのファンと指揮者、オーケストラからの信頼厚いところ。「第九」演奏会やNHKニューイヤーオペラコンサートなど、数多くの出演を果たしています。
『蝶々夫人』の本番に向けて、話を聞きました。

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テノール 宮里直樹

――ピンカートンは、どのような役、人物でしょうか。

宮里: ピンカートンは一言で言うなら「最低な男」ですね。誠実さがなく、初めから蝶々さんを伴侶としてではなく「女」として遊びで結婚してしまう。人としては尊敬できる人物ではないですね。ただ傷付けるつもりではなかったので、良く言えば唯々自分の気持ちや欲求に素直な人物とも言えなくもないかなぁと。

――「最低の男」を演じるのも苦労があるかと思いますが、このピンカートン役の見せどころ、聴かせどころを教えてください。

宮里: ピンカートンは良くも悪くも自分の心の内を全て曝け出しているので、軽薄さだったり、優しさであったり怒りだったり、強引さであったり、その時その時の感情が音やフレーズに全て表れているので、オペラ全体的に彼の「人間性」を見て頂けたらと思います。

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2017年10月 東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』より ピンカートン役

――ピンカートン以外で、宮里さんが『蝶々夫人』で好きなところを教えてください。

宮里: 第2幕の最後の蝶々さんのアリアが個人的に一番好きですね。18歳で自分の幕を閉じる事を決意した蝶々さんの悲痛の叫びと息子への愛。管楽器が鳴り響く中で、優しい母の愛とも取れる優しいハープの音を聴くと涙が止まらなくなります。

――18歳で命を絶った蝶々さん。悲痛なシーンですね。蝶々さんも現代に生きていたら、ちょうど高校生の年齢で、持ち前の天真爛漫さで青春を謳歌していたかもしれませんね。宮里さんは、どのような高校時代を過ごしていたでしょうか。

宮里: 僕の高校時代は、高校3年の夏まではヴァイオリニストを志していたので、日々のヴァイオリンの練習、ピアノ、ソルフェージュ、加えて市民オーケストラに入っていたので音楽漬けの高校時代でしたね。その中で普通に恋愛も謳歌していたし、自分の好きな事をしていました。やりたい事を出来る、させて貰える事がどれだけ恵まれていた事かを最近よく考えさせられます。

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221年7月 東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』より フェントン役

――音楽の糧を存分に吸収していた時代だったのですね。最後に、お客様に向けてメッセージをお願いいたします。

宮里: 最高の歌手陣と、指揮のバッティストーニ、そして御年96歳になられる演出の栗山先生と作り上げる『蝶々夫人』。貴重な機会なので、楽しみながらしっかり気を引き締めて本番まで作って行きたいと思います。忘れられないような素敵な舞台になるよう頑張りますので、楽しみにしていてください。

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2022年9月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年9月8日(木)18:30*、9日(金)14:00、10日(土)14:00*、11日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:栗山昌良/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
*…ピンカートン 宮里直樹 出演日

主催:公益財団法人東京二期会
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7/13(水)開幕! ワーグナー『パルジファル』~公演当日のご案内

いよいよ明日7月13日(水)から17日(日)まで、〈二期会創立70周年記念〉東京二期会オペラ劇場 R.ワーグナー作曲『パルジファル』を東京文化会館 大ホールにて上演いたします。(15日(金)の休演日を除く4回公演)

今回のプロダクションは、フランス国立ラン歌劇場との共同制作で、2020年1月にストラスブールでのプレミエが大絶賛された、宮本亞門の演出によるもの。いよいよ東京に凱旋します!
タイトルロールには、2012年の公演に続いて大役を果たす福井 敬と、ベルリンに学んだ若きヘルデン・テノール伊藤達人。魔女クンドリには、田崎尚美と橋爪ゆか。アムフォルタスに黒田 博と清水勇磨。記念公演にふさわしいベテランと若手の競演です。
そして、セバスティアン・ヴァイグレ指揮&読売日本交響楽団の黄金コンビという最高の布陣でお贈りします。
どうぞご期待ください!

尚、このたびの公演は新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。 ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【7/12(火)17:00掲載】
フランス国立ラン歌劇場との共同制作
二期会創立70周年記念公演《東京二期会オペラ劇場》 2022年7月公演
リヒャルト・ワーグナー作曲 『パルジファル』 オペラ全3幕
<日本語および英語字幕付き原語(ドイツ語)上演>
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
7月13日
(水)
7月14日
(木)
7月16日
(土)
7月17日
(日)
当日券
S A B C 学
S A B C 学
S A B 学
S A B 学
当日券販売
/窓口受付
15:30~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
13:00
13:00
開演
17:00
14:00
14:00
14:00
第1幕
約90分
休憩 25分
18:30~18:55
15:30~15:55
15:30~15:55
15:30~15:55
第2幕
約60分
休憩 25分
19:55~20:20
16:55~17:20
16:55~17:20
16:55~17:20
第3幕
約70分
終演予定
21:30
18:30
18:30
18:30
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口改札から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩7分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
…7月13日(水)の初日公演では、開演前16:30、16:40、16:50にホールロビーにてファンファーレの演奏がございます。
>>7/13(水)『パルジファル』初日公演において開演前のファンファーレを演奏します|ニュース - 東京二期会

◆上記、当日券は7/12(火)17:00現在での発売予定です。当日の販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆新型コロナウイルス感染対策の開催ガイドラインに従って開催いたします。ホール客席は歌唱を伴うステージとお客様との十分な距離を確保するため、1階席の1~2列目は販売致しません。それにより最前列が3列目となりますが、以降の座席は前後左右の間隔を空けない通常配席での販売となります。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場


●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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7月公演 ワーグナー『パルジファル』~アムフォルタス役 黒田 博インタビュー「生き地獄を彷徨うようなアムフォルタスを演じるのは、快感(!?)」

開幕まであと5日! 二期会創立70周年記念公演、ワーグナー『パルジファル』キャスト・インタビューもいよいよ今回が最終回となります。
最後を飾るのは、アムフォルタス役のバリトン黒田 博。颯爽とした舞台姿に、力強い歌声と繊細な表現力をもって、国内第一線の活躍を続けてきた、日本を代表する屈指のバリトンのひとりです。
東京二期会のワーグナー公演においても、創立50周年記念公演『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ハンス・ザックス、60周年記念『パルジファル』アムフォルタスと最重要の舞台で主役を担ってきました。近年も、『魔笛』パパゲーノ、『セビリアの理髪師』バルトロなど軽妙さをもった役から、『トスカ』スカルピア、『ファルスタッフ』題名役などイタリアオペラ、そして『フィデリオ』フェルナンドなどドイツオペラと縦横無尽の活躍を続けています。
そして、今回10年ぶりとなるアムフォルタス。公演に向けて話を聞きました。

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2012年9月 二期会創立60周年記念 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』より アムフォルタス役

――創立60周年記念公演に続いてのアムフォルタス役ですが、どのような人物でしょうか

黒田: とても難しいですけれども、とてもやりがいのある役です。精神的にも身体的にも傷を負って、贖われることのない罪を一生背負い続けています。アムフォルタスにとって、おそらく唯一の安らぎを見出す方法は「死」のみ。ですが、彼は、王として、自らの死が、他の人々の悩み、苦しみとなることを知っているので、「生き続けなければいけない」。そのように、生き地獄をずっと彷徨い続けているのがアムフォルタスです。

――稽古とはいえ、何度も演じ続けるのも苦しいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

黒田: アムフォルタスの、そうした内面のねじれた感情を、ワーグナーはそのまま音楽で描き切っているのですね。それを歌っていると、本当に、この身がよじれる思いがいたします。
苦しいんですけれど、しかし、ワーグナーの音楽に身を置く、または身を委ねることに、ある種の快感を覚えます。表現者として、ストレートな感情ではなく、心の奥底からえぐられるような、聖と俗とにねじられるような想いを歌うというのは、やはり面白いと思いますし、バリトンという声種ならではの役とも思いますね。

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2015年7月 東京二期会オペラ劇場『魔笛』より パパゲーノ役

――昨年の7月はヴェルディ最後の作品『ファルスタッフ』に題名役で出演しました。ヴェルディ、ワーグナーという2大巨頭の最後の作品に携わってみて、どのように感じられたでしょうか。

黒田: すべての作曲家の最後の作品がいいものとなるかどうかは、また違うと思いますが、このヴェルディ、ワーグナーにとっては、最終到達点というか、すばらしいものに違いありません。
昨年のロラン・ペリーさん演出の『ファルスタッフ』では、ファルスタッフは、ただの飲んだくれの太っちょのジジイというだけではなく、若い時分はもっとイカしていたであろう男が、人生でいろんな経験をして、最後に「人間なんてしょせんこんなもんじゃんか」と笑い飛ばしている。
ファルスタッフは悪人として懲らしめられるのですが、全然悪人ではなくて、むしろとても人間らしいのです。僕からしたら、ファルスタッフのような人間が一番「まとも」に見えます。いったい、彼のどこが悪いの?
ヴェルディには初期や中期にもたくさんの素晴らしい作品がもちろんありますが、『ファルスタッフ』は、『オテロ』とともに、音楽的にも緻密に構築されたヴェルディの最高傑作ではないかと思えます。

一方、ワーグナー自身が様々な音楽手法を採用し、また発明してしてきた中で、最終的に到達した境地が、この『パルジファル』という作品だったのではないか、と思えます。
この作品の音楽のことを、僕は、言葉では言いあらわせないのですが……なんと言おうか、すべての要素が集約された構築物に圧倒される感じがいたします。音楽を聴いただけで、聖や俗といったものの価値観、概念がわからなくなるという世界に連れて行ってくれる感じがいたします。

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2016年7月 東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』より フィガロ役

――今の話を聞いて、両極端ともいえるキャラクターのファルスタッフとアムフォルタスですが、同時に、それぞれがまた極めて人間的なのですね。

黒田: そうですね。本当にそう思います。

――ファンの方には、ぜひ黒田博演じる「人間アムフォルタス」にご期待いただきたいと思います。それでは、宮本亞門さんの演出の魅力についても教えてください。

黒田: ひとつの作品を、実にいろいろな角度から見ていらっしゃるな、といつも思っています。
3次元といえばいいのか、4次元なのか、すごく立体的でダイナミック。音楽とリンクした動きのある舞台が魅力ですが、その音楽も、おそらく亞門さんならではの「聴き方」があるように思います。ここの音楽はふつうならこういうふうに、というものがあったとしても、僕らが感じている感覚とは違う「角度」で使われる感じがしますね。
これまでの稽古でも、亞門さんのアイデアには、本当に腰を抜かすような、驚くことがあるのです。そして、稽古を重ねていくと、そこで本当に胸が締め付けられるくらいの想いにさせられたりするのです。
ワーグナーは、音楽のモチーフがだいたい決まっているように思っているではないですか。亞門さんの場合だと、それがどのようにくるのか、というのは楽しみにしています。

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2021年7月 東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』より ファルスタッフ役

――最後に、ファンのみなさまにメッセージを。

黒田: 演奏だけで4時間にもなるオペラですが、お客様にとっても、観るのも聴くのも「一日仕事」ですよね。この作品を一日かけてご鑑賞いただいて、家に帰られて、さらにずっと何日もかけて(余韻を)お楽しみいただけるかな、と楽しみにしています。
とにかく、ワーグナーの音楽は「まとも」じゃないですよ!2012年に続いて、今回も読売日本交響楽団さんとワーグナーでご一緒できるというのも楽しみですので、皆様にもご期待いただきたいです。

*     *     *


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2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00*、14日(木)14:00、16日(土)14:00*、17日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…アムフォルタス 黒田 博 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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7月公演 ワーグナー『パルジファル』~クリングゾル役 門間信樹インタビュー「人間じゃない存在なのに一番人間的」

二期会創立70周年記念公演、ワーグナー『パルジファル』キャスト・インタビュー。今回は、自身初ワーグナーにしてクリングゾル役に挑戦する門間信樹です。
端正な舞台姿と繊細な表現力を持ち、複雑な心理描写にも長けるバリトン。2012年二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』ラミーロで二期会デビュー。翌年『ホフマン物語』に出演後、長くニューヨークに活動の拠点を置き、2021年『サムソンとデリラ』で久しぶりに二期会オペラに戻ってきてくれました。
そして、今回のクリングゾル。本番に向けて話を聞きました。

――クリングゾルはどのような人物、役柄でしょうか?

門間: 今回が初役です。クリングゾルは、聖杯騎士団から破門されてしまったことで、ただ彼らに復讐がしたい。それだけを原動力として生きている人間、というか、魔法使いです。アムフォルタスから聖槍を奪いますが、でも、聖杯までも奪いたいとか、騎士団にもう一度入りたいとか、ではなくて、ただただ、聖杯騎士を官能的な欲望で惑わし、陥れ、復讐をし続けるという。このオペラの「悪役」です。自分は、あんまり悪役やらないんですけど(笑)
今回の舞台でも、セクハラ、パワハラ上司のような、乱暴な性格を持った人物として描かれているように思います。自分は穏やかな生活を送りたいと思っているのですが(笑)
でも、自分とは違うキャラクターだけに、演じるのが楽しいと思えるのかもしれません。楽しみたいと思います!

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2012年5月 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』より ラミーロ役(右から2番目)

――これまでになかったクリングゾルが生まれそうですね。それでは、クリングゾル役の見どころ、聴きどころを教えてください。

門間: ワーグナーの音楽って、全篇にわたって絶対的なカッコよさがあると思っています!だから、聴きどころは?と聞かれると難しいのですけれど・・・・・・。
『パルジファル』は「苦悩」が大きなテーマのひとつといえますが、クリングゾルもまた苦悩しているのだと思います。屈折したものを抱え込んでいます。
最後のシーンで、クリングゾルはパルジファルにむかって槍を投げつけるのですが、槍はパルジファルに奪われ、彼を殺すことはできなかった。クリングゾルは失敗してしまうんですけれども、その瞬間、D-dur(ニ長調)の和音がパーッと高らかに鳴るんです。・・・これは、あくまで個人的な解釈なんですけれど、自分(クリングゾル)もパルジファルに救済されたのかな、って思うんですよね。ずっと復讐を胸にして、屈折して、苦悩をもって…この人生がずっと続いていくのかな、という存在の仕方でいると、パルジファルに救済されたかのような音楽に思えるんです。クリングゾルも、パルジファルが解放してくれたのかな・・・・・・聴きどころの答えになっているかどうか、わかりませんが。

クリングゾルって、バーン!と怒った後に、すぐ「ハハ!」と笑ってごまかしてみたり、そうした細かい描写に至るまで、「魔法使い」ということで人間じゃない存在として描かれているにもかかわらず、自分は、一番人間的に感じています。

――悪役というところから話が始まりましたけど、結局は「人間」なんじゃないかと。

門間: そうそう。人間が、他人に隠したいところを全部内面に同居させたキャラクターが、クリングゾルなんじゃないかな、と思うことがありますね。

――門間さんらしい、繊細な役作りの一端を話していただけたように思います。そんな門間さんは今年が二期会デビュー10周年。『スペイン時間』で出演したときの自身を思い出すと?

門間: 『懐かしいですね。10年ですか。恐ろしいですね(笑)
あの頃は、自分が精いっぱい、学ぶことが精いっぱいで、学んだことを稽古場で、そして舞台上で「どう出すか」ということに一生懸命でした。今は、むしろ、いろいろな方からいろいろなことを「吸収したい」という想いが強いですね。二期会ニューウェーブ・オペラ劇場は、若い同世代が集まって創り上げる現場だったので、刺激的でありましたが、今回のような東京二期会オペラ劇場の現場は、第一線の方からいろいろな歌手の方がいらっしゃるので、やはり、そうした人から「吸収」したいという想いになりますね。

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2021年1月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』より ダゴンの大司祭役

――ニューヨークに活動拠点を移して、コロナ禍前までは長く日本とニューヨークをまたぐ活躍をしてきました。ニューヨークの音楽的な魅力を教えてください。

門間: オペラがすぐ聴ける街なんですよ!自分はメトロポリタン歌劇場のある沿線に住んでいたので、稽古が終わったら今夜は『トゥーランドット』観に行けるな、といって電車に乗って当日券を買ったり。タイムズスクエアにはオペラの広告や情報で溢れていて、オペラが街に溶け込んでいる印象がありました。
若い人たちのグループで、安い席でも、イブニングドレスを着て、大人の仲間入りのように観に来ていたり、オペラを観に行くというのが、人それぞれの生活の一部になっている街。 クラシック音楽を聴くことが、自分を高めるひとつのステータスで、知性のあらわれというイメージもありますね。誰もが、自分のアップルミュージックに、好きなクラシック音楽がひとつやふたつ入っているというような。

――そのようなシーン、日本でも実現できるようにしたいですね!最後に『パルジファル』本番に向けて意気込みを。

門間: 大好きなワーグナーに初めて出演することになり、譜読みもじっくりやりました。とにかく音楽が絶対的にかっこいいんです!だから、かっこいいクリングゾルを歌いたい。クリングゾルは暴力的で、嫌な奴ではあるんですけど、観ている方が、何かしら、彼の「悪」に共感していただき、心の奥の部分で通じあえるようなクリングゾルを演じ、歌えたらと思っています。

*     *     *


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2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00*、14日(木)14:00、16日(土)14:00*、17日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…クリングゾル 門間信樹 出演日

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二期会チケットセンター 03-3796-1831
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NIKIKAI Days@Blue Rose 2022(二期会デイズ)~第1日、第3日は、二期会の過去から現在、未来へと続くコンサート

NIKIKAI Days@Blue Rose 2022(二期会デイズ)の「東京二期会物語」は第1日と第3日に開催します。

コンサートは、セリフ劇、インタビュー、歌唱ありのストーリー仕立てで進んでいきます。第1日、第3日のどちらかだけでも楽しめるコンサートになっていますが、両日ご覧になれば、より一層「二期会」を知ることができます。
日本のオペラ界を牽引してきた「二期会」の創立から今に至るまでのストーリー、「東京二期会物語」の詳しい内容をご紹介します。

◆「二期会」が誕生するきっかけは温泉旅館での会話から
1952年、オペラ歌手として当時第一線で活躍していた若き声楽家、中山悌一、柴田睦陸、川崎靜子、三宅春惠の4名は30代前半で声楽界の四天王と呼ばれていました。その中の柴田と中山が演奏旅行で訪れたとある温泉旅館で、風呂上がりの一杯を楽しみながら話していたときの「我々で、新しいオペラ団体を作らないか?」の一言がきっかけとなり、「二期会」が誕生しました。
この誕生秘話のセリフ劇を、三宅春惠役 種谷典子、川崎靜子役 成田伊美、柴田睦陸役 山本耕平、中山悌一役 加耒徹が演じ、また他のシーンでも登場して歌も披露します。

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リハーサルの様子から  大倉由紀枝(左)、種谷典子



◆ストーリーの流れに沿ったセリフ劇、インタビュー、歌唱が楽しめる
第1日、第3日とも二期会を創設した4名の出会いとオペラ団体を作るまでを再現するセリフ劇でスタート。その後、高田正人のナビゲートでストーリーは動き出し、70年の中で転機となったシーンをセリフ劇で再現。オペラの名曲の数々の間に、4人の芝居シーンが挿まれます。背景には荒井雄貴氏によるステージ背面への映像投影があり、ストーリーを盛り上げていきます。

第1日は、創設者4名を知る二期会の名歌手たちに、創設当時の出来事や4名のことをインタビュー形式で語り、思い出に浸りながら歌う姿は感動を呼ぶでしょう。
次に、第3日は、若手歌手たちが二期会の歴史を未来へと繋げる形で、現在の二期会の在り方や未来へ向けて、進化し続けるためのメッセージをオペラ曲に託して歌います。

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リハーサルの様子から
左から 山田武彦(ピアノ)、福井 敬、大倉由紀枝、全 詠玉、大島幾雄



◆選曲は過去・現在・未来へと時代を繋ぐ歌の架け橋
第1日の「青碧(せいへき)の時代」の曲目は、産声を上げたばかりの二期会の夢や志に相応しい記念すべき第1回公演『ラ・ボエーム』から四重唱を福井敬、大島幾雄、大倉由紀枝、全詠玉の歌唱から始まります。次に第2回公演『オテロ』の二重唱を成田勝美、大島幾雄の歌唱が続き、さらに二期会上演回数や日本初演などのオペラの名曲を、佐々木典子、成田勝美らを含め、他では見られない夢の共演が実現しました。
第3日の「天色(あまいろ)の時代」は、「二期会にゆかりのある演目コーナー」「新旧日本語コーナー」「人生いろいろコーナー」「歌曲のコーナー」「未来へコーナー」の5項目に分けて曲目を選定。
坂井田真実子、嘉目真木子、彌勒忠史、樋口達哉、宮本益光、三戸大久とゲストに伊原直子さんを迎えてオペラの名曲を歌います。

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リハーサルの様子から 大島幾雄(左)、成田勝美



◆高田正人からのメッセージ
「二期会」が70周年を迎えます。
全てが灰となった第二次大戦からたったの7年で、新しいオペラ団体を立ち上げたそのエネルギーと志は、現在の二期会にも大きな血脈となって受け継がれているのだと思います。
現在では当時のことを知る人は少なくなりましたが、大先輩方への取材や、当時の資料などから、その当時の空気を再現し、二期会のイズムを、名歌手、名曲たちとお送りするコンサートを作りました。
二期会をいつも支えてくださっているお客様はもちろん、二期会の若い歌手や、二期会を知らない人にも是非見て頂きたいコンサートになったと思いますので、是非お運びください!

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ナビゲーターの高田正人(手前左)と、創立メンバー役の4人
前列左から 柴田睦陸役 山本耕平、中山悌一役 加耒 徹、
三宅春惠役 種谷典子、川崎靜子役 成田伊美



days2022_1_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2022
「東京二期会物語」

構成・台本・ナビゲーター:高田正人/アドヴァイザー:高 丈二

●第1日《青碧(せいへき)の時代》
日時:2022年6月24日(金) 19:00開演(18:30開場)
出演:
   三宅春惠役:種谷典子(ソプラノ)
   川崎靜子役:成田伊美(メゾソプラノ)
   柴田睦陸役:山本耕平(テノール)
   中山悌一役:加耒 徹(バリトン)
   (ソプラノ)大倉由紀枝、佐々木典子、全 詠玉
   (テノール)成田勝美、福井 敬
   (バリトン)大島幾雄
   (ピアノ)山田武彦

●第3日《天色(あまいろ)の時代》
日時:2022年6月26日(日) 14:00開演(13:30開場)
出演:
   ゲスト:伊原直子
   三宅春惠役:種谷典子(ソプラノ)
   川崎靜子役:成田伊美(メゾソプラノ)
   柴田睦陸役:山本耕平(テノール)
   中山悌一役:加耒 徹(バリトン)
   (ソプラノ)坂井田真実子、嘉目真木子
   (カウンターテナー)彌勒忠史
   (テノール)樋口達哉
   (バリトン)宮本益光
   (バスバリトン)三戸大久
   (ピアノ)山岸茂人
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール) 【アクセス
  ・地下鉄南北線「六本木一丁目駅」3番出口 改札より徒歩約5分
  ・地下鉄銀座線「溜池山王駅」13番出口 改札より徒歩約7分

料金:《各1回券》全席指定 プレミアム席〈完売〉、普通席5,000円(税込)
    二期会オペラ愛好会会員割引あり

※やむを得ぬ事情により出演者・内容が一部変更になる場合がございます。

▼演奏予定曲等、公演詳細ページはこちら
NIKIKAI Days@Blue Rose 2022 - 主催・制作コンサート - 二期会21

●ご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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7月公演 ワーグナー『パルジファル』~グルネマンツ役 山下浩司インタビュー「ワーグナーの‘生音’に触れてください!」

二期会創立70周年記念公演、ワーグナー『パルジファル』キャスト・インタビュー。今回はグルネマンツ役の山下浩司です。その、知的で、かつあたたかみのある低声に魅了される方も多いのではないでしょうか?
『魔笛』パパゲーノ、『フィガロの結婚』タイトルロールなどでモーツァルト歌手として高く評価されている中、2012年二期会創立60周年記念公演でグルネマンツを担い、貫禄ある歌唱で新境地を拓きました。その後さらにニューヨークで研鑽を積み、帰国後にはシューベルト「美しき水車小屋の娘」の全曲演奏で深化をみせていた山下。10年ぶりのグルネマンツとは、「感動の再会」であったようです。本番に向けて話を聞きました。

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2011年4月 東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』より フィガロ役

――『魔笛』パパゲーノ、『フィガロの結婚』フィガロなどを演じてきて、10年前東京二期会『パルジファル』公演にグルネマンツ役で出演しました。その時のエピソードを教えてください。

山下: バッハ、モーツァルト、ワーグナー、この3人の作曲家は神懸かっていると常々思っています。
彼らの音楽を演奏する際は、作品に畏敬の念を持ち、自我を抑え、その神懸かった音楽に身を委ねることを心がけています。
そういった意味では受難曲のイエス、フィガロやパパゲーノとグルネマンツは変わりありません。ただしグルネマンツの台詞の量は圧倒的に多い。私が知っているバリトン、バス系の役ではダントツだと思います。
2012年はワーグナーを敬愛し、熟知されている飯守先生の棒の下、現在でも世界で上演されているグート演出の舞台に立てたのは幸運でした。
オーディションは大きな台風の日だったことを思い出します。その時は課題曲を準備するだけで必死でしたが、役をいただき、譜面を細部まで読み進めていくうちに震えるような感動が押し寄せてきました。ワーグナーの魅力に取り憑かれた瞬間でもありました。
今回10年ぶりに楽譜を開くと(すっかり音符を忘れていたということもありますが...)同じ感動の波が襲ってきて、「あ~~~~~!やっぱり凄い曲!」と1人で騒ぎながら再勉強しました。

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2012年9月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』(C.グート演出)より グルネマンツ役

――グルネマンツはどのような人物でしょうか。

山下: 一言で言うと変に真面目で、信仰心の厚い中間管理職でしょうか。誰かに一言尋ねられると、空気も読まず、サイドストーリーも含め長々と丁寧に説明する、そして愚痴も多い(笑)。きっと幼少期から信仰についての教育を徹底的に叩き込まれ、成功や失敗を重ね、それらを後進に伝えていくことへの義務感が強い。自然や人間への愛情も深い人だと思います。

――なんだか、日本人にも好まれそうな人物ですね。それでは、歌う分量が多いグルネマンツの見どころ、聴きどころを教えてください!

山下: その質問は困りますね…グルネマンツの、というよりも、『パルジファル』は見どころ、聴きどころが最初の1音から最後の和音まで、じわりじわりと4時間以上続くのです。

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2016年11月 東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』より 音楽教師役(左端)

――なるほど!一度耳にしたら離れることのできない、魅力というよりも魔力に近いワーグナーの音楽ですね。でも、あまりにも壮大で奥深いワーグナーの世界ですが、初めてワーグナー作品に触れたいと思われている方に、親しみやすくなるために何かアドバイスをいただけるでしょうか。

山下: 『ローエングリン』の「結婚行進曲」や『ワルキュー』の「ワルキューレの騎行」、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の第1幕への前奏曲など、誰でも一度は聴いたことがあり、すでに親しまれているように思いますが、これらを劇場で生音で聴いたら「ハマる」人は増えるでしょうね。『パルジファル』ではそれらに匹敵する前奏曲、1幕舞台転換の音楽や、2幕花の乙女たちの重唱、3幕聖金曜日の音楽があります。これらをセヴァスティアン・ヴァイグレさん指揮の読売日本交響楽団で聴ける。それだけでもワクワクするのに、演出は宮本亞門さん。もう堪らないです!まずは一度、生で音の「うねり」を体感していただけたら、沼への第一歩になるのではないでしょうか。逆に2度と沼に近づかない人も出るかも知れませんが……。

――最後に、本公演に向けまして、ファンの皆様にメッセージをお願いいたします。

山下: 何しろ「生音!」です。劇場にお運びくださる皆様、演者、スタッフと共に、このオペラの最後の和音を聴きたいです。また、グルネマンツは2幕以外ほとんど舞台上にいるので、応援していただけたら嬉しいです。

*     *     *


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2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00、14日(木)14:00*、16日(土)14:00、17日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…グルネマンツ 山下浩司 出演日

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二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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NIKIKAI Days@Blue Rose 2022(二期会デイズ) 第2日は「オペラ研修所」で一緒に学び、時を刻んだ同期が集結!~予定プログラム詳細

NIKIKAI Days@Blue Rose 2022の第2日「名作オペラの重唱で綴る愛のかたち」は、文化庁の委託により1976年から22年間、二期会に設置されていた「オペラ研修所」の最後となる第11期生がこの機に集まり、「歌う」ことのすばらしさを分かち合い、「歌う」ことができる“感謝の気持ち”を込めて声を合わせて共に歌います。

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公演に向け、全員揃って
(左から)針生美智子、山本佳代、森 朱美、手嶋眞佐子、小貫岩夫、甲斐栄次郎、安藤常光
(手前)山口佳代



このたび、予定プログラム詳細が決定いたしましたので、ご案内いたします。
国内外それぞれの場で活躍を続ける、オペラ研修所第11期生の今の歌声をどうぞお聴きください。
尚、チケットは既に予定販売数に達したため、発売を終了いたしております。あらかじめご了承ください。

days2022_2_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2022 第2日
「名作オペラの重唱で綴る愛のかたち」 ~時を超え 今 声を合わせ~

日時:2022年6月25日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール) 【アクセス
  ・地下鉄南北線「六本木一丁目駅」3番出口 改札より徒歩約5分
  ・地下鉄銀座線「溜池山王駅」13番出口 改札より徒歩約7分
出演:
   (ソプラノ)針生美智子、森 朱美、山本佳代
   (メゾソプラノ)手嶋眞佐子
   (テノール)小貫岩夫
   (バリトン)安藤常光、甲斐栄次郎
   (ピアノ)山口佳代

〈予定プログラム〉
<第1部>
・ヴィヴァルディ 「グローリア」より 「我ら御身を讃え」(ソプラノ二重唱) 針生、森
・モーツァルト 歌劇『皇帝ティートの慈悲』第1幕より
   二重唱「許してください、これまでの愛に免じて」(セルヴィーリア、アンニオ) 森、手嶋
・ビゼー 歌劇『真珠採り』第1幕より
   二重唱「神殿の奥深く」(ナディール、ズルガ) 小貫、安藤
・ヴェルディ 歌劇『椿姫』第2幕より
   シェーナと二重唱「ヴァレリー嬢ですか?」
     ~「天使のように清らかな娘が」(ヴィオレッタ、ジェルモン) 針生、甲斐
・プッチーニ 歌劇『蝶々夫人』より
   花の二重唱「あの桜の枝をゆすって」(蝶々夫人、スズキ)山本、手嶋
<第2部>
・ヴェルディ 歌劇『ファルスタッフ』第1幕第2部より
   「アリーチェ メグ ナンネッタ」(アリーチェ、ナンネッタ、メグ、クイックリー) 針生、山本、森、手嶋
・ドニゼッティ 歌劇『ラ・ファヴォリータ』(イタリア語版)第4幕より
   フィナーレ「我が姉上よ!…」
     ~「神のように慈悲深いあなた」(レオノーラ、フェルナンド) 手嶋、小貫
・ヴェルディ 歌劇『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
   シェーナと二重唱「あなたはアメーリア・グリマルディなのか?」
     ~「孤児の私は貧しい女の家で育ちました」(アメーリア、シモン) 山本、安藤
・マスネ 歌劇『マノン』第3幕第2場より
   二重唱「あなたでしたか!~そうよ、私よ!」(マノン、デ・グリュー) 森、小貫

※やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございます。

▼公演情報ページはこちら
NIKIKAI Days@Blue Rose 2022 - 主催・制作コンサート - 二期会21

《チケットはおかげさまで予定販売数に達したため、発売を終了いたしました》

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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7月公演 ワーグナー『パルジファル』~グルネマンツ役 加藤宏隆インタビュー「グルネマンツはこのオペラの語り部。気持ちを注いで、正確に、歌いたい」

二期会創立70周年記念公演、ワーグナー『パルジファル』キャスト・インタビュー。今回はグルネマンツ役の加藤宏隆です。
2014年『ドン・カルロ』の宗教裁判長で二期会デビューを飾り、その後も『魔弾の射手』カスパール、『後宮からの逃走』オスミンなど重厚な役を担いきってきたバス・バリトンのホープ。そのシュアな歌唱力で、バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演など宗教曲のソリストとしても高い評価を受け続けています。

グルネマンツは、この物語のいわば「語り部」。聖杯騎士の中でも長いキャリアを持ったリーダー的な存在です。それだけに歌唱部分も多くて長く、グルネマンツが長セリフを決めてくれなければ、ドラマ自体に影響が出てしまうほど。加藤にとっても、大きな挑戦となる舞台です。本番に向けて話を聞きました。

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2014年2月 東京二期会オペラ劇場『ドン・カルロ』より 宗教裁判長役(左/撮影:三枝近志)

――グルネマンツはどのような人物でしょうか。

加藤: 常識の枠を決して離れることのない、一般的な意味での非常に立派な人だと思います。常に自分が属するコミュニティの行く末を心配している、いわば模範的な常識人。しかしそれ故、少々頑固な所もあり、部外者には冷たい時もあり、人間的な面白みのある人かと言われるとそうでは無いような気がします。そういった意味では残念ながらグルネマンツは世界を変えるヒーロー、救世主のような存在にはならない人です。なぜならそのような人たちは歴史上、常に常識の枠の外にいるからです。ただグルネマンツのような人物は、どのコミュニティにおいても必要とされる人物だと思っています。コミュニティの変遷をとてもよく知る頼りになる人。誤解を恐れずに言うと、頼まれてもいないのに地域のために何かしてくれようとする世話役のような人物だと思います。

――グルネマンツの見どころ、聴きどころを教えてください。

加藤: この長大な作品、グルネマンツは2幕以外ほぼ舞台上に居るので、まずは私のスタミナが最後まで持つかどうかに注目してください(笑)!!
全体的には語り部的な性質上、言葉の発音をとくに重視したいと思っています。1幕でグルネマンツが長々とこれまでのモンサルヴァートの変遷を語るくだり。ここは一言でも欠けたら、オペラ全体を構成する内容理解を妨げる結果となってしまいます。気持ちを注いで正確に歌いたいと思っています。ワーグナーは、明瞭な歌詞の発音による明確な言語表現を歌手に求めていたと言われています。今回私はこれを重要なキーワードに定めてグルネマンツを作りあげたいと思っていますので、その辺り注目していただけると嬉しいです。

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2018年11月 東京二期会オペラ劇場『後宮からの逃走』より オスミン役(中央/撮影:三枝近志)

――加藤さんは、声種柄、実際の年齢より年配の役をされることが多いと思いますが、そのために「役作り」として難しさを感じられたことはありますか?またどのようなアプローチをしていますか。

加藤: 自分が経験したことがない人物を演じるにあたり、いかにそれらしく見せるのかは難しいです。私は留学中、演じるキャラクターが今まさに感じている感情や、その場の空気感、匂いや触感、痛みなど、とにかく全感覚をリアルにイメージし、それを体の動きに移していくという方法で演技を学びました。自分のこれまでの人生の経験からそれらの感覚を引っ張り出してくるのですが、自分が体験したことがないものに関しては、それに似た感覚を探してくるわけです。例えば、腰の曲がったおじいさんを演じるのであれば、自分が腰痛で苦しんだ時の感覚を思い出して演技に活かしたり、加齢により耳が遠くなった人を演じるのであれば、大音量の音楽が流れている中で会話したときの事を思い出しながら演技するとか、そんな感じで作っていきます。もちろんオペラですので、舞台での見え方や、声を飛ばすのに最適な角度なども意識しながら身体の姿勢を決めていきます。今でもそのような形で役作りをしています。
ただし、声に関しては、わざと年寄りっぽい声を出したりとか、そういうことは一切しません。正しいフォームで、自分のナチュラルな声を出すことが最優先です。声のカラーやトーンで表現を深めることはもちろんしますが、いわゆる“作り声“で歌っては絶対にダメだと思っています。それをやってしまうと、音程も悪くなるし、声もとたんに飛ばなくなるし、声の寿命を縮めることにもつながります。自分の声が役柄よりも若く聞こえてしまっても、それは素直に諦めて役柄と自分の実年齢が合ってくるのを気長に待つべきだと思っています。

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2018年7月 東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』より カスパール役(撮影:三枝近志)

――最後に、本公演に向けまして、ファンの皆様にメッセージをお願いいたします。

加藤: 今回のパルジファルが私にとって初のワーグナーとなります。ワーグナー経験豊富な皆様に囲まれての稽古はとても楽しみです。ぜひご来場いただけましたら幸いです。

*     *     *


▼『パルジファル』公演情報ページはこちら
2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00*、14日(木)14:00、16日(土)14:00*、17日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…グルネマンツ 加藤宏隆 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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開催迫る! 待望の「樋口達哉のオペラ『道化師』」

待ちに待った「樋口達哉のオペラ『道化師』」が、6月1日(水)18時から紀尾井ホールにて開催されます。
樋口の30年来の思い、さらにコロナ感染拡大のため、2度の延期を乗り越えて『道化師』が今、幕を開けます。

第一部にデザイナーのコシノジュンコさん、タレントの山田邦子さん、コンサート・ソムリエの朝岡聡さん、演出家の岩田達宗さんによる「スペシャル・トーク」では、『道化師』にまつわる話など、4人のトークをお楽しみいただきます。その後にご覧いただくオペラ『道化師』の芝居と現実の狭間の物語は、上演時間80分の短いオペラとは思えないほど夢中にさせ、迫力ある演技と歌唱に魅せられるでしょう。

5月27日現在、チケットはおかげさまで予定販売数に達したため発売を終了しております。尚、2020年10月と2022年1月のチケットお持ちのお客様はお振替なくご入場いただけますので、チケットをお忘れなくお持ちください。ご来場をお待ちしております。

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カニオを演じる樋口達哉

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白熱した稽古の後に、開催に向けての意気込みを全員で表現しました

■■■ 公演情報 ■■■
「樋口達哉のオペラ」
オペラ 道化師/R.Leoncavallo

日時:2022年6月1日(水) 18:00開演(17:30開場)
会場:紀尾井ホール 【アクセス
  ・JR線「四ツ谷駅」麹町口より 徒歩約6分
  ・地下鉄丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」1番出口(赤坂口)より 徒歩約7分
料金:全席指定 【予定販売数終了】
   SS席12,000円、S席10,000円、A席6,000円、学生席3,000円 (税込)

〈プログラム・出演〉
<第1部> スペシャル・トーク
コシノジュンコ(デザイナー)、山田邦子(タレント)、
朝岡 聡(コンサート・ソムリエ)、岩田達宗(演出家)

<第2部> R.レオンカヴァッロ作曲 オペラ『道化師』全2幕(19:00頃開始予定)
カニオ 樋口達哉(テノール)
ネッダ 佐藤美枝子(ソプラノ)
トニオ 豊嶋祐壹(バリトン)
シルヴィオ 成田博之(バリトン)
ペッペ 高田正人(テノール)
指揮:佐藤正浩
演出:岩田達宗
管弦楽:ザ・オペラバンド・アンサンブル
合唱:ザ・オペラバンド・シンガーズ

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ちらし(PDF)ダウンロード


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「樋口達哉のオペラ」オペラ 道化師/R.Leoncavallo - 主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ 《予定販売数終了》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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7月公演 ワーグナー『パルジファル』~クリングゾル役 友清 崇インタビュー「ワーグナー愛が10年熟成した今、経験したことを更なるキャリアの高みへと繋げていきたい」

二期会創立70周年記念公演ワーグナー『パルジファル』キャスト・インタビュー。今回はクリングゾル役の友清 崇です。
多くのドイツオペラで活躍し、東京二期会では『魔笛』パパゲーノ、『サロメ』ヨカナーンを好演。最近も『ローエングリン』『フィデリオ』『タンホイザー』と続けて出演を重ねてきました。クリングゾル役は2012年二期会創立60周年記念公演で初役を果たしたほか、今年3月にはびわ湖ホールにて同役を歌い好評を博しました。
クリングゾルは悪魔と契約をした魔法使い。クンドリの心を操り、モンサルヴァートの王アムフォルタスから聖槍を奪った上に傷を負わせます。しかし、救世主としてあらわれたパルジファルに対し、その聖槍を投げると…
『パルジファル』は聖杯騎士団から語られるストーリーのため、ダークサイドに陥ったクリングゾルは悪役として描かれることが多いです。しかし、この役と向き合ってきた友清の話からは、そのように単純化されるキャラクターではない、愛憎混濁する複雑な内面を持った人物像が浮かびあがってきました。
公演に向けての話をどうぞ。

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2010年9月 東京二期会オペラ劇場『魔笛』(実相寺昭雄演出)より パパゲーノ役

――クリングゾルは、2012年の二期会創立60周年に続いて、今年は3月にびわ湖ホールの舞台に立ちました。

友清: 初めてワーグナーのオペラでキャスティングしていただいたのが10年前の『パルジファル』公演でのクリングゾルでした。翌々年、新国立劇場のシーズンオープニング公演では本役の外国人歌手が喉の調子を崩しゲネプロ降板になり、代役で舞台にあがりました。しかし、その後、新国立劇場、びわ湖ホールオペラ公演においてはカヴァーが続いていました。ですから、今回の公演オーディションで幸運にも出演のチャンスを得ることができて、とても嬉しいです。今春、クリングゾルでびわ湖ホールにオペラデビューさせていただきました。演奏会形式でしたので歌唱のみに集中でき、音楽の真髄に迫る挑戦ができました。

――クリングゾルの人物像、役柄、見どころ、聴きどころを教えてください。

友清: クリングゾルには2幕冒頭の前奏に奏でられる「Ungebändigten Sehnens Pein (抑えきれない欲望の苦しみ)」になぞられるライトモチーフ(示導動機)があります。
彼の人物像についてはその言葉に全て集約されています。
かつて、クリングゾルは聖杯の騎士団に入る為、懸命になっていました。騎士としてふさわしくなるべく、彼は一心不乱に猛勉強しました。入団には「純潔な者だけが許される」という条件があり、彼は若い男性なら必然的に持つだろう性への欲望を抑え切ることに苦しみ、ついに彼は肉体を犠牲、泌尿器を切断してしまいます。想像を絶する行為です。しかし、そうせざるを得無かったのです。彼は自分の制御不能な本能に本気で向き合い、決断したのです。
彼は突如笑い出したり、叫び声をあげる「情動調節障害」を患っています。歌詞の中に幾度となく「Ha!」と叫んでいるのがそれを証明しています。これは映画「ジョーカー」の主人公アーサー・フレックと同じ症状です。幼少時代に受けた虐待は脳外傷にまでおよぶ程。おそらくクリングゾルも同じような境遇だった可能性もあります。どんなに不幸で肉体的にも精神的にも酷く傷ついていても、彼は死にません。彼に備わった生命力は強靭だったのです。絶望的な境遇から見つめる聖盃騎士団の城「モンサルヴァート」はクリングゾルにとって憧れであり、救いであり、生きる望みだったに違いありません。このような観点から鑑みて、クリングゾルがティトゥレルによって入団を拒まれてしまったことは、彼にとって全てが崩壊してしまったことになります。
絶望に打ちひしがれながらクリングゾルは行く宛もなく山中をさまよい歩き、ついに肉体と精神が限界に達し地面に倒れてしまいます。そこは「モンサルヴァート」の領域で同じ山地のアラビア的スペインに向かっている南麓でした。倒れて動けなくなり、死を待つばかりのクリングゾルでしたが、彼の中に宿る強靭な生命力、憎悪、怨念の増幅が新たな生命力となって芽生え、更に魔法の力を得たのです。その魔力は絶大で、荒れ地だったその場所に魔法の城を築き上げました。
その後の彼の行動は、オペラのストーリーの通りです。
クリングゾルのスピンオフ作品が作れそうです。

クリングゾルの聴きどころについて、冒頭に「Die Zeit ist da,(その時が来た)」静寂の中、語るかのように歌います。ここの歌い方は十人十色。腑に落ちた歌い方を確立していないと、初っ端から不安になるばかりです。
次に、第1幕で何度か歌われる「Durch Mitleid wissend der reine Tor. (共苦により智を得たる純粋な愚か者)」のメロディーに、クリングゾルは替え歌で「今日は最も危険な奴を打ち負かさないとならん、奴は愚かさを盾にしているし」と歌うシーンです。この状況に及んでも、「モンサルヴァート城」で歌われているメロディーを今だに口ずさむクリングゾルって泣けてきませんか? かつて聖盃の騎士になる為の猛勉強がいまだ根強く残っているのです。「憧れ」は完全には消し切れないのです。聖なる者達を全員罠に陥れ、「聖盃を手中に収めるのだ!」と叫ぶシーンは、『ジークフリート』の第2幕でアルベリヒが「この手に指環を握り世界を支配するのは俺だ!」叫ぶシチュエーションと同じです。嘆きの叫びを聴いて下さい。

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2011年2月 東京二期会オペラ劇場『サロメ』(ペーター・コンヴィチュニー演出)より ヨカナーン役

すみません、もうひとつ!
クリングゾルは、パルジファルがそこまで来たのを見ると、異常に興奮し始めます。自軍の兵たちが次々にパルジファルにやっつけられていく様子を見て、ますます興奮します。まるで格闘技を観戦しているかのように。「Bleibst mir du zugewiesen! (俺のもとに居ろ、お前に見せつけてやる!)」クリングゾルがまるで歌舞伎役者のような大見得を切って退場するシーンは見どころです。
いったい何を見せつけてやるのか?彼は根っからの悪ではありません。彼の中にも「美」が存在していたのです。その表れが、彼が去った後に登場するクリングゾルの花の乙女達です。美しい乙女達、美しい庭園を創造したのはクリングゾルです。何よりもこの場面を支配するのはクリングゾルが創造した音楽です。『タンホイザー』ヴェーヌスベルクの官能の音楽とはまた違い、美女達に見入ってしまい、聴き入ってしまいます。

見どころについては、2幕の最後にクリングゾルが突き刺す聖なる槍を、どのようにパルジファルが奪うかです。これまでの数ある演出において、色んなアイデアが披露されてきたので注目するところです。特に手の込んだ仕掛けがある演出では、まさに魔法です。

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2012年9月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』(クラウス・グート演出)より クリングゾル役

――『パルジファル』の話を聞いていたのですが、スピンオフ・オペラ『クリングゾル』も、ぜひ観たくなりました!それだけ深いコンテクストを持った複雑な役だったのですね。さて、ドイツオペラでは欠かせない存在の友清さんですが、パパゲーノのようなコミカルな役から、ヨカナーンのような重厚で高潔な役もあり、今回のようなヒール役もあって、その役柄の広さは一概にひとくくりにはできそうにありません。役作りや歌作りはどのように取り組んでいるのでしょうか?

友清: 私がこれまでドイツオペラを中心に出演を続けられているのは、学生時代に師事した二人のバリトンの先生の指導のおかげです。歌曲から始まり、学年を重ねるにつれオペラ作品にも取り込み、発音指導をはじめ徹底した指導が今の私の礎になっています。またこの二人の先生はバリトンの中でも声質が異なっており、オペラで演じられていた役柄はコミカルなもの、そして重厚なものでありました。そのような学びの環境で育まれた経験が私の役作り、歌作りになっています。

――ちなみに、どのキャラクターを演じるのが、ご自身で一番お好きですか?

友清: 「悪役です。」という答えを期待しているのでしょうが、『パルジファル』の中では、正直言って「アムフォルタス」ですよ。でも、私にとっての「抑えきれない憧れへの苦しみ」が「クリングゾル」の本質に近づくことができるのだと思っています。

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2020年9月 東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』(深作健太演出)より ドン・ピツァロ役

――それでは、最後にワーグナーの魅力と、ファンの皆様に向けて意気込みとメッセージをお願いいたします。

友清: 私にとってオペラを歌う原動力はワーグナーオペラへの憧れです。ワーグナーの魅力は、言語と音楽の融合、そして何よりもワーグナーの世界を表現する「歌唱力」です。

私の「意気込み」は役への「息込み」、つまり「役に生きる」ことです。「居て、捨てて、語る」という言葉を、演出家浅利慶太氏より学びました。役の人物に居る、自分を捨てる、その上で語る(歌う)。役作りにおいて究極の奥義です。
歌の師匠からもですが、これまでの人生経験の中で、幾多の金言に遭遇できたことは私にとって宝です。
今回も著名な宮本亞門氏の演出において、彼からどのようなインスピレーションを与えられ「クリングゾル」をどう生きていくか、とても楽しみです。
この10年間で、カヴァーもふくめてバイロイトで上演されるワーグナー主要10作品全てに関わることができました。私の中で、ワーグナー愛が10年熟成した今、経験したことを更なるキャリアの高みへと繋げていきたいです。

*     *     *


▼『パルジファル』公演情報ページはこちら
2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00、14日(木)14:00*、16日(土)14:00、17日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…クリングゾル 友清 崇 出演日

▼9月18日開催!「清水勇磨バリトンリサイタル」の公演情報ページはこちら
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修帰国記念「清水勇磨 バリトンリサイタル」 - 株式会社 二期会21
2022年9月18日(日)14:00 東京文化会館 小ホール

●両公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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2022年度 Hakuju Hall「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」~6名の出演者、予定曲目が発表されました!

Hakuju Hall主催の若手歌手によるコンサートシリーズ「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」。 これまで9年、24回にわたって、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した多くの若きオペラ歌手が出演し、大変ご好評いただいてまいりました。また、本シリーズは2018年度から若手歌手の魅力をさらにお楽しみいただけるよう、内容をパワーアップしてお届けしております。
華やかなオペラの大舞台に羽ばたいていく未来のスター歌手たちによるコンサート。「新しい声」のデビューの瞬間、是非お聴き逃しなく!

チケットは6月18日(土)10:00より「Hakuju Hallチケットセンター」で発売開始となります。 現在、各回ともプログラムを準備中です。どうぞご期待ください!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会 ディーヴァ,ディーヴォ
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口 もしくは
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より 徒歩5分
料金:各回とも 全席指定 1,500円(税込)

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所 
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
《各回の日時と出演者》
■第25回
日時:2022年10月18日(火) 14:00開演(約90分/途中休憩あり)
出演:

ソプラノ
川越未晴(かわこし みはる)

ソプラノ
鈴木香栞(すずき かおり)

バリトン
宮下嘉彦(みやした よしひこ)

ピアノ
朴 令鈴(ぱく りんりん)
予定プログラム:
 ・マスネ 『マノン』より “私が女王のように町を歩くと” (川越)
 ・ドニゼッティ 『連隊の娘』より “身分も富も~フランスに栄光あれ” (川越)
 ・プッチーニ 『蝶々夫人』より “ある晴れた日に” (鈴木)
 ・J.シュトラウスII世 喜歌劇『こうもり』より “故郷の調べ” (鈴木)
 ・ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より “激しい苦しみ” (宮下)
 ・ロッシーニ 『セビリアの理髪師』より “わたしは町のなんでも屋” (宮下) ほか

■第26回
日時:2022年12月13日(火) 14:00開演(約90分/途中休憩あり)
出演:

ソプラノ
佐藤 瞳(さとう ひとみ)

ソプラノ
七澤 結(ななさわ ゆい)

テノール
河野大樹(こうの ひろき)

ピアノ
相田久美子(あいだ くみこ)
予定プログラム:
 ・R.シュトラウス 『カプリッチョ』より “他にはない、私の心を燃やすものは” (佐藤)
 ・トマ 『ミニョン』より “私はティターニア” (七澤)
 ・ドニゼッティ 『愛の妙薬』より “人知れぬ涙” (河野)
 ・グノー 『ロメオとジュリエット』より “いいのよ!私はあなたをお許しいたしましたわ” (佐藤・河野)
 ・R.シュトラウス 『アラベラ』より “もし私にふさわしい人がいるなら” (七澤・佐藤)
 ・マスネ 『マノン』より “君か… いや、あなたか!” (七澤・河野)  ほか

*出演者・曲目・曲順等が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼ご予約・お問合せはこちら
Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700
 火~金 11:00~17:00(※祝日・休館日を除く)
 チケット一般発売日:2022年6月18日(土)
 ※本公演チケットは二期会チケットセンターでのお取扱いはございません。

▼予定演奏曲等の詳細は決まり次第、主催者ウェブサイトに掲載されます
Hakuju Hall(ハクジュホール)

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7月公演 ワーグナー『パルジファル』~アムフォルタス役 清水勇磨インタビュー「音楽もどれだけ本気で作品を好きになり、様々な視点から見つめる気持ちを保ち続けられるかという事だと思います」

二期会創立70周年記念公演ワーグナー『パルジファル』キャスト・インタビュー。今回はアムフォルタス役バリトン清水勇磨の登場です。
『ばらの騎士』ファーニナルが二期会最初の舞台。その後は、二期会だけでも『タンホイザー』ヴォルフラム、『ファルスタッフ』フォード、そして先月『エドガール』フランクと大役が続いています。
そして、今回のアムフォルタス。聖杯と聖槍を守護するモンサルヴァートの王です。オペラ『パルジファル』冒頭、王は傷ついた姿で現れます。
妖女クンドリの誘惑、つまりハニートラップにかかり、大事な聖槍を魔王クリングゾルに奪われてしまったばかりか、その槍で身体を突かれ、負傷したのでした。最も恥ずべき形で王としての務めを果たせず、身体もプライドも傷ついたアムフォルタス。それでも王の威厳を保ち、苦痛と悔恨に耐えなければなりませんでした。これまでになくスケールが大きい上に、かように内面的に繊細な描写が要求される難役です。
公演に向けて、話を聞きました。

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2016年7月 グラインドボーン音楽祭との提携公演『ばらの騎士』より ファーニナル役(中央)

――アムフォルタスとは、どんな人物、役柄でしょうか。

清水勇磨: 規律を守り上下関係を非常に重んじている事が見てとれます。ガーヴァンを呼ぶ場面をみても(Ohn’ Urlaub)許しを得ないで出かけていった事に憤っている事からも分かるように、しっかりと騎士達をまとめている事が分かります。
また、アムフォルタスを貫いているのは“傷”の痛みが彼の中に常にあるという事です。そういう事が頭の中、また身体的にも極限的な状態にあるので(Erbalmen!)という劇的な神への懇願へと繋がるのです。
また、3幕のティトゥレルの遺骨を目にして(Oh! Der du jetzt in göttlichem Glanz)「おお今神の栄光に包まれ」という箇所の中に、明らかに彼の感情に変化が生じます。それがもはや聖杯王としての役目を果たせない位に取り乱すきっかけになると思っていますが、私には役柄全体としては人間的な優しさに満ちている役だと思います。

――確かに、アムフォルタスには、王としての優しさ、懐の深さが感じられますね。『パルジファル』の真の主役とも言われるアムフォルタスですが、この役の聴かせどころ、見せどころを教えてください。

清水勇磨: 1幕のティトゥレルの声から要は「お前は務めをしていない」と言われるわけですが、アムフォルタスの苦しみの揺れ動き、重責に耐えられず、父親に責務を果たして欲しいという言葉から始まります。アムフォルタスの死ぬに死ねないこの状況が音楽的にも瞬間、瞬間の感情の変化が非常に細かく描かれており、一つの要かと思います。
3幕の父親の遺骨を目の前にした時の状況も重要な場面かと思います。

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2021年2月 東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』より ヴォルフラム役

――イタリアで学んだ清水さんにとって、ドイツオペラでの活躍については自身でどのように考えているのでしょうか。役や楽曲に対するアプローチで何か違いはありますか。

清水勇磨: まず、西洋音楽における我々アジア人は完全に外国人です。ヨーロッパ各国は隣接していますし、アメリカだってアルファベットを使うんですから、言語体系として全く別な訳です。当然、核になる言語やレパートリーはあるわけですが、ボローニャ歌劇場の研修所の時ですら、イタリア語、フランス語、ドイツ語のディクションは常にやっていましたし、外国人の方が他国の作品もやらなくてはという必死さがある様に思います。私は、イタリアに行ってからイタリア語以外の音楽に触れる事によって、言葉さばきにしても音楽的な構築にしても、差や共通点がはっきりして、よりイタリア音楽に対する理解も深まったと思っています。また、初めて取り組んだドイツオペラは二期会デビューの『ばらの騎士』でした。音楽を聴いた時に衝撃を覚えた事を記憶しています。ファーニナルという大きい役をさせて頂いた事の経験で、その後のドイツオペラ作品へも繋がりましたから、出会いに感謝しています。研修所時代にクリス・メリット氏にも「お前はドイツオペラも絶対やった方が良い」と言われましたし、私は両輪で歌っている方が互いの音楽や言葉に新鮮味や尊敬を抱き続ける事が出来ると思うので、続けて行きたいです。結局、音楽もどれだけ本気で作品を好きになり、様々な視点から見つめる気持ちを保ち続けられるかという事だと思いますから。なぜか恋愛の話の様に聞こえますが、ある種、恋人の事を知りたいという事と似ている様な気がします。(私だけですかね。汗)

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2021年7月 東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』より フォード役

――そして、9月にはソロ・リサイタルも控えています。リサイタルのプログラムについて、少し教えてください。リサイタルに向けての意気込みもお願いいたします。

清水勇磨: 9月のリサイタルは『パルジファル』と同じ東京文化会館で開催します。演奏曲目は当然全曲決定している訳ですが、発表までもう少し時間を頂く事になっています… 少しだけ申し上げさせて頂くと、後半はオペラアリアが並んでいます。『道化師』や『妖精ヴィッリ』等もプログラムされています。前述で触れて頂いた、二期会オペラでも歌唱した『ファルスタッフ』や『エドガール』も演奏予定にしています。『椿姫』も入っています。ヴェルディ、ヴェリズモをレパートリーとしている歌手の中心的な曲目はプログラムされています。
少し専門的に申し上げますと、舞台発声、発語というのは明確にこれをしなければならないという方法論がある訳です。話し言葉とは違いますので、例えば、高音、低音は技術的にこうしないと客席に明確に聞こえないという具合です。それをイタリアで毎日叩き込まれたからこそ、大体基本的な事や、困った時もある程度対処出来る訳です。何度も演奏したアリアの数々です。前半で申し上げるとリスト作曲「ペトラルカによる3つのソネット」を演奏する予定にしています。ピアノソロの曲がありますが、今回演奏するのは歌が一緒になったものです。イタリア人が書いた音楽ではありませんが、音楽的な美しさ、言葉への配慮としても非常に学ぶべき事が多い作品です。是非足を運んで頂き、お聴き頂けましたら幸いでございます。

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2022年4月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』より フランク役(右)

――とても贅沢な「バリトン清水勇磨のフルコース」! 楽しみにされている方もたくさんいらっしゃると思います。最後に、『パルジファル』の本公演に向けて、ファンの皆様にメッセージをお願いします。

清水勇磨: 7月に東京文化会館でパルジファルが行われます。宮本亞門さんの演出も楽しみですし、セバスティアン・ヴァイグレさんとの音楽作りもどうなるかとわくわくしています。私にとっても新たな役柄への挑戦ですが、是非お出掛け頂けましたら幸いです。

*     *     *


▼『パルジファル』公演情報ページはこちら
2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00、14日(木)14:00*、16日(土)14:00、17日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…アムフォルタス 清水勇磨 出演日

▼9月18日開催!「清水勇磨バリトンリサイタル」の公演情報ページはこちら
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修帰国記念「清水勇磨 バリトンリサイタル」 - 株式会社 二期会21
2022年9月18日(日)14:00 東京文化会館 小ホール

●両公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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開催間近!5/20(金)「五島記念文化賞 オペラ新人賞研修帰国記念 竹多倫子 ソプラノリサイタル」~予定プログラムを発表!

2021年2月の『タンホイザー』ヒロイン・エリーザベトにて華麗なる二期会デビューを飾り、さらに石川県における2021年度「県文化奨励賞」を受賞した竹多倫子が、5月20日(金) 東京文化会館小ホールで「五島記念文化賞 オペラ新人賞研修帰国記念 竹多倫子 ソプラノリサイタル」を開催します。
マンチネッリ歌劇場『蝶々夫人』タイトルロールでイタリアデビューし、帰国後も日生劇場『ルサルカ』タイトルロールで好評を博すなど、観客を魅了し続ける竹多が、五島記念文化賞オペラ新人賞受賞によるイタリア研修で得たテクニックと磨き上げられた歌唱を披露します。
プログラムの前半はイタリア歌曲を中心に歌い、後半のイタリアオペラではアリアのみならず、テノール小原啓楼、バリトン上江隼人氏との三重唱もお届けします。
ぜひご来場お待ちしております。

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ちらし(PDF)ダウンロード


■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修帰国記念
竹多倫子 ソプラノリサイタル

日時:2022年5月20日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール 【アクセス
  ・JR線「上野駅」公園口改札より 徒歩約1分
  ・地下鉄銀座線、日比谷線「上野駅」7番出口より 徒歩約5分
  ・京成線「京成上野駅」正面口改札 徒歩約7分
出演:竹多倫子(ソプラノ)
   服部容子(ピアノ)
   小原啓楼(テノール・賛助出演)
   上江隼人(バリトン・賛助出演)
料金:全席指定 一般4,500円、学生2,500円 (税込)

〈予定プログラム〉
<第一部>
ベッリーニ:「6つのアリエッタ」より
 哀愁よ、優しい妖精よ
 お行き、幸せなバラよ
 私の偶像である美しい女(ひと)よ
レスピーギ:「ピアノのための6つの小品」より
 間奏曲-セレナータ(ピアノソロ)
レスピーギ:「トスカーナ地方の四つの恋歌」より
 あなたが生まれた時
 遥か遠い彼方からやって来る
チマーラ:
 朝の歌
 ストルネッロ
 海の幻想

<第二部>
ベッリーニ:オペラ『ビアンカとフェルナンド』より
 “喜びと歓喜を”
ヴェルディ:オペラ『マクベス』より
 “哀れみも誉れも愛も”(バリトンソロ)
ヴェルディ:オペラ『イル・トロヴァトーレ』より
 “静かな夜でした ~ 私の愛は説明できない”
 “静かな夜だ! ~ あの声は! 暗かったので間違えました”(シェーナ~三重唱)
 “ああ、私の愛する人よ ~ 火刑台の恐ろしい炎が”(テノールソロ)
岩河智子:『慕わしき御名』による即興曲(ピアノソロ)
ヴェルディ:オペラ『運命の力』より
  “神よ、平和を与えたまえ”
プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』より
  “ある晴れた日に”

▼公演情報ページはこちら
竹多倫子 ソプラノリサイタル - 主催・制作コンサート - 二期会21

●ご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

●チケット取扱
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650 (10:00~18:00)
チケットぴあ (Pコード:211-938)

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7月公演 ワーグナー『パルジファル』~クンドリ役 橋爪ゆかインタビュー「ワーグナーには、大自然のような偉大さを感じます」

二期会創立70周年記念公演ワーグナー『パルジファル』にクンドリ役で出演するメゾソプラノ橋爪ゆか。
同役は2012年の二期会創立60周年記念公演(飯守泰次郎指揮/クラウス・グート演出)に続いての出演となります。もちろん『パルジファル』のほか、『さまよえるオランダ人』ゼンタ、『ワルキューレ』ジークリンデ、『ジークフリート』ブリュンヒルデなど多くのワーグナー作品でキャリアを重ねてきました。
その芳醇な響きの歌声で、ロシア歌曲にも造詣を深めています。公演に向けて話を聞きました。

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2008年2月 東京二期会オペラ劇場『ワルキューレ』より ジークリンデ役

――これまで幾度もワーグナー作品に出演してきた橋爪さんは、ワーグナーの音楽や世界についてどのように感じているでしょうか。

橋爪: ワーグナーの作品はとにかくスケールが大きい。自分の手中には到底入れることのできない、大自然のような偉大さを感じます。自然だけでなく動物も出てきますし、ワーグナーは動物好きだったようですね。上演時間はとても長いですが、それをも忘れさせてしまうような、時間や空間の枠のない、知らず知らずに虜にさせられてしまう不思議な魔力が、ワーグナーの作品にはたくさん詰まっているところでしょうか。
私はすっかりワーグナーの世界に魅了されています。
普段から、庭で花や野菜を育てたり、生き物も好きで飼育したり、木が好きで木工をしたり……ちょっと変ですが、それが至福の時でして。だから、ワーグナーの、森や木のような音を感じる音楽が好きなのかなと思っています。

――ワーグナーの音楽には、大きな自然讃歌のような魅力があるのですね。今回橋爪さんが演じるクンドリはどのような人物でしょうか。

橋爪: クンドリは「呪われた女」と言われていますが、謎の多い女です。どこから来たのか、どこへ行くのか、クンドリ自身も自分は何者なのか、最後までわからないのかもしれません。
しかし唯一、闇と光の2つの世界を知っている。最後に死をもって浄化されるクンドリですが、魂が浄化されていくことを考えると、人間の体を持った「何か」なのかもしれません。

――クンドリ役の見どころ、聴きどころについて教えてください。

橋爪: 2012年の二期会創立60周年記念公演『パルジファル』でクンドリ役をいただいたときにも感じましたが、クンドリは感情的に大変入り組んだ役で、今回久しぶりに楽譜を開き、また改めてクンドリの多彩な役に身の引き締まる思いであり、同時にまたワクワクもしています。1幕、2幕3幕と別人のように変化していくクンドリと気持ち新たに向き合いたいと思います。各幕ともに、音楽に沿って様々に染まっていくクンドリを楽しんでいただけたら幸いです。

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2012年9月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』より クンドリ役

――幕ごとに人物像がどんどん変化するのがクンドリならではの難しさであり、やりがいと感じられているのかと思いました。『さまよえるオランダ人』のゼンタや、『タンホイザー』のエリーザベト、『トリスタンとイゾルデ』のイゾルデなど、他のワーグナー作品にあらわれる女性像とは少し異質な感じがします。橋爪さんは、どのようにお感じになられているでしょうか。

橋爪: ゼンタ、エリーザベト、イゾルデともに、自分の意志があり、それをはっきり示すことのできる女性たちであるとするならば、クンドリは抗うことのできない渦の中で、自分の意志とは無縁の女性だと感じます。因縁の渦中とも言いますか、どんなに奉仕をしても救われることのない姿には、深い苦しみが感じられますが、しかし思うに、クンドリは深いところではとても清らかな女性ではないかと思っています。

――奥深いところにクンドリ本来の清らかさがある。その話を聞いて、クンドリは、何か様々な情報に忙殺され我を失いそうになる現代人の写しでもあるような気もしました。最後に、本公演に向けて、ファンの皆様にメッセージをお願いします。

橋爪: 今回の公演は指揮セバスティアン・ヴァイグレさん、演出宮本亞門さん、そして2012年の時と同じく読売日本交響楽団。どのような音楽とどのような演出に、どのような『パルジファル』ができ上がっていくのか、今からとても楽しみです。初めての方にも、何度もワーグナーの作品に足を運ばれている方にも、本公演の『パルジファル』をワクワクドキドキしながら楽しんでいただけたら、ワーグナーの世界に魅了されていただけたら、とても嬉しいです!!

*     *     *


▼『パルジファル』公演情報ページはこちら
2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00、14日(木)14:00*、16日(土)14:00、17日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…クンドリ 橋爪ゆか 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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4/23(土)・24(日) 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ プッチーニ『エドガール』公演当日のご案内

2022年度が始まりました!
二期会創立70周年を迎えての新年度は、Bunkamuraオーチャードホールで〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉プッチーニ『エドガール』(セミ・ステージ形式)からスタートします。
プッチーニの2作目となるオペラですが、最終版の完成を見たのは、『ラ・ボエーム』『トスカ』『蝶々夫人』で名声を固めた後のこと。初版から実に15年以上の歳月がかかっています。そのため、プッチーニのドラマティックな旋律が随所から溢れ出している名曲なのです。しかしながら、世界的にも上演される機会が少ないため、生演奏をお聴きになったことがあるという方は、ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
そんな奇跡の名曲をこの機会にどうかお聴き逃しなさいませんようご案内いたします!

昨日の最終リハーサル(ゲネプロ)後、今回の舞台構成を務める演出家の飯塚励生に『エドガール』の魅力についてお話を聞いています。
▼インタビューはこちらからご覧いただけます
【明日開幕!】 4月公演 プッチーニ『エドガール』~舞台構成 飯塚励生「現代に通じる歴史的背景とプッチーニの音楽のターニングポイント」 - オペラの散歩道(二期会blog)

また、このたびの公演は引き続き新型コロナウイルスの感染対策を行って開催させていただきます。ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、こちらに2日間の公演当日のご案内を致します。 【4/23(土)11:30更新】
二期会創立70周年記念公演
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉 2022年4月公演
ジャコモ・プッチーニ作曲 『エドガール』 オペラ全3幕(セミ・ステージ形式上演)
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
4月23日(土)
4月24日(日)
当日券
S・A・B僅少・学
S・A・学
当日券販売
/窓口受付
15:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
開演
17:00
14:00
第1幕
約35分
休憩20分
予定時刻
17:35~17:55
14:35~14:55
第2幕・第3幕
約65分
終演予定
19:00
16:00
Bunkamura
オーチャードホール
=アクセス=
<JR>
[山手線][埼京線][湘南新宿ライン]=「渋谷駅」ハチ公口から徒歩7分
<地下鉄>
[銀座線]=「渋谷駅」から徒歩7分
[半蔵門線][副都心線]=「渋谷駅」A2出口より徒歩5分
<東急電鉄>
[東横線][田園都市線]=「渋谷駅」A2出口より徒歩5分
<京王電鉄>
[井の頭線]=「渋谷駅」から徒歩7分、「神泉駅」北口から徒歩7分

お車でご来場のお客様はBunkamuraウェブサイトをご覧ください
>>お車でお越しの場合|アクセス - Bunkamura
◆上記、販売予定当日券は23日11:30現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆本公演は「学生席当日券(2,500円)」を発売致します。28歳未満の学生の方が対象です。お求めには学生証のご提示が必要です。尚、通常(前売)の学生席と価格が異なりますのでご了承ください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によって上記より異なってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:二期会合唱団/児童合唱:TOKYO FM 少年合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでのお支払・お受取は出来ません。ご来場前に必ずセブン-イレブンにてお手続をお願いいたします)


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【明日開幕!】 4月公演 プッチーニ『エドガール』~舞台構成 飯塚励生「現代に通じる歴史的背景とプッチーニの音楽のターニングポイント」

いよいよ明日4月23日(土)『エドガール』の初日を迎えます。
昨日はエドガール福井敬組のゲネプロがBunkamuraオーチャードホールで行われました。

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会場のBunkamuraオーチャードホール

あっという間の2時間!
音楽の濃密さは他のプッチーニの名作に勝るとも劣りません。
もちろん、後に続く名作を髣髴(ほうふつ)とさせるドラマティックなオーケストラやロマンティックなメロディも素敵ですが、「初期の作品らしさ」が感じられるところが、かえってとても新鮮です。
合唱も加わる1幕の教会のシーンや、3幕の葬送のシーン。その荘厳な響きでは、プッチーニのミサ曲を思わせます。もともとプッチーニは、教会のオルガニストの家系に生まれました。オペラ作曲家として稀代の成功を収めましたが、その裸の魂には、生まれながらにしての宗教的な響きが宿っていたのかもしれない、と想像を膨らませます。

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21日のゲネプロより

舞台構成は、前回公演『サムソンとデリラ』に続いて、ニューヨーク出身の演出家の飯塚励生。
東京二期会では、2012年日生劇場共同制作ライマン『メデア』(日本初演・第67回文化庁芸術祭音楽分門大賞受賞)を演出しています。初日ゲネプロ終了時に話を聞きました。

――飯塚励生さん、ゲネプロお疲れ様でした。とても珍しい『エドガール』を舞台化されるにあたって、この作品の一番の魅力と思われたところはどこでしょうか?

飯塚: 魅力的なポイントを2つ挙げるとするならば、まずは歴史的背景です。
舞台は1302年に行ったフランス・フランドル戦争、または金拍車の戦いです。フランス王のフィリップ4世がフランドルを併合しようとした1297年から1314年の戦争でした。これは現在のロシアとウクライナの情勢と似ていませんか?どの時代になっても人間は歴史を学ばず、成長していないことに残念に思います。
次に、この作品を聴くと、プッチーニ自身の音楽的展開を感じます。1幕は、彼にとって多大な影響を与えた作曲家――ビゼー、ヴェルディ、ワーグナー等の音楽が感じ取れますが、2幕からは段々とプッチーニらしい音楽が流れて来るように感じます。ロマン派の音楽家からヴェリズモの巨匠になりかかるターニングポイントを聞ける絶好のチャンスだと思います。

――マエストロ、アンドレア・バッティストーニの印象はいかがでしょうか。

飯塚: マエストロ バッティストーニとご一緒する時間は非常に短期間ではありましたが、内容の濃い豊かな時間でした。稽古中は穏やかで、時にはユーモアたっぷりですが、自分の意見を相手にはっきり伝えていき、チームをまとめていく姿勢が感じられました。
福井敬さん組の最終オーケストラ付き舞台稽古では、彼の情熱とパワーは稽古場の100倍感じました。

――開幕を待つファンの皆様に一言お願いいたします。

飯塚: セミ・ステージ方式のコンサートですので、客席から、歌い手の情熱と迫力、マエストロバッティストーニのパワー溢れる指揮、オーケストラが奏でるプッチーニの音楽の美しさ、視覚的な舞台背景(映像と照明)等を一つのパッケージで経験出来る、絶好のチャンスだと思います。
どうぞ心ゆくまでお楽しみください!

明日開幕の『エドガール』どうか、見逃されませんように!!

※タイムテーブル、当日券情報は、この後、当ブログに掲載いたします。

*     *     *


▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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第34回ミュージック・ペンクラブ音楽賞に メゾソプラノ池田香織と、東京二期会が同時受賞

2021年度 第34回ミュージック・ペンクラブ音楽賞に、メゾソプラノ池田香織と東京二期会が受賞し、さる4月20日(水)、文京シビックセンター・スカイホールで授賞式が行われました。
ミュージック・ペンクラブ音楽賞は、ペンをもって音楽と関わる人材を集めた組織ミュージック・ペンクラブにより、毎年、クラシック、ポピュラー、オーディオの各分野で最も優れた作品、アーティスト等を会員の投票によって選ばれる賞。池田は《クラシック》ソロ・アーティスト部門で、東京二期会は《クラシック》オペラ・オーケストラ部門で受賞しました。

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池田香織(撮影:井村重人)

池田からのコメントは「2021年の後半からは、比較的のんびりした日々を送っておりましたので、「第34回ミュージック・ペンクラブ音楽賞」のソロ・アーティスト部門受賞者に内定というお知らせをいただいたときには、嬉しさというよりは大変びっくりして信じられないような気持ちでした。正式発表の折の受賞者紹介記事には、選考対象年度公演である二期会の『サムソンとデリラ』『タンホイザー』、そして新国立劇場の『ワルキューレ』の他に、今までの私の歩みをしっかりと見守ってくださった上での評価をいただき、とても嬉しく拝読いたしました。オペラ歌手としてどのようにありたいか、大切にして来たことをしっかり見守ってくださる方がたくさんいらっしゃるということを改めて実感し、色々な世情の波に揉まれつつも、まだまだ頑張って歌っていかなければと励まされる思いでした。そして、志と楽器ひとつしか持たずに研究生になって約30年、色々な学びと経験の場と繋いでくださった二期会との同時受賞もとても嬉しく光栄です。」と話しました。

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2016年9月東京二期会オペラ劇場『トリスタンとイゾルデ』よりイゾルデ役(右側) 撮影:三枝近志

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2021年1月東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』よりデリラ役(左側)撮影:西村廣起

【授賞理由】
池田香織は、書かれたものを咀嚼し解釈する知性に長けた、日本のオペラ界では貴重な歌手である。「歌を模倣して歌う」ことが、決してないのだ。それでいて表現は小賢しくなく、対象への完全な没入を感じさせる。低音域のよく響く暗めの声音が特徴だが、近年では高音域でも声の勁さが増し、また演技空間をより巧みにデザインするようになった。
2016 年のイゾルデ役が、一つの突破口となったであろう。そしてついに2021 年、新国立劇場《ワルキューレ》のブリュンヒルデで大輪の花を咲かせた。ヴォータン役のミヒャエル・クプファー=ラデツキーと並んでまったく遜色がなかったのは見事というほかない。ワーグナー作品に留まらず、東京二期会ではヴェーヌス役のほかに、デリラ役でも高い評価を得た。本賞を贈るにふさわしい、大活躍の年であった。(舩木篤也)

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2021年2月東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』ヴェーヌス役 ©Lasp Inc.

▼池田香織のプロフィールはこちら
池田香織 メゾソプラノ - 二期会21

【今後の出演予定】(詳細は主催者ウェブサイトをご覧ください)
■こども音楽フェスティバル
はじめてのオペラ『ヘンゼルとグレーテル』~おかしな森とお菓子な魔女~

2022年5月6日(金)17:00 サントリーホール
▼公演詳細ページ
はじめてのオペラ『ヘンゼルとグレーテル』~おかしな森とお菓子な魔女~(字幕つき日本語訳詞ハイライト上演/セミ・ステージ形式) - サントリーホール 主催公演

■第27回宮崎国際音楽祭
「喪失と悲哀を越えて」~大野和士が捧げるレクイエム

2022年5月14日(土)15:00 宮崎県立芸術劇場アイザックスターンホール
▼公演詳細ページ
プログラム - 第27回宮崎国際音楽祭

■大阪フィルハーモニー交響楽団 第561回定期演奏会(指揮:尾高忠明)
2022年9月22日(木)19:00、23日(金・祝)15:00 フェスティバルホール ▼公演詳細ページ
第561回定期演奏会(2022/9/22) - 大阪フィルハーモニー交響楽団
第561回定期演奏会(2022/9/23) - 大阪フィルハーモニー交響楽団

■音楽の花束~広響名曲コンサート~冬
2023年1月29日(日)15:00 広島国際会議場フェニックスホール
コンサート一覧 - 広島交響楽団


続いて、東京二期会は、2003年度に日生劇場共催公演 ベルク『ルル』(全3幕完成版日本初演)がクラシック部門のコンサート・パフォーマンス賞で受賞して以来18年ぶり。オペラ・オーケストラ部門の団体では初の受賞という栄誉にあずかりました。

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2021年7月東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』 撮影:西村廣起

【授賞理由】
2020年予定の公演のコロナ禍に延期分もあわせ、例年以上のオペラを上演した。国内の歌手たちの奮闘に加え、指揮者などの来日が立て続けに中止となり、短期間での変更を余儀なくされるなか、新進の起用など積極的な対応により、明日につながる成果をあげた。『サムソンとデリラ』と『ルル』のマキシム・パスカル、『魔笛』のギエドレ・シュレキーテ、『ファルスタッフ』のレオナルド・シーニなどの俊英指揮者とは、今後も関係が深まることを期待したい。とりわけ、カロリーネ・グルーバー演出による『ルル』は、森谷真理を初めとする熱気に満ちた歌唱、刺激的な舞台、生彩に富んだオーケストラと三拍子そろい、特筆に値する充実の公演だった。(山崎浩太郎)

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2021年8月東京二期会オペラ劇場『ルル』 撮影:西村廣起

若く才能あふれる指揮者は今後も二期会オペラに続々登場。今年11月『天国と地獄』では原田慶太楼が、来年2月『トゥーランドット』では、小澤征爾音楽塾でも活躍著しいベネズエラ出身のディエゴ・マテウスが指揮する予定です。
また、フランス国立ラン歌劇場で絶賛された宮本亞門演出『パルジファル』が今年7月に開催。
『トゥーランドット』は日本では初プロダクションとなるダニエル・クレーマーの演出で、オペラ初コラボとなるアート集団チームラボが参画。今年6月にジュネーヴ大劇場でワールド・プレミエが予定されている舞台が来年2月東京で実現。今後もオペラ界に新風を吹かせる舞台をお届けいたします。

▼今後の東京二期会オペラ公演の情報
2022年7月公演 ワーグナー『パルジファル』(セバスティアン・ヴァイグレ指揮/宮本亞門演出/読売日本交響楽団)- 東京二期会オペラ劇場
2022年9月公演 プッチーニ『蝶々夫人』(アンドレア・バッティストーニ指揮/栗山昌良演出/東京フィルハーモニー交響楽団)- 東京二期会オペラ劇場
2022年11月公演 オッフェンバック『天国と地獄』(原田慶太楼指揮/鵜山仁演出/東京フィルハーモニー交響楽団)- 東京二期会オペラ劇場
主催および共催オペラ公演2022-2023 シーズンラインアップ- 東京二期会

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7月公演 ワーグナー『パルジファル』~パルジファル役 伊藤達人インタビュー「10年前、観客のひとりだった自分が」

7月公演ワーグナーの超大作『パルジファル』のタイトルロールに抜擢されたのは、伊藤達人(いとう たつんど)。
ベルリンで研鑽を積んだのち、2016年『ナクソス島のアリアドネ』(シモーネ・ヤング指揮、カロリーネ・グルーバー演出)ブリゲッラ役で二期会デビュー。その後も日生劇場で『魔笛』、『ヘンゼルとグレーテル』、新国立劇場『ニュルンベルクのマイスタージンガー』など、ドイツオペラでの活躍が著しい新進のテノールが、ついに二期会創立70周年記念公演の頂点となる演目で主演を果たします!

「二期会通信 Opera」vol.328に掲載された、先のインタビューでは、「僕はヘルデンテノール(力強さのあるテノール)の中でもユーゲント、例えばローエングリンやパルジファルのような役を専門にしていきたい」と語っていました。

▼(参照)二期会通信掲載のインタビューはこちら
『パルジファル』出演歌手の素顔 伊藤達人・加藤宏隆 | オペラを楽しむ - 東京二期会

ヘルデン(Helden / Held)とは「英雄」という意味。そして、ユーゲント(Jugend)とは、「青春」「青年」ということですから、まさに、長大なワーグナー・オペラで、若々しく力強い声が必要とされる英雄役こそ、彼の目指すもの。中でも、聖なる愚者パルジファルは、歌唱量もハンパない上に、野性的にしてノーブルに存在しなければならず、技術面、体力面いずれもにおいても最難関であることは間違いありません。日本の貴重なパルジファル歌いとして、伊藤が今後も長く付き合っていく役になるのではないでしょうか。
公演に向けて話を聞きました。

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2016年11月 東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』より ブリゲッラ役(左から2番目)

――パルジファルはどのような人物、役でしょうか。

伊藤: 《Durch Mitleid wissend der reine Tor》共苦により智を得る純粋な愚か者と言われています。
1幕の彼は本当に何も知りません。2幕になり、クンドリの口づけにより、智を得て、アムフォルタスの苦悩を知り、3幕では、聖槍をもちかり、アムフォルタスの傷を塞ぎ聖杯王となる。
物語が進むにつれて、パルジファルの成長、変化を表現できたらと思います。

――伊藤さんにとって、パルジファル役のここを聴いてほしい!という場面、歌がありましたら、教えてください。

伊藤: やはり、クンドリの口づけにより、アムフォルタスの苦悩を得て歌う、《Amfortas! Die Wunde!》です。
1幕のパルジファルの音楽はまだ幼さも感じとれます。青年というより、少年というような。それが2幕で花の乙女たちと戯れ、クンドリの口づけにより智を得て成長し――言葉が幼稚かもしれませんが――音楽も格好よくなります!

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2016年11月 東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』より ブリゲッラ役(左端)

――今度は、伊藤さんご自身の青春時代についてお伺いします。高校時代に合唱部で歌う喜びに出会ったと伺いましたが、どのような思い出でしょうか?

伊藤: 歌を始めたきっかけが高校の合唱部でした。今思い返すと、定期演奏会やコンクールに向けて、部員や先生と熱く意見をぶつけ合ったり。とても濃い3年間を過ごしたと懐かしく思います。
学校裏の河川敷で練習したり、夏休みに合宿したり、定期演奏会でミュージカルやったり。 音楽に溢れた3年間をすごしました。

――そんな高校時代の一曲を選ぶとすれば?

伊藤: Carl Rütti作曲《Missa Angelorum》のGloriaです。高校3年時のコンクールの自由曲でした。11声部くらいあった記憶で、僕1人で1パート歌っていたので、とても必死にやってましたね。
音楽大学受験をきめて、僕のレベルアップも考えて、顧問の先生が選んでくれた記憶があります。高校時代、歌に興味を持つことができたのも、合唱部の顧問先生あったからなので、本当に感謝しております。

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2019年9月 二期会シーズン・オープニング・コンサート『清教徒』(演奏会形式)より ブルーノ役

――そして、今、タイトルロールとしてステージに立たんとしています。今回の舞台は、伊藤達人さんの成長の物語でもありますね。本公演に向けて、ファンの皆様にメッセージをお願いします。

伊藤: 2012年の二期会『パルジファル』を観客のひとりとして観ていた私は、まさかいつか自分がパルジファルを歌うとは思ってもいませんでした。貴重な機会に、大きな役を歌える機会に大変感謝しております。
Jugendlicher Herdentenorとしての第一歩として、なにかしらの爪痕残せるようと思ってはおりますが、優しく見守っていただけると幸いです。
『パルジファル』は、数あるオペラの中でも、難解な作品かもしれません。オペラが、少しでも娯楽として、普段の生活からちょっとした現実逃避として、もっともっと広がって興味を持っていただけるように、頑張っていきたいです。
僕自身、宮本亞門さんの演出がどんなことになるのかワクワクしています。
ご一緒に、7月の東京文化会館でワクワクを共感していただけたら嬉しいです!!

*     *     *


▼『パルジファル』公演情報ページはこちら
2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00、14日(木)14:00*、16日(土)14:00、17日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…パルジファル 伊藤達人 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【2022 祝 進学・進級】東京二期会オペラ「学生プレミエ・セット券」を4/18(月)より発売開始!~28歳未満 学生限定・期間限定~

劇場に響きわたる、生の歌声とオーケストラ!
美しい舞台の中で繰り広げられる熱いドラマ!
オペラの興奮と感動を、学生時代に体験なさいませんか!


東京二期会のオペラ公演では、28歳未満の学生の皆様にオペラ鑑賞をお気軽に体験していだきたく、「学生席」を2,000円でご用意しています。

そして、毎年販売し好評いただいております、東京二期会オペラ劇場公演 年間全4公演のプレミエ〔初日公演〕をセットにした「学生プレミエ・セット券」を、2022年度も販売します。
「学生プレミエ・セット券」なら、オペラのあらすじから作品を紐解くための詳しい解説記事などを掲載した公演プログラム(通常販売価格1,000円)を全公演でプレゼントします!
学生席チケット2,000円×4公演と、公演プログラム1,000円×4公演で、通常価格12,000円のところが、セット価格で8,000円!
一般の指定席の場合、仮にすべてA席をプログラム付で購入すると、59,500円となりますので、上記セット券なら何と約86%OFF! 学生のうちにオペラを鑑賞しない手はありません!

2022年度の「学生プレミエ・セット券」は、4月18日(月)から7月12日(火)までの期間限定販売です。

<2022年度「学生プレミエ・セット券」対象公演のごあんない>(下記日程はいずれもプレミエ(初日)公演)
■2022年7月13日(水) 17:00 ワーグナー『パルジファル』
ドイツ・オペラの巨星リヒャルト・ワーグナー最後のオペラ。無知で野生児のようだった男が、自身の名を知り、自身の遍歴を知らされることで大きな気づきを得て成長する。その男パルジファルは、傷ついた王アムフォルタスの苦しみに共感し、魔術に操られていた女性クンドリを解放し、王国に聖槍を取り戻し、そして自ら王座に就く。この演奏時間だけで4時間を超える大スペクタクル作品を、宮本亞門が自身初ワーグナー演出作品として贈ります!

指揮 セバスティアン・ヴァイグレ

演出 宮本亞門

フランス国立ラン歌劇場公演より

■2022年9月8日(木) 18:30 プッチーニ『蝶々夫人』
明治期の日本の長崎を舞台にしたイタリアオペラの名作。元は武家で今は没落し舞妓となって生計を立てる15歳の蝶々さんの悲劇が描かれます。作曲家のプッチーニ自身は日本を訪れたことはないものの、多くの日本由来の民謡や旋律を採集し、東洋的情緒を豊かに醸し出すオペラが誕生しました。日本の美が凝縮された東京二期会伝統の舞台をお楽しみください。

指揮 アンドレア・バッティストーニ

演出 栗山昌良

2014年 東京二期会公演より

■2022年11月23日(水・祝) 17:00 オッフェンバック『天国と地獄』
ギリシア神話『オルフェオとエウリディーチェ』の物語をパロディにして、当世の政治、社会を軽妙に笑い飛ばしたフランスオペレッタの最高傑作です。神話では相愛だったオルフェオとユリディスもここでは仮面夫婦。最高神ジュピターが「世論」を恐れるという設定は、当時ナポレオン3世への当てつけと言われていますが、現代の独裁者にも通じるような話ですね。運動会のBGMで有名な「ギャロップ」の他、どこを切り取っても愉快なメロディも魅力で、全篇を通して笑いの絶えない舞台です。

指揮 原田慶太楼

演出 鵜山 仁

2019年 東京二期会公演より

■2023年2月23日(木・祝) 18:00 プッチーニ『トゥーランドット』
『パルジファル』がワーグナー最後のオペラなら、『トゥーランドット』は、イタリアオペラの大家ジャコモ・プッチーニの最後の作品です。架空の中国王朝の王女トゥーランドットは冷徹で残酷。異国の王子からの求婚を拒絶してはその首を切り落としていました。しかし、ダッタン国の王子カラフは、トゥーランドットの謎かけを全て解き明かし、その氷の心も溶かして愛を成就させます。第3幕のアリア「誰も寝てははならぬ」は圧巻!アート集団チームラボがオペラに初参画。今年6月にジュネーヴでワールド・プレミエを迎える予定の舞台です。

指揮 ディエゴ・マテウス

演出 ダニエル・クレーマー
↑ジュネーヴ大劇場でのワールド・プレミエのチケット発売に向けたチームラボのツイート

オペラは、音楽と文学と美術が融合した総合芸術。音楽の美しさ、カッコ良さに惹かれる人もいらっしゃれば、物語の面白さ奥深さからハマる人、舞台の圧倒的な存在感や迫力に感動してしまう人もいらっしゃるでしょう。オペラの楽しみ方は、人それぞれ。これからオペラハウス・デビューをする方も、ご自身の興味や関心にぴったりくる鑑賞のポイントがきっとみつかるはず。あなたの楽しみ方を見つけたら、ぜひ教えてください!

2022年度も名作揃いのラインアップで皆様のご来場をお待ちしています!

学生券および「学生プレミエ・セット券」のお求めには、まず「学生チケット会員(無料)」の登録が必要です。登録後はいつでも、どこでも、パソコンでもスマホからでもオンラインでご予約が可能です!(二期会チケットセンター電話での予約もできます)

■■■ 「学生プレミエ・セット券」内容 ■■■(公演詳細は橙色の公演名をクリック)
▼[1] 2022年7月13日(水) 17:00開演
R.ワーグナー『パルジファル』 オペラ全3幕
 会場:東京文化会館 大ホール
▼[2] 2022年9月8日(木) 18:30開演
G.プッチーニ『蝶々夫人』 オペラ全3幕
 会場:新国立劇場オペラパレス
▼[3] 2022年11月23日(水・祝) 17:00開演
J.オッフェンバック『天国と地獄』 オペレッタ全2幕
 会場:日生劇場
▼[4] 2023年2月23日(木・祝) 18:00開演
G.プッチーニ『トゥーランドット』 オペラ全3幕 ※公演詳細近日発表
 会場:東京文化会館 大ホール
●上記4公演の学生席(いずれも初日公演に限ります)
●有料公演プログラム(1,000円相当)を各1冊進呈
(チケットご購入時に「プログラム引換券」が発券されます。公演当日、会場にて引換券をプログラム本誌とお引換ください)

■セット料金(税込):8,000円
■ご予約受付期間:2022年4月18日(月)~7月12日(火)
■インターネット予約からのご予約
(1) Gettii左のアイコンをクリックしてインターネット予約「Gettii(ゲッティ)」を開きます
(2) 最下段の【会員登録/入会】をクリック⇒【学生チケット会員(28歳未満学生限定・登録無料)】から必要事項をご記入の上、ご登録ください。
(3) 学生会員登録がお済みの方は、再度上記よりインターネット予約トップページより「会員ID」と「パスワード」を入力して【ログイン】ボタンをクリックします。
(4) 取扱公演の一覧が表示されている「チケット予約・購入」画面の上方右側にある【セット券予約】をクリックします。
(5) 「東京二期会オペラ劇場 学生プレミエ・セット券」画面が開いたら、【予約申し込み】をクリックして、1公演ずつ【選択】を進めてご予約を完了してください。

■電話受付による予約申込 および お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831 にてオペレータが対応します。
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

■ごあんない
・インターネット予約は発売開始日の0:00より発売最終日の23:59まで、電話予約は上記営業時間内にて受付いたします。
・チケット代金のお支払いとチケットのお受取は、「セブン-イレブン」店頭でお手続きください。支払いが完了いたしますと、4公演分の「学生席引換券」および「プログラム引換券」あわせて8枚が発券されますので、ご確認の上、お受取ください。
・満28歳未満(2023年2月23日時点)の学生の方が対象です。
・ご登録の際、「氏名」「生年月日」「在籍学校名・学年」「ご住所」「電話番号」の入力が必須となります。
・4公演とも「ご予約されたご本人様のみ」のご利用とさせていただきます。譲渡・貸渡は学生同士であっても無効となります。
・座席は公演当日「学生席受付窓口」にて指定となります。その際、「ご本人の学生証」を忘れずにお持ちください。
・ご購入後のご本人の都合によるキャンセル、変更、払戻しはできません。

▼学生席をお求めいただける方の条件について詳しくは、こちらをご覧ください。
学生席について|チケットのお求め - 東京二期会

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公演に向けて、指揮者アンドレア・バッティストーニがついに合流!! ~公演迫る『エドガール』~

2012年2月、ヴェルディ『ナブッコ』で衝撃の二期会オペラそして日本デビューから10年。2022年4月の開催がまもなくに迫る、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ プッチーニ『エドガール』の公演指揮者アンドレア・バッティストーニが来日し、稽古に合流致しました!

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降機直後の羽田空港国際線到着ロビーにて

マエストロは4月9日(土)夕方、羽田空港に到着。週明けより早速稽古に合流しており、これまでのプロダクションと変わらず、ぐいぐいと音楽を牽引しています。
「このオペラは皆様にとって驚くべき発見」とマエストロ自身が評するこの作品。テンポを自在に動かし、プッチーニのドラマを鮮やかに作り上げていきます。

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稽古場では最初にソリストたちと音楽の摺り合わせ作業から始まりました

世界的にも上演機会が限られているこの作品ですが、マエストロ自身も実現を熱望しており、今回の公演に向けても、稽古初日からソリストに提案しながら、精力的に音楽を組み立てていました。
世俗的な場面、宗教的な場面、また、情熱と祈りといった様々な対比が描かれるこの作品。 マエストロの情熱的な音楽作りで皆様を掴んで離さない、一気呵成の2時間になりそうです!

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つづいて舞台上のアクティングエリアを想定し、立ち稽古も始まりました
(舞台構成:飯塚励生)

どうぞご期待ください!

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▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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7月公演 ワーグナー『パルジファル』~クンドリ役 田崎尚美インタビュー「クンドリは非常に多面的。とても縁のある、思い入れの強い役です。」

東京二期会が創立70周年記念公演シリーズの頂上としてお贈りする、2022年7月公演ワーグナー『パルジファル』(セバスティアン・ヴァイグレ指揮、宮本亞門演出/フランス国立ラン歌劇場との共同制作公演)の開催に向けて、今回もキャストをインタビュー形式でご紹介してまいります。

第1回は、クンドリ役のソプラノ田崎尚美。田崎の二期会デビュー・ロールはなんとクンドリ! 2012年の二期会創立60周年記念公演の『パルジファル』(飯守泰次郎指揮、クラウス・グート演出)での出演が大成功だったことは、その後の10年のキャリア ~『ワルキューレ』ジークリンデ、『さまよえるオランダ人』ゼンタ、『タンホイザー』エリーザベト、『サロメ』『ナクソス島のアリアドネ』『ルサルカ』『トゥーランドット』題名役~ が如実に語っています。 先月に上演された、びわ湖ホールの『パルジファル』(セミ・ステージ形式)でも同役を歌い絶賛されました。

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2012年9月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』(クラウス・グート演出)より クンドリ役

――田崎さんにとって、クンドリは二期会のデビュー・ロールですね。今、振り返って、最初の二期会オペラの現場はどのような印象でしたか?

田崎: 二期会公演の初めての現場は、2011年のサロメ役カヴァー(シュテファン・ゾルテス指揮、ペーター・コンヴィチュニー演出)だったのですが、その時は小さくなって皆様の後ろの方に座っておりました(小さくなれていたかどうかはわかりません)。 稽古場の熱量とピリっとした緊張感があり、稽古現場の空気感というものを共有させていただきました。
その翌年に『パルジファル』クンドリ役でデビューさせて頂きましたので、稽古場の緊張感というものを知った状態で稽古に臨めたのはありがたかったです。

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2016年11月 東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』より プリマドンナ/アリアドネ役

――クンドリはどのような人物でしょうか。

田崎: クンドリは、このオペラの中でも何度も言われているように、とにかく不思議な女です。善人なのか悪人なのかわからない、歳も素性もわからない人です。最終的にパルジファルに救済されて「死」を手に入れることが出来ますが、死ぬことを許されないために、その時点では人としての定義は満たしてない人物なのです。日本語で「呪われた女」や「妖女」と表記される事が多いですが、死を奪われている時点で人間ではないですね。
1幕は通常時、2幕は操られている時、3幕は別人?!!。
非常に多面的な役です。

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2021年2月 東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』より エリーザベト役

――クンドリ役の見どころ、聴きどころについて、田崎さんにとって、印象深い場面、歌がありましたら、教えてください。

田崎: 私は、昨年の「東京・春・音楽祭」での子どものためのワーグナー『パルジファル』でもクンドリを演じ、今年の3月もびわ湖ホール『パルジファル』でクンドリを歌わせていただきました。
とても縁のある、思い入れの強い役なので、見どころと聴きどころは全部!!と言いたいところです(笑)。
中でも印象深いと言いますか、わかりやすいのは、二幕二場で名前をあっさりと教えちゃう場面です。先に答えを与えてから長々とルーツを語り出すやり方はとてもシンパシーを感じます。
10年前の演出で大好きだったのは、二幕一場のクリングゾルとクンドリのシーンです。一階にいるクンドリが二階にいるクリングゾルに操られているように見せる稽古を沢山しました。とても楽しかったのを覚えています。
今回はどんな演出でクンドリを歌えるのかが今からとても楽しみです。

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2012年9月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』(クラウス・グート演出)より 上階のクリングゾルに操られるクンドリ

――それでは、本公演に向けて、ファンの皆様にメッセージをお願いします。

田崎: 『パルジファル』は演奏時間がとても長い作品です。一幕グルネマンツの言葉に「ここでは時間が空間に変わるのだ」という言葉がありますが、パルジファルを聴いているといつもそう思います。時間が一定であるとは限らないかもしれません。少なくともそう思える舞台を、音楽をお届けしたいと思います。長いけど快感だった!と言って頂けるよう頑張ります。

*     *     *


▼『パルジファル』公演情報ページはこちら
2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00*、14日(木)14:00、16日(土)14:00*、17日(日) 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…クンドリ 田崎尚美 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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春到来!Bunkamuraでオペラを満喫する~4月公演『エドガール』関連企画を一挙ご紹介

4月、春到来!
年度が代わって、新しい学校、新しい職場、新しい人生のステージの第一歩を踏み出される方も多いことでしょう。
創立70周年を迎えた、東京二期会の新しい年度の第一歩は4月23日(土)・24日(日)、Bunkamuraとの共同主催公演として、東京フィルハーモニー交響楽団と首席指揮者アンドレア・バッティストーニを迎え、〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉の4本目となるプッチーニ幻の名作『エドガール』を、Bunkamuraオーチャードホールで上演します。

そのBunkamuraではこの春、「春だ!ブンカチャージ2022」と銘打って、オペラ、音楽、演劇、ダンス、芸能、ファッション、文芸などなど、様々なジャンルの文化を発信中です。
今回は、中でも東京二期会オペラ関連の企画をご紹介いたします。

物語のトビラ~東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』
なんといっても、まずは4/23(土)・24(日)オーチャードホールでの『エドガール』本公演!
情熱に生きる男・エドガール、その愛を一途に信じるヒロイン・フィデーリア、そして、その愛を奪うヴィラン・ティグラーナ・・・後年のプッチーニ・オペラにも引き継がれる抒情をたたえながら、さらに当時流行していたであろうオペラの劇的要素も凝縮されたような、奇跡というか、他に類をみないジェットコースターのようなストーリー展開です。今回、天才バッティストーニの指揮で全幕上演できる機会に恵まれました。どうかこの機会を逃されませんように!

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▼Bunkamuraウェブサイトの『エドガール』公演情報ページはこちら
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ プッチーニ『エドガール』オペラ全3幕〈新制作 セミ・ステージ形式上演〉 | オーチャードホール - Bunkamura


音楽のトビラ~サン=サーンス『サムソンとデリラ』配信
2021年1月5日に上演した東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ第3弾『サムソンとデリラ』を「ブンカチャージ2022」のために特別期間限定で配信中!
指揮はフランスの俊英、マキシム・パスカル。サムソン役には『エドガール』でも題名役を務めるテノール樋口達哉、そしてデリラ役にはソプラノ板波利加が出演しました。 本公演をご覧になられた方も、またまだ一度も〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉をご覧になられていない方もぜひご視聴ください!

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Bunkamura STREAMING
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ サン=サーンス『サムソンとデリラ』
オペラ全3幕 日本語字幕付き原語(フランス語)上演
・配信期間:2022年3月23日(水)12:00~5月8日(日)23:59
・視聴券料金:2,800円(税込)
・販売期間:2022年3月23日(水)12:00~5月8日(日)21:00
 (※期間中は何度でも視聴可能)

▼配信の詳細と視聴はこちらから
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ サン=サーンス『サムソンとデリラ』オペラ全3幕 日本語字幕付き原語(フランス語)上演|春だ!ブンカチャージ 2022 - Bunkamura
「MY Bunkamura」ご登録者限定特典あり!
『サムソンとデリラ』の配信チケットをご購入の方の中から抽選で5名様に、サムソン役2名の<サイン入り公演プログラム>をプレゼント!詳しくは上記ページをご覧ください。


もっとブンカのトビラ~ブックショップ ナディッフモダン『エドガール』ブックフェア
オペラがお好きな方は読書もお好きな方が多いですね。ブックショップ「ナディッフモダン」では、今月1日から、『エドガール』の世界をより深く楽しんでいただけるように、プッチーニの伝記やオペラの入門書などを多数取り揃えたブックフェアを開催いただいています!

▼ブックフェアのご案内はこちらから
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』ブックフェア | ブックショップ ナディッフモダン - Bunkamura

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さらに、『エドガール』関連企画として、4/24(日)開催の「高田正人と行くレクチャー&イタリアン・ランチ鑑賞イベント」も好評お申込受付中です!
201911_takada_masato.jpg東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』スペシャルプレ・イベント
【鑑賞とお食事+オペラの見どころ解説トークサロン+S席鑑賞チケット】

・開催日:2022年4月24日(日)
・ランチ&レクチャー会場:東急百貨店 渋谷・本店 8階「タントタント」
・料金:お一人様 25,000円
   (税込・ランチ、レクチャーと演奏、『エドガール』同日公演S席チケット付)

▼イベント詳細とお申込みはこちらから
テノール高田正人がナビゲート!東京二期会『エドガール』~イタリアンレストラン「タントタント」×Bunkamura スペシャルイベント決定! - オペラの散歩道(二期会blog)

新年度のスタートは、Bunkamuraでオペラを満喫してみませんか!

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▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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4月公演 プッチーニ『エドガール』~ここを聴く!
第3回「全曲でここが一番有名!? ~フランクの名アリアとプッチーニを送った合唱~」

2022年4月公演は、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ プッチーニ『エドガール』。
プッチーニ第2作目のオペラで、世界的にも上演される機会は少ないのですが、音楽は素晴らしく、プッチーニの若かりし時代の「歌」が熟練の筆致で充溢している奇跡の名曲。その知られざる名曲の中から、聴きどころを皆様にお届けします。

フランクはグァルティエーロの息子で、フィデーリアの兄、ティグラーナに報われない思いを向けています。
オペラの中の役柄としては、ティグラーナに全く振り向いてもらえず、失恋の憂き目にあうのですが、プッチーニからは、現在このエドガールで最も単独での演奏頻度が高いであろうアリア「この恋は私の恥」が与えられています。メロディーメーカーたるプッチーニの個性が存分に発揮されていて、フランクのティグラーナへの複雑な恋心が胸に迫ります。
『アンドレア・シェニエ』の「祖国の敵」に少し似ているような気がするのは私だけでしょうか。(私だけかもしれない)
プッチーニのオペラはソプラノとテノールの恋愛を軸に展開されることが多いですが、バリトン役の存在がドラマを深めているのは誰もが認めるところかと思います。フランクを務める、清水勇磨と杉浦隆大の深みのある2人のバリトンにもご注目ください!

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フランク 清水勇磨(4/23)
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フランク 杉浦隆大(4/24)

また、『エドガール』は合唱が大活躍する作品です。『トゥーランドット』同様に児童合唱も含めた編成で、それぞれの声の組み合わせで様々な場面を描く、プッチーニの筆の冴えを特に感じて頂けるのではないでしょうか。
エドガールとフランクの決闘のシーンや、3幕の大詰め等の荒々しい場面では、ソリストを含めた大アンサンブルでクライマックスを形作るのですが、それと対比されるこのオペラの宗教的なシーンも、合唱の見せ場の一つ。生々しい感情が飛び交うこのオペラで、合唱の透明な歌声は一服の清涼剤とも言えるでしょう。その中でも3幕冒頭のレクイエムは、プッチーニの国葬で彼の最後を見送った曲としても有名です。
コンチェルタンテ形式だからこそ体感頂ける、合唱とオーケストラの響きを、どうぞ『エドガール』で堪能ください。(了/TW)

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2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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来日10周年を迎えるアンドレア・バッティストーニからメッセージ!~4月『エドガール』によせて

今年、来日10周年を迎えるイタリアの指揮者アンドレア・バッティストーニから、4月東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』を指揮するにあたって、メッセージが届きました!

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オペラファンなら誰もがジャコモ・プッチーニの偉大な傑作に夢中です。私たちは、ミミや蝶々夫人、そして、トスカの感動的な物語をよく知っています。
ですが、この度、私たちはこの作曲家の初期の珠玉のレパートリーを生で体験する機会を得ました。『エドガール』です。
この偉大な作品は、北欧にインスパイアされた筋書きに、イタリアの旋律と、ヴェリズモ・オペラの声の妙技、フランスの管弦楽の色彩とが、わくわくするほどに混ぜ合わされています。
『エドガール』は、プッチーニがその芸術的な旅路を進む、重要な一歩となる作品であり、私は、この作品を、東京二期会と東京フィルのアーティストとともに探求することを楽しみにしています。
きっと、このオペラは皆様にとって驚くべき発見となることでしょう。
Viva、プッチーニ!

2022年3月15日
アンドレア・バッティストーニ

(原文)Every opera fan is madly in love with the great masterpieces of Giacomo Puccini and we are all familiar with the moving stories of Mimì, Butterfly and Tosca.
But this time we have the chance to experience live an early gem of the composer's repertoire: Edgar.
This great work is a thrilling mixture of Italian melody, Verismo vocal virtuosity, French orchestral colors with Northern-Europe-inspired plot. Edgar was a significant step forward in Puccini's artistic journey and I'm looking forward to explore it together with Nikikai and Tokyo Philharmonic's artists.
I'm sure this opera will be a surprising discovery for everybody.
Viva Puccini!

15th March 2022
Andrea Battistoni

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2012年 来日初公演となった、東京二期会 ヴェルディ『ナブッコ』(カーテンコールより)

2012年2月ヴェルディ『ナブッコ』で東京二期会&日本デビュー。当時24歳のバッティストーニがその才能を爆発させ、一夜にしてその名を轟かせた衝撃は、今なお、まるで昨日のことのように思い出されます。
東京二期会では、その後も『イル・トロヴァトーレ』『リゴレット』とヴェルディ作品を指揮、2019年宮本亞門演出の『蝶々夫人』で、日本で初となるプッチーニ作品を披露しました。

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2015年 東京二期会 ヴェルディ『リゴレット』(カーテンコールより)

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2016年 東京二期会 ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』(カーテンコールより)

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2019年 東京二期会 プッチーニ『蝶々夫人』(カーテンコールより)

昨年はコロナ禍においてヴェルディ「レクイエム」を指揮。演奏者やご来場のお客様と祈りを共有する、特別な時間となりました。

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2021年 二期会スペシャルコンサート ヴェルディ「レクイエム」より

2022年は、バッティストーニ×プッチーニ・イヤー!
4月の『エドガール』を皮切りに、9月『蝶々夫人』でも東京二期会に再登場。それに先駆けて、8月には九州交響楽団の定期演奏会に登場し『外套』を予定しています。

この機会を逃しては、きっと滅多に聴く機会に再び巡り合えないだろう、バッティストーニの『エドガール』。
ぜひ逃されませんように!!

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2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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4月公演 プッチーニ『エドガール』~ここを聴く!
第2回「特別な役柄《ティグラーナはTigre》」

2022年4月公演は、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ プッチーニ『エドガール』。
プッチーニ第2作目のオペラで、世界的にも上演される機会は少ないのですが、音楽は素晴らしく、プッチーニの若かりし時代の「歌」が熟練の筆致で充溢している奇跡の名曲。その知られざる名曲の中から、聴きどころを皆様にお届けします。

今回は、『エドガール』だけではなく、プッチーニのオペラに登場するキャラクターの中でも異彩を放つティグラーナです。
ご存知の通り、プッチーニの描く女性像はトスカ、ミミ、蝶々夫人等、ソプラノに主要役が多く、“プッチーニ・ヒロイン”と呼ばれる役柄は愛する人のために命を燃やす女性として、強い共感を呼ぶことが特徴の一つで、『エドガール』でのフィデーリアもこのカテゴリーに入る役柄と思います。
一方、ティグラーナは、このプッチーニ・ヒロイン(フィデーリア)のカウンターとして配置されています。皆に愛される無垢な娘フィデーリアに対して、ムーア人の捨て子で自らの欲望に忠実に従い、村人から疎まれるティグラーナ。
そんなティグラーナの名前の由来は「Tigre(フランス語・イタリア語で「虎」)」。キャラクターとしてはカルメンのイメージでしょうか。

それではティグラーナの聴きどころをご紹介。
まずは第1幕から、教会に大人しく通う村人を馬鹿にして歌う「子羊は可哀想に!」を。
大勢の村人に対して1名で自分の意志を貫くティグラーナは、このオペラ内では悪役ポジションですが、魅力的な悪女として印象深いシーンです。
もうひとつが、彼女のエドガールへの愛情が見える、第2幕の二重唱「エドガール、あなたの顔には」
猛女というだけではなく、フィデーリアとは異なるアプローチでエドガールを求める柔らかなメロディーは、この役の幅の広さを感じさせます。実はこのオペラの中に、フィデーリアとエドガールには二重唱が無いことからも、意味のある二重唱かと思います。
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ティグラーナ 中島郁子(4/23)
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ティグラーナ 成田伊美(4/24)
長閑な村の中で爪を隠さず生きるティグラーナの演唱は、プッチーニオペラにおける女性像に新たな光を当ててくれるはず。この役を演じる中島郁子と成田伊美の歌唱と共にご期待ください!

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2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

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二期会初演!2022年4月プッチーニ『エドガール』~ティグラーナ役 中島郁子インタビュー「彼女の言葉には裏がなく、常に真っ直ぐに自分の想いを語っています」

4月公演、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ第4弾プッチーニ『エドガール』。キャスト紹介7人目はティグラーナ役のメゾソプラノ中島郁子です。
ヒロインのフィデーリアの兄フランクを片恋に沈め、主人公エドガールの心を打ち抜いてしまう、美女ティグラーナ。オペラ『エドガール』の台本は、プッチーニの第1作『妖精ヴィッリ』に続いて、フェルディナンド・フォンターナが務めましたが、フォンターナは『盃と唇』というフランスの詩劇を原作にしながら、当世流行のオペラとしてよりドラマティックになるように、ビゼーの『カルメン』も参考にしたということですから、その特徴は、まさにティグラーナというキャラクターに結晶したということでしょう。
マエストロ、アンドレア・バッティストーニの記念すべき日本デビュー・オペラである『ナブッコ』のフェネーナで二期会デビューを飾った中島。『セヴィリャの理髪師』ロジーナを当たり役とし、昨年は東京二期会『ファルスタッフ』にクイックリーで出演。主要なオーケストラとの共演も多い中島にとって、今回のティグラーナは今まで演じてきた役とはまったく違うキャラクターと言います。公演に向けて話を聞きました。

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中島郁子

――ティグラーナは、どのような役、人物でしょうか?

中島: 一言で言えば、本能の赴くままに生きる「魔性の女」と言えるでしょうか。
フランクに愛されている事に満足できず、フィデーリアの恋人であるエドガールを誘惑して奪ってしまうところは、まさにカルメンを思わせる女性だと思います。
しかし、彼女の言葉には裏がなく、常に真っ直ぐに自分の想いを語っています。第一幕、ミサで敬虔な祈りを捧げる村人たちの前で、「あなた達にとって、それが祈りであっても、私にとってはカンツォーネだわ! 私は歌いたいの、私は鳥のようにさえずりたいの!」という言葉は、自由奔放な彼女の性格がよく表れているように思います。

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2012年2月 東京二期会オペラ劇場『ナブッコ』より フェネーナ役(中央手前)

――そのティグラーナの台詞にも、カルメンに通じるものがありますね。それでは、ティグラーナの見どころ、聴きどころのシーンを教えてください。

中島: ティグラーナは、その性格から、様々な場面で、変化に富んだ表現が要求されていると思います。
例えば、第一幕で、エドガールを誘惑する場面では、プッチーニは「Religioso=宗教的に」と指示して、流麗な旋律で描かれています。その後、祈りを捧げる村人達を邪魔する場面では、「Satanico=悪魔的に」と書かれており、独特のリズム感で激しい感情が表れています。
また、第二幕で、エドガールの気持ちが離れてしまっていると知り、彼への愛を情熱的に歌う二重唱では、「con espress. di volutta'=快楽的な表現で」とあり、この作品の中でも、最も甘美で官能的な旋律で描かれていると思います。
これら全てが魅力的な旋律で描かれていますので、ティグラーナという女性の感情の変化を音楽から感じて頂けると思います。

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2017年10月 東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』より スズキ役(左)

――今回の『エドガール』、他のプッチーニ作品と比べて、どのような印象を持たれましたか。

中島: これまで私は、二期会公演のプッチーニ作品では、『蝶々夫人』スズキ役、『修道女アンジェリカ』公爵夫人役、『ジャンニ・スキッキ』ツィータ役に出演させて頂きましたが、それぞれ私は大好きな役ですが、どちらかと言うと、少し落ち着いた雰囲気の役ばかりでした。プッチーニの作品は、残念ながらメゾソプラノの役がとても少ないのですが、この『エドガール』では、珍しくメゾソプラノに妖美な役が与えられています。実は、私は、このような女性を演じるのは初めてですので、新たなレパートリーに挑戦する気持ちで取り組んでいます。

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2018年9月 東京二期会オペラ劇場『修道女アンジェリカ』より 公爵夫人役(左)



――新しい中島さんの魅力に出会えそうですね。それでは、公演に向けての意気込みをお願いします。

中島: 『エドガール』は、上演される機会の少ない作品ですが、若きプッチーニの描いた優美な旋律に溢れています。
その作品を、きっとマエストロ・バッティストーニが、更に躍動感みなぎる素晴らしいイタリアオペラへと、導いて下さる事と思います。私も、その舞台に立たせて頂けることをとても嬉しく思っております。是非、会場にお越し頂き、お楽しみ頂ければ幸いです!

――ぜひファンの皆様、ご期待ください!最後に、オーチャードホールにご来場されるお客様に、渋谷の中島さんおすすめのスポットがあれば教えてください。

中島: 私は、なかなか渋谷を訪れる機会がないのですが、美術館が好きなので、オーチャードホールのあるBunkamuraのザ・ミュージアムには、興味のある展示を見つけると訪れます。何年も前になりますが、ダ・ヴィンチやルーベンスの名画に感銘を受けたことを覚えています。是非、皆様も、オーチャードホールでの音楽会と合わせて、美術館もお楽しみ頂ければと思います。

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2022年4月23日(土)17:00*、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
*…ティグラーナ 中島郁子 出演日

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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4月公演 プッチーニ『エドガール』~ここを聴く!
第1回「エドガール&フィデーリア」

4月にお届けする、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ プッチーニ『エドガール』。
プッチーニ作品でも『蝶々夫人』『トスカ』『ラ・ボエーム』等は多くの皆さんがお聴きになったり、ご覧になっているかと思いますが、『エドガール』を観劇されたことがある方は、それほどいらっしゃらないのではないでしょうか。(演奏資料を見るに、今回が日本では2回目の上演のようです)
『エドガール』はプッチーニ2作目のオペラ。その知られざる名曲の中から、聴きどころを皆様にお届けします。
初回の今回は、まずタイトルロールのエドガールと、彼に思いを寄せるフィデーリアから。

まず、エドガールの聴きどころは、第2幕冒頭のアリア「快楽の宴よ」をご紹介。
故郷を追われるように去ったエドガールは、ティグラーナとの愛欲の日々を後悔しながらも、彼女の魅力を拒めずにいることを嘆きます。思い出されるのは、彼を一途に思ってくれた天使のようなフィデーリアの面影。前半の激しい感情の吐露と、後半のフィデーリアへの思い出と望郷の念の対比が鮮やかなアリアです。
また、エドガールの最大の聴かせどころは、第3幕の終結部「エドガールは生きている!」。全編のラストにどんでん返しが起こるこの場面は、是非劇場で聴いてみてください。
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エドガール 福井 敬(4/23)
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エドガール 樋口達哉(4/24)

フィデーリアは聴きどころを2つ。
第1幕冒頭の小アリア「昼の花よ」は、フィデーリアの登場の場面で、4月の花咲く丘を軽やかに下りながら、エドガールを見つけます。彼女はエドガールにアーモンドの花がついた枝を渡します。明るい平和な曲想で彼女の人柄を表す1曲です。アーモンドの花の花言葉は「希望」ですね。
もう1つは第3幕のアリア「あらゆる苦しみよりも」を挙げます。戦死したとされるエドガールを庇い、彼の罪は祖国のために戦ったことで償われたはずと訴えます。彼と共に故郷に戻って天国での平安を願うと歌う、まさに彼女の名前の語源《Fidele 貞節な》を示す感動的なシーン。
オペラを通じて、このフィデーリアのキャラクターに、恋人を思い待ち続ける蝶々夫人や、『トゥーランドット』のリューのような性格の萌芽を感じて頂けるかと思います。
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フィデーリア 髙橋絵理(4/23)
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フィデーリア 大山亜紀子(4/24)

次回は、プッチーニがほとんど書くことが無かったメゾソプラノの主要役、ティグラーナにスポットを当てます。
隠れた主役の聴きどころとは?

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2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

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二期会初演!2022年4月プッチーニ『エドガール』~フランク役杉浦隆大インタビュー「旋律の美しいフランクのアリアを印象に残るように歌いたい」

4月公演、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ第4弾プッチーニ『エドガール』。キャスト紹介6人目はフランク役のバリトン杉浦隆大の登場です。
バリトンの役に似つかわしい貫禄と朗らかな人柄からか、仲間から「ビッグ」の愛称で親しまれています。二期会オペラ研修所は最優秀で修了(川崎靜子賞受賞)。『ダナエの愛』で二期会オペラ・デビュー後も自分の歌に磨きをかけるため、ドイツ・ハンブルクに留学。帰国後もさらに活躍を続け、昨年は『魔笛』『こうもり』に出演しました。
今年は、『エドガール』フランクに続いて、7月『パルジファル』聖杯の騎士、9月『蝶々夫人』ヤマドリと、なんと3公演連続での出演が決まっています!まずは2022年の初登板に向けて話を聞きました。

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杉浦隆大

――フランクとはどのような人物でしょうか?

杉浦: 町の人々に悪女とまで呼ばれるティグラーナのことを愛し、彼女のために決闘するも恋は実らず、軍人となって彼女への想いを断ち切った男(もしかしたらまだ断ち切れていないかもしれませんが…)、それがフランクです。

――ティグラーナとは、小さいときから一緒に暮らしていたんですよね。

杉浦: フランクにはフィデーリアという妹がいますが、ティグラーナは、生まれながらに捨てられてしまったところをフランクの父グアルティエーロに拾われ、フランクやフィデーリアとともに育てられました。フランクの家族は基本的に信心深い人々ですが、ティグラーナは成長するにつれ不道徳な道に走り、今では町の人々に悪女と蔑まされ煙たがられるような娘に育ってしまいました。フランクは彼女が不道徳な道に走っていることを許せませんが、一方で彼女のことを愛しています。彼女には一向に相手にされていませんが。
町の人々に追い立てられたティグラーナはエドガールとともに町を去ろうとしますが、フランクは彼女をエドガールに奪われたくなく、決闘をします。結局彼らには逃げられ、フランクは裏切られた想いからか、彼らの去り際、ティグラーナに呪いの言葉をかけます。それほどまでに彼女のことを愛していたといえるでしょう。

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2021年9月 東京二期会オペラ劇場『魔笛』より 僧侶I役(パミーナの後ろに立つ金色衣裳の人物)

――愛したいがゆえにその悪が許せない、愛の言葉が届かないがゆえに呪いの言葉をかける、というのは…

杉浦: ティグラーナがいない日々を送る中で、フランクは軍に入隊し、隊長となります。きっと彼女のことを忘れるため必死にがんばって、気づいたら隊長にまで昇りつめていたという感じでしょう。
第2幕で偶然エドガールとティグラーナに再会するフランクですが、エドガールの入隊願いを快く受けるほどフランクは彼と意気投合し、逆にティグラーナには見向きもせず、むしろ軽蔑します。第3幕ではティグラーナの本心を知りたがり、エドガールとともにその本心を探ろうとします。その方法はまるで詐欺をはたらいて罠にはめるかのようなやり口で、いくらティグラーナへの想いを断ち切ったからとは言え、少々彼女への軽蔑が過ぎるように思います。愛すること、失恋して想いを断ち切ること、フランクには何事にも猪突猛進な面があるかもしれません。

――温和な杉浦さんからはなかなか想像できない役ですが、フランクのやりがいはどのあたりに?

杉浦: フランクの聴きどころは、第1幕で歌われるアリア「Questo amor, vergogna mia」が1番だと思います。またアリアに向かうまでの、ティグラーナとのやり取りも、彼の心情がよく表れている箇所だと思います。旋律が美しいこのアリアですが、このオペラの音楽は随所にスケールの大きな音楽が見られ、それにかき消されないよう、印象に残るように歌いたいと思います。

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2021年11月 東京二期会オペラ劇場『こうもり』より フランク役(写真中央:こちらのフランクは刑務所長)

――プッチーニには珍しいバリトンのアリアですね。

杉浦: プッチーニのオペラ2作目ですが、音楽にはすでに他の作品に見られるような旋律の美しさが際立っているように思えます。プッチーニの他のオペラと違う点では、私がバリトンだからだと思いますが、本当に数少ないバリトンのアリアがあることです。先の「Questo amor, vergogna mia」は比較的短いですが、しっかりとアリアと呼べるものがバリトンの役に割り振られているのです。いつもプッチーニの美しい旋律をアリアとして歌われているソプラノやテノールをうらやましく思っていますが、このアリアだけはバリトンのものであり、ちょっと短いですが、存分に堪能することができます。

――杉浦さんの歌うアリア楽しみにしていただきましょう。最後に、ファンの皆様に向けてメッセージをお願いいたします。

杉浦: プッチーニの初期作品『エドガール』、上演されることは本当に少なく、貴重な機会に出演することができて本当にうれしく思っております。皆さまにお楽しみいただけますよう、しっかりと歌わせていただきます。どうぞ足をお運びいただけたらと思います。

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2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00* Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
*…フランク 杉浦隆大 出演日

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テノール高田正人がナビゲート!
東京二期会『エドガール』~イタリアンレストラン「タントタント」×Bunkamura スペシャルイベント決定!

Bunkamuraとの共同主催で開催の〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉『エドガール』。
オーチャードホールでのオペラ鑑賞の一日を、有意義に、そして豊かにお過ごしいただこうと、東急百貨店内のイタリアンレストラン「タントタント」とBunkamura共同企画による素敵なご鑑賞イベントができました! 開催日は2022年4月24日(日)。

東京二期会のオペラ・レクチャー&コンサート「オペラ Why not?」で講師を務め、知的かつわかりやすいレクチャーと共演者の人柄を引き出す軽妙なトーク、そして歌唱までこなして大人気のマルチ・テノール高田正人が登場!『エドガール』の魅力を独自の視点でお伝えします。

201911_takada_masato.jpg 高田正人

レクチャーとオペラ鑑賞の前には、東急百貨店渋谷本店8階のイタリアンレストラン「タントタント」でランチを。当日限定のオリジナルコラボメニューをご堪能いただきます!
プッチーニのオペラは好きだけど『エドガール』はまだ観たことがない、という方も多くいらっしゃると思います。高田のレクチャーをお聞きいただければ、その後のオペラ鑑賞が何倍もお楽しみいただけることでしょう。
イタリア料理と歌唱実演付きレクチャーに、『エドガール』鑑賞まで、イタリアの文化に浸っていただける一日をご提供いたします!

■■■ イベント情報 ■■■
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』スペシャルプレ・イベント
【鑑賞とお食事+オペラの見どころ解説トークサロン+S席鑑賞チケット】
■開催日:2022年4月24日(日)
■<ランチ、レクチャーと演奏>
 会場:東急百貨店 渋谷本店 8階「タントタント」
 開始時間:11:30~
 ▼ランチ&レクチャー会場のご案内
 ・タント タント |渋谷・本店 - 東急百貨店公式ホームページ
■<公演>
 会場:Bunkamura オーチャードホール
 開演:14:00
■募集定員:50名様(先着順)
■料金:お一人様 25,000円
   (税込・ランチ、レクチャーと演奏、『エドガール』同日公演S席チケット付)
■イベントお申し込み方法
 以下必要事項をご記入の上、下記メールアドレスにメール送信してください。
 必要事項:
  (1)メール標題・タイトルに【エドガールイベント申込】
  (2)メール本文に【お名前/人数/お電話番号】
 送信先メールアドレス:t-akakubo@bunkamura.co.jp
  株式会社東急文化村 マーケティング部 販売促進室
■受付締切:2022年3月31日(水)
 ※ただし、定員に達し次第受付終了とさせていただきます。

その他、ご不明な点、ご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。

*     *     *


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2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

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二期会初演!2022年4月プッチーニ『エドガール』~フィデーリア役髙橋絵理インタビュー「プッチーニが愛した繊細で一途な女性像 ―ミミ、蝶々さん、リューのような― がフィデーリアにはあります」

4月公演、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ第4弾プッチーニ『エドガール』。キャスト紹介5人目はフィデーリア役で出演するソプラノ髙橋絵理。昨年7月『ファルスタッフ』アリーチェに続いて、大山亜紀子とのダブルでの登場です。
東京二期会では『パリアッチ(道化師)』ネッダでデビュー。その後も、『ホフマン物語』アントニア、『エロディアード』サロメを演じ、持前の清々しく健やかな抒情性をたたえた歌声で、演じる人物のピュアな心情を表現し、高い評価を受けてきました。先日、急遽の開催となった『フィガロの結婚』でも、伯爵夫人を見事務め上げ、賞賛を受けています。 そして、今回のフィデーリア。プッチーニのヒロインに向かう意気込みを聞きました。

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2012年7月 東京二期会オペラ劇場『パリアッチ(道化師)』より ネッダ役

――髙橋さん、おはようございます。

髙橋: おはようございます。

――急遽公演となった『フィガロの結婚』。今回の伯爵夫人では、どのような新しい「発見」がありましたでしょうか。

髙橋: 伯爵夫人はオペラデビューの役であり、そして新国立劇場オペラ研修所の際にも歌わせていただき、節目節目に歌ってきた大事なレパートリーです。今回の宮本亞門さんの演出では、悲しみの中にいる伯爵夫人でも、いつも希望を失わない前向きなキャラクターを目指しました。だからだと思いますが、稽古を重ねるうちに伯爵夫人の生き抜く力、そして逞しさをこんなに深く感じたことがありませんでした。同じ役でもその時々で感じ方が違うのは、演じていて面白い点ですね。

――ファンの方にはぜひ引き続き4月公演『エドガール』にもお越しいただきたいと思います。それでは、フィデーリアは、どのような役、人物でしょうか?

髙橋: フィデーリアの名前の由来は、忠実、敬虔(Fedele a Dio)です。『カルメン』のミカエラに通じるような役どころと思っています。幼馴染みであるエドガールに一途で、エドガールとティグラーナが駆け落ちした後も彼を思い続けます。亡骸となって村へ帰ってきたエドガール(実際は生きていますが)に対して村人が非難しても、彼を庇い、優しく村人を説得する芯の強さもあります。

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2013年8月 東京二期会オペラ劇場『ホフマン物語』より アントニア役

――共同制作『カルメン』でミカエラを演じた経験も、フィデーリアに活かされるのではないでしょうか。それでは、フィデーリアの見どころ、聴きどころのシーンを教えてください。

髙橋: フィデーリアの最も有名なアリア「さようなら、私の甘い愛」です。亡くなってしまった愛するエドガールへの想いを歌うアリアですが、後半に向かうにつれ「天国で待っていてね」と何度も言うフィデーリアの高揚していく音楽に、深い愛情を感じさせられます。

――今回が二期会初演となる『エドガール』。二期会以外でもあまり上演される機会はありませんでしたが、他のプッチーニ作品と比べて、どのような印象がありますか。

髙橋: この作品はプッチーニの2作目のオペラですが、プッチーニ特有の抒情的な音楽はすでに健在で、初めて全幕を聴くお客様にも存分にお楽しみいただけると思います。プッチーニが愛した繊細で一途な女性像のミミ、蝶々さん、リューのようなキャラクターの要素がフィデーリアにはあり、素敵なメロディーが満載です。 また、フィデーリアにはアンサンブルの音楽がほとんどなく3曲のアリアとコンチェルタートのスタイルで描かれています。プッチーニ最後の作品である『トゥーランドット』のリューへ与えられたスタイルとほぼ同じで、大変興味深いです。

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2019年4月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エロディアード』より サロメ役

――まさに、プッチーニの人生を貫くヒロイン像がフィデーリアでも描かれようとしているのですね。ところで、渋谷で、髙橋さんおすすめのスポットがあれば教えてください。

髙橋: イタリアンのタロス(Tharros)がおすすめです。前々回Bunkamuraオーチャードホールでの『エロディアード』サロメ役で出演した際に、本番後に家族を連れて行ったことがきっかけで時々伺っています。美味しいですよ!

――最後に、お客様へ向けてメッセージをお願いいたします。

髙橋: 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズは、毎回なかなか上演されない作品に焦点を当てた大変貴重なシリーズです。ぜひプッチーニの素晴らしい作品を、会場にてお楽しみ頂けたら嬉しいです。オーチャードホールでお待ちしております。

*     *     *


▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00*、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
*…フィデーリア 髙橋絵理 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【学生券は1,000円で楽しめる】ハイレベルな本格的オペラ・アリアの競演!~3/3「明日を担う音楽家による特別演奏会」

3月3日(木)19:00、東京オペラシティ コンサートホールにて開催される「明日を担う音楽家による特別演奏会」。文化庁の「新進芸術家海外研修制度」により欧州を中心に在外でオペラ研修に励んだ歌手たち9名が出演し、一曲入魂でアリアを歌います。まさにハイレベルな本格的オペラ・アリアの競演です!

一般料金でもS席が3,000円とかなりお得ですが、学生券はなんと1,000円!
今もっともフレッシュで、その世代のトップレベルの歌手が集う貴重な機会です。明日のオペラ歌手を目指す方々にもぜひお越しいただきたいスペシャルコンサートなのです!

▼クラシック音楽専門WEBサイトでも注目いただいています
明日を担う音楽家による特別演奏会~日本のオペラ界を担う新星たちが入魂の一曲を贈る - ぶらあぼONLINE
次代のオペラスターを探せ! 海外研修の成果を発表する歌手たちの競演 - Webマガジン「ONTOMO」

多くのオペラ・ファンの期待を背負って舞台に立つ9名の歌声にどうぞご期待ください。

220303special_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
新進芸術家海外研修制度の成果
「明日を担う音楽家による特別演奏会」

日時:2022年3月3日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール 【アクセス
  ・都営新宿線直通、京王新線「初台駅」東口より 徒歩5分
料金:全席指定 (税込)
  S席3,000円、A席2,000円、B席1,000円、学生券1,000円
  ※二期会オペラ愛好会会員割引あり
  ※学生席は28歳未満の学生の方に限ります
  (愛好会割引・学生席は二期会チケットセンターのみ取扱)
出演:
鈴木玲奈(ソプラノ)
竹下裕美(ソプラノ)
宮地江奈(ソプラノ)
金澤桃子(メゾソプラノ)
鈴木 望(メゾソプラノ)
藤田彩歌(メゾソプラノ)
山本耕平(テノール)
深瀬 廉(バリトン)
村松恒矢(バリトン)

指揮:角田鋼亮
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

主催:文化庁、公益財団法人東京二期会
制作:公益財団法人東京二期会

▼公演情報ページはこちら
明日を担う音楽家による特別演奏会|主催コンサート - 東京二期会

▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼チケットお取扱
チケットスペース TEL 03-3234-9999(月~土 10:00~12:00、13:00~18:00)
チケットぴあ [Pコード207-913]
イープラス
ローソンチケット [Lコード34367]
・東京オペラシティチケットセンター TEL 03-5353-9999(10:00~18:00 月曜定休)

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二期会初演!2022年4月プッチーニ『エドガール』~フィデーリア役大山亜紀子にインタビュー「最後まで想いを貫く純粋な人」

4月公演、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ第4弾プッチーニ『エドガール』。キャスト紹介4人目はフィデーリア役で出演するソプラノ大山亜紀子です。
ヴェルディ、プッチーニのヒロインを歌いつづける二期会のディーヴァのひとり。『蝶々夫人』題名役でデビュー後、『仮面舞踏会』アメーリア、『オテロ』デズデモナで好演。新国立劇場鑑賞教室では『トスカ』題名役を演じ、昨年も『ファルスタッフ』アリーチェで華々しいアンサンブルの中心として大役を果たしました。
そして、今回のフィデーリア。神様の愛に忠実、誠実な人という意味の名前のとおりの役柄で、いかにもプッチーニのヒロインらしい感じがします。その場の状況や、情動、感情で行動に走ってしまう人物ばかりのこのオペラの中で、フィデーリアだけは、一貫して恋人エドガールのことを想い、信じています。トスカ、蝶々さん、リューへと続く、プッチーニのほとんどライフワークのような女性を、大山はどのような思いをもって臨むのか、話を聞きました。

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2009年11月 東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』より 蝶々夫人役

――フィデーリアは、どのような役、人物でしょうか?

大山: 今回演じますフィデーリアは、どのような状況になっても、愛するエドガールのことを最後まで想い貫く純粋な人だと思います。普通ならとても愛していたとしても、裏切られ、自分の元を去った時点で終わりですよね。

――フィデーリアの見どころ、聴きどころのシーンを教えてください。

大山: 一番好きな場面は、第三幕のエドガールに別れの言うシーンです。彼の棺(実際は違いますが)に対し「愛する人、私もそのうちそちらに行きます。待っていてくださいね」と吐露するシーンは、メロディーも素敵で、最初はフィデーリアだけで歌っていきますが、最後には合唱も彼を讃えて歌い気持ちを盛り上げるところは聴きごたえがあると思います。

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2010年2月 東京二期会オペラ劇場『オテロ』より デズデモナ役

――まさかそのとき、自分ひとりが命を落とすとは、思っていなかったかもしれませんね・・・ところで、Bunkamuraのある渋谷で、アフター、ビフォアー・オペラを楽しむおすすめスポットは?

大山: なかなか渋谷に降り立たずよくわかりません(笑)
もしよろしければ、皆様教えてください。「ここのお店のこれがおいしいからおすすめですよ!」とか「ここは面白いからぜひ行ってみてください!」など、お待ちしております(笑)

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2021年7月 東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』より アリーチェ役

――では、皆様、大山にぜひお便りお待ちしています!最後に、お客様へ向けてメッセージをお願いいたします。

大山: なかなか上演されない作品です。私も今回初めて知りました。是非会場に足をお運びいただき、プッチーニの音楽を楽しんでいただけたらと思います。会場にてお待ちしております。

*     *     *


▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ
2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00* Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
*…フィデーリア 大山亜紀子 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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2月9日(水)開幕!『フィガロの結婚』公演当日のごあんない

いよいよ明日2月9日(水)から13日(日)まで、〈二期会創立70周年記念〉東京二期会オペラ劇場 W.A.モーツァルト作曲オペラ『フィガロの結婚』を東京文化会館 大ホールにて上演いたします。(10日(木)を除く4回公演)

今回の『フィガロの結婚』は、宮本亞門の二期会オペラ演出デビュー作品として2002年に初演、連日満席となった伝説のプロダクションです。
指揮は、去る11月公演『こうもり』に続き、若手実力派の川瀬賢太郎が務めます。
管弦楽は、こちらも本年が創立50周年の記念イヤーとなる新日本フィルハーモニー交響楽団です。
キャスト陣では、前回2016年の公演でも主演した、与那城 敬、大村博美、萩原 潤らが再登場を果たし、スザンナ役には二人の新星 宮地江奈と種谷典子を抜擢。その他にも大沼 徹、小林由佳など東京二期会を代表する歌手に加え、若き実力派歌手たちが本作を歌い演じます。どうぞご期待ください!

▼指揮 川瀬賢太郎からのメッセージ


▼演出 宮本亞門からのメッセージ


尚、このたびの公演は新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。 ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【2/8(火)19:30掲載】
2022都民芸術フェスティバル 参加公演
二期会創立70周年記念公演《東京二期会オペラ劇場》 2022年2月公演
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲 『フィガロの結婚』 オペラ全4幕
<日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:川瀬賢太郎/演出:宮本亞門/管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
2月9日
(水)
2月11日
(金・祝)
2月12日
(土)
2月13日
(日)
当日券
S A B C D 学
S A B C D 学
S A B C D 学
S A B C D 学
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
11:30~
開場
17:30
13:00
13:00
12:00
開演
18:30
14:00
14:00
13:00
第1・2幕
105分
休憩 25分
20:15~20:40
15:45~16:10
15:45~16:10
14:45~15:10
第3・4幕
80分
終演予定
22:00
17:30
17:30
16:30
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口改札から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩7分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆上記、当日券は2/8(火)18:00現在での発売予定です。当日の販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆新型コロナウイルス感染対策の開催ガイドラインに従って開催いたします。ホール客席は歌唱を伴うステージとお客様との十分な距離を確保するため、1階席の1~2列目は販売致しません。それにより最前列が3列目となりますが、以降の座席は前後左右の間隔を空けない通常配席での販売となります。
◆本公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『フィガロの結婚』公演情報ページはこちら
2022年2月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場


●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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二期会初演!2022年4月プッチーニ『エドガール』~ティグラーナ役成田伊美にインタビュー「ヴェルディやワーグナーの影響を感じます」

4月公演、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ第4弾プッチーニ『エドガール』。キャスト紹介3人目はティグラーナ役で出演するメゾソプラノ成田伊美です。
最近のインタビューで「一番興味のある役は、やっぱり、カルメン」と答えていた成田。『エドガール』のティグラーナは、たしかにカルメンにも似て「妖しい美女」として描かれます。プッチーニのオペラらしく、愛を一途に信じるヒロインのフィデーリアはソプラノで、その恋人である主人公エドガールはテノール。その二人の愛を引き裂くように登場し、挙句の果てはフィデーリアを刺し絶命させてしまうのが、このティグラーナです。
昨年11月には一つの目標であった『こうもり』オルロフスキーを好演した成田。続いての大役に向けて、意気込みを聞きました。

202202_narita_yoshimi_00.jpg 成田伊美

――ティグラーナは、どのような役、人物でしょうか?

成田: ティグラーナは、育ちは良くないものの、周りの人が釘付けになる程魅力的で、魔性の女のようです。メゾソプラノが演じる、『カルメン』カルメンや『カヴァレリア・ルスティカーナ』のローラ、『リゴレット』マッダレーナなどと似ている役かなと思います。ティグラーナの歌は、先ほど例に挙げたカルメンなどより、音域が高くイタリアオペラらしさ全開といった感じです。私とティグラーナの性格が似ているかと聞かれたら、間違いなく「似ていない」と答えると思います(笑)

――成田さんの名誉にかけて「似ていない」と思います! それでは、ティグラーナの見どころ、聴きどころのシーンを教えてください。

成田: ティグラーナの聴きどころは、2幕のエドガールとの二重唱です!本当に美しいメロディーなんです!! 幕切れには男声合唱が加わり、壮大なオーケストラが響き渡ります。
1幕のティグラーナのアリアも南イタリアを感じさせるメロディーで、合唱との掛け合いもあり、かっこいいです。また、このオペラは合唱から始まるのですが、プッチーニらしさがよく出ていて、大々的な序曲を置かず、すっとオペラに引き込まれていくのも良いなと思っております。

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2015年2月 東京二期会オペラ劇場『リゴレット』より チェプラーノ伯爵夫人役(写真中央)

――『エドガール』は、他のプッチーニ作品と比べて、どのような印象を持たれましたか。共通するところや、異色なところなど、特に感じられるところがあれば、教えてください。

成田: この『エドガール』は随所にヴェルディを感じます。「All'armi!(武器を!)」や「Maledizion(呪い)」というヴェルディがオペラの大切なシーンで使っている言葉を、プッチーニもこの『エドガール』では大切なシーンで使っています。他方、それぞれのキャラクターにテーマ旋律を振り分けていて、この辺りはワーグナーの影響を感じます。余談ですが、私は1800年代から1900年代の音楽が特に好きなんです。プッチーニはまさしくこの時代で、この『エドガール』は新しい時代への幕開けをプッチーニ自身も感じながら作曲したのではないかと感じます。

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2021年11月 東京二期会オペラ劇場『こうもり』より オルロフスキー役(写真左)

――ヴェルディやワーグナーからのバトンもしっかりと受け取った作品でもあるのですね。お客様にもぜひ実演で感じていただきたいですね。では、成田さんおすすめの渋谷のスポットがあれば教えてください。

成田: 渋谷はあまり詳しくないのですが…オーチャードホールがあるBunkamuraの中には素敵なカフェがたくさんあるので、ぜひ『エドガール』の前後に素敵なティータイムをお過ごしください。

――Bunkamuraにはオペラ鑑賞の前後も楽しめるスポットが集まっていますし、落ち着いた時間が流れる空間が素敵ですよね。最後に、お客様へ向けてメッセージをお願いいたします。

成田: この役の出演が決まったとき、イタリアオペラにしっかり挑めるチャンスをやっと掴むことができた!とガッツポーズをしたことを覚えています。今の年齢になり、やっと声が成長してきたので歌うことができる役だと思います。私の集大成として挑みますので、ぜひ会場で応援していただけたら嬉しいです。マエストロ・バッティストーニさん、東京フィルハーモニー交響楽団が作り上げる美しい音楽と、二期会の私たちの歌唱をお楽しみください。お待ちしております!!

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▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ
2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00* Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
*…ティグラーナ 成田伊美 出演日

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二期会初演!2022年4月プッチーニ『エドガール』~グァルティエーロ役清水宏樹にインタビュー「息子フランクとエドガールの争いの場面に」

4月公演、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ第4弾プッチーニ『エドガール』。キャスト紹介2人目に登場するのはバス清水宏樹です。これまで東京二期会では『トスカ』、『椿姫』のイタリアオペラのほか、『ローエングリン』『魔弾の射手』といったドイツオペラでも出演を果たしてきました。特に2018年ペーター・コンヴィチュニー演出『魔弾の射手』では、カスパール役を好演しています。
今回の役は、グァルティエーロ。主人公エドガールの恋人フィデーリアと、フィデーリアの兄フランク、その兄妹の父です。グァルティエーロは、さらに、ムーア人の両親に捨てられた娘ティグラーナを養い、フィデーリアの姉妹のように育てました。
妖艶な美を放つティグラーナに、あろうことか想いを寄せる兄フランク。しかし、ティグラーナは、フィデーリアの恋人エドガールを誘惑、ついに篭絡に成功してしまいます。そして、事件は、ある日の教会の祈りの時間に起きてしまいます・・・オペラ『エドガール』の悲劇は、つまり、グァルティエーロ家の中で醸造されてきた、といえるのです。

202202shimizu_hiroki_00.jpg 清水宏樹

――グァルティエーロは、どのような役、人物でしょうか?

清水: バスの役は、比較的高齢で、聖職者や王様、誰かの後見人などが多いですが、グァルティエーロはフランクの父親という役どころです。

――グァルティエーロの登場シーンを教えてください。

清水: 第1幕、教会で息子フランクとエドガールの争いの場面に割って入るところが唯一の出演シーンとなります。歌唱箇所は少ないですが、合唱を含めた出演者(村人たち)が多い、とても迫力のある場面です。

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2018年7月 東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』より カスパール役

――二期会が『エドガール』を取り上げるのはこれが初めてとなります。他のプッチーニ作品と比べて、どのような印象を持たれましたか。

清水: プッチーニの中ではマイナーな作品ですが、旋律の美しさやスケール感は他の作品に引けをとりません。上演されることが少ないので、この機会に是非足をお運びださい。

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2020年2月 東京二期会オペラ劇場『椿姫』より グランヴィル役(写真後方)

――渋谷で清水さんおすすめのスポットがあれば教えてください。

清水: オーチャードホールのすぐ近くにある「VIRON」というパン屋さんです。フランスパンのサンドイッチが特にオススメで、味とボリュームに大満足です。パンの食感が硬いのが特に好きなところです。少し値が張りますが、価値があると思います。

――清水勇磨さんに続いての連続票!ぜひ行ってみたくなりますね。最後に、ファンの皆様に向けてメッセージをお願いいたします。

清水: 舞台の成功に向けて、日々練習に取り組んでおります。ホールでお会いすることを楽しみにしております。

*     *     *


▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ
2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00* Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
*…グァルティエーロ 清水宏樹 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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東京二期会オペラ劇場 2月公演モーツァルト『フィガロの結婚』~タイトルロール近藤 圭 インタビュー!「世界で一番泣けるレチタティーヴォだと思っています!」

2月に急遽開催が決まった『フィガロの結婚』にタイトルロールで出演するバリトン近藤 圭。実直な楷書体の姿勢から抒情あふれる歌を聴かせる俊英は、モーツァルト歌手としても高い評価を受けています。宮本亞門演出のオペラは、昨年9月『魔笛』に続いての出演です。同じくバリトン萩原 潤とは9月『魔笛』パパゲーノからの連続ダブルとなりました。稽古の様子や開幕にかける思いを聞きました。

202201_kondou_kei_00.jpg 近藤 圭

――連日怒涛の稽古が続いていますが、稽古場の様子はいかがでしょうか?

近藤: 普段、暗譜を完璧にしてから初稽古に臨むように心がけているのですが、今回お話をいただいてから期間が短かったため、暗譜と立ち稽古を同時進行しているところもあり、なかなかスリリングです(笑)。でも、稽古場はみんな和気あいあい楽しくやっていますよ。喜劇ですし、何よりモーツァルトのキラキラした音楽に囲まれてハッピーな気持ちで毎日稽古しています。

――昨年の『魔笛』パパゲーノに続いて、萩原 潤さんとのダブルキャストです。萩原さんは稽古場ではどのような方なのでしょうか。

近藤: 萩原さんは、本当に優しい方で、常に色々な人に気遣いをしてくださり、僕にもたくさんのことを教えてくださいます。
それでいて、ご本人は子どものような無邪気さや、純真な心をお持ちで、稽古場でも冗談や楽しい話をして、みんなを和ませてくださいます。そのお人柄が、フィガロのキャラクターにも現れていて、僕も観ていると、暖かく幸せな気持ちになります。
それから、ジァイアンツへの熱い想いは、いつも変わりません(笑)。

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2021年9月 東京二期会オペラ劇場『魔笛』より パパゲーノ役(右から2番目)

――『フィガロの結婚』で、近藤さんが個人的に一番好きな場面、音楽を教えてください。

近藤: もう、どれも好きすぎて選べませんが、音楽であえていうなら「序曲」でしょうか。聴いていて、気分がウキウキ高揚して、こんなに幕が開くのが楽しみになる「序曲」というのは『フィガロの結婚』が一番ではないかと思っています。川瀬マエストロと新日本フィルハーモニーさんの演奏が今からとても楽しみです。
でも、その「序曲」が終わり、幕が開き、最初に声を発するのはフィガロですから、そのプレッシャーたるや・・・

場面では、マルチェリーナとバルトロが実はフィガロの両親で、自分の親にもなるとわかったスザンナが六重唱の後のレチタティーヴォで、「私のように幸せな人っているのかしら」と言うところです。いつも鳥肌がゾワっと立つくらい感動します。世界で一番泣けるレチタティーヴォだと思っています。

――「世界で一番泣けるレチタティーヴォ」いいですね。最後に、ファンのお客様にメッセージをお願いします。

近藤: 二期会の誇る宮本亞門演出「フィガロの結婚」。僕も客席からは何度も観ているのですが、今回初めて出演いたします。このような世の中ですが、みなさんを少しでもハッピーな気持ちにできますよう、一生懸命歌い、演じさせていただきます。東京文化会館でお待ちいたしております!

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『フィガロの結婚』稽古場にて

*     *     *


▼『フィガロの結婚』公演情報ページはこちら
2022年2月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場

2022年2月9日(水)18:30、11日(金・祝)14:00*、12日(土)14:00、13日(日)13:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:川瀬賢太郎/演出:宮本亞門/管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
*…フィガロ 近藤 圭 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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二期会初演!2022年4月プッチーニ『エドガール』~フランク役清水勇磨にインタビュー「リブレットを見ると良く練ってあるんですよ。言葉にどれだけこだわったのかが分かります」

Bunkamuraとの共同主催による東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』。セミ・ステージながら、実はこれが二期会初演になります!
主人公エドガールの恋人フィデーリアの兄にあたるフランク役を演じるのが、バリトン清水勇磨。二期会ではこれまで『ばらの騎士』ファーニナル、『タンホイザー』ヴォルフラム、『ファルスタッフ』フォードと重厚な役を演じてきました。中止となってしまった2月公演『影のない女』にもバラク役での出演が予定されていました。
今回のフランクは、プッチーニのオペラでは珍しく、アリアのあるバリトンの役で、全曲上演されることは稀ですが、アリアだけはお聴きになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。『エドガール』の物語を掻き乱す女性ティグラーナに、あろうことか恋心を寄せるフランク。その止められない想いを歌っています。清水に詳しく話を聞きました。

202201_shimizu_yuuma_00.jpg 清水勇磨

――フランクはどのような人物でしょうか?

清水: フランクは素直な感性の持ち主ですよね。というのも、エドガールと恋仲になるティグラーナに想いを寄せていますが、そのやり取りというのも、愛しているその想いがストレートに出ているところから見ても素直な男だなという印象ですね。チレーアの『アドリアーナ・ルクヴルール』のミショネ(※)という役と似ている部分がありますね。 男の秘めた想いみたいなものはあまりフォーカスされませんが、日常なんてそんなことが割とあったりすると感じます。そんな日常にある誰もが経験するような想いが舞台にふっと現れると、真実味をもって心を動かされる感覚がありますよね。

(※)…1902年ミラノ初演。コメディ・フランセーズの看板女優アドリアーナとマウリツィオの悲恋。ミショネは劇場の舞台監督で、アドリアーナに叶わぬ想いを寄せています。

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2021年2月 東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』より ヴォルフラム役

――フランクの見どころ、聴きどころのシーンを。

清水: オペラ冒頭のアリアですね。ボローニャ歌劇場の研修所にいた時もコンサートを含め本当によく歌いましたし、色々な歌手に聴いてもらいました。
何回彼女から離れようとしてもやっぱり彼女の元に戻ってきてしまう。それが彼の愛の深さを語っていると感じます。旋律の美しさの中に、彼の想いが…美しい想いだけではなく、人間らしいある種のカッコいいだけの男じゃない、素直に愛する思いに葛藤してます。だから、美しいだけじゃないんですね。人間臭いといいますか…
しかし、そのことが芸術的なところから一つ押し上げて真実を持ち、我々に迫ってくるんだと思います。エドガール、ティグラーナ、フィデーリアといった他の役の方々のどのアリアも抜群なものばかりですから楽しみです。

――歌いこんできた渾身のアリア。お客様にご期待いただきたいですね。二期会が『エドガール』を取り上げるのはこれが初めてですが、どのような作品でしょうか。

清水: 『エドガール』は研究者によって加筆された版が上演されたことがありましたね。僕がいたボローニャ歌劇場のDVDがその昔出て、よく見ていたのを思い出します。そのプロダクションに出ていた歌手と劇場で一緒のプロダクションで出会ったりと、そんなこともありましたね。
『エドガール』は、技巧的にも派手さを強調したりとかそういうものじゃないんですが、リブレットを見ると良く練ってあるんですよ。言葉にどれだけこだわったのかが分かります。その言葉にプッチーニがどんな味付けをしたのか、決して華美では無いけど、素朴なキラッと光る田舎料理のような。
劇場で、リブレットを何回も読まされたり、叱られたりしましたが、やっぱり言葉からしか、音楽は形を成し得ない、そんな思いで向かって演奏したいですね。

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2021年7月 東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』より フォード役

――『エドガール』が上演されないのはその筋書きのせい、とよく聞かれますが、実際はむしろ、練りに練られた珠玉のリブレットなのですね。それでは、お客様へ向けてメッセージを。

清水: 二期会として初めてとなるエドガール。作品として素晴らしいのはいうまでもありませんが、どんな作品か是非会場で感じていただき、新たな作品との大切な出会いとなる方がいらっしゃれば、嬉しく存じます。

――最後にもうひとつ、渋谷で清水さんおすすめのスポットがあれば教えてください。

清水: 劇場近くの「Viron」ですね。鑑賞前に“くっ”とコーヒーとクロワッサンをいただいても良いですし、帰りに楽しむも良いですし、是非!

*     *     *


▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ
2022年4月23日(土)17:00*、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
*…フランク 清水勇磨 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
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プログラムが決定しました!~二期会オペラ研修所 第65期マスタークラス修了試演会(2/23開催)

2月23日(水・祝)にHakuju Hallにて開催の「二期会オペラ研修所 第65期マスタークラス修了試演会」。立ち稽古も順調に進み、いよいよ本番まで残り1か月となりました。
この度、試演会のプログラム(演目・場面)が決定しましたのでご案内いたします。
研修所での学びの集大成である修了試演会は、各研修生が、今後自身のレパートリーにしたいと考えている作品に臨みます。これからオペラの舞台に羽ばたく若きアーティストを、一足早くご覧いただく絶好の機会です。どうぞご期待ください。

220223institute_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第65期マスタークラス修了試演会

開催日:2022年2月23日(水・祝)
会場:Hakuju Hall 【アクセス
  ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
  ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全席指定 各クラス1,500円 (2クラスセット券 2,500円)
※クラスごとにチケットが必要です
〈予定プログラム〉
◆大野徹也クラス 12:00開演
1. ドニゼッティ作曲『愛の妙薬』第2幕より
   ネモリーノ、ベルコーレ
2. ドニゼッティ作曲『愛の妙薬』第2幕より
   アディーナ、ドゥルカマーラ
3. R.シュトラウス作曲『ナクソス島のアリアドネ』プロローグより
   ツェルビネッタ、作曲家
4. マスネ作曲『ウェルテル』第3幕より
   シャルロッテ、ウェルテル
5. ヴェルディ作曲『イル・トロヴァトーレ』第4幕より
   レオノーラ、ルーナ伯爵
   《休憩》
6. レオンカヴァッロ作曲『道化師』第1幕より
   ネッダ、トニオ、シルヴィオ
7. フンパーディンク作曲『ヘンゼルとグレーテル』第2幕より
   グレーテル、ヘンゼル
8. ベッリーニ作曲『カプレーティ家とモンテッキ家』第2幕より
   ロメオ、テバルド
9. ベッリーニ作曲『清教徒』第1幕より
   エルヴィーラ、ジョルジョ
10. ヴェルディ作曲『ルイザ・ミラー』第3幕より
   ルイザ、ミラー
   《休憩》
11. ドニゼッティ作曲『ドン・パスクワーレ』第1幕より
   ノリーナ、マラテスタ
12. ドニゼッティ作曲『ドン・パスクワーレ』第3幕より
   ノリーナ、ドン・パスクワーレ
13. トマ作曲『ハムレット』第1幕より
   オフェリ(オフィーリア)、アムレ(ハムレット)
14. ヴェルディ作曲『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
   アメーリア、シモン

◆佐々木典子クラス 17:00開演
1. メノッティ作曲『電話』(前半)より
   ルーシー、ベン
2. メノッティ作曲『電話』(後半)より
   ルーシー、ベン
3. ドニゼッティ作曲『愛の妙薬』第2幕より
   ベルコーレ、ネモリーノ
4. ドニゼッティ作曲『ドン・パスクワーレ』第1幕より
   ノリーナ、マラテスタ
5. ロッシーニ作曲『オリー伯爵』第2幕より
   オリー伯爵、アデル
6. R.シュトラウス作曲『ばらの騎士』第2幕より
   ゾフィー、オクタヴィアン
   《休憩》
7. ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』第2部第1幕より
   ルチア、エンリーコ
8. レオンカヴァッロ作曲『道化師』第1幕より
   シルヴィオ、ネッダ
9. ヴェルディ作曲『椿姫』第3幕より
   ヴィオレッタ、アルフレード
10. ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』第2部第1幕より
   ルチア、エンリーコ
11. ヴェルディ作曲『リゴレット』第2幕より
   ジルダ、リゴレット
12. ヴェルディ作曲『アイーダ』第3幕より
   アイーダ、ラダメス
   《休憩》
13. R.シュトラウス作曲 『ばらの騎士』第2幕より
   ゾフィー、オクタヴィアン
14. グノー作曲『ロメオとジュリエット』第4幕より
   ジュリエット、ロメオ
15. ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』第2部第1幕より
   ルチア、エンリーコ
16.マスネ作曲『マノン』第3幕より
   マノン、デ・グリュー
17.ヴェルディ作曲『ファルスタッフ』第2幕第1場より
   フォード、ファルスタッフ

※各演目の配役は、当日会場にてご案内いたします。

▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第65期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会

▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
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▼チケットお取扱
Hakuju Hallチケットセンター (オンライン予約のみのお取扱い)

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4月『エドガール』&7月『パルジファル』 連続タイトルロール テノール福井 敬からのメッセージ!

長年にわたり日本のクラシック音楽界を先導してきたテノール福井 敬。この年末年始も第九演奏会、ニューイヤーコンサートと様々なステージに登場しましたが、東京二期会の公演でも、4月『エドガール』、7月『パルジファル』にタイトルロールで連続出演を予定しています。

202201_fukui_kei_00.jpg.jpg 福井 敬

4月公演『エドガール』>>>
思えば、福井の東京二期会主演デビューが1992年5月、創立40周年記念公演の『ラ・ボエーム』ロドルフォ役(大野和士指揮、栗山昌良演出)でした。30年の時を経て、プッチーニの初役に挑戦します!
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズには、昨年1月『サムソンとデリラ』に続いての連続主演です!

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2021年1月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』より サムソン(左/撮影 西村廣起)

「若きオペラ作曲家プッチーニの、血潮が迸るかのような、鋭利な刃で削られたかのような、まだ荒削りでありながら、そこに美しい裸身の彫像を垣間見ることの出来る作品です。
マエストロ・バッティストーニの闊達な棒さばきにより、世界的にも演奏されることが稀有なこのオペラがどう立ち上るのか、プッチーニの『ラ・ボエーム』上演による二期会の創立以来、節目の年にプッチーニ作品を上演してきた二期会の精鋭達の歌を、ぜひお聴き逃しなく!!」


*     *     *


そして、7月公演『パルジファル』>>>
東京二期会にとって、1967年(日本初演)、2012年(二期会創立60周年記念)に続く3度目の公演となります。福井も、前回公演に続いてタイトルロールを任されました。前回公演の時、「純粋な心と身体を持った人間パルジファルが、ひとりの大人として成長していく物語」と語っていました。大作との再会に、今の時代を映すテーマを探ろうとしています。

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2012年9月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』より パルジファル役(左/撮影 三枝近志)

「この作品はワーグナー最終期のオペラであり、旋律とドラマが究極の高みを臨むものです。10年前、二期会創立60周年記念のオペラとして題名役を歌わせて頂いた時は、当時の皇太子殿下、今の天皇陛下が、ワーグナーの主要なオペラの中で『パルジファル』だけは、まだ御覧になっていなかったということで御観覧くださいました。終演後、お話しをさせていただいたことを思い出します。
そして今、聖槍で突かれた癒えぬ傷を持つアンフォルタスは、コロナ禍で踠き続ける世界の様と、正に共振するのではないでしょうか?二期会創立70周年の年に『パルジファル』を上演することは“必然”なのかも知れません。 今後、何処からか“聖なる愚者”が現れるのか?もしかすると宮本亞門氏の創り出す、今回のオペラの中に答えが見つかるかも知れません。」


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▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ
2022年4月23日(土)17:00*、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
*…エドガール 福井 敬 出演日

▼『パルジファル』公演情報ページはこちら
2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00*、14日(木)14:00、16日(土)14:00*、17日(日)14:00 日生劇場
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…パルジファル 福井 敬 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
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東京二期会オペラ劇場 2月公演モーツァルト『フィガロの結婚』~スザンナ役 宮地江奈&バジリオ役 高柳 圭からメッセージ!

2月東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』に出演するスザンナ役宮地江奈とバジリオ役高柳圭から動画メッセージが届きました!

二人は、1月2日、3日に「東京ミッドタウン日比谷のお正月」で迎春ステージを披露。初売りで賑わう東京ミッドタウン日比谷のアトリウムに多くのお客様が足をとめて二人の歌声に耳を傾けていただきました。

▼1月2日、3日 東京ミッドタウン日比谷でのイベントの様子
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2日間で5ステージを行った宮地と高柳。新春から幸福な達成感を得られたところ、さっそく始まる稽古を前にして、二人からの意気込みをお届けします!

*     *     *


▼宮地江奈&高柳 圭からのメッセージ

*     *     *




高柳: 東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』

宮地: スザンナ役の宮地江奈です。

高柳: バジリオ役の高柳圭です。(バジリオを演じたのは)8年くらい前だったので、新たな気持ちでバジリオと向かい合わせていただきたいと思っております。

宮地: 初役ですが、ずっとやりたかったスザンナという役をせっかくやらせていただける機会ですので、がんばります。

高柳: がんばれ!

宮地: がんばります!!

高柳: 『フィガロの結婚』出演者全員クセの強いキャラですけど、バジリオは、その中でもよりクセが強い役だと思うので、その「クセ」をどれだけ出せるか、えー、勝負…

宮地: クセが強いんじゃ。

高柳: クセが…

*     *     *


▼『フィガロの結婚』公演情報ページはこちら
2022年2月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場

2022年2月9日(水)18:30*、11日(金・祝)14:00、12日(土)14:00*、13日(日)13:00 東京文化会館 大ホール
指揮:川瀬賢太郎/演出:宮本亞門/管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
*…スザンナ 宮地江奈&バジリオ 高柳 圭 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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コロナ禍を越えて4年ぶりの声楽部門の開催!「明日を担う音楽家による特別演奏会」~二期会から4人の新星が出演

文化庁の「新進芸術家海外研修制度」により欧州を中心に在外でオペラ研修に励んだその世代のトップレベルの歌手たちが帰国して集結、その研修の成果を披露するハイレベルでフレッシュなオペラ・ガラ・コンサート「明日を担う音楽家による特別演奏会」が、来たる3月3日(木)19時、東京オペラシティコンサートホールで開催されます。
2020年3月に開催を予定していましたが、最初の新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け中止になっていました。今回、その時に選ばれた歌手たちに、今回新たな才能を加えて総勢9名が出演します。

東京二期会からは、ソプラノ宮地江奈、メゾソプラノ金澤桃子、藤田彩歌、テノール山本耕平の4名が選ばれました。それぞれが研修後で研鑽を積んだ表現と技術の成果を一曲入魂でお届けいたします。

宮地江奈 ソプラノ 研修地:ブダペスト(ハンガリー)
ヴェルディ 『椿姫』より 「不思議だわ!~ああ、きっと彼なのね~私はいつも自由で」
金澤桃子 メゾソプラノ 研修地:パリ(フランス)
ロッシーニ 『チェネレントラ』より 「悲しみと涙に生まれ育ち」
藤田彩歌 メゾソプラノ 研修地:ミラノ(イタリア)
ベッリーニ 『カプレーティ家とモンテッキ家』より 「もしロメオが御子息を殺めたとしても」
山本耕平 テノール 研修地:マントヴァ(イタリア)
モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より 「恋人を慰めて」
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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
文化庁委託事業「令和3年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
新進芸術家海外研修制度の成果
明日を担う音楽家による特別演奏会
日時:2022年3月3日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール 【アクセス
   (京王新線「初台」駅東口徒歩5分)
料金:(全指定席・税込)
   S席3,000円、A席2,000円、B席1,000円、学生1,000円
出演:(指揮)角田鋼亮
   (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団
   (ソプラノ)鈴木玲奈、竹下裕美、宮地江奈
   (メゾソプラノ)金澤桃子、鈴木 望、藤田彩歌
   (テノール)山本耕平
   (バリトン)深瀬 廉、村松恒矢

▼公演概要・ご予約はこちらのページから
コンサートラインアップ「明日を担う音楽家による特別演奏会」 - 東京二期会

●公演のご予約・お問合せは
チケットスペース 03-3234-9999
(月~土10:00~12:00、13:00~18:00/日祝休業)
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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「東京ミッドタウン日比谷のお正月」で、1/2(日)&3(月)東京二期会オペラステージを開催!~出演はソプラノ宮地江奈、テノール高柳 圭

日生劇場のおとなり、東京ミッドタウン日比谷のお正月に、この度も東京二期会のアーティストが登場します!
出演するのは、ソプラノ宮地江奈とテノール高柳 圭。二人は2月公演『フィガロの結婚』、7月公演『パルジファル』に出演を予定しています。ピアノは三澤志保。


ソプラノ宮地江奈

テノール高柳 圭

ピアノ三澤志保

■■■ イベント情報 ■■■
東京ミッドタウン日比谷のお正月
開催期間:2021年12月30日(木)~2022年1月10日(月・祝)
会場:東京ミッドタウン日比谷 1Fアトリウム特設ステージ 【アクセス
   (東京都千代田区有楽町1-1-2)
《迎春パフォーマンス~東京二期会オペラステージ》
日時:2022年1月
     2日(日) 13:00/15:00 (2回)
     3日(月) 12:00/15:00/17:00 (3回)
出演:ソプラノ宮地江奈、テノール高柳 圭、ピアノ三澤志保
演奏予定曲:
   ディ・カプア 「オー・ソレ・ミオ」
   プッチーニ 『つばめ』より 「ドレッタの夢」
   レハール 『メリー・ウィドー』より 「高鳴る調べに」
   ヴェルディ 『椿姫』より 「乾杯の歌」

公式HPによると、今回のお正月のテーマは、 “Greetings from HIBIYA”。
新たな年を迎えるのにふさわしい素敵な花装飾とパフォーマンスで、新春のお出かけのお客様をお迎えします。東京二期会のステージも、新年のご挨拶にふさわしいアリアをお届けします。
2022年の3が日、どうぞ日比谷にお立ち寄りください!

▼イベント情報ページはこちら
東京ミッドタウン日比谷のお正月 | イベント・キャンペーン - 東京ミッドタウン日比谷

*     *     *


▼宮地江奈、高柳 圭 出演、『フィガロの結婚』、『パルジファル』公演情報ページはこちら
2022年2月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年2月9日(水)18:30*、11日(金・祝)14:00、12日(土)14:00*、13日(日)13:00 東京文化会館 大ホール
指揮:川瀬賢太郎/演出:宮本亞門/管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
(*…スザンナ:宮地江奈、バジリオ:高柳 圭の出演日)

2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00、14日(木)14:00*、16日(土)14:00、17日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
(*…小姓/花の乙女:宮地江奈、小姓:高柳 圭の出演日)

●『フィガロの結婚』の公演チケットは2021年12月25日(土)より一斉発売開始です。

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新春2022年1月3日 生放送!
「NHKニューイヤーオペラコンサート」に黒田 博が司会で登場!
&二期会からの出場歌手のご紹介

毎年、お正月に放送される「NHKニューイヤーオペラコンサート」。
2022年は、1月3日(月)午後7時から改装中のNHKホールに代わって、東京芸術劇場にて開催されるとともに、NHK Eテレ、FM、BS8Kで生中継され、NHKプラスでの配信も行われます。 二期会からは司会のバリトン黒田博をはじめソリスト7名と二期会合唱団が出演し、《どんなときにも前を向く人間の強さ》をテーマに、さまざまな思いを込めた歌声を披露致します。

二期会から出演の7名のソリストは次のとおり。
【司会・バリトン】
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黒田 博
【ソプラノ】
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大村博美
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高橋 維
【メゾソプラノ】
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山下牧子
【テノール】
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福井 敬
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宮里直樹
【バス】
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妻屋秀和
【合唱】
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二期会合唱団
■■■ 放送情報 ■■■
NHKニューイヤーオペラコンサート
特別編 それでも、人は歌い続ける!

放送日時:2022年1月3日(月) 午後7:00~9:00
放送局:NHK Eテレ、BS8K、NHK-FM
出演:
(指揮)阪 哲朗
(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団
(ソプラノ)石橋栄実、大村博美、小林厚子、砂川涼子、高橋 維、森 麻季、森谷真理
(メゾソプラノ)山下牧子
(テノール)笛田博昭、福井 敬、村上敏明、宮里直樹
(バリトン)大西宇宙、上江隼人、黒田 博、須藤慎吾
(バス)妻屋秀和
(合唱)新国立劇場合唱団/二期会合唱団/びわ湖ホール声楽アンサンブル/藤原歌劇団合唱部
司会:檀 ふみ(俳優)/黒田 博(オペラ歌手)/久保田祐佳(NHKアナウンサー)
FM司会:金子奈緒
<東京芸術劇場コンサートホールより生中継>

▼番組ホームページ
NHKニューイヤーオペラコンサート - NHK

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12月18日(土)チケット発売!
2022年4月公演『エドガール』より タイトルロール樋口達哉からメッセージ!

12月18日(土)は、いよいよ4月公演 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ プッチーニ『エドガール』と、7月公演 東京二期会オペラ劇場 ワーグナー『パルジファル』のチケット一般同時発売日です!
オペラ公演のチケットでは、発売日初日は東京二期会のネットが一足早く、日付の変わる午前0時から受付開始!午前10時からお電話および各プレイガイドでのご予約を承ります。

チケットの発売を前に、早速『エドガール』題名役のテノール樋口達哉からメッセージが届きました!
これまでに、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズでは『ノルマ』ポリオーネ、『サムソンとデリラ』サムソンで出演を重ねてきた樋口。そして、もちろん『蝶々夫人』ピンカートンや、『トスカ』カヴァラドッシなどプッチーニ作品でも美しい歌を聴かせてきました。今回も『エドガール』の魅力、公演に向けての意気込みを熱く語っています!

202112_higuchi_tatsuya_00.jpg 樋口達哉

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オペラ『エドガール』!
「江戸の娘」をイメージするようなネーミング(笑)
日本人には覚えやすいタイトルかも。
この作品名は登場人物の主役の名前、まさに僕が演じる役名です。
タイトルロール!
最高に嬉しいです。
この作品はプッチーニの2作目のオペラで、他のプッチーニ作品と比べたら上演の機会が少ない作品です。
それはなぜか?
台本(物語)が良くないと言われていますが、実は主役のエドガールを歌うことが難しいから、という理由もあるかもしれません。
艷やかで強靱な声が必要とされます。
今回は、そんな難役に初挑戦!

202112_higuchi_tatsuya_01.jpg
2021年1月 東京二期会『サムソンとデリラ』より サムソン役を熱唱する樋口(撮影 西村廣起)

今まで、プッチーニの作品は『ラ・ボエーム』をはじめ、たくさんの役を演じてきました。
二期会では『蝶々夫人』『トスカ』『外套』があります。
この『エドガール』、音楽はどこを切り取ってもプッチーニ節が満載!
特に終幕、エドガールの独壇場からの幕切れの音楽は、ドラマチックな盛り上がりを見せます!!
このオペラの最大の聴きどころではないでしょうか。
まさに『トゥーランドット』を彷彿とさせるような音楽!
誰も寝てはいられません(笑)!
そして、第二幕のエドガールのアリア(独唱曲)は完成度が非常に高く、この曲もじっくりと聴きたいナンバーの一つです。
そのほか、プッチーニのオペラでは珍しいバリトン(フランク)のアリアも素敵ですし、フィデーリアのアリアも聴きごたえがあります。ティグラーナの楽曲も見せ場がたくさん!
今回の機会を逃したら、いつ上演に巡り会えるかわかりません!
是非、是非、オーチャードホールに足をお運び下さいませ!!

202112_higuchi_tatsuya_02.jpg
2021年1月 東京二期会『サムソンとデリラ』より サムソン役を熱唱する樋口(撮影 西村廣起)

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▼『エドガール』公演情報ページはこちら
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会
2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00* Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
*…エドガール 樋口達哉 出演日

●公演のご予約・お問合せは《12月18日(土)一般発売開始!!》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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【高田正人オペラ講座オンライン】東京二期会オペラ劇場R.シュトラウス『影のない女』レクチャー 動画無料公開中!

東京二期会が2月にボン歌劇場との共同制作でお贈りする『影のない女』。
このオペラの魅力を知っていただこうと、去る9月28日にレクチャー&コンサート「高田正人の『魔笛』と『影のない女』!」を開催しました。

今回は、そのレクチャーから、高田正人による解説と、出演者とのトークの模様を3本立てで無料公開します!

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第1弾は「あらすじ解説篇」。オペラ界随一のストーリーテラーでもある高田正人が、『影のない女』のストーリーを簡潔に、かつ興味深くお話しします。
まずは、この動画をご覧いただければ、あらすじはばっちりです!


続いては、キャスト・インタビュー。
本当は、このオペラ講座に参加した人でなければ聞けないようなエピソードも、今回は特別に披露します!
第2弾は、「タイトルロールにインタビュー篇」をお届け!
「影のない女」と呼ばれるのは、「皇后」役を務めるソプラノ冨平安希子。バイエルン州立歌劇場のオペラ研修所に入所する頃の思い出から、今回の皇后役にかける想い、そして、コンヴィチュニー演出について、語ります。


そして、第3弾は、バラク役の「バリトン清水勇磨とトーク篇」をお届けします!
劇中のバラクの人柄と清水本人と重ねて展開するトーク。ざっくばらんな会話に思えて、実はこれが役柄の紹介になっているのです!?
ボローニャ歌劇場研修時代のことなど、高田正人でしか聞き出せない話題が展開。そして最後にサプライズが…どうぞ最後までご視聴ください!

* * * * * * *


▼『影のない女』公演情報ページはこちら
ドイツ・ボン歌劇場との共同制作公演
2022年2月公演 R.シュトラウス『影のない女』〈新制作・ワールドプレミエ〉 - 東京二期会オペラ劇場

2022年2月9日(水)18:00、11日(金・祝)14:00、12日(土)14:00、13日(日)13:00 東京文化会館 大ホール
指揮:アレホ・ペレス/演出:ペーター・コンヴィチュニー/管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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いよいよ開幕!〈二期会名作オペラ祭〉J.シュトラウスII世オペレッタ『こうもり』~公演当日のごあんない

いよいよ明日11月25日(木)から28日(日)までの4日間、〈二期会名作オペラ祭〉NISSAY OPERA 2021提携 J.シュトラウスII世作曲オペレッタ『こうもり』を日生劇場にて上演いたします。(4回公演)

大評判となった2017年のプレミエ公演をご覧になられた方もいらっしゃることでしょう。
印象に残る巨大なシャンデリア、古めかしい木製家具やソファ、そして上品でエレガントな衣裳など、オーセンティックな舞台美術でありながら、ステージ上の展開は、現代的でスタイリッシュ。さすが世界的演出家アンドレアス・ホモキ!クラシックとモダンが見事に融合した名プロダクションです。
指揮は東京二期会本公演としては今回が初登場となる川瀬賢太郎。管弦楽は二期会公演には一年ぶりのピットとなります東京交響楽団が務めます。
キャスト陣は、前回の公演でも大活躍の又吉秀樹・小林啓倫がアイゼンシュタイン役に、ファルケ役の宮本益光・加耒徹、ロザリンデ役の幸田浩子・木下美穂子など、東京二期会を代表する人気スター歌手が集結!そしてオルロフスキー郷家暁子・成田伊美、アデーレ高橋維、雨笠佳奈など、若き逸材の台頭にもご注目!
そして看守フロッシュ役には、あの森公美子が二期会の舞台に登場。どうぞご期待ください!

202111_fledermaus_01.jpg
初日組のゲネプロより(撮影:西村廣起)


このたびの公演は、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。
今回の配席は、舞台と客席の間隔をとるため、前2列(A・B列)を空けて発売しておりますが、最前列となるC列より後は通常通りの配席となっております。お隣の席との間隔は空けておりませんので、何卒ご了承ください。
尚、ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【11/27(土)19:20更新】
《東京二期会オペラ劇場》 2021年11月公演
ヨハン・シュトラウスII世作曲 『こうもり』オペレッタ全3幕
<日本語字幕付き原語(ドイツ語)歌唱、日本語台詞上演>
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
11月25日
(木)
11月26日
(金)
11月27日
(土)
11月28日
(日)
当日券
S A B 学
S A B 学
完売のため
発売致しません
Sのみ10枚程度
当日券販売
窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
ピロティ開場
17:45
13:15
13:15
13:15
開場
18:00
13:30
13:30
13:30
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕 及び
第2幕前半
約90分
休憩 20分
20:00~20:20
15:30~15:50
15:30~15:50
15:30~15:50
第2幕後半
及び 第3幕
約60分
終演予定
21:20
16:50
16:50
16:50
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷
◆上記、当日券は11/27(土)19:00現在での発売予定です。当日の販売状況により、完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆新型コロナウイルス感染対策の開催ガイドラインに従って開催いたします。ホール客席は歌唱を伴うステージとお客様との十分な距離を確保するため、1階席の1~2列目(A,B列)は販売致しません。それにより最前列が3列目(C列)となりますが、以降の座席は前後左右の間隔を空けない通常配席での販売となります。
◆25日(木)と26日(金)公演では、当日の開演90分前より「当日学生席」を公演開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼オペレッタ『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30、26日(金)14:00、27日(土)14:00、28日(日)14:00 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~アデーレ 高橋 維「メイドからなんとか脱却しようともがくアデーレを応援してください!」

いよいよ明日開幕する〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』。キャスト・インタビューも今回が最終回となります。第12回は、9月公演『魔笛』夜の女王に続き、アデーレで出演のソプラノ高橋 維です。
今回は、五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞して、高橋が研鑽の地に選んだウィーンが舞台となるオペレッタ。そして日生劇場は、昨年『ルチア~あるいはある花嫁の悲劇~』(演出・翻案:田尾下 哲)題名役で新境地を拓いてみせた劇場です。開幕を目前にして話を聞きました。

202111_takahashi_yui_00.jpg 高橋 維

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――研修で過ごしたウィーンの街はいかがでしたか。

高橋: 伝統とモダンが調和する街で、劇場や美術館、あらゆる文化的なものに囲まれての生活は本当に贅沢でした。
大都市でありながら意外にもコンパクトで、少し電車に乗るだけで自然が豊かに広がる郊外にアクセス出来るのも魅力です。

――去る10月17日に、五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表のリサイタルを開きました。終えられて、今の心境を。

高橋: リサイタルではこれまでのウィーン研修で磨いた歌曲や、私が取り組んできたオペラ作品からプログラムを構成しました。演出家の田尾下 哲さんに監修していただき、照明や演出効果も取り入れた特別感のある舞台になったと思います。
私の場合は声の表現と演出や身体表現が一緒になった時に良いパフォーマンスが出来るように思いますので、これからも舞台経験を重ね成長した姿を見ていただきたいと思います。

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2019年11月 東京二期会『天国と地獄』より ユリディス役(撮影 三枝近志)

――ウィーンでは、オペレッタもたくさん経験することができたそうですね!

高橋: オペレッタは、鑑賞はもちろんのことたくさん勉強もしました。師事している先生がアデーレを当たり役としていたこともあり(その名もアデーレ・ハース先生!)、アデーレは特にたくさんレッスンでみていただきました。2つのアリアは現地で出演したコンサートでも歌い、「良く発語できているし、言葉と表現が合っていてとても良かった」とお客様に褒めていただいたことが良い思い出です。

――本場でも賞賛された歌唱が日生劇場でも披露されることを多くのお客様が期待されています。それでは、高橋さんが感じているアデーレの魅力について教えてください。

高橋: 彼女の仕事ぶりや発言からは、決して良いメイドとは思えませんが(笑)、天真爛漫でどこか憎めないキャラクターですね。
舞踏会で鉢合わせたアイゼンシュタインに向かって「メイドに間違えるなんておかしな方ね!」と言えてしまったり、3幕で歌うアリアでは自分の才能をアピールするために女優になりきったりと、すごく度胸があってなかなかへこたれません。私もそうなりたいです!

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2021年9月 東京二期会『魔笛』より 夜の女王(中央/撮影 西村廣起)

――最後にファンの皆様に一言メッセージをお願いします。

高橋: 『こうもり』がはじめての方はもちろんのこと、何十回と観た!という通な方にも楽しんでいただけるプロダクションですので、ぜひご期待ください。
アデーレを全幕通して演じるのは初めてなのですが、彼女のキャラクターに助けられて楽しく準備しています。メイドからなんとか脱却しようともがくアデーレを応援する気持ちで観ていただけたら嬉しいです!

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▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30*、26日(金)14:00、27日(土)14:00*、28日(日)14:00 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…アデーレ 高橋 維 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
★11/27(土)公演は全席予定販売数を終了いたしました。28(日)公演も残席あと僅かです。

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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~ロザリンデ幸田浩子「ホモキさんの演出には、不器用ながらも今を懸命に生きる人々へ、一筋の光を照らすような祈りがみえるよう」

〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』キャスト・インタビュー。第11回は、おまちかね、ロザリンデ役の幸田浩子の登場です!
ステージでの華やかなオーラと色彩豊かな歌声で日本のオペラ界に輝きを放ちつづける幸田浩子。専属歌手を務めたウィーン・フォルクスオーパーをはじめ、ローマ歌劇場、シュトゥットガルト州立劇場等欧州の主要な歌劇場でも大役をはたしてきました。
『魔笛』夜の女王、『ばらの騎士』ゾフィー、『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ、『ホフマン物語』オランピア、『リゴレット』ジルダなどをレパートリーとしつつ、CDアルバムやリサイタルでは、幸福感豊かに歌われる日本の歌でも日本全国の方を魅了しています。
二期会の『こうもり』では、2013年の白井晃演出でアデーレを好演しましたが、今回はロザリンデに初挑戦。幸田の新しい魅力を発見いただける絶好の機会となることでしょう。“初役”に向けて、話を聞きました。

202111_kouda_hiroko_00.jpg 幸田浩子

*     *     *


――ロザリンデはどのような人物だとお考えでしょうか。

幸田: 大好きな『こうもり』の舞台に再び立つことができることに、そして、新しい役に挑戦できることに、とてもワクワクしています。
ロザリンデらしさ、とは、、、まだまだ、探している最中ではありますが、本音と建前、理性と本能が出たり入ったりして、演じている中に真実があり…
ご主人さまは、ハメを外したつもりが、自身の妻を一生懸命口説いているのですから…
生命力に溢れた、魅力的な人物だと思います。

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ベッリーニ大劇場『清教徒』より

――アンドレアス・ホモキの演出は『ばらの騎士』ゾフィー以来となります。今回、稽古に参加していていかがでしょうか。通底するホモキのメッセージや哲学を感じられるところがあれば教えてください。

幸田: ホモキさんの、深い心理描写と、音楽への造詣、そして、ちょっぴり大人の遊びのある表現方法に、いつまでも、そのお話を聞いていたいくらいです。
共通するところは、不器用ながらも、今を懸命に生きる人々へ、一筋の光を照らしているような、《ああ、そうでありますように…》といった祈りが見えるような気がしています。

――それでは今回のロザリンデさんの見どころ、聴きどころを。

幸田: お客さまが作品に魅入って、それぞれの登場人物を愛しいと思ってくださったら、それがロザリンデも役割を果たした、ということだと思いますので、そうなるように、精一杯努めたいと思います!

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ウィーン・フォルクス・オーパー公演『ペンザンスの海賊』より

――フォルクス・オーパーの専属だった幸田さんにとって、ウィーンは特別な思い出の多い町かと思います。今回は、その中でも、『こうもり』にちなんだエピソードがありましたらお話しください。

幸田: 学生時代、初めてウィーンを訪れた際、到着した夜に観たのが、フォルクス・オーパーの『こうもり』でした。
専属時代も、お稽古や本番の無い日には、『こうもり』がやっていると、しょっちゅう、のぞいていました。いつも、キャストもお客さまも、リラックスして、笑い声の溢れる、華やかで、柔らかな舞台でした!!

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2013年2月 東京二期会『こうもり』より アデーレ役(撮影 三枝近志)

――ウィーンに行かれたら、必ず訪れる(訪れたい)ところはありますか?または、必ず食べたいもの、とかでも…!

幸田: ウィーンに住んでいたころは、ウィーンの森のふもと、葡萄畑の近くに住んでいたので、葡萄畑や自然公園に行きたくなります。お散歩の合間に飲むMost(ブドウジュース)やStrum(発酵ワイン)はなんとも美味しくて。
そういえば、今年のワインはどんな出来なのか、楽しみです…。

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2017年7月 東京二期会『ばらの騎士』より ゾフィー役(撮影 三枝近志)

――それでは最後に公演に向けて、ファンの皆様にメッセージをお願いします。

幸田: 今だからこそ、より一層皆さまの心に響き、明日へのエネルギーとなる作品となることを願い、キャスト、スタッフ一同、お稽古を重ねています。ぜひ会場にお越しくださいませ。

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▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30*、26日(金)14:00、27日(土)14:00*、28日(日)14:00 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…ロザリンデ 幸田浩子 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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★11/27(土)公演は全席予定販売数を終了いたしました。28(日)公演も残席あと僅かです。

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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~ロザリンデ木下美穂子「ロザリンデは、これまでに演じてきた役と180度違うキャラクターです」

〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』キャスト・インタビュー。第10回は、ロザリンデ役の木下美穂子です。
欧米のオペラハウスで活躍。『椿姫』『仮面舞踏会』『イル・トロヴァトーレ』や『蝶々夫人』『トスカ』『ラ・ボエーム』などヴェルディ、プッチーニ作品のプリマロールを歌い続けながら、近年は二期会『ローエングリン』エルザや同『フィデリオ』レオノーレなど、ドイツオペラにもレパートリーを広げています。
そして、今秋は、オペレッタ『こうもり』のロザリンデ。実は初役と語る木下に、開幕に向けて話を聞きました。

202106_kinoshita_mihoko.jpg 木下美穂子

*     *     *


――初の日生劇場公演、初ロザリンデ役だったのですね!ロザリンデは手掛けてみたい役のひとつだったのではないでしょうか。

木下: そうですね。楽しいオペラですし、ドイツ語に対するハードルも若干下がった今、いつか歌ってみたいなと思っていました。

――実際に稽古を重ねてみて、ロザリンデの印象を教えてください。

木下: 今回のホモキさんの演出のロザリンデは、人物像がとても明白です。アルフレードのことは全く愛していないのですが、ただただ声に惚れ込んでしまった!という。私も歌手として、声が魅力的な方は100倍よく見えてしまう(笑)という気持ちはよくわかります。セリフの切り返しなど、難し部分もありますが、とてもチャーミングな女性像だと感じますし、そのように演じられたらと思います。

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2014年4月『蝶々夫人』より 蝶々夫人役(撮影 三枝近志)

――それでは、ロザリンデ役を中心に、『こうもり』の見どころ、聴きどころを。

木下: 『こうもり』は観ていても楽しいですが、演じていてもとても楽しいです。皆さん一度は聴いたことのあるメロディも随所にありますし、お話もわかりやすいですので、若い方やオペラの敷居を高く感じていらっしゃる方にも楽しめる作品だと思います。ロザリンデは、私にとってもこれまでに演じてきた役と180度違うキャラクターです。刺すか刺されるか、自害するか病死する役ばかりでしたので、新たな一面をお楽しみいただければと思います。
それから、フロッシュ役の森公美子さんも芸達者でとても面白く、ほかの歌手との絡みもお楽しみいただければと思います。

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2018年2月『ローエングリン』より エルザ役(左/撮影 三枝近志)

――「ヴェルディ歌手、木下美穂子」についても質問したいです。今年の夏、ヴェルディ「レクイエム」のソロを務めました。当時、緊急事態宣言の中、アンドレア・バッティストーニの指揮のもと、濃密な音楽となりました(現在、映像公開中(※1))。木下さんにとっても、印象に残るステージだったのではないかと思うのですが、本番中どのようなことを感じていたのでしょうか。

木下: 緊急事態宣言中で、しかも感染者が大変多い時期でしたので、なるべく短いリハーサルで作りあげなくてはいけない状況でした。この短い時間であの大変な作品を仕上げるというプレッシャーや緊張感は大きかったです。最後の「リベラ・メ」が終わった瞬間の沈黙には、このパンデミックが始まってからの色々な思いや、今舞台に立てていることの感謝や、今後の世界の平和を思う祈りなど、込み上げてくるものがありました。今だから必要だった大作の「レクイエム」だったと感じています。

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2020年9月『フィデリオ』より レオノーレ役(撮影 西村廣起)

――ありがとうございます。では、今後オペレッタでの活躍も楽しみにされているファンの皆様にメッセージを。

木下: パンデミック以降、約2年間、みんなが非常に不安定な中で生きていて、我々音楽家も全く同じ状況です。でもこういう時期だからこそ、心からリラックスしていただける楽しいオペレッタができることを心から感謝しています。今年も残すところあと1ヶ月ちょっとです。是非劇場に足を運んでいただき、皆さんに楽しんでもらえるよう、我々出演者・スタッフ一同最後の大詰めを感張っております!是非日生劇場でお会いしましょう。

(※1)
▼二期会スペシャル・コンサート ヴェルディ「レクイエム」の演奏動画を公開しています。(2022年9月まで)
東京二期会‘どこでも’オペラシアター - 東京二期会

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▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30、26日(金)14:00*、27日(土)14:00、28日(日)14:00* 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…ロザリンデ 木下美穂子 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~アルフレード金山京介「ロザリンデも彼の歌声に惚れたと言っていますから、ハードルを上げられたような気持ちになります(笑)」

〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』キャスト・インタビュー。第9回は、アルフレード役の金山京介です。
今年は、9月の『魔笛』タミーノ(※1)に続いての出演。オペレッタも昨年『メリー・ウィドー』カミーユに続く出演となります。
すらりとした長身から放たれる軽やかなテノールの歌声は、オペレッタの洒脱な若者役にもぴったりでしょう。公演を前に話を聞きました。

202111_kanayama_kyousuke_00.jpg 金山京介

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――『こうもり』のアルフレードはどのような人物でしょうか?

金山: 彼は自分の欲望に正直で、良くも悪くもあまり深く物事を考えていないような節も感じます。昔の恋人の家に旦那の留守中に忍び込み火遊びしようとしたり、挙句お酒を飲み過ぎて酔っ払うなんてとんでもないやつですよね!ある意味で1番人間らしい人物でしょうか。一幕フィナーレでは人間の三大欲求である食欲、性欲、睡眠欲全てを体現していますし(笑)

――まじめで思慮深い金山さんとは「正反対」の性格のようですが・・・そんなアルフレードの見せどころ、聴かせどころを教えてください。

金山: アルフレードは作品全体を通してそんなに登場シーンは多くありません。なのでできたら全部残さず聴いていただきたいですが、、、特に気合が入るのはやはり最初の影歌ですね!公演の第一声が自分の声から始まるというのはどの作品でもやはり緊張します。特にアルフレードは歌手という役柄ですし、ロザリンデも彼の歌声に惚れたと言っていますから、アルフレードを演じる時はとてもハードルを上げられたような気持ちになります(笑)

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2020年11月『メリー・ウィドー』より カミーユ役(前列中央/撮影 三枝近志)

――昨年の『メリー・ウィドー』カミーユに続いてのオペレッタ出演となりました。芝居(台詞)も歌唱も両立させなければいけない、しかも洒脱にみせなければいけないので、難しさもあり、楽しさもあるかと思いますが、何か特別な取り組み方などはありますか。

金山: 基本的にオペレッタだからとこうしなければいう風には考えていません。作品への理解を深め、キャラクターを掘り下げると自然な形で演じることができるのではと考えています。が、やはり演技の面ではオペレッタは自由度が高いなと感じます。特にアルフレードは明るいキャラが持ち味ですし、場を引っ掻き回してやろうと毎回楽しんで稽古に励んでいます!
あとオペレッタには音楽と台詞がありますので、台詞の扱いには気を遣いますね。特に今回は日本語での台詞ですし、舞台での台詞は音楽とはまた違った難しさを感じます。どう発語すればよく聞こえるか、演技として成立するかなど試行錯誤してます。このあたりはオペレッタならではの醍醐味だなと感じます!

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2021年9月『魔笛』より タミーノ役(右/撮影 西村廣起)

――LaDill(ラ・ディル (※2))での活動のように、オペラの枠を越えた活動も金山さんの魅力のひとつですね。今、オペラ以外でやってみたいことはありますか?

金山: 現時点でやってみたいことというのはないのですが、いつも新しいものとの出会いは新鮮ですね。これまでも様々なジャンルのものに触れることによって、クラシックについて違った角度から考える良い機会となりました。その経験はオペラの舞台にとても活きているなと感じます。これからもそういった出会いを大切にしていきたいと思っています。

――ファンの皆様に向けてメッセージをお願いします。

金山: 『こうもり』はオペレッタの傑作で、二期会でもこれまで何度も取り上げれた作品です。今回は再演という形ですが、初演よりさらにパワーアップした舞台をお届けできたらと思っております!
ぜひ会場へ足をお運びください。お待ちしております!

(※1)
▼9月『魔笛』タミーノ出演前にご紹介したインタビュー
二期会名作オペラ祭『魔笛』キャスト・インタビュー~タミーノ 金山京介「モーツァルトの楽曲は常に自分を高めてくれる大事な存在です」 |2021/9/3 - オペラの散歩道(二期会blog)

(※2)
▼La Dill(ラ・ディル)=金山京介(T)、彌勒忠史(CT)、坂下忠弘(Br)、岩田健志(Br)の4人による声楽ユニット
La Dill|プロフィール - 日本クラウン株式会社 クラウンレコード

*     *     *


▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30、26日(金)14:00*、27日(土)14:00、28日(日)14:00* 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…アルフレード 金山京介 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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2/23(祝)開催「二期会オペラ研修所 第65期マスタークラス修了試演会」~チケットは11/19(金)より発売します!

二期会オペラ研修所には、予科・本科・マスタークラスの3年間の研修課程があり、現在計101名の研修生が、それぞれの目標に向かって、日々研鑽に励んでいます。
第65期マスタークラス「大野徹也クラス」「佐々木典子クラス」では現在、オペレッタ作品を日本語訳詞にて学んでいます。新型コロナウイルスの感染防止対策を講じながら、ダンスも取り入れています。11月下旬の中期試演会を目前に控え、授業会場のスタジオは、研修生達や講師陣の熱気にあふれています。

授業の様子より


東京二期会オペラ劇場『こうもり』がまもなく開幕ですが、研修所でも多くの研修生が同作品に取り組んでいます。

さて、研修所での最終試験となる修了試演会が、2022年2月23日(水・祝)、Hakuju Hallにて行われます。
今回は、ドニゼッティ『愛の妙薬』『ランメルモールのルチア』、ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』、R.シュトラウス『ばらの騎士』をはじめ、オペラのハイライトシーンの数々をご披露いたします。
発売日は11月19日(金)。研修生35名の、研修所での集大成となる舞台を、ぜひご覧ください!

※演目・シーン等、プログラム詳細は後日改めてご案内します。

*     *     *

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第65期マスタークラス修了試演会

開催日:2022年2月23日(水・祝)
   「大野徹也クラス」12:00開演
   「佐々木典子クラス」17:00開演
会場:Hakuju Hall 【アクセス
  ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
  ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全席指定 各クラス1,500円(2クラスセット券 2,500円)
発売日:2021年11月19日(金)10:00~
※クラスごとにチケットが必要です。
※クラスごとに入れ替えがございます。
※セット券は二期会チケットセンターのみの取扱
▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第65期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会

▼チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
Hakuju Hall オンラインチケット予約(※オンライン予約のみのお取扱い)

▼お問合せ
二期会オペラ研修所 TEL 03-3796-4717(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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12/3(金)「第6回オペラ歌手紅白対抗歌合戦」が開催!

年末の恒例行事のコンサートとして定着した「オペラ歌手紅白対抗歌合戦」。第6回を数える今年は、12月3日(金)にサントリーホールで開催されます。
二期会からは7名の精鋭たちが出演し、紅白に分かれて迫力ある歌声を響かせてくれます。 紅組・指揮の齋藤友香理さんと白組・指揮のロッセン・ゲルゴフさんが、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団との演奏で両軍を盛り上げます。日本を代表する歌手たちが繰り広げる熱戦をお聴き逃しなく!

今年の二期会からの出場歌手7名は次のとおり。
<紅組>
ソプラノ
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木下美穂子
ソロ
©Yoshinobu Fukaya/aura.Y2
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幸田浩子
二重唱(1)
メゾソプラノ
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金子美香
二重唱(2)
©Yoshinobu Fukaya/aura.Y2
<白組>
カウンターテナー
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彌勒忠史
ソロ
テノール
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宮里直樹
ソロ
©Yoshinobu Fukaya/aura.Y2
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小原啓楼
二重唱(1)
バリトン
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清水勇磨
二重唱(2)
©Renato Morselli

■■■ 公演情報 ■■■
ガーデングループ Presents
第6回 オペラ歌手 紅白対抗歌合戦 ~声魂真剣勝負~

日時:2021年12月3日(金) 18:30開演(17:30開場予定)
会場:サントリーホール 大ホール

~紅組~
指揮:齋藤友香理
ソプラノ:木下美穂子、佐藤美枝子、砂川涼子、森谷真理
メゾソプラノ:桜井万祐子、鳥木弥生
二重唱(1):幸田浩子(ソプラノ)、林 美智子(メゾソプラノ)
二重唱(2):小林厚子(ソプラノ)、金子美香(メゾソプラノ)

~白組~
指揮:ロッセン・ゲルゴフ
カウンターテナー:彌勒忠史
テノール:笛田博昭、宮里直樹
バリトン:大西宇宙、須藤慎吾
バス:伊藤貴之
二重唱(1):小原啓楼(テノール)、上江隼人(バリトン)
二重唱(2):西村悟(テノール) 、清水勇磨(バリトン)

~東日本大震災10周年 特別企画~
TSUNAMIヴァイオリン:中澤きみ子
朗読:高橋克典

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
司会:本田聖嗣

●お問合せ
ヴォートル・チケットセンター TEL:03-5355-1280 (平日10時~18時)

▼プログラム等の公演詳細・チケットのお求めはこちらの公式サイトをご覧ください
2021年『第6回 オペラ歌手 紅白対抗歌合戦 ~声魂真剣勝負~』

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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~ファルケ加耒徹「2幕後半に歌われる『親しい仲間よ』のアンサンブルでは、まるでベートーヴェンの『第九』のよう」

〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』キャスト・インタビュー。第8回は、ファルケ役の加耒徹です。
バロック時代から近現代の作品まで、幅広く、端正かつ情熱をもった歌を聴かせるバリトンとして、デビュー以来多くのファンを魅了しています。東京二期会の公演では、ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』アキッラでデビューし、その後、『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキン、『金閣寺』鶴川と、やはり幅広い時代の作品に出演。今年8月には『ルル』シェーン博士という難役を急遽代役出演を果たして、さらに高い評価を受けました。
そして、今回のファルケ。待ち望んでいた方もいらっしゃるのではないでしょうか!? 公演を前に話を聞きました。

202111_kaku_tooru_00.jpg 加耒 徹

*     *     *


――ファルケ役はやってみたい役のひとつだったのでは?

加耒: そうですね、いつかは必ずやってみたい、演じる事になるだろうと昔から考えていた役でした。今回出演させていただける事になり、とても嬉しいです。
オペレッタ『こうもり』は誰もが知る名作ですし、二期会の中でも上演回数の多い作品なのではないでしょうか。それだけに、お客様にこの作品を通じて新たな魅力をお伝えする難しさはあると思いますので、その作品の一部としてしっかり役目を果たしたいと思います。
実は学生時代、初めて学外のオペラ団体で出演した作品がこの『こうもり』で、その時はアイゼンシュタイン役だったのです。

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2016年11月『ナクソス島のアリアドネ』より ハルレキン役(左端/撮影 三枝近志)

――ファルケはどのような人物ですか。

加耒: この作品世界全てを冷静にコントロールする、クールな人物かなと思います。特に今回の演出ではそれが色濃く現れており、男女関係を使ってただ仕返しをするわけでは無く、その当時の世界情勢などを踏まえ、彼が存分に皮肉を描いている気がします。そして、自分が思い描く計画を淡々と、そして迅速に整えていく、まさに‘必殺仕事人’のような雰囲気を出していきたいと思います。

――それでは、加耒さんのファルケのここを見てほしい! 聴いてほしい! と思っているところを教えてください。

加耒: そうですね、タイトルロールという事もあり、多く舞台上に登場しておりますが、実は歌っている時間というのは最も短い役なのではないでしょうか。しかし、あくまで周りの人を利用してこの「こうもりの逆襲」という劇をコントロールしている立場ですので、自分の気持ちをじっくりと歌に乗せて表すという必要がなかったのでは無いかと思います。そんな中でも2幕後半に歌われる「親しい仲間よ」のアンサンブルでは、まるでベートーヴェンの「第九」のように先陣を切って「皆んなで手を取りお互い‘Du’と言い合おう!」と歌い始めるので、ここはとても気持ち良い瞬間ですね。是非注目していただけたら嬉しいです。
あとは舞台上でさまざまな役の感情の移り変わりを、どこか俯瞰して見ているファルケ。この動きにも是非注目して見ていただけると、今回の演出による『こうもり』の物語がよりわかりやすく伝わるのではと思っています。

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2019年2月『金閣寺』より 鶴川役(左/撮影 三枝近志)

――ダブルでの競演は、「ハンサム四兄弟」などで共演機会の多い宮本益光さん。本篇ではストーリー・コンダクターとしての力を持っているファルケですが、稽古場では、宮本さん方といっしょにどんな稽古場を作っていきたいですか。

加耒: とにかく益光さんのファルケ、かっこいいです!
益光さん演じるファルケの一挙手一投足から学べることが多くて、個人的にも稽古の時間が楽しくてしょうがありません。特にクルッと身軽に回る姿がかっこよくて、是非益光ファルケをご覧いただくお客様にはそこを注目して見ていただきたいですね。
もちろん、私は私のファルケを演じますので、益光さんと同じキャラクターというわけではありませんが、それでもポイントポイントでは吸収したものを使わせていただくかと思います。二期会オペラの場合はダブルキャストというシステムが通常ですので、こうやって同じ役を別の人が演じるとどうなるというのをキャスト間でも肌で感じられるのが嬉しいですね。常に吸収することを忘れずに日々を過ごしたいと思います。
今回のプロダクションですが同世代の歌手がたくさん一緒の舞台に乗っているというのも嬉しいポイントです。本番ももちろん楽しめると思いますが、こうやって毎日稽古を全力で過ごせるというのは、歌い手にとって大きな幸せですね。

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2021年8月『ルル』より シェーン博士役(左/撮影 西村廣起)

――ファンの皆様に向けて一言メッセージをお願いします。

加耒: 秋の終わり、共にJシュトラウスII世の煌びやかな音楽を楽しみましょう!ただし、シャンパンが全てを消し去ってくれるわけではない今回の演出。色々な感情うごめくこの舞台の一瞬一瞬をどうぞお見逃しなく。日生劇場にて、ファルケ博士がみなさまを「こうもりの物語」へ誘います。

*     *     *


▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30、26日(金)14:00*、27日(土)14:00、28日(日)14:00* 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…ファルケ 加耒 徹 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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出演者メッセージ~「第98回 二期会オペラ研修所コンサート」11/18(木)18:30開演

研修所の定期試験にて、各期より選抜された成績優秀者17名が一堂に会し、オペラ・アリアや重唱をお届けする「二期会オペラ研修所コンサート」。
11月18日の公演を目前に、出演者を代表して、宮下嘉彦、鈴木美郷、中山美紀の3人からのメッセージを紹介します。

■宮下 嘉彦 (みやした よしひこ)バリトン
 第65期マスタークラス

202111_miyashita_yoshihiko.jpgこの度は「第98回二期会オペラ研修所コンサート」に出演させていただくこと、大変光栄に思います。
このコンサートへは、私がまだ二期会オペラ研修所の予科生だった頃から出演させていただいているのですが、その頃とは世間の様子もすっかり変わってしまいました。しかしその中においても変わらず、音楽、そしてオペラを愛し続けてくださったお客様の前で、今年も再び演奏出来ることに感謝します。
さて、今回私はメインレパートリーとしているイタリア語のナンバーから、ソロと重唱をそれぞれ披露いたします。私はバリトンの中でも「ハイバリトン」と呼ばれる声種ですが、この声種の特徴である音域の広さとハリのある声の響き、そして技巧性を存分に楽しんでいただけるナンバーとなっております。そして重唱のお相手をしてくださる河野大樹さんは、輝かしい声の素敵なイタリアンテナー。二人の声がステージ上でどのような化学反応を起こすか、今からワクワクが止まりません。ぜひ会場でお楽しみください!

■鈴木 美郷(すずき みさと)ソプラノ
 第66期本科

202111_suzuki_misato.jpgこの度は「二期会オペラ研修所コンサート」に出演させていただけますこと、大変嬉しく思います。
4月から本科に入所し、コロナ禍で制限はありますが、同期の仲間達と切磋琢磨しながら楽しく学んでおります。前期では抒情性あふれる日本のオペラや優雅なベルカントオペラを取り上げ、毎回の授業は新鮮かつ貴重な勉強の場となっています。様々な感染対策を行いつつ、こうして稽古に励むことが出来ますのも、先生方や二期会の方々のお力添えのお陰であり、以前にも増して日々歌えることの幸せを実感しております。
いつも支えてくださる皆様への感謝の気持ちを忘れずに、今後もレパートリーを増やせるよう新しい作品に積極的に取り組んで参りたいと思います。今回歌いますアメリカのアリアは私にとって初挑戦です。日頃の成果を発揮すべく、お客様の前で歌えます事を今から楽しみにしております。皆様のご来場をお待ちしています。

■中山 美紀(なかやま みき)ソプラノ
 第67期予科

202111_nakayama_miki.jpg私は歌を始めた頃から宗教曲・歌曲の世界に魅了されてきました。大学院在籍中にバッハ・コレギウム・ジャパンに入ったこともきっかけとなり、今歌手活動の大半を占めるのがバロック音楽をはじめとする宗教音楽です。オペラは「観る」ものであり、まさか自分が「出る」立場なんて考えたこともありませんでした。
しかし2年前に転機が訪れ、古楽でオペラデビューをすることになりました。その時感じた「演技の勉強をしておけばよかった」という後悔と「誰かの人生そのものになるのは楽しい」という初めての感動から、思い切って研修所に入ることを決め、今に至ります。役として生きるために考えるべき沢山のヒントを分け与えて頂きながら、勉強に励んでいます。 来年にはヘンデル『ジュリオ・チェーザレ』クレオパトラという大役や、日生劇場「アラジンと魔法の音楽会」等が控えております。自分にオペラ歌手としての素質が果たしてあるのかはまだ分かりませんが、将来の選択肢がひとつでも増えるよう、これからも精進して参ります。
さて、今回歌う『セミラーミデ』は時代的にはロマン派でも、古典派の美を極めた作風です。自分の喉にとっても歌いやすい作品であり「これぞロッシーニ!」というコロラトゥーラ満載のアリアです。バロックで鍛えたアジリタや、即興の装飾などもお楽しみいただければ幸いです。ご来場お待ちしております!

      *      *      *


211118institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2021 関連公演》
第98回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2021年11月18日(木) 18:30開演(17:30開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定) A席¥3,000、B席¥2,000
   《チケット発売中》
出演:
【ソプラノ】太田友梨、片山美穂、川越未晴、北川茉莉子、佐藤 瞳、鈴木香栞、鈴木遥佳、鈴木美郷、中江万柚子、中山美紀、七澤 結、根岸茉由、芳賀あずさ、横森由有
【テノール】河野大樹
【バリトン】中尾奎五、宮下嘉彦
【ピアノ】藤川志保
▼予定プログラム全曲、コンサート概要はこちらから
第98回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会/共催:公益財団法人北区文化振興財団・東京都北区

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2021年11月4日(木)~12月12日(日))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭2021 - 公益財団法人 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は、公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~オルロフスキー成田伊美「いつも演奏する時は、自分が共感する部分を見つけようと思っています」

〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』キャスト・インタビュー。第7 回は、オルロフスキー役のメゾソプラノ成田伊美です。
2015年二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』題名役をはじめとして、二期会オペラにも出演を重ね、先月には、自身初のソロリサイタルも成功させました。
オルロフスキーはメゾソプラノの代表的な「ズボン役(男性役)」のひとつ。大役を前に話を聞きました。

202111_narita_yoshimi_00.jpg 成田伊美

*     *     *


――オルロフスキーはどのような人物でしょうか?

成田: オルロフスキーは二期会研修所時代に役を頂きまして、取り組みましたが、なんとも掴みどころがなく、当時は寂しげな人だなという印象が強すぎて、ただテンションの低い人になってしまった記憶があります。今考えてみると本当のオルロフスキーは誰よりもテンションの高い人で、だからこそ、生活感がないというか現実味がない人物かと思います。その点、今回のホモキさんの演出では共感する部分が多いかと思います!

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2015年5月『ジューリオ・チェーザレ』より 題名役(撮影 三枝近志)

――では、今回の成田さんの見どころ、聴きどころを教えてください。

成田: 今回の設定は大変珍しいオルロフスキーになっています。難役がさらに最高レベル難易度になったといった感じでしょうか?でも、先ほど述べたように、自分自身が共感できる部分をどんどん見つけていき、自分自身の方にグッと役を近づけていきたいと思います!見どころは、、、やはりアリアでしょうか? ファルケとの人間関係にもご注目ください!

――成田さんの世代は、メゾソプラノがとても充実している印象があります。お互いリサイタルのときは応援し合っているとも伺いましたが、そうした同世代、同声種の人たちを特に意識することはありますか。

成田: もちろん意識してます。私たちはおそらく、ただの仲の良い友達でもなく、ライバルというわけでもなく、お互い尊敬できている関係ではないでしょうか?一定の緊張感がないというと嘘になりますが、研修所で切磋琢磨したあの時から10年近くが経ち、お互い理解し合えてる部分が多いのかな?と私は思っています!

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2017年10月『蝶々夫人』より ケート役(左から2人目/撮影 三枝近志)

――成田さんのご両親も二期会アーティスト(ソプラノ成田淳子、テノール成田勝美)です。同じ道を歩もうと決意した一番の理由は何でしたでしょうか。

成田: 私は4歳の時に、『蝶々夫人』の子ども役をやりました。幼心にすごく楽しかった記憶があり、またあの世界に戻りたいと思ったことが、おそらくきっかけかと思います。ただ、本当はフルートで大学に進みたかったので、声楽を始めたきっかけは、はっきりと記憶になく、、、
父や母が歌っていることが日常でしたので、間違いなく影響は受けてるかと思います。父が大変苦しみながら本番に向かっているのも間近で見ていましたし、オペラというものの怖さはよく理解しているかと思います。でも両親のように歌いたいという気持ちはどこかにあったのかもしれませんね。

――成田さんが役を演じるにあたって、「自分らしさ」はどのように意識していますか。

成田: つい先日、メゾソプラノの偉大な先生とこの話をさせていただきました。その中で、歌曲でもオペラでも「音楽を自分の方に近づけることの大切さ」をお話してくださり、強く共感しました。自分から離れてしまうと、一見できているように見えても、ホールでは飛ばないことが多いように感じます。自分が本当に感じていること、思っていることが舞台では一番飛ぶのではないでしょうか?そのため、いつも何か演奏する時は、自分が共感する部分を見つけようと思っています。

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2021年9月『魔笛』より 侍女II役(左端/撮影 西村廣起)

――将来に向けて目指したい役や取り組んでいきたい作品は?

成田: リヒャルト・シュトラウスの『薔薇の騎士』オクタヴィアンと『ナクソス島のアリアドネ』作曲家はぜひ取り組みたいと思います。でも、最近一番興味があるのは、ビゼー『カルメン』カルメンでしょうか?すごく惹かれるオペラです。

――最後にお客様に向けてメッセージをお願いします。

成田: 長かったコロナ禍がようやく落ち着き、少しずつ日常を取り戻されているのではないでしょうか?『こうもり』では満席のお客様とお会いできるのを楽しみにしております。楽しいオペレッタの世界をご堪能ください!大爆笑間違いなしですし、ウィーンの香りが広がるような素敵な音楽をお楽しみください。劇場でお待ちしております!

*     *     *


▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30、26日(金)14:00*、27日(土)14:00、28日(日)14:00* 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…オルロフスキー 成田伊美 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~ファルケ宮本益光「ファルケは、さながら舞台上の演出家」

〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』キャスト・インタビュー。第6回は、ファルケ役のバリトン宮本益光です。
今更言わずもがなですが、2004年『ドン・ジョヴァンニ』題名役で鮮烈な二期会デビュー、『フィガロの結婚』『コジ・ファン・トゥッテ』『魔笛』はじめとするモーツァルト作品の名歌手であり、自身作詞、作曲、劇作、ステージ・プロデュースを手掛ける確固たる世界観をもったマルチ・アーティスト。そして、『メリー・ウィドー』ダニロ、『こうもり』ファルケを当たり役とするオペレッタの名優です。
2013年(白井晃演出)、2017年(アンドレアス・ホモキ演出)に続く今回の主演。今一度、宮本益光の「分身」ともいえるファルケについて、そして『こうもり』の魅力について、話を聞きました!

202110_miyamoto_masumitsu_00.jpg 宮本益光

*     *     *


――宮本さんのファルケにかける想いをお聞かせください。

宮本: 実は私はオペレッタを演じることに恐怖を感じています。オペラよりも民族性や生活臭が色濃い印象で、作品と対峙する度に自分にはこの作品は無理だ…と思ってしまうのです。しかし一方、皆と演じていてこんなに楽しい作品は他になく、この流れに身を任せたいと強く願う自分もいて、恋する少年のような気持ちにさせられるのです。
その中心にいるファルケは、さながら舞台上の演出家。私がこの作品に心躍らされているように、お客様の御心を揺らすべく、舞台を動かす喜びを楽しめたらいいなと思っています。

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2013年2月『こうもり』より ファルケ役(撮影 三枝近志)

――2017年のジャパン・プレミエ公演にも出演しました。アンドレアス・ホモキ演出を通して感じられたことはどのようなものでしたか?

宮本: この演出には、何層にも重なったヨーロッパの劇場史、その上に成り立っている凄みを感じます。『こうもり』という作品を介して私たちに何かを訴えようとする強い意志は、もちろんホモキさんの意志でもありますが、その根底にはヨーロッパの劇場で培われた、劇場ならではの修辞法が見て取れます。
ネタバレになるので多くは語りませんが、休憩あけに皆で歌われるシーンである種のカタルシスを強く感じたことは、私にとって役を超越するような体験で、思い出しても震える程です。

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2017年11月『こうもり』より ファルケ役(撮影 三枝近志)

――そこで、また新しい発見、新しいファルケ像の発見はありましたでしょうか。

宮本: 4年前の舞台を改めて見直してみますと、もちろん楽しく笑って見られる演出なのですが、私にはドタバタ喜劇という要素が側面的に見え、実は人の心を抉る…そんな切れ味の鋭さを感じました。ファルケは舞台上だけでなく、劇場全体をも支配している?
再演ということで、さらにクオリティを高めつつ、人と人とのアンサンブルを楽しみたいと考えています。

――それでは、開幕を楽しみにされているお客様にメッセージを。

宮本: 晩餐会が舞台となっているこの作品、どうか皆様も着飾ってお出かけください。劇場でお会いしましょう。

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2020年11月『メリー・ウィドー』より ダニロ役(撮影 三枝近志)

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★宮本益光 CDニュー・リリース情報!★
2021年10月、宮本益光は一気に2枚の新譜をリリースしました!

202110_msj_figaro.jpgモーツァルト・シンガーズ・ジャパン Vol.4
《歌劇「フィガロの結婚」K.492 全曲》

<2021年10月20日(水) 発売>
価格:5,500円(消費税、送料込)
MSJ(モーツァルト・シンガーズ・ジャパン)は、モーツァルトの声楽作品をこよなく愛する仲間たちによって2018年に結成されました。ピアノ伴奏によるモーツァルト・オペラ全作品の録音をめざしています。今回は、『フィガロの結婚』完全全曲収録の自信作。合唱もカットなし!

202110_home.jpgハンサム四兄弟 “HOME”
<2021年10月22日(金) 発売>
MClassics/価格:2,750円(税込)

ハンサム四兄弟(バリトン)
宮本益光・与那城 敬・近藤 圭・加耒 徹
髙田恵子(ピアノ)
長男:宮本益光、次男:与那城敬、三男:近藤 圭、四男:加耒徹という人気バリトン4人による新ユニット。同じバリトンながら、それぞれの声やキャラクターの個性が光る選曲と、こだわりのステージングで、「誰もが楽しめるクラシックコンサート」を展開。そんなコンサートがあなたの家に届く1枚です!(歌詞対訳はすべて宮本のオリジナル)

▼CD発売のご紹介記事はこちら
2021年10月、モーツァルト・シンガーズ・ジャパン(MSJ)とハンサム四兄弟のCDが発売されます! - オペラの散歩道(二期会blog)

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▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30*、26日(金)14:00、27日(土)14:00*、28日(日)14:00 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…ファルケ 宮本益光 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~アイゼンシュタイン又吉秀樹「おしゃれでかっこいい舞台で思いっきり羽目を外せるのですから、楽しみで仕方ありません!」

〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』キャスト・インタビュー。第5回は、アイゼンシュタイン役のテノール又吉秀樹です。
2014年『イドメネオ』タイトルロールで二期会デビュー。その後、二期会では2017年『こうもり』アイゼンシュタイン、2019年『天国と地獄』オルフェとオペレッタが続き、そして今回の『こうもり』再演の後には、来年2月の『影のない女』皇帝を控えています。充実した響きの中音域から力強い高音へ伸びていくその声に貫禄あり。初演に続くアイゼンシュタイン役に向けて話を聞きました。

202110_matayoshi_hideki_00.jpg 又吉秀樹

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――まずは、アイゼンシュタインはどのような人物でしょうか?

又吉: お金持ちの銀行家であるアイゼンシュタインはユーモアもあり、若い頃からファルケと様々な遊びをしてきた仲なのでしょう。歳を重ね社会的な立場もついてきたので普段は抑制されている分、お酒の入った遊びの場ではついつい羽目を外し過ぎてしまう、そんなキャラクターだと思います。しかも今回は収監直前というストレスが溜まっていた上に昔からの仲間のファルケと一緒。脇の甘くなる絶好の機会を狙われた、そんな状況でございます。

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2014年9月『イドメネオ』より イドメネオ役(撮影 三枝近志)

――2017年の公演にも同役で出演していました。アンドレアス・ホモキ演出のアイゼンシュタインは?

又吉: ホモキ演出のアイゼンシュタインは走る、飛ぶ、転げ回る、とにかく運動量がすごい。ですので僕の中では普段のアイゼンシュタインのイメージよりも年齢を若く感じています。また意外と妻のロザリンデの反応を気にしていたり、ファルケに飛びついて抱きしめたりと可愛さや人懐こさも細かく指示されていたと思います。まだまだ体力のあって盛大に遊べる可愛いオジ様、そんなイメージです。

――それでは、又吉さん自身が、東京二期会ホモキ演出『こうもり』の好きなところ、楽しみにしているところを教えてください。

又吉: キャラクターたちはエネルギーに満ちていて会話のテンポ感がよく、舞台の豪華さもあります。一方色調はシックにまとまっていて、洗練された雰囲気のある演出だと思います。そんなおしゃれでかっこいい舞台の中で思いっきり羽目を外せるのですから(アイゼンシュタインとしても又吉としても)楽しみで仕方ありません。
もう一つ、『こうもり』の重要な役にフロッシュがあります。これは歌手ではなくコメディアンや喜劇役者がつとめる役で、前回はイッセー尾形さんがスンバラしく面白いフロッシュを演じました。今回はなんと森公美子さん!! 面白くないわけがありません、お客様はもちろんだと思いますが、出演者も皆ワクワクしております。

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2017年11月『こうもり』より アイゼンシュタイン役(写真手前右/撮影 三枝近志)

――ウィーンで研修の経験もあるかと思います。『こうもり』にまつわるエピソードを。

又吉: ウィーンでは『こうもり』をフォルクスオーパー(大衆オペラ座)やウィーン国立歌劇場の大晦日公演などで何度も観劇いたしました。まずフォルクスオーパーの方は日本でいう吉本新喜劇のようなイメージで、会場はドッカンドッカンウケる、演者は台本なのかアドリブなのかわからないようなやり取りで自由に楽しんでいる、そんな舞台でした。国立劇場の方は大晦日に『こうもり』をやるのが恒例になっていて、舞台も歌手もとにかく豪華。こんなすごい歌手がこんな面白いことをしてくれるんだ、そんな感覚でした。もちろんこちらもドッカンドッカン笑いをとって、さすが本場のオペレッタ!という感じでした。ちなみに当日並んで買う立見席だったのですが、チケットに並んでる時間に全く知らない方がシャンパンとプラスチックのコップを配り始めてみんなで飲んだ楽しい思い出があります。

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2019年11月『天国と地獄』より オルフェ役(写真手前右/撮影 三枝近志)

――最後に、お客様に向けてメッセージを。

又吉: 出演者スタッフ一同、楽しんでいただけるよう心を込めて準備いたします。
シャンパンの泡のように一瞬で消えてしまう、美味しく美しく楽しい『こうもり』の時間を一緒に過ごしていただければ幸いです。
よーし!気合を入れて羽目を外すぞー!!!!

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★10月25日のWorld Opera Dayにあわせ、『こうもり』出演の又吉秀樹、小林啓倫によるスペシャル動画を公開しました!ぜひご覧ください

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▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30*、26日(金)14:00、27日(土)14:00*、28日(日)14:00 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…アイゼンシュタイン 又吉秀樹 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【ラスト公演!】2021グランドオペラフェスティバル in Japan 二期会オペラ公演『魔笛』 キャラバンは 11/6(土)14:00 札幌文化芸術劇場 hitaruへ!

宮本亞門演出 モーツァルト『魔笛』2021年公演も、ついにグランド・フィナーレを迎えます。
9月に東京文化会館で〈東京二期会オペラ劇場〉本公演として4回公演、次いで〈2021グランドオペラフェスティバル in Japan〉キャラバン公演として、10月9日にやまぎん県民ホール、14日に高崎芸術劇場と巡ってきました。

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2021年9月 東京公演 カーテンコールより

そして、11月6日(土)にいよいよ最後の公演地、北海道に上陸!札幌文化芸術劇場 hitaruで上演します。
2018年に誕生した総合文化施設「札幌市民交流プラザ」内にあり、まさに文化芸術に「浸る」場としてその名がつけられた、本格的大劇場です。施設内には独自のコンセプトをもって運営されている「札幌市図書・情報館」も併設され、館内では現在、『魔笛』の公演にあわせ、11月23日(祝)まで特集コーナーが設けられています。ご来館の際にはぜひ立ち寄られてはいかがでしょうか。

今回の『魔笛』キャラバン公演では、ザラストロ役に北海道岩見沢市出身のバス大塚博章が出演しています。
亞門演出『魔笛』では2015年のジャパンプレミエでも貫禄の歌唱を披露した大塚が故郷で魅せます!

202110_hagiwara_jun.jpg 大塚博章

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2015年『魔笛』公演でザラストロを演じる大塚

さあ、いよいよこれが、見納め、聴き納め!
もう一度見たいという方、見逃されていた方も、これがラストチャンス!
札幌にぜひお越しください!

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▼『魔笛』札幌公演情報詳細はこちら
2021グランドオペラフェスティバル in Japan モーツァルト『魔笛』 | イベント情報 - 札幌市民交流プラザ
2021年11月6日(土)14:00 札幌文化芸術劇場 hitaru
指揮:川瀬賢太郎/演出:宮本亞門/管弦楽:札幌交響楽団
主催:オペラキャラバン・ジャパン実行委員会、公益財団法人東京二期会
共催:札幌文化芸術劇場 hitaru(札幌市芸術文化財団)
後援:札幌市、札幌市教育委員会

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
札幌市民交流プラザメンバーズサイト
・市民交流プラザチケットセンター(札幌市民交流プラザ2階/10:00~19:00 ※休館日を除く)
二期会チケットセンター 03-3796-1831 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
道新プレイガイド 0570-00-3871 (10:00~18:00(日曜定休) ※当面の間17:00まで)

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2021グランドオペラフェスティバル in Japan~日本オペラ振興会、関西二期会、関西歌劇団、東京二期会が全国9会場で公演

コロナ禍により縮小してしまった演奏会、公演活動を再活性化し、そして全国に展開させようと、文化庁「大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業」の支援を受け、音楽・演劇などに携わる全11団体が連携し2022年1月までに千を超える公演を開催。
オペラの分野では、日本オペラ振興会、関西二期会、関西歌劇団、そして東京二期会が共同して、「2021 グランドオペラフェスティバル in Japan」と冠して3演目全国9会場で公演を行っています。

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《2021 グランドオペラフェスティバル in Japan》
演劇、バレエ、音楽フェス、オーケストラ、能楽など様々なジャンルの団体が参画する中、オペラでは、日本オペラ振興会、関西二期会、関西歌劇団、そして東京二期会が共同で「オペラキャラバン・ジャパン実行委員会を結成」し、7月10日(土)アクトシティ浜松での藤原歌劇団プッチーニ『蝶々夫人』をスタートとし、東京二期会モーツァルト『魔笛』、12月24日(金)岡谷市文化会館での関西二期会・関西歌劇団チレア『アドリアーナ・ルクヴルール』まで、3演目を全国9会場に展開します。

■〈藤原歌劇団(日本オペラ振興会)〉
プッチーニ『蝶々夫人』
 演出:粟國安彦
2021年7月10日(土) 14:00 アクトシティ浜松 大ホール
 指揮:鈴木恵里奈/管弦楽:富士山静岡交響楽団
2021年8月7日(土) 14:00 高知県立県民文化ホール オレンジホール
 指揮:鈴木恵里奈/管弦楽:富士山静岡交響楽団
2021年10月29日(金) 14:00 下関市民会館 大ホール
 指揮:松下京介/管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ
【問】公益財団法人日本オペラ振興会(日本オペラ振興会チケットセンター) TEL.03-6721-0874

■〈二期会オペラ(東京二期会)〉
モーツァルト『魔笛』
 演出:宮本亞門
2021年10月9日(土) 14:00 やまぎん県民ホール 大ホール
 指揮:阪 哲朗/管弦楽:山形交響楽団
2021年10月14日(木) 18:00 高崎芸術劇場 大劇場
 指揮:川瀬賢太郎/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
2021年11月6日(土) 14:00 札幌文化芸術劇場 hitaru
 指揮:川瀬賢太郎/管弦楽:札幌交響楽団
【問】公益財団法人東京二期会(二期会チケットセンター) TEL.03-3796-1831

■〈関西二期会・関西歌劇団〉
チレア『アドリアーナ・ルクヴルール』
 指揮:柴田真郁/演出:井原広樹/管弦楽:日本センチュリー交響楽団
2021年10月8日(金) 18:00 一宮市民会館 ホール
2021年10月13日(水) 18:00 周南市文化会館
2021年12月24日(金) 18:00 岡谷市文化会館(カノラホール)
【問】公益社団法人関西二期会 TEL.06-6360-4649

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▼2021年度文化庁「大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業」プレスリリースはこちら
芸術は生きる力 ~コロナを乗り越え11の芸術団体がかつてない規模で全国での公演を実施|芸団協のプレスリリース - PR TIMES

2021 グランドオペラフェスティバル in Japan
お問合せ:オペラキャラバン・ジャパン実行委員会(公益財団法人東京二期会内) TEL.03-3796-1818

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出演者メッセージ到着!~Hakuju Hall主催「二期会 ディーヴァ, ディーヴォ」2021年度シーズン第2弾は11/2(火)14時開演!

二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」。
今シーズンの第2弾(第24回)が、いよいよ11月2日(火)に開催されます。コンサートを直前に控えた、ソプラノ佐藤初音、ソプラノ重田 栞、バス後藤駿也 の三人よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

      *     *     *
■佐藤初音 (さとう はつね)ソプラノ
この度は「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」に出演させていただけること、大変光栄に思います。
コロナ禍においても、創意工夫をして音楽の火を絶やさぬよう尽力してくださっている音楽界の皆様、また音楽を愛するお客様に心から敬意を表します。どんな時でも、大変な時だからこそ音楽は心を癒してくれるのだと思います。
わたくしからは共演の皆様をご紹介したいと思います。
後藤駿也さんは、包み込むような柔らかい低音で安心感があります。勉強家でコツコツ積み上げることが出来て、常に自分を高めて、新しい自分を発見している人です。これから沢山重宝されるバスになると思うので大注目してください。
重田栞さんは、とても可愛らしい雰囲気ですが、はっきり自分の意見を言ってくれる頼れるしっかりものです。高音から低音まで安定していて、スーブレットからズデンカのような役まで演じる表現力豊かな演技が魅力的です。コケットな部分も抒情的な柔らかさも持ち合わせています。
私の強みは息の長さと声の艶でしょうか。今はレパートリーを広げて自分の可能性を見つけている段階なので、これから色々な自分に出会えることを楽しみにしています。
今回はそれぞれの魅力が光るオペラアリア・重唱を演奏いたします。若いエネルギーに満ちた歌をお楽しみください!
■重田 栞 (しげた しおり)ソプラノ
この度は、「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」に出演させていただきますこと、大変有り難く思います。
昨年度、研修所マスタークラスでの1年間はコロナ禍真っ只中。Zoomと対面を併用した分散授業で、お互いの演奏を生で聴いたり、見たり、自由にコミュニケーションを取れる時間は本当に希少でした。もっとみんなのことを知りたかったなぁ…一緒に演奏したかったなぁ…と思っておりましたところ、この度、尊敬する2人の仲間と演奏する機会をいただき、嬉しい気持ちでいっぱいです。
さぁ、この3人でどんなプログラムをお届けしようかと話し合いを何度も重ね、今回はそれぞれの『個性』が生きるオペラアリア、重唱をご用意いたしました。私たちにとってはデビューのコンサートでもありますので、3人それぞれの音色を、少しでも多くの方にお楽しみいただけましたら幸いです。
■後藤駿也 (ごとう しゅんや)バス
皆様ご無沙汰しております。はじめましての方は、はじめまして。
バス歌手の後藤駿也と申します。オペラの世界に憧れて群馬県の田舎から東京に出てきて今年で9年目。田舎者の私も今ではすっかりナイスなシティボーイですが、いつも応援してくださる皆様には心から感謝申し上げます。こうしてオペラを歌い続けていられることに大きな喜びを感じる今日この頃です。
さて、今回出演させていただく「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」ですが、昨年研修所で苦楽を共にした頼もしい二人の仲間と私たちのお気に入りのオペラナンバーを演奏させていただきます。
若い声楽家三人が紡ぐ色鮮やかな音楽の世界をどうぞお楽しみください。会場でお目にかかれますこと、とても楽しみにしております。
      *     *     *

三人の新星によるひとときをどうぞご堪能ください!!


ちらし(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会 ディーヴァ, ディーヴォ <第24回>
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2021年11月2日(火) 14:00開演(13:15開場)※約90分/途中休憩あり
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口 もしくは
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より 徒歩5分
料金:全指定席 1,500円(税込) 《発売中》
出演:佐藤初音(ソプラノ)、重田 栞(ソプラノ)、後藤駿也(バス)、平川寿乃(ピアノ)
予定プログラム:
・モーツァルト:『魔笛』より「この聖なる殿堂では」〔後藤〕
・トマ:『ミニョン』より「私はティターニア」〔重田〕
・グノー:『ファウスト』より「なんと美しいこの姿」[宝石の歌] 〔佐藤〕
・R.シュトラウス:『アラベラ』より「もし私にふさわしい人がいるなら」〔佐藤・重田〕
・ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より「マイスターを侮ってはいけない」〔後藤〕
・モーツァルト:『後宮からの逃走』より「わしは出かけるが命じておくぞ」〔重田・後藤〕
・プッチーニ:『蝶々夫人』より「ある晴れた日に」〔佐藤〕
・ベートーヴェン『フィデリオ』より「お金がなくては」〔後藤〕
・J.シュトラウスII世:『こうもり』より「田舎娘を演じるときは」〔重田〕
・ドニゼッティ:『ドン・パスクワーレ』より「お嬢さん、そんなに急いでどこへ?」〔佐藤・後藤〕
※曲目、曲順等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第24回 二期会ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
11:00~17:00(火~金/祝日・休館日を除く)

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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~アルフレード澤原行正「何でもやる精神を持って色々と挑戦したい!」

〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』キャスト・インタビュー。第4回は、アルフレード役のテノール澤原行正(さわはら たかまさ)です。
2020年2月の東京二期会『椿姫』にアルフレードのカヴァーキャストとして参加してから、『サムソンとデリラ』『セルセ』『ファルスタッフ』『魔笛』と一気に本キャストでの出演を重ね、2021年の二期会オペラ最多出演歌手となった澤原。続く11月の『こうもり』にもアルフレードで出演します。
少し早いですが、澤原にとって大きな実りの一年になった今年を振り返りながら、『こうもり』に向けて意気込みを聞きました。

202110_sawahara_takamasa_00.jpg 澤原行正

*     *     *


――オペラの現場が重なる時期もあったと思います。何か工夫はしていましたか?

澤原: 2021年は「二期会オペラの一年」という気がします!研修生の時から本公演にソリストとして出演することを目標にしていたので、今年はその目標を叶えることができ、とても嬉しいです!
基本的には紙の楽譜を使っていますが、iPadにも楽譜データを入れており、ちょっとした移動時間や隙間時間に楽譜が見られるようにしています!あまり器用なタイプではないので、同時にいくつもの作品はできないので今年はペース配分や切り替えが大変でした…

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2021年5月『セルセ』より セルセ役(写真中央/撮影 三枝近志)

――二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』とその他の現場では雰囲気も違ったのではないかと思います。それぞれの印象を聞かせてください。

澤原: そうですね、『セルセ』は世代の近い人も多く、自分が題名役ではありましたが、時間をかけて、全員で『セルセ』を創り上げるという感覚があったように思います。それこそが「ニューウェーブならでは」かと思いましたし、マエストロ・演出家・スタッフの皆様、全ての方への感謝が尽きません。間違いなく今年のハイライトであったと思います。
『セルせ』があったからこそ、ほかの3公演で得るものも大きくなりました。自分の出番が限られている中、先輩方の役を作ることの完成度や高めていく姿勢がとても印象的でした。
「すごい!」という言葉だけではうまく言い現せないのですが…これまでに何度も歌われている役、初役であっても素晴らしいクオリティで稽古に臨まれる姿勢。稽古場にいる時にたくさんの刺激をいただきました。自分ももっと頑張らねば、もっと高みを目指したい!と思える時間を過ごせました。みんなで共に創り上げる感覚と、創り上げられたものが稽古場で融合する感覚、といった感じですかね。言葉に現しきれないのがもどかしいですが、すごく貴重な経験です(笑)!!

――そして『こうもり』アルフレードです。澤原さんの中ではどのような人物ですか。

澤原: 素直な人…でしょうか!愛すること、歌うこと、とにかく真っ直ぐ突き進む。プレイボーイな雰囲気だけど、キュートでもある。かっこよく歌うんだけど、ちょっぴり抜けた憎めない人…そんなイメージがありますね。「2.5枚目」ってところでしょうか(笑)

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2021年7月『ファルスタッフ』より カイウス役(写真中央/撮影 西村廣起)

――アルフレードがらみでの見どころ、聴きどころを教えてください。

澤原: 出番は常に目立っているように思いますが…やはり物語の冒頭でしょうか!影歌なんですが、このオペレッタはアルフレードの歌で始まります!
今年は『セルセ』も『ファルスタッフ』も冒頭で歌う役でしたので、今回の冒頭にも注目していただければと!

――今年はオペラ一色でしたが、オペラ以外(歌曲、お芝居、クラシック以外の歌唱、その他全く異なるジャンル)でやってみたいことはありますか?

澤原: 僕は元々学校の先生になりたくて教育学部にいたんです。その時にミュージカルをやったり、みんなで朝までカラオケに行ったり(笑)。 とにかく歌うことが好きでした。『セルセ』では中村蓉さんの振付もあり、歌手に求められる身体表現の幅はこれから広がっていくように感じました。なので、もっと身体表現の技術を磨くという意味では、舞踊やお芝居はやってみたいですね!ほかの人にくらべてオペラ歌手を目指すスタートも遅かったですし、「何でもやる!」精神を常に持っていたいです。できるできないではなく、やってみる!という思いを持って、色々と挑戦したいです!

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2021年9月『魔笛』より 僧侶II役(写真手前右から2人目/撮影 西村廣起)

――最後に、お客様に向けて。

澤原: (コロナ禍の)状況は徐々に良くなってきているように感じます。しかし、まだまだ油断はできませんし、公演が無事に行われるよう我々出演者も注意しながら稽古に臨みます。
お客様に舞台で起こる非日常、そして愉しいひと時をお過ごしいただければと思っております。
様々な性格の音楽、そして登場人物を是非、日生劇場でお楽しみください!

*     *     *


▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30*、26日(金)14:00、27日(土)14:00*、28日(日)14:00 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…アルフレード 澤原行正 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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2021グランドオペラフェスティバル in Japan 二期会オペラ公演『魔笛』 キャラバン第2弾は、10/14(木)18:00 高崎芸術劇場で!

〈2021グランドオペラフェスティバル in Japan〉二期会オペラ公演 宮本亞門演出『魔笛』。10月9日(土)の山形公演(@やまぎん県民ホール)は満員御礼!大盛況のうちに閉幕しました!
カーテンコールでは拍手がなりやまず、最後はスタンディングオベーションになりました。ご来場、誠にありがとうございました!

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10月9日 山形公演 カーテンコールより

つづいて、今週14日(木)に高崎芸術劇場、そして来月6日(土)は札幌文化芸術劇場 hitaruに向かいます。
この高崎公演と札幌公演の指揮は川瀬賢太郎。今日10月11日(月)もNHK交響楽団と共演するなど、今もっとも注目を集める若きマエストロです。二期会では『魔笛』につづいて、11月の東京二期会オペラ劇場 オペレッタ『こうもり』にも登場しますので、ぜひ追っかけを。

202110_kawase_kentarou.jpg 川瀬賢太郎

また今回のキャストには群馬県前橋市出身のバリトン萩原 潤がパパゲーノ役で出演します。ぜひご期待ください!

202110_hagiwara_jun.jpg 萩原 潤

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2021年9月の東京公演より(パパゲーノ 萩原 潤)

高崎芸術劇場は、「都市は劇場であり、劇場は都市である」という理念をもって、2019年に開館した複合劇場。国内最大級の大劇場のほか、演劇・舞踊・能などの多様なパフォーマンスが可能なスタジオシアター、412席の本格的室内楽専用の音楽ホールが一体に。1Fの開放的なピロティに広がるシアターカフェ&レストランは、幕前、幕間のひとときを過ごすのにぴったりです。
東京駅からは新幹線だと1時間足らずで高崎に到着。在来線の場合でもおよそ1時間45分ほど。少し遠出となりますが、東京で公演を見逃された方、もう一度あの『魔笛』の舞台をご覧になっておきたいという方、高崎公演はまたとないチャンスです!!

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▼『魔笛』高崎公演情報詳細はこちら
二期会オペラ モーツァルト『魔笛』|公演情報 - 高崎芸術劇場
2021年10月14日(木)18:00 高崎芸術劇場 大劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:宮本亞門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
主催:オペラキャラバン・ジャパン実行委員会、公益財団法人東京二期会
共催:公益財団法人高崎財団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
高崎芸術劇場チケットセンター 027-321-3900 (10:00~18:00)
 WEB/電話/窓口
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
                 ほか

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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~オルロフスキー郷家暁子「どこまでも品があって美しいオルロフスキー」

〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』キャスト・インタビュー。第3回は、オルロフスキー役のメゾソプラノ郷家暁子(ごうけ あきこ)です。
2018年5月、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』ブラダマンテで二期会デビューを果たすと、プッチーニ「三部作」(『修道女アンジェリカ』)、『金閣寺』と続けて出演。今年8月『ルル』でも劇場の衣裳係/ギムナジウムの学生で出演しました。日生劇場では2019年にNISSAY OPERA『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼルで主演を果たしています。
今回の大役を前に意気込みを聞きました。

202110_gouke_akiko_00.jpg 郷家暁子

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――オルロフスキー役は、目標とする役のひとつだったのではないかと思います。今の心境をお聞かせください。

郷家: 藝大生の頃から二期会のオペレッタは大好きでした。その二期会のオペレッタにメゾの役として最も有名なオルロフスキーで出演できる事は最高の名誉だと思っております。

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2018年9月プッチーニ 三部作『修道女アンジェリカ』より 修練女長役(写真中央/撮影 三枝近志)

――オルロフスキーはどのような人物でしょうか。演じる立場として、オルロフスキーはどのような性格だと考えていますか?

郷家: とても難しい質問ですね(笑)
性格と言える物ではないかもしれませんが…テキスト通りなら、贅の限りを尽くして、もう楽しい事はなく、若くして世捨て人の様になった青年…ということでしょうか。
私が演じる際に必ず気をつけているのは、彼はどこまでも品があって美しい男性だという、この一点です。一つ一つの所作や視線にも何より品があるべきだと思っております。
少しタイプは違いますが、『ばらの騎士』のオクタヴィアンとも似ているように思います。

――オルロフスキーの見どころ、聴きどころを教えてください。

郷家: なんといってもオルロフスキー登場すぐのクプレ「十人十色」ではないでしょうか。
それ以外にもアンサンブルの中では、彼の品格と美しさの特徴を表すように、とても美しいメロディーを担っているので…見どころも聴きどころも全てです!

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2019年2月『金閣寺』より 娼婦役(写真右/撮影 三枝近志)

――小さい頃は宝塚の男役に憧れていたとか。今はメゾソプラノとして、女性役と男性役、どちらがお好きですか?

郷家: 昔は男性役が大好きで、女性役は苦手でした。学生時代、私が男性役をすると「好きになりそう!」と女性の友人から感想を頂いたりしていました(笑)
今はどちらの役もそれぞれの面白さをとても感じていて、どちらも大好きです。

――ところで、郷家さんは、たくさん「趣味」や「特技」がおありとか。

郷家: 趣味や特技は沢山あります。
昔から手芸や料理が大好きで、稽古が立て込んできて疲れると、夜中にお菓子作りや刺繍をしたりしてストレス発散します。
最近は大学院生の頃までやっていたクラシックバレエを復活しまして、週に2回ほど通っています。

――オペラでも生かされることはありますか。

郷家: バレエは大学の授業でもありましたし、舞台人にはとても必要な要素を沢山学べます。
でも一番鍛えられるのは短い時間で振り付けを覚えて踊るという短期記憶というもので、こちらは暗譜に役に立っているなと感じます。

――最後に、お客様へ向けて『こうもり』の魅力をお願いします。

郷家: 二期会がお送りするオペレッタ「こうもり」、もうこれだけで楽しいに決まっています!
美しい音楽に楽しいお芝居、一晩の夢を(或いは四晩?!)観にお越しくださいませ。

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▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30*、26日(金)14:00、27日(土)14:00*、28日(日)14:00 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…オルロフスキー 郷家暁子 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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2021グランドオペラフェスティバル in Japan 二期会オペラ公演『魔笛』 10/9(土)やまぎん県民ホールから開幕します!

〈2021グランドオペラフェスティバル in Japan〉二期会オペラ公演 宮本亞門演出『魔笛』のツアーが、10月9日(土)の山形県山形市、やまぎん県民ホール公演からスタートします!
同月14日(木)は高崎芸術劇場(群馬県高崎市)、11月6日(土)は札幌文化芸術劇場 hitaru(札幌市)と3都市を巡ります。

202110_miyamoto_amon.jpg 宮本亞門

コロナ禍により、縮小してしまった演奏会、公演活動を再活性化し、そして全国に展開させようと、文化庁「大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業」の支援を受け、音楽・演劇などに携わる全11団体が連携し2022年1月までに千を超える公演を開催。オペラの分野では、日本オペラ振興会、関西二期会、関西歌劇団、そして東京二期会が力を合わせ「2021 グランドオペラフェスティバル in Japan」と冠して3演目全国9会場で公演を行います。

そして、今週末、二期会公演の最初の会場となるのが、2020年5月に誕生したばかりの「やまぎん県民ホール」です!
最新の施設ですが、山形県の花、紅花と自然をモチーフにした色鮮やかな緞帳には山形緞通のぼかし技術を使い、客席にも地元の木工技術などが使われているなど、山形が世界に誇る技術や伝統が取り入れられた品格ある空間となっています。(二期会通信から)

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オーケストラと指揮は、山形交響楽団と常任指揮者の阪 哲朗。昨年の共同制作公演『トゥーランドット』での快演に続いての登場です!

202110_ban_tetsuro.jpg 阪 哲朗

先月の東京公演では、お客様から、
「今のメッセージがこめられていて良かった。感動しました。元気が出ました」
「コロナ禍の中で、何かに打ち勝つ勇気をいただけた」
「今モーツァルトの音楽が聴けて幸せでした」
といったご感想をいただきました。
こうした状況だからこそ、モーツァルト『魔笛』のメッセージが、より一層お客様の心に響いたように思われます。この感動を、山形、高崎、札幌のお客様にもお届けしてまいります!

なお、今回の山形公演では関連企画として、現在、山形を拠点に制作活動をされている画家/壁画師の小林舞香さんによる『魔笛』特別展が同施設の1階共有スペースAで開催中(10/1~9)。『魔笛』をモチーフにした新作含めた絵画展は鑑賞無料ですので、公演にあわせてぜひお立ち寄りください!

また、すでに受付終了となりましたが、8日(金)には、パパゲーナ役の守谷由香と僧侶I役の杉浦隆大が「前夜祭コンサート」に出演します。

そして、9日(土)の本公演のチケットも残り僅かとなってしまいました。
ご希望の方はどうぞお急ぎください!

(本文の一部を修正しました)


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▼『魔笛』山形公演情報詳細はこちら
【好評発売中】二期会オペラ モーツァルト『魔笛』 - やまぎん県民ホール
2021年10月9日(土)14:00 やまぎん県民ホール 大ホール
指揮:阪 哲朗/演出:宮本亞門/管弦楽:山形交響楽団

▼「やまがた芸術の森音楽祭2021~オペラの森~」の情報はこちらから
10/1(金)~10/9(土)開催 小林舞香 オペラ『魔笛』特別展(鑑賞無料) - やまぎん県民ホール
10/8(金)開催 オペラ『魔笛』前夜祭コンサート(受付終了) - やまぎん県民ホール

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
やまぎん県民ホール チケットデスク 023-664-2204
 電話/窓口:10:00~19:00 休館日:毎週火曜(祝日の場合はその直後の平日)
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
・山響チケットサービス 023-616-6607 10:00~17:00 (土・日・祝日を除く)
                 ほか

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開催迫る!10/17(日)五島記念文化賞オペラ新人賞 海外研修成果発表 「高橋 維ソプラノリサイタル」~公演に向けて動画メッセージ到着!

この度、ウィーンでの海外研修成果発表として、東急財団主催「高橋 維 ソプラノリサイタル」を銀座 王子ホールで開催する運びとなりました。

前半では研修で特に力を入れて取り組んだリヒャルト・シュトラウスの作品、後半ではコロラトゥーラソプラノの魅力を詰め込んだフランスとイタリアの作品をお送りいたします。
ピアニストには多田聡子さんをお迎えし、難易度の高い楽曲を確かな技術と華やかな演奏スタイルで支えてくださいます。また、演出家の田尾下哲さん監修の下、視覚的にも楽しめる公演を目指します。

高橋は平成28年度 第27回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞後、ウィーンで研鑚を積み、近年多くのプロダクションのオペラに出演しています。昨年は日生劇場『ルチア~あるいはある花嫁の悲劇~』タイトルロール、今年は佐渡裕プロデュースオペラ『メリー・ウィドウ』でヴァランシェンヌ、9月には東京二期会『魔笛』夜の女王を演じました。11月には東京二期会『こうもり』アデーレに出演予定です。

高橋の声が作り出す多彩な音色や表情、そして音楽と表現のつながりをぜひお楽しみください。

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▼自身「初」となるソロリサイタルに向け、メッセージが届きました。

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211017takahashi_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表
高橋 維 ソプラノリサイタル
日時:2021年10月17日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:銀座 王子ホール
  (東京都中央区銀座4-7-5)
料金:(全席指定・税込) ¥4,500
出演:高橋 維(ソプラノ・平成28年度五島記念文化賞オペラ新人賞)
   多田聡子(ピアノ)
   田尾下 哲(監修)
予定プログラム:
 R.シュトラウス 歌曲
  「かわらぬもの」
  「私は花束を編みたかった」
  「子守唄」
  「母のたわごと」
  「こんにちは、愛らしいミルテよ」
  「私にあなたの歌が響いたとき」
 R.シュトラウス 歌劇『ナクソス島のアリアドネ』より “偉大なる王女様”
 G.マイアベーア 歌劇『ディノラ』より “軽やかな影”(影の歌)
 C.ドビュッシー 歌曲
  「アリエルのロマンス」
  「死後の艶姿」
  「音楽」
 G.ドニゼッティ 歌劇『ランメルモールのルチア』より
    “彼の優しい声が”(狂乱の場)

主催:公益財団法人東急財団
後援:公益財団法人東京二期会
制作:株式会社二期会21

▼「高橋維ソプラノリサイタル」公演情報ページはこちら
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表「 高橋 維 ソプラノリサイタル」|主催・制作コンサート - 株式会社二期会21

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
●チケットお取扱い
王子ホールチケットセンター 03-3567-9990
(月~金10:00~18:00/土日祝 休業)
チケットぴあ (Pコード:197-275)

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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~アデーレ雨笠佳奈「私もよく料理や掃除をしながら一人で歌っていますが、アデーレも絶対やっていると思いますね。」

〈二期会名作オペラ祭〉オペレッタ『こうもり』キャスト・インタビュー。第2回は、アデーレ役のソプラノ雨笠佳奈です。
雨笠は、今年5月の二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』のアタランタ役で二期会オペラ・デビューしたばかり。早くも東京二期会オペラ劇場公演のキャストに抜擢されました。
それでは早速インタビューしてまいりましょう。

202110_amagasa_kana_00.jpg 雨笠佳奈

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――『こうもり』アデーレが決まったときの心境を教えてください。

雨笠: オーディションの合格通知を頂いたときは心臓が飛び出るとはこのことか!と思うくらいびっくりしました。何かの間違いではないかと疑うほど(笑)
嬉しさを通り越して、どうしよう!という気持ちの方が大きかったです。
4年前の初演時、客席から観ていた舞台に自分が立つなんて想像しただけでも震えましたし、オペレッタ『こうもり』は二期会の十八番でもありますから、頂いた役目をしっかり果たさなければ、期待に応えなければと勝手に自分を追い込んでしまって…でもある日気が付いたんです。おこがましいなと(笑) 何を勝手に背負っているんだ!と。そんなにいろんなものを背負ったアデーレをお客様は観たいと思うか?と自分に問いかけたら少し気持ちが楽になりました。今はとにかく、今の私が感じ、そして表現できる最高のアデーレを生きたいと強く思っています。

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2021年5月『セルセ』より アタランタ役(撮影 三枝近志)

――5月の二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』のときのことも伺ってみたいと思います。本番に向けて、一番苦労したこと、乗り越えられたことを教えてください。

雨笠: 最大の苦労はやはりバロック・ピッチとの戦いでした。簡単に言うと、私たちがいつも慣れ親しんでいる音より半音低い音程になります。ただこれが厳密に言うと半音の幅とは少し違うのです…これによりいくら自宅で半音下で練習をしても稽古場に行くと何となく音程が上ずるという現象が生じます。
鈴木秀美マエストロから、バロック・ピッチ以外の曲を聞くのは禁止!とお触れを出され、段々とバロックの音色の中に溶け込むことができるようになりました。

――『セルセ』で得られた一番の喜びは何でしたでしょうか?

雨笠: やはり「出会い」でしょうか。共演者との出会いもそうですし、作品に出会えたこと、そしてバロックならではの、その時にしか生まれない変奏やヴァリエーションに出会えたり、音楽が今生まれた!という感覚に出会えたことが一番嬉しかったです。センスの良い変奏をするとオーケストラが模倣をしてくれるのですが、ナンセンスだと全くもって真似してくれないんです。「あ、今のはダサかったかぁ」とちょっぴり落ち込んだりするのも楽しかったですね。
オペラはロングラン公演があるミュージカルなどとは違い、2ヶ月近くかけて作り上げてもたった一晩か二晩で弾けて終わってしまう。本当にあっという間で、本番を迎えると私の場合は嬉しさよりも寂しさの方が上回ってしまうんです(笑)

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2021年5月『セルセ』より アタランタ役(撮影 三枝近志)

――そしてアデーレです!ご自身の考えるアデーレとはどのような人物でしょうか?

雨笠: 演じる役をあまり自分の方に寄せてしまうのは良くないのですが、女優(歌手)を目指しているという点では自分と共通点があると思います。私もよく料理や掃除をしながら一人で歌っていますが、アデーレも絶対やっていると思いますね。ドイツ語に「Adel:貴族・高貴・気品」という言葉があるのですが、ひょっとしてアデーレの名前はここから来ているのではないかと思うことがあります。神様がちょっと入れる薬を間違えてしまったせいで「女“優”」ではなく、「女“中”」に生まれてしまったけれど、本来の私はもっと気高くて才能あふれる人物なのよ!と思っている人だと思います。自分の欲求にとても正直なところは人妻であるロザリンデとの対比としても面白いですね。まさに猪突猛進タイプ。こういう人は強いです!

――最後に、お客様に『こうもり』の魅力をお伝えください!

雨笠: 何といってもウィーンの粋な音楽!自然と足が動き出すような曲ばかり。街を歩きながら聴いていると勝手に指揮をしていたりスキップしそうになったり、ちょっと変わり者になりかねません(笑)
物語もカラッとしていて良いですよね。うじうじ悩んだり泣いたりする人が誰も出て来ないというのも面白い。ロマン派のオペラではあり得ませんよね。ただこのオペレッタが作曲された時代背景にはコレラや株価の暴落など、作品の明るさと対照的な影がちらつきます。「憂いや悩みも忘れてしまおう」「全てシャンパンの泡のせい」この言葉たちもそれを考えると切なさを覚えます。その時置かれている状況下でも違うとは思いますが、観るたびに楽しいだけではない何かを感じさせるのもこの作品の魅力だと思います。

とはいえ!それはお客様お一人お一人に感じ取ってもらうこと!
ウィーンの粋で爽やかな風を感じにぜひ劇場までお越しください。ご来場を心よりお待ちしております♪

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▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30、26日(金)14:00*、27日(土)14:00、28日(日)14:00* 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…アデーレ 雨笠佳奈 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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二期会名作オペラ祭『こうもり』キャスト・インタビュー~アイゼンシュタイン小林啓倫「馬鹿騒ぎだけでは終わらない、今を風刺するような、笑いの中にも棘がある」

9月公演『魔笛』に続く、〈二期会名作オペラ祭〉第2弾は、11月のオペレッタ『こうもり』です!
本日から主要キャストをインタビュー形式でご紹介してまいりましょう。

トップバッターは、昨年第89回日本音楽コンクール声楽部門で優勝を飾り、今最も勢いに乗る若手バリトンのひとり小林啓倫(こばやし ひろみち)です。歌うとその場の空気を圧倒する重厚な声で、かつハイヴォイスもこなす小林ですが、普段はいたって物腰柔らか。2017年の二期会『こうもり』ではファルケ役を演じましたが、今回は同じプロダクションでアイゼンシュタインに。今回の舞台に向けて話を聞きました。

202109_kobayashi_hiromichi_00.jpg 小林啓倫

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――小林さんが考えるアイゼンシュタインとは、どのような人物でしょうか?

小林: 彼は金持ちの銀行家で、金利で生活をしています。名前を直訳すると“鉄石”さん、その名の通りの頑固者。何をしたのか5日間投獄される事が決まり、更に役人を殴り刑期を8日間に延ばしてしまうヤンチャ者。妻が居るのに女性が大好きな遊び人。表面的には満たされているのに、とても怒りっぽく常に刺激を求めていて、何か満たされない渇きのようなものを抱えている。そんな人物だと思います。

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2017年11月『こうもり』より ファルケ役(手前右/撮影 三枝近志)

――前回、同じプロダクションでは、ファルケ役でした。復讐する奴からされる奴へと変わるわけですが、この二人が絡むシーンを中心に、見どころ、聴きどころを教えてください。

小林: 友であり復讐する側とされる側で物語の核を担う二人ですが、一幕のデュエットはとても楽しい曲でありながらアイゼンシュタインが罠に嵌められていく重要なシーンだと思います。
またアイゼンシュタインとファルケでは音域的にかなりの違いがあります。日本ではテノールが担当する事が多いアイゼンシュタインですが、バリトンが歌う事によってより自然に彼のパーソナリティを表現できるのではないかと思います。

――小林さん自身の性格は、アイゼンシュタイン派ですか?それともファルケ派ですか?

小林: ファルケは公爵や刑務所長、その他大勢の晩餐会の出席者を巻き込んだ大掛かりな復讐劇をコツコツと計画していました。そういう計画性と忍耐力がある彼は私とは正反対の人間だと思うので、私はアイゼンシュタイン派だと思います。

――演出家アンドレアス・ホモキの稽古で印象に残っていることなどありますか?

小林: 彼は必要以上に誇張された表現を嫌い、台詞のテンポ感にとても気を配っていたように思います。勿論4年前も日本語の台詞でしたが、流れが滞っていたりする所はすぐに見抜き、日本人歌手たちに日本語の台詞の指導をしていたのはとても印象的でした。

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2018年9月プッチーニ〈三部作〉『ジャンニ・スキッキ』より マルコ役(右から2番目/撮影 三枝近志)

――最後に、お客様へ向けてメッセージをお願いいたします。

小林: ファルケ役で二期会デビューしてから4年。多くの舞台を踏み、賞をいただいたりもしました。中でも『こうもり』は毎年ファルケ役やアイゼンシュタイン役で全国のどこかで演じてきた大切な作品です。またホモキ氏の演出は決して馬鹿騒ぎだけでは終わらない、どこか今生きている私たちを風刺するような、笑いの中にも棘があるような所が好きです。この演出でアイゼンシュタインを演じられるのをとても楽しみにしています。お客様にも是非ホモキ氏の『こうもり』の世界を楽しんでいただきたいと思います。

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▼『こうもり』公演情報ページはこちら
2021年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年11月25日(木)18:30、26日(金)14:00*、27日(土)14:00、28日(日)14:00* 日生劇場
指揮:川瀬賢太郎/演出:アンドレアス・ホモキ/管弦楽:東京交響楽団
*…アイゼンシュタイン 小林啓倫 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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出演者メッセージ到着!~Hakuju Hall主催「二期会 ディーヴァ, ディーヴォ」2021年度シーズン第1弾は10/7(木)14時開演!

二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」。
今シーズンの第1弾(第23回)が、いよいよ10月7日(木)に開催されます。コンサートを直前に控えた、ソプラノ石野真帆、ソプラノ竹内明菜、メゾソプラノ武藤あゆみ の三人よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

      *     *     *
■石野真帆 (いしの まほ)ソプラノ
この度、『第23回二期会ディーヴァ,ディーヴォ』に出演させていただきますこと、大変有り難く思います。昨年というのは、コロナウイルス感染症による緊急事態宣言など、思いもよらぬ日常が始まった年でした。ただでさえコロナ禍で何をするにも大変な世の中ですが、最初こそ休講だったものの、先生方、二期会の方々のおかげで、様々な対策のもと授業を行い、無事に今年の2月にこのHakuju Hallさんで尊敬する仲間たちと共に修了試演会を迎えることができました。今は少しずつ音楽界も戻りつつありますが、まだ以前と同じようにはいかないのが現実です。ステージで歌えること、お客さまがいて、拍手をいただけること、こんなに幸せなことはないと日々改めて痛感しております。そして、マスタークラスの集大成を迎えた思い出深くもある憧れのHakuju Hallさんで演奏できるという機会も大変嬉しい気持ちです。お客さまに聴いていただける機会をいただいたこと、支えてくださる皆さまに、より感謝をしてステージに立ち、一曲一曲お届けしたいと思います。
今回のプログラムは、女声3名ということで、アリアだけでなく、歌曲や重唱、様々な曲にチャレンジしています。皆さまに楽しんでいただけるよう、準備をしているところです!
会場でお待ちしております!
■竹内明菜 (たけうち あきな)ソプラノ
二期会ディーヴァ、ディーヴォに出演させていただけること、大変嬉しく思っております。
二期会研修所では予科から勉強させていただき、毎授業熱い指導を受けられたことが私の大切な宝物となりました。先生方からいただいた一つ一つの言葉が、演奏するときに、私にとって大きな力になっています。
二期会での研修を終えた今、これまで音楽を続けてこられたこと、そしてそれを見守ってくださった先生方、家族、仲間がいてくれたこと、そのことに感謝の気持ちでいっぱいです。
いつでも音楽に全力で向き合う石野さん、武藤さんにたくさんのエネルギーをいただきながら、私も楽しいコンサートにできるよう精一杯演奏させていただきます。
みなさまのご来場お待ちしております!
■武藤あゆみ (むとう あゆみ)メゾソプラノ
この度は、今までたくさんの素晴らしい方々が出演されてきた「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」に出演させていただけること、大変光栄に思います。
マスタークラスの時にコロナという未曾有の出来事が起こり、今まで当たり前にしていた事ができなくなるという事態になりました。ですが、それに負けることなく、真摯に音楽と向き合い、声楽家として歩んでいけるよう日々精進していきたいと思います。
今回は女声3人による演奏会となっており、有名なオペラアリアから他ではなかなか聴けないような重唱曲まで私たちだからこそ出来るプログラムを取り揃えました。
切磋琢磨し合った仲間と共に、皆さまに楽しんでいただける演奏会にしたいと思います。
ご来場をお待ちしております!
      *     *     *

三人の新星によるひとときをどうぞご堪能ください!!


ちらし(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会 ディーヴァ, ディーヴォ <第23回>
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2021年10月7日(木) 14:00開演(13:15開場)※約90分/途中休憩あり
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口 もしくは
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より 徒歩5分
料金:全指定席 1,500円(税込) 《発売中》
出演:石野真帆(ソプラノ)、竹内明菜(ソプラノ)、武藤あゆみ(メゾソプラノ)、髙木由雅(ピアノ)
予定プログラム:
・リスト:「おお、愛しうる限り愛せ」〔竹内〕
・シェーンベルク:4つの歌曲Op.2より「私にあなたの金の櫛をください」〔武藤〕
・小林秀雄:「落葉松」〔石野〕
・ドニゼッティ:ポジリポの夏の歌より
  「まなざしと声」 〔石野、竹内〕
  「ビーチェの吐息」〔石野、武藤〕
  「酔っ払い」   〔竹内、武藤〕
・モーツァルト:『フィガロの結婚』より「愛の神よ、安らぎをお与え下さい」〔石野〕
・マスネ:『ウェルテル』より「手紙の歌」〔武藤〕
・マスネ:『マノン』より「私が女王のように街を歩くと」〔竹内〕
・ヴェルディ:『運命の力』より「神よ、平和を与えたまえ」〔石野〕
・R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』より「先生、お許しください」〔武藤〕
・R.シュトラウス:『ばらの騎士』第3幕より
     〈元帥夫人、ゾフィー、オクタヴィアンの三重唱〉〔石野、竹内、武藤〕
※曲目、曲順等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第23回 二期会ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
11:00~17:00(火~金/祝日・休館日を除く)

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11/18(木)「第98回二期会オペラ研修所コンサート」プログラムが決定しました!

現在「二期会オペラ研修所」では、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、対面形式とオンラインを併用して授業を実施しています。
このような社会状況にあっても研修生たちは自らの可能性を追求し、オペラの舞台を目指して真摯に研鑽に励んでいます。

今年も11月に北とぴあ さくらホールにて「二期会オペラ研修所コンサート」を開催します。定期試験により選抜された、予科・本科・マスタークラス各期の成績優秀者17名が出演します。
得意としている曲や、挑戦したい曲など、各出演者から寄せられたオペラ・アリアや重唱の中からプログラムを決定、このたび発表しました!どうぞご期待ください。!

      *      *      *
211118institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2021 関連公演》
第98回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2021年11月18日(木) 18:30開演(17:30開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定) A席¥3,000、B席¥2,000
   《チケット発売中》
出演:
【ソプラノ】太田友梨、片山美穂、川越未晴、北川茉莉子、佐藤 瞳、鈴木香栞、鈴木遥佳、鈴木美郷、中江万柚子、中山美紀、七澤 結、根岸茉由、芳賀あずさ、横森由有
【テノール】河野大樹
【バリトン】中尾奎五、宮下嘉彦
【ピアノ】藤川志保
予定プログラム:
<第1部>
1. モーツァルト 『イドメネオ』より
      “さあ、引き裂かれてしまえ~お父様、兄弟たち、さようなら” (横森由有)
2. ロッシーニ 『セミラーミデ』より “麗しい光が” (中山美紀)
3. J.シュトラウス 『こうもり』より “チャルダッシュ” (中江万柚子)
4. モーツァルト 『後宮からの逃走』より “私は恋をして幸せでした” (片山美穂)
5. ローレム 『わが町』より “エミリーのアリア” (鈴木美郷)
6. ロッシーニ 『セヴィリアの理髪師』より “金貨の事を考えると” (河野大樹、宮下嘉彦)
<第2部>
7. グノー 『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい” (太田友梨)
8. ヴェルディ 『運命の力』より “神よ、平和を与えたまえ” (芳賀あずさ)
9. ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より “あたりは沈黙に閉ざされ” (根岸茉由)
10. ジョルダーノ 『アンドレア・シェニエ』より "亡くなった母を" (鈴木遥佳)
11. 團 伊玖磨 『夕鶴』より “与ひょう、私の大事な与ひょう” (鈴木香栞)
12. プーランク 『ティレジアスの乳房』より “いいえ、旦那様” (北川茉莉子)
<第3部>
13. モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より “眼差しを彼に向けて” (中尾奎五)
14. コルンゴルト 『死の都』より “私に残された幸せは(マリエッタの歌)” (佐藤 瞳)
15. マスネ 『マノン』より “私が女王のように街を歩くと” (七澤 結)
16. ドニゼッティ 『連隊の娘』より “もう望みはないわ ...フランス万歳!” (川越未晴)
17. ロッシーニ 『チェネレントラ』より “そうだ、誓って見つけ出そう” (河野大樹)
18. ヴェルディ 『アッティラ』より “不滅の美しい栄光の高みから” (宮下嘉彦)

▼コンサート概要ページはこちら
第98回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会
  主催:公益財団法人東京二期会/共催:公益財団法人北区文化振興財団・東京都北区

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2021年11月4日(木)~12月12日(日))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭2021 - 公益財団法人 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は、公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい


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いよいよチケット発売開始の2022年2月『影のない女』を知るために>>9月28日(火)にテノール高田正人が講師をつとめるレクチャーコンサートを開催します!

~正人も知らないファンタジー・オペラの世界へ!~

オペラには様々な作品がありますが、そのひとつのジャンルとして、魔法やこの世ならぬ世界を描くファンタジー・オペラがあります。
先日大好評のうちに東京公演が閉幕したモーツァルト『魔笛』は、ファンタジー・オペラの代表格であることをオペラを好きな方であれば誰もが知るところでありますが、東京二期会が来年2月にボン歌劇場との共同制作によりペーター・コンヴィチュニーの新演出でワールド・プレミエ上演する『影のない女』は、リヒャルト・シュトラウスがこの『魔笛』を大いに意識して作曲されたと言われる魔法のオペラというのはご存知でしょうか。ただ、この作品は大作がゆえに国内でも上演機会が少なく、ご覧になったことがある方もあまり多くはないのではないのでしょうか。

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テノール高田正人

そこで、いよいよ9月18日(土)より二期会オペラ愛好会先行発売、10月2日(土)より一般発売が開始されるこの機会に『影のない女』を詳しく知っていただこうと、これまでも数々のレクチャーコンサートやNHKラジオ深夜便「ミッドナイトオペラ」で、その独自の視点からのお話がオペラファンはもとより、初心者でも分かりやすいと大好評のテノール高田正人が講師をつとめるレクチャーコンサートを、9月28日(火)19時より、めぐろパーシモンホール小ホールにて開催いたします!
今回は『影のない女』を中心に、『魔笛』や演奏各曲にまつわる楽しいトークを繰り広げながらお贈りします。歌唱ゲストには2月公演『影のない女』で本キャストをつとめる、皇后役のソプラノ冨平安希子、バラク役のバリトン清水勇磨を迎え、高田と共に様々な楽曲をお楽しみいただきながら皆様をめくるめくファンタジーの世界に誘います。

ぜひのお越しを会場でお待ちしております!

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2020年9月『フィデリオ』マルツェリーネ役 冨平安希子

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2021年2月『タンホイザー』ヴォルフラム役 清水勇磨

*     *     *


210928takada_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
高田正人の『魔笛』と『影のない女』!
~正人も知らないファンタジー・オペラの世界~

日時:2021年9月28日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:めぐろパーシモンホール 小ホール
(東急東横線「都立大学駅」より徒歩7分)
料金:(全自由席) 一般¥2,500、学生¥1,000
  ※二期会オペラ愛好会会員割引あり

出演:高田正人(講師/テノール)、冨平安希子(ソプラノ)、
   清水勇磨(バリトン)、木下志寿子(ピアノ)
演奏予定曲
【第一部】
グノー作曲 『ファウスト』より "宝石の歌" (冨平)
ジョルダーノ作曲 『アンドレア・シェニエ』より "祖国の敵" (清水)
モーツァルト作曲 『魔笛』より
     "この素晴らしい絵姿" (高田)/"パ・パ・パ" (冨平・清水)
【第二部】
コルンゴルト作曲 『死の都』より "ピエロのアリア" (清水)
R.シュトラウス作曲 「私は花束を編みたかった」 (冨平)
R.シュトラウス作曲 『影のない女』より
     "私の夫はどこへ行ったの" (冨平)/"あいつらにも子供の時代があった" (清水)
※演奏予定曲は都合により変更となる場合がございます。

▼公演情報ページ
高田正人の『魔笛』と『影のない女』!|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

●ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼2022年2月 R.シュトラウス『影のない女』公演情報ページはこちら
《二期会創立70周年記念公演》ボン歌劇場との共同制作公演 R.シュトラウス『影のない女』! - 東京二期会オペラ劇場
2022年2月9,11,12,13日 東京文化会館 大ホール
指揮:アレホ・ペレス/演出:ペーター・コンヴィチュニー/管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

▼二期会オペラ公演 モーツァルト『魔笛』は今秋、山形・高崎・札幌の3都市で開催!
〈2021グランドオペラフェスティバル in Japan〉モーツァルト『魔笛』(山形・高崎・札幌公演) - 東京二期会
山形公演:2021年10月9日(土)14:00 やまぎん県民ホール 大ホール
高崎公演:2021年10月14日(木)18:00 高崎芸術劇場 大ホール
札幌公演:2021年11月6日(土)14:00 札幌文化芸術劇場 hitaru
指揮:阪 哲朗(山形)、川瀬賢太郎(高崎・札幌)/演出:宮本亞門
管弦楽:山形交響楽団(山形)、東京フィルハーモニー交響楽団(高崎)、札幌交響楽団(札幌)

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東京二期会2021-2022シーズン開幕!
2021年9月 東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉 W.A.モーツァルト『魔笛』~公演当日のごあんない

東京二期会2021-2022シーズンが、いよいよ開幕します!
シーズンラインアップ第1弾は、2015年に上演し大好評を博しました、リンツ州立劇場との共同制作公演、宮本亞門演出のW.A.モーツァルト作曲オペラ『魔笛』を、明日9月8日(水)から12日(日)まで東京文化会館大ホールにて上演いたします。〔4回公演(9/10休演日)〕

2013年オーストリア・リンツでの初演以来、オーストリアと日本で延べ5万人もの観客を感動の渦に巻き込んだプロダクション。プロジェクションマッピングの最新技術を駆使した、色彩豊かで躍動感あふれる『魔笛』のファンタジー世界は、現地メディアからも高い評価を受け、ロングラン公演で連日満席を記録。2015年の東京凱旋公演(東京二期会主催公演)でも連日の大入りとなり大きな評判を呼びました。国内ではさらに、倉吉(鳥取県)、横須賀でも上演され、今秋にはさらに山形、高崎、札幌の3都市でも上演を予定しています。
今回の公演では、2015年公演にも出演した亞門演出を習熟する歌手も多数キャスティングされ、6年を経た今、さらにパワーアップしたパフォーマンスが期待されます。

尚、当公演には当初リオネル・ブランギエ氏を指揮に迎える予定でしたが、新型コロナウイルス感染症に係る14日間の待機期間に伴うスケジュールの都合で、来日が不可能となりました。代わって当公演の指揮を務めるのは、フランクフルト歌劇場のプレミエ公演に登場するなど、今、欧州で大きな注目を集める若手女性指揮者のギエドレ・シュレキーテ。今シーズンからリンツ・ブルックナー管弦楽団の首席客演指揮者就任し、バイエルン州立歌劇場でのデビューも決まっている逸材が、早くも日本で初めてのタクトを執ります。
愛をテーマにお贈りする感動のステージにどうぞご期待ください。

▼指揮ギエドレ・シュレキーテからのメッセージ


また、このたびの公演は新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。ご来場のお客様におかれましてはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

【9/11(土),12(日)公演チケット販売停止について】
政府による緊急事態宣言及び東京都による緊急事態措置の延長により、9月『魔笛』のチケット販売につきまして、11日(土)と12日(日)公演は予定来場者数が収容定員の50%を超えているため、新規チケット予約受付を停止させていただきました。両日は当日券の販売もございません。8日(水),9日(木)の公演につきましては、引き続き新規のご予約を承っております。
尚、本公演は予定通り開催させていただきます。すでにお客様のお手元にあるチケットは有効となります。ご来場を心よりお待ちいたしております。

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【9/8(火)17:55掲載】
リンツ州立劇場との共同制作公演
二期会創立70周年記念公演《東京二期会オペラ劇場》
2021年9月公演〈二期会名作オペラ祭〉
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲 『魔笛』 オペラ全2幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:ギエドレ・シュレキーテ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
9月8日
(水)
9月9日
(木)
9月11日
(土)
9月12日
(日)
当日券
S A B C D 学
S A B C D 学
販売なし
販売なし
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
65分
休憩 20分
19:35~19:55
15:05~15:25
15:05~15:25
15:05~15:25
第2幕
85分
終演予定
21:20
16:50
16:50
16:50
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆緊急事態宣言の延長にともない、開催ガイドラインに従っての開催となります。ホール客席は歌唱を伴うステージとお客様との十分な距離を確保するため、1階席の1~2列目は販売致しません。それにより最前列が3列目となりますが、以降の座席は前後左右の間隔を空けない通常配席での販売となります。11日(土)と12日(日)公演は緊急事態宣言延長が発表された時点での予定来場者数が収容定員の50%を超えていたため、新規チケット予約受付を停止させていただきました。両日は当日券の販売もございません。
◆上記、8日(水)と9日(木)公演の販売予定当日券は7日17:00現在の情報です。本記事公開以降、販売状況が一般席、学生席をあわせて収容定員の50%を超えますと当日券販売前でも販売終了とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
◆8日(水)と9日(木)公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『魔笛』公演情報ページはこちら
2021年9月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

〈主催〉公益財団法人東京二期会

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
Gettiiなら公演当日も前売券が開演の1時間前までご予約可能!


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二期会名作オペラ祭『魔笛』キャスト・インタビュー~パミーナ盛田麻央「人と人とのつながり、愛の深さを感じられる『魔笛』を」

繊細な語感とニュアンスの表現を可能とする、純度の高い響きをもったソプラノ盛田麻央。主軸のひとつなるモーツァルトのレパートリーでは、これまでにも宮本亞門演出『フィガロの結婚』バルバリーナ、カロリーネ・グルーバー演出『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナに出演してきました。
そして、今回『魔笛』パミーナに挑戦。その意気込みを聞きました。

202109_morita_mao_01.jpg 盛田麻央

*     *     *


――宮本亞門演出モーツァルト作品の出演は、『フィガロの結婚』(2016年)以来となります。亞門さんの現場はどのような印象がありますか?

盛田: 私は亞門さんの演出を再演として関わってきたのですが、まず立ち稽古が始まって毎回驚くのは、その緻密さです。一人一人のキャラクターが既に目の前で生きて見えてきます。誰かの動きがズレれば、他の誰かのキャラクターもズレてしまう。その中に入り込んでいくのはとても勇気がいるし、難しいですが、同時に本当にワクワクする体験です。

202109_morita_mao_02.jpg
2011年11月『ドン・ジョヴァンニ』(カロリーネ・グルーバー演出)より ツェルリーナ役(一番左/撮影 三枝近志)

――パミーナ役は、どのような役柄、人物、キャラクターでしょうか。

盛田: パミーナは様々な登場人物と出会い、その言葉に沢山影響を受け、心を動かされる役です。ただ今回の演出では、根底に「母親であること」がパミーナを支えているように感じます。それがゲームの中のお姫様であっても彼女自身を強くみせているのでは…と思います。

――名曲ぞろいの『魔笛』ですが、あらためて一番の聴きどころ、一番感動するところを教えてください。

盛田: 本当に名曲ばかりで、どれかを選ぶのは難しいですね。その中での私の最初の“キュン”ポイントは、タミーノのアリアでしょうか!「序曲」から軽やかな心躍る音楽が続きますが、タミーノに愛のスイッチが付いた瞬間、なんとも繊細で美しいメロディが流れます。これで私は心を鷲掴みされてしまいます。是非皆さまにもその体験をしてもらいたいです!

――人生最初のモーツァルト体験はどのようなものでしたでしょうか?

盛田: 小学校の合唱団で、『魔笛』のハイライトに出演したときです。その頃は「蛇」の役をみんなで演じたり、「パパパの二重唱」で子どもたちになったりと、「モーツァルトって楽しい!!」という記憶でした。
そして、大学に入って『魔笛』と再会したとき、このオペラの壮大さに感動したのを覚えています。

202109_morita_mao_03.jpg
2016年7月『フィガロの結婚』(宮本亞門演出)より バルバリーナ役(中央右/撮影 三枝近志)

――これまでで一番印象に残っているモーツァルトの舞台、演奏はどのようなものでしたでしょうか?

盛田: スザンナ役を歌った大学院オペラ『フィガロの結婚』は思い出深い舞台です。初めてのメイク、衣裳、初めてのオーケストラでのオペラ。すべてが初めてでわからないことだらけでしたが、カーテンコールのとき、少し大人になったような気分だったことが忘れられません。長い時間をかけて勉強し作り上げた仲間や先輩との体験は今の私の力になっています。

――今、この『魔笛』を上演することの意味、お客様にお伝えされたいことを聞かせてください。

盛田: コロナ禍がますます厳しい状況になり、オペラや舞台を上演すること、ましてや人が外に出ること自体が難しい中で、空気を動かして音を奏で、息遣いを感じ、愛を歌う。今回の『魔笛』は本当に人と人との繋がり、そして愛の深さを感じられる作品です。聴いていただけるお客様にその温もりを感じていただけたら幸いです。

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▼『魔笛』公演情報ページはこちら
2021年9月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年9月8日(水)18:30、9日(木)14:00*、11日(土)14:00、12日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
*…パミーナ 盛田麻央 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
※緊急事態宣言の延長により、11日(土)と12日(日)公演は予定来場者数が収容定員の50%を超えているため、新規チケット予約受付を停止させていただきました。両日は当日券の販売もございません。
8日(水),9日(木)の公演につきましては、引き続き新規のご予約を承っております。尚、本公演は予定通り開催させていただきます。すでにお客様のお手元にあるチケットは有効となります。ご来場を心よりお待ちいたしております。


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二期会名作オペラ祭『魔笛』キャスト・インタビュー~タミーノ 金山京介「モーツァルトの楽曲は常に自分を高めてくれる大事な存在です」

2015年の宮本亞門版『魔笛』のタミーノ役がデビュー・ロール。『後宮からの逃走』ベルモンテでも艶やかな歌を聴かせ、二期会のモーツァルト・テノールの一翼を担う存在となった金山京介が、今回の公演でも登場します。(8日(水)、11日(土)出演)
再びの舞台にむけて意気込みとモーツァルトに寄せる想いを聞きました。

202109_kanayama_kyousuke_01.jpg 金山京介

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――宮本亞門演出版『魔笛』のタミーノ役は、どのような役、人物、キャラクターでしょうか。

金山: 今回の『魔笛』はタミーノがゲームの世界に入り込んでしまったところから始まります。その世界においてタミーノは唯一の現実世界の人間であり、出会う人全てがゲームのキャラクターなのです。
僕自身もゲームが好きで、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」で育った世代ですが、通常のロール・プレイング・ゲームでは冒険が進むにつれレベルが上がり、ステータスが上がり、新しい技を覚えて、敵を倒していきます。しかし今回の冒険では派手な技や敵を倒したり・・・といったものは出てきません。成長するのはタミーノの内面、人としての強さなのです。
人の内面というものは外見からでは中々判断することが難しいものです。そのタミーノの精神的な成長をどうお客様にお伝えできるか、そこが一つのポイントとなってくるのではないかと感じています。

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2015年7月『魔笛』より タミーノ役(一番右/撮影 三枝近志)

――名曲ぞろいの『魔笛』ですが、あらためてお伺いいたします。ご自身のお考えになる一番の聴きどころ、一番感動されるところを教えていただけますか?

金山: タミーノのアリアです!!と言いたいところですが、私が1番感動するところはパミーナのアリアですね。
愛するタミーノとようやく出会えたのに、タミーノは試練を受けているためパミーナと話すことができません。パミーナはそれをもう私のことを愛していないのだと思い込んで、悲しみの淵で歌います。このアリアで「Ruhe」と「Tod」という二つの言葉が出てきます。それぞれ「平穏」と「死」という一見相反する言葉のようですが、この時のパミーナにとって「死ぬことこそ心の平穏」なのです。
このアリアはタミーノとして舞台上で聴くこととなるのですが、いつも美しいメロディーに感動してしまいます。この美しい音楽をぜひ会場でお楽しみください。

――ご自身にとって、人生最初期のモーツァルト体験はどのようなものでしたでしょうか?

金山: 学部生のときに初めて歌ったモーツァルトのアリアが『コジ・ファン・トゥッテ』 の「Un'aura amorosa(愛の息吹)」 でした。音も高くて、レガートで歌わなければならず全く歌えませんでしたね。モーツァルトは学生の頃にたくさん勉強したおかげか、今も苦手意識が抜けません(笑)

――金山さんにとりまして、モーツァルトの楽曲はこれからも主要なレパートリーであり続けるのではないかと思います。金山さんにとりまして、モーツァルトの音楽はどのような存在でしょうか。

金山: これまでもモーツァルトの作品を演じてきましたが、何度演奏しても毎回新たな発見があります。それは音楽であったり、キャラクターについてであったり様々ですが、毎回とても刺激的で自身の成長に繋がっていると感じています。モーツァルトの楽曲は常に自分を高めてくれる大事な存在です。

202109_kanayama_kyousuke_03.jpg
2018年11月『後宮からの逃走』より ベルモンテ役(左/撮影 三枝近志)

――2015年の二期会初演から6年たちました。今、この『魔笛』を上演することの意味、お客様にお伝えしたいことは何でしょうか。公演に向けて意気込みをお願いいたします。

金山: 先ほどお話しした魔笛のテーマの一つである「成長」、タミーノは困難に立ち向かい試練を経て、幸せを掴むことができました。
コロナ禍のオペラ上演は様々な規制が課されますが、我々出演者、スタッフ、関係者一同感染対策に取り組み、試行錯誤しながら公演に向けて稽古を重ねております。この困難に立ち向かい、乗り越えて、初演より更に成長、パワーアップした舞台をお届けいたします!
ぜひ会場へ足をお運びください!お待ちしております。

*     *     *


▼『魔笛』公演情報ページはこちら
2021年9月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年9月8日(水)18:30*、9日(木)14:00、11日(土)14:00*、12日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
*…タミーノ 金山京介 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
※緊急事態宣言の延長により、11日(土)と12日(日)公演は予定来場者数が収容定員の50%を超えているため、新規チケット予約受付を停止させていただきました。両日は当日券の販売もございません。
8日(水),9日(木)の公演につきましては、引き続き新規のご予約を承っております。尚、本公演は予定通り開催させていただきます。すでにお客様のお手元にあるチケットは有効となります。ご来場を心よりお待ちいたしております。


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2021年8月公演 東京二期会オペラ劇場 A.ベルク『ルル』~公演当日のごあんない

昨年7月から1年の延期を経て、ついに東京二期会オペラ劇場 A.ベルク『ルル』は明日8月28日に初日を迎えます!
新宿文化センター 大ホールにて、28日(土)、29日(日)、31日(火)の3回公演となります。

指揮は、2014年フランス人として初めてのネスレ・ザルツブルク音楽祭ヤング・コンダクターズ・アワード受賞者であるマキシム・パスカル。今年1月の東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ公演 サン=サーンス『サムソンとデリラ』では来日できなくなったジェレミー・ローレルに代わり急遽タクトを執り、フランスオペラの真髄を披露しました。今回は来日直前にザルツブルク音楽祭で得意とする20世紀音楽の傑作選などを指揮。同じく20世紀の作品となる『ルル』の指揮に期待が高まります。
演出は、「『ルル』は私の演出家としての集大成」といい、今こそ『ルル』を上演する時代と公演への力強い意志を表明しているカロリーネ・グルーバーによる新演出。主人公ルルは男性を悲劇に陥らせる「運命の女(ファム・ファタル)」の代表的存在であり、それゆえに、ルルの美貌、魔性、そして官能性が際立つように描かれてきました。しかし、それはルルという女性の、男性からみた一面に過ぎないのではないかと問いかけ、自分(女性)の側から物語を捉え直し、ルルの内面、彼女の魂を描きたいと語っています。

今回の公演に向けては、日本アルバン・ベルク協会との共催で、『ルル』の物語を深く知るための講演動画を公演詳細ページに複数アップしております。
▼公演詳細ページはこちら
2021年8月公演 A.ベルク『ルル』 - 東京二期会オペラ劇場
▼カロリーネ・グルーバーの演出プランも事前に発表されていますので、事前にお知りになりたい方はこちらをご覧ください
8月公演 A.ベルク『ルル』ワールド・プレミエ~カロリーネ・グルーバーの演出プランを発表!|2021/5/25 - オペラの散歩道(二期会blog)
『ルル』は私の演出家としての集大成~カロリーネ・グルーバー緊急プレトーク・リポート|2020/3/6 - オペラの散歩道(二期会blog)

また、『ルル』を初めてご覧になる方の予習として、公爵/従僕役で出演するテノール高田正人がわかりやすく『ルル』の物語について連続ツイートしており、まとめサイトに編集・登録いたしました。
▼こちらからご覧いただけます
8月28日開幕!東京二期会オペラ劇場公演A.ベルク『ルル』 テノール高田正人による解説~私観『ルル』について - Togetter

このたびの公演は新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。ご来場のお客様におかれましてはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【8/27(金)18:30掲載】
《東京二期会オペラ劇場》 2021年8月公演
アルバン・ベルク作曲 『ルル』 オペラ全2幕
<日本語および英語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:マキシム・パスカル/演出:カロリーネ・グルーバー
公演タイムテーブルと当日券のご案内
 
8月28日(土)
8月29日(日)
8月31日(火)
当日券
S A B C少 学
S A B C 学
S A B C 学
当日券販売
/窓口受付
15:30~
12:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
13:00
開演
17:00
14:00
14:00
第1幕
65分
休憩 25分
18:05~18:30
15:05~15:30
15:05~15:30
第2幕
75分
終演予定
19:45
16:45
16:45
新宿区立
新宿文化センター
=アクセス=
<地下鉄>
【副都心線/都営大江戸線】=「東新宿駅」A3出口から徒歩5分 A3出口からの行き方
※副都心線東新宿駅は各駅停車のみ停車
【丸ノ内線】=「新宿三丁目駅」E1出口より徒歩7分/B3出口(伊勢丹前)より徒歩11分
【都営新宿線】=「新宿三丁目駅」C7出口より徒歩10分
<JR・京王線・小田急線>
「新宿駅」東口より徒歩15分
<西武新宿線>
「西武新宿駅」より徒歩15分

駅からの地図、バスでお越しのお客様は新宿文化センターのウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 新宿区立新宿文化センター
※駐車場はございません。駐輪場は台数に限りがありますので公共交通機関をご利用ください。
◆上記、販売予定当日券は27日18:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(28歳未満の学生の方が対象、2,000円)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンター(電話・ネット予約)にてお申し込みください。
◆今回の公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『ルル』公演情報ページはこちら
2021年8月公演 A.ベルク『ルル』 - 東京二期会オペラ劇場

〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新宿未来創造財団(新宿区立新宿文化センター)
〈制作〉公益財団法人東京二期会

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
Gettiiなら公演当日も前売券が開演の1時間前までご予約可能!


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二期会名作オペラ祭『魔笛』キャスト・インタビュー~夜の女王 高橋 維「タミーノやパミーナ、パパゲーノたちが困難に立ち向かう姿は、今の私たちと重なる」

2015年ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラでデビュー。同年、リンツ州立劇場との共同プロダクション『魔笛』初演で夜の女王に君臨。以来、新世代のオペラ界のプリンセス・ロードを走り続けるソプラノ高橋 維。6年ぶりの再演でどのような変化があったのか話を聞きました。

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2015年『ジューリオ・チェーザレ』より クレオパトラ役(撮影 三枝近志)

*     *     *


――2015年のご出演から6年ぶりの再演となります。宮本亞門演出版『魔笛』の夜の女王役は、どのような役柄、人物、キャラクターでしょうか。再演を前にして、考え方に変化や、深まりはありましたでしょうか。

高橋: 宮本亞門さんは「夜の女王は美しくて魅力的な人だ」とおっしゃっていて、当時今よりも若くパミーナのような年齢の娘がいる女性をどのように演じたら良いか迷っていた私にとって大きなヒントになりました。今回もただインパクトがあって怖い女王ではなく、特別に美しく人知を超えた存在として夜の女王を演じたいと思っています。
2015年の出演から、ありがたいことに何度も夜の女王を演じ、コンサートでアリアを歌う機会をいただきました。考えてみればこの6年間、夜の女王を歌い続け考え続けていたのかもしれません。昨年11月、日生劇場でルチアを演じた時には、夜の女王もルチアも女性であることで不当な扱いを受け、激しい復讐心や狂気をコロラトゥーラで表現するという点がすごく似ていると思ったんです。そのときも、夜の女王が私の中にずっとあったように思います。

――名曲ぞろいの『魔笛』ですが、高橋さんの一番の聴きどころ、感動ポイントを。

高橋: 聴きどころは本当にたくさんあって選ぶのが難しいですが…ここは「夜の女王のアリア」と答えさせてください!(笑)
いつも感動してしまうのは「パ、パ、パ」の二重唱。あまりの幸福感に思わずぐっときてしまいます。

――人生最初のモーツァルト体験は覚えていますか。

高橋: 幼少期にピアノソナタを一生懸命練習していたのを覚えています。 小学校6年生の時に発表会で弾いた「きらきら星変奏曲」は特に印象的で、今でも弾けると思いますよ!
同じ頃、合唱指揮者である母が「モーツァルトの百面相」(作詞:山川啓介 編曲:鈴木輝昭)という作品を合唱団で取り上げていて、よく聴いていたんです。
モーツァルトの作品が20曲以上も入っているとても楽しい曲で、よく口ずさんでいました。もちろん「夜の女王のアリア」も入っていて歌っていました!

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2015年『魔笛』より 夜の女王役(撮影 三枝近志)

――これまでで一番印象に残っているモーツァルトの舞台は?

高橋: 舞台でいえばやはり2015年の『魔笛』でしょうか。あんなにもお客様の視線に緊張したのは後にも先にもあの舞台だけですね。それほど夜の女王という役が注目を浴びるのだと実感した舞台でした。
それとは対照的に、今年の4月に秋山和慶マエストロと日本センチュリー交響楽団さんとご一緒し「踊れ、喜べ、幸なる魂よ」ソプラノソロを務めた際には、軽やかで幸せに満ちたモーツァルトの音楽を演奏する喜びをひしひしと感じました。

――今、この『魔笛』を上演することの意味、お客様にお伝えされたいこと、公演にむけて意気込みを。

高橋: このコロナ禍において世界が一変し、人々の価値観も変わってきました。 そんな中でも変わることなく人々を支える「愛」「勇気」「希望」といったものを今こそ、この『魔笛』で感じて頂ければと思います。
タミーノやパミーナ、パパゲーノたちが困難に立ち向かう姿は、困難に立ち向かう私たち自身と重なって見えるような気がします。
また、2015年の初演は私自身二期会本公演のデビューでもありましたが、この6年間の間に舞台経験を積み、留学も経験したことで2015年とは違う姿をお見せできるのではと思っています。
再演でさらにパワーアップした『魔笛』、そして高橋維の夜の女王をぜひ観にいらしてください!

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2019年『天国と地獄』より ユリディス役(撮影 三枝近志)

*     *     *


▼『魔笛』公演情報ページはこちら
2021年9月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年9月8日(水)18:30、9日(木)14:00*、11日(土)14:00、12日(日)14:00* 東京文化会館 大ホール
*…夜の女王 高橋 維 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
※緊急事態宣言の延長により、11日(土)と12日(日)公演は予定来場者数が収容定員の50%を超えているため、新規チケット予約受付を停止させていただきました。両日は当日券の販売もございません。
8日(水),9日(木)の公演につきましては、引き続き新規のご予約を承っております。尚、本公演は予定通り開催させていただきます。すでにお客様のお手元にあるチケットは有効となります。ご来場を心よりお待ちいたしております。


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期待の新人歌手が一堂に!~ 9/20(月・祝)「二期会新進声楽家コンサート」
出演者コメント[3]

明日のスター、ここに羽ばたく!

今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、期待の新入会員18名が一堂に会し、二期会入会後お披露目となるデビューコンサート。今年は公演日が祝日となったため、13:30開演のマチネー公演となり、公演名も「二期会新進声楽家コンサート」として開催いたします。
本日は前回に続き、出演者から届きましたコメント紹介の第3回です。

*     *     *

202108_yamada_mao.jpg山田茉央(やまだ まお・ソプラノ)
■ニコライ 『ウィンザーの陽気な女房たち』より “さあ早く!冗談、ワクワクする気分”
【座右の銘】「前へ進め」 失敗したり悩んだりして立ち止まりそうになったら、とにかく前へ進むと決めています。今の場所から一歩でも前に進めば、必ず新しい世界が広がっていると信じています。新しい姿を見せ続けられる演奏家になるべく精進いたしますので、よろしくお願いいたします!
202108_watanabe_tomomi.jpg渡辺智美(わたなべ ともみ・ソプラノ)
■ヘンデル 『エジプトのジュリオ・チェーザレ』より “嵐の海で難破した船は”
【演奏曲に関連して】学生時代より大切に温めてきた作品を演奏させていただきます。
愛する人の生還を知ったクレオパトラの喜びが、数多の華やかなアジリタによって表現されたこの「嵐の海で難破した船は」の音楽によって、陰鬱としたコロナ禍の空気をも吹き飛ばしてしまうような演奏を目指します!
202108_mutou_ayumi.jpg武藤あゆみ(むとう あゆみ・メゾソプラノ)
■ドニゼッティ 『ラ・ファヴォリータ』より “ああ、私のフェルナンド”
【座右の銘】「感謝の心が人を育て、感謝の心が自分を磨く」 私を日々支え、導いてくれる人たちがいてくれるから今の私がある。プロの世界へ一歩を踏み出す者として、日々周りへの感謝を忘れず、オペラという素晴らしい舞台に立てるようこれからも努力を惜しまず邁進していきたいと思います!
202108_sawachi_takeshi.jpg澤地 豪(さわち たけし・バリトン)
■ロッシーニ 『セヴィリアの理髪師』より “私は街の何でも屋”
【演奏曲と抱負】フィガロの性格が、この一曲に凝縮されていると思います。彼は叡智と生命力に溢れ、どんな曲面でも明るく前向きに自らの力で道を切り開いていく、とても魅力的な人物であり、僕の憧れの役です。登場しただけで舞台の空気が変わり、一声出しただけでドラマの中に引き込ませる、そんな歌手に僕はなりたいです。歌手として唯一無二の存在になれるように、日々自分を研ぎ続けていきます。
202108_gotou_shunya.jpg後藤駿也(ごとう しゅんや・バス)
■ワーグナー 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より “ニワトコの花がなんと香り高く”
「心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ」
言わずと知れた超人プロレス漫画「キン肉マン」。そのアニメ主題歌の一節である。ドジだが強いキン肉マン。ぼくも彼のように不器用ながらも愛あるスーパーヒーロー、もといスーパーシンガーを目指して、果てなき夢へGo Fightしていく所存です。
202108_meguro_tomofumi.jpg目黒知史(めぐろ ともふみ・バス)
■ポンキエッリ 『ラ・ジョコンダ』より “彼女は死なねばならぬ”
【座右の銘】「小さいことを重ねることがとんでもないところに行くただひとつの道」 この言葉は2004年にメジャーリーグの年間安打記録を塗り替えたイチローが記者会見で話した言葉です。芸術には終わりがありません。日々自分と向き合い、目の前のことを一つずつこなし、様々な表現ができる音楽家になりたいです。

*     *     *


才能ある若きアーティストたちの未来を応援していただければ幸いです。
一同、ご来場をお待ち申し上げております。

210920shinshin_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第64期マスタークラス修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家コンサート
日時:2021年9月20日(月・祝) 13:30開演(13:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR上野駅 公園口より徒歩1分)
料金:(全指定席) ¥3,000
▼予定プログラム発表!全出演者と演奏曲目はこちらからご覧ください
二期会新進声楽家コンサート|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

●ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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二期会名作オペラ祭『魔笛』キャスト・インタビュー~パミーナ 嘉目真木子「私達はひとりでは生きてはいけない 人を心から愛していこう」

2011年『フィガロの結婚』スザンナ、そして18年『金閣寺』のフランス国立ラン歌劇場でのワールド・プレミエ公演での 女/有為子 が自身の欧州オペラデビューとなるなど、宮本亞門演出のオペラに欠かせないソプラノ嘉目真木子。今回の『魔笛』はジャパン・プレミエ以来の6年ぶりの舞台となります。公演に向けて話を聞きました。

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2011年『フィガロの結婚』より(撮影 三枝近志)

*     *     *


――宮本亞門さんの舞台に立つ上で、心掛けていることはありますか?

嘉目: 亞門さん演出の作品において、常に意識していることはその役にリアリティを持たせることです。
オペラの場合は音楽にその役のキャラクターが表されますが、亞門さんは“生きた人物”を求めていらっしゃると思うので、それをより深く掘り下げることが大切だと考えています。

――これまで、亞門さんからかけられた言葉で、とても印象に残っていて、今でも力になっているような言葉はありますか?

嘉目: 特にこの言葉が、というよりも、亞門さんとご一緒する度にそのエネルギーの大きさに驚きます。亞門さんは、何というかエンジンの回転数が早いんです。ぼんやりのんびり屋の私には、亞門さんはいつもキラキラと煌めいて映ります。

――名曲ぞろいの『魔笛』ですが、あらためてお伺いいたします。
嘉目さんにとっての、一番の聴きどころ、一番感動されるところはどこでしょうか?


嘉目: 『魔笛』は本当にどの曲も素晴らしくて、聴きどころを絞るのが難しいのですが、私がこの亞門さん演出で一番好きなのは、パミーナを試練のためとはいえ深く傷付けてしまったことに、身を引きちぎられるような思いで苦悩するタミーノが表現される、男声合唱のシーンです。
哀しさや苦しみなどがとても美しい荘厳な音楽で表現され、尊ささえも感じられるシーンとなっています。

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2015年『魔笛』より(撮影 三枝近志)

――嘉目さんにとっての人生最初のモーツァルト体験はどのようなものでしたでしょうか?

嘉目: 実は『魔笛』が最初です。小学生の頃に初めて触れたオペラが『魔笛』でした。
ルチア・ポップの歌う夜の女王のアリアを、彼女の歌い癖を覚えるほど聴きまくっていました。
ちょうど同じ頃に、所属していたジュニアコーラスの一員として、県民オペラ公演『魔笛』に森のうさぎ役で出演しました。とても緊張しました。

――2015年の二期会初演から6年たちました。
今、この『魔笛』を上演することの意味、お客様に伝えたいこと、公演にむけて意気込みをお願いいたします。


嘉目: コロナ禍で対面からリモートが増えて、世の中から人との触れ合いが極端に少なくなってしまいました。
目には見えないけれども、その分人の心と心の間にも少しだけ距離ができてしまったように感じています。表面的には何も問題なく過ぎていく時間でも、何かが失われていくような気がしています。
モーツァルトの音楽はいつも「生身の人間とは何か」を教えてくれます。美しさや強さだけではなく、悲しさや弱さ、醜さも隠すことなく描かれます。この人間の心の交流は、今まさに私達に必要なものなのではないでしょうか。
私達はひとりでは生きてはいけない。
人を心から愛していこう。
そんな風にモーツァルトが語りかける作品です。

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2018年『金閣寺』フランス国立ラン歌劇場公演より

*     *     *


▼『魔笛』公演情報ページはこちら
2021年9月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年9月8日(水)18:30*、9日(木)14:00、11日(土)14:00*、12日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
*…パミーナ 嘉目真木子 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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※緊急事態宣言の延長により、11日(土)と12日(日)公演は予定来場者数が収容定員の50%を超えているため、新規チケット予約受付を停止させていただきました。両日は当日券の販売もございません。
8日(水),9日(木)の公演につきましては、引き続き新規のご予約を承っております。尚、本公演は予定通り開催させていただきます。すでにお客様のお手元にあるチケットは有効となります。ご来場を心よりお待ちいたしております。


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日本アルバン・ベルク協会提供 オンライン・プレ講演「『ルル』を見る前に――カロリーネ・グルーバーによる演出プランのためのガイド」(講師:森岡実穂)

日本アルバン・ベルク協会が、今回の東京二期会によるベルク『ルル』ワールド・プレミエ公演に向け、すでに発表されているカロリーネ・グルーバーの演出プランを受けて、オンライン・プレ講演を公開しました!
二期会のYouTubeチャンネルよりご覧いただけます。

講師は、先日公開したカロリーネ・グルーバーのオンライン・トークで聞き手を務められた森岡実穂氏。
開幕前にどうぞご覧ください。

*     *     *


◆Part 1 グルーバーによる『ルル』演出プランを読むために

『ルル』作品概要
グルーバーの問いかけ~ルルは「ファム・ファタル(運命の女)」か?
プロローグ~オペラが始まる前のルルの人生
ルルの「運命」の背後にある社会構造~家父長制


◆Part 2 さまざまな演出での「肖像画」を通してルルの人物像を考える

作中での肖像画の登場場面
「肖像画」の分類、登場する場面での主な着目点
 I 肖像画あり
 A 「絵」として表現
 B 別形態(写真・ビデオ・マネキン)で表現
 II 肖像画なし
言葉のみ、輪郭のみ
カロリーネ・グルーバーの演出プランでは?

*     *     *


▼『ルル』公演情報ページはこちら
2021年8月公演 A.ベルク『ルル』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年8月28日(土)17:00、29日(日)14:00、31日(火)14:00 新宿文化センター 大ホール

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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8/12(木)・13(金)二期会スペシャル・コンサート「ヴェルディ/レクイエム」~公演当日のごあんない

明日8月12日(木)、明後日8月13日(金)の2日間、東京オペラシティ コンサートホールにて二期会スペシャル・コンサート ヴェルディ作曲「レクイエム」を上演致します。
トップクラスの4人の二期会ソリストをはじめ、合唱もプロメンバーで構成される二期会合唱団。オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団、そして、指揮には同楽団首席指揮者のアンドレア・バッティストーニという最高の布陣によりヴェルディ・サウンドをお届けします。

尚、当公演は新型コロナウイルス感染拡大防止のために関係機関等より発表されたガイドラインに基づき、最大限の感染予防・拡大防止策を講じて開催させていただきます。ご来場のお客様におかれましては以下リンク先のご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
(リンク)・主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

【8/11(水)18:00現在】

二期会スペシャル・コンサート
《2021東京二期会 夏のヴェルディ・フェスティバル》
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 「レクイエム」
指揮:アンドレア・バッティストーニ*/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ソプラノ:木下美穂子/メゾソプラノ:中島郁子/テノール:城 宏憲/バス:妻屋秀和/合唱:二期会合唱団
2021年8月12日(木)・13日(金)両日19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール
演奏時間:約90分(途中休憩なし)
  
8月12日(木)
8月13日(金)
当日券
S・A・学
S・A・学
当日券販売開始時間
18:00~
18:00~
東京オペラシティ
コンサートホール
=アクセス=
所在地:
〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
東京オペラシティタワー3F
<鉄道>
[京王新線(都営地下鉄新宿線乗り入れ)]=「初台駅」東口から徒歩約5分
(東京オペラシティビル直結)

詳細案内図や、バス・お車でご来場のお客様は東京オペラシティのウェブサイトをご覧ください
>>交通・アクセス - 東京オペラシティ文化財団
◆感染拡大防止ガイドラインに従い、各日のチケット発券数が会場収容定員の50%を超えた時点で発売を終了させていただきますので、上記、販売予定当日券情報掲載時(11日18:00現在)以降の販売状況により、当日券発売開始時刻より前に販売終了となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
◆今回の公演では「当日学生席」(28歳未満の学生の方が対象)を発売致します。公演当日開演60分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。

◆「東京二期会 夏のヴェルディ・フェスティバル」キャンペーンのごあんない
東京二期会ではこの夏、7月『ファルスタッフ』、8月「レクイエム」の2つのヴェルディ作品を続けて上演することを記念し、「東京二期会 夏のヴェルディ・フェスティバル」キャンペーンを開催! 両公演ともにご来場のお客様にちょっと素敵な“おみやげ”が当たるスクラッチカードを進呈いたします。(8月「レクイエム」公演会場内に開設するキャンペーンデスクにて『ファルスタッフ』「レクイエム」両公演のチケット半券をご提示ください)
キャストやソリストのサイン入りポスター、プログラム、DVDなどに加え、日本ヴェルディ協会様のご協力により豪華賞品が当たります。ぜひ両公演とものご来場をお待ちしております。

▼キャンペーン当選品の内容はこちらの記事でご案内しております
夏のヴェルディ・フェスティバル スクラッチカード・キャンペーン企画

7月の『ファルスタッフ』にご来場の皆様はどうか『ファルスタッフ』のチケット半券もお忘れなくご持参ください!(中止となった7月16日公演のチケットも有効です。すでに払戻し手続きを済まされた方は会場のキャンペーンデスクにてお問合せください)

*     *     *


▼ヴェルディ「レクイエム」公演情報ページはこちら
二期会スペシャル・コンサート G.ヴェルディ「レクイエム」 - 東京二期会

2021年8月12日(木)、13日(金)両日19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール

*…【謹告】当初、本公演に出演を予定しておりました指揮者ダニエーレ・ルスティオーニは、新型コロナウイルス感染症に係る14日間の待機期間に伴うスケジュールの都合で、来日不可能となりましたため、代わりまして本公演の指揮にアンドレア・バッティストーニ(東京フィルハーモニー交響楽団首席指揮者)が出演致します。
なお、指揮者変更に伴うチケット代金の払戻しはございません。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

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東京二期会×日本アルバン・ベルク協会 『ルル』特別オンライン・トーク
 演出カロリーネ・グルーバーに聞く!

1年の延期を経て、いよいよ8月28日(土)、新宿文化センター 大ホールにて開幕する東京二期会オペラ劇場 A.ベルク『ルル』。
開演に向けて、日本アルバン・ベルク協会との共催により実現しました、演出カロリーネ・グルーバーとのオンライン・トークの模様を収録してお届けいたします(聞き手は、中央大学教授の森岡実穂さん)。

昨年2月には『ルル』が自身の集大成と意気込みを語り(参照記事1)、1年の開催延期を受けて、先月、演出プランを発表!(参照記事2)
今回のオンライン・トークは、さらにグルーバーの思考に深く迫る内容になっています。
オペラご鑑賞前に、ぜひご覧ください!

▼参照記事1
『ルル』は私の演出家としての集大成~カロリーネ・グルーバー緊急プレトーク・リポート|2020年03月06日
▼参照記事2
8月公演 A.ベルク『ルル』ワールド・プレミエ~カロリーネ・グルーバーの演出プランを発表!|2021年05月25日

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▼『ルル』公演情報ページはこちら
2021年8月公演 A.ベルク『ルル』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年8月28日(土)17:00、29日(日)14:00、31日(火)14:00 新宿文化センター 大ホール

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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二期会名作オペラ祭『魔笛』キャスト・インタビュー~夜の女王 安井陽子「私自身も音楽に救われた。大好きな役を歌える幸せを」

2021/2022シーズンのオープニングを飾る、9月公演『魔笛』。 夜の女王役で出演するのは、日本を代表するコロラトゥーラ・ソプラノのひとり安井陽子。 『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタ、『魔笛』夜の女王、『ホフマン物語』オランピアなど、いずれもコロラトゥーラの王道ともいえる難役で絶賛を博してきました。
何度も演じてきた夜の女王役ですが、今回の舞台にかける思いをあらためて聞きました。

202108_yasui_youko.jpg 安井陽子

*     *     *


――これまで何度も演じて、コンサートでも歌ってきた夜の女王は、どのような人物でしょうか。

安井: 深い悲しみと過剰なほどの母性愛が豹変して激しい復讐の念に燃える尊大な悪女だと思いますが、女性を強調した衣裳からも強烈な恐ろしさの中に魅惑的な女性の本質も描かれているように感じます。

――名曲揃いの『魔笛』で、一番好きなところ、一番感動されるところは?

安井: 『魔笛』は、登場人物みんなが主役のような作品で、序曲からアンサンブル、アリア、最後の華やかなフィナーレまで、どこを取っても魅力的で素晴らしいので、「一番」とは難しいですね。序曲や、有名な夜の女王アリアはもちろんですが、特に好きなシーンをあえていうとすると、20番パパゲーノのアリア「娘かかわいい女房がひとり」から「パパパの二重唱」、フィナーレの合唱に続いていくところ。
グロッケンシュピールの幻想的な可愛らしいメロディーは本当に魅力的なので、大好きで幸せな気持ちになります。童子たちに導かれてパパゲーナが現れて、「パパパの二重唱」が歌われるシーンは愛と喜びと幸せが満ち溢れていて皆が笑顔になれる場面なので大好きです。

――人生で最初に触れたモーツァルトの音楽は?

安井: 小学校2年生のときに母に連れて行ってもらった、ヤマハホールで上映された映画の『魔笛』です。やはり夜の女王アリアは聴いたことのないような超高音で驚いた記憶がありますが、正に美しいメルヘンの雰囲気で、パパゲーノとパパゲーナが軽やかな動きで素敵だったのは印象深く「オペラって楽しいなー!」と心から感じ、オペラの世界へ魅了された初めての作品です。母に感謝です!

――これまでで一番印象に残っているモーツァルトの舞台、演奏は?

安井: 初めて夜の女王役をフォアアールベルク州のゲツィス(Götzis)の小さな劇場で歌ったときです。1ヶ月くらい滞在して、雪が降っている中、稽古場へ通うのは厳しいものもありましたが、刺激的な大変充実した日々でした。
雪の上を歩きながら、毎日ブツブツ台詞を言いながら歩いていた私は怪しい人だったかも(笑)
演出は至ってオーソドックスでしたが、共演者の方々全員が『魔笛』に愛情を注いでいるような、とても温かい舞台で、多くの方は自分以外の役のセリフも歌も、まるで童謡を口ずさむかのように当たり前に自然に覚えていて、さすがオペラ文化が根付いていると肌で感じました。出演者の年齢層の幅が広くて、小さい劇場での手作り感が、「モーツァルトが芝居小屋で上演していた当時もこんな雰囲気だったのかな」と、勝手に自分で想像して盛り上がりながら、プレミエの時も一瞬一瞬を大切に演奏させて頂きました。
この時が一番、寝ても覚めても、夜の女王役をどう歌い演じるか、役と向き合った時間だったような気がします。

――歌い継ぐ価値があるからこそ「名作」と謳われる所以でありますが、今、この『魔笛』を上演することの意味、お客様にお伝えしたいこと、公演に向けて意気込みをお願いいたします。

安井: 今のこの大変な状況だからこそ、ぜひオペラを観て頂きたいです!私自身も昨年の自粛期間に「音楽」に救われました。予定していた公演が次々と中止になり残念な悲しい思いも沢山しましたが、その時間は自分に与えられた充電期間と思い直し、今回の宮本亞門さんの『魔笛』も新たな気持ちで挑戦してみようと受けました。
素敵な舞台で、この大変な状況の中でも大好きな役を歌わせて頂けている私は本当に幸せ者だと痛感しております。どこへ行っても「守る」ことに重点を置いている緊張感のある困難な状況の日々ですが、ぜひ、劇場に足を運んで頂き、この時ばかりは、大変な日常を忘れて頂いて窮屈な「守る」ではなく、音楽=音を楽しむ!オペラを「楽しむ」良い時間を過ごして頂ければ幸いです!!!(マスク着用は窮屈ですみません)
これから稽古で「夜の女王」に深い色付けをして頂き、皆様に喜んで頂けますよう、公演に向けて精進してまいります!!

*     *     *


▼安井陽子へのインタビューはこちらもご覧ください!
『魔笛』を彩る女性たちが母娘を語る|オペラを楽しむ - 東京二期会

▼『魔笛』公演情報ページはこちら
2021年9月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年9月8日(水)18:30*、9日(木)14:00、11日(土)14:00*、12日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
*…夜の女王 安井陽子 出演日

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※緊急事態宣言の延長により、11日(土)と12日(日)公演は予定来場者数が収容定員の50%を超えているため、新規チケット予約受付を停止させていただきました。両日は当日券の販売もございません。
8日(水),9日(木)の公演につきましては、引き続き新規のご予約を承っております。尚、本公演は予定通り開催させていただきます。すでにお客様のお手元にあるチケットは有効となります。ご来場を心よりお待ちいたしております。


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期待の新人歌手が一堂に!~ 9/20(月・祝)「二期会新進声楽家コンサート」
出演者コメント[2]

明日のスター、ここに羽ばたく!

今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、期待の新入会員18名が一堂に会し、二期会入会後お披露目となるデビューコンサート。今年は公演日が祝日となったため、13:30開演のマチネー公演となり、公演名も「二期会新進声楽家コンサート」として開催いたします。
本日は前回に続き、出演者から届きましたコメント紹介の第2回です。

*     *     *

202108_sano_madoka.jpg佐野円香(さの まどか・ソプラノ)
■レオンカヴァッロ 『道化師』より “鳥の歌”
【座右の銘】「一日一生」 一日を大切に生きることが一生を大切に生きることに繋がるという意味です。昨年から続くコロナ禍で今まで通りの生活が出来なくなり、それは私生活だけでなく研修所で勉強する過程においても様々な制約がありました。ですが、制約があったおかげでお客様から見た時に自分がどう見えるかについてなど、演技や歌についてより一層考えるきっかけになりました。このような一日一日の積み重ねが将来に繋がると信じて、日々精進してまいります。
202108_shigeta_shiori.jpg重田 栞(しげた しおり・ソプラノ)
■ドニゼッティ 『リタ』より “この清潔で愛らしい宿よ”
【大切にしている信念】「やってみなければ分からない」 食べてみて初めて、味が分かるように、やってみて初めて、オペラの面白さを知りました。身をもってやってみれば、失敗も成功も自分の糧となります。これからも、好奇心の赴くままに様々な音楽、舞台に挑戦してまいりたいです。
202108_takeuchi_akina.jpg竹内明菜(たけうち あきな・ソプラノ)
■マスネ 『マノン』より “私が女王のように街を歩くと”
【演奏曲に関連して】第3幕、祭りで賑わう群衆の中、ひと際目を引く美しさで登場したマノン。「私が女王のように街を歩くと、みんな私にお辞儀をして手に口づけするわ。私は美しくて幸せ。絶えず恋をして、笑い、歌いましょう」とガボットのリズムで歌います。
コロナ禍においても、こうして音楽と関わることができることに感謝しつつ、魅力的なマノンを演じられるように頑張ります。
202108_tanaka_kayoko.jpg田中佳代子(たなか かよこ・ソプラノ)
■ヴェルディ 『エルナーニ』より “エルナーニよ、一緒に逃げて”
【座右の銘】「努力の上に花が咲く」 中学生の頃に出会った言葉です。音楽を追及すればするほど、楽しい反面、高い壁にぶつかったりくじけそうになることが多々ありますが、この言葉を思い出しては乗り越えてきました。大輪の花を咲かせた歌をみなさまへお届けしますので、応援をお願いいたします。
202108_hatano_mayu.jpg幡野麻佑(はたの まゆ・ソプラノ)
■ウェーバー 『魔弾の射手』より “亡き叔母が見た夢に”
【座右の銘】常に自分自身と向き合い一つずつ丁寧に積み上げていくことが、いずれ大きな力に変わると思っています。
コロナ渦で大変な状況ではありますが皆様の心が少しでもほっとする瞬間がありますように、心からの音楽を伝えていきますので、どうぞ応援をよろしくお願いいたします。
202108_hayano_yumi.jpg早野由美(はやの ゆみ・ソプラノ)
■バーンスタイン 『キャンディード』より “きらびやかに着飾って”
【座右の銘】「神は天にいまし、すべて世は事もなし」 私の大好きな作品『赤毛のアン』に出てくる言葉です。生きていると耐え難い困難や試練と向き合うこともありますが、すべては自分にとって最善の選択であり経験だと信じています。今を丁寧に全力で向き合い、喜んでくださるお客様の笑顔をお守りに日々頑張ります。

*     *     *


才能ある若きアーティストたちの未来を応援していただければ幸いです。
一同、ご来場をお待ち申し上げております。

210920shinshin_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第64期マスタークラス修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家コンサート
日時:2021年9月20日(月・祝) 13:30開演(13:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR上野駅 公園口より徒歩1分)
料金:(全指定席) ¥3,000
▼予定プログラム発表!全出演者と演奏曲目はこちらからご覧ください
二期会新進声楽家コンサート|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

●ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
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東京二期会 夏のヴェルディ・フェスティバル スクラッチカード・キャンペーン企画
日本ヴェルディ協会全面協力によるすてきな「おみやげ」が当たるかも!…

7月公演『ファルスタッフ』と、来たる8月12日(木)、13日(金)の「レクイエム」。今夏、ヴェルディ作品を立て続けに上演することを記念して、「東京二期会 夏のヴェルディ・フェスティバル」と銘打ち、両公演ともにご来場いただいたお客様に、ちょっと素敵な“おみやげ”が当たるスクラッチカード・キャンペーンを開催します。
出演キャストやソリストのサイン入りポスター、プログラムのほか、日本ヴェルディ協会の全面協力により、ヴェルディにちなんだグッズを多数ラインアップいたしました。

verdi_scratch.jpg スクラッチカードみほん

<スクラッチカード・キャンペーン グッズ一覧>
1.パルマ王立劇場製『ファルスタッフ』万年カレンダー
2.ヴェルディ肖像画 コースター
3.ヴェルディ肖像画 ピンバッジ
4.ヴェルディ2枚組クリアファイル
5.2021年7月公演『ファルスタッフ』指揮レオナルド・シーニ サイン入り公演プログラム
6.小畑恒夫さん(NPO法人日本ヴェルディ協会理事長)ご提供 書籍『ヴェルディのプリマ・ドンナたち』
7.加藤浩子さん(音楽評論家)ご提供 書籍『ヴェルディ オペラ変革者の素顔と作品』
8.加藤浩子さんご提供 書籍『マエストロ・バッティストーニの ぼくたちのクラシック音楽』
9.2021年8月ヴェルディ「レクイエム」ソリスト・サイン入り公演ポスター
10.テアトロ・レアル『ファルスタッフ』(ロラン・ペリー演出)DVD

「レクイエム」公演会場ロビーに開設いたしますキャンペーン・カウンターに、お客様ご自身の『ファルスタッフ』と「レクイエム」両演目のチケット半券をご提示ください(中止となった7月16日『ファルスタッフ』公演のチケットも有効です)。尚、ご当選された“おみやげ”は当日お持ち帰りいただきます。

7月『ファルスタッフ』をご覧になったお客様は、ぜひ8月12日・13日は東京オペラシティ コンサートホールでの「レクイエム」にもお越し頂き、ヴェルディ作品のライブをご堪能ください。
1年の延期を余儀なくされましたが、今こそ世界に向けて「祈り」を捧げる時と信じ、二期会のヴェルディ「レクイエム」をお届けしたいと思います。

「レクイエム」公演当日には、7月『ファルスタッフ』のチケット半券もお忘れなく!
(※「レクイエム」チケット半券のみのご提示ではキャンペーンにご参加いただけません)

*     *     *


▼ヴェルディ「レクイエム」公演情報ページはこちら
二期会スペシャル・コンサート G.ヴェルディ「レクイエム」 - 東京二期会

2021年8月12日(木)、13日(金)両日19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール

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8月公演 A.ベルク『ルル』キャスト・インタビュー
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢役 増田弥生「同性愛者であることも、母親にも似た無償の愛も、どちらも彼女の本能的な愛の形なのだと思います」

東京二期会オペラ劇場『ルル』開幕に向けて、舞台を想定した「立ち稽古」が始まりました。
今回は、ゲシュヴィッツ伯爵令嬢役の増田弥生(8/28、31出演)に話を聞きました。
新国立劇場や東京二期会オペラ公演への出演、そして年末の第九演奏会でのソリストなどオーケストラとの共演実績も多い実力派。ウィーンに留学し、その後もモーツァルト、ワーグナー、R.シュトラウスなど、ドイツオペラの王道を歩んできました。20世紀初頭ウィーンで活躍したアルバン・ベルクの作品に、今どのように向かい合っているのでしょうか。

202108_masuda_yayoi.jpg 増田弥生

*     *     *


――立ち稽古が始まりました。演出カロリーネ・グルーバーとの稽古はいかがですか?

増田: オーディションの時に、審査員席のど真ん中にグルーバーさんが威厳を放って座って聴いてらしたので、とても緊張したのを覚えています。
昨年2月に、プレトークで来日された際には、個人的にお話しする機会に恵まれました。「『ルル』は確かに難しい作品だけど、型にはめて考えないで、ゲシュヴィッツ伯爵令嬢が一人の人間としてルルを愛するということを考えてきて。」と言われたのが、ストレートに心に響きました。
立ち稽古前のテクスト読み合わせでは、内容によっては1語1語細かく噛み砕いて、丁寧に説明して下さいました。全体を知るためにテクストをよく読むこと。当たり前のことと言われたらそうなのですが、基本を大切に作り上げていく誠実さ、そして「型にはめて考えないで」の言葉通り、演出においては大胆さを持ち合わせた方だな、という印象を受けています。

――それでは、増田さんが演じるゲシュヴィッツ伯爵令嬢は、どのような役柄、人物でしょうか。

増田: ゲシュヴィッツは、原作では「男のような服装で」と描かれており、この出で立ちはゲシュヴィッツが男性的な立場を取りたい同性愛者であることを特徴付けていると感じます。他の男達と同様に、ルルを自分の欲望のままにあやつりたい。「男性の格好をして、その靴のかかとで私の顔を蹴って欲しい」と、ルルに対して、ある種暴走した欲望の持ち主で、怪しげな一面があります。

一方で、命をかけてルルの脱獄を計画する自己犠牲愛や、自分の位を捨てても構わないという気高い勇気も持ち合わせています。これは、「noblesse oblige」(身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務がある、という欧米社会の道徳観)の精神に基づくものと思います。
境地に立たされたルルを、危険も顧みずに救うその姿には、母親にも似たルルへの無償の愛を感じます。どちらも、彼女の本能的な愛の形なのだと思います。

――アルバン・ベルクの出会いについてお聞かせください。

増田: アルバン・ベルクの音楽との出会いは、大学に入学して割と直ぐの頃でした。門下の先輩が、「7つの初期の歌(1905-1908)」を歌っていらして、その情感溢れ別世界へ誘われるようなメロディに魅了されました。これが後期ロマン派の音楽なのかあ、と当時は単純に考えていましたが、ウィーン留学時代は、リーダーアーベントで「7つの初期の歌」をはじめ、「作品2、4つの歌(1907)」などを聴く機会も多く、白井光子さんのCD録音も大好きで、その濃密な音楽にハマりました。

『ルル』は、初期の歌曲作品から約10年後に作曲されていますが、「ほんとうに同じ作曲家の作品なのか!」と、単純に、信じ難い驚きを抱きます。調性が崩れていく自由さや、ストーリー展開に伴う音楽の凄まじさに感動を覚えます。

私はワーグナーを語れる身分ではありませんが、ワーグナーの音楽はR.シュトラウスや、アルバン・ベルクを含む新ウィーン楽派と比較すると、古典的なのかなと思います。しかし、『ルル』の楽曲中、短い主題や動機が繰り返し使われており、こういった「ライトモティーフ」の手法は、ワーグナー以降のドイツオペラには脈々と継承されていることを感じます。

――最後にお客様に向けてメッセージをお願いいたします。

増田: なかなか上演される機会の少ない『ルル』。二期会でも18年ぶりの公演となります。 中村蓉さんのコンテンポラリーダンス、上田大樹さんの映像のコラボレーションと共に、異世界の舞台をお楽しみ頂けることと確信しております。
コロナ感染が急拡大していて、まだまだ日常で心配なことが続きますが、もし状況がお許しになれば、ぜひ、新宿文化センターに駆けつけていただけたら嬉しいです。
一人でも多くのお客様と、舞台を分かち合うことが出来ますように、心から願っております。

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▼『ルル』公演情報ページはこちら
2021年8月公演 A.ベルク『ルル』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年8月28日(土)17:00*、29日(日)14:00、31日(火)14:00* 新宿文化センター 大ホール
*…ゲシュヴィッツ伯爵令嬢 増田弥生 出演日

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東京二期会オペラ劇場8月公演『ルル』〜来日直前、マキシム・パスカル at ザルツブルク音楽祭

2014年、フランス人として初めてのネスレ・ザルツブルク音楽祭ヤング・コンダクターズ・アワード受賞者であるマキシム・パスカル。8月の東京二期会『ルル』でタクトを執るためのまもなくの来日を前に、今年のザルツブルク音楽祭に再登場しました。



7月23日には、SWR交響楽団と、得意とする20世紀音楽の傑作選としてフーバー、ノーノ、シェルシ作品の演奏会を指揮。
▼7月23日の公演ページ(ザルツブルク音楽祭)
Quod est pax? — Neue Vocalsolisten · Bachchor Salzburg · SWR Symphonieorchester · Pascal - Salzburger Festspiele

続く7月24日には、手兵のル・バルコンとライフワークとする作曲家のシュトックハウゼンの「祈り」を取り上げ、2日間好評を博しました。
▼7月24日の公演ページ(ザルツブルク音楽祭)
Inori — Le Balcon · Pascal - Salzburger Festspiele

さて、次はいよいよ東京。20世紀オペラの最高峰、アルバン・ベルクの『ルル』を、世界が切望するマキシム・パスカルの指揮による上演にどうぞご期待ください!

*     *     *


▼『ルル』公演情報ページはこちら
2021年8月公演 A.ベルク『ルル』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年8月28日(土)17:00、29日(日)14:00、31日(火)14:00 新宿文化センター 大ホール
指揮:マキシム・パスカル/演出:カロリーネ・グルーバー/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

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8月公演 A.ベルク『ルル』キャスト・インタビュー
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢役 川合ひとみ~「人が社会で生き抜くことに真摯に向き合ったオペラ。現代人の心にも通じている」

コロナ禍の影響を受けて、1年間の開催延期を余儀なくされていた、東京二期会オペラ劇場『ルル』は、いよいよ来月8月28日に開幕します! 今回は、このオペラで二期会オペラデビューを果たす、ゲシュヴィッツ伯爵令嬢役のメゾソプラノ川合ひとみ(8/29出演)に、稽古後、話を聞きました。

202107_kawai_hitomi.jpg 川合ひとみ

*     *     *


――今日は演出のカロリーネ・グルーバーとの稽古2日目でした。今回は、立ち稽古が始まる前に、ドイツ語のテクストの読み合わせが行われました。稽古場の様子をおきかせください。

川合: まずはやはり、演出のカロリーネ・グルーバーさんから、ものすごく作品を読み込んでいらっしゃることが伝わってきました。
そして、私たちは母国語でないドイツ語に向かわなければなりませんが、この「外国語の壁」を乗り越えていけるように、グルーバーさんは根気強く、かみ砕いて教え、伝えてくれています。私たちがまだ腑に落ちていないところはわかるまで説明をしてくれますし、逆に私たちの意見も、よいところは取り入れてくれます。グルーバーさんと歌手との信頼関係、コンタクトがよくできている現場だなという印象です。
「こうだ」と言われて、「はい、わかりました」では、この作品は成立しないので、これからも、立ち稽古を重ねていく中で、私たち歌手から出てくるものを(グルーバーさんが)織りあわせて作っていくんだろうな、と思います。

――川合さんにとって、今回の『ルル』ゲシュヴィッツ伯爵令嬢が二期会デビューとなります。

川合: とてもご縁を感じています。東京芸大の学部時代から、先生のお部屋には二期会の『フィガロの結婚』のポスターが貼られていて、作品や役のお話を聞いていたので、憧れでした。
振り返ってみると、実は、初めて見に行った二期会公演が『ルル』だったんです(2003年11月3幕版日本初演)。それまでの、恋とか~、愛とか~のようなオペラのイメージとは全然違うもので、こんなにもリアルに人間を描く作品があるのか、と非常に印象にも残っていました。

それから、ドイツに留学するきっかけを与えてくれるほどに印象的だったのが、コンヴィチュニーさん演出の『皇帝ティトの慈悲』(2006年4月)でした。
同じ頃に芸大オペラでも同じ作品を取り上げていて、私は合唱で参加していました。そのときに芸大で歌われていた方の中に郷家暁子さんもいらっしゃって、今回のプロダクションでご一緒することになったので、これもとてもご縁のあることだと思っています。

――ドイツでは、すでに多くの劇場の舞台に立っている川合さん。印象に残っている舞台は?

川合: ミュンヘンのPasinger Fabrikという市立の劇場で歌った『チェネレントラ』のタイトルロールは、自分のキャリアで大きなものになりました。小さな劇場ですが、少し特徴的で、ひとつのプロダクションをシーズン通して80公演くらい行うんです。しかも、字幕装置がないので、『チェネレントラ』はドイツ語上演でした。あの大量のテクストが全部ドイツ語なんです!しかも、まわりの歌手やスタッフの人たちもみんなドイツ語なので、まさにドイツ語のシャワーを浴び続けました。字幕がないので、一度でも噛んだら終わりという・・・(笑)
そういった経験も、今回のゲシュヴィッツ伯爵令嬢に活かせる、と思っています。

ドイツでは、オペラをたくさん観ることができました。ベルリンに住んでいたときは、今度二期会が11月に行う『こうもり』のオリジナル公演(アンドレアス・ホモキ演出)も観ることができました。
ドイツの劇場では、100年や200年以上前に誕生したオペラを、環境がどんどん変化していく現代の人たちにも伝わるものにするために、新しい演出が生まれています。今回の『ルル』も、カロリーネ・グルーバーさんの演出によって、たとえば私が演じるゲシュヴィッツ伯爵令嬢でいえば、ジェンダーの問題が取り入れられてると思います。そうやって、現代の変化に応じた視点を舞台に取り入れることで、オペラが今なおアクティブな芸術のシンボルになっていくんじゃないかなと思います。

=     =     =


1年延期して開幕を待つ『ルル』
演出カロリーネ・グルーバーを稽古場に迎えて、一気に舞台が近づいてきたような印象です。
最後にお客様に向けてのメッセージを映像に収めましたので、どうぞご覧ください!


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2021年8月公演 A.ベルク『ルル』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年8月28日(土)17:00、29日(日)14:00*、31日(火)14:00 新宿文化センター 大ホール
*…ゲシュヴィッツ伯爵令嬢 川合ひとみ 出演日

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期待の新人歌手が一堂に!~ 9/20(月・祝)「二期会新進声楽家コンサート」
出演者コメント[1]

明日のスター、ここに羽ばたく!

今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、期待の新入会員18名が一堂に会し、二期会入会後お披露目となるデビューコンサート。今年は公演日が祝日となったため、13:30開演のマチネー公演となり、公演名も「二期会新進声楽家コンサート」として開催いたします。
このたび、それぞれが特別な想いを込めて演奏する曲が発表されました。本コンサートの出演者たちからコメントが届いておりますので、3回に分けてご紹介いたします。

*     *     *

202107_ishino_maho.jpg石野真帆(いしの まほ・ソプラノ)
■ビゼー 『カルメン』より “これが密輸人の隠れ家だわ ~ 何の怖れることがありましょう”
【座右の銘】本のタイトルですが「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を大切にしています。どんな状況や場所でも、例え思い描いた結果でなくても、その置かれた場所や環境で精一杯の努力をしようと思っています。これからも大切にしたい言葉です。
202107_kawano_chiharu.jpg河野ちはる(かわの ちはる・ソプラノ)
■ベッリーニ 『清教徒』より “あなたの優しい声が”
【演奏曲に関連して】「あなたの優しい声が」は、2幕で狂乱したエルヴィーラが歌うアリアです。特に後半が技術的に難しい曲ですが、難しいからこそ挑戦したいと思い選曲いたしました。
大学のクラリネット専攻を卒業後そのまま二期会の研修所に入った私ですが、まさか今回の演奏会に出演できることになるとは思ってもいませんでした。これも熱心に指導してくださった先生方や支えてくれた周りの方々のおかげです。当日はそんな方々への感謝の気持ちも込めて歌います。
202107_kitakado_kanon.jpg北門華音(きたかど かのん・ソプラノ)
■ドニゼッティ 『アンナ・ボレーナ』より “私の生まれたあのお城”
【演奏曲に関連して】『アンナ・ボレーナ』は私が好きなオペラであり、将来演じてみたい作品の一つでもあります。“華音”という名前のように、歌にも容姿にも華やかさがあり皆様の心に残るような歌を歌うプリマドンナを目指しています。より一層励んでまいりますので、応援よろしくお願いいたします。
202107_kurimoto_moe.jpg栗本 萌(くりもと もえ・ソプラノ)
■ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より “あたりは沈黙に閉ざされ”
【座右の銘】「すべて必然」 幼い頃にオペラの世界に魅了され、舞台に立ちたい一心で勉強を続けてきましたが、実際は失敗や回り道ばかりで歌を諦めようとした事もありました。しかし今、憧れの舞台に立とうとしています。辛いことも今の自分に必要な結果なのだと信じ、邁進していきたいと思います。
202107_kobayashi_kana.jpg小林香奈(こばやし かな・ソプラノ)
■マスネ 『ル・シッド』より “泣け、泣け、わが瞳よ”
【座右の銘】「初志貫徹」 声楽を始めてから常に私の中心にあり、難しいことや望みを妨げるようなことがあったとしても、挑戦し乗り越えることが私の持ち味だと思っています。
将来は可憐な乙女からファム・ファタールといわれる女性まで演じられるような歌い手を目指しておりますので、どうぞ応援をよろしくお願いいたします。
202107_satou_hatsune.jpg佐藤初音(さとう はつね・ソプラノ)
■プッチーニ 『蝶々夫人』より “ある晴れた日に”
【座右の銘】「自分を生かして精一杯自分の人生を生きる」 自分の心が幸せを感じること、また自分の力を最大限に活かせることが歌うことです。
今回選んだ蝶々夫人のアリアは初めて聴いた時に「これが歌いたい!」と思いオペラに興味を持った憧れの曲です。夫ピンカートンの帰りを信じて待つ蝶々さんのように、真っ直ぐな心で、音楽や周りの人達を暖かく愛せる歌い手を目指していきます。

*     *     *


才能ある若きアーティストたちの未来を応援していただければ幸いです。
一同、ご来場をお待ち申し上げております。

210920shinshin_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第64期マスタークラス修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家コンサート
日時:2021年9月20日(月・祝) 13:30開演(13:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR上野駅 公園口より徒歩1分)
料金:(全指定席) ¥3,000
▼予定プログラム発表!全出演者と演奏曲目はこちらからご覧ください
二期会新進声楽家コンサート|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

●ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2021年7月公演 東京二期会オペラ劇場 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』~公演当日のごあんない

東京二期会オペラ劇場 G.ヴェルディ作曲オペラ『ファルスタッフ』公演開催につきまして、7月16日(金)の初日公演を中止させていただきましたが、17日(土)以降の公演につきましては、感染対策をさらに徹底し、安全な公演体制が取れることを確認した上で、開催のご案内を各公演日当日の朝に発表させていただきます。

ご来場のお客様におかれましてはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは7/17(土)以降に開催が予定される公演当日のご案内を致します。 【7/17(土)10:00掲載】
テアトロ・レアル、ベルギー王立モネ劇場、フランス国立ボルドー歌劇場との共同制作公演
二期会創立70周年記念公演《東京二期会オペラ劇場》 2021年7月公演
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 『ファルスタッフ』 オペラ全3幕
<日本語および英語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:レオナルド・シーニ/演出:ロラン・ペリー
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
7月17日
(土)
7月18日
(日)
7月19日
(月)
当日券
S A B C D 学
S A B C D 学
S A B C D 学
当日券販売
/窓口受付
12:30~
12:30~
12:30~
開場
13:00
13:00
13:00
開演
14:00
14:00
14:00
第1幕
35分
第2幕
45分
休憩 30分
15:20~15:50
15:20~15:50
15:20~15:50
第3幕
40分
終演予定
16:30
16:30
16:30
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆各公演日における公演開催の有無につきましては、各公演当日の朝に発表致します。
◆上記、販売予定当日券は17日10:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(28歳未満の学生の方が対象、2,000円)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンター(電話・ネット予約)にてお申し込みください。
◆今回の公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

<今回の『ファルスタッフ』公演について>
虹色の糸が織りなす絨毯のように、きめ細やかなニュアンスと全体が美しい、巨匠ヴェルディ最後の声の芸術品。
二期会では1982年、2001年(創立50周年記念公演)に続く20年ぶり3度目となる公演を、テアトロ・レアル、ベルギー王立モネ劇場、フランス国立ボルドー歌劇場との共同制作により、欧州各地で絶賛を受けているロラン・ペリー演出の細部まで生き生きと描かれた、ファンタスティックな舞台でお贈りします。

▼ロラン・ペリーから公演に向けての動画メッセージをどうぞ!

尚、当公演には当初ベルトラン・ド・ビリー氏を指揮に迎える予定でしたが、新型コロナウイルス感染症に係る入国時の14日間の待機期間に伴うスケジュールの都合で、来日不可能となりました。
代わりまして当公演の指揮にレオナルド・シーニが出演致します。
シーニは、2017年のショルティ国際指揮者コンクールに優勝し、今後ドレスデン、シドニー、ハンブルク等でのデビューが予定される1990年生まれの期待の若手イタリア人指揮者です。また本年11月に当プロダクションと同じロラン・ペリーの演出の『愛の妙薬』でパリ・オペラ座でのデビューも予定されており、当公演は、世界が注目する彼の記念すべき日本デビューになります。

また東京二期会では、7月『ファルスタッフ』、8月「レクイエム」と、この夏にヴェルディ作品を続けて上演することを記念し、「東京二期会 夏のヴェルディ・フェスティバル」キャンペーンを開催! 両公演ともにご来場のお客様にちょっと素敵な“おみやげ”が当たるスクラッチカードを進呈いたします。(8月「レクイエム」公演会場内に開設するキャンペーンデスクにて、両公演のチケット半券をご提示ください)
キャストやソリストのサイン入りポスター、プログラム、DVDなどに加え、日本ヴェルディ協会様のご協力により豪華賞品が当たります。ぜひ両公演とものご来場をお待ちしております。

▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会 〈制作〉公益財団法人東京二期会

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
Gettiiなら公演当日も前売券が開演の1時間前までご予約可能!


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有料配信新番組「うたすき!」がこの夏スタート!~初回配信に、9月『魔笛』キャストの種谷典子、嘉目真木子、市川浩平、杉浦隆大が出演

いつでも、どこでも、オペラ歌手の歌声が届けられるようにと、新しい声楽コンサート番組「うたすき!」が、この夏、有料配信されることとなりました!(製作・著作:株式会社サニー・デイ)

今をときめくオペラ歌手が、音楽のジャンルを越えたアーティストとのコラボレーションでお届けするオンライン・ガラ・コンサートです。
このコロナ禍によって、クラシック音楽もインターネット配信の試みがなされています。その中でも、音質と映像にひときわこだわりをもって制作されました。ライブ感は損なわず、配信ならではの映像の臨場感と親近感を味わっていただきます。

司会MCには、アニメ『ラブライブ!』などで活躍する声優・歌手の新田恵海さん。そして、共演ミュージシャンには、オーバージャンルに活躍中のキーボーディストで作曲・編曲家の園田涼さん。まさにオペラ、声楽、クラシック音楽のジャンルを越えた人気アーティストとのコラボレーションが実現しました。

第1回には、9月東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉『魔笛』キャストのソプラノ 種谷典子(パパゲーナ)、嘉目真木子(パミーナ)、テノール 市川浩平(タミーノ)、バリトン 杉浦隆大(僧侶I)の4人が出演します!


種谷典子

嘉目真木子

市川浩平

杉浦隆大

視聴チケットの発売は、明日7月16日(金)10時00分から。配信スタートは、8月13日(金)18時00分!配信でしか聴けない、見られないパフォーマンスにご期待ください!

▼「うたすき!」第1回 ダイジェスト映像

◆◆◆ 配信情報 ◆◆◆
うたすき!~届けたい“うた”がある
#1 「魔法少女はオペラの夢を見る!?」
配信日:2021年8月13日(金)18:00~2021年8月22日(日)23:59
<視聴チケット>
料金:2,200円(税込)
販売期間:2021年7月16日(金)10:00~2021年8月22日(日)18:00
販売サイト:チケットぴあ PIA LIVE STREAM

今後、番組公式Twitterから、予告編動画など発信も予定されています。
▼詳しくは番組HPへ!
Home | Utasuki | うたすき!| 配信音楽番組 |
▼番組公式Twitter
うたすき!@utasuki2021 - Twitter

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▼9月『魔笛』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演〈二期会名作オペラ祭〉 2021年9月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場
2021年9月8日(水)18:30、9日(木)14:00、11日(土)14:00、12日(日)14:00 東京文化会館 大ホール

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【稽古場レポート】7月『ファルスタッフ』~イタリアの若きマエストロ、レオナルド・シーニが稽古に合流!

新型コロナ感染症に係る入国時の待機期間スケジュールの影響で来日できなくなりましたベルトラン・ド・ビリーに代わって、7月『ファルスタッフ』を指揮することになった、今注目の若手イタリア人指揮者レオナルド・シーニ。このたび入国後14日間の待機期間を終え、今週より稽古に合流いたしました!
シーニは待機期間の疲れも見せず、さっそく音楽稽古を開始。キャストたちとともにヴェルディ・オペラの音楽を創り上げて行く作業を精力的にこなしています。


今回が初来日のレオナルド・シーニ。
1990年生まれのマエストロは今後シドニー、ドレスデン、ハンブルクなど主要歌劇場へのデビューを控える新鋭です。


幕切れに全ての出演者が歌唱する大アンサンブル「世の中はすべて冗談だ」も、アクセントの位置や強弱のバランスが調整され、非常に見通し良く仕上がってきています。


若々しく歯切れ良いテンポで、音楽を牽引しています。


レオナルド・シーニと題名役の黒田博。

日本初登場となる新鋭の指揮による演奏をいち早くお聴きいただけるこの機会をどうぞお見逃しなく!

▼レオナルド・シーニのインタビューをぜひお読みください!
レオナルド・シーニ(指揮)ヴェルディと《ファルスタッフ》について語る - ぶらあぼONLINE ANNEX 東京二期会オペラ劇場

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▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00、18日(日)14:00、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:レオナルド・シーニ/演出:ロラン・ペリー/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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ソプラノ木下美穂子、METオーケストラ・ミュージシャンズとのコラボレーション映像が公開!~「ある晴れた日に」「アヴェ・マリア」「月に寄せる歌」3曲を披露

先日のブログ記事でもご紹介いたしました、ソプラノ木下美穂子とニューヨーク・メトロポリタン・オペラ・オーケストラ・ミュージシャンズ(MOM)とのリモート・コンサートの模様が、ついに全篇公開となりました!

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米ニューヨーク メトロポリタン・オペラ オーケストラメンバー×東京二期会 木下美穂子リモートコラボレーションコンサート

<企画・主催>
三井不動産株式会社/東京ミッドタウンマネジメント株式会社
<協力>
Mitsui Fudosan America, Inc.
MET Orchestra Musicians Fund
公益財団法人東京二期会

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長年アメリカを拠点に活動してきた木下美穂子にとって、リモートとはいえ、ニューヨークとの縁をあらためて感じる時間にもなったようです。そして、リモートであるがゆえに、コロナ禍に覆われた世界に想いを寄せながらの歌となりました。今回のコラボレーションについて、木下にあらためて振り返ってもらいました。

―― Q1.今回のリモート・コンサートについて、日本では、音と映像とをわけて収録が行われました。普段のコンサートやオペラの舞台とは勝手が違うことばかりだったと思いますが、心掛けたことは?

木下: 録音は、事前に私のテンポ感や音楽の作りをピアニストと演奏したものを送っていましたが、やはり間合いや休符後のタイミングなど合わせるのに若干苦労しました。
でも、2~3回METオーケストラの音源を聞いていくうちに、自然とタイミングを感じられるようになりました。
映像では、ライブで歌っているように、アリアの心情をしっかり表現するよう心がけました。

―― Q2.自分の録音にあわせて撮影を行うという経験は初めてでしたか?

木下: 一度だけ、デビューまもない頃(2003年)に、NHK-BSのオペラ特番で、長崎のグラバー邸からオーケストラ録音に合わせて、今回と同じように蝶々さんのアリアを生放送で歌ったことがあります。眼下に広がる港に実際に船が汽笛を鳴らしながら入ってくる光景の中歌った記憶が、今回の撮影で一気に蘇りました。
今回は、東京ミッドダウン日比谷の6階屋上庭園からの撮影でしたが、目の前にひろがる皇居外苑の緑やビル群があの時の光景と重なるような感じがしました。
『ルサルカ』は、ちょうど撮影している時間帯が帰宅時間帯と一緒になり、通行される方々が大勢いらっしゃる中での撮影になりました。
そして、最後に撮影した『オテロ』は、深夜11時をこえ、静まりかえった1階アトリウムで行われました。全てのショップが閉まり、人通りもまったくない静寂の中での「アヴェ・マリア」は、これまで経験したことのない独特の雰囲気で、きっと一生忘れないと思います。

―― Q3.長くアメリカで過ごしてきた木下さんですが、今回のコラボでまたニューヨークが恋しくなられたのでは?

木下: はい、ニューヨークは4年ほど住んでいましたし、ヒューストンに引っ越ししてからも、1〜2ヶ月に一度はニューヨークにレッスンなどで行っていましたので、今回のMETオーケストラミュージシャンの方々とのコラボはとても嬉しかったです。オンラインでミーティングを行った際、日本側は夜、NYはちょうど朝でした。NYの現地の朝の様子を懐かしく感じました。NYに住んでいる頃は、毎日レッスンとオーディションに明け暮れる日々で、苦しい時期でもありましたが、頻繁にMETに足を運び、勉強していました。1日も早くMETが再開して、またオペラを観れる日が来て欲しいと心から思います。
NYの私のコーチや友人らと会いたい!と心から思いました。

―― Q4.今回の作品の公開にあたって、お客様にむけてのメッセージをお願いいたします。

木下: 世界中のパンデミックの中、多くの方々が苦しい思いをされ、日常を奪われてしまいました。そして世界中の音楽家も厳しい状況にあります。これまで当たり前のように劇場で、コンサートホールで、皆さんと同じ時間を共有してきましたが、それが思うように叶わない中、このようなオンラインでコラボということができ、心から嬉しく思います。オンラインではありますが、METオーケストラ・ミュージシャンズの方々との音楽の息遣いを感じていただければと思います。そして映像を通して、オペラシーンを感じていただければ幸いです。

今後は、8月のヴェルディ「レクイエム」ソプラノ・ソロに続いて、11月『こうもり』でもロザリンデ役で出演が決定した木下。ライブでの活躍にもどうぞご期待ください!

▼今回の本配信に先駆けたライブトークのご案内記事(6/18)はこちら
6/18(金)21:30から生配信も!ソプラノ木下美穂子と米ニューヨーク・メトロポリタンオペラ・オーケストラ・ミュージシャンズとのリモート・コラボレーション・コンサートが実現! - オペラの散歩道(二期会blog)

*     *     *


▼8月ヴェルディ「レクイエム」公演情報ページはこちら
〈二期会スペシャル・コンサート〉 G.ヴェルディ「レクイエム」 - 東京二期会
2021年8月12日(木)19:00、13日(金)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
《チケット発売中!》

▼11月オペレッタ『こうもり』公演情報ページはこちら
〈二期会名作オペラ祭〉 J.シュトラウスII世『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
2021年11月25日(木)18:30、26日(金)14:00*、27日(土)14:00、28日(日)14:00* 日生劇場
*…ロザリンデ 木下美穂子 出演日
《7/3(土)よりチケット一般発売開始!》

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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第15回 二期会研究会駅伝コンサート【8/20(金)公演】~開催に向けるメッセージ

二期会研究会による夏の風物詩「二期会研究会駅伝コンサート」。昨年も6月に公演が予定されていましたが、新型コロナの影響で中止となりました。あらためて今年8月、プログラムを見直し、12団体ある研究会のうち、8団体が出演して歌のたすきを繋ぎます。

本日は、コンサート実行役の二人よりコンサート開催に向け、メッセージが届いていますので、ご紹介いたします。

*     *     *

「第15回 二期会研究会駅伝コンサート」へ向けて


まだまだ不安な毎日ですが、今年は駅伝コンサートを催す事になりました。今回、駅伝コンサート実行委員会の結束により、感染対策チームを作り、当日の公演が東京文化会館の新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに基づき、無事に終了するように万全に務めて参ります。
各研究会は、昨年の延期により各々の研究会がテーマを変える事になりましたが、今、我々が出来る最大のパフォーマンスとは!と、試行錯誤して当日を迎えようとしています。今でこそ、お客様に強いメッセージを与えると信じています。どうぞ我々の演奏を楽しんで下さるとありがたいです。
 ―――二期会研究会代表幹事 岸本 力

今年で記念すべき第15回目を迎える、「二期会研究会駅伝コンサート」は、予期せぬ新型コロナウイルスとの共生の中での開催となりました。
出演者間の距離を保ち、合唱や連弾も廃止して、それぞれが現在、できうる形での練習の結果の片鱗をご覧に入れる所存です。
このコロナ禍で私達の出来ること、それは歌うことです。クラシックコンサートの中で1番飛沫対策をしなければならないのが歌のステージです。私達研究会は万全な体制でお客様をお迎え致します。安心安全を目に見える形でこの駅伝コンサートを開催いたします。
演奏家たちの取り組みと「今」を身近に感じていただければ幸いです。
 ―――二期会研究会駅伝コンサート実行委員長 黒田晋也

*     *     *


210820ekiden_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
第15回 二期会研究会駅伝コンサート
開催日時:2021年8月20日(金) 15:00開演(14:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール 【アクセス
  (JR「上野駅」公園口より 徒歩1分)
料金:全自由席 一般¥4,000、学生¥2,000
  (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
〈予定時刻と出演研究会〉
・15:00~ オペレッタ研究会
・15:20~ イタリア歌曲研究会
・15:40~ 英語の歌研究会
・16:00~ ロシア歌曲研究会
<大休憩60分>
・17:20~ 日本歌曲研究会
・17:40~ ドイツ歌曲研究会
・18:00~ イタリアオペラ研究会
・18:20~ ロシア東欧オペラ研究会
<終演予定 18:40>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第15回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

チケットお取扱い 東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
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【稽古場レポート】7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』立ち稽古スタート!

東京二期会7月公演『ファルスタッフ』は7月16日(金)の公演初日に向けて、6月中旬より立ち稽古が開始し致しました!
当公演の原作者は没後400年を経ても演劇、映画等様々に上演され続ける、皆様ご存知シェイクスピア。
そのシェイクスピアの『ウインザーの陽気な女房たち』を主な題材に、最晩年のヴェルディが描いた、言葉と音楽が結びついた喜劇オペラの金字塔です。

今回のプロダクションは、世界中の歌劇場を席巻するロラン・ペリー演出のカラフルな舞台で、とても細かく音楽と演技の関係が計算されています。
舞台デザインや衣裳、またキャラクターの造形等は、より私たちの生きる現代に近く設定されており、より物語を身近に感じて頂けるはず。


〈初日のコンセプト説明の様子〉


〈オペラの冒頭はファルスタッフが入り浸るバーから開始〉


主役のファルスタッフはヴェルディ自身も大変気に入っていたキャラクターのようですが、過去の武勇伝を語ったり、お金目当てにラブレターを書くなど、もしも隣に住んでいたらちょっと大変だろうなと感じます(笑)。
その他の登場人物も、ファルスタッフに負けず劣らず個性的な面々。それぞれの思いを語る大アンサンブルは、コミカルながらも胸に迫るこのオペラの聴きどころと言えるでしょう。


〈アンサンブルシーンの第1幕2場の様子〉


今月末からは指揮者のレオナルド・シーニが合流予定。欧州主要歌劇場へのデビューを控えた新鋭は、今回が日本デビュー公演です。

最初から最後までとにかく楽しい、今だからこそご覧頂きたい『ファルスタッフ』。 引き続きご期待ください!


〈出演者一同お待ちしております!〉


*     *     *


▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00、18日(日)14:00、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー
[10]アリーチェ髙橋絵理「今、この時に『ファルスタッフ』に出演する意味を感じて」

東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー最終回は、アリーチェ役のソプラノ髙橋絵理(7/16,18出演)です!
『道化師』のネッダが二期会公演のデビュー・ロール。その後、『ホフマン物語』のアントニア、『エロディアード』のサロメで主演。他にも『ラ・ボエーム』ムゼッタとミミ、『メリー・ウィドー』ハンナなど主演を続けてきました。オーケストラとの共演も多く、昨年はついにNHK交響楽団の第九演奏会でソプラノ・ソロを務めあげました!
10年ぶりに演じるというアリーチェには、「女性としての誇りを表現したい!」と語っています。


東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』アリーチェ役の髙橋絵理です。 アリーチェは、10年くらい前だったと思うんですけど、一度歌わせていただいていて、それからずっと思っているのは、とてもパワフルで、豪快で、何かトラブルが起こったとしても、自分の力で道を切り開く、とても力強い女性だということです。
ファルスタッフからラブレターを貰って、それがご近所の友達のメグに来たものとまったく同じものが来たところで、「懲らしめてやりましょ!」ってなるんですけど、ただいじめるのではなくて、フォードの嫉妬とも絡めながら、面白おかしく、女性の誇りを守っていくんです。

『ファルスタッフ』には、個人的に大好きな音楽があって。フォードは、娘ナンネッタの結婚相手に齢の離れたカイウスというお医者さんをと企てるんですが、最後にフェントンとナンネッタが二人で登場すると、アリーチェは、「ごらんなさい、このふたり、お似合いでしょう?」と言うのですが、そこのところの音楽がとってもきれいで!
崇高で、これまでのいたずらとかお笑いが一掃されるような、そういうとても心が洗われる音楽となっているので、そこをどうか聴いていただけたらな、と思います。

ヴェルディといえば、悲劇や愛国心の強い作品が多かった、というか、そういう作品に定評があった作曲家ですけども、だからこそヴェルディが最後に言う「この世のすべては笑い」「笑いが大事」というメッセージは、すごく深いと思っています。だから、今のような難しい時代に、偶然にも歌わせていただくというのも、有意義なことなんじゃないかな、と思っています。
オペラ『ファルスタッフ』は、人間の欲や、弱い部分、貧しさ、ずぶとさ、たくらみ、赦し、全てが笑いになるという作品です。そういう全部ひっくるめて人間とは何なのかを提示している作品だと思います。

*     *     *


▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30*、17日(土)14:00、18日(日)14:00*、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール
*…アリーチェ 髙橋絵理 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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シェイクスピアとヴェルディのスペシャリストを迎えて贈る、『ファルスタッフ』オンライン対談を開催!~日本シェイクスピア協会と日本ヴェルディ協会が協力

7月のヴェルディ『ファルスタッフ』公演を余すことなくお楽しみいただくために、シェイクスピアとヴェルディそれぞれの専門家の先生にお越しいただき、ご一緒に対談形式でレクチャーを展開していただくという、「W講義」をオンラインで開催いたします!
今回の東京二期会『ファルスタッフ』公演を後援いただく日本シェイクスピア協会と日本ヴェルディ協会のご協力をいただき実現しました。
配信は無料ですので、チケットをお持ちの方も、これからご鑑賞を検討される方も、公演までにぜひご覧ください!


シェイクスピア

ヴェルディ
まずご紹介するのはシェイクスピア研究の河合祥一郎先生。
シェイクスピア研究の第一人者で翻訳のほか、演劇活動にも積極的に取り組まれ、ご自身の新訳・演出によるKawai Projectが進行中。今年ついに完結した彩の国さいたま芸術劇場での「彩の国シェイクスピア・シリーズ(全37作品を上演)」では企画委員長を務められてこられました。

▼Kawai projectのサイトはこちらから
Kawai project

そしてヴェルディを語っていただくのは、小畑恒夫先生。
長年オペラを中心に音楽評論を続けてこられ、クラシック音楽誌で、その評や解説を見ないことはありません。音楽之友社から『ヴェルディ 作曲家・人と作品』、水曜社から『ヴェルディのプリマ・ドンナたち』ほか先生の著作をお読みになった方もいらっしゃるでしょう。

今回のオンライン対談では、たんなる知識や歴史の解説が中心になるわけではありません。お二人の先生が、シェイクスピア/ヴェルディに魅せられ、そして今なお探求を続けても決して尽きることのない興味、その面白さ、奥深さについて、時間の許す限りお話しいただきたいと思っています!

■■■ イベント情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』関連企画
日本シェイクスピア協会×日本ヴェルディ協会 特別オンライン対談
河合祥一郎×小畑恒夫

配信開始予定日:2021年6月19日(土) 午後5時

▼オンライン対談はYouTube「nikikai21 チャンネル」にて動画配信いたします。
nikikai21 - YouTube

【講師プロフィール】
河合祥一郎 (かわい しょういちろう)
祖母の大叔父が坪内逍遙。東京大学教授。ケンブリッジ大学と東京大学より博士号取得。著書に『サントリー学芸賞受賞作『ハムレットは太っていた!』白水社ほか。角川文庫よりシェイクスピア新訳や児童文学新訳を刊行中。
小畑恒夫(おばた つねお)
NPO 日本ヴェルディ協会理事長、昭和音楽大学客員教授。オペラを中心に研究・評論活動を行なう。著書に『ヴェルディ』(音楽之友社)、『ヴェルディのプリマ・ドンナたち──ヒロインから知るオペラ全26作品』(水曜社)など。

*     *     *


▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00、18日(日)14:00、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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2021年度 Hakuju Hall「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」出演者発表!

Hakuju Hall主催の若手歌手によるコンサートシリーズ「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」。
これまで8年にわたり、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した多くの若きオペラ歌手たちをご紹介する機会としてお届けし、大変ご好評頂いております。
華やかなオペラの大舞台に羽ばたいていく未来のスター歌手たちによるコンサート。「新しい声」のデビューの瞬間、是非お聴き逃しなく!

チケットは6月19日(土)よりHakuju Hallチケットセンターで発売。
現在、各回とも詳細プログラムを準備中です。どうぞご期待ください!


ちらし(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会 ディーヴァ,ディーヴォ
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口 もしくは
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より 徒歩5分
料金:各回とも 全席指定 1,500円(税込)

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所 
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
《各回の日時と出演者》
■第23回
日時:2021年10月7日(木) 14:00開演(約90分/途中休憩あり)
出演:

ソプラノ
石野真帆(いしの まほ)

ソプラノ
竹内明菜(たけうち あきな)

メゾソプラノ
武藤あゆみ(むとう あゆみ)

ピアノ
髙木由雅(たかき ゆか)
予定プログラム:
 ・モーツァルト 『フィガロの結婚』より “愛の神よ、安らぎをお与え下さい”(石野)
 ・ヴェルディ 『運命の力』より “神よ、平和を与えたまえ”(石野)
 ・マスネ 『マノン』より “私が女王のように町を歩くと”(竹内)
 ・リスト 「おお、愛しうる限り愛せ」(竹内)
 ・マスネ 『ウェルテル』より “ウェルテル!この胸の内を誰が言えましょう” [手紙の歌](武藤)
 ・R.シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』より “先生、お許し下さい”(武藤) ほか

■第24回
日時:2021年11月2日(火) 14:00開演(約90分/途中休憩あり)
出演:

ソプラノ
佐藤初音(さとう はつね)

ソプラノ
重田 栞(しげた しおり)

バス
後藤駿也(ごとう しゅんや)

ピアノ
平川寿乃(ひらかわ ひさの)
予定プログラム:
 ・プッチーニ 『蝶々夫人』より “ある晴れた日に”(佐藤)
 ・グノー 『ファウスト』より “なんと美しいこの姿”[宝石の歌](佐藤)
 ・トマ 『ミニョン』より “私はティターニア”(重田)
 ・J.シュトラウスII世 『こうもり』より “田舎娘を演じるときは”(重田)
 ・モーツァルト 『魔笛』より “この聖なる殿堂では”(後藤)
 ・ワーグナー 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より “マイスターを侮ってはいけない”(後藤)  ほか

*出演者・曲目・曲順等が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼ご予約・お問合せはこちら
Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700
 火~金 11:00~17:00(※祝日・休館日を除く)
 チケット一般発売日:2021年6月19日(土)

▼予定演奏曲等の詳細は決まり次第、主催者ウェブサイトに掲載されます
Hakuju Hall(ハクジュホール)

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7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー
[9]ファルスタッフ今井俊輔「同じバリトンのフォードにはライバル心を燃やしたり(笑)」

東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビューは、ついに、ファルスタッフ役 今井俊輔(7/16,18出演)の登場です!
深くそして柱のように太い芯のある声で、役柄に応じた人間味あふれる歌を聴かせ、多くのファンをもつバリトン。二期会公演でも、『マクベス』タイトルロール、『椿姫』ジェルモンといったヴェルディ作品、『トスカ』スカルピア、『蝶々夫人』シャープレス、『外套』ミケーレ、『ジャンニ・スキッキ』タイトルロールといったプッチーニ作品でいずれも重厚な役を好演してきました。叙情的な日本歌曲の歌唱に魅了される方もいらっしゃるのでは。
ファルスタッフは、本人曰く「バリトンにとって名誉な役」。また新しい一面を聴かせてくれるに違いありません!


東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』ファルスタッフ役の今井俊輔です!
ファルスタッフはですね、ちょっとお金に困っていたり、やっぱり女性が好きで。「自分のお腹には名誉だとかいろいろなものが詰まっているんだ。(だから)俺が痩せたらファルスタッフじゃない!」というような役・・・・・・でございます。
(ファルスタッフの聴きどころは)やっぱり言葉の入れ方とか、言葉遊びがすばらしい。それをイタリア語としてどう聴かせられるかということが大事になってきます。あと、フォードという、これまた英雄的な声のバリトン役の方がいらっしゃるので、そのバリトンとバリトンの組み合わせ方とか、声の質の違いとかも聴きどころですかね。(フォードとは)一緒に歌っていてすごい気になるところ。同じバリトンとして、こう、ちょっと、ライバル心を燃やしたりしながらやっています(笑)。本当にファルスタッフがやれるということはとても名誉なことだと思うので、気合を入れて頑張ります。
ヴェルディの音楽をお聴きいただき、どうぞ魂を揺さぶられてください。お客様の心に栄養をお与えすることができますように、頑張ります!

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▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30*、17日(土)14:00、18日(日)14:00*、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール
*…ファルスタッフ 今井俊輔 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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8月公演 A.ベルク『ルル』ワールド・プレミエ~カロリーネ・グルーバーの演出プランを発表!

8月公演 A.ベルク『ルル』のワールド・プレミエに向けて、演出プランを特別発表いたします!
昨年2月に開催したトーク会で、演出のカロリーネ・グルーバーは、「『ルル』は私の集大成」と語り、「今こそ『ルル』を上演する時代」と公演への力強い意志を表明していました。(参照⇒2020年2月22日開催トーク会:『ルル』は私の演出家としての集大成~カロリーネ・グルーバー緊急プレトーク・リポート
これまで『ルル』は男性目線で描かれてきたと語るグルーバー。主人公ルルは男性を悲劇に陥らせる「運命の女(ファム・ファタル)」の代表的存在であり、それゆえに、ルルの美貌、魔性、そして官能性が際立つように描かれてきました。しかし、それはルルという女性の、男性からみた一面に過ぎないのではないか、とグルーバーは問いかけます。
貧民街では自分の名前さえ知らされず、シェーン博士に拾われてからは売春婦の訓練を受けさせられ、挙句の果てに、誰からも人間としてみられず性的な対象として扱われるようになってしまうルル。彼女こそが、社会から抑圧を受けた犠牲者ではないのか。
グルーバーは、これまでほとんど描かれることのなかったルルの出生と、彼女の内面、魂に焦点を当てようとしています。
そして、今回、自身の演出プランを発表! あわせて、グルーバーが篤い信頼を寄せ、そのコンセプトを具現化するクリエイターたち、ロイ・スパーンによる装置、メヒトヒルト・ザイペルによる衣裳デザインについても、その一部を公開します!

*     *     *


演出プラン カロリーネ・グルーバー

今回の演出の基本的目的は、主人公「ルル」の実際の生い立ちを正確に探り出すことである。
『ルル』は1人の若い娘の悲劇である。ベルリンのアルハンブラ・カフェの前で花を売っていた12歳のとき、彼女はシェーン博士に見初められる。博士は彼女を知り合いの女に預け、そこから学校に通わせた。それはつまり、12歳の女の子が、淫売屋のおかみによって売春婦として訓練を受け、やがてはシェーン博士に娼婦として仕えるということだ。


ルル 衣裳

シェーン博士 衣裳
彼女の父親とされるシゴルヒが、いつからヒモとして登場したのか、詳細は不明だ。シゴルヒは彼女を「ルル」と呼んだ最初の人物だが、シェーン博士は彼女を「ミニョン」と呼んだ。
ルルは自分の本名を知らない。男たちは彼女を人間ではなく、単なる性的な対象とみなし、まるで犬を呼ぶように、自分の好きな名前で呼んだ。年老いた医療顧問はまるで調教馬のように、「ホイ、ネリー」と呼んでいる。
画家もまた、性的な空想を刺激するために彼女を利用し、「エーファ」と呼んだ。シェーン博士は「粗暴な男」(オペラから引用)であり、性的妄想に彼女を利用した。博士はブルジョワ的な表裏のある倫理観の持ち主で、のちに「ルル」が彼に極度の心理的な圧力をかけて初めて、彼女と結婚することになる。
彼の息子、音楽家のアルヴァは、父と同じく彼女を「ミニョン」と呼び、最初は遠くから彼女を崇め奉り、母親、またはマドンナになぞらえているうちに、すっかり彼女の虜になってしまった。


アルヴァ 衣裳

物語の中心にいるのはルルであり、舞台の中心になるのはルルの肖像画である。



絵画は男の妄想を具現化したもので、常に、欲望に満ちた視線を浴びる。ルルは、男たちが彼女に割り当てた役を、逃げようともせず全うする。そのような彼女の態度は、心理学でいうストックホルム症候群を思い起こさせる。誘拐や強姦など監禁事件の被害者が、生き延びるために、妄想の中で好意的な感情を抱くほど犯人に同化し、依存してしまうという現象だ。
第1幕3場では、ルルが、まるで市場の売り物ように一番高く買う客に売られ/結婚させられる場面で、彼女の置かれた立場が集約する。
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢ですら、彼女を自分の欲望の対象としか見ていない。


ゲシュヴィッツ伯爵令嬢 衣裳

自分の本当の気持ちを表現できないルルの心理状態を明らかにするために、本演出では「ダンサー」を加える。
ルルをめぐる出来事に合わせて登場し、彼女の「魂」として心理状態を表現する。



肖像画は、男の妄想を具体化したものだということを象徴的に表現するために、いちばん最初に裸のマネキンを見せる。



すなわち「形成されていない」素の女を、本物のマネキンと映像のマネキンという形で見せ、それが、オペラが進むにしたがって、男たちの様々な妄想に応じて形を変えていく。
舞台装置は6枚の移動式映写パネルから成る。そこにこれらの妄想を映し出し、オペラの様々なシーンにおけるルルの心の動きを表す。主人公の心理状態を、更に映像で拡大して見せる。
衣裳は、ルルが男たちから押し付けられる役割に合わせて構想している。それによってルルの心の空虚さや、失われた人格が露わになるだろう。

2021年4月26日
ベルリンにて

(日本語訳:市原和子)


*     *     *


ここで示された6枚の移動式映写パネルからなる装置。本番ではそこに、照明:喜多村 貴と映像:上田大樹というふたりの日本人クリエイターによって、ルルの心の動きが、より奥行きと陰影をもって視覚化されることになるでしょう。
さらに、ルルの身体を離れて彼女の「魂」の姿を表現するダンサーは、5月の二期会『セルセ』を演出し、大好評を博したばかりのコンテンポラリー・ダンサー中村 蓉。欧州のオペラシーンの最先端を走るカロリーネ・グルーバーのチームと日本人アーティストのコラボレーションによって創造される21世紀の『ルル』にどうぞご期待ください。

▼『ルル』公演情報ページはこちら
東京二期会オペラ劇場 2021年8月公演 A.ベルク『ルル』 - 東京二期会
2021年8月28日(土)17:00、29日(日)14:00、31日(火) 新宿文化センター 大ホール
指揮:マキシム・パスカル/演出:カロリーネ・グルーバー/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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2021年5月公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『セルセ』~公演当日のご案内

いよいよ今週末、めぐろパーシモンホール大ホールにて二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル作曲オペラ『セルセ』を上演致します。
指揮は、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場において2015年『ジューリオ・チェーザレ』、18年『アルチーナ』とヘンデル・オペラの上演を成功に導いた鈴木秀美。今回もフレッシュな二期会の歌手たち、オーケストラたちのニューウェーブ・メンバーが18世紀の世界に導きます!
演出は、気鋭のダンサーで振付家の中村 蓉。今回がオペラ初演出。身体表現者ならではの動きのある演出が見どころのひとつです。

▼指揮 鈴木秀美からのメッセージ


▼演出 中村 蓉からのメッセージ


また、このたびの公演は緊急事態宣言の延長に伴い、関係機関等より発表された新型コロナウイルス感染防止ガイドラインに基づき、最大限の感染予防・拡大防止策を講じることで開催させていただきます。
尚、予定来場者数がすでに会場収容定員の50%を超えているため、新規チケット販売は終了させていただきました。また、当日券の販売もございません。
会場座席は歌唱を伴うステージとお客様との十分な距離を確保するため、1階席前方 オーケストラピット(1~5列目)に続く6・7列目にはお座りいただけません。それ以降の座席は通常配席となっており、前後左右の間隔は空いておりません。
ご来場のお客様におかれましてはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【5/21(金)19:30掲載】
二期会創立70周年記念公演
《二期会ニューウェーブ・オペラ劇場》 2021年5月公演
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル作曲 『セルセ』 オペラ全3幕
<日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉
公演タイムテーブルのご案内
 
5月22日(土)
5月23日(日)
当日券
発売なし
発売なし
開場
16:00
13:00
開演
17:00
14:00
第1幕・第2幕前半
65分
休憩 20分
18:05~18:25
15:05~15:25
第2幕後半・第3幕
50分
終演予定
19:15
16:15
めぐろパーシモンホール
=アクセス=
<東急電鉄>
[東横線]=「都立大学駅」から徒歩7分

<東急バス>
「めぐろ区民キャンパス」バス停からすぐ
[多摩01]多摩川駅⇒東京医療センターゆき
[黒07]目黒駅⇒弦巻営業所ゆき

都立大学駅からの地図はめぐろパーシモンホールのウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - めぐろパーシモンホール
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
▼演奏予定楽曲一覧はこちら
ヘンデル『セルセ』演奏予定楽曲について - オペラの散歩道(二期会blog)

▼『セルセ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ
〈主催〉公益財団法人東京二期会 〈共催〉公益財団法人目黒区芸術文化振興財団

●公演のお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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オンライン(Zoom)参加者募集!!
5/23(日)中村 蓉 ダンス・ワークショップ ヘンデル『セルセ』の「序曲」を踊ろう♪

いよいよ今週末5/22(土)、23(日)に開催する二期会ニュー・ウェーブ・オペラ劇場『セルセ』。気鋭のダンサーで振付家の中村 蓉がオペラ初演出。身体表現者ならではの舞台が見どころのひとつです。
そして今回、『セルセ』公演の開催にちなんで、中村 蓉によるダンス・ワークショップをオンラインで開催します! 先着30名様限定で、どなたでもご参加お申込みいただけます!

『セルセ』の「序曲」に合わせて踊ってみよう!
今回とりあげる序曲は、登場人物の“自己紹介ダンス”!あなたのキャラクターにぴったりの登場人物が見つかるかも!?
どなたでもチャレンジ出来るダンスです。演出・振付の中村 蓉といっしょに、体を動かしてみましょう。
このダンスは、公演で実際にソリスト、ダンサーが躍っている振付と同じです。
今日はあなたも出演者になった気分でトライしてみませんか?

みんなで楽しくレッツくるくる!

受講をご希望の方は、5月22日(土)22:00までに下記要領によりお申込みください。受け付け完了次第、Zoomの招待メールをお送りいたします。
尚、応募締切前に定員に達した場合は、締切らせていただきます。
〈イベント詳細〉
中村 蓉のダンス・ワークショップ「ヘンデル『セルセ』の「序曲」を踊ろう♪」
開催日時:2021年5月23日(日) 11:00開始(約45分)
講師:中村 蓉(二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』演出)
参加料:無料(要予約)
参加申込:下記「お問い合わせフォーム」に
    「お名前」
    「e-mail」および
    「本文」欄に
     (1)ダンス・ワークショップ参加希望
     (2)連絡先電話番号
     (3)年齢
     をご明記の上、送信してください。

募集人数:30名(先着順)
申込期限:5月22日(土) 夜22:00まで
※定員に達した場合は締め切りとさせていただきます
※原則ご本人様からのみ1名ずつのお申込みとさせていただきます
※参加料は無料ですが、ウェブ会議ツールZoomによるオンライン受講環境のご用意(PC、タブレット、スマートフォン等の設定および通信費のご負担)は、受講者様ご自身にてお願いいたします
※受け付け完了次第、ご登録いただいたメールアドレスに「workshop@nikikai.net」よりZoomの招待メールをお送りいたしますので、あらかじめ受信許可にしていただきますようにお願いいたします

▼受講お申込みはこちらから


▼ウェブ会議ツールZoomについてはこちらから
Zoomミーティング - Zoom

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▼『セルセ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

【ご案内】
本公演は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために関係機関等より発表されたガイドラインに基づき、最大限の感染予防・拡大防止対策を講じることで開催させていただきます。
尚、予定来場者数がすでに会場収容定員の50%を超えているため、新規チケット販売は終了させていただきました。また、当日券の販売もございません。何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

●公演のお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー
[8]アリーチェ大山亜紀子「すばやく臨機応変なアリーチェ。本当にかっこいい女性」

東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー第8弾は、アリーチェ役のソプラノ大山亜紀子(7/17,19出演)です!
ヴェルディ、プッチーニの主要な役を中心として活躍する大山。二期会では『蝶々夫人』タイトルロールでデビュー以降、『仮面舞踏会』アメーリア、『オテロ』のデズデモナを好演。そして『カヴァレリア・ルスティカーナ』ではサントゥッツァにも挑戦し好評を博しました。今回のアリーチェは初役。「アリーチェが上司だったら女性でも惚れる(笑)」と語っていた、憧れの女性を演じる意気込みをどうぞお聞きください!


みなさんこんにちは。東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』公演において、アリーチェ役にて出演いたします大山亜紀子です。
アリーチェはとっても頭の回転が速い、知的な女性だと思います。ファルスタッフを懲らしめるために、作戦を考え、指示し、みんなで実行に移すのですが、実行中、思いもよらない展開が起こります。しかし、そんな場面においても彼女は素早く臨機応変に対応し、成功に導いていくんです。本当にかっこいい女性だなと思います。もし、私だったら恐らく動揺して・・・失敗したと思います。
『ファルスタッフ』は喜劇ということもありますが、最後まで突き進むという感覚があります。そのなかでアンサンブルを重視する場面がいくつもあり、大変面白く思います。たとえば第1幕2場に男性陣と女性陣が一緒に歌うアンサンブルがありますが、男性陣は2分の2拍子、女性陣は8分の6拍子、これが一つになって大きなアンサンブルになっているんです。そして、オペラの最後の最後で出てくる「大フーガ」。これは、ソリスト10人と合唱全員で歌われる、大アンサンブル。大変聴きごたえのある曲だと思います。

大変な時期だとは存じますが、ぜひ会場にお越しいただき、この喜劇の最後まで突き進む感覚、そして素晴らしいアリアやアンサンブルの音楽を体感していただきまして、見終わったあと笑顔でお帰りいただけたらと思います。会場にてお待ちしております。

*     *     *


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二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00*、18日(日)14:00、19日(月)14:00* 東京文化会館 大ホール
*…アリーチェ 大山亜紀子 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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5月 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル『セルセ』演奏予定楽曲について

2021年5月22日(土)、23日(日)めぐろパーシモンホール大ホールで公演する、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル作曲オペラ『セルセ』の演奏予定楽曲についてお知らせいたします。

*     *     *

= 前半 =
《第1幕》
・序曲    
・ジーグ    
・Nr.2 アリアセルセ 「緑の木陰がこれほどいとしく(オンブラ・マイ・フ)」
・Nr.3 シンフォニア  
・Nr.4 アリオーゾロミルダ、アルサメーネ、エルヴィーロ 「おお 皆さま…」
・Nr.5 アリアロミルダ 「可愛い綺麗なあの小川は」
・Nr.6 アリアセルセ/アルサメーネ 「彼女に愛していると伝えよう」(※一部カットあり)
・Nr.7 アリアアタランタ 「ええ、そうよ 愛しい方」
・Nr.10 アリアロミルダ 「ましてや心に不実の影がさし」
・Nr.11 アリアアマストレ 「姿は変えても、心は変えない」
・Nr.12 兵士の合唱「かつて喇叭は戦闘に隊伍を組めと響いたが」
・Nr.13 アリアアリオダーテ 「運命(の星)を我が意に従わせようとは思わない」
・Nr.14 アリアセルセ 「この心の炎を思えば思うほどに」(※一部カットあり)
・Nr.19 アリアアタランタ 「なよやかな仕草、気取ったほほ笑み」
《第2幕》
・Nr.21 アリエッタエルヴィーロ 「美しいお庭で咲いたお花はいかが」
・Nr.23 アリオーゾとレチタティーヴォアタランタ 「泣き暮らすようにと愛は私に定めているのだわ」
エルヴィーロ 「ああ!美しいお庭の花はいかが?」
・Nr.24 アリエッタエルヴィーロ 「ああ 不実な虎だ!」
・Nr.26 アリアアタランタ 「あの方はおっしゃるでしょう」
・Nr.27 二重唱セルセ 「彼を愛するのか?」、ロミルダ 「愛します」
・Nr.28 アリアセルセ 「そなたを蔑む者を」(※一部カットあり)
・Nr.29 アコンパニャートロミルダ 「あの人を愛する?」
・Nr.30 アリアロミルダ 「それは妬みです」
  
= 後半 =
・Nr.31 アリアアマストレ 「不実な人よ 私は裏切られました」
・Nr.34 アリオーゾアルサメーネ 「この苦しみを終わらせるために」
・Nr.39 アリアエルヴィーロ 「愛する愛しいバッカスの飲み物の国に」
・Nr.40 二重唱アマストレ、セルセ 「嫉妬とは大きな苦しみだ」
・Nr.42 アリアロミルダ 「抗(あらが)う星々の怒りに屈する者は」
《第3幕》
・Nr.43 シンフォニア    
・Nr.44 アリエッタアタランタ 「大丈夫よ、お姉さまに軽蔑されても」
・Nr.47 アリアアリオダーテ 「天上の愛のかくも素晴らしい運命を」(※一部カットあり)
・Nr.48 アリアアマストレ 「私の苦悩の原因は私自身にあるのだ」
・Nr.49 二重唱アルサメーネ、ロミルダ 「私の真心をあまりにも侮辱なさる」
・Nr.50 合唱「ゼウスが定めたことを」
・Nr.50a 合唱「幸薄くあった者が」
・Nr.51 アリアセルセ 「恐ろしい地獄の残忍な復讐の神々よ」
・Nr.53 合唱「私たちには平和が戻り」
邦題訳:諏訪羚子(日本ヘンデル協会出版 『新訳《セルセ》対訳』より)
*上記楽曲間にレチタティーヴォ等を演奏する箇所がございます。
*上演予定時間:約2時間15分(休憩1回を含む)

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二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

【ご案内】
本公演は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために関係機関等より発表されたガイドラインに基づき、最大限の感染予防・拡大防止対策を講じることで開催させていただきます。
尚、予定来場者数がすでに会場収容定員の50%を超えているため、新規チケット販売は終了させていただきました。また、当日券の販売もございません。何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

●公演のお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー
[7]ナンネッタ三宅理恵「“生きている限り、笑っていよう”というヴェルディからのメッセージ」

東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー第7弾は、ナンネッタ役のソプラノ三宅理恵(7/16,18出演)の登場です!
煌めくような明るさに満ちた声と美しい発音で、国内の主要なオーケストラとの共演も多い三宅。今年は新国立劇場『夜鳴きうぐいす』題名役で主演するなど、オペラでの活躍も際立っています!ナンネッタは自分自身の声やポジションに自然と合う役のひとつと語っています。アンサンブルの中でキラリと光らせる三宅の個性にご注目ください!


東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』ナンネッタ役の三宅理恵です。
ナンネッタは、アリーチェとフォードに愛されて育った娘なんですけれども、大人の仲間入りがしたいという気持ちもあり、でもそこはやっぱり年頃の女の子で、恋愛に夢中。愛するフェントンを探しては、隙あらば二人でイチャイチャして、愛をささやきあう。本当にかわいらしい役ですね。
私自身の声とキャラクターとが合致するオペラの役というのが実は少ないと思っている中で、ナンネッタは、何の無理もなく、歌うことのできる役のひとつかなと思っています。
見どころは、なんといってもフェントンと愛をささやきあうシーン。本当にとってもすてきで、メロディも本当にきれいなんです。あとナンネッタには最後に有名なアリアがひとつありまして、それを演出のロランさんがどのようなシーンに作って、歌うことができるかというのが今から楽しみです。
『ファルスタッフ』はとにかく、音楽ですべてが表現されているなと思うんです。
とくに私がすごい好きなところは、本当にちょっとしたところなんですけれども、3幕1場で、ファルスタッフがテムズ川に投げ出された後、暖を取っているときに、クイックリーがやってきてアリーチェからの手紙を渡すのですけれど。その手紙を「ファルスタッフが受け取る」というときの音っていうのが、書かれているんですよね!ファルスタッフが受け取るタイミングはここしかないでしょ、というような音楽があるんですけど、このオペラにはそういうシーンが随所にあって、本当にワクワクします!
ヴェルディ自身、人生80年、奥さんを亡くされたり、お子さまを亡くされたり、色々なことを経験してこられましたが、最後に「世の中すべては冗談だ」と終えたということには、とても意味があるんじゃないかと。
今の苦しい状況に立たされている私たちにも、なにか大きなメッセージになるんじゃないか、と思います。「生きている限りは、笑っていよう」というメッセージを、舞台から、音楽と一緒に、お届けできたらな、と思います。

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二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30*、17日(土)14:00、18日(日)14:00*、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール
*…ナンネッタ 三宅理恵 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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【二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー】~(7)エルヴィーロ役 菅原洋平&堺 裕馬

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビューもいよいよ最後のご紹介となりました。最後は、セルセ王の弟アルサメーネの従僕であるエルヴィーロという男を演じる、菅原洋平(すがわら ようへい・5/22出演)と堺 裕馬(さかい ゆうま・5/23出演)です!

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――『セルセ』出演おめでとうございます。

菅原・堺: ありがとうございます!

――エルヴィーロはどのような人物でしょうか?

菅原: エルヴィーロは王弟アルサメーネの従者です。自由奔放な振る舞いで、おどけたり、焦ったりと世話しなく動きます。

堺: このオペラの中でとりわけ喜劇的な要素が強い存在のように感じています。キャラクターとしては『魔笛』のパパゲーノのようなお調子者で怠け者、でもどこか憎めないような人間性を持っていると思います。

菅原: アルサメーネの手紙を騙しとられてしまったり、アマストレの自刃を止めたりと、エルヴィーロが登場するとストーリーの何かが動き出します。


菅原洋平

――『セルセ』をコミカルにしている重要人物なのですね!どのような歌を歌うのでしょうか?

菅原: エルヴィーロにはダ・カーポ アリアがありませんが、第2幕に歌う「Del mio caro bacco amabile」があります。

堺: 「水は憂鬱になるだけだけど、ワインなら天まで登るような気持ちになるんだ!」という感じで。

菅原: 落ち込んでいる雰囲気の中で、気持ちを励まそうと酒の神バッカスを賛美し歌いだすんです。

堺: 短い曲ではあるのですが、軽快でかっこ良い曲調です。
『セルセ』の登場人物は、恋する気持ちや、恋の悩みを歌っていることが多いと思うのですが、エルヴィーロだけ「俺はお酒が好きなんだ〜!」と歌っているという、そのギャップが好きで、そんなかっこ良い音楽とギャップを楽しんでいただきたいです。


堺 裕馬

菅原: 短いアリアですが、その中に、彼の人間性が込められてると思います。欲望とは生きる原動力である、と訴えかけるような旋律が、オーケストラとのユニゾンに表れています。
『セルセ』の全アリアの中で、一曲を通して歌手とオーケストラがユニゾンで演奏するのは珍しく、エルヴィーロのアリアにはそれが顕著に表れており、音の進行にユーモアが描き出されています。

――二人は今回が初顔合わせと聞きました。稽古場での印象は、いかがですか?

菅原: 堺 裕馬さんはいつも周りを和ませる雰囲気をお持ちで、柔らかな笑顔が魅力的です。
役のことなどでちょっとした相談をしても快く答えてくれて、頼れる存在です(笑)
声には優しさがあって、その中には知的さと誠実さが溢れている、素敵なバリトンです!

堺: 菅原さんのことは、実はこうしてお会いする前からSNS等ではお見かけしていて、あるとき菅原さんが「しばんばん」という犬のキャラクターが大好きとおっしゃっているのを見かけて、実は僕も以前「しばんばん」の手帳を使っていたことがあったので勝手に親近感を感じていました(笑)
お会いしてからも色々と役のことで相談する機会も多く、組は違いますが二人で一緒に魅力的なエルヴィーロという役を演じていきたいです。

――二人協力して作り上げられているようすがとても印象的です。それでは最後にお客様にメッセージを

菅原: エルヴィーロは普段チャレンジしないタイプの、いわゆる三枚目の役ですが、今回は自分の新たな可能性を切り開いていこうと思います。ブッフォなキャラクターに難しさもありますが、向き合うほどに変化が感じられて楽しくもあります。エルヴィーロは物語の中心にはおりませんが、料理のスパイスの様にちょっとしたアクセントとして彩ります。そのフワッとした香りを味わって頂けたら幸いです。
ご来場お待ちしております!

堺: 今回が自分にとって二期会のオペラデビューということで、出演が決まってからずっとワクワクしております。このワクワクの気持ちをそのままに、公演までエルヴィーロという役に命を吹き込んでいきたいです。
皆様のご来場心よりお待ちしております。

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二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

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7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー
[6]ナンネッタ全詠玉「みなさんに癒しを与えられる歌が歌えたら」

東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー第6弾は、ナンネッタ役のソプラノ全詠玉(ちょん よんおぎ、7/17,19出演)の登場です!
東京二期会オペラ公演には、2014年『ドン・カルロ』天よりの声役で初登場。2018年プッチーニ〈三部作〉公演では『修道女アンジェリカ』に出演し、今回の『ファルスタッフ』と同じベルトラン・ド・ビリーの指揮で歌いました。
「ちゃっかりなところは私と似ているかも(笑)」というナンネッタ役、恋人フェントンとともにハートいっぱいの歌を歌いたいと語っています!


東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』ナンネッタ役の全詠玉です。
ナンネッタは、とっても天真爛漫で、チャーミングな役どころだと思っています。
恋人のフェントンとは、とにかく恋に夢中。フェントンはとにかく猪突猛進という感じなんですけれども、ナンネッタは、少し機転をきかせたり、ちょっと駆け引きを楽しんでみたり、後のアリーチェ(ナンネッタの母)を彷彿とさせるようなキャラクターなのかな、と思います。
ナンネッタのアリアは、なんていうか、とても浄化されるような、癒しの効果をもたらすようなアリアでして、それがすごくオペラのドタバタの中で、ものすごおく解き放たれるというか、とても神秘的なアリアだと思います。今このストレスフルな時代に、癒しが与えられる歌が歌えたらなあと思っています。
『ファルスタッフ』はすごく重唱が多くて、重唱、重唱、重唱という感じなんですけれども、その合間にフェントンとナンネッタの愛の二重唱が入ってくると、まるでストップモーションがかかったように、愛が舞台に溢れるっていう印象がすごくありまして、なんていうか、ハートが飛んでいるような感じがすごくかわいらしくて、すごく満たされます。そうした場面が随所に出てきますので、そこも楽しんでいただけたらな、と思います。
ヴェルディは、『椿姫』だったり、『リゴレット』だったり、ご存じのとおり本当に傑作が多いのですけれども、『ファルスタッフ』はやっぱり独特だなと思っています。玉手箱のように話がどんどん変わって、音楽もすごく立体的で、楽譜をめくるのがたいへんなほどテンポも早くて・・・80歳というお歳とは真逆に、若々しくエネルギッシュなので、すごいなと、ただただ感嘆してしまいます。

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二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00*、18日(日)14:00、19日(月)14:00* 東京文化会館 大ホール
*…ナンネッタ 全詠玉 出演日

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5月公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル『セルセ』~指揮 鈴木秀美からの動画メッセージ!

2021年5月22日(土)、23日(日)めぐろパーシモンホール大ホールで公演する、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル作曲オペラ『セルセ』。
2015年『ジューリオ・チェーザレ』、18年『アルチーナ』につづいて、同シリーズでヘンデル・オペラを指揮してきた鈴木秀美からメッセージが届きました!
今回も、二期会の歌手、オーケストラともフレッシュなメンバーを18世紀の世界に導きます。


みなさん、こんにちは。鈴木秀美です。
今回はヘンデルの『セルセ』を上演します。
なんと言っても「オンブラ・マイ・フ」という有名なアリアがありまして、今まで(二期会ニューウェーブ・オペラ劇場で)やってきた『ジューリオ・チェーザレ』や『アルチーナ』と比べると、「ブッファ」というと語弊がありますが、そんなに深刻じゃない、軽い場面がたくさんあります。 今回は(ダンサーの)中村 蓉さんが演出されるので、歌手も踊りますし、動きがたくさんあるというところが、大きな魅力になるんじゃないかなと思います。二期会のソリストたちも、オーディションで受かった若い人たちが歌いますので、バロックのものを若い間に一度経験して、そういう習慣の違いとか楽譜の読み方の違いとか、あるいはオーケストラのいつもと違った音を経験するというのは、決して無駄にはならず、必ず役に立つときが出てくると思いますから、今回も若い人たちとそういう話のできる、そういう経験が一緒にできるということは、とても楽しみです。どうぞ聴きにいらしてください。会場でお待ちしております。

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二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

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【二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー】~(6)アリオダーテ役 髙崎翔平&田中夕也

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー第6弾は、アリオダーテ将軍役の髙崎翔平(たかさき しょうへい・5/22出演)と田中夕也(たなか ゆうや・5/23出演)の登場です!
『セルセ』はオペラ・セリアでありながらコミカルな筋書きの物語ですが、その背景には古代ギリシャとの戦争があります。セルセ王に忠誠を誓うペルシャ軍の将軍がアリオダーテです。娘ロミルダが王家に嫁ぐとなれば、この上なき幸せ、のはずではありますが…

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――アリオダーテはどのような役ですか?

髙崎: 私が演じるアリオダーテはペルシャの将軍でセルセ王の腹心の部下です。
また、このドタバタ劇の中心となるロミルダ、アタランタ姉妹の父親でもあります。

田中: 将軍なので威厳はありますが、自分の良い様に事を考え、勝手に確信するという、少し変わった性格の持ち主です。

髙崎: そして、王に忠実な軍人の無骨さ故でもあるでしょうか、セルセとのやりとりの中で勘違いをしてしまい、その勘違いが物語をクライマックスへ導きます。


髙崎翔平

――アリオダーテの歌にもそんな性格が表れているようですね。

髙崎: アリオダーテのアリアは2曲ですが、最初に歌う”Soggetti al mio volere”は、ムーア人との戦争を指揮し勝利に導いたアリオダーテへの褒美として、「王家の者とアリオダーテの娘ロミルダを結婚させる」とセルセから約束を受けた直後に歌います。
セルセは自分がロミルダと結婚できるよう上手く王の立場を利用していったのですが、それを知らないアリオダーテは「高望みをしてはいませんが、天の導きであればいつでも名誉をお受けします。」と有頂天になった内心を歌います。
全編を通して”無骨な軍人”という印象のアリオダーテですが、このアリアでは軍人としての無骨さと予想外の褒美への抑えきれない喜びが混在しているような気がします。アリオダーテの人間的な魅力に溢れたアリアです。

田中: その後、“Del Ciel d’amore”では、自分の娘であるロミルダがアルサメーネと結婚できるということを確信して、「愛に満ち溢れた天に、こんな素晴らしい運命を誰が望んだだろうか?」と歌います。結局、これが勘違いであったのですが。
短いアリアですが、音の跳躍やメリスマがあるので、目の前にある幸せが音に表れているようで、歌っていて凄く楽しいです。どのような演出が付くのか今からとても楽しみです!


田中夕也

――将軍とはいえ、とても愛すべきキャラクターなのですね。ところで、二人は先輩後輩の関係と伺いました。

田中: はい、髙崎さんは大学時代の先輩で、師事していた先生も同じです。なので、僕には頼りになるお兄さんといった感じに思っています。仕事現場でもご一緒するので、いつもたくさんの事を学んでおります。

髙崎: 田中さんは、とっても心優しく、誰にでも好かれ頼りになる人です!
今回ダブルキャストということで、毎回の稽古を楽しみにしています。田中さんが歌ったり演じたりしているのを見ることで、アリオダーテという役の音楽やキャラクターを客観的に見ることができるので、とても勉強になります。
これまでの稽古の中でも、自分とは違った田中さんのアプローチに大変刺激を受けました。 本番までお互いに切磋琢磨できるよう、私も頑張りたいと思います。

田中: 先輩と同じ役が出来るなんてとても光栄です!

――最後にお客様に向けてメッセージを。

髙崎: キャスト全員で、毎回必死にこのオペラに取り組んでいます。 これから5月の本番に向けさらに密度の高い稽古が続いていくと思います。 “Ombra mai fu”だけではないオペラ『セルセ』の魅力をお伝えできるように頑張りますので、ぜひ会場でお聴きください!

田中: この作品が僕の二期会のオペラデビューとなり、今から楽しみと不安でドキドキしています。まだまだ未熟な僕ですが、僕なりのアリオダーテを精一杯演じます!お越し下さる皆様、楽しみにしていて下さい!

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二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

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受け継がれるイタリアオペラの伝統!
東京・春・音楽祭『マクベス』から新国立劇場『ドン・カルロ』そして、東京二期会『ファルスタッフ』&「レクイエム」へ

4月19日(月)に開幕した東京・春・音楽祭リッカルド・ムーティ指揮『マクベス』!そして5月には新国立劇場『ドン・カルロ』と、新しい年度にかわって東京ではヴェルディ作品の注目公演が続きます。
東京二期会ではそれらに続いて「東京二期会夏のヴェルディ・フェスティバル」と題して、7月に『ファルスタッフ』、8月に「レクイエム」とヴェルディ後期の名作を連続公演します!

東京・春・音楽祭「リッカルド・ムーティ イタリア・オペラ・アカデミー in 東京 vol.2『マクベス』には、二期会からマクダフ 芹澤佳通、マルコム 城 宏憲、侍女 北原瑠美、医者 畠山 茂、第二の亡霊 金杉瞳子が出演。また、「リッカルド・ムーティ introduces 若い音楽家による『マクベス』」には、加えてマクベス 青山 貴、バンコ 加藤宏隆、マクベス夫人 谷原めぐみが出演。
東京・春・音楽祭の公式サイトでは、出演者を代表して、青山、谷原、そして城のインタビュー記事が公開されています!

▼青山 貴、谷原めぐみ インタビュー
リッカルド・ムーティ イタリア・オペラ・アカデミー in 東京 vol.2《マクベス》 アーティスト・インタビュー ~青山 貴(バリトン)&谷原めぐみ(ソプラノ) - 東京・春・音楽祭

青山「マエストロは何度も繰り返し『テアトラーレ(演劇的に)!』とおっしゃって、より劇的な表現を求めています。いつもだと、それがときには喉の負担になったりするのですけど、マエストロと一緒に歌っていると……」
谷原「最初に言われたのが、目のことでした。『君の目! それじゃないよ』。声で演じることも必要ですが、表情、顔つき、すべて役になりきらないと……」

▼城 宏憲インタビュー
リッカルド・ムーティ イタリア・オペラ・アカデミー in 東京 vol.2《マクベス》 アーティスト・インタビュー ~城 宏憲(テノール) - 東京・春・音楽祭

「マエストロが、まるでヴェルディ本人のように噛み砕いて教えてくれた楽譜の意図。歌手への厳しい要求を、ヴェルディは本当に細かく書き記しています。その小さなピースをモザイク画のようにはめ込んでいって、初めて大きな壁画になるのだということがよくわかりました。」


城 宏憲
インタビューの中でも語っているように、城は新国『ドン・カルロ』、二期会「レクイエム」にもつづけて出演を予定しています。

「運がいいなと思ったのは、今回マエストロの口から、『ここは《レクイエム》と同じ』『ここは《ドン・カルロ》でも同じようにやっているんだ』というたとえをたくさん聞けたことです。とくに《マクベス》の第4幕冒頭の〈虐げられた祖国よ!〉の合唱。死を悼む人々の神への祈り、イタリアの宗教観が、そうした後期の作品にもつながっているように思えます。」

▼東京・春・音楽祭 公演情報ページはこちら
リッカルド・ムーティ指揮《マクベス》(演奏会形式/字幕付) - 東京・春・音楽祭
リッカルド・ムーティ introduces 若い音楽家による《マクベス》(抜粋/演奏会形式/字幕付) - 東京・春・音楽祭

そして、7月『ファルスタッフ』ピストーラ役で出演する加藤宏隆からも、メッセージを受け取りました。


加藤宏隆
加藤「今回、東京・春・音楽祭のリッカルド・ムーティ イタリア・オペラ・アカデミーに参加させていただき、ヴェルディを知り尽くしたマエストロとご一緒できたのはたいへん貴重な経験となりました。マエストロが口を酸っぱくしておっしゃっていたのは、ヴェルディは劇場の作曲家だということ、そして正確に正しくヴェルディが書いた楽譜を再現していくことの大切さです。
7月の東京二期会『ファルスタッフ』ピストーラ役でも、この経験が大いに活かせるのではないかと、今からワクワクしています。実はピストーラは4回目なので、だいぶ慣れている方だとは思っていたのですが、もう一度マエストロ・ムーティからの学びを通して『ファルスタッフ』の楽譜を読み直してみたいと思っています。特に『ファルスタッフ』は演劇やアンサンブルの要素がとても強い作品。楽譜を隅から隅まで読み込んで、緻密さの中に最大限のエネルギーを込めるマエストロ・ムーティのような音楽作りを心掛けてみたいと思います。」

アーティストのメッセージを受けて、あらためて伝統というものは人から人へと受け継がれていくものであり、それに代わる方法などないのだという思いを強くしました。
この春から夏にかけて東京で開かれる奇蹟のようなヴェルディ作品の上演に、ぜひお越しください。

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▼東京二期会『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00*、18日(日)14:00、19日(月)14:00* 東京文化会館 大ホール

▼二期会スペシャルコンサート ヴェルディ「レクイエム」公演情報ページはこちら
二期会スペシャルコンサート G.ヴェルディ「レクイエム」 - 東京二期会
2021年8月12日(木)、13日(金) 両日19:00 東京オペラシティ コンサートホール

●『ファルスタッフ』「レクイエム」のご予約・お問合せは
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7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー
[5]ファルスタッフ黒田 博「人間的な魅力にあふれたファルスタッフを演じたい」

東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー第5弾は、お待ちかね、ファルスタッフ役の黒田 博(7/17,19出演)の登場です!
ご存じのとおり、東京二期会のみならず日本を代表するカヴァリエ・バリトン。老いたる騎士で皆から笑い者にされるファルスタッフを演じます。ファルスタッフを「人間的な魅力にあふれている」と語る黒田。その新境地にどうぞご期待ください!


東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』ファルスタッフを演じます、黒田 博です。
ファルスタッフは…女性が大好きで、食べることも、お酒を飲むことも大好きで、思ったことを行動に移す行動力がありますし、他の出演者からは、いろいろといじめられたり、ひっかけられたりしますけれども、まあ最終的には自分が自分らしく生きるということに専念しているような男性に思います。非常に、僕は魅力的な人物だと思います。
音楽的にも、このオペラ全体の中で、こまかくてかわいらしいアンサンブルであるとか、難しいソロのパッセージであるとか、それらがそれぞれの役に与えられてて、しっかりしたキャラクターを持っていますので、合唱も加わってアンサンブルをするのが、「このオペラの一番の聴きどころかな、と思います。
『ファルスタッフ』はヴェルディの最後のオペラ。そのひとつ前に書かれた同じシェイクスピア原作の『オテロ』の2作は、それまでのヴェルディの作品とはかなり変わっています。
アリアとして取り出すところももちろんあるんですけど、その前後の音楽とずっとつながっていますし、非常に壮大なそれも混沌とした音楽で、同じ年に生まれたドイツのワーグナーの影響……というと多分ヴェルディが怒って出てくるかもしれませんけれども、でも、その音楽から得たものが非常に出ている気がします。それがイタリアの歌と見事にマッチしているので、とてもワクワクすると思います。
『オテロ』のイアーゴや、今回のファルスタッフとか、それまでのヴェルディ・バリトンとしては毛色が違うかなと。ていねいにそのカンタービレに歌うというよりは、この後に来る時代を先取りしているとうか、自分の感情などを露わに吐き出すかのような。ファルスタッフも、ファルセットやら、「ウエッ!」という肉声やら色んな声が必要になってきて、難しいといえば難しいですけれども、(演技と音楽がマッチしていて)やっていてとても楽しいですし、ある程度の年齢になってきて、そのようなあまり美しくない声を出しても負担にならない方法もだんだんとわかってきましたので、いろいろ駆使してみたいなと思います。

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二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00*、18日(日)14:00、19日(月)14:00* 東京文化会館 大ホール
*…ファルスタッフ 黒田 博 出演日

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【祝・入学、進級】2021年度 東京二期会オペラ「学生プレミエ・セット券」を4/16(金)より発売開始!【28歳未満 学生限定・期間限定】

2021年、春。学生のみなさま、ご入学、ご進級おめでとうございます!

東京二期会では、学生のみなさまに気軽にオペラ鑑賞にお越しいただけるよう、28歳未満の学生の方を対象に、学生券を販売しています。東京二期会なら、海外一流のアーティストとの協働による本格的なオペラ公演が、2,000円でご鑑賞いただけます!

さらにこのたび、4月16日(金)から7月2日(金)の期間限定で、2021年度に開催する“東京二期会オペラ劇場”全5公演のプレミエ〔初日公演〕をセットにした、「学生プレミエ・セット券」を販売します!
学生セット券なら、通常の学生券に加えて、公演プログラム(1部1,000円)が全公演に各1冊無料でついてきます!作品世界をより深く知って味わっていただける記事が満載です。

<2021年度学生セット券対象公演のごあんない>(下記日程はいずれもプレミエ(初日)公演)
■2021年7月16日(金):イタリアオペラの大家ジュゼッペ・ヴェルディ最後のオペラ『ファルスタッフ』
シェイクスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』を主な原作とした喜劇で、音楽と演劇が最高度に融合した、大家の集大成というべき名作。演出は世界的に活躍するフランス人のロラン・ペリー。指揮はメトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場でも絶賛されつづけているベルトラン・ド・ビリー。

指揮 ベルトラン・ド・ビリー

演出 ロラン・ペリー
テアトロ・レアル公演より

■2021年8月28日(土):20世紀前半を代表するウィーンの作曲家アルバン・ベルクの大作『ルル』
出会う男性を次々と惑わせ破滅させ「運命の女(ファム・ファタール)」と呼ばれるルル。貧民街で拾われ生きてきた彼女の真実の心とは?世界的演出家カロリーネ・グルーバーが問いかける21世紀の『ルル』。指揮は、現代音楽の演奏にも世界的に高い評価を受けているマキシム・パスカル。

指揮 マキシム・パスカル

演出 カロリーネ・グルーバー

■2021年9月8日(水):ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト最後のオペラ『魔笛』
主人公の王子タミーノと彼が心を寄せる娘パミーナが、高僧ザラストロから与えられた試練を乗り越え、愛を成就させるとともに、世界も平和に満たされていくというファンタジー。日本を代表する演出家宮本亞門の欧州オペラデビューとして、2013年オーストリアで公演され、絶賛を博した舞台で、東京二期会でも6年ぶり待望の再演となります。プロジェクションマッピングの最新技術を駆使した、色彩豊かで躍動感あふれる『魔笛』にご期待ください!指揮には、欧米の一流オーケストラを席捲するリオネル・ブランギエ。

指揮 リオネル・ブランギエ

演出 宮本亞門


■2021年11月25日(木):ヨハン・シュトラウスII世作曲のオペレッタ『こうもり』
19世紀爛熟のウィーンが生んだオペレッタ黄金時代、その名作中の名作が『こうもり』です。世界で最も活躍する演出家アンドレアス・ホモキによる伝統とモダンが融合した仕掛けいっぱいの舞台。2017年のジャパン・プレミエの好評を受けてこの度の再演が決定しました。指揮には、日本人若手人気筆頭株の川瀬賢太郎が二期会オペラ初登場。

指揮 川瀬賢太郎

演出 アンドレアス・ホモキ


■2022年2月9日(水):20世紀最大のメルヘンオペラの名作リヒャルト・シュトラウス『影のない女』
2組の夫婦が試練を乗り越えるという筋書きが、まさに『魔笛』のオマージュから生まれたものであることから、『影のない女』は “もうひとつの『魔笛』”とも呼ばれています。オペラ演出の世界的巨匠ペーター・コンヴィチュニーによる東京発のワールド・プレミエ公演となります。指揮には、3年前にもコンヴィチュニーとのタッグで東京二期会公演を成功させたアルゼンチンの俊英アレホ・ペレスが再来日!

指揮 アレホ・ペレス

演出 ペーター・コンヴィチュニー

オペラは、音楽と文学と美術が融合した総合芸術。音楽の美しさ、カッコ良さに惹かれる人もいらっしゃれば、物語の面白さ奥深さからハマる人、舞台の圧倒的な存在感や迫力に感動してしまう人もいらっしゃるでしょう。オペラの楽しみ方は、人それぞれ。これからオペラハウス・デビューをする方も、ご自身の興味や関心にぴったりくる鑑賞のポイントがきっとみつかるはず。あなたの楽しみ方を見つけたら、ぜひ教えてください!

今年度も名作ぞろいのラインアップでみなさまのご来場をお待ちしています!

学生券および学生プレミエ・セット券のお求めには、まず「学生チケット会員(無料)」の登録が必要です。登録後はいつでも、どこでも、パソコンでもスマホからでもオンラインでご予約が可能です!(二期会チケットセンター電話での予約もできます)

▼学生チケット会員へのご登録はこちら
[チケット予約] ログイン - [Gettii]二期会チケットセンター
(最下段の「会員登録/入会」より「学生チケット会員」を選択してください。)

■■■ 「学生プレミエ・セット券」内容 ■■■(公演詳細は橙色の公演名をクリック)
▼[1] 2021年7月16日(金) 18:30開演
G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 オペラ全3幕
 会場:東京文化会館 大ホール
▼[2] 2021年8月28日(土) 17:00開演
A.ベルク『ルル』 オペラ全2幕
 会場:新宿文化センター 大ホール
▼[3] 2021年9月8日(水) 18:30開演
W.A.モーツァルト『魔笛』 オペラ全2幕
 会場:東京文化会館 大ホール
▼[4] 2021年11月25日(木) 18:30開演
J.シュトラウスII世『こうもり』 オペレッタ全2幕
 会場:日生劇場
▼[5] 2022年2月9日(水) 18:00開演
R.シュトラウス『影のない女』 オペラ全3幕 ※詳細近日発表
 会場:東京文化会館 大ホール
●上記5公演の学生席(いずれも初日公演に限ります)
●有料公演プログラム(1,000円相当)を各1冊進呈
(チケットご購入時に「プログラム引換券」が発券されます。公演当日、会場にて引換券をプログラム本誌とお引換ください)

■セット料金(税込):10,000円
■ご予約受付期間:2021年4月16日(金)~7月2日(火)
■ご予約・お問い合わせ
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
●ご予約は「インターネット予約※」および「電話」でお申込みいただけます
 ※インターネット予約は発売開始日の0:00より発売最終日の23:59まで受付

■ごあんない
・満28歳未満(2022年2月9日時点)の学生の方が対象です。
・5公演ともご予約されたご本人様のみのご利用とさせていただきます。譲渡・貸渡は学生同士であっても無効となります。
・座席は公演当日「学生席受付窓口」にて指定となります。その際、ご本人の学生証を忘れずにお持ちください。
・ご本人の都合によるキャンセル、変更、払戻しはできません。

▼学生席をお求めいただける方の条件について詳しくは、こちらをご覧ください。
学生席について|チケットのお求め - 東京二期会

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Nikikai Days@Blue Rose 2021 各公演ご案内 第2回
ブラームス・ワルツ集「2つの愛の歌」~第1日 5/16(日)14時開演

サントリーホールブルーローズで二期会歌手が競演する夢の3日間「NIKIKAI Days@Blue Rose」。
各公演ご案内第2回は、1日目を飾るブラームス・ワルツ集「2つの愛の歌」から。
出演のメゾソプラノ加納悦子がブラームス歌曲の聴きどころと、その魅力をお届けします。

*     *     *


ブラームスの歌曲を歌うとき、いつもシャープ・フラットといった臨時記号に気を付けています。これらがミソなのです。ブラームスの歌は一見どっしり構えて安定していますが、よく観察すると、多くの色があるので、これが臨時記号になって書かれていると私は思っています。
例えば《愛の歌・ワルツ集》と同じ詩人、ゲオルグ・フリードリヒ・ダウマーの詩による《Wie bist du, meine Königin なんと君は、私の女王様》というブラームスの曲があります。各節の終わりに “wonnevoll, wonnevoll!=「喜びいっぱい、喜びいっぱいに」”が繰り返される、たおやかな愛の歌で、演奏していても聴いていても穏やかな心地よさに包まれます。
歌い始めから全然臨時記号がありません(譜読みが簡単!)。第2節目の終わりに現れる1回だけの臨時記号【♭】がついた言葉を見ると、“Ach=「あぁ」”という溜息。そこで「ヨハネス・ブラームスはこのように、ふと少し低く溜息を漏らしたのだなぁ」と読み取る訳です。そのあとの第3節では思いが千々に乱れ♯と♭のオンパレードになり、ブラームスのパッションの開花となるのです(素敵!)。
音符と言葉の世界で想像、ときに妄想の翼を広げながら、特にブラームスでは、全体を簡単に俯瞰しただけでは分からないが、分け入って詳しく味わってみると、彼の魅力、言い換えればエロスが垣間見られるというのが、ブラームス歌曲の楽しみの一つだと私は思っています。


バリトン 小森輝彦

ソプラノ 佐々木典子

メゾソプラノ 加納悦子

テノール 松原 友

ピアノ 小林道夫

ピアノ 井出德彦

さて、家庭音楽という分野(?)があって、まさしく家族や仲間が睦まじく合唱・合奏するためにある音楽ですが、まずは楽しめるように、それほど難しくない曲で、でも十分芸術的な雰囲気が溢れている、といったらブラームスの《愛の歌・ワルツ集》は代表的な作品です。“ブンチャッチャー・ブンチャッチャー”のリズムの「レントラー」という南ドイツ圏特有の素朴なワルツに乗せて、男女の恋愛についての〈あれやこれや〉が歌われていきます。
ただし「それほど難しくない」と言いましたが、ここにもヨハネス・ブラームスのエロスは漂っていて、めまぐるしい転調があり(つまり予期せぬシャープやフラットです。)、特に!!その転調を四人の歌手の内側!にいる人(アルト!)が一生懸命お仕事をして成し遂げていると自負しています。《愛の歌》の数々に出現する情緒の揺らぎやパッションの表現を、声楽アンサンブルの内側の声の人が担っている、とでも言いましょうか。見え隠れしながら奮闘する、真の愛の奉仕です。
また、この曲集はピアノが連弾なので、家族や仲間との演奏ももちろん楽しいのですが、時には思いを寄せている二人が連弾するのも、時々指が触れたりしてスリリングですね。

私にとってはドイツ・ケルン音大留学中に、学内のリート・クラスの演奏会で歌って以来の《愛の歌》です。恋愛の〈あれやこれや〉には多分もうドギマギしません。しかしこのブラームスの〈あれやこれや〉にはうろたえてしまう。今年の二期会Daysの《愛の歌》のメンバーは各々が恋のい・ろ・はを熟知しつつも、ブラームスの音楽に翻弄されて、皆でドギマギするのでしょうか。
1874年に公表された《愛の歌》作品52と、好評を博して翌年公表された《新・愛の歌》作品65の計33曲。全て三拍子、ワルツです。ドイツ・リートを愛してやまない四人の歌手と二人のピアニストの手に汗握る丁々発止が生まれますように。
 ――加納悦子

*     *     *


▼演奏予定曲等、公演情報ページはこちらから
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2021 - 主催・制作コンサート - 二期会21

●ご予約・お問合せは 《好評発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

ちらし(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2021
■会場:サントリーホール ブルーローズ
■料金(全席指定・税込):
  プレミアム席6,000円(オリジナルクリアファイル付)、普通席4,500円
<第1日 ブラームス・ワルツ集「2つの愛の歌」>
■日時:2021年5月16日(日) 14:00開演
■出演:
  佐々木典子(ソプラノ)、加納悦子(メゾソプラノ)、松原 友(テノール)、
  小森輝彦(バリトン)、小林道夫(ピアノ)、井出德彦(ピアノ)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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4/24(土)開催「ヘンデル『セルセ』プレトーク&コンサート」情報&出演の雨笠佳奈、澤原行正から、クラウドファンディングへのメッセージ公開

5月公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』の開催に先立ち、このオペラをよりお楽しみいただくため、4月24日(土)14:00よりめぐろパーシモンホール小ホールにてプレイベント「ヘンデル『セルセ』プレトーク&コンサート」を開催致します。

このプレイベントおよび『セルセ』本公演に出演する、ソプラノ雨笠佳奈とテノール澤原行正が、4月20日(火)まで実施中の「東京二期会クラウドファンディング」にメッセージを寄せています。

雨笠佳奈

澤原行正

▼二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャストよりメッセージ
クラウドファンディング対象オペラ公演の出演キャストより

▼東京二期会クラウドファンディングのプロジェクト詳細はこちら
東京二期会|日本のオペラ文化を未来へ。コロナ禍の今、ご支援を - クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)

今年はこの二人から目が離せません!
澤原は今年1月の『サムソンとデリラ』で二期会オペラ・デビューを果たし、5月にこの『セルセ』でタイトルロール・デビュー。その後も大忙しで、7月『ファルスタッフ』(カイウス)、9月『魔笛』(僧侶II)、11月『こうもり』(アルフレード)と、立て続けに出演を予定しています。
そして雨笠は、『セルセ』アタランタがデビュー役となる雨笠も、11月『こうもり』にてアデーレ役に抜擢されました!アタランタもアデーレも茶目っ気あふれる役柄。フレッシュではつらつとした演技と歌唱にご期待ください。
今まさに輝きを放つ二人の若き才能ですが、オペラ歌手としてのキャリアは始まったばかり。これからさらに舞台を重ね、偉大な歌を歌う名歌手へと歩んでいくのです!

さて、冒頭に書きました24日のプレイベント。コンサートでの予定演奏曲も決まりました。もちろん有名曲「オンブラ・マイ・フ」もお聴きいただけます。その他の曲も素敵ですよ!

《プレイベント「ヘンデル『セルセ』プレトーク&コンサート」》
■日時:2021年4月24日(土) 14:00開演(13:30開場)
■会場:めぐろパーシモンホール 小ホール
■料金:全席自由 500円(発売中)
■出演:中村 蓉(演出家・舞踊家)、雨笠佳奈(ソプラノ)、
     澤原行正(テノール)、上尾直毅(チェンバロ)
■予定演奏曲目(順不同)
G.F.ヘンデル作曲オペラ『セルセ』より
・No.7 ええ、ええ、愛しい方(雨笠)
・No.19 なよやかな仕種で(雨笠)
・No.1,2 樹木の陰で(オンブラ・マイ・フ)(澤原)
・No.51 恐ろしい怒りよ(澤原)

土曜日の午後のひととき、ワンコイン500円でバロック音楽の魅力をどうぞ!

*     *     *


▼『セルセ』本公演の情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

●本公演、プレイベントのご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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4/10(土)~東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉 モーツァルト『魔笛』チケット発売開始!

東京二期会2021-2022シーズンの開幕を飾る、宮本亞門演出モーツァルト『魔笛』のチケットが、いよいよ4月10日(土)から一般発売です!
ネット予約は午前0時(=4月9日(金)24時)より、電話予約は午前10時より受付開始)

2013年にオーストリア・リンツ州立劇場でワールド・プレミエ、15年に東京文化会館でジャパン・プレミエを迎えた本プロダクションは、再演を望まれる声を本当にたくさんいただきました。その舞台がシーズン開幕に帰ってきます!
この一般発売日に向け、予告編映像を公開しました!
2015年東京公演の舞台の様子と宮本亞門からのメッセージをどうぞご覧ください。



この度の再演にむけて、演出・宮本亞門がロング・インタビューに答えています。
『魔笛』の演出を手掛ける宮本亞門さんの情熱(文:林田直樹)|オペラを楽しむ - 東京二期会

また、キャストを代表して、パパゲーノ役の二人、萩原潤と近藤圭のインタビューもぜひご覧ください!
『魔笛』出演歌手の素顔 萩原 潤・近藤 圭(取材・文:吉浦由子)|オペラを楽しむ - 東京二期会

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▼『魔笛』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年9月公演〈二期会名作オペラ祭〉 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場
2021年9月8日(水)18:30、9日(木)14:00、11日(土)14:00、12日(日)14:00 東京文化会館 大ホール

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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「ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの」に二期会アーティストが出演決定!


Presentation licensed by Disney Concerts. ©Disney


「ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの」は、ディズニー音楽に焦点をあて、日本で誕生したライブエンターテイメント「ディズニー・オン・クラシック」と、数々の感動のアニメーション作品を生み出してきた「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ」のコラボレーションによる新しいコンサート。アニメーションや、スクリーンを超えてそのまほうを体験できるテーマパークの音楽を、物語を紡ぐ映像と共に、日本人ヴォーカリストとオーケストラの生演奏でお贈りします。日本初披露となる『モアナと伝説の海』のダイジェスト映像をはじめ、アニメーション・スタジオが編集した特別映像を、「ディズニー・オン・クラシック」ならではの迫力の生演奏と美しい照明でお楽しみ下さい!


田崎美香

今井実希

隠岐彩夏

守谷由香

坂下忠弘

野村光洋

鹿野浩史

岩田健志

その他、不朽の名作『ピノキオ』をはじめ、公開30周年を迎える『美女と野獣』、東京ディズニーシー®で公演され、アニメーションの世界を斬新に表現したナイトエンターテイメント「ファンタズミック!」、そして3月公開の最新作『ラーヤと龍の王国』など、時代を超えて輝き続ける楽曲の数々を、ガラコンサート形式でお届けします。

「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2020」に引き続き、二期会より8名のアーティストが出演致します。先日行われたオンライン・プレゼンテーションには、指揮者 永峰大輔氏、コンサートマスター 青木高志氏、ナビゲーター ささきフランチェスコ氏、エグゼクティブ・プロデューサー 日下部勝徳氏とご一緒に、ヴォーカリストを代表して守谷由香、野村光洋が出席。本番に向けて意気込みを語りました。

▼会見の様子はこちら
【ディズニー・オン・クラシック】アニメーション・スタジオとコラボ!新コンサート「プログラムの聴きどころ」インタビュー - ディズニー特集 - ウレぴあ総研


オンライン・プレゼンテーションに臨んだ守谷、野村


*     *     *


■■■ 公演情報 ■■■
ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの
指揮:永峰大輔
管弦楽:THE ORCHESTRA JAPAN
ヴォーカリスト:
(ソプラノ)今井実希、隠岐彩夏、田崎美香、守谷由香
(テノール)鹿野浩史
(バリトン)岩田健志、坂下忠弘、野村光洋
ナビゲーター:ささきフランチェスコ
【公演スケジュール】
5/15(土)・16(日)15:00開演TACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)
☆プルミエ・コンサート
5/21(金)19:00開演福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)
5/22(土)18:00開演市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
5/23(日)16:00開演広島 上野学園ホール
5/28(金)19:00開演アクトシティ浜松 大ホール
5/29(土)18:00開演愛知県芸術劇場 大ホール
5/30(日)17:30開演金沢歌劇座
6/6(日)15:00開演富士市文化会館ロゼシアター 大ホール
6/10(木)・11(金)19:00開演東京国際フォーラム ホールA
6/12(土)17:30開演ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)大ホール
6/13(日)17:00開演高崎芸術劇場 大劇場
6/17(木)19:00開演フェスティバルホール
6/18(金)19:00開演ロームシアター京都 メインホール
6/19(土)16:30開演神戸国際会館 こくさいホール
6/25(金)19:00開演サントリーホール
★スペシャル・コンサート
☆プルミエ・コンサート:ツアーの幕開けを記念し、〈プルミエ限定〉グッズを来場者全員にプレゼント
★スペシャル・コンサート:大編成のオーケストラの音色をクラシックホールでお楽しみいただける限定コンサート
6/25サントリーホール公演はクラシック専用ホールのため、照明の演出はございません。

▼詳細はこちら!
<制作>Harmony JAPAN
ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの - コンサート企画制作-ハーモニージャパン
<オフィシャルサイト>Disney Event Live
ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの - ディズニー公式

▼チケット好評発売中!良いお席はお早めに♪
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チケットぴあ
イープラス

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【二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー】~(5)アマストレ役 和田美樹子&長田惟子

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー第5弾は、アマストレ役の和田美樹子(わだ みきこ・5/22出演)、長田惟子(おさだ ゆいこ・5/23出演)です!
アマストレは、セルセ王の許嫁とされる貴族の娘。異国の地に住んでいますが、セルセの姿をひとめ見ようと、男性に変装してペルシャにやってきました。しかし、そこで見た将来の夫の姿は・・・

*     *     *


――『セルセ』出演おめでとうございます。

和田・長田: ありがとうございます!

――アマストレはどんな役ですか?

和田: アマストレは異国にする王女で、ペルシャ王セルセの婚約者です。 変装してペルシャにやってきますが、そこで王が他の女性に惹かれている様子を目の当たりにします。セルセを一途に愛するアマストレは、彼の心変わりに苦しめられます。


和田美樹子

長田: アマストレは小さい時から自分に婚約者がいることを知っていて、彼への熱い想いを胸の片隅で大切に育ててきたと思います。だから彼女にとってセルセは憧れの王子様で、自分だけを永遠に愛してくれる人だと信じていたと思うんです。
女の子は王子様に憧れちゃうんですよ。この人は運命の王子様だわ!と自分ばかりが盛り上がっていたけれど、蓋を開けたら相手の中の「私」の存在は小さいものだった、なあんてこと、よくあるんじゃないでしょうか?(笑)
そんな男性のために喜んだり、ときめいたり、苦しんだり、狂ったり、でも諦めきれなくてあげくの果てに悟ったり…


長田惟子

――インターネットも写真も油絵具もない時代、当たり前ですが、変装して会いにでも行かない限り、婚約者を知ることなんてできないですものね。でも、憧れの人に会いたいという人間の気持ちは今も昔もそれほど変わるものではない、ということでしょうか。
アマストレのアリアについてはいかがですか?


長田: 今回の上演では、アマストレには3つのアリアがあるのですが、色んな姿のアマストレが表現されています。どの姿も、人間味があって、自分のことのように共感してしまうので、彼女のキャラクターを愛さずにはいられないんです。

――それでは3曲の中から、それぞれの1曲を教えてください。

和田: 私は、第2幕で歌われる「Anima infida, tradita io sono」です。
セルセの心変わりを確信したアマストレが、苦しみに耐えられず自殺を図ります。そこにきた王の弟アルサメーネの従者エルヴィーロに止められ、「死ぬ前にあの残酷な心に言ってやる」「不実な心よ 私は裏切られた 来い、私を殺せば お前を許す」と歌うアリアです。

――凄まじい感情ですね。

和田: 愛する人の裏切りによって、常軌を逸したアマストレが、激昂して歌います。
このアリアのあとにエルヴィーロが「È pazzo affé! 本当に気が狂ってる!」と言うのですが、お客様にもそう思って頂けるように演じ歌い上げたいです。

長田: 感情をむき出しにしてしまった2幕とは一転して、3幕の終盤で歌われるアリア「Cagion son io del mio dolore」では、自分を裏切った彼のことを一途な心で愛し過ぎてしまった私自身がこの苦しみの原因なんだ、とひとり静かに歌います。
この曲を最初に聴いたとき、歌詞に反して音楽はあっさりしていて綺麗なのに、どこか胸が締め付けられるような寂しさを感じました。セルセのことになると周りが見えなくなっていたアマストレが、外側から自分のことを見て最終的にあっけらかんとした気持ちでこのアリアを歌っていると思うのですが、そこには押し寄せる寂しさや苛立ちと向き合い、自問自答の末に心の成長をとげた、ちょっぴり切ないアマストレの姿も垣間見えると思います。

――J-Popでも描写されるような、とても現代的な感情にも思えますね。

長田: かなしみの中にもアマストレのさっぱりした気持ちが感じられて、特に共感を覚えるアリアです。
愛してしまった自分自身にも原因がある、なんて思えるアマストレはなんて一途でいい子なんでしょうね!こんなアマストレを苦しめるセルセは許せません!(笑)

――さて、二人は二期会オペラ研修所の同期です。それぞれの印象は?

和田: 長田さんと初めて会ったのは研修所の入所試験の時です。その時にチラッと彼女の歌声が聴こえて、なんと素敵な歌声!!と思ったのを今でも鮮明に覚えています(笑)
その後、マスタークラスで同じクラスになり、切磋琢磨してきました。
彼女は明るくて人柄が良く、音楽に関しても素晴らしい才能を持っていて、人としても歌手としても、とても素敵で魅力的な方です。
今回またご一緒できて、嬉しいです!

長田: いつも呼んでいる名前で呼ばせていただきますが、みっこちゃんは本〜当にしっかり者なんです!みっこちゃんはクラスではインペクといってクラスをまとめ役をされていたのですが、そのくらいリーダーシップがある方です。
観察力や洞察力に優れているだけでなく、相手への思いやりや気遣いも忘れないし、どんなことにも感情的にならないで冷静に対応出来るんです。とにかく頑張り屋さんなので、ちゃんと休んでいるかなってたまに心配になることもあります(笑)
私にない部分をたくさん持っていて、とっても尊敬出来る女性です。

――二期会の研修所同期ならではの絆が伝わってきます。それでは、最後に本番への意気込みを。

和田: 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』で二期会デビューが出来ることを、とても嬉しく思います。
ひたすらにアマストレと向き合い、フレッシュでエネルギッシュな『セルセ』をお届けできるよう、精進して参ります!

長田: 『セルセ』の登場人物は、演じる私たちと等身大の若者たちです。まだまだ未熟な私たちですが、若さを味方にして、バロックオペラの息吹きを現代に伝えられたら、と思います。すばらしい音楽と演出を皆様にお楽しみいただけるよう精一杯頑張ります!

和田・長田: たくさんのお客様のご来場、お待ちしております!

*     *     *


▼『セルセ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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Nikikai Days@Blue Rose 2021 各公演ご案内 第1回
オペラ『光太夫』(演奏会形式)~第2日 5/28(金)19時開演

サントリーホールブルーローズで二期会歌手が競演する夢の3日間「NIKIKAI Days@Blue Rose」。今年は、コロナ禍のため中止となりました昨年のプログラムを改めて5月に上演致します。
第1日は5月16日(日)14時、ブラームス・ワルツ集「2つの愛の歌」。少し日にちをおきまして第2日は5月28日(金)19時、オペラ『光太夫』(演奏会形式)。そして第3日は5月29日(土)14時、<タイトルロールな歌姫(ディーヴァ)たち>をお贈りします。

公演まで約1か月となり、チケットも多くご予約頂いている中、ここで各公演のご案内をしてまいります。
初回のご案内は5月28日(金)19時からの第2日、ファルハング・フセイノフ作曲 オペラ『光太夫』は、初演から28年ぶりの待望の再演。ロシア語(日本語字幕付)で上演いたします。
激動の時代を生きた光太夫を今注目のバリトン、加耒 徹が演じます。

こちらの対談動画ではオペラ『光太夫』の魅力と聴きどころを、プロデューサーの岸本 力(ラックスマン役でも出演)と、加耒 徹が語っています。


また、岸本からのメッセージも届いておりますので、ご紹介いたします。

今回のオペラ『光太夫』は、ファルハング・フセイノフ作曲で、井上靖氏著の「おろしや国 酔夢譚(すいむたん)」に描かれた大黒屋光太夫が題材となっています。18世紀の終わりの江戸鎖国時代、異国で過ごした光太夫が、苦難を乗り越え帰国した壮大な男のロマンの物語です。
光太夫は、当時のロシア女帝・エカテリーナにペテルブルグの宮殿で謁見し帰国し、日露文化交流を最初に成し遂げた画期的な偉業の人物とされています。
今回は1993年、日本でロシア語による演奏会形式の世界初演以来、28年ぶりの上演です。二期会Daysの演目として、昨年の5月29日に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言により延期され、今回の上演となりました。

本公演チケットはおかげさまで、「プレミアム席」がすでに予定販売数を終了、現在は「普通席」のみのご案内となっております。良いお席はお早目にお求めください。

▼演奏予定曲等、公演情報ページはこちらから
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2021 - 主催・制作コンサート - 二期会21

●ご予約・お問合せは 《好評発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

ちらし(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2021
■会場:サントリーホール ブルーローズ
■料金(全席指定・税込):
  プレミアム席6,000円(オリジナルクリアファイル付)、普通席4,500円
<第2日 ファルハング・フセイノフ作曲 オペラ『光太夫』>
■日時:2021年5月28日(金) 19:00開演
■出演:
  長田雅人(指揮)、太田麻衣子(構成)、大山大輔(ナレーター)、松本康子(ピアノ)
  <キャスト>
  光太夫:加耒 徹(バリトン)、ソフィア:内田智子(ソプラノ)、
  ラックスマン:岸本 力(バス)、エカテリーナII:小野綾香(メゾソプラノ)、ほか
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー
[4]フェントン山本耕平「フェントンの仕事は、ずばり、恋をすること!」

東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー第4弾は、フェントン役を演じるテノール山本耕平(7/17,19出演)の登場です。
東京二期会では、2014年『ドン・カルロ』で衝撃のタイトルロール・デビューを果たし、翌年『リゴレット』でもマントヴァ公爵を歌ったテノール山本耕平。その後の二期会公演では、『後宮からの逃走』ベルモンテ、『金閣寺』柏木、『天国と地獄』オルフェと、まるで自分自身の可能性に挑戦するかのように、まったく性格の異なる役を演じレパートリーを広げてきました。
そして、今年、待望のヴェルディ・オペラでの出演。ノーブルな響きで歌われるフェントンのラブソングにどうぞご期待ください!


東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』フェントン役の山本耕平です。
フェントンの仕事は、ずばり、恋をすること!
もうとにかく、恋で頭がいっぱいなんですね。登場人物たちと、わちゃわちゃと話をしているところもあるんですけれど、そうかと思うと、急に、ナンネッタの顔を見て、恋に一気に夢中になってしまう。そうすると、フェントンの恋のフレーズだけが、(他の人物たちのアンサンブルの)上からすっと聴こえてきたりするんです。音楽的にもすごくうまく作られているんです。
後半にアリアのような部分があるんですが、フェントンは、もう…なんですかね。みんながファルスタッフのまわりで、ドンガラガッシャンってやっている中に、風が吹いてくるような、本当に恋へのあこがれを歌うんです。そういう意味では、比重が、恋にある!
『ファルスタッフ』は、お芝居と音楽のバランスが対等といいますか、ファルスタッフが、ふざけたことをずっと言っているのに、それを、もっともらしく、重めかしくしゃべるところなんか、本当にこの原作の雰囲気が音楽に忠実に書いてあるなあ、という印象があります。
そして、何といっても、最後のフーガが僕の好きなところなんですけど。「もう、すべておふざけ、最後に笑った人が、一番多く笑うんだよ」という、このメッセージというのが、なんとも……『ベニスの商人』にある「誰しもが人生の舞台において自分の役を演じねばならぬ」というフレーズが、シェイクスピアらしさというか、その死生観を表していると思うんですけれど、このフィナーレにもそれが出ていると思います。今この鬱屈したたいへんな時に、いろいろあってもそれを笑いとばすといういうエネルギーは、今まさに必要なんじゃないかな。
キャスト表を見ますと、みなさん相当細かいおふざけの芝居を入れ込んでこられることが今もう予想できます(笑)そのような細かい芸をキャッチしていただくために、ぜひ予習をしていただきたいというか、当日までの間も楽しんで過ごしていただけると、本番も一層お楽しみいただけるでしょう!

*     *     *


▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00*、18日(日)14:00、19日(月)14:00* 東京文化会館 大ホール
*…フェントン 山本耕平 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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Hakuju Hall主催「二期会 ディーヴァ, ディーヴォ」2020シーズン第2弾(第22回)が、4/15(木)に開催!

二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」。
当初、2020年12月に開催が予定されていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期となっていました2020シーズンの第2弾(第22回)が、4月15日(木)に開催されます。
出演はソプラノ金治久美子、メゾソプラノ長田惟子、テノール秋山和哉の三人とピアノ藤川志保を予定しておりましたが、先日Hakuju Hallさんからの発表の通り、テノール秋山和哉が体調不良のため残念ながら出演が叶わなくなりました。代わりまして、テノール山本耕平が出演することになりました。
このたび、コンサートを直前に控えた金治、長田の両名よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

      *     *     *
■金治久美子 (かなじ くみこ)ソプラノ
この度は「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」に出演させて頂けることになり、大変嬉しく思います。
感染症拡大により多くの音楽家、芸術家が公演の中止を余儀なくされました。私達も研修所マスタークラス修了試演会では、お客様をお招きできず残念な思いが残りました。舞台で生演奏をお客様にお届けできる事のありがたさを痛感した期間でした。今回、延期にはなりましたが演奏会を開催できる事になり、感謝とより強い思いで演奏に臨む気持ちでいます!
共演者の長田さんとは先日、東京二期会公演『タンホイザー』4人の小姓役でも共演したところ、続けて演奏会に臨めることになり大変喜んでおります。
また、この度は特別に助演として山本耕平さんにもご協力頂ける事になり大先輩と共演できる事に大変ドキドキしております。おかげでドイツ、イタリア、フランスとバラエティー豊富な演目となっています。お二方と共演できる巡り合わせに感謝し、気持ちを新たに皆様に生演奏を楽しんで頂ける演奏会を目指して進めてまいります。
ご来場心よりお待ちしております!
■長田惟子 (おさだ ゆいこ)メゾソプラノ
昨年12月から延期された「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」が、ついに4月15日に開催されます。待ちに待ったこの日が近づいて参りました。このような状況下の中、お客様の前で演奏の機会をいただけることは、歌手としてこれから歩んでいく私たちにとって大変貴重なことで、無事に開催出来ることが本当に嬉しく、感謝の思いでいっぱいです。
一緒に出演する金治さんや、残念ながら今回は出演が叶わなかった秋山さんと共に、話し合いや準備を進めて参りました。
そしてこの度は、テノールの山本耕平さんの出演が決定し、このコンサートにさらに素敵な彩りを与えてくださること、間違いなしです。
皆さま、ぜひ聴きにいらしてください!
      *     *     *


テノール山本耕平が加わり、三人揃ってパチリ!ご来場お待ちしております!!

■■■ 公演情報 ■■■
第22回 二期会 ディーヴァ, ディーヴォ
二期会新星トップ歌手たちによる、ときめきのデビューコンサート!

日時:2021年4月15日(木) 14:00開演(13:15開場)※約90分/途中休憩あり
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口 もしくは
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より 徒歩5分
料金:全指定席 1,500円(税込) 《発売中》
出演:金治久美子(ソプラノ)、長田惟子(メゾソプラノ)、山本耕平(テノール/特別出演)、藤川志保(ピアノ)
予定プログラム:
・レハール:『ジュディッタ』より 「私の唇に熱き口づけを」〔金治〕
・J.シュトラウスII世:ワルツ「春の声」 op.410 〔金治〕
・ビゼー:『カルメン』より「ハバネラ」〔⻑田〕
・マスネ:『ウェルテル』より「ウェルテル!この胸の内を誰が言えましょう(手紙の歌)」〔⻑田〕
・レハール:『微笑みの国』より「君こそ我が心のすべて」〔山本〕
・ドニゼッティ:『ドン・パスクワーレ』より「哀れなエルネスト」〔山本〕
・ロッシーニ:『チェネレントラ』より「あの瞳の奥の輝きは」〔⻑田・山本〕
・ヴェルディ:『リゴレット』より「あなたは心の太陽」〔金治・山本〕
・フンパーディンク:『ヘンゼルとグレーテル』より
       「お兄ちゃん、私と一緒に踊りましょう」〔金治・⻑田〕
※曲目、曲順等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第22回 二期会ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
11:00~17:00(火~金/祝日・休館日を除く)

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【二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー】~(4)アタランタ役 雨笠佳奈&新宅かなで

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー第4弾は、アタランタ役の雨笠佳奈(あまがさ かな・5/22出演)、新宅かなで(しんたく かなで・5/23出演)です!
アタランタは、この物語のヒロイン的存在であるロミルダの妹。ロミルダの恋人である王弟アルサメーネに恋心をふくらませています。あるとき、王のセルセがロミルダを見初めたことを知って、これはチャンスと行動に出ます。アルサメーネからロミルダに宛てられたラブレターを、自分宛だとうそぶくのですが・・・・・・オペラ『セルセ』の世界に事件を巻き起こし、面白くしているのが、このアタランタなのです。

*     *     *


――二人は今回が初顔合わせと聞きました。まずはそれぞれの印象を教えてください。

新宅: 雨笠さんにはこれまでお会いしたことはありませんでしたが、私は二期会オペラ研修所で1期下でしたので、もちろん存じ上げていました。研修所を優秀な成績で修了され、今年11月には二期会本公演『こうもり』にもアデーレ役でご出演なさる、ソプラノの星のような方だと思っていました。
稽古場で実際にお会いしお話ししてみると、美しい声としなやかな身のこなしが印象的な、笑顔溢れる素敵な方でした!

雨笠: 「なんと可愛らしい方だ!」というのが第一印象です(微笑)。
歌声もチャーミングでいろんな音色を持っていらっしゃる。まだ数回しか稽古でご一緒していないのですが、すでに同じ役でも全く違うアタランタが生まれそうな予感がしております。たくさん刺激し合って、それぞれの魅力が溢れるアタランタを一緒に作って行けたら嬉しいです!


雨笠佳奈

――アタランタはそれぞれどのような役どころと捉えているでしょうか。

雨笠: 簡単に言ってしまうと、このオペラを引っ掻き回す役どころ。とにかく、よく嘘をつくんです!

新宅: 本当に!自己中心的で負けず嫌い。感情豊かで愛嬌のある小悪魔的な性格だと思います。 自分の内から燃え上がる恋の炎に突き動かされて、自由で軽やかに自分の魅力を振りまきながら、嘘や悪賢い立ち回りで物語を混乱させます。すべては自分の“恋”を成就させるため、王まで騙してしまうんです。
それなのに、アルサメーネは一度も振り向くことなくロミルダと結婚してしまい、アタランタの恋物語は“独り相撲”に終わってしまうのですが、彼女は悔しがりながらも自分で見切りをつけ、次の恋へと向かいます。

雨笠: アタランタには、「fra sé」と呼ばれる、かっこ書きのセリフが楽譜の中にも多く見られるんです。これは他の登場人物には聞こえていない彼女の「独り言」といいますか。お客様と彼女の秘密の会話とでもいうような箇所になります。
にっこり笑って心の中で舌を出している、そんな役どころでしょうか(笑)

新宅: 一方で、姉への競争心や嫉妬心を持ち、また、アルサメーネに抱いてしまった自分の恋心そのものを持て余して揺れる乙女心も見せますよね。多面的で人間らしい女性に描かれていると思います。

――今の話だけでも、すでに違う表情のアタランタが見られそうです。それでは、アタランタのアリアについて聞かせてください。

雨笠: アタランタに与えられたアリア、アリエッタ、アリオーゾは全部で6曲。今回はそのうちの5曲を演奏します。
2段しかない短いアリオーゾを除いた4曲のうち、2曲が嘘で人を操ろうとするもの、そして残りの2曲が彼女の本心、本質が露になるもの、と私は捉えています。

――その中から、あえて1曲選ぶとすれば?

新宅: 私は第1幕「Un cenno leggiadretto」をあげたいと思います。
アタランタは、姉ロミルダと恋仲のアルサメーネに片思い中。姉が王セルセに見初められたことをチャンスだと思い、アルサメーネを自分のものにすると言い、「彼を奪うためには騙すことさえも厭わない。こうやって落とすのよ」と、男性を魅了する振る舞い、愛嬌のある笑顔、目線など、様々なテクニックを、音型やリズムを使って次々と表現豊かに披露してみせる曲です。


新宅かなで

――お客様に聴いてほしいポイントは?

新宅: 自分のことをよくわかっていているアタランタは、この曲を通して自分の魅力を余すところなく披露します。愛嬌(vezzosetto)たっぷりに多彩な表現で、エネルギッシュな恋心と、絶対姉に勝ちたいという闘争心に燃えて演じるさまをお楽しみいただけましたら幸いです。

――雨笠さんのおススメは?

雨笠: 私は、2幕に歌われる「No, se tu mi sprezzi」です。短いアリエッタではありますが、彼女がひた隠しにしてきた本質や人間臭さが見える曲だと思います。
この曲は姉の恋人であるアルサメーネを手に入れるための策略が失敗に終わったときに歌われます。
「たとえあなたが私を軽蔑したって、死にたいとは思わない。私の美しさを持ってすれば、新しい恋人なんていくらでも見つかるわ」
と歌いますが、言葉とは裏腹にその旋律は縫うように蛇行したり、跳躍が見られたり。なかなか歌いにくい旋律です。ここに彼女の隠しきれない本心が現れているように私は感じます。最後はムキになって爆発してしまうような感覚を抱いています。
プライドの高いアタランタですが、最後は弱さが垣間見えてしまう。実際にいたら、あまりお友達にはなりたくはないけれど・・・・・・どこか憎めないキャラクターが、そこで表現できるのではないかと考えています。

――やはり、それぞれ違いの出るアタランタになりそうです。最後にお客様に向けて。

新宅: 今回 素晴らしい機会をいただけたことに心から感謝いたします。
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場でのデビューに、私の心は震えるばかりですが、アタランタは王様のセルセまでをも巻き込むほどの力強いエネルギーを放ち、チャーミングで、豊かな表現力と、へこたれない心を持つ女性です。そのキャラクターから力と勇気を得て、精一杯努めさせていただきたいと思います!

雨笠: 先日、指揮の鈴木秀美さんから「バロックのオペラは言葉をより重要視する」という教えを受けました。言葉から受けるインスピレーションや、その言葉をよりわかりやすく伝えるためにはどんな歌い方をしたら良いか、どんな装飾を足したら良いか、その時に感じ、生まれたものを音にする。だからこそ、その瞬間瞬間の感じ方によって違うものが生まれる。それが面白い!バロックの音楽はより「生の音楽」であると私は感じております。
公演当日フレッシュな音楽を生み出せるよう、作品に向き合っていきたいと思います。お客様にも劇場でその瞬間に立ち会っていただけましたら幸いです♪

雨笠・新宅: みなさまのご来場をお待ちしております!

*     *     *


▼『セルセ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー
[3]フォード小森輝彦「まばたきする暇もないくらい音楽とドラマが密接な作品」

東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー第3弾は、フォード役を演じるバリトン小森輝彦(7/17,19出演)の登場です。
これまで『マクベス』題名役、『椿姫』ジェルモン、『オテロ』イアーゴを演じてきた小森も、フォードは初役。とてもやりたかった役の一つと話します。
その小森にとってのフォードの人間像は「ほんとうに奥さんのことが好きなんだなあ」と思ってしまうような、「焼きもちやき」の愛すべき男。ヴェルディの喜劇にフォードあり!というところを魅せます!


東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』フォード役の小森輝彦です。
初めてやらせていただくんですが、同じシェイクスピアの原作でニコライ作曲の『ウィンザーの陽気な女房たち』のフルート氏、つまり同じ役なんですが、こちらは実は2度やらせていただいています。ドイツに留学する前の日本での最後のオペラが『ウィンザー』で、17年間ドイツにいて、日本に引き揚げてくる前の最後のオペラもこれだったんです。ある意味、人生の節目で歌わせていただいている「フルート氏」なんです。
フォードはアリアがすごく魅力的ですね。僕はコンクールとか、いろいろなところでアリアだけは歌っていたので、非常にやりたい役のひとつだったんです。
このフォードがいかに嫉妬深い男か、ということで。普通、オペラの中ではどちらかというと、女性のほうが嫉妬を見せる気がするんですけれども、たとえば『フィガロの結婚』のアルマヴィーヴァ伯爵とか、あと(『コジ・ファン・トゥッテ』の)グリエルモも少し嫉妬がありますかね。ただ、オペラがドラマティックで、ロマンティックになってきてから、フォードのようにはっきり嫉妬を見せる役はあまりないと思う。すごく、なんていうんでしょうね、愛すべき人物というか、かわいらしいというか。「自分の奥さん本当に好きなんだな」というのが分かって、魅力的です。そういうフォードができたらな、と思っています。
ヴェルディのオペラはドラマと音楽の関係が密接だと思います。(『ファルスタッフ』に至ると)それがますます密になっていて、ある意味息つく暇がないくらい、ドラマが、なんというか、うねっていってしまう。瞬きする暇もないような気がします。ちょっとでも気を抜くと、物語から置いていかれそうになるほど密なドラマが描かれているという気がします。

*     *     *


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二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00*、18日(日)14:00、19日(月)14:00* 東京文化会館 大ホール
*…フォード 小森輝彦 出演日

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー】~(3)ロミルダ役 牧野元美&塚本正美

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー第3弾は、ロミルダ役の牧野元美(まきの もとみ・5/22出演)、塚本正美(つかもと まさみ・5/23出演)です!
ロミルダは、将軍アリオダーテの娘。王セルセから求婚をされるも、実は王の弟アルサメーネと恋仲にある、という複雑な状況にあります。さらに、ロミルダには、アタランタという妹がいて、このアタランタが、あろうことか姉の恋人であるアルサメーネの気を引こうとするという・・・一途な思いを持ち続けるロミルダは、いつでもこの恋物語の中心にいるのです!

*     *     *


――『セルセ』出演決定おめでとうございます。

牧野・塚本: ありがとうございます!

塚本: 新たな冒険に、心躍っております。

――二人が演じるロミルダは、どのような役ですか?

塚本: セルセ王の弟であるアルサメーネの恋人役です。

牧野: あるとき、セルセ王に見初められ結婚を迫られてしまいます。しかし、彼女はいつも誠実で、アルサメーネのことを心から愛しています。
ロミルダは、美しく清純な娘です。また、周りに振り回されない芯の強さを持った女性でもあります。


牧野元美

塚本: 一言であらわすと、「武士の娘」。きっと心に薙刀を持っているのでしょう。どんなにセルセが愛を囁いても、決して揺らぐことのない女性です。
オペラ・ブッファ寄りの役が多い中、彼女は常に芯のある、オペラ・セーリアを担う役だと思っております。

――まさにこの物語のヒロイン役なのですね。ロミルダにはたくさん曲がありますが、あえて「これは」という曲を選ぶと?

牧野・塚本: 「È gelosia quella tiranna」です!

――二人意見が揃いました!どのような内容のアリアでしょうか?

牧野: セルセに熱く口説かれた上、妹アタランタの画策によりアルサメーネの浮気を知らされたときに歌うアリアです。

塚本: ロミルダは、アルサメーネがアタランタに書き綴った、愛の言葉の書かれた手紙を読ませられます。でも、本当は、それはロミルダに宛てられた手紙なのです。
ふだんは決して揺るがないロミルダも、愛するアルサメーネに裏切られたと思い込み、動揺しながら思いの丈をぶつけるアリアです。


塚本正美 ©Yoshinobu Fukaya/aura.Y2

牧野: ロミルダのアリアは美しく優しいメロディーの曲が多いのですが、この曲は躍動感ある旋律でインパクトがあります。

――このアリアの好きなところと聴きどころを教えてください。

牧野: ロミルダの怒りと苦しみに満ちていて、かっこいい曲です。恋に翻弄されるロミルダですが、それに必死に抗い、彼女の芯の強さが表現されているところが好きです。
恋愛の壁にぶつかったロミルダがこのアリアを経て、どう成長してゆくのか楽しく聴いていただきたいです!

塚本: セルセの前では、「アルサメーネを愛します」と動揺を隠そうとしていたロミルダですが、このアリアでは嫉妬心を露わに歌い上げるところが気に入っております。
1曲の中で、怒りの移り変わりや、普段は凛としているロミルダが、動揺し、激昂する様をお楽しみください。

――二人は今回初顔合わせだそうですが、お互いの印象は?

塚本: 修了の期は違うのですが、お名前は存じておりました。ふだんの地声から深いところで喋ってらして、その声の美しさに惹かれました。
それぞれ違ったロミルダになるのではないかと、今から楽しみです!

牧野:塚本さんは第一印象で、とても積極的で明るく、作品やキャラクターに関してしっかりした自分の考えを持っている方だなと思いました。まさにロミルダにぴったりな人なのです!
ここだけの話、私が悩んだり迷ったりしたときは、塚本さんに相談してみようかなと勝手に…思っています!

――それでは、最後に、本番への意気込みを。

牧野: 昨年は、ほとんどの舞台がキャンセルとなり、これまで当たり前と思っていた活動が出来なくなってしまいました。今回オペラが大好きな同年代の仲間と、切磋琢磨できることをとても幸せに思います。公演に関わってくださる全ての方に、感謝の気持ちでいっぱいです。どうぞ会場にお越しください!

塚本: バロック音楽にコンテンポラリーダンスと、私にとっては初体験の多い作品となっております。演出家の中村蓉さんのエネルギーを、皆様にお伝えできるようなロミルダを演じたいと思います。
心の薙刀が見えれば幸いです。

*     *     *


▼『セルセ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー
[2]フォード清水勇磨「今こそ、『ファルスタッフ』の笑いを届けたい」

東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー第2弾は、フォード役を演じるバリトン清水勇磨(7/16,18出演)の登場です。
カルロ・フェリーチェ劇場『ドン・パスクァーレ』題名役でイタリア・デビューを果たし、ボローニャ市立劇場『椿姫』ジェルモンにも出演した清水。
東京二期会では打って変わってドイツオペラに進出し、『ばらの騎士』ファーニナルでデビュー。去る2月の『タンホイザー』でヴォルフラム役を好演したばかりです。
落ち着いた佇まいながら、時折人間味あふれる表情を見せるという役回りは、今の清水が最も得意とするところでしょう。その朗々たる声が、二期会においてもヴェルディ作品で遂に披露されます!


東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』フォード役の清水勇磨です。
フォードは、(ナンネッタの)お父さんであり、(アリーチェという)妻もいる。ファルスタッフのようにクセのある、特徴的な人物ではないです。
(聴きどころは)特にアリアですね。「このままでいいのか、夢だったのか」と彼の感情が非常に出てくる。彼の人間らしいところが初めて現れるという感じがしまして、この役の肝だという感じがいたします。
『ファルスタッフ』は(作曲した)ヴェルディも(台本作家の)ボーイトも、これは「オペラ・ブッファ」じゃなくて、「コメディア・リリカ(喜歌劇)」とおっしゃっています。(ブッファなら)バッソ・ブッフォとか、決まった役柄があるのですが、この作品にはないんですよね。人物ひとりひとりに個性が与えられています。
このオペラで一番大事なところは、やっぱり最後のフーガだと思うんですね。実は、ヴェルディはこのフーガを最初から入れ込もうと思っていたわけではありませんでした。作曲の途中、半分遊びのような感じで書いたのだそうです。このフーガをどこかで使えないかとボーイトに相談してみると、「それでは最後の大団円のところにしようか」となったようです。これが非常に躍動的なラストを生み出す結果となったのでした。

『ファルスタッフ』は、やっぱり、最後笑っている者が一番なんだ、と。世の中色々ありますけれども、この笑いをみなさまと共有して、明るく生きていこうというメッセージがあります。どうなるか非常に楽しみです。

*     *     *


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二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30*、17日(土)14:00、18日(日)14:00*、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール
*…フォード 清水勇磨 出演日

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー】~(2)アルサメーネ役 櫻井陽香&本多 都

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー第2弾は、ペルシャ王セルセの弟アルサメーネを演じるメゾソプラノ櫻井陽香(さくらい はるか・5/22)、本多 都(ほんだ みやこ・5/23)です!

*     *     *


――アルサメーネはどんな役ですか?

本多: 私たちが演じるアルサメーネは、王でありタイトルロールでもあるセルセの弟役です。
ヒロインであるロミルダと恋仲なのですが、セルセもロミルダを見初めてしまうため、実の兄と対立することになります。

櫻井: ロミルダの妹アタランタからも想いをよせられています。
ロミルダに一目惚れをした兄のセルセに対して、自分の恋人であるとは言えず、誤魔化してしまったところから、物語が動いていきます。恋人であると言ったところで、だからなんだ?と一蹴されてしまいそうですが…
ロミルダを信じきれないことや、兄であるセルセに対して、強気に出ることができない面がある一方、ロミルダだけは譲らない、という強い意志を見せることもできるキャラクターだと思っています。


櫻井陽香

――姉妹両方から好かれるとは、アルサメーネは、モテ役なのですね。アルサメーネのキャラクターがわかるおススメの曲を教えてください。

櫻井: 第1幕で、ロミルダに一目惚れをしたセルセが、彼女に想いを伝えるぞ「Io le dirò che l’amo」、と意気込んで去っていった後に、ロミルダはあなたの気持ちに応えるわけがない「Tu le dirai che l’ami」、と歌う曲があります。それまでセルセに対して強く出ることができなかったのですが、この曲で初めてアルサメーネ自身の強さ、そしてロミルダへの想いが表れていると思うので、とても気に入っています。
また、セルセが歌ったメロディーと同じメロディーを、言葉を変えて歌うことで、皮肉がより効くようになっているところが面白いと思います。短い曲ですが、是非聞いて頂きたいです。

本多: ロミルダとの関係や想いが表れている二重唱も大好きです。劇後半で、恋人であるロミルダと口論になり、そこで歌われる二重唱「Troppo oltraggi la mia fede - Troppo inganni la mia fede」があります。お互いに、「私の誠実さを大いに裏切った野獣の魂よ、恩知らずの心よ!」と、とても強い言葉を相手に投げつけます。二人が交互に歌いあう様子がまさに喧嘩を表現しているようで、とても面白い曲だと思います。
でもその一方で、音楽が一区切りする時の最後は二人でハーモニーを作るのです。喧嘩をしていながらも二人の仲の良さを感じることができる曲でもあると感じます。そんなカップルの微笑ましさを、お楽しみいただければと思います。


本多 都 ©平舘 平

――お二人は今回が初対面と伺いました。それぞれの印象は?

櫻井: 本多さんは研修所の一期上の先輩で、今回初めてご一緒させて頂きます。
いつかご一緒させて頂けたら…と密かに思っていたので、今回同じ役を演じることが決まり、とても嬉しく光栄に思っています!

本多: 実は、直接お会いする以前に、私は「第96回二期会オペラ研修所コンサート」で櫻井さんの演奏を聴いたことがありました。
『サムソンとデリラ』のデリラのアリアをとても妖艶に歌っていらして、そのドレス姿が印象的だったので、ズボン役でご一緒することになるとは驚きました。でも実際にお会いしてお話しさせていただくと、スラっとした佇まいや物腰がとても素敵で、きっと格好良いアルサメーネを演じられるのだろうと、今からワクワクしております。

櫻井: なんて…ありがとうございます!本多さんとは、先日、キャスト全員が集まるワークショップで初めてお会いして、とても優しくしていただきました。これから一緒にお稽古していくことが、私もとても楽しみです。

――同じ声種、レパートリーも近い方どうしが稽古場で一緒になって力を合わせることができるのも、ダブルキャストならではですね。それでは、最後に本番への意気込みをお願いします。

本多: まだ二期会研修所を修了して間もない私は、至らぬ点ばかりだと思います。それでも、この舞台に立てることへの感謝を持って、幕が下りるその瞬間まで、音楽や演技に誠実に向き合いたいと思います。

櫻井: 大好きなズボン役で出演させていただけること、とても嬉しく思っております。ロミルダ、アタランタという2人の女性から想いを寄せられていることを納得していただけるような、魅力的なアルサメーネを演じることができるようにお稽古に励みたいと思います。

本多・櫻井: ご来場、お待ちしております!

*     *     *


▼『セルセ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー始動!
[1]フェントン宮里直樹

5月の『セルセ』に続き、東京二期会オペラ劇場2021年7月公演『ファルスタッフ』キャスト・インタビューも始動!

最初に登場するのは、東京二期会では2017年『蝶々夫人』ピンカートンでデビューしたテノール宮里直樹です。
格調高いリリックな声を持ち、卓越した音楽性ですでに多くのオーケストラと共演。2020年にはNHKニューイヤーオペラコンサートにも初出演を果たした俊才が、今年7月ヴェルディの名作『ファルスタッフ』にフェントン役で出演します!


東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』フェントン役の宮里直樹です。
このオペラは、ファルスタッフが年甲斐もなくフォードの奥さんに言い寄って、奥さんとその仲間たちに貶められて、辱めを受けるというオペラになるんですけれども、僕の演じるフェントンという役はフォード家の娘ナンネッタとドタバタの中でどうやって逢引きをするかをずっと考えている可愛い役です。すごいきれいなアリアもいただいております。このオペラの中の清涼剤である、と僕は思っております。
『ファルスタッフ』は、ヴェルディのオペラ26作あるうち2曲だけ書いた喜劇のうちの一つです。80歳を越えて書いた最後の作品であり、物語の展開が早く、初期の作品と比べても和声がすごく複雑になっています。音楽と舞台がこれ以上ないくらいに融合している作品だと思います。
フェントンを歌ってみると、他の作品のテノール役と比べて、かなり軽い声の性質があるなと思います。曲調もそうですし、音の運び方もかなり軽い表現です。強い声だけで勝負するというよりは、もっと繊細な優美な旋律を歌いあげなければいけないので、かなり難しい作品だなと感じています。
まだコロナ禍の明けない日々が続きますが、こうして一つ一つ舞台を重ねて切磋琢磨して作っていきたいと思います。ぜひご来場お待ちしております。

*     *     *


▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30*、17日(土)14:00、18日(日)14:00*、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール
*…フェントン 宮里直樹 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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3/18 開催迫る「ハンサム四兄弟 とびきり甘い夜2021」~SS席プレゼントのオリジナル特典発表!

いよいよ来週に迫りました「ハンサム四兄弟 とびきり甘い夜2021」!
当初の予定通り、3月18日(木)19:00より開催致します。

ここで、気になるSS席のお客様にプレゼントされる「ハンサム四兄弟オリジナル特典」をご紹介します!

それは・・・
ハンサム四兄弟の秘密が明かされる「フォトBOOK」!
これを手にすれば、ますますハンサム四兄弟を好きになること間違いなし。そして彼らが活躍するオペラの紹介も含め、見ごたえ、読みごたえのある「フォトBOOK」となっています。

こんな感じでゲラも上がってきていますので、ちょっとだけお見せしちゃいます!


SS席のお客様は、当日場内ロビーの特典引き換えカウンターにてチケットをご提示の上、お受取ください。SS席特典フォトBOOKはハンサム四兄弟の直筆サイン入りです!
お引換済みの方のチケットにはハンサム四兄弟ロゴのスタンプを押印いたします。

そしてSS席以外の方にも「朗報」です!なんとこのフォトBOOKは有料(1冊1,000円)でも販売※いたします!
この機会に超お宝版のフォトBOOKをぜひ手に入れてください!
(※…有料販売分のフォトBOOKには直筆サインは入りません)

さて、ご周知いただいておりますように、当公演は新型コロナウイルス感染対策を行って開催させていただきます。
会場内ではマスクご着用、ご入場時の検温・手指消毒、来場者カードのご提出等、ご協力をお願いします。
尚、出演者への花束、プレゼント等の贈り物は辞退させていただきます。
また、終演後の面会、サイン会等は実施致しません。あらかじめご了承ください。

詳しい感染対策情報は公演情報ページをご覧ください。

▼「来場者カード」の事前ダウンロードはこちらから
【PDF版】 ・【MS Word版】
こちらをプリントしてご記入の上、会場にお持ちいただければご入場がスムーズです。
(来場者カードは当日会場にもご用意がございます)

ハンサム四兄弟たちは現在、公演に向けて順調にリハーサルを重ねています。
公演に駆け付けてくださった皆様に最高のパフォーマンスをお届けいたしますので、どうぞご期待ください!

*     *     *


210318handsome_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
ハンサム四兄弟 とびきり甘い夜2021
日時:2021年3月18日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール 【アクセス
料金:全席指定 SS席8,500円、S席6,000円、A席3,000円(税込)
出演:ハンサム四兄弟(加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬、宮本益光(以上バリトン))
   ピアノ 加藤昌則
▼演奏予定曲等、詳しい公演情報ページはこちら
ハンサム四兄弟 とびきり甘い夜2021|主催・制作コンサート - 株式会社二期会21

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』キャスト・インタビュー】~(1)セルセ役 新堂由暁&澤原行正

二期会にヘンデル・オペラの祭典が戻ってきました!2015年『ジューリオ・チェーザレ』、18年『アルチーナ』に続いて上演する『セルセ』。今回も出演者と聴きどころをご紹介するキャスト・インタビュー・シリーズをお楽しみいただきましょう。

まずは、セルセ役のテノール新堂由暁(しんどう よしあき・5/22出演)と澤原行正(さわはら たかまさ・5/23出演)。
セルセは、紀元前5世紀に生きたアケメネス朝ペルシャの王クセルクセス1世のこと。
当時オリエントから地中海世界にかけて勢力を拡大していたペルシャはついにギリシャ世界と衝突、世にいう「ペルシャ戦争」が起こります。このオペラはまさにこの戦争に向かわんとする時の王を描いているとされています。玉座を継いだクセルクセス1世(セルセ)は、父のなしえなかったバビロニアとエジプトの反乱を制し、ギリシャへ――物語自体は完全なフィクションですが、血気盛んな王としてオペラにも登場します。

*     *     *


――『セルセ』タイトル・ロール出演決定おめでとうございます。セルセはどんな人物ですか?

新堂・澤原: ありがとうございます!
新堂: ペルシャ帝国の若き王という役どころです。ぜひとも民に愛される人格者であってほしいところですが…本作でのセルセは、自身の恋の成就のために権力をも振りかざしてしまう、少々困った人物です。


新堂由暁 ©平舘 平

澤原: オペラの登場人物特有?とも言える内面の弱さであったり、弟アルサメーネへの不器用な愛や、ロミルダへの強い欲求、アマストレへの懺悔など、強い権力者としてだけでなく、人間としての甘さや弱さも感じさせる、そんな役です。ちょっと意地悪な言い方をすると、不器用極まりない、どうしようもない奴、といったところでしょうか(笑) また、初演がカストラートであったことから、メゾ・ソプラノや近年ではカウンター・テノールによって歌われることが多いのですが、今回は男声による「王としての魅力」を表現できればと思っています!

――セルセ役は「オンブラ・マイ・フ」が有名ですが、実は他にもたくさんいい歌があるのですね。二人からのおススメは?

澤原: 僕のおススメは、第2幕の「もしあなたが愛することを望むならSe bramate d’amar」です。
このオペラに登場するほとんどの人物が、ロミルダの妹アタランタに嵌められることになり、セルセも例外ではありません。
セルセは、アタランタから、ロミルダと恋仲と思っていたセルセの弟アルサメーネが、「実は私を愛しているのよ」と聞かされます(これが嘘)。だまされたセルセは、ロミルダに「俺の弟はお前を裏切っている、そんな男を愛するというのか!」と迫るのがこのアリアです。

 
澤原行正

新堂: 僕は最後のアリア「Crude furie」にもご注目いただきたく思います。
ようやく意中の女性が自分のものになると思っていたところに、その女性は自分の弟と結婚してしまい、婚約者には”恩知らず!”と罵られる手紙を送りつけられ、この世の全てを呪うかの如く激昂して歌うアリアとなります(※公演詳細ページの《ものがたり》をご参照ください)。
ロミルダが弟と結婚することになったのは自らの曖昧な物言いが原因ですし、婚約者を裏切ったのも他でもない自分自身なので、同情の余地が全くないのですが、楽曲は素晴らしいです(笑)

――なんだか、セルセはいつも怒っているんですね。それぞれの聴きどころは?

澤原: バロック・オペラの特徴ですが、このオペラ全体一人で歌う割合がかなり多く、二重唱は3曲だけです。3つのうちの1つがこのアリアの前にあるのですが、突然曲想が変わり、その後のレチタティーヴォも再び曲想が変わるのです。僕の主観ではありますが、そこがすごく不思議な印象を得るのです。まるでロミルダとセルセの噛み合わない感じが出ているような気がします。
セルセは冒頭から数多くのアリアがあり、このアリアは中でも最もエネルギッシュなものの1つです。

新堂: 音楽の表現技法の一つに、メリスマと呼ばれる歌詞を伴わず細かく音符を連ねていくものがあるのですが、最後のアリアではセルセの怒りや苛立ちを表現するためにその技法が実に効果的に使われていると思います。アジリタ、コロラトゥーラとも呼ばれたりしますね。
現代の楽器とは音のテンションや響きが大きく異なる、古楽器オーケストラによる演奏の音色や空気感ともあわせて、バロック・オペラの醍醐味を感じていただけるかと思います。

――二人それぞれの印象は?

澤原: 実は新堂さんとは東京藝術大学学部生の時からの付き合いなのです!僕は他大学を出てきましたので、彼は2学年上の先輩ですが僕が年上…二期会オペラ研修所では僕が2期上…という不思議な関係性です(笑)

新堂: もう10年以上の付き合いになりますね!一緒に朝まで飲み明かしたり、夜中にレンタカーで温泉地を目指したり、実に若者らしい一コマを共に過ごさせていただきました(笑)

澤原: 彼はとても人当たりが良く、その明るさと誠実さは歌にも表れています。そして、関西出身の人ならではの面白さも魅力でしょう(笑)

新堂: 実に多岐にわたるレパートリーをお持ちのテノールだという印象があります。才能をお持ちであることはもちろんのこと、常に学ぶことをやめない勤勉な姿勢が、現在に至るキャリアを裏打ちしているのでしょう。同年代のテノールと同じ現場にソリストとして立てる機会は稀有なものなので、存分に刺激を受けたいと思っております。

澤原: コロナ禍により食事等へもなかなか行けませんが、この公演が終わり、またお酒を交わしながらセルセ談義をしたいなぁと思っています!

新堂: いいですね!また朝までいっちゃいましょうか(笑)!?

――すでに盛り上がってきましたね!それでは、お客様にむけて、本番への意気込みをお願いします。

新堂: 3年に一度のバロック・オペラの祭典、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演。私にとっては、二期会オペラ公演へのデビュー作品となります。是非たくさんのお客さまに足をお運びいただけますと幸いです。フレッシュなエネルギーをお届けできますよう、全力で臨みたいと思います!

澤原: 先日、演出の中村蓉さんが「オンブラ・マイ・フ」で歌われるプラタナスの木は成長が早く、このニューウェーブ公演にはぴったりだというお話をされていました。実は私の家の近所にもプラタナスの木があり、最近は出かけるときには必ずその木を見ながら歩いています。5月の公演時には、気持ちの良い新緑のもと、プラタナスに負けない大きな葉を広げ、舞台に立ちたいと思います。どうぞ劇場に足をお運びください!!

*     *     *


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二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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「恋が原動力!」「『セルセ』との出会いは必然!」「生き生きとしたオペラを!」~二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』演出・中村 蓉メッセージ

2021年5月22日(土)、23日(日)めぐろパーシモンホール大ホールで公演する二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』。ここでオペラ初演出を果たすのは、気鋭のダンサー・振付家の中村 蓉(なかむら よう)です。
国内外で活躍し、最近ではドイツ・マインフランケン劇場『ニクソン・イン・チャイナ』を手掛けました。
東京二期会では2015年の『ジューリオ・チェーザレ』で振付を務め、今年は『セルセ』に続く8月の『ルル』では振付を担当するとともにソロダンサーとして出演を予定しています。
5月の公演に向けて、二期会の新進オペラ歌手、そして古楽界の世界的マエストロ鈴木秀美とともに、ヘンデルの世界をどのように舞台化するのでしょうか。メッセージをお聴きください!


二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』演出の中村 蓉です。
ヘンデルの音楽は、とってもキャッチーですよね!
振付家なので、ふだんいろんな音楽に合わせて踊るんですけど、私にとっては、わかりやすくて、イメージしやすい、情景が浮かびやすい音楽です。

今、指揮の鈴木秀美さんから、ここでオーボエや金管が入ってくる意味とか、昨日の稽古でも「ここで一拍お休みが入るけども、どういう意味だと思う?」って謎かけみたいにして、教わることが多くて、ああ奥深い……!

今回の『セルセ』のテーマは、「恋愛は、原動力」!
いくつかカットしている曲もあるんですけど、7割くらいは恋の歌。その中に、喜怒哀楽が本当に鮮やかに入っています。
たとえば、恋をして走り出す!みたいな、J-POPでいうと、嵐の「Happiness」!「♬走りだせ~」みたいな前向きな曲もあれば、恋愛にうまくいかなくて、悩んで、悲しいとか。また、恋がうまくいかなくて怒る、っていうちょっと特殊な恋もあります。
私が一番好きなのは、恋の苦しみによって恋や愛が何であるかを悟る、という悟りの境地にまでいっちゃっているアリアっていうのもあって、恋や愛を原動力として進んでいく物語だな、と。aikoの「えりあし」みたいな歌詞だなと思うところもあったり、とても共感しやすく、皆様にも共感していただきやすいオペラに出来たらいいな、と思っています。
「結ばれてハッピー」というよりは、走り出したり苦んだりすることが多くて…それってちょっと、私の好みというか、私の恋愛観だなと思いまして、オペラを演出させてもらえるというのは本当にありがたい機会ですけれども、『セルセ』と出会えたのは、偶然じゃなく、必然の出会いかな、と思ってみたり。自分の恋愛観をこんなに投影できるオペラがあってよかったな、と思ってます。
「オンブラ・マイ・フ」という有名な歌があります。
プラタナスの木にセルセが歌いかけるのですけども、プラタナスって、手のひらの形のおっきい葉っぱの落葉樹なんですけれども、成長が早いから新宿御苑や道や公園やいろいろなところに植わっているのだそうです。
成長が早いことって、このニューウェーブ・オペラにぴったりだな、って思っています。声や身体、もう肉体から出てくる生き生きしたエネルギーを、全力で舞台にあげるオペラにしようと思っております!
今回のキャストの方々は、踊らないともったいないぞって。声はもちろん、すごく個性が身体からにじみ出ていて、役柄以前に人間として個性豊かな方々に、今回集まってもらっているんだと思っています。
プラタナスの木のように、どんどん成長していっている私たちが集結して、とにかく生き生きした、できたら今まで見たことないようなフレッシュな、見て元気になるオペラを。 今、舞台に立てるということの喜びと感謝が伝わるような舞台を作っていこうと思っております。ぜひ春、新しい季節、劇場でお待ちしております。ぜひ見に来てください。



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二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

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二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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Hakuju Hall主催「二期会 ディーヴァ, ディーヴォ」2020年度シーズン第1弾は いよいよ3/18(木)14時開演!

二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」。
当初10月と12月に開催が予定されていました今年度シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期となっていましたが、いよいよ3月18日(木)に今シーズンの第1弾(第21回)が開催されます。
出演はソプラノ角南有紀、中野亜維里とバリトン菅原洋平の三人。ピアノは平塚洋子です。

コンサートを直前に控えた出演の三人よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

      *     *     *
■角南有紀 (すなみ ゆき)ソプラノ
コロナ禍において、音楽家であることの無力さを痛感しました。しかし一方で、音楽家だからこそできることの意義も実感しております。昨年は涙で目を腫らした日々もありました。実際にこの「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」のコンサートも昨年10月から延期されて実現に至りました。私にとってどれほど思い入れの深い舞台であるか、ご来場いただけますと伝わるかと思います。
共演者の中野さんと菅原くんとは、マスタークラスの同じ大倉先生クラスで切磋琢磨し合い、存分に刺激を受けた尊敬する仲間です。彼らとオンラインにて話し合いを進め、コンサートに向けて準備をしてきました。私たちの歌に込めた思いを是非受け取ってください。
■中野亜維里 (なかの あいり)ソプラノ
「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」に出演できますこと、大変光栄に思います。
コロナ禍により演奏する場や演技の幅が突然限られ苦悩することもありましたが、東京二期会『メリー・ウィドー』ヴァランシェンヌ役のアンダースタディとして勉強させていただき、生きる音楽の真意を痛感し、歌えることの有り難さを改めて実感することができました。前向きな性格が付加され、より一層歌手としての魂が燃えたぎっております!
尊敬する声楽家の先輩方が演奏会をされてきたHakuju Hallさんで歌えることも、感謝と喜びと共に身が引き締まる想いです。
今回共演致します2人は、大倉先生クラスで共に切磋琢磨してきた大切な仲間です。是非ご来場いただき、私たちの生きる音楽を聴きにいらしてください!
■菅原洋平 (すがわら ようへい)バリトン
この度は、憧れの「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」に出演させていただけること、大変嬉しく思います。コロナ禍により、僕たちの生活は一変し、このコンサートも延期となりました。 研修所を修了してから、耐え忍ぶ一年ではありましたが、少しずつ戻りつつある日常の中で、音楽の喜び、アンサンブルの楽しさ、なによりお客様の前で歌える幸せを以前よりも一層感じています。共演者のお二人は大倉先生クラスで共に切磋琢磨した仲間たち。
ソロあり、重唱あり…悲劇のシーンから心躍るオペレッタまで、幅広く、それぞれの個性が活かせる名曲揃いのプログラムにいたしました。この様な機会に心より感謝し、皆様に楽しんでいただける演奏会にいたします。
ご来場お待ちしております!
      *     *     *

三人の新星によるひとときをどうぞご堪能ください!!

■■■ 公演情報 ■■■
第21回 二期会 ディーヴァ, ディーヴォ
二期会新星トップ歌手たちによる、ときめきのデビューコンサート!

日時:2021年3月18日(木) 14:00開演(13:15開場)※約90分/途中休憩あり
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口 もしくは
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より 徒歩5分
料金:全指定席 1,500円(税込) 《発売中》
出演:角南有紀(ソプラノ)、中野亜維里(ソプラノ)、菅原洋平(バリトン)、平塚洋子(ピアノ)
予定プログラム:
・モーツァルト:『コジ・ファン・トゥッテ』より「岩のように動かずに」〔角南〕
・ドニゼッティ:『アンナ・ボレーナ』より
       「あなたたちは泣いているの? ~私の生まれたあのお城”〔角南〕
・ヴェルディ:『リゴレット』より「慕わしい人の名は」〔中野〕
・バーンスタイン:『キャンディード』より「きらびやかに着飾って」〔中野〕
・モーツァルト:『コジ・ファン・トゥッテ』より「彼の眼をごらんなさい」〔菅原〕
・ヴェルディ:『ファルスタッフ』より「これは夢か現実か?」〔菅原〕
・ヴェルディ:『リゴレット』より
       「お父様!おお、わしのジルダよ!(日曜日に教会で)」〔中野・菅原〕
・ドニゼッティ:『ドン・パスクワーレ』より「準備はできた」〔角南・菅原〕
・ベッリーニ:『ノルマ』より「ご覧なさい、ノルマ」〔中野・角南〕
・J.シュトラウスII世:『こうもり』より
       「一人になってしまうのね」〔中野・角南・菅原〕
※曲目、曲順等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第21回 二期会ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
11:00~17:00(火~金/祝日・休館日を除く)

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2021年5月 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演 ヘンデル『セルセ』~キャスト全員集合!

5月公演、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』のリハーサルが本格的に始動しました。この日は、『セルセ』に出演する両組のキャスト全員が集合!指揮の鈴木秀美、演出の中村 蓉もそろって参加してのワークショップが行われました。

最初に鈴木秀美から、バロック音楽へのアプローチについて。
ヘンデルが活躍した当時の様式に則り歌を練り上げていきます。とりわけバロック音楽の特徴のひとつである音の装飾については、歌手ひとりひとりが自分の創意工夫で音楽を作り上げていけるように、どんどん鍛え上げていく様子。6年前の『ジューリオ・チェーザレ』、3年前の『アルチーナ』の出演者も辿ってきたプロセスです。鈴木は、二期会ニューウェーブに初登場の時から「バロック時代の自由な精神というものを表現できるようになっていきたい」と語ってきました。
作品本来の生命力を現代に蘇らせるために、楽しくも厳しい格闘(?)が続いていきます!


指揮の鈴木秀美(中央)


マエストロからバロック・オペラのレクチャーを受けるキャストたち

そして、後半は、オペラ初演出となる中村 蓉から。
ダンサー・振付師である中村は、演出のコンセプトはこの時点ではあえて多く語らず、若きキャストの身体の動きを確認していきました。今回の舞台上での演技を作り上げていくための「基礎作り」に専念すること約2時間!そこからようやく「序曲」の振付に入っていきました。自分の身体をパレットにして、様々な色彩の「動き」を混ぜ合わせながら、舞台の上のキャンバスに自由に描けるようになるまで、こちらも鍛錬(?)が重ねられていきます!


演出の中村 蓉(左)


さっそくキャストたちの身体を動かしていきます

*     *     *


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二期会創立70周年記念公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2021年5月公演 G.F.ヘンデル『セルセ』 - 東京二期会

2021年5月22日(土)17:00、23日(日)14:00 めぐろパーシモンホール 大ホール
指揮:鈴木秀美/演出:中村 蓉/管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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ロラン・ペリー演出『ファルスタッフ』マドリードでの公演はルスティオーニが指揮

二期会創立70周年記念公演シリーズ第1弾、ワーグナー『タンホイザー』が終幕しました。多くのお客様のご来場、誠にありがとうございました!

記念公演シリーズ、続いては5月公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』、そして、7月公演 東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』です。
ワーグナーの『タンホイザー』は22年ぶりの二期会公演でありましたが、ヴェルディの『ファルスタッフ』は2001年以来。それでももう20年になるのですね。二期会創立70周年記念公演シリーズでは、このヴェルディ最後のオペラ作品と、翌22年7月にはワーグナー最後のオペラ作品『パルジファル』(ヴァイグレ指揮、宮本亞門演出※新制作、管弦楽:読売日本交響楽団)ほかをラインアップしています。また、今年9月『魔笛』からの来シーズンのセット券もただいま好評発売中です。どうぞお楽しみに!

さて、今回の『ファルスタッフ』は、テアトロ・レアルで大好評を博したロラン・ペリーの演出。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、実はこのテアトロ・レアルでの公演はブルーレイおよびDVDでご覧いただけます。しかも、指揮は東京二期会2014年『蝶々夫人』、2017年『トスカ』公演でも好評を博したダニエーレ・ルスティオーニです!


ダニエーレ・ルスティオーニ(指揮)
Bel Air Classiques
BD:BAC477/DVD:BAC177
ナクソス・ジャパン

▼テアトロ・レアルの公式トレイラーはこちら!

Tráiler 'Falstaff', de Giuseppe Verdi | Teatro Real 200 años 18/19

プロダクションを予習されたい方は、こちらをご覧いただくことで本公演がより一層お楽しみいただけることでしょう。

これから続く二期会創立70周年記念公演シリーズにどうぞご期待ください!

*     *     *


▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00、18日(日)14:00、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:ベルトラン・ド・ビリー/演出:ロラン・ペリー/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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欧州を夢中にさせる、オペラ界のファンタジスタ
7月公演『ファルスタッフ』演出ロラン・ペリー動画メッセージ!

『タンホイザー』に続く東京二期会オペラ劇場公演は7月。ヴェルディの『ファルスタッフ』を、2019年テアトロ・レアルで絶賛を博したロラン・ペリーの演出でお贈りいたします。
細部まで生き生きと描き、ウィットに富んだ幻想的な舞台で非常に高い評価と人気を誇る演出家が、二期会公演に初登場いたします。
公演に向けての動画メッセージをどうぞ!


「『ファルスタッフ』は音楽と演劇が見事に平等で、シェイクスピアの劇に、ヴェルディのモダンで創意に富んだ音楽が合わさった、すばらしい作品です。
オペラのテーマは、とても残酷で、そしてとても人間的。
人間性、寛大さ、愚かさ、嘘、偽善…
描かれる人物は、豊かで多面的です。私にとって最も偉大なオペラのひとつなのです。」

*     *     *


▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場
2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00、18日(日)14:00、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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二期会創立70周年記念公演シリーズがスタート!
ワーグナー『タンホイザー』~2/21(日)まで公演はあと2回!

二期会創立70周年記念公演 ワーグナー『タンホイザー』が2月17日(水)に東京文化会館大ホールで開幕。日本に、そして世界に、ワーグナー・オペラの上演が復活しました!

▼指揮セバスティアン・ヴァイグレからのメッセージ


「今、こうして音楽ができることに喜びと感謝の念を抱いています。
今、聴衆はオペラを、音楽を求めています!
誰もが音楽を必要としています!
音楽のある人生、それが大事です。

すばらしいバレエと日本の歌手のみなさん、そして私たちのオーケストラ!

どうぞご近所やお知り合いをお誘いして、『タンホイザー』にお越しください!
ベストを尽くします。

そして、どうかご自愛を」

*     *     *



初日(片寄・田崎)組のゲネプロより


2日目(芹澤・竹多)組のゲネプロより

また、各ウェブメディアに当公演のゲネプロレポートが掲載されました。
▼ぶらあぼONLINEでは初日組のレポート
【ゲネプロレポート】東京二期会《タンホイザー》が開幕 - ぶらあぼONLINE
▼スパイスには2日目組のレポート
東京二期会《タンホイザー》 聖と俗、あるいは国家と個人の間で引き裂かれた男の物語 ゲネプロレポート(18・21日組) | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

*     *     *



公演は20日(土)と21日(日)の残り2回。両日とも当日券をご用意してお越しをお待ちしております。

▼当日券発売情報、タイムテーブル等の公演当日情報はこちら
ついに日本にワーグナー・オペラが帰ってくる!~2/17(水)開幕!ワーグナー『タンホイザー』公演当日のごあんない - オペラの散歩道(二期会blog)

また、このたびの公演は新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。ご来場のお客様におかれましてはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

▼『タンホイザー』公演情報ページはこちら
2021年2月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』 - 東京二期会オペラ劇場

〈主催〉公益財団法人東京二期会、公益社団法人日本演奏連盟
・都民芸術フェスティバル2021参加公演

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
Gettiiなら公演当日も前売券が開演の1時間前までご予約可能!


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ついに日本にワーグナー・オペラが帰ってくる!~2/17(水)開幕!ワーグナー『タンホイザー』公演当日のごあんない

いよいよ2022年二期会創立70周年の記念公演シリーズが、当公演から始まります。
明日2月17日(水)から21日(日)まで東京文化会館大ホールにて、東京二期会オペラ劇場 R.ワーグナー作曲オペラ『タンホイザー』を上演いたします。〔4回公演(2/19休演日)〕

「巡礼の合唱」「大行進曲」「ヴェーヌス讃歌」「夕星の歌」など、大長編ながら、ワーグナーの音楽の力で一気に引き込まれてしまう『タンホイザー』は、1966年に二期会が初めて手がけたワーグナー作品でもあります。
今回の舞台は、《東京リング》で評判を呼んだ、世界的演出家キース・ウォーナーがフランス国立ラン歌劇場で演出し話題となった舞台でお贈りします。
また、題名役の片寄純也(2012年『パルジファル』題名役)、ヴェーヌス役の池田香織(2016年『トリスタンとイゾルデ』題名役)など、二期会を代表するワーグナー歌手とともに、もう一人の題名役 芹澤佳通、ヴォルフラム役 清水勇磨、エリーザベト役 竹多倫子など、数々の若き才能が主演いたします!

尚、当公演には当初アクセル・コーバー氏を指揮に迎える予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大にともなう新規入国制限のため、来日が不可能となりました。
代わりまして当公演の指揮を務めますのは、今回ピットに入る読売日本交響楽団の常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレ。
2007年ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』でバイロイト音楽祭にデビュー。2011年まで指揮し、世界的注目を浴びました。東京二期会では、2017年『ばらの騎士』、2019年『サロメ』において、読売日本交響楽団とともに公演を成功に導き、『サロメ』では、第28回三菱UFJ信託音楽賞を受賞するなど、ドイツオペラ最高のシェフとも称されています。
新しい時代のワーグナー・オペラにどうぞご期待ください。

▼指揮セバスティアン・ヴァイグレからのメッセージ


また、このたびの公演は新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。ご来場のお客様におかれましてはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【2/16(火)22:30掲載】
2021都民芸術フェスティバル参加公演/フランス国立ラン歌劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》 2021年2月公演
リヒャルト・ワーグナー 台本・作曲 『タンホイザー』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演/パリ版準拠(一部ドレスデン版を使用)にて上演>
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/原演出:キース・ウォーナー/演出補:ドロテア・キルシュバウム
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
2月17日
(水)
2月18日
(木)
2月20日
(土)
2月21日
(日)
当日券
S A B C 学
S A B C 学
S A B 学
S A B 学
当日券販売
/窓口受付
15:30~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
13:00
13:00
開演
17:00
14:00
14:00
14:00
第1幕
67分
休憩 25分
18:07~18:32
15:07~15:32
15:07~15:32
15:07~15:32
第2幕
68分
休憩 25分
19:40~20:05
16:40~17:05
16:40~17:05
16:40~17:05
第3幕
55分
終演予定
21:00
18:00
18:00
18:00
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆上記、販売予定当日券は16日18:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(28歳未満の学生の方が対象、2,000円)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンター(電話・ネット予約)にてお申し込みください。
◆今回の公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『タンホイザー』公演情報ページはこちら
2021年2月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』 - 東京二期会オペラ劇場

〈主催〉公益財団法人東京二期会、公益社団法人日本演奏連盟
・都民芸術フェスティバル2021参加公演

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
Gettiiなら公演当日も前売券が開演の1時間前までご予約可能!


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3/4(木)「二期会サロンコンサート」Vol.209 巡る春に寄せて Hommage to Nature~出演者からのメッセージ

多彩なプログラムとアットホームな雰囲気で、長寿シリーズとして好評を博している二期会サロンコンサート。

今年度の最後の回となる3月4日の第209回は、COVID-19収束の願いと春への憧れを込めて、時を超えて輝く自然へのオマージュをテーマに演奏致します。
出演は、ソプラノ榎本真美、大西恵代とバリトン青戸 知。ピアノは第208回に続き木下志寿子です。
尚、今回も新型コロナウイルス感染対策をしての開催のため、会場座席は通常の半数以下とし、約60分のプログラムで16:30からと19:00からの2回公演となります。


ソプラノ榎本真美

ソプラノ大西恵代

バリトン青戸 知

ピアノ木下志寿子
それでは出演歌手たちからお客様へのメッセージが届いておりますのでご紹介します。

     *     *     *

柔らかな日差しに春の気配を感じる今日この頃、「ようやくやって来た!」今年はそんな思いで春の訪れを待ちわびていた方も多いのではないでしょうか?このコンサートはその巡る春に寄せて、自然の美しさや自然への賛美、生命への愛をテーマに皆様に演奏をお届けいたします。
大西恵代さん、青戸知さんとは初めての共演となりますが、大学時代にお2人の演奏を聴いて感銘を受けていたこともあり、何か一緒にできることがあるに違いないと出演通知を受けた時から私自身楽しみにしていました。ソロはもちろんアンサンブルもたくさん取り入れて、お話も交えながらとても聴きごたえのあるプログラムとなりそうです。
コロナ禍で自由に外出ができない日々が続いておりますが、ぜひ私達のコンサートを聴きに表参道へとお出掛けいただければ幸いです!
―――榎本真美

     *     *     *

今年度を締め括るサロンコンサートで、過去にご一緒した事のある青戸さん、榎本さん、木下さんと再び共演出来る事を、大変感慨深く思っております。

演奏内容について、打ち合わせをしたのが、昨年3月の事でした。後に国内初の緊急事態宣言が発令され、私達は自粛生活を余儀なくされたのです。
時を同じくして、SNSではコロナ禍によるロックダウンの影響が、美しい自然の景色を再認識させたという話題で賑わったものでした。
人間は活動を抑制されると、普段見落としやすい事に、目を向けていくようです。

この先どんなに文明が発達したとしても、古くから地球に存在する物は残り続けて欲しい!
そうした思いと、コロナ収束に願いを込めて、演奏をお届けする所存です。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
―――大西恵代

                          *     *     *

「生きとして生けるもの いづれか歌を詠まざりける」
生きることは歌うことなのに、世界中で歌を歌う日常が侵されている。この逆境を越えるために私は歌う。音楽と詞が人類に希望を与え、救ってきた歴史を知っているからだ。

2月3日 立春に春一番が吹いた。どうやら春は必ず巡ってくるらしい。
来る3月4日 時は春。
ソプラノの名花二人と供に歌を紡ぐ。その頃には花のつぼみは少しふくらんでいるだろうか。世の中の緊張は少しでも解けているだろうか。
綻びのコンサートだ。
そこには、生の音楽を分かち合うよろこびがあるに違いない。
―――青戸 知

     *     *     *


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2020-2021シーズン
Vol.209 巡る春に寄せて Hommage to Nature

日時:2021年3月4日(木) 2回公演(各回約60分、途中休憩なし)
   第1回 16:30開演(16:00開場)/第2回 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 各1回券3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:榎本真美(ソプラノ)、大西恵代(ソプラノ)、青戸 知(バリトン)、
    木下志寿子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 デラックワ 「ヴィラネル」 (大西)
 R.シュトラウス 「夜」Op.10-3、「ダリア」Op.10-4 (榎本)
 マーラー 『リュッケルトによる5つの歌曲』より
        「美しさめあてに愛するのなら」 (青戸)
 コープランド 『アメリカの古い歌』(第二集)より
        第5曲「チンガ・リング・チョウ」 (榎本・大西・青戸)
                          ほか
※都合により演奏内容が一部変更になる場合がございます。

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.209 巡る春に寄せて ~Hommage to Nature~ - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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ハンサム四兄弟のインタビュー動画が公開!

スポーツ・芸術・文化を発信するオウンドメディア「カルティベータ (cultivator)」。声楽家とアスリートの相似研究として、ハンサム四兄弟を取り上げていただきました。

ハンサム四兄弟(加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬、宮本益光)がスポーツ文化ジャーナリストの宮嶋泰子氏のインタビューを受け、宮嶋氏が主宰する「カルティベータ」のYouTubeチャンネルでインタビュー動画が公開。4人それぞれへのインタビューの他、本番に向かう姿勢はアスリートに通じているところがたくさん!という言葉も印象的。是非ご覧ください。

▼こちらからインタビュー動画をご覧いただけます


▼一般社団法人「カルティベータ」のウェブサイトはこちら
カルティベータ|スポーツ・芸術・文化を発信するオウンドメディア

*     *     *


210318handsome_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
ハンサム四兄弟 とびきり甘い夜2021
日時:2021年3月18日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール 【アクセス
料金:全席指定 SS席8,500円、S席6,000円、A席3,000円(税込)
出演:ハンサム四兄弟(加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬、宮本益光(以上バリトン))
   ピアノ 加藤昌則
▼演奏予定曲等、詳しい公演情報ページはこちら
ハンサム四兄弟 とびきり甘い夜2021|主催・制作コンサート - 株式会社二期会21

ハンサム四兄弟 とびきり甘い夜2021
今年もやります!!
バレンタイン☆Chocoっと企画

<ハンサム四兄弟に今後歌ってほしい曲、メッセージを添えて大募集!!>


まもなくバレンタインデー
応援してくれる皆さんが希望する曲をハンサム四兄弟に歌ってもらいませんか?
メッセージを添えてリクエストしてみましょう! いつかのコンサートであなたの希望する曲を歌ってくれるかも!?
3月18日、紀尾井ホールでの公演に向け、ハンサム四兄弟(宮本益光、加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬)へのメッセージもあわせて募集します。

[募集期間] 2021年2月28日(日)まで
[応募方法] 専用の「メッセージフォーム」から承ります。
[メッセージ例]
「ハンサムのコンサートで歌う近藤さんの「ラック・ア・レディ」(Guys&Dolls)が好きです!他のメンバーがコーラスで盛り上げてくれる…他にもそんな曲はないですか?」
「与那城さんの甘い声でラブ・ソングを歌ってほしいです。」
「声楽を習い始めてイタリア歌曲を歌っています。ハンサムさんたちのイタリア歌曲を聴かせてください。」
「4人で歌う曲をもっと聴きたいです。メドレーとかも!!」
[いただいた希望曲・メッセージについて]
・全ての内容をハンサム四兄弟にお伝えします。
・回答する場合には公開となります。個別に回答・返信はいたしません。

★メッセージをお送りいただくには、「メッセージフォームはこちら」のバナーをクリックして、以下をご記入の上、フォーム内の【メッセージを送る】ボタンをクリックしてご送信ください。
・e-mailアドレス
・ニックネーム(ハンサム四兄弟から呼んでもらいたい呼び名)
・歌って欲しい曲およびメッセージ(150字以内で簡潔に)

▼ ▼ ▼


●公演のご予約・お問合せは《発売中》
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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二期会創立70周年記念公演ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー~エリーザベト竹多倫子「エリーザベトは憧れの役。愛に溢れ、心の強い女性を演じ歌いたい」

東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』キャスト・インタビュー、6回目は、エリーザベト役のソプラノ竹多倫子です。
イタリアでは『蝶々夫人』題名役でデビュー。その後、日生劇場『ルサルカ』でも題名役で好評を博し、満を持して、当公演が二期会デビューとなります。
これからも大役を任されることが期待される竹多ですが、エリーザベト役は憧れの役だったと語っています。その想いをどうぞお聞きください!


東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』エリーザベト役の竹多倫子です。

エリーザベトは、とても純粋で清純な女性。一方で、心の中に強い芯をもった女性です。
タンホイザーとは清らかな愛で結ばれていましたが、ある日突然、タンホイザーはいなくなり、禁断の地ヴェーヌスベルクに入ってしまいます。そのようなことは露も知らないエリーザベトは悲しみと不安の中で、ひたすら彼の帰りを待ちわびます。
するとまた突然タンホイザーは帰ってきます。エリーザベトにとってこの上ない喜び!そこで歌合戦が開催されるのですが、テーマは「愛」。あろうことか、タンホイザーは自分がヴェーヌスベルクにいたことを告白してしまいます。
しかし、エリーザベトは身を挺してタンホイザーを庇うのです。彼に救済の道が許されることを皆に切々と訴えます。誰よりもショックを受けているのはエリーザベト本人のはずなのに。ここに、彼女の一途な愛があって、彼を信じ、そして赦しているんですね。それはまるで天使のようです。本当に愛する人を見つけた人の心の強さ、清らかさというものは素晴らしいと感じる場面です。(中略)彼女の人生を皆様に見ていただいて、その純粋な心に触れていただきたいと思います。

本当になんでも当たり前だった日々がどれだけ大切なものだったかということを、私自身実感しています。『タンホイザー』を稽古場で毎日歌っていて、やっぱり音楽って私の心を救ってくれるんだな、私にとって生きていくために音楽は必要なんだなって、日々実感しています。音楽にあらためて感謝しています。皆様にも生の音楽に触れていただいて、心をオープンにしていただいて、すてきな空間に身を置いていただけたら嬉しいなと思います。

*     *     *


▼『タンホイザー』公演情報ページはこちら
フランス国立ラン歌劇場との提携公演 2021年2月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年2月17日(水)17:00、18日(木)14:00※、20日(土)14:00、21日(日)14:00※ 東京文化会館 大ホール
(※…エリーザベト竹多倫子 出演日)

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
【チケット追加発売のご案内】
新型コロナウイルス感染症対策の為、発売当初より一部座席を販売停止しておりましたが、その一部(1階1〜2列目を除く)を順次開放し、12月19日(土)より追加販売致しております。尚、追加販売より座席間隔を空けない配席での販売となりますので何卒ご了承ください。

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プログラムが決定しました!
~2/24(水)開催、二期会オペラ研修所 第64期マスタークラス修了試演会

2月24日(水)にHakuju Hallにて開催の「二期会オペラ研修所 第64期マスタークラス修了試演会」。
新型コロナウイルス感染対策を行いながら、立ち稽古も順調に進み、いよいよ本番まで残り3週間となりました。

この度、試演会のプログラム(演目・場面)が決定しましたのでご案内いたします。
研修所での最終試験である今回は、研修生自身が、今後レパートリーにしたいと考えている作品に臨みます。研修生一人ひとりの研鑽の成果に、どうぞご期待ください!

210224institute_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第64期マスタークラス修了試演会

開催日:2021年2月24日(水)
会場:Hakuju Hall 【アクセス
  ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
  ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全席指定 各クラス1,500円 (2クラスセット券 2,500円)
※クラスごとにチケットが必要です
〈予定プログラム〉
◆大野徹也クラス 12:00開演
1. メノッティ作曲『電話』(後半)より
2. ロッシーニ作曲『セヴィリアの理髪師』第1幕より
3. マスカーニ作曲『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
4. ヴェルディ作曲『運命の力』第2幕より
   《休憩》
5. マスネ作曲『マノン』第1幕より
6. レオンカヴァッロ作曲『道化師』第1幕より
7. グノー作曲『ロメオとジュリエット』第4幕より
8. ヴェルディ作曲『アイーダ』第4幕より
   《休憩》
9. R.シュトラウス作曲『ばらの騎士』第2幕より
10. プッチーニ作曲『マノン・レスコー』第2幕より
11. ベッリーニ作曲『清教徒』第1幕より
12. ドニゼッティ作曲『アンナ・ボレーナ』第2幕より

◆佐々木典子クラス 17:00開演
1. レオンカヴァッロ作曲『道化師』第1幕より
2. プッチーニ作曲『トスカ』第1幕より
3. ヴェルディ作曲『リゴレット』第2幕より
4. ヴェルディ作曲『オテロ』第1幕より
5. ドリーブ作曲『ラクメ』第1幕より
   《休憩》
6. ヴェルディ作曲『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
7. グノー作曲『ファウスト』第3幕より
8. ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』第2部 第1幕より
9. レオンカヴァッロ作曲『道化師』第1幕より
10. ワーグナー作曲『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第2幕より
   《休憩》
11. チャイコフスキー作曲『エフゲニー・オネーギン』第3幕より
12. ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』第2部 第1幕より
13. ヴェルディ作曲『リゴレット』第2幕より
14. オッフェンバック作曲『ホフマン物語』第3幕より
15. ヴェルディ作曲『椿姫』第2幕より

※プログラムは都合により変更になる場合がございます。各演目の配役及びタイムテーブルは、後日ご案内いたします。
(2月9日 一部修正更新)

▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第64期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会

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二期会創立70周年記念公演ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー~エリーザベト田崎尚美「死を覚悟して歌う第3幕のアリア。エリーザベトの心の動きをお届けしたい」

東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』キャスト・インタビュー!
2012年、二期会創立60周年記念公演 タンホイザー『パルジファル』クンドリに抜擢され、その後『ナクソス島のアリアドネ』『サロメ』『ルサルカ』など、数々の題名役を担ってきました。今年の始めにはNHKニューイヤーオペラコンサートにも出演を果たし、名実ともに日本を代表するソプラノとなりました。
指揮セバスティアン・ヴァイグレとは、三菱UFJ信託音楽賞を受賞した2019年6月の『サロメ』に次いで2度目の共演となります。
今回の『タンホイザー』に向かう想いをどうぞお聞きください!


東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』エリーザベト役の田崎尚美です。

エリーザベトは、本当に心からタンホイザーのことを愛していて、彼がヴェーヌスベルクでヴェーヌスと浮気、というか、長い年月を過ごしていたことをわかっていても、でもなお彼を庇えるという。なんでしょうね、神に近い女性というふうに私は捉えております。
このオペラには、エリーザベトとヴェーヌスという二人の女性がでてくるのですけれども、二人の「愛の違い」というか、お互いが「愛」というものをどうとらえているかということが歌の中にも表れていると思います。
何よりも第3幕で、エリーザベトが死を覚悟して歌うアリアがあるのですけれども、実は私はそこが一番好きです。聴いていただきたいなというよりも、なんでしょう、視覚的な動きはあまりないのですけれども、音楽の動きがすごく心にくると思います。そういうところを皆様にお届けできたらいいなと思っています。
私が最初にワーグナー作品にかかわらせていただいたのが、実は共同制作公演の『タンホイザー』でした(エリーザベトのカヴァー・キャスト)。そこで初めてこの「序曲」を聴いて、もう、すべてのクラシック音楽の中で一番というくらい好きになったんですね。13,4分くらいですが、ずっと一人で歌っていられるくらい好きなんで(笑)
そんな印象もあって、そこで勉強させていただいたエリーザベトを今回歌わせていただけるというのが本当に嬉しいです!

*     *     *


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フランス国立ラン歌劇場との提携公演 2021年2月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年2月17日(水)17:00※、18日(木)14:00、20日(土)14:00※、21日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
(※…エリーザベト田崎尚美 出演日)

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新型コロナウイルス感染症対策の為、発売当初より一部座席を販売停止しておりましたが、その一部(1階1〜2列目を除く)を順次開放し、12月19日(土)より追加販売致しております。尚、追加販売より座席間隔を空けない配席での販売となりますので何卒ご了承ください。

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二期会創立70周年記念公演 第1弾ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー~タンホイザー片寄純也「タンホイザーはアグレッシブ(挑戦的で攻撃的)に歌う」

東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』キャスト・インタビュー!
第4回は、タンホイザー役の片寄純也の登場です。
持前の力強い歌声で2012年二期会創立60周年記念公演ワーグナーの超大作『パルジファル』題名役を歌い切り、大きな評判を呼んだ片寄が、今回も記念公演の『タンホイザー』に登場することで大きな注目を集めています。
実は二期会でのキャリアのスタートも、このタンホイザー役でした。メッセージをどうぞお聞きください。


東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』タンホイザー役を歌わせていただきます、片寄純也です。

演出家の方にも言われたのですけれども、とても「アグレッシブ」な役だと思っています。 日本人は、「アグレッシブ」を「積極的な」とか、わりと良い意味でとらえていると思うのですけれども、英語でいうと「挑戦的な」とか「攻撃的な」とかの意味がありまして、タンホイザーにはそれが合っていると思います。

2幕の歌合戦のところでは、仲間であるヴォルフラムやヴィーテロルフ、ヴァルターに対して攻撃的で、馬鹿にする感じがありますし、禁断のヴェーヌスベルクの世界に入って、官能の限りを尽くすところでは、挑戦的という意味で、彼の性格が出ているのではないかなと思います。
全幕歌いがいがあるというか、それぞれに声の出し方が違っていて、(1幕の)ヴェーヌスベルクでは「ヴェーヌス讃歌」と言われる曲を3番まで歌うのですが、テンションや色を変えながら歌っていったり、(2幕の)歌合戦では、仲間を馬鹿にしたり侮辱したりするところは、きれいに歌うというよりはむしろ攻撃的に荒く歌うようなところで、3幕では長い「ローマ物語り」というものがあります。そこが一番の聴かせどころかなと思っています。

私は2012年『パルジファル』でパルジファル役を歌わせていただいたときに、音楽が壮大で、長時間なんですけれども、始まってしまうとあっという間に終わってしまいました。
あと、二期会の研修所を出て初めていただいた仕事が、1999年『タンホイザー』公演でのタンホイザー役のアンダースタディーでした。それで、音源を探しているときにスパス・ヴェンコフさんという、1970年から80年代にかけて活躍されたテノールの方なのですけれども、彼がバイロイトでタンホイザーを歌っているものを聴く機会があって、あまりにも立派な声で、ほんとうにすばらしく歌われていて、すごく感動して。いつか自分もこのタンホイザー役に挑戦してみたいなと思ったきっかけになりました。

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フランス国立ラン歌劇場との提携公演 2021年2月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年2月17日(水)17:00※、18日(木)14:00、20日(土)14:00※、21日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
(※…タンホイザー片寄純也 出演日)

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二期会創立70周年記念公演 第1弾ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー~ヴォルフラム大沼 徹「ワーグナー作品に通底するものを感じて」

東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』キャスト・インタビュー!
続いて第3回は、ヴォルフラム役のバリトン大沼 徹の登場です。
これまで数多くのオペラに出演してきた大沼。『トスカ』スカルピア、『オテロ』イアーゴとヴォルフラムを比べると…自分に似ているのは、果たして!?
飯守泰次郎指揮『さまよえるオランダ人』で初めてワーグナー作品に出演。以来、ワーグナー作品でもバリトンの大役を重ねてきましたが、今回の稽古場でヴォルフラムを演じながら、ワーグナー作品に通底するものを感じていると語ります。


東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』ヴォルフラム役の大沼 徹です。

ヴォルフラムは、友人であるタンホイザーと同じ女性を愛してしまっている。有り体にいえば、三角関係ということになります。
私もこれまでに『トスカ』スカルピアや、『オテロ』イアーゴなどやらせていただきました。彼らの場合は、力ずくで、あるいは頭脳を使って、女性を手に入れようとしたり、相手を貶めようとしたりするのですけれども、このヴォルフラムという男は冷静で、一歩引いていて、エリーザベトに対する気持ちはありつつも、友情も大事にしていて、最終的には自分が身を引く。ちょっと大人な、僕のような男でございます(笑)

最初に歌わせていただいたワーグナーの役は、飯守泰次郎先生指揮の『さまよえるオランダ人』のオランダ人でした。そこから『パルジファル』のアムフォルタスとか、『トリスタンとイゾルデ』のクルヴェナールといった役もやらせていただきました。
ヴォルフラムは後半になってくると、どこかちょっと男くさい、クルヴェナールに似たようなところがあったりします。ワーグナーは、オペラによって全然違うんですけれども、バリトンの役には何か通底するようなものがあるのかもしれませんね。それは今回稽古場に入って気が付いたことです。たとえば、クルヴェナールは武人でありますし、トリスタンの家来として、また後見人として、ずっと彼に忠誠を尽くし最終的には命を散らす。
一方、ヴォルフラムはそこまでの激烈性はないのですけれども、恋敵であるが友人でもあるタンホイザーを救おうとするんですね。自分のエリーザベトへの気持ちは表に出さずに、彼と彼女の救済を志すわけです。
そういったところに、ワーグナーが描いたバリトン像というのでしょうか、自己犠牲という重要なモチーフが彼の中にありますけれども、そういったところを感じることが最近多いですね。

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フランス国立ラン歌劇場との提携公演 2021年2月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年2月17日(水)17:00※、18日(木)14:00、20日(土)14:00※、21日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
(※…ヴォルフラム大沼 徹 出演日)

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二期会創立70周年記念公演 第1弾ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー~ヴォルフラム清水勇磨「ワーグナー作品の出会いでもあったヴォルフラム役。その人間性に惹かれています」

いよいよ2021年、日本の劇場にワーグナー作品が帰ってきます。
2月17日に東京文化会館で初日を迎える東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』から、 ヴォルフラム役のバリトン清水勇磨のビデオ・インタビューです。
イタリアで学び、日本ワーグナー協会のすすめで国際ワーグナー歌唱コンクールにヴォルフラムの歌う「夕星の歌」で参加し、セミファイナリストになった清水。友情に篤く、人のために生き、正直者で、一途な想いを大切にするヴォルフラムに深く魅せられていきました。
ヴォルフラムの全篇を演じ切るにあたって、清水のメッセージをお聞きください。


ヴォルフラムは正直で、一途な想いが役を貫いていると思います。エリーザベトのことが好きなんだけれども、そこを耐えて、親友であるタンホイザーとの友情を大事にしています。
エリーザベトには、想いは遂げられないけれども、彼女の苦しみだけは癒してあげたいと願う。そこに愛の深さ、度量の深さというものを感じます。
ヴォルフラムで一番有名なのが「夕星の歌」です。このアリアの前で、苦しむエリーザベトが、今にも天国に行こうと坂をのぼっていこうとする。その姿をみていたヴォルフラムは、普段はそこまで感情を表さないのにただ一言、「私もお供させていただけませんか」と言う。
ですが、彼女は仕草で、感謝しているけれどもやめてください、という気持ちを示します(楽譜のト書き通りです)。ここでは、彼女の、言葉では言い表せないヴォルフラムへの感謝と、しかし同時にあの世に行くのは自分だけで、あなたは生きてください、という気持ちがある、と僕は受け止めています。
日本ワーグナー協会からのすすめで、3年に1度開催されている国際ワーグナー歌唱コンクールにエントリーすることとなり、急ぎ勉強したのが「夕星の歌」でした。
それが、あれよ、あれよといううちに、ドイツ・カールスーエの劇場まで進むこととなり、満席の中、ワーグナーさんのお孫さんの前でも歌わせていただきました。このおかげで、ヴォルフラムが私にとって初めて触れたワーグナーでした。
この曲を勉強していく中で、ヴォルフラム人となりに感じ入り、その奥深さに、音楽と相まって非常に感慨深いものがありました。

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フランス国立ラン歌劇場との提携公演 2021年2月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年2月17日(水)17:00、18日(木)14:00※、20日(土)14:00、21日(日)14:00※ 東京文化会館 大ホール
(※…ヴォルフラム清水勇磨 出演日)

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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1/28(木)「二期会サロンコンサート」Vol.208 歌う喜び、明日の楽しみ~出演者からのメッセージ

カワイ表参道コンサートサロン パウゼにて、好評を博している「二期会サロンコンサート」シリーズ。今年度のシリーズは、新型コロナ感染対策のため、席数は半分の約60席に限定して全席指定に、会場内や座席の除菌などを徹底し、休憩なしの60分のプログラムにて開催致します。

今回は新年を彩るVol.208のご案内。出演は、東京藝大大学院から二期会オペラ研修所第58期マスタークラスを優秀な成績で修了し、2018年にソプラノ・ドラマティコに転向、ワーグナー作品にも造詣が深い藤野沙優、ドイツの歌劇場を中心に10年近く国際的な歌手としてのキャリアを築き、8月に東京二期会『ルル』(新制作)のゲシュヴィッツ伯爵令嬢にも出演が決まっているメゾソプラノ川合ひとみ、トランペットに導かれテノールからバリトンへと転身、一期一会の出会いが現在に繋がっていると語る小林由樹。共演ピアニストはコレペティトールとしても歌手たちからの信望の厚い木下志寿子です。


ソプラノ藤野沙優

メゾソプラノ川合ひとみ

バリトン小林由樹

ピアノ木下志寿子
それでは出演歌手たちからお客様へのメッセージが届いておりますのでご紹介します。

     *     *     *

新しい年が始まりました。お健やかにお過ごしでらっしゃいますか?
今回の「歌う喜び、明日の楽しみ」というタイトルは、私達の願いをこめたタイトルです。音楽の喜びを皆様と分かち合い、明日を生きる楽しみや希望を共に育てていくことが叶えば、これほど嬉しいことはございません。
先月合わせをおこないましたが、皆様たいへん素晴らしく、一足先に大きな喜びを胸に抱きしめております。この喜びと共に、舞台からお目にかかれますことが待ち遠しいです。
皆様にとって、2021年が希望と喜びに満ちた日々となりますように!
―――藤野沙優

     *     *     *

2021 年も始まりましたが、今まで当たり前に過ごしていた時間がいかに大切で特別なものだったのかと改めて感じています。1984年から続いているこちらのシリーズも208回目です。脈々と繋がっている歴史のなかに自分の音楽が仲間入りさせて貰えたような気がして、今回のコンサートへの参加はずっと楽しみにしていました。有名オペラからアリアや重唱を披露させていただきますが、本来これらはオペラのほんの一部です。このコンサートが劇場へオペラを観に行く切っ掛けとなり、音楽、美術、演劇、文学、人間が作り出す総合芸術を皆様にお楽しみ頂けることを願っております。
―――川合ひとみ

                          *     *     *

コロナ禍真っ只中。多くの仲間たち…お客様との時間を失った私たちにとりまして、サロンという空間でお客様と生の波動をご一緒出来ます事は掛け替えのない喜びであります。サロンという空間でありながら、選曲を敢えてオペラに絞らせて頂きましたのは、私たちの真骨頂は、ドラマを語る事にある!それを証明させて頂く為で御座います。
その時間、その場所でしか体感出来ない『生の波動』を味わっていただく為、ナレーションもマイクを使用せずに語らせて頂く予定です。
音楽を、歌を愛する皆様。
『歌う喜び、明日への希望』をご一緒して頂けましたら幸いで御座います。
―――小林由樹

     *     *     *


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2020-2021シーズン
Vol.208 歌う喜び、明日の楽しみ

日時:2021年1月28日(木) 2回公演(各回約60分、途中休憩なし)
   第1回 16:30開演(16:00開場)/第2回 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 各1回券3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:藤野沙優(ソプラノ)、川合ひとみ(メゾソプラノ)、小林由樹(バリトン)、
    木下志寿子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 G.ドニゼッティ オペラ『ドン・パスクァーレ』より 「天使のように美しい娘が」 (小林)
 R.ワーグナー オペラ『タンホイザー』より 「おごそかなこの広間よ」 (藤野)
 G.ロッシーニ オペラ『ラ・チェネレントラ』より 「悲しみと涙のうちに生まれ」 (川合)
 G.ロッシーニ オペラ『セビリャの理髪師』より 二重唱「それでは私なのね?」 (川合・小林)
 R.ワーグナー オペラ『ローエングリン』より 「暗くさびしい日々の中で(エルザの夢)」 (藤野)
 W.A.モーツァルト オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より 「さあ、窓辺においで」 (小林)
 W.A.モーツァルト オペラ『フィガロの結婚』より 「恋とはどんなものかしら」 (川合)
 G.ヴェルディ オペラ『イル・トロヴァトーレ』より 二重唱「あなたの前に~その声は!」 (藤野・小林)
 V.ベッリーニ オペラ『ノルマ』より 二重唱「ご覧なさい、ノルマ」 (藤野・川合)

※都合により演奏内容が一部変更になる場合がございます。

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.208 歌う喜び、明日の楽しみ - 東京二期会

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【チケット残席状況】1/7(木)18時現在
第1回(16:30)=残席僅少/第2回(19:00)=残席僅少

▼ライターとしても活動するソプラノ藤野沙優が自身で運営するインタビューサイト
 Human Interviewで今回の出演者たちのインタビュー記事を掲載しています。
「歌う喜び、明日の楽しみ」──川合ひとみさん、小林由樹さん、木下志寿子さん座談会
いつでも身軽に、フットワーク軽く ─ 日本とドイツで活躍するオペラ歌手・川合ひとみさん
黄金のトランペットに導かれて──オペラ歌手・小林由樹さん
コレペティトールとしての矜持──コレペティトール・木下志寿子さん

▼ソプラノ藤野沙優の公式サイトはこちら
藤野沙優 Official Web Site

▼コレペティ(ピアノ)木下志寿子の公式サイトはこちら
コレペティトール 木下志寿子 Official Website

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二期会の2021ニューイヤー・オペラ 1/5・6開催!東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ サン=サーンス『サムソンとデリラ』~公演当日のごあんない

新年あけましておめでとうございます。
昨年は「特別な」年となりました。インターネットの時代でも、直に触れあうことの大切さ、生の歌を伝えることのかけがえのなさは、本当に何も変わらないことを知る年となりました。
皆様にとりまして2021年が素晴らしい年となりますように心よりお祈り申し上げますとともに、今年、再び世界に平穏が戻り、皆様が私たち東京二期会および二期会21の主催オペラ公演・コンサートに変わらぬご愛顧賜りますことを切に願っております。

さて、明日1月5日(火)と6日(水)の2日間、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールにおいて、二期会の2021ニューイヤー・オペラ、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ カミーユ・サン=サーンスの名作オペラ『サムソンとデリラ』(新制作/セミステージ形式)を上演いたします。
コンチェルタンテ・シリーズならではの、指揮者、オーケストラ、キャストが、映像と照明を駆使したスペクタクル感満載のステージと一体となってお贈りするオペラをどうぞお楽しみください。

また、このたびの公演は新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、こちらに2日間の公演当日のご案内を致します。 【1/4(月)21:00掲載】
サン=サーンス没後100周年記念公演
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉 2021年1月公演
カミーユ・サン=サーンス作曲 『サムソンとデリラ』 オペラ全3幕(セミ・ステージ形式上演)
<日本語字幕付原語(フランス語)上演>
指揮:マキシム・パスカル※
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
1月5日(火)
1月6日(水)
当日券
S A B 学
S A 学
当日券販売
/窓口受付
17:30~
17:30~
開場
18:00
18:00
開演
19:00
19:00
第1幕
約50分
休憩20分
予定時刻
19:50~20:10
19:50~20:10
第2幕
約45分
休憩15分
予定時刻
20:55~21:10
20:55~21:10
第3幕
約35分
終演予定
21:45
21:45
Bunkamura
オーチャードホール
=アクセス=
<JR>
[山手線][埼京線][湘南新宿ライン]=「渋谷駅」ハチ公口から徒歩7分
<地下鉄>
[銀座線]=「渋谷駅」から徒歩7分
[半蔵門線][副都心線]=「渋谷駅」A2出口より徒歩5分
<東急電鉄>
[東横線][田園都市線]=「渋谷駅」A2出口より徒歩5分
<京王電鉄>
[井の頭線]=「渋谷駅」から徒歩7分、「神泉駅」北口から徒歩7分

お車でご来場のお客様はBunkamuraウェブサイトをご覧ください
>>お車でお越しの場合|アクセス - Bunkamura
◆上記、販売予定当日券は4日18:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆本公演は「学生席当日券(2,500円)」を発売致します。28歳未満の学生の方が対象です。お求めには学生証のご提示が必要です。尚、通常(前売)の学生席と価格が異なりますのでご了承ください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によって上記より異なってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
◆この公演は2020年4月25、26日に予定されていた公演の振替公演です。尚、2020年4月の日程が記載されたチケットそのままではご入場いただけません。ご来場前にチケットの振替手続が必要です。詳細は下記、二期会チケットセンターにお問合せください。
※…当初予定の指揮者から変更となりました。

▼『サムソンとデリラ』公演情報ページはこちら
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ 2021年1月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年1月5日(火)19:00、6日(水)19:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:マキシム・パスカル、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

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前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)


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二期会創立70周年記念公演 第1弾ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー~タンホイザー芹澤佳通「これが初ワーグナー、初タイトルロール!人間的なタンホイザーを演じたい」

二期会創立70周年記念公演シリーズ 第1弾でお送りするのは、ワーグナーの人気大作『タンホイザー』。今回、初タイトルロールで主演を果たすのが、テノール芹澤佳通(せりざわ よしみち)です。
今年はグランドオペラ共同制作公演 プッチーニ『トゥーランドット』神奈川公演でカラフを見事に歌い切った新鋭が、早くもワーグナー作品で登場します。
小さい頃はピアニストに憧れていたという芹澤。座右のCDはレスリー・ハワードによるフランツ・リスト集だそう。今でもリストを聴き、その作品から自身のアーティストとしての姿勢を学んでいると語ってくれました。


東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』タンホイザー役の芹澤佳通です。
このタンホイザーがワーグナー・デビューでもあり、タイトルロール・デビューでもあります。テノールのタイトルロールというのは少ないのですけれど、まさかこのタンホイザーが最初にくるとは、まったく思っておりませんでした。

タンホイザーはとても「人間らしい」ですね。人間の快楽に溺れてしまったタンホイザーは、最初、ヴェーヌスから、誘惑とか、色々な愛の形を教え込まれる。それでも一度は飽きてしまって、元の世界に戻る。しかし、また快楽を求めてしまう。
そして、赦しを請いにローマに行くんですけれども、赦されず、またその事実に耐えられなくて、ヴェーヌスを求めてしまう。そういった人間の弱いところが全面に出ている人物だと、僕は思っております。
欲望に負けているところ、立ち直ろうとしているところ、ローマに行く直前のところ、そして、戻って結局赦されなかったところ。それらの心の移り変わるさまがこの役の聴きどころ、見どころでしょうか。
最後の一番長い歌、通称「ローマ語り」と呼ばれているところでは、登場からすでに心は暗いんですね。そこからだんだんと、人格が壊れていく、といいますか、破綻していくさまというものを、クライマックスとして楽しんでいただければと思います。

――音楽を志すきっかけとなった一枚のレコードなど、思い出のCD、レコードがあれば教えてください。
小さいころ、ピアニストになりたかったんです。
ただ、自分が好きで集めているCDに、レスリー・ハワードのフランツ・リストの全曲集というのがありまして。70枚以上のすごい長いシリーズになるんですけれど。
リストはいろんな人の作品をピアノに編曲しているんですね。オペラの重唱なども。そのような作品では、必ず、彼の独特の、ピアニストとしてのテクニックを披露する場所が入っているんです。それを聴いたときに……(続きは動画でご覧ください!)

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2021年2月17日(水)17:00、18日(木)14:00※、20日(土)14:00、21日(日)14:00※ 東京文化会館 大ホール
(※…タンホイザー芹澤佳通 出演日)

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【チケット追加発売のご案内】
新型コロナウイルス感染症対策の為、発売当初より一部座席を販売停止しておりましたが、その一部(1階1〜2列目を除く)を順次開放し、12月19日(土)より追加販売致します。尚、追加販売より座席間隔を空けない配席での販売となりますので何卒ご了承ください。


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12/17(木)「二期会サロンコンサート」Vol.207 冬に奏でる愛の調べ~出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロン パウゼにて、好評を博している「二期会サロンコンサート」シリーズ。今年度のシリーズは、新型コロナ感染対策のため、席数は半分の約60席に限定して全席指定に、会場内や座席の除菌などを徹底して開催致します。

2020年の最後、ホリデーシーズンを飾るVol.207は、寒さを吹き飛ばす心に残る名曲の数々を、2021年5月『セルセ』のロミルダ役に出演予定のソプラノ塚本正美、先日のオペレッタ『メリー・ウィドー』でグリゼット(クロクロ役)を務めたソプラノ本田ゆりこ、そして2021年9月『魔笛』にタミーノで主演が決まっているテノール金山京介の、今をときめくフレッシュな実力派チームがお届け致します。ピアノは、ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポンやテレビ朝日「題名のない音楽会」などにも出演し、これまでに多くのオペラ歌手や弦楽器奏者、管楽器奏者と共演している水野彰子(しょうこ)です。
今回の出演者からお客様へのメッセージが届いておりますのでご紹介いたします。


ソプラノ塚本正美

ソプラノ本田ゆりこ

テノール金山京介

ピアノ水野彰子
     *     *     *

段々と冬が深まり、巷ではクリスマスソングが流れるようになってきました。
コロナ禍で家に籠っている間、舞台に立てるということがいかに尊いものであったかを思い知りました。今回こうして生の歌声をお客様にお届けできること、お客様からのエネルギーを直接いただけること、嬉しい気持ちでいっぱいです。
1時間のプログラムですが、オペレッタ有り、イタリアオペラ有りの濃厚なプログラムとなっております。
表参道の並木のイルミネーション、今年は控えめだと聞いております。あのイルミネーションをみた時のようなときめく気持ちを、私達の“冬に奏でる愛の調べ”で味わっていただければ幸いです。
―――塚本正美

     *     *     *

音楽を続けられることの幸せをひしひしと感じる今日この頃です。暗いニュースが多い1年でしたが、音楽の素晴らしさを改めて実感する大切な年にもなりました。
終わり良ければ全て良し!! 美しくて素晴らしい、そして何より心強い素敵な共演者の方々と一緒に、心も体もあったまる楽しいコンサートで2020年を良い年にできればと思います。
歌曲からオペラ、オペレッタまで盛り沢山の内容になっているので、是非是非、会場にお越しくださいませ。
―――本田ゆりこ

     *     *     *

クリスマスが街を彩るこの季節に二期会サロンコンサートへ出演させて頂くこととなりました。今回は副題を【冬に奏でる愛の調べ】と題し、心温まる愛の名曲をお届け致します。クリスマスの季節に様々な愛の歌でお聴きいただく皆様の心を彩ることができたら幸いです。
共演させて頂く塚本正美さん、本田ゆりこさんは、それぞれ違うタイプの声質で、とても素敵な魅力をお持ちの方々です。お二人とのデュエットを皆様にお届けできるのが今から楽しみでなりません。
ソプラノとテノールで贈る名曲の数々、ぜひ会場でお楽しみください。
―――金山京介

     *     *     *


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2020-2021シーズン
Vol.207 冬に奏でる愛の調べ

日時:2020年12月17日(木) 2回公演(各回約60分、途中休憩なし)
   第1回 16:30開演(16:00開場)/第2回 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 各1回券3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:塚本正美(ソプラノ)、本田ゆりこ(ソプラノ)、金山京介(テノール)、
    水野彰子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 ガスタルドン 「禁じられた音楽」
 R.シュトラウス 《オフェーリアの3つの歌》 (本田)
      「どうやって見分けるの 本当の恋人を」
      「おはよう、今日はバレンタインデーよ」
      「あの人は死化粧もせずに棺に入れられた」 
 プッチーニ オペラ『トゥーランドット』より
      「お聞きください、王子様」「氷のような姫君の心も」 (塚本)
 ドニゼッティ オペラ『アルバ公爵』より 「清く美しき天使」 (金山)
 プッチーニ オペラ『ラ・ボエーム』より
      「私の名はミミ」 (塚本)
      ロドルフォとミミの二重唱「愛らしい乙女よ」 (塚本・金山)
 C.ツェラー オペレッタ『小鳥売り』より
      「私は郵便配達のクリステル」 (本田)
      「ただ僕の顔だけをしっかり見て」 (本田・金山)※日本語

※都合により演奏内容が一部変更になる場合がございます。

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.207 冬に奏でる愛の調べ - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
【チケット残席状況】12/9(水)13時現在
第1回(16:30)=残席僅少/第2回(19:00)=残席僅少

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2021年1月公演 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』キャスト・インタビュー~老ヘブライ人役バス妻屋秀和「英雄サムソンを諭す賢者」

東京二期会によるニュー・イヤー・オペラとなる『サムソンとデリラ』のキャスト・インタビュー。続いては、老ヘブライ人役(1月6日出演)の妻屋秀和の動画インタビューです。

主人公サムソンの精神的支えであり、経験豊かな賢者たる老ヘブライ人は、まさに日本を代表するバス妻屋にふさわしい役柄。ここぞというところで現われる低音を精魂こめて歌うと語ります。そして、実はテノールになりたかったというエピソードも飛び出しました!


東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』老ジプシー(老ヘブライ人)役のバスの妻屋秀和です。
ヘブライ人の老人の役なのですけれども、賢者であり、世の中をよく知った人物なんですね。世の中を俯瞰し、預言者のように、人々にお告げする役なんですね。サムソンに対しても、デリラという女性は危険だぞ、と諭す役割をしています。

老ヘブライ人の聴きどころといえば、何といっても、出番の最後に、低い「ミ」の音を1小節のばすところがあるんですね。それが、この役の一番の聴かせどころで、最後の最後にこの音をきっちり安定させた声で伸ばすということが一番の課題であり、この音のために頑張って全部歌っている、という感じです。

サン=サーンスの音楽は、もちろんとてもフランス的ですが、マスネとかとは違っていて、この時代ワーグナーが流行していく時代で、本人はワーグナー的と言われることをすごく嫌っていたらしいのですけれど、その割には、フランス音楽とは思えないほどにすごく重厚で、和声的にも(ワーグナーの)影響をうけたとしか思えないようなところがあります。ヘブライ人たちの大合唱や、神殿が壊れるところのシーンには、けっこう影響を感じますね。 ワーグナーだけではないですね。「あれ、どこかに聴いたことがあるな」と思ったら、ヴェルディの『ファルスタッフ』的だったり、やっぱり、同時代の音楽の影響というのをサン=サーンスからはすごく感じられますね。
そして、『サムソンとデリラ』では、合唱を多用しています。男声合唱のユニゾンや、混声合唱のすごい勇壮な響きで、聴きごたえのある重厚な作品に仕上がっています。

――日本を代表するバスの妻屋さん。思い出のレコード、録音があれば教えてください。
高校生の頃、歌を志し始めた頃ですけど、CDなんてまだないんですよ。レコードの世界ですけれど、うちにはポータブルのレコード・プレーヤーくらいしかなくて、クラシック音楽を聴くといったら、もっぱらNHK FMだったわけです。
ラジカセにテープをあらかじめ仕込んでおいて、(FMを聴きながら)「これいいな」と思ったら(録音ボタンを)ぽちっと押すわけです。なので、僕の録音は全部途中からなんです。 中でも受験準備のときにもテープが擦り切れるくらい聴いたのが、ペーター・シュライヤーの「水車小屋の娘」や、フリッツ・ブンダリッヒの「詩人の恋」、それからフランシス・アライザのモーツァルト…全部、テノールなんですけれど、実はずっとテノールになりたくて、ずっとテノールを聴いていたのです(続きは動画で!)

*     *     *


▼『サムソンとデリラ』公演情報ページはこちら
2021年1月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会

2021年1月5日(火)19:00、6日(水)19:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ジェレミー・ローレル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
※本公演は、当初2020年4月25,26日に予定されていた公演の延期公演です。
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【オンライン特別対談】オペラ『サムソンとデリラ』の世界を語るTOPIC 2~デリラのアリア「あなたの声に私の心は開く」の魅力に迫ってみた

神学博士の加藤 隆氏と1月公演『サムソンとデリラ』デリラ役のメゾソプラノ池田香織によるオンライン特別対談、TOPIC 2のYouTube動画配信がスタートしました!

前回、TOPIC 1では加藤博士に、オペラ『サムソンとデリラ』の時代背景を、「旧約聖書」に立ち返って解説していただきました。
TOPIC 2では、デリアの名アリア「あなたの声に私の心は開く」について、「旧約聖書」を紐解きながら、その魅力に深く迫ってみました。
「旧約聖書」には、もちろんデリラのアリアは出てきません。しかし、サムソンの心がデリラに揺れ動く場面は、「聖書」の中でも特異な雰囲気を醸し出していました。現代にもそのまま通じ合うような男女の諸相が3,000年前の世界にも描かれていることの秘密を、加藤博士は「聖書」研究の立場から読み解き、池田香織はデリラを演じる生身のアーティストととしてその心情に迫ります!

↑画像クリックでTOPIC 2をご覧いただけます。

【配信ラインアップ】
サン=サーンス没後100周年記念特別企画 オペラ『サムソンとデリラ』の世界を語る
★TOPIC 1:『聖書』の中のサムソンとデリラとその時代
 ~オペラ『サムソンとデリラ』の原作とその時代背景にせまります
 ▼TOPIC 1はこちらからご視聴いただけます
 ・オペラ『サムソンとデリラ』の世界を語るTOPIC1~『聖書』の中のサムソンとデリラとその時代
★TOPIC 2:デリラのアリアの秘密…《今回配信》
 ~デリラの歌う名曲「あなたの声に私の心は開く」についてディープな話題が展開します
★TOPIC 3:「どうしてサムソンもデリラも死んだ?」オペラのラストから考える《近日配信》
 ~サムソンに怪力が戻りダゴンの神殿を破壊する…ハッピーエンドを越えてカタルシスに満ちたオペラのラストから、私たちの問題を考えます。

*     *     *


▼『サムソンとデリラ』公演情報ページはこちら
2021年1月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会

2021年1月5日(火)19:00、6日(水)19:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ジェレミー・ローレル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
※本公演は、当初2020年4月25,26日に予定されていた公演の延期公演です。
※公演日程変更に伴い、指揮者の準・メルクルがスケジュールの都合で出演できなくなりましたため、代わりましてジェレミー・ローレルが出演致します。
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のご予約・お問合せは《再発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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【満員御礼!】オペレッタ『メリー・ウィドー』公演当日のご案内

明日11月25日(水)から29日(日)までの5日間、東京二期会オペラ劇場 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』を日生劇場にて上演いたします。(5回公演)

当公演には、第56回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝の沖澤のどか、俳優座気鋭の演出家眞鍋卓嗣を迎え、キャスト陣には二期会きっての演技派&実力派歌手がベテランから若手まで揃いました!

このたびの公演は新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。
今回は発売席数を減らし、舞台と客席、またお客様同士の間隔を開けていただけるよう配席いたしました。そのため、お蔭さまで全日満席となっており、当日券の発売はございませんので、何卒ご了承ください。
尚、ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【11/24(火)20:00掲載】
《東京二期会オペラ劇場》 2020年11月公演
フランツ・レハール作曲 『メリー・ウィドー』オペレッタ全3幕
<日本語訳詞上演(歌唱部分のみ字幕付)>
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
11月25日
(水)
11月26日
(木)
11月27日
(金)
11月28日
(土)
11月29日
(日)
当日券
発売なし
発売なし
発売なし
発売なし
発売なし
窓口受付
17:15~
17:15~
12:45~
12:45~
12:45~
ピロティ開場
17:45
17:45
13:15
13:15
13:15
開場
18:00
18:00
13:30
13:30
13:30
開演
18:30
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約45分
休憩 25分
19:15~19:40
19:15~19:40
14:45~15:10
14:45~15:10
14:45~15:10
第2・3幕
約80分
終演予定
21:00
21:00
16:30
16:30
16:30
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷
◆当公演は全日程で予定販売数終了につき、当日券の発売はございません。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼オペレッタ『メリー・ウィドー』公演情報ページはこちら
2020年11月公演 F.レハール オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※、26日(木)18:30、27日(金)14:00、28日(土)14:00、29日(日)14:00 日生劇場
(※…25日はプレビュー公演)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣/管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー~ヴァランシェンヌ役 盛田麻央「フレンチ・カンカンをグリゼットさんたちと練習しています!」

11月公演『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー動画第8回、ヴァランシェンヌ役のソプラノ盛田麻央(もりた まお/11/26、28出演)から公演に向けてのメッセージです!
メッセージ収録日は、グリゼットたちとフレンチ・カンカンを特訓中でした。「頑張って汗流しているので、ぜったいに見逃さないで!」と盛田。2011年『ドン・ジョヴァンニ』以来となるバリトン宮本益光との共演も楽しみで仕方ないといいます。
想い出の歌では、なんとお父さんが作曲した歌を披露してくれました。小さい頃はお父さんのギターに合わせて歌っていたという盛田。今でも、車の運転中や、ふとしたときに口ずさんでいる一曲であるそうです。


東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』ヴァランシェンヌ役の盛田麻央です。
ヴァランシェンヌは、ポンテヴェドロ王国のツェータ男爵の妻。ツェータさんが王国の危機に頭がいっぱいで、ヴァランシェンヌのことなんて頭にないんですね。それで、ヴァランシェンヌは、さみしい気持ちをいつも私のことを見てくれているカミーユに心を移してしまう…んですね。いけない恋、そして、本当はツェータさんにどんなことを思っているのか、みたいなところを見せられたらいいな、と思っています。

――おすすめシーンについて
ちょうど今も稽古をしてきたんですけれども、グリゼットさんたちと一緒に踊るカンカン。私的には舞台上で、きれいな衣裳を着て激しい踊りをおどるというのが初めてです。汗だくになりながら練習していますので(笑)、ぜひ見ていただけたらいいな。

――ダニロ役のバリトン宮本益光とは2011年『ドン・ジョヴァンニ』以来。
(『ドン・ジョヴァンニ』のときは、ドン・ジョヴァンニとツェルリーナ役で共演しましたが)今回はダニロ役ということで、益光さんの色気と、そして、男としての人生を描いたダニロという役柄の味わいと深みが、稽古場からもうどんどんでてきて、こちらが見入ってしまって。ちょっと困って、次自分の出番があるのにどうしよう、どうしよう、みたいな。やっぱり素晴らしいなと思っています。

――盛田さんにとっての思い出の歌は?
実は、父が若い時ときシンガーソングライターをしておりました。父が作曲した「あじさい」という曲があるんですけれども、私が小さいときから、父がギターを弾いて、いっしょに私が歌ったりとか、少し大きくなったら一緒にハーモニーを奏でてみたりとか。最近になって、父はこの曲を楽譜におこしたいということで、私が楽譜におこしたり。ずっと長い間、歌う続けてきた曲なので、すごくシンプルで、きれいな曲なんですよ。こんな曲なんですけれど…(続きは動画でご覧ください)

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▼『メリー・ウィドー』公演情報ページはこちら
2020年11月公演 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※、26日(木)18:30★、27日(金)14:00、28日(土)14:00★、29日(日)14:00 日生劇場
(※…プレビュー公演/★…ヴァランシェンヌ役 盛田麻央 出演日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

●公演のお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
※11/18現在、お蔭さまで全日程チケット予定販売数終了となりましたが、一部の売止席の調整により、数席に限りご案内できる可能性がございます。詳しくは二期会チケットセンターへお電話でお問合せください。尚、売切れの節は何卒ご容赦願います。

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【オンライン特別対談配信開始!】オペラ『サムソンとデリラ』の世界を語るTOPIC1~『聖書』の中のサムソンとデリラとその時代

2021年の年明けを飾るサン=サーンス『サムソンとデリラ』公演に向けて企画した、オンライン特別対談「オペラ『サムソンとデリラ』の世界を語る」TOPIC 1~『聖書』の中のサムソンとデリラとその時代」をYouTubeより配信スタートしました!


著名な『聖書』研究者として、「NHK100分de名著」でも講師を務められた加藤隆千葉大学教授を、今回初めて二期会の企画にお迎えし、TOPIC 1ではこのオペラの歴史的な背景を解説していただきました。

サムソンが活躍したとされる時代は、紀元前1300年ユダヤ民族の一部がエジプト王国を脱出しパレスティナに移住したときから紀元前1000年ユダヤ王国が誕生するまでの時代。まだ「王」がいない時代にあって、部族をまとめるリーダー(士師)の中に、オペラの主人公になるサムソンのような人物もいたのではないか、とされます。
一方、デリラの祖先は「海の民」と呼ばれ、地中海から渡り来て、パレスティナ沿岸に到着。デリラは、今でいうところの娼婦。とはいえ、サムソンと出会うということはそれなりの地位のある女性であったのでは?と加藤先生。
では、『旧約聖書』とは、いつ、どうして成立したのでしょう?
加藤先生によれば、一般的な説に従うと、紀元前7世紀末、すでに北のイスラエル王国は絶え、ユダ王国(南王国)も崩壊しつつある情勢の中で、人々の「なぜ神は私たちに繁栄と平和を与えてくださらないのか」「なぜ神は私たちを愛してくださらないのか」という「神の愛」の問題に答えなくてはならない状況が背景にありました。
サムソンの物語も、そうした背景をもって編纂されていきます。オペラでは、デリラの誘惑劇という色が濃く、「サムソンはデリラを本当に愛してしまうのか…!?」がドラマの核心にありますが、『聖書』を知っていくと、「サムソンは本当に神に愛されたのか?」が大きな問題であることが見えてきます。
なぜサムソンは最後に力を取り戻すことができたのでしょうか?そして、なぜ自分も命を落とさなければならなかったのでしょう?『聖書』の世界を紐解くことで、オペラを鑑賞する上でも、ドラマを大きく俯瞰して考える視座を得られるのではないでしょうか。

公演前にぜひご覧ください!


【以降順次配信予定!】
サン=サーンス没後100周年記念特別企画 オペラ『サムソンとデリラ』の世界を語る
★TOPIC 1:『聖書』の中のサムソンとデリラとその時代
~オペラ『サムソンとデリラ』の原作とその時代背景にせまります
★TOPIC 2:デリラのアリアの秘密…《近日配信》
~デリラの歌う名曲「あなたの声に私の心は開く」についてディープな話題が展開します
★TOPIC 3:「どうしてサムソンもデリラも死んだ?」オペラのラストから考える《近日配信》
~サムソンに怪力が戻りダゴンの神殿を破壊する…ハッピーエンドを越えてカタルシスに満ちたオペラのラストから、私たちの問題を考えます。

▼オンライン対談はYouTube「nikikai21チャンネル」にて動画配信いたします。
nikikai21 - YouTube


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2021年1月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会

2021年1月5日(火)19:00、6日(水)19:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ジェレミー・ローレル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
※本公演は、当初2020年4月25,26日に予定されていた公演の延期公演です。
※公演日程変更に伴い、指揮者の準・メルクルがスケジュールの都合で出演できなくなりましたため、代わりましてジェレミー・ローレルが出演致します。
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のご予約・お問合せは《再発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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2021年1月公演 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』キャスト・インタビュー~アビメレク役ジョン ハオ「ちょっとエロチックなスパイ劇を楽しんで!」

2021年1月開催、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』キャスト・インタビュー後半戦。続いては、アビメレク役(1月6日出演)のジョン ハオの動画インタビューです。
実は「フランス音楽が大好きデスネ!」と話すジョン。〈死の舞踏〉や〈動物の謝肉祭〉などのオーケストラ作品で多くの人に耳馴染みのある音楽を残したサン=サーンスは「天才的!」と言って、『サムソンとデリラ』へ向けてのワクワク感を話してくれました。


東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』アビメレク役のジョン ハオです。
(アビメレクは)ペリシテ人でガザの太守で、ペリシテ人が崇拝するダゴンの神を称え、ヘブライ人の信じるヤハウェを愚弄する、最後にサムソンに襲い掛かるが返り討ちにあって、殺サレマシタ。そういう役でした。
出番少ないですけど、アリアのような歌うたって、内容はさっき言ったような、ヘブライ人たちを愚弄する…「ダメですネ、アナタたちの神サマ!自分の神サマ、一番エラい!」とにかく「自分が一番エラい!」そういうところをぜひ聴いてください。
このオペラは、ラブストーリー、と思われるんですが、実際はちょっとエロいなスパイの話。誰でも弱いトコロあるじゃないですか。サムソンも、デリラに誘惑されて、自分の力の秘密の、髪の毛切れないのがバレちゃって。デリラがサムソン寝てるところで髪切って、力なくなって。ラブストーリーよりも、そのスパイの話が面白いな、と思っています。

とにかく、ボクはフランス音楽が大好きですね!美しく、繊細な感じで、あと、ちょっとボンヤリな感じで、大好き。サン=サーンスとても天才的な作曲家で、色んなジャンルの曲を残しているんですよね。オペラ以外に〈死の舞踏〉や〈動物の謝肉祭〉とか、けっこうクラシック音楽そんなにわからない方でも聴いたら、「あ、どっかで聴いたことある!」という名作ですね。
2021年1月東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』は、僕ら最高レベルのオペラの舞台を達成するため、精一杯、ガンバリマス!

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2021年1月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会

2021年1月5日(火)19:00、6日(水)19:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ジェレミー・ローレル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
※本公演は、当初2020年4月25,26日に予定されていた公演の延期公演です。
※公演日程変更に伴い、指揮者は準・メルクルがスケジュールの都合で出演できなくなりましたため、代わりましてジェレミー・ローレルが出演致します。
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

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東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー~ヴァランシェンヌ役 箕浦綾乃「『メリー・ウィドー』が大好き!憧れの作品で二期会デビュー」

11月公演『メリー・ウィドー』キャストからのインタビュー動画、第7回は、ヴァランシェンヌ役のソプラノ箕浦綾乃(みのうら あやの/11/25、27、29出演)の登場です。
インタビュー開口一番、『メリー・ウィドー』が大好きで、憧れの作品でした!と切り出した箕浦綾乃。これが二期会デビュー公演です。小学校6年生のときに舞台に立つことを決意した大切な思い出を、歌声とともに話してくれました!
本番に向けてのメッセージをどうぞ。


東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』ヴァランシェンヌ役の箕浦綾乃です。
もともと『メリー・ウィドー』がすごく好きでした。
ヴァランシェンヌは、お話の中で、本当に様々な表情を見せる役どころだと思っています。重唱が多いんですけれども、その重唱がとてもきれいで、今回初めてご一緒するカミーユ役の高田正人さんと歌っていると、すごく歌に色気がある方なので、それにつられて心が動いていくのがとても楽しいな、と思ったりします。
指揮者の沖澤のどかさんとは、もちろん初めてご一緒するのですけれど、同年代で、すごく活躍されている女性の指揮者ということで、どういう音楽をされるのかな、というのをすごくワクワクして稽古に臨みました。

――ハンナの歌う「ヴィリアの歌」は彼女の故郷の歌。箕浦さんの想い出の歌は?
私は、田んぼに囲まれた地方で、夜になると本当にカエルの合唱が聞こえてくるような場所に育ったので、故郷を思い出す歌とかいうと、音という意味では、カエルの声なんですけれど……歌うんですよね(笑)
母が、宝塚歌劇が大好きだったので、小さいころから舞台の鑑賞によく行っていました。自分も舞台に立ちたい!と強く思うきっかけになったと思うのは、小学校6年生のときだったかな……

――二期会デビューの舞台に向けて
本当に『メリー・ウィドー』が大好きで、憧れの舞台です。あまりデビューということにこだわらずに、自分自身が楽しく輝いて、ヴァランシェンヌという役に体当たりして臨んで、いい舞台にしていけたらなと思っています。

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▼『メリー・ウィドー』公演情報ページはこちら
2020年11月公演 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※★、26日(木)18:30、27日(金)14:00★、28日(土)14:00、29日(日)14:00★ 日生劇場
(※…プレビュー公演/★…ヴァランシェンヌ役 箕浦綾乃 出演日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
※11/5現在、11/27(金)公演のA席および学生席が各数席ご用意可能です。その他の公演日、席種はすべて予定販売数終了となりました。

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2021年1月公演 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』キャスト・インタビュー~ダゴンの大司祭役 門間信樹「大司祭のシーンは カッコいい! の一言に尽きます」

2021年1月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』キャスト・インタビュー。今回は、ダゴンの大司祭役(1/5公演)の門間信樹(もんま のぶき)にメールインタビューをしました。

門間信樹

門間: 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ 『サムソンとデリラ』ダゴンの大司祭役の門間信樹です。

――大祭司とは、どんな役でしょうか?
門間: サムソン率いるヘブライ人と対立するペリシテ人の大司祭で、デリラの美貌を利用し、焚き付け、ヘブライ人を皆殺しにしようと企む男です。

――役の聴きどころを教えてください。
門間: ダゴンの大司祭は、ほぼ全幕を通して、ヘブライ人に対する怒りを顕にしています。冒頭からヘブライ人に味方がやられたと知るや、ギラギラとしたアリアでサムソンを呪います。
2幕では、デリラとともにどす黒い陰謀を計画します。デリラ役の板波利加さんとメールのやり取りしたときに板波さんもおっしゃっていたのですが、大司祭のシーンは「カッコいい!」の一言に尽きます。憎しみと呪いがマグマのように湧き出る音楽に、デリラの甘さがよりいっそう際立ちます。

――『サムソンとデリラ』は当初4月に公演の予定でした。今あらためて開催にむけて準備をしているところですが、この期間、門間さんはどのように過ごしてきましたか。
門間: 正直に言うと、精神的にはかなり滅入っていました。ニューヨークでの仕事は全てなくなり、戻ることもできずに札幌の実家で先の見えない不安と戦っていました。
しかし、東京では少しずつ演奏会が再開され、二期会もオペラ公演を無事に成功させたことで「よし!前を向こう」と思えるようになりました。
この先いつニューヨークに戻れるのか分かりませんが、日本のオペラ界が世界の希望の星となれるように、ひとつひとつを成功させてなくてはならないと今は思っています。

――『サムソンとデリラ』お薦めCDを教えてください。
門間: 僕が初めて『サムソンとデリラ』を聴いたのは、芸大時代、図書館のオーディオルームでした。当時はYouTubeなんてものはなく、オペラを気軽に聴くとなると図書館に行っていたものです。
どうしてこのCDを聴こうと思ったのか、きっかけもあまり覚えていない。でも、今でも一番大好きな『サムソンとデリラ』の録音です。ロ短調から始まる前奏曲に続いて聞こえてくるヘブライ人の嘆きがなんと悲痛で美しく、秘めたる力をもっているか!そこからの全幕2時間はあっという間でした。サムソン役のホセ・クーラの力強く甘い声、デリラ役のオリガ・ボロディナの柔和で色っぽいアリア、大司祭役のジャン・フィリップ・ラフォンのしなやかで深みのある声、群衆もオーケストラのメタリックな響きも、陰影のある音楽も全てが私を引き込んで行きました。最後のペリシテ人の断末魔の叫びでやっと我に返ったのを今でも覚えています。

それから20年ほどして、このオペラを生で見るチャンスがきました。2019年3月。ニューヨーク、メトロポリタン劇場。これも私の耳にとって宝物となる経験でした。今、世界のメゾソプラノ界で飛ぶ鳥を落とす勢いのアニータ・ラチヴェリシュヴィリ、テノールは代役としてグレゴリー・クンデ。まさにラッキーでした。バリトンはローラン・ナウリという歌手で、丹精でノーブルな大司祭でした。しかも、コロナの影響で、メトロポリタン劇場の同シーズン別キャストの映像を今年の6月に見ることができたのも良かったです(この映像はメトロポリタン劇場のウェブサイトから現在は有料で配信されています)。

聴きたいと思った時に劇場で聴けるのはニューヨーク在住の強みかも知れませんが、あのとき芸大図書館でこのCDを聴いていなければ、これほどこのオペラを好きになっていなかったかも知れません。

サン=サーンス:サムソンとデリラ
コリン・デイヴィス指揮
ロンドン交響楽団
1998年、ロンドン
2564674976 (Warner Classics)

――Bunkamuraの開幕を心待ちにされているお客様に向けて
門間: ヨーロッパでも、アメリカでも、音楽はまだ一時停止状態が続く中、日本ではこうして少しずつでも再開できることは本当に嬉しいことです。本当にひとつひとつを成功させて、実績を挙げていくことで明るい未来につながるものと信じています。ひとつひとつを「成功例」として重ねていくのは演奏者、お客様、双方の信頼と努力が必要だと心から思っています。この公演も「成功例」となりますように、「また聴きに行きたい」と思われますように、そしてそれが必ず実現しますように。

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2021年1月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会

2021年1月5日(火)19:00、6日(水)19:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ジェレミー・ローレル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
※本公演は、当初2020年4月25,26日に予定されていた公演の延期公演です。
※公演日程変更に伴い、指揮者は準・メルクルがスケジュールの都合で出演できなくなりましたため、代わりましてジェレミー・ローレルが出演致します。
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のご予約・お問合せは《再発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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2021年1月公演 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』キャスト・インタビュー~アビメレク役後藤春馬「バス・バリトンのエネルギッシュな役です!」

今年4月から2021年1月に公演が延期となりました、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』。公演に向けましてキャスト・インタビューの後半戦をスタート致します!
今回は、アビメレク役(1/5公演)の後藤春馬(ごとう かずま)の登場です。後藤には自己紹介、役紹介とあわせて、『サムソンとデリラ』鑑賞の予習にもなるようなCDを推薦してもらいました。今回の推薦が1946年の録音ものということで、なかなかCDショップで見つけるのが難しそうなのですが、「古い録音は好きですね。なぜだかわからないのですが、同業者ほど古い録音が好きで聴いているような。一方で、新しい録音も聴いて、トレンドというか、世界の歌劇場の今を知ることは大事ですね」と話してくれました。


アビメレク役の後藤春馬です。
アビメレクという役は、ペリシテ人でして、神ダゴンの太守です。太守というのはリーダーですね。パレスチナのガザという地区を支配しています。
登場時間は2分くらいしかないのですが、オペラの中でも熱い、エネルギーのあるシーンだと思っています。アビメレクはヘブライ人たちを支配しているんですよ。(サムソンとアビメレクの)どっちが正義かというのはわかりませんが、自分が貫いている正義をぶつけ合う、強いエネルギーをもったシーンです。

●後藤春馬のお薦めCDは?
僕が好きなのは、1946年にパリのシャンゼリゼ劇場で録音されたものなのですが、サムソンがジョゼ・ルッショーニさん、デリラがエレヌ・ブヴィエさん、そして、アビメレク役がシャルル・カンボンという方なのですけれど、往年の歌手たちの輝かしい歌唱をぜひ聴いていただきたいですね。
Saint-Saens: Samson et Dalila
ルイ・フレスティエ指揮
パリ・オペラ座管弦楽団
1946年シャンゼリゼ劇場
PRCD20061
いろいろなCDを聴いていくと、アビメレク役は、若い歌手―僕も若いかもしれないですけれど―が歌うことが多いと感じました。エネルギーをもった歌手でないと歌えない役だと思います。バスの役なのですけれど、バスの役というと、お父さんとか、○○長とか、「偉い人」。アビメレクも偉い方なのですけれども、他のバスの役とはちょっと違ったエネルギッシュな役だと思います。
僕の声種はバス・バリトンというのですけれど、(この声種は)「バスの明るい響き」と思っているのです。今、バス・バリトンという声種がとても増えていると思っています。世界の歌劇場でも、有名なバス・バリトンの歌手が増えてきていますし、そういう歌手が主役を歌うことがとても多くなってきていると思います。僕も早く主役を歌えるように頑張っていきたいです。

●お客様に向けて
歌手とオーケストラと指揮者がひとつとなって作り上げる音楽はきわめて高いエネルギーがあると思います。ぜひご自身の肌で感じていただいて、我々がなぜオペラをやるのか、オペラに何の価値があるのかというのをぜひ体感していただければと思いますので、ご来場お待ちしております。

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2021年1月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会

2021年1月5日(火)19:00、6日(水)19:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ジェレミー・ローレル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
※本公演は、当初2020年4月25,26日に予定されていた公演の延期公演です。
※公演日程変更に伴い、指揮者は準・メルクルがスケジュールの都合で出演できなくなりましたため、代わりましてジェレミー・ローレルが出演致します。
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のご予約・お問合せは《再発売中》
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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近日公開!サン=サーンス没後100周年記念 2021年1月『サムソンとデリラ』プレ企画 オンライン特別対談を無料配信!

2021年1月に公演が延期となりました、サン=サーンス不朽の名作オペラ『サムソンとデリラ』のことをもっとお伝えしたい!貴重なオペラ鑑賞の機会をより深く味わっていただきたい!
その想いから、オペラ『サムソンとデリラ』の世界を探求する、オンライン特別対談を配信します。

サン=サーンス『サムソンとデリラ』のオリジナルの物語は、『旧約聖書』の「士師記」第13章~16章……と書くと、どうしても堅苦しく、難しい印象が先に立ってしまいがちですが、そんなことはありません。
『聖書』の物語に触れてみると、サムソンもデリラも、人間味にあふれ、さらに、デリラがサムソンにせまるところなどは、『聖書』でもロマン派の小説の一節のように書かれているのです。
後世のアーティストたちが、サムソンとデリラを主題に芸術作品を生み出してきた理由、そして、サン=サーンスが、フランス・オペラ史上屈指の名アリアを書いたモチベーションの源泉にも触れられることでしょう。

今回、講師としてお招きしたのは、千葉大学文学部教授の加藤隆神学博士。
『一神教の誕生』(講談社現代新書)、『歴史の中の『新約聖書』』(ちくま新書)など多数の著書があり、NHK-Eの人気番組「NHK100分de名著」では『旧約聖書』の特集で講師として出演されました。
進行役は、デリラ役で出演予定のメゾソプラノ池田香織が務めます。前回の東京二期会コンチェルタンテ・シリーズでは『エロディアード』の題名役を演じました。エロディアードも『新約聖書』の登場人物であったので、シリーズ続けて聖書の中の女性(どちらも悪役)を演じることに。どのような話題が引き出されるのか、オンライン対談は近日公開。どうぞお楽しみに。


デリラ役の池田香織と、加藤 隆 博士

【10月末より順次配信予定!】
サン=サーンス没後100周年記念特別企画 オペラ『サムソンとデリラ』の世界を語る
★TOPIC 1:『聖書』の中のサムソンとデリラとその時代
~オペラ『サムソンとデリラ』の原作とその時代背景にせまります
★TOPIC 2:デリラのアリアの秘密…
~デリラの歌う名曲「あなたの声に私の心は開く」についてディープな話題が展開します
★TOPIC 3:「どうしてサムソンもデリラも死んだ?」オペラのラストから考える
~サムソンに怪力が戻りダゴンの神殿を破壊する…ハッピーエンドを越えてカタルシスに満ちたオペラのラストから、私たちの問題を考えます。

▼オンライン対談はYouTube「nikikai21チャンネル」にて動画配信いたします。
nikikai21 - YouTube


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2021年1月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会

2021年1月5日(火)19:00、6日(水)19:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ジェレミー・ローレル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
※本公演は、当初2020年4月25,26日に予定されていた公演の延期公演です。
※公演日程変更に伴い、指揮者は準・メルクルがスケジュールの都合で出演できなくなりましたため、代わりましてジェレミー・ローレルが出演致します。
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のご予約・お問合せは《再発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー~ミルコ・ツェータ男爵役 三戸大久「恩師が演じたこの役で」

11月公演『メリー・ウィドー』キャストからのインタビュー動画、第6回は、ミルコ・ツェータ男爵役のバスバリトン三戸大久(さんのへ ひろひさ/11/25、27、29出演)の登場です。
ミルコ・ツェータ男爵役は三戸の大学時代の師で、バリトンの故・小田 清氏の持ち役でした。自分が同じ役を受け継ぐこととなった今、そのことをどうしても伝えたかったんだ、と話してくれました。
そして、今回の『メリー・ウィドー』では、三戸をはじめ、指揮の沖澤のどか、クロモー役 福山 出、オルガ役 加賀ひとみ、シルヴィアーヌ役 内田智子と、期せずして、同郷の同志が集まりました。青森県勢、頑張っています!


東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』ミルコ・ツェータ男爵役の三戸大久です。
ポンテヴェドロという架空の小さい国があるんですけれど、その国の在パリの公使の役であります。偉いんですけれど、いろんなことに翻弄されているという、愛すべき公使様、という役であると思います。

僕は武蔵野音楽大学を卒業していまして、そのときの師匠がバリトンの小田 清さんでした。小田先生は、3、40年くらい前の二期会を代表するバリトンだったのですが、先生がよく歌っていらしたのがミルコ・ツェータ男爵役だったんですね。
僕自身、先生の舞台を直接拝見したことはないんですけれども、二期会に入って、先生方や先輩方に、僕が小田 清の弟子だということを言うと、「君、小田さんの弟子なんだ!」という話になって、「小田さんは、本当にお芝居も上手だったし、歌も上手だったし、なにせすごく舞台映えのする、すごい歌手だったんだよ」という話をきいて、それが、とても嬉しかったんですね。今回、『メリー・ウィドー』で小田先生と同じ役を歌えるというのが、僕にとって、とても嬉しいことだな、と思うんですね。

●青森県勢、頑張っています!~僕の思い出の歌は・・・
沖澤のどかマエストロなんですけども、僕と同じ青森出身なんですね。今回の『メリー・ウィドー』には青森出身の方が多くて、僕と同じ組は内田智子さん、違う組では加賀ひとみさんとか福山 出さんと、青森県勢がとても頑張ってますんで、青森から日生劇場にお越しいただければとても嬉しいなと思っています。
青森市を全国区に押し上げてくれたのは、石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」、そして、青森から上京してきたときの、今も胸に来る1曲がありまして…

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2020年11月公演 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※★、26日(木)18:30、27日(金)14:00★、28日(土)14:00、29日(日)14:00★ 日生劇場
(※…プレビュー公演/★…ツェータ役 三戸大久 出演日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
※10/17現在、11/26(木)・28(土)・29(日)公演は予定販売数終了となりました。

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「第97回二期会オペラ研修所コンサート」開催まで1か月を切りました!

新型コロナウイルスの影響により、二期会オペラ研修所もオンライン授業を組み合わせた対面授業として2020年度がスタートしました。
社会状況に応じて授業形式を随時検討しながら進めてきましたが、今月からは全員参加の対面授業に移行。感染対策を徹底しながら、研修生たちは切磋琢磨しています。
研修生や講師陣からは、このような状況に打ち克とうとする熱意が、ひしひしと伝わってきます。

さて、今年も開催を予定しております「第97回二期会オペラ研修所コンサート」は、11月13日の公演まで残り1か月を切りました。
今回は感染防止のため前後左右を1席ずつ空けた配席でご案内させていただいております。現在、A席は既に予定販売を終了していますが、B席はまだ余裕がございます。
コロナ禍の先にある、将来を担う若手声楽家たちの演奏を、一足先にお聴きください!


第95回二期会オペラ研修所コンサート(2018/11/16)より

      *      *      *
201113institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2020 関連公演》
第97回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2020年11月13日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定) A席¥3,000(=予定販売数終了)、B席¥2,000(=あり)
   《チケット発売中》
出演:
【ソプラノ】石野真帆、川合真桜子、川越未晴、北門華音、小谷美佳、小林香奈、佐藤初音、佐野円香、重田 栞、鈴木遥佳、竹内明菜、早野由美、渡辺智美
【メゾソプラノ】武藤あゆみ
【バリトン】宮下嘉彦
【バス】後藤駿也、目黒知史
【ピアノ】木下志寿子
予定プログラム:
<第1部>
1. ドニゼッティ『アンナ・ボレーナ』より “私の生まれたあのお城” 小谷美佳
2. コルンゴルト『死の都』より “私に残された幸せ” 川合真桜子
3. マスネ『ル・シッド』より “泣け、わが瞳よ” 鈴木遥佳
4. マスネ『マノン』より “私って素敵でしょ?...私が女王のように街を歩くと” 川越未晴
5. ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より “過酷で致命的な要求を” 宮下嘉彦
6. マスネ『ドン・キショット』より “あなたの悲しみに胸は痛み”
       ドン・キショット:後藤駿也、ドゥルシネ:武藤あゆみ
<第2部>
7. ヴェルディ『リゴレット』より “慕わしい人の名は” 早野由美
8. グノー『ロメオとジュリエット』より “ああ、何という戦慄が” 佐野円香
9. ロッシーニ『セビリアの理髪師』より “陰口はそよ風のように” 目黒知史
10. ウェーバー『魔弾の射手』より “亡きおばが見た夢に” 小林香奈
11. プーランク『ティレジアスの乳房』より “いいえ、旦那様” 竹内明菜
12. R.シュトラウス『アラベラ』より
      “ありがとうお嬢さん~もし私にふさわしい人がいるなら”
        アラベラ:佐藤初音、ズデンカ:重田 栞
<第3部>
13. ビゼー『カルメン』より “何を恐れることがありましょう” 石野真帆
14. ヘンデル『アルチーナ』より “私を喜ばせに戻ってきて” 渡辺智美
15. プッチーニ『ラ・ボエーム』より “あなたの愛の呼ぶ声に(告別の歌)” 北門華音
16. トマ『ミニヨン』より "私はティターニア" 重田 栞
17. R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』より “気分を直しましょう” 武藤あゆみ
18. R.シュトラウス『無口な女』より “音楽とはなんと美しいものだろう” 後藤駿也
19. レオンカヴァッロ『道化師』より “大空を晴れやかに(鳥の歌)” 佐藤初音

▼コンサート概要ページはこちら
第97回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2020年11月3日(火・祝)~11月22日(日))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭2020 - 公益財団法人 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに、公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)。
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


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東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー~ダニロ役 与那城 敬「何度も共演してきたすばらしい仲間たちと作り上げる喜び」

11月公演『メリー・ウィドー』キャストからのインタビュー動画、第5回は、宮本益光とともにハンサム四兄弟のひとり、ダニロ役のバリトン与那城 敬(11/25、27、29出演)が登場です。何度も演じてきたダニロ役。ハンナに対しては素直になれないがマキシムでは踊り子たちと自由奔放に遊ぶ…粋なのに不器用な一面も垣間見られる与那城のダニロはとても人間味にあふれています。今回は、稽古場で仲間たちとの再会を楽しみにしているようです!


東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』ダニロ役の、与那城 敬です。
ダニロは今まで何回かやらせていただいているのですけれども、私のイメージとしては、「天邪鬼」という感じでしょうか。なかなか自分の気持ちに素直になれず、ハンナに気持ちを打ち明けることができず、悩み続けている…でも、その一方で、ものすごく自由奔放なところもあって、マキシムに行って、踊り子たちと踊ったりというようなシーンもあったりして。そこは演じてても楽しい瞬間ですね。
あとは、ハンナに素直に気持ちを打ち明けられないシーンなのですけれど、王子と王女のたとえ話をしながら、実際は自分の気持ちを歌っている、というところ。自分自身でもこだわって作っていきたいなと思いますし、(今回の演出で)どういうふうになるのか、すごく楽しみです。

今回、本当に今まで何度も共演したことのあるメンバーが集まっていて、なんていうんでしょうね…舞台上で本当に飲み会をやっているんじゃないか(笑)というくらい、楽しく演じられるのでは。
ハンナ役の嘉目真木子さんは何度もご一緒させていただいています。いつも本当にすばらしいキャラクターを作られていて、今回もどんなハンナになるかというがすごく楽しみです。高田正人さんや三戸大久さんとはプライベートでもとても仲がいいので、稽古場で合うのがとても楽しみです!

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▼『メリー・ウィドー』公演情報ページはこちら
2020年11月公演 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※★、26日(木)18:30、27日(金)14:00★、28日(土)14:00、29日(日)14:00★ 日生劇場
(※…プレビュー公演/★…ダニロ役 与那城 敬 出演日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
※9/17現在、11/26(木)・27(金)・28(土)・29(日)公演は予定販売数終了となりました。

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10/22(木)「二期会サロンコンサート」Vol.206 賢人たちのゴージャスな調べ~ソプラノ佐竹由美からのメッセージ

多彩なプログラムとアットホームな雰囲気で、毎回大好評の「二期会サロンコンサート」シリーズ。
今シーズンは新型コロナウイルス感染症の拡大状況に伴い、6月の公演がやむなく中止となりましたが、およそ半年ぶりとなる次回10月の開催より、感染拡大防止ガイドラインに基づき、座席数を半数以下にするほか、十分な対策を講じた上、休憩なし約60分のステージを2回公演(同一内容)でお届けいたします。
その10月22日(木)、第206回《賢人たちのゴージャスな調べ》は、経験豊かな布陣による選りすぐりの曲の数々をどうぞお楽しみください。


ソプラノ佐竹由美

メゾソプラノ永井和子

テノール大野徹也

ピアノ田中 梢
今日は今回の出演者から、ソプラノ佐竹由美より自身が演奏する曲の魅力についてメッセージが届いておりますのでご紹介させていただきます。

     *     *     *

《エリザベス朝の6つの歌》
D.アージェントは20世紀に入りアメリカが独自の音楽を模索し、確立していく時代に生まれた作曲家です。父はイタリア系移民でした。多くの声楽作品があり、美しい旋律とハーモニー、軽快なリズムと情熱に溢れたとても魅力的な音楽です。この作品の題名にある「エリザベス朝」は、イギリス・エリザベス1世が統治し、芸術が庇護され、多くの詩人や音楽家、画家が輩出された時代です。T.ナッシュやW.シェイクスピアもこの時代の詩人であり、その韻を踏んだリズミカルな生き生きした詩は、アージェントの音楽と相まって心躍るような作品になっています。
またその他に、クラナドスの最後のオペラ《ゴイェスカス》より「マハと夜鶯」を演奏いたします。ナイチンゲールの寂しげな美しい鳴き声を模倣したピアノのパッセージ、官能的なメロディなど、グラナドスの魅力に溢れた作品です。
皆様にお楽しみ頂ければ幸いです。ご来場をお待ちしています。
―――佐竹由美(さたけ なおみ)

     *     *     *


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2020-2021シーズン
Vol.206 賢人たちのゴージャスな調べ

日時:2020年10月22日(木) 2回公演(各回約60分、途中休憩なし)
   第1回 16:30開演(16:00開場)/第2回 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 各1回券3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:佐竹由美(ソプラノ)、永井和子(メゾソプラノ)、大野徹也(テノール)、
    田中 梢(ピアノ)
予定演奏曲目:
 D.アージェント 『6つのエリザベス朝の歌』より
        「春」「哀歌」「ダイアフィーニア」(佐竹)
 山田耕筰 「AIYANの歌」(全五曲) (永井)
 シューベルト 「ます」(大野)
 ブラームス 「甲斐なきセレナーデ」(大野)
                     ほか

※都合により演奏内容が一部変更になる場合がございます。

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.206 賢人たちのゴージャスな調べ - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
【チケット残席状況】10/9(金)18時現在
第1回(16:30)=残席僅少/第2回(19:00)=予定販売数終了

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10/5(月)日本フィル&サントリーホール「とっておきアフタヌーンVol.14」にハンサム四兄弟が出演

日本フィルハーモニー交響楽団とサントリーホールがエレガントな平日の午後を優雅で心豊かに過ごしていただくために開催している「とっておきアフタヌーン」シリーズにハンサム四兄弟(バリトン:加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬、宮本益光)が出演いたします。


ハンサム四兄弟(左から 与那城 敬、近藤 圭、加耒 徹、宮本益光)

齋藤友香理さんの指揮で、ハンサム四兄弟が選曲した歌曲とオペラ・アリアを披露いたします。
シューベルトの「魔王」は4人で歌いわけ。「カタリ・カタリ」は今回のために森 円花さんが新編曲してくださるなど、聴きどころ、見どころ盛沢山のコンサート。もちろん4人のMCも必見です。
ご来場出来ない方のために、見逃し配信付き有料ライブ配信も用意されています。
ハンサムな歌唱とハンサムなトークをどうぞお楽しみください。



リハーサルと打ち合わせの様子

▼ハンサム四兄弟からの歌とメッセージ

■■■ 公演情報 ■■■
【ライブ配信あり】日本フィル&サントリーホール とっておきアフタヌーン Vol.14
(有観客公演&有料ライブ配信)
日時:2020年10月5日(月) 14:00開演(13:20開場)
会場:サントリーホール 大ホール
出演:(指揮)齋藤友香理
    (歌&ナビゲーター)ハンサム四兄弟
    バリトン:加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬、宮本益光
    (管弦楽)日本フィルハーモニー交響楽団
料金:S席5,500円、A席4,400円、B席3,300円
    ◎グループ割引、託児サービスあり
    有料ライブ配信視聴券 2,200円~
    アーカイブ視聴券 2,200円~
主催:日本フィルハーモニー交響楽団/サントリーホール

▼詳しい公演情報、チケットご予約はこちらから
【ライブ配信あり】日本フィル&サントリーホールとっておきアフタヌーン Vol.14 | 公演スケジュール - サントリーホール

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東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー~ハンナ役 腰越満美「レハールのメロディを口ずさんで帰りたくなるような公演に」

11月公演『メリー・ウィドー』キャストからのインタビュー動画、第4回は、ハンナ・グラヴァリ侯爵夫人役のソプラノ腰越満美(11/26、28出演)が登場です。ハンナは、腰越の当たり役のひとつ。様々な舞台で何度も演じても、いつも心にグッとくるシーンがあるといいます。それは……


東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』ハンナ役の腰越満美です。
原語のタイトルでは、「陽気な未亡人」なのですけれども、もともと宮本益光さんが演じるダニロと恋人どうしだったのですが、身分の違いによって一緒になることがかなわず、齢の離れた大富豪と結婚してしまうんですね。
その大富豪の主人がなくなって、莫大な財産を相続し、そしてその後、ダニロと再会するというところから、このオペレッタの始まりとなります。

私の好きなシーンはですね、2幕のフィナーレ。ダニロが、王子様と王女様にたとえたアリアを歌うんですけれども、その曲がとっても大好きで、ダニロの歌を聴いて、「あっ、ダニロが私のことを本当に好きなんだな」っていうことに気づくんです。このシーンが大好きです。

Q.ハンナが歌う「ヴィリアの歌」は故郷の恋物語の歌。腰越さんの想い出の歌はありますか?
ええ~、恥ずかしいから、歌いませんよ(笑)!
小学校の頃にピアノのお稽古に通っていたんですけど、ピアノのお稽古はきらいで(笑)、よく歌謡曲とか、フォークソングとかを、こう…適当なコード、というかだいたいは全部ハ長調で弾き語りをする、というのにハマっていまして。当時、ユーミン、ですかね。荒井由実さんの「あの日に帰りたい」とか、小学校の頃だったと思うんですけれども、大人びた内容だったから、意味はわかってなかったと思いますけれども、そういうのもずいぶんと弾き歌いをしました。

●お客様にむけて
オペレッタは本当に楽しい演目ですので、最後は必ずハッピーエンド。レハールのすばらしいメロディを口ずさみながら帰っていただけるような、楽しいオペレッタにしたいと思っております。ぜひ皆様いらしてください。

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▼『メリー・ウィドー』公演情報ページはこちら
2020年11月公演 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※、26日(木)18:30★、27日(金)14:00、28日(土)14:00★、29日(日)14:00 日生劇場
(※…プレビュー公演/★…ハンナ・グラヴァリ役 腰越満美 出演日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
※9/17現在、11/26(木)・27(金)・28(土)・29(日)公演は予定販売数終了となりました。

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東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー~ミルコ・ツェータ男爵役 池田直樹「43年目の舞台に」

11月公演『メリー・ウィドー』キャストからのインタビュー動画、第3回は、ミルコ・ツェータ男爵役のバリトン池田直樹(11/26、28出演)が登場です。1977年『フィデリオ』のドン・フェルナンド役で二期会本公演にデビューした池田。今回の『メリー・ウィドー』が43年目の舞台となります。


東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』ミルコ・ツェータ男爵役の池田直樹です。
このオペレッタの舞台は、架空の国「ポンテヴェデロ公国」の公邸です。今、この国はたいへんな財政危機に陥ろうとしていました。
ハンナ・グラヴァリというこのオペレッタの主人公が、事情があってこの国の大富豪と結婚します。けれども、わずか8日で、この大富豪が天に召されてしまったので、ハンナは大変な財産を手にすることになったのです。
この財産が我が国の銀行から消えると、大変な財政危機に陥る。つまり、パリの男とハンナが結婚すると大変なことになるのです。それを阻止するため、ハンナを我が国の男と結婚させたい……そのために色々と策略をめぐらす。それが私の使命であります。さて、どうなりますやら。

27歳のときに、東京二期会の『フィデリオ』で、最後に出てくる大臣ドン・フェルナンドの役でデビューしました。それからもう43年が流れました。この長い間に、たくさんのすてきな役を演じさせていただいております。今回も若い人たちの中でどういうふうに自分の持ち味をいかすことができるか、とても楽しみにしています。
まあ、たくさんの舞台を踏んできましたから、みんなの足を引っ張ることなく、刺激を与えられる存在でありたいと思っています。

●『メリー・ウィドー』でハンナが歌う名曲「ヴィリアの歌」は彼女故郷の恋物語の歌。池田さんの故郷の歌はなんでしょうか?
高校2年の夏に東京に出てきて、それまで考えたこともなかった音楽の道に進むことになりました。そのことを親父に言ったら、父はちょっと寂しそうな顔をして、「おい、お前に鹿児島の歌を教えてやろう」と言って教えてくれました。「鹿児島浜節」です。

*     *     *


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2020年11月公演 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※、26日(木)18:30★、27日(金)14:00、28日(土)14:00★、29日(日)14:00 日生劇場
(※…プレビュー公演/★…ミルコ・ツェータ男爵役 池田直樹 出演日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
※9/17現在、11/26(木)・27(金)・28(土)・29(日)公演は予定販売数終了となりました。

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IL DEVU 待望の3rdアルバム「LOVE CHANGES EVERYTHING」 9/30(水)発売!!

大人気のフトメン・ボーカルグループ IL DEVU(イル・デーヴ)、待望の3rdアルバム「LOVE CHANGES EVERYTHING」が、9月30日(水)に日本コロムビアから発売されます。
2ndアルバム「NUKUMORI」から5年の歳月を経て、更に芳醇な響きを纏ったハーモニー、そしてメンバーの想いが詰まった収録曲の数々を是非お聴きください。


IL DEVU (左から望月哲也、河原忠之、大槻孝志、山下浩司、青山 貴)
写真提供:日本コロムビア


●●● CD情報 ●●●
IL DEVU(イル・デーヴ)
3rdアルバム「LOVE CHANGES EVERYTHING」

【収録曲】
 1. 夜明けのうた
  (岩谷時子作詞、いずみたく作曲、萩森英明編曲)
 2. いのちの理由
  (さだまさし作詞・作曲、萩森英明編曲)
 3. 糸
  (中島みゆき作詞・作曲、信長貴富編曲)
 4. 鷗
  (三好達治作詞、木下牧子作曲・編曲)
 5. 花は咲く
  (岩井俊二作詞、菅野よう子作曲、森田花央里編曲)
 6. 夕焼け
  (高田敏子作詩、信長貴富作曲・編曲)
 7. アンパンマンのマーチ
  (やなせたかし作詞、三木たかし作曲、内門卓也編曲)
 8. ラヴ・チェンジズ・エブリシング
  (ドン・ブラック&チャールズ・ハート作詞、アンドルー・ロイド=ウェバー作曲、
   萩森英明編曲)
 9. ユー・アー・ソー・ビューティフル
  (ビリー・プレストン&ブルース・フィッシャー作詞・作曲、森田花央里編曲)
 10. ポル・ウナ・カベサ
  (アルフレド・レ・ペラ作詞、カルロス・ガルデル作曲、森田花央里編曲)
 11. ケ・セラ・セラ
  (レイ・エバンズ作詞、ジェイ・リビングストン作曲、内門卓也編曲)
【アーティスト】
IL DEVU(イル・デーヴ)[テノール:望月哲也、大槻孝志/バリトン:青山 貴/バスバリトン:山下浩司/ピアノ:河原忠之]
【発売情報】
2020年9月30日発売 日本コロムビア COCQ-85504 ¥3,000+税

▼発売に先駆けてアルバム全曲試聴の配信がスタート!是非チェックを
LOVE CHANGES EVERYTHING | ディスコグラフィ | イル・デーヴ - 日本コロムビアオフィシャルサイト

▼IL DEVU レーベルサイト
イル・デーヴ - 日本コロムビアオフィシャルサイト

▼プロモーション動画「アンパンマンのマーチ」~メンバーコメントあり! (ColumbiaMusicJp公式より)


そ・し・て!ニューアルバム発売後初となるコンサートの開催も予定されています。
芳醇なハーモニーを生で体感されてみませんか!

■■■ 公演情報 ■■■
◆午後の特等席 Vol.4 IL DEVU
日時:2020年10月16日(金) 14:00開演(13:30開場)
会場:住友生命いずみホール(大阪)
料金:一般 5,500円
ご予約・お問合せ:いずみホール チケットセンター 06-6944-1188
▼公演詳細はこちら
午後の特等席Vol.4 IL DEVU - 住友生命いずみホール公演スケジュール

◆市民参加事業「IL DEVUコンサート~学生合唱団を迎えて」
日時:2020年10月18日(日) 14:00開演
会場:大和市文化創造拠点 シリウス1階 芸術文化ホール メインホール(神奈川県)
料金:一般 S席4,000円、A席3,000円/学生26歳未満 S席2,000円、A席1,500円
ご予約・お問合せ:やまと芸術文化ホール チケットデスク 046-263-3806(9:00~20:00)
▼公演詳細はこちら
チケット発売中★曲目決定 市民参加事業IL DEVUコンサート~学生合唱団を迎えて~|芸術文化ホール - 大和市文化創造拠点

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東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー~ダニロ役 宮本益光「憧れの人が演じていたダニロ役」

11月公演『メリー・ウィドー』キャストからのインタビュー動画、第2回は、ダニロ役のバリトン宮本益光(11/26、28出演)が登場です。 「意外だ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ダニロは今回が初役。そこには並々ならぬ想いがありました。


東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』ダニロ役の、速水もこ…宮本益光です。
ダニロ役は「二枚目役」とされるかもしれないけれど、決してそうは思っていなくて。ひょうきんな面もあれば、人間的な面もある。登場のときには、「書類は面倒で、自分は働くのは嫌いなんだ」って言う。ちょっと肩の力の抜けた、大好きな役です。
ダニロという人は、人生を楽しむ術を心得ている、と思う。社会の歯車のひとつとして生きるのではなくて、人生を謳歌する。そこには失恋もあるのかもしれないし、成就した恋もあるのかもしれない。その洒脱な部分を、なんとかうまく演じて、見ていらっしゃる方、特に男性の方に、あんな生き方できたらいいなあ、ああいう生活送ってみたいなあ、と思っていただけたらと思います。

●故・立川清登氏への想い
二期会といえば『メリー・ウィドー』。
私が生まれる前から上演していて、その頃ダニロを演じていたのが、立川清登さん。若い方はもう知らないかもしれないし、私もお会いしたことはないけど、私にとってはヒーローのような方です。すごくユニークな方。だけど、本物。クラシック音楽の裾野を広げるために尽力を惜しまなかった。天才だと思っているんですよね。
その立川さんがずっと大事にしてこられたダニロという想いがあるものですから、今回私は、それに少しでも追いつけ、できれば追い越したい、という想いで臨むと強く決意しています。

―Q『メリー・ウィドー』の中でも最も有名なナンバーの一つにハンナが歌う「ヴィリアの歌」があります。ハンナの故郷の恋物語の歌です。この歌にちなんで、宮本さんの故郷の歌、想い出の歌があれば教えてください。
(考えながら)あのね、クラシックじゃないけど、高校生の頃、玉置浩二さんにドハマりしていて、ピアノや歌の練習の傍ら、そればっかり弾いちゃ歌ってたんですよ……

*     *     *


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2020年11月公演 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※、26日(木)18:30★、27日(金)14:00、28日(土)14:00★、29日(日)14:00 日生劇場
(※…プレビュー公演/★…ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵役 宮本益光 出演日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
※9/17現在、11/26(木)・27(金)・28(土)・29(日)公演は予定販売数終了となりました。

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東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー~ハンナ役 嘉目真木子「憧れのハンナ役」

新国立劇場でのベートーヴェン『フィデリオ』で開幕した東京二期会2020-2021シーズン。続いては、11月に日生劇場で開幕するオペレッタの名作レハール『メリー・ウィドー』です。
今回は、新型コロナウイルス感染拡大対策のため、客席内でのソーシャルディタンスを保つため、左右の席に空席を設け間隔をあけているため、座席数が少なくなってしまい、11月26日~29日の4日間がすでに販売数終了。残すは追加となった25日(水)のプレビュー公演のみとなっています。
追加公演にも出演するハンナ役のソプラノ嘉目真木子。公演に向けてインタビューをおこないました。


みなさま、こんにちは。東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』ハンナ役の嘉目真木子(よしめ まきこ)です。
私が演じるハンナは、たいへんお金持ちの未亡人です。私にとっては初役で、憧れの役のひとつでもありました。今回、初めてチャレンジさせていただくことになり、とても嬉しく思っております。
指揮者の沖澤のどかさんとは、彼女が音楽スタッフ時代に何度か現場でご一緒させていただきましたので、彼女の二期会本公演デビューでも、ぜひご一緒させていただきたいなと思っていました。
(ダニロ役で)共演の与那城 敬さんとも何度かご一緒させていただいております。ただ、恋のお相手役というのは初めてなので、どのようになるかドキドキしながらも、信頼している先輩の胸を借りるつもりで、安心して身を預けていけたら、と思っています。

― Q.ハンナの歌う「ヴィリアの歌」は故郷の恋の歌。嘉目さんの故郷の歌といえば?
高校(大分県立上野丘高等学校)の校歌が、自分の心の中にあります。
その校歌は少し変わっていて、混声四部合唱のバージョンがあり、合唱部の方が入学式の際に歌ってくださるのです。実は中山悌一先生(二期会の創立者)が作曲されているのですが、高校の時はまったく意識したことがなく、ただ「かっこいい」校歌だなと思い、自分も合唱部に入りました。
そこから、本格的に、音大に行くにどうしたらいいのかな、歌の勉強を始めるにはどうしたら…と考えるようになったので、(校歌が)歌の道を歩き始めるきっかけとなったのです。ソプラノのパートですが、今でも歌えます(笑)私の「故郷の歌」です。
(動画では嘉目の「故郷の歌」が聴けます!)

*     *     *


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2020年11月公演 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※★、26日(木)18:30、27日(金)14:00★、28日(土)14:00、29日(日)14:00★ 日生劇場
(※…プレビュー公演/★…ハンナ・グラヴァリ役 嘉目真木子 出演日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2020」に二期会アーティストが出演!!


Presentation licensed by Disney Concerts. ©Disney


ディズニー・アニメーションや映画・テーマパークの名曲の数々を、スクリーンに映し出される映像とともに、オーケストラと歌のパフォーマンスでお贈りする「ディズニー・オン・クラシック」。

「“希望” ~未来をつくる力」をテーマに、今年は、東京・大阪・名古屋の3都市13公演の開催が決定。
18回目を迎える今年は、2002年に世界初・日本発のディズニー・コンサートとして誕生した、第1回目のディズニー・オン・クラシックを振り返り、オーディションで選ばれた二期会アーティストが出演し、スペシャルなコンサートをお届けします。


愛もも胡

守谷由香

隠岐彩夏

牧野元美

新堂由暁

北川辰彦

又吉秀樹

小山晃平

今年のプログラムは、2002年の記念すべき第1回公演へのオマージュを込めて、当時演奏された、東京ディズニーランド®より「ディズニー・ファンティリュージョン!~フェアリーガーデン」をはじめ、『白雪姫』や『シンデレラ』、『ピーター・パン2』、さらに、『ライオン・キング』と『アナと雪の女王2』からも選び抜かれた名曲の数々を、古典・映画音楽・ポップスまで幅広いレパートリーを持つ指揮者 齊藤一郎氏と「ディズニー・オン・クラシック」ではおなじみのオーケストラ・ジャパンと共にガラコンサート形式でお送りします。

*     *     *


■■■ 公演情報 ■■■
ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2020
指揮:齊藤一郎
管弦楽:THE ORCHESTRA JAPAN
ヴォーカリスト:
(ソプラノ)愛もも胡、隠岐彩夏、牧野元美、守谷由香
(テノール)新堂由暁、又吉秀樹
(バリトン)小山晃平
(バスバリトン)北川辰彦
ゲスト:片岡リサ(琴)
ナビゲーター:ささきフランチェスコ

【東京公演】
東京国際フォーラム ホール A
2020年11月6日(金) 19:00開演 (開場18:00)
2020年11月7日(土) 13:00/19:00開演 (開場12:00/18:00)
2020年11月8日(日) 14:00開演 (開場13:00)
2020年12月24日(木) 19:00開演 (開場18:00)
  ※クリスマス・スペシャル/ファイナルコンサート
2020年12月25日(金) 19:00開演 (開場18:00)
  ※ファイナルコンサート

【愛知公演】
愛知県芸術劇場 大ホール
2020年12月4日(金) 19:00開演 (開場18:00)
2020年12月5日(土) 13:00/19:00開演 (開場12:00/18:00)
  ※19:00公演はクリスマス・スペシャル

【大阪公演】
フェスティバルホール
2020年12月18日(金) 19:00開演 (開場18:00)
  ※クリスマス・スペシャル
2020年12月19日(土) 13:00/19:00開演 (開場12:00/18:00)
  ※19:00公演はクリスマス・スペシャル
2020年12月20日(日) 15:00開演 (開場14:00)

▼詳細はこちら!
<制作>Harmony JAPAN
ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2020 - コンサート企画制作-ハーモニージャパン
<オフィシャルサイト>Disney Event Live
ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2020|イベント - ディズニー公式

▼チケットは、9月10日(木)12:00より受付開始!お見逃しなく♪
ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2020 - ローソンチケット

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希望よ、来たれ!
9/3(木)開幕~ベートーヴェン『フィデリオ』公演当日のご案内

いよいよ明日9月3日(木)から6日(日)まで新国立劇場オペラパレスにて、〈ベートーヴェン生誕250周年記念公演〉東京二期会オペラ劇場 オペラ『フィデリオ』を上演いたします。〔4回公演〕

東京二期会にとって、2月の『椿姫』公演以来、およそ半年ぶりのフルステージのオペラ公演。今回は新国立劇場運営財団、日本オペラ振興会とのタッグで国内本格オペラ公演の復活をお贈りします。
指揮は、当初予定されていましたダン・エッティンガーが新型コロナウイルスの影響で入国かなわず、日本人唯一バイロイト音楽祭でタクトを執った経験のある大植英次がつとめます。
演出は、二期会オペラ三作目の演出となる映画監督・演出家 深作健太。レオノーレのアリア「希望よ、来たれ!」にあるように、希望、救済といったものを表現したいと語っています。

尚、本公演は新型コロナウイルス感染防止対策をもって開催させていただきます。ご来場にあたってはこちらのご案内をお読みください。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

▼また今回の公演について、WEBぶらあぼにおいて稽古場レポートが掲載されていますので、ご紹介いたします。
開幕直前!東京二期会 オペラ《フィデリオ》稽古場レポート - WEBぶらあぼANNEX 東京二期会特設サイト

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【9/5(土)20:00更新】
ベートーヴェン生誕250周年記念公演
《東京二期会オペラ劇場》 2020年9月公演
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲 『フィデリオ』 オペラ全2幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:大植英次/演出:深作健太
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
9月3日
(木)
9月4日
(金)
9月5日
(土)
9月6日
(日)
当日券
S A B C 学
S A B C 学
S A少 B C僅 学少
S A少 B C少 学
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約75分
休憩 20分
19:45~20:05
15:15~15:35
15:15~15:35
15:15~15:35
第2幕
約50分
終演予定
20:55
16:25※
16:25
16:25
新国立劇場
=アクセス=
<鉄道>
[京王新線(都営地下鉄新宿線直通)]※京王線は止まりません
「初台駅」中央口直結
詳しい行き方、お車でご来場のお客様は新国立劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 新国立劇場
◆上記、販売予定当日券は5日18:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(28歳未満の学生の方が対象、2,000円)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンター(電話・ネット予約)にてお申し込みください。
◆今回の公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。ただし、9/5(土)公演の発売枚数は僅少となっております。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

※…9/4(金)公演では終演後に平日マチネ・スペシャルイベントとして、本公演の演出 深作健太による「アフタートーク」を開催致します。9/4(金)公演のチケットをお持ちのお客様は無料でご参加いただけます。

▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00※、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
(※…アフター・トークイベント開催日)
指揮:大植英次*/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

*…【指揮者変更のお知らせ】当初、本公演の指揮を予定しておりました、ダン・エッティンガーは、新型コロナウイルス感染拡大による、当該国からの入国制限措置の解除の見通しが立たないため、出演が不可能となりました。代わりまして本公演の指揮は、大植英次が務めます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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9月公演『フィデリオ』 オンライン・イベント~演出 深作健太×広瀬大介特別対談(全3回)
最終回は「今回の舞台はどうなるのか!?」

#希望よ、来たれ!
いよいよ開幕直前となりました。「オペラ盟友」広瀬大介と深作健太による特別対談も、いよいよ最終回。歴史的な開幕を目前にして、いよいよ今回の舞台の内容に迫ります!?


それでは本公演をどうぞお楽しみに!

*     *     *


広瀬×深作コンビのオンライン・プレ・トークをお楽しみいただいた後は、ぜひ9月4日(金)の公演にお越しください。当日終演後に開催を予定しておりますアフター・トークは、この二人による生対談を開催いたします!

■■■ イベント情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場 2020年9月公演 ベートーヴェン『フィデリオ』
【平日マチネ・スペシャル】演出・深作健太アフター・トーク

日時:2020年9月4日(木) 終演後
会場:新国立劇場オペラパレス内(実施場所は近日ご案内します)
料金:9月4日の『フィデリオ』公演チケットをお持ちのお客様は無料でご参加いただけます。
出演:深作健太(映画監督、演出家/東京二期会『フィデリオ』演出)
   広瀬大介(音楽評論家、青山学院大学教授)

▼(ご参考)開催のご案内記事はこちら
9/4(木)『フィデリオ』2日目の終演後に、演出・深作健太によるアフター・トークを開催します - オペラの散歩道(二期会blog)

公演とあわせてぜひご参加ください。

*     *     *


▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00※、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
(※…アフター・トークイベント開催日)
指揮:大植英次*/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

*…【指揮者変更のお知らせ】当初、本公演の指揮を予定しておりました、ダン・エッティンガーは、新型コロナウイルス感染拡大による、当該国からの入国制限措置の解除の見通しが立たないため、出演が不可能となりました。代わりまして本公演の指揮は、大植英次が務めます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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今年も新人歌手が一堂に!~ 9/15(火)「二期会新進声楽家の夕べ」

明日のスター、ここに羽ばたく!

今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、期待の新入会員20名が一堂に会し、二期会入会後お披露目となるデビューコンサート「二期会新進声楽家の夕べ」。
今年は新型コロナウィルス感染防止のため、座席の間隔を空けて席数半分以下の全指定席で開催致します。そのため二期会チケットセンター、東京文化会館チケットサービスでのお取扱いは、お蔭様をもちまして既に予定販売数終了となっております。

今日は、まもなくに迫るコンサートを前に出演者を代表して、バリトン菅原洋平とテノール秋山和哉の「座右の銘」をご紹介します。

      *     *     *
202009_sugawara_youhei.jpg菅原洋平 (すがわら ようへい)バリトン
「真に称賛できる人物とは、逆境に直面したときに、自分の生き方を貫ける人間なのだ(L.v.Beethoven)」‬です。 コロナ禍に負けずに一歩一歩前進し、プリモ・バリトンを目指して頑張ります。 応援よろしくお願いします!
202009_akiyama_kazuya.jpg秋山和哉 (あきやま かずや)テノール
「冬来たりなば春遠からじ」これはイギリスの詩人シェリーの詩《西風の賦》の一節です。苦境を耐え忍べば必ず希望はあるという意味です。 人々の心から音楽が無くならないように私達は音楽を奏で続けます。明るい未来は必ず来ると信じて。
      *     *     *

二期会のニューフェイスたちの今後の活躍にご注目ください!!
200915shinshin_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第63期マスタークラス修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家の夕べ
日時:2020年9月15日(火) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR上野駅 公園口より徒歩1分)
料金:(全指定席) ¥3,000 《予定販売数終了》
出演者と予定プログラム:
<第1部>
1. 利根川佳子(ソプラノ)
 グノー 『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
2. 宮田 優(メゾソプラノ)
 R.シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』より “音楽は神聖な芸術だ”
3. 松永詩歩(ソプラノ)
 マイアベーア 『ディノーラ』より “軽やかな影”(影の歌)
4. 新宅かなで(ソプラノ)
 ウェーバー 『魔弾の射手』より “亡きおばが見た夢に”
5. 中本椋子(ソプラノ)
 ベッリーニ 『夢遊病の女』より “愛する仲間の方々”
6. 黒川真実(ソプラノ)
 チャイコフスキー 『イオランタ』より “なぜ私は知らなかったのかしら”
7. 小村知帆(ソプラノ)
 プーランク 『ティレジアスの乳房』より “いいえ、旦那さま”
8. 和田美樹子(メゾソプラノ)
 サン=サーンス 『サムソンとデリラ』より “愛よ!か弱い私に力を貸して”
9. 新堂由暁(テノール)
 ドビュッシー カンタータ『放蕩息子』より “楽しげな祭りの歌声が…おお、永遠に過ぎ去った日々よ”
10. 山中志月(テノール)
 ヴェルディ 『十字軍のロンバルディア人』より “私の喜びで彼女を包みたい”
11. 金治久美子(ソプラノ)・長田惟子(メゾソプラノ)・
  宮脇 臣(テノール)・菅原洋平(バリトン)
 ロッシーニ 『ラ・チェネレントラ』より 四重唱“静かに、黙って”
<第2部>
12. 秋山和哉(テノール)・中野亜維里(ソプラノ)
 ヴェルディ『椿姫』より 乾杯の歌
13. 傳田実咲(ソプラノ)
 マスネ 『マノン』より “私が女王のように街を歩くと”
14. 和久井恵津子(ソプラノ)
 グノー 『ロメオとジュリエット』より “ああ、なんという戦慄が”
15. 宮脇 臣(テノール)
 グノー 『ロメオとジュリエット』より “愛か!…ああ!太陽よ昇れ!”
16. 櫻井陽香(メゾソプラノ)
 オッフェンバック 『ホフマン物語』より “見たまえ、わななく弓の下で”
17. 中野亜維里(ソプラノ)
 バーンスタイン 『キャンディード』より “きらびやかに着飾って”
18. 長田惟子(メゾソプラノ)
 サン=サーンス 『サムソンとデリラ』より “あなたの声に心は開く”
19. 金治久美子(ソプラノ)
 ヴェルディ 『椿姫』より “ああ、そは彼の人か~花から花へ”
20. 秋山和哉(テノール)
 ポンキエッリ 『ジョコンダ』より “空と海”
21. 菅原洋平(バリトン)
 ヴェルディ 『マクベス』より “裏切り者め!イングランドと組むか!…哀れみ、敬い、愛も”
(ピアノ)平塚洋子

▼公演詳細ページはこちらから
二期会新進声楽家の夕べ|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

※当初、出演予定でした角南有紀は、体調不良によりやむを得ず降板する事となりました。
上記の通り、一部曲目を変更してお届け致します。何卒ご了承くださいませ。

●お問合せは 《予定販売数終了》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』キャスト・インタビュー~フロレスタン役・小原啓楼「ベートーヴェンの音楽の精神性が壁のように高い」

#希望よ、来たれ!
ベートーヴェン生誕250周年記念公演 東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』キャスト・インタビュー。続いては、皆様お待ちかねフロレスタン役 小原啓楼の登場です!


東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』フロレスタン役を歌います、小原啓楼です。
フロレスタンは、自由の騎士として戦い、囚われ、今は牢獄につながれています。
今年は戦後75年という、ある意味で節目の年です。加えて、このコロナ禍で迎えたベートーヴェンの生誕250周年の記念の年。劇場関係者は大変な思いをして、このオペラ文化の継続に取り組んでいるわけですが、色々な意味でメモリアルな公演になる、と出演者一同、頑張っています。
演出の深作健太さんとは、『ローエングリン』(2018年)に続いて2作目ですが、非常に深いところで通じあい、内容の濃い稽古を重ねています。レオノーレ役の木下美穂子さんとは、もう数多くの公演でご一緒していて、内輪では「戦友」と呼び合っています。おかげさまで非常にチームワークよく取り組めております。
今回の『フィデリオ』、非常に意欲的な演出となっております。この歴史的瞬間を劇場で目撃していただきたい。感染対策も行っています。ぜひ劇場に足をお運びいただけたらと思います。
ベートーヴェンの曲は、年末の「第九」をはじめ、「荘厳ミサ」のソロなどで、これまでたくさん歌わせていただいてきました。どの曲を歌っていても、その音楽の険しさ、難しさ、そして壮大さ、荘厳さに圧倒されます。歌い終わって、すっきりしたことなどなく、(ベートーヴェンが)許してくれない、というのが素直な気持ちですけれども、声楽的な難しさということだけではなく、精神的な要求が非常に高いと感じます。『フィデリオ』を歌っていても非常にそのことを感じています。
ベートーヴェンの精神性が高い壁のように感じています。この「壁」が今回の舞台で大きな表現となっています。ぜひお楽しみにいらしてください。

*     *     *


▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00※、5日(土)14:00、6日(日)14:00※ 新国立劇場オペラパレス
(※…フロレスタン役 小原啓楼 出演日)
指揮:大植英次*/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

*…【指揮者変更のお知らせ】当初、本公演の指揮を予定しておりました、ダン・エッティンガーは、新型コロナウイルス感染拡大による、当該国からの入国制限措置の解除の見通しが立たないため、出演が不可能となりました。代わりまして本公演の指揮は、大植英次が務めます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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ドイツ音楽への愛と情熱にあふれるマエストロ大植英次、東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』を指揮!~本公演にむけての意気込みとバーンスタイン師との思い出を語る

#希望よ、来たれ!
苦悩を乗り越えて歓喜へと至る。まるでベートーヴェンの道程のように言われるこの言葉どおり、今、私たちは新型コロナ禍の困難の前にいて、お客様はじめスタッフ、関係者の安全安心を第一にしながらも、新国立劇場にて新シーズンの幕開けにふさわしい本格的なオペラの舞台上演を目指しています。

今回『フィデリオ』の指揮を務めることとなったマエストロ大植英次。
すでに二期会の稽古に合流し、演出深作健太、二期会キャストとも精力的に稽古を重ねています。ベートーヴェンへの愛と敬意、情熱あふれるその指揮に、スタッフも含めて一丸となって本番に向かうことができています。
その大植マエストロから、稽古の合間にメッセージが届きました!



師であるバーンスタイン氏から「『フィデリオ』を勉強しないと、本当の意味でベートーヴェンはわからない」と教えられた、と語りはじめる大植マエストロ。
1989年の東西ドイツ統一の「第九」のときも指揮をしたバーンスタインの傍におり、その時のエピソードも披露。興味深い話も聞けました!
(動画メッセージで語られているのは実はほんの一部。より詳しくは、『フィデリオ』公演プログラムに記事を掲載しています。メッセージを聴いて興味を持たれたお客様は、会場内でぜひお買い求めください!)

*     *     *


▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00※、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
(※…演出 深作健太アフター・トークイベント開催日)
指揮:大植英次*/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

*…【指揮者変更のお知らせ】当初、本公演の指揮を予定しておりました、ダン・エッティンガーは、新型コロナウイルス感染拡大による、当該国からの入国制限措置の解除の見通しが立たないため、出演が不可能となりました。代わりまして本公演の指揮は、大植英次が務めます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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世紀の対談!映画監督・演出家 深作健太×世界的演出家 ペーター・コンヴィチュニー~ついにヴェールを脱ぐ深作演出の『フィデリオ』コンセプト!

#希望よ、来たれ!
2020年9月3日、ベートーヴェン・イヤーに世界に先駆けて開幕する東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』に向けて、本公演を演出する深作健太と世界的オペラ演出家のペーター・コンヴィチュニーのリモート対談が実現しました!

オペラ演出を通して、現代を生きる私たちに問題を提起する二人が、オペラを演出することについて、そしてベートーヴェン『フィデリオ』について語り合います。
1989年当時17歳だった深作は、「ベルリンの壁が壊れ、バーンスタイン指揮の『第九』に感動した」ことを伝えれば、コンヴィチュニーは、なんと奇しくも同年、『フィデリオ』をスイス・バーゼルで演出していたと話します。

話題は、今回の二期会『フィデリオ』の演出コンセプトに及びます。
コンヴィチュニーに自身のアイデアをぶつける深作。
ついに明かされる『フィデリオ』の舞台コンセプト!ぜひお楽しみに!



また、今回の特別対談にあたって、事前に皆様から質問を募集しました。
応募いただいた質問から厳選の上、2つの質問に答えています(文面はいただいた質問から編集しています)。

Q.オペラ演出に社会的視点を盛り込むことで、現代社会に与える影響について、お二人はどのように思われますか?

Q.音楽大学の声楽科志望の者です。歌の技術はもちろんのことですが、演出家の視点から、ほかにどのようなことを身につけたらよいでしょうか。

こちらの質問の二人の回答はいかに?
こちらもぜひ動画でご覧ください!

*     *     *


▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00※、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
(※…演出 深作健太アフター・トークイベント開催日)
指揮:大植英次*/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

*…【指揮者変更のお知らせ】当初、本公演の指揮を予定しておりました、ダン・エッティンガーは、新型コロナウイルス感染拡大による、当該国からの入国制限措置の解除の見通しが立たないため、出演が不可能となりました。代わりまして本公演の指揮は、大植英次が務めます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【お詫びと訂正】本記事掲載当初、深作氏の1989年当時の年齢を15歳と記載しておりましたが、正しくは17歳でした。お詫びの上、訂正いたします。

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「第97回二期会オペラ研修所コンサート(11/13)」まもなくチケット発売!

現在、二期会オペラ研修所では、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、少人数制の対面授業とオンライン授業を併用して行っています。
8月は、感染拡大の影響で休講となった期間の振替授業を実施しています。予科・本科・マスタークラスの全期とも、研修生たちは夏の暑さに負けない熱量で、日々研鑽を積んでいます。

今年も11月に、公益財団法人北区文化振興財団と東京都北区のご協力を得て、「二期会オペラ研修所コンサート」を開催します!定期試験により選抜された、各期の成績優秀者17名が、オペラの名場面からアリアや重唱の数々を披露いたします。
チケットは9月9日(水)より一般発売開始です。

      *      *      *
201113institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2020 関連公演》
第97回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2020年11月13日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定)A席¥3,000、B席¥2,000
   《9月9日(水)よりチケット一般発売》
出演:
【ソプラノ】石野真帆、川合真桜子、川越未晴、北門華音、小谷美佳、小林香奈、佐藤初音、佐野円香、重田 栞、鈴木遥佳、竹内明菜、早野由美、渡辺智美
【メゾソプラノ】武藤あゆみ
【バリトン】宮下嘉彦
【バス】後藤駿也、目黒知史
【ピアノ】木下志寿子
現在、各出演者の得意としている曲や、研修所の授業にて深く掘り下げて勉強した曲の中から、プログラムを準備中です (近日発表予定) 。どうぞご期待ください!

▼コンサート概要ページはこちら
第97回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2020年11月3日(火・祝)~11月22日(日))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭2020 - 公益財団法人 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに、公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)。
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


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開催迫る! 9/5(土)キハラ良尚&モーツァルト・シンガーズ・ジャパン『魔法の笛』
~キハラ良尚五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表~

今の状況下で一時は開催も危ぶまれた、「キハラ良尚&モーツァルト・シンガーズ・ジャパンの『魔法の笛』」。9月5日(土)、かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにて、新型コロナウィルス感染症への十分な安全対策を講じて開催いたします。

今回の『魔法の笛』で久しぶりのオペラ出演となるキャストたちも、公演に向け活き活きと稽古に臨んでいます。モーツァルトのオペラ『魔笛』を"より分かりやすく、より楽しく、より美しく"をテーマに構成し、大人からお子さままでお楽しみいただけます!

稽古中のワンショット。

もちろん対策しながらの稽古なので見えづらいのですが、左からパパゲーノ宮本益光、タミーノ望月哲也、侍女I増田のり子、侍女II小泉詠子、侍女III中島郁子、指揮 キハラ良尚

公演をどうぞお楽しみに!

*     *     *



チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表
キハラ良尚&モーツァルト・シンガーズ・ジャパン『魔法の笛』
日時:2020年9月5日(土) 14:00開演(13:15開場)
   (13:30よりキハラ良尚によるプレトークあり)
会場:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
料金:全席指定 一般4,000円、学生2,500円(税込)
主催:公益財団法人東急財団、モーツァルト・シンガーズ・ジャパン
   株式会社二期会21
共催:葛飾区文化資質指定管理者
後援:葛飾区/葛飾区教育委員会
協力:京成電鉄株式会社
制作:株式会社二期会21
<出演>
(指揮)キハラ良尚
(ザラストロ)金子 宏(タミーノ)望月哲也(夜の女王)針生美智子
(パミーナ)文屋小百合(侍女I)増田のり子(侍女II)小泉詠子
(侍女III)中島郁子(パパゲーノ)宮本益光(パパゲーナ)鵜木絵里
(モノスタトス)伊藤達人(魔法の笛)上野由恵(魔法の鈴)作本美月
(童子I)横森由衣(童子II)松原典子(童子III)加藤麻子
(ナレーション)長谷川初範
(管弦楽)東京交響楽団オペラアンサンブル
<スタッフ>
(構成)宮本益光
(振付)成平有子
(コレペティートル)山口佳代、石野真穂、髙田恵子
<プログラム>
モーツァルト作曲 オペラ『魔笛』より (セミ・ステージ形式上演)

当日は新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに基づき、お客様の安全を第一に、最大限の感染予防ならびに拡大防止対策を講じることで開催させていただきます。
▼ご来場にあたってはこちらをお読みください
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

▼公演概要ページはこちら
キハラ良尚&モーツァルト・シンガーズ・ジャパン『魔法の笛』|主催・制作コンサート - 二期会21

本公演は、東京都芸術文化活動支援事業「アートにエールを!」での配信を予定しています。当日収録のため、ステージ上と客席内にカメラが設置されますので予めご了承ください。

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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樋口達哉、高橋 維、IL DEVUはじめ、24時間で24組のアーティストが登場!
霞町音楽堂「音楽堂 夏FES.(おんなつ)」続報~配信タイムテーブルが公開

クラシック音楽を24時間配信!世界中から音楽FESが中止や延期・縮小になる中、8月29・30日(土・日)に東京・西麻布の霞町音楽堂から世界に向けて24時間音楽配信します!
二期会のテノール樋口達哉、ソプラノ高橋 維、IL DEVU(望月哲也、大槻孝志、青山 貴、山下浩司)ほか、人気・有名アーティストが続々登場!なんと出演は24時間、24組、総勢47名のアーティスト!この時期でしか集まらなかった奇跡のキャスティングです。「二度とこんな出演者揃いません」とプロデューサーの永井美奈子談。配信が初めての方でも簡単!スマホやPCからお好きなスタイルでご覧いただけます。
8月最後の週末は音楽漬けの24時間をお楽しみください。


樋口達哉

IL DEVU

高橋 維

《見どころ》
☆テノール樋口達哉 「カンツォーネ リアルタイムリクエスト大会!」
☆元宝塚雪組トップスター早霧せいな 中井美穂 エンタメ対談
☆歌舞伎役者 片岡千之助 朗読初挑戦「えんとつ町のプペル」を読む!
☆重量級クラシックボーカル IL DEVU 3rdアルバムレコーディング後 初お目見え!
☆ヴァイオリン 三浦文彰 舞夏 兄妹共演
☆世界的アーティスト福間洸太朗と吉田誠の椿姫~カルメンファンタジー
☆コロナ禍 医療従事者のために病院の屋上からヴァイオリンを演奏して世界中を感動させたクレモナ在住の横山令奈のクレモナからの貴重映像!
等々 24時間24アーティストが それぞれの企画を引っ提げて「音楽堂夏FES(おんなつ)」を盛り上げます。

このたび24時間の配信タイムテーブルも公開されました!
↓画像をクリックでPDFがダウンロードいただけます。


おんなつタイムテーブル PDFダウンロード



■■■ 公演情報 ■■■
音楽堂夏FES.(おんなつ)【動画配信】
日時:2020年8月29日(土)19:00~30日(日)21:00
★霞町音楽堂よりPIA LIVE STREAMにて無観客ネット配信ライブ(一部収録)
(2時間のメンテナンス時間を含む)
出演者:24時間24アーティスト
・日本三大テノール:ジョン健ヌッツォ、笛田博昭、樋口達哉
・ソプラノ:小林沙羅、高橋 維、三谷結子(ウィーン在住)
・カウンターテナー:村松稔之
・重量級クラシックボーカル:IL DEVU(イル・デーヴ)
・ピアノ:河原忠之、芥川怜子
・フルート:上野星也
・朗読:片岡千之助(歌舞伎役者)
・ヴァイオリン:三浦文彰、服部百音、枝並千花、横山令奈(クレモナ在住)
・チェロ:古川展生
・和太鼓:吉井誠悟
・津軽三味線:浅野 祥  ほか
このほか最新情報は随時SNS上で発表!
料金:ライブ視聴券 3,600円より
(配信ですが発売チケット数には上限がございます。お早めにご購入下さい)

▼視聴はこちらから
ライブ配信サービス「PIA LIVE STREAM」- チケットぴあ

▼24組総勢47名のアーティストが出演で3600円チケット購入はこちら
【動画配信】音楽堂夏FES.(おんなつ)(ドウガハイシンオンガクドウナツフェスオンナツ) - チケットぴあ

▼ライブ配信が初めての方、購入したは良いけれど当日まで不安な方、
 当日までの流れのご説明はこちら
おんなつの見方!(PDFファイル)

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9月公演『フィデリオ』 オンライン・イベント~演出深作健太×広瀬大介特別対談(全3回)順次公開中 & 9/4(金)アフター・トークも同タッグで開催します!

#希望よ、来たれ!
なかなかライブでのイベントの開催がままならない状況ではありますが、9月3日『フィデリオ』の開幕に向けて、オンライン・イベント特別対談第1弾として、音楽評論家の広瀬大介氏と、本公演 演出の深作健太によるリモート・トーク・セッションを実施しました。
8月18日現在、全3回の第2回まで好評配信中です!

第1回は、ベートーヴェンという存在の偉大さについて真正面から語ります!作曲家の想いをどのように受け止め舞台に表していくのかについてヒントとなるような話題が次々と展開しています。


第2回は、深作健太のオペラの出会いと遍歴について。映画監督がどのようにしてオペラを演出することとなったのか。そこには、オペラへの深い憧憬と愛がありました。
今年、コロナ禍で欧州の歌劇場が封鎖されるというまさにその日、深作氏は、ベルリンにいました。


そして第3回のテーマは、いよいよ今回の『フィデリオ』の舞台について。近日中に配信いたしますので、どうぞお楽しみに!

*     *     *


広瀬×深作コンビのオンライン・プレ・トークをお楽しみいただいた後は、ぜひ9月4日(金)の公演にお越しください。当日終演後に開催を予定しておりますアフター・トークは、この二人による生対談での開催が決定いたしました!

■■■ イベント情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場 2020年9月公演 ベートーヴェン『フィデリオ』
【平日マチネ・スペシャル】演出・深作健太アフター・トーク

日時:2020年9月4日(木) 終演後
会場:新国立劇場オペラパレス内(実施場所は近日ご案内します)
料金:9月4日の『フィデリオ』公演チケットをお持ちのお客様は無料でご参加いただけます。
出演:深作健太(映画監督、演出家/東京二期会『フィデリオ』演出)
   広瀬大介(音楽評論家、青山学院大学教授)

▼(ご参考)開催のご案内記事はこちら
9/4(木)『フィデリオ』2日目の終演後に、演出・深作健太によるアフター・トークを開催します - オペラの散歩道(二期会blog)

公演とあわせてぜひご参加ください。

*     *     *


▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00※、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
(※…アフター・トークイベント開催日)
指揮:大植英次*/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

*…【指揮者変更のお知らせ】当初、本公演の指揮を予定しておりました、ダン・エッティンガーは、新型コロナウイルス感染拡大による、当該国からの入国制限措置の解除の見通しが立たないため、出演が不可能となりました。代わりまして本公演の指揮は、大植英次が務めます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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9/13(日) 青葉の森「La Dillコンサート」今年も開催間近!!

「関ジャム完全燃SHOW」でも話題を集めている彌勒忠史率いる男声ヴォーカルグループ“La Dill(ラ・ディル)”が、今年も9月13日(日)に千葉市にある青葉の森公園芸術文化ホールでコンサートを開催!心に響く4オクターブの珠玉のハーモニーをお届けいたします。


左から 彌勒忠史、岩田健志、金山京介、坂下忠弘

今回のテーマは「ポップスで聴くクラシックの名曲」。誰もが一度は聞いたことのあるクラシックのメロディーがポップスの名曲の中に蘇ります。新アレンジでお届けする珠玉のハーモニーをお楽しみに!

■■■ 公演情報 ■■■
La Dill コンサート
日時:2020年9月13日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:青葉の森公園芸術文化ホール 【アクセス
(千葉市中央区青葉町977-1)
料金:全席自由 3,500円(※未就学児のご入場はご遠慮ください)
出演:La Dill [カウンターテナー彌勒忠史、バリトン坂下忠弘、テノール金山京介、バリトン岩田健志、ピアノ吉田貴至]
予定曲目:
・ジュピター(平原綾香)
・情熱の花(ザ・ピーナッツ)
・少年時代(井上陽水)
・誰も寝てはならぬ(プッチーニ)
・エリーゼのために(ベートーヴェン)
・歓喜の歌(ベートーヴェン)    ほか

ご予約・お問合せ:
青葉の森公園芸術文化ホール
043-266-3511 (9:00~17:00/月曜休館)

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東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』キャスト・インタビュー~ドン・フェルナンド役・小森輝彦「ベートーヴェンの音楽の荘厳さを身に纏って」

#希望よ、来たれ!
ベートーヴェン生誕250周年記念公演 東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』キャスト・インタビュー。続いては、ドン・フェルナンド役 小森輝彦の登場です!


みなさん、こんにちは。
ドン・フェルナンド役の小森輝彦です。
大臣、司法大臣なのかな。刑務所で行われている不正を暴く、というのが作品の設定なのですけれど。オペラの最後でドラマのテンションが高くなったところで登場します。ある種の存在感とか品格が求められる役で、ベートーヴェンの音楽の荘厳さを纏って出ていくというのがこの役の役割かなと思っています。
僕は長くドイツに住んでいたので、ベートーヴェンもよく聴いていたのですが、印象的だったのは、演奏者も聴衆もドイツの人はベートーヴェンが大好きなんだな、と。
(特に)『フィデリオ』が上演されるときは、なんというか、エンターテインメントとして聴いているだけではないような気がします。カーテンコールの時とかの熱狂ぶりがすごいんです。
ベートーヴェンの、人生哲学、というか、そういうものを『フィデリオ』という作品を通してみんな受けとめるんですね。そういう意味で、特別な作品だと思います。さらに生誕250年という記念の年に出演できるということは楽しいし名誉なことだと思います。
今はまだ幕が開くずっと前なので(演出の)深作さんのコンセプトをお話しすることができないのが本当残念なのですが、先日そのコンセプト説明を受けて私などは大変衝撃を受けて…でも、本当に、ああ、そうだよね、と思うことばかりでした。ベートーヴェンの音楽が持つ、人間性というのでしょうか、力強さ、人間のすばらしさというものを深作さんは引きずり出す。つまり、ベートーヴェンがよりベートーヴェンになるプロダクションになるのではないかな、と思います。

*     *     *


▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00※、5日(土)14:00、6日(日)14:00※ 新国立劇場オペラパレス
(※…ドン・フェルナンド役 小森輝彦 出演日)
指揮:大植英次*/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

*…【指揮者変更のお知らせ】当初、本公演の指揮を予定しておりました、ダン・エッティンガーは、新型コロナウイルス感染拡大による、当該国からの入国制限措置の解除の見通しが立たないため、出演が不可能となりました。代わりまして本公演の指揮は、大植英次が務めます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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8/29(土)・30(日)開催! 霞町音楽堂「音楽堂 夏FES.(おんなつ)」
クラシック音楽を24時間配信!

世界中から音楽FESが中止や延期・縮小になる中、8月29日(土)19時から30日(日)21時まで東京西麻布の霞町音楽堂から世界に向けて「音楽堂 夏FES.(おんなつ)」を24時間配信します!
な、なんと出演は24時間で24アーティスト!この時期でしか集まらなかった奇跡のキャスティングです。配信が初めての方でも簡単!スマホやPCからお好きなスタイルでご覧いただけます。8月最後の週末音楽漬けの24時間をお楽しみください。リアルタイムで見られなくても、約6時間ほどの追っかけ再生※でご覧いただけます。(視聴にはチケットのご購入が必要です。)
この音楽堂 夏FES.に二期会からテノール樋口達哉をはじめ、IL DEVU(望月哲也、大槻孝志、青山 貴、山下浩司)、ソプラノ高橋 維が出演を予定しています。


樋口達哉



IL DEVU
(左から)望月哲也、大槻孝志、青山貴、山下浩司、(ピアノ)河原忠之



高橋 維


《見どころ》
☆テノール樋口達哉 「カンツォーネ リアルタイムリクエスト大会!」
☆歌舞伎役者 片岡千之助 朗読初挑戦「えんとつ町のプペル」を読む!
☆重量級クラシックボーカル IL DEVU レコーディング後 初お目見え!
☆ヴァイオリン 三浦文彰「四月は君の嘘」で「殴り合い二重奏」と言われた『序奏とロンド・カプリチオーソ』を現役音大生 妹 三浦舞夏と共演!
☆コロナ禍の中医療従事者のために病院の屋上からヴァイオリンを演奏して世界中を感動させたクレモナ在住の横山令奈のクレモナからの貴重映像!
等々、24時間で24アーティストが、それぞれの企画を引っ提げて「音楽堂夏FES(おんなつ)」を盛り上げます。

■■■ 公演情報 ■■■
音楽堂夏FES.(おんなつ)【動画配信】
日時:2020年8月29日(土)19:00~30日(日)21:00
★霞町音楽堂よりPIA LIVE STREAMにて無観客ネット配信ライブ(一部収録)
(2時間のメンテナンス時間を含む)
出演者(確定者のみ):24時間24アーティスト
・日本三大テノール:ジョン健ヌッツォ、笛田博昭、樋口達哉
・ソプラノ:小林沙羅、高橋 維、三谷結子(ウィーン在住)
・カウンターテナー:村松稔之
・重量級クラシックボーカル:IL DEVU(イル・デーヴ)
・ピアノ:河原忠之、芥川怜子
・フルート:上野星也
・朗読:片岡千之助(歌舞伎役者)
・ヴァイオリン:三浦文彰、服部百音、枝並千花、横山令奈(クレモナ在住)
・チェロ:古川展生
・和太鼓:吉井誠悟
・津軽三味線:浅野 祥
ほか交渉中の方が複数あり。決定次第随時SNS上で発表!
料金:ライブ視聴券 3,600円より

▼視聴はこちらから
ライブ配信サービス「PIA LIVE STREAM」- チケットぴあ

▼公演詳細・チケット購入はこちら
【動画配信】音楽堂夏FES.(おんなつ)(ドウガハイシンオンガクドウナツフェスオンナツ) - チケットぴあ

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※…本記事掲載後、視聴可能時間が変更になりました。

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東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』キャスト・インタビュー~ドン・フェルナンド役・黒田 博「『フィデリオ』で思い出す大叔母のこと」

#希望よ、来たれ!
9月3日(木)開幕!ベートーヴェン生誕250周年記念 東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』キャスト・インタビュー。続いては、ドン・フェルナンド役 黒田 博の登場です!
ドン・フェルナンドは監察大臣。政治犯として捕らえられているフロレスタンの友人で、妻レオノーレとともに絶対絶命のシーンに到着。二人を救い出します。


皆様、こんにちは。ドン・フェルナンド役の黒田 博です。
『フィデリオ』は、これまでいくつかのプロダクションにかかわってきたのですが、その度に思い出すのが、自分の大叔母のことです。
満州にいた大叔母は、戦後、大叔父と子どもとともに日本に引き揚げてきます。そのとき、彼女は頭を坊主にして胸には晒を巻き、女性であることがばれないように還ってきたということです。
『フィデリオ』のレオノーレと同じように、髪の毛を切って男装するというのは、命懸けのかなりの覚悟での帰還であったと思います。
『フィデリオ』にかかわる度に、女性の強さを思い出します。それがこのオペラが表現していることではないかと思います。男性は、「人の命を守る」と口では言いますけれども、女性のほうがはるかに行動に起こしますし、また、自分の命をとても大切にするのも、僕は女性だと思います。
今は新型コロナの影響でたいへんな世の中ですけれども、やはり女性が命を守ってくれている。僕たちはそのことに感謝をして日々を過ごしています。人間の心に一番近いところにあるのが音楽であり、芸術です。
ご来場お待ちしています。

*     *     *


▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30※、4日(金)14:00、5日(土)14:00※、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
(※…ドン・フェルナンド役 黒田 博 出演日)
指揮:大植英次*/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

*…【指揮者変更のお知らせ】当初、本公演の指揮を予定しておりました、ダン・エッティンガーは、新型コロナウイルス感染拡大による、当該国からの入国制限措置の解除の見通しが立たないため、出演が不可能となりました。代わりまして本公演の指揮は、大植英次が務めます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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9/12(土)開催 五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表「桝 貴志 バリトンリサイタル」

五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、ニューヨークで研鑚を積んだバリトン桝 貴志が、 その研修成果発表として、9月12日(土)14時より浜離宮朝日ホールにて「桝 貴志 バリトンリサイタル」を開催いたします。


バリトン 桝 貴志


研修先のニューヨークでは、“様々な言語の声楽作品を幅広く演奏する為の知識と技術の習得”を目指し研鑚を積み、帰国後も数々のオペラで活躍しています。
今回のリサイタルでは、第一部は11曲からなるチクルス、寺山修司 詞、中田喜直作曲《木の匙》をソプラノ三宅理恵を迎えて演奏します。
第二部はクィルターの歌曲のほか、モーツァルト、チャイコフスキー、マスネのオペラアリア等を、言語のスペシャリストでもある佐藤正浩のピアノでお届けします。


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表
桝 貴志 バリトンリサイタル
日時:2020年9月12日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:浜離宮朝日ホール
   (都営大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ)
料金:全席指定 一般4,500円、学生2,500円(税込)
   *学生席は二期会チケットセンターのみのお取扱い
出演:桝 貴志(バリトン)、三宅理恵(ソプラノ)、佐藤正浩(ピアノ)
主催:公益財団法人東急財団
後援:公益財団法人東京二期会
制作:株式会社二期会21
<予定プログラム>
[第一部]
二人のモノローグによる歌曲集 『木の匙』
 中田喜直 作曲(1923~2000)、寺山修司 作詞(1935~1983)
I小さな五つの歌(桝・三宅)
IIテーブルについて(桝・三宅)
IIIつぶやき(三宅)
IV愛について(桝)
V生活について(桝)
VIやがて生まれてくる子のための子守唄(三宅)
VII城砦(桝)
VIII妻の童話(桝・三宅)
IX夏がくると(桝)
X悲しくなったときは(三宅)
XI世界(桝)
[第二部]
《シェイクスピアの詩による3つの歌》Op.6/R.クイルター(1877~1953)
 来たれ、死よ
 おい、俺の彼女
 吹けよ、吹け、冬の風よ
歌劇『フィガロの結婚』より/W.A.モーツァルト(1756~1791)
 「私は見ることになるのか召使いの幸せを!」
歌劇『セビリアの理髪師』より/G.ロッシーニ(1792~1868)
 「私は街の何でも屋」
 「それじゃ私なのね」(フィガロ:桝、ロジーナ:三宅)
歌劇『ゼッキンゲンのトランペット吹き』より/V.E.ネスラー(1841~1891)
 「神よ、護り給え」
歌劇『ロメオとジュリエット』より/C.グノー(1818〜1893)
 「私は夢に生きたい」(三宅)
歌劇『スペードの女王』より/P.チャイコフスキー(1840~1893)
 「私はあなたを愛しています」
歌劇『エロディアード』より/J.マスネ(1842~1912)
 「幻想のアリア」

当日は新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに基づき、お客様の安全を第一に、最大限の感染予防ならびに拡大防止対策を講じることで開催させていただきます。
▼ご来場にあたってはこちらをお読みください
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

▼公演概要ページはこちら
桝 貴志 バリトンリサイタル|主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
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東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』キャスト・インタビュー~フロレスタン役・福井 敬 「『フィデリオ』が語りつづけてきたこと」

#希望よ、来たれ!
東京二期会オペラ劇場2020年9月公演ベートーヴェン『フィデリオ』。
フロレスタン役で出演する福井 敬に動画インタビューを行いました!


みなさまこんにちは、フロレスタン役の福井 敬です。
フロレスタンという役は、政治犯として牢獄に入れられて、殺されようとしています。
絶望の淵から自分自身がいかに這い上がっていくか、そして、愛の力によって、救出されていくというところが、圧倒的にベートーヴェンらしいと思います。

フロレスタンは、牢獄の中で、おそらくほとんど食事も水も与えられず、希望の光を見いだせない状態から始まります。そこに、一筋の希望の光となるのが、フロレスタンの妻である、「フィデリオ」と名乗り牢獄に入ってきたレオノーレです。
希望の光をフロレスタンに与えるために、彼女がいかに献身的に尽くしていくか、そこが最大の見どころだと思います。
それだけの愛を受けるフロレスタンとはどういう人間だったのか。
実は、このオペラの中ではまったく描かれていないんですね。
でも、それだけフロレスタンとしての誇り、それだけ愛される要素を、どれだけ演技の中で表現できるか。そこが今から楽しみであり、不安でもあります。

『フィデリオ』は、世界的にみても、例えば、第二次世界大戦のあと、復興した歌劇場で上演されたり、何か、人々が抑圧されていたり、不自由な状況から解放されたときに、よく上演されてきました。
現在の私たちも、新型コロナのことや様々な問題で、自分たちの意のままにならない、自由にならない状況に置かれています。
そのような時、人間の愛の力によって何とか打破していこう、そして自由になったとき、人間というものはこんなにもすばらしいものだということを、このオペラは語り続けていると思います。

*     *     *


▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30※、4日(金)14:00、5日(土)14:00※、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
(※…フロレスタン役 福井 敬 出演日)
指揮:大植英次*/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

*…【指揮者変更のお知らせ】当初、本公演の指揮を予定しておりました、ダン・エッティンガーは、新型コロナウイルス感染拡大による、当該国からの入国制限措置の解除の見通しが立たないため、出演が不可能となりました。代わりまして本公演の指揮は、大植英次が務めます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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間もなく開催!「高田正人のオペラWhy not?」

7月30日(木)にいよいよ開演となります「高田正人のオペラWhy not?」。
このコンサートは、講師を務めるテノール高田正人による多彩で楽しいトークと、二期会を代表するオペラ歌手の演奏を愉しみながら、よりオペラについて詳しくなれる、一粒で二度おいしいコンサートです!

オペラが成立した約400年前から今日まで、「結婚」は人生における一大イベントとして、作曲家からも様々な形で取り上げられてきました。そこで、第2回目となる今回は〈理想の結婚はオペラの中に〉と題し、オペラにおける様々な「結婚」の形に迫ります。
出演は高田正人に、9月に東京二期会が上演するオペラ『フィデリオ』のキャストより、レオノーレ役のソプラノ木下美穂子とドン・ピツァロ役のバリトン大沼 徹、さらに同公演の演出を務める映画監督・演出家の深作健太もスペシャルゲストとして登場!高田との結婚にまつわるトークも必聴です。
7月30日はぜひ文京シビックホール 小ホールへ!お待ちしております。


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
高田正人のオペラWhy not?
~理想の結婚はオペラの中に~

日時:2020年7月30日(木) 19:00開演(18:30開演)
会場:文京シビックホール 小ホール
料金:全席自由 一般3,000円、学生1,000円
出演:高田正人(講師/テノール)、木下美穂子(ソプラノ)、
    大沼 徹(バリトン)、平塚洋子(ピアノ)
スペシャルゲスト:深作健太(映画監督、9月公演『フィデリオ』演出家)

講師/テノール 高田正人
(2014年11月『チャールダーシュの女王』より ボニ役)


ソプラノ 木下美穂子
(2014年4月『蝶々夫人』より 蝶々夫人役)


バリトン 大沼 徹
(2015年10月『ダナエの愛』より ユピテル役)


スペシャルゲスト
深作健太

ピアノ
平塚洋子

予定プログラム:
《第1部》
・レクチャー〈オペラに見る結婚観〉元々オペラは貴族の結婚式に上演された!?
・レクチャー〈幸せな結婚〉『フィガロの結婚』など
・演奏:モーツァルト作曲 オペラ『フィガロの結婚』より
       “もう飛ぶまいぞこの蝶々” (大沼)
・インタビュー〈オペラ史上最悪な夫ベスト3〉
・レクチャー〈各国の結婚観について〉
・演奏:トスティ作曲 「最後の歌」(高田)、ほか
・レクチャー〈不幸な結婚〉『蝶々夫人』『オテロ』など
・演奏:プッチーニ作曲 オペラ『蝶々夫人』より “ある晴れた日に” (木下)
・インタビュー〈オペラで好きな既婚ヒロインは?〉

《第2部》
・レクチャー〈理想の結婚、および生誕250周年!ベートーヴェンの話〉
・演奏:ベートーヴェン作曲 「交響曲第9番」より
       “おお友よ、このような調べではない” (大沼)
・スペシャル対談:高田正人&深作健太
      〈結婚について、『フィデリオ』について〉
・演奏:ベートーヴェン作曲 オペラ『フィデリオ』より
       “ああ、なんという瞬間だ” (大沼)
       “悪者よ!どこに急ぐのか” (木下)

▼公演概要ページはこちら
高田正人の「オペラWhy not?」|コンサートラインアップ - 東京二期会

当公演は新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに基づき、お客様の安全を第一に、最大限の感染予防ならびに拡大防止対策を講じることで開催させていただきます。
客席につきましては前方列を空席として舞台との距離を十分確保いたします。また隣席とは1席ずつ間隔を空けてご着席いただけるようご案内いたします。
ご来場のお客様におかれましても、マスクのご着用、ご入場の際の検温および手指の消毒、他のお客様との間隔を保つ等のご協力をお願いいたします。
▼ご来場にあたってはこちらをお読みください
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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9/5(土) 五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表
キハラ良尚&モーツァルト・シンガーズ・ジャパン『魔法の笛』

五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、オーストリアとドイツで指揮者・コレペティトゥアとして研鑽を積んだキハラ良尚が、バリトン宮本益光が主宰するモーツァルト・シンガーズ・ジャパンのメンバーらと共にモーツァルトのオペラ『魔法の笛』を9月5日(土)に上演します。


キハラ良尚


指揮者・キハラ良尚に、研修成果発表での演目に『魔法の笛』を選んだ理由について伺ってみました。

「今回の演目「魔法の笛」は、モーツァルトのオペラ『魔笛』が元となっています。
モーツァルトは私が大好きな作曲家であり、『魔笛』は、私が最も好きなオペラの一つです。また『魔笛』は、留学先で一番最初に勉強したオペラでもあります。
宮本益光氏が構成をしてくださることとなり、今回、出演をしてくださる皆様との共演が実現することとなりました。とても楽しみです。
現在、世の中がこのような状況ではありますが、本番に向かって進んでいます。
皆様に楽しんでいただけるような公演にしたいです。」 キハラ 良尚


宮本益光


バリトン宮本益光が、モーツァルト最後のオペラ『魔笛』を、「より分かりやすく、より楽しく、より美しく」をテーマに構成。
モーツァルト・シンガーズ・ジャパンのメンバーをはじめとする国内外、第一線で活躍する歌手が集結し、俳優の長谷川初範がナビゲート。
上野由恵の魔法の笛や、ダンサー作本美月の登場も必見。豪華キャストが揃う『魔法の笛』をどうぞお楽しみに!

*     *     *



チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表
キハラ良尚&モーツァルト・シンガーズ・ジャパン『魔法の笛』
日時:2020年9月5日(土) 14:00開演(13:15開場)
   (13:30よりキハラ良尚によるプレトークあり)
会場:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
料金:全席指定 一般4,000円、学生2,500円(税込)
主催:公益財団法人東急財団、モーツァルト・シンガーズ・ジャパン
   株式会社二期会21
共催:葛飾区文化資質指定管理者
後援:葛飾区/葛飾区教育委員会
協力:京成電鉄株式会社
制作:株式会社二期会21
<出演>
(指揮)キハラ良尚
(ザラストロ)金子 宏(タミーノ)望月哲也(夜の女王)針生美智子
(パミーナ)文屋小百合(侍女I)増田のり子(侍女II)小泉詠子
(侍女III)中島郁子(パパゲーノ)宮本益光(パパゲーナ)鵜木絵里
(モノスタトス)伊藤達人(魔法の笛)上野由恵(魔法の鈴)作本美月
(童子I)横森由衣(童子II)松原典子(童子III)加藤麻子
(ナレーション)長谷川初範
(管弦楽)東京交響楽団オペラアンサンブル
<スタッフ>
(構成)宮本益光
(振付)成平有子
(コレペティートル)山口佳代、石野真穂、髙田恵子
<プログラム>
モーツァルト作曲 オペラ『魔笛』より (セミ・ステージ形式上演)

当日は新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに基づき、お客様の安全を第一に、最大限の感染予防ならびに拡大防止対策を講じることで開催させていただきます。
▼ご来場にあたってはこちらをお読みください
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

▼公演概要ページはこちら
キハラ良尚&モーツァルト・シンガーズ・ジャパン『魔法の笛』|主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
【ご案内】
本公演は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために関係機関等より発表されたガイドラインにしたがって開催させていただくこととし、会場の座席につきましては、間隔を空けてお座りいただくことと致しました。
そのため、お座席の調整・ご案内にお時間が必要になりましたことから、チケットの発売につきましては、一旦7月31日(金)まで休止とし、8月1日(土)10時よりあらためて発売を再開させていただきます。
尚、すでにチケットをご購入いただいているお客様には別途ご案内いたします。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

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オペラの歌声が復活!7/11(土)東京二期会スペシャル・オペラ・ガラ・コンサート「希望よ、来たれ!」ステージ・レポート

7月11日(土)、東京文化会館大ホールにて、東京二期会スペシャル・オペラ・ガラ・コンサート「希望よ、来たれ!」を開催しました!
ご来場の皆様、またご来場はかなわなかったものの成功をお祈りいただいたすべての皆様に篤く御礼申し上げます。ステージ写真で当日を振り返ります。

ロビー、客席内ではウイルス感染拡大防止対策を施してのスタートとなりました。


感染対策のため空けていただくお席にカバーがつきました



ご入場口も感染対策仕様です


指揮は沖澤のどか。11月公演『メリー・ウィドー』で二期会オペラ初登場に先駆けて、この日颯爽と指揮台に上りました。


指揮 沖澤のどか (c)Lasp Inc.


トップはソプラノ木下美穂子。9月公演『フィデリオ』よりレオノーレのアリア「希望よ、来たれ!」。木下の歌声によってレオノーレの普遍的な希望メッセージが届けられました。9月の本公演もぜひご期待ください。


ソプラノ 木下美穂子 (c)Lasp Inc.


テノール城 宏憲は、『トスカ』よりカヴァラドッシの名アリア「星は光りぬ」を。カヴァラドッシ役は、2017年2月、二期会で初本役として主演し評判を呼びました。


テノール 城 宏憲 (c)Lasp Inc.


続く中島郁子が聴かせるメゾソプラノの名曲は、『セビリャの理髪師』より「今の歌声は」。4年前の日生劇場主催公演で演じたロジーナの名唱に大きな拍手が送られました。


メゾソプラノ 中島郁子 (c)Lasp Inc.


第1部最後は、バリトン黒田 博。同じく『セビリャの理髪師』から、黒田がこれまで数えきれないほど歌い続けてきたフィガロのアリア「私は町のなんでも屋」で締めくくりました。


バリトン 黒田 博 (c)Lasp Inc.


『魔笛』の序曲からは始まった第2部は、バス妻屋秀和がザラストロのアリアを披露。国内外で屈指のキャリアを誇る妻屋にとって、ザラストロは東京二期会本公演最初の役でした(2015年宮本亜門演出)。この日も貫禄の歌唱でした。


バス 妻屋秀和 (c)Lasp Inc.


そして、ソプラノ森谷真理。
本来であればまさにここでルルを演じていた森谷と、同じく『ルル』の舞台に立っていたダンサーの中村 蓉による特別なコラボレーション・ステージとなりました。2つの身体で紡ぐ、ルルという一人の女性の心象を。


ソプラノ 森谷真理(左)、ダンサー 中村 蓉(右) (c)Lasp Inc.


ラストはテノール福井 敬。万感の想いを込めたという『トゥーランドット』カラフのアリア「誰も寝てはならぬ」。待ちに待っていたためか、福井の歌声「Vincerò!」が以前にもまして大ホールにいっそう豊かに響きわたりました。皆様はどのように感じられたでしょうか。


テノール 福井 敬 (c)Lasp Inc.


#希望よ、来たれ!
東京二期会、続く主催公演は9月3日からのベートーヴェン『フィデリオ』。
新シーズンは、お客様によりいっそう安全に安心してオペラ鑑賞をお楽しみいただけますように準備してまいります。皆様のご来場をお待ちしております。


カーテンコールより (c)Lasp Inc.


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▼次回オペラ公演 9月『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:ダン・エッティンガー/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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理想の結婚とは!? ~ 7/30(木)開催「高田正人のオペラWhy not?」

古今東西を問わず、芸術家が様々な形で描き、人生の一大イベントでもある「結婚」。
7月30日に開催致します、今回の「高田正人のオペラ Why not?」では名曲の数々をお聴きいただきながら理想の結婚に迫ります。
開催3週間前となり、高田よりメッセージ(動画)が届きました。



今回はスペシャルゲストとして、東京二期会9月公演『フィデリオ』演出の深作健太も登場します。共演の木下美穂子、大沼 徹も交え、珠玉のオペラアリアだけでなく、中々聞けないオペラ歌手の結婚観が聞けるかも!?
是非お誘い合わせの上お越しください!

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
高田正人のオペラ Why not?
~理想の結婚はオペラの中に~

日時:2020年7月30日(土) 19:00開演(18:30開演)
会場:文京シビックホール・小ホール
(東京都文京区春日1-16-21 文京シビックセンター2階)
料金:全自由席(税込) 一般¥3,000、学生¥1,000
  (二期会オペラ愛好会会員割引あり)
  ※学生席は二期会チケットセンターのみのお取扱い
出演:高田正人(講師/テノール)、木下美穂子(ソプラノ)、大沼 徹(バリトン)、平塚洋子(ピアノ)
スペシャルゲスト:
  深作健太(映画監督・演出家/2020年9月東京二期会『フィデリオ』演出)
主催:公益財団法人東京二期会
共催:文京シビックホール(公益財団法人文京アカデミー)
演奏予定曲:
ベートーヴェン作曲 『フィデリオ』より
       “ああ、なんという瞬間だ”、“悪者よ!どこに急ぐのか”
ベートーヴェン作曲 交響曲第九番より
       “おお友よ、このような音ではない!”
プッチーニ作曲 『蝶々夫人』より “ある晴れた日に”
モーツァルト作曲 『フィガロの結婚』より “もう飛ぶまいぞ、この蝶々”
中田喜直作曲 歌曲「結婚」
ディ・カプア作曲 「オー・ソレ・ミオ」
                ほか

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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大きな一歩~「希望よ、来たれ!」指揮:沖澤のどか からのメッセージ!

7/11(土)に開催される「希望よ、来たれ!」オペラ・ガラ・コンサートの指揮、沖澤のどかから、公演に向けてメッセージが届きました!


沖澤のどか


「2月末から予定していた公演が次々と中止になり、しばらくは楽譜を開いてもなかなか身が入らない日々が続きました。
外出制限が始まる前にトイレットペーパーではなく木材を買い貯めていたので、まずは夫と一緒にピアノを囲む壁面収納を自作し、単純なもので、それからはピアノの前で過ごす時間が増えましたが、やはり決定的に何かが欠けている感覚が拭えませんでした。



自作の壁面収納!


ベルリンでは3月頃に医療従事者に向けてバルコニーから一斉に拍手をしたり、ベートーヴェンの「第九」を同時に演奏したりと、人々を結びつけるような動きがあり、私も実際に参加して心を動かされました。
しかし、そこで「音楽の力を信じてみんなで心を合わせて頑張ろう!」と、きれいにまとめたところで、前へ進める状況ではなかったことも事実です。

音楽は美しいものだけを表現するわけではありません。
愛情も憎悪も、オペラの中では凄まじい熱量で放出されます。
(芸能人の不倫で大騒ぎするくらいなら、オペラを観に来てくださったらいいのに!)

自粛期間中、桜並木や菜の花畑を歩いたり、湖に白鳥の親子を見に行ったり、ベランダで猫たちと一緒に読書したりと、日々を過ごす中で私が思い知らされたのは、人間にはドラマが必要だということ、そして音楽が、特に生身の人間の声というものがどれだけ私たちに生命力を与えてくれるかということです。



愛猫たちと白鳥の親子


このコロナ禍の中で初めて出演するコンサートがオペラ・ガラ・コンサートというのは予想していなかっただけに喜びもひとしおです。
7月11日に行われる「希望よ、来たれ!」コンサートでは、素晴らしい歌手の皆さんが珠玉の名アリアを披露します。
生誕250周年という記念すべき年を迎えたベートーヴェンの唯一のオペラ『フィデリオ』で幕を開け、モーツァルト、ロッシーニ、プッチーニそしてベルクとオペラの歴史を作ってきた作曲家の代表作を生でお届けできる、こんなに嬉しいことはありません。
レオノーレとルルという、実に対照的な女性の生き方にもご注目いただきたいです。本来なら7月11日に上演される予定だったオペラ『ルル』のアリアでは、中村蓉さんのダンスも加わり、私たちが戻りたくてたまらない劇場の雰囲気を少しでも味わっていただけたら幸いです。

この公演が私たち音楽家だけでなく音楽に携わるみなさま、音楽を愛するみなさまにとって大きな一歩となることを確信しています。
会場でその特別な瞬間を共有できることを心から楽しみにしています!

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▼「希望よ、来たれ!」コンサート公演情報ページはこちら
東京二期会スペシャル・オペラ・ガラ・コンサート「希望よ、来たれ!」 - 東京二期会オペラ劇場

2020年7月11日(土)15:00開演 東京文化会館 大ホール
指揮:沖澤のどか/管弦楽:東京交響楽団
ソプラノ:木下美穂子、森谷真理/メゾソプラノ:中島郁子
テノール:城 宏憲、福井 敬/バリトン:黒田 博
バス:妻屋秀和/ダンサー:中村 蓉
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会
〈共催〉株式会社二期会21
〈協力〉公益財団法人東京交響楽団

沖澤のどかは2020年11月東京二期会『メリー・ウィドー』でもタクトを執ります!
▼『メリー・ウィドー』公演情報ページはこちら
〈NISSAY OPERA 2020提携公演〉F.レハール『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場
2020年11月26日(木)18:30、27日(金)14:00、28日(土)14:00、29日(日)14:00 日生劇場
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]
※11/28(土)および29(日)公演はチケット予定販売数終了

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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8/8(土)開催「山本耕平テノールリサイタル」
演奏予定曲発表

平成26年度第25回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、イタリア・マントヴァで研修を積んだテノール山本耕平。
その後も文化庁在外研修員としとしてイタリアでの研鑚を続け、帰国後は、二期会『後宮からの逃走』ベルモンテ、『金閣寺』柏木、『天国と地獄』オルフェ等、多くのオペラで活躍しています。


山本耕平


そしてこの度、イタリアでの研修成果発表として、8月8日(土)東京文化会館小ホールでリサイタルを開催します。

プログラムは以下の通り。前半はトスティやレスピーギの歌曲、後半はオペラ・アリアを中心にじっくりと歌い上げます。


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表
山本耕平 テノールリサイタル
日時:2020年8月8日(土) 19:00開演(18:20開場※)
会場:東京文化会館 小ホール
料金:全席指定 4,000円(税込)
出演:山本耕平(テノール)、前田拓郎(ピアノ)
主催:公益財団法人東急財団
後援:公益財団法人東京二期会
制作:株式会社二期会21
<予定プログラム>
[前半]
トスティ魅惑
セレナータ
悲しみ
レスピーギ

トスティ「アマランタの4つの歌」
[後半]
モーツァルト歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より“恋人を慰めて”
歌劇『魔笛』より“なんと美しい絵姿”
ドニゼッティ歌劇『愛の妙薬』より“人知れぬ涙"
ヴェルディ歌劇『リゴレット』より“ほほの涙が”
グノー歌劇『ファウスト』より“清らかな住まい”
トスティかわいい口元
ガスタルドン禁じられた音楽
     ほか
予定プログラムが一部変更になりました(8/4)

当日は新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに基づき、お客様の安全を第一に、最大限の感染予防ならびに拡大防止対策を講じることで開催させていただきます。
▼ご来場にあたってはこちらをお読みください
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

▼公演概要ページはこちら
山本耕平 テノールリサイタル|主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
【ご案内】
本公演は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために関係機関等より発表されたガイドラインにしたがって開催させていただくこととし、会場の座席につきましては、間隔を空けてお座りいただくことと致しました。
そのため、お座席の調整・ご案内にお時間が必要になりましたことから、チケットの発売につきましては、一旦7月31日(金)まで休止とし、8月1日(土)10時よりあらためて発売を再開させていただきます。
尚、すでにチケットをご購入いただいているお客様には別途ご案内いたします。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

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希望よ、来たれ!『フィデリオ』公演舞台裏(2)

9月公演『フィデリオ』は先日のスタッフ会議での打ち合わせ事項を元に、各デザイナーが演出・深作健太の意図を具体化していく作業に入りました。

衣裳についての打ち合わせは、深作の目指すリアルさと、各役のキャラクターを際立たせる衣裳デザインとのバランスについて念入りに行われ、最終的にはふたりのアイディアが合わさったものとなりました。


衣裳打ち合わせの1コマ 衣裳デザイン・前田文子(左)、演出・深作健太(右)


また、一方で装置についての打ち合わせも別日に実施。
舞台模型を用いながら、新国立劇場の舞台機構も計算に入れたプランが装置の松井るみから提案されました。同席している照明、映像、音響、そして舞台監督がそれぞれの観点から意見を出し合い、場面ごとに演出家のイメージを具現化していきます。


装置の説明を行う、装置デザインの松井るみ(右端)


ベートーヴェン自身の言葉「苦悩を突き抜け、歓喜に至る。」の精神に満ちた、オペラ『フィデリオ』。 演出コンセプト「希望よ、来たれ!」を体現する当プロダクションに引き続きご期待ください!

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▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:ダン・エッティンガー/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

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希望よ、来たれ!『フィデリオ』公演舞台裏(1)

9月公演『フィデリオ』の開催に向けて、急ピッチで準備を進めています。
緊急事態宣言が明けて、久しぶりのスタッフ会議がようやく対面で行えました。出席のスタッフも口々に「集まれて良かった!」と再会を喜んでいました。


演出 深作健太(左下)ほか会議に集まったスタッフたち


ご存知のように『フィデリオ』は楽聖ベートーヴェンが唯一残したオペラ。この演目は例えば1955年のウィーン国立歌劇場の再開演目であり、日本では1963年カール・ベーム指揮ベルリン・ドイツ・オペラによる、日生劇場のこけら落とし公演等、困難な状況からの復活や、新たな出発の際に上演される性格を持っています。

演出の深作健太はベートーヴェンの生誕250周年となる今年に、戦後75年という節目も重ねたプロダクションにしたいと語ります。コンセプトはまだ詳しくお話できませんが、現代、まさにこのタイミングでの上演に意義のある演出になりそうです。
レオノーラの歌うアリア「希望よ、来たれ!」に乗せて二期会公演の新たな第1歩となる当公演に、どうぞご期待ください!

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2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:ダン・エッティンガー/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

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9月公演『フィデリオ』キャスト・メッセージ第2弾~レオノーレ役 土屋優子「希望を胸に抱き、一緒に歌える日を」

9月公演『フィデリオ』キャスト・メッセー第2弾は、レオノーレ役で主演するソプラノ土屋優子です。
2015年5月二期会ニュー・ウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』コルネリア役で二期会デビュー後、イタリア・ヴェローナ、パルマで研鑽を重ねてきました。


土屋優子


公演に向け土屋から届いたメッセージをどうぞ!

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2017年5月よりイタリア・ヴェローナに留学しており、昨年秋よりパルマ音楽院に入学したため拠点をパルマに移しました。
現在、世界中から来ている高いレベルの仲間たちと切磋できる喜びを感じながら学んでおります。
この音楽院では、通常の授業の他、一流音楽家を迎えてのマスタークラスを無料で受講でき、私はソプラノのフィオレンツァ・チェドリンス氏やマリエッラ・デヴィーア氏など素晴らしい方々にご指導いただきました。



パルマ音楽院


ヴェローナ在住時にはプラシド・ドミンゴ氏やレオ・ヌッチ氏に声を聴いていただくなど、今まで録音音源で聞いてきたような伝説の歌手たちとの交流は夢のようで、日本を飛び出すとこんなに可能性があるのかと実感しております。このような機会に恵まれたのは、たくさんの人の支えがあってこそだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
パルマ音楽院で学ぶ傍ら、師匠マリア・ホセ・シーリ氏とのレッスンのため、ヴェローナにもしばしば通っております。彼女のように世界中を飛び回る歌手になることが私の夢の一つです。


ミラノ・スカラ座の楽屋にマリア・ホセ・シーリ氏をたずねて


9月の『フィデリオ』にむけて、パルマにある語学学校でドイツ語も学び始めました。ドイツ人の先生からイタリア語でドイツ語を学ぶため、脳がしばしば混乱していますが、とても楽しいです。
新型ウイルスの影響で音楽院も語学学校も閉鎖となり、授業は全てリモートに切り替わりました。3月末には、イタリアからの飛行機がしばらく欠航になるとのアナウンスがあり、最終便にて一時帰国しました。
現在はリモート授業を受ける他、仲間たちと流行りのリモート演奏にも挑戦してみました。 生の演奏とは違う難しさがあって大変でしたが、一日もはやく皆で一緒に歌いたいという想いを込めて制作しました。

【リモート演奏】赤とんぼ Akatombo 【日本の歌】Subtitles JP/EN/IT


(共演:ソプラノ髙山美帆/テノール吉田 連)


実は今年3月、パルマにあるレージョ劇場にて、子ども向け公演ですがトゥーランドット役を歌う予定でした。子ども向けとはいえ、歴代の歌手たちが着た衣裳や楽屋を使い、舞台で歌える喜びを夢みておりましたが、残念ながら中止となってしまいました。
ずっと応援してくださる方から、たとえどのような状況になっても大丈夫、この先良い事があると信じて待ちましょう、というメッセージをいただきました。


ヴェローナの夜景


パルマ通学路の空


私の演じるレオノーレは、必ず夫を助け出す、と確固たる希望を胸に持つ強い女性です。私もレオノーレのように、希望を胸に抱き、素敵な共演者の方々と一緒に歌えることを願っています。
皆様に劇場でお会いできる日を、楽しみにしております。


パルマといえば・・・


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▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:ダン・エッティンガー/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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東京二期会×日本アルバン・ベルク協会
『ルル』特別シリーズ講演第1回後半の動画を公開!

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、7月に予定していた東京二期会オペラ劇場『ルル』は、来年8月に開催を延期させていただくことを先日発表致しました。
また、4月28日(土)に開催を予定していた本公演の関連イベント、東京二期会×日本アルバン・ベルク協会 『ルル』特別シリーズ講演会 第1回も、動画での配信に代えさせていただきました。

今日は、先日公開した長木誠司氏による基調講演に続いての後半、本公演にルル役で出演を予定するソプラノ森谷真理との対談篇を公開しました!
二人の対談は、ルルの印象から始まり、他のオペラのヒロインとの違い、森谷の「歌と語り」について、出版譜に残されたベルクの記譜について、ヴェーデキントの原作との関係、女性から見た男性社会の問題、そして『ルル』は悲劇なのか否かについて、話題が多岐に及びました。どうぞご覧ください!

▼東京二期会×日本アルバン・ベルク協会『ルル』特別シリーズ講演(全3回)
第1回後半・ルル役森谷真理×長木誠司 対談篇


▼既に公開中の前半はこちらからご覧いただけます。
東京二期会×日本アルバン・ベルク協会『ルル』特別シリーズ講演第1回を動画公開!(2020/5/18) - オペラの散歩道(二期会blog)

*     *     *


▼『ルル』本公演は来年8月に開催を延期させていただきました。
2021年8月公演 A.ベルク『ルル』〈新制作〉 - 東京二期会オペラ劇場
2021年8月28日(土)17:00、29日(日)14:00、31日(月)14:00 新宿文化センター 大ホール
指揮:マキシム・パスカル/演出:カロリーネ・グルーバー/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会 〈共催〉公益財団法人新宿未来創造財団(新宿区立新宿文化センター)

※『ルル』延期公演の発売日は近日発表致します。既にチケットをお求め頂いているお客様には6月下旬頃に振替え・払戻しのご案内を差し上げます。

〈お問合せ〉
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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9月ベートーヴェン『フィデリオ』公演に向け、レオノーレ役 木下美穂子からのメッセージ

新型コロナウイルスの感染が世界的な拡大を受け、東京二期会が7月に予定していたベルク『ルル』、ヴェルディ「レクイエム」も来年8月に延期を余儀なくされました。
お客様の安全を第一としながら、同時に、少しでも早くオペラ公演をお届けしたい一心で、9月公演ベートーヴェン『フィデリオ』の幕を開けるべく、準備を進めています。

本日は、レオノーレ役(9/4,6出演)木下美穂子からのメッセージをお届けいたします!



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~ 木下美穂子より メッセージ ~

「2001年イタリアへ留学。そしてアメリカにわたりトータル18年。今年の1月に日本へ完全帰国し、4月より東京音楽大学で後進の指導にあたっています。

海外で出会った方々は、私のオペラ歌手としての人生だけではなく、人としての人生に大きな影響を与えてくれました。自分の仕事のほかに、スピーチの勉強をしている友人や、瞑想などを積極的に取り入れてメンタルコントロールして生きている人、趣味に陶芸をしている方など。
私は歌うこと、練習することが最優先になり、どうしてもほかのことに目を向けたり、時間を割いたりすることが少なかったけれど、彼らとの出会いで、歌と並行して歩む人生も大事だと考えるようになりました。子どもを持ったということも大きいと思います。

ドイツオペラにはかなり苦手意識があった私ですが、2018年の東京二期会『ローエングリン』をきっかけに、ドイツ語を独学し、昨年の夏はウィーン大学のドイツ語コースで、1か月間、若い学生に交じって、大学生活を送りました。最初は途方に暮れるほど全く分からなかったドイツ語も、一か月経つとほんの少し理解できるようになる!この年で新しいことにチャレンジできる喜びを味わった一か月でした。


ウィーンにて人生初のホイリゲを楽しみました


今年9月の公演のオペラ『フィデリオ』のレオノーレを歌います。ドイツ語のセリフ付きです。指揮のダン・エッティンガーさんとの初共演も楽しみです。

残念ながら、7月に予定していたヴェルディ「レクイエム」公演は、新型コロナ禍の影響を受けて来年8月に延期となりました。また来年の夏、私の愛してやまないこの曲を、祈りをこめて歌いたいと思います。

あらためて、新しい舞台へとむかうことのできる幸せを噛みしめて。」



2018年2月 東京二期会 ワーグナー『ローエングリン』より
エルザ役の木下美穂子


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▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:ダン・エッティンガー/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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東京二期会×日本アルバン・ベルク協会
『ルル』特別シリーズ講演第1回を動画公開!

東京二期会オペラ劇場 A.ベルク『ルル』公演に向けて、2020年4月28日(土)に開催を予定していた、第1回東京二期会×日本アルバン・ベルク協会 『ルル』特別シリーズ講演会(全3回)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、動画での配信とさせていただきました。

今回は、その前半、日本アルバン・ベルク協会常務理事・長木誠司氏による基調講演をお届けいたします。

▼東京二期会×日本アルバン・ベルク協会『ルル』特別シリーズ講演(全3回)
第1回前半・基調講演(講師:長木誠司)


後半(近日公開)では、ルル役のソプラノ森谷真理との特別対談をお届けします。後半もどうぞ楽しみにお待ちください!

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▼『ルル』公演情報ページはこちら
2020年7月公演 A.ベルク『ルル』〈新制作〉 - 東京二期会オペラ劇場
2020年7月10日(金)18:30、11日(土)14:00、12日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:マキシム・パスカル/演出:カロリーネ・グルーバー/管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会

●『ルル』公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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9/4(木)『フィデリオ』2日目の終演後に、演出・深作健太によるアフター・トークを開催します

「Komm, Hoffnung!(希望よ、来たれ!)」
レオノーレが歌うこの言葉が、オペラ『フィデリオ』の劇中で最も重要な言葉と語る、演出・深作健太。
東京二期会オペラ劇場『フィデリオ』公演2日目の9月4日(木)は、終演後に演出・深作健太によるアフター・トークを開催いたします。

先のメール・インタビューでは、今『フィデリオ』を上演する意味を熱く語っていた深作氏。公演を終えて、あらためてお客様とともにこの作品の意味、意義を考えます。 9月4日公演をご鑑賞のお客様は無料でご参加いただけます。皆様のご参加をお待ちしております!


深作健太

■■■ イベント情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場 2020年9月公演 ベートーヴェン『フィデリオ』
【平日マチネ・スペシャル】演出・深作健太アフター・トーク

日時:2020年9月4日(木) 終演後
会場:新国立劇場オペラパレス内(実施場所は近日ご案内します)
料金:9月4日の『フィデリオ』公演チケットをお持ちのお客様は無料でご参加いただけます。
出演:深作健太(映画監督、演出家/東京二期会『フィデリオ』演出)、ほか

▼前回ワーグナー『ローエングリン』公演のときのアフタートークのレポート
【イベント・レポート】2月22日(木)『ローエングリン』平日マチネ・スペシャル~演出・深作健太アフタートークを開催しました! - オペラの散歩道(二期会blog)

▼チケット発売前にメール・インタビューしました
暗い〈壁〉を打ち破り、〈自由〉へ! 9月公演『フィデリオ』演出・深作健太からのインタビュー・メッセージ - オペラの散歩道(二期会blog)

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▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場
2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:ダン・エッティンガー/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

●公演のご予約・お問合せは
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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2020年度 Hakuju Hall「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」出演者発表!
(※2021年3月18日(木)、4月15日(木)に開催延期)

Hakuju Hall主催の若手歌手によるコンサートシリーズ「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。
これまで7年にわたり、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した多くの若きオペラ歌手が出演してまいりましたが、昨年度より「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」 に改称し、さらにパワーアップしてお届けしております。
華やかなオペラの大舞台に羽ばたいていく未来のスター歌手たちによるコンサート。「新しい声」のデビューの瞬間、是非お聴き逃しなく!

現在、各回とも詳細プログラムを準備中です。どうぞご期待ください!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会 ディーヴァ,ディーヴォ
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口 もしくは
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より 徒歩5分
料金:各回とも 全指定席 1,500円(税込)

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所 
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
※新型コロナウイルス感染拡大に伴い、下記日程に延期となりました。

《各回の日時と出演者》
■第21回
日時:2020年10月1日(木)⇒2021年3月18日(木) 14:00開演(約90分/途中休憩あり)
出演:

ソプラノ
角南有紀(すなみ ゆき)

ソプラノ
中野亜維里(なかの あいり)

バリトン
菅原洋平(すがわら ようへい)

ピアノ
平塚洋子(ひらつか ようこ)
予定プログラム:
 ・モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より “岩のように動かずに”(角南)
 ・ドニゼッティ 『アンナ ボレーナ』より “泣いているの、あなた方?~私の生まれたあのお城”(角南)
 ・ヴェルディ 『リゴレット』より “慕わしい人の名は”(中野)
 ・バーンスタイン 『キャンディード』より “きらびやかに着飾って”(中野)
 ・モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より “彼の眼をごらんなさい”(菅原)
 ・ヴェルディ 『ファルスタッフ』より “これは夢か現実か?”(菅原)  ほか

■第22回
日時:2020年12月3日(木)⇒2021年4月15日(木) 14:00開演(約90分/途中休憩あり)
出演:

ソプラノ
金治久美子(かなじ くみこ)

メゾソプラノ
長田惟子(おさだ ゆいこ)

テノール
秋山和哉(あきやま かずや)

ピアノ
藤川志保(ふじかわ しほ)
予定プログラム:
 ・レハール オペレッタ『ジュディッタ』より “私の唇に熱き口づけを”(金治)
 ・J.シュトラウスII世 ワルツ「春の声」op.410(金治)
 ・ビゼー 『カルメン』より 〈ハバネラ〉(長田)
 ・マスネ 『ウェルテル』より “ウェルテル!この胸の内を誰が言えましょう”〈手紙の歌〉(長田)
 ・プッチーニ 『西部の娘』より “一言だけ言わせてくれ”(秋山)
 ・ポンキエッリ 『ラ・ジョコンダ』より “空と海よ!”(秋山)  ほか

*出演者・曲目・曲順等が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼ご予約・お問合せはこちら
Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700
 火~土 10:00~18:00(※祝日・休館日を除く)
 ※5月7日(木)までの期間、火曜と木曜の11:00~17:00のみ営業
  (ただし、4/30,5/5,5/7は休み)

▼予定演奏曲等の詳細は決まり次第、主催者ウェブサイトに掲載されます
Hakuju Hall(ハクジュホール)

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暗い〈壁〉を打ち破り、〈自由〉へ!
9月公演『フィデリオ』演出・深作健太からのインタビュー・メッセージ

4月11日(土)から、2020/2021年シーズンの開幕となるオペラ『フィデリオ』のチケットを発売します。

2020年は楽聖ベートーヴェンの生誕250周年。クラシック音楽界にとって、世界規模、最大級のメモリアル・イヤーですが、その意味は今や大きく変わりました。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界中の人々がこの感染症に苦しみ、またはその恐怖、不安に直面し、自由を制限された生活を余儀なくされています。

この時代の状況で、私たちの『フィデリオ』公演が、皆様に少しでも明るい希望を提供するものになるのなら……!
今回、演出をつとめる深作健太に、さっそくメールでインタビューを行いました。今、お届けしたいメッセージを、どうぞ。

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――深作さんにとっての、ベートーヴェンの「原体験」を教えてください。

1989年、僕が高校一年生の時、ベルリンの壁が壊れました。
その時、バーンスタイン指揮の記念コンサートの映像で「第九」を聴いたのが、最初のベートーヴェン体験です。それはもう衝撃的でした。歌詞の “Freude(歓喜)” を、あえて “Freiheit(自由)” に変えて歌っていて。
冷戦が終わり、これからヨーロッパがひとつになる新しい時代が来るんだ、という実感と共に、二百年も前の時代にベートーヴェンさんが音楽に籠めた、壮大な〈自由〉への祈りに、全身が震えました。


深作健太

――『フィデリオ』の演出を決められたときの心境を教えてください。

とても嬉しかったです!『フィデリオ』はベートーヴェンが遺した唯一のオペラ。それを生誕250周年の記念の年に、演出させていただけるなんて。
だけど演出家としては、ものすごく難しい作品なんですよね。台本の構成がシンプルすぎて、そのまま演出したのでは、ベートーヴェンさんが当時、訴えたかったはずの、激しいまでの〈自由〉への渇望が、現代の観客には伝わらなくなってしまう。
フランス革命当時の、女性が男性に化けて夫を救うという設定の、ジェンダーの問題しかり。国家権力と闘って、政治犯として監獄に囚われる事の意味も、現代とはかなり違う訳で……。
そのあたりをどう演出するか、大きな挑戦が必要だと思います。

――最初にオペラ演出をされた『ダナエの愛』のときに、楽譜をとおして、作曲家リヒャルト・シュトラウスと、対話するということおっしゃっていました。『ローエングリン』のときは、ワーグナーが深作さんの夢枕に立たれたとか…今、『フィデリオ』からは作曲家のどのような言葉が聞こえてきているのでしょうか。

ベートーヴェンさんの時代に比べて、今の僕達は、平和で豊かですよね。
だからこそ、聴こえてこない〈音〉ってあると思うんです。楽譜を読んでると、
「おい。君達は今、本当に自由なのか?〈自由〉って何だ?」
って、ベートーヴェンさんに問いただされている気がして(笑)。
ひょっとしたら、まだあまり〈自由〉になれてないんじゃないかって思うんですよ。
今年は、戦後75年の節目の年でもあるんですが、世界中で何千万人の死という大きな犠牲を経て、親達から受け継いだはずの〈自由〉の根底が今、大きく崩れ始めています。格差は開く一方だし、不安だから、弱い僕達はまた、せっかく壊したはずの〈壁〉を、国境にも、自分達の心にも、あちこちに建て始めている。それはとても後ろ向きで、哀しい事です。
芸術は常に、他者を拒む〈壁〉ではなく、他者を繋ぐ〈橋〉にならなくてはなりません。ベートーヴェンさんの音楽に響く情熱を、いかに〈国境〉を越えて次の世代に伝えるか。とても大切な責任だと思っています。


東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』
演出:深作健太(舞台上演日本初演) (写真:三枝近志)

――最後に、お客様に向けたメッセージをお願いいたします。

今は危険なウイルスが蔓延して、チケットをお求めになるお客様も、御自身の健康や公演の成否など、とても不安な時かと思います。だからこそ、このメッセージが〈希望〉を込めて、皆様に届きますよう。
これから世界がどうなってゆくのかは、まだ誰にもわかりません。だけど人類は、いくつもの大きな戦争や災害、パンデミックを乗り越えて、自分達の〈自由〉を獲得して来ました。その永い闘いはこれからも続くし、その一端に〈芸術〉も存在しています。
ベートーヴェンさんもまた音楽を武器に、数多くの苦難と闘い続けた先輩でした。僕達は今、この降り注ぐ苦難が、一刻も早く収束する事を祈りつつ、世界中で活躍される同年代のマエストロ、ダン・エッティンガーさんや、大好きな東京二期会の歌手の皆さん、東京フィルハーモニー交響楽団の皆さんと力を合わせ、現代に生きる僕達でしか響かせられない音楽を、お届けしたいと願います。
ベートーヴェンさんがいつもそうであったように、革新的な冒険心を忘れずに。

これは戦後75年に及ぶ、〈自由〉をめぐる人類と〈壁〉の闘いのオペラです。 「希望よ、来たれ!」とは、劇中でレオノーレが歌う大切なアリアですが、今こそ、それが歌われるのに、最もふさわしい時だと思います。
〈復興〉への願いと、祈りを込めて――。


東京二期会オペラ劇場2018年2月公演 ワーグナー『ローエングリン』
演出:深作健太 (写真:三枝近志)

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第二次世界大戦後に再建されたウィーン国立歌劇場の杮落とし公演など、特別な機会に上演されることも多い『フィデリオ』。この度も、祝祭の年に合わせた上演でしたが、今はそれ以上の重みが感じられます。
9月に皆様と新国立劇場オペラパレスでお会いできますように!

▼『フィデリオ』公演情報ページはこちら
2020年9月公演 L.v.ベートーヴェン『フィデリオ』 - 東京二期会オペラ劇場
2020年9月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
指揮:ダン・エッティンガー/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

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今年 夏~秋 開催の「五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表」、3公演のご案内

「五島記念文化賞オペラ新人賞」は豊かな生活環境の創造に力を尽くした、故・五島昇東急グループ代表の事績を記念し、芸術文化の分野における優秀な新人を顕彰することを目的に1990年に創設されました。
美術とオペラの分野で次代を担う若手芸術家に「五島記念文化賞」(美術新人賞・オペラ新人賞)を授賞し、海外研修への助成および研修終了後の成果発表の機会を提供しています。

▼五島記念文化賞について
五島記念文化賞|文化・芸術 - 公益財団法人東急財団

その五島記念文化賞オペラ新人賞を得て海外で研修した俊英、山本耕平(テノール)、キハラ良尚(指揮)、桝 貴志(バリトン)が、その成果発表となる演奏会を、本年8月~9月に開催することになりましたので、ご案内致します。

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◆まずは8月8日(土)、2度のイタリア留学で研鑚を積んだテノール山本耕平が、トスティの歌曲やモーツァルトやヴェルディのオペラ・アリア等を演奏します。

 山本耕平

山本耕平 テノールリサイタル
日時:2020年8月8日(土) 19:00開演(18:20開場)
会場:東京文化会館 小ホール
料金:全自由席 3,000円(税込)
発売日:2020年4月9日(木)
出演:山本耕平(テノール)、前田拓郎(ピアノ)

▼演奏予定曲等、公演詳細ページはこちら
山本耕平 テノールリサイタル - 主催・制作コンサート - 二期会21

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◆オーストリアとドイツで、指揮者・コレペティトゥアとして研鑽を積んだキハラ良尚。モーツァルト声楽作品のエキスパートたちによる「モーツァルト・シンガーズ・ジャパン(MSJ)」とタッグを組み、モーツァルトのオペラ『魔法の笛』(演奏会形式)を9月5日(土)に上演します。

 キハラ良尚

キハラ良尚&モーツアルト・シンガーズ・ジャパン
『魔法の笛』
〈演奏会形式〉
日時:2020年9月5日(土) 14:00開演(13:15開場)
   ※13:30よりキハラ良尚によるプレトークあり
会場:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
料金:全席指定 一般4,000円、学生2,500円(税込)
発売日:2020年4月7日(火)
指揮:キハラ良尚
構成:宮本益光/振付:成平有子
コレペティートル:山口佳代、石野真穂、髙田恵子
出演:モーツァルト・シンガーズ・ジャパン〔(ザラストロ)金子 宏/(タミーノ)望月哲也/(夜の女王)針生美智子/(パミーナ)文屋小百合/(侍女I)増田のり子/(侍女II)小泉詠子/(侍女III)中島郁子/(パパゲーノ)宮本益光/(パパゲーナ)鵜木絵里/(モノスタトス)伊藤達人〕
(童子)シンフォニーヒルズ少年少女合唱団/(魔法の笛)上野由恵/(魔法の鈴)作本美月
ナレーション:長谷川初範
管弦楽:東京交響楽団オペラアンサンブル

▼公演詳細ページはこちら
キハラ良尚&モーツァルト・シンガーズ・ジャパン『魔法の笛』 - 主催・制作コンサート - 二期会21

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◆そして9月12日(土)、多様な文化的背景を持つアーティストたちと共にニューヨークで学んだバリトン桝 貴志のリサイタル。前半は、若い夫婦の物語を歌にのせて描いた、2人のモノローグによる歌曲集《木の匙》(中田喜直 曲・寺山修司 詞)、後半はオペラのアリアをお楽しみいただきます。

 桝 貴志

桝 貴志 バリトンリサイタル
日時:2020年9月12日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:浜離宮朝日ホール
料金:全席指定 一般4,500円、学生2,500円(税込)
発売日:2020年4月17日(金)~
出演:桝 貴志(バリトン)、三宅理恵(ソプラノ)、佐藤正浩(ピアノ)
▼演奏予定曲等、公演詳細ページはこちら
桝 貴志 バリトンリサイタル - 主催・制作コンサート - 二期会21

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いずれの公演も、まもなくチケット発売となります。
どうぞお楽しみに!

●お問合せ・チケットのご予約は
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2020年4月〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉『サムソンとデリラ』
デリラ役 池田香織&板波利加の映像メッセージ!

『サムソンとデリラ』は、古代パレスティナの都ガザを舞台にした物語。ユダヤ教を信仰するヘブライの人々の国でしたが、ここに異教徒が進出してきます。ダゴンの神を信仰する、ペリシテの人々です。
平和な日々を奪われたヘブライ人を救うべく立ち上がったのが、神から怪力を授かった英雄サムソン(4月25日 福井 敬/26日 樋口達哉)。彼の活躍により、一度はヘブライ人のための平和が取り戻されます。
武力、腕力、知力ではサムソンにはかなわない。そこで、ペリシテ人がサムソンに差し向けたのが、絶世の美女デリラでした(25日 池田香織/26日 板波利加)。彼女はその美貌を武器に、サムソンを誘惑します。異邦の民らしいエキゾチックで、真実の愛と紛うような官能的な旋律が、デリラの真骨頂。けれども、プライドが高く、また我が民のためとはいえ、敵の武将を裸同然となって迎えようとするデリラの心情たるやいかばかりかと。これこそ、オペラでなければ表現しえない、すさまじい情念。そう思うと、サン=サーンスの音楽は、かえって恐ろしいくらいにエレガントなのですね。
タイトルロールを演じる池田香織と板波利加から、公演に向けて映像メッセージをお届けします!

☆池田香織

デリラは、自分の魅力を最大限に活用し、宗教上の敵であるサムソンの弱みを握ろうとします。現代のように、夜まで明るくなかった時代には、心地よい響きの声というのも異性を惹きつける大きな魅力のひとつだったのではないでしょうか。
男性はおおむね、マザコンかな?と思うので、メゾソプラノの少し低めの声で包まれるような体験をすると、サムソンも抵抗できなくなってしまうのでは?
有名なアリアを3曲歌うのですが彼女の持つ強さ賢さそして女性としての魅力に溢れた名曲揃いです。

これぞフランスオペラと思わせてくれる繊細で濃厚なアリア「あなたの声に心は開く」など数々の名曲があるのですけれども、それ以外にも、どことなく『トリスタンとイゾルデ』を思わせるような、とてもドラマティックな素敵な二重唱、軽やかな勝利の大合唱からのドラマティックな展開、まだまだ皆様に知って頂きたい素敵な音楽のドラマがたくさんあることがわかりました。
ぜひ生のサウンドでお楽しみいただきたいと思います!

☆板波利加

これまでに、私はたくさんの「悪女」を演じてきました。デビュー役の『カルメン』題名役、そして『ナブッコ』のアビガイッレ、『サロメ』のヘロディアス(『エロディアード』の題名役も)、さらに『マクベス』のマクベス夫人……
ただ、これまでの女性は、すべて相手の男の人をとても愛していたので、演じている私からしてみれば、そんなに悪女とは感じませんでした。
ただし、このデリラという役は、サムソンを優しい言葉、甘い旋律で酔わせ、愛する人をだまします。これはもう「悪女」ではないか、と私は思っています。

20年間、私はイタリアで勉強とキャリアを積んできました。当時の私の恩師であるジュリエッタ・シミオナート先生とは、このデリラのアリアを何回も繰り返して勉強してきましたので、とても思い出深い曲なのです。
先生が私に繰り返しおっしゃっていたのは、「デリラという役は、子宮で歌いなさい」。
……私はまだ20代だったので、それがどういう意味なのか、あまり分からなかったんですけれど、今回、もう一度、デリラを勉強しなおしていたときに(気づき始めたことは)、まずは、ベルカント技術について。のどで歌うのではなく、女性としての身体全体を使い、テクニックとして子宮に重心を感じて歌うということ。そして、もうひとつは女性の「本能」で歌いなさい、ということ。そういうこと私に言いたかったのではないかと、最近になって感じています。
先生が亡くなって10年が経ちました。私にとっては大きな年となります。『サムソンとデリラ』の大役を日本で、そして東京二期会で歌わせていただけることは、先生からの天国からプレゼントなのではと個人的には感じています。

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▼『サムソンとデリラ』公演情報ページはこちら
2020年4月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会

2020年4月25日(土)17:00、26日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:準・メルクル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉昨年公演プラッソン指揮『エロディアード』の映像クリップを公開!

東京二期会が4月にBunkamuraオーチャードホールでお贈りする〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉サン=サーンス『サムソンとデリラ』。
この公演に先がけて、昨年の同シリーズ公演マスネ『エロディアード』のステージの様子をご紹介するべく、ショート映像クリップを公開しました。巨匠ミシェル・プラッソン指揮による貴重な映像です!


白い宮殿の壁のような、Bunkamuraオーチャードホールのステージバック全体をスクリーンに見立てることで、圧倒的なパースペクティブで場面展開を実現させることができました。これは、東京二期会とBunkamuraのタッグだからこそ可能となった上演スタイルなのです。


指揮ミシェル・プラッソンと東京フィルハーモニー交響楽団




『エロディアード』公演よりステージの様子

そして今度の上演は、古代パレスティナを舞台に、ヘブライ人とペリシテ人との対立が壮大なスケールで描かれる『サムソンとデリラ』。
ラストシーンでは、拷問にかけられたヘブライの勇者サムソンが最期の力を振り絞り、己もろともペリシテの神殿を崩落させる、という神話的カタストロフィが待っています。このシーンがサン=サーンスの音楽と相まってどのように演出されるかもぜひご注目ください!

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▼『サムソンとデリラ』公演情報ページはこちら
2020年4月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会

2020年4月25日(土)17:00、26日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:準・メルクル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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7/30(木)開催「高田正人のオペラWhy not? ~理想の結婚はオペラの中に~」
3/19(木)よりチケット発売開始!

二期会が誇るテノール歌手 高田正人が、そのパーソナリティーとしての才能も遺憾なく発揮してお贈りするレクチャーコンサート、「高田正人のオペラWhy not?」。
今回は、本年生誕250周年を迎える楽聖ベートーヴェンの残した唯一のオペラ『フィデリオ』と絡めて、「理想の結婚はオペラの中に」というテーマでお届けします。
テーマに関係する様々な作品をお聴き頂きながら、気が付けばオペラに詳しくなれる、1度で2度おいしいコンサート。
出演歌手は高田正人に加え、東京二期会9月公演『フィデリオ』出演キャストから、ソプラノ木下美穂子、バリトン大沼 徹も登場して、豪華にお贈りします!


講師/テノール
高田正人

ソプラノ
木下美穂子

バリトン
大沼 徹

ピアノ
平塚洋子

スペシャルゲスト
深作健太

当公演で演奏される曲目には日本語字幕を表示致しますので、歌詞の内容もしっかり把握頂けます。
さらに、なんと今回は、同『フィデリオ』公演で演出を務める映画監督・深作健太氏もスペシャルゲストとして登場予定!高田正人と共に、オペラの魅力をたっぷりお届け致します。
どうぞ皆様お誘いあわせの上、ご来場ください。


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
高田正人のオペラWhy not?
~理想の結婚はオペラの中に~

日時:2020年7月30日(木) 19:00開演(18:30開演)
会場:文京シビックホール 小ホール
料金:全席自由 一般3,000円、学生1,000円
出演:高田正人(講師/テノール)、木下美穂子(ソプラノ)、
    大沼 徹(バリトン)、平塚洋子(ピアノ)
スペシャルゲスト:深作健太(映画監督、9月公演『フィデリオ』演出家)
演奏予定曲:
ベートーヴェン作曲
・『フィデリオ』より “ああ、なんという瞬間だ”、“悪者よ!どこに急ぐのか”
  ・交響曲第9番より “おお友よ、このような音ではない!”  ほか

▼公演概要ページはこちら
高田正人の「オペラWhy not?」|コンサートラインアップ - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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3/12(木)「バリトン4名が贈る White Day とびきり甘い夜2020」開催中止
楽しみにされていた皆様へ

新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止とさせていただきました「バリトン4名が贈る White Day とびきり甘い夜2020」。
公演中止発表による反響は大きく、ハンサム四兄弟へ新たな声援もたくさんお寄せいただきました。
みなさま、ありがとうございます。

この度、ハンサム四兄弟(宮本益光、加耒徹、近藤圭、与那城敬)から、公演を楽しみにしていてくださった方々に歌のメッセージが届きました。
また、公演当日ご来場いただいた方々に配付する予定でしたプログラムも公開させていただきます。
ハンサム四兄弟の想いを是非ご覧ください。

★ハンサム四兄弟から歌のメッセージ


★配付予定だったプログラム

↑画像クリックで誌面(PDF)がご覧いただけます!

そして…今回は大変残念でしたが、ハンサム四兄弟はこれに代わるコンサートを計画しています。決まり次第発表致しますので、もうしばらく待っててくださいね!

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『ルル』は私の演出家としての集大成~カロリーネ・グルーバー緊急プレトーク・リポート

去る2月22日(土)に開催した演出家カロリーネ・グルーバーのプレトークには、緊急の開催決定にもかかわらず事前のご予約で満席となりました。多くの方のご来場、誠にありがとうございました。
グルーバー氏からは、これまで日本ではあまり語られてこなかった演出家を目指すことになった軌跡についての話があり、そして今『ルル』を演出するにあたっての自身の想いが語られました。
プレトークの内容をテーマごとにご報告します。

*     *     *


<オペラ演出家を目指すまで>
KON-NICHIWA!
東京に戻って来られて、また今回、私自身がオペラ演出家となった軌跡を話す機会をいただいたこと、とてもうれしく思っています。



私の両親はオーストリアの山の中に住んでいて、若いころの私はそこで、クラシック音楽とはまったく無縁の環境で育ってきました。
ただ、「物語」に関することにはとても興味がありました。映画を観たり、本を読んだりすることで、小さいころは「映画監督になりたい」と思っていました。
ウィーンで演劇学を学ぶようになって、友人がウィーン国立歌劇場に連れて行ってくれました。
当時は、学生用の桟敷席が非常に安く買えたので、たくさんのオペラを観ることができたのです。
最初に観た作品は、フランコ・ゼッフィレッリ演出、ジュゼッペ・シノーポリ指揮の『ラ・ボエーム』。ミミ役にはミレッラ・フレーニがいました。
とにかくその他の演目でも、すぐれた指揮者、アーティストが登場して、その世界に夢中になり、頭の中が“BAKUHATSU!”してしまいそう。私が19歳のときです。カルロス・クライバー指揮の『ばらの騎士』は、もう、圧巻でした!
あるときのこと。次に観る演目が『フィガロの結婚』だったので、事前にストーリーを読んでおいたのです。フランス革命前夜の様子や、文明の衝突、そして階級の対立など、さまざまな要素が織り込まれていて、それはとても興味深いものでした。
そして、期待して公演を観たのです。ところが、それが、音楽も舞台も美しいのですが、どうしてももの足りない。事前に読んできたストーリーが見えづらいし、スリルが足りないと感じてしまいました。学校でも、友人たちにそのことを訴えていたのです。すると、私はこう言われました。
「そんなに言うんなら、自分でやれば?」



<オペラを女性の側からとらえなおす>
オペラを演出するとき、私はまずストーリーを見ます。
そして、自分の側から、すなわち、女性の側から物語をとらえなおすのです。
演出を始めたのは私が23歳のとき。まだ女性のオペラ演出家などほとんどいなかったような時代に、当時の劇場のインテンダントは、女性を起用したいという気概を持った方だったので、とてもラッキーでした。
オペラは、これまで男性の視点から描かれ、上演されてきました。たとえば、なぜオペラでは最後に女性が死ななければいけないの?とか。何か別のエンディングがないだろうか、と考えます。オペラは、いつも自分の心の問題とつながっています。どのような作品にも、必ず心を打つ何かがあります。たとえば『リア』では、父と娘の関係性が描かれますが、現代の人々の人生にも関わるテーマです。私の仕事は、そのようにして、作品の中から、人々の心を打ち、胸に迫るものを掘り起こすことなのです。
私のキャリアの中で、一時期、演劇に移ったことがありましたが、やがてオペラに戻ってきました。なぜなら、オペラには音楽があるからです。バロックから現代まであらゆる時代のオペラを演出してきましたが、どの音楽も大好きです。音楽を聴くことで、単なる筋書きではない、物語の深層に迫っていくことができるからです。


カロリーネ・グルーバー演出 2011年11月 東京二期会 モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より(撮影:三枝近志)

<オペラ『ルル』への特別な想い>
以前から、『ドン・ジョヴァンニ』や『ルル』のような作品を、女性の側から描いてみたいという想いがありました。
『ルル』は私にとって特別な作品です。その理由の一つは、私が、作曲家のアルバン・ベルクと同じオーストリア人であるということ。『ルル』からは、20世紀という、音楽が大きく変化してしていった時代の、ウィーンという町の魂を感じます。ベルクは『ルル』を完成せずして早くに亡くなりましたが、それゆえに『ルル』の価値はさらに高まっていると思います。
また、これまでに、同じ女性のアーティストとして、指揮者のシモーネ・ヤングと5つのプロダクションで協働してきました。彼女とは、会う度に、今度は『ルル』をやろうと話してきました。それはいまだに実現しないままでいますが、私は、今こそ『ルル』を上演するときだと思っています。
#MeToo」運動がさかんに行われる今、『ルル』は、ある意味で「#MeToo」オペラだと思います。ルルは男性と女性で捉えられ方がまるで違います。男性からみればルルは蠱惑的な存在で、そのように描かれてきたことが多いのは事実。ですが、私かからみると、むしろ彼女は哀れな存在です。幼いころに貧民院で育ち、やがてシェーン博士に囲われて成長していく中で、彼女は自分自身の感性や内面を形成していく。ある意味、犠牲者です。今回、私は、ルルの内面、彼女の魂を描きたい。
『ルル』は、私のオペラ演出の集大成になるでしょう。

*     *     *




7月公演『ルル』を演出するカロリーネ・グルーバー。
今こそ上演されるべき新しい『ルル』にむけて、ルルの内面を表現するために、今回初めてダンサーの起用を決意。気鋭コンテンポラリー・ダンサー中村 蓉が起用されました(中村は、2021年5月公演ヘンデル『セルセ』を演出することも先に決定、発表されています)。

「自身の集大成」とまで語ったグルーバーの『ルル』 に、どうぞご期待ください!

*     *     *


▼『ルル』公演情報ページはこちら
 《チケット発売中》 ・2020年7月公演 A.ベルク『ルル』〈新制作〉 - 東京二期会オペラ劇場
2020年7月10日(金)18:30、11日(土)14:00、12日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:マキシム・パスカル/演出:カロリーネ・グルーバー/管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会

●『ルル』公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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3/12(木)「バリトン4名が贈る WhiteDayとびきり甘い夜2020」
バレンタイン☆Chocoっと企画にたくさんのメッセージありがとうございました!

3月12日(木)の紀尾井ホールでの公演に向け、ハンサム四兄弟(宮本益光、加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬)へのたくさんのメッセージや質問をお贈りいただきまして、ありがとうございました。
公演当日もハンサム四兄弟から何らかの回答があるとおもわれますが、本日はその中から・・・

よなごのドゥーカさん からいただきましたご質問をハンサム四兄弟からご回答させていただきます!
4人ともいつも素敵でいらしてドキドキしながら活躍を拝見しております♡
バリトンのみなさんにとって、テノールとはどんな存在ですか?

↓     ↓     ↓

<宮本益光>
いつもギュー、チューして、実にけしからんと思います。私もテノールになりたい…と何度夢見たことか。

<与那城 敬>
やはりテノールはヒーロー的な存在です。戦隊モノで言うと、正義感が強く常に熱いレッドのイメージ。手に汗を握る時もあるけど(笑)いつも勇気と希望を貰います。

<近藤 圭>
高音をスコーンと出す憧れの存在で、自分もなれるものならなりたい存在です。
が、テノールの人達を見ていると、性格から何から何まで別次元で、自分には無理だと思ってしまいます。

<加耒 徹>
テノールと言っても本当に様々なタイプの方がいらっしゃるので、一概には言えませんが、声種に対してはバリトンより高い声を出すので、それをバリトンとして支えてあげたい!守ってあげたい!って思える存在です。アンサンブルの場合はテノールを生かせるように、生きていきたいです。

このほかにもいただいたメッセージ、質問は、当日の公演の中でも回答するコーナーがございますので、どうぞお楽しみに!

202002_whiteday2020_01.jpg
先日、プログラム冊子用の写真撮影が行われました。どんなプログラムが出来上がるか、ご期待ください!

*     *     *


200312whiteday_thumb.jpg
PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
バリトン4名が贈るWhite Day
とびきり甘い夜2020

日時:2020年3月12日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール (東京都千代田区紀尾井町6番5号)
料金:(全席指定・税込) SS席15,000円、A席5,000円、B席2,500円
    ※SS席は出演歌手4名とのティーパーティー付
    ※S席とA席は二期会オペラ愛好会割引あり
    ※二期会オペラ愛好会割引は二期会チケットセンターのみの取扱い
    ※SS席は二期会チケットセンター電話受付のみの取扱い
    ※B席は舞台の一部が見えづらい場合がございます


出演:宮本益光(バリトン)、加耒 徹(バリトン)、近藤 圭(バリトン)、
    与那城 敬(バリトン)、加藤昌則(ピアノ)

予定プログラム:(構成/宮本益光)
 ●恋する歌曲
  F.P.トスティ 「愛して! 」(加耒)
  R.シューマン 「献呈」(近藤)
  S.カルディッロ 「カタリ カタリ(つれない心)」(与那城)
  越谷達之助 「初恋」(宮本)

 ●ドン・ジョヴァンニ饗宴
  カタログの歌(レポレッロ/近藤)
  シャンパンの歌(ドン・ジョヴァンニ/宮本)
  窓辺においで(ドン・ジョヴァンニ/加耒)
  君たちの半分はこっちに行きたまえ(ドン・ジョヴァンニ/与那城)

 ●本気で勝負!オペラ・アリア対決!
  コルンゴルト 『死の都』より 「我が憧れ、我が幻」(宮本)
  マスネ 『エロディアード』より 「幻想のアリア」(加耒)
  ヴァーグナー 『タンホイザー』より 「この気高き集いを見渡せば」(近藤)
  ベッリーニ 『清教徒』より 「ああ、永久に私はあなたを失った」(与那城)

 ●For you
  見果てぬ夢 ~『ラマンチャの男』(加耒)
  雨に唄えば(近藤)
  虹の彼方に ~『オズの魔法使い』(与那城)
  上を向いて歩こう(宮本)
  そのうたは(全員)

▼公演詳細ページはこちら
バリトン4名が贈るWhite Day とびきり甘い夜2020 - 主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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ヴェルディの名作を美しい舞台でぜひ!
2/19開幕『椿姫』公演当日のごあんない

いよいよ明日2月19日(木)から23日(日)まで東京文化会館大ホールにて、東京二期会オペラ劇場 G.ヴェルディ作曲オペラ『椿姫』を上演いたします。〔4回公演(2/21休演日)〕

指揮は、欧州で最も注目を集めているイタリア人指揮者ジャコモ・サグリパンティ。ヨーロッパの主要劇場で活躍し、本プロダクションの直前にはバイエルン州立歌劇場にてネトレプコが主演した『トゥーランドット』を指揮、今回の『椿姫』がジャパン・デビューとなります。また、今後は『セヴィリアの理髪師』の指揮でニューヨーク・メトロポリタン・オペラでのデビューも予定されています。
演出は、宝塚歌劇団に所属し、第20回・24回読売演劇大賞 優秀演出家賞、第43回菊田一夫演劇賞を受賞するなど、演劇界をはじめ各方面から大きな期待と注目を集める原田 諒が満を持してオペラ初演出。ヴェルディの名作を美しい舞台でお贈りします。
ピットは東京都交響楽団。岡崎大樹や元タカラジェンヌをはじめとする10人のダンサーたちのパフォーマンス。そして、ヴィオレッタ、アルフレード、ジェルモンをはじめとするキャスト陣がこの舞台でどう歌い演じるのか。どうぞご期待ください!!


初日組ゲネプロより アルフレード城 宏憲(左)とヴィオレッタ大村博美(撮影:三枝近志)



▼今回の公演について、稽古場および2/12に開催されたプレ・トークのレポートなどがウェブメディアに掲載されていますので、ご紹介いたします。
初来日の新鋭指揮者登場!二期会《椿姫》いよいよ - チケットぴあ[クラシック オペラ・声楽]
東京二期会『椿姫』/話題の新制作、マエストロ・サグリパンティを迎えトークショー「ワルツのリズムに耳を傾けて」 - SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
開幕直前!東京二期会《椿姫》稽古場レポート - WEBぶらあぼANNEX 東京二期会特設サイト
原田 諒(演出)インタビュー〜宝塚歌劇団所属演出家が手掛ける《椿姫》 - WEBぶらあぼANNEX 東京二期会特設サイト

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【2/18(水)18:00掲載】
2020都民芸術フェスティバル参加公演
《東京二期会オペラ劇場》 2020年2月公演
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 『椿姫』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
2月19日
(水)
2月20日
(木)
2月22日
(土)
2月23日
(日・祝)
当日券
S A B C 学
S A B C少 学
S A B 学
S A B 学
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
前 半
第1幕・第2幕1場
約80分
途中3分程の舞台転換がございます
休憩 25分
19:50~20:15
15:20~15:45
15:20~15:45
15:20~15:45
後 半
第2幕2場・第3幕
約60分
途中4~5分程の舞台転換がございます
終演予定
21:20
16:50※
16:50
16:50
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆上記、販売予定当日券は18日18:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(28歳未満の学生の方が対象、2,000円)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンター(電話・ネット予約)にてお申し込みください。
◆今回の公演では「当日学生席」を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

※…2/20(木)公演では終演後に平日マチネ・スペシャルイベントとして、本公演の演出 原田 諒による「アフタートーク」を開催致します。2/20(木)公演のチケットをお持ちのお客様は無料でご参加いただけます。

▼『椿姫』公演情報ページはこちら
2020年2月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年2月19日(水)18:30、20日(木)14:00、22日(土)14:00、23日(日・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒/管弦楽:東京都交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、公益社団法人日本演奏連盟
・都民芸術フェスティバル2020参加公演

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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プログラムが決定しました!
~3/4(水)開催、二期会オペラ研修所 第63期マスタークラス 修了試演会

3月4日(水)にHakuju Hallにて開催の「二期会オペラ研修所 第63期マスタークラス修了試演会」。
立ち稽古も進み、いよいよ、本番まで残り半月ほどとなりました。


大倉クラスの授業風景より


鹿野クラスの授業風景より


各クラスのプログラム(演目・場面)が決定しました。
研修所での最終試験である今回は、研修生自身が、今後レパートリーにしたいと考えている作品に臨みます。日々の授業では、研修生たちの作品に対する熱意や思い入れが、ひしひしと伝わってきます。

両クラスともに完売が予想され、お席が残りわずかとなっております。研修生一人ひとりの研鑽の成果に、どうぞご期待ください!

200304institute_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第63期マスタークラス修了試演会

開催日:2020年3月4日(水)
会場:Hakuju Hall 【アクセス
  ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
  ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全席指定 各クラス1,500円 (2クラスセット券 2,500円)
※クラスごとにチケットが必要です
予定プログラム:
◆大倉由紀枝クラス 12:30開演
1.ベッリーニ作曲『カプレーティ家とモンテッキ家』第2幕より
2.ドニゼッティ作曲『愛の妙薬』第1幕より
3.ドニゼッティ作曲『ドン・パスクワーレ』第1幕より
4.ドニゼッティ作曲『ドン・パスクワーレ』第3幕より
5.ロッシーニ作曲『セヴィリアの理髪師』第1幕より
6.プッチーニ作曲『トスカ』第1幕より
7.R.シュトラウス作曲『ばらの騎士』第2幕より
8.マスネ作曲『ウェルテル』第4幕より
  《休憩》
9.ドニゼッティ作曲『アンナ・ボレーナ』第2幕より
10.ドニゼッティ作曲『リタ』第1幕より
11.ヴェルディ作曲『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
12.グノー作曲『ファウスト』第3幕より
13.ヴェルディ作曲『リゴレット』第2幕より
14.ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』第1部より
15.ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』第2部 第1幕より
16.ヴェルディ作曲『アイーダ』第2幕より

◆鹿野由之クラス 17:00開演
1.グノー作曲『ロメオとジュリエット』第2幕より
2.ドリーブ作曲『ラクメ』第1幕より
3.ドニゼッティ作曲『ドン・パスクワーレ』第1幕より
4.ヴェルディ作曲『アイーダ』第2幕より
5.ドニゼッティ作曲『ラ・ファヴォリータ』第4幕より
6.ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』第1部より
7.メノッティ作曲『電話』より(前半)
8.メノッティ作曲『電話』より(後半)
  《休憩》
9.グノー作曲『ロメオとジュリエット』第4幕より
10.ヴェルディ作曲『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
11.ドニゼッティ作曲『ドン・パスクワーレ』第3幕より
12.マスネ作曲『ウェルテル』第1幕より
13.マスネ作曲『マノン』第5幕より
14.プッチーニ作曲『トスカ』第1幕より
15.ヴェルディ作曲『リゴレット』第2幕より
16. R.シュトラウス作曲『ばらの騎士』第3幕より

(※各演目の配役及びタイムテーブルは、後日ご案内いたします。)

▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第63期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会

▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼チケットお取扱
Hakuju Hallチケットセンター TEL 03-5478-8700
(10:00~18:00 火~土*祝日・休館日を除く)

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2/22(土)緊急開催! 7月公演『ルル』演出カロリーネ・グルーバーが語る!

世界の歌劇場で活躍し、今年7月には東京二期会『ルル』を演出するカロリーネ・グルーバーが今月緊急来日!これに合わせて、2月22日(土)に急遽、グルーバーによるプレトークを開催いたします!



女性演出家として、現在、世界のトップを走るカロリーネ・グルーバー。彼女がなぜ舞台芸術に目覚めその道を歩むようになったのか、そして、今なぜ20世紀初頭の名作『ルル』と向かい合うのか、舞台から今何を発信しようとしているのか。自身の半生と、現在考えていることを、日本に向けて、世界に向けて語りかける貴重な機会となります。
すでに本公演チケットをお求めの方も、ご検討中の方も、どなたでもご参加いただけますので、ぜひお運びください!


カロリーネ・グルーバー演出 W.A.モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』/2011年11月 日生劇場(撮影:三枝近志)


カロリーネ・グルーバー演出 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』/2016年11月 日生劇場(撮影:三枝近志)

■■■ イベント情報 ■■■
〈プレ・トーク〉演出家カロリーネ・グルーバーが語る
日時:2020年2月22日(土) 11:30開演
会場:東京文化会館 4F中会議室1 (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:無料(人数に限りがございますので事前予約が必要です)
出演:カロリーネ・グルーバー(演出家)、家田 淳(通訳)

▼プレトークのご予約(無料)はこちらからネットでお申込みいただけます!
[チケット予約] - 二期会チケットセンター(Gettii)
二期会チケットセンター 電話03-3796-1831でも受付けております。

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▼『ルル』公演情報ページはこちら
2020年7月公演 A.ベルク『ルル』〈新制作〉 - 東京二期会オペラ劇場
2020年7月10日(金)18:30、11日(土)14:00、12日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:マキシム・パスカル/演出:カロリーネ・グルーバー/管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会

●『ルル』公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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華やかに舞台を彩る10人のダンサーたち~2月公演 ヴェルディ『椿姫』

東京二期会オペラ劇場、2020年2月公演G.ヴェルディ『椿姫』は、公演初日まであと9日に迫りました。
今回の原田 諒演出の『椿姫』公演のビジュアル面では、豪華で美しい舞台装置も注目ですが、さらに10名の若手ダンサーが出演し、華やかにその舞台を彩ります。
今日は、そのダンサーメンバーをいち早くご紹介いたします!

10名のダンサープロフィール
岩下貴史
7歳で子供ミュージカルに参加。歌って踊るミュージカルの楽しさに心奪われる。
バレエ、シアターダンス、ジャズダンスなどのレッスンに励み、ニューヨークなどにも研修。数々の舞台やイベントに出演。
出演作品はミュージカル『青い鳥』(チルチル役)他多数。次回出演作は「MIYA COLLECTION」
岡崎大樹
早稲田大学第一文学部卒業。在学中にミュージカルサークルへの参加が俳優活動のきっかけとなる。現在は演じ手だけに留まらず、自作自演も手がける。
主な出演舞台はミュージカル「エリザベート」トートダンサー、「リボンの騎士」、「戦国・ザ・リアルat大阪城」琵琶法師役、「THE CIRCUS」クロウ役、「黒執事-Tango on the Campania-」、「銀河鉄道999~GALAXY OPERA~」、デヴィット・ルヴォー演出/音楽劇「道」他。この4月よりエリザベートへ4度目の出演の予定。
上垣内 平
広島でダンスを始め、多数のテーマパークで約8年間に渡りショーやパレードに出演。
その後、劇団☆新感線、地球ゴージャス、エリザベート、マイ・フェア・レデイ、等数々の舞台やミュージカルに出演。
現在はダンス指導や振付を中心に活動中。またジャグリングユニット「笑うアゴには福来たる」としても活動。
谷森雄次
19歳よりダンスを始め、海外のカンパニーや2018年安室奈美恵5大ドームツアー出演他、2017年佐渡裕プロデュース「フィガロの結婚」でオペラ初出演。
2019年には東宝ミュージカル「エリザベート」に出演(トートダンサー)。2020年「エリザベート」の全国公演が控えている。
ジャズとコンテンポラリーを軸に幅広く活動中
宮澤良輔
谷桃子、松山、小林紀子シアター、井上、東京小牧、日本バレエ協会、文化庁主催公演、『NHKバレエの饗宴』、『ローザンヌ ガラ』の他、劇団四季、スイセイミュージカル等の公演、松井誠公演、船上ショー『安宅丸』等の和物、新国立オペラ、愛地球博、ディズニーランド・シー専属、TV、CM、PV出演、講師、モデル、MCで活動。
輝生かなで
R.A.Dメソッドに基づき6歳よりクラシックバレエを始める。2013年宝塚歌劇団入団。2019年退団。
Chet Walker氏を師事しブートキャンプに参加。明治座「Summer Night's Dream」に出演後、ニューヨークへ短期ダンス留学。
2月28日から3月1日「MIYA COLLECTION」に出演予定。
栗原寧々
4 歳よりクラシックバレエを始め、マシモ・アクリ氏、堀本美和氏に師事。 2013 年Escola de danca do conservatorio nacional へ2年間バレエ 留学。
22歳でジャズダンスを始め、現在フリーでバレエ 、ダンス、ミュージカル公演に出演。バレエ 講師も務める。
鈴木萌恵
6歳からバレエを始め、大畠律子先生に師事。17歳からジャズダンスを始め、コンテンポラリー、ヒップホップを経験。17歳から声楽を始め、米田慎哉先生に師事。
現在は、Broadway Dance Centerの第3期、第4期スカラーシップ生として様々なジャンルのダンスを学び、フリーでダンスの舞台を中心に活動中。
千葉さなえ
2011年7月「ハウ・トゥ・サクシード」 にて宝塚歌劇団退団。涼瀬みうととして活躍。
近年は舞台やコンサート中心に活動。主な出演作は「南太平洋」「キス・ミー・ケイト」「劇団朱雀 復活公演」。コンサートは「One Night Dream」(東京国際フォーラム)「Summer Night’s Dream」(明治座)他多数。
玲実くれあ
沖縄県出身、2004年90期生として宝塚歌劇団へ入団。その後月組に配属、2009年「エリザベート」新人公演でゾフィー役を好演。
娘役として活躍しダンスの評価も高く、昨年2019年6月に退団。退団後は初舞台で主役を演じ、舞台や映像・LIVEの仕事をしながらダンス講師等も務めている。
4月、日生劇場公演に出演が決まっている。

*     *     *


▼『椿姫』公演情報ページはこちら
2020年2月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年2月19日(水)18:30、20日(木)14:00、22日(土)14:00、23日(日・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒/管弦楽:東京都交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、公益社団法人日本演奏連盟
・都民芸術フェスティバル2020参加公演

●『椿姫』公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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2/27(木)「二期会サロンコンサート」 Vol.204 春への憧れ×愛を歌う 出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロンパウゼにて、毎回大好評の「二期会サロンコンサート」シリーズ。
今シーズンの最後を飾る第204回には5名の演奏者が登場致します。

出演歌手は、ミュンヘンに18年間滞在し、現在は神戸を拠点に活躍するソプラノ大澤明子、ベルリンのフンボルト大学とチューリッヒ歌劇場のオペラスタジオで研鑽を積み帰国、2018年には二期会オペラ『後宮からの逃走』でも注目を浴びたテノール北嶋信也に加え、東京二期会2月公演『椿姫』新制作のジェルモン役でも活躍するバリトンの成田博之が賛助出演!それぞれが得意とする分野の歌曲やオペラの演奏をご堪能いただけます。
出演ピアニストは、パリ、エコールノルマルを首席で修了し、ソリストとしても活躍し内外を行き来する須江太郎と、ニース、シュトゥットガルト、オランダでも研鑽を積み帰国後はコレペティートルとしても信望を集める服部尚子です。


ソプラノ大澤明子

テノール北嶋信也

バリトン成田博之

ピアノ須江太郎

ピアノ服部尚子
それでは公演へ向けて、3人の出演歌手よりメッセージが届いておりますのでご紹介します。

     *     *     *

憧れの二期会のサロンコンサートに出演させていただけることになり、感謝の日々を過ごしております。素晴らしい、成田博之さんと北嶋信也さんのお二人とご一緒さていただき大変光栄に存じます。切ない愛、穏やかな愛、燃えあがる愛、軽やかな愛…、心を込めて様々な愛の世界をお届けしたいと思います。R.シュトラウスの五つの歌曲は、全く趣の違う曲が次々登場します。ツェルビネッタのアリアは、超絶技巧なピアノに先導され、大変刺激的なメロディーとハーモニーが展開されます。北嶋信也さんとの重唱では「絡み合う声」という、またソロとは違った声の魅力をお届けできたらうれしく思います。(大澤明子)

     *     *     *

コンサートのテーマを決める際に、即座に「愛」にしましょうという事になりました。プログラムの構成にあたり、出演者の3人が自由に「愛」をテーマとして選曲しました。お客様に喜んで頂ける多彩なプログラムになったと思います!私は、ベートーヴェン生誕250周年という事もあり、前半はベートーヴェンの歌曲を2曲とモーツァルト、シューベルトからも1曲ずつ歌います。成田博之さんとビゼーのオペラ「真珠採り」から友愛の二重唱を、また大澤明子さんとシューマンの愛の二重唱をお送り致します。後半は、オペラやオペレッタのアリアを歌います。須江太郎さんという強力なピアニストを得て練習にも力が入っています。ご来場心よりお待ちしています!!(北嶋信也)

     *     *     *

今回のサロンコンサートでは、個性溢れる歌手3人がテーマを「愛」にそれぞれの魅力を発揮するプログラムをお披露目します。私のバリトンの声でどのような「愛」を語られるかを楽しんで頂けたらと思います。東京二期会公演『イル・トロヴァトーレ』に出演し、私の大好きなアリア「君の微笑み」を歌うことができ幸せでしたが、その名曲をもう一度ここで歌わせて頂きます。そして他にドナウディやトスティの名曲、カンツォーネや石川啄木の「初恋」など、「愛」を十分に感じて頂ける名曲を歌わせて頂きます。様々な「愛」に満ちた今回のコンサート・・・春の夜のひと時を一緒に過ごしてみませんか。(成田博之)

     *     *     *

130席限定の贅沢な宵。残券も少なくなってまいりました。
ご来場をお待ちいたしております。


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2019-2020シーズン
Vol.204 春への憧れ×愛を歌う

日時:2020年2月27日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:大澤明子(ソプラノ)、北嶋信也(テノール)、成田博之(バリトン)、
    須江太郎(ピアノ)、服部尚子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 R.シュトラウス 「5つの歌曲」作品48(大澤)
 R.シュトラウス オペラ『ナクソス島のアリアドネ』より 「偉大なる女王様」(大澤)
 シューベルト 「セレナーデ」(北嶋)
 レハール オペレッタ『微笑みの国』より 「君は我が心のすべて」(北嶋)
 ヴェルディ オペラ『イル・トロヴァトーレ』より 「君の微笑み」(成田)
 トスティ 「君をもう愛さない」(成田)
                     ほか

※都合により演奏内容が一部変更になる場合がございます。

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.204 春への憧れ×愛を歌う - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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WhiteDayとびきり甘い夜2020
バレンタイン☆Chocoっと企画
<メッセージや質問を大募集!!>

バレンタイン☆Chocoっと企画

まもなくバレンタインデーですね。
3月12日(木)紀尾井ホールでの公演に向け、ハンサム四兄弟(宮本益光、加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬)へのメッセージや質問を募集します。
当日ご来場できない方もご参加OK
お贈りいただいたメッセージやご質問には、ハンサム四兄弟からできる限り回答させていただきます。
皆様のお気持ちをお待ちしております。

*     *     *


[募集期間] 2020年2月3日(月)~2月14日(金)

[応募方法] 専用の「メッセージフォーム」から承ります。
[メッセージ例]
 「SS券を購入しました!コンサートも楽しみですがティーパーティも本当に楽しみ!!」
「私は宮本さんのファンですが、前回の公演で与那城さんのスキップを見てから与那城さんのことも気になっています。」
「ティーパーティでは一緒のテーブルに座ってもらえるのですか?」
「ドキドキです♡当日は何を着て行こうかな。」
[いただいたメッセージ・ご質問への回答について]
 ・SNS・ブログ・HPなどで、できる限り回答させていただきます。
・回答は公開となります。個別に回答・返信はいたしません。
・内容によっては回答を控えさせていただく場合がございます。

★メッセージをお送りいただくには、こちらから。

↓ ↓ ↓
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200312whiteday_thumb.jpg
PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
バリトン4名が贈るWhite Day
とびきり甘い夜2020

日時:2020年3月12日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール (東京都千代田区紀尾井町6番5号)
料金:(全席指定・税込) SS席15,000円、A席5,000円、B席2,500円
    ※SS席は出演歌手4名とのティーパーティー付
    ※S席とA席は二期会オペラ愛好会割引あり
    ※二期会オペラ愛好会割引は二期会チケットセンターのみの取扱い
    ※SS席は二期会チケットセンター電話受付のみの取扱い
    ※B席は舞台の一部が見えづらい場合がございます


出演:宮本益光(バリトン)、加耒 徹(バリトン)、近藤 圭(バリトン)、
    与那城 敬(バリトン)、加藤昌則(ピアノ)

予定プログラム:(構成/宮本益光)
 ●恋する歌曲
  F.P.トスティ 「愛して! 」(加耒)
  R.シューマン 「献呈」(近藤)
  S.カルディッロ 「カタリ カタリ(つれない心)」(与那城)
  越谷達之助 「初恋」(宮本)

 ●ドン・ジョヴァンニ饗宴
  カタログの歌(レポレッロ/近藤)
  シャンパンの歌(ドン・ジョヴァンニ/宮本)
  窓辺においで(ドン・ジョヴァンニ/加耒)
  君たちの半分はこっちに行きたまえ(ドン・ジョヴァンニ/与那城)

 ●本気で勝負!オペラ・アリア対決!
  マスネ 『エロディアード』より 「幻想のアリア」(加耒)
  ヴァーグナー 『タンホイザー』より 「この気高き集いを見渡せば」(近藤)
  ベッリーニ 『清教徒』より 「ああ、永久に私はあなたを失った」(与那城)
  コルンゴルト 『死の都』より 「我が憧れ、我が幻」(宮本)

ほか      


▼公演詳細ページはこちら
バリトン4名が贈るWhite Day とびきり甘い夜2020 - 主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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「Hakuju サロン・コンサート vol.5大槻孝志&小林由佳~ 五感で愉しむ音のBistro ♪ ~ 『コスモポリタンな音楽晩餐会』」
間もなく開催!

美味しいものに目がないテノール大槻孝志が企画する“五感で愉しむ”コンサート。世界各国の歌曲、豪華なオペラアリアなどを、お料理仕立てでお届けします。



華と実力を兼ね備えるメゾソプラノ小林由佳のドイツリート、ピアノ松本和将さんが届けするリスト作曲「リゴレット・パラフレーズ」、ヴァイオリン上里はな子さんによる「タイスの瞑想曲」ほか、親しみやすい楽曲もたくさん。コンサートの時間以外も、お客様に楽しんでいただこうと、何やら思案中の大槻。きっと楽しい一夜になることでしょう。



      *      *      *

■■■ 公演情報 ■■■
Hakuju サロン・コンサート vol.5
大槻孝志&小林由佳
~ 五感で愉しむ音のBistro ♪ ~ 『コスモポリタンな音楽晩餐会』

日時:2020年2月14日(金)19:00開演(18:30開場)
会場:Hakuju Hall 【アクセス
 ・小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
 ・千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分
料金:全席指定 5,000円(税込)
出演:大槻孝志(テノール)、小林由佳(メゾ・ソプラノ)、松本和将(ピアノ)
スペシャル・ゲスト:上里はな子(ヴァイオリン)

▼予定プログラム等、詳しい公演情報はこちらをご覧ください
Hakuju サロン・コンサート vol.5 大槻孝志&小林由佳 - ハクジュホール

●お問合せ・ご予約は
Hakuju Hallチケットセンター TE L03-5478-8700
10:00~18:00 火~土(祝日・休館日を除く)

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伝統とモダンが出会うアーティスティックなカフェ文化…
Bunkamuraドゥ マゴ パリで4月『サムソンとデリラ』公演 特別半券サービスを実施

1884年創業、パリのサン=ジェルマン・デ・プレ地区にあるドゥ マゴは、アーネスト・ヘミングウェイやパブロ・ピカソなど著名な作家や芸術たちが通いつめ、芸術文化が育まれた老舗カフェ。
その海外初提携店として誕生したのが、Bunkamuraにあるドゥ マゴ パリです。本店の伝統を受け継ぎながら、モダンフレンチを融合させた多彩なメニューは、コンサート、舞台、映画、美術鑑賞の期待や余韻を膨らませます。

そのドゥ マゴ パリで、4月25日(土)、26日(日)の『サムソンとデリラ』公演期間中に、なんとうれしい『サムソンとデリラ』特別半券サービスを展開していただけることになりました!




ドゥ マゴ パリ 店舗外観

オペラの後には、産地や素材にこだわったクラシカルな料理を中心に、モダンなアクセントを加えた「プリフィックスディナーコース」。こちらをご予約されたお客様には、『サムソンとデリラ』の半券ご提示で、お会計時10%割引に。


ディナーメニュー (写真はイメージです)

また、26日(日)公演なら、18時までのご予約でお楽しみいただける「シアターメニュー」も。こちらは通常半券サービスの500円割引に加えて、特別にデザート(ケーキ)を付けていただきました。


シアターメニュー (写真はイメージです)

カフェとオペラで、アートを媒体に伝統とモダンが融合するBunkamuraを、どうぞ一日満喫ください。

<ドゥ マゴ パリ>
営業時間 11:30~22:30 (日・祝は~21:30)
L.O.はフード各1時間前、ドリンク各30分前
TEL 03-3477-9124

◆半券サービスご利用時間
・ディナーコース 18:00~(25日・26日共にご利用可)
・シアターメニュー 16:30~18:00(26日のみご利用可)
※いずれも要予約。ご予約時に本公演の半券サービスご利用の旨をお伝えください。

▼メニュー・店舗詳細はこちら
ドゥ マゴ パリ | レストラン&ショップ - Bunkamura

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▼『サムソンとデリラ』公演情報ページはこちら
2020年4月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会
2020年4月25日(土)17:00、26日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:準・メルクル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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畢竟の名作オペラ『椿姫』を
~稽古場レポート

2020年二期会オペラの第1作は、オペラの金字塔G.ヴェルディ『椿姫』。二期会としては2009年以来、実に11年ぶりの上演となります。
今回は、宝塚歌劇団所属、気鋭の若手演出家の原田 諒を演出に迎え、連日熱の入った稽古が行われております。美しい衣裳と舞台装置はまだお見せできず残念なのですが、これぞ『椿姫』ともいうべき完成形になりそうです。


演出の原田諒より、出演者にコンセプト等を説明


舞台セットの説明中。実物は・・・劇場にてご覧下さい!

現在、稽古場では立ち稽古3クール目に入っております。
薄幸ながらも強い意志を秘めたヴィオレッタ、ヴィオレッタに誠実な思いを寄せるアルフレード、父として2人の交際を認めることができないジェルモンの3役を軸に、それぞれの出演者がより演劇的な説得力を持つよう、演出家と出演者がコミュニケーションを取りながら、稽古が重ねられています。




第1幕の稽古風景

まもなく2月初旬には当公演が日本デビューとなるイタリア人若手指揮者のジャコモ・サグリパンティが合流します。
オペラをまだ見たことがないお客様にもお勧めの本公演。音楽と舞台の美しさに浸る3時間を是非ご体験下さい。

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▼『椿姫』公演情報ページはこちら
2020年2月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年2月19日(水)18:30、20日(木)14:00、22日(土)14:00、23日(日・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒/管弦楽:東京都交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、公益社団法人日本演奏連盟
・都民芸術フェスティバル2020参加公演

●プレトークイベント、『椿姫』公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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「NIKIKAI Days @ Blue Rose 2020」 
2/3(月)よりチケット一般発売開始!!

サントリーホールブルーローズで二期会歌手が競演する夢の3日間「NIKIKAI Days@Blue Rose」。今年は5月29日(金)~31日(日)に開催。
第1日は、オペラ『光太夫』(演奏会形式)。第2日は、ブラームス・ワルツ集「2つの愛の歌」。そして第3日は、<タイトルロールな歌姫(ディーヴァ)たち>をお届けします。

日本人が手がけたオペラ『光太夫』は、初演から27年ぶりの待望の再演。ロシア語(日本語字幕付)で上演いたします。
小林道夫さんをピアニストにお迎えする ブラームス・ワルツ集「2つの愛の歌」では、ドイツ・リートをライフワークとする日本のトップ歌手とピアニストによる夢の共演。
そして、これまでにオペラ公演で主役を演じている女声歌手たちを集めた<タイトルロールな歌姫(ディーヴァ)たち>。華と実力を兼ね備えた今最も注目される歌姫たちの競演です。

いずれも見逃せない話題の公演、いよいよ2月3日(月)よりチケット発売開始です!
席種は、オリジナルクリアファイル付「プレミアム席」と「普通席」の2種をご用意しております。どうぞお早目に良いお席をお求めください!!



ちらし(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2020
■会場:サントリーホール ブルーローズ
■料金(全席指定・税込):
  プレミアム席6,000円(オリジナルクリアファイル付)、普通席4,500円
<第1日 ファルハング・フセイノフ作曲 オペラ『光太夫』>
■日時:2020年5月29日(金) 19:00開演
■出演:
  長田雅人(指揮)、松本康子(ピアノ)、大山大輔(ナレーター)、太田麻衣子(構成)
  <キャスト>
  光太夫:加耒 徹(バリトン)、ソフィア:内田智子(ソプラノ)、
  ラックスマン:岸本 力(バス)、エカテリーナII:小野綾香(メゾソプラノ)、ほか
<第2日 ブラームス・ワルツ集「2つの愛の歌」>
■日時:2020年5月30日(土) 14:00開演
■出演:
  佐々木典子(ソプラノ)、加納悦子(メゾソプラノ)、松原 友(テノール)、
  小森輝彦(バリトン)、小林道夫(ピアノ)、井出德彦(ピアノ)
<第3日 タイトルロールな歌姫(ディーヴァ)たち>
■日時:2020年5月31日(日) 14:00開演
■出演:
  田崎尚美、岡田昌子、森谷真理(以上ソプラノ)、
  加藤のぞみ、中島郁子、池田香織(以上メゾソプラノ)
  山岸茂人(ピアノ)

▼演奏予定曲等、公演情報ページはこちらから
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2020 - 主催・制作コンサート - 二期会21

●ご予約・お問合せは 《好評発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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1/28(火)開催「ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会」は、メゾソプラノ藤田彩歌&テノール澤原行正のデュオをお届け!

2020年最初のラリアンス・オペラ・コレクションは、新年にふさわしくフレッシュなアーティストが登場します。
メゾソプラノ藤田彩歌は、文化庁新進芸術家海外研修制度によりミラノのヴェルディ音楽院に在籍し1年間の研修を経て帰国。3月5日(木)には、その成果を発表する文化庁主催「明日を担う音楽家による特別演奏会」コンサートに同世代のトップ歌手とならんで出演を予定しています。
テノール澤原行正は、現在、2月公演『椿姫』でアルフレードにカヴァー・キャストを務めており、4月『サムソンとデリラ』ではいよいよ二期会本公演デビューを果たす逸材!
今回のディナー・ステージでは、お互いの最も得意とする曲を集めてみましたが、第1部のテーマは「ロミ&ジュリ」。ベッリーニの『カプレーティ家とモンテッキ家』とバーンスタイン『ウェストサイド物語』をセットでお届け。第2部は「Je t'aime」。2月公演『椿姫』、4月公演『サムソンとデリラ』より名アリアを並べつつ、2020年も愛のあふれるオペラならではの歌をご堪能いただきます。

神楽坂での特別なディナーステージをお楽しみください。

メゾソプラノ 藤田彩歌

テノール 澤原行正

ピアノ 浅野未麗


■■■ イベント情報 ■■■
第21回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会
日時:2020年1月28日(火)19:00開宴(18:30開場)
第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」メインダイニング 【アクセス
(「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:お一人様 8,500円~(サービス料・税込)
※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:藤田彩歌(メゾソプラノ)、澤原行正(テノール)、浅野未麗(ピアノ)
予定プログラム:
<第1部>
・モーツァルト 『フィガロの結婚』より “恋とはどんなものかしら”
・山田耕筰 「この道」
・ベッリーニ 『カプレーティ家とモンテッキ家』より “たとえロメオがご子息を殺めたとしても”
・バーンスタイン 『ウェストサイド物語』より “マリア”
<第2部>
・ヴェルディ 『椿姫』より “燃える心を”
・越谷達之助 「初恋」
・ビゼー 『カルメン』より 「花の歌」
・サン=サーンス 『サムソンとデリラ』より “あなたの声に私の心は開かれる”

▼イベント案内、詳しいメニュ内容はラリアンスHP をご覧ください
第21回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会|イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂 フレンチレストラン ラリアンス

●イベントのお問合せ・ご予約は
ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで

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▼藤田彩歌、澤原行正 関連コンサート・オペラ公演情報
新進芸術家海外研修制度の成果「明日を担う音楽家による特別演奏会」 - 東京二期会
 2020年3月5日(木)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
 指揮:角田鋼亮/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
東京二期会オペラ劇場 2020年2月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会
 2020年2月19日(水)18:30、20日(木)14:00、22日(土)14:00、23日(日・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
 指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒
 管弦楽:東京都交響楽団
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ 2020年4月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』 - 東京二期会
 2020年4月25日(土)17:00、26日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 指揮:準・メルクル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●コンサート・オペラ公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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2/12(水)、初来日!指揮者ジャコモ・サグリパンティのプレトーク開催決定!ミニ・コンサートも実施します!

2020年最初の公演はヴェルディの『椿姫』を新制作でお贈りします。
指揮には、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場の常連で、今欧州で最も注目を集めているイタリア人指揮者ジャコモ・サグリパンティ。今回が待望の初来日です!日本を代表する二期会のキャストとともに最高のヴェルディの音楽をお届けします。

本公演に先立って、日本ヴェルディ協会との共催で、サグリパンティの初来日を記念したトーク・ショーを開催いたします!
日本のオペラファンの前で話す初めての機会。今回はトークとともに、ミニ・コンサートで『椿姫』の名アリア、重唱集もお楽しみいただきます。
出演するのは、ソプラノ柴田紗貴子(しばた さきこ)とテノール澤原行正(さわはら たかまさ)。文化庁の海外研修制度に認められイギリスにて研鑽を積んだ柴田は日生劇場『ラ・ボエーム』ムゼッタなどで本格デビュー。また澤原も『カルメン』ドン・ホセ、『ラ・ボエーム』ロドルフォなど主演を重ねている逸材。4月公演『サムソンとデリラ』にも出演予定です。東京二期会の実力あるフレッシュなアーティストにもどうぞご注目ください! ピアノは大藤玲子が務めます。


指揮 ジャコモ・サグリパンティ

ソプラノ 柴田紗貴子

テノール 澤原行正

ピアノ 大藤玲子

■■■ イベント情報 ■■■
日本ヴェルディ協会×東京二期会
≪東京二期会オペラ劇場『椿姫』プレ企画≫
初来日!指揮者ジャコモ・サグリパンティを迎えて トーク&コンサート

日時:2020年2月12日(水) 18:30開場/19:00開演(約80分)
会場:自由学園 明日館 講堂(じゆうがくえん みょうにちかん こうどう) 【アクセス
   (東京都豊島区西池袋2丁目31-3)
   「池袋駅」メトロポリタン口より徒歩5分/「目白駅」より徒歩7分
【第1部 トーク】
 〈トーク〉ジャコモ・サグリパンティ
 〈司会〉加藤浩子(音楽評論家、日本ヴェルディ協会常務理事)
 〈通訳〉菊池裕美子
【第2部 コンサート】
 〈出演〉柴田紗貴子(ソプラノ)、澤原行正(テノール)、大藤玲子(ピアノ)
料金:全席自由 1,000円(税込)

*     *     *


▼『椿姫』公演情報ページはこちら
2020年2月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年2月19日(水)18:30、20日(木)14:00、22日(土)14:00、23日(日・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒/管弦楽:東京都交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、公益社団法人日本演奏連盟
・都民芸術フェスティバル2020参加公演

●プレトークイベント、『椿姫』公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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幸田浩子 11th CD「このみち ~日本のうたII~」 1月22日(水)リリース!

ソプラノ幸田浩子の11thアルバム「このみち ~日本のうたII~」が、日本コロムビアより2020年1月22日(水)にリリースされます。



日本人の心の原風景を映す懐かしい歌、武満 徹の名曲、東日本大震災を機に作られた新曲など日本のうたを初めて収録したアルバム「ふるさと~日本のうた~」から約7年。「令和」という新たな時代がスタートし、後継作として位置付けるファン待望の第2弾です。

今作は、日本人ならば誰しも耳にしたことのある、今なお歌い継がれているうたはもちろん、幸田をヒロインとして想定し作曲されたオペラ『竹取物語』から、かぐや姫が歌う美しき日本の心を表しているアリア、そしてシンガーソングライターの池田綾子さんが本作のアルバムのために幾度も幸田と言葉を交わし、新たに生まれた慈愛に満ちたうたなど23曲を収録。過去と現在と未来の「日本のうた」の連なりは、次代を担う子どもたちにも歌い継いで欲しい曲ばかりです。
ブックレットの写真は、日本の美しい四季の風景に鉄道を見事に調和する鉄道写真家として、日本でも指折りの存在の中井精也氏。彼が撮る芸術作品は幸田の歌う「日本のうた」とまさに最高のコラボレーションです。

●●● アルバム情報 ●●●
このみち ~日本のうたII~
COCQ-85483 ¥3,000+税
※高音質CD「UHQCD」採用
幸田浩子(ソプラノ)
藤満 健(ピアノ・編曲)、沼尻竜典(作詞・作曲・ピアノ)*、コール・ジューン・ジュニア**
写真:中井精也
<収録曲>
1.どこかで春が (百田宗治・詩/草川 信・曲/藤満 健・編曲)
2.早春賦 (吉丸一昌・詩/中田 章・曲)
3.朧月夜 (高野辰之・詩/岡野貞一・曲)
4.夏の思い出 (江間章子・詩/中田喜直・曲)
5.夕方のお母さん (サトウハチロー・詩/中田喜直・曲)
6.みかんの花咲く丘 (加藤省吾・詩/海沼 實・曲)
7.紅葉 (高野辰之・詩/岡野貞一・曲)
8.里の秋 (斎藤信夫・詩/海沼 實・曲)
9.おちば (鈴木敏史・詩/寺嶋陸也・曲)
10.冬景色 (文部省唱歌)
11.初恋 (石川啄木・詩/越谷達之助・曲)
12.はる (谷川俊太郎・詩/團 伊玖磨・曲)
13.藤の花 (大木 実・詩/團 伊玖磨・曲)
14.むこうむこう (三井ふたばこ・詩/中田喜直・曲)
15.悲しくなったときは (寺山修司・詩/中田喜直・曲)
16.このみち (金子みすゞ・詩/伊藤康英・曲)
17.遠くへ行きたい (永 六輔・詩/中村八大・曲/藤満 健・編曲)
18.見上げてごらん夜の星を (永 六輔・詩/いずみたく・曲/藤満 健・編曲)
19.にじ (新沢としひこ・曲/中川ひろたか・曲/藤満 健・編曲)
20.波雫(なみだ) (菅野祥子・詩、曲)
21.時は風のように (池田綾子・詩、曲/藤満 健・編曲 **)
22.告別のアリア ~歌劇《竹取物語》より (沼尻竜典・詩、曲 *)
23.帝に捧げるアリア ~歌劇《竹取物語》より (沼尻竜典・詩、曲 *)

▼楽曲試聴はこちら♪
このみち 〜日本のうたII〜〔UHQCD〕 | ディスコグラフィ | 幸田浩子 - 日本コロムビアオフィシャルサイト

▼中井精也さんのブログ、池田綾子さんのオフィシャルサイトはこちら
鉄道写真家 中井精也の1日1鉄! Powered by Ameba
池田綾子 Ikeda Ayako Official Website

そして、CD発売を記念し、関連イベントも開催決定!
是非ご参加ください。



■■■ イベント情報 ■■■
《山野楽器・銀座本店》
ニューアルバム『このみち~日本のうたII~』発売記念
幸田浩子 ミニコンサート&サイン会

日時:2020年1月23日(火) 18:00開場/18:30開演
会場:銀座本店7FイベントスペースJamSpot
<山野楽器購入特典>オリジナルA3サイズ ポスターカレンダー

《タワーレコード渋谷店》
「このみち~日本のうたII」発売記念ミニコンサート&サイン会

日時:2020年2月29日(土) 15:00スタート
会場:タワーレコード渋谷店7Fイベントスペース
<タワーレコード購入特典>アザージャケット(タワーレコードVer.)

▼各イベントの詳細はこちら
インストア・イベント|幸田浩子|インフォメーション - 日本コロムビア
幸田浩子『このみち~日本のうたII~(UHQCD)』発売記念 ミニ・コンサート&サイン会 - TOWER RECORDS ONLINE

■■■ 幸田浩子 最新出演情報 ■■■
名曲の花束(シリーズ) vol.3 幸田浩子 ソプラノ・リサイタル 日時:2020年1月26日(日) 14:00開演
会場:川口総合文化センター・リリア 音楽ホール
▼公演詳細
名曲の花束(シリーズ)vol.3 幸田浩子 ソプラノ・リサイタル|イベント情報 - 川口総合文化センター リリア

billboard classics festival 2020 in TOYAMA
日時:2020年2月22日(土) 16:00開演
会場:オーバード・ホール(富山)
▼公演詳細
billboard classics festival 2020 in TOYAMA

東北ユースオーケストラ演奏会 2020
日時/会場:
2020年3月27日(金) 19:00開演/サントリーホール 大ホール
2020年3月28日(土) 14:00開演/東京芸術劇場 コンサートホール
2020年3月29日(日) 14:00開演/とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)大ホール
▼公演詳細
Tohoku Youth Orchestra: 一般社団法人 東北ユースオーケストラ

交響楽団はやぶさ 創立5周年記念第5回演奏会
日時:2020年5月6日(水・祝) 14:00開演
会場:東京オペラシティ コンサートホール
▼公演詳細
演奏会 / Concert - 交響楽団はやぶさ

歌劇『竹取物語』
<新国立劇場公演>
日時:2020年7月11日(土) 16:00開演、12日(日) 14:00開演
会場:新国立劇場 中劇場
(※幸田は7月11日(土)に出演致します)
▼公演詳細
地域招聘オペラ公演 びわ湖ホール『竹取物語』 - 新国立劇場 オペラ
<びわ湖ホール公演>
日時:2020年7月23日(木・祝)、24日(金・祝)、25日(土)、26日(日)
   いずれも14:00開演
会場:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 中ホール
(※幸田は7月23日(木・祝)、25日(土)に出演致します)
▼公演詳細
びわ湖ホール オペラへの招待 沼尻竜典作曲『竹取物語』全2幕(7月23日公演)(日本語上演/日本語・英語字幕付) - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
びわ湖ホール オペラへの招待 沼尻竜典作曲『竹取物語』全2幕(7月25日公演)(日本語上演/日本語・英語字幕付) - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

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1/15(水)アグネスホテル東京 「ランチタイム・コンサート」にテノール山本耕平登場!

深みのある声質の真摯な歌い口で、登場人物の心情や詩情を歌い上げるテノール山本耕平。
2013年『ホフマン物語』ナタナエル役で東京二期会デビュー。その後2作目にして14年『ドン・カルロ』タイトルロールの大役を果たし、翌年『リゴレット』でもマントヴァ侯爵を演じ、稀にみるスター街道を走っていた山本は、同年文化庁新進芸術家海外研修制度により、さらにイタリア・マントヴァで2年間という研鑽の時間をかけました。


東京二期会 2014年2月公演『ドン・カルロ』より ドン・カルロ(手前)

帰国後、18年『後宮からの逃走』ベルモンテ、19年『金閣寺』柏木、『天国と地獄』オルフェと続けて出演。
次なる舞台は、東京二期会7月公演の『ルル』のアルヴァ。また、それに先立って、マントヴァでの研修の成果を発表する「文化庁新進芸術家海外研修制度の成果「明日を担う音楽家による特別演奏会」」に出演を果たします(3月5日(木)19時・東京オペラシティコンサートホール)。
研修後はドイツ・オペラやオペレッタでの出演が続いていた山本ですが、「やっぱり山本耕平の“イタリア”を聴きたい!」という方も大勢いらっしゃることでしょう。


東京二期会 2019年2月公演『金閣寺』より 柏木(右)

そのような方々には特に朗報!
1月15日(水)12:30からのアグネスホテル・ランチタイムコンサートに出演する山本。ここではお聴きなじみのイタリアものも披露する予定です。ピアノは髙田恵子。どうぞお昼のひととき、神楽坂方面にお越しの方はアグネスホテル東京にお立ち寄りください!

テノール 山本耕平

ピアノ 髙田恵子

■■■ イベント情報 ■■■
アグネスホテル東京 ランチタイム・コンサート
第178回「新春に贈るイタリアの歌」

日時:2020年1月15日(水) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京・B1F アグネスホール
  (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:山本耕平(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
・レハール『微笑みの国』より「君こそ我が心のすべて」
・ドニゼッティ『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」
・メンデルスゾーン「歌の翼に」(ピアノソロ)
・ガスタルドン「禁じられた音楽」
・カルディッロ「カタリ」

▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
ホテルイベント - THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)

      *     *     *

▼3/5(木)「明日を担う音楽家による特別演奏会」の公演情報はこちら《チケット発売中!》
明日を担う音楽家による特別演奏会|コンサートラインアップ - 東京二期会

▼7月公演『ルル』の本公演情報はこちら 《チケット発売中!》
A.ベルク作曲 『ルル』〈新制作〉 - 東京二期会オペラ劇場
2020年7月10日(金)18:30、11日(土)14:00、12日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:マキシム・パスカル/演出:カロリーネ・グルーバー/管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
=アルヴァ役 山本は7/11(土)に出演します=

●コンサート、オペラ本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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期待の若手歌手による「アルテリーベ・月曜フレッシュコンサート」~1/20(月)【北嶋信也テノールリサイタル】君は我が心のすべて

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
二期会アーティスト出演新春初回は、すでに二期会オペラでも活躍中のテノール北嶋信也が登場!2月の二期会サロンコンサートに先駆け、ソロ・ステージをお贈りします。
北嶋は海外派遣奨学生としてベルリンのフンボルト大学に留学し、チューリッヒ歌劇場インターナショナル・オペラ・スタジオにて研鑽を積み、同歌劇場で活躍し帰国。充実のときを迎えたその華やかな歌声をご堪能ください。

それでは今回のコンサートに向けて、北嶋から届きましたメッセージをご紹介いたします。

      *     *     *


テノール 北嶋信也


ピアノ 浅野未麗
――声楽の道に進むことを決めたきっかけは?

声楽の道で生きていこうと決めたのは、25歳の大学院在学中にベルリンのフンボルト大学へ1年間留学して帰ってきた頃でした。
小学生の頃からピアノ、アルトサックス、作曲、歌と音楽に触れ合う機会は多かったと思います。当時は、漠然と音楽に関わる職業に就きたいと思っていましたが、大学、大学院にお世話になった声楽の師匠の影響でオペラの面白さに目覚めました。その時、一生やっても飽きないものをやっと見つけられたと思いました。ただ、これを職業として良いものかと悩み、ベルリンに1年間海外派遣奨学生として実際に見て、学んで来ようと思い、ドイツ語を猛勉強したのを覚えています。ベルリンでは、コレペティや声楽の先生にも恵まれ、毎日が充実していたと思います。1年間でコンサートやオペラを100公演以上見に行きました。そこで、オペラ、声楽の世界にどんどん引き込まれていき、今度は自分が舞台側の人間になるんだと決意し帰国しました。帰国後は、二期会の研修所で研鑽を積みながら、もう一度海外で勉強したいと思っていたところ、チューリッヒの歌劇場の研修生として機会を得て、2年間みっちり劇場のノウハウや舞台を体験させて頂きました。チューリッヒ歌劇場では、研修生も劇場の歌手とほぼ同じ扱いを受けて、本舞台で歌います。この経験は自分に取って一生の宝物です。チューリッヒ歌劇場の話も色々したいのですが、長くなりすぎてしまうので、また別の機会にお話出来ればと思います!

――自身の声種やレパートリー、目指す役などを教えて下さい
自分の声は、明るくて柔らかい音色だと思っています。テノールは若い役を演じる機会が多いので、自分の特性を生かしていきたいと思っています。コミカルな役もシリアスな役も演じ分けられる、歌い分けられる歌い手を目指しています。舞台では自分とは全く違うキャラクターを演じなければならない時もあります。でも、それが楽しいんです!

――今回のコンサートのテーマと選曲のポイントは?

今回のコンサートテーマは、お客様に楽しんで頂きたいという思いで選曲しました!!! オペラ好きなら、クラシック好きなら聴いたことのあるメロディー、聴いたことが無くても楽しめるメロディー、テノールの高音が聴かせられる華やかな曲などオペラ、オペレッタ、カンツォーネ、歌曲から厳選したものをお届けしたいと思っています。

――共演ピアニストの浅野未麗さんについて

最近では、二人でリートデュオを組み、リートデュオ・リサイタルを行っています。彼女の演奏解釈、ピアノの音色には定評があります。歌に寄り添うピアニストだと思っています!
     *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第268回【二期会New Face】
北嶋信也テノールリサイタル ~君は我が心のすべて~

日時:2020年1月20日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,600円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:北嶋信也(テノール)、浅野未麗(ピアノ)
演奏予定曲:
 グリーグ:「君を愛す」
 トスティ:「可愛い口もと」
 シューベルト:「セレナーデ」
 ドニゼッティ:オペラ『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」
 レハール:オペレッタ『ジュディッタ』より「友よ、人生は生きる価値がある」
                          ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

(東京都港区新橋2-12-5 池伝ビルB1)
 ・JR「新橋駅」日比谷口より徒歩4分
 ・地下鉄銀座線「新橋駅」8番出口より徒歩4分
 ・地下鉄三田線「内幸町駅」A1出口より徒歩2分

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2020年、東京ミッドタウン日比谷のお正月に東京二期会『椿姫』からヴィオレッタ&アルフレードが登場します

令和最初の年末年始も多くのコンサートに二期会のアーティストが出演。第九演奏会に、ジルベスター・コンサート、カウントダウンイベントにニューイヤー・コンサートと、さまざまな会場で皆様とともに寿ぎの時間を過ごしたいと思います。

2018年3月29日にオープン以来、大きな注目を集め続けている東京ミッドタウン日比谷で開催される「お正月」イベントには、東京二期会オペラ劇場2月公演『椿姫』本キャストが登場し、プロモーション・ステージを披露します!

出演は、大晦日12月31日(火)がソプラノ谷原めぐみ(ヴィオレッタ役)とテノール前川健生(アルフレード役)、新年1月4日(土)が谷原とテノール城 宏憲(アルフレード役)と、いずれも本キャストの主役が登場し、お客様の目の前でその歌声をお届けします!ピアノは両日とも天日悠記子が務めます。


ソプラノ谷原めぐみ
(両日出演)

テノール前川健生
(12/31出演)

テノール城 宏憲
(1/4出演)

ピアノ天日悠記子
(両日出演)
■■■ イベント情報 ■■■
☆東京ミッドタウン日比谷のお正月☆
■サプライズオペラ(東京二期会)

日時(1):2019年12月31日(火) 13:00/15:00 2回
出演(1):ソプラノ谷原めぐみ、テノール前川健生、ピアノ天日悠記子
日時(2):2020年1月4日(土) 13:00/15:00 2回
出演(2):ソプラノ谷原めぐみ、テノール城 宏憲、ピアノ天日悠記子
会場:東京ミッドタウン日比谷 1階アトリウム 【アクセス
   (東京都千代田区有楽町1-1-2)
料金:観覧無料

▼イベント情報ページはこちら
東京ミッドタウン日比谷のお正月 | イベント - 東京ミッドタウン日比谷
(開催期間:2019/12/27(金)~2020/1/13(月))

東京で年越しをお過ごしの予定なら、どうぞ芸術の街、日比谷にお越しください!

*     *     *


▼『椿姫』公演情報ページはこちら
2020年2月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年2月19日(水)18:30、20日(木)14:00、22日(土)14:00、23日(日・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒/管弦楽:東京都交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、公益社団法人日本演奏連盟
・都民芸術フェスティバル2020参加公演

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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3/12「バリトン4名が贈るWhite Dayとびきり甘い夜2020」~宮本益光からメッセージ

3月12日(木)19時より紀尾井ホールで開演の、「バリトン4名が贈るWhite Dayとびきり甘い夜2002」。宮本益光、加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬の“ハンサム四兄弟”が、この日来場されるお客様だけのために、素敵な歌の贈り物をお届けします。

今日は宮本益光よりメッセージが届きましたのでご紹介いたします!

*     *     *

ハンサム四兄弟 PRESENTS
White Day とびきり甘い夜
ホワイトデーとは、バレンタインデーに女性からチョコなどを頂戴し、その返礼を行う日である…というのが一般的ですよね。なんと素晴らしいのでしょう。女性にお礼をお贈りできる日なんて。

そうです、私たち加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬、そして宮本益光のオペラ歌手四兄弟は、お客様に日頃の感謝を込めて、皆様に歌のお礼をお贈りしたいのです。

レパートリーが重なるバリトン4人、貴女の名誉のために戦いましょう。
普段ならコンサートで取りあげないような歌の花束を貴女にお届けしましょう。
そして貴女を、とびきり甘い夜へと誘いましょう。

とってもハンサム、ちょっぴりオチャメな四兄弟が、本気の歌声で貴女をギュッ。もちろん男性のお客様も大歓迎。いつもより強めに握手だね。

それぞれが常に大舞台で活躍する仲良し四兄弟の集結を最も心待ちにしているのは私たち自身です。そこにお客様のとびきり甘いご声援をたまわりますと、それこそ私たち四兄弟、ホワイトデーを迎える準備にも気合が増すというものです。

  皆様とともに過ごす甘い時間、どうぞご期待ください。

宮本益光     

*     *     *


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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
バリトン4名が贈るWhite Day
とびきり甘い夜2020

日時:2020年3月12日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール (東京都千代田区紀尾井町6番5号)
料金:(全席指定・税込) SS席15,000円、A席5,000円、B席2,500円
    ※SS席は出演歌手4名とのティーパーティー付
    ※S席とA席は二期会オペラ愛好会割引あり
    ※二期会オペラ愛好会割引は二期会チケットセンターのみの取扱い
    ※SS席は二期会チケットセンター電話受付のみの取扱い
    ※B席は舞台の一部が見えづらい場合がございます


出演:宮本益光(バリトン)、加耒 徹(バリトン)、近藤 圭(バリトン)、
    与那城 敬(バリトン)、加藤昌則(ピアノ)

予定プログラム:(構成/宮本益光)
 ●恋する歌曲
  F.P.トスティ 「愛して! 」(加耒)
  R.シューマン 「献呈」(近藤)
  S.カルディッロ 「カタリ カタリ(つれない心)」(与那城)
  越谷達之助 「初恋」(宮本)

 ●ドン・ジョヴァンニ饗宴

 ●本気で勝負!オペラ・アリア対決!
  マスネ 『エロディアード』より 「幻想のアリア」(加耒)
  ヴァーグナー 『タンホイザー』より 「この気高き集いを見渡せば」(近藤)
  ベッリーニ 『清教徒』より 「ああ、永久に私はあなたを失った」(与那城)
  コルンゴルト 『死の都』より 「我が憧れ、我が幻」(宮本)

ほか      


▼公演詳細ページはこちら
バリトン4名が贈るWhite Day とびきり甘い夜2020 - 主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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ソプラノ佐藤優子が五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表のリサイタルを新年1/10(金)に開催!

ソプラノ佐藤優子は、五島記念文化賞オペラ新人賞、続いて文化庁在外研修員として、イタリア・ヴェローナで研鑽を積んできました。そしてこの年明け、1月10日(金)には紀尾井ホールにおいて、五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表のリサイタルを開催します。

2012年に二期会オペラ研修所を修了してすぐ、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演『子どもと魔法』の夜鳴き鶯役で二期会オペラデビュー、二期会オペラでは2013年『ホフマン物語』オランピア、2015年『リゴレット』ジルダと主演し、その後も小澤征爾音楽塾『子どもと魔法』のプロダクションなどに出演が続いた佐藤。
その彼女が一旦日本を離れ、ヴェローナの、どちらかといえば長閑な町で、4年もの間に自分の声と向き合う時間を持ち、イタリア語で生活し、磨いたベルカントの技術と、新たなレパートリーとなったルチアを、今度のリサイタルでご披露することになりました。どうぞご期待ください。



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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表
佐藤優子 ソプラノ・リサイタル

日時:2020年1月10日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール (東京都千代田区紀尾井町6番5号)
料金:全席指定 一般4,500円、学生2,500円(税込)
出演:佐藤優子(ソプラノ)、古橋郷平(テノール・賛助出演)
   上江隼人(バリトン・賛助出演)、服部容子(ピアノ)
予定プログラム:
 <第1部>
 G.ロッシーニ作曲
  1.約束
  2.フィレンツェの花売り娘
  3.アスプスの羊飼い
 V.ベッリーニ作曲
  4.優しい妖精、マリンコニーアよ
  5.お行き、幸せなバラよ
  6.私の偶像よ
 G.ドニゼッティ作曲
  7.ジプシーの娘
  8.一滴の涙
 G.ヴェルディ作曲
  9.私は安らぎを失い
  10.ひとつの星に
  11.ストルネッロ
 <第2部>
 G.ドニゼッティ作曲
  オペラ『ランメルモールのルチア』より抜粋
   ・ルチア/佐藤優子
   ・エドガルド/古橋郷平
   ・エンリーコ/上江隼人
  (演出・構成)十川 稔

▼公演詳細ページはこちら
佐藤優子 ソプラノ・リサイタル - 主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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12/9(月)アルテリーベ東京「月曜フレッシュコンサート」は、【二期会レコメンド】ソプラノ中野瑠璃子&バスバリトン狩野賢一の初共演ステージ

おいしいビールとお食事とともに毎夜ヴァラエティ豊かなオペラのステージが展開しているアルテリーベ東京。毎週月曜日は、オペラ界期待の若手が登場し、ビュッフェ形式のお食事と飲み放題制のドリンクで人気の「月曜フレッシュコンサート」が開催されています。
今度12月9日(月)は、「二期会レコメンド」と冠し、東京二期会オペラ本公演のキャストによるコンサートをお届けします。
去る11月公演『天国と地獄』ヴィーナス役で二期会オペラデビューを飾ったソプラノ中野瑠璃子と、来る2020年4月『サムソンとデリラ』に老ヘブライ人役で出演予定のバスバリトン狩野賢一によるデュオ・ステージ。同じ群馬県出身の二人ですが、共演はこれが初めて。ピアノには清水 新が出演します。
出演の二人にオペラ公演のことと今回のステージについて、話を聞きました。

      *     *     *

まずは、デビューを果たしたばかりの中野瑠璃子から。

――中野さん、『天国と地獄』の舞台はいかがでしたか?


ソプラノ 中野瑠璃子
中野: 正直に申し上げまして、「天国と地獄ロス」です。
楽しい稽古場、音楽、演出、全て恋しいです。上演中は、お客様方の笑い声、拍手が耳に届くたび、喜びを感じていました。お笑いであるオペレッタですから、お客様に沢山笑っていただいて、とても嬉しかったです。最後の「運動会の曲(ギャロップ)」では、会場が一体となって盛り上がって、最高でした。ご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
続いて、狩野賢一は、〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉で2018年の『ノルマ』(オロヴェーゾ役)に続き、来年の同シリーズ『サムソンとデリラ』(老ヘブライ人役)でもバス妻屋秀和とのダブルキャストで出演します。

――狩野さん、公演にむけての意気込みを。


バスバリトン 狩野賢一
狩野: 妻屋さんは僕にとって、学生時代からの憧れの人であり、舞台上のスターであり、はるか遠い存在でした。妻屋さんと初めてご一緒させていただいたのは、2015年の『魔笛』公演でした。そのときは稽古で一緒になることも少なく、なかなかお話しできる機会もなかったのですが、2017年『ばらの騎士』東京公演でカヴァーを務めさせていただいた際には色々なお話をさせていただき、第一線のバスとして活躍されている「生のアドヴァイス」を沢山いただけました。僕自身はカヴァーとしての役割を上手く果たせずご迷惑をお掛けしっ放しだったのですが、そんな中でも親身にお声を掛けて下さり、本当に有り難かったです。
そして、『ノルマ』では初めてダブルを組ませていただき、今回『サムソンとデリラ』で再び……数年前から考えてみると本当に夢のようで、大変光栄に感じています。
あまりにも偉大な先輩とダブルを組ませていただくのには難点もありまして、どうしても比べられてしまうのです。妻屋さんは常人離れした身体と能力を持っておられるので、常人の僕には「そんなの無理、無理!」と思うことも多々あります…が、今回もよーく観察して沢山盗みたいと思っています。
――それではお二人に、今回のアルテリーベのステージについて

中野: 狩野さんはバスバリトン、私はソプラノ・リリコのレパートリーを中心にお届けします。この組み合わせは私自身も初めてで、今から楽しみです。今日だけはオトナNightとの副題通り、バスバリトンとソプラノ・リリコ、オトナな渋い魅力を堪能していただきたく思っております!

狩野: 中野さんとは今回初めてご一緒させて頂きます。大変舞台映えのする容姿をお持ちの方で、このように優れた歌い手が同郷から出て来るということは大変嬉しいことですし、心強いです。良い意味で群馬県人らしからぬ(?)華やかさを、是非お楽しみ頂きたいです。そして僕の健気な引き立てっぷりもお見逃しなく(笑)!

     *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
【二期会レコメンド】急遽結成!瑠璃&賢~今夜だけはオトナnight~

日時:2019年12月9日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,600円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:中野瑠璃子(ソプラノ)、狩野賢一(バスバリトン)、清水 新(ピアノ)
演奏予定曲:
 第1部
 瑠: ツィーラー『観光案内人』より「愛する、美しいドナウの町」
 賢: ブラームス〈5つの歌〉より 「アルテ・リーベ 昔の恋」
 瑠: ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より「あたりは静けさに包まれ」
 賢: モーツァルト『フィガロの結婚』より 「もう飛ぶまいぞこの蝶々」
 瑠&賢:ベッリーニ『清教徒』より「おお、愛する叔父さま」
  …第2部につづく

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007



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12/19(木)「二期会サロンコンサート」 Vol.203 オペラ名曲 ~心揺さぶる熱き想いをあなたに~ 出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロンパウゼにて、毎回大好評の「二期会サロンコンサート」シリーズ。
クリスマスシーズン、表参道のイルミネーションも眩い第203回は、12月19日(木)「オペラ名曲 ~心揺さぶる熱き想いをあなたに~」と題して珠玉のオペラの名曲の数々を、華やなメンバーでお贈りします。

ソプラノ村山 舞

メゾソプラノ藤田彩歌

テノール成田勝美

ピアノ髙木由雅
公演へ向けて、出演の村山 舞と藤田彩歌からメッセージが届いておりますのでご紹介します。

     *     *     *

こんにちは。12月19日のサロンコンサートvol.203に出演させて頂きます、ソプラノの村山舞と申します。
今回ご一緒させて頂きます、成田勝美さん、藤田彩歌さんとは、お会いしてすぐに「オペラの名曲をお届けしよう」と、お話が進みました。様々なオペラに描かれた熱き想いを、素晴らしい歌い手のお二方と、ピアニストの高木由雅さんと一緒にお送り出来ましたらと思います。
私はフランスのオペラ「ロメオとジュリエット」から“私は夢に生きたい”と、藤田さんと一緒に「ラクメ」より“花の二重唱”を演奏致します。他にもオペラと言えば、の有名なアリアやデュエットもお楽しみ頂けると思います。
クリスマスのイルミネーションが綺麗なこの季節に、皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております!(村山 舞)

     *     *     *

12月19日のサロンコンサート「オペラ名曲 ~心揺さぶる熱き想いをあなたに~」では、「誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)」「星は光りぬ(トスカ)」「私は夢に生きたい(ロミオとジュリエット)」「あなたの声に私の心は開く(サムソンとデリラ)」「花の二重唱(ラクメ)」など美しいオペラ名曲の数々をソロと重唱で演奏させて頂きます。ホセ役が素晴らしい成田勝美さんのリクエストで、《カルメン》の終幕にも挑戦させて頂きます!!
成田勝美さん、村山 舞さん、髙木由雅さんとの共演の機会を頂きとても感謝しております。クリスマスが近い表参道の夜…オペラ名曲から溢れる熱き想いを、ぜひ聴きにいらして頂けましたら幸いです。(藤田彩歌)

     *     *     *

チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2019-2020シーズン
Vol.203 オペラ名曲 ~心揺さぶる熱き想いをあなたに~

日時:2019年12月19日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:村山 舞(ソプラノ)、藤田彩歌(メゾソプラノ)、
    成田勝美(テノール)、髙木由雅(ピアノ)
予定演奏曲目:
 プッチーニ オペラ『トゥーランドット』より 「誰も寝てはならぬ」(成田)
 グノー オペラ『ロメオとジュリエット』より 「私は夢に生きたい」(村山)
 サン=サーンス オペラ『サムソンとデリラ』より 「あなたの声に私の心は開く」(藤田)
 ドリーブ オペラ『ラクメ』より 「花の二重唱」(村山・藤田)
 ビゼー オペラ『カルメン』より 「ホセとカルメンの二重唱」第4幕(成田・藤田)
                     ほか

※都合により演奏内容が一部変更になる場合がございます。

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.203 オペラ名曲 ~心揺さぶる熱き想いをあなたに~ - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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葉山の町にお届けするオペラの花束~12/1(日)開催 『カルメン』名曲集と『椿姫』ハイライト!

12月1日(日)、葉山町立福祉文化会館で開催されている葉山室内楽鑑賞会にて、二期会のアーティストによる『カルメン』『椿姫』という2大名作オペラの名曲をお届けします。 出演するのは、ソプラノ谷原めぐみ(『椿姫』ヴィオレッタ)、メゾソプラノ加藤のぞみ(『カルメン』タイトルロール)、テノール高田正人(『カルメン』ホセ、『椿姫』アルフレード)、バスバリトン加藤宏隆(『カルメン』エスカミーリョ、『椿姫』ジェルモン)。ピアノには三澤志保。


谷原めぐみ

加藤のぞみ

高田正人

加藤宏隆

三澤志保
去る10月の神奈川県民ホール共同制作『カルメン』で鮮やかにタイトルロールを歌った加藤のぞみと、来年2月の東京二期会オペラ劇場『椿姫』主演デビューを飾る谷原めぐみが揃う貴重な機会!今シーズン注目のふたりのヒロインにぜひ会いにお越しください。

■■■ 公演情報 ■■■
葉山室内楽鑑賞会『カルメン』名曲集と『椿姫』ハイライト
日時:2019年12月1日(日) 14:30開演
会場:葉山町立福祉文化会館 【アクセス
   (神奈川県三浦郡葉山町堀内2220番地)
料金:当日券 5,000円
お問合せ:0468-876-0787(葉山室内楽鑑賞会 峰松様)

ところで、冬の葉山なら、やっぱり穏やかで美しい海景色が眺められる神奈川県立近代美術館がおすすめです!コレクション展ではちょうど音楽にちなんだ企画「音をみる、色をきく 美術が奏でる音楽」が開催中。午前は美術館に立ち寄って、ランチは併設のカフェ・レストラン「オランジュ・ブルー」で。そして午後はオペラと、葉山で芸術なの一日を過ごされてみては。※美術館とホールは徒歩とバスで約20分、車なら10分以内です。

▼美術館の公式サイトはこちら
葉山館 - 神奈川県立近代美術館

*     *     *


▼『椿姫』公演情報ページはこちら
2020年2月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年2月19日(水)18:30、20日(木)14:00、22日(土)14:00、23日(日・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒/管弦楽:東京都交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、公益社団法人日本演奏連盟
・都民芸術フェスティバル2020参加公演

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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歌姫・岡田昌子、五島文化賞オペラ新人賞研修成果発表のリサイタルを12/13(金)紀尾井ホールにて開催

先日、NISSAY OPERA2019『トスカ』にて、タイトルロールを見事に演じた岡田昌子(おかだ しょうこ)。素晴らしい共演者にも支えられ、美しくも激しく愛に生きたトスカを演じました。岡田の確かな技術とプッチーニらしい濃密でスリリングな『トスカ』を堪能した、という方もいらっしゃることでしょう。
今や、超人気指揮者のアンドレア・バッティストーニが初めて日本のオペラプロダクションを指揮し、大きな話題となった東京二期会『ナブッコ』で、アヴィガイッレを演じたのは2012年。その後、五島記念文化賞オペラ新人賞を授与され、イタリアに拠点を移しました。 時に帰国して、国内のコンサートに出演することもありましたが、この秋の日生劇場『トスカ』は、久しぶりに日本の大きな舞台でした。


NISSAY OPERA 2019 プッチーニ『トスカ』公演より
(写真提供:日生劇場/撮影:三枝近志)

イタリアでじっくり学ぶ時間を持つこと、それは歌を学ぶ以上に、オペラを生んだイタリアの都市、ミラノ、フィレンツェ、ローマ、そして少し郊外に出ると海が輝く、トリエステ、シチリア。乾いた太陽を浴び、作曲家と同じ空気を吸うこと、真っ暗な中にぽっと灯る光を感じること。共に生活する中で感じる人々の感情や、美への憧れ、時間の流れ。岡田は、心から笑い、真剣に愛し、そして全身で泣く、生きること、愛すること、歌うことがすべてひとつのトスカを演じていることが感じられて、鳥肌が立つほどでした。
そんな彼女が12月13日(金)紀尾井ホールで、五島記念文化賞オペラ新人賞成果発表を行います。前半は、ベッリーニ、ヘンデルの歌曲を。後半は、プッチーニ、ヴェルディのオペラアリアをお聴きいただきます。

ピアノは村上尊志さん。岡田昌子の声の芸術を存分にお聴きください!

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表
岡田昌子 ソプラノ・リサイタル

日時:2019年12月13日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール (東京都千代田区紀尾井町6番5号)
料金:全席指定 一般4,500円、学生2,500円(税込)
出演:岡田昌子(ソプラノ)、村上尊志(ピアノ)
予定プログラム:
 ベッリーニ 「優雅な月よ」
 ペルゴレーシ 「もしあなたが私を愛してくれて」
 プッチーニ 「太陽と愛」
 ヘンデル 「私を泣かせてください」
 ジョルダーノ 「いとしい女よ」
 ヘンデル 《メサイア》より
  「シオンの娘よ、大いに喜べ」
 ベッリーニ オペラ『ノルマ』より “清らかな女神よ”
 ヴェルディ オペラ『トロヴァトーレ』より “静かな夜”
 プッチーニ オペラ『蝶々夫人』より “ある晴れた日に”
 プッチーニ オペラ『マノン・レスコー』より “間奏曲”(ピアノソロ)
 ベッリーニ オペラ『カプレーティ家とモンテッキ家』より
           “こうして私は晴れの衣裳を着せられ”
 ヴェルディ オペラ『ナブッコ』より “かつては私の心も喜びに満ちていた”

▼公演詳細ページはこちら
岡田昌子 ソプラノ・リサイタル - 主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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期待の若手歌手による「アルテリーベ・月曜フレッシュコンサート」~12/2(月)【二期会NewFace】森川 史&本多 都 〈花と愛〉

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は12月2日(月)。ソプラノ森川 史(もりかわ ふみ)とメゾソプラノ本多 都(ほんだ みやこ)がフレッシュな歌声を披露します!

では今回もコンサートに向けて、出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

      *     *     *


ソプラノ 森川 史
――声楽の道に決めたときのことなど自己紹介を

はじめまして、ソプラノの森川 史です。
中学から合唱を、高校からは副科で声楽をやってはいましたが大学の途中までは声楽の道に進むことは全く考えていませんでした。しかし素晴らしい先生との出会いがあったり、その他様々な出来事が重なり気がつくと歌の世界にどっぷりと浸っていました。

――自身の声種やレパートリー、目指している役などを教えて下さい

ソプラノの中でも「レッジェーロ」と呼ばれる声種です。
R.シュトラウスの作品が好きで、研修所でも勉強した『アラベラ』のズデンカ、『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタ、『ばらの騎士』のゾフィーはいつか全幕演じてみたい役柄です。
また、ズデンカもそうですが、11月の『天国と地獄』でアンダースタディとして勉強したキューピッドなど少し変わった役にもとても魅力を感じます。
――今回のコンサートのテーマと選曲のポイントは?

プログラムを決めるにあたりまず始めに考えたのは、二人で演奏する二重唱の曲でした。それらを中心に他の曲を考えていくと、「花」と「愛」という二つのテーマが自然と浮かび上がり今回のタイトルとなりました。

――共演者をご紹介下さい

本多さんとは研修所のマスタークラスで出会い、一年間に二つの演目で共演しました。優しくしっかり者で歌も演技もいつも安定感があり、何度本多さんの歌と人柄に助けられたか分かりません。研修所修了後も公私共に関わりが深い大切な友人です。本日こうしてまた一緒に演奏出来ることを心から嬉しく思います。
また、本多さん演じる男役(ズボン役)はとても素敵でいつもクラスで大人気でした。本日のプログラムの中でも是非注目していただきたいポイントのひとつです。

     *     *     *


メゾソプラノ 本多 都
――声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?自己紹介をお願いします。

メゾソプラノの本多都と申します。
中学生の時に地元の町民ミュージカルに参加し、舞台に立つことの楽しさ、喜びを知りました。また、その時の歌唱指導の先生に「メゾソプラノは珍しいから。」という理由で声をかけていただき、声楽のレッスンにも通い始めたので、「だったら自分は歌で舞台に立ちたいな。」と思い、今に至ります。

――自身の声種やレパートリー、目指している役などを教えて下さい

メゾソプラノは、女性はもちろん、時には男性の役を演じることもある面白い声種です。男性役なら、『ばらの騎士』のオクタヴィアン、女性なら、『ウェルテル』のシャルロッテなどの役に憧れます。そのほか演じてみたい役は沢山ありますが、その時の自分に適した役を丁寧に勉強していきたいです。
――今回のコンサートについてテーマ、選曲のポイントをお教えください

共演させていただく森川さんと選曲の相談をする際、候補の曲をいくつか出したのですが、花と愛に関する曲が多いことに気がつきました。そこでテーマをシンプルに「花と愛」とし、プログラムの前半では「花」を、後半では「愛」を題材に、歌曲やオペラのナンバーを詰め合わせた構成にいたしました。

――共演者をご紹介下さい

森川さんは、二期会研修所のマスタークラスが同じで、年に3回ある試演会のうち、2回もご一緒させていただきました。『ナクソス島のアリアドネ』と『ばらの騎士』という、どちらもシュトラウスの大変難しい作品で、常に二人で試行錯誤していたからか、まるで古くからの親友のような、とてもマスタークラスで1年間一緒だっただけとは思えないほどの仲になったと感じています。そんな最も信頼している歌手の一人である森川さんと、こうしてまたご一緒できる機会をいただき、本当に嬉しいです。二人で素敵な時間をお届けできればと思います。

     *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第265回【二期会New Face】花と愛

日時:2019年12月2日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,600円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:森川 史(ソプラノ)、本多 都(メゾソプラノ)、大貫瑞季(ピアノ)
演奏予定曲:
 ビゼー オペラ『カルメン』より 「ハバネラ」
 ヴェルディ オペラ『リゴレット』より 「慕わしい人の名は」
 R.シュトラウス オペラ『ばらの騎士』より 「けだかくも美しき花嫁に」(ばらの献呈)
 ベッリーニ オペラ『カプレーティ家とモンテッキ家』より 「ああ、僕のジュリエッタ」
                          ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007



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文句なく愉しい!オペレッタ『天国と地獄』11/21開幕!
公演当日のごあんない

いよいよ明日11月21日(木)から24日(日)まで日比谷の日生劇場にて、東京二期会オペラ劇場 J.オッフェンバック作曲オペレッタ『天国と地獄』を上演いたします。(4回公演)

これまでもブログ記事などで、稽古場の様子やキャストによる登場人物の紹介などをお伝えしてまいりましたが、隅から隅までとにかく愉しいプロダクションに仕上がっております!


指揮 大植英次より 開幕直前メッセージ!



▼今回の公演について、インタビューや稽古場取材記事などがウェブメディアに掲載されていますので、ご紹介いたします。
かなり楽しい!二期会《天国と地獄》が21日開幕! - チケットぴあ[クラシック オペラ・声楽]
出演者たちもハイテンション! 爆笑必至の愉快なオペレッタ、東京二期会『天国と地獄』 - SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
又吉秀樹(テノール) & 山本耕平(テノール)インタビュー〜東京二期会《天国と地獄》 - WEBぶらあぼANNEX 東京二期会特設サイト
《天国と地獄》見どころ聴きどころ - WEBぶらあぼANNEX 東京二期会特設サイト

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【11/22(金)10:00更新】
《東京二期会オペラ劇場》 2019年11月公演
ジャック・オッフェンバック作曲 『天国と地獄』(『地獄のオルフェ』)オペレッタ全2幕
<日本語訳詞上演(歌唱部分のみ字幕付)>
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
11月21日
(木)
11月22日
(金)
11月23日
(土・祝)
11月24日
(日)
当日券
S A B
S A B(少)
S A
S A
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
ピロティ開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開場
18:00
13:30
13:30
13:30
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約90分
休憩 25分
20:00~20:25
15:30~15:55
15:30~15:55
15:30~15:55
第2幕
約60分
終演予定
21:25
16:55
16:55
16:55
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷
◆上記、販売予定当日券は22日10:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(前売のみ)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンターへお電話にてお申し込みください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼オペレッタ『天国と地獄』公演情報ページはこちら
2019年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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無条件に楽しい!!
指揮 大植英次×演出 鵜山 仁 コンビによる『天国と地獄』はもうすぐ!

間もなくの開演となった、東京二期会オペラ劇場 オペレッタ『天国と地獄』。作曲者オッフェンバックの生誕200年を飾る当公演は、底抜けに明るい作品に仕上がっております!
ご存知のようにこの作品はギリシャ神話「オルフェオとエウリディーチェ」をパロディー化した作品。原作では仲睦まじいカップルだったオルフェ(オルフェオ)とユリディス(エウリディーチェ)の2人が、このオペレッタでは倦怠期でお互いに別の愛人を持っています。

それでは日生劇場で始まった舞台稽古の様子から、物語の一部をご紹介いたします。
※稽古写真(画像処理しています)ですので、装置、衣裳、照明は本番とは異なります


登場時点ですぐに始まるオルフェとユリディスの夫婦喧嘩


地獄の王プルートの手引きで、ユリディスは原作通りに命を落とし、地獄に連れて行かれます。


命を落とした妻を取り戻しにいくことを「世論」に諭され、オルフェは嫌々天国に向かう。

オルフェが向かった天国では、主神のジュピターを始め様々な神様が変化のない天国の生活に退屈して暮らしています。
この神々が、皆非常に人間臭く、新しい刺激や恋模様に一喜一憂する様に親近感を持って楽しんで頂けると思います。


恋多きジュピターもユリディスを狙っています。


ドタバタの末、神々や世論と共にオルフェは地獄に向かうことに…

指揮の大植英次は2013年『こうもり』依頼となる二期会公演への登場。「楽しくなければオペレッタじゃない!」の言葉通りの沸き立つような音楽作りで、特に一度は耳にされたことのある”地獄のカンカン”は必聴!
演出の鵜山 仁により、登場人物ごとの性格付けが際立ち、各キャラクターの衣裳や、舞台装置も鮮やかで視覚的にも喜んで頂けること請け合いです。
歌あり、踊りありで笑顔の絶えないオペレッタ。どうぞお見逃しなく!

*     *     *


▼オペレッタ『天国と地獄』公演情報ページはこちら
2019年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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11月公演オペレッタ『天国と地獄』~【神々のご紹介シリーズ6】酒の神バッカス&伝令の神マーキュリー

東京二期会オペラ劇場11月公演 オペレッタ『天国と地獄』はいよいよ今週木曜に開幕致します!そして配役紹介は第6弾。最後にご紹介するのは、酒の神「バッカス」から峰 茂樹と、ギリシア神話界随一の俊足を誇る伝令の神「マーキュリー」から升島唯博です。

*     *     *


《バッカス》
峰 茂樹(11/21・23出演)
――バッカスはどんな神?
バッカスと言えば、皆さんよくご存知のチョコレートを連想すると思いますが、2幕2場の地獄の宴会で登場する、酒の神であります。
この催しのスポンサーと言ったところでしょうか。このオペラの中で最高に盛り上がる場面であり、この宴が最高潮に達したところで、あの"カステラ1番電話は2番"のCMで有名になったあのメロディが登場してドンチャン騒ぎとなります。
――バッカスの人物(?)像は?
毎夜毎夜、綺麗な女達を侍らせて、酒にまみれて、歌や踊りに明け暮れるボス的存在。
――公演に向けて意気込みを教えてください。
残念ながらバッカスには今回の演出ではソロもセリフも一切ありません。その中でどうやって存在感を出して目立つかが課題でしょう。
これまで、いろいろなオペラで、出番が少ない一発芸で勝負して参りましたが、ここが“オペラ芸人”の真骨頂!頑張ります!

稽古場風景より 手前で寝ているのがバッカス峰、右に立つのはジュピター(大川 博)

《マーキュリー》
升島唯博(11/21・23出演)
――マーキュリーはどんな神?
ローマ神話ではマーキュリー(メルクリウス)、ギリシャ神話ではヘルメス(Hermes)と呼ばれる、オリンポス十二神の一人です。神々の伝令役で、盗賊、商人、職人の庇護神。ちなみにヘルメス(Hermes)をフランス語読みすると「エルメス」となり、ファッションブランドの名前と同じになります。
――マーキュリーの人物(?)像は?
神々の長で、自分の父親であるジュピターに仕えるが、自分の利益の為に動き、あまり他者とは深く交わらない。行動も、頭の回転も、喋りも速い。
――『天国と地獄』の魅力と自身の意気込みを
今回の版では短くカットされていますが、マーキュリーの登場シーンに歌われるロンド・サルタレッラは聴き応えがあります。それと、情報収集の為に色々とアイテムを使っていますので是非お楽しみください。
このオペレッタの中には皆さんが知っている曲がいくつも入っていて、聴いているだけでウキウキ、そしてニマッ・・・っとしてしまいます。楽しい内容、超絶技巧の歌、実は調べれば調べるほどよく練られたパロディーの伏線など、このオペレッタには盛り沢山な「芸術」が詰め込まれています。
皆様のご来場をお待ちしております!

稽古場風景より 宴のシーン、ミネルヴァ(髙品綾野)と踊りを眺めるマーキュリー升島。

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2019年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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Hakuju Hall主催「二期会 ディーヴァ, ディーヴォ」2019シーズン
パワーアップ第2弾は、12/3(火)14時開演!

その年の春に二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手たちの声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」は、今シーズンより「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」と名前を変え、開催時間を午後に、演奏時間も拡大し、さらにパワーアップしてお届けしております。
その今シーズン第2弾となります第20回は、12月3日(火)に開催されます。出演は塚本正美、西村知花子、山﨑わかな、三人のソプラノ。ピアノは相田久美子です。


写真左から、西村、塚本、山﨑

それでは、コンサートを直前に控えた三人よりメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

      *     *     *
201911_tsukamoto_masami.jpg■塚本正美 (つかもと まさみ)ソプラノ
“Diva Divo”さながらソプラノ3人の”Diva Diva”。このような恐れ多いタイトルの、憧れていたコンサートに出演できること、大変光栄に思っております。山﨑さんとは大倉先生クラスの仲間として、修了演奏会では《Lucia di Lammermoor》から同じ場面を演じ、共に切磋琢磨しながら勉強いたしました。西村さんとはクラスは違いましたが、今回初めてご一緒に舞台を作り上げることができること、大変嬉しく思っております。3人全員がソプラノ。その三者三様の個性光る歌声を、ぜひご堪能ください。
201911_nishimura_chikako.jpg■西村知花子 (にしむら ちかこ)ソプラノ
この度二期会ディーヴァ・ディーヴォに出演する機会をいただき、大変嬉しく思います。 今回は3人ともソプラノなのでディーヴォはおりませんが、3人が選んだ珠玉の歌曲、アリアを詰め込みました。私は大好きな日本語、イタリア語の曲と、5年ぶりにチャレンジするドイツ語の重唱を歌います。また、素晴らしい音楽家の先輩方が演奏会をされてきたHakujuホールさんでコンサートが出来るのも、嬉しく思うのと同時に身が引き締まる想いであります。是非ともたくさんの方々に私たち演奏を聴いていただければと思います。ご来場お待ちしております。
201911_yamazaki_wakana.jpg■山﨑わかな (やまざき わかな)ソプラノ
この憧れのコンサートに出演させていただけること、とても嬉しく光栄に思います。今回一緒に演奏する2人は同じソプラノですが、性格も声も全く違い、それぞれが熱い思いを持って、意見を交わしながら本番に向けて準備を進めております。西村さんとは大学の同級生、塚本さんとは研修所のマスタークラスで一緒に勉強しました。二人と共演するのは初めてで、もうすぐ本番だと思うと、どんな舞台になるのかドキドキです。3人の魅力いっぱいの熱いコンサート。ぜひ、足をお運びください!
      *     *     *

三人の新星によるひとときをどうぞご堪能ください!!

■■■ 公演情報 ■■■
第20回 二期会 ディーヴァ, ディーヴォ
二期会新星トップ歌手たちによる、ときめきのデビューコンサート!

日時:2019年12月3日(火) 14:00開演(13:30開場)
会場:Hakuju Hall (ハクジュホール)
   ・小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
   ・千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分
料金:全席自由 1,500円(税込) 《発売中》
出演:塚本正美(ソプラノ)、西村知花子(ソプラノ)、山﨑わかな(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
予定プログラム:
・ロッシーニ:「フィレンツェの花売り娘」〔山﨑〕
・ドニゼッティ:「ジプシーの女」〔塚本〕
・ドニゼッティ:「溜め息」〔西村〕
・ドニゼッティ:「酔っ払い」〔塚本・山﨑〕
・チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』より「私は神の卑しい下僕です」〔西村〕
・ドニゼッティ:歌劇『シャモニーのリンダ』より「この心の光」〔山﨑〕
・プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「氷のような姫君の心も」〔塚本〕
・プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』より「あなたの愛の呼ぶ声に」〔西村〕
・プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』 より「わたしのお父さん」〔塚本〕
・團 伊玖磨:歌劇『夕鶴』より「あたしの大事な与ひょう」〔西村〕
・ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「慕わしい人の名は」〔山﨑〕
・ドニゼッティ:歌劇『アンナ・ボレーナ』より「あなたたちは泣いているの?~私の生まれたあのお城」〔塚本〕
・R.シュトラウス:歌劇『アラベラ』より「もしぴったりな人が現れたら」〔西村、山﨑〕

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第20回 二期会ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)

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11月公演オペレッタ『天国と地獄』~【神々のご紹介シリーズ5】パロディで描くオルフェとユリディス

東京二期会オペラ劇場11月公演 オペレッタ『天国と地獄』配役紹介第5弾。 今回は、パロディの物語の中軸を担うご夫婦、オルフェ(オルフェオ)とユリディス(エウリディーチェ)に自己紹介いただきます。

*     *     *


《オルフェ》
又吉秀樹(11/21・23出演)
――オルフェはどんな人物?
このオペレッタは、死んでしまった愛妻を救うため地獄に向かったオルフェオが、地上に連れ帰るためには振り返ってはいけない、という愛の神との約束を最後の最後に破り振り返ってしまう悲劇「オルフェオとエウリディーチェ」がおおもとなのですが・・・
オペレッタ『天国と地獄』になると、オルフェ(オルフェオ)は、愛人もいるし、妻には嫌気がさしてる、愚痴っぽい音楽教室のヴァイオリンの先生です。
――オルフェの人物像は?
恋の衝動に突き動かされるは、地獄の神プルートにもそそのかされるは、世論に怒られたくないばかりに天国にも地獄にも行く、なかなかのレベルの「流されやすい」人物。いちいち音楽教師の辛さを強調するあたりは、プライドの高さか、はたまたコンプレックスの裏返しか。
――観どころ聴きどころ、または公演に向けて意気込みを教えてください。
稽古では毎回、芸達者なキャスト達が歌でもセリフでも、演出の鵜山さんや大植マエストロにさまざまなアイデアをいただきながら「それはやりすぎ!」と注意されるギリギリを攻めています。少しでも守りに入ると強いキャラクター達に埋もれてしまう緊張感の中、汗を大量にかきながら稽古した結果、どうなるのか是非見届けていただければ幸いです!
山本耕平(11/22・24出演)
――オルフェはどんな人物?
結婚式の日に毒蛇に噛まれて死んでしまった妻・エウリディーチェを救いに黄泉に下り、その類いまれなる歌声と清らかな心で彼女を救おうとするも…という神話「オルフェオとエウリディーチェ」の悲劇の主人公がモデル。
しかし、かろうじて同じ音楽家ではあるもののこちらのオルフェは浮気者で妻を亡きものにしようとした上、世間体のためだけに妻を救いにいくどうしようもない男です。
――オルフェの性格は?
自己陶酔型でプライドが高く、恋への衝動的なエネルギーはとても強いのに世間体もそれ以上に大事という、常に自己矛盾を抱えた人物に思われます。それ故に嫌々ながら中途半端な行動をとっていくところがある意味で大変人間らしく憎めない男です。
――観どころ聴きどころ、または公演に向けて意気込みを教えてください。
このオペレッタには変な登場人物がたくさん出てきます。そしてそれを演じる歌い手の皆さんも個性派揃いです(笑)。全体の中で自分が果たせる役割を、役の個性だけでなく自分自身の個性とも照らし合わせながらどんな化学反応が起きていくのかを楽しんで行きたいとおもいます。

《ユリディス》
愛 もも胡(11/21・23出演)
――ユリディスはどのような役?
音楽教師オルフェの妻です。このオペレッタの元になっている『オルフェオとエウリディーチェ』のエウリディーチェです。ギリシャ神話の『オルフェウス』では、美しい森の木のニンフとして登場し、オルフェウスと結婚しますが、新婚早々に蛇に噛まれて死んでしまいます。
――ユリディスの人物像は?
このオペレッタに登場するキャラクターの中で、唯一の「人間の女性」です。明るい楽天家で、退屈するのが大嫌い。ただ、人を見抜くのは苦手のようで、好きになる殿方は全てダメ男のような気がします(笑)。冷静な目で見てしまうと、ちょっとおバカさんなのですが、それでもどこか憎めない可愛らしさがある女性。愛らしい衣裳にも、そのキャラクターが現れていると思います。
――『天国と地獄』の魅力と自身の意気込みを
このオペレッタは作曲家の遊び心がたっぷり詰め込まれていて、音で奏でる上質なコントのようです。
お客様に、心地よい音楽の中でクスっと笑っていただけるように、またお芝居ではお腹の底から笑っていただけるように、エネルギー全開で挑戦いたします!
高橋 維(11/22・24出演)
――ユリディスはどのような役?
この『天国と地獄』はギリシャ神話の「オルフェオとエウリディーチェ」のパロディなわけですが、神話と一緒なのはオルフェ(オルフェオ)と結婚して毒蛇に噛まれて死ぬところくらいで、『天国と地獄』ではオルフェとはすでに愛し合っておらずアリステ〈プルート〉と恋人同士、それが元で地獄へ行き、そこでも恋多き女ぶりを発揮します。
――ユリディスの人物像は?
人妻なのに神様たちにもモテモテで、悪態をついてもどこか憎めない…美しいだけでなく、小悪魔的な魅力を持った人だと思います。きっと天然で爆モテ人生を歩んできたんだろうなと想像しています(笑)
――『天国と地獄』の魅力と自身の意気込みを
ユリディスのような奔放な女性を演じるのはとても楽しいです(笑)!お客様には、ユリディスのコケティッシュな魅力を存分に楽しんで、たくさん笑っていただけたらと思っています。彼女の性格を表すような軽妙かつ技巧的な歌にもぜひ注目してください!

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2019年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・月曜フレッシュコンサート」~11/18(月)【二期会NewFace】大内美佳&鷲津美帆 〈歌の贈り物〉

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は11月18日(月)。大内美佳(おおうち みか)&鷲津美帆(わしづ みほ)、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!

今回もコンサートに向けて、出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

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ソプラノ 大内美佳
――声楽の道に決めたときのことなど自己紹介を

幼少期から歌う事が大好きでした。 音楽好きな母の影響もあり、幼稚園の頃初めて見たオペラに感動し、「オペラ歌手になりたい!」と母に言ったそうです。3歳からピアノを習い始め、小学6年生の頃、ピアノの先生から表現力をつける為に声楽を学ぶよう勧められました。声楽の先生に「いい声ね!」と褒められながら歌う事で表現できる楽しさを感じ、本格的に勉強したいと思うようになりました。

――自身の声種やレパートリー、目指している役などを教えて下さい

声種はリリコ・ソプラノです。『シモン・ボッカネグラ』のアメーリア、『イル・トロヴァトーレ』のレオノーラなど目指している役はたくさんありますが、一番の目標は研修所でも勉強させていただいた『蝶々夫人』の蝶々夫人です。
――今回のコンサートのテーマと選曲のポイントは?

これまで大事に歌ってきた各々のレパートリーを中心に、自分達が好きな歌、今歌いたい歌を中心に選びました。 ソプラノ二人ですが、声種の違うソプラノですので、それぞれのキャラクターを生かしたアリアや、重唱など、盛りたくさんでお送りできればと思っております。

――共演者をご紹介下さい

今回共演する鷲津さんは、二期会の研修所時代の同期で、一緒に切磋琢磨した仲間です。才色兼備であり、とても努力家な彼女の音楽に対する熱意や真摯な態度に良い刺激を受けています。研修所では一緒に歌う機会が無かったので、今回共演することができて嬉しいです!

     *     *     *


ソプラノ 鷲津美帆
――自己紹介をお願いします。声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

声楽を始めたのは20代を過ぎてからで、普通大学の四年生の時に、卒業旅行でイタリアを訪れた際、野外オペラを観て”私もオペラの舞台に立ちたい!”と思ったのがきっかけです。人の声ってこんなにも人を感動させることができるんだ、と感銘を受けたことを鮮明に覚えています。

――自身の声種やレパートリー、目指している役などを教えて下さい

リリコ・レッジェーロです。性格的にも声的にも、明るいもの・コミカルなものが合うので、そういう役柄をレパートリーにしています。一番好きなキャラクターはデスピーナです。
――今回のコンサートについてテーマ、選曲のポイントをお教えください

共演者が決まった段階で、それぞれの声や性格の違いからくるキャラクターの対比を押し出していこうと決めていました。同じソプラノでも色んなタイプがあるんだなと感じていただければと思っています。

――共演者をご紹介下さい

共演の大内さんは、もともと持ち声が良いのでしょうが、しっかりと声の訓練を積んで来られた印象があります。性格はちょっとおっちょこちょいですが(笑)、自身の価値観をしっかり持っておられるので、筋が通っていて話しやすいです。


みなさまのご来場、心よりお待ちしております。

     *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第263回【二期会New Face】歌の贈り物

日時:2019年11月18日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,600円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:大内美佳(ソプラノ)、鷲津美帆(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 プッチーニ 歌劇『ラ・ボエーム』より 「私の名はミミ」
 プッチーニ 歌劇『マノン・レスコー』より 「この柔らかなレースの中で」
 モーツァルト 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より 「女も15になれば」
 ドニゼッティ 歌劇『ドン・パスクワーレ』より 「騎士はあのまなざしを」
                          ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007



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3/4(水)~二期会オペラ研修所「第63期マスタークラス修了試演会」本日よりチケット発売開始!

二期会オペラ研修所には、予科・本科・マスタークラスの3年間の研修課程があり、現在125名の研修生が、それぞれの目標に向かって、日々研鑽に励んでいます。
第63期マスタークラス「大倉由紀枝クラス」「鹿野由之クラス」では現在、オペレッタ作品を日本語訳詞にて取り組んでいます。台詞やダンスも、随所に取り入れています。11月下旬の中期試演会が近づき、日頃の練習にもますます熱が入っています。


大倉クラスの授業風景より(J.シュトラウスII世『こうもり』のワンシーン)

さて、そのマスタークラス研修生たちの研修所での最終試験となる修了試演会が、2020年3月4日(水)、Hakuju Hallで行われます。
今回は、R.シュトラウス『ばらの騎士』、ヴェルディ『リゴレット』、ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』、マスネ『マノン』、をはじめ、オペラのハイライトシーンの数々をご披露いたします。
チケットは本日11月8日(金)より発売を開始致しました。全指定席で、完売も予想されますので、どうぞお求めはお早目に。
マスタークラス研修生44名の研鑽の成果を、ぜひご覧ください!

※演目・シーン等、プログラム詳細は後日改めてご案内します。

*     *     *

200304institute_thumb.jpg
PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第63期マスタークラス修了試演会

開催日:2020年3月4日(水)
   「大倉由紀枝クラス」12:30開演
   「鹿野由之クラス」17:00開演
会場:Hakuju Hall 【アクセス
  ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
  ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全席指定 各クラス1,500円(2クラスセット券 2,500円)
※クラスごとにチケットが必要です。
※クラスごとに入れ替えがございます。
※セット券は二期会チケットセンターのみの取扱
▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第63期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会

▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼チケットお取扱
Hakuju Hallチケットセンター TEL 03-5478-8700
(10:00~18:00 火~土*祝日・休館日を除く)

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11月公演オペレッタ『天国と地獄』~【神々のご紹介シリーズ4】神様ではないけれど…世論&ジョン・スティクス

19世紀パリで一世を風靡したオペレッタ『天国と地獄』は、ご存知のとおりギリシア神話のパロディですが、神様以外の配役も個性的なものばかりです。 今回は、冥界(地獄)でプルートに仕える身となったジョン・スティクスと、世論に登場してもらいましょう。

*     *     *


《世論(パブリック・オピニオン)》
押見朋子(11/21・23出演)
――「世論」とは、どんな役?
世論(せろん)です。民衆の代表です。登場人物の中では極僅かな人間(擬人化とも言われている)で、「倫理」「道徳」を唱えます。
――難しい質問ですが、どのような人物(?)ですか?
一言でいったら、かなり強めな、お節介おばはんですかね。世直しをしていると真剣に考えているんですから非常に厄介です。ジュピターが唯一恐れている人物でもあります。 この物語、節操なく色々なことが起きるわけですが、「絶対に!!こうしなくては!!いけないんです!!」と楯突く事が出来ないほどに言い負かされるのですから、ちょっと曖昧な人は「仕方ない。。世間体もあるし…」なんて思うんでしょう。。
――「世論」を演じるにあたって、意気込みを!
「世論」は、皆さんの心の中にある感情の代表なのですが、「倫理」「道徳」にこだわる余り、破裂するんじゃないかと思うほど持っている怒りと、何とか正しい道へ導く為の鼻息荒い‘’過ぎたお節介‘’が観ている皆様の色々な感情の共感につながるように演じたいと思っています。
塩崎めぐみ(11/22・24出演)
――「世論」とは、どんな役?
具現化するのがとても難しい役です。ですので、役を演じるにあたり、「世論」とは何か、歴史を調べたり、考えたりしている真っ最中です。
物の本には、「世論」とは、”Public” と “Opinion”という言葉の合成語とありました。 “Public” は、「公の」「大衆」などの意ですし、“Opinion” は、「意見」の意です。 ただし、「意見」は、個人の好き嫌いや、知識の程度によって違いが生まれるものですから、この「世論」という合成語は、ある種、相反する性格を持った言葉ということになる…。「大衆の意見」とは何なのでしょうか…。とっても難しいです…。
――特殊な役回りですが、どのような人物(?)ですか?
人物像としては、時代を先導してきた政治家や運動家、もしくは、もっと身近なところだと、人々が同調できる意見を言ってくれる有名人、というのがイメージしやすいと考えています。「世論」役は、「不倫や浮気は絶対に許せない」と言っているので、ワイドショーのご意見番的な要素もあるのかな、とも考えています。また、「世論」は、神様でさえも怖がる存在ですので、強烈なキャラクターが必要になるとも考えています。
――「世論」役の演じがいのあるところは?
「世論」役の観どころは、世間体を気にするオルフェを追い詰めていくところだと思います。出てくるたびに、何かとオルフェを追い詰めています。しつこいです。
とにかく楽しく、親しみやすい音楽満載の舞台です。皆様、是非劇場へおいで下さいませ!

《ジョン・スティクス》
吉田 連(11/21・23出演)
――ジョン・スティクスは「元人間」というべきでしょうか。どのような役ですか?
かつてはベオティア(ボイオーティア)の王様。今は地獄の門番、冥王プルートの召使です。
――どんな性格ですか?
生前の栄光に対する執着(コンプレックス)を感じます。酒癖の悪さ、ユリディスに対する憧れの根源はそこにあるのかも知れません。
――ジョン・スティクスの観どころを
まだ詳細をお話できませんが、本演出のジョン・スティクスには他の役にはないある特徴を与えられています。演出・鵜山さんの意図をしっかりと汲み取り、お越し頂いた皆様の心にいやらしく絡みつくような演唱をできればと思います。
相山潤平(11/22・24出演)
――ジョン・スティクスはどのような役ですか?
ギリシャ神話において度々登場するボイオティアの自称王様。死後の現在は冥王プルートの召使、地獄(ブラック)勤務しています。
――ジョン・スティクスの人物像は?
きっと今も昔も酒好き女好きのだらしのないダメ男だったのではないかと思います。
実録「ダメ男は死んでも治らない。」
――それでは、本公演に向けての意気込みを!
ジョン・スティックスは地獄からの登場でございます。酒気帯び演唱で麗しのユリディスにいらぬちょっかいを出させて頂きます。数少ない(元)人間役として、神々の思惑の斜め上からのアプローチを出来ましたら幸いです。
どうぞお楽しみにしてください。

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2019年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

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二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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11/15(金)「第96回二期会オペラ研修所コンサート」まもなく本番!

二期会オペラ研修所の全7クラスより選抜された15名が出演する、「二期会オペラ研修所コンサート」。今月15日の本番に向け、二期会会館では各出演者のピアノ合わせが行われています。





写真は重唱の合わせの様子。講師たちが、1曲ずつ、音楽稽古から演技をつけて歌う段階まで立ち会い、入念な打ち合わせやアドバイスを行いながら進められています。

今年の研修所コンサートでは、出演の研修生全員が、重唱とオペラ・アリアの両方を演奏する、盛りだくさんのプログラムです。
重唱は、授業で取り上げられる頻度の高いシーンを集め、より普段の授業内容を反映させた構成となっています。研修所講師の宮本益光(企画構成/司会)・増田のり子・鈴木 准も、相手役として賛助出演。また、オペラ・アリアには、自身が得意としている曲や、今後演じたい役のアリアを選曲しています。

将来の二期会を担っていく研修生たちと、二期会の第一線で活躍を続ける講師たちの共演。ぜひお聴き逃しなく!

      *      *      *
191115institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2019 関連公演》
第96回 二期会オペラ研修所コンサート
「オペラのススメ」Encouragement of OPERA

日時:2019年11月15日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定)A席¥3,000、B席¥2,000
   《9月4日(水)よりチケット一般発売》
出演:
【第63期マスタークラス】
 大倉由紀枝クラス(ソプラノ) 角南有紀
(メゾソプラノ) 長田惟子 櫻井陽香
(テノール) 宮脇 臣
(バリトン) 菅原洋平
 鹿野由之クラス(ソプラノ) 小村知帆 金治久美子 傳田実咲
(テノール) 秋山和哉 山中志月
【第64期本科】
 小森輝彦クラス(バリトン) 室岡大輝
 川上洋司クラス(ソプラノ) 石野真帆
 佐々木典子クラス(ソプラノ) 杉山紗英
【第65期予科】
 加賀清孝クラス(バリトン) 宮下嘉彦
 宮本益光クラス(ソプラノ) 根本璃音
【賛助出演(研修所講師)】
 (ソプラノ) 増田のり子、(テノール) 鈴木 准、(バリトン/企画構成・司会) 宮本益光
【ピアノ】
 山口佳代
▼予定プログラムはこちらをご覧ください
第96回 二期会オペラ研修所コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに、公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)。
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


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11月公演オペレッタ『天国と地獄』~【神々のご紹介シリーズ3】オペレッタを彩る女神たち

オッフェンバック生誕200周年記念に贈る、東京二期会オペラ劇場11月公演 オペレッタ『天国と地獄』。そのカラフルな登場人物を自己紹介していく配役紹介シリーズ第3弾は、神話の世界を彩る女神たちです。

*     *     *


《ヴィーナス》
山本美樹(11/21・23出演)
――ヴィーナスは何の神?
愛と美の女神として、古今東西、老若男女、知らぬ人はいない麗しのヴィーナス♡
人々に愛を与え、人々の愛を一身に受ける・・・・・・愛の無限ループの中心にいらっしゃる女神様です。
――ヴィーナスの性格は?
このオペレッタにおけるヴィーナスは、愛と美の女神という立場を大いに使って、自由奔放に“愛”に生きており、喧嘩もするし、嫉妬もする、人間味のある女神となっています。
――公演に向けて意気込みを!
どこか憎めない魅力溢れるヴィーナスに、私自身、溢れんばかりの“愛”を注ぎながら演じたいと思っています。
ヴィーナス様、どうか私に、貴女の爪の垢ほどの色香を与え給え!!
中野瑠璃子(11/22・24出演)
――ヴィーナスは何の神?
ヴィーナスは愛と美の神様です。ヴァルカンの妻でありながら、軍神マルスをはじめ、複数の神様を愛したそうです。
――ヴィーナスの特徴は?
ザ・お色気担当!でしょうか…?
頭のてっぺんから足の先まで、文字通り神々しい色気を放っているキャラクターだと思っております。今回のお話の中でも、マルスとイイ仲のようで…彼女に見つめられたら、人妻だろうが関係ない?なんて思っちゃうような…いや、人間界ではダメですよ!!でも、そんな魔性の女、ヴィーナスです。
――本公演が二期会デビュー!その意気込みを!
この作品にはたくさんの役が登場します。これほど様々な魅力と個性に溢れた役どころを一度に聴ける舞台って中々ありません。ヴィーナスも皆さまのお目に留めていただけるように、色気全開で臨みます!
ジワジワと笑いが込み上げてきてしまうセリフも、超有名な「あの曲」も、最初から最後まで、一秒も見逃せない作品です。
劇場の歌手もお客様も、全てが一体となって楽しめるのがオペレッタの魅力。要はお笑いですから、ぜひとも声を大にして笑っていただきたいです。
そして、劇場からの帰り道にスキップしたくなるような、そんな舞台をお届けできたら…と思っております!

《キューピッド》~愛の女神ヴィーナスと戦いの神マルスの間に生まれた子が、キューピッド
吉田桃子(11/21・23出演)
――キューピッドは何の神?
恋の神様(キューピッド)です。ヘラヘラしていますが、この物語では、ジュピターの誘惑を手助けします。
――キューピッドはどんな性格?
一言で言うと天真爛漫!学校のクラスに絶対1人はいるであろう生意気だけど、どこか憎めないみんなから愛される、そんな感じではないかなーと思っております。ぴったりな役だね!と言って頂けることが多いので、普段の私と似ているんだと勝手に親近感です。特にいつもヘラヘラしているところは全く一緒です。
――二期会公演デビューとなります。その魅力と意気込みを!
とにかくどの場面を観ても楽しいと思います!そんな中、キューピッドの〈キッスのアリア〉も是非お見逃しなく!私にとってソリストデビューの作品となります。皆様の記憶に残るよう私自身も思いっきり楽しみますので、面白いところは周り気にせず大声で笑ってください。そしてお帰りの際は、「運動会の曲」が頭から離れないと思いますので、是非口ずさみながらお帰りくださいませ。
熊田アルベルト彩乃(11/22・24出演)
――キューピッドは何の神?
弓をもった子どもの姿で描かれることの多い、あの恋の助太刀役の神様です。キューピッドの放つ矢に当たった者は、たちまち恋に落ちてしまうのです。
――オペレッタではどんなイメージ?
天界の生活に退屈していて、いつも面白いことを探して、キラキラした大きな目で回りを観察しているいたずらっ子でしょうか。カラヴァッジョのアモールの絵そのままのようなイメージです。
――公演に向けて期待と意気込みを!
第一回の読み合わせ稽古を終えたばかりですが、素晴らしい声と演技力を兼ね備えた歌手の皆さんが揃っていて、すでに楽しい舞台が見えるようでした。私も相乗効果をもたらすことができるようにスパークリングしたいと思います。キューピッドは後半に可愛いアリアがあるのでお楽しみに!

《ダイアナ》
小村朋代(11/21・23出演)
――ダイアナは何の神?
処女神にして産婦の守護神、また弓を得意とする狩猟の神でもある神様です。ギリシャの神々の王であるジュピターの娘であり、このオペレッタには登場しませんが、同じくギリシャの神様の中でもよく知られている太陽神アポロンとは双子関係にある月の女神です。
――ダイアナの人物(?)像は?
彼女は、自分がギリシャの他の神々の中でも並外れて偉大な神であることを自覚していて、またそれをすごく意識しています。我儘な性格ではあるけれど、恋愛をしたことがない少女が持つある種の潔癖さや真っ直ぐさが魅力的な、永遠の少女キャラだと考えています。
――ダイアナ役の聴きどころと、二期会デビューの意気込みを!
登場シーンからして、お嬢様をこじらせている様子が窺われるダイアナちゃんですが、その際に歌う曲はまるで自己紹介アリアのように、躍動感溢れる彼女の姿やその性格をよく表しています。このアリアはダイアナの聴かせどころ&演じどころの一つですので、どうぞお聴き逃しなく。また、いつもは「私はジュピターの娘、ここにいる他の神様とは格が違うんだから!」と肩肘を張っていながらも、時には集団に馴染もうとしてみたり…そんな彼女のいじらしく可愛らしい一面も含め、ダイアナという役を大切に演じたいです。
この度の公演が私にとって二期会オペラデビューとなります。歌えや踊れのお祭りを最後までお楽しみいただければと思っておりますので、是非ご注目ください。
廣森 彩(11/22・24出演)
――ダイアナは何の神?
月と純潔の女神であり、狩猟の女神でもあります。
――ダイアナの性格は?
曲がったことが大嫌いなマジメな女神です。まだ若いので感情のままを口にし、お行儀の良くない言葉もしばしば…
――公演の魅力、期待と意気込みを!
音楽はもちろんですが、演出家の鵜山さんから頂いたセリフがどこのシーンをとっても笑いの宝庫です!
歌手のダンスも披露する予定ですので、全ての神経をフルに使い舞台に挑みます。是非笑いにいらしてください!

《ミネルヴァ》
髙品綾野(11/21・23出演)
――ミネルヴァは何の神?
“知恵の女神”です。
――どんな人物・・・神様でしょう?
天国のジュピター率いる神々の中でも、知恵の神としてどこか冷静に物事をみていますが、実は楽しむ事も大好きな人物だと感じています。
ミネルヴァもこのオペレッタの舞台に欠かせない役どころです。ジュピターの変身癖の悪事を責め立てるシーンでは張り切って先頭を切ります。
――公演に向けて、意気込みを!
今回多くのキャストの皆様と関われる喜びを感じながら、沢山の引き出しをつくって楽しんでミネルヴァを演じます。
吉田愼知子(11/22・24出演)
――ミネルヴァは何の神?
今回演じさせていただきますミネルヴァは、ジュピターの子供である女神の内の一人です。劇中では父ジュピターの悪行を先頭をきって攻め立てるように、女神達の中でも強気なキャラクターと言えると思います。
――ミネルヴァの性格は?
ミネルヴァは知恵と戦略の女神と言われております。そのため強気な中にも冷静で抜け目ない所を兼ね備えた人物(神様)だと感じています。普段マイペースな私にはない要素を持っているため、さらにこれからミネルヴァのキャラクター向き合っていきたいです。
――二期会公演デビューに向けて意気込みを!
私にとって今作は二期会本公演デビューとなります。私自身も楽しみながら、『天国と地獄』というオペレッタの軽快な音楽とストーリーをお客様にお届けできるのが今から待ち遠しいです!

*     *     *


▼オペレッタ『天国と地獄』公演情報ページはこちら
2019年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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11/11(月)、神楽坂ラリアンスで東京二期会『椿姫』プレ・ハイライト特別ディナー開催!~「第9回 ラリアンス・ワインとオペラを愛でる会」

神楽坂のフレンチ・レストラン「ラリアンス」でついに実現しました。
2月公演『椿姫』キャストによるプレ・ハイライトをラリアンスのフルコース料理、そして厳選のワインとともにお愉しみいただける特別なディナーが11月11日(月)に開催されます。

出演者は、2月公演『椿姫』の豪華キャストが揃いました。ヴィオレッタ谷原めぐみ、アルフレード前川健生は、本公演でも共演を果たすフレッシュなプリマ、プリモ。今回の公演で「主演デビュー」を果たす注目の二人の歌声をどこよりも早くお届けいたします。
長年、東京二期会とのコラボ・ディナーを開催してきたラリアンスだからこそ可能となった特別な一夜に、ぜひお越しください。

ヴィオレッタ 谷原めぐみ

アルフレード 前川健生

ジェルモン 米谷毅彦

アンニーナ 磯地美樹

医師グランヴィル 清水宏樹

ピアノ 三澤志保
■■■ イベント情報 ■■■
〈ラリアンス特別企画〉
第9回 ワインとオペラを愛でる会

日時:2019年11月11日(月) 19:00開宴(18:30開場)
会場:神楽坂「ラリアンス」メインダイニング
  (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:おひとり様 25,000円
   お料理フルコース・ワイン4杯・音楽料(消費税・サービス料込)
出演:
  ヴィオレッタ 谷原めぐみ
  アルフレード 前川健生
  ジェルモン 米谷毅彦
  アンニーナ 磯地美樹
  医師グランヴィル 清水宏樹
  (ピアノ)三澤志保

▼ラリアンス イベント情報はこちら
第9回 ワインとオペラを愛でる会|イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂 フレンチレストラン ラリアンス

●お問合せ・ご予約は
ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで

▼2020年2月公演 G.ヴェルディ『椿姫』本公演の情報はこちら
G.ヴェルディ『椿姫』|オペラ公演ラインアップ - 東京二期会オペラ劇場
 2020年2月19日(水)18:30、20日(木)14:00、22日(土)14:00、23日(日・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
 《チケット好評発売中》良い席、ご予約はお早目に!

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パワーアップ!~Hakuju Hall主催「二期会 ディーヴァ, ディーヴォ」2019シーズン
第1弾は11/7(木)14時開演!

毎春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了したばかりの、若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」は、これまで6シーズン18回にわたってお楽しみ頂いてまいりました。
今シーズンより本シリーズは「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」と名前を変え、開催時間を午後に、演奏時間も拡大し、さらにパワーアップしてお届けしてまいります。

さて、その最初となります第19回が11月7日(木)に開催されます。出演はソプラノ雨笠佳奈、新宮雅美とテノール中野智貴の三人。ピアノは石野真穂です。


写真左から、新宮、中野、雨笠

それでは、コンサートを直前に控えた三人よりメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

      *     *     *
201908_amagasa_kana.jpg■雨笠佳奈 (あまがさ かな)ソプラノ
今回こうして憧れの舞台に立たせて頂けることを本当に幸せに思います。
私達3人は1年間大倉由紀枝先生のマスタークラスで一緒に学んできた仲間です。歌も性格も似ているようでちょっと違う…3人集まれば何か面白いことが起こる!はずなのですが…マイペースかつのんびりやの3人。あっという間に本番が近づいてきてしまいました。現在最速のスピードで準備を進めております!
そんな3人を急かすことなく素敵なピアノで導いてくださる石野先生。
私達だからこそできるあたたかくてほっとするような演奏会を皆様にお届けできたらと思います。ぜひ会場へ、ゆったりと楽しみにいらしてください。
201908_shinguu_masami.jpg■新宮雅美 (しんぐう まさみ)ソプラノ
この度は二期会ディーヴァ,ディーヴォに出演できること、大変光栄に思います。
雨笠さん、中野くんとは昨年マスタークラスで共に学びました。私にとっての大切な仲間です。個性豊かなこの三人の組み合わせ。それぞれに理想の音楽があり、アイデアが豊富で、何といってもマイペース。故に打ち合わせはいつも収集がつかず…(もちろん、良い意味です!)
当日どのような化学反応が起きるのか?私自身とても楽しみです。
肌寒くなってきて、気分も落ち込みがちなこの季節。私たちのフレッシュな演奏で元気をお届けできたらと思います。
201904_nakano_tomoki.jpg■中野智貴 (なかの ともき)テノール
今年で七年目となる二期会ディーヴァ・ディーヴォに出演することができ、大変光栄です。 マスタークラスの同じ朝クラスで、一年間共に学んできた雨笠さんと新宮さんですが、実は研修所では一度もペアを組むことがなく今年度に入ってから共演するようになった二人です。タイプの違うソプラノの二人ですが、一緒に歌っていて自然と音楽が混ざって一体となっていく安心感があり、信頼できる二人です。
この三人だからできる演奏会を目指してプログラムを考えました。一人でも多くのお客様に楽しんでいただけたら幸いです!
      *     *     *

三人の新星によるひとときをどうぞご堪能ください!!

■■■ 公演情報 ■■■
第19回 二期会 ディーヴァ, ディーヴォ
二期会新星トップ歌手たちによる、ときめきのデビューコンサート!

日時:2019年11月7日(木) 14:00開演(13:30開場)
会場:Hakuju Hall (ハクジュホール)
   ・小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
   ・千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分
料金:全席自由 1,500円(税込) 《発売中》
出演:雨笠佳奈(ソプラノ)、新宮雅美(ソプラノ)、中野智貴(テノール)、石野真穂(ピアノ)
予定プログラム:
・トスティ:「暁は光から」〔中野〕
・アリャビエフ:「うぐいす」〔新宮〕
・グノー:歌劇『ファウスト』より「宝石の歌」〔雨笠〕
・ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「あれかこれか」〔中野〕
・オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』より「後悔のクプレ」〔新宮〕
・ドニゼッティ:歌劇『リタ』より「この清潔で愛らしい宿よ」〔雨笠〕
・ドニゼッティ:歌劇『リタ』より「彼女だ…なんて恐ろしい!」〔雨笠・中野〕
・中田喜直:「さくら横ちょう」〔新宮〕
・越谷達之助:「初恋」〔中野〕
・山田耕筰:「電話」〔雨笠〕
・モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より「もうすぐ愛しい許嫁のもとへ」〔新宮・中野〕
・プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』より「冷たき手を」〔中野〕
・マスネ:歌劇『マノン』より「私が女王のように街を歩くと」〔新宮〕
・ベッリーニ:歌劇『夢遊病の娘』より「なんと晴れやかな」〔雨笠〕

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第19回 二期会ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)

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11月公演オペレッタ『天国と地獄』~【神々のご紹介シリーズ2】最高の女神ジュノー&その息子マルス

東京二期会オペラ劇場11月公演 オペレッタ『天国と地獄』配役紹介第2弾。
今回は、ジュピターの正妻である母なる神、結婚の神ジュノーと、その間の子で戦いの神マルスをご紹介してまいりましょう。

*     *     *


《ジュノー》
醍醐園佳(11/21・23出演)
――ジュノーは何の神?
ジュピターの姉であり正妻で、神話の中で最高位の女神様。母性と結婚の神様です。
※6月の”June”は、この女神のこと。June Brideは、結婚の神様に祝福されているのです。
――ジュノーの人物(?)像は?
旦那の浮気に年がら年中腹をたてていますが、それにも負けずに、なんだかんだ楽しく生きています。根っから明るい女性。
――公演にむけて意気込みを!
やはり一度は運動会で聞いた事のある音楽を楽しみながら、それぞれの人間模様をお楽しみください!!
▼運動会で誰もが聴いたであろう“フレンチ・カンカン”のご試聴はこちら
三本久美子(11/22・24出演)
――ジュノーは何の神?
ジュピターの妻、神々の女王であり、婚姻、貞淑を司どっています。そのせいか、大変嫉妬深く、ジュピターの浮気にいち早く気が付いては激昂しています。
――ジュノーの人物(?)像は?
浮気者のジュピターにぎゃんぎゃん怒ってばかりいるジュノーですが、それも亭主への深~い愛ゆえ… 怖いばっかりではなく、亭主が大好き!イケメン(鑑賞用)も大好き!楽しい事も大好き! 威厳を持ちつつ、でも明るい奥様像を作っていきたいです。
――公演にむけて意気込みを!
天国、地上、地獄、三世界入り乱れた舞台ですが、出て来る神々の、なんと人間臭い事…神様も必死で生きているんです!
舞台の上で、生命力溢れたジュノーを存分に表現したいと思います。

《マルス》
野村光洋(11/21・23出演)
――マルスは何の神?
ギリシャ神話の軍神、ローマ神話では農耕の神様とも言われています。
――マルスの人物(?)像は?
歌詞や台詞では軍人らしいことは何一つ言っておりません。女性のところに入り浸ってる様な感じです。男神の中では相当男前らしく、軍神だしかっこいい身体だったんだろうなとも思いますが、ギリシャ神話では軍神でありながらヘラクレスにボッコボコにやられてしまうらしいのでちょっと親しみやすい神様なのかなとも感じます。
――公演に向けて意気込みを!
このオペレッタにはとにかくたくさんの神様が出てきます。僕の役は『軍神』なので男らしい勇敢さが歌で表現出来たら良いなと思います。そして、衣装合わせで筋トレを命じられましたので本番までになんとかキレた身体を手に入れられる様に頑張りたいと思います(笑)
的場正剛(11/22・24出演)
――マルスは何の神?
オリュンポス十二神の一柱、軍神マルスです。ジュピターとジュノーの子とされています。
――どんな性格の神様?
戦闘の際には200メートルを超す神の姿からわざわざ人間サイズに変身して戦う熱いヤツです。ただそのせいで、神なのに半神のヘラクレスには叩きのめされ、ただの人間ディオメデスにさえ負けてしまう・・・・・・意気込みはあるけど結果が出ない空回り系神様です。
――公演に向けて意気込みを!
ギリシャ神話のパロディである『天国と地獄』。マルスは神話とは戦場を変え、『恋の戦』での戦いに明け暮れています。
恋も空回りしてしまうのか!? それとも戦場が変われば真価が発揮されるのか!?
マルスが戦い疲れ帰ってくる朝帰りのシーンでご確認下さい。

*     *     *


▼オペレッタ『天国と地獄』公演情報ページはこちら
2019年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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11月公演オペレッタ『天国と地獄』~【神々のご紹介シリーズ1】世界を牛耳る兄弟神プルート&ジュピター

東京二期会オペラ劇場、次の公演は11月21日(木)より日比谷の日生劇場にて上演致します、オペレッタ『天国と地獄』です。

二期会blogでは公演に向けて、登場人物のご紹介をしてまいりたいと思います。(11/21,23出演/11/22,24出演)
が、人物といってもご存知のとおり、パロディにされるギリシアの神々ばかり・・・


オペレッタ『天国と地獄』人物(神)相関図


まずは、ギリシアの神々の主神であり天空神である「ジュピター」(大川 博/三戸大久)。冥界の神「プルート」(上原正敏/渡邉公威)とは兄弟です。
ジュピターの妻が「ジュノー」(醍醐園佳/三本久美子)。母の神、結婚の神です。二人の間の息子が、戦いの神「マルス」(野村光洋/的場正剛)。
そして、次にご紹介する神様は、ジュピターの子供たちにあたりますが、すべてジュノーとは人間的にいうところの“腹違い”にあたります。伝令の神、俊足の「マーキュリー」(升島唯博、児玉和弘)、酒と豊穣の神「バッカス」(峰 茂樹/志村文彦)、狩猟と純潔の女神「ダイアナ」(小村朋代/廣森 彩)、美の女神「ヴィーナス」(山本美樹/中野瑠璃子)、知恵の女神「ミネルヴァ」(髙品綾野/吉田愼知子)。
一方、「キューピッド」(吉田桃子/熊田アルベルト彩乃)は世界の始まりをつかさどった神様の一人のようなのですが、ここでは、マルスとヴィーナスの愛人関係の間に生まれた愛の神とする説をとりましょう。
そして、この物語の中心にいるのが「オルフェ」(又吉秀樹/山本耕平)と「ユリディス」(愛 もも胡、高橋 維)夫婦。世界文学史上屈指の深い愛で結ばれた夫婦でありながら、オペレッタ『天国と地獄』では、ご存知のとおり、すでに“倦怠期”を迎えています。
ユリディスが堕ちていった冥界には「ジョン・スティクス」(吉田 連/相山潤平)が。かつてボイオーティアの王でありましたが、今やプルートの召使に。
そして、「世論」(押見朋子/塩崎めぐみ)。人々だけでなく神々をも司る強大な存在です。世論の言葉が道徳とされていますが、果たしてそれは真なのか否か・・・

*     *     *


それでは、キャスト自ら演じる役をご紹介します。まず第1回は、主神ジュピター(ゼウス)と、その兄弟で冥界を司るプルート(ハデス)です!

《プルート》
上原正敏(11/21・23出演)
――プルートは何の神?
私プルートは、かの夢の国の喋るネズミの愛犬ではありませんし、手塚治虫先生の鉄腕アトムにも出演していません。ましてや浦沢直樹さんの漫画にも登場しておりません。ただそれらの作品で名前を使っていただいたので、日本の昔の少年たちには一番名前の知られたローマ神話の神様です。担当は冥府(地獄)です。別府(地獄)ではありません。
――プルートの人物(?)像は?
ジュピターと兄弟でありながら、くじ引きで地獄担当になったかわいそうな私。しかし、天国のやつらが恋愛や悪いことをするときのように、体裁を保ったりしなくても良い立場な私の行動と、住処の地獄に、どうも彼らは興味がありそう。では見せてあげよう私のホームグラウンド!Go to hell!
――公演にむけて意気込みを!
SNSの炎上など、正しいことの押し付けと、悪事への異常なほどの追及…現代の社会の風潮は昔からあったようですね。世間の目を気にしている神様(人間)に対し自由なプルート。悪い役は本当に楽しい!正しいとは何?悪いって?おかしな中にちょっとだけ考えさせられるこのオペレッタ!科学は進歩しても人間ってあんまり変わっていないのかも……
渡邉公威(11/22・24出演)
――プルートは何の神?
英語で冥王星のことをPlutoと言いますが、読んで字の如し、冥府(地獄)を司る王です。 天上を司る兄(神話では兄と弟が逆ですが)ジュピターとは対極をなす関係です。
――プルートの人物(?)像は?
地獄の王という黒い威厳を持ちつつも、なんとも人間味溢れる憎まれないキャラクターだと思います。威厳、人間味と言う点で言えば、対極にあるはずのジュピターとは、やはり兄弟だけあり、一心同体の役なのかなあとも思います。
――プルートの観どころ、聴きどころは?
一幕は、オルフェの妻ユリディスに近づくためにアリステという羊飼いとして登場し、ユリディスの死に際して地獄の王プルートに変身するのですが、まずはここがプルートの一つの見所です。またプルートはこの作品でストーリーをどんどん回していく役ですが、最後の地獄のパーティーまで観客の皆様を一人残らずお連れしたいと思っております。お楽しみ下さい!

《ジュピター》
大川 博(11/21・23出演)
――ジュピターは何の神?
ギリシア神話でいう「ゼウス」です。巨神族との戦いで勝利をおさめ、最高神として讃えられますが、無類の女好きで、妻の目を盗んでは数々の女性と関係を持ち、子供が沢山いるという神様です。
――ジュピターの人物(?)像は?
このオペレッタでは神話がパロディとして面白可笑しく書かれています。自分の欲望は抑えられないのに、他の神様達には「素行が悪い!神としての自覚を!」と厳しくあたり、権力を振りかざしてやりたい放題、しまいには神々から革命を起こされますが、それにも懲りずにまた女性のもとへ(笑)ひどい神様ですが、なんともおかしくて憎めない。そんな役だと思っています。
――公演に向けて意気込みを!
今回、二期会オペラで初めての主役を歌わせていただくことになりました!これまで勉強してきたことを発揮して、心から楽しんでいただけるように頑張ります!ぜひ劇場にお越し下さい!!
三戸大久(11/22・24出演)
――ジュピターは何の神?
自分に甘く人に厳しく、自己中で尊敬されたいという願望が強く、世間体を気にして、傲慢で怒りっぽく、わがままで心が屈折していて、猜疑心があり、パワハラモラハラ当たり前、そして女性が大好きで色んな所に子供がいるという・・・・・・人間の欲を全て網羅している、かなり俗っぽい、まあ終わっている神様です。
――ジュピターの人物(?)像は?
ただ、1つだけ良いところをあげるとしたら、一貫して恐妻家。そして「最後は奥さん」という愛妻家なところです。そこがチャーミングでもあり、最後まで憎めない人物(神様)なのかなと思います。
――公演に向けて意気込みを!
二期会で『天国と地獄』のジュピターといえば、立川清登さん、平野忠彦さんと、往年のスター歌手が歌われている役です。光栄な反面、とても身の引き締まる思いです。
ただ、今回は自分と同世代が多いカンパニーなので、とにかく楽しく、ウキウキするような音楽をみんなで創っていきたいと思っております!

*     *     *


▼オペレッタ『天国と地獄』公演情報ページはこちら
2019年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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期待の若手歌手による「アルテリーベ・月曜フレッシュコンサート」~10/28(月)【二期会NewFace】石井飛鳥&和田美菜子 〈恋する乙女~秋の夜に紡ぐ愛の詩~〉

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は10月28日(月)。石井飛鳥(いしい あすか)&和田美菜子(わだ みなこ)、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!

今回もコンサートに向けて、出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

      *     *     *


ソプラノ 石井飛鳥
――声楽の道に決めたときのことなど自己紹介をお願いします

はじめまして。ソプラノの石井飛鳥と申します。
幼い頃に自分から親にお願いしてピアノを習わせてもらうほど、音楽が好きな子供でした。その頃から音楽に関わる仕事がしたいという気持ちを持ち続け、短大のピアノ科に進学しましたが、そこで必修科目だった副科声楽のレッスンで歌うことの楽しさに目覚め、声楽の先生から転科を提案され、声楽の道に進むことを決めました。また、その頃に声楽の先生が出演されていた二期会のオペラ公演を観にいき、オペラの魅力に惹かれたこともきっかけとなりました。
――自身の声種やレパートリー、目指している役などを教えて下さい

これまでは主にリリコソプラノの曲を歌ってきました。大学や二期会オペラ研修所などでは『ラ・ボエーム』のミミ、『椿姫』のヴィオレッタ、『夕鶴』のつう、『カプレーティ家とモンテッキ家』のジュリエッタ、『カルメン』のミカエラ、といった役を勉強させていただきました。
R.シュトラウスの曲が大好きなので『アラベラ』や『ばらの騎士』などは憧れの作品です。また、日本人なので日本語のオペラや歌曲も積極的に歌っていけたらと思っています。

――今回のコンサートのテーマと選曲のポイントは?

テーマは"恋する乙女"というタイトルの通り、オペラのヒロインたちによる愛の歌を中心に選曲しました。敷居が高いと思われがちなオペラですが、そこに登場するヒロインも恋をすれば普通の女の子と同じです。「この恋が叶わなければ死ぬわ!」というような普通より激しいことを言い放つ傾向はありますが…(笑)それでも恋をして舞い上がったり、叶わぬ想いに嘆き苦しんだりといった"恋する乙女"の姿は今も昔も変わりません。魅力溢れるヒロインたちが歌う恋の名曲をお聴きいただき、オペラをもっと身近に感じていただければ嬉しいです。

――共演者をご紹介下さい

今回、共演させていただくソプラノの和田美菜子さんは二期会オペラ研修所の同期で、共に切磋琢磨しながら勉強してきた仲間の1人です。初めて見た時、彼女の持つ上品な雰囲気に一目惚れしてしまったことを今でも覚えています。その時はクラスが違ったので話す機会はなかったものの、アリア試験などで見かける度に「あの麗しの美女だ…」と勝手に思っていたので、マスタークラスに進級して同じクラスになると分かった時は本当に嬉しかったです。約1年越しで念願叶っていざ話してみるととっても気さくでしっかり者な面もあり、また歌っている時には愛らしくてチャーミングな面も見せてくれます。今回は一緒に演奏できることになり、今からとっても楽しみです。

     *     *     *


ソプラノ 和田美菜子
――自己紹介をお願いします。声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

ソプラノの和田美菜子と申します。
私は幼少期より歌うのが大好きでした。小学生でヴァイオリンをはじめ、ジュニアオーケストラへ入団し、音楽高校へもヴァイオリンで進学をしました。将来の事を考えはじめた時に、自身の地声は特徴があるのではないか。と感じ、実は声優さんの道を考えたり、興味を持った時期もありました。
そんな中、音楽高校で声楽を始めると…
やはり唯一無二の声を使いたい!大好きな歌を歌いたい!とスイッチが入り声楽家へ転向することを決心したのがきっかけです。
――自身の声種やレパートリー、目指している役などを教えて下さい

私の声種はソプラノ・レッジェーロです。軽やかに動くアジリタを歌うのが好きです。
今後演じてみたい役は…チャーミングなキャラクターは自身に合っていると思うので、『こうもり』アデーレや『愛の妙薬』アディーナなどを演じてみたいです。夢は、R.シュトラウス『ばらの騎士』ゾフィーを全幕演じることです。
これからも表現に磨きをかけ、オペラの魅力を伝えられるような歌い手でありたいです。

――今回のコンサートについてお教えください

~秋の夜に紡ぐ愛の詩(うた)~ 副題は《恋する乙女》です。
第一部は、イタリア語・ドイツ語・フランス語の歌曲を中心に《乙女と夜》をテーマにお届けいたします。第二部では、恋をして成長してゆく女性たちをテーマにアリアを中心に選曲いたしました。それぞれの《恋する乙女》の心を表現したいと思います。

――共演者をご紹介下さい

共演者のソプラノ石井飛鳥さんとは、二期会研修所で本科在籍中に出会いました。とっても美人で、心優しくて、素晴らしい歌声の持ち主です。そんな素敵な飛鳥さんとご一緒できる機会を頂けて感謝しております。
本科の時は朝と夜でクラスが違った為、なかなかお話ができませんでしたが、度々すれ違うたびに「可愛らしくて素敵な子だな~」と思いながら密かに片思いをしていました。(笑)
マスターに進学した時に、やっと同じクラスになり意気投合したのを思い出します。
2人で奏でる音色・声色が、どのような音楽になるか今からとても楽しみです。

秋の夜に愛の詩(うた)を、紡いでいきたいと思います。ぜひ飲みに遊びにいらしてください!
心よりお待ちしております。

     *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第260回【二期会New Face】恋する乙女 ~秋の夜に紡ぐ愛の詩~

日時:2019年10月28日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,600円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:石井飛鳥(ソプラノ)、和田美菜子(ソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
演奏予定曲:
 グノー 歌劇『ロメオとジュリエット』より 「私は夢に生きたい」
 プッチーニ 歌劇『ジャンニ・スキッキ』より 「私のお父さん」
 ドビュッシー 「星の夜」
 シューマン 「リーダクライス」作品39より 「月の夜」
                          ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007



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10/13(日)『蝶々夫人』横須賀公演は、開演時間を30分遅らせ15:30に変更して開催致します。~公演当日情報

明日10月13日(日)神奈川県横須賀市にある「よこすか芸術劇場」にて、東京二期会オペラ劇場 G.プッチーニ作曲オペラ『蝶々夫人』を上演いたします。

このたびの公演は、宮本亞門演出によるニュープロダクション。10月3日~6日に東京文化会館で開催された東京公演ではご来場いただいた大変多くのお客様から、大喝采、ご高評を頂戴いたしました。そして本プロダクションは来年以降、ドレスデン、コペンハーゲン、サンフランシスコ旅立ちます。明日の横須賀公演はその前の国内最後となる公演です。
今年一番の話題となった本公演をまだご覧でない方も、東京でご覧いただいてもう一度ご覧になりたい方も、ぜひ明日の横須賀公演へお越しください。

尚、今回は台風19号の接近・通過に伴う交通機関への影響から、12日正午までに発表された鉄道各社の運行情報を鑑み、開演時刻を予定より30分遅らせ、15:30開演と致します。何卒ご了承くださいませ。


第1幕より(撮影:三枝近志)



▼東京公演のレポートが、各ウェブメディアに掲載されていますので、ご紹介いたします。
【公演レポート】宮本亜門演出、東京二期会オペラ「蝶々夫人」が横須賀へ - ステージナタリー
日本人の美意識で描く宮本亞門演出のオペラ「蝶々夫人」が開幕、高田賢三手掛ける衣装が舞台彩る - FASHIONSNAP.COM

【28歳未満の学生さんに朗報!】
通常、公演当日には発売しておりません二期会オペラの学生席について、横須賀での上演を記念して、今回に限り公演当日にも発売致します!
お値段は変わらず2,000円で、13:45より会場受付にて発売です。学生証を忘れずにお持ちの上、ぜひご来場ください。

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【10/12(土)15:00掲載】
ザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)、デンマーク王立歌劇場およびサンフランシスコ・オペラとの共同制作公演
《東京二期会オペラ劇場》 横須賀公演
ジャコモ・プッチーニ 作曲 『蝶々夫人』 オペラ全3幕
<日本語および英語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亞門
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
10月13日(日)
当日券
S A B C 学
当日券販売
/窓口受付
13:45~
開場
14:15
開演
15:30
第1幕
約55分
休憩 25分
16:25~16:50
第2・3幕
約85分
終演予定
18:15
よこすか芸術劇場
=アクセス=
<京浜急行>
[京急本線]=「汐入駅」から徒歩1分
<JR>
[横須賀線]=「横須賀駅」から徒歩8分

お車でご来場のお客様は横須賀芸術劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 横須賀芸術劇場
◆上記、販売予定当日券は11日18:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆今回の公演において学生席は、当日券のご用意がございます。(28歳未満の学生の方が対象)
お求めの際は、有効の学生証のご提示が必要ですので、忘れずにご持参ください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼オペラ『蝶々夫人』横須賀公演情報ページはこちら
2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』〈横須賀公演〉 - 東京二期会オペラ劇場

2019年10月13日(日)15:30 よこすか芸術劇場
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亞門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会

Gettii ←公演当日でも前売券がお求めいただけます。(学生席を除く)
24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取のインターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【稽古場レポート】今年の共同制作オペラはG.ビゼー『カルメン』~10月神奈川・11月愛知・1月札幌で!

国内の劇場、演奏団体による共同制作オペラ公演は、上質なオペラを毎年全国の劇場でお届けしてまいりました。今年の演目はG.ビゼーのオペラ『カルメン』、10月15日(土)・16日(日)の神奈川県民ホールを皮切りに、11月に愛知県芸術劇場、年明け1月に札幌文化芸術劇場hitaruと3つの劇場で上演致します。

その神奈川県民ホール公演まで残り10日を切り、稽古もいよいよ佳境に入ってまいりました。9日までに都内稽古場での通し稽古を終え、いよいよ会場となる神奈川県民ホールに入っての総仕上げとなります。

今回の『カルメン』は、田尾下 哲による新演出。楽譜と歌詞はオリジナルに忠実でありながら、初めてカルメンを見る人にも素直に作品を楽しんでもらえるように、21世紀アメリカのショービジネスの世界を舞台にしています。
カルメンは明日のスターを夢見る女優で、ホセはクラブを見回る警官、エスカミーリョは大スターという設定。他にも個性豊かなソリストはもちろん、迫力ある合唱、キミホ・ハルバート振付によるダンスシーンも必見です。

それでは通し稽古の様子を写真でご紹介します。
(写真提供:公益財団法人神奈川芸術文化財団)







オペラ史上最も愛される不朽の名作が、熱くスタイリッシュによみがえる!
その全貌を是非劇場で!

      *     *     *

▼詳しい公演情報・チケットのご予約は特設サイトをご覧ください
グランドオペラ共同制作 ジョルジュ・ビゼー 作曲 カルメン
 指揮:ジャン・レイサム=ケーニック(神奈川・愛知公演)
    エリアス・グランディ(札幌公演)
 演出:田尾下 哲
【神奈川公演】
2019年10月19日(土)14:00、20日(日)14:00 神奈川県民ホール 大ホール
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
【愛知公演】
2019年11月2日(土)14:00、3日(日・祝)14:00 愛知県芸術劇場 大ホール
管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団
【札幌公演】
2020年1月25日(土)14:00、6日(日)14:00 札幌文化芸術劇場hitaru
管弦楽:札幌交響楽団

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【レビュー】『蝶々夫人』が感動の幕開け!
~日本公演は10/13(日)のよこすか芸術劇場を残すのみ!

アンドレア・バッティストーニ指揮、宮本亞門演出の東京二期会の新制作にして来年以降ドレスデン、コペンハーゲン、サンフランシスコへと旅立つ『蝶々夫人』が、10月3日(木)、東京文化会館大ホールでワールドプレミエを迎えました。
大きな感動と喝采を生んだ本プロダクション、写真で振り返ります。

会場:東京文化会館大ホール
写真撮影:三枝近志 <舞台写真はクリックで拡大表示します>
●プッチーニの音楽が始まる前、物語は蝶々さんの死から30年後の世界、ピンカートンと蝶々さんの間に生まれた息子が、父親からの手渡された遺書を読み、そこから過去の思い出を再現していくという展開。
息子役には俳優・牧田哲也。
●髙田賢三デザインによる壮麗な着物で登場する、蝶々さんと女性たち。
●ピンカートンと蝶々さんの愛の家。
この小さな家は場面によって様々な表情が現れます。
●多くの祝福を受け、ピンカートンと蝶々さんは結婚式を挙げます。
●そこへ蝶々さんの改宗を聞き付けた叔父のボンゾが乱入。蝶々さんを激しく非難し、絶縁します。
●第一幕最後の「愛の二重唱」は、今回の『蝶々夫人』の中心テーマである宇宙を思わせる壮大な表現に。
人生で一度だけの運命の出会いと音楽が語っていると感じると演出の宮本亞門は言います。

●第二幕。結婚から三年後、ピンカートンの帰りをひたすら信じて待つ蝶々さん。“彼はこの丘の上の家にきっと帰ってくるのよ!”と歌うアリア「ある晴れた日に」。
●いつまでも戻らない夫を待つ蝶々さんに、求婚するヤマドリ。しかし彼女はそれを一蹴します。
●軍艦の入港を知らせる大砲が鳴る。それがピンカートンの乗る軍艦であると確認する蝶々さんは、スズキと庭にありったけの花びらをまいて花の香りで満たしましょうと、喜び合う「花の二重唱」。
●蝶々さんの衣裳にもご注目ください。第一幕で飾られていた着物を第二幕以降で洋服に仕立てなおして着る。自由な精神を求めて生きようとする蝶々さんの生き様がこうしたところにも反映されています。
●蝶々さんは再び花嫁衣装に袖を通し、ピンカートンの帰りを夜通し待ちます。
●蝶々さんが待ちつかれて休んでいる間にピンカートンは愛の家に帰ってきます。
傷を負ったピンカートンの悔恨。
●事実を知ってしまった蝶々さん。そこにピンカートンの姿はなく・・・

そして宮本亞門の新しい解釈による、衝撃のラストシーンとは…!?

      *     *     *

<お客様アンケートから>

「宮本亞門さんの全く新しい“蝶々さん”に驚かされ、泣かされました。シンプルな舞台装置にいろんな状況や心情が表現され、深く染みました。
賢三さんの衣裳のすばらしさ、ざんしんさ、新鮮な感覚にグッときました。森谷さんの“蝶々さん”いじらしく可愛らしく素晴らしかったです」

「こんなに泣けるバタフライは初めてでした。プッチーニが音楽、歌で伝えたかったことがちゃんと伝わってきた」

「まるで夢の世界に引き込まれるように感じました。本日の蝶々夫人を鑑賞することができ幸せです」

「なんて心にしみる響き、空間なんでしょう!! 音・歌・美術・照明…全て。とてもすばらしかったです。とても豊かな時間をありがとうございました」

さて本プロダクションの日本での公演は、13日(日)よこすか芸術劇場を残すのみとなりました。
ぜひこの機会を逃されませんように!ご来場お待ちしております!

      *     *     *

▼東京二期会『蝶々夫人』の横須賀公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』横須賀公演 - 東京二期会オペラ劇場

2019年10月13日(日)15:00 よこすか芸術劇場
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亜門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会/〈制作〉公益財団法人東京二期会/〈協力〉公益財団法人横須賀芸術文化財団

▼よこすか芸術劇場アクセス
アクセス - 横須賀芸術劇場
 京急本線「汐入駅」より徒歩1分、JR横須賀線「横須賀駅」より徒歩8分

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【イベント情報】イタリア料理とカンツォーネの宴~2月公演『椿姫』キャストの下村将太と髙田智士が贈ります!

神田末広町にあるイタリアレストラン「ラレンツァ」で、東京二期会オペラとの新しいコラボレーション・ディナー企画が始まります。 東京二期会オペラ劇場2月公演『椿姫』(新制作)ガストン役のテノール下村将太(2/20,23出演)とドゥフォール役のバリトン髙田智士(2/19,22出演)が出演します。ピアノは天日悠記子。

テノール 下村将太

バリトン髙田智士

ピアノ 天日悠記子
若きテノール下村将太は、今回の『椿姫』ガストンで初のオペラ・ソロ・デビュー。その精悍な歌声にご期待ください。ベルリンで学んだバリトン高田智士は、昨年のプッチーニ<三部作>~『ジャンニ・スキッキ』ピネッリーノ、今年2月の黛 敏郎『金閣寺』鶴川役にて出演。どのような役にも柔軟に対応し信頼篤い歌唱力が魅力です。

イタリア料理だからカンツォーネ、という比較的シンプル(?)な発想でうまれた新企画。お客様に心の底からリラックスしていただきワインとお料理を堪能していただきたいというお店の想いを受けて、お客様とお店スタッフの皆様が一体感を感じられるような盛り上がる宴になれば。「最後はお客様と一緒に歌いましょう!」とシェフ。愉しい一夜にぜひお越しください。

■■■ イベント情報 ■■■
神田末広町イタリアレストラン ラレンツァ開業6周年特別企画
第5回イタリアワインを愛でる会 ワインとカンツォーネを愛でる会

日時:2019年10月19日(土)19:00開宴(18:30開場)
※テーブル残僅少
会場:神田末広町 ラレンツァ 【アクセス
(地下鉄銀座線「末広町駅」4番・2番出口より徒歩30秒/地下鉄千代田線「湯島駅」より徒歩8分/地下鉄日比谷線「仲御徒町」より徒歩10分/JR「御茶ノ水駅」より徒歩8分/JR「秋葉原駅」より徒歩8分)
料金:お一人様 15,000円~(サービス料・税込)
出演:下村将太(テノール)、髙田智士(バリトン)、天日悠記子(ピアノ)
予定プログラム(変更になる場合があります):
 ディ・カプア「オー・ソレ・ミオ」
 デ・クルティス「帰れソレントへ」
 デ・クルティス「忘れな草」
 デンツァ「フニクリ・フニクラ」
 ディ・カプア「マリア、マリ!」
 カルディッロ「つれない心」
 モドゥーニョ「ヴォラレ!」

●イベントのお問合せ・ご予約は
ラレンツァ TEL03-3833-9321(フロント)まで

      *      *      *

▼東京二期会『椿姫』本公演情報はこちら《チケット発売中!》
2020年2月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会オペラ劇場
2020年2月19日(水)18:30、20日(木)14:00、22日(土)14:00、23日(日・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒
管弦楽:東京都交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会

●『椿姫』のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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ついに開幕!
“新しい『蝶々夫人』”ワールドプレミエ~公演当日のごあんない

いよいよ明日10月3日(木)から6日(日)まで東京文化会館大ホールにて、東京二期会オペラ劇場 G.プッチーニ作曲オペラ『蝶々夫人』を上演いたします。(4回公演)

このたびの公演は、宮本亞門演出によるニュープロダクション。ドイツのザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)、デンマーク王立歌劇場、そしてアメリカのサンフランシスコ・オペラとの共同制作で、そのワールドプレミエとなります。また、国内では10月13日(日)にも、よこすか芸術劇場で上演。日本でプッチーニのオペラを初めて指揮するアンドレア・バッティストーニ、髙田賢三による新デザインの衣裳も大注目です。


稽古場にて 指揮アンドレア・バッティストーニと演出宮本亞門(撮影:西原朋未)



▼今回の公演について、インタビューや稽古場の様子が取材され、ウェブメディアに掲載されていますので、ご紹介いたします。
東京二期会×宮本亞門『蝶々夫人』 ”悲劇の女性”を覆しガラスの箱から飛び立った21世紀の蝶々さんは必見! - SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
演出家、宮本亞門にきく~オペラとミュージカルの違い、《蝶々夫人》で描くテーマ - Webマガジン「ONTOMO」
髙田賢三(衣裳) × 大村博美(ソプラノ) インタビュー〜衣裳から紐解く、新しい《蝶々夫人》 - WEBぶらあぼANNEX 東京二期会特設サイト

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【10/2(水)19:00掲載】
ザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)、デンマーク王立歌劇場およびサンフランシスコ・オペラとの共同制作公演
《東京二期会オペラ劇場》 2019年10月公演
ジャコモ・プッチーニ 作曲 『蝶々夫人』 オペラ全3幕
<日本語および英語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亞門
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
10月3日
(木)
10月4日
(金)
10月5日
(土)
10月6日
(日)
当日券
S A B C
S A B C
S A B C
S A B
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約55分
休憩 25分
19:25~19:50
14:55~15:20
14:55~15:20
14:55~15:20
第2・3幕
約85分
終演予定
21:15
16:45
16:45
16:45
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆上記、販売予定当日券は2日18:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(前売のみ)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンターへお電話にてお申し込みください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
◆10月13日(日)の横須賀公演の当日情報につきましては後日ご案内致します。

▼オペラ『蝶々夫人』公演情報ページはこちら
2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』〈東京公演〉 - 東京二期会オペラ劇場

2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亞門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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11/15(金)「第96回二期会オペラ研修所コンサート」プログラムが決定しました!

北とぴあ さくらホールにて毎年開催している「二期会オペラ研修所コンサート」。
今年は、宮本益光(第65期予科宮本クラス主任)が企画構成/司会を務め、リニューアル。 マスタークラス・本科・予科、全7クラスから選抜された研修生15名が、賛助出演の研修所講師3名とともに、オペラ・アリアや重唱の数々をお届けします!

コンサートに向けて、宮本からのメッセージをご紹介します。
「どんな音楽家にも「初めて」はあり、その「初めて」を導く存在があり、そしてその始まった道は果てしない深淵へと続きます。
 二期会オペラ研修所で学ぶ音楽家、まさにこれからと言うオペラ歌手の未来は、私たち研修所の講師にとって希望であり、彼らと共に学ぶことはかけがえのない瞬間の繰り返しです。そして私たち講師は、彼らとの時から逆にたくさんのことを学んでいます。
 今回のコンサートは、その原石(研修生)たちと、それを共に磨き合う講師たちとのステキな共演です。いいえ、原石とは言え、しっかりとした実力を携えた成績優秀な若者たち。彼らとの学び舎から創られた音楽、私たちの芸の道を感じ、楽しんで頂けたら幸いです。
 しかし「先生」と呼ばれながら舞台に一緒に立つなんて…いつも以上に緊張します。」

そしてこの度、予定プログラム全曲が決定しましたのでご案内いたします。
チケット好評発売中です。良いお席はお早目に。ぜひご期待ください!

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191115institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2019 関連公演》
第96回 二期会オペラ研修所コンサート
「オペラのススメ」Encouragement of OPERA

日時:2019年11月15日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定)A席¥3,000、B席¥2,000
   《チケット発売中》
出演と予定プログラム:(企画構成・司会:宮本益光)
S=ソプラノ、M=メゾソプラノ、T=テノール、Br=バリトン
<第1部>
第65期予科
1.J.シュトラウスII世 『こうもり』より “侯爵様、あなたのようなお方は”
S根本璃音
2.ロッシーニ 『セビリアの理髪師』より “私は町のなんでも屋”
Br宮下嘉彦
3.モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より “お手をどうぞ”
ツェルリーナ:S根本璃音、ドン・ジョヴァンニ:Br宮本益光(講師)
4.モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』より “素敵なセレナードを”
フェランド:T鈴木 准(講師)、グリエルモ:Br宮下嘉彦、ドン・アルフォンソ:Br宮本益光(講師)
第64期本科
5.レハール 『ロシアの皇太子』より “誰かがきっとやってくる”
S杉山紗英
6.グノー 『ファウスト』より “宝石の歌”
S石野真帆
7.ヴェルディ 『ドン・カルロ』より “私は死んでゆきますが”
Br室岡大輝
8.モーツァルト 『フィガロの結婚』より “そよ風に寄せる”(手紙の二重唱)
スザンナ:S杉山紗英、伯爵夫人:S増田のり子(講師)
9.モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より “信用してはいけません、不幸な御方よ”
ドンナ・エルヴィーラ:S石野真帆、ドン・ジョヴァンニ:Br室岡大輝、
ドンナ・アンナ:S増田のり子(講師)、ドン・オッターヴィオ:T鈴木 准(講師)
第63期マスタークラス
10.トマ 『ミニヨン』より “私はティターニア”
S傳田実咲
11.グノー 『ロメオとジュリエット』より “神よ!恐ろしい戦慄が”
S小村知帆
12.マスネ 『マノン』より “瞳を閉じると見える、慎ましい隠れ家が”
T山中志月
13.モーツァルト 『フィガロの結婚』より “ひどいぞ!どうして今まで私を”
スザンナ:S小村知帆、伯爵:Br室岡大輝(本科)
14.モーツァルト 『魔笛』より “パ、パ、パ”
パパゲーナ:S傳田実咲、パパゲーノ:Br宮本益光(講師)
<第2部>
第63期マスタークラス
15.プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “ああミミ、君はもう戻ってこない”
ロドルフォ:T秋山和哉、マルチェッロ:Br菅原洋平
16.サン=サーンス 『サムソンとデリラ』より “恋よ! 弱い私に力を貸して”
M櫻井陽香
17.マスネ 『ウェルテル』より “何故私を目覚ますのか春風よ”
T宮脇 臣
18.チレア 『アドリアーナ・ルクヴルール』より “苦い喜び、甘い責め苦”
M長田惟子
19.プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “冷たき手を”
T秋山和哉
20.モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より “ああ、何という痛ましい光景が”
ドンナ・アンナ:S角南有紀、ドン・オッターヴィオ:T鈴木 准(講師)
21.モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より “このハートをあなたに差し上げます”
ドラベッラ:M櫻井陽香、グリエルモ:Br宮本益光(講師)
22.モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より “もうすぐ誠実な許婚の胸に”
フェランド:T山中志月、フィオルディリージ:S増田のり子(講師)
23.ヴェルディ 『リゴレット』より “いつかあなたに会ったときから”
ジルダ:S金治久美子、マッダレーナ:M長田惟子、マントヴァ公爵:T宮脇 臣、
リゴレット:Br菅原洋平
24.プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “あなたの愛の呼ぶ声に”
S角南有紀
25.モーツァルト 『魔笛』より “恐れることはない、若者よ”
S金治久美子
26.コルンゴルト 『死の都』より “我が憧れ、我が幻”
Br菅原洋平
【ピアノ】 山口佳代
▼コンサート概要ページはこちら
第96回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2019年11月4日(月・休)~12月1日(日))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭2019 - 公益財団法人 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに、公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)。
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


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10/10(木)「二期会サロンコンサート」 Vol.202 L'amore ―愛の詩(うた)
出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロン パウゼにて、毎回好評の「二期会サロンコンサート」シリーズ。
秋色も深まってゆく10月10日(木)には、悦田比呂子と加藤早紀の二人のソプラノによる色彩豊かな歌声に加え、溢れる情熱と豊かな抒情で魅了するリリック・テノール井ノ上了吏が、選りすぐりの歌曲やオペラアリアなど、名曲の数々をお届けします。
どうぞお楽しみに。一同、ご来場をお待ち申し上げております。

ソプラノ悦田比呂子

ソプラノ加藤早紀

テノール井ノ上了吏

ピアノ八木智子
公演へ向けて、出演者からメッセージをご紹介します。

     *     *     *

10月10日サロンコンサートに出演させて頂きます、ソプラノの悦田比呂子と申します。
今回のサロンコンサートは、秋の夜に愛を歌うL'amore-愛の詩と題しまして、ドイツ、フランス、スペインの歌曲やオペラアリア・重唱より"愛の詩"を選曲いたしました。
今回、初めてご一緒するソプラノの加藤早紀さんと、コンサートやオペラの舞台で共演させていただいたテノールの井ノ上了吏さん、いつも穏やかで素敵なピアノの八木智子さんと共に秋の夜に愛の詩を皆さまにお届けしたいと思っております。
素敵な愛の詩を美しいメロディーと共にいかがでしょうか? 表参道にて皆さまをお待ちしております。
会場にてお会いできますように。(悦田比呂子)

     *     *     *

皆様こんにちは。ソプラノの加藤早紀と申します。
来月に迫りました二期会サロンコンサートvol.202、副題は《L'amore ―愛の詩(うた)》。 第一部は、ドイツ語・フランス語・スペイン語でそれぞれ愛の詩の歌曲を、第二部では、イタリアオペラから愛の二重唱、アリアをお届けいたします。
今回第一部に私が歌わせていただきますツェムリンスキーの『トスカーナ地方の民謡による6つの歌』は、可愛らしい小品集です。トスカーナに伝わる詩を、ドイツの歴史学者グレゴロヴィリウスがドイツ語訳したものに、ツェムリンスキーがワルツのメロディーをつけました。うってかわって第二部では、オペラ『椿姫』の一幕二重唱を。アルフレードの愛の告白の場面をお送りします。
今回は素晴らしい歌い手の悦田比呂子さんと井ノ上了吏さん、ピアノの八木智子さんと共演させていただきます。とても充実のコンサートとなりそうで、私もいまから楽しみです! 秋の夜に愛の詩を、ご一緒にいかがでしょうか。
心よりお待ちしております。(加藤早紀)

     *     *     *

チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2019-2020シーズン
Vol.202 L'amore ―愛の詩(うた)

日時:2019年10月10日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:悦田比呂子(ソプラノ)、加藤早紀(ソプラノ)、井ノ上了吏(テノール)、八木智子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 ツェムリンスキー 「トスカーナ地方の民謡による6つの歌」
 リスト 「おお、私が眠りにつくときには」
 バシュレ 「愛しい夜」
 ヴェルディ オペラ『椿姫』より 「幸福なある日」
 プッチーニ オペラ『トスカ』より 「マリオ!マリオ!」
 プッチーニ オペラ『ラ・ボエーム』より 「冷たき手を」
                     ほか

※都合により演奏内容が一部変更になる場合がございます。

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.202 L'amore ―愛の詩(うた) - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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開幕迫る!“美しく幻想的な『蝶々夫人』”

2週間後の10月3日(木)にいよいよ開幕を迎える宮本亞門演出『蝶々夫人』。
東京公演・横須賀公演を皮切りに、ドイツ、デンマーク、アメリカの4か国を股にかける1大プロジェクトです。
今日は開幕迫る稽古場よりレポートをお届けします。

      *     *     *

8月の中旬より始まった立ち稽古。
初日は出演ソリストを前にして、演出の宮本亞門よりコンセプトが語られました。当プロダクションでは、“美しく幻想的な『蝶々夫人』を描く”ことが大きな柱となります。


演出 宮本亞門によるコンセプト説明の1コマ

題名役の蝶々夫人を始め、ピンカートン、シャープレス、スズキ、ゴロー、その他役も宮本亞門独自の懸命に生きるキャラクター付けがなされています。特に今回のピンカートンは、皆様があまりご覧になったことがない性格描写になっているかと思います。


出演者らと話し合いながら新たな舞台を作り上げていきます


指揮アンドレア・バッティストーニと題名役 大村博美が音楽の打ち合わせ

また、当プロダクションの目玉の1つである、髙田賢三による衣裳は、蝶々夫人はもちろん、その他キャストも美しく繊細な仕上がりとなりそう。まだ、お見せできないのが非常に残念なのですが、是非劇場にて初披露をご覧ください。

さらに今回、俳優の牧田哲也の出演が決定!
201909_makita_tetsuya.jpg 牧田哲也

今回のプロダクションの重要な役割を担う“青年”役として出演致します。 牧田は今回がオペラとしては初舞台ですが、豊富な舞台経験はそのことを感じさせず、役者として舞台の鍵の一つを握ります。

▼俳優・牧田哲也出演のニュースはこちら
【ニュース】2019年10月公演 プッチーニ『蝶々夫人』に、俳優・牧田哲也の出演が決定 - 東京二期会


青年役の牧田哲也に宮本亞門が細かい演技を提案中。(写真左側)
その後ろでは蝶々夫人役の森谷とピンカートン役の樋口が息の合った様子もを見せています。

今秋、最注目公演『蝶々夫人』は良いお席が少なくなって参りました。
全世界に先駆けた東京公演をどうぞお見逃しなく。

      *     *     *

▼東京二期会『蝶々夫人』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ザクセン州立歌劇場とデンマーク王立歌劇場との共同制作公演〉2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
2019年10月13日(日)15:00 よこすか芸術劇場
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亞門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会/〈制作〉公益財団法人東京二期会

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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9/25(水)開催「ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会」に、ソプラノ柴田紗貴子、テノール高柳 圭が出演します!
~フランス料理と愉しむオペラ『椿姫』の夕べを

この秋、神楽坂のフレンチ・レストラン「ラリアンス」のレストラン・ディナーと二期会オペラとのコラボレーション企画が、ついに20回を迎えます!
来る9月25日(水)に開催する「第20回ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会」に出演するのは、ソプラノ柴田紗貴子とテノール高柳 圭。ピアノは天日悠記子。

ソプラノ 柴田紗貴子

テノール 高柳 圭

ピアノ 天日悠記子
2020年2月公演『椿姫』(指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒※宝塚歌劇団所属)にガストン役で出演予定の高柳 圭。今年2月のオペラ『金閣寺』に続く出演となります。リリックな声の確かな歌唱で、軽快な性格から哀切、苦悩といった深みのある心情までを聴かせる若きテノールです。
そして、英国ロイヤル・オペラハウスで研鑽を積み、昨年二期会アーティストとなったソプラノ柴田紗貴子。今回は、ヴィオレッタのカヴァーキャストとしてプロダクションに参加しています。『ラ・ボエーム』ムゼッタをや『トゥーランドット』リューなどを得意とする注目のソプラノの歌声をいち早くお届けする機会となりました!
秋の夜長、フランス料理と愉しむオペラ『椿姫』の夕べ へぜひお越しください。

■■■ イベント情報 ■■■
第20回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会
日時:2019年9月25日(水)19:00開宴(18:30開場)
第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」メインダイニング 【アクセス
(「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:お一人様 8,500円~(サービス料・税込)
※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:柴田紗貴子(ソプラノ)、高柳 圭(テノール)、天日悠記子(ピアノ)
予定プログラム:
<第1部>
・ヴェルディ 『椿姫』より
  「乾杯の歌」「燃える心は」「ああ、そはかの人か」
<第2部>
・プッチーニ 『つばめ』より 「ドレッタの夢」
・チレア 『アルルの女』より 「フェデリーコの嘆き」
・デ・クルティス 「忘れな草」

▼イベント案内、詳しいメニュ内容はラリアンスHP をご覧ください
第20回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会|イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂 フレンチレストラン ラリアンス

●イベントのお問合せ・ご予約は
ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで

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▼東京二期会『椿姫』本公演情報はこちら《9/28(土)よりチケット一般発売開始!》
2020年2月公演 G.ヴェルディ『椿姫』 - 東京二期会オペラ劇場
2020年2月19日(水)18:30、20日(木)14:00、22日(土)14:00、23日(日・祝)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒
管弦楽:東京都交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会

●『椿姫』のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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期待の若手歌手による「アルテリーベ・月曜フレッシュコンサート」~9/16(月・祝)【二期会NewFace】上石知加子&田中夕也 〈瀬戸内の風に乗せて〉

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の【二期会New Face】登場回は9月16日(月・祝)。ソプラノ上石知加子とバリトン田中夕也による「瀬戸内の風に乗せて」をお贈りします!

上石は山口県岩国市出身、田中は瀬戸内海を挟んで四国 香川県の出身。瀬戸内の穏やかな気候に育まれた二人による心洗われる名曲の数々。秋の優美な時間を清新な歌声の生演奏でお楽しみください。

ソプラノ 上石知加子

バリトン 田中夕也
コンサートに向けて、出演の二人からのコメントをご紹介します。

      *     *     *

上石: アルテリーベ東京の月曜フレッシュコンサートに二期会オペラ研修所第61期を修了した同期の田中夕也さんと出演します。是非聴きにいらしてくださいませ。ご予約お待ちしております。

田中: 2019年6月、有り難いことに第37回ソレイユ声楽コンクールにて第二位をいただく事ができました!
そして、この度のアルテリーベ月曜フレッシュコンサートでは、同期の上石知加子さんと また昨年、学部生の頃から憧れだった、大学院オペラで演じたモーツァルト『魔笛』パパゲーノ役を演じることができました。
アルテリーベでは、まず1曲目をパパゲーノとパパゲーナの楽しい「パパパ」の二重唱(ドイツ語原語歌唱)で開始します。その他にも大好きなオペラアリア、名曲の数々や、美しい歌曲、2部では、オペラセリアの代表作、ドニゼッティ作曲 歌劇『ランメルモールのルチア』からの聴きどころを二重唱「こちらにおいで、ルチア」などをお届けします。

     *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第254回【二期会New Face】瀬戸内の風に乗せて

日時:2019年9月16日(月・祝) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:上石知加子(ソプラノ)、田中夕也(バリトン)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 モーツァルト オペラ『魔笛』より 「パパパの二重唱」
 ドニゼッティ オペラ『ランメルモールのルチア』より 「こちらへおいで、ルチア」
 ドニゼッティ オペラ『シャモニーのリンダ』より 「この心の光」
 ワーグナー オペラ『タンホイザー』より 「夕星の歌」
                          ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007



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9/9(月)17時、東急百貨店 渋谷・本店の「秋空の音楽会」に、『蝶々夫人』指揮バッティストーニ&蝶々夫人役 大村博美、ピンカートン役 樋口達哉が登場します!~15時よりプレ・コンサートも実施

東急百貨店 渋谷・本店で今週末から開催される「東急百貨店2019年秋冬新作コレクション 錦裳会」。その最終日9月9日(月)のイベントに、東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』の指揮アンドレア・バッティストーニと蝶々夫人役 大村博美、ピンカートン役 樋口達哉が登場します!
メインステージは17時から。渋谷・本店の屋上プレミアムビアガーデンに特設されたステージで「秋空の音楽会」と題して開催されます(ワンドリンク制)。
指揮のバッティストーニのトークと本キャストによるミニ・コンサート!ぜひお酒を飲みながら、涼やかな夕暮れどきの空の下で、特別なひとときをお気軽にお楽しみください。

アンドレア・バッティストーニ

大村博美

樋口達哉
「秋空の音楽会」は、東急百貨店と東京フィルハーモニー交響楽団とのコラボで、7日(土)、8日(日)にも開催。詳しくは東急百貨店の公式ホームページでご確認ください。
さらに9日(月)は、15時から百貨店1階正面口の特設スペースにてプレ・コンサートも開催。こちらには、蝶々夫人役カヴァーの梶田真未、ピンカートン役カヴァーの前川健生が登場予定。渋谷の街に向かって響き渡る歌声をどうぞお楽しみに。

■■■ イベント情報 ■■■
東急百貨店 2019年秋冬新作コレクション 錦裳会
特別イベント「秋空の音楽会~東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』スペシャルイベント」

日時:2019年9月9日(月) 17:00より(16:00開場予定)※上演約30分
会場:東急百貨店 渋谷・本店 屋上プレミアムビアガーデン
※会場にてお飲み物をご注文いただきます(有料)
※当日14:00~15:00、3階イベントサロンにて、当日分の座席指定券を先着50枚配布いたします(お一人様2枚まで)
※座席指定券不要の立ち見ゾーンあり(混雑時は入場制限となることがあります)
※雨天の場合、座席指定券は配布せず、1階正面口特設スペースでの開催(お飲み物、お席のご用意はございません)
出演:アンドレア・バッティストーニ(お話)
    大村博美(ソプラノ)、樋口達哉(テノール)、湯浅加奈子(ピアノ)

秋空の音楽会 プレイベント<オペラミニコンサート>
日時:2019年9月9日(月) 15:00より ※約15分
会場:東急百貨店 渋谷・本店 1階正面口特設スペース
※ご鑑賞無料、予約不要
出演:梶田真未(ソプラノ)、前川健生(テノール)、湯浅加奈子(ピアノ)

▼イベントの詳しい情報はこちらをご覧ください
2019 錦裳会|イベント - 東急百貨店公式ホームページ

      *     *     *

▼東京二期会『蝶々夫人』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ザクセン州立歌劇場とデンマーク王立歌劇場との共同制作公演〉2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
2019年10月13日(日)15:00 よこすか芸術劇場
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亜門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会/〈制作〉公益財団法人東京二期会

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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IL DEVU(イル・デーヴ) 2019秋ツアー(巡業)スタート!
~全国7都市でコンサート

総重量500kgの大きくて優しい声楽+ピアニストによる大人気の5人組、IL DEVU(イル・デーヴ)が、今年秋も9月20日(金)の新潟・三条を皮切りに、長野・松本、大分、大阪・茨木、東京・渋谷、千葉・浦安、愛知・岡崎の全国各地でコンサートを開催します。
結成から9年。全員がオペラ、コンサートの第一線で活躍する、テノール望月哲也、大槻孝志、バリトン青山 貴、バスバリトン山下浩司、そして彼らが全幅の信頼をおく、心優しく、美しい音色のピアニスト河原忠之が作り出す響き。
心あたたまる歌のコンサートに、ぜひお出かけください。


IL DEVU (左から望月哲也、大槻孝志、青山 貴、山下浩司、河原忠之)

■■■ 公演情報 ■■■
◆三条公演(新潟県)
三条別院 あかりコンサート
日時:2019年9月20日(金)18:45開演(18:30開場)
会場:三条別院本堂(新潟県三条市本町2-1-57)
問合:ステージえんがわ 070-2827-8887
▼コンサート情報ページ
三条別院あかりコンサート2019開催(IL DEVUと三条声明会出演) - 三条教区・三条別院

◆松本公演(長野県)
IL DEVU(イル・デーヴ) 松本場所
日時:2019年9月22日(日)16:00開演(15:30開場)
会場:松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)
問合:松本市音楽文化ホール 0263-47-2004
▼コンサート情報ページ
IL DEVU(イル・デーヴ) 松本場所 - 松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)

◆大分公演(大分県)
ワンコインリレーコンサート イル・デーヴ 声楽アンサンブル
日時:2019年10月2日(水)
  [昼公演]未就学児対象公演 15:00開演(14:30開場)
  [夜公演]一般公演(※未就学児入場不可) 19:00開演(18:30開場)
会場:iichiko総合文化センター iichiko音の泉ホール
問合:iichiko総合文化センター 097-533-4004
▼コンサート情報ページ
ワンコインリレーコンサート イル・デーヴ 声楽アンサンブル|財団主催・共催事業 - iichiko総合文化センター

◆茨木公演(大阪府)
IL DEVUコンサート<茨木場所>
日時:2019年10月5日(土)14:00開演(13:30開場)
会場:茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)センターホール
問合:(公財)茨木市文化振興財団 072-625-3055
▼コンサート情報ページ
IL DEVUコンサート<茨木場所> - 茨木市文化振興財団

◆Hakuju Hall公演(東京都渋谷区)
IL DEVU リサイタル ~熟成された声~
日時:2019年10月
     9日(水)19:00開演(18:30開場)【チケット完売】
    12日(土)17:00開演(16:30開場)【チケット完売】
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)
問合:Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700
▼コンサート情報ページ
IL DEVU リサイタル - ハクジュホール

◆浦安公演(千葉県)
総重量約500kgの重量級クラシック・ボーカル・グループ IL DEVU イル・デーヴ
日時:2019年11月3日(日・祝)14:00開演(13:30開場)
会場:浦安音楽ホール コンサートホール
問合:浦安音楽ホール 047-382-3035
▼コンサート情報ページ
IL DEVU イル・デーヴ|公演・イベント案内 - 浦安音楽ホール

◆岡崎公演(愛知県)
ようこそコロネットシリーズ IL DEVU(イル・デーヴ)コンサート
日時:2019年11月30日(土)15:00開演(14:30開場)
会場:岡崎市シビックセンター コンサートホール
問合:岡崎市シビックセンター 0564-72-5111
▼コンサート情報ページ
ようこそコロネットシリーズIL DEVU(イル・デーヴ)コンサート|イベント詳細 - 岡崎市シビックセンター

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11月『天国と地獄』ジョン・スティクス役 吉田 連、9/9(月)アルテリーベ東京のソロ・ステージに登場!

11月公演オペレッタ『天国と地獄』にジョン・スティクス役で出演するテノール吉田 連。

 吉田 連

今年は、6月の『サロメ』にも出演しており、2本目の出演。2016年2月『イル・トロヴァトーレ』で二期会オペラ・デビューを果たして以来、これが早くも7作品目の二期会オペラ出演となります。


2019年6月公演『サロメ』より ユダヤ人2役(右から2番目が吉田)

高校生のときに参加した市民オペラの合唱団で「ハマ」ってから、プロの世界へ。颯爽とした舞台姿に、甘美な歌い口と高いアンサンブル能力ですぐに将来を期待される存在となり、17年11月には二期会の十八番オペレッタ『こうもり』でアルフレード役に抜擢され、翌年にはシャネル・ピグマリオン・アーティストにも選ばれました。

その吉田が、来る9月9日(月)に新橋にあるオペラライブレストラン、アルテリーベ東京でソロ・ステージをお届けします。出演を前に、吉田に話を聞きました。

      *     *     *

――二期会オペラ研修所修了以来、これまでに二期会だけで7作品に出演してきました。自身が出演してきた二期会公演の中で、印象深い公演は何でしたでしょうか。

吉田: どれもそれぞれに印象深い公演ばかりでしたが、その中であえて一つあえて選ぶとすれば、やはり二期会創立65周年記念公演『こうもり』が印象に残っています。 実は二期会オペラ研修生時代に初めて当てられた演目が同じ『こうもり』のアルフレードでした。しかも、なんと当時相手のフランク役を歌っていたのは、バリトン杉浦隆大くん。研修時代を共に切磋琢磨してきた仲間と同じ作品、同じ役で再共演できたことはとても感慨深かったです。



2017年11月オペレッタ『こうもり』より アルフレード役
下写真の右がフランク役の杉浦隆大。ロザリンデ役は嘉目真木子

――オペレッタのような喜劇は喜劇で、シリアスなドラマと 違う難しさがあると思います。自身では、オペレッタのときに、特に何か意識して演じ、歌われることはありますか?

吉田: オペレッタは観ていても歌っていても幸せな気持ちになる作品が多いので、とても好きです。
役を生きる、という意味では喜劇と悲劇とで特別な違いはないと思っています。その役を真剣に生き抜いた結果、出てきたものがコミカルかシリアスかの違いなのではないかと。
ただ、喜劇の方が、瞬発力が必要になることが多いのかも知れませんね。どんな要求にも答えられる心と体の柔軟性を常に持っていたいと思っています。

――11月公演『天国と地獄』で吉田さんが演じるジョン・スティクスどのような役でしょうか?

吉田: 冥界の王プルートの召使いで、劇中ではユリディスの見張り番をしています。彼自身はかつて王様だったという経歴を持っており、その辺りの彼のコンプレックスをどう掘り下げていくかが役作りをしていく上で大きなヒントになると思います。

――9月9日(月)のアルテリーベ東京でのソロ・コンサート。お客様にはどういったところを楽しんでいただきたいですか?

吉田: 「テノールリサイタル」と銘打っていますが、いわゆるコンサートホールで楽しむ演奏会とは違い、美味しいお食事を楽しみながら、ゆったりとお聴きいただけるコンサートです。
どうぞお気軽にお越し頂き、美しい音楽ともに心豊かな時間を過ごして頂けたらと思います。

      *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第253回 テノール吉田 連 スペシャルナイト

日時:2019年9月9日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:吉田 連(テノール)、金子 渚(ピアノ)
演奏予定曲:
 ロッシーニ 「踊り」
 レスピーギ 「最後の陶酔」
 グノー 『ロメオとジュリエット』より 「太陽よ昇れ!」「おお墓よ!」
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』より 「人知れぬ涙」
                          ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007



      *     *     *

▼11月オペレッタ『天国と地獄』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
J.オッフェンバック作曲 オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会/〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】
=ジョン・スティクス役 吉田は11/21(木)と23(土・祝)に出演します=

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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1日限りのプレミアム・コンサート いよいよ開演
9/1(日)ベッリーニ『清教徒』公演当日のごあんない

いよいよ明日9月1日(日)、横浜みなとみらいホール大ホールにて、二期会シーズン・オープニング・コンサート V.ベッリーニ作曲オペラ『清教徒』(演奏会形式)を公演いたします。

指揮はヨーロッパで250もの公演を指揮し、現在フランクフルト歌劇場で活躍する注目の指揮者、森内 剛。物語のヒロイン、エルヴィーラ役はウィーン・フォルクスオーパーの専属歌手として活躍し、カターニャのベッリーニ大劇場でも当役を演じたソプラノ幸田浩子。その恋人アルトゥーロ役はベルカント・オペラを得意とする超絶高音の持ち主、テノール大澤一彰。今回演奏の最後に出てくる音で、世界でも歌えるテノール歌手は極めて稀という超高音「ハイF」を実声でお聴きいただけます。そして恋敵リッカルド役は10年にわたりウィーン国立歌劇場の専属ソリストを務めた甲斐栄次郎。その他ソリストには、ジョン ハオ、峰 茂樹、加藤のぞみ、伊藤達人。そして管弦楽は神奈川フィルハーモニー管弦楽団と、ベッリーニの最高峰オペラを最高の布陣でお贈りします。

本公演は1日限りの演奏会、どうぞお聴き逃しなく!

それでは、公演当日のご案内です。 【8/31(土)19:00掲載】
二期会シーズン・オープニング・コンサート
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲 『清教徒』 オペラ全3幕
<演奏会形式・日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:森内 剛/管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
9月1日(日)
当日券
S・A・B・C
当日券販売
/窓口受付
13:30~
開場
14:00
開演
14:30
第1幕
約70分
休憩 20分
15:40~16:00
第2・3幕
約85分
終演予定
17:25
横浜みなとみらいホール
=アクセス=
<東急東横線直通~みなとみらい線>
「みなとみらい駅」クイーンズスクエア横浜連絡口より徒歩3分
<JR京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄>
「桜木町駅」動く歩道からランドマークプラザ経由でクイーンズスクエア1階奥(徒歩12分)

駅からのアクセス方法・お車でご来場のお客様は横浜みなとみらいホールのウェブサイトをご覧ください
>>交通・アクセス - 横浜みなとみらいホール
◆上記、販売予定当日券は8月31日18:00現在の情報です。以降の状況により販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行により若干変わる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼オペラ『清教徒』公演情報ページはこちら
二期会シーズン・オープニング・コンサート V.ベッリーニ『清教徒』 - 東京二期会

2019年9月1日(日)14:30 横浜みなとみらいホール 大ホール
〈主催〉公益財団法人東京二期会、株式会社二期会21
〈共催〉公益財団法人神奈川フィルハーモニー管弦楽団

Gettii ←公演当日も前売券が開演時間の1時間前までお求めになれます!
24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取のインターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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10月公演『蝶々夫人』キャスト紹介インタビュー連載【4】
~ボンゾ役 志村文彦

東京二期会公演はもちろん、新国立劇場、びわ湖ホール、兵庫芸術文化、日生劇場などで屈指の出演歴を誇るバス志村文彦。2018年にはオペラ『金閣寺』道詮和尚役でフランス・デビューを果たした日本を代表するバスが、自身これまでに何度も演じてきた『蝶々夫人』ボンゾ役で、今度10月の新制作公演に出演します。
今回は、そのフランスでのエピソードや、10月の公演に向けて話を聞きました。

 志村文彦

      *     *     *

――これまで多くの舞台に立ってきた志村さんですが、とりわけ印象に残っているものはありますか。

志村: ひとつというのは難しいです。 達成感を味わえたもの、譜読みに苦労したもの、体調不良で挑んだもの、それぞれに思い出があって・・・・・・決められません、すみません。


2005年2月公演『メリー・ウィドー』より
ニェーグシュ役の志村(左) 右はツェータ男爵役の故平野忠彦氏

――その都度、ひとつひとつの役に打ち込み、目の前の舞台に取り組んできたゆえの答えでしょうか。では、昨年、黛敏郎『金閣寺』にて、フランス国立ラン歌劇場(ストラスブール/ミュールーズ)の舞台に立ちました。そこでの印象に残ったエピソードがあれば、教えてください。

志村: フランス語が全くわからない状態でしたので、フランス滞在中は周りのたくさんの人たちにお世話になりました。
公演中日だったと思いますが、ビデオ録りがあるという日に日本からも何人か来てくださっていたこともあり、ちょっと色気を出して指揮者から目を離した隙に、入りの合図を見落としてしまい、ワンフレーズが一人全部ずれてしまいました。そのあとの溝口役の歌手との真剣な場面で、相手の目が笑っていたのが今でも思い出深いです。



2018年3月オペラ『金閣寺』フランス公演より 道詮和尚役 志村は右端


2019年2月オペラ『金閣寺』東京公演より(写真:三枝近志)
左は溝口役の宮本益光

――『蝶々夫人』のボンゾも何度も演じてきた役のひとつ。あらためて、ボンゾとはどのような人物でしょうか。

志村: 幸福に満ちた舞台に登場するやいなや、キリスト教に改宗した蝶々さんに怒りをあらわにして、その勢いのまま退場する、蝶々さんの運命を暗示するかのような役ですが、勝手に改宗したことに腹をたてているだけではなく、米兵と結婚する姪の将来を案じての動揺もあり、怒りの中にも愛があるのだと思っています。

――お客様へのメッセージをお願いいたします。

志村: 何度も演じさせていただいている演目ですが、新鮮な気持ちで臨みたいと思っています。 ワンシーンですが、物語に必要だったと思っていただけるようなボンゾになれば、と思います。


前回出演の『蝶々夫人』ボンゾ役(右端) 2017年10月公演より(写真:三枝近志)

      *     *     *

▼東京二期会『蝶々夫人』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ザクセン州立歌劇場とデンマーク王立歌劇場との共同制作公演〉2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
2019年10月13日(日)15:00 よこすか芸術劇場
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亜門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会/〈制作〉公益財団法人東京二期会
<志村は東京公演の10月3日(木)と5日(土)、および横須賀公演に出演致します>

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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新人歌手が一堂に!~9/5(木)「二期会新進声楽家の夕べ」

明日のスター、ここに羽ばたく!

今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、期待の新入会員20名が一堂に会し、二期会入会後お披露目となるデビューコンサート「二期会新進声楽家の夕べ」。
9月5日(木)東京文化会館小ホールへの出演に向け、出演者達の最終ピアノ合わせが日々行われています。

コンサートを前に出演者を代表して、雨笠佳奈と新宮雅美の二人からのメッセージをご紹介します。

      *     *     *
201908_amagasa_kana.jpg雨笠佳奈 (あまがさ かな)ソプラノ
小さい頃からミュージカルが大好きで、元々はミュージカルの世界を目指して音大に進学しましたが、いつしかその夢はオペラ歌手へと変わっていました。
オペラ歌手はinterpreter(通訳)でもあると尊敬する恩師から教えて頂いたことがあります。今は亡き作曲家たちが伝えようとしたことを代わりに伝える。舞台の上で別の人生を生き、偉大な作曲家たちと繋がることができるオペラというものが大好きです。
ノミの心臓の私ですが、オペラが大好きという気持ちと、どんな時でも応援し、支え続けてくれる人が周りにたくさんいることこそが私の一番の強みだと感じております。
今回も沢山の方々への感謝と愛を込めて歌わせて頂きます。
201908_shinguu_masami.jpg新宮雅美 (しんぐう まさみ)ソプラノ
もともとは合唱曲の作曲家になりたく、歌の勉強をするために大学を受験しました。また 演技をしながら歌うことが好きでしたが、自信がなかった私は「歌手になりたい」と大きな声で言えませんでした。ですがマスタークラスを修了した今、自信を持って「歌手になります」と言えます。それはあたたかくサポートして下さった研修所の先生方や師匠のおかげでここまで来られたからです。
昔から人間離れした役が得意でした。今後も特技を活かして誰もやらないようなことをする、唯一無二の存在になりたいです。
      *     *     *

今年の二期会のニューフェイスたちにどうぞご期待ください!!
190905shinshin_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第62期マスタークラス修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家の夕べ
日時:2019年9月5日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR上野駅 公園口より徒歩1分)
料金:(全自由席) ¥3,000 《発売中》
出演者と予定プログラム:
<第1部>
1. 横山奈央子(ソプラノ)
 ヴェルディ 『椿姫』より “ああ そはかの人か~花から花へ”
2. 黒澤春奈(ソプラノ)
 ヴェルディ 『海賊』より “時にはこの監獄から離れて”
3. 田口太美(メゾソプラノ)
 ヴェルディ 『ドン・カルロ』より “呪わしき美貌”
4. 大内美佳(ソプラノ)
 プッチーニ 『蝶々夫人』より “ある晴れた日に”
5. 和田美菜子(ソプラノ)
 トマ 『ミニヨン』より “私はティターニア”
6. 藤原千晶(ソプラノ)
 ドニゼッティ 『アンナ・ボレーナ』より “私の生まれたあのお城”
7. 山﨑陶子(ソプラノ)
 マスネ 『タイス』より 〈鏡のアリア〉“私は美しいと言っておくれ”
8. 下牧寛典(バリトン)
 モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より 〈カタログの歌〉
9. 手老香保里(ソプラノ)
 ニコライ 『ウィンザーの陽気な女房たち』より “急いでおいで、愉快な悪戯”
10.野村優子(ソプラノ)
 ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より “あたりは沈黙に閉ざされ”
11.雨笠佳奈(ソプラノ)・中野智貴(テノール)
 ドニゼッティ 『連隊の娘』より “なんですって!私を愛している?”
<第2部>
12.新宮雅美(ソプラノ)・下牧寛典(バリトン)
 オッフェンバック 『天国と地獄』より 〈ハエの二重唱〉
13.森川 史(ソプラノ)
 J.シュトラウスII世 『こうもり』より “田舎娘を演じるときは”
14.本多 都(メゾソプラノ)
 ベッリーニ 『カプレーティ家とモンテッキ家』より
      “たとえロメオがあなたの息子を殺したとしても”
15.戸森冴耶(ソプラノ)
 グノー 『ファウスト』より 〈宝石の歌〉
16.安江 秋(ソプラノ)
 ヴェルディ 『海賊』より “私はこの暗い考えを”
17.山﨑わかな(ソプラノ)
 ドリーブ 『ラクメ』より〈鐘の歌〉“どこへ行く、若いインドの娘よ”
18.西村知花子(ソプラノ)
 プッチーニ 『修道女アンジェリカ』より “母もなしに”
19.中野智貴(テノール)
 ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より “我が祖先の墓よ”
20.塚本正美(ソプラノ)
 ドニゼッティ 『マリア・ストゥアルダ』より “おお雲よ!なんと軽やかに”
21.新宮雅美(ソプラノ)
 マスネ 『マノン』より “私が女王のように街を歩くと”
22.雨笠佳奈(ソプラノ)
 ベッリーニ 『夢遊病の女』より “気も晴ればれと”
(ピアノ)朴 令鈴

▼公演詳細ページはこちらから
二期会新進声楽家の夕べ|コンサート・ラインアップ - 東京二期会

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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11/15(金)「第96回二期会オペラ研修所コンサート」出演者発表~まもなくチケット発売!

二期会オペラ研修所では、予科・本科・マスタークラスの3年間の研修課程のなかで、現在125名の研修生が、日々切磋琢磨しています。
「二期会オペラ研修所コンサート」は、定期試験により選抜された成績優秀者が出演するコンサートです。今年も、公益財団法人北区文化振興財団と東京都北区のご協力を得て、11月に開催いたします。

今回は、宮本益光(第65期予科主任)が企画と司会を務め、全7クラスの研修生15名が、オペラの名場面より、アリアや重唱の数々をお届けします。
そして重唱には、3名の研修所講師、宮本、増田のり子(第63期マスター鹿野クラス副主任)、鈴木 准(第63期マスター鹿野クラス講師)が賛助出演いたします。

現在プログラムを準備中です。どうぞご期待ください!
チケットは9月4日(水)より一斉発売いたします。

      *      *      *
191115institute_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
《北とぴあ国際音楽祭2019 関連公演》
第96回 二期会オペラ研修所コンサート
「オペラのススメ」Encouragement of OPERA

日時:2019年11月15日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定)A席¥3,000、B席¥2,000
   《9月4日(水)よりチケット一般発売》
出演:
【第63期マスタークラス】
 大倉由紀枝クラス(ソプラノ) 角南有紀
(メゾソプラノ) 長田惟子 櫻井陽香
(テノール) 宮脇 臣
(バリトン) 菅原洋平
 鹿野由之クラス(ソプラノ) 小村知帆 金治久美子 傳田実咲
(テノール) 秋山和哉 山中志月
【第64期本科】
 小森輝彦クラス(バリトン) 室岡大輝
 川上洋司クラス(ソプラノ) 石野真帆
 佐々木典子クラス(ソプラノ) 杉山紗英
【第65期予科】
 加賀清孝クラス(バリトン) 宮下嘉彦
 宮本益光クラス(ソプラノ) 根本璃音
【賛助出演(研修所講師)】
 (ソプラノ) 増田のり子、(テノール) 鈴木 准、(バリトン/企画構成・司会) 宮本益光
【ピアノ】
 山口佳代
▼コンサート概要ページはこちら
第96回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼北とぴあ国際音楽祭(2019年11月4日(月・休)~12月1日(日))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭2019 - 公益財団法人 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに、公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)。
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


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パーヴォ・ヤルヴィ&N響『フィデリオ』に テノール鈴木 准が共演!

Bunkamuraオーチャードホールで2018年から2020年の3年連続で開催される、パーヴォ・ヤルヴィとN響によるオペラ・コンチェルタンテシリーズ。
昨年の『ウェスト・サイド・ストーリー』に続く第2弾となる本年は、オペラ『フィデリオ』が2020年のベートーヴェン・イヤーに先駆け、8/29(木)と9/1(日)に上演されます。本公演のジャキーノ役にテノール鈴木 准が出演いたします。

 鈴木 准

マエストロが声を聴いて「即OKを出した」という鈴木は、昨年の新国立劇場『フィデリオ』でも同役を演じ好評を博すなど、各方面から高い評価を受け日本を代表する活躍を続けています。

↓『フィデリオ』の見どころについて語る鈴木の動画です。ぜひご覧ください!

■■■ 公演情報 ■■■
ベートーヴェン生誕250周年記念
パーヴォ・ヤルヴィ&N響 オペラ『フィデリオ』(演奏会形式)

日時:2019年8月29日(木) 19:00開演/9月1日(日) 14:00開演
会場:Bunkamuraオーチャードホール
料金:(全席指定・税込)S席22,000円、A席18,000円、B席15,000円、C席12,000円
出演:
(指揮)パーヴォ・ヤルヴィ(N響首席指揮者)
(レオノーレ[男装:フィデリオ])アドリアンヌ・ピエチョンカ
(フロレスタン)ミヒャエル・シャーデ
(ロッコ)フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ
(ドン・ピツァロ)ヴォルフガング・コッホ
(マルツェリーネ)モイツァ・エルトマン
(ジャキーノ)鈴木 准
(ドン・フェルナンド)大西宇宙
(合唱)新国立劇場合唱団[合唱指揮:冨平恭平]
(管弦楽)NHK交響楽団

▼詳しい公演情報、チケットのご予約はこちらをご覧ください
パーヴォ・ヤルヴィ&N響 ベートーヴェン生誕250周年記念 オペラ『フィデリオ』 - Bunkamura

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ヨーロッパで250公演を指揮!注目の若手オペラ指揮者・森内 剛インタビュー
~9/1(日)二期会シーズン・オープニング・コンサート『清教徒』

9月1日(日)横浜みなとみらいホールで開催する、二期会シーズン・オープニング・コンサート:ベッリーニ『清教徒』を指揮するのは、現在フランクフルト歌劇場で活躍中の指揮者・森内 剛です。
東京二期会とは、2015年リンツ州立劇場との共同制作『魔笛』公演で指揮デニス・ラッセル・デイヴィスのアシスタントとしてプロダクションに参加。続く16年『フィガロの結婚』富山公演で日本でのオペラ指揮デビューを飾りました。
翌年の『ばらの騎士』公演でもセバスティアン・ヴァイグレのアシスタントを務め上げ、大きな信頼を得た森内は、ヴァイグレが総監督を務めるフランクフルト歌劇場の「シュトゥーディエンライター(Studienleiter)」に就任し音楽上の重責を担っています。
リンツ時代には250公演を指揮し、今年フランクフルトでもデビューを果たした森内 剛。ヨーロッパの劇場文化を体現する注目の若手指揮者に話を聞きました。

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(c)Photo.Artist Sakher Almonem

      *     *     *

――フランクフルト歌劇場に入られるきっかけとなったエピソードを教えてください。

森内: もともと自分がオーストリア・リンツ州立劇場に務めていたときに『魔笛』の公演で二期会との関係ができました。それがきっかけとなって、2017年『ばらの騎士』でも音楽アシスタントを務めることになったのですが、そのときのリハーサルの、ちょうど休憩時間でした。指揮のセバスティアン・ヴァイグレさんが「うちのシュトゥーディエンライターとの契約がもうすぐ打ち切られるんだけど、君はどうだい?」と声をかけてくれたのがきっかけでした。ほんとうに、自然な世間話から始まったような感じでした。

――「シュトゥーディエンライター」というのは、日本では聞きなじみのない仕事ですが、どのようなお仕事なのでしょうか?

森内: ぴったり合う役職というのは日本にはないかもしれないですね。
実はヨーロッパでも、劇場によって役割や権限は違ってきます。でも、共通する一番大きな仕事は、リハーサルのマネジメントです。リハーサルのプランを決めて、コレペティトゥア――こちらのほうがシュトゥーディエンライターよりはまだ日本では聴きなじみがあると思うのですが――のシェフとして、どのコレペティをどこの演目、どの歌手に充てるか、といったことを具体的に組み立てていきます。そして、各々の歌手の稽古具合をチェックしていくのです。

劇場によっては、実際にキャスティングに関わっていくことがあり、フランクフルトでも、シュトゥーディエンライターはキャスティングにアドバイスやサジェスチョンを求められます。歌手それぞれの声や特性を把握していないと、この仕事は務められません。ありがたいことに、僕はそういう点も信用してもらえて、支配人とそのマネージャーとは頻繁にキャスティングについて話し合っています。
フランクフルトにはアンサンブルの歌手が40名所属しています。複数の公演が同時進行している中で、全員の声質、得意な言語や稽古の進捗状況を個々に把握していかなくてはいけません。時には、彼らの精神的なサポートもします。

劇場によっては、実際に指揮者としての仕事があります。もちろんリハーサルのオーガナイズに責任があるので、そうたくさんは振れませんが、フランクフルトでは必要に応じて指揮をするという契約になっています。次のシーズンは、『マノン・レスコー』(2019年10月―11月)の4公演の指揮が決まっています。
そのほか、本指揮者が急病になったり、飛行機が飛ばないなどの緊急事態にも、自分のレパートリーの作品であればピットに立つことになります。
(※今年5月『運命の力』公演では、公演中に倒れたガエターノ・ソリマンに代わって、急遽第4幕を指揮。これがフランクフルト指揮デビューとなりました。)

一言でいうと、「なんでも屋さん」ですね。劇場のあらゆることに精通していなければ務まらないポジションです。

――音楽総監督のヴァイグレさんとはどのような存在ですか?

森内: ヴァイグレさんは、シェフとコーチという上下関係よりも、「同僚」としてフレンドリーに接してくれています。彼は世界中を飛び回っていますから、普段からメールや電話で、劇場での出来事を報告したりしますが、僕のことも信頼してくれていて、比較的ざっくばらんにコミュニケーションがとれています。僕だけでなく、ピアニストや歌手やそのほかのスタッフも、彼がいると安心するというか、仕事のしやすさはありますね。

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(c)Kirchner

――リンツ州立劇場での時代も詳しく伺いたいところなのですが、ブログの都合上またの機会にさせていただいて、今、振り返られてみて、いかがお考えでしょうか。

森内: リンツでは、9シーズンで3つのポジション(コレペティトゥア、カペルマイスター、研修所の音楽主任)を務め、250公演でピットに立ちました。ここでの9シーズンの経験があるからこそ、今のポジションがあります。僕の中では、リンツでのキャリアの延長上に、今のフランクフルトでの仕事があると思っています。
リンツには今も大切な友人がたくさんいます。フランクフルトの仕事が決まったときも、みんな喜んで祝福してくれました。劇場を去った後も、こうして友人としての関係を持ち続けられるというのは、舞台人としてほんとうにうれしいことです。

――二期会ともゆかりの深い森内さん。今回の『清教徒』に向けて。

森内: 『清教徒』を指揮するのは初めてなのですが、偶然なことに、フランクフルト歌劇場で最初に関わった作品が『清教徒』でした。なかなか上演される機会が少ない作品だけにそれだけでも奇遇といってよいのですが、そのときの指揮者がチェッケリーニさん。そうしたら、先日のリハーサルで、エルヴィーラ役の幸田浩子さんとお話をしたときに、カターニャのベッリーニ大劇場で『清教徒』を歌われたときの指揮者もチェッケリーニさんだったそうです。これも何かご縁といってよいのでしょうね。

ベッリーニという作曲家は、人間の声の持つ可能性を極限まで追求する努力をし、そしてそれに成功した数少ない作曲家であったと思います。モーツァルトやプッチーニやシュトラウスたちの場合はおそらく人間の声の極限を「知っていて」作曲したといえると思えるのです。ですが、ベッリーニはそれを超えて、人間の声がどこまでできるか、その極限を求めて可能性を広げていったのではないかと思うのです。
『清教徒』の上演回数が日本だけでなく欧米でも少ないことの大きな理由のひとつはここにあって、これを歌える歌手が見つからないから、というのがあると思います。
そういう点では、今回のプロダクションは全員が二期会所属の歌手。客観的に見ても、これは日本のオペラ界にとって特別なことだと思います。さらにそれを自分が指揮できるというのは、ほんとうに特別な喜びです。

――それでは、最後にお客様に向けて一言お願いします。

森内: 横浜でたった1回の公演なんですね。
今回を逃すと『清教徒』がライブで、このレベルのキャストで聴けるのは、何年も待たなければならないはずです。ぜひこのチャンスを逃されませんように!

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(c)Reinhard Winkler

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▼『清教徒』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈二期会シーズン・オープニング・コンサート〉 V.ベッリーニ『清教徒』(演奏会形式上演) - 東京二期会

2019年9月1日(日)14:30 横浜みなとみらいホール 大ホール
指揮:森内 剛/管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、株式会社二期会21
〈共催〉公益財団法人神奈川フィルハーモニー管弦楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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11月公演『天国と地獄』キューピッド役・ソプラノ熊田アルベルト彩乃が、8/21(水)飯田橋アグネスホテル・ランチタイム・コンサートに出演します

ウィーン在住のソプラノ、熊田アルベルト彩乃が、8月21日(水)に飯田橋のアグネスホテル・ランチタイム・コンサートに出演します。ピアノは末次香織。

ソプラノ 熊田アルベルト彩乃

ピアノ 末次香織
今年11月には日生劇場での二期会オペレッタ『天国と地獄』(11/22、24)では、キューピッド役で出演予定。
『フィガロの結婚』バルバリーナ、『ラ・ボエーム』ムゼッタ、そして二期会オペラデビュー役の『魔弾の射手』エンヒェンなどで魅せてきた、軽やかで、繊細で、発色のよい声は、オペレッタにもぴったり。今回のお昼時のミニ・コンサートは、東京でその声が聴ける絶好の機会となります。

曲目は、『天国と地獄』に向けてフランス・オペレッタを意識したプログラムで、『チャールダーシュの女王』からは冒頭の主役シルヴァのアリアとフランス・オペラ珠玉のアリアである『ファウスト』マルグリートの喜びあふれる「宝石の歌」を。そして、デビュー・ロールを振り返るエンヒェンのアリアも聴き逃せません。

お盆明けの晩夏(といって残暑厳しいでしょうけれど)、アグネスホテル自慢のフレンチのランチ・コースを予約して、軽快なウィーンからのお便りに耳を傾けにご来場ください!


東京二期会 2018年7月公演『魔弾の射手』より エンヒェン(手前):熊田アルベルト彩乃

■■■ イベント情報 ■■■
アグネスホテル東京 ランチタイム・コンサート
第173回「ウィーンからの歌のお便り」

日時:2019年8月21日(水) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京・B1F アグネスホール
  (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:熊田アルベルト彩乃(ソプラノ)、末次香織(ピアノ)
予定プログラム:
・カールマン 『チャールダーシュの女王』より 「ハイヤ、私の故郷はあの山に」
・ヴェーバー 『魔弾の射手」』より 「すらりとした若者がやってきたら」
・グノー 『ファウスト』より 「宝石の歌」
                       ほか

▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
ホテルイベント - THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)

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▼11月オペレッタ『天国と地獄』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
J.オッフェンバック作曲 オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会/〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】
=キューピッド役 熊田は11/22(金)と24(日)に出演します=

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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公演迫る!「二期会サマーコンサート2019」
クリスタルコーナー出演の木梨あずさ、福嶋由記からのメッセージ

若手精鋭から重鎮まで、二期会アーティスト(歌手)が一堂に会する、恒例「二期会サマーコンサート」。
本年は<オペラに魅せられて>のタイトルで、歌手41名とピアノの名手が2日間にわたり、珠玉のオペラ・アリアと、オペラ名シーンの重唱でみなさまを魅了します。

コンサートでは毎年、新たに二期会に加わった期待のアーティストをご紹介するクリスタルコーナーがあり、今年(8月23日公演)はイタリアと熊本から2人の精鋭が登場します。
それでは、クリスタルコーナーに出演する2人からのメッセージをご紹介致しましょう。

      *     *     *
201908_kinashi_azusa_01.jpg木梨あずさ (ソプラノ)
私は2000年からイタリア・パルマ市に住んでいます。この19年間は私にとって本当にあっ!!という間でした。それだけこの年月が充実していたのだと改めて感じています。
渡伊直後パルマ音楽院に入学。本来の5年コースを飛び級で3年で卒業しました。そこでは基礎となる歌唱法や知識を学ぶと共に、たくさんの貴重な経験をすることが出来ました。パルマ王立歌劇場の舞台にも立ち、またコンサートにも多数出演させてもらいました。今まで数々のコンクール、オーディションに挑戦し、良い結果を得ることが出来ました。最近ではパレルモ・マッシモ歌劇場の《不思議な月のサーカス》に出演しました。「マッシモ」はイタリア語で最大という意味で、歌手にとってこの劇場で歌える事は本当に光栄なことでした!!
これからの私の夢は日本とイタリアと両方で活動していくことです。今回二期会サマーコンサートで、本場で培ったベルカント唱法を皆様に聴いて頂きたいと思います。
最後になりましたが、関係各位の皆様、ご指導くださる先生方、いつも応援してくれる友人、そして私を温かく見守ってくれる両親に心から感謝いたします。
公演の後のマッシモ劇場の前にてリラックス写真を一枚(笑)
201908_kinashi_azusa_02.jpg

      *     *     *
201908_fukushima_yuki_01.jpg福嶋由記 (ソプラノ)
皆様初めまして。私は、昨年の2018年6月に入会をさせて頂きました、ソプラノの福嶋由記と申します。
この度、二期会サマーコンサート2019への出演でお声をかけて下さいました事に、心から感謝を致しますと共に、光栄な気持ちでいっぱいでございます。
私はこれまで九州を中心に、オペラの舞台をはじめ、各種演奏会、学校や施設でのコンサート、CD・CM録音等々、多方面でソロ活動を行って参りました。二期会への入会を長年に渡り切望しておりました私はとても嬉しく、ご指導頂いた先生をはじめ、日頃より応援をして下さる方々にも大変喜んで頂きました。
熊本では2016年4月に地震が発生しました。私は翌日にオペラ「椿姫」公演を控えておりました。県内のホールは全て使用禁止、演奏者それぞれも被災をし大変な日々を送りました。同時に演奏をする事も許されない日々が続いたのです。歌わせて頂ける喜びと舞台がある事に感謝をし、このような大切な機会を与えて下さいました、関係の皆様方に感謝をし、そしてこの日が出発となる私の歌に、寄り添って下さるお客様に一期一会感謝をし、二期会会員の一人として心を込めて務めさせて頂きます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
RKKラジオ ゲスト出演中の1コマ
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      *     *     *

▼出演者、演奏曲等、公演情報はこちらから(木梨、福嶋の出演日は8月23日)
二期会サマーコンサート2019|コンサート・ラインアップ - 東京二期会
2019年8月23日(金)18:30 オペラに魅せられてPart1
2019年8月24日(土)13:00 オペラに魅せられてPart2
渋谷区文化総合センター大和田 4F さくらホール
〈主催〉公益財団法人東京二期会

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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バリトン甲斐栄次郎からのメッセージ~9/1(日)二期会シーズン・オープニング・コンサート『清教徒』リッカルド役

201908_kai_eijirou.jpg バリトン 甲斐栄次郎

ウィーン国立歌劇場の専属ソリストを10シーズンにわたり務め、グルベローヴァ、ドミンゴ、ハンプソン、フリットリらと共演を重ねてきた日本を代表するバリトン甲斐栄次郎。9/1(日)横浜みなとみらいホールでの二期会シーズン・オープニング・コンサート『清教徒』にリッカルド役で出演します。二期会主催のオペラ公演は、新国立劇場との共催公演『鳴神』『俊寛』以来、実に15年ぶり!
すでに始まっている『清教徒』のリハーサルの終わりに話を聞きました。

      *     *     *

――二期会シーズン・オープニング・コンサート『清教徒』は、二期会初の横浜みなとみらいホールでの主催コンサートです。横浜はお好きですか?

甲斐: 横浜は大好きです。
18歳で熊本から上京、東京芸大に入学した頃、まっさきに地図を買って歩いた町が、実は横浜でした。異国情緒がただよう港や街のようすを、ぶらぶらと歩きながら見てまわったものです。

それから何度か訪れてはいましたが、ウィーン在住時代、2012年のウィーン国立歌劇場日本公演で横浜に滞在する機会がありました。毎年、ウィーン国立歌劇場の舞踏会の際に上演されている『子どものための魔笛』の横浜公演でした。小澤征爾さん発案の作品で、ウィーンではもちろんドイツ語上演で、パパゲーノが、オペラの上演に欠かせないものは何か、また、オーケストラの楽器の事などを説明しながら、魔笛の物語が進行するというものです。横浜では、当然、日本語を話すパパゲーノが必要だということで、僕がパパゲーノを務めたんです。そのときに久しぶりに横浜の街を歩き、様変わりした様子に驚きました。
今は、赤レンガ倉庫のあたりも整備されて、地下鉄もとおり、移動もしやすくなりましたよね。僕が最初に訪れた頃は、横浜博の跡地で、何もない土地に、日本丸だけが泊っている景色が記憶に残っています。だから、今の様子に、まだどうも馴染めなくて(笑)。

――ウィーンでは、子供を対象にしたオペラ上演は盛んですか。

甲斐: 僕の帰国以降は、ウィーン国立歌劇場の近くにあった劇場を子供のためのオペラ専用の劇場としているらしいのですが、僕がいたころは、屋上に仮設テントを張って、僕が所属していた10年間、毎シーズン2演目で、期間は限られますが、毎日のように上演されていました。日常的に子どもたちがオペラを見に劇場に来てくれるのです。
舞台もオーケストラもコンパクトで、歌っている目の前では、子どもたちが大きな声で笑ったり、大歓声でオーケストラの音が聞こえなくなったり、心から楽しんでいる姿を見ていて、「もっと、こうしたことをやっていかなければならないな」と、オペラの可能性の大きさを強く感じました。
横浜の公演では、ウィーンと変わらない日本の子どもたちの素直な反応に感激しました。欧米と日本では、オペラやクラシック音楽においての環境が多少は違うのかもしれませんが、子どもたちの純粋な反応を見ていて「日本の未来も明るいな!!」と思いました。

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2002年『フィガロの結婚』公演より(フィガロ 甲斐栄次郎、スザンナ 鵜飼文子)

――そして、今回の『清教徒』です。まずは共演者について。

甲斐: エルヴィーラ役の幸田浩子さんとは、第二国立劇場(現、新国立劇場)の構想から完成に至るまで、二十余年に渡り、オペラ歌手育成を実現する研修機関として設立された「オペラ研修所(第11期1996年~1998年)」の同期生で、いわば、学生という立場からプロフェッショナルへの中間になる研修の期間をご一緒し、よい刺激になりました。芸術にかかわるあらゆることを一番吸収した時期でもあったと思います。そこから研修生の皆は、文化庁の派遣芸術家として海外へと飛び立ちました。
アルトゥーロ役の大澤一彰さんとは同郷(熊本出身)で、実は知り合いになれたのは最近のことなのですが、2016年の熊本地震のときはチャリティーコンサートでも共演することができました。同郷の方とこうして、オペラの舞台に立てることは嬉しいことです。

――リッカルド役の聴きどころはいかがでしょうか。

甲斐: 自分の演じるリッカルド役というよりも、『清教徒』という作品全体の音楽を聴いていただきたいです。様式感のしっかりしている作品ですし、ひとつひとつのアリア、重唱もすばらしいですけれど、ベッリーニの音楽によるドラマを感じていただければ、と思っています。今回は舞台セットも衣裳やメイクも照明もない、演奏会形式ということもあります。話題性などを狙った読み替えや奇抜なイメージの舞台演出などが注目されがちですが、歌手としては、第一に「オペラは音楽である」ということをしっかりと認識し、本番の日まで取り組んでまいりたいと思います。その音楽が、「目に見える様に伝わる」演奏会にしたいと思っています。

――最後に、お客様にメッセージをお願いします。

甲斐: メッセージ……
音楽はどこにあるか。
音楽は、音です。ある意味、生まれた瞬間には消えていくものですね。ではどこに在るのでしょうか。それは、人々の心の中に記憶として、です。そして、劇場があって、演奏家がいて、そこにお客様がいらっしゃって、それらすべてが揃った時、音楽が成立する、それらすべてが「作品」であり、「芸術」なのです。お客様にも「オペラ」という芸術の一部であるという認識を持って頂きたいと強く願っています。
歌い、演奏するということに対し、「聴く」という積極的な行為が合わさり、人々の記憶の中に、オーケストラや声の美しさ、そして描かれる人間ドラマが刻まれていく、そのことそのものが音楽、オペラという芸術なのだと思います。そうして、長きにわたり過去から受け継がれ、この先も、10年、20年……100年と続いていく、それこそ「オペラ」なのではないでしょうか。
それが僕の一番伝えたいことです。

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2004年『鳴神』公演より(鳴神上人 甲斐栄次郎、雲の絶間姫 腰越満美)

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▼『清教徒』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈二期会シーズン・オープニング・コンサート〉 V.ベッリーニ『清教徒』(演奏会形式上演) - 東京二期会

2019年9月1日(日)14:30 横浜みなとみらいホール 大ホール
指揮:森内 剛/管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、株式会社二期会21
〈共催〉公益財団法人神奈川フィルハーモニー管弦楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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加耒 徹と今井俊輔、二人のバリトンが今年の進行役(MC)に決定!
8/23&24『二期会サマーコンサート2019』

若手精鋭から重鎮まで、二期会アーティスト(歌手)が一堂に会する、恒例「二期会サマーコンサート」。
本年は<オペラに魅せられて>のタイトルで、歌手41名とピアノの名手が2日間にわたり、珠玉のオペラ・アリアと、オペラ名シーンの重唱でみなさまを魅了します。

このたび、当コンサートの進行役として、8月23日(金)には加耒 徹、8月24日(土)には今井俊輔の両人気バリトンが、それぞれの出演日にMCを務めることが決まりました。
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8/23MC 加耒 徹
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8/24MC 今井俊輔
オペラに加えバロックから現代まで、真摯な演奏で多くのファンを魅了する旬の逸材として活躍する加耒は、現在、日生劇場ファミリーフェスティヴァル2019「アラジンと魔法のヴァイオリン」のアラジン役でも好評を博しています。
一方、BSにっぽん「こころの歌」フォレスタメンバーとしても全国を飛び廻り、華やかさと深みを備えたドラマティックなバリトンとして人気の今井は、本年10月からのグランドオペラ共同制作『カルメン』(神奈川・愛知・札幌)に、闘牛士エスカミーリョでの出演も予定されています。
聴き逃がせない名曲の数々。チケットは両日ともに残りわずかとなっておりますので、ご予約はお急ぎください。
出演者一同、会場にてお待ち致しております。

      *     *     *

▼出演者、演奏曲等、公演情報はこちらから
二期会サマーコンサート2019|コンサート・ラインアップ - 東京二期会
2019年8月23日(金)18:30 オペラに魅せられてPart1
2019年8月24日(土)13:00 オペラに魅せられてPart2
渋谷区文化総合センター大和田 4F さくらホール
〈主催〉公益財団法人東京二期会

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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シューマンの隠れた名作「ミニヨンのためのレクイエム」、オペラ『ゲノフェーファ』を聴く
~ソプラノ三宅理恵、バリトン原田 圭、二期会合唱団が出演します

来る8月2日(金)、五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表「コレペティトゥア荒井美礼ドラマティック・シューマン」が紀尾井ホールで開催されます。
この公演に二期会から、ソプラノ三宅理恵、バリトン原田 圭、二期会合唱団が出演します。ほかに、指揮 水戸博之さん、テノール 照屋篤紀さん、朗読 山本郁子さん、演出 伊香修吾さん。
ロベルト・シューマンが残した知られざる名作をコレペティトゥア荒井美礼さんのピアノでお届けします。

ソプラノ 三宅理恵

バリトン 原田 圭
シューマンならではの美しい旋律、インスピレーションに満ちた音楽。お楽しみに。
190802arai_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞オペラ新人賞 研修記念リサイタル
コレペティトゥア荒井美礼「ドラマティック・シューマン」

日時:2019年8月2日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:紀尾井ホール <アクセス
   (東京都千代田区紀尾井町6番5号)
料金:(全席指定・税込)一般 4,500円、学生 3,000円
予定プログラム・出演:
<第1部>
・『ヴィルヘルム・マイスター』による歌曲 作品98a より ミニヨン
  ソプラノ三宅理恵
・ミニヨンのためのレクイエム 作品98b
  指揮 水戸博之、合唱 二期会合唱団
<第2部>
・オペラ『ゲノフェーファ』 作品81 より 抜粋
  ゲノフェーファ 三宅理恵
  ゴーロ 照屋篤紀
  ジークフリート 原田 圭
  合唱指揮 水戸博之
  朗読 山本郁子
  演出 伊香修吾

全曲・ピアノ 荒井美礼

主催:公益財団法人 東急財団
後援:ベルギー王国大使館

▼五島記念文化賞紹介ページはこちら
荒井美礼(あらいみれい) | 五島記念文化賞 - 公益財団法人 東急財団

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10月公演『蝶々夫人』キャスト紹介インタビュー連載【3】
~蝶々夫人役 大村博美 プッチーニ・フェスティバルからの便り

現在、フランスを拠点に活躍するソプラノ大村博美が、今年7月27日にプッチーニゆかりの町トッレ・デル・ラーゴで毎年開催される世界的オペラ・フェスティバルのひとつ「第65回プッチーニ・フェスティバル」に、『蝶々夫人』のプレミエ公演において蝶々夫人役で出演します。昨年、日本人歌手初となるプレミエ主演を果たした大村が、2年連続の快挙を成し遂げます!
開幕直前の現地とつなぎ、イタリアとそして10月、日本でのワールド・プレミエに向けて話を聞きました。

      *     *     *

――昨年の印象はいかがでしたか?

大村: 昨年は猛暑の中、クーラーの無い体育館で稽古というハードな条件でした。しかも上の方がガラス張りになっている体育館で、日中はまるで温室の中でリハーサルをしているようでしたが、そんな中、共演者の皆さんと楽しく和気あいあいで励ましあいながら頑張りました。
共演者の皆さんはイタリアで活躍しているイタリア人の歌手達、美声のメキシコ人、イタリア系アイルランド人の演出家、イタリアを拠点に世界で活躍なさっている指揮者の吉田裕史さん、そしてピアニストの高崎三千さんと蝶々さんのカバーを務めて下さった岡田昌子(二期会ソプラノ)さん。舞台装置をなさった彫刻家の安田 侃さんもイタリアを拠点に大活躍なさっている日本人の大先輩で、こんなに大勢の日本人アーティストに海外の蝶々夫人のプロダクションで出会えて一緒に舞台を創れた事が本当に嬉しかったです。

舞台は湖のほとりの野外劇場。ピンカートンの船が着いて蝶々さんが望遠鏡で見る場面で、湖の水面を見つめ美しい景色を眺める事ができて、野外劇場のスケールの大きさを楽しみながら演じる事ができました。3,200席の、マイクやスピーカーの助け無しの、音響の良くない野外大劇場。それがカーテンコールの時には見渡す限り遠くのお客様までスタンディングオベーションで喜んでくださっているのを見た時は感激で胸がいっぱいになりました。苦労を共にした共演者の皆さんとその嬉しい瞬間を分かち合えて、本当に忘れられない思い出です。




Puccini Festival 2018 より

――そして、今年2年連続プレミエ出演!今の心境と意気込みを教えてください。

大村: 今年は昨年とは違う演出です。イタリア人演出家のステファノ・マッツォニス・ディ・プララフェーラさんの、ものすごく斬新なアイデアの演出です。私は今までに14ヶ国で18の違う演出で、現代版、クラシック版、色々な蝶々夫人を歌ってきましたが、この演出は2幕以降がこれまでやってきたものと全く違う世界で、コンセプトを聞いた時には正直驚きを隠せませんでした。今までとは全く違う視点とアプローチで蝶々さんの心に深く切り込んで、美しいだけではなくリアルに恐ろしいドラマを掘り下げていく演出で、この役に新しい発見がありそうです。これ以上詳しく書くとネタバレになるので書きませんが・・・終演後お客様がどういう感想を持たれるか、興味津々です。
7月27日が初日、リハーサルが始まったのは17日で、たった9日間のリハーサルでこの演出の複雑な心理の蝶々夫人を準備するのはなかなかチャレンジングですが、私を信頼して初日を任せて下さったプッチーニ・フェスティバルに感謝しつつ、演出家そして共演者の方々と創作を楽しみながらリハーサルに励んでいます。

指揮者はアルベルト・ヴェロネージさんで、今までに何回もラトヴィア国立歌劇場の蝶々夫人でご一緒し、毎回その素晴らしく生き生きした音楽に感激しながら歌ったものですが、今度はプッチーニの聖地であるトッレ・デル・ラーゴでご一緒に蝶々夫人を歌うことができるのをとても嬉しく思っています。

今年のリハーサルは幸いクーラーのついたリハーサル室なので、ありがたいです。初日6日前から、夜は野外劇場で夜中の12:00まで通し稽古の毎日です。湖のほとりの野外劇場なので舞台には蚊が多く、虫よけスプレーをして頑張ります。


舞台装置は蝶々夫人の2幕

――これまで100公演以上演じられてきて、あらためて蝶々さんは、どのような役、どのような人でしょうか。

大村: 蝶々さんは無邪気で心が純粋な、愛にあふれた人。でもただ人がいいだけではなくて「これはいけない!間違っている!」と思う事や人に対しては堂々と主張する勇気もある。苦しい境遇の中でも決して希望を捨てず、弱音を吐かずに笑顔で一生懸命に生きている。そして、言い訳しない厳しさを自分自身に対して持っている、侍魂(さむらいだましい) のある日本女性です。大好きな人(役)です! 何回やっても毎回毎回新鮮です。きっと一生歌い続けても絶対飽きる事がないと思います。そういう役に出会えて、本当に幸せだと感謝しています。

――10月、東京二期会の公演に向けての意気込みを。

大村: 宮本亜門さんの演出、髙田賢三さんの衣裳、アンドレア・バッティストーニさんの指揮、というスーパー強力な布陣のこの東京二期会の公演で蝶々さんをやらせていただけることをたいへん光栄に有り難く思っています。
プッチーニ・フェスティバルでイタリアに来るにあたって、今回フランスからではなく日本からイタリアに出発したのですが、そのおかげでイタリアに発つ直前に二期会の蝶々夫人の衣裳合わせを東京でできました。素敵な笑顔の賢三さんと亜門さんにお会いできて元気100倍になりました。そして何て素晴らしい衣裳!もう今から二期会の蝶々夫人が楽しみでしかたがありません。皆様とご一緒に、情熱をこめて生き生きとした舞台を創りたいです!

――では、最後に、トッレ・デル・ラーゴでの生活をほんの少しご紹介ください。

大村: 湖のほとりにChalet del lago(シャレ デル ラーゴ) というレストランがあって、湖を見渡す絶景のテラス席で食事ができる大好きな場所です。
昨年のプッチーニ・フェスティバルのリハーサル期間中の事でしたが、「午後の稽古と夜の舞台稽古の間の休憩時間に夕飯を食べたいけれど、レストランで食べるには時間が早すぎてまだどこも空いていない、でも、今腹ごしらえしておかないと夜中までの練習で身体がもたない、どうしよう・・・」 という時にこのレストランで思いきって事情を話してお願いしたら、こころよく無理をきいてくださって、開店前に誰もお客のいないテラス席で従業員の方々の賄いご飯と同じメニューを格安で食べさせて下さったのです。そして今年もやっぱり同じようにこころよく特別に早目の賄い夕食を食べさせて下さっています。
夕暮れ時の最高に美しい湖の景色とフェスティバルの舞台の裏側と客席を眺めながら、レストランの皆様の優しさが心にしみて、美味しい海の幸のスパゲッティがさらに一層美味しいのです。


レストラン Chalet del lago(シャレ デル ラーゴ)

舞台の裏側と客席も見えるテラス席で

レストランのご主人の優しいジュゼッペさん

それから、レストランの向かいにある、プッチーニが住んでいた家(Villa) は、今は博物館になっていますが、昨年はリハーサルと公演の合間に訪れる時間がなかったのがとても心残りでした。今年は絶対に訪れます!

プッチーニの家は三浦 環さんのゆかりの場所でもあります。三浦 環さんがローマで『蝶々夫人』の公演をなさった時にプッチーニが聴きに来ていてとても感動して終演後に楽屋を訪ね、環さんの蝶々さんは世界で唯一の最高の蝶々さんだと絶賛しました。そして、その後トッレ・デル・ラーゴのこの自分のお屋敷に環さんをご招待なさって、奥様の手料理で環さんをもてなし、ピアノを弾いて、環さんに日本の歌を何曲かリクエストして歌ってもらったり、という楽しい夕べを過ごされた場所です。
三浦 環さん。歌に人生を捧げた尊敬する大先輩。作曲家プッチーニ本人に絶賛された素晴らしい芸術家がこの場所にいらしてこの湖を眺められたのだと思うと、その特別な場所で蝶々夫人を歌える感激で胸が熱くなります。

そして、トッレ・デル・ラーゴは美しい湖だけではなく 砂浜のビーチもある街です。プッチーニが、蝶々さんの登場のシーンの"Quanto cielo quanto mar!" (何ていう空、何ていう海!)のシーンを作曲するにあたってインスピレーションを受けたこの海で、のんびり泳ぎたい!
まずは公演に向けて全力を集中して、公演後には少しゆっくりとトッレ・デル・ラーゴを楽しみたいと思っています。

2019, 7, 24
トッレ・デル・ラーゴにて

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▼プッチーニ・フェスティバル公式サイトの公演ページ
Locandina Madama Butterfly - Fondazione Festival Pucciniano

▼大村の快挙はメディアでも取り上げられました!
日本人として史上初の快挙!オペラ歌手 大村博美が世界の名門 プッチーニ・フェスティバルにて2年連続『蝶々夫人』主演決定! - BIGLOBEニュース
日本人として史上初の快挙!オペラ歌手・大村博美が世界的オペラの祭典で2年連続『蝶々夫人』主演に決定 - SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

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▼東京二期会『蝶々夫人』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ザクセン州立歌劇場とデンマーク王立歌劇場との共同制作公演〉2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
2019年10月13日(日)15:00 よこすか芸術劇場
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亜門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会/〈制作〉公益財団法人東京二期会
<大村は10月4日(金)と6日(日)の公演に出演致します>

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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テノール大澤一彰、超絶高音を響かせる!~9/1(日)シーズン・オープニング・コンサート 『清教徒』キャスト・コメント動画

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9月1日(日)二期会シーズン・オープニング・コンサート『清教徒』、先だって紹介致しましたエルヴィーラ役の幸田浩子に続いては、テノール大澤一彰からもコメント動画が届きました!

「二期会シーズン・オープニング・コンサート、ベッリーニ作曲『清教徒』アルトゥーロ役のテノール大澤一彰です。
今回、僕が第44回日伊声楽コンコルソで優勝した時に歌ったアリア「愛しい乙女よ、あなたに愛を」を全曲上演で歌わせていただけることになり、とても嬉しく、たいへん張り切っております。このアリアは、コロラトゥーラソプラノの女王グルベローヴァが「うっとりするような美しいこのアリアを歌うためだけでもテノールになりたい」と言ったほどの流麗な旋律で、high C#の高音が聴きどころです。
高音といえば、『清教徒』にはさらに4度高い超絶high Fが最後の最後に出てきます!テノールにとってはあまりに高すぎるため、実際の演奏では音を下げて歌われることがほとんどです。でも、今回僕はオリジナル通りこのhigh Fを実声で挑戦しようと思っています。 はてさて、うまくいくかどうか、ぜひ会場でお聴きいただければ大変光栄です。
共演の方もエルヴィーラ役の幸田浩子さん、同じ熊本県出身の甲斐栄次郎さんほか、最高のキャストです。みなさま、特に、横浜のみなさま!どうぞよろしくお願いいたします! 大澤一彰でした」

      *     *     *

2012年に『カヴァレリア・ルスティカーナ』トゥリッドゥ役で二期会デビューを果たした大澤ですが、その真骨頂はやはりベルカント・オペラです。日伊コンコルソ優勝時の披露演奏会(サントリーホール)で響かせた『清教徒』と『連隊の娘』の超絶アリアは伝説的。世界をみまわしてもアルトゥーロを歌えるテノールが稀少なだけに、この1日限り、音楽に集中しての9月1日のステージはまさに奇跡を呼ぶ一日となるでしょう。ぜひ、お聴き逃しなく!

東京二期会2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』公演より(トゥリッドゥ 大澤一彰)
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▼『清教徒』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈二期会シーズン・オープニング・コンサート〉 V.ベッリーニ『清教徒』(演奏会形式上演) - 東京二期会

2019年9月1日(日)14:30 横浜みなとみらいホール 大ホール
指揮:森内 剛/管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、株式会社二期会21
〈共催〉公益財団法人神奈川フィルハーモニー管弦楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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ソプラノ幸田浩子、待望の日本での『清教徒』(9月1日公演)~メッセージ動画公開中!

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9月1日(日)、横浜みなとみらいホールで開催の、二期会シーズン・オープニング・コンサート ベッリーニ『清教徒』エルヴィーラ役の幸田浩子から、みなさまにメッセージです!

「ベッリーニ『清教徒』エルヴィーラ役で出演させていただきますソプラノの幸田浩子です。
『清教徒』は、なかなか演奏される機会が少ないんですけれども、優美なメロディーにあふれたベルカントの魅力たっぷりの素敵な作品です。
私にとっては、アリア「あなたの優しい声が」を大学の入学試験の時に歌いましたし、そして、ベッリーニの生地であるカターニャの大劇場でこの役を歌わせていただいたことも、今の私の大切な、大切な財産、宝物になっています。この素晴らしい作品をぜひ皆様にも聴いていただきたいです。
ご来場お待ちしております! 幸田浩子でした」

      *     *     *

今回、ウィーン・フォルクスオーパーの専属歌手として活躍した幸田浩子と共演するのは、10年間にわたりウィーン国立歌劇場の専属ソリストを務めた甲斐栄次郎。文化庁オペラ研修所時代からの同期で、互いに共演を待ち望んでいた二人です。
またベルカント・オペラを得意とするテノール大澤一彰、幸田とはかつてTV番組でも長らくレギュラー共演していたイタリアオペラのバスのエキスパート ジョン ハオ、信頼厚いベテランの峰 茂樹、若手からは共同制作公演『カルメン』タイトルロールに抜擢されたメゾソプラノ加藤のぞみ、そしてベルリンで学んだテノール伊藤達人とベッリーニの最高峰に挑むには最高の布陣です。
出演アーティストは引き続き二期会ブログでご紹介していきたいと思います。どうぞご期待ください。

ベッリーニ大劇場での『清教徒』公演より(エルヴィーラ 幸田浩子)
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▼『清教徒』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈二期会シーズン・オープニング・コンサート〉 V.ベッリーニ『清教徒』(演奏会形式上演) - 東京二期会

2019年9月1日(日)14:30 横浜みなとみらいホール 大ホール
指揮:森内 剛/管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、株式会社二期会21
〈共催〉公益財団法人神奈川フィルハーモニー管弦楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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ブログで繋ぐ!「第14回 二期会研究会駅伝コンサート 令和《祝い》【7/27(土)公演】」
出演研究会紹介[9] イタリアオペラ研究会

二期会研究会による夏の風物詩、「第14回二期会研究会駅伝コンサート」。令和元年を記念して「祝い」をテーマに9団体のプロフェッショナルたちが満を持して、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。
15:30開演のオープニングステージから、19:25のゴールまでのロングラン!趣向を凝らした演奏の数々をお楽しみください。
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいりました。
いよいよ最終ランナーとなる「イタリアオペラ研究会」をご紹介致します。

      *      *      *

<19:00~>
(9)【イタリアオペラ研究会】
[出演]後藤美奈子、石橋佳子、伊藤 潤/[ピアノ]小野寺美樹

・プッチーニ
  『トスカ』より “歌に生き、愛に生き”
  『蝶々夫人』より “花の二重唱”
・マスカーニ
  『カヴァレリア・ルスティカーナ』 より
    “サントゥッツァ、お前がここに”
    “乾杯の歌”

今年、創立17年目となるイタリアオペラ研究会は、皆さんにもお馴染みの有名オペラからアリアや重唱をお届けします。まずは、プッチーニの代表的なオペラ『トスカ』から主人公トスカのアリア“歌に生き、愛に生き”をお楽しみください。ソプラノ後藤美奈子が絶望・悲しみを美しく切々と歌います。
同じくプッチーニの傑作『蝶々夫人』からは蝶々さんとスズキの“花の二重唱”をソプラノ後藤美奈子とメゾソプラノ石橋佳子の二重唱でお送りします。プッチーニらしい華やかなハーモニーがこのオペラの悲しい最期を際立たせます。
後半は『カヴァレリア・ルスティカーナ』から2曲お届けします。メゾソプラノ石橋佳子とテノール伊藤 潤がサントゥッツアとトゥリッドウの激しい愛憎劇を甘く情熱的な旋律で演じていきます。
そして研究会フィナーレは、駅伝最終ランナーにふさわしく、テノール伊藤 潤がトゥリッドウの“乾杯の歌”を輝かしく高らかに歌い上げます。“泡立つ酒に乾杯!”と!
魅力あふれるイタリアオペラをどうぞご堪能ください。

      *      *      *

それでは公演当日、多くのお客様のご来場を一同会場にてお待ち申し上げております。
180729ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第14回 二期会研究会駅伝コンサート 「祝い」
日時:2019年7月27日(土) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オープニングステージ
・15:35~ オペレッタ研究会 ~祝おう!!ウィーンのオペレッタがここから生まれた~
・15:55~ ロシア東欧オペラ研究会 ~ロシアのお祝いのオペラ・アリアを集めて~
・16:15~ イタリア歌曲研究会 ~レスピーギ生誕140周年記念~
<休憩15分>
・16:50~ ドイツ歌曲研究会 ~後期ロマン派歌曲への誘い~
・17:10~ フランス歌曲研究会 ~音楽の祝祭 フランス、旋律の系譜~
<休憩15分>
・17:45~ 日本歌曲研究会 ~平成に生まれた歌たち~
・18:05~ ロシア歌曲研究会 ~ロシアのお祝いのロシア歌曲を集めて~
<休憩15分>
・18:40~ バッハ・バロック研究会
19:00~ イタリアオペラ研究会
・19:20~ エンディングステージ
<終演予定 19:25>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第14回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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高田正人とオペラに行こう! 東京二期会新シリーズ≪高田正人のオペラ Why not?≫ ~ 神話が導く大人のオペラ ~
いよいよ7/12(金)夜 開幕!

NHKラジオ深夜便ミッドナイト・オペラの解説でも好評の、テノール高田正人が講師を務める、二期会の新シリーズ≪高田正人のオペラ Why not?≫
第1回目となる「神話が導く大人のオペラ」は、もうまもなく7月12日(金)19:00より文京シビックホール 小ホールで開幕致します!

今回はそもそもオペラがどのように生まれたのか、また、オペラが生まれた過程にも関係の深いギリシャ神話についてお届けします。
講師・高田正人のレクチャーを、映像や字幕等も使用してより分かりやすく、気が付けばオペラに詳しくなって頂けます。沢山の名曲に触れながら、意外と身近なオペラに触れてみてください!

▼高田正人からのメッセージをどうぞ!
190712whynot_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
高田正人のオペラ Why not?
~ 神話が導く大人のオペラ ~

日時:2019年7月12日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:文京シビックホール 小ホール <アクセス
   (東京都文京区春日1-16-21 文京シビックセンター2階)
料金:(全自由席・税込)一般 3,000円、学生 1,000円
     (二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:
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講師/テノール
高田正人
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ソプラノ
愛 もも胡
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バスバリトン
三戸大久
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ピアノ
平塚洋子
演奏予定曲目:(曲順未定)
 <第1部>
 プッチーニ 『トゥーランドット』より “誰も寝てはならぬ”(高田)
 ヴェルディ 『椿姫』より “乾杯の歌”(全員)、“花から花へ”(愛)
 ビゼー 『カルメン』より “闘牛士の歌”(三戸)
 <第2部>
 ヘンデル 『ジューリオ・チェーザレ』より
   “これほど非情な運命に私は涙を流すでしょう”(愛)
 グルック 『オルフェオとエウリディーチェ』より “エウリディーチェを失って”
 オッフェンバック 『天国と地獄』より
  ・フレンチ・カンカン(ピアノ独奏)
  ・“憎しみの二重唱”(愛・高田)
  ・“ハエの二重唱”(愛・三戸)
  ・第2幕フィナーレより “バッカスを称えて” (全員)
*都合により演奏曲等は変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。

主催:公益財団法人東京二期会

▼公演のお問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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▼公演詳細ページはこちら
高田正人の「オペラ Why not?」|コンサートラインアップ - 東京二期会

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7/18(木)「二期会サロンコンサート」 Vol.201 宵涼みのひととき
出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロン パウゼにて、毎回好評の「二期会サロンコンサート」シリーズ。
次回開催は7月18日(木)。フランス音楽に定評のあるソプラノ松原典子とメゾソプラノ池端 歩が、フランス語、英語の歌曲、重唱、オペラアリアなど、瑞々しい演奏で魅了します。ピアノは、数々の演奏会も企画し、共演者から絶大な信望を得ている朴 令鈴です。
どうぞお聴き逃しのなく。一同、ご来場をお待ち申し上げております。

ソプラノ松原典子

メゾソプラノ池端 歩

ピアノ朴 令鈴

公演へ向けて、出演者からメッセージをご紹介します。

     *     *     *

ソプラノの松原典子です。7月18日の第201回サロンコンサートに出演させていただきます。 今回のタイトルの「宵涼み」。意味は「夏の宵、戸外や縁側に出て暑さをしのぐこと」だそうです。涼やかな気持ちになれるような爽やかな曲、背筋が少し寒くなるような曲、……全然涼やかではない曲もありますが(笑)、とにかく好きな曲ばかりを集めてみました。フランス語や英語の曲が中心のプログラムで、演奏機会のあまり多くない曲も多いのですが、解説を交えながら、親しみやすいコンサートにできたらと考えていますので、お気軽にお越しいただけましたら幸いです。
尊敬する池端さんと朴さんとご一緒させていただけるこのコンサートを、私もとても楽しみにしています。皆様にお目にかかれましたら幸いです!(松原典子)

     *     *     *

メゾソプラノの池端 歩です。共演しますソプラノの松原典子さんとは、2017年の日生オペラ『ルサルカ』に同組の森の精役として出演以来、同世代の歌い手として、そして美味しいものが大好きな「食仲間」として絆を深めてきました。
今回のプログラムでは、英仏の美しい重唱曲にもご注目いただきたいのですが、前半にはそれぞれフランスの作曲家の歌曲集を一つずつお届けします。松原さんの歌うドビュッシー『忘れられたアリエッタ』は官能的でしっとりとした曲が多く、私池端が歌うプーランク『くじ引き』は小さな子供に向けて書かれた可愛らしい小曲の詰まった作品です。声種のイメージとは逆転したような選曲ですが、そのミスマッチ(?)を楽しんでいただければと思います。伴奏ピアニストとして大活躍される朴令鈴さんも合わせ、3人のアンサンブルにご期待ください。ぜひご来場をお待ちしております。(池端 歩)

     *     *     *

チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2019-2020シーズン
Vol.201 宵涼みのひととき

日時:2019年7月18日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:松原典子(ソプラノ)、池端 歩(メゾソプラノ)、朴 令鈴(ピアノ)
予定演奏曲目:
 ドビュッシー 歌曲集『忘れられたアリエッタ』(松原)
 プーランク 歌曲集『くじ引き』(池端)
 クィルター 「もう泣かないで」
 フォーレ 「タランテラ」
 メノッティ オペラ『霊媒』より
       「ババ、何があったの?~夕日が赤く沈めば(子守歌)」
                     ほか

※都合により演奏内容が一部変更になる場合がございます。

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.201 宵涼みのひととき - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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開催迫る! 7/15(月・祝)「五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表《髙橋絵理ソプラノ・リサイタル》」
当日の予定プログラム全曲が決定いたしました。

2012年パオロ・カリニャーニ指揮、二期会創立60周年記念『パリアッチ(道化師)』ネッダ役で二期会デビューしたソプラノ髙橋絵理。
2014年度第25回五島記念文化賞オペラ新人賞を得て、イタリア・ボローニャで研鑽を積みました。帰国後は、日生劇場2017年『ラ・ボエーム』ムゼッタ、2018年『魔笛』侍女I、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、また故郷秋田アトリオン音楽ホールで毎年開催されるオペラにも、2018年『こうもり』ロザリンデ、2019年『ラ・ボエーム』ミミを演じています。今年は、東京芸術劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナでも高く評価され、さらに先日、新日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会 ベルトラン・ド・ビリー指揮「ドイツ・レクイエム」のソリストとしても出演致しました。


ソプラノ 髙橋絵理

その高いテクニックと美しい声、音楽性を兼ね備えたソプラノとして、ますます注目される髙橋が、五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表として、7月15日(月・祝)に紀尾井ホールにおいてリサイタルを開催します。バリトン上江隼人さんをゲストに迎え、今後大切なレパートリーとなる、ヴェルディ・オペラから、アメーリア、レオノーラを歌います。
ボローニャでの充実した学びの日々が実り、開催されるリサイタル。伸びやかで優美な髙橋絵理の音楽をお楽しみください。


東京二期会オペラ劇場 2013年7月公演『ホフマン物語』より アントニア 髙橋絵理(右)

190715takahashi_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞オペラ新人賞 研修成果発表
髙橋絵理ソプラノ・リサイタル

日時:2019年7月15日(月・祝) 16:00開演(15:30開場)
会場:紀尾井ホール <アクセス
   (東京都千代田区紀尾井町6番5号)
料金:(全席指定・税込)一般 4,500円、学生 2,500円
出演:髙橋絵理(ソプラノ)、谷池重紬子(ピアノ)、上江隼人(バリトン・賛助出演)
予定プログラム:
<第1部>
ベッリーニ
・「マリンコニーア、優しい妖精よ」
・「行け、幸せなばらよ」
ドニゼッティ
・「舟人」
・「不吉な愛」
チマーラ
・「ストルネッロ」
・「郷愁」
レスピーギ
・「最後の陶酔」
・「古い歌に寄せて」
<第2部>
ヴェルディ
オペラ『シモン・ボッカネグラ』より
・「私は話したい。あなたはアメーリア・グリマルディ嬢ですか?」
 (アメーリア 髙橋、総督 上江)
オペラ『ドン・カルロ』より
・「終わりの日は来た」
 (ロドリーゴ 上江)
オペラ『イル・トロヴァトーレ』より
・「恋はばら色の翼にのって」
 (レオノーラ 髙橋)
・「聞いておるな、夜が明けたなら」
 (レオノーラ 髙橋、ルーナ伯爵 上江)
*都合により出演者、演奏曲は変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。

主催:公益財団法人 東急財団
後援:公益財団法人東京二期会
制作:株式会社二期会21

▼公演のお問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

▼公演詳細ページはこちら
髙橋絵理 ソプラノ・リサイタル - 株式会社 二期会21

▼五島記念文化賞の髙橋絵理紹介ページはこちら
髙橋絵理(たかはし えり)|五島記念文化賞 - 公益財団法人 東急財団

▼髙橋絵理インタビューはこちら
インタビュー - 髙橋絵理|ピックアップ・アーティスト - 株式会社 二期会21

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ラリアンスの七夕シャンパン・フェスに成田伊美と大川 博が登場します!
10月公演『蝶々夫人』キャスト紹介インタビュー連載~【2】ケート役 メゾソプラノ成田伊美&ヤマドリ役 バリトン大川 博

東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』キャスト・インタビュー第2弾は、7月7日(日)に神楽坂のフレンチ・レストラン「ラリアンス」のフェスティバル・メニュー「七夕シャンパン・フェス」に出演するメゾソプラノ成田伊美(ケート役:東京10/3・5、横須賀10/13出演)とバリトン大川 博(ヤマドリ役:東京10/4・6出演)の二人です。

成田伊美

大川 博
メゾソプラノ成田伊美は、2014年『蝶々夫人』でスズキ役のアンダースタディを務め、翌年の二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』のタイトルロールで二期会オペラデビュー。今回は、17年公演に続いての『蝶々夫人』ケート役を演じます。
メゾソプラノらしく貴婦人から英雄までを演じられる品格ある演技力と実直な歌唱が魅力です。
そして、バリトンの大川 博は、18年プッチーニ〈三部作〉の『ジャンニ・スキッキ』ベットでデビュー。今年はなんと6月『サロメ』兵士1、10月『蝶々夫人』ヤマドリ、そして、11月『天国と地獄』ジュピターと、3本立て続けに出演を予定している、今最も勢いある若手バリトンのひとりです。

      *     *     *

――二人は6月公演『サロメ』でも一緒でした(成田が6/6・9出演 ヘロディアスの小姓役、大川が6/5・8出演 兵士1役)。お互いの印象は?


東京二期会『サロメ』(2019年)より ヘロディアスの小姓役 成田伊美(写真左端)

成田: 大川さんの印象は現場のムードメーカーといった感じです。長時間に及ぶ稽古でしたが、大川さんのように色々な話題をみんなに提供してくださる方がいたから、和やかに進みました。


東京二期会『サロメ』(2019年)より 兵士1役 大川 博(写真手前左)

大川: はじめてお会いした時はクールな印象で、背も高く、シュッとしていて、とても素敵な方だなと思いました。ところが話してみると、気さくな方で、話も面白くて、そのギャップにびっくりしました。オペラの舞台では、歌が素晴らしいのはもちろんのこと、役になりきって演じているのがとても印象的で、沢山の刺激を受けました。

——(成田に)2017年に続いてのケート役です。どのような女性ですか?

成田: ケートはとても強い高貴な女性だと思います。3幕まで登場しませんが、ケートが現れた瞬間一気にドラマが進むと思います。なぜなら、蝶々さんが一番絶望を感じる瞬間だからです。描かれてはいませんが、ケート自身も苦悩し、あの場面に至るかと思います。歌唱部分は少ないのですが、精神的にとても重い役だと思います。


東京二期会『蝶々夫人』(2017年)より ケート役 成田伊美(写真左)

——(大川に)今回演じられるヤマドリとは、どのような人物ですか?

大川: 大きな屋敷や別荘、沢山の召使いをかかえる大金持ちの役です。何度も結婚と離婚を繰り返しているのですが、今回は蝶々夫人に結婚を申し込みます。はじめてオペラを観たときは、ヤマドリと結婚すればいいのに!と思いました(笑)蝶々さん、なんてもったいないことを!と思ってもらえるような魅力溢れるヤマドリを演じられればと思います。


東京二期会 プッチーニ〈三部作〉『ジャンニ・スキッキ』(2018年)より ベット役 大川 博(写真左)

——(成田に)今回の『蝶々夫人』は宮本亜門演出の新制作の舞台です。成田さんは前回の栗山昌良演出の舞台に立ちました。

成田: 栗山先生の『蝶々夫人』は「美」を追求した舞台でした。経験できたことを誇りに思っております。余談ですが、今大学院でオペラ上演史を研究しておりまして、栗山先生がまだお若いころのインタビューなど拝見しました。葛藤していらっしゃる様子が印象的でした。
宮本亜門さんの演出は以前から何度も拝見しております。出演は初めてなので、どのような『蝶々夫人』になるのかとても楽しみにしております。

      *     *     *

ケートとヤマドリという、オペラ上では決して交流のない珍しいカップルですが、今週末の七夕の日曜日、神楽坂のラリアンスで開催されるフェスティバル・ディナー「ラリアンス七夕シャンパン・フェス」では、息の合った歌声をお届けいたします。 シェフが選ばれたという3種類のシャンパンと特選食材のオードブル料理、そこにフレッシュなオペラの歌声を添えてスペシャルの夜をお過ごしください!

■■■ イベント情報 ■■■
第3回 ラリアンス 七夕シャンパン・フェス
日時:2019年7月7日(日) 18:00開場 18:30開宴 21:00終了
会場:神楽坂「ラリアンス」メインダイニング
  (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:前売10,000円、当日12,000円
出演:成田伊美(メゾソプラノ)、大川 博(バリトン)、湯浅加奈子(ピアノ)

●お問合せ・ご予約は
ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで

▼イベント情報ページはこちら
第3回 ラリアンス 七夕 シャンパンフェス|イベント情報 - 神楽坂 フレンチレストラン ラリアンス

      *     *     *

▼『蝶々夫人』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ザクセン州立歌劇場とデンマーク王立歌劇場との共同制作公演〉2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
2019年10月13日(日)15:00 よこすか芸術劇場
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亜門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会/〈制作〉公益財団法人東京二期会

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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ブログで繋ぐ!「第14回 二期会研究会駅伝コンサート 令和《祝い》【7/27(土)公演】」
出演研究会紹介[8] バッハ・バロック研究会

令和元年、二期会研究会による夏の風物詩、「第14回二期会研究会駅伝コンサート」は、「祝い」をテーマに、照明や構成にも趣向を凝らしたスペシャルステージでお届けいたします。
満を持して出演する9研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎ、15:30開演のオープニングステージから、19:25のゴールまでのロングラン!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいります。
さぁ、いよいよリレーも終盤!出演8番目の「バッハ・バロック研究会」をご紹介いたします。

      *      *      *

<18:40~>
(8)【バッハ・バロック研究会】
[出演]井内理恵、大河原美紀子、太田三美、大原一姫、高草木玲子、田島朱季子、野崎由美、松堂美枝子、水野しのぶ、水野由加里、橋爪万里子、前田美樹、多田羅迪夫
[指揮]多田羅迪夫/[ピアノ]鈴木真理子

・ヴィヴァルディ
   『グローリア』より I.グローリア
・J.S.バッハ
   「結婚カンタータBWV202」より抜粋
   「カンタータBWV78」より No.2
   「カンタータBWV140」より No.6
   「カンタータBWV147」より No.10
                 ほか

「二期会バッハ・バロック研究会(BB研)」は、2001年秋、佐々木正利、多田羅迪夫等を中心に発足し、オペラ歌手の発声技術(ベルカント唱法)を基本としながら、いわゆるピリオド奏法によるバロック演奏とは一定の距離を隔しながらも古楽の最新研究成果も視野にいれ、モダン・ピッチでのJ.S.バッハを中心とする時代の作品演奏における歌唱芸術スタンダードの確立を目指しています。バッハの作品(カンタータは200曲以上)、そのどれもが独創的な創意に富んだ、新鮮な音楽で満ちており、私達はバッハの作品演奏を通して自らの音楽観をより豊かなものにしたいと願い、研究・実践を重ねてまいりました。
7月27日の二期会研究会駅伝コンサートでは、令和元年を記念して、ヴィヴァルディとJ.S.バッハの作品の中から、祝祭にちなんだ選りすぐりの名曲を、多田羅迪夫の指揮により、ハイライトでお届けし、一同ご来場をお待ちしております。


二期会バッハ・バロック研究会CONCERT Vol.8
バッハ&バロックへの誘い
2018年10月13日(土) Hakuju Hall(ハクジュホール)
カリッシミ『イエフテ』より

      *      *      *
180729ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第14回 二期会研究会駅伝コンサート 「祝い」
日時:2019年7月27日(土) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オープニングステージ
・15:35~ オペレッタ研究会 ~祝おう!!ウィーンのオペレッタがここから生まれた~
・15:55~ ロシア東欧オペラ研究会 ~ロシアのお祝いのオペラ・アリアを集めて~
・16:15~ イタリア歌曲研究会 ~レスピーギ生誕140周年記念~
<休憩15分>
・16:50~ ドイツ歌曲研究会 ~後期ロマン派歌曲への誘い~
・17:10~ フランス歌曲研究会 ~音楽の祝祭 フランス、旋律の系譜~
<休憩15分>
・17:45~ 日本歌曲研究会 ~平成に生まれた歌たち~
・18:05~ ロシア歌曲研究会 ~ロシアのお祝いのロシア歌曲を集めて~
<休憩15分>
18:40~ バッハ・バロック研究会
・19:00~ イタリアオペラ研究会
・19:20~ エンディングステージ
<終演予定 19:25>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第14回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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8/23&24「二期会サマーコンサート2019」
演奏曲順決定!二期会の精鋭が揃う2日間に是非

令和元年夏、2日連続の豪華キャストとピアノの名手総勢43名が、深遠なるオペラの世界へと誘います。 わが国の声楽・オペラ界を牽引する、二期会のプリマ、プリモ、ホープそして重鎮が勢揃いしてのガラ(祭典)。主催公演ならではの華麗な演奏の数々に、心もときめきます!

さて、今回の演奏予定曲については既に二期会ホームページで発表しておりましたが、このたび演奏(出演)順も決まりましたので、ご案内いたします。

      *      *      *
180729ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート
Nikikai Gala 2019 オペラに魅せられて

会場:渋谷区文化総合センター大和田(4F) さくらホール
  (「渋谷駅」JR西口より徒歩5分)
料金:(各日毎・全席指定・税込)
  A席¥4,500、B席¥4,000 
  ※二期会オペラ愛好会会員割引あり

出演と予定演奏プログラム:
Operaに魅せられて Part1◆ 8月23日(金) 18:30開演(18:00開場)
(ピアノ:大藤玲子)
<第1部>
1. 木梨あずさ(ソプラノ)
  プッチーニ 歌劇『トゥーランドット』第3幕より “氷のような姫君も”
2. 福嶋由記(ソプラノ)
  プッチーニ 歌劇『マノン・レスコー』第2幕より “あの柔らかなレースの中で”
3. 岡村彬子(メゾソプラノ)
  サン=サーンス 歌劇『サムソンとデリラ』第2幕より “愛よ!私を助けにきておくれ”
4. 上田純子(ソプラノ)
  グノー 歌劇『ファウスト』第3幕より 「宝石の歌」
5. 新海康仁(テノール)、小林啓倫(バリトン)
  ドニゼッティ 歌劇『愛の妙薬』第2幕より “女は変な動物だ”
6. 金見美佳(ソプラノ)
  マスネ 歌劇『タイス』第1幕より “私を美しいと言って”(鏡のアリア)
7. 又吉秀樹(テノール)
  チレア 歌劇『アルルの女』第2幕より “ありふれた話”
8. 松永知史(ソプラノ)、成田伊美(メゾソプラノ)、
  新津耕平(テノール)、藪内俊弥(バリトン)
  フロトー 歌劇『マルタ』第2幕より “もっと近くへおいで、はにかみやのお嬢さん”
<第2部>
9. 全 詠玉(ソプラノ)
  ヴェルディ 歌劇『リゴレット』第1幕より “慕わしい人の名は”
10. 山本耕平(テノール)
  ヴェルディ 歌劇『リゴレット』第2幕より “頬にかかる涙が”
11. 西岡慎介(テノール)、倉本晋児(バス)
  ニコライ 歌劇『ウィンザーの陽気な女房達』第1幕より “あなたのお嬢さんをください”
12. 愛 もも胡(ソプラノ)
  トマ 歌劇『ミニヨン』第2幕より “今宵、私はティターニア”
13. 加耒 徹(バリトン)
  チャイコフスキー 歌劇『スペードの女王』第2幕より “私は貴方を愛しています”
14. 小林由佳(メゾソプラノ)
  ベルリオーズ 歌劇『ファウストの劫罰』第4部より “激しい炎のような愛は”
15. 三縄みどり(ソプラノ)、岩森美里(メゾソプラノ)
  チレア 歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』第2幕より “さあ、答えがないわ、開けてください”

Operaに魅せられて Part2◆ 8月24日(土) 13:30開演(13:00開場)
(ピアノ:山岸茂人)
<第1部>
1. 佐藤優子(ソプラノ)、狩野賢一(バスバリトン)
  ベッリーニ 歌劇『清教徒』第1幕より “おお、最愛の叔父様”
2. 菊地美奈(ソプラノ)
  ニコライ 喜歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』第1幕より “いらっしゃい、陽気な移り気よ”
3. 吉田伸昭(テノール)
  チャイコフスキー 歌劇『エフゲニー・オネーギン』第2幕より “青春は遠く過ぎ去り”
4. 小林菜美(ソプラノ)
  トマ 歌劇『ハムレット』第4幕より “皆様に私の花を差し上げましょう”
5. 日比野 幸(ソプラノ)、与儀 巧(テノール)
  ヴェルディ 歌劇『椿姫』第3幕より “パリを離れて”
6. 山下牧子(メゾソプラノ)
  サン=サーンス 歌劇『サムソンとデリラ』第2幕より “あなたの声に心は開く”
7. 中島康晴(テノール)
  ドニゼッティ 歌劇『ランメルモールのルチア』第3幕より “我が祖先の墓よ”
8. 山口道子(ソプラノ)
  レハール 喜歌劇『メリー・ウィドー』第2幕より 「ヴィリアの歌」
<第2部>
9. 鈴木 准(テノール)、大川 博(バリトン)、多田羅迪夫(バスバリトン)
  モーツァルト 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』第1幕より
   “我がドラベッラはそんなことありえない~女の操はアラビアの不死鳥のようなもの~美しいセレナーデを”
10. 嘉目真木子(ソプラノ)
  ドヴォルザーク 歌劇『ルサルカ』第1幕より 「月に寄せる歌」
11. 行天祥晃(テノール)
  ヴェルディ 歌劇『リゴレット』第3幕より 「女心の歌」
12. 塩田美奈子(ソプラノ)
  パブロ・ルーナ サルスエラ『ユダヤの子』より “私はスペインから来た”
13. 与田朝子(メゾソプラノ)
  マスネ 歌劇『ウェルテル』第3幕より 「手紙の歌」
14. 岸本 力(バス)
  ムソルグスキー 歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』第4幕より “ボリスの死~さようならわが子よ”
15. 腰越満美(ソプラノ)
  ヴェルディ 歌劇『ドン・カルロ』終幕より “世の空しさを知る神”
16. 今井俊輔(バリトン)
  ジョルダーノ 歌劇『アンドレア・シェニエ』第3幕より “祖国の敵”

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


      *      *      *

鮮やかに記憶に残る贅沢な夏のひとときを、大切な方とご一緒にお過ごしください。皆様のご来場をお待ちしております。

▼「ららら♪クラシックコンサート」の公式ホームページでおすすめいただきました!
二期会サマーコンサート2019【2日連続公演】 - ららら♪クラブ

▼公演ページはこちら 《好評発売中!》
二期会サマーコンサート2019 - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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10月公演『蝶々夫人』キャスト紹介インタビュー連載~【1】スズキ役 メゾソプラノ藤井麻美

今回より、本年10月の東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』ワールドプレミエ公演に向けて出演キャストをインタビュー形式で紹介してまいります。

第1回は、スズキ役で二期会デビューを果たす新星メゾソプラノ藤井麻美(ふじい あさみ)です。
先日の日生劇場『ヘンゼルとグレーテル』で母親役を好演したばかり。その歌声を聴いた人も多いことでしょう。
藤井は新国立劇場のオペラ研修所を修了した後、文化庁新進芸術家海外研修制度によりイタリア・ペーザロで研鑽を積み、その地ですでにスズキ役にてヨーロッパデビューを果たしている逸材ですが、東京二期会の公演が、この役を目標とするきっかけとなったと語っています。



――日生劇場『ヘンゼルとグレーテル』お疲れさまでした!「母」役はいかがでしたか?

藤井: ありがとうございます。
今回日生劇場の素晴らしいプロダクションの中で歌わせていただけた事にまず感謝をしております。私の歌わせていただきました母役は、とても魅力的でやり甲斐のある役どころでした。
このオペラの中で母が舞台上にいる時間は決して長くはありませんが、その中に喜怒哀楽全ての感情が詰め込まれています。
1幕で母は仕事を手伝わなかった子供達を厳しく叱りつける場面があります。しかし子供達が森へ行った後には、貧乏な生活故に子供達を叱ってしまう辛さを1人語る場面があります。本当は子供達を愛しているのです。この怒りから愛情を表す部分が最も難しく、しかし魅力的な部分でもありました。
また、この日生劇場のプロダクションは中学生、高校生の観賞教室という役割もあります。中高生の生の反応を感じられたことも良い刺激となりました。


日生劇場『ヘンゼルとグレーテル』より 写真左が母役の藤井麻美
(写真提供:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]/撮影:三枝近志)

——そして、10月『蝶々夫人』スズキ役で二期会公演にデビューします。この役はイタリアでも歌ってきて、特別な思い入れもあるのではないかと思いますが、今の藤井さんにとって「スズキ」役とは?

藤井: 私にとってスズキ役は「ずっと憧れていた役」でした。
学生の頃、初めて自分でチケットを購入し観たオペラが東京二期会の『蝶々夫人』でした。美しく哀しい世界に当時の私は釘付けになりました。
このときのスズキ役は永井和子先生でした。ふと気付くと、私はいつもスズキの動作を目で追っており、幕切れ後もこの後に蝶々さんの姿を見たスズキはどんな涙を流すのだろう、とストーリーの続きを考え自分も涙しました。スズキ役が私の憧れの役となった瞬間でした。 絶対にいつかこの役をやりたい!その為にはオペラを勉強しなくては!と強く思い、新国立劇場のオペラ研修所を目指すきっかけともなりました。

そして、昨年イタリアでの国際コンクールの副賞、また劇場オーディションにもチャレンジし、スズキ役を何度か歌わせていただく機会に恵まれました。
日本人である私がスズキ役をどのように表現するか寝ても覚めても考えていました。イタリアの劇場の皆さまは明るく温かく、日本から来たメゾソプラノを迎え入れて下さいました。 稽古はタイトなスケジュールでしたが、マエストロ、演出家、歌手とでディスカッションをしながらより良いものを造り上げていく、という刺激的な現場でした。

特別な役であるスズキを、今回二期会デビューとして歌わせていただけることに感謝の気持ちでおります。
10月まで役を深めて、精一杯スズキとして生きたいと思っております。

      *     *     *

▼『蝶々夫人』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ザクセン州立歌劇場とデンマーク王立歌劇場との共同制作公演〉2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
2019年10月13日(日)15:00 よこすか芸術劇場
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亜門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会/〈制作〉公益財団法人東京二期会

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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ブログで繋ぐ!「第14回 二期会研究会駅伝コンサート 令和《祝い》【7/27(土)公演】」
出演研究会紹介[7] 日本歌曲研究会

令和元年、二期会研究会による夏の風物詩、「第14回二期会研究会駅伝コンサート」は、「祝い」をテーマに、照明や構成にも趣向を凝らしたスペシャルステージでお届けいたします。
満を持して出演する9研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎ、15:30開演のオープニングステージから、19:25のゴールまでのロングラン!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいります。
今回は、出演6番目の「日本歌曲研究会」をご紹介いたします。

      *      *      *

<17:45~>
(6)【日本歌曲研究会】~平成に生まれた歌たち~
[出演]斉藤京子、丹羽京子、山本富美、清水邦子/[ピアノ]髙木由雅

・朝岡真木子 組曲「春に、あこがれ」より “きっと 春は くる”
・木下牧子 「古風な月」より “月光”
・信長貴富 「時に人が通る」より “風景”
・中田喜直 「歌をください」

令和元年最初の駅伝コンサート、日本歌曲研究会は過ぎ去った平成の時代に敬意を表してこの時代に生まれた曲の数々を集めてみました。
取り上げる作品は、朝岡真木子 組曲「春に、あこがれ」より“きっと春はくる”。木下牧子「古風な月」より“月光”。平成29年に私たち日本歌曲研究会が委嘱した作品、信長貴富 歌曲集「時に人が通る」より“風景”。そして平成12年に亡くなった中田喜直の最晩年の作品「歌をください」というラインナップです。
日本歌曲研究会では毎年新作を時の作曲家に委嘱し、定期演奏会で初演しています。そしてそれらの作品は既に第2巻まで出版されています。そして、今後この駅伝コンサートにおいてもこれらの作品を大いに取り上げ、皆様にお届けしたいと思っています。
(日本歌曲研究会代表 宮本哲朗)

      *      *      *
180729ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第14回 二期会研究会駅伝コンサート 「祝い」
日時:2019年7月27日(土) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オープニングステージ
・15:35~ オペレッタ研究会 ~祝おう!!ウィーンのオペレッタがここから生まれた~
・15:55~ ロシア東欧オペラ研究会 ~ロシアのお祝いのオペラ・アリアを集めて~
・16:15~ イタリア歌曲研究会 ~レスピーギ生誕140周年記念~
<休憩15分>
・16:50~ ドイツ歌曲研究会 ~後期ロマン派歌曲への誘い~
・17:10~ フランス歌曲研究会 ~音楽の祝祭 フランス、旋律の系譜~
<休憩15分>
17:45~ 日本歌曲研究会 ~平成に生まれた歌たち~
・18:05~ ロシア歌曲研究会 ~ロシアのお祝いのロシア歌曲を集めて~
<休憩15分>
・18:40~ バッハ・バロック研究会
・19:00~ イタリアオペラ研究会
・19:20~ エンディングステージ
<終演予定 19:25>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


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第14回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019
◆第3日 奇跡の“驚”演!! 『フィガロの結婚』ダイジェスト版

開幕まであと3日!!≪NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019≫。今年は3つのオペラをハイライト/ダイジェストでお楽しみいただく3日間。公演紹介記事最終回の今日は、最終日となる6月23日(日)14時開演「第3日 奇跡の“驚”演!! 『フィガロの結婚』ダイジェスト版」です。

通常、多くの作品で2~3時間はかかるオペラの上演には、歌手やオーケストラ、指揮者だけでなく裏にはたくさんのスタッフらが膨大な時間をかけて準備し、稽古を重ねて、ようやく幕が開きます。
今回のNIKIKAI Days公演は、ソリストたちと、オーケストラ代わりのピアノだけ。様々な仕掛けが取り払われる分、音楽に集中することができます。シンプルな演出、語り、台詞など、工夫を凝らし、物語の理解を助けます。しかし、歌手にとっては、大きな挑戦。ダイジェスト、ハイライトというのは、「出番の連続」ということになりますから、かなりの集中力とエネルギーが要るのです。

さて、第3日のキャストは超豪華!これまで二期会オペラをはじめ、数多くの舞台で主要な役を演じて人気を博し、今もなお演奏活動や後進の指導で超多忙な歌手ばかり。今回、こうして揃ったことがまさに“驚”!そして一緒に『フィガロ』を演じる楽しさも奇跡。
伯爵夫人を演じる大倉由紀枝は、「これまでの経験と知識に基づいた超一流の演唱と優しいお人柄の皆様と一緒にフィガロの舞台を作る喜びに、ただただ感謝しています」とコメントを寄せています。
『フィガロ』に描かれるどの役にも言い分があり、えも言われぬ思いがあります。時代も、身分も現実とは違うけれど、いつのまにか、共感しているのは、この作品と、モーツァルトの魅力といってもよいでしょう。

おかげさまで第3日のチケットは既に発売予定全席を《完売》しており、当日券も発売はございません。それだけにチケットを入手された皆様は、この日、一日だけの『フィガロの結婚』をどうぞお楽しみに!

      *     *     *
キャスト:

伯爵
大島幾雄

伯爵夫人
大倉由紀枝

フィガロ
黒田 博

スザンナ
澤畑恵美

ケルビーノ
井坂 惠

バルトロ
池田直樹

マルチェリーナ
岩森美里

ドン・バジリオ/
ドン・クルツィオ
福井 敬

ピアノ
藤川志保

■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019 第3日
奇跡の“驚”演!!『フィガロの結婚』ダイジェスト版

日時:2019年6月23日(日) 14時開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
料金:(全席指定・税込)
   ・普通席:一般¥4,500(予定販売数終了)
   ・プレミアム席:一般¥6,000(予定販売数終了)

チラシダウンロード(PDF)
▼NIKIKAI Days 2019公演情報ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019|主催・制作コンサート - 二期会21

●公演のお問合せ・チケットのご予約は
<6/21(金)『コジ・ファン・トゥッテ』と22(土)『愛の妙薬』を発売中!>
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

●チケット取扱
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日を除く)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:143-147)

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10月公演『蝶々夫人』制作記者発表~演出 宮本亜門、衣裳デザイン 髙田賢三が登壇

東京二期会オペラ劇場、次回公演は10月のプッチーニ『蝶々夫人』です。
先日幕を下しました『サロメ』千秋楽公演から3日後の6月12日(水)、余韻の残る東京文化会館で『蝶々夫人』制作記者発表を開催いたしました。



多くの報道陣が詰めかける中、演出の宮本亜門と衣裳デザインの髙田賢三が登壇。会見では最初に、2002年の『フィガロの結婚』以来、『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』、『ラ・トラヴィアータ』、『魔笛』そして『金閣寺』と、東京二期会と宮本亜門が創造してきたプロダクションを振り返り、海外の劇場と共同制作でお贈りする今度の『蝶々夫人』新制作公演が初めて“日本発信”のプロダクションであることを説明しました。
今年の東京と横須賀で上演するワールド・プレミエ公演のあと、2020年以降にドイツのザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)、デンマーク王立歌劇場での上演を発表するとともに、4カ国目の開催地としてアメリカ、サンフランシスコオペラでの上演が決定したことも発表しました。

『蝶々夫人』のテーマは“愛”と語る宮本亜門。「日清戦争や西南戦争、宗教、差別、貧困・・・物語の背景にあるものにも忠実でありながら、現代に生きる私たちにとっての、新しい『蝶々夫人』を創造したい」



1999年パリ・オペラ座でのロバート・ウィルソン演出『魔笛』以来2度目となるオペラの衣裳を手がける髙田賢三。「『蝶々夫人』は僕にとってオペラの原点。日本の伝統的な美をもちながら、モダンな要素を見せたい。(キリスト教に改宗し、ピンカートンのいるアメリカに憧れた蝶々さんを想像して)洋装も最初は日本の着物から作られたことでしょう。蝶々さんの憧れを表現できたら」



国際的アーティストが集結し、まさに東京から発信していく今回の『蝶々夫人』にどうぞご期待ください。

▼各メディアに記者発表の模様が紹介されました
宮本亜門氏、念願オペラ演出「震えました」 - 日テレNEWS24
「ノンストップで動いています」宮本亜門、術後初めて元気な姿 オペラ『蝶々夫人』制作発表レポート - SPICE
【会見レポート】宮本亜門&髙田賢三が手掛ける東京二期会《蝶々夫人》10月上演|東京二期会ANNEX - WEBぶらあぼ
高田賢三が衣装を担当 オペラ「蝶々夫人」が10月に公演 - WWDジャパン



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▼『蝶々夫人』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ザクセン州立歌劇場とデンマーク王立歌劇場との共同制作公演〉2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
2019年10月13日(日)15:00 よこすか芸術劇場
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亜門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会/〈制作〉公益財団法人東京二期会

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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ブログで繋ぐ!「第14回 二期会研究会駅伝コンサート 令和《祝い》【7/27(土)公演】」
出演研究会紹介[6]ロシア歌曲研究会

令和元年、二期会研究会による夏の風物詩、「第14回二期会研究会駅伝コンサート」は、「祝い」をテーマに、照明や構成にも趣向を凝らしたスペシャルステージでお届けいたします。
満を持して出演する9研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎ、15:30開演のオープニングステージから、19:25のゴールまでのロングラン!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいります。
6回目は、7番目に出演する「ロシア歌曲研究会」のご紹介です。

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<18:05~>
(7)【ロシア歌曲研究会】~お祝いのロシア歌曲を集めて~
[出演]福成紀美子、清水知加子、筧 聰子、岸本 力/[ピアノ]小笠原貞宗

・リムスキー=コルサコフ
   「雲雀の歌は高らかに」Op.43-1
   「八行詩」Op.45-3
・チャイコフスキー
   「陽は沈み」Op.73-4
   「自然と愛」(三重唱)
   「森よ お前たちを祝福する」Op.47-1

ロシアにも多くの喜びのお祝いの楽しい歌があります。
今回はリムスキー=コルサコフ(1844-1908)とチャイコフスキー(1840-1893)の作品を5曲を演奏させていただきます。
リムスキー=コルサコフ「雲雀の歌は高らかに」A.トルストイ作詩、1897年作曲。「八行詩」A.マイコフ作詩、1899年作曲。いずれもリムスキーの後期の作品であり、彼の"歌の年"としての円熟期の代表的な作品の数々です。
チャイコフスキー作曲「日は沈み」Д.ラートガウス作詩、1893年作曲で、晩年の作品です。「自然と愛」(三重唱)チャイコフスキー作詩、1870年作曲で、ロシアの冬から春への憧れの歌です。「森よ お前達を祝福する」A.Kトルストイ作詩、1880年に作曲されたこの作品はオペラアリアのような、スケールの大きい歌曲です。どうぞリムスキー=コルサコフとチャイコフスキーの作品をお楽しみ下さい。
(二期会ロシア歌曲研究会代表 岸本 力)

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180729ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第14回 二期会研究会駅伝コンサート 「祝い」
日時:2019年7月27日(土) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オープニングステージ
・15:35~ オペレッタ研究会 ~祝おう!!ウィーンのオペレッタがここから生まれた~
・15:55~ ロシア東欧オペラ研究会 ~ロシアのお祝いのオペラ・アリアを集めて~
・16:15~ イタリア歌曲研究会 ~レスピーギ生誕140周年記念~
<休憩15分>
・16:50~ ドイツ歌曲研究会 ~後期ロマン派歌曲への誘い~
・17:10~ フランス歌曲研究会 ~音楽の祝祭 フランス、旋律の系譜~
<休憩15分>
・17:45~ 日本歌曲研究会 ~平成に生まれた歌たち~
18:05~ ロシア歌曲研究会 ~ロシアのお祝いのロシア歌曲を集めて~
<休憩15分>
・18:40~ バッハ・バロック研究会
・19:00~ イタリアオペラ研究会
・19:20~ エンディングステージ
<終演予定 19:25>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第14回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019
◆第2日 中島康晴プロデュース『愛の妙薬』ハイライト(語り付き)【第2回】

いよいよ来週開幕≪NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019≫。今回は6月22日(土)14時開演、第2日『愛の妙薬』ハイライトをプロデュースするテノールの中島康晴からのコメントを紹介!!



今回二期会Daysには2度目の出演となります。
今回の公演は『愛の妙薬』ハイライトとはなっていますが、ドニゼッティの心躍る楽しいメロディーを切り取ってしまうのはあまりに勿体ないので、出来るだけオペラ全曲に近い形で演奏できるように、アリア・重唱以外のつなぎの部分も取り入れた構成にしました。
日本語の解説も付け、このオペラが初めてでも話の筋を追えるようになっております。
さらにヴァイオリン、軍隊ラッパ、軍楽隊ドラムと超ミニ・オーケストラにも参加してもらいます。

ドニゼッティの時代を生きていた歌手たちは皆、モーツァルトやロッシーニを歌うためのトレーニングを受けていました。その中には高速のパッセージ、クレッシェンド・ディミヌエンド、キアーロスクーロなどの、ものすごく難しい技術の習得がありました。
その意味でもこの度ドニゼッティ『愛の妙薬』を上演出来ることをこの上ない喜びと感じています。

世界一、ダントツで響きの美しいイタリア語で楽しい物語を、4人の歌手と仲田淳也さんという素晴らしいピアニスト(彼は指揮者でもあります)、西新宿ガルバホールのオーナーで朗読会を開催されている彌永耕一さんと一緒に紡いでいきたいと思います。
皆さま6月22日のお昼ごろ、サントリーホールブルーローズに是非足をお運びください。
中島康晴

      *     *     *
キャスト:

アディーナ
山口清子

ネモリーノ
中島康晴

ベルコーレ
大沼 徹

ドゥルカマーラ
畠山 茂

ピアノ
仲田淳也

語り
彌永耕一

■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019 第2日
中島康晴プロデュース『愛の妙薬』ハイライト(語り付き)

日時:2019年6月22日(土) 14時開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
料金:(全席指定・税込)
   ・普通席:一般¥4,500《発売中》
   ・プレミアム席:一般¥6,000(予定販売数終了)
   ※二期会オペラ愛好会会員割引あり

チラシダウンロード(PDF)
▼NIKIKAI Days 2019公演情報ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019|主催・制作コンサート - 二期会21

●公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

●チケット取扱
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日を除く)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:143-147)

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ブログで繋ぐ!「第14回 二期会研究会駅伝コンサート 令和《祝い》【7/27(土)公演】」
出演研究会紹介[5]フランス歌曲研究会

令和元年、二期会研究会による夏の風物詩、「第14回二期会研究会駅伝コンサート」は、「祝い」をテーマに、照明や構成にも趣向を凝らしたスペシャルステージでお届けいたします。
満を持して出演する9研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎ、15:30開演のオープニングステージから、19:25のゴールまでのロングラン!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいります。
今回は「フランス歌曲研究会」のご紹介です。

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<17:10~>
(5)【フランス歌曲研究会】音楽の祝祭~フランス、旋律の系譜~
[出演]荒井恵美、岡村彬子、三上道子、宮地里美/[ピアノ]須江太郎

・ラモー オペラ『プラテー』より 「アポロンの憂鬱に」
・プーランク 歌曲集『月並み』より 「すすり泣き」
・ベイツ 歌曲集『鳥たちのための歌』より 「青い鳥」
・メシアン 歌曲集『天と地の歌』より 「復活」
                    ほか

フランス歌曲研究会が選んだ祝いをテーマとした曲目は、ラモーのオペラ『プラテー』よりフォリーのアリア「アポロンの憂鬱に」です。このオペラは、ルイ15世の息子ルイ王太子の婚礼のお祝いとしてヴェルサイユ宮殿内で1745年に上演されました。この王太子は早世したため不幸にも王位にはつけませんでした。しかし王位を継いだルイ16世はフランス革命で処刑され、王制は終焉を迎えましたので、ルイ王太子は断頭台を免れた幸運な王子だったとも言えるでしょう。
歌曲は独唱曲を3曲、二重唱曲を2曲並べました。プーランク「すすり泣き」、ベイツ「青い鳥」、そしてメシアン「復活」は、それぞれが違った作風の個性的な作品です。いずれも20世紀に生まれた美しい歌曲です。フォーレ「この世ですべての魂は」、ショーソン「夜」の二重唱も合わせて、フランス歌曲の豊かな旋律の美しさをお楽しみください。
(フランス歌曲研究会代表 鎌田直純)

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180729ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第14回 二期会研究会駅伝コンサート 「祝い」
日時:2019年7月27日(土) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オープニングステージ
・15:35~ オペレッタ研究会 ~祝おう!!ウィーンのオペレッタがここから生まれた~
・15:55~ ロシア東欧オペラ研究会 ~ロシアのお祝いのオペラ・アリアを集めて~
・16:15~ イタリア歌曲研究会 ~レスピーギ生誕140周年記念~
<休憩15分>
・16:50~ ドイツ歌曲研究会 ~後期ロマン派歌曲への誘い~
17:10~ フランス歌曲研究会 ~音楽の祝祭 フランス、旋律の系譜~
<休憩15分>
・17:45~ 日本歌曲研究会 ~平成に生まれた歌たち~
・18:05~ ロシア歌曲研究会 ~ロシアのお祝いのロシア歌曲を集めて~
<休憩15分>
・18:40~ バッハ・バロック研究会
・19:00~ イタリアオペラ研究会
・19:20~ エンディングステージ
<終演予定 19:25>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第14回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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ヴァイグレ×デッカーの『サロメ』開幕!

東京二期会オペラ劇場 R.シュトラウス『サロメ』、両キャストの初日が明けました!

常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレ率いる読売日本交響楽団は、日に日に音楽のボルテージを増し、公演初日は最高潮に!
また公演に向け、連日キャストらと『サロメ』の世界を構築してきた演出のヴィリー・デッカーも、両組の初日ではカーテンコールに登場しました。

その舞台の様子の一部を写真でご紹介いたします。























公演は残すところ、あと2日。両組初日の公演をご覧になった多くの方から大変ご高評をいただいております。
当日券のご用意もございますので、今週末は是非東京文化会館へ!
ご来場おまちしております!

      *     *     *

▼『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演〉2019年6月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー/管弦楽:読売日本交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会/〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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明日6月5日(水)開幕! R.シュトラウス『サロメ』 公演当日のご案内

いよいよ明日6月5日(水)から9日(日)まで東京文化会館大ホールにて、東京二期会オペラ劇場 R.シュトラウス作曲オペラ『サロメ』を上演いたします。(4回公演)


ゲネプロより(撮影:三枝近志)

今回の舞台についても、多くのウェブメディアに取材、報道が掲載されていますので、公演を前にその一部をご紹介いたします。

▼各メディアによる稽古場レポート
東京二期会オペラ劇場『サロメ』~ウィリー・デッカーとセバスティアン・ヴァイグレが揃った初リハーサルに潜入 - CLASSICA JAPAN

東京二期会オペラ劇場『サロメ』開幕へ 稽古場レポート&指揮者ヴァイグレよりメッセージ動画が到着 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

いよいよ開幕!R.シュトラウスの傑作《サロメ》(チケットぴあ) - Yahoo!ニュース

▼ぴあアプリ「水先案内人のおすすめ」評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウがいまみるべき1本にご紹介いただきました!
水先案内人 東条碩夫(音楽評論家)がセレクト いま、最高の一本 東京二期会オペラ劇場「サロメ」
水先案内人 樋口裕一(作家)がセレクト いま、最高の一本 東京二期会オペラ劇場「サロメ」


それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【6/4(火)18:00掲載】
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》
東京二期会オペラ劇場 2019年6月公演
リヒャルト・シュトラウス 作曲 『サロメ』 オペラ全1幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
6月5日
(水)
6月6日
(木)
6月8日
(土)
6月9日
(日)
当日券
S A B C
S A B C
S A B C
S A B C
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
上演時間
全1幕 約100分 ※途中休憩はありません
終演予定
20:10
15:40
15:40
15:40
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
本公演は途中休憩がございませんので、お時間には余裕をもってご来場ください。また、開演後は開場係の案内に従ってご入場いただけますが、自席にお着きいただくことは出来ませんので、あらかじめご了承ください。
◆上記、販売予定当日券は4日17:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(前売のみ)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンターへお電話にてお申し込みください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼オペラ『サロメ』公演情報ページはこちら
2019年6月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー/管弦楽:読売日本交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019
◆第1日 女は皆こうしたもの…?『コジ・ファン・トゥッテ』ハイライト【第2回】

今月に開幕せまる≪NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019≫。ブログにて全3公演をご案内中。
今回は6月21日(金)19時開演、第1日『コジ・ファン・トゥッテ』ハイライト。前回「デスピーナ渡邉絵美子の稽古場リポート!」に続き、2回目はフェランド役 鈴木 准による「二期会デイズ版 コジのトリセツ」です。

      *     *     *

 テノール 鈴木 准

何を隠そう!いえ…隠した事はありませんが…私が初めて全曲に取組んだオペラで、思い入れのある演目なんです。さらにそこから10年の時を経て、二期会デビューとなったのもこの『コジ』。イタリア語の発音に比較的忠実に『コズィ』と書くべきか、カタカナ表記の限界を考えさせられるタイトルです。(それはまた別の機会に…いつ?)

どんな演目でもそうですが、第一声が自分の歌というのは、非常に大きなプレッシャーです。その栄誉を楽しむ余裕などありません。誰よりも楽屋入り(イリ)時間が早いという特典つきです。

さて、私が最初にフェランドという役を歌った時は、全曲が日本語訳詞でした。当時はモーツァルトの作品に限らず、オペラを日本語訳詞で上演することが多く、歌い出しは〔♪我がドラベッラだけは違う!〕となります。

このオペラは、2人の若い男(グリエルモ、フェランド)が意気揚々と自分たちの恋人(フィオルディリージ、ドラベッラ)こそが至高の存在だ!と宣言するところから始まります。そして、もしそれを証明したいなら…と、人生の先輩である友人ドン・アルフォンソから、それを試すゲーム(賭け)を持ちかけられて話が進みます。

ゲームとは、具体的には、男たちが変装して入れ替わり、それぞれ別の相手を口説いて、彼女たちの浮気心を試すというもの。

昔も今もたくさんの議論を生んでいるこのオペラ、試される側の女性たちからは、何と不届きな!失礼な!と怒りを買って当たり前なストーリー。でも、オペラが進行するにつれ、試そうとしている男たちも実は試されているのであり、苦悩するわけで。愛するからこそ喜びだけでなく、怒りや失望、苦悩といった心の機微が生まれる。それを描きだす美しい音楽…モーツァルトの手のひらの上で、6人の登場人物の感情が入り乱れます。

あ、6人目を紹介していませんでした。女中のデスピーナ。彼女の活躍なくしてゲームは進行できません!
そう。これこそがこのオペラの1番の特徴であり、不謹慎な内容にもかかわらず愛されている理由…

全員が主役です!
6人がそれぞれ魅力的!

ゲームが進むにつれ、最終的に苦悩するのは男も女もない。賭けの結果よりもその心のあり方に興味が向けられる。今回のサブタイトルに『女は皆こうしたもの…?』と?がつけられているのはそうした意味(鈴木の個人的解釈)です。言われ尽くされていますが、やはり『人間は皆こうしたもの』というふうに締めくくりたくなります。

今回の二期会デイズ『コジ・ファン・トゥッテ』はハイライト(カットして短縮した版)です。歌唱は原語であるイタリア語ですが、レチタティーヴォ・セッコ(音付きのセリフ)部分を、かつて二期会で上演されていた中山悌一氏の日本語訳詞を用いたセリフ+α によってお届けします。スピード感のある「濃縮版」としてお楽しみください!

鈴木 准

      *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019 第1日
女は皆こうしたもの…? W.A.モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』ハイライト

日時:2019年6月21日(金) 19時開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
料金:(全席指定・税込)
   ・普通席:一般¥4,500《発売中》
   ・プレミアム席:一般¥6,000(予定販売数終了)
   ※二期会オペラ愛好会会員割引あり
出演:

フィオルディリージ
吉田美咲子

ドラベッラ
加賀ひとみ

デスピーナ
渡邉絵美子

フェランド
鈴木 准

グリエルモ
寺西一真

ドン・アルフォンソ
鹿野由之

ピアノ
髙木由雅

構成
澤田康子
      *     *     *

▼NIKIKAI Days 2019公演情報ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019|主催・制作コンサート - 二期会21

●公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

●チケット取扱
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日を除く)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:143-147)

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開演間近!
R.シュトラウスの真髄に触れる『サロメ』を

開幕まで数十時間と迫った『サロメ』公演現場からレポートです。

今回の舞台セットは舞台いっぱいに飾られた巨大な階段。
高低差も非常に大きく、以下の写真のように最上部から見るとピットがかなり小さく見えますね。



今回の公演では東京ヴァージョンとして、照明デザインのハンス・トェルステデが照明を新たに再構築しています。
華やかな宮殿内に続く大階段を照らす月光が、音楽と絶妙に絡む様にご注目下さい。


ハンス・トェルステデと日本側スタッフが共に

指揮のセバスティアン・ヴァイグレと演出のヴィリー・デッカーは、他プロダクションでの協働経験があり、音楽と演出のそれぞれの要望を話しあいながら、濃密なドラマを練り上げています。
ヴィリー・デッカーは精力的に歌手と話しあいながら、ともすればアバンギャルドな部分が強調されるこの演目から、心理劇としてのサロメを深く掘り下げて描いています。


稽古中に意見を交わす指揮者と演出家

ここで指揮者と演出家からのメッセージをご覧ください!

▼指揮セバスティアン・ヴァイグレ、『サロメ』を語る!

▼演出ヴィリー・デッカーから自身の『サロメ』についてのメッセージ


今回オーケストラピットに入るのは読売日本交響楽団。指揮のセバスティアン・ヴァイグレが同オーケストラの常任指揮者就任後、初のオペラ公演となり、ピットいっぱいの大編成のオーケストラから圧倒的な音楽を奏でています。



二期会歌手陣も主役の両ディーヴァ、森谷真理、田崎尚美をはじめ、R.シュトラウスのこの名作を存分に楽しんで頂けること請け合いです。

一瞬も目を離せない、約1時間40分の凝縮されたオペラ体験は間もなく。どうぞお見逃しなく。

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▼『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演〉2019年6月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー/管弦楽:読売日本交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会/〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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ブログで繋ぐ!「第14回 二期会研究会駅伝コンサート 令和《祝い》【7/27(土)公演】」
出演研究会紹介[4]ドイツ歌曲研究会

令和元年、二期会研究会による夏の風物詩、「第14回二期会研究会駅伝コンサート」は、「祝い」をテーマに、照明や構成にも趣向を凝らしたスペシャルステージでお届けいたします。
満を持して出演する9研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎ、15:30開演のオープニングステージから、19:25のゴールまでのロングラン!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいります。
第4回目となる今回は「ドイツ歌曲研究会」のご紹介です。

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<16:50~>
(4)【ドイツ歌曲研究会】~後期ロマン派歌曲への誘い~
[出演]伊藤祐子、近藤悦子/[ピアノ]中山真理

・R.シュトラウス 「献呈」(お祝い)
・J.マルクス 「夜想曲」「森の幸福」「愛がお前に触れたなら」
・R.シュトラウス 歌曲集『乙女の花』より 「矢車菊」「ケシの花」「睡蓮」

ドイツ歌曲研究会は、1991(平成3)年発足。二期会で最も歴史のある研究会のひとつです。年間10回の例会、スタジオコンサート、隔年のホール演奏会などが主な活動です。ドイツ歌曲に様々な角度からアプローチでき、その素晴らしさを共有できる素敵な研究会です。

さて、今回の駅伝コンサートでは後期ロマン派歌曲の世界へお誘いします。
お祝いの歌として、R.シュトラウスの「献呈」を選びました。敬虔な想いと感謝の気持ちが歌われている曲です。
「夜想曲」「森の幸福」「愛がお前に触れたなら」の作曲者J.マルクスは、新ウィーン学派の影響を受けながらも印象派や神秘主義の響きを取り入れ、美しく格調高い歌曲を数多く残しています。いずれも親しみやすくかつ甘美なメロディーは魅力的です。
R.シュトラウスの「乙女の花」からは全4曲のうち、「矢車菊」「ケシの花」「睡蓮」を演奏いたします。どの曲も花になぞらえて、乙女たちの姿を男性目線で描いています。愛と時にはユーモアを交えながら描かれるその姿に、何ともいえない愛おしさを感じます。
初めてお聴きになる曲目もあるかもしれませんが、是非この機会に後期ロマン派の佳曲に触れてみてはいかがでしょうか。

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180729ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第14回 二期会研究会駅伝コンサート 「祝い」
日時:2019年7月27日(土) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オープニングステージ
・15:35~ オペレッタ研究会 ~祝おう!!ウィーンのオペレッタがここから生まれた~
・15:55~ ロシア東欧オペラ研究会 ~ロシアのお祝いのオペラ・アリアを集めて~
・16:15~ イタリア歌曲研究会 ~レスピーギ生誕140周年記念~
<休憩15分>
16:50~ ドイツ歌曲研究会 ~後期ロマン派歌曲への誘い~
・17:10~ フランス歌曲研究会 ~音楽の祝祭 フランス、旋律の系譜~
<休憩15分>
・17:45~ 日本歌曲研究会 ~平成に生まれた歌たち~
・18:05~ ロシア歌曲研究会 ~ロシアのお祝いのロシア歌曲を集めて~
<休憩15分>
・18:40~ バッハ・バロック研究会
・19:00~ イタリアオペラ研究会
・19:20~ エンディングステージ
<終演予定 19:25>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第14回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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7月6日(土) 幸田浩子、二年ぶりに紀尾井ホールでのリサイタルを開催!!

昨年末、CDデビュー10周年を記念した10枚目のアルバム《ARIA 花から花へ~オペラ・アリア名曲集》をリリースしたソプラノの幸田浩子。
収録したのは、これからの10年を共に生きていきたい役柄によるオペラ・アリアの数々でしたが、ビルボード・ジャパン主催による二年ぶりの紀尾井ホールでのリサイタルは、「このCDの世界観を舞台上で具現化したい」という幸田の想いから、『オペラティック・リサイタル』と命名し、ジョン・健・ヌッツォさんをスペシャル・ゲストにお迎えしてお届け致します!



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リサイタルに寄せて

ただ歌うことが好きだった小さな子どもが、いつしかオペラの世界に魅せられるようになり、愛しいヒロインたちの、そのフレーズに、その言葉に、たくさんの勇気や気付きをもらい、歌い続けてきました。

この度の「billboard classics オペラティック・リサイタル」では、甘く力強い歌声と魅力的な舞台姿のヌッツォさん、情景も心情も音にして、包み込んでくださる藤満さんのピアノ、舞台上に大地からの香りと息吹を作り出してくださる大泉さんの装花、その光に包まれると、会場中に優しい微笑みが広がる上杉さんの照明、大きな器で全てを受け止めて導いてくださる馬場さんの演出、デビューの時からお世話になっている舞台監督の大澤さん、あたたかくサポートし続けてくださるスタッフの方々....
最強の共演者の方々と共に、新たな挑戦の道を歩めることを、本当に幸せなことだと思います。
この夏、紀尾井ホールで、オペラの世界ならではの、愛の喜びと苦しみ、葛藤と情熱、心を揺り動かす時間と空間を生み出し、皆さまと共鳴できますことを、願っています。

幸田浩子

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■■■ 公演情報 ■■■
billboard classics
「幸田浩子 オペラティック・リサイタル」
― ARIA 花から花へ ―
~ジョン・健・ヌッツォをむかえて~

日時:2019年7月6日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:紀尾井ホール
料金:全席指定・税込
   S席5,500円、S席ペア10,000円、A席4,500円、学生席2,000円
出演:(ソプラノ)幸田浩子、(テノール)ジョン・健・ヌッツォ、(ピアノ)藤満 健
舞台演出:馬場紀雄
舞台装花:大泉麗仁(華道家)
舞台監督:大澤 裕
照明:上杉圭太郎

演奏予定曲[字幕付]:
 プッチーニ オペラ『ジャンニ・スキッキ』より “わたしの愛しいお父さま”
 プッチーニ オペラ『ラ・ボエーム』より “私の名はミミ”、“愛らしい乙女よ”
 ヴェルディ オペラ『椿姫』より 「乾杯の歌」、“ああ、そは彼の人か~花から花へ”
 ヴェルディ オペラ『リゴレット』より 「女心の歌」  ほか

お問合せ:パシフィック・コンサート・マネジメント 03-3552-3831
  (平日10:00~18:00/土10:00~16:00 )
主催:ビルボードジャパン
協力:株式会社二期会21

▼公演詳細ページはこちら
幸田浩子 THE OPERATIC RECITAL ―ARIA 花から花へ― ~テノール ジョン・健・ヌッツォを迎えて~ - billboard-CC



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期待の若手歌手による「アルテリーベ・月曜フレッシュコンサート」~6/17(月)【二期会NewFace】加藤花南&竹内伶奈 〈私たちの好きな歌~梅雨によせて~〉

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は6月17日(月)。加藤花南(かとう かな)&竹内伶奈(たけうち れいな)、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!

今回もコンサートに向けて、出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

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ソプラノ 加藤花南
――声楽の道に決めたときのことを教えて下さい

幼少の頃からピアノを習い音楽に親しんでいました。中学2年の夏にその先生に声がいいからと勧められたのがきっかけで声楽に出会いました。もともと歌うことが大好きですぐにのめり込んだのを覚えております。そして大学生活の中でオペラを勉強していく中で、その世界に魅了され今に至っております。

――自身の声種やレパートリー、目指している役などを教えて下さい

声種はリリコ・ソプラノです。研修所時代は『椿姫』ヴィオレッタ、『マノン』、『トスカ』などを勉強させていただきました。
今回のプログラムにも入っている『トスカ』は目標としている私の憧れの役の1つです。
――今回のコンサートのテーマは?

今回は「私たちの好きな歌」というテーマにさせていただきました。
タイトル通り私たち2人がこれまで大事に歌ってきた各々のレパートリー達と共に梅雨や夏をテーマにした季節の曲も所々に取り入れながらせっかくの機会なのでソプラノ二重唱も…となかなか欲張ったプログラムになっております。
私たちの好きな歌が来ていただいた皆さんの好きな歌になったら嬉しいな…という思いを込めて。

――共演者をご紹介下さい

竹内さんとは研修所で二年間共に勉強してまいりました。可愛いらしい容姿とそれを裏切らない華やかな歌声と表現力の持ち主です。
今回共演は初めてですが、2人で奏でる演奏がどのような音楽になるのか今からとても楽しみにしております。

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ソプラノ 竹内伶奈
――声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

幼少期よりピアノ、ヴァイオリン、児童合唱団に所属しており、音楽が常に身近にありました。中でも歌うことが大好きだったので、誰に言われるでもなく自然な流れで、声楽の道に進みました。

――自身の声種やレパートリー、目指している役などを教えて下さい

現在はスーブレットや娘役を、歌わせていただく機会が多いです。見た目にも合っているのかなと(笑)歳を重ねるにつれ、いずれは少しずつリリックな役柄にも挑戦出来たらなと思っております。
――今回のコンサートのテーマは?

今回のテーマはずばり「私たちの好きな歌」ということで、自分達が好きな歌、今歌いたい歌を中心に選びました。またちょうど梅雨の時期ということで、雨、そして水にちなんだ選曲となっております。この曲はどこに水が登場するのかな…?というようにも楽しんでいただけたらと思います。

――共演者をご紹介下さい

共演者の加藤さんは研修所時代の同期で、一緒に切磋琢磨した仲です。研修所では一緒に歌う機会が無かったので、今回が初共演となります。相田先生の素敵なピアノと共に、皆さまにお楽しみいただけたらと思います!

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■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第245回【二期会New Face】私たちの好きな歌 ~梅雨によせて~

日時:2019年6月17日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:加藤花南(ソプラノ)、竹内伶奈(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ヴィヴァルディ 『グローリア』より「我らは主をたたえ」
 プッチーニ 歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」
 プッチーニ 歌劇『トスカ』より「歌に生き、恋に生き」
 R.シュトラウス 歌劇『アラベラ』より「もしぴったりな人が現れたら」
                          ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007



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速報 2020-2021シーズン・ラインアップ発表!

東京二期会は、5月30日(木)に記者会見を開催し、2020年から2021年にかけてのオペラ公演のラインアップを発表しました!

2020年は、楽聖ベートーヴェンの生誕250周年。東京二期会でも記念公演として20年9月に『フィデリオ』を上演します。二期会では26年ぶりの上演となります。

そのほか、ラインアップ概要はこちらになります!

■ジュゼッペ・ヴェルディ『椿姫』オペラ全3幕《新制作》
2020年2月19日(水)/20日(木)/22日(土)/23日(日)
指揮:ジャコモ・サグリパンティ/演出:原田 諒
管弦楽:東京都交響楽団
東京文化会館 大ホール

■カミーユ・サン=サーンス『サムソンとデリラ』オペラ全3幕〈セミ・ステージ形式上演〉《新制作》
2020年4月25日(土)/26日(日)
指揮:準・メルクル
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
Bunkamura オーチャードホール

■アルバン・ベルク『ルル』《新制作》
2020年7月10日(金)/11日(土)/12日(日)
指揮:マキシム・パスカル/演出:カロリーネ・グルーバー
管弦楽:東京交響楽団
東京文化会館 大ホール

■ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン『フィデリオ』《新制作》
2020年9月3日(木)/4日(金)/5日(土)/6日(日)
指揮:ダン・エッティンガー/演出:深作健太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
新国立劇場オペラパレス

■フランツ・レハール『メリー・ウィドー』《新制作》
2020年11月26日(木)/27日(金)/28日(土)/29日(日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
日生劇場

■リヒャルト・ワーグナー『タンホイザー』《新制作》
~フランス国立ラン歌劇場との提携公演~
2021年2月17日(水)/18日(木)/20日(土)/21日(日)
指揮:アクセル・コーバー/演出:キース・ウォーナー
管弦楽:読売日本交響楽団

■ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル作曲オペラ(演目近日発表)《新制作》
2021年5月22日(土)/23日(日)
指揮:鈴木秀美/演出:(近日発表)
管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)

■ジュゼッペ・ヴェルディ『ファルスタッフ』《新制作》
~テアトル・レアル、ベルギー王立モネ劇場、フランス国立ボルドー歌劇場との共同制作公演~
2021年7月16日(金)/17日(土)/18日(日)/19日(月・祝)
指揮:ベルトラン・ド・ビリー/演出:ロラン・ペリー
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

▼2019-2020.7までのシーズンラインアップ一覧ページはこちら
東京二期会 2019-2020 シーズンラインアップ

▼2020.9-2021.7のシーズンラインアップ一覧ページはこちら
東京二期会 2020-2021 シーズンラインアップ


会見ではラインアップに加えて、2019-2020の日本のオペラシーズン開幕を告げるコンサートとして、9月1日(日)にみなとみらいで開催するコンサート形式『清教徒』の情報もリリース!
ソプラノ幸田浩子が自身の欧州デビュー役であるエルヴィラで出演。共演者は、超絶的な高音とテクニックが要求されるアルトゥーロ役に二期会を代表するレッジェーロ・テノール大澤一彰。そしてリッカルド役にはウィーン国立歌劇場の専属歌手として活躍した甲斐栄次郎など、豪華布陣。これは必聴です!

《東京二期会シーズン・オープニング・コンサート》
■ヴィンチェンツォ・ベッリーニ『清教徒』オペラ全3幕
 〈演奏会形式上演〉日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2019年9月1日(日) 14:30開演
会場:横浜みなとみらいホール
料金:(全席指定) S席10,000円~C席4,000円、学生席2,000円
指揮:森内 剛
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

▼全てのキャスト等、『清教徒』公演概要ページはこちら
〈東京二期会シーズン・オープニング・コンサート〉V.ベッリーニ『清教徒』(演奏会形式上演) - 東京二期会


また、新時代を迎えるにあたり、東京二期会の新ロゴを発表。
伝統を受け継ぎ次の時代を担う、という二期会創立以来のコンセプトを盛り込み、劇場文化、そして歌そのものへの愛を込めた新ロゴを胸に、これからも、皆様に感動をお届けする活動を行なって参ります。



これからの東京二期会にどうぞご期待ください!

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●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019
◆第2日 中島康晴プロデュース『愛の妙薬』ハイライト(語り付き)

6月22日(土)≪NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019≫第2日『愛の妙薬』ハイライトにドゥルカマーラ役で出演する、バスバリトン畠山 茂からのメッセージ‼



二期会Daysへの出演は、前身の二期会WEEK時代の2013年、自分で企画を出した『ドン・パスクァーレ』以来でしょうか。あのときは、二期会の本公演で意外とオペラ・ブッファ(喜劇オペラ)を上演しないな、じゃあこういう機会に──と発案したのでした。

今回は中島康晴くんからお声がけいただきました。大学時代の同門の後輩だった中島くんと久しぶりに再会したのは2011年、韓国の大邱国際オペラフェスティバルの、やはり『ドン・パスクァーレ』でした。彼がエルネストで、僕が題名役。そのときに、あ、中島くんはシリアスな役だけじゃなくて、こういう役としてのキャラも面白いな、と思ったものですが、今回『愛の妙薬』でまた、ドニゼッティの喜劇オペラでの「恋人役」と「老人役」としての共演が叶います。

どちらの作品もですが、コメディア・デラルテ(イタリアの伝統的仮面即興喜劇)を踏まえて作られています。古くからある枠組みを使うことによって寓話性が生まれる、と言いましょうか。現代的な意味でのリアリズムではありませんが、ネモリーノの純愛や、アディーナが自分の気持ちに気づくところなど、別のある種の「リアル」が垣間見えるような、あ、こういうことあるよな、と感じていただけるイメージが出せれば、と思っています。

あとの2人の歌手も、よく知った仲間です。ベルコーレ軍曹の大沼 徹くんはもう、普段からトボケたかっこよさを醸し出していますし、アディーナの山口清子ちゃんは、一昨年の二期会『ばらの騎士』でのゾフィー役を間近で見たのが記憶に新しいところですが、可愛いけれど芯が強い女の子、を演じるのにピッタリです。
どうぞご期待ください。僕も楽しみにしています(笑)。

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キャスト:

アディーナ
山口清子

ネモリーノ
中島康晴

ベルコーレ
大沼 徹

ドゥルカマーラ
畠山 茂

ピアノ
仲田淳也

語り
彌永耕一

■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019 第2日
中島康晴プロデュース『愛の妙薬』ハイライト(語り付き)

日時:2019年6月22日(土) 14時開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
料金:(全席指定・税込)
   ・普通席:一般¥4,500《発売中》
   ・プレミアム席:一般¥6,000(予定販売数終了)
   ※二期会オペラ愛好会会員割引あり

チラシダウンロード(PDF)
▼NIKIKAI Days 2019公演情報ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019|主催・制作コンサート - 二期会21

●公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

●チケット取扱
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日を除く)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:143-147)

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「新時代、ヴァイグレ元年」
~6月公演『サロメ』に向けて



6月公演『サロメ』の指揮者セバスティアン・ヴァイグレは、去る5月14日にサントリーホールでの読売日本交響楽団常任指揮者就任演奏会の指揮台に立ち、大成功を収めました!

前プロ、2000年に読響が初演した現代ドイツの作曲家ヘンツェの「七つのボレロ」は、指揮者とオーケストラの固い絆を約束するような、まるで開幕のファンファーレ。そして、後半のブルックナーの大作「交響曲第9番」は、まるで長い小説を読み終えて裏表紙を閉じてしまうのを惜しむような、最終楽章の終わりの後の長い静寂が、すべてを証明していたことでしょう。サントリーホールが深い感興に包まれ、瞬く間に熱い拍手が広がりました。



終演後の懇談会でも、『サロメ』への期待を語ってくれました。
「『サロメ』を書いた時期というのは、リヒャルト・シュトラウスが古代ギリシャの物語に非常に凝っていた時期でもあります。 この時期、とてもコンパクトでありながら、非常に内容の濃い作品を立て続けに作曲しました。つまり、それが『サロメ』であり、『エレクトラ』であり『ダフネ』です。
2017年に協働した『ばらの騎士』は、いわゆる成熟した作品で、『サロメ』はそれとはまったく違うタイプですが、非常に中身が濃い。 前回『ばらの騎士』での協働はすばらしかった。私は『サロメ』をすでに6つのプロダクションで指揮しており、今回のコラボもとても楽しみです。」

就任演奏会を幸福なうちに終えると、ヴァイグレはすぐに東京二期会6月公演『サロメ』の稽古場に合流しました。




「(オペラを作るときは)オーケストラとのリハーサルでは、私が、歌います。その歌手の特徴なども考えながら。」そんなふうに語っていたマエストロ。『サロメ』は、ヨカナーンの「声」にサロメが魅了される物語ですが、マエストロの声はどうやら早くも二期会のキャストの心を掌握し始めているようです?!


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▼『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演〉2019年6月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー/管弦楽:読売日本交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会/〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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ブログで繋ぐ!「第14回 二期会研究会駅伝コンサート 令和《祝い》【7/27(土)公演】」
出演研究会紹介[3]イタリア歌曲研究会

令和元年、二期会研究会による夏の風物詩、「第14回二期会研究会駅伝コンサート」は、「祝い」をテーマに、照明や構成にも趣向を凝らしたスペシャルステージでお届けいたします。
満を持して出演する9研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎ、15:30開演のオープニングステージから、19:25のゴールまでのロングラン!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいります。 今回は「イタリア歌曲研究会」をご紹介致します。

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<16:15~>
(3)【イタリア歌曲研究会】~レスピーギ生誕140周年記念~
[監修・ナビゲーター]鴨川太郎/[出演]石原友利子、大町加津子、里村照子、鈴木葉子、村田由紀子、中野沙枝子(会友)、村松織部、室井栄子(会友)、鴨川太郎、酒井 崇(会友)/[ピアノ]須江太郎

O.レスピーギ 作曲
・「舞踏への誘い」(酒井)
・≪6つのメロディーア≫より「マッティナータ」(村田、室井、大町、石原)
・≪森の神々≫より「牧羊神ファウヌスたち」(中野)
・≪森の神々≫より「花園の音楽」(村松)
・≪6つのリーリカ≫より「おお鎌形の月よ」(鴨川)
・≪4つのトスカーナのリスペット≫より「あなたが生まれたとき」(鈴木、里村/合唱)

今年5月、「令和」と名付けられた新しい時代が誕生しました。皆様、おめでとうございます!
イタリアでは今から140年前の7月、近代イタリア音楽に巨大な足跡を残したオットリーノ・レスピーギが生まれています。そうです、あの交響詩ローマ3部作(《ローマの噴水》《ローマの松》《ローマの祭り》)で大変有名なレスピーギが、今年、生誕140周年を迎えます。今回のイタ研の出し物は、「令和」と「レスピーギ」の誕生をお祝いして、レスピーギの歌曲だけでプログラミングされました。
小気味よくロマンティックにご婦人をエスコートする〈舞踏への誘い〉、世紀末の大詩人ダンヌンツィオの詩による〈マッティナータ〉と〈おお鎌形の月よ〉、独特な音使いで古代の神話世界を描き出す歌曲集《森の神々》から〈牧羊神ファウヌスたち〉と〈花園の音楽〉、花々や小鳥たちばかりか、天体までもが誕生を祝福するという〈あなたが生まれたとき〉。 イタ研の精鋭メンバーによる歌と鴨川太郎のナビゲート、そして駅伝のイタ研コーナーとしては初参加の須江太郎がピアノで盛り上げます!!

      *      *      *
180729ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第14回 二期会研究会駅伝コンサート 「祝い」
日時:2019年7月27日(土) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オープニングステージ
・15:35~ オペレッタ研究会 ~祝おう!!ウィーンのオペレッタがここから生まれた~
・15:55~ ロシア東欧オペラ研究会 ~ロシアのお祝いのオペラ・アリアを集めて~
16:15~ イタリア歌曲研究会 ~レスピーギ生誕140周年記念~
<休憩15分>
・16:50~ ドイツ歌曲研究会 ~後期ロマン派歌曲への誘い~
・17:10~ フランス歌曲研究会 ~音楽の祝祭 フランス、旋律の系譜~
<休憩15分>
・17:45~ 日本歌曲研究会 ~平成に生まれた歌たち~
・18:05~ ロシア歌曲研究会 ~ロシアのお祝いのロシア歌曲を集めて~
<休憩15分>
・18:40~ バッハ・バロック研究会
・19:00~ イタリアオペラ研究会
・19:20~ エンディングステージ
<終演予定 19:25>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第14回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019
◆第1日 女は皆こうしたもの…?『コジ・ファン・トゥッテ』ハイライト

来月に迫った≪NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019≫。開幕まで、ブログにて全3公演をご案内してまいります。まずは6月21日(金)19時開演、第1日『コジ・ファン・トゥッテ』ハイライトです!

◆ものがたり◆
ナポリの良家の姉妹と婚約中の2人の士官は「僕たちの恋人は浮気なんてしない!」と言いますが、老哲学者は「女というものは必ず心変わりする」と、笑います。恋人の貞操を賭けた2人は変装し、お互いの恋人へアプローチ。初めは見知らぬ異性の出現に戸惑う姉妹たちですが、「女だって、恋を楽しまなくちゃ」とそそのかされるうち、ついに陥落。怒り狂う士官たちでしたが、やがて本当の愛を確かめ、元のさやに収まります。

公演日まで、緻密に積み上げられていく音楽稽古の模様を、デスピーナ役 渡邉絵美子のコメント付きでご紹介します。
題して、「デスピーナ渡邉絵美子の稽古場リポート」!

      *     *     *

『デスピーナ渡邉絵美子の稽古場リポート』



皆さまこんにちは!
この度、二期会デイズ『コジ・ファン・トゥッテ』にてデスピーナ役を務めます、渡邉絵美子です!
さてさて、新緑が美しい季節がやってきて、あっという間に二期会デイズまであと1ヶ月を切りました…!!!
そこで私、デスピーナ渡邉が、稽古場の様子をリポートしてみたいと思います!

おやおや!なにやら言い争いが聞こえてきましたね…



幕開けの三重唱。言い争いで始まるこの作品は、アルフォンソの提案で思わぬ方向に向かっていきます。

強弱を楽譜に書いてある通りに表現していくと、不思議とキャラクターや感情が聴こえてくるのがオペラの醍醐味の一つです。



デスピーナにそそのかされ、男性2人のどちらの方がタイプか、女子トークを繰り広げる姉妹。いつの時代も、女子トークは止まらないものです。

フィオルディリージとドラベッラは全くキャラクターが違います。
常識と世間体を重んじる長女と、行動的でどこか憎めない次女…姉妹や兄弟がいる方には共感ポイントがあるかもですね。



すっかりその気になったドラベッラと、グリエルモの二重唱。一見ロマンチックな曲ですが、モーツァルトによるコミカルな仕掛けが散りばめられています。



今回オーケストラとしてピアノを演奏してくださるピアニストは髙木由雅さん。コレペティとしてもご活躍されている髙木さんが、的確にアドバイスしてくれていますので、アンサンブルの良さがどんどん引き出されていきます。
個人的には1幕のフィナーレのオーケストラが、サスペンスドラマのようで大好きです。
先ほど言ったモーツァルトの仕掛けは、オーケストラ含め、様々なところで仕掛けられています。ぜひオーケストラ(今回はピアノで表現していただきます)と合わせてお楽しみください。



フィナーレの結婚式。
紆余曲折あって、結局その日に出会った男たちと結婚式を挙げる事にした姉妹。この後公証人が登場しますが…?! 波乱の展開に乞うご期待!

声楽をやるにあたって、大多数の歌い手達が一度は勉強する「コジ・ファン・トゥッテ」。 こんなに楽しい作品なのに、私の周囲の方の反応を見ると、他のモーツァルトの作品に比べて、あまり一般の方に馴染みがないように感じます。
今回はハイライトなので短いですし、作品の良さは残しつつ、(演奏はイタリア語ですが、)日本語のセリフで繋ぐので、「コジ・ファン・トゥッテ」初心者の方でも、きっとお楽しみいただけると思います。

これから本格的な立ち稽古が始まります。音楽稽古の段階で面白いのに、果たしてどんな面白い事が待ち受けているのでしょう!
ぜひぜひ、劇場に足をお運びいただき、実際にご覧いただければ嬉しいです!

出演者一同、心よりお待ちしております♪♪

以上、デスピーナ渡邉の稽古場リポートでした!
渡邉絵美子

      *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019 第1日
女は皆こうしたもの…? W.A.モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』ハイライト

日時:2019年6月21日(金) 19時開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
料金:(全席指定・税込)
   ・普通席:一般¥4,500《発売中》
   ・プレミアム席:一般¥6,000(予定販売数終了)
   ※二期会オペラ愛好会会員割引あり
出演:

フィオルディリージ
吉田美咲子

ドラベッラ
加賀ひとみ

デスピーナ
渡邉絵美子

フェランド
鈴木 准

グリエルモ
寺西一真

ドン・アルフォンソ
鹿野由之

ピアノ
髙木由雅

構成
澤田康子
      *     *     *

▼NIKIKAI Days 2019公演情報ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019|主催・制作コンサート - 二期会21

●公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

●チケット取扱
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日を除く)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:143-147)

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6月公演『サロメ』~ドイツオペラのテノールの王道を歩む!ヘロデ役・今尾 滋インタビュー

6月公演『サロメ』でヘロデ王役を演じる、テノール今尾 滋。
もともとはバリトンとして十分すぎるほどのキャリアを積んだ後、テノールに転向。とりわけドイツオペラでの活躍が著しく、東京二期会では11年『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオを好演。
往年のワーグナー・テノールであるルネ・コロからも絶賛されたという、その硬質できらめくような響きの歌唱は、2013年日生劇場のベートーヴェン『フィデリオ』フロレスタン役でも絶賛され、ドイツオペラのテノールとしての地位を確立しました。
そして、今回、R.シュトラウス『サロメ』の大役ヘロデ王として舞台に立ちます。本公演に向けて、話を聞きました。

 テノール 今尾 滋

      *     *     *

Q. 今回のヴィリー・デッカー演出『サロメ』のヘロデ王は、どのような人物でしょうか。

今尾: 常に「不安である」というのが、ヘロデの特徴だと思います。彼は、先王ヘロデ大王(オペラには登場しないヘロデの父)と違って、自分の実力、能力で王になったわけではありません。それゆえに、将来の不穏さや洗礼者ヨハネ(ヨカナーン)の力を読みぬく勘の良さみたいなものは持っていて、でもいつも自分では決められない、リーダーシップのない、王族の中で例外的に弱い存在だと思います。


2011年11月『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ役

Q. 不安であるがゆえに注意深い、用心深いということでしょうか

今尾: いつも逃げ場を探している、という感じですね。
ヘロディアスのことをもはや愛の対象と見られなくなっていても、その存在には頼らざるを得ない。酒池肉林の宴を催すのも、「これはローマ皇帝からいただいた酒だ」といって権威づけて飲み干すのも、そうした心象のあらわれでしょうし、サロメにあれほどまで迫っていくのも、おそらく現実の不安から逃れたい一心なのではないかと思っています。


2013年 日生劇場『フィデリオ』フロレスタン役
撮影:三枝近志 写真提供:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

Q. すでに舞台装置である巨大な階段の上で稽古をしていますが、いかがですか?

今尾: 膝がキツイです(笑)
若い頃は、こんなのなんともなかったのですけど・・・役作りと言いたいところですが、いや、「地」でもう足元が・・・お客様にも、そんな姿を見ていただきたいな、と(笑)。 演出に触れることですが、下手から上手に向かって緩やかに斜め下がりになっていて、単に階段というだけでなく、とても不安定ですよね。ある意味、ヘロデ自身の心象の中で演技をしているような感じかな。わからないですけどね。


2016年9月『トリスタンとイゾルデ』メロート役(中央)

Q. 最後に、着実に拓いきたドイツオペラのレパートリーの道。自身ではどのように考えているのでしょうか。

今尾: もとより、歌手になろうと思う前からワーグナーが大好きだったんですね。声楽を始めてからも、当初はバリトンで、自分の声はワーグナーのバリトン役には合わないな、と思っていました。サントリーホール・オペラ・アカデミーの講師をしていたとき、指揮者のニコラ・ルイゾッティ氏から「君は絶対テノールだ」と言われたことが、私の心を熱く動かしまして、それまでも実は何度か試みてはうまくいかなかった声種転向を、これが最後というつもりでチャレンジしました。すると、テクニックもついてきていたのでしょう、手ごたえを感じることができたのでした。テノールとして最初に歌ったのが『ヴァルキューレ』のジークムントでした。
ドイツオペラのテノールは、内面的な充実があってやりがいがあります。また、やはり自分の声にも合っていると思います。これからも、ワーグナー作品は、もう歌えるだけ歌いたいですし、ベートーヴェンの『フィデリオ』もまた歌いたいですし、そしてリヒャルト・シュトラウスも。理想ばっかりで、すみません(笑)。
ヘロデ、聴きにいらしてください!

      *     *     *

▼『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演〉2019年6月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー/管弦楽:読売日本交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会/〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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ブログで繋ぐ!「第14回 二期会研究会駅伝コンサート 令和《祝い》【7/27(土)公演】」
出演研究会紹介[2] ロシア東欧オペラ研究会

令和元年、二期会研究会による夏の風物詩、「第14回二期会研究会駅伝コンサート」は、「祝い」をテーマに、照明や構成にも趣向を凝らしたスペシャルステージでお届けいたします。
満を持して出演する9研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎ、15:30開演のオープニングステージから、19:25のゴールまでのロングラン!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいります。 第2回目は「ロシア東欧オペラ研究会」をご紹介致します。

      *      *      *

<15:55~>
(2)【ロシア東欧オペラ研究会】~お祝いのロシア東欧オペラ・アリアを集めて ~
[出演]牧野舞子、堺 裕貴、石井真弓、渡部智也/[ピアノ]小笠原貞宗

リムスキー=コルサコフ 『サルタン帝物語』より “白鳥のアリア”
プロコフィエフ 『戦争と平和』より “クトゥーゾフ将軍のアリア”
グリンカ 『イワン・スサーニン』より “ヴァーニャのアリア”
チャイコフスキー 『エフゲニー・オネーギン』より “グレーミン公のアリア”
       『スペードの女王』より 劇中劇“プリルーパと羊飼いの二重唱”

最初はリムスキー=ルサコフの民話オペラ『サルタン帝物語』より"白鳥のアリア"(実は白鳥になっているが私は王女なのよ!)と歌われる。続いて、プロコフィエフの文豪レフ・トルストイ原作のオペラ『戦争と平和』からクトゥーゾフ将軍のアリア(ロシア軍に必ず勝利をもたらす!)と平和と希望を込められて歌われる。グリンカはロシア音楽の父とされていて、彼のオペラ『イワン・スサーニン』の"養子ヴァーニャのアリア"は、スサーニン家の幸せを祈って歌われる。続いてチャイコフスキーのオペラ『エフゲニー・オネーギン』のグレミン公爵のアリアは(タチヤーナと結婚して、何と幸せな事か!)と人生の喜びに満ちて歌われる。同じくチャイコフスキーのオペラ『スペードの女王』から、仮面舞踏会の中でのプリレーパと羊飼いとの劇中劇は、二人の楽しげな二重唱である。  岸本 力

      *      *      *
180729ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第14回 二期会研究会駅伝コンサート 「祝い」
日時:2019年7月27日(土) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オープニングステージ
・15:35~ オペレッタ研究会 ~祝おう!!ウィーンのオペレッタがここから生まれた~
15:55~ ロシア東欧オペラ研究会 ~ロシアのお祝いのオペラ・アリアを集めて~
・16:15~ イタリア歌曲研究会 ~レスピーギ生誕140周年記念~
<休憩15分>
・16:50~ ドイツ歌曲研究会 ~後期ロマン派歌曲への誘い~
・17:10~ フランス歌曲研究会 ~音楽の祝祭 フランス、旋律の系譜~
<休憩15分>
・17:45~ 日本歌曲研究会 ~平成に生まれた歌たち~
・18:05~ ロシア歌曲研究会 ~ロシアのお祝いのロシア歌曲を集めて~
<休憩15分>
・18:40~ バッハ・バロック研究会
・19:00~ イタリアオペラ研究会
・19:20~ エンディングステージ
<終演予定 19:25>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第14回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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『サロメ』の巨大な舞台装置が稽古場に登場!

世界的演出家ヴィリー・デッカーによる『サロメ』。ついにハンブルク州立歌劇場から、その巨大な舞台装置の実物が稽古場に登場しました!

「東京二期会ツイッターより」
二期会『サロメ』ゴールデンウィーク明けの本日は、稽古場の本格仕込みが開始!

本番で使用する舞台装置が稽古場に設置されての稽古です。一番上の段にのぼるとすごく高くて怖いです。でも歌手の皆さんはそんなことも気にせず縦横無尽に動きまわって歌っています。すごい!

そびえ立つヘロデ王の宮殿をあらわすような巨大な階段。この時代の不安定さと19世紀末の不安を表しているのか、ヘロデ王の宴席の用意もなく安定した場所が舞台の上には見当たりません。そして、舞台の中央に、地割れのような階段の裂け目。



稽古場の様子はこれからも随時東京二期会公式ツイッターから発信してまいります!

さて、現場の「生の声」が聴きたいという方は、ぜひ今週末5月12日(日)に開催される「日本リヒャルト・シュトラウス協会」にお出かけください!『サロメ』ヘロディアス役の池田香織が登壇。4月の『エロディアード』でエロデ役を演じたバリトン小森輝彦(リヒャルト・シュトラウス協会理事)と音楽評論家の広瀬大介(同協会事務局長)とのトークショーを東京文化会館大会議室で開催します。

■■■ イベント情報 ■■■
日本リヒャルト・シュトラウス協会
第182回例会「『エロディアード』と『サロメ』をめぐって」

日時:2019年5月12日(日)14:00開始/15:30頃終了予定
会場:東京文化会館 4階大会議室
出演:メゾソプラノ池田香織、バリトン小森輝彦
司会:広瀬大介(日本リヒャルト・シュトラウス協会事務局長、音楽評論家)
入場料:協会非会員2,000円[協会年誌付] (協会会員は無料)

《協会より》
第182回例会は、4、6月の東京二期会公演に関連してシンポジウム「『エロディアード』と『サロメ』をめぐって」を開催します。両公演にご出演の池田香織さんをお招きして、当協会常務理事で『エロディアード』エロデ役を歌う小森輝彦さんと共に、作品と演奏の現場にまつわるお話を伺います。どうぞふるってご参加下さい。

●お申込み方法
日本リヒャルト・シュトラウス協会へ電話またはメールにてご予約ください。
電話:03-3582-1266(平日13:00~17:00/不定休)
メール:japanrs@tkk.att.ne.jp
お申込締切日:5月7日(火)
※お席に限りがございますので、定員になり次第、締め切らせて頂きます。

▼協会のウェブサイトはこちら
日本リヒャルト・シュトラウス協会

▼二期会blogの詳細告知はこちら
【告知】5/12(日)、日本リヒャルト・シュトラウス協会の例会にメゾソプラノ池田香織、バリトン小森輝彦が登壇します!~『エロディアード』と『サロメ』をめぐって - オペラの散歩道(二期会blog)


▼『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演〉2019年6月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー/管弦楽:読売日本交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会/〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【学生のみなさまへ】公演プログラム付!学生限定プレミエ・セット券のご予約は、〈5月28日〉まで!

令和元年、学生の皆様に朗報です!

新しい学校、新しい学年に慣れてこられたでしょうか?

東京二期会では、皆様の学校生活がもっと実り豊かになるように「学生限定プレミエ・セット券」を、期間限定で販売しています。学生の方にも一年を通して東京二期会のオペラに親しんでいただきたい、という想いから絶賛予約受付中です!

名作ぞろいの2019年度東京二期会オペラ劇場ラインアップ(4公演)。その「プレミエ公演(各公演の開幕日)」のチケットをセットにしました。
通常の学生券に加えて、公演プログラム(1部1,000円)を全公演に各1冊お付けします!作品世界をより深く知って味わっていただける記事が満載です。公演の記念にもなりますよ。

現在販売中のセット券の対象になる公演は次の4公演。
◆R.シュトラウス 『サロメ』 2019年6月5日(水) 18:30開演 東京文化会館大ホール
◆G.プッチーニ 『蝶々夫人』 2019年10月3日(木) 18:30開演 東京文化会館大ホール
◆J.オッフェンバック 『天国と地獄』 2019年11月21日(木) 18:30開演 日生劇場
◆G.ヴェルディ 『椿姫』 2020年2月19日(水) 18:30開演 東京文化会館大ホール


6月5日(水)は、ドイツオペラの名作『サロメ』
19世紀末を代表する詩人オスカー・ワイルドの戯曲が原作で、リヒャルト・シュトラウスが作曲。舞台は紀元30年頃の古代のパレスチナ。それは今まさに救世主イエスが世界史に登場せんとする時代です。そこは退廃と混迷、価値観の崩壊で揺れ動く世界。詩人ワイルドは、そこに世紀末爛熟のヨーロッパが抱えていた不安を見出し、官能と倒錯のドラマを書きました。
継父ヘロデ王から欲望の眼差しを向けられる16歳の少女サロメ。そのヘロデから「どのような願いでも叶えよう」と請われ、妖艶な踊りを踊るサロメが褒美に欲したものは、恋焦がれる預言者ヨハネ(ヨカナーン)の斬り落とされた首。サロメは恍惚として銀皿の上の載せられたヨカナーンに接吻をする・・・・・・七つのヴェールを一枚ずつ剥いでいくサロメの踊りとともに、オペラ史上に残る官能と倒錯の衝撃シーンです。
ワイルドの死後、シュトラウスが2年の歳月をかけオペラ化。世紀末芸術の集大成となる名作がここに誕生しました。大きな時代の変わり目にこそ上演するにふさわしい名作です。

指揮:セバスティアン・ヴァイグレ

演出:ヴィリー・デッカー
今回は、ザルツブルク音楽祭、メトロポリタンオペラなど世界中の歌劇場で活躍する演出家ヴィリー・デッカーの演出で、指揮にはフランクフルト州立歌劇場音楽総監督に君臨するセバスティアン・ヴァイグレが登場します。東京二期会ならではの豪華な舞台にどうぞご期待ください!


その後も、オペラ入門にぴったりの名作をラインアップしています。
10月3日(木)は、ジャコモ・プッチーニ作曲の『蝶々夫人』
日本の長崎が舞台となったイタリアオペラの傑作です。没落した武家の娘で15歳にして芸者を生業にする蝶々さんの一途な愛の物語。随所に日本の旋律がちりばめられ、蝶々さんには気高い愛の精神が抱かれていて、プッチーニのジャポニズムへの敬愛を感じずにはいられない名作です。

指揮:アンドレア・バッティストーニ

演出:宮本亜門
指揮は若手ながら世界屈指のイタリアオペラ指揮者、アンドレア・バッティストーニ。今回が日本では初めての『蝶々夫人』の指揮となります。
そして、演出は宮本亜門!演劇やミュージカルのみならず数々のビッグなステージの演出を手がけてきた「世界のAMON」。今回の新制作プロダクションは、ワールド・プレミエとなる東京公演のあと、2020年にザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)、デンマーク王立歌劇場での上演が決まっています。世界に先駆けての上演となる今回の公演をお見逃しなく!


今年2019年は作曲家ジャック・オッフェンバックの生誕200周年記念の年。11月21日(木)はオッフェンバックのオペレッタ『天国と地獄』
運動会で流れるギャロップを聴けば知らない人はいないでしょう。19世紀半ば繁栄のパリを熱狂させた喜歌劇。古代ギリシアの悲劇と当世の政治社会事情をパロディ化した物語とオッフェンバックの軽妙洒脱な音楽が、今も人々の心を躍らせます!

指揮:大植英次

演出:鵜山 仁
演出は芸術選奨文部科学大臣賞等多数受賞の鵜山 仁による新演出。指揮はバイロイト音楽祭やニューヨーク・フィルでも指揮をした大植英次。斬新でフレッシュな舞台にご期待ください!


最後の2020年2月19日(水)は、『蝶々夫人』と並ぶイタリアオペラの名作、ジュゼッペ・ヴェルディ作曲の『椿姫』
19世紀裏社交界の華、ヴィオレッタの華麗ながらも悲しみの生涯を、宝塚歌劇団所属の気鋭の演出家、原田 諒が描きます。

指揮:ジャコモ・サグリパンティ
指揮には、パリ・オペラ座でも『椿姫』を指揮に好評を博しているイタリア人指揮者、ジャコモ・サグリパンティが二期会オペラに初登場!

イタリア、フランス、ドイツの名作が並ぶ、今シーズンの「学生限定プレミエ・セット券」は、5月25日(土)までの限定販売です。ご希望の方はどうぞお急ぎください!

今年はぜひオペラハウスデビューを!


■■■ 「学生限定プレミエ・セット券」内容 ■■■(公演詳細は橙色の公演名をクリック)

▼[1] 2019年6月5日(水) 18:30開演 会場:東京文化会館 大ホール
R.シュトラウス『サロメ』 オペラ全1幕 ~ドイツオペラの傑作!~
▼[2] 2019年10月3日(木) 18:30開演 会場:新国立劇場 オペラパレス
G.プッチーニ『蝶々夫人』 オペラ全3幕 ~イタリアオペラの集大成!~
▼[3] 2019年11月21日(木) 18:30開演 会場:日生劇場
J.オッフェンバック『天国と地獄』 オペレッタ全2幕 ~オッフェンバック生誕200周年記念~
▼[4] 2020年2月21日(水) 18:30開演予定 会場:東京文化会館 大ホール
G.ヴェルディ『椿姫』 オペラ全3幕(※詳細近日発表)
●上記4公演の学生席(いずれも初日公演に限ります)
●有料公演プログラム(1,000円相当)を各1冊進呈(公演当日、会場にてチケットをご提示ください)

■セット料金(税込):8,000円
■ご予約受付期間:2019年5月28日(火) 18:00まで受付中
■ご予約・お問い合わせ
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
●上記、電話のみでの受付となります

■ごあんない
・満28歳未満(2020年2月21日時点)の学生の方が対象です。
・4公演ともご予約されたご本人様のみのご利用とさせていただきます。譲渡・貸渡は無効となります。
・座席は公演当日「学生席受付窓口」にて指定となります。その際、ご本人の学生証を忘れずにお持ちください。
・ご本人の都合によるキャンセル、変更、払戻しはできません。

▼学生席をお求めいただける方の条件について詳しくは、こちらをご覧ください。
学生席について|チケットのお求め - 東京二期会

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ブログで繋ぐ!「第14回 二期会研究会駅伝コンサート 令和《祝い》【7/27(土)公演】」
出演研究会紹介[1] オペレッタ研究会

令和元年、二期会研究会による夏の風物詩、「第14回二期会研究会駅伝コンサート」は、「祝い」をテーマに、照明や構成にも趣向を凝らしたスペシャルステージでお届けいたします。
満を持して出演する9研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎ、15:30開演のオープニングステージから、19:25のゴールまでのロングラン!
途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみください。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいります。 まずはトップバッターの「オペレッタ研究会」をご紹介致します。

      *      *      *

<15:35~>
(1)【オペレッタ研究会】~祝う! ウィーン~ オペレッタはここから生まれた
[構成]黒田晋也/[振付]川西清彦/[出演]赤澤 舞、小林晴美、近藤幸江、齋藤 彩、推屋 瞳、宗田舞子、珍田さほり、松本麻希子、茂木真由美、森山由美子、黒田晋也/[ピアノ]山中聡子

オッフェンバック 『天国と地獄』より
       “あんたの手口はバレバレよ” “カンカン”
スッペ 『美しきガラテア』より “わが魂は静かに呼びかける”
    『ボッカチオ』より “手紙の三重唱”

『天国と地獄』は日本語の題名。正式には『地獄のオルフェイス』1858年10月21日パリで上演され爆発的なヒットとなった。勿論ウィーンでも上演され、オッフェンバックの作品は、スッペ、J.シュトラウスと継承され、ウィーンオペレッタの基盤となりました。今回はその原点に帰り、オッフェンバックとスッペを取り上げます。特に『天国と地獄』『ボッカチオ』は大正時代の浅草オペラでも人気を博しました。♪カステラ一番電話は二番~で有名なカンカンをオペレッタ 研究会のアレンジでどの様に歌い踊るか乞うご期待。『ボッカチオ』は「恋はやさし野辺の花よ」と新しい歌詞「あなたの胸に愛があれば」を聴き比べて下さい。大正から令和と続きます。そして我が研究会の踊りにもご注目を・・・。歌って踊って芝居をするオペレッタの三大要素は私達の必須条件です。どうぞお楽しみ下さい。



180729ekiden_thumb.jpg 公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
第14回 二期会研究会駅伝コンサート 「祝い」
日時:2019年7月27日(土) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
(JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
(学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会
予定時刻と出演研究会:
・15:30~ オープニングステージ
15:35~ オペレッタ研究会 ~祝おう!!ウィーンのオペレッタがここから生まれた~
・15:55~ ロシア東欧オペラ研究会 ~ロシアのお祝いのオペラ・アリアを集めて~
・16:15~ イタリア歌曲研究会 ~レスピーギ生誕140周年記念~
<休憩15分>
・16:50~ ドイツ歌曲研究会 ~後期ロマン派歌曲への誘い~
・17:10~ フランス歌曲研究会 ~音楽の祝祭 フランス、旋律の系譜~
<休憩15分>
・17:45~ 日本歌曲研究会 ~平成に生まれた歌たち~
・18:05~ ロシア歌曲研究会 ~ロシアのお祝いのロシア歌曲を集めて~
<休憩15分>
・18:40~ バッハ・バロック研究会
・19:00~ イタリアオペラ研究会
・19:20~ エンディングステージ
<終演予定 19:25>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼公演詳細ページはこちら 《好評発売中!》
第14回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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明日4/27(土)開幕!東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ J.マスネ:オペラ『エロディアード』~公演当日のご案内

いよいよ明日4月27日(土)と28日(日)の2日間、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールにおいて、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ ジュール・マスネ作曲オペラ『エロディアード』(新制作/セミステージ形式)を上演いたします。


舞台リハーサルより

それでは、2日間の公演当日のご案内を致します。 【4/26(金)18:00掲載】
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉 2019年4月公演
ジュール・マスネ作曲 『エロディアード』 オペラ全4幕(セミ・ステージ形式上演)
<日本語字幕付原語(フランス語)上演>
指揮:ミシェル・プラッソン
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
4月27日(土)
4月28日(日)
当日券
S A
S A
当日券販売
/窓口受付
15:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
開演
17:00
14:00
第1・2幕
約70分
休憩20分
予定時刻
18:10~18:30
15:10~15:30
第3・4幕
約65分
終演予定
19:35
16:35
Bunkamura
オーチャードホール
=アクセス=
<JR>
[山手線][埼京線][湘南新宿ライン]=「渋谷駅」ハチ公口から徒歩7分
<地下鉄>
[銀座線]=「渋谷駅」から徒歩7分
[半蔵門線][副都心線]=「渋谷駅」3a出口から徒歩5分
<東急電鉄>
[東横線][田園都市線]=「渋谷駅」3a出口から徒歩5分
<京王電鉄>
[井の頭線]=「渋谷駅」から徒歩7分、「神泉駅」北口から徒歩7分

お車でご来場のお客様はBunkamuraウェブサイトをご覧ください
>>お車でお越しの場合|アクセス - Bunkamura
◆上記、販売予定当日券は26日17:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(前売のみ)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンターへお電話にてお申し込みください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『エロディアード』公演情報ページはこちら
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ 2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)


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5月18日(土)に海老名で、一足早くの『蝶々夫人』を、ハイライトで!

2019年10月、アンドレア・バッティストーニ指揮、宮本亜門演出、髙田賢三衣裳デザインでおくるワールド・プレミエ・プロダクション『蝶々夫人』。 それに先立つ5月18日(土)、一足早くの『蝶々夫人』関連コンサートが神奈川県の海老名市文化会館にて開催されます。

出演は、蝶々夫人役に梶田真未、スズキ役に花房英里子、ピンカートン役に前川健生、シャープレス役に今井俊輔。ピアノは朴 令鈴。

蝶々夫人
ソプラノ 梶田真未

スズキ
メゾソプラノ 花房英里子

ピンカートン
テノール 前川健生

シャープレス
バリトン 今井俊輔
中でも、昨年5月二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』ルッジェーロ役でデビューを果たしたメゾソプラノ花房英里子は、二期会オペラ公演出演2役目にしてスズキ役を獲得。記念すべき本公演の舞台に立ちます!
花房と同じく『アルチーナ』の題名役でデビューしたソプラノ梶田真未は、澄んだリリック・ソプラノの期待の逸材。そして2015年『ダナエの愛』から本年4月『エロディアード』まで、すでに7公演の二期会オペラに出演している前川健生は、朗々とした声で歌い上げるテノール。ふたりは10月『蝶々夫人』本公演ではカヴァー・キャストとしてプロダクションに参加しています。
そしてもうひとり、本年度のグランドオペラ共同制作公演『カルメン』にエスカミーリョ役で出演予定の、人気バリトン今井俊輔。今井のシャープレスといえば、『椿姫』ジェルモンと並んで当たり役、もとい、ハマリ役のひとつ。彼の暖かくも威厳のあるバリトンにご期待ください。

プログラムは、前半にイタリア・オペラの名アリアで自己紹介。後半に『蝶々夫人』のハイライトをお贈りします。本公演の前にお届けする名作の生演奏。すでに残席少なくなっているそうですのでチケットはどうぞお早目に!

■■■ 公演情報 ■■■
えびかんクラシカルコンサート#38
東京二期会 プッチーニ歌劇「蝶々夫人」ハイライト&イタリアオペラ名唱集

日時:2019年5月18日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:海老名市文化会館 小ホール
(小田急線・相鉄本線「海老名駅」西口または、JR相模線「海老名駅」東口より徒歩5分)
出演:ソプラノ梶田真未、メゾソプラノ花房英里子、テノール前川健生、
    バリトン今井俊輔、ピアノ朴 令鈴
料金:(全席指定・税込)一般4,000円、学生(25歳以下対象の当日券)1,000円

▼公演詳細ページはこちら
「えびかんクラシカルコンサート♯38 東京二期会プッチーニ歌劇「蝶々夫人」ハイライト&イタリアオペラ名唱集」|最新イベント情報 - 海老名市文化会館

●チケットお取扱 <発売中>
・海老名市文化会館 046-232-3231 (10:00~17:00)

※本記事掲載当初、公演日程を5月13日(土)と誤って記載した箇所がございました。正しい公演日程は、「5月18日(土)(14:00開演)」となります。お客様、主催者様、ならびに関係各位にお詫びの上、訂正いたします。

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▼2019年10月上演!ザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)、デンマーク王立歌劇場との共同制作 東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』ワールドプレミエの本公演情報はこちらから
G.プッチーニ『蝶々夫人』|オペラ公演ラインアップ - 東京二期会オペラ劇場
2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 東京文化会館 大ホール <発売中>
2019年10月13日(日)15:00 よこすか芸術劇場 <5/10(金)~発売>
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亜門
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会

●『蝶々夫人』本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

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4月『エロディアード』公演において、二期会合唱団が世界初の2画面電子楽譜端末「GVIDO(グイド)」を使用して演奏致します。

東京二期会では4月27日(土)、28日(日)に開催する東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ J.マスネ オペラ『エロディアード』(セミ・ステージ形式上演)において、世界初の2画面電子ペーパー楽譜専用端末 GVIDO(グイド)を公演で実際に使用して演奏いたします。使用するのは二期会合唱団のうち15名です。

▼GVIDO(グイド)とは
GVIDO PRODUCTS | OVERVIEW - 画面電子楽譜グイド

GVIDOを使用する合唱団の歌手からは、専用の「スタイラスペン」を使うことによって、指揮者からの指示も、画面の譜面上に直接、しかも細かい字ですぐに書き込めるので大変便利!という声が上がっており、先日から行われているマエストロ・プラッソンとのリハーサルにおいても、GVIDOを使用して順調にリハーサルを重ねています!



また、多くのタブレット端末と違って画面が発光しないので、練習で長時間使用しても目の疲れがない、見開き2ページの楽譜なので演奏面で使いやすい、ブックマークを付けておけば見たいページにワンタッチで飛べるので、紙の楽譜よりめくりが断然速い!という声も。
さあ、間もなく本番!GVIDOを使用したオペラの舞台をどうぞお楽しみに。

▼『エロディアード』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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2019年10月公演『蝶々夫人』〈新制作>ワールドプレミエ公演チケット発売!~バッティストーニ、宮本亜門ほかからのメッセージ集!!

新しい元号「令和」が発表されました!
今年から来年にかけて国際的なスポーツの祭典が日本で開催され、日本全体が新しい時代にむけて花開かせようとしている中、東京二期会も新しい時代の幕開けにプッチーニの不朽の名作『蝶々夫人』のニュープロダクションをお贈りします!
チケットもついに先週末4月13日(土)から発売開始となりました!

演出 宮本亜門、衣裳デザイン 髙田賢三といった日本を代表する国際的アーティストが東京二期会オペラに集結!そして、来る2020年の五輪イヤーには名門ザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)と、デンマーク王立歌劇場でも上演されることが決定しています。まさに、日本から発信するワールドプレミエ公演です。

それではまず、この公演にかける演出 宮本亜門からのメッセージをどうぞ。

そして、日本で初めてプッチーニのオペラを披露する、指揮アンドレア・バッティストーニから!

蝶々夫人役 森谷真理インタビュー

ピンカートン役 樋口達哉インタビュー

シャープレス役 黒田博インタビュー


ここまで初日公演を中心に、チケットのご予約が殺到しております。
どうぞよいお席でご鑑賞いただけますよう、ご予約はお早めに!

     *     *     *

▼公演詳細はこちらから
《ザクセン州立歌劇場とデンマーク王立歌劇場との共同制作公演》G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亜門
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会
〈制作〉公益財団法人東京二期会

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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出演者発表!~2019年度 Hakuju Hall「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」

Hakuju Hall主催の若手歌手によるコンサートシリーズ「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。
これまで6年にわたり、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した多くの若きオペラ歌手が出演してまいりましたが、7年目を迎える本年度は「二期会 ディーヴァ,ディーヴォ」 に改称し、さらにパワーアップしてお届けして参ります。
華やかなオペラの大舞台に羽ばたいていく未来のスター歌手たちによるコンサート。「新しい声」のデビューの瞬間、是非お聴き逃しなく!

チケットは5月25日(土)よりHakuju Hallチケットセンターで発売。
現在、各回とも詳細プログラムを準備中です。どうぞご期待ください!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会 ディーヴァ,ディーヴォ
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口 もしくは
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より 徒歩5分
料金:各回とも 全席自由 1,500円(税込)

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所 
協力:二期会オペラ研修所 後援:公益財団法人東京二期会
チケット一般発売日:2019年5月25日(土)

《各回の日時と出演者》
■第19回
日時:2019年11月7日(木) 14:00開演(約90分/途中休憩あり)
出演:

ソプラノ 雨笠佳奈

ソプラノ 新宮雅美

テノール 中野智貴

ピアノ 石野真穂
予定プログラム:
 ・ドニゼッティ 『リタ』より “この清潔で愛らしい宿よ”(雨笠)
 ・ベッリーニ 『夢遊病の女』より “気も晴ればれと”(雨笠)
 ・マスネ 『マノン』より “わたしが女王のように町を歩くと”(新宮)
 ・アリャビエフ 「うぐいす」(新宮)
 ・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より「冷たい手」(中野)
 ・トスティ 「暁は光から」(中野)  ほか

■第20回
日時:2019年12月3日(火) 14:00開演(約90分/途中休憩あり)
出演:

ソプラノ 塚本正美

ソプラノ 西村知花子

ソプラノ 山﨑わかな

ピアノ 相田久美子
予定プログラム:
 ・プッチーニ 『ジャンニ・スキッキ』より “わたしのお父さん”(塚本)
 ・ドニゼッティ 『アンナ・ボレーナ』より
         “あなたは泣いているの?~私の生まれたあのお城”(塚本)
 ・團 伊玖磨 『夕鶴』より “あたしの大事な与ひょう”(西村)
 ・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “あなたの愛の呼ぶ声に”(西村)
 ・ドニゼッティ 『シャモニーのリンダ』より “この心の光”(山﨑)
 ・ヴェルディ 『リゴレット』より “慕わしい人の名は”(山﨑)  ほか

*出演者・曲目・曲順等が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼ご予約・お問合せはこちら
Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700
 火~土 10:00~18:00(※祝日・休館日を除く)

▼予定演奏曲等の詳細は決まり次第、主催者ウェブサイトに掲載されます
Hakuju Hall(ハクジュホール)

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【告知】5/12(日)、日本リヒャルト・シュトラウス協会の例会にメゾソプラノ池田香織、バリトン小森輝彦が登壇します!~『エロディアード』と『サロメ』をめぐって

東京二期会「二つのサロメ」プロジェクト。4月公演J.マスネ『エロディアード』と6月公演R.シュトラウス『サロメ』。
今回は、日本リヒャルト・シュトラウス協会が主催する、「二つのサロメ」公演関連のイベントをご紹介いたします!
このイベントに東京二期会から登壇するのは、4月公演『エロディアード』エロディアード役、6月公演『サロメ』ヘロディアス役と続けて2作品の同一人物を演じるメゾソプラノ池田香織。そして、『エロディアード』エロデ役で出演するバリトン小森輝彦、二人のキャストです。小森は同協会の常務理事を務めております。司会は、同協会事務局長で音楽評論家の広瀬大介氏。


メゾソプラノ 池田香織

バリトン 小森輝彦

違うオペラの同一人物を続けて演じる池田。一方、小森も二期会オペラデビューとなった、2000年東京二期会・新国立劇場共催公演の『サロメ』でヨカナーン役を演じました。
「二つのサロメ」の経験者が二人揃うという稀有な機会。ここでしか聴けない話題が展開することでしょう。
ぜひお楽しみください!

■■■ イベント情報 ■■■
日本リヒャルト・シュトラウス協会
第182回例会「『エロディアード』と『サロメ』をめぐって」

日時:2019年5月12日(日)14:00開始/15:30頃終了予定
会場:東京文化会館 4階大会議室
出演:メゾソプラノ池田香織、バリトン小森輝彦
司会:広瀬大介(日本リヒャルト・シュトラウス協会事務局長、音楽評論家)
入場料:協会非会員2,000円[協会年誌付] (協会会員は無料)

《協会より》
第182回例会は、4、6月の東京二期会公演に関連してシンポジウム「『エロディアード』と『サロメ』をめぐって」を開催します。両公演にご出演の池田香織さんをお招きして、当協会常務理事で『エロディアード』エロデ役を歌う小森輝彦さんと共に、作品と演奏の現場にまつわるお話を伺います。どうぞふるってご参加下さい。

●お申込み方法
日本リヒャルト・シュトラウス協会へ電話またはメールにてご予約ください。
電話:03-3582-1266(平日13:00~17:00/不定休)
メール:japanrs@tkk.att.ne.jp
お申込締切日:5月7日(火)
※お席に限りがございますので、定員になり次第、締め切らせて頂きます。

▼協会のウェブサイトはこちら
日本リヒャルト・シュトラウス協会

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【イベント・レポート】3/29(金)開催~《二期会プレ・ソワレ》テノール高田正人「講師」による、『エロディアード』『サロメ』プレトーク&國光ともこ・田崎尚美ミニ・コンサート

去る3月29日(金)に新宿にある舞台劇術活動の拠点地、「芸能花伝舎」にて4月公演『エロディアード』、6月公演『サロメ』のプレイベントを開催。講師にテノール高田正人、両公演のキャストを代表して『エロディアード』から國光ともこ、『サロメ』から田崎尚美、ピアノには『サロメ』の音楽スタッフ湯浅加奈子が出演しました。



芸能花伝舎では昨年、2018年3月にも東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『ノルマ』を前にプレトーク&コンサートを開催(テノール 城 宏憲と舞台構成の菊池裕美子が出演)。続いて8月には、9月のプッチーニ〈三部作〉公演に向け、すみだパークスタジオ内SASAYAカフェでのプレトークを開催し、「講師」高田正人が登場!
これらが好評で、ご来場のお客様から同様の企画の開催を希望される声を多数いただきましたので、今回の企画が実現に至りました!



今回のテーマは「ふたりのサロメ」。
これまでにもご紹介してきたとおり、4月公演『エロディアード』と6月公演『サロメ』は、同じ物語が大元となって作られたオペラで、音楽もドラマの内容もまったく違った作品です。
今回は、高田正人が、自身も2010年の東京二期会オペラ劇場『サロメ』(P.コンヴュチュニー演出)に出演した経験も交えながら、キリスト教の「聖書」などに見られるオリジナルの物語と、比較的オリジナルに近い『サロメ』、そして、フランスのロマンティックな物語に脚色された『エロディアード』という順番で、それぞれの物語の違いを解説しました。




解説の合間には、6月『サロメ』から田崎尚美、4月『エロディアード』から國光ともこ の両演目のサロメ役が登場し、高田からのインタビューに答えました。
そして、イベントの最後には「ふたりのサロメ」から、ご来場のみなさまに歌のプレゼント。國光サロメが、預言者ジャンへのピュアな恋心を歌う第1幕のアリア「彼は優しく、美しい」を披露すると、田崎サロメは、最期の絶唱、皿上のヨカナーンの首へ口づけを施しました。
まったく違った感情の表出でありながら、実は一途な想いであることに変わりはないという、不思議。ぜひ両演目ともご鑑賞ください!





そして今回は、イベントでの解説とインタビューの動画も公開いたしました!
イベントにお越しになれなかった方も、もう一度お話を聞きたいという方も、高田講師のユーモアあふれる詳しい解説をどうぞお楽しみください!

▼2つの「サロメ」、何が同じで何が違うか


▼登場人物相関図


▼R.シュトラウス『サロメ』解説&サロメ役田崎尚美インタビュー


▼マスネ『エロディアード』解説&サロメ役國光ともこインタビュー



▼『エロディアード』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

▼『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●『エロディアード』&『サロメ』のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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4/24(水)19時より渋谷・東急百貨店 本店にて、オペラ『エロディアード』公演プレイベントを開催~オペラの原作フローベール『三つの物語』の魅力に迫る

オペラの原作に迫る!
4月27日(土)・28日(日)にBunkamuraオーチャードホールで公演するマスネ『エロディアード』本公演を前に、この原作であるフローベール『三つの物語』の魅力を翻訳者の谷口亜沙子さんが解説します!

『三つの物語』は、19世紀フランスを代表する小説家ギュスターヴ・フローベール晩年の傑作短編集。その中の「エロデア(ヘロディアス/エロディアード)」が、後にオペラ化されていきます。
今回、『エロディアード』への理解を深めて、よりご鑑賞を深くお楽しみいただけるように、このフローベールの小説に着目して、昨年10月に光文社古典新訳文庫から『三つの物語』の新訳を出版したフランス文学者の谷口亜沙子さんを講師に迎え、講演会を開催いたします!
会場は、Bunkamuraに隣接する渋谷の東急百貨店本店7階。2月公演『金閣寺』でも、東急百貨店とは特別なコラボレーション企画を実施してきました。今回も、丸善・ジュンク堂書店のある7階の特別室を提供いただいての開催です。
入場無料(但し、事前のお申込みが必要)のイベントです!ぜひご来場ください。

『三つの物語』の「訳者あとがき」には、「フローベールの『三つの物語』は、フランスの本屋さんであれば、かなり小さなお店であっても、一冊はポケット版が置かれているような、大変ポピュラーな作品です」とあります。しかし、日本ではよく知られている作品とはまだいえないようです。
オペラ『エロディアード』本篇とともに、今回の機会が、お客様にとりましても「新しい名作との出会い」となることを願っています!


「三つの物語」フローベール/谷口亜沙子 訳

光文社古典新訳文庫 刊
■■■ イベント情報 ■■■
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エロディアード』プレ企画
オペラの原作に迫る!フローベール『三つの物語』の魅力

日時:2019年4月24日(水) 19:00開始、18:30当日受付開始
会場:東急百貨店 本店7階 特別室 (東京都渋谷区道玄坂2-24-1)【アクセス
料金:参加無料(※要事前予約 下記お申込参照)おひとり2名様まで
講師:谷口亜沙子(明治大学文学部准教授・フランス文学)
[プロフィール] Asako Taniguchi
1977年生まれ。早稲田大学文学学術院博士課程フランス文学専攻単位取得退学。パリ第7大学文学博士。現在、明治大学文学部フランス文学専攻准教授。専門は「詩(ポエジー)」を中心とした近現代のフランス文学。主要論文に「ミシェル・レリス〈偽=ゲームの規則〉の発見」(『日本フランス語フランス文学会』第90号)、「シャルロット・デルボ――アウシュヴィッツを「聴く」証人」(『声と文学』、平凡社)、「ユベール・マンガレリ『冬の食事』――ホロコーストにおける「草の根」の執行者たち」(『フランス文化研究』、獨協大学)など。著書に『ジョゼフ・シマ 無音の光』(水声社)。訳書にルネ・ドーマル『大いなる酒宴』(風濤社)、ギュスターヴ・フローベール『三つの物語』(光文社古典新訳文庫)。

●イベントのお問合せ・ご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831 
 もしくは 「お問い合わせフォーム※」 からもお申込みいただけます
 (※フォームには、お名前、メールアドレス、電話番号、ご住所と、4/24イベント予約希望と明記の上、送信ください)

《ご案内》
*本イベントへのご参加は事前のご予約(無料)が必要になります
*おひとり2名様までご予約いただけます
*チケットの発券はございません。直接会場にお越しください
*定員になり次第受付を締め切らせていただきます

▼『エロディアード』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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テノールとギターで辿る<歌曲の王>シューベルトの最高傑作
望月哲也のシューベルト三大歌曲シリーズ最終回<白鳥の歌>

リリックテナーとして輝く声、詩への追究を深める望月哲也。Hakuju Hall(ハクジュホール)でのシューベルト三大歌曲シリーズ最終回は、ギターの松尾俊介さんを迎え、「白鳥の歌」をお贈りします。


テノール 望月哲也

「白鳥の歌」にはギターのための楽譜がないため、松尾さんが自ら14曲すべての編曲に挑みました。その難しさだけでなく、ギターのために書かれたのでは、と思うほどの転調の妙、作曲家シューベルトの技法に迫る編曲の過程は、「現代ギター3月号」の特集で詳しく話されています。望月も、ギターとの共演を経験する中で、その音色や、繊細な表現、集中度の高いアンサンブルは、自身の歌の世界を間違いなく広げてくれる、と語ります。

2人の演奏者が、ロマン派のひとつの到達点ともいえるシューベルトに魅了され、その作品の深い世界へ降りていく、僥倖ともいえる一瞬。
公演はいよいよ4月6日(土)17時より。どうぞお楽しみに!


リハーサルの様子から

■■■ 公演情報 ■■■
望月哲也 シューベルト三大歌曲シリーズ
vol.3 <白鳥の歌>

テノールとギターで辿る<歌曲の王>シューベルトの最高傑作
日時:2019年4月6日(土)17:00開演(16:30開場)
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)
   ・小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
   ・千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分
料金:全席指定 5,000円(税込)
出演:望月哲也(テノール)、松尾俊介(ギター)
予定演奏曲:
  シューベルト(松尾俊介編) 歌曲集「白鳥の歌」D.957 全曲
  <ギター伴奏によるシューベルトの名曲>
  「魔王」「野ばら」 ほか

▼公演の詳細、チケットのお求めは公式サイトをご覧ください
望月哲也 シューベルト三大歌曲シリーズ vol.3 <白鳥の歌> - ハクジュホール

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世界のオペラ界の尊敬を集める演出家ヴィリー・デッカー、自身の決定版となる『サロメ』を創る!

世界中が興奮したザルツブルク音楽祭でのネトレプコ&ヴィラゾン主演の『椿姫』の演出家にして、世界のオペラ界の尊敬を集めるヴィリー・デッカーが自身の決定版『サロメ』の演出のために来日します!
今シーズンも、ハンブルクでは『ウリッセの帰還』、プラハで『ウェルテル』、ナポリで『カーチャ・カバノヴァー』、シュトゥットガルトで『トスカ』、フィレンツェでは『皇帝ティトの慈悲』など、デッカー演出の舞台は世界中で上演されています。

東京二期会とは、三菱信託音楽賞を受賞した2004年ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの共同制作公演ヤナーチェク『イェヌーファ』が出会いになりました。




続いて、2016年のライプツィヒ歌劇場との提携公演『トリスタンとイゾルデ』(二期会初演)では、今回も照明を務めるハンス・トェルステデと共に来日し、東京ヴァージョンを完成させ、美しくも悲しい悲哀物語を描きました。






それから3年。今回も充分な稽古の期間を取り、デッカー自身愛するR.シュトラウスの傑作『サロメ』を、二期会の歌手とともに作り上げます。
共同制作となるハンブルク州立歌劇場で好評を博してきた名舞台ですが、今回も東京公演のために、照明に新たに盟友トェルステデを迎え、デッカー自身“決定版”となる『サロメ』の完成に情熱を注ぎます。

『サロメ』ハンブルク州立歌劇場公演より ©Brinkhoff & Mögenburg

▼6月『サロメ』公演でハンス・トェルステデ氏とともに日本側の照明コーディネーターを務める喜多村貴氏に話を聞きました
オペラの舞台を支える職人たち:舞台を彩る光の魔術~照明デザイナー 喜多村貴 氏|オペラを楽しむ - 東京二期会

この4月、読売日本交響楽団の常任指揮者に就任した指揮のセバスティアン・ヴァイグレもデッカーともすでに多くのプロダクションを手掛けています。お互いに熱望した今回のプロダクションでの再共働を心待ちにしています!

指揮:セバスティアン・ヴァイグレ ©読響

      *     *     *

▼東京二期会6月公演『サロメ』の公演詳細はこちら 《チケット発売中!》
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

      *     *     *

デッカーの名舞台『椿姫』。アンナ・ネトレプコがトラヴィアータをつとめ注目を浴びた2005年のザルツブルク音楽祭のライブがBlue-Rayで発売されています。

▼詳細
アンナ・ネトレプコ/ヴェルディ:歌劇≪椿姫≫ - TOWER RECORDS ONLINE
▼また、デッカーの『椿姫』は、2017年メトロポリタン・オペラでの上演映像が4月14(日)午前8時15分からWOWOWにて放送予定!
メトロポリタン・オペラ 《椿姫》S・ヨンチェヴァ主演 - WOWOW

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【二つのサロメ】~『エロディアード』エロデ役のバリトン小森輝彦に聞く~威厳ある王が抱く、少年のような恋心

ドイツのアルテンブルク・ゲラ市立劇場の専属第一バリトンを長きにわたり務め、2011年、日本人初となるドイツの「宮廷歌手」の称号を授かる小森輝彦。4月公演『エロディアード』にて古代パレスティナ・ユダヤの国を治めるエロデを務めます。
第一線のオペラ、オーケストラ・コンサートで引く手あまたの活躍を続ける小森。指揮のミシェル・プラッソンとは、2010年『ファウストの劫罰』、13年『ホフマン物語』と過去2回の東京二期会公演に主演し、共演を果たしてきました。
舞台の上ではもちろんのこと、ドイツでそうであったように、二期会オペラの稽古場でも小森は常にリーダー的な存在。毎回差し入れる自家製ドイツパンを楽しみにしている共演者も多いとか。

▼差し入れの自家製ドイツパンのこと
私の差し入れ Vol.3 Baritone 小森輝彦×自家製ドイツパン|オペラを楽しむ - 東京二期会

奇遇なことに、その二期会デビューは、2000年4月新国立劇場共催公演『サロメ』ヨハナーン役でした。今、小森にとって「ふたつめのサロメ」となる『エロディアード』にむけて、話を聞きました。



      *     *     *

――『エロディアード』のエロデは、どのような人物でしょうか

小森: 恋の熱に浮かされて、王としての自分の責務を忘れるほど、ある意味で純粋、ある意味で浅薄な人物と思っています。政治的な自分の立場を、恋する男としての自分の想いによって大きく動かしてしまうところは浅薄に思えますが、愛に見る彼の真実を浮かび上がらせたいです。


2010年7月 東京二期会 ベルリオーズ『ファウストの劫罰』より メフィストフェレス役(右)

――「ふたつのサロメ」~マスネ『エロディアード』とR.シュトラウス『サロメ』を続けて上演するのですが、同一人物である「エロデ」と「ヘロデ」、または預言者「ジャン」と「ヨハナーン」との関係性の違いまたは共通する点はありますか

小森: 『サロメ』でのヘロデは、恋する男、と言う要素は見せているものの、純愛とは遠い形ですね。『エロディアード』のエロデは、まるで初恋のようにサロメに恋をします。少年の様です。それでいて王の威厳もあるのですが、この人物のひどいところは、あろうことか、国の政を自分のその少年の様な恋心のために利用し、曲げてしまおうとするところです。ユダヤの民の運命を自分の恋に利用するのです。その利己的な姿勢は道徳的には容認できるものではありませんが、マスネの音楽を伴うとそこに納得がいってしまうのです。ここでも音楽の魔力を見る気がします。
『サロメ』の予言者ヨハナーンは、僕の二期会デビュー、新国立劇場デビューの役で、もう19年前のことでした。『エロディアード』のジャンも、サロメへの態度は全く違いますが、オペラでの役回りは、多くはない出番でその清らかさ、力強さ、ブレのなさを表現する手法は、両作曲家において類似しています。
このエロデはバリトンですが、バス・バリトンの『サロメ』のヨハナーンとは違ってハイバリトンの音域で、テノールに近い、明るい、まさに「恋する男」の表現にぴったりな音楽になっています。


2013年7,8月 東京二期会 オッフェンバック『ホフマン物語』より

――エロデの聴きどころを教えてください

小森: なんと言っても有名な第2幕のアリアです。これは僕はドイツ時代にレコーディングしていて、日本でも配信されているようです。
あとはサロメとの第3幕の二重唱は、音楽的に非常に多層的で、エロデの人物像が垣間見られる気がします。

――『ファウストの劫罰』『ホフマン物語』につづいて3度目のマエストロ・ミシェル・プラッソンとの共演です。これまでの共演で、印象に残っているマエストロとのエピソードがあれば教えてください

小森: オケ合わせでマエストロ・プラッソンの言葉ひとつでオケの色が夢の様に変わっていく様が、今でも脳裏に焼き付いています。音楽にも、言葉、発音にも非常に厳しいプラッソンさんですが、今回も何とか食らいついて生きたいと思っています。ドイツの劇場で歌っている時も、劇場の同僚やドイツの聴衆からも圧倒的な支持を受けていたマエストロ・プラッソンでしたので、その当時から共演を夢見ていました。三度も東京で共演出来るのは夢の様です。世界最高峰のマスネを紡ぐマエストロ・プラッソンにがっちりついていきたいと思います。


2018年2月 東京二期会 ワーグナー『ローエングリン』より フリードリヒ役(左)

――お客様にむけてメッセージをお願いいたします

小森: マエストロがインタビューでもお話しされているとおり、「旋律の魔術師・マスネ」が声と楽器の絶妙なバランスで作り上げた、大傑作だと思います。グランドオペラ形式で書かれていて大がかりな舞台やバレエなどが必要な事もあり上演頻度が低いのは非常に残念なことで、コンチェルタンテ・シリーズで取り上げるのに最適な作品です。この機会をお見逃しなく!

      *     *     *

▼小森輝彦のエロデは4月27日(土)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【二つのサロメ】~『エロディアード』ジャン役 城 宏憲に聞く~人間ジャンを表現したい

4月公演『エロディアード』でテノールの主役ジャンを演じる城 宏憲。
その二期会デビューはまさに鮮烈。2016年『イル・トロヴァトーレ』のマンリーコ役に急遽代役出演。見事にこの難役を好演し、一夜にしてスターとして注目を集めました。そして、翌年の『トスカ』カヴァラドッシ、続く『ノルマ』ポリオーネと主役を次々と掌中におさめていきます。昨年も共同制作公演『アイーダ』では、ラダメスの代役を務め、札幌、横浜、大分の3都市の公演の成功に大きく寄与しました。
これまで幾度となくオペラ・ファンの期待に応えてきた城が、今回はフランス・オペラの主役に挑戦します。



      *     *     *

――『エロディアード』のジャンは、どのような役でしょうか

城: ジャンは預言者です。僕が色々なオペラの役を演じる時に頼りにするのは、自分自身の生きてきた人生の経験やそこで生まれた感情です。普通はそれらを基盤に役を組み立てるのですが、「預言者」という宗教的な存在をどうやって今の自分の中から生み出すのか、最初は不安でいっぱいでした。
しかし楽譜を読んでいくうちに、ジャンが発している言葉やその真意は彼の信じる神の言葉なのだと感じるようになりました。ジャンは実際に、自分の意志ではなく神の意志として何度か人々や王族に対し説法をするシーンがあります。それも決まって音楽のクライマックスに! いわば、神の言葉を人々に伝えるパイプ役、この物語を推し進め見守るキーパーソンとして存在するのが、この預言者ジャンという役なのではないでしょうか。
ジャンの言葉には当然のように「神」や「天」という言葉が何度も出てきますが、僕はそれらの言葉の意味を強くイメージしてから歌うようにしています。少しでも自分の見ている景色がジャンに見えるものに近づいていけるようにと…


2017年2月 東京二期会 プッチーニ『トスカ』より カヴァラドッシ役(前左)

――ジャン役の聴きどころは?

城: どれほどの迫害を受け困難にぶつかろうとも、情熱的に信仰を広めるジャンのために、マスネは「信仰のテーマ」と言ってもいいような旋律を用意しています。
最初の登場では、朗々とこのテーマを歌い、サロメに信仰を説きます。次に、ジャンは「ホザンナ」を唱えるカナンの女性達の中から現れて、まるでオブリガードのように力強くこのテーマを繰り返します。そして第3幕、捕らえられたジャンがエロデから問答を受け、群集からも自らの信仰の自由を拒絶されたとき、同じ旋律がこれまで以上の強いパッションをもって現れます。この問答のシーンが、ジャンの信仰の強さを示す一つのピークだと思います。
そして、第4幕。神の強い愛に守られて生きてきたジャンが、牢獄の絶望の中で孤独に打ちひしがれて、ついには「あの娘のことを思い出してしまう」とサロメを想う人としての弱さを語るのです。そのあとのサロメとの二重唱では、ジャンが「主よ、あなたの名前を呼ぶ声を、あなたは私に与えてくれた。そして、あなたを愛する魂も」と神に語りかけるのですが、その「あなた」にはサロメのことも重ねられているように思われます。ジャンのとても人間らしい瞬間がオペラ随一の甘い旋律で紡がれていきます。


2018年3月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ ベッリーニ『ノルマ』よりポリオーネ役(中央)


インタビューにて
――最後に、オペラ『エロディアード』の魅力を

城: 恋がなければオペラじゃない…とまでは言わないですけど(笑)、オペラ『エロディアード』には、純愛物語の要素があって、ジャンとサロメはお互いに人間らしく愛し合っている部分があるのではないか、と思っています。僕はこのオペラのそういった禁句(タブー)を全部包み込んでいるミステリアスなところが好きです。世俗的なエロデにしろ、神聖なジャンにしろ、結局はサロメに惚れ込んでしまうのですからね。『エロディアード』の物語を語るのに、ジュール・マスネの音楽はとても人間的で、甘く美しい旋律にあふれています。本当にこの音楽にこそ、その愛を信じさせる説得力があるのです。
      *     *     *

▼城 宏憲のジャンは4月27日(土)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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「NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019」 3/15(金)よりチケット一般発売開始!!

サントリーホール ブルーローズで二期会歌手が競演する夢の3日間「NIKIKAI Days@Blue Rose」。

サントリーホール ブルーローズ(写真提供:サントリーホール)
今年は6月に『コジ・ファン・トゥッテ』、『愛の妙薬』、『フィガロの結婚』の人気オペラ3演目をハイライトやダイジェスト版でお届けします。

通常、全曲演奏すると3時間ほどかかるオペラを、物語の流れはそのままに、いいとこ取りした今回の公演。聴き覚えのある旋律に、名シーンやクライマックスの連続なので、オペラの面白さを満喫いただけること間違いありません!

NIKIKAI Days 2016『ドン・ジョヴァンニ』より(写真提供:サントリーホール)
ところで、「ハイライト」と「ダイジェスト」の違いとは?
どちらも長いものを短くしたもののことを指しますが、編集の仕方に違いがあって、ハイライトは、名シーン(おいしいところ)を“ピックアップ”して全体の流れを短くすること、対してダイジェストは、全体の流れを短くしても、内容全体がわかるように“要約(カット)”したものと、一般的にはこんな風に区別されます。
気になる今回の3公演は、それぞれの聴く・観るを最もよい形でお愉しみいただくための編集方法がとられていますので、その点にもご注目ください!

チケットはいよいよ3月15日(金)より一般発売を開始致します! 良いお席はどうぞお早目にお求めください!!

チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019
日程:2019年6月21日(金)~23日(土)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール) 【アクセス
料金《各1回券》:
 プレミアム席※:一般¥6,000 (二期会オペラ愛好会会員¥5,500)
 普通席:一般¥4,500 (二期会オペラ愛好会会員¥4,300)
 (※…「プレミアム席」限定・オリジナルクリアファイル付き、座席割設定は公演日毎に異なります。)

◆ラインアップ◆
■第1日 女は皆こうしたもの…?『コジ・ファン・トゥッテ』ハイライト
<原語(イタリア語)上演>
日時:2019年6月21日(金) 19:00開演(18:30開場)
出演:
 (フィオルディリージ)吉田美咲子
 (ドラベッラ)加賀ひとみ
 (デスピーナ)渡邉絵美子
 (フェルランド)鈴木 准
 (グリエルモ)寺西一真
 (ドン・アルフォンソ)鹿野由之
ピアノ:髙木由雅
構成:澤田康子

■第2日 中島康晴プロデュース『愛の妙薬』ハイライト(語り付き)
<原語(イタリア語)上演>
日時:2019年6月22日(土) 14:00開演(13:30開場)
出演:
 (アディーナ)山口清子
 (ネモリーノ)中島康晴
 (ベルコーレ)大沼 徹
 (ドゥルカマーラ)畠山 茂
ピアノ:仲田淳也
語り:彌永耕一

■第3日 奇跡の“驚”演!!『フィガロの結婚』ダイジェスト版
<日本語訳詞(中山悌一 訳)上演>
日時:2019年6月23日(日) 14:00開演(13:30開場)
出演:
 (伯爵)大島幾雄
 (伯爵夫人)大倉由紀枝
 (フィガロ)黒田 博
 (スザンナ)澤畑恵美
 (ケルビーノ)井坂 惠
 (バルトロ)池田直樹
 (マルチェリーナ)岩森美里(※)
 (ドン・バジリオ/ドン・クルツィオ)福井 敬
ピアノ: 藤川志保

尚、今年の公演では「普通席」の他に「プレミアム席」が新たに設定されました。「プレミアム席」は座席の設定に加え、限定オリジナル・クリアファイル付きの特典が用意されています。お蔭様でこの「プレミアム席」は、3月1日よりはじまっている、二期会オペラ愛好会会員の先行販売でも大人気で、『コジ・ファン・トゥッテ』と『フィガロの結婚』はすでに完売!『愛の妙薬』も残りごく僅かとなっております。

▼公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019|主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
●チケット取扱
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日を除く)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:143-147)

(※)出演者変更について
当初、第3日『フィガロの結婚』ダイジェスト版のマルチェリーナ役に出演を予定しておりました 秋葉京子 は、都合により出演できなくなりました。代わりまして、同役には 岩森美里 が出演いたします。尚、出演者変更に伴うチケットの払い戻し、変更は承りかねます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

■プレミアム席および二期会オペラ愛好会料金は二期会チケットセンターのみのお取扱いです。
■未就学児のご入場はお断り申し上げます。
■やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい。


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【二つのサロメ】~マエストロ・プラッソンとの再会を心待ちに
『エロディアード』サロメ役 髙橋絵理インタビュー

4月公演『エロディアード』でサロメ役を演じるソプラノ髙橋絵理。2012年『パリアッチ(道化師)』ネッダの熱演で二期会オペラ・デビューを飾り、翌年『ホフマン物語』アントニア役で二期会オペラ2度目の主演では、今回の指揮ミシェル・プラッソンと共演を果たしました。
リリックで瑞々しい歌声が持ち味の髙橋は、2011年静岡国際オペラコンクール第3位とオーディエンス賞を受賞。そして、平成26年(2014年)度の五島記念文化賞オペラ部門新人賞受賞による五島記念文化財団の助成を受けてイタリア・ボローニャに留学しました。帰国後も『ラ・ボエーム』ミミ、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージと新しい役を果たし、二期会オペラ3度目の主演となる今回、マエストロと再会します。
公演に向けて話を聞きました。



      *     *     *

――『エロディアード』のサロメは、どのような役でしょうか。

髙橋: 宮殿の踊り子という共通はあるものの、マスネ『エロディアード』に登場するサロメは、リヒャルト・シュトラウス『サロメ』の妖艶さが色濃くあるサロメとは違い、まだまだ幼さの残る15歳の少女です。特に登場シーンで歌われるアリア「彼は優しい人」では、愛するジャンに対する純粋な恋心が切々と謳われています。その後サロメとジャンが再会するシーンのデュエットでも、「Je t'aime (ジュテーム)」と何度も言い、まさに恋する乙女そのものの音楽です。
また、マスネの描いたサロメは、エロディアードが母親であることを知らず母親を探しています。その生い立ちを踏まえてサロメのキャラクターと音楽を鑑みると、サロメの孤独さ故の芯の強さを感じます。
エロデ王からの求愛を受け、彼の嫉妬心から愛するジャンが処刑されてしまい、サロメ自らも死を決するに至るまでのドラマを一緒に追いかけていただけたらと思います。最初はジャンとともにサロメにも処刑宣告がなされるのですが、サロメだけが免除されてしまう中で、自分だけが助かるのではなく共に死ぬことを懇願します。しかし、その願いが叶えられないとなったとき、自らの意志で自害を遂げます。蝶々夫人やジルダと共鳴するような「強さ」をもっている女性だと思います。


2012年7月 東京二期会 レオンカヴァッロ『パリアッチ (道化師)』より ネッダ役

――サロメの聴きどころを教えてください

髙橋: 先ほどご紹介したアリア「彼は優しい人」は、サロメの一番有名なアリアでしょう。それとともに、私自身が一番胸に迫ってくるのは、第4幕のジャンに呼びかける音楽です。
マスネの音楽は壮大で、重厚感があって、オーケストラもダイナミックなのですが、ここの音楽は特別で、ピアニシモになり、サロメは、ジャンに対して切々と「死をもって結ばれましょう」と歌いかけます。愛する人とともに死を迎えられることの喜びにも似た感情が恍惚とした音楽で書かれているのです。

――サロメと同じ位の年齢のとき、髙橋さんはどのように過ごしていましたか

髙橋: 秋田県横手市で生まれました。かまくらでご存知の方もいらっしゃるかと思います。秋田の中でも盆地で、雪深いところで15歳を過ごしました。幼いころからまわりに自然があたりまえのようにあって、空気もお米も美味しくて(笑)
小さい頃から、私は自分を表に出すことがあまり得意なほうではありませんでした。ただ、歌うことは大好きで、歌うときだけが自分が解放されていくというか、自由な感覚がありました。カラオケにもよく連れていってもらい、祖父の好きな演歌を歌ったりして。人前で歌って喜んでもらえることが嬉しく、歌うことで自己表現ができるという感じがしました。 転機が訪れたのは中学2年のときでした。私は合唱部に所属していて、初めて、声楽家のヴォイストレーニングの先生の歌声を間近で聴いたんです。そのとき、「あ、私もこういうふうになりたいな」と、自然にそう思えました。
それから、少しずつレッスンに通うようになっていったので、言われてみれば、サロメが激しい運命を辿っていた同じ年代のときに、ちょうど私は声楽への道を自分で見つけることができたのかな、と思います。


2013年8月 東京二期会 オッフェンバック『ホフマン物語』より アントニア役(写真右)

――指揮のミシェル・プラッソンとは、2013年『ホフマン物語』アントニア役以来となります。前回の公演のときの印象やエピソードを教えてください

髙橋: マエストロ・プラッソンは、「言葉」に対して厳しかったです。
『ホフマン物語』に出演するまではイタリア語の歌を歌うことが多く、フランス語の経験が少なかったのですが、子音の扱いとか、イタリア語ともドイツ語とも違う仕方で、旋律が言葉として聞こえるようになるまで徹底されました。
きっと、楽譜に書かれている言葉が出るようになることで、そのキャラクターやドラマ性が自然に出てくるのではないかと思います。無理にこねくりまわして音楽を聴かせよう、鳴らそうと思わなくても、フランス語の旋律を話すようになれれば、自然とそういうものが生まれてくるんだな、と。
『ホフマン物語』の後、フランス語を歌うときに必ず意識するようになったので、本当にこれはマエストロ・プラッソンからの賜物です!
指揮台の上でも決して声を荒げたりされませんが、指揮台に立っていないときは、ほんとうに穏やかな方で、劇場入りしてから、毎日私は最初にマエストロの楽屋をノックしてご挨拶をして入っていたのですけど、穏やかにハグしてくださって、いつもとても紳士に接してくださいました。
こうして再会できるのが本当に嬉しくとても楽しみです。またたくさんのことをマエストロから吸収して、マスネの書いたサロメの音楽を歌わせていただきたいと思います。


▼髙橋絵理のサロメは4月27日(土)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【二つのサロメ】~『エロディアード』タイトルロール 板波利加に聞く

4月公演《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》『エロディアード』キャスト・インタビューに、いよいよタイトルロールのソプラノ板波利加が登場です!

類稀なるドラマティックな声を持ち、ヒューマニズム溢れる表現で人物の深い情念や精神を描写し、多くのオペラ・ファンを魅了してきました。東京二期会デビューは『カルメン』のタイトルロール。声種をソプラノに変えてから『サロメ』ヘロディアス、『ナブッコ』アビガイッレ、そして『マクベス』マクベス夫人と、板波の持ち味が生きる強いドラマ性が要求される役を歌ってきました。
そして、今回、サロメの母エロディアードを演じます。前回『サロメ』でも同一人物を演じた板波。「ふたつのサロメ」における「ふたりのエロディアード」をどのように受け止め、表現しようとしているのか、話をききました。



      *     *     *

――『エロディアード』のエロディアードは、どのような人物でしょうか。

板波: 自分が何を欲して、何のために動き、何を目標に生きるか、という事を自身の内で明確に把握している女性だと思います。その自己に対する自信は、私が今までに演じてきたカルメン、マクベス夫人、トゥーランドット姫、ゴネリルにも共通する部分を感じますが、その根底には「愛する相手への絶対的な愛情」があると思います。熱情、犠牲、母性などの入り混じった彼女達の強い愛はモラルを超えて存在するので、一般的にはそれを把握しきれずに「悪女」と言われてしまうのではないでしょうか。


2013年5月 東京二期会 ヴェルディ『マクベス』より レディ・マクベス(マクベス夫人)役(写真中央)

――2011年ペーター・コンヴィチュニー演出の東京二期会『サロメ』の公演で、今回と同じ人物であるヘロディアスを務めました。両役の違いや共通点は?

板波: 両役とも「サロメの母親」である事に変わりはありません。
二期会『サロメ』(R.シュトラウス作曲)では、ペーター・コンヴィチュニーさんの演出でヘロディアスを演じました。『サロメ』では、サロメ自身がかなりインパクトが強く描かれており、その母親ヘロディアスが歌う箇所はそう多くはありません。しかし、ドイツの鬼才と言われるコンヴィチュニーさんの演出では、「この母親あってのこの娘」という意味で、ヘロディアスの無謀ぶりが色濃く描かれ、そんな母親を持った娘サロメは本当の愛に飢え探し求めている純な若い女性として描かれていました。物凄く過激な演出だったので、公演を観た方がどこにショックを受けたかで色んな評価があると思います。そして、そのショックを感じた箇所は、各々の「愛に対する自分の心の葛藤」の部分なのではないでしょうか。
「旦那の愛を得られないフラストレーションが他へ向けられつつも、“ヘロデ王と夫婦である”という絆を感じ普遍的な愛を持った女性」としてヘロディアスは存在していました、少なくとも私の中では(笑)
コンヴィチュニーさんの最も印象的な一言は、「舞台上でヘロデ王とヘロディアスがふと目が合った時に、自分達が深く愛し合っていた頃を同時に思い出す、という一瞬を作って欲しい。」ということでした。
「あの時の愛」という過去が有っての現在のこの状況、という人間味の強い演出だと感じました。
そして、今回タイトルロールになっているサロメの母親「エロディアード」は、「エロデ王の愛を取り戻したい、あの頃に戻って愛し合いたい」と強く懇願している1人の女性です。女王としての地位に君臨している顔と、愛に生きる女性としての顔を併せ持っており、私にとっては、コンヴィチュニーさんの『サロメ』でのヘロディアスを更に多面的に演じるような感覚です。


2011年2月 東京二期会 R.シュトラウス『サロメ』より ヘロディアス役(写真右)

――タイトルロールの聴きどころはたくさんあると思いますが、エロディアードの聴きどころは?

板波: 女王としての地位に君臨し全ての人を配下に置いて国の指揮を執る「仕事」としての顔と、エロデ王への愛を抑えきれずに国も娘も捨てて愛に生きる事を決断した過去を持ち「エロデ王の愛を取り戻したい、あの頃に戻って愛し合いたい」と自分に興味を持たなくなった旦那へ懇願する「妻」の顔が音楽上に交差しますので、その両面を併せ持つ女性の心をお聞き逃しなく!


2012年2月 東京二期会 ヴェルディ『ナブッコ』より アビガイッレ役(写真左)

――お客様にメッセージを。

板波: こんなにドラマティックな作品が日本ではほとんど上演されていなかった事が不思議なくらいです!フランスの巨匠プラッソンさんの指揮で輝くように鳴り響く東京フィルハーモニー交響楽団さんと、二期会の歌手陣の強く柔らかく艶のある声の饗宴、音楽とはこんなにもゴージャスなのかと感じて頂けると思います!!


▼板波利加のエロディアードは4月27日(土)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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3/14(木)「二期会サロンコンサート」Vol.199ホワイトデーに贈る愛のうた~多田羅迪夫メッセージ

二期会主催公演ならではの上質な音楽を、小空間でお楽しみいただける、贅沢で魅力あふれるコンサートとして1985年より長きにわたり好評を博している「二期会サロンコンサート」。
第199回の開催日は3月14日。“White Day”ということで、「愛」に彩られた選りすぐりの歌曲とオペラアリア、重唱の数々でお客様をお迎えします。
きっと皆様の心に美しい思い出として、深く刻まれることでしょう。

ソプラノ別府美沙子

メゾソプラノ岡村彬子

バスバリトン多田羅迪夫

ピアノ山口佳代
前回のコンサートご案内記事にて若手の別府美沙子、岡村彬子からのメッセージを紹介いたしました。今回、賛助出演の多田羅迪夫からもメッセージが届いておりますのでご紹介致します。

     *     *     *

バスバリトンの多田羅迪夫です。
大切な人へ感謝を伝える「3月14日ホワートデー」の日。なんと自分の娘よりも若いお二人と、二期会サロンコンサートに出演し、モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』の二重唱や『魔笛』パパゲーノとパミーナの愛の二重唱、『コジ・ファン・トゥッテ』の三重唱などを歌わせていただくことになりました。
私は、5年前に東京藝術大学の教授職を退任し、昨今では、多くの弟子たちが日本の音楽界の中枢を担う活躍をしていることに喜びと誇りを感じる日々ですが、自身も一演奏家として、日々心新たに演奏に取り組んでおり、サロンコンサートのようなお客様と至近距離で接する機会や、世代の違う演奏家の方々との共演を楽しみにしております。

今回はピアニストを二期会バッハ・バロック研究会のピアニストとしても活躍する山口佳代さがお引き受けくださったこともあり、私がライフワークとしているバッハの作品からも、カンタータBWV140「目覚めよと呼ぶ声あり」から、イエス・キリストと乙女の重唱もプログラムに組み入れました。
また、ソロの曲としては、ノルウェーの作曲家、エドヴァルド・グリーグの「Ich liebe dich(君を愛す)」(何と、後半、Ich liebe dichが4回も繰り返されます…)や、ベルカントオペラの代表作ともいわれるベッリーニ『清教徒』より、リッカルドのアリア"ああ、永遠に君を失ってしまった"などを歌います。
17世紀の清教徒革命最中のイングランドで、清教徒・議会党派のリッカルドは、婚約者エルヴィーラとの結婚の許可を父親のヴァルトン卿からもらいますが、戦争からら戻ると婚約は破談とされ、エルヴィーラは王党派のアルトゥーロと結婚することになっていました。
愛する人を失った失意のリッカルドのこのアリアは、34才の若さで亡くなったベッリーニの最後のオペラの中の名曲で、もはや永遠に手に入れることができなくなってしまったエルヴィーラへの強い憧れの気持ちが、情熱的かつ優美な旋律で描かれています。

ドイツの劇場に長くいたため、ドイツ作品を歌うイメージの強い私ですが、最初の留学先はミラノで、ドイツの歌劇場時代もミレッラ・フレーニさんのミミで『ラ・ボエーム』にショナール役として出演したり、『清教徒』のこのアリアは、帰国直後のNHKなどの収録なども含め、何度も歌ってきた思い出の曲です。
3月14日のサロンコンサート当日は、有り難いことに、多くのお客様が遠方からも駆けつけてくださると伺いました。皆様への日頃の感謝の気持ちと曲への想いを込めて、精一杯させていただきます。(多田羅迪夫)

     *     *     *

残席僅かとなっております。どうぞお聴き逃しのなきよう。

チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2018-2019シーズン
Vol.199 ホワイトデーに贈る愛のうた

日時:2019年3月14日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:別府美沙子(ソプラノ)、岡村彬子(メゾソプラノ)、
   多田羅迪夫(バスバリトン)、山口佳代(ピアノ)
予定演奏曲目:
・J.S.バッハ カンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声あり」より
    第3曲 “いつ来ますや、わが救いのきみ”(イエスと悩める乙女の魂の重唱)=全員
・アルディーティ 「口づけ」=別府
・フォーレ 「薔薇」=岡村
・グリーグ 「君を愛す」=多田羅
・ドリーブ オペラ『ラクメ』より 「花の二重唱」(ラクメとマリカの二重唱)=別府・岡村
・モーツァルト オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より
  「風は穏やかに」(フィオルディリージ、ドラベッラ、ドン・アルフォンソの三重唱)=全員
  「私は黒髪の方にするわ」(フィオルディリージとドラベッラの二重唱)=別府・岡村
・モーツァルト オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より
  「お手をどうぞ」(ドン・ジョヴァンニとヅェルリーナの二重唱)=多田羅・岡村
・モーツァルト オペラ『魔笛』より
  「愛を感じる男の方なら」(パミーナとパパゲーノの二重唱)=別府・多田羅
・サン=サーンス オペラ『サムソンとダリラ』より
  「あなたの声に私の心は開く」(ダリラのアリア)=岡村
・マスネ オペラ『マノン』 より
  「私が女王のように街を歩くと」(マノンのアリア)=別府
・ベッリーニ オペラ『清教徒』より
  「ああ、永遠に君を失ってしまった」(リッカルドのアリア)=多田羅

※都合により曲目・曲順は変更させていただく場合がございます。

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.199 ホワイトデーに贈る愛のうた - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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3/10(日) NIKIKAI Days 2019プレコンサート「MOZART and his circle」
~出演者メッセージリレー(最終回)バリトン宮本益光&ピアノ山口佳代

3月10日(日)にサントリーホール ブルーローズで開催するNIKIKAI Days 2019プレコンサート「MOZART and his circle/声楽作品から見るモーツァルト交遊録」。
当日は名手たちの演奏だけでなく、バリトン宮本益光による作品にまつわる話やモーツァルトの周りに集う人々の話なども交え、モーツァルトの交遊録を紐解いていきます。モーツァルトの新たな発見があること間違いなし!

リレーでご紹介してきた出演者からのメッセージ。最終回はバリトン宮本益光とピアノ山口佳代からのメッセージです。

     *     *     *

<宮本益光より>


―― これまでの演奏活動の中で、モーツァルトの演奏における体験談や思い出についてお聞かせください。

私はドン・ジョヴァンニでオペラデビューし、二期会デビューもドン・ジョヴァンニでした。フィガロの結婚、コジ・ファン・トゥッテ、魔笛…これらの作品はいつでも歌える自信があります。
私の音楽家としての骨格をなしているのがモーツァルトだと信じていますが、彼の神髄にはまだ遠く至りません。だから好きなのです。

―― 今回歌われるモーツァルトのコンサートアリアは大変難易度が高く、演奏会でも取り上げることが少ないということを伺いました。今回の“コンサートアリア”を歌われる意気込みをお聞かせください。

実は私が歌うアリア「手に口づけを」だけはとても短くチャーミング。他の皆さんは皆10分近くかかる大曲ばかり。名手揃いですから、選曲した私自身、とても楽しみにしているのです。
決して楽したわけではないのですよ。私はこの日、司会も担当するしね。

―― この公演の聴きどころやお客様へメッセージをお願いします。

モーツァルトを歌わせたら…という方々ばかりですから、演奏が素晴らしいのはもちろんです。
それだけでなく、その作品にまつわる話、モーツァルトの周りに集う人々の話など、自称、モーツァルトおたくの私が、とっておきのお話をもって皆さまをご案内いたします。
きっとモーツァルトがさらに身近に感じられ、改めて彼の才能を認識するひとときとなるでしょう。

     *     *     *

<山口佳代より>


右手はいつもヴァイオリン、小指辺りでフルートを吹き、両親指はファゴットやホルンなど、左手はやはりチェロ&コンバス、たまにティンパニー鳴らしたり♪♪
モーツァルトを愛してやまない名歌手5人を尊敬し仕える楽団として感謝を込めて演奏させて頂きます。

     *     *     *

それでは公演当日、サントリーホール ブルーローズで皆様のご来場をお待ち申し上げております!


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2019 プレコンサート
「MOZART and his circle」声楽作品から見るモーツァルト交遊録

>>モーツァルトの作品を世に送り出した人、モーツァルトの想像の泉を刺激した人、彼の交遊録を紐解きながら、モーツァルト作品の魅力とその時代を描きます。
日時:2019年3月10日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 ¥4,500(税込)
出演:澤畑恵美(ソプラノ)、針生美智子(ソプラノ)、小林由佳(メゾソプラノ)、望月哲也(テノール)、宮本益光(バリトン)、山口佳代(ピアノ)
予定プログラム:(構成・宮本益光)
<第1部>
コンサート・アリアから
・「手に口づけを」 宮本益光
・「アルカンドロよ、私は告白する~私は知らぬ、このやさしい愛情がどこからやってくるのか」 針生美智子
・「もし私の唇を信じないなら~悩み苦しむ心だが」 望月哲也
・「幸せの影よ~私はお前を残していく」 小林由佳
・「ああ、私は前からそのことを知っていたの!~私の眼の前から消え去っておくれ~ああ、この波を越えていかないで下さい」 澤畑恵美
<第2部>
オペラ『魔笛』より
・「地獄の復讐が私の心の中に煮えかえっている」 夜の女王:針生美智子
オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より
・「ああ私のお父様が~逃げるのですね、何て酷い!」 ドンナ・アンナ:澤畑恵美/ドン・オッターヴィオ:望月哲也
オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より
・「彼に目を向けてください」 グリエルモ:宮本益光
・「私、あの黒髪の人を取るわ」 フィオルディリージ:針生美智子/ドラベッラ:小林由佳
・「心をあなたにお贈りします」 ドラベッラ:小林由佳/グリエルモ:宮本益光
オペラ『劇場支配人』より
・「私はプリマドンナよ」 ジルバークランク嬢:澤畑恵美/ヘルツ夫人:針生美智子/フォーゲルザンク氏:望月哲也
オペラ『フィガロの結婚』より
・「伯爵夫人よ、許してくれ」 出演者全員

※都合により曲目は変更させていただく場合がございます。

▼公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days 2019 プレコンサート:MOZART and his circle 声楽作品から見るモーツァルト交遊録 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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3月27日は、魅惑のソプラノ鵜木絵里が贈る1時間のコンサートへ
(Hakuju Hall主催 スーパー・リクラニング・コンサート)

きらめく音楽性、親しみやすさと高い芸術性を備えた美しい歌声で聴衆を魅了する、ソプラノ鵜木絵里。
これまでに数多くのオペラに出演していますが、モーツァルトのオペラ「魔笛」のパパゲーナ、『フィガロの結婚』スザンナ、2006年『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナ(宮本亜門演出/文化庁芸術大賞受賞)は、生気あふれる歌唱、センスのよい類まれな演技力が高く評価されました。新国⽴劇場にも『魔笛』パパゲーナ、『イェヌーファ』羊飼いの女、『ドン・カルロ』天の声、17年『ジークフリート』森の小鳥等、出演多数。日生劇場「アリスのクラシックコンサート」シリーズでは、たくさんの子どもたちに、夢のような音楽の世界を届けました。
そんな鵜木が3月27日(水)、Hakuju Hallの「スーパー・リクラニング・コンサート」に出演、ソロ・コンサートを開催いたします。
コンサートを前に、メッセージをお届けします。

     *     *     *



―― 公益財団法人ソニー音楽財団が各地で展開する、小さい子どもからその家族が楽しめる「Concert for KIDS〜0才からのクラシック®」は、とても人気があり、日生劇場「アリスのクラシックコンサート」では11年間、アリス役をつとめました

誰しも自分の仕事が何かしら社会に貢献出来たらと思うのではないでしょうか。音楽は物質的に社会貢献する事が難しく、歌を聴いたら排気ガスが出なくなる、とか歌を聴いたら東京-新大阪間の移動時間が短くなる、などと言う事は出来ません。しかし、Concert for KIDSや日生ファミリーコンサートに長く出演させて頂いた事によって、これは私なりの社会貢献なのではないかと考えるようになりました。子供向けのコンサートは普通のコンサートと違い、会場に来るのは小さい子供と「ハレの日の時間を楽しみたい」親御さんがほとんどです。その特別な時間を最高に思い出深い時間として提供する、それは会場に来た方にもそして自分にとっても幸せな時間なのではと思っています。

―― 3月のHakuju Hall「スーパー・リクライニング・コンサート」について

コンセプトの「心身ともにリラックス」「アーティストと音の交流が密にできる」「好奇心を刺激する」を念頭に選曲しました。メロディックで聴いたことのある日本歌曲、限られた空間で楽しめる繊細なテクニックのモーツァルトの曲、そして次回も他のコンサートにも行ってみよう!と思ってもらえるような華やかなオペラの有名アリア曲を選びました。リラックスした空間で色々な音楽の世界を楽しんでいただける1時間にしたいと思っております。

―― 明るく気さくで、さりげない気配り。劇場スタッフにも愛される存在です。親しい人たちとはいわゆる「お上品な会話」は好まず、天真爛漫。 プライベートでは、戦国好きで本も大好き。最近のツイートでは、「歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ」磯田道史著(中公新書)読了後、愉しい文章を書いています

個人的にオススメなのは加治将一(かじまさかず)さんの「幕末 維新の暗号」が非常に面白かったです。(つぶやき:こんな恐ろしい本読んじゃってタイホされないかしら、アタシ。)加治さんの最新刊「第六天魔王 信長」は買ったのですがまだ読んでいません。現在は呉座勇一さんの「応仁の乱」を読んでいます。
鵜木絵里のTwitterアカウント⇒ @eunokie

     *     *     *

春のひととき、鵜木絵里のリクライニング・コンサートへぜひお越しください。

■■■ 公演情報 ■■■
第143回 スーパー・リクライニング・コンサート
鵜木絵里 ソプラノ・リサイタル
卓越した美声と磨かれた音楽性、魅惑のソプラノ

日時:2019年3月27日(水) 15:00/19:30開演
    (2回公演、開場は各開演の30分前、休憩なし約1時間)
会場:Hakuju Hall 【アクセス
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
    ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より徒歩5分
料金:全席指定 リクライニング 2,000円(税込)
出演:鵜木絵里(ソプラノ)、松本康子(ピアノ)

▼公演詳細、お問合せ、ご予約はこちらから
第143回 スーパー・リクライニング・コンサート 鵜木絵里 ソプラノ・リサイタル - ハクジュホール

▼鵜木絵里のプロフィールと最新スケジュールはこちら
鵜木 絵里(ウノキ エリ)ソプラノ | 二期会アーティスト検索 - 二期会21

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3/10(日) NIKIKAI Days 2019プレコンサート「MOZART and his circle」
~出演者メッセージリレー (4)ソプラノ針生美智子

3月10日(日)にサントリーホール ブルーローズで開催するNIKIKAI Days 2019 プレコンサート「MOZART and his circle/声楽作品から見るモーツァルト交遊録」。
前半はコンサートアリア、後半はおなじみのオペラよりアリアや重唱を演奏予定。作品にまつわる話やモーツァルトの周りに集う人々の話なども交え、演奏をお楽しみいただきながら、モーツァルトの交遊録を紐解いていきます。

出演はモーツァルトをこよなく愛する5人の歌手とピアニスト。6名によるメッセージリレー第4回はソプラノ針生美智子より!

     *     *     *



―― これまでの演奏活動の中で、モーツァルトの演奏における体験談や思い出についてお聞かせください。

私の生まれて初めてのオペラデビューが、『魔笛』の夜の女王でした。北海道旭川での市民オペラで、右も左もわからないまま夢中で歌った記憶が、今でもハッキリ思い出されます。あれから約25年経った今も、様々な節目で夜の女王を演じ、歌っていますが、歌うたびに変化、発見があります。いつまでこの役が歌えるかわかりませんが、私にとっての原点であり、沢山の試練を与えてくれた大切な役です。

―― 今回歌われるモーツァルトのコンサートアリアは大変難易度が高く、演奏会でも取り上げることが少ないということを伺いました。今回の“コンサートアリア”についてお聞かせください。

「アルカンドロよ、私は告白する〜私は知らぬ、このやさしい愛情がどこからやってくるのか」は今回初めて歌います。ウェーバー家の次女アロイジアの為に書かれた曲で、モーツァルトはアロイジアへの恋心とその才能に惚れ込んで書いたそうです。とにかく美しく、難しい。アロイジアは、完璧に歌ったと書いてますが、音域の広さ、技術は相当なものだったと想像出来ます。この音楽に素直に音を紡いで、美しさをそのままお伝え出来る様、歌ってみたいです。

―― この公演の聴きどころやお客様へメッセージをお願いします。

ズバリ、宮本益光さんのお話でしょう!出演する私もとても楽しみにしています。作品の奥行き、繋がり、裏話など、演奏と一緒に知ることができる!そして、アンサンブルの魅力、なかなか聴く事の出来ない貴重なコンサートアリアなど、美味しい所が一杯入ったコンサートです。

愛に溢れたモーツァルトの音楽を、是非お聴き下さい。

ソプラノ針生美智子

     *     *     *

チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2019 プレコンサート
「MOZART and his circle」声楽作品から見るモーツァルト交遊録

>>モーツァルトの作品を世に送り出した人、モーツァルトの想像の泉を刺激した人、彼の交遊録を紐解きながら、モーツァルト作品の魅力とその時代を描きます。
日時:2019年3月10日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 ¥4,500(税込)
出演:澤畑恵美(ソプラノ)、針生美智子(ソプラノ)、小林由佳(メゾソプラノ)、望月哲也(テノール)、宮本益光(バリトン)、山口佳代(ピアノ)
予定プログラム:(構成・宮本益光)
<第1部>
コンサート・アリアから
・「手に口づけを」 宮本益光
・「アルカンドロよ、私は告白する~私は知らぬ、このやさしい愛情がどこからやってくるのか」 針生美智子
・「もし私の唇を信じないなら~悩み苦しむ心だが」 望月哲也
・「幸せの影よ~私はお前を残していく」 小林由佳
・「ああ、私は前からそのことを知っていたの!~私の眼の前から消え去っておくれ~ああ、この波を越えていかないで下さい」 澤畑恵美
<第2部>
オペラ『魔笛』より
・「地獄の復讐が私の心の中に煮えかえっている」 夜の女王:針生美智子
オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より
・「ああ私のお父様が~逃げるのですね、何て酷い!」 ドンナ・アンナ:澤畑恵美/ドン・オッターヴィオ:望月哲也
オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より
・「彼に目を向けてください」 グリエルモ:宮本益光
・「私、あの黒髪の人を取るわ」 フィオルディリージ:針生美智子/ドラベッラ:小林由佳
・「心をあなたにお贈りします」 ドラベッラ:小林由佳/グリエルモ:宮本益光
オペラ『劇場支配人』より
・「私はプリマドンナよ」 ジルバークランク嬢:澤畑恵美/ヘルツ夫人:針生美智子/フォーゲルザンク氏:望月哲也
オペラ『フィガロの結婚』より
・「伯爵夫人よ、許してくれ」 出演者全員

※都合により曲目は変更させていただく場合がございます。

▼公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days 2019 プレコンサート:MOZART and his circle 声楽作品から見るモーツァルト交遊録 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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3/10(日) NIKIKAI Days 2019プレコンサート「MOZART and his circle」
~出演者メッセージリレー (3)テノール望月哲也

3月10日(日)にサントリーホール ブルーローズで開催するNIKIKAI Days 2019 プレコンサート「MOZART and his circle/声楽作品から見るモーツァルト交遊録」。
前半はコンサートアリア、後半はおなじみのオペラよりアリアや重唱を演奏予定。作品にまつわる話やモーツァルトの周りに集う人々の話なども交え、演奏をお楽しみいただきながら、モーツァルトの交遊録を紐解いていきます。

出演はモーツァルトをこよなく愛する5人の歌手とピアニスト。その6名からのメッセージをリレーします。第3回はテノール望月哲也より!

     *     *     *



―― これまでの演奏活動の中で、モーツァルトの演奏における体験談や思い出についてお聞かせください。

モーツァルトのオペラ作品は私と二期会との関わりの中で、最も重要な作品ばかりです。これまでに『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』『皇帝ティートの慈悲』『コジ・ファン・トゥッテ』に出演しています。いい思い出ではないのですが~『魔笛』タミーノを演じた時に、本番中でしかもテレビ収録の入っている日に、肉離れを起こして…足を引きずりながら歌った思い出があります。その後同じタミーノ役でヨーロッパの劇場にもデビューすることができました。

―― 今回歌われるモーツァルトのコンサートアリアは大変難易度が高く、演奏会でも取り上げることが少ないということを伺いました。今回の“コンサートアリア”についてお聞かせください。

「もし私の唇を信じないなら~悩み苦しむ心だが」
コンサート・アリアというものは、ある特定の歌手の力量、テクニックを最大限に引き出すために作曲された作品であると考えていますが、今回歌わせていただく《Se al labbro non credi》は、アントン・ラーフという当時64歳のテノールのために書かれた作品で、正直64歳のテノールというのは、ピークはすぎていたのかもしれない。全体的な作りを見ると高音は多くないが、ゆったりとしたテンポ設定の中に、長いフレーズを歌わせるレガートの技術を求められるような気がしています。そのあたりを上手く演奏できたら、と思っています。

―― この公演の聴きどころやお客様へメッセージをお願いします。

モーツァルトの交友録、と題した今回のコンサート。普段あまり聴くことの出来ないコンサート・アリアの数々は、モーツァルトを愛し、その音楽に心酔している歌手たちによって新たな生命を吹き込まれる演奏になるのではないか、と期待しています。また後半には有名なアリア、アンサンブルも多く並んでいます。
モーツァルトの声楽作品の素晴らしさを再認識してもらえる演奏会になると思います。どうぞご期待ください。

テノール望月哲也

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2019 プレコンサート
「MOZART and his circle」声楽作品から見るモーツァルト交遊録

>>モーツァルトの作品を世に送り出した人、モーツァルトの想像の泉を刺激した人、彼の交遊録を紐解きながら、モーツァルト作品の魅力とその時代を描きます。
日時:2019年3月10日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 ¥4,500(税込)
出演:澤畑恵美(ソプラノ)、針生美智子(ソプラノ)、小林由佳(メゾソプラノ)、望月哲也(テノール)、宮本益光(バリトン)、山口佳代(ピアノ)
予定プログラム:(構成・宮本益光)
<第1部>
コンサート・アリアから
・「手に口づけを」 宮本益光
・「アルカンドロよ、私は告白する~私は知らぬ、このやさしい愛情がどこからやってくるのか」 針生美智子
・「もし私の唇を信じないなら~悩み苦しむ心だが」 望月哲也
・「幸せの影よ~私はお前を残していく」 小林由佳
・「ああ、私は前からそのことを知っていたの!~私の眼の前から消え去っておくれ~ああ、この波を越えていかないで下さい」 澤畑恵美
<第2部>
オペラ『魔笛』より
・「地獄の復讐が私の心の中に煮えかえっている」 夜の女王:針生美智子
オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より
・「ああ私のお父様が~逃げるのですね、何て酷い!」 ドンナ・アンナ:澤畑恵美/ドン・オッターヴィオ:望月哲也
オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より
・「彼に目を向けてください」 グリエルモ:宮本益光
・「私、あの黒髪の人を取るわ」 フィオルディリージ:針生美智子/ドラベッラ:小林由佳
・「心をあなたにお贈りします」 ドラベッラ:小林由佳/グリエルモ:宮本益光
オペラ『劇場支配人』より
・「私はプリマドンナよ」 ジルバークランク嬢:澤畑恵美/ヘルツ夫人:針生美智子/フォーゲルザンク氏:望月哲也
オペラ『フィガロの結婚』より
・「伯爵夫人よ、許してくれ」 出演者全員

※都合により曲目は変更させていただく場合がございます。

▼公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days 2019 プレコンサート:MOZART and his circle 声楽作品から見るモーツァルト交遊録 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
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明日2/22(金)開幕!オペラ『金閣寺』公演当日のご案内

いよいよ明日2月22日(金)から24日(日)まで東京文化会館大ホールにて、東京二期会オペラ劇場 黛 敏郎作曲オペラ『金閣寺』を上演いたします。


ゲネプロより 溝口:宮本益光 (撮影:三枝近志)

それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【2/21(木)21:00掲載】
2019都民芸術フェスティバル参加公演《フランス国立ラン歌劇場との共同制作》
東京二期会オペラ劇場 2019年2月公演
黛 敏郎 作曲 『金閣寺』 オペラ全3幕
<日本語および英語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:マキシム・パスカル/演出:宮本亜門
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
2月22日
(金)
2月23日
(土)
2月24日
(日)
当日券
S A B
S A B
S A B
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
開場
17:30(※)
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
第1・2幕
約60分
休憩25分
予定時刻
19:30~19:55
15:00~15:25
15:00~15:25
第3幕
約35分
終演予定
20:30
16:00
16:00
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆上記、販売予定当日券は21日18:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(前売のみ)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンターへお電話にてお申し込みください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
(※)2月22日(金)初日公演限定で「プレミエ・キャンペーン」を実施致します
ご来場先着500名様に、「オリジナル・スティック抹茶」をプレゼントいたします。
◆17:30の開場よりご入場受付先着順でお渡しします。プレゼント品が無くなり次第、終了となります。

▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
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2/22(金)プレミエ!東京二期会オペラ劇場『金閣寺』
公演直前メディア掲載情報

いよいよ今週末22日(金)に開幕を迎える、東京二期会オペラ劇場『金閣寺』。
公演直前の稽古場で受けた取材レポート記事が各メディアより多数公開されています。リンクよりどうぞご覧ください!

▼ぴあニュース on web [2019/2/18]
仏で大成功!亜門が挑む日本人オペラの金字塔!いよいよ開幕 - チケットぴあ
※写真多数あり

▼日経電子版 NIKKEI STYLE「エンタメ!」 [2019/2/19]
宮本亜門 オペラ「金閣寺」新演出で三島由紀夫を語る|エンタメ! - NIKKEI STYLE
※インタビュー動画、写真あり

▼CLASSICA JAPAN ニュース&トピックス [2019/2/19]
東京二期会オペラ劇場『金閣寺』本番直前リハーサル・レポート - CLASSICA JAPAN
※インタビュー動画、写真あり

▼CLASSICA JAPAN コラム&インタビュー [2019/2/7]
「音楽評論家 奥田佳道が推す今どきのマエストロ、オーケストラ」 第11回 【劇場を、新たな創造を愛してやまない鬼才マキシム・パスカル】 - CLASSICA JAPAN
※クラシカ・ジャパン会員(登録無料)限定公開

▼The Japan Timesの公演紹介記事 [2019/2/12]
'Kinkakuji': Staging a Japanese classic with a German twist - The Japan Times

また、先日2月9日(土)に開催しました、東急百貨店本店 7階MARUZEN & ジュンク堂書店での特別講演「三島由紀夫『金閣寺』の変奏(バリエーション)/講師:山中剛史」の模様をYouTubeにアップしました!
当日ご参加できなかった方や、もう一度お聞きになりたい方も、オペラ『金閣寺』ご鑑賞の予習にぜひどうぞ!

【Radio 二期会】東急百貨店 本店×東京二期会オペラ劇場特別企画 MARUZEN&ジュンク堂書店 講演 三島由紀夫『金閣寺』の変奏(バリエーション) - YouTube


▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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6月公演『サロメ』に出演!テノール新海康仁の新たな一面を知る一夜限りのリサイタル
~2/25 (月) アルテリーベ東京月曜フレッシュコンサート

来週、2月25日(月)のアルテリーベ東京「月曜フレッシュコンサート」は、東京二期会のオペラ公演に出演する若手キャストの中から、おすすめの一人をご紹介してお送りする特別なリサイタル。出演するのは、6月公演『サロメ』にユダヤ人2役で出演するテノール新海康仁です。

新海は二期会オペラ研修所マスタークラスを首席で修了し、2012年二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』のコンザルヴェ役で二期会主演デビュー。その後も、『マクベス』『ホフマン物語』と順調に出演を重ねており、昨年も『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョ役を好演。野球にたとえるなら、コントロールの効いた伸びやかなストレートを武器にする快速球派テノールです。

 
2018年9月東京二期会オペラ劇場 プッチーニ〈三部作〉『ジャンニ・スキッキ』より
(リヌッチョ:新海康仁、ラウレッタ:新垣有希子)

そんな歌手・新海康仁の魅力を味わえるのは、やはりソロのリサイタル。25日のディナー・リサイタルでは、文化庁新進芸術家海外研修制度により1年間研鑽を積んだ地であるイタリア・シチリア島にちなんだ曲でかため、「オール・シチリア・プログラム」にて新海の新たな一面を披露することになりました。

「さすがに、全曲‘シチリア島縛り’は大変だったけど、なんとかできました!」と話す新海。風光明媚でオペラの舞台にもなっている、独特の文化を持ったシチリアの歌を通して、若きテノールの魅力に触れてみてはいかがでしょうか?

      *      *      *

《新海康仁メッセージ》
「今回のプログラムは自分が文化庁の海外研修制度により研修したイタリア・シチリア島にまつわるものにしてみました。
ピアニストはシチリアで知り合った間嶋純子さんにお願いし、シチリアの作曲家やシチリアが舞台のオペラ、そして日本ではなかなか聴けないシチリア民謡まで、徹底的にシチリアにこだわってみました。
ぜひ皆様お越し下さい!」

      *      *      *

テノール 新海康仁

ピアノ 間島純子
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第230回 テノール新海康仁 シチリアからの便り

日時:2019年2月25日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:新海康仁(テノール)、間嶋純子(ピアノ)
演奏予定曲:
 S.ドナウディ
 「新鮮な土地、芳しい野よ」
 「かぎりなく優雅な絵姿」
 「ああ愛する人の」
 V.ベッリーニ
 「マリンコニア、優しいニンファ」
 「喜ばせてあげて」
 「私の美しい偶像よ」
 G.ヴェルディ
 『シチリアの晩鐘』より “涙の日”
 P.マスカーニ
 『カヴァレリア・ルスティカーナ』より “シチリアーナ” “間奏曲”
 シチリア民謡
 「Ciuri,ciuri」
 「Abballati」
 「E vui durmite ancora」

▼「フレッシュコンサート」のご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

▼ユダヤ人2 新海康仁の出演日は6月5日(水)と8日(土) 《チケット発売中!》
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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3/10(日) NIKIKAI Days 2019プレコンサート「MOZART and his circle」
~出演者メッセージリレー (2)メゾソプラノ小林由佳

3月10日(日)にサントリーホール ブルーローズで開催する「NIKIKAI Days 2019 プレコンサート/MOZART and his circle」。
前半はコンサートアリア、後半はおなじみのオペラよりアリアや重唱を演奏予定。作品にまつわる話やモーツァルトの周りに集う人々の話なども交え、演奏をお楽しみいただきながら、モーツァルトの交遊録を紐解いていきます。

出演はモーツァルトをこよなく愛する5人の歌手とピアニスト。その6名からのメッセージをリレーします。第2回はメゾソプラノ小林由佳より!

     *     *     *



―― これまでの演奏活動の中で、モーツァルトの演奏における体験談や思い出についてお聞かせください。

大学院公演『コジ・ファン・トゥッテ』に妹役ドラベッラで出演した時、田舎から両親が初めて娘が出演するオペラを観に来てくれました。終演後感想を聞くと、“いつもと声が違っていたけど、よかったよ”との事…話を進めると、なんと姉のフィオルディリージ役をずっと私だと思っていたんです。私は三姉妹の長女…衣裳やメイクがあったとはいえ、両親が素直すぎるのか、私の演技が上手かったのか(苦笑)。いえ、やはりモーツァルトが天才なんです!! 忘れられない思い出です。

―― 今回歌われるモーツァルトのコンサートアリアは大変難易度が高く、演奏会でも取り上げることが少ないということを伺いました。今回の”コンサートアリア”についてお聞かせください。

コンサートアリア「幸せの影よ~私はお前を残していく」は、モーツァルトが残した唯一アルトの為の作品で、彼が20歳の時、カストラート歌手の為に作曲しました。将軍アルサーチェが愛する恋人に別れを告げつつ再会を願い、もう会えないかもしれない不安な心情を何度も同じ歌詞を繰り返す事で表現しています。それはシンプルでありながら、実に巧妙で、生前イタリアの師匠に”モーツァルトは死ぬ前に歌えるようになればいい”と言われた意味がわかり始めた気がしています。低声も使いどこまで表現できるか、静かな挑戦です!!

―― この公演の聴きどころやお客様へメッセージをお願いします。

今の時代にあって、電気を全く使わず、人間の力で何かを伝えようとする音楽は本当に凄い…その素晴らしさに、最近あらためて私自身が気付かされています。
モーツァルトが生まれたのは263年前…彼が書いた音楽には、当時生きていた人間や自然の息遣いが満ち溢れ、それらを今現代の私達が聞いても共感できてしまいます。時代や国が変わっても、ずっと人間の喜怒哀楽は変わらない…深く複雑な感情のひだまでも。
そう思うと、わくわくするやらどきどきするやら。それらを何とか、何とかうまく表現し、当日会場のお客様たちと一緒にライブでドキドキワクワクしたいと願っています。
そして今回は、宮本益光さんがモーツァルトの交遊録なども交えてお聞かせ下さるとの事。出演する私も早く知りたいです(笑)。きっと、また違った音楽の楽しみ方に出会えるのでは…そんな予感がします。

メゾソプラノ小林由佳

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2019 プレコンサート
「MOZART and his circle」声楽作品から見るモーツァルト交遊録

>>モーツァルトの作品を世に送り出した人、モーツァルトの想像の泉を刺激した人、彼の交遊録を紐解きながら、モーツァルト作品の魅力とその時代を描きます。
日時:2019年3月10日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 ¥4,500(税込)
出演:澤畑恵美(ソプラノ)、針生美智子(ソプラノ)、小林由佳(メゾソプラノ)、望月哲也(テノール)、宮本益光(バリトン)、山口佳代(ピアノ)
予定プログラム:(構成・宮本益光)
<第1部>
コンサート・アリアから
・「手に口づけを」 宮本益光
・「アルカンドロよ、私は告白する~私は知らぬ、このやさしい愛情がどこからやってくるのか」 針生美智子
・「もし私の唇を信じないなら~悩み苦しむ心だが」 望月哲也
・「幸せの影よ~私はお前を残していく」 小林由佳
・「ああ、私は前からそのことを知っていたの!~私の眼の前から消え去っておくれ~ああ、この波を越えていかないで下さい」 澤畑恵美
<第2部>
オペラ『魔笛』より
・「地獄の復讐が私の心の中に煮えかえっている」 夜の女王:針生美智子
オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より
・「ああ私のお父様が~逃げるのですね、何て酷い!」 ドンナ・アンナ:澤畑恵美/ドン・オッターヴィオ:望月哲也
オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より
・「彼に目を向けてください」 グリエルモ:宮本益光
・「私、あの黒髪の人を取るわ」 フィオルディリージ:針生美智子/ドラベッラ:小林由佳
・「心をあなたにお贈りします」 ドラベッラ:小林由佳/グリエルモ:宮本益光
オペラ『劇場支配人』より
・「私はプリマドンナよ」 ジルバークランク嬢:澤畑恵美/ヘルツ夫人:針生美智子/フォーゲルザンク氏:望月哲也
オペラ『フィガロの結婚』より
・「伯爵夫人よ、許してくれ」 出演者全員

※都合により曲目は変更させていただく場合がございます。

▼公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days 2019 プレコンサート:MOZART and his circle 声楽作品から見るモーツァルト交遊録 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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びわ湖リング、いよいよ佳境へ!
~3/2(土)・3(日) ワーグナー作曲《ニーベルングの指環》 第2日『ジークフリート』

びわ湖ホールプロデュースオペラ ワーグナー作曲《ニーベルングの指輪》。
話題を呼んだ、一昨年の序夜『ラインの黄金』、昨年の第1日『ワルキューレ』に続く第3弾! 第2日『ジークフリート』が来月に上演されます。
演出の巨匠ミヒャエル・ハンペ氏、舞台美術・衣裳デザインのヘニング・フォン・ギールケ氏、指揮の沼尻竜典氏による壮大なドラマ。そして国内外で活躍する豪華な歌手陣の圧倒的な歌唱が紡ぎ出すリングは、英雄ジークフリートの登場とともに、いよいよ佳境を迎えます。
本公演には二期会から、青山 貴(3/2さすらい人)、竹本節子(3/2エルダ)、池田香織(3/2ブリュンヒルデ)、高橋 淳(3/3ミーメ)、斉木健詞(3/3ファフナー)の5名が出演致します。
世界中で唯一無二の舞台をどうぞお見逃しなく!


さすらい人(3/2)
青山 貴

エルダ(3/2)
竹本節子

ブリュンヒルデ(3/2)
池田香織

ミーメ(3/3)
高橋 淳

ファフナー(3/3)
斉木健詞
   
■■■ 公演情報 ■■■
びわ湖ホールプロデュースオペラ ワーグナー作曲《ニーベルングの指環》
第2日『ジークフリート』<全3幕・日本語字幕付ドイツ語上演>

日時:2019年3月2日(土)・3日(日) 両日14:00開演(19:00終演予定)
会場:滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール

指揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)
演出:ミヒャエル・ハンペ
美術・衣裳:ヘニング・フォン・ギールケ
キャスト:
 <3/2公演>
 (ジークフリート)クリスティアン・フランツ
 (ミーメ)トルステン・ホフマン
 (さすらい人)青山 貴
 (アルベリヒ)町 英和
 (ファフナー)伊藤貴之
 (エルダ)竹本節子
 (ブリュンヒルデ)池田香織
 (森の小鳥)吉川日奈子
 <3/3公演>
 (ジークフリート)クリスティアン・フォイクト
 (ミーメ)高橋 淳
 (さすらい人)ユルゲン・リン
 (アルベリヒ)大山大輔
 (ファフナー)斉木健詞
 (エルダ)八木寿子
 (ブリュンヒルデ)ステファニー・ミュター
 (森の小鳥)吉川日奈子
管弦楽:京都市交響楽団

▼お問合せ・チケットのご予約はこちらの公演特設ページから
びわ湖ホールプロデュースオペラ ワーグナー作曲《ニーベルングの指環》第2日『ジークフリート』特設ページ - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

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3/10(日) NIKIKAI Days 2019プレコンサート「MOZART and his circle」
~出演者メッセージリレー (1)ソプラノ澤畑恵美

3月10日(日)にサントリーホール ブルーローズで開催する「NIKIKAI Days 2019 プレコンサート」は、モーツァルトの声楽作品を二期会の名手たちがお届けします。
前半はコンサートアリア、後半はおなじみのオペラよりアリアや重唱を演奏予定。作品にまつわる話やモーツァルトの周りに集う人々の話なども交え、演奏をお楽しみいただきながら、モーツァルトの交遊録を紐解いていきます。

公演に向け、今回出演のモーツァルトをこよなく愛する5人の歌手とピアニストからのメッセージをリレーでご紹介してまいります。
第1回はソプラノ澤畑恵美からのメッセージ!

     *     *     *



―― これまでの演奏活動の中で、モーツァルトの演奏における体験談や思い出についてお聞かせください。

『フィガロの結婚』のスザンナでデビューし、その後伯爵夫人を歌う機会に恵まれたことは、私にとって大変嬉しい体験です。正確にはバルバリーナが一番最初に歌った役なので二役昇進!1つの作品の中で自分も成長したような不思議な感覚です(笑)

―― 今回歌われるモーツァルトのコンサートアリアは大変難易度が高く、演奏会でも取り上げることが少ないということを伺いました。今回の“コンサートアリア”を歌われる意気込みをお聞かせください。

今回取り上げるコンサートアリア「ああ、私は前からそのことを知っていたの!~私の眼の前から消え去っておくれ~ああ、この波を越えていかないで下さい」は、宮本益光さんからのリクエストにお応えしての初挑戦です!アリア3つ分ほどの長大な作品ですが、練習して歌い込むほどに心の奥に触れてくるものがあり、初めて歌うという緊張の中にも、内心わくわくドキドキ。今更ながらモーツァルトの素晴らしさを、日々実感中です。
オペラの一場面のようにドラマティックなコンサートアリア。本番までに、曲の仕上がりがもう少し発酵してくることを期待しております。
長いアリアですが、ご静聴よろしくお願い申し上げます!

―― この公演の聴きどころやお客様へメッセージをお願いします。

今回の聴きどころは、やはり宮本益光さんのモーツァルト談義に絡めて歌の演奏がある事ですね。めったにお目にかからないコンサートアリアの他にも、馴染みのオペラ重唱もあります。知る喜びと、音楽を聴く楽しみを存分に堪能していただけたら嬉しいです。

ソプラノ澤畑恵美

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2019 プレコンサート
「MOZART and his circle」声楽作品から見るモーツァルト交遊録

>>モーツァルトの作品を世に送り出した人、モーツァルトの想像の泉を刺激した人、彼の交遊録を紐解きながら、モーツァルト作品の魅力とその時代を描きます。
日時:2019年3月10日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 ¥4,500(税込)
出演:澤畑恵美(ソプラノ)、針生美智子(ソプラノ)、小林由佳(メゾソプラノ)、望月哲也(テノール)、宮本益光(バリトン)、山口佳代(ピアノ)
予定プログラム:(構成・宮本益光)
<第1部>
コンサート・アリアから
・「手に口づけを」 宮本益光
・「アルカンドロよ、私は告白する~私は知らぬ、このやさしい愛情がどこからやってくるのか」 針生美智子
・「もし私の唇を信じないなら~悩み苦しむ心だが」 望月哲也
・「幸せの影よ~私はお前を残していく」 小林由佳
・「ああ、私は前からそのことを知っていたの!~私の眼の前から消え去っておくれ~ああ、この波を越えていかないで下さい」 澤畑恵美
<第2部>
オペラ『魔笛』より
・「地獄の復讐が私の心の中に煮えかえっている」 夜の女王:針生美智子
オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より
・「ああ私のお父様が~逃げるのですね、何て酷い!」 ドンナ・アンナ:澤畑恵美/ドン・オッターヴィオ:望月哲也
オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より
・「彼に目を向けてください」 グリエルモ:宮本益光
・「私、あの黒髪の人を取るわ」 フィオルディリージ:針生美智子/ドラベッラ:小林由佳
・「心をあなたにお贈りします」 ドラベッラ:小林由佳/グリエルモ:宮本益光
オペラ『劇場支配人』より
・「私はプリマドンナよ」 ジルバークランク嬢:澤畑恵美/ヘルツ夫人:針生美智子/フォーゲルザンク氏:望月哲也
オペラ『フィガロの結婚』より
・「伯爵夫人よ、許してくれ」 出演者全員

※都合により曲目は変更させていただく場合がございます。

▼公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days 2019 プレコンサート:MOZART and his circle 声楽作品から見るモーツァルト交遊録 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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3/29(金)に『エロディアード』&『サロメ』プレイベントを開催!【入場無料】

2月公演『金閣寺』につづいて、東京二期会が打ち出す「Le temps des deux “Salomé” ~二つのサロメ」プロジェクト。
4月公演マスネ『エロディアード』と、6月公演R.シュトラウス『サロメ』は、どちらも「新約聖書」に登場する《ヘロディアスの娘/サロメ》を題材にした物語から生まれました。しかし、そこに描かれているサロメ像は全く異なった趣を持つことになります。

高潔な預言者ジャンに惹かれていく純粋なサロメを描いた『エロディアード』。預言者ヨカナーンに拒まれ、彼の首を求めるという倒錯的な欲望へと向かっていく少女を描いた『サロメ』。これら二つの作品を観比べることでオペラの世界が広がり、そしてオペラを通したヨーロッパ世界の芸術、宗教、歴史、社会への理解が深まることはまちがいありません。

なぜ、どのようにして、二つの《サロメ》は全く違うドラマになっていったのか。本公演を前に二つの作品世界の大元である《サロメ》の物語からその謎に迫り、本公演をより深くお楽しみいただけるためのイベントを企画しました。

――― 題して、「ふたりのサロメ」

講師は、歌声とともに知的でわかりやすく淀みのない解説でおなじみのテノール高田正人。そして「ふたりのサロメ」には、『エロディアード』から國光ともこ(4月28日出演)、『サロメ』から田崎尚美(6月6日・9日出演)と、それぞれの演目でサロメを演じるソプラノが出演します。
両キャストからは、それぞれ演じるサロメ像についてを自ら解説、そして最後には、プレイベント恒例のミニライブでそれぞれの楽曲を披露します。ピアノは湯浅加奈子。
入場無料(但し、事前のお申込みが必要)のイベントです!どうぞご来場ください。

テノール 高田正人

ソプラノ 國光ともこ

ソプラノ 田崎尚美

ピアノ 湯浅加奈子
■■■ イベント情報 ■■■
《二期会プレ・ソワレ》 ふたりのサロメ
~ひとつの物語から生まれた ふたつのオペラ『エロディアード』『サロメ』

日時:2019年3月29日(金) 18:30開場、19:00開始、20:10頃終了予定
会場:芸能花伝舎 C2 (東京都新宿区西新宿6-12-30)【アクセス
   (※会場は土足厳禁のため上履きをご用意いたしますが、ご持参いただいても結構です。)
料金:入場無料(※席数に限りがあるため事前の予約が必要です)
出演:
   高田正人(テノール)
   國光ともこ(ソプラノ・東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エロディアード』サロメ役)
   田崎尚美(ソプラノ・東京二期会オペラ劇場『サロメ』サロメ役)
   湯浅加奈子(ピアノ)
主催:公益財団法人東京二期会
後援:公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
●イベントのお問合せ・ご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831 
 もしくは 「お問い合わせフォーム※」 からもお申込みいただけます
 (※フォームには、お名前、メールアドレスと、3/29イベント予約希望と明記の上、送信ください)

▼『エロディアード』&『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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【稽古場レポート】2月公演『金閣寺』(4) 〜フランスからの若きマエストロ合流!

東京二期会2019年2月公演オペラ『金閣寺』は、遂にマエストロ、マキシム・パスカルが来日。早速稽古に加わり、およそ2週間後に開幕を迎える公演に向けて、いよいよ仕上げの段階に入ってまいりました!


指揮 マキシム・パスカル

マエストロは今年34歳で、フランス音楽界の若手指揮者の筆頭といえる存在。すでにベルリン州立歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座で活躍するなど、世界的に活躍を続ける俊英です。
マエストロの音楽作りは、強弱の起伏の広さに加え、場面ごとの音色変化へのこだわりを強く感じさせます。オペラ『金閣寺』は各幕に様々なシーンが次々と挿入されて進行しますので、音楽からの各場面の描き分けにもどうぞご注目下さい。現代音楽のスペシャリストでもあるマエストロですので、当演目の複雑に絡み合う歌とオーケストレーションがどのように現れるのか期待大です!



ソリスト(上)、合唱(下)との音楽稽古の様子

一方、立ち稽古も連日の宮本亜門による稽古が順調に進行しています。
今週末からは、装置、照明、衣裳、映像等のデザイナーも次々と来日し、東京ヴァージョンの公演初日に向けて最後の追い込みとなります。


宮本亜門によるダンスシーンの稽古の様子


出演者全体で演技の確認をしています

今回の東京公演全3回を見逃すと、当演目を生の舞台で見ることは、世界的にも非常に機会が限られると思います。是非ご来場頂いて、オペラの新たな可能性に触れて頂ければ嬉しいです!

▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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3/14(木)「二期会サロンコンサート」Vol.199ホワイトデーに贈る愛のうた~出演者メッセージ

二期会主催公演ならではの上質な音楽を、小空間でお楽しみいただける、贅沢で魅力あふれるコンサートとして1985年より長きにわたり好評を博している「二期会サロンコンサート」。
2018-2019シーズンのトリとなる第199回の開催日は、今や国民的催事として定着した3月14日“White Day”♪。たくさんの愛と笑顔が世界に溢れることを願って「愛にまつわる選りすぐりの名曲の数々」をお贈りします。
出演は、主催コンサートオーディションの難関を突破して選ばれた、若き逸材のソプラノ別府美沙子とメゾソプラノ岡村彬子、さらに内外で活躍する音楽界の重鎮・バスバリトン多田羅迪夫が賛助として初共演することにも期待が膨らみます。ピアノは、国内・海外の演奏家とも室内楽やリサイタルで多数共演し、自在かつ色彩豊かな音色で演奏者から絶大な信望を得ている山口佳代の4人。

ソプラノ別府美沙子

メゾソプラノ岡村彬子

バスバリトン多田羅迪夫

ピアノ山口佳代
今回は、オペラ、歌曲はもとよりオラトリオの演奏にも大きな実績を誇り、特にJ.S.バッハのエキスパートとして多くの聴衆を惹き付けてきた多田羅の賛助出演もあって、その特色を十全に発揮したプログラムとなっています。
そのカギとなるのが、バッハのカンタータの中でもその美しさが際立つBWV140「目覚めよと呼ぶ声あり」の中から、第3曲「いつ来ますや、わが救いのきみ」。約5分半のこの美しい重唱は、新約聖書「マタイによる福音書」の中でイエス・キリストが、花婿を迎える乙女たちの愛のともし火と備えについて語った例え話がもとになっており、花嫁たる乙女のあこがれと溢れる想いが、涙となり滴り落ちるかのような曲。ドラマティックにハートを揺さぶるこの1曲だけでも聴きにゆく価値が充分あるでしょう。この乙女の魂(ソプラノ)とイエス(バス)との間で交わされる、純粋でスピリチュアルな愛の二重唱のソプラノパートを、今回は別府と岡村が歌い分けます。
さらに、愛にちなんだ歌曲や重唱やアリアの数々を聴けば、ホワイトデーの忘れ難い思い出として、きっと皆様の心に深く刻まれることでしょう。

ここで、若手の2人、別府と岡村からメッセージが届いていますので、ご紹介致します。

     *     *     *

皆様、こんにちは。ソプラノの別府美沙子です。
今回のコンサートは“ホワイトデーに贈る愛のうた”と題しまして、歌曲、オペラアリア・重唱より“愛”にまつわる歌を選曲いたしました。
共演は初めてご一緒するメゾソプラノの岡村彬子さんと研修所で大変お世話になったバスバリトンの多田羅迪夫先生。最初にコンサートの共演者を聞いた時は心臓が飛び出るほどびっくりいたしましたが、きっとこんな素晴らしい機会はこれから先ないだろうなと思いますので、多田羅先生の胸をお借りし岡村さんと共に様々な音楽に挑戦したいと思います。
曲目は各自の味が存分に味わえる歌曲や、モーツァルトのきらめく重唱、私は“愛”とは切っても切り離せないオペラ『マノン』より華やかなアリアを歌わせていただきます。
ホワイトデーを甘く上品な音楽と共に過ごしませんか?表参道で皆様をお待ちしております。(別府美沙子)

     *     *     *

3月14日ホワイトデーの夜、カワイ表参道コンサートサロンにて演奏させて頂きます、メゾソプラノの岡村彬子と申します。
今回のサロンコンサートは、ホワイトデーということもあり、愛情たっぷりのプログラムを皆さまにお届けできたらと思っております。クラシックをよくご存知の皆さま、そしてクラシックはまだそこまで詳しくないわという皆さま、今回のサロンコンサートでは、スタンダードな作品から初めて聴くかもという作品まで、様々な作品を並べてお送り致します。声種の異なる歌い手3人、そして美しいピアノの音色を奏でてくださる山口佳代さんと共に音楽のひと時を是非お楽しみください。
美しく甘いメロディーを通して、音楽に浸るホワイトデーを過ごしてみてはいかがですか?ホワイトデー×音楽×表参道…なんてロマンチックなひと時でしょう!
3月14日、会場でお会いできますこと心よりお待ちしております。(岡村彬子)

     *     *     *

サロンコンサートは限定130席。残席も少なくなってまいりました。どうぞお聴き逃しなく。




チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2018-2019シーズン
Vol.199 ホワイトデーに贈る愛のうた

日時:2019年3月14日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:別府美沙子(ソプラノ)、岡村彬子(メゾソプラノ)、
   多田羅迪夫(バスバリトン)、山口佳代(ピアノ)
予定演奏曲目:
・J.S.バッハ カンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声あり」より
    第3曲 “いつ来ますや、わが救いのきみ”(イエスと悩める乙女の魂の重唱)

・アルディーティ 「口づけ」
・フォーレ 「薔薇」
・グリーグ 「君を愛す」
・ドリーブ オペラ『ラクメ』より 「花の二重唱」(ラクメとマリカの二重唱)
・モーツァルト オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より
  「風は穏やかに」(フィオルディリージ、ドラベッラ、ドン・アルフォンソの三重唱)
  「私は黒髪の方にするわ」(フィオルディリージとドラベッラの二重唱)
・モーツァルト オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より
  「お手をどうぞ」(ドン・ジョヴァンニとヅェルリーナの二重唱)
・モーツァルト オペラ『魔笛』より
  「愛を感じる男の方なら」(パミーナとパパゲーノの二重唱)
・サン=サーンス オペラ『サムソンとダリラ』より
  「あなたの声に私の心は開く」(ダリラのアリア)
・マスネ オペラ『マノン』 より
  「私が女王のように街を歩くと」(マノンのアリア)
・ベッリーニ オペラ『清教徒』より
  「ああ、永遠に君を失ってしまった」(リッカルドのアリア)

※都合により曲目・曲順は変更させていただく場合がございます。

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.199 ホワイトデーに贈る愛のうた - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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2月公演オペラ『金閣寺』キャスト・インタビュー ~溝口の母役・腰越満美、林 正子

オペラ『金閣寺』で主人公 溝口の心に深い傷を刻んでいる存在が溝口の母です。
この役を演じる腰越満美と林 正子は、まさに多くの二期会オペラで主演を重ねてきたディーヴァ。稽古中は常に和装で、凛とした姿勢を崩すことのないふたり。稽古が休憩に入るか一日の終わりには一転して笑顔をこぼし場を和ませているふたりに、公演にむけて話をききました。

腰越満美

林 正子
     *     *     *

――溝口の母はどのような人物でしょうか?

腰越: 気位が高く、また自己評価が高く、自分の欲望に正直な人ではないかと思います。

林: 原作とは相当違いますね。別人格です。常に満たされない思いを抱くひと。思い描いていた人生とは違っていたので、その欲求不満のはけ口を、父や溝口にぶつけます。

――腰越さんは、これまでに様々なプリマ役を演じていますが、今回の母に似た役と出会ったことは?

腰越: 実際に歌った経験はありませんが、『修善寺物語』桂役に、『金閣寺』母役がオーバーラップする部分がありますね。“私はこんな田舎でくすぶっているような女じゃないのよ!”と、いつも自分の境遇に不満を持ちながら気位だけ高く暮らしているようなところが…


東京二期会2014年4月公演 プッチーニ『蝶々夫人』より 蝶々夫人:腰越満美

――母役の見どころ、聴きどころは?

腰越: (第1幕の)息子の溝口が見ているのをわかっていながら、若い男とのラヴシーンを続けるところでしょうか。とんでもない母ですね!

林: 情事を息子に発見されたら、普通の親なら隠そうとするでしょうが、この人は開き直ります。そういった仕草も色っぽく、あえてふてぶてしくできたら、と。

――このオペラは、主人公溝口が金閣に火を放とうとする場面から始まり、同時に彼の回想が始まります。物語の構造上、登場人物の誰もが溝口の内面世界と考えることもできます。稽古をされていて、どのように感じていますか?

林: なるほど~、それで腑に落ちました。これは母自身ではなく、溝口の想像するところの母像だとすると、あの居直りぶりは理解できます。最初に台詞を読んだとき、これは女の人が苦手な、まじめな人によって書かれたという印象がありました。それで、女のひとから好かれない、欲求不満の女の人を演じてみようと思った次第で。

腰越: 思春期にありがちな思い込みの激しさによる鬱屈した心、社会から受け入れられない孤独感から人が皆、自分を拒絶しているのではないかと感じる・・・というようなことは、人間誰しもがある程度は経験したことがあるであろう、内に秘めた負の部分であると思います。普段は大っぴらに表に出すことを憚られる負の部分を表現するのですから、思いきり(世間の感じるところの悪役を)やれて楽しくもあります(笑)。溝口の心の中の、母から拒絶され自分は母に愛されていないのだ、という思いが、狂気な行動に至る大きな要因だったのではないかと思います。

――林さんは、リヒャルト・シュトラウスやワーグナーなドイツオペラの主要な作品で主演してきました。また現代作品では日生劇場との共同主催でライマン『リア』でも。今回の『金閣寺』も、日本オペラでありながら、「ドイツ語のオペラ」でもありますが、どのように感じられていますか。

林: 金閣寺という題材を選んだ時点で、「無国籍オペラ」になったと言えるのではないでしょうか? 似たような背景を描くのであったら、「午後の曳航」でも、「美徳のよろめき」でも良かった訳で。金閣寺が燃えてしまったことや、その後に入って来たアメリカ軍に日本の教育や思想が変容されたことによって、日本人の思想的な拠り所がなくなった時代の話を取り上げたこと。これを、同じ第2次世界大戦の爪痕に苦しむドイツと気持ちを共有するのであったら、この題材しかなかった、と思うのは、考え過ぎでしょうか?


東京二期会2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』より ダナエ:林 正子

――最後に、お客様にメッセージを。

腰越: 根強い三島ファンもいらっしゃることと思いますが、そうでない方も一度原作を読み返してからいらっしゃると、オペラもより楽しめるのではないかと思います。音楽はヴェルディやプッチーニなどのように“歌を聴く”というよりは、オーケストラと歌い手が一体となった“音楽全体が物語を語っている”というオペラではないかと思います。宮本亜門さんの演出も乞うご期待!!です。

林: 今回は、なかなか上演の機会が少ない『金閣寺』をご覧になる大きなチャンスだと思います。宮本亜門さんの演出も、日本人らしい細やかさと、国際人らしい表現性に富んでおり、あっという間の2時間になることでしょう。三島由紀夫が追求し続けたのは、日本人がどうあるべきか、ということでした。彼の考えに少しでも添うことができるようにしたいと考えています。
市ヶ谷での自決の際に、あるエピソードが有ります。同じ楯の会に属していた若者が、あの事件の前の日に、三島に自分の結婚式の仲人を頼んだ際に、三島は薄く微笑んで快諾をしたそうです。このエピソードに、私は彼の孤独と優しさを感じて止みません。

     *     *     *

▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【稽古場レポート】2月公演『金閣寺』(3) 〜『金閣寺』の世界に浸る体験を!

東京二期会2019年2月公演オペラ『金閣寺』立ち稽古は第3クール目に入り、全てのシーンに演技がつき、稽古場もいよいよ仕上げに向かって動いております。

全体を見てきて感じるのは、オペラの展開が非常にスピーディーであること。舞台装置の動きと相まって、過去と現在、溝口の心象風景と現実とが次々と入れ替わり現れるため、その境界上で揺れる主人公溝口とヤング溝口と共に、『金閣寺』の世界を漂っていくような感覚に浸って頂けるのではないかと思います。


第1幕冒頭 溝口(与那城 敬)の演唱「金閣寺は焼かれねばならぬ!」


溝口(宮本益光)とヤング溝口(前田晴翔)は全編出ずっぱり!

また、当作品の影の主役と言えるのが合唱。シーンのチェンジが多いこのオペラの語り手であると同時に、溝口の心の動きも表していきます。
演出の宮本亜門が「"お経オペラ"と命名したいくらい」と語るように、劇中では何度もお経が聴こえてきますが、このお経部分を担当するのも合唱です。
オペラの最終場面は「ついに自由になった」と歌う溝口の絶唱、オーケストラの咆哮と、合唱の歌う読経が合わさり、大きなカタルシスが得られることは間違いありません。特にこの場面は、今回の舞台セットとの相乗効果を、是非劇場にて体感頂きたいと思います!


時には溝口を鼓舞し、時には溝口を追い詰める合唱

今週は、指揮のマキシム・パスカルもいよいよ合流予定!
マエストロによるオーケストラの色彩が間もなく加わり、『金閣寺』の全容をお届けするまで、2週間強。2月22日〜24日の3日間の公演は間もなくです。




▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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3/10(日) NIKIKAI Days 2019プレコンサート「MOZART and his circle」~バリトン宮本益光からのメッセージ!

毎年ご好評いただいております「NIKIKAI Days@Blue Rose 2019」。今年もサントリーホール ブルーローズを舞台に、6月21日(金)〜23日(日)の3日間開催いたしますが、この3日間ではまだまだ紹介しきれない多くのコンサート企画の中から、ひとつを厳選し「NIKIKAI Days プレコンサート」として、6月のDaysに先立つ3月10日(日)に開催いたします。
ちなみに昨年はホワイトデーに人気バリトン4人のリサイタルを開催し、大好評頂きました。そして今年のDaysプレは、モーツァルトをこよなく愛する歌手たちによる、モーツァルトの声楽作品の数々の演奏をお楽しみいただきながら、彼の交遊録を紐解いてまいります。

今日は出演者を代表してバリトン宮本益光からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします!

     *     *     *



モーツァルトと知り合ったことで人生が変わった人もいれば、逆にその人と知り合ったことで生まれた作品もあります。今回はそんなモーツァルトの交遊録を、声楽作品から紐解きます。
前半はあまり数多く演奏されることのないコンサートアリアをお届けいたします。難易度の高い名曲の数々を、名手たちの演奏でお楽しみください。
後半はおなじみのオペラから。有名なアリアばかりでなく、重唱も多く予定しています。アンサンブルこそ、モーツァルト作品の醍醐味です。

モーツァルトがこれらの作品を作曲するとき、演奏者が決まっていたことも少なくありません。彼が意識していた歌手たちの能力やイメージ、または交遊録などについてもお話したいと考えています。
作品の背後に眠る人間模様を紐解くことで、きっとモーツァルトの生きていた時代の雰囲気、彼の体温や息遣いを感じながら楽しんでいただけるコンサートになると思います。 このコンサートを境に、私たちも、そしてご来場の皆様も人生が変わったりして!? (宮本益光)

     *     *     *


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2019 プレコンサート
「MOZART and his circle」声楽作品から見るモーツァルト交遊録

>>モーツァルトの作品を世に送り出した人、モーツァルトの想像の泉を刺激した人、彼の交遊録を紐解きながら、モーツァルト作品の魅力とその時代を描きます。
日時:2019年3月10日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 ¥4,500(税込)
出演:澤畑恵美(ソプラノ)、針生美智子(ソプラノ)、小林由佳(メゾソプラノ)、望月哲也(テノール)、宮本益光(バリトン)、山口佳代(ピアノ)
予定プログラム:(構成・宮本益光)
<第1部>
コンサート・アリアから
・「手に口づけを」 宮本益光
・「アルカンドロよ、私は告白する~私は知らぬ、このやさしい愛情がどこからやってくるのか」 針生美智子
・「もし私の唇を信じないなら~悩み苦しむ心だが」 望月哲也
・「幸せの影よ~私はお前を残していく」 小林由佳
・「ああ、私は前からそのことを知っていたの!~私の眼の前から消え去っておくれ~ああ、この波を越えていかないで下さい」 澤畑恵美
<第2部>
オペラ『魔笛』より
・「地獄の復讐が私の心の中に煮えかえっている」 夜の女王:針生美智子
オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より
・「ああ私のお父様が~逃げるのですね、何て酷い!」 ドンナ・アンナ:澤畑恵美/ドン・オッターヴィオ:望月哲也
オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より
・「彼に目を向けてください」 グリエルモ:宮本益光
・「私、あの黒髪の人を取るわ」 フィオルディリージ:針生美智子/ドラベッラ:小林由佳
・「心をあなたにお贈りします」 ドラベッラ:小林由佳/グリエルモ:宮本益光
オペラ『劇場支配人』より
・「私はプリマドンナよ」 ジルバークランク嬢:澤畑恵美/ヘルツ夫人:針生美智子/フォーゲルザンク氏:望月哲也
オペラ『フィガロの結婚』より
・「伯爵夫人よ、許してくれ」 出演者全員

※都合により曲目は変更させていただく場合がございます。

▼公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days 2019 プレコンサート:MOZART and his circle 声楽作品から見るモーツァルト交遊録 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【二人のサロメ】~『サロメ』タイトルロール田崎尚美 スタートであり目標となったサロメ

オペラ『エロディアード』に登場するサロメが どこまでも清純でロマンティックな少女を体現しているのに対して、オスカー・ワイルド原作のオペラ『サロメ』のその人は リヒャルト・シュトラウスの音楽に彩られて まったく違った人格をあらわします。

6月公演『サロメ』でこの役を演じるソプラノ田崎尚美。2012年二期会創立60周年記念公演『パルジファル』のクンドリに抜擢されて以来、『イドメネオ』エレットラ、『ナクソス島のアリアドネ』アリアドネで二期会公演に出演するほか、びわ湖ホール『ワルキューレ』ジークリンデ、日生劇場『ルサルカ』タイトルロールなど次々と大役を果たしてきました。豊かなスケールにおいても叙情性を失わない歌唱力はもちろん、ひとたび舞台に立つとその佇まいに大役を果たすべき風格を漂わせます。
その田崎にとってサロメは2011年の二期会公演でカヴァーを務めた、まさにキャリアの最初のステップとなった役でした。本役を前にして話をききました。



     *     *     *

――サロメを迎るにあたっての心境を。

田崎: 二期会公演で初めてお仕事をさせて頂いたのがサロメ役のカヴァーでした。ドイツ語オペラの経験はゼロに近い状態だったので、とても大変だったな。という記憶が鮮明にあります。
サロメはいつか舞台上で歌ってみたい!と強く望んでいた役の一つです。心境と言って良いのかはわかりませんが、非常にドキドキしておりまして 心が躍っている状態にあります。本番まで続きそうな喜び、期待、緊張感が既に始まっている感じです。


東京二期会2016年11月公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』より アリアドネ

――あらためて、『サロメ』のサロメは、どのような人物なのでしょうか。

田崎: サロメは王妃ヘロディアスの娘でユダヤ王ヘロデは義父にあたります。このヘロデというユダヤ王は、サロメの実父でもある兄を殺してヘロディアスを自らの妻としていました。この家庭環境を聞いたら みんなサロメに肩入れしちゃいますよね。
サロメは欲しいと思ったものを手に入れるためには四方八方の手を尽くす(自分の事が好きそうなオトコも利用しちゃう)無邪気な16歳の王女様です。何をしても悪気がないわけですから、無邪気ほど恐ろしいものはないなぁと思ってしまいます。

サロメは閉じられた世界の中で 新しい風を起こしてくれそうなヨハナーンに恋をし、破滅の道を突き進みます。音楽には サロメという人物を表すために相応しい音程の跳躍が散りばめられております。

――サロメ役の聴きどころを教えてください。

田崎: 聴きどころ?・・・・・・は全部です!!
というと答えが終わっちゃいますが、やはりテキストがなくてもわかるほどに内容とリンクして作曲されている旋律と和声だと思います。音程の順次進行と跳躍を巧みに使い分け、サロメの無邪気さと思春期の少女特有の狂気を表現している音楽を感じて頂きたいです。
特定の場所でいうと、やはりオペラ後半の長大なモノローグですね。


東京二期会2014年9月公演 モーツァルト『イドメネオ』より エレットラ

――サロメは設定では15、16歳ですが、福島県出身の田崎さんの少女時代はどんなようすでしたか?

田崎: 幼少時代は殆ど妹(=二期会ソプラノ田崎美香)と一緒に遊んでいました。妹のために洗面器にお湯を入れて玄関まで持っていったり、お世話をするのが大好きでした。妹が一人で何も出来ないのは、お前が甘やかして育てたせいだ!と親に叱られた記憶があります。今は私より100倍しっかりしている妹ですが、とにかく妹が可愛くて何でもやってあげていました。
その他には、○○長と付くものが大好きで、委員長、生徒会長など・・・・・・色々やりましたね。自覚はなかったですが、割と変わった子だったと思います。

――声楽の道へのきっかけは?

田崎: 母親が武蔵野音楽大学の声楽科出身です。ピアノは小さな頃から母に習っておりましたが、声楽科の出身だとわかったのは高学年になってからだと思います。
音楽は好きでしたが、そろばんや歴史の方が好きだったので(笑)、歌手になりたいと思った事はありませんでした。きっかけは中学合唱部だったと思います。中学時代、3年連続で全国大会金賞を頂いております。3年生の時には長いソロを歌う機会もあり、大きなホールに自分の声が響いていくのがとても心地良い体験として残りました。あらためて考えて見ると声楽を志したきっかけはそこにありそうです。


東京二期会2012年9月公演 ワーグナー『パルジファル』より クンドリ

――最後に、お客様にむけて。

田崎: 私が持てる全身全霊の力を出しても全然足りない役ではありますが、シュトラウスが神業的に音符で表現してくれているワイルドの物語を少しでも再現出来るよう、私が思う"サロメ"を時間の許す限り、練り、作り上げていきたいと思っております。 ぜひ、会場に足をお運び頂けましたら幸いです。

オペラ歌手のキャリアのスタートでめぐりあったサロメが、間近にせまるゴールとなった田崎。その舞台にぜひお越しください!

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▼田崎尚美の出演日は6月6日(木)と9日(日)  《チケット発売中!》
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【稽古場レポート】2月公演『金閣寺』(2) ~宮本亜門が語る三島由紀夫~

東京二期会2019年2月公演オペラ『金閣寺』、第2クールに入った立ち稽古は、演出の宮本亜門が合流、順調に稽古が進んでおります。

演出家にとって、三島由紀夫は特別な作家。新しいアイディアが次々と提案されており、フランス公演をさらにブラッシュアップした舞台が期待できそうです。
また、稽古中には演出家より、その都度各キャラクター像が語られていますが、中でも、「溝口、柏木、鶴川、この3つのキャラクターをそれぞれ三島由紀夫自身のある一面の投影としてとらえている。」という言葉が印象的でした。


各キャラクター像を語る演出家の言葉にも熱がこもっています。


第1幕稽古風景 有為子の最期は溝口に消えない痕を残します

また、当公演には主人公溝口の分身、ヤング溝口が登場します。この役は、三島由紀夫の原作には登場しない、当プロダクションオリジナルのキャラクター。溝口の内面を描く存在として、ほぼ全編に(!)登場します。
この難役を務めるのは、ミュージカル等で活躍中の前田晴翔と木下湧仁。


溝口とヤング溝口(左から与那城 敬、木下湧仁、前田晴翔、宮本益光)

舞台上でこの両役が平行して描かれることで、溝口の心理や思いが、過去、現在にどのように繋がっているのか、明確にとらえて頂けるのではないかと思います!
演出の宮本亜門の描くオペラ『金閣寺』で、躍動する“ヤング溝口”前田晴翔と木下湧仁にもどうぞご注目下さい。


▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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2/9(土) 東急百貨店 本店×東京二期会オペラ『金閣寺』イベント第2弾を、7階 MARUZEN&ジュンク堂書店イベントスペースで開催!

去る1月19日(土)、渋谷の東急百貨店 本店1階にて、東京二期会オペラ劇場2月公演『金閣寺』キャストによるミニ・コンサートを開催いたしました!
15分間のステージながら、200名近くのお客様に、本キャストの歌を間近にお聴きいただくことができました。





4枚目の写真左から ピアノ石野真穂、バリトン与那城 敬(溝口役2/23)、ソプラノ林 正子(母役2/23)、メゾソプラノ郷家暁子(娼婦役2/22,24)、テノール高田正人(若い男役2/22,24)

名だたるブランドの看板に囲まれて、二期会本公演キャストの歌声が響きわたったのはこれが初めて!お買い物にお越しのお客様にも驚きとともにお楽しみいただけたようでした。ありがとうございました!

さて、東急百貨店とのコラボレーションはこれで終わりではありません。
来る、2月9日(土)14時から、本店7階にあるMARUZEN&ジュンク堂書店イベントスペースにて、「金閣寺」三島由紀夫原作小説のレクチャーの開催が決定しました!
講師は、三島由紀夫文学館研究員で雑誌「三島由紀夫研究」編集委員の山中剛史さん。
この度の宮本亜門新演出オペラ『金閣寺』上演にちなんで、原作の小説「金閣寺」が、三島由紀夫自身とともにそれぞれの時代でどのように受け止められ、そして、どのようなテーマをもって演劇、映画、ダンス、そしてオペラへと生まれ変わっていったのか、さらには宮本亜門演出・台本による劇場版『金閣寺』(2011-)がどのように新しく、原作の魅力を引き出していたのかなどについて、たっぷりとお話しいただきます。
必ずやオペラ『金閣寺』への期待が高まることでしょう。
知的好奇心あふれるお客様に、公演前にぜひご参加いただきたい企画が実現しました!入場無料ですので、どうぞお越しください。

■■■ イベント情報 ■■■
東急百貨店 本店×東京二期会オペラ劇場 特別企画
MARUZEN&ジュンク堂書店 講演会 三島由紀夫『金閣寺』の変奏(バリエーション)

日時:2019年2月9日(土) 14:00開始(13:00当日受付開始)
会場:東急百貨店 本店7階 MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店 イベントスペース
   (東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
料金:参加無料(※要事前予約)
講師:山中剛史(三島由紀夫文学館 研究員)

※ご案内
*本イベントへのご参加は事前のご予約(無料)が必要になります
*チケットの発券はございません。ご予約されましたら受付番号をお控えの上、直接会場にお越しください
*定員になり次第受付を締め切らせていただきます
*ご参加の方には簡単な参考レジュメを配布いたします

■講師:山中剛史(やまなか たけし)
1973年東京生まれ。中央大学大学院兼任講師ほか。三島由紀夫文学館研究員。雑誌「三島由紀夫研究」編集委員。著書に『決定版三島由紀夫全集42年譜・書誌』(新潮社、共著)、『21世紀の三島由紀夫』(翰林書房、共著)、『同時代の証言 三島由紀夫』(鼎書房、共編著)、『混沌と抗戦―三島由紀夫と日本、そして世界』水声社、共編著)ほか。

●お問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」からもお申込いただけます!!


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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」 ~2/11(月)【二期会NewFace】朝倉春菜&澤原行正 Valentine concert ~珠玉のオペラの贈り物~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。バレンタインデーも間近の建国記念の日にあたる2月11日の祝日、二期会New Faceに登場するのは、ソプラノ朝倉春菜とテノールの澤原行正です。

二人とも東京藝術大学大学院出身の精鋭で、朝倉は在学中に安宅賞、卒業時に同声会賞受賞し2012年よりウィーンへ留学、研鑽を積んで帰国。一方、澤原は二期会オペラ研修所第61期マスタークラス修了。修了時、優秀賞および奨励賞受賞。現在、東京藝術大学音楽学部教育研究助手も務め国内オペラでも活躍しています。
今回はこの二人の初共演で、イタリア・フランスオペラやオペレッタ等人気のナンバーをお贈りします。ピアノは歌手たちからの信頼も厚い相田久美子。ご期待ください!

それでは、今回出演の二人からメッセージが届きましたので、ご紹介しましょう。

      *     *     *
ソプラノ 朝倉春菜 ――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします

高校一年生の時です。学校の部活で合唱を始めたり、声楽の個人レッスンを受けるようになって、歌ってこんなに楽しいんだ!と思い、何か音楽に携わる仕事がしたいと思い音楽大学を目指すようになりました。その時は子供達に歌の楽しさを知って貰いたいと、先生に憧れていました。

――自身の声種、レパートリー、将来演じてみたい役は?

声種はソプラノ・レッジェーロです。オペラは非現実的な設定である事が多いですが、どんな役でもどこかに共感できる部分があると、その役がより愛おしく感じますし、舞台に立てる幸せをより深く感じます。これから声に合った沢山の役に巡り合えることが私の目標です!
歌曲の世界も大好きです。役柄が限定されない分、より演奏側の色や個性が映し出されると思うので、自分自身も磨きながら良い音楽を奏でられるようになりたいです。

――今回のコンサートのプログラムついて

バレンタインが近いという事で、日頃の感謝を込めて歌の贈り物をしたいと思いました。プログラムはイタリア・フランスオペラやオペレッタ等人気のナンバーばかりです。バレンタインが楽しみな人も、関係無いと思っている人も(笑)、是非歌の贈り物を受け取りにいらして下さい。

――共演者をご紹介下さい

テノールの澤原さんは大学院でご一緒でした。ソロ科とオペラ科で科が違ったので、廊下や食堂でお会いする位でしたが、在学中から素晴らしい声の持ち主でしたのでいつか共演出来たら良いなと思っていました。今回はソプラノとテノールのデュエットも多数ご用意しているので、華やかなコンサートになるのではと楽しみにしています。

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テノール 澤原行正
――声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?自己紹介をお願いします

初めまして、テノールの澤原行正(タカマサ)といいます。(全部ア母音なのです…!)
名前が少し難しいですが、ぜひ覚えていただけると嬉しいです!
僕は高校を卒業するまでは全く声楽の世界を知らず…。最初は教育学部の音楽専攻に入学し、教員を目指す中で声楽のレッスンを初めて受けました。以前から歌うことは好きでしたが、専門的に学んでいくうちにすっかり歌の世界に魅了されていました。
教育学部を卒業後、もっと歌を磨きたい、もっと歌を勉強したい…という思いが強くなり、音大への再入学を決めました。
現在も指導してくださっている師匠をはじめ、たくさんの人との出会いと共に、僕はこの世界に自然と進んできたように思います。

――自身の声種、レパートリー、将来演じてみたい役は?

声種はテノールでも比較的明るく、軽い方だと思っています。
学生時代は主にイタリアオペラを中心に学んできましたが、卒業後はドイツ語、フランス語など色々な作品のレパートリーを日々開拓中です!2018年3月に二期会オペラ研修所を修了し、二期会会員として活動を始めたばかりですが、東京二期会の本公演にキャストとして出演することが今一番の目標です!

――今回のコンサートのプログラムついて

今回はソプラノとテノールのコンサート、そして2月14日も近い…ということで、“バレンタインコンサート”として、いろいろな「愛」、「恋」の曲をお送りします。プログラムはすべてオペラ・オペレッタ作品から!さらにイタリア語・ドイツ語・フランス語と言語もバラエティ豊かなプログラムになっています!熱く、甘く…そんなひと時を楽しんでいただけたらと思っています!

――共演者をご紹介下さい。

ソプラノの朝倉さんとは今回初めてご一緒します!おそらく同世代のはずですが…僕は音大が再入学だったため、「先輩」としてのイメージがあります!とても清楚で華のある演奏をされる方です!今回ご一緒できるのをとても嬉しく思っていますし、先輩との共演ということで少し緊張もしたり…(笑) アルテリーベ東京へも今回初めて出演しますし、初めて尽くしの楽しみなコンサート!皆様とお会いできるのを楽しみにしております!!!

     *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第228回【二期会New Face】Valentine concert~珠玉のオペラの贈り物~

日時:2019年2月11日(月・祝) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:朝倉春菜(ソプラノ)、澤原行正(テノール)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「愛らしい乙女よ」
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』より 「素晴らしい妙薬!俺のものだ ~ ララ、ラララ」
 レハール オペレッタ『メリー・ウィドー』より 「唇は閉ざして」
                          ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007



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【二人のサロメ】~『エロディアード』に描かれる「サロメ」とは?サロメ役 國光ともこに聞く

4月公演《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》『エロディアード』でサロメ役を歌うソプラノ國光ともこは、新国立劇場オペラ研修所を経てイタリアで学び、新国立劇場において『タンホイザー』『パルジファル』『ばらの騎士』など多数の舞台に出演しています。その正統的でシュアな歌唱力により、ヘンデル「メサイア」、バッハ「マタイ受難曲」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」「第九」等のソリストとして多くのオーケストラとの共演を重ねてきました。



今回の『エロディアード』サロメが國光にとって、実は二期会オペラ・デビューであり、初の主演となります!
本番にむけて、サロメ役について、そして自身について、話を聞きました。

      *     *     *

――國光さんが演じられる『エロディアード』の「サロメ」はどのような役でしょうか。

國光: サロメとの最初の出会いは、高校時代に本屋で手に取ったオスカー・ワイルドの戯曲でした。その表紙は世紀末の香りとエロティシズム溢れる、妖しくも美しいビアズリーの挿絵で飾られており、どこか日本的にも感じられるその絵に思わず魅せられたのを憶えております。
その世界観をR.シュトラウス『サロメ』が見事に表現しているのに対し、マスネ『エロディアード』には「7つのヴェールの踊り」もヨハネの首に接吻する衝撃的シーンもなく、ルネサンスやバロック等古くから芸術作品に取り上げられてきたヨハネの首を持つサロメのイメージはありません。そこにあるのは、愛と信仰のために懸命に生きる、等身大の少女の姿です。

19世紀後半、フロベールの短編小説《三つの物語》の「ヘロデヤ」をもとにマスネが書いたサロメは、幼い頃に生き別れた母を探してエルサレムまでやって来た宮殿の踊り子で、かつて孤独のなか苦しんでいる自分を救ってくれた預言者ジャンへの思いを胸に秘めているところから物語が始まります。
少女の憧れにも似た信仰の気持ちが試練を経て愛に変わっていく様、そして最後に愛するジャンを処刑した憎むべき王妃が母親だとわかり、自ら命を絶つ終幕まで、一人の女性の生き様を表現したいと思っています。

――そんなサロメ役の聴きどころを教えてください。

國光: 2つのアリアはもちろんですが、第1幕第4場のジャンに愛を告白するシーン、第4幕第1場のジャンから「愛している」という言葉を聞くシーン等、魅力的なメロディが沢山あります。
個人的には牢獄で死を待つジャンに、あなたを一人にはしない、共に殉教に死す、と告げるときの音楽が特に好きです。



――サロメは設定では15、16歳の少女ですが、國光さん自身はどのような少女時代をすごしていたでしょうか。

國光: 岐阜市郊外の田舎町で育ちました。母が美しいものが好きでしたので、その影響で自然や人や物に対する見や考え方ができていったように思います。
これといって文化的な施設や環境のない小、中学生のときに両親が与えてくれた図鑑全集の付録レコードが、音楽に目覚めるきっかけだったと思います。特にサン=サーンスの「白鳥」は、母と一緒にテレビで見たバレエ「瀕死の白鳥」のイメージとも重なり、感動でなかなか興奮が冷めず、「動物の謝肉祭」のレコードを買ってもらった時はとても嬉しかったのを憶えています。そのレコードはベーム指揮の温かで素敵な演奏でしたが、15歳になる頃にはカルロス・クライバーに夢中になっていたと思います。
レコードだけでは好奇心が満たされず、ラジオでクラシック音楽を聴き始めたのも小学生の頃でした。高校生の時には当時の衛星放送も始まり、夢だった海外のオペラ公演や名演奏を観聴きできるようになり、一気に耳が開いていきました。NHKには心から感謝しなくてはなりません(笑)。

――声楽を志したきっかけはその頃から?

國光: いつからか舞台への憧れはありましたが、声楽を志すきっかけになったのは、やはり衛星放送で観たオペラでした。ゼッフィレッリ演出の『ラ・ボエーム』で、テレビの向こうのフレーニとパヴァロッティの息づかい、声という楽器から伝わってくるエネルギーに、心が解放されていくのをひたすら感じたくて、テープが擦り切れるまで繰り返し観たのを思い出します。

――お客様へのメッセージを。

國光: セミステージ形式になりますが、フランスを代表するグランドオペラの稀少な上演であること、そして世界一美しいといわれるフランス語によるサロメの世界をマエストロ・プラッソンがどのように描き出すのか、とても魅力的な公演だと思います。
また長い間私の念願でした本公演への出演がマエストロ・プラッソンとの舞台であることは、本番を目前にした今でも夢のようです。アンサンブルの一員として公演にどう関わっていけるか、挑戦であり、楽しみでもあります。
10連休の幕開け、フランスのエスプリ溢れるとてもスペシャルな二日間になると思います。ご来場いただけましたら幸いです。

今春、國光のデビュー公演でもある『エロディアード』に、どうぞご期待ください!

▼國光ともこの出演日は4月28日(日)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

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【稽古場レポート】2月公演オペラ『金閣寺』立ち稽古スタート!

東京二期会2019年最初のオペラ公演『金閣寺』は、2月22日(金)の初日に向けて、1月中旬より立ち稽古が開始致しました!
戦後日本を代表する作家の一人、三島由紀夫の同名原作を元に、同じく戦後日本を代表する作曲家の黛 敏郎が作曲をした同作品。演出の宮本亜門が描く舞台は、色彩豊かであることが、かえって溝口の孤独や葛藤を浮き彫りにします。

フランスのラン歌劇場での公演を成功裏に終えましたが、今回の東京公演では演出家のイメージをより具体化すべく、稽古開始時には、まず演出家からの細かな演出メモが伝えられています。中にはフランス公演時から、今回の東京公演に向けて再構築するシーンもあるようです。


キャストらが舞台の説明を受ける様子


シーン毎に演出家の設定等を伝えていきます

立ち稽古は第1幕より順に開始。
「金閣寺は何よりも美しい」と語る父、若い男との不貞を重ねる母。溝口を金閣寺に迎える道宣和尚、共に徒弟として過ごす鶴川・・・等、それぞれに影を抱えたキャラクターの関係が次々と現れます。様々な登場人物との関わりの中で、溝口と金閣寺の関係が変化していきます。


第1幕稽古の様子


稽古後の溝口(中央左 与那城 敬、右 宮本益光)、鶴川(外側左 髙田智士、右 加耒 徹)コンビ

次週からは、早くも演出の宮本亜門も稽古に合流予定!
引き続き、乞うご期待!
 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
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新年のラリアンスは、ソプラノ徳山奈奈とバリトン小林啓倫が登場!オペラの歌声で贈る、新年の喜び

来る1月29日(火)で、第18回を迎える、フランス料理とオペラ歌手とのマリアージュ、ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会。今回は、4月公演『エロディアード』に出演する、ソプラノ徳山奈奈とバリトン小林啓倫が登場します。ピアノは梅田麻衣子。


ソプラノ 徳山奈奈

バリトン 小林啓倫

ピアノ 梅田麻衣子

ソプラノ徳山奈奈は、4月公演『エロディアード』バビロニアの娘役で二期会オペラ・デビューを果たす、期待の新人。清澄な響きが持ち味で、これまでにも『カルメン』ミカエラ、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『フィガロの結婚』伯爵夫人などを演じてきました。ラリアンスではその得意なアリアを披露します!

バリトン小林啓倫は、2017年二期会創立65周年記念、ベルリン・コーミッシェオーパー・日生劇場提携公演『こうもり』ファルケ役で二期会デビューし好評を博したのに続き、昨年9月にも二期会〈プッチーニ三部作〉より『ジャンニ・スキッキ』マルコ役で出演した逸材。若々しい豊かな歌声と優しいニュアンスの表現力で、『魔笛』パパゲーノ、『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールなどで本領を発揮してきましたが、現在ますますレパートリーを拡大中。ラリアンスではまずは彼のこれの魅力をご堪能ください。

第1部では二人の十八番から、第2部ではオペラ『エロディアード』出演にちなんで、フランス・オペラのアリアをそれぞれお届けします。
この春注目の二人のステージとラリアンスの新春フルコースをどうぞお楽しみください。
 

■■■ イベント情報 ■■■
第18回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会
日時:2019年1月29日(火)19:00開宴(18:30開場)
   第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
   (各15~20分の予定)
   ※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」メインダイニング
  (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:お一人様 8,500円~(サービス料・税込)
  ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:徳山奈奈(ソプラノ)、小林啓倫(バリトン)、梅田麻衣子(ピアノ)

予定プログラム:
  <第1部>
  ・モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より 「セレナーデ」
  ・ビゼー『カルメン』より 「ミカエラのアリア」
  ・モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より 「お手をどうぞ」
  <第2部>
  ・マスネ『エロディアード』より 「彼は優しい人」
  ・グノー『ファウスト』より 「この地を離れる前に」
  ・レハール『メリー・ウィドー』より 「高鳴る調べに」

お料理は上質なフレンチをカジュアルに楽しめる「魅惑の食彩コース 8,500円」と、こだわりの食材を使った本格的フレンチ「神楽坂の晩餐コース 13,500円」、神話の国、伊勢志摩から届く食材でお愉しみいただくお祝いの宴「伊勢志摩の祝宴コース 18,500円」の3コースからお選びいただけます。

▼イベント案内、詳しいメニュ内容はラリアンスHP をご覧ください
第18回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会|イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂 フレンチレストラン ラリアンス

●イベントのお問合せ・ご予約は
 ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで
 
 
▼小林は4月27日(土)、徳山は4月28日(日)に出演!  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
 2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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全国共同制作プロジェクト『ドン・ジョヴァンニ』に二期会アーティストが多数出演!~富山、東京、熊本でまもなく上演!

全国共同制作プロジェクト、モーツァルト歌劇『ドン・ジョヴァンニ』が、1月20日(日)の富山 オーバード・ホール公演を皮切りに、東京芸術劇場(1/26(土)・27(日))、熊本県立劇場(2/3(日))で上演されます。
この公演に、二期会から三戸大久〔レポレッロ〕、髙橋絵理〔ドンナ・アンナ〕、鷲尾麻衣〔ドンナ・エルヴィーラ〕、金山京介〔ドン・オッターヴィオ〕、藤井玲南〔ツェルリーナ(1/27のみ)〕、近藤 圭〔マゼット〕が出演致します。


レポレッロ
三戸大久

ドンナ・アンナ
髙橋絵理

ドンナ・エルヴィーラ
鷲尾麻衣

ドン・オッターヴィオ
金山京介

ツェルリーナ
藤井玲南

マゼット
近藤 圭

東京芸術劇場をはじめ、全国の公共ホール・芸術団体などの共同制作により、国内を巡演する当プロジェクトは、これまでに2015年『フィガロの結婚』、2017年『蝶々夫人』、2018年『トスカ』と大きな話題を呼びました。今回はその第4弾となります。
総監督・指揮の井上道義氏と今回の演出・振付を担当する森山開次氏、そして10名のダンサーと充実の歌手陣による未だかつてない舞台をどうぞお見逃しなく!


稽古場にて、森山開次氏を中心に

■■■ 公演情報 ■■■
全国共同制作プロジェクト
モーツァルト 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』新演出
(全2幕・英語字幕付・日本語上演)

総監督・指揮:井上道義
演出・振付:森山開次 
管弦楽:
 オーケストラ・アンサンブル金沢(富山公演)
 読売日本交響楽団(東京公演)
 九州交響楽団(熊本公演)
配役:
 ドン・ジョヴァンニ:ヴィタリ・ユシュマノフ 
 レポレッロ:三戸大久 
 ドンナ・アンナ:髙橋絵理 
 騎士長:デニス・ビシュニャ
 ドンナ・エルヴィーラ:鷲尾麻衣 
 ドン・オッターヴィオ:金山京介 
 ツェルリーナ:小林沙羅(1/20,1/26,2/3)、藤井玲南(1/27)
 マゼット:近藤 圭 
ダンサー:
 浅沼 圭、碓井菜央、梶田留以、庄野早冴子、中村里彩、
 引間文佳、水谷彩乃、南帆乃佳、山本晴美、脇坂優海香
合唱:
 Giovanni Ensemble Toyama(富山公演)
 東響コーラス(東京公演)
 ラスカーラ・オペラ合唱団(熊本公演)

<富山公演>
日時:2019年1月20日(日) 14:00開演
会場:オーバード・ホール
▼富山公演の詳細とお問合せはこちらから
モーツァルト歌劇 DON GIOVANNI ドンジョバンニ全幕(日本語上演) 2019.1.20 - AUBADE HALL

<東京公演>
日時:2019年1月26日(土)、27日(日) 両日14:00開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール
▼東京公演の詳細とお問合せはこちら
モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全幕 - 東京芸術劇場

<熊本公演>
日時:2019年2月3日(日) 15:00開演
会場:熊本県立劇場演劇ホール
▼熊本公演の詳細とお問合せはこちら
モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全2幕 (新演出・英語字幕付・日本語上演) - 熊本県立劇場
 
 
▼WEBぶらあぼ に記者会見レポートが掲載されています、出演者のコメントもお読みください
【会見レポート】振付家・森山開次がオペラ初演出〜全国共同制作プロジェクト《ドン・ジョヴァンニ》 - WEBぶらあぼ
 
 

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Hakuju Hall主催「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」 2018/2019シーズンの第3回目は1/24(木)開催!

二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。
今シーズン最後となります第3弾は、1月24日(木)に開催されます。
今回は二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ初の出演者3名でお贈りいたします。
コンサートを直前に控えた出演の三人よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。


写真左からピアノ朴 令鈴、ソプラノ内田千陽、ソプラノ徳山奈奈、テノール澤原行正

■内田千陽(うちだ ちはる)
この度は、二期会モーニングディーヴァ,ディーヴォに出演することが出来、大変光栄に思っております。澤原さん、徳山さんと共演させて頂くのは初めてで、とても楽しみでわくわくしております。朴先生にはクラスでも大変お世話になり、この度の共演も心強く感じております。
各々個性豊かで濃い選曲となっております。新年に相応しい福袋のような、聴き応えたっぷりのプログラムをお届け致します。皆様のご来場を心よりお待ちしております!

■徳山奈奈(とくやま なな)
二期会モーニング ディーヴァ、ディーヴォに出演する機会をいただき嬉しく思っております。これまで素晴らしい先輩が演奏されたこの公演で、新たに二期会の会員となった私たちが歩み出せることはとても幸せなことです。今回の公演はオペラのアリアや重唱を中心とした、盛りだくさんな内容になっていますが、三者三様の個性や魅力を感じていただければと思います。私は初めて挑戦するアリアや研修所での思い出の重唱曲など演奏致します。ご来場の皆様にきっと楽しんでいただける公演になると思いますので、是非Hakuju Hallへお越しください!心よりお待ちしております!

■澤原行正(さわはら たかまさ)
テノールの澤原行正です。
もしかしたら!?読みにくい名前かもしれません…是非この機会に覚えてください!笑
今回は初の3人の歌い手でのコンサートということで、『3人だからこそできる』そんな選曲にしました。僕の今回のお勧めは、二重唱です!ソプラノの徳山さんとは修了試演会でも演奏した「マノン」の二重唱を演奏します。美しく、劇的なマスネの音楽は必聴です!今回初めてご一緒するソプラノの内田さんとは「ルチア」の二重唱を演奏します。ドニゼッティの代表的作品で「狂乱の場」が有名ですが、この二重唱は負けず劣らずの名旋律!名曲揃いのこのコンサート、出演者の僕自身今からとても楽しみです!是非ご来場ください!

      *     *     *

ディーヴァ,ディーヴォ初となる、3人の新星によるひとときをどうぞご堪能ください。
 
 
■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第18回>
二期会新星トップ7名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2019年1月24日(木) 11:00開演(10:30開場) ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (ハクジュホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:内田千陽(ソプラノ)、徳山奈奈(ソプラノ)、澤原行正(テノール)、朴 令鈴(ピアノ)
予定プログラム:
・ドリーヴ:歌劇『ラクメ』より “花の二重唱” 〔内田・徳山〕
・モーツァルト:歌劇『魔笛』より “なんと美しい絵姿” 〔澤原〕
・プッチーニ:歌劇『トスカ』より “歌に生き、恋に生き” 〔徳山〕
・ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』より “そよ風に乗って届くでしょう” 〔内田・澤原〕
・ドヴォルザーク:歌劇『ルサルカ』より “月に寄せる歌” 〔徳山〕
・ヴェルディ:歌劇『エルナーニ』より “エルナーニよ、一緒に逃げて” 〔内田〕
・ヴェルディ:歌劇『椿姫』より “燃える心を” 〔澤原〕
・ヴェルディ:歌劇『運命の力』より “神よ、平和を与えたまえ” 〔内田〕
・マスネ:歌劇『マノン』より “君か…いや、あなたか!” 〔徳山・澤原〕

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第18回 二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」 ~1/28(月)【二期会NewFace】牧野元美&横森由衣 2人のソプラノによる~新春の調べ~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
今年最初の二期会New Face登場回は1月28日(月)。 昨年の春に二期会オペラ研修所第61期マスタークラスを優秀な成績で修了した二人のソプラノ、牧野元美と横森由衣が晴れやかな歌声を披露します。

今回出演の二人からメッセージが届きましたので、ご紹介しましょう。

   *   *   *


ソプラノ 牧野元美
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

ソプラノの牧野元美と申します。この度は月曜フレッシュコンサートに出演させていただけること、大変嬉しく思っております。
私は幼い頃から歌うことが大好きでした。小学生の時、合唱団に入ったのをきっかけに、歌の魅力にどんどんはまってゆきました。そして綺麗な声で様々な音域を歌う声楽家に憧れるようになりました。良い声になるように勉強をすれば、大好きな歌がもっと素敵に歌えるのかもしれないと胸を高鳴らせていたのです。その時の気持ちは、今でも私の原動力となっています。

――今回のコンサートのプログラムついて。

今回のコンサートでは、ドイツのオペラと歌曲をたっぷりお届け致します。
プログラム前半では、ウェーバー作曲『魔弾の射手』より二重唱とアリアを演奏させていただきます。この演目は、東京二期会の本公演にて、アンダースタディとして大変貴重な経験をさせていただきました。その経験を生かし、精一杯演じたいと思っております!
後半は、リヒャルト・シュトラウスの歌曲とオペラ『アラベラ』の二重唱を歌わせていただきます。シュトラウスの美しい音楽をお楽しみいただけますよう、日々練習に励んでいます!

――共演者をご紹介下さい。

ソプラノ横森由衣さんとは、初めての共演となります。大学院やアンダースタディで一緒に勉強してまいりましたが、なかなか共演の機会に恵まれなかったので、今回がとても楽しみです。横森さんの時に可愛らしく、時に芯の強いキャラクターを演じていらっしゃる姿は、とても魅力的で、いつも刺激をいただいています!声種は同じソプラノ同士ですが、それぞれに声も性格も全く違いますので、ソプラノの様々な色が楽しんでいただけること間違いなしです。どうぞご期待ください!

   *   *   *


ソプラノ 横森由衣
――声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?自己紹介をお願いします。

幼い頃からピアノやクラシックバレエを習い、舞台で表現をすることに興味を持っていました。同じく声楽科出身の父の影響もあり、中学生の頃から声楽を始めました。

――将来演じてみたい役は?

R.シュトラウス『アラベラ』のズデンカを演じてみたいです。家庭の事情から男の子として育てられているズデンカが、成長につれ葛藤を抱いていく様子に大きな魅力を感じています。シュトラウスが巧みに描いた彼女の純粋な心を表現してみたいです。

――今回のコンサートのプログラムついて。

ドイツリート、ドイツオペラをテーマにお送りします。
ファーストステージでは、ウェーバー『魔弾の射手』をハイライト形式で演奏します。今回共演の牧野さんとは、昨年の二期会公演『魔弾の射手』にて共にアンダースタディを務めました。その時の経験を活かせたらと思い選曲しました。
セカンドステージでは、R.シュトラウスのリートや、目標の役であるズデンカを演奏します。お楽しみいただければ幸いです。

――共演者をご紹介下さい。

共演の牧野さんは大学の先輩で、大学院のオペラ科でもご一緒しましたが、重唱をさせていただくのは初めての経験で今からとても楽しみです。ピアニストの相田さんとは今回初めて共演させていただきます。楽しい舞台をお届けできるよう、準備を進めてまいります。

   *   *   *

ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともに素敵な音楽をお楽しみいただく、アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。是非お早めにご予約ください!ご来場お待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第226回【二期会New Face】2人のソプラノによる~新春の調べ~

日時:2019年1月28日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:牧野元美(ソプラノ)、横森由衣(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』より 「公爵様、あなたのようなお方は」
 R.シュトラウス オペラ『アラベラ』より 「もしぴったりな人が現れたら」
 R.シュトラウス 「献呈」「万霊節」
                    ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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4月『エロディアード』で二期会オペラにデビュー!ソプラノ金見美佳が贈るオールフレンチプログラム~1/16(水)アグネスホテル・ランチタイムコンサート

二期会オペラ研修所マスタークラスを最優秀の成績で修了した歌手に贈られる「川崎静子賞」。二期会の創設メンバーのひとりであるその名を冠した賞を昨年春に受賞したのが、ソプラノ金見美佳です。今年度より二期会のアーティストとして活動しています。

福岡県柳川市出身。初オペラの役は『カルメン』のフラスキータ。そして、今年4月の〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉マスネ『エロディアード』にバビロニアの娘役で二期会オペラ公演デビューを果たします!
フレッシュな才能の歌声をご堪能いただきたく、1月16日(水)に神楽坂の「アグネスホテル東京」で開催されるランチタイム・コンサートに登場します。ピアノは髙木由雅。入場無料。


ソプラノ 金見美佳

ピアノ 髙木由雅

今回、コンサートを前にして金見に話を聞きました。

     *     *     *

――マスネ『エロディアード』で二期会オペラ・デビューを控えた今の心境を
金見: フランスの作品は言葉が難しそうで敬遠していましたが、学生時代にフランスの音楽に触れるようになり、その美しさに魅了されました。
特にマスネのオペラが大好きなので今回『エロディアード』での本公演デビューは大変嬉しく思っております。

――アグネスホテルではオールフレンチプログラムになりました。フランス音楽の魅力は?
金見: フランス語の美しさ、フランス音楽のお洒落さが伝われば幸せです。例えばイタリア音楽ですと一番言いたいことや盛り上がっている時には音が高くなったり大きくなったりすることが多いのですが、フランス音楽の場合は逆にあっさりしていたりするところがスマートで面白いと思います。

――柳川のご出身。柳川といえば、詩人 北原白秋ゆかりの地でもあります。
金見: はい。私は白秋と同じ小学校の出身ですので、白秋の作品は大変身近に感じていますし積極的に歌っていきたいと思っています。
最近知ったのですが、アグネスホテルのすぐ側に白秋が住んだことがあるそうです。ちょうど1月11日に映画『この道』が公開されたところですし、色々とご縁を感じています。

――金見美佳のこれからについて
金見: 私は昔から歌うことが好きでした。そして舞台に立たせてもらうようになってからは舞台を作り上げていく過程や本番の緊張感も含めて舞台が大好きになりました。
これからも勉強し続けて、歌手としてお客様に楽しんでいたただくために、歌い続けたいです。

     *     *     *

アグネスホテルのサロンホールは、100席ほどの座席にスタインウェイが置かれ、シックな雰囲気と豊かな音響が魅力。フランス音楽にはぴったりの雰囲気です。オペラ『エロディアード』からもアリアを披露する予定ですので、ぜひ聴きにいらしてください。

■■■ イベント情報 ■■■
アグネスホテル東京 ランチタイム・コンサート
第166回「フランス歌曲とオペラの午後」

日時:2019年1月16日(水) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京・B1F アグネスホール
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:金見美佳(ソプラノ)、髙木由雅(ピアノ)
予定プログラム:
 アーン 「クロリスに」「私の詩に翼があったなら」
 フォーレ 「月の光」「夢のあとに」
 トスティ 「口づけ」
 プーランク 「セーの橋」
 マスネ 『エロディアード』より “彼は優しく、美しい”

▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
ホテルイベント - THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)
 
 
▼金見美佳のデビューは4月27日(土)  《チケット絶賛発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
 2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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4月公演『エロディアード』を指揮する巨匠ミシェル・プラッソン~奇跡のようなフランス音楽を奏でる、至高の存在

2月公演『金閣寺』の若きフランスの指揮者マキシム・パスカルに続いて東京二期会に登場するのは、2019年4月〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉マスネ『エロディアード』を指揮するミシェル・プラッソンです。

1933年パリ生まれ。85歳の今もなおフランス音楽の真髄を伝えていくことを自らの使命とし、タクトを執りつづけるフランス音楽の最高峰の指揮者です。



プラッソンは、長きにわたってトゥールーズ・キャピトル歌劇場およびトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督を務めあげてきました。そこで残してきた録音も膨大な数にのぼっています(限定盤でリリースされていた管弦楽全集がCD37枚組、フランス・オペラ全集が38枚組!)。
同時に、モントリオール響、オスロ・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、スカラ・フィル、ロシア・ナショナル管、パリ管などに客演。1994年から7年間ドレスデン・フィルの首席指揮者を務めました。

オペラ・ファンにとっては、ブルーレイ/DVDもリリースされている2010年パリ・オペラ座のヨナス・カウフマン主演マスネ『ウェルテル』の公演が有名でしょうか。その他、オランジュ音楽祭で『トゥーランドット』、ジュネーヴで『サムソンとデリラ』を指揮するなど、オペラの指揮にも枚挙に暇がありません。
昨年は、ジュネーヴ大劇場においてグノー『ファウスト』を指揮。また、久しぶりの来日を果たし、新日本フィルとともにフランク〈交響曲ニ短調〉とドビュッシーをますます薫り高く奏で、私たち日本のファンに深い感銘を与えました。直近では、11月にロッテルダム・フィルとサン=サーンス〈交響曲第3番オルガン付〉、ドビュッシー〈牧神の午後への前奏曲〉などを指揮しています。

今なお、管弦楽とオペラの両方を指揮し、世界中の尊敬を集めるマエストロ。東京二期会には2010年ベルリオーズ『ファウストの劫罰』、13年オッフェンバック『ホフマン物語』に続いて、6年ぶり3度目の登場となります。しかも、演目はマスネの大作『エロディアード』。ライブでプラッソンの指揮で聴けるのは、4月27日(土)と28日(日)の2日間、Bunkamuraオーチャードホールだけでしょう。
奇跡の瞬間を、どうか逃されませんように!
 
 
▼『エロディアード』公演情報ページはこちら
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
 2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
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1/24(木)「二期会サロンコンサート 2018-2019シーズン」 Vol.198 うたの福袋 ~華麗なるソプラノデュオの世界~ 出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロン パウゼにて、毎回大好評の「二期会サロンコンサート」シリーズ。新春を寿ぐ2019年の初回は、二期会期待の若き二人のソプラノ、大網かおり(おおあみ かおり)と渡邊仁美(わたなべ ひとみ)が息もぴったりに、選りすぐりの名曲の数々をお届け致します。
ピアノは、14回ショパン国際ピアノコンクール アジア大会 一般部門金賞受賞、演奏活動の他、多数の演奏会に楽曲提供など、積極的に作曲・編曲活動をしている飯田彰子(いいだ しょうこ)です。


左からソプラノ大網かおり、ピアノ飯田彰子、ソプラノ渡邊仁美

ここで、今回出演の大網と渡邊からのメッセージをご紹介します。

     *     *     *

みなさんこんにちは!
ソプラノの大網かおりです。二期会のサロンコンサートには初めて出演させていただきます。お客様との距離が近いサロンコンサートなので、アットホームな雰囲気で皆様に楽しんでいただけたらと思います。
アンサンブルは私の原点。合唱や重唱をするのが好きで、渡邊さんとは大学のころから色々なステージで重唱やコンサートで共演してきました。普段のソロのコンサートとは違う、ソプラノデュオならではの響きの重なりを沢山の人に楽しんでもらえたらと思います。皆様、是非お誘い合わせの上、ご来場下さいませ!

     *     *     *

ソプラノの渡邊仁美です。この度、第198回二期会サロンコンサートに出演させていただきます。
今回のコンサートは副題の「うたの福袋」のとおり、色々な曲をお届けいたします。そのほとんどがソプラノデュオです。ショーソンやドビュッシー、日本の曲、そしてピアニスト飯田彰子さんによるオリジナルアレンジの曲なども演奏いたします。
共演のソプラノ大網かおりさんは大学の同級生で、これまでにも何度も一緒に演奏してまいりました。 息の合ったアンサンブルで、笑いあり涙ありのバラエティ豊かな内容になっております。新年最初の二期会サロンコンサート、皆様と楽しい時間を過ごせましたら幸いです。ご来場心よりお待ちしております。

     *     *     *

どうぞお楽しみに!
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報■■■
二期会サロンコンサート 2018-2019 シーズン
Vol.198 うたの福袋 ~華麗なるソプラノデュオの世界~

日時:2019年1月24日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:大網かおり(ソプラノ)、渡邊仁美(ソプラノ)、飯田彰子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 ショーソン 2つのデュエットOp.11「夜」「目覚め」
 サン・サーンス 「アヴェマリア」
 スコットランド民謡 「広い河の岸辺」
 見岳 章 「川の流れのように」
              ほか

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.198 うたの福袋 ~華麗なるソプラノデュオの世界~ - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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オペラ『金閣寺』の指揮を熱望した、指揮者マキシム・パスカル

二期会blog「オペラの散歩道」をご覧の皆様、新年あけましておめでとうございます。
2019年も二期会オペラやアーティストの最新情報やイベント情報など、いち早く皆様にご紹介してまいりますので、引き続きご愛読いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

     *     *     *

2月公演『金閣寺』を指揮するマキシム・パスカルは、1985年フランス・ナント生まれの今年34歳。2014年3月にはフランス人として初めてザルツブルクのネスレ・ヤング・コンダクターズ・アワードを受賞して注目を集め、すでにベルリン州立歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座で活躍するなど、今、フランス音楽界待望の若手指揮者の筆頭です。



近年、東京二期会オペラ劇場には次代の国際的なオペラ・シーンを担う優れた若い指揮者が次々と登場してきました。2011年(8年前!)『ナブッコ』でのアンドレア・バッティストーニ、2014年『蝶々夫人』でのダニエーレ・ルスティオーニの日本デビューは、いまだ記憶に新しいところではないでしょうか。

パスカルは、2017年にパリ・オペラ座バレエ日本公演にて『ダフニスとクロエ』ほかを指揮し、日本でも高い評価を受け、今回、満を持して『金閣寺』が日本で初オペラ指揮となります。

パスカルの特長は、現代音楽への深い造詣とチャレンジングなアプローチ。パリ高等音楽院在学中からオーケストラ「ル・バルコン」を結成して、ピアニスト、作曲家、そしてサウンド・エンジニアの仲間とともに、多彩な活動を展開。これまでに、シェーンベルクからシュトックハウゼン、エトヴェシュといった20世紀、21世紀の作品を上演し、昨シーズンは、ミラノ・スカラ座、ベルリン州立歌劇場にシャリーノ作曲の”TI VEDO, TI SENTO, MI PERDO”を指揮しています。 直近では、2018年11月オペラ・コミークとの共同制作によるシュトックハウゼン作曲『光から木曜日』(新制作)を「ル・バルコン」を率いて指揮しています。



一方、パリ・オペラ座でのラヴェル作曲『スペイン時間』、プッチーニ作曲『ジャンニ・スキッキ』、スウェーデン・マルメ歌劇場でのドビュッシー作曲『ペレアスとメリザンド』など、様々な音楽でも実力を発揮。『ペレアスとメリザンド』はDVDでリリースされており、映画「ミルピエ パリ・オペラ座に挑んだ男」(2015/フランス)にも指揮で参加しています。ぜひその手腕をお確かめください!

そして、三島由紀夫の愛読者でもあるというパスカル。オペラ『金閣寺』はその意味でパスカル本人も演奏を熱望した作品でした。演出の宮本亜門とも、昨年末、パリで打ち合わせをして意気投合。
今、世界に向かって黛敏郎『金閣寺』の音楽を奏でることに最もふさわしい指揮者であるでしょう。


パリにて マキシム・パスカルと宮本亜門

東京公演の後は、香港に移り、香港アート・フェスティヴァルに初登場予定。3月2日、3日、ベルリオーズ没後150年記念として、グザヴェエ・ロトの設立した話題の楽団ル・シエクルと共に「幻想交響曲」、「レリオ」、「イタリアのハロルド」などオール・ベルリオーズ・プログラムを指揮します。そして、今年もベルリン州立歌劇場、ミラノ・スカラ座に再招聘が決まっています。
世界的にも目が離せない指揮者のひとり、マキシム・パスカルのタクトにどうぞご期待ください。
 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

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 二期会チケットセンター 03-3796-1831
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1月19日(土)開催!東急百貨店 渋谷・本店とオペラ『金閣寺』がコラボ~本館1階での『金閣寺』キャストによるスペシャル・ステージ

東急百貨店 渋谷・本店にて、東京二期会オペラ劇場2019年2月公演 オペラ『金閣寺』のキャストによる特別なプロモーション・ステージが実現します!

新年1月19日(土)14時から、本キャストのソプラノ林 正子(母役:2/23出演、平成13年度五島記念文化賞新人賞受賞)、メゾソプラノ郷家暁子(娼婦役:2/22,24出演)、テノール高田正人(若い男役:2/22,24出演)、そして、バリトン与那城 敬(溝口役:2/23出演)が、なんと、本館1階の売場内に登場!お買い物をお楽しみの皆様にオペラの魅力をお伝えするべくミニステージをお届けいたします。ピアノは石野真穂。


ソプラノ 林 正子

メゾソプラノ 郷家暁子

テノール 高田正人

バリトン 与那城 敬

ピアノ 石野真穂

■■■ イベント情報 ■■■
東急百貨店 渋谷・本店×東京二期会オペラ劇場 特別企画
『金閣寺』キャストによる 本館1階スペシャル・ステージ

日時:2019年1月19日(土) 14:00頃開始(約15分)
会場:東急百貨店 渋谷・本店 本館1階
料金:観覧無料
出演:林 正子(ソプラノ)、郷家暁子(メゾソプラノ)、
   高田正人(テノール)、与那城 敬(バリトン)、
   石野真穂(ピアノ)

東京二期会オペラ劇場と東急百貨店 渋谷・本店とのこうしたコラボは初めての試み!
ぜひ応援にいらしてください!
 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

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大晦日はオペラ『金閣寺』の演出 宮本亜門と柏木役 テノール樋口達哉がTV出演!

2018年の大晦日に、東京二期会オペラ劇場2019年2月公演『金閣寺』の演出 宮本亜門と、柏木役 テノール樋口達哉がTV出演いたします。


宮本亜門
宮本亜門は、午後9時20分からのNHK-Eテレ「クラシック・ハイライト2018」に司会として登場。平成時代の30年間をふりかえる内容で、番組後半には平成を生きた作曲家のひとりとして、黛 敏郎が紹介されます。
『金閣寺』のワンシーンも流れる予定ですので、どうぞお見逃しなく!

◆◆◆ 放送情報1 ◆◆◆
「クラシック・ハイライト2018」
放送日時:2018年12月31日(月) 午後9:20~午後11:45
放送局:NHK Eテレ

▼内容詳細はNHKホームページをご覧ください
クラシック・ハイライト2018 - NHK番組表

樋口達哉
樋口達哉は、毎年カウントダウン演奏の生中継で人気の午後11時30分からのテレビ東京「東急ジルベスター・コンサート2018-2019」に出演。祝祭的な雰囲気にふさわしいオペラ・アリアを披露します。
また、こちらの指揮は、アンドレア・バッティストーニ。バッティストーニと樋口は、来年10月公演『蝶々夫人』で再び共演することになりますので、どうぞご期待ください。

◆◆◆ 放送情報2 ◆◆◆
「東急ジルベスター・コンサート2018-2019」
放送日時:2018年12月31日(月) 午後11:30~午前0:45
放送局:テレビ東京系各局

▼内容詳細は番組ページをご覧ください
東急ジルベスターコンサート2018-2019 番組情報ページ - テレビ東京

 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

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青薔薇海賊団「新春スペシャルコンサート」~2019年歌い初め!

井ノ上了吏、上原正敏、片寄純也の美声揃いの素敵な3人のテノールが、女性トリオの演奏にのせて、歌って踊って、新年の福を呼び込みます!
《青薔薇海賊団》の6人により4月に行われた陽春コンサートも大盛況で、「もっと聴きたい!」とのお客様の要望に応え、このたび新春1月6日(日)に開催する運びとなりました。

2019年新春オープニングは、ジョルダーノ作曲オペラ『フェドーラ』より “愛さずにはいられぬ思い” にはじまり、イタリア古典歌曲、3人のテノールがそれぞれの持ち味を発揮するオペラアリアの数々を。後半は、北村晶子編作による「青薔薇ガールズ魅惑の調べ」(ピアノトリオ)、「私の好きな歌」(シューベルトの小夜曲に乗せた精霊の歌、つれない心、カルディルロ)やスペシャルメドレーを歌いまくります。
また、今回は初春ならではの楽しい趣向を凝らしてお待ちしております。


「青薔薇海賊団」
後列左から、ヴァイオリン川口静華、テノール井ノ上了吏、テノール上原正敏
前列左から、テノール片寄純也、チェロ荒 庸子、ピアノ&編曲 北村晶子

「青薔薇海賊団は、テノール3人とピアノトリオで構成し、オペラ、映画音楽、聴きたい音楽のオンパレードに加え、今回は初春ならではの楽しい趣向を凝らしてお待ちしております。テノールが良いと、オペラ全体がとても楽しく良かったと思えるものです。だって男性が女性の音域を、フィギュアスケート選手のように四回転サルコからトリプルアクセル、そして優雅なステップのように声で表現するようなものですから。
随分と長い年月歌っています。今思うことは若い時に出来なかった演奏が、演技が考えてバランスよく出来るようになった。とても心地よい演奏ができてると感じます。 歌うのが今とても楽しい、この気持ちをお客様に伝え楽しい時間を分かち合いたい。」と語るのは最年長でリーダー格の井ノ上了吏。現在も輝かしい美声で多くのファンを魅了しています。

親しみやすいMCも好評の上原正敏もデビューからはや30年。「イタリアで私の歌った歌をあちらのおばちゃま達が涙を流して聴いてくれたときに感じた歌詞や感情が伝わる喜び。この喜びを日本でも感じたく、演奏活動の中で曲の説明や、時にはクラシック調にアレンジしたポピュラーな曲を披露することもしてまいりました。 音楽は、分かるものではありません。感じるもの。どうぞ感じて下さい。
聴いた方一人ひとりの中にその人の人生や感情の発露を促すスタイルの芸術活動が理想です。」と。

そして、2018年7月に東京二期会『魔弾の射手』でマックスを演じ、高い評価を得た片寄純也も、今まさに歌い盛り、旬のテノールとして活躍中!2019年も6月の東京二期会『サロメ』のヘロデ役で主演します。

会場の浜離宮朝日ホールは朝日新聞東京本社・新館2階、都営地下鉄大江戸線。「築地市場駅」A2出口を出てすぐ。2019年の新春は、ぜひ、青薔薇海賊団コンサートへ。個性豊かなテノールたちの三人三様の魅力をどうぞたっぷりとご堪能ください!


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■■■ 公演情報 ■■■
青薔薇海賊団 新春スペシャルコンサート
日時:2019年1月6日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:浜離宮朝日ホール
  (都営地下鉄大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ
料金:全自由席 5,000円
出演:井ノ上了吏、上原正敏、片寄純也(以上、テノール)
   川口静華(ヴァイオリン)、荒 庸子(チェロ)、北村晶子(ピアノ・編曲)

演奏予定曲:
・「マリオ・ランツァ」メドレー 
・C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』より “森を通り 野を越えて”
・G.ドニゼッティ『アルバ侯爵』より “天使のような美しさ”
・P.マスカーニ『カヴァレリア ルスティカーナ』より “お母さんこの酒は強いね”
                 ほか

後援・マネジメント:公益財団法人東京二期会

▼公演情報ページはこちら《チケット絶賛発売中!》
青薔薇海賊団 -新春スペシャルコンサート- - 東京二期会
 
 
▼6月6日(木)・9日(日) 片寄純也、ヘロデ役にて出演!《チケット発売中!》
2019年6月公演 ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:セバスティアン・ヴァイグレ、演出:ヴィリー・デッカー、管弦楽:読売日本交響楽団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●「青薔薇海賊団コンサート」&『サロメ』のお問合せ・チケットのご予約は
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【金閣寺】ソプラノ嘉目真木子が12/20(木)FMサルース「SALUS all in one」に出演します!

東京二期会オペラ劇場2月公演『金閣寺』有為子/女役のソプラノ嘉目真木子が、今週12月20日(木)14:20頃より、横浜のコミュニティラジオ FMサルースの「SALUS all in one」に出演します。


嘉目真木子 ©Klara Beck

嘉目は、これまでも、フランス・デビューを飾ったストラスブールで、また東京に帰国後も、『金閣寺』にむけてインタビューに答えてきました。

▼ストラスブールと「ぶらあぼ」でのインタビューの内容は、こちらに掲載されています!
東京二期会特設サイト - WEBぶらあぼANNEX

今回は、東京凱旋公演を間近に控えるようになって、フランスで演じた「女」のほかに、「有為子(ういこ)」も演じることとなるなど、宮本亜門演出の「東京バージョン」の様子が少しずつ垣間見えるようになってきたところでの新しいメッセージが聞けることでしょう。

FMサルースは放送局周辺のFM電波だけでなく、YouTubeライブ配信をはじめとする様々な方法で配信を行っていますので、インターネット環境があれば、どこからでもお手軽に聴取いただけます。ぜひお聴きください。

◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
「SALUS all in one」
放送日時:2018年12月20日(木) 13:00~16:00
     イッツコムスタジオ・たまプラーザからの生放送!
    (嘉目の出演は14:20頃からの予定です)
放送局:FMサルース(FM84.1Mhz 横浜市青葉区周辺)
出演:[パーソナリティ]山田太一、[ゲスト]嘉目真木子
▼YouTubeライブ配信および、その他の聴取方法はこちらから
横浜市青葉区のコミュニティFMラジオ|FMサルース 84.1MHz
 サイマルラジオ、Listen Radio、FM++ のネットラジオの他、
 ケーブルテレビ「イッツコムチャンネル10ch」でもスタジオのライブ映像をご覧いただけます。
▼最新情報は番組公式Twitterで
@salus_allinone - Twitter


『金閣寺』フランス公演から ©Klara Beck
 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

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2019年、新たな時代の幕開けはThe JADEで!
1/12(土)浜離宮朝日ホールでニューイヤーコンサート

日本のオペラシーンで活躍するトップスターによるユニット、The JADE(ザ・ジェイド)が贈る、平成最後の、そして新たな時代を祝う2019年のニューイヤーコンサート。
2019年は浜離宮朝日ホールでの開催です。その上質な響きのホールで、オペラ・アリアから日本の歌、そしてポップスまで幅広いジャンルからプログラムされた歌の数々を、彼らの圧倒的な歌声と最高のハーモニーでご堪能ください!


ザ・ジェイド(左から高田正人、樋口達哉、北川辰彦、高野二郎、成田博之)


ピアノ 金井 信

■■■ 公演情報 ■■■
The JADE ニューイヤーコンサート 2019
日時:2019年1月12日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:浜離宮朝日ホール 音楽ホール
料金:全席指定 6,500円(税込)《発売中!》
出演:
 The JADE(ザ・ジェイド)
 [テノール樋口達哉、高野二郎、高田正人/バリトン成田博之/バスバリトン北川辰彦]
 ピアノ 金井 信
プレイガイド:
 ・チケットぴあ(Pコード 132-586)0570-02-999
 ・ローソンチケット(Lコード 71428)0570-084-003
 ・イープラス
お問合せ:スーパーキャスト 03-5573-2299 (平日10:00~19:00)

▼チケットご予約方法の詳細はThe JADE公式サイトをご覧ください。
The JADE ニューイヤーコンサート 2019|NEWS - The JADE
 
 

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黛 敏郎 オペラ『金閣寺』を聴く

日本人で初めて、ベルリン・ドイツオペラから新作の委嘱を受けた黛敏郎。また、パリを愛し、フランス音楽を愛した作曲家のオペラ、『金閣寺』フランス初演が今年3月に果たされました。

今回は、作曲家 黛敏郎について、そしてオペラ『金閣寺』の音楽について、事前に触れて起きたいという方に、これは欠かせない!という書籍、CDをご紹介いたします。



戦後の楽壇を、クラシックから映画音楽、放送音楽、ポピュラー音楽にいたるまで切り拓いてきた黛氏の生涯と音楽的業績を紹介しているのが、ヤマハミュージックから出版されている「日本の音楽家を知るシリーズ 古代と現代を極めた天才 黛 敏郎」(黛りんたろう監修/新・3人の会[西 耕一、德永洋明、清道洋一]著)です。
最先鋭の音楽技法を取り入れつつ、読経や寺院の鐘の響きから新しい音響を見出し、オペラ『金閣寺』に結晶化させていったその足跡を、歴史的な写真とともにたどることができます。オペラのご鑑賞前にご覧いただければ、より感動が深まることでしょう。

また、昨年その没後20周年を記念して、タワーレコード限定にて、『金閣寺』舞台上演日本初演のライブ録音が、唯一の全曲版として再プレスされています。
こちらも、歴史的価値ある録音もさることながら、ベルリン・ドイツオペラの委嘱を紹介した音楽評論家吉田秀和、また黛敏郎本人によるブックレットは貴重な資料となっています。再リリース時から人気の盤でしたが渋谷店やオンラインショップ等にはまだ在庫あり、とのこと。ご興味のあるかたは、ぜひお急ぎください!

▼書籍取扱いサイトはこちら
日本の音楽家を知るシリーズ 黛 敏郎 | 書籍 読み物 - ヤマハミュージックメディア

▼オンラインでのCDのお求めはこちらから
〈最終プレス!タワレコ限定〉三島美学を具現化した黛敏郎のオペラ『金閣寺』唯一の全曲盤! - TOWER RECORDS ONLINE
 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
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Le temps des deux 'Salomé' ~二つの「サロメ」
2019年4月『エロディアード』&6月『サロメ』いよいよ2演目同時発売!<12/13(木)~二期会オペラ愛好会先行/12/22(土)~一般発売>

4月27日(土)プレミエ〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉J.マスネ『エロディアード』と、6月5日(水)プレミエ〈東京二期会オペラ劇場/ハンブルク州立歌劇場との共同制作〉R.シュトラウス『サロメ』の「同時!」二期会オペラ愛好会先行予約が、いよいよ12月13日(木)から受付スタートします!

二つの「サロメ」プロジェクト始動――

紀元1世紀、古代パレスチナ副王ヘロデの後妻ヘロディアの娘である、サロメ。
その少女時代と洗礼者ヨハネの処刑にまつわる物語をモチーフとした芸術作品は、ヨーロッパ中世から現代に至るまで、数多に誕生してきました。

中でも、音楽作品を代表するものが、今回、東京二期会が上演する『エロディアード』と『サロメ』です。フロベールの小説をオペラ化した『エロディアード』は、フランスオペラの重鎮マスネらしい叙情性に富んだ旋律とハーモニーで、高潔な預言者ジャン(ヨハネ)に惹かれるサロメの愛と、そのジャンを処刑に追い込むエロディアードとの母娘の悲劇。一方、世紀末芸術の頂点ともいうべきオスカー・ワイルドの戯曲を原作とするR.シュトラウス『サロメ』は、シュトラウスならではの極彩色の和声とドラマティックな音響で、少女サロメの純粋無垢さから、ヨカナーンの首を求める官能や残酷を描いた異色の名作です。
同じ物語をモチーフとしながらも、まったく異なるドラマが誕生しました。
 
 
最高の音楽を届けるために


指揮
ミシェル・プラッソン
『エロディアード』を指揮するのは、現在85歳のフランス音楽の最高峰、ミシェル・プラッソン。東京二期会においても、2011年ベルリオーズ『ファウストの劫罰』、13年オッフェンバック『ホフマン物語』を指揮。フランス音楽の真髄を伝えてきました。今回は、Bunkamuraとの共催による〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉で、マスネの音楽の魅力を全面に引き出すプロダクションとなっています。『エロディアード』という上演の少ない名作だけに、4月27日、28日のわずか2日間ですが、巨匠プラッソンのフランス・オペラを生で聴くこの機会を、どうか逃されませんように!!


東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ 2018年3月公演『ノルマ』より
 
 


指揮
セバスティアン・ヴァイグレ

演出
ヴィリー・デッカー
『サロメ』の指揮は、2019年読売日本交響楽団の常任指揮者に就任するセバスティアン・ヴァイグレ。今回はその読響とともに、シュトラウスの名作を奏でます。東京二期会では、ヴァイグレ×読響の最初のオペラ演奏となった17年『ばらの騎士』(東京公演)に続いての登場で、前回の好演にますますの期待が高まります!
また『サロメ』は、ハンブルク州立歌劇場との共同制作により、ヴィリー・デッカー演出の舞台でお届けします。16年『トリスタンとイゾルデ』に続いてのデッカー演出ですが、独特の世界観を具現化したような圧倒的な舞台で、ある意味ワーグナー以上に生々しく扇情的なドラマをどのように表現するのかどうぞご期待ください!


ハンブルク州立歌劇場公演 『サロメ』より
 
 
▼4月『エロディアード』公演情報ページはこちら
2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会
 2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

▼6月『サロメ』公演情報ページはこちら
2019年6月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、7日(土)14:00、8日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:セバスティアン・ヴァイグレ、演出:ヴィリー・デッカー、
 管弦楽:読売日本交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会 〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

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オペラ『金閣寺』~東京ニューバージョンにむけて、出演者追加決定!

2019年2月公演、オペラ『金閣寺』は、東京公演でのジャパン・プレミエにむけて、東京ニューバージョンとなって生まれ変わります。

フランス公演の際にはカットされていた部分も上演されることとなり、新バージョンとなったことでキャストが追加されました。今回、新たに歌手からキャスティングされたのは、娼婦役のメゾソプラノ郷家暁子(2月22日,24日)と中川香里(2月23日)。
昨年、二期会オペラ研修所を修了した同期の二人です。今年5月二期会ニューウェーブ・オペラ『アルチーナ』ブラダマンテ役で郷家がデビューを先駆けましたが、同9月の東京二期会プッチーニ〈三部作〉~『修道女アンジェリカ』では中川もデビューを決めて、郷家とともに共演を果たしました。


郷家暁子

中川香里

また役の嘉目真木子(22,24日)と冨平安希子(23日)が、それぞれ有為子役(22,24日=冨平、23日=嘉目)でも出演が決定!この二人は全日出演となりますので、ぜひお聴きのがしなく!


嘉目真木子

冨平安希子

そして、今回、溝口という青年の内面劇を描くための、もうひとりの溝口の存在が。

「(溝口が)昔若かった、本当にピュアな自分、ある意味ピュアすぎるがゆえに、執着心が強くなっていくもうひとりの溝口」-宮本亜門

フランス公演でも話題となり、「束縛から放たれた主人公の分身が踊る、その流れるような身のこなしは、まさに演出家・宮本亜門の詩的な筆致そのもの」(ブノワ・フォシェ『ディアパゾン』)など、絶賛されたもうひとりの溝口役に、東京公演では注目を集める二人の若きダンサーが選ばれました。
2月22日,24日出演の前田晴翔は、2017年に赤坂ACTシアター/梅田芸術劇場でのミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』で主役ビリーを演じ大きな話題を呼びました。2月23日出演の木下湧仁は、劇団四季『ライオン・キング』にて、ヤングシンバ役を演じたほか、ミュージカル『赤毛のアン』や『アニー』にも出演しています。


前田晴翔

木下湧仁

二人の若い才能が、宮本亜門の演出する東京二期会の舞台で、どのような活躍を見せるのかにもぜひご注目ください!
 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
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次回、東京二期会オペラ劇場公演は2019年2月公演 『金閣寺』!

2018-2019シーズン最後の公演は、2019年2月22日(金)にプレミエを迎える、東京二期会オペラ劇場『金閣寺』です。



東京二期会において、邦人作品の上演は、2004年の新国立劇場共催公演での間宮芳生『鳴神』『俊寛』以来となります。
原作 三島由紀夫、作曲 黛 敏郎という、日本の偉大な芸術家が遺した名作。1976年6月23日ベルリン・ドイツ・オペラで世界初演が行われました。

オペラ『金閣寺』の誕生と上演の歴史は、戦後から平成最後の年にいたるまでの日本の歴史そのものをたどるようです。

――1950年(昭和25)年7月2日に起きた金閣寺焼失事件。
日本人にとって、戦後という時代がどのような方向に向かうのかを考えさせられる、象徴的で衝撃的な事件であったと思われます。それ故か、金閣寺焼失事件をモチーフとした多くの小説やルポルタージュや劇が生まれました。中でもとりわけ多くの人々の心をつかんだものが、事件から6年後の1956(昭和31)年に書かれた三島由紀夫の『金閣寺』でした。

時を戻して、黛 敏郎と三島由紀夫との出会いは1951(昭和26)年のパリ。帰国後も、互いに歯に布着せぬ芸術論を展開したり、三島の戯曲の音楽を黛が担当するなど、公私にわたっての親交があったそうです。
ベルリン・ドイツ・オペラから、三島由紀夫『金閣寺』のオペラ化の委嘱を受けた黛が、この原作者のもとを訪れたのが、1970(昭和45年)。台本製作は断ったものの、オペラ化の快諾と初演の観劇を約束した三島でしたが、その年の秋に自決の日を迎えます。結果、二人が会った最後の時となりました。
日本初演は、1982(昭和57)年に演奏会形式で行われましたが、舞台上演日本初演は、1991年(平成3)年。実にベルリンから15年の時を経てようやく実現に至りました。指揮はいずれも岩城宏之氏でした。

今回、宮本亜門演出による東京二期会とフランス国立ラン歌劇場との共同制作公演で、まずは2018年3月にフランス初演を成功。二期会からもソプラノ嘉目真木子とバス志村文彦がその舞台に立ちました。

~僕が初めて三島由紀夫のことを知ったのは、僕が高校生のとき、三島由紀夫が自決したときでした。「三島の小説は絶対に読むな」と親から言われたのが、かえって好奇心を刺激され、読んだ小説が『金閣寺』。主人公たちが高校生、大学生ということもあって、強く、感性を刺激されました。
「どう生きるのか」というのが、三島のテーマです。社会と自分、時代と自分、そして、今後、何を目的に生きればよいのかというテーマが、この小説の中で、すごく深く書かれていて、それが三島の実人生とうまく重なって書かれたのが、『金閣寺』だと思います~(宮本亜門 フランス国立ラン歌劇場のビデオ・インタビューに応えて)

インタビューの全篇はこちらです。ぜひご覧ください!

フランスで絶賛された、宮本亜門演出による『金閣寺』の舞台。
いよいよ東京でその幕が開きます。どうぞご期待下さい!
 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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第3回「オペラ歌手紅白対抗歌合戦」がまもなく開催!

年々盛り上がりを見せ、師走の恒例コンサートとして皆様にお楽しみ頂いている「オペラ歌手紅白対抗歌合戦」。3回目を迎える今年は、さらにパワーアップされ、12月3日(月)にサントリーホールで開催されます。
今年、二期会からは12名の精鋭たちが出演します。
指揮はロメリー・プフントさんと沼尻竜典さんが紅白に分かれ、日本を代表する歌手たちとともに繰り広げる真剣勝負をお聴き逃しなく!

今年の二期会からの出場歌手12名は次のとおり。

<紅組>
ソプラノ
腰越満美
ソロ

澤畑恵美
ソロ

菊地美奈
エール交換(四重唱)
メゾソプラノ
加納悦子
二重唱(1)

小林由佳
二重唱(2)
<白組>
カウンターテナー
彌勒忠史
ソロ
テノール
樋口達哉
二重唱(1)

小原啓楼
二重唱(2)
バリトン
上江隼人
ソロ

青山 貴
二重唱(1)

与那城 敬
二重唱(2)
バスバリトン
三戸大久
ソロ

 
■■■ 公演情報 ■■■
ガーデングループ Presents
第3回 オペラ歌手 紅白対抗歌合戦 ~声魂真剣勝負~

日時:2018年12月3日(月) 18:30開演(18:00開場)
会場:サントリーホール 大ホール

~紅組~
指揮:ロメリー・プフント
ソプラノ:腰越満美、佐藤美枝子、澤畑恵美、砂川涼子、光岡暁恵
メゾソプラノ:林 美智子
二重唱(1):天羽明惠(ソプラノ)、加納悦子(メゾソプラノ)
二重唱(2):田村麻子(ソプラノ)、小林由佳(メゾソプラノ)

~白組~
指揮:沼尻竜典
カウンターテナー:彌勒忠史
テノール:笛田博昭、村上敏明
バリトン:上江隼人、須藤慎吾
バスバリトン:三戸大久
二重唱(1):樋口達哉(テノール)、青山 貴(バリトン)
二重唱(2):小原啓楼(テノール)、与那城 敬(バリトン)

~エール交換(四重唱)~
菊地美奈(ソプラノ)、鮎澤由香理(メゾソプラノ)、澤﨑一了(テノール)、市川宥一郎(バリトン)

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
司会:本田聖嗣

●お問合せ
 テンポ・プリモ TEL:03-3524-1221 (平日10時~18時)

▼プログラム等の公演詳細・チケットのお求めはこちらのホームページをご覧ください
第3回オペラ歌手 紅白対抗歌合戦
 
 

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12/13(木)「二期会サロンコンサート 2018-2019シーズン」Vol.197 ウィンターコンサート~珠玉の名曲で贈る~
出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロン パウゼにて、毎回大好評の「二期会サロンコンサート」シリーズ。表参道のイルミネーションも眩い12月の第197回は、“ウィンターコンサート ~珠玉の名曲で贈る~”と題して、内外の名曲の数々をお届け致します。
出演は、二期会オペラ研修所第60期を修了し今後の活躍に注目が集まる内田稚菜(ソプラノ)と下村将太(テノール)に加え、賛助出演として、際立つ歌唱と堂々たる体躯、華ある演唱で絶賛を浴びる大沼 徹が登場。『こうもり』より“時計の二重唱”や、『ドン・カルロ』より“我らの胸に友情”なども楽しみ!オペラの音楽スタッフ、声楽、器楽の伴奏者として活躍中の相田久美子のピアノでお贈りします。


ソプラノ内田稚菜

テノール下村将太

バリトン大沼 徹

ピアノ相田久美子

ここで、若手の2人、内田稚菜と下村将太からのメッセージをご紹介します。

     *     *     *

皆さま、こんにちは。ソプラノの内田稚菜(うちだ わかな)です。
今回、12月13日のサロンコンサートに出演させて頂くことになりました。
共演は二期会オペラ研修所の同期であるテノールの下村将太さんです。下村さんとは2年間同じクラスで共演もさせて頂きました。年齢も同い年でありますので、同級生コンビならではの歌声と掛け合いがお見せできると思います!
そして、バリトンの大沼 徹さん。大沼さんのような素晴らしい方と共演させて頂けて、少し緊張もありますが今からとても楽しみです!
以上の3人でお送りする名曲揃いのサロンコンサート。クリスマスムード漂う表参道で皆様をお待ちしております!!

     *     *     *

みなさま、こんにちは。テノールの下村将太(しもむら しょうた)です。
今回のサロンコンサートは「ウィンターコンサート」と銘打って、お馴染みの名曲から知られざる名曲まで、盛りだくさんでお送りします。クリスマスソングや、年末らしくオペレッタ「こうもり」からも重唱をご用意致しました。
共演は二期会研修所同期のソプラノ、内田稚菜さん。内田さんとは研修所時代から多くの演目でご一緒してきました。「こうもり」の~時計の二重唱~では息の合った演唱をお届けできるかと思います!
そしてなんといってもバリトンはあの大沼 徹さん!私自身今からワクワクが止まりません…!「ドン・カルロ」の友情の二重唱等で一緒に歌わせて頂きますが、大柄な男二人が繰り出す圧力をぜひ目と耳で感じ取ってください(笑)
12月13日、光り輝く表参道でみなさまのご来場を心よりお待ちしております!

     *     *     *

どうぞお楽しみに!
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報■■■
二期会サロンコンサート 2018-2019 シーズン
Vol.197 ウィンターコンサート ~珠玉の名曲で贈る~

日時:2018年12月13日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:内田稚菜(ソプラノ)、下村将太(テノール)、大沼 徹(バリトン)、相田久美子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 中田喜直 「歌をください」
 レスピーギ 「雪」
 コルンゴルト オペラ『死の都』より 「ピエロの歌」
 J.シュトラウス オペレッタ『こうもり』より 「時計の二重唱」
 ヴェルディ オペラ『ドン・カルロ』より 「我らの胸に友情を」
              ほか

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.197 ウィンターコンサート ~珠玉の名曲で贈る~ - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』~公演当日のご案内

明日、11月22日(木)から東京・日比谷の日生劇場にて、〈日生劇場開場55周年 モーツァルト・シリーズ NISSAY OPERA 2018提携〉W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』が開幕します!

それではご来場のお客様に、期間中の公演当日のご案内を致します。 【11/21(水)20:00掲載】

日生劇場開場55周年 モーツァルト・シリーズ NISSAY OPERA 2018 提携
《東京二期会オペラ劇場》
2018年11月公演 W.A.モーツァルト作曲『後宮からの逃走』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:下野竜也/演出:ギー・ヨーステン
当日券と公演タイムテーブルのご案内
11月22日
(木)
11月23日
(金・祝)
11月24日
(土)
11月25日
(日)
当日券
S|A|B
S|A|B
S|A|B
S|A|B
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
ピロティ開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開場
18:00
13:30
13:30
13:30
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕 及び
第2幕
約80分
休憩25分
予定時刻
19:50~20:15
15:20~15:45
15:20~15:45
15:20~15:45
第3幕
約40分(カーテンコールを含む)
終演予定
20:55
16:25
16:25
16:25
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷

※上記、当日券は11/21(水)16:00現在での発売予定です。以降の販売状況により、開演前に発売終了となる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行により変動する場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

      *     *     *

《『後宮からの逃走』公演会場イベント情報》

◇◆◇ 11/22(木)プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
11月22日(木)初日公演のご来場先着120名様に「ベルギービール人気NO1の「ヴェデット」330ml二期会オリジナルラベル」を、お1人様につき1本進呈いたします!

※17:30のピロティ開場時より専用受付にて、先着順でお引換券をお渡しします。
※未成年の方にはお渡しできません。あらかじめご了承ください。
※お引換券とプレゼントとのお引換は当日の公演終了後となります。

 
 

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東京二期会11月公演 モーツァルト『後宮からの逃走』
~いよいよ日生劇場に、オンステージ!

まもなく公演を迎える、東京二期会11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』。

新制作にむけて、今年の4月から演出のギー・ヨーステンと私たちは動き始めていました。
ヨーステン本人が来日して、ドイツ語の台詞まわしを中心としたワークショップを重ねてきました。



そして10月に入り、演出のヨーステンが再来日してリハーサルも本格化!
舞台コンセプトの説明。



「幽閉」されているコンスタンツェの部屋には、セリムからの贈り物が転がっています。
舞台美術の 稽古場の小道具チェックにも余念がありません。





マエストロを中心に音楽の確認。ドイツ語の原語指導にはバリトンの小森輝彦が。
音楽の流れと共にドイツ語の発音にも磨きをかけます。



合唱、助演も入って、オール・キャストの3幕フィナーレ





東京交響楽団とのリハーサル。モーツァルト演奏のエキスパート。愛があふれています。





そして、いよいよ日生劇場に到着!



いざ、ステージへ――、11月22日(木)ワールド・プレミエを迎えます!



▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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IL DEVU(イル・デーヴ)今週末(11/18)は 那須野が原ハーモニーホール へ!

太メン男声ユニットとして、人気を博しているIL DEVU(イル・デーヴ)。 テノール望月哲也、大槻孝志、バリトン青山貴、バスバリトン山下浩司、そしてピアノの河原忠之さん。


IL DEVUの5人

今秋は、10月末のHakuju Hall公演から、アクロス福岡、札幌コンサートホールKitara、横浜みなとみらいホールでコンサートを行い、たくさんのお客様にお越しいただいています。
そして、今週末、11月18日(日)は那須野が原ハーモニーホールへ。那須野が原少年少女合唱団との共演も予定されています。
秋も深まるひととき、IL DEVUの声に包まれてみませんか。

那須野が原少年少女合唱団からコメントをいただきました!
「木下牧子作品は定期演奏会でも毎回、歌います。そんな大好きな曲をIL DEVUさんと歌えるなんて!
当日は、自分たちの持てる力を出し切って、IL DEVUさんとステキなハーモニーを作りたいと思います。」

岩城考雲(いわき こううん)さん 大田原市立大田原中学 二年
「共演たのしみです。男性歌手がどのように歌うのか学んで、僕も歌がうまくなれるよう努力したいです。」

IL DEVUのメンバーも共演をとても楽しみにしています。
ご来場お待ちしています。

■■■ 公演情報 ■■■
IL DEVU CONCERT ~イル・デーヴ コンサート~
日時:2018年11月18日 14:30開演
会場:那須野が原ハーモニーホール 大ホール
料金:指定席 3,500円(ハーモニーホール友の会3,200円)、小学生~高校生1,500円
出演:IL DEVU(イル・デーヴ)
  〔テノール望月哲也・大槻孝志、バリトン青山 貴、バス・バリトン山下浩司、ピアノ河原忠之〕
共演:那須野が原少年少女合唱団

▼お問合せ・ご予約・予定曲目等公演詳細ページはこちら
IL DEVU - 那須野が原ハーモニーホール

秋巡業(ツアー)の楽屋ショットから

福岡場所(10月7日 アクロス福岡シンフォニーホール/中央左はアクロス福岡の秋山支配人)


札幌場所(11月10日 札幌コンサートホールKitara/中央右はホール専属オルガニストのシモン・ボレノさん)


横浜場所(11月14日 横浜みなとみらいホール)
 
 

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ベルギー大使館で『後宮からの逃走』記者会見を開催!演出ギー・ヨーステン、セリム大和田伸也が語ったこと

11月2日(金)に開催したベルギー大使館での11月公演『後宮からの逃走』記者会見の模様をレポートします!

今回の『後宮からの逃走』公演は、ベルギー出身の演出家ギー・ヨーステンの本邦初プロダクションで11月22日がワールド・プレミエ公演になることにあたり、ベルギー大使館から後援をいただいています。

▼会見の開催を伝えるベルギー大使館のツイート



初の日本での二期会アーティストとの稽古について、
「日本では、お昼でも夜でも、その日の稽古の始まりの挨拶は“オハヨウゴザイマス”。いつでも朝の挨拶をすることで、常にフレッシュでエネルギッシュな気持ちで稽古に臨まれていることに、敬意を覚えました」
「『後宮からの逃走』は、若いカップルたちのラブストーリー。トルコの後宮を舞台に、彼らはお互いを探しあい、自分探しをし、「愛」とは何かを探しもとめていきます。
彼らを演じる歌手も、若い人たちがキャスティングされました。若者たちの成長の物語とともに彼らの成長をみてください」とヨーステン。
演出コンセプトについては、昨年、京都旅行での知見が今回の舞台に示唆を与えたと話し、「日本には、三種の神器が納められた箱があり奉られていることを知りました。誰もがその箱の中に‘何が入っているか’を知っていながら、実際に中を開けて見ることはありません。存在することは知っていながら‘見ることはできない’。それは「愛」にも言えることです」



会見の後半には、セリム役の大和田伸也が、コンスタンツェ役の安田麻佑子、ブロンデ役の冨平安希子とともに登場。
大和田は、「この歳になって自分がオペラに出演できるとは夢にも思っていませんでした」と喜びを口にしました。「昔、劇団四季にいたころは日生劇場が本拠地でした。今回45年ぶりの里帰りです」
セリム役については、ちらりとヨーステン氏に目を送って、「今、演出家からは、ダンディとは何かを学ばせてもらっています」と深みのある声でジョーク交じりに話すと、一瞬にして会場は笑いで和んで大和田の空気に。「セリムは、人間的な魅力に溢れ、慈愛にみちた人物。若いコンスタンツェも一度はその魅力に惹かれながら、最後はベルモンテのもとへとかえっていく。それを赦す懐の深さを」

一方、安田麻佑子は「13年ほど前からフランスで活動をしており、今回、コンスタンツェで二期会デビューの機会をいただき、一時帰国しております。(コンスタンツェ役は)最初どのように演じればよいかわからなかったのですが、最初の大和田さんと稽古をご一緒したときに、セリムの人間的な魅力にコンスタンツェは惹かれていったのだなあ、とストンと腑に落ちました。たくさんの演技のヒントをいただいています」と大和田との共演の喜びを口にしました。

冨平安希子は「バイエルン国立歌劇場での研修はとても厳しいものでしたが、そこで鍛えられたことで、今の自分があります。今回はドイツ語の歌唱とともにドイツ語の台詞もありますが、ヨーステンさんが言葉の細やかなニュアンスまで伝えてくださるので、ほんとうにそれぞれのキャラクターが生き生きと浮かびあがってきます。楽しい舞台になると確信しています」と充実した稽古を重ねている様子を伝えました。

東京二期会『後宮からの逃走』ワールド・プレミエまで、あと2週間!
どうぞお楽しみに!




▼この記者会見の模様は、各ウェブメディアでも紹介されました
オペラ初出演!大和田伸也が会見~東京二期会《後宮からの逃走》 - WEBぶらあぼANNEX
大和田伸也が45年ぶり日生劇場「故郷に帰るよう」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
大和田伸也 71歳でオペラに…「まさかこの年で参加できるとは」 - デイリースポーツ online

▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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11/16(金)「第95回二期会オペラ研修所コンサート」まもなく本番!

二期会オペラ研修所の成績優秀者20名が出演する、「二期会オペラ研修所コンサート」。今月16日の本番に向け、二期会のスタジオでは各出演者のピアノ合わせが順調に進んでいます。


プッチーニ 『ラ・ボエーム』の四重唱(塚本・中野・戸森・下牧)のピアノ合わせの様子

「二期会オペラ研修所コンサート」の過去の出演者からは、研修所修了後まもなく二期会オペラ本公演に出演したり、カヴァーキャストとして起用される等、多くの歌手が活躍しています。
例えば、今月の東京二期会『後宮からの逃走』のベルモンテ役、金山京介(第56期マスタークラス修了)は、研修所コンサートでも、同作品のアリア“コンスタンツェ、おお何と不安げに”を演奏しています。
今回の出演者たちも、高い志を胸に、自身が得意としている曲や、今後演じたい役のアリアをお届けします。どうぞご期待ください!

 

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
北とぴあ国際音楽祭2018関連公演
第95回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2017年11月16日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
   ・JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分
   ・地下鉄南北線王子駅5番出口前
料金:全席指定 A席3,000円、B席2,000円《発売中》

出演:
(ソプラノ)雨笠佳奈、石井飛鳥、金治久美子、小松原明紀、酒本春恵、
      新宮雅美、塚本正美、傳田実咲、戸森冴耶、西村知花子、
      野村優子、森川 史、安江 秋、山口 愛、山﨑わかな
(メゾソプラノ)本多 都、武藤あゆみ
(テノール)中野智貴、宮脇 臣
(バリトン)下牧寛典
(ピアノ)石野真穂

▼予定プログラムはこちらをご覧ください
第95回 二期会オペラ研修所コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

▼チケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)。
*未就学児のご入場はお断り申し上げます。
*やむを得ぬ事情により、出演者・演奏内容等が変更になる場合がございますので予めご了承ください。

 
 

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11/17(土) 愛知県芸術劇場『バスティアンとバスティエンヌ』にテノール吉田 連が出演!!

現在開催されている「AICHI ARTS CENTER FESTIVAL 2018」にて、<愛知県芸術劇場プロデュース オペラ『バスティアンとバスティエンヌ』>が上演され、テノールの吉田 連が青年バスティアン役で出演します。

 吉田 連

『バスティアンとバスティエンヌ』は、“神童”と呼ばれた少年モーツァルトが、12歳という若さで作曲したオペラ作品で、ジングシュピール(セリフのあるドイツの音楽劇)の形式を取っています。
親しみやすい物語と音楽で、どなたでもお楽しみ頂けるのではないでしょうか。

【ストーリー】*~*~*~*~*~*~*~*
牧歌的な村を舞台に繰り広げられる若い男女の恋物語。
ドキドキしたり、ヤキモキしたり…。
魔法使いの導きで二人の恋は成就するのでしょうか…??
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

プログラムの前半では、モーツァルトのオペラ作品から数々のアリア・重唱を演奏。
モーツァルトの世界をたっぷりとご堪能頂けます。

皆さまのご来場をお待ちしております♪
 
 
■■■ 公演情報 ■■■
愛知県芸術劇場 AICHI ARTS CENTER FESTIVAL 2018
モーツァルト作曲 オペラ『バスティアンとバスティエンヌ』

〈ドイツ語歌唱・字幕付き・日本語セリフ、全1幕〉
日時:2018年11月16日(金) 19:00開演
        11月17日(土) 14:00開演/18:00開演
   (開場は各30分前)
会場:愛知県芸術劇場 小ホール
   (名古屋市営地下鉄「栄駅」徒歩3分、名鉄瀬戸線「栄町駅」徒歩2分)
出演:
 娘バスティエンヌ:伊藤 晴(16日19:00/17日18:00)、柴田紗貴子(17日14:00)
 青年バスティアン:中井亮一(16日19:00/17日18:00)、吉田 連(17日14:00)
 魔法使いコラス:田中大揮
指揮:角田鋼亮
管弦楽:愛知室内オーケストラ
演出:太田麻衣子
台本:大山大輔
舞台監督:礒田有香

プログラム:
 <第一部>
 W.A.モーツァルト作曲
  オペラ『フィガロの結婚』より “恋人よ、早くここへ”(スザンナ)
  オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より “彼女の心の安らぎこそ”(ドン・オッターヴィオ)
  オペラ『魔笛』より “何と美しい絵姿”(タミーノ)
  オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より “手を取り合って”(ドン・ジョヴァンニ、ヅェルリーナ) ほか
 <第二部>
 W.A.モーツァルト作曲
  オペラ『バスティアンとバスティエンヌ』(ドイツ語歌唱・字幕付き・日本語セリフ、全1幕)

主催:愛知県芸術劇場

▼公演詳細・チケットのお求めはこちらから
モーツァルト作曲 オペラ『バスティアンとバスティエンヌ』|主催事業|イベント情報 - 愛知芸術文化センター
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~11/19(月)は【二期会NewFace】宮之原良平&堺 裕馬 情熱の一夜をあなたに ~若き男達の共演~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は11月19日(月)。テノール宮之原良平とバリトン堺 裕馬がフレッシュな歌声を披露します!

コンサートに向けて、二人からのメッセージが届きましたのでご紹介します。

   *   *   *


テノール 宮之原良平
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

私は母が中学校の音楽の教師で幼い頃からクラシック音楽に親しむ家庭に生まれ、小学校の高学年からチェロを習い始め、高校は音楽高校へ進学し地元のジュニアオーケストラで数々のオーケストラ作品を演奏していました。大学へ入った時は声楽専攻にもかかわらず歌の演奏会よりもオーケストラの演奏会に行く機会が多かったかもしれません(笑)
声楽を始めたのは音楽高校時代の副科で声楽を選択したのが始めたきっかけだと思います。そこにテノールの先生がいらして生身の人間が楽器となり一般的な人が出すことがない音を出す事に魅力を感じました。大学進学を考えた時に声楽を極めてみたいと思いました。

――声種やレパートリー、目指している役などを教えて下さい。

学生の頃はバリトンだったのですが年々高い音も出せるようになりテノールにスイッチしました。今はタミーノやネモリーノ等の役をレパートリーとしていますが将来的にはドン・ホセ、カヴァラドッシを歌える役者を目指しています。

――今回のコンサートのプログラムついて。

今回は前半に歌曲を中にドイツ、イタリアの歌曲に加えてミュージカルの歌そして二重唱の作品をプログラムしてます。後半はオペラ、オペレッタ作品からアリアと二重唱を準備してます。
僕自身出演者が全員男声という組み合わせは初めてのことなのでテノールとバリトンの魅力を伝える事ができたら嬉しいです。

――共演者をご紹介下さい。

堺くんは二期会研修所のクラスメイトで授業では度々一緒に歌いました!彼はすごく深みのある声で下から支えてくれた印象があります。今回再び一緒に歌う事ができて嬉しいです。

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バリトン 堺 裕馬
――声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?自己紹介をお願いします。

元々バンドのボーカルがやりたかったのですが、声が低く高い声が出なかったため、本格的に歌を学びたいと思ったのがきっかけで声楽のレッスンを受け始めました。大学で本格的に声楽を勉強していくうちにクラシックが自然と好きになっていき、声楽の道に進もうと思いました。

――自身の声種、レパートリー、将来演じてみたい役は?

声種はバリトンでノーブルな声と良く言われます。レパートリーは歌曲ではフランスや英米の歌曲。オペラでは『カルメン』のエスカミーリョや『フィガロの結婚』のアルマヴィーヴァ伯爵が得意です。やりたい役を挙げたらきりが無いですが、今一番は、『アンドレア・シェニエ』の革命家、ジェラールを演じたいです。

――今回のコンサートのプログラムついて。

男2人のコンサートということで、男らしく熱いコンサートにしよう!というこで話を進めて参りました。オペラの重唱を中心に置いていますが、その他にも聞き馴染みのある有名な曲を選んでいます。

――共演者をご紹介下さい。

宮之原さんとは研修所時代一緒のクラスでしたが、二人だけでの重唱は演奏したことがなかったので今回ご一緒できるのが楽しみです。二人で楽しい演奏会にしたいと思います。

   *   *   *

ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともに素敵な音楽をお楽しみいただく、アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。是非お早めにご予約ください!ご来場お待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第220回【二期会New Face】情熱の一夜をあなたに ~若き男達の共演~

日時:2018年11月19日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:宮之原良平(テノール)、堺 裕馬(バリトン)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ビゼー オペラ『カルメン』より 「闘牛士の歌」
 レハール オペレッタ『微笑みの国』より 「君は我が心のすべて」
 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』より 「一緒に行こう、パーティーへ」
 プッチーニ オペラ『ラ・ボエーム』より 「おおミミ、君はもう戻ってこない」
                    ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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11月『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ~オスミン役:加藤宏隆&斉木健詞

11月公演モーツァルト『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ。これまで4回にわたってキャスト本人から、自身の役柄と見どころ聴きどころを紹介してきました。ラストはトルコの後宮の番人、オスミン役の加藤宏隆と斉木健詞です。

<オスミン>
「これまでの仕事ぶりがパシャ様に認められてブロンデという女を与えていただいた。もろタイプ♡なんだが、ペドリッロとかいう西洋からきた庭男が俺の女にちょっかいをかけてきやがる。ムカつくぜ!西洋の男はいつ見ても、女のお尻を追いかけているか酒を飲んでいるかのどちらかだな。いったいいつ仕事しているんだ!?」(by斉木オスミン健詞)

トルコ人のオスミンは、他の4役が高声の西洋人であることに対して、ひとり低声のソロ役で異文化のキャラクターを歌い演じます。粗野で暴力的で頑固でありながら気弱な面も見せる。表現する幅が広い分、高い歌唱力も要求されるオスミンに、今が旬のバスが臨みます。

     *     *     *

加藤宏隆 (かとう ひろたか)
11月22日(木)・24日(土)出演

アメリカとイタリアでオペラを学んだ加藤は、ヴェルディ『ドン・カルロ』宗教裁判長という大役で東京二期会デビューを果たし、今年は7月にウェーバー『魔弾の射手』カスパールを好演した注目の若きバス・バリトンです。説得力ある声の魅力もさることながら、先のカスパールでみせた演技力にもご期待ください。

《オスミン役について》
加藤: オスミンはトルコの太守セリムにつかえる番人です。非常に頭が固く、よそ者には常に不信感を抱き、とても粗暴な性格をしています。セリムから与えられたブロンデに恋心を寄せていますが、自分の範疇に無いリベラルな考え方をするイギリス人のブロンデに翻弄され、情けない一面を見せたりもします。

《オスミンの見どころ・聴きどころ》
加藤: 歌手の視点からみると、どのキャラクターにおいても技巧的な歌唱が多く出てくることが、このオペラの最初の魅力だと感じます。オスミンですと、非常に早口で歌うところもありますし、また音域は全体的に広く、アリアでは下のレの音まで出てきます。他のオペラの中でここまで低い音を歌った経験は今までにありません。それだけに歌い甲斐のある役とも言えるのですが。

《このオペラのテーマ、メッセージ》
加藤: このオペラには現代の我々にも通じる、とても明確な普遍的テーマを内包していると思います。物語は相反するものの対比がいくつか描かれています。この対比の先にあるものが「赦し」です。この「赦し」をどう捉えるか、これは時代を越えた我々への問いかけ、課題であるように思います。


東京二期会オペラ劇場 2018年7月公演 ウェーバー『魔弾の射手』より
カスパール役 加藤宏隆

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斉木健詞 (さいき けんじ)
11月23日(金・祝)・25日(日)出演
 
先月、共同制作公演『アイーダ』のランフィスを歌い、全国満員御礼の公演の成功に大きく貢献したばかり。豊かな声と抜群の容姿で、東京二期会のみならず新国立劇場、兵庫県立芸術文化センター、びわ湖ホール、日生劇場ほか、第一線のオペラの舞台に欠かせないバスとして活躍が続いています。加藤宏隆とは2014年東京二期会『ドン・カルロ』以来のダブル・キャスト競演。

《オスミン役について》
斉木: オスミンを表現するキーワードは「剛腕、酒、女性」でしょうか。
実は、仕事ができる優秀な人物だと思います。だからこそ、太守セリムに可愛がられ、信頼も厚い。後宮の番人としての今の地位を得ているのです。ブロンデは、そんな仕事ぶりが認められた「褒美」としてオスミンに与えられたものでした。

《オスミン役の見どころ、聴きどころ そして このオペラのテーマとメッセージ》
斉木: とにかく、超早口と超低音!同じモーツァルトのオペラでも、『フィガロの結婚』バルトロより早口で、『魔笛』ザラストロよりはるかに低い音域を歌わなければならない、難役です。
今回の演出では、オスミンも若者で、愛を探しています。
オスミンのことは、たいていどのように考えられているでしょう。オスミンにとって女性は所有物であり、その扱いは乱暴で、粗暴。そのように思われていないでしょうか。
では、彼に愛は無いのでしょうか?西洋の価値観、西洋の愛だけが、愛なのでしょうか?
オスミンを通して、このオペラの、今回の舞台のテーマが見えてくると思います。
ぜひ、ご来場ください!


2013年5月 東京二期会オペラ劇場 ヴェルディ『マクベス』より
バンコー役 斉木健詞

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▼これまでにブログでご紹介しました、キャストからのメッセージはこちら
第1回:コンスタンツェ役 ソプラノ松永知史&安田麻佑子
第2回:ベルモンテ役 テノール金山京介&山本耕平
第3回:ブロンデ役 ソプラノ冨平安希子&宮地江奈
第4回:ペドリッロ役 テノール升島唯博&北嶋信也

▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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3/6(水)開催~二期会オペラ研修所「第62期マスタークラス修了試演会」まもなくチケット発売!

二期会オペラ研修所には、予科・本科・マスタークラスの3年間の研修課程があり、現在約140名の研修生が、それぞれの目標に向かって、日々研鑽に励んでいます。
今年度、第62期マスタークラス「大倉由紀枝クラス」「鹿野由之クラス」では現在、オペレッタ作品を日本語訳詞にて取り組んでいます。こちらは、両クラスのJ.シュトラウス『こうもり』の立ち稽古の様子。台詞やダンスも随所に取り入れています。


大倉クラスの稽古風景より


鹿野クラスの稽古風景より

さて、研修所での最終試験となる修了試演会が、2019年3月6日(水)、Hakuju Hallにて一般公開で行われます。
今回は、ヴェルディ『リゴレット』、ドニゼッティ『ランケルモールのルチア』『連隊の娘』、R.シュトラウス『アラベラ』をはじめ、オペラのハイライトシーンの数々をご披露いたします。
チケット発売日は11月9日(金)。43名の研修生が、丁寧に磨き上げた技術や表現力を、ぜひご覧ください!

※演目・シーン等、プログラム詳細は後日改めてご案内します。


11月9日よりチラシPDFをダウンロードいただけます
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第62期マスタークラス修了試演会
日時:2019年3月6日(水)
    「大倉由紀枝クラス」12:30開演
    「鹿野由之クラス」17:00開演
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)
   ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
   ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全指定席 各クラス1,200円
    (2クラスセット券 2,000円)
   ※クラスごとに入れ替えがございます。
   ※セット券は二期会チケットセンターのみの取扱
    《チケット発売中》
チケット発売日:2018年11月9日(金)~

▼お問合せ・チケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

▼チケットお取扱
Hakuju Hallチケットセンター TEL 03-5478-8700
 (10:00~18:00 火~土 *祝日・休館日を除く)
 
 

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11/5(月)アルテリーベ東京でソプラノ渡邊仁美のソロ・ステージ・ディナーを~R.シュトラウスの歌曲やドイツ文豪によるオペラなど本格的なプログラムで!

今年5月、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』のアルチーナ役で主演デビューを果たしたソプラノ渡邊仁美。さまざまな人間の感情や精神を表現するための豊かな声量と叙情性をたたえたリリック・ソプラノの中で、そのもっとも若い世代の実力派のひとりとして、注目度が高まっています。
その渡邊が、11月5日(月)に新橋にある音楽レストラン、アルテリーベ東京で開催される「月曜フレッシュコンサート」にソロで出演します。


ソプラノ 渡邊仁美

コンサートへの意気込みと聴きどころは?本人に話を聞きました。

――二期会のオペラ研修所を修了して3年目のシーズン。今年は二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』で主演デビューを果たしました。この3年間を振り返ってみて。

渡邊: 1年間の研修所生活は無我夢中で、目前の課題に立ち向かう日々でした。とても濃厚で、あっと言う間の1年間だと感じていましたが、修了後の3年は更に短かったように感じます。ありがたいことに、アンダースタディやカヴァー・キャストで所謂“タイトルロール”を学ばせていただく機会を多くいただき、本当に貴重な経験をさせていただきました。
『アルチーナ』は、稽古から本番まで夢のようなひとときでした。もちろん課題はたくさんありましたが、素晴らしいスタッフと共演者に恵まれ、音楽はもちろん、舞台も衣裳も本当に美しく…毎日幸せを噛み締めて歌わせていただいておりました。様々な方への感謝の気持ちの尽きない3年間でした。


2018年5月 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場
ヘンデル『アルチーナ』公演(めぐろパーシモンホール)より

――今回のアルテリーベでのコンサートについて。

渡邊: 大好きなR.シュトラウスの歌曲集op.10からこの時期に合いそうなものを中心に何曲か、そして日本の歌を第1部で、第2部は“読書の秋”をイメージしてゲーテやハイネの作品や童話が原作となっているオペラのアリアを何曲か歌わせていただきます。

――共演のピアニスト吉武 優さんについて。

渡邊: 吉武 優さんは東京芸術大学時代の同級生で、大切な友人です。彼のピアノの音色は本当に美しく、一緒に音楽を作り上げる工程はいつもとても楽しいです。今回短いですがピアノソロも1曲弾いていただく予定です。どうぞお楽しみに!


ピアノ 吉武 優

――渡邊仁美のこれからについて。オペラだけでなく、オーケストラ・コンサートでの活躍も期待されます。今回のステージからステップしていきたいことは。

渡邊: R.シュトラウスは本当に好きな作曲家です。
歌を始めたきっかけはミュージカルに出たかったから…中学高校時代のクラブ活動は合唱とミュージカルで、オペラとは無縁の青春時代を送っていました。そんな私が歌うことの楽しさにすっかりはまってしまい、色々な出会いを経てオペラや歌曲を勉強するに至ったのですが、R.シュトラウスの作品はずっと、観るのも聴くのも歌うのも、オペラはもちろん、歌曲も大好きです。また、モーツァルテウム大学では歌曲・宗教曲科を専攻しておりましたので、モーツァルトのコンサートアリアや、様々な作曲家の歌曲・宗教曲を勉強させていただきました。修了時のリサイタルではオーケストラ伴奏に編曲されている歌曲作品を中心にプログラムを組み、R.シュトラウス、A.ベルク、ラヴェルなどを演奏いたしました。無節操と思われるかもしれませんが、ベートーヴェンやマーラー、ワーグナーはもちろん、国を問わず歌ってみたい作品や作曲家は尽きません。出会える限りたくさんのものに出会い、勉強したいです。

     *     *     *

ビュッフェ形式のお食事とフリードリンクをお楽しみいただきながらのコンサートですが、歌のメニューもかなり本格的になりそうとのこと。その歌声を聴かれたい方はぜひご予約を!

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第218回 秋に歌うリートとドイツの詩人たち

日時:2018年11月5日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:渡邊仁美(ソプラノ)、吉武 優(ピアノ)
演奏予定曲:
<第1部> 秋を歌う歌曲から
 R.シュトラウス 《最後の葉による8つの歌》作品10より
         「献呈」「ダリア」「万霊節」
 山田耕筰 「鐘が鳴ります」
                    ほか
<第2部> 読書の秋をアリアで紡ぐ
 C.グノー 『ファウスト』より “宝石の歌”
                    ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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【イベント・レポート】10/20(土)文化芸術推進フォーラム主催「今こそ文化省!」で、『後宮からの逃走』プレコンサート&下野竜也、ギー・ヨーステン両氏からメッセージ

さる10月20日(土)、文化芸術推進フォーラム主催の連続フォーラム「今こそ文化省!」第1回が、現在稽古進行中の東京二期会『後宮からの逃走』の稽古場で開かれ、指揮 下野竜也、演出 ギー・ヨーステンの両氏が登場し、オペラの現場からさまざまな提言を発信しました。

フォーラムの冒頭では、『後宮からの逃走』の本キャストからベルモンテ金山京介とコンスタンツェ松永知史が、自身のアリアと重唱を披露!ピアノは『後宮からの逃走』でコレペティトゥアをつとめている中原達彦氏。

 金山京介
 松永知史

演奏後、下野、ヨーステン両氏が登場し、石田麻子(昭和音楽大学教授)氏司会のもと、同公演についての話、そして日本芸術団体の活動やヨーロッパの舞台芸術活動の違いについて意見が交わされました。



今回の公演について、下野氏からは、「モーツァルトの楽しい音楽が散りばめられた音楽と花形のソプラノとテノールが出演する魅力ある演目で、愛を語り合う若い男女にマッチした歌手が出演する公演なので楽しみにしている。日生劇場はモーツァルトのオペラにとってちょうどいい大きさの劇場。お客様には非日常のすてきな時間をお楽しみいただきたい」



国際オペラアカデミー(ベルギー)総支配人をつとめるヨーステン氏は、ヨーロッパと日本のオペラの環境の違いなど説明。『後宮からの逃走』の演出をするにあたっては
「モーツァルトの音楽にはいろいろな色があり、それをどう使っていくのか」
「この作品は若いカップルの話で、「愛」をさがす物語。愛とはなにか、人生とは何か、というモーツァルトからのメッセージが込められている」と話しました。



今回は、文化行政に関心の高い方々や文化団体、メディアの担当者が多く集まり、指揮、演出から「現場の声」をお伝えする貴重な機会とすることができたとともに、松永知史、金山京介といった二期会期待の歌手の歌声をお聴きいただき、「現場の歌声」もお届けすることができました。

東京二期会オペラ劇場『後宮からの逃走』は、11月22日(水)に開幕します。みなさまのご来場をおまちしています!
 
 
▼こちらのメディアにもイベントのレポートが掲載されています
下野竜也とギー・ヨーステンが語る《後宮からの逃走》|東京二期会特設サイト - WEBぶらあぼANNEX
10/20 連続フォーラム『今こそ文化省!』#1「芸術の創造、制作、経済、助成」を開催しました - 文化芸術推進フォーラム

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▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
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【RADIO NIKIKAI・オペラ入門篇】11月『後宮からの逃走』~ベルモンテ役テノール山本耕平が、モーツァルトの人生をご紹介します!

東京二期会オペラ劇場11月公演『後宮からの逃走』にむけて、ベルモンテ役で出演するテノール山本耕平が、「ぜひ、この舞台を、オペラを初めてご覧になる方や学生の方にも見ていただきたい!」という想いから、東京二期会オペラ「教室」として、2回にわけて、みずから作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの半生をナビゲートしました!
人間モーツァルトを知れば知るほど、その魅力に惹かれて、想像力が膨らみ、音楽の味わいも深まることでしょう。天才作曲家の歩みを振り返りながら、山本自身もどのように感じたかも興味深いところでしょうか。どうぞお聞き下さい!

第1回:旅するモーツァルト

モーツァルトの生い立ちから『後宮からの逃走』の作曲を始める直前までを〈序曲〉に乗って駆け足でご紹介!(2018/10/3公開)

第2回:『後宮からの逃走』作曲!

いよいよ『後宮からの逃走』を作曲するモーツァルト。ウィーンで大きな転機を迎えます。(2018/10/24公開)

*ラジオのように、お気軽に音声でお楽しみください*

     *     *     *

▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
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Il DEVU(イル・デーヴ)の2018コンサートツアー(秋巡業)がついに始動!

総重量約500kgの重量級5人で結成されたIL DEVU(イル・デーヴ)。普段からそれぞれがオペラ、コンサートに、第一線で活躍しているテノール望月哲也・大槻孝志、バリトン青山 貴、バスバリトン山下浩司と、多くの歌手から厚い信頼を寄せられ全国引っ張りだこのピアニスト河原忠之による太メン・ユニット。今年もこの秋、東京Hakuju Hallの公演を皮切りに、福岡、札幌、横浜、那須野が原、北上と全国各地でコンサートを展開。IL DEVUファンはもちろん、歌を愛するすべての人に、心あたたまるハーモニーをお届けします。



■■■ IL DEVU コンサートツアー2018 スケジュール■■■
●東京公演:Hakuju Hall(ハクジュホール)
 2018年10月27日(土) 17:00開演 [完売]
 2018年10月30日(火) 19:00開演 [完売]
 詳細≫ IL DEVUリサイタル ~哀愁のIL DEVU~ - ハクジュホール

●福岡公演:福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)
 2018年11月7日(水) 12:00開演
 詳細≫ アクロス・ランチタイムコンサート vol.70《スペシャル版》IL DEVU(イル・デーヴ)コンサート2018 - アクロス福岡

●札幌公演:札幌コンサートホールKitara 大ホール
 2018年11月10日(土) 13:00開演
 特別出演 シモン・ボレノ(第20代札幌コンサートホール専属オルガニスト)
 詳細≫ 市民交流プラザ開館記念連携事業<KitaraランチタイムコンサートII> IL DEVU(イル・デーヴ) - 札幌コンサートホール Kitara
 スペシャルメニューとお食事の割引企画≫ 11月10日 IL DEVU(イル・デーヴ) スペシャル企画のご案内 | お知らせ - 札幌コンサートホール Kitara

●横浜公演:横浜みなとみらいホール
 2018年11月14日(水) 14:00開演
 詳細≫ イル・デーヴ IL DEVU コンサート - 神奈川芸術協会

●那須野が原公演:那須野が原ハーモニーホール(栃木県)
 2018年11月18日(日) 14:30開演
 共演 那須野が原少年少女合唱団
 詳細≫ IL DEVU CONCERT ~イル・デーヴ コンサート~ - 那須野が原ハーモニーホール

●北上公演:北上市文化交流センターさくらホール 中ホール(岩手県)
 2018年11月27日(火) 19:00開演
 詳細≫ 公演案内 自主事業ラインナップ - 北上市文化交流センター さくらホール
    ・聴くなら今でしょ!イル・デーヴ 市民でつくるコンサート

     *     *     *

そして、2019年のお正月1月3日(木)19:00から「第62回NHKニューイヤーオペラコンサート2019」に出演(NHK EテレとNHK-FMでNHKホールから生中継されます)。
豪華なオペラコンサートの中の「コーナー出演」は、IL DEVUの5人によるとびきりのステージ!
 詳細≫ 第62回 NHKニューイヤーオペラコンサート - NHKプロモーション

まもなくIL DEVUの旅が始まります。どうぞお楽しみに!

▼IL DEVUのオフィシャルホームページはこちら
IL DEVU(イル・デーヴ) - 日本コロムビア オフィシャルホームページ
 
 

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Hakuju Hall主催「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」 2018/2019シーズンの第2回目は11/8(木)開催!

今春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。今シーズンの第2弾は、11月8日(木)に開催されます。
このたびのコンサートに向けて、出演の二人よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。


ソプラノ金見美佳(左)とソプラノ横森由衣

■金見美佳(かねみ みか)
この度は、二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォに出演する機会を頂き、心より幸せに思っております。横森さんとの初めての共演にも大変胸が躍ります。今回は様々な国の音楽をご用意致しました。私は木下牧子さんの日本歌曲、プーランクとデュパルクのフランス歌曲、日本を舞台にしたマスカーニのオペラ『イリス』のアリア、マスネの『エロディアード』よりサロメのアリアを演奏致します。この『エロディアード』は来年4月の二期会コンチェルタンテ・シリーズにて上演され、私もバビロニアの娘役で出演致します。
当日はそれぞれの曲の魅力が伝われば幸いです。是非Hakuju Hallへお越し下さいませ。

■横森由衣(よこもり ゆい)
この度は二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォに出演させていただけますこと、大変うれしく思っております。当日は“情熱”をテーマに、R.シュトラウスとチャイコフスキーの歌曲、モーツァルトとプーランクのオペラアリアをお届けします。ご一緒させていただく金見さん、髙木先生とは今回が初共演ということもあり、当日が今からとても楽しみです。11月8日の朝は、是非Hakuju Hallへ足をお運びください‼︎皆様のご来場を心よりお待ちしております。

     *     *     *

2人のソプラノの魅力をどうぞお楽しみください!
 
 
■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第17回>
二期会新星トップ7名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2018年11月8日(木) 11:00開演(10:30開場) ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (ハクジュホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:金見美佳(ソプラノ)、横森由衣(ソプラノ)、髙木由雅(ピアノ)
予定プログラム:
・木下牧子:うぐいす 〔金見〕
・木下牧子:竹とんぼに 〔金見〕
・木下牧子:おんがく 〔金見〕
・R.シュトラウス:バラのリボン 〔横森〕
・R.シュトラウス:熱愛 〔横森〕
・プーランク:パガニーニ 〔金見〕
・プーランク:C(セー)の橋 〔金見〕
・デュパルク:前世 〔金見〕
・チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが 〔横森〕
・チャイコフスキー:昼の光が満ちようと 〔横森〕
・モーツァルト:歌劇『魔笛』より “愛の喜びは露と消え” 〔横森〕
・マスカーニ:歌劇『イリス』より “私は悲しい夢を見た”  〔金見〕
・プーランク:歌劇『ティレジアスの乳房』より “いいえ、旦那様” 〔横森〕
・マスネ:歌劇『エロディアード』より “彼は優しく、美しい” 〔金見〕

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第17回 二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)
 
 

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11/16(金) メゾソプラノ金子美香のCD発売記念リサイタルが開催されます

今夏「バイロイト音楽祭」において、P.ドミンゴ指揮の『ワルキューレ』でグリムゲルデ役を歌い演じ、大きな話題となったメゾソプラノ金子美香。来る11月16日(金)にはJTアートホール アフィニスにて、11月末のファーストCDアルバム「南天の花」のリリースを記念したリサイタルが開催されます。


メゾソプラノ 金子美香

ピアノ 朴 令鈴

ファースト・アルバムでは、金子が得意とする日本の歌を、ピアニスト朴 令鈴とともに収録しました。これまでに、ワーグナーのほか、モーツァルト、プッチーニ、ヴェルディほか数々のオペラに出演。イタリア語、フランス語、ドイツ語、英語、チェコ語、と色々な言語の作品、さまざまな国から来た指揮者、それに世界的な歌手と交流する中で、金子は「今まで培ってきた日本歌曲のレパートリーを大切にしたい」と語ります。
日本に生まれ育った作曲家が、日本各地の風景、その文化、日本語にこめた思い。まだ海外渡航が珍しい時代に、ヨーロッパに学び、同時代の作曲家から刺激を受けて、自らの可能性を追究した楽曲群。時代を経て共感し、また演奏を通して見出される日本歌曲の魅力。――

深まる秋のひととき、日本歌曲の最高峰といわれる橋本國彦の「舞」ほか、金子美香の深みのある歌の数々をお楽しみください。
 

■■■ 公演情報 ■■■
金子美香 CD発売記念 リサイタル
日時:2018年11月16日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:JTアートホール アフィニス
   ・地下鉄「虎ノ門駅」3番出口より徒歩4分
   ・地下鉄「溜池山王駅」9番出口より徒歩5分
   ・地下鉄「霞ヶ関駅」A13番出口より徒歩7分
料金:全席自由 4,000円
出演:金子美香(メゾソプラノ)、朴 令鈴(ピアノ)

演奏予定曲:
 團 伊玖磨「花の街」
 山田耕筰「赤とんぼ」「夜曲」「南天の花」
 別宮貞雄「さくら横ちょう」
 猪本 隆「悲歌」
 木下牧子「海と涙と私と」「さびしいカシの木」
 中田喜直「ちいさい秋みつけた」「桐の花」
 橋本國彦「お菓子と娘」「舞」
              ほか
お問合せ:
 音音(おとね)工房 e-mail: otonekobo@gmail.com FAX: 050-3488-6056
チケット取扱:
 ・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード125-279)
 ・イープラス

●●● CD情報 ●●●
日本歌曲を集めた 1st Album
「南天の花」
メゾソプラノ金子美香、ピアノ朴 令鈴
2018年11月下旬発売予定/税込2,700円
収録曲:
 「赤とんぼ」「ペィチカ」「むこうむこう」
 「竹とんぼに」「秘唱」「小さな空」 他
ご予約:
 音音(おとね)工房 e-mail: otonekobo@gmail.com FAX: 050-3488-6056
※CD発売記念リサイタル(11/16)会場にて特別先行発売&サイン会を開催します!

▼金子美香のプロフィール、スケジュールはこちら
金子美香 メゾソプラノ - 二期会21
 
 

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11月公演『後宮からの逃走』~指揮・下野竜也に、ベルモンテ役の金山京介がインタビュー!

東京二期会オペラ劇場11月公演モーツァルト『後宮からの逃走』ベルモンテ役の金山京介が、指揮者の下野竜也にインタビューを敢行しました!
この日は、指揮者と二期会キャストとの最初の音楽リハーサル。午後2時から夜9時まで両組キャストとモーツァルトを奏でました。心地よい疲れとすることができたのか、清清しい表情でインタビューは行われました!
話題は、最初の稽古で二期会キャストの印象、『後宮からの逃走』の魅力、そして、日生劇場周辺おすすめスポットまで話が及び、最後は二人の握手で締めくくられました。ぜひお聞きください!


「今回は“初めてづくし”のプロダクション。『後宮からの逃走』を指揮するのも初めてなら、金山さんはじめ、初めてご一緒する歌手ばかりです。最初のリハーサルを終えて、あらためて二期会の層の厚さを感じました。これから稽古が進んでいって、それぞれの組の特色や個性が出てくることがとても楽しみです。
(『後宮からの逃走』は)名曲のオンパレード。トルコ風の音楽も随所にみられ、当時としては斬新な音楽であったと思うし、モーツァルトにとってもチャレンジだったと思います。音楽の百貨店(!?)とでもいうべき多彩さがありますね。そして、5人の歌手によって、本当に幅広い音域が声で表現されることになります。まさに声の饗宴です。」

     *     *     *

モーツァルト5大オペラのひとつ『後宮からの逃走』は、モーツァルトが26歳の時に、初めてウィーンで書き上げた超意欲作。モーツァルトが生前にもっとも成功を収めた作品といわれています。
今回インタビュアーをつとめた金山京介が、『後宮からの逃走』のあらすじをご紹介してしますので、ぜひこちらもチェックしてみてください!

*ラジオのように、お気軽に音声でお楽しみください*

     *     *     *

▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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10/28(日)「サンデー・ブランチ・クラシック」に、モーツァルト・シンガーズ・ジャパン(MSJ)が登場!

モーツァルトを愛する国内外で活躍するオペラ歌手たちにより結成された「MOZART SINGERS JAPAN(モーツァルト・シンガーズ・ジャパン:愛称MSJ)」。このたびの第1弾CD『コジ・ファン・トゥッテ』のリリースを記念して、MSJの中心メンバー、ソプラノ鵜木絵里とテノール望月哲也が、10月28日(日)13時から渋谷のリビングルームカフェで開催される、「サンデー・ブランチ・クラシック」に登場します!
日曜お昼のひととき、みなさまをモーツァルトの魅惑の世界へと誘います。


ソプラノ 鵜木絵里

テノール 望月哲也

ピアノ 山口佳代

ダンサー 成平有子

ダンサー 森田万貴

 
■■■ 公演情報 ■■■
「eplus LIVING ROOM CAFE & DINING」“サンデー・ブランチ・クラシック”
モーツァルト・シンガーズ・ジャパン ~心躍るモーツァルト~

日時:2018年10月28日(日) 13:00~
会場:eplus LIVING ROOM CAFE & DINING(渋谷)
料金:ミュージックチャージ500円、別途カフェ通常飲食代
出演:鵜木絵里(ソプラノ)、望月哲也(テノール)、山口佳代(ピアノ)、
    成平有子(ダンサー)、森田万貴(ダンサー)
予定曲目:
・モーツァルトの子守歌(鵜木)
・クローエに(望月)
・アレルヤ(鵜木)
             ほか

▼詳しい公演情報とお席のご予約はこちらから
モーツァルト・シンガーズ・ジャパン 10.28 SUN - サンデー・ブランチ・クラシック

▼MSJの公式サイトはこちら
モーツァルトシンガーズジャパン
 ピアノ伴奏で楽しむモーツァルト四大オペラ・プロジェクト​Vol.1『​コジ・ファン・トゥッテ』CD
 (2018年10月25日(木)発売予定/税込定価4,104円)のご予約ができます
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~10/29(月)は【二期会NewFace】池田斐咲子&清永千裕 秋の夜空に想いを寄せて

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は10月29日(月)。池田斐咲子と清永千裕、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!

コンサートに向けて、二人からのメッセージが届きましたのでご紹介します。

   *   *   *


ソプラノ 池田斐咲子
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

初めまして、ソプラノの池田斐咲子(いけだ ひさこ)と申します。
私は小さい頃から歌うことが好きで、小中高とコーラス部に入っていました。地元の福島は合唱の部活動がとても盛んで、とにかく授業以外の時間はほぼ練習に充てていたくらい、部活漬けの毎日でした。学校は勉強しに行くところというよりも朝昼晩歌いに行くところ、というような感覚でした(笑)。(そして、テストは赤点ばかりで先生に叱られていました…)
ずっとそんな生活を送っていたので、大学の進路を決める時も歌うことから離れるという選択肢があまり考えられず、最初から音大受験することを決めていました。今振り返ると、進路について何も口を挟むことなく、快く東京へ送り出してくれた両親には感謝の気持ちしかありません。

――声種やレパートリー、演じてみたい憧れの役について教えて下さい。

声種は、ソプラノ・リリコ・レッジェーロです。今までは、『フィガロの結婚』スザンナ、『清教徒』エルヴィーラ、『ばらの騎士』ゾフィー等を勉強してきました。やはりゾフィーはずっと憧れの役です。『夕鶴』つうにも憧れています。深くて柔らかい音色の引き出しをもっと沢山増やしていきたいと思っています。

――今回のコンサートのプログラムついて。

共演者の清永さんとは声の性質や種類が近いので、逆にどのようなプログラムにすればよいか迷ったのですが、清永さんはイタリア物、私はフランス物を中心に勉強しているので、ソロではそれぞれの好きな分野から選曲させて頂きました。
重唱では、日本歌曲や秋らしい曲を中心に選曲しました。お楽しみ頂けますと幸いです。

――共演者をご紹介下さい。

清永さんとは昨年1年間同じクラスで、楽しかった時も辛かった時もたくさんお世話になりました。声の種類も似ていますが、性格も勝手に少し似ているところがあるなと感じています(笑)。今回一緒に歌う機会を頂けてとても嬉しいです!息の合ったハーモニーを届けられるよう頑張ります。

   *   *   *


ソプラノ 清永千裕
――声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?自己紹介をお願いします。

初めまして。福岡県出身の清永千裕(きよなが ちひろ)です。
私の家族はみんな音楽が好きで、私は小さな頃からいつも音楽に囲まれて育ちました。元は中学の教員になりたかったのですが、高校の時に恩師から音大受験を勧められ、気づけば私もいつか大きな舞台で演奏してみたいと思うようになっていました。
私の人生初オペラは高校の授業で見た映画版の『サロメ』で、当時の私にはなかなか刺激的だったので、実は大学生になるまでオペラが大っ嫌いだったのですが...今ではその面白さが分かるようになりとっても大好きになりました!笑

――自身の声種、レパートリー、将来演じてみたい役は?

声種はソプラノ・リリコ・レッジェーロです。
研修所では『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナ、『天国と地獄』ユリディス、『リタ』リタなどを勉強させていただきました。
演じてみたい役は沢山ありますが、特に『ランメルモールのルチア』ルチア、『連隊の娘』マリーをやってみたいなと思います。

――共演者の紹介とコンサートへの抱負を。

共演者の池田さんとは研修所のマスタークラスの同級生で、プライベートでもご飯に行ったりするくらい今でも仲良しです。音楽に対してとても真っ直ぐ、でも時々天然で可愛らしい彼女のことが、私は大好きです!
今回一緒に演奏できることに感謝しつつ、そして当日は楽しい演奏会にできたらいいなと思っています。

   *   *   *

ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともに素敵な音楽をお楽しみいただく、アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。是非お早めにご予約ください!ご来場お待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第217回【二期会New Face】秋の夜空に想いを寄せて

日時:2018年10月29日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:池田斐咲子(ソプラノ)、清永千裕(ソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
演奏予定曲:
 アルディーティ 「口づけ」
 ドビュッシー 「星の夜」
 ドリーブ オペラ『ラクメ』より 「花の二重唱」
 メンデルスゾーン 「6つの二重唱曲」より “秋の歌” “すずらんと花々”
                    ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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【急告】10/20(土) 連続フォーラム「今こそ文化省!」第1回に『後宮からの逃走』指揮 下野竜也と演出 ギー・ヨーステン他、キャストも登場します!

東京二期会11月公演『後宮からの逃走』は、公演に向けて演出家のギー・ヨーステンが早々に来日!いよいよ日生劇場の舞台を想定した立ち稽古が始まります。


さてこのたび、稽古が進む『後宮からの逃走』から指揮の下野竜也と演出のギー・ヨーステンが共に登場する特別イベントの開催が決定いたしました。
文化芸術推進フォーラムが主催する、文化行政推進のための連続フォーラム「今こそ文化省!」(10/20~11/15 の期間中全6回開催)の第1回が10月20日(土)に西新宿の芸能花伝舎で行われることとなり、二人がパネリストとして登場いたします!

今回、『後宮からの逃走』の現場を題材として、オペラ制作のプロセスや文化助成のあり方など、普段あまり一般に話すことのないテーマについてディスカッションが展開されます。ヨーステンによる演出コンセプト説明などもあり、本公演にむけて絶好の話題が展開されますので、どうぞお越しください。
また、当日はパネルディスカッションだけでなく、ミニ・コンサートも開催!『後宮からの逃走』キャストから、コンスタンツェ役のソプラノ松永知史とベルモンテ役のテノール金山京介が出演し、それぞれの歌声を披露します。ピアノは同プロダクションにコレペティトゥアを務める中原達彦です。


指揮者 下野竜也

演出家 ギー・ヨーステン

ソプラノ 松永知史

テノール 金山京介

ご参加を希望の方は、事前に下記へお申込みください(参加費無料)。

■■■ イベント情報 ■■■
BIG WAVE FOR ARTS《連続フォーラム「今こそ文化省!」》
第1回 芸術の創造、制作、経済、助成~オペラ『後宮からの逃走』スタッフが語る

日時:10月20日(土) 13:00~15:30
会場:芸能花伝舎(『後宮からの逃走』稽古場)
パネリスト:
 ・下野竜也(指揮者・広島交響楽団音楽総監督)
 ・ギー・ヨーステン(演出家・国際オペラアカデミー(ベルギー)総支配人)
 ・山口 毅(東京二期会常務理事・事務局長)
司会:石田麻子(昭和音楽大学教授)
プログラム:
 <第1部>ミニ・コンサート『後宮からの逃走』より
 ・松永知史(ソプラノ・『後宮からの逃走』コンスタンツェ)
 ・金山京介(テノール・『後宮からの逃走』ベルモンテ)
 ・中原達彦(ピアノ)
 <第2部>報告と意見交換(日本語通訳付き)

主催:芸術家会議
共催:日本オーケストラ連盟、文化芸術推進フォーラム
協力:日本芸能実演家団体協議会

▼詳しいご案内はこちらをご覧ください
10/20~11/15連続フォーラム「今こそ文化省!」を開催します|新着情報 - 文化芸術推進フォーラム

●第1回フォーラムのお問合せ・参加お申込み
 芸術家会議 TEL:03-3539-5131/FAX:03-3539-5132
 日本オーケストラ連盟 TEL:03-5610-7275/FAX:03-5610-7276
 ※【お名前、ご所属、連絡先、参加人数】をご連絡ください(参加費無料)。

●連続フォーラム全体に関するお問合せ
 文化芸術推進フォーラム(芸団協内)
 TEL:03-5353-6600
 
 

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11/16(金) 「第95回二期会オペラ研修所コンサート」~プログラムが決定しました

北区王子の北とぴあ さくらホールにて毎年開催している「二期会オペラ研修所コンサート」。今年も、定期試験により選抜された、予科・本科・マスタークラス各期の成績優秀者20名が出演します。
得意としている曲、授業の中で演技も付け、深く掘り下げて勉強した曲、そして挑戦したい曲…、各出演者から寄せられた、多数のオペラアリアや重唱の中から、予定プログラム全曲が決定しました!どうぞご期待ください。
 

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
北とぴあ国際音楽祭2018関連公演
第95回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2017年11月16日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
   ・JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分
   ・地下鉄南北線王子駅5番出口前
料金:全席指定 A席3,000円、B席2,000円《発売中》

出演者と予定プログラム:
<第1部>
1. モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より 「ねえ見て、妹よ」
   フィオルディリージ:山口 愛(ソプラノ)/ドラベッラ:武藤あゆみ(メゾソプラノ)
2. トマ 『ハムレット』より 「私も遊びの仲間に入れてください」 
   金治久美子(ソプラノ)
3. モーツァルト 『皇帝ティートの慈悲』より 「どうかこの一瞬だけでも」 
   本多 都(メゾソプラノ)
4. モーツァルト 『フィガロの結婚』より 「訴訟に勝っただと?」 
   下牧寛典(バリトン)
5. ビゼー 『カルメン』より 「母さんの話をしておくれ」 
   ミカエラ:傳田実咲(ソプラノ)/ドン・ホセ:宮脇 臣(テノール)
6. ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より 「ある静かな夜のこと」
   石井飛鳥(ソプラノ)
7. オッフェンバック 『ホフマン物語』より 「庭木に小鳥が」 
   森川 史(ソプラノ)
8. モーツァルト 『魔笛』より 「復讐の炎は地獄のように燃え」
   小松原明紀(ソプラノ)
9. ドニゼッティ『愛の妙薬』より 「そんなに愛していたの!」
   アディーナ:安江 秋(ソプラノ)/ドゥルカマーラ:下牧寛典(バリトン)
10. グノー 『ファウスト』より 「清らかな住まい」
   中野智貴(テノール)
<第2部>
11. ヴェルディ 『リゴレット より 「愛は心の太陽」
   ジルダ:酒本春恵(ソプラノ)/マントヴァ公爵:宮脇 臣(テノール)
12. ヴェルディ 『リゴレット』より 「慕わしい方の名は」
   山﨑わかな(ソプラノ)
13. ドニゼッティ 『アンナ・ボレーナ』より 「あなたは泣いているの?~私の生まれたあのお城」
   野村優子(ソプラノ)
14. ベッリーニ 『カプレーティ家とモンテッキ家』より 「今、私は婚礼の衣裳を着せられ~ああ幾度か」
   塚本正美(ソプラノ)
15. ドリーブ 『ラクメ』より 「おいで、マリカ(花の二重唱)」
   ラクメ:新宮雅美(ソプラノ)/マリカ:本多 都(メゾソプラノ)
16. グノー 『ファウスト』より 「宝石の歌」 
   戸森冴耶(ソプラノ)
17. グノー 『ロメオとジュリエット』より 「私は夢に生きたい」 
   雨笠佳奈(ソプラノ)
18. ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より 「ばら色の愛の翼に乗って」
   西村知花子(ソプラノ)
19. ドリーブ 『ラクメ』より 「どこへ行く 若いインドの娘よ」
   新宮雅美(ソプラノ)
20. プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「それじゃあ、本当に終わってしまったんだね?」 
   ミミ:塚本正美(ソプラノ)/ロドルフォ:中野智貴(テノール)/
   ムゼッタ:戸森冴耶(ソプラノ)/マルチェッロ:下牧寛典(バリトン)
ピアノ:石野真穂

▼コンサート概要ページはこちら
第95回 二期会オペラ研修所コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

▼チケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)。
*未就学児のご入場はお断り申し上げます。
*やむを得ぬ事情により、出演者・演奏内容等が変更になる場合がございますので予めご了承ください。

 
 

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10/27(土)・28(日) 新日本フィルハーモニー交響楽団公演:ブルックナー「テ・デウム」に、山口清子、清水華澄、与儀 巧、原田 圭が出演!

秋も深まるこの10月、新日本フィルハーモニー交響楽団による<サントリーホール>、<横浜みなとみらい>の両シリーズに、ソプラノ山口清子、メゾソプラノ清水華澄、テノール与儀 巧、バリトン原田 圭が出演します。

曲目は、ブルックナー作曲の「テ・デウム」。新日本フィルの音楽監督を務める上岡敏之氏の指揮で、新国立劇場合唱団の皆さまと共演します。神への賛美が豊かに表現された、力強く荘厳な響きをお楽しみください。

皆さまのご来場を、お待ちしております!!


ソプラノ 山口清子

メゾソプラノ 清水華澄

テノール 与儀 巧

バリトン 原田 圭

■■■ 公演情報 ■■■
新日本フィルハーモニー交響楽団
●第596回 定期演奏会 ジェイド<サントリーホール・シリーズ>

日時:2018年10月27日(土) 14:00開演
会場:サントリーホール
料金:全席指定 S席8,000円~C席4,500円
●特別演奏会 サファイア<横浜みなとみらいシリーズ>第7回
日時:2018年10月28日(日) 14:00開演
会場:横浜みなとみらいホール
料金:全席指定 S席7,000円~C席2,000円

指揮:上岡敏之
ソプラノ:山口清子*
メゾソプラノ:清水華澄*
テノール:与儀 巧*
バリトン:原田 圭*
合唱:新国立劇場合唱団*
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

プログラム:
・ブルックナー/交響曲第9番 ニ短調 WAB109
・ブルックナー/テ・デウム WAB45*

▼公演詳細・チケットのお求めはこちらから
第596回定期演奏会ジェイド<サントリーホール・シリーズ> JADE - [公式]新日本フィルハーモニー交響楽団
#7 特別演奏会 サファイア<横浜みなとみらいシリーズ> | SAPPHIRE - [公式]新日本フィルハーモニー交響楽団
 
 

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金沢で歌い継がれて70年記念!オーケストラ・アンサンブル金沢の「クリスマス・メサイア」(12/9(日))に二期会から田中展子と大塚博章が出演します

年末の金沢で毎年歌い継がれる恒例の「クリスマス・メサイア」。今年70年の記念を迎えます。
この記念となる今年の公演に、二期会からメゾソプラノ田中展子とバス大塚博章が出演致します。

昨夏、東京二期会R.シュトラウス『ばらの騎士』〈グラインドボーン音楽祭との提携公演〉において、爽やかなオクタヴィアン役が注目されたメゾソプラノ澤村翔子は、今後「田中展子」の名で歌手活動を行うことになりました。今年は、3月びわ湖ホール『ワルキューレ』のワルトラウテ、6月の日生劇場『魔笛』では侍女IIとして、開幕からの9公演(学校公演・一般公演含む)に出演。若き演出家佐藤美晴、日本を代表する指揮者沼尻竜典と日生劇場が創り上げた新しいオペラの世界を、華やかさと自由さを持って演じ、アンサンブルも高く評価されました。
大塚博章も昨夏の東京二期会『ばらの騎士』でオックス役をつとめるなど、これまでに数多くのワーグナーやR.シュトラウス等の作品に出演。今やドイツ・オペラの公演には欠かせない、豊かな声を持つバス歌手です。


メゾソプラノ 田中展子

バス 大塚博章

 
柳澤寿男氏の指揮のもと、オーケストラ・アンサンブル金沢による精緻なサウンドと聖なる声の共演に、どうぞご期待ください。

■■■ 公演情報 ■■■
オーケストラ・アンサンブル金沢
クリスマス・メサイア公演
金沢で歌い継がれて70年記念

日時:2018年12月9日(日) 15:00開演(14:15開場)
会場:石川県立音楽堂 コンサートホール
  (JR「金沢駅」兼六園口(東口)より徒歩1分)
料金:全席自由 一般3,500円(当日4,000円)、高校生以下1,500円(当日2,000円)

演目:G.F.ヘンデル作曲 オラトリオ「メサイア」(全曲)
指揮:柳澤寿男
独唱:朝倉あづさ(ソプラノ)、田中展子(メゾソプラノ)、志田雄啓(テノール)、大塚博章(バス)
合唱:北陸聖歌合唱団(合唱指揮:朝倉喜裕、犀川裕紀)
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢

▼公演情報ページ、お問合せ・ご予約はこちら
クリスマス・メサイア公演 - オーケストラ・アンサンブル金沢

田中展子 (たなか のぶこ) メゾソプラノ
東京学芸大学卒業。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。04年国際ベルヴェデーレ・オペラオペレッタコンクール日本代表。ボローニャにて研鑽を積む。これまでに二期会ニューウェーブ・オペラ『子どもと魔法』子ども、東京二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』ローラ、『ダナエの愛』オイローパ、松本市民オペラ『フィガロの結婚』ケルビーノ等に出演するほか、『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ、『セビリャの理髪師』ロジーナ、『カルメン』メルセデス、『ナクソス島のアリアドネ』作曲家、『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼル等を演じる。17年東京二期会『ばらの騎士』オクタヴィアンで出演し高い評価を得ている。二期会会員

大塚博章 (おおつか ひろあき) バス
玉川大学卒業。二期会オペラ研修所修了。文化庁海外派遣研修員としてドイツに留学。東京二期会『トゥーランドット』ティムール、『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ、『魔笛』ザラストロ、『ホフマン物語』クレスペル、日生劇場『フィガロの結婚』ドン・バルトロに出演するほか、新国立劇場『ドン・カルロ』、『黒船』、『カルメン』『マノン・レスコー』『トスカ』『魔笛』等数多くの舞台に出演。コンサートではV.ゲルギエフ指揮NHK音楽祭2014『サロメ』、V.アシュケナージ指揮EUユースオーケストラ日本公演『不死身のカシュチェイ』など国内外の著名な指揮者との共演も多い。17年東京二期会『ばらの騎士』オックス男爵で出演し高い評価を得ている。二期会会員
 
 

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11月公演『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ~ペドリッロ役:テノール升島唯博&北嶋信也

11月公演モーツァルト『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ紹介第4回目となりました。今回はベルモンテの付き人、ペドリッロです。

<ペドリッロ>
ペドリッロは、ベルモンテの従者ですが、コンスタンツェ、ブロンデとともに海賊に捕われ、トルコの宮殿に連れられました。救出に現れたベルモンテに、後宮から出ることのできないコンスタンツェの近況を伝え物語の重要な橋渡し役となります。機転の利く、いわば『セビリャの理髪師』のフィガロのような男です。物語では、ベルモンテとコンスタンツェの「主役」カップルとともに、ペドリッロとブロンデの二人にもご注目!
今回の『後宮からの逃走』キャストは、若手の実力派歌手が揃い、その多くがヨーロッパでの実績をもっていますが、ペドリッロ役の升島唯博、北嶋信也もヨーロッパの歌劇場での数多の舞台経験を誇る二人です。インタビューを、どうぞ!

     *     *     *

升島唯博 (ますじま ただひろ)
11月22日(木)・24日(土)出演

ドイツ各地の歌劇場での多彩なキャリアをもつテノール升島。リューベック音楽大学大学院オペラ・コースを最高得点で修了し、その後、ブレーメン歌劇場、ハンブルク州立劇場、ミュンスター州立劇場、ハイデルベルク州立劇場で活躍しています。
東京二期会では、2015年『魔笛』僧侶II、16年『ナクソス島のアリアドネ』舞踏教師、17年『ばらの騎士』ヴァルツァッキなど毎年多数出演。
直近では、新国立劇場2018/19シーズン開幕『魔笛』にモノスタトス役で出演予定。そのドイツ語歌唱の歯切れの良い語感と明るく芯のある響きは、上演全体の品格を高めることにも貢献しています。

《ペドリッロ役について》
升島: ペドリッロはスペイン貴族であるベルモンテの従者です。ご主人様の婚約者コンスタンツェと、彼女のお付きでペドリロの恋人ブロンデと共に海賊にさらわれ、トルコの太閤であるセリムに売られたのでした。ペドリッロはそこで機転の利く頭と器用さを駆使し、セリムに認められ、後宮の中を自由に行動できる権利を与えられています。ここから逃げ出すためにご主人ベルモンテに何通も手紙を送り、ついにベルモンテと共に女性たちを連れて後宮より脱出します。
ペドリッロはベルモンテと主従関係にありますが、このオペラでの役割はいうなれば社長と秘書です。社長はドンと構えて表に立ち、実務は秘書がこなす、様な。ペドリッロは逃走の計画を立て、危険な作業も勇気を奮い立たせ行います。
私の考えるペドリッロの人物像は、現代風に言うとチャラくて、でも頭の回転は速くて、みんなから好かれる人気者キャラです。そのせいで、ひねくれた考えを持つオスミンに忌み嫌われています。

《ペドリッロの見どころ・聴きどころ》
升島: なんといってもシュピールテノール屈指のアリア「さあ、戦いだ!」です。難しい。とにかく難しい。ドイツでは、この曲が歌えて初めてシュピールテノールと認められるくらいの難曲なのです。
そして、この次に歌われるオスミンとの二重唱も。コミカルな掛け合いに、物語が大きく変わる内容も含んでおり、ハラハラドキドキ、そしてクスッと笑えます。

《このオペラのテーマ、メッセージ》
升島: モーツァルトはこのオペラに、トルコへの憧れを練りこんだのではないでしょうか。全盛期のオスマントルコはその文化や音楽、人間性がとても興味深く、またインターネットなど無い時代ですので、彼の描く舞台や音楽は聴衆に大いに気に入られたのだと思います。現代の我々が興味を示す国や文化はどこにあるでしょうか?中国の三国志やヨーロッパの騎士など大昔の話は今でもたくさんの人が興味を持っています。グローバル化が進み、世界の文化がどんどん平均値化されていく中で、ヨーステン氏の作る魅力的な国の像を早く見てみたいと思っています。


ミュンスター歌劇場『夢喰い小人』夢喰い小人役 升島唯博(右)


ハンブルク州立劇場『アトランティスの皇帝』ハルレキン役 升島唯博(左)

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北嶋信也 (きたじま しんや)
11月23日(金・祝)・25日(日)出演
 
抜群の澄んだ語感と軽快な声が魅力のテノール北嶋信也。彼もまた、チューリヒ歌劇場のインターナショナル・オペラ・スタジオのメンバーとして、『イル・トロヴァトーレ』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『仮面舞踏会』など、同歌劇場の多くの公演に出演してきました。本ブログでも、2009年のヴェルディ『海賊』(指揮:E.G.イェンセン 演出:D.ミキエレット)での彼のチューリヒ・デビューをお伝えしました。
二期会オペラデビューは帰国後の14年『イドメネオ』アルバーチェ役。偶然にもどちらもダミアーノ・ミキエレット演出による舞台でした。

▼二期会ブログに掲載の過去記事より
若きテナー、北嶋信也11月にチューリッヒ歌劇場『海賊』(プレミエ)に出演決定! - オペラの散歩道|二期会blog(2009年8月19日)
アーティスト近況~チューリッヒより北嶋信也 - オペラの散歩道|二期会blog(2011年6月6日)

《ペドリッロ役について》
北嶋: ベルモンテの従者の役です。私の役は、明るい性格で、機転が利き、勇敢な反面、臆病なところもあるとても人間味のある血の通ったキャラクターと捉えています。

《ペドリッロ役の見どころ、聴きどころ》
北嶋: 番人であるオスミンをどの様にそそのかし、お酒を飲ませ泥酔させて後宮からの脱出を図るのかお楽しみに!

《このオペラのテーマ、メッセージ》
北嶋: コンスタンツェを愛しているからこそ、自分の憎しみをも捨てて全てを許す太守セリムの言動は、現代にも通ずる大きな人間愛だと思います。


チューリヒ歌劇場オペラスタジオ公演オッフェンバック『青ひげ』ザフィール王子役 北嶋信也(中央)


チューリヒ歌劇場プッチーニ『西部の娘』ハリー役 北嶋信也(左)

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▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~10/15(月)は【二期会NewFace】林 道代&山﨑明日実 ソプラノふたりの秋色パレット

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は10月15日(月)。林 道代と山﨑明日実、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!

コンサートに向けて、二人からのメッセージが届きましたのでご紹介します。

   *   *   *


ソプラノ 林 道代
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして。ソプラノの林 道代(はやし みちよ)です。宜しくお願い致します。
幼い頃からピアノを習っておりましたが、家での練習は嫌いで歌にも興味はなく、学校の音楽室にあるアコーディオンで遊ぶ日々でした(笑)
中学校の授業で合唱曲をたくさん歌ったことをきっかけに、歌に興味を持ち、高校では合唱部に。もっとうまく歌えるようになりたいと思い、音大へ進むことを決めました。
大学卒業後は教育にも興味があったので演奏から離れた時期もありましたが、やはり歌いたい!学び足りない!という想いが募り、二期会オペラ研修所へ入りました。修了した今も勉強は続きますが、とても充実した日々を送っています。

――声種やレパートリーについて教えて下さい。

声種はソプラノ・レッジェーロです。
研修所では『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナ、『ドン・パスクワーレ』ノリーナ、『天国と地獄』ユリディス を歌わせていただきました。軽い声の中にも艶やかさ、豊かさが感じられる歌声を目指しています。

――共演者と今回のプログラムについてご紹介下さい。

共演の山﨑さんとは研修所で一年間同じクラスで学びました。同じソプラノでも重さも色も違う声に、当時から魅力を感じていました。
秋らしい曲もたくさん演奏しますので、気軽にお楽しみいただけるかと思います。頑張ります!

   *   *   *


ソプラノ 山﨑明日実
――声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

ソプラノの山﨑明日実(やまさき あすみ)です。
小学生の頃から、地元の島根県松江市の合唱隊に所属し、歌うことも人前に立つ事も好きな子供でした。成長するにつれ他の子よりも上手になりたい、素敵な歌が歌いたい、と思うようになりました。そして、中学生になり初めてオペラを観たときに、「合唱も大好きだけど、オペラがやりたい!」と思い、個人レッスンにも通うようになりました。

――自身の声種、レパートリー、目指している役やステージは?

声種はリリコ・ソプラノです。ヴェルディやプッチーニの作品、ヴェリズモの作品、最近はワーグナーの作品にも挑戦しています。
やりたい役は蝶々夫人です!初めて観たオペラが蝶々夫人でした。

――今回のコンサートのプログラムついて。

ソプラノふたりですが、声種の違うソプラノですので、色とりどりのパレットのようなコンサートにしたいと思っています。
唱歌や日本歌曲で彩るブロックと、オペラアリアを中心に聴かせるブロックに分けそれぞれの声の色を生かした選曲になるように考えました♪

――共演者をご紹介下さい。

林さんは同い年で、研修所の予科では同じクラスでした。ほんわか優しい性格の彼女らしく、柔らかい高音でとっても素敵です。
予科で同じクラスだったのはもう三年前ですので、こうして一緒に歌うと彼女の成長を肌で感じました。これからも負けないよう頑張ろうと思います!

   *   *   *

ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともに素敵な音楽をお楽しみいただく、アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。是非お早めにご予約ください!ご来場お待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第215回【二期会New Face】ソプラノふたりの秋色パレット

日時:2018年10月15日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:林 道代(ソプラノ)、山﨑明日実(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 グノー オペラ『ロミオとジュリエット』より 「私は夢に生きたい!」
 ワーグナー オペラ『ローエングリン』より 「ひとり寂しく悲しみの日々を」
 小林秀雄 「落葉松」
 フンパーディング オペラ『ヘンゼルとグレーテル』より「踊りましょう!」
                    ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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11月公演『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ~ブロンデ役:ソプラノ冨平安希子&宮地江奈

11月公演モーツァルト『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ紹介連載3回目は、ブロンデ役のソプラノ冨平安希子と宮地江奈です!

<ブロンデ>
ブロンデはスペイン貴族の娘コンスタンツェの侍女で、コンスタンツェとともにトルコの後宮に幽閉されています。太守に狙われているコンスタンツェの横で、ブロンデもまた守番のオスミンに迫られますが、そこは自由闊達で自尊心旺盛なイギリス娘(18世紀当時最も経済、思想とも進歩的だったのがイギリスでした)、まったく動じる気色を見せません。
明るく軽やかで、しかも芯の強さも持ち合せた女性ブロンデには、まさにぴったりの二人がキャスティングされました!

冨平安希子 (とみひら あきこ)
11月22日(木)・24日(土)出演

名門バイエルン州立歌劇場の研修所に学び、その本舞台で『魔笛』『ばらの騎士』など数多の経験を重ねてきた冨平安希子。抜群の表情豊かな歌唱で、国内ではオペラだけでなく、宮本亜門演出ミュージカル『サンデー・イン・ザ・パーク』に出演するなど幅広い活躍を見せています。今年は、7月『魔弾の射手』エンヒェンに始まり、ブロンデにつづいては2月『金閣寺』にも出演が決まっており、大活躍の年を迎えています!

《ブロンデ役について》
冨平: ブロンデは、コンスタンツェとともに海賊にさらわれトルコの太守セリムに売られてしまい、今はセリムの宮殿に監禁されています。
ブロンデは、この状況を嘆くしかしないコンスタンツェに希望を持つよう元気づける役です。「明るく希望を持つ者にこそ運はついてくる」という台詞がありますが、それが彼女の信念です。決断力に富み、太守ゼリムの家来であるオスミンさえも手玉にとってしまうようなしっかり屋です。

《ブロンデからみた見どころ・聴きどころ》
冨平: オペラ全体に東洋風の旋律が聞こえ、音楽的に非常に魅力的な作品です。
「私たちの国(=ヨーロッパ)ではこんな風に女性に振る舞うものよ」とオスミンに教えるブロンデのアリアから二幕が始まり、それに続く台詞で二人の関係性が垣間見えてきます。とても優美で可愛らしい旋律にのってオスミンにチクリと念を押す様子がよく表れていて、歌い甲斐があるとても好きな曲です。オスミンとのシーンは私自身も楽しみにしているシーンです。
もうひとつのアリア「なんという喜び」では恋人のベルモンテがついにやって来たという知らせをコンスタンツェにやっと伝えられる喜びを爆発させて、息継ぎする暇もないほどの目眩く旋律にのって一気に歌い上げます。
ベルモンテと再会できた時の四重唱では、その重唱の中で再会の喜びから一転してそれぞれの感情が変化し、ドラマがどんどん展開します。このオペラのキーともなる見応えのあるシーンになるのではないでしょうか。
ブロンデはこのオペラの中での一種の清涼剤のような存在だと思うので、その役割をきちんと踏まえて歌い演じたいです。

《『後宮からの逃走』のテーマ、メッセージ》
冨平: コンスタンツェ、そして彼女の侍女であるブロンデは、言ってみれば非日常の世界に今は身を置いていて、太守セリムから酷い仕打ちを受けるどころか手厚い待遇を受けています。ブロンデはセリムの家来のオスミンから好意を寄せられていて、その不器用さと無骨さが彼女には新鮮にうつります。ふたりとも自分の恋人を思いその好意を拒んではいますが、完全に拒んでいるわけではなく、非日常の中で揺らいでしまう自分自身と戦っているのではと思われる場面もあったりします。最後は監禁を解かれ、自分達の日常へと帰ってはいきますが、果たしてその日常が以前と全く同じものになるのかは疑問です。
コジ・ファン・トゥッテの結末にも似ています。その後の日常が劇中では描かれていないところも同じです。非日常な空間に置かれ、予測外のことが起こった場合、彼女たちのように日常では考えられないような考えや行動に陥ってしまうことは、現代に生きる私たちにも理解できないことではありません。彼女達の葛藤を見透かしたかのように詰るベルモンテとペドリロ、それに対してそんなことを思うなんてひどい、と開き直る女性陣が描かれる4重唱は今現在私たちのごく身近でもよく見られる会話ですし、それ以外の場面にもこのように覚えがあるような会話が頻繁に登場します。
現代に生きる私たちが感情移入しやすいキャラクターが多く登場するオペラですから、そんな点からもお客様にはより楽しんで頂けるのではと思います。


東京二期会2018年7月公演『魔弾の射手』より(撮影:三枝近志)
エンヒェン 冨平安希子(左)

     *     *     *

宮地江奈 (みやち えな)
11月23日(金・祝)・25日(日)出演
 
二期会オペラ研修所を経て、新国立劇場オペラ研修所に進んだ宮地江奈。その間、冨平と同じバイエルン州立歌劇場研修所とミラノ・スカラ座にも学び、修了した今年5月、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』モルガーナ役でデビューを果たしました!
『後宮からの逃走』ブロンデ役の後も、来年6月再び日生劇場にて『ヘンゼルとグレーテル』露の精、眠りの精役で出演を予定しており、今後ますます目が離せません!

《ブロンデ役について》
宮地: いつも前向きで、人生を明るく楽しく生き抜く術を知っている女性だと思います。
「物事は考え方次第で、悪い方向に考えたら、本当に悪い方向に転んでしまいます!」と、いつもコンスタンツェを励まし、発破をかけます。セラムに囚われているような状況でも、目の前にある楽しいこと、美しいものを見つけられる柔軟さと、傲慢なオスミンにも全く物怖じをしない強さ、どちらも持ち合わせているのが、彼女の魅力です。

《ブロンデからみた見どころ・聴きどころ》
宮地: どのようなシーンになっていくのか、私自身とても楽しみなのが、オスミンとのやりとりです。短い台詞のシーンですが、最初は偉そうだったオスミンが、たったの数分でブロンデに言い負かされるシーンがあります。
今回たまたま、二人の体格の差も相まって、より面白いシーンになると確信しています!

《『後宮からの逃走』のテーマ、メッセージ》
宮地: やはり登場人物の恋愛模様かと思います。自分の恋人とは全く違うタイプの男性からの猛アプローチを受け、それに対して女性陣の心は動いてしまうのか?それとも、全く動じないのか?それとも、理性を保ち、心とは反対の行動をとるのか?登場人物たちの、細かい感情の移り変わりが楽しめるオペラではないでしょうか。
悩めるコンスタンツェと、それを励ますブロンデのやりとりは、まるで今の「女子会」の会話みたいですし、恋愛における「嫉妬」や「疑い」は、きっと今も昔も変わらない、不動のテーマだと思います。
自分と近いキャラクターを見つけて、共感して、どっぷりとこのオペラの世界に浸って頂きたいです!


二期会ニューウェーブオペラ2018年5月公演『アルチーナ』より(撮影:三枝近志)
モルガーナ 宮地江奈(左)

     *     *     *

▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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盟友が描く近代歌曲の肖像~10/7(日)「望月哲也・宮本益光 ジョイントリサイタル」

同世代の声楽家として、互いに尊敬し信頼を寄せるテノール望月哲也とバリトン宮本益光。
オペラ歌手を志し、東京藝術大学の学生として出会ってから20年あまり。これまでにオペラやコンサートでの共演は数多くありますが、来る10月7日(日)にトッパンホールで開催する「ジョイントリサイタル」は、二人にとって初めての企画となります。


テノール 望月哲也

バリトン 宮本益光

リサイタルのテーマは「近代歌曲の肖像」。第一次世界大戦の前に生まれ20世紀に活躍した作曲家と、その時代に焦点を当てたプログラムをお送りします。
イタリアから〈チマーラ〉〈レスピーギ〉。フランスから〈ラヴェル〉〈デュパルク〉。そしてドイツからは〈マーラー〉〈R.シュトラウス〉を取り上げます。日本人作曲家からは、山田耕筰が1910年にベルリンへ留学し西洋音楽の黎明期を経た次の世代となる〈橋本國彦〉(文部省留学生として1934~37年に渡欧、シェーンベルクにも師事)と、ラヴェル、ドビュッシーの音楽に親しみ、オペラ作品も残した〈清水 脩〉。
この時代に芸術を志し、母国を出て、異国の芸術に親しんだ作曲家たち。多様な文化が、初めて同時代的に推移し、戦争の風に吹かれた時代でもあります。

オペラ、声楽界の第一線で活躍する類まれなる盟友が、特別な思いを秘め、珠玉の作品を選んでお届けする歌曲の夕べ。その芸術を生み出した時代、作曲家の人生、そして受け継がれてきた詩情豊かな世界。秋のひととき、その深い魅力へ誘います。
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
望月哲也・宮本益光 ジョイントリサイタル
「近代歌曲の肖像」

日時:2018年10月7日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:トッパンホール【アクセス
   (東京都文京区水道1-3-3)
料金:全席指定 5,000円 《チケット発売中!》
出演:望月哲也(テノール)、宮本益光(バリトン)、山口佳代(ピアノ)
予定プログラム:
・レスピーギ 「四つの抒情歌」より 〈宮本〉
  ナイアデ
  古き歌に寄せて
・チマーラ 〈望月〉
  海辺の光景
  マリーンの鐘
  海のストルネッロ
・ラヴェル 「ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン=キホーテ」全曲 〈宮本〉
  空想的な歌
  英雄的な歌
  酒の歌
・デュパルク 〈望月〉
  悲しき歌
  旅への誘い
  ロズモンドの館
・マーラー 「リュッケルトによる5つの歌曲」より 〈宮本〉
  この世に私はいない
  たおやかな香りをかいだ
  真夜中に
・R.シュトラウス 「四つの歌曲」 〈望月〉
  憩え、我が魂
  チェチーリエ
  ひそやかな誘い
  明日には!
・清水 脩 〈宮本〉
  サーカス
・橋本國彦 〈望月〉
  お六娘

▼公演概要ページはこちらから
望月哲也・宮本益光ジョイントリサイタル 近代歌曲の肖像 - 東京二期会

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

     *     *     *

◆望月は今後、10月末~11月にかけてフトメン・ユニット、IL DEVU(イル・デーヴ)待望となる今年の全国ツアーが予定されています。10/27(土)のHakuju Hall(完売)を皮切りに、福岡、札幌、横浜、栃木、岩手で4人の熱い歌をお届けします!詳しいご案内は後日。

◆宮本は2019年2月の東京二期会オペラ劇場 黛 敏郎『金閣寺』溝口役への出演にご注目ください!
▼東京二期会『金閣寺』公演情報はこちらから
フランス国立ラン歌劇場との共同制作 2019年2月公演 黛敏郎オペラ『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場
 指揮:マキシム・パスカル/演出:宮本亜門/管弦楽:東京交響楽団
 9/22(土)~二期会オペラ愛好会先行予約、10/6(土)~一般発売
 
 

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11月公演『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ~ベルモンテ役:テノール金山京介&山本耕平

11月公演モーツァルト『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ紹介連載2回目は、ベルモンテ役のテノール金山京介と山本耕平です!

<ベルモンテ>
ベルモンテは、18世紀スペイン貴族の青年。トルコにさらわれた婚約者コンスタンツェを救出するため果敢に異国の地へ乗り込みます。
モーツァルトは、ベルモンテにアリアを4曲用意しました。コンスタンツェへの愛と救出の決意、そして不安を表す1幕の二つのアリア、コンスタンツェとの再会を喜ぶ、そして、いよいよ後宮を脱出せんとするときの心情を独白する3幕のアリアといずれも聴き応え十分です!
『魔笛』のタミーノ王子にも似て、いえタミーノ以上に、溌剌とした細かいパッセージとともに息の長い優美なレガートを多用した音楽で書かれていて、一途で勇敢でありながら、どこか優雅で王子様気質を感じさせるベルモンテ。二期会のふたりのプリンス・テノールは、どのように感じているでしょうか。メッセージをどうぞ。

金山京介 (かなやま きょうすけ)
11月22日(木)・24日(土)出演

2015年東京二期会『魔笛』タミーノで鮮烈なデビュー。そのとき演出の宮本亜門からも「オペラ界の貴公子」と称された逸材。その歌唱力と演技と舞台容姿に、新世代のモーツァルト・テノールとして大きな注目を集めています。

《ベルモンテ役について》
金山: 彼のキャラクターを考える上で一番強く感じるのは「若さ」でしょうか。若さゆえの行動力、若さゆえの熱情、若さゆえの向こう見ずなど、良くも悪くも「若さ」から来る感情で動いている人物と考えています。

《『後宮からの逃走』の見どころ・聴きどころ》
金山: 何といってもこのオペラはアリアがとても多いです。ダブルキャストですと両日の歌い手により演技、表現などは変わるものですが、アリアが多いということは、それだけ作品として違う面をお届けできるのではと思います。ぜひ両日ご覧頂き、キャストによる違いをお楽しみください。

《『後宮からの逃走』テーマ、メッセージ》
金山: この作品の大きなテーマの一つは「赦し」だと思います。人としての倫理的な「赦し」だけでなく、恋人同士の愛の「赦し」などいくつかの「赦し」をもって物語が進んでいく。これは現代にもよくみられる共通のテーマと思います。


東京二期会2015年7月公演『魔笛』より(撮影:三枝近志)
タミーノ 金山京介(左)、パミーナ 嘉目真木子
 

山本耕平 (やまもと こうへい)
11月23日(金・祝)・25日(日)出演
 
二期会オペラ主演デビューとなった2014年『ドン・カルロ』で、テノール福井 敬とのダブルキャストでドン・カルロ役を務め上げ、翌年『リゴレット』のマントヴァ公爵役の座もオーディションで勝ち得た山本。さらにその後、3年にわたるイタリアでの研修を経て、今回のベルモンテは、いわば日本再デビューです!

《ベルモンテ役について》
山本: 人間関係が変化していく中で一貫した立場を取り続ける軸のような役割を持っている役だと思います。人物としては、慎重が求められる救出作戦中でも、自分の召使が悪く言われているのを聞いて
「いいや、あいつは良いやつだ」とかばってひと悶着起こしてしまうあたり、とてもいい人なのではないかと感じています。
コンスタンツェには尻に敷かれるタイプでしょう。

《見どころ、聴きどころ》
山本: 聴きごたえのある難易度の高いアリアが各役に割り当てられています。
ソプラノとテノールが2組という面白い編成でいつの世も変わらない男女のやりとりが面白おかしく描き出されている4重唱や、当時の聴衆にとってエキゾチックに響いただろうモーツァルトによるトルコのエッセンスなど、聴きどころは枚挙に暇がありません。

《このオペラのテーマ、メッセージ》
山本: 拒絶ではなく対話、報復ではなく許しを選ぶことが出来れば人は分かり合える、という大きなメッセージの後ろに、
「わからないものや、自分と違うものは怖いけれど、だからこそちょっと魅力的に映るよね!」
というモーツァルトの軽やかな遊び心が聴こえるように感じます。
人との違いをどう愛し楽しむかは自分次第だよ、ということかもしれません。


東京二期会2014年2月公演『ドン・カルロ』より(撮影:三枝近志)
ドン・カルロ 山本耕平(中央)
 
 
▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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Hakuju Hall主催「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」 2018/2019シーズンがいよいよスタート!

今春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。今シーズンの第一弾は、9月27日(木)に開催されます。
このたびのコンサートに向けて、出演のソプラノ牧野元美とテノール根津久俊の二人よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。


写真左から、テノール根津久俊、ソプラノ牧野元美、ピアノ河野紘子

■牧野元美(まきの もとみ)
この度は二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォに出演させていただけますこと、大変幸せに思っております。このコンサートでは、モーツァルトとリヒャルト・シュトラウスを演奏させていただく予定です。私はモーツァルトの作品から、オペラの素晴らしさや面白さを学び、またリヒャルト・シュトラウスの作品を勉強して、歌い手としての表現の幅を広げることができたように感じています。これまでの成果が出せるよう、精一杯歌わせていただきます!テノールの根津くんとは、研修所のマスタークラスで一緒だったのですが、共演の機会が少なかったので、今回がとても楽しみです。二重唱ではお互いの想いをぶつけ合って、それぞれの魅力が伝わる演奏にしたいですね!皆様と会場でお会いできるのを楽しみにしています。

■根津久俊(ねづ ひさとし)
今年で6年目になる二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ、出演させていただける事になり大変光栄に思います。ソプラノとテノールのデュオという事で、選択肢には困りませんでした。それはもう…「綿密」な打ち合わせを経て、数ある曲目の中から各々が良い意味で没頭し、我々はもちろん皆様にも楽しんでいただけるプログラムになっているかと思います。ただランチタイムコンサートですので開演時間が11時とお早めです。どこかの朝の弱いぽっちゃり系テノールのように、お寝坊には十分ご注意して起こし下さい。

     *     *     *

期待のソプラノとテノールの共演をぜひお楽しみください!



■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第16回>
二期会新星トップ7名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2018年 9月27日(木) 11:00開演(10:30開場) ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (ハクジュホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:牧野元美(ソプラノ)、根津久俊(テノール)、河野紘子(ピアノ)
予定プログラム:
・チマーラ:海の詩 〔根津〕
・ピツェッティ:牧人たち 〔根津〕
・R.シュトラウス:献呈 〔牧野〕
・R.シュトラウス:万霊節 〔牧野〕
・R.シュトラウス:ツェツィーリエ 〔牧野〕
・R.シュトラウス:夜に 〔牧野〕
・ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』より “人知れぬ涙” 〔根津〕
・R.シュトラウス:歌劇『アラベラ』より “私のエレメール!” 〔牧野〕
・チレア:歌劇「アルルの女」より “フェデリコの嘆き” 〔根津〕
・モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より “夫の腕の中に” 〔牧野&根津〕

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第16回 二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)
 
 

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9/23(日) 国内初のクラシック野外イベント「スタンドアップ!クラシックフェスティバル 2018」にテノール山本耕平とバスバリトン北川辰彦が出演!

国内では初となる、クラシックの野外イベント「スタンドアップ!クラシックフェスティバル2018」が、9月23日(日)横浜赤レンガ倉庫エリアで開催されます。
イベントには総合司会の松下奈緒さんをはじめ、国内で注目を集めるアーティストが多数出演。その中、HARBOR stage(ハーバー ステージ)で16:00から開催の「クラシック紅白歌合戦!」に、二期会からは11月の『後宮からの逃走』ベルモンテ役で今注目を集めるテノール山本耕平と、先日開催され大きな話題となったプッチーニ〈三部作〉で『外套』タルパと『ジャンニ・スキッキ』シモーネの2役を好演したばかりのバスバリトン北川辰彦が参加します。
ハーバー ステージ、グラス ステージ、そして無料で楽しめるサンデー・ブランチ・クラシック ステージの3つの野外ステージで繰り広げられる熱い演奏を楽しみに、皆様揃ってお出かけください!


テノール 山本耕平


バスバリトン 北川辰彦

 
■■■ 公演情報 ■■■
STAND UP! CLASSIC FESTIVAL'18
[スタンドアップ!クラシックフェスティバル2018]

日時:2018年9月23日(日・祝)
   9:30開場/10:30開演/20:30終演予定
会場:横浜赤レンガ倉庫特設会場
  ・JR・地下鉄「桜木町駅」または「関内駅」より徒歩約15分
  ・みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」より徒歩約6分

《山本耕平・北川辰彦 出演ステージ》
クラシック紅白歌合戦!~オペラからミュージカルへ~
時間:16:00〜17:10
会場:ハーバー ステージ
出演:
 LE VELVETS(ヴォーカルユニット)
 伊礼彼方(ヴォーカル)
 小林沙羅(ソプラノ)
 丹呉由利子(メゾソプラノ)
 中井亮一(テノール)
 北川辰彦(バスバリトン)
 山本耕平(テノール)
 岩村 力(指揮)
 STAND UP! ORCHESTRA
予定曲目:
 ・ビゼー オペラ『カルメン』より
 ・ヴェルディ オペラ『椿姫』より
 ・ヴェルディ オペラ『リゴレット』より
 ・プッチーニ オペラ『トゥーランドット』より 「誰も寝てはならぬ」
 ・バーンスタイン ミュージカル『ウエスト サイド ストーリー』より
 ・ミュージカル『レ・ミゼラブル』より 「民衆の歌」
                ほか

▼イベント開催概要、アクセス、チケット情報は公式サイトをご覧ください
STAND UP! CLASSIC FESTIVAL'18 [スタンドアップ!クラシックフェスティバル 2018] 公式サイト
 
 

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9/22(土) メゾソプラノ小山由美、Hakuju Hallで二年ぶりのリサイタルを開催

バイロイト音楽祭や欧州の歌劇場で豊富な実績を持ち、深みのある美声と圧倒的な存在感で日本を代表するメゾソプラノの小山由美。今年も海外はもとより、国内でもびわ湖ホール『ワルキューレ』でフリッカを演じるなど、第一線で変わらぬ活躍を続けています。

その小山が二年ぶりに東京で開くリサイタルでは、プーランク、ラフマニノフ、ベルク、シェーンベルクなど、かねてより構想を重ねてきた20世紀の作曲家たちを取り上げます。
小山が愛してやまないこれらの作曲家たち。絶対的な信頼を寄せ、現在オペラ指揮者として大活躍の佐藤正浩さんを共演者に得て、今回もどう魅せて(聴かせて)くれるのか楽しみです。
是非、ご来場ください!!

■■■ 公演情報 ■■■
小山由美 メゾ・ソプラノ リサイタル
20世紀の知られざる名曲の濃密なひととき~世界が認めるメゾ・ソプラノが歌う

日時:2018年9月22日(土) 15:00開演
会場:Hakuju Hall
(小田急線「代々木八幡駅」南口または千代田線「代々木公園駅」出口1よりいずれも徒歩5分)
料金:全席指定 5,000円(税込)
出演:小山由美(メゾソプラノ)、佐藤正浩(ピアノ)
予定プログラム:
 プーランク 「偽りの婚約」より “ヴァイオリン”
 ラフマニノフ 「6つのロマンス」より “語るな、美しい人よ”
 ベルク 「4つの歌曲」より “眠れ、目覚めることなく”
 シェーンベルク 「架空の庭園の書」より “この天国のような木立の中で”
                      ほか

▼公演詳細、チケットのお求めはこちらから
小山由美 メゾ・ソプラノ リサイタル - ハクジュホール
 
 

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11月公演『後宮からの逃走』コンスタンツェ役キャスト・メッセージ
~フランス、ドイツで活躍する新星ソプラノが主演デビュー!

2018/19のオペラ・シーズンの先陣を切った東京二期会オペラ劇場プッチーニ〈三部作〉が、9月9日(日)に新国立劇場での4日間の公演を終えました。みなさまご来場ありがとうございました。

さて次の東京二期会オペラ劇場公演は、11月22日(木)から日生劇場でのモーツァルト『後宮からの逃走』です!

<『後宮からの逃走』ものがたり>
18世紀のトルコ。スペインの貴族ベルモンテの恋人コンスタンツェは、女中のブロンデとともに海賊に襲われ、トルコ人の太守セリムによって、後宮(ハーレム)に囚われている。ベルモンテは、彼の後宮に乗り込み、召使のペドリッロ(ブロンデと恋仲)とともに2人を救うために奮闘する。
コンスタンツェは、セリムからの執拗な求愛にも応じず、ベルモンテへの愛を貫いていた。後宮の番人オスミンもブロンデに言い寄るが、こちらも相手にされない。
ペドリッロが案じた一計が見事に成功し、4人は再会し喜び合う。いよいよ脱出を試みるのだが、再びオスミンに捕えられ、セリムの部屋に連行される…

 
すでに音楽稽古を中心にキャスト陣のリハーサルが進められている中、二期会blogでは公演の紹介やインタビューなど『後宮からの逃走』の魅力の数々を、公演に向けて皆様にお伝えしてまいります。
まずは出演者から、自分自身が演じる役の紹介と聴きどころを紹介していきましょう。同じ役でも人によって役柄の捉え方は違いますし、キャスト各々が、現代人の一人として、この時代にオペラに取り組むためのテーマを持って臨んでいます!
 
 
<コンスタンツェ>
海賊にさらわれトルコの後宮に幽閉されてしまったコンスタンツェ。しかし、恋人ベルモンテへの愛の忠誠は揺らぐことはなく、太守セリムからの求愛にも毅然とした態度をとります。
今回の公演の最大の注目のひとつ。ヨーロッパで活躍する実力派の新星ソプラノふたりがコンスタンツェ役にて揃って二期会オペラ主演デビューを果たします!
 

松永知史 (まつなが ちふみ)
11月22日(木)・24日(土)出演

すでにドイツ・ミュンヘンで『ラ・ボエーム』のミミを50回以上も演じた実績を誇る松永。2015年には東京二期会『ダナエの愛』ダナエ役のカヴァー・キャストを務めて、いよいよ今回が本役デビューとなります!

《役柄について》
松永: 私の思うコンスタンツェは、とても正直な女性です。恋人ベルモンテへの一途な愛を貫くだけでなく、セリムの自分への愛に対しても、ごまかすことなく、正直に向き合います。自分の葛藤や感情を隠そうともしないし、隠せない。へりくだりもしないし、屈しない。どの人間に対しても真っすぐ向き合う彼女に、真の強さと高貴さ、そして人としての純粋さを感じます。

《コンスタンツェの見どころ・聴きどころ》
松永: コンスタンツェは、自分の愛の在り方を貫くために苦しみながら闘う。一方で、ブロンデは起きたことを受け入れ、その中から楽しみや良いこと探しをしてポジティブに生きる女性です。
その各々の異なる生き方への哲学や、敵から受けた憎しみに対し、同じ憎しみではなく許しと無償の愛という選択で、このオペラをハッピーエンドにしたモーツァルトのねらいや時代背景に思いを馳せながら、彼の音楽に隠れ潜んでいるたくさんのメッセージを探していただくと、よりオペラならではの楽しみを味わっていただけるのではと思います。

《『後宮からの逃走』テーマ、メッセージ》
松永: かたちの違うたくさんの愛と、生き方のスタイルがあります。どれが正しく、間違っているわけではない。その中で、憎しみを受けたとき、同じ憎しみで返すのではなく、どう返すことが愛で、私たち皆の幸せにつながるのかというテーマを、時が経っても、モーツアルトが今の時代を生きる私たちに、改めて強く問いているような気がします。
 

安田麻佑子 (やすだ まゆこ)
11月23日(金・祝)・25日(日)出演

パリを拠点に活躍する安田。フランスでの十分な実績をもって、今年3月、国内での本格的なオペラデビューとなった神奈川県民ホール・オペラ・シリーズにて宮本亜門演出『魔笛』夜の女王を好演したばかり。新たなモーツァルト歌手、コロラトゥーラの新星として、満を持してのコンスタンツェのお披露目となります。

《役柄について》
安田: コンスタンツェは、スペイン貴族ベルモンテの婚約者です。
質の良い教育を受けて、大事に育てられた箱入り娘なのでしょう、思慮深く真面目で誠実な若い娘ですが、少し悲劇的でネガティブ思考な所があり、頑固な性格です。
イギリス人の召使いブロンデには、いつもあきれ顔をしつつ、内心彼女のように楽天的で明るく生きて行けたらどんなに良いだろうと羨ましく思っています。

《コンスタンツェの聴きどころ/観どころ》
安田: 突然捕らえられ、遠い異国の宮殿へ売り飛ばされてしまった自分の運命を半ば絶望しながら、それでも太公セリムに対して臆する事なく強気に振る舞っているコンスタンツェは、アリアの中でそんな自分の感情を抑えきれなくなったのか、一瞬発狂してしまったのかと思うほどのコロラトゥーラ技法を使ってその心情を歌います。声楽的にもドラマ的にもとても難しい役です。
性格の明るいおきゃんなブロンデとは、同じ境遇に置かれても受け止め方が全く違うのです。この2人の性格対比も観どころの1つだと思います。
ベルモンテとコンスタンツェ、ペドリロとブロンデが再会する喜びの4重唱や、後宮からの逃走を試みるもセリムに捕まってしまった時、死を覚悟する若い2人の2重唱など、はっとするほど美しい音楽はお客様にたっぷり聴いていただきたい所だと思いますし、私自身もそれが楽しみです。

《このオペラのテーマ、メッセージ》
安田: 突然自分が異国の太公へ売り飛ばされるというとんでもない非日常。婚約者の迎えは来るのか、来ないのか。無事に後宮から逃げられるのか、一生ここで過ごすのか。
海賊に捕らえられたのち異教の国に売り飛ばされるという物語の始めの部分は、そら恐ろしさを思い浮かべてしまいますが、売り飛ばされて着いた先は豪華絢爛な宮殿で、太公セリムはコンスタンツェに愛を打ち明ける……
どんな状況下でも逞しく順応する力のある女性がいる一方で、コンスタンツェは、生き別れた婚約者ベルモンテとはまた会えるのかすら分からないにもかかわらず、頑なに彼に忠実でいようとするのです。
果たして自分だったらコンスタンツェの様に絶望するのか、それともブロンデの様に楽観するのか。それを考えながらこのオペラを観るのもまた楽しいかもしれません。
 
 
▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL 2018[サラダ音楽祭]にバリトン小林大祐が出演します!

東京都交響楽団と東京芸術劇場が贈る特別な「サラダ音楽祭」。赤ちゃんから大人まで誰もが音楽を楽しめる27の多彩なプログラムが、9月17日(月・祝)東京芸術劇場を中心に池袋西口公園や近隣商業施設で開催されます。
その中でも注目の音楽祭メインコンサート〈プルミエ・ガラ〉の第II部、舞踊と合唱による世俗カンタータ《カルミナ・ブラーナ》に小林大祐がバリトン・ソロで出演します。


バリトン 小林大祐

■■■ 公演情報 ■■■
TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL 2018[サラダ音楽祭]
音楽祭メインコンサート〈プルミエ・ガラ〉
カルミナ・ブラーナ×Dance!!

日時:2018年9月17日(月・祝) 19:00開演(18:00ロビー開場/18:20開場)
会場:東京芸術劇場コンサートホール
   (「池袋駅」西口より徒歩2分/地下通路2b出口と直結)
チケット:〈予定販売数終了〉
出演:
(指揮)大野和士
(振付/ダンス)近藤良平
(ハープ)吉野直子
(ソプラノ)光岡暁恵
(テノール)藤木大地[カウンターテナー]
(バリトン)小林大祐
(ダンス)コンドルズ
(合唱)新国立劇場合唱団
(児童合唱)東京少年少女合唱隊
(管弦楽)東京都交響楽団
(司会)木佐彩子
プログラム:
I部
・古関裕而 「オリンピック・マーチ」(1964)[指揮 小池都知事]
・J.シュトラウス2世 喜歌劇『こうもり』より
   オルロフスキー公爵の歌「僕はお客を呼ぶのが好きだ」
・ニーノ・ロータ「ハープ協奏曲 ト長調」より第1楽章
・ラヴェル「ラ・ヴァルス」
II部
・オルフ 舞踊と合唱による世俗カンタータ《カルミナ・ブラーナ》

▼サラダ音楽祭の公式サイトはこちら
[サラダ音楽祭]TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL 2018
 
 

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La Dill 青葉の森コンサート2018が開催されます!

今年で結成4年を迎えるLa Dill(ラ・ディル)が今年も青葉の森公園芸術文化ホール(千葉市)に登場します。
今回は東京二期会『三部作』で注目を集めたソプラノ北原瑠美をゲストに迎え、尾崎亜美さんの名曲「オリビアを聴きながら」をはじめ新アレンジ5曲も披露します。青葉の森に響き渡る“4オクターブの軌跡のハーモニー”にご期待ください!


La Dill(ラ・ディル)

ピアノ 吉田貴至

ソプラノ 北原瑠美(ゲスト)

■■■ 公演情報 ■■■
La Dill(ラ・ディル)コンサート
ジャンルを超えて心に響く 4オクターブ珠玉のハーモニー

日時:2018年9月15日(土)14:00開演(13:30開場)
会場:青葉の森公園芸術文化ホール【アクセス
   (千葉市中央区青葉町977番1号)
料金:全席指定 S席3,000円、A席2,500円
出演:La Dill〔彌勒忠史、岩田健志、坂下忠弘、金山京介〕、ピアノ吉田貴至
ゲスト:北原瑠美(ソプラノ)
演奏予定曲:
・歌劇『椿姫』より「乾杯の歌」
・歌劇『ホフマン物語』より「舟歌」
・喜歌劇『微笑みの国』より「君こそ我が心のすべて」
・威風堂々
・Piacer d'amor
・小さな空
・松島音頭
・砂山
・荒城の月
・初恋
・木蓮の涙(スターダストレビュー)
・どんなときも(槇原敬之)
・オリビアを聴きながら(尾崎亜美)
・スマイル(尾崎亜美)

▼公演詳細、チケットのご予約等、公演情報ページはこちら
イベントスケジュール|イベント情報 - 青葉の森公園芸術文化ホール

●お問合せ
青葉の森公園芸術文化ホール TEL 043-266-3511
 
 

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二期会からは総勢7名!武蔵野合唱団定期演奏会「エリヤ」に出演!!

9月15日(土)武蔵野合唱団第51回定期演奏会では、山田和樹氏の指揮により、メンデルスゾーン作曲オラトリオ「エリヤ」が取り上げられますが、二期会からは、ソプラノ田崎尚美、メゾソプラノ清水華澄、杉山由紀、テノール望月哲也、櫻田 亮、バリトン青山 貴、バスバリトン狩野賢一の総勢7名が出演します。


ソプラノ 田崎尚美

メゾソプラノ 清水華澄

メゾソプラノ 杉山由紀

テノール 望月哲也

テノール 櫻田 亮

バリトン 青山 貴

バスバリトン 狩野賢一

先日はマエストロ稽古が行われ、稽古の終わりには合唱団運営委員長が、本公演への思いをお聞かせくださいました。

「前回、第50回という記念すべき演奏会を終え、節目の演奏会ももちろん重要だが、新たな一歩となる次の演奏会こそ大切にしたい」

「51」回目となる本公演への、熱い思いが伺えました。

マエストロと武蔵野合唱団、そして横浜シンフォニエッタの演奏とともに紡がれる、預言者エリヤを取り巻く物語。合唱曲や独唱曲もさることながら、ソリスト8名による重唱も聴きどころです。宗教曲でありながらもドラマチックな音楽を、ぜひご堪能ください。
お席は残りわずか。皆さまのご来場をお待ちしております!


マエストロ稽古にて
写真左から狩野、青山、望月、櫻田、(指揮)山田和樹さん、田崎、(ソプラノ)澤江衣里さん、杉山、清水

■■■ 公演情報 ■■■
武蔵野合唱団第51回定期演奏会
~山田和樹 武蔵野合唱団指揮&横浜シンフォニエッタ創立 20周年記念~

日時:2018年9月15日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:サントリーホール
料金:S席6,500円、A席5,000円、B席4,000円、ヤングシート1,500円
出演:
(ソプラノ)田崎尚美、澤江衣里
(メゾソプラノ)清水華澄、杉山由紀
(テノール)望月哲也、櫻田 亮
(バリトン)青山 貴
(バスバリトン)狩野賢一
(指揮)山田和樹
(合唱)武蔵野合唱団
(管弦楽)横浜シンフォニエッタ
曲目:メンデルスゾーン作曲 オラトリオ『エリヤ』Op.70
主催:武蔵野合唱団

▼公演詳細・チケットのお求めはこちらから
武蔵野合唱団第51回定期演奏会 - 武蔵野合唱団|東京 吉祥寺の混声合唱団
 
 

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明日9/6(木) 東京二期会オペラ劇場 プッチーニ〈三部作〉開幕!公演当日のご案内

いよいよ明日9月6日(木)から9日(日)まで新国立劇場オペラパレスにて、東京二期会オペラ劇場G.プッチーニ作曲〈三部作〉~『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』オペラ各1幕を上演します。

プッチーニ〈三部作〉は今年、NYメトロポリタン歌劇場(MET)での初演からちょうど100年。指揮はそのMETでも11月に〈三部作〉を指揮するベルトラン・ド・ビリーが二期会オペラに初登場!
演出は、2014年の『イドメネオ』につづいて二期会再登場となるダミアーノ・ミキエレット。ウィーン、コペンハーゲン、ローマで絶賛を浴びた本プロダクションは、同じ歌手が作品をこえて別役を一人で演じることで、3つの物語が絶妙に関連付けられ、大きなテーマを抱いたひとつの物語として描き出されていきます!
また、二期会、新国立劇場、藤原歌劇団合同の合唱が編成されるなど国内3団体が手を組んでお贈りする公演。どうぞご期待ください!

▼指揮 ベルトラン・ド・ビリーより、公演直前、日本の音楽ファンにむけたメッセージをご覧ください!


それでは、4日間の公演当日のご案内を致します。 【9/5(水)19:30掲載】

《デンマーク王立歌劇場とアン・デア・ウィーン劇場との提携公演》
東京二期会オペラ劇場 2018年9月公演
G.プッチーニ作曲〈三部作〉~『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』 オペラ各1幕
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:ベルトラン・ド・ビリー/演出:ダミアーノ・ミキエレット
当日券と公演タイムテーブルのご案内
9月6日
(木)
9月7日
(金)
9月8日
(土)
9月9日
(日)
当日券
S|A|B|C
S少|A少|B|C
S|A|B|C少
S|A|B|C少
当日券販売
/窓口受付
17:15~
13:00~
13:00~
13:00~
開場
17:45(※1)
13:30
13:30
13:30
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
外套/修道女アンジェリカ
約105分
休憩30分
予定時刻
20:15~20:45
15:45~16:15
15:45~16:15
15:45~16:15
ジャンニ・スキッキ
約50分
終演予定
21:35
17:05
17:05
17:05
新国立劇場
=アクセス=
<鉄道>
京王新線(都営地下鉄新宿線直通)=「初台駅」中央口(新国立劇場口)直結

お車・バスなどでご来場のお客様は新国立劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 新国立劇場

◆上記、販売予定当日券は5日18:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(前売のみ)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンターへお電話にてお申し込みください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
(※1)ジャパン・プレミエとなる9月6日(木)公演に、ミキエレット本人が、開演前の幕前でプレ・トークを開催します!
 ・日時:2018年9月6日(木)本公演開演前(18:00開始予定)
 ・会場:新国立劇場オペラパレス 客席内
 ・料金:プレ・トーク自体は無料ですが、9月6日公演の入場券が必要です
 ・出演:ダミアーノ・ミキエレット(演出家)
※プレ・トーク開催のため、当日のみ開演45分前(17:45)の開場に変更となります。
※プレ・トークには自席でのご参加をお願いいたします。

 
▼プッチーニ〈三部作〉公演情報ページはこちら
2018年9月公演 G.プッチーニ〈三部作〉 外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場

 2018年9月6日(木)18:30、7日(金)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 指揮:ベルトラン・ド・ビリー、演出:ダミアーノ・ミキエレット、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(*)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

新国立劇場オペラパレスで皆様のご来場をお待ちしております!
 
 

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9月のラリアンスに、ソプラノ冨平安希子(『後宮からの逃走』『金閣寺』出演)、テノール高柳 圭(『金閣寺』出演)が登場します

9月18日(火)は、神楽坂のフレンチレストラン「ラリアンス」にて、「ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会」の開催が決まりました。通常のフレンチのディナーに、2つのオペラのステージが加わる特別な一夜です。
和のテイストとフレンチの幸福なマリアージュ「フランコジャポネ」をテーマに創作されるお料理は、シェフ自ら日本全国に足を運んで厳選された食材から生まれています。

今回出演するのは、ソプラノ冨平安希子、テノール高柳 圭、ピアノ天日悠記子。テーマは「日本の歌とオペラの夜長」。星や月や夜そのものが表現されたオペラの名曲をお贈りします。

ソプラノ冨平安希子は今年大忙し!7月公演『魔弾の射手』エンヒェン役に出演した後、11月『後宮からの逃走』ブロンデ、2019年2月『金閣寺』女役と立て続けに出演します。
テノール高柳 圭は、2012年二期会ニューウェーブ・オペラ『スペイン時間』ゴンザルヴェ役でデビュー。今シーズン2019年2月『金閣寺』若い男役で、東京二期会オペラ劇場に初登場となります。
フランスでの公演を大成功に収めた宮本亜門演出のオペラ『金閣寺』東京公演もぜひお楽しみに!
 


ソプラノ 冨平安希子

テノール 高柳 圭

ピアノ 天日悠記子

 
■■■ イベント情報 ■■■
ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会
日時:2018年9月18日(火)19:00開宴(18:30開場)
会場:神楽坂「ラリアンス」メインダイニング
   (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:おひとり様 8,500円~
出演:冨平安希子(ソプラノ)、高柳 圭(テノール)、天日悠記子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 ヴェルディ 『椿姫』より 「乾杯の歌」
 小林秀雄 「落葉松」
 團 伊玖磨 『夕鶴』より 「与ひょう、私の大事な与ひょう」
 プッチーニ 『トスカ』より 「星は光りぬ」
 ドヴォルザーク 『ルサルカ』より 「月に寄せる歌」
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「愛おしい乙女よ」

●お問合せ・ご予約は
 ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで
 
 
▼ブロンデ役 冨平安希子は11月22日(木)と24日(土)!『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場
 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】
 《チケット絶賛発売中!》

▼若い男役 高柳 圭と女役 冨平安希子は2月23日(土)に共演!『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場
 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団
 <フランス国立ラン歌劇場との共同制作>
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 《チケット10月6日(土)~一般発売》

●東京二期会オペラ劇場公演のお問合せ・ご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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白寿本社ビル(Hakuju Hall)1階ロビーで聴くコンサート「東日本大震災チャリティ ロビーコンサート」
9月10日(月)はメゾソプラノ杉山由紀が出演

若手メゾソプラノの中でも、ひときわ光る存在の杉山由紀。9月10日(月)は白寿本社ビル1階ロビーで開催される「東日本大震災チャリティロビーコンサート」に出演します。
杉山は、二期会オペラ研修所を最優秀賞並びに川崎静子賞、所長賞受賞を得て修了。2015年ウィーン夏期国際音楽ゼミナールにてヴィクトリア・ルキアネッツ氏のクラスを受講・選抜者によるコンクールにて第3位受賞、ディプロマ取得。2015年鈴木秀美指揮二期会ニューウェーブ・オペラ『ジューリオ・チェーザレ』でタイトルロール、2016年には二期会『ナクソス島のアリアドネ』で作曲家役、今年5月には二期会ニューウェーブ・オペラ『アルチーナ』にルッジェーロで出演し、著しい成長を示しています。
今回、杉山が得意とするモーツァルトのオペラのアリアをはじめ、メゾソプラノならではのオペラの名曲もお届けします。ピアノは朴 令鈴。
コンサートは9月10日(月)18時と19時、それぞれ30分のコンサート。今後の活躍が多いに期待される杉山の表情の豊かな歌の世界。ぜひお楽しみください。皆様のご来場が、チャリティにつながります。


メゾソプラノ 杉山由紀

ピアノ 朴 令鈴

■■■ 公演情報 ■■■
HAKUJU 東日本大震災チャリティ ロビーコンサート
日時:2018年9月10日(月) 17:30開場
   1回目18:00開演/2回目19:00開演(演奏時間 各回約30分)
会場:白寿本社ビル(Hakuju Hall)1Fロビー
(小田急線「代々木八幡駅」南口または千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分)
出演:杉山由紀(ソプラノ)、朴 令鈴(ピアノ)
入場料:500円(税込・1ドリンク付)
※前売券はございません。当日直接ご来場ください(予約不要)
※未就学児入場可(要入場料)
※入場料、ドリンク代、および募金は福島県相馬市「学校法人みどり幼稚園」へ全額寄付いたします。
※社屋エントランススペースが会場のため、人の出入りや外からの騒音など、あらかじめご了承ください。

主催:株式会社白寿生科学研究所
お問合せ:Hakuju Hall 03-5478-8700

2011年の東日本大震災から7年。被災地にも支店を持つ株式会社白寿生科学研究所は、「東北復興支援プロジェクト・被災地支援チーム」を組織して避難施設への健康機器の貸し出しを実施する等、継続的な支援を続けています。その支援事業のひとつ、「微力であっても、目に見えるところで具体的な支援を」を目標に、代々木公園にほど近い同社本社ビル(Hakuju Hall 1Fエントランスロビー)にて、月1回の「東日本大震災チャリティ ロビーコンサート」を継続して開催しています。
会場には募金箱も設置いたしますので、皆様のあたたかいご支援をいただけましたら幸いです。
 
 

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びわ湖ホールの室内楽シリーズ<びわ湖の午後>にソプラノ森谷真理が登場!

9月8日(土)、びわ湖ホール人気の室内楽シリーズ<びわ湖の午後>の第52回に、ソプラノ森谷真理が登場します。
メトロポリタン歌劇場での鮮烈なデビュー以来、二期会やびわ湖ホールのオペラをはじめ、国内外で活躍目覚ましい、今もっとも輝くディーヴァ、森谷真理がお届けする珠玉のステージ。
公演を前に森谷からのメッセージも届きました。是非びわ湖ホールへお越しください!

~森谷真理からのメッセージ~
今回のプログラムは、4曲組の歌曲を4つ組み合わせてみました。
フランス、スペイン、ドイツ、そして日本からの歌曲集4作品。
それぞれの国の特性をお楽しみいただければと思っております。
 


ソプラノ 森谷真理

ピアノ 山田武彦

 
■■■ 公演情報 ■■■
<びわ湖の午後52> 森谷真理ソプラノ・リサイタル
日時:2018年9月8日(土) 14:00開演
会場:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
   (滋賀県大津市打出浜15-1)
料金:全席指定 一般4,000円、青少年(25歳未満)1,500円
出演:森谷真理(ソプラノ)、山田武彦(ピアノ)
予定プログラム:
 ドビュッシー「四つの青春の歌」
 ロドリーゴ「四つの愛のマドリガル」
 林 光「四つの夕暮れの歌」
 R.シュトラウス「四つの最後の歌」

▼公演詳細、チケットのお求めはこちらから
<びわ湖の午後52> 森谷真理ソプラノ・リサイタル - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
 
 

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ソプラノ福田美樹子がお贈りする、世界を旅する愛の歌

ソプラノの福田美樹子が9月8日(土)に稲城市立iプラザホールにてリサイタルを開催致します。

福田は国立音楽大学を経て、バルセロナのリセオ音楽院を最優秀賞の成績で卒業。更にフランスのボルドー音楽院、パリ市立音楽院にて研鑽を積み、20世紀フランスを代表するコロラトゥーラ・ソプラノ、マディ・メスプレに師事しました。
国内外で活躍し、2016年にはオクタヴィアレコードよりリリースしたオールフランス・コロラトゥーラのレパートリーによるソロアルバム 《歌う思い出》が、同年9月のタワーレコード渋谷店月間売り上げ第2位を記録して話題を呼びました。

今回のリサイタルでは、昨年の「二期会サマーコンサート2017」での共演がきっかけとなったピアニストの山岸茂人さんを迎え、『ルチア』の狂乱の場、『ラクメ』の鐘の歌などメスプレ仕込みのコロラトゥーラの名アリアから、スペイン、フランス、イタリア、日本の名歌まで、坪井ユキさんのフルートも加わっての多彩なプログラムを披露致します。

土曜の昼下がり、是非ご来場ください!


ソプラノ 福田美樹子


ピアノ 山岸茂人

フルート 坪井ユキ

■■■ 公演情報 ■■■
稲城市ゆかりの音楽家
福田美樹子 ソプラノ・リサイタル

日時:2018年9月8日(土) 14:00開演
会場:稲城市立iプラザ ホール
   (京王相模原線「若葉台駅」北口から徒歩3分)
料金:全席指定 1,800円
出演:福田美樹子(ソプラノ)、山岸茂人(ピアノ)、坪井ユキ(フルート)
予定曲目:
 ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』より 狂乱の場
 オッフェンバック:オペラ『ホフマン物語』より オランピアのアリア “生垣に小鳥が”
 ドリーブ:オペラ『ラクメ』より 鐘の歌 “若い娘はどこへ行く?”
 ロドリーゴ:「4つの愛のマドリガル」より “お母さん、ポプラの林に行ってきたよ”
 山田耕筰:からたちの花
 武満 徹:翼、小さな空
               ほか

▼公演詳細ページ・チケットのお求めはこちらから
ホールイベント案内 | 0908福田美紀子ソプラノリサイタル - 稲城市立iプラザ
 
 

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9月プッチーニ〈三部作〉:キャストから登場人物紹介『ジャンニ・スキッキ』編~ドナーティ家の遺族たちを「攻略」すると、面白さは100倍に!

プッチーニが生涯最後に書き下ろしたオペラが、中世のフィレンツェを舞台にした喜劇『ジャンニ・スキッキ』です(『トゥーランドット』は絶筆作)。大富豪ドナーティ一族によるドタバタの遺産相続紛争を、成金ジャンニ・スキッキが狡猾な知恵で蹴散らし、家柄をこえて愛しあった若いラウレッタとリヌッチョが結ばれます。
1幕もののわりに登場人物の多いオペラですが、それぞれの思惑を持ち合わせた遺族たちの個性が見えてくると、面白さは倍増どころか100倍に!
それでは各キャストからのメッセージをどうぞ。

<ジャンニ・スキッキ>
今井俊輔(7日・9日)「ジャンニ・スキッキは、フィレンツェの知恵者で、ラウレッタの父親です。頭の回転が早く、カリスマ性もあります。また、成り上がり者でもあるので、大富豪のブオーゾ・ドナーティ一族からは嫌われています。娘のラウレッタを溺愛していて、娘のためならどんなことでもしてしまうのではないか、という子煩悩の親父です」
上江隼人(6日・8日)「イタリアのお父さんのイメージと重なりますね(笑) ジャンニ・スキッキのキャラクターは、ダンテの「神曲」地獄編に出てきます。他人の遺言書を書き換えて財産を自分のものにしたことで地獄に落ちた、と書かれています。
この地獄落ちのキャラクターをプッチーニは最後の天国の音楽の中に登場させます。プッチーニの集大成、〈三部作〉、是非、聴きに来て下さい」
<ラウレッタ>
新垣有希子(6日・8日)「ラウレッタはジャンニ・スキッキの愛娘。とても大切に育てられましたことはオペラの中でもよくわかります。敵対しているドナーティ家との確執も、娘の幸せ(ドナーティ家の若者リヌッチョとの結婚を認める)のために覆してしまうのですから。
有名なアリア「私のお父さん」の他、親戚たちの人間的なやりとりや駆け引きが音楽でうまく描かれている所がものすごく好きです。お稽古場でもいつも笑わせてもらっています!お楽しみに!」
舟橋千尋(7日・9日)「ラウレッタを演じます。父譲りなのか、周りの状況をみて瞬時に対応出来る、賢い女性です。今回の演出では、ラウレッタの置かれている状況が、一風変わったものになっていますので、そこにもご注目ください」
<リヌッチョ>
前川健生(7日・9日)「リヌッチョはフィレンツェの大富豪ブオーゾの甥っ子で、またジャンニ・スキッキの娘ラウレッタと恋仲でもあります。リヌッチョ自身もブオーゾの遺産は必要としているのですが、彼の場合、ラウレッタと結婚するためにお金がほしいのです」
新海康仁(6日・8日)「彼も他の親戚と同じくブオーゾ・ドナーティの血筋を引く人。したたかな面も持ち合わせていると思っています。彼のアリアは、歌詞のなかにフィレンツェの有名な場所、人が出てきて、音楽も耳に残る、まるで町のPRソングです。そして、ジャンニ・スキッキとラウレッタが登場して若い二人が引き裂かれそうになるアンサンブルも聴きどころです」
前川 「ドナーティ家が全員歌っているときにリヌッチョだけが歌ってないことが多く、足並みが揃っていないことが多いです。このオペラは全編を通してコミカルなものですが、リヌッチョが歌うと突然メロドラマっぽくなるシーンがいくつかあり、彼だけちょっと空気が読めていない(?)ところがあり、まさに私にピッタリの役です(笑)
また、思ったことはバシッという正義感に溢れている人物で、快活としたところがとても魅力的です」
<ツィータ>
与田朝子(7日・9日)「大金持ちブオーゾのいとこの役です。ブオーゾの遺産をめぐって親戚たちが欲望をぶつけあいます」
中島郁子(6日・8日)「ツィータは、亡くなったブオーゾ・ドナーティの従妹で、リヌッチョの伯母。60歳の独身女性。彼女は、とにかくジャンニ・スキッキの事が大嫌い!リヌッチョとラウレッタの結婚には大反対です。そんな彼女ですが、ブオーゾの遺言書の書き換えをうまくやってくれそうなスキッキに、親族達と共に全てを託すことを決めます。
ジャンニ・スキッキが現れた場面でのツィータの怒る様(四重唱)、その後、スキッキに遺産をたくさん分けてもらえるようにと彼に取り入り、彼を褒め称える様(三重唱)など、音楽の聴きどころ、観どころもたくさんあります」
<ゲラルド>
児玉和弘(6日・8日)「ドナーティ家の一人で他の親族同様に自分のことばかりを考えています。ゲラルドは親戚一同によるアンサンブルとしてドナーティ家のバラバラさであったり纏まりであったりが多く、聴きどころのひとつになっています」
新津耕平(7日・9日)「大富豪ブオーゾの甥です。妻がネッラ、息子がゲラルディーノです。他の親族と同じく遺産を狙っています。妻の尻に敷かれています。素直で秘密は隠せません」
<ネッラ>
小松崎 綾(6日・8日)「ネッラは、ゲラルドの妻です。7歳になる息子ゲラルディーノがいますが、欲深く、息子の動向よりもブオーゾの遺産が気になって仕方がありません。一番聴いて頂きたいのは、物語後半に女性3人でジャンニ・スキッキをブオーゾに変装させるシーンで歌われる三重唱です。
“少しでも多く遺産を手に入れよう”という皆の下衆な思惑と、プッチーニらしい美しいメロディーとのギャップが面白いです」
鈴木麻里子(7日・9日)「最初は、他の親族に圧倒され気遅れしていますが、次第により多くの遺産を手にするために大胆になっていきます。ブオーゾの遺産を賭けて、ジャンニ・スキッキに対抗する親族一同のチームワークが見どころです!」
<ベット>
大川 博(6日・8日)「ベットはブオーゾの義兄弟で、貧しく、汚い格好、年齢不詳となっています。何とも怪しさが漂う役だと思います。多額の遺産が修道院に寄付されるという噂を聞きつけ、遺産を巡るドタバタ劇に発展させる、ちょっとしたキーマンでもあります」
原田 圭(7日・9日)「謎多きベットですが、僕はどこか憎めない、面白い人物だと思っています。亡くなったブオーゾの義理の弟ということになっていますが、この人、実は何者かわかりません。もっと言えば親族であるかどうかも疑わしいし、年齢も不詳、まさに謎だらけの人物です」
<シモーネ>亡くなったブオーゾの従兄弟。
清水那由太(6日・8日)「強欲な一族の最年長で、今回は体にもガタがきています。
そう目立つ類の役ではないのですが、要所要所の一族を代表した主張などが皆様の印象残ればと思います」
北川辰彦(7日・9日)「シモーネはおじいちゃん。13世紀末(日本だと鎌倉時代)に70歳まで生きるというのはなかなかの長寿ですね。フィレンツェの郊外の小さな市の市長までしたけど、今は皆に敬われてるのか、厭われてるのか・・・・・・長生きするしぶとさも、市長になる知恵も、力もあったのに、老いたということがどれだけ影響を及ぼすか」
<マルコ>
小林啓倫(7日・9日)「マルコは、シモーネの息子、45歳、バリトン、となっています。親族は皆お金に汚く、貪欲で、見栄っ張りで、互いにいがみ合っていますが、マルコは何かあればすぐに年老いた父であるシモーネに助けを求めたり、妻のチェスカが金と色気でスキッキを籠絡する時も任せっきりにしています。何でも人任せにして人のせいにするマルコ。
人間の嫌な部分を一身に背負う親戚一同、その中でもマルコは「他力本願、無責任、漠然とした不平不満を持つ人」の象徴として、精一杯嫌な人間を演じさせて頂きたいと思います」
小林大祐(6日・8日)「マルコの音楽を見てみると、親族の中で一人だけ違う音を歌ったり違う歌詞を歌ったりしていて、そういう所をうまくキャラクターにも活かしたいと思います。愛すべきマルコ、お楽しみに!」
<チェスカ>
塩崎めぐみ(6日・8日)「チェスカは、マルコの妻です。シモーネは義理の父になります。今回の演出では、チェスカはとにかく「見栄っ張り」と事あるごとに言われています。ドナーティ家の親戚一同は、皆、決して良い人間とは言い難いのですが、なぜか憎めないキャラクターばかりです。そんなチェスカを演じるのは、本当に楽しいです。皆様にも楽しんで頂けると嬉しいです!」
小林紗季子(7日・9日)「義父シモーネと夫マルコに遺産を少しでも多くもらってもらうために奮闘します。シモーネが沢山もらえたらいつかはマルコとチェスカのものになるわけですし(笑)。とても有名なこのオペラですが悲劇の2作品を観ていただいた後に笑っていただけるように頑張りたいと思います。私はフィレンツェに留学をしていたので所々にフィレンツェらしい言い回しもあるのでクスッと笑えて楽しいです。今回私は3作すべてで歌わせていただき、メゾはどうしても年上の役が多いのでチェスカは若い女性なので楽しみたいと思います」
<スピネロッチョ>
倉本晋児(6日・8日)「お医者さんの役です。プライドが高いが、間抜けで、(亡くなったはずの)ブオーゾが元気だと勘違いして、自分の腕とボローニャ大学の偉大さを誇って帰っていきます」
後藤春馬(7日・9日)「スピネロッチョはおそらく腕のない医者ですが、自信は誰よりもあります。今回はいわゆる“いつもの”とは違うスピネロッチョを楽しんでいただけると思います」
<公証人アマンティオ>
香月 健(6日・8日)「大富豪ブォーゾの遺言作成のために呼ばれた公証人。ジャンニの大ドンデン返しに、知ってか知らずか、ひと役買うことになります。
親族たちの楽しそうな(大変そうな!)アンサンブルには参加できませんが、作品の終盤に、グッチョ、ピネッリーノ等とともに新鮮な風を吹かせられたらと思っています」
岩田健志(7日・9日)「公証人アマンティオは、物語の終盤でブオーゾになりすましたジャンニ・スキッキによって嘘の遺言状を書く(本人は嘘とは気づいていない)という役割ですが、今回の演出ではちょっとなにかを察している節を感じさせるところがちらほらあります。そのほかの見所は、今回僕のかぶるカツラが妙にフィットしているので是非そちらにも注目して欲しいです(笑)」
<ピネッリーノ>
湯澤直幹(6日・8日)「終盤に登場する、ブオーゾのお抱え靴屋さんの役です。今回の演出では、喜劇を最後に盛り上げる重要なキーマンとなっています。劇中では、その昔、葬式で悲劇的要素を際立たせるために雇われていた泣きのプロ“泣き屋”的な要素を持つ人物となっています。
今回のピネリーノは、「ブオーゾさん、生前はよく靴を仕立てて差し上げましたね...」と、ブオーゾの死をとても悲劇的な”泣き”で悲しみます」
高田智士(7日・9日)「今回の“偽の”遺書作成にあたり、証人として登場します。
ピネッリーノは死んだブオーゾさんの数十年来のお抱え靴屋さんだと思っていましたが、今回少し違うようです。それに、どうやらピネッリーノもお金が大好きなようです...歌いづらい格好で登場するのですが、それは何故なのか・・・」 
<グッチョ>
寺西一真(6日・8日)「染め物屋さんのグッチョです。公証人、ピネッリーノと共に登場し物語の展開を見守る役割になります。が...」
岸本 大(7日・9日)「正直、ブオーゾとは顔馴染み程度。証人をするとお礼をもらえるので、それが目的です。ただの証人のはずが、予想外の出で立ちで現れます。一瞬しか現れませんのでお見逃しなく」

 
東京二期会オペラ劇場プッチーニ〈三部作〉は、いよいよ9月6日(木)プレミエ。
みなさまのご来場をお待ちしております!
 
 
▼プッチーニ〈三部作〉公演情報ページはこちら
2018年9月公演 G.プッチーニ〈三部作〉 外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場

 2018年9月6日(木)18:30、7日(金)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 指揮:ベルトラン・ド・ビリー、演出:ダミアーノ・ミキエレット、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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11月公演『後宮からの逃走』コンステンツェ役で主演デビュー!ソプラノ松永知史が9/17(月)アルテリーベ東京月曜フレッシュでソロ・ディナー

ミュンヘン市立リヒャルト・シュトラウス音楽院修後、ドイツを中心に欧州で活躍してきたソプラノ松永知史。11月公演『後宮からの逃走』コンスタンツェ役にて二期会オペラ主演デビューを果たします。その松永の歌声の前披露の場として、9月17日(月)、新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」にてソロ・ディナー・コンサートが開催されます。



以前、当ブログでご紹介していましたように、ドイツではすでに『ラ・ボエーム』ミミ役だけで50回以上の舞台に立っている松永。二期会オペラでは、2015年のR.シュトラウス『ダナエの愛』でダナエ役のカヴァー・キャストを務めました。待望となる本公演のデビュー役は、モーツァルト・オペラの中でも、超絶的な技巧とリリカルな歌唱力、そして台詞回しの演技力も問われる、難役中の難役コンスタンツェとなりました。

▼4年前、松永の海外消息を伝えるブログ記事
ソプラノ松永知史、ミュンヘン・パーシングで『ラ・ボエーム』ミミを歌う|2014年07月30日 - オペラの散歩道(二期会blog)

デビューにむけて、松永は、
「続けていると、こういうご褒美を頂けることもあるのかと思いました。
そして、故・伊藤 叔先生が、『続けられるということも才能の一つなのよ』と、闘病中にくれた言葉が頭をよぎりました。『好きだけじゃだめなのよねぇ・・、どうしたものか・・』というニュアンスの会話が前後にあったことは都合よく割愛し、その言葉だけがいつも私の心の中にありました。
私は本当に人との出会いに恵まれていて、いつでもどこに行っても、音楽への情熱がいっぱいの方たちに囲まれた環境に身を置くことができましたし、いつも応援してくれるお客様たちがいてくれたことが励みとなって続けてこられました。その方たち一人ひとりに感謝の思いを込めて、このオペラを全うしたいと思います。そして、最後は、ただモーツアルトの音楽に身も心も声もすべて委ねて、舞台に立ちたいと思います」
と意気込みを語りました。

コンスタンツェ役と向き合う松永。彼女は、「とても正直な女性」。その魅力は、
「一途で無私の愛を貫く強さを持った女性ですが、セリムから受け取る愛に対しても真っすぐ向き合うところ、時には感情的になる人間臭いヒロインであるところを魅力に感じます。歌い手としての視点では、テクニックも表現もごまかしのきかないところに、魅力?恐怖?を感じます」
松永は11月22日(木)ワールド・プレミエ公演と24日(土)に出演。ぜひそのデビューにぜひお立会いください!

さて、9月17日(月)のアルテリーベ東京では、前半のステージで、本公演にちなんでモーツァルトのアリアにオペレッタを加えて。後半では、日本歌曲をお贈りする予定。お食事を召し上がりながら、リラックスした気持ちで、松永の歌をご堪能いただけます(フリードリンク、ビュッフェ形式)。

「モーツァルトから日本歌曲まで、様々な歌の魅力をお楽しみ頂き、お聴き頂いたお客様に、11月公演のモーツァルトのオペラ『後宮の逃走』も見てみたい!と、思って頂きたいという、熱ーい思いのこもったコンサートです!お越し頂けましたら、とても嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします」

さあ、月曜は新橋でオペラ!


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■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第211回【二期会New Face】ソプラノ松永知史リサイタル

日時:2018年9月17日(月・祝) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:松永知史(ソプラノ)、池浦七菜子(ピアノ)
予定プログラム:
<第1ステージ>19:00~ モーツァルトとオペレッタ
 ・レハール 『メリー・ウィドー』より 「ヴィリアの歌」
 ・レハール 『ジュディッタ』より 「熱い唇づけを」
 ・モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より
         「岩のように動かず」
         「女も15になれば」
<第2ステージ>20:00 日本歌曲
 ・なかにしあかね 「よろこびが集まったよりも」「今日もひとつ」
 ・小林秀雄 「落葉松」
 ・山田耕筰 「赤とんぼ」
                   ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

     *     *     *

▼コンスタンツェ松永知史は11月22日(木)と24日(土)!『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場
 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●『後宮からの逃走』のお問合せ・ご予約は《チケット絶賛発売中!》
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
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【イベント・レポート】「初めてオペラに触れる方にも」・・・8/16(木)満席のささやギャラリーでプッチーニの魅力を語りつくした1時間~イベント動画もアップしました!

オーガニック野菜料理とコーヒーで、地元のみならずカフェ通の方々にも人気のSASAYAカフェとすみだパークスタジオの協力を得て、8月16日(木)に開催した「〈二期会プレ・ソワレ〉イタリアオペラ夏の夜~東京二期会プッチーニ〈三部作〉プレ講座&ミニ・ライブ~」は、満席のギャラリーで盛り上がりました。ご来場ありがとうございました!



今回のキャストのひとりであるテノール高田正人が、軽妙な語り口で、プッチーニの生涯とイタリア文化の魅力、そして『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』の見どころ、あらすじと今回の公演ならではのポイントまで、一気に語りつくした1時間(と少し)。



また、トークだけではなくプッチーニの名曲を生演奏で紹介。まずは高田本人が『トスカ』カヴァラドッシの名アリア「星は光りぬ」を披露すると、本公演ではラウレッタ役ほか3演目すべてに出演するソプラノ新垣有希子が、『トゥーランドット』よりリューのアリア「氷のような姫君を」と『ジャンニ・スキッキ』のラウレッタ「私のいとしいお父さま」を。そして、テノール菅野 敦(『外套』ルイージ役のカヴァー)が『トゥーランドット』よりカラフ「誰も寝てはならぬ」を歌い上げました。
イベントの締めくくりには、高田と新垣が『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョとラウレッタのラストの二重唱で、ハッピーエンド。ピアノは三澤志保。



▼各メディアにも、今回のイベント・レポートが掲載されました!ご取材ありがとうございました。
プッチーニ〈三部作〉の魅力を歌とともに!―プレ講座&ミニ・ライブレポート - オペラ・エクスプレス
二期会プッチーニ三部作を百倍楽しめ!プレ講座開催 - チケットぴあ[クラシック オーケストラ]
東京二期会プッチーニ「三部作」公演に向けてプレ・イベントを開催 プレ講座&ミニ・ライブで名曲の数々に客席が酔いしれた - エンタメ特化型情報メディア スパイス

そして残念ながら、イベントにお越しいただけなかった方にも、今回は特別にイベントの様子を動画に収めております!初めてオペラに触れるという方にも興味を持っていただけるような話題を心がけました。どうぞご覧ください!

―前半です― “プッチーニのオペラについて”


―後半です― “プッチーニ〈三部作〉のことを”

 
 
▼プッチーニ〈三部作〉公演情報ページはこちら
2018年9月公演 G.プッチーニ〈三部作〉 外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場

 2018年9月6日(木)18:30、7日(金)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 指揮:ベルトラン・ド・ビリー、演出:ダミアーノ・ミキエレット、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

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【出演情報】2018セイジ・オザワ 松本フェスティバル開幕!オペラ『ジャンニ・スキッキ』に、多数の二期会アーティストが出演!

2018年のセイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)が8月18日(土)、華々しく開幕しました。
本年のOMFオペラは、3月の小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXVIで好評を得たプッチーニ『ジャンニ・スキッキ』が、9月1日(土)まつもと市民芸術館・主ホールにて上演されます。

二期会からも、清水多恵子(ネッラ)、金澤桃子(チェスカ)、河野鉄平(ベット)、佐原壮也(スピネロッチオ)、松澤佑海(ピネッリーノ)が出演。ロベルト・ディ・カンディア、アナ・クリスティといった世界的名歌手との共演で、プッチーニの傑作オペラを盛り上げます。


清水多恵子

金澤桃子

河野鉄平

佐原壮也

松澤佑海

また、子どものためのオペラ『ジャンニ・スキッキ』にも、上記歌手に加え、ラウレッタ役で、藤井玲南が参加します。長野県内中学校1年生を対象にしたオペラ公演で、今年は長野県内59校、約4,400人の生徒が鑑賞する予定だそうです(一般の方のご入場はできません)。


藤井玲南

指揮はデリック・イノウエ、演出はデイヴィット・ニース、そして、小澤征爾音楽塾オーケストラによる、プッチーニ作曲 名作喜劇『ジャンニ・スキッキ』をどうぞお楽しみに!

■■■ 公演情報 ■■■
小澤征爾音楽塾オーケストラによるOMFオペラ
プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」

日時:2018年9月1日(土) 14:00開演
会場:まつもと市民芸術館・主ホール
料金:S席8,000円、A席6,000円、B席4,000円、C席2,000円
   (※小学生~高校生 各半額)
出演:
 ジャンニ・スキッキ ロベルト・ディ・カンディア
 ラウレッタ アナ・クリスティ
 ツィータ 牧野真由美
 リヌッチオ フランチェスコ・デムーロ
 ゲラルド 髙畠伸吾
 ネッラ 清水多恵子
 ベット 河野鉄平
 シモーネ ドナート・ディ・ステファノ
 マルコ 駒田敏章
 チェスカ 金澤桃子
 スピネロッチオ 佐原壮也
 アマンティオ・ディ・ニコラーオ 寺田功治
 ピネッリーノ 松澤佑海
 グッチオ 松田亜蘭
管弦楽:小澤征爾音楽塾オーケストラ
指揮:デリック・イノウエ
演出:デイヴィッド・ニース

▼公式ページはこちら
小澤征爾音楽塾オーケストラによるOMFオペラ - セイジ・オザワ 松本フェスティバル
 
 

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プッチーニ〈三部作〉9/6(木)公演プレミエ・スペシャル 演出ダミアーノ・ミキエレットのプレ・トーク開催決定!

ウィーン、コペンハーゲン、ローマで絶賛を浴びた、ダミアーノ・ミキエレット演出による今回のプッチーニ『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』の〈三部作〉。
そのジャパン・プレミエとなる9月6日(木)公演に、ミキエレット本人が、これから始まる舞台について幕前でプレ・トークを行うことが決定しました!


ダミアーノ・ミキエレット
プッチーニ〈三部作〉プレミエ・スペシャル!
演出ダミアーノ・ミキエレット 「プレ・トーク」


 日時:2018年9月6日(木)本公演開演前
    (18:00開始予定/17:45開場)
 会場:新国立劇場オペラパレス 客席内

※6日(木)当日のみプレ・トーク実施のため、開演45分前の開場に変更いたします。
(7日以降の公演の開場は開演30分前です。)
※当日公演のご鑑賞者様限定の企画です。
※プレ・トークには自席でのご参加をお願いいたします。

 
今回の来日にあたって、ミキエレットがお客様に直接語りかける唯一の機会です!
ぜひ6日(木)のプレミエにお越しください!

▼公演前には、こちらのインタビュー記事もご覧下さい
ダミアーノ・ミキエレットから日本のファンに贈るメッセージ|オペラを楽しむ - 東京二期会
 
 
▼プッチーニ〈三部作〉公演情報ページはこちら
2018年9月公演 G.プッチーニ〈三部作〉 外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場

 2018年9月6日(木)18:30、7日(金)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 指揮:ベルトラン・ド・ビリー、演出:ダミアーノ・ミキエレット、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~9/3(月)は【二期会NewFace】田中優里&児玉興隆 Pasión 〜スペインの風〜

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は9月3日(月)。共に国立音大卒、東京音大大学院修了、二期会オペラ研修所でも同期という、ソプラノ田中優里とバリトン児玉興隆の二人によるスペイン音楽を中心としたプログラムをお楽しみください。

コンサートに向けて、出演の二人から抱負とメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ 田中優里
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして。ソプラノの田中優里(たなか ゆり)です。
私は子供の頃はエレクトーンやピアノを習い、音楽が大好きな子供でした。そんな中、小学生の頃にミュージカルを見たことがきっかけで歌が大好きになりました。
高校生の時、自分の進路を考える時期になり、「音楽が大好きだから音楽大学に行きたい!」という漠然とした考えで進路を決めました。さてどの楽器で音楽大学に入ろうかと考えた時に「綺麗な歌声が出せるようになりたい」というさらに漠然とした考えで声楽科を目指すことになりました。(笑)
無事に国立音楽大学に入ることができ、大学二年生の時に見た二期会の「蝶々夫人」でその美しい舞台、所作、何よりも素晴らしい声に感動し、そこからオペラが大好きになりました。そのまま大学を卒業してもオペラ研修所へ通い、沢山のオペラについて勉強ができたのは自分の財産となりました。

――声種やレパートリー、目指している役や舞台、ステージについて教えて下さい。

私の声種はソプラノ・リリコ・レッジェーロと認識しています。
研修所では、グノー作曲の「ロメオとジュリエット」のジュリエットや、「椿姫」のヴィオレッタを勉強させていただきました。一本通してやってみたい役は、やはりジュリエット、ヴィオレッタ、そして「夕鶴」のつうです。

――今回のコンサートのテーマ、選曲のポイントについて。

今回、アルテリーベへの出演が決まり、児玉さんと一緒にできる演目はスペインものしかないと思っていました!
スペインの歌曲やサルスエラ(スペイン風のオペレッタ)、そしてスペインのポップスなども取り上げたいと思っております。

――共演者をご紹介下さい。

児玉さんとは二期会のスペイン音楽研究会で出会いました。共に国立音楽大学卒業で、東京音楽大学の大学院修了なので共通点も多いです。もちろん二期会の研修所では同期ではあったのですが、同じクラスになったことはなかったので今回共演することができて嬉しいです!

新橋にスペインの風を吹かせられるよう頑張ります♪

   *   *   *


バリトン 児玉興隆
――自己紹介をお願いします。声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

はじめまして。バリトンの児玉興隆(こだま こうりゅう)です。
僕は、家が寺院で、両親は二人とも僧侶という環境に生まれました。ただ、小さいときにピアノや習い事をいくつか習わせてくれて、その時は何が好きかまだ良く分かりませんでしたが、成長していくなかで小学2年生の時にある出来事がありました。
クラシックが好きだった母に連れられて、家族でウィーン少年合唱団の日本公演を観に行ったことです。その後から、ボーイソプラノの声を真似してずっと歌っていたそうで、これでは喉を壊すのでないかと心配した両親が声楽の先生の教室に連れて行ってくれて、声楽とピアノだけは決してやめませんでした。大学受験の時に、やりたいことは音楽しかないと断言し、小さいときから目指していた国立音大に合格出来ました。そして、井ノ上了吏先生と出会い、東京音大大学院、二期会オペラ研修所を修了(2年間研修所を休学、修行し、僧侶資格を取得しました)し、現在に至ります。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

声種はバリトン(ハイ・バリトン)です。
レパートリーは、ドニゼッティ「愛の妙薬」ベルコーレ、「ドン・パスクアーレ」マラテスタ、ロッシーニ・モーツァルトのフィガロ役、プッチーニ「ラ・ボエーム」マルチェッロ役など明るく若いバリトンの役。今年4~7月に渡伊し、師匠マウロ・アウグスティーニ氏(バリトン)より、今一番合うのは上記などだが、テクニックを正しく習得したら、ヴェルディ「椿姫」ジェルモン、「イル・トロヴァトーレ」ルーナ伯爵、「リゴレット」タイトルロールなど、何でも歌えると言って頂いたので、このまま研鑽を積み、二期会の大舞台でこのような役を演じることを目指します。

――今回のコンサートのテーマ、選曲のポイントについてお教え下さい。

今回、アルテリーベ出演のお話を頂き、あまり人が取り上げていないことをしたいと思いました。そこで、大学の時に師匠の導きにより始めたスペイン音楽を誰かと出来ないかと思い、唯一研修所同期でスペイン音楽を勉強している田中さんを誘い、このテーマにしました。
スペイン音楽は、イタリア・ドイツ・フランス音楽などに比べたらまだまだ浸透が薄いように感じますが、いい曲がたくさんあります。歌曲、サルスエラ(スペイン風オペレッタ)、ポピュラー音楽、スペインが舞台になったオペラなど幅広く取り上げ、ご紹介できればと思います。

――共演者をご紹介下さい。

田中さんとは大学から二期会オペラ研修所までの経歴が全て一緒で、驚くほどの共通点ですが、大学院を修了してから知り合ったり、研修所も同期であるがクラスが違ったり、一緒に演奏する機会は全くありませんでした。オペラ研修所が足掛け5年で修了というところまで一緒です。(笑)

   *   *   *

アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」は、ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにお楽しみいただいております。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第209回【二期会New Face】Pasión 〜スペインの風〜

日時:2018年9月3日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:田中優里(ソプラノ)、児玉興隆(バリトン)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ホセ・ラカジェ作曲 アマポーラ
 チャピ作曲 サルスエラ『人騒がせな女』より 二重唱
 ロッシーニ作曲 オペラ『セビリアの理髪師』より 私は街の何でも屋さん
                    ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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9月公演プッチーニ〈三部作〉:キャストから登場人物紹介『修道女アンジェリカ』編~重い罪を背負わされた女性たちに、プッチーニは天国のような音楽を残した

1858年、イタリア・トスカーナ州のルッカで、ジャコモ・プッチーニは教会音楽家の家系に生まれました。〈三部作〉の2作目『修道女アンジェリカ』は、作曲家幼少期の原体験、原音楽を髣髴とさせるような美しい神秘的な響きに満ち溢れています。
舞台は17世紀末の修道院。そこには様々な事情で「罪を背負わされた」女性たちが寄せられていました。今回の演出では、彼女たちの抑圧と屈折がきわめて痛切に描かれます。そのことで、プッチーニの天国からのような音楽はよりいっそう胸に迫るのです。登場する女性たちは名前すら与えられていない者もいます。しかし、その素性をつぶさにお聴きいただければ、さらにこのオペラのドラマに深く感じ入っていただけることでしょう。舞台をご覧になる前に、まずは各キャストからメッセージをどうぞ。

<アンジェリカ>
北原瑠美(6日・8日)「アンジェリカは貴族の家に生まれながら、不義の子供を産んだことから修道院に入れられ、7年もの間厳しい戒律の中で暮らしています。産んですぐに引き離された息子のことを忘れられず、いつか会うことを夢見ています」
文屋小百合(7日・9日)「抑圧された生活の中で、生き別れた息子に早く会いたいという一心で、一生懸命生きています。しかし我が子の死を知らされ、その希望は天国へと向けられていきます。慎ましやかな生活を送る繊細な歌声と、この世の希望を失ってからの激しい表現を要する難しい役に挑戦します!」
北原 「初めは自分を押し殺しているアンジェリカが息子への想いを爆発させるシーン、そして息子を亡くした悲しみを切々と歌う有名なアリア「母もなく」、修道女でありながら自死を選んでしまったことから激しい後悔に襲われるシーンなど、演劇的にも声楽的にもかなり濃密で、ソプラノとしてはやりがいを感じます」
<公爵夫人>
与田朝子(7日・9日)「今回はアンジェリカの伯母である公爵夫人の役です」
中島郁子(6日・8日)「20年前にアンジェリカの両親が他界してから彼女の後見人となり、尊貴な家柄にふさわしく彼女を厳格に育ててきました。しかし7年前、アンジェリカの犯した罪によって家名を汚されることになります」
与田 「家名を守る立場の公爵夫人がアンジェリカの妹の結婚に際して、修道院を訪れます。そこで二人の積年の思いが火花をちらす場面がみどころです」
中島 「修道院に入ってから7年、これまで誰一人としてアンジェリカに面会は訪れなかったのです。しかし、この日、アンジェリカは、伯母にわずかな愛情と期待を抱きます。伯母は、しかし、とても冷酷にあしらいます。少なからず公爵夫人自身も、自責の念にかられているのではないでしょうか。その冷酷な表情の中には、常に苦悩が垣間見えるようです」
<修道院長>
塩崎めぐみ(6日・8日)「修道院長のバデッサを演じます」
小林紗季子(7日・9日)「修道院長は唯一アンジェリカの過去を知っている人物です。アンジェリカと公爵夫人との面会を許す大事な架け橋です。今回はとても厳しい人格で作り上げているので、頑張りたいと思います」
塩崎 「歌うところは多くないのですが、修道院の長として威厳や強さを表現しなければならないので、とても難しい役です。バデッサが取り仕切っている修道院はどのようなものか、ご覧頂ければと思います」
<修道女長>
西舘 望(6日・8日)「修道女長は、修道院の中の規律を守り、ルールを破った者を厳しく罰する役目があります。神に使える厳格な人ですが、自分を厳しく律するあまりに、修道女達に対しても狭量になってしまう一面があります」
石井 藍(7日・9日)「冷徹な人柄です。舞台上では優しさや情の部分は一切でてきません。人間の持つ闇の部分をそれぞれがどのように表現するか見てほしいです。対照的に音楽はとても美しいのです!」
<修練女長>
郷家暁子(7日・9日)「いたぶる側の修道院長と修道女長、そしていたぶられる側の修道女たちの間の立場の、正に中間管理職といった感じの役所です。上の顔色を伺いつつも、自分は良い人でありたいという葛藤の垣間見える、なかなか人間味あふれる、そして現代にも「いるいる!」という感じの人物だと思って演じています」
谷口睦美(6日・8日)「今回の演出設定では、修練女長は、恐怖を用いて管理する側にいるけど、つい「いい人」が出てしまうという、しかしそのことで余計に自分自身が孤独になってしまいます。演じるという意味では、完全に悪役な方が楽ですよ。ほぼ黙役ですが、頑張ります」
<ジェノヴィエッファ>
新垣有希子(6日・8日)「なんらかの罪を背負って修道院に収容されたほかの女性たちと違い、ジェノヴィエッファはもともと子沢山の貧しい羊飼いに生まれで、立派に子供を成長させるために親が修道院に娘をあずけたのでしょう。影がなく天真爛漫。陽の光の美しさに感動してしまうとても純粋な修道女です。どんよりとした、修道院のオペラの中で唯一明るいキャラクターです」
舟橋千尋(7日・9日)「前のシーンの空気をガラリと変えるように歌い始める事が多いので、そこにご注目ください。明るく人想いの優しい子で、神への信仰心も人一倍強く持っています。ですが、今回の演出では、本来のジェノヴィエッファ像を全く違った形で表現しています」
新垣 「今回の演出では、修道院が女性刑務所、もしくは隔離病棟のような設定です。そのなかジェノヴィエッファは苛酷な環境に耐えられず精神を病み、それゆえの明るさを表現するように、と指示されています。なかなか難しい演技を要求されていますが、彼女の持つほんらいの明るさを表現できれば本望です」
<修練女オスミーナ>
高品綾野(7日・9日)「修練女であるオスミーナは、まだ修道院という場所に来て日も浅い新人という役柄ではあるものの、気の強い性格のため、修道女たちの中で唯一、反抗心をむき出しにしています。周りの状況を把握しながら、勇気を持って行動を取ろうとする人物のように思います」
全 詠玉(6日・8日)「オスミーナは日々起こる理不尽な暴力や恫喝に怯えながら過ごしている女性たちの中で唯一、葛藤し怒り、反発する正義感の強いキャラクターです。劇中では、自殺や暴力など痛々しいシーンが繰り広げられていますが、音楽がそこに救いの手を差し伸べてくれる瞬間が幾度もあり、行き場のない苦しみから解放されるような気持ちになります」
<労働修道女I/ドルチーナ>
栄 千賀(6日・8日)「本来は別の役ですが、今回の演出では同一人物として演じます。ドルチーナは、オペラの冒頭、ミサに遅刻をしたことを厳しく罰せられます」
高橋希絵(7日・9日)「修道院という過酷な環境に身を置く彼女は次第に精神的、肉体的に病んでいき、食べ物に異常なまでの執着心を抱くようになります」
「彼女は常に口の中に食べ物を入れています。食べ物がない時には指を口に入れたりして、精神を安定させています。ですが、ドルチーナが歌うところで音楽がガラッと変わります。悲劇的なオペラの中で楽しい一瞬です」
<労働修道女II>
成田伊美(6日・8日)「今回の演出の中で、「泣く女」という名前をもらいました。普通の女性が何か追い詰められ、彼女は泣くことに逃れることで生きていられるというのです」
中川香里(7日・9日)「ミサに遅れてしまう修道女の一人で、テキスト上、“祈り”以外はほとんど言葉を発しません。自らの心を閉ざし自分を守っているようにも思えます」
<看護係修道女>
池端 歩(6日・8日)「看護係修道女は、仲間が蜂に刺されてしまった!とアンジェリカに助けを求めに来ます。出番は短いですが、アンジェリカが薬草の知識に通じていて、他の修道女からも頼りにされていることがわかる、重要なシーンです」
福間章子(7日・9日)「日々繰り返しの院内生活の中にも、アンジェリカの閉ざされた心を震わせる「きっかけ」がたくさん散らばっています。その中でも看護係修道女のシーンは、アンジェリカの悲しみと優しさを感じていただける場面かと思います。怪我人に対して親身で、身振り手振りで状況を報せるあたり情に熱い人物なのかなぁと思い演じています」
<托鉢係修道女I>
小松崎 綾(6日・8日)「托鉢係修道女は、その名の通り托鉢をして日々の恵みを受ける役割の修道女です」
鈴木麻里子(7日・9日)「食べ物を集めてきてご飯を皆に提供する役。オペラの中で唯一明るいモチーフを運んで来る役です。私(托鉢修道女)の何気ない一言からアンジェリカが興奮し、話が急転回します!」
小松崎 「托鉢から戻った際に豪華な馬車が停まっているのを修道院の前で見かけます。それを“私、さっき見かけたんだけどさ!”と、すぐに皆に話す彼女は、少し野次馬的なところがあるように感じます。修道女であると同時に、一人の“ウワサ好き女子”としての人間味を出したいと思っています。そして、この場面、アンジェリカに訪れる悲しい運命を予感させるかのように、この作品に於いてとても重要なメロディーが初めて登場します。アンジェリカのアリアや、間奏曲(何度聴いても毎回涙が溢れます…)にも主題として登場するメロディーなので、大切に演奏するように心がけています」
<托鉢係修道女II>
梶田真未(6日・8日)「修道女たちに食べ物を供給する係の托鉢修道女を演じます。よく見る演出では、コミカルで、その場に新しく風を吹き込むように登場することが多いと思いますが、今回の演出では感情や個々の自由がかなり抑制されています。そのため、殺伐とした、感情を持たないような印象を受けるかもしれません。心の奥では個々に気を遣える、優しい心を持った人物であると考えておりますので、それが少しでも伝わるように演じられたらと思っております」
小出理恵(7日・9日)「托鉢修道女は、決して配膳係だけではなく、本来の修道院の機能を体現する特徴を持っています。原点での役目は説法や慈善活動をして回り、布教とお布施を尼僧院に持ち帰る「食」に関する労働を担っています。逆に院内での階層はそこまで高くなく、本来托鉢は聖フランチェスコ以来の亜流(個人説法の禁止)であり、階層外として扱われることもあります。(貴族出身の人はまず配属されないでしょう)。その様な他の修道女全員の日常の「食」は、寄付や信仰、見えない人達の善意によって支えられ、その生命線全てを支えるためには、現実的にかなりの量を持ち帰る責任があります。それ故、修道院外の人とも普段から多く接し、人間味の温かさやありがたさを体で理解している分、人の基本の生命力と生きることに対しての 感謝があり、ポジティブで逞しい部分があります。日々の労働の中で小さく喜ぶ配膳時の皆の反応が、自分も何らかの罪を持つ托鉢修道女の希望となっています(だからつい目こぼしてしまい更に小さな罪を重ねる、人間的な甘さと矛盾があります)。「食べる事:飲む事」は〈三部作〉全篇通じて今回の演出の大きな位置を占め、感謝、医療、救いや希望、罪、忘却、逃げ場を表してします。贅沢ではなくても、食への感謝がある『修道女アンジェリカ』のこの場面は、同時に喜劇『ジャンニ・スキッキ』にも向かう、どんな悲劇にも負けない、つかの間の明るさや笑いを担っていて、肯定的で逞しく、その反応には今のそれぞれの人間の個性が現れます。そして、見ている方にも身近の五感の記憶で安堵を思い出させます。〈三部作〉のちょうど真ん中あたりに位置し、アンジェリカ本人の更なる悲劇への転換点も重ねて示し、その闇色への落差を際立たせます。しかし、明るさを消さない人間の強さが最後まで奇跡を呼ぶ導線になるのです」

 
―― 最後に、共演者の誰しもが口を揃えて「涙が出る」という、主人公アンジェリカのアリア「母もなしに」について。

文屋 「母を知らない息子と、息子を抱いてやれなかった母の悲劇のメロディは、切ない和音で始まります。息子の死という最大の悲しみを乗り越えた母の愛は、アリア後半で天国にいる息子に向けて輝きを持って放たれます。悲しみだけではない、母の深い愛が音楽の中に溶け込んでいます」
 
 
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 2018年9月6日(木)18:30、7日(金)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 指揮:ベルトラン・ド・ビリー、演出:ダミアーノ・ミキエレット、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
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9月公演プッチーニ〈三部作〉:キャストから登場人物紹介『外套』編~20世紀初頭パリに生きた貧しくもバイタリティ溢れる人々

1910年、舞台はパリのセーヌ川の倉庫が立ち並ぶ船着場。登場人物たちはそこで働く市井の人々。〈三部作〉の最初に幕を開ける『外套』では、そうした貧しいながらもバイタリティ溢れる人物たちが登場します。幼児の死、妻の不貞、愛人の殺害といった非常に重苦しいドラマの展開の中で描こうとしているものは、人間の強烈な個性と、生きていくことの意味と力なのかもしれません。それぞれの登場人物と見どころをキャスト自らがご紹介いたします。

<ミケーレ>
今井俊輔(7日・9日)「貨物船の船長でミケーレという役を演じさせていただきます。年老いていて妻のジョルジェッタとは25歳の年齢差があります(ミケーレの年齢設定は50歳)」
上江隼人(6日・8日)「ミケーレはバリトンにとって発声的にも、芝居的にもとても難易度の高い役です。譜面を通して感じたことは、『外套』は他の作品に比べてぎこちない世界観が見事に音楽になっているように感じます」
今井 「ミケーレはジョルジェッタとの子を無くし、打ちひしがれ、時も過ぎ髪の毛も灰色になってしまった。その過程で、貝のように自分を守るかのように「外套」を身にまとい、殻に閉じこもってしまった。無口ながらも、それでもなんとか妻と幸せだった頃に戻りたいと切実に願っている。また、とても父性に溢れる人物だと感じます」
上江 「子供の事を今でも背負いながら生きている彼はいつしか、妻に対しても自分を閉ざし、屈折してしまったのかもしれません。ぎこちなさ、もどかしさをどう表現するかがネックになってくると思います」
<ジョルジェッタ>
北原瑠美(6日・8日)「ジョルジェッタはミケーレの妻です。幼い息子を亡くしてしまったことから夫婦の間は冷め、ジョルジェッタは年若いルイージとの不倫に走ります。」
文屋小百合(7日・9日)「ジョルジェッタは、夫と仕事の話もでき、部下の世話もこなすしっかりした女性です。子どもを亡くしたことをきっかけに夫婦の関係も冷めてしまっています。悲しみを引きずっている夫にはうんざり…私だって悲しいのに!子どもがいたらきっとよい夫婦でいられたかもしれない…」
北原 「彼女自身は決して特別なヒロインでも、悪女でもありません。ごく平凡な女性なのだと思います。しかし、そんな等身大の彼女の渇望する姿に共感し、魅力を感じます。ジョルジェッタのアリアには陸上の生活に焦がれる若い女性らしいエネルギーが満ち溢れており、ルイージとの二重唱における切羽詰まった熱情、ミケーレとの苦悩をぶつけ合うシーンなども見ごたえ、聴き応えがあると思います」
<ルイージ>
芹澤佳通(7日・9日)「ルイージは20才の青年で、ミケーレ船長のもとで積み荷の荷降ろしをしています。彼はミケーレの妻、ジョルジェッタと不倫関係にあり、ミケーレの目を盗んでは逢い引きを重ねています」
樋口達哉(6日・8日)「感情を直線的に表してしまう若い船乗り。
いつまで経っても、どこまで行っても何一つ変わらない現実、今の暮らしには絶望しかなく、早くこの生活から抜け出したいという思い。心の中でも「負のスパイラル」が続くというやるせなさ。もう、どうしようもないというツラさ。――俺はこのままでいいのか?―― 過ぎてゆく青春をアリアで嘆きます」
芹澤 「ルイージには2曲のアリアがあり、2曲目のアリア「お前の唇が欲しい」は、感情のたがが外れ、ジョルジェッタへの溢れ出る思いが狂気へと変貌していくほど激しい曲。命がけで歌います…」
樋口 「2つのジョルジェッタとの二重唱も聴かせます!辛いながらも暗い情熱に溢れたジョルジェッタ。同じ旋律を追いかけながらの甘美で優美な旋律。しかしながら、お互いの気持ちには微妙なズレが……後半の二重唱も、ダメだとわかっちゃいるけど、盛り上がったら止まらない想いが溢れてきます!」
<ティンカ>
児玉和弘(6日・8日)「私が演じるティンカは、港で働く中年(設定では35歳)で、肉体労働者。アル中です」
新津耕平(7日・9日)「『外套』に出演する男性はそれぞれ共通する点、重なる点があると思っています。ルイージが仕事に邁進すればミケーレになり、家庭の幸福を選べばタルパになり、どちらも選ばず、逃げ出すこともしないと、酒に溺れるティンカになる。だからなのか、自分にない「若さ」と「女」を持つルイージには嫉妬しています」
<タルパ>
北川辰彦(7日・9日)「タルパは人生に大きな欲もなく、ただ毎日同じ日々を過ごしてきたのではないでしょうか。毎日同じように起きて、仕事して、帰って妻と飼い猫と一杯のワインを愛でる。そしてまた明日のために寝る。唯一夢見るは、小さな家を買うこと。何もないことが幸せ(設定では55歳)」
清水那由太(6日・8日)「日常に閉塞感を覚えつつもそれをどうすることもできない、どうにかする術を知らないひとりの人間として、本番当日の舞台にいられたらと思います」
<フルーゴラ>
塩崎めぐみ(6日・8日)「私が演じるフルーゴラは、「ゴミ拾い」を生業にしていながら、他の登場人物とは違い、人生を前向きに捉えています。「個々の価値観で、状況は色々な風に捉える事が出来る」と言うメッセージが、この役を通して訴えられているように感じつつ、役作りに取り組んでおります」
小林紗季子(7日・9日)「イタリア語のfrugolare(くまなく探す)からフルーゴラとあだ名がつけられました。他の人にはゴミであっても彼女にとっては宝物であり、毎日色々なものを探しだし、旦那のタルパに見せています。また、フルーゴラが拾い集めてきたものをジョルジェッタに見せるアリアがあります!オペラの内容はドロドロな人間模様ですが音楽はとても美しく素晴らしいです」
<流しの唄うたい>
高田正人(6日・8日)「流しの歌うたいです。一見物語に関係の無い、気楽なキャラクターに見えますが、「恋に生きたものは、恋に死んで行く」という歌詞は、ある意味この「外套」という物語の本質を突いているのかもしれません」
西岡慎介(7日・9日)「ヨーロッパを旅したり、生活をすれば、今でもレストランや、街の通りなどで良く見ることができる、街から街へと渡り歩く歌い手です。それが流しの唄うたいの姿です」
<若い恋人たち>を代表して
新海康仁(6日・8日)「ストーリーの中心にあるドロドロした恋愛模様とは真逆で、幸せいっぱいのカップルで、突然現れます。陰湿な物語の中にあって爽やかな印象を与え、それによってより暗さが強調されるのです」
新垣有希子(6日・8日)
「今回の演出では、『ジャンニ・スキッキ』の娘ラウレッタと、リヌッチョが一瞬だけここに登場します。本当に一瞬ですので、皆様、お見逃がしなく!!」

 
▼プッチーニ〈三部作〉公演情報ページはこちら
2018年9月公演 G.プッチーニ〈三部作〉 外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場

 2018年9月6日(木)18:30、7日(金)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 指揮:ベルトラン・ド・ビリー、演出:ダミアーノ・ミキエレット、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

▼プッチーニ〈三部作〉プレ講座&ミニ・ライブ(入場無料)開催迫る!ご予約はお早めに
プッチーニの魅力を語りつくし、歌いつくす!8/16(木)は、すみだパークギャラリーで〈三部作〉プレイベント開催! - オペラの散歩道(二期会blog)

●プレ・イベントおよび〈三部作〉のお問合せ・ご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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初来日の演出家ギー・ヨーステンに迫る~『後宮からの逃走』~

11月公演『後宮からの逃走』演出のギー・ヨーステンはベルギー出身のオペラ演出家。
彼は今までにモーツァルトやヴェルディを始め、ベルカント作品、オペレッタ、ストラヴィンスキーやベルク等の現代作品のオペラにも取り組み、有に50以上のプロダクションに携わってきた世界的に著名な演出家です。メトロポリタン歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパー、ベルギー王立歌劇場、ハンブルグ州立歌劇場等々の有名オペラ劇場で演出を務めた彼の、今回が日本での初演出公演となります!


ギー・ヨーステン

ヨーステンは本年4月に一度来日しており、指揮の下野竜也や日本人スタッフ、ソリストともミーティング、ワークショップが行われており今回の演出コンセプトについては既に共有されています。


スタッフミーティング:左奥が舞台美術のラモン・イバルス氏


ソリスト・ワークショップから


左からラモン・イバルス、山本耕平、宮地江奈、松永知史、ギー・ヨーステン、升島唯博、北嶋信也、加藤宏隆、斉木健詞

既に美しい舞台セットや衣裳案があるのですが・・・、ワールドプレミエとなる新プロダクションのため詳細が出せません(泣)。
公演に向けてのヨーステンのメッセージをご覧頂き、彼のライフワークとも言えるモーツァルト作品、ひいては今回の『後宮からの逃走』への想いを感じて頂ければ幸いです。


▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場
 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・ご予約は《チケット絶賛発売中!》
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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「二期会サマーコンサート2018」豪華キャストによる2夜連続公演 公演迫る!

長年に亘り、好評を頂いている「二期会サマーコンサート」。
今年はヴァージョンアップして、二期会ならではの豪華キャストが勢ぞろい。わが国オペラ界を牽引してきた著名な歌手から次代を担う新星まで、2夜連続で公演します。

8月23日(木)第一夜は、イタリアオペラからアリアと重唱、8月24日(金)第二夜は、ドイツ・オペラとフランスオペラのプログラム。福井 敬が歌う「誰も寝てはならぬ」(オペラ『トゥーランドット』より)さながらに、重鎮たちの名演奏や重唱に酔いしれ、選ばれし旬の若手たちと出会える歌合戦の会場は、まるで歌の殿堂のよう。

今回の出演者の中から、三人のフレッシュなアーティストに、自身の演奏曲について解説していただきました。

【8月23日出演】 テノール 市川浩平
「ドニゼッティ『愛の妙薬』より “人知れぬ涙”」
ドニゼッティのオペラの中で、特に有名な『L'elisir d'amore(愛の妙薬)』。主人公のネモリーノが恋するアディーナの涙をみて歌う愛のアリア、「Una furtiva lagrima(人知れぬ涙)」は、珠玉のオペラアリアとして有名です。『愛の妙薬』という題名ですが、ネモリーノが、恋がかなう愛の妙薬(惚れ薬)と信じて、アディーナを射止めようと、高値で買った秘薬で、実は安ワイン。それでも結末はハッピーエンド!
そして、私はワインが大好き。中でも畑の個性、作り手の哲学を感じるワインは格別!最近醸造技術の進歩で最近は、味わいが均一化されつつあるようですが、昔の歌手は一声聴くだけで「この声はっ!」とわかる歌手も多かったですね。私も、この声・音楽は「市川浩平だ!」とわかっていただけるような演奏が出来るよう日々精進を重ねて参ります。
 
【8月24日出演】 ソプラノ 朝倉春菜
「J.シュトラウスII世『こうもり』より “田舎娘の姿で”」
オペレッタ『こうもり』の中で女優志望の女中アデーレによって歌われるアリアです。前日の舞踏会で、自分のパトロンになってくれると言った刑務所長のフランクの元へ、本当にパトロンになってくれるようフランクの仕事場まで押しかけます。「私にはこんなに女優の才能があるの!」と、アデーレは色々な役を演じてみせます。ある時は純朴な田舎娘、ある時は偉大な女王様、そしてある時はパリのマダムが若い男と浮気してるところへ突然ダンナが帰って来て見つかってしまう、でも最後には許してもらうの!という一場面まで。「私の才能を見たら女優にするしかないでしょう!?」と、フランクを口説きます。
アデーレはとても愛すべきキャラクター。そのちゃっかりさにいつも楽しまされる、私の大好きな役です。
 
【8月24日出演】 テノール 隠岐速人
「マスネ『ウェルテル』より 春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」
マスネが2年の歳月をかけて制作したものの、ヒットまで時間のかかった名作オペラ《ウェルテル》は、ゲーテの実体験を基にした小説『若きウェルテルの悩み』が原作となっています。この小説は当時の若者たちを虜にし、主人公ウェルテルの生き様を模倣して失恋して自殺する若者が出るほど人気を博しました。
第3幕で歌われるこのアリア「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか?」は、若く純粋な青年ウェルテルの悲痛な叫びです。ウェルテルはシャルロッテに一目惚れしたのですが彼女にはすでに婚約者がいました。その後結婚したシャルロッテと再会したウェルテルは再び思いを告げますが、断られてしまいます。ウェルテルはそれでも諦めきれずその思いをオシアンの詩に託します。

出演者一同、ご来場をお待ち申し上げております。
両日とも良いお席が少なくなっておりますので、ご予約はお急ぎください。

■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート2018 ☆2夜連続公演☆

<第一夜>イタオペ三昧パートII ~イタリアオペラよりアリア重唱~
日時:8月23日(木) 18:30開演(18:00開場)
出演:【ソプラノ】大倉由紀枝、大山亜紀子、清野友香莉、谷原めぐみ、中村真紀、山口清子、横山恵子、吉田愼知子/【メゾソプラノ】森永朝子/【テノール】市川浩平、城 宏憲、福井 敬、星 洋二、吉田 連/【バリトン/バス】大井哲也、佐藤泰弘、友清 崇、成田博之、増原英也/【ピアノ】鳥井俊之

<第二夜>重厚華麗な独仏オペラ ~ドイツ、フランスオペラよりアリア重唱~
日時:8月24日(金) 18:30開演(18:00開場)
出演:【ソプラノ】朝倉春菜、熊谷美奈子、品田昭子、田崎美香、橋爪ゆか、藤井玲南、増田のり子、松田昌恵/【メゾソプラノ】磯地美樹、押見朋子、杉山由紀/【テノール】隠岐速人、金山京介、菅野 敦、成田勝美/【バリトン/バス】青戸 知、石崎秀和、大塚博章、小森輝彦、鹿野由之/【ピアノ】山田武彦

司会:大野徹也(両日)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
   (「渋谷駅」JR西口より徒歩5分)
料金:全席指定・各夜 A席4,500円、B席4,000円(税込)
   ※二期会オペラ愛好会会員割引あり

▼両日の演奏曲や順序はホームページでご確認いただけます
二期会サマーコンサート2018【2夜連続公演】 - 東京二期会

●ご予約・お問合せ
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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(8月22日:隠岐速人の演奏曲解説を追記しました)
 
 

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9月公演プッチーニ〈三部作〉立ち稽古始まる!初の三団体合同の合唱もリハーサル開始

9月6日(木)のプレミエに向け、東京二期会オペラ劇場プッチーニ〈三部作〉の立ち稽古が始まりました!
演出ダミアーノ・ミキエレットに先んじて演出補のエレオノーラ・グラヴァニョーラが来日。彼女とは2014年『イドメネオ』公演以来の再会となりました。
この日、まずは三作全体を通した演出コンセプトを説明。稽古は『修道女アンジェリカ』からスタートしました。



『修道女アンジェリカ』アン・デア・ウィーン劇場公演の舞台写真(上)と、稽古場での道具の様子。

立ち稽古初日には、WEBぶらあぼの取材も入りました!


アンジェリカ役の北原瑠美。『外套』のジョルジェッタ役も兼ねています。
詳しくは後日WEBぶらあぼ東京二期会ANNEXにて。ぜひチェックください!


続いて、こちらは『ジャンニ・スキッキ』の稽古の様子。

今回は新国立劇場と日本オペラ振興会との共催公演です。東京二期会公演としては初めて、二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部の三団体合同の合唱団を結成します。
この日、合唱のリハーサルも別会場で同時スタートしました。



《三部作》の上演は、東京二期会としては1995年以来23年ぶり2度目。藤原歌劇団は、1957年の初演以来、63年、74年、82年と上演を重ねてきた歴史をお持ちです。
そして、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場での初演からは100年。〈三部作〉上演史の新しく輝かしい1ページとなるように、稽古を積み重ねていきます!
 
 
▼プッチーニ〈三部作〉公演情報ページはこちら
2018年9月公演 G.プッチーニ〈三部作〉 外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場

 2018年9月6日(木)18:30、7日(金)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 指揮:ベルトラン・ド・ビリー、演出:ダミアーノ・ミキエレット、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

▼プッチーニ〈三部作〉プレ講座&ミニ・ライブ(入場無料)開催決定!ご予約はお早めに
プッチーニの魅力を語りつくし、歌いつくす!8/16(木)は、すみだパークギャラリーで〈三部作〉プレイベント開催! - オペラの散歩道(二期会blog)

●プレ・イベントおよび〈三部作〉のお問合せ・ご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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11月公演『後宮からの逃走』ワールド・プレミエ・キャンペーン

11月公演『後宮からの逃走』は、ベルギー出身の演出家ギー・ヨーステンが初来日し、新制作世界初演(ワールド・プレミエ)の舞台を作ります。
ベルギー王国大使館からの後援を受けている本公演ですが、11月22日(木)のプレミエ公演では、「ワールド・プレミエ・キャンペーン」として、ベルギー・ビールを先着120名様に進呈します!

バラエティが豊かで近年大流行のベルギー・ビールですが、今回のキャンペーンでは、中でも人気銘柄のひとつVEDETT(ヴェデット)を、『後宮からの逃走』公演オリジナル・ラベルでご用意しました!
 

NISSAY OPERA 2018提携:日生劇場開場55周年記念 モーツァルト・シリーズ
東京二期会オペラ劇場 『後宮からの逃走』
◇◆◇ WORLD PREMIERE ワールド・プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
11月22日(木)初日公演にて受付先着120名様に、公演オリジナル・ラベル版ベルギー・ビールVEDETT(ヴェデット)330mlをお一人様につき1本プレゼント!
 ・受付場所:日生劇場 1階ピロティ
 ・受付開始:17:45のピロティ開場時より先着順で引換券をお渡しします

※写真はプレゼント商品のイメージです。(グラスは付属いたしません)
※未成年の方にはお渡しできません。あらかじめご了承ください。
※引換券とプレゼントとのお引換えは公演当日の終演後、会場内のみとなります。

 
 
▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場
 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・ご予約は《チケット絶賛発売中!》
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~8/6(月)は【二期会NewFace】小藤恵理子&志賀早紀子 華やかな夏の調べ

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は8月6日(月)。共に国立音大出身、二期会オペラ研修所でも2年間同じクラスで研鑽を積んだ小藤恵理子と志賀早紀子、二人のソプラノによる美しい夏メドレーなどもまじえての充実のプログラムをお楽しみください。ピアノは歌手たちの信望も厚い髙田恵子です。

コンサートに向けて、出演の二人から抱負とメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ 小藤恵理子
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして。ソプラノの小藤恵理子(ことう えりこ)と申します。
小さい頃からリトミック、ピアノ、マリンバ、吹奏楽など様々な音楽に親しみました。高校生の頃、音楽大学の教育科を受験しようと声楽のレッスンに通っていたのですが、そのうちに歌うことが楽しくなり、声楽をもっと学びたいと思うようになりました。
大学卒業後すぐに入った研修所では、信頼できる先生方や仲間たちから、たくさんの学びをいただきました。

――声種やレパートリーなどについて教えて下さい。

声種はソプラノ・レッジェーロです。まあるい音色を目指し、日々練習を重ねています。
研修所では、スザンナ、ノリーナ、ジルダなどを勉強させていただきました。

――今回のコンサートと共演者について。

志賀さんとは研修所で二年間同じクラスで学びました。同じ曲に取り組んだこともありますが、それぞれ雰囲気が違い、周りはみていて面白かったそうです。そんな私たちのキャラクターの違いにも注目していただきたいです。

   *   *   *


ソプラノ 志賀早紀子
――自己紹介と、声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

ソプラノの志賀早紀子(しが さきこ)です。宜しくお願いします。
幼い頃からとにかく歌うことが好きで、よく幼稚園の帰りの会で自作の歌を披露していました(笑)
漠然と音楽の道に進みたいという思いはあったものの明確な目標は無かったのですが、高校生のときたまたまテレビでオペラアリアのコンサートを見て、とても感動して…。そのときはコロラトゥーラソプラノの人の演奏を聴いたんですけど、物凄い技術と声の美しさに圧倒されて、そこからオペラの世界にのめり込んでいきました。私もあんな風に歌ってみたい!と思ったのがきっかけで、勉強を始めました。
音大を卒業して、研修所を修了した現在でも、毎日が勉強の連続ですが、とても充実しています。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

声種はソプラノ・リリコ・レッジェーロです。
「フィガロの結婚」スザンナ、「ドン・パスクワーレ」ノリーナ、「カルメン」ミカエラなどを研修所では歌わせていただきました。いつか「椿姫」のヴィオレッタを歌いこなせるようになりたいです。

――今回のテーマ、選曲のポイントと共演者について。

とにかく聴きに来てくださった皆様に音楽に親しんでいただけるよう、様々なジャンルの曲を選びました。耳でも目でも楽しめる“華やか”なステージになるよう準備を進めています!
共演の小藤さんとは学年は違いますが出身大学が同じで、また研修所でのクラスが2年間一緒だったので、プライベートでも仲良しです。研修所の時から「いつか一緒にコンサートをやりたいね」と話していたので、このような機会をいただけて本当に幸せです!
二重唱の曲も沢山盛り込んだので、二人で素敵なハーモニーを奏でられるように頑張ります!

   *   *   *

アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」は、ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにお楽しみいただいております。
尚、今回の公演はお蔭様をもちまして、ご予約のお客様にて《満席》となりました。誠にありがとうございます。(8月3日追記)

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第205回【二期会New Face】華やかな夏の調べ

日時:2018年8月6日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)《満席》
出演:小藤恵理子(ソプラノ)、志賀早紀子(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
<第1ステージ>19:00~
 1. 山口景子編曲 「夏メドレー」 (小藤&志賀)
 2. 成田為三作曲 「浜辺の歌」 (小藤&志賀)
 3. 弘田龍太郎作曲 「浜千鳥」 (小藤)
 4. 木下牧子作曲 「ある日のたび」 (志賀)
 5. 古謝美佐子作曲 「童神」 (小藤&志賀)
 6. BEGIN作曲 「涙そうそう」 (小藤&志賀)
 7. 寺島尚彦作曲 「さとうきび畑」 (小藤&志賀)
<第2ステージ>20:00~
 1. アルディーティ作曲 「口づけ」(小藤)
 2. ヴォルフ=フェラーリ作曲 「4つのリスペット」Op.12 (志賀)
  I あなたがあの角に現れるのを見た時
  II ああ、あの高貴な鳥をご覧なさい
  III 元気で美しく繊細な天使よ
  IV この世を作られた方に祝福あれ
 3. モーツァルト作曲 オペラ『後宮からの誘拐』より
   “私は恋をして幸せでした” (小藤)
 4. メサジェ作曲 オペラ『お菊さん』より
   “恵みの太陽のもとで~聞け蝉の声を” (志賀)
 5. ロイド=ウェッバー作曲 「レクイエム」より
   ピエ・イエズ (小藤&志賀)

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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【7/30(月)深夜放送】テノール高田正人が出演する NHK「ラジオ深夜便」“ミッドナイトオペラ”
今回のテーマは《絶望オペラ》!!

テノール高田正人による、オペラ歌手ならではの視点で語る解説が大好評のNHK「ラジオ深夜便」“ミッドナイトオペラ”。今度の放送は7月30日(月)深夜から翌31日(火)未明にかけて、昨年末のご登場が好評だった文学紹介者の頭木弘樹氏を交え、《絶望オペラ》をテーマに生放送でお送りします。
前半は遠藤周作の不朽の名作に松村禎三が作曲した『沈黙』を、日付けが変わって後半はドニゼッティの代表的なオペラ・ブッファ『愛の妙薬』をお届けします。

夏の夜のひととき、ぜひお楽しみください♪

 高田正人

◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
NHK「ラジオ深夜便」
【ミッドナイトオペラ】

放送日時:2018年7月30日(月)深夜~31日(火)未明
放送局:R1 NHKラジオ第1
放送内容:
●前半〔7月30日 午後11時台(11:10~)〕
 《絶望オペラ》
 ・松村禎三 オペラ『沈黙』より
●後半〔7月31日 午前0時台(ニュース、スポーツ等に続き)〕
 《絶望オペラ》
 ・ドニゼッティ オペラ『愛の妙薬』より
出演:高田正人、頭木弘樹、遠藤ふき子(アンカー)
▼詳しい番組情報はNHKのウェブサイトをご覧ください。
ラジオ深夜便 - NHK
 (番組予定表「7月30日」の文字をクリックしていただくと当夜の情報が表示されます。)
 
 
☆そして当ブログにて既報の通り、8月16日(木)には高田正人がラジオを飛び出し、お客様の前で生解説!(もちろん演奏もあり!)
錦糸町の大横川親水公園に面した場所にある、すみだパークギャラリーSASAYAにて高田も出演する東京二期会9月公演プッチーニ〈三部作〉のプレ講座&ミニ・ライブを開催します。入場無料(要事前申込)のプレ・イベントです。こちらもどうぞお楽しみに!

▼プレ講座&ミニ・ライブの詳細はこちらの記事をご覧ください
プッチーニの魅力を語りつくし、歌いつくす!8/16(木)は、すみだパークギャラリーで〈三部作〉プレイベント開催! - オペラの散歩道(二期会blog)

▼高田は6日と8日の『外套』に出演!プッチーニ〈三部作〉公演情報ページはこちら
2018年9月公演 G.プッチーニ〈三部作〉 外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場

 2018年9月6日(木)18:30、7日(金)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 指揮:ベルトラン・ド・ビリー、演出:ダミアーノ・ミキエレット、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

●プレ・イベントおよび〈三部作〉のお問合せ・ご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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二期会ソプラノ会員 土屋優子、第54回日伊声楽コンコルソに見事1位入賞!

去る7月16日に東京文化会館小ホールにおいて行われた、第54回日伊声楽コンコルソ2018(日伊音楽協会、読売新聞社 主催)本選の結果、二期会の新進ソプラノ、土屋優子が、見事1位入賞を果たしました!

▼コンクール本選結果速報はこちら
ニュース:第54回日伊声楽コンコルソ2018 本選 結果速報 - 日伊声楽コンコルソ


土屋優子(写真右)と本選でピアノ伴奏をつとめた谷川瑠美さん。会場の楽屋ロビーにて

このコンクールを終えて、今後の抱負を聞きました。

     *     *     *

この度、第54回日伊声楽コンコルソで1位をいただきました。
私一人の力ではなく、予選・本選で素晴らしいピアノを弾いてくださった伴奏者の方々、指導してくださった先生方、あたたかく応援してくださる私の周りの方々、そして両親のおかげです。本当にありがとうございます。

実は、このコンクールは、これまでにも何度か挑戦してきました。しかし、いつも一次予選を通過しても二次予選から先に進むことができませんでした。悔しい思いを重ねてきましたが、今回初めて二次予選を通過し、本選で歌うことができました。昨年5月からイタリアで勉強を始めたので、言葉の理解度や技術面で、少しずつでも成長することができた結果かもしれない、と思います。

また、二期会オペラ研修所在籍中に、アリア試験やコンサートで取り組んだマクベス夫人のアリアを、今回の本選で歌いました。審査員の先生から講評をいただく場で、厳しいお言葉もたくさんいただきましたが、イタリア語の捌き方、役の理解の深さや演じ方を褒めていただけたのは何よりも嬉しかったです。
これからも感謝の心を忘れず、この結果に驕ることなく、より良い音楽を演奏出来るよう精進して参ります。
今後とも、あたたかく見守ってくださいますよう、お願いいたします。



     *     *     *

土屋は今後、ミューザ川崎シンフォニーホールで8月10日(金)15:00開演の「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2018 東京ニューシティ管弦楽団“センター争奪、灼熱のアリアバトル”」に出演。プッチーニのオペラからアリアと重唱を演奏します。ご来場、お待ちしています。

▼フェスタ サマーミューザKAWASAKI 2018の公演情報はこちら
東京ニューシティ管弦楽団 センター争奪、灼熱のアリアバトル - フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2018
 
 

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プッチーニの魅力を語りつくし、歌いつくす!
8/16(木)は、すみだパークギャラリーで〈三部作〉プレイベント開催!

東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』が7月22日で閉幕致しました。多くのお客様のご来場、誠にありがとうございました!

さて、ドイツ・ロマン派オペラの名作の次は、イタリア・オペラの集大成ともいうべき、プッチーニの〈三部作〉です!絶筆となった『トゥーランドット』を除けば、プッチーニが書き下ろした最後の作品群となります。19世紀末から隆盛したヴェリズモオペラの潮流を纏め上げるような『外套』、プッチーニ芸術の真骨頂が奏でられる慈しみ深いヒロインの悲劇『修道女アンジェリカ』、そして、イタリア文化の原点に立ち戻るかのようにルネッサンス前夜のフィレンツェを舞台にした美しい喜劇『ジャンニ・スキッキ』。一度に三作すべてが上演される機会が少ない中で、今回のダミアーノ・ミキエレットによる演出は、作曲者の望んだとおりに幕が開きます。

そこで、改めてこの機会にプッチーニの魅力、そして〈三部作〉の観どころ聴きどころを皆様に知っていただこうと、プレイベントを開催します!
NHKラジオ深夜便“ミッド・ナイト・オペラ”にも出演し、歌声とともに知的でわかりやすく淀みのない解説でも大人気のテノール高田正人(『外套』流しの唄うたい役で出演)の進行で、『ジャンニ・スキッキ』のラウレッタをはじめ、1人3役を演じるソプラノ新垣有希子たちと、歌とお話で展開します。8月16日(木)の午後7時から錦糸町の大横川親水公園に面したところにある、すみだパークギャラリーにて。
入場無料(但し、事前のお申込みが必要)のイベントです!どうぞご来場ください。
 


テノール 高田正人

ソプラノ 新垣有希子

ピアノ 三澤志保

 
■■■ イベント情報 ■■■
〈二期会プレ・ソワレ〉すみだパークギャラリー・イタリアオペラ夏の夜
東京二期会プッチーニ〈三部作〉プレ講座&ミニ・ライブ

日時:2018年8月16日(木) 18:30開場/19:00開演
会場:すみだパークギャラリーSASAYA 【アクセス
   (東京都墨田区横川1-1-10 すみだパークスタジオ内 )
料金:入場無料(※要事前予約、※お申込はお一人様2名まで)
出演:高田正人(テノール)、新垣有希子(ソプラノ)、三澤志保(ピアノ)

●ご予約・お問合せ:《受付中!》
・二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
 FAX 03-3796-4710 または メール でも24時間受付いたします

 
 
▼プッチーニ〈三部作〉公演情報ページはこちら
2018年9月公演 G.プッチーニ〈三部作〉 外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場

 2018年9月6日(木)18:30、7日(金)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 指揮:ベルトラン・ド・ビリー、演出:ダミアーノ・ミキエレット、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[10] 英語の歌研究会

連日続く猛暑!こんな暑い夏の一日を涼しいホールで楽しみながらゆっくり過ごせると言えばもちろん、二期会研究会による夏の風物詩、「二期会研究会駅伝コンサート」。
13回目となる今年も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介もいよいよ最終走者!先週の「オペラワークショップ研究会」から「英語の歌研究会」へ“たすき”を繋ぎます。

     *     *     *

<19:50~>【英語の歌研究会】 ~L.バーンスタイン生誕100年~
[アドヴァイザー]藤井多恵子、竹村靖子
[出演]佐橋美起、臼井まゆみ、川口美和、川畑順子、小針絢子、柴田智子、関口志津子、高居洋子、西野伸子、野澤知佳、藤原映子/[ピアノ]原島慈子

 今年は、Leonard Bernstein生誕100周年の年にあたり、英語の歌研究会は、Bernsteinの作品をお届けいたします。
 20世紀を代表する世界的な指揮者の一人であり、熱心に若手音楽家を指導する教育者であり、且つ作曲家としても、多くの有名な作品を残しました。「ウェスト・サイド・ストーリー」「キャンディード」「オン・ザ・タウン」「ピーター・パン」など、多くのミュージカルを作曲した一方、クラシック音楽では、ジャズやロックの要素を加え、一つの作品の中に複数のジャンルの要素が融合されているのが特徴の一つです。
 今回は、Bernsteinを作曲家として世に知らしめた「ウェスト・サイド・ストーリー」から“I Feel Pretty”,“Somewhere”、歌手、演奏者、踊り手のための舞台作品「ミサ曲」から“Simple Song”、歌曲“Two Love Songs”,“Four Recipes”をお聴きいただきます。
 多くの方が耳にしたことのある馴染み深い曲も、あまり演奏される機会の少ない曲とともに、Bernsteinの世界をお楽しみください。


第12回二期会研究会駅伝コンサートにて
(2017年7月23日 東京文化会館小ホール)

     *     *     *

さて、これで研究会紹介は出演全研究会のたすきが繋がり、無事ゴールとなりました。次はいよいよ今週末7月29日(日)の「駅伝コンサート」本番です!
公演当日、東京文化会館小ホールのロビーにおいては、各研究会がブースを出展し様々なご案内やCD販売なども行うなど、演奏を聴くほかにもお楽しみがございます。
多くの皆様のご来場、お待ちしております!
 

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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ついに明日7/18東京プレミエ!東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』開幕!
各WEB掲載記事のご紹介と公演当日のご案内

いよいよ明日7月18日(水)から22日(日)まで東京文化会館大ホールにて、東京二期会オペラ劇場C.M.v.ウェーバー作曲オペラ『魔弾の射手』を公演します。

本公演の演出、ペーター・コンヴィチュニーは東京プレミエに向けて、どのような想いとメッセージを持って来日したのでしょうか。今回の舞台について、多くのウェブメディアに取材、報道が掲載されていますので、公演を前にその一部をご紹介いたします。ご来場前に是非お読みください!

▼「ONTOMO」ウェブマガジンの取材により、音楽ライターの林田直樹氏との濃密なインタビューが稽古場で行われました。
物議をかもすオペラ演出家、ペーター・コンヴィチュニーが考える「良い演出とは?」 - ONTOMO

▼去る6月27日に開催されたドイツ文化センターでのコンヴィチュニーによるプレ・トークの様子は、「WEBぶらあぼ」でもレポートされました!
コンヴィチュニーが語る《魔弾の射手》|東京二期会特設サイト - WEBぶらあぼANNEX

▼稽古場の様子も報道されてきました。
人は神も悪魔もなく生きていけるのか 東京二期会がオペラ「魔弾の射手」、18日から上演 - 産経ニュース
オペラの稽古場より―――7月18日から東京文化会館で計4公演《魔弾の射手》は、二重・三重構造で積み上げられた緻密な舞台! - オペラ・エクスプレス

また、今回は同時期に兵庫県立芸術文化センターでも『魔弾の射手』が上演されます。
先に東西競演特別企画として、オットカール侯爵役の大沼 徹(東京)と小森輝彦(兵庫)対談をご紹介してきましたが、このたび兵庫の佐渡 裕総監督から、応援メッセージも届きました!


エール交換で、東京からザミエル役 大和悠河のメッセージを贈っています!


それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【7/21(土)10:40更新】

《ハンブルク州立歌劇場との共同制作》
東京二期会オペラ劇場 2018年7月公演
C.M.v.ウェーバー作曲 『魔弾の射手』 オペラ全3幕
<日本語および英語字幕付原語(ドイツ語)歌唱、日本語台詞上演>
指揮:アレホ・ペレス/演出:ペーター・コンヴィチュニー
当日券と公演タイムテーブルのご案内
7月18日
(水)
7月19日
(木)
7月21日
(土)
7月22日
(日)
当日券
S|A|B|C
S|A|B|C
S|A|B
S|A|B|C
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30(※1)
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1・2幕
約95分
休憩25分
予定時刻
20:05~20:30
15:35~16:00
15:35~16:00
15:35~16:00
第3幕
約55分
終演予定
21:25
16:55(※2)
16:55
16:55
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

◆上記、販売予定当日券は21日10:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(前売のみ)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンターへお電話にてお申し込みください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
(※1)7月18日(水)初日公演限定で「プレミエ・キャンペーン」を実施致します
ご来場先着500名様に、東京二期会とハンブルク州立歌劇場共同制作を記念した「オリジナル・ボールペン」をプレゼントいたします。
◆17:30の開場よりご入場受付先着順でお渡しします。プレゼント品が無くなり次第、終了となります。
(※2)7月19日(木)公演ご鑑賞者様限定企画:平日マチネ・スペシャルイベント「演出 ペーター・コンヴィチュニーによるアフター・トーク」を開催致します。
今回の『魔弾の射手』東京公演の舞台について、演出家自ら詳細をお話しいたします。
 ・日時:2018年7月19日(木)公演終了後
 ・会場:東京文化会館 大ホール1階席(自由席)
 ・料金:参加無料(※イベント自体は無料ですが、7月19日公演の入場券が必要です)
 ・出演:ペーター・コンヴィチュニー(演出家)、ほか

 
▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場


▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(*)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

東京二期会『魔弾の射手』、いよいよ開幕です! 東京文化会館にどうぞお越しください。
 
 

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白寿本社ビル(Hakuju Hall)1階ロビーで聴くコンサート「東日本大震災チャリティ ロビーコンサート」
7月30日(月)はソプラノ田中紗綾子&ピアノ髙田恵子が出演

今年も国内では自然の猛威にさらされ、各地で発生した大きな災害のニュースには心を痛めるばかりです。
2011年の東日本大震災から7年。被災地にも支店を持つ株式会社白寿生科学研究所は、「東北復興支援プロジェクト・被災地支援チーム」を組織して避難施設への健康機器の貸し出しを実施する等、継続的な支援を続けています。その支援事業のひとつ、「微力であっても、目に見えるところで具体的な支援を」を目標に、代々木公園にほど近い同社本社ビル(Hakuju Hall 1Fエントランスロビー)にて、月1回の「東日本大震災チャリティ ロビーコンサート」を継続して開催しています。

次回は7月30日(月)の開催。二期会から若きソプラノ田中紗綾子(たなか さやこ)が出演致します。
開演は18時と19時、それぞれ30分のプログラム。確かな技術を持ち、近代・現代の作品も得意とする田中が、日本歌曲やドビュッシー、そしてストラヴィンスキーのオペラのアリアもご紹介します。
18時の回と19時の回と、続けてお聴きになっても、どちらかだけいらっしゃっても、お楽しみいただける素敵なプログラム。厳しい暑さの夏ですが、ほっと音楽のひとときは、夕涼みにもぴったりです。
ピアニスト髙田恵子によるピアノソロも。ベーゼンドルファーのピアノの音色もお楽しみください。

入場料は当日、会場にて直接500円(1ドリンク付)をお支払ください。また会場には募金箱も設置いたしますので、皆様のあたたかいご支援をいただけましたら幸いです。


ソプラノ田中紗綾子

ピアノ髙田恵子

■■■ 公演情報 ■■■
HAKUJU 東日本大震災チャリティ ロビーコンサート
日時:2018年7月30日(月) 17:30開場
   1回目18:00開演/2回目19:00開演(演奏時間 各回約30分)
会場:白寿本社ビル(Hakuju Hall)1Fロビー
(小田急線「代々木八幡駅」南口または千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分)
出演:田中紗綾子(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
入場料:500円(税込・1ドリンク付)
※前売券はございません。当日直接ご来場ください。
※未就学児入場可(要入場料)
※入場料、ドリンク代、および募金は福島県相馬市「学校法人みどり幼稚園」へ全額寄付いたします。
※社屋エントランススペースが会場のため、人の出入りや外からの騒音など、あらかじめご了承ください。

主催:株式会社白寿生科学研究所
お問合せ:Hakuju Hall 03-5478-8700
 
 

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[9] オペラワークショップ研究会

暑さ本番!暑い夏の日は涼しいホールで良い音楽と過ごしませんか!夏といえばもちろん、二期会研究会による夏の風物詩、「二期会研究会駅伝コンサート」。
13回目となる今年も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介第9回は、先週の「日本歌曲研究会」から「オペラワークショップ研究会」へ。ラストスパートへと“たすき”を繋ぎます。

     *     *     *

<19:30~>【オペラワークショップ研究会】 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
[出演]板橋晶子(会友)、郡 由美、髙藤真理子、平野真理子、宮﨑恵美子(会友)、髙村清子(会友)/[ピアノ]服部尚子

 「その恋、果たしてハッピーエンド? ~女はみんな、恋をする~」と題して、オペラアリア2曲と、二重唱2曲で世界各地を案内します。
 まずはパリ。プッチーニ『ラ・ボエーム』からは、有名なムゼッタのワルツ「私が街の中をひとりで歩く時には」。世の中の全ての男性に注目され、愛されていたい、ワガママでコケティッシュな魅力たっぷりのパリ娘・ムゼッタを板橋晶子が演じます。
 次にインド。ドリーブ『ラクメ』からは、「花の二重唱」と呼ばれるシーン「おいで、マリカ」。朝靄の漂う小川のほとりで、ジャスミンやバラや睡蓮を摘みながら歌われる、絵のように美しい場面です。高僧の娘・ラクメを髙藤真理子、その忠実な侍女・マリカを髙村清子が務めます。
 そしてシチリア。ヴェルディ『シチリア島の夕べの祈り』から、「ありがとう、愛する友よ」。フランスの占領下にあるシチリアの公女・エレナを郡 由美が演じます。民衆の蜂起前夜の不穏な空気の中、束の間の平和をもたらす筈の結婚式は…。ボレロ風のリズムに乗せて歌われる喜びのアリアです。
 最後は古代バビロニア。ロッシーニ『セミラーミデ』より、二重唱「よろしい、さあ手を下しなさい」。美しく妖艶なセミラーミデは、王である夫の殺害に加担し、幼い息子は行方知れずに。それから15年。女王となったセミラーミデは若き武将・アルサーチェに恋をします。彼こそが生き別れの息子であることも知らずに。やがて事実を知った二人の懊悩を、セミラーミデ平野真理子、アルサーチェ宮﨑恵美子が歌います。
(二期会オペラワークショップ研究会)

     *     *     *

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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【イベント・レポート】 演出P.コンヴィチュニー『魔弾の射手』プレ・トーク(6月27日 東京ドイツ文化センター)

さる6月27日(水)、ドイツ文化センター主催の「アーティストトーク」に、東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』で来日中の演出家ペーター・コンヴィチュニーが登場。
本公演のプレ解説であるとともに、彼の演出世界を概観する充実の内容となりました。司会進行は森岡実穂さん。通訳は蔵原順子さん。
いよいよ来週に迫る『魔弾の射手』本公演を前に、そのトークの様子をレポートします。



イベント冒頭には、「サプライズ」でこの日の午後5時までコンヴィチュニーと稽古場にいた悪魔ザミエル役の大和悠河が登壇!
初めてオペラの舞台に立つという元宝塚のトップスターは、
「もっともっと作品世界の理解を深めて初日を迎えたい」



そして、森岡氏の司会進行により、前半はこれまでのコンヴィチュニーの演出作品の映像からその演出の特徴を紹介されました。私たちが観た映像はチャイコフスキー『エフゲニー・オネーギン』、ヤナーチェク『イェヌーファ』、そしてヴェルディ『ドン・カルロス』。
※『エフゲニー・オネーギン』は2008年9月東京二期会オペラ劇場でも上演されたプロダクション。
前半の解説からは、特にコンヴィチュニーが自身の舞台創造において核心に迫った発言を二つご紹介しておきましょう。

「私の根本的なアプローチとして、演出するということは(ドイツ語の)‘inszenieren’、すなわちは、音楽をひとつのシーン、舞台や場面の中に(in-)入れ込むということだと」

「私に限らず、舞台人の役割というものは、作品をスコアどおりに上演することではありません――私たちの役割は、人間を、今、世界中で頻発する非人間的な出来事に対して、より成熟した賢明な態度で、そして人間的な感情をもって受け止められるようにすることです」





そして、後半は、いよいよ『魔弾の射手』を観るにあたってのトーク。
『魔弾の射手』をめぐる3つの時代背景と悪魔ザミエルの存在について語られました。

「3つの時代。まずひとつは作品の素材そのものの時代で、これは三十年戦争(1618-48)の時代を描いています。この戦争は、当時ヨーロッパ全体を焦土と変えた最大の悲劇でありました。
そして、もうひとつは作曲者ウェーバーと台本作者のキントがこの作品を書いた1815年という時代。それはフランス革命から間もない時代で、それまでの〈神〉の秩序が撤去され、未来が誰にも予測不可能になった時代でありました。
当時、すでにウェーバーもキントも(ザミエルのような)悪魔の実在を信じていたわけではありません。それは新しい時代に登場した政治的、経済的、あるいは心理的な関係から生まれた「悪魔的なもの」なのです。
以来、現代にいたるまで、人間の価値観や関係性の観念の基本は変わっていません。せいぜい武器の精密度が増した、というくらいなのです。
そして、最後のもうひとつの時代が、今私たちが生きているこの時代です。」

「この作品で悪魔ザミエルを子どもに見せるような不思議でおかしな格好の生き物として描いてしまうことは、最悪の誤解です。
大和悠河さんが登場するたびに――彼女が登場することはうれしいことですが――社会にはびこる「不正」のような、何らかの社会の中の「悪魔的なもの」が形を与えられて登場したのだと思ってください。その恐ろしさ、その得体の知れない存在に、いったいこれは何だろうという感情を抱いてください」



『魔弾の射手』のラスト ― 原作との違い

「魔弾を使った罪でマックスは逮捕され、その悲しみで両親は正気を失い、アガーテは死んでしまうという、原作は容赦のない悲劇で終わります。ですが、ウェーバーとキントがこの作品を書いたのは1815年。当時はウィーン会議の時代で、フランス革命の余波を一掃せんとする、政治的にもっとも反動的な動きの高まった時代でした。一般庶民の間では居酒屋でも政治的なジョークを言おうものなら逮捕されてしまうような時代でした。ウェーバーとキントは、原作どおりの結末では、政府の検閲を通らないだろうと考えました。そこで「隠者」という小説にはない人物を登場させたのです。領主は、魔弾を使った罪でマックスを罰しようとしますが、突然森の中からこの「隠者」が現れ、射撃の試験の廃止と一年間の執行猶予を提案し領主に認められます。そして、『魔弾の射手』は検閲を通りました――。
ですが、よく考えて頂きたい。その土地の領主ともあろう権力者が、突然あらわれた隠者の言うことに従うものでしょうか?当時の聴衆は、このフィナーレを一種のユートピアとして受け入れたわけです」
コンヴィチュニーの「隠者」は森の中ではなく、別のところで一部始終を見守り最後に結末を変えていきます。
1999年にワールドプレミエを迎え、2018年に東京プレミエとしてバージョンアップした『魔弾の射手』は、いよいよ7月18日(水)、開幕です!

尚、2日目の19日(木)公演は平日マチネ・スペシャルイベントとして、終演後にコンヴィチュニーによるアフター・トーク(当日ご鑑賞者様限定企画)を開催致します。プレ・トーク~公演ご鑑賞~アフター・トークとコンヴィチュニーの演出世界を味わい尽くしてみてはいかがでしょう!
 
 
▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30、19日(木)14:00=終演後P.コンヴィチュニーのアフタートーク開催!
      21日(土)14:00、22日(日)14:00
 東京文化会館大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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真夏の夜は青島広志と一緒に「後宮」へ!
~7/31(火)開催 二期会オペラ講座 “後宮からの逃走 ~ オペラの東洋趣味”

マルチな活躍を続ける青島広志によるわかりやすいお話と、オペラ本公演のキャストによる歌唱で毎回大好評いただいています「二期会オペラ講座」。こんど7月31日(火)開催の回は、11月の東京二期会公演モーツァルト『後宮からの逃走』を主に取り上げつつ、この演目の背景にある「東洋趣味」に迫ります。

「東洋趣味」とは音楽だけではなく、絵画等にも流行した、ヨーロッパから見たアジア、及びアフリカ等への興味や憧れが生んだ現象といえるでしょう。『後宮からの逃走』に関連して言えば、打楽器を用いたリズミカルな音楽に、当時のモーツァルトの強い関心が見えると思います。
今回、青島広志がどのように講座をお送りするのか、メッセージが届いております!



この「東洋趣味」は同時代の他の作曲家にも、多大なるインスピレーションを与えたようです。天才による異文化の融合としての『後宮からの逃走』。
二期会のオペラ講座でその一端に触れてみてはいかがでしょうか。
 

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ講座(通算第41回)
ブルーアイランド音楽辞典『大作曲家による究極のオペラ縦断』シリーズ(22)
“後宮からの逃走 ~ オペラの東洋趣味”

日時:2018年7月31日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:日暮里サニーホール
出演:青島広志(お話とピアノ)、冨平安希子(ソプラノ)、山本耕平(テノール)
【演奏予定曲目決定しました!】
・スカルラッティ 「日は既にガンジスから」(山本)
・トスティ 「遙かに」(冨平)
・シューマン 「蓮の花」(冨平&山本)
・メンデルスゾーン 「歌の翼に」(冨平&山本)
・モーツァルト 『後宮からの逃走』より
 “コンスタンツェ、君に再び会えるのか”(山本)
 “優しい言葉にお世辞をまぜて”(冨平)
 “何という喜びと楽しみが”(冨平)
 “おお愛よ、私はひたすらに”(山本)
料金:全自由席 一般3,000円、学生1,000円
(※二期会オペラ愛好会価格あり)

 
▼2018年11月公演『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
日生劇場開場55周年記念モーツァルト・シリーズ 『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団
 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00
 日生劇場

●「二期会オペラ講座」&『後宮からの逃走』のお問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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【『魔弾の射手』キャスト・インタビュー】 カスパール清水宏樹「悪役にワクワク」&加藤宏隆「ディスカッションを重ねて役作り」

二期会blogではキャスト・インタビューを通じて『魔弾の射手』の主要登場人物を紹介してきました。
射撃の名手でありながらもスランプに苦悩する猟師マックス、森村の娘として家柄としきたりと運命に従うヒロインのアガーテ。誰よりも自由な感情を発露させアガーテを励ますエンヒェン。
そして、今回はマックスの猟師仲間カスパールを演じる、清水宏樹と加藤宏隆に話を聞きました。悪魔ザミエルに魂を売ってしまい、明日までの命となったカスパール。自分の身代わりを探しているところに、不安な表情のマックスを見つけます。

     *     *     *


清水宏樹

Q.『魔弾の射手』カスパールは、どのような役でしょうか?

加藤: カスパールは悪魔に魂を売っている若い猟師です。同僚のマックスをそそのかし、マックスを悪魔ザミエルへの生け贄にしようと画策する、いわばこのオペラの一番の核となるキャラクターです。

清水: いわゆる「悪役」でしょうか。
人がつい足を踏み入れてしまう禁断の世界にどっぷりはまってしまっています。
根っからの悪人というより、自分が生き延びるために必死に生きている気がします。
ある意味、魅力的な人物と言えます。

加藤: カスパールがなぜ悪魔に魂を売るに至ったのかということを想像するところから役作りが始まるような気がします。カスパールのようなキャラクターは我々にとっても非常に身近であると思います。何かのきっかけで開き直り、破滅的な人生に自ら傾いていってしまった人間が誰の周りにも1人や2人居るはずです。カスパールの死は自業自得と言えなくもないのですが、同時に不条理なものとして捉えたい気もします。カスパールが改心する機会がこのオペラの中で与えられていないことで、何となく私の心がすっきりしないのは、私のカスパールへの思い入れが強くなってきているからでしょうか。このあたりのことをコンヴィチュニーさんと共にディスカッションして作り上げることが楽しみで仕方がありません。
 
 
Q.カスパールは、各幕それぞれに登場シーンがありますが、その見どころ、聴きどころを。

清水: 音楽的には1幕のアリアと軽いリートが中心でしょうが、物語の中では マックスを魔弾の世界に引き込むためのやり取りが肝だと思います。
狼谷での魔弾鋳造の場面やザミエルを呼び出す場面などは、緊張感があって楽しめると思います。

加藤: カスパールがらみの最大の見どころは、やはり「狼谷」のシーンだと思います。ここは本当に私の好きな場面です。実はこの場面、カスパールはザミエルに懇願する最初の部分以外は歌わず、言葉と演技だけで舞台に居るのですが、それ故か不気味な雰囲気と独特な緊張感が高まり、息をのむたまらない場面だと思います。
1幕のアリアは、カスパールのニヒルな喜びを伴ったスピード感が好きなのですが、カスパールの下卑た笑いを描写するメリスマなど、技巧的に難しい箇所も多く、歌い甲斐のあるアリアです。


加藤宏隆

Q.『魔弾の射手』本番に向けて、意気込みを。

加藤: カスパールを歌うことは長年の夢でありました。日本はもとより、私が留学していたアメリカでも、この『魔弾の射手』はなかなか上演されることの少ない作品ですので、今回歌う機会を頂けたことで、とても気合いが入っています。疑問に思う箇所や技術的に弱いところは、全て腑に落ちるまで練り込み、解釈に一点の曇りもないように歌いたいと思っています。多くの方にご来場いただきたいと思います。よろしくお願いします!

清水: 個人的に、正義の味方やヒーローより、悪役を演じるほうがワクワクします。
今回の舞台では、嫌われて蔑まれることが目標です。そうすれば、他の登場人物がより幸せに見えるはず。お楽しみいただければ幸いです。
 
 
Q.ありがとうございました。
コンヴィチュニーも来日して、連日緊張感のある稽古が重ねられていますが、リハーサルや本番の合間の気晴らし、趣味がありましたら教えてください。

加藤: 私の家族は浜松に住んでおり、私はいわば単身赴任生活を送っているので、たまに会う家族との時間が一番の気晴らしです。
あとは繁華街の立ち飲み屋のハシゴと、休日のB級グルメの料理の勉強。方々散歩しながらの散策も好きです。散策の途中で住宅の外観を眺めたり、良さそうなカフェがあれば入って本を読んだりします。また毎朝自分で豆を挽いてコーヒーを飲んでいますので、美味しい豆屋さんを発掘するのも好きです。あと古着屋巡り。学生の頃より長年通っていますので、ある程度の目利きができます。笑 値段の割にクオリティの高い古着を見つけた際には、すかさず購入しています。

清水: そうですね…公言できることでと言えば、撮りためたTV番組を観るとか、スマホでゲーム、くらいでしょうか…(笑)

     *     *     *

『魔弾の射手』の登場人物の中でもひときわ演劇性が高く、演じがいのある役といわれているカスパール。それだけに清水と加藤それぞれが作り上げている悪役像は、すでに別々の個性が光っているようです。両キャラクターの違いを見るのも、今回の見どころのひとつになるでしょう。どうぞご期待下さい!

▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30清水、19日(木)14:00加藤、21日(土)14:00清水、22日(日)14:00加藤
 東京文化会館大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[8] 日本歌曲研究会

関東地方は梅雨も明けて、いよいよ暑い夏がやってまいりました!夏といえば、二期会研究会による夏の風物詩、「二期会研究会駅伝コンサート」。
13回目となる今年も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介は残すところあと3つ。第8回は先週の「ロシア歌曲研究会」から、「日本歌曲研究会」に“たすき”を繋ぎます。

     *     *     *

<18:35~>【日本歌曲研究会】 ~日本の歌の情景<日本の歌に見る個性>~
[出演]斉藤京子、前田地香子、吉田伸昭、馬場眞二/[ピアノ]朴 令鈴
[構成]宮本哲朗

新旧5人の作曲家の作品を取り上げ、その作風と個性を探ります。

最初に平井康三郎の代表作「九十九里浜」と歌曲集「日本の笛」より“山は雪かよ”。
次に橋本國彦の、義太夫節を取り入れて作曲された日本的かつユーモラスな作品「お六娘」。
そして團 伊玖磨が北原白秋の短歌集「桐の花」より4篇を選び歌曲とした「雨」です。
今回の目玉として唯一現役の作曲家である加藤昌則の「こもりうた」を取り上げます。この曲は男の目線から見た男性が歌う子守唄があっても良いのでは…という発想から生まれた作品だということです。
最後に出演者全員での四重唱「夏の思い出」をお送りします。この季節になると誰もが口ずさむ江間章子の詩に中田喜直が作曲した国民的な歌です。ソリスト4人による絶妙なアンサンブルでお楽しみください。


平井康三郎

橋本國彦

團 伊玖磨

加藤昌則

中田喜直

それぞれの作曲家の個性と、それを歌う日本歌曲研究会の4人の歌い手の個性が絡み合って描く「日本の歌の情景」に乞うご期待!

     *     *     *

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2018年7月 ウェーバー『魔弾の射手』 東西競演特別企画
東西オットカール侯爵役 小森輝彦×大沼 徹 対談

関東も梅雨が明けて、一気に暑い夏がやってきました!
“アツイ”といえば、7月公演『魔弾の射手』も熱いです。実は今回、東京二期会オペラ劇場公演と同じ時期に兵庫県立芸術文化センターでも上演が予定されています。同じ演目ですが、まったく違うプロダクションです。
そこで『魔弾の射手』の東西競演にちなんで、今回、兵庫でオットカール侯爵(※)役を演じる小森輝彦と、東京二期会公演の同役に出演する大沼 徹の二人が、プロダクション横断の特別対談をいたしました!

これまで、2013年『ホフマン物語』(リンドルフ/コッペリウス/ミラクル博士/ダペルトゥット)、15年『ダナエの愛』(ユピテル)、18年『ローエングリン』(フリードリヒ)と東京二期会のオペラ公演で同役をダブル・キャストで演じてきているバリトン小森と大沼。
あらためて対談するのは今回が初めて。

     *     *     *


小森輝彦(左)と大沼 徹

――まずは、二人の出会いから。

小森: 最初に現場で会ったのは、2009年の二期会『ラ・トラヴィアータ』に僕がジェルモン役で出演していたときでしたね。

大沼: はい、あのときは僕がアンダースタディでプロダクションに入っていました。
それから、2011年に僕が五島記念文化財団オペラ新人賞の奨学金でドイツのマイセンに留学していたとき、小森さんの所属されるゲラ歌劇場が近かったので、御招待いただきました。ちょうど12月で『ヘンゼルとグレーテル』でお父さん役を小森さんが歌われるときでした。

小森: 大沼さんは、オペラの中でも『ヘンゼルとグレーテル』が一番好きなんだって。

大沼: そうなんです。それなので、小森さんのところで上演されるというので、招いていただいたんですね。
開演前には、楽屋から客席から見学させていただいて、舞台の上にも少し乗せていただきました。小森さんの楽屋は、上手(舞台の右手側)を出てすぐのところにあるんです。

小森: 僕がいた劇場では男性と女性の楽屋の位置が決まっていて、下手(舞台の左側)が女性、上手が男性になっているんですね。稽古でも女性側袖、男性側袖と言ったりして。
そう、あのときは僕ん家に泊まって帰ったよね。

大沼: はい。ご自宅にお邪魔する前にも、小森さん行きつけの居酒屋さんに連れて行っていただきましたね。

小森: せっかく来てくれたので、劇場の同僚に大沼さんを紹介したのですが、彼のドイツ語があまりにもすばらしいのでみんな舌を巻いた、ということがあって……同じ、ドイツ語を愛するバリトンの、後輩、といってはおこがましいけど、同志が出てきて……うざいな(笑)、と思いましたね。

大沼: (笑)

小森: いや、もちろん、うざいというのは冗談ですけど(笑)、とにかく、大沼さんの存在というのは、僕にとって大きな刺激であり、プレッシャー、そういう思いでいます。
大沼さんの魅力は、皆さんご存じの通り歌唱の素晴らしさだけでなく芝居がとても達者な事で、二期会の『ローエングリン』でも一緒でしたが、稽古場では「え、そこでそんな演技をするのか」という、自分の発想にはない発見をさせてもらえています。勉強になるという言い方は好きではないが勉強になる。よし、だったら自分もやってやる、という気にさせられますね。

大沼: 僕にとっては、もう、小森さんは研修所のときから憧れのような存在です。「先達」という言葉がいちばんしっくりくるのですが、『ラ・トラヴィアータ』の現場のときには稽古場からの帰り道が途中まで一緒だったので、これからどうやって歌っていけばいいのか、歌で身を立てていくには今どうしたらいいか、などということをいっぱい質問しました。
稽古場では、その立居ふるまいまでずっと見てしまいますし、小森さんのドイツでのニュースなども読んだりして、なんというか、自分がこうなっていきたい、という思う方で、また今もこうしてご一緒できるという意味で、やはり自分にとっての先達となる方です。


東京二期会2018年2月公演『ローエングリン』にてフリードリヒを演じる小森(中央)
 
 
――今回演じる『魔弾の射手』のオットカール侯爵役。舞台となるボヘミアの森の領主の役で、第3幕の射撃大会を主催し、物語のクライマックスの場を作っています。それぞれどのような役と考えていますか?

小森: 僕は今回が初役なんだけれど、大沼さんは?

大沼: 初役です。

小森: 出番は第3幕だけで少ないのだけれど、決して軽い役ではなく、独特の重みのあるものとして認識される役のひとつで、名だたる歌手が演じる役です。同種の役では、たとえば『魔笛』の弁者や侍女、『フィデリオ』のドン・フェルナンドなどがそれにあたります。プリンシパルとも脇役とも違う、威厳というか位が必要です。
たくさんいる僕の大好きな歌手のひとりに、ウィーンで活躍したエバーハルト・ヴェヒターという人がいるのですが、ウィーン州立歌劇場で『こうもり』のアイゼンシュタインといえばこの人という時代があった人。彼自身が貴族出身だからか、どのような役を歌ってどんな芝居をしても気品があるのです。彼が歌う役を僕も歌っていけたらという想いがあるのですが、やはり名盤といわれる『魔弾の射手』で彼がオットカールを歌っています。その意味でも、今回の役は自分にとっても大きくて。こういう役が一番緊張するんです。

大沼: 楽譜を見てみますと、オットカールのパートは「ト音記号」で書かれているのですね。ふつうバリトンのパートは「ヘ音記号」で書かれるので、それに比べると、高い声を求められているように思われるのですが、実際に高いです。
なので、これは僕の解釈なのですけれど、もっと低い声の重い威厳に満ちた領主というよりは、どこか軽さのあるキャラクターなのかなと思っています。
感覚でいうと老舗の二代目といった感じです。どのような演出がつけられるのか、楽しみであります。
 
 
――『魔弾の射手』は、ドイツの深い森から生まれたオペラというイメージがありますが、実際にドイツに生活してみて、その森の文化を感じられたことは?

小森: 僕が住んでいたゲラも森の中の町といったところでしたが、そこからさらに郊外にバンガローを作った友人がいて、僕ら家族も週末そこにお邪魔して、練習していたんですよ。
夜になると蝙蝠や鹿や猪がでてきて、茸を採って食べたりもしていました。
ドイツ歌曲の詩によく‘rauschen’という言葉出てきます。「ざわめく」とかそういう意味で、川水の流れや風の音を表す言葉なのだけれど、こうしてコンクリートに囲まれた生活をしていると、なんのことかわからないのですよね。風が吹けば葉っぱが鳴るでしょう、くらいにしか。
でも、実際に中に入ってみると、ものすごい音がするのね、森は。やはりそう言うところから畏敬の念も生まれるし、ドイツの人が森を人格化していくところもわかる気がします。日本と違うなと思うところは、ドイツの人は豊かになると郊外に住みたがりますね。都会を離れて森に囲まれる生活をよしとするところは、森の文化がドイツに定着している証だなと思います。

大沼: マイセンはもっと田舎でしたから、森のようなものです(笑)。僕もよく、森というか林の中を毎日散歩していました。シューベルト〈冬の旅〉の《菩提樹》に、「冷たい風が吹いて、私の帽子は飛んでいってしまったが、私はふりむかなかった」とする一節があるのですが、ある日の散歩の途上、実際に先生に丘の上の切り立ちに立つ菩提樹のところに連れていってもらったら、本当に強い冷たい風が吹いて木が「ざわめいた」のを思い出します。帽子はしっかり手で押えていましたけど。


東京二期会2018年2月公演『ローエングリン』にてフリードリヒを演じる大沼(左)
 
 
――コンヴィチュニー演出について

小森: 僕が最初に観たコンヴィチュニーさん演出の舞台は、ハンブルク州立歌劇場での『ヴォツェック』でした。

大沼: 僕は、小森さんが出られた『マクベス』(題名役・2013年東京二期会)、観に行きましたよ。

小森: 音楽に造詣がとても深い方だと思います。舞台で起こっていることはかなりセンセーショナルなものになっているのですが、音楽の非常に細かく深いところの裏付けがなされているので、安易な反論では崩せない堅固な論理構築ですね。

大沼: 僕が出たのは2011年の二期会『サロメ』(ヨカナーン)でした。当時、まだ若かったので――今もまだ若いんですけど――あまり話ができなかったのですが、『サロメ』は90分くらいのドラマですけど、どこを切り取っても芝居が続いているんですよね。歌っている人もそうでない人も。その整合性というか一貫性というのはすごかったです。
 
 
――それぞれ今回の『魔弾の射手』で楽しみにしていることを。

小森: 日本人とドイツ人だけでなく、ドイツ文化を担っている海外のアーティストが集まるプロダクションで、ドイツ語の薫りにまみれるのが楽しみです。ドイツオペラの元祖ともいえる『魔弾の射手』をこのメンバーで上演することは、僕にとって名誉でもあるし、責任も感じています。
また、町に愛される劇場、兵庫芸術文化センターにまた行けることがとても楽しみです。

大沼: 僕は今年40歳となるのですが、歌手としてはこれからで、節目の年になると思っています。そこで2度目のコンヴィチュニーさんの舞台を迎えることができるというのは、とてもうれしいです。『サロメ』以来7年ぶりとなりますが、あの時はできなかったことも今回はできるというところを見せたいし、成長したところを皆様にみてもらいたいな、と思っています。覚えてもらっているかな(笑)

小森: 覚えているよ、それは。

大沼: そして、また芝居も大好きなので、コンヴィチュニーさんの隙のない芝居を今回もとことんまで吸収したいです。
 
 
――では、最後にお互いの公演にむけてエールを。

大沼: 自分も2012年の『トスカ』で経験した兵庫の熱い1ヶ月が忘れられず、本当に楽しかったです。また僕も呼んでもらえたらなあ、と思います。小森さんも、熱い1ヶ月をお過ごしいただけたらと思います。

小森: 大沼さんには、コンヴィチュニーさんと濃い1ヶ月を、生き抜いてください。
確信していますが、ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演ということですが、舞台は、二期会バージョン、東京バージョンで新しく生まれ変わることは、間違いないでしょう。そのための濃い1ヶ月になると思います。
コンヴィチュニーさんにも、よろしく。覚えているかな(笑)

(※)…兵庫県立芸術文化センター公演の日本語表記は「オットカー侯爵」

▼兵庫県立芸術文化センター『魔弾の射手』公演情報はこちら
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2018 魔弾の射手 - 兵庫県立芸術文化センター 特設サイト
 指揮:佐渡 裕、演出:ミヒャエル・テンメ、管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
 2018年7月20日(金),21日(土),22日(日),24日(火),25日(水),27日(金),28日(土),29日(日) 全日14:00
 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

     *     *     *

▼東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30、19日(木)14:00、21日(土)14:00、22日(日)14:00
 東京文化会館大ホール

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注目のバリトン 青山 貴の今を堪能する 二つの公演

モーツァルト、ヴェルディ、ワーグナーのオペラまで、幅広いレパートリーを持ち、高いテクニックと表現力を持ち合わせる注目のバリトン、青山 貴。この夏、“青山の今”を堪能できる2つの公演をご紹介します。


バリトン 青山 貴

■■■ 公演情報【その1】 ■■■
「園田隆一郎のオペラを100倍楽しむ方法」
vol,7 ~花から花へ~ 椿姫直前スペシャル!


オペラの魅力をギュッと凝縮してお楽しみいただく大人気のシリーズ
7回目を迎える今回は、ヴェルディの名作『椿姫』をメインに藤沢市民オペラ芸術監督で指揮者の園田隆一郎さんの解説でお贈りいたします。ソプラノ中村恵理さんと青山 貴の圧倒的な演奏に加え、歌手の目線で語るオペラの魅力や裏話にもご期待ください!

日時:2018年7月14日(土) 15:00時開演(14:30開場)
会場:藤沢市民会館小ホール
  (JR東海道線、小田急江ノ島線、江ノ電「藤沢駅」南口広場より徒歩約10分)
料金:全席指定 3,000円 
出演:園田隆一郎(ピアノ、お話)、中村恵理(ソプラノ)、青山 貴(バリトン)
予定曲目:
  ヴェルディ 歌劇『椿姫』より
     「そはかの人か~花から花へ」「プロヴァンスの海と陸」
  プッチーニ 歌劇『トゥーランドット』より 「氷のような姫君の心も」
  モーツァルト 歌劇『魔笛』より 「おれは鳥刺し」  ほか

▼公演情報ページはこちら
園田隆一郎のオペラを100倍楽しむ方法 vol,7 ~花から花へ~ 椿姫直前スペシャル! - 公益財団法人藤沢市みらい創造財団

●ご予約・お問合せは
・藤沢市民会館 0466-23-2415(9:00~17:00)
 
 
■■■ 公演情報【その2】 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表
青山 貴 バリトン リサイタル〈光~闇 イタリアの声〉


ちらし(PDFファイル)
第19回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞。これまでにイタリアのボローニャ、ミラノで研鑽を積んだ青山 貴がその成果をご披露いたします。
東京二期会では2007年『仮面舞踏会』レナート、2012年『ナブッコ』タイトルロール/新国立劇場では2003年『ホフマン物語』ヘルマン、2004年、2010年『カルメン』モラレス、同鑑賞教室では2009年『トスカ』スカルピア、2014年『蝶々夫人』シャープレス等/日生劇場では2015年『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ、2016年『セヴィリアの理髪師』フィガロ/びわ湖ホールでは2016年『さまよえるオランダ人』オランダ人、2017年『ラインの黄金』ヴォータンなど、相次いでオペラに出演している青山。今回あらためて、リサイタルの形でじっくり、たっぷりとその声をお楽しみいただきます。
前半はチマーラ、サントリクィードほかのイタリア歌曲。後半はプッチーニの名作『トスカ』第2幕をお届けします。

日時:2018年7月20日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
  (東京都港区赤坂1-13-1)
料金:全席指定 一般4,500円、学生2,500円
出演:青山 貴(バリトン/スカルピア)、河原忠之(ピアノ)
賛助出演:イ・スンジェ(ソプラノ/トスカ)、村上敏明(テノール/カヴァラドッシ)、岸浪愛学(テノール/スポレッタ)、後藤春馬(バスバリトン/シャルローネ)
演出協力:伊藤隆浩
予定曲目:
 <第1部>
  A.ファルコニエーリ「紅の美しい扉よ」「ああ、限りなく美しい髪」
  A.ストラデッラ「愛の神よ」
  F.サントリクィド「夕べの歌」全4曲
  P.チマーラ「海のストルネッロ(海の詩)」「海辺の光景」 ほか
 <第2部>
  G.プッチーニ 歌劇『トスカ』から第2幕

主催:公益財団法人五島記念文化財団
後援:公益財団法人東京二期会
制作:株式会社二期会21

▼公演情報ページはこちら
青山 貴 バリトン リサイタル〈光~闇 イタリアの声〉 - 二期会21

●ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~7/16(月・祝)は【二期会NewFace】丹羽景子&加藤麻子 Beau Duo ~二重唱フルコース!モーツァルトに寄せて~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は7月16日(月・祝)。緑濃き夏の訪れとともに、ソプラノ丹羽景子とメゾソプラノ加藤麻子が、ドリーブ『ラクメ』の花の二重唱やモーツァルトの名曲の数々など、麗しい歌声でお出迎え致します。ピアノは歌手たちからの信望も厚い相田久美子です。どうぞご期待ください。

今回のコンサートに向けて、出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ 丹羽景子
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

東京都出身の丹羽景子(にわ けいこ)と申します。宜しくお願い致します。
母が音楽好きで、小さい頃からいつも家の中には様々なジャンルの音楽がかかっていて、私も音楽が大好きでした。
ピアノは5歳位から習わせてもらっていたのですが、何しろ練習嫌いで(笑)。でも歌は好きで、ずっと歌っていました。
元々ミュージカルが好きだったのですが、高校生の頃、たまたまクラシックの歌を聴く機会があり、それは衝撃的でした!どうやってマイクなしで、あんなに通る声、あんなに高い声を出しているのだろう!と、とても不思議で。
すぐネットで調べて声楽の先生を探し、勝手にレッスンを申し込んで、親にはほとんど相談せずにレッスンにいっていました(笑)。高校は音楽科ではなかったので、進学の際音大に行こうかとても迷っていたのですが、やりたいならやりなさい。と親が言ってくれ、音大に進学しました。勝手な娘でしたが、何も言わずにここまで応援してくれる親には本当に感謝です。

――声種やレパートリー、目指している役などについて教えて下さい。

声種はソプラノ・レッジェーロです。軽い声が特徴です。
研修所では、スザンナやジルダ、ラクメ、ズデンカを歌わせて頂きました。
憧れの役は、R.シュトラウス作曲の「薔薇の騎士」のゾフィーです。いつか、歌いたいと心から思っています。

――今回のコンサートのテーマやポイントをお願いします。

今回のコンサートは、大きく2つにテーマを分けています。1部は、フランス音楽、2部はモーツァルト作品です。
研修所予科で学んだモーツァルト作品は、以心伝心で決めており(笑)、あとはお互いレパートリーにしたいと思っているフランス音楽を選びました。二人の息のあった歌声を聞いて頂きたいです!

――共演者をご紹介下さい。

共演者の加藤さんとは、研修所の予科本科宮本益光先生クラスから2年間、マスター大野徹也先生クラスで1年間、同じクラスでした。先生方のおかげて、相当濃ゆく勉強になる3年間を、加藤さんと過ごしました。
加藤さんはいつも全体を広く見れる目線を持っていて、助言をくれたり、憧れと尊敬の気持ちを持ってお話しさせて頂いています。あと、私は加藤さんの声が大好きで!暖かくてとても良い声だなぁ。といつも聴くたびに思っています。
今回、一緒に歌わせて頂く機会を頂けて、本当に幸せに思います。

   *   *   *


メゾソプラノ 加藤麻子
――自己紹介と、声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

こんにちは。メゾソプラノの加藤麻子(かとう あさこ)です。
小学生のころから、合唱に親しんでいました。高校のとき、合唱部の顧問の先生に、そんなに歌うことが好きなら、音大の声楽科に進んだら、とアドバイスをいただき、武蔵野音楽大学の声楽学科に進学しました。
大学卒業後は、音楽科の教員として都内の小学校に勤め、オペラやレッスンといったことから、すっかり遠ざかっていました。
しかし、歌うこと、自ら表現することが、どうしてもあきらめきれず、一念発起して研修所を受験しました。
研修所では、すばらしい先生方にご指導いただき、仲間たちと切磋琢磨して、かけがえのない3年間を過ごすことができました。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

声種はメゾソプラノです。現在は、フランスオペラやフランス歌曲を中心に勉強しています。
メゾといえば、オペラの中では主役だけでなく、脇役として出演することも多く、また、少年だったり人妻だったりと、さまざまな役柄があります。それらの役柄を幅広く演じることのできる歌手になりたいです。
合唱にもながく親しんでいましたので、宗教曲のソロにも挑戦していきたいです。

――今回のプログラムと共演者について。

共演者の丹羽さんは、研修所で3年間同じクラスでした。楽しいときも苦しいときも、励ましあってきました。
しかし、同じ演目を勉強したのは1回だけでしたので、今回、たくさんの二重唱を選曲しました。息の合ったところをおきかせできるよう、がんばります!

   *   *   *

アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」は、ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにお楽しみいただいております。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第202回【二期会New Face】Beau Duo ~二重唱フルコース!モーツァルトに寄せて~

日時:2018年7月16日(月・祝) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:丹羽景子(ソプラノ)、加藤麻子(メゾソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ドリーブ 『ラクメ』より 「花の二重唱」
 モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より “ねえ、ちょっと見てちょうだいな”
 モーツァルト 『皇帝ティトの慈悲』より “ああ、昔の愛情に免じて”
                     ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[7] ロシア歌曲研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介は後半のふたつ目、第7回。先週の「ドイツ歌曲研究会」から、「ロシア歌曲研究会」に“たすき”を繋ぎます。

     *     *     *

<18:55~>【ロシア歌曲研究会】 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念い~
[出演]金原聡子、河野真剛、新井美絵、渡部智也/[ピアノ]山岸茂人

ロシア五人組におけるリムスキー=コルサコフ(1844~1908・没後110周年記念)のロマンス
「ロシア五人組」は、ロシア語では「力強い一団」とも呼ばれました。彼ら(ボロディン、キュイ、バラキレフ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ)が、ロシア音楽界に登場したのは、勇ましく1853年~56年のクリミア戦争の敗戦の頃でした。当時、まだ貴族だけのロシア音楽を、一般市民へと導こうとしたのです。彼らは、ロシア音楽の父と称せられたグリンカの創作原則を守り、ロシア民謡を取り入れ、このグループの指導的立場であったバラキレフは、ペテルブルグに無料の音楽学校も創設しました。

リムスキー=コルサコフは、ロシア五人組の中では最年少でした。ペテルブルグ音楽院の教授になり、79曲の歌曲を残しています。彼は海軍士官としての経験から、海に関する雄大なイメージの作品が多い。彼のロマンス(歌曲)の作曲は三つの時期に分けられ、初期(1868~70)の22曲(作品2~8)で、シューマンの歌曲の影響を受け、絵画的な情景描写やオリエンタリズムの時期の作品。中期(1877~83)の10曲(作品25~27)で、詩の味わいに重点が置かれ、節度と均整を持った作品。後期(1897~99)の47曲(作品39~55)で、彼の歌の年(1897)と言われ、叙情を漂わせたエレジー風の曲、得意とする海の表現の曲、愛のドラマチックの曲、圧政に対する批判的な曲など、彼の集大成の作品があります。
(二期会ロシア歌曲研究会代表 岸本 力)

     *     *     *

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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7/14(土)藤沢市民会館「園田隆一郎のオペラを100倍楽しむ方法」にバリトン青山 貴が出演!

オペラの魅力をギュッと凝縮してお楽しみいただく、藤沢市民会館の大人気シリーズ「園田隆一郎のオペラを100倍楽しむ方法」。
7回目を迎える今回は、ヴェルディの名作『椿姫』をメインに藤沢市民オペラ芸術監督で指揮者の園田隆一郎さんの解説でお贈りいたします。この公演にはソプラノ中村恵理さんと、二期会からバリトン青山 貴が出演いたします。二人の圧倒的な演奏に加え、歌手の目線で語るオペラの魅力や裏話にもご期待ください!


青山 貴

◾︎◾︎◾︎ 公演情報 ◾︎◾︎◾︎
園田隆一郎のオペラを100倍楽しむ方法 vol,7
~花から花へ~ 椿姫直前スペシャル!

日時:2018年7月14日(土) 15:00時開演 (14:30開場)
会場:藤沢市民会館小ホール
出演:園田隆一郎(ピアノ、お話)、中村恵理(ソプラノ)、青山 貴(バリトン)
予定曲目:
  ヴェルディ作曲 歌劇『椿姫』より そはかの人か~花から花へ / プロヴァンスの海と陸
  プッチーニ作曲 歌劇『トゥーランドット』より 氷のような姫君の心も
  モーツァルト作曲 歌劇『魔笛』より おれは鳥刺し
                               ほか

▼公演詳細はこちらをご覧ください
園田隆一郎のオペラを100倍楽しむ方法 vol,7 ~花から花へ~ 椿姫直前スペシャル! - 公益財団法人藤沢みらい創造財団
 
 

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【『魔弾の射手』キャスト・インタビュー】 アガーテ役 北村さおり「アガーテの汚れなき美しさと、運命に身を委ねる力強さを」
~WEBぶらあぼには嘉目真木子インタビューが掲載!

7月公演『魔弾の射手』は、ついに演出のペーター・コンヴィチュニーが来日。およそ1ヶ月にわたり、ますます濃密な稽古が積み重ねられていきます。

コンヴィチュニーの合流を伝えるツイート

さて、今回初めてコンヴィチュニー演出の舞台に立つのは、ヒロインのアガーテを演じるソプラノ嘉目真木子と北村さおり。
嘉目は、すでに「二期会通信」2017年12月発行号でインタビューに答え、さらには6月18日に発行された音楽情報誌「ぶらあぼ」にて、さらに歌手として生きることへの想いを語っています。

▼嘉目真木子のインタビュー記事はこちらからご覧ください
嘉目真木子「前へ進むための一歩「今日」の歌に全力投球」|オペラを楽しむ - 東京二期会
若きディーヴァが《金閣寺》と《魔弾の射手》でみせる新境地|東京二期会特設サイト - WEBぶらあぼANNEX
 
 
本日、二期会blogでは北村さおりに話を聞きました。ドイツオペラとリートの両輪で活躍する北村の、ドイツ音楽にかける想いとは。


北村さおり

     *     *     *

――『魔弾の射手』アガーテはどのような役ですか?

北村: アガーテは結婚式前日だというのに、良からぬことが起きやしないか、無事に結婚できるだろうかと不安を感じています。現代的で自発的な女性と違い、狭いコミュニティの中で家柄としきたり、そして運命に従おうとするアガーテですが、しかし、それは弱い女性ということではないのです。愛する人への思いが運命をも動かすと信じて祈る、静かだけれども強い力を持っているのです。

――アガーテには2幕の「アガーテの祈り」と呼ばれるアリアと、3幕のカヴァティーナの2曲のソロがあります。彼女の歌の聴きどころを。

北村: アガーテは森で暮らし、大自然の星空や森のざわめきに心を寄せて暮らしています。その汚れなき美しさと、運命に身を委ねる力強さ、そして、都会的で活発なエンヒェンとの性格の対比を、アリアの中に感じていただきたいと思っています。

――オペラと歌曲の両輪で活躍中。今取り組んでいる歌曲について。

北村: 4人の歌手(そのうちのひとりはキリアン役の石崎さんです)とピアニストで、ドラマ性を持った歌曲コンサートに取り組んでいます。前回はH.ヴォルフ『スペイン歌曲』オリジナル曲順の全曲演奏に挑みました。次回は8月に東京オペラシティのリサイタルホールで、シューベルトのゲーテ『ヴィルヘルム・マイスター』『ファウスト』による作品をまとめて演奏する他、「結婚式の焼肉」という楽しい重唱作品に取り組みます。
来年1月には地元八王子いちょうホールで、シューマンの『ヴィルヘルム・マイスター』による歌曲集から歌う予定です。
近年、オペラの経験を積むようになり、歌曲への取り組みも変わってきました。オペラにも詩的な感性が必要であり、歌曲にもオペラ的な声の可能性と技術、そして、ドラマを描くエネルギーが必要であると感じています。

――ところで FIFAワールドカップが始まりました。サッカーも、やっぱりドイツを応援・・・!?

北村: ドイツでワールドカップが開催されました2006年は、ちょうどベルリンに留学しているときでした。開催中はお祭り騒ぎ、3位決定戦の後には、ドイツ選手も登場するイベントが開催され、娘たち日本人学校の生徒たちも歌で参加し、その模様はテレビ中継されました。付き添いだった私は、ドイツ選手もテレビも見られませんでしたが・・・・・・そんな思い出もあり、ドイツに注目はしていますが、やっぱり、日本を応援したいです!!

――最後に、本公演にむけて。

北村: 正直に申し上げますと、今はまだ、本番のことを考えると緊張と不安でいっぱいですが、コンヴィチュニー氏、また、欧米で大活躍中のアレホ・ペレスさんのエネルギーを精一杯受け止めて、充実した稽古期間を過ごしたいと思っています。
「典型的ドイツ」を描いていると言われるこのオペラが、このお二人のエネルギーで、どのような『魔弾の射手』に仕上がっていくのか、それを想像するとワクワクしてきます。きっと7月にみなさんとお会いする時には、緊張も不安も乗り越えて、自信を持って、私たちの『魔弾の射手』をお届けできることと思います。どうぞ、ご期待ください!

     *     *     *

オペラの劇的感性とリートの詩的感性を大切に磨きつづけてきた北村さおりの歌が『魔弾の射手』の舞台でどのように開花するでしょうか。東京文化会館にどうぞお越し下さい。

▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30嘉目、19日(木)14:00北村、21日(土)14:00嘉目、22日(日)14:00北村
 東京文化会館大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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【二期会サロンコンサート 2018-2019シーズン】11/1(木)はVol.196「ソプラノとバリトンの世界 ~うららかな小春日和によせて~」

カワイ表参道コンサートサロン パウゼにて開催している「二期会サロンコンサート」シリーズは毎回大好評をいただいております。
シリーズ第196回、2018年シーズン第2回目となる11月1日(木)の公演は、「ソプラノとバリトンの世界~うららかな小春日和によせて」と題し、ソプラノの品田昭子とバリトンの小林啓倫が、中田喜直作曲 二人のモノローグによる歌曲集『木の匙』のほか、オペラのアリアや重唱の数々をお届けします。

ともに国立音大及び同大学院を修了。品田は、奏楽堂日本歌曲コンクールや日本モーツァルト音楽コンクールでも好成績を残し、東京二期会『魔笛』夜の女王、新日本フィル「火刑台のジャンヌ・ダルク」聖処女、マーラー「交響曲4番」、モーツァルト「戴冠ミサ」「レクイエム」などでも活躍。小林は、2017年11月の東京二期会『こうもり』ファルケで好評を博したほか、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ『魔弾の射手』等のコンサートでもソリストを務め活躍を続けており、本年9月には東京二期会プッチーニ〈三部作〉の「ジャンニ・スキッキ」にも出演します。ピアノは声楽、合唱、アンサンブルのコンサートや、放送、レコーディング等多方面で活発な演奏活動を行う渕上千里。


ソプラノ品田昭子

バリトン小林啓倫

ピアノ渕上千里

ここで、今回出演の品田昭子からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

      *     *     *

みなさま、こんにちは。ソプラノの品田昭子です。
2010年以来、8年振りのサロンコンサート出演です。前回は一人でのリサイタルでしたが、今回は国立音楽大学・大学院の後輩でもある小林啓倫さんとの初共演に今からワクワクドキドキしております!
第一部では、中田喜直作曲の歌曲集『木の匙』をお送りいたします。最近、パパになられた小林さんにはタイムリーな選曲になりました。第二部では、皆様おなじみのモーツァルトのオペラを中心にソプラノとバリトンの珠玉のアリアと重唱をお楽しみいただきます。
また、8月24日にはサマーコンサートにも出演致します。こちらも是非いらして下さいませ!(品田昭子)

      *     *     *


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報■■■
二期会サロンコンサート 2018-2019シーズン
Vol.196 ソプラノとバリトンの世界 ~うららかな小春日和によせて~

日時:2018年11月1日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロンパウゼ
出演:品田昭子(ソプラノ)、小林啓倫(バリトン)、渕上千里(ピアノ)
予定演奏曲目:
 中田喜直 二人のモノローグによる歌曲集『木の匙』
 モーツァルト オペラ『魔笛』より「愛を感じる男ならば」
 ロッシーニ作曲 オペラ『セヴィリアの理髪師』より
         「わたしは町の何でも屋」、「今の歌声は」
              ほか

▼チケットは7月2日(月)より発売致します。コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.196 ソプラノとバリトンの世界 ~うららかな小春日和によせて~ - 東京二期会

▼品田昭子は8月24日(金)の第二夜に出演。「二期会サマーコンサート2018」の情報はこちらです
二期会サマーコンサート2018【2夜連続公演】|コンサートラインアップ - 東京二期会

▼小林啓倫は9月7日(金)・9日(日)の東京二期会プッチーニ〈三部作〉『ジャンニ・スキッキ』マルコに出演!
プッチーニ〈三部作〉外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[6] ドイツ歌曲研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介は後半に突入! 第6回は先週の「イタリアオペラ研究会」から、「ドイツ歌曲研究会」に“たすき”を繋ぎます。

     *     *     *

<18:15~>【ドイツ歌曲研究会】 ~ドイツ歌曲への誘い~
[出演]沖野孝頼、刀根敬子、河村真理子、岩渕嘉瑩/[ピアノ]赤塚太郎

今年のドイツ歌曲研究会における駅伝コンサートのテーマ「ドイツ歌曲への誘い」にちなみ、シューベルト、ブラームス、マーラー、R.シュトラウスの名曲を4人の歌手でお届けいたします。
言葉と声と身体の調和を大切に、作品を通じて思いの丈をピアニストと共に表現出来ればと願っています。
お楽しみいただけると幸いです。
(代表:岩渕嘉瑩)


第11回二期会研究会駅伝コンサートにて
(2016年7月31日 東京文化会館小ホール)

     *     *     *

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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6月23日(土)~愛好会先行予約開始!11月公演『後宮からの逃走』ベルモンテ役の金山京介、山本耕平からのメッセージ

この秋、“日生劇場開館55周年記念モーツァルト・シリーズ”の最後を飾るのは、東京二期会オペラ劇場『後宮からの逃走』。いよいよ、6月23日(土)から、二期会オペラ愛好会の会員様先行予約の開始です!

自信と意欲満々の若きモーツァルトの溌剌とした音楽が、全篇にわたって満ち溢れているこのオペラ。二期会キャストには、そんなモーツァルトに応え得る、今まさに旬の歌手を揃えました!そして、太守セリム役として、名優・大和田伸也が出演決定。どのようなドラマが日生劇場の舞台に立ち上がるのか。11月22日(水)のワールド・プレミエに向けて、ベルモンテ役でダブル主演するテノール金山京介(11/22・24)と山本耕平(11/23・25)のメッセージをどうぞご覧ください!

テノール金山京介

「3年前に、宮本亜門演出の『魔笛』(タミーノ役)でデビューしました。あれからより成長した姿をお見せすることができたら。僕自身、ひじょうに楽しみにしております」

テノール山本耕平

「(僕が演じる)ベルモンテは(恋人の)コンスタンツェを無事に逃走させることができるのか、そこにはどんな〈ハッピー・エンド〉が待っているのか…?二期会が総力を挙げてお贈りします『後宮からの逃走』ご来場お待ちしています!」

大好評の“日生劇場モーツァルト・シリーズ”は、第1弾となった日生劇場主催『魔笛』(6月16,17日公演)が早々に完売。第2弾の藤原歌劇団『ドン・ジョヴァンニ』は、今月末から7月3日まで開催(ただいま二期会チケットセンターでもチケットを取扱中!)。続く第3弾、11月10,11日の日生劇場主催『コジ・ファン・トゥッテ』は6月28日(火)からチケット一般発売。
そして、シリーズ最後を締めくくる東京二期会『後宮からの逃走』。名優・大和田伸也と旬の歌手たちが贈るワールド・プレミエにどうぞご期待ください!
 
 
▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
NISSAY OPERA 2018提携 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団
 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場

・二期会オペラ愛好会先行予約:2018年6月23日(土)より
・一般発売:2018年7月7日(土)より


●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
※お電話ではチケットお申込みと同時に二期会オペラ愛好会へのご入会も承ります!

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今夏初来日!『魔弾の射手』指揮者アレホ・ペレスを知る


アレホ・ペレス

東京二期会7月公演ウェーバー作曲『魔弾の射手』にて指揮を務めるアレホ・ペレス。近年では2015年にマスネ作曲『ウェルテル』でザルツブルク音楽祭にデビュー。2016年には同音楽祭にてグノー作曲『ファウスト』でウィーンフィルと初共演、今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続ける俊英です。

<プロフィール>出身地ブエノス・アイレスで作曲と指揮を学ぶ。2009年から2012年までアルゼンチンの名門テアトロ・ラプラタにて音楽監督を務める。2016/2017シーズンには、ザクセン州立歌劇場およびシカゴ・リリック・オペラにそれぞれデビュー。客演としては、フィルハーモニア管弦楽団、フランス国立放送交響楽団、南西ドイツ放送交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ドイツ・カンマ―フィルハーモニー・ブレーメン等がある。


アレホ・ペレス指揮 オランダ放送室内響
ファリャ作曲「恋は魔術師」組曲

演出のコンヴィチュニーとも既に共演をしており、気心の知れた2名からは、強いエネルギーを秘めた『魔弾の射手』が上演されることでしょう!


アレホ・ペレス(左)とペーター・コンヴィチュニーのツーショット!
(2017年12月シュトゥットガルト州立歌劇場 ケルビー二作曲『メデア』公演初日に撮影)

1か月後に迫った公演にどうぞご期待ください。
 
 
▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30、19日(木)14:00、21日(土)14:00、22日(日)14:00 東京文化会館大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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メゾソプラノ清水華澄、6/26(火)開催リサイタル迫る!&10月は共同制作『アイーダ』アムネリスで出演

本年2月の東京二期会『ローエングリン』ではオルトルートを演じ、観た人々に強くその印象を残すなど、確かな存在感で多くのファンを魅了しているメゾソプラノ清水華澄が、紀尾井ホールにて「未来の自分へ」と題したリサイタルを6月26日(火)に開催いたします。

マーラー「さすらう若人の歌」、谷川俊太郎詩、根本卓也作曲「臨死船」などをプログラムし、人生に、そして未来へと繋ぐ音楽と向き合いたいという清水に、リサイタルへ向けての想いを聞きました。

     *     *     *


メゾソプラノ 清水華澄
私が出来ることは、歌うこと。この道は果てしなく続き、終わりはありません。歌えば歌うほど恐ろしさを知り、恐怖心は増すばかり。
一人楽譜と向き合う時間はとても静かで何よりの喜びですが、道が消え、崖になり、思わず立ち止まってしまいそうになったこともありました。そんな中で私が生きる目標として見つけたのがこのリサイタル「未来の自分へ」です。

信頼するピアニスト越知晴子さん、そして、長野県松本市で開催されてきた「サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ松本フェスティバル OMF)」の公演プロデューサーとして長年活躍なさってきた森安 淳さんが、リサイタルの制作を引き受けてくださいました。
演奏プログラムは、歌える作品は全て歌いたいと思っているマーラー。歌手人生に大きな影響を与えたストラヴィンスキー。朗読と歌唱を交えて演奏する日本語の作品では、根本卓也作曲、谷川俊太郎詩による「臨死船」をこれからの私へのメッセージを込めてプログラムを組みました。

私の大挑戦は2018年6月26日19時 紀尾井ホール。皆様、何卒よろしくお願いいたします!

     *     *     *

また本年10月には、共同制作オペラ ヴェルディ『アイーダ』(A.バッティストーニ指揮)のアムネリス役で札幌・神奈川・兵庫公演に出演。こちらもどうぞお楽しみに。
今もっとも活躍著しい、旬のメゾソプラノをぜひ聴きにいらしてください!


6月8日に行われた「臨死船」のリハーサルにて
左から 鈴木広志さん(サックス)、越知晴子さん(ピアノ)、根本卓也さん(作曲家)と清水華澄

■■■ 公演情報[1] ■■■

清水華澄リサイタル 未来の自分へ
日時:2018年6月26日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール
  (JR・地下鉄「四ツ谷駅」麹町口より徒歩6分)
料金:全指定席 S席¥4,500、A席¥4,000、学生¥2,500
出演:清水華澄(メゾソプラノ)、越知晴子(ピアノ)、鈴木広志(サックス)

▼リサイタル公演情報ページはこちら
清水華澄リサイタル 未来の自分へ - 東京二期会

■■■ 公演情報[2] ■■■

グランドオペラ共同制作
G.ヴェルディ『アイーダ』オペラ全4幕

(日本語字幕付き原語(イタリア語)上演)
<ローマ歌劇場との提携公演>
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ジュリオ・チャバッティ(現演出:マウリツィオ・ディ・マッティ)
アムネリス役 清水華澄が出演する公演と日時:
<札幌公演>2018年10月7日(日)14:00 札幌文化芸術劇場hitaru
<神奈川公演>2018年10月20日(土)14:00 神奈川県民ホール 大ホール
<兵庫公演>2018年10月24日(水)18:30 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

▼公演概要ページはこちらから
グランドオペラ共同制作 G.ヴェルディ『アイーダ』|オペラ公演ラインアップ - 東京二期会
 
 

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[5] イタリアオペラ研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介は第5回。先週の「ロシア東欧オペラ研究会」に続き、「イタリアオペラ研究会」に“たすき”を繋ぎます。

     *     *     *

<17:35~>【イタリアオペラ研究会】 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
[出演]小松崎 綾、根岸奏好、石橋佳子、伊藤 潤、新海康仁(助演)、山口邦明(助演) /[ピアノ]早川揺理

私たちは、今回の駅伝コンサートでは、ヴェルディ不朽の名作をお届けします。

☆ジルダ役 根岸奏好より(『リゴレット』より 二重唱“ジョヴァンナ、私後悔しているの…”)
ジルダとマントヴァ公爵が初めて出会い、お互いに惹かれ合う愛の重唱です。居るはずのない公爵が目の前に突然現れ、驚きを隠せないジルダに公爵が愛を語り、恋に落ちていく心の変化を上手く表現できたら良いなと思っています。

☆エボリ役 石橋佳子より(『ドン・カルロ』より “ヴェールの歌”)
エボリが初めて登場する印象的な場面で歌うアリアです。歌で「物語」を語っていくひとり芝居のアリアで情景をきちんとエレガントに表現するのが難しい・・・のです。優雅に、華やかにお届けできるようがんばります!

☆レオノーラ役 小松崎 綾より(『イル・トロヴァトーレ』より 三重唱“静かな夜だ!”)
この三重唱は第一幕、暗闇の中で女官のレオノーラが人違いをすることから、男同士の闘いへと発展してしまう場面です。ご一緒させて頂くのは伊藤 潤さんと山口邦明さん、こんなに素敵な二人の男性に取り合われることなんてめったにないので、楽しんで演奏したいと思います。

イタリアオペラの面白さはドラマの中で、技術と直感がバランス良く音に現れることです。イタリア語がわからなくても、何となく雰囲気で伝わってくるそんなエネルギーのある演奏を目指しています。イタリアの巨匠、ヴェルディの名作を通して、そのエネルギーをお楽しみください。(総監督 上江隼人)


イタリアオペラ研究会 稽古風景より

     *     *     *

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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『魔弾の射手』序曲より~公演紹介ムービーをアップしました!

2018年7月公演『魔弾の射手』公演紹介。今回はオーケストラの演奏会でも良く取り上げられる「序曲」を、オペラの見どころなどを踏まえて、ダイジェスト・ムービーでご紹介いたします。

『魔弾の射手』序曲は大きく3つの部分に分けられます。

最初にホルンのアンサンブルが静かな森の情景を描き出します。この部分に限らず、このオペラはホルンが非常に活躍するので、どうぞご注目ください。

次に不気味な調べが聞こえてきます。これは魔弾を鋳造する“狼谷”の音楽。悪魔ザミエルの力を示すような音楽ですね。

最後にオペラのヒロインであるアガーテのテーマが明るく奏でられ、序曲が結ばれます。


(音源提供:読売日本交響楽団)

もちろん、オペラ本公演では序曲も生でノーカットでお聴きいただけますので、ぜひ本番をどうぞお楽しみに!

     *     *     *

▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30、19日(木)14:00、21日(土)14:00、22日(日)14:00 東京文化会館大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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7月第1日曜日は《リリアの日》!! ~7/1(日)リリア音楽ホールでは埼玉ゆかりの二期会アーティスト出演「バースデイ・ガラ・コンサート」でお祝いを!!

川口市のシンボル、川口総合文化センター・リリアは、平成2年7月にグランド・オープンいたしました。
これにちなんで毎年7月の第1日曜日を《リリアの日》とし、今年は7月1日に数々の催しが繰り広げられます。国内屈指の音響を誇る音楽ホールでは、埼玉県出身・在住の第一線で活躍する二期会アーティストによる「リリアの日2018 リリア・バースデイ・ガラ・コンサート」をお届け致します。
増田のり子、山口清子、小川明子、村上公太、原田勇雅ら二期会の5名のアーティストが、各々が得意とするオペラ・アリアや日本歌曲、カンツォーネやドイツリート等、世界の歌曲でバースデイをお祝いさせて頂きます。リリア音楽ホールならでの歌の饗宴、どうぞお楽しみください!!


ソプラノ増田のり子

ソプラノ山口清子

アルト小川明子

テノール村上公太

バリトン原田勇雅

ピアノ多田聡子

司会 大林奈津子

 
■■■ 公演情報 ■■■
リリアの日2018
「埼玉ゆかりの名歌手たちによるバースデイ・ガラ・コンサート」

日時:2018年7月1日(日) 14:00開演
会場:川口総合文化センター・リリア 音楽ホール
  (JR京浜東北線「川口駅」西口正面)
料金:全席指定 2,000円
出演:増田のり子(ソプラノ)、山口清子(ソプラノ)、小川明子(アルト)、村上公太(テノール)、
    原田勇雅(バリトン)、多田聡子(ピアノ)、大林奈津子(司会)
演奏予定曲:
 クルティス 「帰れソレントへ」
 シューベルト 「ます」
 シューベルト 「菩提樹」
 R.シュトラウス 「セレナーデ」 
 ドヴォルザーク 「わが母の教え給いし歌」
 山田耕筰 「薔薇の花に心を込めて」
 越谷達之助 「初恋」
 團伊玖磨 歌曲集『わがうた』より 「紫陽花」
 中田喜直 「木兎」
 木下牧子 歌曲集『愛する歌』より 「海と涙と私と」
 モーツァルト オペラ『フィガロの結婚』より “楽しい思い出はどこへ”
 モーツァルト オペラ『魔笛』より “パ パ パ”
 ベッリーニ オペラ『清教徒』より “ああ、永久に君を失って”
 プッチーニ オペラ『トスカ』より “星は光りぬ”
 グノー オペラ『ロミオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
 ビゼー オペラ『カルメン』より “ハバネラ”
 レハール オペレッタ『メリー・ウィドウ』より “メリー・ウィドウ・ワルツ”
お問合せ:リリア・チケットセンター 048-254-9900

▼公演情報ページはこちら
リアの日2018 埼玉ゆかりの名歌手たちによるバースデイ・ガラ・コンサート|イベント情報 - 川口総合文化センター リリア
 
 

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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(6)
~6/30(土)「日本の童謡誕生百年を記念して」 その2

開幕待ち遠しい、3日間の歌のコンサート「NIKIKAI Days@Blue Rose 2018」。
紹介コーナー第6回は、第2日、6月30日(土)の「日本の童謡誕生百年を記念して ~歌い継がれてきた童謡から現代・朝岡真木子の童謡まで~」の2回目。
前回ご紹介した作曲家 朝岡真木子のほか、歌手8名の代表となってこの会をまとめているソプラノ黒川京子からのメッセージが届きました。

     *     *     *


ソプラノ黒川京子
「このたび童謡誕生百年を記念するコンサートに当たって、前半では歌い継がれてきた「童謡」から22曲を選曲しました。みんなで集まって「日本の童謡200選」(音楽之友社)を開き、次々歌い出して止まらず、どれも懐かしく、すっかりこども時代にかえってしまいました。日本を代表するような作曲家や詩人がこどものために思いを込めた名曲揃い。どれも歌いたくて、限りある時間に曲を絞り込むのが一番の苦労でした。最初の童謡と言われている「かなりや」から「ひょっこりひょうたん島」までお楽しみいただきます。
いま私たちが歌っているのも、こうした童謡に育てられ、歌うことが大好きになったのだと気づかされました。童謡は元々こどものために作曲されているので、音域が狭く、低めです。そこをどのようにアコースティックなクラシック歌手としてご披露するかが難しいところです。
後半では、「花のなみだ」「菜の花時雨」など日本歌曲界で次々ヒット曲を生み出している朝岡真木子さんの童謡歌曲を歌います。心が優しくなるような、魅力的な曲たちを、バラエティ豊かな「声」と作曲家自身のピアノでお楽しみいただきます。」

     *     *     *

このたびプログラムも決定しました!
懐かしい歌の数々。そして、現代に生まれた童謡。ご紹介いたします。

<予定プログラム>
【第1部】~童謡誕生百年をふりかえって~
1918年(大正7年)  かなりや / 詞 西条八十、曲 成田為三、編曲 青島広志 (全員)
1920年(大正9年)  十五夜お月さん / 詞 野口雨情、曲 本居長世 (和澤)
1921年(大正10年)  ゆりかごの唄 / 詞 北原 白秋、曲 草川 信 (黒川)
1921年(大正10年)  どんぐりころころ / 詞 青木存義、曲 梁田 貞 (馬場)
1921年(大正10年)  赤とんぼ / 詞 三木露風、曲 山田耕筰 (前澤・清水・田・馬場)
1923年(大正12年)  からたちの花 / 詞 北原白秋、曲 山田耕筰 (和澤)
1933年(昭和8年)  嬉しい雛まつり / 詞 サトウ ハチロー、曲 河村光陽 (黒川)
1937年(昭和12年)  かわいい魚屋さん / 詞 加藤省吾、曲 山口保治 (前澤)
1939年(昭和14年)  やぎさんゆうびん / 詞 まど・みちお、曲 團 伊玖磨 (清水)
1948年(昭和23年)  ぞうさん / 詞 まど・みちお、曲 團 伊玖磨 (馬場)
1949年(昭和24年)  とんぼのめがね / 詞 額賀誠志、曲 平井康三郎 (吉田)
1950年(昭和25年)  おつかいありさん / 詞 関根栄一、曲 團 伊玖磨 (木内)
1951年(昭和26年)  めだかの学校 / 詞 茶木 滋、曲 中田喜直 (木内)
1954年(昭和29年)  夕方のおかあさん / 詞 サトウ ハチロー、曲 中田喜直 (吉田)
1960年(昭和35年)  アイスクリームの歌 / 詞 佐藤義美、曲 服部公一 (前澤・清水)
1962年(昭和37年)  バスの歌 / 詞 さとう・よしみ、曲 大中 恩 (全員)
1960年(昭和35年)  犬のおまわりさん / 詞 佐藤義美、曲 大中 恩 (中村)
1960年(昭和35年)  おなかのへるうた / 詞 阪田寛夫 曲 大中 恩 (中村)
1960年(昭和35年)  トマト / 詞 荘司 武、曲 大中 恩 (中村)
1959年(昭和34年)  サッちゃん / 詞 阪田寛夫、曲 大中 恩 (中村)
1965年(昭和40年)  ねむの木の子守歌 / 詞 美智子皇后、曲 山本正美、
                編曲 Yoshiyasu Hisamitsu (木内・和澤・黒川・前澤・清水)
1964年(昭和39年)  ひょっこりひょうたん島 / 詞 井上ひさし・山元譲久、
                曲 宇野誠一郎、編曲 及川 慎 (全員)
【第2部】~朝岡真木子作曲による童謡歌曲の世界~
・金子みすゞの詩による組曲「日の光」〈初演〉
  1.日の光 (木内・清水)
  2.さびしいとき (和澤)
  3.雪に (黒川)
  4.蜂と神さま (前澤)
  5.さよなら (全員)
・夕やけぶらんこ / 詞 高木あきこ (黒川)
・シャボン玉とあの子 / 詞 宮中雲子 (吉田)
・やさしい言葉 / 詞 柏木隆雄 (木内)
・できたらステキ / 詞 星乃ミミナ (清水)
・ながれ星 / 詞 星乃ミミナ (和澤)
・わすれない / 詞 星乃ミミナ (吉田)
・クリオネ・流氷のエンジェル / 詞 小川淳子 (木内)
・だんごむし / 詞 矢崎節夫 (馬場・前澤)
・しゃなりと歩く / 詞 矢崎節夫 (清水)
・さんまのうた / 詞 大竹典子 (馬場)
・おにぎりの歌 / 詞 柏木隆雄 (黒川・馬場)
・めをだしたのに / 詞 冨永佳与子 (前澤)
・ホットケーキやいた / 詞 高木あきこ (全員)

きっと懐かしい歌に出会えるでしょう。どうぞ、気楽にお出かけください。
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第2日 日本の童謡誕生百年を記念して
  ~歌い継がれてきた童謡から現代・朝岡真木子の童謡まで~

日時:2018年6月30日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:木内弘子(ソプラノ)、黒川京子(ソプラノ)、前澤悦子(ソプラノ)、
    和澤康代(ソプラノ)、清水邦子(ソプラノ)、吉田伸昭(テノール)、
    馬場眞二(バリトン)、朝岡真木子(作曲・ピアノ)、
    中村 健(スペシャルゲスト)

▼詳細は公演ページをご覧ください
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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【『魔弾の射手』キャスト・インタビュー】 マックス役 テノール片寄純也~「マックスの心の苦悩をうまく表現できたら」
(二期会オペラ名場面集付)

類まれなる雄雄しい声をもって、2002年『ニュルンベルクのマイスタージンガー』での二期会デビュー以来、数々の舞台に出演してきたテノール片寄純也。特に2010年代以降の二期会公演での活躍が目覚しく、2011年『サロメ』ヘロデ、12年『パリアッチ(道化師)』カニオ、同年『パルジファル』題名役、16年『ナクソス島のアリアドネ』バッカスと、いずれもその持ち味が存分に活かされた役を歌ってきました。
同時に、『サロメ』のペーター・コンヴィチュニー、『パルジファル』のクラウス・グート、『ナクソス島』のカロリーネ・グルーバーら世界的演出家との協働も成功させてきました。
本年7月の『魔弾の射手』マックス役に向けて、話を聞きました。


片寄純也

     *     *     *

――『魔弾の射手』のマックスはどのような役ですか?

片寄: マックスは若い射撃の名手ですが、最近、調子を崩し深刻なスランプに悩んでいます。愛するアガーテと結婚するためには射撃大会で優勝することが条件でした。不安な気持ちでいっぱいのマックスに悪魔に魂を売った同僚の猟師カスパールが魔弾を使えと誘惑し、その誘惑に負け魔弾を手に入れてしまいます。
 
 
――ワーグナーやR.シュトラウス作品の役とくらべて、マックスはどのような印象がありますか?

片寄: 私はウェーバーという作曲家はモーツァルトからのドイツオペラの伝統を引き継ぎ『魔弾の射手』を作曲しドイツ・ロマン派オペラを確立、後のドイツ・ロマン派オペラの頂点と位置付けられているワーグナーに多大な影響を与えた人物として認識していました。
今回、『魔弾の射手』の譜読みを進めていくと、確かにマックスの歌うアリアの中にもモーツァルトが作曲した『魔笛』やワーグナーが作曲した『さまよえるオランダ人』に似たところがあり、とても興味深かったです。
お客様にもお聴きいただければ、きっと私と同じように感じてもらえると思います。
 
 
――では、『魔弾の射手』の見どころ、聴きどころを。

片寄: マックス、アガーテ、カスパールにも素晴らしいアリアがありますが、やはり3幕で男声合唱が歌う『狩人の合唱』でしょう。一度耳にすれば、すぐに口ずさむことができるくらい親しみやすい明るい曲で一番の聴きどころではないでしょうか。
 
 
――コンヴィチュニー演出の魅力は?

片寄: コンヴィチュニーさんとは2011年『サロメ』でご一緒させていただきました。ふつう、テノール歌手というのは、演じながらも声の出方がすごく気になるものなのですが、『サロメ』の時は与えられた演技をこなしていたらいつの間にかオペラが終わっていた記憶があります。それだけ演じることに集中させてもらえたので、今回も楽しみにしています。
 
 
――最後に、お客様にむけて。

片寄: 不安、絶望、嘲笑、拷問など、マックスの心の中に次々と浮かんでくる「苦悩」がうまく表現できるよう稽古に励みます。ご来場お待ちしております!

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ワーグナー作品を中心にヒロイックな声が求められる役を、著名演出家の舞台で重ねてきた片寄。そうした意味で、今回の『魔弾の射手』マックスは、最新の片寄純也を体感する絶好の機会となるでしょう!

片寄の出演日は、7月18日(水)と21日(土)。良いお席はどうぞお早目に。

▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30、19日(木)14:00、21日(土)14:00、22日(日)14:00 東京文化会館大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 
【テノール片寄純也 東京二期会オペラ 名場面集】


 2011年2月 R.シュトラウス『サロメ』ヘロデ役(後列中央)〔撮影:鍔山英次〕


 2012年7月 レオンカヴァッロ『パリアッチ(道化師)』カニオ役(左から2人目)〔撮影:三枝近志〕


 2012年9月 ワーグナー『パルジファル』パルジファル役(中央)〔撮影:三枝近志〕


 2016年11月 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』バッカス役(中央後)〔撮影:三枝近志〕
 
 

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[4] ロシア東欧オペラ研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介第4回は、先週の「イタリア歌曲研究会」に続き、「ロシア東欧オペラ研究会」に“たすき”を繋ぎます。

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<17:15~>【ロシア東欧オペラ研究会】 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
[出演]石井真弓、牧野舞子、野上結美、金子みどり、岸本 力/[ピアノ]小笠原貞宗

今回は没後110年記念、リムスキー=コルサコフ(1844~1908)のオペラ・アリアの数々を。
リムスキー=コルサコフは、生涯に15のオペラを完成している。
[1]最初のオペラ「プスコフの娘」(1872年完成)は、歴史オペラ。
[2]オペラ「五月の夜」(1879年完成)は、民話オペラ。
[3]オペラ「雪娘」(1881年完成)は、おとぎ話しオペラ。
[4]オペラ「クリスマス・イブ」(1895年完成)は、民話オペラ。
[5]オペラ「サトコ」(1896年完成)は、歴史オペラ。
[6]オペラ「モーツァルトとサリエリ」(1897年完成)は、プーシキンの劇詩オペラ。
[7]オペラ「皇帝の花嫁」(1899年完成)は、民話オペラ。
[8]オペラ「サルタン王の物語」(1900年完成)は、プーシキンの詩による、おとぎ話しオペラ。
[9]オペラ「不死身のカシチェイ」(1902年完成)は、民話オペラ。
[10]オペラ「金鶏」(1907年完成)は、プーシキンのおとぎ話しオペラ。
リムスキー=コルサコフのオペラは、民話を題材にした「おとぎ話しオペラ」を好んで作曲した。また彼の弟子ストラヴィンスキーにも影響を与え、バレエ曲「火の鳥」が作曲された。晩年の1905年の革命「血の日曜日」により、帝政ロシアの圧制に対して抵抗した作品オペラ「金鶏」へと繋がったのである。
(二期会ロシア東欧オペラ研究会代表 岸本 力)


第12回定期演奏会 より
(2015年5月25日 渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール)

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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【『魔弾の射手』キャスト・インタビュー】 エンヒェン役でデビューするソプラノ熊田アルベルト彩乃「夢のようで、本当に幸せ」

また新しい才能が東京二期会オペラの舞台に――
現在ウィーンで活動中のソプラノ熊田アルベルト彩乃が、来る東京二期会オペラ劇場7月公演『魔弾の射手』エンヒェン役でデビューを飾ります!


熊田アルベルト彩乃

ウィーン国立音楽大学修士課程オペラ科第1期生として最高成績で修了し、ヘンデルからモーツァルト、プッチーニを経てシェーンベルクまで、幅広い時代の音楽と向かい合っています。
ペーター・コンヴィチュニーとの出会いが「オペラ歌手」を目指す大きな契機となったという熊田。今回の舞台にかける想いを、聞きました。

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――『魔弾の射手』のエンヒェンはどのような役ですか?

熊田: エンヒェンは、このオペラの中で「喜び」の役割を担っていると思います。陽気で、無邪気で、友達思いです。不吉な思いに囚われているアガーテを常に励まし、勇気づけ、笑わせることに一生懸命で、使命さえ感じているようです。
ただし、このオペラの中ではエンヒェンに恋模様が用意されていないので、アガーテに対して羨ましさも少なからずあると思います。
一途なあまりに、時々間違いを犯したり(精神的に追い込まれているアガーテに怪談話のようなジョークを話して気まずくさせてしまったり…)、うまく行かないと爆発してしまうこともありますが、そういうところが人間的で、共感していただけるのではないかと思っています。
これから稽古が始まって、この役が更にどのように深まっていくのか、楽しみです。
 
 
――エンヒェンのシーンでなくてもよいのですが、熊田さんの思う『魔弾の射手』の見どころ、聴きどころを。

熊田: 序曲から聴き逃すところのないオペラですので、一つに決めるのは難しいです。ですからあえて自分のシーンを推しますが(笑)、特に注目していただきたいのは3幕の頭です。
アガーテの美しいアリアから始まり、エンヒェンとアガーテの真剣な対話、そしてエンヒェンの歌いごたえのあるアリアから、ブライズメイトたちと花嫁衣裳の準備をするシーン。エンヒェンの内面が一番伝わる場面だと思うので、演じていてとてもスリリングだし、歯ごたえのあるところです。
特にこのエンヒェンの2曲目のアリアでは、コンヴィチュニー氏独自の特別な趣向も凝らされています。初めてこの演出を観た時はびっくりすると同時に、その説得力には目からウロコでした。これを一度見てしまった方は、他の演出では物足りなくなってしまうかもしれません。
 
 
――その演出家ペーター・コンヴィチュニーですが、特別な思い出があると聞きました。

熊田: はい、2009年に、東京藝術大学でコンヴィチュニー氏が特別講座を開いた際、実はこのエンヒェンの役で参加しました。
私はエンヒェンの2曲目のアリアを歌いましたが、なんとこの6分ほどアリアのために、マンツーマンで延べ4時間(!)かけて本格的にシーンを作って行きました。体力と集中力との闘いでしたが、こんなにチャレンジングな経験は新鮮で、本当に楽しかったのを覚えています。
当時私は独唱科の大学院生で、オペラで演じることの楽しさがまだよく分かっていなかったのですが、今思えばこのワークショップで演じることのコツを掴んだというか、オペラ歌手を目指すことに何か確信をもらったような気がします。
これがきっかけで、ウィーンで本格的にオペラの勉強をし、今ではオペラが演じたくて仕方ない体になってしまいました。
 
 
――最後に、本番への意気込みをお願いします。

熊田: 二期会オペラは、歌を始めてから何度も聴きに行き、憧れていた舞台です。今回、私がずっと演じてみたかったエンヒェンの役でデビューさせていただけることは、私にとって夢のようで、本当に幸せです。しかも、コンヴィチュニー氏の演出ということで、巡り合わせというのはあるものなのだな、と感じています。
公演が近づいて来るにつれて、これが現実で、どんなに責任のあることかを実感していますが、不思議と恐れは無く、良い緊張感の中で楽しみな気持ちがどんどん膨らんでいます。
私にしか歌えないエンヒェンを精一杯演じますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします!

     *     *     *

熊田アルベルト彩乃の出演日は、7月19日(木)と22日(日)。
特に、19日(木)は平日マチネ・スペシャル料金のうえに、コンヴィチュニーのアフター・トークも開催されるため人気の高い日程になっています。良いお席はどうぞお早目に。

▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30、19日(木)14:00、21日(土)14:00、22日(日)14:00 東京文化会館大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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【学生のみなさまへ】新商品 学生限定プレミエ・セット券(プログラム付)販売!

「東京二期会オペラに『学生定期会員』のようなサービスはないの?」というお声がきっかけとなりました。

「二期会オペラ愛好会」には、ベネフィット(B)会員という、オペラの定期会員を希望されるお客様向けのコースをご用意しています。こちらでは、年間5万円の会費により、会費期間中の東京二期会オペラ劇場公演すべてのS席が座席指定可能な無料招待券となり、一般価格より約30%の割引を実現しています。
そこで、学生の方にも、一年を通してオペラに親しんでいただけるようにと、この春から「学生限定プレミエ・セット券」を販売開始しました!
2018年度のバリエーション豊かな東京二期会オペラ劇場ラインアップ。その「プレミエ公演(各公演の開幕日)のチケット」に加えて、オペラ鑑賞の記念にもなって、さらにオペラへの興味を深めるきっかけにしていただけるよう、すべての公演の「有料プログラム」をお付けします!


『魔弾の射手』より

7月はドイツオペラの代表作『魔弾の射手』を、二期会オペラに革命を起こし続けてきたペーター・コンヴィチュニーの演出と、今回初来日となるアルゼンチンのアレホ・ペレスの指揮で。

9月はイタリアオペラの巨星プッチーニの集大成ともいうべき『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』~<三部作>を一挙上演。ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で世界初演されて100年という記念の年に、今まさにメトで活躍中のベルトラン・ド・ビリーの指揮と新鮮な感性に満ちたダミアーノ・ミキエレットの演出で。


『ジャンニ・スキッキ』より

11月はモーツァルト5大オペラの中から、とりわけ若々しい才能がほとばしる音楽の『後宮からの逃走』のワールドプレミエ(新制作世界初演)公演をお贈りします!

2019年2月は日本の黛 敏郎(まゆずみ としろう)作曲によるオペラ『金閣寺』を!昭和の名作家・三島由紀夫の原作で、今年3月フランス・ストラスブールでプレミエをおこなった、東京二期会とフランス国立ラン歌劇場との国際共同制作で、宮本亜門が演出した舞台の東京公演です。

『金閣寺』より



ドイツからイタリア、日本のオペラまで、時代もモーツァルトから現代まで、幅広いオペラの世界を楽しんでいただけるラインアップとなっています。
「学生限定プレミエ・セット券」は7月10日(火)までの限定販売。この機会にどうぞお求めください。

今年はぜひオペラハウスデビューを!
 
 
■「学生限定プレミエ・セット券」内容■(公演詳細は橙色の公演名をクリック)
▼[1] 2018年7月18日(水) 18:30開演
C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』全3幕 ~ドイツオペラの傑作!~
会場:東京文化会館 大ホール
▼[2] 2018年9月6日(木) 18:30開演
G.プッチーニ<三部作> 外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ 各1幕 ~イタリアオペラの集大成!~
会場:新国立劇場 オペラパレス
▼[3] 2018年11月22日(木) 18:30開演
W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』全3幕 ~天才モーツァルト若き日の名作!~
会場:日生劇場
▼[4] 2019年2月22日(金) 18:30開演予定(※詳細近日発表)
黛 敏郎『金閣寺』全3幕 ~三島由紀夫原作、宮本亜門演出、フランスでも絶賛!~
会場:東京文化会館 大ホール
●上記4公演の学生席(いずれも初日公演に限ります)
●有料公演プログラム(1,000円相当)を各1冊進呈(公演当日、会場にてチケットをご提示ください)

■セット料金(税込) 8,000円

■ご予約受付期間
2018年7月10日(火) 18:00まで受付中

■ご予約・お問い合わせ
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
●上記、電話のみでの受付となります

■ごあんない
・28歳未満の学生の方が対象です。
・4公演ともご予約されたご本人様のみのご利用とさせていただきます。譲渡・貸渡は無効となります。
・座席は公演当日「学生席受付窓口」にて指定となります。その際、ご本人の学生証を忘れずにお持ちください。
・ご本人の都合によるキャンセル、変更、払戻しはできません。

▼学生席をお求めいただける方の条件について詳しくは、こちらをご覧ください。
学生席について|チケットのお求め - 東京二期会
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~6/11(月)は【二期会NewFace】島内菜々子&吉田桃子 雨やどりのひととき~あなたに贈る夢の世界~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は6月11日(月)。島内菜々子と吉田桃子、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!

今回出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ 島内菜々子
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

小さい頃は集中的にピアノのレッスンを受けていましたが、だんだんと歌うことに興味が湧くようになり、高校に入ってから声楽の先生の元へと通い始めました。実は、昔からピアノを人前で弾く時に、お客様の様子が見られず、横から見られているという感覚に私の中でひっかかるものがあったので、初めての発表会で正面を向いて歌った時は、その気持ちが急に解決して、すっきりした気分になったことを、今でもよく覚えています。当時は普通高校に通っていたので、進路にとても迷った時期もありました。しかし、迷っているならやってみたらいいのでは、と最後は両親が後押しをしてくれました。

――声種やレパートリーについて教えて下さい。

声種は、ソプラノのリリコ・レッジェーロです。
ロシア作品は、ここ数年取り組み続けているレパートリーのひとつです。私は現在大学院に在籍中なのですが、昨年はラフマニノフ、リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキーや、なかなか日本では演奏されないタネーエフなど、オペラ・歌曲共に、多くのロシア作曲家の作品に取り組みました。歌えば歌うほど、濃厚なロシアの香りの虜になります。
また、大学3年の時からフランス語の響きにとりつかれ、今年は遂にフランスに行く機会もありそうなので、最近再びフランス作品を集中して勉強しています。フランスオペラは大好きな作品ばかりです!特に、グノーの『ロミオとジュリエット』はそのひとつで、チャレンジしてみたい役でもあります。今回のコンサートでは、グノーの作品『ファウスト』より、「宝石の歌」を歌わせていただきます。

――今回のコンサートのテーマやポイントをお願いします。

私たちのコンサートのテーマは「夢の世界」です。今回は共演の吉田さんとたくさん話し合い、私たちが普段歌っているオペラ作品に留まらず、キラキラした「夢」を運ぶ作品を色々なジャンルから連ねて、お客様にアルテリーベで楽しい夢を見ていただきたい!と企画いたしました。テーマに沿って曲を選び、とても彩り豊かな作品が並んだと思います。ちょうど演奏会が開催される6月11日はまさに梅雨の季節ですが、そんな季節にぴったりの日本歌曲から始まり、そこから少しずつ夢の世界へと、みなさんをご案内いたします。

――共演者をご紹介下さい。

吉田桃子さんは、二期会研修所の本科からマスタークラスまでずっと一緒でした。時には同じオペラのワンシーンに取り組み、共に泣いたり笑ったりした仲で、思い出がつきません。桃子さんは可愛いものが大好きで、楽しいアイディアをたくさん持っている、とても面白い子なんです。今回は企画に、そんな桃子さんのアイディアを思う存分生かしてほしい!と思いながら構成を考えました。
ジャンルを超えた、新しい形の演奏会になりそうで、私も今からとても楽しみです。皆様のお越しをお待ちしております!

   *   *   *


ソプラノ 吉田桃子
――自己紹介と、声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

母が音楽教室をしていたこともあり、小さい頃から音楽に触れる機会がたくさんありました。もちろん、歌う事も大好きでした。が、小学4年から陸上をやっていて、体育の成績は毎回1番良かったくらいでした。将来は体育の先生になりたいと思ってました。しかし、中学2年の時に母を亡くしました。末っ子という事もあり、かなり甘えん坊であった私は母が大好きでした。その頃から、母がやっていた事を私がやりたい。母と同じようにステージに立ちたい。と思うようになり音楽科のある高校へ進学を決めました。私の姉も声楽をやっていたため、姉に教えてもらったりもしてました。少しでも母のようになりたい。と、私の心の中にはいつも母がいました。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

いつか演じたい役は、『リゴレット』のジルダと『コジ・ファン・トゥッテ』のデスピーナです。ジルダは、二期会研修所マスタークラスでの修了試演会で演じた事がきっかけです。デスピーナは、大学の時に当時の仲間たちとオペラ団体を作り、全幕やりきりました。当時は初めて全幕やることでいっぱいいっぱいで、とにかく付いて行くのに必死でした。が、ほんとに心から楽しかったです。もう1度デスピーナを演じたいです。そして、その時、オペラの楽しさを教えてくださった経種廉彦先生にも届くよう大きな舞台に立ちたいです。

――今回のプログラムについて。

6月→梅雨→雨上がり→雨やどり。と、6月で連想される事を出し合いました。雨が降ると、寂しい気持ち、暗い気持ち、嫌な気持ちなど、どんよりしてしまう方が多いのではないでしょうか。私は、かなりどんよりして、お外に出たくありません。そんな梅雨の季節を私達の音楽で少しでも明るい気持ちになっていただきたいなーという想いが込められています。選曲は、とにかく自分たちの歌いたい曲を集めました。せっかく、2人でやらせて頂くので2人で歌う曲を多めにして、クラシックだけでなく、ポピュラー・ソングも何曲か入れてみました。 優しい気持ちになれる曲。楽しい気分になれる曲。夢を感じる曲。思わず微笑んでしまう曲。などなど!!盛りだくさんだと思います!ぜひ、私達と一緒に雨やどりをしませんか?

――共演者のご紹介をお願いします。

なーちゃん。もーちゃん。と、呼び合う仲です(笑)
二期会の本科からマスタークラスまで同じクラスでした。とにかく目が特徴的な美人なお姉さんです。実際、私より歳上なので、かなり頼りになるお姉さんです。音楽に対してもまっすぐで、私も頑張らなきゃな。と、刺激を受けます。自由すぎる私をいつも大きな心で受け入れてくれ、きらきらの笑顔を私に向けてくれます。私の遠い実家にも遊びに来てくれたりと、とても仲良しだと勝手に思っております。なーちゃんの優しい歌声が大好きです。もちろん、なーちゃんの事はもっと大好きです。一緒に歌える事が嬉しくてたまりません。この場をお借りして。。。ありがとう!よろしくね!

   *   *   *

アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」は、ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにお楽しみいただいております。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第197回【二期会New Face】雨やどりのひととき ~あなたに贈る夢の世界~

日時:2018年6月11日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:島内菜々子(ソプラノ)、吉田桃子(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 木下牧子 「夢みたものは」
 木下牧子 「竹とんぼに」
 高田三郎 「くちなし」
 ロッシーニ 「猫の二重唱」
            ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[3] イタリア歌曲研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介は、先週の「フランス歌曲研究会」に続いての第3回。「イタリア歌曲研究会」に“たすき”を繋ぎます。

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<16:40~>【イタリア歌曲研究会】~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
[ナビゲーター]鴨川太郎/[演出補]丹藤麻砂美/[出演]飯塚千尋、石原友利子、里村照子、丹藤麻砂美、村田由紀子、村上洋子、村松織部、脇田登喜子(会友)、渡邉公実子、園山正孝、鴨川太郎 /[ピアノ]山岸茂人

今年はロッシーニの没後150周年。世界中にロッシーニがお出ましの模様。本家本元のイタリアでは「特別法」まで定めて、お祝いするのだとか。
それじゃあ、イタ研も何かしなければ……ということで、今夏の駅伝は「オール・ロッシーニ・プログラム」であります。
天才ロッシーニの歌曲は山のようにありますが、今回は「水の都ヴェネツィア」にちなんだものを特集します。「謝肉祭」「ゴンドラ」「競艇」「魚釣り(?)」……
鴨川太郎のナビと斯界のスペシャリスト山岸茂人のピアノに乗って、イタ研のスター歌手たちが料理する「ヴェネツィア・アッラ・ロッシーニ」、乞うご期待!

【この舞台は、来たる9月20日(木)東京文化会館小ホールでの定演「~没後150周年記念~ロッシーニ歌曲の世界」への前奏曲ともなります。】


定期演奏会LII〈嶺 貞子先生 80年の軌跡を讃えて「イタリア 歌の国 恋の国」〉より
(2016年9月16日 東京文化会館小ホール)

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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6/1(金)放送 NHK Eテレ「ららら♪クラシック」~オペラ『ドン・カルロ』特集に、テノール山本耕平が出演!

今週6月1日(金)放送のNHK Eテレ「ららら♪クラシック」《30分オペラまるわかり “ドン・カルロ”》では、2014年の東京二期会公演『ドン・カルロ』でタイトルロールを演じたテノール山本耕平のインタビューが放送されます。


山本耕平

インタビューの収録は去る4月に二期会会館で行われました。演じたからこそ語れる『ドン・カルロ』の魅力を、自身の想いを込めてお話しています。
アリア、二重唱、合唱…と、ヴェルディの美しい旋律に彩られた中期の傑作を新たな視点でお送りする今回。是非ご覧ください!!


東京二期会2016年2月公演 ヴェルディ『ドン・カルロ』より(撮影 三枝近志)


インタビュー収録の様子

◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
「ららら♪クラシック」
《30分オペラまるわかり “ドン・カルロ” 》

放送局:NHK Eテレ
放送日時:
 (本放送)2018年6月1日(金) よる21:30~22:00  
 (再放送)2018年6月7日(木) あさ10:25~10:54
司会:高橋克典、牛田茉友アナウンサー
ゲスト:松井玲奈(女優)、室田尚子(音楽評論家)

▼番組ホームページはこちら
ららら♪クラシック「30分オペラまるわかり“ドン・カルロ”」 - NHKオンライン
 
 
↓↓ 山本の生の歌声もお聴きください! ↓↓
●●● 山本耕平、今後の主な出演予定 ●●●
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018 第1日「テノールの競演'84」
日時:2018年6月29日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
出演:山本耕平(テノール)、城 宏憲(テノール)、又吉秀樹(テノール)、村上尊志(ピアノ)、福井 敬(司会)
▼「NIKIKAI Days 2018」公演情報ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 主催・制作コンサート - 二期会21

東京二期会オペラ劇場 2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの誘拐』(ベルモンテ役)
山本の出演日:2018年11月23日(金・祝) 14:00開演/25日(日) 14:00開演
会場:日生劇場
指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団
▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
NISSAY OPERA 2018提携 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

●「NIKIKAI Days」&『後宮からの逃走』のお問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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ボヘミアの深い森の奥から ~『魔弾の射手』登場人物紹介!~

東京二期会2018年7月公演 ウェーバー『魔弾の射手』は、オーケストラの演奏会で良く取り上げられる序曲と、「狩人の合唱」が特に有名ですが、意外にその筋や、登場人物は知られていないのではないでしょうか。


カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826)

本公演に向けて、まずは、物語の主な背景、登場人物をご紹介いたします。

     *     *     *

オペラの舞台は1618年から勃発した三十年戦争終結後のボヘミアの森。(当時のボヘミアはドイツの領内)
タイトルの「魔弾」は、百発百中の魔力を秘めた銃弾のこと。この「魔弾」は6発までは自らの狙ったとおりに命中しますが、7発目は悪魔ザミエルの思うがままとなってしまいます。

続いては、登場人物をご紹介。

【登場人物相関図】


オットカール(バリトン)・・・ボヘミア侯爵として領内を統治している
クーノー(バス)・・・侯爵領の森林保護管。アガーテの父親。マックスにアガーテと結婚するためには、御前試合での優勝が必要とプレッシャーをかける。
アガーテ(ソプラノ)・・・クーノーの娘でマックスとは恋人。マックスのただならぬ様子に不安を抱いている。
エンヒェン(ソプラノ)・・・アガーテの親戚の若い娘。不安がるアガーテを慰める。
カスパール(バス)・・・若い猟師。ザミエルに魂を売り渡しており、自らの身代わりとしてマックスを生贄に捧げようとしている。
マックス(テノール)・・・アガーテの恋人で、若き射撃の名手だが、射撃大会を前にスランプに陥っている。大会に優勝しアガーテと結婚するため、魔弾の鋳造を決意し、真夜中の狼谷へ向かう。
隠者(バス)・・・人々の尊敬を受ける修行者。アガーテにお守りの白いバラを渡す。
キリアン(バリトン)・・・裕福な農夫。射撃大会の予備試合で優勝、マックスをからかう。
ザミエル(セリフ役)・・・悪魔。魔弾の生贄はマックスとカスパール、二人のうちのどちらかになると告げる。

今回の二期会公演では、多くのシーンに悪魔ザミエルが登場し、人々の運命を翻弄していきます。
明るい農村の風景と、対照的におどろおどろしい狼谷の対比が鮮やかに描かれ、ロマン派オペラの金字塔として名高い当作品。ドイツでは同じくジングシュピールの『魔笛』とも並びうる人気作です!
今後も知らざれる魔弾の世界をご案内いたします。

     *     *     *

▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30、19日(木)14:00、21日(土)14:00、22日(日)14:00 東京文化会館大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(5)
~7/1(日)は「The いぶし銀」:池田直樹からのメッセージ

NIKIKAI Days @ Blue Rose2018 最終日の7月1日(日)は「The いぶし銀」と題し、ベテランの二人のバリトン、池田直樹と直野 資が出演します。
1950年生まれの池田と、1945年生まれの直野。様々なメディアの発達で現在では手軽に入手が出来るようになった海外の劇場の情報も、当時は苦労して調べなければならなかった…そんな時代に、東京藝術大学卒業後、池田はドイツのミュンヘンで、直野はイタリア・パロマで、本場のオペラを学びました。そして帰国後は、わが国のオペラを牽引してきた二人。今や重鎮といわれる存在ながら、軽妙な語り口に、オペラへの情熱がやむことはありません。

     *     *     *

<池田直樹よりお客様へメッセージ>
落語好きの私は、歌曲集「冬の旅」から5曲(菩提樹、あふれる涙 他)を落語風に喋ったあと、冬の旅を辿る青年として語り、歌い始めます。後半は、器楽名曲に私が歌詞を付けた3曲を。
「爺、線上のありゃ!? G線上のアリア」は、80才の誕生日を前に、若い日、綱渡りのスターだった爺さんの、再挑戦の様子を歌ったもの。その他、ワーグナーのオペラ・アリアもお届けします。
直野さんは、イタリア一色の世界を披露されます。
ご期待ください。

     *     *     *


東京二期会2011年4月公演 『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)より
バルトロ役の池田(左)とマルチェリーナ役の清水華澄

池田からのメッセージにもあるように、直野が歌うイタリアオペラも魅力。
これまで演じてきたリゴレット(『リゴレット』)、スカルピア(『トスカ』)、ロドリーゴ(『ドン・カルロ』)、ジェルモン(『椿姫』)... etc.。長い友情で結ばれたイタリアの往年の歌手たちとの思い出。
そんな直野にしか語れないイタリアオペラの濃い世界を、司会の佐々木典子と語ります。
ピアノはこれまで多くの歌手たちと名演を重ねてきた、森島英子がつとめます。


東京二期会2005年6月公演 『椿姫』(栗山昌良演出)より
ジェルモン役の直野(左)とヴィオレッタ役の佐々木典子

同じ世代の方にも、ぐっと若い世代の方々にも、そのエネルギーを感じていただきたい、NIKIKAI Days2018最終日の「The いぶし銀」。夢のステージをお届けします。ぜひお運びください!

=◆FMラジオ出演情報◆=
コンサートを前に、池田直樹がFMサルース「Afternoon SALUS」に出演します。
2018年6月14日(木) 13:15頃から約20分間。
イッツコムスタジオ・たまプラーザ(横浜市青葉区)からの生放送です。周辺の方はFM84.1MHzでお聴き頂けるほか、FMサルースのウェブサイトよりライブカメラでの視聴も可能です。こちらもお楽しみに。
 
▼ネットでの視聴はこちらから
横浜市青葉区のコミュニティFM - FMサルース 84.1MHz

 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第3日 The いぶし銀

日時:2018年7月1日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:池田直樹(バリトン)、直野 資(バリトン)、森島英子(ピアノ)
    佐々木典子(司会)

予定プログラム:
・シューベルト 歌曲集「冬の旅」より (池田)
・デ・クルティス 「君を求めて」 (直野)
・モーツァルト 歌劇『フィガロの結婚』より 「もう飛ぶまいぞこの蝶々」 (池田)
・ジョルダーノ 歌劇『アンドレア・シェニエ』より 「祖国を裏切る者」 (直野)
                      ほか

▼NIKIKAI Days 2018 の公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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6/12(火)公演:ロシア・ナショナル管弦楽団『イオランタ』に二期会の精鋭たちが出演!

2018ロシア年&ロシア文化フェスティバル オープニングを飾る、ロシア・ナショナル管弦楽団公演 歌劇『イオランタ』に二期会の精鋭たちが出演します。

アンデルセンの童話を元に台本化された『イオランタ』は、盲目の娘・イオランタ姫が愛の力で光の世界へ解き放たれるという幸福なストーリー。チャイコフスキーが魅力たっぷりの旋律で描いています。
また、日本での上演は珍しく、ロシアの魅力と真髄を堪能できる『イオランタ』は今回必見です。
ロシア・ナショナル管弦楽団とミハイル・プレトニョフ(創設者/音楽監督)と共に世界で活躍する豪華歌手陣が織り成す一夜限りの響演をどうぞお聴き逃し無く!!


高橋 淳

ジョン ハオ

山下牧子

鷲尾麻衣

田村由貴絵

■■■ 公演情報 ■■■
2018 ロシア年&ロシア文化フェスティバル オープニング
ロシア・ナショナル管弦楽団
ミハイル・プレトニョフ(創設者/音楽監督)

日時:2018年6月12日(火) 18:30開演
会場:サントリーホール
演目:チャイコフスキー作曲
 ・セレナーデ・メランコリック
 ・歌劇『イオランタ』(演奏会形式・日本語字幕付)**
出演:
 指揮:ミハイル・プレトニョフ
 ヴァイオリン:木嶋真優
 イオランタ:アナスタシア・モスクヴィナ(ソプラノ)**
 ヴォテモン伯爵:ミグラン・アガザニアン(テノール)**
 ルネ王:平野 和(バス・バリトン)**
 ロベルト公爵:大西宇宙(バリトン)**
 エブン=ハキア:ヴィタリ・ユシュマノフ(バリトン)**
 アルメリック:高橋 淳(テノール・二期会)**
 ベルトラン:ジョン ハオ(バス・二期会)**
 マルタ:山下牧子(メゾソプラノ・二期会)**
 ブリギッタ:鷲尾麻衣(ソプラノ・二期会)**
 ラウラ:田村由貴絵(メゾソプラノ・二期会)**
 合唱:新国立劇場合唱団**
 管弦楽:ロシア・ナショナル管弦楽団

お問合せ:ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040

▼公演情報ページはこちら
ロシア・ナショナル管弦楽団 ミハイル・プレトニョフ(創設者/音楽監督)|公演情報 - ジャパン・アーツ
 
 

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[2] フランス歌曲研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

出演研究会紹介第2回は、先週の「オペレッタ研究会」から「フランス歌曲研究会」に“たすき”を繋ぎます。

     *     *     *

<16:20~>【フランス歌曲研究会】~ドビュッシー没後100年を記念して~
■ドビュッシー作曲:カンタータ「選ばれし乙女」
[監修・構成]鎌田直純/[指揮]末吉保雄/[語り]栗林朋子/[選ばれし乙女]駒井ゆり子/[合唱]安岐美香、浅木百合子、荒木聡子、稲葉美和子、江澤知香、岡部ゆかり、岡村彬子、鈴木東華、田口久仁子、中沢章子、福田美樹子、堀内晃子、三上道子、宮地里実/[ピアノ]鈴木靖子、成井木綿子

当研究会では昨年10月より、作曲家の末吉保雄先生をお招きして、「ドビュッシー没後100年記念 連続レクチャー」を計4回、例会として行いました。今回はその中で取り上げたカンタータ「選ばれし乙女」を演奏致します。
この作品は、19世紀イギリスの画家であり、詩人としても知られているロセッティの原詩をもとにサラザンが作詩、1887~88年に若き日のドビュッシーによって作曲されました。《語り》役と、《選ばれし乙女》役の独唱、そして女声合唱によって綴られます。天国の入口で、後から来るであろう恋人を待ち続ける乙女のモノローグは、いかにもドビュッシーらしい、言葉と音楽が響きあう美しい世界を描きます。
本来は管弦楽伴奏ですが、今回は末吉保雄先生による編曲のピアノ伴奏版を、先生ご自身の指揮でお聴きいただきます。詩と織りなすドビュッシーの神秘的な音楽の美しさをお楽しみください。

     *     *     *

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2018年5月公演 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』~公演当日のご案内

いよいよ明日5月19日(土)と明後日20日(日)の2日間、めぐろパーシモンホール大ホールにて、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演 G.F.ヘンデル作曲オペラ『アルチーナ』を上演いたします!

公演当日についてご案内致します。 【5/18(金)18:15掲載】

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 2018年5月公演
G.F.ヘンデル作曲 『アルチーナ』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:鈴木秀美/演出:エヴァ・ブッフマン
当日券と公演タイムテーブルのご案内
5月19日(土)
5月20日(日)
当日券
S、A、B僅少
S、A、B僅少
当日券販売
/窓口受付
15:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
開演
17:00
14:00
第1幕 および 第2幕前半
約100分
(休憩20分)
予定時刻
18:40~19:00
15:40~16:00
第2幕後半 および 第3幕
約70分
終演予定
20:10
17:10
めぐろパーシモンホール
=アクセス=
<東急電鉄>
[東横線]=「都立大学駅」北口から徒歩7分

<東急バス>
「めぐろ区民キャンパス」バス停からすぐ
[渋34]渋谷駅⇒東京医療センターゆき
[多摩01]多摩川駅⇒東京医療センターゆき
[黒07]目黒駅⇒弦巻営業所ゆき
[都立01]成城学園前駅⇒都立大学駅北口ゆき

都立大学駅からの地図はめぐろパーシモンホールのウェブサイトをご覧ください
>>ホール・施設へのアクセスについて ― めぐろパーシモンホール
◆上記、販売予定当日券は18日15:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席の公演当日の発売はございません。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

 
▼公演情報ページはこちら
2018年5月 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(*)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約・発券手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

 
 

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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(4)
~6/29(金)「テノールの競演 '84」その3:山本耕平メッセージ&予定プログラムも決まる!

Nikikai Days 2018 オープニングの6月29日(金)「テノールの競演 '84」。城 宏憲、又吉秀樹、山本耕平という、今、注目されるテノール3人による公演紹介の3回目。出演者メッセージの最後は山本耕平から。

     *     *     *

「又吉と僕はバリトンとして東京芸大に入学し大学院オペラ科まで同じ学年で過ごしました。学籍番号も隣(つまり試験順も隣)で同じ時期にテノールに転向し大学院からは毎日一緒とあって小競り合いも絶えませんでしたが、そんな二人のやりとりやテノールとしての成長を見て楽しそうにしていた一学年上の城君は、僕たちの健全な向上心にとって大切な存在でした。2007年4月にたった一度同い年の三人が揃って共演して以来、それぞれが一つまた一つとコンクールや留学・大舞台の経験を重ね、11年ぶりの共演が二期会DAYSで実現します。近年は各々自分の適性やレパートリーをより意識して活動するようになり三人の色の違いが出てきましたので、プログラムも多彩なものになりそうで楽しみです。とは言え、テノール三人寄ればかしましい(色んな意味で)…。どんなことになるのやら!この機会、どうぞお見逃し無く!」山本耕平

     *     *     *


作戦会議をする三人…


シャンパンで互いの結束を高めます!

そして、演奏予定プログラムが決まりましたので、こちらに発表致します!

<第1部>
・ロッシーニ/約束(城)
・トスティ/最後の歌(城)
・トスティ/魅惑(山本)
・トスティ/暁は光りから(山本)
・トスティ/夕べに(又吉)
・シューベルト/魔王(又吉)
・マイヤベーア/歌劇『ユグノー教徒』白貂よりなお白く(城)
・ヴェルディ/歌劇『シモン・ボッカネグラ』我が心に炎が燃える(又吉)
・ロッシーニ/歌劇『シンデレラ』そう、誓って彼女を見つけ出す(山本)
・ベッリーニ/歌劇『カプレーティとモンテッキ』愚かな!私がひと声上げれば(ロメオ:城&テバルド:又吉)
<第2部>
・ドニゼッティ/歌劇『連隊の娘』ああ、友よ、今日は何て楽しい日(山本)
・ドニゼッティ/歌劇『ポリウート』私が吸うこの空気は毒だ(城)
・ヴェルディ/歌劇『海賊』初恋の頃には(又吉)
・ロッシーニ/歌劇『オテッロ』さあ、来るがいい(オテッロ:城&ロデリーゴ:山本)
「これより本当の3人の競演」
・ウィーン我が夢の街
・サンタ・ルチア
・帰れソレントへ
・マレキアーレ
・グラナダ      ほか

三者三様、旬のテノールを存分に楽しめる、盛りだくさんなプログラム。皆様どうぞお楽しみに!

※当日の演奏順は記載の通りではありません。
※やむをえない事情により、演奏内容を一部変更することがあります。あらかじめご了承ください。

 
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第1日 テノールの競演'84

日時:2018年6月29日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:城 宏憲(テノール)、又吉秀樹(テノール)、山本耕平(テノール)
    村上尊志(ピアノ)、福井 敬(司会)

▼NIKIKAI Days 2018 の公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[1] オペレッタ研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいります。
まずはトップバッターの「オペレッタ研究会」をご紹介致します。

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<16:00~>【オペレッタ研究会】~エメリッヒ・カールマンの世界~
[構成]黒田晋也/[振付]川西清彦/[出演]赤澤 舞、栗本詠津子、小林晴美、近藤幸江、宗田舞子、珍田さほり、松本順子、松本麻希子、茂木真由美、森山由美子、黒田晋也/[ピアノ]山中聡子

<才能豊かな作曲家 カールマン?>
エメリッヒ・カールマンの『チャルダッシュの女王』をご覧になった事はありますか?ほとんどの方は、えっ?何?それ誰?分からない?だと思います。それが当たり前!オペレッタと言えば『こうもり』『メリー・ウィドウ』それだけ知っていれば十分です。しかし、オペレッタの本当の魅力はこのカールマンにあるのだと私は思っています。ハンガリー人のカールマンは、ブダペスト音楽院で音楽を学び、コダーイ、バルトークと机を並べていたそうです。西洋で唯一東洋の血を受け継ぐマジャール民族で私達日本人と同じ東洋民族なのです。ハンガリーの民族音楽は日本人に馴染み深い演歌と通じる所があり、何とも懐かしい、心にスーッと入って来る音楽なのです。カールマンは、ハンガリー音楽とヨハン・シュトラウスのワルツとその当時ヨーロッパで流行し始めたポピュラー音楽(ジャズ・タンゴ・シャンソン等)のリズム・和音等を匠に使いオペレッタを書き、歌い踊り演ずる事の面白さを、十二分に供えた作品を作りました。どうぞカールマンの音楽をお楽しみ下さい。オペレッタ研究会の思いと共にお客様に届けたいと思います。
(記:オペレッタ研究会代表 黒田晋也)


オペレッタ研究会 レッスン風景より

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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6月2日(土)はテノールと古楽のアンサンブル~福井 敬×アントネッロが紡ぐ、イタリア・バロックの世界

フィリアホール 横浜市青葉区民センターで開催されている、「土曜ティータイムシリーズ《音楽のある風景》」。
6月2日(土)の第47回は、テノール福井 敬と古楽アンサンブルのアントネッロが出演致します。
福井の情感溢れる歌唱と、アントネッロの躍動的な演奏のコラボレーションで、ロッシやカッチーニなど、イタリア・バロック初期の歌曲・器楽曲の数々をお送りします。

土曜日の昼下がり、美しいアンサンブルをご堪能ください。

 福井 敬

■■■ 公演情報 ■■■
土曜ティータイムコンサートシリーズ《音楽のある風景》第47回
福井 敬&アントネッロ
テノール&古楽アンサンブル

日時:2018年6月2日(土) 14:00開演
会場:フィリアホール 横浜市青葉区民センター
  (東急田園都市線「青葉台駅」より徒歩3分 青葉台東急スクエアSouth-1 本館5階)
料金:全席指定 5,000円
出演:
 ・福井 敬(テノール)
 ・アントネッロ(古楽アンサンブル)
   リコーダー&コルネット:濱田芳通
   ヴィオラ・ダ・ガンバ:石川かおり
   チェンバロ&バロックハープ:西山まりえ
予定曲目:
 ・ロッシ「美しい瞳が私を殺す」
 ・カッチーニ「アマリッリ、美しい人」
               ほか
※休憩中お菓子サービスあり

▼公演詳細ページ・チケットのお求めはこちらから
福井敬&アントネッロ テノール&古楽アンサンブル - 横浜市青葉区民文化センター フィリアホール


 
 

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[7]
~メリッソ役 金子慧一、的場正剛

いよいよ開幕まであと4日!二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』キャスト・インタビューの最後を締めくくるのは、メリッソ役の金子慧一(19日)と的場正剛(20日)です。

2018年2月『ローエングリン』でアンサンブル役ながらすでに二期会オペラ・デビューを果たした金子。次代の本格的バスとしての期待がかかります。的場は今回がデビューとなりますが、これまで「びわ湖ホール声楽アンサンブル」のメンバーとして多くのステージに立ってきた実績の持ち主。低声歌手ゆえの性質なのか(?)、ニューウェーブのチームの中にあってひときわ落ち着いた雰囲気を漂わせている二人ですが、果たして実際は!?

     *     *     *

――メリッソという役はどのような役でしょうか?

的場: メリッソという役は少々複雑です。『アルチーナ』の原作にあたる「狂えるオルランド」では魔女メリッサという女性です。そこにルッジェーロの師匠である妖術師アトランテのキャラクターが足されて生まれたのがメリッソです。

金子: その原作では、魔女のメリッサがルッジェーロを救出します。実は、ブラダマンテはアルチーナの島に訪れず、魔法の指輪をメリッサに託してルッジェーロの救出を依頼するのです。メリッサは万能の魔法使いで、違う人物に変身し敵を欺いたり、アルチーナによって獣や木に変えられた人々を元に戻したりと八面六臂の活躍をします。
オペラにおけるメリッソはそこまでの活躍はありません。ただ、要所要所に現れては意味深なことを喋って消えたり、全てを見通しているような発言が有ったり、ブラダマンテを守ったりと、元メリッサの片鱗が見え隠れするようなキャラクターとなっています。


金子慧一

的場: このオペラの為に生まれてきたキャラクターですので、原作があるにもかかわらずそこから役を読み取る事が難しいのですが、、、

金子: イメージとしては「指輪物語」のガンダルフのようなキャラクターでしょうか。

的場: 逆に言えば決まったキャラクターが無いので比較的自由に演じる事が出来る場面も多く、日々の稽古で演出家のエヴァ・ブッファマン先生と楽しく掘り下げています。
 
 
――メリッソのアリアについて。どのような内容ですか。

金子: メリッソはアリアが一つしかありません。このオペラを通して唯一魔法が出てくるシーンの後に歌われるアリアで、そのシーンとは、メリッソの持つ魔法の指輪をルッジェーロがはめると、彼にかかっていたアルチーナの魔法が解け、正気を取り戻すというシーンです。そしてその後に、今まで苦しめていた人(=婚約者であるブラダマンテ)のことを考えよ、と歌います。

――その曲の好きなところ、お客様に聴いてほしいところは?

金子: ヘンデルのオペラにおいてバスのアリアというのはそう多くはありません。そして『リナルド』や『オルランド』に出てくるような煌びやかなメリスマや装飾もメリッソのアリアにはないのですが、このオペラ全篇を通してかなり異質なアリアで、何と言っても他のアリアにはない通奏低音の迫力が聴きどころではないでしょうか。

的場: このオペラに限らず、アリアというものは大抵自分の気持ちの吐露となっています。しかしメリッソはブラダマンテ、そしてルッジェーロの為にこの一曲を歌います。厳しい口調の中に見える優しさ、誠実さを感じて頂けると嬉しいです。


的場正剛

――ずばり、今回の『アルチーナ』の魅力は?

的場: とにかく音楽が美しいです。そして純真、誘惑、心変わり、嫉妬、策略etc...アルチーナの島で繰り広げられる恋模様は必見!昼ドラも裸足で逃げ出す濃厚なものになっております。
そこにメリッソがどう関わるか……皆様にご覧になって頂きたいです。

金子: 2020年のバイロイトでの「リング」シリーズ全作品を全て異なる女性演出家が演出するとして話題になったように、今回の舞台も演出家、美術、衣裳と全て女性のチームによる舞台で、女性ならではの感性による舞台となっています。また、衣裳に関してはワンオフでの製作ということで、ビジュアル面でもお楽しみいただけるのではと思います。
 
 
――最後に、お客様にむけて。

金子: いい舞台になりますよう、演者一同精進して稽古に励んでおりますので、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ!

的場: 二期会研修所に入所した時から一つの目標であったニューウェーブ・オペラで二期会デビューが出来る事は本当に嬉しいです。鈴木秀美先生をはじめ、バロックオペラのスペシャリストの方々に囲まれて毎日の稽古は刺激まみれです。
出演者一同全力を持って取り組んで参りますので5月19日、20日は是非、めぐろパーシモンホールへ御来場下さい!

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▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[6]
~オベルト役 島内菜々子、齋藤由香利

開幕まであと5日!『アルチーナ』キャスト・インタビュー第6弾は、オベルト役のソプラノ島内菜々子(19日)と齋藤由香利(20日)。二人とも二期会オペラ・デビューを飾ります。
オベルトは島にやってきた独りの少年。実際にはボーイソプラノの役です。283年前(!!)のロンドン・コヴェントガーデンでの世界初演を務めたウィリアム少年は、成長後もオラトリオ《メサイア》でもソロを任さたり、ヘンデルのもとで歌っていました。
オベルトは一見、大筋には関係のない役のようですが、3曲のアリアはどれも充実しています。

     *     *     *

――オベルトは、どのような役ですか?

島内: 小さな男の子の役です。

齋藤: 船が難破し、アルチーナの統治する島へたどり着いた少年です。島でお父さんが行方不明となり探しています。

島内: 実はオベルトは、原作では登場していないキャラクターなのですが、ヘンデルが当時彼のお気に入りのボーイソプラノに役を与えるために加えられました。


島内菜々子

――オベルトのアリアの中から1曲選ぶとすれば?

島内: オベルトには3曲アリアが与えられていますが、どれも全く違う雰囲気を持っていて、まだ大人になりきらない、素直なオベルトの性格が表れていると思います。特に、最初の登場と共に歌うアリアは、お父さんを見つけられないオベルトの悲しみが深く表現されています。音型が表すたどたどしさ、そして少しずつ音が上がってく様などは、オベルトが感じている切なさを見事に表現しています。
稽古でも歌うたびに、新たな発見がある曲です。
 
 
――少年らしさが音楽に書かれているのですね。

島内: オベルトがいかにお父さんを大切に思い、探し続けているか、というところが繊細に表現されています。
オペラが始まるのはブラダマンテ達が島に到着したところからですが、オベルトはその前から、ずっとひとりきりで必死にお父さんを探していました。アルチーナの島では、これまで味方はひとりもおらず、頼れる人はいなかったのです。それでも、オベルトは最後まで決して諦めません。その孤独や、苦しみ、そして強さも表現したいです。
また、この曲がオベルトの他のアリアと、いかに雰囲気が違うか、というところにも注目していただきたいです。2曲目はもうすぐ父に会えると言われて胸のときめく様子を、3曲目はアルチーナへの激しい怒りを表しています。それぞれの全く違う曲の雰囲気を感じていただきたいです。
 
 
――好きな曲ならではの難しさもありますか?

島内: ダ・カーポ・アリアならではの、2回目冒頭に戻ってきた時のアレンジです。
ヘンデルが作ったオリジナルの曲を、いかにそのまま生かし、更にアレンジを加えたらいいのか、考え続けています。特にこの曲ははっきりとした特徴を持っているということで、特徴をそのままに残しながらアレンジをするということに難しさを感じますし、同時に、そこに私自身の考えをどう取り入れるか、試行錯誤できる魅力も感じます。
繰り返された時こそより強く、曲の素晴らしさを伝えたいです。

齋藤: 私は最後のアリアです。
探していた父がアルチーナの魔法によって獣に変えられていたとわかり、怒りを爆発させます。
 
 
――オベルトのアリアは3曲あるということですが?

齋藤: オベルトは1幕毎に1曲アリアがありますが、その度に真実に気づき成長していくように思います。この最後のアリアは守られる側から守る側への転換点、強くなったオベルトを聴いていただきたいです。


齋藤由香利

――『アルチーナ』を初めてご覧になるお客様に、ズバリこの作品の見どころ、聴きどころを。

齋藤: 10年程前に初めて『アルチーナ』をDVDで観たのですが、どのアリアも魅力的で終始引き込まれたことを覚えています。今稽古をしていてもアリア毎に感情移入させられて、ブラダマンテに同情したり、アルチーナの方に同情したり、ルッジェーロにいらついたり(笑)正義や悪があるのかないのか…誰に味方したら良いのかわからなくなります。でもそれだけ7人全員が魅力的だということで、それが見どころなのかもしれません。

島内: ずばり!レチタティーヴォです。
このオペラは人間関係が複雑だと思いますが、アルチーナの島が変化していく様子は、人間関係の変化に表れます。レチタティーヴォはそれぞれの人間性が率直に表現されていますし、物語が進むにつれてどんどん面白くなっていきます。そして、演じている歌い手がそのキャラクターの何を見せたいと思っているか、それもレチタティーヴォの呼吸ひとつに表れていると感じます。
1日目と2日目では違うキャラクターの見せ方を、どちらもご覧いただくと分かっていただけるかと思います。
 
 
――お客様にむけて、本番への意気込みをお願いします。

島内: キャスト・スタッフの方々に恵まれ、素晴らしい公演になると感じております!
オベルトは幼い部分も残りますが、賢く、まっすぐな少年です。私は、彼がこのオペラの中で物語の過程と共に成長していくように感じます。最初は悩みながらも、最後は自分の意志を貫く強さを持って、アルチーナから父を取り戻す。そんなオベルトの成長を、全体通じて表現したいです。お客様にも、ひとつひとつの場面を一緒に見守っていただけたら嬉しいです。
みなさまのご来場をお待ちしております!

齋藤: 昔の、異国の、魔法のある世界の物語ですが、人として感じることは現代の日本人でも同じ、ヘンデルの音楽にのって、その心の物語をお届けしたいと思います。お楽しみいただけましたら幸いです。

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▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[5]
~ブラダマンテ役 郷家暁子、和田朝妃

開幕迫る二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』キャスト・インタビュー第5弾は、ブラダマンテ役のメゾソプラノ郷家暁子(19日)と和田朝妃(20日)が登場です。
魔女アルチーナに婚約者を奪われてしまったため、島に救出にやってきた女性ブラダマンテ。上陸にあたり魔女たちに怪しまれないよう「リッチャルド」という婚約者の兄弟に変装しています。このことが、思わぬ事件をもたらすことに…
郷家暁子は、これが二期会オペラ・デビュー。一方、和田朝妃は、昨年『こうもり』オルロフスキー役に抜擢され、演出アンドレアス・ホモキからも高い評価を受けた逸材。二人が向き合うブラマンテ役、その魅力を聞きました。

     *     *     *

――ブラダマンテという役は?

郷家: 魔女アルチーナの魔法でアルチーナに恋してしまった恋人ルッジェーロを救いにアルチーナの島に男装して上陸する女性…複雑ですね(笑)
とても強く、愛情深い女性です。

和田: はい、芯が強く、情に熱く、曲がった事が嫌いで、周りに目もくれずに正しいと思ったことに向かって真っ直ぐ突き進み、心身ともにとても強いけれど、少し不器用、そんな女性です。


郷家暁子

――ご自身が歌われる歌(アリアが中心になると思いますが)の中で、これは、と思う1曲についてお話しいただきます。
まず、どのような内容の歌でしょうか。

郷家: 今回は残念ながら本来3曲あるうちの1曲、そして2曲目のBパートがカットになってしまい、フルで歌うのは第1幕の“E Gelosia, forza d’amore(それは嫉妬、愛の力)”です。
この曲は、元々恋人同士のオロンテとモルガーナ(彼女は男装したブラダマンテに一目惚れしています)の喧嘩を仲裁しようとしながらも、オロンテの嫉妬は自分もルッジェーロに対して同じように感じている事に気付き苦悩する曲です。

和田: 後半のアリア“Vorrei vendicarmi(復讐してやりたい)”もすてきです。
危険も顧みず助けに来たのに、いつまでたっても正気に戻らず、挙句の果てにアルチーナが作り出した魔法だと言い放ってきた夫ルッジェーロに対して、「あなたに復讐してやりたい!」と言い放ちます。

――それぞれの聴きどころは?

郷家: ブラダマンテの力強さと、アジリタ(細かく速い音形)で彼女の繊細さを出しているところでしょうか。

和田: 後半がカットされてしまいましたので、少し短いので寂しいですが、どんなに酷い事を言われても、引き下がらず、泣きつかず、自らを奮い立たせ、むしろ食ってかかる。女性としてのブラダマンテの強さが滲み出ていて、お気に入りです。

――その曲の難しいところは?

郷家: 基本的にブラダマンテの曲は速度が速く、歌い始めてしまうと、修正のきかない難しさがあります。
そして、オロンテとモルガーナに対して交互に一言ずつ言葉をかけるので、その度に「色」を変えないといけないという難しさ…まぁ難しさについては語ると一晩かかりますが(笑)それを感じさせずに彼女の気持ちを音楽にするという事は、とてつもなくやり甲斐を感じます。

和田: 実は当初、技術的に私には難しく、全然上手く歌えませんでした。ワンフレーズがとても長く、そのために息が続かず、声としてしっかり鳴ってくれない。だから、嫌いだったんです(笑)
ですが、演出がつくにつれて、その動きと気持ちが繋がって、少しずつ曲として完成していくことを最近やっと実感できました。


和田朝妃

――『アルチーナ』の見どころ、聴きどころを。

郷家: 初めてご覧になるお客様にも集中力が切れる事なく楽しんで頂ける舞台になると思います。ぜひニューウェーブ版『アルチーナ』をお楽しみ頂けたらと思います!

和田: アルチーナはもちろんのこと、周りのキャラクターにもそれぞれに合った曲がしっかり与えられていて、とても個性が強く描かれています。そして、その役を個性が強い歌手達が歌っているということが、楽しく見て、聴くことができる何よりの見どころ、聴きどころです!
 
 
――最後に、お客様にむけて。

郷家: ニューウェーブ公演は3年に一度です。これを見逃したらあと2年ありません!
我々、58期、59期、60期の精鋭による勢いのある舞台をぜひ生で観にいらしてください!!

和田: ブラダマンテをどのような女性として作り上げるか...皆様の心の片隅にふと残るような、私らしいブラダマンテのために、本番ギリギリまで彼女と向き合っていきますので、ぜひそんな彼女の勇姿を見に来て頂けたら、嬉しいです!

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▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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5月公演 ヘンデル『アルチーナ』~貴重なバロック・オペラの舞台上演!間もなくカーテンアップです!

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2018年5月公演 G.F.ヘンデル作曲オペラ『アルチーナ』は、公演を間もなくに控え、オーケストラの稽古も開始しています。
今回ピットに入るのはニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ。前回2015年の二期会ニューウェーブ・オペラ公演のために編成された、古楽器によるオーケストラです。指揮でチェリストの鈴木秀美をはじめ、管弦楽は国内外第一線で活躍する奏者と、東京藝術大学古楽科および桐朋学園大学古楽器科の学生も参加しています。
古楽器のオーケストラがオペラのピットに入ることは世界的にも非常に珍しく、それだけでも一聴の価値ありです!


鈴木秀美が指揮するオーケストラ稽古の様子

またキャストたちの立ち稽古も、最後の仕上げに向かっています。
物語を進めるレチタティーヴォの部分を支える通奏低音奏者(※)も通し稽古に出席、各キャラクターの心情を深めていきます。

▼(※)通奏低音の参考ブログ記事
5月『ジューリオ・チェーザレ』~“通奏低音”とは? - オペラの散歩道(二期会blog)2015年4月10日10:10


今回の通奏低音は2台のチェンバロ、チェロ、ハープ、テオルボにて編成

指揮の鈴木秀美、演出のエヴァ・ブッフマンとの連日の稽古により、若きソリストも日々進化しています。
ニューウェーブ・オペラ公演に出演したソリストからは、その後の二期会本公演キャストで活躍を続ける歌手を多く輩出しており、未来のニュースターの誕生をいち早くご覧頂ける機会となります!


稽古後はマエストロから演奏について様々なアドバイスが

『アルチーナ』が初演された283年前のロンドンの聴衆と、現代の私たちをつなげる公演。
本番は間もなくです!是非お誘いあわせの上お越しください。

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(3)
~6/30(土)「日本の童謡誕生百年を記念して」

Nikikai Days 2018をご紹介するコーナー第3弾は、第2日、6月30日(土)の「日本の童謡誕生百年を記念して ~歌い継がれてきた童謡から現代・朝岡真木子の童謡まで~」に注目します。
コンサートで自身の新作を披露、ピアニストとして出演する作曲家の朝岡真木子さんからメッセージをいただきました。

     *     *     *
「文部省主導による「唱歌」とは別に、文学や音楽の芸術家による文芸運動が起こり、大正7年(1918年)7月1日に児童文芸誌「赤い鳥」が発刊されて、ちょうど100年になります。第1部では時代の流れをふまえ、数々のなつかしい童謡を聴いていただきます。ここ10年位は「歌のおじいさん」として童謡をよく歌われていらっしゃいます中村健先生が花をそえてくださいます。第2部では、私の歌曲的な童謡をご披露致します。金子みすゞ生誕115年にあたる今年に、金子みすゞ童謡全集より5編を選び作曲させていただき、初演致します。やさしい言葉の中に温かい心深さと広がりを感じられ、それを音で表現できたらと思い、作曲致しました。」
     *     *     *

朝岡真木子 (あさおか まきこ:作曲・ピアノ) 略歴
東京藝術大学附属音楽高校を経て、東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。2011年「音のポケット」により、第41回日本童謡賞を受賞。洗足音楽大学講師を経て現在、一般社団法人 日本童謡協会 理事。公益社団法人 日本演奏連盟 会員。
〈主な作品〉
歌曲集:「花筏」(全音楽譜出版社)、「愛は光の中に」(音楽之友社)、「万葉の愛」「秋に寄せる四つの叙情」(音楽出版ハピーエコー)、「海六章」(音楽之友社)
合唱曲:「妖精模様」(全音楽譜出版社)、「サトウハチローの詩による五つの歌」(ドレミ楽譜出版社)、「まほろばの大和し美し」(全音楽譜出版社)、「花のなみだ」(全音楽譜出版社)
器楽曲:クラブサンのための4つの小品(日本作曲家協議会)、マンドリンオーケストラのための「リオの海風」「リオの祈り」「イグアスの虹」
オペラ:「葛の葉」「白鷺幻想」「三百年姫」「坦庵 熱き心の火」(国民文化祭参加作品)等

 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第2日 日本の童謡誕生百年を記念して
  ~歌い継がれてきた童謡から現代・朝岡真木子の童謡まで~

日時:2018年6月30日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:木内弘子(ソプラノ)、黒川京子(ソプラノ)、前澤悦子(ソプラノ)、
    和澤康代(ソプラノ)、清水邦子(ソプラノ)、吉田伸昭(テノール)、
    馬場眞二(バリトン)、朝岡真木子(作曲・ピアノ)、
    中村 健(スペシャルゲスト)

演奏予定曲:
《歌い継がれてきた童謡から》
 かなりや、赤とんぼ、からたちの花、かわいい魚屋さん、
 やぎさんゆうびん、アイスクリームの歌、トマト、
 おはなしゆびさん、バスの歌、ひょっこりひょうたん島 …ほか
《朝岡真木子作曲の童謡から》
 黒豆のなっとう、めをだしたのに、おにぎりの歌、だんごむし、
 流れ星 …ほか
《朝岡真木子作曲》
 金子みすゞの詩による組曲「うた」(仮題)<新作初演>

▼詳細は公演ページをご覧ください
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[4]
~オロンテ役 市川浩平、前川健生

アルチーナの島を守る武将オロンテ。アルチーナの妹モルガーナの恋人です。しかし、モルガーナは島にやってきたリッチャルドという青年(実はルッジェーロを探すために男装したブラダマンテ)に心を奪われます。
魔女アルチーナと騎士ルッジェーロ、婚約者ブラダマンテの三角関係がこのオペラのメイン・ストーリーとすれば、モルガーナとオロンテのカップルはサブ・ストーリーとして展開し、物語や人物相関を豊かなものにしています。「ちょうどモーツァルト『魔笛』でいうところのパパゲーノとパパゲーナのような存在ですね」と、演出のエヴァ・ブッフマン。

本公演のオロンテ役には、2016年イタリア声楽コンコルソでテノール大賞を受賞し、『ダナエの愛』『トロヴァトーレ』『ノルマ』等ですでに多くの舞台を踏んできている前川健生(20日)と、イタリア・ミラノで学んだ後、二期会オペラ研修所を首席修了、今回がデビュー公演となる市川浩平(19日)の二人の気鋭のテノールが登場します!

     *     *     *

――オロンテ役はどんな役ですか?

市川: 肩書きは武将で強そうですが、中身は女々しくて未練がましい・・・でも実際の男ってそういうものですよね(笑)腕力だけはありますがプライドが高くウジウジしていてデリケートなのが男です!
このオペラにおいてオロンテに求められているのは、理想の「漢」ではなく、現実に存在する「男」かな、と考えています。


市川浩平

――オロンテのアリアは3曲ありますが、あえて1曲あげるとすれば?

前川: 第2幕の“È un folle, un vile affetto(私の心を打ち負かすものは)”です。
オロンテは恋人のモルガーナに裏切られ、その腹いせに様々な嘘や卑怯な行動を取り、物語をかき乱すといった人物です。モルガーナからは貴方への気持ちはとうになくなったと言われ、彼女はオロンテの前を一度去ります。
このアリアは、モルガーナへの気持ちを払拭するかのように、「私の心を傲慢にも打ち負かすものは、彼女の美しさではなく、狂気と卑怯な執着なのだ!」と自分に言い聞かせるように歌う曲です。
 
 
―― どのような表現を心がけていますか?

前川: オロンテは非常にいびつで不器用で、何よりも繊細な心の持ち主です。
物語の中心ではありませんが、ストーリーをかき乱す重要な人物であります。しかし彼自身の行動が常に裏目裏目にでていき、彼も苦しむことになります。このアリアの前のシーンでモルガーナへの感情が爆発し、いわば躁状態ような状態で歌い上げる曲です。ですが、オロンテ自身徐々に心に限界を迎えそうになってもいます。一見キレてしまっているようで、どこかカワイソウな一面が見せられるようなバリエーションや音色を出していきたいと思います。


前川健生

――市川さんは?

市川: 3曲とも全く異なるタイプのアリアで、技術的にも感情表現的にも難しく、どれも「これはっ!」と思いますが、正直私はレチタティーヴォの方に思い入れがあります!
第2幕のアリア前にも、自身の名前を呼び、初めて自分の感情が溢れだすところ、彼女に言われたフラれ文句をそのまま言い返すところなどは、レチタティーヴォにもご注目ください!
めぐろパーシモンホールは広くてよく響くので、語りで進んでいく部分の歌詞をハッキリ聴かせるにはどうすればいいか、を考えております。声が小さすぎると遠くまで聞こえないし大き過ぎると今度は残響でやられちゃうのかなぁと。舞台稽古になったらうまいバランスをみつけたいです。
 
 
――二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演にご来場されるお客様にむけて。

前川: 『アルチーナ』はベルカントオペラの王道的な台本で、また魅力的な人物がたくさん登場してきます。一人一人の人物を各出演者が演出家のエヴァとディスカッションをしながら作り上げており、さらにそんな人物たちが化学反応を起こしながら物語が進んでいくさまをお楽しみいただければ幸いです。

市川: オペラはエンターテイメントですので、難しいことは抜きに純粋にライブでの音楽、テキスト、演技を楽しんでほしいです。
同時に、オペラには様々な時代背景、作曲家からのメッセージがあると思います。私がこのオペラを詳しく勉強する前、時代背景など気にせず純粋に先入観なしで感じたのは魔女狩りとニュートンでした。
終盤の合唱部分で「私は昔、石でした」というテキストからふと万有引力を連想し、魔女狩りの衰退時期とニュートンなどの科学者の出現に繋がりました。ラストのコーラスパートは、知性ある人達の考えが広まり、魔女狩りのような人間の闇が消えることで、全ての人が人間らしく生きられる、と言っているように感じました。
芸術作品も舞台も、発表してしまえば創り手にどんな考えがあっても、それをどう受け取るかはお客様に委ねられ、そこで感じたことは全て正解だと思います。今回の演出は、ヘンデルの『アルチーナ』という作品を通して皆様の自由な発想力を駆り立てる余地のある舞台になっていると思います。押し付けがましくなく寄り添ってくれる演出です。この舞台で皆様の感性を刺激するきっかけになれたら幸いです。
ベストを尽くします!!

     *     *     *

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~5/21(月)は【二期会NewFace】髙品綾野&高橋広奈 やさしいうた~癒しの調べをあなたに~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は5月21日(月)。髙品綾野と高橋広奈、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!

今回出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ 髙品綾野
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

私の母も声楽科出身でしたので、幼少期からクラシック音楽を聴くことやオペラを観に行くこともあり、口だけは私も音大へ行くなんて言っていたんです。ピアノは習っていましたが、いざ音大受験を考えた時にピアノ科では…となり、中学3年生頃から声楽も習いはじめ、そこで歌うことの楽しさを感じました。昔から人見知りが激しいところがあったので、人一倍緊張しますが、それを上回る歌う喜びを知れたことが本格的に声楽を始めるきっかけになりました。

――声種やレパートリーについて教えて下さい。

私はリリコ・ソプラノで『フィガロの結婚』伯爵夫人、『椿姫』ヴィオレッタをレパートリーとしています。今後さまざまな役に挑戦してみたいと思いますが、『ラ・ボエーム』ミミを演じたいと思っています。2017年東京二期会公演のオペレッタ『こうもり』ではロザリンデ役(アンダースタディ)を勉強する機会をいただき、ロザリンデも演じたい役の一つとなりました。

――今回のコンサートのテーマやポイントをお願いします。

“やさしいうた”というテーマなのですが、月曜の夜から癒されるそんな音楽をお届けしたいという気持ちからこのような題にしました。週明けの月曜日は一番疲れが出やすいそうです…そんな日にこそ、癒しの音色をお届けしたい!と思い日本の歌、耳なじみのあるクラシック等の名曲をご用意しております。

――共演者をご紹介下さい。

今回共演させていただく高橋広奈さんは表現力豊かな歌声で、私は研修所時代から引き込まれていましたので、今回ご一緒させていただける事になりとても嬉しいです。高橋さんは明るく優しい雰囲気をお持ちの方なので“やさしいうた”にぴったりで、二人で奏でる音楽を楽しみながら、癒しの音色を皆さまにお届けしたいと思います。

   *   *   *


ソプラノ 高橋広奈
――自己紹介と、声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

岩手県出身のソプラノです。高校生になって「ピアノをずっと習ってきたし、将来は音楽の先生かなぁ」とぼんやり考えていた時に、その為にも声楽の試験があると知って歌を習い始めました。そしたら、自分でも驚く程に楽しくて!その後、人生で初めてオペラを見る機会に恵まれたのですが、そこで受けた衝撃は物凄かったです。直感的に、私は将来この舞台に立っているだろうと感じ、この世界に飛び込みました。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

声種としては、ソプラノ・リリコ・レジェーロと判断しています。生涯で取り組みたい役は、グノー作曲『ロミオとジュリエット』のジュリエット役です。大学院時代、自分の修士演奏にこの役を選んだのですが、美しい音楽に何度も心を溶かされました。全幕演奏される機会は少ないですが、必ず歌いたい役です。

――今回のプログラムについて。

今回は、“あたたかくやさしい”ソプラノの響きを楽しんで頂こうと思い、髙品さんの歌う「風を見た人」の詩が収録されている詩集『やさしいうた』からタイトルを頂きました。私は、このような雰囲気をもった曲が大好きです。幼い頃に感じた、おかあさんのあたたかさ。結婚の喜びや祝福を包み込むやさしさ。など、幸せな曲を詰め込みました。

――共演者のご紹介をお願いします。

髙品さんは研修所マスタークラスの同級生です。音楽に真摯に向き合う姿と、ちょっぴり天然なギャップを持った優しい彼女のことがみんな大好きでした♪今回のテーマも、彼女の持つあたたかい音色にぴったりだと思います。今からご一緒するのが本当に楽しみです。

   *   *   *

アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」は、ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにお楽しみいただいております。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第194回【二期会New Face】やさしいうた ~癒しの調べをあなたに~

日時:2018年5月21日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:髙品綾野(ソプラノ)、高橋広奈(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 木下牧子 「風をみたひと」
 木下牧子 「おんがく」
 ベッリーニ 歌劇『夢遊病の娘』より 「私にとって晴れやかな日」
 モーツァルト 歌劇『フィガロの結婚』より 「そよ風に寄せるうた」
                       ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」 2018年度シリーズ出演者決定&チケット発売迫る!

Hakuju Hall主催の、若手歌手によるコンサートシリーズ「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。これまでの出演者たちは、その後、東京二期会のオペラ本公演をはじめ、活躍の場を次々に広げています。
6年目を迎える本年度は、この春、二期会オペラ研修所第61期マスタークラスを優秀な成績で修了した若きオペラ歌手7名が出演いたします。

華やかなオペラの大舞台に羽ばたいていく未来のスター歌手たちによる、約1時間のモーニング・コンサート。
「新しい声」のデビューの瞬間、是非お聴き逃しなく!

チケットは5月19日(土)より「Hakuju Hallチケットセンター」で発売。
現在、各回ともプログラムを準備中です。どうぞご期待ください!

■■■ 公演情報 ■■■
「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」
二期会新星トップ7名による、ときめきのデビューコンサート!

会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)
    ・小田急線 代々木八幡駅 南口 もしくは
    ・千代田線 代々木公園駅 1番出口 より徒歩5分
料金:各回とも 全席自由 500円(税込)

各回の日時と出演者:
[第16回]
2018年9月27日(木) 11:00開演(10:30開場)

ソプラノ 牧野元美

テノール 根津久俊

ピアノ 河野紘子
 
【プログラム】
●R.シュトラウス:歌劇「アラベラ」より “私のエレメール!” (牧野)
●モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より “愛しい人よ許して下さい” (牧野)
●ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より “人知れぬ涙” (根津)
●チマーラ:海の詩 (根津)
                  ほか
▼公演ページ
第16回 二期会 モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - ハクジュホール
 
[第17回]
2018年11月8日(木) 11:00開演(10:30開場)

ソプラノ 金見美佳

ソプラノ 横森由衣

ピアノ 髙木由雅
 
【プログラム】
●プーランク:歌曲集「メタモルフォーズ」 (金見)
●モーツァルト:歌劇「魔笛」より “愛の喜びは露と消え” (横森)
●プーランク:歌劇「ティレジアスの乳房」より “いいえ、旦那様” (横森)
                  ほか
▼公演ページ
第17回 二期会 モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - ハクジュホール
 
[第18回]
2019年1月24日(木) 11:00開演(10:30開場)

ソプラノ 内田千陽

ソプラノ 徳山奈奈

テノール 澤原行正

ピアノ 朴 令鈴
【プログラム】
●ヴェルディ:歌劇「運命の力」より “神よ、平和を与えたまえ” (内田)
●ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」より “エルナーニよ、一緒に逃げて” (内田)
●ドヴォルザーク:歌劇「ルサルカ」より “月に寄せる歌” (徳山)
●モーツァルト:歌劇「魔笛」より “なんと美しい絵姿” (澤原)
●ヴェルディ:歌劇「椿姫」より “燃える心を” (澤原)
                  ほか
▼公演ページ
第18回 二期会 モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - ハクジュホール

*出演者・曲目・曲順等が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所  
協力:二期会オペラ研修所  後援:公益財団法人東京二期会
チケット一般発売日:2018年5月19日(土)

▼ご予約・お問合せはこちら
Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700
 火~土 10:00~18:00(※祝日・休館日を除く)

▼予定プログラム等の公演詳細は決まり次第、主催者ウェブサイトに掲載されます
Hakuju Hall (ハクジュホール)
 
 

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[3]
新しいヒーロー(ヒロイン?)が誕生!~ルッジェーロ役 花房英里子、杉山由紀

これまでにも、嘉目真木子、山下牧子、望月哲也、大沼 徹など、日本のオペラ界の第一線で活躍する歌手のデビューの場となってきた二期会ニューウェーブ・オペラ劇場。
前回公演2015年『ジューリオ・チェーザレ』でタイトルロールを飾り、翌年東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』作曲家役を好演したメゾソプラノ杉山由紀は、今回も男性役のルッジェーロで主演(20日)します。同役には、まさにこの舞台がデビューとなる花房英里子(19日)。また新しいヒロイン(男性役だからヒーロー?)が誕生するでしょうか。

     *     *     *

――花房さん、二期会デビューおめでとうございます。

花房: ありがとうございます!
 

花房英里子
 
――(二人に)ルッジェーロはブラダマンテという婚約者がいながら、魔女アルチーナの誘惑に囚われてしまった青年騎士ですが、演じてきてどのような役でしょうか。

花房: 彼は戦士なのですが、生まれてすぐに『戦いの中で死ぬ』という予言を受け、その運命から逃れるために、島にやってきて……アルチーナに出会うのです。

杉山: アルチーナに魔法をかけられ、アルチーナを愛し、官能的で堕落した日々を送っています。アルチーナが数々の男を好きになり、飽きると魔法を使って動物や岩に変えていく姿を見ているルッジェーロは、自分がアルチーナに一番愛されている、と自信を持っているのです。
しかし、そこにリッチャルド(実は恋人ブラダマンテが男装)が現れ、状況が一変します。彼に嫉妬心を強く感じ、自分も獣に変えられるのではないかと恐れ、苦悩していくことに。

花房: 彼は、戦士としての強さも持ち合わせていますが、同時に快楽への純粋な渇望も抱いていて、色んな意味で男らしい人間だと思います。魔法が解け、愛しいブラダマンテを思い出してからも、どこかでアルチーナを追い求めてしまう、人間らしさを備えています。
 

杉山由紀
 
――ルッジェーロのアリアでそれぞれのおすすめを教えてください。

杉山: 第2幕3景の“Mi lusinga il dolce affetto(優しい愛情が私の心を和ませる)”が一番好きです!
魔法によってアルチーナを愛していた時の想いと、本来の恋人ブラダマンテとの想いに悩み歌います。演出家のエヴァさんは、「アルチーナとブラダマンテ、二人の女性を天秤にかけていると思ってもいいのでは?」とおっしゃっていました!
 
 
――その曲の好きなところ、お客様に聴いてほしいところは?

杉山: 歌詞の内容は上記の通り、全国の女性を敵に回すような内容ですが、マイナスイオンが出ているんじゃないかと思うほど美しい音楽です。
余すことなく聴いていただきたいです。
 
 
――花房さんはいかがでしょうか

花房: 良い曲ばかりで、選ぶのが難しいのですが…私はその後の“Mio bel tesoro(僕の愛しい人よ)”をあげたいと思います。
 
 
――どのような内容の歌でしょうか。

花房: アルチーナの魔法が解け、愛するブラダマンテを思い出します。島から逃げるために、 魔法が解けたことを隠しながらアルチーナと再び対峙し、疑われないように愛を語るのです。「僕の愛しい人、僕は愛する人に対して忠実だ」そこに続けてこう呟きます「(だがそれはお前ではない。)」
 
 
――その曲の好きなところ、お客様に聴いてほしいところは?

花房: 曲自体は大変シンプルな言葉と音楽で綴られていますが、その影には愛や、疑いや、緊張といった、複雑な感情が渦巻いています。アリア冒頭、ルッジェーロの歌に応えて、オーケストラが同じテーマを奏でる、その優しいが故の切なさを感じていただけると幸いです。
魔法にかかっていたとは言え、深く情を通わせあった相手に偽りの愛を語る。けれどそれは、婚約者に対する愛の現れでもあります。これらの愛は果たして真実の愛なのか、それとも義務なのか?このオペラ全体のテーマに繋がる、人間の心情の複雑さを表現するのが、大変難しいです。
 
 
――『アルチーナ』を初めて鑑賞される方にむけて

杉山: 魔女・魔法といったキーワードが出てくるので、ファンタジーの世界が広がるのかと思いきや、様々な感情が渦巻く、非常に人間くさいオペラとなっております。 
それぞれキャラクターの心境が複雑に要り組む作品ですが、自分が好きなキャラクターを見つけて、心の動きを一緒に追って行くのも面白いと思います!
そして、ちょっとドSな色気が漂う、渡邊・アルチーナ・仁美が見どころです!ルッジェーロ杉山との濃厚なシーンもございますので、お見逃しなく!(笑)
 
 
――本番への意気込みを。

花房: 人間とは、強く、そして弱い存在です。欲望、愛、情、義務、理性など、複雑な想いを抱えながらも、人と関わり合い、生きています。『アルチーナ』に登場する人物達は皆、何を思い、そしてどの様に変わっていくのか?そんな人間模様の移り変わりを楽しんでいただけるようにがんばります。
ご来場をお待ちしております!

杉山: ルッジェーロは、私がズボン役に憧れるきっかけとなった役で、この役を演じることを一番の目標にしてきました。あまり上演されることがないこのオペラで、しかも憧れていた役で出演させていただけることが本当に嬉しいです。
鈴木秀美マエストロとニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウの皆さんとキャストで創り上げるバロック音楽をお楽しみいただければ幸いです。
個性がぶつかり合う、とても刺激的なオペラとなると確信しております!ご期待ください!

     *     *     *

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[2]
モルガーナ役 宮地江奈、今井実希

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』キャスト・インタビュー第2弾は、モルガーナ役の宮地江奈(19日)と今井実希(20日)の登場です。宮地、今井とも二期会デビュー・ロールとなるモルガーナ。魔女アルチーナの妹で、自らの欲望のままに生きる姉アルチーナに対してモルガーナはどのような「魔女」なのでしょうか。聴きどころは?
実際に演じるふたりに聞いてみました。

     *     *     *

――モルガーナは、どのような役ですか?

宮地: アルチーナと姉妹の魔女モルガーナは、喜怒哀楽が激しく、感情の赴くままに生きる自由な女性です。

今井: この女性は何事にも縛られることなく、自分にただただ正直に、この物語を駆け抜けます。彼女の自由な生き様はこのオペラの嵐となり、周りを巻き込んでいきます。

宮地: 今回のオペラでは、取っ組み合いの喧嘩をしたり、意中の男性を押し倒したり、常に全力投球なところが魅力です。


宮地江奈

今井: 無邪気な少女のようでありながら、官能的な妖女。彼女の玉虫色に輝く魅力に私も取り込まれています。
 
 
――モルガーナ役のアリアから聴きどころを1曲ずつ紹介してください。

今井: 第1幕の最後の“Tornami a vagheggiar(また私を喜ばせに来て)”、非常に有名なアリアです。恋が叶った(と勘違いしてしまった)彼女の喜びが、キラキラのコロラトゥーラによって歌い上げられます。
 
 
――その曲の好きなところは?

今井: ずばり、その機械的ともいえる複雑なメロディラインです。繰り返しの装飾部は、歌い手それぞれの個性が発揮される部分ですので、そこにも是非耳を傾けていただきたいです。
演出としても、とても動きのある面白い場面です。演出と歌唱、どちらも印象的でなければ意味がないと思っています。なかなかに作り甲斐のある一曲です。


今井実希

宮地: モルガーナのアリアは全部で4曲ありますが、中でも3幕で歌う“Credete al mio dolore(私の後悔を信じて)”が印象深い一曲です。
 
 
――どのような内容の歌でしょうか。

宮地: 恋人のオロンテに向かって、「自分の犯した過ちを後悔している」と許しを請う歌です。
 
 
――「ここを聴いてほしい」と思うところは?

宮地: バロック・チェロと歌のみによって作り出される静かで、物憂げな世界観が初めて聴いたときから大好きです。皆様にも是非その独特な世界観を感じて頂けたら嬉しいです。
 
 
――オペラ『アルチーナ』の魅力は?

宮地: 非常に高度な技術を要する演奏に、果敢に挑む出演者全員が見どころであり聴きどころです。感情と技術の狭間で、超絶技巧的なパッセージを懸命に歌う歌い手の姿が、とてもかっこよく見えます。
今回は演出のエヴァさんの求める、それぞれの心から湧き出る感情に基づいたリアリティのある表現と相まって、さらに見応えがあると思います。一体どんな表情で歌っているのか、どんな身体の動きなのか、大変そうなのか、それとも簡単そうなのか、色々な視点で、観察するようにまじまじと見て頂きたいです!

今井: この作品は、その殆どがアリアで構成されています。ここまでの数のアリアを一本のオペラの中で聴いていただける機会は少ないのではないでしょうか。アリアはその役の真意が歌われます。アリアの中に登場人物それぞれの人物像を見出していただけたら嬉しいです。
 
 
――では、最後に、本番への意気込みを。

今井: 二期会での初舞台、これはオペラ歌手を目指し始めた頃からの大きな夢でした。持てる全てのエネルギーを、モルガーナに落とし込みます。是非、お楽しみください!!!

宮地: エヴァさんの演出のもと、日々モルガーナの思いを深く深く探りながら、稽古に取り組んでいます。ときには汗だくになるほど激しくリアルな表現を求められ、毎日筋肉痛ですが、自分の中の表現の幅が少しずつ広がっていることを感じ、新しいことを吸収していく喜びを感じています。
このオペラの面白さを伝えられるよう、自分自身も楽しんで、最後まで全力で走りきります!

     *     *     *

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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演出 エヴァ・ブッフマンより皆様へ ~公演迫る!『アルチーナ』動画メッセージ~

いよいよ公演まで約2週間となった『アルチーナ』。
名作オペラとして、ヨーロッパでは上演頻度が高い演目ながら、日本ではこれまで中々にご覧いただけなかった完全舞台(フル・ステージ)形式での上演を、彼女がいかに描き出すのか。ビデオ・メッセージにてどうぞご覧ください!


エヴァ・ブッフマン Eva Buchmann

▼メッセージ動画はこちら

「これは島に棲む魔女アルチーナについてのオペラです。彼女はひとたび夢中になった男性を、飽きては魔法の力で野生動物に変えてしまいます。『アルチーナ』はおとぎ話で、「魔法オペラ」ですが、同時に心理劇でもあり、今回の演出ではそれも示したいと思っています。
今まさに歌手たちと稽古の最中ですが、彼らはとても積極的で、集中して取り組んでいますので、稽古は本当に充実しています。」

いよいよ良いお席の残りが少なくなってまいりました。どうかご予約はお早目に!

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(2)
~6/29(金)「テノールの競演 '84」その2:城 宏憲メッセージ

Nikikai Days 2018 オープニングの6月29日(金)「テノールの競演 '84」。城 宏憲、又吉秀樹、山本耕平という、今、注目されるテノール3人による公演紹介の2回目。今回は城 宏憲からのメッセージ、そして3人が東京二期会オペラ劇場で主演したときの写真をご覧ください。

     *     *     *
「東京藝術大学というところは本当に不思議なところで、何年かに一度、もの凄く才能豊かな学年が現れるんです。そんな粒ぞろいの平成16年度入学生を、先頭を切って牽引していたのが山本くん、一番目立っていたのが又吉くんでした。僕は1つ上の学年でしたが、学年の垣根を取りはらって何回も彼らの企画に混ぜてもらいました。それは、一緒に演奏するのが本当に楽しかったから。僕たちは学生の時から、互いに刺激を求め合う仲だったんです。それぞれに二期会という新たな学び舎でオペラデビューを終え、これからの将来を互いに見据えている今、果たしてどんな興奮する舞台が作り上げられるか、本当に楽しみにしています。学生時代に思い描いた僕たち『三人のテノール』のコンサート。決して忘れる事のない『新たな青春の1ページ=僕らの夢』を、二期会とサントリーホールと共にお送りします!どうぞご期待ください!」 城 宏憲
     *     *     *


東京二期会オペラ劇場2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』
カヴァラドッシ役の城 宏憲(左)


東京二期会オペラ劇場2017年11月公演 J.シュトラウスII世『こうもり』
アイゼンシュタイン役の又吉秀樹(手前左)


東京二期会オペラ劇場2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』
マントヴァ公爵役の山本耕平(手前中央)
 
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第1日 テノールの競演'84

日時:2018年6月29日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:城 宏憲(テノール)、又吉秀樹(テノール)、山本耕平(テノール)
    村上尊志(ピアノ)、福井 敬(司会)

演奏予定曲:(プログラムも近日発表いたします!)
【城】
ヴェルディ:オペラ『ルイザ・ミラー』より 「穏やかな夜には」
マイヤベーヤ:オペラ『ユグノー教徒』より 「白甜よりなお白く」
ドニゼッティ:オペラ『ポリウート』より 「私が吸うこの空気は毒だ! 汚された我が名誉よ」  ほか
【又吉】
ヴェルディ:オペラ『シモン・ボッカネグラ』より 「何てこと!慈悲深い天よ」
ヴェルディ:オペラ『海賊』より 「初恋の頃はすべて微笑んでいるようだった」
シューベルト:「魔王」  ほか
【山本】
ロッシーニ:オペラ『チェネレントラ』より 「そうだ、もう一度彼女を見つけ出すことを誓う」
ドニゼッティ:オペラ『アルヴァ公爵』より「清らかで美しい天使」
モーツァルト:オペラ『後宮からの逃走』より「愛こそが私のたより」  ほか

▼詳細は公演ページをご覧ください
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[1]
アルチーナ役 梶田真未、渡邊仁美

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』もいよいよ開幕間近!
ここからは出演者と聴きどころをご紹介するキャスト・インタビュー・シリーズをお楽しみください。

まずは、タイトルロールのアルチーナ役を務めるソプラノ梶田真未(19日)と渡邊仁美(20日)から!
オペラの舞台となる魔法の島に棲む魔女アルチーナ。高潔さと高慢さ、強さと弱さ、魔術的な妖艶さと人間的な素直な感情を併せ持つこの役をどのように表現しようとしているのでしょうか。梶田も渡邊も、この舞台が二期会オペラ・デビューとなります。

     *     *     *

――『アルチーナ』タイトルロールご出演決定おめでとうございます。
   アルチーナはどんな役ですか?

渡邊: ありがとうございます。

梶田: アルチーナは全ての元凶であり、この話の軸であると思います。女王としてこの物語の舞台となる島を統べており、男を唆し、飽きたら石や獣に変えてしまう、恐ろしい女性です。いつも自身に満ち溢れ、愛を自由自在に操り、自分の思う通りに物事を動かしています。


梶田真未

渡邊: そんな悪役ですが、生身の女性と同じように、もしかしたらそれ以上に人間的かつ非力で感情豊かな存在です。愛の悦びを語ったり、愛しい人を想って涙したり、思いのままに怒ったり、子どものように号泣したり…私の中の"女"のすべてを出し切って、またさらに新しい自分を発見しながら演じたいと思います。
 
 
――アルチーナの聴きどころのアリアを1曲挙げるとすれば?

渡邊: 歌わせていただくアリア全てに思い入れがあり、1つだけに絞ってご紹介するというのは本当に難しいのですが…もっとも大きな存在だと感じる曲はやはり、第2幕の”Ah, mio cor(ああ、私の心よ)”でしょうか。作中6曲あるアルチーナのアリアのうち3曲目にあたるのですが、歌詞も音楽も愛憎が入りまじり、アルチーナが崩壊に向かっていくことを予感させるような、ドラマチックな曲です。


渡邊仁美

梶田: 私も同じ曲を挙げました。恋人に裏切られたとわかり、悲しみに打ちひしがれる曲です。この国の女王として、そしてアルチーナ自身のプライドを保とうとする心と、女として裏切られた悲しみ、苦しみがせめぎ合い、初めて大きく彼女の心が揺れ、共感できるような心情が見えてきます。その繊細な、けれど重大な変化の部分を聴いていただきたいです。
 
 
――その曲の難しいところはありますか?

梶田: 精神的にも音楽的にもとても緊張感の溢れる場面で、物語の折り返し地点であるようにも思います。アルチーナに初めて降りかかる脅威への驚きと、裏切られた悲しみと静かな怒りが入り混じった複雑な感情をどのように表現するか、難しく悩んでいます。私はこの曲をどのような表現方法で音楽を紡ぐか、まだ答えは出ていません。

渡邊: アルチーナのアリアは、どの曲も感情が細やかに描かれていて、よろこび、悲しみ、怒り、恐れ…どれをとっても全てがキラキラ輝いています。300年も前に作曲された音楽がこれほどまで心に訴えかけてくるということに、私自身日々新鮮な驚きと魅力を感じながら歌っています。
 
 
――では『アルチーナ』全篇で、聴きどころは?

梶田・渡邊: 全部です!
 
 
――本番への意気込みを

梶田: 勉強を初めてアルチーナに近づいてみると、とても個性的で目が離せないキャラクターばかりで、ストーリーもめまぐるしく動き、どんどん魅力に引き込まれていきました。そんなアルチーナの世界をより魅力的にお伝えできるよう頑張ります!

渡邊: 3年前の二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』を観て、自分もいつかバロックオペラに挑戦したいと強く願っていました。それがこんなに早く叶い、またそのとき主演されていた憧れの杉山由紀さん(『ジューリオ・チェーザレ』題名役にて出演)と今回共演させていただけることにも、大きな喜びを感じています。
稽古場で涙が出そうになるほど感情の動くこの音楽を、一人でも多くのお客様にお伝えしたいです。
是非劇場にお越しください。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

     *     *     *

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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【イベント・レポート】4月21日開催、5月『アルチーナ』公演プレ・トーク&コンサート

5月の二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』公演までおよそひと月前となった4月21日(土)、めぐろパーシモンホール 小ホールにて、同公演のプレ・イベント「《二期会プレ・マチネ》バロック・オペラは魔法の世界!~ヘンデル『アルチーナ』公演 プレ・トーク&コンサート~」を開催しました。



めぐろパーシモンホール 外観

今回が初来日となる演出エヴァ・ブッフマンのプレ解説と、キャストを代表して和田朝妃(ブラダマンテ役)、市川浩平(オロンテ役)が自身のアリアを披露!チェンバロは上尾直毅がつとめました。



それでは、ブッフマンによる当日の解説の模様をお伝えいたしましょう。

     *     *     *

コンニチハ。
ヘンデル作曲のオペラ『アルチーナ』は、英雄や奇跡や魔法といった要素からなるおとぎ話であると同時に、私たちと同じ人間の物語でもあります。



オペラ『アルチーナ』の原作は、『オルランド・フリオーゾ(狂えるオルランド)』という、今でもイタリアでは知られた物語のひとつです。原作の大筋は、オルランドという騎士の物語で「義理」や「愛」がテーマとなっているといえますが、実はそこに数多くのサブストーリーがあり、オペラ『アルチーナ』もそのひとつです。なお、ヘンデルは『オルランド・フリオーゾ』からほかに2つのオペラ『リナルド』『オルランド』も書いています。

ドイツ生まれのヘンデルは旅先のイタリアに滞在中、このオペラの台本に出会いました。それは当時有名なカストラート歌手ファリネッリの兄であるブロスキ作曲のオペラのために書かれた台本でした。ヘンデルにとって、この台本は、かつてないほどに幅広い人間の感情を表現できる、格好のオペラの題材でした。

島に棲む魔女アルチーナがこの物語のタイトルロールです。何人もの男性を誘惑し、飽きては魔法で動物に変えてしまいます。青年騎士のルッジェーロは、彼女の最後の「被害者」。そして、彼の本当のフィアンセであるブラダマンテがルッジェーロを救い出すためにアルチーナの島に到着するところから、この物語が始まります。
そのほか、原作にはいなかった人物がオペラには加えられていたり、新しい設定が施されたりもしています。
モルガーナとオロンテのカップルは、ちょうどモーツァルト『魔笛』のパパゲーナとパパゲーノのようにアルチーナのストーリーの下部でパラレルに展開してきます。
また、原作ではルッジェーロの弟であるリッチャルドが兄を助けに現れますが、このオペラでは、恋人のブラダマンテがリッチャルドに変装して島に乗り込むという設定に変わっています。モルガーナはその男装のリッチャルドに心奪われてしまいます。



ヘンデルが活躍していた頃の上演は今とは違うものでした。オペラは形式に則って書かれていました。劇場の機構もいわゆる「書き割り舞台」とこんにちいわれるもので、劇場が持っている広場、宮殿、森といった背景画を吊るして舞台転換を行っていました。演技も大きく異なり、バレエのように言葉の意味や表現する感情に対してポーズが決まっていたのです。そしてオーディエンスも、現代とは違って、飲食をしながら、巷のゴシップ話をしながら、そして、しばしばご贔屓の歌手には大喝采の声を上げるのでした。

今、私たちがオペラ『アルチーナ』を上演するときには、より自然でリアリティのある演技が求められます。私たちは、この作品の魔法劇の要素を含みつつ、人間のリアルな心理ドラマとして描こうと思います。
今回の舞台を作る上で、装置や衣裳、照明のチームともに、おとぎ話のような舞台の始まりを作ることができました。豊かな色彩とともに神秘的な雰囲気がただよい、バロック時代の様式感をもった衣裳には登場人物の性格があらわれているでしょう。
アルチーナは男を誘惑する人として描かれますが、誘惑を拒否されるとまたたくまに自信を喪失してしまいます。アルチーナにとって、「魔法」と「自信」とはかたく結びついているものです。彼女が拒否を受けたとき、魔力は解け、おとぎ話が現実へと変わっていきます。

今、まさにリハーサルの最中です。私にとって、若い才能のある歌手たちがきわめて高い集中力と意欲を発揮されている中で一緒に仕事に取り組めることは大きな喜びです。人物たちの演技はできる限り自然にそれぞれのモチベーションから生まれてくるキャラクターを活かしたいと考えています。
どうぞ5月の本公演でまたお会いしましょう。ありがとうございました。

     *     *     *



後半のコンサートでアリアを披露する和田朝妃(上)と市川浩平(下)。チェンバロ伴奏は上尾直毅。


カーテンコール
左から、上尾、島田彌六(通訳、本公演の演出助手)、ブッフマン、和田、市川
 
 
▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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テノール高田正人が出演する NHK「ラジオ深夜便」“ミッドナイトオペラ”
ご好評につき今年度も放送決定!!

テノール高田正人による、オペラ歌手ならではの視点で語る解説が大好評のNHK「ラジオ深夜便」“ミッドナイトオペラ”。ご好評に応え、今年度もオペラの世界へ誘う楽しいお話をお届け致します。

今回の生放送ではピアニストの河原忠之さんをゲストにお迎えし、前半は「遺産相続大騒動」と題して、今夏東京二期会でも上演するオペラ『ジャンニ・スキッキ』を取り上げます。プッチーニの描いたドタバタ喜劇の面白さを、高田の留学時代の話なども交えながら、名曲とともにお聴きください。
日付けが変わって後半は「忘れられないオペラから」をテーマに、それぞれの忘れられないオペラのアリアなどをお届けします。また河原さんのピアニストとしてのお話や、コレペティトールという仕事についてのお話なども、たっぷりと語ってくださいます。
実際に河原さんが演奏されている曲も聴けるかも・・・!

春の深夜のひととき、ぜひお楽しみください♪

 高田正人

◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
NHK「ラジオ深夜便」
【ミッドナイトオペラ】

放送日時:2018年4月30日(月・振)深夜~5月1日(火)未明
放送局:R1 NHKラジオ第1
放送内容:
●前半〔4月30日 午後11時台(11:10~)〕
 《遺産相続大騒動》
 ・プッチーニ オペラ『ジャンニ・スキッキ』より
    “私のお父さん”
    “フィレンツェは花咲く木のようだ”
    “公証人の所へ急いで行け”     ほか             
●後半〔5月1日 午前0時台(ニュース、スポーツ等に続き)〕
 《忘れられないオペラから》
 ・プッチーニ オペラ『トスカ』より “星は光りぬ”
 ・ヴェルディ オペラ『椿姫』より “ああ、そはかの人か~花から花へ”  ほか
出演:高田正人、河原忠之、遠藤ふき子(アンカー)

▼詳しい番組情報はNHKのウェブサイトをご覧ください。
ラジオ深夜便 - NHK
 (番組予定表「4月30日」の文字をクリックしていただくと当夜の情報が表示されます。)

▼番組内容に関する公演情報
2018年9月公演 プッチーニ〈三部作〉『外套』/『修道女アンジェリカ』/『ジャンニ・スキッキ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2018年9月6日(木)18:30/7日(金)14:00/8日(土)14:00/9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 ※高田は6日と8日の『外套』に出演。《チケット発売中!》
 
 

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指揮 鈴木秀美より皆様へ ~『アルチーナ』の魅力とは?~

2015年『ジューリオ・チェーザレ』での瑞々しい演奏も記憶に新しい、指揮の鈴木秀美。
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル『アルチーナ』公演まで約1か月となり、連日の稽古が続くなか、皆様へメッセージが届きました!


鈴木秀美

▼メッセージ動画はこちら

「アルチーナはオペラの中では魔女とされていますが、作中では魔法は一度も使われません。女性が男性をどんどん捕まえて、飽きてしまうと石や木などに変えてしまう。(アルチーナは)怖い魔女ということになっていますが、現実の世界でもこのようなことはたくさん起きているのではないでしょうか(笑)。
また、アルチーナが本当の愛に目覚めて、ルッジェーロに恋をしてしまった時には、魔力が一切失われてしまうところも涙を誘いますし、色々と現実の生活に反映されるようなところがあります。
作曲家のヘンデルが生きており、『アルチーナ』が演奏されていた時代のロンドンの聴衆も、また現代の聴衆も同じように感情移入をすることができる。それが、何百年経ってもヘンデルのオペラを魅力的にしている理由の一つだと思います。」

この機会に是非、バロック・オペラをご体感ください!良いお席のご予約はどうぞお早目に。

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(1)
~6/29(金)は「テノールの競演 '84」

サントリーホールの改修工事によるお休みを経て2年ぶりの開催となる、二期会のアーティストによる3日間の連続演奏会「NIKIKAI Days@Blue Rose 2018」。6月29日(金)~7月1日(日)、サントリーホール ブルーローズで開催致します。

今年のオープニングとなる、6月29日(金)19:00開演は「テノールの競演 '84」。
出演は、同い年生まれで、ともに東京藝術大学声楽科で学んだ、城 宏憲、又吉秀樹、山本耕平。3人は藝大卒業後も国内、イタリア、オーストリアとそれぞれに研鑽を積み、近く遠くで、お互い意識しつつ、高めあってきた存在。「いつか3人でコンサートができたらいいね!」と言っていた企画がついに実現します。


城 宏憲

又吉秀樹

山本耕平

 
本日、又吉秀樹よりコンサートに向けてのメッセージが届きましたのでご紹介いたします!
     *     *     *
「初めて山本耕平に会ったのは東京藝大の学部の受験の時。整った顔で赤系のシャツにビシッとスーツを着て、なんていけすかないやつめ!と思ったのが第一印象で、今でもそれは変わりません。城 宏憲は生まれ年は同じですが一つ上の学年で、ぼくらが入学した時にはすでにスターのような存在でした。学部二年生の時、初めてオペラを一本歌った際に共演し、当時バリトンだったぼくに、最初にテノールだと断言したのは彼でした。2人とも良きライバルで、家族のような存在です。
大学院時代に3人でコンサートをしたとき、いつか自主企画ではなく、この3人でコンサートが依頼されるようになろうと話したのをよく覚えています。そして今回がその第一回。過去に戻って自分にアドバイスができるなら言いたい。その時は思っているより早く来る。急げ、自分のペースとか悠長なことを言ってないで、とにかく急げ!!!」
     *     *     *

3人は既に東京二期会オペラ公演で主演するなど、オペラに、コンサートに、大きな活躍を魅せています。
次代を担う彼ら、「テノールの競演」をぜひお聴きください。
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第1日 テノールの競演'84

日時:2018年6月29日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:城 宏憲(テノール)、又吉秀樹(テノール)、山本耕平(テノール)
    村上尊志(ピアノ)、福井 敬(司会)

演奏予定曲:(演奏順未定)
【城】
ヴェルディ:オペラ『ルイザ・ミラー』より 「穏やかな夜には」
マイヤベーヤ:オペラ『ユグノー教徒』より 「白貂よりなお白く」
ドニゼッティ:オペラ『ポリウート』より 「私が吸うこの空気は毒だ! 汚された我が名誉よ」  ほか
【又吉】
ヴェルディ:オペラ『シモン・ボッカネグラ』より 「何てこと!慈悲深い天よ」
ヴェルディ:オペラ『海賊』より 「初恋の頃はすべて微笑んでいるようだった」
シューベルト:「魔王」  ほか
【山本】
ロッシーニ:オペラ『チェネレントラ』より 「そうだ、もう一度彼女を見つけ出すことを誓う」
ドニゼッティ:オペラ『アルヴァ公爵』より「清らかで美しい天使」
モーツァルト:オペラ『後宮からの逃走』より「愛こそが私のたより」  ほか

▼詳細は公演ページをご覧ください
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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6月27日(水)開催!7月公演『魔弾の射手』演出ペーター・コンヴィチュニーがドイツ文化センターでプレ・トーク

ペーター・コンヴィチュニーの演出によるウェーバー『魔弾の射手』は、1999年ハンブルク州立歌劇場でプレミエ上演されました。国内外の評論家やオペラ・ファンの中では「これこそがコンヴィチュニーの最高傑作」との呼び声が高い舞台です。そして、この舞台がついに本年7月18日(水)、東京にやってきます!

今回、この7月の本公演を前にプレ・イベントとして、6月27日(水)、ドイツ文化センター・ホールにてペーター・コンヴィチュニーによるプレ・トークを開催いたします!
今回のプレ・トークはドイツ文化センターとの共催で、ドイツ演劇の今を伝える《アーティスト・トーク 演劇についての新たな考察》シリーズの一環で開催されます(先日もベルリン・コーミッシェ・オーパーのドラマトゥルク、ウルリヒ・レンツ氏が登場しました)。


ペーター・コンヴィチュニー

1821年のベルリンで『魔弾の射手』が初演されると「ドイツ・オペラの革命」と評され、またたく間に欧州各地で上演が重ねられ、リヒャルト・ワーグナー少年の心をも揺さぶりました。20世紀末のハンブルクで、コンヴィチュニーは当時の革命的な感動を呼び覚ましました。そして、今回も1ヶ月にわたり東京二期会のキャストとともに稽古とディスカッションを重ね、“東京プレミエ”の幕を開けます。常に新鮮な衝撃と感動を生み出そうとするコンヴィチュニー氏にとって、オペラの現在とは?
どうぞ奮ってご参加ください。



▼参考記事
今こそ観るべき!コンヴィチュニーの最高傑作『魔弾の射手』(文・鈴木淳史)|オペラを楽しむ - 東京二期会
 
 
■■■ イベント情報 ■■■
《アーティスト・トーク 演劇についての新たな考察》
〈二期会プレ・ソワレ〉ペーター・コンヴィチュニーを迎えて ― 『魔弾の射手』プレ・トーク

日時:2018年6月27日(水) 18:30開場/19:00開始
会場:東京ドイツ文化センター・ホール 【アクセス
  (青山一丁目駅(地下鉄 銀座線・半蔵門線・都営大江戸線)出口4より徒歩7分)
料金:入場無料(※要事前予約 ※お一人様2名までのお申し込みとさせていただきます)
出演:ペーター・コンヴィチュニー(演出家/東京二期会2018年7月『魔弾の射手』演出)
主催:公益財団法人東京二期会
共催:東京ドイツ文化センター

●ご予約・お問合せ:《受付中!》
・二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
 FAX 03-3796-4710 または メール でも24時間受付いたします

 
 
▼『魔弾の射手』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年7月公演 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場
 2018年7月18日(水)18:30/19日(木)14:00/21日(土)14:00/22日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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La Dill 最新情報~4/29(日・祝)サンデー・ブランチ・クラシックに登場!&今後のスケジュール

尾崎亜美(シンガーソングライター)プロデュースでメジャー・デビューしたLa Dill(ラ・ディル)。
4周年ツアーのステージは4月29日(日・祝)、渋谷にあるリビングルーム・カフェの「サンデー・ブランチ・クラシック」からスタート!
今回は「言葉にできない(小田和正)」や「少年時代(井上陽水)」などの歌謡曲にスポットをあて、バリトンからカウンターテナーまで4オクターブの奇跡のハーモニーで綴る、限定100席のスペシャルコンサートをお贈りいたします。
日曜日の昼下がり、渋谷のお洒落なカフェで極上のハーモニーをご堪能ください!




■■■ 出演情報 ■■■
“サンデー・ブランチ・クラシック” La Dill/男性声楽ユニット
日時:2018年4月29日(日・祝) 13:00開演(お席は11:30からのご予約となります)
会場:イープラス リビングルームカフェ&ダイニング 【アクセス
   (渋谷区道玄坂2-29-5 渋谷プライム5F)
料金:ミュージックチャージ500円、別途カフェ通常利用料(飲食代)
出演:La Dill(ラ・ディル)
   [彌勒忠史(CT)、岩田健志(Br)、金山京介(T)、坂下忠弘(Br)、吉田貴至(Pf)]
予定曲目:
 木蓮の涙(柿沼清史作曲/山田ひろし作詞)
 言葉にできない(小田和正作曲・作詞)
 夜空を仰いで(弾厚作作曲・作詞)
 どんなときも(槇原敬之作曲・作詞)
 少年時代(井上陽水作曲・作詞)

▼公演詳細・ご予約はこちらから
La Dill 4.29|サンデー・ブランチ・クラシック - eplus

▼ご予約の注意についてはこちらをご覧ください
【サンデー・ブランチ・クラシック】 ご予約につきまして - リビングルームカフェ&ダイニング
 
 
<La Dill 写真集~昨年の公演から>


ホテルグリーンプラザ白馬 公演から


青葉の森公園芸術文化ホール 公演の楽屋にて



八ヶ岳高原音楽堂 公演から


尾崎亜美コンサート ~Life Begins at 60 II~ の楽屋にて

●●● La Dill 今後のツアー・スケジュール ●●●
《国際ソロプチミスト防府チャリティコンサート》
日時:2018年5月6日(日) 14:00開演
会場:アスピラート音楽ホール
▼詳細
国際ソロプチミスト防府

《佐久コンサート協会La Dillコンサート》
日時:2018年5月24日(木) 19:00開演
会場:佐久平交流センター
▼詳細
La Dill ラ・ディル - 佐久コンサート協会

《浜離宮ランチタイムコンサートvol.173》
日時:2018年6月21日(木) 11:30開演
会場:浜離宮朝日ホール
▼詳細
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.173】La Dill 4オクターブの奇跡のハーモニー|コンサート情報 - 浜離宮朝日ホール

《La Dillスペシャルコンサート“夏の夜の夢”》
日時:2018年8月8日(水) 19:30開演
会場:箱根の森高原教会
(詳細近日発表)

《La Dillコンサート》
日時:2018年9月15日(土) 14:00開演
会場:青葉の森公園芸術文化ホール
(詳細近日発表)


ご来場、お待ちしてま~す!!
 
 

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4/30開催!浦安音楽ホール新シーズンのオープニングを飾る「幸田浩子ソプラノ・リサイタル」

昨年4月にオープンした浦安音楽ホールは、生音の響きを重視し、国内外の一流演奏家による公演やアンサンブルシリーズなどクラシックを中心とした音楽を楽しむことができる、本格的なコンサートホールです。

2年目を迎えた本年のトップバッターに選ばれたのは、ソプラノの幸田浩子。
先日の宮本亜門演出『魔笛』のパミーナでも感動的な歌唱を聴かせた幸田が今回お贈りするのは、ロッシーニ・イヤーにちなんだロッシーニの名曲をはじめとする魅力的なプログラム。

休日のひとときを、是非心地よい音楽とともにお過ごしください!

 幸田浩子

■■■ 公演情報 ■■■
浦安音楽ホール主催公演
幸田浩子(ソプラノ)
新シーズンのオープニングを飾る美しき歌姫(ディーヴァ)の歌声

日時:2018年4月30日(月・振)14:00開演
会場:浦安音楽ホール コンサートホール
   (JR京葉線・武蔵野線「新浦安駅」南口徒歩1分)
料金:全席指定 4,000円
出演:幸田浩子(ソプラノ)、藤満 健(ピアノ)
予定曲目:
 トスティ「四月」
 ロッシーニ「フィレンツェの花売り娘」
 ロッシーニ オペラ『セビリアの理髪師』より“今の歌声は”
 プッチーニ オペラ『つばめ』より“ドレッタの夢”  ほか

▼公演詳細ページ・チケット予約はこちらから
幸田浩子(ソプラノ)|公演・イベント案内 - 浦安音楽ホール
 
 

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4月21日(土)オペラ『アルチーナ』プレ・イベント開催!演出のエヴァ・ブッフマンがコンセプト等、大いに語ります。

2018年5月の公演に向け、ついに立ち稽古が開始した、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『アルチーナ』。立ち稽古初回には、キャストらが演出のエヴァ・ブッフマンから舞台の説明を受け、いよいよその舞台づくりがスタートしました!



エヴァ・ブッフマンの説明を受けるキャストたち、演出家の隣には指揮の鈴木秀美の姿も

皆様にはぜひ5月の本公演を楽しみにして頂きたいと思いますが、ヘンデル『アルチーナ』をご鑑賞前に詳しくお知りいただくため、4月21日(土)に開催するプレ・イベントにて、『アルチーナ』の作品や、今回の舞台について、演出のエヴァ・ブッフマンが見どころや、演出コンセプトを自ら皆様に語ります。

本日はプレ・イベントに先駆けて、そのエヴァ・ブッフマンの演出コンセプトを少しだけ、皆様にご紹介します!

     *     *     *

「今回の公演『アルチーナ』では、この作品がもつ魔法的な部分や、幻想的な部分を失わずに、心理的なドラマとしてお届けしたいです。おとぎ話としては説明できない、潜在意識の中で魔法が働き、重大なドラマの部分が導かれていきます。また、ヘンデルはこのオペラにおいて感情の美しさやはかなさを描いていると思います。彼の音楽は驚くほど心を動かす力があり、各キャラクターの一番内面にある思いを鮮やかに描いています。」

演出 エヴァ・ブッフマン

2001年にセミ・ステージ形式上演『こうもり』をアムステルダム・コンセルトヘボウで手がけ演出家デビュー。生地スイスにてチェロを、その後オランダにて音楽療法、心理学を学ぶ。深い音楽知識と、巧みな舞台センスで登場人物の機微を表現することとで、歌手から、幾層にも渡る演唱と確実な演技を引き出すことに成功。文化遺産としてのオペラを、活気ある音楽劇とすることに定評があり、指揮者との協働で、音楽とドラマが融合された一貫性のある舞台を創り出している。

     *     *     *

さらに詳しいお話しはぜひプレ・イベントにてお聞きください。日本ではこれまで舞台上演が限られてきた作品ですが、ヨーロッパでは度々新演出が上演される、魅力的な演目。また、プレ・イベントではブラダマンテ役の和田朝妃、オロンテ役の市川浩平、通奏低音奏者の上尾直毅(チェンバロ)の演奏もお楽しみ頂けます。
どうぞ皆様お誘いあわせの上、お越しください!
 


メゾソプラノ 和田朝妃

テノール 市川浩平


チェンバロ 上尾直毅

 

■■■ イベント情報 ■■■
《二期会プレ・マチネ》バロック・オペラは魔法の世界!
~ヘンデル『アルチーナ』公演 プレ・トーク&コンサート~

日時:2018年4月21日(土) 14:30開場/15:00開演
会場:めぐろパーシモンホール小ホール
   東急東横線「都立大学駅」より徒歩7分 【アクセス
出演:
 [講師]エヴァ・ブッフマン(演出家:二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』演出)
 [演奏]和田朝妃(メゾソプラノ:同 ブラダマンテ役出演)
     市川浩平(テノール:同 オロンテ役出演)
     上尾直毅(チェンバロ:同 通奏低音)
料金:500円(全席自由、要事前予約、残席がある場合のみ当日券販売)
・チケット発売中!

●イベントのお問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
 ネット予約、FAX 03-3796-4710、または メール でもお申込みいただけます

 
 
▼『アルチーナ』の本公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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7/31(火)開催、真夏の夜は「オペラ講座」!~青島広志がモーツァルトの五大オペラの1つ、『後宮からの逃走』の魅力に迫る

『フィガロの結婚』『コジ・ファントゥッテ』『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』と並び、モーツァルトの五大オペラの1つとされる『後宮からの逃走』。2018年は〈NISSAY OPERA2018〉日生劇場開場55周年記念モーツァルトシリーズとして、東京二期会が11月に上演いたします。
そこで、マルチな活躍を続ける作曲家・青島広志の分かりやすくて詳しいお話しと、本公演キャスト等、二期会の実力派歌手による演奏をたっぷりと交え、毎回ご好評いただいている「二期会オペラ講座:ブルーアイランド音楽辞典『大作曲家による究極のオペラ縦断』シリーズ」では秋の公演を前に、このオペラ『後宮からの逃走』を中心に取り上げ、その魅力に迫ります。

『後宮からの逃走』は名作オペラとして皆さんもよくご存じかと思いますが、実は18世紀のヨーロッパにおける“東洋趣味”から大きく影響を受けた作品でもあります。東西の文化の交流から生まれる異国への憧れや刺激が、若きモーツァルト(初演時は26歳!)にどのように影響を与えたのか。青島広志が楽しく鋭く迫ります。
今回の共演は、共に11月『後宮からの逃走』本公演キャストから、活躍が目覚ましいソプラノ冨平安希子とテノール山本耕平。当演目のアリアもたっぷりとお楽しみいただく予定です。

真夏の蒸し暑い夜は涼しいホールでオペラ講座。
皆様お誘いあわせの上お越しください!
 


お話しとピアノ 青島広志

ソプラノ 冨平安希子

テノール 山本耕平

 
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ講座(通算第41回)
ブルーアイランド音楽辞典『大作曲家による究極のオペラ縦断』シリーズ(22)
“後宮からの逃走 ~ オペラの東洋趣味”

日時:2018年7月31日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:日暮里サニーホール
   (「日暮里駅」東口駅前より徒歩2分 ホテルラングウッド4F)
料金:(全自由席)
 一般¥3,000(二期会オペラ愛好会価格あり!チケット申し込み時に同時入会頂けます)
 学生¥1,000
発売日:4月14日(土)10:00~

出演:青島広志(ピアノとお話し)、冨平安希子(ソプラノ)、山本耕平(テノール)

▼オペラ講座の情報ページはこちら
二期会オペラ講座 第41回|コンサートラインアップ - 東京二期会

▼お問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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春の京都でクラシックを楽しもう!「ローム ミュージック フェスティバル2018」

4月21日(土)と22日(日)の2日間にわたり、ロームシアター京都で「ローム ミュージック フェスティバル2018」が開催されます。
初日の21日は“「にっぽん」と「ジャポニズム」~我が故郷の調べ”と題し、広上淳一指揮・京都市交響楽団のもと、木下美穂子(蝶々夫人)、宮里直樹(ピンカートン)が『蝶々夫人』のハイライトをお贈りいたします。
そして翌22日には二期会の清水華澄、富岡明子をはじめ、今をときめく3人のメゾソプラノが登場! “「愛憎交々」”と題しメゾソプラノの多様なキャラクターをお楽しみ頂きます。国内外のコンサートやオペラで活躍する3人の競演をお聴き逃しなく!

■■■ 公演情報 ■■■
ローム ミュージック フェスティバル2018
開催日:2018年4月21日(土)・22日(日)
会場:ロームシアター京都
   (京都市左京区岡崎最勝寺町13)

◆ オーケストラコンサートI
「にっぽん」と「ジャポニズム」~我が故郷の調べ

4月21日(土) 19:00開演・メインホール


木下美穂子

宮里直樹

出演:
 朝岡 聡(ナビゲーター)
 下野竜也(指揮)
 木下美穂子(ソプラノ/蝶々夫人)
 坂本 朱(アルト/スズキ)
 宮里直樹(テノール/ピンカートン)
 大山大輔(バリトン/シャープレス)
 京都市交響楽団(管弦楽)
予定曲目:
 外山雄三「管弦楽のためのラプソディ」
 武満 徹「3つの映画音楽」
 酒井健治「日本民謡によるパラフレーズ~オーケストラのための~」
 G.プッチーニ 歌劇『蝶々夫人』(スペシャル・ハイライト版)

◆リレーコンサートC
「愛憎交々」~メゾ・ソプラノの世界

4月22日(日) 13:00開演・サウスホール


清水華澄

富岡明子

出演:
 清水華澄(メゾソプラノ)、越知晴子(ピアノ)
 富岡明子(メゾソプラノ)、東 由輝子(ピアノ)
 林 美智子(メゾソプラノ)、河原忠之(ピアノ)
予定曲目:
 G.ロッシーニ 歌劇『セビリャの理髪師』より “今の歌声は” (富岡、東)
 H.ベルリオーズ 歌劇『ファウストの劫罰』より “燃える恋の想いに” (清水、越知)
 G.ビゼー 歌劇『カルメン』より ハバネラ (林、河原)
 山田耕筰(三木露風 作詞) 「赤とんぼ」(富岡、東)
 木下牧子(やなせたかし 作詞) 「さびしいカシの木」 (清水、越知)
 武満 徹(谷川俊太郎 作詞) 「死んだ男の残したものは」 (林、河原)
                      ほか

▼各公演の詳細・お問合せ・ご予約は「ローム ミュージック フェスティバル2018」のウェブサイトをご覧ください
オーケストラコンサートI 「にっぽん」と「ジャポニズム」~我が故郷の調べ - 4月21日公演内容
リレーコンサートC 「愛憎交々」~メゾ・ソプラノの世界 - 4月22日公演内容
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~4/23(月)は【二期会NewFace】田浦彩夏&松原えりか 春よ恋 ~ときめくヒロインたちの調べ~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
4月は2回目となる二期会New Faceが登場する23日(月)の夜は、田浦彩夏と松原えりか、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!

今回もコンサートに向けて、出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ 田浦彩夏
――声楽の道を志すきっかけは?

福岡県出身、ソプラノの田浦彩夏と申します。
幼い頃からピアノを習い、音楽が身近にある環境で育ちました。中学高校時代は合唱部に所属し、高校生の頃はミュージカルも経験しました。スポットライトを浴びる幸せを感じ、その頃から歌の世界に魅力を感じ、高校二年の時に声楽を習い始めました。

――自身の声種、レパートリーを教えて下さい。また、挑戦したい役は?

リリコ・レッジェーロ ソプラノです。
大学院時代はオペラ『サンドリヨン』のタイトルロール、『コジ・ファン・トゥッテ』のフィオルディリージ、『魔笛』パミーナを演じました。
二期会オペラ研修所では『マノン』と『こうもり』のアデーレ、『椿姫』のヴィオレッタを勉強させて頂きました。

『椿姫』のヴィオレッタは目標としている役の1つです。
他にも挑戦したい役は沢山あります。そのためにも体力作りや技術の向上、様々な事を日々研究しています。

――今回のコンサートのテーマやポイントは?

今回のコンサートテーマは「ときめくヒロインたちの調べ」春の歌、恋する気持ちをテーマに選曲しました。
春や恋する気持ちを表す曲を集めていると、どうしてもワルツの曲が多くなってしまい、プログラム作りは少し苦戦しました…(笑)
しかし、とてもチャーミングで楽しいプログラムになったと思います。ぜひお楽しみ下さい。

――共演者をご紹介下さい。

共演者の松原えりかさんは研修所の同期で、1年間共に切磋琢磨してきた仲間です。話し声はとても可愛いいですが、歌はパワフル!見た目も性格も違う私たちですが、2人で奏でる音楽がどのような音色になるのか、私自身とても楽しみにしています。

   *   *   *


ソプラノ 松原えりか
――自己紹介と、声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

幼少の頃からピアノとソルフェージュを習っていましたが、その音楽教室の先生に声がきれいだから声楽を習ってみないと勧められたのが始まりです。
他の楽器と違い、自身で声を出すこと、言葉があること、演じることなど、声楽にしか出来ないことが沢山あり、その魅力にはまっております。

――自身の声種、レパートリー、目指している役は?

声種はリリックレッジェーロです。
ドニゼッティの『ルチア』やヴェルディの『リゴレット』ジルダ、『椿姫』ヴィオレッタなどを将来通して歌うことができたらと思っています。

――今回のプログラムについて教えて下さい。

4月ということで、やはり春に関係するものを多くとりいれたいと考えました。また、春の曲はもれなく“恋”も関わってくるため、安直ながら分かりやすい『春よ恋』というテーマにいたしました。
共演する田浦さんはフランス語と英語の曲が好きらしく、また私も最近はドイツ語、フランス語の曲を勉強することが比較的多いため、プログラムはイタリアものは入れず、日本語・フランス語・ドイツ語・英語の4ヵ国語で選曲いたしました。

――共演者をご紹介下さい。

田浦さんとは研修所マスタークラスの一年間、一緒に勉強してまいりました。あの細い身体から出ているとは思えないほどの、情感溢れる声と表現力、そして(私はまだ持ってない?)色気を持ち合わせています。私の方が年上ですが、どこかお姉さんのような雰囲気があり、気さくで話しやすい方です。
今回一緒に共演できると知り、とても嬉しく、また楽しみにしています。

   *   *   *

アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」は、ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにお楽しみいただいております。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第190回【二期会New Face】春よ恋 ~ときめくヒロインたちの調べ~

日時:2018年4月23日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:田浦彩夏(ソプラノ)、松原えりか(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 小林秀雄 「すてきな春に」
 ヨハン・シュトラウスⅡ世 喜歌劇『こうもり』より 「チャルダッシュ」
 マスネ 歌劇『エロディアード』より 「美しく優しいお方」
 ロンバーグ 喜歌劇『新しい月』より 「一度のキス」
                       ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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4月21日(土)は、めぐろパーシモンホールで『アルチーナ』プレ・トーク&コンサート!

演奏されることは稀ながら、今なお色褪せることのないバロック・オペラの魅力。
5月公演二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル『アルチーナ』公演にむけて、4月21日(土)15時、めぐろパーシモンホール小ホールにおいてプレ・イベントの開催が決定しました!

プレ・トークは今回初来日となる演出家、エヴァ・ブッフマン。音楽(チェロ)と心理学を学び、2001年に演出家としてデビュー。すでに、ヘンデルをはじめ、モーツァルト、ロッシーニ、ヴェルディ、ストラヴィンスキーにいたるまで、幅広い時代の作品を手がけており、登場人物の機微に触れる、繊細で美しい舞台を創りあげてきました。

 エヴァ・ブッフマン

トークでは、演出家自らが『アルチーナ』を解説し、また今回の舞台、演出コンセプトについて発表します。ブッフマンはいよいよ今週来日し、5月19、20日の本番に向けて、1ヶ月半にわたる稽古を積み重ねます。プレ・イベント開催の頃にはすでに二期会のフレッシュなアーティストとも十分なコミュニケーションをとっており、ライブ感のある話題が展開することでしょう!

 和田朝妃

 市川浩平

作品世界について理解を深めていただいたところで、イベント後半は本公演のキャストからメゾソプラノ和田朝妃(ブラダマンテ役)、テノール市川浩平(オロンテ役)が生演奏を披露します。
共演は、チェンバロの上尾直毅。本公演ではコレペティートルとして音楽作りの中核を担い、本番も通奏低音奏者としてオーケストラ・ピットに入ります。

バロック・オペラの名作『アルチーナ』の世界をぜひお楽しみにください!

■■■ イベント情報 ■■■
《二期会プレ・マチネ》バロック・オペラは魔法の世界!
~ヘンデル『アルチーナ』公演 プレ・トーク&コンサート~

日時:2018年4月21日(土) 14:30開場/15:00開演
会場:めぐろパーシモンホール小ホール
   東急東横線「都立大学駅」より徒歩7分 【アクセス
出演:
 [講師]エヴァ・ブッフマン(演出家:二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』演出)
 [演奏]和田朝妃(メゾソプラノ:同 ブラダマンテ役出演)
     市川浩平(テノール:同 オロンテ役出演)
     上尾直毅(チェンバロ:同 通奏低音)
料金:500円(全席自由、要事前予約、残席がある場合のみ当日券販売)
発売日:2018年4月4日(水)10:00~

●イベントのお問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
 ネット予約、FAX 03-3796-4710、または メール でもお申込みいただけます

 
 
▼『アルチーナ』の本公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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ヘンデル・オペラの金字塔『アルチーナ』の世界へ! 


G.F.ヘンデル

ヘンデルの傑作オペラ「アルチーナ」は、中世の架空の島を舞台とする、美しく幻想的な作品です。
ただ、その評価の割に日本では、上演機会が限られてきた作品でもあります。
まずはこのオペラの登場人物をご紹介しましょう!

     *     *     *

【アルチーナ】
女魔法使い。魔法で男性を誘惑し、その男性に飽きると動物に変えてしまう。現在はルッジェーロを虜にしている。

【ルッジェーロ】
騎士でブラダマンテの婚約者。アルチーナの魔法により、その愛の虜となっている。

【ブラダマンテ】
ルッジェーロの婚約者。行方不明になっているルッジェーロを探しにアルチーナの支配する島に到着する。男性に変装している。

【オロンテ】
アルチーナの軍総司令官。モルガーナを愛している。

【モルガーナ】
アルチーナの姉妹でオロンテの愛人。男装したブラダマンテに恋してしまう。

【オベルト】
アルチーナの島に逗留している若者。行方を消した父を探している。

【メリッソ】
ブラダマンテの家庭教師で、彼女と共にルッジェーロを探している。



     *     *     *

このように、愛憎が複雑に交錯するこの作品ですが、白眉は、アルチーナがルッジェーロを真に愛していたことに気づくと、彼女の魔法の力が失われてしまうこと。
アルチーナが何もかもを失っていく悲劇とみるか、ブラダマンテのルッジェーロへの愛が勝利する喜劇と見るか。その他、登場人物の誰にシンパシーを感じるかで、物語の印象が大きく変わる作品と言えると思います。
18世紀の最先端音楽を、約300年後の東京で若き才能達が奏でる当公演。
今後も見どころ等をお届けしてまいります!
 
 
▼『アルチーナ』の公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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4月13日(金)開催~人気歌手がお贈りする「リリア音楽ホールで聴く日本の歌 vol.4」&待望の初アルバム発売も!

毎回大好評いただいている、川口総合文化センター・リリア主催「リリア音楽ホールで聴く日本の歌」。人気に応えて4月13日(金)に開催される第4弾は、春・桜をテーマに、今回も二期会のバリトン加耒 徹と坂下忠弘が、テノール田代万里生さんとともにお気に入りの歌をお贈りいたします。
今回も3人のために特別にアレンジされた楽曲を披露するほか、会場ではリリアでしかお買い求めできない待望の初アルバム『リリア音楽ホールで聴く日本の歌』を販売!
いよいよ春本番。極上の歌声に酔いしれるひとときをお楽しみに!


加耒 徹

坂下忠弘

■■■ 公演情報 ■■■
リリア音楽ホールで聴く日本の歌 vol.4
~よの中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし~

日時:2018年4月13日(金)18:30開演
会場:川口総合文化センター・リリア 音楽ホール
  (JR京浜東北線「川口駅」西口正面)
料金:全席指定 5,500円
出演:田代万里生(テノール)
   加耒 徹(バリトン・二期会)
   坂下忠弘(バリトン・二期会)
   御邊典一(ピアノ)
予定プログラム:
 さくらさくら/花の街/さくら横ちょう/しだれ桜/
 SAKURA(いきものがかり)/さくら(森山直太朗)/
 桜色舞うころ(中島美嘉)/桜坂(福山雅治)/桜(コブクロ)、ほか

※当日「和服」でご来場の方にはプレゼントもあるそうですよ!

▼公演情報ページはこちら
リリア音楽ホールで聴く日本の歌vol.4 よの中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし|イベント情報 - 川口総合文化センター リリア

●コンサートのご予約・お問合せは
・リリア・チケットセンター 048-254-9900 [10:00~19:00 ※休館日を除く]

●●● CD情報 ●●●
『リリア音楽ホールで聴く日本の歌』
田代万里生(テノール)、加耒 徹(バリトン)、坂下忠弘(バリトン)
収録曲:
 ・木を植える
 ・星めぐりの歌
 ・かぐや姫は月に帰る~愛しい人よ冷たくしないで
 ・秋桜
 ・さとうきび畑
 ・花は咲く
 (全6曲 リリア音楽ホールにて収録)
販売価格:2,000円+税(LILIA-0001/リリア・ミュージック)
発売日:4月13日発売
※完全生産限定盤/川口総合文化センター・リリアのみにて取り扱い
●CDのお問合せは
・川口総合文化センター 048-258-2000 [9:00~22:00 ※休館日を除く]
 
 

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【来春凱旋】ストラスブールで宮本亜門演出 黛敏郎『金閣寺』ワールド・プレミエ!~二期会ソプラノ嘉目真木子、バス志村文彦がフランス・デビューを飾りました!

来年2月に二期会が上演する宮本亜門演出オペラ『金閣寺』(三島由紀夫原作、黛 敏郎作曲)が、3月21日、共同制作劇場のフランス国立ラン歌劇場(ストラスブール)でワールド・プレミエを迎えました!


@operanationaldurhin

フランス公演には、二期会からもソプラノ嘉目真木子とバス志村文彦が出演。現地での稽古のため2月から渡仏していました。

ちょうどプレミエ1ヶ月前に嘉目から届いた写真集とメッセージを。



「ストラスブールはまだ少し寒いですが、天気もよく過ごしやすい日々です。
亜門さんのパワフルなエネルギーを中心に、とても活気溢れる賑やかな稽古場です!
美しい舞台や衣装のイメージ図を見ながら、今からどのように仕上がるのかわくわくします。
『金閣寺』はご存知の通りとても暗い話ではありますが、音楽とともに美しく熱い作品になると思います。
亜門さんの演出作品で私はよく感じることですが、今回もお芝居のきっかけがとても多いです。
私の2幕の出演シーンでもとても細かく動きが決まっておりますが、亜門さんとはもちろん、共演するサイモンさん(溝口役)ともよく確認して進めています。
最後まで稽古が進み全体像を見る日が来るのがとても待ち遠しいです。
キャストに加えてたくさんのダンサー・助演・合唱の皆さんが舞台上に生きています。
稽古を見ているだけでも楽しい。
ストラスブールでのプレミエまであとひと月。
かんばります! 2月21日」

そして、開幕――。
公演は4月3日までストラスブール、その後、劇場をミュールーズに移り4月15日にフランス千秋楽を迎えます。





帰国後、嘉目はすぐに7月公演東京二期会『魔弾の射手』アガーテ役を控えています。そして、『金閣寺』の東京公演は2019年2月22日(金)からの3日間。どうぞご期待ください!!
 
 
▼嘉目真木子、帰国第一弾主演は今夏!アガーテ役にて出演予定
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作》2018年7月公演 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

▼フランス国立ラン歌劇場との共同制作『金閣寺』は2018-19シーズンの最後を飾ります
主催および共催オペラ公演 2018-2019シーズンラインアップ - 東京二期会オペラ劇場
 ※公演詳細は近日発表となります
 
 

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9月公演『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役で主演!ソプラノ舟橋千尋のディナー・コンサートは、4月9日(月)アルテリーベ東京で

2017年、3都市6団体共同制作公演『ばらの騎士』三人の孤児役でデビューしたソプラノ舟橋千尋(ふなはし ちひろ)。今年9月には新国立劇場にて上演する、東京二期会オペラ劇場公演 プッチーニ〈三部作〉(4月14日(土)からチケット一般発売。現在二期会オペラ愛好会先行予約受付中)の『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役で主演します!

 舟橋千尋

数多のソプラノがめざす役のひとつ、ラウレッタをオーディションで勝ち得た舟橋。
4月9日(月)は、アルテリーベ東京での「月曜フレッシュコンサート」にソロで出演します。新星プリンセスの歌声をいちはやく聴くチャンス!本番を間近にひかえる舟橋に、話を聞きました。

   *   *   *

――9月公演プッチーニ<三部作>での主演を控えて、今の心境は?

舟橋: 出演が決まった時は、咄嗟に叫びそうになるほど嬉しかったです。でも、すぐ我に返って心臓がバクバク、一気に緊張に変わりました。ラウレッタが歌うアリアは、オペラファンのみならず、オペラに馴染みのない方でも一度は耳にした事があるでしょうし…。ドタバタ劇の中で、リヌッチョとラウレッタ、2人の世界をどのように表現するか今から楽しみです。又『外套』、『修道女アンジェリカ』も全く違う作風ですので、3つの異なる作品をどうぞお楽しみ下さい。

――今回は『外套』にも恋人の役で出演しますが、どのような役ですか? 両方を演じることで『ジャンニ・スキッキ』との繋がりを感じるところはありますか?

舟橋: 『外套』では2人の恋人を演じます。直前の場面では、ジョルジェッタとミケーレが互いを分かり合えない苦しみを歌っています。2人がわかれると、恋人達が現れ、夜の月に照らされながら、甘い言葉を囁き合っています。『ジャンニ・スキッキ』のリヌッチョとラウレッタも、周りで起きている状況に反して、2人だけの世界観を確立していますよね。そういった部分は共通しているかもしれません。若者達が恋に酔いしれ、今だけの恋かもしれないし、未来を見据えた恋かもしれない…今回はどちらも同じキャストで演じますので、同じ恋人同士の役でも全く別の恋人達の姿を表現出来ればと思います。

――今回のアルテリーベ東京でのソロ・コンサートについて。

舟橋: 早いもので、もうすぐ4月!
今回のコンサートでは、第1部に“春”をテーマにした歌曲をいくつか、第2部ではオペラ・アリアなどを演奏する予定です。また、個人的にここ近年御縁のある、クルト・ヴァイルという作曲家の歌曲も演奏予定です。
お楽しみ頂ければ幸いです!

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■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第188回 東京二期会9月『ジャンニ・スキッキ』主演決定!
ソプラノ舟橋千尋 春リサイタル

日時:2018年4月9日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:舟橋千尋(ソプラノ)、菊地沙織(ピアノ)

演奏予定曲:
<第一部>
中田喜直 「さくら横ちょう」
チマーラ 「春の歌」
シューベルト 「春の想い」
                ほか
<第二部>
プッチーニ 『ジャンニ・スキッキ』より 「私のいとしいお父さま」
プッチーニ 『蝶々夫人』より 「ある晴れた日に」
                ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼「月曜フレッシュコンサート」のご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 
▼一般発売は4/14(土)から!プッチーニ〈三部作〉の公演情報はこちら!
2018年9月公演 G.プッチーニ〈三部作〉外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場
 2018年9月6日(木)18:30/7日(金)14:00/8日(土)14:00/9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 (※舟橋の出演日は7日と9日)

●プッチーニ〈三部作〉お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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東京・春・音楽祭 ー東京のオペラの森2018ー
今年のマラソン・コンサートは没後150年記念「ロッシーニとその時代」

今年14年目を迎える春の祝祭「東京・春・音楽祭」。
東京文化会館を中心に、華やかなオペラとともに、上野周辺の美術館や街角で開催されるコンサートも楽しみのひとつ。

そのプログラムから、3月25日(日)の東京文化会館 小ホールで開催される、東京春祭マラソン・コンサートvol.8は「ロッシーニとその時代(没後150年記念)~混乱の世を生き抜く知恵と音楽」と題され、初回11時開演から最終19時開演まで実に5回の公演で、ロッシーニと、その同じ時代を生きた作曲家たちに迫ります。
この公演には二期会から、メゾソプラノ富岡明子、押見朋子、テノール糸賀修平、バリトン吉川健一、そして二期会合唱団が出演いたします。企画構成・お話は小宮正安さん。器楽曲とともに、演奏される機会の少ない声楽曲も数多く、紹介されます。
ロッシーニが生きた時代、ぜひご来場ください。


メゾソプラノ
富岡明子

メゾソプラノ
押見朋子

テノール
糸賀修平

バリトン
吉川健一

 
■■■ 公演情報 ■■■
東京・春・音楽祭 ー東京のオペラの森2018ー
東京春祭マラソン・コンサート vol.8ロッシーニとその時代(没後150年記念)
~混乱の世を生き抜く知恵と音楽

日時:2018年3月25日(日)
会場:東京文化会館 小ホール
【第I部】11:00開演《悲喜こもごものロッシーニ劇場》
 出演:メゾソプラノ富岡明子、バリトン吉川健一、二期会合唱団、ほか
【第II部】13:00開演《辣腕興行師バルバイヤとの出会い》
 出演:メゾソプラノ富岡明子、テノール糸賀修平、二期会合唱団、ほか
【第III部】15:00開演《「ロッシーニ・フィーバー」の諸相》
 出演:メゾソプラノ富岡明子、テノール糸賀修平、バリトン吉川健一、二期会合唱団、ほか
【第IV部】17:00開演《英雄ウィリアム・テルの変容》
 出演:テノール糸賀修平、バリトン吉川健一、二期会合唱団、ほか
【第V部】19:00開演《食えない男の痛快人生》
 出演:メゾソプラノ押見朋子、二期会合唱団、ほか

▼演奏曲目等、公演内容詳細およびご予約はこちらから
東京春祭マラソン・コンサートvol.8 ロッシーニとその時代(没後150年記念)~混乱の世を生き抜く知恵と音楽 - 東京・春・音楽祭
 
 

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東京二期会オペラ劇場2018年7月公演『魔弾の射手』~初日〈プレミエ・キャンペーン〉&2日目〈平日マチネ・イベント〉をご紹介!

2018年7月、東京二期会とハンブルク州立歌劇場との共同制作公演、ウェーバー『魔弾の射手』。
指揮は今回が初来日となるアルゼンチン出身の気鋭アレホ・ペレスに、演出は東京二期会5年ぶりとなる巨匠ペーター・コンヴィチュニーが登場します。

 指揮:アレホ・ペレス

 演出:ペーター・コンヴィチュニー

20世紀末に時代を鋭く風刺し、観客驚愕させた原演出は、コンヴィチュニーの代表作のひとつといっていいでしょう。時代は世紀を越えて2020年に向かおうとする今、新たに“TOKYO PREMIERE 東京プレミエ”を創造します!



7月18日(水)の初日公演では、“TOKYO PREMIERE 東京プレミエ”キャンペーンとして、東京二期会×ハンブルク州立歌劇場記念ボールペンをご来場者先着500名様にプレゼントいたします。

また公演2日目の19日(木)は、チケット代がお得な平日マチネ・スペシャル料金に加えて、終演後には演出のペーター・コンヴィチュニーによるアフター・トークを開催します!
コンヴィチュニーによるアフター・トークは、2010年東京二期会『サロメ』公演の際も開催し、多くの方にご参加、ご好評いただきました。今回のアフター・トークではどのようなお話を聞くことができるでしょうか。どうぞお楽しみに。
 

東京二期会×ハンブルク州立歌劇場 共同制作 ウェーバー『魔弾の射手』
◇◆◇ TOKYO PREMIERE 東京プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
◆東京二期会×ハンブルク州立歌劇場オリジナル 記念ボールペン プレゼント!◆
今回の東京二期会とハンブルク州立歌劇場共同制作を記念して、7月18日(水)初日公演ご来場先着500名様に、オリジナル・ボールペンをプレゼントいたします。
 ・受付場所:東京文化会館大ホール ロビー内特設カウンター
 ・受付開始:17:30の開場時より先着順でお渡しします
 
◇◆◇ 平日マチネ・スペシャルイベント ◆◇◆
◆演出 ペーター・コンヴィチュニーによる『魔弾の射手』アフター・トーク開催!◆
7月19日(木)公演終了後、演出 ペーター・コンヴィチュニーによるアフター・トークを開催致します。
今回の『魔弾の射手』東京公演の舞台について、演出家自ら詳細をお話しいたします。7月19日公演ご鑑賞者様限定の企画です。是非ご参加ください。
 ・日時:2018年7月19日(木) 東京二期会『魔弾の射手』公演終了後
 ・会場:東京文化会館 大ホール1階席(自由席)
 ・料金:参加無料
     ※イベント自体は無料ですが、7月19日公演の入場券が必要です
     ※他日チケットではご入場いただけません
 ・出演:ペーター・コンヴィチュニー(演出家)、ほか
 
※キャンペーンおよびイベントは予告なく内容・出演者等が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

 
▼『魔弾の射手』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年7月公演 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場
 2018年7月18日(水)18:30/19日(木)14:00/21日(土)14:00/22日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2018年3月公演 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ V.ベッリーニ『ノルマ』~公演当日のご案内

いよいよ明日3月17日(土)と明後日18日(日)の2日間、渋谷のBunkamuraオーチャードホールにて、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ公演 V.ベッリーニ作曲オペラ『ノルマ』〈セミ・ステージ形式〉を上演いたします!

こちらに公演当日のご案内を致します。 【3/16(金)19:00掲載】

二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ 2018年3月公演
V.ベッリーニ作曲 『ノルマ』 オペラ全2幕
<セミ・ステージ形式/日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:リッカルド・フリッツァ
当日券と公演タイムテーブルのご案内
3月17日(土)
3月18日(日)
当日券
S、A、B
S、A、B
当日券販売
/窓口受付
15:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
開演
17:00
14:00
第1幕
約80分
休憩20分
予定時刻
18:20~18:40
15:20~15:40
第2幕
約60分
終演予定
19:40
16:40
Bunkamura
オーチャードホール
=アクセス=
<JR>
[山手線][埼京線][湘南新宿ライン]=「渋谷駅」ハチ公口から徒歩7分
<地下鉄>
[銀座線]=「渋谷駅」から徒歩7分
[半蔵門線][副都心線]=「渋谷駅」3a出口から徒歩5分
<東急電鉄>
[東横線][田園都市線]=「渋谷駅」3a出口から徒歩5分
<京王電鉄>
[井の頭線]=「渋谷駅」から徒歩7分、「神泉駅」北口から徒歩7分

お車でご来場のお客様はBunkamuraウェブサイトをご覧ください
>>お車でお越しの場合|アクセス - Bunkamura
◆上記、販売予定当日券は16日15:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(両日あり)の公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンターへお電話にてご予約ください。(公演当日の発売はございません)
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

 
▼公演情報ページはこちら
2018年3月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ V.ベッリーニ『ノルマ』 - 東京二期会

▼18日(日)公演の出演者に変更がございます
【謹告】2018年3月公演 V.ベッリーニ『ノルマ』 ※出演者変更のお知らせ※|What's New - 東京二期会

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(*)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約・発券手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~3/26(月)は【二期会NewFace】飯嶋幸子&的場正剛 オペラーゴ!~Opera singers from the "Lago"~

新橋にある音楽レストラン、アルテリーベ東京では、「月曜日は新橋でオペラ!」を合言葉に、将来有望な若手歌手によるディナー企画「月曜フレッシュコンサート」シリーズを開催しています。
こんどの二期会New Faceの出演は3月26日(月)。緑鮮やかに萌え出る春の訪れとともに、麗しい歌声で彩るのは、ソプラノ飯嶋幸子(いいじま ゆきこ)とバリトン的場正剛(まとば まさたか)。
第一部はオペラ、オペレッタの名曲から楽しいステージを。そして、第二部ではメノッティのオペラ『電話』をお届けします。ピアノは相田久美子です。どうぞご期待ください。

では、今回のコンサートに向けて、出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
飯嶋幸子
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして、ソプラノの飯嶋幸子です!
幼少期からピアノ、バレエを習っており、将来は何か自分を表現できる職業に就きたいと漠然と考えていました。しかし、成長するにつれてピアニストやバレリーナになるのは自分には難しそうだと悩んでいる中、師事していた先生に声楽での音大受験を勧められました。身体を動かし、音楽で表現する、まさに自分にぴったりの分野であると分かった時から声楽、オペラへのめり込んで行きました。
もっと様々な舞台に乗れる様にと二期会研修所で勉強させて頂き、現在は滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールの専属歌手として活動しています。

 
――自身の声種、レパートリーを教えて下さい。目指している役は?

軽い声質ですので主にレッジェーロのオペラを勉強しています。
バレエで鍛えた身体でのダンスや動きが多い演技が大好きなのでスザンナやアディーナなどのスーブレット役が得意です。今回のプログラムにも入れさせて頂いています!
目指している役はベルカントオペラ、とくにルチアを一本歌う事が現在の夢です。

――今回のコンサートのテーマやポイントは?

共演する的場さんと選曲を相談している時、何か一貫性のあるプログラムにしたいね、という話になり、「フィガロ スーパーハイライト」「1時間オールデュエット モーツァルト&ヴェルディ」なんて企画もあったのですが(笑)
そんな中、メノッティの『電話』が登場人物も2人、演奏時間も30分以内という事でまさにこの企画にピッタリのオペラだ!という事で『電話』を中心に、前半はガラコンサートというプログラムにさせて頂きました。
第1部「フィガロの結婚」「魔笛」「天国と地獄」「こうもり」など有名どころから名曲の数々を!
第2部は『電話』ハイライトを日本語で上演します!

――共演者をご紹介下さい。

びわ湖ホール声楽アンサンブルから的場さんが退団されてから約二年ぶりの共演!
『天国と地獄』で私がユリディス役をした時のジュピター役が的場さんだったのでお互いどんな進化をしているかとても楽しみです(笑)
相田先生と3人でお客様に楽しんで頂ける舞台を作り上げたいと思います。

   *   *   *


バリトン
的場正剛
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

兵庫県出身のバリトン、的場正剛です。
この度は歴史あるアルテリーベフレッシュコンサートに出演させて頂き、大変光栄です。
母がピアノ教師でしたので幼い頃からピアノ、クラシック音楽が側にありましたが、ピアノは5歳で挫折し逃げ出しました。そこからは合気道やパソコンの資格を取ったりなど、音楽とは離れた生活をしていましたが、、、、
折角音楽が出来る環境が有るのに勿体ない、挫折はしたものの趣味でなら、と高校生の時に声楽を習い始めました。
そんな時、METの来日公演でルネ・パーペが演じたスタイリッシュでコミカル、圧倒的な歌唱力のレポレッロに感動し、あんな風に演技して歌って表現したい!と大分遠回りしましたが音楽への道へ戻ってきました。

 

――自身の声種、レパートリー、目指している役は?

2年前にバスからバリトンへ転向しました。
バス時代には父親役や立場がある役など比較的落ち着いた役が多かったので、スカルピアやイャーゴなどの悪役に憧れています。死ぬまでにはやりたいです(笑)

――今回のプログラムについて、そして共演者をご紹介下さい。

第1部は有名なオペラ、オペレッタからお酒やお料理と一緒に楽しんで頂けるような名曲を、第2部はメノッティのオペラ『電話』を日本語ハイライトでお届けします!『電話』は女性の長電話を題材という一風変わったオペラですが音楽は非常に楽しく、またラストは感動のフィナーレも??演出、仕掛けも絶賛準備中!お楽しみに!

共演者の飯嶋幸子さんは二期会研修所の先輩ですが、出会いは滋賀県にあるびわ湖ホールの声楽アンサンブルという団体です。そこで二年間様々なオペラや演奏会で共演させて頂きましたので息が合った舞台をお届け出来ると思います!
ピアニストの相田先生とは今回初めて共演させて頂きます。どんなアンサンブルになるか僕自身も非常に楽しみです。
月曜の夜、アルテリーベでお待ちしております!

   *   *   *

アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサートは、ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにお楽しみいただいております。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第185回【二期会New Face】オペラーゴ!~Opera singers from the "Lago"~

日時:2018年3月26日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:飯嶋幸子(ソプラノ)、的場正剛(バリトン)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
<第一部>
モーツァルト オペラ『魔笛』より 「パパパの二重唱」
モーツァルト オペラ『フィガロの結婚』より 「勝訴しただと?」
ヨハン・シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』より 「公爵様あなたのようなお方は」
オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』より 「ハエの二重唱」
                       ほか
<第二部>
メノッティ オペラ『電話』~ルーシー:飯嶋幸子、カズ(ベン):的場正剛

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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【イベントレポート】3/3(土)開催、『ノルマ』ポリオーネ役・城 宏憲ライブ&トーク

まもなく本番を迎える東京二期会3月公演『ノルマ』を前に、去る3月3日(土)、芸能花伝舎(西新宿)で開催したプレイベント「《東京二期会 × 芸能花伝舎 特別企画》東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ スタート記念:新星オペラ歌手 城 宏憲 ミニ・ライブ&オペラ・トーク!~イタリア・オペラの名作『ノルマ』へのいざない」。満席の中でイベントは終了しました!ご来場ありがとうございました。
本公演のプレイベントとしてのスタジオライブはこれが初めての試みでしたが、いかがでしたでしょうか。


スタジオをライブ会場に。


マイクチェックも入念に。



会場は座席を追加するほどの満席となりました。この日テノール城 宏憲が披露したのは、ヴェルディ『リゴレット』よりマントヴァ公爵のアリア「女心の歌」とプッチーニ『蝶々夫人』よりピンカートンのアリア「さらば愛の家」。選曲意図は「〈悪い男〉を集めてみました」。ノルマとの間に二児をもうけながら若いアダルジーザに心を移してしまうポリオーネ。その姿にも通じるような〈悪役〉が導入となりました。ピアノは黒木直子。


演出担当の菊池裕美子が登壇してオペラ・トークが開始!

ふたりは2年前の東京二期会『イル・トロヴァトーレ』で初顔合わせ、去年の『トスカ』でも一緒でした。
『イル・トロヴァトーレ』ではイタリア・オペラにおけるテノールの超難役のひとつマンリーコのカヴァー・キャストを務めていた城。結果的に急遽代役出演を果たすことになったのですが、そのときの経緯から「本当に信頼できるテノールの方、城君がいれば安心です!」と菊池からの太鼓判。昨年の『トスカ』のときは、「演出のアレッサンドロ・タレヴィから『僕の理想のカヴァラドッシ!』」とたたえられたエピソードも。



そして、話題は「オペラ歌手 城 宏憲 誕生物語」となりました。
15歳まではビジュアル・ロックに憧れてバンドを組んでいた城。3大テノール、とりわけパヴァロッティの歌に出会ってからは、イタリアの声への憧れに一直線に。
ジェノヴァでの研修生活。「日本の地理になぞらえると、僕は東京の下町のあたりに暮らしていまして、だいたい鎌倉あたりの師匠のところまで電車で通っていました。車窓から海が見えてくるあたりからだんだん緊張してきて・・・」



そして話題は今回の『ノルマ』に。
城が推す、一番の聴きどころは第1幕フィナーレの「修羅場の三重唱」。
互いの愛人が同じ敵将ポリオーネであることを知らずに語る巫女長ノルマと見習い巫女アダルジーザ。そこへ、明日ローマへ帰ることを告げにポリオーネが現れて……「一幕終わっての休憩で、『今の三重唱すごかったね!』と皆で話したくなる曲です」

このイベントが行われたのは、まだ立ち稽古が始まる前。どのようなステージになるか城も気になるところでしたので、演出の菊池に逆質問。
セミ・ステージ形式なので舞台上のオーケストラを囲むように前後にアクティング・ステージが設けられる模様。そこに映像と照明が入り、紀元前の古代ローマが支配するガリアの世界、オペラ『ノルマ』の舞台が現れます。
「これが『ノルマ』のヴォーカルスコア。このオレンジの付箋のところが照明が変わるところ、グリーンのところが映像のところ」と菊池。「映像の栗山聡之さん、照明の大島祐夫さんはベテランでたくさんの舞台でご一緒させていただいてきました。今回もすばらしいステージを作り出してくださると、信頼しています!」
城も「日本人の力だけで作り上げる今回の『ノルマ』にぜひ期待していただきたいですね!」と締めくくりました。


アンコールは「カタリ、カタリ」スタジオでも変わらない熱唱を披露しました。


プレイベント恒例のフォトセッションも盛り上がりました。

     *     *     *
 
 
▼チケット絶賛発売中~『ノルマ』の公演情報はこちら!
《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》V.ベッリーニ『ノルマ』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会

 2018年3月17日(土)17:00/18日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 (※城の出演日は17日)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←オンラインで「24時間受付」「利用登録不要」「座席位置選択可」「予約&発券手数料0円」「セブン-イレブン店頭でお受取」の・・・インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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7月『魔弾の射手』アガーテ役で主演、ソプラノ北村さおりが歌う春のアルバム
~3/14(水)アグネスホテル・ランチタイムコンサート(無料)

3月14日(水)12時30分から、飯田橋のアグネスホテル東京でのランチタイムコンサートに、7月公演『魔弾の射手』にアガーテ役で主演するソプラノ北村さおりがソロで登場します。ピアノは笈沼甲子。


 北村さおり

ベルリンに学び、東京二期会では『魔笛』夜の女王でデビューを飾った、ドイツ音楽の名花のひとり。近年は『ダナエの愛』『ナクソス島のアリアドネ』とR.シュトラウス作品に続けて出演。昨年『ばらの騎士』でも元帥夫人のカヴァーキャストを務めました。ドイツ歌曲をプログラムの中心においたリサイタルも毎回好評です。

今回のランチタイムコンサート。入場無料の30分のステージで、様々な国の「春」が歌われます。風の音や花の香り、鳥たちの声をどうぞお楽しみください。うららかな春の歌声は、清らかなヒロイン、アガーテのイメージに通じていくことでしょう!

■■■ イベント情報 ■■■
《東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』関連コンサート》
アグネスホテル東京 ランチタイムコンサート 第156回「~春うらら~」

日時:2018年3月14日(水) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京・B1F アグネスホール
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:北村さおり(ソプラノ)、笈沼甲子(ピアノ)
予定プログラム:
 トスティ 「四月」
 木下牧子 「うぐいす」
 シューベルト 「ナイチンゲールに寄せて
 ツェムリンスキ 「かわいいツバメさん」(「トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌」より)
 木下牧子 「風をみたひと」
 アージェント 「春」(「エリザベス王朝の6つの歌」より)
 ブリテン 「サリー・ガーデン」
 R.シュトラウス 「ばらのリボン」
 相澤直人 「ぜんぶ」

▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
ホテルイベント - THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)

▼北村さおりの出演日は、7月19日(木)・22日(日) 《チケット絶賛発売中!》
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作》C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場
 2018年7月18日(水)・19日(木)・21日(土)・22日(日) 東京文化会館大ホール

●東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』のお問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←オンラインで「24時間受付」「利用登録不要」「座席位置選択可」「予約&発券手数料0円」「セブン-イレブン店頭でお受取」の・・・インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ3月公演 ベッリーニ『ノルマ』~3/18ポリオーネ役、テノール樋口達哉からのメッセージ!

公演まであと半月ほどとなりました、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ V.ベッリーニ作曲オペラ『ノルマ』。
本日は、3月18日(日)のポリオーネ役で主演、二期会が誇るプリモ・テノールとして、活躍を続けている樋口達哉からメッセージが到着しましたので、皆様にご紹介いたします。


 樋口達哉

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■ベルカント・オペラの最高傑作と言われている『ノルマ』の上演!

このオペラは、偉大なソプラノ【マリア・カラス】が歌ったことで復活上演をされたような作品ですが、中でも「Casta Diva(清らかな女神よ)」は、あまりにも有名です。
テノールにとってもこのオペラは憧れの作品であり、今、この時期に【ポリオーネ役】を歌わせて頂くことは最高の幸せです。
自分の声が「テノール・リリコ」から「テノール・スピント」に変わりつつある、まさに変遷の時。この役にもドラマチックな声とベル・カントのテクニックが求められます。
登場のアリア「ヴィーナスの祭壇の下に」は超難易度が高く、まさにフィギュアスケートの4回転ジャンプのよう。金メダルを目指します!ポリオーネ役の最大の見せ場ですので、冒頭から目と耳を離せません。
そして、個人的にはイタリアオペラのテノールの二大悪役とも思えるポリオーネ(もうひと役は『蝶々夫人』のピンカートン)。しかしながら、与えられている旋律は優雅で美しく上品。英雄であるがゆえの、ノルマとアダルジーザとの三角関係のはざまで繰り広げられる人間模様。
今回はセミ・ステージ形式上演ということで、視覚的以上に素晴らしい音楽を堪能していただけるはずです。
皆さまのご来場をお待ちしております。

樋口達哉

     *     *     *
 
 
▼チケット絶賛発売中~『ノルマ』の公演情報はこちら!
《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》V.ベッリーニ『ノルマ』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会

 2018年3月17日(土)17:00/18日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 (※樋口の出演日は18日)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 
【テノール樋口達哉 東京二期会オペラ 名場面集】(撮影:三枝近志)


 2013年 オッフェンバック『ホフマン物語』(ホフマン役)


 2014年 プッチーニ『蝶々夫人』(ピンカートン役)


 2017年 プッチーニ『トスカ』(カヴァラドッシ役)
 
 

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IL DEVU(イル・デーヴ)、早春の富山へ。

それぞれが東京二期会、日生劇場、新国立劇場、びわ湖ホールのほか、各地のオペラの舞台に立ち、ソリストとして第一線で活躍を続けるオペラ歌手、大槻孝志、望月哲也、青山 貴、山下浩司と、その4人が絶大な信頼を寄せるピアニスト河原忠之による太メン・ユニットのIL DEVU(イル・デーヴ)。来る3月12日(月)は、富山県教育文化会館でコンサートを開催します。
2011年に結成して以来、こうして集まってアンサンブルの醍醐味をお届けできること、各地のファンの皆様にお会いできることを、楽しみにしています。
北陸新幹線「かがやき」号なら、東京からわずか2時間。一路、春も近い、富山へ。
ぜひ、会場であったかくてカッコいいIL DEVUの歌声をお聴きください。


左から 大槻孝志、望月哲也、青山 貴、山下浩司、河原忠之

■■■ 公演情報 ■■■
IL DEVU CONCERT イル・デーヴ コンサート
日時:2018年3月12日(月) 19:00開演(18:30開場)
会場:富山県教育文化会館 ホール
   (富山県富山市舟橋北町7-1)【アクセス
料金:全席指定 一般4,000円、高校生以下2,000円(各当日500円高)
出演:
 望月哲也(テノール)、大槻孝志(テノール)、青山 貴(バリトン)、
 山下浩司(バスバリトン)、河原忠之(ピアノ)
予定プログラム:
<第一部>
「五輪にちなんで五色の歌」
1 海のストルネッロ (チマーラ:イタリア歌曲)
2 いちばん細い髪の毛で (オブラドールス:スペイン歌曲)
3 シェナンドー (アメリカ民謡)
4 クローエに (モーツァルト:ドイツ歌曲)
5 ピアノのための「からたちの花」 (山田耕筰作曲:日本歌曲)
6 源田俊一郎編曲:「ふるさとの四季」
<第二部>
7 シルヴィアに (シューベルト)
8 アマリッリ、私の美しい人 (カッチーニ)
9 ダニー・ボーイ (アイルランド民謡、B.チルコット編曲)
10 朧月夜 (高野辰之作詞、岡野貞一作曲、B.チルコット編曲)
11 同声合唱組曲『地平線のかなたへ』より「春に」 (谷川俊太郎作詞、木下牧子作曲)
12 鴎 (三好達治作詞、木下牧子作曲)
13 男声合唱とピアノのための『新しい歌』より「夕焼け」 (高田敏子作詞、信長貴富作曲)
14 サボテンの花 (チューリップ)
15 時代 (中島みゆき)
16 花は咲く (岩井俊二作詞、菅野よう子作曲、森田花央里編曲)

お問合せ:富山県教育文化会館 TEL:076-441-8635

▼公演ページ、チケットのご予約はこちらから
IL DEVU CONCERT イル・デーヴ コンサート|イベント情報 - 富山県教育文化会館
 
 

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【イベント・レポート】2月22日(木)『ローエングリン』平日マチネ・スペシャル~演出・深作健太アフタートークを開催しました!

【※一部に新演出の内容記述がありますので、ご鑑賞前の方はご注意ください】

2月21日(水)、東京二期会オペラ劇場『ローエングリン』が東京文化会館で幕を開けました。準・メルクルの緻密で流麗な指揮のもと東京都交響楽団が奏でる震える弦の透き通る美しさ、堰を切ったように咆哮する管楽器に飲み込まれる『ローエングリン』の舞台。

タイトルロールは、福井 敬と小原啓楼。気品に満ちたエルザ姫は林 正子と木下美穂子。対抗するオルトルートは中村真紀と清水華澄、その夫テルラムントは大沼 徹と小森輝彦、ハインリヒ王の小鉄和広と金子 宏。出演者の総力を挙げて、熱気あふれる公演となりました。合唱は二期会合唱団。

初日から大きな話題となっている今回の舞台について、22日(木)の公演終了後、スペシャルイベント「演出・深作健太によるアフタートーク」が行われ、およそ400名のお客様が参加されました。聞き手は大野徹也公演監督。演出コンセプトの解説だけでなく、お客様からの質問も多く飛び濃密な1時間となったのではないでしょうか。その様子を少しお伝えいたします。



     *     *     *

深作: ワーグナーの作品の中でも、僕は『ローエングリン』がもっとも美しいオペラだと思っていて、今回『ダナエの愛』に続いて憧れの準・メルクルさんとまたご一緒できるなんて夢のようだと思っていたのです...が、始めてみますと、ワーグナーさんの恐ろしさを身をもって知ることになり、毎日が絶壁を登っているような思いでした。もう夢枕にもワーグナーさんが立って、日本語で「凡庸ダ!」と怒られたりもしました(会場笑い)



(舞台にかけられていた肖像画をもって)劇中にも登場するこちらの絵の方がどなたかおわかりでしょうか?今回はワーグナーを庇護し、その芸術に深く傾倒した、バイエルン王ルートヴィヒII世の生涯に焦点を当てて演出プランを作りました。
その生涯は、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画でも有名です。18歳のときに突然父を亡くし王位を継承するも、政治・戦争の世界に背を向け、まるで美の世界へ逃避するかのように自らを白鳥の騎士ローエングリンに擬え、新白鳥城(ノイシュヴァンシュタイン城)を築いた王へのオマージュとして、『ローエングリン』をこの悲劇の王の最後の一日として描くことにしたのです。

稽古場では歌手の皆さんとディスカッションを重ね、オペラ『ローエングリン』が本来持つ、物語や時代性を尊重しつつ、“今”を生きる人々のための演出を問い続けました。
大きな戦争が終わって70年以上が経ち、日本も世界も、またキナ臭い時代にむかう予感に包まれる中、いま〈英雄〉を描くオペラを上演するという事が、僕には繊細な問題をはらんでいるように思われました。
その状況は、ワーグナーさんが生きた19世紀の時代にも通じます。ドイツ統一を求める声が高まる中、戦争の世紀へ向かおうとする時代の中で『ローエングリン』は書かれました。
ローエングリンは、エルザに禁制を破られることで、結果的には戦わずしてこの世を去ってしまいます。彼はいわば「非戦の英雄」です。そこから出発しようと思いました。

 *******
(前奏曲から、老いた男が登場。それが最期のルートヴィヒII世。政治に背を向け、すでに亡きワーグナーが残した楽譜を抱え、芸術の世界に逃げ込んでいます。大きなデジタル時計が最初[00:00:00]を指し、時間が逆戻りし始めます。いつしか、ルートヴィヒは、若きローエングリンとなって、この物語を生きてゆきます。)
 *******

稽古場では素晴らしい瞬間がたくさんあって、3幕の名曲、「名乗りの歌」と「別れの歌」を、ローエングリン役の福井 敬さんと小原啓楼さんが歌われた時に、それを聴いた僕たちは本当に泣いてしまっていたのですね。なんというか、神々しい〈英雄〉が歌うのではなく、普通の人間が、愛する女性に訴えかける歌として聴いた時に、二つの歌の新しい可能性が発見できたのです。
ルートヴィヒII世は、英雄ローエングリンになりたかった、そして、なれなかった男です。エルザは彼を愛するが故に「本当の名前を教えて」と禁問の誓いを破りますが。それに対し本当は彼は「ルートヴィヒ」と答えるべきなのに、「ローエングリンだ」と歌ってしまう訳です。王制の時代が終わり民主主義の現代、僕たち大衆は時に多数決で、間違えた英雄を選んでしまう。ヒトラーのような怪物を生み出したのは僕たち自身なのです。合唱が一方の主役ともいえるこのオペラで、ワーグナーはそう語っているような気がするのです。

 *******
(王亡き後、デジタル時計は、また時を前に向かって刻み始めます。二人の女性、エルザとオルトルートは争いを超えて、共に平和を祈ります。)
 *******

(この記事はアフタートークの記録を内容にあわせ編集部で再編集したものです)

     *     *     *

▼いよいよ25日(日)千秋楽。どうかお見逃しなく!《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場


●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(*)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

 
 

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プログラムが決定しました!~3月7日(水)二期会オペラ研修所 第61期マスタークラス修了試演会

3月7日(水)に開催の「二期会オペラ研修所 第61期マスタークラス修了試演会」。いよいよ本番まで残りわずかとなりました。
両クラスのプログラム(演目・場面)をご案内します。

研修所での最終試験となる今回は、各研修生の希望をもとに演目を決定しており、熱気に満ちた授業の様子からは、作品に対する思いの強さが伝わってきます。

尚、チケットは2/23現在で、12:30開演の「大倉由紀枝クラス」は予定販売数が終了。また17:00開演の「大野徹也クラス」も残り僅かとなっております。

未来の二期会スターが羽ばたく瞬間を、ぜひご覧ください!

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第61期マスタークラス修了試演会

開催日:2018年3月7日(水)
会場:Hakuju Hall
   ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
   ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全席指定 各クラス1,200円
    ※クラスごとにチケットが必要です

予定プログラム:
◆大倉由紀枝クラス 12:30開演 (予定販売数終了)
 1.ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』 第1幕より
 2.ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』 第3幕より
 3.ドニゼッティ『リタ』 第1幕より
 4.ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』 第2部第1幕より
 5.ヴェルディ『リゴレット』 第2幕より
 6.グノー『ロメオとジュリエット』 第2幕より
 7.マスネ『マノン』 第3幕より
  《休憩》
 8.ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』 第1幕より
 9.ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』 第2幕より
 10.ヴェルディ『リゴレット』 第2幕より
 11.プッチーニ『トスカ』 第1幕より
 12.ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』 第1幕より
 13.R.シュトラウス『アラベラ』 第1幕より
 14.R.シュトラウス『アラベラ』 第2幕より
 15.マスネ『マノン』 第3幕より

◆大野徹也クラス 17:00開演 (残席僅少)
 1.ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』 第3幕より
 2.R.シュトラウス『アラベラ』 第1幕より
 3.ヴェルディ『椿姫』 第2幕より(前半)
 4.ヴェルディ『椿姫』 第2幕より(後半)
 5.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 第4幕より
 6.ヴェルディ『仮面舞踏会』 第2幕より
 7.マスネ『ウェルテル』 第3幕より
 8.グノー『ロメオとジュリエット』 第4幕より
 9.レオンカヴァッロ『道化師』 第1幕より
  《休憩》
 10.プッチーニ『ラ・ボエーム』 第4幕より
 11.ヴェルディ『リゴレット』 第1幕より
 12.ベッリーニ『清教徒』 第1幕より
 13.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 第4幕より
 14.ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』 第1幕より
 15.ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』 第3幕より
 16.ドニゼッティ『リタ』 第1幕より
 17.ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』 第2部第1幕より
 18.アルファーノ『復活』 第4幕より

(※各演目の配役及びタイムテーブルは、後日ご案内いたします。)

▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第61期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会

▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

▼チケットお取扱
Hakuju Hallチケットセンター TEL 03-5478-8700
 (10:00~18:00 火~土*祝日・休館日を除く)
 
 

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2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』~公演当日のご案内

いよいよ明日、2月21日(水)から上野の東京文化会館にて、東京二期会オペラ劇場公演 R.ワーグナー作曲『ローエングリン』〈新制作〉が開幕します!


初日組のゲネプロより


こちらに期間中の公演当日のご案内を致します。 【2/20(火)21:30掲載】

2018都民芸術フェスティバル参加公演
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
東京二期会オペラ劇場 2018年2月公演
R.ワーグナー作曲 『ローエングリン』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:準・メルクル/演出:深作健太
当日券と公演タイムテーブルのご案内
2月21日
(水)
2月22日
(木)
2月24日
(土)
2月25日
(日)
当日券
S|A|B|学
S|A|B
S|A|B
S|A|B
当日券販売
/窓口受付
16:30~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:00(※1)
13:00
13:00
13:00
開演
18:00
14:00
14:00
14:00
第1幕
約60分
休憩25分
予定時刻
19:00~19:25
15:00~15:25
15:00~15:25
15:00~15:25
第2幕
約80分
休憩25分
予定時刻
20:45~21:10
16:45~17:10
16:45~17:10
16:45~17:10
第3幕
約60分
終演予定
22:10
18:10(※2)
18:10
18:10
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

◆上記、販売予定当日券は20日15:00現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンターへお電話にてお申し込みください。(公演当日の発売はございません。但し21日(水)初日公演に限り、当日券うりばにて16:30より当日学生席の発売を致します。)
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
(※1)2月21日(水)初日公演限定で「ワールド・プレミエ・キャンペーン」を実施致します
[1] ◆白いばら プレゼント◆
ご来場時受付先着ペア100組様に「白鳥の騎士にちなんだ 白いばら」を一輪プレゼントいたします。
 ・受付場所:東京文化会館大ホール ロビー内特設カウンター
 ・受付開始:17:00の開場時より先着順で受付いたします
[2] ◆深作健太オペラ演出第一作『ダナエの愛』(2015)特別ダイジェスト放映◆
 ・放映場所:東京文化会館大ホール ロビー内モニターテレビ
 ・放映時間:(1回目)17:15~17:30/(2回目)17:30~17:45 (15分×2回の予定)
[3] ◆プレミエ公演限定「当日学生券」販売◆
《当日学生券2,000円》を販売!
 【受付】2月21日(水)16:30より 東京文化会館大ホール「当日券カウンター」にて販売
 ・必ずご本人の学生証をご提示ください(ご購入時とご入場時いずれもご提示いただいております)
 ・お一人様1枚とし、代理でのお求めは承れません
(※2)2月22日(木)公演ご鑑賞者様限定企画:平日マチネ・スペシャルイベント「演出 深作健太によるアフタートーク」を開催致します。
今回の『ローエングリン』の演出・舞台のことからウラ話まで、より楽しく公演を理解していただけます。
 ・日時:2018年2月22日(木)公演終了後
 ・会場:東京文化会館 大ホール1階席(自由席)
 ・料金:参加無料(※イベント自体は無料ですが、2月22日公演の入場券が必要です)
 ・出演:深作健太(映画監督、演出家/東京二期会『ローエングリン』演出)ほか

 
▼公演情報ページはこちら
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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公演迫る!『ローエングリン』 プレミエ・キャンペーン第3弾&稽古場レポート各メディア掲載情報!

マエストロ準・メルクル×演出 深作健太による東京二期会オペラ劇場『ローエングリン』のプレミエまであと4日となりました!



東京都交響楽団とのリハーサルも順調です!

2月21日(水)のワールド・プレミエにむけて、稽古場での取材記事がこれまでに各メディアから続々と紹介されています。

映画監督・深作健太がワーグナーのオペラ演出|ビジュアル音楽堂 - 日経電子版 NIKKEI STYLE
演出 深作健太、ローエングリン役 福井 敬のインタビュー動画、必見です!
深作「『ローエングリン』は不思議な作品。一方にはメルヘンとしての部分、白鳥の騎士がお姫様を助けに来るというおとぎ話の面がある。その一方でドイツを一つにまとめる過程で連合を訴える10世紀の政情が描かれる。これは実は19世紀のワーグナーが生きた時代のドイツの状況とも重なる」

【稽古場レポート】深作健太演出《ローエングリン》|東京二期会特設サイト - WEBぶらあぼANNEX
物語のクライマックス第3幕の詳細な稽古場の様子が多くの写真とともにレポートされています!
深作「舞台は1884年。いまだ建設中のノイシュバンシュタイン城(ルートヴィッヒの晩年)。ルートヴィッヒは、現実と虚構の区別がつかず狂王と呼ばれていた。ルートヴィッヒが《ローエングリン》の譜面をくりながら自分の人生を振り返ると、次第にローエングリンの物語へと重なっていき、ローエングリンとルートヴィッヒの物語が同時進行する」

美に生きた王が夢見た英雄 東京二期会「ローエングリン」 21日から - 産経ニュース
「ローエングリンは気高い騎士ですが、自らは争うことを望んでいません。彼は戦わない英雄として登場し、去っていきます。それはワーグナーがしたためた美しい音楽にも表れています。勇壮なファンファーレに耳を奪われがちですが、優美な旋律は平和の祈りに満ちています」と深作は作品の魅力を語る。

悲劇の王、ルートヴィヒが憧れた白鳥の騎士『ローエングリン』、深作健太がワーグナーのオペラを東京二期会で演出! - エンタメ特化型情報メディア SPICE
深作「人々はお金が無くなると戦争を求めます。僕は、芸術を志す人間としては戦争など冗談じゃありませんし、お金よりも愛、と思いたい」

このほかにも多くのメディアから発信されたニュース、レポートを一挙に!

映画監督、深作健太によるオペラ演出作第2弾『ローエングリン』が2月に開催 - CDJournal ニュース
準・メルクル×深作健太のタッグ再び、二期会オペラ「ローエングリン」 - ステージナタリー
ワーグナー協会 第395回 例会 「ローエングリン」特集1「深作 健太、《ローエングリン》演出を語る」より(前編) - オペラ・エクスプレス
 
 
そしてこの度、ワールド・プレミエ・キャンペーン第3弾として、「プレミエ当日学生券」の発売を決定しました!
通常、東京二期会のオペラ公演では、「学生券」は一般発売初日から発売しており、前営業日までにご予約・ご決済をいただいておりますが、2月21日(水)のプレミエ公演に限り、当日でもご購入いただける「当日学生券」を販売いたします。金額は通常前売学生券と同額の2,000円。28歳未満の学生の方なら絶対お得なチケットです(※学生券をお買い求めいただける方の条件について詳しくはこちら⇒ 学生席について)。ぜひ記念のプレミエ公演にお越しください!

東京二期会オペラ劇場
◇◆◇ ワーグナー『ローエングリン』ワールド・プレミエ・キャンペーン第3弾 NEW!! ◆◇◆
◆プレミエ公演限定「当日学生券」販売◆
2月21日(水)初日公演に限り《当日学生券2,000円》を販売!
 【受付】2月21日(水)16:30より 東京文化会館大ホール「当日券カウンター」にて販売
 ※必ずご本人の学生証をご提示ください(ご購入時とご入場時いずれもご提示いただいております)
 ※お一人様1枚とし、代理でのお求めは承れません
 ※今回実施の学生券当日販売は初日公演限定です。
   2日目[2月22日(木)]以降の公演は事前に二期会チケットセンター03-3796-1831にてご予約をいただきます

 
 
▼『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

2月21日(水)18:00(プレミエ・キャンペーン開催)/22日(木)14:00(平日マチネ・スペシャル:深作健太アフタートーク開催)/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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2月18日(日)、八王子市いちょうホール「千住 明 作曲オペラ『万葉集』明日香風編」 に、実力派ソリスト4名が出演!

2018年2月18日(日)に八王子市芸術文化会館 いちょうホールにて、オペラ『万葉集』明日香風編(演奏会形式)が上演されます!

作曲家、編曲家、音楽プロデューサーとして多くのヒット作を手がける千住 明が作曲し、2009年に初演されたオペラ『万葉集』明日香風編。
日本最古の和歌集「万葉集」から、俳人・黛まどかによって“額田王”をとりまく恋物語と生涯を描いた作品です。
美しい日本語と、その響きを明確に彩った音楽は、日本語のオペラを初めて聴く人にも楽しめるものとなっています。

各地で再演を重ねていますが、今回の八王子公演では、指揮 大友直人、東京交響楽団の30人編成のアンサンブルオーケストラ、2014年発足の市民合唱団「八王子クリンゲンコア」との共演で、オペラやコンサートなど幅広く活躍する二期会アーティスト4名が出演します。
 


盛田麻央(ソプラノ)
<額田王>

金子美香(メゾソプラノ)
<鏡王女>

又吉秀樹(テノール)
<中大兄皇子・天智天皇>

原田 圭(バリトン)
<大海人皇子・天武天皇>

 
■■■ 公演情報 ■■■
千住 明 作曲/黛 まどか 台本
オペラ「万葉集」明日香風編(演奏会形式)

日時:2018年2月18日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:八王子市芸術文化会館 いちょうホール(大ホール)
出演:
 [指揮]大友直人
 [額田王]盛田麻央(ソプラノ)
 [鏡王女]金子美香(メゾソプラノ)
 [中大兄皇子・天智天皇]又吉秀樹(テノール)
 [大海人皇子・天武天皇]原田 圭(バリトン)
 [管弦楽]東京交響楽団
 [合唱指揮]足立さつき
 [合唱〕八王子クリンゲンコア
曲目:
 チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 作品48
 千住 明:オペラ『万葉集』明日香風編(演奏会形式)

▼公演の詳細、お問合せはこちらから
(公財)八王子市学園都市ふれあい文化財団 042-621-3005
 
 

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2月28日(水) 角田鋼亮指揮・仙台フィル 「名曲のちから オーケストラ・スタンダードVol.21」に 樋口達哉が出演!!

樋口達哉×角田鋼亮×仙台フィルによるイタリア・オペラの魅力が凝縮されたコンサートが、2月28日(水)に日立システムズホール仙台にて開催されます!

オペラだけではなくオーケストラ・コンサートやメディアへの出演、さらにオペラ界のスターによる男声ユニット「The JADE(ザ・ジェイド)」のメンバーとしても活躍している樋口達哉。今回は数々のイタリア・オペラ・アリアを、熱い思いを込めてお贈りします。


 樋口達哉

■■■ 公演情報 ■■■
仙台市ホストタウン記念事業「Amo ITALIA!」参加事業
名曲のちから「オーケストラ・スタンダード」Vol.21
日時:2018年2月28日(水) 19:00開演(18:30開場)
会場:日立システムズホール仙台 コンサートホール 【アクセス
出演:
 [指揮]角田鋼亮
 [テノール]樋口達哉*
 [管弦楽]仙台フィルハーモニー管弦楽団
曲目:
 ロッシーニ 歌劇『セヴィリアの理髪師』序曲
 ヴェルディ 歌劇『リゴレット』より “あれかこれか” *
 ヴェルディ 歌劇『マクベス』より “あぁ、父の手は” *
 ヴェルディ 歌劇『椿姫』第1幕への前奏曲
 ヴェルディ 歌劇『アイーダ』より “清きアイーダ” *
 プッチーニ 歌劇『マノン・レスコー』より “見たこともない美人” *
 プッチーニ 歌劇『トゥーランドット』より “誰も寝てはならぬ” *
 マスカーニ 歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲
 チャイコフスキー イタリア奇想曲 作品45
主催:
 仙台市青年文化センター(公益財団法人仙台市市民文化事業団)
 公益財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団
 仙台市

▼公演の詳細はこちらから
名曲のちから オーケストラ・スタンダードVol.21|コンサート情報 - 仙台フィルハーモニー管弦楽団

▼お問合せ・ご予約は
仙台フィルサービス 022-225-3934(平日10:00~18:00)

なお、今回のコンサートで披露するアリアは、2017年12月6日発売のCD「あこがれ」にも収録されていますので、こちらもぜひご覧ください。

――テノールの貴公子 樋口達哉がフルオーケストラと共に昇陽する。
光り輝く13 のオペラ・アリア・ジュエリー。――

樋口達哉 最新アルバム「あこがれ Ti adoro」
2017/12/6発売 MECO-1046 ¥3,240(税込)
樋口達哉(テノール)
鈴木織衛(指揮)
仙台フィルハーモニー管弦楽団

▼CDの詳しい情報&お求め方法はこちらから
テノール 樋口達哉 オフィシャルウェブサイト
 
 

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《東京二期会×芸能花伝舎 特別企画》東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ スタート記念:新星オペラ歌手 城 宏憲 ミニ・ライブ&オペラ・トーク!~イタリア・オペラの名作『ノルマ』へのいざない

2018年3月、イタリア・オペラの名作『ノルマ』で新たにスタートする〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉。この新シリーズのスタート記念として、舞台芸術・芸能の拠点である西新宿の芸能花伝舎(公益社団法人日本芸能実演家団体協議会)にて特別なプレ・イベントを開催することになりました!


 城 宏憲

このイベントに出演するのは、3月17日の『ノルマ』公演にポリオーネ役で主演するテノール城 宏憲。2016年『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ(二期会デビュー・ロール)、2017年『トスカ』カヴァラドッシに出演するなど近年著しい活躍をみせる新星テノールが、芸能花伝舎 創造スペースでのミニ・ライブと『ノルマ』公演に向けてのスペシャル・トークを行います。今、もっとも旬なテノールの歌声を間近で体感するチャンスです!
トークのコーナーでは、今回『ノルマ』の演出を担当する菊池裕美子も登場。映像と照明によって、オペラ『ノルマ』の世界がどのように表現されようとしているのかもお聞きいただけます。このイベントへのご参加は無料(事前のご予約が必要)ですので、ぜひいらしてください!
※本イベントは定員になりましたので、お申込みの受付を終了致しました。
 

■■■ イベント情報 ■■■
《東京二期会 × 芸能花伝舎 特別企画》
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ スタート記念
新星オペラ歌手 城 宏憲 ミニ・ライブ&オペラ・トーク!
~イタリアの名作『ノルマ』へのいざない

日時:2018年3月3日(土) 13:30開場/14:00開始(15:30頃終了予定)
会場:芸能花伝舎 創造スペース「C2」
     東京都新宿区西新宿6-12-30 【アクセス
出演:
 城 宏憲〔テノール〕(東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『ノルマ』ポリオーネ役)
 菊池裕美子(同プロダクション演出)
料金:入場無料 ※定員につき受付を終了しました(3/1追記)
 (※事前のご予約が必要です。尚、ご予約は1人につき2名までとさせていただきます)
主催・制作:公益財団法人東京二期会
共催:公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸能花伝舎)

●イベントのお問合せ・ご予約は
・二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
 FAX 03-3796-4710 または メール でも24時間受付いたします

 
 
▼チケット絶賛発売中~『ノルマ』の公演情報はこちら!
《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》V.ベッリーニ『ノルマ』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会

 2018年3月17日(土)17:00/18日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 (※城の出演日は17日)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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3月14日「ホワイトデー」は、サントリーホール・ブルーローズで特別なコンサートを!

3月14日(水)19時開演、二期会がお届けするNikikai Days@Blue Rose 2018プレコンサート《White Day CONCERT~とびきり甘い夜》

輝く4人のバリトン、宮本益光、加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬が揃って、特別なコンサートをお届けします。いずれも、その舞台姿のよさ、音楽の深さ、そして魅力あふれる声、その活躍ぶりはますます注目されるところ。歌唱の実力と爽やかさで、全国各地で人気を集めています。ピアノは宮本が信頼を寄せる、作曲家の加藤昌則です。

このたび演奏予定曲も決まりましたので、ご紹介いたします!


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2018プレコンサート
White Day CONCERT とびきり甘い夜


日時:2018年3月14日(水) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)【アクセス
料金:全席指定 一般¥4,500- (二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:(バリトン)宮本益光、加耒 徹、近藤 圭、与那城 敬
    (ピアノ)加藤昌則

演奏予定曲:
《My Favorites》
 ・加藤昌則「こもりうた」(宮本)
 ・ロッシーニ「踊り」(近藤)
 ・越谷達之介「初恋」(加耒)
 ・ドナウディ「ああ愛する人の」(与那城)
《モーツァルトの世界》
 ・『フィガロの結婚』より「もうあんたの勝ちだと言ったな」(加耒)
 ・『ドン・ジョヴァンニ』より「窓辺にいでよ(セレナード)」/「シャンパンの歌」(宮本)
 ・『コジ・ファン・トゥッテ』より「彼をご覧ください」(与那城)
 ・『魔笛』より「恋人か女房があればいいが」(近藤)
《バリトンに酔う》
 ・バーンスタイン「ミサ」より “A simple song”(宮本)
 ・ラフマニノフ『アレコ』より カヴァティーナ「月は高く輝く」(加耒)
 ・ワーグナー『タンホイザー』より「夕星の歌」(近藤)
 ・マスネ『エロディアード』より「はかないまぼろし」(与那城)
《For White Day》
 ※ホワイトデーのスペシャルプログラム!内容は当日まで秘密。お楽しみに!
   *都合により出演者・曲目は変更させていただく場合がございます。

「ホワイトデー」に贈る、一夜限りの素敵なコンサート。
チケットも残り少なくなってまいりました。是非お早目にご予約ください!

▼公演情報ページ、チケットのご予約・お問合せはこちらから
White Day Concert とびきり甘い夜|主催・制作コンサート - 二期会21
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 
 

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2月公演『ローエングリン』~タイトルロール・小原啓楼&エルザ・木下美穂子 動画メッセージ!

東京二期会2月公演『ローエングリン』の稽古場から、ローエングリン役とエルザ役で共演するテノール小原啓楼とソプラノ木下美穂子の動画メッセージが届きました。短い中にも日々充実した稽古を重ねて、オペラ『ローエングリン』が築かれてきていることが伝わってきます。ぜひご覧ください!

ローエングリン 小原啓楼

「今回の舞台は、ローエングリンと(ワーグナーの庇護者でもあったバイエルン王)ルートヴィヒ2世の物語が同時進行していきます。ステレオタイプのいわゆる〈英雄〉ではない人物像を表現していけたら、と思っています」(2月1日収録)

エルザ 木下美穂子

「私にとって初めてのワーグナー作品。またすばらしい作品にであることができて、とても嬉しく思っています。演出の深作さんはとても斬新で、日々新しい『ローエングリン』が生まれています」(1月31日収録)

二人の出演日は2月22日(木)と25日(日)。特に、22日(木)は「平日マチネ・スペシャル公演」として、特別料金の設定に加えて、終演後には演出・深作健太によるアフタートークも開催を予定しています。ご来場お待ちしております!
 
 
▼『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

2月21日(水)18:00(プレミエ・キャンペーン開催)/22日(木)14:00(平日マチネ・スペシャル:深作健太アフタートーク開催)/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~2/26(月)は【二期会NewFace】石原 優&高津亜美 春の訪れを歌に乗せて~心温まる音楽の夜~

新橋にある音楽レストラン「アルテリーベ東京」では、今後の活躍が期待される若手歌手による「月曜フレッシュ・コンサート」を開催し、好評を博しております。
2月の二期会New Faceの出演日は、立春も過ぎ春の足音が聞こえる26日(月)。石原 優(いしはら ゆう)と高津亜美(たかつ あみ)、二人の期待のソプラノが〈心温まる音楽の夜〉をお届けします。ピアノは、アーティストたちからの信頼も厚い相田久美子です。

今回のコンサートに向けて、出演の二人からメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
石原 優
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして。ソプラノの石原 優と申します。
私は幼い頃から音に興味津々、きこえてきた音や声の高さをピアノで探す遊びをよくしていました(笑)
そんなわたしが声楽の道を志したきっかけは、中学で合唱部に入ったことです。歌うことにすっかり魅了され、音楽コースのある高校へ、そして国立音楽大学へと進学しました。大学ではオペラ研究会に入り、お芝居をしながら歌うことの喜びと楽しさ、何より難しさを知り、「もっと出来るようになりたい」という思いから、二期会オペラ研修所で学びました。どうぞよろしくお願いいたします!

 
――自身の声種を教えて下さい。また挑戦したい役は?

私の声種は、レッジェーロソプラノです。軽やかなフレーズや転がるようなパッセージを得意としていますが、幅広く勉強しています。今回選曲した『ホフマン物語』オランピアのアリアは大好きな曲であり、役としても憧れています。

――コンサートのテーマやポイント、そして共演者をご紹介下さい。

今回は2月のコンサートなので、寒さの中にも春がすぐそばに来ている、ということから、このタイトルを付けさせていただきました。
高津さんはマスタークラスで共に学んだ仲間であり、学年は違うものの大学も同じという共通点もあるため、今回初共演させていただけることをとても嬉しく思っています。素晴らしい美声はもちろん、おちゃめで可愛らしい素顔も彼女の魅力です♪
それぞれの声の特性を活かせる曲、春らしい曲、、、と選曲するうち、大好きな曲ばかりのプログラムになりました。
当日はそれぞれのソロはもちろんですが、皆様が一度は聴いたことのある曲も二人のハーモニーでお楽しみいただけるかとおもいます!

   *   *   *


ソプラノ
高津亜美
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

小さい頃から歌うことがとにかく大好きで、中学二年生の合唱コンクールでのソロをキッカケに音楽の先生の勧めで声楽を習い始めました。
そしてさらに歌うことの楽しさを知り、その瞬間からずっと死ぬまで歌って生きたいと強く思うようになりました。両親にその道に進む相談をした際、予想外に喜んでくれて、背中を押してくれたのを覚えています。

――自身の声種、レパートリー、目指している事と挑戦したい役は?

私はソプラノドラマティコで、今までプッチーニやベルディを多く歌って来ました。目指しているのは、力強く、心に直接語りかけられるような歌を歌うことです。挑戦したい役はトスカとヴィオレッタです。

 

――今回のプログラムについて、そして共演者をご紹介下さい。

3月が目前ということで少し春の訪れを感じさせるような、誰もが一度は聴いたことのある有名な曲もおりまぜ、楽しく聞き応えもしっかりあるプログラムになっています。オペラが好きな方もあまり知らない方も楽しんでいただけると思います。
石原さんは研修所マスタークラス時代同じクラスで1年間学んだ同期です。歳下の私にいつも同じ目線でとても優しく接してくれました。今回、透き通るような綺麗な歌声の石原さんとデュエットできて本当に嬉しいです!

   *   *   *

ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにコンサートをお楽しみください。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第182回【二期会New Face】春の訪れを歌に乗せて~心温まる音楽の夜~

日時:2018年2月26日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:石原 優(ソプラノ)、高津亜美(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私の名前はミミ」
 オッフェンバック 『ホフマン物語』より 「生け垣に小鳥たちが」
 モーツァルト 『皇帝ティートの慈悲』より 「昔の愛情に免じて」
                       ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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「黙っていてもオーラを放てる人」演出・深作健太が太鼓判を押す
~『ローエングリン』に出演する俳優・丸山敦史さんに聞く

2月21日にワールド・プレミエ(新制作初演)を迎える東京二期会オペラ劇場『ローエングリン』に出演する俳優の丸山敦史。二期会公演初登場となる彼の横顔をご紹介するべく、音楽評論家・室田尚子さんがインタビューしました!


丸山敦史

     *     *     *

 『ローエングリン』で、「もうひとりのローエングリン」ともいうべき黙役の騎士を演じる丸山敦史さん。182センチの長身に、切れ長で涼しげな目が印象的だ。個人的には2013年のスーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」(テレビ朝日系)の6人目の戦士・キョウリュウゴールドに変身する空蝉丸が忘れられない。戦国時代からタイムスリップしてきたという設定の空蝉丸は、現代社会の中で色々苦労しながらも、仲間への思いを常に抱き続ける「気配りの人」だった。その後、映画に舞台にと活躍の場を広げてきた丸山さんだが、『ローエングリン』演出の深作健太さんとは、舞台〈闇狩人〉〈里見八犬伝〉などで共演している。


舞台〈里見八犬伝〉より

 深作さんによると、丸山さんは「アクションではなく佇まいで存在感を放てる人」。一流の歌手揃いのオペラの舞台で、セリフという俳優にとって最大の武器を奪われた状態で戦うという挑戦も、彼なら大丈夫と太鼓判を押す。

 「〈闇狩人〉のときは敵方のラスボスで、一人高いところに立っている絶対的な存在という点では今回の騎士役と似ているところがあるかもしれません。今回はセリフなしでそうした圧倒的な存在感を表現しなければならないので、とにかく必死に食らいついていくしかないなと思っています。」

 深作演出のプランは、1月21日に行われた「二期会プレ・マチネ」でも大枠が披露されたのでご存知の方もいらっしゃると思うが【イベントのレポートはこちら⇒ 二期会プレ・マチネ「映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること」 - オペラの散歩道(二期会blog)】、ローエングリンをバイエルン国王・ルートヴィヒ2世に重ね合わせるという斬新なもの。その中で丸山さんが演じるのは、ルートヴィヒの脳内だけに存在している「理想の騎士」という設定だ。他の登場人物とは違う次元にいる、特別な存在。「キョウリュウジャー」の空蝉丸とも重なる。


『ローエングリン』稽古場にて

 「僕が想像していた『白鳥の騎士』とは違いましたが、さすが深作さんが考えることは一歩先をいっていると思いました。そういう作品に呼んでいただけたのはとても嬉しいですし、同時に責任感も感じます。」

 二期会の稽古に入るまでに、すでに『ローエングリン』について資料にあたり勉強もしてきていたようだ。とても勉強熱心な面ものぞかせる。「器用な方ではないので、納得できるまでよく考えたいタイプなんです」という丸山さんだが、深作さんも「音楽だけでなく、ローエングリン=ルートヴィヒという一つの役を補完していく役。丸さんなら必ずできるはず」と期待を語ってくれた。


『ローエングリン』稽古場にて 写真右は演出の深作健太

最後に丸山さんから、ファンの皆さんへメッセージを。

 「オペラはすごいですね。セリフがないのに歌手の皆さんの表現だけでドラマがちゃんとわかるようになっている。僕のファンで、まだオペラを観たことがないという方にもぜひ観にきてください、とオススメしたいです。」

 私たちオペラ・ファンの方も、丸山敦史という俳優が舞台でどんな化学変化を起こしてくれるのか、これまでにない経験ができるにちがいないと今からワクワクしている。

     *     *     *

深作『ローエングリン』の大きなカギをにぎる、騎士役の丸山敦史は全日出演。
どうぞお楽しみに!


ローエングリン・福井 敬との2ショット
 
 
▼2月21日(水)ワールド・プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

2月21日(水)18:00(プレミエ・キャンペーン開催)/22日(木)14:00(平日マチネ・スペシャル:深作健太アフタートーク開催)/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 
【お詫びと訂正】本記事掲載当初、丸山敦史氏出演の深作健太氏演出作品として、堤 幸彦氏の演出作品である舞台〈真田十勇士〉を誤って記載しておりました。堤氏、深作氏、丸山氏はじめ関係各位にお詫びの上、訂正させていただきます。
 
 

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2月21日(水)、二期会39年ぶりの『ローエングリン』ワールド・プレミエ!

2018年が明けて寒い日が続いていますが、2月公演『ローエングリン』の稽古場はますますヒートアップしています!
稽古場の高い天井に届くほどに建てられたセットの中、いよいよ合唱、俳優、子役が加わり、このオペラのスペクタクル感が本番の舞台さながらに再現されています。そして今週末からは、指揮者の準・メルクルが合流します!

<『ローエングリン』の稽古場から…>


1/12 立ち稽古を前に演出・深作健太によるコンセプト説明


1/16 深作(左)とローエングリン福井 敬


1/20 舞台は非常に高低差が…


1/26 中央前にローエングリン小原啓楼


1/28 深作(最前列右)と両組のソリストたち


2/1 ローエングリン青年時代を演じる丸山敦史(左)と

1979年の二期会初演以来、実に39年ぶりの二期会公演となる今回の『ローエングリン』。このワーグナー至高のロマンティック・オペラを、今回の深作演出はメルヘンの世界そのままに描くだけではなく、「なぜ人はこのロマンを求めたのだろう?」という問いかけをもって、人間のドラマとして迫ろうとしています。
オペラ『ローエングリン』が誕生した19世紀バイエルン、そこにたたずむのは失意の王ルートヴィヒ2世。今回の舞台は、実際にローエングリンに憧れその世界に没入していったルートヴィヒ2世の生涯が、オペラの中の英雄の生涯と重ね合わせて描かれ、これまでになく生き生きとした人間模様がオペラ『ローエングリン』で展開することになりそうです。
2月21日(水)“ワールド・プレミエ”で、新しい『ローエングリン』が生まれようとしています!

     *      *     *

これまでもご案内してきたとおり、2月21日(水)のワールド・プレミエ(開場17:00/開演18:00)では「プレミエ・キャンペーン」として、白鳥の騎士の物語にちなみ、美しい白いばら一輪をペア先着100組様にご進呈いたします。(ばらは1組様につきおひとつとなります)
そしてさらに2015年、今回と同じ〈準・メルクル 指揮&深作健太 演出〉により上演し絶賛された、R.シュトラウス『ダナエの愛』を振り返っていただけるよう、プレミエ公演の開場時に大ホールロビー内にて『ダナエの愛』公演映像をダイジェスト放映することが決定しました!



2015年10月公演『ダナエの愛』より

あのときの舞台をご覧になられなかった方にも、舞台の雰囲気を味わっていただける機会。これから幕を開けようとする『ローエングリン』の世界とも、深作ワールドの何かつながりを感じられるかもしれません。
この機会に2月21日ワールド・プレミエは是非お早めに東京文化会館にお越しください!
 

東京二期会オペラ劇場
◇◆◇ ワーグナー『ローエングリン』ワールド・プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
◆白いばら プレゼント◆
2月21日(水)初日公演ご来場時受付先着ペア100組様に「白鳥の騎士にちなんだ 白いばら」を一輪プレゼントいたします。(※受付先着順)
 ・受付場所:東京文化会館大ホール ロビー内特設カウンター
 ・受付開始:17時00分の開場時より先着順で受付いたします
左のイメージ写真と実際のプレゼント品は色味・形が若干異なる場合がございます。

◆深作健太オペラ演出第一作『ダナエの愛』(2015)特別ダイジェスト放映◆
 ・放映場所:東京文化会館大ホール ロビー内モニターテレビ
 ・放映時間:(1回目)17:15~17:30/(2回目)17:30~17:45 (15分×2回の予定)

 
▼東京二期会2015年10月公演『ダナエの愛』舞台写真の数々をこちらからご覧いただけます
深作健太監督が演出、東京二期会《ダナエの愛》日本初演|東京二期会特設サイト - WEBぶらあぼANNEX

▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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2月のNHK《名曲アルバム》は、ソプラノ林 正子が歌う「愛の喜び/マルティーニ作曲」を放送!

近年、数々のオペラで主要な役を演じ好評を博している林 正子。
2月のNHK名曲アルバムでは、ソプラノ林 正子が歌う名曲「愛の喜び」が放送されます。
オーケストラの奏でる甘いメロディに優美で深みのある歌声をのせ、苦悩に満ちた歌詞をも美しく歌いあげる、林 正子の歌唱をご堪能ください。

 ソプラノ 林 正子

◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
NHK《名曲アルバム》
放送日時とチャンネル:
2018年2月
 10日(土)14:55~15:00 [総合]
 11日(日)4:20~4:25 [総合]
 13日(火)5:55~6:00 [BSプレミアム]
 14日(水)10:50~10:55 [Eテレ]
 16日(金)10:55~11:00 [Eテレ]
 21日(水)5:55~6:00 [BSプレミアム]
 25日(日)4:20~4:25 [総合]
 28日(水)10:50~10:55 [Eテレ]
曲目:「愛の喜び」マルティーニ作曲/フロリアン作詞/挟間美帆・編曲
出演:林 正子(ソプラノ)、渡邊一正(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)

▼放送の詳細は番組ホームページをご覧ください
名曲アルバム - NHKオンライン
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!エルザ役には林 正子~『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
 (※林の出演日は21日(水)と24日(土))

▼2月『ローエングリン』に向けてのインタビューはこちら
「エルザは非常に人間的な役だと思います」~東京二期会オペラ劇場2月公演『ローエングリン』エルザ役、林 正子インタビュー|2018/1/10 - オペラの散歩道(二期会blog)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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フィンランド国立歌劇場から、ソプラノ大村博美『ノルマ』にむけてのメッセージ!~「嫉妬や激怒や絶望の嵐を経験しながらノルマが辿り着いたのは、本当に正しいと信じることをやりとげる勇気と高貴な魂でした」

現地時間の今日、1月31日にフィンランド国立歌劇場『蝶々夫人』のプレミエを迎えるソプラノ大村博美から、3月〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉公演V.ベッリーニ『ノルマ』にむけてのメッセージが届きました!

思えば、昨年2017年の大村は、NHKニューイヤーオペラ・コンサートでの『ノルマ』の名アリア「清らかな女神よ(Casta Diva)」に始まりました。2月東京二期会『トスカ』主演、そして10月には日本で100公演目の蝶々夫人を迎え、その後も、カナダ、ラトヴィアで同役の舞台をさらに重ね、今年最初のオペラをフィンランドで迎えています。
蝶々夫人と並んで大村の真骨頂といえるノルマ。これまで彼女の本拠地であるフランスで舞台を踏んできたこの役が、ついに日本で、オーチャードホールで聴ける日が近づいてきました。

 大村博美

     *     *     *

「時代を超えて感動を与えてくれるオペラは必ず、いつの時代にも共通の人間の深い苦悩や喜びを鋭く真摯に描いています。『ノルマ』というオペラも人間のドラマが本当に素晴らしく描かれていて、演じ歌っているうちに最終幕など涙がこみ上げてきます。

ヨーロッパでこの役を、ローザンヌ歌劇場でロベルト・リッツィ・ブリニョーリ氏の指揮、トゥーロン歌劇場でジュリアーノ・カレッラ氏の指揮、マッシモ・ガスパロン氏の演出で歌いました。今回日本でまた大好きなこの役を歌うことができて本当に嬉しいです。

以下写真3点=ローザンヌ歌劇場『ノルマ』公演より(撮影:Marc Vanappelghem)


ノルマという女性は、神からのメッセージを同胞に伝えることができる能力の為に、一族の頭ともいうべき責任ある立場にいる女性です。"ノルマ" というのはイタリア語で "きまり"とか"ルール"という意味ですが、彼女は自分の一族の中でまさに 掟やきまりに忠実に、ルールを守って生きるお手本のような立場にいます。そして、ローマ軍と戦うことを望む同胞をなだめながら、何よりも平和を求めて真摯に祈る 美しい心を持っている人でもあります。
そんな彼女、"ルール"のお手本であるべき彼女が、こともあろうに 敵のローマ軍の将軍を愛して子供までもうけてしまった。誰にも言えない重大な秘密です。しかも望みの綱の彼は自分より若い巫女のアダルジーザに心を移して自分から去っていこうとしている。ノルマの絶望感は計り知れないほど深く切実です。
嫉妬や激怒や絶望の嵐を経験しながらノルマが苦しみながら最後に辿り着いたのは、自らの激情に打ち勝って 本当に正しいと信じることをつらくてもやりとげる勇気と高貴な魂でした。



最後にノルマはみんなの前で真実を明かして子供を父に託し、自らは潔く死ぬことで全ての責任をとります。その大詰めのシーンでノルマは、"ああ、もう思い残す事はない。お父さんが涙を浮かべて私を許してくれた。私は幸せだ" と歌いますが、ここを歌っているとノルマの心のいじらしさに感動していつも涙がでてきてしまいます。

昨年末から『蝶々夫人』の公演のためフィンランド国立歌劇場で歌っていますが、自由な時間には歌劇場でノルマの練習をしている今日この頃です。3月に日本で歌わせていただくのを楽しみにしています」



     *     *     *

歴史的なディーヴァ(歌姫)が歌い継ぎ、人間の深い想いが宿ったオペラ史上屈指のヒロインのひとり、ノルマ。オーチャードホールでの大村博美の出演日は3月17日(土)です!

▼大村博美、ファン待望のノルマ!
《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》V.ベッリーニ『ノルマ』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会

 2018年3月17日(土)17:00/18日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 (※大村の出演日は17日)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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【イベント・レポート】1/21(日)二期会プレ・マチネ 映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること

1月21日(日)に開催致しましたクラシカ・ジャパンPresents《二期会プレ・マチネ》、多くのお客様のご来場たいへんありがとうございました!

 青山のドイツ文化会館

 OAG(オー・アー・ゲー)ホール

演出家が公演前にお客様に直接話すことのできる唯一の機会とあって、「新演出だけど事前にどこまで明かしてしまうの!?」というところに注目が集まったのではないでしょうか。
トーク中は、クラシカ・ジャパンで3月放送予定の『ローエングリン』の映像も交えて展開。さらには2月21日のワールド・プレミエ公演で共演するローエングリン役の福井 敬、エルザ役の林 正子も登場して、現在進行形の稽古場の様子も含めた今回の『ローエングリン』についてそれぞれの想いを語りました。
そしてトーク後には、ソプラノ土屋優子が第1幕の「エルザの夢」、テノール菅野 敦が第3幕「ローエングリン別れの歌」をそれぞれ披露(ピアノは大藤玲子)。


 カーテンコール

最後は、《二期会プレ・マチネ》恒例のカーテンコール・フォトセッション(写真上)となりました。
フォトセッションで撮影いただいた写真は、公開いただけますので、SNSやブログなどにどうぞご活用ください。

イベントの様子の一端をお伝えするべく、まずは、深作健太が語ったワーグナー、ローエングリンについて、まさに「今、考えていること」をご紹介しましょう。


 深作健太(左)とクラシカ・ジャパンの石川 了さん

<オペラ演出について>
二期会の歌手の皆さんの大ファンだった僕が、2015年にR.シュトラウスの『ダナエの愛』で初めてオペラを演出させていただきました。オペラを演出する上で何より心がけていることは、演出が音楽の足を引っ張ってはいけない、という事。そして、歌手の皆様から出てくるものを大切にしたい。大好きなワーグナーさんの美しい音楽に寄り添いながら、歌手の皆さんの感情や身体性を大切にして稽古してゆきたい、と思っています。そういう意味では、ダブルキャストで、両チーム違った印象の仕上がりになるのでは、と思います。

<ワーグナーは僕の原点>
昔、レコード店で映画のレーザーディスクを漁っている時に、ふと店内のモニターに流れている映像が目に飛びこんできたんです。レーザー光線が飛び交う中で、槍や剣を持った人が近未来の衣装で大声で歌っている・・・これはなんだ、と思って観ていると、圧倒されて、とにかく感動したんですね。それがハリー・クプファー演出の『ニーベルングの指輪』でした。もともと子供の頃から『スターウォーズ』が大好きで、ジョン・ウィリアムズの映画音楽を聴いていると、これ、さかのぼっていくとワーグナーなんですよね。モチーフをつけて音楽が途切れなく続いていくという劇音楽の作り方ということを考えていく時に、オペラというものに突き当たって、特にドイツオペラの読み替え演出の豊かさに魅了されて、そこからワーグナーの世界にハマっていきました。そういう意味で、ワーグナーの音楽というのは自分にとって原点のような存在で、今回『ローエングリン』を演出させていただけることは、本当に夢のような出来事なんです。

<『ローエングリン』へのアプローチ>
この作品は他のワーグナー作品と比べても、一見明るくて美しい音楽に覆われているのですが、そこにはくっきりと二つに分かれた世界が描かれています。ワーグナーさん自身の台本にも、中世ドイツの「史劇」としての側面と、そして白鳥伝説のような「メルヒェン」の世界が対立していて、ローエングリン、またはオルトルートのような魔法を使う存在はその中間地点にいて、二つの世界を行ったり来たりしている。そして、ローエングリンは、最後にはやはりもといたファンタジーの世界へ帰って行ってしまうのです。
今回、僕たちが描かなければいけないは、この二つの世界の境界線。その狭間で揺れる針のような感情を、くっきりと描きたいと思いますし、そこがお客様にとっては聴きごたえのあるところだと思います。

そして、また今回演出していて作品からすごく感じるのは、父親の影といいますか、父性的なもの。ここでも主人公(ローエングリン)が、包容力と慈愛にみちた父性的なものと自分を見守る女性との間でゆれている・・・過去の先輩方の『ローエングリン』では、エルザの視点から描く演出も多かったのですけれど、僕には音楽がエルザよりも、特にローエングリンの方に強くついているように感じられ、また第二幕では今度は王制に反抗する魔女オルトルートが音楽の中心にいるように感じられています。そこが、どうも不思議な作品だなあと思っていて、今回の演出を考えるカギになってゆきました。

〈英雄〉とは何か?
ワーグナーの音楽というと、管楽器の勇ましさや、自立神経がおかしくなるような(笑)和音と旋律の進行に僕自身ハマってきたのですけれど、『ローエングリン』にはまた違った独特の明るさと美しさがあって、物語も一見、勧善懲悪の白鳥の騎士とお姫様のメルヒェンとして描くこともできるのですけれど、僕は今回この明快さの正体を突き詰めていく事こそが大切ではないか、と思っているんです。
「英雄とは何だ? 人が人を救うとはどういうことか?」ドレスデン革命に敗れた後、台頭するプロイセンの下、ドイツ帝国への統一が進む中で、王制が崩壊した後の世界をワーグナーさんがどんな風に夢見ていたのか。
長調で正々堂々とした音楽でありながらも、『ローエングリン』には、すごく危ういバランスを保って立とうとする英雄の姿が描かれているように思えるのです。結果的にはワーグナー作品唯一の救済のない悲劇として、このバランスが崩れていってしまうのですが、その危うさこそがなんとも魅力的です。
テキストの通り勧善懲悪のメルヒェンとして描くよりも、今回は『ローエングリン』を、今、日本で上演するという意味を考えました。そして、「英雄とは何か?」という事について、史実と重ねて考えてみることにしたのです。

<ローエングリンに憧れた、ヒトラーと、もうひとりの人物>
歴史上、英雄ローエングリンに憧れた有名な人物が二人います。ひとりはヒトラー。彼は、ローエングリンが最後に記した「フューラー(導き手)」という言葉を、自らの称号「総統(フューラー)」にしてしまいました。僕は今回その汚れたイメージを払拭したい。そして、もうひとりが、当時のバイエルン王ルートヴィヒ2世です。彼は政治に背を向けて、ノイシュヴァンシュタイン城をはじめ時代錯誤の城をたくさん築き、ロマンの世界に浸り浪費を重ねていく中で、「狂王」の烙印を押され遂には廃位にされてしまいました。今回、僕は、彼の人生とローエングリンの生涯を重ねることで、『ローエングリン』の根底に這うものを描けたらと考えています。
ローエングリンが去り際に歌う「スワンソング(別れの歌)」にルートヴィヒ自身の姿を重ね合わせる事で、テキストの裏側を描き出せたらな、と考えています。
エルザはまた大胆で抽象的なのですが、聖母のような存在として、ローエングリンをここではないどこか遠くに誘う天使のような存在として、ほイメージしています。

2・21ワールドプレミエにむけて!
演出の50%は事前に脳内で準備し、考えてゆきますけれど、残りの50%は稽古場で歌手の皆さんと一緒にこれから生まれてくると思っています。ここが新演出の良いところで、今日ここにいらっしゃる福井敬さんや林正子さんにも導かれながら、稽古場では今、日々新しい発見が生まれていて、僕たちの『ローエングリン』はこれからどんどん育ってゆく、という予感がしています。
大好きな準・メルクルさんや歌手の皆さんと、愛するワーグナーさんの美しい音楽の世界に飛び込んで、一緒に素敵な公演を作って行けたらと思います。そして、公演の最後の1ピースは、音楽を聴いてくださる観客の皆様です。ぜひ会場にお越しいただいて、一緒にワーグナーの世界に浸っていただけたら、と思います。
二日目の2月22日は、終演後のアフタートークを行います。今度は自分の反省会みたいになってしまいますが(笑)、ご鑑賞されたお客様にだけ、完成した作品についてお話しさせていただく機会になりますので、ぜひお越しください。
本日はどうもありがとうございました!
(深作健太のトークをもとに編集部で再編集しました)。


 左から菅野、土屋、深作、林、福井、石川さん

▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00(プレミエキャンペーンあり)/22日(木)14:00(平日マチネ・スペシャル)/
  24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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【1/31(水)開催!】 「明日を担う音楽家」ソプラノ清野友香莉&テノール伊藤達人が登場!~神楽坂TheGLEEの「Nikikai@神楽坂ランチタイムコンサート」

神楽坂のアコースティック・ライブハウス、TheGLEE(ザ・グリー)の新コンサートシリーズ「Nikikai@神楽坂ランチタイムコンサート」。その第3弾として開催される1月31日(水)12時からの公演に、文化庁の新進芸術家海外研修制度の成果発表「明日を担う音楽家による特別演奏会」(2月6日(火)19時・東京オペラシティ コンサートホール)の出演者から、ソプラノ清野友香莉とテノール伊藤達人の二人が登場します。
オペラシティでのガラコンサートは、8名がそれぞれ1曲入魂で海外研修の成果披露となりますが、こちらのランチタイムはもっと気楽に、もっと幅広いレパートリーを紹介して、歌の楽しさをお伝えします。題して「新春!大好きな歌をあなたに」。清野と伊藤の二人の魅力もたっぷり味わえます。ピアノは矢崎貴子。


ソプラノ清野友香莉

テノール伊藤達人

ピアノ矢崎貴子

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai@神楽坂ランチタイムコンサート ~新春!大好きな歌をあなたに~
明日を担う ~ 若きオペラ歌手の競演

日時:2018年1月31日(水)12:00開演(11:30開場)
会場:The GLEE(ザ・グリー)
   東京都新宿区神楽坂3-4 AYビルB1
  (JR「飯田橋駅」西口より徒歩4分/地下鉄各線「飯田橋駅」B3出口より徒歩3分)
出演:清野友香莉(ソプラノ)、伊藤達人(テノール)、矢崎貴子(ピアノ)
予定プログラム:
 - イタリア -
 ヴェルディ 『椿姫』より 「乾杯の歌」「花から花へ~ああ、そはかの人か」
 ヴェルディ 『リゴレット』より 「風の中の羽のように」
 - フランス -
 ドリーブ 『ラクメ』より 「若いインドの娘はどこに」
 グノー 『ファウスト』より 「この清らかなすまい」
 - ドイツ -
 J.シュトラウス 『こうもり』より 「いなか娘の姿で」
 レハール 『微笑みの国』より 「きみはわが心のすべて」
 レハール 『メリー・ヴィドー』より 「高鳴る調べ」
 (※演奏予定曲は変更になる場合がございます。)
料金:全席自由 2,000円<ドリンク無料サービス(珈琲or紅茶)>
ランチタイムコンサートのお問合せ・ご予約:
 The GLEE 03-5261-3124(平日10:00-18:00)

▼アクセス方法、ご予約等、The GLEEのウェブサイトはこちらから
The GLEE|新宿区神楽坂のライブホール
 
 
《2月6日(火)開催「明日を担う音楽家による特別演奏会」情報》
▼出演者のメッセージとプロフィールは「WEBぶらあぼ」の特設ページにて公開中!
海外で実力を磨いた未来のスター歌手たちが集結! - WEBぶらあぼ
清野 「ニュルンベルクという歴史ある町での研修は忘れがたい、とても貴重な時間でした。いつか『ランメルモールのルチア』や『マノン』、『ハムレット』のオフィーリアといった、命をかけた愛に生きる女性を演じたいと強く思っております。」
伊藤「ベルリンでの生活は、30年間日本で生活してきた私には刺激的な時間であり、とても貴重な機会になりました。そこで得た感動や経験を忘れることなく、これからの日本のオペラ界を盛り上げていける歌い手になっていきたいと思います。」

▼予定プログラムが発表になりました!
最高にフレッシュなオペラガラ!全演奏曲が決定しました!~2/6(火)「明日を担う音楽家による特別演奏会」 - オペラの散歩道(二期会blog)

▼公演ページはこちら
明日を担う音楽家による特別演奏会 - 東京二期会

●「あすにな」のご予約・お問合せは
チケットスペース TEL 03-3234-9999
 (月~土10:00~12:00、13:00~18:00/日祝休業)
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 (FAX 03-3796-4710)
 (平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日祝休業)
 
 

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最高にフレッシュなオペラガラ!全演奏曲が決定しました!~2/6(火)「明日を担う音楽家による特別演奏会」

オペラ界の明日のスターが誕生!
文化庁による「新進芸術家海外研修制度」に認められ、海外の本格的なオペラの現場で研鑽を積んできたトップ歌手たちが集い、その成果を競うように披露する「明日を担う音楽家による特別演奏会」。
通称「あすにな」と呼ばれて、業界関係者からの注目度も高いこのコンサートですが、重唱曲も決まり全プログラムが決定しましたので、演奏順とあわせて発表いたします!



(前回2016年2月3日に行われたコンサートから)
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
文化庁委託事業「平成29年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
新進芸術家海外研修制度の成果

《明日を担う音楽家による特別演奏会》
日時:2018年2月6日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール
   (京王新線「初台駅」東口徒歩5分)
料金:全指定席 S席3,000円、A席2,000円、B席1,000円(税込)
指揮:大勝秀也
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

《出演者とプログラム》
ロッシーニ:
・『絹のはしご』より 序曲
・『セビリアの理髪師』より 「今の歌声は」 ―― 藤井麻美(メゾソプラノ/二期会)
・『オテロ』より 「どうして聞き入れてくれないのだ」 ―― 小堀勇介(テノール)
ドリーブ:
・『ラクメ』より 「若いインドの娘はどこへ」 ―― 清野友香莉(ソプラノ/二期会)
マスネ:
・『エロディアード』より 「儚い幻影」 ―― 門間信樹(バリトン/二期会)
プーランク:
・『ティレジアスの乳房』より 「いいえ、旦那様」 ―― 種谷典子(ソプラノ/二期会)
R.シュトラウス:
・『ばらの騎士』より 「献呈の二重唱」 ―― 今野沙知恵/藤井麻美
 * * *
ヴェルディ:
・『リゴレット』より 「あなたは心の太陽」 ―― 種谷典子/伊藤達人
モーツァルト:
・『ドン・ジョヴァンニ』より 「お手をどうぞ」 ―― 清野友香莉/原田勇雅
・『コジ・ファン・トゥッテ』より 「あなたにささげた心」 ―― 藤井麻美/門間信樹
・『後宮からの逃走』より 「なんという運命!」 ―― 種谷典子/小堀勇介
ストラヴィンスキー:
・『放蕩児の遍歴』より 「トムからの便りもない」 ―― 今野沙知恵(ソプラノ)
ワーグナー:
・『ローエングリン』より 「はるか遠い国に」 ―― 伊藤達人(テノール/二期会)
ジョルダーノ:
・『アンドレア・シェニエ』より「祖国の敵」 ―― 原田勇雅(バリトン/二期会)
 * * *

▼出演者のメッセージとプロフィールは「WEBぶらあぼ」の特設ページにて公開中!
海外で実力を磨いた未来のスター歌手たちが集結! - WEBぶらあぼ

▼公演ページはこちら
明日を担う音楽家による特別演奏会 - 東京二期会

●ご予約・お問合せ
チケットスペース TEL 03-3234-9999
 (月~土10:00~12:00、13:00~18:00/日祝休業)
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 (FAX 03-3796-4710)
 (平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日祝休業)
 
 

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神奈川県民ホール 音楽のおくりもの「1時間で楽しめる『魔笛』ハイライト」(南足柄、秦野)に、ソプラノ斉藤園子、本田ゆりこ が出演!

2017年3月に神奈川県民ホールで上演され、大好評を博した『魔笛』のハイライトが、本年2月の初めに南足柄市文化会館と秦野市文化会館で開催されます。

モーツァルト最後のオペラ『魔笛』は、大人から子どもまで世界中の人々を魅了する人気作。誰もが耳にしたことのある名曲が散りばめられた、愛と冒険のオペラです。
そんな『魔笛』の魅力をぎゅっと凝縮した1時間程のミニ・オペラを、6人の新進歌手が卓越した歌唱力、演技力で心おどるひと時をお贈りします。

当公演に二期会からはソプラノ斉藤園子、本田ゆりこ が出演します!


斉藤は2017年に上演された共同制作オペラ『ばらの騎士』の東京公演にて、帽子屋を演じており、活躍の場を広げています。今回は「夜の女王」として登場します。


本田は同『ばらの騎士』の愛知公演、大分公演において、斉藤と同役を演じました。今後の活躍が期待されています。今回は「パパゲーナ」として登場します。

■■■ 公演情報 ■■■
神奈川県民ホール巡回事業 出張公演 in 南足柄&秦野
神奈川県民ホール 音楽のおくりもの「1時間で楽しめる『魔笛』ハイライト」

【南足柄公演】
公演日時:2018年2月1日(木) 14:00開演(13:30開場)
会場:南足柄市文化会館 小ホール(愛称:金太郎みらいホール)
  (神奈川県南足柄市関本415-1)アクセス
【秦野公演】
公演日時:2018年2月2日(金) 14:00開演(13:30開場)
会場:秦野市文化会館 小ホール
  (神奈川県秦野市平沢82番地)アクセス

出演:
 夜の女王/斉藤園子
 ザラストロ/髙崎翔平
 パミーナ/横森由衣
 タミーノ/澤原行正
 パパゲーナ/本田ゆりこ
 パパゲーノ/堤 智洋
ピアノ:平塚洋子
台本・演出:太田麻衣子
プログラム:モーツァルト『魔笛』ハイライト

料金:全席指定 1,000円
主催:神奈川県民ホール

▼公演詳細・チケットのお求めはこちらから
チケットかながわ TEL 0570-015-415(10:00~18:00)
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~1/29(月)は【二期会NewFace】岡田麻里&相山潤平 ニューイヤーコンサート~寒さ忘れる甘く熱き愛の調べ~

新橋にある音楽レストラン、アルテリーベ東京では、「月曜日は新橋でオペラ!」を合言葉に、今後の活躍が期待される若手歌手によるディナー企画「月曜フレッシュコンサート」シリーズを開催しています。
新春を彩る、本年の二期会New Face登場初回は1月29日(月)。ソプラノ岡田麻里(おかだ まり)とテノール相山潤平(あいやま じゅんぺい)、二人の期待の新鋭が、晴れやかな歌声をお届けします。

コンサートに向けて出演の二人に話を聞きましたので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
岡田麻里
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして、ソプラノの岡田麻里と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
ミュージカルの舞台を観たことがきっかけで声楽を始めました。声楽を極めていくうちにすっかりオペラに魅了され この道で生きていく事を決めました。

 
――声種やレパートリーについて教えて下さい。

私の声種はリリックソプラノです。叙情的な表現を得意としています。

――コンサートのテーマやポイント、そして共演者をご紹介下さい。

今回は、1月にコンサートをさせていただけるということで『ニューイヤー』の言葉を入れることを相山さんと一致して決めました。新年にふさわしく華やかなコンサートしたいです。
相山さんは、イタリア人のような明るさでレパートリー等で相談にのってくださり、いいプログラムに仕上がりました。今回初めてコンサートでご一緒させていただきますが とても楽しみにしています。

   *   *   *


テノール
相山潤平
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

私は、宇都宮大学農学部で林業の勉強をしておりました。18歳の時に「三大テノール」の公演を観て、激しく感動し、一念発起で進路変更。国立音楽大学と同大学院を修了後、イタリアに留学致しました。

 
――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

当初から声種はテノールリリコとは言われておりましたが、イタリアの作品を中心に軽快なものから重厚なものまで柔軟性をもって取り組んでおります。声に合っていると思うのは『ランメルモールのルチア』エドガルド役と『ラ・ボエーム』ロドルフォ役かと思いますが、どんな作品でも自分の声とキャラクターの可能性を探しながら表現することが課題だと思っております。日本でもまたイタリア滞在中も幸いなことに人の縁で助けられて今日もこうして歌わせて頂いております。今後は言語や時代にとらわれずいろんな作品に挑戦し、一人でも多くのお客様にお楽しみ頂けるよう精進したく思っております。

――今回のプログラムについて、そして共演者をご紹介下さい。

共演者のソプラノ岡田麻里さんとは研修でご一緒させて頂きました。モデルさんのような長身に加えてこの美貌、立派な美声と3拍子揃った逸材です。そんな彼女と共演でき、誰よりも間近で岡田さんの美声に酔えるこの機会に感謝しております。
今回のテーマは大分迷いましたが、「新」「初」というキーワードで、二人で構成を考えました(本当は美女と野獣にしたかったのですが)。私の選曲は、岡田さんからのリクエストを伺いつつ選びました。オペラが初めましてのお客様に、テノールの面白さを感じて頂けるような有名アリアと、岡田さんのソプラノの魅力が更に映えるソロ、重唱をご用意致しました。

寒さが一番厳しい季節ですが、ピアノ相田久美子さんを交えての若々しい演奏とともに温もりひとときをお過ごし頂けましたら幸いです。

   *   *   *

是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第178回【二期会New Face】ソプラノ&テノール ニューイヤーコンサート
~寒さ忘れる甘く熱き愛の調べ~

日時:2018年1月29日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:岡田麻里(ソプラノ)、相山潤平(テノール)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 モーツァルト 『アルバのアスカニオ』より 「そうです、でも別の恋の炎を」
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』より 「人知れぬ涙」
 モーツァルト 『コシ・ファン・トゥッテ』より 「もうすぐ腕に抱かれて」
                       ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」~今シーズンのラストは1月25日(木)開催!

今春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズ Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」。
今年度シリーズのラストがまもなく1月25日(木)に開催されます。そのラストを飾りますのは、ソプラノ髙品綾野とメゾソプラノ中川香里の二人。ピアノは木下志寿子がつとめます。
このたび髙品、中川よりコンサートに向けてメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。
 

■髙品綾野(たかしな あやの)
新春を迎え、この度のDiva Divoへ出演させていただけますこと大変嬉しく思います。
研修所を修了し、オペラ歌手としてのスタートラインにやっと立つことが出来ました。人の生き死にを描くオペラだからこそ困難がたくさんあるものだと再確認し、底知れない魅力を体感しながら、私らしい音楽をお届けできるよう精一杯演奏いたします。
ソプラノとメゾ、それぞれの音楽を楽しんでいただくために、聴きごたえたっぷりのプログラムとなっています。
ぜひ!私たちの歌声を会場に聴きにいらしてください。
 
■中川香里(なかがわ かおり)
メゾソプラノの中川香里です。毎年ハクジュホールで行われ、今年で5年目となるDIVADIVOモーニングコンサート。このような素晴らしい場で演奏出来る機会を頂く事が出来、大変光栄に思います。また、ソプラノの髙品綾野さんとは昨年11月の二期会本公演『こうもり』にて、役は違えどアンダースタディとして稽古場を共にしておりました。舞台上で共演するのは今回が初めてになります!女性同士の二重唱はあまり数は多くないのですが、色々案を出し合い、私達二人が背伸びをせず魅力を伝えられるであろう曲を選びました。
11:00開演と少し早いコンサートになりますが、皆様のランチの会話に少しでも花を添えられるよう(笑)精一杯歌わせて頂きます!

      *     *     *

昨年11月の東京二期会オペラ劇場『こうもり』ではそれぞれロザリンデ役・オルロフスキー役のアンダースタディとして、稽古から本番までの長い時間を共にし、研鑽を積んで参りました。
フランス語・日本語・ドイツ語・イタリア語とバラエティに富んだプログラムをぜひお楽しみ下さい。


左から木下、中川、髙品

■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第15回>
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2018年1月25日(木) 11:00開演(10:30開場) ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (ハクジュホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:髙品綾野(ソプラノ)、中川香里(メゾソプラノ)、木下志寿子(ピアノ)
予定プログラム:
・ドリーブ:歌劇『ラクメ』より “マリカよ、いらっしゃい~ジャスミンが咲くドームへ”(花の二重唱)〔髙品&中川〕
・朝岡真木子:花のなみだ(西岡光秋 詩)〔髙品〕
・マーラー:ハンスとグレーテ /ぼくの歌を覗きこまないで〔中川〕
・プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』より “私の名はミミ”〔髙品〕
・ロッシーニ:歌劇『チェネレントラ』より “悲しみと涙のうちに生まれて”〔中川〕
・J.シュトラウス:喜歌劇『こうもり』より “故郷の歌を聴けば”〔髙品〕
・R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』より “光栄にも気高く美しき花嫁に”〔髙品&中川〕
※曲順不同 
※曲目は変更になる場合がございます。予めご了承くださいませ。

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第15回 二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)
 
 

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NISSAY OPERA 2017 ドヴォルザーク『ルサルカ』、静岡公演迫る!

昨年11月、日生劇場で上演されたオペラ『ルサルカ』。チェコの作曲家ドヴォルザークによる、人間の王子と水の妖精の悲恋を描いた作品。
ヒロインから王子の愛を奪う外国の公女の美しくも激しいアリア、森の魔法使いイェジババの謎、森番と料理人の少年の軽妙な歌。3人の森の精たちの弾むような音楽。声を失い、体温を失い、それでもなお王子を愛するルサルカの沈黙の深さ。そして水の精の長、ヴォドニクの眼差し。今を生きる私たちに、やさしく、愛とは何か、人間とは何か、語りかけます。

「第29回文化庁芸術祭賞優秀賞」を受賞し、昨年末の話題となった本舞台。来る1月27日(土)には静岡市民文化会館においても上演されます。
この静岡公演に、二期会から気鋭のソプラノ竹多倫子が〔ルサルカ〕を、〔王子〕をテノール大槻孝志、〔森の精〕を松原典子、梶田真未、池端 歩、〔狩人〕を松原 友、〔森番〕を加藤宏隆、〔料理人の少年〕を守谷由香、そして、魔法使い〔イェジババ〕をメゾソプラノ与田朝子、水の精〔ヴォドニク〕をバス妻屋秀和が歌います。
豪華なキャストが、一路、静岡へ。どうぞお楽しみに!


2幕。王子の城で開かれた豪華な宴。
人間の姿になることと引き換えに声を失ったルサルカは、着飾った賓客の中にあって孤独です。


2幕。王子の愛を失い悲嘆にくれるルサルカとヴォドニク。


終幕。ルサルカは王子に永遠を与え、湖に身を沈めます。
(写真いずれも 撮影:三枝近志/提供:日生劇場)

■■■ 公演情報 ■■■
静岡市民文化会館 開館40周年記念公演
NISSAY OPERA 2017
ドヴォルザーク作曲オペラ『ルサルカ』(静岡公演)

(全3幕 日本語字幕付き原語(チェコ語)公演)
日時:2018年1月27日(土) 14:00開演(※開場は開演の30分前)
会場:静岡市民文化会館 大ホール(アクセス
料金:全席指定(税込)
   S席9,000円/A席7,000円/B席5,000円/車いす席7,000円(介助者1名無料)
お問合せ:静岡市民文化会館 054-251-3751
     9:00~21:30 月曜休館(祝日の場合は翌日)

<スタッフ・キャスト>
 指揮:山田和樹
 演出:宮城 聰(SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督)
 管弦楽:読売日本交響楽団
 合唱:東京混声合唱団

 ルサルカ:竹多倫子
 王子:大槻孝志
 ヴォドニク(水の精):妻屋秀和
 イェジババ(魔法使い):与田朝子
 外国の公女:秋本悠希
 料理人の少年:守谷由香
 森番:加藤宏隆
 森の精1:松原典子
 森の精2:梶田真未
 森の精3:池端 歩
 狩人:松原 友

▼公演詳細はこちらから
オペラ「ルサルカ」|主催事業 - 静岡市民文化会館
オペラ『ルサルカ』第72回文化庁芸術祭賞優秀賞受賞 - 日生劇場
 
 
昨年の日生劇場公演で与田と別組でイェジババを演じたメゾソプラノ清水華澄は、実は静岡出身。現在、東京二期会2月公演『ローエングリン』オルトルート役に出演のため稽古期間に入っていますが、今回の静岡公演に向け、自身が描いた可愛らしいイラスト相関図を使いオペラ『ルサルカ』を分かりやすく解説。動画がYouTube日生劇場公式チャンネルで公開されています。ぜひご覧ください。


▼そのほかのYouTube日生劇場公式チャンネル関連動画




 
 

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「エルザは非常に人間的な役だと思います」~東京二期会オペラ劇場2月公演『ローエングリン』エルザ役、林 正子インタビュー

2018年2月公演『ローエングリン』エルザ役に出演するソプラノ林 正子。
近年の東京二期会オペラ劇場公演では、『サロメ』『ダナエの愛』『ナクソス島のアリアドネ』とR.シュトラウス作品の公演で常にタイトルロールを飾っています。
オペラ歌手としてのキャリアのスタートから、『リエンツィ』イレーネ、『タンホイザー』ヴェーヌスとワーグナー・オペラに出演。二期会オペラ主役デビューは、創立50周年記念の金字塔『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファと、そのスケールの大きな歌唱に高い評価と更なる期待が寄せられていた林。今回、待望のエルザで登場します。
まるで実在の人物と向かい合うように、これから演じるヒロインと向かい合い、融合していく林 正子。今回のエルザに向けての話を聞きました。
1月21日開催の〈二期会プレ・マチネ〉にも登場する予定ですので、より詳しい話が聴けるかも!あわせて御期待ください。



Q. 林さんにとって、今回のエルザはどんな人物ですか?
――悲劇のヒロインとして描かれるけれど、もっと深い何かがある感じ。歌詞を見てもわかる通り、自分の信念を高貴に持っている人だと思います。ここから先は演出家とのお話し合いになりますが、私としては、エルザがどのあたりからその信念をぐらつかせることになるのかが非常に楽しみです。
人間は弱い生き物ですね、オルフェウス然り、浦島太郎然り。駄目だと言われると、やりたくなってしまうのです、残念ながら。エルザは非常に人間的な役だと思います。

Q. オペラ『ローエングリン』の魅力を。
――男のロマンでしょうか(笑)?
どのテノールに聞いても、一度はやりたいオペラとして名前が上がります。〈結婚行進曲〉など、耳馴染みのある曲も多く散りばめられていますから、とても楽しめる作品だと思います。演出の深作さんも、最愛の作品とされていますので、日本人の繊細さを活かした舞台となるのではないでしょうか。

Q. では、林さん自身の公演への意気込みを
――前回のローエングリン公演は1979年。その時の公演での先達の活躍に恥じないように、エルザを演じたいと思います。劇場でお会いすることを楽しみにしております。

▼林 正子も出演~1月21日(日)はドイツ文化センターへ!『ローエングリン』プレトークのご案内はこちら
1月21日(日)開催!開局20周年クラシカ・ジャパンpresents〈二期会プレ・マチネ〉映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること - オペラの散歩道(二期会blog)

▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 
【ソプラノ林 正子 東京二期会オペラ劇場 名シーン集】(撮影:三枝近志)

 2010年 ベルリオーズ『ファウストの劫罰』

 2011年 R.シュトラウス『サロメ』

 2013年 ライマン『リア』

 2015年 R.シュトラウス『ダナエの愛』(深作健太演出・舞台上演日本初演)

 2015年 R.シュトラウス『ダナエの愛』(深作健太演出・舞台上演日本初演)
 
 

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【1/10(水)開催!】ソプラノ嘉目真木子が「Nikikai@神楽坂ランチタイムコンサート」に登場!

神楽坂のアコースティック・ライブハウスで始まるコンサートの新シリーズ「Nikikai@神楽坂ランチタイムコンサート」。1月10日(水)開催の記念すべき第1回は、ソプラノ嘉目真木子によるソロライブです。

嘉目はこの新年、1月3日にNHK(Eテレ・FM)にて全国生放送でお楽しみいただいた「第61回NHKニューイヤーオペラコンサート2018」において、第一部“モーツァルト・ファンタジー”に少女役として出演。セルヴィーリア(『皇帝ティトの慈悲』より)、ツェルリーナ(オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より)、パパゲーナ(オペラ『魔笛』より)を演じました。衣裳の早替あり、舞台上での変身あり、いくつかの場面をつないでいく重要な役割でしたが、モーツァルトのオペラの世界を見事に表現したばかり。



昨年は、11月に上演された東京二期会公演『こうもり』でロザリンデ役をつとめ、演出のアンドレアス・ホモキ氏の期待に応えて魅力あふれるヒロインを演じ、高い評価を得たほか、CD「My favorite songs ―わたしのお気に入り―」でCDデビューも果たしました。CDはアヴェ・マリアなどの有名曲からミュージカルやオペラ・アリアまで、嘉目の大好きな楽曲が選曲され、丁寧に歌いこまれた19曲。まさに「私のお気に入り」といえるアルバムです。
そして今年は、3月ストラスブール、4月ミュルーズでの日仏共同制作『金閣寺』フランス公演(宮本亜門演出)に、7月東京二期会『魔弾の射手』アガーテへの出演も控えるなど、今後のオペラ界を担う逸材として注目されています。

そんな嘉目真木子が、神楽坂の小さなライブハウスでトークを交えてお送りする1時間のコンサート。お昼のひととき、嘉目のお気に入り曲の数々を聴きながら過ごしてみませんか。

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai@神楽坂ランチタイムコンサート ~新春!大好きな歌をあなたに~
嘉目真木子 Happy New Year ~ わたしのお気に入り

日時:2018年1月10日(水)12:00開演(11:30開場)
出演:嘉目真木子(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
 カッチーニ「アヴェ・マリア」★
 ジョルダーニ「カロ・ミオ・ベン」★
 ヘンデル オペラ『セルセ』より「オンブラ・マイ・フ(なつかしい木陰よ)」★
 中田 章「早春賦」
 中田喜直「霧と話した」★
 サティ「ジュ・トゥ・ヴ」
 プッチーニ オペラ『ジャンニ・スキッキ』から「私のお父さん」
 ドヴォルザーク オペラ『ルサルカ』から「月に寄せる歌」★
 レハール オペレッタ『ジュディッタ』から「熱き口づけを」
 グノー オペラ『ファウスト』から「宝石の歌」
 (★印はCD My favorite songs 収録曲)
 ※演奏予定曲は変更になる場合があります。
料金:全席自由 2,000円<ドリンク無料サービス(珈琲or紅茶)>
お問合せ・ご予約:
 The GLEE 03-5261-3124(平日10:00-18:00)

▼アクセス方法、ご予約等、The GLEEのウェブサイトはこちらから
The GLEE|新宿区神楽坂のライブホール

▼「Nikikai@神楽坂ランチタイムコンサート」1月は17日(水)と31日(水)にも開催!
2018新春、神楽坂The GLEEでランチタイムコンサートを開催! - オペラの散歩道(二期会blog)
 
 

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2018年の幕開けはThe JADEで!
~こがねいニューイヤーコンサート~

オペラ界の貴公子たちによる奇跡のヴォーカルグループ The JADE(ザ・ジェイド)が贈る、ニューイヤーコンサートが、1月21日(日)14時よりJR中央線「武蔵小金井駅」南口駅前にある小金井 宮地楽器ホールで開催されます!
〈甘くクリーミーな歌声で酔わせる、ボーダーレスなテノール〉高野二郎、〈ニューヨークのモダンな風を運ぶテノール〉高田正人、〈繊細で端正な歌声と豊かな表現力の多彩なバリトン〉成田博之、〈凛とした舞台姿と美声のバス・バリトン〉北川辰彦の4人が出演。華やかなオペラ・アリアからThe JADEオリジナルソングまで、メンバーの熱き歌声をどうぞお楽しみください。


左から成田博之、高田正人、高野二郎、北川辰彦

■■■ 公演情報 ■■■
EXCITING STAGE こがねいニューイヤーコンサート by The JADE
日時:2018年1月21日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:小金井 宮地楽器ホール 大ホール(アクセス
出演:
 The JADE(ザ・ジェイド)
 [テノール 高野二郎、テノール 高田正人、バリトン 成田博之、バス・バリトン 北川辰彦]
 ピアノ/編曲 金井 信
料金:(全席指定・税込)一般4,500円、学生席2,000円
   [こがねいメンバーズ会員]4,000円
チケット取扱:
 ・小金井 宮地楽器ホールチケットデスク 042-380-8099 (10:00~19:00/第2・3火曜の休館日を除く)
プレイガイド:
 ・チケットぴあ(Pコード344-206)0570-02-999
 ・ローソンチケット(Lコード34487)0570-084-003、(オペレータ対応10:00~20:00)0570-000-407
 ・イープラス

▼演奏予定曲等、公演詳細はこちらから
こがねいニューイヤーコンサート by The JADE|イベント詳細 - 小金井 宮地楽器ホール

▼The JADE公式サイト
The JADE ザ・ジェイド
 
 

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日本を代表するトップテナー、樋口達哉がサンデー・ブランチ・クラシックに登場!

イープラスが手掛ける渋谷最大級のカフェ「リビングルームカフェ&ダイニング」で、“クラシック音楽を、もっと身近に。”と、日曜午後に開催されている「サンデー・ブランチ・クラシック」。
2018年のトップ、1月7日のステージに、日本を代表するトップテナー樋口達哉が登場!

12月6日にリリースされた渾身のアルバム「あこがれ Ti adoro」から珠玉のアリアをお贈りいたします。

どうぞ、お気軽にお越しください。



■■■ 公演情報 ■■■
「eplus LIVING ROOM CAFE & DINING」
“サンデー・ブランチ・クラシック” 樋口達哉/テノール

日時:2018年1月7日(日) 13:00~
会場:eplus LIVING ROOM CAFE & DINING(渋谷区)
出演:樋口達哉(テノール)
料金:ミュージックチャージ500円、別途カフェ通常利用料(飲食代)

▼公演詳細・ご予約・アクセス等はこちらから
樋口達哉 2018.1.7 SUN |サンデー・ブランチ・クラシック - eplus LIVING ROOM CAFE & DINING
 
 

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東京二期会オペラ劇場2月公演『ローエングリン』テルラムント役・大沼徹 動画メッセージ「悪役にも‘華’がある」

2010年ヴェルディ『オテロ』イアーゴ役で衝撃的な東京二期会オペラ劇場デビューを飾ったバリトン大沼 徹。その後も、『サロメ』ヨカナーン、『パルジファル』アムフォルタス、『こうもり』ファルケ、『ホフマン物語』リンドルフ他4役、『ダナエの愛』ユピテル、『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナールと、二期会の舞台だけでも毎年のように大役を任され、深い印象を与える演唱を重ねてきました。
今回の『ローエングリン』では、フリードリヒ・フォン・テルラムント伯爵。妻オルトルートの言うがまま、ゴットフリード公とその姉エルザを陥れ、ブラバント公国の最高実権を握る男です。しかし、夢の中に救いを求めるエルザの前に現れたひとりの騎士ローエングリンとの対決に破れ、身を滅ぼします。
2015年『ダナエの愛』で、演出 深作健太、指揮 準・メルクルとの協働も経験しています。今回の役作りと深作、メルクル両氏の魅力について話を聞きました。
動画メッセージでどうぞ!



【バリトン大沼 徹 東京二期会オペラ劇場名シーン集】


2010年2月『オテロ』イアーゴ


2011年2月『サロメ』ヨカナーン


2012年9月『パルジファル』アムフォルタス


2015年10月『ダナエの愛』(舞台上演日本初演)ユピテル


2016年9月『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナール
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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2018新春、神楽坂The GLEEでランチタイムコンサートを開催!

2018年新春、神楽坂にある響きのよい小さなアコースティックライブホール「The GLEE」(ザ・グリー)で新たなランチタイムコンサートを開催致します。

「Nikikai@神楽坂ランチタイムコンサート~新春!大好きな歌をあなたに~」と題して、1月の水曜お昼にお贈りするコンサート全3回。
第1回目となる1月10日(水)はソプラノ嘉目真木子が登場。嘉目お気に入りの歌の数々をお楽しみいただきます。
続く1月17日(水)は4オクターブの奇跡のハーモニー La Dill(ラ・ディル)がオリジナルアレンジでお贈りするポピュラーソングを。
そして1月31日(水)は若きオペラ歌手の競演、ソプラノ清野友香莉とテノール伊藤達人。

水曜ランチタイムをどうぞお楽しみに。

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai@神楽坂ランチタイムコンサート
~新春!大好きな歌をあなたに~


◆嘉目真木子 Happy New Year ~ わたしのお気に入り
日時:2018年1月10日(水)12:00開演(11:30開場)
出演:嘉目真木子(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
予定曲:
 中田 章「早春賦」
 中田喜直「霧と話した」
 プッチーニ『ジャンニスキッキ』より「私のお父さん」ほか

◆La Dill ~ 実力派オペラ歌手による男性ユニットのコンサート
日時:2018年1月17日(水)12:00開演(11:30開場)
出演:La Dill[彌勒忠史(カウンターテナー)、坂下忠弘(バリトン)、金山京介(テノール)、岩田健志(バリトン)、吉田貴至(ピアノ)]
予定曲:
 「木蓮の涙」(柿沼清史作曲/山田ひろし作詞/鳥羽山沙紀編曲)
 「言葉にできない」(小田和正作曲・作詞/鳥羽山沙紀編曲)
 「少年時代」(井上陽水作曲・作詞/鳥羽山沙紀編曲) ほか

◆明日を担う ~若きオペラ歌手の競演
日時:2018年1月31日(水)12:00開演(11:30開場)
出演:清野友香莉(ソプラノ)、伊藤達人(テノール)、矢崎貴子(ピアノ)
予定曲:
 (近日発表)

<各公演とも>
料金:全席自由 2,000円<ドリンク無料サービス(珈琲or紅茶)>
お問合せ・ご予約:The GLEE TEL:03-5261-3124(平日10:00-18:00)

▼The GLEEおよび公演について詳しくはこちらから
The GLEE|新宿区神楽坂のライブホール
 
 

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英雄ローエングリンに憧れたルートヴィヒII世の物語

東京二期会『ローエングリン』2月21日(水)のプレミエにむけて、演出・深作健太による新制作のコンセプトや舞台、衣裳などが少しずつ形になりつつあります。先週も来月から始まる立ち稽古(音楽に沿って演技をつけてゆく稽古。二期会オペラでは稽古場に舞台とほぼ同じ寸法をとって立ち稽古を行っています)を前に、福井 敬、小原啓楼の両タイトルロールと綿密に打ち合わせを行いました。
オペラ版‘深作組’がいよいよ本格的に始動します!



上:福井 敬(左)
下:小原啓楼(左)
(いずれも打合せ時に撮影)

オペラ『ローエングリン』 ― 悲劇のバイエルン王、ルートヴィヒII世がこよなく愛し、その幻想世界に耽溺した、至高のロマンティック・オペラ。
今回、深作はこの物語を、ルートヴィヒII世やエリザベートが実際に生き、そして、ワーグナーが生きた19世紀バイエルンの時代背景と重ね合わせて描きたい、と語っています。

▼東京二期会ウェブサイトのオペラを楽しむ特集の記事もあわせてお読みください
『ローエングリン』とは誰なのか?(深作健太)|オペラを楽しむ - 東京二期会

「白鳥の騎士」と称される、英雄の中の英雄ローエングリン。ルートヴィヒII世は、なぜこの伝説の英雄に憧れ、なぜこのファンタジーに溺れるにつれて政治の表舞台から姿を消すことになってしまったのか。
ワーグナーのオペラの中でも屈指のロマンティックな旋律があふれる本作品。そのロマンを切に求めた人間の想いをも描くことで、現代に生きる私たちの前にこの作品の真の姿を描き出そうとします。

どうぞ本公演にご期待ください!
 
 
本公演プロダクションのより詳しい演出コンセプトについては、1月21日(日)14時よりドイツ文化会館OAGホールにて開催いたします〈二期会プレ・マチネ〉においてお聞きいただけます。この機会に是非お越しください!(入場無料・要事前申込)

▼〈二期会プレ・マチネ〉のご案内記事はこちら
1月21日(日)開催!開局20周年クラシカ・ジャパンpresents〈二期会プレ・マチネ〉映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること - オペラの散歩道(二期会blog)
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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12/21(木)公演「二期会サロンコンサート Vol.194 表参道のクリスマス ~こころ温まる夜をあなたに~」出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロン パウゼにて開催している「二期会サロンコンサート」シリーズは毎回大好評をいただいております。
2017年シーズンのトリを飾る12月21日(木)の公演は、〈表参道のクリスマス ~こころ温まる夜をあなたに~〉と題して、聖夜にふさわしい名曲の数々をお届け致します。

今回はソプラノ髙橋節子、テノール荒木俊雄、そして12月8日と10日に香港で『ラ・ボエーム』(マルチェッロ)に出演し、帰国したばかりのバリトン与那城 敬が出演。ピアノはモーツァルテウム音楽院リート伴奏科、カールスルーエ国立音楽大学に学び、ドイツ国家演奏家資格を持ち、内外の様々な歌手とリーダーアーベントを行っている山口陽子です。


左から 荒木俊雄、髙橋節子、与那城 敬

来週の公演を前に、髙橋と荒木からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

      *     *     *

12月21日の夜、コンサートサロンパウゼのある表参道は どんなにイルミネーションが美しく、おしゃれな人々で溢れていることか・・・!
そんな想像をしながら、3人でプログラムの相談をいたしました。
クリスマスにちなんだ歌、恋愛の歌、よく知られたポピュラーな歌を、二重唱や三重唱も混ぜながらお送りします。クリスマスが近づいた夜、バラエティに富んだプログラムで皆さんを楽しませることができれば幸せです。
<髙橋節子>

今回のサロンコンサートは、第1部に日本歌曲をはじめ、イギリス、ドイツ、フランス歌曲を、第2部にはバッハの《コーヒー・カンタータ》全曲演奏に続き、いよいよ間近に迫ったクリスマスの曲も歌う、盛りだくさんの内容でお届け致します。
冬の寒さの中来てくださるお客様に〈ほっこり〉して頂くべく、アイデアを出し合いながらプランを練ってまいりました。
今回ステキなお2人と共演させて頂けることになり、僕自身とても嬉しいです。
華やかな表参道のイルミネーションに負けないような演奏会になりますので、どうぞご期待ください!
<荒木俊雅>

      *     *     *

聴き逃せない贅沢な内容の一夜。どうぞお楽しみに!
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報■■■
二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン
Vol.194 表参道のクリスマス ~こころ温まる夜をあなたに~

日時:2017年12月21日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロンパウゼ
出演:髙橋節子(ソプラノ)、荒木俊雅(テノール)、与那城 敬(バリトン)、山口陽子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 アイルランド民謡「ロンドンデリーのうた」
 山田耕筰「ペチカ」
 ハイドン「天地創造」より
 バッハ「コーヒーカンタータ」
 シューベルト「アヴェ・マリア」
 バーリン「ホワイトクリスマス」
              ほか

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.194 表参道のクリスマス ~こころ温まる夜をあなたに~ - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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2018年2月『ローエングリン』オルトルート役で二期会デビュー!
ソプラノ中村真紀にインタビュー

2月公演『ローエングリン』にオルトルート役で二期会デビューを決めるソプラノ中村真紀。
デビュー公演に先駆けて、今月21日には『ローエングリン』プレ・コンサートともなる、浜離宮朝日ホールのランチタイムコンサートに、同ローエングリン役 小原啓楼(テノール)、エルザ役 林 正子(ソプラノ)、テルラムント役 大沼 徹(バリトン)とともに出演します。

これまでにハンガリーのリスト音楽院、また時を経てイタリアのボローニャで研鑽を
積んできました。デビューに向けて、「中村真紀の今」を聞きました。

【Q1】
2月公演『ローエングリン』オルトルート役で出演するソプラノ中村真紀さん。まずは、ブダペスト、ボローニャでの研修時代のことを。


ソプラノ 中村真紀
【A1】
リスト音楽院には、今から10年以上前に留学しておりました。私の場合ですが、一番最初に歌を学ぶ場として、イタリアでもドイツでもなくハンガリーだったことはとても幸せな事でした。時代も良かったのだと思います。まだEUに加盟する少し前で、物価は日本のほぼ半分。学生達の多くはコンピュータや携帯を今のように持ててはおらず、楽譜すら、全て図書館でコピーをして勉強している状態でした。音源もほとんどなく、彼等の奏でる音は、楽譜から感じるものをそのままあらわしているという印象でした。なんとなくどこかで聴いたことがある、と思いながら勉強する、ということがないのです。彼等一人一人が楽譜と対話し生み出す音楽です。とんでもない解釈のものも多く聴きましたが、時々出会える、宝石の塊のような音楽には感銘を受けました。何の、誰の真似でもない唯一無二の音楽を聴いたのは、後にも先にも、リスト音楽院で学んでいる時だけだったような気がします。本物の音楽とはどういう事かを、理屈ではなく学びました。そして、同じヨーロッパの国でありながら、ハンガリー人はイタリア、ドイツ、フランスなどのオペラ曲を歌うとき、外国人として歌います。留学当初、言語能力も容姿も劣る日本人の自分に、自信なく失望していましたが、ヨーロッパの中で外国人として歌を学んでいる彼等と過ごすうち、オペラ歌手を志す日本人の自分の可能性を感じることができるようになりました。その後、帰国して新国立劇場で研修し、2010年からのイタリア留学の折には、あるがままでいられたような気がいたします。楽譜から離れてなおその言語を使って生活が出来ることは、その都度未熟さを感じつつも嬉しい日々でした。


【
Q2】
オルトルートは、ブラバント候の摂政テルラムントの妻でありながら、異教徒で魔術使い。エルザ姉弟を貶めようとします。中村さんは、どのような役と考えていますか?

【A2】
オペラに登場する女性の中で、これほどの悪役は中々見つからないかと。本当に難しく、挑戦の役だと思っています。物言いも行動力も男勝りですが、女性特有のいやらしさを細胞のあちこちに散りばめているような人間です。ふだんならば、1つの役を勉強していくうちに、なんとなく、この人はこんな見た目かしら、とか、こんな事が好きかしら、などと自然に考えているのですが、このオルトルートに関しては、どうも浮かんでこないんです。曖昧な輪郭がぼやっと目の前にあるだけというか…これから少しずつ形や色が見えてくるのを楽しみにしたいと思います。
オルトルートにとっては、物語の中で起こす行動の全てが正義です。彼女が何故この様な人間にならなければいけなかったのか、異教徒として、筆舌尽くしがたい苦しみを味わってきたであろう彼女の辿ってきた道を想像し、彼女の悪を堂々と正義として表現できればと思います。

【
Q3】
12月21日には、浜離宮朝日ホールで、リヒャルト・シュトラウスの歌曲も披露します。シュトラウス歌曲の魅力はなんでしょうか?

【A3】
私にとっての魅力は、詩の一言一言がそのまま音になっている事です。言葉通りに音が流れていて、あぁ、この言葉だからこの音なんだな、と自然に思う事ができます。そして、大げさでない美しさが素敵だなぁと思います。可笑しいけれどあっさりしていたり、悲しいけれど潔かったりします。

【Q4】
東京二期会の本公演に向けて意気込みを!

【A4】
私は、深作健太さんの演出された『ダナエの愛』を観て以来、いつか必ず深作さん演出の舞台に立ちたい!と思ってきました。ですから今はただ、稽古がはじまるのを心待ちにしています。
今回、はじめての二期会公演、はじめてのオルトルート、はじめて尽くしですが、気負わずに、今の自分のオルトルートができればと思います。
皆さま、ワーグナーを愛する方も、そうでない方も、是非劇場に足をお運びくだされば幸いです。必ずや面白いものになると確信しています!

■■■ 公演情報 ■■■
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】
東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」

ドイツ詩情の世界へいざなうロマンティック・コンサート
日時:2017年12月21日(木) 11:30開演(11:00開場)
会場:浜離宮朝日ホール
   (都営大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ)
料金:全席指定 2,900円
出演:林 正子(ソプラノ)、中村真紀(ソプラノ)、
    小原啓楼(テノール)、大沼 徹(バリトン)、
    大藤玲子(ピアノ)
予定曲:ワーグナー『ローエングリン』ハイライト
     〈エルザの夢〉
     〈オルトルートの復讐の誓い〉
     〈婚礼の二重唱〉
               ほか
お問合せ・ご予約:
  朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990
  (日・祝除く10:00~18:00)

▼ランチタイムコンサートの詳細はこちら
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」|コンサート情報 - 浜離宮朝日ホール
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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<La Dill情報>尾崎亜美コラボアルバムに歌唱参加&12/17(日)ライブに出演!

2018年1月17日リリース予定の、シンガーソングライター尾崎亜美さんのコラボレーション・アルバム「Life Begins at 60」に、La Dill(カウンターテナー彌勒忠史、テノール金山京介、バリトン坂下忠弘、バリトン岩田健志)が参加しています!日本の音楽シーンのトップを走り続けるアーティストらと尾崎亜美さんがコラボする超豪華で超素敵なアルバムです。また、アルバム発売に先駆けて12月17日(日)に開催される「尾崎亜美コンサート~Life Begins at 60~II」にもLa Dillが出演。
新たなLa Dillのハーモニーをどうぞお楽しみに!!

◆◆◆ CD情報 ◆◆◆
尾崎亜美 60歳記念コラボレーション・アルバム
「Life Begins at 60」

CRCP-40541 ¥2,500+税
2018年1月17日リリース

【収録曲】
1グラムの歌/槇原敬之 & 尾崎亜美
マイ・ピュア・レディ/miwa & 尾崎亜美
冥想/根本要 & 尾崎亜美
初恋の通り雨/chay & 尾崎亜美
風のライオン/小坂忠 & 尾崎亜美
Smile/La Dill & 尾崎亜美
Harmony/尾崎亜美(新曲)
※曲順未定・全7曲

■■■ 出演情報 ■■■
尾崎亜美コンサート ~Life Begins at 60~II
日時:2018年12月17日(日) 17:00開場/17:30開演
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
料金:(全席指定)7,500円
問合:キャピタルヴィレッジ 03-3478-9999

▼コンサートの詳しい情報はこちら
2017.12.17 ■尾崎亜美コンサート ~Life Begins at 60~II - キャピタルヴィレッジ

*** 関連リンク ***

▼尾崎亜美さんのBlog記事
お待たせ致しましたっ! - 尾崎亜美オフィシャルサイト

▼アルバム参加アーティストの皆さんの記事
尾崎亜美さんのアルバムに歌唱参加 - 槇原敬之公式サイト
尾崎亜美さんのアルバムに歌唱参加しました|info - miwa official website
尾崎 亜美 60歳記念コラボレーション・アルバム 「Life Begins at 60」 - StardustRevue(根本 要)
尾崎亜美 コラボレーション・アルバムにchayが参加|News - chay official website
「尾崎亜美コンサート~Life Begins at 60~」にゲスト出演(12/17)|event - chu kosaka web site(小坂 忠)
尾崎亜美 - 最新ニュース|日本クラウン株式会社 クラウンレコード
 
 

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1月21日(日)開催!開局20周年クラシカ・ジャパンpresents〈二期会プレ・マチネ〉
映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること

東京二期会『ローエングリン』38年ぶりの新制作!

 深作健太

2018年の最初を飾る2月公演は、映画監督で演出家の深作健太が、2015年『ダナエの愛』につづいて指揮 準・メルクルとともに、『ローエングリン』を演出します。東京二期会としては、1979年若杉弘指揮、西澤敬一演出以来の新制作。深作にとっては、自身「最愛」と語るワーグナーに初めて挑みます。

2年前、オペラ初演出ながら、「日本のオペラの水準を一挙に高めた公演(梅津時比古)」と賞賛された『ダナエの愛』の成功を受けて期待の高まる今回の『ローエングリン』。どのような舞台が待っているのか。深作健太自らが開幕を前に作品世界を語り尽くすトークイベントが1月21日(日)にドイツ文化センターで開催されます!

■■■ イベント情報 ■■■
開局20周年 クラシカ・ジャパンPresents〈二期会プレ・マチネ〉
映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること
日時: 2018年1月21日(日) 13:30開場/14:00開演
会場: ドイツ文化会館 OAGホール (地図
青山一丁目駅(地下鉄 銀座線・半蔵門線・都営大江戸線)出口4より徒歩7分
料金: 入場無料(※要事前予約)
出演: 深作健太(映画監督、演出家/東京二期会『ローエングリン』(新制作)演出)
林 正子(ソプラノ/同 エルザ役)
福井 敬(テノール/同 ローエングリン役)
菅野 敦(テノール/同 ブラバントの騎士役)
土屋優子(ソプラノ)
大藤玲子(ピアノ)


林 正子

福井 敬

菅野 敦

土屋優子
201612_oofuji_reiko.jpg
大藤玲子
●ご予約・お問合せ:《受付中!》
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
FAX 03-3796-4710 または メール でも24時間受付いたします

トークには、ローエングリン役の福井 敬、エルザ役の林 正子(ともに2月21日(水)・24日(土)に出演)も登場!深作演出の魅力、稽古場での秘密などを交えながら、それぞれの『ローエングリン』にかける想いを語ります。
そして、ソプラノ土屋優子、テノール菅野 敦も出演し、オペラから抜粋の生演奏もお楽しみいただけます!(菅野はブラバントの貴族役で2月22日(木)・25日(日)に出演)。
開幕を前に演出家がプランをお客様に直接語る唯一の機会です。お席のご用意に限りがありますので、お申し込みはぜひお早めに!

▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場
 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
 
 

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「第2回オペラ歌手紅白対抗歌合戦」開催間近!

昨年第1回が開催され大好評となった「オペラ歌手紅白対抗歌合戦」が、今年は12月4日(月)に開催されます。
日本のオペラ界を代表する歌手達がクラシック音楽の殿堂サントリーホールでくり広げる夢の競演。
アリアから重唱まで歌の魅力をとことん味わえる2時間をお聴き逃しなく!

今年の二期会からの出場歌手は次のとおり。

<紅組>
ソプラノ
大倉由紀枝
ソロ

腰越満美
ソロ

鷲尾麻衣
二重唱(1)

森谷真理
三重唱

嘉目真木子
三重唱
メゾソプラノ
小林由佳
二重唱(1)

谷口睦美
二重唱(2)
<白組>
カウンターテナー 201608_kouhaku_miroku.jpg
彌勒忠史
二重唱(1)
テノール
小原啓楼
二重唱(2)

望月哲也
三重唱
バリトン
成田博之
二重唱(2)
バス
妻屋秀和
ソロ

ジョン ハオ
三重唱

 
■■■ 公演情報 ■■■
ガーデングループ Presents
第2回 オペラ歌手 紅白対抗歌合戦 ~声魂真剣勝負~

日時:2017年12月4日(月) 18:30開演(18:00開場)
会場:サントリーホール 大ホール

~紅組~
指揮:田中祐子
ソプラノ:腰越満美、佐藤美枝子、砂川涼子、半田美和子、大倉由紀枝
メゾソプラノ:桜井万祐子
二重唱(1):鷲尾麻衣(ソプラノ)、小林由佳(メゾソプラノ)
二重唱(2):緑川まり(ソプラノ)、谷口睦美(メゾソプラノ)
三重唱:森谷真理(ソプラノ)、嘉目真木子(ソプラノ)、鳥木弥生(メゾソプラノ)

~白組~
指揮:村上寿昭
テノール:村上敏明、笛田博昭、藤田卓也
バリトン:キュウ・ウォン・ハン、須藤慎吾
バス:妻屋秀和
二重唱(1):岡本知高(ソプラニスタ)、彌勒忠史(カウンターテナー)
二重唱(2):小原啓楼(テノール)、成田博之(バリトン)
三重唱:望月哲也(テノール)、ヴィタリ・ユシュマノフ(バリトン)、ジョン ハオ(バス)

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
司会:本田聖嗣

●お問合せ
 テンポ・プリモ TEL:03-3524-1221 (平日10時~18時)

▼公演詳細・チケットのお求めはこちらのホームページをご覧ください
第2回オペラ歌手 紅白対抗歌合戦

 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~12/4(月)は矢野敦子&岡田淳志 星降る夜に贈る愛の歌

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Faceの登場は12月4日(月)。ソプラノ矢野敦子(やの あつこ)&テノール岡田淳志(おかだ あつし)がフレッシュな歌声を披露します!

今回も出演の二人にコンサートに向けて話を聞きましたので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
矢野敦子
――声楽の道に進むことを決めたときのことを教えて下さい。

当時入っていた合唱部で歌うことの楽しさを知り、母に「歌で食べていけないかな~?」と聞いたことがあるんです。すると母に「ミュージカルとオペラがあるよ?」と言われたので、「豪華なドレスが着たいからオペラ!」と当時、中学生だった私が安直に決めたのがきっかけです(笑)

 
――声種やレパートリーについて教えて下さい。

私はソプラノの中でもリリコやドラマティコと呼ばれる部類のソプラノです。ですから、一番やりたい、歌うたい!と願っているのはワーグナー作品です!指環シリーズのブリュンヒルデを一度でいいから歌いたいと思っています。

――コンサートのテーマやポイントをお願いします。

12月といえばクリスマス。愛を囁きだす季節です(笑)。そして冬の寒さは夜空を美しくうつします。美しい夜空の星と共に、ロマンティックな愛をお届けできたらと思い、テーマにさせて頂きました。

―共演者をご紹介下さい。

岡田さんとは二期会の研修所時代に共に学んだ仲なのですが、彼は本当になんでも歌える、とてもチャーミングなスーパーテノール!彼の歌はすごく真っすぐで、人の心をつかんで離しません!なのにしれっとシュールな一言を言い放つ時がある、そんな彼の性格的なギャップも魅力の一つです♪是非、彼の魅力あふれる歌を聴いて癒されてください!

   *   *   *


テノール
岡田淳志
――声楽の道に決めたきっかけ等、自己紹介をお願いします。

歌は、生まれて初めて、心から、人生を懸けてやりたいと思えたことでした。それまで背負ってきたものや敷いてきたレールを捨ててまでこの道を志した理由を、未だに理屈では説明できません。
私は、音大に入学する前、一般大学で日本近代文学の研究をしていました。中でも三島由紀夫の作品に傾倒しており、日本語の美しいところだけを抽出し綿密に紡ぎ出したような清廉たる文章に、心を蕩かせる日々でした。転機は、所属していた大学の吹奏楽団を引退し、新たな趣味を見つけようと、昔から興味があり一応の特技でもあった「歌」を習いに行ったことです。趣味で始めたはずが、ひと月たち、ふた月たち、気が付くと、「歌をもっと勉強したい」という欲望と、「これしかない」という直感で、音大を受験することを決めていました。

 
――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

おそらく、テノール“リリコ・レッジェロ”になるのだと思います。低いよりは高い方が好きですが、悲しいかなアジリタ(コロコロと転がる細かい音形)はあまり得意ではありません。これまでは、モーツァルトやベルカントもののオペラ、フランスオペラを比較的多く歌ってきました。
今年、ボローニャ歌劇団来日公演《椿姫》でジュゼッペ役をいただいたのですが、このとき、脇役の魅力を知り、プリモを目指すだけがオペラ道?ではないと気づかされました。もちろん将来的にはより高みを追い求めつつも、まずはcomprimario(準主役・脇役)やcoro(合唱)として、国内のオペラ公演に携わっていきたいと思っています。
そしてもう一つ。これからコンサートの折には、美しい日本の心を、日本の風景を、日本の面影を歌い継いでいきたいと考えています。この国には、失われつつあるけれど、心の機微を柔らかく、あるいは激しく描き出す、豊かな“ことば”があります。中でも、私が青春時代から心の拠りどころにしてきた、さだまさしさんの「歌曲」(!)を一人でも多くの方に聴いてもらいたい。これを今後のライフワークにしていくつもりです。

――今回のプログラムについてお聞かせ下さい。

街は早くもクリスマス一色でしょうから、時宜にかなうよう、テーマは「星降る夜に贈る愛の歌」としました。それぞれがレパートリーから選んだ「愛」に関する曲を並べてみると、結果的に、言語も曲調もバラエティに富んだ、聴きごたえのあるプログラムになったと思います。しかし改めて気づかされたのは、オペラや歌曲の「愛」の歌は、これほどまでにかなしい結末を迎えるものが多いのか、ということです。愛は終わり、愛は死ぬ。そこにまた心惹かれるのも事実です。・・・そういうわけで、当夜は美しい「哀」の歌をお届けします。

――共演者をご紹介下さい。

ソプラノの矢野敦子さんとは研修所の同期でしたが、一緒に演奏するのは今回が初めてとなります。二人の声のタイプはおそらく正反対と言っていいかと思いますが、だからこそ、果たして二人で奏でる音楽がどのような響きをもたらすのか、私も今から愉しみにしています。

   *   *   *

是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第173回【二期会New Face】星降る夜に贈る愛の歌

日時:2017年12月4日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:矢野敦子(ソプラノ)、岡田淳志(テノール)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 シューマン 「4つの二重唱曲」op.78
 ビゼー 『カルメン』より 「花の歌」
 ワーグナー 『トリスタンとイゾルデ』より 「愛の死」
 ヴェルディ 『椿姫』より 「パリを離れて」
                       ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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2017年11月公演 J.シュトラウスII世オペレッタ『こうもり』~公演当日のご案内

明日、11月22日(水)から東京・日比谷の日生劇場にて、〈ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演〉J.シュトラウスII世作曲オペレッタ『こうもり』が開幕します!


初日組のゲネプロより


こちらに期間中の公演当日のご案内を致します。 【11/25(土)19:40最終更新】

=NISSAY OPERA 2017 提携=
東京二期会オペラ劇場 <ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演>
2017年11月公演 J.シュトラウスII世作曲 『こうもり』 オペレッタ全3幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)歌唱、日本語台詞上演>
指揮:阪 哲朗/演出:アンドレアス・ホモキ
当日券と公演タイムテーブルのご案内
11月22日
(水)
11月23日
(木・祝)
11月24日
(金)
11月25日
(土)
11月26日
(日)
当日券
S|A|B少
なし
S|A|B少
S少|A|B少
S少|A僅少|B極少
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
15:30~
12:30~
12:30~
ピロティ開場
17:30
13:00
16:00
13:00
13:00
開場
18:00
13:30
16:30
13:30
13:30
開演
18:30
14:00
17:00
14:00
14:00
第1幕 及び
第2幕1場
約85分
休憩20分
予定時刻
19:55~20:15
15:25~15:45
18:25~18:45
15:25~15:45
15:25~15:45
第2幕2場
及び 第3幕
約55分
終演予定
21:10
16:40
19:40
16:40
16:40
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷

※上記、当日券は11/21(火)16:00現在での発売予定です。以降の販売状況により、開演前に発売終了となる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行により変動する場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演情報ページはこちら
2017年11月公演 J.シュトラウスII世オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

      *     *     *

《『こうもり』公演会場イベント情報》

◇◆◇ 11/22(水)プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
11月22日(水)初日公演のS席をお買い求めのお客様全員※に「スパークリングワイン・ミニボトル『フレシネ コルドン ネグロ ベビー』200ml(写真)」を進呈いたします。

※当日の「S席有料チケット」をお持ちの成人の方が対象です。
※未成年の方にはお渡しできません。あらかじめご了承ください。
※プレゼント引き換えは公演当日の終演後、会場内のみとなります。

 
 

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11月公演『こうもり』フロッシュ役イッセー尾形が、11月8日のNHK「あさイチ」に出演しました!

ツイッターなどでもご案内してきたとおり、先週11月8日(水)朝8時からのNHK総合テレビ「あさイチ」に、東京二期会オペラ劇場11月公演『こうもり』フロッシュ役の俳優イッセー尾形がゲスト出演しました!みなさま、ご覧いただけましたでしょうか?

▼これまでの番組情報より
プレミアムトーク イッセー尾形|NHKあさイチ - NHKオンライン

 イッセー尾形

番組の中では、世界的に評価された映画『沈黙-サイレンス』での井上筑後守役、現在NHK放映中の時代ドラマ『アシガール』天野信茂役、そして最近の一人舞台「妄ソーセキ劇場」のシーンが主ながら、自身初挑戦となる『こうもり』フロッシュ役にむけての意気込みも語ってくれました!

「今までなら台本を読んで『こんな人物かな?』と思って現場に行くんですけれども、(今回の二期会『こうもり』は)なにせ相手がオペラなものですから、どうなるかわかりませんので、とりあえず、自分の役の人形を作って、その人形でイメージを作って、人形から教えてもらう、自分の役を。そんな方法を思いつきまして」
と言って、今回のために製作した『こうもり』の看守フロッシュの人形を披露。収録当時はまだ現場での稽古は始まっていなかったものの、イメージされつつあるフロッシュ像が垣間見られるという、とても貴重な内容でした!

それから数日後、稽古場に現れたのは、本物の看守フロッシュ。
稽古とわかっていても、二期会の歌手たちを巻き込んで笑いの渦に。第3幕の冒頭はまさにフロッシュの一人芝居で、『こうもり』のそのほかの華やかな人物たちとは一線を画した存在感を示します。

 『こうもり』の稽古場で

実はイッセーさん、NHKの収録前に二期会に立ち寄って、フロッシュ人形のごあいさつを「収録」していました。その様子がこちら。

▼東京二期会「会議室公演」から、パペット・フロッシュのごあいさつ!


それでは日生劇場でお会いしましょう!

▼イッセー尾形はこんな人 多くのNHK出演作品のアーカイブ映像がご覧になれます。
イッセー尾形 | NHK人物録 - NHKアーカイブス
 
 
▼公演詳細ページはこちらから
2017年11月<ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演>J.シュトラウスII世『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
11月22日(水)18:30(※1)/23日(木・祝)14:00/24日(金)17:00(※2)/25日(土)14:00/26日(日)14:00 @日生劇場

(※1)「プレミエ・キャンペーン」11/22(水)公演のS席をお買い求めのお客様全員に「スパークリングワイン・ミニボトル『フレシネ コルドン ネグロ ベビー』200ml」を進呈いたします。(プレゼントは当日終演後の会場内のみ〈未成年の方にはお渡しできません〉)
(※2)11/24(金)公演はプレミアムフライデー・スペシャル。S席15,000円→13,000円ほか 特別価格でご提供します!

チケットのお申込み・公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831

(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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2017年11月 J.シュトラウスII世『こうもり』:残席状況のごあんない

ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演・東京二期会オペラ劇場2017年11月公演 J.シュトラウスII世『こうもり』は、11月22日のプレミエまであと1週間となり、リハーサルもいよいよ日生劇場の本舞台へ場所を移して総仕上げへと向かっています!
おかげさまで本日までに多くの方にチケットをお求めいただいており、すでに予定数が終了している席種や、公演日によってはお選びいただけるお席も少なくなってまいりました。
ここで、二期会チケットセンターにおける現在の残席状況を以下にご案内させていただきます。
ご希望のお席はどうかお早めにお求めください。

<11月21日12:00現在の状況に更新しました>

S席
A席
B席
学生席
11月22日(水) 18:30
11月23日(木・祝) 14:00
×
×
×
×
11月24日(金) 17:00
11月25日(土) 14:00
11月26日(日) 14:00


凡例 ○…あり △…残り少なめ
   ▲…ごく僅か  ×…予定数終了
 
▼公演詳細ページはこちらから
2017年11月<ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演>J.シュトラウスII世『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
11月22日(水)18:30(※1)/23日(木・祝)14:00/24日(金)17:00(※2)/25日(土)14:00/26日(日)14:00 @日生劇場

(※1)「プレミエ・キャンペーン」11/22(水)公演のS席をお買い求めのお客様全員に「スパークリングワイン・ミニボトル『フレシネ コルドン ネグロ ベビー』200ml」を進呈いたします。(プレゼントは当日終演後の会場内のみ〈未成年の方にはお渡しできません〉)
(※2)11/24(金)公演はプレミアムフライデー・スペシャル。S席15,000円→13,000円ほか 特別価格でご提供します!

チケットのお申込み・公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831

(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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二期会オペラ研修所「第61期マスタークラス修了試演会」発売開始しました!

二期会オペラ研修所には、予科・本科・マスタークラスを合わせて現在144名の研修生が在籍し、それぞれの夢に向かって研鑽に励んでいます。
第61期マスタークラス「大倉由紀枝クラス」「大野徹也クラス」では、中期の現在はオペレッタ作品を日本語訳詞にて取り組んでいます。台詞やダンスも随所に取り入れており、今月末の中期試演会に向けて授業が進められています。
さて、そのマスタークラスの最終試験となる修了試演会を、本年度もHakuju Hallのご協力を得て、2018年3月7日(水)に開催。ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』、『リゴレット』、『椿姫』、R.シュトラウス『アラベラ』をはじめ、オペラのハイライトシーンの数々をご披露いたします。
チケットもいよいよ発売開始となりました。研修所にて弛まぬ努力を重ねた42名の集大成となる舞台をぜひご覧ください!
(※演目・シーン等、プログラム詳細は後日改めてご案内します。)

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第61期マスタークラス修了試演会
日時:2018年3月7日(水)
    「大倉由紀枝クラス」12:30開演
    「大野徹也クラス」17:00開演
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)
   ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
   ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全指定席 各クラス1,200円
    (2クラスセット券 2,000円)
   ※クラスごとに入れ替えがございます。
   ※セット券は二期会チケットセンターのみの取扱
    《チケット発売中》

▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第61期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会

▼チケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

▼チケットお取扱
Hakuju Hallチケットセンター TEL 03-5478-8700
 (10:00~18:00 火~土 *祝日・休館日を除く)
 
 

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Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」~次回開催は11月16日(木)

今春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。
今シーズンの第二弾は、11月16日(木)に開催されます。このたびのコンサートに向けて出演の二人よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。
 

■郷家暁子(ごうけ あきこ)
メゾソプラノの郷家暁子と申します!
メゾという声種は、オペラの中で主役を演じる事よりも、少年やオバさんなどの名脇役として出演する事が多く、折角オペラに出演してもアリアを歌わないで終わってしまう事も多々あります。
主役だとしても、妖艶な女性や人妻、少年など少しクセのある役が多いので、声だけでなく、演技力、その他様々な要素が求められる声種です。
今回は歌曲はもちろん、メゾの持ち味をたっぷりお聴かせできるアリアも入れてみましたので、お楽しみ頂けたらと思います。
そして、また劇場でお会い出来る事を楽しみにしております!
 
■的場正剛(まとば まさたか)
この様な素晴らしい舞台に出演させて頂けますこと、非常に光栄に思っております。
普段、舞台上でもあまりお近付きになる事のないメゾソプラノとバリトン。どんなプログラムになるのかと思っておりましたが…案の定、タールの様に濃い(笑)プログラムが出来上がりました。オペラ、フランス、ロシア、日本歌曲と盛りだくさんの内容になっております。
共演させて頂きます郷家さんとはクラスが違い、今回初共演。どんな舞台になるか私も楽しみです。低声ならではの哀愁が渦巻く予感・・・!! 初冬の寒さを濃く、そして熱い歌声で吹っ飛ばして頂けるよう全力で歌わせて頂きます。ご来場、お待ちしております!

      *     *     *

繊細な音楽性と多彩な演技力を持つ期待のメゾソプラノ郷家暁子と、端整で深みのあるバリトン的場正剛の歌声をぜひお聴きください!


ピアノ荻原萌子(写真左)と郷家、的場 3人揃って、ハイっ!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第14回>
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2017年11月16日(木) 11:00開演(10:30開場) ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (ハクジュホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:郷家暁子(メゾソプラノ)、的場正剛(バリトン)、荻原萌子(ピアノ)
予定プログラム:
・山田耕筰:この道(北原白秋 詩)〔郷家〕
・信時 潔:丹沢(清水重道 詩)〔的場〕
・山田耕筰:鐘がなります(北原白秋 詩)〔郷家〕
・中田喜直:木兎(三好達治 詩)〔的場〕
・アーン:クロリスに〔郷家〕
・チャイコフスキー:ただあこがれを知る者だけが〔的場〕
・デュパルク:旅への誘い〔郷家〕
・ロッシーニ:歌劇『セヴィリアの理髪師』より二重唱 “それじゃ私だわ”〔郷家&的場〕
・ビゼー:歌劇『カルメン』より “諸君の乾杯を喜んで受けよう”(闘牛士の歌)〔的場〕
・ビゼー:歌劇『カルメン』より “ハバネラ”〔郷家〕
・ベッリーニ:歌劇『清教徒』より “ああ!永遠に私は貴方を失った”〔的場〕
・マスネ:歌劇『ウェルテル』より “ウェルテルよ、だれが言えましょうか”(手紙の歌)〔郷家〕

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第14回 二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)
 
 

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11/16(木)丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサートに東京二期会2月公演『ローエングリン』からテノール櫻井 淳とバリトン勝村大城が出演します

11月16日(木)は東京駅日本橋口の丸の内トラストタワーN館で行われるランチタイムコンサートに、2月公演『ローエングリン』から2人のキャスト、テノール櫻井 淳(さくらい まこと)とバリトン勝村大城(かつむら だいき)が出演します。ピアノは朴 令鈴(ぱく りんりん)。


テノール
櫻井 淳

バリトン
勝村大城

ピアノ
朴 令鈴

『ローエングリン』ではブラバントの貴族役で出演する2人(櫻井は2/22(木)と25(日)、勝村は2/21(水)と24(土))。
勝村が出演する21日(水)の初日には「プレミエ・キャンペーン」として、ローエングリンの「白鳥の騎士」にちなんでホワイトローズを受付先着ペア100組様にプレゼント。
また、櫻井の初日になる22日(木)は「平日マチネ・スペシャル料金」として、S席は他日より2,000円割引となるなどお得な料金でご鑑賞いただけます!

さて、今回のランチタイムコンサート。イタリア歌曲を主軸に研鑽を重ねてきた櫻井に対して、勝村はドイツに留学し昨年はシューベルト「冬の旅」全曲演奏会を開催するなど、バリトンの主要オペラロールとともにドイツ歌曲に定評があります。その二人がそれぞれのレパートリーを持ち寄って、イタリアとドイツの両方の歌曲の魅力をお伝えいたします!
丸の内トラストシティのランチタイムコンサートは入場無料ですので、どうぞお気軽にお越しください。

■■■ 公演情報 ■■■
森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティ
第315回 二期会セレクション ~ どちらがお好き?ドイツ、イタリア歌の旅

日時:2017年11月16日(木) 12:10開演
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fエントランスロビー
   ・アクセス
料金:無料
出演:櫻井 淳(ソプラノ)、勝村大城(バリトン)、朴 令鈴(ピアノ)
演奏予定曲:
 シューマン 「献呈」
 シュトラウス 「献呈」
 カッチーニ 「麗しのアマリッリ」
 スカルラッティ 「陽はすでにガンジス川から」
 中田喜直 「霧と話した」
 武満 徹 「小さな空」
 トスティ 「魅惑」
 レオンカヴァッロ 「マッティナータ」
 シューベルト 「菩提樹」「魔王」

▼森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティの情報ページはこちら
丸の内トラストシティ|コンサートスケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社

▼『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場
 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
 
 

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東京二期会11月公演『こうもり』でオペラ初舞台!フロッシュ役イッセー尾形インタビュー!

11月22日(水)から日生劇場で開幕する東京二期会オペラ劇場『こうもり』。本公演で看守フロッシュ役にてオペラ初舞台を踏む俳優イッセー尾形にインタビューいたしました!聞き手・音楽評論家の室田尚子さんによる、当ブログオリジナル原稿を、ぜひご一読ください!

    *     *     *

「断る理由が見つかりませんでした」
『こうもり』でフロッシュに挑戦する俳優のイッセー尾形さんに聞く

[聞き手・室田尚子](写真はイッセー尾形最近の公演から「妄ソーセキ劇場」)

 アンドレアス・ホモキ演出、ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演によるオペレッタ『こうもり』にフロッシュ役で登場するのが、俳優のイッセー尾形さんだ。1980年代から舞台、テレビ、映画などで幅広く活躍。特に一人芝居の舞台は世界中で公演を重ね大絶賛を浴びた。一度見たら目に焼き付いて離れないその独特の存在感に魅了された人も多いのではないか。そんなイッセー尾形さんがどんなフロッシュを演じるのか興味津々だが、イッセーさんご自身にとってもオペラの世界には初めて足を踏み入れることになる。


「抗夫」釧路公演(撮影:江森康之)

 「先日、二期会の『蝶々夫人』の舞台を拝見したのですが、歌声が体の表面を突き抜けて奥底まで迫ってくる、そのすごさに驚きました。芝居は感情がとてもダイレクトに伝わりますが、オペラは違う。リアルなものをいったん“歌唱”という抽象的なものに変換してから届ける。いってみれば矛盾していて芝居よりずっと間接的なのに、それがあれほどの力を持って届いてくる。そのことにたいへん衝撃を受けました。」

 「音楽によってドラマを描く」というオペラの特質をいっぺんに把握してしまったイッセーさん。さすがである。ではそんなオペラの舞台に自身が立つきっかけは何だったのだろうか。

 「去年、『DNA-SHARAKU』というミュージカルに出演して、音楽のあるものっていいなあ、と思っていたら今回のオファーが来たというタイミングで、僕にとっては断る理由が見つからなかった(笑)。僕自身は庶民レベルの人物をずっと演じているので、オペラという大きな世界との対比をお客様に見せられたら面白いと思っています。」

 今回のフロッシュという役柄は、『こうもり』の中で唯一歌わない役だ。伝統的にウィーンの舞台でも俳優が演じ、観客の笑いを一手に引き受けるような存在である。イッセーさん、すでにフロッシュについて様々な考えをめぐらせているようだ。


「草枕」練馬公演(撮影:佐野 桃)


「明暗」練馬公演(撮影:佐野 桃)

 「フロッシュは第3幕になって登場する人物で、それまでに起こったドラマの内容を何も知りません。さらに刑務所の看守という世の中から隔離された場所で生きている。そして歌わない。つまり彼はこの作品の中で唯一、すべてのことから“外されている男”なんです。そんな“外されている男”が『陽気だ!』と叫んでいるという大いなる逆説をどう演じるかが、いちばんのテーマだと思います。」

 この見方は慧眼だ。従来、『こうもり』の中でフロッシュが登場する第3幕冒頭は、ある種の「息抜き」というか、「ストーリーとは関係ないお笑いのシーン」という位置付けだったが、彼の存在をどう描くかによっては、ドラマ全体の意味が大きく転換する可能性すら秘めていることになる。


「門」釧路公演(撮影:江森康之)

 「さらにもう少し推し進めて考えてみると、この『こうもり』のドラマの後で、オーストリアを長年支配して来たハプスブルク家は凋落し、変わってヒトラーという男が登場する。上流社会が没落して平民出身の男による全体主義の時代がやってくるという予感が、まさに上流社会から軽視されているフロッシュという男に投影されている気もするんです。そのあたりがニョロっと出せたらいいなあ、と。」

 フロッシュにヒトラーの影を読み取るとは!しかも「安易な時事ネタにはしない」という心配りも忘れない。
 何しろ「イッセー尾形」といえば「アドリブの名手」だ。これは従来にはない新しいフロッシュが観られるに違いない。お話を伺いながら、もう今すぐにでも舞台が観たくてたまらなくなってきてしまった。初日の幕は11/22、日生劇場で開く。


「道草」練馬公演(撮影:佐野桃)

    *     *     *

プレミエ(公演初日)まであと19日となった11月3日、いよいよ稽古に合流!

左から[フランク]杉浦隆大と山下浩司、[フロッシュ]イッセー尾形、[アデーレ]清野友香莉、[イダ]秋津 緑と辰巳真理恵







▼『こうもり』公演詳細ページはこちら
2017年11月<ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演>J.シュトラウスII世『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
11月22日(水)18:30/23日(木・祝)14:00/24日(金)17:00※/25日(土)14:00/26日(日)14:00 @日生劇場
※11/24(金)公演はプレミアムフライデー・スペシャル。S席15,000円→13,000円ほか 特別価格でご提供します!

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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11月公演オペレッタ『こうもり』~ベルリン・コーミッシェ・オーパー提携の舞台映像をご紹介!

11月22日(木)の東京二期会オペラ劇場『こうもり』プレミエ(開幕)に向けて、稽古場ではカウントダウンが始まっています!
プレミエの23日前には二期会合唱団が稽古に合流。そして22日前となった10月31日は、指揮の阪 哲朗も稽古場でタクトを持ち、第2幕の夜会のシーンを開始!華やかな中にもどこか危うげな、19世紀ウィーンの空気を音楽で蘇らせていきます。

 プレミエまであと23日
 二期会合唱団が稽古に合流

 プレミエまであと22日
↑左から、指揮:阪 哲朗、ロザリンデ:嘉目真木子、アイゼンシュタイン:小森輝彦
 第2幕の稽古風景

今回の公演の提携元であるベルリン・コーミッシェ・オーパーは、マエストロ・阪も1998年から4年間専属指揮者を務め、アンドレアス・ホモキ演出『ファルスタッフ』はじめ170以上の公演を指揮してきた思い出の劇場です。

提携元となるベルリン・コーミッシェ・オーパー公演のハイライト映像がYouTubeにアップされていますので、ご紹介します。
(Komische Oper Berlinより)


ベルリンでの映像とこの写真をご覧いただくとお分かりのとおり、すでにベルリンから届けられた、舞台で実際に使用するさまざまな家具や小道具を使って稽古が行われています。

東京二期会の本公演では1957年の初演以来14回目となる今回が、初めての原語歌唱と日本語台詞による上演。これまでと一味違った『こうもり』にどうぞご期待ください!

▼『こうもり』公演詳細ページはこちら
2017年11月<ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演>J.シュトラウスII世『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
11月22日(水)18:30/23日(木・祝)14:00/24日(金)17:00※/25日(土)14:00/26日(日)14:00 @日生劇場
※11/24(金)公演はプレミアムフライデー・スペシャル。S席15,000円→13,000円ほか 特別価格でご提供します!

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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11月17日(金)開催!「第94回 二期会オペラ研修所コンサート」

現在、二期会オペラ研修所には第61期マスタークラスから第63期予科まで144名の研修生が在籍し、日々切磋琢磨しています。今年もその研修生たちの中から、定期試験(前期アリア試験、前期試演会)において選ばれた成績優秀者20名が出演する「二期会オペラ研修所コンサート」を、北区王子の北とぴあ さくらホールにて開催致します。

今月17日の本番に向け、二期会会館では各出演者のピアノ合わせが始まりました。
 

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
北とぴあ国際音楽祭2017参加公演
第94回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2017年11月17日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
   ・JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分
   ・地下鉄南北線王子駅5番出口前
料金:全席指定 A席3,000円、B席2,000円

<出演者>
【ソプラノ】内田千陽、金見美佳、川田桜香、小松原明紀、竹内伶奈、徳山奈奈、中西惠子、西口彰子、西村知花子、牧野元美、森川 史、横森由衣、和久井恵津子
【テノール】澤原行正、持齋寛匡、根津久俊、宮脇 臣
【バリトン】堺 裕馬、下牧寛典、田中夕也
<賛助出演>
与那城 敬(バリトン)
<ピアノ>
藤川志保

▼予定プログラムはこちらをご覧ください。
第94回 二期会オペラ研修所コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

「二期会オペラ研修所コンサート」の過去の出演者からは、研修所修了後まもなく二期会オペラ公演本キャストの切符を手にしたり、カヴァーキャストとして起用されたりするなど、多くの若手歌手を輩出しています。今月22日より日生劇場で開催される、東京二期会オペラ劇場J.シュトラウスII世オペレッタ『こうもり』にも、オルロフスキー役の和田朝妃、フランク役の杉浦隆大、アルフレード役の吉田 連をはじめ、近年の出演者が名を連ねており、今年の出演者にも期待大!
一足早く、きらりと光る原石を北とぴあで発見なさいませんか?

▼チケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼北とぴあ国際音楽祭(2017年11月11日(土)~12月10日(日))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭2017|イベント情報 - 公益財団法人 北区文化振興財団

*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)。
*未就学児のご入場はお断り申し上げます。
*やむを得ぬ事情により、出演者・演奏内容等が変更になる場合がございますので予めご了承ください。

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~11/13(月)は菊地琴絵&吉田愼知子 ソプラノと巡る歌の旅

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Faceの登場は11月13日(月)。二人のソプラノ、菊地琴絵(きくち ことえ)&吉田愼知子(よしだ まちこ)がフレッシュな歌声を披露します!

今回も出演の二人にコンサートに向けて話を聞きましたので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
菊地琴絵
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして、ソプラノの菊地琴絵です。この度は歴史あるアルテリーベ東京のフレッシュコンサートに出演が叶いましたこと、心から嬉しく、また光栄に存じます。さて、多くの方がわたくしの名を初めて目になさったことと思いますので、自己紹介をさせていただきたいと思います。少し長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。
北海道は札幌で生を受け、大学卒業までを北の大地で過ごしました。目立ちたがり屋だった小さい頃の夢は「アイドル」。テレビの中で歌って踊って、ちやほやされる…きらびやかな世界に憧れを持っていました。しかし、歳を重ねれば厳しい現実も見えてくるというもの。心も身体も(思ったより)成長し、叶わない夢もあることを知りました。そんな高校二年生の春、クラシックの声楽家という新しい夢に出逢ったのです。テレビの世界に負けないほどの華やかさ、拍手喝采を一身に浴びるプリマドンナたち。わたしもそんな人間に…最初は些細なことがきっかけでした。今ではクラシックの歴史と伝統、技術追求の奥深さ、そしてほかの誰でもない自分の声で人に感動してもらえることなど、たくさんの魅力を感じています。

 
――声種やレパートリーについて教えて下さい。

私の声種はリリコ・ソプラノです。レパートリーには『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『椿姫』ヴィオレッタ、『ラ・ボエーム』ミミなどがあります。年齢とともに歌える役も変わっていきますから、世界は広がるばかりです。いずれにせよ、オペラ一本演じきる体力と技術の向上は欠かせません。

――コンサートのテーマやポイント、そして共演者をご紹介下さい。

今回のコンサートは「ソプラノと巡る世界の名曲たち」と銘打ち、主にヨーロッパ圏の言語となりますが、どこかで聴いたことがあるというような曲を多く演奏します。
一つのコンサートの中に複数の言語を演奏するという、なかなか面白いプログラムに仕上がりました。また二人のリリコ・ソプラノを聴き比べるという楽しみも味わっていただけることと思います。
共演者の吉田愼知子さんは研修所の同じクラスで、1年間共に切磋琢磨した間柄です。同じ声種ということで、勉強する役が一緒だったりと、吉田さんの歌を聴いて学ぶことも多くありました。お互いの良さを引き出し合うことのできる素敵なコンサートにするべく、練習を重ねています。秋の夜長、美味しいお料理と優雅な演奏のひとときをご用意して、皆様のお越しを心よりお待ちしております!

   *   *   *


ソプラノ
吉田愼知子
――自己紹介をお願いします。

ソプラノの吉田愼知子と申します。私は幼い頃から歌う事が大好きで、今は行かなくなったものの昔はよく一人カラオケに行っていたほどでした。高校一年生から本格的に声楽をはじめ、大学に入学し、初めて見た大学院オペラでとてつもなく感動したことを昨日の事のように覚えています。

 
――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

私の声はリリック・ソプラノと呼ばれる声種です。将来的には大学院の修了試験でも歌わせていただいた『ラ・ボエーム』のミミなどを歌えたらと思いますが、どんな役でも自分の声で歌える芯のある歌手を目指しております。

――今回のプログラムについてお聞かせ下さい。

今回のテーマ「ソプラノと巡る~世界の名曲たち~」は、共演させていただく菊地さんと共に悩みに悩んで決めたテーマです。実は私たちは二人ともリリック系ソプラノで、レパートリーも若干被っております。そんな二人の歌いたい曲、是非皆様に聴いていただきたい曲を集めたところ名曲揃いのプログラムとなりました。なかなか盛り沢山なプログラムで今からドキドキワクワクです!是非お越しくださいませ!

――共演者をご紹介下さい。

共演させていただく菊地琴絵さんは、二期会研修所の同期でとても気心の知れた仲です。研修所の時からしっかり者で愉快な菊地さんと、ご縁を頂き二人でコンサートが出来ることをとても嬉しく思います。

   *   *   *

是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第170回【二期会New Face】ソプラノと巡る歌の旅 ~世界の名曲たち~

日時:2017年11月13日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:菊地琴絵(ソプラノ)、吉田愼知子(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 山田耕筰 「この道」
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私の名前はミミ」
 グノー 『ファウスト』より 「宝石の歌」
 ドリーブ 『ラクメ』より 「花の二重唱」
                       ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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開演迫る!共同制作『ばらの騎士』愛知&大分公演

今週末土曜・日曜の愛知、翌週日曜の大分と、いよいよ開演迫る共同制作公演R.シュトラウスのオペラ『ばらの騎士』。
既にキャスト・スタッフらは愛知公演に向け名古屋入りし、愛知・大分でピットに入る指揮ラルフ・ワイケルトと名古屋フィルとのリハーサルを行っています。


これまでに東京二期会のウェブサイト、ブログ、SNSでは多くの『ばらの騎士』のご案内をしてまいりました。
今日は改めてその中から一部をご紹介します。

▼演出リチャード・ジョーンズ初来日特集記事
ジャパン・プレミアは間もなく!~『ばらの騎士』稽古場から~(2017/7/10) - オペラの散歩道(二期会blog)
【特別寄稿】森岡実穂(中央大学准教授)「リチャード・ジョーンズ、その素晴らしき舞台の世界」<その1>(2017/7/14) - オペラの散歩道(二期会blog)
【特別寄稿】森岡実穂(中央大学准教授)「リチャード・ジョーンズ、その素晴らしき舞台の世界」<その2>(2017/7/18) - オペラの散歩道(二期会blog)
201707_jones_01.jpg
《エジプトのジューリオ・チェーザレ》(1994年)Giulio Cesare in Egitto
(c)Bayerische Staatsoper-Wilfried Hösl

▼キャストのメディア掲載情報
林 正子(元帥夫人役)インタビュー - Webぶらあぼ
 林「顔では笑いながらも心で泣いている元帥夫人の心情を表現したい」
国内公演で相次ぎ主演 小山出身・オペラ歌手森谷真理(元帥夫人役) - 下野新聞「SOON」
 森谷「オペラは生で味わっていただく感動があるので、この機会にぜひ見に来ていただきたい」
ソプラノ幸田浩子(ゾフィー役)「ばらの騎士」を語る|ビジュアル音楽堂|エンタメ! - NIKKEI STYLE
 幸田「私も今だからこそできるゾフィー役を発見し、表現しようと思った」
今もっとも輝くメゾソプラノ小林由佳(オクタヴィアン役)の原点|オペラを楽しむ - 東京二期会
 小林「まずは歌を愛すること。私が師匠から学んだのはそれでした」
(tohokushinshaチャンネル)

▼そして愛知・大分公演の紹介記事です!
話題のオペラがいよいよ愛知で上演!(2017/10/17) - WEBぶらあぼ

ぜひこの話題の舞台を生でお楽しみください。愛知公演&大分公演でお待ちしています。

▼愛知公演の詳細とお問合せ・ご予約はこちら
R.シュトラウス作曲 オペラ『ばらの騎士』(全3幕、ドイツ語上演)|主催事業|イベント情報 - 愛知芸術文化センター
2017年10月28日(土)14:00開演/29日(日)14:00開演 愛知県芸術劇場大ホール

▼大分公演の詳細とお問合せ・ご予約はこちら
オペラ『ばらの騎士』|財団主催・共催事業 - iichiko総合文化センター
2017年11月5日(日)13:00開演 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
 
 

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「二期会サロンコンサート」2017シーズン:11/2(木)<Vol.193 As WE Like It~お気に召すまま~>出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロンパウゼにて開催している「二期会サロンコンサート」シリーズは毎回大好評をいただいております。
秋を彩る11月2日(木)の公演は、「As WE Like It~お気に召すまま~」と題して、アメリカ歌曲、日本歌曲、ゴスペルとミュージカルメドレーをお楽しみください。
公演を前に出演者からメッセージが届きました。ぜひ皆様でお誘いあわせの上ご来場くださいませ。
 


ソプラノ
岩下晶子

ソプラノ
武井涼子

ピアノ
立神粧子

     *    *    *

ソプラノの武井涼子と岩下晶子です。
ピアニストの立神粧子先生とともに、11月2日のサロンコンサートを務めさせていただきます。
私たちが歌っていて心から楽しいと思える曲は、きっと聴いているお客様も楽しいと思う曲のはず!
こんな思い込みで、"As You Like It(お気に召すまま)"どころか、”As WE Like It"に、アメリカにゆかりのある日本の3人で音楽をお届けいたします。
アメリカ歌曲、日本歌曲、そしてゴスペルとミュージカルメドレー!
ゴスペルとミュージカルメドレーは今回私たちのために次郎丸智希さんが編曲くださいました。
皆様と共に、前半格調高く、後半ワクワクな二時間を創り上げられたらとても幸せです!
場所も表参道駅近く。週の後半、木曜日の夜を、是非私たちと共に満喫して下さいませ。

     *    *    *
 

salon193_thumb.jpg
チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン
Vol.193 As WE Like It ~お気に召すまま~

日時:2017年11月2日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
◆ドリンクチケットをご入場時にお渡しします。開演前と休憩時にソフトドリンクまたは赤白ワインでお寛ぎいただけます。
出演:岩下晶子(ソプラノ)、武井涼子(ソプラノ)、立神粧子(ピアノ)
演奏予定曲目:
  H.パーセル(B.ブリテン補)「Sound the Trumpet」
  R.クィルター「Weep you no more sad fountain」
  A.コープランド「Going to Heaven!」
  S.バーバー「Solitary Hotel」
  C.T.グリフィス「The Lament of Ian the Proud」
  N.ロアム「Alleluia」
  團 伊玖磨「舟唄(片戀)」(北原白秋 詩)
  平井康三郎「平城山」(北見志保子 詩)
  武満 徹「死んだ男の残したものは」(谷川俊太郎 詩)
  中田喜直「サルビア」(堀内幸枝 詩)
  次郎丸智希・編「ミュージカル・メドレー」  ほか

 
▼公演ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.193 As WE Like It ~お気に召すまま~|コンサートラインアップ - 東京二期会

▼お問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 
 

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オペレッタの最高傑作、『こうもり』プレミエまで30日!
~スパークリングワインのプレゼントにも乞うご期待!【プレミエ・カウントダウン】

オペレッタ『こうもり』のプレミエ(公演初日)まで1ヶ月を切りました!
11月22日から日生劇場にて開幕するベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演オペレッタ『こうもり』。
プレミエまでちょうどあと30日となった10月23日、これまでに音楽稽古を重ねてきたキャストたちが集結し、舞台の上を想定した立ち稽古が始まりました!


写真右奥にアイゼンシュタイン又吉秀樹(手前)とファルケ小林啓倫

稽古場には、すでにベルリン・コーミッシェ・オーパーから届いた立派な家具やおしゃれな調度品が。数々の小道具も手が込んでいます!



これからプレミエにむけて、ご来場の皆様にJ.シュトラウスの華やかな音楽とともに、人間味あふれる笑いと喜びをお届けできるよう、稽古を重ねていきます。

そして、プレミエといえば、今回は『こうもり』スペシャル版のキャンペーンを実施します!
11月22日(水)初日公演の「S席」をお買い求めいただいたご来場のお客様全員に、お帰りの際にスパークリングワイン(ミニボトル)をプレゼントいたします。今回は抽選でも先着でもなく該当されるお客様にもれなく差し上げますので、是非ご来場ください!そして、ワインを召し上がりながら公演の余韻をお楽しみいただけましたら幸いです。
 

◇◆◇ J.シュトラウスII世『こうもり』プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
11月22日(水)公演のS席をお買い求めのお客様全員※に「スパークリングワイン・ミニボトル『フレシネ コルドン ネグロ ベビー』200ml(写真)」を進呈いたします。

※当日の「S席有料チケット」をお持ちの成人の方が対象です。
※未成年の方にはお渡しできません。あらかじめご了承ください。
※プレゼント引き換えは公演当日の終演後、会場内のみとなります。

 
▼『こうもり』公演詳細ページはこちら
2017年11月<ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演>J.シュトラウスII世『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
11月22日(水)18:30/23日(木・祝)14:00/24日(金)17:00※/25日(土)14:00/26日(日)14:00 @日生劇場
※11/24(金)公演はプレミアムフライデー・スペシャル。S席15,000円→13,000円ほか 特別価格でご提供します!

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」10月30日(月)にて、テノール与儀 巧の演奏が放送されます!

さる9月、沖縄県南城市で行われた「ベスト・オブ・クラシック」の公開収録から、《砂川涼子&与儀 巧デュオ・リサイタル》をお送り致します。
故郷、沖縄の地で披露されたのは、与儀が得意とするオペラ・アリアや子どもの頃から慣れ親しんできた沖縄の歌の数々。
同郷のプリマ、砂川涼子さんとの共演も、期待の膨らむところです。
是非、お聴きください!

 与儀 巧

 リハーサルから
 終演後の3ショット

◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
NHK「ベスト オブ クラシック」
砂川涼子&与儀 巧デュオ・リサイタル

放送日時:2017年10月30日(月) よる19:30~21:10
放送局:NHK-FM ラジオ
出演:与儀 巧(テノール)
   砂川涼子(ソプラノ)、栗原正和(ピアノ)
放送予定曲:
 ガスタルドン「禁じられた歌」(砂川,与儀)
 ヘンデル「なつかしい木陰」(与儀)
 チェスティ「あこがれの人に」(砂川)
 トスティ「暁は光から」(与儀)
 トスティ「夢」(砂川)
 普久原恒勇「芭蕉布」(与儀)
 宮古島民謡、中村透・編曲「ばんがむり」(砂川)
 佐原一哉「童神」(砂川,与儀)
 ドニゼッティ 歌劇『愛の妙薬』から
   二重唱 “そよかぜに聞けば“ 、“ララ、ラララ” (砂川,与儀)
 ビゼー 歌劇『カルメン』から
   二重唱“母のたよりを聞かせてよ” (砂川,与儀)
 プッチーニ 歌劇『ジャンニ・スキッキ』から “私のお父さん” (砂川)
 ヴェルディ 歌劇『ルイザ・ミラー』から “穏やかな夜には” (与儀)
 チレーア 歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』から
   “私は神のいやしいしもべです” (砂川)
 チレーア 歌劇「アルルの女」から “ありふれた話” (与儀)
 コルンゴルト 歌劇『死の都』から
   マリエッタの歌“私に残された幸せ” (砂川)
 ヴェルディ 歌劇『椿姫』から 乾杯の歌 (砂川,与儀)
 レハール 喜歌劇『メリー・ウィドー』から
   メリー・ウィドー・ワルツ (砂川,与儀)
 沖縄民謡、中村透・編曲「てぃんさぐぬ花」(砂川,与儀)

(2017年9月22日(金) 南城市文化センター シュガーホールにて収録)

▼番組ホームページはこちら
ベストオブクラシック▽砂川涼子&与儀巧デュオ・リサイタル~沖縄県南城市公開収録~ - NHKオンライン

▼ネットラジオならPC、スマホ等でもお聴きいただけます!
NHKラジオ らじる★らじる
 
 

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人生のはかなさと愛のうつろい…『ばらの騎士』
東京から、愛知、大分へ

チームばらの騎士、再集結!――
7月に東京文化会館で上演致しました、共同制作公演R.シュトラウス『ばらの騎士』。
東京での4日間の公演はお蔭様で大好評をいただき幕を下ろすことが出来ました。あれから3ヶ月、10月28日・29日の愛知県芸術劇場、11月5日の大分・iichiko総合文化センターでの公演に向け、再びリハーサルを重ねています。

本プロダクションはイギリス・グラインドボーン音楽祭との提携公演。
演出家リチャード・ジョーンズが描く洗練された人間模様と人生に対する深い洞察。そして、ウィーンの20世紀を代表する作曲家リヒャルト・シュトラウスの美しい音楽が心に残る舞台です。

それでは愛知、大分公演のプレミエに向けて、東京公演の舞台を写真で振り返ってみましょう。
◇印の写真は7月26日、29日組/◆印の写真は7月27日、30日組
(撮影:三枝近志)

第1幕


◆元帥夫人マリー・テレーズ(森谷真理)は、元帥の留守中、若い愛人の青年貴族オクタヴィアン(澤村翔子)と朝食を楽しみます。


◇そこへ、レルヒェナウの領主で従兄弟のオックス男爵(妻屋秀和)がやってきます。
オックス男爵は、武器商人で資産家のファーニナル家の娘、ゾフィーと婚約のため、元帥夫人(林 正子)に、貴族の結婚のしきたりとして、婚約申込の「ばらの騎士」を選んでほしい、と頼みに来たのでした。


◇退出する機を失ったオクタヴィアン(小林由佳)は、小間使いの服を着て現れます。オックス男爵はその初々しさに夢中になります。


◆オックス男爵(大塚博章)は、持参金の交渉のため、公証人も紹介してほしいと頼む厚かましさ。


◇帽子屋(藤井玲奈)に動物商(芹沢佳通)、嘆願の孤児たち(大網かおり、松本真代、和田朝妃)、テノール歌手(菅野 敦)たちが元帥夫人のご機嫌伺いにやってきます。


◆大勢の人々が出入りする中、ヴァルツァッキ(升島唯博)とアンニーナ(増田弥生)がオックス男爵に近づき、「お役に立ちますよ」とささやきます。


◆髪を結い、人払いをして、ようやく一人になった元帥夫人は、物思いにとらわれます。

自分も、修道院から出たかばかりで結婚をするように命じられた。
「その娘は今はどこへ行ってしまったのだろう。」
「まるで去年の雪を探すようなものだわ。」


◆やがて、オクタヴィアンが戻ってきます。
でも若く青春の真っただ中にいる彼には、「時は過ぎ去る」というマルシャリンの言葉を理解することはできないのでした。

「今日か明日か、また明後日か。あなたは私から去っていくでしょう。」


◇オクタヴィアンは退出します。マルシャリンが呼び戻そうとしたときには、馬にまたがり風のように去った後でした。
 
 
第2幕


◇オクタヴィアンは、オックス男爵の婚約の使者として、銀のばらを手にファーニナル家を訪れます。ファーニナルの美しい一人娘、ゾフィー(幸田浩子)は緊張の面持ち。


◆オクタヴィアンは、初々しいゾフィー(山口清子)の姿に心を奪われます。


◇やがて現れた花婿、オックス男爵は、ゾフィーをテーブルに乗せ、品定め。その品のなさと不躾な態度に、ゾフィーは驚き、怒ります。


◆部屋を抜け出し、「助けてください」というゾフィー。


◇オクタヴィアンも答えます。
「私たち二人のために。」
そしてお互いの愛を確かめるのでした。


◆ゾフィーが婚約を断り、オクタヴィアンがオックス男爵に剣を抜き、屋敷は大騒ぎ。


◇オックス男爵が、手当を受け、極上のワインを飲んでいたところに、召使いマリアンデルから手紙が来て機嫌を直します。憎めないオックス男爵のワルツ。
 
 
第3幕


◆曖昧屋のようなところでくつろぐ、オックス男爵。しかしこれは、オクタヴィアンのいたずらで、酔いがまわるにつれ、ヘンな化け物が出たり、オックスをパパと呼ぶ子どもたちがまとわりついて、彼の妻と名乗る女も現れる。


◆その騒ぎの最中、呼び出されたファーニナル(清水勇磨)が、あられもない婿殿の姿にあきれ顔。


◆警察沙汰になったところへ元帥夫人が登場。オックス男爵に、潔く、身を引くように迫るのでした。
「すべては終わったのですよ。」
元帥夫人もオクタヴィアンとの恋の終わりを、自ら示したのでした。


Heut oder morgen oder den ubernachsten Tag.
◆「今日か明日か、それとも明後日か。その時が来たのだわ。」
美しい三重唱。ゾフィーにはゾフィーの言葉が、元帥夫人には彼女の音楽が、そしてオクタヴィアンにも。


◇元帥夫人が去った後、ゾフィーとオクタヴィアンの二重唱。
「あなただけを感じています」

・・・終幕

美しい舞台の中に、単なるファンタジーではない、現代を生きる私たちに通じる、慕わしさや哀しみが描かれています。

愛知公演、大分公演でお待ちしています。

▼愛知公演の詳細とお問合せ・ご予約はこちら
R.シュトラウス作曲 オペラ『ばらの騎士』(全3幕、ドイツ語上演)|主催事業|イベント情報 - 愛知芸術文化センター
2017年10月28日(土)14:00開演/29日(日)14:00開演 愛知県芸術劇場大ホール
指揮:ラルフ・ワイケルト 管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団

▼大分公演の詳細とお問合せ・ご予約はこちら
オペラ『ばらの騎士』|財団主催・共催事業 - iichiko総合文化センター
2017年11月5日(日)13:00開演 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
指揮:ラルフ・ワイケルト 管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~10/30(月)は内田稚菜&中野瑠璃子 ~女心と秋の夜~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Faceの登場は10月30日(月)。二人のソプラノ、内田稚菜(うちだ わかな)&中野瑠璃子(なかの るりこ)がフレッシュな歌声を披露します!

今回も出演の二人にコンサートに向けて話を聞きましたので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
内田稚菜
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

初めまして。愛知県犬山市出身、ソプラノの内田稚菜と申します。
幼い頃からピアノを習っており、いつも音楽が側にいる環境で育ちました。中学生の頃に出会ったピアノの先生に声楽を勧められ、元々歌うことが大好きだったことから声楽の道へ飛び込みました。

 
――声種やレパートリー、目指している役や舞台等を教えて下さい。

私の声種はソプラノの中でもリリコです。様々な役柄に挑戦したいと思っておりますが、一番の目標は「蝶々夫人」です。日本人ならではの蝶々さんを目指していきたいです。

――コンサートのテーマや選曲のポイントをお願いします。

コンサートのタイトルにもあるように、女心と秋をテーマにした曲を選曲しました。
大好きな日本歌曲から、それぞれの得意とするオペラアリアまで、幅広くなっております。

――共演者をご紹介下さい。

中野さんは研修所の同期でした。しかし、同じクラスではなかったので、今回ご一緒できるのがとても楽しみです。ソプラノ同士の美しいハーモニーを楽しんでいただけると思います。

   *   *   *


ソプラノ
中野瑠璃子
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

大学4年生になるまで、ミュージカルとオペラの道を迷っていました。もともとはミュージカル俳優に憧れて歌をはじめたので…ですが、大学4年次、オペラの授業で先生方からご指導いただき、グッとオペラの魅力に引き込まれたこと、また、歴史とともにあり、今も昔も、そしてこれからも愛されるであろうオペラの世界で生きていきたいと強く思ったことにより、この道を進もうと決意しました。

 
――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

今の私の声種はソプラノ・リリコ・レッジェーロと判断しています。大学時代、そして研修所ではソプラノ・リリコのレパートリーを中心に勉強して参りましたが、最近になって、リリコ・レッジェーロのレパートリーを歌わせていただいています。研修所を修了した後にウィーンで受けたレッスンが大きな転機となりました。ゆくゆくは椿姫のヴィオレッタやトスカなど、リリコのレパートリーを歌いたいと憧れていますが、今は夜の女王など、高音やアジリタを使うレパートリーに力を注いでいます!また、小学生の頃からストリートダンスやバレエ、ジャズダンスなど、様々なダンスを勉強してきましたので、歌って踊れるオペレッタの舞台でも歌わせていただけたら嬉しいです。

――今回のプログラムについてお聞かせ下さい。

秋真っ盛りの夜、しかもソプラノ2名のコンサートということで、「女心と秋の夜」と題し、秋や女心をテーマにした曲を中心に選曲しました。
正直、ソプラノが2人というのはちょっと選曲に困るのです。特に私たちはレパートリーも若干被るかも…と思い、悩みに悩みました。
しかし今回は遠慮なく、ソプラノらしい、熱く激しい女心が表現された名曲の数々を、時間が許す限りお届け致します。
これでもかっ!というほどのエネルギッシュなソプラノ2人による、これぞまさしく競演。お楽しみいただけましたら幸いです!

――共演者をご紹介下さい。

内田稚菜さんとは今回はじめてご一緒させていただきます。コンサートの選曲に関して、内田さんが沢山アイデアをお持ちだったのでとても助かりました。10月『蝶々夫人』で、題名役のアンダースタディも努められたということで、今回の『蝶々夫人』のアリアは大注目ですね。私も楽しみにしています。

   *   *   *

是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第168回【二期会New Face】女心と秋の夜

日時:2017年10月30日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:内田稚菜(ソプラノ)、中野瑠璃子(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ドビュッシー 「スペインの歌」
 フォーレ 「この世ではいかなる魂でも」
 プッチーニ 『蝶々夫人』より 「ある晴れた日に」
 カールマン 『チャールダーシュの女王』より「ハイヤー、山こそ我が故郷」
                       ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
※…都合により当公演のピアニストが当初発表の 髙田恵子 より 相田久美子 に変更となりました。何卒ご了承くださいませ。
 
 

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開館25周年記念・浜離宮朝日ホールに響く『ローエングリン』キャストの歌声を!
12/21(木)浜離宮ランチタイムコンサートvol.167 東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」

東京二期会オペラ劇場2018年2月公演R.ワーグナー『ローエングリン』のチケットが、9月末より発売になりました!
本公演のキャストには二期会を代表するワーグナー・オペラの担い手たちが勢揃い。
中でもとりわけ注目の4人、ローエングリン・小原啓楼(テノール)、エルザ・林 正子(ソプラノ)、テルラムント・大沼 徹(バリトン)、オルトルート・中村真紀(ソプラノ)が、12月21日(木)に浜離宮朝日ホールで開催される「浜離宮ランチタイムコンサート」シリーズに出演します。ピアノ演奏は『ローエングリン』のコレペティトゥアを勤める大藤玲子。まさに東京二期会オペラ劇場チームでお贈りするランチタイムコンサートです!


ソプラノ 林 正子
 

ソプラノ 中村真紀
 

テノール 小原啓楼
 

バリトン 大沼 徹
 

ピアノ 大藤玲子
 

プログラム前半は、4人各々がドイツ・ロマン派のリートを披露。後半はいよいよ『ローエングリン』から〈エルザの夢〉〈オルトルートの復讐〉など、ハイライト(聴きどころ)をお聴きいただきます。
いち早く本キャストによる『ローエングリン』がお聴いただけるチャンス!本公演への期待も高まるコンサートになるに違いありません。
ご来場お待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】
東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」

日時:2017年12月21日(木) 11:30開演
会場:浜離宮朝日ホール
   (都営大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ)
料金:全席指定 2,900円
出演:林 正子(ソプラノ)、中村真紀(ソプラノ)、
   小原啓楼(テノール)、大沼 徹(バリトン)、
   大藤玲子(ピアノ)
お問合せ・ご予約:
 朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990
 (日・祝除く10:00~18:00)

▼12/21(木)浜離宮ランチタイムコンサート詳細はこちら
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」|コンサート情報 - 浜離宮朝日ホール

▼『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場
 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
 
 

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<二期会名作オペラ祭>『蝶々夫人』が開幕!初日組は、15日(日)に佐賀県鳥栖公演へ!

◆「皆様、圧巻の歌唱力と演技で感動的でした!!」
◆「息をのむ舞台の美しさに圧倒された」
◆「『蝶々夫人』の世界にどっぷりとひたれました。最高の気分です」
◆「和手ぬぐい想像通りステキで大満足。開場50分前から並んだかいがありました」


10月6日(金)、あいにくの秋雨が降り始める折、私たち東京二期会が大切にし続けてきた栗山昌良演出『蝶々夫人』の東京公演が開幕、多くのお客様から感動の言葉をいただくことができました。ご来場本当にありがとうございました!

初日組の写真から公演の様子を少しだけ紹介します!(撮影:三枝近志)


蝶々夫人(左):大村博美、ピンカートン:古橋郷平




ゴロー(左奥):高橋 淳、ヤマドリ(右):小林由樹


シャープレス(左):与那城 敬


スズキ(左):中島郁子




ケート(左):成田伊美



なお、プレミエキャンペーンで展開した濱文様製『蝶々夫人』オリジナル和手ぬぐいは、開場15分で予定配布数を終了しました。


そして、来週15日(日)には、蝶々さん大村博美、ピンカートン古橋郷平はじめ、初日組のキャストが佐賀県鳥栖での公演に出演します。
この日の感動を、ぜひ鳥栖の皆様にもお届けしたい!
ぜひ鳥栖市民文化会館にお越しください!



▼10月15日(日)鳥栖公演の詳細ページはこちら
二期会オペラ:G.プッチーニ『蝶々夫人』〈鳥栖公演〉 - 東京二期会

▼チケットのお求め、お問合せは
鳥栖市民文化会館 TEL0942-85-3645
(9:00~17:00 火曜日休館/火曜日が祝日の場合その翌日振替休館)
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
 
 

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2017年10月〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』〜公演当日のご案内

いよいよ明日、10月6日(金)から東京文化会館大ホールにて、〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ作曲オペラ『蝶々夫人』が開幕します!


初日組のゲネプロより(蝶々夫人:大村博美)

こちらに4日間の公演当日のご案内を致します。 【10/5(木)17:45掲載】

東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉
2017年10月公演 G.プッチーニ作曲 『蝶々夫人』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:ガエタノ・デスピノーサ/演出:栗山昌良
当日券と公演タイムテーブルのご案内
10月6日(金)
10月7日(土)
10月8日(日)
10月9日(月・祝)
当日券
S,A,B,C,D少
A少,B,C,D若干
S若干,A少,B,C
S少,A,B,C
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約50分
休憩予定時刻
19:20~19:45
14:50~15:15
14:50~15:15
14:50~15:15
第2・3幕
約80分
終演予定
21:05
16:35
16:35
16:35
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※上記、販売予定当日券は5日10:00現在の情報です。販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※学生席は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンターへお電話にてお申し込みください。(公演当日の発売はございません。また9日(月・祝)公演の学生席の受付は7日(土)15時までで終了となります。)
※公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演情報ページはこちら
2017年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

      *     *     *
《『蝶々夫人』公演会場イベント情報》
<10/6 プレミエ・キャンペーン>
10月6日(金)初日公演(開場17:30)に“蝶々”デザインを身につけてご来場頂いた方、受付先着100名様に「『蝶々夫人』オリジナル和手ぬぐい」を進呈いたします!
▼キャンペーン詳細はこちら
10月公演『蝶々夫人』プレミエ・キャンペーン!~10/6(金)公演に“蝶々”を身につけた先着100名のお客様に、オリジナル和手ぬぐいをプレゼント! - 二期会blog
 
 

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開幕目前!『蝶々夫人』~蝶々夫人のメモリアル公演を迎えるソプラノ大村博美からのメッセージ「日本人であることに誇りをもって歌っていこう」

世界中の歌劇場で蝶々夫人を演じ、多くの人々を魅了してきたソプラノ大村博美。
10月6日(金)、栗山昌良演出の東京二期会の舞台に初めて立ちます。いよいよあと数日となりました!

去る9月16日に大村は日本の稽古場をいったん離れ、バルト三国のラトヴィア国立歌劇場にて『蝶々夫人』の舞台に立ちました。




ラトヴィア国立歌劇場の公演より

▼ラトヴィア国立歌劇場のウェブサイトの『蝶々夫人』公演ページ
Production / Madama Butterfly - Latvian National Opera

今後も、11月にカナダのマニトバ・オペラ、12月にはふたたびラトヴィアを訪れて蝶々夫人を演じます。これまでに、大村は祖国を含め12カ国で同役を歌ってきました。

▼2014年シドニーハーバーオペラ『蝶々夫人(バタフライ)』公開映像
ムービー|ピックアップ・アーティスト Vol.35 大村博美 - 二期会21

そして、今年、日本で大きな金字塔を打ち立てます。
来る10月15日(日)、東京での2度の舞台に立った後の佐賀県鳥栖市での公演で、ちょうど100公演目の蝶々夫人を迎えます。

◆大村博美からのメッセージ◆
「100回目の公演を蝶々夫人の舞台の長崎のある九州の佐賀県で迎える、という事がなんだかとても嬉しく、日本人である自分、という事に誇りを持ってこれからも歌っていこう、という決意を新たにしています。
これまでに色々な国々で現代風演出も 伝統的演出も、色々な演出家、指揮者の方々と歌ってきましたが、毎回、"蝶々さんの心がお客様に伝わりますように", "プッチーニが喜んでくれる舞台ができますように" と願いながら歌ってきました。毎回、初めて蝶々夫人を歌うように新鮮な気持ちでやっています。
今回の蝶々夫人の日本での舞台は、蝶々夫人をこよなく愛されている栗山昌良先生の、日本人の魂に迫る、蝶々夫人の魂の美しさを描く素晴らしい演出です。
100回目の公演をこの素晴らしい演出でさせていただけることに、感謝と喜びを感じながらつとめさせていただきたいと思います。」


東京交響楽団とのオーケストラ・リハーサルを終えて(大村博美出演組のキャストたちと)

▼大村博美の出演日は〔東京〕10月6日(金)・8日(日)&〔鳥栖〕15日(日)!
〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年10月6日(金)・7日(土)・8日(日)・9日(月・祝) 東京文化会館大ホール
〈二期会オペラ〉G.プッチーニ『蝶々夫人』<鳥栖公演> - 東京二期会
 2017年10月15日(日) 鳥栖市民文化会館大ホール(佐賀県)

▼9月30日(土)~チケット一般発売!大村博美の『ノルマ』は3月17日(土)出演!
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉V.ベッリーニ『ノルマ』 - 東京二期会
 2018年3月17日(土)・18日(日) Bunkamuraオーチャードホール

▼東京二期会オペラ劇場公演 ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター  オンラインで座席予約可・登録不要
 TEL03-3796-1831(月〜金10:00〜18:00、土10:00〜15:00、日祝休)
 
 

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『蝶々夫人』の稽古場から~シャープレス今井俊輔からのメッセージ「シャープレスの葛藤を表現」

東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉『蝶々夫人』初日まで残り1週間を切りました。
本日は、劇場入りを間近に控えるシャープレス役の今井俊輔(10/7・9出演)に、作品の魅力を聞きました。


写真中央が今井俊輔

――『蝶々夫人』の魅力はどのように感じていますか?

今井: 演出の栗山先生もおっしゃっているように、この作品はプリマ・ドンナ・オペラです。主役である蝶々さんが中心にいて、その周りの人物がさまざまな関係を表現することで、蝶々さんの性格描写やその背景にあるもの、または内面にあるものが描かれていくのです。
最終的に蝶々さん自身がどのように振舞うことになるのかというのが、とても楽しみなオペラです。

――今井さんにとっては、シャープレスは当たり役のひとつと思います。どんな人物でしょうか。

今井: 私の演じるシャープレスは、もう何年も日本に滞在している領事官の役で、社会的地位の高い役です。立場上は、ピンカートンと蝶々さんの現地結婚を認めるのですが・・・・・・いっぽうで人間シャープレスとしてはこの結婚に一抹の不安を抱いている。領事として、いわゆる「見て見ぬふり」をすることになります。

――シャープレスの見どころを教えてください。

今井: 見どころ聴きどころは、やはり2幕の、蝶々さんに手紙を届けるシーンですね。
ここは、シャープレスがピンカートンから受け取った手紙を、「どのように言えば蝶々さんに理解してもらえるだろうか」、「どうすれば蝶々さんの心があまり傷つかないで済むか」、という葛藤に悩みながら、蝶々さんの家に入っていきます。
笑顔と優しさだけは失わず、淡々と手紙の内容を伝えていく、シャープレスとしては2幕が見どころかな、と思います。

皆様のご来場お待ちしております!

 
▼今井俊輔の出演日は、10/7(土)と9(日) 《7日のS席、9日のD席売切れ!お急ぎください!》
〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年10月6日(金)・7日(土)・8日(日)・9日(月・祝) 東京文化会館大ホール

▼東京二期会オペラ劇場公演 ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター  オンラインで座席予約可・登録不要
 TEL03-3796-1831(月〜金10:00〜18:00、土10:00〜15:00、日祝休)
 
 

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バリトン小森輝彦 オペラにコンサートに大活躍!

ドイツで日本人初の宮廷歌手の称号を授与された小森輝彦は、帰国後も数々のオペラやコンサートで大車輪の活躍を続けています。この秋から冬にかけてもコラボ・リサイタルや東京二期会オペラ劇場公演など、注目の公演への出演が続きます。
まもなく10月12日に開催されるコラボ・リサイタルでは、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場でも活躍のテノール リカルド・タムラ、わが国オペラ界になくてはならない実力派メゾソプラノの山下牧子とともにオペラの名シーンを繰り広げます。

近況と抱負を伺いました。
 

「日本に戻ってきて、この秋でちょうど5年が経ちます。時が流れるのは本当に速いと思う反面、きちんとその対価を取り、残していくな、とも感じています。『リア』や『マクベス』『金閣寺』などシリアスな役柄に加えて、今度11月の『こうもり』で、ある意味三枚目のアイゼンシュタインを演じられるのは、その時間のもたらしたポジティブな財産ではないかと。

二期会や新国立劇場、日生劇場などのオペラ出演やオーケストラとの共演を通して、素晴らしい同僚と出会い、栄養を頂き続けて来ました。その素敵な同僚達と、その一人一人の宝石の輝きを最大限に発揮出来るプログラムで共演しようというのが、今回始めた<コラボ・リサイタル>シリーズです。

第一弾の今回は親友のテノール、リカルド・タムラ氏の来日に併せて、一念発起しました。世界的な活躍を続けるなか、ドイツでの東日本大震災のチャリティーコンサートにも馳せ参じ共演してくれました。

そのスターテノールを、日本側は山下牧子さんと僕、ピアノの浅野菜生子さんで迎え撃ちます。火花が散る「運命の女」と男達との魂のかけ合い、どうぞお楽しみに!
(小森輝彦)

   *     *     *


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
小森輝彦 コラボ・リサイタル ―1
Teruhiko Komori collaborative recital-1
~Femme fatale~
運命の女にまつわるオペラの名シーンから

日時:2017年10月12日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:小金井 宮地楽器ホール 大ホール
料金:¥4,000(学生席¥2,500)
出演:山下牧子(メゾソプラノ)
   リカルド・タムラ(テノール)
   小森輝彦(バリトン)
   浅野菜生子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 ビゼー 『カルメン』
 ヴェルディ 『ドン・カルロ』
 プッチーニ 『エドガール』
 ビゼー 『真珠採り』
       より アリア、重唱 ほか

▼公演情報ページはこちら
小森輝彦 コラボ・リサイタル ―1 - 東京二期会
 
 
■■■ 二期会オペラ出演情報 ■■■
《ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演》
東京二期会オペラ劇場
J.シュトラウスII世オペレッタ『こうもり』

日時:2017年11月
 22日(水)18:30/23日(木・祝)14:00/
 24日(金)17:00/25日(土)14:00/
 26日(日)14:00
会場:日生劇場(NISSAY OPERA 2017 提携)
指揮:阪 哲朗/演出:アンドレアス・ホモキ
※小森は22・24・26日公演のアイゼンシュタイン役で出演

▼公演詳細はこちら《チケット絶賛発売中!》
2017年11月〈ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演〉J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

東京二期会オペラ劇場
R.ワーグナー『ローエングリン』

日時:2018年2月
 21日(水)18:00/22日(木)14:00
 24日(土)14:00/25日(日)14:00
会場:東京文化会館 大ホール
指揮:準・メルクル/演出:深作健太
※小森は22・25日のテルラムント役で出演

▼公演詳細はこちら《9/30(土)よりチケット一般発売開始!》
2018年2月 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

▼コラボ・リサイタル、『こうもり』、『ローエングリン』各公演のお問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター TEL: 03-3796-1831
 (月~金:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝 休)

▼小森輝彦公式サイトはこちら
オペラ歌手小森輝彦の公式サイト「テューリンゲンの森から」
 
 

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『蝶々夫人』の稽古場から〜シャープレス与那城 敬からのメッセージ「日本人にしかできない『蝶々夫人』を」

東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉『蝶々夫人』初日まで残り10日となりました!
いよいよ迫る開幕に向けて、稽古場からできるかぎりキャスト・メッセージをお伝えしていこうと思います。
本日は、シャープレス役のバリトン与那城 敬がインタビューに答えてくれました。



——『蝶々夫人』のどこに魅力を感じていますか?

与那城: やはり我々日本人にとっては、日本の長崎を舞台にしたオペラであるということが一番魅力を感じる部分かと思います。
また、〈さくらさくら〉〈お江戸日本橋〉〈君が代〉等、日本の音楽がプッチーニによって採り入れられているのも興味深いですね。

——今回の二期会『蝶々夫人』のシャープレスを稽古してみて感じることは?

与那城: シャープレスは常に思慮深く、人間愛に溢れた人物として描かれています。客観と主観の狭間で悩みつつ、アメリカ大使という立場で行動する姿は人間的な懐の深さも感じられます。
特にスズキに対して「ケイトに子供を託して欲しい」と頼むシーン(3幕3重唱導入部)は、蝶々さんの苦悩を理解しながらも言わなければならないのですが、音楽的には大変美しいメロディーが与えられています。
またピンカートンに「行きたまえ、真実は彼女ひとりで知るのが良い」と語るシーンもシャープレスの寛容さが表れていて、非常に深い言葉です。
どちらも難所ですが重要な聴かせどころなので大切に表現したいと思います。

——お客様に向けてメッセージを。

与那城: 今回の舞台では、日本人にしかできない『蝶々夫人』の魅力がたくさん詰まった公演だと思っています。
海外では見ることのできない、日本の美が集結された舞台をぜひお楽しみいただければと思います。ご来場お待ちしております。

 
▼与那城敬の出演日は、10/6(金)と8(日) 《チケット絶賛発売中!》
〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年10月6日(金)・7日(土)・8日(日)・9日(月・祝) 東京文化会館大ホール

▼6日(金)公演は、プレミエキャンペーン!「蝶々」を身に着けてお越し下さい
『蝶々夫人』プレミエ・キャンペーン!〜10/6(金)公演に“蝶々”を身につけた先着100名のお客様に、オリジナル和手ぬぐいをプレゼント! − オペラの散歩道(二期会blog)

▼東京二期会オペラ劇場公演 ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター  オンラインで座席予約可・登録不要
 TEL03-3796-1831(月〜金10:00〜18:00、土10:00〜15:00、日祝休)
 
 

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東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ティアラ定期第50回記念演奏会 オペラ『夕鶴』(演奏会形式)に、腰越満美、小原啓楼、峰茂樹が出演します!

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団のティアラこうとう定期演奏会が節目の50回を迎えるのを記念して、オペラ『夕鶴』が演奏会形式で上演されます。
この公演に、2011年、2016年の新国立劇場公演に出演し、しかも2011年公演では、今回の指揮者 高関 健さんの指揮で同役を演じたソプラノ腰越満美、テノール小原啓楼、バス峰 茂樹が出演いたします。


腰越満美

小原啓楼

峰 茂樹

美しい日本語と抒情性あふれるメロディーが織り成す至上のオペラをどうぞお楽しみください。

■■■ 公演情報 ■■■
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
第50回ティアラこうとう定期演奏会
~第50回記念演奏会~

日時:2017年9月30日(土) 14:00開演 
   ※13:40より指揮者 高関健のプレ・トーク
会場:ティアラこうとう 大ホール
曲目:團 伊玖磨/オペラ『夕鶴』(演奏会形式)
指揮:高関 健(常任指揮者)
出演:
 つう:腰越満美(二期会)
 与ひょう:小原啓楼(二期会)
 運ず:谷 友博
 惣ど:峰 茂樹(二期会)
 児童合唱:江東少年少女合唱団

●お問合せ・ご予約は
東京シティ・フィル チケットサービス 03-5624-4002

▼演奏会の詳細はこちらから
第50回ティアラこうとう定期演奏会|コンサート情報 - 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
 
 

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演出家・宮本亜門から絶大な信頼を得ているソプラノ嘉目真木子、来春フランス・デビュー!
今秋はオペレッタ『こうもり』ロザリンデで主演!

去る6月19日の記者発表にてすでにお知らせのとおり、ソプラノ嘉目真木子が、2018年3月に宮本亜門演出の黛 敏郎『金閣寺』女役で、フランス国立ラン歌劇場デビューを飾ります!

▼フランス国立ラン歌劇場の『金閣寺』公演情報はこちら
The Temple of the Golden Pavilion / Toshiro Mayuzumi - Opéra national du Rhin(英語版ページ)
 2018年、3/21~4/3ストラスブール公演、4/13~15ミュルーズ公演


記者発表において宮本亜門氏(左)と嘉目真木子

▼各ニュースサイトに掲載された記事はこちら
「宮本亜門が手がけるオペラ「金閣寺」2018年フランスで上演」 - ステージ・ナタリー
「宮本亜門氏 日仏共同制作オペラに「お経と日本の伝統美を織り込んだ」」 - 東スポWeb
「宮本亜門が日仏共同制作オペラ《金閣寺》を演出」 - チケットぴあ
「宮本亜門の新演出オペラ『金閣寺』、日仏で上演へ…東京二期会が初の日仏共同制作。日本人歌手も両バージョンに出演」 - SPICE

2009年二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ウリッセの帰還』ラ・フォルトゥーナが二期会のデビューロール、翌年には実相時昭雄演出『魔笛』パミーナで東京二期会オペラ劇場公演デビューを果たした嘉目真木子。
嘉目が宮本亜門演出に参加したのは、2011年『フィガロの結婚』スザンナが最初・・・ではなく、実はその前の09年『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』でヴィオレッタのアンダースタディを務めていました。12年には宮本亜門氏が当時芸術監督を務めていた神奈川芸術劇場(KAAT)においてKAATネオ・オペラ『マダム・バタフライX』に主役抜擢され、より演劇性の強い舞台で新たな境地を開拓。その後も15年『魔笛』パミーナ、16年『フィガロの結婚』スザンナでも好演。嘉目が、演出家の信頼を舞台ごとに築き上げてきたことが、お分かりいただけると思います。
オペラ以外でも、注目の高まりは際立っており、2016年には念願のひとつでもあったNHKニューイヤー・オペラ・コンサートに出演。今年はファースト・アルバム《My Favorite songs ―わたしのお気に入り―》をリリースしました。
そしてついに、2018年3月にはフランス国立ラン歌劇場での黛 敏郎『金閣寺』公演に出演が決まり、フランス・デビューに大きな期待がかけられています(2019年2月には東京での凱旋公演も決定)!

その嘉目真木子が今秋主演するのが、11月22日から日生劇場で開幕する『こうもり』。大きな舞台ではオペレッタには初挑戦にして、ロザリンデ役をソプラノ澤畑恵美とダブルで組みます。
リリックな歌声と広い劇場でも生の声で通る台詞さばき、そして演技力も問われるオペレッタの役は、これまでの駆け足のような彼女のキャリアのすべてが活かされるはず!
ぜひご期待ください!

▼11月22日(水)開幕!『こうもり』(日生劇場で26日(日)まで)
2017年11月〈ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演〉J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
 ~ロザリンデ嘉目は11/23(木・祝)・25(土)に出演します!

▼本公演よりも早く嘉目の歌を聴きたい方はこちらもチェック!
9/23(土)海老名市文化会館で11月公演オペレッタ『こうもり』キャストによるハイライト・コンサートに出演! - オペラの散歩道(二期会blog)

▼11月公演オペレッタ『こうもり』のお問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター TEL: 03-3796-1831
 (月~金:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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9/28(木)丸の内トラストシティにオルロフスキー和田朝妃とアルフレード吉田 連が登場!

日を追うごとに秋めいてきました。この頃の涼やかな風のようなランチタイムのひとときをお贈りします。
9月28日(木)、東京駅日本橋口(八重洲側)にある丸の内トラストシティで開催されるランチタイムコンサートに出演するのは、11月日生劇場でのオペレッタ『こうもり』の本キャスト、オルロフスキー役のメゾソプラノ和田朝妃と、アルフレード役のテノール吉田 連のふたり。ピアノは高田恵子です。


メゾソプラノ
和田朝妃

テノール
吉田 連

ピアノ
高田恵子

二期会オペラ研修所2年先輩にあたる吉田 連は、ルーキー年の2014年二期会『イドメネオ』にタイトルロールのアンダースタディを務め、16年2月『イル・トロヴァトーレ』でデビュー。同年『ナクソス島のアリアドネ』、そして今年の『ばらの騎士』に続き、今回のアルフレード役は二期会公演4本目となります。今年度はその後も18年2月に立て続けに『ローエングリン』ブラバントの騎士の一人として出演が決まっており、目下大活躍中のテノールのひとりです。

一方の和田朝妃は、昨年、二期会オペラ研修所を最優秀修了生に贈られる川崎靜子賞を受賞してプロの一歩を歩みだした逸材。今年の『ばらの騎士』三人の孤児役のひとりとしてデビューを果たし、本公演2本目にしてオルロフスキーの大役を任されました。

今回のランチタイムコンサートでは、秋の訪れを思わせる日本の歌から始まり、ふたりの得意なレパートリーを披露します。もちろん、『こうもり』の楽曲もお楽しみいただけます!

東京駅隣接のビジネス・タワーのエントランスで、お昼時にもなれば行き交う人の絶え間ないところ、ふたりのさわやかな歌唱にしばし足を留めていただければ幸いです。

■■■ 公演情報 ■■■
森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティ
二期会シリーズ 新進歌手のシャンパンヴォイスで贈る日本の歌~オペレッタ

日時:2017年9月28日(木) 12:10開演
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fエントランスロビー
   ・アクセス
料金:無料
出演:和田朝妃(メゾソプラノ)、吉田 連(テノール)、高田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 J.シュトラウスII 『こうもり』より 「飛び去った小鳩は」
 海沼 實 「里の秋」
 山田耕筰 「鐘が鳴ります」
 岡野貞一 「紅葉」
 小林秀雄 「落葉松」
 レハール『微笑みの国』より 「君は私の心のすべて」
 J.シュトラウスII 『こうもり』より 「僕はお客を招くのが好き」
 モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』より 「愛の息吹」
 モーツァルト『皇帝ティトの慈悲』より 「今この時だけでも」

▼森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティの情報ページはこちら
丸の内トラストシティ|コンサートスケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社

▼和田と吉田は揃って11/23(木・祝)、25(土)に出演!《チケット絶賛発売中!》
2017年11月公演〈NISSAY OPERA2017提携/ベルリン・コーミッシェ・オーパートの提携公演〉J.シュトラウスII 『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
 
 

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「二期会サロンコンサート」2017シーズン
9/21(木)<Vol.192 歌の学校 Scuola di canto>公演迫る!

カワイ表参道コンサートサロンパウゼにて開催している「二期会サロンコンサート」シリーズは毎回大好評をいただいております。
次回、芸術の秋を彩る9月21日(木)は、「歌の学校 Scuola di canto ~2人のソプラノとテノール?~」と題して、日本歌曲やオペラの名場面の数々をお届けいたします。席数の限られた贅沢な空間で充実の演奏をお楽しみください。

今回は若き二人の歌姫、金杉瞳子(ソプラノ)と宅和里美(ソプラノ)に加え、1977年のオペラ・デビュー以来、プリモ・ウォーモとして活躍を続けるテノールの大野徹也が出演。なんと二重唱では、バリトンの役柄としても登場します!
 


ソプラノ
金杉瞳子

ソプラノ
宅和里美

テノール
大野徹也

ピアノ
平塚洋子

金杉瞳子は、国立音楽大学声楽科及び同大学院を修了後、二期会オペラ研修所にて研鑚。第59期マスタークラス修了時に優秀賞を受賞しました。オペラ・デビューは2014年国立音楽大学大学院オペラ『フィガロの結婚』スザンナ役です。
宅和里美は、国立音楽大学声楽科を卒業後、東京音楽大学大学院を修了。2013年日本トスティ協会F.Pトスティ歌曲マスタークラスにてディプロマ取得、最優秀賞受賞。二期会オペラ研修所では第58期に在籍し、本科修了時に渡邊高之助賞、マスタークラス修了時に優秀賞及び奨励賞を受賞しました。修了後はハクジュホール「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」をはじめ多くのコンサートに出演しています。
このフレッシュな二人のソプラノと、長きにわたりオペラ界を牽引する大野がお贈りする聴き逃せない一夜。ピアノは東京藝大卒業後、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院で研鑚し、主に声楽分野での共演ピアニストとして数多くのリサイタルに出演している平塚陽子が務めます。

「二期会サロンコンサート」シリーズは開演前または休憩中にお召し上がりいただける、嬉しい1ドリンク付。コーヒー、ジュースはもちろん、赤&白ワインのご用意もございます。
皆様のご来場をお待ちしております。どうぞお楽しみに!
 

salon192_thumb.jpg
チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン
Vol.192 歌の学校 Scuola di canto
~2人のソプラノとテノール?~

日時:2017年9月21日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:金杉瞳子(ソプラノ)、宅和里美(ソプラノ)、
   大野徹也(テノール)、平塚洋子(ピアノ)
予定演奏曲:
・中田喜直 「小さい秋みつけた」
・山田耕筰 「からたちの花」
・中田喜直 「木兎」
・マスカーニ 「月」
・アルディーティ 「くちづけ」
・モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より 「お手をどうぞ」
・モーツァルト 『フィガロの結婚』より 二重唱
・マスネ 『マノン』より 「私が女王のように街を歩くと」
・プッチーニ 『西部の娘』より 「やがて来る自由の日」
・ベッリーニ 『清教徒』より 「あなたの優しい声が」
・ドニゼッティ 『愛の妙薬』より 二重唱
                  ほか

▼コンサート概要ページはこちら
Vol.192 歌の学校 Scuola di canto | 二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン - 東京二期会
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~9/25(月)は今状華乃子&砂村 郁 秋麗らかな歌の夕べ

「月曜日は新橋でオペラ!」を合言葉に、今後の活躍が期待される若手歌手の演奏と、美味しいお料理のおもてなしでご好評いただいている、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Faceの登場は9月25日(月)。ソプラノ今状華乃子(いまじょう かのこ)と砂村 郁(すなむら ふみ)。見目にも麗しい歌姫二人が登場します!

出演の二人をご紹介致しましょう。

   *   *   *


ソプラノ
今状華乃子
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

香川県出身、ソプラノの今状華乃子と申します。三歳の時にピアノを習い始め、そこで表現することの面白さを知ってピアニストになることを望んでいたのですが、中学の時に師事した先生が声楽の方で、その時期ピアノで演奏者になることへの限界を感じていた私に声楽への道を指し示してくださいました。それまで歌うことが恥ずかしく、人前で歌ったこともなかった私に先生のお言葉はまさに青天の霹靂でしたが、歌う喜びと難しさを情熱を以てお教えいただきました。そして、人間がひとつの楽器になるという不思議さにも魅了され、声楽家として演奏者になりたいと思ったことが始まりです。

 
――声種やレパートリー、目指している役や舞台等を教えて下さい。

現在の声種はソプラノ・リリコ・レッジェーロですが、いずれもっと豊かなリリコ・ソプラノになりたく思っています。人間味のあるキャラクターに心惹かれますので、オペラ研修所のマスタークラスで幸運にも学ぶ機会を与えていただけました『マノン』や、個人的に女性として大変魅力的だと思う『薔薇の騎士』のマルシャリンなどは憧れの役です。物語のキャラクターとして舞台に存在するだけでなく、生きたひとりの人間としてその一瞬を表現するということが私の中で大きな課題であり、恐らく歌う限りずっと考えていかなければいけないことだと感じながら勉強しております。また、大学生時代にその詩と音楽に魅せられたフランス歌曲は生涯を通して勉強したいです。イタリアやドイツ歌曲に比べまだまだ演奏される機会の少ないフランス歌曲ですが、ある時はそっと寄り添って、ある時は痛烈な皮肉を以て語りかけてくるフランス歌曲の魅力を、ひとりでも多くの方に届けられるよう日々精進して参ります。

――コンサートのテーマや選曲のポイントをお願いします。

コンサートのテーマは「麗らかな秋」です。暑さ厳しい夏が過ぎ去り、涼やかで月も一層美しくなる秋の夜長に、皆様が一度は耳にしたことのある秋に因んだ名曲と、ソプラノふたりの違った色合いをお楽しみいただけるオペラアリアや重唱を演奏させていただきます。ソプラノと言っても様々な声音やキャラクターがあります。私たちふたりがどう違っているのか、ここで語るのは敢えて控えさせていただき、それぞれの個性を存分に生かし、またお互いの違いが相乗効果となって皆様にお楽しみいただけるコンサートになれば幸いです。

――共演者をご紹介下さい。

二期会オペラ研修所のマスタークラスで共に学んだ砂村さんと今回一緒に歌わせていただく機会を与えていただき大変嬉しく思います。彼女は責任感が強くしっかり者で、私と同い年ではありますがまるでお姉さんのように感じる時があります (笑)また真摯に学ぶ姿を一年間見て参りましたので、共演者としても大変心強いです。そしてなにより、チャーミングで、豊かで温かい心を持った素敵な女性でもあります。こうして一緒に演奏することは初めてで、私自身コンサートをとても楽しみにしていますし、きっとふたりで素敵な時間をお届けできるのではと思います。

   *   *   *


ソプラノ
砂村 郁
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

サウンドオブミュージックのビデオを幼い頃から見ていた影響で、踊ったり歌ったりすること、またミュージカルなどの舞台を観るのも大好きでした。バレエを習い始め、舞台に立つことも好きになり、いつの間にか私は舞台人になるんだと心に決め、それには歌が何より必要だと思い歌を習い初めました。

 
――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

私は、身長は高く大柄なのですが、見た目のわりには…声は軽い方かなと思います。持ち前のフットワークの軽さと、体力、ダンスの経験も活かして、オペレッタの舞台に立ちたいです。ただそれだけではなく、しっとりと叙情的に歌い上げられる技術を習得すべく勉強しています。

――今回のコンサートについて選曲のポイントは?

オペラ研修所に入る前、大学院でオペラの他にも歌曲やオラトリオも勉強していたので、オペラの他にも取り入れました。秋深まるひととき、様々なジャンルの曲でお楽しみいただけたら幸いです。

――共演者をご紹介下さい。

今状さんはマスタークラスの同期で、実は住んでいるところも近く、研修所の帰りはよく一緒に帰っていました。二人ともソプラノですが、声色も重さも違うので、楽しんでいただけるのではないかなと思います。

   *   *   *

ピアノは演奏者に寄り添う流麗なピアノで信望も厚い黒木直子。どうぞ素敵な秋の宵をご堪能ください。
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第163回【二期会New Face】秋麗らかな歌の夕べ

日時:2017年9月25日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:今状華乃子(ソプラノ)、砂村 郁(ソプラノ)、黒木直子(ピアノ)
演奏予定曲:
 グノー 『ロミオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
 ドヴォルザーク 『ルサルカ』より “月に寄せる歌”
 フォーレ 「この世ではいかなる魂も」
                       ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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<間もなく開演!!>二期会オペラ講座 第40回 ~オペレッタはこれから「こうもり」~

青島広志氏の軽妙なトークと、実力派歌手の出演で毎回好評いただいている「二期会オペラ講座」。
今度の開催は9月14日(木)。東京二期会11月公演『こうもり』に出演ソリストの澤畑恵美、三井清夏、小森輝彦の出演で、数あるオペレッタの中でも最高の人気曲を中心にお送りします。

本日、都内某所で、最終稽古が行われました!


(写真左から)小森輝彦、三井清夏、澤畑恵美、青島広志

オペラやオペレッタに興味はあるけれど、最初の一歩が踏み出せない… そんなあなたにオペラ講座。オペラが大好きなあなたもきっとご満足頂けます。
普段なかなか聞くことができない、オペラ歌手の生の声に、まずは触れてみてください。
芸術の秋、皆様のご来場をお待ちしております!
 

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ講座(通算第40回)
ブルーアイランド音楽辞典
『大作曲家による究極のオペラ縦断』シリーズ(21)
~オペレッタはこれから「こうもり」~

日時:2017年9月14日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
料金:(全自由席)一般¥3,000、学生¥1,000
   当日券もご用意がございます!

出演:青島広志(お話しとピアノ)
   澤畑恵美(ソプラノ)
   三井清夏(ソプラノ)
   小森輝彦(バリトン)
演奏予定曲:
 J.シュトラウスII世作曲 『こうもり』より
 ・泣き泣きお別れ(澤畑、三井、小森)
 ・侯爵様あなたのようなお方は(三井)
 ・時計の二重唱(澤畑、小森)
 ・チャルダッシュ(澤畑)
 ・Dui-du(澤畑、三井、小森)
 ・田舎娘の格好で(三井)
  (上記はドイツ語歌唱予定です!)
 スッペ作曲 『ボッカチオ』より
 ・恋はやさし 野辺の花(澤畑、三井、小森)
 オッフェンバック作曲 『天国と地獄』より
 ・はえの二重唱(三井、小森)

▼公演概要ページ
二期会オペラ講座 オペレッタはこれから「こうもり」 - 東京二期会

▼チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL: 03-3796-1831
 (月~金:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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9/23(土)海老名市文化会館で11月公演オペレッタ『こうもり』キャストによるハイライト・コンサート!

今回で3回目を迎える海老名市文化会館と東京二期会オペラ劇場とのコラボ企画が、9月23日(土)の午後に開催されます!

海老名市文化会館にて、もっと気軽にクラシック音楽をお聴きいただけるように、と開催されている「えびかんクラシカルコンサート」シリーズにおいて、初回は2013年の『ホフマン物語』、2回目は15年『魔笛』と、隔年で1回の割合でコラボを行ってきました。
今回は、本年11月22日から日生劇場で開幕するオペレッタ『こうもり』を採りあげ、本公演キャストのソプラノ嘉目真木子(ロザリンデ)、ソプラノ清野友香莉(アデーレ)、テノール又吉秀樹(アイゼンシュタイン)、バリトン小林啓倫(ファルケ)が揃って登場。ウィンナ・オペレッタの名ナンバーと、『こうもり』のハイライト演奏を披露します。ピアノは三澤志保。


ロザリンデ
嘉目真木子

アデーレ
清野友香莉

アイゼンシュタイン
又吉秀樹

ファルケ
小林啓倫

(ピアノ)
三澤志保

プログラムは、こちらです!(オペレッタといいながら、初っ端に、掟破りの「魔王」を歌うのは誰!?)

<第1部>
・J.シュトラウスII世 『ウィーン気質』より 「ウィーン気質」
・シューベルト 「魔王」
・J.シュトラウスII世 「春の声」
・レハール 『メリー・ウィドー』より 「おお、わが祖国」
・レハール 『ジュディッタ』より 「熱き口づけ」

<第2部>
◆J.シュトラウスII世 『こうもり』ハイライト(原語歌唱)
・第1幕より
「ついてきたまえ、踊りにいこう」~「泣き泣きお別れ」
・第2幕より
「歌え、踊れ」~「侯爵様あなたのようなお方は」~「時計の二重唱」~「チャルダッシュ」

海老名の皆様に、ウィーンの歌とオペレッタの喜びが届きますように。
ご来場お待ちしております!

■■■ 公演情報 ■■■
えびかんクラシカルコンサート#32
「こうもり」ハイライトとオペレッタ名唱集

日時:2017年9月23日(土) 14:00開演(13:30開場) 
会場:海老名市文化会館 小ホール
   ・小田急小田原線・相鉄本線「海老名駅」西口より徒歩5分
   ・JR相模線「海老名駅」東口より徒歩5分
出演:清野友香莉(ソプラノ)、嘉目真木子(ソプラノ)、又吉秀樹(テノール)、
     小林啓倫(バリトン)、三澤志保(ピアノ)
料金:(全席指定・税込)
     一般4,000円、学生(25歳以下対象の当日券)1,000円
チケット取扱:<発売中>
     海老名市文化会館 046-232-3231
     東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650

▼公演詳細ページはこちら
えびかんクラシカルコンサート#32「こうもり」ハイライトとオペレッタ名唱集|最新イベント情報 - 海老名市文化会館

▼11月22~26日『こうもり』本公演(@日生劇場)もチケット絶賛中!
2017年11月〈ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演〉J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
 
 

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Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」、5年目のシリーズがスタート!

今春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。5年目を迎える今年度のシリーズも、3回の開催を予定しています。
第一弾の9月21日(木)にはソプラノ斉藤真歩とテノール市川浩平が出演します。ピアノは石野真穂。

コンサートに向けて出演の2人からメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

■斉藤真歩
目標の一つとしていたコンサートに出演できますこと、大変嬉しく思っております。私は二期会オペラ研修所に三年間通い、人とオペラ作品と多くの素晴らしい出会いのおかげで、沢山の事を学びました。今もそれが支えとなり、研修所時代を思い返しては「もっと頑張ろう!」と気持ちを奮い立たせてもらっています。この度のコンサートでは、マスタークラスで共に励んだテノールの市川浩平さんとの共演で、オペラ作品だけではなく、お互い日本歌曲が好きという事でプログラムに取り入れました。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
 
■市川浩平
皆様、こんにちは!テノールの市川浩平と申します。この度はこのような演奏会に出演させて頂き光栄です!今回の観どころはオペラアリア・重唱はもちろんですが、前半の厳選こだわり日本歌曲です!共演者の斉藤真歩さんと曲目を決める際、お互い日本歌曲好きということで話が盛り上がり、プログラム全10曲中7曲が日本歌曲というオペラ研修所修了生らしからぬプログラミングになるも、抵抗なく決まりました。中でも團伊玖磨特集はお客様からどのような反応が返ってくるかとても楽しみです。少し肌寒くなってきました折、ここいらでニッポン人のアツい響きを感じにきてみては?!

      *     *     *

市川は今年の日本フィル 夏休みコンサート『カルメン』(ハイライト)にホセ役で出演を果たし、今月7日に行われました「二期会新進声楽家の夕べ」(東京文化会館小ホール)には斉藤・市川 両名が出演致しました。
最年少で二期会オペラ研修所に入所し、研鑽を積んだ斉藤真歩と抜群の安定感と、輝きのある音色が魅力のテノール市川浩平。今後の活躍が期待される両名の歌声をぜひお聴きください!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第13回>
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2017年9月21日(木) 11:00開演(10:30開場) ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (ハクジュホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:斉藤真歩(ソプラノ)、市川浩平(テノール)、石野真穂(ピアノ)
予定プログラム:
・團 伊玖磨:旅上(萩原朔太郎 詩)〔市川〕
・團 伊玖磨:「抒情歌」より “藤の花”(大木 実 詩)〔斉藤〕
・團 伊玖磨:笛の音のする里へ行こうよ(萩原朔太郎 詩)〔市川〕
・團 伊玖磨:「わがうた」より “紫陽花” (北山冬一郎 詩)〔斉藤〕
・中田喜直:「マチネ・ポエティクによる四つの歌曲」より “髪” (原條あき子 詩)〔斉藤〕
・橋本國彦:お六娘(林 柳波 詩)〔市川〕
・吉岡弘行:合唱組曲「キュイジーヌ」より ”スパゲッティ ペスカトーレ”(伊藤千鶴 詩)〔斉藤&市川〕
・マスネ:歌劇『ウェルテル』より “春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか” 〔市川〕
・グノー:歌劇『ファウスト』より “宝石の歌” 〔斉藤〕
・マスカーニ:歌劇『友人フリッツ』より “真っ赤に熟れて”(さくらんぼの二重唱)〔斉藤&市川〕

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第13回 二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)
 
 

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二期会名作オペラ祭『蝶々夫人』あらすじ、みどころのビデオ・クリップを公開しました!&【残席僅か】9/18(土)〈二期会プレ・マチネ〉『蝶々夫人』指揮者デスピノーサ プレトーク

オペラの名作、傑作をより多くの方にご鑑賞いただき人生をより豊かにしていただきたい、という想いから、S席1万円の特別謝恩価格でお贈りしている〈二期会名作オペラ祭〉。
『蝶々夫人』としては2度目の〈オペラ祭〉公演となる今回の10月公演は、おかげさまで7日、8日、9日のS席が残り僅かとなってまいりました。公演初日はまだ比較的お席がございますので、よいお席はお早めにお求めください!

さて、今回の公演に向けて二期会『蝶々夫人』のビデオ・クリップを公開致しました!



簡単にあらすじ、みどころをご案内していますので、二期会『蝶々夫人』からオペラ鑑賞デビューをされたいという方にも一度ご覧いただけたら幸いです。

▼『蝶々夫人』公演情報はこちら
〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年10月6日(金)・7日(土)・8日(日)・9日(月・祝) 東京文化会館大ホール
 
 
そして、オペラ初心者の方にも、そしてファンの方にもご一緒に『蝶々夫人』の世界を楽しく知っていただこうと企画しました、9/18(土)〈二期会プレ・マチネ〉「オペラとの出会い!プッチーニ名作『蝶々夫人』の魅力 指揮者ガエタノ・デスピノーサを迎えて~無料トーク&コンサート~」ですが、こちらもお席が残り僅かとなってしまいました。
入場無料ですが事前のご予約が必要となりますので、ご希望の方は急ぎ二期会チケットセンターまでお電話ください!

201706_gaetano_despinosa.jpg 指揮 ガエタノ・デスピノーサ

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ちらし(PDFファイル)
■■■ イベント情報 ■■■
《二期会プレ・マチネ》
オペラとの出会い!プッチーニ名作『蝶々夫人』の魅力
指揮者ガエタノ・デスピノーサを迎えて
~無料トーク&コンサート~

日時:2017年9月18日(月・祝)
    13:30開場/14:00開演(約90分の予定)
会場:イタリア文化会館 アニェッリホール
    地下鉄 東西線・半蔵門線・都営新宿線
    「九段下駅」出口2より 徒歩10分
料金:入場無料(※要事前予約)
出演:
 <講演> ガエタノ・デスピノーサ(指揮者)
 <演奏> 蝶々夫人:渡邊仁美(ソプラノ)
        ピンカートン:前川健生(テノール)
        ピアノ:大藤玲子


 
▼『蝶々夫人』公演&〈二期会プレ・マチネ〉のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
 
 

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二期会『こうもり』ファルケ役でデビューを飾るバリトン小林啓倫がラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会vol.15(9/12(火)開催)に!

フランス料理と二期会オペラがコラボするディナーを隔月で展開している神楽坂「ラリアンス」。今月、9月12日(火)には15回目を迎える「ラリアンス・オペラ・コレクション」が開催されます。
今回出演するのは、11月公演オペレッタ『こうもり』にファルケ役でデビューを予定しているバリトン小林啓倫(こばやし ひろみち)と、期待のソプラノ髙品綾野(たかしな あやの)。ピアノは梅田麻衣子。



小林は、二期会オペラ研修所、新国立劇場オペラ研修所を経て、昨年二期会に入会しました。豊かに響きわたる声をもち、小さな音符まで細やかに歌いきる逸材。音楽一家に生まれ、ヴァイオリン、ギター、ピアノ、そしてチューバとさまざま楽器とともに自身の音楽を育んできた小林が「歌」を志したのは、国立音楽大学「3年生」のときのこと(『二期会通信』VOL.310より)だそうです。ふだんは動きも話しぶりもおだやかな小林ですが、「性格的にも楽しい雰囲気の役の方がやりやすい。普段は静かにしていますが、舞台に立つと自分にはない性格になれる。気持ちいですね」と語っています。
ファルケ役のダブルは、同役が当たり役のバリトン宮本益光。11月はぜひ二人の競演にもご注目ください。

髙品は、今春二期会オペラ研修所を成績優秀で修了し、二期会に入会した注目のルーキー。11月公演『こうもり』にはロザリンデ役のアンダースタディーとしてプロダクションに参加しています。また、オペラ・コレクションに先んじて、7日(木)には「二期会新進声楽家の夕べ」に出演し、マスネ『マノン』のアリア「わたしが女王のように街を歩くと」を披露します!

オペラ・コレクションでは、フレンチのスタイルに和食を採り入れたラリアンス独自のフルコースにちなみ、日本歌曲から歌のコースもスタート。第2部では本公演さながらのオペレッタの歌唱をお愉しみいただきます。五感すべてを満喫する「オペ・コレ」にどうぞお越しください。

■■■ イベント情報 ■■■
《第15回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会》
オペラの夢はシャンパンの泡のように

日時:2017年9月12日(火) 18:00開店
   第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
   (各20分程度の予定)
    ※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」 
   東京都新宿区神楽坂2-11 TEL03-3269-0007
   (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
   ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
   ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
   ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:髙品綾野(ソプラノ)、小林啓倫(バリトン)、梅田麻衣子(ピアノ)
予定プログラム:
   <第1部>
   ・小林秀雄「落葉松」
   ・山田耕筰「この道」
   ・アルディッティ「口づけ」
   ・R.シュトラウス「献呈」
   <第2部>
   ・レハール『メリー・ウィドー』より
      「おお、祖国よ~マキシムに行こう!」
   ・J.シュトラウスII世『こうもり』より
      「時計の二重唱」
      「故郷の歌を聴けば(チャールダーシュ)」
      「乾杯の歌」

▼イベント詳細・ご予約・お問合せはこちらから
第15回ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会|イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂ラリアンス

▼小林の出演日は11月23日(木・祝)と25日(土)《チケット絶賛発売中!》
ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演 J.シュトラウスII世『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年11月22日(水)・23日(木・祝)・24日(金)・25日(土)・26日(日) 日生劇場

▼髙品綾野をはじめ、総勢20名の新進二期会アーティストが出演!
二期会新進声楽家の夕べ|コンサートラインアップ - 東京二期会
 2017年9月7日(木)18:30開演 東京文化会館 小ホール

▼『こうもり』&「二期会新進声楽家の夕べ」のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
 

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9月Bunkamuraにてバッティストーニ指揮×東京フィルのコンサートが開催されます
9/8(金)・10(日)はヴェルディ『オテロ』(演奏会形式)、9(土)は10代のためのプレミアムコンサート

9月8日から10日までの3日間、BunkamuraオーチャードホールにてA.バッティストーニ指揮、東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートが開催され、二期会アーティストが多数出演致します。

まず、9月8日(金)と10日(日)は、ヴェルディ作曲オペラ『オテロ』(演奏会形式)。
二期会からエミーリアに清水華澄、ロデリーゴに与儀 巧、ロドヴィーコにジョン ハオ、モンターノに斉木健詞が出演。
バッティストーニ指揮する東京フィルハーモニー交響楽団のドラマティックな音楽と、メディアアーティストの真鍋大度が率いるライゾマティクスリサーチによる最先端テクノロジーを駆使した映像とのコラボレーションにご期待ください!


清水華澄

与儀 巧

ジョン ハオ

斉木健詞

■■■ 公演情報(1) ■■■
ヴェルディ:オペラ『オテロ』(全4幕・演奏会形式)
日時:2017年9月8日(金)19:00
   2017年9月10日(日)15:00
会場:Bunkamuraオーチャードホール
二期会からの出演者
 エミーリア:清水華澄
 ロデリーゴ:与儀 巧
 ロドヴィーコ:ジョン ハオ
 モンターノ:斉木健詞
指揮:アンドレア・バッティストーニ(東京フィル首席指揮者)
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

▼公演情報ページはこちら
ヴェルディ:オペラ『オテロ』(演奏会形式)全4幕(原語上演・字幕付き) - Bunkamura
 

そして、9月9日(土)は、10代の子どもたちにむけてバッティストーニによる日本で初めての教育プログラムのコンサート「はじめての演奏会オペラ」。
ヴェルディ、プッチーニなどイタリアを代表する作品をバッティストーニのお話とともにオペラ界で活躍する歌手たちの演奏をお楽しみいただきます。この演奏会には二期会からソプラノ木下美穂子とバリトン上江隼人が出演致します。


木下美穂子

上江隼人

■■■ 公演情報(2) ■■■
10代のためのプレミアムコンサート「はじめての演奏会オペラ」
~イタリア・オペラ編~

日時:2017年9月9日(土)15:30
会場:Bunkamuraオーチャードホール
二期会からの出演者
 ソプラノ:木下美穂子
 バリトン:上江隼人
指揮:アンドレア・バッティストーニ(東京フィル首席指揮者)
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

▼公演情報ページはこちら
Bunkamura × Sony Music Foundation 10代のためのプレミアム・コンサート - Bunkamura
 

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9/9(土)、 9/11(月) パーヴォ・ヤルヴィ&N響『ドン・ジョヴァンニ』に、ソプラノ三宅理恵、バリトン久保和範が出演

首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィがNHK交響楽団と初めて挑むオペラとなる『ドン・ジョヴァンニ』。名だたる外国人キャストと共に、ソプラノ三宅理恵とバリトン久保和範が日本人キャストとして出演いたします。しかも二人の役どころは、ドン・ジョヴァンニに振り回されるツェルリーナとマゼットの新婚夫婦。モーツァルトを得意とする二人だけに好演が期待できます。


マゼット 久保和範

ツェルリーナ 三宅理恵

そして9/9(土)の公演の模様は、後日FMラジオとBS放送での放映が予定されております。
皆様どうぞライブも放送もご堪能ください。

N響練習所でのリハーサルより


マエストロ(写真奥)も力が入ります


結婚を喜ぶ二人の前に・・・


ドン・ジョヴァンニ(ヴィート・プリアンテ)が現れて

■■■ 公演情報 ■■■
◆公演【1】
NHK音楽祭2017:NHK交響楽団
日時:2017年9月9日(土) 15:00開演(14:00開場)
会場:NHKホール
◆公演【2】
龍角散 presents N響スペシャル
モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』(演奏会形式)
~パーヴォ・ヤルヴィと歌手たちの華麗な響き~

日時:2017年9月11日(月) 14:00開演(13:15開場)
会場: 横浜みなとみらいホール 大ホール
<以下両日とも>
曲目:
モーツァルト 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全2幕
(演奏会形式・字幕つき)
出演:
 ドン・ジョヴァンニ:ヴィート・プリアンテ
 騎士長:アレクサンドル・ツィムバリュク
 ドンナ・アンナ:ジョージア・ジャーマン
 ドン・オッターヴィオ:ベルナール・リヒター
 ドンナ・エルヴィーラ:ローレン・フェイガン
 レポレッロ:カイル・ケテルセン
 マゼット:久保和範
 ツェルリーナ:三宅理恵
合唱:東京オペラシンガーズ
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
管弦楽:NHK交響楽団

▼各公演の詳細およびチケット情報
・(2017/9/9)<NHK音楽祭2017>NHK交響楽団 - NHKプロモーション
・(2017/9/11)龍角散 presents N響スペシャル|モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」(演奏会形式) - NHK交響楽団

◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
上記「NHK音楽祭」9/9公演の模様が放送されます
<NHK-FM>「オペラファンタスティカ」 2017年9月22日(金)14:00~18:00
<BSプレミアム>「プレミアムシアター」 2017年10月22日(日)24:00〔23日(月)0:00〕~
 

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新人歌手が一堂に!9/7(木)「二期会新進声楽家の夕べ」演奏曲発表

明日のスター、ここに羽ばたく「二期会新進声楽家の夕べ」。
今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した期待の新入会員20名が一堂に会し、二期会入会後お披露目となるデビューコンサート。
出演者達の最終のピアノ合わせが日々行われています。

☆出演者メッセージ より

市川浩平 (いちかわ こうへい) テノール

今後巡り合う役は真摯に積極的かつ慎重に取り組んでいきたいです。『ドン・ジョヴァンニ』のオッターヴィオ、『愛の妙薬』のネモリーノは私の声と性格にドンピシャで、いつかアタリ役と言われるようになりたいですね。『愛の妙薬』の重唱を歌えるのは本当に幸せです。
郷家暁子 (ごうけ あきこ) メゾソプラノ

元々は、宝塚を目指していました。とにかく歌うこと、演じることが大好きです。地に近い(!?)妖艶な役から、妖精、男前まで何でも魅せます。オペラを身近に感じ、また観たい・聴きたいと思って頂けるような、観客を魅了するオペラ歌手になりたいと思っています。

      *     *     *

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第60期修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家の夕べ

日時:2017年9月7日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口より徒歩1分)
料金:全席自由 3,000円

出演者と予定プログラム:
<第1部>
村山 舞 ソプラノ    グノー 『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
菊地琴絵 ソプラノ    プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “私の名はミミ”
髙橋広奈 ソプラノ    ドニゼッティ 『連隊の娘』より “フランスに栄光あれ”
島内菜々子 ソプラノ   ダルゴムイシスキー 『ルサルカ』より “私は水に身を投じたとき以来”
阿部祥子 ソプラノ    マスネ 『マノン』より “わたしはまだぼんやりとして”
中野瑠璃子 ソプラノ   モーツァルト 『魔笛』より “若者よ、恐れるな”
吉田桃子 ソプラノ    ヴェルディ 『リゴレット』より “慕わしい人の名は”
田浦彩夏 ソプラノ    グノー 『ロメオとジュリエット』より “愛よ、私の勇気を奮い立たせて”
相山潤平 テノール    ヴェルディ 『仮面舞踏会』より “永久に君を失えば”
寺西一真 バリトン    モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より “カタログの歌”
市川浩平 テノール・的場正剛 バリトン
       ドニゼッティ『愛の妙薬』より ネモリーノとベルコーレ“女って本当におかしな動物だ”
<第2部>
郷家暁子 メゾソプラノ・髙品綾野 ソプラノ
       R.シュトラウス 『ばらの騎士』より オクタヴィアンとゾフィー“ばらの献呈”
矢野敦子 ソプラノ    ワーグナー 『神々の黄昏』より “ブリュンヒルデの自己犠牲”
内田稚菜 ソプラノ    プッチーニ 『蝶々夫人』より “ある晴れた日に”
吉田愼知子 ソプラノ   ドニゼッティ 『ロベルト・デヴリュー』より
          “公爵夫人、熱心な嘆願を~彼の愛が私を幸せにした”
花房英里子 メゾソプラノ ビゼー 『カルメン』より “セギディーリャ”
中川香里 メゾソプラノ  チャイコフスキー 『オルレアンの少女』より “さあ、時はきた!”
髙品綾野 ソプラノ    マスネ 『マノン』より “わたしが女王のように街を歩くと”
斉藤真歩 ソプラノ    グノー 『ファウスト』より “宝石の歌”
的場正剛 バリトン    ドニゼッティ 『ラ・ファヴォリータ』より “来たれ、レオノーラ”
郷家暁子 メゾソプラノ  R.シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』より “先生、お許しください”
市川浩平 テノール    ドニゼッティ 『ケニルワース城のエリザベッタ』より
          “なんという声…あぁ、私は純真な花嫁を見る”

▼ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日・祝 休)

▼公演情報ページはこちら
二期会新進声楽家の夕べ|コンサートラインアップ - 東京二期会
 
 
◆新進声楽家のメディア掲載情報◆
▼「ハンナ」9月号“声楽家たちはいま”に市川浩平の記事が掲載されました
月刊 ハンナ - ハンナ 
 

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9月9日(土) めぐろパーシモンホール オープンデーに二期会マイスタージンガーが登場します!

今年、開館15周年を迎える、めぐろパーシモンホール。
9月9日(土)には開館15周年記念イベントとして、「めぐろパーシモンホール オープンデー」が開催されます。
バックステージツアーやコンサートが目白押しのこの日、二期会マイスタージンガーも登場。名曲の数々を美しいハーモニーの「歌の花束」にしてお届けします。

入場無料ですので(要整理券)、ぜひお越しください!



■■■ イベント情報 ■■■
めぐろパーシモンホール オープンデー
めぐろパーシモンホール開館15周年記念イベント
日時:2017年9月9日(土)
料金:参加無料(要整理券)
   ※12:00より大ホールエントランス前にて整理券を配布します
【大ホールイベント・第2部】14:45~15:45
二期会マイスタージンガー 歌の花束コンサート
会場:めぐろパーシモンホール 大ホール
出演:(ソプラノ)髙橋絵理、盛田麻央/(アルト)喜田美紀、小林紗季子
   (テノール)岡本泰寛、高柳 圭/(バリトン)浅井隆仁、松本宰二
   (ピアノ)水戸見弥子
予定曲目:
  ヴェルディ 歌劇『椿姫』より 乾杯の歌
  ロウ ミュージカル『マイ・フェア・レディ』より 一晩中踊り明かそう
  服部良一 「蘇州夜曲」
                      ほか

▼詳しい公演情報、入場方法はこちらをご覧ください
めぐろパーシモンホール オープンデー|ホールで公演を観る - めぐろパーシモンホール
 

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9月3日(日)~La Dill 3周年ツアーの後半は「青葉の森コンサート」からスタート!

メジャーデビュー3周年を迎える男性声楽ユニット、La Dill(ラ・ディル)。
八ヶ岳高原音楽堂から始まり、グリーンプラザ白馬、南相馬市浮舟文化会館と日本中を駆け巡った3周年ツアーも年末に向けて折り返しまできました。
後半は9月3日(日)の青葉の森公園文化ホール(千葉市)からスタート!
4オクターブ奇跡のハーモニーをお楽しみください。


La Dillの人文字を作るメンバー・・・

■■■ 公演情報 ■■■
メジャーデビュー3周年
La Dill コンサート

日時:2017年9月3日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:青葉の森公園芸術文化ホール
   (千葉市中央区青葉町977-1)
料金:全席指定 S席3,000円、A席2,500円、B席2,000円
出演:La Dill [カウンターテナー彌勒忠史、バリトン坂下忠弘、
   テノール金山京介、バリトン岩田健志、ピアノ吉田貴至]
予定演奏曲:
  ・歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ)
  ・どんなときも(槇原敬之)
  ・言葉にできない(小田和正)
  ・マイウェイ(クロード・フランソワ) ほか
     ※曲目は変更になる可能性があります。
ご予約・お問合せ:
   青葉の森公園芸術文化ホール
   043-266-3511 (9:00~17:00/月曜休館)

▼メンバーからのメッセージがこちらからご覧いただけます
【La Dill コメント動画(1)】 - 青葉の森公園芸術文化ホールfacebook

▼La Dillのfacebookページではメンバーからの投稿がご覧いただけます
La Dill - facebook

▼La DillのYouTubeチャンネルでは演奏動画や稽古風景もご覧いただけます
La Dill - YouTube
 

★La Dill フォトアルバム ~今年のツアーから~
《八ヶ岳高原音楽堂コンサート》



《グリーンプラザ白馬コンサート》



《尾崎亜美コンサート ~Life Begins at 60~》



《南相馬七夕コンサート》


 

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「第94回二期会オペラ研修所コンサート」出演者発表!~まもなくチケット発売

公益財団法人北区文化振興財団と東京都北区のご協力を得て、毎年開催している「二期会オペラ研修所コンサート」。今年も11月17日に開催いたします。
定期試験により選抜された、各期の成績優秀者20名が出演し、オペラ・アリアや重唱の数々をお届けします。

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
北とぴあ国際音楽祭2017関連公演
第94回二期会オペラ研修所コンサート
日時:2017年11月17日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
   ・JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分
   ・地下鉄南北線王子駅5番出口前
料金:全席指定 A席3,000円 B席2,000円
   (チケット一般発売 9月5日(火)~)

<出演>
【ソプラノ】
内田千陽、金見美佳、川田桜香、小松原明紀、竹内伶奈、徳山奈奈、中西惠子、西口彰子、西村知花子、牧野元美、森川 史、横森由衣、和久井恵津子
【テノール】
澤原行正、持齋寛匡、根津久俊、宮脇 臣
【バリトン】
堺 裕馬、下牧寛典、田中夕也
【ピアノ】
藤川志保

今回のコンサートの演奏曲は、各出演者の希望を募って調整するのですが、それぞれに得意としている曲や大好きな曲が現時点でたくさん集まっております。現在、それらをもとにプログラムを準備中です(近日発表予定)。どうぞお楽しみに!

▼コンサート概要ページはこちら
第94回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会

▼チケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
 
▼北とぴあ国際音楽祭(2017年11月11日(土)~12月10日(日))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭2017 - 公益財団法人 北区文化振興財団
 

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二期会オペラは、ぜひプレミエに!
~『蝶々夫人』ではオリジナル和手ぬぐい、『こうもり』では、スパークリングワイン・ミニボトルをプレゼント

7月、二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ第1弾、R.シュトラウス『ばらの騎士』東京公演には多くのお客様にご来場いただき、ほんとうにありがとうございました。

そして、今秋は二期会オペラ公演が目白押しです!
10月6日(金)からG.プッチーニ『蝶々夫人』(10/6~9東京文化会館、10/15鳥栖市民文化会館)、R.シュトラウス『ばらの騎士』(10/28,29愛知県芸術劇場、11/5大分iichiko総合文化センター)、そして11月22日(水)からJ.シュトラウスII『こうもり』(11/22~26日生劇場)と続きます。名作揃いの秋のラインアップにどうぞご期待ください!

さて、二期会オペラは〈プレミエ・キャンペーン〉にもご注目。

◇◆◇ G.プッチーニ『蝶々夫人』プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
watenugui_butterfly.jpg すでにご案内のとおり、10月公演『蝶々夫人』では、初日10月6日(金)公演に“蝶々”を身につけてご来場いただいたお客様先着100名様に『蝶々夫人』オリジナル和手ぬぐいをプレゼントします。

▼キャンペーン詳細は4月10日のブログ記事をご覧ください
10月公演『蝶々夫人』プレミエ・キャンペーン!~10/6(金)公演に“蝶々”を身につけた先着100名のお客様に、オリジナル和手ぬぐいをプレゼント! - オペラの道草(二期会blog)

女性のお客様なら、蝶のモチーフが入ったネックレスや、リングなどを身に着けてご来場ください。蝶のデザインがほどこされたハンカチやスカーフをご提示いただいてもけっこうです。
男性のお客様なら、ぜひ‘蝶’ネクタイを。お子様でしたら、蝶々結びのリボンをつけてお越しください。過去の『蝶々夫人』にいらしたお客様なら、当時の公演プログラムをお持ちくださっても。


そして、チケット発売情報と同時に発表していました、11月公演『こうもり』の〈プレミエ・キャンペーン〉もあらためてお知らせします。
初日11月22日(水)は、S席をお買い求めのお客様「全員」に、スパークリングワインのミニボトルをプレゼント!ウィンナ・オペレッタの最高峰『こうもり』ご観劇の余韻を、形にしてお持ち帰り、味わっていただけますように。

◇◆◇ J.シュトラウスII世『こうもり』プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
11月22日(水)公演のS席をお買い求めのお客様全員※に「スパークリングワイン・ミニボトル『フレシネ コルドン ネグロ ベビー』200ml(写真)」を進呈いたします。

※当日の「S席有料チケット」をお持ちの成人の方が対象です。
※未成年の方にはお渡しできません。あらかじめご了承ください。
※プレゼント引き換えは公演当日の終演後、会場内のみとなります。


どの日にしようか迷われたら、ぜひプレミエ公演にお越しください。オペラ、オペレッタ開幕初日の華やかな雰囲気を感じていただけたら幸いです。

▼各公演情報ページはこちら
2017年10月<二期会名作オペラ祭>G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場

2017年11月<ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演>J.シュトラウスII世『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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8/20(日) 東京交響楽団:東京オペラシティシリーズ第99回
「三人の会」、そして黛まどかと千住明の世界

大友直人マエストロ、東京交響楽団による日本の作曲家特集で、千住 明作曲『滝の白糸』(第3幕のみ演奏会形式)が取り上げられます。
2014年金沢での初演以来、再演を重ねている同作品に今回、欣哉役のテノール高柳 圭をはじめ、北原瑠美、加藤太朗、北嶋信也、寺田宗永、大川 博、小林啓倫、金子 宏、清水那由太が様々なシーンで登場します。
どうぞご期待ください!

欣哉役:高柳 圭


北原瑠美

加藤太朗

北嶋信也

寺田宗永

大川 博

小林啓倫

金子 宏

清水那由太


■■■ 公演情報 ■■■
東京交響楽団:東京オペラシティシリーズ 第99回
日時:2017年8月20日(日) 14:00開演
会場:東京オペラシティ コンサートホール
曲目:芥川也寸志 弦楽のための三楽章「トリプティーク」
   團 伊玖磨 管弦楽幻想曲「飛天繚乱」
   黛 敏郎 「饗宴」
   千住 明 オペラ『滝の白糸』から第3幕(台本:黛 まどか/演奏会形式)
指揮:大友直人
『滝の白糸』出演:
   (ソプラノ)中嶋彰子、北原瑠美
   (メゾ・ソプラノ)鳥木弥生
   (テノール)加藤太朗、北嶋信也、高柳 圭、寺田宗永
   (バリトン)大川 博、小林啓倫
   (バス)金子 宏、清水那由太
   (合唱)東響コーラス

▼公演詳細・ご予約はこちらから
東京オペラシティシリーズ 第99回|コンサート情報 - 東京交響楽団

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~8/28(月)は高山美帆&寺西一真 笑う歌には福来たる!

今後の活躍が期待される若手歌手の演奏と、美味しいお料理のおもてなしでご好評いただいている、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Faceの登場は8月28日(月)。ソプラノ高山美帆(たかやま みほ)とバリトン寺西一真(てらにし かずま)がフレッシュな歌声を披露します!

今回も出演の二人にコンサートに向けての話を聞きましたので、ご紹介いたします。

          *     *     *


ソプラノ
高山美帆
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

東京都出身、ソプラノの高山美帆と申します。今回、アルテリーベ月曜フレッシュコンサートに出演させていただけること、とても嬉しく思っております。
私は小学一年生の時から、母校である武蔵野音楽大学の附属音楽教室に通っていました。この音楽教室では故大谷冽子先生の演出で、子どものみで行うオペラを二年に一度公演しており、初めて出演したのは小学四年生の時、『魔笛』の合唱としてでした。本番の最後、カーテンコールで浴びたお客様からの拍手に感動したことが今でも忘れられず、目の前で演じるソリストのみなさんがキラキラしている姿をみて、私もいつかはと憧れました。
その後、『魔笛』のパパゲーノ(男の子が少なかったので女の子がやっていました笑)、『ヘンゼルとグレーテル』のお母さんをさせていただくうちに、歌うことの喜び、演じることの面白さが増していき、自然と声楽の道を志すようになり、オペラの舞台に出演することが大きな夢となりました。


――声種やレパートリー、目指す役や舞台等を教えて下さい。

声種はリリコ・レッジェーロです。
二期会オペラ研修所では『フィガロの結婚』のスザンナ、『コジ・ファン・トゥッテ』のデスピーナ、『こうもり』のアデーレを勉強させていただき、スーブレット役は歌うことも、そして演じることも楽しいレパートリーとなっています。モーツァルトは一番好きな作曲家で、特に『フィガロの結婚』が大好きなので、スザンナ役はいつか演じたい役の一つです。
今までも、『ドン・パスクワーレ』のノリーナ、『ラ・ボエーム』のムゼッタ、『愛の妙薬』のアディーナなど明るく魅力的な役柄を勉強させていただいたので、今後も歌の技術とともに、お客様の心を掴むような女性を演じることのできるよう、追求していけたらと思っております。

――コンサートのテーマやポイントをお願いします。

今回のコンサートのテーマは「笑顔」です。笑うって良いですよね。私自身、常に楽しく笑って過ごせるように、自然と心がけている気がしております。特に美味しいお食事をいただく時間は私にとって至福の時です。だからこそ、お食事とお酒を飲んでいただきながら、お客様の笑顔を歌の力で倍増させることのできるような曲を選ばせていただきました。思わず笑ってしまうような曲も入れ込んだプログラムとなっており、皆様に楽しんでいただけるよう寺西さんと当日まで練りこんでいきたいと思います。

――共演者をご紹介下さい。

寺西一真さんは二期会オペラ研修所の同期で、マスタークラスでは同じクラスでした。寺西さんは真面目で、努力家で、いつも音楽に誠実に向き合うような方ですが、特に人を喜ばせることが好きなようで、喜劇的な役を演じる時にはユーモアがあります。授業中では彼の素敵な声に感動するだけでなく、思わず笑わせてもらうことも多くありました。
そんな彼と今回、「笑う歌には福来たる!」と題したこのコンサートで共演できることが嬉しく、楽しみでなりません!

          *     *     *


バリトン
寺西一真
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

今考えると青臭くて文章に起こすのは恥ずかしい話なのですが、小さい頃から私は「誰かの役に立ちたい、笑顔にしたい」と考えていました。
小学生の頃からオーケストラでトランペットを吹いていたのですが、高校生になり真剣に進路を考え始めた時に丁度ウィーンの楽友協会大ホールで演奏する機会に恵まれまして…… その晴れ舞台を最後に音楽は高校まででスッパリと辞め、自分の初心を貫くため高齢化社会の進む日本が必要としている介護職の勉強をしようと決心しました。しかし「音楽で誰かを幸せにする道もあるよ」と高校の担任教諭と音楽教諭に諭され、勧められるままに歌を歌い気が付けば声楽の世界にどっぷり浸かり込んで今に至ります(笑)


――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

バリトンですね。バリトンといってもハイバリトンやバスバリトンなど細かく分類されますが、自分はそのどちらでもない、真ん中らへんのバリトンです。
大学生になってからオペラに触れ始めたのですが、先輩が公開レッスンで歌っていた『ドン・ジョヴァンニ』のレポレッロや、2010年の二期会『魔笛』を観てパパゲーノに憧れました。彼らのような人間味のあるキャラクターには何とも言えない魅力を感じますし、アンサンブルになった時の低声部はとてもやりがいのあるもので、生涯をかけて追い求めていくものだと勉強するたび痛感させられます。
また、大学の講義でリゲティの『アバンチュール』を学び演奏する機会があり、それがきっかけで現代音楽あるいは今この時代に生きている作曲家の新作初演をさせていただくことが多くなりました。
音楽については雑食性で何でも楽しくやれてしまう気質なので、これからも物怖じせず様々な作品に挑戦していければ良いな、と思っています。

――コンサートのテーマやポイントについて。

「笑顔」です。音楽体験は幸せでなければならない、が個人的なポリシーですのでお客様が笑顔になれることを最優先に考えています。正統派のものから変化球まで、手を変え品を変え様々な方向から楽しんでいただけるよう用意しました。

――共演者をご紹介下さい。

高山さんは二期会研修所の同期でマスタークラスでご一緒しました。とても明るく元気な方で、今回の選曲やテーマ決めの打ち合わせをした時もお互いに似たような発想だったようでトントン拍子で話が進みました。この人となら愉快痛快なひと時を皆様に楽しんでいただけると確信しています。

          *     *     *

ピアノは武蔵野音楽大学(フルート専攻)を卒業し、歌曲やオペラにも造詣の深い齋藤誠二さんです。楽しいコンサートにどうぞご期待ください。
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
【二期会New Face】笑う歌には福来たる!

日時:2017年8月28日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:高山美帆(ソプラノ)、寺西一真(バリトン)、齋藤誠二(ピアノ)
演奏予定曲:
 伊藤康英 「あんこまパン」
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “私が街を歩けば”
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』より “なんという愛情でしょう!”
                      ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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今夏も開催!3人の人気歌手による「リリア音楽ホールで聴く日本の歌」

様々なジャンルで活躍する人気と実力を備えた3人の歌手達が、儚くも短い夏を歌で彩るコンサート「リリア音楽ホールで聴く日本の歌vol.3」。
今回は日本歌曲から昭和・平成の歌まで、心にしみる名曲の数々を贈りいたします。更に公演当日「浴衣」でご来場の方には素敵な記念品のプレゼントがございます!
すでに残席僅少となっておりますので、チケットのお求めはお早めに!



(クリックで拡大します)
■■■ 公演情報 ■■■
リリア音楽ホールで聴く日本の歌 vol.3
〈夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを〉

日時:2017年8月15日(火) 18:00開演
会場:川口総合文化センターリリア 音楽ホール
   (JR京浜東北線 川口駅 西口正面)
出演:田代万里生(テノール)
   加耒 徹(バリトン)
   坂下忠弘(バリトン)
   御邊典一(ピアノ)
予定プログラム:
   「星めぐりの歌」「砂山」「鉾をおさめて」「さとうきび畑」 他
料金:全席指定 5,500円 (※未就学児入場不可)
ご予約・お問合せ:
   リリア・チケットセンター 048-254-9900
    (10:00~19:00 ※休館日除く)


▼公演概要ページはこちら
リリア音楽ホールで聴く日本の歌 vol.3 〈夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを〉 - 川口総合文化センター リリア

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東京二期会主催および共催オペラ公演 2018-2019 シーズンラインアップ発表!!

去る7月26日(水)、東京二期会主催・共催オペラの2018年から19年にかけてのシーズンラインアップ記者会見を開催。即日公演情報を公開しました!

201708_IMG_0680.jpg 会見の様子

会見には、二期会歌手を代表してテノール小原啓楼が登壇しました。

201708_ohara_keirou.jpg 小原啓楼

小原は既に発表されている2018年最初の公演となる『ローエングリン』にタイトルロールで出演予定。会見では「若杉 弘先生の指揮による1979年の上演以来2度目となる演目で、選ばれたのは光栄だが、先輩方が築かれた日本人による上演の歴史を考えると、重責を感じる」(WEBぶらあぼ)とコメントしました。
続く3月のBunkamuraオーチャードホールでの新シリーズ『ノルマ』も近くキャスト発表を予定しております。引き続きどうぞお楽しみに!

そして、新報となった2018年度シーズンラインアップは、次のとおり!

* * *
▼PDFでもご覧いただけます
2018/2019シーズンラインアップ記者会見配布資料(PDFファイル) - 東京二期会
* * *

2018年5月 ≪二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演≫
G.F.ヘンデル『アルチーナ』 オペラ全3幕 《新制作》
指揮:鈴木秀美/演出:フローリス・ビッサー
管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ
2018年5月19日(土)/20日(日) めぐろパーシモンホール

2018年7月≪東京二期会オペラ劇場公演≫
ハンブルク州立歌劇場との提携公演
C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 オペラ全3幕 《新制作》
指揮:アレホ・ペレス/演出:ペーター・コンヴィチュニー
管弦楽:読売日本交響楽団
2018年7月18日(水)/19日(木)/21日(土)/22日(日) 東京文化会館 大ホール

2018年9月 ≪東京二期会オペラ劇場公演≫
デンマーク王立歌劇場とアン・デア・ウィーン劇場との提携公演
プッチーニ 『三部作』《新制作》
『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』オペラ各1幕
指揮:ベルトラン・ド・ビリー/演出:ダミアーノ・ミキエレット
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
2018年9月6日(木)/7日(金)/8日(土)/9日(日) 新国立劇場 オペラパレス

2018年11月 ≪東京二期会オペラ劇場公演≫
モーツァルト『後宮からの逃走』オペラ全3幕 《新制作》
指揮:下野竜也/演出:ギー・ヨーステン
管弦楽:東京交響楽団
2018年11月22日(木)/23日(金・祝)/24日(土)/25日(日) 日生劇場
共催:公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

2019年2月≪東京二期会オペラ劇場公演≫
フランス国立ラン歌劇場との共同制作
黛 敏郎『金閣寺』オペラ全3幕 《新制作》
指揮:マキシム・パスカル/演出:宮本亜門
管弦楽:東京交響楽団
2019年2月22日(金)/23日(土)/24日(日) (東京)

      *     *     *

小原とともに会見に登場したのは、女優で元宝塚歌劇団のトップスター大和悠河。2018年7月『魔弾の射手』に悪魔ザミエル(台詞役)での出演が決定しました。通常なら男性が演じることの多い役ながら、演出のペーター・コンヴィチュニーは、両性を演じられる女優の起用を切望。
休暇の度に欧州に飛びオペラ鑑賞を楽しむという大のオペラ・ファンのひとりでもある大和は「いつかオペラの舞台に立てたらいいなあと思っていたので、今回の出演はとても嬉しい。宝塚で培った男役の技と美学と、宝塚卒業後にミュージカルなど身につけた女としての部分。男も女も、私の全てを見てほしい」(SPICE)と意気込みを語りました。

201708_yamato_yuga.jpg 大和悠河

チケットは、『ローエングリン』と『ノルマ』は9月30日(土)に同時一般発売。7月『魔弾の射手』は、続いて今年12月中旬二期会オペラ愛好会先行、2018年1月下旬一般発売開始です。
これからも東京二期会のオペラ公演にどうぞご期待ください!

201708_IMG_0707.jpg

▼各ネットメディアに掲載された記者会見の記事はこちら
東京二期会が2018/19シーズンラインアップを発表 - WEBぶらあぼ

新制作続々!ジャンル、国境を越えた期待のラインアップ発表!2018/19シーズンラインアップ 東京二期会記者会見 - クラシカ・ジャパン

大和悠河がオペラ・デビュー!~東京二期会 2018/2019シーズンラインアップ 記者会見レポート | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
大和悠河オペラ初出演「私のすべてを見てください」 - 日刊スポーツ
 同記事掲載:YAHOO!ニュースORICONニュース朝日新聞デジタル&M

大和悠河がオペラデビュー 「魔弾の射手」悪魔役に「私の全てを見て」 - デイリースポーツ

元宝塚・大和悠河 セクシードレスで登場「全てを見せたい」 - 東京スポーツ

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<演奏予定曲決定!!>二期会オペラ講座 第40回 〜オペレッタはこれから「こうもり」〜

青島広志氏の軽妙なトークと、実力派歌手の出演で毎回好評いただいている「二期会オペラ講座」。
今度の開催は9月14日(木)。東京二期会11月公演『こうもり』に出演の澤畑恵美、三井清夏、小森輝彦の共演で、数あるオペレッタの中でも最高の人気曲の魅力に迫ります。

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青島広志
(c)Gakken Pub.
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澤畑恵美
(ソプラノ)
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三井清夏
(ソプラノ)
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小森輝彦
(バリトン)

このたび当日演奏予定の曲目が決定しましたので、ブログをご覧の皆様にいち早くお知らせいたします!
オペラやオペレッタに興味はあるけれど、最初の一歩が踏み出せない…、そんなあなたにオペラ講座。オペラが大好きなあなたもきっとご満足頂けます。是非お誘い合わせの上、ご来場ください。

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ講座(通算第40回)
ブルーアイランド音楽辞典
『大作曲家による究極のオペラ縦断』シリーズ(21)
〜オペレッタはこれから「こうもり」〜

日時:2017年9月14日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
料金:(全自由席)一般¥3,000、学生¥1,000
出演:青島広志(お話しとピアノ)
   澤畑恵美(ソプラノ)
   三井清夏(ソプラノ)
   小森輝彦(バリトン)
演奏予定曲:
 J.シュトラウスII世作曲 『こうもり』より
 ・泣き泣きお別れ(澤畑、三井、小森)
 ・侯爵様あなたのようなお方は(三井)
 ・時計の二重唱(澤畑、小森)
 ・チャルダッシュ(澤畑)
 ・Dui-du(澤畑、三井、小森)
 ・田舎娘の格好で(三井)
  (上記はドイツ語歌唱予定です!)
 オッフェンバック作曲 『天国と地獄』より
 ・はえの二重唱(三井、小森)
 スッペ作曲 『ボッカチオ』より
 ・恋はやさし 野辺の花(澤畑、三井、小森)

▼公演概要ページ
二期会オペラ講座 オペレッタはこれから「こうもり」 - 東京二期会
▼チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL: 03-3796-1831
 (月〜金:10:00〜18:00/土:10:00〜15:00/日祝 休)

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「グランシップ音楽の広場2017」にテノール福井 敬が出演します!

静岡県のグランシップにて毎年夏に開催され、今年10回目を迎える「グランシップ音楽の広場」。音楽を奏でる人と聴く人が大空間で一体となって楽しむ、真夏の大音楽祭です。
この日だけのために集ったオーケストラ・合唱団総勢3000名とともに日本を代表するアーティストがグランシップから大迫力のステージをお届けします。
今年の音楽祭に、二期会からはテノール福井 敬が出演いたします。
オペラアリアからオーケストラ作品、日本の歌まで珠玉の名曲をお聴き逃しなく!
201708_fukui_kei.jpg 福井 敬
■■■ 公演情報 ■■■
グランシップ音楽の広場2017
祝10周年!3000人で創る真夏の大音楽祭

日時:2017年8月6日(日) 15:00開演(14:15開場)
会場:グランシップ 大ホール・海
  (静岡県静岡市駿河区池田79-4)
出演:(指揮)広上淳一
   (うた)吉田珠代、福井 敬
   (スペシャルゲスト)布施 明
   (演奏)グランシップ音楽の広場オーケストラ
       グランシップ音楽の広場合唱団
       静岡児童合唱団・青葉会スペリオル
   (特別出演)宮城まり子とねむの木学園
         山梨県合唱の皆さん・ふじ山麓児童合唱団
   (ダンス)Karasawa Dance Crew
   (司会)堀尾正明
予定曲目:(※曲目は変更となる場合があります)
 「惑星」より“ジュピター”
 「アイーダ」より凱旋行進曲
 「王宮の花火の音楽」より第4曲“歓喜”
 「美しく青きドナウ」
 「ジュディッタ」より“私の唇に熱き口づけを”
 「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ”
 「ローマの松」より“アッピア街道の松”
 「セント・ルイス・ブルース・マーチ」
 「幸せは樹のように」
 「霧と話した」
 「浜辺の歌」
 「シクラメンのかほり~君は薔薇より美しい」
 「明日に架ける橋」  他
企画制作:(公財)静岡県文化財団
▼公演詳細はこちら
グランシップ音楽の広場2017 - GRANSHIP/グランシップ

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復活2年目!~二期会サマーコンサート2017
今年はイタリア・オペラのシャワーをお楽しみください

昨年、渋谷・大和田さくらホールに会場を移し、6年ぶりに復活した「二期会サマーコンサート」。
「データから見た二期会オペラ~最多公演演目は何?」というテーマで二期会オペラの歴史60年を振り返り、上演数の多い演目をピックアップ。そのアリアや重唱をお聴きいただき、大好評を博しました。
今年はさらに出演者も増やし、新入会員をお披露目する「クリスタルコーナー」も含め、二期会主催公演ならではの豪華キャストでお届けします。ピアニストは、歌に寄り添う流麗な音色で魅了する山岸茂人。夏に相応しいイタリア・オペラの名曲の数々をお楽しみください。
司会はテノール大野徹也とソプラノ佐々木典子。当コンサートをご案内いたします。
出演者一同、ご来場をお待ち申し上げております。

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート2017
イタ・オペ三昧 ~声のシャワー!浴びてみませんか?~

日時: 2017年8月18日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場: 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
料金: 全席指定 A席¥4,500<残席僅少> B席¥4,000
出演:
(ソプラノ)
 大倉由紀枝、大西ゆか、熊田アルベルト彩乃(※)、小松崎 綾、
 醍醐園佳、福田美樹子(※)、山本美樹、鷲尾麻衣
(メゾソプラノ)
 菅 有実子、小泉詠子、永井和子
(テノール)
 糸賀修平、大澤一彰、前川健生、水船桂太郎、山田精一
(バリトン)
 大沼 徹、上江隼人、黒田 博、小林由樹、野村光洋、原田勇雅
(バス)
 小鉄和広
(ピアノ)
 山岸茂人
   ※…クリスタルコーナー(新入会員)出演者

▼予定プログラム等、演奏会詳細はこちら
二期会サマーコンサート2017 イタ・オペ三昧 ~声のシャワー!浴びてみませんか?~ - 東京二期会
A席は残り僅かとなりました。良い席お急ぎお求めください。
▼ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831
(月~金:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝 休)

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日本3都市共同制作 7月R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演>公演当日のご案内

いよいよ明日、7月26日(水)から東京文化会館大ホールにて、グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス作曲オペラ『ばらの騎士』<東京公演>が開幕します!
こちらに東京公演4日間の当日のご案内を致します。 【7/28(金)18:30更新】

東京二期会・愛知県芸術劇場・東京文化会館・iichiko総合文化センター・
読売日本交響楽団・名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作
<グラインドボーン音楽祭との提携公演>
2017年7月公演 R.シュトラウス作曲 『ばらの騎士』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:リチャード・ジョーンズ
当日券と公演タイムテーブルのご案内
7月26日(水)
7月27日(木)
7月29日(土)
7月30日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
Sのみ
S,A,B
当日券販売
/窓口受付
16:30~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:00
13:00
13:00
13:00
開演
18:00
14:00
14:00
14:00
第1幕
約70分
休憩予定時刻
19:10~19:35
15:10~15:35
15:10~15:35
15:10~15:35
第2幕
約50分
休憩予定時刻
20:25~20:55
16:25~16:55
16:25~16:55
16:25~16:55
第3幕
約60分
終演予定
21:55
17:55
17:55
17:55
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※上記、販売予定当日券は28日10:00現在の情報です。販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

      *     *     *
《『ばらの騎士』公演 会場イベント情報》
<7/26 ジャパン・プレミエ・キャンペーン>
7月26日(水)初日公演に“ペアで”ご来場のお客様70組様に「銀のばら」をプレゼント(受付先着順)いたします!
▼キャンペーン詳細はこちら
『ばらの騎士』で《ジャパン・プレミエ・キャンペーン》を実施!~7月26日公演先着ペア70組様に“ばらの献呈” - 二期会blog
<7/27 次回公演『蝶々夫人』キャスト ミニ・トークショー>
7月27日(木)公演2日目の第1幕後の幕間休憩時に次回公演『蝶々夫人』から、スズキ役の山下牧子とシャープレス役の今井俊輔によるミニ・トークショーを開催致します!
▼ミニ・トークショーのご案内はこちら
7月27日(木)『ばらの騎士』2日目公演に、次回『蝶々夫人』キャスト・スズキ山下牧子とシャープレス今井俊輔が幕間トーク! - 二期会blog
<7/27 指揮セバスティアン・ヴァイグレサイン会>
7月27日(木)公演2日目の終演後に限り、東京公演の指揮者セバスティアン・ヴァイグレのサイン会を開催致します!
▼サイン会のご案内はこちら
【7/27(木)公演限定】指揮セバスティアン・ヴァイグレ終演後サイン会決定! - 二期会blog
<7/26,27,29,30 2018年2月公演『ローエングリン』限定特別先行発売席〈スワン・シート〉>
今回の『ばらの騎士』公演期間中、会場ロビー内特設ブースにて東京二期会2018年2月公演ワーグナー『ローエングリン』の特別先行発売席〈スワン・シート〉を9月からの発売に先駆け、ご来場の方限定で販売致します!
▼『ローエングリン』〈スワン・シート〉発売のご案内はこちら
『ばらの騎士』東京公演会場内ロビーにて2018年2月公演『ローエングリン』限定特別先行発売席「スワン・シート」を販売します! - 二期会blog

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【7/27(木)公演限定】指揮セバスティアン・ヴァイグレ終演後サイン会決定!~ほか初日、2日目プレミエ公演イベントまとめ

いよいよ7月26日(水)にジャパン・プレミエを迎える、2017年日本のオペラ界最大級のプロダクション、R.シュトラウス『ばらの騎士』3都市共同制作公演で緊急告知です!
公演2日目の7月27日(木)終演後に限り、東京公演指揮者セバスティアン・ヴァイグレのサイン会開催が決定致しました!
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セバスティアン・ヴァイグレ
◆◇◆ セバスティアン・ヴァイグレ サイン会 ◆◇◆
・場所:東京文化会館大ホールロビー内
・日時:2017年7月27日(木)公演終了後、18:15ごろより
<ごあんない>
※7月27日公演にご来場のお客様のみの特典となります。
※サインはお一人様につき1点に限らせていただきます。
※写真撮影はお断りいたします。
▼セバスティアン・ヴァイグレを知る関連記事
【タワーレコード渋谷店取材】R.シュトラウス作品のエキスパート、指揮セバスティアン・ヴァイグレを聴こう! - オペラの散歩道(二期会blog)
      *     *     *
このほか、東京公演の初日・2日目公演では各種イベントを開催!
▼初日26日(水)は、記念すべき《ジャパン・プレミエ》としてのプレゼント企画
7月26日(水)公演《ジャパン・プレミエ・キャンペーン》~先着ペア70組様に銀色の“ばらの献呈” - オペラの散歩道(二期会blog)
▼2日目の27日(木)は、第1幕と第2幕の休憩時(15:10頃~予定)に、東京二期会次回公演『蝶々夫人』から、スズキ役のメゾソプラノ山下牧子とシャープレス役のバリトン今井俊輔によるミニ・トークショーを開催。10月には蝶々夫人として共演する、元帥夫人役の森谷真理に声援を送りつつ、オペラの聴きどころをお話しします。
7月27日(木)『ばらの騎士』2日目公演に、次回『蝶々夫人』キャスト・スズキ山下牧子とシャープレス今井俊輔が幕間トーク! - オペラの散歩道(二期会blog)

公演とともに、ロビーでのひとときもお楽しみいただきたい、プレミエ2Days。
ご来場お待ちしております!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演
    27日(木) 14:00開演
    29日(土) 14:00開演
    30日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~C席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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「二期会サロンコンサート」2017シーズン
【完売御礼】8/3(木)<Vol.191 夏の夜、ドイツの息吹>出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロンパウゼにて開催している「二期会サロンコンサート」シリーズは毎回大好評をいただいております。
通算191回、2017年シーズン第2回目となる8月3日(木)の公演は、“夏の夜、ドイツの息吹”と題して、ドイツの息吹を感じさせる名曲の数々をお届け致します。
今回はフレッシュな二人の新星と、バリトン小森輝彦が、いろどり豊かな歌世界へと皆様を誘います。
公演を前にフレッシュな二人の新星、ソプラノ熊田アルベルト彩乃とメゾソプラノ成田伊美からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。
          *     *     *
「ソプラノの熊田アルベルト彩乃です。8月3日のサロンコンサートで素晴らしい方々とご一緒できるのを、とても楽しみにしています!成田さんと小森さんとは、昨年末に顔合わせで初めてお会いした時に、プログラムについて色々な案を出し合って盛り上がり、これは楽しいコンサートになると確信しました。
今回は、モーツァルトとリヒャルト・シュトラウスを中心に、ドイツオペラを支えた作曲家を取り上げます。この二人の曲を勉強するほどに、キャラクターの心の機微をこんなに自然に表現するなんて、まるで心理学者が作曲しているようだと驚かされます。
夏の一番暑い時期ですが、眠くなる暇のない盛りだくさんのコンサートですので、どうぞしっかり暑さ対策をしていらしてくださいね!」(熊田アルベルト彩乃)
          *     *     *
「皆様、こんにちは! 8月3日サロンコンサートに出演いたします、成田伊美です。
今回の公演では、ドイツオペラを支えた偉大な作曲家に焦点を当てまして、前半は歌曲、後半はオペラをお届けいたします。熊田さん、小森さんというドイツ語のプロフェッショナルの方々とご一緒させていただき大変光栄です。ピアノは高木さんをお迎えしております。
夏真っ盛りですが、涼しいドイツの森を感じていただけたらと思います。」(成田伊美)
          *     *     *
今回も聴き逃せない贅沢な内容の一夜ですが、お蔭様でチケットは既に完売となってしまいました。
チケットをお求めいただきました皆様、どうぞ当夜をお楽しみに!

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ソプラノ
熊田アルベルト彩乃
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メゾソプラノ
成田伊美
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バリトン
小森輝彦
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ピアノ
髙木由雅
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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン
Vol.191 夏の夜、ドイツの息吹
~ドイツオペラを支えた作曲家たち~

日時:2017年8月3日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
   【チケット予定販売数終了】
出演:熊田アルベルト彩乃(ソプラノ)、成田伊美(メゾソプラノ)、
   小森輝彦(バリトン)、髙木由雅(ピアノ)
予定演奏曲:
 ワーグナー
   「ヴェーゼンドンク」歌曲集より
 マーラー
   「子供の不思議な角笛」より
 モーツァルト
   オペラ『イドメネオ』より 「オレステとアイアーチェ」
   オペラ『皇帝ティートの慈悲』より 二重唱「ああ、お許しを」
 R.シュトラウス
   オペラ『ナクソス島のアリアドネ』より 「先生、お許しください」
   オペラ『アラベラ』より 二重唱
    「そしてあなたは私の統治者に、私はあなたの下僕となります」
                           ほか

▼コンサート概要ページはこちら
Vol.191 夏の夜、ドイツの息吹 | 二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン - 東京二期会

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『ばらの騎士』キャスト情報~メディア掲載情報まとめ

7月26日(水)の東京公演初日(ジャパン・プレミエ)までちょうど1週間となりました、グラインドボーン音楽祭との提携公演R.シュトラウス『ばらの騎士』。
公演への注目も日に日に高まってまいりました。これまでも都度ブログ、ツイッターなどで紹介してまいりました、新聞、雑誌、ネットメディアなどに掲載された『ばらの騎士』の指揮者、キャストらの主な情報をまとめましたのでご紹介いたします。
指揮セバスティアン・ヴァイグレ
【読売新聞 7/6(木)夕刊】東京二期会 歌劇「ばらの騎士」指揮セバスティアン・ヴァイグレ
『日本人歌手と素晴らしい舞台を』

セバスティアン・ヴァイグレ「年齢を重ねた人はむしろ、元帥夫人やオックス男爵に愛着を感じるでしょうね。コメディーでありながら時の流れ、人生について考えさせられる」

◆元帥夫人役(東京7月26日・29日)に出演するソプラノ林 正子が音楽専門誌『ぶらあぼ』のインタビューを受け、初役にかける想いを語りました。インタビュアーは、オペラ評論家の岸 純信さん。
【ぶらあぼ 2017年7月号(6/18発行)】顔では笑いながらも心で泣いている元帥夫人の心情を表
現したい

林「ウィーンの宮廷社会を描くオペラだから設定が煌びやかですね。でも、彼女の行い自体は、もしかすると私たちの実生活とも変わらないのでは?とも感じています」

◆ゾフィー役(東京7月26日・29日)に出演するソプラノ幸田浩子は、5月にリリースした自身のベスト・アルバムの情報とともに。
【朝日新聞 7/3(月)夕刊(WEB会員限定)】芽吹き続ける、でも根は同じ ソプラノ幸田浩子、初のベスト盤
「「ステップアップする大地をいただいた気がします」と、ソプラノ歌手の幸田浩子は語る。CDデビュー10年目に初めて出したベスト盤のことだ。」
▼記事のリンクはこちら
芽吹き続ける、でも根は同じ ソプラノ幸田浩子、初のベスト盤 - 朝日新聞デジタル

【日経電子版 NIKKEI STYLE 7/8(土)】ビジュアル音楽堂・ソプラノ幸田浩子さん「ばらの騎士」を語る
幸田「ばらの騎士に恋をし、初めて愛を知る。初恋ゆえのもろさや弱さが出る一方で、初めて人に愛されたところからくる強さもある。このオペラは女性がいちばん成長するショッキングな瞬間を切り取っている。少女が女性になる瞬間を表現する役どころ」※動画付きです!
▼記事のリンクはこちら
ソプラノ幸田浩子さん「ばらの騎士」を語る|エンタメ! - NIKKEI STYLE

【music review site”Mikiki” 7.10~(Free)】幸田浩子『幸田浩子 マイ・ベスト・セレクション』 7つの大輪から選ばれた15枚の花びら~初のベスト盤
幸田「今回、改めて過去の録音を聴いてみたのですが、自分のその時その時の気持ちに正直に進んで来た、その結果がこれなんだ、と実感しました」
▼記事のリンクはこちら
幸田浩子『幸田浩子 マイ・ベスト・セレクション』 7つの大輪から選ばれた15枚の花びら~初のベスト盤 | INTERVIEW | CLASSICAL - Mikiki

【ぶらあぼ 2017年6月号(5/18発行)】“歌姫”の魅力が詰まった名曲ぞろいのベスト・アルバム登場
幸田「東京二期会の50周年記念公演で初めて歌わせていただいてから14年、この作品のテーマでもある“時の移ろい”を感じないでもありませんが(笑)、若い娘であるゾフィー役にも歌手として経験を積んだ今だからこそできる表現があり、それこそがオペラ芸術の奥深さなのだと信じて精進します。ぜひご来場ください」

◆6月12日にはMETライブビューイングの『ばらの騎士』プレトークにも登場した、元帥夫人役(東京7月27日・30日)に出演するソプラノ森谷真理は、故郷栃木県『下野新聞』のインタビューを受けました。

201707_moriya_mari.jpg 【下野新聞 7/10(月)朝刊】「国内公演で相次ぎ主演 小山出身・オペラ歌手森谷真理」
「オペラは生で味わっていただく感動があるので、この機会にぜひ見に来ていただき
たい」と森谷。
▼記事のリンクはこちら
国内公演で相次ぎ主演 小山出身・オペラ歌手森谷真理 - 下野新聞「SOON」

◆東京二期会の機関誌「二期会通信」のオペラ公演特集記事は、東京二期会のウェブサイトでもご覧いただけます。
『ばらの騎士』キャスト関連記事では、ゾフィー役幸田浩子と、オックス役(東京7月26日・29日)のバス妻屋秀和、オクタヴィアン役(東京7月26日・29日)メゾソプラノ小林由佳のインタビューを掲載しました。
【二期会通信 Vol.308】より

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妻屋秀和
キャストインタビュー幸田浩子&妻屋秀和|オペラを楽しむ - 東京二期会
幸田「R.シュトラウスの音楽はとどまることのない時のかけら その瞬間を愛おしいと思う」
妻屋「新しい考え方、エッセンスも加わって――バス歌手は、50歳になってスタート地点に立つと言われます」
201707_kobayashi_yuka.jpg 今もっとも輝くメゾソプラノ小林由佳の原点|オペラを楽しむ - 東京二期会
小林「最初のレッスンで、“由佳は声にも容貌にも恵まれている。ある意味テクニックも持っている。けれど楽しんで歌っていない。まず自分のために歌え。”と言われ、床に突っ伏して号泣してしまいました。私はうまく歌いたい、喜んでもらいたいと思って練習を重ねてきたんですが、そもそも目的が違っていたんです。そこを指摘された。まずは歌を愛すること。私が師匠から学んだのはそれでした。」

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 売切)
    29日(土) 14:00開演(S、A席 残少/B、C、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(C、D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
  (残席状況は、当記事掲載時点での状況です)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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演出リチャード・ジョーンズ初来日特集(2)
【特別寄稿】森岡実穂(中央大学准教授)「リチャード・ジョーンズ、その素晴らしき舞台の世界」<その2>

森岡実穂中央大学准教授による特別寄稿「演出リチャード・ジョーンズの舞台の魅力」の後編をご覧ください。
          *     *     *
―― <前編> からつづき ――
6.《ムツェンスク郡のマクベス夫人》(2007年) Lady Macbeth von Mtsensk
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Marco Brescia (c)Teatro alla Scala
また、ミラノ・スカラ座でショスタコーヴィッチ《ムツェンスク郡のマクベス夫人》を上演(プレミエは英国ロイヤル・オペラで2004年)した時の指揮者も大野和士だった。このジョーンズ演出《マクベス夫人》は日本でも2009年に新国立劇場で上演され、舞台美術のジョン・マクファーレンによる幕ごとに変化する部屋のインパクトや、ミミ・ジョーダン・シェリンが生み出す濃い光と影、不気味なシルエット、なによりカテリーナの孤独と苦悩を音楽に沿ってグロテスクに描き切る演出の手腕に、満場の観客がうならされた。写真は大野指揮のミラノ・スカラ座公演より。この男たちがアクシーニャを襲う場面では、男たちの獣性がむきだしになっていくプロセスの描写が素晴らしい。来年4月にロイヤル・オペラで再演が決まっているので、ぜひ多くの人に観てほしい。
▼ロイヤル・オペラの公演情報
Lady Macbeth of Mtsensk|productions - Royal Opera House

7.《ビリー・バッド》(2007年) Billy Budd
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(c)Oper Frankfurt / Barbara Aumüller
今回共演のマエストロ、セバスティアン・ヴァイグレの本拠地フランクフルト歌劇場でも、ジョーンズは過去にブリテン《ビリー・バッド》(2007年)、ヤナーチェク《マクロプロス事件》(2012年)をここで演出している。特に《ビリー・バッド》は、フランス革命期の英国海軍軍艦を舞台に、強制徴兵や理不尽な上官の暴力などに苦しみながら、実際の対仏戦闘に至らぬまま悶々と日々を送る兵たちのフラストレーション、その結果の不幸な事故による極限状態の精神のドラマを、「体育館」という閉鎖空間をメイン舞台として鮮やかに浮き彫りにした。ペーター・マッテイ、ジョン・マーク・エインズリー、クライヴ・ベイリーらの名唱・名演技も心に残る。
この作品は来年5月にフランクフルト歌劇場で待望の再演があるので、この頃にドイツに行かれる機会ある方はぜひご覧いただきたい。
▼フランクフルト歌劇場の公演情報
Billy Budd|The season, day by day - Oper Frankfurt

8.《ローエングリン》(2009年) Lohengrin
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(c)Wilfried Hösl
震災直後の2011年秋、バイエルン国立歌劇場来日公演の演目として、日本でのジョーンズ演出上演2作目となった作品。「エルザの夢」を完成させるためにカリスマ性を発揮し、彼とエルザに協力してくれる賛同者を集めていくローエングリン。「チーム・ローエングリン」的盛り上がりを象徴するTシャツは、ブラバントの人々のローエングリンへの心酔を可視化する実に面白い装置となっていた。あの時日本に来てくれたヨハン・ボータには、残念ながらTシャツはちょっと似合わなかったけれど、その明るく輝くテノールはまさに光を集める白鳥の騎士にぴったりだった。彼の早逝は本当に惜しまれる。この演出はオリジナルキャストで映像化されていて、いまでもその上演を楽しむことができることを付け足しておこう。

9.《ピーター・グライムズ》(2012年) Peter Grimes
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Brescia e Amisano (c)Teatro alla Scala
21世紀になってからはジョーンズ演出の舞台で映像化されたものも多く、ロイヤル・オペラでの《プッチーニ三部作》《アンナ・ニコル》《グロリアーナ》、グラインドボーンでの《ファルスタッフ》《ばらの騎士》、ブレゲンツでの《ラ・ボエーム》、メトロポリタン歌劇場での《ヘンゼルとグレーテル》、バイエルン国立歌劇場での《ローエングリン》などが過去に発売されている。
録画で観られる中でも特に彼らしさの出た傑作として、ミラノ・スカラ座でのブリテン《ピーター・グライムズ》(2012年)を勧めたい。共同体の中での異分子、差別、その孤独、そして集団心理の醜悪さというようなジョーンズらしいテーマが全編妥協なく描き込まれている。写真は、三幕の「ピーター・グライムズ!」三回連呼に向けてのクライマックス。今回の《ばらの騎士》でも組んでいる照明デザイナーのミミ・ジョーダン・シェリンのつくる光と影が、誰かを血祭りにあげることに熱狂していく人々の異様な興奮の空気を見事に描き出している。

10.《ドン・ジョヴァンニ》(2016年) Don Giovanni
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(c)Robert Workman/ENO
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(c)Robert Workman/ENO
ここ1、2年の新演出の中では、ロンドンのイングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)で去年の9月に初演となったモーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》(2016年)が素晴らしかった。この劇場は英語での上演のみながら、音楽的にも演劇的にも密度の濃い上演をすることで定評があり、ジョーンズもここでは《ルル》(2002年)、《トロイ人》(2003年)、《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(2015年)など多くの傑作群を生み出している。今回も期待にたがわぬ名作で、男たちが街いっぱいに貼りめぐらせていく、ドン・ジョヴァンニの「指名手配」ポスターの「WANTED」の文字が、ドラマの進行と共に、女たちがジョヴァンニを求める気持ちが空間に充満しているように見えてくる。そんな魔術的な瞬間を味わえる《ドン・ジョヴァンニ》であった。舞台美術ポール・スタインバーグ、衣装ニッキー・ギリブランド、照明ミミ・ジョーダン・シェリンという今回の《ばらの騎士》と同じ制作チームが作り上げる、充実の舞台である。来シーズンは、オスロでこの演出が見られる機会があるようだ。
▼ノルウェー国立オペラ・バレエ団の公演情報
Don Giovanni - Den Norske Opera & Ballett

          ◇     ◇     ◇
2017/18シーズンのプレミエとしては、ロイヤル・オペラのオープニングで《ラ・ボエーム》、来年5月にパリのバスティーユで《パルジファル》が予定されている。二期会の《ばらの騎士》でファンになった方には、ぜひその後も彼の上演作品をチャンスがあればご覧いただきたい。追いかけがいのある天才とはこの人のことである。(森岡実穂)
―― <前編はこちら> ――
          *     *     *

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▼《絶賛発売中!》リチャード・ジョーンズ演出
グラインドボーン音楽祭との提携公演『ばらの騎士』の詳細はこちら
R.シュトラウス『ばらの騎士』(東京公演) - 東京二期会
 2017年7月26日(水),27日(木),29日(土),30日(日) 東京文化会館
R.シュトラウス『ばらの騎士』(愛知・大分公演) - 東京二期会
 2017年10月28日(土),29日(日) 愛知県芸術劇場
 2017年11月5日(日) 大分 iichiko総合文化センター
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演出リチャード・ジョーンズ初来日特集(2)
【特別寄稿】森岡実穂(中央大学准教授)「リチャード・ジョーンズ、その素晴らしき舞台の世界」<その1>

グラインドボーン音楽祭との提携公演、東京・愛知・大分3都市公演となる今回の『ばらの騎士』。演出リチャード・ジョーンズの初来日を機に、あらためてこの世界的な演出家をご紹介するべく、日本で最も彼の舞台を観ているといって間違いではない森岡実穂中央大学准教授に、その舞台の魅力を特別にご紹介いただきました!
          *     *     *
リチャード・ジョーンズがついに日本にやってくる。演出作品はいくつか日本にやってきていた。新国立劇場での《ムツェンスク郡のマクベス夫人》(2009年)、バイエルン国立歌劇場来日公演での《ローエングリン》(2011年)の衝撃を覚えている方もたくさんいらっしゃるだろう。今回はグラインドボーン音楽祭で初演されたリヒャルト・シュトラウス《ばらの騎士》演出を東京二期会でも上演することになるのだが、演出家本人が来日し、日本の歌手たちに直接演出をつけていくということで、どんな「東京ヴァージョン」の個性がそこに生まれるのか、興味は尽きない。
ドイツの専門誌『オペルンヴェルト』最優秀作品賞やイギリスのローレンス・オリヴィエ賞など、多くの受賞歴もジョーンズの実力を示す一助とはなろうが、そのオリジナリティと魅力は何より舞台の一部を見てもらうことで伝わるだろう。そこで、過去の代表作から10の舞台を選び、上演劇場(バイエルン国立歌劇場、モネ劇場、ブレゲンツ音楽祭、ミラノ・スカラ座、フランクフルト歌劇場、イングリッシュ・ナショナル・オペラ)の協力を得て当時の舞台写真と共に紹介してみたい。

1 《エジプトのジューリオ・チェーザレ》(1994年)Giulio Cesare in Egitto
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(c)Bayerische Staatsoper-Wilfried Hösl
オペラ・ノースでの《マゼッパ》(いま開催中の「クエイ兄弟展」にその舞台美術の記録が展示中)、《三つのオレンジへの恋》などを経て、ジョーンズが最初に世界に知られるようになるきっかけとなったプロダクションは、1993/94シーズンのバイエルン国立歌劇場でのヘンデル《エジプトのジューリオ・チェーザレ》(1994年)であった。ピラミッドの代わりのように、がらんとした空間に屹立する恐竜の写真は、「演出の時代」を代表する一枚となった。ジョーンズ演出と言えば、今回の《ばら》のポール・スタインバーグや、アントニー・マクドナルド、ウルツ、スチュワート・レインほか、個性的な舞台美術家の仕事が常に強烈な印象を残す。解釈に踏み込んだ装置をつくる舞台美術家には演出に進出する人も多いが、この舞台の美術を担当したナイジェル・ロウリーも現在演出家として活躍している。

2.《ニーベルングの指環》(1994~95年)Der Ring des Nibelungen
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撮影:森岡実穂(2点とも)
翌1994/95シーズンからは、母国イギリスのロイヤル・オペラでワーグナーの超大作《ニーベルングの指環》を2シーズンに渡って手掛けることになる。この舞台は国内外のオペラファンを二分する――と書いた新聞があったほどの――賛否両論を巻き起こした、非常に刺激的な演出だった。この演出によって、《指環》解釈におけるヴォータンの脱神話化は大きく歩みを進めたと言っていいだろう。ジョン・トムリンソンのヴォータン、デボラ・ポラスキのブリュンヒルデ、ジークフリート・イェルザレムのジークフリート、グレアム・クラークのミーメ、どのキャラクターも忘れがたい。指揮のハイティンクはこの演出への拒否感を隠さなかったが、演奏は極上であった。プレミエ時、4作品のうち2つがイギリスの老舗『オペラ』誌の表紙を飾っていることは、この作品への当時の注目度を端的に示しているだろう。当時のアツい見出しのついた新聞での批評記事と共に。

3.《スペードの女王》(2000年)Pique Dame
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(c)Johan Jacobs / La Monnaie De Munt
その後ジョーンズには、パリやミュンヘンほかヨーロッパ各地からひっきりなしに声がかかるようになっていくが、イギリス国内でとくに関係が深く、90年代後半~2000年代初頭の名作を生み出す場となっていったのが、優秀な地方巡回オペラ団体として知られるウェルシュ・ナショナル・オペラ(WNO)である。メトロポリタン・オペラでも上演されて大評判を取った、フンパーティンク《ヘンゼルとグレーテル》の初演(1998年)団体はこちらなのだ。伯爵夫人の存在感を大きく打ち出し、ゲルマンのベッドで彼女の骸骨が添い寝する写真が世界を驚かせた《スペードの女王》もここで生まれ、その後オスロ、ボローニャ、サンフランシスコ、ブリュッセル、そして2015年のローマまで多くの都市で上演された。この写真は、私も観に行ったブリュッセルでの2005年の上演から、伯爵夫人の寝室に押し入るゲルマン。

4.《仮面舞踏会》(1999、2000年)Ein Maskenball
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(c)Bregenzer Festspiele / Benno Hagleitner
世界中でもっともよく知られているオペラの舞台写真として、このブレゲンツ音楽祭でのヴェルディ《仮面舞踏会》(1999、2000年)の写真を見たことがある人も多いだろう。骸骨がめくる本のページの上で、文字通りの歴史が演じられていく。巨大なスケールの舞台を得意とするジョーンズらしい、大胆な舞台である。この《仮面舞踏会》と、続くプッチーニ《ラ・ボエーム》(2001、2002年)は、この舞台美術を作ったアントニー・マクドナルドとの共同演出となっている。

5.《炎の天使》(2007年) The Fiery Angel
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(c)Johan Jacobs / La Monnaie De Munt
ジョーンズは、日本の誇るマエストロ、大野和士とも2回共演している。大野が音楽監督を務めていたブリュッセルのモネ劇場で、ジョーンズは彼と共にプロコフィエフ《炎の天使》(2007年)の新演出を出している。写真はルプレヒトがアグリッパ・フォン・ネッテスハイムを訪問する場面だが、全編こうした印象的な場面に溢れており、ぜひ大野に新国立劇場で上演してほしいプロダクションのひとつである。
―― <後編>につづく ――
          *     *     *

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▼《絶賛発売中!》リチャード・ジョーンズ演出
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R.シュトラウス『ばらの騎士』(東京公演) - 東京二期会
 2017年7月26日(水),27日(木),29日(土),30日(日) 東京文化会館
R.シュトラウス『ばらの騎士』(愛知・大分公演) - 東京二期会
 2017年10月28日(土),29日(日) 愛知県芸術劇場
 2017年11月5日(日) 大分 iichiko総合文化センター
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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)
~出演研究会紹介[11] フランス歌曲研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」。
いよいよ開催が近づいてまいりました!
出演研究会紹介もついに最後の1つ。今日は「フランス歌曲研究会」をご紹介致します。
      *      *      *      *      *
【フランス歌曲研究会】 ~フランス近代歌曲の世界~
構成:鎌田直純
出演:森 朱美、坂本貴輝、佐野正一/[ピアノ]高木由雅
今回のフランス歌曲研究会は、作風の違うフランスの代表的な作曲家の作品をお届けします。フォーレの「薔薇」と「イスファハンの薔薇」は、地中海から東方の美の世界を感じさせる曲です。プーランクの歌曲集『くじ引き』は、優しく子どもに歌って聞かせるような童謡的世界です。ラヴェルの最晩年の歌曲集『ドゥルシネアに想いを寄せるドン・キホーテ』は、皆さんよくご存じのドン・キホーテのお話しから3つの場面が取られていて、3曲が異なったスペインの舞曲のリズムで歌われます。
 演奏予定曲:
 フォーレ「イスファハンの薔薇」「薔薇」
 プーランク『くじ引き』より「おねむ」「小ちゃな水差し」
 ラヴェル『ドゥルシネアに想いを寄せるドン・キホーテ』より
       「空想的な歌」「酒飲みの歌」        ほか
また<一押しコーナー Part1>で、成田伊美がデュパルクの「悲しき歌」を、優しく深い愛の情感たっぷりに歌い上げます。
      *      *      *      *      *
これまで11回にわたり、各研究会をブログで繋いでまいりました。
さあ、いよいよ7月23日(日)は15:30より約5時間をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋いでまいります。もちろん途中、曲間での出入りも自由ですので、お客様の“ペース”でお聴き頂くことも可能です。
暑い夏の日に開催する、二期会研究会の一大イベント。世界中の“歌・うた・唄”を涼しいホールでお楽しみください!

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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ジャパン・プレミアは間もなく!
~『ばらの騎士』稽古場から~

7月26日(水)の開幕まで残り2週間強となった『ばらの騎士』の稽古場では、遂に指揮者と演出家が合流しました。
指揮のセバスティアン・ヴァイグレは、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場の『ばらの騎士』でタクトを取ったばかり。
日本の稽古場でも非常にエネルギッシュな指揮ぶりで、歌手陣をぐいぐいと引っ張っていきます。
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また、演出のリチャード・ジョーンズはなんと今回が初来日!
各幕で異なる装置や衣裳を用いて描かれる、ある種のタイムスリップも演出意図の一つとのこと。
グラインドボーン公演から、より一歩踏み込んだ世界を創造すべく、連日の稽古は続いています。
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ここでしか見れないジャパン・プレミエ『ばらの騎士』。開演は間もなくです!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 売切)
    29日(土) 14:00開演(S、A席 残少/B、C、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(C、D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
  (残席状況は、当記事掲載時点での状況です)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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演出リチャード・ジョーンズ初来日特集(1)
7/16(日)日本リヒャルト・シュトラウス協会が『ばらの騎士』の演出をテーマに例会を開催

グラインドボーン音楽祭との提携公演『ばらの騎士』ジャパン・プレミエ(7/26(水))にむけて、ついに演出のリチャード・ジョーンズが二期会の稽古場に登場しました!
ジョーンズは今回が初来日。稽古場は、向夏の熱気と、キャストたちの真剣な空気、そしてR.シュトラウスの豊潤な音楽にますます満たされています。
ジョーンズがどのように東京二期会の歌手たちと舞台に新たな命を吹き込むのでしょうか。その期待を高めていただけるイベントをご紹介します。
日本でのリヒャルト・シュトラウスの芸術の理解と普及を志として1984年に設立された日本リヒャルト・シュトラウス協会が、7月16日(日)、東京文化会館大会議室にて例会を開催します。
今回のテーマは「近年の『ばらの騎士』演出 - リチャード・ジョーンズの演出を中心に」。演劇学の北川千香子慶應義塾大学准教授を招いての講演会です。
協会事務局長の広瀬大介さん(青山学院大学教授)からもお誘いのメッセージをいただきました。
「今回、東京二期会で上演される『ばらの騎士』では、リチャード・ジョーンズの演出による、かなり意欲的なプロダクションです。その意図について、演劇学をご専門とする北川千香子さんに、わかりやすく解説して頂けることになりました。
事前に受講して頂くことで、きっとより深く『ばらの騎士』をお愉しみ頂けるものと思います。是非お集まり下さい」
公演初日のちょうど10日前、ご鑑賞の予習に参加されてはいかがでしょうか。シュトラウス協会会員でない方も、協会年誌2015/16年度版(2,000円)をお買い上げされることでご入場いただけます。
※お座席数に限りがありますので、満席の場合はご入場出来ない場合があると思います。予めご了承ください。
■■■ イベント情報 ■■■
【第172回例会:近年の『ばらの騎士』演出 - リチャード・ジョーンズの演出を中心に】
日時:2017年7月16日(日) 19時 ~ 21時
会場:東京文化会館4階 大会議室
お問合せ:
   日本リヒャルト・シュトラウス協会
   TEL: 03-3582-1266 (平日13:00-17:00不定休)
   E-mail: japanrs@tkk.att.ne.jp
▼協会のご案内ページはこちら
お知らせ - 日本リヒャルト・シュトラウス協会

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▼《絶賛発売中!》日本3都市開催・グラインドボーン音楽祭との提携公演『ばらの騎士』の詳細はこちら
R.シュトラウス『ばらの騎士』(東京公演) - 東京二期会
 2017年7月26日(水)~30日(日) 東京文化会館
R.シュトラウス『ばらの騎士』(愛知・大分公演) - 東京二期会
 2017年10月28日(土)・29日(日) 愛知県芸術劇場
 2017年11月5日(日) 大分 iichiko総合文化センター

※お詫び※
本文記事掲載時において、広瀬大介さんの肩書を青山学院大学准教授と表記しておりましたが、正しくは青山学院大学教授でございます。ここに広瀬さんご本人および関係各位にお詫びの上、訂正させていただきます。

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二期会合唱団が贈るVIVA 、コーラス
~ドイツ・オペラ合唱曲と歌曲の魅力~+魔笛(ダイジェスト版・日本語上演)

狛江エコルマホール主催で、オペラを歌おう!と、公募による合唱団「エコルマ合唱団」が結成され、7月16日(日)の本番に向けて全8回のワークショップを実施中です。
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エコルマ合唱団の皆さんの練習風景
ワークショップには、二期会合唱団から、バリトン浅井隆仁、ソプラノ盛田麻央らが中心に、毎週、狛江エコルマホールで指導にあたっています。
エコルマ合唱団の皆さんが取り組んでいるのは、ワーグナーの名作オペラから、歌劇『さまよえるオランダ人』より「糸紡むぎの合唱」(女声)、歌劇『タンホイザー』より「巡礼の合唱」(男声)、歌劇『ローエングリン』より「婚礼の合唱」(混声)。いずれも、ワーグナーオペラならではの荘厳な響き、転調を繰り返す和声の動きが美しい名曲です。
歌詞は原語(ドイツ語)で、まるで本当にオペラの劇中で歌っているかのような迫力ですが、発音も難しく、日本語にはない長いフレーズ感や、子音、語感と和声感を感じながら声を響かせること等、合唱の醍醐味を体感しながら、練習を重ねています。
公演は7月16日(日)14時開演。「エコルマ合唱団」と、二期会合唱団の共演で、このワーグナーオペラの合唱をお聴きいただくほか、ドイツリートや、二期会合唱団によるモーツァルトのオペラ『魔笛』(ダイジェスト版・日本語訳詞)もお届けします。ご家族で楽しめる、バラエティに富んだプログラムです。
狛江は、新宿から小田急線の急行なら成城学園前で乗り換えて20分ほど。普通列車でも30分ほどです。エコルマホールは北口を出て駅前すぐ。
ぜひ、夏のひととき、壮大なオペラの世界へ、お越しください。
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二期会合唱団メンバーも揃って

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「二期会合唱団が贈るVIVA、コーラス」
~ドイツ・オペラ合唱曲と歌曲の魅力~
+魔笛(ダイジェスト版・日本語上演)

日時:2017年7月16日(日) 14時開演(13:15開場)
会場:狛江エコルマホール(小田急線狛江駅北口徒歩1分)
料金:全席指定 一般3,500円、高校生1,000円(当日要学生証)
出演:【指揮】松本宰二
   【合唱】二期会合唱団※、エコルマ合唱団
   【ピアノ】水戸見弥子、長沼真美
曲目:J.シュトラウスII世 『こうもり』より「開幕の合唱」
   ワーグナー 『さまよえるオランダ人』より「糸紡むぎの合唱」
   ワーグナー 『タンホイザー』より「巡礼の合唱」
   ワーグナー 『ローエングリン』より「婚礼の合唱」
   モーツァルト 『魔笛』抜粋(ダイジェスト版・日本語上演) ほか
お申込・お問合せ:エコルマホール 03-3430-4106 《チケット発売中》

▼公演詳細ページはこちら
二期会合唱団が贈るVIVA、コーラス - 狛江エコルマホール
※本公演の二期会合唱団出演メンバー
(ソプラノ)梅園絵美子、江口順子、大林優子、北原瑠美、津金久子、二見麻衣子、松井美路子、盛田麻央、渡邉恵津子/(アルト)池端 歩、岡村彬子、喜田美紀、小林紗季子、塩崎めぐみ、下園理恵、成田伊美、宮川千穂/(テノール)岡本泰寛、北嶋信也、木下 進、小城龍生、園山正孝、高柳 圭、望月光貴/(バス)浅井隆仁、内田一行、大井哲也、押見春喜、小田川哲也、栗原 剛、金子慧一、吉原裕作

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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)
~出演研究会紹介[10] 日本歌曲研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」。
開催まで、あと2週間あまりとなりました!
出演研究会紹介も残すはあとふたつ。今日は「日本歌曲研究会」をメッセージとともにご紹介致します。
      *      *      *      *      *
【日本歌曲研究会】 ~歌・うた・唄~
出演:内田もと海、柴田百代、丹羽京子、前澤悦子、清水邦子/[ピアノ]高木由雅
私たち日本歌曲研究会は現在会員数86名という二期会の研究会の中で一番の大所帯となっています。
日本歌曲をインターナショナルなものとして確立出来るよう“ベルカントで日本歌曲を”をモットーに研究を続けています。そして毎月の例会には声楽家や作曲家を講師に招き色々な角度から日本歌曲の歌唱法や解釈といったものを探究しています。
6月3日には第十五回目の定期演奏会を開催し、1週間前にソールドアウトという大盛況のうちに終えることが出来ました。毎回恒例の委嘱作品コーナーでは、歌曲集「時に人が通る」の初演も行いました。
今回は信長貴富氏にお願いした作品でしたが、今後色々な方に歌っていただけそうな素敵な歌曲集でした。私たち日本歌曲研究会の素晴らしい財産になりそうです。
そしてこの日、会場にてこの作品を含む「日本歌曲研究会委嘱作品集」2を全音楽譜出版より発刊、発売しました。これからも意欲的な活動とともに日本歌曲の普及と向上に向けて進んで行きたいと思っています。
来る7月23日の「二期会研究会駅伝コンサート」の日本歌曲研究会のコーナーでも日本歌曲における“歌・うた・唄”で大いに盛り上げます。是非足をお運びください。
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第十五回記念 二期会日本歌曲研究会演奏会にて(2017年6月3日)

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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ウィーンの時のうつろい、『ばらの騎士』の魅力
~〈二期会プレ・ソワレ〉イベントレポート

〈グラインドボーン音楽祭との提携公演〉2017年7月R.シュトラウス『ばらの騎士』公演に先立ち、去る6月23日(金)にドイツ文化会館 OAGホールにおいて、プレイベント 「クラシカ・ジャパンPresents〈二期会プレ・ソワレ〉オペラ『ばらの騎士』とウィーンの魅力」を開催しました。
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解説に日本リヒャルト・シュトラウス協会の広瀬大介さん(写真右)を迎え、二期会ソプラノ会員の佐々木典子(同左)、幸田浩子(同中央)が登場。ウィーンを舞台にしたオペラ『ばらの騎士』の魅力を語りました。
佐々木典子はザルツブルグ モーツァルテウム芸術大学オペラ科卒業、ウィーン国立歌劇場オペラスタジオを経て、6年間の長きにわたりウィーン国立歌劇場専属歌手として活躍(1986~91)。幸田浩子は、2000年にウィーン・フォルクスオーパーと専属契約し、その間、『ファルスタッフ』ナンネッタ、『魔笛』夜の女王等数々の公演に出演しました。ウィーンをよく知る二人とともに、『ばらの騎士』の世界へ誘います。
まず、クラシカ・ジャパンの提供で、1994年ウィーン歌劇場で上演された、カルロス・クライバーの指揮する序曲のシーンを上映。
クライバーは、この年の10月に来日し、『ばらの騎士』を指揮。この公演を見た、ということを、多くのファンが自慢の種にする名演でした。
つづいての話題は、佐々木と幸田が初共演を果たし、二期会初演でもあった2003年のケルン市立歌劇場との提携『ばらの騎士』公演に。
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2003年 東京二期会公演より
ギュンター・クレーマーの演出は、貴族風のかつらもなく、舞台上は竹林、というもので、その新しさも話題になりました。
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2003年 東京二期会公演より
3幕の元帥夫人と、ゾフィーのシーンを振り返り、この元帥夫人を演じた佐々木は、「この時は、演出家から、映画の『危険な関係』のグレン・クローズみたいに演じてほしい、と言われてずいぶん研究したのです」と話す。「私自身、初役でしたし、ドイツのケルンと一緒のプロダクションで、キャストは全員日本人歌手ということで全員が精一杯やりつくした舞台でした」。同じ組でゾフィーを演じた幸田は当時ウィーンに住んでいて、「ウィーンっ子が帰ってきた!という印象を覚えています」と佐々木。
そして、その5年後の2008年3月、再び佐々木と幸田は共演(この時は組は別)。今度はびわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作ベルリン・コーミッシェ・オーパーとのプロダクションで、指揮は沼尻竜典、演出はアンドレアス・ホモキ。
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(写真提供:公益財団法人 びわ湖ホール)
幸田は「5年経ってみると、最初の時よりも俯瞰して観ることができるようになり、ゾフィーを演じながらも元帥夫人に親近感(シンパシー)を感じるようになりました。作品の中では元帥夫人はまだ32歳なのです。時がうつろう、というこの作品の優しいけれど深い世界に共感するようになりました」と語る。
元帥夫人のモノローグ(1幕)について佐々木は、「元帥夫人の、人生ってこんなものかしら、という思いは、ウィーンの街に住む人々にも通じていて、どんなにきらびやかな時があっても、いつか翳っていくもの、とこの街の歴史がそう思わせる。2回の世界大戦があって、その歴史の中で華やかな貴族社会が消えていく、物哀しさと喪失感があるのです。1幕の最後にオクタヴィアンに『教会に行って、それから病気のおじのところへ行くわ、私が行くと喜んでくれるの』という台詞があって、こういう場面は、私がウィーンにいた時、しばしば身近にあったことです。人生がめぐっていくということ、“神様が決めたことだから”とことさら悲劇的に言うのではない受け止め方が格好いいでしょう?」と。
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(写真提供:公益財団法人 びわ湖ホール)
オクタヴィアンについて、「この時代、身分の高い人々の世界では、Liebhaber(愛人)がいる、というのは普通のことで、オクタヴィアンの前にも後にも、そういう人はいたと思います。『彼は彼の人生を生きていくのだから』という、その現実を元帥夫人は受け入れるのです。」(佐々木)
「ゾフィーは、オクタヴィアンが初めて出会った同世代の女の子。ゾフィーは修道院から出てきたばかりで憧れの高貴な人、オクタヴィアンが突然目の前に現れ、困っているところを助けてくれるのですから、恋に落ちるに決まっています。愛する人に愛される幸せを感じていると同時に、怖れやおののき、不安を感じている様子が音楽に描かれています。」(幸田)
イベントの後半は、ソプラノ北村さおり(元帥夫人)、斉藤園子(ゾフィー)、メゾソプラノ和田朝妃(オクタヴィアン)により、二重唱「私はあなたを前からよく存じておりました」(ゾフィー/オクタヴィアン)と、三重唱「夢なのでしょうか」(元帥夫人/オクタヴィアン/ゾフィー)をお聴きいただきました。北村は、本公演の元帥夫人役のカヴァーとして、斉藤は帽子屋役、和田は三人の孤児役として稽古にのぞんでいます。
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(左:ゾフィー 斉藤園子、右:オクタヴィアン 和田朝妃)
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(右:元帥夫人 北村さおり)
今年7月、東京二期会はじめ国内6団体の共同制作によりお贈りする、グラインドボーン音楽祭との提携公演『ばらの騎士』。
どうぞお楽しみに!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 売切)
    29日(土) 14:00開演(S、A席 残少/B、C、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(C、D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
  (残席状況は、当記事掲載時点での状況です)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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10月公演『蝶々夫人』のプレ・イベントは、9/18(月・祝)イタリア文化会館で!
《二期会プレ・マチネ》指揮者ガエタノ・デスピノーサを迎えて無料トーク&コンサート

6月23日(金)にドイツ文化センター開催いたしました、『ばらの騎士』プレ・イベントが終わったばかりですが、つづく次回、10月公演『蝶々夫人』のプレ・イベントの開催も、すでにチラシ等でご案内しております。
今回のプレトークのメイン・スピーカーは、『蝶々夫人』の指揮者ガエタノ・デスピノーサ。2010年に『椿姫』でドレスデン国立歌劇場にデビューを果たし、日本でもNHK交響楽団の定期演奏会に複数回登場しているイタリアの俊英が、プッチーニの名作の世界へ皆様を誘います!
201706_gaetano_despinosa.jpg 指揮 ガエタノ・デスピノーサ
マエストロによる講演の後は、二期会のフレッシュなアーティストによる『蝶々夫人』のハイライト演奏をお楽しみいただきます。出演するのは、ソプラノ渡邊仁美(蝶々夫人)とテノール前川健生(ピンカートン)。二人は本公演のカバー・キャストとして、ともにプロダクションに参加しています。ピアノはコレペティトゥアの大藤玲子です。

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ソプラノ
渡邊仁美
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テノール
前川健生
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ピアノ
大藤玲子

蝶々さんの名アリア「ある晴れた日に」や、ピンカートンとの「愛の二重唱」、スズキとの「花の二重唱」など、美しい歌の数々に彩られた『蝶々夫人』の名作たる所以を、指揮者デスピノーサ自らが解説。本公演を前に公の場で直接語るのは、これが唯一の機会です。
すでに予定席数の半分以上のご参加のお申込みを頂いておりますが、今からでもまだまだ間に合います!ぜひお早目にお申込みください!

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ちらし(PDFファイル)
■■■ イベント情報 ■■■
《二期会プレ・マチネ》
オペラとの出会い!プッチーニ名作『蝶々夫人』の魅力
指揮者ガエタノ・デスピノーサを迎えて
~無料トーク&コンサート~

日時:2017年9月18日(月・祝)
    13:30開場/14:00開演(約90分の予定)
会場:イタリア文化会館 アニェッリホール
    地下鉄 東西線・半蔵門線・都営新宿線
    「九段下駅」出口2より 徒歩10分
料金:入場無料(※要事前予約)
出演:
 <講演> ガエタノ・デスピノーサ(指揮者)
 <演奏> 蝶々夫人:渡邊仁美(ソプラノ)
        ピンカートン:前川健生(テノール)
        ピアノ:大藤玲子

ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
   FAX03-3796-4710 または メール でも24時間受付いたします

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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)
~出演研究会紹介[9] ロシア歌曲研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」公演まであと1ヶ月を切りました!
今日は出演研究会紹介の第9回。「ロシア歌曲研究会」にスポットを当て、ご紹介致します。
      *      *      *      *      *
【ロシア歌曲研究会】 ~ロシア革命から100年~
「ロシア革命から 100 年」と題しまして、ロシア革命(1917 年)により、翻弄された作曲家達の作品をとりあげます。
セルゲイ・ラフマニノフ(1873~1943)は、作曲家として生きる方法として、革命の年にアメリカに亡命しました。そしてイーゴリ・ストラヴィンスキー(1882~1971)も又、革命の前の1914年に亡命し、後にアメリカに渡り、ロシアへの演奏旅行するが、1971年にニューヨークで亡くなっています。彼らの祖国への想いは永遠であり、常に祖国への想いを込め演奏をし、故郷(ロシア)への憧れを作品に残しました。
どうぞ、ラフマニノフとストラヴィンスキーの作品をお楽しみ下さい。
[バス]渡部智也
 ラフマニノフ
  「C.ラフマニノフからK.C.スタニラーフスキーへの手紙」
  「小作農奴」Op.34-11
[ソプラノ]金子みどり
 ラフマニノフ
  「ここはすばらしい」Op.21-7
  「歌うな美しい人よ」Op.4-4
[メゾソプラノ]筧 聰子
 ストラヴィンスキー
  「子供のための3つのお話」よりティリンボン、不思議な鳥が飛んでった
  「牧神と羊飼いの娘」op.2より羊飼いの娘
[ピアノ]山岸茂人

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~7/10(月)は内藤淳美&下村将太 暑い夜に聴く熱い歌

期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」
7月10日(月)の回は、「二期会ニューフェイス・シリーズ」。今春、二期会オペラ研修所第60期マスタークラスを修了した若き俊英、ソプラノ内藤淳美とテノール下村将太の二人が登場。イタリアでベルゴンツィの薫陶を受けた名ピアニスト熊谷邦子のピアノでサポート致します!
今回のコンサートを前に出演の二人からメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

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ソプラノ
内藤淳美
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テノール
下村将太
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ピアノ
熊谷邦子

          *     *     *
山口県出身、ソプラノの内藤淳美です。
学校の課外活動や、地元のカトリック教会の聖歌隊、そして大学と歌を勉強する内、その世界に魅了されて今に至ります。演奏はベルカントものを歌うことが多いですが、頭の中は先代の人々が伝えたい言葉や感情を音に乗せて伝え始めたという行為そのもの自体への興味でいっぱいで、音楽修辞学やイタリアフィレツェを中心としたオペラ発祥以前の音楽劇にも惹かれています。オペラ全幕ではなく、そのひと場面を演奏する機会の方が多いですが、一曲だけの演奏であってもその役の人となりや話全体が伝わる様な演奏家を目指したいです。
共演させていただく下村将太さんは、二期会オペラ研修所のマスタークラスの同期ですが、研修所時代には共演する機会が無かったので今回がとても楽しみです。真面目で明るく、聡明で誰からも愛される愛嬌を持っているので、きっと素敵な歌声だけでなく、楽しいトークで盛り上げてくれると思います。
また、今回のテーマは「愛」です。同じ愛でも、歌にのせると音楽や詩のリズム以外にもその歌う言語によって描かれ方が分かれます。今回はイタリア語、ドイツ語、フランス語、日本語と4カ国の愛の描かれ方を聴き比べて頂ければと思っています。
          *     *     *
こんにちは!この度アルテリーベ月曜フレッシュコンサートに出演致します、テノールの下村です!
今回のコンセプトはずばり、「情熱的な愛」。コンサート当日は7月10日という事で、いよいよ本格的な夏を迎える時期となります。皆さんは暑い夏をどのようにして乗り切りますか?中には、あえて熱い料理を食べて、スタミナをつける!という方法をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?私たちも「暑い夜にはぜひ、熱い愛の歌を聴いて頂き、皆さんに元気になってもらいたい!」という思いからこのようなテーマを設定致しました。
プログラムは、ソプラノの内藤さんと私の得意とする歌ばかりを集めました。
私の歌う曲で特にご注目頂きたいのが、オテロのアリア「誰も私を恐れることはない」です。主人公オテロが死を遂げるシーンですが、会場を圧倒する声、緊張感が求められる難しい一曲です。
その他の曲も情熱たっぷりに歌い上げたいと思います。7月10日はぜひ、私たちの「熱い歌」を聴きにアルテリーベにお越しください!
          *     *     *
ご予約はお店まで、どうぞお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
第152回 アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
〈二期会New Face〉暑い夜に聴く熱い歌 ~愛し愛され愛し合う~

日時:2017年7月10日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:内藤敦美(ソプラノ)、下村将太(テノール)、熊谷邦子(ピアノ)
演奏予定曲:
 トスティ 「理想」
 ヴェルディ 『椿姫』より 「乾杯の歌」
 ヴェルディ 『オテロ』より 「誰も私を恐れることはない」
                      ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)
~出演研究会紹介[8] ドイツ歌曲研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」公演まであと1ヶ月を切りました!
今日は出演研究会紹介の第8回。「ドイツ歌曲研究会」にスポットを当て、ご紹介致します。
      *      *      *      *      *
【ドイツ歌曲研究会】 ~愛唱ドイツ歌曲選集~
出演:沖野孝頼、螺良有実子、杉下友季子、瀧上美保、中谷美恵子、刀根敬子、中山眞理子、三上佳子、河村真理子/[ピアノ]赤塚太郎
ドイツ歌曲研究会では、本年の駅伝コンサートのテーマ「歌・うた・唄」にちなみ、世界で最も愛唱されて来た名歌を選曲、飯山恵已子、髙折 續 両氏の指導のもと、9名の歌手がそれぞれ一曲ずつ演奏いたします。曲はシューベルトの「野ばら」やシューマンの「蓮の花」ブラームス「愛のまこと」等々です。
珠玉のドイツ歌曲をお楽しみください。
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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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7月公演『ばらの騎士』稽古場から~公演初日に向け、熱の入った稽古が続いています!

共同制作R.シュトラウス『ばらの騎士』は、7月26日(水)の東京公演初日まで《あと30日》となりました!
稽古場では公演に向けて熱の入った稽古が続いています。
元帥夫人、オクタヴィアン、オックス男爵、ゾフィーをはじめ、多くの登場人物が多様に関係しあうこの作品。ソリスト、合唱、助演と出演者も多く、稽古場は大変にぎやかです。
そんな稽古場の様子を写真とともに少しだけご紹介します。
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コンセプト説明の様子
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第1幕の稽古
また、立ち稽古と並行して、衣裳合わせも行われております。
グラインドボーン音楽祭より届いた衣裳は、華やかなこのオペラをより美しく彩ってくれそうです。
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元帥夫人のドレス
公演まであと1か月となり、間もなく指揮のセバスティアン・ヴァイグレと演出のリチャード・ジョーンズが稽古に合流します!
世界的にも人気の高い当作品ですが、その上演規模ゆえに、生の舞台上演に触れる機会は限られています。どうぞ来月の公演をお見逃しなく!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 売切)
    29日(土) 14:00開演(S、A席 残少/B、C、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(C、D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
  (残席状況は、当記事掲載時点での状況です)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)
~出演研究会紹介[7] オペレッタ研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」出演研究会紹介。ここから後半となります第7回目は、今年も第1走者をつとめます「オペレッタ研究会」にスポットを当て、ご紹介致します。
      *      *      *      *      *
【オペレッタ研究会】 ~ロベルト・シュトルツの歌心~
出演:赤沢 舞、栗本詠津子、小林晴美、近藤幸江、榊 里美、宗田舞子、松本麻希子、松本順子、茂木真由美、森山由美子、渡辺佳子、黒田晋也/[ピアノ]榎本 潤
ロベルト・シュトルツをご存知ですか?
ウィーンの作曲家で数多くのオペレッタ・ヴィーナーリート・映画音楽を世に出した、20世紀最後のオペレッタ作曲家です。今回のテーマである「歌」にちなみシュトルツの世界を聞いて頂きます。
オペレッタ研究会の振付をして頂いております川西清彦先生の音楽のツボを心得た動き、そして研究会メンバーの歌心をじっくりお楽しみください。歌い手は声を探究する事は当然ですが、声は伝えるための手段であり、心に残る歌を追求しなければオペレッタを歌えません。ばかでかい(・・・・・)声や立派すぎるボディとはおさらばして、スマートな心地良い歌に、ひとときのやすらぎを感じて頂ければ幸いです。
  Willkommen zur Operetta!
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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)
~出演研究会紹介[6] スペイン音楽研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」出演研究会紹介。今年出演する11の研究会のちょうど真ん中、第6回目となりました。今日は「スペイン音楽研究会」にスポットを当て、ご紹介致します。
      *      *      *      *      *
【スペイン音楽研究会】 ~カタルーニャの風~
出演:井上恵美(ソプラノ)、井上華那(ソプラノ)、井ノ上ひろみ(ソプラノ)、悦田比呂子(ソプラノ)、新宮由理(メゾソプラノ)、井ノ上了吏(テノール)、児玉興隆(バリトン)/[ピアノ]カロリーナ・エストラーダ
私達はこの度、グラナドス、トルドラ、モンポウといったカタルーニャ地方出身の作曲家によるカタルーニャ語による歌曲を集めました。スペイン音楽を学ぶものにとって、各地方の言葉の違いについて繊細な注意を払うことはとても大切だと考えています。
スペインではそれぞれの地方のネイティヴの歌手が、生まれ育った言葉の発音のままでどんな地方の歌でも歌ってしまっているという現状を踏まえ、私達は外国人としてしっかりと本質を学んでいく責任を持って歌って参りたいと思います。
今回のコンサートでは、バルセロナ出身のピアニスト、カロリーナ・エストラーダさんをゲストにお迎えし、レッスンを重ねてきた成果を発表致します。
「乾いた大地・闘牛・カルメン」と言うこれまでのアンダルシア地方を中心とするスペインのイメージとは全く違う、洗練された香りに包まれた、カタルーニャ地方の柔らかな風を感じて頂けますように。
 (代表 塩田美奈子)
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「二期会スペイン音楽研究会10周年記念コンサート「洗練のロマンティコ!」エンリケ・グラナドス没後100年」より
2016年8月7日(日) よみうり大手町ホールにて

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カロリーナ・エストラーダ
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スペインバルセロナにあるサグラダファミリア。ここに射し込む7色の光のように輝く、7人の美しい歌声をお楽しみください。
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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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【レポート】ソプラノ森谷真理 METライブビューイング『ばらの騎士』プレトークに登場!

7月から始まる東京二期会共同制作公演『ばらの騎士』で元帥夫人を演じるソプラノ森谷真理が、6月12日(月)東劇でのMETライブビューイング『ばらの騎士』のプレトークに登場しました。
2006年にジュリー・テイモア演出・ジェイムス・レヴァイン指揮の『魔笛』(英語版)に夜の女王でメトロポリタン歌劇場(MET)に出演した森谷が、ライブビューイングのイベントに登場するのは今回が初めて。英語版『魔笛』がライブビューイング第1作であったことに加えて、今回はMETと同じセバスティアン・ヴァイグレが指揮をする『ばらの騎士』に主演するというタイミングが重なり、共同イベント開催の気運が高まる中で実現したのでした。
201704_moriya_mari.jpg 森谷真理
司会進行役には、インターネット・ラジオ「カフェ・フィガロ」などでおなじみの音楽ライター林田直樹さん。
拍手で迎えられて登壇した林田さんと森谷。上映前の20分という時間の中で、『ばらの騎士』の魅力やテーマ、元帥夫人の人物像、そして、森谷自身が体験した生のメトロポリタン歌劇場の思い出など、話題は多岐にわたりました。
ここでは、森谷自身の本公演に関係する話題を中心にご紹介しましょう。
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作品の魅力は、やはり演じる役柄によって違ったものになる、と森谷。「オーストリアで私はゾフィーを5年くらい歌ってきましたが、今、元帥夫人に取り組むようになって、演技的にも、オクタヴィアンに対する感情の持ち方なども変わります。とどまることなく新しい発見があります」
『ばらの騎士』の魅力について、まず森谷が口にしたのは台本。「ホフマンスタールの台本が本当にすばらしいんですね。現代の日常生活に使用されている言葉のみでは書かれていないのですが、現代の私たちの生活で使えるような、感じられるようなフレーズ、台詞がたくさん出てきます。
朗読すると、ほんとうにメロディックで、音楽的で、美しい」
「メロディックで、音楽的で、美しい」とリフレインする林田さん。「しかし、これを歌いこなすというのは、たいへんなことなのでは?」
「ほんとうにたいへんです。自分が納得できるようになるには。でも、そこがポイントです。音楽でありながら、ハーモニーの一要素となりながら、これはあくまで台詞、あくまで芝居なのですね。特に第一幕は、お聴きなられる方にもそれを感じていただけるのではないでしょうか」
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そして、元帥夫人について。
「これは先生に言われたことですが『元帥夫人は女性だったら必ず歌いたい役だ』と。おっしゃるとおりだと思います。成熟した技術と表現が求められるので、けっこう歳を重ねた方が歌われることが多いのですが、物語の設定では32歳。そのくらいの年齢の女性ならいやがおうにも感じられるような、鏡を見たときに感じる自分の老いに対する恐れや怖さ、それとまた愛情もありますね」
「愛情、もあるのですね」と林田さん。
「私は、そう、思います。やはり、時の移ろいやそれまでに自分が経験してきたことを全否定することはできない。元帥夫人は、それがオクタヴィアンという若い青年がいることでよりひしひしと思い知らされます。彼女の想いは、女性であれば洋の東西問わず誰でも抱くものだと思います。
大人であるがゆえに、身の引き方を知ってしまっている、彼女の悲しさ、そして強さ」
「そして、美しさ、ですね」
「そうですね、そうです。(元帥夫人を演じる上では)やはり〈成熟〉という言葉がキーワードになるのではないかと思います」
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ここで少しMETの楽屋の思い出も。
劇場に入った印象は「プロが集まっているところ」。楽屋は「リラックスしていながらも緊張感があり、誰もが自分のしなければならないことを果たしている。それゆえにとても雰囲気がいい」。
巨大な舞台裏には「人の数が多く」て、劇場の中で「毎日よく迷っていたんですけれど」そのおかげで助かった、とか。
そして、「いつでもやっている食堂のコーヒーは、どこよりも安くて、意外とおいしい」
          *     *     *
その後は、森谷もライブビューイングを最後まで鑑賞。週末から始まる、自身の『ばらの騎士』立ち稽古を控える中で、この日はリラックスしながらも、意義深いひとときを過ごしました。
東京二期会共同制作『ばらの騎士』ジャパンプレミエまで、あと37日。
新しい元帥夫人、森谷真理の出演は、東京7月27日(木)、30日(日)、愛知10月29日(日)、大分11月5日(日)です。ぜひお聴き逃しなく!
(写真提供:松竹)

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ちらし(PDFファイル)
▼森谷真理出演、日本3都市開催・グラインドボーン音楽祭との提携公演『ばらの騎士』の詳細はこちら
R.シュトラウス『ばらの騎士』(東京公演) - 東京二期会
 2017年7月 東京文化会館大ホール<発売中>
    26日(水) 18:00開演(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 売切)
    29日(土) 14:00開演(S席 残少/B席 僅少/C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(C席、D席 売切)
    (残席状況は6/19(月)現在)
R.シュトラウス『ばらの騎士』(愛知・大分公演) - 東京二期会
 2017年10月28日(土)・29日(日) 愛知県芸術劇場 <発売中>
 2017年11月5日(日) 大分 iichiko総合文化センター <7/8(土)~一般発売>
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6/22(木)丸の内トラストシティ・ランチタイム・コンサートに、10月公演『蝶々夫人』キャストの和泉万里子、杉浦隆大が登場します!

オフィスビルのランチタイムに生のクラシック音楽をお届けしている丸の内トラストシティ・ランチタイム・コンサート(主催:森トラスト株式会社 制作:株式会社東音企画)。
来る6月22日(木)は、東京二期会オペラ劇場10月公演『蝶々夫人』に関連してケート役のソプラノ和泉万里子と神官役のバリトン杉浦隆大がデュオで出演します!ピアノは荻原萌子です。
昨日行われたリハーサルの終わりに、ふたりに話を聞きました。
――まずは、ふたりが考えるオペラ『蝶々夫人』の魅力を
和泉: 蝶々さんは、私にとって憧れの役です。私は以前びわ湖ホールでの「P.コンヴィチュニー オペラ・ワークショップ」に蝶々さん役で参加させていただきました。そのとき感じたことは、たとえ舞台が日本で蝶々さんが日本人であっても、作品の根底に流れている感情や表現はイタリア人のものだというものでした。ヨーロッパから見た日本というものをあらためて感じました。この作品を日本人が書いたなら本当に悲惨な話になったかもしれませんが、イタリア人のプッチーニの音楽によって、悲しみが美しく感動的な姿に昇華されていると思います。
杉浦: 私は、二期会オペラ研修所時代に、今回も歌います蝶々さんとシャープレスの「手紙の二重唱」を勉強しました。この場面で初めて蝶々さんとピンカートンとの間の子どもが登場するのですが、この瞬間のプッチーニの音楽には、結末を知っているのに、毎回初めてのような衝撃を受けています。
和泉: そうですね。私自身今3才の息子を持つ母となって、蝶々さんの心情をいろいろ想像できるようになりました。
杉浦: このオペラには随所に日本の音楽がちりばめられていますね。日本にゆかりのあるメロディなので、表現されている感情や情景が、私たちにとっては、自然でストレートに伝わってくるように思います。

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和泉万里子
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杉浦隆大

――6/22(木)のランチタイム・コンサートでは、ふたりの得意なレパートリーに加えて、日本の歌と『蝶々夫人』の演奏もお楽しみいただけます。聴きどころは?
和泉: キングズシンガーズのメンバーでもあったボブ・チルコットさん編曲の「FURUSATO」を歌います。日本人ならよく聴きなじみのある歌ばかりですが、思わぬところで思わぬ音が書かれていて、とても新鮮です。こちらでも『蝶々夫人』と同じように、海外から見た日本の情景を感じていただけるのではないかと。どうぞお楽しみに!
――それでは、10月『蝶々夫人』にむけて、意気込みを
杉浦: 二期会の伝統の舞台に立つことに、心から幸せを感じています。いろいろな意味でこの舞台を楽しみたいと思います。
和泉: 私が務めるケートという役はピンカートンの本妻なのですが、最後に蝶々夫人の運命を決定づけてしまいます。その意味で演じるのがとても辛い役なのですが、蝶々夫人に対しては同じ女性として、誠心誠意をもって演じたいと思います。
和泉・杉浦: ご来場お待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティ
第296回 二期会セレクション ~ ある晴れた日に

日時:2017年6月22日(木) 12:10開演
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fエントランスロビー
    ・アクセス
料金:無料
出演:和泉万里子(ソプラノ)、杉浦隆大(バリトン)、荻原萌子(ピアノ)
演奏予定曲:
  中山晋平 「鞠と殿様」
  ボブ・チルコット(編曲) 『ふるさと』
  プッチーニ 『ジャンニ・スキッキ』より 「私の大好きなお父さん」
  ロッシーニ 『セヴィリアの理髪師』より  「私は街の何でも屋」
  プッチーニ 『蝶々夫人』より  「ある晴れた日に」 「手紙の二重唱」
▼森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティの情報ページはこちら
丸の内トラストシティ|コンサートスケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社

▼神官:杉浦隆大(10/6・8)、ケート:和泉万里子(10/7・9)出演!
2017年10月公演〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 名作オペラ祭特別料金!S席が1万円

和泉万里子 (いずみ まりこ) ソプラノ
大阪音楽大学卒業、同大学院修了を経てウィーンに留学し、宮廷歌手O.ミリャコヴィッチ女史の元で研鑽を積む。同地にてプライナー音楽院オペラクラス主席修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了(優秀賞受賞)。これまでに『アドリアーナ・ルクヴルール』タイトルロール、『ラ・ボエーム』ミミ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィラ、『ポッペアの戴冠』ポッペア等を演じ、各地で好評を得ている。第四回いかるが音楽コンクール第一位及びハンナ賞、第五回神戸新人音楽賞コンクール優秀賞他多数受賞。2017年10月東京二期会『蝶々夫人』ケート役にて出演予定。二期会会員
杉浦隆大 (すぎうら たかひろ) バリトン
東京都出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了(最優秀賞及び川崎靜子賞)。2015年2月東京二期会『リゴレット』題名役のアンダースタディを務め、同年5月二期会ニューウェーブ『ジューリオ・チェーザレ』クーリオ役にて本出演を果たす。続く10月東京二期会『ダナエの愛』にも出演。2017年は10月『蝶々夫人』神官役、11月『こうもり』フランク役にて続けて二期会公演に出演を予定している。二期会会員

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~6/26(月)は青柳玲子&小仁所良一 夏の音、響く雨音、歌声と

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は6月26日(月)。ソプラノ青柳玲子(あおやぎ れいこ)とバリトン小仁所良一(こにしょ りょういち)がフレッシュな歌声を披露します!
今回も出演の二人にコンサートに向けて話を聞きましたので、ご紹介いたします。
          *     *     *

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ソプラノ
青柳玲子
――声楽の道に決めたのはどのような経緯ですか?
元々ピアノを習っていましたが中学で入った合唱部をきっかけに声楽を習い始めました。幼い頃から音楽家を意識していたせいか、大学の進学を考えた時には自分の中で音大へ行こうと決まっていました。大事な事を決める時はいつも直感派です。

――声種やレパートリー、目指す役や舞台等を教えて下さい。
軽い声ながらパワフルで高音が得意なソプラノなので夜の女王役が大好きでしたが、ここ最近はカルメン役に挑戦したり、しっとり歌う曲も勉強しています。大好きなオペレッタを沢山の方へ知って頂ける活動ができるよう、幅広い役を歌って演じられるようなる事が目標です。
――コンサートのテーマやポイントをお願いします。
日本人らしく季節を感じられるテーマにと思いましたが、選曲をしているうちに自分の好きな歌ばかりになってしまいました。私が楽しく歌う事で皆さまにも楽しい時間をお届けできればと思います。
――共演者をご紹介下さい。
二期会オペラ研修所の同期で同い年の小仁所さんと久しぶりに一緒に歌える事が楽しみです。絶妙なコンビネーションでお客さまと梅雨を吹き飛ばすような時間を過ごせればと思います。
          *     *     *

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バリトン
小仁所良一
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。
歌うことは好きだったのですが、学生時代、学校に合唱部がなかったりと中々縁がありませんでした。あるとき音楽の授業で「三大テノール」の映像を観て格好いいなと思い、当時習い事の一つとして通っていたピアノの先生に「声楽をやってみたいな」と何とはなしに話してみたら次の週に見つけてきて下さって、よしやってやろうと思いました。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?
バリトンです。『コジ・ファン・トゥッテ』のグリエルモ、『ラ・ボエーム』のマルチェッロ、など比較的若めの役柄をやります。『フィガロの結婚』の伯爵はまだ一本やったことがないのでやってみたいですね。それからドイツリートも歌うことがあり、シューベルト、シューマン、最近はヴォルフにも手を出しております。
――今回のプログラムについて。
多分、梅雨に入っているのではなかろうかと思い、リートにオペラに日本歌曲とじめじめした空気を一掃するような晴れやかなラインナップにしてみました。もちろんテーマは「夏」です。
――共演者をご紹介下さい。
青柳さんは二期会研修所の予科でご一緒しました。当時、残念ながら同じ演目になったことがなかったので、今回初めて共演させて頂くことになります。同い年ということもあり、気兼ねなく楽しく演奏ができること間違いないしょう。
          *     *     *
フレッシュな歌声と冷たいビールで、この季節の夜を爽快に愉しみましょう!
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
夏の音、響く雨音、歌声と

日時:2017年6月26日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:青柳玲子(ソプラノ)、小仁所良一(バリトン)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ヴォルフ 「鼠取り男」
 プッチーニ 『つばめ』より 「ドレッタの夢」
 モーツァルト 『魔笛』より 「パ・パ・パの二重唱」
 ドニゼッティ 『ドン・パスクァーレ』より 「準備はできた」
                      ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)
~出演研究会紹介[5] イタリア歌曲研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」出演研究会紹介第5回。今日は「イタリア歌曲研究会」にスポットを当て、ご紹介致します。
      *      *      *      *      *
【イタリア歌曲研究会】 ~イタリア歌の国・恋の国~
[監修・構成]嶺 貞子/[ナビゲーター]鴨川太郎
出演:井口慈子※、石原友利子、丹藤麻砂美、中山眞理子、畑 美枝子※、村田由紀子、室井栄子※、行天祥晃、鴨川太郎、森田 学※ (※賛助)/[ピアノ]山岸茂人
今年のイタ研コーナーは、昨年めでたく傘寿を迎えた嶺 貞子代表が企画・構成する「イタリア歌の国・恋の国」シリーズ第3弾!
イタリアとイタリア歌曲を知り尽くす嶺代表の選曲による、ポピュラリティ溢れる名曲が満載です。
お酒と愛の神様を讃えて大騒ぎの《饗宴》(ロッシーニ)に始まり、古謡の復活が盛んだった20世紀初頭、シチリアの子守歌を採取した《ねんねしな》(サデーロ)、昨年ご好評を得た《おお明るく照らす月よ》(ダヴィーコ)、世紀末の大詩人ダンヌンツィオの詩による《暁は光から影を隔て》(トスティ)、夜明けの恋歌《マッティナータ》(レオンカヴァッロ)……
鴨川太郎のナビゲーションと、斯界のスペシャリスト山岸茂人のピアノにのせて、イタ研の歌手たちが皆さまを「歌の国・恋の国」へご案内いたします!
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「定期演奏会LII 嶺 貞子先生80年の軌跡を讃えて~イタリア 歌の国 恋の国~」より
2016年9月16日 東京文化会館小ホールにて

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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7月公演『ばらの騎士』デビュー・キャストにインタビュー!~動物売り役・芹澤佳通「旋律はオーケストラが奏で、歌手は言葉で演じる」

恵まれた体躯を活かし豊かな声を響かせて、ベルカントオペラからプッチーニの作品までイタリアものを中心にレパートリーを築いてきたテノール芹澤佳通。二期会オペラには、今回、7月『ばらの騎士』動物売り役でデビューを飾ります。
「動物売り」は、第1幕、元帥夫人の朝の接見の場で、三人の孤児や帽子屋とともに登場します。
動物といっても家畜や猟犬ではなく、インドやアフリカから連れてきたサルやオウムや小犬など愛玩対象の動物です。18世紀半ばには、シェーンブルン宮殿内に今でいうところの動物園が出来、マリア・テレジアはそこでの朝食を楽しみ、また市民にも開放されていたそうです。動物売りからは、当時の王政や貴族社会を支える貿易・商業活動の盛んな様子がうかがえます。
本公演の舞台では、テノール芹澤が、きっとかわいいお犬様を連れて舞台にのぼることでしょう!
公演にむけて意気込みをききました。

201706_serizawa_yoshimichi.jpg ■動物売り(7/26・29出演)
芹澤佳通(せりざわ よしみち)
*出身地: 静岡県榛原郡
*声種: テノール(リリコ・レッジェーロ)
*主なレパートリー: 【オペラ】ドニゼッティ『リタ』、ベッリーニ『清教徒』、ヴェルディ『椿姫』『リゴレット』、プッチーニ『『ラ・ボエーム』『ジャンニ・スキッキ』/【オーケストラ曲】ベートーヴェン〈交響曲第九番(合唱付き)〉、モーツァルト〈レクイエム〉、ロッシーニ〈小荘厳ミサ〉、フランク〈十字架上のキリストの最後の7つの言葉〉
*趣味: 植物を育てること。
*好きな○○言葉: 好きな「言葉」→「やればできる。やらなきゃ、できない。続けさえすれば成功。やめたときが失敗だ」(遠山正瑛)

<インタビュー>
――オペラ歌手を目指すようになったきっかけは?
芹澤: 声楽を始めたきっかけは母の助言でした。
それは決して「あなたの声は良い声だから歌を歌いなさい」といった素敵なエピソードではなく、もともとピアニストを夢見て音楽科のある高校を受験し、ピアノ専攻に落ちて音楽教育専攻に入学したことに端を発します。音楽教育専攻ではピアノともう一つ楽器を学ばねばならず、何の楽器にしようかな?と考えていたところ、母から「歌はタダよ」と言われたため、頭が上がらず始めたのが「声楽」でした。
その後、マイクもスピーカーも使わず己の身一つで会場に声を轟かせることに魅せられ、自分の「声」の可能性を突き詰めようと、現在の道に進みました。
――R.シュトラウス『ばらの騎士』の魅力についてきかせてください。
芹澤: 多くのオペラでは歌手が旋律を歌い、オーケストラは伴奏という形式を取っていますが、「ばらの騎士」では音楽的な旋律はオーケストラが奏で、歌手は言葉で演じる、というところが魅力です。シュトラウスの革新的な手法を味わえる作品であると思います。
――本公演にむけての意気込みを。
芹澤: 初の二期会の舞台を、役名付きで踏めることは大変名誉なことです。感謝の気持ちと、これまで自分が培った技術を舞台に貢献出来ればと思います。もちろん主要キャストを務められる方々が素晴らしいのは言うまでもありません。一つの作品に掛ける思い、その思いをシュトラウスの音楽に乗せて皆様に伝えられればと思います。
当日は出演者一同、全力でおもてなしさせていただきますので、ご来場頂ければ幸いです。

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 売切)
    29日(土) 14:00開演(S席 残少/C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(C席、D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)
~出演研究会紹介[4] イタリアオペラ研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」出演研究会紹介第4回。今日は「イタリアオペラ研究会」にスポットを当て、ご紹介致します。
      *      *      *      *      *
【イタリアオペラ研究会】 ~3大イタリアオペラ~
出演:小松崎 綾、後藤美奈子、根岸奏好、石橋佳子/[ピアノ]早川揺理
今年のイタリアオペラ研究会は、『椿姫』『トスカ』『蝶々夫人』より、最大の聞きどころであるヒロインたちのアリアや二重唱をお届けします。
『椿姫』からはヴィオレッタのアリア”ああ そはかの人か”を演奏します。アルフレードの求愛に戸惑いながらも彼の愛こそが本当の愛だと歌い、でも、所詮自分は快楽の世界で生きるのだと締めくくります。
『トスカ』からは、カヴァラドッシの死刑が間近にせまりスカルピアの脅迫を受ける中、絶望と悲しみを激しくも切々と訴えるトスカのアリア、”歌に生き恋に生き”をお届けします。
『蝶々夫人』の”花の二重唱”は、ピンカートンが再び日本に戻ったことを知った蝶々さんが信じていた通りになったと喜び、部屋を花でいっぱいにして彼を迎えよう、とスズキと歌う華やかな二重唱です。
情熱的な愛の音楽を傑作のアリアと重唱でお楽しみください。
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「第10回 二期会研究会駅伝コンサート」会場にて出演者一同

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)
~出演研究会紹介[3] バッハ・バロック研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」出演研究会紹介第3回。今日は「バッハ・バロック研究会」にスポットを当て、ご紹介致します。
      *      *      *      *      *
【バッハ・バロック研究会】 ~イタリアン・バロック音楽を召し上がれ!~
出演:井内理恵、石井恵子、太田三美、高草木玲子、田島朱季子、野崎由美、前中榮子、松堂美枝子、水野由加里、井口雅子、橋爪万里子、前田美樹、三谷亜矢/[指揮]佐々木正利/[ピアノ]山口佳代
バッハもパロディーした、ペルゴレージってご存知ですか?
イタリアの作曲家ペルゴレージは、あの大作曲家J.S.バッハも認めた作曲家です。
今回の駅伝コンサートでは、ペルゴレージの作品「スターバト マーテル」を演奏いたします。この作品は、バッハが編曲したことでも有名で、さらにはロ短調ミサの中にも登場します。現代の言葉でいうならバッハはパロディーしちゃたってことですよね?
バッハの作品にも影響を与えたこの曲をぜひ、お聴きください。
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「二期会バッハ・バロック研究会15周年記念コンサート」より 2016年10月 ハクジュホールにて

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)~出演研究会紹介
[2]英語の歌研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」。今年は11の研究会がおよそ5時間をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。
先日第1回目としてご紹介致しましたロシア東欧オペラ研究会に続き、本日は「英語の歌研究会」にスポットを当て、ご紹介致します。
      *      *      *      *      *
【英語の歌研究会】
True musical composer ~アンドリュー・ロイド・ウェッバーの魅惑の世界へようこそ!~
出演:臼井まゆみ、岡田智子、岡部ゆかり、川畑順子、北澤 幸、佐橋美起、鈴木美也子、野澤知佳、藤平朋子、藤原映子、[ピアノ]原島慈子/[構成・指導]佐橋美起/[アドヴァイザー]藤井多恵子、竹村靖子
「今年の英語の歌研究会」は、ミュージカル界のモーツァルトと呼ばれているアンドリュー・ロイド・ウェッバーの作品をお届けします。1948年にロンドンで生まれた彼は、作曲家の父、ピアノ教師の母、チェリストの弟という音楽一家の中で育ち、王立音楽大学で学びました。「キャッツ」「オペラ座の怪人」等、次々にロングラン作品を生み出し、トニー賞・グラミー賞等を受賞しました。1992年にはナイトの称号を、1997年には一代貴族”バロン”を叙勲、最近では作曲家だけではなくプロデューサーとしての才能も発揮しています。今回は華やかな仮面舞踏会、友情と平和を歌う6つのアンサンブル曲を選びました。時に甘く時に切ないメロディーの美しさを感じながら、佐橋先生の下、音を重ねる楽しさを学び、メンバー一丸となって駅伝のステージに向かいます。」
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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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《IL DEVU》 2017が動き出す!

2011年に結成された、総重量約500kgの重量級クラシック・ボーカル・グループ、IL DEVU(イル・デーヴ)。2017年度は6月3日(土)島根県松江市のプラバホールから、始動します。
全員でのアンサンブルはもちろん、メンバーそれぞれのソロでの歌曲や、河原忠之さんのピアノも楽しみ!
今回、1st、2ndアルバムに収録されている曲の他、新たに「誰かが小さなベルを押す」を披露します。写真は昨日(5/31)に都内某所にて行われた夜稽古に、「さびしいカシの木」作・編曲の木下牧子さんが応援に来てくださったので一緒にパチリ。7月の白寿場所では木下さんが新たに編曲してくださった「鴎」をお届けします。
第1弾は、松江場所!〈宍道湖七珍「スズキ、モロゲエビ(ヨシエビ)、ウナギ、アマサギ(ワカサギ)、シラウオ、コイ、シジミ=頭文字はスモウアシコシ)」を食べ尽くせ!〉を合言葉に、重量級ライヴをお届けします。そして、姫路場所、白寿場所(東京)へと“夏巡業”は続きます!
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(左から)河原、山下、青山、木下さん、望月、大槻
見た目は重量級ですが、ハートは滅法優しい。
彼らにとっても特別な音楽の空間。
あたたかいハーモニーをぜひライヴ(本場所)でお聴きください。
(帆掛け舟)
■■■ 公演(巡業)情報 ■■■

170603_il_devu.jpg [松江場所]
第32回松江プラバ音楽祭 IL DEVU(イル・デーヴ)
日時:2017年6月3日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:松江市総合文化センター プラバホール(島根県)
▼公演詳細ページ
イル・デーヴ|第32回松江プラバ音楽祭 - プラバホール
170625_il_devu.jpg [姫路場所]
イル・デーヴ・コンサート
日時:2017年6月25日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:パルナソスホール(兵庫県姫路市)
▼公演詳細ページ
イル・デーヴ・コンサート - パルナソスホール
170713_il_devu.jpg [白寿場所]
IL DEVU(イル・デーヴ) リサイタル ~IL DEVU 魂のうた~
日時:2017年7月13日(木) 19:00開演(18:30開場)
   2017年7月15日(土) 17:00開演(16:30開場)
   *お蔭様をもちまして両日完売いたしました
会場:Hakuju Hall(東京都渋谷区)
▼公演詳細ページ
IL DEVU リサイタル - ハクジュホール

▼IL DEVU 公式ホームページ
イル・デーヴ - 日本コロムビアオフィシャルサイト

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R.シュトラウス作品のエキスパート、指揮セバスティアン・ヴァイグレを聴こう!
~タワーレコード渋谷店を訊ねました

本年7月、東京にてグラインドボーン音楽祭との提携公演『ばらの騎士』を指揮するセバスティアン・ヴァイグレは、今欧州で最も活動的な劇場として評価の高いフランクフルト歌劇場の音楽総監督にして、ドイツ・オペラの世界的エキスパート。昨年も読売日本交響楽団の定期に登場し、R.シュトラウスを含むプログラムを披露。今年4~5月メトロポリタン歌劇場で『ばらの騎士』を成功に導き、東京での指揮ぶりにますます期待が寄せられています!
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セバスティアン・ヴァイグレ
そのヴァイグレは、多くの録音が発売されています。
このたび7月本公演の「予習」におススメのCD、DVDを探しに、タワーレコード渋谷店を訊ねてまいりました。
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NO MUSIC, NO LIFE...
ご案内いただいたのは、タワーレコード渋谷店 クラシック担当 雨海秀和さんです。
手には、ヴァイグレ指揮 フランクフルト歌劇場『ニーベルングの指環』DVD BOX(8枚組)。
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まずは、セバスティアン・ヴァイグレについて。
「私が知っている限りですが、セバスティアン・ヴァイグレの名前を最初に見たのは1997年、ベルリン国立歌劇場の来日公演でした。音楽監督ダニエル・バレンボイムが指揮をしていた『魔笛』の最後の2回をヴァイグレが振っていますね。
ベルリン国立歌劇場ではオトマール・スウィトナー音楽監督時代からソロ・ホルン奏者を務めていましたから、ライブ録音された1988年のサントリーホールでのブラームス〈交響曲第1番〉や、前年のベルリン国立歌劇場来日公演などにも奏者として来日していたはずです。残念ながら、それを確認できるような写真や映像はわからないのですが。」
2003年にはOPERNWELT誌の年間最優秀指揮者に選出され、07年バイロイト音楽祭で『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を指揮。08年フランクフルト歌劇場の音楽総監督に就任、同劇場は2014/15シーズンにOPERNWELT年間最優秀オペラ座に選ばれています。
「フランクフルトは今や世界で一番新制作の多い歌劇場でしょうね。主要なプレミエ公演やドイツ・オペラはやはりヴァイグレが指揮をしています。ヴァイグレとフランクフルトとで録音も多く残しています」
それでは、おススメのCDやDVDを聞いてみましょう。ご覧のとおり、現在、渋谷店では『二期会通信』とともに、ヴァイグレのコーナーが設けられていました。
「最近ではリヒャルト・シュトラウスの管弦楽集を継続し録音していますので、オペラではありませんが参考になると思いますよ。バイロイト音楽祭の『マイスタージンガー』は、そのものズバリの映像が出ていますね。国内盤はブルーレイになります。」
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「迷ったときはコレ!」フランクフルト歌劇場R.シュトラウス『影のない女』です。
なお、雨海さん一押しは前述の『指環』。一番濃いところにいきましたね!
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あわせて、『ばらの騎士』入門編についてもお聞きしました。
「『ばらの騎士』といえば、やはりカルロス・クライバー指揮のウィーン国立歌劇場ですが、入門編ということでいえば、小学館《魅惑のオペラ》シリーズに収録されているショルティ指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場。解説付きでおススメです。」
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絵具のパレットみたいな《魅惑のオペラ》シリーズの陳列です。
 
作中に『ばらの騎士』が登場する、村上春樹さんの最新長篇小説『騎士団長殺し』コーナーも。小説に関連する音源が並んでいます。
(小説から引用)――「私はカラヤンかエーリッヒ・クライバーの指揮したものを好んで聴きますが、ショルティ指揮のものはまだ聴いたことがありません。もしよろしければこの機会に是非聴いてみたいのですが」――
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「グラインドボーン音楽祭の『ばらの騎士』(2014年)は残念ながら現在在庫が切れておりますが、6月中頃には再入荷予定です。」と雨海さん。
最後に、あらためてヴァイグレについて。
「日本では、スター指揮者が脚光を浴びる傾向がありますが、彼のように、歌劇場のたたき上げというか、スウィトナー時代にはホルン奏者としてキャリアを積み、バレンボイムの時代にカペルマイスターとなり、そうして職人的技術を磨いてきた人がもっと評価されてしかるべきだなと思います。昨年、ウィーン国立歌劇場の来日公演でアダム・フィッシャーが高く評価されたように、(今回の二期会公演でヴァイグレも)そういう評価の展開になるといいな、と思っています。」
雨海さん、ありがとうございました!
▼店舗情報はこちら
タワーレコード渋谷店
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-22-14 クラシック音楽は7F
営業時間:10時~23時(不定休) TEL:03-3496-3661

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 僅少)
    29日(土) 14:00開演(C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)~出演研究会紹介
[1]ロシア東欧オペラ研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。12回目を迎える今年のコンサートは11の研究会が出演。5時間をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。 また今年度は「一押しコーナー」として、途中にPart1、Part2の新コーナーも登場します。今年も完売が予想されます。ぜひ貴重なチケットをお早目にゲットしてください。
それでは、各研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
まずは「ロシア東欧オペラ研究会」からのメッセージをご紹介します。
      *      *      *      *      *
【ロシア東欧オペラ研究会】 ~ロシア革命から100年~
出演:橋爪ゆか(ソプラノ)、堺 裕貴(バリトン)、岸本 力(バス)、小笠原貞宗(ピアノ)
「ロシア革命から100年」と題しまして、当研究会は、企画させていただきました。
ロシア革命(1917年)により、多くの芸術家達が生死を彷徨い、苦悩の中で自分らしく生きる道を探し求めたのです。
作曲家 セルゲイ・ラフマニノフ(1873~1943)も革命の年に亡命し、家族と共にロシアを離れ、翌年アメリカに移住します。祖国(ロシアの魂)を失ったラフマニノフは故郷・ロシアを想いながら、1943年第二次世界大戦のさなか、カリフォルニアのビバリーヒルズで永眠。
作曲家 セルゲイ・プロコフィエフ(1891~1953)もまた、革命の年(1917年)にシベリアから日本、ハワイ経由でアメリカに移住する。後に1923年にパリに移り、1936年にソ連に帰国するが、当時のスターリン体制下で作曲家として生きるのに板挟みになり、苦悩し葛藤し、1953年に永眠。
どうぞ、彼らの「生きざま」を心にとめ、ラフマニノフとプロコフィエフの作品をお楽しみください。
 代表 岸本 力(バス)
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2017年4月21日(金) 二期会ロシア東欧オペラ研究会第13回定期演奏会
会場:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール (公演詳細
後半は字幕付きで『ボリス・ゴトノフ』(1872年版:本邦初演)よりを演奏致しました。
「音楽の友」誌(2017年6月号)岸 純信氏によるコンサート・レビューでも高い評価を得ております。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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7月27日(木)『ばらの騎士』2日目公演に、次回『蝶々夫人』キャスト・スズキ山下牧子とシャープレス今井俊輔が幕間トーク!

7月27日(木)14時開演、共同制作R.シュトラウス『ばらの騎士』東京公演の2日目公演において、次回10月〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』より、キャストのメゾソプラノ山下牧子(スズキ役)とバリトン今井俊輔(シャープレス役)が、幕間休憩時のホールロビーに登場いたします!

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山下牧子
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今井俊輔

幕間休憩時のイベントとして次回公演のキャストが登場する「東京二期会 アーティスト・ミニ・トーク」は、昨年7月『フィガロの結婚』公演から度々実施しており、ご来場のお客様に本公演とあわせてお楽しみ頂いております。
当日の『ばらの騎士』公演で元帥夫人役を務める森谷真理は、10月『蝶々夫人』においても題名役で主演します。次回公演で共演することになる山下牧子と今井俊輔が、森谷への応援と、『ばらの騎士』の感想、そして『蝶々夫人』にむけての意気込みを語ります。
二期会本公演キャストとの語らいの時をどうぞお楽しみください。
■■■ イベント情報 ■■■
《intermezzo》東京二期会アーティスト・ミニ・トーク
~オペラの幕間にお贈りする、オペラ歌手の語らいの時~

日時:2017年7月27日(木)『ばらの騎士』公演
    第1幕終了後の幕間休憩時 (開始予定時間詳細は後日ご案内)
会場:東京文化会館 大ホールロビー
登壇者:
    メゾソプラノ 山下牧子(10月『蝶々夫人』スズキ役)
    バリトン 今井俊輔(10月『蝶々夫人』シャープレス役)
※イベント観覧は、当日の『ばらの騎士』公演にご入場の方に限らせていただきます。
 同公演の他日チケットではご入場、ご観覧いただけません。

▼『ばらの騎士』東京公演の詳細ページはこちら
2017年7月 グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』〈東京公演〉 - 東京二期会
 2017年7月26・27・29・30日 東京文化会館大ホール
▼『蝶々夫人』の公演詳細ページはこちら
2017年10月 〈二期会名作オペラ祭〉 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会
 2017年10月6・7・8・9日 東京文化会館大ホール

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「二期会サロンコンサート」2017シーズン
6/8(木)<Vol.190 夢ある夜をあなたに>出演者メッセージ

毎回ご好評いただいている「二期会サロンコンサート」。回を重ねて、第190回を迎えます。
2017年シーズンの第1回目となる6月8日(木)は、“夢ある夜をあなたに”と題して、美しいオペラや歌曲の名曲の数々をお届け致します。
今回はフレッシュな二人の新星と、マーラーのエキスパートでもあるバリトン青戸 知が、いろどり豊かな歌世界へと皆様を誘います。
公演を前にソプラノ高橋希絵とメゾソプラノ金澤桃子の二人からメッセージも届いておりますので、ご紹介いたします。
          *     *     *
「ソプラノの高橋希絵です。今回、メゾソプラノの金澤桃子さん、バリトンの青戸 知さんと共にコンサートをさせて頂くこととなりました。3人とも異なる声種ということで、皆様にもお馴染みの重唱をたくさん盛り込みました。
私はリリックソプラノですが、今回はいつもの自分とは少し違う、かわいらしい?役にも挑戦する予定です。歌を勉強し始めて12年目となった今年の春より、オーストリアの地で研鑽を積んでおります。慣れない環境の中、自分と向き合う日々ですが、常に新たな発見をもたらしてくれる「音楽」という存在にとても助けられ、また感謝しています。
そんな幸せな発見を皆様と少しでも共有できますように。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。」(高橋希絵)
          *     *     *
「二期会ブログをご覧の皆様こんにちは、メゾソプラノの金澤桃子と申します。今回二期会サロンコンサートへの出演機会を頂きとても嬉しく思っております。
私達のコンサートのテーマは[夜]。私は一部に得意のフランス音楽からテーマにぴったりな大人っぽい曲をご用意しました。二部は華やかなオペラアリア、特に重唱を多く盛り込みましたので、是非極上のハーモニーをお楽しみ頂けたらと思います。
また、私は今年7月に二期会オペラ公演『ばらの騎士』に出演させて頂きます。もし今回のコンサートでご興味をお持ちいただけましたら、是非そちらにも足をお運び頂けましたら幸いです。それでは、6月8日カワイ表参道コンサートサロンにてお待ちしております。」(金澤桃子)
          *     *     *
聴き逃せない贅沢な一夜。ご来場をお待ち致しております。

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ソプラノ
高橋希絵
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メゾソプラノ
金澤桃子
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バリトン
青戸 知
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ピアノ
稲生亜沙子
salon190_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン
Vol.190 夢ある夜をあなたに

日時:2017年6月8日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:高橋希絵(ソプラノ)、金澤桃子(メゾソプラノ)、
    青戸 知(バリトン)、稲生亜沙子(ピアノ)
予定演奏曲:
 J.オッフェンバック オペラ『ホフマン物語』より 「舟歌」
 F.シューベルト 「憩いなき愛」
 岡野貞一 「朧月夜」(高野辰之 詩)
 G.マーラー 歌曲集『さすらう若人の歌』より 「恋人の婚礼の日に」
 C.ドビュッシー 「星の夜」
 E.シャブリエ オペレッタ『星』より 「星のロマンス」
 G.ロッシーニ オペラ『セビリヤの理髪師』より 「それじゃ私ね」
 W.Aモーツァルト オペラ『フィガロの結婚』より 「愛の神よ、照覧あれ」
 R.ワーグナー オペラ『タンホイザー』より 「夕星の歌」
 L.ドリーブ オペラ『ラクメ』より 「花の二重唱」
                           ほか

▼コンサート詳細・チケット情報はこちら
Vol.190 夢ある夜をあなたに | 二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン - 東京二期会

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7月公演『ばらの騎士』デビュー・キャストにインタビュー!~三人の孤児役・田崎美香「聴いているだけなのにまるで薔薇の香りを嗅いだような気持ち」

2015年二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ役で主演デビューを果たし、7月『ばらの騎士』では「三人の孤児」役で出演が決まっているソプラノ田崎美香。
姉は、二期会オペラ『パルジファル』クンドリー、『イドメネオ』エレットラ、『ナクソス島のアリアドネ』題名役等に出演してきたソプラノ田崎尚美で、姉妹コンサートも度々開催しています。
今回の『ばらの騎士』では、東京・愛知・大分3都市で出演を予定しています。クレオパトラの思い出とともに、本公演にむけての意気込みを聞きました。

201705_tasaki_mika.jpg ■三人の孤児
 (東京:7/27・30、愛知:10/28・29、大分:11/5出演)
田崎美香(たさき みか)
*声種: ソプラノ
*出身地: 福島県会津若松市
*主なレパートリー: 『エジプトのジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ、『ランメルモールのルチア』ルチア
*趣味: 温泉巡り、折り紙
*好きな○○: 好きな「漫画」=ドラゴンボール

<インタビュー>
――同世代のアーティストどうしで濃密な稽古を重ねて作った二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ。当時の思い出や学ばれたことは?
田崎: なかなか勉強する機会が無いバロックオペラに出演できてとても幸せでした。特に印象に残っていることは、ダ・カーポ部分の装飾についてです。バロックオペラでは、繰り返し同じメロディーが出てくる時に変奏するのが通例ですが、毎回の稽古で違う装飾を自分たちで作って来るよう宿題をだしていただき、家に帰っては頭を悩ませていたことが強く印象に残っています。その経験が功を奏して、今ではバロック音楽や歌手による変奏を必要とする曲に取り組む時に、自分で考えることが楽しくなりました。
――今回は規模も大きく変わって、キャストもベテランからフレッシュなアーティストまで、様々な方が集結する中、田崎さんは東京、愛知、大分公演まで出演する予定です。まずは、R.シュトラウス『ばらの騎士』の魅力について。
 
田崎: 『ばらの騎士』はR.シュトラウスのオペラの中でも大好きな作品です。特にオクタヴィアンとゾフィーが出会う二重唱では、聴いているだけなのにまるで薔薇の香りを嗅いだような気持ちになります。視覚、聴覚に加え嗅覚までも刺激してくれるところが、このオペラの魅力の一つでもあると思います。
――本公演にむけての意気込みをお願いいたします。
田崎: この度は本公演に関わることが出来てとても嬉しいです。二期会本公演としては今回デビューですのでとても緊張しておりますが、素晴らしいキャストの方々と一緒に舞台を作っていくことを楽しみながら、頑張っていきたいと思います。皆様のご来場心よりお待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 売切)
    29日(土) 14:00開演(S席 残少/C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼東京公演の情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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▼10/28・29愛知公演、11/5大分公演の情報・チケットのお求めについてはこちら
グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<愛知・大分公演> - 東京二期会

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待望のベスト盤! 《幸田浩子 マイ・ベスト・セレクション》 5月24日発売!!

本年、グラインドボーン音楽祭との提携公演『ばらの騎士』(東京二期会ほか共同制作)の7月東京公演および10月愛知公演で、2008年以来のゾフィー役を演じるソプラノ幸田浩子。
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同年のCDデビューから10年を迎えるにあたり、これまでリリースした7枚のアルバム計92曲から、自らがセレクトした15曲を収めたベスト盤《幸田浩子 マイ・ベスト・セレクション》が、5月24日(水)に発売されます。
自身の原点であるモーツァルトからチャップリンの「スマイル」まで、いずれの曲も、幸田が慈しみ、大切に歌い込んだ曲ばかりです。
リリック・ソプラノ名曲集としてもお楽しみ頂ける本アルバムは、「UHQCD」化により通常のCDプレイヤーでも高解像度の素晴らしい音質がお手軽に。より原盤に忠実な音になったCDで幸田の歌声を是非お聴きください!

201705_kouda_hiroko_COCQ-85361.jpg ●●● CD新譜情報 ●●●
《幸田浩子 マイ・ベスト・セレクション》
日本コロムビア 2017年5月24日発売
COCQ-85361/2,500円(税別)
封入特典:特製フォト・カード(ジャケット・サイズ)

収録曲(全15曲)
1.歌劇『ロミオとジュリエット』~私は夢に生きたい (グノー)
2.歌劇『ジャンニ・スキッキ』~わたしの愛しいお父さま (プッチーニ)
3.歌劇『ドン・ジョヴァンニ』~恋人よ、さあこの薬で (モーツァルト)
4.モテット『踊れ、喜べ、幸いなる魂よ』~アレルヤ (モーツァルト)
5.ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
6.天使の糧 (フランク)
7.アヴェ・マリア (マスカーニ)
8.喜歌劇『メリー・ウィドウ』~ヴィリアの歌 (レハール)
9.ウィーン、わが夢の街 (ジーツィンスキー)
10.アメイジング・グレイス (トラディショナル)
11.よかった (川口耕平)
12.花は咲く (菅野よう子)
13.ユー・レイズ・ミー・アップ (ラヴランド)
14.スマイル (チャップリン)
15.カリヨン (ドンギア)
アーティスト
・幸田浩子(ソプラノ)
・現田茂夫指揮/フェラーラ市管弦楽団 [1,2]
・ヤクブ・フルーシャ指揮/プラハ・フィルハーモニア [3,4]
・新イタリア合奏団 [5~7,10,15]
・ベッペ・ドンギア(ピアノ) [15]
・グィド・マンクージ指揮/ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団 [8,9]
・寺嶋陸也(ピアノ) [11,12]
・加藤昌則(ピアノ) [13,14]
・西江辰郎(ヴァイオリン) [13]
・千葉清加(ヴァイオリン )[13]
・篠崎友美(ヴィオラ) [13]
・川上 徹(チェロ) [13]
録音:2007~2014年
▼新CDの詳細情報はこちら
幸田浩子|ニューリリース - 日本コロムビア
▼UHQCDについて
UHQCD - 日本コロムビア

◆6月25日には、日本を代表するギタリストの村治佳織さんを迎え、紀尾井ホールでリサイタルを開催いたします。ギターの響きのなかで輝く、幸田が紡ぐ歌物語をどうぞお楽しみください。すでにチケットは残り僅かとなっております。
■■■ 公演情報 [1] ■■■
billboard classics
「幸田浩子ソプラノリサイタル -紡ぐ、音、時、人-」
~ギタリスト村治佳織を迎えて~

日時:2017年6月25日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:紀尾井ホール
料金:全席指定(税込) 《残席僅少!》
    S席5,500円、A席4,500円(完売)、S席ペア10,000円
出演:幸田浩子(ソプラノ)、村治佳織(ギター)、藤満 健(ピアノ)
主催:ビルボードジャパン
お問合せ:
    パシフィック・コンサート・マネジメント
    03-3552-3831 (平日10:00~18:00、土10:00~16:00)
▼リサイタルの詳細情報はこちら
幸田浩子ソプラノリサイタル -紡ぐ、音、時、人- ~ギタリスト村治佳織を迎えて~ - billboard-CC

◆そして、東京公演の7月26・29日、愛知公演の10月28日にゾフィー役で主演!『ばらの騎士』へぜひお越しください。
■■■ 公演情報 [2] ■■■
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作
R.シュトラウス『ばらの騎士』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
<東京公演>
日時:2017年7月 (各日とも開場は開演の60分前)
    26日(水) 18:30開演(幸田出演日)
    27日(木) 14:00開演
    29日(土) 14:00開演(幸田出演日)
    30日(日) 14:00開演
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~C席8,000円、学生席2,000円
<愛知公演>
日時:2017年10月 (各日とも開場は開演の60分前)
    28日(土) 14:00開演(幸田出演日)
    29日(日) 14:00開演
会場:愛知県芸術劇場 大ホール
料金:S席15,000円~D席3,000円
▼『ばらの騎士』公演情報ページはこちら
グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会
グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<愛知・大分公演> - 東京二期会
▼東京公演のチケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
※7月29日公演は良席が少なくなっておりますので、どうぞお早めに。
▼愛知公演のチケットのお求めは
・愛知芸術文化センター内プレイガイド TEL052-972-0430
(火~金 10:00~19:00/土日祝 10:00~18:00/月曜休)
※5月19日(金)チケット発売開始!

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7月公演『ばらの騎士』デビュー・キャストにインタビュー!~三人の孤児役・大網かおり「天上の音楽のような美しさに憧れ、いつかこのオペラを」

ソリストだけでもダブルキャストで総勢38名が出演する、7月二期会創立65周年財団設立40周年記念公演『ばらの騎士』。本公演でデビューを果たす二期会アーティストを紹介しています。本日は、三人の孤児役のひとり、ソプラノ大網かおりです。
「三人の孤児」は父親を戦争で亡くした貴族の娘たちの役です。第1幕の半ば、元帥夫人の朝の接見にやってきます。ちょっとしたシーンですが、「元帥」は陸軍の最高司令官で、その留守中に貴族の戦争孤児が来るわけですから、時代の斜陽感や戦争の影といえるものが喜劇的な優雅さの背景に描かれているように感じられます。

201705_ooami_kaori.jpg ■三人の孤児(7/26・29出演)
大網かおり(おおあみ かおり)
*声種: ソプラノ
*主なレパートリー: 『ラ・ボエーム』ムゼッタ、『ランメルモールのルチア』ルチア、『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ、ジョン・ラター《レクイエム》、フォーレ《レクイエム》
*趣味: ドラマ鑑賞、お茶
*好きな○○: 好きな「動物」→ 犬

<インタビュー>
――まずは『ばらの騎士』本公演にむけての今の気持ちを。
大網: 学生の頃、女声同士の重唱を探していたときに、このオペラの有名な"ばらの献呈のシーン"に出会いました。天上の音楽のような美しさに憧れ、いつかこのオペラを歌える歌手になりたいと思っておりました。研修所で初めて挑戦した時には、あまりの難易度の高さに苦戦したことをよく覚えています。
憧れの演目で二期会オペラにデビューさせていただけることをとても嬉しく思うとともに、緊張感で身の引き締まる思いです。この素晴らしい機会を与えて頂いたことに感謝し、全力でこの公演に臨みたいと思います!
――オクタヴィアンがゾフィーに銀のばらを渡すシーンの音楽は、ほんとうに美しいですね。大網さんが惹かれるR.シュトラウス『ばらの騎士』の魅力はどこにありますか?
大網: 何と言っても、甘美な旋律と壮大なオーケストラとが絡み合う、官能的なロココの世界観を堪能できるところではないでしょうか。
元帥夫人は原作では私と同い年だそうです。この歳で、この世を憂い、諦念し、若い恋人同士のために自分の気持ちを断ち切り、自分の居場所へ戻っていく。その決断は正しいことのように思えますが、自分を納得させることはとても辛く難しかったと思います。
若い2人が結ばれ、いわゆるハッピーエンドであるとともに、時の流れの残酷さを感じさせる内容になっているところも、普通の恋愛ドラマとは違う面白みのある作品であると思います。
――あらためて、お客様へむけて、意気込みを。
大網: 『ばらの騎士』は、本当に魅力的な作品です。
私自身も出演者でありながら、素晴らしい共演者の皆様に囲まれ、オペラファンのひとりとしても間近でこの作品に触れられることをとても楽しみにしております。
また、私にとっては二期会オペラデビューの作品になります。皆様にお楽しみいただけるよう、気を引き締めて頑張りたいと思います。
是非、オペラファンの方も、まだオペラをご鑑賞されたことのない方も、皆様東京文化会館へお越しいただき、えもいわれぬ美しい響きを生で体験していただきたいです。多くの方のご来場を心よりお待ち申し上げております!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 僅少)
    29日(土) 14:00開演(C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
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【速報!】『ばらの騎士』プレイベント 6/23(金)開催決定!~幸田浩子と佐々木典子が登場!クラシカ・ジャパンPresents〈二期会プレ・ソワレ〉オペラ『ばらの騎士』とウィーンの魅力

速報です!
クラシック音楽専門チャンネル「クラシカ・ジャパン」の協賛により、7月『ばらの騎士』東京公演のプレ・イベントの開催が、下記の通り決定いたしました。本日より二期会チケットセンターにてご予約の受付(無料)を開始いたします!

■■■ イベント情報 ■■■
クラシカ・ジャパンPresents《二期会プレ・ソワレ》
オペラ『ばらの騎士』とウィーンの魅力
日時: 2017年6月23日(金) 18:30開場/19:00開演
会場: ドイツ文化会館 OAGホール (地図
青山一丁目駅(地下鉄 銀座線・半蔵門線・都営大江戸線)出口4より徒歩7分
料金: 入場無料(※要事前予約)
出演: <おはなし>
幸田浩子(ソプラノ/『ばらの騎士』ゾフィー役)、佐々木典子(ソプラノ/元ウィーン国立歌劇場専属歌手)

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幸田浩子

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佐々木典子

<演奏>
元帥夫人:北村さおり(ソプラノ/『ばらの騎士』元帥夫人役カヴァー歌手)、オクタヴィアン:和田朝妃(メゾソプラノ/『ばらの騎士』オクタヴィアン役カヴァー歌手及び三人の孤児役出演予定)、ゾフィー:斉藤園子(ソプラノ/『ばらの騎士』ゾフィー役カヴァー歌手及び帽子屋役出演予定)、ピアノ:大藤玲子

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北村さおり
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和田朝妃
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斉藤園子
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大藤玲子
●ご予約・お問合せ:《本日より受付開始!》
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
FAX 03-3796-4710 または メール でも24時間受付いたします

2003年二期会創立50周年記念公演『ばらの騎士』元帥夫人とゾフィー役で共演した幸田と佐々木。オペラの舞台でもあるウィーンでともに活躍したふたりならではのトークを、映像などを交えながらたっぷりとお楽しみいただきます。トークの後は、『ばらの騎士』の生演奏も。
もちろん今回も入場無料。どうぞお越しください!
▼7月26日ジャパン・プレミエ!『ばらの騎士』東京公演の詳細ページはこちら
2017年7月 グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』〈東京公演〉 - 東京二期会

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7月公演『ばらの騎士』デビュー・キャストにインタビュー!~マリアンネ役・栄 千賀「一度しかないデビュー公演を大切に歌い切りたい」

二期会創立65周年・財団設立40周年記念にお贈りする『ばらの騎士』。
グラインドボーン音楽祭でも設立80周年記念として新制作された舞台との提携公演です。今回、ヴァイグレが指揮をしたメトロポリタン歌劇場のプロダクションも、リンカーンセンター移設50周年を迎えて40年ぶりの新制作でした。『ばらの騎士』が、オペラファンの方々と共有する祝祭の時にふさわしい作品であることは間違いありません。
また、今回は東京公演で多くの歌手が二期会オペラデビューを果たすことも、皆様に楽しみにしていただきたいことのひとつです。
すでにいくつかのプレコンサートに登場したデビュー・キャストを紹介してきました。
本日は、マリアンネ役で26日・29日に出演するソプラノ栄 千賀(さかえ ちか)をご紹介します。

201705_sakae_chika.jpg ■マリアンネ(7/26・29出演)
栄 千賀(さかえ ちか)
*声種: ソプラノ・リリコ
*出身地: 千葉県
*主なレパートリー:
『ラ・ボエーム』ミミ、『トゥーランドット』リュー、『蝶々夫人』蝶々夫人、『カルメン』ミカエラ、『愛の妙薬』アディーナ、『こうもり』ロザリンデ
*趣味: 海外旅行
*好きな○○: 好きな「お寿司のネタ」→甘エビ

<インタビュー>
――マリアンネは、ゾフィーの養育係の女性。第2幕ファーニナル家のシーンで登場して、「ばらの騎士」オクタヴィアンとゾフィーのフィアンセ、オックス男爵の来訪に立ち会います。粗野で下品なふるまいのオックスに憤慨して失望するゾフィーを、マリアンネは一生懸命に励まします。
栄さん自身はこの役をどのように捉えていますか?
栄: 色々な捉え方が出来る役だと思いますが、私はマリアンネを、ゾフィーを愛しているのはもちろんのこと、ファーニナル家に仕えていることに大変誇りを持ち、家の繁栄を願っているキャラクターだと思います。
ゾフィーが嫌がっているのにも関わらず、オックス男爵を薦めている様子は、とんでもない養育係だと思われてしまうかもしれません。
しかしそれは、大事なお嬢様に少しでも良い家に嫁いで欲しいという母心で、それこそがゾフィーの幸せだと信じているからなのだと思います。
ですので、一途にゾフィーの幸せとファーニナル家の繁栄を願うあまり、ちょっと的外れで浮き足立った言動をしてしまうマリアンネですが、どうぞ温かいお気持ちで応援していただければ幸いです!
――音楽的にはどのような特徴がありますか?マリアンネの「聴かせどころ」を教えてください。
栄: マリアンネは2幕冒頭から登場します。人の話をほとんど聞かず、屋敷の窓から見える街の様子をかなり興奮気味に実況しています。
マリアンネが浮き足立っている様子は、歌う旋律からも分かります。音の跳躍の幅が大きく、ゾフィーの歌う旋律に唐突にカットインし、街の賑やかな様子を興奮して早口に伝えます。
「ロフラーノ!ロフラーノ!」と歌う男声合唱が聴こえてきましたら、いよいよマリアンネの一番の聴かせどころです。ばらの騎士がファーニナル家に近づいてくる様子を、先ほどまでの細切れの音楽とは打って変わって、朗々と歌います。ここからオペラ史上でも有数の、ばらの騎士が登場するあの神々しい音楽へとつながっていきます。
この後のシーンで登場するオクタヴィアンへの期待を、より一層高められる様に歌いたいと思います!!
――デビューにむけて、その意気込みをお願いいたします。
栄: オーディションの結果を頂いた時はただただ嬉しかったのですが、今はとてもワクワクした気持ちと、緊張と、色んな気持ちが入り交じっております。
一度しかないデビュー公演を大切に歌い切りたいと思います。
皆様のご来場をお待ちしております!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 僅少)
    29日(土) 14:00開演(C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

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2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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9/23(土) 海老名市文化会館に11月公演『こうもり』キャストが登場!~えびかんクラシカルコンサート#32

東京二期会オペラ劇場今年11月の日生劇場での公演は、オペレッタの人気No.1作品J.シュトラウスII世作曲『こうもり』。チケットは6月17日(土)から二期会オペラ愛好会先行予約を、7月1日(土)から一般発売を開始します!
本公演に先立って、各地でのプレコンサートの開催も決まってきました。
本日ご紹介するのは、9月23日(土)海老名市文化会館で開催される「えびかんクラシカルコンサート#32~『こうもり』ハイライトとオペレッタ名唱集」です。
出演は、11月公演の本キャストからアイゼンシュタイン又吉秀樹(テノール)、ロザリンデ嘉目真木子(ソプラノ)、、ファルケ小林啓倫(バリトン)、そしてアデーレ湯浅ももこ(ソプラノ)。ピアノは三澤志保です。

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又吉秀樹
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嘉目真木子
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小林啓倫
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湯浅ももこ
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三澤志保

「えびかんクラシカル」と東京二期会オペラ劇場との提携は、2013年『ホフマン物語』、2015年『魔笛』に続き3回目のこと。今回もオペレッタの魅力、そして、『こうもり』の聴きどころを、ぎゅっと凝縮してお届けいたします!
レコーディングにも使用されることも多い、優れた音響を誇る小ホールでのコンサートです。お客様と近しい距離感で音楽を分かち合うことができるので、演奏側もとても楽しみにしているコンサートなのです。
9月はぜひ「えびかん」こと海老名市文化会館へ!
■■■ 公演情報 ■■■
えびかんクラシカルコンサート#32
「こうもり」ハイライトとオペレッタ名唱集

日時:2017年9月23日(土) 14:00開演(13:30開場) 
会場:海老名市文化会館 小ホール
    ・小田急小田原線・相鉄本線「海老名駅」西口より徒歩5分
    ・JR相模線「海老名駅」東口より徒歩5分
出演:湯浅ももこ(ソプラノ)、嘉目真木子(ソプラノ)、又吉秀樹(テノール)、
    小林啓倫(バリトン)、三澤志保(ピアノ)
料金:(全席指定・税込)
    一般4,000円、学生(25歳以下対象の当日券)1,000円
チケット取扱:<発売中>
    海老名市文化会館 046-232-3231
    東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
▼公演詳細ページはこちら
えびかんクラシカルコンサート#32「こうもり」ハイライトとオペレッタ名唱集|最新イベント情報 - 海老名市文化会館
▼11月『こうもり』本公演は、7月1日(土)チケット一般発売開始!(6/17(土)愛好会先行)
2017年11月 ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演 J.シュトラウスII世オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

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5/21(日) The JADEが「ゴールドリボン・チャリティコンサート2017」に出演します!

オペラ界のトップ・スターによる男性ユニット《The JADE (ザ・ジェイド)》のメンバー5名が、5月21日(日)鶴見に集結します!
今回はオリジナル・ナンバーに加え新たなアレンジ曲も初披露。メンバーの個性光るアリアも必聴です。
主催は「がんの子供を守る会を応援する会」。小児がんと闘う子供たちの為に全力で歌声をお届けします!

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(PDFちらし)
■■■ 公演情報 ■■■
「ゴールドリボン・チャリティコンサート2017」
日時:2017年5月21日(日) 15:00開演 (開場14:30)
会場:横浜市鶴見区民文化センター サルビアホール
   ・JR京浜東北線・鶴見線「鶴見」駅 東口から徒歩2分
   ・京急本線「京急鶴見」駅 西口から徒歩2分
料金:(全指定席)
    1階 A席5,000円
    2階 B席4,000円
出演:The JADE [高野二郎、樋口達哉、高田正人、成田博之、北川辰彦]
    ピアノ・編曲 金井 信

予定演奏曲:(曲目は変更になる場合もございます)
  ・乾杯の歌(オペラ「椿姫」より)
  ・アベマリア(グノー)
  ・誰も寝てはならぬ(オペラ「トゥーランドット」より)
  ・銀色の道
  ・カンツォーネメドレー(オー・ソレ・ミオほか)
  ・手紙(オリジナル曲)
  ・祈り(~You Raise Me Up~)
  ・明るい未来(オリジナル曲)
  ・倖せのまわり道(オリジナル曲)
                      ほか
ご予約・お問合せ:
 ・Email:m_koyomi@wish.ocn.ne.jp(鳥谷様)
 ・電話:045-573-8972(今村様10:00~17:00)
主催:がんの子供を守る会を応援する会
後援:鶴見区、鶴見区医師会、香雲堂、東邦ホールディングス、tvk(テレビ神奈川)
▼地域情報サイト「つるみウォッチャーズ」で詳しく紹介されています!
小児ガンの子どもを応援!「ゴールドリボン・チャリティーコンサート」が5/21(日)サルビアホールで開催 - つるみウォッチャーズ
▼会場アクセスはこちらをご覧ください
横浜市鶴見区民文化センター サルビアホール

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~5/22(月)は新福美咲&豊島由佳 初夏の散歩道~フランスのそよ風にのせて~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は5月22日(月)。ソプラノ新福美咲(しんぷく みさき)とメゾソプラノ豊島由佳(とよしま ゆか)がフレッシュな歌声を披露します!
今回も出演の二人にコンサートに向けての話を聞きましたので、ご紹介いたします。
          *     *     *

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ソプラノ
新福美咲
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。
はじめまして。鹿児島出身、ソプラノの新福美咲です。
音楽教師の母の影響で、物心ついた時にはオペラや歌曲の演奏会に行っていました。初めて観たオペラはカルメンで、迫力のある声と妖艶な姿にあんな女の人になりたい!と思ったのを覚えています。ちょっとおませな子どもでした(笑)
小学生の頃、地元鹿児島の少年合唱隊に入って初めてたくさんの人の前で歌ったとき、歌を通じて会場と一体になったのを感じました。この感覚はなんて素敵なんだろう。ずっとこの中にいたい。と感動しました。
それ以来すっかり歌に夢中になり、音楽科のある高校を経て、国立音楽大学に進学しました。大学卒業後はオペラについてもっと学びたいと、二期会の研修所に入りました。そして現在も大学院でさらに学びを深めています。学べば学ぶほど、歌えば歌うほど、声楽の世界は奥深く、楽しさは増すばかり
です。

――声種やレパートリー、目指す役や舞台等を教えて下さい。
声種はリリコ・レッジェーロです。ベルカント・オペラと呼ばれる、ベッリーニやドニゼッティの作品をレパートリーとして勉強していましたが、2年ほど前からフランスの作曲家の作品に夢中になりました。あまり日本で演奏されていないフランス人の作曲家の作品などを研究しております。
フランス作品の素晴らしさをたくさんの方にお届け出来たらと思っております。
――コンサートのテーマやポイントをお願いします。
今回「初夏の散歩道~フランスのそよ風にのせて~」というテーマで歌わせていただきます。フランス人作曲家の作品や、フランスの初夏を歌うプログラムです。
初夏というとどのようなイメージでしょうか?夏ほど暑くはなく、春ほど寒暖差はなく、心地よく過ごしやすい時期ですね。バラやシャクヤクなど大輪の花が咲き、新緑が芽吹き、夏をむかえようとする日射しにワクワクを感じる時期でもあります。そんな初夏の情景や花の香りを感じられる選曲にしました。
――共演者をご紹介下さい。
豊島由佳さんとは、今回初めての共演です。研修所では同期でしたが、クラスが別々でお名前を拝見したことがある程度でした。しかしお話ししてみると、お互いフランス作品をレパートリーとしていたこともあり、すぐに意気投合しました。
豊島さんは、深みのある温かなメゾの声で、大人な雰囲気です。一緒に歌う際もやさしくハーモニーを支えて下さいます。本番がとても楽しみです!
          *     *     *

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メゾソプラノ
豊島由佳
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。
小学4年生から中学3年生まで児童合唱団に入っていました。歌う事が本当に楽しく、歌以上に夢中になれる物はありませんでした。
「専門的に勉強したい。歌や音楽にずっと携わっていきたい。」
と思い、迷う事なく声楽科を目指しました。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?
メゾ・ソプラノです。フランス歌曲やフランスオペラをレパートリーとしています。
フランス音楽の世界や美しさをお伝えするコンサートは勿論、宗教曲や日本歌曲など幅広く歌える歌手になりたいです。又、現在勉強中のロッシーニのオペラ『チェネレントラ』をいつか歌う事も目標です。
――今回のプログラムと共演者について。
共演者の新福さんもフランス歌曲がご専門なので、フランス歌曲とフランスオペラの曲で構成しました。「初夏の散歩道」をテーマに、花や道に因んだ曲を多く選びました。皆様がご存知の曲や、初めてでも親しみやすい綺麗な曲ばかりです。
共演は、オペラ研修所で同期だったリリコ・レッジェーロソプラノの新福美咲さん。現在大学院でフランス歌曲を勉強なさっています。研修所ではクラスが違ったので、今回初めてご一緒させて頂けて嬉しく思っています。
新福さんのソプラノの明るい響きと、私のメゾソプラノの響きの違いをお楽しみ頂ければ・・・と思います。
          *     *     *
今回のコンサートのサブタイトル「初夏の散歩道 ~フランスのそよ風にのせて~」とあるように、夜のお出かけにも気持ちの良い季節となりました。
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
初夏の散歩道 ~フランスのそよ風にのせて~

日時:2017年5月22日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:新福美咲(ソプラノ)、豊島由佳(メゾソプラノ)、高田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ドリーブ 『ラクメ』より “花の二重唱”
 サティ 「ジュ・ドゥ・ヴ」
 山田耕筰 「この道」(ワッセルマン仏訳)
                      ほか
 ※ピアノは当初出演を予定しておりました松原裕子から変更となりました。
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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5/13(土) La Dill(ラ・ディル)八ヶ岳高原音楽堂のサロンコンサートに出演!
~4オクターブの奇跡のハーモニー~

メジャーデビュー3周年となる実力派オペラ歌手4名による注目の男性オペラユニット、La Dill(ラ・ディル)。
3周年最初のステージは5月13日(土)、国内外の著名なアーティストが出演する八ヶ岳高原音楽堂のサロンコンサートに待望の初登場!
新緑と満天の星空が美しい季節を迎えた八ヶ岳高原で、カウンターテナーからバリトンまで4オクターブの歌声が紡ぎだす奇跡のハーモニーをお楽しみください!!
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写真左から:彌勒忠史、岩田健志、金山京介、坂下忠弘、吉田貴至(ピアノ)

201705_yatsugatake_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
八ヶ岳高原サロンコンサート2017
La Dill 4オクターブの奇跡のハーモニー

日時:2017年5月13日(土) 17:00開演(16:00開場)
会場:八ヶ岳高原音楽堂
出演:La Dill(ラ・ディル)
     カウンターテナー 彌勒忠史
     テノール 金山京介
     バリトン 岩田健志、坂下忠弘
     ピアノ 吉田貴至
演奏予定曲:
  ・オペラ『椿姫』より「乾杯の歌」
  ・オペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
  ・「オ・ソレ・ミオ」(カンツォーネ)
  ・「言葉にできない」(小田和正)
  ・「どんなときも。」(槇原敬之)
  ・「少年時代」(井上陽水)
  ・「マイウェイ」(クロード・フランソワ)   ほか

▼コンサートの詳細、ご宿泊セットプラン、ご予約方法はこちらから
La Dill 4オクターブの奇跡のハーモニー - 八ヶ岳高原ロッジ
 電話 0267-98-2131

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7/16(日)狛江エコルマホールで二期会合唱団と共にオペラを歌う参加者を募集中!

小田急線の狛江駅前にある、エコルマホールで、7月16日(日)に「二期会合唱団が贈るVIVA、コーラス~ドイツ・オペラ合唱曲と歌曲の魅力~+魔笛(ダイジェスト版・日本語上演)」が開催されます。
この公演では、二期会合唱団とワーグナーの合唱曲を一緒に本番のステージで歌う、ワークショップも行われます。練習は5月25日(木)から毎週木曜日の夜に計8回の予定。
先週より合唱参加申込の受付が始まり、女性メンバーは既に定員に達し受付を終了しましたが、男性メンバーは現在のところまだ枠があり、募集を行っています。
公演のご案内では“数々のワーグナー作品を日本初演してきた二期会ならではの選曲で…”と謳われているように、今回はワーグナーの有名なオペラ合唱曲を中心として「愛」に因んだ曲を選びました。
特に男声のみによる『タンホイザー』の“巡礼の合唱”は、ドラマ「白い巨塔」でも効果的に使われた音楽で、男のロマンを感じる威厳に満ちた合唱曲。ドイツ語での歌唱となりますが、当会歌手が指導いたしますので、合唱経験は問いません。ぜひ、ご参加お待ちしております!
■参加内容:二期会合唱団と一緒に7月16日の公演で歌います
■参加資格:中学生以上から大人の方で、8回の練習の内6回以上参加できる方
■練習日程:5月25日(木)、6月1日(木)、8日(木)、15日(木)、22日(木)、29日(木)、
       7月6日(木)、13日(木) いずれも18:30~21:00
■本番前日程:リハーサル7月15日(土)14:00~17:00、ゲネプロ16日(日)11:00~13:00
■指導:浅井隆仁(バリトン・二期会会員)ほか
■練習会場:エコルマホール
■申込期間:5月14日(日)19:00まで(定員になり次第、受付終了)
▼参加費用、お申込方法など、詳しくは公演ページをご覧ください
二期会合唱団が贈るVIVA、コーラス - 狛江エコルマホール
 電話問合先:03-3430-4106(9:00~19:00 *火曜休館)

201705_viva.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
「二期会合唱団が贈るVIVA、コーラス」
~ドイツ・オペラ合唱曲と歌曲の魅力~
+魔笛(ダイジェスト版・日本語上演)

日時:2017年7月16日(日) 14時開演(13:15開場)
会場:狛江 エコルマホール(小田急線狛江駅北口徒歩1分)
料金:全席指定 一般3,500円、高校生1,000円(当日要学生証)
出演:【指揮】松本宰二
   【合唱】二期会合唱団、エコルマ合唱団(今回の公募)
曲目:J.シュトラウスII世 『こうもり』より「開幕の合唱」
   ワーグナー 『さまよえるオランダ人』より「糸紡むぎの合唱」
   ワーグナー 『タンホイザー』より「巡礼の合唱」
   ワーグナー 『ローエングリン』より「婚礼の合唱」
   モーツァルト 『魔笛』抜粋(ダイジェスト版・日本語上演) ほか
お申込・お問合せ:エコルマホール 03-3430-4106 《チケット発売中》

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【『ばらの騎士』関連情報】6/12(月)METライブビューイングの上映前イベントに、元帥夫人役ソプラノ森谷真理が登壇します!

7月の東京公演から始まる、二期会共同制作公演『ばらの騎士』で元帥夫人役を演じるソプラノ森谷真理が、先立つ6月12日(月)、東劇で開催される「METライブビューイング『ばらの騎士』トーク付き上映会」に登場します!
201704_moriya_mari.jpg 森谷真理
●●● イベント情報 ●●●
METライブビューイング『ばらの騎士』トーク付き上映会
日時:6月12日(月)18:00~ ※MET『ばらの騎士』上映前
会場:東劇(東京都中央区築地4-1-1東劇ビル3F)
登壇者:森谷真理(ソプラノ/二期会)
    林田直樹(音楽ジャーナリスト・評論家)
鑑賞料金:一般3,600円(税込) 学生2,500円(税込)
▼上映内容の詳細はこちら
2016-2017 | 演目紹介 | METライブビューイング:オペラ - 松竹
▼イベント詳細はこちらへ
オペラ歌手・森谷真理さん登壇!《ばらの騎士》トーク付き上映会開催! - METライブビューイング 最新情報 Met opera
          *     *     *
上映される舞台はMET千秋楽の5月13日公演のもの。指揮は、7月『ばらの騎士』東京公演にも登場するセバスティアン・ヴァイグレです。
201704_weigle.jpg セバスティアン・ヴァイグレ
ルネ・フレミングが元帥夫人を歌う最後のプロダクションとして現地のチケットは千秋楽までソールド・アウト。
いっぽう、2006年にレヴァイン指揮『魔笛』夜の女王でMETデビューを果たし大成功を収めている森谷。2014年びわ湖ホール『リゴレット』ジルダでセンセーショナルに日本凱旋デビューを成功させた後、よりリリックな役でもさらにその歌声を開花させてきた森谷にとって、今回の公演で歌う元帥夫人は初役となります。
当日の上映を前にしてどのような話題を展開させるでしょう。芸術的刺激に満ちたライブビューイングになりそうです。
ぜひ、東京文化会館の生の舞台とセットでお楽しみください!

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ちらし(PDFファイル)
▼森谷真理出演、日本3都市開催・グラインドボーン音楽祭との提携公演『ばらの騎士』の詳細はこちら
R.シュトラウス『ばらの騎士』(東京公演) - 東京二期会
 2017年7月26日(水)~30日(日) 東京文化会館 <発売中>
R.シュトラウス『ばらの騎士』(愛知・大分公演) - 東京二期会
 2017年10月28日(土)・29日(日) 愛知県芸術劇場 <5/19(金)~一般発売>
 2017年11月5日(日) 大分 iichiko総合文化センター <7/8(土)~一般発売>
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今シーズンの二期会オペラ公演本キャストが贈る特別なディナーコンサート~5/17(水)ラリアンス「第4回ワインとオペラを愛でる会」

フランス料理とワインとオペラ…すべてを一緒に解説付きのフルコースでお楽しみいただいている、神楽坂のフランス料理店ラリアンスでの「ワインとオペラを愛でる会」。一昨年の11月、レストラン開業12周年を記念して開催された特別企画のディナーが大好評を博し、この度の5月17日(水)で第4回を迎えます。
東京二期会は第1回からオペラ歌手のプログラムをプロデュース。毎回実力あるフレッシュな歌手が登場し、テーマに沿ったステージをお贈りしてきました。
今回の出演者にも実力者が勢ぞろい。今シーズンのオペラ公演『ばらの騎士』『蝶々夫人』『こうもり』の本キャストから、〈ソプラノ〉田崎美香(『ばらの騎士』三人の孤児)、和泉万里子(『蝶々夫人』ケート役)/〈メゾソプラノ〉金澤桃子(『ばらの騎士』三人の孤児)、和田朝妃(『ばらの騎士』三人の孤児、『こうもり』オルロフスキー)/〈テノール〉芹澤佳通(『ばらの騎士』動物売り)、吉田 連(『ばらの騎士』元帥夫人の執事、『こうもり』アルフレード)/〈バリトン〉小林啓倫(『こうもり』ファルケ)、原田勇雅(『蝶々夫人』神官)、の8名が集まりました!ピアノは髙田恵子です。
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写真) 上段左から 田崎美香、和泉万里子、金澤桃子、和田朝妃
下段左から 芹澤佳通、吉田 連、小林啓倫、原田勇雅、髙田恵子
今回は「日本の心とオペラの故郷ヨーロッパを愛でる春の宵」と銘打ったディナーに。本格フレンチに和食の要素を採り入れたラリアンス・オリジナルの様式“フランコ・ジャポネ”にちなんで、【前菜】のステージでは、歌でも「日本の心」をテーマにお届けします。
続く【お魚料理】のステージでは「イタリアの海とヴェネツィア」を。【お肉料理】のステージでは「ヨーロッパの田園風景」を愛でながらメインディッシュに『リゴレット』をお召し上がりいただき、最後の【デザート】には、音楽の都「パリ、ウィーン」の街をお伝えします。
ワイングラスを傾けて、美味しいお料理に舌鼓を打ちながら、旬の歌声をご堪能ください。
■■■ イベント情報 ■■■
☆☆☆ ラリアンス 第4回 ワインとオペラを愛でる会 ☆☆☆
日時:2017年5月17日(水) 18:30 OPEN
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:おひとり様 25,000円
    お料理フルコース・ワイン4杯・音楽料(消費税・サービス料込)
    ※限定50名様
▼お問合せ・ご予約は
ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで

▼今シーズンのオペラ公演ラインアップは、こちらをご覧ください!
東京二期会オペラ劇場2017-2018シーズンラインアップ - 東京二期会
▼各公演の詳細ページはこちら
2017年7月 グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会
2017年10月 〈二期会名作オペラ祭〉 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会
2017年11月 ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演 J.シュトラウスII世『こうもり』 - 東京二期会

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Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」 2017年度出演者発表!

Hakuju Hall主催の、若手歌手によるコンサートシリーズ「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。
これまでの出演者たちは、その後、東京二期会のオペラ本公演をはじめ、活躍の場を次々に広げています。
5年目を迎えた本年度は、この春、二期会オペラ研修所第60期マスタークラスを修了した、新進気鋭の6名が出演いたします。
本年度の特色は、ソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バリトンと、出演者の声種が豊富なところ。それぞれが得意とするオペラアリアや歌曲はもちろん、様々な表情のアンサンブルをお楽しみいただけます。
チケットは5月13日(土)よりHakuju Hallチケットセンターで発売。
現在、各回ともプログラムを準備中です。どうぞご期待ください!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

会場:Hakuju Hall(白寿ホール)
    ・小田急線 代々木八幡駅 南口 もしくは
    ・千代田線 代々木公園駅 1番出口 より徒歩5分
料金:各回とも 全席自由 500円(税込)

各回の日時と出演者:
[第13回]
2017年9月21日(木) 11:00開演(10:30開場)
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ソプラノ
斉藤真歩
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テノール
市川浩平
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ピアノ
石野真穂
[第14回]
2017年11月16日(木) 11:00開演(10:30開場)
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メゾソプラノ
郷家暁子
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バリトン
的場正剛
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ピアノ
荻原萌子
[第15回]
2018年1月25日(木) 11:00開演 (10:30開場)
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ソプラノ
髙品綾野
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メゾソプラノ
中川香里
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ピアノ
木下志寿子

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所  協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所  後援:公益財団法人東京二期会
チケット一般発売日:2017年5月13日(土)
▼ご予約・お問合せはこちら
Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700
 火~土 10:00~18:00(※祝日・休館日を除く)
▼予定プログラム等の公演詳細は決まり次第、主催者ウェブサイトに掲載されます
Hakuju Hall (白寿ホール)

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グラインドボーン音楽祭との提携公演・日本3都市開催の『ばらの騎士』で《ジャパン・プレミエ・キャンペーン》を実施!~7月26日公演先着ペア70組様に“ばらの献呈”

先日発表した、10月公演〈二期会名作オペラ祭〉『蝶々夫人』の10月6日(金)プレミエ・キャンペーンにつづいて、7月26日(水)の『ばらの騎士』ジャパン・プレミエでも、プレゼントの実施が決定しました!
グラインドボーン音楽祭との提携公演『ばらの騎士』は、7月26日(水)からの東京公演から始まり、10月28日(土)・29日(日)愛知県名古屋市の愛知県芸術劇場、11月5日(日)大分県大分市のiichiko総合文化センターへと全国3都市をツアーします。
ツアーの初日を飾る7月26日(水)はまさにジャパン・プレミエ。この日のために、特別な《ジャパン・プレミエ・キャンペーン》を実施します。

グラインドボーン音楽祭との提携公演
◇◆◇ R.シュトラウス『ばらの騎士』ジャパン・プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
201704_vol_40.jpg 7月26日(水)の初日公演にご来場のお客様、ペア70組様※に、「銀のばら」をプレゼントいたします。
(※ご来場受付先着順)
お贈りする「銀のばら」は、ホワイト・ローズに生花用に開発された特製のシルバー色をスプレーしたもの。オペラの中でオクタヴィアンがゾフィーに献呈したように一輪ずつ、包装いたします。

 ・受付場所:東京文化会館大ホールロビー内
 ・受付開始:17時00分の開場時より先着順で受付、「引換券」をお渡しします。
      (ペア70組様に達した時点で終了となります)
 ・お渡し開始:終演後、主催者カウンター前にて「銀のばら」とお引換いたします。
銀のばらが、幸せを呼びますように、と願いを込めて。
ご来場お待ちしております!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★
    27日(木) 14:00開演
    29日(土) 14:00開演(D席 売切)
    30日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~4/24(月)は又吉佑美&吉田明未 ソプラノ女子力バトル!

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は4月24日(月)。又吉佑美と吉田明未、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!
今回も出演の二人にコンサートに向けての話を聞きましたので、ご紹介いたします。

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ソプラノ
又吉佑美
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。
元々5歳のときからピアノやソルフェージュを習っており、それからずっとピアノ一筋で過ごしていました。ピアノは勿論、とにかく音楽そのものが大好きで、小学校の休み時間には友達と「モー娘。」の曲を歌い踊っているような子どもでした(笑)。
歌を始めたきっかけは、あるミュージカルの舞台を観たことです。それまでもしょっちゅうミュージカルは観に行っていたのですが、あるとき「…これだ…!!! わたしも歌いたい…!!!」と身体中に衝撃が走り、まさに青天の霹靂でした(笑)。
そして高校入学後に地元で声楽を習い始め、大学は様々な観点から音楽を捉えられる総合大学へ進み、音楽科で4年間学びました。お恥ずかしいことに大学に入るまではオペラについて何も知識がなかったのですが、素晴らしい作品や皆で舞台を作り上げる悦びを知り、一気に虜になってしまいました。
歌を始めて10年になりますが、まだまだ「日々勉強」です。

――声種やレパートリー、目指す役や舞台等を教えて下さい。
わたしはレッジェーロという軽めのソプラノです。それにより、純粋無垢な少女だったり機転の利く女中だったり、あとは派手好きな美人など…(笑)そのような役どころが多いように思います。「わたし」ではなくその役として舞台上で生きられる歌い手を目指して、精進していきたいです。
歌を始めたきっかけがミュージカルだったこともあり、大学時代はミュージカル活動も少ししていましたし、今でもミュージカル曲を歌うことは大好きです。
ジャンルに捉われず、歌や舞台の楽しさをもっと多くの方々に伝えていく活動を続けていきたいと思っています。
――コンサートのテーマや、共演者についてコメントをお願いします。
巷で流行っている「女子力」という単語を聞いてどのようなものを思い浮かべるでしょうか?
どうやら様々な定義があるようですが、今回わたしは「女性としての魅力」「輝いた生き方をしている女性の力」という意味合いで考えています。プログラムはオペラアリアを中心に選曲しましたが、オペラに登場する女性というのはどれも魅力的で、自分の生き様をこれでもかと発揮しているように思えて、愛すべきキャラクターばかりです。キャラクターの違いからその音楽を楽しんでいただけたら、と思っております。
今回共演する吉田さんは、研修所で2年間共に学んだ仲間ですが、しなやかで豊かで温かい声の持ち主です。わたしとは声の種類が異なるので、我々ふたりの声の違いにもご注目ください。
年齢が同じなので、いつもは「はるちゃん」と呼んで慕っています(笑)。今回もプログラムや演出を考えるにあたり、経験豊富なはるちゃんにたくさん助けてもらい、本当に頼りにしています!

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ソプラノ
吉田明未
――自己紹介をお願いします。
福岡県出身、リリック・ソプラノの吉田明未(よしだ はるみ)です。
小学生の頃からジャズダンスを習っており、ミュージカルが大好きでした。博多座や劇団四季によく連れて行ってもらい、家では夢中で繰り返しミュージカル映画を観ていました。高校ではバンドを組んだりゴスペルを習ったりと、いろんなジャンルの音楽を楽しんでいました。音楽の基礎を学ぼうと大学へ入学し、勉強しているうちにオペラの魅力にとりつかれて研修所へ入りました。
リリック・ソプラノとして、ヴェルディやプッチーニのヒロインを演じることが目標です。また、踊ることが得意なのでそれを生かしてオペレッタにも挑戦していきたいです。

――今回のプログラムとご共演者についてお聞かせ下さい。
オペラのヒロインと言っても、様々なキャラクターがあります。共演させていただく又吉さんは同じソプラノでも全くレパートリーが違うので、声やテクニック、女性としてのキャラクターの違いを楽しんでいただきたいと思いました。
共演の又吉さんは、研修所の本科、マスターと同じクラスの仲間として心から尊敬しています。真面目で誠実に音楽と向き合う姿にいつも刺激をもらっています。お互い女子大出身やミュージカル好き等の共通点もあり、打ち合わせのつもりがついついおしゃべりに夢中になってしまうことも…!又吉さんのソロをたっぷり聞くことができるのが私自身とても楽しみですし、ソプラノ同士ならではの華やかな二重唱をお届けできるのではないかと思います。
          *     *     *
今回のコンサートのサブタイトルは「ソプラノ女子力バトル!」。様々なオペラの中からソプラノ役が持つ女子力の見・聴き比べが大変楽しみです。
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
ソプラノ女子力バトル!

日時:2017年4月24日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:又吉佑美(ソプラノ)、吉田明未(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ロッシーニ 歌曲集「音楽の夜会」より 「ヴェネツィアの競艇」
 オッフェンバック 『ホフマン物語』より “生垣には小鳥たちが”
 プッチーニ 『マノン・レスコー』より “この柔らかなレースの中で”
                      ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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4月15日(土)、10月公演〈二期会名作オペラ祭〉『蝶々夫人』チケット一般発売開始!

桜満開の東京。この桜の花びらがいっぱいに風に舞うであろう頃、4月15日(土)から、東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』のチケット一般発売が始まります!
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二期会が栗山昌良氏を演出に迎えて『蝶々夫人』を初めて上演したのは1957年。以来、実に60年の歳月をかけて、この日本の長崎を舞台にした名作の上演に磨きをかけてきました。
ひとつの歌劇団とひとりの演出家とが、ひとつの傑作を、これほどの時間をかけて追究することができたことは、おそらく世界をみても多くの例は見られないのではないでしょうか。
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精錬と探求を重ね、現在の舞台が二期会で初演されたのは2003年。艶やかな着物、四季折々の花、繊細な所作、リアリズムが透徹された和装飾……そして、どの場面でも、蝶々さんその人がつねに輝きと感動の中心でいる舞台に、くわしい説明はいらないでしょう。

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大村博美
10/6・8
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森谷真理
10/7・9
今回、蝶々夫人を演じるのは、ベルリン・ドイツ・オペラはじめ世界中で本役を歌い絶賛されてきた稀有なる名歌手・大村博美と、メトロポリタン歌劇場など欧米一流歌劇場で喝采をうける最高峰のディーヴァ・森谷真理。二期会が誇るふたりの歌姫は、栗山プロダクション初登場。二期会『蝶々夫人』に新しい歴史を刻むふたりの競演にもぜひご期待ください!

この名作の、この舞台をぜひご覧いただきたい!その想いから、本公演は前回2014年公演、そして16年『フィガロの結婚』につづき、〈二期会名作オペラ祭〉として上演。特別料金S席10,000円でご提供します!
ぜひ、良い席お早目にお求めください。
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▼公演情報ページはこちら
2017年10月公演〈二期会名作オペラ祭〉 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
▼大村博美が過去にオーストラリアで蝶々夫人を歌った動画を紹介しています
大村博美の今|ピックアップ・アーティスト - 二期会21
▼初日公演は「プレミエ・キャンペーン」を開催!
10/6(金)公演に“蝶々”を身につけた先着100名のお客様に、オリジナル和手ぬぐいをプレゼント! - オペラの散歩道(二期会blog)
▼ご予約、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
<「Gettii」では発売初日は午前0時より受付開始!>
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10月公演『蝶々夫人』プレミエ・キャンペーン!~10/6(金)公演に“蝶々”を身につけた先着100名のお客様に、オリジナル和手ぬぐいをプレゼント!

東京二期会オペラ劇場10月公演〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』において、「プレミエ・キャンペーン」の開催が決定しました!
初日公演を華やかにお迎えいただこうと開催している、二期会オペラ公演の「プレミエ・キャンペーン」。『蝶々夫人』の初日となる10月6日(金)は、ぜひ“蝶々”を身につけてお早めにご来場ください!
当日“蝶々”のモチーフを使ったネックレス、ペンダント、イヤリングやスカーフ、ハンカチなどの装身具を身につけてご来場いただいたお客様、受付先着100名様に、東京二期会『蝶々夫人』オリジナル和手ぬぐいをプレゼントいたします!
男性の方でしたら「蝶」ネクタイ、女の子のお子様でしたら「蝶」リボンでも、もちろん結構です。ご来場お待ちしております!

東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉
◇◆◇ G.プッチーニ『蝶々夫人』プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
watenugui_butterfly.jpg 10月6日(金)初日公演に“蝶々”デザインを身につけてご来場のお客様、先着100名様に「濱文様製『蝶々夫人』オリジナル和手ぬぐい」を1枚プレゼントいたします。(※受付先着順)
指輪、ネックレス、ペンダント、イヤリング、蝶ネクタイ、スカーフ、ハンカチなどの蝶々のデザイン、イメージをした装身具を身につけていらっしゃれば対象です。
開場時より専用受付にて先着100名様限定とさせて頂きます。
 ・受付場所:東京文化会館大ホールロビー内
 ・受付開始:17時30分の開場時より先着順で受付いたします
左のイメージ写真と実際のプレゼント品はデザイン等が異なる場合がございます。

▼公演情報ページはこちら
2017年10月公演〈二期会名作オペラ祭〉 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
▼いよいよ「4月15日(土)より一般発売開始!」チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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『魔笛』から7月『ばらの騎士』へ<2> ――オックス男爵 大塚博章にインタビュー

新しい年度がスタートしました!
2016年度を締めくくった共同制作公演『魔笛』でザラストロを演じ、次回7月公演『ばらの騎士』では難役オックス男爵で出演する、バス大塚博章。5月には、新国立劇場オペラパレスでのハイライトコンサートにも登場予定。ドイツオペラの大役が続く大塚に、公演の振り返りと、これからのステージについての意気込みを聞きました。
          *     *     *
――3月の川瀬×勅使川原プロダクションでの大分と神奈川での『魔笛』公演はいかがでしたか?

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大塚博章
大塚: 勅使川原さんと過ごした時間は何か狐につままれた様な感じでした(笑)
多かれ少なかれ私の中にある、「オペラって普通ならこうする」「『魔笛』ではこれがお約束だよね」的なことは排除されて、何故そうするのか?それほど理由がないのならやめましょう、というスタンスで始まりました。
これまで当たり前だと思っていた事が当たり前でなくなり、先入観を捨ててニュートラルな状態で稽古場に立つ時、心の拠り所はモーツァルトの存在以外にはありませんでした。
今まで一番数多く演じている役はザラストロですが、初めてやった時の新鮮な心理状態でこの役をとらえ、『魔笛』を考え、モーツァルトを感じる事ができたのは本当に勅使川原さんのお陰だったと思います。

ご来場頂いたお客様には色々な演出の『魔笛』をご覧になった方もいらっしゃると思いますし、初めて『魔笛』を、また初めてオペラをご覧になった方もいらっしゃると思いますが、今回のこの『魔笛』は皆様に観て頂いた時に初めて結実したと思います。無の状態にリセットしてから作り上げた「勅使川原魔笛」の時間空間を共有できましたことを心より感謝致します。

――大塚さん自身が熱心なワグネリアンのおひとり。5月には新国立劇場で『ジークフリート』ハイライトコンサートに出演します。楽しみにしていることは?
大塚: 確かに三度の飯よりワーグナーが好きかもしれません。聞くことも演奏することも。
ワーグナーの面白さは、人間の――たまに人間でないときもありますが(笑)――感情の揺れ動き、悩んで決心するまでの過程、愛情から憎しみに変わる経過が音楽に描かれているところだと思います。
ハイライトコンサートではオーケストラ部分を2台のエレクトーンが演奏します。エレクトーンでオペラのオーケストラ部を演奏するのは珍しい事ではないのですが、ワーグナー作品は中々やらないので、エレクトーンの表現力の幅広さを楽しんで頂けると思います。
『ジークフリート』は「ニーベルングの指輪」4部作の3作目、言わば起承転結の転に当たる面白い作品です。
ジークフリートなる主人公は二作目の『ワルキューレ』の主人公ジークムントの息子で父の成し遂げられなかったことに挑みます。
4つの中では上演機会は少ない方なので、この機会に新国立劇場の本公演と合わせて是非ご覧頂きたいと思います。

――そして、7月からはいよいよ『ばらの騎士』東京・愛知そして再び大分公演が待っています。大塚さんが演じるオックス男爵の魅力、聴きどころ、そして本公演への意気込みをお願いします。
大塚: 『ばらの騎士』という作品には今まで他の役で関わったことがありましたが、その時、このオックスはバスの役の中で、世界一難しい役だと思いました。
ドイツ語の言葉は多いし音符も多い。そして早いし歌いっぱなし。音域も3オクターブ近く使う。そしてキャラクターとしてはブサイクなドン・ジョヴァンニとでもいいましょうか、憎まれ役だけど観客からは愛されるファルスタッフのような部分もあります。
これまでにオックス役を演じてこられた先輩方に取り組み方や秘訣などを教えて頂いてやっと勇気が出てきたところです。
この役に選ばれた当初、喜びを両親に伝えたら、早速DVDで『ばらの騎士』を見たそうで、「博章にこんな演技が出来るのか!?」と真剣に心配して電話してきました。「今はそれどころじゃなくて音取り、歌えるようになるまでが大変なんだよ!」という段階が長かったです。
この作品の主役は元帥夫人、オクタヴィアン、ゾフィーもいますが、しっかりお三方から嫌われるオックスを作り上げていきたいと思います。
今までの大塚博章をご存じの方が驚くような(色んな意味で)パフォーマンスをお見せしますとお約束しますので是非劇場にお運び下さい!
          *     *     *
様々な役を自分のものにしてきた大塚にとっても、オックス男爵は大いなる挑戦である、とのこと。『ばらの騎士』では、オオツカ男爵にどうぞご期待ください!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★
    27日(木) 14:00開演
    29日(土) 14:00開演(D席 売切)
    30日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催予定(詳細近日発表)>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会オペラ劇場
※大塚博章の出演日は7月27日(木)と30日(日)です
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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『魔笛』から7月『ばらの騎士』へ ――アンニーナ石井 藍とヴァルツァッキ升島唯博にインタビュー

3月共同制作『魔笛』大分・神奈川公演が終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!
今回の『魔笛』キャストの中で、7月からの『ばらの騎士』に出演する歌手が4人います。両組ザラストロの大塚博章、清水那由太と侍女IIIの石井 藍、そして神官IIの升島唯博です。『魔笛』の振り返りとともに、次なるステージへの意気込みを聞きました。
まずは、石井と升島。
『ばらの騎士』では、出演日は異なりますが、諜報屋コンビのアンニーナとヴァルツァッキを演じます。オペラではコメディの役割を受け持っていて、全幕を通じて顔を出し、オックス男爵についたり、オクタヴィアン側に寝返ったり、と物語を掻き動かします。
          *     *     *
――『魔笛』大分・神奈川公演お疲れさまでした。今回の川瀬賢太郎×勅使河原三郎プロダクションはいかがでしたか?

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升島唯博
升島: 今最も活躍していると言っても過言ではない若手指揮者の川瀬賢太郎マエストロとは今回で3回目の共演となりました。彼の音楽に対する情熱はすさまじく、毎回彼の棒から刺激を受けています。今回の『魔笛』でも彼の作り出す新たな音楽にとても感銘を受けました。
勅使川原さんは現代を代表するダンサーですが、その感性をもって作り上げられた舞台は衝撃的でした。『魔笛』は本場ドイツでも舞台で歌ったこともあり、日本でも様々なところで演じてきましたが、300年前から演じられてきたこの作品の全く知られていなかった部分を発見したような気分です。観方によってはとても難解で理解しがたかったかもしれませんが、今回の舞台で私は魔笛の新たな可能性を見いだせたような気がします。大分や神奈川でご覧になった方々には「うん、よかったね」では終わらず、話のタネになるような公演になったのではないかと思います。ご来場、まことにありがとうございました。
石井: 川瀬さんの緻密かつエネルギッシュな音楽と、勅使川原さんのダンスとオペラを融合させた舞台に圧倒されました。舞台の基本構成は白と黒、その中に唯一色彩である青と赤を纏うタミーノとパミーナ。そこに浮かぶ何本ものリング。想像を掻き立てる舞台でした。
私が演じた侍女はアンサンブルが主ですが、侍女Iの北原瑠美さんと侍女IIの磯地美樹さんととてもいいアンサンブルができたのではないかと思っています。
ご来場いただきましたお客様には厚く御礼申し上げます。

――7月には『ばらの騎士』が待っています。ヴァルツァッキとアンニーナは全3幕とも登場して、『ばらの騎士』の物語を掻き回すキーパーソンではないかと思います。役の魅力、聴きどころ、そして本公演の意気込みをお願いします。

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石井 藍

石井: そうなんです!歌う場面はそんなに多くはないのですが、常にスキャンダルを探しては金儲けを企んでいるので、舞台には登場しています(笑)。機転が利き、ユーモアある役どころなので、お客様が笑って一息つけるようなアンニーナを演じられたらなと思っています。
升島: ヴァルツァッキはウィーンにいるイタリア人の役なのです。イタリア訛りのドイツ語を喋り、面白いことに楽譜に「私は」という1人称単数の「ich(イッヒ)」が「ikk(イック)」と書いてあります。他にも「h」を発音しないので、「haben(ハーベン)」が「aben(アーベン)」と書いてあったり、文法もたくさん間違っています。
しかし、物事を狡猾に観察し、自分の利益になることを嗅ぎ分ける鋭い嗅覚を持っています。今現在はこれから勉強してどんどん役を深めていく段階ですが、このイタリア語訛りのドイツ語を物凄い速さで喋らなくてはいけないところが難しくもあり、とても挑戦しがいのある役だと思っています。物語の美しい部分や表に出ている部分は主役にやらせておいて(笑)、その隙間を埋め、または引っ掻き回し、オペラに色と味をつけていければと思います。是非この素敵で美しいオペラと、奇妙なドイツ語を喋るインテリイタリア人の働きを観に、劇場へお越しください!
石井: 声楽を勉強し、初めて見たオペラが『ばらの騎士』でした。以来、ずっと憧れていたこのオペラに出演が決まり、ワクワクが止まりません。
いい公演になるようしっかり準備して稽古に臨みたいと思います!
          *     *     *
ともにドイツ語圏での生活を経験している二人。石井は7月26日(水)・29日(土)、升島は27日(木)・30日(日)の東京公演に出演します!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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R.シュトラウス『ばらの騎士』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★
    27日(木) 14:00開演
    29日(土) 14:00開演(D席 売切)
    30日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催予定(詳細近日発表)>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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【新譜発売&リサイタル情報】目下絶好調のテノール高橋 淳とバリトン宮本益光が渾身のエネルギーを込め、CDをリリース&発売記念リサイタルを開催

テノール高橋 淳、バリトン宮本益光、共に舞台に欠かせない存在として、オペラにコンサートにと国内各地で活躍する2人がこのたびCDをそれぞれリリースいたしました。
まずは高橋 淳。3月のびわ湖ホールおよび5月の日本フィル定期『ラインの黄金』に出演。C.オルフ「カルミナ・ブラーナ」テノール・ソロでは白鳥の悲哀を濃厚かつ個性豊かに表現する稀有な逸材として絶賛を博しています。
このたびリリースしたファーストアルバムには、輝かしくエネルギーに満ちた歌声が鮮やかに響きわたる、カンツォーネとイタリア歌曲11曲を収録。カプア「私の太陽」やクルティス「忘れな草」「泣かないお前」から、トスティの歌曲など、テノールの王道ともいえる瑞々しい演奏に高橋のまた新たな魅力を発見出来ることでしょう。
一方、宮本益光は、大分iichikoグランシアタ、神奈川県民ホール『魔笛』パパゲーノで、生きる喜びに満ちた演唱が聴衆の心をわしづかみにしました。宮本は演奏者としてだけでなく、オリジナル歌曲の詩集「もしも歌がなかったら」全篇の再収録と第一詩集以降の新作歌曲・合唱曲を収録した待望の第二詩集「樹形図」をらんか社より3月31日に出版、6月の日生劇場『ラ・ボエーム』では“宮本新訳”を任されています。
このたびは、敬愛する作曲家の信長貴富氏の曲ばかりを集め、信長氏立ち会いのもとに収録したCDアルバム、歌曲集「うたうたう」をリリース。その中には宮本自身が作詞した「うたうたう」、「貴種流離譚(祝婚歌)」をはじめ、宮本が信長氏に委嘱初演した「詩人の肖像」や「Fragments~特攻隊戦死者の手記による~」も収録した入魂の仕上がりとなりました。「Fragments~」は、10代の特攻隊員が母にあてた遺書を歌った曲で、2009年に演奏した際、宮本は知覧(鹿児島県南九州市)まで取材に行き、以後も想いを込め歌い続けています。
そして、この4月にはCDリリース記念として、銀座・王子ホールでそれぞれにリサイタルを開催いたします。CD収録曲他をライブでお楽しみいただける、絶好の機会です。皆様お誘い合わせの上、ぜひご来場くださいますよう、お待ちしております。

■■■ 公演&CD情報 ■■■
<テノール 高橋 淳>

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高橋 淳 テノール リサイタル ~ソロCD発売記念~
日時:2017年4月2日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:銀座・王子ホール
料金:全指定席 ¥4,500
出演:高橋 淳(テノール)、御邊典一(ピアノ)
▼公演情報ページはこちら
高橋 淳 テノール リサイタル ~ソロCD発売記念~ - 東京二期会
▼高橋のFacebookページに予定プログラムが公開されています
高橋 淳 - Facebook
201703_alcd9169.jpg New Release!!
暁は光から ~高橋淳 イタリアを歌う~
L'alba separa dalla luce l'ombra

高橋 淳(テノール)
御邊典一(ピアノ)
ALM RECORD
ALCD-9169 税抜価格2,400円
2017/2/7発売
▼商品情報ページはこちら
Jun Takahashi【L’alba separa dalla luce l’ombra】 - ALM RECORDS

<バリトン 宮本益光>

170419miyamoto_thumb.jpg 宮本益光 バリトンリサイタル「うたうたう 信長貴富歌曲集」
日時:2017年4月19日(水) 19:00開演(18:30開場)
会場:銀座・王子ホール
料金:全指定席 ¥4,000
出演:宮本益光(バリトン)、髙田恵子(ピアノ)
▼公演情報ページはこちら
宮本益光 バリトンリサイタル「うたうたう 信長貴富歌曲集」 - 東京二期会
201703_ovcl00618.jpg New Release!!
信長貴富歌曲集「うたうたう」
宮本益光(バリトン)
髙田恵子(ピアノ)
オクタヴィア・レコード
OVCL-00618 税抜定価3,000円
2017/3/22発売
▼商品情報ページはこちら
うたうたう ―信長貴富歌曲集― - ショップ【WEB SHOP】Octavia Records Inc.

▼宮本益光第二詩集「樹形図」はこちらよりお求めいただけます
樹形図 | 宮本益光 | 本 | 通販 - Amazon
定価2.376円(税込定価) らんか社 2017/3/31発売

高橋、宮本のリサイタルはどちらも絶賛発売中!全席指定につき、良い席はお早目に!
▼ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(10:00~18:00/土曜は15:00まで/日・祝休業)

◆それぞれの活躍に目が離せない高橋と宮本はこの秋、二期会オペラにも登場!
高橋は10月『蝶々夫人』のゴローに、11月のオペレッタ『こうもり』では宮本がファルケに出演が予定されており、期待が高まります。どうぞお楽しみに!
▼高橋 淳の出演日は10月6日、8日(一般発売は4月15日(土)から)
《二期会名作オペラ祭》G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
▼宮本益光の出演日は11月22日、24日、26日(一般発売は7月1日(土)から)
《ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演》J.シュトラウスII『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場

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3/28(火)「ラリアンス・オペラ・コレクション」に登場!7月『ばらの騎士』キャスト・インタビュー[2]
マリアンネ役 ソプラノ岩下晶子

3月28日(火)は、神楽坂のフレンチ・レストラン、ラリアンスと二期会オペラのコラボ企画「ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会」。7月公演『ばらの騎士』で二期会オペラ・デビューとなる二人の実力派歌手が登場します!前号のバリトン清水勇磨に続いて、ソプラノ岩下晶子のインタビューをお届けします。
岩下の特長のひとつが、彼女が取り組む声楽作品の世界の広さ。
音大卒業後、東京混声合唱団に8年間在団。その後、文化庁新進芸術家海外研修制度によりニューヨークのマネス音楽院にて研鑽を積み、藝大博士後期では米国歌曲の研究にいそしんだ岩下。多言語に取り組み、時代様式もルネサンス、バロック作品からロマン派、現代まで、ジャンルもオペラだけでなく歌曲、宗教曲と幅広く、作品ひとつひとつに向き合ってきました。
          *     *     *

201703_iwashita_shouko.jpg ――岩下さんは、本当にレパートリーが多種多様で幅広いという印象があります。たいへん難しい仕事のように思われるのですが、どのように取り組んできた中で、このようなレパートリーを築かれたのでしょうか。
岩下: そのような印象があるのですね!私は単に昔から外国語が好きで様々な言語に興味があり、また何故か古典と現代と両極端の時代が大好きなだけなのです。そして東京混声合唱団に所属している期間に言語も時代も鍛えられ、また芸大や留学先では興味の赴くままあらゆる講義に足を運び、気がつけばレパートリーが広がっていました。広く浅くならないように気をつけています。

――今回は『ばらの騎士』のマリアンネ役で二期会オペラのデビューとなります。今の心境と、『ばらの騎士』の作品の魅力(ご自身が好きだと思うところ)を教えてください。
岩下: 憧れの二期会オペラに出演することができて、今から期待で胸が膨らんでいます。『ばらの騎士』の中で、私にとって一番印象的な場面は、銀のバラを贈呈する美しい二重唱のところです。私が演じるマリアンネは舞台上に一緒にいられるので少し浮かれています。落ち着いて自分の役割をしっかり務め、余すところなく楽しみたいと思います。そして二番目に好きな最後の女声三重唱を、舞台の袖からゆったり満喫するつもりです。
――今回のラリアンスのプログラムで、とくに思い入れのある曲があれば、エピソードや理由をあわせて教えていただけますでしょうか。
岩下: 研修先のマスタークラスでツェツィーリエを歌いました。韓国出身のピアニストと英語でコミュニケーションをとりながら英語でレッスンを受け、今までと違う感性に刺激を受けました。アメリカ式というのか想像以上に自由な気風で伸びやかに歌わせてもらい、新しい経験でした。
――『ばらの騎士』にむけて。
岩下: 微に入り細を穿つ、見どころ聴きどころ満載の舞台です。心ゆくまでお楽しみ下さい!
          *     *     *
マリアンネは花嫁ゾフィーの養育係。2幕のファーニナル邸の場面に登場し、ゾフィーの傍で「ばらの騎士」オクタヴィアンの来訪に立ち会い、その後、オックス男爵衝撃の登場にも立ち会います。岩下が演じるゾフィー想いのマリアンネにどうぞご期待ください。

■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会》
オペラの町を歩けば

日時:2017年3月28日(火) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    東京都新宿区神楽坂2-11 TEL03-3269-0007
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:岩下晶子(ソプラノ)、清水勇磨(バリトン)、髙田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
    <第1ステージ>
    ・瀧廉太郎 「花」
    ・R.シュトラウス 「献呈」「ツェツィーリエ」
    ・コルンゴルド 『死の都』より 「わが憧れ、わが幻想」
    <第2ステージ>
    ・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私が街を歩けば」
    ・ヴェルディ 『椿姫』より 「プロヴァンスの海と陸」
    ・ウェーバー 『摩弾の射手』より 「すらりとした若者がやってきたら」
    ・ジョルダーノ 『アンドレア・シェニエ』より 「祖国の敵」
▼イベント詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンスオペラコレクションwith二期会 オペラの町を歩けば|イベント - 神楽坂ラリアンス

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▼2017年7月東京二期会『ばらの騎士』情報はこちら
グラインドボーン音楽祭との提携公演
 R.シュトラウス『ばらの騎士』

 日時:2017年7月26日(水)・27日(木)・29日(土)・30日(日)
 会場:東京文化会館大ホール
▼絶賛発売中!『ばらの騎士』チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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3/28(火)「ラリアンス・オペラ・コレクション」に登場!7月『ばらの騎士』キャスト・インタビュー[1]
ファーニナル役 バリトン清水勇磨

フランス料理と二期会オペラの人気コラボ企画、「ラリアンス・オペラ・コレクション with
二期会」。次回開催の3月28日(火)は、7月公演『ばらの騎士』で二期会オペラ・デビューとなる二人の実力派歌手が登場します!
このたび出演者のご紹介を兼ねて、それぞれにインタビューを行いました。
まずはバリトン清水勇磨。
『ばらの騎士』ではゾフィーの父、ファーニナル役を演じます。先日当ブログでもご紹介したとおり、第28回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、新進気鋭のバリトンとして大きな注目を集めている存在です。
          *     *     *

201703_shimizu_yuuma.jpg ――五島記念オペラ新人賞受賞おめでとうございます。またヨーロッパで研修されることとと思いますが、どちらで、何を学ばれる予定でしょうか。
清水: ありがとうございます。光栄な事と同時にしっかり勉強しなさいという意味も込められていると思いますので計画的に学んできたいですね。
研修先はイタリアのパルマです。主にイタリアオペラ、特にヴェルディの作品を研究する予定です。
――清水さんといえば、イタリアオペラを中心にレパートリーを作られているという印象があったのですが、今回は『ばらの騎士』のファーニナル役で、新しい一面が開かれるようでとても楽しみにしています。今回の役を受けられることを決めた理由はありますか? 実際に歌い始められて、印象はいかがでしょうか?

清水: おっしゃる通りです!割と皆さんに同じ趣旨の質問をされたのですが、私の中では「しっくり」きているんです。
実は3月上旬まで短い期間ですがドイツで『ばらの騎士』の稽古をしてきました。そこで先生から「本当にお前はドイツオペラ一本目なのか?」と仰って頂きました。(良い意味だと信じます、、)またイタリアものと一緒の歌い方をするべきだという言葉にも、私もそう思っていましたから共感しました。
実はこの役からワーグナーを歌い始めたり、ヴェルディ歌いになったりする事は良くあることです。それくらい難しいと感じている訳ですが、私はとても興味深い役だと思います。
歌の方は、ファーニナルが出てくる箇所は金管が鳴っていたり、騒然となっている場面で出てくる事が多いですから、それなりに馬力と潔さが必要になると思います。しかし、決して力で押し切るのではなく父親としての落ち着きも失わないある意味で余裕を残した歌唱を求めていきたいと探っております。しかしながら本当に良い役だと思います。
――今回のラリアンスでのプログラムで、特に思い入れのある曲があれば、エピソードや理由をあわせて教えていただけますでしょうか。
清水: 一曲という事になりますと、プロヴァンスの海と陸でしょうか。この曲は本当に名曲だと思います。
どなただったか、この曲は歌ではなくセリフであるとは、なるほど良くおっしゃったなと思います。リサイタルやコンサートでは何回もプログラムさせて頂いていますが、良い意味で毎回勉強し直すと変わってくるんです。昨年ヴェルディ協会でも歌わせて頂いたのですが、熱心なお客様方の会場の雰囲気もあり、歌い終わったあと一瞬静まりかえった後に納得したように拍手を頂いた事を大変嬉しく思いました。ヴェルディの専門家の方々ですからね。ホッとしました。
――『ばらの騎士』にむけて、お客様への一言メッセージをお願いいたします。
清水: 『ばらの騎士』が二期会デビューということもありいつも以上に気合が入っております!
また『ばらの騎士』は二期会にとっても記念碑的な演目でもあり、素晴らしいプロダクションになると今からとても楽しみにしております。出演者、関係者一同、東京文化会館にて皆々様のお越しを心よりお待ち申し上げております!
          *     *     *
やはりバリトンは、イタリアオペラでもドイツオペラでも、父親役がハマりますね(ジェルモンとファーニナルでは性格が違うようですが)。清水の豊かな歌声をどうぞご堪能ください!

■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会》
オペラの町を歩けば

日時:2017年3月28日(火) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    東京都新宿区神楽坂2-11 TEL03-3269-0007
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:岩下晶子(ソプラノ)、清水勇磨(バリトン)、髙田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
    <第1ステージ>
    ・瀧廉太郎 「花」
    ・R.シュトラウス 「献呈」「ツェツィーリエ」
    ・コルンゴルド 『死の都』より 「わが憧れ、わが幻想」
    <第2ステージ>
    ・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私が街を歩けば」
    ・ヴェルディ 『椿姫』より 「プロヴァンスの海と陸」
    ・ウェーバー 『摩弾の射手』より 「すらりとした若者がやってきたら」
    ・ジョルダーノ 『アンドレア・シェニエ』より 「祖国の敵」
▼イベント詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンスオペラコレクションwith二期会 オペラの町を歩けば|イベント - 神楽坂ラリアンス

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▼2017年7月東京二期会『ばらの騎士』情報はこちら
グラインドボーン音楽祭との提携公演
 R.シュトラウス『ばらの騎士』

 日時:2017年7月26日(水)・27日(木)・29日(土)・30日(日)
 会場:東京文化会館大ホール
▼絶賛発売中!『ばらの騎士』チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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7月『ばらの騎士』のヒロイン、ゾフィー役に抜擢された山口清子が 3/27(月)アルテリーベ東京に登場します!

二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演第一弾として開催する、7月R.シュトラウス『ばらの騎士』東京公演。この記念公演のゾフィー役に、ソプラノ山口清子が二期会オペラ出演2作目にして抜擢されました。二期会本公演でのゾフィーは、澤畑恵美、幸田浩子(今回の公演でも7/26、29に出演)に次いで3人目となります。
その山口ですが、3月27日(月)に新橋にある老舗音楽レストラン「アルテリーベ東京」で開催のソロ・コンサートに、お披露目をかねて出演いたします。
コンサートと本公演にむけて、山口に話を聞きました。

201703_yamaguchi_kiyoko.jpg ◆[Q1] ゾフィーは、山口さんにとっても、ぜひやりたかった役だとお聞きしました。役が決まった今のご心境を教えてください。
山口: オーディションの結果を聞いたときは、ただただ驚きました。歌いたいとは強く願っていながら、どこか夢物語のような感覚で。後から、じわじわと自覚し喜びが込み上げてきましたが、同時にプレッシャーも感じました。二期会を代表する方々が演じられてきた役ですから、自分に務まるのか、と。今はとにかく、楽しみと不安が入り混じった心境ですね。
ゾフィーのセリフに、「不安を感じているはずなのに喜びと幸せだけを感じ、言葉にはできない」というフレーズがあるのですが、ゾフィーを歌っていると、まさにその感覚になります。
不安を抱えながらも、ワクワクしています!

◆[Q2] 二期会にとって『ばらの騎士』は創立50周年記念などで上演する祝祭的なメッセージを込めた、メモリアルな演目のひとつです。ドイツでの研修経験のある山口さんに伺いますが、欧州でもこの演目は特別な作品でしたでしょうか。
山口: 記念すべき節目の年に上演されているかどうかは分からないのですが、やはり、大きな音楽祭でも度々上演されていますし、ドイツでも、大きな劇場だけでなく、小さな劇場まで毎年といっても過言でないほど演奏されている人気な作品なので、そのことからも人々に愛されている特別な作品ということがいえると思います。
◆[Q3] 3月27日のコンサートの聴きどころを。
山口: 今自分が歌いたい!と思っているプログラムになりました。
なかでも、詩が同じもので作曲者が違う作品をいくつか取り上げました。作曲者の違いでどう雰囲気が変わるか、美味しいお食事とともに、お客様にご堪能いただきたいです。
是非、聴きにいらして下さい。お待ち申し上げております!
◆[Q4] 最後に、7月からの『ばらの騎士』公演にむけて。
山口: 言わずと知れた名作、リヒャルト・シュトラウスのオペラ『ばらの騎士』ですが、私も初めて劇場で観たとき、鳥肌とともに涙が止まらなく、息をするのも忘れるくらい全神経を舞台、そして歌手の声とオーケストラの響きに集中したことを、今でも鮮明に思い出します。間違いなく、私の音楽人生への情熱を駆り立てた作品の一つです。
私のこれまで培ってきたものを全て注ぎ込んで、最高の公演になるよう取り組んで参りたいと思います。
官能的で優美な音楽と、また相反する喜劇部分を、是非劇場にお越し頂き、肌で感じてお楽しみ下さい!素晴らしい共演者と共に、心よりお待ちしております!

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
山口清子ソプラノの夕べ ~春への想い~

日時:2017年3月27日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:山口清子(ソプラノ)、梅田麻衣子(ピアノ)
演奏予定曲:
  シューベルト 「春へのあこがれ」、「ばらのリボン」
  R.シュトラウス 歌曲集《乙女の花》、「ばらのリボン」
  中田喜直 「さくら横ちょう」
  別宮貞雄 「さくら横ちょう」
  モーツァルト モテット《Exultate, jubilate》
                        ほか
▼「フレッシュコンサート」のご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

▼ゾフィー役 山口清子の出演は 7月27日と30日です!
グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会

山口清子 (やまぐち きよこ)ソプラノ
埼玉県出身。東京音楽大学卒業、同大学研究科オペラコース修了。東京芸術大学大学院修了。新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁新進芸術家海外研修制度にて渡伊。その後さらに渡独、マインツ音楽大学にて研鑽を積む。09年ソプラノベルカントコンクール第2位、10年アルカモ国際声楽コンクールファイナリスト。これまでに『愛の妙薬』『ヘンゼルとグレーテル』はじめ、多くのオペラに出演、好評を博す。15年『ダナエの愛』ゼメレ役で二期会オペラ・デビュー。2017年7月『ばらの騎士』ではゾフィー役に抜擢され、東京、愛知、大分三都市公演に出演を予定している。二期会会員

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「二期会サロンコンサート」情報
3/16(木)<Vol.189 春の出会い ~プレミアムな夜をあなたに~>出演者メッセージ
&そして2017-18シーズンもいよいよ始動!6/8(木)<Vol.190 夢ある夜をあなたに>

「二期会サロンコンサート」もいよいよ2016-2017シーズンの最後となりました!
3月16日(木)<Vol.189 春の出会い ~プレミアムな夜をあなたに~>の開催を前に今回の出演者を代表し、テノールの前川健生よりコンサートに向けてのメッセージが届きました。
          *     *     *
二期会ブログをご覧の皆様こんにちは、テノールの前川です。
今回のサロンコンサートは間もなく訪れる春にふさわしく「春」や「花」をテーマにした曲、また なかなか聴くことのできない珍しい名曲をたくさん取りそろえたコンサートです。
若手らしいエネルギーと情熱に溢れたコンサートを皆様にお届けいたします。
是非3月16日、カワイ表参道コンサートサロンにご来場くださいませ。(前川健生)
          *     *     *
出演は今年度の最後を飾るのにふさわしく、いずれも将来を嘱望される若手の3人、そして歌手らから絶大な信頼を得ている山口佳代をピアニストに迎えます。
もうすぐそこまできている春に想いを馳せて、プレミアムな一夜をお届け致します。
是非この機会に、未来のプリマ・プリモの歌声をお聴きください。

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ソプラノ
熊谷美奈子
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ソプラノ
平野柚香
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テノール
前川健生
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ピアノ
山口佳代
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■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.189 春の出会い ~プレミアムな夜をあなたに~

日時:2017年3月16日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:熊谷美奈子(ソプラノ)、平野柚香(ソプラノ)、
    前川健生(テノール)、山口佳代(ピアノ)
予定演奏曲:
 シュトラウス 「セレナーデ」
 フォーレ 「タランテラ」
 ドニゼッティ オペラ『連隊の娘』より 「友よなんと楽しい日だ」
 ヴェルディ オペラ『椿姫』より 「花から花へ」
 グノー オペラ『ロメオとジュリエット』より 「結婚の二重唱」
 マスカーニ オペラ『友人フリッツ』より 「さくらんぼの二重唱」
                           ほか

▼コンサート詳細・チケット情報はこちら
Vol.189 春の出会い ~プレミアムな夜をあなたに~ | 二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン - 東京二期会

          ◆     ◆     ◆
続きまして、新たなシーズンの公演が6月よりスタートします!
2017年度ラインアップの初回は、ソプラノ高橋希絵とメゾソプラノ金澤桃子、注目の二人の若手に加え、ベテランのバリトン青戸 知が、イタリアオペラを中心に華やかなアリア、二重唱、そしてしっとりとした日本歌曲まで、バラエティに富んだプログラムをご用意しております。
チケットは3月8日(水)より販売開始!チケットは是非お早めにお買い求めください。

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ソプラノ
高橋希絵
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メゾソプラノ
金澤桃子
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バリトン
青戸 知
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ピアノ
稲生亜沙子
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二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン
Vol.190 夢ある夜をあなたに

日時:2017年6月8日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:高橋希絵(ソプラノ)、金澤桃子(メゾソプラノ)、
    青戸 知(バリトン)、稲生亜沙子(ピアノ)
予定演奏曲:
 オッフェンバック オペラ『ホフマン物語』より 「舟歌」
 モーツァルト オペラ『フィガロの結婚』より 「愛の神よ照覧あれ」
 マーラー 歌曲集『さすらう若人の歌』より 「彼女の婚礼の日に」
 ロッシーニ オペラ『セビリアの理髪師』より ロジーナとフィガロの二重唱
 J.シュトラウス オペレッタ『こうもり』より 「乾杯の歌」
 岡野貞一 「朧月夜」(高野辰之 詩)
                           ほか

▼コンサート詳細・チケット情報はこちらから
Vol.190 夢ある夜をあなたに | 二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン - 東京二期会

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」〜3/13(月)は齋藤由香利&高橋希絵 ドイツ音楽の夕べ〜春風にのせて〜

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は3月13日(月)、齋藤由香利と高橋希絵による「ドイツ音楽の夕べ ~春風にのせて~」。フレッシュな二人のソプラノが、キラキラと光り輝く若々しい歌声をご披露します!
今回も出演の二人からメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

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ソプラノ
齋藤由香利
――まずは自己紹介をお願いします。
福岡県久留米市出身、ソプラノの齋藤由香利です。
合唱好きが転じて声楽を始め、国立音楽大学に進学しました。大学では主にドイツリートを勉強していましたが、二期会研修所にてオペラを学び、どちらも大好きになりました。リートの繊細な表現を持ってオペラも歌えるような歌手になりたいと思い、現在大学院にて勉強を続けています。
華やかなイタリア音楽、お洒落なフランス音楽も素敵で大好きなのですが、自分の性に一番合っているのは内省的で少し土っぽい匂いのする(?)ドイツ音楽だなと感じています。

――今回のコンサートについて、お客様に一言メッセージをお願いします
共演する高橋さんは研修所で一年間同じクラスで、授業の度に情熱的でエネルギー溢れる歌と演技(と身長にも、笑)圧倒されていました。
今回のプログラムはドイツ語の作品に絞ろうとすぐに話が纏まり、前半は歌曲、後半はオペラ・オペレッタより、それぞれ独唱と重唱を選びました。
また会場のアルテリーベさんはドイツのお家のような建物なので、ちょうど今回演奏する曲の舞台にいるように感じていただけるのではないかと思っています。
当日は春を感じられる暖かさになるように期待しつつ、お越しいただいた皆様と私たちなりのプログラム・演奏を共有できる時間を、心より楽しみにしております。

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ソプラノ
高橋希絵
――では高橋さん、自己紹介をお願いします。
はじめまして、ソプラノの高橋希絵と申します。新潟県のとある長身の家系に生まれ、身長が170センチもあります。
元々教師という職業にとても憧れていたので、音楽の基本である歌を学んだのちは大好きな吹奏楽や合唱を中高で教えたいと思っていました。しかし音大に入学し、師である澤畑恵美先生が出演される舞台を観劇するたびに、オペラの魅力にとりつかれました。しかし実際自分で歌いながら演技をしてみるととても難しく、最初のうちはどう動いたらよいか分からず舞台上を右往左往(笑)。大学院や研修所のマスタークラスで演技の基本を徹底的に学びました。
今はオペラの登場人物として、歌い演じることがなにより幸せです。聴き手の皆様と心を通い合わせ、歌が持つ意味や思いを伝えられる、そんな歌手になりたいと思っております。

――今回のコンサートについて、お客様に一言メッセージをお願いします
今回共演させて頂く齋藤さんはオペラ研修所の同期であり、同じく国立音楽大学出身です。多彩な引き出しを持つアイディアマンであり、毎回楽しく練習を重ねております。二人とも在学中よりドイツ系作品に積極的に取り組んできました。好きが高じて今は二人ともドイツ語を勉強中です。
今回はそんなドイツ語圈の作曲家の作品に絞り、お互いのレパートリーである歌曲、アリアはもちろんのこと、メンデルスゾーンの二重唱歌曲やオペラ『魔弾の射手』のデュエットなども演奏いたします。
ドイツからの爽やかな春風をお届けできたらと思います。会場で皆様にお会いできますことを、心より楽しみにしております。
          *     *     *
今回はドイツ語での作品に絞り、お互いのレパートリーの中から厳選した歌曲と、オペラアリア、二重唱をお届け致します。
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
ドイツ音楽の夕べ ~春風にのせて~

日時:2017年3月13日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:齋藤由香利(ソプラノ)、高橋希絵(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ウェーバー 『魔弾の射手』より
         「いたずら坊主、しっかりするのよ!」
         「すらりとした若者がやってきたら」
 コルンゴルト 『死の都』より 「私に残された幸せ(マリエッタの歌)」
                     ほか
*今回出演のピアニストにつきまして、当初予定の松原裕子から髙田恵子に変更となりました。
 何卒ご了承いただきますよう、お願い致します。
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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La Dill メジャーデビュー2周年記念ツアーファイナル!

『La Dill メジャーデビュー2周年記念ツアー』ファイナルとなる、2/26(日)のホテルグリーンプラザ箱根公演までいよいよ、あと2日となりました。
今回はメンバーが練りに練って考えたスペシャルオペラコーナーや4オクターブのハーモニーを駆使した新アレンジ曲をお届けします。
そこで先日のリハーサルの模様とメンバーからのメッセージを是非ご覧ください!

■■■ 公演情報 ■■■
La Dill(ラ・ディル)
『2nd Greeting Tour in ホテルグリーンプラザ 2016-17』箱根公演

日時:2017年2月26日(日) 14:00開演
会場:ホテルグリーンプラザ箱根 レストラン「華の輪」
料金:全席指定 3,500円(税込)
出演:La Dill
    彌勒忠史(カウンターテナー)、金山京介(テノール)、坂下忠弘(バリトン)、
    岩田健志(バリトン)、吉田貴至(ピアノ)
お問合せ:キャピタルヴィレッジ TEL.03-3478-9999
▼コンサートの詳細ご案内はこちら
La Dill フェイスブック イベントページ - Facebook
◆新宿9:30発 日帰り直行バスプラン(コンサート鑑賞&ランチ付)詳細
La Dill(ラ・ディル)コンサート鑑賞付き日帰り直行バスプラン(PDFファイル) - ホテルグリーンプラザ

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2017年3月共同制作公演 モーツァルト『魔笛』~プレ・イベントのご案内

共同制作公演『魔笛』の立ち稽古が始まりました!
3月11日(土)大分・iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ、18日(土)、19日(日)神奈川県民ホール 大ホールの2都市3日間の公演となる今回のツアー。本舞台を想定した稽古の始動で、キャスト、スタッフのボルテージもあがっております。


では、ここで、今からでも間に合う『魔笛』プレイベントをご紹介します。
まずは、大分。3月4日(土)、iichiko Space-Be映像小ホールにて、終日『魔笛』、モーツァルト関連の映画上映が行われます。上映作品と時間は、ケネス・ブラナー監督・脚本の『The Magic Flute魔笛』(2006)が10時00分と15時30分、ミロス・フォアマン監督『アマデウス』(1984)が12時30分と18時10分。料金は無料ですが、『魔笛』大分公演のチケットをご持参の方のみご覧いただけます。
神奈川では、3月13日(月)14時から神奈川県民ホール 小ホールにて『魔笛』ハイライトコンサートが開催されます。出演者は『魔笛』公演にアンダースタディとして参加している若手のオペラ歌手。二期会からもソプラノ斉藤園子(夜の女王)、本田ゆりこ(パパゲーナ)が出演します。約1時間ながら、このコンサートオリジナルのステージングにも期待です。
そして、3月16日(木)には、神奈川公演のチケットをお求めいただいたお客様限定の特別イベントとして、公開リハーサル+ステージ見学の実施が決定。当日14時からの最終リハーサル(ゲネプロ)をご覧いただいた後、大ホールのバックステージツアーにご参加いただきます。参加費は無料。お申込みは3月9日(木)までとなっていますが、先着200名様の定員のため、早期締切の可能性もあります。
イベントの詳細は、こちらまで!
▼3/4(土)開催のイベント(大分)
3/4(土)『魔笛』がもっと面白くなる映画鑑賞会 (PDFファイル) - iichiko総合文化センター(大分)
※ご鑑賞には「3/11(土)大分公演のチケット」が必要です
▼3/13(月)開催のイベント(神奈川)
未来に羽ばたくオペラ歌手たちによる「魔笛」ハイライトコンサート - 神奈川県民ホール
※全席指定500円
▼3/16(木)開催のイベント(神奈川)
『魔笛』公開リハーサル+ステージ見学 (PDFファイル) - 神奈川県民ホール
※ご参加には「3/18(土)または19(日)の神奈川公演のチケット」が必要です ※要事前申込(3/9必着)
▼本公演の詳細はこちら
2017年3月 共同制作公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 ‐ 東京二期会

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東京二期会オペラ劇場2月公演『トスカ』閉幕~ご来場ありがとうございました!

2月19日(日)、東京二期会オペラ劇場G.プッチーニ『トスカ』千秋楽公演の幕が下り、4日間すべての公演が終了しました。

2月15日公演のカーテンコールより

2月16日公演のカーテンコールより
多くのお客様のご来場、誠にありがとうございました!

さて次回公演は、R.シュトラウス『ばらの騎士』。7月26日より30日まで東京文化会館大ホールで上演いたします。
グラインドボーン音楽祭との提携公演による色鮮やかな舞台、直前にメトロポリタン歌劇場にて『ばらの騎士』を振り来日するセバスティアン・ヴァイグレの指揮、そして、国際的な実績を持つ歌手たちが多く登場する豪華二期会キャスト陣に、どうぞご期待ください。チケットは好評発売中!
▼公演詳細はこちら
グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会
また、10月には、ふたたびプッチーニの名作『蝶々夫人』を上演します。
タイトルロールには今回トスカを歌った大村博美が登場、ダブルキャストは森谷真理。そして、シャープレスには与那城 敬とともに、今回スカルピア役を3公演演じた今井俊輔が出演します。
チケット代金にもご注目!〈二期会名作オペラ祭〉特別料金で、S席1万円から。より多くのお客様に、日本を舞台にしたプッチーニの名作の本格的な上演をお楽しみいただきたいと願っております!
▼公演詳細はこちら
〈二期会名作オペラ祭〉 G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会
またのご来場を心よりお待ちいたしております。

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東京二期会オペラ劇場2月公演『トスカ』開幕しました!<公演は残すところ18日(土)、19日(日)>

2月15日(水)・16日(木)、上野の東京文化会館大ホールにて、〈ローマ歌劇場との提携公演〉東京二期会オペラ劇場G.プッチーニ『トスカ』の両キャスト初日の幕が明けました!
演出のアレッサンドロ・タレヴィは、産経ニュースの取材で「日本の歌手は素晴らしい才能に恵まれ、とても勤勉です。私はイタリアでの仕事以上に、描かれている世界をさらに深く探究することができました」と語っていました。
▼取材記事はこちら
プッチーニが描いた世界に迫る オペラ「トスカ」15日から上演 - 産経ニュース(2017/2/12)
その舞台の写真の一部をご紹介しましょう。
【第1幕】より


【第2幕】より


【第3幕】より


▼開幕前に開催された、指揮ルスティオーニの共同インタビュー記事はこちら
東京二期会がローマ歌劇場と提携しオペラ《トスカ》を上演 - WEBぶらあぼ(2017/2/14)

公演は残すところ18日(土)、19日(日)。お席の数が少なくなっておりますので、ご希望の方はお早目に二期会チケットセンターまでお気軽にお問合せください。

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チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ローマ歌劇場との提携公演》
G.プッチーニ『トスカ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2017年2月 (残席状況は2/17・12時現在)
    18日(土) 14:00開演 … S・A・B席 残少/C・D・E席 完売
    19日(日) 14:00開演 … S・A・B席 残少/C・D・E席 完売
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~B席10,000円、学生席2,000円
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:アレッサンドロ・タレヴィ
管弦楽:東京都交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼公演タイムテーブル等、公演当日情報はこちら
2月公演『トスカ』 公演当日のご案内 - オペラの散歩道(二期会blog)
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)
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7月『ばらの騎士』でデビュー!ソプラノ藤井玲南&メゾソプラノ金澤桃子が 2/23(木)丸の内トラストシティのランチタイムコンサートに出演します

2017年、7月に東京、10月に愛知、11月に大分と3都市にわたって開催する共同制作公演R.シュトラウス『ばらの騎士』。7月の東京公演は、二期会創立65周年、財団設立40周年の記念公演です。
この舞台で二期会オペラ・デビューを果たす二人の歌手、ソプラノ藤井玲南とメゾソプラノ金澤桃子が、『ばらの騎士』関連PRステージとして、そろって丸の内トラストシティのランチタイムコンサートに立ちます。
本公演デビューとランチタイムコンサートについて、それぞれに話を聞きました。

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ソプラノ
藤井玲南
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メゾソプラノ
金澤桃子

―― Q1.丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサートでの聴きどころを。
藤井: 今回ご一緒する金澤さんと私は、7月の『ばらの騎士』で二期会のオペラデビューが決まっております。それに因んで「ばら」「恋」をテーマにプログラムを組んでみました。R.シュトラウスの歌曲や『ばらの騎士』からの二重唱、聴き応えのあるオペラアリアまで、様々な歌の魅力をお楽しみ頂けるかと思います。
金澤: 今回ご一緒させて頂く藤井さんとは、数年前に小澤征爾マエストロ指揮のオペラで共演をし出会いました。以来ジョイントリサイタルを開催する等、プライベートでもとても仲良くさせて頂いています。
そんな気のおけない間柄ですので、プログラムもワクワクしながら二人で考えました。ピッタリ息のあった二人のハーモニーをお客様に楽しんで頂けると思います。
また、今回はバラの騎士に因んで、メゾソプラノによる「少年の恋」に焦点をあてました。
心臓の鼓動が聞こえてくるような恋心、星に願いを託す恋心。様々な恋心をお楽しみください。

―― Q2.本公演『ばらの騎士』への意気込みを!
藤井: 『ばらの騎士』は、留学中にウィーン国立歌劇場で何度か観てまいりました。華やかな舞台芸術、夢の様な色彩感のオーケストレーション、豊かな表現力で登場人物を生き生きと演じる歌手たち。観終わった後は、いつも心が幸せな気持ちで満たされていました。その輝かしい舞台の一員として出演させて頂けることを、大変嬉しく思っております。私が作品から受け取った感動を、お越し頂く皆様にもお伝えできるよう、心を込めて演じます。
金澤: 私は一昨年の暮れに二期会会員試験に合格しました。それからオーディションを受けたのですが、こんなにも早く二期会デビューをさせて頂けることとなり、とても嬉しく思っております。
『ばらの騎士』は、オクタヴィアンを勉強したことがあるのですが、とても官能的な旋律と華麗なオーケストレーションにすっかり魅了されました。登場人物が多く、それぞれが生き生きと描かれているのも魅力の一つだと思います。
二期会本公演という大きな舞台に立たせて頂けることに感謝しつつ、この広大なオペラの一部としてしっかり表現したいと思います。
          *     *     *
オペラにかけるまっすぐな意気込みが印象的な藤井と金澤。その歌声を身近にお聴きいただけるランチタイムコンサートは、2月23日(木)の12時10分から、東京駅日本橋口出てすぐの丸の内トラストタワーN館1階のエントランスにて開催されます。ご鑑賞は無料ですので、どうぞお気軽にお越しください。
■■■ イベント情報 ■■■
森トラストランチタイムコンサート 丸の内トラストシティ
二期会セレクション~心ときめかすオペラをあなたに

日時:2017年2月23日(木) 12:10~13:00
会場:丸の内トラストタワーN館・1階エントランスホール(アクセス
料金:入場無料
出演:藤井玲南(ソプラノ)、金澤桃子(メゾソプラノ)、木村裕平(ピアノ)
演奏予定曲:
 R.シュトラウス 『ばらの騎士』より “ばらの献呈” ほか
▼ランチタイムコンサートについてはこちら
丸の内トラストシティ|コンサートスケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社
▼東京公演チケット絶賛発売中!『ばらの騎士』公演詳細はこちら
2017年7月 グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会

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プログラムが決定しました!~3/1(水)「二期会オペラ研修所 マスタークラス修了試演会」

3月1日(水)にHakuju Hallで開催の「二期会オペラ研修所 第60期マスタークラス修了試演会」。現在、目前に控えた試演会に向けて、マスタークラスの研修生は日々研鑽に励んでいます。
この度、試演会のプログラム(演目・場面)が決定しましたのでご案内いたします。
尚、チケットは2/16現在で、12:30開演の「黒田 博クラス」は予定販売数を終了致しました。また17:00開演の「大野徹也クラス」も残り僅かとなっておりますので、ぜひお早目にお求めくださいませ。

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第60期マスタークラス修了試演会

開催日:2017年3月1日(水)
会場:Hakuju Hall
   ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
   ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全席指定 各クラス1,200円
    ※クラスごとにチケットが必要です

予定プログラム:
◆黒田 博クラス 12:30開演
 マスネ 『マノン』 第1幕、第3幕、第5幕より
 マスネ 『ウェルテル』 第4幕より
 ヴェルディ 『リゴレット』 第1幕より
 ドニゼッティ 『ラ・ファヴォリータ』 第4幕より
 ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』 第4幕より
 ビゼー 『真珠採り』 第3幕より
 ドニゼッティ 『ドン・パスクァーレ』 第3幕より
 ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』 第1部、第2部より
 ヴェルディ 『シモン・ボッカネグラ』 第1幕より
 ヴェルディ 『椿姫』 第2幕、第3幕より
 ビゼー 『カルメン』 第2幕より
◆大野徹也クラス 17:00開演
 ヴェルディ 『シモン・ボッカネグラ』 第1幕より
 ヴェルディ 『リゴレット』 第2幕より
 ヴェルディ 『仮面舞踏会』 第2幕より
 ビゼー 『真珠採り』 第3幕より
 ドニゼッティ 『連隊の娘』 第2幕より
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』 第1幕より
 マスネ 『マノン』 第3幕、第5幕より
 ドニゼッティ 『ドン・パスクァーレ』 第1幕より
 ベッリーニ 『清教徒』 第1幕より
 R.シュトラウス 『アラベラ』 第2幕より
 グノー 『ファウスト』 第3幕より
 ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』 第4幕より
 ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』 第2部より
 マスネ 『ウェルテル』 第4幕より
(※各演目の配役及びタイムテーブルは、後日発表いたします。)
▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第60期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
▼チケットお取扱
Hakuju Hallチケットセンター TEL 03-5478-8700
 (10:00~18:00 火~土*祝日・休館日を除く)

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2月公演『トスカ』 公演当日のご案内

いよいよ明日、2月15日(水)から東京文化会館大ホールにて、ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ作曲オペラ『トスカ』が開幕します!
こちらに公演当日のご案内を致します。 【2/14(火)12:00掲載】

2017都民芸術フェスティバル参加公演
東京二期会オペラ劇場 <ローマ歌劇場との提携公演>
2017年2月公演 G.プッチーニ作曲 『トスカ』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ/演出:アレッサンドロ・タレヴィ
当日券と公演タイムテーブルのご案内
2月15日(水)
2月16日(木)
2月18日(土)
2月19日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B
S,A,B
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約45分
休憩予定時刻
19:15~19:40
14:45~15:10
14:45~15:10
14:45~15:10
第2幕
約40分
休憩予定時刻
20:20~20:45
15:50~16:15
15:50~16:15
15:50~16:15
第3幕
約25分
終演予定
21:10
16:40
16:40
16:40
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※上記、販売予定当日券は14日12:00現在の情報です。販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

      *     *     *
《東京二期会『トスカ』プレミエ・キャンペーン》
2月15日(水)初日公演に“ペアで”ご来場のお客様150名様に「黄色いバラの花」をご進呈(受付先着順)いたします!
▼キャンペーン詳細はこちら
2/15(水)『トスカ』プレミエ・キャンペーン!~ペア先着150組のお客様に、黄色いバラの花をプレゼント! - 二期会blog

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」
2/27(月)は中道友香&小山晃平 時を超える想い ~for your love~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は2月27日(月)。二期会オペラ研修所では同じクラスで、互いに切磋琢磨した二人のソプラノとバリトンが、ピアニストに髙田恵子を迎え、オペラの名曲を中心に、輝かしい歌声をご披露いたします!
そんな二人から本番を前に、気合いの入った熱いメッセージが届いております!

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ソプラノ
中道友香
――まずは中道さん、自己紹介をお願いします。
大阪府出身、リリック・ソプラノの中道友香です。生まれも育ちも大阪ですが、東京大好きな少数派(⁉︎)の大阪人です。
大学進学を機に大阪を出て今年で10年目、最近とうとう関西弁が怪しくなってきました。(笑)
歌をはじめたのは、高校卒業間際のちょうど今ごろ。音楽高校でクラリネットを専攻していましたが、オーケストラの授業でオペラ作品を演奏する機会に恵まれ、初めてオペラというのものを身近に感じたときに「すごい、歌ってみたい!」と思ったのを覚えています。言語を含む音楽である「歌」に、楽器だけでは表現しきれないエネルギーを感じました。今思えば、それがオペラに目覚めた原点だったのかもしれません。
大学在学中は師匠の影響もあり、バッハやリートなどドイツ語作品を多く勉強しました。そこからドイツ語のオペレッタ作品も聴くようになって、歌だけでなくダンスを交えた演技、体全体を使って表現するオペレッタに夢中になりました。
特に昨年はオペレッタコンクールに挑戦したり、踊ったりして、オペレッタのレパートリーを広げられた一年でしたので、今後ももっと挑戦していけたらと思っているところです。もちろん、今回のコンサートでもオペレッタの名曲をお届けする予定です♪
――今回のコンサートにむけて、お客様に一言メッセージをお願いします
オペラも歌曲もオペレッタも現代の歌謡曲と同じように、何かしら強い想いがあって作られた歌ばかりです。愛をベースに、嫉妬や怒り、嬉しさや楽しさ、未練や後悔、優しさや強さ等々、これらはいつの時代も変わらない想いばかりです。だからこそ、今を生きる私達にも共感できる歌だと思うのです。
今回は、その様々な「想い」に着目して、解説を交えながらお客様に歌をお届けします。
共演するのは、研修所で同じクラスだった小山くんです。2人ともホンワカしてる性格なので(笑)、皆さんにもホンワカしながら楽しんでいただけたらと思います♪どうぞご期待ください!

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バリトン
小山晃平
――つづいて小山さん、自己紹介をお願いします。
千葉県出身、バリトンの小山晃平です。
子供の頃からピアノを始め、高校2年生までピアノ専攻だったのですが、副科の授業で声楽に出会い、歌の持つエネルギーの強さや、楽器にはないダイレクトな表現ができることにとても魅力を感じ、思い切って声楽へ転科しました。大学に入ると、オペラが大好きな友達が多く周りにいて、オペラについて話す機会が劇的に増えました。そして国立音楽大学では大学院オペラが毎年行われていて、そこまで年齢差のない先輩たちがこんなにも魅力的に舞台で歌い演じられるのだと、とても圧倒されたのと同時に自分も舞台で輝ける人になりたい!と思うようになりました。 後に大学院に進み、『フィガロの結婚』の伯爵役で出演させて頂けた時は、本当に幸せな時間でした。今回のコンサートでも思い入れのある伯爵のアリアを歌えるということなので、とても嬉しいです! どうぞご期待ください。
――今回のコンサートにむけて、お客様に一言メッセージをお願いします
今回初めて、このようなディナーコンサートに出演させて頂くことになりました。 実は小学生の時の卒業文集に、将来の夢として今回のようなお食事の場での演奏をすることと書いてあるのを思い出しました。その頃はピアノで演奏するつもりだったと思うのですが、歌になっても夢が叶う事には変わりありません! 美味しいお料理とお酒と共に、音楽を楽しんでもらえたらと思います。研修所同期の中道さんと、ピアニストの髙田さんと3人で素敵な曲をたくさんお届けいたします。是非アルテリーベでお越しください!

是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
時を超える想い ~for your love~

日時:2017年2月27日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:中道友香(ソプラノ)、小山晃平(バリトン)、髙田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 モーツァルト 『フィガロの結婚』より 「おまえはもう訴訟に勝っただと!」
 レハール 『メリー・ウィドウ』より 「ヴィリアの歌」「唇は語らずとも」
 レオンカヴァッロ 『道化師』より 「ネッダとシルヴィオの二重唱」
                     ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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びわ湖ホール『ニーベルングの指環』全4作がいよいよ始動!
二期会アーティスト多数出演~3月『ラインの黄金』

3月4日(土)、 5日(日)の2日間、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールで上演される『ラインの黄金』に二期会アーティストが多数出演いたします。昨年、びわ湖ホールほかで上演された共同制作『さまよえるオランダ人』でもタイトルロールを務め好評を博したバリトン青山 貴が、今年もヴォータン役で主演するのをはじめ、二期会のワーグナー・エキスパートらの活躍に注目が集まります。
この公演は、びわ湖ホールが4年をかけてワーグナー『ニーベルングの指環』全作品を上演するという一大プロジェクトの幕開けとなります。1980年代にカラヤンとともにザルツブルク音楽祭の舞台製作に携わり、マンハイム国立歌劇場総監督やケルン市立歌劇場総裁を歴任したオペラ演出界の巨匠ミヒャエル・ハンペさんによる演出指導は、日を追うごとに熱を帯び、指揮者の沼尻竜典さん(びわ湖ホール芸術監督)も加わって、稽古場からはこの楽劇に臨む出演者・スタッフの強い意気込みが伝わってきます。
チケットはすでに4日(土)の公演は全席完売となり、5日(日)の公演もS席~B席に若干枚を残すのみとのこと。小人族、巨人族、そして神々までもが思惑と野望に入り乱れる壮大な物語を皆様どうぞ劇場でお楽しみください。

201703_biwako_rheingold_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
びわ湖ホールプロデュースオペラ
R.ワーグナー『ラインの黄金』全1幕(日本語字幕付ドイツ語上演)

日時:2017年3月4日(土),5日(日) 両日14:00開演
会場:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
料金:S席16,000円~B席11,000円(3/4公演は完売、3/5公演も僅少)
指揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)
演出:ミヒャエル・ハンペ
管弦楽:京都市交響楽団
二期会アーティスト出演者:
<4日>
 ファフナー … 斉木健詞
 アルベリヒ … 桝 貴志
 ミーメ … 与儀 巧
 フリッカ … 小山由美
 エルダ … 竹本節子
<5日>
 ヴォータン … 青山 貴
 ドンナー … 黒田 博
 フロー … 福井 敬
 ファフナー … ジョン ハオ
 アルベリヒ … 志村文彦
 ミーメ … 高橋 淳
 フリッカ … 谷口睦美
 フライア … 森谷真理
 エルダ … 池田香織
 ヴォークリンデ … 並河寿美
 フロスヒルデ … 中島郁子

▼公演の概要・チケット詳細はこちらから
びわ湖ホールプロデュースオペラ ワーグナー作曲『ラインの黄金』(3/4公演) - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
びわ湖ホールプロデュースオペラ ワーグナー作曲『ラインの黄金』(3/5公演) - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

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ソプラノ嘉目真木子「愛があれば強く居られる。パミーナから教えてもらっているような気がします」~大分・神奈川『魔笛』にむけて

川瀬賢太郎指揮×勅使河原三郎演出の共同制作公演『魔笛』は、3月11日(土)の大分公演から開幕します。
今回は、大分県出身であるパミーナ役の嘉目真木子に、公演にむけての話を聞きました。二期会本公演デビューも2010年の実相寺昭雄演出『魔笛』のパミーナ。同役は、2015年の宮本亜門演出版でも歌っています。そして今回の勅使河原三郎演出も、独創的な『魔笛』になりそうです。

201702_yoshime_makiko.jpg ――『魔笛』のパミーナは、どのような存在ですか
嘉目: パミーナは私にとって縁の深い役であることは間違いないと思います。様々な演出で1つの役を演じられるのはとても楽しいです。
パミーナはただの“綺麗で可哀想なお姫様”ではなく、強さも持っている女性です。そして何より、愛に飢えています。父親を亡くし、母親からも隔離され、恋も知らない。そんな中で苛酷な運命に翻弄されていきます。
物語が進むにつれて、パミーナは人間としても女性としてもどんどん成長していきます。
純粋なゆえに思い込みも激しいし、傷つけられやすいからとことん落ち込んでしまうけれど、最終的に彼女が笑えるのは、彼女が"愛"に貪欲だからだと思っています。「愛したい、愛されたい」という、本能的な欲求。それはとても強い力を発揮します。
パミーナを初めて歌ったのは6年前ですが、歌うたびにそんな彼女の“人間らしさ”に気付かされます。人は一人では生きられず、人との関わりの中では楽しいことばかりではないけれど、それでも愛があれば強く居られる。パミーナから教えてもらっているような気がします。

――出身地の大分での公演です。想いを聞かせてください。
嘉目: 故郷でパミーナを歌えるのは本当に嬉しいです。
ジュニアコーラス時代、初めて舞台に立ったのが『魔笛』だったんです。県民オペラの公演があり、タミーノが笛を吹いてパミーナを探すシーンで、森の動物(うさぎ)役で出演しました。歌はありませんでしたが、この公演がきっかけでオペラに憧れを持つようになったので、私にとって『魔笛』は特別な作品です。
地元での公演では、実家のご近所さんや、中高の同級生、先生など、昔から私を知っている方々が来てくださいます。都内だと普段は遠くてなかなか機会がありませんが、成長した姿を見ていただけるのはとても嬉しいです。その分、身の引き締まる思いもします。
――大分の魅力を教えてください
嘉目: 大分は「おんせん県 味力も満載」というキャッチフレーズで、温泉の他に地元の料理にも自信を持っています。関アジ関サバやフグなどの海鮮物に加えて、豊後牛もオススメです。とり天も外せません!大分は鶏肉消費量全国一らしく、新しくなった大分駅には鳥の銅像まであります。
さらに大分は西洋音楽発祥の地と言われており、瀧廉太郎はじめ著名な音楽家、声楽家もたくさん輩出されています。
食にも音楽文化にも温泉にも恵まれた大分県に、是非一度足を運んでみていただきたいです!
――そして、横浜の魅力も
嘉目:私にとって横浜といえばなんといっても中華街です。お気に入りのお店で食べる中華料理は格別です。フカヒレまんを買って山下公園のベンチで食べるのも好きです。神奈川県民ホールの楽屋口から近いところにあるお蕎麦屋さんもお気に入り。今回の公演でも必ず行くつもりです。
それと横浜駅で買える「くるみっ子」というお菓子が好きです。どうしても食べ物についてばっかりになってしまいますね・・・。
――いくつかの『魔笛』のプロダクションに関わってこられてきた中で、「モーツァルトは今も生きている」と感じられた瞬間はありますか?
嘉目: モーツァルトの音楽は本当に美しいです。
負の感情を歌っている時でさえ、むしろその方が、より心に響いたりします。そういう音楽に触れるとき、「人間は昔も今も変わらないんだな」と感じます。
モーツァルトの時代から現代に至るまで、そのまた未来も、"愛"が私たちから失われることはなく、常に人生と共にある。そのことを強く感じさせてくれるという意味で、モーツァルトは今でもその作品の中で大いに主張し、生き続けていると思います。
▼嘉目真木子の出演日は、〔大分〕3月11日(土)、〔神奈川〕3月18日(土)
2017年3月 共同制作公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
 (こちらのページより、大分、神奈川それぞれの特設ページへリンクしています)

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バリトン宮本益光「皆様に愛されるようなパパゲーノを演じ、生きる喜びに涙したい」~大分・神奈川『魔笛』にむけて

3月11日(土)大分iichiko総合文化センター、18日(土)、19日(日)神奈川県民ホールにて開催する、芸術4団体による共同制作公演『魔笛』。オール東京二期会キャストでお贈りします!
天真爛漫なキャラクターで人気のパパゲーノを演じるのは、バリトン宮本益光。『ドン・ジョヴァンニ』のタイトルロールと並び、自身の当たり役として、これまで何度も歌い、演じられてきました。しかも、今回、宮本は3日間すべてに出演します!本番にむけて話を聞きました。

201702_miyamoto_masumitsu.jpg ――あらためて、宮本さんにとって、『魔笛』のパパゲーノはどのような存在でしょうか。
宮本: 「生きる」ということに関して、誰よりも純粋で、懸命だと思います。人として必要最低限のこと「食べる、眠る、子をのこす」、これだけに忠実に生きようとする姿勢は、私の不要な飾りだらけの生き方に疑問を投げかけます。
――たくさんの不思議な力をもった楽器が登場するこのオペラでは、タミーノが奏でる笛と同じくらい、もしかしたらそれ以上に、パパゲーノが奏でる「パンフルート」や「鈴」も魅力的です。これらパパゲーノの楽器の魅力について教えていただけますか。
宮本: パンフルートを鳴らせば鳥が集い、鈴を響かせれば人の心が変化する――これはきっとMozartにとって、感動的なモティーフだったと思います。音の力を、音楽の力を肯定するそれらのアイテム(魔笛もそう)は、つまり私たち音楽家のあるべき姿であり、音楽の持つ可能性を示しているのだと考えています。

――お客様にむけて本公演への意気込みを。
宮本: 『魔笛』は1791年の9月28日に完成したと言われています。その約200年後、1972年9月28日に私は生まれました。同じ誕生日ですもの、運命を感じたってお許し頂けると信じています。
皆様に愛されるようなPapagenoを演じ、生きる喜びに涙したいと思っています。

▼WEB「ぶらあぼ」にも、宮本益光のインタビュー記事が掲載されています!
宮本益光(バリトン)「『魔笛』ではすべての人物が“愛”と“死”を語るのです」 - WEBぶらあぼ(2016/12/18)
▼『魔笛』公演概要はこちら
2017年3月 共同制作公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
 (こちらのページより、大分、神奈川それぞれの特設ページへリンクしています)

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【イベントレポート】(1/21開催)二期会プレ・ソワレ「ローマ歌劇場『トスカ』の魅力を語る~演出家アレッサンドロ・タレヴィ氏を迎えて 無料トーク&コンサート」

去る1月21日(土)、2月公演『トスカ』のプレイベントとして、イタリア文化会館アニェッリホールにて開催した二期会プレ・ソワレ。多くの方のご来場ありがとうございました。
イタリア文化会館文化担当官ステインマイヤーさんのご挨拶の後、アレッサンドロ・タレヴィが登壇。50分ほどにわたり、今回の『トスカ』のコンセプトについて、またそれにまつわるローマ歌劇場ならではのエピソードを語りました。
休憩を挟んだ後半には、ソプラノ髙橋絵理、テノール前川健生、ピアノ大藤玲子による生演奏。〈妙なる調和〉、〈歌に生き、恋に生き〉、〈星は光りぬ〉、そして第1幕のトスカとカヴァラドッシの二重唱をお聴きいただきました。
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ステインマイヤー氏
今回、演出家のコンセプトを直接伝える唯一の機会でしたので、あらためて、ここに当日のトークの様子をお伝えします!
          *     *     *
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アレッサンドロ・タレヴィ:
みなさま、こんばんは。
このローマ歌劇場のプロダクションで日本に来られたことに本当にうれしく思います。私にとって初めての『トスカ』の仕事でした。そして、このプロダクションにとって初の国外での公演が、今回の日本公演となります。
今、(東京二期会の)稽古はとてもうまく進んでおります。日本の歌手のみなさんはほんとうに機敏に何でもできて、すばらしいカンパニーだと思っています。
(今回の舞台は、1900年の『トスカ』世界初演時の舞台美術を出来る限り忠実に蘇らせたもの)まずは、私たちが、なぜこの作品の世界初演に立ち戻らなくてはならなくなったのかについて、お話ししたいとおもいます。1900年の初演から、120年近く経とうとしています。その間、多くの発展があったにもかかわらず、初演に戻らなくてはならなかったのか。これは、当時受け入れられた美的なものが、現代でも通用するのかという意味で、実験的なものでもありました。
実は、私自身は、通常、新しいものを作ることのほうが好きなので、こうした伝統的なものを作るというのはとても珍しいことでした。
プッチーニは、ローマを舞台にした、ローマの薫りのする舞台を作りたかったのでした。『トスカ』の物語は、ローマに実在する建物の上で展開します。
なので、今回は、オリジナルに忠実にすることに意義があると思いました。ローマの薫りのするような舞台。宗教的にもバチカンに近いことですとか、ローマの街並みですとか、そういったものが分かるような舞台にすることにしました。
もちろん『トスカ』を現代的な舞台にすることも可能です。でも、そうするとローマの雰囲気が崩れてしまいますし、ローマであることの力が失われてしまうと思います。プッチーニ自身はそこを細かく描いていると思います。
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『トスカ』世界初演のときに美術を担当したホーエンシュタイン氏によるスケッチが今も事細かに残っているのです。なので、今回それらを再現することが可能になりました。
ほんとうにすべてのスケッチが残っています。第1幕は、聖アンドレア・デラ・ヴァッレ教会で、第2幕はファルネーゼ宮殿。ただ、宮殿自体は実在していますが、その室内は想像上のものです。また3幕のサンタンジェロ城の屋上は、実物と同じ寸法で測られています。
衣裳も、トスカ、カヴァラドッシ、スカルピアの三役だけでなく、ブルジョワ市民、農民、宗教行列、そのなかの大司教の衣裳まで、すべてのスケッチが残っています。衣裳スケッチには、生地の種類や色はもちろんボタンに至るまでものすごく細かい指示が書かれていました。したがって、今回の『トスカ』はものすごく色彩豊かになりました。ローマでの最初の舞台稽古で、衣裳をつけた合唱団が入ってきたときには、すばらしい色彩の美しさにみんな感嘆しました。それはまるで、200年から300年眠っていたシスティーナ礼拝堂が復興したかのような感動でした。
『トスカ』の慣習的な舞台では、教会は重厚壮大に描かれ、色彩もグレーで重苦しく描かれてきたことのほうが多いのですが、今回のプロダクションでは、軽やかでとても明るいものです。それは、たとえば、第1幕のトスカとカヴァラドッシの愛のデュエットなどにもとても似つかわしいものになっていると思います。
実際に本物の教会に入ると、確かに、とても光に溢れている所だということが分かりました。私たちは伝統に立ち返るということをやってきたわけですが、伝統を超えたものができたと考えています。このオペラが生まれて100年の間に、ある意味、「伝統」というものが作られてきてしまったわけですが、それらを今回は取りはらうことにしました。
舞台装置や衣裳もすばらしいものですが、ドラマトゥルギーとしてもすばらしいものができたと思っています。プッチーニは、登場人物の動きをまず考え、音楽を書いていきました。それはまるで映画の作曲家のような手法です。なので、プッチーニの楽譜には、ものすごく細かいト書きが書かれているのです。
舞台の人の動きも、いかにもオペラというようになりすぎていて、それはあまりよろしくないと思いました。ですが、プッチーニのト書きを忠実に再現しようとすると、面白いことにその動きはとてもナチュラルなものであるということが分かってきました。いつの間にか、歌手の人たちがそのト書きを無視するようになってきていたのですね。たとえば「マリア・カラスはこうやっていた」とかが、ソプラノの人の頭の中には根付いていたのです。今回、私はそうしたもの取り去ろうとしました。そうすることによって、プッチーニが本当にやりたかったことが描けたと思います。
第3幕のトスカとカヴァラドッシのデュエットで、そこに銃殺隊が入ってくるというシーンがあるのですが、音楽スタッフからは「なぜこんなところで銃殺隊が入ってくるんだ?」と言われました。私は「プッチーニのト書きにそう書いてある」と答えました。
おそらくプッチーニは二人の愛の喜びの背後に銃殺隊を登場させ、数分後にカヴァラドッシが処刑されるという、いわば意味の相反するシーンを同時に表現したかったのだと思われます。私はオリジナルの意味を取り戻したかったのです。
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ローマ歌劇場で宗教行列のシーンを行うということは、とてもデリケートなことです。実は、合唱団の中に、バチカンで役人をされている方がいらっしゃいました。おそらくは半日劇場で仕事をし、半日バチカンの仕事をされているのだと思います。
最初、そうした方がいらしたことを私は知りませんでした。第1幕に「テ・デウム」という宗教的なシーンがあって、私はみなさんに一生懸命説明しているのですが、誰も私を見てくれず、ある男のほうをずっと見ている。「なんでだろう?」と思ってみると、彼は、このようにして、うつむいて首を振っている。要は、全員が彼のことを知っていて、彼が何を言うのか様子を見ていたのです。
ローマでの仕事で私にとって戦いであったのは、そうした方の前で、私がやるべきことは、本物のミサをすることではなく、舞台の上で音楽にも制約されている中で、芝居として成立させなければならない、ということでした。
後にその方のことを知ってから、私はよく話をしました。
大司教様が登場する場面でみなさんに「跪いてください」と説明をしたら、「ローマ人はそのようなことはしない、してはいけないんだ」といわれた。でも、楽譜にはそう書いてある。どうすればよいか、彼に相談をしました。そうしたら、「それならば、『御聖体』があれば、皆跪くことができる」と教えてくれました。そうして御聖体を容れる器を探し舞台にあげることで、そのシーンを作りあげることができました。
ローマでは稽古の後にも楽しみがありました。仕事の後に街を散策すると、歌劇場から歩いてすぐのところに、第1幕の聖アンドレア・デラ・ヴァッレ教会があり、そこから歩いて3分くらいのところには、第2幕のファルネーゼ宮殿があります。もう少し歩くと、第3幕サンタンジェロ城に着きます。そうして『トスカ』の舞台を実際に歩いてみることができました。
『トスカ』は1800年に起きた史実にも基づいています。そうした背景も、プッチーニが描きたかったことでした。そして、世界初演された1900年代というのは、アールヌーボーや自由主義が流行した時代で、プッチーニやホーエンシュタインもその影響を受けています。そして、現代には、すぐれた歌手のみなさんがいて、このオペラに現代の動きを加えています。今回は、物語の背景となる1800年とプッチーニの『トスカ』が生まれた1900年、そして現代という、3つ世紀に跨った公演になると思います。
ありがとうございました。
          *     *     *
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後半のコンサートで第1幕の二重唱を演じる髙橋絵理と前川健生

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チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ローマ歌劇場との提携公演》
G.プッチーニ『トスカ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2017年2月 (残席状況は1/25・18時現在)
 15日(水) 18:30開演 … S・A・B席 あり/C席 残少/D・E席 完売
 16日(木) 14:00開演 … S・A・B席 あり/C席 残少/D・E席 完売
 18日(土) 14:00開演 … S・A・B・C席 残少/D・E席 完売
 19日(日) 14:00開演 … S・B席 あり/A・C席 残少/D・E席 完売
 (各日とも開場は開演の60分前)
 <★15日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催いたします>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~C席8,000円、学生席2,000円
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:アレッサンドロ・タレヴィ
管弦楽:東京都交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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「オペラ人生の中でいちばんの嬉しい瞬間」ソプラノ木下美穂子、『トスカ』愛を語る~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<6>

二期会のみならず日本を代表するソプラノ・リリコのひとり木下美穂子が、2014年『蝶々夫人』以来3年ぶりに二期会オペラのために帰国、ファン待望のトスカを歌います。
木下は、一昨年に自身初のCDアルバム《イル・クオーレ》をリリース。アルバムの最初のトラックに収められたのが、トスカのアリア「歌に生き、愛に生き」でした。この名曲が、いわば木下の芸術的な「クレドCredo-信条」となって、アルバムは次第に深い祈りの歌に進んでいきます。木下にとってのトスカという存在の大きさを知ることができる一枚です。
この度、ローマ歌劇場との提携公演により、伝統的なローマの地を描いた今回の舞台の上で、木下演じる歌姫トスカが最期の日を生きます。プレミエにむけてメッセージを受け取りました。

「私のキャリアにとっていちばんよい時期にこのトスカ役をいただけたということは、私のオペラ歌手人生の中で、いちばん嬉しい瞬間だな、と思っております。
プッチーニのオペラは私もいろいろ歌ってきたのですけれども、その中でも最高峰というものは、私の中ではトスカなのです。なぜかというと、そのドラマティックなストーリー、そしてなんといっても音楽なのですよね。トスカの場面だけでなく、もうすべての場面で、音楽が重厚で、情熱的で、そして甘美で。もう、すべてトータル的にすばらしい音楽とドラマが一致したオペラ、というものが私の中にありまして…私のいちばん大好きなオペラです。(続きは映像でご覧ください)」
▼木下の出演日は15日(水)と18日(土)! 公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
【残席状況】(1/24・14時現在)
2/15(水) 18:30 … S・A・B席 あり/C席 残少/D・E席 完売
2/16(木) 14:00 … S・A・B席 あり/C席 残少/D・E席 完売
2/18(土) 14:00 … S・A・B・C席 残少/D・E席 完売
2/19(日) 14:00 … S・B席 あり/A・C席 残少/D・E席 完売
▼2月15日(水)の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催いたします
2/15(水)『トスカ』プレミエ・キャンペーン!~ペア先着150組のお客様に、黄色いバラの花をプレゼント! - オペラの散歩道(二期会blog)
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

201511_kinoshita_mihoko_cd.jpg ▼▲▼ CD情報 ▼▲▼
イル・クオーレ -IL CUORE- 木下美穂子
オクタヴィア・レコード 2015年11月20日発売
HQ Hybrid/OVCL-571/3,200円(税別)
木下美穂子(ソプラノ)、平塚洋子(ピアノ)/2015年5月録音
▼アルバムのお求めはこちらから
KINOSHITA MIHOKO / 木下美穂子 | アーティスト商品一覧 - disk union
木下美穂子/イル・クオーレ - TOWER RECORDS ONLINE

▼CDの紹介記事はこちら
ソプラノ木下美穂子~1stアルバム「イル・クオーレ」11/20リリース!(2015/11/17掲載) - オペラの散歩道(二期会blog)

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ソプラノ幸田浩子が 1/24(火)放送BS-TBS「日本名曲アルバム」にゲスト出演!
そして1/27(金)には文京シビックホールで《月》をテーマにした珠玉のリサイタル!!

◆名曲の数々を合唱とゲストの歌声でお届けし、根強い人気を持つBS-TBS「日本名曲アルバム」。
1月24日(火)の放送ではソプラノ幸田浩子がゲスト出演して、「ブラームスの子守歌」を演奏いたします。是非ご覧ください。
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◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
「日本名曲アルバム」 ~世代を超えて歌い継ぎたい名曲14撰!~
放送日時:2017年1月24日(火) 19:00~19:54
放送局:BS-TBS (BS 161ch)
出演:幸田浩子(ソプラノ)ほか
曲目:ブラームスの子守歌
▼番組ホームページはこちら
日本名曲アルバム - BS-TBS

◆その幸田浩子が日本を代表するピアニストの河原忠之と共に、1月27日(金)文京シビックホールの人気シリーズ「夜クラシック」に登場し、《月》にまつわる名曲をおしゃべりとともに紹介していきます。
孤独を慰める《月》、願いを託し見上げる《月》、そしてふるさとを想う《月》。時代と場所は変っても、《月》を眺める人々の想いには相通ずるものがあります。そんな想いを幸田浩子と河原忠之が名曲の調べに載せて綴るスペシャルな90分です。この機会に皆様も《月》に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
さらに本公演は開演時間が19:30と遅めなので、お仕事帰りでも余裕をもって来場することができます。
金曜日夜のご予定がまだという方は、是非ご来場ください。
☆幸田浩子からの動画メッセージ

201701_kouda_hiroko_02.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
夜クラシックVol.11
日時:2017年1月27日(金) 19:30開演(18:45開場)
会場:文京シビックホール 大ホール
料金:全席指定 S席3,000円、A席2,000円(税込)
出演:幸田浩子(ソプラノ)、河原忠之(ピアノ)
主な演奏曲:
 ドビュッシー 「月の光」(ピアノソロ)
 シューベルト 「月に寄せて、夜と夢、アヴェ・マリア」
 ドヴォルザーク オペラ『ルサルカ』から “月に寄せる歌”
 ヴェルティ オペラ『椿姫』より “ああ、そは彼の人か~花から花へ”
 沼尻竜典 オペラ『竹取物語』より
           “月の間奏曲”(ピアノソロ)、“かぐや姫のアリア”
 H.マンシーニ 「ムーンリバー」
 L.ハーライン 「星に願いを」    ほか

▼詳しい公演情報はこちら
夜クラシックVol.11 幸田浩子(ソプラノ) 河原忠之(ピアノ) | 公演・イベント情報 - 響きの森文京公会堂 文京シビックホール
▼チケットのご予約
シビックチケット TEL.03‐5803‐1111(受付時間:10時~19時)

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東京二期会2月公演『トスカ』~その魅力に迫る!

開幕まであと1ヶ月を切った、東京二期会オペラ劇場2月 ローマ歌劇場との提携公演 プッチーニ『トスカ』。
先週末より立ち稽古がいよいよスタート。演出のアレッサンドロ・タレヴィ氏も初日から合流し、稽古が進んでいます。
本公演における彼の演出コンセプトがどのようなものか、その一端をキーワードを基にご紹介いたします。
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キャスト陣を前にコンセプトを説明するタレヴィ氏(写真左)
≪『トスカ』が初演された時のセットや衣裳の資料を現代に甦らせたプロダクション。≫
「今回の公演は、1900年にローマのコスタンツィ劇場で『トスカ』が世界初演された際のデザインを基にしています。
初演当時の舞台美術家が、大変詳細なスケッチやリストを残しておいてくれたおかげで、今回のプロダクションが実現できました。衣裳のリストには全て、生地やボタンに至るまで、詳細な指示が書かれており、それを忠実に再現しています。ローマ歌劇場の優秀な背景スタッフや衣裳スタッフにより、このプロダクションをローマで復活させられたことはとても幸運だった。このプロダクションは伝統的であると同時に、初演当時と同じものが、現代でも受け入れるかどうかという意味で実験的でもありました。」
と、タレヴィ氏は語ってくれました。
『トスカ』作品完成時の伝統的な舞台が、21世紀の東京でご覧頂けるまたとない機会。
また、1月21日(土)には本公演をより楽しむためのプレイベントとして、タレヴィ氏本人から詳細なコンセプトが語られる「二期会プレ・ソワレ(入場無料・要予約)」も開催いたします。
是非こちらもお誘いあわせの上お越しください。

▼今週末開催、演出A.タレヴィによるプレ・トーク&コンサート【無料】に是非!
開催決定!<二期会プレ・ソワレ> オペラとの出会い! - オペラの散歩道(二期会blog)
 日時:2017年1月21日(土)18:00 会場:イタリア文化会館アニェッリホール

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チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ローマ歌劇場との提携公演》
G.プッチーニ『トスカ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2017年2月 (残席状況は1/18・15時現在)
    15日(水) 18:30開演 … C・D席 残少/E席 完売
    16日(木) 14:00開演 … C・D席 残少/E席 完売
    18日(土) 14:00開演 … S・A・B・C席 残少/D・E席 完売
    19日(日) 14:00開演 … A・C席 残少/D・E席 完売
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★15日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催いたします>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:アレッサンドロ・タレヴィ
管弦楽:東京都交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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2月公演『トスカ』~カヴァラドッシ役 樋口達哉・城 宏憲のインタビュー・リーフレットができました!

2月公演『トスカ』初日まであと1か月を切りました!
迫る開幕にむけて、プレイガイドのチケットスペースさんと新たなリーフレットを作成しました。
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新リーフレットではカヴァラドッシ役の樋口達哉、城 宏憲のインタビューをお読みいただけます。都内中心にコンサート会場で配布中ですので、お手に取られましたらぜひご一読ください!
(公演ホームページにも近日掲載予定です)
「イタリア留学から帰ってきて、日本でデビューした作品も『トスカ』(2003年新国立劇場)でした。~若い頃より声への理解や表現も少しずつ深まり、より色気のある表現を追求していく中で、今だからこそ演じられるカヴァラドッシがある」 ― 樋口達哉
「(カヴァラドッシは)弱い者には寄り添えるやさしさを持ち、権力には立ち向かえる強さを持つ、イタリアの成熟した男性~作品全体を通して、そんな彼の魅力を表現していきたいですね」 ― 城 宏憲
YouTubeのチケットスペース・チャンネルには、樋口達哉のインタビュー時の映像が公開されていますので、こちらもご覧ください!


本公演のチケットもE席は早々に売り切れ、C、D席も全日程で残席極わずかとなりました。
お求めはどうぞお早めに。

▼今週末は、演出A.タレヴィによるプレ・トーク&コンサート【無料】に是非!
開催決定!<東京二期会プレ・ソワレ> オペラとの出会い! - オペラの散歩道(二期会blog)
 日時:2017年1月21日(土)18:00 会場:イタリア文化会館アニェッリホール

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チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ローマ歌劇場との提携公演》
G.プッチーニ『トスカ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2017年2月
    15日(水) 18:30開演 … C・D席 残少
    16日(木) 14:00開演 … C・D席 残少
    18日(土) 14:00開演 … S・A・B・C席 残少、D席 売切
    19日(日) 14:00開演 … A・C席 残少、D席 売切
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★15日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催いたします>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
   (E席は全日程で完売致しました)
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:アレッサンドロ・タレヴィ
管弦楽:東京都交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」
1/23(月)は佐竹仁美&推屋 瞳 ~コロラトゥーラの夕べ~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理で おもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は1月23日(月)。2017年の幕開けにふさわしいフレッシュなソプラノ二人が、ピアニストに松原裕子を迎え、輝かしい歌声をご披露します!
コンサートを来週に控え、今回出演の二人にインタビューをしましたので、ご紹介いたします。

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ソプラノ
佐竹仁美
――出身は?
神奈川県の厚木市出身です。
――声楽を始めたきっかけを教えてください
大学での恩師との出会いがきっかけでした。
私は東海大学の出身で、当初は音楽療法士になろうと思い、大学病院で実習ができるという理由で学校を選びました。
入学してみると全員声楽が必修で、それがきっかけで歌をはじめました。最初は自分が歌を歌うようになるとは夢にも思っていませんでしたが、恩師が褒めて伸ばしてくださるタイプだったので、すぐにその気になり(笑)、いつの間にかもっと上手く歌えるようになりたいと夢中になっていました。
――お客様へ一言メッセージをお願いします
共演させて頂く推屋さんとは研修所の同期なのですがクラスが違った為、今回機会を頂いてご一緒させていただける事をすごく嬉しく思っています。
2人ともコロラトゥーラソプラノ、そして名前もひとみ!勝手に親近感を感じております。
似た声種のデュオコンサートというのも珍しいと思うので、ぜひぜひ美味しいディナーを食べながら聴いて頂ければと思います。

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ソプラノ
推屋 瞳
――出身は?
埼玉県春日部市出身です。
――声楽を始めたきっかけや目標などを教えてください。
高校の音楽の授業で観た椿姫にとても感動し、自分もこんな風に歌い演じ、伝えられる人になりたいと思った事がきっかけです。
心に残る、いつもあの人の歌を思い出してしまう、、と思ってもらえるような人(歌手)になりたいです。
――お客様へ一言メッセージをお願いします
今回、二期会オペラ研修所同期の佐竹仁美さんと共演いたします。
私たちは、2人とも軽い声(コロラトゥーラ ソプラノ)であり、2人とも名前が「ひとみ」という共通点があります!(笑)
そんな私達の息の合った二重唱、それぞれが大切にしているレパートリーなど新春にふさわしい、華やかなプログラムをご用意しております。
楽しいひと時をお過ごし頂けますよう、心を込めて演奏いたします!
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

偶然にも「ひとみ」という同じ名前をもち、また声種も同じくコロラトゥーラ ソプラノというこの二人!
このアルテリーベのデュオコンサートでの出会いをきっかけに、今後の活動の場を広げるかもしれません♪
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
コロラトゥーラの夕べ

日時:2017年1月23日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:佐竹仁美(ソプラノ)、推屋 瞳(ソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
演奏予定曲:
 J.シュトラウスII世 「春の声」
 R.シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』より 「偉大なる王女様」
 メンデルスゾーン 「6つの二重唱」より
                     ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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7月公演『ばらの騎士』でデビュー! ソプラノ斉藤園子とメゾソプラノ和田朝妃が、1月17日(火)「ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会」に出演します

東京二期会7月公演『ばらの騎士』で二期会オペラデビューを飾る、ソプラノ斉藤園子とメゾソプラノ和田朝妃が、公演関連イベントとして「ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会」に登場します。ピアニストは荻原萌子。

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ソプラノ
斉藤園子
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メゾソプラノ
和田朝妃
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ピアノ
荻原萌子

この機会に、本公演にむけての意気込みと年始の抱負を聞きました!
―― 『ばらの騎士』にむけて、抱負と作品の魅力について
斉藤: 今回『ばらの騎士』で、帽子屋役 兼、ゾフィーのカヴァーキャストを務めさせて頂くことになりました。この作品の持つ流麗な和音の妙や、格調高い舞台は長年の憧れでした。
留学先であるウィーンの街を、『ばらの騎士』を聴きながら、想いを馳せ散歩するのが、最近の習慣であり至福の時です。
諸先輩方からプロとしての姿勢や、音楽作等、多くのことを学びたいと思っております。
和田: まだ勉強不足で魅力を語るにはほど遠いですが、唯一言えることは聴けば必ず好きになれる作品ということです。
立場は違えど、登場人物の感情は愛することの喜びや悲しみ、もどかしさや怒りなど、誰しもが経験するであろう身近なものです。オペラを見終わった時の言葉に表せない心満たされる気持ち、これを皆様にもぜひ味わって頂きたいです。
―― 2017年は、どのような年にしたいですか?
斉藤: 留学先をウィーンに選んだ一番の目的は、本場のドイツ語の発音や、空気感、オペラに触れる事でした。日本でそれを少しでも表現出来ればと思っております。
出来るだけ多くの舞台に立ち、経験を積みたい一年です。
和田: 体が資本の仕事ですが、どうしても体がなまりがちなので、ウォーキングなどをして、体作りに力を入れ、音楽に集中できるよう常に健康でいることを心がけたいです。また、自分磨きのために何か新しいことを始めたいなと思っています。新しい環境、出会いを自分の音楽や演技に役立てたいです。
          *     *     *
ラリアンスは、神楽坂にあるフレンチ・レストラン。これまで何度かご紹介しているように、和食のよさをフレンチに融合させたオリジナルの「フランコ・ジャポネ」が特長です。コースの最初はいつもお箸でいただきます。今回は二人のステージも、日本の歌で始まります!

■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会》
慶びの歌、寿ぎのオペラ

日時:2017年1月17日(火) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    東京都新宿区神楽坂2-11 TEL03-3269-0007
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:斉藤園子(ソプラノ)、和田朝妃(メゾソプラノ)、荻原萌子(ピアノ)
予定プログラム:
    <第1ステージ>
    ・瀧廉太郎 「花」
    ・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私が街を歩けば」
    ・モーツァルト 『フィガロの結婚』より 「恋とはどんなものかしら」
    ・モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より 「わたしは黒髪の人にするわ」
    <第2ステージ>
    ・R.シュトラウス 「ツェツィーリエ」
    ・ロウ 『マイ・フェア・レディ』より 「踊り明かそう」
    ・R.シュトラウス『ばらの騎士』より 「ばらの献呈」
▼イベント詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンスオペラコレクションwith二期会 慶びの歌、寿ぎのオペラ|イベント - 神楽坂ラリアンス
▼2017年7月東京二期会『ばらの騎士』情報はこちら
グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会
 2017年7月26日(水)・27日(木)・29日(土)・30日(日) 東京文化会館大ホール
▼一般発売は1月28日(土)から!只今二期会オペラ愛好会先行予約受付中!
 『ばらの騎士』チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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「一回一回が新しい境地」バリトン直野資スカルピア役にむけて
~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<4>

『椿姫』ジェルモン、『蝶々夫人』シャープレス、そして『リゴレット』タイトルロールなど、イタリア・オペラのバリトンとして傑出した実績を誇る名歌手、直野 資(なおの たすく)が、2009年『蝶々夫人』以来8年ぶりに東京二期会オペラ劇場の舞台に立ちます。演じるのは、ファン待望の『トスカ』スカルピアです。
前回、二期会が『トスカ』を上演した1991年に同役で出演。トスカ役 佐藤しのぶ、カヴァラドッシ役 田口興輔 等とともに名舞台を築きあげました。そのときの好演が高じ当時の指揮者トゥリオ・コラチョッポの招きによりサンパウロ市立歌劇場でも同役を歌いました。
▼詳しくは、こちらの記事をどうぞ
希代のバリトン直野 資~自然体こそ心地よく歌い続けるための秘訣|オペラを楽しむ - 東京二期会
当時から数えると実に26年ぶり。その変わらないオペラへの尊敬の念と共演者とともにあることの喜びを語ったインタビュー映像をどうぞ!

      *     *     *
「『トスカ』のスカルピア役です。直野と申します。
バリトンでスカルピア役というと「悪役だ」なんて簡単におっしゃいますけど、悪役っていうのも大変なものでしてね。私は十回近くやらせていただきましたかね。「悪くやる」というのはあんまりよくなくて、一応、ローマの警視総監か何かのえらい人なので。まあ、そのえらい人がどうするかを見ていただくというよりは、プッチーニの書いてくださった素敵な音楽を、みなさまに浴びていただきたいと思います。
(今回の出演が)自分の生涯最後のオペラになると思いますけれども、オペラというものは、一回一回が新しい境地だというふうに、僕は接してきたつもりです。
この前、僕が公演監督をやったときに、(指揮者の)アンドレア・バッティストーニが稽古の最後に、「今度『トスカ』やるんだってな」という話があって。でも、僕は声がリリックなので、なかなか(スカルピアの)役としてはまらないので、できればスペイン語に近い、強い発音というのですかね、そういうことをやってみようと思うんだと言ったら、「いいな、そういう考え方いいんじゃないか」と…」(続きは映像でご覧下さい)。
▼直野の出演日は16日(木)・19日(日)!公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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1/19(木)開催 Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」第12回

昨年春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズHakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」。
今シーズンのラストを飾る1月19日(木)は、ソプラノ佐々木麻子、渡邊仁美が出演。平塚洋子のピアノでお贈りします。

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ソプラノ
佐々木麻子
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ソプラノ
渡邊仁美
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ピアノ
平塚洋子

佐々木、渡邊の二人より、コンサートを目前にメッセージが届きました。
■佐々木麻子
いつか自分もあのステージに……その夢が1つ叶い、大変嬉しく思います。二期会オペラ研修所に入って間もない頃は、学生としての社会的生活的支援から解き放たれ、苦難の連続でした。まさに紆余曲折。うまくいかないことばかりで何度も立ち止まりかけました。しかしその度に多くの方々のおかげで乗り越えてこられたのです。
今回は、普段は演奏の機会に恵まれない少し長めの曲集をプログラムに選びました。とても美しい旋律で、大好きな曲です。感謝の気持ちを忘れずに、丁寧に歌っていきたいと思います。
■渡邊仁美
この度はこのような機会をいただき、大変嬉しく思います。共演の佐々木麻子さんとは同じクラスで学び、研修所修了時にもHakuju Hallにて二人でR.シュトラウスのオペラ『アラベラ』より姉妹の二重唱を演奏させていただきました。本当の姉妹のように息の合ったアンサンブルを、今回は違う曲でお楽しみいただきたいと思います。ソロの曲は、それぞれが大切にしているレパートリー、そして新たに挑戦する曲を1つずつ選びました。皆様と素敵な一時を過ごせることを楽しみに、多くの方のご来場を心よりお待ちしております。
         *     *     *
第59期マスタークラス黒田クラスで1年間、ともに学び、息もぴったりの佐々木と渡邊。修了試演会において『アラベラ』の姉妹役に取り組み、響き合う美しいハーモニーを聴かせてくれました。今回は、二人がじっくり作品と向き合った時間の中から紡ぎ出された、豊かな音楽の世界に、ぜひご期待ください!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会のきらめく新星、ときめきのデビューコンサート!
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第12回>
日時:2017年1月19日(木) 11:00開演(10:30開場)  ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (白寿ホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:佐々木麻子(ソプラノ)、渡邊仁美(ソプラノ)、平塚洋子(ピアノ)
予定プログラム:
 ドリーブ 『ラクメ』より 花の二重唱“おいで、マリカ”(佐々木・渡邊)
 リスト 「ペトラルカの3つのソネット」(佐々木)
    1. 平和は見いだせず
    2. その日までいつくしみくださる
    3. 私は地上に天使のような姿を見た
 ラヴェル 「シェエラザード」(渡邊)
    1. アジア
    2. 魔法の笛
    3. つれない人
 W.A.モーツァルト 『ツァイーデ』より
    “おやすみなさい安らかに、私の愛しい方よ”(佐々木)
 レハール 『ジュディッタ』より “熱き口づけを”(渡邊)
主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール
▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)

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テノール前川健生 第46回イタリア声楽コンコルソ「テノール特賞」受賞!~今月は2つの二期会『トスカ』関連コンサートに出演

昨年末12月28日、フィリアホールで開催された第46回イタリア声楽コンコルソ(一般社団法人 日本イタリア協会/毎日新聞社 共催)にて、二期会のテノール前川健生が「テノール特賞」を受賞しました!
▼【速報】第46回イタリア声楽コンコルソ<本選会>
イタリア声楽コンコルソ|歴代の受賞者 - (社)日本イタリア協会(コンコルソ)
二期会テノールとして、2015年のルーキー・イヤーから『ダナエの愛』、昨年は『イル・トロヴァトーレ』に出演。今年も7月『ばらの騎士』にてテノール歌手で出演を予定している前川。2月の『トスカ』にも、カヴァラドッシのカヴァーキャストとしてプロダクションに参加しています。そのため、今月開催される2本の『トスカ』関連コンサートに出演。若いテノールの最大の魅力である溌剌とした声をお聴きいただける機会です。
まずは、1月19日(木)。神楽坂/飯田橋にあるアグネスホテルのランチタイムコンサートで『トスカ』を中心としたプログラムを披露。そして、21日(土)には九段にあるイタリア文化会館 アニェッリホールでの演出アレッサンドロ・タレヴィ氏のプレ・トークに、同じく『トスカ』タイトルロールのカヴァーキャスト髙橋絵理とともに登場します。(いずれも無料でお聴きいただけます!)

受賞の喜びと『トスカ』の魅力について、前川に話を聞きました。

201701_maekawa_kensho.jpg ――テノール特賞受賞おめでとうございます。受賞の感想をお聞かせください。
前川: 2015年8月の前回大会に参加した際、声をとにかく聴かせようとがむしゃらに歌ってしまい残念な結果で終わりました。自然な息の流れや歌う作品の様式を大切にすることを課題として、準備をしてまいりました。まだまだ未完成な状態ではあったものの、前回大会からの成長を審査員の先生方に評価していただけたことが嬉しかったです。またテノール特賞は尊敬する故山路芳久さんも受賞した賞でもあり、光栄の限りです。結果を急がず初心を大事に、本年も研鑽を重ねてまいりたいです。
――本公演にむけて、前川さん自身が楽しみにしていることを教えてください。
前川: トスカという女性は乱暴な殺人者などではなく、その信仰と愛の深さ故に殺人を犯してしまいます。彼女の最後の台詞が愛するカヴァラドッシへの言葉ではなく「O Scarpia, avanti a Dio!」(おおスカルピア、神の御前で!)であることを知ったとき、最初驚きました。しかしこれはキリスト教における最後の審判での決着のことを言っており、彼女が敬虔なキリスト教信者である所以の台詞であります。音楽のそのものの魅力はもちろんですが、演出家タレヴィ氏がこの台本から、どのように人物を読み解き作り上げていくかが私自身もとても楽しみです。

■■■ 東京二期会オペラ劇場『トスカ』関連コンサート情報 ■■■
◆アグネスホテル東京 ランチタイムコンサート 第142回
新春オペラ~プッチーニの名作「トスカ」を中心に
日時:2017年1月19日(木) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:前川健生(テノール)、遠藤紗千(ソプラノ)、齊藤舞(ピアノ)、
予定プログラム:
 レオンカヴァッロ 『道化師』より
      「おおコロンビーナ」
 チレア 『アドリアーナ・ルクヴルール』より
      「私は芸術の神の慎ましい下僕」
 プッチーニ『トスカ』より
      「妙なる調和」、「マリオ、マリオ!」、
      「歌に生き、恋に生き」、「星は光りぬ」
▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
ホテルイベント - THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)
◆《二期会プレ・ソワレ》
オペラとの出会い!「ローマ歌劇場『トスカ』」の魅力を語る
演出家アレッサンドロ・タレヴィ氏を迎えて~無料トーク&コンサート~

日時:2017年1月21日(土) 17:30開場/18:00開演(約90分)
会場:イタリア文化会館 アニェッリホール
    地下鉄 東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」出口2より 徒歩10分
料金:入場無料(※要事前予約)
出演:
 <講演> アレッサンドロ・タレヴィ(オペラ演出家)
 <演奏> トスカ:髙橋絵理(ソプラノ)、カヴァラドッシ:前川健生(テノール)、
        ピアノ:大藤玲子
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
  (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
  FAX03-3796-4710 または メール でも24時間お申込みいただけます
▼詳しいご案内記事はこちら
開催決定!<東京二期会プレ・ソワレ> オペラとの出会い! - オペラの散歩道(二期会blog)

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チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ローマ歌劇場との提携公演》
G.プッチーニ『トスカ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2017年2月
    15日(水) 18:30開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
    16日(木) 14:00開演
    18日(土) 14:00開演
    19日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:アレッサンドロ・タレヴィ
管弦楽:東京都交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
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いよいよ開演迫る! 《千駄ヶ谷スタイル with code“M”》
オペラから歌謡曲まで和洋折衷のサウンドで珠玉のコラボ!!

皆様、新年あけましておめでとうございます。
本年も二期会オペラ・コンサート、そして二期会アーティストの演奏をお楽しみいただき、皆様にとってより良き一年となりますようお祈り申し上げます。
さて、2017年最初のブログは、コンサートのご紹介です!
2010年、ニューヨークのカーネギーホールにてデビューし聴衆を魅了した注目のヴォーカル・カルテット「千駄ヶ谷スタイル」が、2017年の年明けに満を持して公演を行う事となりました!!
本公演では、1部に多方面にて活躍中のピアニスト木村裕平氏を迎え、2部では東京芸大作曲科卒のピアニストMAKI氏が主催する、変幻自在な編成、独創的な音で応える演奏家グループ「code“M”」を迎え、珠玉のコラボをお届けします!!
久々の公演に期待が高まる中、千駄ヶ谷スタイルよりホットなメッセージが届いております。
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「久しぶりの千駄ヶ谷スタイルのコンサートで今からワクワクしています。
ピアノの木村裕平さんの香りたつ音、そして話題の和洋折衷パフォーマンスグループ、code“M”の素晴らしいサウンドと共演できることを心待ちにしていましたし、あれから年月を経て私たちの音楽や振り幅(笑)がどう変化したのかにも注目していただきたいと思っています。クラシックが大好きな方も、あまりクラシックに触れたことがない方も、色々な方に楽しんでいただけるコンサートになると思いますので、皆様ぜひ千駄ヶ谷スタイルに会いにいらして下さい!」

スタイリッシュな舞台姿と華麗な歌唱によるパフォーマンスで、オペラから歌謡曲と魅力満載のプログラム。気になる演奏曲目は以下の通りです。
・ウィーン我が夢の町
・踊り明かそう
・Climb Every Mountain
・You Raise Me Up
・あずさ2号
・Time to Say Goodbye
・オペラアリアメドレー   他

また、このたび千駄ヶ谷スタイルはCDを新発売!コンサート後にはサイン会も行う予定です!
尚、本公演はVIP席としまして、一部指定席となります。
是非良いお席はお早めにお買い求めください!皆様のご来場お待ちしております!

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
千駄ヶ谷スタイル with code“M”
日時:2017年1月13日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:よみうり大手町ホール
   (地下鉄「大手町駅」C3出口直結)
料金:VIP席(指定)¥6,000、自由席¥5,000
出演:ソプラノ田上知穂、メゾソプラノ長谷川 忍、
    テノール高田正人、バリトン与那城 敬、
    ピアノ木村裕平、code“M”(ゲスト)

▼公演ページ、チケットのご予約はこちらから
コンサートラインアップ「SENDAGAYA STYLE With code“M”」 - 東京二期会

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2016-2017年越し おすすめコンサート情報

二期会アーティストが出演する、2016-2017年末年始のコンサートをご紹介します。
今年も大晦日の「ジルベスターコンサート」や新年の「ニューイヤーコンサート」など、たくさんのコンサートが予定されています。この大晦日~お正月もコンサートを楽しみながら過ごしましょう。
■■■ 2016年12月31日(土) ■■■
◆日本を代表する演奏家によるカウントダウン◆
横浜みなとみらいホール・ジルヴェスターコンサート2016-2017
今年もこの日のためだけに集まったスペシャルな出演者とプログラムが揃いました。
ここでしか聴けない、豊潤なサウンドをお楽しみください。
・開演21:00~終演予定24:20
≪出演≫ソプラノ鷲尾麻衣、テノール望月哲也
▼公演詳細ページ
ジルヴェスターコンサート2016-2017 - 横浜みなとみらいホール
◆新年は本場ウィーンの香りで◆
サントリーホール ジルヴェスター・コンサート 2016-2017
ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
<オペレッタ『こうもり』で始まる新年のカウントダウン!>

今年もウィーン・フォルクスオーパー交響楽団の演奏とともに・・・
サントリーホール30周年『感動的なフィナーレ』、そして31年目の新たな幕開け。
・開演22:00~終演予定24:20
≪出演≫バリトン&進行役 宮本益光
▼公演詳細ページ
サントリーホール ジルヴェスター・コンサート 2016-2017 ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団 - サントリーホール
◆今年の大晦日もやっぱりベートーヴェン!◆
ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2016
大みそか恒例のベートーヴェン全交響曲演奏会は今年で14回目!
ベートーヴェンの音楽にどっぷりと浸かる年の瀬。
・会場:東京文化会館 大ホール
・開演13:00(出入り自由)~第九22:40~終演予定23:50
≪出演≫アルト山下牧子、バリトン青戸 知
▼公演詳細ページ
ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2016 - 東京文化会館
◆関西での年越しはこちら!◆
久石 譲 ジルベスターコンサート2016
・会場:フェスティバルホール(大阪)
・開演17:00~
≪出演≫ソプラノ安井陽子
▼公演詳細ページ
久石 譲 ジルベスターコンサート2016 - キョードー大阪
びわ湖ホール ジルヴェスター・コンサート2016-2017
・会場:びわ湖ホール大ホール(滋賀)
・開演22:00~
≪出演≫ソプラノ並河寿美
▼公演詳細ページ
びわ湖ホール ジルヴェスター・コンサート2016-2017 - びわ湖ホール
■■■ 2017年 お正月 ■■■
◆クラシック初めは元旦から!◆
群馬交響楽団 第27回元旦コンサート オペラの名曲で綴る人間賛歌
オペラ・オペレッタの名曲の数々をお楽しみください。
・2017年1月1日(日・祝)13:30開演
・会場:群馬音楽センター
≪出演≫ソプラノ青木エマ、テノール又吉秀樹
▼公演詳細ページ
第27回元旦コンサート オペラの名曲で綴る人間賛歌 - 群馬交響楽団
◆永遠に輝くオペラの名曲◆
オリックス劇場・ニューイヤーコンサート
・2017年1月2日(月・休)15:00開演
・会場:オリックス劇場(大阪)
≪出演≫ソプラノ並河寿美
▼公演詳細ページ
ニュー・イヤー・コンサート 2017 - キョードー大阪
◆新年はこれを観ずして、聴かずして始まらない!◆
第60回 NHKニューイヤーオペラコンサート
泣いて 笑って 歌って 人生はオペラだ!
・2017年1月3日(火)19:00開演
・会場:NHKホール
≪出演≫ソプラノ 大村博美、森谷真理/メゾソプラノ 池田香織、清水華澄/テノール 櫻田 亮、福井 敬、与儀 巧/バリトン 上江隼人、久保和範、黒田 博/バス ジョン ハオ、妻屋秀和
▼公演詳細ページ
第60回 NHKニューイヤーオペラコンサート - NHKプロモーション
▼Eテレ&FMで生放送!自宅でも、車でも、お楽しみいただけます。(番組ホームページ)
第60回NHKニューイヤーオペラコンサート - NHKオンライン

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「一生懸命生きていらっしゃる方々の想いを感じながら」 ソプラノ大村博美、待望のトスカ役にむけて
~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<3>

東京二期会オペラ劇場2月公演『トスカ』キャストインタビュー。いよいよタイトルロールの登場です。フランスを拠点に欧州で活躍するソプラノ大村博美が、ファン待望のトスカを演じ歌います。トスカへの想いも格別のものがあり、稽古場に向かう電車の中で、トスカの音楽を考えているうち涙があふれそうになった、と話していました。
トスカの内面に寄り添いつつ見えてきたものは、現代に生きる人々の思いでした。大村からのメッセージをどうぞ!

      *     *     *
「私にとってトスカという人は、ローマの人で、オペラのプリマドンナですから、もちろん華麗な人なのですけれども、同時に内面的には、神様にむかって、「困っている、苦しんでいる人のために自分は何ができるか」という、自分のためではなく誰か人のために歌を歌う、そういう歌姫なのだと思います。1幕でマリア像に跪いてお祈りをするシーンに、プッチーニが本当にきれいな音楽をつけてくれていて、トスカの人柄というか、どういう人なのかがすごくよくわかるのだと思います。今回、私は、そうしたトスカの内面を感じながら、歌わせていただきたいと思っています。
今、世の中には、天変地異やテロの犠牲になって…考えると本当に涙が出てくるようなことがたくさんあります。一生懸命、誠意をもって生きている人が、「こんなに愛をもって生きていたのに、こんなに神様を信じていたのに、どうして自分に今こんなことが降りかかるのだろう」と思われる。そうした方の思いも感じながら…」(続きは映像でご覧下さい)。
▼大村の出演日は16日(木)・19日(日)!公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

また、この年末年始にも、大村博美の歌が聴ける機会があります。12月28日(水)・29日(木)には、東京交響楽団「第九と四季」のソリストとして出演を予定。そして、年明け1月3日(火)には、「第60回NHKニューイヤー オペラコンサート」に出演し、日本最高峰ソリストの先頭を切ってベッリーニ『ノルマ』の名曲「清らかな女神よ」を歌います。こちらもぜひお楽しみに。
▼各公演の詳細はこちらから
「第九と四季」2016 - 東京交響楽団
 2016年12月28日(水)18:30・29日(木)14:00 サントリーホール
第60回 NHK ニューイヤー オペラコンサート - NHKプロモーション
 2017年1月3日(火)19:00 NHKホール (※EテレおよびFMで生放送あり)

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二期会サロンコンサート Vol.188
1/12(木)<新春の慶び ~ヨーロピアンな風と共に~>出演者メッセージ

まもなく迎える新しい年。
2017年の東京二期会は、1月12日(木)の「二期会サロンコンサート」からスタートです!
今回は大川 繭と冨田真理、二人のソプラノが新春に贈る、ヨーロピアンな香りたっぷりの素敵な一夜をお楽しみください。

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ソプラノ
大川 繭
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ソプラノ
冨田真理
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ピアノ
相田久美子

暮れの慌ただしい中、出演者の冨田真理よりコンサートに向けてのメッセージが届きましたのでご紹介いたします。
      *     *     *
皆様、こんにちは。
ソプラノの冨田真理です。
この度1月12日に「新春の慶び~ヨーロピアンな風と共に~」と題しまして、サロンコンサートに出させて頂きます。
共演の大川 繭さんは、二期会研修所の故伊藤 叔先生クラス(このクラスは、今まさに二期会の第一線で活躍する、木下美穂子さん、安井陽子さん、望月哲也さん、高橋 淳さんらが一緒に朝10時から切磋琢磨した、本当に恵まれたクラスでした!)で修了時に川崎靜子賞(首席)を受賞した優秀なクラスメイトです。
プログラムはオールフランスもので、日本ではあまり演奏されないものから、耳馴染みのある曲まで、幅広くお楽しみ頂ける様、プログラミング致しました。
一晩フランスものばかりのコンサートはなかなか珍しいのではないかと思いますが、元々はサロンの為に作曲された曲も沢山あるフランスメロディー、それを演奏するのにぴったりな表参道パウゼで、20世紀初頭のフランスに想いを馳せながら、皆様に心地よい時間を過ごして頂けるよう、それぞれが今愛してやまないソロ曲に加え、超絶技巧な(!!!)二重唱の数々をお届け致します。
大川さんにも一言お願いしてみました。
「今回は全て、フランスの歌曲とアリアです。
 私達の息の合った(笑)二重唱と、ソロをお楽しみください。 ― 大川 繭」
新年明けて、まだ新年会でお忙しい時期かとは思いますが、是非1月12日の夜はカワイサロンパウゼにおいて、皆様と新春の慶びをご一緒させて頂けたら、新年よりこの上ない慶びです。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。  ソプラノ 冨田真理
      *     *     *
華やかな新年の幕開け、日本のシャンゼリゼ通り(表参道)をバックに、とっておきのフランス音楽を
心ゆくまでお楽しみください!!

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.188 新春の慶び ~ヨーロピアンな風と共に~

日時:2017年1月12日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:大川 繭(ソプラノ)、冨田真理(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
予定演奏曲:
  フォーレ 「タランテラ」(二重唱)
  デュパルク 「悲しき歌」
  プーランク 「歌の調べ」
  サティ 「エンパイヤ劇場の歌姫」
  マイヤベーア オペラ『ディノーラ』より 「影の歌」
  ドリーブ オペラ『ラクメ』より 「花の二重唱」
                         ほか

お席もいよいよ残り少なくなりました。是非チケットはお早めにご予約ください。
▼お問合せ・チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 へ
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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開催決定!
<東京二期会プレ・ソワレ> オペラとの出会い!「ローマ歌劇場『トスカ』」の魅力を語る 演出家アレッサンドロ・タレヴィ氏を迎えて~無料トーク&コンサート~

「『トスカ』には4人の主人公がいます。トスカ、カヴァラドッシ、スカルピア、そしてローマです」(ロベルト・フロンターリ/歌手・バリトン)と語られるように、イタリアオペラの名作『トスカ』は、実際のローマを舞台にした物語です。そこには、ファルネーゼ宮殿、サンタンジェロ城、聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会など、実在する建物が描かれています。
世界初演は、1900年1月14日のローマ歌劇場(コンスタンツェ劇場)。そして、現在のローマ歌劇場は、アレッサンドロ・タレヴィ氏の演出により、この当時の舞台美術を忠実に再現し現代に蘇らせたプロダクションを所有しており、2017年2月、その舞台が東京にやってきます。
今回は、本公演のために来日するアレッサンドロ・タレヴィ氏を迎え、ローマ歌劇場とローマにゆかりの深いオペラ『トスカ』についての講演会を開催します。後半には、〈歌に生き、恋に生き〉や〈星は光りぬ〉など、『トスカ』から珠玉の名曲の生演奏もお楽しみいただけます。ぜひお越しください。
201612_talevi.jpg 演出家 アレッサンドロ・タレヴィ

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ソプラノ
髙橋絵理
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テノール
前川健生
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ピアノ
大藤玲子
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ちらし(PDFファイル)
■■■ イベント情報 ■■■
《二期会プレ・ソワレ》
オペラとの出会い!「ローマ歌劇場『トスカ』」の魅力を語る
演出家アレッサンドロ・タレヴィ氏を迎えて~無料トーク&コンサート~

日時:2017年1月21日(土) 17:30開場/18:00開演(約90分)
会場:イタリア文化会館 アニェッリホール
    地下鉄 東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」出口2より 徒歩10分
料金:入場無料(※要事前予約)
出演:
 <講演> アレッサンドロ・タレヴィ(オペラ演出家)
 <演奏> トスカ:髙橋絵理(ソプラノ)、カヴァラドッシ:前川健生(テノール)、
        ピアノ:大藤玲子

ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
 ※12/28~1/4は年末年始休業となります
   FAX03-3796-4710 または メール でも24時間受付いたします

講師:アレッサンドロ・タレヴィ(演出)Alessandro Talevi
ヨハネスブルク生まれ。ウィットウォーターズランド大学で音楽と歴史、英国王立音楽院でピアノ伴奏を学ぶ。演出した作品では数多くの受賞があり、2007年『ルサルカ』でヨーロッパ・オペラ演出賞、12年『ドン・ジョヴァンニ』でマンチェスター劇場賞最優秀演出、09年『ペレアスとメリザンド』でロイヤル・フィルハーモニック・ソサイエティー賞ノミネート、オーパンヴェルト誌イヤーブック2009で最優秀新人賞ノミネート。
近年の演出には、『アルバート・ヘリング』(フィレンツェ五月祭音楽祭)、『チェネレントラ』(トリノ王立歌劇場)、『イドメネオ』(フェニーチェ劇場)、『3つのオレンジへの恋』(フィレンツェ五月祭音楽祭)、『アンナ・ボレーナ』『ロベルト・デヴリュー』等がある。
アート・プラス・オペラ(ホワイトチャペル・アート・ギャラリー)やウィグモアホールでの『ガウラのアマディージ』をはじめとして、ロンドンを中心に、劇場以外の場所での実験的な演出も手掛け、成功を収めている。英国王立アカデミー構成員。

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「自分の出せる限りの〈悪〉を出して」 バリトン今井俊輔がスカルピアを歌う!
~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<2>

実力、人気ともに今大きな注目を集めているバリトン今井俊輔が、スカルピアを歌う!東京二期会オペラ劇場2月公演『トスカ』の注目ポイントのひとつです。
BS日テレ「こころの歌」にコーラスグループ“フォレスタ”メンバーとしてレギュラー出演、いつも笑顔を絶やさない温和な人柄でコンサートでも人気の今井ですが、オペラの舞台上ではキャラクタが一変します。2013年東京二期会オペラデビューとなったのは、ヴェルディ『マクベス』のタイトルロール。そして今回、イタリアオペラ随一の「悪役」といわれるスカルピアを演じます。
本公演にむけた意気込みとスカルピア役の魅力について、今井からのメッセージをどうぞ!

      *     *     *
スカルピアを演じられるというのは、バリトンにとって、とても光栄なことです。この悪役のために、自分に出せるかぎりの「悪」を出していけるか。また、(スカルピアは)すごい頭がいいのですね。そして、紳士的。それがまた、その「悪役」の加減をどんどんあげていく要因になっていると思います。
作品中、彼が舞台に出ていなくても、スカルピアの音楽が全体を支配しています。そして、(1幕の最後)、合唱とともに歌う〈テ・デウム〉は、スカルピアの見どころのひとつでしょう。ミサが始まり、歌が流れている中、スカルピアは、神に自分の考え、欲望、エゴをさらけ出していきます。
トスカが、最期に身を投げ自殺するシーンでも、実はスカルピアが世界を支配しています。…(続きは動画でご覧ください)

▼今井の出演日は15日(水)と18日(土)!公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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2/15(水)『トスカ』プレミエ・キャンペーン!~ペア先着150組のお客様に、黄色いバラの花をプレゼント!

東京二期会オペラ劇場ではプレミエ公演を華やかにお迎えいただこうと、公演初日に「プレミエ・キャンペーン」を開催しています。
さて次の東京二期会2月『トスカ』公演では、今年度の東京文化会館開催時に毎回ご好評いただいております、バラの花プレゼントの実施が決まりました!今回はペア先着150組のお客様に「黄色いバラ」を差し上げます。

東京二期会オペラ劇場
◇◆◇ G.プッチーニ『トスカ』プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
  2月15日(水)初日公演にご来場のお客様、ペア150組様に、「黄色いバラの花」を1本プレゼントいたします。(※受付先着順)
「黄色いバラ」の花言葉は、実は少し複雑です。
トスカの可憐さ、嫉妬心、愛する人への献身、カヴァラドッシの友愛の精神、そしてまた、二人の悲劇を惜しむ気持ちも含めて選びました。
ご観劇後、イタリア・オペラ屈指の名作『トスカ』の様々なシーンを、黄色いバラの花とともに振り返っていただけると幸いです。
 ・受付場所:東京文化会館大ホールロビー内
 ・受付開始:17時30分の開場時より先着順で受付、引換券をお渡しします。
        終演後にお花とお引換いたします。
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チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ローマ歌劇場との提携公演》
G.プッチーニ『トスカ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2017年2月
     15日(水) 18:30開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     16日(木) 14:00開演
     18日(土) 14:00開演
     19日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:アレッサンドロ・タレヴィ
管弦楽:東京都交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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訪れる春を待ちわびて~3月16日「二期会サロンコンサートVol.189」チケットまもなく発売

「二期会サロンコンサート」2016-2017シーズンの最後は、2017年3月16日(木)。
今回は、7月の東京二期会『ばらの騎士』に“テノール歌手役”で出演予定の前川健生をはじめ、ソプラノの熊谷美奈子と平野柚香、それぞれ今後の活躍が大いに期待される若手歌手3人の輝かしい一夜となります。

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ソプラノ
熊谷美奈子
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ソプラノ
平野柚香
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テノール
前川健生
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ピアノ
山口佳代

プログラムは、訪れる春を待ちわびて、「春」や「花」をテーマにした歌曲やオペラ・アリア、重唱の名曲を選りすぐってお届け致します。
春の訪れとともに、表参道の街の表情も一段と華やいでいることでしょう。
チケットは12月16日(金)より販売開始!どうぞお早目にお求めください。

salon189_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.189 春の出会い ~プレミアムな夜をあなたに~

日時:2017年3月16日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:熊谷美奈子(ソプラノ)、平野柚香(ソプラノ)、
    前川健生(テノール)、山口佳代(ピアノ)
予定演奏曲:
 シュトラウス 「セレナーデ」
 フォーレ 「タランテラ」
 ドニゼッティ オペラ『連隊の娘』より 「友よなんと楽しい日だ」
 ヴェルディ オペラ『椿姫』より 「花から花へ」
 グノー オペラ『ロメオとジュリエット』より 「結婚の二重唱」
 マスカーニ オペラ『友人フリッツ』より 「さくらんぼの二重唱」
                           ほか

▼コンサート詳細・チケット情報はこちらから
Vol.189 春の出会い ~プレミアムな夜をあなたに~ | 二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン - 東京二期会

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カヴァラドッシよ、星になれ!~テノール城 宏憲、主演の2月公演『トスカ』の魅力を語る

東京二期会オペラ劇場2月公演プッチーニ『トスカ』にカヴァラドッシで主演するテノール城 宏憲に、本公演の魅力についてメッセージを受け取りました!
2012年第42回イタリア声楽コンコルソにてシエナ大賞、15年第84回日本音楽コンクール声楽部門(オペラ・アリア)第1位・岩谷賞(聴衆賞)受賞、そして今年2月の二期会『イル・トロヴァトーレ』では、急遽代役で主人公のマンリーコを演じ切り、一躍時のテノールとなった城ですが、『トスカ』ではオーディションで本役を勝ち取りました。
この日は稽古前にメッセージを収録。このときはまだコレペティトゥアとの個人稽古の段階で、楽譜を丹念に歌い込み、プッチーニの描いたカヴァラドッシ像に自分自身を向かい合わせていく作業を重ねていました。

      *     *     *
東京二期会オペラ劇場、歌劇『トスカ』カヴァラドッシ役の城 宏憲(じょう・ひろのり)です。
マリオ・カヴァラドッシは、イタリアの画家であり、歌姫トスカの恋人でもあります。つまり、カヴァラドッシは、自分でも絵を描くし、歌も愛することができる人なのです。
そして、フランス革命の時代の革命家という、もうひとつの顔を持っています。このもうひとつの顔が、僕にとってはものすごく魅力です。彼は二幕で拷問にかけられ、そして、三幕では処刑されてします。
歌や絵を愛し、美しさを愛する、やさしいカヴァラドッシと、フランス革命の時代の中でナポレオンを応援する改革派、革命派としての情熱的なカヴァラドッシ。このふたつの面を、僕はうまく演じたいと思っております。
『トスカ』の魅力は、やはり「見せ場」が多いことだと思います…(続きは、ぜひ動画でご覧ください)。

▼城の出演日は16日(木)と19日(日)!公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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12/8(木)は丸の内で、2月公演『トスカ』キャスト、テノール髙梨英次郎&バリトン高橋祐樹によるランチタイムコンサート<俺のオペラ>!

12月8日(木)、東京駅日本橋口至近のオフィスビル丸の内トラストタワーN館1階で開催される丸の内トラストシティ・ランチタイム・コンサートに、東京二期会2月公演『トスカ』キャストのテノール髙梨英次郎とバリトン高橋祐樹が出演します。ピアノは吉田貴至。

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テノール
髙梨英次郎
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バリトン
高橋祐樹
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ピアノ
吉田貴至

実は『トスカ』は男たちによるオペラなのです。
トスカの恋人「カヴァラドッシ」やローマ警視総監「スカルピア」をはじめ、政治犯の「アンジェロッティ」、スカルピアの部下「スポレッタ」と「シャルローネ」、聖アンドレア・デラ・ヴァッレ教会の「堂守」、処刑場の「看守」 …彼らの存在、活躍があるからこそ、タイトルロールの歌姫のヒロイン性が光り輝きます。そこで、今回のランチタイムでは、スポレッタ役の髙梨とシャルローネ役の高橋が登場し、〈友情〉、〈恋敵〉、〈父と息子〉など、様々なオペラで男たちが織りなす人間模様を披露します。
ご鑑賞無料のランチタイムコンサートですが、ここでしか聴けない「味濃いめ(?)」のプログラムが出来ました!もちろん最後は『トスカ』で締めくくります!
冬の寒さを吹き飛ばす二人のコンサートにぜひお越しください。
■■■ 公演情報 ■■■
森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティ
第271回 二期会シリーズ≪俺のオペラ~友情、ライバル、父子≫

日時:2016年12月8日(木) 12:10開演
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fエントランスロビー
    ・アクセス
料金:無料
出演:髙梨英次郎(テノール)、高橋祐樹(バリトン)、吉田貴至(ピアノ)
演奏予定曲:
 モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より 「愛くるしい君の目が」
 ビゼー 『カルメン』より 「闘牛士の歌」「花の歌」
 プッチーニ 『蝶々夫人』より ヤンキーの二重唱
 ヴェルディ 『リゴレット』より 「あれか、これか」
 モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より 「おいで窓辺に」
 ヴェルディ 『トラヴィアータ』より 「燃える心よ」「プロヴァンスの海と陸」
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「ミミ、君はもう戻ってこない」
 プッチーニ 『トスカ』より 「テ・デウム」「星は光りぬ」
▼森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティの情報ページはこちら
丸の内トラストシティ|コンサートスケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社
▼髙梨英次郎と高橋祐樹の出演日は2月16日(木)と19日(日)
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場

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[2016-2017年末年始]二期会アーティストが出演する「メサイア」特集

いよいよ今日から12月ですね。街のあちこちで美しいイルミネーションが、輝きはじめました。
さて、12月といえばベートーヴェンの「第九交響曲」ばかりではなく、ヘンデルのオラトリオ「メサイア」も多く演奏されます。
「メサイア」は,ヘブライ語の「メシア」の英語読みで、4人のソリストと合唱が、救世主の誕生と生涯を歌いあげます。喜びに満ちて高らかな第2部終曲の〈ハレルヤ〉大コ-ラスもとても有名です。テキストは全て聖書からの抜粋で、第1部=救世主の降誕、第2部=受難と贖罪、第3部=復活と永遠の生命をテーマに、ヘンデルが全ての力を注ぎこみました。
オラトリオの最高傑作として、1742年にアイルランドのダブリンで初演以降、現在も色あせることなく世界各地で演奏され続けています。日本国内においては、ヘンデル協会(愛知)、立教大学(東京)、神奈川県立音楽堂、同志社(京都)、いずれの団体も50回以上もの上演を重ねているというのもすごいことですね。今年も「メサイア」演奏のエキスパートたちが、素晴らしい演奏をお届けすることでしょう。
また注目は若手アーティストの活躍。去る11月に上演されたばかりの東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』のハレルキン役でも好評を博したバリトン加耒 徹は、神奈川県立音楽堂公演、バッハ・コレギウム・ジャパン公演に出演。先ごろキャストが発表されたばかりの、2017年7月東京二期会『ばらの騎士』(グラインドボーン音楽サイトの提携公演)からはゾフィー役のソプラノ山口清子が神奈川県立音楽堂公演に出演します。
なお、同『ばらの騎士』からは同役ダブル・キャストの幸田浩子も愛知のヘンデル協会公演に出演するほか、各地の公演で二期会のメサイア・エキスパートたちがソロをつとめます。
指揮者、オーケストラ、ソリストと合唱が創り上げる壮大なドラマが各地で繰り広げられてゆきます。心に響く素晴らしい演奏をぜひ聴きにいらしてください。

二期会アーティストが出演する>
■■■ 年末年始「メサイア」公演情報 ■■■

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■ヘンデル協会第52回「メサイア」演奏会
日時:2016年12月4日(日) 16:00開演
会場:愛知県芸術劇場コンサートホール(名古屋・栄)
(指揮)藤岡幸夫指揮
(管弦楽)名古屋フィルハーモニー交響楽団
(ソプラノ)幸田浩子 (アルト)小川明子
(テノール)鈴木 准 (バス)伊藤 純
(合唱)ヘンデル協会
▼公演詳細はこちら
名古屋でメサイアを歌い続けるヘンデル協会
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第55回立教大学メサイア演奏会
日時:2016年12月7日(水) 18:20開演
会場:東京芸術劇場コンサートホール(池袋)
(指揮)増田宏昭
(管弦楽)立教大学交響楽団
(ソプラノ)佐竹由美 (アルト)渡辺敦子
(テノール)小貫岩夫 (バス)久保和範
(合唱)立教大学グリークラブ/立教学院諸聖徒礼拝堂聖歌隊
▼公演詳細はこちら
第55回 立教大学メサイア演奏会
201612_yamaguchi_kiyoko.jpg201612_kaku_toru.jpg 神奈川県立音楽堂
 第51回クリスマス音楽会「メサイア」全曲演奏会

日時:2016年12月11日(日) 14:30開演
会場:神奈川県立音楽堂(横浜・西区紅葉が丘)
(指揮)小泉ひろし
(管弦楽)神奈川フィルハーモニー管弦楽団
(ソプラノ)山口清子 (バリトン)加耒 徹 ほか
(合唱)神奈川県合唱連盟/音楽堂「メサイア」未来プロジェクト合唱団
▼公演情報はこちら
第51回クリスマス音楽会「メサイア」全曲演奏会 - 神奈川県立音楽堂
201612_kaku_toru.jpg サントリーホール クリスマスコンサート2016
 バッハ・コレギウム・ジャパン『メサイア』

日時:2016年12月23日(金・祝) 15:00開演
会場:サントリーホール 大ホール(赤坂)
(指揮)鈴木雅明
(合唱・管弦楽)バッハ・コレギウム・ジャパン
(バリトン)加耒 徹 ほか
▼公演情報はこちら
サントリーホール クリスマスコンサート2016 バッハ・コレギウム・ジャパン『メサイア』 - サントリーホール
201612_onuki_iwao.jpg 第52回全同志社メサイア演奏会
日時:2016年12月24日(土) 18:00開演
会場:京都コンサートホール大ホール(京都・北山)
(指揮)飯守泰次郎
(管弦楽)同志社交響楽団
(テノール)小貫岩夫 ほか
(合唱)同志社メサイアコアー/メサイアシンガーズ/同志社グリークラブ
▼公演情報はこちら
全同志社メサイア演奏会
201612_kaku_toru.jpg 軽井沢大賀ホール 鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン「メサイア」
日時:2016年12月25日(日) 15:00開演
会場:軽井沢大賀ホール(長野県軽井沢町)
(指揮)鈴木雅明
(合唱・管弦楽)バッハ・コレギウム・ジャパン
(バリトン)加耒 徹 ほか
▼公演情報はこちら
【軽井沢大賀ホール主催公演】鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン「メサイア」 - 軽井沢大賀ホール
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東京アカデミー合唱団第62回定期演奏会「メサイア」
日時:2016年12月26日(月) 18:30開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール(神奈川県)
(指揮)秋山和慶
(管弦楽)東京交響楽団
(アルト)三輪陽子 (テノール)鈴木 准
(バス)成田 眞 ほか
(合唱)東京アカデミー合唱団
▼公演情報はこちら
東京アカデミー合唱団
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おおた混声合唱団 ヘンデル「メサイア」演奏会
日時:2017年1月15日(日)14:00開演
会場:太田市新田文化会館エアリスホール(群馬県)
(指揮)飯守泰次郎
(管弦楽)おおたアカデミーオーケストラ
(ソプラノ)盛田麻央 (メゾソプラノ)谷口睦美
(テノール)又吉秀樹 (バス)多田羅迪夫
(合唱)おおた混声合唱団
▼公演情報はこちら
2016 おおた混声合唱団 演奏会 - おおた芸術学校

<関連情報>
二期会アーティストが出演する年末「第九」特集 2016 - 二期会21
2017年7月 グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会オペラ劇場

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二期会サロンコンサート Vol.187
12/15(木)<並木道に きらめく“歌の花束” ~クリスマスの贈り物~>出演者メッセージ

いよいよ2016年も残りひと月となりました。今年も表参道がイルミネーションで光り輝く季節に「二期会サロンコンサート」が開催されます!
公演が近づく中、今回の出演者を代表して、ソプラノの栄 千賀よりコンサートに向けてのメッセージが届きましたのでご紹介します。
      *     *     *
東京都心でも初雪を観測し、短い秋が終わりを告げ、イルミネーションで街が賑やかな季節がやって参りました。表参道の並木道は、今年もシャンパンゴールドにライトアップされます。
12月15日はそんなロマンチックな並木道を通って、サロンでコンサートをお楽しみ頂くという、冬の夜の贅沢な過ごし方はいかがでしょうか。
今回の二期会サロンコンサートは「並木道にきらめく ~歌の花束~」と題しまして、皆さまに歌の花束をお届け致します。
歌曲を愛する紙谷は、ベルクとシェーンベルクの珠玉の名曲を、山本は華やかなフランスオペラのアリアを、栄はオペラの王道イタリアオペラのアリアを。
そして、メゾソプラノの紙谷が颯爽たるズボン役に扮し、二人のソプラノと共にお送りするデュエットの名場面も見所です。
コンサートの最後にはリヒャルト・シュトラウスの『ばらの騎士』より、美しい三重唱をお届け致します。
ピアニストには名手、髙木由雅さんを迎え、きっと皆さまにご満足頂けるコンサートになることと存じます!
表参道のイルミネーションさながらの煌めく女声3名の歌声をお楽しみ下さい!!
               ―――――――― ソプラノ 栄 千賀
      *     *     *
出演者が全員女性!という華やかな一夜は、表参道のクリスマスをより一層輝かせることでしょう。
いよいよお席も残り少なくなってきました。是非チケットはお早めにご予約ください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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ソプラノ
栄 千賀
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ソプラノ
山本美樹
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メゾソプラノ
紙谷弘子
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ピアノ
髙木由雅
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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.187 並木道にきらめく“歌の花束” ~クリスマスの贈り物~

日時:2016年12月15日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:栄 千賀(ソプラノ)、山本美樹(ソプラノ)、紙谷弘子(メゾソプラノ)、
    髙木由雅(ピアノ)
予定演奏曲:
  ベルク 「4つの歌曲」作品2
  プッチーニ 『つばめ』より 「ドレッタの素晴らしい夢」
  グノー 『ロミオとジュリエット』より 「愛の神よ、私に勇気を与えて!」
  モーツァルト 『皇帝ティートの慈悲』より 「ああ、かつての愛情に免じて」
  ベッリーニ 『カプレーティ家とモンテッキ家』より
   「さあ逃げよう、それ以外に僕たちに道はない」
  R.シュトラウス 『ばらの騎士』より
   「私が誓ったこと、それは彼を正しいやり方で愛すること~夢なのかしら」
                         ほか

▼お問合せ・チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 へ
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』が開幕~今週末26日(土)、27日(日)も日生劇場へ!

11月23日(水・祝)、日生劇場において東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』が開幕しました!
初日の舞台写真から今回の公演をご紹介いたします。(舞台写真をクリックすると拡大でご覧いただけます)
〈プロローグ〉
作曲家はじめアーティストたちが連れてこられたのは、ウィーンの大邸宅の殺風景な地下室。奥に広がる暗い駐車場がここの敷地と建物の大きさを窺わせます。

中央に邸宅の執事長。左手には『ナクソス島のアリアドネ』の歌手たち。そして、右手に舞踏教師とツェルビネッタと愉快な仲間たち。一番左が偉大な『ナクソス島』の楽譜を抱える作曲家。



邸宅の主人の気まぐれで、オペラと喜劇を同時に上演をせよとの命に、一同大混乱。当初は憤慨していた作曲家もツェルビネッタへの想いから上演を認めてしまいます。

後半は〈オペラ『ナクソス島のアリアドネ』〉
中央には悲しみに沈むアドリアドネ。周りにいるのは上演を観ている邸宅に招かれたゲストたち。



ツェルビネッタをはじめとする一座の即興喜劇も同時に…

バッカスとアリアドネの邂逅シーンを作曲家も満足げに見守ります――
が、やがてテーブルを囲む誰しもが陶酔するように物語の中に溶け込んでいき――

音楽と舞台の色合いが融合していくラストへ。
皆様は何をお感じになられるでしょうか。

201611_ariadne_20.jpg 劇場内では、今回の公演プログラムを販売しています。
ライプツィヒ歌劇場プロダクションのドラマトゥルク、アレクサンダー・マイアー・ドルツェンバッハ氏の解説がご鑑賞の際に大きなインスピレーションの鍵となると思います。ぜひご一読ください。
プログラムの表紙は舞台の色彩感を反映させました。

公演は残すところ今週末26日(土)、27日(日)の2日。
まだお席もございますので、ぜひ週末は有楽町(日比谷)の日生劇場へお出かけください!

▼公演情報ページはこちら
2016年11月公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼公演タイムテーブル、当日券情報はこちら
11月公演『ナクソス島のアリアドネ』 公演当日のご案内 - オペラの散歩道(二期会blog)
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)
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12/18(日)はチャペルで聴く、La Dill テノール金山京介ソロ・ライブへ!

メジャー・デビュー2周年を迎えるLa Dill(ラ・ディル)。今年は4人でのコンサートツアーに加え、メンバーそれぞれがセルフ・プロデュースするソロ・ライブ、『La Dill à la carte !!』@Capel も加わり、La Dillの魅力を更にパワーアップしてお届けしています。
次回は12月18日(日)。東京二期会『魔笛』タミーノ役、日生劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ役、同『後宮からの逃走』ベルモンテ役などで活躍をみせた注目のテノール金山京介がお贈りするソロ・ライブ。劇場やホールでは味わうことのできない贅沢なひと時を、箱根のチャペルでご堪能ください。座席数が限られていますのでお申し込みはお早めに!

201611_kanayama_kyosuke.jpg ≪金山京介からのメッセージ≫
La Dill のテーマでもある「癒し」を日本の歌をまじえてソロでお届け致します。
一年の締めくくりとして冬景色の箱根のチャペルにて至福の時間をお過ごしください。
■■■ 公演情報 ■■■
ソロ・ライブ『La Dill à la carte !! 』@Capel
à la carte !! Act. 1 金山京介(テノール)
「Feel Healing ~癒しのひととき~」【振替公演】

日時:2016年12月18日(日)12:30開演
会場:ホテルグリーンプラザ箱根 箱根の森高原教会チャペル
料金:全席指定 2,500円(税込)
演奏予定曲目:
  「見上げてごらん夜の星を」
  「初恋」
  「小さな空」
  「勿忘草」      ほか

▼コンサートチケットのご予約・お問合せ先
キャピタルヴィレッジ 03-3478-9999
▼コンサートツアーの詳細はこちら
ラ・ディル [La Dill] - ホテルグリーンプラザ
※ホテル宿泊プランや新宿発着の日帰りバスツアーのご案内もございます。
▼富士を望む露天風呂や箱根の森高原教会チャペルのご案内はこちら
ホテルグリーンプラザ箱根
▼日本クラウン La Dill公式ページ
La Dill (ラディル) - 最新ニュース - 日本クラウン株式会社 クラウンレコード
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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ月曜フレッシュコンサート」~12/5(月)は今井実希&熊田彩乃 二人のソプラノによるコンサート

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は12月5日(月)。今井実希と熊田彩乃、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!
今回もコンサートを前に、二人からの自己紹介と、プログラムについてインタビューしましたので、ご紹介いたします。

201611_imai_miki.jpg
ソプラノ
今井実希
◆自己紹介をお願いします。―
私は神奈川県出身で、小・中と地元でジャズダンスに没頭していました。そこの仲間内でミュージカルのオーディションを受けるようになり、それまでダンスしかやったことのなかった私は「もっと歌が上手くなりたい」と思うようになりました。歌の基礎を学ぶため、声楽の門を叩いたのが声楽との出会いでした。身長の低かった私はダンスでは自信が持てないことが多かったのですが、歌は声なので体のことを気にせずに伸び伸びと取り組むことができました。その後私は目指す道を歌一本に絞り、音楽大学・大学院・二期会オペラ研修所へと進み、ミュージカルを目指していたはずが今ではすっかり声楽の虜です。二期会の会員になって、周りにもこうした経歴の歌い手さんが多いことを知りました。クラシックの持つ引力に驚いているのと同時に、お客様もこうした引力で惹きつけられるような歌い手になりたいと思い、今に至ります。
◆プログラムについてコメントをお願いします。―
共演者の熊田さんは海外在住で、お忙しい中沢山のアイデアをくださいました。今回は「きらめく夜にあの人に会いたくなる」をテーマにしっとりとした愛の歌曲、華やかな愛のオペラ、そしてクリスマスムード満点の曲も盛り込みました!
きっと楽しいソプラノ・ディナーパーティになりますので、皆様是非遊びにいらして下さいね♪

201611_kudama_ayano.jpg
ソプラノ
熊田彩乃
◆自己紹介をお願いします。―
出身は東京都です。2009年に、留学のためウィーンに渡ったのをきっかけに、現在ウィーンに住んでいます。声種はリリコ・ソプラノです。
歌うことが好きな母の影響か、私も小さいころから歌が好きで、1歳半のころには歌のレパートリーが100曲以上あったそうです。(笑) 6歳でピアノを習い始めてからは、クラシック音楽が生活の一部でした。声楽家になろうと思ったのは、歌詞がある音楽を表現することに、より面白みを感じたからです。芸大在学中はリートを中心に学んでいましたが、ペーター・コンヴィチュニー氏のワークショップを受講した際に、電流が走ったようにオペラを演じる魅力に目覚め、ウィーン国立音大ではオペラ科に所属して充実した留学生活を送りました。シリアスな役も、オペレッタなどでの楽しい役もこなせる、豊かな色彩を持つ歌手になりたいと思っています。
◆今回のプログラムと共演の今井さんについてお聞かせください。―
今回のコンサートは「恋」をテーマにしました。歌曲とオペラで、クリスマス前のうきうきと弾む心をお客様とご一緒できたらうれしいです。日本語・英語・ドイツ語・イタリア語・フランス語・チェコ語と、幅広く6か国語を取り揃えたプログラムです。大好きな「ジュディッタ」のアリアも歌わせていただきます。
共演の今井さんとは新入会員同士、今年7月に初めてお会いしましたが、温かく知的でとてもお話ししやすい雰囲気の方で、コンサートでご一緒できるのを楽しみにしています。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
きらめく夜にあの人に会いたくなる・・・ソプラノ・ディナーパーティー!!

日時:2016年12月5日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:今井実希(ソプラノ)、熊田彩乃(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 シャルパンティエ 『ルイーズ』より 「その日から」
 ヴェルディ 『リゴレット』より 「慕わしき御名」
 ドヴォルザーク 『ルサルカ』より 「月に寄せる歌」
 レハール 『ジュディッタ』より 「私の唇」
                     ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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11月公演『ナクソス島のアリアドネ』 公演当日のご案内

いよいよ明日、11月23日(水・祝)から日比谷の日生劇場にて、ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス作曲『ナクソス島のアリアドネ』が開幕します!
こちらに公演当日のご案内を致します。 【11/22(火)13:30掲載】

=NISSAY OPERA 2016 提携=
東京二期会オペラ劇場 <ライプツィヒ歌劇場との提携公演>
2016年11月公演 R.シュトラウス作曲 『ナクソス島のアリアドネ』 プロローグと1幕のオペラ
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:シモーネ・ヤング/演出:カロリーネ・グルーバー
当日券と公演タイムテーブルのご案内
11月23日(水・祝)
11月24日(木)
11月26日(土)
11月27日(日)
当日券
S,A
S,A,B若干
S,A
S,A
当日券販売
/窓口受付
16:00~
13:00~
13:00~
13:00~
ピロティ開場
16:15
13:15
13:15
13:15
開場
16:30
13:30
13:30
13:30
開演
17:00
14:00
14:00
14:00
〈プロローグ〉
約40分
休憩予定時刻
17:40~18:05
14:40~15:05
14:40~15:05
14:40~15:05
〈オペラ〉
約85分
終演予定
19:30
16:30
16:30
16:30
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷

※上記、当日券予定は11/22(火)13:00現在での予定です。以降の販売状況により、券種によっては発売終了となる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行により変動する場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演情報ページはこちら
2016年11月公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

      *     *     *

ariadne2016_campaign_thumb.jpg 《東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』プレミエ・キャンペーン》
11月23日(水・祝)初日公演にご来場のお客様、ペア70組様に、「甲州 酵母の泡」ハーフボトルを1本プレゼントいたします。
※16:15ピロティ開場時より先着順受付
▼キャンペーン詳細はこちら
11/23(水・祝) 『ナクソス島のアリアドネ』プレミエ・キャンペーン!~ペア先着70組のお客様に、国産スパークリングワインをプレゼント - 二期会blog
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序幕だけの作曲家も〈オペラ〉に登場!サプライズが待っている『ナクソス島のアリアドネ』へ!
~メゾソプラノ白土`理香 インタビュー

2002年東京二期会/新国立劇場『ナクソス島のアリアドネ』公演にて作曲家役を演じ、14年ぶりの二期会公演に同役で登場となるメゾソプラノ白土理香(しらつち りか)。長年ウィーンで活動中の白土が、今回は作曲家役のために一時帰国しました。それほどまでに想い入れの深いこの作品の魅力について、自身の言葉でお伝えいたします。
(※白土の「土」の字は、正しくは「土」の右上に「`」)
      *     *     *

201611_shiratsuchi_rika_01.jpg 白土: R.シュトラウスのオペラはウィーンでとても人気があります。中でも『ばらの騎士』『サロメ』そして『ナクソス島のアリアドネ』はウィーン国立オペラ劇場のレパートリーにも入っており、シーズン中には何度も上演されます。ウィーン気質を色濃く登場人物に盛り込んだホフマンスタールの言葉の芸術と、ウィットに富んだシュトラウスの音楽、そして官能的なメロディーはウィーンの人々に大変愛されています。私にとっても作曲家の役は特別な意味を持っています。それはウィーンに来て初めてこの役に出会った事です。その後ミュンヘン国際音楽コンクールで賞をいただいたのも作曲家のアリアでした。

Q2. 作曲家役はどのような役ですか?
白土: 若く才能溢れる若者、作曲家。喜怒哀楽を激しく表し、感情の起伏に大きく揺れ動かされながら、理想像が現実によって壊されていく中、恋に落ちるも序幕の最後では絶望の底へとつき落とされて行きます。彼の芸術の理想を歌う時、心から共感でき役と一体になれる幸福感を感じることができます。

Q3. 指揮シモーネ・ヤングと演出カロリーネ・グルーバーについて
白土: 世界で活躍される女性指揮者ヤングさんと同じく女性演出家グルーバーさん同じ女性としてお二人のご活躍をとても誇りに思い、また今回ご一緒させていただける幸せに感謝しております。お会いするまでとても緊張しておりましたが、お二人ともフレンドリーに私たちに接してくださり、気さくなお人柄をお持ちになった方々です。お二人共、稽古場では妥協されずに我慢強く、私たちをご指導くださっています。

Q4. 稽古場の雰囲気はいかがでしょう?
白土: 英語ドイツ語日本語が飛び交うインターナショナルな雰囲気の中、ベテランの方々そして若く才能にあふれる二期会の方々に囲まれ、エネルギッシュな稽古場の雰囲気に触発されております。

Q5. 今回のプロダクションの魅力はどこにあるでしょうか?
白土: 何といってもヤングさん率いるシュトラウスの素晴らしい音楽、それに応える素晴らしい歌手たち。
また今回の演出では様々なサプライズが皆さんに用意されています。シュトラウスの楽譜上では序幕で去ってしまう作曲家も今回は劇中劇オペラに参加し、実際に自分の作った作品の中に登場します。芸術と愛を純粋に求める、その願いは叶えられるのでしょうか?どうぞその答えを探しにぜひ劇場に足を運んでみて下さい。
201611_shiratsuchi_rika_02.jpg
(2002年の舞台から:中央右が白土)

▼公演詳細はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
11/23(水・祝)17:00、24(木)14:00、26(土)14:00、27(日)14:00 日生劇場
(白土の出演日は、23日と26日です)
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
S席 15,000円、A席 13,000円、B席 9,000円、学生席 2,000円(税込)
※11/18現在、23(祝)、26(土)、27(日)公演のB席が予定数終了となりました。

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】なら、24時間いつでもどこでもご予約可能!
座席もご指定いただけます
チケットはお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取(※)
予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

※※学生席も販売中!※※
二期会オペラ公演は28歳未満の学生さんなら2,000円でご鑑賞頂けます!
・受付は、公演の前日まで二期会チケットセンター電話(03-3796-1831)のみ。
・事前の決裁が必要です。
▼学生席のお求め方法等、詳しいご案内はこちらをご覧ください。
学生席について - 二期会チケットセンター

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4オクターブの奇跡のハーモニー
La Dill(ラ・ディル)「青葉の森コンサート」

昨年の感動をもう一度!
メジャーデビュー2周年を迎えるLa Dill(ラ・ディル)が、再び青葉の森公園芸術文化ホール(千葉)に登場します。全曲アコースティック・バージョンで、4オクターブの奇跡のハーモニーをおとどけいたします。
201611_ladill.jpg201611_yoshida_takayuki.jpg
写真左から:彌勒忠史、岩田健志、金山京介、坂下忠弘、吉田貴至(ピアノ)
■■■ 公演情報 ■■■
4オクターブ 奇跡のハーモニー
La Dill コンサート

日時:2016年12月4日(日) 14:00開演
会場:青葉の森公園芸術文化ホール
   (千葉県千葉市中央区青葉町977-1)
料金:(全席指定)S席3,000円、A席2,500円、B席2,000円
出演:La Dill(ラ・ディル)
    カウンターテナー彌勒忠史、バリトン坂下忠弘、
    テノール金山京介、バリトン岩田健志、ピアノ吉田貴至
予定曲目:
 匂い立つ風(作詞・作曲 尾崎亜美)
 少年時代(作詞・作曲 井上陽水)
 夜空を仰いで(作詞・作曲 弾耕作) 
 コモエスタ赤坂
 マイウェイ
 クリスマスソング・メドレー
 歌劇『リナルド』より“涙の流れるままに”(ヘンデル)
 歌劇『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”(プッチーニ)
 歌劇『椿姫』プロヴァンスの陸と海(ヴェルディ)
                        ほか
 ※演奏予定曲は都合により変更になる可能性があります
▼公演詳細・チケットのご予約はこちら
イベント情報 - 青葉の森公園芸術文化ホール

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11月公演『ナクソス島のアリアドネ』~執事長役・多田羅迪夫インタビュー
才能豊かな新しい世代の歌手たちとともに

今月23日から開幕する、『ナクソス島のアリアドネ』。
稽古が佳境を迎える中、執事長役で全日出演するバス・バリトン多田羅迪夫に話を聞きました。
多田羅迪夫は、1975年から81年にかけてドイツ・ハイデルベルク、ならびにゲルゼンキルヒェン市立歌劇場の専属歌手としてドイツでキャリアを積み、帰国後早くからモーツァルト、ワーグナー、そしてリヒャルト・シュトラウスの作品をレパートリーとして、東京二期会の伝統の支柱ともいえるドイツ・オペラの上演を舞台の第一線で支えてきました。
今回は、演出カロリーネ・グルーバーの希望により執事長役を務めることとなりました。多田羅とグルーバーとの初邂逅は2004年。グルーバー初来日のプロダクションに多田羅が主演し、強い信頼関係を築いてきました。
      *     *     *

201611_tatara_michio_02.jpg 「私が演じる執事長は、作品の舞台となるウィーンにおいて、エスタブリッシュメントの頂点にいるようなお金持ちの伯爵家に仕えています。あるお祝いの席で、食事の終わった後、9時に花火を打ち上げるまでの間に、オペラ『ナクソス島のアリアドネ』と道化芝居『浮気なツェルビネッタと4人の恋人たち』を上演することとなっていましたが、時間が足りない。そこで一計、この2つの物語を同時に上演するように、これは伯爵の命であるから、と作曲家たちに伝えます。
ですが、今回の演出で、私の役で特に重要な点は、伯爵そのものが執事長に扮して、彼らに無理難題を押し付けていく、という設定にあります。
通常なら、執事長は、伯爵の権威を背景にして、いわば「虎の威を借る狐」のようにして、慇懃無礼に振る舞うものです。が、今回のカロリーネ・グルーバーの演出では、執事長が伯爵という権威そのものである、ということになる。そうなれば、通常、他者の権威を借りることででてくるある種の「いやらしさ」は、多少薄まってくるでしょう。そのかわり、伯爵本人が周りの者を直接振りまわし、それを面白がる、という面がでてくる。ここが今回の演出で私の役において重要な点だと思います。ですから、あまり、こう卑屈でないように演じることを心がけたいですね。
『ナクソス島のアリアドネ』は、1971年に二期会が日本初演をし、今回が4回目の上演となります。前回からは8年ぶりです。加賀清孝公演監督も述懐していましたが、8年前とは全く新しいキャストになりました。このリヒャルト・シュトラウスのスコアはひじょうに難しいドイツ語と音楽の連続なのですが、ほとんどが初役の若手歌手中心でキャスティングされているにもかかわらず、非常に高い水準で演奏ができています。これだけの登場人物で、しかもダブルキャストで高いレベルを保てることができるようになった(キャストは全33名)というのは、若手が順調に成長してきた証であると言えます。今回の公演は、そのことをプレゼンテーションすることのできる、日本のオペラ界のエポックメイキング的な上演という意味合いがあると思います。
もちろん、若手だけではありません。私も含めてですが、小森輝彦さんのようにドイツの歌劇場で専属歌手として長年活躍されてきた歌手も出演しますし、私たちの経験が、現場を通じて、若い歌手にも役に立つという思いはあります。重要なことですが、二期会の公演というのは、いろいろな世代が集まりひとつの作品を作り上げています。また文化はそうであらなければならないと思います。
それにつけても、若い歌手の成長というのは、嬉しいものです。今回の公演は、二期会で初めての女性指揮者と女性演出家のプロダクションとなりましたが、お二人ともドイツ語圏で活動されていることで、稽古はほとんどドイツ語、時々英語で進行しています。こうしたヨーロッパの劇場とまったく同じような状況にも、もちろん日本語通訳の方はいらっしゃるけれども、若い人たちが元の言語に反応し、笑ったり、対応しているのを見ると、30年も前のことと思い比べると、もう隔世の感がありますね。」
201611_tatara_michio_03.jpg

      *     *     *
オペラの代表的な語り役のひとつでもある『ナクソス島のアリアドネ』の執事長は、多田羅自身のブログで紹介されているように、ルネ・コロなど往年の名歌手がこの役を演じることで舞台に味わいと深みを醸しだしてきました。
ウィーン初演から100年、そして日本初演(二期会初演)から45年のメモリアルイヤーに、東京二期会の各世代のエキスパートが集結して贈る『ナクソス島のアリアドネ』にどうぞご期待ください。
▼公演詳細はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
11/23(水・祝)17:00、24(木)14:00、26(土)14:00、27(日)14:00 日生劇場
(多田羅迪夫は全日程出演します!)
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
S席 15,000円、A席 13,000円、B席 9,000円、学生席 2,000円(税込)
※11/15現在、23(祝)、26(土)、27(日)公演のB席が予定数終了となりました。

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】なら、24時間いつでもどこでもご予約可能!
座席もご指定いただけます
チケットはお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取(※)
予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

※※学生席も販売中!※※
二期会オペラ公演は28歳未満の学生さんなら2,000円でご鑑賞頂けます!
・受付は、公演の前日まで二期会チケットセンター電話(03-3796-1831)のみ。
・事前の決裁が必要です。
▼学生席のお求め方法等、詳しいご案内はこちらをご覧ください。
学生席について - 二期会チケットセンター

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11/26(土) 黒田 博 バリトンリサイタル開催
~イタリアと日本の歌曲をたっぷりと~

2016年はNHKニューイヤーコンサートへの出演に始まり、ロームシアター京都『フィデリオ』ドン・フェルナンド、東京二期会『フィガロの結婚』、いずみホール『ドン・ジョヴァンニ』(演奏会形式)の各タイトルロールと、オペラ文化の牽引役として文字通りの活躍を見せた黒田 博が、1年の締めくくりとして11月26日(土)14:00浜離宮朝日ホールにてバリトンリサイタルを開催いたします。
201611_kuroda_hiroshi.jpg
WILPFコンサート2016秋として開催される本公演では、「たとえつれなくても」などお馴染みのイタリア古典歌曲と、山田耕筰から信長貴富まで、日本歌曲の名曲をたっぷりとお贈りします。
オペラとはまた違った黒田 博を存分にお楽しみいただける絶好の機会です。皆様ぜひお出かけください。
なお今回のコンサートの純益の一部を、このたびの熊本地震で被災された皆様の一日も早い復興を願い、義援金として寄付させていただきます。


(クリックで拡大)
■■■ 公演情報 ■■■
WILPFコンサート2016 秋
黒田 博 バリトンリサイタル

日時:2016年11月26日(土) 14:00開演(13:20開場)
会場:浜離宮朝日ホール(アクセス
料金:(全席自由)¥5,000
出演:黒田博(バリトン)、服部容子(ピアノ)
曲目(予定):
 G.パイジェッロ 「もはや私の心には感じない(うつろのこころ)」
 C.W.グルック 「ああ私の優しい熱情が」
 A.カルダ―ラ 「たとえつれなくても」「心の魂」
 F.ガスパリーニ 「あなたへの愛を捨てることは」
 G.ボノンチーニ 「おまえを賛える栄光のために」
 A.チェスティ 「わたしの偶像のまわりに」
 A.スカルラッティ 「私は心に感じる」「陽はすでにガンジス河から」
 山田耕筰 「赤とんぼ」「待ちぼうけ」
 中田喜直 「木兎」「悲しくなったときは
 團 伊玖磨 「ひぐらし」
 香月 修 「ふるさとの」「昼の月」
 千原英喜 「石見相聞歌」
 信長貴富 「とむらいのあとは」「歌曲」
主催:婦人国際平和自由連盟(WILPF)日本支部

▼チケットのお求め・お問い合わせはこちら
WILPF事務局 Tel./Fax.03-3944-6730(火・木10:00~16:00)
・WILPF事業委員会 Tel.070-5553-0260 Email:wilpfconcert2016@y-mobile.ne.jp

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11/23(水・祝)公演初日『ナクソス島のアリアドネ』~指揮シモーネ・ヤングからのメッセージ!

「再びの日本で、リヒャルト・シュトラウスを愛する友人と新たに出会えることを楽しみにしています」
11月公演『ナクソス島のアリアドネ』公演の開幕が近付いてきました!
すでにB席が23日(水・祝)、26日(土)、27日(日)公演で予定販売数が終了。S、A席もよいお席はどうぞお早めにお申し込みください。
さて、先日行われた 指揮シモーネ・ヤングと演出カロリーネ・グルーバー来日記者会見 の様子は、様々なメディアで取り上げていただいています。
同日にシモーネ・ヤングのメッセージも収録しましたので、今日はこちらを公開いたします!

      *     *     *
おはようございます!
この美しいオペラ、『ナクソス島のアリアドネ』を指揮するために、再び日本に来ることができ、とても幸せです。
『ナクソス島のアリアドネ』はたいへん素晴らしい作品です。なぜなら、このオペラはたいへんぐれたコメディでもあり、しかし同時にシリアスなテーマもあります。資金の援助に左右される芸術家の世界が描かれています。これは100年前の主題ですが、現代にも通じています。リヒャルト・シュトラウスの、直截的で、美しく、おかしみがあり、感情に訴える音楽が、作品を身近に感じさせます。そして、指揮者、演出家、出演者たちが一丸となって、この小さな宝石のような作品を作り上げるために協働しています。
今回、私は東京二期会とご一緒し、若い歌手たちによるすばらしいチームとの仕事をとても楽しんでいます。まだ稽古を始めてまもない時期ですが、すばらしい才能と大きなエネルギー、そして細部にまでわたる注意深さもあり、とてもクリエイティブな仕事ができています。そういうところが、私は大好きなのです!
また、もちろん欧州ではよく知られていることですが、これまで、私は『ばらの騎士』や『エレクトラ』など、ほとんどのリヒャルト・シュトラウスのオペラを指揮してきました。そうした私のこれまでの経験をもって、日本の歌手のみなさんに、そして聴衆の皆様にお届けできるかと思うととても光栄です。私たちの演奏により、聴衆の皆様が、わくわくして、感動してくださることを切に願っています。
そして、日本で、リヒャルト・シュトラウスの作品への愛と尊敬の念をもった新しい友人と出会えることを楽しみにしています。ありがとうございました。
      *     *     *

公演をより楽しむためのおすすめポイント特集(PDFファイル)
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ライプツィヒ歌劇場で絶賛
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秋の日比谷で楽しむオペラ
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世界最高峰の女性指揮者

▼公演詳細はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】なら、24時間いつでもどこでもご予約可能!
座席もご指定いただけます
チケットはお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取(※)
予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

※※学生席も販売中!※※
二期会オペラ公演は28歳未満の学生さんなら2,000円でご鑑賞頂けます!
・受付は、公演の前日まで二期会チケットセンター電話(03-3796-1831)のみ。
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11/12(土)「有楽町マリオン・ウィンターイルミネーション」~点灯式・コンサートにザ・ジェイドが登場!

オペラ界のプリモたちによる、クラシカル クロスオーバーユニット「The JADE(ザ・ジェイド)」が、11月12日(土)夕方、有楽町マリオンに登場します!
クリスマスに先駆けて有楽町の街を彩るウィンターイルミネーションとともに「The JADE」の歌声をお楽しみください!
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左から北川辰彦、高野二郎、高田正人
■■■ イベント情報 ■■■
「有楽町マリオン・ウィンターイルミネーション」
イルミネーション点灯式・コンサート

日時:2016年11月12日(土) 18:00~
会場:有楽町マリオン 1階晴海通り側正面ステージ (入場無料)
出演:The JADE(ザ・ジェイド)[高野二郎、高田正人、北川辰彦]、(ピアノ)金井 信
▼会場へのアクセスはこちらから
有楽町マリオン
▼プレスリリース記事をこちらよりご覧いただけます
2016年『有楽町マリオン・ウィンターイルミネーション』を実施 - PR TIMES
▼The JADEの最新情報にもご注目ください
The JADE(ザ・ジェイド)公式ホームページ

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シモーネ・ヤング&カロリーネ・グルーバー来日記者会見レポート

10月27日(木)、11月公演『ナクソス島のアリアドネ』の指揮シモーネ・ヤングと演出カロリーネ・グルーバーの来日記者会見を行いました。
会場は『ナクソス島のアリアドネ』の稽古場。舞台装置の一部や様々な小道具が会見会場を囲む中、中山欽吾東京二期会理事長の挨拶の後、ヤング、グルーバーの二人が登壇しました。
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歌手と楽譜の中に深く入り込み、オーケストラとともに紡ぎ合う宝石のような音楽

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シモーネ・ヤング
「13年ぶりの来日となりました。そして『ナクソス島のアリアドネ』を初めて指揮を
したのが1989年ですので、それから30年近く経とうとします。このオペラは36名の小さいオーケストラの作品ですが、オケと舞台上の歌手とが響き合い、まるで宝石のような音楽が生まれる、すばらしい作品です。また、カロリーネと日本で共に仕事ができることを嬉しく思います。
今回の来日では、東京交響楽団と大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏会でも指揮をし、ブラームスを演奏します。ブラームスは、私が10年間務めていたハンブルクゆかりの作曲家です。ハンブルクでも多く演奏しましたし、録音もしました。私のブラームスを日本の皆様にお聴きいただけることをたいへん嬉しく思います。
そしてまた『ナクソス島のアリアドネ』のリハーサルに戻ってきます。今はまだ来日して2日ですが、もうすでに歌手の皆さんとこのオペラの全曲を練習することができました。歌手の方とともに楽譜の中に深く入りこんでいくのは、とても楽しい作業です。私自身もこの公演をとても楽しみにしていますし、ここにいらしている皆様が来て下さることを願っています」

新しい愛をみつけ再び生きていく物語

「これまで欧州で何度も協働してきたシモーネさんと、ここ東京でご一緒できることを嬉しく思います。
『ナクソス島のアリアドネ』は、2008年ライプツィヒで初演したプロダクションです。ホフマンスタールの台本は意味が多層的で、文章の奥に実に様々なテーマが隠されています。私はそこに一貫した赤い糸を通し、この作品から2つのテーマを強調したいと思いました。
ひとつは芸術家が抱える問題です。100年前も現在も、芸術はお金の下で、妥協を余儀なくされています。プロローグでは、作曲家や歌手や俳優たちが、殺風景な地下のガレージに招き入れられます。彼らの価値は、大富豪にとって、劇後の花火やご馳走よりも取るに足らぬものとして扱われています。
そして、オペラが始まり、強調したい2つ目のテーマがあります。アリアドネの物語は、テセウスに棄てられ、孤独に死をばかり考えていたアリアドネが、バッカスと出会うことで、新しい愛をみつける物語です。私は、アリアドネだけではなく、2幕に登場するすべての人物が「新しい愛をみつけ」、最後は全員が、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』のように、幸せになるのだ、と考えています。このアリアドネの物語のように、新しい愛をみつけることで人は絶望から再生できるだろうかという問題は、私にとっても大変重要なテーマとなっています」
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カロリーネ・グルーバー

そして、キャストを代表して、新国立劇場オペラ研修所時代にグルーバーの指導を受けたツェルビネッタ役の清野友香莉と、すでに2011年『ドン・ジョヴァンニ』マゼット役でグルーバー演出の舞台に立っているハルレキン役の近藤 圭が公演にむけての意気込みを語りました。

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ツェルビネッタ役
清野友香莉
「まさか自分が、二期会デビューをツェルビネッタ役でできるなんて思っていなかったので、オーディションの結果をいただいたときは飛び上がって喜びました。このような素晴らしい指揮者と演出家に、仕事でご一緒できることに本当に幸せを感じています。そして、新国立劇場オペラ研修所でも国立音楽大学でも先輩でいらした近藤 圭さんとも、こうして共演できることを、とても嬉しく思っています」
「2011年二期会『ドン・ジョヴァンニ』でカロリーネさんの演出で演じて、すぐに惚れこんでしまいました。僕は、舞台で演じるときには、つねに正直でありたい、と思っているのですが、彼女の演出では、自然とそのときの心理や状態に入っていけるのです。今回も、カロリーネさんの口から『正直でいなければいけない』という言葉を聞いて、ほっとしました。
また、昨年までハンブルクで研修をしていたのですが、その州立歌劇場の音楽監督をされていたのがシモーネ・ヤングさんで、たくさんのオペラ、コンサートを聴かせていただきました。もちろんハンブルクでのお二人による『死の都』『リア王』も観て、本当にすばらしかったです。今回もすばらしい舞台になることを、確信しています」
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ハルレキン役
近藤 圭

開幕は11月23日(水)。皆様のご来場お待ちしています!
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▼「チケットぴあ」の会見レポート
ウィーンに続き二期会《ナクソス島のアリアドネ》 - チケットぴあ[クラシック オペラ・声楽]
▼「ぶらあぼ」の会見レポート
初演から100年!日本初演を果たした東京二期会が《ナクソス島のアリアドネ》を上演 - WEBぶらあぼ
▼公演詳細はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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二期会オペラ公演は28歳未満の学生さんなら2,000円でご鑑賞頂けます!
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■■■ シモーネ・ヤング オーケストラ・コンサート情報 ■■■
《東京交響楽団》
◆名曲全集 第122回<後期>
 日時:2016年11月3日(木) 14:00開演
 会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
 曲目:ドヴォルザーク「チェロ協奏曲 ロ短調」作品104
    ブラームス「交響曲 第4番 ホ短調」作品98
◆第646回 定期演奏会
 日時:2016年11月5日(土) 18:00開演
 会場:サントリーホール
 曲目:ドヴォルザーク「チェロ協奏曲 ロ短調」作品104
    ブラームス「交響曲 第4番 ホ短調」作品98
◆第99回 新潟定期演奏会
 日時:2016年11月6日(日) 17:00開演
 会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
 曲目:ドヴォルザーク「チェロ協奏曲 ロ短調」作品104
    ブラームス「交響曲 第4番 ホ短調」作品98
▼詳しくはこちら
東京交響楽団
《大阪フィルハーモニー交響楽団》
◆第503回 定期演奏会
 日時:2016年11月11日(金)19:00/12日(土)15:00
 会場:フェスティバルホール
 曲目:ブラームス「悲劇的序曲」作品81
    ブラームス「運命の歌」作品54
    ブラームス「交響曲第2番 ニ長調」作品73
▼詳しくはこちら
大阪フィルハーモニー交響楽団

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La Dill(ラ・ディル)メジャーデビュー2周年ツアー
11/20(日)「ホテルグリーンプラザ白馬」公演

メジャーデビュー2周年を迎えるLa Dill(ラ・ディル)。4人でのコンサートツアー第2弾はホテルグリーンプラザ白馬。
デビューアルバムのタイトルチューン「匂い立つ風」(アコースティックバージョン)に加え、アリアから歌謡曲まで、晩秋の白馬で極上のハーモニーをお楽しみください!
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写真左から:彌勒忠史、岩田健志、坂下忠弘、金山京介、吉田貴至(ピアノ)
■■■ 公演情報 ■■■
La Dill 『2nd Greeting Tour in ホテルグリーンプラザ 2016-17』
白馬公演

日時:2016年11月20日(日) 20:00開演
会場:ホテルグリーンプラザ白馬 ラウンジ「りりかる」
▼ツアー詳細・チケットのお求め方法はこちらから
ラ・ディル [La Dill] - ホテルグリーンプラザ
▼日本クラウン La Dill公式ページ
La Dill (ラディル)|最新ニュース - 日本クラウン株式会社 クラウンレコード
▼公式FacebookでLa Dillの最新情報にもご注目ください
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11/15(火)樋口達哉テノールリサイタル~昨年に引き続き第2弾!!「熟成された美声vol.2」~

昨年大好評いただいた樋口達哉テノールリサイタル「熟成された美声」。今年、その期待に応え、シリーズ第2回目を開催する運びとなりました。
来年2月には東京二期会オペラ劇場G.プッチーニ『トスカ』にカヴァラドッシ役での主演も予定されるなど、今まさにテノール歌手として円熟の期にある樋口達哉。本番に向けプログラムに関するコメントも担当から届きました。
「今回は1部、2部と色合いの違うプログラミングを考えております。
1部ではヴェルディ、プッチーニといったイタリアを代表する作曲家のオペラ作品の中から皆様よくご存知であり、「これぞテノール!」と思わせるアリアの名曲を。
また2部では旋律の天才と呼ばれたトスティをはじめとする作曲家の作品の中から愛とロマンの香りに満ちた歌曲の数々をお届けします。」
ピアニストには、声楽の伴奏者としても演奏家から常に深く信頼され、これまで著名な歌手と数多く共演を重ねてきた、山岸茂人を迎えます。
いよいよ残席僅少となりました!どうぞお急ぎお求めください。

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
樋口達哉テノールリサイタル
~熟成された美声 vol.2~

日時:2016年11月15日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全席指定)SS¥7,000、S¥5,000、A¥4,000、学生¥2,000
出演:樋口達哉(テノール)、山岸茂人(ピアノ)

▼リサイタルの概要ページはこちら
樋口達哉テノールリサイタル - 東京二期会
▼樋口達哉主演、オペラ『トスカ』の情報はこちらをご覧ください
東京二期会オペラ劇場2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会
 ※樋口の出演日は15日(水)と18日(土)~チケット絶賛発売中!
▼リサイタルおよび『トスカ』のチケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ月曜フレッシュコンサート」~11/7(月)はソプラノ舟橋千尋&バリトン松澤佑海のコンサート

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は11月7日(月)。ソプラノ舟橋千尋とバリトン松澤佑海がフレッシュな歌声を披露します!
コンサートを前に二人から自己紹介と、今回のプログラムについてのコメントが届きましたので、ご紹介いたします。

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ソプラノ
舟橋千尋
幼少期よりピアノ、クラシックバレエを習っていましたので、いつも生活の中に音楽がありました。昔から歌を歌う事が大好きで、高校で声楽科へ進みましたが、当時はクラシックの歌い手というよりポップス系の歌手になる事が夢でした。芸能人になりたかったんです…(笑)その手のオーディションを受けていた時期もありました…。
高校3年生の時、当時お世話になっていた先生に東京の音大を勧められ上京しました。
大学3年生になった頃から、国内外のオペラに触れる機会が増え、生の音楽が持つ力強さの虜になりました。「私もいつかこの人達のようになりたい!この魅力を沢山の人に伝えたい!」と、ガラッと私の中で世界が変わりました。
初めて、大学院の時に役を頂いた『フィガロの結婚』の伯爵夫人はいつか絶対に演じたい役です。日本人として『蝶々夫人』を歌う事も夢です。幅広い役を表現出来る歌手になりたいと思っています。
今回は、今まで歌う機会の無かった『愛の妙薬』のアディーナや『フィガロの結婚』のスザンナをプログラムに入れてみました。私の中でも新たな挑戦ですので、皆様にもそこに注目して頂ければ嬉しいです。
共演者の松澤佑海さんとは年齢も近いですし、若さ溢れるフレッシュなコンサートになる事と思います♪
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バリトン
松澤佑海
出身は埼玉県です。高校で合唱部に入ったことが大きな転機となりました。埼玉県は合唱が盛んで、先輩方の合唱にかける強い思いに感化され合唱の魅力に引き込まれていきました。
そうした中で声楽にも興味を持つようになり、初めて手にしたオペラ歌手のCDがフェルッチョ・タリアヴィーニという偉大なテノールのアリア集でした。その柔らかい独特の声と、甘く味のある歌唱に胸をときめかせずにはいられませんでした!こんな風に歌いたいという思いから、声楽家の道へと踏み出しました。
タリアヴィーニのようになりたいと思ったものの、私の声帯はテノールではなかったようで…今は主にバッソ・ブッフォの役柄に取り組んでいます。ブッフォの役柄では、芝居はもちろん、声での”技”も必要となります。こうした役柄を通して正確なテクニックを身に付け、ゆくゆくは異なるキャラクターにも挑戦していきたいと思っています。
共演の舟橋さんとは、先日上演された宮本亜門さん演出『フィガロの結婚』の合唱で知り合いました。その稽古中にアルテリーベでご一緒させて頂くことが決まり、今回がコンサートでの初共演となります。
今回のプログラムでは「綺麗な花には”知恵”がある…」をテーマに、喜劇からシリアスなものまで幅広く歌います。
男と女の生き方、駆け引きを様々な形でお届けします!
どうぞお楽しみください!

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
綺麗な花には“知恵”がある・・・

日時:2016年11月7日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:舟橋千尋(ソプラノ)、松澤佑海(バリトン)、松原裕子(ピアノ)
演奏予定曲:
 モーツァルト 『フィガロの結婚』より 「世の男たちよ、目を開け」
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』より 「なんという愛!」
 ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より 「静かな夜に」
 ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より 「聞こえたか、朝ともなれば」
                     ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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今をときめくオペラ歌手が集結!11月公演『ナクソス島のアリアドネ』 タイトルロールのソプラノ田崎尚美メッセージ

東京二期会オペラ劇場11月公演『ナクソス島のアリアドネ』、11月23日のプレミエまであと1か月を切りました。いよいよ演出のカロリーネ・グルーバーも来日し、本舞台を想定した立ち稽古が始まっています。
今回、プリマ・ドンナ/アリアドネ役を演じるソプラノ田崎尚美(11月24日・27日出演)。
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二期会では、2011年R.シュトラウス『サロメ』(コンヴィチュニー演出)タイトルロールのカヴァーを務めた後、2012年ワーグナー『パルジファル』(グート演出)のクンドリ役でデビュー。その後2014年モーツァルト『イドメネオ』(ミキエレット演出)のエレットラ役で出演したときは、最後の壮絶なアリアで大きな賞賛を浴びました。今年9月のワーグナー『トリスタンとイゾルデ』(デッカー演出)ではイゾルデのカヴァーキャストを務めました。いずれもソプラノの大役にして、欧州歌劇場との共同制作/提携の舞台で、その国際的スケール感をいかんなく発揮しています。
今回の舞台にかける想いを、稽古場で収録しました。

映像には入っていませんが、「今回の舞台は、同世代の歌手のみなさんがたくさん集まりました。今までと違った稽古場の雰囲気というか、自分の考えや思ったことを出し合って、切磋琢磨して作り上げています」と語っていた田崎。
アーティストたちが想いを寄せ合うことで構築されていく稽古場。1か月後の完成した舞台をどうぞお楽しみに!
▼公演詳細はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
 田崎尚美 出演日:11月24日(木)、27日(日)
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ラリアンスのオープン記念特別ディナーで東京二期会来年の公演ラインアップを華やかに披露します!~11/7(月)・8日(火)ラリアンス「ワインとオペラを愛でる会」

東京二期会法人賛助会としてオペラ公演を中心とした公益活動に助成をいただいている、神楽坂のフレンチ・レストラン「ラリアンス」。フランス料理が西洋文化の代表であればこそ、ヨーロッパの音楽、美術など文化活動にも力を入れられているのがお店の特色です。
これまでも12回にわたり東京二期会とのコラボレーションで「ラリアンス・オペラ・コレクション」を開催し、多くのお客様にオペラとフランス料理とのマリアージュを楽しんでいただいてまいりました。
11月は、お店のオープン月間にあたり、2夜にわたって、オペラとお料理とワインの3つのコラボレーションによる特別なディナーをお贈りします。
出演者には、ソプラノ 栄 千賀、佐竹仁美、渡邊仁美、メゾソプラノ 池端 歩、和田朝妃、テノール 前川健生、吉田 連、バリトン 杉浦隆大の、いずれもフレッシュな二期会アーティストが揃いました。ピアノは髙田恵子。
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写真) 上段左から 栄 千賀、佐竹仁美、渡邊仁美、池端 歩、和田朝妃
下段左から 前川健生、吉田 連、杉浦隆大、市川浩平(研修生)、髙田恵子
お料理とともに、ワインだけではなく、オペラの名曲が運ばれてきます。テーブルのすぐそばがオペラの舞台のように、アーティストは歌い演じます。
今回のオペラのプログラム曲は、すべて2017年の東京二期会オペラ劇場公演から採り寄せました。
【今回のオペラの“銘柄”はこちら!】
★G.プッチーニ『トスカ』(2月15日(水)~19日(日)・東京文化会館大ホール)
★R.シュトラウス 『ばらの騎士』(7月26日(水)~30日(日)・東京文化会館 大ホール)
★G.プッチーニ『蝶々夫人』(10月6日(金~9日(月・祝)・東京文化会館 大ホール)
★J.シュトラウス『こうもり』(11月22日(水)~26日(日)・日生劇場)
▼より詳しい2017年オペラ公演ラインアップは、こちらをご覧ください!
東京二期会オペラ劇場2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会
東京二期会オペラ劇場2017-2018シーズンラインアップ - 東京二期会

■■■ イベント情報 ■■■
☆☆☆ ラリアンス 第3回 ワインとオペラを愛でる会 ☆☆☆
日時:2016年11月7日(月)、8日(火) 両日18:30 OPEN
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:おひとり様 25,000円
    お料理フルコース・ワイン4杯・音楽料(消費税・サービス料込)
    ※各日限定50名様
出演:(ソプラノ)栄 千賀、佐竹仁美、渡邊仁美/(メゾソプラノ)池端 歩、和田朝妃/
    (テノール)吉田 連[7日のみ]、前川健生[8日のみ]、市川浩平(研修生)/
    (バリトン)杉浦隆大/(ピアノ)髙田恵子
▼ワインリスト・お献立・予定演奏曲について詳しくはこちらからご覧ください
ワインとオペラを愛でる会|イベント - ラリアンス
お問い合わせ・ご予約は ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで

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Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」
今年度シリーズの第2回目は11/10(木)

この春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズ Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」。
今シーズン第2回目となる11月10日(木)は、ソプラノ安齋里江、黒田詩織が出演します。ピアノは相田久美子。

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ソプラノ
安齋里江
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ソプラノ
黒田詩織
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ピアノ
相田久美子

安齋、黒田の二人より、コンサートを目前にメッセージが届きました。
■安齋里江
「私は、マスタークラスから入所し、たくさんの仲間や先生方と出会い、自由にのびのびと音楽を学びました。黒田さんとはクラスが違いましたが、『フィガロの結婚』のアンダースタディで一緒に勉強させて頂きました。同じソプラノではありますが、私は明るく雰囲気が軽快な曲を歌うことが多く、黒田さんはしっとりとした穏やかな曲が多くて、お互いに役の性格や雰囲気が全く違うものを歌っているような気がします。二人で素敵なプログラムをお届けしますので是非お越しください。お待ちしています。」
■黒田詩織
「研修所に入所した当時から、ずっと目標としてきました「ディーヴァ,ディーヴォ」に出演することができ、本当に嬉しく思っております。先日の新進声楽家の夕べで初共演致しました安齋さんとの再共演です。今回は私の大好きなイタリアオペラを中心に、年代を追いながら皆様にお届けいたします。イタリアオペラの魅力溢れる演奏会に、ぜひお越しください。」
      *     *     *
二人は研修生時代こそ所属クラスが違ったため、接点は少なかったのですが、本年7月に上演された『フィガロの結婚』では、共にアンダースタディーとしてプロダクションに参加し意気投合。
同じソプラノとはいえ、キャラクター、声質、音楽性も異なる二人。それぞれの個性を活かした曲目を出し合いながら、何度も話し合いを重ねました。その結果、ソプラノの多彩な音色を聴き比べるだけでなく、ヴィヴァルディ、ヘンデル、ベッリーニ、ドニゼッティ、そしてボイト、とバロックからロマン派までの名作オペラの歴史をたどる、アカデミックなプログラムとなりました。
トークを交えての約1時間、豊かな芸術のひとときをお届けします。
秋の深まる代々木公園の近く、Hakuju Hallへぜひお越しください。
■■■ 公演情報 ■■■
二期会のきらめく新星、ときめきのデビューコンサート!
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第11回>
日時:2016年11月10日(木) 11:00開演(10:30開場)  ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (白寿ホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:安齋里江(ソプラノ)、黒田詩織(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
予定プログラム:
 J.シュトラウスII世 “春の声”(安齋)
 チマーラ “春の歌”(黒田)
 ヴィヴァルディ 「グローリア」より“ラウダムス・テ”(安齋・黒田)
 ヘンデル 『アルチーナ』より“また私を喜ばせに来て!”(安齋)
 ドニゼッティ 『リタ』より“この清潔で愛らしい宿よ”(安齋)
 ボーイト 『メフィストーフェレ』より“いつかの夜、暗い海の底に”(黒田)
 カタラーニ 『ワリー』より“さようなら、ふるさとの家よ”(黒田)
 プッチーニ 『妖精ヴィッリ』より“もし私がお前たちのように小さな花だったら”(黒田)
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より“わたしが街を歩くと”(安齋)
主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール
▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ月曜フレッシュコンサート」~10/24(月)はテノール前川健生のソロコンサート

新橋の音楽レストランで毎週月曜に開催している若手声楽家のステージ「アルテリーベ月曜フレッシュコンサート」。第120回を迎える10月24日(月)は、テノール前川健生のソロコンサートです!
「大テノール ユッシ・ビョルリングに捧げて」と題したこの度のステージ。また、来る2017年2月二期会『トスカ』ではテノールの主役カヴァラドッシのカヴァーキャストを務めています。
自己紹介とステージの聴きどころをあわせて話を聞きました。
      *     *     *
――オペラ歌手をめざすことになったきっかけを教えてください
前川: 私の実家は愛知県の山奥の寺で、父のお経を唱える声を毎日聴いて育ちました。声を出すということが元来好きで、お経を読むだけでなく、
放送部や応援団、合唱団にも入り、文化祭で漫才をしてみたこともありました。声を出して人に何か伝えることに喜びを感じていたように思います。
高校生の時ですが、家にあった一枚のオペラのCDで、ルチアーノ・パヴァロッティの声を聴き、直感で「これだ!」と思いました。当時勉強についていけなくて、半分勉強から逃避するようにはじめた声楽の道でしたが、一度はまると飽きないたちだったようです、今日にまで至りました。
――今回のテーマ「大テノール ユッシ・ビョルリングに捧げて」にこめた想いを教えてください
前川: 国立音楽大学時代に師事した音楽学者の故・中村初穂先生から「古い時代の良い録音をいっぱい聴きなさい」との教えがありました。先生のご自宅でのレッスンの度に大量のCDを貸していただき、毎日深夜までCDを聴く生活。薦めてくださったCDの中にラインスドルフ指揮「トスカ」の全曲録音があり、カヴァラドッシはスウェーデンの大テナーユッシ・ビョルリングでした。もともとビョルリングは知っていましたが、彼の歌う2幕の「勝利だ!」の下りで衝撃を受け、後日先生に感動を伝えました。決して器用ではありませんが、品格あるスタイルと輝きある声をもつビョルリングのようなテノールになりたいとの目標を抱いています。今回のアルテリーベはビョルリングの得意としたオペラや歌曲、カンツォーネを取りそろえましたが、実は私がたくさん歌ってきた曲ばかりでした。学芸大学大学院時代からの伴奏者、清水麻理恵さんと息の合った演奏をお届けしたいです。
――2015年シーズンは『ダナエの愛』と『イル・トロヴァトーレ』で、二期会デビューの年となりました。来年2月『トスカ』ではカヴァラドッシのカヴァーを務めます。オペラ歌手としての夢はありますか。
前川: 私の声はもともとモーツァルトやドニゼッティを歌うレッジェーロの声質ですが、研修所に入所してから多くの演目に触れる機会をいただきました。先生方からのご指摘、同期たちのアドバイスをいただきなから自分の声の可能性について見つめてまいりました。レッジェーロだけでなく、ドラマティックな表現が可能な声をもっているだろう、と考えています。やはり挑戦したいのはヴェルディ、プッチーニのオペラです。もちろんレパートリーを拡大することが声への大きなリスクにつながりやすいことも重々承知しております。ビョルリングはモーツァルト、ロッシーニのような軽やかな作品からドイツリート、フランスオペラ、ヴェリズモオペラまでを得意にしていました。声の変化とともに、自分の声で歌い演じれる作品に一つでも多く出会うことができますよう、精進を重ねたいです。
      *     *     *

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テノール
前川健生
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ピアノ
清水麻理恵

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
大テノール ユッシ・ビョルリングに捧げて

日時:2016年10月24日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:前川健生(テノール)、清水麻理恵(ピアノ)
演奏予定曲:
 シュトラウス 「セレナーデ」
 レオンカヴァッロ 「朝の唄」
 モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より 「イル・ミオ・テゾーロ」
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』より 「人知れぬ涙」
 プッチーニ 『トスカ』より 「星は光りぬ」
                     ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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11/23(水・祝) 『ナクソス島のアリアドネ』プレミエ・キャンペーン!~ペア先着70組のお客様に、国産スパークリングワインをプレゼント

プレミエ公演を華やかにお迎えいただこうと、毎公演初日に実施しているプレミエ・キャンペーン。今年も、7月『フィガロの結婚』、9月『トリスタンとイゾルデ』では、バラの花を進呈させていただきました。
次回公演の11月『ナクソス島のアリアドネ』では、スパークリングワインをご用意いたします!

東京二期会オペラ劇場
◇◆◇ R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
201610_winesparkling.jpg 11月23日(水・祝)初日公演にご来場のお客様、ペア70組様に、「甲州 酵母の泡」ハーフボトルを1本プレゼントいたします。※限定70本受付先着順
「甲州 酵母の泡」は、甲州種ぶどうのみで造られた純国産のスパークリングワインです。
ワイン専門誌『ワインの王国』で、最高5つ星を獲得。
今年5月に開催された「伊勢志摩サミット」の会場でもセレクトされました。
日生劇場でオペラ鑑賞のあとは、どうぞお二人で乾杯を!
 ・受付場所:日生劇場 ピロティ (エントランス・ロビー)
 ・受付開始:16時15分のピロティ開場時より先着順で受付、引換券をお渡しいたします。
        終演後にワインとお引換えをいたします。
ariadne2016_campaign_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』
プロローグと1幕のオペラ・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年11月
     23日(水・祝) 17:00開演 <★プレミエ・キャンペーン実施日>
     24日(木) 14:00開演
     26日(土) 14:00開演
     27日(日) 14:00開演
    (各日とも 開場は開演の30分前/ピロティ開場は開演の45分前) 
会場:日生劇場
料金:S席15,000円、A席13,000円、B席9,000円、学生席2,000円
指揮:シモーネ・ヤング
演出:カロリーネ・グルーバー
管弦楽:東京交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2016年11月公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
▼開演1時間前までご予約可能!

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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【10/15(土)チケット発売!】東京二期会オペラ劇場G.プッチーニ『トスカ』
指揮ダニエーレ・ルスティオーニ「アーティスト全員で200%の力を!」

東京二期会オペラ劇場2017年2月公演G.プッチーニ『トスカ』のチケット一般発売が、10月15日(土)から始まります。発売前から多くのお問合わせをいただいており、オペラ・ファンの皆様の高いご期待に、嬉しくも身の引き締まる思いです。
そのご期待のひとつは、ダニエーレ・ルスティオーニの指揮でしょう。2014年『蝶々夫人』公演で初来日を果たして以来、日本での評価は高まる一方。とりわけ、今回は得意とするプッチーニ・オペラ、かつルスティオーニ自身が「最も愛する作品のひとつ」という『トスカ』を指揮します。
さっそくながら、若きマエストロから、公演にむけてのメッセージを受け取りました!

      *     *     *

201610_daniele_rustioni.jpg 日本の音楽ファン、とりわけイタリア・オペラ・ファンのみなさま、こんにちは!
指揮のダニエーレ・ルスティオーニです。
この度のローマ歌劇場からのすばらしいプロダクションに、みなさまをお誘いしたいと思います。『トスカ』はローマを舞台にした名作です。今回は、まさにそのローマ歌劇場で作られたプロダクションを日本に紹介することができるのです。
ふたたび東京二期会に戻ってくることができて光栄です。『蝶々夫人』から2年半、それは日本でプッチーニの音楽を作り上げる、とてもファンタスティックな経験でした。今回の『トスカ』も楽しみにしています。
『トスカ』はプッチーニのオペラの中でも最もパワフルな作品で、聴衆にも大きなインパクトを与えていると思います。私の最も好きなオペラのひとつです。
それだけでなく、このオペラの音楽には、私たちイタリア人が子どものころから心にあるような…ある意味、ここに、音楽家の、またイタリアのDNAが宿っているのであると思うのです。
この、ある意味イタリアのDNAといえるものを持って来日し、日本のアーティストと強いきずなを持って仕事するというのは大きな喜びです。日本のアーティストのみなさんはとてもパワフルですね。今回のプロジェクトには、全員が200%の力を出し、このイタリアの音楽に命を吹き込みたいと思います。
ここにまた来られたことを光栄に思います。
このすばらしいチームとの共演、協働を本当に楽しみにしています!

      *     *     *

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チラシ(PDFファイル)
▼10月15日(土)より、いよいよチケット一般発売開始!
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日)
 東京文化会館大 ホール
現在二期会オペラ愛好会先行予約期間中!一般のお客様もお申し込みと同時に愛好会ご入会可!
詳しくは、二期会チケットセンター(TEL.03-3796-1831)までお気軽にどうぞ。
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今をときめくオペラ歌手が集結!11月『ナクソス島のアリアドネ』公演から ハルレキン:加耒 徹&近藤 圭 インタビュー

11月23日から日生劇場で開幕する『ナクソス島のアリアドネ』公演。今回の公演にも、ベテランから若手まで実力派の歌手が集結しています。
先日、『ナクソス島のアリアドネ』の音楽稽古(演技なしの音楽のみの稽古)でスタジオを訪れたハルレキン役の二人のバリトン、加耒 徹と近藤 圭にインタビューを行いました。

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加耒 徹
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近藤 圭

ハルレキンというよりも、イタリア語の「アルレッキーノ」と言われたほうがピンとくる方も、多いのではないでしょうか。『ナクソス島のアリアドネ』は、いろいろな意味でオペラの歴史が詰まった作品ですが、ハルレキンたちの登場でおわかりのように、イタリア伝統の仮面劇コメディア・デラルテの要素も取り入れられています。本来は幕間劇として演じられるコメディア・デラルテですが、オペラのパトロンの気まぐれな命令のせいで、真面目なオペラの本篇にそのキャラクターたちが登場することになった、というのが、『ナクソス島のアリアドネ』です。譬えとしては間違っていますが、「つるの恩返し」や「もも太郎」のような民話の世界にドラえもんやのび太君が入りこんで行ったりするのと、アイデアは近いような気がします。
さて、その喜劇チームのリーダー的存在が、ハルレキンです。加耒と近藤に、舞台にむけての意気込みを聞きました。

      *     *     *
加耒: 東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキン役の加耒 徹です。
近藤: 同じくハルレキン役の近藤 圭です。
<ハルレキン役とは?>
加耒: オペラに出てくる4人の道化師がおりまして、中でも(ハルレキンは)お調子者というか、ひじょうに頭が良くて…
近藤: 『魔笛』のパパゲーノと、『フィガロの結婚』のフィガロを混ぜたような、楽しくて、陽気で、頭のいい…そういう役ですね。
加耒: フットワークが軽い感じですね。
近藤: ムードメーカーです。
加耒: (オペラの幕の)最初、孤独の島で、アリアドネが嘆いているのですけれども、(そこにハルレキンたちが)突然入ってくるのですね。みんなで慰めようよ、と。
オペラ・セリアの中から、ぽんと、喜劇の音楽と演技が出てくる。(そこが)私たちの役割かなあと思います。
<演出:カロリーネ・グルーバーについて>
近藤: カロリーネ・グルーバーさんは、実は2011年の、あれも日生劇場でしたけど、オペラ『ドン・ジョヴァンニ』のマゼット役で、彼女の演出でやらせていただいたのですけれど。彼女は、演出で「こうしろ、ああしろ」と動きのことは言わないのですけれど、何かそういうシチュエーションを作って、演じる者を本気にさせるといいますか、自動的に動いちゃう。そういう魔法のような演出をする、もう、僕の大、大尊敬する演出家です!
加耒: 楽しみですね。
近藤: 楽しみです。どういう演出になるか。
加耒: やっぱり、このオペラ自体が、演出によってガラッと色も変わるという作品なので。
もともと(ハルレキンは)道化師の陽気な音楽で書かれているので、どういう動きになるのかなあ、というのが楽しみですね。
<指揮:シモーネ・ヤングについて>
近藤: 実は、昨年まで、ドイツのハンブルクのほうで勉強していたのですけれど、そこのハンブルク州立歌劇場の音楽総監督がシモーネ・ヤングさんで。もういろいろオペラやコンサートを聴かせていただいたのですけれども、本当に魅力的、といいますか、指揮も踊るような感じで。
加耒: (大きくうなずく)
近藤: それでリハーサルとかも、すごい何回も見せていただいたりもしたのですけど…
(つづきは、動画でご覧ください)
▼<11/23公演プレミエ・キャンペーン開催決定!>公演詳細はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
 加耒 出演日:11月23日(水・祝)、26日(土)
 近藤 出演日:11月24日(木)、27日(日)
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】なら、24時間いつでもどこでもご予約可能!
座席もご指定いただけます
チケットはお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取(※)
予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

※※学生席も販売中!※※
二期会オペラ公演は28歳未満の学生さんなら2,000円でご鑑賞頂けます!
・受付は、公演の前日まで二期会チケットセンター電話(03-3796-1831)のみ。
・事前の決裁が必要です。
▼学生席のお求め方法等、詳しいご案内はこちらをご覧ください。
学生席について - 二期会チケットセンター

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10/22(土)タテルヨシノ銀座 8周年記念ディナーに今年も二期会アーティストが登場
ソプラノ高橋絵理とテノール城 宏憲がプッチーニの名作を披露します!

銀座の中心にある高級フランス料理店「タテルヨシノ銀座」のオープン8周年記念ディナーに、今年も二期会アーティストが登場します。
8周年を迎えられる今年のガラ・ディナーは、10月22日(土)に開催。二期会からソプラノ髙橋絵理とテノール城 宏憲の二人が出演、旬の歌声を味わいいただきます。ピアノは髙田恵子。

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ソプラノ
髙橋絵理
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テノール
城 宏憲

ソプラノ髙橋は2012年『パリアッチ(道化師)』のネッダで二期会オペラ主演デビュー、13年『ホフマン物語』でもアントニアで主演し、五島記念文化財団オペラ新人賞を受賞。その奨学金によりイタリアで研修を積み、さらなる活躍が期待されるソプラノ・リリコの逸材。2017年2月二期会『トスカ』では、タイトルロールのカヴァーキャストを務めています。
テノール城 宏憲は、今年2月『イル・トロヴァトーレ』の主役マンリーコのカヴァーキャストをつとめ、急遽代役出演を果たしたことは記憶にあたらしいところでしょう。来年2月の『トスカ』はカヴァラドッシの本キャストを勝ち取り、次世代のテノール・リリコ・スピントとして大きな注目を集めています。
タテルヨシノ銀座では、コース料理の最初としてアーティストの紹介を兼ねた短いオープニングステージがあり、お料理の終盤デザートの時間に、メインのステージが開かれます。今回、『トスカ』公演を控えるアーティストを揃え、「妙なる調和」、「歌に生き恋に生き」、またトスカとカヴァラドッシの二重唱などを中心に、本格フレンチにふさわしい本格派の歌唱をお届けいたします。
なお、メインステージのときに運ばれるデザートはいつも、オペラにちなんだものにされているとか。今回はタテルヨシノ銀座さんからコメントを頂戴しました。
「タテルヨシノ銀座では、オペラ・ガラディナーだけの特別なコースを提供いたします。
ジビエの時期を感じられる料理の他、特にデザート「麗しきベル エレーヌ」にご期待ください。1864年ジャック オッフェンバックのオペレッタ「ベル エレーヌ」この主役のソプラノ歌手のためにエスコフィエが考えたデザートの再現です。
吉野シェフをはじめ、シェフパティシェやその他スタッフもこの特別なディナータイムの為に張り切っています」
イメージカラーの青い絨毯が美しく、また暮れゆく銀座の夜空が大きなガラス窓から一望できて、まるで深い海に潜っていくような非日常のディナーがお楽しみいただけるタテルヨシノ銀座。そこでさらに夢のような歌声をお届けいたします。

■■■ 公演情報 ■■■
レストラン タテル ヨシノ 銀座
8周年記念 オペラ ガラ ディナー

日時:2016年10月22日(土)19:00開演
   ・オープニングステージとお料理後のメインステージ
会場:レストラン タテルヨシノ銀座 (アクセス
料金:25,000円(税込・サービス料別途)
出演:髙橋絵理(ソプラノ)、城 宏憲(テノール)、髙田恵子(ピアノ)
メインステージ曲目:
 プッチーニ 『トスカ』より
   「妙なる調和」、「歌に生き、恋に生き」、
   「星は光りぬ」、第3幕最期の二重唱
 プッチーニ 『ジャンニ・スキッキ』より
   「私のいとしいお父さま」
 トスティ 「理想の人」
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「優しい乙女よ」
▼ご予約・お問合せはこちら
レストラン タテル ヨシノ 銀座 TEL 03-3563-1511
10月22日(土)タテルヨシノ銀座8周年記念 「オペラ ガラ ディナー」|オンライン予約 - レストラン タテル ヨシノ 銀座

▼10月15日(土) いよいよチケット一般発売開始!
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
現在二期会オペラ愛好会先行予約期間中!一般のお客様もお申し込みと同時に愛好会ご入会可!
詳しくは、二期会チケットセンター(TEL.03-3796-1831)までお気軽にどうぞ。

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「二期会サロンコンサート」~2016-2017シーズン
4回目は1月12日、新春の慶び ~ヨーロピアンな風と共に~

「二期会サロンコンサート」通算188回を数える、2016-2017シーズンの第4回目は来年1月12日(木)。新しい年を迎えた表参道の並木道が、新春の慶びと共に華やかに飾られている様子が目に浮かびます。
さて今回の出演は、二期会オペラスタジオ(現・二期会オペラ研修所)では同期で学んだ二人のソプラノ、大川 繭と冨田真理。これまで共に数多くの演奏会でキャリアを積んできたその確かな実力で、出演オーディションにおいても、とても息の合った美しいアンサンブルを聴かせました。
コンサートでは、その美しいアンサンブルをお楽しみいただける オペラや歌曲の二重唱をプログラムのメインに、“ヨーロピアンな風”をお届けします。
アットホームな空間の中で贅沢で優雅なひとときを、どうぞお楽しみください。

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ソプラノ
大川 繭
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ソプラノ
冨田真理

チケットは10月12日(水)より販売開始!
今回も売り切れ必至です。どうぞお早目にお求めください。
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.188 新春の慶び ~ヨーロピアンな風と共に~

日時:2017年1月12日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:大川 繭(ソプラノ)、冨田真理(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
予定演奏曲:
 フォーレ 「タランテラ」(二重唱)
 デュパルク 「悲しき歌」
 プーランク 「歌の調べ」
 サティ 「エンパイヤ劇場の歌姫」
 マイヤベーア オペラ『ディノーラ』より 「影の歌」
 ドリーブ オペラ『ラクメ』より 「花の二重唱」
                           ほか
▼コンサート詳細・チケット情報はこちらから
Vol.188 新春の慶び ~ヨーロピアンな風と共に~ | 二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン - 東京二期会

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ月曜フレッシュコンサート」~10/17(月)はソプラノ金杉瞳子&バリトン宮城島 康

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は10月17日(月)。ソプラノ金杉瞳子とバリトン宮城島 康がフレッシュな歌声を披露します!
コンサートを前に二人にインタビューを行いました。

201610_kanasugi_touko.jpg ソプラノ
金杉瞳子(かなすぎ とうこ)

― 自己紹介をお願いします。
東京都出身です。幼い頃から歌うことが大好きでした。ヴァイオリンとピアノを習っていたこともあり、気付けばいつも音楽は身近な存在に。それに加えてお芝居、ミュージカル、映画など昔から両親に連れられてよく観に行っていたので、オペラと出会ってすぐその世界に夢中になったことは私にとってすごく自然なことでした。
私はソプラノの中でも軽めの声ですが、日本人では一番多い声種と言われています。そんな中で、ずっと聴いていたい、また聴きたい!と感じて頂けるような歌声を、恵まれた体格を活かして響かせられるよう常に心掛けています。
― プログラムについてコメントをお願いします。
今回共演させて頂く宮城島さんは同じ大学院の先輩ということもあり、大変光栄ですしご縁を感じます。プログラムも全てが勝負曲と言えるくらい、濃い目で聴きごたえのある内容です。もちろん美味しいお食事とお酒にピッタリだと思います♫様々なオペラの中に現れる“愛”の数々をソプラノとバリトンのハーモニーにのせて皆様にお届け出来ることが今からとても楽しみです。

201610_miyagishima_kou.jpg バリトン
宮城島 康(みやぎしま こう)

― 出身は?
宮城県の県北。栗原市の出身です。
― 音楽、歌との出会い、声楽家になろうとしたきっかけをお願いします。
小学校時代に金管バンドに入ったことが大きな転機になったと思います。チューバを吹いていたのですが、重いし4分音符しかないし正直つまらないなーと思っていたのですが曲を合奏したときのパズルが合うような感動を得て、そのまま中学高校と吹奏楽部でチューバを吹いていました。大学進学を考えたときに声楽が必要だったので、いったんそこで楽器をやめ音楽教師になるべく大学に入ったのですが...師匠や友人からの「いい声だね」に見事に乗せられ、歌が大好きになってしまいました(笑) 全ては出会いにあったと思います。
― レパートリーや声種について。
声種はバリトンです。半分テノールの血があるともっぱらの噂ですが、名バリトンはテノールの声帯も持っている!のでいいことなのです。丸く軽い声なのでセビリアの理髪師、ドイツリート、最近はロシア語に手を出しました。近々フランスものにも手を出したいと思ってます。
― 未来について:目標、目的、夢などをお願いします。
舞台はたくさんのチャンスがあると思ってます。音楽の勉強だけではなく、人との繋がり、そして自分と向き合い戦う。たくさんの支えの中で歌えることへの感謝を忘れずに、一つずつ自分の音楽を詰み上げていこうと思います。今後もさまざまな曲や舞台にチャレンジしてどんな曲でも役でも当たり!って言われるのを目標に日々精進していきます。
― 今回のプログラムについてお聞かせ下さい。まずご共演者の金杉さんについてお願いします。
金杉さんは大学、大学院の後輩です。今回がソリストとして初共演になります。国立音楽大学は毎年100人近くの声楽生徒が入るのでなかなか一緒に演奏会に乗ることがありません。なので今回が非常に楽しみです!
― 聴きどころは?
アモーレというのは愛、大切な人と言う意味で時事ネタから拝借したのですが・・・日本歌曲からオペラオペレッタまで盛りだくさんです。さまざまな形に変化するアモーレをお届けします!

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
アモーレ!~歌声にのせて~

日時:2016年10月17日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:金杉瞳子(ソプラノ)、宮城島 康(バリトン)、松原裕子(ピアノ)
演奏予定曲:
 レハール 『メリー・ウィドウ』より 「そこで僕はマキシムに」
 モーツァルト 『後宮からの逃走』より 「どんな責め苦はあろうとも」
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』より 「なんという愛!」
 レハール 『メリー・ウィドウ』より 「唇は語らずとも」
                     ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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10/12(水)メータ指揮 ウィーン・フィル「第九」公演にテノール福井 敬が出演!
〜ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン JAPAN 2016~

開館30周年を迎えたサントリーホール。この秋豪華なラインナップが並びますが、その大きな目玉はズービン・メータ指揮のウィーン・フィルの来日公演です。
特に30回目の、まさに開場記念日の10月12日に開催される公演では、ベートーヴェンの第九交響曲が演奏され、テノール・ソロに福井 敬が出演いたします。
201606_fukui_kei.jpg 福井 敬
長年にわたりウィーン・フィルとの親密な関係を築いてきたサントリーホールにおいて、今年80歳になるマエストロ、ズービン・メータの指揮で第九を歌うというのは、なんとも名誉あることです。過去に福井とマエストロとの繋がりは、震災の年に話題を呼んだ、N響とのチャリティーコンサートでの第九(2011年4月10日 東京文化会館)があります。
あの時の感動と、あの日を忘れない、という様々な思いが重なる公演となるでしょう。
■■■ 公演情報 ■■■
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン JAPAN 2016
大和証券グループ Presents
ズービン・メータ指揮 ウィーン・フィル管弦楽団

日時:2016年10月12日(水) 19:00開演
   <開館記念日コンサート>
会場:サントリーホール 大ホール
曲目・出演:
  ・モーツァルト 交響曲第36番 ハ長調 K425「リンツ」
  ・ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 op.125「合唱付」
      ソプラノ:吉田珠代
      メゾソプラノ:藤村実穂
      テノール:福井 敬
      バス:フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ
      合唱:サントリーホール30周年記念合唱団)
  ※チケットは全席完売です
▼公演詳細・お問合せはこちら
(10/12)ズービン・メータ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 公演スケジュール - サントリーホール
▼福井 敬へのインタビュー記事もご覧ください
テノール福井 敬、今秋ウィーン・フィル「第九」に出演。指揮者のズービン・メータとは3度目の共演。 - 2016/6/18 - オペラの散歩道(二期会blog)
      *     *     *
<福井 敬 今後の主なコンサート出演予定>
▼2016年11月5日(土)14:00 浜離宮朝日ホール
福井 敬 スペシャルリサイタル ~ 福井 敬.net
▼2016年11月6日(日)15:00 ギャラクシティ西新井文化ホール
フレッシュ名曲コンサート2016 梅田俊明×東京フィルハーモニー交響楽団 - ギャラクシティ
▼2016年12月4日(日)14:30 東京芸術劇場コンサートホール
東京フロイデ合唱団「第九演奏会」
▼2016年12月6日(火)13:30 浜離宮朝日ホール
【浜離宮アフタヌーンコンサート】福井敬×横山幸雄 松本隆・訳詞による シューベルト「美しき水車小屋の娘」 - 浜離宮朝日ホール
▼2016年12月10日(土)・11日(日) 両日14:00 札幌コンサートホールKitara
札響の第九 - 札幌交響楽団
     *     *     *
▼福井 敬ファンサイト
福井 敬.net

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ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金 「こどもたちのためのコンサート」特別公演
~岩手・宮城・福島のこどもたちとウィーン・フィルメンバーによる夢の共演~

「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」では、2012年からウィーン・フィルハーモニー管弦楽団メンバーが継続的に東日本大震災の被災地を訪れ、こどもたちとその家族のためのコンサートを開催するとともに、次世代の音楽愛好者と演奏者育成のための音楽指導に取り組んできました。
本年10月、その5年にわたる活動の集大成として、「こどもたちのためのコンサート」がサントリーホールで開催されます。福島県郡山市内の中高生による合同オーケストラ・合唱団と、ウィーン・フィルメンバー、そして二期会のソリスト達が、山田和樹さんのタクトのもと愛に満ちた演奏を披露いたします!

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ソプラノ
安井陽子
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アルト
加納悦子
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テノール
小原啓楼
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バリトン
大沼 徹

■■■ 公演情報 ■■■
ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金
「こどもたちのためのコンサート」特別公演
~岩手・宮城・福島のこどもたちとウィーン・フィルメンバーによる夢の共演~

日時:2016年10月16日(日) 14:00開演(13:20開場)
会場:サントリーホール大ホール
料金:無料・要申込(ただし、ご応募はすでに締め切られております)
出演:
 指揮 山田和樹、平川範幸
 ソリスト 安井陽子(ソプラノ)、加納悦子(アルト)、小原啓楼(テノール)、大沼 徹(バリトン)
 管弦楽&合唱
    岩手県立宮古高等学校吹奏楽部
    福島県郡山市内中高生合同オーケストラ&合唱団
    仙台ジュニアオーケストラ
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団メンバー
曲目:
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」から第4楽章
 シベリウス:交響詩「フィンランディア」作品26 ほか
▼公演詳細ページはこちら
ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金 「こどもたちのためのコンサート」特別公演~岩手・宮城・福島のこどもたちとウィーン・フィルメンバーによる夢の共演~ 公演スケジュール - サントリーホール
▼ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金の活動の詳細はこちら
ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金 - サントリー芸術財団

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【キャスト出演情報】『ナクソス島のアリアドネ』タイトルロール:ソプラノ林 正子
10/2(日)R.シュトラウス協会特別演奏会&10/19(水)みなとみらい・マチネに出演

『トリスタンとイゾルデ』に続くライプツィヒ歌劇場提携公演第2弾は、R.シュトラウスの名作『ナクソス島のアリアドネ』。11月23日(水・祝)より日生劇場にて上演いたします。
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 ライプツィヒ歌劇場でのプレミエ公演より
今年は、本作品のウィーンでの第2版初演からちょうど100年。記念すべき年に、指揮シモーネ・ヤング、演出カロリーネ・グルーバーを迎えてお贈りします。指揮、演出ともに女性となるオペラ公演は、二期会史上初です。

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シモーネ・ヤング  
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カロリーネ・グル―バー

舞台の上でも、女性歌手の活躍が際立つ作品。メゾソプラノ演じる作曲家のリリックなモノローグ、コロラトゥーラの代表役のひとつツェルビネッタの超絶技巧、そしてラストの、リリック・ソプラノによるアリアドネの、バッカスとの情熱的な愛の二重唱…それぞれの主役にすばらしい歌が用意されていて、聴きどころ満載のオペラなのです!

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ソプラノ 林 正子
今日は『アリアドネ』のキャストから、タイトルロールで出演するソプラノ林 正子(11/23・26)が、本公演に先立ってR.シュトラウスに向き合うステージをご紹介します。

◆ひとつは、10月2日(日)18時30分、東京ドイツ文化センター内ホールでの日本リヒャルト・シュトラウス協会の第168回例会が、「林 正子特別演奏会」として催されます。
林は、シュトラウス初期の『8つの詩』と晩年の『4つの最後の歌』を演奏予定。一般の方も2,000円でご入場可能です。(学生1,000円 さらにお得なキャンペーンもあるそうです)。
■■■ 公演情報 ■■■
日本リヒャルト・シュトラウス協会
第168回例会 特別演奏会

日時:2016年10月2日(日) 18:30開演
   (18:10より会員総会あり)
会場:東京ドイツ文化会館内 OAGホール(青山一丁目)
料金:日本リヒャルト・シュトラウス協会会員 1,000円
   一般 2,000円、学生 1,000円
出演:林 正子(ソプラノ)、井出徳彦(ピアノ)
▼日本リヒャルト・シュトラウス協会 第168回例会特別演奏会 詳細はこちら
第168回例会 特別演奏会のお知らせ
●お申込・お問合せは
日本リヒャルトシュトラウス協会
TEL 03-3582-1266(平日13時~17時・不定休)
メールで問合せ

◆そしてもうひとつが、10月19日(水)、横浜みなとみらいホール小ホールでの「みなとみらい クラシック・マチネ~名手と楽しむヨコハマの午後~」に出演。
12時10分からの第1部と、14時30分からの第2部で構成されており、それぞれ「出発点」、「到達点」というテーマが付けられています。歌曲だけでなく、昨年演じた『ダナエの愛』からのモノローグも演奏予定とか。各部の入場料は1,000円で、両方セットで聴ける1日券1,800円という嬉しい価格ですが、すでに第1部は予定販売数が終了しているそうです。第2部にお急ぎください!
■■■ 公演情報 ■■■
みなとみらいクラシック・マチネ
林正子(ソプラノ)
~R.シュトラウス(1864~1949)創作の出発点と到達点~

日時:2016年10月19日(水)
   第1部 12:10開演(11:30開場)=予定販売数終了
   第2部 14:30開演(13:50開場)=発売中
   ※各部別プログラム・入れ替え制
会場:横浜みなとみらいホール 小ホール
料金:全席指定 各部1,000円
出演:林 正子(ソプラノ)、石野真穂(ピアノ)
▼みなとみらいクラシック・マチネ~林 正子 詳細はこちら
林正子(ソプラノ) ~R.シュトラウス(1864~1949)創作の出発点と到達点~ - 横浜みなとみらいホール
●ご予約・お問合せは
横浜みなとみらいホールチケットセンター
TEL 045-682-2000(10:00~18:00)
      *     *     *
2010年『サロメ』、昨年の『ダナエの愛』に続いての主演。今や二期会のシュトラウス・オペラ公演に欠かせないソプラノとなった林 正子を、この10月からどうぞご堪能ください!

▼林 正子の出演は23日と26日!『ナクソス島のアリアドネ』公演情報はこちら
2016年11月公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
 11月23日(水・祝)17:00、24日(木)14:00、26日(土)14:00、27日(日)14:00/日生劇場
▼『ナクソス島のアリアドネ』チケットのお求めはこちら
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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演奏予定曲が全て決定!10/8(土)二期会オペラ講座 第39回 『トスカ』~力強き女性の系譜~

お馴染み、青島広志氏の軽妙なトークと、実力派歌手の出演で毎回好評いただいている「二期会オペラ講座」。
このたび当日演奏予定の曲目全てが決定しましたので、ブログ読者の皆様にいち早くお知らせいたします!
東京二期会が2017年2月に上演予定のプッチーニ『トスカ』から、有名シーンをたっぷりとお聴きいただき、そのほかの様々なオペラ作品も青島氏の軽妙なトークと二期会歌手の演奏で俯瞰しながら、お届けいたします。
出演は11月『ナクソス島のアリアドネ』に出演のソプラノ田崎尚美、2月『トスカ』に出演のテノール城 宏憲とバリトン増原英也。皆、若手ながら着々と大きな舞台で成果を上げ続けており、今後ますますの活躍が期待される歌手陣です。
これを見ればあなたもオペラ通!是非お誘い合わせの上、ご来場ください。

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ講座(通算第39回)
ブルーアイランド音楽辞典『大作曲家による究極のオペラ縦断』シリーズ(20)
『トスカ』~力強き女性の系譜~

日時:2016年10月8日(土) 19:00開演(18:30開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール
参加費:(全自由席)
 一般¥3,000、学生¥1,000
 (二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:
 青島広志(お話しとピアノ)
 田崎尚美(ソプラノ)、城 宏憲(テノール)、増原英也(バリトン)
演奏予定全曲目
 プッチーニ作曲『トスカ』より
  ・”妙なる調和”(城)
  ・”私たちの可愛い家に行きたくないの?”[愛の二重唱](田崎&城)
  ・”行け、トスカ”(増原)
  ・”彼を助けて!”(田崎&増原)
  ・”歌に生き、愛に生き”(田崎)
  ・”星は光りぬ”(城)
 プッチーニ作曲『ラ・ボエーム』より
  ・”ミミ、君はもう戻ってこない ”(城&増原)
 チレア作曲『アドリアーナ・ルクブルール』より
  ・”私は神のいやしいしもべです”(田崎)
 ベートーヴェン作曲『フィデリオ』より
  ・”悪人よ、どこへ急ぐ?”(田崎)
 ヴェルディ作曲『オテロ』より
  ・”クレド”[ヤーゴの信条](増原)
▼チケットのお求めはこちら
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831

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▲田崎尚美 東京二期会2012年9月 R.ワーグナー『パルジファル』クンドリ役(撮影:三枝近志)
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▲城 宏憲 東京二期会2016年2月 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ役 (撮影:三枝近志)
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▲増原英也 G.ヴェルディ『リゴレット』タイトルロール(写真中央、イタリア・ミラノにて)
ご来場お待ちしております!

▼2月『トスカ』の本公演情報はこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2月15日(水)18:30、16日(木)14:00、18日(土)14:00、19日(日)14:00/東京文化会館大ホール
 9月24日(土)より愛好会先行予約が始まりました。良い席お早目に!
 チケット予約と同時に二期会オペラ愛好会へのご入会可能(電話受付のみ)です。
 一般発売は10月15日(土)受付開始です。
▼『トスカ』チケットのお求めはこちら
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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「第93回二期会オペラ研修所コンサート」まもなくチケット発売
~予定プログラム全曲発表!

北とぴあ さくらホールで毎年開催している「二期会オペラ研修所コンサート」。
今年の開催は例年より早めの11月17日(木)。二期会オペラ研修所在籍の研修生、全156名の中から選抜された20名が、日々の研鑚の成果をご披露いたします。
このたび、9月29日(木)のチケット一般発売日を目前に、予定プログラム全曲が決定しました!

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
北とぴあ国際音楽祭2016 関連公演
第93回二期会オペラ研修所コンサート
日時:2016年11月17日(木) 18:00開場/18:30開演
会場:北とぴあ さくらホール
    ・JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分
    ・地下鉄南北線王子駅5番出口前
料金:全席指定 A席3,000円 B席2,000円
    (チケット一般発売 9月29日(木))

出演者と予定プログラム:
<第1部>
1. ドニゼッティ作曲 『ドン・パスクァーレ』より 「準備は出来たわ」
  ノリーナ:小松原明紀(ソプラノ)、マラテスタ:寺西一真(バリトン)※
2. ドニゼッティ作曲 『アンナ・ボレーナ』より 「私の生まれたあのお城」
  吉田愼知子(ソプラノ)
3. マスネ作曲 『タイス』より 「私がどれほど綺麗か、教えてちょうだい」
  田浦彩夏(ソプラノ)
4. ビゼー作曲 『カルメン』より 「母の話をしておくれ」
  ミカエラ:川田桜香(ソプラノ)、ドン・ホセ:相山潤平(テノール)
5. モーツァルト作曲 『イドメネオ』より 「オレステスとアイアスの」
  矢野敦子(ソプラノ)
6. ドニゼッティ作曲 『シャモニーのリンダ』より 「この心の光」
  村山 舞(ソプラノ)
7. プッチーニ作曲 『蝶々夫人』より 「花の二重唱」
  蝶々夫人:内田稚菜(ソプラノ)、スズキ:花房英里子(メゾソプラノ)
8. ロッシーニ作曲 『チェネレントラ』より 「哀しみと涙のうちに生まれ」
  中川香里(メゾソプラノ)
9. ヴェルディ作曲 『リゴレット』より 「美しい、愛らしい乙女よ」
  ジルダ:斉藤真歩(ソプラノ)、リゴレット:的場正剛(バリトン)、
  マッダレーナ:郷家暁子(メゾソプラノ)、マントヴァ公爵:市川浩平(テノール)
<第2部>
10. ドリーブ作曲 『ラクメ』より 「おいで、マリカ(花の二重唱)」
  ラクメ:緒方麻紀(ソプラノ)、マリカ:花房英里子(メゾソプラノ)
11. オッフェンバック作曲 『ホフマン物語』より 「輝けダイアモンドよ」
  金子慧一(バス)
12. マスネ作曲 『マノン』より 「私が女王のように街を歩くと」
  髙品綾野(ソプラノ)
13. ヴェルディ作曲 『椿姫』より 「幸せなある日」
  ヴィオレッタ:西口彰子(ソプラノ)、アルフレード:澤原行正(テノール)
14. モーツァルト作曲 『魔笛』より 「なんと美しい絵姿」
  市川浩平(テノール)
15. ドヴォルザーク作曲 『ルサルカ』より 「月に寄せる歌」
  斉藤真歩(ソプラノ)
16. ベッリーニ作曲 『清教徒』より 「ああ、永遠に君を失ってしまった」
  的場正剛(バリトン)
17. ベルリオーズ作曲 『ファウストの劫罰』より 「愛の激しい炎は」
  郷家暁子(メゾソプラノ)
ピアノ:山口佳代
現在研修所において、第3年次のマスタークラスはオペレッタ作品、第2年次の本科はベルカント作品、第1年次の予科はモーツァルトの作品に取り組んでおり、授業後も、積極的に講師に質問する研修生の姿が多く見られます。
プロのオペラ歌手を目指して、日々研鑽を積んでいる若き歌手たち。ぜひこの機会にお聴きください!
▼コンサート概要ページはこちら
第93回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会
▼チケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

※ 出演者変更のお知らせ (10/7(金)追記)
当初出演を予定しておりました バリトン佐藤健太 は、都合により出演が不可能となりました。 かわりまして バリトン寺西一真 が出演いたします。何卒ご了承ください。なお、出演者の変更による曲目の変更はございません。

▼北とぴあ国際音楽祭(2016年10月28日(金)~11月27日(日))の情報はこちら
北とぴあ国際音楽祭2016|イベント情報 - 公益財団法人 北区文化振興財団
*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)。
*未就学児のご入場はお断り申し上げます。
*やむを得ぬ事情により、出演者・演奏内容等が変更になる場合がございますので予めご了承ください。

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幸田浩子、嘉目真木子、成田博之が出演!~仙台クラシックフェスティバル「せんくら2016」がいよいよ開幕!

「誰でも気軽に楽しめる音楽フェスティバル」として2006年に始まり、今年11回目を迎える仙台クラシックフェスティバル“せんくら”。
今年、二期会からの出演アーティストは、昨年に続き出演するバリトン成田博之に加え、ソプラノ幸田浩子、嘉目真木子が初登場!9月30日(金)~10月2日(日)の3日間、仙台の各所で素敵な歌声をお届します。
こちらにアーティストごとに出演公演をご紹介いたします。
(【数字】は公演番号)

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ソプラノ
幸田浩子
幸田浩子 - せんくらブログ

◆出演公演
【1】9月30日(金) 11:00~12:00
日立システムズホール仙台コンサートホール
豪華メンバー!せんくら2016開幕宣言!オープニング・ガラ・コンサート
【20】9月30日(金) 17:00~17:45
イズミティ21小ホール
幸田浩子ソプラノ名曲リサイタル~類まれな美声と豊かな表現力!
【23】10月1日(土) 13:15~14:15
日立システムズホール仙台コンサートホール
華麗なる歌ガラコンサート~スター歌手による『うたの祭典』!イタリア名曲アリアを中心に
【31】10月1日(土) 17:45~18:30
日立システムズホール仙台シアターホール
せんくら初登場!幸田浩子の『麗しき日本の歌』リサイタル

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ソプラノ
嘉目真木子
嘉目真木子 - せんくらブログ

◆出演公演
【16】9月30日(金) 13:30~14:15
太白区文化センター展示ホール
嘉目真木子ソプラノ名曲リサイタル“人恋しさつのる秋に贈る「恋の歌」”
【23】10月1日(土) 13:15~14:15
日立システムズホール仙台コンサートホール
華麗なる歌ガラコンサート~スター歌手による『うたの祭典』!イタリア名曲アリアを中心に
【87】10月2日(日) 19:45~20:45
イズミティ21大ホール
仙台出身、吉岡知広のサン=サーンス&「第九」「威風堂々」で締めくくる、感動のグランド・フィナーレ!

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バリトン
成田博之
成田博之 - せんくらブログ

◆出演公演
【23】10月1日(土) 13:15~14:15
日立システムズホール仙台コンサートホール
華麗なる歌ガラコンサート~スター歌手による『うたの祭典』!イタリア名曲アリアを中心に
【85】10月2日(日) 14:45~15:45
イズミティ21大ホール
「スーパー・ガラ・コンサート」~麗しの貴公子、ここに集結!
【87】10月2日(日) 19:45~20:45
イズミティ21大ホール
仙台出身、吉岡知広のサン=サーンス&「第九」「威風堂々」で締めくくる、感動のグランド・フィナーレ!

すでにチケット売切れの公演も続出しています!ご希望の公演はどうぞお早めに。
秋本番の仙台。お出かけするには最高の季節となりました。この機会に「せんくら」の素晴らしい音楽と、味覚、風土を存分に味わってはいかがでしょう!
▼チケット情報、会場アクセスなど詳しい情報は公式サイトをご覧ください
せんくら|仙台クラシックフェスティバル|2016

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「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」~Hakuju Hall
今年度のシリーズがまもなくスタート!

この春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズ Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」。
今年度の第一弾は、9月29日(木)。ソプラノ山田 麗、メゾソプラノ和田朝妃が出演します。ピアノは藤川志保。

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ソプラノ
山田 麗
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メゾソプラノ
和田朝妃
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ピアノ
藤川志保

山田、和田の二人より、コンサートへ向けた意気込みが届きました。
■山田 麗
「今回はこのような機会を頂き、ありがとうございます。二期会では本科からの2年間、歌は勿論、演技力や表現力を沢山学ばせていただきました。今回の演奏会ではその成果を生かし、それぞれのキャラクターの喜怒哀楽を表現したいと思っています。」
■和田朝妃
「ソプラノとメゾソプラノ、キャラクターの異なる2つの声種を聴いて頂き、それぞれの違った声の魅力に気づいて頂けたらなと思っております。ぜひ最後までお楽しみください!」
      *     *     *
和田は、第59期マスタークラス修了時に最優秀賞、川崎靜子賞を受賞。本年7月の東京二期会『フィガロの結婚』では、ケルビーノ役のアンダースタディ及び合唱出演で参加しました。今月23日の「二期会新進声楽家の夕べ」(東京文化会館小ホール)にも出演します。
山田は、本科から二期会オペラ研修所で学び、修了試演会は、ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』タイトルロールを演じました。軽やかな高音と、明るく伸びやかな音楽性が魅力のソプラノ。
さわやかな新涼の朝、ぜひ二人の瑞々しい声をお聴きください!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会のきらめく新星、ときめきのデビューコンサート!
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第10回>
日時:2016年9月29日(木) 11:00開演(10:30開場)  ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (白寿ホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:山田 麗(ソプラノ)、和田朝妃(メゾソプラノ)、藤川志保(ピアノ)
予定プログラム:
 W.A.モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より “ああ 妹よ、見てごらん”(二重唱)
 デラックァ 「ヴィラネル」(山田)
 平井康三郎 「うぬぼれ鏡」(山田)
 ラフマニノフ 「泣くな、美しい人よ」(和田)
 ラフマニノフ 「春の流れ」(和田)
 ヴェルディ 『リゴレット』より“慕わしい人の名は”(山田)
 ドニゼッティ 『ラ・ファヴォリータ』より“ああ 私のフェルナンド”(和田)
 バーンスタイン 『キャンディード』より“きらびやかに着飾って”(山田)
 ビゼー 『カルメン』より “ハバネラ”(和田)
主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール
▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)

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新人歌手が一堂に!9/23(金)「二期会新進声楽家の夕べ」公演迫る!

毎年恒例「二期会新進声楽家の夕べ」。
今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した期待の新入会員20名が、お披露目の場ともなる一夜限りのコンサートに出演致します!
この同期生20人で出演する機会は、きっと最初で最後となるこのコンサート。毎年楽しみにされている方も多くいらっしゃいます。出演者達も最終のピアノ合わせを順調に終え、気合も十分!
そんな中、今回は出演者代表として、ソプラノの安齋里江と渡邊仁美より、コンサート前の意気込みを伺うことができました!この二人はソロだけではなくアンサンブルでも歌声を披露致します!
      *     *     *

201609_anzai_rie.jpg 今年も少しずつ秋の気配が感じられ、「二期会新進声楽家の夕べ」が近づいて参りました。
研修所を卒業してから約半年が過ぎ、研修所で週2回必ず会っていた仲間とも離れ、それぞれがコレだと思う音楽を目指し、日々頑張っています。当日も1人1曲ですので、想いがつまった一曲入魂の演奏がお聞かせできるかと思います。
声楽家としてのスタートラインに立ったばかりの私達ですが、応援に来て頂けるととても嬉しいです!
                    ――ソプラノ 安齋里江
201609_watanabe_hitomi.jpg 今年3月に二期会オペラ研修所を修了した私たち第59期生は、二期会新会員として、このコンサートに出演させていただきます。
素晴らしい機会を与えていただいたことに感謝するとともに、新しい道の始まりに身の引き締まる思いです。
研修生として学ばせていただいた日々の集大成として、個性溢れる20名の新人がそれぞれ渾身の演奏をいたします。
音楽との出会いはいつも刺激的で、私に感動を与えてくれます。お客様と、感動の時間を共有させていただくことができましたら幸いです。ご来場を心よりお待ちしております。
                    ――ソプラノ 渡邊仁美

      *     *     *

■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第59期修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家の夕べ
日時:2016年9月23日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口より徒歩1分)
料金:全席自由 3,000円

出演者と予定プログラム:
<第1部>
藤木みわ ソプラノ  ドニゼッティ 『連隊の娘』より “フランス万歳”
櫻井智美 ソプラノ  ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より “香炉はくゆり”(狂乱の場)
小山晃平 バリトン  ヴェルディ 『マクベス』より “裏切り者め!憐れみも誉も愛も”
中澤里菜 ソプラノ  オッフェンバック 『ホフマン物語』より “生け垣に小鳥たちが”
佐藤菜穂 ソプラノ  カタラーニ 『ラ・ワリー』より “さようなら、ふるさとの家よ”
真野綾子 ソプラノ  ヴェルディ 『椿姫』より “ああ、そはかの人か ~ 花から花へ”
齋藤由香利 ソプラノ ウェーバー 『魔弾の射手』より “亡きおばの見た夢”
高橋希絵 ソプラノ  コルンゴルト 『死の都』より “私に残された幸せ”(マリエッタの歌)
舟橋千尋 ソプラノ  ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より “静かな夜は”
佐竹仁美 ソプラノ  ベッリーニ 『清教徒』より “あなたの優しい声が”
渡邊仁美 ソプラノ・宮城島 康 バリトン
             ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より 二重唱“よいか?夜が明けたら”
<第2部>
安齋里江 ソプラノ・黒田詩織 ソプラノ・和田朝妃 メゾソプラノ
             R.シュトラウス 『ばらの騎士』より 三重唱“マリー・テレーズ!”
金杉瞳子 ソプラノ  ロッシーニ 『セミラーミデ』より “麗しい光が”
推屋 瞳 ソプラノ   バーンスタイン 『キャンディード』より “きらびやかに着飾って”
今井実希 ソプラノ  シャルパンティエ 『ルイーズ』より “その日から”
宮城島 康 バリトン  チャイコフスキー 『スペードの女王』より “私は貴方を愛しています”
中道友香 ソプラノ  レハール 『ロシアの皇太子』より “いつかきっと愛する人が”
佐々木麻子 ソプラノ トマ 『ミニョン』より “私はティターニア”
黒田詩織 ソプラノ  ビゼー 『カルメン』より “不安にさせるものなどない”
安齋里江 ソプラノ  ベッリーニ 『夢遊病の女』より “ようこそ皆さん 私にとって今日という日は”
渡邊仁美 ソプラノ  R.シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』より “すべてのものが清らかな国がある”
和田朝妃 メゾソプラノ チレア 『アドリアーナ・ルクヴルール』より “苦い悦び”
▼ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (10:00~18:00/土曜は15:00まで/日祝休業)
▼公演情報ページはこちら
二期会新進声楽家の夕べ(2016/9/23)|コンサートラインアップ - 東京二期会

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ月曜フレッシュコンサート」9/26(月)はメゾソプラノの饗宴!表 亜由美&辰巳陽子

3シーズン目を迎えた、期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は9月26日(月)。表 亜由美&辰巳陽子の〈メゾソプラノ〉同士という珍しい共演で、フレッシュな歌声をご披露します!
コンサートを前に、二人からメッセージが届きましたのでご紹介いたします。

―― 自己紹介 ――
201609_omote_ayumi.jpg 表 亜由美
長崎県出身です。海と山に囲まれた街で育ちました。中学生の時に歌と出会い、気付けば音楽コースのある高校へ、そして本格的に東京の音大へ進学しました。上京して生まれて初めてオペラを観て感激して自分も舞台に立ちたいと強く思うようになりました。
学生時代、とにかく人より上手歌う事しか考えていなかった私に恩師から「音楽は人と競うのではなく、自分と競うものよ」と言われた事で、自分の音楽と真摯に向き合うことが大切だと気付かされました。
今後もどんどん新しいことに挑戦し色々な経験を積み、素敵な歌が歌える歌手になりたいです。そしてたくさんの方に聞いて頂きたいです。
201609_tatsumi_youko.jpg 辰巳陽子
大阪府豊中市出身。粉物をおかずに、ご飯をいただく。お好み焼き定食大好きです。
歌う事が好きになったきっかけは小学校の音楽の授業でした。ある日大きな声で歌ってみるととっても気持ちがよく、爽快だったことを覚えています。そして小さい頃からクラシックバレエを習っていたので、舞台の上で音楽に乗せ、お芝居をすることも大好きでした。ですので大学で歌を勉強しだすと自然とオペラの魅力にはまっていきました。
演じている登場人物が舞台の上で生きている、そんなオペラ歌手になりたいです!

―― コンサートの注目どころ ――
今回はメゾソプラノ二人で歌わせていただきます。メゾソプラノ二人だけのコンサートはなかなかありません。これだけでも必見です!
一部はドイツ語、フランス語、日本語の歌曲を秋風たっぷりにご堪能ください。
二部ではガラリと変わりオペラが満載です。人間味溢れるメゾの響きと、ピアニスト高田恵子さんの素晴らしい音楽を楽しんでいただければと思います。
皆様にお会いできること楽しみにしております!

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
魅惑のAutumn Night ~メゾソプラノの饗宴~

日時:2016年9月26日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:表 亜由美(メゾソプラノ)、辰巳陽子(メゾソプラノ)、高田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ビゼー 『カルメン』より 「ハバネラ」
 ブラームス 「永遠の愛」
 木下牧子 「寂しいカシの木」
                     ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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東京二期会9月公演ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』開幕レポート!
<公演は9月18日(日)まで開催>

9月10日(土)、11日(日)、R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』二期会初演が東京文化会館大ホールで開幕致しました!
二期会創立以来64年、ついにこのワーグナーの不朽の名作をお客様にお届けすることができました。多くのお客様のご来場、誠にありがとうございます。
本公演は、残すところ17日(土)、18日(日)の2公演となりました。こちらに初日、2日目の舞台をご紹介します。
★…9/10(レジスター、横山組)/☆…9/11(福井、池田組)
撮影:三枝近志 (写真をクリックすると拡大表示でご覧いただけます)

【第1幕】 アイルランドからコーンウォールへむかう海の上

アイルランド王女イゾルデ(池田香織:左)をコーンウォール王マルケの妃に迎えるため、船を進める英雄トリスタン(福井 敬)。二人の胸の内には、すでに秘められた想いが。

かつてイゾルデの婚約者を倒したトリスタンの英雄伝を語る忠臣クルヴェナール(友清 崇:左から2人目)。

物語の最初のカギを握るブランゲーネ(加納悦子:左)。イゾルデの侍女。死の薬を所望するイゾルデ(横山恵子:中央)に渡したのは、愛の薬。

愛の薬によって心の鍵が開かれたトリスタン(ブライアン・レジスター:左)とイゾルデ。船はまもなくコーンウォールの港に。
【第2幕】  

マルケ王の妃となったイゾルデ。主人が夜狩に出かけているうちにトリスタンが来るのを待つ。「これは罠です!」と警告するブランゲーネ(山下牧子:右)に対しても…

トリスタンとイゾルデによる名曲〈愛の二重唱〉
「降りよ、愛の夜よ…」
見張り塔の上から「お気をつけください、まもなく夜が明けてしまいます!」とブランゲーネ。その警句も、二人にとっては安らかな子守唄のように。

マルケ王(清水那由太:左から2人目)の突然の帰還。すべては王の忠臣メロート(今尾 滋:左奥)により仕組まれていた罠でした。
王の嘆きのモノローグ。トリスタンを信じイゾルデを妃に迎えた経緯を語ります。「トリスタンよ、お前の忠誠はどこへ?私は心に深い傷を負った」

嘆くマルケ王(小鉄和広:右奥)に、「あなたにはわからない」とトリスタン。ここで、かつての英雄は、自分が母の死と引きかえに生まれたことを語りはじめ、出生から闇こそが真実であったことを伺わせます。

そして、衝撃の幕切れへ――

【第3幕】  

トリスタンの故郷カレオールの城

深手を負い瀕死のトリスタン。彼が目覚めると、家来のクルヴェナール(大沼 徹:左)が励まします。「ここはあなたの故郷です。平和で安全な!牧童は今もあなたの羊を飼っていますよ。領民たちはこの城を、この領地を守ってきたのです!」(しかし、牧童はすでに年を増し、城内は何もかもが荒れ果てています)

トリスタンの最期のモノローグ。父を喪った過去。戦いが宿命づけられ「英雄」としてでなければ命をつなぎとめることができなかったトリスタン。その「栄光」の人生にあらわれたのがイゾルデでした。
イゾルデの船がカレオールに到着します。再会の期待に、湧き上がる気力とともにトリスタンの肉体から流れ出る血が生気を失わせて…

悔恨のマルケ王。「妄想が苦しみの山を築いてしまった」

自分の仕業のすべてを王に話したブランゲーネ(右)。深い懺悔とそれ以上に深い愛情をイゾルデに。

イゾルデの愛の死。

初日組のカーテンコールより(撮影:堀 衛)

■お客様の声
「たくさんのきれいな“音”を聴くことができて幸せでした」(20代女性)
「ダブルキャストで聴きくらべができたことが、とにかくすごい事、二期会だからこそ!!舞台がとてもきれいなのも良かったです」(40代男性)
「演出もシンプルながら細かな所まで気が配られており情景の理解が良くできてわかり易く良かった」(70代男性)
さて今週末の残り2公演、17日(土)は福井・池田組、18日(日)レジスター・横山組の出演となります。
最後の最後まで、ワーグナー・オペラの感動をお伝えいたします!
多くの皆様のご来場お待ちしております!

▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!公演直前は大変便利です!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

※※学生席も販売中!※※
『トリスタンとイゾルデ』はもちろん、二期会オペラ公演は28歳未満の学生さんなら2,000円でご鑑賞頂けます!
『トリスタン』が2,000円で観られる最後のチャンス!お急ぎください!
・受付は、公演の前日まで二期会チケットセンター電話(03-3796-1831)のみ。
・事前の決裁が必要です。
▼学生席のお求め方法等、詳しいご案内はこちらをご覧ください。
学生席について - 二期会チケットセンター

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9月公演『トリスタンとイゾルデ』 公演当日のご案内

いよいよ明日、9月10日(土)から東京文化会館大ホールにて、ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.ワーグナー作曲オペラ『トリスタンとイゾルデ』が開幕します!
こちらに公演当日のご案内を致します。 【9/9(金)19:00更新】

東京二期会オペラ劇場 <ライプツィヒ歌劇場との提携公演>
2016年9月公演 R.ワーグナー作曲 『トリスタンとイゾルデ』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:ヘスス・ロペス=コボス/演出:ヴィリー・デッカー
当日券と公演タイムテーブルのご案内
9月10日(土)
9月11日(日)
9月17日(土)
9月18日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
当日券販売
/窓口受付
12:30~
開場
13:00
開演
14:00
第1幕
約80分
休憩予定時刻
15:20~15:50
第2幕
約70分
休憩予定時刻
17:00~17:30
第3幕
約75分
終演予定
18:45
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※上記、販売予定当日券は9日17:00現在の情報です。販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

      *     *     *
《東京二期会『トリスタンとイゾルデ』プレミエ・キャンペーン》
9月10日(土)初日公演にご来場の女性のお客様150名様に「永遠の愛」を伝える深紅の「ばらの花」をご進呈いたします!
▼キャンペーン詳細はこちら
9/10(土)プレミエ・キャンペーン!~先着150名の女性のお客様に深紅のばらの花をご進呈 - 二期会blog

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歌姫トスカの魅力満載!!
第39回二期会オペラ講座 『トスカ』~力強き女性の系譜~

青島広志氏の軽妙なトークと、実力派歌手の出演で毎回好評いただいている「二期会オペラ講座」。
今回は、11月公演『ナクソス島のアリアドネ』に出演の田崎尚美、2月公演『トスカ』に出演の城 宏憲、増原英也の共演でオペラを彩る力強い女性像に迫ります。
『トスカ』は歌姫トスカの悲恋が、プッチーニの最高にドラマチックな旋律で描き出される名作。
オペラの中でも屈指の人気を持つこの演目を、青島広志が様々な作品のヒロインを俯瞰して、皆様にお届けします。
これを見ればあなたもオペラ通!是非お誘い合わせの上、ご来場ください。

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ講座(通算第39回)
ブルーアイランド音楽辞典『大作曲家による究極のオペラ縦断』シリーズ(20)
『トスカ』~力強き女性の系譜~

日時:2016年10月8日(土) 19:00開演(18:30開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール
参加費:(全自由席)
 一般¥3,000、学生¥1,000
 (二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:
 青島広志(お話しとピアノ)
 田崎尚美(ソプラノ)、城 宏憲(テノール)、増原英也(バリトン)
演奏予定曲:
 プッチーニ作曲『トスカ』より
  ・”妙なる調和”(城)
  ・”行け、トスカ”(増原)
  ・”歌に生き、愛に生き”(田崎)
 プッチーニ作曲『ラ・ボエーム』より
  ・”ミミ、君はもう戻ってこない ”(城&増原)
 チレア作曲『アドリアーナ・ルクブルール』より
  ・”私は神のいやしいしもべです”(田崎)
              ほか

▼チケットのお求めはこちら
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
ご来場お待ちしております!

▼2月『トスカ』の本公演情報はこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 チケットは9月24日(土)より愛好会先行予約、10月15日(土)より一般発売開始です!

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9月20日(火):ソプラノ上田純子とバリトン近藤 圭が「ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会」に出演します~11月公演『ナクソス島のアリアドネ』キャスト・プレ・コンサート

本格フレンチと本格オペラの歌声で毎回ご好評をいただいている「ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会」。
12回目を迎える9月20日(火)は、11月公演『ナクソス島のアリアドネ』のキャストから、ソプラノ上田純子、バリトン近藤 圭が出演します!ピアノは松原裕子。
エコー役で11月23日・26日公演に出演予定の上田純子は、文化庁海外研修制度によりウェールズにて研鑽を積んだ期待のソプラノ。賞歴も多く、イタリア声楽コンコルソソプラノ特賞、第8回東京音楽コンクール声楽部門第1位などに輝いています。
また、ハレルキン役で24日・27日に出演予定の近藤 圭。毎週土曜日放送のBSフジ「レシピ・アン ~リゾートとオペラの出会い~ 」に出演しているので、ご存じの方も多いことでしょう。好評を得た2011年二期会『ドン・ジョヴァンニ』マゼット役につづいて、今回の『ナクソス島』でもカロリーネ・グルーバーの演出に挑みます。

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ソプラノ
上田純子
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バリトン
近藤 圭
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ピアノ
松原裕子

さて、今回のオペラ・コレクション。
秋の夜長にふさわしく、オペラの名曲に、夜、星、月にちなんだ曲を取り入れました。天井が高いレストラン・ラリアンスならではの豊かな音響で、夜空をご想像いただきながら、特別なディナーをお楽しみにください!
■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会》
仲秋の夜を彩る、星月とオペラとフレンチと…

日時:2016年9月20日(火) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:上田純子(ソプラノ)、近藤 圭(バリトン)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
 第1ステージ
 ・プッチーニ 「太陽と愛」
 ・R.シュトラウス 「ひそやかな誘い」
 ・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私の名前はミミ」
 ・モーツァルト 『フィガロの結婚』より 「もう飛ぶまいぞこの蝶々」
 第2ステージ
 ・モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より 「シャンパンの歌」
 ・ドヴォルザーク 『ルサルカ』より 「月に寄せる歌」
 ・モーツァルト 『魔笛』より 「恋の痛みを知る人は」
▼詳細・ご予約・お問合せはこちらから
神楽坂ラリアンス
 東京都新宿区神楽坂2-11 TEL03-3269-0007
▼上田純子と近藤 圭が出演する『ナクソス島のアリアドネ』情報はこちら
2016年11月公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼『ナクソス島のアリアドネ』チケットのお求めはこちら
二期会チケットセンター TEL03−3796−1831

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演出ヴィリー・デッカー来日中!ライプツィヒから、今、東京バージョンへ生まれ変わる『トリスタンとイゾルデ』の舞台!

満を持して開幕を迎える二期会初演、ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』。
演出のヴィリー・デッカーが来日し、東京文化会館で濃密な舞台稽古を重ねています。
デッカーと二期会とは、2004年ヤナーチェク『イェヌーファ』以来の再会。
今回の公演プログラム冊子(※)には、ライプツィヒでも紹介された氏のエッセイを掲載しました。
「『トリスタン』には、因習的なものは皆無で、通常なものも全くない。今日まで本作品は極め付きの革新性や過激さの点で挑戦的かつ刺激的である」(プログラムより)
これはまさに、今、東京文化会館での出来事!ライプツィヒ歌劇場から運ばれてきたシンボリックな舞台の上で、決して焼き増しでない、真新しい東京バージョンの『トリスタンとイゾルデ』が構築されつつあります。
「二つの現実という原理」と題されたこのエッセイ。ちょっと難しそうですが、幕間の休憩時間を使って舞台と並行してじっくり読み進められると、ラストの感動が深まることでしょう。
世界が客観的な現実であるとしても、人間にはそれぞれに内面的現実がある。ワーグナーはその原理を、音楽と詩によるドラマで描きだそうとしています。狩猟用ホルンの響きに危険を察したブランゲーネの現実とそれを泉にやさしくうちよせる波の音のように聞こえたイゾルデの現実。また、マルケ王の問いかけにトリスタンは「あなたには決して分からない」と答える。しかし、にもかかわらず、トリスタン「と」イゾルデの愛だけは…
名匠ヴィリー・デッカーとともに築きあげた、東京二期会『トリスタンとイゾルデ』、いよいよ9月10日(土)、開幕です!
(※…公演プログラムは、公演当日会場にて販売いたします。ぜひお求めください。)


■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
     10日(土) 14:00開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     11日(日) 14:00開演
     17日(土) 14:00開演
     18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~C席8,000円、学生席2,000円
    ※D席は予定販売数終了となりました
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
▼開演1時間前までご予約可能!

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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クリスマスシーズンの素敵な夜を〜二期会サロンコンサートVol.187「並木道に きらめく“歌の花束”〜クリスマスの贈り物~」まもなくチケット発売

2016-2017シーズン第3回目となる二期会サロンコンサートは12月の開催。
クリスマスを前に表参道の並木道が煌びやかに飾られている様子が目に浮かびます。
出演はソプラノの栄 千賀、山本美樹とメゾソプラノの紙谷弘子。それぞれが得意とするオペラアリアや歌曲を“歌の花束”にしてお届けします。
共演は今回が初めての3人となりますが、初顔合わせにしてすでにチームワークがバッチリのところが要所要所で見受けられました。きっと、素敵なクリスマスシーズンの夜をお贈りすることができるでしょう。

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ソプラノ
栄 千賀
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ソプラノ
山本美樹
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メゾソプラノ
紙谷弘子
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ピアノ
髙木由雅

アットホームな空間の中で贅沢で優雅なひとときを、皆さまどうぞお楽しみください。
チケットは9月15日(木)より販売開始!売り切れ必至ですので、どうぞお早めにお求めください。

salon187_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.187 並木道に きらめく“歌の花束”
~クリスマスの贈り物~

日時:2016年12月15日(木) 19:00開演
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
出演:栄 千賀(ソプラノ)、山本美樹(ソプラノ)、
   紙谷弘子(メゾソプラノ)、髙木由雅(ピアノ)

▼予定演奏曲等の公演情報、チケットのお求めはこちらから
Vol.187 並木道に きらめく“歌の花束” | 二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン - 東京二期会

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【開幕直前!】 『トリスタンとイゾルデ』~指揮ヘスス・ロペス=コボスからのメッセージ “You should get crazy!”

9月10日(土)、いよいよワーグナー『トリスタンとイゾルデ』が開幕します。
東京二期会オペラ劇場だけでなく、この秋から始まるオペラの新シーズンのオープニングで、ワーグナーが上演されることが多く、今ワーグナー熱の高まりを感じています。二期会の『トリスタン』は、その先陣を切っての開幕となります!
指揮のヘスス・ロペス=コボスから、開幕へむけてのメッセージをお届けいたします。
ぴあチャンネルでも紹介されていますので、ぜひご覧ください。

      *     *     *
ヘスス・ロペス=コボスです。
この度、東京二期会の「トリスタンとイゾルデ」の指揮をするため東京に戻って参りました。戻れたことを大変嬉しく思います。
1980年代に、私は、ロンドン・フィルハーモニー、スペイン国立管弦楽団やドイツ・ベルリンオペラの公演で来日していました。今回、1987年のドイツ・ベルリンオペラの公演の時と同じ場所で、この『トリスタンとイゾルデ』を指揮できることは、とても特別で感動的なことです。
『トリスタンとイゾルデ』を指揮するのは、どの指揮者にとっても、とても特別なことです。この作品は、単なる“オペラ”以上のもので、音楽の、オペラの歴史の中で大きな意味を持っています。
また、音楽家としてだけではなく、一人の人間として想像できるすべての感情を入れ込んで作品を書きました。
ワーグナーは、「指環」の作曲を『トリスタンとイゾルデ』のために中断しました。というのも、マチルダ・ヴェーゼントンクとの恋愛関係があったからです。彼は、他の何を差し置いても、このオペラの作曲に熱中しました。指揮をしていると、この作品が心から書かれたものであることを感じることができます。人間の心から湧き出るものです。
このオペラには、見どころがたくさんあります。私が特に思うのは、第1幕の終盤、トリスタンとイゾルデ両者が媚薬を飲む場面、第2幕の第2場で二人が歌う「愛の二重唱」や、最終幕の最後のマルケ王の独白も感動的です。
そして、第三幕はすべてがこのオペラの最大の見どころであると私は思います。イゾルデがトリスタンに会いに来たときのトリスタンの表現や彼の熱意、そこから、「イゾルデの愛の死」へと導かれます。それはまさに音楽の歴史上最高の瞬間のひとつです。
もちろん、この『トリスタンとイゾルデ』を皆様にご鑑賞いただきたいと思います。たとえ、このオペラを知らなくても、このオペラの中で起こる出来事は少なく、ストーリーはとてもシンプルですので、自分を音楽の中に解き放つという素晴らしい経験ができるでしょう。鮮やかな音楽を心で感じ、オペラや、ストーリーを知らない方々でもこの作品に感動するでしょう。今回は、この作品の良い上演に出会える機会となることでしょう。皆様を熱狂させるに違いありません。今回の公演にいらっしゃる皆様がとてもすばらしい経験をされることを心から願っています。
      *     *     *
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
     10日(土) 14:00開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     11日(日) 14:00開演
     17日(土) 14:00開演
     18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~C席8,000円、学生席2,000円
    ※D席は予定販売数終了となりました
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
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二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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千年にひとりの癒しの王女、イゾルデ役~横山恵子、池田香織からのメッセージ

9月公演『トリスタンとイゾルデ』の稽古場から、イゾルデ役を演じる横山恵子と池田香織のメッセージ動画が届きました!
公演にかける意気込みとともに、上演時間4時間にわたる『トリスタンとイゾルデ』鑑賞のポイントとして、イゾルデ自身が発する印象的な言葉(詩)を挙げてもらいました。
二人が挙げたのは、第2幕。
池田は、第1場の最後、マルケ王の宮廷内の庭でトリスタンと出会う直前の言葉を挙げています。そして、横山は、第2場のトリスタンとの濃密な愛の二重唱の中にあらわれる言葉を。短い動画ですので、ぜひアーティスト本人の声でご確認ください!
9/10(土)・18(日)出演:横山恵子「ひとつひとつの言葉に命を吹き込むために」

9/11(日)・17(土)出演:池田香織「挑戦しがいのあるすばらしい作品」

▼「二期会通信」305号に掲載のインタビュー記事もあわせてお読みください!
『トリスタンとイゾルデ』キャストインタビュー 横山恵子・池田香織|オペラを楽しむ - 東京二期会

■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
     10日(土) 14:00開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     11日(日) 14:00開演
     17日(土) 14:00開演
     18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
    ※D席は残り僅かとなりました
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
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「二期会サロンコンサート」2016-2017シーズン
9/15(木)<女が集えば… ~大好きだけど 大嫌い!?~>出演者メッセージ

毎回好評いただいております、「二期会サロンコンサート」。
今シーズン第2回目となる、9月15日(木)のテーマは「女が集えば… ~大好きだけど 大嫌い!?~」。
何やら意味深なテーマですが、このサロンコンサートでしかお楽しみ頂けない一夜になること間違いないです。

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ソプラノ
里中トヨコ
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メゾソプラノ
北澤 幸
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ピアノ
坂元陽子

二期会サロンコンサート最多登場(!)となる、気合いの入った出演者から、こんなメッセージが届いています。
        *      *      *
この女子三人組の誕生は2008年最初のサロンコンサートの出演にあたり、担当の岸本 力先生から「ソプラノの里中トヨコさんと共演してみるのはどうですか?。」と言われたのがきっかけです。
里中さんはすでに『フィガロの結婚』でヒロインをつとめ活躍されていて、私は劇場で観ていた側でしたので大緊張しつつ顔合わせをしたのを覚えています。
堅い表情の私に里中さんの方から「里中さんではなく“すずめちゃん”と呼んで下さいね。」と優しく笑顔で気さくに話かけて下さりすぐに打ち解けることが出来ました。
ウィーンで研鑽を積んだピアニスト坂元陽子さんに共演をお願いして、舞台が大好きな私たちは「STORY(物語)」に焦点あて、シェイクスピアをはじめオペレッタ・ミュージカルから様々なシーンをお届けして参りました。
最後の出演からもう5年も経つなんて驚いております。
恐らく二期会サロンコンサート史上、歌い手・ピアニスト同じメンバーで4回目の出演は最多記録だと思われます(笑)。
5年間それぞれに経験し得てきたものを集結して更に楽しんでいただけるコンサートになるよう努めます。
前半は現代を代表する作曲家の中から木下牧子さん・信長貴富氏お二人のタイプの違う作品から、後半はオペレッタとミュージカルの曲をモチーフに普段はあまり表に出せない「女どうし」という微妙な関係を交えてお送りいたします。
一般に女が三人集えば「姦しい (かしましい)」そうですが、まさに賑やかでチャーミングな私たちのコンサートにいらしていただけましたら嬉しいです。
               ―メゾソプラノ 北澤 幸
        *      *      *
まだまだ夏は終わらないとばかりの、エネルギッシュなミュージカル・オペレッタのナンバーから、
少し涼しくなった9月の夜長にぴったりの木下牧子、信長貴富らのしっとりとした日本歌曲まで、
女性3名が華やかに贈る、とっておきの一夜を是非お楽しみください!

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.186 女が集えば… ~大好きだけど 大嫌い!?~

日時:2016年9月15日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:里中トヨコ(ソプラノ)、北澤 幸(メゾソプラノ)、坂元陽子(ピアノ)
予定演奏曲:
 木下牧子 抒情小曲集「月の角笛」より
        「うぐいす」「夕顔」「かぜとかざぐるま」 ほか
 信長貴富 寺山修司の詩による6つの歌「思い出すために」より
        「かなしみ」「世界のいちばん遠い土地へ」「ぼくが死んでも」 ほか
 オッフェンバック 〈オペレッタ〉『提灯結婚』より 「なんて女!」
 シュトルツ 「ゼアヴス・ドゥ」
 〈ミュージカル〉『ミー&マイガール』より 「あごで受けなさい」
 〈ミュージカル〉『キャバレー』より 「キャバレー」
 〈ミュージカル〉『ウィキッド』より 「この気持ち何かしら」
                           ほか

▼お問合せ・チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 へ
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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【メディア掲載情報】9月公演『トリスタンとイゾルデ』キャストが続々!
ブライアン・レジスターが「ぶらあぼ」に、福井 敬&横山恵子が「ハンナ」に登場

今月発行のクラシック音楽誌に、9月公演『トリスタンとイゾルデ』主役3人のインタビューがそれぞれ掲載されました。
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まずは、トリスタン役のテノール福井 敬とイゾルデ役の横山恵子が、揃って歌・合唱・オペラの専門誌「ハンナ」9月号に登場!
〈愛しのオペラ・キャラ!〉という特集で、それぞれテノール代表、ソプラノ代表としてご自身の愛するレパートリーを紹介しています。もちろんトリスタンとイゾルデ役についても。
同誌では、二人に加えて、次回『ナクソス島のアリアドネ』アリアドネ役で主演する、ソプラノ林 正子のインタビュー記事も掲載。11月のオペラ公演の前に出演する「みなとみらい クラシック・マチネ~名手と楽しみヨコハマの午後」をご紹介しています。こちらのコンサートもオール・リヒャルト・シュトラウス・プログラム。
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▼掲載記事のご案内はこちら
隔月刊 ハンナ
定期購読のお申込みもこちらからできます。
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そして、初来日となるブライアン・レジスターの日本初のインタビューは、クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」9月号に掲載されました!インターネット上では、電子書籍版「eぶらあぼ」で全文がお読みいただけます。
幼い頃からアカデミックに音楽に触れているうち次第に声楽の道が開かれ、ヘルデンテノールの才能が開花していった半生と、トリスタン役への洞察について語っています。
▼こちらからご覧いただけます
ぶらあぼ2016年9月号 - WEBぶらあぼ
余談ですが、東京に来たら稽古場での公用語(?)がまさかのドイツ語で驚いた!とか。
確かに、日本では(少なくとも二期会では)、イタリア・オペラのときの稽古場はイタリア語が、ドイツ・オペラではドイツ語が飛び交うことが多いですね。もしかして、こういう柔軟さも日本ならではのことなのでしょうか?
      *     *     *
さて、『トリスタンとイゾルデ』の魅力に迫るプレイベント、映画監督・深作健太が語る《二期会プレ・ソワレ》は、今週末28日(日)午後6時から幡ヶ谷アスピアホールにて開催!
第2幕の二重唱と名曲〈愛の死〉も、稽古場さながらの距離感でお聴きいただけます。
お席はまだありますので、どうぞお越しください!
▼詳しいごあんないはこちらの記事をご覧ください
9月公演『トリスタンとイゾルデ』二期会初演に向けて、プレ・イベント〈トーク&コンサート【90席限定!】〉を開催します! | 2016.8.8 - オペラの散歩道(二期会blog)

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二期会オペラ『フィガロの結婚』富山公演 開幕迫る!

東京二期会初の富山公演となる『フィガロの結婚』まで、いよいよあと10日ほどと迫ってきました!
ちょうど富山は9月1日~3日で「おわら風の盆」の時期。300年以上続いている地元の伝統行事で、三日三晩続く優美な踊りと哀愁漂う楽の音で、全国から観光客が集まるそうです。『フィガロの結婚』の感動とともに富山の伝統にも触れる機会となりました。
▼富山・越中八尾おわら風の盆 詳しくはこちら 
越中八尾 おわら風の盆|気品高く唄い踊り継がれる、おわら風の盆。
こちらは、開催地で放送されている『フィガロの結婚』CM映像!

そして、日経新聞電子版で掲載されました、7月の東京公演にむけたドキュメンタリー映像です(2016/7/9掲載)
富山公演でスザンナ役を演じる嘉目真木子のインタビューも。

映像ではサッシャ・ゲッツェル(東京公演・指揮)が紹介されていますが、富山公演の指揮者はリンツ州立劇場のカペルマイスター森内 剛。今回が日本デビューなのです!
201608_figaro_moriuchi.jpg 森内 剛
<プロフィール>
1979年生まれ 東京都出身。
2004年より在墺。2004-2009年オーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム大学指揮科、デニス・ラッセル・デイヴィス、ホルヘ・ロッター両氏の許で学ぶ。2008/09シーズン、ザルツブルク州立劇場でオペラ『ヴェニスに死す』(ブリテン)のソロピアノを務める。09/10シーズンよりオーバーエスターライヒ州立リンツ歌劇場コレペティートア兼任指揮者、13/14シーズンより同歌劇場カペルマイスター。これまでに『椿姫』『リゴレット』『ラ・ボエーム』『ラ・チェネレントラ』『ばらの騎士』『ジークフリート』『魔笛』『シンデレラ』『白鳥の湖』などを指揮。その他バレエ『四季』(ヴィヴァルディ、P.グラスのヴァイオリン協奏曲)、『アーサー王』『ディトとエネアス』『ヘンゼルとグレーテル』のプレミエを任される。『ジークフリート』『ばらの騎士』では、《Der Neu Merker》誌にて「将来を期待される若手指揮者」と評された。2015年7月、東京二期会とリンツ州立劇場の共同制作『魔笛』で音楽アシスタントを務め、2016年9月二期会『フィガロの結婚』において日本デビューを果たす。
      *     *     *
さらに練り込まれた舞台を、初めての富山で披露いたします!
オーバード・ホールへのご来場、お待ちしております。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
オーバード・ホール開館20周年記念事業
二期会オペラ
W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』
オペラ全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年9月3日(土) 14:00開演(13:15開場)
会場:オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)
   (富山駅北口より徒歩2分)
料金:SS席9,000円~B席3,000円、ジュニア券2,000円
指揮:森内 剛
演出:宮本亜門
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

▼出演キャスト等、公演情報ページはこちら
2016年9月 二期会オペラ公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』(富山公演) - 東京二期会
▼オーバード・ホールの公演特設ページはこちら
二期会 W.A.モーツァルト作曲 フィガロの結婚 2016.9.3 sat - AUBADE HALL
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
・アスネットカウンター 076-445-5511
・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:57173)
・アーツナビ(富山県民会館、富山県教育文化会館、高岡文化ホール、新川文化ホール)
・富山大和
・石川県立音楽堂

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「第1回オペラ歌手紅白対抗歌合戦~声魂真剣勝負~」(9/6)に18名の二期会アーティストが出演!

日本を代表するトップクラスのオペラ歌手が音楽の殿堂サントリーホールに集結し、紅組(女性)・白組(男性)に分かれて競い合う、夢の歌合戦が実現します!
うち、二期会からの出場歌手は次の総勢18名です。

<紅組>
ソプラノ
(ソロ)
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腰越満美
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澤畑恵美
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並河寿美
メゾソプラノ
(ソロ)
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永井和子
二重唱 201608_kouhaku_yasui.jpg
ソプラノ
安井陽子
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メゾソプラノ
小林由佳
四重唱 201608_kouhaku_kato.jpg
ソプラノ
加藤早紀
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ソプラノ
宍戸茉莉衣
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ソプラノ
辰巳真理恵
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ソプラノ
藤原 唯
<白組>
テノール
(ソロ)
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樋口達哉
バリトン
(ソロ)
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黒田 博
二重唱 201608_kouhaku_ohara.jpg
テノール
小原啓楼
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バリトン
成田博之
四重唱
[La Dill]
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カウンターテナー
彌勒忠史
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バリトン
岩田健志
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バリトン
坂下忠弘
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テノール
金山京介

勝敗は当日ご来場のお客様の投票によって決まります!
今までに類を見ない豪華な時間を是非お楽しみください!
■■■ 公演情報 ■■■
ガーデングループ Presents
第1回 オペラ歌手 紅白対抗歌合戦 ~声魂真剣勝負~

日時:2016年9月6日(火) 18:30開演(18:00開場)
会場:サントリーホール 大ホール
指揮:三ツ橋敬子(紅組)、垣内悠希(白組)
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
司会:本田聖嗣
●お問合せ
 メイ・コーポレーション TEL:03-3584-1951 (平日10時~18時)
▼公演詳細・チケットのお求めはこちらのホームページをご覧ください
第1回オペラ歌手 紅白対抗歌合戦

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ月曜フレッシュコンサート」8/29(月)ソプラノ池田史花&テノール三木佑真

3シーズン目を迎えた、期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は8月29日(月)。ソプラノ池田史花とテノール三木佑真が珠玉のオペラのナンバーからフレッシュな歌声を披露します!
コンサートを前に、二人に話を聞きましたのでご紹介いたします。
――出身とオペラを始めたきっかけを教えてください
池田: 東京都出身です。合唱で全国レベルの高校に入学したことからすべてが始まりました。
三木: 愛知県出身です。高校生の時に3大テノールのCDを聴き、その素晴らしさに感銘を受けオペラ歌手を目指そうと思いました。
――どんな歌手、オペラの役を目指していますか
池田: 幸せな音色に包まれるということがどんなに幸せなことかを伝える歌手になりたいです。オペラに馴染みのなかった人にも、あの音色をまた聴きたくて、と足を運んでもらえるよう応援される歌手を目指して努力していきたいです。
三木: 声や技術を磨くだけでなく、人の心に届く心ある歌を歌える歌手になりたいと思っております。目指す役は、『マノン』のデ・グリュー、『カヴァレリア・ルスティカーナ』のトゥリッドゥです。
――今回のプログラムについて、お客様に一言メッセージをお願いします
池田: 今回は皆様に珠玉のオペラの数々をお届けします。どれもお馴染みの名曲ばかりを集めました。メロディが流れればきっと皆様を日常を離れた優雅な世界へとお連れすることでしょう。
お酒とお食事を楽しみながら、恋に身をやつすディーバ、ディーボにご自身の恋を重ね、あなたの胸にいるたいせつな方を想って、ひととき酔い痴れてみてはいかがでしょうか。そして旨いこといきましたらアンコールしてくださいね。
三木: 珠玉のオペラ作品を心を込めて歌わせて頂きます。少しでも楽しい時間を過ごして頂けたら嬉しく思います。

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ソプラノ
池田史花
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テノール
三木佑真
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ピアノ
松原裕子

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
珠玉のオペラをあなたに

日時:2016年8月29日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:池田史花(ソプラノ)、三木佑真(テノール)、松原裕子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ヴェルディ 『椿姫』より 「乾杯の歌」
 プッチーニ 『ジャンニ・スキッキ』より “私のお父さん”
 マスネ 『マノン』より “消え去れ、私の優しい面影よ”
                          ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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9月公演『トリスタンとイゾルデ』指揮者、ヘスス・ロペス=コボスが来日!

9月10日(土)のプレミエに向けて順調に稽古の進む、ライプツィヒ歌劇場との提携公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』。
本日8月22日、公演指揮者、ヘスス・ロペス=コボスが無事来日いたしました!
台風9号が関東地方を直撃し欠航便が相次ぐ中、マエストロの搭乗したアムステルダム発のKL863便は僅かな遅れで成田空港に到着。
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日本に降り立ったマエストロは、長時間のフライトにもかかわらずお疲れの様子もなく、笑顔でした。
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このあとマエストロは公演に向け、いよいよ24日からリハーサルに合流いたします!

■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
     10日(土) 14:00開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     11日(日) 14:00開演
     17日(土) 14:00開演
     18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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北とぴあ国際音楽祭2016関連公演 「第93回 二期会オペラ研修所コンサート」
(8/17追記:全出演者が決定!)

今年も、北とぴあ(北区王子)において「二期会オペラ研修所コンサート」が開催されます。
このコンサートには、二期会オペラ研修所で研鑽を積んでいる約160名の研修生の中から選抜された成績優秀者20名が出演し、オペラ・アリアや重唱を演奏します。
将来のオペラ歌手の、若き歌声をお聴きください。
プログラムは、出演者の得意な曲、挑戦したい曲の中からお届けします。
一般発売は9月29日(木)から。お楽しみに!
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第92回研修所コンサート(昨年度)より 提供:公益財団法人北区文化振興財団
■■■ 公演情報 ■■■
北とぴあ国際音楽祭2016関連公演
「第93回 二期会オペラ研修所コンサート」

日時:2016年11月17日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
  ・JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分
  ・地下鉄南北線王子駅5番出口前
出演:<二期会オペラ研修所研修生 成績優秀者20名>
 (ソプラノ)内田稚菜、緒方麻紀、川田桜香、小松原明紀、斉藤真歩、
       田浦彩夏、髙品綾野、西口彰子、村山 舞、矢野敦子、
       吉田愼知子
 (メゾソプラノ)郷家暁子、中川香里、花房英里子
 (テノール)相山潤平、市川浩平、澤原行正
 (バリトン)佐藤健太、的場正剛
 (バス)金子慧一
 (ピアノ)山口佳代
料金:全席指定 A席3,000円、B席2,000円
    優先発売(北とぴあメンバーズ、二期会愛好会)…9月20日(火)
    一般発売…9月29日(木)
チケットお取り扱い:
    二期会チケットセンター 03-3796-1831

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9/10(土)『トリスタンとイゾルデ』プレミエ・キャンペーン!~先着150名の女性のお客様に深紅のばらの花をご進呈

オペラの初日公演=プレミエを華やかにお迎えいただこうと、東京二期会オペラ劇場公演の初日に企画しているプレミエ・キャンペーン。9月公演ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』でも開催が決まりました!
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◇◆◇ 9月公演ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
9月10日(土)初日公演にご来場の女性のお客様150名様に、「永遠の愛」を伝える深紅の「ばらの花」をご進呈いたします!
ばらの花には色によって様々な花言葉があります。中でも、もっともポピュラーな色のひとつである深紅のばらの花言葉が、「永遠の愛」。
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」とも物語の源泉を同じくする、トリスタンとイゾルデの愛の姿にふさわしい言葉と思い、選びました。
〈愛の死〉によってしか結ばれ得なかったトリスタンとイゾルデ。全オペラ史上屈指の美しくも哀しいフィナーレです。オペラをご鑑賞いただいた後の感興とともに、一輪のばらをお持ち帰りください。
 ・受付場所:東京文化会館大ホール・ロビー内
 ・受付開始:13:00より先着順受付
  引換券をお渡しいたします。終演後にバラの花とお引換えをいたします。
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13時00分の開場時より、ロビー内にプレゼント受付カウンター(上画像のポスターが目印です)を設置いたします。受付は先着順150名様限定となりますので、どうぞお早目に!
※写真のばらはイメージです。(前回プレミエ・キャンペーンでプレゼントしましたばらです)

■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
     10日(土) 14:00開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     11日(日) 14:00開演
     17日(土) 14:00開演
     18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
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2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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宮本亜門演出、二期会オペラ『フィガロの結婚』富山公演~伯爵夫人役はソプラノ腰越満美

二期会名作オペラ祭W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)は、4日間の東京公演が完売日も出るなど、大盛況をもって終了し、いよいよ9月3日(土)の富山オーバード・ホールでの公演を残すのみとなりました。
この富山公演で伯爵夫人役をつとめるのは、ソプラノ腰越満美。他の役が東京公演のミックス・キャストになる中、腰越は今回富山公演のみの出演となります。
男女問わず多くの層からファンの多い腰越ですが、今回彼女の伯爵夫人役が観られるのは、富山だけ!
201608_koshigoe_mami_01.jpg 腰越満美
亜門版『フィガロの結婚』は2006年の公演に出演しています。それ以前にも2004年の『ドン・ジョヴァンニ』にドンナ・エルヴィーラ役で主演し、演出家から大きな信頼を寄せられています。
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2006年『フィガロの結婚』(伯爵夫人役)
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2004年『ドン・ジョヴァンニ』(ドンナ・エルヴィーラ役)
海外でも実績を持つ『蝶々夫人』タイトルロールを始め、オペレッタや邦人作品でも活躍。直近では、今年6月の新国立劇場での日本オペラ屈指の名作、團 伊玖磨『夕鶴』にて、つう役を好演しました。つねに気品高く、高潔なイメージの女性を描きながら、胸に秘めた情熱を一気にほとばしらせるようなアリアを聴かせてくれる腰越満美。
伯爵夫人の、宝石のように美しい二つのアリア「愛の神よ(Progi amor)」も「楽しい日々はどこへ(Dove sono)」も、腰越が歌うのは、富山公演の1日だけ!
どうぞお楽しみに!

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
オーバード・ホール開館20周年記念事業
二期会オペラ
W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』
オペラ全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年9月3日(土) 14:00開演(13:15開場)
会場:オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)
   (富山駅北口より徒歩2分)
料金:SS席9,000円~B席3,000円、ジュニア券2,000円
指揮:森内 剛
演出:宮本亜門
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

▼出演キャスト等、公演情報ページはこちら
2016年9月 二期会オペラ公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』(富山公演) - 東京二期会
▼オーバード・ホールの公演特設ページはこちら
二期会 W.A.モーツァルト作曲 フィガロの結婚 2016.9.3 sat - AUBADE HALL
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
・アスネットカウンター 076-445-5511
・ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:57173)
・アーツナビ(富山県民会館、富山県教育文化会館、高岡文化ホール、新川文化ホール)
・富山大和
・石川県立音楽堂

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ソロ・ライブ『La Dill à la carte!!』@Capel Act.3 ~ 坂下忠弘(バリトン)

メジャー・デビュー2周年を迎えるLa Dill(ラ・ディル)。
今年は4人でのコンサートツアーに加え、メンバーそれぞれがセルフ・プロデュースするソロ・ライブ『La Dill à la carte !!』@Capel も加わり、La Dillの魅力を更にパワーアップしてお届けしています。
次回開催は9月11日(日)、バリトン坂下忠弘がお贈りするソロ・ライブ。日本の歌からシャンソン、映画音楽まで坂下が愛して止まない珠玉の名曲をお届けいたしいます。箱根の森にたたずむ教会で素敵なひと時をご一緒致しましょう。座席数が限られていますのでお申し込みはお早めに!


201608_sakashita_tadahiro.jpg ≪坂下忠弘からのメッセージ≫
私のお気に入りの曲を揃えました!ジャンルを超えた曲の数々をみなさまへお届けします。 もちろん「匂い立つ風」もっ!ぜひお越しください!
■■■ 公演情報 ■■■
ソロ・ライブ『La Dill à la carte !! 』@Capel
à la carte !! Act. 3 坂下忠弘(バリトン)
「My Favorite !!」

日時:2016年9月11日(日)12:30開演
会場:ホテルグリーンプラザ箱根 箱根の森高原教会チャペル
料金:全席指定 2,500円(税込)
演奏予定曲目:
  カッチーニ「アヴェ・マリア」
  スコットランド民謡「わたしの愛は真紅のバラのように」
  「シェルブールの雨傘」
  「里の秋」
  「匂い立つ風」
  「花は咲く」      ほか

▼コンサートチケットのご予約・お問合せ先
キャピタルヴィレッジ 03-3478-9999
▼コンサートツアーの詳細はこちら
ラ・ディル [La Dill] - ホテルグリーンプラザ
※ホテル宿泊プランや新宿発着の日帰りバスツアーのご案内もございます。
▼富士を望む露天風呂や箱根の森高原教会チャペルのご案内はこちら
ホテルグリーンプラザ箱根
▼日本クラウン La Dill公式ページ
La Dill (ラディル) - 最新ニュース - 日本クラウン株式会社 クラウンレコード
▼公式Facebookもスタートしました! La Dillの最新情報にもご注目ください。
La Dill 公式Facebook

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9月公演『トリスタンとイゾルデ』二期会初演に向けて、プレ・イベント〈トーク&コンサート【90席限定!】〉を開催します!

今秋9月10日(土)のR.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』二期会プレミエ(初演)を記念して、これに先立つ8月28日(日)にプレ・イベント、トークとカヴァー・キャストによるコンサート《二期会プレ・ソワレ》を開催します!
トークには2015年9月東京二期会『ダナエの愛』を演出、2018年には同『ローエングリン』の演出が決まった、映画監督・演出家の深作健太氏、コンサートには当公演のカヴァー・キャストからトリスタン役のテノール菅野 敦とイゾルデ役のソプラノ田崎尚美による出演で、『トリスタンとイゾルデ』の観どころ、聴きどころをご紹介いたします。
90席限定となっておりますので、どうぞお早目にお申込みください!
■■■ イベント情報 ■■■
《二期会プレ・ソワレ》 
90席限定!9/10(土)二期会初演記念プレミエにむけて
『トリスタンとイゾルデ』トーク&コンサート

日時:2016年8月28日(日)17:45開場 18:00開演 (19:30終演予定)
会場:My Space ASPIA アスピアホール
   (渋谷区幡ヶ谷2-14-3  京王新線幡ヶ谷駅北口から徒歩2分)
   ・アクセス - My Space ASPIA

出演:深作健太(映画監督・演出家)~2015年東京二期会『ダナエの愛』演出/
          2018年東京二期会『ローエングリン』演出予定
    聞き手 井内美香(音楽ライター)
    テノール 菅野 敦(トリスタン)
    ソプラノ 田崎尚美(イゾルデ)
    ピアノ 木下志寿子
演奏予定曲:
    R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』より
    ・前奏曲  ・第2幕より二重唱  ・第3幕より「愛の死」
料金:全席自由 1,000円(税込)
お問合せ・ご予約:
    二期会チケットセンター 03-3796-1831 (FAX 03-3796-4710)
    受付時間:平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日・祝休業
    オーダーフォームからもお申込みいただけます。→こちら

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完売間近!! 今年の夏は熱くなります!!
「二期会サマーコンサート2016」予定演奏曲目発表!

今夏、6年ぶりに復活する「二期会サマーコンサート」が装いも新たに渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて開催されます!
今年のテーマは「データから見た二期会オペラ~最多公演演目は何?」。
これまでの二期会オペラの歴史60年を振り返り、最多公演演目をピックアップ。古くから二期会オペラを観てくださっている方は懐かしさを感じたり、また納得したり、これから二期会オペラを観てくださる方には沢山のオペラの名曲を存分に楽しめる、大変贅沢なプログラミングになっています。出演者もこれまでの二期会オペラで主要な役を演じてきた豪華な歌手陣が一堂に会します。
公演を間近に控え、注目の演奏予定曲も決まりましたので、こちらに発表いたします!

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート2016
データから見た二期会オペラ ~最多公演演目は何?~

日時:2016年8月25日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
   (JR渋谷駅西口より徒歩5分)
料金:全指定席
   A席¥4,500(完売)、B席¥4,000(残席僅少)

演奏予定曲と出演者:
 <クリスタルコーナー(新入会員による)>
 ・グノー 『ファウスト』より 「この清らかな住まい」~〈テノール伊藤達人〉
 ・ジョルダーノ 『アンドレア・シェニエ』より 「祖国の敵か?!」~〈バリトン清水勇磨〉
 ・ヴェルディ 『運命の力』より 「神よ平和を与えたまえ」~〈ソプラノ西側槙里子〉
 ・ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より
          「ああ、愛しい人~見よ、あの恐ろしい炎を」~〈テノール城 宏憲〉
 ――――――――――
 <データから見た二期会オペラ~最多公演演目は何?>
 ※※ ランキングと演奏曲順は当日発表! ※※
 【モーツァルト】
 ・『コシ・ファン・トゥッテ』より 「この心をあなたに」
  (ドラベッラとグリエルモの二重唱)~〈メゾソプラノ竹本節子&バリトン成田博之〉
 ・『フィガロの結婚』より 「もう飛ぶまいぞこの蝶々」~〈バリトン久保和範〉
 ・『ドン・ジョヴァンニ』より 「酒がまわったら」(シャンパンの歌)~〈バリトン今井俊輔〉
 ・『魔笛』より 「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え~〈ソプラノ針生美智子〉
 【ヴェルディ】
 ・『仮面舞踏会』より 「お前こそ心を汚すもの」~〈バリトン成田博之〉
 ・『イル・トロヴァトーレ』より 「よいか?夜が明けたら息子の首をはねろ」
  (レオノーラとル-ナ伯爵の二重唱)~〈ソプラノ文屋小百合&バリトン今井俊輔〉
 ・『椿姫』より 「パリを離れて」
  (ヴィオレッタとアルフレードの二重唱)~〈ソプラノ三井清夏&テノール松村英行〉
 【プッチーニ】
 ・『ラ・ボエーム』より 「あなたの愛の呼ぶ声に」(告別の歌)~〈ソプラノ三井清夏〉
 ・『トスカ』より 「三人の密偵と…馬車一台で」(テ・デウム)~〈バリトン今井俊輔〉
 ・『蝶々夫人』より 「ある晴れた日に」~〈ソプラノ文屋小百合〉
 ・『トゥーランドット』より 「誰も寝てはならぬ」~〈テノール松村英行〉
 【マスネ】
 ・『ウェルテル』より 「ウェルテル!誰に言い当てることが出来たでしょうか」
  (手紙の歌)~〈メゾソプラノ手嶋眞佐子〉
 【ビゼー】
 ・『カルメン』より 「恋は野の鳥」(ハバネラ)~〈メゾソプラノ竹本節子〉
 【ワーグナー】
 ・『ジークフリート』より 「ノートゥング!宿望の剣よ!」~〈テノール大野徹也〉
 ・『タンホイザー』より 「おごそかなこの広間よ」~〈ソプラノ佐々木典子〉
 【R.シュトラウス】
 ・『薔薇の騎士』より 「気高くも美しき花嫁に」(銀の薔薇の献呈)
        ~〈ソプラノ佐竹由美&メゾソプラノ手嶋眞佐子〉
 ・『ナクソス島のアリアドネ』より 「偉大なる王女様」~〈ソプラノ佐竹由美〉
 【J.シュトラウス】
 ・『こうもり』より 「しなやかな身のこなし」(時計の二重唱)
        ~〈ソプラノ佐々木典子&テノール大野徹也〉
 【オッフェンバック】
 ・『天国と地獄』より 「今何かを感じたけれど」(ハエの二重唱)
        ~〈ソプラノ針生美智子&バリトン久保和範〉
 (ピアノ:鳥井俊之)
こうして並べると、一目瞭然、何とも贅沢なプログラムです!
コンサート冒頭には、4人の新入会員をお披露目する「クリスタルコーナー」も入れ、二期会での今後の活躍がますます期待される、輝かしく新しい声をいち早くお届けします。
ピアニストには、これまでに数々のオペラや歌曲を作曲しながら、ソロとして、伴奏ピアニストとしても多くの歌手達と共演し、繊細で品格ある演奏に定評がある、鳥井俊之を迎えます。
チケットは<残席僅少>となり、完売必至です。B席のみの発売となりますが、どうかお急ぎ求めください。
●チケットのご予約は
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831

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今年の夏~秋は、『トリスタンとイゾルデ』が熱い!ヴィリー・デッカー最新演出により二期会初上演!

関東地方も梅雨が明け、いよいよ夏本番となりましたね!
夏といえば、ワーグナー!…バイロイト音楽祭のことです。
7月24日開幕したワーグナーの総本山バイロイト音楽祭では、8月1日からクリスティアン・ティーレマン指揮、カテリーナ・ワーグナーの演出で、『トリスタンとイゾルデ』が8月22日まで6回の上演が予定されています。
▼バイロイト音楽祭2016公式サイトより『トリスタンとイゾルデ』
Tristan und Isolde - Bayreuther Festspiele
また、ニューヨークのメトロポリタン・オペラでも、オープニング演目として、9月26日からサイモン・ラトル指揮、マリウシュ・トレリンスキの新演出が予定されており、METライブ・ビューイングでも上演が予定されています。
▼ニューヨーク・メトロポリタン・オペラ公式サイトより『トリスタンとイゾルデ』
Tristan und Isolde - The Metropolitan Opera
▼METライブ・ビューイング公式サイトより
『トリスタンとイゾルデ』 - 2016-2017 | 演目紹介 | METライブビューイング:オペラ | 松竹

そのワーグナーの最高傑作を、東京二期会では、9月10・11・17・18日、東京文化会館で、ヘスス・ロペス=コボスの指揮、ヴィリー・デッカーの新演出により二期会64年の歴史上、初上演します。

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指揮
ヘスス・ロペス=コボス
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演出
ヴィリー・デッカー

演出のヴィリー・デッカーからは、“東京での上演は、ライプツィヒでのプロダクションの再演ではなく、自分自身の現在のヴィジョンによる『トリスタンとイゾルデ』になります”とのこと。まさしく、デッカーの決定版『トリスタンとイゾルデ』を完成するために来日する予定です。
指揮のヘスス・ロペス=コボスは、いまや伝説となった1987年、音楽総監督を務めていたベルリン・ドイツ・オペラ引越し公演のワーグナーの「ニーベルングの指環」4部作(ゲッツ・フリードリッヒ演出)を指揮して以来、待望の日本でワーグナー上演の指揮になります。マエストロにとって『トリスタンとイゾルデ』は非常に重要な作品であり、音楽総監督を務めていたマドリッドのテアトル・レアル劇場でも2008年に当作品を取り上げ、好評を博しています。
またシンフォニーの分野でも定評あるマエストロは今回の来日で『トリスタンとイゾルデ』に加えて、読売日本響楽団の名曲シリーズで9月16日にサントリーホールでも指揮を執ります。加えて、来年1月18日・19日、NHK交響楽団 定期公演にも出演します。
▼スペイン音楽によるプログラム
第596回名曲シリーズ - 読売日本交響楽団
▼レスピーギ:交響詩「ローマの祭り」 ほか
第1854回 定期公演 Bプログラム - コンサート詳細|NHK交響楽団

ワーグナーの不朽の愛の名作『トリスタンとイゾルデ』ですが、とりわけ国内での舞台上演は数少なく、近くは2010年12月/11年1月の新国立劇場での上演以来になり、今年注目の生舞台を東京に居ながら、楽しめるこの機会をお見逃しになると次回はいつになるか・・・・・・
どうかお見逃しなく!

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場2016年9月公演
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 オペラ全3幕

日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
  10日(土),11日(日),17日(土),18日(日)
  いずれも14:00開演(13:00開場)
会場:東京文化会館大ホール
  (JR上野駅公園口より徒歩1分)
料金:全席指定【発売中】
  S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円

▼公演の詳細、チケットのご予約はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 2016年9月公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場

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欧州で注目を集める若手ワーグナー・テノール、ブライアン・レジスターがまもなく来日します!

ワーグナー・オペラの金字塔ともいえる『トリスタンとイゾルデ』。64年の二期会の歴史において、今年9月、ついに二期会初演を迎えます。
今回、トリスタン役を務めるゲスト歌手が、ブライアン・レジスター。ワーグナー・テノールとして今欧米で注目を集めており、今回が初来日。日本が誇るテノール福井 敬とのダブルにも、注目が集まります。
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レジスターはアメリカ生まれ。モーツァルト、ヘンデル、ベートーヴェンといった古典派音楽のレパートリーを獲得した後、2008年『ワルキューレ』ジークムントを歌って以来、ニューヨークおよびワシントンD.C.のワーグナー協会から後援を受け、ワーグナー・テノールにふさわしい輝かしい声、力強くかつドラマティックな歌唱を披露。2009年『ニュルンベルクのマイスタージンガー』のヴァルター、12年『さまよえるオランダ人』エリック、13年『ローエングリン』タイトルロールをレパートリーに獲得、そして2014年ドイツ・キール歌劇場においてトリスタンを歌い、大成功を収めます。
この度の来日直前にも、イギリス・グレンジ・パーク・オペラで同役を歌い再び絶賛を浴びたレジスター。これからますますワーグナー・テノールの名を輝かせることになろう彼の東京での舞台に、どうぞご期待ください!
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▼ブライアン・レジスターの公式サイト
The official website for tenor Bryan Register
 (フェイスブック・フィードには公演写真も)
▼公演詳細、チケットのご予約はこちら
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 2016年9月公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場

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ブログで繋ぐ!「第11回 二期会研究会駅伝コンサート」7/31(日)~出演研究会紹介
(8)フランス歌曲研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。
11回目となる今年のコンサートは8つの研究会が出演。およそ5時間弱をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。
今年も出演する研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいりました。
今回はその最終回、「フランス歌曲研究会」から届きましたメッセージをご紹介します。
      *      *      *      *      *
【フランス歌曲研究会】 ~ヴェルレーヌの詩による歌曲~
ポール・ヴェルレーヌ(1844~1896)は19世紀の世紀末を生きた詩人です。高踏派と呼ばれる、形式的で絵画的な技巧を重んじる傾向から出発して、写実的な描写より、内面の世界を象徴的に表現する象徴派の詩人として名を馳せました。『詩法』の冒頭で”何よりも先ず音楽を”と書き、詩における音調の重要性を主張しました。今日取り上げる作曲家は、フランスの近代音楽で大きな足跡を残したガブリエル・フォーレ(1845~1924)とクロード・ドビュッシー(1862~1918)です。フォーレは「レクイエム」が特に有名ですが、声楽作品、ピアノ作品、室内楽作品にも多くの傑作を残しました。
プログラムの全9曲は真ん中にフォーレの「ひそやかに」を挟んで、フォーレとドビュッシーの作品が同じ4つの詩でシンメトリックに鏡のように並べました。すなわち、フォーレの「マンドリン」、「やるせない恍惚」、「月の光」、「都に雨が降るように(憂鬱)」と歌われ、女声三重唱の「ひそやかに」を挟んで、ドビュッシーの「都に雨が降るように」、「月の光」、「やるせない恍惚」と逆に続き最後に「マンドリン」の詩に戻って行きます。同じ詩であっても、作曲家の個性と感性によって描き出される全く違った美しいヴェルレーヌの詩と音楽の世界をお楽しみ下さい。
<予定プログラム・出演者>
ヴェルレーヌの詩に応える歌声とピアノの響き~ヴェルレーヌ没後120年記念~
◆フォーレ
 1. マンドリン
 2. やるせない恍惚   …栗林朋子(メゾソプラノ)
 3. 月の光
 4. 憂鬱(都に雨が降るように)   …武田正雄(テノール)
 5. ひそやかに(女声三重唱・編曲:市川景之)
               …石井恵子、駒井ゆり子、栗林朋子
◆ドビュッシー
 6. 都に雨が降るように
 7. 月の光        …石井恵子(ソプラノ)
 8. やるせない恍惚
 9. マンドリン      …駒井ゆり子(ソプラノ)
ピアノ:須江太郎 
構成・お話:鎌田直純

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第11回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2016年7月31日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
出演研究会・予定時刻:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:55~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:25~ オペラワークショップ研究会
  <休憩15分>
 17:10~ フランス歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
 18:10~ ロシア歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:55~ 日本歌曲研究会
 19:35~ イタリア歌曲研究会
  <終演予定 20:15>

▼公演ページはこちらから
第11回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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ブログで繋ぐ!「第11回 二期会研究会駅伝コンサート」7/31(日)~出演研究会紹介
(7)オペレッタ研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。
11回目となる今年のコンサートは8つの研究会が出演。およそ5時間弱をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。
今年も出演する研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
今回は第1走者、「オペレッタ研究会」から届きましたメッセージをご紹介します。
      *      *      *      *      *
【オペレッタ研究会】 ~ウィーンオペレッタの魅力~
今年のオペレッタ研究会のステージは、歌い踊り、いつものステージより更にパワーアップして賑やかなものになっています。それは、思いきって振付に川西清彦先生をお呼びしたからです。先生は自らステージでご活躍の上、テレビ番組での振付(金井克子の「他人の関係」等)や二期会の「マイフェアレディ」や「チャルダッシュの女王」、そして近年では兵庫での「メリーウィドウ」や「こうもり」の振付で大絶賛を受けました。汗を思いきりかきながら連日の稽古に励んでおります。どうぞエンターティメントの舞台をお楽しみ下さい!! メンバーが一致団結したステージをお届けします!!

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第11回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2016年7月31日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
出演研究会・予定時刻:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:55~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:25~ オペラワークショップ研究会
  <休憩15分>
 17:10~ フランス歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
 18:10~ ロシア歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:55~ 日本歌曲研究会
 19:35~ イタリア歌曲研究会
  <終演予定 20:15>

▼出演者・演奏予定曲等公演詳細、チケットご予約はこちらから
第11回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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ブログで繋ぐ!「第11回 二期会研究会駅伝コンサート」7/31(日)~出演研究会紹介
(6)日本歌曲研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。
11回目となる今年のコンサートは8つの研究会が出演。およそ5時間弱をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。
今年も出演する研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
今回は「日本歌曲研究会」から届きましたメッセージをご紹介します。
      *      *      *      *      *
【日本歌曲研究会】 ~三人の女性作曲家の作品を集めて~
今年の駅伝コンサート、日本歌曲研究会は現在最も注目されている三人の女性作曲家、朝岡真木子、木下牧子、なかにしあかねの作品を特集します。
女性らしい細やかな感性のもとに珠玉のような素敵な歌曲作品を送り出しているお三方ですが、私たち日本歌曲研究会の例会や演奏会でも取り上げられる頻度が多く、その人気のほどが伺われます。
今回の駅伝コンサートではそれぞれのソロ作品とアンサンブル作品をセレクトしてその魅力に触れていただきたいと思っています。
そしてこの駅伝コンサートのために新たに編曲をしていただいたアンサンブル作品も披露いたします。
今年の駅伝コンサート、日本歌曲研究会区間は注目度No.1です!
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日本歌曲研究会 公開レッスン風景

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第11回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2016年7月31日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
出演研究会・予定時刻:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:55~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:25~ オペラワークショップ研究会
  <休憩15分>
 17:10~ フランス歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
 18:10~ ロシア歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:55~ 日本歌曲研究会
 19:35~ イタリア歌曲研究会
  <終演予定 20:15>

▼出演者・演奏予定曲等公演詳細、チケットご予約はこちらから
第11回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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8/4(木)メゾソプラノ杉山由紀の「トラストシティ・ランチタイムコンサート」
~11月公演『ナクソス島のアリアドネ』作曲家役に抜擢された逸材を聴く!

今年11月『ナクソス島のアリアドネ』で作曲家役をつとめるメゾソプラノ杉山由紀が、8月4日(木)「丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサート」にソロ出演します! ピアノはリヒャルト・シュトラウスを得意とする朴令鈴です。
杉山は、武蔵野音大大学院時代に出場した全日本学生音楽コンクールで第1位。二期会オペラ研修所では、マスタークラスを最優秀の成績で修了した証として贈られる最優秀賞と川﨑静子賞に加えて、予科・本科・マスタークラスの3年間無遅刻無欠席の研修生に贈られる「所長賞」も受賞しました!
昨年の二期会ニューウェーブ・オペラ『ジューリオ・チェーザレ』タイトルロールでデビューを飾り、今回、東京二期会オペラ劇場でメゾの大役に挑みます。
そして、来週のソロ・コンサート。
杉山に話を聞きました。
――『ナクソス島のアリアドネ』の作曲家にむけて、今の心境と意気込みを。
杉山: 学生時代から憧れていたズボン役で、この度、二期会本公演でデビューさせていただけることをとても嬉しく思っております。憧れていた皆様方と同じ舞台に立てることを大変光栄に思うと同時に、緊張もしております。
2008年の二期会公演『ナクソス島のアリアドネ』を拝見させていただき、音楽に対して純粋な思いを寄せる作曲家役に心惹かれました。その思いを胸に一役入魂、全身全霊で頑張ります!
――「丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサート」のプログラムについて。
杉山: ドイツ語で上演される『ナクソス島のアリアドネ』にちなみ、ドイツに留学した山田耕筰の日本歌曲とドイツリートから、おなじみの曲と私の好きな曲を。そしてオペラからは、イタリア・ドイツ・フランス語で歌われるズボン役のアリアを選曲致しました。
後半に『ナクソス島のアリアドネ』より「先生、お許しください」を演奏致します!皆様のご来場、お待ちしております。

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メゾソプラノ
杉山由紀
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ピアノ
朴令鈴

■■■ 公演情報 ■■■
森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティ
第256回 二期会シリーズ≪真夏に贈るオペラ・アリア≫

日時:2016年8月4日(木) 12:10開演
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fエントランスロビー
    ・アクセス
料金:無料
出演:杉山由紀(メゾソプラノ)、朴令鈴(ピアノ)
演奏予定曲:
  山田耕筰 「鐘が鳴ります」「曼珠沙華」「この道」
  メンデルスゾーン 「歌の翼に」
  モーツァルト 「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時」
  シューベルト 「糸を紡ぐグレートヒェン」
  グルック 『オルフェオとエウリディーチェ』より 「エウリディーチェを失って」
  モーツァルト 『フィガロの結婚』より 「恋とはどんなものかしら」
  シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』より 「先生、お許しください!」
▼森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティの情報ページはこちら
丸の内トラストシティ|コンサートスケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社
▼目標だった『ナクソス島』~杉山由紀の出演は、11月24日(木)と27日(日)
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場

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8/1(月)は、11月『ナクソス島のアリアドネ』で二期会オペラデビューするテノール伊藤達人のディナーコンサート@アルテリーベ東京

東京二期会オペラ劇場にて、またひとり新進アーティストがデビューを飾ります。
テノール伊藤達人(いとう・たつんど)が、2016年11月公演『ナクソス島のアリアドネ』にプリゲッラ役で出演します。
伊藤は福島県出身。新国立劇場オペラ研修所第14期を修了し、2014年二期会に入会。『ナクソス島』はこれまでの歩みの節目に幾度か携わってきた演目で、新国立劇場オペラ研修所修了公演ではテノール歌手/バッカスを歌い、14年パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)ではスカラムッチョ役を演じてきました。
その本公演に先立って、伊藤の歌声をお聴きいただける機会があります!8月1日(月)のアルテリーベ東京(新橋)での月曜フレッシュコンサートに、伊藤がソロ出演いたします。
前半はさまざまな言語の歌曲に、後半は月曜フレッシュらしい有名なオペラアリア・ナンバーがならびました。30歳という若さながら持ち前の幅広いレパートリーを生かした選曲がなされています。

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テノール
伊藤達人
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ピアノ
矢崎貴子

プログラムと詳細はこちら!
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
テノール伊藤達人 夏の夜の音楽会

日時:2016年8月1日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:伊藤達人(テノール)、矢崎貴子(ピアノ)
演奏予定曲:
 第1部【歌曲】
  R.シュトラウス 〈ひそやかな誘い〉〈万霊節〉
  團 伊玖磨 〈ひぐらし〉〈紫陽花〉
  サティ 〈あなたが欲しい〉
  トスティ 〈理想〉〈暁は光から〉
 第2部【オペラアリア】
  ヴェルディ『リゴレット』より 「女心の歌」
  グノー『ファウスト』より 「この清らかな住まい」
  プッチーニ『ラ・ボエーム』より 「冷たき手を」
  R.シュトラウス『ばらの騎士』より 「愛について堅くよろわれて」
  レハール『微笑みの国』より 「君よ我が心のすべて」
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
▼『アリアドネ』ブリゲッラ・伊藤の出演日は23日と26日!
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 2016年11月R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
※チケット絶賛発売中!

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ブログで繋ぐ!「第11回 二期会研究会駅伝コンサート」7/31(日)~出演研究会紹介
(5)イタリア歌曲研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。
11回目となる今年のコンサートは8つの研究会が出演。およそ5時間弱をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。
今年も出演する研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
今回は「イタリア歌曲研究会」から届きましたメッセージをご紹介します。
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【イタリア歌曲研究会】 ~イタリア歌の国・恋の国~
会員総出で皆様にお贈りする今年のイタ研コーナーは、【イタリア歌の国・恋の国】シリーズ第2弾。
題して「宴のあとの楽しみは…」。
イタリアとイタリア歌曲を知り尽くす嶺貞子女史が選んだ数々の名曲を演技付きでお楽しみいただきます。
お馴染みのロッシーニ、ヴェルディ、マスカーニ、レオンカヴァッロや、比較的新しいサデーロ、ダヴィーコ、モルターリ、またディ・カプアやデンツァのカンツォーネ・ナポリターナなど、硬軟・新旧とりまぜた幅広い選曲で、さまざまなイタリアの歌世界をご堪能ください。
鴨川太郎のナビゲーションと斯界の実力派ピアニスト山岸茂人のピアノに支えられて、イタ研パワーが炸裂する夢の舞台に、乞うご期待!
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写真:定期演奏会「ドナウディの夕べ」2015年4月22日 北とぴあつつじホール より

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第11回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2016年7月31日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
出演研究会・予定時刻:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:55~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:25~ オペラワークショップ研究会
  <休憩15分>
 17:10~ フランス歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
 18:10~ ロシア歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:55~ 日本歌曲研究会
 19:35~ イタリア歌曲研究会
  <終演予定 20:15>

▼出演者・演奏予定曲等公演詳細、チケットご予約はこちらから
第11回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ月曜フレッシュコンサート」7/25(月)ソプラノ三戸はるな&山田望美

3シーズン目を迎えた、期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は7月25日(月)。三戸はるなと山田望美、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!
二人からメッセージが届いておりますのでご紹介いたします。
――自己紹介をどうぞ!
三戸: はじめまして、ソプラノの三戸はるなです。
音楽好きの両親の元に育ち、合唱を愛した私はいつからか声楽家を志すようになりました。今はただもっと歌いたい、もっと上手くなりたいという思いで、日々精進を重ねております。
私は主にオペラの曲を演奏させていただく機会が多いのですが、歌曲や宗教曲のレパートリーもこれからもっと増やしていきたいと思っております。
山田: ソプラノの山田望美です。
私は、神奈川県横須賀市出身で、幼い頃から音楽好きの両親の影響でよく演奏会に連れていってもらっていました。本格的に声楽を始めたのは、高校2年生の時、学校の音楽の授業で私の声を聞いた先生に「声楽家を目指してみたら?」とすすめて頂いたのがきっかけでした。始めてすぐに、高校生の私は声楽の魅力にすっかりはまってしまい、1年後には音大を受験していました。
今回は、初めてアルテリーベさんに出演の機会を頂くことが出来て大変嬉しく思っております。
――今回のプログラムについて
三戸: 共演の山田望美さんは、研修所での3年間を同じクラスで過ごした大切な仲間です。可憐な容姿の内側に熱い情熱を秘めた彼女ですが実はとっても真面目で努力家で、私も日々元気と勇気をいただいています。
実はコンサートで共演させていただくのは初めてなので、非常に嬉しく、また頼もしく思っております。
今回は副題を「平成生まれの2人と共に」とさせていただきましたので、現代の楽曲をプログラムに取り入れました。木下牧子の歌曲や、アンドリュー・ロイド・ウェーバーの作品も有名な"Pie Jesu"の他にもう1曲演奏する予定です。また定番のオペラアリアなども演奏いたしますので、バラエティに富んだ構成になっています。
ソプラノ2人での共演ということで、山田さんと私の歌声の違いもお楽しみいただけたらと思います。
山田: 今回ご一緒させて頂く三戸はるなさんとは、二期会オペラ研修所で唯一、3年間ずっと同じクラスでした。そこで今回は、お互いを知り尽くした私達ならではの、息のあったアンサンブルのプログラムも準備致しました。
平成生まれ二人のフレッシュなパワーで、楽しい一時を過ごして頂けるよう、元気いっぱいでお待ちしております♪

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ソプラノ
三戸はるな
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ソプラノ
山田望美
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ピアノ
相田久美子

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
涼香の夜 ~平成生まれの2人と共に~

日時:2016年7月25日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:三戸はるな(ソプラノ)、山田望美(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ドニゼッティ 『連隊の娘』より “フランスに敬礼!”
 ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より “穏やかな夜”
 アンドリュー・ロイド・ウェバー 「ピエ・イエズ」
                          ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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ブログで繋ぐ!「第11回 二期会研究会駅伝コンサート」7/31(日)~出演研究会紹介
(4)ドイツ歌曲研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。
11回目となる今年のコンサートは8つの研究会が出演。およそ5時間弱をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。
今年も出演する研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
今回は「ドイツ歌曲研究会」から届きましたメッセージをご紹介します。
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【ドイツ歌曲研究会】 ~メンデルスゾーン・シューマンの重唱曲による女声合唱~
今回はメンデルスゾーンとシューマンの重唱曲を女声合唱でお送りします。飯山恵已子氏、髙折 續氏の発声・発音の指導のもと、普段はソロで活躍している女性歌手の精鋭人が、ロマン派の美しい調べをお届けします。
曲は、メンデルスゾーン作曲「わが願いはこの愛のすべてを」「渡り鳥の別れの歌」「挨拶」「すずらんと花々」、シューマン作曲「田舎の歌」「秋の歌」「美しい花々」「使い」の8曲です。
<出演>
指揮:宮崎義昭
ピアノ:赤塚太郎
合唱:葦名恵子、荒木聡子、安藤千夏(会友)、石井祐子、稲葉美和子、岩見真佐子、
   河村真理子、佐藤信子、杉下友季子、田口久仁子、螺良有実子、刀根敬子、
   友原久美子、中谷美恵子、中山眞理子、山之内尚美(会友)
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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第11回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2016年7月31日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
出演研究会・予定時刻:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:55~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:25~ オペラワークショップ研究会
  <休憩15分>
 17:10~ フランス歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
 18:10~ ロシア歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:55~ 日本歌曲研究会
 19:35~ イタリア歌曲研究会
  <終演予定 20:15>

▼出演者・演奏予定曲等公演詳細、チケットご予約はこちらから
第11回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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7月公演『フィガロの結婚』 公演当日のご案内

いよいよ明日、7月15日(金)から東京文化会館大ホールにて、《二期会名作オペラ祭》W.A.モーツァルト作曲オペラ『フィガロの結婚』が開幕します!
こちらに公演当日のご案内を致します。 【7/14(木)21:00掲載】

東京二期会オペラ劇場
《二期会名作オペラ祭》 2016年7月公演 W.A.モーツァルト作曲 『フィガロの結婚』 オペラ全2幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:サッシャ・ゲッツェル/演出:宮本亜門
当日券と公演タイムテーブルのご案内
7月15日(金)
7月16日(土)
7月17日(日)
7月18日(月祝)
当日券
S,A,B
S,A,B,C
なし
S,A,B,C
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1・2幕
約100分
休憩予定時刻
20:10~20:35
15:40~16:05
15:40~16:05
15:40~16:05
第3・4幕
約80分
終演予定
21:55
17:25
17:25
17:25
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※上記、販売予定当日券は14日18:00現在の情報です。販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございます。今回は上記予定よりも多少早く進行する可能性がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください。
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2016年7月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場

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ブログで繋ぐ!「第11回 二期会研究会駅伝コンサート」7/31(日)~出演研究会紹介
(3)ロシア東欧オペラ研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。
11回目となる今年のコンサートは8つの研究会が出演。およそ5時間弱をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。
今年も出演する研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
今回は「ロシア東欧オペラ研究会」から届きましたメッセージをご紹介します。
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【ロシア東欧オペラ研究会】 ~プーシキンの戯曲によるオペラ・アリア~
アレクサンドル・プーシキン(1799~1837)は、ロシア近代文学の父であり、近代ロシア文語を確立したロシア最大の詩人である。
プーシキンの500あまりの作品も素材に、今まで1000人以上の作曲家が3000以上の作品を書いている。その中心はオペラと歌曲であり、130以上のオペラやオペレッタの作品がある。中でも、愛や友情の挫折を描いた抒情的なオペラ「エフゲニ・オネーギン」(1878年原作)。ジプシーの物語詩のオペラ「アレコ」(1892年原作)。帝国の滅亡を風刺的お伽噺「金鶏」(1907年原作)。歴史劇としてロシアオペラの代表作「ボリス・ゴドノフ」(1869~72年原作)。愛の悲劇をドラマチックに描いた「スペードの女王」(1890年原作)。民話詩を題材にした「サルタン」(1900年原作)らは、特異である。
今日は、偉大なるプーシキンのロシアの魂、ロシア・オペラを味わってくださればありがたいです。
            ―― 二期会ロシア東欧オペラ研究会代表 岸本 力
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2016/5/25 渋谷区文化総合センター伝承ホールで開催の演奏会より
<出演者・演奏予定曲>
牧野舞子 (ソプラノ)
 ・チャイコフスキー 『エフゲニ・オネーギン』より タチヤーナの手紙のシェーナ
堺 裕貴 (バスバリトン)
 ・ラフマニノフ 『アレコ』より アレコのカヴァティーナ「すべての天幕は寝静まった」
野上結美 (ソプラノ)
 ・リムスキー=コルサコフ 『金鶏』より シェマハの女王の歌
渡部智也 (バス)
 ・ムソルグスキー 『ボリス・ゴトノフ』より ボリスの時計の場
増永郁子 (ソプラノ)
 ・チャイコフスキー 『スペードの女王』より リーザのシェーナとアリオーソ「もう真夜中近い」
金子みどり (ソプラノ)
 ・リムスキー=コルサコフ 『サルタン王物語』より 白鳥のアリア「皇子様、私の救い主」
ロシア東欧オペラ研究会、ロシア歌曲研究会出演者(合唱)/岸本 力(指揮)
 ・リムスキー=コルサコフ 『サルタン王物語』より 終幕の合唱
ピアニスト:小笠原貞宗

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第11回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2016年7月31日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
出演研究会・予定時刻:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:55~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:25~ オペラワークショップ研究会
  <休憩15分>
 17:10~ フランス歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
 18:10~ ロシア歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:55~ 日本歌曲研究会
 19:35~ イタリア歌曲研究会
  <終演予定 20:15>

▼出演者・演奏予定曲等公演詳細、チケットご予約はこちらから
第11回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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9月公演『トリスタンとイゾルデ』マルケ王に抜擢された、若きバス清水那由太を聴く~7/20(水)アグネスホテル・ランチタイム・コンサート

9月公演『トリスタンとイゾルデ』で、トリスタンの伯父でありコーンウォールの王であるマルケ役に抜擢された、バス清水那由太。マルケ王は、トリスタンとイゾルデの禁じられた愛への怒り、嫉妬、嘆き、悲しみを、王の威厳の内に秘めるように表現し、ついに二人を赦しながらも、取り返しのつかない悲劇を目の前にして、無念の想いを抱かねばならない難役であり、大役です。
バスという声質にも、舞台の立居振舞いから醸し出される存在の深みにも、相当の経験的年輪が求められるこの役に挑む清水は、1983年生まれの32歳。バスとしては驚異的な若さといえます。力強くも熟成された声で歌う、その秘密はどこにあるのでしょう。
7月20日(水)アグネスホテル東京のランチタイムコンサートは、バス清水那由太のエッセンスが凝縮された30分になりそうです。

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バス 清水那由太
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ピアノ 冨田 優

プログラムにあげられたのは、モーツァルト、ベートーヴェン、リヒャルト・シュトラウスの歌曲というドイツ・オーストリア音楽の系譜と、イタリア・オペラ・アリア。それらは、清水の芸大、大学院時代、そして幾度かのコンクールでの歩みに重なる歌たちとのこと。
特に、ヴェルディとの出会いの曲であり、入試やコンクールも含め様々なステージで幾度となく向かい合ってきたという『シモン・ボッカネグラ』の「悲しい胸の思いにIl lacerato spirito」には、敢えて〈戦友〉という言葉で、その愛着を表現しています。
二期会では昨年『魔笛』武士IIで本公演デビューを果たし、今年2月には『イル・トロヴァトーレ』フェルランド役で出演。ドイツものとイタリアものの両方で、既に清水は存在感を示してきました。
そして、9月の『トリスタンとイゾルデ』において、現在の集大成が聴けるに違いありません。
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2016年2月東京二期会公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』より
本公演の舞台を前にして、貴重なソロコンサートのひとときにもどうぞご期待ください。
■■■ 公演情報 ■■■
アグネスホテル東京 ランチタイムコンサート 第136回
日時:2016年7月20日(水) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:清水那由太(バス)、冨田 優(ピアノ)
予定プログラム:
 モーツァルト:コンサート・アリア〈この麗しい御手と瞳のために〉
 ベートーヴェン:〈この暗い墓の中で〉
 R.シュトラウス:《四つの歌》より 〈憩え、わが魂〉
 R.シュトラウス:《五つの歌》より 〈私は夢を抱いている〉
 ヴェルディ:『シモン・ボッカネグラ』より 「悲しい胸の想いに」
 ヴェルディ:『エルナーニ』より 「不幸な男だ」
▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)
▼清水那由太のマルケ王が聴けるのは、9月10日・18日。
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 東京二期会オペラ劇場『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会
 (指揮:ヘスス・ロペス=コボス 演出:ヴィリー・デッカー)

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【I&I】石上朋美&今井俊輔 デュオリサイタル 第5弾!!「La nostra strada ~道」

ソプラノ石上朋美とバリトン今井俊輔、お互いの姓の頭文字をとって結成された「I&I」のデュオリサイタルシリーズも今回で第5回目を迎える事になりました。
I&Iの結成時に「5回までは続ける!」という約束と意気込みをもって、これまで回を大切に重ねてきましたが、記念すべきその第5弾となる今回は、今までの総集編ともなるプログラムをお届けします。

201607_ishigami_imai.jpg その内容は、1部、2部と全く色合いの違うコンサートをお楽しみいただきます。
1部ではお互いの得意とするオペラアリアを、真剣勝負でお届けし、2部では二人の最も愛する歌曲をイタリアの作曲家、日本の作曲家の作品から選びぬき、交互にご披露します。
ピアニストには、これまでのI&Iデュオリサイタルにおいて、二人の歌声を最大限に盛り立て、数々の難曲もしっかりと支えてきた多田聡子を、そして進行役として、長く日本テレビの看板アナウンサーとして活躍した木村優子を迎えます。
今回のサブタイトルである「La nostra strada I&I」には、“クラシック芸術を志す者の道は1つ”という意味も込められ、I&Iが更なる高みを目指して、進むべき「道」を表していますが、バリトンの今井俊輔は、2017年2月の二期会オペラ『トスカ』においてスカルピア役を演じることが決まっており、これもこの「道」にそれぞれ繋がっていくように思えます。
個々に活躍しながらも、デュオとして今後ますます目が離せないI&Iの公演に是非ご期待ください。

チケットは絶賛発売中!全席指定となりますので、良いお席は是非お早めにお買い求めください。

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ちらし(PDF)ダウンロード
■■■ 公演情報 ■■■
石上朋美&今井俊輔 デュオリサイタル
Recital della scena Vol.5
~La nostra strada 「道」~

日時:2016年7月23日(土) 13:30開演(13:00開場)
会場:浜離宮朝日ホール
   (地下鉄大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ)
料金:全指定席 ¥6,000
出演:石上朋美(ソプラノ)、今井俊輔(バリトン)、多田聡子(ピアノ)
後援:イタリア文化会館、公益財団法人東京二期会
マネジメント:公益財団法人東京二期会

▼演奏予定曲、チケットご予約等、コンサート詳細はこちら
石上朋美&今井俊輔 デュオリサイタル Recital della scena Vol.5 - 東京二期会
▼今井俊輔がスカルピア役!オペラ『トスカ』の情報はこちら
東京二期会オペラ劇場 2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会

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【メディア掲載情報】「音楽の友」7月号で『トリスタンとイゾルデ』の予習を!&『フィガロの結婚』富山公演は地元2誌でおススメ!

クラシック音楽専門誌「音楽の友」の連載記事、音楽評論家・堀内 修さんによる「読むオペラ」、最新7月号において、東京二期会でも本年9月に上演いたします、R.ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』が紹介されています!
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いつも以上に堀内先生の筆致がドラマチックな印象を受けるのは、私だけでしょうか。必読です!!
▼『トリスタンとイゾルデ』公演情報はこちら
2016年9月 ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
     *      *     *
そして、いよいよ来週初日を迎える『フィガロの結婚』。7月15~18日東京公演のCDジャーナル掲載記事がYahoo!ニュースに、そのあと9月3日(土)に富山市のオーバード・ホールで開催する富山公演の情報が2つの地元誌の最新号におススメステージとして取り上げられました。
▼Yahoo!ニュースはこちら
東京二期会、宮本亜門演出によるモーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』を4度目の上演 (CDジャーナル) - Yahoo!ニュース

こちら、富山のタウン情報誌「TJとやま」
「宮本亜門演出の人気オペラがやってくる!」
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ちなみに、同誌記事からこんなスポットも気になる…富山ファミリーパークの夏限定夜間開園。
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そして、富山の女性向けライフ誌「capTakt(タクト)」
「モーツァルト×宮本亜門 名舞台が富山で実現!」
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ちなみに、同誌記事からこんなスポットも気になる…この子牛さんに会えるのはどこ!?
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さて、『フィガロの結婚』東京公演は、ついに7月17日(日)のS・A・C・D席が売切れ、B席が僅少。また、D席は全日程で完売となりました。いよいよ残席も少なくなってまいりましたので、どうかお早めにチケットをご予約ください!
7月三連休の東京公演に予定が合わない方は、9月最初の週末、北陸新幹線に乗って富山でのご鑑賞もおススメですよ!
201607_figaro_toyama_07.jpg『フィガロ』チラシの牛 (※舞台には、牛は出てきません。)
▼『フィガロの結婚』公演情報はこちらから
2016年7月 二期会名作オペラ祭 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会
2016年9月 二期会オペラ公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』(富山公演) - 東京二期会

(チケ担ZEN)

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11月公演『ナクソス島のアリアドネ』キャスト・プレ・コンサート
~7月6日(水)ソプラノ廣森 彩とテノール吉田 連が「ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会」に出演します

いよいよ本日7月2日(土)より、チケット一般発売が始まりました、11月公演R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』。早速、本キャストによるプレ・コンサートのご紹介です。
7月6日(水)、神楽坂のフレンチ・レストラン「ラリアンス」で毎回ご好評いただいているイベント「ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会」に、11月『ナクソス島のアリアドネ』の本キャストから、ナヤーデ役の廣森 彩とスカラムッチョ役の吉田 連の二人が、出演致します!
二人は『ナクソス島のアリアドネ』本公演でも同日に共演予定。今回の公演が、廣森、吉田とも二度目の二期会オペラ出演です。廣森は2012年の二期会ニューウェーブ『子どもと魔法』お姫様役でデビュー。一方の吉田は、今年2月の『イル・トロヴァトーレ』使者役で東京文化会館の舞台に立ちました。
とりわけフレッシュな歌声は、爽快な夏のフレンチにぴったりのはず。
フランス料理に和食の様式を取り入れたラリアンスのオリジナルの「フランコ・ジャポネ」にちなんで、今回のプログラムから日本の歌も取り入れてみました。

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ソプラノ
廣森 彩
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テノール
吉田 連
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ピアノ
冨田実里

■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会》
~オペラで味わうヨーロッパの夏、日本の夏~

日時:2016年7月6日(水) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:廣森 彩(ソプラノ)、吉田 連(テノール)、冨田実里(ピアノ)
予定プログラム:
 ☆第1部☆
  R.シュトラウス「セレナーデ」「私は漂う」
  A.ララ「グラナダ」
  C.A.ビクシオ「マリウ、愛の言葉を」
  〈日本の夏メドレー〉夏は来ぬ~茶摘み~村祭り~浜辺の歌
 ☆第2部☆
  C.グノー『ファウスト』より「私は夢に生きたい」
  G.ドニゼッティ『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」
  F.レハール『メリー・ウィドー』より「高鳴る調べに」
▼詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンスオペラコレクションwith二期会 ~オペラステージとレストンディナーのコラボレーション~|イベント - 神楽坂ラリアンス
 東京都新宿区神楽坂2-11 TEL03-3269-0007

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なお、最近のラリアンスと二期会とのコラボレーション企画としては、去る5月18日に「ワインとオペラを愛でる会」を開催。(左 写真4枚)
二期会オペラ7月公演『フィガロの結婚』から、ソプラノ加藤早紀、宍戸茉莉衣、アルト石井 藍、同9月公演『トリスタンとイゾルデ』から、テノール新海康仁、同11月公演『ナクソス島のアリアドネ』から、メゾソプラノ杉山由紀、バリトン野村光洋、松井永太郎の、総勢7名もの本キャストが出演しました。
ワインも料理もそして歌唱も、「アッサンブラージュ~アンサンブル」をテーマに、複数の葡萄の品種から作られたワインを口にしては、モーツァルト・オペラの重唱曲で耳を潤していただくという、豪華な一夜を演出いたしました。

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ブログで繋ぐ!「第11回 二期会研究会駅伝コンサート」7/31(日)~出演研究会紹介
(2)ロシア歌曲研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。
11回目となる今年のコンサートは8つの研究会が出演。およそ5時間弱をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。
今年も出演する研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
今回は「ロシア歌曲研究会」から届きましたメッセージをご紹介します。
      *      *      *      *      *
【ロシア歌曲研究会】 ~プーシキンの詩による歌曲~
アレクサンドル・プーシキン(1799~1837)ほどロシアで愛されている詩人はいない。
彼の作品を素材に、ロシア歌曲の父といわれるグリンカから、スヴィリドフの現代作曲家に至るまで、プーシキンはロシア・ソビエトの作曲家に霊感を与え続けた。
「プーシキンの詩的世界」は、人生の~愛、悲しみ、喜び~を表現した叙情詩が中心になっている。
そして常に、生命感に溢れ、どんなに悲劇的なテーマを歌っても、そこには「生きる喜び」があり、私達に勇気と希望を与えてくれます。
今回歌われる、プーシキンによって確立したロシア・ロマンス(叙情歌)を心行くまでお楽しみ下さい。
            ―― 二期会ロシア歌曲研究会代表 岸本 力
<出演者・演奏予定曲>
林 志保 (ソプラノ)
 ・グリンカ 「私の前で歌うな、美しい女よ」
 ・チャイコフスキー 「夜鶯」Op.60-4
河野真剛 (バリトン)
 ・キュイ 「ツァールスコエセロの彫像」
 ・ダルゴムイシスキィ 「若者と乙女」
 ・ショスタコーヴィチ 「若者と乙女」Op.46-2
清水いずみ (ソプラノ)
 ・グリンカ 「血は熱い思いにわきたち」
 ・リムスキー=コルサコフ 「たなびき流れる雲はまばらになり」
関森温子 (ソプラノ)
 ・ラフマニノフ 「ミューズ」Op.34-1
清水知加子 (ソプラノ)
 ・ラフマニノフ 「歌うな、美しい女よ」Op.4-4
岸本 力 (バス)
 ・メトネル 「私はあなたを愛していた」Op.32-4
 ・メトネル 「夜の微風」Op-36-4                 
ピアニスト:小笠原貞宗

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第11回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2016年7月31日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
出演研究会・予定時刻:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:55~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:25~ オペラワークショップ研究会
  <休憩15分>
 17:10~ フランス歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
 18:10~ ロシア歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:55~ 日本歌曲研究会
 19:35~ イタリア歌曲研究会
  <終演予定 20:15>

▼出演者・演奏予定曲等公演詳細、チケットご予約はこちらから
第11回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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開幕まで1週間!「Nikikai Days@Blue Rose 2016」稽古場レポート
~第1日〈華麗なるイタリア・オペラの世界〉

7月1日(金)~3日(日)の3日間、サントリーホール ブルーローズで開催の「Nikikai Days (二期会デイズ)」。開幕まであと1週間と迫る中、連日熱気溢れるリハーサルが行われています。
写真は二期会会館にて行われた、第1日〈華麗なるイタリア・オペラの世界〉のリハーサル風景です。
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先日開催されたばかりの日生劇場でも好評を博した、ロジーナ富岡明子とフィガロ上江隼人(右端)。そしてイタリア・ミラノから一時帰国しての出演となる中島康晴(右から2人目)のアルマヴィーヴァ伯爵が加わっての『セビリアの理髪師』三重唱のリハーサルにて。ピアノは河原忠之(左端)。
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続いて、樋口達哉と横山恵子による『トスカ』の二重唱。
樋口のマリオ・カヴァラドッシもイメージぴったり。来年2月には東京二期会『トスカ』にもカヴァラドッシ役で出演することが発表されました!
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『ドン・カルロ』からは樋口と上江による、有名な友情の二重唱を。大山亜紀子(写真)によるエリザベッタのアリア「世のむなしさを知る神」では、哀しみと清らかさにあふれる祈りが美しく心に沁み入ります。
そして、横山恵子のトゥーランドット登場のアリアは、まさにトリを飾るに相応しい、至高の芸術の域に達しています。このほか、それぞれが極め付けの名アリアを披露致します。
二期会主催公演ならではの豪華出演者による夢の共演をどうぞお聴き逃しなきよう、一同ご来場をお待ち申し上げております。
お席も残り少なくなってまいりました。どうぞチケットは急ぎお求めください!

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>

日時:2016年7月1日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)大山亜紀子、横山恵子
   (メゾソプラノ)富岡明子
   (テノール)中島康晴、樋口達哉
   (バリトン)上江隼人
   (ピアノ)河原忠之
▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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【Nikikai Days 2016情報】7/2(土)第2日<わたしの特別な作曲家>
歌手たちが愛してやまない作曲家の珠玉の作品を集めた夢の饗宴!〔秋葉京子 編〕

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
第2日は、山田耕筰からマーラー、プーランクまで時代と国を超えた名曲の数々を、第一線で活躍する歌手たちが特別な想いをもって歌い上げます。
そんな歌手たちの想いをお伝えしています。
最終回は秋葉京子。心から愛してやまないマーラー作品の魅力について語っていただきましょう。

201606_akiba_kyouko.jpg ◆秋葉京子(メゾソプラノ)
今日までに沢山の美しく素晴らしい歌曲に出合ってまいりました。その中でもひときわ異彩をはなつマーラーの歌曲達!
今回はその中で、マーラーの目指した「歌曲とオーケストラの融合」の新しい段階を示しているとされる『亡き子を偲ぶ歌』を演奏させて頂きます。この曲は詩人フリードリッヒ・リュッケルトが自らの子供の死に直面して作られた300を超える詩の一部に作曲されています。
この作品の完成の後、なんという運命の過酷さか、マーラーもまた愛する娘を亡くしています。自責の念と後悔を乗り越えて、最後には、神の手に委ねる子守歌のやさしさで、子供を包み込んでいます。
コンサートでは皆様方に、私が愛してやまない心の原点ともいうべきこの作品をお聴き頂けますこと、とても光栄に存じます!
◆演奏予定曲
マーラー作曲
 『亡き子をしのぶ歌』
  「いま晴れやかに陽が昇る」
  「なぜそんなに暗い眼差しだったのか、今にしてよくわかる」
  「きみのお母さんが戸口から入ってくるとき」
  「いつも思う。子供たちはちょっと出かけただけなのだと」
  「こんな嵐のときに」

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第2日<わたしの特別な作曲家>

日時:2016年7月2日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)山口道子
   (アルト)秋葉京子
   (テノール)大澤一彰、又吉秀樹
   (バリトン)坂下忠弘
   (ピアノ)多田聡子
▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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ブログで繋ぐ!「第11回 二期会研究会駅伝コンサート」7/31(日)~出演研究会紹介
(1)オペラワークショップ研究会

二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。
11回目となる今年のコンサートは8つの研究会が出演。およそ5時間弱をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。
今年も出演する研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
今回は「オペラワークショップ研究会」から届きましたメッセージをご紹介します。
      *      *      *      *      *
私たち「オペラワークショップ研究会」では、各自1演目の1役を1年かけて全幕通して勉強・研究する活動を行っています。
今年の駅伝コンサートにおけるテーマは「ベルカントオペラ とシェイクスピア原作オペラにおける恋愛の光と影の部分を如何に歌い演じるか」でございます。特にシェイクスピアは今年没後400年にあたり、「オテロ」「ハムレット」「マクベス」など皆様おなじみの作品をご用意いたしました。ベルカントオペラも「ドン・パスクアーレ」「カプレーティ家とモンテッキ家」など選りすぐりの演目をご用意いたしました。
いろどり豊かな個性による私たちの歌で、原作のそれぞれの場面を思い描いていただけたら幸いです。
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2016/4/22 めぐろパーシモンホール小ホールで開催のガラ・コンサートにて

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第11回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2016年7月31日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
出演研究会・予定時刻:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:55~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:25~ オペラワークショップ研究会
  <休憩15分>
 17:10~ フランス歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
 18:10~ ロシア歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:55~ 日本歌曲研究会
 19:35~ イタリア歌曲研究会
  <終演予定 20:15>

▼出演者・演奏予定曲等公演詳細、チケットご予約はこちらから
第11回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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【Nikikai Days 2016情報】7/2(土)第2日<わたしの特別な作曲家>
歌手たちが愛してやまない作曲家の珠玉の作品を集めた夢の饗宴!〔坂下忠弘 編〕

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
第2日は、山田耕筰からマーラー、プーランクまで時代と国を超えた名曲の数々を、第一線で活躍する歌手たちが特別な想いをもって歌い上げます。
そんな歌手たちの想いをお伝えしています。
第4弾は坂下忠弘。彼が愛してやまない作曲家、フォーレとプーランクについて語っていただきましょう。

201606_sakashita_tadahiro.jpg ◆坂下忠弘(バリトン)
初めて巨匠ピアニストであるDalton Baldwin先生に出会いレッスンを受けた時に勧めてくださった、フォーレの歌曲より、先生の伴奏で初めて歌った「Les berceaux」(揺りかご)、フランスはコートダジュールで目にした「Clair de lune」(月の光)、そして先生が大好きだった「En sourdine」(ひそやかに)を歌わせていただくことにしました。
プーランクのレッスンをされているときは、歌い終わるやいなや、沈黙の時間が流れ、プーランクはとても深い。私の人生も辛いことばかりだけれど、過ぎ去ってしまえば人生も捨てたもんじゃないよ、とおっしゃてくださった一言がいまでも心から離れません。
今までもそうですが、今後もプーランク、フォーレを愛し歌い続けたいと思います。
二人の作曲家はわたしにとって特別な作曲家です。
◆演奏予定曲
フォーレ作曲
 「揺りかご」
 「月の光」
 「ひそやかに」
プーランク作曲
 『村人たちの歌』より
  「目の粗いザルの歌」
  「祭りに出かける若者は」
  「美しい春」
  「乞食(ジャンマルタンの哀歌)」
  「軍曹の帰郷」

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第2日<わたしの特別な作曲家>

日時:2016年7月2日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)山口道子
   (アルト)秋葉京子
   (テノール)大澤一彰、又吉秀樹
   (バリトン)坂下忠弘
   (ピアノ)多田聡子
▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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【Nikikai Days 2016情報】7/2(土)第2日<わたしの特別な作曲家>
歌手たちが愛してやまない作曲家の珠玉の作品を集めた夢の饗宴!〔又吉秀樹 編〕

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
第2日は、山田耕筰からマーラー、プーランクまで時代と国を超えた名曲の数々を、第一線で活躍する歌手たちが特別な想いをもって歌い上げます。
そんな歌手たちの想いをお伝えしています。
第3弾は又吉秀樹。学生時代からウィーン留学まで多感な時期に大きく影響を受けた作曲家たちについて語っていただきましょう。

201606_matayoshi_hideki.jpg ◆又吉秀樹(テノール)
今回歌わせて頂く3人の作曲家の曲たちは、どれも思い出深く、私の人生の転機に関わった曲です。
〝フェデリーコの嘆き〟は大学4年生の初めにバリトンからテノールに声種変更した際に、初めて師匠から与えられたアリア。〝Good-bye〟(さようなら)は、イタリアでデビューさせて頂くきっかけになった曲、〝E morto pulcinella〟(プルチネッラは死んだ)は同国で初めてリサイタルをした際に取り組んだ曲です。そして〝Der Zwerg〟(こびと)はウィーン留学中に出会い、それまで歌ったことのなかったドイツ歌曲の世界に引き込んでくれた曲です。新しい世界を開いてくれた曲たち、作曲家たちへの感謝、感動を込め、歌わせて頂きます。
◆演奏予定曲
トスティ作曲
 「Good-bye (さようなら)」 
 「プルチネッラは死んだ」
シューベルト作曲
 「こびと」
チレア作曲
 歌劇『アルルの女』より “フェデリーコの嘆き”

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第2日<わたしの特別な作曲家>

日時:2016年7月2日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)山口道子
   (アルト)秋葉京子
   (テノール)大澤一彰、又吉秀樹
   (バリトン)坂下忠弘
   (ピアノ)多田聡子
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Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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「二期会新進声楽家の夕べ」~6月23日(木)より発売!!

今年も二期会オペラ研修所の最終学年となるマスタークラスを優秀な成績で修了し、新たに二期会アーティストとしてのキャリアをスタートさせたフレッシュな歌手たちが、素敵な一夜をお贈り致します。
20人20色、可能性を秘めた、若さあふれる出演者達がそれぞれの歌に想いをのせ、渾身の一曲をご披露致します。
個性豊かな歌手達のデビューは、今回も東京文化会館小ホールが舞台となります。
これからの活躍が期待される、未来のプリマ、プリモへのご声援を是非お願い致します!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第59期修了生・成績優秀者による
二期会新進声楽家の夕べ
日時:2016年9月23日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口前)
料金:全席自由 3,000円 (6月23日(木)発売)

出演者と予定プログラム:
<第1部>
藤木みわ ソプラノ  ドニゼッティ 『連隊の娘』より “フランス万歳”
櫻井智美 ソプラノ  ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より “香炉はくゆり”(狂乱の場)
小山晃平 バリトン  ヴェルディ 『マクベス』より “裏切り者め!憐れみも誉も愛も”
中澤里菜 ソプラノ  オッフェンバック 『ホフマン物語』より “生け垣に小鳥たちが”
佐藤菜穂 ソプラノ  カタラーニ 『ラ・ワリー』より “さようなら、ふるさとの家よ”
真野綾子 ソプラノ  ヴェルディ 『椿姫』より “ああ、そはかの人か ~ 花から花へ”
齋藤由香利 ソプラノ ウェーバー 『魔弾の射手』より “亡きおばの見た夢”
高橋希絵 ソプラノ  コルンゴルト 『死の都』より “私に残された幸せ”(マリエッタの歌)
舟橋千尋 ソプラノ  ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より “静かな夜は”
佐竹仁美 ソプラノ  ベッリーニ 『清教徒』より “あなたの優しい声が”
渡邊仁美 ソプラノ・宮城島 康 バリトン
             ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より 二重唱“よいか?夜が明けたら”
<第2部>
安齋里江 ソプラノ・黒田詩織 ソプラノ・和田朝妃 メゾソプラノ
             R.シュトラウス 『ばらの騎士』より 三重唱“マリー・テレーズ!”
金杉瞳子 ソプラノ  ロッシーニ 『セミラーミデ』より “麗しい光が”
推屋 瞳 ソプラノ   バーンスタイン 『キャンディード』より “きらびやかに着飾って”
今井実希 ソプラノ  シャルパンティエ 『ルイーズ』より “その日から”
宮城島 康 バリトン  チャイコフスキー 『スペードの女王』より “私は貴方を愛しています”
中道友香 ソプラノ  レハール 『ロシアの皇太子』より “いつかきっと愛する人が”
佐々木麻子 ソプラノ トマ 『ミニョン』より “私はティターニア”
黒田詩織 ソプラノ  ビゼー 『カルメン』より “不安にさせるものなどない”
安齋里江 ソプラノ  ベッリーニ 『夢遊病の女』より “ようこそ皆さん 私にとって今日という日は”
渡邊仁美 ソプラノ  R.シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』より “すべてのものが清らかな国がある”
和田朝妃 メゾソプラノ チレア 『アドリアーナ・ルクヴルール』より “苦い悦び”
▼ご予約・お問合せ等、公演情報ページはこちら
二期会新進声楽家の夕べ(2016/9/23)|コンサートラインアップ - 東京二期会

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【Nikikai Days 2016情報】7/2(土)第2日<わたしの特別な作曲家>
歌手たちが愛してやまない作曲家の珠玉の作品を集めた夢の饗宴!〔山口道子 編〕

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
第2日は、山田耕筰からマーラー、プーランクまで時代と国を超えた名曲の数々を、第一線で活躍する歌手たちが特別な想いをもって歌い上げます。
そんな歌手たちの想いを数回に分けてお伝えしています。
第2弾は山口道子。彼女の特別な作曲家である山田耕筰をとおして美しい日本の歌について語っていただきましょう。

201606_yamaguchi_michiko.jpg ◆山口道子(ソプラノ)
二期会Days 第2日 わたしの特別な作曲家 では、私は日本歌曲を歌わせていただきます。
これまで、日本人として母国語である日本語を大切に日本歌曲や創作オペラを歌ってまいりました。今回のコンサートでも、日本歌曲の代表的な作曲家で 今年生誕130年を迎えた山田耕筰の作品を中心に歌わせていただきます。
繊細かつダイナミックな日本歌曲の世界をどうぞお楽しみくださいませ!
◆演奏予定曲
山田耕筰作曲
 ・この道
 ・鐘がなります
 ・松島音頭
 「風に寄せてうたへる春のうた」
  ・青き臥床をわれ飾る
  ・君がため織る綾錦
  ・光に顫ひ日に舞へる
  ・たゝへよ、しらべよ、歌ひつれよ
平井康三郎作曲
 ・うぬぼれ鏡

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第2日<わたしの特別な作曲家>

日時:2016年7月2日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)山口道子
   (アルト)秋葉京子
   (テノール)大澤一彰、又吉秀樹
   (バリトン)坂下忠弘
   (ピアノ)多田聡子
▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ月曜フレッシュコンサート」6/20(月)ソプラノ別府美沙子、水守千穂美

週の始まりをフレッシュな気持ちでお過ごしいただくためにアルテリーベ東京で毎週月曜日に開催されている「月曜フレッシュコンサート」。
6月20日(月)は、二期会所属のソプラノ別府美沙子(べっぷ みさこ)と水守千穂美(みずもり ちほみ)が出演いたします。ピアノは相田久美子。

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ソプラノ
別府美沙子
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ソプラノ
水守千穂美
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ピアノ
相田久美子
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ふたりからのコメントをご紹介いたします!
      *      *      *
水守: アルテリーベ東京様には、このような機会をいただき、誠にありがとうございます。
別府: オペラ研修所本科時代に一緒に勉強していた水守さんとは、同じソプラノで声種も近く、プログラムを考えるのにとても悩みました。
水守: 初めての打ち合わせの時には、お互いが相手に歌って欲しい曲を持ち合うという仲睦まじさで…
別府: 最終的にはテーマを両手に“花”ならぬ“Queen”として、女王にちなんだ曲をプログラムに入れてみました。
水守: 私たちのレパートリーが似ていることがきっかけでした。お互い歌いたい曲を譲らなくて大変なことになるのではないかという危惧が題に憑依しています。本番では“両手に女王”の題にちなんでバチバチする予定です!
別府: 前半には日本歌曲や外国語の歌曲など聴きやすいものと、『羊飼いの王様』よりソプラノ二人で歌う珍しい二重唱をお届けいたします。
後半は女王にちなんだオペラアリアを中心に演奏いたしますが、楽しい演出になるよう二人で考えておりますので、当日をお楽しみに!
アルテリーベ東京で飲んで食べてワイワイとお楽しみいただけたら嬉しいです。
水守: 皆様のお越しを心よりお待ちしております。
      *      *      *
フレッシュコンサートらしい軽やかなプログラムで、初めての方でもお楽しみいただけそう。お誘い合わせていらしてみてはいかがでしょうか。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
 両手にQUEEN♡

日時:2016年6月20日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:別府美沙子(ソプラノ)、水守千穂美(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
予定プログラム:
   ヴィヴァルディ 《グローリア》より 「Laudamus te」
   ロッシーニ 「饗宴」
   シュトラウス 「セレナーデ」
   木下牧子 「さびしいカシの木」「おんがく」
   山田耕筰 「たたえよ、しらべよ、歌ひつれよ」
   モーツァルト 『羊飼いの王様』より “王座につくためにお行きなさい、いとしい人”
   ロッシーニ 「猫の二重唱」
   マスネ 『マノン』より “私が女王のように街を歩くと”
   モーツァルト 『魔笛』より “復讐の炎は地獄のように我が心に燃え”
   バーンスタイン 『キャンディード』より “着飾ってきらびやかに”
   レハール 『メリー・ウィドウ』より “女・女・女”
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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「二期会サロンコンサート」~2016-2017シーズン
2回目は9月15日、女が集えば… ~大好きだけど 大嫌い!?~

「二期会サロンコンサート」2016-2017シーズンの第2回目となる、9月15日(木)に開催のVol.186は、2008、2009、2011年と過去3度出演し、いずれも好評を博した人気のコンビ、ソプラノ里中トヨコとメゾソプラノ北澤 幸が5年ぶりにサロンに登場します!
共にオペラやオペレッタ等、数々の舞台で活躍していますが、実は初回のサロンコンサートで初めて出会った事がきっかけで意気投合し、これまで数々の魅力的なステージをお届けしてきました。
サロンコンサートはお客様との大切な出会いの場でもありますが、このように数多くいる二期会アーティスト同志の出会いの場としても、素敵な舞台に繋がるきっかけとなっているのです。

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ソプラノ
里中トヨコ
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メゾソプラノ
北澤 幸

そんな二人がお贈りする今回のテーマは、「女が集まえば ~大好きだけど 大嫌い~」。
毎回思考を凝らし、「どうしたらお客様に喜んで頂けるパフォーマンスができるか」を常に考えているというだけあり、日本歌曲からオペレッタ、ミュージカルまで幅広い選曲の中から何やら意味深なテーマを盛り込み、想像を掻き立てます。
チケットは6月16日(木)より販売開始!
今回もチケット完売間違いなしですので、是非お早めにお買い求めください。
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.186 女が集えば… ~大好きだけど 大嫌い!?~

日時:2016年9月15日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:里中トヨコ(ソプラノ)、北澤 幸(メゾソプラノ)、坂元陽子(ピアノ)
予定演奏曲:
 木下牧子 抒情小曲集「月の角笛」より
        「うぐいす」「夕顔」「かぜとかざぐるま」 ほか
 信長貴富 寺山修司の詩による6つの歌「思い出すために」より
        「かなしみ」「世界のいちばん遠い土地へ」「ぼくが死んでも」 ほか
 オッフェンバック 〈オペレッタ〉『提灯結婚』より 「なんて女!」
 シュトルツ 「ゼアヴス・ドゥ」
 〈ミュージカル〉『ミー&マイガール』より 「あごで受けなさい」
 〈ミュージカル〉『キャバレー』より 「キャバレー」
 〈ミュージカル〉『ウィキッド』より 「この気持ち何かしら」
                           ほか
▼コンサート詳細・チケット情報はこちらから
二期会サロンコンサートVol.186 女が集えば… ~大好きだけど 大嫌い!?~ - 東京二期会

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【Nikikai Days 2016情報】7/1(金)第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>
ソプラノ横山恵子からのメッセージ

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
開幕となる第1日は、内外で活躍する二期会スター歌手たちによる夢の共演。
極め付きのオペラ・アリアに加え、『セヴィリアの理髪師』、『ドン・カルロ』、『トスカ』から名シーンの重唱による、至福の演奏をお届けします。
今回の出演者紹介は、ソプラノ横山恵子。東京二期会9月公演 ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』にてイゾルデ役で主演する横山が、一足先に開催される「二期会デイズ」においては、樋口達哉との『トスカ』の二重唱と、当り役のひとつでもあるトゥーランドット姫のアリアなど、プッチーニ・オペラのヒロインとして登場します。
       *      *      *

201606_yokoyama_keiko.jpg トスカとトゥーランドット役の激しいキャラクターが大好きな私です。
そしてわたくしの役は最後まで元気でハッピーエンドが少ないので、1曲は姫として終われるトゥーランドットを是非今回入れさせていただきたいとおもいました。トスカは女性の目からみても可愛い女性、私もあやかって役に成り切り嫉妬深いく可愛いトスカをがんばります。
               横山恵子

       *      *      *
横山をはじめ、大山亜紀子、富岡明子、中島康晴、樋口達哉、上江隼人の、旬の歌手たちが一堂に会する、二期会21主催公演ならではの豪華企画!
この貴重な機会をどうぞお聴き逃しなきよう、会場にてお待ち申し上げます。
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2014年2月 東京二期会公演 ヴェルディ『ドン・カルロ』で
エリザベッタをつとめる横山 (撮影:三枝近志)
■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>

日時:2016年7月1日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)大山亜紀子、横山恵子
    (メゾソプラノ)富岡明子
    (テノール)中島康晴、樋口達哉
    (バリトン)上江隼人
    (ピアノ)河原忠之
演奏予定曲:
・ヴェルディ『椿姫』より “パリを離れて”
   大山亜紀子(ヴィオレッタ)、中島康晴(アルフレード)
・ロッシーニ『ラ・チェネレントラ』より “悲しみと涙のうちに生まれて”
   富岡明子(アンジェリーナ)
・ロッシーニ『セビリアの理髪師』より “私は町の何でも屋”
   上江隼人(フィガロ)
・ロッシーニ『セビリアの理髪師』より 三重唱“ああ思いがけないこの喜び”
   富岡明子(ロジーナ)、中島康晴(伯爵)、上江隼人(フィガロ)
・ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より “我が祖先の墓よ”
   中島康晴(エドガルド)
・ヴェルディ『ドン・カルロ』より 二重唱“我らの胸に友情を”
   樋口達哉(ドン・カルロ)、上江隼人(ロドリーゴ)
・ヴェルディ『ドン・カルロ』より “世のむなしさを知る神”
   大山亜紀子(エリザベッタ)
・プッチーニ『トスカ』より “妙なる調和”
   樋口達哉(カヴァラドッシ) 
・プッチーニ『トスカ』より 二重唱“マリオ!マリオ!”
   横山恵子(トスカ)、樋口達哉(カヴァラドッシ)
・プッチーニ 『トゥーランドット』より “この宮殿の中で”
   横山恵子(トゥーランドット)
▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

▼こちらより2010年6月掲載のインタビューなどがご覧いただけます
横山恵子の今|ピックアップ・アーティスト バックナンバー - 二期会21

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7/15(金)『フィガロの結婚』プレミエ・キャンペーン!~150組のペアのお客様にバラの花をご進呈

オペラの初日公演=プレミエを華やかにお迎えいただこうと、東京二期会オペラ劇場公演の初日に企画しているプレミエ・キャンペーン。7月公演二期会名作オペラ祭『フィガロの結婚』でも開催が決まりました!
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◇◆◇ 二期会名作オペラ祭『フィガロの結婚』プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
このオペラの幸福を彩る「結婚」と「花束」(第3幕に娘たちが花束を持って登場)のモチーフにちなんで、7月15日(金)初日公演にご来場のペアのお客様150組に、バラの花をご進呈いたします!
 ・受付場所:東京文化会館大ホール ロビー
 ・受付開始:17:30より先着順受付
  引換券をお渡しいたします。終演後にバラの花とお引換えをいたします。
17時30分の開場時より、ロビー内にプレゼントカウンターを設置いたします。
お二人揃ってお立ち寄りください。もちろん、ペアでしたらご夫婦でなくてもかまいません。ご友人、ご姉妹、親子様でも、いらしていただけましたら幸いです。受付は先着順150組様限定となりますので、どうぞお早目に!

■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場《二期会名作オペラ祭》
W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』
オペラ全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年7月
     15日(金) 18:30開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     16日(土) 14:00開演
     17日(日) 14:00開演
     18日(月・祝) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
二期会名作オペラ祭特別料金:
    S席10,000円~D席4,000円、学生席2,000円
指揮:サッシャ・ゲッツェル
演出:宮本亜門
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
▼公演情報ページはこちら
2016年7月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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【Nikikai Days 2016情報】7/2(土)第2日<わたしの特別な作曲家>
歌手たちが愛してやまない作曲家の珠玉の作品を集めた夢の饗宴!〔大澤一彰 編〕

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
第2日は、山田耕筰からマーラー、プーランクまで時代と国を超えた名曲の数々を、第一線で活躍する歌手たちが特別な想いをもって歌い上げます。
そんな歌手たちの想いを数回に分けてお伝えしたいと思います。
第1弾はテノール大澤一彰。彼が愛してやまないイタリアを代表する作曲家たちについて語っていただきましょう。

201606_oosawa_kazuaki.jpg ◆大澤一彰(テノール)
二期会デイズ 第2日は、<わたしの特別な作曲家>と題した、国別対抗戦です!
僕は長らくローマで学び、日伊声楽コンコルソでも優勝していることから、《イタリア》担当で、イタリア近現代の作曲家から、1900年を境に活躍した4名を吟味し、その作品を選びました。
前半は、トスティ“暁は光から”と、ガスタルドンの“禁じられた音楽”の流麗な旋律と情熱的な歌詞をお楽しみください。
後半はまず、皆様よくご存じのプッチーニ 歌劇『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”をお聴きいただき、続けて、彼の死後『トゥーランドット』の第3幕を完成させた作曲家、アルファーノの珍しい歌曲“ルーチェ(光)”を歌います。
並べて聴くことで、プッチーニの大作を任されたアルファーノの力量を、皆様に感じて頂く…と、いう趣向です。
また、共通したモチーフとして『光』を仕込み、統一感を出しました。
“暁は光から”は、明け方の光、“禁じられた音楽”は、(毎晩私のバルコニーの下でカンツォーネが聴こえる…)の歌詞に始まる月明り、 “誰も寝てはならぬ”は、愛と希望に震える星々の光、“ルーチェ(光)”はまさにタイトル通り…です。
4月、僕の故郷・熊本は震災に見舞われ、実家も被災しましたが、僕の胸に燃える音楽への“光”は、消えることなく、より一層輝き続けています。どうぞお楽しみください!
◆演奏予定曲
トスティ作曲 「暁は光から」
ガスタルドン作曲 「禁じられた音楽」
プッチーニ作曲 歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
アルファーノ作曲 「ルーチェ(光)」

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第2日<わたしの特別な作曲家>

日時:2016年7月2日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)山口道子
   (アルト)秋葉京子
   (テノール)大澤一彰、又吉秀樹
   (バリトン)坂下忠弘
   (ピアノ)多田聡子
▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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平成28年度(第27回)五島記念文化賞・オペラ新人賞にソプラノ髙橋 維~7月は『フィガロの結婚』スザンナに

二期会所属のソプラノ髙橋 維(たかはし ゆい)が、平成28年度(第27回)五島記念文化賞・オペラ新人賞を受賞!去る4月14日には、ザ・キャピトルホテル東急にて行われた贈呈式に出席しました。
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▼五島記念文化賞についてはこちら
五島記念文化賞 受賞者のご紹介 - 公益財団法人五島記念文化財団 The Gotoh Memorial Foundation
髙橋は、ルーキー・イヤーの昨年(2015年)から二期会オペラに立て続けに出演。デビューとなった5月二期会ニューウェーブ『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ役に始まり、7月には宮本亜門演出『魔笛』夜の女王、11月にはオペレッタ『ウィーン気質』ペピと、そのいずれの舞台でも鮮烈な印象を残しています。
201606_takahashi_yui_01.jpg 『ジューリオ・チェーザレ』より
201606_takahashi_yui_02.jpg 『魔笛』より
201606_takahashi_yui_03.jpg 『ウィーン気質』より
そして、今回の受賞を受けて、2017年3月からは五島記念文化財団の助成によりウィーンにて研修をスタートさせます。
髙橋本人から、コメントを受け取りました。

201606_takahashi_yui_04.jpg ――受賞の感想をお願いします。
髙橋: このような栄えある賞をいただけたことを心から感謝しております。いつも応援してくださる方々のおかげでここまで来ることができました。お客様からもたくさんのお祝いの言葉をいただき、大変嬉しかったです。本当にありがとうございます。
研修開始まで精一杯国内で活動させていただきますので、たくさん聴いていただけたら幸いです。研修ビフォーアフターも注目していただけたらと思います(笑)
研修を経て、成長した姿をお見せしたい…!と今から意気込んでおります!
――研修地にウィーンを選んだ理由は?
髙橋: もともと大学院ではドイツリートを中心に研究していましたし、ドイツ語圏でリートやオペラを学べたらな…という思いがずっとありました。
今後身に付けたいレパートリーを考えて、ウィーンが良いのでは、という思いと音楽の都への憧れもあって、昨年実際に滞在したんです。そこで幸運にも良い先生に巡り合うことができたので、研修地に決めました。

そして、髙橋は今年もオペラの舞台が続きます。
まずは7月二期会『フィガロの結婚』スザンナ、続いて9月あいちトリエンナーレ『魔笛』夜の女王、11月二期会『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタと…いずれもウィーンにゆかりの深い作品に出演を予定しており、驚異のペースで昨年を凌ぐ大役に挑戦していきます!
『フィガロの結婚』スザンナにむけての意気込みはこちら!

どうぞ今年も髙橋 維をお観逃しなく!お聴き逃しなく!
▼スザンナ髙橋 維の出演は、7月16日と18日。ご期待ください!
2016年7月公演《二期会名作オペラ祭》W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場
 ―各席種ともに残席が少なくなってまいりました。ご予約お急ぎください!

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ソロ・ライブ『La Dill à la carte!!』@Capel Act.2 ~ 岩田健志(バリトン)

メジャー・デビュー2周年を迎えるLa Dill(ラ・ディル)。
今年は4人でのコンサートツアーに加え、メンバーそれぞれがセルフ・プロデュースするソロ・ライブ『La Dill à la carte !!』@Capel も加わり、La Dillの魅力を更にパワーアップしてお届けします。
次回開催は7月3日(日)、バリトン岩田健志がお贈りするソロ・ライブ。岩田による熱血歌唱指導に加えて名曲を一緒に歌うコーナーなど、素敵なひと時をご一緒致しましょう。座席数が限られていますのでお申し込みはお早めに!

201606_iwata_takeshi.jpg ≪岩田健志からのメッセージ≫
岩田健志の魅力をふんだんに盛り込んだコンサートです!
普段はハーモニーを支えている私ですが、頑張って前面に押し出していきます!
■■■ 公演情報 ■■■
ソロ・ライブ『La Dill à la carte !! 』@Capel
à la carte !! Act. 2 岩田健志(バリトン)
「バリトンコンサート~夏の風によせて~」

日時:2016年7月3日(日)12:30開演
会場:ホテルグリーンプラザ箱根 箱根の森高原教会チャペル
料金:全席指定 2,500円(税込)
演奏予定曲目:
  リスト作曲 「ペトラルカの3つのソネット」 ほか

▼コンサートチケットのご予約・お問合せ先
キャピタルヴィレッジ 03-3478-9999
▼コンサートツアーの詳細はこちら
ラ・ディル [La Dill] - ホテルグリーンプラザ
※ホテル宿泊プランや新宿発着の日帰りバスツアーのご案内もございます。
▼富士を望む露天風呂や箱根の森高原教会チャペルのご案内はこちら
ホテルグリーンプラザ箱根
▼日本クラウン La Dill公式ページ
La Dill (ラディル) - 最新ニュース - 日本クラウン株式会社 クラウンレコード
▼公式Facebookもスタートしました! La Dillの最新情報にもご注目ください。
La Dill 公式Facebook

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「二期会サロンコンサート」~2016-2017シーズンがいよいよスタート!
初回は6月16日、ロマン派作曲家によるドイツ歌曲と重唱の夕

毎回好評いただいておりますコンサートシリーズ、「二期会サロンコンサート」。いよいよ2016-2017シーズンがスタートします!
その第1回を飾るVol.185「ロマン派の作曲家によるドイツ歌曲・重唱の夕べ」の公演が、今月16日に近づく中、コンサートに向けてのメッセージが出演者を代表してバリトン石崎秀和より届きましたのでご紹介いたします。
        *      *      *
この度は二期会のサロンコンサートで歌えますことを非常に嬉しく思っています。
今回は、テノールの松原 友さんと二人でドイツ歌曲・重唱をお届けします。ピアニストには山田 剛史さんをお迎えしました。
主にカール・レーヴェのバラード作品を中心に、またシューマン、メンデルスゾーンの二重唱曲も織り交ぜたプログラムを作成しました。バラード作曲家として名を馳せたカール・レーヴェですが、今年がちょうど生誕220年にあたります。
色とりどりのプログラムを字幕付きでお楽しみいただけたら幸いです。
皆様のご来場、心よりお待ちしています。     ―バリトン 石崎秀和
        *      *      *
今回スポットを当てるカール・レーヴェは、「バラード」と呼ばれる、劇的な内容と比較的長い演奏時間を要する歌曲の作曲を得意としており、歌曲だけでも400曲、そのほかに器楽曲も残した精力的な作曲家です。また、シューベルトとほとんど同時期に、ゲーテの詩による『魔王』を完成させていたことも有名です。
ヴォルフ、シューマン、ブラームス、マーラー、R. シュトラウスといったロマン派歌曲の巨匠も数々のバラードを残していますが、その中でもカール・レーヴェは一線を画し、類稀なる真のバラード作曲家として揺るぎない地位を築きました。そんなカール・レ―ヴェの世界を是非このサロンコンサートで、ご堪能ください。

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テノール
松原 友
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バリトン
石崎秀和

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
《二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン》
Vol.185 ロマン派の作曲家によるドイツ歌曲・重唱の夕べ
~カール・レーヴェの歌曲・バラードを中心として~

日時:2016年6月16日(木) 19:00開演
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・ワンドリンク付き)
出演:松原 友(テノール)、石崎秀和(バリトン)、山田剛史(ピアノ)
予定演奏曲:
  F.シューベルト 「ます」
  C.レーヴェ 「魔王」
         「詩人トム」
         「アーチボルド・ダグラス」
  R.シューマン 「美しい花」(二重唱)
  F.メンデルスゾーン 「わが愛のすべてを」(二重唱)
                     ほか

▼お問合せ・チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 へ
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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「Nikikai Days」×「LIVING ROOM CAFE by eplus」連動企画第3弾!
オペラ界の貴公子・樋口達哉が歌う愛の世界

〈アーティストが友人を招きもてなすリビングルーム〉というコンセプトで誕生した、渋谷のLIVING ROOM CAFE by eplusで毎週日曜に開催されている「サンデー・ブランチ・クラシック」に、二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)連動企画として、二期会デイズの歌手が出演。1回約30分のステージで、気軽に上質なクラシックをお楽しみいただけます。
連動企画は4~6月の月イチ全3回の開催で、これまでに二期会デイズ第3日『ドン・ジョヴァンニ』からバリトン宮本益光とソプラノ三井清夏、二期会デイズ第2日「わたしの特別な作曲家」からソプラノ山口道子が出演し、大盛況を博しました。そして、ラスト第3回目となる6月12日(日)には、二期会デイズ第1日「華麗なるイタリア・オペラの世界」から、輝かしい演奏で多くのファンを魅了する〈オペラ界の貴公子〉ことテノール樋口達哉が登場!
『トスカ』より“妙なる調和”、『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”、『リゴレット』より“女心の歌”、などなど、イタリア・オペラの王道を行くプログラムを間近でお聴きいただける貴重なチャンスです。
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■■■ 公演情報 ■■■
サンデー・ブランチ・クラシック×LIVING ROOM CAFE by eplus
樋口達哉/テノール

日時:2016年6月12日(日) 13:00~/15:00~ (各30分・2回公演)
会場:LIVING ROOM CAFE by eplus(渋谷区)
料金:カフェ飲食代+ミュージックチャージ500円
出演:樋口達哉(テノール)、金井 信(ピアノ)
▼会場アクセス・ご予約方法など、公演詳細はこちら
樋口達哉 2016.6.12 SUN - サンデー・ブランチ・クラシック
※「渋谷駅」:JRハチ公口から道玄坂方面に進み、SHIBUYA109の隣、ユニクロ渋谷道玄坂店が入る「プライムビル」の5階。地下鉄・東急線からは1番出口の直通エレベーターから5階へ。
※未就学児入場可。
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◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇
国内最大の声楽家団体〈二期会〉を代表するアーティストたちがサントリーホール ブルーローズに集結、3日間にわたり魅力的なプログラムをお届けする「Nikikai Days @ Blue Rose 2016」は、7月1日(金)~3日(日)の開催!
▼詳しくはこちらをご覧ください
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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テノール城 宏憲が NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」に登場!

クラシック界の新星たちによるフレッシュな演奏をじっくり楽しめる番組、「リサイタル・ノヴァ」。今回は、テノールの城 宏憲(じょう ひろのり)の登場です。
昨年の第84回日本音楽コンクール声楽部門を制したのに続き、去る2月の東京二期会公演『イル・トロヴァトーレ』ではカバーを務めていたマンリーコ役での緊急登板で鮮烈な≪新星誕生≫を印象付けた城が、今の力の全てを余すところなく発揮する今回のプログラム。いずれの楽曲も彼にとって想いの深い曲ばかりですが、滅多に演奏されない『運命の力』初演版によるドン・アルヴァーロのアリアは一聴の価値ありです!
201605_jou_hironori.jpg 城 宏憲
◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
「リサイタル・ノヴァ」 城 宏憲(テノール)
放送局:NHK-FMラジオ
放送日時:
  (本放送)2016年5月29日(日) よる20:20~21:00  
  (再放送)2016年6月3日(金) あさ9:20~10:00
プログラム:
 ■ショパン:「ポーランドの歌 作品74から 第12曲“いとしい人”」
 ■リスト:「おお、愛しうる限り愛せ」
 ■グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』から “愛よ、愛よ!ああ、太陽よ昇れ”
 ■マスネ:歌劇『ウェルテル』から オシアンの歌 “春風よ、なぜ私を目ざますのか”
 ■ヴェルディ:歌劇『運命の力』(初演版)から “どれほどの血が流されたか”
 ■プッチーニ:歌劇『トスカ』から “星は光りぬ”
  (ピアノ:中桐 望)
▼番組ホームページはこちら
リサイタル・ノヴァ - NHKオンライン
ノヴァの皆さん|リサイタル・ノヴァ - NHKオンライン(出演者への7つの質問がご覧いただけます)
▼ネットラジオでもお楽しみいただけます!
らじる★らじる - NHKネットラジオ
※局の都合により放送予定が変更になる場合があります。

●また本年8月25日(木)には、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて開催される「二期会サマーコンサート2016」への出演が決定しておりますので、そちらの方もご期待ください。
チケット絶賛発売中。全席指定となりますので、良いお席はお早めに!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート2016
データから見た二期会オペラ ~最多公演演目は何?~

日時:2016年8月25日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
   (JR渋谷駅「西口」より徒歩5分)
料金:全指定席 A席¥4,500、B席¥4,000
▼「サマーコンサート」公演詳細はこちら
二期会サマーコンサート2016 - 東京二期会
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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート」6/6(月)ソプラノ西山友里恵&メゾソプラノ達本友李

「月曜は新橋でオペラ!」を合言葉に、フレッシュなオペラ歌手の歌とブッフェスタイルのお食事で、月曜の夜から思い存分にお楽しみいただける「アルテリーベ東京・月曜フレッシュコンサート」。
6月6日(月)は、二期会所属のソプラノ西山友里恵(にしやま ゆりえ)とメゾソプラノ達本友李(たつもと ゆり)が出演します。ピアノは相田久美子。

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ソプラノ
西山友里恵
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メゾソプラノ
達本友李
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ピアノ
相田久美子

二期会オペラ研修所では同期の二人。コンサートを前に話を聞きました。

――オペラ歌手の道を歩んで、よかったと思ったこと、幸せに感じることは何ですか。
西山: 思い描いた理想に少しでも近づけた時です。
歌うことも演じることも大好きなので、どちらもできるオペラ歌手はとても幸せです。
達本: 音楽は人の心を浄化する力を持っています。それが喜怒哀楽どの感情であってもです。
演奏することによって、聴いて下さる方のたったひとりだけでも慰め、背中を一押しできることの喜びを幸せに感じております。

――今一番の目標は?
西山: 今はアルテリーベで歌うことで頭がいっぱいです!
達本: 新人コンクール入賞を目指し、今は地道に稽古を重ねております。そのためにも隅々にまで神経を使い、丁寧にかつ豊かな演奏がいつもできるようテクニックとセンスを磨きたいと心掛けております。

――今回のアルテリーベのプログラムについて
西山: 二人が今まで大切に歌ってきた曲にくわえて、今回新たに取り組んだ曲をとりいれました。すべて大好きな曲です。おなじみのオペラアリア、日本歌曲、フランス歌曲を演奏させていただきます。そして、「二人のヒロイン」というタイトルをつけさせていただきました。
達本: ソプラノの可憐な歌声とメゾソプラノのドラマティックな歌声の、メリハリのあるプログラムを揃えました。それぞれの特徴を生かしたプログラムとなっておりますので、そこに注目してほしいですね。声種も声質も異なる二人のヒロインが織り成すひと時をどうぞお楽しみに!

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
 二人のヒロイン~梅雨のひと時の贈り物

日時:2016年6月6日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:西山友里恵(ソプラノ)、達本友李(メゾソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
予定プログラム:
  グノー 『ファウスト』より “宝石の歌”
  モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より “あっちに行って頂戴”
  信時 潔 「丹沢」
  山田耕筰 「あわて床屋」
  木下牧子 「竹とんぼに」「ある日のたび」
  チレア 『アドリアーナ・ルクヴルール』より “苦い喜び、甘い責め苦”
  ドリーブ 「カディスの娘たち」
  オッフェンバック 『ホフマン物語』より “舟歌”
  アーン 「クローリスに」
  フォーレ 「ネル」
  サン=サーンス 『サムソンとデリラ』より “私の心はあなたの声で花開く”
  J.シュトラウスII世 『こうもり』より “侯爵様、あなたのようなお方は”
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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【Nikikai Days 2016情報】7/1(金)第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>
ミラノ・スカラ座でも活躍したテノール中島康晴が二期会デビュー!

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
開幕となる第1日は、内外で活躍する二期会スター歌手たちによる夢の共演。
極め付きのオペラ・アリアに加え、『セヴィリアの理髪師』、『ドン・カルロ』、『トスカ』から名シーンの重唱による、至福の演奏をお届けします。
今回の注目のひとつは、ヴェルディ『オベルト』のリッカルド役に26歳の若さで日本人テノールとして初めてスカラ座主役デビューを飾るなど、現在はミラノを拠点に世界各国の歌劇場で活躍する中島康晴が二期会アーティストとして初登場します!
公演に向けて中島からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。
       *      *      *

201605_nakajima_yasuharu.jpg テノールの中島康晴です。万緑の候、みなさま如何お過ごしでしょうか。
ミュンヘン、ミラノ、そして4月には京都でのロームミュージックフェスティバルコンサート出演の為、一時帰国しておりました。
さて、昨年末より二期会に入会しましたこと、お知らせします。そして、本年7月1日に二期会主催ガラ・コンサートに出演することになりました。これが私の二期会デビュー・コンサートになります。
私が歌うアリアは、ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』より“我が祖先の墓よ”、他にヴェルディ作曲『椿姫』からヴィオレッタとアルフレード(中島)の二重唱、ロッシーニ作曲『セヴィリアの理髪師』からロジーナ、フィガロと伯爵(中島)の三重唱を歌う予定です。東京で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

       *      *      *
国際的にも稀な正統派ベルカント歌手として世界の歌劇場に認められたその声に、どうぞご期待ください!
▼公式ページより中島の歌声が試聴いただけます!
中島康晴(テノール歌手)公式ホームページ

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>

日時:2016年7月1日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)大山亜紀子、横山恵子
    (メゾソプラノ)富岡明子
    (テノール)中島康晴、樋口達哉
    (バリトン)上江隼人
    (ピアノ)河原忠之
演奏予定曲:
・ヴェルディ『椿姫』より “パリを離れて”
   大山亜紀子(ヴィオレッタ)、中島康晴(アルフレード)
・ロッシーニ『ラ・チェネレントラ』より “悲しみと涙のうちに生まれて”
   富岡明子(アンジェリーナ)
・ロッシーニ『セビリアの理髪師』より “私は町の何でも屋”
   上江隼人(フィガロ)
・ロッシーニ『セビリアの理髪師』より 三重唱“ああ思いがけないこの喜び”
   富岡明子(ロジーナ)、中島康晴(伯爵)、上江隼人(フィガロ)
・ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より “我が祖先の墓よ”
   中島康晴(エドガルド)
・ヴェルディ『ドン・カルロ』より 二重唱“我らの胸に友情を”
   樋口達哉(ドン・カルロ)、上江隼人(ロドリーゴ)
・ヴェルディ『ドン・カルロ』より “世のむなしさを知る神”
   大山亜紀子(エリザベッタ)
・プッチーニ『トスカ』より “妙なる調和”
   樋口達哉(カヴァラドッシ) 
・プッチーニ『トスカ』より 二重唱“マリオ!マリオ!”
   横山恵子(トスカ)、樋口達哉(カヴァラドッシ)
・プッチーニ 『トゥーランドット』より “この宮殿の中で”
   横山恵子(トゥーランドット)
▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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2016年9月公演『トリスタンとイゾルデ』を予習する~6/16(木)は本キャスト多数出演の《「わ」の会》が第2幕を全曲演奏!

2016年9月公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』の予習にぴったりの演奏会が、6月16日(木)に すみだトリフォニーホール小ホールで開かれます。
主催をするのはアーティストたち自らが結成した《「わ」の会》。2012年ワーグナー生誕200年記念の年に第1回演奏会を開催し、今回が3回目の主催コンサート。9月二期会公演の本キャストが多数出演し、『トリスタンとイゾルデ』の第2幕が(ハイライトでなく!)全曲演奏されるとのこと!ヴェルディと比べるとワーグナー・オペラの曲が室内楽規模のコンサートで演奏される機会自体が少ないだけに、これは貴重な機会です。どのような演奏会になるのか、出演者のひとりで、本公演のイゾルデ役・池田香織に話を聞きました。
201605_ikeda_kaori.jpg 池田香織

――まずは、「わ」の会のご紹介を。
池田: 「わ」の会とは、ワーグナーのオペラを幕見形式でご紹介し、身近な形で、しかし本格的に楽しんでいただこうという会です。「わ」はワーグナー、ワーグナーの中心的作品であるリング(環)・そして私たちの和をあらわしています。指揮者・ピアニスト・解説や字幕まですべて自前のメンバーなのが自慢です!

――結成のきっかけは?
池田: バスの大塚博章と指揮の城谷正博が発案で、「ワーグナーのオペラを歌うのには経験の積み重ねが必要だけど、なかなかチャンスはないよね」と話していたのです。イタリアオペラやモーツァルトなどは小規模公演なども行われますが、そのようにはいきません。まずはワーグナーのサウンドをピアノで弾きこなせる有能なピアニスト、指導力のある指揮者、そして暗譜にめげない果敢な歌手が必要。あちこちの仕事場でご一緒しながらそんな話をしているうちに、ハイライトならできるんじゃない?と盛り上がって、少しずつ仲間に声をかけたのがはじまりです。
最初は演奏会形式でとか言っていたのですが、やっぱり歌手は動くと表現力が何倍にもなりますし、今ではすっかり「ピアノが舞台にのってるけど演技つきでオペラです」形式が定着しました。普段は舞台の下にいて見られない城谷のプロンプターとしての職人芸を見られるのが楽しみとおっしゃる‘通’なお客様もいらっしゃいます(笑)。

――今回は『タンホイザー』と『トリスタンとイゾルデ』のそれぞれ第2幕を演奏。
   それぞれの聴きどころを。
池田: 『タンホイザー』は、旗揚げ公演で第1幕をやったのですが、その時に演奏していただいたハープの操 美穂子さんが素晴らしかったのです。吟遊詩人の話なので、ハープ伴奏による歌は聴かせどころなのですが、このハープのパートは大変難しい。それをみごとに演奏していただいた操さんを再度お招きでき、また今二期会で大活躍のバリトン大沼 徹のヴォルフラムはきっと素晴らしいことだろう、ということで歌合戦の場を選びました。
『トリスタンとイゾルデ』は、昨年の「わ」の会で第3幕をハイライト上演したのですが、それがとても好評で。最初のイングリッシュホルンのバンダからはじまり、トリスタンの狂乱(?)からイゾルデ到着、愛の死と、少人数でできるかたちながら、しっかりストーリーも味わっていただける構成になりました。これが大変よかった、他の場面も見たいというお声を多数いただいたので、『トリスタンとイゾルデ』は最初から有力候補だったんです。
そして、東京二期会での本公演が決定し、「わ」の会からも池田と大沼が出演することになりましたので、これはやるしかないなと。ワーグナーが好きすぎて、大学のときに試験でワーグナーを歌おうとして止められたというバスバリトン大塚博章のマルケ王も楽しみですし、今まで数々の役を共に作ってきたテノール片寄純也の張りのある「これぞヘルデン」なトリスタンも楽しみです。そして、二期会公演の出演者からメゾソプラノ山下牧子さん、バリトン友清 崇さんに賛助出演いただけることになり、鬼に金棒!の気持ちです。
ここまで揃ったので、もうカットとか言わず、しっかり第2幕を通しで楽しんでいただきましょう!と思い切りました。通常はカットされることの多い「昼の対話」と呼ばれる部分も含めた完全版。簡潔なのに詩的、かつわかりやすいとご高評いただいている吉田 真の字幕で、二期会の全幕上演への予習としてもしっかりお楽しみいただけるんじゃないかなと思います。オケピットがないので歌手が近いですし、ピアノのほうがオケよりも構成がわかりやすい部分もあります。そして、半日かからず、普通のコンサートと同じ時間で終わります!

――6月のステージ、そして9月の本公演にむけて、ご自身の意気込みを。
池田: これまで良い順序でワーグナーのいろいろな役を経験させていただきました。本役ではなく、カヴァーの経験も多いのですが、だからこそ世界のレベルの歌い手と稽古できたり、稽古の様子を見学もできる、そして、声と体をゆっくり育てながら勉強することができる。
そして、ここ5年ぐらいで徐々にイゾルデという役に導かれていったように感じています。小さなホールでの上演、大きなホールでのフルサイズの上演、どちらも違った難しさがありますが、不思議と怖いという気持ちはありません。素晴らしい仲間に支えられて、安心して船に乗り込もうと思います!(『トリスタン』の最初は船旅から始まるんです!)

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山下牧子
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片寄純也
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大沼 徹
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友清 崇
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大塚博章

■■■ 公演情報 ■■■
Richard Wagner 「わ」の会コンサート vol.3
Berauschung:陶酔

日時:2016年6月16日(木) 19:00開演(18:20開場・18:30プレトーク)
会場:すみだトリフォニーホール 小ホール
料金:(全自由席) 4,000円
出演:
  (指揮)城谷正博
  (メゾソプラノ)池田香織、山下牧子
  (テノール)片寄純也
  (バリトン)大沼 徹、友清 崇
  (バスバリトン)大塚博章
  (ピアノ)木下志寿子
  (ハープ)操 美穂子
  (字幕・解説)吉田 真
プログラム:
 ・『タンホイザー』第2幕より 歌合戦の場
 ・『トリスタンとイゾルデ』第2幕全曲
チケットお取扱:
 ・「わ」の会 TEL/FAX 03-5706-3356 メール
 ・Confetti(カンフェティ) TEL 0120-240-540
後援:日本ワーグナー協会、公益財団法人東京二期会
▼公式フェイスブックはこちら
「わ」の会 - facebook

▼9月『トリスタンとイゾルデ』の本公演のページはこちらですよ!
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼二期会通信第305号掲載、池田香織のインタビュー記事はこちら!
池田香織:多くの作品を歌えば歌うほど壮大かつ繊細なワーグナーに魅せられて|『トリスタンとイゾルデ』キャストインタビュー 横山恵子・池田香織 - 東京二期会

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いよいよ開演迫る! 山下浩司 バスバリトンリサイタル(延期公演)
シューベルト歌曲集 「美しき水車小屋の娘」全曲演奏!

二期会オペラをはじめ、数々のオペラで主要な役を務め、また宗教曲等のソリストとしても大活躍のバス・バリトン山下浩司が、初のソロリサイタルを行います。
本来であれば2016年1月11日に皆様にお届けできる予定でしたが、本人の体調不良により5月19日へと日を改めさせていただくことになり、大変お待たせしてしまいました。初のソロリサイタルということで気合も入り、山下自身も非常に楽しみにしておりました。
この日を心待ちにしていただいたお客様にはお詫びの気持ち、そして感謝の気持ちを込めて、体調も万全に、いよいよこの日を迎えます。
ピアニストには絶大なる信頼を寄せる河原忠之を迎え、山下がメンバーとしても活躍するフトメン声楽ユニット「IL DEVU」(イル・デーヴ)を結成時から強力バックアップいただいているハクジュホールとの共催公演として、「IL DEVU」とはまた違ったソリストとしての山下の魅力を、存分にお届けできると思います。
いよいよお席も残り少なくなってきました、全席指定となりますので、良いお席はお早めにお買い求めください!

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ちらし(PDF)ダウンロード
■■■ 公演情報 ■■■
山下浩司 バス・バリトン リサイタル
~美しき水車小屋の娘~

日時:2016年5月19日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:Hakuju Hall (白寿ホール)
  (小田急線「代々木八幡駅」南口または
   千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分)
料金:全指定席 一般¥3,500、学生¥2,500
出演:山下浩司(バス・バリトン)、河原忠之(ピアノ)
プログラム:
 F.シューベルト
  歌曲集「美しき水車小屋の娘」D795 全曲
共催:Hakuju Hall/株式会社 白寿生科学研究所
後援・マネジメント:公益財団法人東京二期会

▼公演詳細、チケットのお求めはこちらから
山下浩司 バス・バリトン リサイタル - 東京二期会

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緊急決定!
熊本地震チャリティー「幸田浩子ソプラノリサイタル」

このたびの地震により、被害を受けられた皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地における一日も早い復興をお祈りいたします。
ソプラノの幸田浩子が出演致します、熊本地震チャリティー・リサイタルが急遽決定いたしました。
 
リサイタルちらし(画像をクリックで拡大します)
■■■ 公演情報 ■■■
平成28年熊本地震チャリティー
幸田浩子ソプラノリサイタル
BRIGHT LIGHTS, SUMMER CONCERT

【出演】幸田浩子(ソプラノ)、藤満健(ピアノ)
【日時】2016年5月18日(水) 19:00開演(18:00開場)
【会場】福岡シンフォニーホール[アクロス福岡]
【曲目】
  ヘンデル:オペラ『セルセ』より“なつかしい木陰よ”
  バッハ/グノー:アヴェ・マリア
  成田為三:浜辺の歌
  武満徹:小さな空、翼
  プッチーニ:オペラ『ジャンニ・スキッキ』より“私の愛しいお父さま”  他
     ※プログラムは変更される場合がございます。あらかじめご了承下さい。
【主催・企画制作】ビルボード・ジャパン
■入場料無料(要整理券・全席自由)
■整理券お申込方法:
  お電話もしくはメールにてお申込下さい。後日、整理券を郵送致します。
  おひとり様4枚迄(先着順)
  M.I.O.(ミオ)096-288-6696(平日10:00~18:00)
  E-mail : info@q-q-mio.jp
■申込期間:4月28日(木)~5月10日(火)
【主催・企画制作】ビルボード・ジャパン
**********************************
被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
皆さまのもとに1日でも早く、あたりまえの日常が戻ってきますように。そしてどうか少しでも多くの方に笑顔の時間が増えますように、と祈っております。心を込めて。
                        幸田浩子
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会場ロビーにて、平成28年熊本地震被災者の方々への義援金のご協力をお願いしております。
皆様からのお申し込み、ご来場を心よりお待ちしております。

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第5回目を迎える「I&I デュオリサイタル」~クラシック芸術を志す者の道は1つ…

2013年、『マクベス』にて共に二期会オペラデビュー、共演を果たした、ソプラノ石上朋美とバリトン今井俊輔によるデュオリサイタル。
お互いの名字のイニシャルから〈I&I〉と名付けたデュオリサイタルも大好評をもって、今夏いよいよ第5回目を迎えます。
今回のサブタイトルである「La nostra strada I&I」には、“クラシック芸術を志す者の道は1つ”という意味も込められ、I&Iが更なる高みを目指して、進むべき道を表しています。
さてI&Iデュオリサイタルでは、これまで年に2回、奇数回にはオペラプログラムを、偶数回には歌曲を中心としたプログラムで二人が愛するイタリアオペラや、日本とイタリアの良さが凝縮された歌曲をお届してきました。第3弾ではI&I結成のきっかけともなりましたオペラ『マクベス』を回顧し、初版にもふれながらお楽しみいただき、そして前回の第4弾では、男性らしく・女性らしく、をテーマに様々な歌曲をお届け致しました。
そして記念すべき第5弾の今回は、今までの総集編ともなるプログラムを予定しております。これまでの演奏会を通した曲目の中から、「歌い慣れ親しんだ作品」「ご好評いただいた作品」「出会って心から愛することの出来るようになった作品」さらに、「新たな試みとなった作品」などを選曲し、振り返りながら想いを込めてお届したいと思います。
ピアニストには、これまでのI&Iデュオリサイタルにおいて、二人の歌声を最大限に盛り立て、数々の難曲もしっかりと支えてきた、多田聡子を迎えます。
全席指定となりますので、是非お早めにお買い求めください。

201604_I_and_I.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
石上朋美&今井俊輔 デュオリサイタル
Recital della scena Vol.5 ~La nostra strada I&I~

日時:2016年7月23日(土) 13:30開演(13:00開場)
会場:浜離宮朝日ホール
   (地下鉄大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ)
出演:石上朋美(ソプラノ)、今井俊輔(バリトン)、多田聡子(ピアノ)
料金:全指定席 6,000円
ご予約・お問合せ:二期会チケットセンター 03-3796-1831
  (5月10日(火)よりチケット発売予定)

▼予定演奏曲等の詳細は公演ページをご覧ください
石上朋美&今井俊輔 デュオリサイタル|コンサートラインアップ - 東京二期会

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016
丸の内エリアコンサートに『フィガロの結婚』キャストのソプラノ宍戸茉莉衣とアルト石井 藍が出演します

いよいよゴールデンウィーク。後半の5月3日(火・祝)から東京国際フォーラム中心に開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016」。その関連企画である丸の内エリアコンサートには、東京二期会7月公演『フィガロの結婚』のキャストも出演します!
会期初日の5月3日(火・祝)16時30分から、新東京ビル1Fガレリアに登場するのは、マルチェリーナ役の石井 藍(アルト)と、花娘役でデビューする宍戸茉莉衣(ソプラノ)の2人です。ピアノは高田恵子。約30分の無料コンサートです。
コンサートと『フィガロの結婚』本番にむけて、ふたりに意気込みを伺いました。

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ソプラノ
宍戸茉莉衣
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アルト
石井 藍

――ゴールデンウィーク真盛りに開催されるラ・フォル・ジュルネ丸の内エリアコンサート。たくさんのお客様にいらしていただきたいですね。今回の選曲は?
石井: ラ・フォル・ジュルネのテーマが<自然>ということで、それになぞった曲や、5月ということで、R.シュトラウスの「ダリア」を歌います。
宍戸: 私もこの季節にぴったりのトスティ「薔薇」をプログラムに取り入れました。
石井: もちろん『フィガロの結婚』からも…
宍戸: はい、『フィガロの結婚』に興味を持っていただこうと、ソロでは伯爵夫人のアリアを、そしてメゾソプラノの石井さんとはスザンナとマルチェリーナの「喧嘩の二重唱」を楽しく(!)お贈りします。
――石井さんは昨年、宮本亜門演出の『魔笛』に出演しました。
石井: 宮本亜門さんの演出は、とても斬新なアイデアが溢れているけれど、絶対にブレない核があります。常に進化を遂げる亜門演出に、いつもドキドキしていました。
――宍戸さんは『フィガロの結婚』が二期会オペラデビューとなります。
宍戸: 待ちに待ったお稽古が始まりました。素晴らしい諸先輩方やマエストロ、演出家からたくさんのことを吸収し、舞台ではフィガロの世界で生きる一人の花娘として、お客様に笑顔をお届けしたいと思います。応援よろしくお願いいたします♪
――石井さんからも『フィガロの結婚』にむけて一言お願いします。
石井: 《二期会名作オペラ劇場》ということで…名作に恥じないよう、私のマルチェリーナを演じられればと思います。まずは体力づくりです(笑)

新東京ビルは、東京国際フォーラムのちょうど向かいにあります。毎年多くのお客様で賑わうLFJ。宍戸&石井のステージにも、ぜひお立ち寄りください!
■■■ イベント情報 ■■■
《ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016
 丸の内エリアコンサート 新東京ビル》

日時:2016年5月3日(火・祝) 16:30~(約30分)
会場:新東京ビル1階 『エレベーターホール』 (東京都千代田区丸の内3-3-1)
   ・交通アクセス
出演:宍戸茉莉衣(ソプラノ)、石井 藍(アルト)、高田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
  モーツァルト『フィガロの結婚』より 二重唱「どうぞお通りになって、すばらしいお嬢様」
  トスティ「ローザ」
  R.シュトラウス「ダリア」
  モーツァルト『フィガロの結婚』より アリア「愛の神様」
  ロッシーニ『アルジェのイタリア女』より「ひどい運命よ、愛の暴君よ」
  オッフェンバック『ホフマン物語』より 二重唱「美しい夜、恋の夜」
▼詳細こちらから
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016丸の内エリアコンサート
 丸の内コールセンター 03-5218-5100

▼“すべての人に名作を!”宍戸と石井が出演する『フィガロの結婚』詳細はこちら
2016年7月公演《二期会名作オペラ祭》W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場
 ―チケット絶賛発売中!!

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート」5/2(月)出演情報

今後の活躍が期待される若手歌手の登場と、美味しいお料理でおもてなしする、「アルテリーベ東京・月曜フレッシュコンサート」。
次回の5月2日(月)に出演の2名のソプラノ、田中紗代と土田彩花より、公演に向けて皆様へのメッセージが届いております!

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ソプラノ
田中紗代
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ソプラノ
土田彩花

「今回、2人とも声種がレッジェーロなことから、声を「鳥」に例えて、『歌鳥風月』~今日も歌う鳥のように~というコンサートの題名となりました。
第一部は日本の春をたっぷりと感じていただけるようなプログラムから、第二部はオペラやミュージカルの世界をお届けします!
ゴールデンウィークの一夜を音楽とともにご一緒しませんか?
アルテリーベでお待ちしています!」
これからの活躍が期待される若手オペラ歌手によるフレッシュな歌声を、美味しいお料理と一緒にお楽しみ頂けます。
是非お誘い合わせの上ご来場下さい!
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
 『歌鳥風月』~今日も歌う鳥のように~

日時:2016年5月2日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:田中紗代(ソプラノ)、土田彩花(ソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  中田 章 「早春賦」(田中&土田)
  小林秀雄 「すてきな春に」(土田)
  木下牧子 「竹とんぼに」(田中)
  平井康三郎 「うぬぼれ鏡」(土田)
  木下牧子 「風をみたひと」(田中)
  ヴィヴァルディ 「グローリア」ニ長調 RV.589より
           第3曲“我らは主をたたえ”(田中&土田)
  ヘンデル 『ジューリオ・チェーザレ』より 
           “この胸に息のある限り”(田中)
  オッフェンバック 『ホフマン物語』より “生垣には小鳥たちが ”(土田)
  ロイド・ウェーバー 「オペラ座の怪人」より “Think of me”(田中)
  プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “私が街を歩けば”(土田)
  ロルフ・ラヴランド 「You raise me up」(田中&土田)
                           ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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2016年9月公演『トリスタンとイゾルデ』公演監督・大野徹也インタビュー<2>
「ワーグナーにどっぷりと浸る一日を」

(インタビュー第1回からのつづき)
【ワーグナーにとっては劇場全体がひとつの楽器】
『トリスタンとイゾルデ』の魅力は、やはりオーケストラにあるでしょう。後に「トリスタン和声」とよばれることになる、調性のあいまいな和音進行、うねるような、どこまでも解決していかない、きわめて独特の音の響きこそは、まさしく二人の愛の関係のように甘美であるし、「官能的」ともいわれますね。ワーグナーの音楽は、劇場全体がひとつの楽器のような響きで、私たちはその音響の中に身を置いているという感覚があります。
聴きどころは、皆様もご存じの第1幕の前奏曲と、最後の〈愛と死〉のテーマ。恍惚とした旋律に、私はいつも鳥肌が立ちます。
歌のことも話さないと。第2幕のイゾルデとトリスタンの愛の二重唱は聴きどころでしょう。長大な重唱で、たんにパワフルなだけではなく、官能性を持続し高めていかねばなりません。それは自らの身体を楽器として研鑽を重ねてこられた、限られた人だけが可能となる表現です。
そして、第3幕は、やはりまたトリスタンですが、トリスタンのモノローグ。2幕まで歌いきった後に、さらに重厚な音楽がやってきます!これをどう表現しきれるか。今回は、トリスタン役に東京二期会を代表する福井 敬さんとともに、ドラマティック・テノールとして近年欧米でワーグナー歌いの評価が高いブライアン・レジスターさんを招聘しました。
【両キャストとも聴いてほしい!】
もちろん、共演するイゾルデ横山恵子さんもヨーロッパで15年にわたり歌ってきた日本を代表するワーグナー歌手。そして池田香織さんは、メゾソプラノでありながらもともとソプラノであるだけに、中間音の響きから高音にいたるまで豊かに響き、イゾルデ役にあった表現が聴かれることでしょう。マルケ王には、ベテランの小鉄和広さんと若いながら堂々たる貫録の声を持つ清水那由太さん。クルヴェナールの大沼 徹さんと友清 崇さんの実力を誇るバリトン陣に、ブランゲーネには、ドイツの歌劇場の長いキャリアを誇る加納悦子さんと、イゾルデをやさしく支える音楽にふさわしい表現者の山下牧子さんほか、ベテランから若手まで、現在望みうる最高峰のキャストが揃ったと申し上げたいと思います。できましたら、両キャストともお楽しみいただきたいです。
繰り返すようですが、『トリスタンとイゾルデ』は難曲中の難曲で、上演される機会もそう多くはありません。その意味で、今回は皆様に貴重な体験をご提供できるのではないかと思っております。どうぞ一日、ワーグナーの世界に、どっぷりと浸かりにいらしてください。ご来場お待ちいたしております。
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ライプツィヒ歌劇場の夕景
■■■ 公演情報 ■■■
ライプツィヒ歌劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』(オペラ全3幕)
日時:2016年9月
    10日(土) 14:00開演
    11日(日) 14:00開演
    17日(土) 14:00開演
    18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼キャスト一覧等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケット絶賛発売中!ご予約、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」
2016年度出演者発表!

清々しい朝のひとときにお届けする、Hakuju Hall主催のコンサートシリーズ「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。
4年目を迎える本年度も、9月、11月、1月の3回開催します。
今回は、この春、二期会オペラ研修所第59期マスタークラスを修了し、二期会アーティストとしてのキャリアをスタートした新進気鋭の6名が出演。
音楽への想いや未来への希望を胸に、大切に勉強してきたオペラアリアや、今後レパートリーにしたい、少し難易度が高い歌曲など、それぞれにプログラムを準備中です。どうぞお楽しみに!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

会場:Hakuju Hall(白寿ホール)
[第10回] 2016年9月29日(木) ピアノ:藤川志保

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ソプラノ
山田 麗
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メゾソプラノ
和田朝妃

[第11回] 2016年11月10日(木) ピアノ:相田久美子

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ソプラノ
安齋里江
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ソプラノ
黒田詩織

[第12回] 2017年1月19日(木) ピアノ:平塚洋子

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ソプラノ
佐々木麻子
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ソプラノ
渡邊仁美

各回とも 11:00開演(10:30開場)
料金:全席自由500円(税込)
ご予約・お問合せ:
Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700
 10:00-18:00 (火~土 ※祝日・休館日を除く)
 一般発売日:2016年5月7日(土)
主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
▼公演詳細・オンラインチケット予約はこちらから
Hakuju Hall (白寿ホール)

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「Nikikai Days」×「LIVING ROOM CAFE by eplus」連動企画第2弾!

アーティストが友人を招きもてなすリビングルーム、
というコンセプトで誕生した、渋谷のLIVING ROOM CAFE by eplusで日曜午後に開催中の、「サンデー・ブランチ・クラシック」に、このたび二期会デイズ(Nikikai Days @ Blue Rose 2016)連動企画として、二期会デイズの歌手が出演いたします。1回約30分のステージ。気軽に上質なクラシックをお楽しみいただけます。

201604_yamaguchi_michiko_01.jpg 第2回目は5月1日(日)。
二期会デイズ第2日『わたしの特別な作曲家』から、ソプラノ山口道子が登場します。
劇場やコンサートホールでは味わう事の出来ない臨場感を満喫できるステージ。
お見逃しなく!
201604_yamaguchi_michiko_02.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
サンデー・ブランチ・クラシック×LIVING ROOM CAFE by eplus
山口道子/ソプラノ

日時:2016年5月1日(日) 13:00~/15:00~ (各30分・2回公演)
会場:LIVING ROOM CAFE by eplus(渋谷区)
料金:カフェ飲食代+ミュージックチャージ500円
出演:山口道子(ソプラノ)、齋藤誠二(ピアノ)

▼会場アクセス・ご予約方法など、公演詳細はこちらをご覧ください
山口 道子 2016.5.1 SUN - サンデー・ブランチ・クラシック
以後、二期会デイズ連動企画は
・第3回 2016年6月12日(日) 13:00~/15:00~ テノール樋口達哉
を予定しております。
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国内最大の声楽家団体〈二期会〉を代表するアーティストたちがサントリーホール ブルーローズに集結、3日間にわたり魅力的なプログラムをお届けする「Nikikai Days @ Blue Rose 2016」は、7月1日(金)~3日(日)の開催!
只今チケット絶賛発売中!
▼詳しくはこちらをご覧ください
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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『フィガロの結婚』キャスト 全詠玉&高田正人のディナーコンサート!
~4/18(月)ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会

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4月18日(月)に、神楽坂のフレンチ・レストラン「ラリアンス」で「ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会」を開催します。
今回のキャストは、7月公演『フィガロの結婚』に出演するソプラノ全詠玉とテノール高田正人の二人です。ピアノは高田絢子。
全詠玉(ちょん よんおぎ)は2012年の日生劇場『フィガロの結婚』バルバリーナが本格的なオペラデビュー。その端正な声で14年『ドン・カルロ』には「天の声」を歌い、二期会本公演キャストに初めて名前を連ねました。今夏、デビュー・ロールで東京文化会館の舞台に立ちます。高田正人はすでに二期会本公演でもおなじみのテノール。どのような役でも際立つその存在感は、実はこれが初役のバジリオでも、乞うご期待!
『フィガロの結婚』本役への意気込みとともに、二人のコメントをご紹介します。

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ソプラノ
全詠玉
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テノール
高田正人

――まずは『フィガロの結婚』それぞの役にむけての、今のお気持ちを。
全: 日生劇場でバルバリーナを歌わせて頂いた時は、二期会研修所を修了したばかりでした。初めてのオペラの現場で、右も左もわからずただがむしゃらに、“体当たり”で演じ歌った気がします。今回はあれから4年、あの時から重ねた時間の分だけ成長したバルバリーナを見ていただけたらと思っています。女子力も上がっていると良いのですが(笑)
それとバルバリーナのアリアは実は『フィガロの結婚』の中で唯一短調で書かれたアリアなんです。短いながらも、とても美しく印象的に響きます。その音楽の持つ色気や魅力を皆様に感じて頂けるよう精一杯歌いたいと思います。
高田: 若い頃は王子様や貴公子の役に憧れていましたが、いろいろな役を一通り経験した今は、真っ直ぐな役よりも一癖も二癖もあるような役に魅力を感じるようになりました。癖のある、しかし頭の回転が速く立ち回りの上手い「バジリオ」を宮本亜門さんがどう描くのか楽しみですし、僕にしかできないような個性あるバジリオを演じられたらと思っています。
何よりオペラの名作の中の名作『フィガロの結婚』に初めて参加できることが嬉しいです。
――今回のラリアンス・オペラ・コレクションのプログラムについて
全: イタリア語、フランス語、英語、チェコ語といろんな言語の曲を選んでみました。様々な言語の持つ色彩の違いをお楽しみ頂けたらと思います。
また、ラリアンスのしっとりとした空間をイメージして少し大人っぽい曲にもチャレンジしています。バルバリーナは幼く若々しい役柄ですので、そのギャップも楽しんで頂けたら嬉しいです。
高田: 敢えてモーツァルトのレパートリーを外し、音楽的に真逆なグランドオペラやヴェリズモオペラを多く入れました。こういう歌手がモーツァルトではどういう歌唱をするのか、楽しみに劇場にいらしていただきたいです。
――ラリアンスの印象はいかがですか?
高田: 外の喧騒が嘘のような落ち着いた空間が素敵ですね。スタッフの皆さんもいつも優しくて丁寧。いつか食べた白子の前菜と名物の雲丹のプリンが忘れられません(笑) 今回は歌っていて食べられないので残念…。

春という心おどる季節にぴったりの、熱い恋の歌が集められました。
また、春はお祝いの季節でもあります。みなさまの特別な時に、ラリアンス・オペラ・コレクションはいかがでしょうか?

201604_lalliance_02.jpg ■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会》
~オペラ、恋のフルコース~

日時:2016年4月18日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きなお時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:全詠玉(ソプラノ)、高田正人(テノール)、高田絢子(ピアノ)

予定プログラム:
   <第1部>
   ヴェルディ『椿姫』より 「乾杯の歌」(全・高田)
   グノー『ファウスト』より 「宝石の歌」(全)
   ジョルダーノ『フェドーラ』より 「愛さずにはいられないこの想い」(高田)
   プッチーニ『トゥーランドット』より 「お聞きください、ご主人様!」(全)
   プッチーニ『ラ・ボエーム』より 「愛らしいおとめよ」(全・高田)
   <第2部>
   バーンスタイン『ウェスト・サイド物語』より 「トゥナイト」(全・高田)
   ドヴォルザーク『ルサルカ』より 「月に寄せる歌」(全)
   プッチーニ『トスカ』より 「星は光りぬ」(高田)
   レハール『メリー・ウィドー』より 「高鳴る調べ」(全・高田)
▼詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会 - 神楽坂ラリアンス
 東京都新宿区神楽坂2-11 電話:03-3269-0007
▼全、高田ともに7月16日と18日に出演。“すべての人に名作を”
2016年7月公演《二期会名作オペラ祭》W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場
 ―チケット絶賛発売中!!

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二期会オペラをより味わう― 府中市生涯学習センターのオペラ講座に髙橋 維と大沼 徹が登場!

東京・府中市の生涯学習センターで4月17日(日)に開催される、「青島広志のオペラ講座」にソプラノ髙橋 維とバリトン大沼 徹が登場します!

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ソプラノ
髙橋 維
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バリトン
大沼 徹

髙橋は2015年立て続けに二期会オペラに出演、本年7月の『フィガロの結婚』でもスザンナ役を務めます。
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写真左上から『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ役、『魔笛』夜の女王役、『ウィーン気質』ペピ役
一方の大沼もデビュー以来大役を次々と演じ、本年9月の『トリスタンとイゾルデ』では忠臣クルヴェナールでの出演を予定しております。
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写真左上から『オテロ』イアーゴ役、『こうもり』ファルケ役、『ダナエの愛』ユピテル役
さて、今回の講座では『フィガロの結婚』を中心に「結婚するべきか、しないべきか」を考える内容となっております。原作における『フィガロの結婚』の前作にあたる『セヴィリアの理髪師』等も取り上げられ、オペラのつながりについても紐解かれることと思います。
講師とピアノは「二期会オペラ講座」でもおなじみ、マルチに活躍を続ける青島広志氏。
みなさま是非お誘い合わせの上お越しください。
■■■ 講座情報 ■■■
青島広志のオペラ講座
「結婚するべきか、しないべきか?!」
~『フィガロの結婚』を中心に考えましょう!~

日時:2016年4月17日(日)14:00開始予定
受講料:1,000円
会場:府中市生涯学習センター 講堂
   (東京都府中市浅間町1-7)
出演:青島広志(お話とピアノ)、髙橋 維(ソプラノ)、大沼 徹(バリトン)
予定プログラム:
 ・モーツァルト『フィガロの結婚』より
   「もう飛ぶまいぞこの蝶々」(大沼)
   「おいでなさい・・・躓いて」(髙橋)
   「訴訟に勝っただと!?」(大沼)
 ・ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』より
   「私は町のなんでも屋」(大沼)
   「今の歌声は」(髙橋)
                 ほか
▼お申込みはこちらのページの「教養(講堂)講座」の欄をご覧ください
講座申込方法・支払方法 - 府中市生涯学習センター

▼スザンナ髙橋 維は7月16日と18日に出演。“すべての人に名作を”
2016年7月公演《二期会名作オペラ祭》W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場
▼クルヴェナール大沼 徹、9月10日と18日に登場!一般発売も開始いたしました!
2016年9月公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場

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国際的評価を得ている名歌手たちによる、ヴェルディ、プッチーニ・オペラの名シーンの数々を!

大村博美(ソプラノ)、リカルド・タムラ(テノール)、小森輝彦(バリトン)。国際的評価を得ている名歌手たちによる、ヴェルディ、プッチーニのオペラ・アリアや重唱の数々!
イタリアオペラの名シーンをスケール豊かに歌いあげます。
【楽しみな共演】
今回は、ドイツのアルテンブルク・ゲラ市立劇場より宮廷歌手の称号を得て2012年11月に帰国後も、ヴェルディ『マクベス』のタイトルロールをはじめ、次々と目覚ましい活躍を続けている小森輝彦と、フランス在住で、1月-2月にはモントリオール・オペラで『オテッロ』のデズデーモナを歌い絶賛された大村博美が夢の共演。
さらに小森がゲラ市立歌劇場で活躍していたときに共演していた日系3世のリカルド・タムラが加わります。タムラはメトロポリタン・オペラで、2013年に『トスカ』のカヴァラドッシを歌い成功を収めてから、引く手あまたの大注目のテノール。
ピアノは、カルロ・ベルゴンツィのオーディションに合格後、アカデミア・ヴェルディアーナでベルカントを学び、国立ミラノ・ヴェルディ音楽院音楽院ディプロマを満点で卒業後、同音楽院のアシスタントとなり、イタリア国立クレモナ音楽院、ブレーシャ音楽院、ミラノ市立音楽院伴奏ピアニストとして活躍してきた熊谷邦子。
大村と小森は、東京二期会7月公演《二期会名作オペラ祭》『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)にも伯爵夫人と伯爵役で出演いたします。
今回のコンサートを控え、大村と小森よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。
      *      *      *

201604_oomura_hiromi.jpg これまでヨーロッパで2つの違う演出でデズデーモナを歌い、この役とヴェルディの音楽への愛情を深めてきました。その想いを一杯こめて歌った今回のモントリオールオペラで、お客様・共演の方々と舞台で心が震えるような時間と空間を共有でき、オペラ歌手になってよかったと心から思いました!
トッパンホールのプログラムでも再びこの『オテッロ』はもちろん、オペラからの名場面を小森さんとリカルドさんという最高の共演者に恵まれてできる幸せに感謝します。今年7月はオペラ『フィガロの結婚』で久々に二期会の公演にも出演でき、小森さんはじめ素敵な方々とご一緒に舞台を創っていけるのが今から楽しみで仕方がありません。 ――大村博美

      *      *      *

201604_komori_teruhiko.jpg 今回のトッパンホールでのコンサート、企画段階から関わらせていただけて、とても感謝しています。二期会本公演の『フィガロの結婚』で共演する大村さんとはいつかご一緒させていただきたいと思っていましたし、「盟友」リカルドと東京で共演できるのは、本当に幸せです。お二人の良さが発揮され、僕の専属歌手時代のレパートリーの中心だったヴェルディ、プッチーニによるプログラムです。どうぞお聴き逃しなく! ――小森輝彦

      *      *      *
■■■ 公演情報 ■■■
大村博美、リカルド・タムラ、小森輝彦
ヴェルディ、プッチーニを歌う

日時:2016年4月16日(土) 18:00開演
会場:トッパンホール
  (東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」4番出口より徒歩約8分)
出演:大村博美(ソプラノ)、リカルド・タムラ(テノール)、
    小森輝彦(バリトン)、熊谷邦子(ピアノ)
予定プログラム:
 ・ヴェルディ『ドン・カルロ』より
   二重唱「まさしくあの方だ!~神よ、貴方が魂に」
   「わが最後の日が来た」
 ・ヴェルディ『オテッロ』より
   二重唱「もう夜も更けて」
   「夜のことでした」~復讐の二重唱「大理石のような空にかけて誓う!」
   「柳の歌」
 ・ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』より
   三重唱「私の心は嫉妬のために」
   「君の微笑み」
   「恋はバラ色の翼にのって」
   二重唱「この涙をご覧下さい~助かるのだわ」
 ・プッチーニ『マノン・レスコー』より
   「こんな美しい女性は見たことがない」
   「この柔らかなレースに包まれても」
 ・プッチーニ『トスカ』より
   「星は光りぬ」
料金:全席指定 6,500円(学生3,000円)
予約:トッパンホールチケットセンター 03-5840-2222
▼公演詳細はこちらからご覧ください
大村博美、リカルド・タムラ、小森輝彦 ヴェルディ、プッチーニを歌う - TOPPAN HALL
▼会場へのアクセスはこちら
トッパンホールへの交通のご案内 - TOPPAN HALL

▼伯爵小森輝彦&伯爵夫人大村博美の出演日は7月15日と17日。“すべての人に名作を”
2016年7月公演《二期会名作オペラ祭》W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場

▼大村博美の公式サイトはこちら
大村博美 ソプラノ | オペラ歌手・大村博美のオフィシャルサイト
▼小森輝彦の公式サイトはこちら
オペラ歌手小森輝彦の公式サイト「テューリンゲンの森から」

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4/11(月)アルテリーベ東京「月曜フレッシュ」に宅和里美&内藤由子が出演
「春爛漫~風光る時に~」

新橋の音楽レストラン、アルテリーベ東京にて二期会の新進アーティストをご紹介していくシリーズ「月曜フレッシュコンサート」が3シーズン目を迎えます。
2016年度の最初を飾るのは、ソプラノ宅和里美(たくわ・さとみ)と内藤由子(ないとう・ゆうこ)。ステージを前に二人のコメントをご紹介しましょう。

――声楽を始めたきっかけから自己紹介を
宅和: 中学時代に合唱部に所属していました。歌を練習するうちに日々変化していく自分の声が面白くて、個人的に先生について習い始めるようになったのがきっかけです。
柔らかい声で温かな心が伝えられる歌手になりたいです。
内藤: 月曜フレッシュコンサートで演奏する機会をいただけたことを大変嬉しく感じております。
私は幼い頃から歌う事と舞台が大好きな女の子でした。初めて観に行ったオペラでステージに立っている方々に憧れを抱き声楽を始めました。
私も1人でも多くの方を笑顔にできる演奏家になりたいと考えています。
――今回歌われるプログラムについて
内藤: 今回のテーマは、「春」です。
出会いの春、別れの春、希望の春、たくさんの春の曲を演奏いたします。
宅和: ちょうど今、桜の満開を迎えますが、今回は桜や花にちなんだ日本歌曲を前半にたっぷりと持ってきました。
内藤: 色々な春を楽しんでいただければ幸いです。
宅和: 季節に合った歌を歌うことができるのは歌手にとっても楽しく、嬉しいものです。また日本語ですのでじっくりと情景を浮かべながらお聴きいただけると思います。後半はそれぞれの得意なオペラアリアを披露いたします。
――全部大切な曲だと思いますが、あえて「この曲を聴いて!」というものがあれば
宅和: 日本語のオペラアリアとして『夕鶴』より「与ひょう、私の大事な与ひょう」を歌います。民話「つるの恩返し」をモチーフとしたオペラですが、主人公つうの悲痛な心の叫びがよくでていて、歌いながらも涙が出そうになります。
内藤: 中田喜直先生の「たんぽぽ」です!
宅和さんとの重唱もあるので、そちらも楽しみにしていただきたいです。

ほんとうに春らしい明るさとやわらかさに包まれる一夜になりそうです。
ご予約は、アルテリーベ東京までお願いいたします。

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ソプラノ
宅和里美
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ソプラノ
内藤由子
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ピアノ
松原裕子

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
春爛漫 ~風光る時に~

日時:2016年4月11日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
予約:03-3519-7007 アルテリーベ東京
出演:宅和里美(ソプラノ)、内藤由子(ソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
 瀧 廉太郎 「花」
 中田喜直 「さくら横ちょう」「たんぽぽ」「ゆく春」
 小林秀雄 「素敵な春に」「日記帳」
 山田耕筰 「からたちの花」
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私が街を歩けば」「あなたの愛を呼ぶ声に」
 ドニゼッティ 『シャモニーのリンダ』より 「この心の光」
 團 伊久磨 『夕鶴』より 「与ひょう、私の大事な与ひょう」
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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遂に始動!「Nikikai Days」×「LIVING ROOM CAFE by eplus」連動企画

アーティストが友人を招きもてなすリビングルーム、
というコンセプトで誕生した、渋谷のLIVING ROOM CAFE by eplusで日曜午後に開催中の、「サンデー・ブランチ・クラシック」に、このたび二期会デイズ(Nikikai Days @ Blue Rose 2016)連動企画として、二期会デイズの歌手が出演いたします。1回約30分のステージ。気軽に上質なクラシックをお楽しみいただけます。
注目の第1回目は4月3日(日)。
二期会デイズ第3日オペラ『ドン・ジョヴァンニ』から、バリトン宮本益光とソプラノ三井清夏が贈るプレミアム・ステージです。

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宮本益光
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三井清夏

■■■ 公演情報 ■■■
サンデー・ブランチ・クラシック×LIVING ROOM CAFE by eplus
宮本益光/バリトン&三井清夏/ソプラノ

日時:2016年4月3日(日) 13:00~/15:00~ (各30分・2回公演)
会場:LIVING ROOM CAFE by eplus(渋谷区)
料金:カフェ飲食代+ミュージックチャージ500円
出演:宮本益光(バリトン)、三井清夏(ソプラノ)、高田恵子(ピアノ)
▼会場アクセス・ご予約方法など、公演詳細はこちらをご覧ください
宮本益光&三井清夏 2016.4.3 SUN - サンデー・ブランチ・クラシック
以後、
・第2回 2016年5月1日(日) 13:00~/15:00~ ソプラノ山口道子
・第3回 2016年6月12日(日) 13:00~/15:00~ テノール樋口達哉
の全3回を予定しております。
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国内最大の声楽家団体〈二期会〉を代表するアーティストたちがサントリーホール ブルーローズに集結、3日間にわたり魅力的なプログラムをお届けする「Nikikai Days @ Blue Rose 2016」は、7月1日(金)~3日(日)の開催!
只今チケット絶賛発売中!
▼詳しくはこちらをご覧ください
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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いよいよチケット発売!! 今年の夏は熱くなります!!
「二期会サマーコンサート2016」

6年ぶりに復活する「二期会サマ―コンサート」が装いも新たに今夏、渋谷区総合センター 大和田さくらホールにて開催されます!
今回のテーマは「データから見た二期会オペラ~最多公演演目は何?」。
これまでの二期会オペラの歴史60年を振り返り、最多公演演目をピックアップ。古くから二期会オペラを観てくださっている方は懐かしさを感じたり、また納得したり、これから二期会オペラを観てくださる方には沢山のオペラの名曲を存分に楽しめる、大変贅沢なプログラミングになっています。出演者もこれまでの二期会オペラで主要な役を演じてきた豪華な歌手陣が一堂に会します。
サマーコンサートの冒頭には新入会員のお披露目の「クリスタルコーナー」も入れまして、今後二期会での活躍がますます期待される、輝かしく新しい声をいち早くお届けします。
ピアニストには、これまでに数々のオペラや歌曲を作曲しながら、ソロとして、伴奏ピアニストとしても多くの歌手達と共演し、繊細で品格ある演奏に定評がある、鳥井俊之を迎えます。
チケットは3月24日(木)より販売開始します!
全席指定となりますので、良いお席はお早めに!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート2016
データから見た二期会オペラ ~最多公演演目は何?~

日時:2016年8月25日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
   (JR渋谷駅「西口」より徒歩5分)
料金:全指定席 A席¥4,500、B席¥4,000
出演:
 (ソプラノ)佐々木典子、佐竹由美、針生美智子、文屋小百合、三井清夏
 (メゾソプラノ)竹本節子、手嶋眞佐子
 (テノール)大野徹也、松村英行
 (バリトン)今井俊輔、久保和範、成田博之
  《クリスタルコーナー(新入会員による)》
  (ソプラノ)西側槙里子
  (テノール)伊藤達人、城 宏憲
  (バリトン)清水勇磨
 (ピアノ)鳥井俊之

▼予定演奏曲、ご予約等、詳しいご案内はこちらから
二期会サマーコンサート2016 - 東京二期会

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート」3/28(月)出演者メッセージ

若手実力派歌手の登場と、美味しいお料理でおもてなしする、「アルテリーベ東京・月曜フレッシュコンサート」。
次回の3月28日(月)に出演のソプラノ山中敦子と、メゾソプラノ野田千恵子の二人より、公演に向けて皆様へのメッセージが届いております!

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ソプラノ
山中敦子
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メゾソプラノ
野田千恵子

「オペラの題材としても多く扱われる「愛」や「希望」にまつわる曲を、ソプラノとメゾソプラノ、それぞれの魅力をもってお送り致します。
また、プログラム後半では「魅惑の美女対決」と題し、オペラやオペレッタの登場人物に扮してアリアや二重唱をお送り致します。
実はこの二重唱曲、この日のために特別に編曲されたもので、作曲家は二期会でもお馴染みのアノ人!
笑いあり涙ありの舞台人生を魅惑の旋律にのせてお送り致します。
アルテリーベでしか聴けない逸曲を、是非ともお楽しみに!」
      *      *      *
これからの活躍が期待される若手オペラ歌手によるフレッシュな歌声を、美味しいお料理と一緒にお楽しみ頂けます。
是非お誘い合わせの上ご来場下さい!
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
愛の花 希望の花 ~ソプラノ×メゾソプラノ 魅惑の一夜~

日時:2016年3月28日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
予約:03-3519-7007
出演:山中敦子(ソプラノ)、野田千恵子(メゾソプラノ)、高田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
  滝 廉太郎作曲 「花」
  高田三郎作曲 「くちなし」
  アルディーティ作曲 「口づけ」
                        ほか
▼会場のアルテリーベ東京へのアクセスはこちら
アクセス - アルテリーベ東京

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ついに開幕!共同制作『さまよえるオランダ人』~びわ湖ホール公演から

国内の総力を結集し幕を開けた『さまよえるオランダ人』。
びわ湖ホール公演の熱気も冷めやらぬまま、来週3月19日(土)、20(日)は神奈川県民ホールにて幕が上がります。
早速、びわ湖公演の写真を元に名シーンを少しだけご覧頂きましょう!
(写真をクリックすると拡大します)

激しい嵐に遭い、故郷近くのサンドヴィーケの入り江に避難するノルウェー船の船員たち。

7年ぶりに陸に上がることが許され、嵐の中から姿を現すオランダ人。

ゼンタは幼いころから聞かされているオランダ人の運命に同情し、彼の救済が自分の使命であると感じています。

運命の出会いを果たすオランダ人とゼンタ。

「君は僕を愛していたのではないか」とゼンタに追いすがるエリック。それを物陰で聞き絶望するオランダ人。

ゼンタの制止を振り切り遠ざかるオランダ船。オランダ人の永遠の愛を誓うゼンタは…
■■■ 公演情報 ■■■
《共同制作公演》
R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
会場と日時:
【神奈川公演】 神奈川県民ホール 大ホール
    2016年3月19日(土)、20日(日) 両日14:00開演
【大分公演】 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
    2016年3月26日(土) 14:00開演
指揮:沼尻竜典(神奈川公演)、大勝秀也(大分公演)
演出:ミヒャエル・ハンペ
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団(神奈川公演)、
     九州交響楽団(大分公演)
▼3都市の公演概要はこちら
2016年3月 共同制作公演 R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』 - 東京二期会
▼神奈川公演特設ページはこちら!
ワーグナー作曲 歌劇さまよえるオランダ人 - 神奈川県民ホール
▼大分公演特設ページはこちら!
ワーグナー作曲 歌劇『さまよえるオランダ人』|財団主催・共催事業 - iichiko総合文化センター

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3/16(水) ソプラノ盛田麻央のランチタイムコンサート

東京二期会2016年7月公演W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』にバルバリーナ役で出演するソプラノ盛田麻央が、3月16日(水)、アグネスホテル東京(飯田橋)のランチタイムコンサートに出演します。
二期会オペラデビューは2011年4月。前回公演『フィガロの結婚』の花娘でした。その後、同年の11月『ドン・ジョヴァンニ』でツェルリーナを演じ、モーツァルト・オペラの一翼を担う若手ソプラノとして注目を集めます。
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2011年7月『フィガロの結婚』カーテンコール。右端が盛田。
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2011年11月『ドン・ジョヴァンニ』公演より 演出はカロリーネ・グルーバー。
国立音楽大学大学院ではフランス歌曲を専攻。二期会オペラ研修所を経て、パリ・エコール・ノルマル音楽院を首席修了、パリ国立高等音楽院修士課程を満場一致の最優秀の成績で修了。日仏声楽コンクール第一位を受賞するなど、フランス音楽は、盛田にとって最重要のフィールドであり、最も得意とするレパートリーになっています。
今回のランチタイムコンサートでは、得意のフランス音楽と日本歌曲、そしてモーツァルトの作品により、春にふさわしいプログラムを構成しました。
ソプラノ盛田麻央の「今」が凝縮された30分のステージです!

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ソプラノ
盛田麻央
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ピアノ
相田久美子

■■■ 公演情報 ■■■
アグネスホテル東京 ランチタイムコンサート 第132回
日時:2016年3月16日(水) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:盛田麻央(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
予定プログラム:
   プーランク 「パリへの旅」「愛の小径」
   中田喜直 「さくら横ちょう」
   團 伊玖磨 「花の街」
   グノー 『ファウスト』より 「宝石の歌」
   モーツァルト 『フィガロの結婚』より 「とうとう嬉しい時がきた」
   グノー 『ロメオとジュリエット』より 「私は夢に生きたい」
▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)

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華の古都 京都で、平日お昼に楽しむトーク&オーケストラ!

毎回多彩なゲストをお迎えして、トークとオーケストラ演奏による2部構成でお贈りする 京都市交響楽団「京都 発見!クラシック」。
第3回は、京響常任客演指揮者・下野竜也さんと、ゲストには、オペラ、歌舞伎などジャンルを越えて活躍する演出家・宮本亜門さんが登場します。独唱は、東京二期会オペラ劇場でも、『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』等、宮本亜門さんの演出作品に数多く出演してきたバリトン宮本益光と、今年7月東京二期会『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)スザンナで出演予定のソプラノ高橋 維。
モーツァルト作品の中でも、得意のオペラ・アリア、二重唱をご披露します。
3月、華の古都 京都で、新しいクラシックの楽しみ方を発見してみませんか?

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バリトン
宮本益光
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ソプラノ
高橋 維

■■■ 公演情報 ■■■
京都市交響楽団「京都 発見!クラシック Vol.3」
日時:2016年3月24日(木) 14:00開演
会場:京都コンサートホール・大ホール
出演:下野竜也(常任客演指揮者)、宮本亜門(演出家)、
    宮本益光(バリトン)、高橋 維(ソプラノ)
プログラム:
    第I部 「魅せるステージの作り方」宮本亜門&下野竜也によるトーク
    第II部 モーツァルトのオペラ・アリアと交響曲
     ・歌劇『フィガロの結婚』より“もう飛ぶまいぞこの蝶々”(独唱:宮本益光)
     ・歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より“お手をどうぞ(二重唱)”(宮本益光&高橋 維)
     ・歌劇『魔笛』より“夜の女王のアリア(第2幕より)”(独唱:高橋 維)
     ・交響曲 第40番ト短調 K.550
料金:A席¥4,000、B席¥3,000、C席¥2,000
お問合せ・ご予約:
   ・京都コンサートホール・チケットカウンター 075-711-3231
   ・チケットぴあ(Pコード254-939)
   ・ローソン・チケット(Lコード55045)
▼詳しい公演情報はこちら
京都 発見!クラシック Vol.3 - コンサートスケジュール詳細 - 京都市交響楽団

▼宮本亜門演出&スザンナ・高橋 維の二期会『フィガロの結婚』情報はこちら
2016年7月公演《二期会名作オペラ祭》W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場

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3/5(土)ついに開幕!共同制作公演 R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』
オランダ人役 青山 貴からのメッセージ

国内7団体による共同制作公演 R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』の三都市ツアーが、いよいよ明日3/5(土)、びわ湖ホールでプレミエを迎えます!
本日もびわ湖ホールでは公演に向け総仕上げが行われています。
演出ミヒャエル・パンペのもと、ヘニング・フォン・ギールケの装置と、斎藤茂男の照明による舞台は、迫力と美しさに満ち溢れています。もちろん音楽も、沼尻竜典びわ湖ホール音楽監督のもと、屈指の実力を誇るキャスト陣が、入念なリハーサルを繰り返し、ご来場のお客様をワーグナーの世界へ誘います。
さて、明日のプレミエ公演でタイトルロールを務めるバリトン青山 貴より、最新のメッセージが本日届きましたので、皆様にご紹介いたします!
     *     *     *

201603_aoyama_takashi_01.jpg 共同制作『さまよえるオランダ人』タイトルロールを歌わせて頂きます青山 貴です。
最終稽古となりますオーケストラ舞台稽古が終わり、3月5日、6日のびわ湖公演がいよいよ始まります。沼尻マエストロはドイツ語の歌詞の細かい語感に則した表現を常に求められ、ご自分も歌ったりされながら最後までご指導下さいました。
そして演出のミヒャエル・ハンペさんは、物語、登場人物の心情を忠実に再現され、大掛かりな船の装置に加えて、映像が映る大きなスクリーンを後ろに置き、非常にダイナミックな背景と共にこの楽劇が客席に届くような舞台を用意していらっしゃいます。そこに、3団体80人の大合唱が縦横無尽に動く有名な合唱のシーンなどは、今回の特に大きな見所かと思います。
東京、大津と数ヶ月にわたり稽古を重ねてきた成果を出せるよう精一杯努めますので、ぜひ足をお運び頂けましたら幸いです。
3月19日、20日は神奈川県民ホールの公演、3月26日には大分iichikoグランシアタでも公演がございます。(青山 貴)

     *     *     *
一同、ご来場をお待ちしております!どうぞお見逃しなく!
■■■ 公演情報 ■■■
《共同制作公演》
R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
会場と日時:
【びわ湖公演】 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
    2016年3月5日(土)、6日(日) 両日14:00開演
【神奈川公演】 神奈川県民ホール 大ホール
    2016年3月19日(土)、20日(日) 両日14:00開演
【大分公演】 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
    2016年3月26日(土) 14:00開演
指揮:沼尻竜典(びわ湖・神奈川公演)、大勝秀也(大分公演)
演出:ミヒャエル・ハンペ
管弦楽:京都市交響楽団(びわ湖公演)、
     神奈川フィルハーモニー管弦楽団(神奈川公演)、
     九州交響楽団(大分公演)
▼3都市の公演概要はこちら
2016年3月 共同制作公演 R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』 - 東京二期会
▼プレミエ公演は3月5日(土)びわ湖ホール!
びわ湖ホール プロデュースオペラ ワーグナー作曲 歌劇『さまよえるオランダ人』(全3幕/休憩なし)(ドイツ語上演・日本語字幕付) - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

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2016年9月公演『トリスタンとイゾルデ』公演監督・大野徹也インタビュー <1>
「ワーグナーと向き合うことで、二期会は音楽的基盤を築いてきました」

二期会とワーグナー
今回の『トリスタンとイゾルデ』公演にあたり、私も二期会公演の記録を遡ってみました。
「ドイツオペラの二期会」と言われてきましたが、これまでの上演演目を見ていくと、モーツァルトはもちろんのこと、ヴェルディ、プッチーニ、そしてワーグナー、それからフランスオペラにオペレッタと、バランスよく様々な作品を上演しながらレパートリーを積み重ねてきた、というのが実際です。
その中でのワーグナーですが、二期会の創立が1952年で、初めて本公演でワーグナー作品を取り上げたのは1966年の『タンホイザー』。「機が熟した」ということでしょうか、創立から実に14年の時間を重ねて、ワーグナーに到達したという想いが、中山悌一総監督はじめにあったと思います。


二期会50年史に掲載された、1966年『タンホイザー』と1967年『パルジファル』のキャスト一覧(クリックで拡大)
その後、平均すると2年半に1本くらいの割合で、二期会はワーグナー作品を取り上げてきました。
二期会は、ワーグナーと向かい合うことで、自分たちの音楽的基盤を築き上げてこれました。何しろ大作ばかり。声楽的な技術や体力、資質も含めて、歌手が全てを注いで、巨大な建造物の細部を作るように、綿密な稽古を積み上げていきますと、やがてワーグナーの大きな響きが築かれている。そこは、ワーグナーの音楽の魅力と繋がっています。

ワーグナーの大きな魅力
練習を積み重ねた成果が正直に見える、とワーグナーのときは特に思います。オーケストラは大音響で、最初に歌ったときは声が伝わるのか心配でした。が、その楽譜を体現していくうちに、その大きな響きの中に身を委ねるような感覚が得られるようになるのです。響きの中に浮遊している感覚と言ってもいいかもしれない。
やはりやり遂げたという達成感は格別のものがあります。最終幕の最後の場面にたどり着いたときの感動というか感慨は、ぜひとも劇場でお客様とも共有したいと思います。

『トリスタンとイゾルデ』二期会初演にむけて
『トリスタンとイゾルデ』の初演が実現すれば、『さまよえるオランダ人』以後ワーグナーの主要10作を二期会は全て上演したことになります。『トリスタンとイゾルデ』は名作であると同時に上演の困難さにおいても最高峰の作品です。それは主役二人によるところが大きいですね。テノール視点でみれば、トリスタンは同じワーグナーのジークフリートと並ぶ難役中の難役。素晴らしい声を持ち合わせていても若い声では難しいですし、ベテランが歌い切るには体力な問題が出てくる。ワーグナーを歌い切る声の資質に加え、音楽性、経験、表現力、体力…それらが揃ったときに初めて上演が可能になりますだからこそ、まさに今「機は熟した」といえます。トリスタンの福井 敬さん、そしてイゾルデの横山恵子さ、池田香織さんという二期会きってのワーグナー歌手が機を揃えてきた、と申し上げたいと思います。
(第2回につづく)

■■■ 公演情報 ■■■
ライプツィヒ歌劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』(オペラ全3幕)
日時:2016年9月
    10日(土) 14:00開演
    11日(日) 14:00開演
    17日(土) 14:00開演
    18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼キャスト一覧等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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La Dill メジャーデビュー2周年ツアーに先駆け、渋谷でブランチコンサート!

La Dill(ラ・ディル)のメジャーデビュー2周年ツアーがいよいよ始まります。
第1弾の軽井沢ライブ(4/16)に先駆け、3月20日(日)に渋谷LIVING ROOM CAFE(リビングルーム カフェ)のサンデー・ブランチ・クラシックに登場します。
オールアコースティック(ピアノバージョン)に加え、新たなレパートリーを披露します。落ち着いた空間で極上のハーモニーをお楽しみください。
ミュージックチャージは500円!席に限りがございますのでお早めにお申し込みください!!
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楽屋での一コマ
左から 金山京介、吉田貴至(ピアニスト)、坂下忠弘、岩田健志、彌勒忠史
■■■ 公演情報 ■■■
サンデー・ブランチ・クラシック (Sunday Brunch Classic)
La Dill/男性声楽ユニット

日時:2016年3月20日(日) 第1部 13:00~13:30 / 第2部 15:00~15:30
会場:LIVING ROOM CAFE by eplus(渋谷)
料金:ミュージックチャージ 500円(飲食代別途)
予定曲目:
 歌劇『椿姫』より“乾杯のうた”
 歌劇『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”
 「マイウェイ」(ニューアレンジ)
 「タイム・トゥー・セイ・グッバイ」
 「サウンド・オブ・ミュージック」(ピアノバージョン)
 「匂い立つ風」(ピアノバージョン)ほか
▼公演の詳細、ご予約はこちらから
La Dill 3.20 SUN |サンデー・ブランチ・クラシック
▼メジャーデビュー2周年ツアーの紹介記事はこちら
La Dill(ラ・ディル)メジャーデビュー2周年ツアー始動! - オペラの散歩道(二期会blog)2016/1/17

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「二期会サロンコンサート」情報
完売御礼!!Vol.184再生の季節(とき)を迎えて&2016-2017シーズンいよいよ始動!Vol.185ロマン派の作曲家によるドイツ歌曲・重唱の夕べ

◆いよいよ来週となりました、二期会サロンコンサートVol.184!
もうすぐ春を迎えようと再生の季節(とき)を迎える3月。
現在、それぞれにイタリアの地で研鑽を積み、イタリアオペラを肌で感じ生活しているソプラノ岸 七美子(きし なみこ)とバリトン原田勇雅(はらだ ゆうや)が二期会サロンコンサートに初登場します!

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岸 七美子
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原田勇雅

本番を前に岸 七美子よりコンサートに向けてのメッセージが届きましたのでご紹介します。
     *     *     *
皆さん、こんにちは!ソプラノの岸 七美子です。
現在、昨年12月からイタリア・トリエステ歌劇場にて研修、1月にはオペラデビューさせていただきました。寒くても、人の心が春のように暖かいこの地で、ますますオペラの魅力にとりつかれています。
土の中で眠っていた生き物、植物、全てが新しく生まれ変わる春、Vol.184のキーワードは《再生》です。サクラを飛び越えて、ヒマワリ咲き誇る真夏のようなプログラムですが、ポカポカ、カッカと感じていただけたら嬉しいです。
やはりイタリア・パルマ在住のバリトン・原田勇雅さんと共に、「熱い夜」をお届けします。
                        (岸 七美子)
     *     *     *
今回のコンサートの為にイタリアより一時帰国した二人の心熱くなる歌声を是非お楽しみください。
尚、今回のチケットはお蔭さまで【予定販売数終了】となりました。
当日券発売の予定はございません。予めご了承ください。
▼公演情報ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.184 再生の季節(とき)を迎えて ~熱きオペラの夜~ - 東京二期会

     ◆     ◆     ◆

◆そして2016-2017シーズンも始動!記念すべき最初を飾るVol.185は、テノール松原 友(まつばら とも)とバリトン石崎秀和(いしざき ひでかず)がお贈りする、「ロマン派の作曲家によるドイツ歌曲・重唱の夕べ ~カール・レーヴェの歌曲・バラードを中心として~」です。
「バラード」と呼ばれる劇的な内容と、比較的長い演奏時間を要する歌曲の作曲を得意としたカール・レーヴェ。今日ではさほど有名ではないものの、歌曲だけでも400曲を残しています。今回、その中から
松原と石崎の二人による選りすぐりのプログラムをお届けします。
じっくりと歌を聴きたい、歌曲の世界に誘われたい、、、そんな一夜になること間違いなしです。
チケットは3月16日(水)より発売!是非お早めにお買い求めください。

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松原 友
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石崎秀和

■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.185 ロマン派の作曲家によるドイツ歌曲・重唱の夕べ
     ~カール・レーヴェの歌曲・バラードを中心として~

日時:2016年6月16日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:松原 友(テノール)、石崎秀和(バリトン)、山田剛史(ピアノ)
予定演奏曲:
    C.レーヴェ 「魔王」「詩人トム」「アーチボルド・ダグラス」
    F.シューベルト 「ます」
    F.メンデルスゾーン 「わが愛のすべてを」(二重唱)
                         ほか
▼コンサート詳細・チケット情報はこちらから
二期会サロンコンサートVol.185 ロマン派の作曲家によるドイツ歌曲・重唱の夕べ~カール・レーヴェの歌曲・バラードを中心として~ - 東京二期会

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共同制作公演『さまよえるオランダ人』三都市ツアーまもなく!!

いよいよ3月5日(土)から、びわ湖ホール・神奈川県民ホール・iichiko総合文化センター・東京二期会・京都市交響楽団・神奈川フィルハーモニー管弦楽団・九州交響楽団共同制作公演、ワーグナー『さまよえるオランダ人』三都市ツアーがスタートします。
今週初め、小雪の舞う中、まずは舞台スタッフが、最初の開催地であるびわ湖ホールに入りました。

【3/5,6 びわ湖ホール プロデュースオペラ「さまよえるオランダ人」】本日よりびわ湖ホール大ホールでは、3月5日、6日公演のワーグナー作曲 歌劇「さまよえるオランダ人」の仕込みが始まりました!続々と運び込まれる舞台セット。どんどんと舞台が出来上がってきています。今回の装置家ギールケさん渾身の舞台セット。どんな舞台ができあがるのか、本番をお楽しみに!チケットは好評発売中です!!

Posted by びわ湖ホール on 2016年2月23日

舞台装置の準備も順調です。
今回も指揮・沼尻竜典と演出・ミヒャエル・ハンペのゴールデン・タッグで、連日熱のこもったリハーサルを重ねてきました。キャストもまもなく劇場に到着します。全3幕のこのオペラを1幕仕立てでお送りする今回のプロダクション。息をもつかせぬ展開にご期待ください!
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演出:ミヒャエル・ハンペ(左)と指揮:沼尻竜典
また、2月27日(土)はびわ湖ホールのロビーにてプレイベント「『さまよえるオランダ人』ロビーコンサート」が開催されます。こちらは、カヴァーキャストのバリトン友清 崇とソプラノ田崎尚美が出演します。
▼ロビーコンサート詳細はこちら
歌劇『さまよえるオランダ人』ロビーコンサート – びわ湖ホール
 2月27日(土) 11:00開演 びわ湖ホール・メインロビー
本役ではないものの、稽古場では演出家から大きな信頼を寄せられているという二人の歌が聴けるのはここだけですので、あわせてのご紹介です。
■■■ 公演情報 ■■■
《共同制作公演》
R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
会場と日時:
【びわ湖公演】 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
    2016年3月5日(土)、6日(日) 両日14:00開演
【神奈川公演】 神奈川県民ホール 大ホール
    2016年3月19日(土)、20日(日) 両日14:00開演
【大分公演】 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
    2016年3月26日(土) 14:00開演
指揮:沼尻竜典(びわ湖・神奈川公演)、大勝秀也(大分公演)
演出:ミヒャエル・ハンペ
管弦楽:京都市交響楽団(びわ湖公演)、
     神奈川フィルハーモニー管弦楽団(神奈川公演)、
     九州交響楽団(大分公演)
▼3都市の公演概要はこちら
2016年3月 共同制作公演 R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』 - 東京二期会
▼プレミエ公演は3月5日(土)びわ湖ホール!どうぞお見逃しなく!
びわ湖ホール プロデュースオペラ ワーグナー作曲 歌劇『さまよえるオランダ人』(全3幕/休憩なし)(ドイツ語上演・日本語字幕付) - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

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【速報】二期会サマ―コンサート2016
あの二期会サマーコンサートが帰ってくる!装いも新たに今夏復活!!

惜しまれつつも終了して、早6年。
以前、北とぴあ さくらホールにて開催しておりました、《二期会サマーコンサート》&《二期会オータムコンサート》が装いも新たに今夏、渋谷区総合センター大和田 さくらホールにて復活します!
今夏の《二期会サマーコンサート》のテーマは「データから見た二期会オペラ」。
これまでの二期会オペラの歴史60年を振り返り、最多公演演目をピックアップ、プログラミングしました。注目の出演者もその曲目に合わせて厳選するなど大変贅沢な内容になっております。
コンサートの冒頭には毎年秋に行っておりました、「クリスタルコンサート(新入会員のお披露目)」のコーナーも入れまして、今後の二期会をますます盛り上げる実力派ニューフェイスの歌声もお聴き頂けます!
チケット発売は3月24日(木)から。全指定席となりますので、良いお席はどうぞお早めにお買い求めください!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート2016
データから見た二期会オペラ ~最多公演演目は何?~

日時:2016年8月25日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
   (渋谷駅JR西口より徒歩5分)
料金:(全指定席) A席4,500円、B席4,000円
◆チケット発売日:3月24日(木)~
▼出演者、予定プログラム等の公演詳細はこちらから
二期会サマーコンサート2016 データから見た二期会オペラ ~最多公演演目は何?~ - 東京二期会

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート」2/29(月)出演者メッセージ

若手実力派歌手の登場と、美味しいお料理でおもてなしする、「アルテリーベ東京・月曜フレッシュコンサート」。
次回の2月29日(月)に出演のソプラノ上野さゆりと、メゾソプラノ横内尚子の二人より、公演に向けて皆様へのメッセージが届いております!

201602_ueno_sayuri.jpg アルテリーベで歌わせていただけること、大変嬉しく思っております。
恥ずかしながら学生時代の私は『オペラってなんだろう…』と思っていました。なんとなく先輩の背中を追って研修所に飛び込みましたが、今では“オペラの魅力”の虜です。
オペラを少しでも身近に感じて頂けるプログラムですので、29日みなさまにお会いできるのを心より楽しみにしております。
201602_yokouchi_naoko.jpg メゾソプラノの横内尚子です。
この度は月曜フレッシュコンサートに出演の機会を頂き、大変嬉しく思っています。
2/29はロッシーニの誕生日、そして閏年のオリンピック開催にかけて、様々な名曲をお届けいたします。
上野さんとは、二期会オペラ研修所の一年目(予科)の時に、同じクラスで勉強していました。研修所を修了してからの初共演ですが、共に三年間頑張ってきたので、今回の共演がとても楽しみです!
アルテリーベに、ぜひいらしてください!

これからの活躍が期待される若手オペラ歌手によるフレッシュな歌声を、美味しいお料理と一緒にお楽しみ頂けます。
是非お誘い合わせの上ご来場下さい!
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
Four-yearly Festival ~四年に一度の日を 迎えて~

日時:2016年2月29日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:上野さゆり(ソプラノ)、横内尚子(メゾソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  プッチーニ作曲 オペラ『蝶々夫人』より “ある晴れた日に”
  ロッシーニ作曲 「ヴェネツィアの競艇」より “漕いで、トニオ”
            「猫の二重唱」
            オペラ『ランスへの旅』より “金の百合の陰で”
            オペラ『チェネレントラ』より “悲しみと涙のうちに生まれて”
  J.シュトラウス作曲 オペレッタ『こうもり』より “乾杯の歌”
                          ほか

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花娘・宍戸茉莉衣と藤原 唯が贈る、ひな祭りの日コンサート

7月公演『フィガロの結婚』に花娘役で二期会オペラデビューを果たす二人のソプラノが、3月3日(木)のひな祭りの日に、丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサートに出演します!
二人はソプラノ宍戸茉莉衣(ししど まりえ)と藤原唯(ふじわら ゆい)。ともに昨年二期会オペラ研修所マスタークラスを修了し、今回デビューの舞台を勝ち取りました。
――『フィガロの結婚』にむけて今の心境は?
宍戸: フィガロの結婚は私が学生時代に、初めてフルスコアを手に勉強したオペラでした。今回の二期会デビューが決まった時、必死にモーツァルトの音楽に食らいついていた学生時代を思い出して懐かしくなり、またこのオペラに深い縁を感じました。
藤原: 私も、実は私が初めてオペラの舞台に立ったのが、大学院生のときにこの“花娘”役でした。その時の喜びが、現在に繋がっていると思います。縁のある思い出深い役、大切に演じたいと思います。
宍戸: 花娘は初めて勉強する役ですが、フィガロの世界で生きる一人の人間として精一杯演じられたらと思っています。
――「ひな祭りの日」のコンサートについて
藤原: 2人ともフィガロの結婚“花娘”役で二期会本公演デビューということで、モーツァルトの楽曲と、春を感じていただけるナンバーを詰め込みました。
宍戸: 春らしい日本歌曲に始まり、この度の「フィガロの結婚」より伯爵夫人のアリアや手紙の二重唱、そして私たちが普段レパートリーとしているオペラアリアなど、盛りだくさんのプログラムでお届けいたします。
―――お客様にメッセージを
宍戸: いつも温かい応援をありがとうございます。今回のお話をいただいたのが昨年の9月、そしていつの間にか本番まで後4か月半となりました。皆様の笑顔を舞台で拝見出来るよう、限られた時間の中で精一杯勉強し、公演の日を迎えるつもりです。どうぞ楽しみになさっていてください!
藤原: 二期会オペラ研修所同期の2人の、息のあった音楽を、ゆったりとお聴きください♪

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ソプラノ
宍戸茉莉衣
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ソプラノ
藤原 唯
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ピアノ
梅田麻衣子

■■■ 公演情報 ■■■
森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティ
第237回 ≪花娘 春の節句に 夢歌う≫

日時:2016年3月3日(木) 12:10開演
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fエントランスロビー
    ・アクセス
料金:無料
出演:宍戸茉莉衣(ソプラノ)、藤原 唯(ソプラノ)、梅田麻衣子(ピアノ)
演奏予定曲:
  瀧 廉太郎 「花」
  團 伊玖磨 「花の街」「花季」
  中田喜直 「さくら横ちょう」
  別宮貞雄 「さくら横ちょう」
  モーツァルト  『フィガロの結婚』より “愛の神よ”
  モーツァルト  『ドン・ジョヴァンニ』より “ぶってよマゼット”
  ドニゼッティ  『リタ』より “家も宿屋もうまくいき”
  プッチーニ  『ラ・ボエーム』より “私が街を歩けば”
▼森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティの情報ページはこちら
丸の内トラストシティ|コンサートスケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社
▼宍戸、藤原の二期会オペラデビューは7月15日と17日!
すべての人に名作を!二期会名作オペラ祭 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場

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開演迫る!~帰国記念コンサート~
三戸大久 バス・バリトン リサイタル

平成25年度文化庁新進芸術家海外研修員としてオーストリア(ウィーン)に留学し、舞台映えする恵まれた体格と歌声で将来嘱望されている、バス・バリトンの三戸大久(さんのへ ひろひさ)が2016年3月4日に初のソロリサイタルを開き、研鑽の成果を披露します。
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三戸は武蔵野音楽大学を卒業後、二期会オペラ研修所第48期マスタークラスを修了。
第40回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門金賞、第46回日伊声楽コンコルソ第3位、第9回藤沢オペラコンクール奨励賞を受賞しています。
ウィーン滞在中はウィーン・カールス教会でのシューベルト『ミサ曲』、シェーンブルン宮殿宮廷劇場でのコンサート等の演奏で好評を得ました。帰国後も立て続けに、2015年12月の神奈川県民ホール『金閣寺』や、先日の東京二期会オペラ劇場『イル・トロヴァトーレ』などいずれも好評を博し、舞台にはなくてはならない存在になっています。
今回のソロリサイタルを前にして、三戸よりメッセージが届いております。
    *    *    *
今回はウィーン研修を終えてのリサイタルということもあり、1部ではシュトラウスの歌曲、モーツァルトのアリア、そしてワーグナーを選曲しました。2部はこれまで自分が歌ってきたオペラアリア、おなじみの日本歌曲からバス・バリトンの少し珍しい曲まで。全ての曲が自分にとって思い入れのある大好きな曲ばかりです。
私にとって大きな挑戦でもある初のリサイタルですが、当日はお話や解説を含めながら、王子ホールに足を運んで下さる全ての方が楽しんでいただけるリサイタルに出来たらと思っております。
また今回は大学の先輩でもあり、そして心から信頼している瀧田亮子さんにピアノをお願いしました。
瀧田さんの情熱的で、そして包み込んでくれる音楽に助けられながら演奏出来ることにも大きな幸せを感じています。〈三戸大久〉
    *    *    *
これからの活躍にますます目が離せない三戸大久のソロリサイタル。
皆様、是非このウィーンでの研鑽の成果をお楽しみください。
▼産経ニュースにリサイタルへ向けてのインタビューが掲載されました(2/23)
バス・バリトンの三戸大久が3月に帰国記念コンサート - 産経ニュース

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ちらし(PDF)ダウンロード
■■■ 公演情報 ■■■
三戸大久 バス・バリトン リサイタル
~帰国記念コンサート~

日時:2016年3月4日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:銀座・王子ホール
料金:(全席自由)¥4,500
出演:三戸大久(バス・バリトン)、瀧田亮子(ピアノ)
予定演奏曲目:
  R.シュトラウス 「献身」「チェチーリエ」
  山田耕筰 「まちぼうけ」
  大中 恩 「男の唄」
                     ほか

▼コンサート詳細・ご予約はこちらから
三戸大久 バス・バリトン リサイタル|コンサートラインアップ - 東京二期会

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【レポート】演出ロレンツォ・マリアーニのプレミエ・プレトーク
「『イル・トロヴァトーレ』は、ミステリアス!」

2月17日(水)、ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』公演の初日、今回のプレミエ・キャンペーンとして演出ロレンツォ・マリアーニによるプレトークを開催しました。(通訳:菊池裕美子)
201602_il_trovatore_21.jpg さあ、始まります!
まず、あちらにかけてありますヴェルディさんにこんばんはと言いましょう。そしてヴェルディさんに拍手を。(注:東京文化会館大ホールのロビーには公演期間中、作曲者G.ヴェルディの肖像のタペストリーを掲げています)
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たくさんの方においでいただけてうれしく思います。
私はいつも、文化の違う方たちに、我が国の文化を理解してもらっているということに、言葉に表せない感動を覚えます。来日の度に、言葉が違っても、お互いに通じ合うことができることが魔法のようだと感動します。
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みなさまに『イル・トロヴァトーレ』についてお話する機会を得られてうれしく思います。
この作品は感動的で、ミステリアスです。
そして、このオペラは物語が説明しにくいものです。
『椿姫』『リゴレット』やプッチーニの『ラ・ボエーム』とは違って、『イル・トロヴァトーレ』は聴いているだけで理解できるものではありません。あの世とか、目に見える現実の世界とは違う世界のものなのです。
『椿姫』とか『リゴレット』を見て感傷的になって泣ける、というのとは違って、『イル・トロヴァトーレ』は、達観するような気持ちになります。宗教的というわけではないですが、わからない、もっと大きな何かがあります。
音楽はよく知られていて印象に残りますが、表現できない何かが心に残ります。
今回の演出は、「ミステリアス」を強調しています。現実にはあり得ないお話の内容ですが、重要なのは、すべてが夜のシーン、だということです。『イル・トロヴァトーレ』というオペラは、「見えない」ということが重要です。見えないもっと大きな力、いわば人間の力を超えた力が働いているのです。
この演出はパルマ、ヴェネツィア、と上演してきました。画家でも小説家でも、芸術家は発展していくものです。今回は、パルマやヴェネツィアより興味深くまたよりミステリアスな演出になっています。東京でやるのはニューヴァージョンの『イル・トロヴァトーレ』です。
私にとって日本はミステリアスな存在です。ミステリアスなみなさまにミステリアスな作品を楽しんでいただきたいと思います。
私は吉本ばななが好きなのですが、その中に「エニグマ・アルデンテ」という言葉が出てきます。このアルデンテというのは、燃えるような、とか、燃え尽きてしまう、とかそんな意味です。とても静かな時があっても、内側そういうものがあるのかもしれません。情熱があって苦しみの中にある静けさ――そういったものです。
最後に、東京二期会、合唱団、東京都交響楽団、スタッフ、そしてもちろんソリストに感謝を述べたいと思います。
それでは皆様、『イル・トロヴァトーレ』をお楽しみ下さい。(拍手)
201602_il_trovatore_24.jpg

短い時間の中で、舞台のコンセプトの核心を伝えたマリアーニ。想像が膨らむ内容だったのではないでしょうか。
▼マリアーニ演出については、会場で販売している公演プログラムに掲載の演出ノートもあわせてお読みください。
プログラムの紹介ツイート - 東京二期会|Twitter
東京二期会『イル・トロヴァトーレ』は、2月20日(土)と21日(日)の残り2日!
両日とも14時開演です。皆様のご来場をお待ちしております。
▼より詳しいマリアーニのインタビューをこちらからご覧いただけます
幻想的な舞台に映る愛の真実、東京二期会がオペラ「イル・トロバトーレ」上演 2月17日から4公演 – 産経ニュース

▼公演タイムテーブル、当日券情報はこちら
2月公演G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』~公演当日のごあんない - オペラの散歩道(二期会blog)
▼キャスト一覧、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年2月公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii
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《便利!》
◎24時間受付、予約手数料0円でご好評の、二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!
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プログラムが決定しました!~二期会オペラ研修所マスタークラス修了試演会

3月2日(水)に開催の「二期会オペラ研修所 第59期マスタークラス修了試演会」。
現在マスタークラスでは、二期会オペラ研修所での最終試験となる試演会を目前に控え、熱気溢れる授業が進められています。
そして、この度のプログラム(演目・場面)もいよいよ決定しましたのでご案内致します。
オペラ歌手を目指して日々研鑽を重ねてきた研修生たちの、集大成となる舞台です。ぜひご来場くださいませ。

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第59期マスタークラス修了試演会

開催日:2016年3月2日(水)
会場:Hakuju Hall
   ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
   ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全席指定 各クラス1,200円 (2クラスセット券 2,000円)

予定プログラム:
◆黒田 博クラス:12:30開演
 ロッシーニ作曲『セヴィリアの理髪師』 第1幕より
 ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』 第1幕より
 ヴェルディ作曲『リゴレット』 第1幕、第2幕より
 ヴェルディ作曲『椿姫』 各幕より
 R.シュトラウス作曲『薔薇の騎士』 第2幕より
 R.シュトラウス作曲『ナクソス島のアリアドネ』 プロローグより
 R.シュトラウス作曲『アラベッラ』 第1幕より
 グノー作曲『ロメオとジュリエット』 第4幕より
 オッフェンバック作曲『ホフマン物語』 第3幕より
 メノッティ作曲『電話』 より
 マスカーニ作曲『カヴァレリア・ルスティカーナ』 より
◆大野徹也クラス:17:00開演
 ベッリーニ作曲『清教徒』 第1幕より
 ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』 第2部第1幕より
 ヴェルディ作曲『ルイザ・ミラー』 第3幕より
 ヴェルディ作曲『椿姫』 第3幕より
 ヴェルディ作曲『シモン・ボッカネグラ』 第1幕より
 ヴェルディ作曲『リゴレット』 第1幕より
 ヴェルディ作曲『アイーダ』 第2幕、第3幕より
 R.シュトラウス作曲『薔薇の騎士』 第3幕より
 プッチーニ作曲『マノン・レスコー』 第2幕より
 ビゼー作曲『カルメン』 第1幕より
 グノー作曲『ファウスト』 第3幕より
 グノー作曲『ロメオとジュリエット』 第5幕より
※当日の演奏順は上記と異なります。
 各演目の配役及びタイムテーブルは、当日ご案内致します。
▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第59期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
▼チケットお取扱
Hakuju Hallチケットセンター TEL 03-5478-8700
 (10:00~18:00 火~土*祝日・休館日を除く)

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開幕!イル・トロヴァトーレ!!

公演前のゲネプロも終了し、いよいよ開幕となりました!
A.バッティストーニの指揮により、初共演となる東京都交響楽団から次々と美しく力強い旋律が生み出され、皆さまを幻想的なオペラの世界に誘います。
▼公演詳細ページはこちら
2016年2月公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会オペラ劇場
演出のL.マリアーニによるプロダクションは、パルマ王立歌劇場、フェニーチェ劇場に続き、今回の東京公演で3プロダクション目となりますが、演出家より「今回の東京公演が、今までの同舞台の中で一番優れている。もっとも素晴らしい出来」と語ってくれました。
間もなくとなった公演を先日行われたゲネプロの写真を交えつつ、少しだけお見せします!

(さらに…)

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2月公演G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』~公演当日のごあんない

いよいよ明日、2月17日(水)から東京文化会館大ホールにて、ジュゼッペ・ヴェルディ中期の傑作オペラ『イル・トロヴァトーレ』が開幕します!
幼い頃生き別れた兄弟の悲劇。美女レオノーラをめぐる、放浪の吟遊詩人マンリーコと恋敵のルーナ伯爵の宿命の戦いが始まります。人間の愛と情念の力がほとばしるこのオペラ。まさに人間の声の力が100%発揮されるヴェルディの音楽。どうぞお見逃しなく!
それでは公演当日についてご案内致します。 【2/19(金)19:00更新】

2016都民芸術フェスティバル参加公演
《パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演》
東京二期会オペラ劇場 2016年2月公演 G.ヴェルディ作曲 『イル・トロヴァトーレ』 オペラ全4部
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出: ロレンツォ・マリアーニ
当日券と公演タイムテーブルのご案内
2月17日(水)
2月18日(木)
2月20日(土)
2月21日(日)
当日券
S,A若干,B,C若干
S,A若干,B,C若干
S,A僅少,B,C僅少
S,A若干,B,C若干
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1・2部
約70分
休憩予定時刻
19:40~20:05
15:10~15:35
15:10~15:35
15:10~15:35
第3・4部
約65分
終演予定
21:10
16:40
16:40
16:40
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

★…17日(水)は17:45より演出のマリアーニ氏によるプレトークを開催いたします。17日公演のチケットでご入場の方はどなたでもご参加いただけます。
※上記、販売予定当日券は19日(金)18:00現在の情報です。販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行により上記時間通りにならない場合もございます。

▼キャスト一覧、チケット情報等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年2月公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii
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《便利!》
◎24時間受付、予約手数料0円でご好評の、二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!
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「ヴェルディを指揮することは、毎回が大きな挑戦です。なぜなら…」
バッティストーニが語ったヴェルディの魅力そして『イル・トロヴァトーレ』について

1月31日(日)。前日イタリアから日本に到着したばかりの指揮者アンドレア・バッティストーニが向かったのは、イタリア文化会館。
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日本におけるイタリア文化の発信地であるこの会場で、2月公演『イル・トロヴァトーレ』の若きマエストロの講演会が始まりました(主催:日本ヴェルディ協会・イタリア文化会館)。
音楽評論家の加藤浩子さんと通訳の井内美香さんとともに壇上に登ったバッティストーニは、ヴェルディの人生とその音楽について、知的ながら熱のこもった語り口でその魅力を伝えてくれました。
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「ヴェルディの音楽は、溢れるようにたくさんの美しいメロディがたいへん効果的で、観客の脳裏にそれぞれの登場人物を焼き付けるような、強烈な印象を残します。」
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「『イル・トロヴァトーレ』の筋書きを現代の私たちが合理的に読み解くことは難しいでしょう。むしろ、ヴェルディは観客に色々な解釈の余地を投げかけようとしました」
話題の中心である『イル・トロヴァトーレ』についても、ヴェルディの音楽人生とイタリアオペラの歴史の中にはっきりと位置付けて解説しながら、その世界の想像力豊かな広がりにも話題を展開させました。
足をお運びいただけなかった方にも講演会の様子をお伝えするべく公演の内容をまとめましたので、どうぞご覧ください。
▼講演会の内容全文はこちら(PDFファイル)
ファイルをダウンロード

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』
オペラ全4部・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年2月
     17日(水) 18:30開演★
     18日(木) 14:00開演
     20日(土) 14:00開演
     21日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
   ★…17日(水)は17:45より演出のマリアーニ氏による
      プレトークを開催いたします
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席13,500円~C席8,000円、学生席2,000円
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ロレンツォ・マリアーニ
管弦楽:東京都交響楽団

▼キャスト一覧、チケット情報等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年2月公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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【稽古場レポート】見逃すと後悔必至!素晴らしいトロヴァトーレ!!

今回で東京二期会公演には3度目の登場となる指揮A.バッティストーニが稽古場に合流!
さっそく行われた音楽稽古は、この『イル・トロヴァトーレ』が、ヴェルディの中でも最も旋律美に溢れた作品であることを示すものでした。
そこに、強調するべき言葉や、声色の変化等が次々と提案され、来日前のインタビューで彼が語った”美しい旋律を美しいだけで終わらせず、心の表現に”ということが、見事に表されています!
早くオーケストラを加えて聞いてみたいと強く感じた、非常に興奮する稽古でした!
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▼二期会通信2015年12月1日号掲載記事より
バッティストーニが語ったイル・トロヴァトーレへの好奇心|オペラを楽しむ - 東京二期会

また、客演テノールのH.サンドバルも稽古に合流。
ウィーン国立歌劇場を始め国際的なキャリアを重ねる彼の声はノーブルで、本来は貴族の子息であるマンリーコはまさに適役です!
彼は今回初来日となりますが、二期会の歌手陣ともすでに打ち解け、素晴らしい公演にすべく、稽古に打ち込んでいます。
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▼エクトール・サンドバル公式サイトはこちら
Welcome - Hector Sandoval - A tenor of cut Worl-wide
とにかく素晴らしい公演になる予感がする今回の『イル・トロヴァトーレ』。
上演機会が少ない作品ということもございますので、見逃すと後悔必至!
是非皆さまお誘い合わせの上お越しください。

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■■■ 公演情報 ■■■
パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』
オペラ全4部・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年2月
     17日(水) 18:30開演★
     18日(木) 14:00開演
     20日(土) 14:00開演
     21日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
   ★…17日(水)は17:45より演出のマリアーニ氏による
      プレトークを開催いたします
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席13,500円~C席8,000円、学生席2,000円
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ロレンツォ・マリアーニ
管弦楽:東京都交響楽団

▼キャスト一覧、チケット情報等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年2月公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
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『フィガロの結婚』は世界の人々に自由と平和の可能性を見せてくれる
指揮:サッシャ・ゲッツェルからのメッセージ

〈二期会名作オペラ祭〉2016年7月公演『フィガロの結婚』の指揮者は、サッシャ・ゲッツェル。
ウィーンに生まれ、ウィーン・フィルのヴァイオリン奏者として活躍後、指揮者に転向し、ベルリン交響楽団、バーミンガム市立交響楽団、NHK交響楽団等を指揮。2014年ウィーン国立歌劇場に『フィガロの結婚』でデビュー。これが高い評価を受けたので、その後『ドン・ジョヴァンニ』『リゴレット』『ばらの騎士』等先々の公演のオファーも決まりました。
生粋のウィーン人であるゲッツェルが、『フィガロの結婚』にこめる想いを語ります。
どうぞご覧ください。

「みなさん、こんにちは。サッシャ・ゲッツェルです。
今夏、『フィガロの結婚』を指揮するため、ウィーンから東京にうかがいます。
このたいへん美しいモーツァルトの作品のために、東京二期会にお招きをいただきました。ウィーン国立歌劇場でこのオペラを指揮した後のことでした。素晴らしい才能をもった日本の歌手の方、そしてオーケストラと共演できることを、とても喜ばしく思います。
私は、日本の文化が大好きなのです。まだ幼い頃に、両親に連れられて日本に来たことがあります。
それから、ヴァイオリニストとして、ウィーン・フィルやトヨタ・マスター・プレイヤーズの一員として、来日しました。そして今、自分の人生で初めて、日本で、オペラを指揮することができます!それが私にとってどんな意味を持つか……とても胸が高鳴ります!ついに、日本のお客様の前で、オペラを指揮するのです。実はその前にウィーン・フォルクスオーパーの『ウィンザーの陽気な女房たち』来日公演で指揮をしているのですが、今回は、ついに日本の素晴らしい音楽家のみなさまとの共演が叶います。これは、私にとって、たくさんの意味があるのです。
さて、『フィガロの結婚』は、私にとってどのような意味があるか。
このオペラは、本当に信じがたいほど素晴らしい作品です。音楽史上でも、非常に完成された、ほぼ完璧ともいえる作品です。ですが、私はさらに大きな意味があると思います。
私たちが知るべきことは、この作品の――フィガロ、伯爵、伯爵夫人、そしてスザンナが活躍する――ボーマルシェによる原作が、フランス革命以前に書かれているということです。そこには、まず、旧い伝統と、自由、平等、友愛といった新しい時代様式との違いが見られます。そこで生まれたオペラ『フィガロの結婚』初演版は、台本があまりにも革命的であったため、当時のウィーン皇帝ヨーゼフ2世には快く思わず、受け入れてもらえませんでした。
そこで、モーツァルトと台本作家のダ・ポンテはどうしたでしょうか?
ダ・ポンテは、革命的すぎる文章の多くを削除しました。
しかし、モーツァルトは、そのすべてを、音楽に書き入れたのです。だからこそ、このオペラは、今なお人々の自由と、ヒューマニティの自由のための革命的な作品であり続けているのです。
モーツァルト『フィガロの結婚』は、私にとって単に美しい音楽であるということにとどまらず、世界中の人々に、自由と平和の可能性を見せてくれる作品であるのです。
この素晴らしいオペラを、皆様にご覧いただけることを願い、劇場でお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました。」

■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場《二期会名作オペラ祭》
W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』
オペラ全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年7月
     15日(金) 18:30開演
     16日(土) 14:00開演
     17日(日) 14:00開演
     18日(月・祝) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
二期会名作オペラ祭特別料金:
    S席10,000円~D席4,000円、学生席2,000円
指揮:サッシャ・ゲッツェル
演出:宮本亜門
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

▼キャスト一覧、チケット情報等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年7月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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共同制作公演『さまよえるオランダ人』タイトルロール青山 貴
「神奈川芸術プレス」と月刊「ぶらあぼ」に大きく登場中!

3月にびわ湖ホール、神奈川県民、大分iichikoグランシアタの3拠点で共同開催されるワーグナー『さまよえるオランダ人』にて、タイトルロールを務めるバリトン青山 貴が、「神奈川芸術プレス」と月刊「ぶらあぼ」の最新号に、どーんと大きく登場しています!
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「神奈川芸術プレス」2016年1月15日号より  ・・・げ、原寸大!?
― 大役を全編歌い終えた後の感動、達成感。それをお客様と共有できるのが、ワーグナーを歌う喜びです。
▼「神奈川芸術プレス」最新号(PDF形式)はこちらよりダウンロードができます
神奈川芸術プレス - 公益財団法人 神奈川芸術文化財団
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「ぶらあぼ」2016年2月号より
― ワーグナーの音楽の感動を皆様と分かち合えるよう全力を尽くします。
▼「ぶらあぼ」のインタービューはネット上でもお読みいただけます
青山 貴(バリトン) - WEBぶらあぼ
青山の出演は、びわ湖3月5日(土)と、神奈川20日(日)の2日間。
舞台の上でもその存在感を示してくれることでしょう。どうぞご期待ください!
■■■ 公演情報 ■■■
《共同制作公演》
R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時・会場:2016年3月
 びわ湖公演=5日(土)★、6日(日) びわ湖ホール 大ホール
 神奈川公演=19日(土)、20日(日)★ 神奈川県民ホール 大ホール
 大分公演=26日(土) iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
  (各日とも13:15開場・14:00開演)
  ★…青山 貴 出演日
指揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督) <びわ湖公演・神奈川公演>
    大勝秀也<大分公演>
演出:ミヒャエル・ハンペ
管弦楽:京都市交響楽団<びわ湖公演>
     神奈川フィルハーモニー管弦楽団<神奈川公演>
     九州交響楽団<大分公演>
▼公演詳細はこちらをご覧ください
2016年3月国内共同制作公演 R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』 - 東京二期会
▼神奈川県民ホールWEBサイトでは特設ページを開設中!
ワーグナー作曲 歌劇さまよえるオランダ人 - 神奈川県民ホール
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート」2/8(月)出演者メッセージ

若手実力派歌手の登場と、美味しいお料理でおもてなしする、「アルテリーベ東京・月曜フレッシュコンサート」。
次回の2月8日(月)に出演するソプラノの2人、田村きの と 矢次美香 より、公演に向けて皆様へのメッセージが届いております!

201601_tamura_kino.jpg ソプラノ田村きのです。
今回は月曜フレッシュコンサートで歌わせていただけるという事で沢山の作品を矢次さんとワクワクしながら計画しています!
タイトルに付けさせていただきました~La luce tenue~はイタリア語で 柔らかな光 という意味になります。柔らかな光の様な優しく愛に溢れた音楽を感じて頂けたら嬉しいです!
201601_yatsugi_mika.jpg こんにちは。矢次美香と申します。
この度、同期の田村さんと共演させていただけること、このような機会をいただけましたことを大変嬉しく感謝でいっぱいです。
皆様と素敵な時を過ごせるよう2人で頑張りますので、是非足を運んで頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。

これからの活躍が期待される若手オペラ歌手によるフレッシュな歌声を、美味しいお料理と一緒にお楽しみ頂けます。
是非お誘い合わせの上ご来場ください!
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
 ~ La luce tenue ~

日時:2016年2月8日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
予約:03-3519-7007
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:田村きの(ソプラノ)、矢次美香(ソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
   ヴェルディ 『ラ・トラヴィアータ』より
        “不思議だわ~花から花へ”、“乾杯の歌”
   モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より “ご覧なさい妹よ”
   プッチーニ 『トゥーランドット』より “氷のようや姫君の心も”
   ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より “静かな夜に”
   オッフェンバック 『ホフマン物語』より “舟歌”
                        ほか
▼会場のアルテリーベ東京へのアクセスはこちら
アクセス - アルテリーベ東京

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「成田博之バリトンリサイタル 2016」(5/1)~2012年から4年ぶりとなる、待望のソロリサイタルを開催!!

オペラ黄金時代に活躍した名バリトン歌手、エットレ・バスティアニーニ。
そのバスティアニーニに多大な影響を受けたバリトン成田博之。2012年6月、東京文化会館での自身初リサイタルでは、1965年に同じ東京文化会館で開催されたバスティアニーニ伝説的リサイタルのプログラムを再現しました。
あれから4年。待望のソロリサイタルを銀座・王子ホールで開催いたします。
二期会オペラにおいては、2014年『ドン・カルロ』ロドリーゴ、2015年『リゴレット』タイトルロール、そして、本年2月に迎える『イル・トロヴァトーレ』ではルーナ伯爵と立て続けに主要キャストを務める成田。これら<ヴェルディ 三部作>は自身の代表作となるため、リサイタルでのプログラムを考えるうえでも、絶対に外せないと強い意欲をみせています。
ピアニストには、多くのトップアーティストから指名され、共演者として厚い信頼を寄せられている石野真穂を迎えます。

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バリトン
成田博之
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ピアノ
石野真穂

この4年間で着実にキャリアを磨き、さらなる飛躍を続ける成田博之のソロリサイタルにどうぞご期待ください。

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成田博之 バリトン リサイタル2016
日時:2016年5月1日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:銀座・王子ホール
料金:(全指定席)¥4,000 <2月1日チケット発売>
出演:成田博之(バリトン)、石野真穂(ピアノ)
予定演奏曲目:
  ヴェルディ 『ドン・カルロ』より 私は死ぬ
         『リゴレット』より 悪魔め、鬼め
  ベッリーニ 『清教徒』より“ああ、永久に君を失った”
  トスティ  「君をもう愛さない」、「四月」
                     ほか

▼コンサート詳細・ご予約はこちらから
成田博之 バリトン リサイタル2016|コンサートラインアップ - 東京二期会
2月1日(月)よりチケット発売開始です。
全指定席となりますので、良いお席はどうぞお早めに求めください。

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ハイレベルな競演が魅力!「明日を担う音楽家による特別演奏会」

文化庁の「新進芸術家海外研修制度」により欧州を中心に在外でオペラ研修に励んだその世代のトップレベルの歌手たちが帰国して集結、その研修の成果を披露する一曲入魂のアリアと重唱をお楽しみいただく、ハイレベルでフレッシュなオペラ・ガラ「明日を担う音楽家による特別演奏会」が、2月3日(水)19時、東京オペラシティコンサートホールで開催されます。
まさに次代のオペラ界を担う新進アーティストたち10名。
東京二期会からは6名の俊英が出演します。それぞれのメッセージとともに紹介しましょう。

201601_sakaida_mamiko.jpg 坂井田真実子 ソプラノ 研修地:ウィーン
レハール『ジュディッタ』より 「くちづけより熱く」
「私の研修目的であった‘オペレッタ’を通じて、多くの出逢いや、多くの学びを得られたこと、研修中に応援して下さった方々への感謝の気持ちで舞台に立ちたいと思っております。一瞬でも、オペレッタの風を感じていただければ」
201601_takeda_michiko.jpg 竹多倫子 ソプラノ 研修地:ミラノ
プッチーニ『蝶々夫人』より 「小さい神様(かわいい坊や)」
「コンクール優勝でいただいたマンチネッリ歌劇場での『蝶々夫人』の舞台。不安と緊張、イタリアデビューの高揚感に包まれて、全三幕を全速力で駆け抜けました。最後カーテンコールのスタンディングオベーションの光景は忘れられません」
201601_shinkai_yasuhito.jpg 新海康仁 テノール 研修地:カターニャ
ヴェルディ『椿姫』より 「燃える心を」
「音楽のみならず、文化に触れ、食を楽しみ、人と関わることで様々なことを学び感じることができました。市場の魚屋の店先で、ご主人のギターにあわせて歌ったシチリア民謡も」
201601_matayoshi_hideki.jpg 又吉秀樹 テノール 研修地:ウィーン
モーツァルト『ルーチョ・シッラ』より 「死と復讐の欲望が」
「ウィーンで一年間研究したモーツァルト。『ルーチョ・シッラ』は彼が16歳のときの作品ですが、私が歌わせていただくアリアには、すでに後の『イドメネオ』、『魔笛』にもでてくる憤怒の表現がすでに現れています」
201601_gotou_kazuma.jpg 後藤春馬 バス・バリトン 研修地:ロンドン
ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』より 「哀れなる父の胸の想い」
「在研中はなかなか思うようにいかず、苦しいこともたくさんありました。今回歌わせていただく曲は、研修中に歌っていくたびに難しさを覚え、それだけに共に成長してきたという思い入れがございます。世界へ羽ばたくために、今何をするべきかを、ロンドンでの研修の時が教えてくれました」
201601_sannohe_hirohisa.jpg 三戸大久 バス・バリトン 研修地:ウィーン
ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より 「マイスターの芸術を受けたまえ」
「初めてのヨーロッパの地では、すべての体験が自分の身体にしみ込んできました。ザックスのアリアは、そのウィーンでまず初めに勉強した曲。15年前、二期会研修生として初めて合唱に参加し、舞台の上でこのアリアを聴きました。以来ずっと歌いたいと思っていた曲です。そしてこれからの15年。自分が本当に求められている場所で歌っていければ幸せだと思っています」
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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
文化庁委託事業
「平成27年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
新進芸術家海外研修制度の成果
明日を担う音楽家による特別演奏会
日時:2016年2月3日(水) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール
   (京王新線「初台」駅東口徒歩5分)
料金:全指定席 S¥3,000、A¥2,000、B¥1,000 (税込)
   (※学生は全席種¥1,000でお求めいただけます。)
出演:坂井田真実子(ソプラノ)、柴田紗貴子(ソプラノ)、
    古瀬まきを(ソプラノ)、吉田和夏(ソプラノ)、
    竹多倫子(ソプラノ)、新海康仁(テノール)、
    曽我雄一(テノール)、又吉秀樹(テノール)、
    後藤春馬(バス・バリトン)、三戸大久(バス・バリトン)
指揮:園田隆一郎
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

▼公演概要・ご予約はこちらから
明日を担う音楽家による特別演奏会|コンサートラインアップ - 東京二期会

   

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今年も開催!1/31(日)アンドレア・バッティストーニ講演会@イタリア文化会館

東京二期会オペラ劇場2月公演『イル・トロヴァトーレ』の上演に先駆けて、今年も指揮アンドレア・バッティストーニの講演会が日本ヴェルディ協会様の主催によりイタリア文化会館(東京・九段下)にて開催されます!
201601_Andrea_Battistoni_01.jpg アンドレア・バッティストーニ
オペラ『イル・トロヴァトーレ』は、二期会公演としても、1994年以来実に22年ぶりの上演となります。本国では『椿姫』『リゴレット』などとならんでメジャーな作品といわれますが、日本では上演自体が多くなく、その魅力に直に触れる機会は少ないといわざるをえません。
そこで、昨年『リゴレット』講演会に続き、今年もバッティストーニ自らに、このオペラの魅力について大いに語ってもらうことになりました!
昨年の講演会の様子から
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これまでもイタリア・オペラの伝統に新しい風を吹き込む姿を、日本でも披露してきた若きマエストロ。前回の講演会では、その颯爽とした指揮の背景に、音楽と歴史への深い探求と洞察があることが伝わってきました。今回は、『イル・トロヴァトーレ』を題材にどのような話が聴けるでしょうか。
バッティストーニ講演会は、どなたでもご参加いただけます。
どうぞこの機会を逃されませんように!
■■■ イベント情報 ■■■
アンドレア・バッティストーニ講演会
日時:2016年1月31日(日) 14:00開始
会場:イタリア文化会館アニエッリホール
    (千代田区九段南2-1-30)
司会進行:加藤浩子
通訳:井内美香
料金:全席自由 1,000円 (※日本ヴェルディ協会会員の方は無料)
主催・申込先:日本ヴェルディ協会
   FAX:03-5333-5899 TEL:03-3320-2500
▼講演会の詳細、Eメールでのお申込みはこちら
NPO法人日本ヴェルディ協会
▼イタリア文化会館への行き方はこちらから
アクセス - イタリア文化会館 東京

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春への憧れをうたう~「二期会サロンコンサート」(Vol.183:1月28日(木)開催)

第183回目となります、「二期会サロンコンサート」がいよいよ本番を迎えます!
着々と公演の準備が進む中、出演者を代表してメゾソプラノの内薗 環より本番に向けてのメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。
        *      *      *
寒さ厳しい1月28日のサロンコンサートに向けて
ソプラノ桑田葉子さんと私、内薗 環はひととき、皆様に暖かな気持ちになって頂くため、合わせに勤しんでおります。
プログラム前半は、新しいアレンジを加えた馴染み深い日本の名曲を皮切りにドイツの歌曲へと移り、それぞれのソロをはさみつつ、イギリスの歌曲でデュオのハーモニーの美しさを堪能していただきたいと考えています。
後半はオペラ! モーツァルト、ロッシーニからヴェルディ、プッチーニへとソロを挟みつつオペラデュオの醍醐味をお楽しみ下さい。  ― メゾ・ソプラノ 内薗 環
        *      *      *
大学、二期会研究生と同期の二人は息もぴったり。修了後もそれぞれ、二期会をはじめとしたオペラや第九、宗教曲の分野で着々とキャリアを積み上げてきました。
二人が絶対の信頼を寄せる鈴木陽子のピアノと共に、磨き上げられた歌唱を、皆様どうぞお楽しみください!

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桑田葉子
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内薗 環

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
《二期会サロンコンサート 2015-2016シーズン》
Vol.183 春への憧れ ~Duoの響き~

日時:2016年1月28日(木) 19:00開演
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・ワンドリンク付き)
出演:桑田葉子(ソプラノ)、内薗 環(メゾソプラノ)、鈴木陽子(ピアノ)
予定演奏曲:
  クイルター 「エリザベス朝の7つの歌」より
  文部省唱歌 「冬の夜」
  中山晋平 「鞠と殿様」
  越谷達之助 「初恋」
  プッチーニ 〈オペラ〉『蝶々夫人』より
            「花の二重唱」「ある晴れた日に」
  ヴェルディ 〈オペラ〉『アイーダ』より 二重唱
                     ほか

▼お問合せ・チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 へ
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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2016年2月公演 ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』~プレミエ・プレトークのお知らせ

2016年最初の東京二期会オペラ公演となる、G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』。
パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演となる今回のプロダクションについて、演出家ロレンツォ・マリアーニ本人によるプレトークを、プレミエ公演の2月17日(水)に開催します!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆2月17日(水)開催
 演出家・ロレンツォ・マリアーニによるプレミエ・プレ・トーク
 パルマ~ヴェネツィア~東京版『イル・トロヴァトーレ』の世界
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日時:2016年2月17日(水)17:45開始 実施時間:約30分
会場:東京文化会館大ホール内ロビー (17:30開場)
 *日本語通訳あり
 *ご参加には当日有効の『イル・トロヴァトーレ』公演チケットでのご入場が必要です。
 *座席数には限りがあります。先着順とさせていただきご予約はできません。
   満席の場合はお立見でのご参加となります。予めご了承ください。
オペラ『イル・トロヴァトーレ』は、しばしば荒唐無稽といわれるほどに、ストーリーが激しく飛躍していくことでも知られる作品です。そこで扱われている人間模様も、激しく、深い情念のぶつかり合い。それだけに、ヴェルディの音楽も比類ない熱をもって突進していきます。オペラでしか描出されえないドラマが、『イル・トロヴァトーレ』にはあります。
このオペラでマリアーニが描くのは、月影がとても印象的な、凛々しく美しい舞台。
マリアーニは、どのような世界観をもって『イル・トロヴァトーレ』に迫ろうとしているのでしょうか。
マリアーニ演出の『イル・トロヴァトーレ』は、2010年のパルマ王立歌劇場でのワールド・プレミエ以来、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場を経て、少しずつバージョンアップされてきました。さらに練りに練られた【東京版】をどうぞお楽しみに。
『イル・トロヴァトーレ』プレミエ公演にぜひお越しください!!

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』
オペラ全4部・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年2月
     17日(水) 18:30開演★
     18日(木) 14:00開演
     20日(土) 14:00開演
     21日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
    ★…プレミエ・プレトーク開催日(17:45より)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席13,500円~C席8,000円、学生席2,000円
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ロレンツォ・マリアーニ
管弦楽:東京都交響楽団

▼キャスト一覧、チケット情報等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年2月公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート」1/18(月)出演者メッセージ

若手実力派歌手の登場と、美味しいお料理でおもてなしする、「アルテリーベ東京・月曜フレッシュコンサート」。
次回の1月18日(月)に出演の阿部伊吹と山田理沙、2名のソプラノより、公演に向けて皆様へのメッセージが届いております!

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阿部伊吹
今回は、「二人のソプラノ~たくさんの歌をあなたへ~」と題しまして、歌曲と有名なアリアを入れた盛り沢山のプログラムとなっております。
山田さんは、二期会オペラ研究所の予科から同じクラスで3年間一緒に勉強してきた友人です。プライベートでも、とても親しくさせていただいています。そんな彼女と一緒に演奏できること、今からとても楽しみです。
心温まる演奏をお届けできるように頑張ります。
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山田理沙
ソプラノの山田理沙です。
同期の阿部伊吹さんとコンサートさせていただけることになり、とても嬉しく思っております。
今回は個々にクラシックの曲を予定してます。たくさんの歌を皆様にお届けできることを楽しみにしておりますので、ぜひお越しいただけたらと思います!
どうぞよろしくお願いします。

二期会の研修所を修了したばかりの若手オペラ歌手によるフレッシュな歌声を、美味しいお料理と一緒にお楽しみ頂けます。
是非お誘い合わせの上ご来場下さい!
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
 二人のソプラノ~たくさんの歌をあなたへ~

日時:2016年1月18日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:阿部伊吹(ソプラノ)、山田理沙(ソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
   R.シュトラウス 「ツェツィーリエ」
   高田三郎 「くちなし」、「市の花屋」
   A.ドヴォルザーク 『ルサルカ』より “月に寄せる歌”
   中田喜直 「さくら横ちょう」
   G.プッチーニ 『ジャンニ・スキッキ』より “私のお父さん”
                          ほか
▼会場のアルテリーベ東京へのアクセスはこちらよりご確認頂けます
アクセス - アルテリーベ東京

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加納悦子~ドイツ・リートをめぐる風景~ 第3夜は《山田耕筰と「ジャポネスク」たち》

昨年末のNHK交響楽団「第九」、そして年明けの「NHKニューイヤーオペラコンサート」と、いずれの公演も卓越した歌唱で際立つ存在感を示したメゾソプラノの加納悦子。
その加納が今年度3回に渡って川口のリリアホールからお届けする「加納悦子・三題~ドイツ・リートをめぐる風景」も、いよいよ最終夜を迎えます。
最後を飾る「第3夜」は《山田耕筰と「ジャポネスク」たち》と題し、日本歌曲の礎を築いた山田耕筰の作品と和歌を素材にしたドイツ・リートを、山田流筝の下野戸亜弓さんの朗読と共に紹介します。
本シリーズのプロデュサーである國土潤一氏曰く、「芸大時代、日本歌曲の大家である瀬山詠子先生に師事しながらも、そのジャンルと一線を画して今日のキャリアを築いてきた加納悦子が、瀬山先生の指導を受けずに自身の力でどのような音楽を構築するのかが見もの!」とのこと。
ドイツ・リートで聴かせる音楽の真髄をここではどのように披露するのか、是非その耳でお聴きください!
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■■■ 公演情報 ■■■
『加納悦子・三題 ~ドイツ・リートをめぐる風景~』
第3夜《山田耕筰と「ジャポネスク」たち》

日時:2016年1月14日(木) 19:00開演
会場:リリア(1F)・催し広場
料金:全席自由 一般2,000円/学生1,000円
出演:
  加納悦子(メゾ・ソプラノ) 
  石井里乃(ピアノ)
  下野戸亜弓(朗読)
  國土潤一(構成・お話)
予定プログラム:
  山田耕筰
   風ぞゆく/燕/異国/信仰と牢獄/さすらひの唄/ロシア人形の歌
  ヴィルヘルム・グロース
   『日本の春』から5つの歌
  ゴットフリート・フォン・アイネム
   日本詩篇
  グレーテ・フォン・ツィーリッツ
   日本の歌
▼公演詳細はこちら
リリア“歌の花束” 加納悦子・三題 ~ドイツ・リートをめぐる風景~ - 川口総合文化センター リリア

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二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォVol.9 プログラム決定!

Hakuju Hallのご協力を得て、二期会オペラ研修所マスタークラスの修了生から選ばれた2人がお届けする、モーニングコンサート・シリーズ「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。
今年度の締めくくりとなる第9回は、ソプラノ宅和里美と富田沙緒里が出演します。
第58期マスタークラスの同じクラスで共に研鑽を積み、昨年3月に修了。何度も話し合い、2人が大好きな曲を選びました。
詩の魅力が凝縮された歌曲に、日本オペラの名作『夕鶴』つうのアリア、そして、コロラトゥーラの技巧を散りばめた『ホフマン物語』オランピアのアリアなど、彼女たちの多彩な魅力を感じて頂けるプログラムとなっております。どうぞお聴き逃しなく!

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宅和里美
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富田沙緒里

■■■ 公演情報 ■■■
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第9回>

日時:2016年1月21日(木) 11:00開演(10:30開場)  ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (白寿ホール)
    ・小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
    ・千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分
料金:全席自由 500円(税込)
出演:宅和里美(ソプラノ)、富田沙緒里(ソプラノ)、三澤志保(ピアノ)
<予定プログラム>
モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」K.165
        I. Exsultate (富田)
        III. Alleluja (宅和)
レスピーギ:「4つのトスカーナ地方のリスペット」より (宅和)
        I. あなたたちが生まれたとき
        II. 私の坊やを見に来てちょうだい
        III. はるか彼方から風がきて
        IV. 雌鶏たちが麦打ち場をひっかいて
R.シュトラウス:「3つの歌」op.29 より “ときめく心” (富田)
         「8つの歌」op.10 より “夜” , “なにも” (富田)
R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』より “偉大なる王女さま” (富田)
團 伊玖磨:『夕鶴』より “私の大事な与ひょう” (宅和)
オッフェンバック:『ホフマン物語』より “森の小鳥はあこがれを歌う” (富田)
マスネ:『マノン』より “彼らの声が甘い恋に誘うとき” (宅和)
※予定プログラムは、チラシに掲載されておりました曲目から一部変更となりました。
 何卒ご了承くださいませ。

主催:Hakuju Hall
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
▼コンサートの詳細はこちらをご覧ください
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall
お問い合わせ、ご予約は
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700

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La Dill(ラ・ディル)メジャーデビュー2周年ツアー始動!

メジャーデビュー2周年を迎えるLa Dill(ラ・ディル)。今年は4人でのコンサートツアーに加え、メンバーそれぞれがセルフ・プロデュースするソロ・ライブ『La Dill a la carte !!』@Capel も加わり、La Dillの魅力を更にパワーアップしてお届けします。
ソロ・ライブ第1弾はテノールの金山京介。教会に響く美しい歌声をお楽しみください。座席数が限られていますのでお申し込みはお早めに!
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写真左から:彌勒忠史、岩田健志、坂下忠弘、金山京介(以上La Dill)、吉田貴至(ピアノ)
■■■ 公演情報 ■■■
La Dill 『 2nd Greeting Tour in ホテルグリーンプラザ 2016-17 』
◆2016年3月6日(日)12:30開演/ホテルグリーンプラザ箱根 箱根の森高原教会 チャペル
 ソロ・ライブ『La Dill à la carte!!』@ Capel Act.1 金山京介(テノール)
 「早春のチャペルコンサート」
 <発売中>
◆2016年4月16日(土)20:00開演/ホテルグリーンプラザ軽井沢 レストラン「セ・ラヴィ」
 La Dill コンサート『2nd Greeting Tour in ホテルグリーンプラザ 2016-17』/軽井沢公演
 <発売中>
◆2016年7月3日(日)12:30開演/ホテルグリーンプラザ箱根 箱根の森高原教会 チャペル
 ソロ・ライブ『La Dill à la carte!!』@ Capel Act.2 岩田健志(バリトン)
 「バリトンコンサート~夏の風によせて~」
 <1/27(水)~一般発売>
◆2016年9月11日(日)12:30開演/ホテルグリーンプラザ箱根 箱根の森高原教会 チャペル
 ソロ・ライブ『La Dill à la carte!!』@ Capel Act.3 坂下忠弘(バリトン)
 「My Favorite !!」
 <1/27(水)~一般発売>
◆2016年10月2日(日)12:30開演/ホテルグリーンプラザ箱根 箱根の森高原教会 チャペル
 ソロ・ライブ『La Dill à la carte!!』@ Capel Act.4 彌勒忠史(カウンターテナー)
 「古楽仕立てのカンツォーネ」
 <1/27(水)~一般発売>
◆2016年11月20日(日)20:00開演/ホテルグリーンプラザ白馬 ラウンジ「りりかる」
 La Dill コンサート『2nd Greeting Tour in ホテルグリーンプラザ 2016-17』/白馬公演
 <1/27(水)~一般発売>
◆2017年2月26日(日)14:00開演/ホテルグリーンプラザ箱根 レストラン「華の輪」
 La Dill コンサート『2nd Greeting Tour in ホテルグリーンプラザ 2016-17』/箱根公演
 <1/27(水)~一般発売>

▼ツアー詳細・チケットのお求め方法はこちらから
ラ・ディル [La Dill] - ホテルグリーンプラザ
▼日本クラウン La Dill公式ページ
La Dill (ラディル) - 最新ニュース - 日本クラウン株式会社 クラウンレコード
▼公式Facebookもスタートしました! La Dillの最新情報にもご注目ください。
La Dill公式Facebook

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2016年2月公演『イル・トロヴァトーレ』~ルーナ伯爵役:上江隼人インタビュー

2015年東京二期会『リゴレット』でタイトルロールを務め、指揮者のアンドレア・バッティストーニの日本でのオペラ公演で必ず共演を続けているバリトン上江隼人。
日本のみならずイタリアでも活躍を続ける上江に、このオペラの魅力をインタビュー致しました。

― 自身の演じるルーナ伯爵について
ルーナ伯爵は第2幕のアリアが特に有名で、バリトンの中では珍しい「愛のアリア」で、レオノーラへの恋心が歌われています。
普通バリトンのアリアですと「復讐するぞ!」のような愛の歌とはかけ離れたものが多いですが(笑)、その意味で珍しい役柄ですね。
― 指揮のバッティストーニについて
彼の指揮で特筆するべきことは歌手やオーケストラに対する”バランス感覚”だと思います。
普通、指揮者と歌手の間にはテンポ感覚等の面で、お互いに見合ってしまうようなことがままありますが、バッティストーニと共演する時はそれが全くありません。
本当に自分の役や歌う事に集中ができる、とても素晴らしい指揮者だと思います。
先日第1回目のマエストロによる音楽稽古が行われ、そこで彼は、今までお客さまが聞いたことがない『イル・トロヴァトーレ』にしたいと話していました。
その力になれるように、出演者皆で精一杯頑張っていきたいと思います。
― 『イル・トロヴァトーレ』の魅力とは?
このオペラはヴェルディ中期の作品ですが、当時の通常である劇場からの依頼による作曲ではなく、ヴェルディ自身が描きたい内容を詰め込んだオペラです。
様式としては『リゴレット』で形式的なナンバーオペラからの脱却がなされたのに、『イル・トロヴァトーレ』ではナンバー形式が復活しています。
ただ、私としてはその形式的な形をとることで、ヴェルディ自身が以降のオペラへ向けての懸け橋とした重要な作品だと思います。
ベルカントの最終地点であり、ベルカント・オペラから新しいジャンルとなるヴェリズモ・オペラへの経過となった作品ではないかと思います。
日本国内ではなかなか演奏機会のないこのオペラですが、海外では同じヴェルディの『椿姫』にも並ぶ人気演目です。
今回は国内でご覧頂ける貴重な機会だと思います是非会場でご覧いただければ。
スタッフ一丸となって良い舞台としたいと思います。
歌声に溢れる『イル・トロヴァトーレ』公演に是非ご期待ください。

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』
オペラ全4部・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年2月 (★…上江隼人の出演日)
     17日(水) 18:30開演★
     18日(木) 14:00開演
     20日(土) 14:00開演★
     21日(日) 14:00開演
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席13,500円~C席8,000円
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ロレンツォ・マリアーニ
管弦楽:東京都交響楽団

▼キャスト一覧、チケット情報等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年2月公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会オペラ劇場

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残席僅少!山下浩司 バス・バリトン リサイタル~シューベルト歌曲集 「美しき水車小屋の娘」全曲演奏!

二期会オペラをはじめ、数々のオペラで主要な役を務め、また宗教曲等のソリストとしても大活躍のバス・バリトン山下浩司が、今回満を持して初のソロリサイタルを行います。
プログラムはシューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」全曲。
この歌曲集は、一般的に「冬の旅」、「白鳥の歌」と並び、“シューベルト3大歌曲集”の一つと称されます。
山下自身がシューベルトの歌曲集の中では『2番目に好きな曲』というこの「美しき水車小屋の娘」。
なぜ今回この曲を選んだのか…、その理由はこのリサイタルできっと明らかにされることでしょう。
今回のリサイタルは、山下がリーダーとしても人気を博する、男性声楽ユニット IL DEVU(イル・デーヴ)の結成時から強力なバックアップをいただいているハクジュホールとの共催公演としての開催。さらに、ピアニストには同じくIL DEVUのメンバーでもあり、山下が絶大な信頼を寄せる河原忠之を迎えるなど、ソロでの山下の魅力を存分に発揮できる公演になること間違いありません。
いよいよお席も残り僅かとなりました、良い席はお早めにお求めください!

【謹告】「山下浩司 バス・バリトン リサイタル」延期のお知らせ

当初、2016年1月11日(月・祝)14時より開演を予定しておりました本演奏会は、山下浩司の体調不良に伴い、公演を延期させていただくこととなりました。
延期公演の日程は、2016年5月19日(木)19時開演(18時30分開場)とさせていただきます。
尚、お手元に本演奏会チケットをお持ちのお客様には、振替えまたは払戻し方法について別途ご案内させていただきます。
公演を楽しみにしてくださった皆様には、大変ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。何卒事情ご理解賜りますようお願い申し上げます。

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チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
山下浩司 バス・バリトン リサイタル
F.シューベルト 歌曲集「美しき水車小屋の娘」D795 全曲
(ピアノ河原忠之)

日時:2016年5月19日(木)19:00
    (当初2016年1月11日(月・祝)14:00からの延期日程)
会場:Hakuju hall (白寿ホール)
料金:全指定席 一般¥3,500、学生¥2,500

▼ご予約・お問合せはこちら
山下浩司 バス・バリトン リサイタル - 東京二期会

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ロームシアター京都『フィデリオ』まもなく開演!

新年にオープンとなる「ロームシアター京都」のオープニング公演、ベートーヴェンのオペラ『フィデリオ』。
いよいよ年明けから劇場での稽古に入ります。
公演指揮者の下野竜也さんと、京都を拠点に活動する劇団「地点」の演出家・三浦 基さん、
そして二期会のソリストたちが紡ぎだす舞台に、今から期待に胸膨らみます。

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木下美穂子
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小原啓楼
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小森輝彦
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黒田 博
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久保和範
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糸賀修平

■■■ 公演情報 ■■■
ロームシアター京都プロデュース・オペラ
「フィデリオ」セミステージ形式

日時:2016年1月11日(月・祝) 16:15開場/17:00開演
会場:ロームシアター京都 メインホール
   (京都市左京区岡崎最勝寺町13)
≪出演≫
指揮:下野竜也
演出:三浦 基
管弦楽:京都市交響楽団
キャスト:
 レオノーレ…木下美穂子
 フロレスタン…小原啓楼
 ドン・ピツァロ…小森輝彦
 ドン・フェルナンド…黒田 博
 ロッコ…久保和範
 ヤキーノ…糸賀修平  ほか
▼残席状況等、公演詳細は主催者ページをご覧ください
「フィデリオ」セミステージ形式|公演・イベント - ロームシアター京都

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2015-2016年越し~おすすめ"ジルベスター"

2015年もあとわずかとなりました。
今年も「ジルベスターコンサート」を楽しみながら新しい年を迎えましょう。
こちらに二期会アーティストが出演する、オススメの「ジルベスターコンサート」をご紹介します。
◆デート気分で年越しを!◆
横浜みなとみらいホール・ジルヴェスターコンサート2015-2016
中華街や横浜の街をプラっと散歩してからのジルベスター。
横浜みなとみらいホールで日本を代表するソリストの演奏で新年を迎えます。
・開演21:00~終演予定24:20
≪出演≫バス鹿野由之
▼公演詳細ページ
ジルヴェスターコンサート2015-2016 - 横浜みなとみらいホール
◆新年は本場ウィーンの香りで◆
サントリーホール ジルヴェスター・コンサート2015~2016
ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
メリー・ウィドウが誘(いざな)う サントリーホール30周年の幕開け

ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団の演奏とともに
オペレッタ『メリー・ウィドウ』(コンサート形式)をお楽しみください。
・開演22:00~終演予定24:20
≪出演≫二期会合唱団
▼公演詳細ページ
サントリーホール ジルヴェスター・コンサート2015~16 ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団 - サントリーホール
◆まだまだ終わらない。大晦日もやっぱり「第九」!◆
ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2015
今年で13回目となるベートーヴェン全交響曲演奏会。
ベートーヴェンの音楽にどっぷりと浸かってください。
・会場:東京文化会館 大ホール
・開演13:00(出入り自由)~第九22:40~終演予定23:50
≪出演≫アルト山下牧子、バリトン青戸 知
▼公演詳細ページ
ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2015 - 東京文化会館
◆優雅に都心で過ごすジルベスター◆
心躍る優雅な時間。開業125周年を彩る新春の宴
帝国ホテル東京 2015-2016 ジルベスターコンサート

今年11月に開業125周年を迎えた帝国ホテルでゆったりと迎える新年。
アリアからミュージカルナンバーまで華やかなオーケストラの響きに酔いしれましょう。
・開演23:30~終演予定24:40(お正月プラン宿泊者限定)
≪出演≫ソプラノ髙橋 維、メゾソプラノ下園理恵、テノール金山京介、バリトン加耒 徹
▼公演詳細ページ
帝国ホテルのお正月2016年 - 帝国ホテル 東京
◆大晦日はホッコリ、お茶の間でもジルベスター◆
東急ジルベスターコンサート 2015-2016
毎年恒例、東急ジルベスターコンサート。
今年はバレエ界の至宝シルヴィ・ギエムのラストステージ、「ボレロ」でカウントダウンです。
年越しそばを食べながらお茶の間で楽しめるジルベスターコンサートは必見です。
・会場:Bunkamuraオーチャードホール
・開演22:00~終演予定24:45
・放送局・放送時間
 テレビ東京系列および、BSジャパン:23:30~24:45
≪出演≫バリトン与那城 敬
▼公演・放送詳細ページ
東急ジルベスターコンサート 2015-2016 - テレビ東京

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テノール小原啓楼とエクトール・サンドバル~『イル・トロヴァトーレ』最大の魅力 マンリーコの、競演による饗宴!

ヴェルディの『イル・トロヴァトーレ』を彩る輝かしいアリアの数々の中でも、ひときわ注目を集めるのが、テノール最大の難曲のひとつともいわれるマンリーコのアリア“見よ、恐ろしい炎を”(Di quella pira)でしょう。『イル・トロヴァトーレ』といえば、タイトルロールの吟遊詩人マンリーコを聴きにいく、と言っても過言ではありません。
今回その大役を担う、エクトール・サンドバル(客演)と小原啓楼。
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サンドバル(写真左)は、メキシコ出身のテノール。今回、指揮アンドレア・バッティストーニの推薦もあり客演が決まりました。ウィーン国立歌劇場『アイーダ』ラダメスをはじめ、ゼンパーオーパー、ワシントン・ナショナル・オペラ、オペラ・メキシコなど、欧州、アメリカ合衆国、南アメリカにおいて、主要歌劇場に出演しています。2001年と2003年には年間最優秀歌手に選ばれるなど、ヨーロッパきってのテノールのひとりです。
今月は、故郷メキシコで『トスカ』カヴァラドッシを歌い、ドイツ・カッセル州立歌劇場での『ノルマ』ポリオーネを経て、マンリーコで東京文化会館の舞台に立ちます。まさに現代のトロヴァトーレ(吟遊詩人)!?
小原啓楼(写真右)は、2010年『蝶々夫人』ピンカートンを始め、『オテロ』『パリアッチ(道化師)』『メリー・ウィドー』等に出演と、二期会公演には欠かせない存在。新国立劇場にも『夕鶴』与ひょう、『沈黙』ロドリゴなどで次々と主演を果たしている、実力派テノールの筆頭です。2013年の日生劇場アリベルト・ライマン『リア』(日本初演)エドマンドが絶賛されたように、その卓越した音楽の構築力から、いきおい難解な役や心理的に複雑な役での評価が高まりを見せる中、今回、託されたマンリーコの座。
「マンリーコと言えばザ・テノールの曲も多く、数あるイタリアオペラの中でも特別な役。キャラクターを感じる、しっかりした、充実した声で、しかも高い音を出さなくてはならない。オーディションを受けておいてなんですが、こんな役がついに来たか、と震える思い」とインタビューで語っています。
▼小原啓楼のインタビューはこちらよりご覧いただけます。
『イル・トロヴァトーレ』キャストインタビュー 並河寿美・小原啓楼 - オペラを楽しむ|東京二期会
『イル・トロヴァトーレ』は、新しいテノール小原啓楼の魅力に出会う機会となるのではないでしょうか。
ワールドワイドに活躍するエクトール・サンドバルと、まさに今が旬の小原啓楼。ふたりのマンリーコの競演も、ダブルキャストならではの楽しみです。ぜひ両組ともご来場ください!
▼エクトール・サンドバル公式サイト
Welcome - Hector Sandoval - A tenor of cut Worl-wide
▼小原啓楼プロフィール
小原啓楼(おはら けいろう・テノール) - 二期会アーティスト検索|二期会21

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』
オペラ全4部・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年2月
     17日(水) 18:30開演
     18日(木) 14:00開演
     20日(土) 14:00開演
     21日(日) 14:00開演
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席13,500円~C席8,000円
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ロレンツォ・マリアーニ
管弦楽:東京都交響楽団

▼キャスト一覧、チケット情報等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年2月公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会オペラ劇場

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声の饗宴!イタリアオペラの醍醐味満点
東京二期会2016年2月公演G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』

女と男が愛と憎悪をひたすらに歌い上げる『イル・トロヴァトーレ』は、ヴェルディの数ある傑作の中で、最も声の饗宴を楽しめる作品といえるでしょう。
4役の主要ソリストにはそれぞれすばらしく印象的なアリアが用意されていますので、今回はそれをご紹介。
201512_il_trovatore.jpg 【人物相関図】
マンリーコは・・・
後述のレオノーラの恋人で、運命のいたずらからアズチェーナに息子として育てられました。実はルーナ伯爵の実弟なのですが、そうとは知らずレオノーラを巡って伯爵と激しく争います。
当演目の題名役たるマンリーコはテノール役の花形の一つ。第3幕の激情的なアリア“見よ、恐ろしい炎を”(Di quella pira)は、このオペラのハイライトと言うべき曲。
レオノーラは・・・
マンリーコの恋人で、舞台となるスペインのアラゴン公爵付きの女官で、『椿姫』のヴィオレッタや、『リゴレット』のジルダのように、意志の強い女性です。
レオノーラには2曲の大きなアリアがあり、第1幕“あれは静かな夜だった”(Tacea la notte placida)と、第4幕“恋はばら色の翼に乗って”(D'amor sull'ali rosee)は共に場面は違えど愛するマンリーコへの思いが強く込められた名曲です。
ルーナ伯爵は・・・
レオノーラに横恋慕するアラゴンの貴族です。敵役ではあるのですが、本質的に誇り高く、決して悪人ではありません。マンリーコを探し続けていた実の弟と気付かず、最終的には処刑命令を下してしまう、ある意味一番過酷な運命を背負っている役柄です。
第2幕の“君がほほ笑み”(Il balen del suo sorriso)はレオノーラへの真摯な思いが胸を打ちます。
アズチェーナは・・・
先代のルーナ伯爵に母親を殺されその復讐を果たすことを胸に秘めた、この物語の端緒を担う人物です。当初は復讐のためのコマとして育てたマンリーコに愛情を持ってしまっている節があり、物語に複雑さを与える役どころ。
第2幕のアリア“炎は燃えて”(Stride la vampa!)はこのオペラの悲劇を生む火刑の炎や、彼女の復讐の思いを込めた曲で、アズチェーナの最大の聞かせどころでもあります。
公演では名アリアの数々にどうぞご注目下さい!
★ナクソス・ミュージック・ライブラリで楽曲を試聴いただけます>>NML_trovatore.jpg

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■■■ 公演情報 ■■■
パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』
オペラ全4部・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年2月
     17日(水) 18:30開演
     18日(木) 14:00開演
     20日(土) 14:00開演
     21日(日) 14:00開演
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席13,500円~C席8,000円
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ロレンツォ・マリアーニ
管弦楽:東京都交響楽団

▼キャスト一覧、チケット情報等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年2月公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会オペラ劇場

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小学生の頃の夢を実現させた若きアーティスト
ソプラノ古沢綾乃&ソプラノ和田しほり アルテリーベ東京でのコンサート

来週12月7日(月)、新橋の老舗音楽レストラン「アルテリーベ東京」に出演するのは、今年二期会オペラ研修所を修了して入会した二人のソプラノ、古沢綾乃と和田しほり。
待ち遠しいクリスマスにもちなんだナンバーと、二人それぞれが得意とするレパートリーで織りなすプログラムで、オペラの本場イタリア、ドイツのお料理とともにおもてなしいたします!
コンサートにむけて、二人に話をききました。

――歌手になったきっかけは?
和田: 小学1年生でピアノを始め、ピアノを声楽家でソプラノの先生に教わってしました。発表会などで先生が歌われているのを見て、オペラというものを初めて知りました。
それから私は歌を歌いたいという思いが出てきました。
古沢: 私は小学6年の時です。当時、名古屋で活躍していたソプラノ歌手に一目(耳?)惚れしました。楽屋で握手してもらっては泣き、手紙を送り続け……
音楽が好きな子供ではありませんでしたが、その方と共通の音楽のお話がしたい!!! という思いだけでピアノを習い、クラリネットをはじめ、ついには歌まで始めてしまいました……!

――アルテリーベ東京でのプログラムについて。
和田: 12月ということで、たくさんのクリスマスソングもご用意しております。
古沢: ソロではオランピアのアリアを歌います! また、クリスマスソングは、超絶技巧を散りばめた華やかなアレンジのものを選びました!
日本語での歌唱も多く、面白い(?!)トークつきなので、クラシックが初めての方でも親しみやすいプログラムとなっています。クリスマスの素敵なひとときをお届けできるよう努めます‼
和田: 月曜の夜、 お仕事のお疲れなどを忘れて頂いて、少しのお時間音楽とお食事で楽しんで頂ける様に心を込めて歌わせて頂きます♬

――これから広げていきたい役や曲はどのようなものでしょうか。
古沢: オペラでは、ジルダなどコロラトゥーラの役柄に挑戦したいです。
また、ドイツリート、日本歌曲を歌っていきたいです。
和田: これかれ年齢を重ねていく上で、プッチーニの抒情的に奥の深い女性の歌が表現できるソプラノ歌手になっていきたいです。

小学生の頃に出会った声楽家との出会いから、夢を実現させた古沢と和田による、スタートしたばかりの一歩ともいえるこの度のディナーコンサート。
クリスマスシーズンに相応しい夢のあるひとときを、どうぞ。

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ソプラノ
古沢綾乃
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ソプラノ
和田しほり
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ピアノ
髙田恵子

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 第80回 月曜フレッシュコンサート
Regalo di Natale per voi ~クリスマスプレゼントをあなたに~

日時:2015年12月7日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ・飲み放題付)
出演:古沢綾乃(ソプラノ)、和田しほり(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
  J.シュトラウス『こうもり』より 「侯爵様あなたのようなお方は」
  R.シュトラウス『アラベラ』第1幕より 二重唱
  〈クリスマスソング集〉「アヴェ・マリア」「きよしこの夜」   …ほか
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼イベントの詳細・お問合せ・ご予約はこちら
アルテリーベ東京 TEL. 03-3519-7007

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表参道のクリスマスを彩る、豪華キャストによる「二期会サロンコンサート」

第182回目となります、「二期会サロンコンサート」がいよいよ本番を迎えます!
来年3月に行われる共同制作『さまよえるオランダ人』びわ湖ホール・神奈川県民ホール公演でゼンタ役を務めるソプラノ橋爪ゆか、今年7月に行われた二期会オペラ『魔笛』侍女II役での活躍も記憶に新しい、若手実力派メゾソプラノ宮澤彩子、そして来年2月に行われる二期会オペラ『イル・トロヴァトーレ』のルーナ伯爵役で出演するバリトン成田博之と、いずれも豪華な歌手たちが表参道のクリスマスを華やかに彩ります。

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ソプラノ
橋爪ゆか
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メゾソプラノ
宮澤彩子
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バリトン
成田博之

二期会オペラを始め、これまでに数々のオペラやコンサートで輝かしい活躍を魅せるこの3人。二期会サロンコンサートでは今回が初となる共演に、自然と期待も高まります。
そんな中、本番に向けて準備を着々と進めるメゾソプラノの宮澤彩子より、素敵なメッセージが届きましたのでご紹介いたします。
「街を歩けば綺麗なイルミネーションが一層クリスマス気分を高めてくれる季節になりました。今回の二期会サロンコンサートは、奏でるハーモニー~ホワイトクリスマス~と題しまして、クリスマスソング、有名なオペラのデュエットやアリア、ミュージカルソング、日本歌曲など、様々なジャンルよりお届け致します!
表参道のクリスマスイルミネーションと共に皆様との素敵なひとときを、出演者一同楽しみにしております。皆様の御来場を心よりお待ち申し上げます。   ―メゾ・ソプラノ 宮澤彩子」
きらびやかに輝く表参道のイルミネーションをバックに、最高に贅沢な二期会サロンコンサートを、皆様どうぞお楽しみください!

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■■■ 公演情報 ■■■
《二期会サロンコンサート 2015-2016シーズン》
Vol.182 奏でるハーモニー ~ホワイトクリスマス~

日時:2015年12月17日(木) 19:00開演
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・ワンドリンク付き)
出演:橋爪ゆか(ソプラノ)、宮澤彩子(メゾソプラノ)、成田博之(バリトン)、
    髙木由雅(ピアノ)
予定演奏曲:
  レオンカヴァッロ 〈オペラ〉『道化師』より「鳥の歌」
  ヴェルディ 〈オペラ〉『ドン・カルロ』より「私は死ぬ」
  マスネ 〈オペラ〉『ウェルテル』より「手紙の歌」
  ロッシーニ 〈オペラ〉『セヴィリアの理髪師』より
            フィガロとロジーナの二重唱
  ヴェルディ 〈オペラ〉『イル・トロヴァトーレ』より
            レオノーラとルーナ伯爵の二重唱
  「クリスマスソングメドレー」  ほか

▼お問合せ・チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 へ
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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Sony Music Foundation東日本大震災 復興支援プロジェクト 小・中・高校生のための「第九」チャリティ・コンサート 2015

今年も残すところあと少し。この時期になると日本では数多くの「第九」のコンサートが開催され、もはや風物詩ともなりました。数ある「第九」のコンサートの中で、じっくり「第九」のみを楽しみたい方におススメしたいのが『小・中・高校生のための「第九」チャリティ・コンサート』です。
このプロジェクトは、ソニー音楽財団が2011年より開催しており、今回で5回目を迎えます。チケット収入の一部と公演当日の募金は、“公益財団法人 音楽の力による復興センター・東北”に寄付され、復興支援活動に役立てられます。
小・中・高校生が対象である公演ながら、今回は、東日本大震災からの復興をサポートしたいという大人*のために、大人のみでも入場可能な、復興支援金が含まれるチケット、“サポーターズシート”を新設いたしました。
* 未就学児、小・中・高校生以外の方が対象
2014年文化功労賞を受賞した巨匠・秋山和慶氏を指揮者に迎え、東京都交響楽団、テノール福井 敬、バスバリトン山下浩司をはじめとする豪華ソリストと合唱団により、威厳のある「第九」が奏でられます。今年“秋山和慶×都響”の「第九」が聴けるのは、この公演だけ。貴重な機会を是非お見逃しなく!
演奏前には、司会者に各所でクラシックコンサートのナビゲーターを行っている中井美穂さんを迎え、マエストロ秋山和慶氏が「第九」についてわかりやすく解説・紹介をしてくれるので、クラシック初心者でも心配なく楽しめます。何百回と「第九」を指揮してきたマエストロ秋山が、この「第九」にどんな想いを持っているのか、今から楽しみです。

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指揮:秋山和慶
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福井 敬
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山下浩司

一流の演奏家たちによる「第九」が1,000円(小・中・高校生 A席)から聴くことができ、さらに被災地の復興活動を応援できるこの公演。マエストロ秋山いわく、「平和の心」そのものである「第九」を聴いて、素敵な年末をお過ごしください。
■■■ 公演情報 ■■■
Sony Music Foundation東日本大震災 復興支援プロジェクト
小・中・高校生のための「第九」チャリティ・コンサート 2015

日時:2015年12月18日(金) 18:30開演
会場:文京シビックホール 大ホール
    東京メトロ「後楽園駅」・都営地下鉄「春日駅」直結
    JR「水道橋駅」より徒歩10分
出演:秋山和慶(指揮・おはなし)、東京都交響楽団(管弦楽)
    川島幸子(ソプラノ)、坂本 朱(メゾ・ソプラノ)、
    福井 敬(テノール)、山下浩司(バスバリトン)、
    東京アカデミー合唱団(合唱)、中井美穂(司会)
曲目:ベートーヴェン作曲 交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」
料金:【全席指定・税込】
    S席:小・中・高校生 2,500円/保護者 5,500円
    A席:小・中・高校生 1,000円/保護者 4,000円
    ※未就学児のご入場不可。また、保護者券での保護者のみのご入場は出来ません。
    ※小・中・高校生は学生証、または年齢を証明できるものをお持ちください。
    ※公演当日、保護者の方は小・中・高校生と一緒にご入場ください。
    ※大人のみでのご入場希望の場合は、サポーターズシート(大人のみ8,000円・
     イープラス限定販売)をご購入ください。
    ※やむを得ぬ事情により、出演者・曲目などが変更になる場合があります。
お問合せ:Sony Music Foundation 03-5227-5233 (平日 10:00-18:00)
▼公演についての詳細・チケットのお求め方法はこちらの主催者サイトをご覧ください
Sony Music Foundation 東日本大震災 復興支援プロジェクト 小・中・高校生のための「第九」チャリティ・コンサート2015 - SonyMusicFoundation|公益財団法人ソニー音楽財団

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神奈川県民ホール開館40周年記念オペラ『金閣寺』~絶賛稽古中!!

神奈川県民ホール開館40周年記念公演オペラ『金閣寺』。
指揮の下野竜也さん、演出の田尾下 哲さん、そして歌手陣は溝口役の小森輝彦、宮本益光を中心に“オール二期会キャスト”で練り上げてきた稽古もいよいよ佳境に入ってまいりました。
ベルリン・ドイツ・オペラで1976年に初演され、日本では16年ぶりの上演となるオペラ『金閣寺』。オペラ史に刻まれる歴史的な瞬間をお見逃しなく!
▼クラシック音楽情報月刊誌「ぶらあぼ」のfacebookにも稽古場の様子が紹介されています
溝口役 小森輝彦 1
溝口役 小森輝彦 2
指揮 下野竜也(上)と演出 田尾下 哲(下右)

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神奈川県民ホール開館40周年記念
神奈川県民ホールオペラシリーズ2015
オペラ『金閣寺』
作曲 黛 敏郎 原作 三島由紀夫 台本 クラウス・H・ヘンネベルク
全3幕(新制作・日本語字幕付ドイツ語上演)
日時:2015年12月5日(土)、6日(日) 両日15:00開演
会場:神奈川県民ホール 大ホール
指揮:下野竜也
演出:田尾下 哲

キャスト:

<溝口(12/5)
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小森輝彦
<溝口(12/6)
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宮本益光
<父>
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黒田 博
<母>
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飯田みち代
<若い男>
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高田正人
<道詮>
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三戸大久
<鶴川>
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与那城 敬
<女>
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吉原圭子
<柏木>
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鈴木 准
<娼婦>
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谷口睦美
<有為子>
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嘉目真木子
 

※溝口役のみダブルキャスト
▼公演詳細、最新情報は神奈川県民ホールの公式サイト、ツイッター、フェイスブックをご覧ください
黛敏郎作曲 オペラ「金閣寺」 - 神奈川県民ホール
神奈川県民ホールオペラシリーズ - twitter
神奈川県民ホールオペラシリーズ - facebook

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11月公演『ウィーン気質』~公演当日のごあんない

いよいよ、11月21日(土)から日比谷の日生劇場にて、ヨハン・シュトラウスII世作曲のオペレッタ『ウィーン気質』が開幕します!夢のような楽しい音楽とストーリーをどうぞお愉しみください!
それでは公演当日についてご案内致します。 【11/20(金)20:30掲載】

東京二期会オペラ劇場 2015年11月公演
J.シュトラウスII世作曲 『ウィーン気質』 オペレッタ全3幕
<日本語訳詞上演(加賀清孝 訳詞>
指揮:阪 哲朗/演出:荻田浩一
当日券と公演タイムテーブルのご案内
11月21日(土)
11月22日(日)
11月23日(月・祝)
11月25日(水)
当日券
S,A,B
S,A,B
S,A,B
S,A,B
当日券販売
/窓口受付
14:00~
14:00~
13:00~
13:00~
開場
14:30
14:30
13:30
13:30
開演
15:00
15:00
14:00
14:00
第1幕
約50分
休憩予定時刻
15:50~16:15
15:50~16:15
14:50~15:15
14:50~15:15
第2・3幕
約75分
終演予定
17:30
17:30
16:30
16:30
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷

※上記、当日券予定は11/20(金)18:00現在での予定です。以降の販売状況により、券種によっては発売終了となる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行により変動する場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください。
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2015年11月公演 J.シュトラウスII世オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
◆ゲネプロの写真が届きました。舞台の様子の一部をご紹介いたします。
 画像をクリックで拡大してご覧いただけます。
 
 

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11月公演『ウィーン気質』~めくるめくオペレッタの世界へ!

11月公演オペレッタ『ウィーン気質』の開幕をまもなくに控え、日生劇場での舞台稽古が進行中!
オーケストラピットには東京フィルも加わり、阪 哲朗のタクトによって、きらびやかな音楽が紡がれていきます。
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▲ピット作業も順調
荻田浩一の演出は、各キャラクター1人1人を非常に愛らしく描いており、ポップな舞台セットと明るい色どりの照明も美しく、ひと時日常から離れて、素敵なオペレッタの世界に浸っていただけること請け合いです。
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▲袖から舞台の一部をちょっとだけ・・・
そして、この底抜けに明るいドタバタ劇を完成させる最後のピースは、客席からの皆さまの笑い声。
出演歌手と共に、J.シュトラウスII世の甘いワルツに酔い、楽しいオペレッタの空間を共有頂けましたら幸いです。
日生劇場にて皆さまをお待ちしております!
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▲11月18日にはペピ役髙橋 唯の誕生日を皆でお祝い。キャストたちの雰囲気も最高です!

▼公演情報ページはこちら
2015年11月公演 ヨハン・シュトラウスII世オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
 11月21日(土)・22日(日)・23日(月祝)・25日(水) 日生劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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新年を華やかに飾る「The JADE 2016 ニューイヤーコンサート」

日本のオペラ界のトップスターによるヴォーカル・ユニット「The JADE(ザ・ジェイド)」が2016年の幕開けを華やかに飾ります。
オペラ・アリアから日本の歌、そしてThe JADEの為に書き下ろされたオリジナル楽曲など、あの東京芸術劇場コンサートホールに彼らの圧倒的な歌声が響き渡ります!
どうぞお楽しみに!

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「The JADE 2016 ニューイヤーコンサート」
日時:2016年1月10日(日) 14:00開演(13:00開場)
会場:東京芸術劇場 コンサートホール(池袋駅西口より徒歩2分)
出演:The JADE [樋口達哉(テノール)、高野二郎(テノール)、
    成田博之(バリトン)、北川辰彦(バスバリトン)]、
    金井 信(ピアノ/編曲)
料金:(全席指定) S席4,300円、A席3,200円
    (当日券:S席4,800円、A席3,700円)
チケット取扱:
 ・東京芸術劇場 10:00~19:00(休館日を除く)
  ボックスオフィス(劇場1階)窓口
  電話申込 0570-010-296
  インターネット申込PC> 東京芸術劇場チケット
 ・チケットぴあ(Pコード:273-174)
  電話申込 0570-02-9999
  インターネット申込PC> ザ・ジェイド 一般発売
公演のお問合せ:
 ・東京第一友の会 TEL:03-3971-9602(火曜・金曜)

▼コンサート詳細ページはこちら
コンサート/ライブ情報 - The JADE ザ・ジェイド

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プログラム決定!~「第92回二期会オペラ研修所コンサート」12月1日(火)@北とぴあ さくらホール

北区・王子にある北とぴあ さくらホールで毎年開催している、「二期会オペラ研修所コンサート」。今年も公演日が近づいてまいりました。
二期会オペラ研修所で学ぶ研修生から選抜された20名の出演者が、オペラの名場面からアリア、重唱の数々をお届け致します。
今日は、コンサートを前に当夜の予定プログラム全曲が決まりましたのでご案内致します。

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■■■ 公演情報 ■■■
北区国際音楽祭2015関連公演
第92回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2015年12月1日(火) 18:00開場/18:30開演
会場:北とぴあ さくらホール
    ・JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分
    ・地下鉄南北線王子駅5番出口前
料金:全席指定 A席3,000円、B席2,000円
    <チケット発売中>

出演者と予定プログラム:
<第1部>
1. ドリーブ作曲 『ラクメ』より 「おいで、マリカ」(花の二重唱)
   ラクメ:川田桜香(S) マリカ:花房英里子(Ms)
2. ニコライ作曲 『ウィンザーの陽気な女房たち』より
   「急いでやっておいで、冗談に朗らかな気まぐれよ」
   齋藤由香利(S)
3. レハール作曲 『ジュディッタ』より 「くちづけより熱く」
   中道友香(S)
4. ドニゼッティ作曲 『ドン・パスクァーレ』より
   「お嬢さん、そんなに急いでどちらへ」
   ノリーナ:村山 舞(S) ドン・パスクァーレ:金子慧一(Bs)
5. レオンカヴァッロ作曲 『道化師』より 「大空を晴れやかに」(鳥の歌)
   真野綾子(S)
6. ドリーブ作曲 『ラクメ』より 「どこへ行く若いインドの女よ」(鐘の歌)
   中澤里菜(S)
7. グノー作曲 『ロメオとジュリエット』より 「私は夢に生きたい」
   今井実希(S)
8. ドニゼッティ作曲 『ドン・パスクァーレ』より 「準備は出来たわ」
   ノリーナ:山田 麗(S) マラテスタ:田中 眞(Br)
9. ヴェルディ作曲 『マクベス』より 「哀れみも誉も愛も・・・」
   宮城島 康(Br)
10. ベッリーニ作曲 『カプレーティ家とモンテッキ家』より
   「さあ逃げよう、それ以外に道はない」
   ジュリエット:黒田詩織(S) ロメオ:和田朝妃(Ms)
<第2部>
11. ヴェルディ作曲 『エルナーニ』より 「夜の帳が下りたのに」
   中野瑠璃子(S)
12. R.シュトラウス作曲 『ナクソス島のアリアドネ』より 「偉大なる王女様」
   佐竹仁美(S)
13. カールマン作曲 『モンマルトルのすみれ』より 「小さなすみれの花よ」
   推屋 瞳(S)
14. モーツァルト作曲 『アルバのアスカニオ』より 「あなたの優しい姿から」
   安齋里江(S)
15. J.シュトラウスII作曲 『こうもり』より 「ふるさとの調べ(チャールダーシュ)」
   渡邊仁美(S)
16. ヴェルディ作曲 『リゴレット』より 「美しい愛らしい娘よ」
   ジルダ:福井友加理(S) リゴレット:宮城島 康(Br)
   マッダレーナ:花房英里子(Ms) マントヴァ公爵:前川健生(T)(賛助出演)
17. マスネ作曲 『ル・シッド』より 「泣け泣けわが瞳よ」
   黒田詩織(S)
18. グノー作曲 『ファウスト』より 「宝石の歌」
   山田 麗(S)
19. チャイコフスキー作曲 『オルレアンの乙女』より 「そう、時は来た!」
   和田朝妃(Ms)
 ピアノ:髙木由雅、朴 令鈴
 (S)…ソプラノ、(Ms)…メゾソプラノ、(T)…テノール、(Br)…バリトン、(Bs)…バス
*車椅子席をご希望の方は発売日より公演一週間前までに公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(数に限りがあります)
*未就学児のご入場はお断り申し上げます
*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容等が変更になる場合がございますので予めご了承下さい

歌の喜び、オペラへの情熱、若く美しい歌手の舞台をぜひご覧ください。

▼コンサート概要ページはこちら
第92回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会
▼チケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

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11月公演『ウィーン気質』~オペレッタを知り尽くすマエストロ!

11月21日からの公演を控え、日々稽古の熱も上がる、二期会オペレッタ『ウィーン気質』。
当公演指揮者の阪 哲朗がついに稽古場に合流しました!

201511_ban_tetsuro.jpg マエストロは、2008/09年の年末年始に、ウィーン・フォルクスオーパーで、同劇場の年間のハイライトとも言うべき公演である『こうもり』を指揮し、オペレッタの本場でも大変な話題をさらいました。現在は、ドイツレーゲンスブルク歌劇場にて音楽総監督を務めています。
今回のオペレッタ『ウィーン気質』を指揮するのがとても楽しみと語るマエストロは、稽古場でも次々と音楽に新たな表情を生み出しています。
経験豊富なマエストロにより、演技と音楽が滑らかに融合され、絶妙なタイミングで喜劇が進行していきます。


「ノスタルジックな魅力のある『ウィーン気質』をリラックスして楽しんで頂きたい」と語るマエストロ。
本場ウィーンの軽やかなポルカと甘いワルツに酔う、『ウィーン気質』。
間近に迫った公演をどうぞお見逃しなく。

▼公演情報ページはこちら
2015年11月公演 ヨハン・シュトラウスII世オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
 11月21日(土)・22日(日)・23日(月祝)・25日(水) 日生劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
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【インタビュー】11月20日(金) 静岡音楽館AOI 「望月哲也 テノール・リサイタル ~オペラ・アリアの夕べ~」

オペラの主要役やコンサートのソリストをはじめ、大人気の男性ユニットIL DEVU(イル・デーブ)と多彩な活躍をみせる、テノール望月哲也。
今月は、日生劇場のNISSAY OPERA 2015『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオでオペラに出演、その5日後となる11月20日(金)には、静岡音楽館AOIにおいてソロ・リサイタルに出演致します。
静岡で開催されるリサイタルでは、モーツァルトからヴァーグナーまでオペラ・アリアを中心とした意欲的なプログラムをお届け致します。
今回のソロ・リサイタルに向けて、望月は静岡音楽館AOIよりインタビューを受け、同館の機関誌「AOI通信」最新79号に掲載されました。
今回は、こちらにもその内容をご紹介させていただきます!
        *        *       *

201511_mochizuki_tetsuya.jpg ――今回のコンサートの聴きどころについておはなしいただけますか?
オペラ・アリアを中心にした、かなり自分としてもチャレンジな選曲です。前後半とも、最初にモーツァルトを歌います。これは「モーツァルトから全てが始まった」という僕のモットーというか、考えに基づいています。モーツァルトを歌えるようにならなければ、他の作品には辿り着けない、という考えからです。そして前半はベルカントの時代の作曲家の作品と、私が最も愛するイタリア・オペラの作曲家、プッチーニの作品を選びました。後半はフランスとドイツのオペラ・アリアを。近年取り組んでいるヴァーグナーの作品では2013年に歌った《ヴァルキューレ》のジークムントと、来年新国立劇場でカヴァーとして取り組む《ローエングリン》の題名役のアリアを歌います。
――プログラムノートの対訳についても、お願いをいたしましたが、歌詞を訳すときに意識されていることはありますか?
普段、リート(歌曲)の演奏会では対訳を自らやるようにしています。これはやはり自分の理解を高めるため。そして自分の歌っている内容を、自分の言葉として聴衆に伝えるために、言葉をかなり選んでいます。自分が読んで分からない言葉は使わないようにしています。

――文化庁派遣芸術家在外研修員としてウィーンに留学されていましたが、ウィーンでの生活で特に印象に残っていることを教えてください。
やはり「音楽の都」ということで、街中に音楽が溢れている。劇場に行けば毎晩世界レヴェルの歌手を聴ける。そして教会ではモーツァルトやハイドンのミサ曲を聴く事が出来る。本当に幸せになれる街だと思います。また個人的にはビールが美味しい街でもあるので、何軒かお気に入りの店に通って飲んだりするのも楽しかった思い出です。
――2007年に87歳で亡くなった国際的なテノール歌手、エルンスト・ヘフリガー氏の最晩年の愛弟子だとのことで、ヘフリガー氏との思い出を教えてください。
先生には発声云々ではなく、声楽家としての精神を学んだように思います。音楽を伝える、言葉を伝えるということを本当に大事にしておられ、「綺麗な声を出すだけが表現ではない」と仰っていました。1回レッスンに行くと、大体2時間半くらいは歌いました。先生のもとでシューベルトのリートやバッハのエヴァンゲリスト(福音史家)を学びたかったのですが、「君はオペラをしっかりやりなさい」と言われました(笑)。でもそのお蔭でそれまでに取り組まなかったドイツ・オペラやフランス・オペラの勉強を沢山させていただきました。
――これまでに転機となった作品やコンサートはございますか?
近年では前出しました2013年のびわ湖ホール・神奈川県民ホール共催のヴァーグナー《ヴァルキューレ》。初めてヴァーグナーの主役級の役柄に取り組む事になり、周りからはかなり心配されたのですが、自分は全く心配がなかった。そしてヴァーグナーのドラマ表現に取り組むにつれて、今まで感じた事のないような高揚感を覚えて。「あーこういうのがヴァーグナーにハマってしまうことなのかな?」って思いました。ヴァルキューレの第1幕が終わった瞬間、舞台で叫んだ気がします(笑)。
――今後、取り組んでいきたいと思われていることがあれば教えてください。
この先のプロジェクトはあまり多くは語れませんが、今後はより一層歌曲のジャンルをやってみたいな、と考えています。
シューベルトの3大歌曲集のうち、まだ《美しき水車小屋の娘》しか取り組んでいないので、残りの《冬の旅》《白鳥の歌》も是非やってみたい。
オペラでは、若いころは《魔笛》のタミーノを筆頭に王子様とか、割と性格的に薄い役柄を歌う事が多かったので、ちょっと癖のあるような役に取り組んでみたいな、って思っています。今年の6月にハイライトでしたが《カルメン》のホセ役に初めて取り組みましたが、ボロ雑巾のように扱われる男を演じたのはちょっと快感でした(笑)。
――学生の頃は野球少年だったとお伺いいたしましたが、いつから声楽を始められたのでしょうか。また、声楽を始めたきっかけについても教えてください。
音楽に興味をもったのは、中学生のときに助っ人として参加したNHKの合唱コンクール。思春期に歌うのが恥ずかしい、って思う事があると思うのですが私はそういうのがなかったです。上手くはなかったと思いますが。で、地元の合唱祭みたいなものに参加した時に同じステージに上がっていたのが、都立府中西高校の合唱部。全国レヴェルの合唱を生で聴いて、「これをやりたい!」って思ったのがきっかけです。高校の合唱部に入って、合唱部の伝統行事である「独唱会」でソロの発表会があり、何にもわからず先輩がこれを歌え!と渡された曲が《ドン・ジョヴァンニ》のオッターヴィオのアリア。今や私のレパートリーであるこの曲に15歳で取り組んでいたんですね。勿論、イタリア語なんて分かりませんから、カナをふって。その時にいろんなオペラのCDを聴いて、衝撃を受けたのがオペラへの興味の始まりだと思います。
――ソロだけでなく、IL DEVU(イル・デーヴ)のメンバーとしてもご活躍をされておりますが、ユニット結成の秘話などを教えていただけないでしょうか?
私は「合唱オタク」だったのです。で、藝大に入ってからもしばらくアマチュアの男声合唱団に入って歌っていました。混声合唱よりも男声合唱が好きで、ずーっと今でも歌いたいと思っています。
そんな時に同級生である大槻くんが声をかけてくれました。メンバーは高校の後輩である青山くん、そしてオペラやコンサートで何度も共演の経験のある山下さん。このメンバーならいいものが生み出せるのではないか、と確信しました。
都市伝説的にいろいろ伝わっていますが、90キロを割ったら強制脱退!というのは、誰もその見込みがありません。
いつの日か、IL DEVUでAOIに来れたらいいですね!!よろしくお願い致します。
――最後にコンサートに向けて一言お願いします。
この素晴らしいホールでオペラを中心としたコンサートを行えること、本当に幸せです。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。
どうぞご期待ください!!
▼こちらのインタビューが掲載された「AOI通信」最新号のPDFはこちら
AOI通信 - 静岡音楽館AOI
(ページ内のNo.79 10月発行「インタビュー:望月哲也」をクリックしてください)

■■■ 公演情報 ■■■
望月哲也 テノール・リサイタル
~オペラ・アリアの夕べ~

日時:2015年11月20日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:静岡音楽館AOI
料金:全指定¥3,000
   (静岡音楽館倶楽部会員¥2,700、22歳以下¥1,000)
出演:望月哲也(テノール)、多田聡子(ピアノ)
予定プログラム:
 W.A.モーツァルト:歌劇≪コシ・ファン・トゥッテ≫K.588 より 〈恋の息吹は〉
 V.ベッリーニ:〈マリンコニーア〉〈お行き、幸せなバラよ〉〈喜ばせてあげて〉(6つのアリエッタより)
 G.ロッシーニ:〈バッカス祭り〉〈亡命者〉〈踊り〉(《音楽の夜会》より)
 G.ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》より〈なんと君は美しいんだ〉
 G.プッチーニ:歌劇《トスカ》より〈妙なる調和〉〈星はきらめき〉
 G.プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》より〈第3幕への間奏曲〉(ピアノ・ソロ)
 W.A.モーツァルト:歌劇《宮殿からの逃走》K.384 より 〈コンスタンツェよ!また君に逢えるとは!〉
 C.グノー:歌劇《ロメオとジュリエット》より〈太陽よ、昇れ!〉
 C.ビゼー:歌劇《カルメン》より〈あなたが投げたこの花は〉(花の歌)
 C.ビゼー:歌劇《カルメン》より〈第3幕への前奏曲〉(ピアノ・ソロ)
 R.ヴァーグナー:楽劇《ヴァルキューレ》より〈冬の嵐は遠く過ぎ去り〉
 R.ヴァーグナー:楽劇《ローエングリン》より〈はるかな国に〉(名乗りの歌)
▼公演詳細・チケット情報はこちらより
望月哲也 テノール・リサイタル ~オペラ・アリアの夕べ~ - 静岡音楽館AOI

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11月公演 オペレッタ『ウィーン気質』の愉快な人たち~《3》ウィーンの恋~伯爵の召使いとお針子のカップル~

〈ヨーゼフ〉と〈ペピ〉は周りには気づかれていない内緒のカップル。
ヨーゼフはツェドラウ伯爵の召使。伯爵同様に機転がきく人物で、ツェドラウ伯爵が最近新たに好きになった女性を誘い出す場所を相談される等、忠実な部下と評されています。
彼は伯爵に逢引きの場所として、ヒーツィングというお祭りの会場を薦めるのですが、実は伯爵が新たに好きになった女性がヨーゼフの恋人ペピなのです。ヨーゼフもこれには気づかず、伯爵に頼まれるまま新たな恋人へのラブレターを代筆することに…。
ペピはフランツィスカが夜会で使うドレスを仕立てていたお針子。
フランツィスカに誘われ夜会に行くことになったペピは初めて見る豪華なお屋敷に夢見心地です。その夜会でツェドラウ伯爵からラブレターを渡されたペピは、どこかで見たことがある字だとは思いつつ、伯爵の情熱的な告白には満更でもなさそう。。
ツェドラウ伯爵、伯爵夫人のカップルとは対照的に「若い恋人たち」といった表現がぴったりで、時には周りが見えていない時もある2人。
ヨーゼフとペピの関係はどうなるのか?劇場にてご覧ください!
今回の公演では…

ペピ
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11/21・23髙橋 維/22・25守谷由香
ヨーゼフ
201511_kodama_kazuhiro.jpg201511_masujima_tadahiro.jpg
11/21・23児玉和弘/22・25升島唯博

キュートなペピ役を髙橋 維と、守谷由香の同じくキュートなソプラノ2人が、
忠実なるヨーゼフを、児玉和弘と升島唯博の若々しいテノール2人がそれぞれ演じます。
散々に入り組んだ人間関係の糸が、一気に紐解かれる終幕の爽快感は格別です!
ご期待ください。

▼公演情報ページはこちら
2015年11月公演 ヨハン・シュトラウスII世オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
 11月21日(土)・22日(日)・23日(月祝)・25日(水) 日生劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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「ラリアンス・オペラ・コレクションwith 二期会」特別企画が11月17日(火)と18日(水)に開催

これまで定期的に二期会オペラ公演の本キャストが中心に出演するディナーを開催してきた神楽坂のフレンチ・レストラン「ラリアンス」で、今月特別企画を開催いたします。
11月はラリアンスの開業の月。そこで、今年12周年を迎えるその記念として、これまで2か月に1度開催してきた「ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会」を17日(火)、18日(水)の二夜連続特別拡大版で開催することになりました。
今回のテーマは“ワインとオペラのマリアージュ”。
スペイン、イタリア、そしてフランス、ドイツと、各国産のセレクトされたワインとともに、それぞれの国にちなんだオペラの名曲もご一緒にお楽しみいただきます。お料理とワインと歌が一体となった初めてのフル・コース。これがまるでひとつの作品、ひとつのオペラであるようにお感じいただき、五感を解き放つひとときをお過ごしいただけたら幸いです。ぜひお越しください。

lalliance12-1_thumb.jpg ■■■ イベント情報 ■■■
☆☆☆ラリアンス開業12周年特別企画☆☆☆
ワインとオペラを愛でる会

日時:2015年11月17日(火)、18日(水) 両日18:30 OPEN
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:おひとり様 25,000円(お料理フルコース・ワイン5杯・音楽料)
    ※各日限定60名様
出演:<全キャスト両日出演します>
    (ソプラノ)宇佐美悠里、宅和里美、(メゾソプラノ)遠藤千寿子、
    (テノール)鹿野浩史、吉田 連、(バリトン)勝村大城、杉浦隆大、
    (ピアノ)相田久美子

▼イベント詳細はこちら
ワインとオペラを愛でる会|イベント - ラリアンス
 お問い合わせ・ご予約は ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで

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11月公演 オペレッタ『ウィーン気質』の愉快な人たち~《2》ウィーンの踊り子と、小国の侯爵

連日、立ち稽古が進められている、11月公演J.シュトラウスII作曲オペレッタ『ウィーン気質』。
公演に向けて、二期会ブログでは当オペレッタの登場人物をご紹介しております。さて、今回は…
      *       *       *
《2》フランツィスカ・カリアリ、ギンデルバッハ侯爵
〈フランツィスカ・カリアリ〉はウィーンの踊り子で、ツェドラウ伯爵の愛人として、伯爵の別荘で暮らしています。
数日の間ツェドラウ伯爵が自分を訪ねてくれないので、「他に好きな女性ができたのでは」と心配しながらも彼を真摯に愛しています。前回ご紹介した伯爵夫人よりは少し若く、“ウィーン気質”の境地に達するにはもう少し、といった女性です。
対する〈ギンデルバッハ侯爵〉はウィーン近くに位置するロイス・シュライツ・グライツ公国の総理大臣。
彼の部下たるツェドラウ伯爵の様子を見にやってきた別荘で、フランツィスカをツェドラウ伯爵の本妻と勘違いしたことで、“人物の取り違いによるドタバタ劇”といえる、このオペレッタの歯車が回り始めます。
ツェドラウ伯爵や伯爵夫人に比べて、この二役はより喜怒哀楽の起伏が激しく、ハイテンションなこのオペレッタの要となる役柄と言えるのではないでしょうか。
今回の公演では…

フランツィスカ・カリアリ
201510_mitsui_sayaka.jpg201510_daigo_sonoka.jpg
11/21・23三井清夏/22・25醍醐園佳
ギンデルバッハ侯爵
201510_kubo_kazunori.jpg201510_oguri_junichi.jpg
11/21・23久保和範/22・25小栗純一

美貌のフランツィスカ・カリアリを、二期会デビューとなる期待の新人・三井清夏と、昨年『チャールダーシュの女王』タイトルロールで絶賛を浴びた醍醐園佳が、愛すべきギンデルバッハ侯爵を、ベテランならではの存在感が光る久保和範と、オペラのみならずボーダレスな活躍を続ける小栗純一が、それぞれ演じます。
J.シュトラウスの美しい旋律にのせて繰り広げられる、明るさと楽しさに溢れたオペレッタ。ご期待ください。

▼公演情報ページはこちら
2015年11月公演 ヨハン・シュトラウスII世オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
 11月21日(土)・22日(日)・23日(月祝)・25日(水) 日生劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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第59期マスタークラス修了試演会は2016年3月2日(水)開催~次代を担うオペラ歌手を探せ!

2016年3月2日(水)Hakuju Hall(白寿ホール)において、二期会オペラ研修所の第59期マスタークラスの修了試演会が行われます。研修所最高学年における最終試験となるこの舞台は、2012年度の開催よりHakuju Hallのご協力を得て、今年度で4年目となります。
「黒田 博クラス」と「大野徹也クラス」に分かれ、日々オペラの研鑚に励んできた研修生、総勢40名が魅せる舞台。
“オペラといえば”のヴェルディ『椿姫』『リゴレット』、“二期会ならでは”のリヒャルト・シュトラウス『ばらの騎士』『ナクソス島のアリアドネ』、“フランスオペラの妙味”~オッフェンバック『ホフマン物語』、グノー『ファウスト』、国内では上演の少ない“ベルカントオペラの至芸”~ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』、ベッリーニ『清教徒』などなど、オペラのハイライトシーンの数々をご披露いたします。
また今回は、この数年のうちに最優秀で修了し、二期会オペラ、日生劇場等でキャリアをスタートさせた、バリトン杉浦隆大、テノール吉田 連、バリトン加耒 徹らが、後輩たちのために賛助出演する点も注目です。
演目・シーン等、プログラム詳細は後日改めてご案内致します。
これまでの地道な研鑽の結晶となる舞台を、ぜひご覧ください。

160302institute_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所
第59期マスタークラス修了試演会

日時:2016年3月2日(水)
   「黒田 博クラス」12:30開演/「大野徹也クラス」17:00開演
会場:Hakuju Hall(白寿ホール)
料金:全指定席 各クラス1,200円
    (2クラスセット券 2,000円)
   ※クラスごとに入れ替えがございます。
チケット発売:2015年11月5日(木)より

▼お問合せ・チケットご予約
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
▼チケットお取扱
Hakuju Hallチケットセンター TEL 03-5478-8700
 (10:00~18:00 火~土*祝日・休館日を除く)

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二期会実力派のニューフェイスによる「二期会クリスタルコンサート」開催迫る!

入会オーディション合格、幹事会推薦、そして全国の二期会から移籍した歌手たちが、二期会アーティストとして初めて出演する、年に一度、一夜限りの、恒例「二期会クリスタルコンサート」。
当コンサートは、去る9月に開催された二期会オペラ研修所修了成績優秀者による「新進声楽家の夕べ」と共に、新しい二期会アーティストとしての“お披露目の場”として、毎年多くの声楽ファン・二期会ファンにご好評いただいております。
今日は、コンサートに向け気合十分の出演者たちの中から代表して、ソプラノの石原妙子より届きました熱いメッセージをご紹介致します!!
        *       *       *
11月6日に迫ったニューフェイスによる「二期会クリスタルコンサート」では、既に活躍されている素晴らしい方々と共演出来るということで、今からとても楽しみです。
私は大好きなラフマニノフの歌曲より“美しい人よ、歌わないで”、来年の2月にレオノーラ役として出演させて頂く『イル・トロヴァトーレ』の4幕より、アリア“恋はバラ色の翼に乗って”から、小林由樹さん演ずるルーナ伯爵との二重唱まで一気に演奏いたします。
今回演奏するシーンには、オペラ『イル・トロヴァトーレ』のテーマである“復讐”が完遂される為に不可欠なレオノーラの崇高な愛の自己犠牲について、大変ドラマティックに凝縮されています。
アリアでは、毒薬を仕込んだ指輪を見つめながら“恐れることはない、これが守ってくれるわ”とマンリーコへの貞節の遵守の為に服毒自殺への決意を明らかにし、“投獄されている彼に自分の思いを伝えて欲しい、彼を癒して欲しい”とこの上なく愛情深く歌います。
二重唱では、自分に横恋慕しマンリーコの死刑を執行しようとするルーナ伯爵と、貞節と引き換えにマンリーコ釈放の取引が成立します。ルーナ伯爵が舞い上がる側で既に服毒したレオノーラは“死にながらマンリーコに、あなたは私故に助かった、と言うことが出来る”と狂喜します。
レオノーラは愛の為ならば死を全く恐れない、信じられない程強い女性です。大変高度なテクニックも要求されます。レオノーラ以外の登場人物も大変個性的で、『イル・トロヴァトーレ』は魅力溢れる非常に美しいオペラです。
今回のコンサートで皆様に強く麗しいレオノーラ、オペラ『イル・トロヴァトーレ』の素晴らしさをお伝え出来れば幸いです。
                  ――― ソプラノ 石原妙子
        *       *       *
メッセージにもあるように、石原は2016年2月の東京二期会オペラ劇場『イル・トロヴァトーレ』レオノーラ役で二期会オペラデビューが決まっており、このクリスタルコンサートでは一足先にその歌声をお聴き頂けます。
石原妙子や10月二期会『ダナエの愛』でメルクール役をつとめたテノール糸賀修平をはじめ、既に国内外の様々な舞台で活躍をみせる、期待の大型新人7名の心に響く歌声を皆様どうぞお楽しみください!
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写真(左上から)石原妙子、鳥養和歌子、藤井玲南、糸賀修平、
小林大祐、小林由樹、藪内俊弥、山口佳代

151106crystal_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会実力派のニューフェイスたちが歌う
二期会クリスタルコンサート
日時:2015年11月6日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:すみだトリフォニーホール 小ホール
料金:全自由席 3,000円
出演:
 <ソプラノ>石原妙子、鳥養和歌子、藤井玲南
 <テノール>糸賀修平
 <バリトン>小林大祐、小林由樹、藪内俊弥
 <ピアノ>山口佳代

予定プログラム:
 小林大祐  ガスタルドン 「禁じられた音楽」
 鳥養和歌子 磯部 俶 「松の花」
         ヘンデル 「樹木の陰で」
 小林由樹  クルティス 「泣かないお前」
 糸賀修平  ロッシーニ 「踊り」
 石原妙子  ラフマニノフ 《6つの歌》より「美しい人よ、歌わないで」
 藤井玲南  R.シュトラウス 「私は漂う」 「母の自慢話」
 藪内俊弥  ブラームス 《5つの歌》より「逆らえないもの」
         シェーンベルク 「感謝」
     <休憩>
 藤井玲南  J.シュトラウスII世 『こうもり』より「田舎娘を演じるときは」
 藪内俊弥  プーランク 『ティレジアスの乳房』より「座長のプロローグ」
 小林由樹  ビゼー 『カルメン』より「闘牛士の歌」
 糸賀修平  ベッリーニ 『清教徒』より「いとしい乙女よ、あなたに愛を」
 鳥養和歌子 プッチーニ 『トスカ』より「歌に生き 愛に生き」
 小林大祐  ロッシーニ 『セヴィリアの理髪師』より「私は町の何でも屋」
 糸賀修平・小林大祐  ロッシーニ 『セヴィリアの理髪師』より「あの不思議にして万能の」
 石原妙子  ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より
              「恋はバラ色の翼に乗って~あなたのことを忘れるですって!」
 石原妙子・小林由樹 ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より「あの声は!なんと貴方か」
▼コンサートの情報ページはこちら
二期会クリスタルコンサート|主催・マネジメントコンサート - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 へ
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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2015年11月公演オペレッタ『ウィーン気質』~プレミエ・キャンペーンのお知らせ

毎回ご好評いただいております、東京二期会オペラ劇場プレミエ・キャンペーン。
11月公演オペレッタ『ウィーン気質』でも実施いたします!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆11月21日(土)公演 ご来場先着200名様にグラス・ワインをプレゼント!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回は、なんとワインをプレゼント!
公演初日(プレミエ)となります11月21日(土)15:00開演の公演(開場14:30)にて、ご来場先着200名様の方に、グラスワイン(白・赤)をご提供いたします(おひとりさま1杯まで)。
※ピロティ開場時刻(14:00)より配布を予定しています。
オペラといえばワイン!
プレミエ公演の華やいだ雰囲気を、より一層深く味わっていただきたく、ご提供させていただきます。
プレミエ当日は、どうぞお早目にご来場ください!

▼公演情報ページはこちら
2015年11月公演 ヨハン・シュトラウスII世オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
 11月21日(土)・22日(日)・23日(月祝)・25日(水) 日生劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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11月公演 オペレッタ『ウィーン気質』の愉快な人たち~《1》ウィーンの伯爵夫妻

いよいよ立ち稽古が開始した、11月公演J.シュトラウスII作曲オペレッタ『ウィーン気質』。
オペレッタの本場ウィーンでは『こうもり』や『メリー・ウィドー』にも並ぶ人気演目で、J.シュトラウスの美しい旋律が全編に溢れる本当に楽しい演目です。
今回から数回に渡ってこのオペレッタの登場人物をご紹介いたします!
      *       *       *
《1》ツェドラウ伯爵、伯爵夫人
「ツェドラウ伯爵」はオーストリア近くにあるロイス・シュライツ・グライツ公国の大使。大の堅物として知られていましたが、今では赴任したウィーンでの生活に大いに影響を受け、“ドン・ファン”との浮名を流すまでに成長(?)しています。
一方、ツェドラウ伯爵の妻、「伯爵夫人」はウィーン生まれのウィーン育ち。気品と快活さを併せ持つ、まさに“ウィーン気質”を体現する人物です。
結婚当初は性格が違いすぎて夫婦仲があまりよろしくなかった2人ですが、伯爵がウィーンの生活に慣れ“ウィーン気質”を身につけたことで、2人の気持ちが変わっていきます。
明るく人生を謳歌しようというこの2役の関係がこのオペレッタの一つの核と言えるでしょう。
今回このカップルを演じるのは・・・

11月21日(土)/23日(月・祝)公演
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小貫岩夫&澤畑恵美
11月22日(日)/25日(水)公演
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与儀 巧&塩田美奈子

二期会オペレッタでも欠かせない存在の小貫岩夫と、際立つ存在感で満場を魅了する澤畑恵美。
2014年『イドメネオ』のタイトルロールとは180度異なる役柄で新境地に臨む与儀 巧と、花のある容姿と歌唱でオペラ女優との呼び声も高い塩田美奈子。まさに理想的な配役でお送りします!
楽しい気分になって頂けること間違いなしの当公演。
組ごとに異なる個性を是非劇場にてご覧ください。

▼公演情報ページはこちら
2015年11月公演 ヨハン・シュトラウスII世オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
 11月21日(土)・22日(日)・23日(月祝)・25日(水) 日生劇場
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二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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10/22(木)丸の内トラストシティは『ウィーン気質』のお祭り会場に!?
リージ役田中紗綾子とローリ役山下千夏のデュオコンサート

11月公演ヨハン・シュトラウスII世作曲のオペレッタ『ウィーン気質』。
最後の第3幕は、カジノでのお祭り会場が舞台で、ツェドラウ伯爵はじめ登場人物が全員集合し、恋のさや当てが始まって、一気に大団円に突進していきます。
その幕の冒頭で、美しいウィンナ・ワルツの二重唱を聴かせてくれるのが、リージとローリという二人の娘です。
「天国に帰るそのときは、ウィンナ・ワルツですべてを忘れるのよ♪」
『ウィーン気質』初演時、すでにヨハン・シュトラウスは天国に帰ってしまっていたので、この歌を聴いた当時のお客様の感慨はひとしおだったことでしょう。愛らしくも大切な1曲なのです。
さて、本公演でこの二人を演じる、ソプラノ田中紗綾子とメゾソプラノ山下千夏(ともに11月22日(日)・25日(水)出演)による無料のコンサートが、10月22日(木)のランチタイムに丸の内トラストタワーで開催されます。ピアノは三澤志保。本公演にはコレペティトゥアとして参加しています。

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ソプラノ
田中紗綾子
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メゾソプラノ
山下千夏
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ピアノ
三澤志保

本公演のご紹介も兼ねた今回のコンサートにむけて、二人に意気込みを聞きました。
――10/22のデュオコンサートのプログラムは?
田中: 今回のコンサートでは、ソロも重唱も欲張りに!選曲しました。
山下: 公演の中でもローリとリージとしてデュエットを歌いますが、今回のコンサートでも二人で作るハーモニーを特にお楽しみいただければと思います。
――それぞれ「この曲を聴いてほしい」という1曲を
田中: フォーレの「この地上ではいかなる魂も」です。
学生の頃から、ヴィクトル・ユゴーによる情熱的な詩にフォーレの流れるようなメロディーがついたこの曲が大好きでした。今までは大好きすぎて人が歌っているのを聴いてばかりでしたが(笑)今回初挑戦します!思いを込めて演奏出来るよう、がんばります。
山下: 私が歌わせていただく武満 徹さんが作曲した「○と△の歌」です。
この曲の歌詞はとても当たり前のことを言っているのですが、そんな当たり前のことを当たり前と思えることが本当に幸せなことだと気づかせてくれる曲であり、自分の悩みなんかちっぽけな事だと感じられるこの曲にいつもとっても元気を貰っています。
――それでは、本公演の『ウィーン気質』にむけて
田中: 『ウィーン気質』は登場人物みながチャーミングで魅力的な大人のためのオペレッタです。この作品世界のひとりとして皆様にお会い出来る喜びを感じながら日々お稽古に取り組んでおります。
山下: ウィーン気質たっぷりのお茶目な少女たちの歌で、みなさまに〈ウィーン気質〉を感じていただけるよう頑張ります!!
田中:「日本のウィーン」(⁈)銀座の日生劇場にオトナな時間を愉しみにいらして下さい!

■■■ 公演情報 ■■■
《丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサート》
~二期会セレクション 秋を彩るソプラノとメゾのハーモニー~

日時:2015年10月22日(木) 12:10~13:00
会場:丸の内トラストタワーN館・1階エントランスホール(JR東京駅・日本橋口)
料金:鑑賞無料
出演:田中紗綾子(ソプラノ)、山下千夏(メゾソプラノ)、三澤志保(ピアノ)
予定プログラム:
 ドリーブ 『ラクメ』より 「花の二重唱」
 フォーレ 「この地上ではいかなる魂も」
 モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より 「私は黒髪にするわ」
 湯山 昭 「木犀のセレナーデ」
 武満 徹 「○と△の歌」
 J.シュトラウス 『ウィーン気質』より 「天国にかえるそのときは」
 J.シュトラウス 『こうもり』より 「僕は客を招くのが好き!」
 J.シュトラウス 『こうもり』より 「侯爵様、あなたのようなお方は」
 ガーシュイン 「バイ・シュトラウス」
 ガーシュイン 『ポギーとベス』より 「サマータイム」
 ロジャース 『サウンド・オブ・ミュージック』より 「すべての山に登れ」
▼丸の内トラストシティランタイムコンサートの詳細はこちら
丸の内トラストシティ/演奏スケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社
▼田中紗綾子と山下千夏は日生劇場でも共演!
2015年11月公演 ヨハン・シュトラウスII世オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
 2015年11月21日(土)・22日(日)・23日(月祝)・25日(水) 日生劇場

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とっておきの秋の夜長は“愛の調べ”で
――10/22二期会サロンコンサートVol.181「ロマン派の小径」

第181回目となります、二期会サロンコンサートがまもなく本番を迎えます。
'09年のクリスタルコンサートで二期会デビュー、安定した歌唱で、これまで新国立劇場でのオペラをはじめ、各方面での活躍をみせるソプラノ近藤悦子と、清澄な美声の実力派として期待され、昨年2月に行われた、二期会オペラ『リゴレット』でのジョヴァンナ役も記憶に新しい、メゾソプラノの小泉詠子が、ロマン派にスポットをあてた、「歌曲の小径」をご案内いたします。
 

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ソプラノ
近藤悦子
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メゾソプラノ
小泉詠子
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ピアノ
志茂貴子

世紀末のウィーンの香りに満ちたマルクス、後期ロマン派代表格のR.シュトラウス。そして、R.シュトラウスに大いに影響を受けた山田耕筰。今回この三人の作曲家にスポットをあてる近藤悦子からは、本番を前にこんなメッセージが届いております。
「音楽の美しさと詩と言葉が作り出す歌曲の世界を表現したいです。また、自身が時を重ねる事により楽曲に対する情感が変わってくる面白さに不思議な魅力を感じています。お客様、一人一人の心のキャンパスにどんな絵画を描くことができるでしょうか。歌い手、ピアニストそしてお客様との究極のコラボレーション…歌曲の醍醐味はそこにあるように思います。」
そして、オペラにおいては幅広いレパートリーをもつ小泉詠子ですが、今回お届けする歌曲ではどんな世界を見せてくれるのでしょうか。そんな小泉からは、、、
「ロドリ-ゴは古典とモダンの調和の美しさを楽しんで頂きたいです。スペイン歌曲ではカルメン役やロジーナ役といった自身のオペラの経験も加わり、一層奥ゆきが深いものとなっていると思います。また、初挑戦のブラームスのジプシーの歌は自身が年月を経て、ようやく作品の中に心地よく入れるようになりました。」と着実にキャリアを重ねてきた自信がうかがえます。そして彼女のマーラーを聴く頃には、小径を離れがたい気持ちになっている事でしょう。
二重唱はメンデルスゾーンとシューマンより。
ピアノの志茂貴子はウィーンで研鑚を積み、特にドイツ歌曲では歌い手達から絶大なる信頼を受けています。音色は明るくエレガントでどこかメランコリック、心情に寄り添う表現に定評があります。
アットホームな雰囲気も人気の二期会サロンコンサート。休憩時にはワインなど、ドリンクのご用意もございます。
とっておきの秋の夜長は“愛の調べ”に身を委ねてみませんか。

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
《二期会サロンコンサート 2015-2016シーズン》
Vol.181 ロマン派の小径 ~愛の調べ~
日時:2015年10月22日(木) 19:00開演
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・ワンドリンク付き)
出演:近藤悦子(ソプラノ)、小泉詠子(メゾソプラノ)、志茂貴子(ピアノ)
予定演奏曲:
  ロドリーゴ 「4つの愛のマドリガル」
  ブラームス 「ジプシーの歌」
  R.シュトラウス 「夜に」
  マルクス 「あなたの愛にふれて」
  メンデルスゾーン 「挨拶」(二重唱)  ほか

▼お問合せ・チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 へ
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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10月公演R.シュトラウス『ダナエの愛』~公演当日のごあんない

いよいよ明日、10月2日(金)から東京文化会館大ホールにて、リヒャルト・シュトラウス幻の傑作オペラ『ダナエの愛』(舞台上演日本初演)が開幕します!世界的に見ても稀な上演です。どうぞこの機会にお見逃しなく!
それでは公演当日についてご案内致します。 【10/1(木)19:00掲載】

東京二期会オペラ劇場 2015年10月公演 R.シュトラウス作曲 『ダナエの愛』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演・舞台上演日本初演>
指揮:準・メルクル/演出:深作健太
当日券と公演タイムテーブルのご案内
10月2日(金)
10月3日(土)
10月4日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
第1幕
約40分
休憩予定時刻
19:10~19:30
14:40~15:00
14:40~15:00
第2幕
約45分
休憩予定時刻
20:15~20:40
15:45~16:10
15:45~16:10
第3幕
約70分
終演予定
21:50
17:20
17:20
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※上記、販売予定当日券は1日18:00現在の情報です。販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行により上記時間通りにならない場合もございます。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください。
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会オペラ劇場
◆ゲネプロの写真が届きました、ほんの少しですが舞台の様子をご覧ください。
 ↓↓↓こちら↓↓↓

(さらに…)

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いよいよ明日に迫る!『ダナエの愛』舞台上演日本初演
タイトルロール佐々木典子からのメッセージ

『ダナエの愛』舞台上演日本初演はついに明日10月2日(金)となりました!
タイトルロールを務めるソプラノ佐々木典子より皆さまへメッセージです。

佐々木: 「『ダナエの愛』が戦後70年を迎えるこの時期に、演奏される、舞台上演されることはとても意味があることだと思います。
(リヒャルト・シュトラウスにより)戦争の時代に作曲されましたが、作曲者の存命時にはゲネプロまで行われたにも関わらず上演されなかった。
この作品自体も素晴らしいものですが、この作品に関わった人々の思いが込められているオペラなのだということを強く感じています。
その方々の思いも含めてお伝えできればと思っています。」

▼公演詳細ページはこちら。佐々木の出演日は10月3日(土)です!
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 (2015年10月2・3・4日/東京文化会館大ホール)
▼10月2日と3日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催します!
2015年10月公演『ダナエの愛』~プレミエ・キャンペーン発表! - 二期会blog

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山下浩司 バス・バリトン リサイタル
シューベルト歌曲集 「美しき水車小屋の娘」全曲演奏!!

二期会オペラ『フィガロの結婚』のタイトルロール、『パルジファル』グルネマンツをはじめ、数々のオペラで主要な役を務め、また宗教曲等のソリストとしても数多く出演しているバス・バリトンの山下浩司が、初のソロリサイタルをハクジュホールにて開催いたします。
気になるプログラムですが、なんとシューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」全曲をお届けします。
この「美しき水車小屋の娘」の歌曲集は、一般的に「冬の旅」、「白鳥の歌」と並び、“シューベルト3大歌曲集”の一つと称されます。
修業の旅に出た粉職人の青年が、美しい水車小屋の娘に恋をするが、狩人が現れて彼女を奪っていき、悲しく立ち去る若者は小川に語りかけ、永遠の眠りにつく…という物語からなり、20曲の歌によって語られます。
全曲通したこの物語を、山下浩司はどのように表現をし、歌いあげるのか、目が離せません。
ピア二ストは、IL DEVU(イル・デーヴ)のメンバーとしても多くの舞台を共にし、絶大な信頼を寄せる河原忠之。日本を代表する歌手や奏者がその共演者に挙って指名する、人気ピアニストとの息の合った演奏にも、今から期待が高まります。
チケットは2015年10月5日(月)より発売開始です。
全席指定ですので、良い席はお早めにお求めください。

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(C)Nobuo MIKAWA
■■■ 公演情報 ■■■
山下浩司 バス・バリトン リサイタル
~美しき水車小屋の娘~

日時:2016年1月11日(月・祝) 14:00開演(13:30開場)
会場:Hakuju Hall (白寿ホール)
料金:(全席指定)一般3,500円、学生2,500円
出演:山下浩司(バス・バリトン)、河原忠之(ピアノ)
プログラム:
   F.シューベルト「美しき水車小屋の娘」D795 全曲

▼公演ページ・チケットのお求めはこちらから
山下浩司 バス・バリトン リサイタル|コンサートラインアップ - 東京二期会

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紀尾井ホールが開館20周年を記念してお送りする、ぺルゴレージのオペラ『オリンピーアデ』とは!?

いよいよ10月6日(火)・8日(木)にセミ・ステージ形式で日本初演されるペルゴレージ作曲のバロック・オペラ『オリンピーアデ』。
この作品の台本を書いたピエトロ・メタスタージオ(伊、1698-1782)は、『皇帝ティトの慈悲』をはじめ数多くの優れた作品を世に送り、イタリアの作曲家のみならずヘンデル、ハイドン、そしてモーツァルトらもこぞって取り上げるほど、広くヨーロッパで絶大な人気を得ていました。『オリンピーアデ』もヴィヴァルディ、チマローザ、ドニゼッティなど実に60人に及ぶ作曲家が作曲し、イタリア・バロックの一時代を牽引する作品となりました。
この人気作を7人の登場人物で生き生きと描いたのが、夭折の天才作曲家ペルゴレージ(伊、1710-1736)。随所にちりばめられた魅力的で美しいアリアと、人物たちの心情を優美に彩る即興演奏等を効果的に用いて、より鮮明にドラマティックに物語を映し出し、バロックの世界に新風を巻き起こしました。オペラ・ブッファの先駆けと言われる『奥様女中』や、晩年の傑作「スターバト・マーテル」のイメージが強いペルゴレージですが、近年では『オリンピーアデ』をはじめ彼が遺した珠玉のオペラ・セリアの上演・録音化が世界各地で行われており、再び脚光を浴びています。
よりスリリングに、より情熱的に描かれる古代ギリシャの愛の物語に、日本を代表する豪華キャストが挑みます。
注目を集める日本初演を、ぜひ紀尾井ホールでお楽しみください。
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(写真左から)澤畑恵美、幸田浩子、望月哲也、彌勒忠史
■■■ 公演情報 ■■■
紀尾井ホール開館20周年記念バロック・オペラ
ペルゴレージ 歌劇『オリンピーアデ』(日本初演・セミステージ形式2部構成)

日時:2015年10月6日(火)/8日(木)いずれも18:30開演
会場:紀尾井ホール
出演:幸田浩子、澤畑恵美、彌勒忠史、望月哲也 他
▼公演の詳細、ご予約、お問合せはこちら
ペルゴレージ 歌劇「オリンピーアデ」 - 紀尾井ホール

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『ダナエの愛』ユピテル役、バリトン大沼 徹からのメッセージ

『ダナエの愛』舞台上演日本初演まで、あと7日!ついにあと1週間となりました。
本日は、ギリシア神話の主神ユピテルを演じるバリトン大沼 徹からのメッセージです。

大沼: 「ユピテルに書かれた音楽というのは、とても雄弁で、雄大で、まさに英雄といった感じなのですけれども、第3幕の最後になると……、どこか、黄昏れているのですよね。日本語でいうと、渋いというか、枯淡というか、うまく言えないのですけれども。
このオペラは、リヒャルト・シュトラウス晩年の作品です。最後のユピテルに自分を重ねているのだとしたら、どこか老いていく自分、この世から消えていく自分というものを、投影させていたのではないか、と思います。」
▼公演詳細ページはこちら。大沼は10月3日(土)に出演致します!
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 (2015年10月2・3・4日/東京文化会館大ホール)
▼10月2日と3日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催します!
2015年10月公演『ダナエの愛』~プレミエ・キャンペーン発表! - 二期会blog

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10/10(土)~新橋のオペレッタのメッカ!音楽レストラン・アルテリーベ東京で、『ウィーン気質』キャスト髙橋 維と小貫岩夫のスペシャル・ディナーを開催!

音楽レストラン「アルテリーベ東京」が誕生したのは今から50年前。二期会の伝説的バリトン立川清登が、当時の社長に「1年中オペレッタが聴けるレストランを、若い歌手たちに毎日歌えるステージを」とアイデアを披露したことが、音楽レストラン誕生の源泉となったと伺いました。
オープン当初から二期会と繋がりのあるお店だったんですね。
さて、その「アルテリーベ東京」で10月10日(土)に開催されるディナーに登場するのは、ソプラノ髙橋 維とテノール小貫岩夫!! 東京二期会オペラ劇場11月公演ヨハン・シュトラウス『ウィーン気質』で共演するふたりによる、スペシャル・ディナーです。ピアノは比留間千里。

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ソプラノ
髙橋 維
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テノール
小貫岩夫

『ウィーン気質』公演でも、二人は同じ組で共演。主役のツェドラウ伯爵演じる小貫岩夫は、最近の二期会オペレッタだけでも『こうもり』アイゼンシュタイン、『チャールダーシュの女王』エドウィンと続けて主演。今や二期会オペレッタの看板男性歌手です。
髙橋 維は、二期会ニューウェーブ『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ、二期会『魔笛』夜の女王に続いての出演。デビューの年に、なんと3本目!
この度のスペシャル・ディナーでは、「ウィーン」と「オペレッタ」をテーマに、19:00と20:00の2回、それぞれ30分のステージをお届けいたします。
『ウィーン気質』のあのおなじみのワルツや、オペレッタといえば欠かせないあの名曲でのおもてなし。最高の週末をお過ごしください!
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京
二期会オペレッタ『ウィーン気質』キャスト・スペシャル・ディナー

日時:2015年10月10日(土) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:8,228円(コース料理・ワンドリンク付き・音楽料込)
出演:髙橋 維(ソプラノ)、小貫岩夫(テノール)、比留間千里(ピアノ)
▼イベントの詳細・お問合せ・ご予約はこちら
二期会プレコンサート「ウイーン気質」 - アルテリーベ東京
 TEL. 03-3519-7007
▼11月21日開幕!オペレッタ『ウィーン気質』公演情報はこちら
東京二期会オペラ劇場2015年11月公演 J.シュトラウスII世『ウィーン気質』 - 東京二期会
 髙橋と小貫の出演日は11月21日(土)と23日(月・祝)!
▼『ウィーン気質』お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831

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9/30(水)は、恋人役どうしで贈る、ラリアンス・オペラ・コレクション

本格的なフレンチと本格的なオペラの歌声をお楽しみいただくシリーズ・コンサート、ラリアンス・オペラ・コレクションは、来る9月30日(水)の開催でちょうど10回目を迎えます!
今回は、11月公演『ウィーン気質』のキャストから、ペピ役のソプラノ守谷由香と、ヨーゼフ役のテノール升島唯博が出演。ふたりは舞台上では恋人どうし。本公演さながらの息の合ったステージをお届けしたいと思います!

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ソプラノ守谷由香
201509_masujima_tadahiro.jpgテノール升島唯博

コンサートと11月の本公演にむけて、二人に意気込みを伺いました。
――『ウィーン気質』でのお二人の役について
升島: ヨーゼフは、ドイツの小国、ロイス・グライツ・シュライツ国からウィーンに大使として派遣されているツェドラウ伯爵の部下です。大使や本国の侯爵との連絡役から雑用なども引き受けて、伯爵の右腕として働いています。
守谷: その恋人がお針子のペピです。彼女は底抜けに明るく無邪気で朗らかな女性ですがヤキモチ焼きで、ヨーゼフがつれないと腹いせにツェドラウ伯爵のお誘いにのってしまうという・・・なんとも可愛らしい?! 気の強い女性です。
――お二人は、どんな場面で活躍するのですか?
升島: このオペレッタの一番はじめにアリアを歌うのがヨーゼフです。王子様の歌うようなリリックなアリアではありませんが、軽快に歌われます。
その後も、物語の合間合間に登場しては、彼の仕事と同じように色んな状況を上手に取り繕っていきます。
守谷: 第3幕はヒーツィングのお祭り会場になりますが、ペピは第1幕からずーっとお祭りのことで頭がいっぱいです。お祭りデートの約束をヨーゼフにドタキャンされて代わりに伯爵を追いかけるときも軽快なポルカのリズムで歌います。嬉しい時や怒っているときはポルカ、悲しい時や困っているときはワルツ。華やかで明快なシュトラウスの音楽はペピのキャラクターを表していると思います。もちろんオペレッタですので歌唱だけでなくこれらの舞曲のリズムに乗せたダンスも大きな見どころです!!

――今回の、ラリアンス・オペラ・コレクションにむけて
升島: 共演者の守谷さんは、本公演でも私と同じ組のペピ役を歌うソプラノです。オペレッタの舞台の前に、こうして一緒のステージを作ることをとても楽しみにしています。
守谷: 素敵なラリアンスで升島さんとともに演奏させていただけることとても光栄に思います!升島さんは10年以上ドイツにご留学なさっていてドイツ語もとても堪能ですし本場でオペレッタ出演もなさった方です。たくさんの刺激やヒントをいただけそうで本当に楽しみです。
升島: 今回はオペレッタの曲を多く取り入れたプログラムとなっています。
そして『ウィーン気質』の曲も少しだけご紹介します。息の合った恋人同士のアンサンブルを是非お楽しみください!
守谷: オペレッタならではの軽快な音楽でみなさまと楽しいひとときを過ごせたらと思います。どうぞお越しください。

■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会 VOL.10》
~ラリアンスで迎えるオペラ開幕の秋、音楽の都ウィーンを中心に~

日時:2015年9月30日(水) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きなお時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:守谷由香(ソプラノ)、升島唯博(テノール)、高田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
    <第1部>
    ヴェルディ 『椿姫』より 乾杯の歌
    バーンスタイン 『キャンディード』より 着飾ってきらびやかに
    モーツァルト 『後宮からの逃走』より さあ、闘いだ!
    J.シュトラウスII 『こうもり』より 乾杯の歌
    <第2部>
    レハール 『微笑みの国』より 君は我が心
    J.シュトラウスII 『こうもり』より 侯爵様、あなたのようなお方は
    J.シュトラウスII 『ウィーン気質』より おはよう、私のヨーゼフ
▼詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会 - 神楽坂ラリアンス
 東京都新宿区神楽坂2-11 電話:03-3269-0007
▼オペレッタ『ウィーン気質』~守谷由香と升島唯博は、本公演でも同組で共演します!
東京二期会オペラ劇場2015年11月公演 J.シュトラウスII世:オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会

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『ダナエの愛』ミダス役、テノール福井 敬からのメッセージ

『ダナエの愛』舞台上演日本初演まで、ついにあと2週間!
今日は、主役ミダスを演じるテノール福井 敬のメッセージをお届けいたします!
歌うときと同じようなエネルギーを、言葉ひとつひとつに込めるような仕方で語りかける福井。どうぞご覧ください。

「ミダスは、もともとはロバ追いの少年、若い男の役です。
ですが、少年は、とある神から、すべてのものを黄金に変える力を授かります。」
「神から与えられたこの黄金の力を、人間ミダスはどのように使うのでしょうか。そこに、このオペラの見どころがあると思います。そして、もちろん主人公である女神ダナエとの愛の行方も」
「舞台上演日本初演にむけて、皆で新しいものを生み出していこうという気概が、この稽古場に満ち溢れているように思います」
「『ダナエの愛』は、リヒャルト・シュトラウスが書きたかった音楽、そして彼自身がイメージするドラマその全てが、120%注ぎこまられたオペラだと思います」
人間の愛とはなんだろう、という究極のところを、存分に楽しめるオペラだと思います。ぜひご覧になってください!」

確かに、私たち人間は、それが神から与えられた力かどうかはわからないとしても、全てを黄金という価値に変える力をもって、こんにちの繁栄を築いてきました。今、私たちはそれをうまく使いこなしているでしょうか。
福井の言葉どおり、人間ミダスはこの力をどのように使うのでしょう。そして、なぜその力と対置されるように、ミダスとダナエの愛が描かれるのでしょうか。
世界初演から63年。シュトラウス本人が立ち会ったザルツブルクでのゲネプロから71年。遅まきながら、今日本で初演するにあたり、このオペラのテーマはますます切実なものになってきたようです。
黄金と人間の愛と。両方の力を持っている人物は、このオペラではミダスのみ。このオペラの中心軸のような存在です。
福井 敬が演じるミダスが観られるのは、10月2日(金)と4日(日)の2日です!
▼公演詳細ページはこちら
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 (2015年10月2・3・4日/東京文化会館大ホール)
▼10月2日と3日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催します!
2015年10月公演『ダナエの愛』~プレミエ・キャンペーン発表! - 二期会blog

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宮本益光バリトンリサイタル「歌劇場への誘い」~公演迫る!

本年12月の神奈川県民ホール開館40周年記念オペラ『金閣寺』でも主演が決定しているバリトン宮本益光が、ウィーン国立歌劇場で絶大な信頼を得ている音楽コーチ、マッツ・クヌッソン氏を迎え、藝大時代からの朋友、加藤昌則氏のナビゲーターとともに、皆様を素晴らしい歌劇場の世界へと誘います。
これまで様々なオペラやコンサートにおいて大役を経験し、常に注目を集めている宮本だからこそ見える何かがあり、また「今」伝えたいものがあります。
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≪リサイタルに向け、宮本からメッセージが届きました≫
「こんなことを告白すると笑われそうですが、初めてウィーン国立歌劇場のステージを見学させてもらったとき、その床に口づけしたい気持ちになりました。
自分がオペラ歌手と名乗っていいのか…日本で歌っていると、そんな想いが頭をよぎることも少なくありません。
しかし私のその衝動こそ、私がオペラの世界に、たとえ端っこでも存在する証だと感じ入った次第です。
その憧れの世界で活躍されているマッツ・クヌッツソンさんとの共同作業は、私にこれまでにないほどの音楽家としての喜びを与えてくれました。
私の道にはまだまだ続きと拡がりがある…そんな可能性を示してくれたマッツさんとの舞台こそ、今の私が立つべき場所、つまり私の歌劇場なのです。」

圧倒的な存在感と魅力をもつ、バリトン宮本益光がお贈りする午後にどうぞご期待ください!

150927miyamoto_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
宮本益光バリトンリサイタル「歌劇場への誘い」
日時:2015年9月27日(日) 14:00開演
会場:銀座・王子ホール
料金:全席自由 ¥5,000
出演:
  宮本益光(バリトン) 
  マッツ・クヌッソン(ピアニス ト・オペラコーチ) 
  ナビゲーター=加藤昌則 (作曲家・ピアニスト)
予定プログラム:
  モーツァルト
    『フィガロの結婚』より “もう飛ぶまいぞこの蝶々”
    『ドン・ジョヴァンニ』より “窓辺のセレナーデ”/“シャンパンの歌”
  ドニゼッティ
    『愛の妙薬』より “美しいパリスが一番の美女に”
  コルンゴルト
    『死の都』より “我が憧れ、我が幻”
  ヴァーグナー
    『タンホイザー』より “夕星の歌”
  マスネ
    『エロディアード』より “幻想のアリア”    ほか

▼公演ページ・チケットのお求めはこちらから
宮本益光バリトンリサイタル|コンサートラインアップ - 東京二期会
▼会場へのアクセスはこちら
アクセスマップ - 王子ホール

宮本益光(みやもと ますみつ) バリトン
東京藝術大学博士課程修了。学術(音楽)博士。オペラ歌手として『欲望という名の電車』(日本初演)スタンリー役の好演で一躍脚光を浴び、宮本亜門演出『ドン・ジョヴァンニ』では新時代のドン・ジョヴァンニ像を演じ各方面より絶賛された。その後もびわ湖ホール『ラ・ボエーム』、二期会『ドン・ジョヴァンニ』、新国立劇場『鹿鳴館』、日生劇場『メデア』(日本初演)など話題作に次々と登場。2012年には会津白虎隊をテーマとしたオペラ『白虎』で台本を担当し高い評価を得た。元スカラ座首席フルート奏者率いるアンサンブルとイタリア各地での演奏を重ねている。
また、今年12月には神奈川県民ホールでオペラ『金閣寺』に主演が決まっている。
著書に『宮本益光とオペラへ行こう』『もしも歌がなかったら』、作詞作品に『あしたのうた』『歌いたがりの歌の歌』(加藤昌則作曲)、『うたうたう』(信長貴富作曲)などがある。
二期会会員
公式サイト:Masumits Miyamoto Website

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加納悦子~ドイツ・リートをめぐる風景~ 第2夜は《白鳥の歌~辞世のリート~》

前回、17世紀の知られざるドイツ歌曲にスポットライトを当て、その多彩な歌い分けで絶賛を博した加納悦子。
平成27年度文化庁芸術祭参加公演となる「第2夜」は《白鳥の歌~辞世のリート~》と題し、ドイツ・リートの2大巨匠、「歌曲王」シューベルトと、“愛”を歌で描いたシューマン、それぞれが最晩年に書いた作品群を取り上げて演奏します。
まずシューベルトからは彼のリート作品の集大成と言える、死後友人らによって集められた遺作集『白鳥の歌』より、レシュタープの詩による7曲を。
シューマンの作品からは、美しい旋律の中に苦悩と哀愁が見え隠れする1851年の作品『6つの歌』、幼くしてこの世を去った薄幸の少女が残した詩に、シューマン自身が深い感銘を受けて作曲した『7つの歌~エリザベト・クルマンを偲んで~』、そしていいようのない淋しさが漂い、歌詞の内容とも相まって、どこかシューマン自身の晩年を暗示しているようにも聴こえる『メアリ・スチュアート女王の詩』を掘り下げます。
今回取り上げるシューマンの作品を収めたアルバム《メアリ・スチュアート女王の詩 シューマン・後期歌曲集》では、命を削りながら作曲に取り組んだシューマンの心情に迫る加納の歌唱が高く評価され、第51回レコード・アカデミー賞を受賞しております。
二人の巨匠が魂を込めて送り出した名曲に、新たな命を吹き込む一夜。ぜひお聴き下さい。
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■■■ 公演情報 ■■■
geijutsusai.jpg 平成27年度(第70回)文化庁芸術祭参加公演
『加納悦子・三題 ~ドイツ・リートをめぐる風景~』
第2夜《白鳥の歌~辞世のリート~》

日時:2015年10月15日(木) 19:00開演
会場:リリア(1F)・催し広場
料金:全席自由 一般2,000円/学生1,000円
出演:
  加納悦子(メゾ・ソプラノ) 
  石井里乃(ピアノ)
  國土潤一(構成・お話)
予定プログラム:
  F.シューベルト
   『白鳥の歌』D957 より
   愛の使い/兵士の思い/春の憧れ/セレナーデ/
   仮の宿/遠い国で/別れ
  R.シューマン
   『6つの歌』OP.107
   『7つの歌~エリザベト・クルマンを偲んで~』OP.104
   『メアリ・スチュアート女王の詩』OP.135
▼公演詳細はこちら
リリア“歌の花束” 加納悦子・三題 ~ドイツ・リートをめぐる風景~ - 川口総合文化センター リリア

201509_kanou_etsuko_02.jpg ●●● CD情報 ●●●
シューマン「6つの歌」「7つの歌~エリザベト・クルマンを偲んで」「メアリ・スチュアート女王の詩」を収録
≪メアリ・スチュアート女王の詩 シューマン後期歌曲集 SCHUMANN Späte Lieder≫
絶賛発売中!/ALCD-7172/¥2,800+税
▼アルバム詳細はこちら
加納悦子【メアリ・スチュアート女王の詩 シューマン後期歌曲集】 - ALM RECORDS
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ぺルゴレージのバロック・オペラ『オリンピーアデ』、紀尾井ホールにて日本初演!

紀尾井ホール開館20周年を記念し、ペルゴレージ作曲のバロック・オペラ『オリンピーアデ』が、10月6日(火)・8日(木)に日本初演されます。
古代オリンピック競技を巡って愛憎渦巻く人間模様を描き出すべく、日本を代表する豪華キャストが集結。
指揮・チェンバロを務めるのは、オペラを熟知するピアニストとして引く手あまたである一方、近年指揮者としても目覚ましい活躍を遂げる河原忠之氏、演出には東京二期会公演でも数々の作品を手掛け、高い評価を受けている粟國 淳氏、さらにヴァイオリニスト石田泰尚氏をリーダーに、本公演のために特別編成された「紀尾井オペラ・アンサンブル」が華を添えます。二期会からは、恋人に去られた失意の中アリステアを見初め、彼女を手に入れようと策略をめぐらす「クレタの王子」リーチダにソプラノ澤畑恵美、結婚を反対された揚句、オリンピック競技で優勝した者との結婚を強いられるアリステアにソプラノ幸田浩子、リーチダの良き理解者である、叔父で後見人のアミンタにテノール望月哲也、アリステアの父クリステーネの忠実な部下であり、そして物語の鍵を握るアルカンドロをカウンターテナーの彌勒忠史が演じます。
紀尾井ホール ウェブサイトの当公演ホームページには、物語の人物相関図や前日譚が掲載されており、より本作の奥深さ、ペルゴレージによる緻密な人物描写をお楽しみ頂けます。
2020年の東京オリンピックを前に、一足早く紀尾井ホールに訪れる古代ギリシャの風。残席僅か、貴重な日本初演をどうぞお見逃しなく!
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(写真左から)澤畑恵美、幸田浩子、望月哲也、彌勒忠史
■■■ 公演情報 ■■■
紀尾井ホール開館20周年記念バロック・オペラ
ペルゴレージ 歌劇『オリンピーアデ』(日本初演・セミステージ形式2部構成)

日時:2015年10月6日(火)/8日(木)いずれも18:30開演
会場:紀尾井ホール
出演:幸田浩子、澤畑恵美、彌勒忠史、望月哲也 他
▼公演の詳細、ご予約、お問合せはこちら
ペルゴレージ 歌劇「オリンピーアデ」 - 紀尾井ホール

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音楽評論家・堀内修によるオペラ『ダナエの愛』イントロダクション

東京二期会オペラ劇場2015年10月公演リヒャルト・シュトラウス作曲オペラ『ダナエの愛』公演にむけて、この作品の魅力について、音楽評論家の堀内修先生にお話を伺いました!

「これはおそらく、リヒャルト・シュトラウスのオペラのもっとも不遇なオペラ
「『ダナエの愛』は、シュトラウスのオペラの中で、おそらく一番上演されてこなかったオペラ。ですから、その評価はこれから私たちが決めることができる」
「このオペラは不思議な3幕構成。1、2幕の物語は喜劇でもあって、深い悲劇でもある。悲劇と喜劇の混交。」
「第3幕は、そうした物語がピタリ止まって、たっぷりとした歌が始まる。ユピテル(バリトン)の嘆きの歌と、あるいはミダス(テノール)とダナエ(ソプラノ)による愛の喜びの歌。このオペラの聴きどころ
「ユピテルのいる輝く黄金の世界ではなく、貧しいミダスの家にこそわれわれにとっての本当の幸福がある、という実感こそが、このオペラの感慨であると思います」
1幕2幕では、コメディとシリアスが入り混じった不思議な物語の展開を見守り、そして3幕では、リヒャルト・シュトラウスの極上の音楽を心ゆくまで堪能する……もう、リヒャルト・シュトラウスに身を委ねるようにしてお愉しみいただけるオペラです。『ダナエの愛』の記念すべき舞台上演日本初演まで、あと25日を切りました!この3日間を逃せば、今度いつ『ダナエ』を上演できるかどうか、わかりません。
この機会をどうぞ逃がされませんように!

▼公演詳細ページはこちら
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 (2015年10月2・3・4日/東京文化会館大ホール)
▼10月2日と3日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催します!
2015年10月公演『ダナエの愛』~プレミエ・キャンペーン発表! - 二期会blog

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マエストロ 阪 哲朗、オペレッタ『ウィーン気質』の魅力を語る!

東京二期会オペラ劇場2015年11月公演は、ヨハン・シュトラウスII世作曲オペレッタ『ウィーン気質』。その魅力について、今回の指揮者、阪 哲朗に語ってもらいました!

現在は、ドイツ・レーゲンスブルク歌劇場の音楽総監督を務めている阪。2008/09年末年始には、ウィーン・フォルクスオーパーの『こうもり』を指揮して、大変な話題となりました。
本場のウィンナ・オペレッタの粋を知りつくしている阪が、2007年『天国と地獄』以来、二期会公演に帰ってきました!
▼〈人生は、こんなにも愉快ー〉『ウィーン気質』公演情報はこちら
東京二期会オペラ劇場2015年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会

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“3年に1度”七会七色の饗宴!「全国二期会サミットコンサート」

“3年に1度”の大イベント「全国二期会サミットコンサート」。
普段はそれぞれの地域において活動する全国の各二期会が、東京文化会館で一堂に会します。
5回目となる今回も、北海道、東京、名古屋、関西、中国、四国、大分と、全国“七”二期会が、各地を代表するソリスト達を選出し、渾身の一曲をご披露致します。
東京二期会からは、本年11月オペレッタ『ウィーン気質』に伯爵夫人役で出演予定のソプラノ澤畑恵美と、来年2月オペラ『イル・トロヴァトーレ』にマンリーコ役で出演予定のテノール小原啓楼が“東京二期会の顔”として出演致します!

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ソプラノ
澤畑恵美
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テノール
小原啓楼
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司会・進行
池田直樹

コンサートでは各地を代表するソリスト達が、それぞれに想いをのせた一曲をご披露致しますが、プログラミングにも大注目です!
池田直樹の司会進行が更に会場を盛り上げること間違いなしですので、どうぞご期待ください!
公演もいよいよ間近です。皆様のご来場をお待ちしております。

150920summit_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
全国二期会サミットコンサートV
日時:2015年9月20日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
料金:(全席自由)¥4,000
出演団体:〈全国七二期会〉
北海道二期会、東京二期会、名古屋二期会、関西二期会、中国二期会、四国二期会、大分二期会
司会・進行:池田直樹

▼予定演奏曲等詳細はこちら
全国二期会サミットコンサートV - 東京二期会

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【受賞報告】ソプラノのチョン・ウォルソン(田月仙)が、平成27年度外務大臣表彰受賞

去る8月27日(木)、東京・飯倉会館にて平成27年度外務大臣表彰式が行われ、ソプラノのチョン・ウォルソン(田月仙)が、岸田文雄外務大臣より表彰を受けました。
国際関係の様々な分野で活躍し、日本と諸外国の友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人・団体を表彰する本賞において、チョン・ウォルソンは日本と大韓民国との相互理解の促進を称えられての受賞となります。
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<授与の様子>
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<表彰式時の1枚。岸田文雄外務大臣(右)とチョン・ウォルソン>
チョン・ウォルソンはこれまでに、ワールドカップ日韓共催時内閣総理大臣主催韓国大統領歓迎公演での独唱等、数多く日韓の重要な場面でその歌声を披露してまいりました。
日韓国交正常化50周年を迎えた本年の二期会WEEK第3夜でも両国への想いを歌に託し、今月9月27日(日)には長年日韓の懸け橋となってきた彼女の集大成とも言える舞台『ザ・ラストクイーン ~朝鮮王朝最後の皇太子妃~』が、新国立劇場中劇場にて世界初演されます。
日本の皇族であり、朝鮮王朝最後の皇太子妃でもあった李(り) 方子(まさこ)妃の語られざる「心の軌跡」に迫るべく、自らが取材を続け、また近年発見された当時の貴重な資料を元に、オペラという形で描き出します。

201509_chon_wolson_03.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
日韓国交正常化50周年記念特別企画
『ザ・ラストクイーン ~朝鮮王朝最後の皇太子妃~』

日時:2015年9月27日(日) 14:00~/17:00~ (2公演)
会場:新国立劇場中劇場
出演:チョン・ウォルソン(田月仙、ソプラノ)、 富永 峻(ピアノ)、高橋 明邦(打楽器) 他
▼詳しい情報はこちらの公演ホームページをご覧ください
オペラ「ザ・ラストクイーン」(日本語ページ) - Opera The Last Queen

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2015年10月公演『ダナエの愛』~プレミエ・キャンペーン発表!

東京二期会オペラ劇場10月公演リヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』舞台上演日本初演にむけ、その記念すべきプレミエにて、今回も『リゴレット』『魔笛』に続くプレミエ・キャンペーンを実施します!
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◆10月2日(金) 指揮:準・メルクル 特別限定ダイジェストCDをご来場先着1,500名様にプレゼント!
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ビデオ・メッセージでも語っていたように、演奏会形式の日本初演を遂げた故・若杉弘氏の想いを受けた舞台として、この度の演奏に臨む準・メルクル。
そのマエストロがアルトゥスレーベルからリリースしているアルバムより、聴きどころを抜粋した特別限定ダイジェストCDを、10月2日(金)のプレミエ公演に限り、ご来場先着1,500名様にプレゼントいたします!
▼マエストロ、準・メルクルの軌跡をたどる7枚のアルバム – アルトゥス
Jun Märkl - Altusmusic.com
このプレミエのためだけの、完全オリジナル。特別限定CDで準・メルクルをお楽しみください!

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◆10月3日(土) 演出・深作健太によるアフタートーク!!
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そして、キャストが変わるダナエ佐々木典子組の「プレミエ」、10月3日(土)の終演後には、演出・深作健太によるアフタートークを開催します!
◆日時:10月3日(土)公演終了後 約60分
◆会場:東京文化会館大ホール内
◆出演:深作健太  [進行]大野徹也(『ダナエの愛』公演監督)
初オペラ演出を終えた深作監督が、舞台をご鑑賞されたばかりのお客様とともに、稽古秘話を交えながら公演を振り返ります。シュトラウスの音楽をいかにビジュアル化したか、演出のテーマどのように伝えようとしたか、初オペラ演出の手ごたえ等、この場でしか聞けない内容になることはぜったいに間違いありません!

日本のオペラ上演史に刻まれるにふさわしい上演を皆様にご提供できるように、ただ今オペラ版「深作組」による『ダナエの愛』の稽古が続いています。ぜひ、このプレミエにお立ち会いください。どうかお見逃し/お聴き逃しなく!!
※プレミエ・キャンペーンのサービスは、いずれも当日ご来場のお客様にのみご提供させていただきます。

▼公演詳細ページはこちら
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 (2015年10月2・3・4日/東京文化会館大ホール)

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クラシカ・ジャパンで『ダナエの愛』を予習する!

リヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』公演まで、あと1カ月と迫りました!
近頃、「『ダナエの愛』の予習をしたいのだけど、録音や映像がなかなか手に入らなくて・・・」というお客様からのお声を伺うようになりました。
そのようなみなさまにぜひご案内したい番組がこちらです!
9月5日(土)から20日(日)までの16日間で、計8回、クラシック音楽専門チャンネル「クラシカ・ジャパン」でベルリン・ドイツ・オペラ2011『ダナエの愛』が連続再放映されることになりました!
放映されるのは2011年ベルリンで上演されたキルステン・ハームズ演出のもの。宙空に浮かぶグランドピアノが印象的です。

[Arthaus 108032] STRAUSS Die Liebe der Danae (Deutsche Oper Berlin, 2011) (Blu-ray, Full-HD)naxosvideos より
短いビデオの中にも、「これぞリヒャルト・シュトラウス…」といいたくなる、綾糸織のような音楽があふれていますね!

◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
クラシカ・ジャパン「ベルリン・ドイツ・オペラ2011『ダナエの愛』」
得意のギリシャ神話を題材とした、R・シュトラウス最後から2番目のオペラ。第二次世界大戦中に作曲されゲネプロまで行われながら、直前にナチスの指示により公演中止となり、死後初演されたいわくつきの作品で上演回数が少ないため貴重な映像。R・シュトラウスの心情を織り交ぜたハームズの演出が秀逸。ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団とアンドリュー・リットンも繊細で優美なシュトラウスの世界を安定した演奏で聴かせる。
放送日時:2015年9月
  5日(土) 21:00~23:40
  7日(月) 17:00~19:40
  8日(火) 13:00~15:40
  9日(水) 9:00~11:40
  10日(木) 6:00~8:40
  11日(金) 24:00~26:40
  12日(土) 13:05~15:45
  20日(日) 13:05~15:45
放送時間:約2時間37分
▼クラシカ・ジャパンの番組詳細ページはこちら
ベルリン・ドイツ・オペラ2011『ダナエの愛』 番組詳細 - CLASSICA JAPAN
▼クラシカ・ジャパンを見るには?
視聴方法 - CLASSICA JAPAN
※有料放送のため、ご視聴はスカパー!、J:COM、CATV、ブロードバンドTV各社へお問合わせください。

▼上演自体が貴重!こちらは舞台上演日本初演!
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 (2015年10月2・3・4日/東京文化会館大ホール)

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9/14(月)のアルテリーベ月曜フレッシュコンサートは≪ラ・トラヴィアータ≫~『椿姫』ハイライトコンサート

新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」では、《月曜日は新橋でオペラ》を合言葉に、今後の活躍が期待される、東京二期会と藤原歌劇団の若手歌手によるディナー企画「フレッシュ・コンサート」シリーズを毎週開催しています。
9月の二期会からのフレッシュ・アーティスト出演日は14日(月)。
今回の主役、ソプラノ富永珠未とテノール前川健生が、オペラ『椿姫』から名アリア、二重唱をお送りします。
コンサートを前に届きました、テノール前川からのコメントをご紹介します。
「昨年びわ湖ホールにてP.コンヴィチュニーのマスタークラスで『椿姫』のアルフレード役を勉強させていただきました。また、富永さんとは二期会研修所の修了試演会において共に『椿姫』の三幕を演奏したこともあり、私にとって非常に思い出深い作品です。
神話や戯曲を台本にすることが多いヴェルディのオペラの中で、『椿姫』はその当時生きた人間が描かれたタイムリーな作品でした。
素晴らしい音楽と鮮烈なドラマを、是非アルテリーベのお食事と共にお楽しみください。」
 ― テノール 前川健生

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ソプラノ
富永珠未
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テノール
前川健生
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ピアノ
松原裕子

■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 第68回月曜フレッシュコンサート》
≪ラ・トラヴィアータ≫ ~ 『椿姫』ハイライトコンサート

日時:2015年9月14日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:富永珠未(ソプラノ)、前川健生(テノール)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  ヴェルディ『椿姫』より
    「乾杯の歌」
    「ああ、そは彼の人か~花から花へ」
    「パリを離れて」       …ほか
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

▼二人ともフレッシュ直前となる9/10(木)の「新進声楽家の夕べ」にも出演致します!
二期会新進声楽家の夕べ - 東京二期会

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10月公演『ダナエの愛』演出・深作健太インタビューが月刊「ぶらあぼ」に掲載されました!

東京二期会2015年10月公演R.シュトラウス『ダナエの愛』の演出、深作健太のインタビューが、8月18日発刊の月刊音楽情報誌「ぶらあぼ」9月号(無料)に掲載されました!
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表紙とインタビュー記事掲載面(ぶらあぼ2015年9月号)
インタビューの見出しは「越境したい。境界を壊したい」
父・深作欣二氏の遺志を継いで映画監督の道を歩み始め、2010年から手がけるようになった舞台演出でも文学作品やジャニーズ公演など幅広く活躍してきました。様々なジャンルの柵を越えてきた深作監督だからこそ、初オペラとなる『ダナエの愛』にも、いろいろなジャンルのファンの方に観てほしい、リヒャルト・シュトラウスの音楽を聴いてほしいという想いが強くあります!
▼インタビュー記事はこちらからご覧いただけます
プレステージ・インタビュー深作健太(演出) - Webぶらあぼ
▼チケット好評発売中!『ダナエの愛』公演情報はこちら
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 (2015年10月2・3・4日/東京文化会館大ホール)

また、「ぶらあぼ」には7月号で、2015年11月公演J.シュトラウスII世『ウィーン気質』の演出、荻田浩一のインタビューも掲載されています!
▼当ブログの紹介記事よりご覧ください
7/4(土)から一般発売!オペレッタ『ウィーン気質』の演出・荻田浩一のインタビューが「ぶらあぼ」に - 二期会blog(2015/7/2)

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9/5(土)タテルヨシノ銀座オープン7周年ディナーに杣友惠子&加耒 徹が出演!

三越と王子ホールの至近。銀座の中心にあるフレンチの名店「タテルヨシノ銀座」のオープン記念ディナーに、東京二期会のアーティストが今年も華を添えます。
今年は7周年。9月5日(土)の記念ディナーで歌声を披露するのは、メゾソプラノ杣友惠子とバリトン加耒 徹です。

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メゾソプラノ
杣友惠子
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バリトン
加耒 徹
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ピアノ
髙田恵子

すでにチケットが取れなくなってしまった日生劇場11月の『ドン・ジョヴァンニ』でタイトルロール・デビューを果たす加耒 徹。タテルヨシノでもドン・ジョヴァンニの歌を披露します!
杣友惠子も、近年二期会オペラでの活躍著しいメゾソプラノのひとり。2011年の宮本亜門演出『フィガロの結婚』ケルビーノを好演、今年の初めには『リゴレット』に出演、続けて2016年2月には『イル・トロヴァトーレ』に出演予定です。
タテルヨシノ銀座の店内は、鮮やかながら落ち着いた雰囲気をも醸し出すブルーが印象的。エレベーターを降りて、照明が絞られたエントランスから廊下を抜けると、解放感あふれるメインの碧いお部屋に。さながら松林をくぐり抜けて海辺に到着したような感興があって、シェフ吉野 建さんの故郷である喜界島の海のイメージがまっすぐに伝わってきます。

201508_tateruyoshino_opera150905.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
《レストラン タテル ヨシノ 銀座 7周年記念 オペラ ガラ ディナー》
日時:2015年9月5日(土) 19:00開演
 ・オープニングステージとお料理後のメインステージございます。
会場:レストラン タテルヨシノ銀座 (アクセス
料金:25,000円(税込・サービス料別途)
出演:杣友惠子(メゾソプラノ)、加耒 徹(バリトン)、髙田恵子(ピアノ)

▼ご予約・お問合せはこちら
レストラン タテル ヨシノ 銀座 TEL 03-3563-1511 
レストラン タテル ヨシノ 銀座 オンライン予約
▼2016年2月杣友惠子出演!ヴェルディ中期の傑作『イル・トロヴァトーレ』
東京二期会オペラ劇場 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会
2016年2月17日(水)・18日(木)・20日(土)・21日(日) 東京文化会館大ホール
☆チケット一般発売=2015年10月17日(土)~
☆二期会オペラ愛好会先行=2015年9月24日(木)~
 お申し込みと同時に愛好会ご入会可
 詳しくは、二期会チケットセンター(TEL.03-3796-1831)までお気軽にどうぞ。

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「二期会新進声楽家の夕べ」(9/10)公演迫る!

毎年恒例「二期会新進声楽家の夕べ」。今年は、9月10日(木)に上野の東京文化会館小ホールで開催。
この春に二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した期待の新人20名が、二期会アーティストとして初めてのお披露目の場ともなる一夜限りのコンサートに出演致します。
若いアーティストたちの演奏を毎年楽しみにご来場くださっている方も多くいらっしゃる当コンサート、出演者達もピアノの最終合わせを前に、気合十分です!
そんな中、今回の出演者を代表して、ソプラノ別府美沙子とテノール前川健生にコンサート前の意気込みを伺うことができましたのでご紹介致します。この二人はソロだけではなくアンサンブルでも出演致します。

201508_beppu_misako.jpg 研修所の授業では歌や演技だけではなく、衣装・ヘアメイクのこと、曲に取り組む姿勢など数え切れないほど沢山のことを教えて頂きました。
今回演奏させていただくアリア・重唱共に大事にしている曲ですが、特にマノンの二重唱はマスタークラス試験時もテノール前川くんと歌った思い出の一曲です。
先生方から沢山の教えを頂き、二人で苦労して作り上げたことが昨日のことのように鮮明に蘇ります。
当日は切磋琢磨した同期の仲間と東京文化会館という素敵なホールで演奏できる喜びを感じながら歌いたいと思います!
ご来場お待ちしております。
  ― ソプラノ 別府美沙子 ―
 
201508_maekawa_kensho.jpg それぞれの思いを胸に門を叩いた二期会オペラ研修所。1年、2年、あるいは3年間研修所で学ぶ中で大変だったこともありましたが、情熱を持った仲間達とともに駆け抜けた研修所時代はかけがえのない経験でした。
ここで学び研鑽した成果を発揮するチャンスをいただくことができ、大変光栄です。
オペラ歌手として駆け出すフレッシュな私たちの渾身の1曲を皆様にお届けします。
  ― テノール 前川健生 ―

底知れぬ可能性を秘めた未来のプリマ、プリモ達20名の初々しくも華やかなデビュー姿をどうぞお楽しみください。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。


チラシ(PDFファイル)

■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所第58期修了・成績優秀者による
「二期会新進声楽家の夕べ」
日時:2015年9月10日(木) 18:30開演
会場:東京文化会館小ホール
料金:全席自由 3,000円
出演:
【ソプラノ】梶田真未、加藤早紀、宍戸茉莉衣、宅和里美、富田沙緒里、富永珠未、西尾友香理、平野柚香、福原悠理亜、藤野沙優、藤原 唯、古沢綾乃、別府美沙子、松岡多恵、宮地江奈、和田しほり
【メゾソプラノ】藤田彩歌
【テノール】中村祐哉、前川健生
【バリトン】水島正樹
【ピアノ】荻原萌子

▼公演のお問合せ・ご予約はこちら
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831
(月~金:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝:休)

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9/4(金)ドイツ文化会館ホールで『ダナエの愛』プレトーク&プレコンサート開催!

リヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』の舞台上演日本初演にむけて、日本リヒャルト・シュトラウス協会主催によるプレトーク&プレコンサートが、9月4日(金)19:00から、東京・赤坂のドイツ文化会館ホールにて開催されます。

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深作健太
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佐々木典子
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小森輝彦

プレトークには、演出の深作健太監督が登場!昨年9月の記者発表以来、公の場で『ダナエ』について語る機会です。あらためてオペラ初演出にむけての意気込み、稽古場の様子、舞台コンセプトについて、大いに語ります。
また、プレコンサートには、二期会が誇るドイツ・オペラのエキスパートの二人、タイトルロールのソプラノ佐々木典子とユピテル役のバリトン小森輝彦が出演します。初演を前に『ダナエ』の一部を生演奏で聴けるのは、ここしかありません!
もちろん、日本リヒャルト・シュトラウス協会の会員でない一般の方もご来場いただけます。多くのクラシック音楽ファン、オペラ・ファン、そしてドイツが大好きな方にお集まりいただきたい企画です!お問い合わせ・お申し込みは、日本リヒャルト・シュトラウス協会様までどうぞ。


チラシ(クリックで拡大)
■■■ イベント情報 ■■■
【第163回例会:講演と演奏 オペラ《ダナエの愛》】
◆日 時:2015年9月4日(金) 19時 ~ 21時
◆会 場:ドイツ文化会館ホール(東京・赤坂)
 ▼会場アクセスはこちら
 ・アクセス - ドイツ文化会館ホール
◆お問合せ/お申し込み:
日本リヒャルト・シュトラウス協会(平日13:00-17:00不定休)
TEL: 03-3582-1266 E-mail: japanrs@tkk.att.ne.jp
※非会員の方の入場料は、一般2,000円(年誌付)、学生1,000円(年誌無)となります。

▼協会のご案内ページはこちら
お知らせ - 日本リヒャルト・シュトラウス協会
▼『ダナエの愛』公演詳細はこちら
2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』<舞台上演日本初演> - 東京二期会オペラ劇場

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バリトン大沼 徹 『ダナエの愛』インタビュー!

先日、二期会ブログでもご紹介したとおり、8月23日(日)サントリー芸術財団・サマーフェスティバル2015ツィンマーマン「ある若き詩人のためのレクイエム」(日本初演)に出演するバリトン大沼 徹。10月にはリヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』のユピテル役が待っています。
サントリー芸術財団サマーフェスティバル2015 B.A.ツィンマーマン 「ある若き詩人のためのレクイエム」(日本初演)に大沼 徹が登場! - 二期会blog(2015/8/3)
リハーサルのためにスタジオにあらわれるときも、どこか超然としたオーラを放っている大沼ですが、20世紀最難関とも思えるドイツ音楽に立て続けに挑むにあたって、現在の心境を聞きました。
201508_oonuma_toru.jpg 大沼 徹
――「ある若き詩人のためのレクイエム」は、実際に歌ってどのような作品だと感じていますか?
大沼: 恐ろしく難しい曲です(笑)。もちろん調性はありませんし、音を取るのも大変です。たとえば、自分が「ド」の歌を歌っているときに他の楽器の人が「ド#」を吹いたりして。ただ、歌えば歌うほど、自分がツィンマーマンの書いた音楽の歯車の一部になってくというような、快感に似たものを覚えます。作曲家はこの曲を書いて割とすぐに拳銃自殺を遂げていますから、この人は自分のためにレクイエムを書いたのかなあ、とも思えなくもないですね。
――二期会オペラでのR.シュトラウスは2011年『サロメ』以来ですが、そのときも、大沼さんはヨカナーン役で出演しました。
大沼: 『サロメ』の音楽には、よく切れる冷たい刃物のような鋭利さがありました。『ダナエの愛』では、むしろ人の営みを遠くから見守るような温かさがあるように思います。もちろん、『ばらの騎士』や『ナクソス島のアリアドネ』などの音楽を彷彿させるシーンもあります。シュトラウス音楽の総集編、といったところでしょうか。
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東京二期会オペラ劇場2011年2月公演 『サロメ』より
――『ダナエの愛』の物語は、ギリシア神話のパロディみたいなところがあると思います。大沼さんが演じるユピテルは全知全能の神ですが、どのような役でしょうか?
大沼: 全知全能の割には浮気がすぐ奥さんのユーノーにばれますね。多神教の神話って、わりと神様達も人間臭いところがあるように思うのですが、ユピテルもどこか憎めない、なんでも欲しがるガキ大将のようなところがありますね。
――ユピテルの聴きどころのシーンはどこでしょうか?
大沼: そんなジャイアンみたいなユピテルが、人間同士の恋にはかなわないことを悟り、意中の人ダナエのもとを去る、このオペラの最後のシーンが一番好きです。
生演奏に接することが極めて難しいこの『ダナエの愛』。皆様どうぞ劇場へ足をお運びください!
▼大沼 徹は注目の『ダナエの愛』10/3(土)公演にユピテル役で出演します
2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』<舞台上演日本初演> - 東京二期会オペラ劇場

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8/24(月) アルテリーベ月曜フレッシュコンサート#65
ソプラノ富田沙緒里とテノール大田 翔デュオ・コンサート

「月曜日は新橋でオペラ!」を合言葉に、東京二期会と藤原歌劇団の若手歌手が登場するアルテリーベ月曜フレッシュコンサート。8月24日(月)は、二期会からソプラノ富田沙緒里とテノール大田 翔の二人が出演します。ともに二期会オペラ研修所第58期マスタークラスを修了した同期によるディナーコンサートです!ピアノは荻原萌子。

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ソプラノ
富田沙緒里
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テノール
大田 翔
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ピアノ
荻原萌子

この日はお店でリハーサル。今回のコンサートについて富田沙緒里に聞いています。
――まずは自己紹介をどうぞ
はじめまして。コロラトゥーラソプラノの富田沙緒里です。
現在、オペラ以外にもオペレッタや、ミュージカル、演劇など幅広く取り組んでいます。お客様から愛されるエンターテイナーを目指して頑張っていきたいと思っております。
――共演者のテノール大田 翔について
大田 翔君は、貴公子のような麗しい容姿に、輝く様な美声を持ち、これから益々活躍が期待されているスーパーテノールです。紳士的なエスコートも素敵です。
――どのようなコンサートにしたいですか。
タイトルは「SAORING!SHOWING!」
その名の通り、テンションMAXで、情熱的なプログラムをお送りします♫
本格的なオペラから、お芝居仕立てのオペレッタやミュージカルなど、盛り沢山なステージです。楽しいコンサートになると思いますので是非お越しください♫
――ここを聴いてほしい!というところはどこでしょうか?
情熱的な愛のデュエットを沢山歌わせて頂きます。二期会同期の翔君とは、度々共演させて頂いています。二人の息のあった掛け合いを是非ご覧頂きたいです。

お食事はブッフェ形式。ドリンクはビールもワインも飲み放題。
どうぞお越し下さい!
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■■■ 公演情報 ■■■ ※当公演はご予約で満席となりました (8/21追記)
《アルテリーベ東京 第65回月曜フレッシュコンサート》
~SAORING! SHOWING! 富田沙緒里&大田翔デュオ・コンサート~

日時:2015年8月24日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:富田沙緒里(ソプラノ)、大田翔(ソプラノ)、荻原萌子(ピアノ)
予定プログラム:
 <第1部>
 F.レハール:喜歌劇『パガニーニ』より「私ほどお前を愛する者はいない」
 G.プッチーニ:オペラ『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」
 G.ビゼー:オペラ『カルメン』より「花の歌」
 J.シュトラウス:喜歌劇『こうもり』より「侯爵様、あなたのようなお方は」
 G.ヴェルディ:『リゴレット』より「あなたは心の太陽だ」
 <第2部>
 J.シュトラウス:喜歌劇『こうもり』より「時計の二重唱」
 S.カルディロ:「カタリ・カタリ(つれない心)」
 F.レハール:喜歌劇『ジュディッタ』より「くちづけより熱く」
 N.ブロードツキー:ミュージカル映画『ニューオーリンズの美女』より「ビー・マイ・ラブ」
 F.レハール:喜歌劇『メリー・ウィドー』より「高鳴る調べに」
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

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8/20(木)テノール糸賀修平 丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサートに出演

東京二期会オペラ劇場10月公演リヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』(舞台上演日本初演)に、メルクール役で二期会デビューを果たすテノール糸賀修平。
8月20日(木)は、丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサートに登場します。
リハーサルの合間、ランチタイムコンサートと『ダナエの愛』にむけて、糸賀にインタビューしました。
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――今度のランチタイムコンサートは、どのようなプログラムですか?
糸賀: 今回は「R.シュトラウス」そして「ベルカント・オペラ」の世界をお届けいたします。前半に『ダナエの愛』の作曲家シュトラウスの作品を取り上げ、後半の「ベルカント」では、『愛の妙薬』や『夢遊病の女』、『ドン・パスクァーレ』からアリア、重唱を演奏いたします。
――重唱も!
糸賀: はい、今回共演させていただくソプラノ西口彰子さんとのアンサンブルです。『夢遊病の女』ではアミーナとエルヴィーノの二重唱「そよ風がうらやましい」をお送りいたします。2人が奏でる美しい旋律を、お楽しみ下さい。

――『ダナエの愛』で演じるメルクールは、どのような役でしょうか。
糸賀: メルクールは風の神であり、ユピテルの伝令使です。楽譜やテキストから読み取れるのは、いつも時間通りに到着し、ユピテルと対話します。とても几帳面、といったところでしょうか。まだまだ勉強不足なのでもっとこの役を研究していきます。
――本公演にむけて、意気込みをお願いします。
糸賀:日本舞台初演となるこの公演に携われて光栄です。一生懸命現場を楽しみ、マエストロと演出家、そして共演者の方々と良い作品を作っていきたいと思います。どうぞご期待ください!

■■■ 公演情報 ■■■
《丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサート》
~ソプラノ西口彰子・テノール糸賀修平~

日時:2015年8月20日(木) 12:10~13:00
会場:丸の内トラストタワーN館・1階エントランスホール(JR東京駅・日本橋口)
料金:鑑賞無料
出演:西口彰子(ソプラノ)、糸賀修平(テノール)、石野真穂(ピアノ)
予定プログラム:
 R.シュトラウス
 「何もない」「バラのリボン」
 『ばらの騎士』より「愛について堅くよろわれた」
 G.ドニゼッティ
 『愛の妙薬』より「いとしい妙薬よ」「人知れぬ涙」
 『ドン・パスクワーレ』より「騎士はその熱いまなざしに」
 V.ベッリーニ
 『夢遊病の女』より「そよ風がうらやましい」
▼丸の内トラストシティランタイムコンサートの詳細はこちら
丸の内トラストシティ/演奏スケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社
▼糸賀修平が二期会デビューする『ダナエの愛』の公演詳細はこちら!
東京二期会オペラ劇場 リヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 2015年10月2日(金)・3日(土)・4日(日) 東京文化会館大ホール
▼糸賀修平は、こちらの二期会クリスタルコンサート(11/6)にも出演します!
二期会クリスタルコンサート「いよいよチケット発売!! 大注目の出演者勢揃い!!」 - 二期会blog(2015/7/30)
▼好評発売中!『ダナエの愛』「二期会クリスタルコンサート」お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831 へ

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8/19(水)アグネスホテルで「真夏の真昼のドイツ歌曲」~アルト石井 藍

先日、7月公演『魔笛』の侍女III役で、二期会オペラデビューを果たし、続く10月公演『ダナエの愛』にもレダ役で出演が決まっているアルト石井 藍。立て続けにドイツ・オペラに出演する石井ですが、自身が最も力を入れて取り組んできたジャンルがドイツ歌曲なのです。そのために留学の地もウィーンを選び、ベートーヴェンやシューベルトたちが歩んだ道を丹念に辿ってきました。
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その石井が、8月19日(水)にアグネスホテル東京ランチタイムコンサートで、オール・ドイツ・リート・プログラムを披露します!題して「真夏の真昼のドイツ歌曲」。
30分の短いコンサートながら、気合は十分。
コンサートのご紹介も含みつつ、『ダナエの愛』にむけて、意気込みを聞きました。
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――8月19日(水)のアグネスホテル東京ランタイムコンサートは、何を歌いますか?
石井: シューベルトとR.シュトラウスの歌曲を歌います。
シューベルトは「鱒」や「魔王」など有名な曲ばかりを今回取り上げています。
――ドイツ歌曲の「ここを聴いてほしい!」というのはどこですか?
石井: 一語一語の意味はわからなくても、音楽と語感から沸き立つ詩の世界を感じていただけるよう、表現したいと思います。

――『ダナエの愛』のレダは、どのような役でしょうか。
石井: 『ダナエの愛』はギリシャ神話を題材にしているオペラです。
私が演じるレダは白鳥に変身した全能の神ユピテルに誘惑され関係を持ってしまう…
という、なんとも表現しづらい役どころです(笑)
ゼメレ、オイローパ、アルクメーネと私レダの4人の女王で登場します。
――『ダナエの愛』におけるシュトラウスの音楽は、いかがですか?
石井: シュトラウス晩年のオペラで、複雑な和声が‘Theシュトラウス’といった感じでとっても美しいです。
女王たちのアンサンブルも聴かせどころ満載です!
――それでは、意気込みをお聞かせください。
石井: 目下、音楽稽古まっ最中ですが、本当に美しい音楽の連続で、これから全体像が見えてくるのが今からとても楽しみです。それぞれの役どころが持つキャラクターを存分に生かしつつ、歌い演じられたらと思っています。

■■■ 公演情報 ■■■
アグネスホテル東京 ランチタイムコンサート 第125回
日時:2015年8月19日(水) 12:00~12:30
会場:アグネスホテル東京(飯田橋駅[JR西口/東京メトロB3出口]から徒歩5分)
料金:入場無料
出演:石井 藍(アルト)、服部容子(ピアノ)
予定プログラム:
 フランツ・シューベルト
 「音楽に寄せて」「鱒」「魔王」
 リヒャルト・シュトラウス
 「思いのすべて」「愛を抱いて」「憩え、我が魂」「ダリア」「わたしたちの恋をなぜ隠すのか」
▼ランチも人気!アグネスホテルで過ごす優雅なお昼のひとときを
アグネスホテル東京イベント情報 - アグネスホテル東京
▼『ダナエの愛』石井 藍の出演日は、10月3日(土)!
東京二期会オペラ劇場 リヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
▼好評発売中!『ダナエの愛』お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831 へ

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IL DEVU(イル・デーヴ) 待望の2ndアルバム、9月16日リリース!

1年間の充電期間を経て、4月から活動を再開しているIL DEVU(イル・デーヴ)から、満を持しての2ndアルバム「NUKUMORI」のリリースが決定!
今回はIL DEVUのためのオリジナルアレンジを多数収め、よりDEVUらしい極上の“ぬくもり”のハーモニーで包み込みます。
クラシックの名曲からミュージカル・ナンバー、ドラマで話題になった挿入歌まで、今回も多彩なレパートリーをお楽しみいただきます。
また初となるDVDには、PV「パセラ」に加え、ドキュメント映像やコンサート映像を収録。内容モリモリでお届けします!
そして、CD発売を記念するスペシャル・コンサートを、2015年9月19日(土)紀尾井ホールにて開催致します。圧倒的な歌唱とスケール感、さらに研ぎ澄まされた究極のハーモニーがホールに響き渡ります。お席は残りわずか、ぜひDEVUの魅力が詰まった“ぬくもり”あるサウンドをお聴きください。

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▼▲▼ 新譜情報 ▼▲▼
IL DEVU《NUKUMORI》
日本コロムビア 2015年9月16日発売
CD+DVD COCQ-1071-2/3,500円(税別)
IL DEVU(イル・デーヴ) [望月哲也(テノール)、大槻孝志(テノール)、青山 貴(バリトン)、山下浩司(バスバリトン)、河原忠之(ピアノ)]
▼アルバム情報等、IL DEVUの公式サイトはこちら
IL DEVU(イル・デーヴ) | 日本コロムビア オフィシャルホームページ

【収録曲】
<CD>※曲順未定
 ・愛の夢 第3番 〔リスト〕(Arr.佐渡孝彦)
 ・オンブラ・マイ・フ~歌劇『セルセ』より 〔ヘンデル〕
 ・さびしいカシの木 〔作詞:やなせたかし/作曲:木下牧子〕(Devu Arr.木下牧子)
 ・枯葉 〔ジョセフ・コズマ〕(Devu Arr.森田花央里)
 ・全ての山に登れ~映画『サウンド・オブ・ミュージック』より (Devu Arr.森田花央里)
 ・ディス・イズ・ザ・モーメント~ミュージカル『ジキルとハイド』より (Devu Arr.福廣秀一朗)
 ・涙そうそう 〔作詞:森山良子/作曲:BEGIN〕(Devu Arr.森田花央里)
 ・いのちの歌 〔作詞:Miyabi/作曲:村松崇継〕(Devu Arr.村松崇継)
 ・広い川の岸辺~The Water Is Wide~
      〔作詞・作曲:スコットランド民謡/訳詞:八木倫明〕(Devu Arr.加藤昌則)
 ・見上げてごらん夜の星を 〔作詞:永六輔/作曲:いずみたく〕(Devu Arr.加藤昌則)
<DVD>※内容変更の可能性があります
 ・PV「パセラ」
 ・ドキュメント映像
 ・コンサート映像
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左から 河原、大槻、山下、青山、望月

■■■ 今後の「IL DEVUコンサート」情報 ■■■
◆2015年8月29日(土)14:00開演
「IL DEVU(イル・デーヴ)サマー・コンサート」
会場:鎌倉芸術館 大ホール
▼詳細・お問合せはこちら
イル・デーヴ サマー・コンサート - 鎌倉芸術館
◆2015年9月19日(土)14:00開演
「第2弾CDリリース記念スペシャル・コンサート」
会場:紀尾井ホール
▼詳細・お問合せはこちら
IL DEVU第2弾CDリリース記念スペシャル・コンサート|コンサート・クリエイティヴ特設サイト - 日本コロムビア
◆2015年10月3日(土)14:00開演
「東北大学川内萩ホール フォーシーズンズ・プログラム2015-2016 Vol.2
 IL DEVU(イル・デーヴ)コンサート」

会場:東北大学川内萩ホール
▼詳細・お問合せはこちら
IL DEVU(イル・デーヴ)コンサート - 川内萩ホール - 東北大学百周年記念会館 -
◆2015年10月9日(金)19:00開演
「IL DEVU(イル・デーヴ)2nd ~あの感動を再び!~」
会場:ザ・ハーモニーホール(松本市音楽文化ホール)/メインホール
▼詳細・お問合せはこちら
IL DEVU(イル・デーヴ)2nd - 主催コンサート ライン・アップ | ザ・ハーモニーホール

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2015年11月 オペレッタ『ウィーン気質』:フランツィスカ・カリアリ役、ソプラノ醍醐園佳にインタビュー!

昨秋、カールマン『チャールダーシュの女王』の歌姫シルヴァ役で二期会主役デビューを飾り、一躍注目の的となったソプラノ醍醐園佳。今年も11月にJ.シュトラウスII世『ウィーン気質』にフランツィスカ・カリアリ役で出演予定です。
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また今年は「シャネル・ピグマリオン・デイズ2015」アーティストにも選ばれ、シリーズでコンサートに出演中。8月1日に開催されたこの回では、レオンカヴァッロ『道化師』の「鳥の歌」など、醍醐自身が大好きだと話すヴェリズモ・オペラ時代の作品で約1時間のプログラムを披露。満席のお客様に拍手で迎えられました。
終演後、11月『ウィーン気質』にむけて、意気込みを語ってもらいました。
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――昨年に続けて、二期会オペレッタへの出演となります。今の気持ちは?
醍醐 : 昨年の『チャールダーシュの女王』で主演デビューさせていただき、私にとって本当にすべての面で勉強させていただきました。
とにかく本番に向けて一日一日が必死でした。
今回は、昨年経験させていただいたことを生かせるよう、自分なりのフランツィスカ・カリアリを見つけ、精一杯演じたいです。
――今回のフランツィスカ・カリアリという役は、どんな役でしょうか?
醍醐 : 私はどうしても前回役のシルヴァと比較してしまいますが、シルヴァが自分の道を精一杯生き抜く男前な人であったのに対して、フランツィスカ・カリアリは、それとは真逆で、 女性の中の女性という感じがします(笑)
――シャネル・ピグマリオン・デイズ。次回は9月5日(土)の出演予定ですが、次回のテーマは?
醍醐 : リストのペトラルカを演奏させていただきます。
私はこの曲が本当に大好きなので、難曲ではありますが精一杯頑張ります。
――お客様にむけて、二期会オペレッタの魅力を、教えてください!
醍醐 : 歌だけではなく、踊り、セリフにおいて魅力たっぷりです!!!!
ぜひ日生劇場に、『ウィーン気質』にお越しくださいませ!
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▼オペレッタ『ウィーン気質』~醍醐園佳は11月22日(日)と25日(水)の公演に出演します
2015年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場

▼シャネル・ピグマリオン・デイズ2015 ~醍醐園佳の出演日はこちらから
CHANEL Pygmalion Days 2015 – CHANEL GINZA

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サントリー芸術財団サマーフェスティバル2015
B.A.ツィンマーマン 「ある若き詩人のためのレクイエム」(日本初演)に大沼 徹が登場!

1987年より毎夏に開催されている、20世紀の音楽や最新の作品を紹介するサントリー芸術財団シリーズ・コンサート「サマーフェスティバル」ザ・プロデューサー・シリーズ。2015年は、<拓かれた声/封じられた声>と題して、戦後のドイツ前衛音楽の旗手ともいえる、ツィンマーマンとシュトックハウゼンの2人の作曲家が取り上げられます。
8月23日(日)に開催される、総勢200名の壮大なツィンマーマンの「レクイエム」には、大野和士氏の指揮でバリトンの俊英・大沼 徹が挑戦致します。どうぞご期待ください。

201508_oonuma_toru.jpg ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウに憧れ、ドイツ・ベルリンに留学して歌劇場に通ってオペラを見続けるうちに、いつかは客席ではなく舞台の人になりたいと思うようになった。と語る大沼。この7月も新国立劇場・高校生のためのオペラ鑑賞教室:プッチーニ『蝶々夫人』の領事シャープレス役で存在感を示しました。10月には東京二期会:リヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』にユピテル役で出演致します。
大沼 徹(おおぬま とおる) バリトン
東海大学卒業、同大学院修了。在学中ベルリン・フンボルト大学へ留学。二期会オペラ研修所修了、最優秀賞及び川崎靜子賞受賞。第14回日本モーツァルト音楽コンクール声楽部門第1位受賞。第21回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。
これまでに東京二期会をはじめとする数多くのオペラ公演で主要キャストをつとめるほか、「第九」「カルミナ・ブラーナ」等のバリトンソロでの出演や、ドイツリートのリサイタルなども開催するなど活躍を続けている。二期会会員

■■■ 公演情報 ■■■
サントリー芸術財団 サマーフェスティバル2015
ザ・プロデューサー・シリーズ 長木誠司がひらく
レクイエム~詩と声と命の果つるところ
日時:2015年8月23日(日) 18:00開演
会場:サントリーホール大ホール
■トーク 大野和士×長木誠司
■B.A.ツィンマーマン「ある若き詩人のためのレクイエム(1967-69)」日本初演
出演:大野和士(指揮)、東京都交響楽団、
    大沼 徹(バリトン)、新国立劇場合唱団、ほか
上演時間:約65分(日本語字幕付)
▼公演詳細、作品情報等はこちらからご覧ください
長木誠司がひらく サマーフェスティバル2015 - サントリー芸術財団
▼チケットご予約・お問合せはこちら
東京コンサーツ 03-3226-9755

▼大沼 徹は注目の『ダナエの愛』10/3(土)公演にユピテル役で出演します
2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』<舞台上演日本初演> - 東京二期会オペラ劇場

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「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」~Hakuju Hallで、才能あふれる若き歌手の声を聴く
今年度のシリーズがまもなくスタート!

Hakuju Hall(白寿ホール)の主催で、この春、二期会オペラ研修所を修了し、世界へ羽ばたいていった若い歌手の声を聴くシリーズ「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」。今年度は6人の歌姫が出演します。
スタートは9月17日(木)11:00から。出演はソプラノ西尾友香理、メゾソプラノ藤田彩歌、ピアノ相田久美子。

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ソプラノ
西尾友香理
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メゾソプラノ
藤田彩歌

西尾は、国立音楽大学卒業、同大学院音楽研究科(オペラコース)修了。第58期マスタークラスを最優秀賞、及び川崎靜子賞を得て修了。今年4月から新国立劇場オペラ研修所で学んでいます。
藤田は、第58期マスタークラス優秀賞を得て、すぐにイタリア国立ミラノ・ヴェルディ音楽院に留学。9月に一時帰国し、西尾とともに、「二期会新進声楽家の夕べ」と、この「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」に出演します。
現在、ミラノで学ぶ藤田彩歌の留学だよりをお届けしましょう。
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イタリア国立ミラノ・ヴェルディ音楽院に籍をおき、世界中から集まったトップレベルの先生方・学生達に囲まれて、充実した毎日を過ごしています。
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7月12日に出演したローマ近くのバッサーノでのデュオ・コンサート。
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11世紀から建築が始まった歴史的建造物でバス歌手のアントニオ・マメリ(Antonio Mameli)さんと共に、スティーヴン・ローチ(Steven Roach)さんの伴奏で歌わせて頂きました。
このコンサートがご縁で、9月27日にローマのテアトロ・ベッリでの出演も決まりました。
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不思議なご縁で一緒に暮らすことになった親切なイタリア人家族。2人の天使の様な子供達と、いつも力になってくれる頼もしいご夫婦と暮らせて幸せです。写真は私が肉じゃがを振舞った時のもの。
また、ミラノでは日々一流の演奏を聴ける贅沢に感謝しております。
「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」では、皆様に、イタリアオペラの魅力をお届けしようと、シェイクスピアの名作「ロメオとジュリエット」を題材にしたオペラ、ベッリーニ作曲『カプレーティ家とモッテッキ家』から、アリアとデュエットを中心に、西尾は大好きなリヒャルト・シュトラウスの歌曲、藤田はチャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、と大切にしているロシアの作曲家の作品を歌います。どうぞお楽しみに。
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■■■ 公演情報 ■■■
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第7回>
日時:2015年9月17日(木) 11:00開演(10:30開場) ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (白寿ホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:西尾友香理(ソプラノ)、藤田彩歌(メゾソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
予定プログラム:
 オッフェンバック 『ホフマン物語』より “美しい夜、おお美しい夜よ”(舟歌) (二重唱)
 R.シュトラウス 「母親の自慢話」 (西尾)
 リムスキー=コルサコフ 「高みから吹く風のように」 (藤田)
 チャイコフスキー 「何故?」 (藤田)
 ベッリーニ 『カプレーティ家とモンテッキ家』より
    “もしロメオがあなた様の御子息を殺めてしまったとしても” (藤田)
    “今、わたしは婚礼の衣装を着せられ~ああ、幾たびか” (西尾)
    “さあ逃げよう、それ以外に道はない” (二重唱)
                                    ほか
主催:Hakuju Hall  協賛:株式会社ドラジェ  協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
※予定プログラムは、チラシに掲載されておりました曲目から変更となりました。何卒ご了承くださいませ。
▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール
▼ご予約・お問合せは
・Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700

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いよいよチケット発売!! 大注目の出演者勢揃い!! 「二期会クリスタルコンサート」

国内外のオペラやコンサート活動で実績をあげ、新たに二期会に入会した実力派のニューフェイスたちが秋の夜にお贈りする、ちょっと素敵な演奏会。
次々と生まれる、輝きをもった新しい声、新しい顔をご紹介いたします。
今秋10月の二期会オペラ『ダナエの愛』のメルクール役でもデビューが決定しているテノール糸賀修平をはじめ、先日発表されました、来年2月の東京二期会オペラ公演『イル・トロヴァトーレ』においてレオノーラ役デビューが決定しているソプラノ石原妙子など、今後の活躍がますます期待される、大型新入会員達が一堂に会します。
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写真(左上から)石原妙子、鳥養和歌子、藤井玲南、糸賀修平、
小林大祐、小林由樹、藪内俊弥、山口佳代

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二期会実力派のニューフェイスたちが歌う
二期会クリスタルコンサート
日時:2015年11月6日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:すみだトリフォニーホール 小ホール
料金:全自由席 3,000円
出演:
 <ソプラノ>石原妙子、鳥養和歌子、藤井玲南
 <テノール>糸賀修平
 <バリトン>小林大祐、小林由樹、藪内俊弥
 <ピアノ>山口佳代

予定演奏曲目:
 ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』 恋はバラ色の翼に乗って~あなたのことを忘れるですって!
 プッチーニ 『トスカ』 歌に生き 愛に生き
 J.シュトラウスII世『こうもり』 田舎娘を演じるときは(アデーレのアリア)
 ベッリーニ『清教徒』 いとしい乙女よ、あなたに愛を
 ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』 私は町の何でも屋
 ビゼー  『カルメン』 闘牛士の歌
 プーランク『ティレジアスの乳房』 座長のプロローグ       他
尚、注目の石原妙子は『イル・トロヴァトーレ』のレオノーラのアリアを二期会オペラより一足先に皆様にご披露する予定です。
チケットは8月6日(木)より販売開始します!お買い求めはお早めに!
▼公演ページはこちら
二期会クリスタルコンサート - 東京二期会
▼ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831

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東京二期会2015年10月公演R.シュトラウス『ダナエの愛』
演出・深作健太のビデオ・メッセージ!

はじめまして、映画監督の深作健太です。この度、東京二期会オペラ劇場『ダナエの愛』を演出させていただくことになりました。

――初オペラ演出にあたって
もう本当にドキドキしています!学生のころから、僕はオペラが大好きで、劇場に通っていたもので、まさか自分自身がオペラを、しかも日本初演のオペラを演出するなるなんて!もう精一杯、僕の「オペラ愛」を総動員して、『ダナエの愛』に向かおうと思います!(照)。
――映画の撮影とオペラ(舞台)の演出の違いとは?
映画というのは、映像を作っていくものですので、毎回NGやOKをだして、瞬間、瞬間を切り取っていくものなのですね。オペラは、まずは何より楽譜(スコア)をどう再現するか。映画では映像ですから「見せる」ことを心がけているのですけれども、オペラの場合は、やはり「聴かせる」こと。この音楽のすばらしさをどうお客様にお届けするのかを第一にしたいです。
僕自身、今回が初めてのオペラ演出ですから、現場のルールやいろいろなことを、自分が一番学ばなければいけない立場にいるのです!そこで大切にしたいことは、1回のOKで決まっていく瞬間的な技術の映画とはちがって、オペラの現場では日々生み出される歌、表現を積み重ねていくことで、歌手の皆様とともに、スコア(音楽)の高みを目指していく、ということで、今回、僕が一番挑戦したいことです。
――『ダナエの愛』の魅力について
『ダナエの愛』は、シュトラウスさんの生涯の最後から2番目の作品なのですが、すごく美しい音楽!そこに僕は、滅びの美学、あるいは失なわれゆくものへのレクイエムを感じます。シュトラウスさんは、20世紀初頭から二つの大きな戦争を経験し、ご自身の作風も大きく変わっていきました。『ダナエの愛』は、その生涯のオペラ全てを集約させたような作品だと思います。
「神にとってこわいものは、人間の愛である」という素敵な言葉がこのオペラに出てきます。最後のほうで、全能の神ユピテルが去っていくのですが、シュトラウスはその姿に自分自身を重ねているのではないでしょうか。それは時代の移り変わり、音楽が「クラシック」とくくられてしまうようになっていった時代を、シュトラウスは、哀悼の意をもってみていたのかもしれません。そして、戦争がありました。70年前、世界がどこも瓦礫となってしまった時代を、現代の日本をつなげることで、今の日本でこのオペラを上演する意味というのを突き詰めたいと思います。

――指揮の準・メルクルについて
メルクルさんの指揮は、新国立劇場でのワーグナー『リング』をはじめ、何度も何度もその演奏に接して、僕自身すごくファンでした。(昨年9月の記者会見のときに)最初お会いする前はとても緊張していたのですが、お会いしてみると、あの…実はそのとき、僕財布を忘れてしまって、メルクルさんに新国立劇場の楽屋の食堂で500円のランチをおごってもらってしまいました(笑)とても気さくで、優しい方でした(笑)。
オペラの演出というものは、まずスコアがあってそこに指揮者がいて、そこにまた加わっていくものだ、という三角関係だと思っています。マエストロの豊かなタクトと、どのような共犯関係が結べるか、今から本当に楽しみです。
――お客様にメッセージを
はい、『ダナエの愛』は、次いつ観ることができる作品かわかりません!ぜひこの機会を逃されず、お越しいただきたいと思います。そして、僕自身も皆様とご一緒にこのオペラを聴くことをとても楽しみにしています。劇場でお会いしましょう!

深作健太(ふかさく・けんた)映画監督 脚本家 演出家
2000年、映画監督の父・深作欣二とともに映画〈バトル・ロワイヤル〉の脚本を務め第24回日本アカデミー賞優秀脚本賞、第20回藤本義一賞新人賞受賞。03年〈バトル・ロワイヤルII【鎮魂歌】〉では、脚本とともに撮影中に逝去した父を継ぎ監督デビュー。第58回毎日映画コンクール脚本賞を受賞。10年『罠』で初の舞台演出を果たし、14年『里見八犬伝』、15年『TABU』などを多数の舞台を手がけている。15年10月東京二期会オペラ劇場『ダナエの愛』がオペラ初演出となる。

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アルテリーベ・フレッシュコンサート~8月の二期会アーティスト出演回
「Joie et Folie/快楽と狂気のあいだ―さまざまな愛のかたち」

新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」で《月曜日は新橋でオペラ》を合言葉に好評開催中の、今後の活躍が期待される若手歌手によるディナー企画「フレッシュ・コンサート」シリーズ。
8月の二期会のフレッシュ・アーティスト出演日は3日(月)。
今回の主役、平野柚香と藤野沙優のソプラノ二人が素敵な一夜をお届けします!

今回も出演の二人からメッセージが届きましたのでご紹介致します。
「今回はJoie et Folieと題し、オペラに登場するヒロインたちの恋を取り上げます。
私は『リゴレット』のジルダや『椿姫』から「ああ、そは彼の人」などのアリアを歌います。
藤野さんはマスタークラスで切磋琢磨した大切な仲間ですので、再び一緒に演奏できることになり心踊っています!
初恋にときめく女の子から純粋な恋心を取り戻す大人の女性まで、さまざまな愛の形をお楽しみください。」
 ― ソプラノ 平野柚香
「今回は、オペラの中の「さまざまな愛のかたち」を取り上げます。私は『トリスタンとイゾルデ』の「イゾルデの愛の死」のほか、『清教徒』や『ル・シッド』のアリアなどを歌います。ご一緒の平野さんとは、実は干支がいっしょ…(笑)
でも平野さんはとてもしっかり者で、いつも助けていただいている、かけがえのない友人です。
真夏の夜、濃密な愛のひと時を私どもとご一緒しましょう!」
 ― ソプラノ 藤野沙優

二期会オペラ研修所でも同期のこの二人は息もぴったり。
9/10(木)に東京文化会館で開催される「二期会新進声楽家の夕べ」にも揃っての出演が決まっております!
二人のソプラノが表現する『愛のかたち』を是非お楽しみください。

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ソプラノ
平野柚香
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ソプラノ
藤野沙優
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ピアノ
松原裕子

■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 第62回月曜フレッシュコンサート》
~Joie et Folie 快楽と狂気のあいだ―さまざまな愛のかたち~

日時:2015年8月3日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:平野柚香(ソプラノ)、藤野沙優(ソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  ヴェルディ『椿姫』より 「ああ、そは彼の人か~花から花へ」
  ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』より 「イゾルデの愛の死」
  オッフェンバック『ホフマン物語』より 「ホフマンの舟歌」  …ほか
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(12)
~イタリア歌曲研究会 編~

お蔭さまで公演を前にチケット完売となりました、7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。
いよいよシリーズ最終回となりました今回は、9番目に出演の「イタリア歌曲研究会」から届きましたご案内を紹介します。
【12】~イタリア歌曲研究会~
二期会イタリア歌曲研究会、通称「イタ研」が発足したのは、二期会の研究会中では最も早い1985年。
代表はイタリア歌曲の第一人者・嶺 貞子先生。
年間11回の例会と、東京文化会館やイタリア文化会館などで平均2回ほどコンサートを開催しています。
各コンサートでは、古楽器との共演でお届けする後期ルネサンスやバロックの声楽作品から、近現代の歌曲作品までを取り上げてきました。
日本を代表する一流の声楽講師陣に加え、イタリア文学やイタリア音楽の研究者もお招きし、イタリア歌曲のより深い研究と解釈に基づいた演奏を目指しています。
また、その演奏は常に一流のピアニストや器楽奏者に支えられています。
今年2015年は結成30年の節目に当たり、この4月には北とぴあつつじホールで50回目の定期演奏会「ドナウディの夕べ~古典様式による36の歌曲<全曲>」を大好評のうちに終了し、来たる9月17日(木)には、30年間の1つの集大成として、東京文化会館小ホールにて第51回目の定期演奏会「イタリアの大詩人によるリーリカの夕べ」を、嶺 貞子先生の企画構成で開催します。
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 伸びやかで魅惑的なメロディに満ち溢れる国、イタリア。駅伝コンサート10周年を記念して、我ら「イタ研」が自信をもって皆様にお届けするのは、題して「イタリア歌の国・恋の国~ヴェネツィアからナポリへ」。今回のメニューは、ロッシーニの2重唱曲〈ヴェネツィアの競艇〉〈水夫たち〉、ヴォルフ=フェルラーリのオペラ《イル・カンピエッロ》最終場のアリアなどと、トスティの〈マレキアーレ〉ほか皆様よくご存知のカンツォーネ・ナポリターナも取り混ぜて、嶺先生ご考案の「イタ研レシピ」でご堪能いただきます。「イタ研」総出で皆様をお待ちしております。
♫行こう、行こう、エキデンへ、行こう、行こう、イタケンへ、Funiculì, funiculà, funiculì, funiculà!

<研究会定期演奏会のお知らせ>
二期会イタリア歌曲研究会定期演奏会LI イタリア近代歌曲の夕べXXVIII
<二期会イタリア歌曲研究会 創設30周年を記念して>
イタリアの大詩人によるリーリカの夕べ
日時:2015年9月17日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口前)
料金:全席自由 ¥4,000
▼定期演奏会の詳しい情報・ご予約はこちらのリンクから
二期会イタリア歌曲研究会定期演奏会LI - 東京二期会

▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演: ( )数字は当ブログの連載で紹介した順です
  ・14:00~ オペレッタ研究会 (10)
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会 (8)
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会 (3)
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会 (5)
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会 (4)
  ・18:00~ スペイン音楽研究会 (7)
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会 (6)
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会 (11)
  ・20:15~ 英語の歌研究会 (9)
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《チケット完売》
お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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宮本亜門×W.A.モーツァルト『魔笛』東京公演、終幕!
7/29(水)鳥取県倉吉市での公演迫る!

宮本亜門演出、リンツ州立劇場(オーストリア)との共同制作、バルテック・マシアス率いるポーランドの映像チームによるプロジェクション・マッピング、「モーツァルトの魔笛」スマホゲームと連動、等など話題も多かった今回のプロダクション。
梅雨が明けて30℃を超える暑さにも関わらず4日公演中3日間が完売し、8,000人を超えるお客様を迎え、熱い公演となりました。その舞台の模様をお伝えします。
写真をクリックすると拡大表示します。
(☆16日、19日公演 ◆18日、21日公演 撮影:三枝近志)

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第一幕。タミーノ(鈴木 准)が、コンピューターゲームの世界に入り込む。
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リンツには世界的にユニークなデジタル・アートとニュー・メディアのためのArs Electonica Center(アルス・エレクトロニカ・センター)があります。
テクニカルな舞台装置と、18世紀のモーツァルトの音楽が交錯する、魅惑の世界。
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カラフルな頭と迫力のバスト(衣裳デザインは太田雅公)、3人の侍女(左から石井 藍、磯地美樹、日比野 幸)が現れ、タミーノは夜の女王の娘パミーナを救い出す旅に出ることになります。
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道案内をする3人の童子。本プロダクションでは少年合唱。ボーイソプラノの透明な歌声に癒されます。
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パミーナ(幸田浩子)と語り合うパパゲーノ(黒田 博)。
モーツァルトが描く人間に、完全無欠な人間はいない、と語った宮本亜門。誰だって弱点はあるし、何かにおびえたり怒ったりする。でも愛し、笑い、ユーモアを忘れない。人間らしい、ということは、未来でも、過去でも同じではないか。
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巨大な脳のカツラをかぶった、ザラストロ(妻屋秀和)とその使徒たち。ある権威に対する懐疑的な姿勢を表すための、風刺的な方法。
(ドラマトゥルク Wolfgang Haendeler(ヴォルフガング・ヘンデラー)氏によるプレ・トークより。通訳:多田羅迪夫)
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ザラストロ暗殺をパミーナに命じる夜の女王(森谷真理)。ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場でデビュー、亜門演出リンツ公演で同役をプレミエから数多く歌っています。客席が息をのむ超絶技巧、超高音ハイFを軽やかに響かせ、娘を失った母の深い悲しみから、怒りにたぎる復讐心まで、声の表現力と存在感は圧巻です。
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ザラストロの神殿を逃げ出した、パミーナ(嘉目真木子)とパパゲーノ(萩原 潤)をモノスタトス(青栁素晴)が捕えます。
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タミーノ(金山京介)とパミーナ(嘉目真木子)は、試練を受けることになります。魔法の笛が二人を守るのです。
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人間とは矛盾に満ちているもの、そして愛を見つけ、共に生きていくもの。
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パパゲーノ(黒田 博)はついに、パミーナ(九嶋香奈枝)に出会います。息が合った二重唱、「パ、パ、パ」。

リンツ州立劇場音楽監督のデニス・ラッセル・デイヴィスと演出家、宮本亜門の幸運な出会いから、このプロダクションが生まれました。
▼詳しくはこちらのインタビュー記事をご覧ください
宮本亜門インタビュー~リンツとの共同制作『魔笛』を語る (聞き手・文:林田直樹)|オペラを楽しむ - 東京二期会

人類と生命の未来のために、技術革新の都市リンツから、東京へ贈られたオペラ『魔笛』。
そして当プロダクションは、まもなく7月29日(水)鳥取倉吉未来中心に向かいます!
東京公演を見逃してしまった方、この機会にどうぞ倉吉へ!
▼倉吉公演の配役はこちらから
2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

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7月公演W.A.モーツァルト『魔笛』(東京公演)~公演当日のごあんない

いよいよ明日、7月16日(木)から東京文化会館大ホールにて、W.A.モーツァルト作曲オペラ『魔笛』が開幕します!
こちらに公演当日のご案内を致します。 【7/18(土)10:15更新】

《リンツ州立劇場との共同制作公演》
東京二期会オペラ劇場 2015年7月公演 W.A.モーツァルト作曲 『魔笛』 オペラ全2幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス/演出:宮本亜門
当日券と公演タイムテーブルのご案内
7月16日(木)
7月18日(土)
7月19日(日)
7月20日(月祝)
当日券
Sのみ
Sのみ(10枚)
なし
Sのみ
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約80分
休憩予定時刻
19:50~20:10
15:20~15:40
15:20~15:40
15:20~15:40
第2幕
約95分
終演予定
21:45
17:15
17:15
17:15
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※上記、販売予定当日券は18日10:00現在の情報です。販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございます。今回は上記予定よりも多少早く進行する可能性がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください。
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

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オペレッタ『ウィーン気質』を聴く~ナクソス・ミュージック・ライブラリー特設ページ開設!

ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)特設ページ「東京二期会オペラ劇場 公演楽曲試聴コーナー♪」に、11月公演オペレッタ『ウィーン気質』の試聴ページが開設されました!
今回は、エリーザベト・シュヴァルツコップフとニコライ・ゲッタが共演した歴史的な録音をお楽しみいただきます。
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無料で15分間ご試聴いただけます。
(最初の音源の再生開始から15分に達した時点で停止し、「利用終了」の画面が表示されます。一度ブラウザを閉じて開きなおすと、再び15分間試聴可能になります。ナクソスに会員登録されますとそれらの制約無くお聴き頂けるようになります)
※2015年7月28日にNMLの仕様が変更され、NML非会員の方の試聴は掲載音源の各トラックの冒頭30秒のみとなりました。
▼こちらからもナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)試聴ページへアクセスできます。
ヨハン・シュトラウスII世作曲 オペレッタ『ウィーン気質』(全三幕)|東京二期会オペラ劇場 公演楽曲試聴コーナー - NML ナクソス・ミュージック・ライブラリー
▼公演の詳細はこちら
2015年11月公演 J.シュトラウスII世『ウィーン気質』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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『魔笛』東京プレミエ!

東京二期会オペラ劇場『魔笛』東京公演が、7月16日初日を迎えました!
プレミエ特別企画プレトーク〈宮本亜門演出『魔笛』の世界へのイントロダクション〉も盛況。
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リンツ州立劇場から来たドラマトゥルクのヴォルフガング・ヘンドラー氏と司会・通訳を務めた二期会幹事長のバス・バリトン多田羅迪夫。(プレトークは18日公演でも開催(13:15~)します!)
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お蔭さまで明日以降公演のチケットのお問合せ・お申込みを多くいただいています。
19日(日)分は既に完売しておりますが、明日18日(土)と東京最終日の20日(月・祝)も残席僅少。ご検討中の方はどうかお早目に!
そして、今回、二期会オペラ公演として初めて訪れることになる、鳥取県倉吉市。
7月29日(水)の記念すべき二期会オペラ・倉吉「プレミエ」公演が、『魔笛』を締めくくります。
《東京二期会初!倉吉公演》モーツァルト『魔笛』
2015年7月29日(水)18:30開演 倉吉未来中心大ホール
▼詳細はこちらをクリック!
2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
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倉吉公演版のチケットはオリジナル券面!
倉吉公演のチケットお取扱は、倉吉未来中心(TEL:0858-23-5391)、二期会チケットセンター(TEL:03-3796-1831)のほか、全国ローソン(http://l-tike.com/)、倉吉市内パープルタウンさん、トミヤ楽器店さん、TSUTAYA倉吉店さん、TSUTAYA倉吉中央店さんの各店頭でお買い求めいただけます。
この季節は、「倉吉すいか」が旬とのこと。
まだ間に合う亜門版『魔笛』にどうぞお越しください!

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ついに開幕!東京二期会オペラ劇場『魔笛』指揮:デニス・ラッセル・デイヴィスのメッセージ

東京二期会オペラ劇場モーツァルト『魔笛』公演がついに開幕!
公演直前、今回の指揮者でリンツ州立劇場音楽監督デニス・ラッセル・デイヴィスにインタビューしました。
モーツァルトについて、『魔笛』について、そして自身のキャリア、演出家宮本亜門との取り組み等、さまざまな視点から語っています。

「『魔笛』という作品は、驚くべきヒューマンドラマ」
「決して特別ではない、ごく普通の人々がそれぞれにドラマティックな人生を送っているのだということ。宮本亜門氏が今回の演出で伝えようとしていることでもあります」
「『魔笛』は、オーストリアはもちろん欧州文化を代表する作品です。宮本氏による演出によって、日本の皆様にとっても、直観的に、身近にストーリーを感じることができるでしょう」
▼公演の詳細は下記リンクをご覧ください。
東京二期会オペラ劇場モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
▼7月16日・18日にはプレミエ・キャンペーン実施!
宮本亜門演出・7月公演モーツァルト『魔笛』プレミエ・キャンペーン発表!
▼亜門版オペラ『魔笛』オリジナルゲームアプリ誕生!
世界初!生オペラとアクション・パズル・ゲームのコラボ!~詳しくは劇場で

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(11)
~ロシア歌曲研究会 編~

お蔭さまをもちまして【チケット完売】となりました、7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。
本シリーズも残すところあと2回となりました。今回は11番目に出演の「ロシア歌曲研究会」から届きましたご案内を紹介します。
【11】~ロシア歌曲研究会~
我々二期会ロシア歌曲研究会は、1995年に発足、第一回定期演奏会は1997年11月15日、東京文化会館小ホールで「ロシア国民楽派による歌曲の夕べ」(ロシア五人組)を開催いたしました。
今回、駅伝10周年を記念して、発足当時の我々ロシア歌曲研究会の精神の帰りたいと「ロシア五人組」をテーマといたしました。
尚、チャイコフスキー作曲・無伴奏混声四部合唱曲「伝説」は当研究会・特別例会にて度々ご指導下さり、今年1月に急逝されましたエレーナ・オブラスツォワ先生を偲んで演奏させていただきます。
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ロシア歌曲研究会 2013年6月公開レッスンより、故オブラスツォワ先生をかこんで

~ロシア歌曲研究会の原点に帰る(ロシア五人組の作曲家による)~
演奏予定曲と出演者:
 バラキレフ作曲 「私はお前に伝えに来た」 (相原理子)
 バラキレフ作曲 「グルジアの女」 (天野加代子)
 バラキレフ作曲 「空には皓々と月が輝き」 (福成紀美子)
 リムスキー=コルサコフ作曲 「薔薇に夜鶯は魅せられ」 (清水いずみ)
 リムスキー=コルサコフ作曲 「たなびき流れる雲はまばらになり」 (清水知加子)
 ムソルグスキー作曲 「木の葉は悲しげにざわめいていた」 (岸本 力)
 チャイコフスキー作曲 無伴奏混声四部合唱曲「伝説」
    (指揮:岸本力、合唱:ロシア歌曲研究会、ロシア東欧オペラ研究会駅伝出演者)
 ピアノ 小笠原貞宗

<研究会から定期演奏会のお知らせ>
二期会ロシア歌曲研究会第18回定期演奏会
~二期会ロシア歌曲研究会・創立20周年記念コンサート~
<エレーナ・オブラスツォワ先生に捧げる>
日時:2015年9月22日(火・祝) 18:00開演(17:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口前)
料金:全席自由 一般¥4,000、学生¥3,000
▼定期演奏会の詳しい情報はこちらのリンクから
二期会ロシア歌曲研究会第18回定期演奏会 - 東京二期会

▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演: ( )数字は当ブログの連載で紹介した順です
  ・14:00~ オペレッタ研究会 (10)
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会 (8)
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会 (3)
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会 (5)
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会 (4)
  ・18:00~ スペイン音楽研究会 (7)
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会 (6)
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会 (9)
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《チケット完売》
お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(10)
~オペレッタ研究会 編~

7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。
今回はトップランナーの「オペレッタ研究会」から届きましたご案内を紹介します。
【10】~オペレッタ研究会~
駅伝コンサート10周年にふさわしく、私達オペレッタ研究会は華やかにオープニングを飾ります。
そして演奏するプログラムの中心は、オスカー・シュトラウスの『ワルツの夢』とカール・ミレッカーの『こじき学生』です。
両作品共、ドイツ圏の劇場では人気の作品ですが、日本では全くお目に掛かりません。因みにオスカー・シュトラウスは、ヨハン・シュトラウスとは親戚ではなく全く関係のない人物で、フランツ・レハールと同じ時期に活躍した作曲家です。
日本ではまだ『こうもり』や『メリー・ウィドー』が人気ですが、オペレッタ研究会はあえて他の作品にスポットを当てて皆様に提供したいと考えています。
そしてもう一曲、今回一番の目玉がオリジナル曲の「夢をあきらめないで」です。
オペレッタ研究会代表の黒田晋也が作った詩に、駅伝コンサートではレギュラーになったピアニスト榎本 潤が作曲しました。この曲はオペレッタ座が宮崎県の子供達と一緒に歌い演じたオペレッタ『勇気を出して レッツゴー!!』からの曲です。
まさか駅伝コンサートで歌えるとは思っていませんでした。お客様の反応が今から楽しみです。
メンバーは若手が増え毎月の例会もエネルギーに満ち溢れています。今はとにかく駅伝コンサートのステージに立つ為に、まず体を動かす事から始め、体に宿ったリズムを感じながら歌う事の訓練をしています。踊っても乱れない発声が必要になります。これはオペラでも同じですね。最近の演出は動きが激しくなっています。
アリアはじっとして歌う時代は終わったのではないでしょうか?ですから私達はオペラの様なオペレッタではなく、ミュージカルの様なオペレッタを目指し、今回のタイトルである「未来に向かって」の如く、現代にそして未来に通ずる舞台をお届けしたいと考えています。
どうぞ応援をよろしくお願い致します。そして駅伝コンサートの更なる発展にエールを送って頂けましたら幸いです。
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▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演: ( )数字は当ブログの連載で紹介した順です
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会 (8)
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会 (3)
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会 (5)
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会 (4)
  ・18:00~ スペイン音楽研究会 (7)
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会 (6)
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会 (9)
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《残席僅少》
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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「宮本益光バリトンリサイタル~歌劇場への誘い~(9/27公演)」絶賛発売中!

先日開催された「二期会WEEK@サントリーホール2015」第6日では、オペラ『カルメン』ハイライトの企画・構成・語りを務め、絶賛を博したバリトン宮本益光が、「歌劇場への誘い」と題し、オペラアリアの数々で真っ向勝負に挑むリサイタル。ウィーン国立歌劇場で絶大な信頼を得ている音楽コーチのマッツ・クヌッツソン氏を迎え、藝大時代からの朋友、加藤昌則のナビゲーターとともに、皆様を素晴らしい歌劇場の世界へ誘います。演奏家としても充実期を迎えた宮本益光の魅惑のバリトン・ヴォイスをご堪能ください。

201507_miyamoto_masumitsu_01.jpg 【宮本からのメッセージ】
「私とマッツさん(クヌッツソン氏)との出会いは、2012年ウィーンでした。ライマン作曲の難曲『メデア』日本初演のコーチングをして頂き、その建設的かつ的確なコーチングと豊かな音楽性に惚れこんで、それから毎年ウィーンでたくさんのレパートリーをつくってきたのです。ウィーンとミュンヘンでピアノと指揮法を学んだ彼は、ニコライ・ゲッダ、エルンスト・ヘフリガー、ビルギット・ニルソン、クリスタ・ルートヴィッヒ等、世界一流歌手のマスタ-クラスで公式ピアニストを務め、2009年からウィーン国立歌劇場音楽コーチに就任、現在はヘッドコーチ。バイロイト音楽祭、ザルツブルク音楽祭にもスタッフとして参加しています。今回は初来日!世界を魅了する歌劇場を支えるピアニストとの共演に今からわくわくしています。その技量も存分にお楽しみください。」

「オペラ歌手として、自分たちの歌劇場を持てたらと常々思っています。ピアノ演奏会形式でいいから、二期会レパートリーシステムを作れないかな。この前の『カルメン』を、キャスト変えながら毎月上演するとか、モーツァルト『フィガロの結婚』、『コジ・ファン・トゥッテ』『ドン・ジョヴァンニ』、『魔笛』、J.シュトラウス『こうもり』、プッチーニ『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』、ヴェルディ『椿姫』…この辺りを日替わりで出来たらなぁなんて考えています。いい音楽を提供して、若手からベテランまで総出演!想像の翼を広げるといろいろな構想が、どんどん湧きあがってくるんです。そんな夢を抱きながら、私自身、今回は、オペラアリアで勝負します。」
■■■ 公演情報 ■■■
宮本益光バリトンリサイタル ~歌劇場への誘い~
日時:2015年9月27日(日) 14:00開演
会場:銀座・王子ホール
料金:全席自由 ¥5,000
出演:宮本益光(バリトン)
    マッツ・クヌッツソン(ピアニスト・オペラコーチ) 
    ナビゲーター=加藤昌則(作曲家・ピアニスト)
予定プログラム:
 モーツァルト オペラ『フィガロの結婚』より もう飛ぶまいぞ、この蝶々
 モーツァルト オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より シャンパンの歌
 グノー オペラ『ファウスト』より 故郷を離れる前に
 マスネ オペラ『エロディアード』より 幻想のアリア
 コルンゴルド オペラ『死の都』より わが憧れ、わが幻  ほか
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●チケット発売中
ご予約・お問合せ:
二期会チケットセンター 03-3796-1831
▼公演ページはこちら
宮本益光バリトンリサイタル 歌劇場への誘い - 東京二期会

宮本益光(みやもと ますみつ) バリトン
東京藝術大学卒業、同大学院博士課程修了。論文「オペラの日本語訳詞、その方法論」で、学術(音楽)博士号取得。宮本亜門演出『ドン・ジョヴァンニ』主役で衝撃的な二期会デビュー以来、数多くのオペラに出演。演奏のみならず、演出や作詞、訳詞、執筆等も手がけ、2015年1月に公演された黒い薔薇歌劇団『魔笛』では独自のアイディアによるステージで大喝采を浴びた。自作詩「あしたのうた」「うたうたう」(二部合唱)が音楽之友社より出版されている。二期会会員
▼公式サイト
Masumits Miyamoto Website
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(C)言美 歩

◆ 宮本益光 このほかの今後の主な公演・活動情報 ◆
沼尻竜典オペラセレクション:沼尻竜典作曲 歌劇『竹取物語』 [阿倍御主人 役]
 2015年8月8日(土)・9日(日) 両日とも14:00開演 びわ湖ホール中ホール《完売》
宮本益光の王子な午後19 ~王子の動物園~
 2015年9月2日(水) 13:30開演 王子ホール《完売》
神奈川県民ホール開館40周年記念 黛敏郎作曲オペラ 『金閣寺』 [溝口 役]
 三島由紀夫 原作/クラウス・H・ヘンネベルク 台本/日本語字幕付ドイツ語上演
 2015年12月6日(日) 15:00 神奈川県民ホール大ホール

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プロジェクションマッピングで魅せる!『魔笛』の舞台にご注目ください!

2週間後に開幕を控える『魔笛』公演にむけて、連日スタジオでの稽古が続いています!
今回の『魔笛』公演でアピールしてきたことのひとつが、プロジェクションマッピングの技術による舞台。最近は、東京駅や大阪城などでのイベントも話題となるなど、今やプロジェクションマッピングは映像アートの1ジャンルとして完全に定着してきていますね!
カラフルな色彩の変化、大胆なムーブメント、そして、素早い場面転換なども可能にするこの技術を、オペラの舞台に活用したのが今回の『魔笛』。2013年9月、全面リニューアルで最新鋭の劇場に生まれ変わったリンツ州立劇場のオープニングを飾りました。
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上記写真4点は、リンツ州立劇場公演より
ただし、稽古場では映像は出せません。演出の宮本亜門自らステージの上を駆け回り、身振り手振りでシチュエーションを表現。それに応えて、キャストたちがイメージを共有しながら、演技を重ねていきます。ときにはリンツでの舞台をビデオで確認することもありますが、実は映像も東京公演にむけて“バージョンアップ”していますので、お楽しみに!
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こちらの写真2点は現在進行中の稽古場から
スクリーンとなる壁も、実際はいくつものパーツに分かれていて、それぞれが独立して自在に動くことで、『魔笛』のあらゆるシーンに対応していきます。東京駅や大阪城は動きませんが、今回はスクリーンも動くのです!
最新鋭の劇場で生まれた舞台を、東京文化会館でも再現するべく、スタッフも奮闘中。国内だけでなく、リンツにいるスタッフともスカイプで打合せをしています。
ぜひ実際に劇場で映像美とスペクタクルをご体感ください!

▼二期会『魔笛』の公演詳細ページはこちらから
2015年7月公演W.A.モーツァルト『魔笛』(東京公演・倉吉公演) - 東京二期会
▼チケットのお申し込みはこちら!
二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)

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7/4(土)から一般発売!オペレッタ『ウィーン気質』の演出・荻田浩一のインタビューが「ぶらあぼ」に

いよいよ今週末7月4日(土)から、11月公演ヨハン・シュトラウスII世作曲 オペレッタ『ウィーン気質』公演のチケット一般発売です。
「ワルツ王」シュトラウス生涯最後のオペレッタで、集大成ともいえる名作『ウィーン気質』ですが、実は今回が二期会初制作の演目。もちろん新制作です。
この新制作を演出するのが、元宝塚歌劇団の専属演出家である荻田浩一。
宝塚を退団してすでに7年になるものの、その舞台に魅せられたファンの間ではいまだに「オギー」の愛称で呼ばれているほど、伝説的な存在になっています。今は活躍の範囲を大きくひろげ、ミュージカル、ストレート・プレイ、コンサート、ショー……とあらゆる舞台を彩っている演出家ですが、実際、クラシック音楽やオペラ界の間では、あまりご存じでない方も多いと思います。二期会も今回が初めての出会いとなりました。
そんな皆様に、ぜひお読みいただきたいのが、6月18日に発行された「ぶらあぼ+Danza」7月号です!
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Danzaプレステージ・インタビューのコーナーで、荻田浩一が取り上げられました。彼の経歴、作風、そして彼自身初オペレッタに挑戦となる『ウィーン気質』への意気込みが伝わってくる、さらにはその人柄まで感じられる内容になっています。ぜひ公演のご参考にご覧ください!
▼「ぶらあぼ+Danza」のインタビュー記事はウェブでもご覧いただけます
荻田浩一(演出家) - WEBぶらあぼ
記事によれば、『ウィーン気質』は、「遊び感、パズル感も楽しい作品なので、そのあたり、装置や衣裳でもうまく浮かび上がらせたい。ふわふわきらきらの中、一抹の喜びと悲しみが流れ、味わい深さを感じさせる、そんな舞台にしてきたいですね」
ミュージカルと比べて「音が絶対的なルール」なのがオペラ、オペレッタと言い、「今回の『ウィーン気質』の演出にあたっては、音を使うのではなく、音に使われるということを経験してみたい。演出家として、舞台に音が流れるとうことの根源を、今一度見つめ直すいい機会になると思っています」
二期会のアーティストともに、新しく紡ぎだす、古きよきウィーンの物語。
よいお席はお早めに!
▼東京二期会ウェブサイト「オペラを楽しむ」掲載記事から
演出家・荻田浩一を探る-文・石井啓夫 - 東京二期会
▼公演詳細ページはこちら
2015年11月公演J.シュトラウスII世 オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会
 (2015年11月21・22・23・25日/日生劇場)
▼チケットのお求め・お申込みは
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831

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アルテリーベ・フレッシュコンサート
~7月の二期会アーティスト出演回:「夏の夜のOpera」

新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」では、《月曜日は新橋でオペラ》を合言葉に、今後の活躍が期待される若手歌手によるディナー企画「フレッシュ・コンサート」シリーズを開催し、既に50回を超える公演を行っています。
7月の二期会のフレッシュ・アーティスト出演日は13日(月)。
今回の主役であるソプラノの藤原 唯とメゾソプラノの松藤夢路が素敵な一夜をお届けします!
そんな二人からのメッセージをご紹介します。
「今回は“夏の夜のOpera”と題しまして、オペラの名曲を中心にお届けいたします。共演させていただく夢路さんと、ふたりで楽しくプログラムを考えました♪
ソプラノとメゾですと素敵な重唱がたくさんあるので、かなり華やかなメニューになりました。大好きな日本歌曲もちょこっと入れて、今からとても楽しみです!」
 ― ソプラノ 藤原 唯
「はじめまして!松藤夢路です。前半はフィガロの結婚やこうもりから二重唱など、後半はハバネラや日本語の夏らしい曲などをプログラムに入れました。
個人的には今年の秋からイタリアに留学するので、その前にたくさんの方にアルテリーべでお会いすることが出来ると幸せです!
暑い夏ですが、みなさまと熱く楽しい一夜にしたいと思います。それでは、13日にお会いしましょう♪」
 ― メゾ・ソプラノ 松藤夢路

今春、二期会オペラ研修所を共に優秀な成績で修了した二人の歌手の初々しく可憐な舞台姿を是非お楽しみください!

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ソプラノ
藤原 唯
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メゾソプラノ
松藤夢路
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ピアノ
髙田恵子

■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 第59回月曜フレッシュコンサート》
~夏の夜のOpera~
※当公演は、ご予約のお客様で《満席》となりました。(7/10追記)
日時:2015年7月13日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:藤原 唯(ソプラノ)、松藤夢路(メゾソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
  モーツァルト『フィガロの結婚』より
   「自分で自分がわからない」(ケルビーノのアリア)
   「さあ、ひざまずいて」(スザンナのアリア)
   「早く扉を開けて」(二重唱)    …ほか
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(9)
~英語の歌研究会 編~

7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。
今回は今年のアンカーを務める「英語の歌研究会」から届きましたご案内を紹介します。
【9】~英語の歌研究会~
2002年に発足した英語の歌研究会も今年で13年目を迎え、藤井多恵子先生、竹村靖子先生、佐橋美起先生を中心に、英米圏の作品(歌曲やオペラ、ミュージカル作品など)を幅広く研究、紹介しています。
例えばこれまでに取り上げた作品の中には、バーバー、アルジェント、ロイド・ウェッバー、リチャード・ロジャース、バーンスタイン、フォスター、メノッティ、ブリテン、ガーシュインなどの作曲家に注目したものや、クリスマスやハロウィンなど英米圏ならではの風習から生まれた音楽に着目して研究したこともありました。
日本では、伊・独・仏の作品に触れる機会は沢山ありますが、英米圏にはまだまだ知られていない美しい作品が数多くあることを、この研究会では学ぶことが出来ます。そして何より「まだまだ皆さんに伝えたいことが沢山あるの!」と、私たちを“情熱的に&優しく&厳しく&ユーモアも忘れずに!”で導いてくださる藤井先生を中心に、難しい作品を中心に据えても笑いが絶えない例会の雰囲気は皆様に自慢できる!…と思っております。
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さて、こんな私たちが10周年を記念する今年の駅伝にてご披露するのは、「History Of American Music」と題して選曲した、アメリカの音楽史を語るのにふさわしい、あ・れ・こ・れ!“アメリカ大陸に初めて移民たちが降り立った時に持ち込んだ讃美歌”から始まり、“インディアンの民族音楽”、“奴隷達の中で生まれた音楽”や、フォスター、バーンスタイン、バーバー、ハムリッシュの作品など、30分とは思えないほど濃密な内容になっています。
どうぞ皆様、20:15スタートという時間帯ではございますが、是非お聴きください。
▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演: ( )数字は当ブログの連載で紹介した順です
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会 (8)
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会 (3)
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会 (5)
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会 (4)
  ・18:00~ スペイン音楽研究会 (7)
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会 (6)
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《残席僅少》
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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《残席僅少》7月公演『魔笛』、演出の宮本亜門がBSフジ「レシピ・アン」に出演します

先日、演出の宮本亜門が出演した、NHK「スタジオパークからこんにちは」でも取り上げられ、日増しに話題が高まる、東京二期会オペラ劇場7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』。
19日(土)の公演がすでに予定販売数終了となり、その他の日程についても残席が少なくなってきています。
夏休み最初の三連休、小中高生のオペラデビューにも最適です!ご予約はどうぞお早めに。
さて、BSフジで毎週土曜夕に好評放送中、幸田浩子、北川辰彦、ジョン・ハオの3人の二期会アーティストが司会を務める、音楽と料理でおもてなしする音楽&トーク番組「レシピ・アン」に、今週末6月27日(土)から演出の宮本亜門が登場。番組史上初、2度目のゲスト出演です!
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詳しくは番組ホームページ
今回のテーマはもちろんモーツァルト!オーストリア・リンツ州立劇場のオープニングシリーズを飾った、亜門版『魔笛』の誕生秘話や、プロジェクションマッピングなど最新技術を駆使した舞台装置の見どころ、そしてパミーナ役で出演する幸田浩子が語る公演への想いなども挟みながら、リンツでの舞台やメイキングの様子をご紹介します。
また、ピアニストであり作曲家の加藤昌則さんもトークに参加。加藤さんの編曲による、3人の“レシピ・アン”が歌う『魔笛』より「パパパの二重唱」や「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は必聴です!モーツァルトづくしの「レシピ・アン」、ぜひご覧ください!
◆◆◆ 番組情報 ◆◆◆
レシピ・アン~音楽と料理で幸せのおもてなし~
放送局:BSフジ
放送日時:
 第71回 宮本亜門さん(前編)
  ・2015年6月27日(土) 18:30~18:55
  ・2015年7月11日(土) 18:30~18:55 [再放送]
 第72回 宮本亜門さん(後編)
  ・2015年7月4日(土) 18:30~18:55
  ・2015年7月18日(土) 18:30~18:55 [再放送]
▼番組ホームページはこちら
レシピ・アン~音楽と料理で幸せのおもてなし~ - BSフジ
▼二期会『魔笛』の公演詳細ページはこちらから
2015年7月公演W.A.モーツァルト『魔笛』(東京公演・倉吉公演) - 東京二期会
▼チケットのお申し込みはこちら!
二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)

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公演迫る!二期会WEEK2015:6/26(金)第5夜「ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイント・コンサート ~愛をこめて~」《残席僅少!》

輝かしい美声で聴衆の心をわしづかみにするテノールの松村英行と、ロシアの貴公子ヴィタリ・ユシュマノフによる初のジョイント・コンサート。
ピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオも加わり、二人の素晴らしい美声とともに歌魂をお届けします。
チャイコフスキー、ラフマニノフ、ジョルダーノ等の名曲、名唱の数々に酔いしれてください。
声楽家の父と日本画家の母のもと、幼少時より芸術に囲まれて育った松村は、音楽を通じて社会の一翼を担う演奏家でありたいと自然環境保護等にも取りんでいます。
松村をサポートするヒノキ新薬やグリーティングライフからは、ご来場の全てのお客様に素敵なプレゼントもございます!

201506_week2015_5.jpg 「細胞学的にみると、人間の寿命は、125歳と言われていますが、寿命は「延ばす」ではなく、「縮ませないこと」が長寿の秘訣と言えるでしょう。
それでは、どうやったら縮まないのか。良い“時の間”を持つことができれば、時の振子は動き続けても、寿命の針は進まないような気がするのです。
つまり、今宵のような素敵な歌を聴く時間を多く持つことだと思いませんか。」
ヒノキ新薬株式会社 取締役社長 阿部武彦
(6月25日プログラムへの文章より)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2015
第5夜「ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート ~愛をこめて~」

日時:2015年6月26日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円
  ※残席僅少となりました。ご予約お急ぎください!

出演:
 松村英行(テノール)、ヴィタリ・ユシュマノフ(バリトン)、
 田口真理子(ピアノ)、岩井真美(ヴァイオリン)、小野寺まさよ(チェロ)
予定プログラム:
 <第一部>
  オペラ『エフゲニー・オネーギン』(チャイコフスキー)より
    「ポロネーゼ」 <ピアノトリオ>
  オペラ『スペードの女王』(チャイコフスキー)より
    ゲルマンのアリオーゾ「天上の人よ、お許しください」 <ヒデユキ>
    エレツキー公爵のアリア「あなたを愛しています」 <ヴィタリ>
    ゲルマンのアリア「我々の命は?賭けだ!」 <ヒデユキ>
  「ヴォカリーズ」(ラフマニノフ) <ピアノトリオ>
  オペラ『イオランタ』(チャイコフスキー)より
    ロベルトのアリア
      「俺のマチルダにかなうものがいるだろうか?」 <ヴィタリ>
    ヴォデモンのロマンス
      「いや、情熱的な美女の誘惑は僕にはさっぱり魅力がない」 <ヒデユキ>
 <第二部>
  「私の畑よ」(ラフマニノフ) <ヒデユキ>
  「ただ憧れを知る者のみが」(チャイコフスキー) <ヴィタリ>
  「この夏の夜」(ラフマニノフ) <ヒデユキ>
  「ドンファンのセレナーデ」(チャイコフスキー) <ヴィタリ>
  「アヴェ・マリア」~「リベルタンゴ」(ピアソラ) <ピアノトリオ>
  オペラ『アンドレア・シェニエ』(ジョルダーノ)より
    ジェラールのアリア「祖国の敵」 <ヴィタリ>
  オペラ『フェドーラ』(ジョルダーノ)より
    ロリスのアリア「愛さずにはいられないこの想い」 <ヒデユキ>
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リハーサルレポート:「二期会WEEK@サントリーホール2015」第5夜<ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート ~愛をこめて~> - オペラの散歩道(二期会blog)

▼公演情報ページはこちら
二期会WEEK@サントリーホール2015 第5夜「ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート ~愛をこめて~」 - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(8)
~オペラワークショップ研究会 編~

7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。
今回は2番目に出演の「オペラワークショップ研究会」から届きましたご案内を紹介します。
【8】~オペラワークショップ研究会~
皆さま こんにちは!オペラワークショップ研究会 代表の郡 由美です♪
オペラワークショップ研究会の活動は、1年に1本、各自要望のオペラ主役の部分を全幕練習して試演会で演奏します。
そして中からそれぞれ1幕又は1シーンを選び、年度末3月にホールでハイライト公演をしています!
201506_operaworkshop.jpg
写真は 今年 3.28 アプリコ小ホールで行なったコンサートの写真です。
『愛の妙薬』『トスカ』『椿姫』のハイライトを演奏しました。
年々、少しずつお客様も増えてうれしいです。
さて、今回の駅伝コンサートでは…
~オペラアンサンブルの魅力~
というタイトルで オペラアンサンブル曲を皆さまにお聴きいただこうと思っています。
ベッリー二『ノルマ』より “お願い子どもを連れて行って”
ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より “私の燃えるため息が”
ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』より “お嬢様、そんなお急ぎで”
ドリーブ『ラクメ』より “花の二重唱”
そして 出演者全員で、ヴェルディ 『椿姫』より “乾杯の歌”
出演予定時間は 14:30 からです。皆さまのお越しをお待ちしています!
▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演: ( )数字は当ブログの連載で紹介した順です
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会 (3)
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会 (5)
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会 (4)
  ・18:00~ スペイン音楽研究会 (7)
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会 (6)
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《残席僅少》
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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『ダナエの愛』『ウィーン気質』のキャストから若手のホープが登場!
7/6(月)ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会 Vol.9

7月6日(月)は、毎回好評をいただいている神楽坂のフレンチレストラン、ラリアンスでのコンサート「ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会 Vol.9」です。
今回も出演者にご注目いただきたい!
まずはテノール菅野 敦(かんの あつし)。10月公演『ダナエの愛』で福井 敬とのダブルでテノールの主役ミダスに抜擢されました。
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2008年二期会『ナクソス島のアリアドネ』バッカス、10年同『オテロ』オテロのアンダースタディとしてプロダクションに参加、さらに09年びわ湖ホール『ルル』アルヴァ、12年びわ湖・神奈川『タンホイザー』タンホイザーのカヴァーを務めてきており、その確かな歌唱力で周囲の信頼を積み重ねてきました。
もちろん、その間に二期会『カプリッチョ』従僕I、同『サロメ』ユダヤ人II、同『トゥーランドット』ポンと、本公演の経験も重ねてきた菅野。今回のミダスは満を持しての大役なのです!
「シュトラウス独特の旋律の美しさをお客様の心まで届けられるよう、公演が終わるまで全力で作品に挑みます!」と菅野。
『サロメ』『ナクソス島』『カプリッチョ』などでR.シュトラウス作品を存分に学んできた菅野ならではの意気込みを語ってくれました。
そして、ソプラノ三井清夏(みつい さやか)。
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11月公演『ウィーン気質』にフランツィスカ・カリアリ嬢役で出演予定。三井にとっては記念すべき東京二期会“本公演デビュー”となります!
二期会オペレッタでは2013年の『こうもり』でロザリンデ役のアンダースタディを務めていました。ロザリンデはご夫人の役。今回のフランツィスカは踊り子の役ですが、三井は「チャーミングなフランツィーを演じたいと思います!」とコメントを寄せています。
7月6日のラリアンスでのコンサート。二人が考えたテーマは、「幸せの瞬間(とき)を演出するオペラ」。結婚式場としてもあたたかいおもてなしで人気のラリアンスにちなんで、オペラも、お料理と同じように、真心こめて歌えば、必ずご来場のお客様に幸せをお贈りできる、という想いがありました。
本公演に先がけて、二人が演出するディナーを、どうぞお楽しみください。
■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会 VOL.9》
~幸せの瞬間(とき)を演出するオペラ~

日時:2015年7月6日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きなお時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:三井清夏(ソプラノ)、菅野 敦(テノール)、三澤志保(ピアノ)
予定プログラム:
    <第一部>
    ヴェルディ『椿姫』より 「乾杯の歌」
    ディ・カプア 「オー・ソレ・ミーオ」
    プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』より 「私のお父さん」
    ヴェルディ『椿姫』より 「幸せなある日」
    <第二部>
    J.シュトラウスII世『こうもり』より 「侯爵さま、あなたのようなお方は」
    プッチーニ『トゥーランドット』より 「誰も寝てはならぬ」
    レハール『メリー・ウィドー』より 「高鳴る調べに」
▼詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会 Vol.9 - 神楽坂ラリアンス
 東京都新宿区神楽坂2-11 電話:03-3269-0007
▼ミダス・菅野 敦が出演するのは10月3日(土)公演
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
▼フランツィスカ・三井清夏の出演日は、11月21日(土)と23日(月・祝)
東京二期会オペラ劇場2015年11月公演 J.シュトラウスII世:オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(7)
~スペイン音楽研究会 編~

7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。
今回は8番目に出演の「スペイン音楽研究会」から届きましたご案内を紹介します。
【7】~スペイン音楽研究会~
10周年を迎えた駅伝コンサートに向けて、私達スペイン音楽研究会では ~スペイン歌曲からサルスエラ~『誘惑の踊り』 というタイトルで、スペインのオペレッタである サルスエラよりボレロ、ハバネラなどの2重唱を、スペイン歌曲からは、セビリアの春祭りに踊られるセビジャーナスなどを歌います。特にガルシア・ロルカが編纂した「18世紀のセビジャーナス」では、18世紀に踊られていたスペイン古典舞踊のエスクエラ・ボレラによるセビジャーナスを、アントニオ・アロンソ・スペイン舞踊団のソリストをお招きして踊りつつ、私たち研究会会員も、現在フラメンコ入門の踊りとして踊られているセビジャーナスを踊るというコラボレーションで、舞台を華やかに彩ります。会員が集まっての稽古の他、それぞれがカスタネットや踊りのパソの練習で、筋肉痛と戦う日々であります。
歌と踊りの融合が欠かせないスペイン音楽『誘惑の踊り』に皆様を誘うことができますよう、どうぞご期待くださいませ!
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「二期会スペイン音楽研究会」は2006年5月に発足しました。
プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、アルフレード・クラウス、モンセラ・カバリエ、テレサ・ベルガンサ、ビクトリア・ロスアンヘレスといったオペラ界のスター達を生んだ国スペイン・・。数多くの心に響く歌であふれる国スペイン・・。スペインの絵画や建築に比べると音楽は残念ながら日本においてはまだまだ知名度が低く、演奏される機会も限られているのが現状です。スペイン音楽の魅力を探り、より広く紹介して行きたいとの思いでこの研究会は発足致しました。私達はスペイン歌曲、オペラ、サルスエラを演奏して行くと共に、文化、歴史等を学びながら「歌の心」“Alma”を見つけ出して行きたいと思っています。
▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演: ( )数字は当ブログの連載で紹介した順です
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会 (3)
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会 (5)
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会 (4)
  ・18:00~ スペイン音楽研究会
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会 (6)
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《残席僅少》
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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公演迫る!「二期会WEEK@サントリーホール2015」
他に類を見ない男声4オクターブの圧倒的なハーモニー:第1夜「La Dill ~匂い立つ風~」

先日、青葉の森公園芸術文化ホール公演で圧倒的なハーモニーを聴かせた「La Dill(ラ・ディル)」。
その感動を6月22日(月)サントリーホールでお届け致します!
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[La Dill(ラディル)]写真左から彌勒忠史、岩田健志、金山京介、坂下忠弘
今回はメンバーイチオシのソロ曲に加え、武満 徹「小さな空」(混成4部バージョン)をオリジナルのままア・カペラで披露。
バリトンからカウンターテナーまで4オクターブという、男声ユニットではあり得ない音域で紡ぎ出す圧倒的なハーモニーをお楽しみください!
公演間近、残席も少なくなってまいりました。お求めはお早めに!!

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二期会WEEK@サントリーホール2015
第1夜「La Dill ~匂い立つ風~」

日時:2015年6月22日(月) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円

出演:
La Dill(ラ・ディル)[カウンターテナー:彌勒忠史、バリトン:岩田健志、バリトン:坂下忠弘、テノール:金山京介]/ピアノ:吉田貴至
予定プログラム:
 <第一部>
  オペラ『椿姫』(ヴェルディ)より“乾杯の歌”<全員>
  「カッチーニのアヴェマリア」(ヴァヴィロフ)<彌勒>
  オペラ『ハムレット』(トマ)より“酒よ憂さを晴らせ”<岩田>
  オペラ『死の都』(コルンゴルド)より“わが憧れ、わが幻”<坂下>
  オペラ『魔笛』(モーツァルト)より“何と美しい絵姿”<金山>
  オペラ『トゥーランドット』(プッチーニ)より“誰も寝てはならぬ”<全員>
  「Songs」(武満 徹)より“小さな空”<全員>
  日本の歌メドレー<全員>
    「花」(瀧 廉太郎)~「夏の思い出」(中田喜直)~
    ~「紅葉」(岡野貞一)~「冬景色」(作曲者不詳)
 <第二部>
  「マリア」(バーンスタイン)<金山>
  「愛の讃歌」(モノー)<坂下>
  「見果てぬ夢(ラ・マンチャの男)」(リー)<岩田>
  「スターズ(レ・ミゼラブル)」(シェーンベルク)<彌勒>
  「匂い立つ風」(尾崎亜美)<全員>
  「スカボロー・フェア」(サイモン&ガーファンクル)<全員>
  「サウンド・オブ・ミュージック」(ロジャース)<全員>
  「Let It Go」(ロペス)<全員>
▼公演情報ページはこちらをご覧ください
二期会WEEK@サントリーホール2015 第1夜「La Dill ~匂い立つ風~」 - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

◆『匂い立つ風』ミュージックビデオ

▼日本クラウンの公式HPはこちら
La Dill (ラディル) - 最新ニュース - 日本クラウン株式会社 クラウンレコード
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宮本亜門演出・7月公演モーツァルト『魔笛』プレミエ・キャンペーン発表!

前回、2月公演『リゴレット』で大変好評いただきました、東京二期会オペラ劇場《プレミエ・キャンペーン》を、7月公演『魔笛』でも、実施いたします!
その気になる内容は次の通り。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆プレミエ・キャンペーン1 【7月16日(木)のみ!】
──────────────────────────
 当夜のパミーナ役・幸田浩子のニューアルバム
 《スマイル―母を想う―》リリース記念
 特別ダイジェストCDを先着1,500名様にプレゼント!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
201506_kouda_hiroko_01.jpg 幸田浩子
7月16日・19日にパミーナ役で出演するソプラノ幸田浩子。
2015年4月22日に、自身7枚目となるニュー・アルバム《スマイル―母を想う―》をリリースしました。
今回は、最新の《スマイル》をはじめ、1stアルバムの《モーツァルト・アリア集》を含む全てのアルバムの中から、聴きどころを集めたプロモーション記念ダイジェストCDを、『魔笛』の初日である7月16日(木)にご来場いただいたお客様先着1,500名様にプレゼントいたします。
この記念品が配られるのは、正真正銘、7月16日のプレミエ公演だけ!
記念ダイジェストCDとあわせて、ぜひアルバム本篇もよろしくお願いします!
201506_kouda_hiroko_02.jpg
《スマイル―母を想う―》
日本コロムビア COCQ-85257 ¥2,800+税

さらに、今回は《プレミエ・キャンペーン》第2弾をご用意!
オーストリア・リンツ州立劇場から、ドラマトゥルク[※]のヴォルフガング・ヘンドラーが来日。
宮本亜門演出による『魔笛』の世界について、プレトークを実施します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆プレミエ・キャンペーン2 【7月16日(木)&18日(土)開催!】
──────────────────────────
 リンツ州立劇場ドラマトゥルク、
 ヴォルフガング・ヘンドラーによるプレトーク
 〈宮本亜門演出『魔笛』の世界へのイントロダクション〉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日時:7月16日(木)17:45開始
   7月18日(土)13:15開始
実施時間:約30分
会場:東京文化会館大ホール内ロビー
*通訳付き
*ご参加には当日有効の『魔笛』公演チケットでのご入場が必要です。
*座席数には限りがあります。先着順とさせていただきご予約はできません。
 満席の場合はお立見でのご参加となります。予めご了承ください。
▼リンツ州立劇場サイトよりヴォルフガング・ヘンドラーのプロフィール(ドイツ語)
WOLFGANG HAENDELER - Landestheater Linz
斬新な設定でありながら、オーストリアの人々に「まるでモーツァルトが帰ってきたみたいだ」と絶賛された、亜門『魔笛』ワールドの魅力について、そのモーツァルトと深いところでの繋がりについて、話をお聞きいただきます。現地のドラマトゥルクだからこそ語れる本格的なイントロダクション。
舞台の感動がいっそう深まるものとなれば幸いです。
[※]…「ドラマトゥルク」とは、文学、美術、哲学、歴史等の広範な専門知識をもって、オペラや演劇の上演を時代考証、翻訳、執筆、広報、運営に至るまで様々にサポートするスペシャリストのことです。

このチャンスに是非、《プレミエ》にご来場くださいませ!
▼『魔笛』公演詳細ページはこちらから
2015年7月公演W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

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〈韓流〉の原点はここにあり!二期会WEEK第3夜は「日韓国交正常化50周年記念ガラコンサート」

今年2015年は日韓国交正常化50周年の年ですが、両国で様々な催しが企画される中、二期会21も外務省認定《日韓国交正常化50周年記念事業》として、二期会WEEK第3夜「日韓国交正常化50周年記念ガラコンサート『海を越えて』」をお送り致します。
本公演をリードするのは、ソプラノのチョン・ウォルソン(田月仙)。
世界各国でオペラやコンサートに出演する中、1985年平壌公演では金日成主席の前で歌い、1994年にはソウル定都600年記念オペラ『カルメン』に主演して初の南北コリア公演を実現。
2002年ワールドカップ日韓共催時には、小泉純一郎内閣総理大臣主催・金大中韓国大統領歓迎公演にて独唱するなど、まさに『海を越えて』の活躍を遂げています。
昨今の<韓流ブーム>にも音楽家の立場から鋭い視点で分析をしており、少女時代や東方神起を擁する韓国最大の芸能事務所SMエンタテインメント社長のイ・スマンや2PMを手掛けるトップ・プロデューサーのパク・ジニョンを紹介するなど、K-POPの最新事情とその底流にある日韓音楽交流史に迫るノンフィクション「K-POP 遙かなる記憶」*(小学館)なども上梓しています。
両国の友情が「歌」によって、より強く、より深いものになることを願わずにおれません。
この特別な一夜を皆様と共にお祝いしたく、サントリーホール・ブルーローズでお待ち致しております!
*「K-POP 遙かなる記憶」⇒お問い合わせ:カラフネット TEL.03-3366-1229
201506_chon_wolson.jpg チョン・ウォルソン(田月仙)

nikikai_week_2015_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2015
第3夜 日韓国交正常化50周年記念ガラコンサート「海を越えて」

日時:2015年6月24日(水) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円
150624week2015_3_thumb.jpg
公演チラシ(PDF)
出演:
ソプラノ:チョン・ウォルソン(田月仙)/メゾソプラノ:森永朝子/テノール:樋口達哉/バリトン:李 宗潤/ピアノ:富永 峻/司会:鳴海 剛
japaness_logo.jpg 日韓国交正常化50周年記念事業
後援:
 駐日韓国大使館 韓国文化院
 公益財団法人 日韓文化交流基金

▼当日の予定プログラムはこちらの公演情報ページをご覧ください
二期会WEEK@サントリーホール2015 第3夜 日韓国交正常化50周年記念ガラコンサート「海を越えて」 - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

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「二期会WEEK@サントリーホール2015」第7日<匠がうたう日本の心>
予定プログラムが決まりました!

一週間の歌の祭典、二期会WEEKのフィナーレを飾るのは、日本声楽界を牽引する、澤畑恵美(ソプラノ)、福井 敬(テノール)、福島明也(バリトン)が、名ピアニスト谷池重紬子と共にお贈りする「匠がうたう日本の心」。
ついにその全貌が明らかに!

nikikai_week_2015_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2015
第7日「匠がうたう日本の心」

日時:2015年6月28日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円

出演:

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ソプラノ:澤畑恵美
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テノール:福井 敬
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バリトン:福島明也
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ピアノ:谷池重紬子

予定プログラム:
<第1部>
[Part.1] 美しい日本の四季
日本歌曲の名曲で織り成す、美しい日本の四季。
 ・中田喜直/さくら横ちょう  <澤畑>
 ・團 伊玖磨/ひぐらし  <福島>
 ・小林秀雄/落葉松  <福井>
 ・大中 恩/しぐれに寄する抒情  <福島>
[Part.2]さまざまな愛のかたち
片思い、失われた愛、愛する人を待つ歌、まだ見ぬ恋を夢見る歌、死した家族を想う歌。
たくさんの愛の形を描き出しながら、やがて物語は、究極の愛ともいえる「鶴の恩返し」をモチーフにした『夕鶴』で締めくくられます。
 ・平井康三郎/うぬぼれ鏡  <澤畑>
 ・武満 徹/死んだ男の残したものは  <福井>
 ・越谷達之助/初恋  <福島>
 ・團 伊玖磨/オペラ『夕鶴』より “さようなら”  <澤畑>
<第2部>
[Part.3]懐かしき、日本の原風景
歌手たちが歌い継ぐ起伏に富んだ歌景色。懐かしく、ほっとするひととき。
 ・成田為三/浜辺の歌  <福島>
 ・山田耕筰/待ちぼうけ  <福井>
 ・平井康三郎/祭りもどり  <澤畑>
 ・中田喜直/悲しくなったときは  <福井>
 ・中田喜直/甃の上  <福島>
[Part.4]日本歌曲、不朽の名作
締めくくりに相応しい、歌い継がれるべき名曲を集めました。
 ・山田耕筰/鐘が鳴ります  <福井>
 ・山田耕筰/からたちの花  <澤畑>
 ・滝 廉太郎/荒城の月  <福島>
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

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今年も二期会オペラ研修所修了生・成績優秀者による「二期会新進声楽家の夕べ」を9月に開催します!

今春二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した若い歌手達が、新入会員としてのお披露目となる「二期会新進声楽家の夕べ」。
毎年楽しみにしてくださっている方も多く、自分のお気に入りの歌手を発掘するチャンスでもあるこのコンサートのチケットを、いよいよ6月10日(水)より二期会チケットセンターおよび、東京文化会館チケットサービスにて発売いたします!
このたび、各出演者の演奏予定曲が決まりましたので、一挙発表致します。

150910shinshin_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所第58期修了生・成績優秀者による
「二期会新進声楽家の夕べ」

日時:2015年9月10日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅 公園口前)
料金:全自由席 3,000円(税込)
●出演者と演奏予定曲目
 (出演者50音順~当日の演奏順とは異なりますのでご注意ください)
 (S)…ソプラノ、(Ms)…メゾソプラノ、(T)…テノール、(Br)…バリトン
梶田真未 (S)  ドヴォルザーク 『ルサルカ』より 「月に寄せる歌」
加藤早紀 (S)  モーツァルト 『後宮からの逃走』より “ああ、私は恋し、幸せでした”
宍戸茉莉衣 (S)  ベッリーニ 『カプレーティ家とモンテッキ家』より “ああ、いく度か”
宅和里美 (S)  マスネ 『マノン』より “彼等の声が甘い声に誘う時”
富田沙緒里 (S)  ドリーブ 『ラクメ』より “若いインド娘はどこへ”(鐘の歌)
富永珠未 (S)  グノー 『ロメオとジュリエット』より
      “神様!酷い悪寒が血管の中をかけ巡っています”
西尾友香理 (S)  コルンゴルド 『死の都』より “私に残された幸せ」(マリエッタの唄)”
平野柚香 (S)  プーランク 『ティレジアスの乳房』より “いいえ、旦那様!”
福原悠理亜 (S)  グノー 『ミレイユ』より “ここは広い荒野と灼熱の砂漠”
藤野沙優 (S)  ベッリーニ 『ノルマ』より “浄き女神”
藤原 唯 (S)  ドニゼッティ 『ドン・パスクァーレ』より “あの目に騎士は”
古沢綾乃 (S)  ロッシーニ 『セミラーミデ』より “麗しい光が”
別府美沙子 (S)  トマ 『ハムレット』より “遊びの仲間に入れてください”
松岡多恵 (S)  ドニゼッティ 『ロベルト・デヴリュー』より “生きるがいい、裏切り者よ”
宮地江奈 (S)  マイアベーア 『ディノラ-』より 「影の歌」
和田しほり (S)  J.シュトラウス 『こうもり』より “我が故郷の調べ”
藤田彩歌 (Ms)  モーツァルト 『皇帝ティトの慈悲』 より “行きます、でも愛しい人よ”
中村祐哉 (T)  ドニゼッティ 『愛の妙薬』より “人知れぬ涙”
前川健生 (T)  プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “冷たき手を”
水島正樹 (Br)  モーツァルト 『フィガロの結婚』より “訴訟に勝っただと!”
 ピアノ:荻原萌子

二期会アーティストとしてのデビューにふさわしい、渾身の一曲をご披露します。
また、上記ソロ曲の他、アンサンブルも予定しております。
若さ溢れる瑞々しい歌声を、是非東京文化会館小ホールでお聴きください。
▼公演ページはこちら
二期会新進声楽家の夕べ - 東京二期会
●ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(6)
~バッハ・バロック研究会 編~

7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。
今回は10番目に出演の「バッハ・バロック研究会」から届きましたご案内を紹介します。
【6】~バッハ・バロック研究会~
7月26日の「駅伝コンサート」では、バッハ・バロック研究会の原点であり、永遠の研究テーマでもある、J.S.バッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」を取り上げ、演奏いたします。イエス・キリストの受難の道程を、両受難曲より選りすぐった珠玉のコラール、レチタティーヴォ、アリアで綴ってまいります。バロック時代の作品でありながら、ドラマティックで人の心に訴えかける名曲の世界を、ハイライトでお楽しみ下さい。
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<ご案内>
「二期会バッハ・バロック研究会」は2001年秋、佐々木正利、多田羅迪夫、豊田喜代美の三氏が発起人となり、呼びかけに応じて参集した二期会会員有志によって発足いたしました。
オペラ歌手の発声技術(ベルカント唱法)を基本としながら、いわゆるピリオド奏法によるバロック演奏とは一定の距離を隔しながらも古楽の最新研究成果も視野にいれ、モダン・ピッチでのJ.S.バッハを中心とする時代の作品演奏における歌唱芸術スタンダードの確立を目指しております。
バッハの作品(カンタータは200曲以上)、そのどれもが独創的な創意に富んだ、新鮮な音楽で満ちており、私達はバッハの作品演奏を通して自らの音楽観をより豊かなものにしたいと願い、研究・実践を重ねてまいりました。
例会は毎月1回のペースで、指導講師(佐々木正利氏・多田羅迪夫氏)による公開レッスン形式で行なっております。また、2年に1回自主コンサートを開催し、研究成果の発表をいたします。
「バッハは好きだけど難しくて歌い方が分からない…」そんな思いをお持ちの方の入会をお待ちしております。聴講のみの方も大歓迎です。毎月1回、主に土曜日もしくは日曜日の午後、二期会スタジオ等で例会を行っております。
年会費: 22,000円(二期会会員・準会員と外部会友)<二期会オペラ研修所研修生は半額>
例会聴講料: 2,000円(二期会会員・準会員は無料)
公開レクチャー:  2,000円
▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演: ( )数字は当ブログの連載で紹介した順です
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会 (3)
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会 (5)
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会 (4)
  ・18:00~ スペイン音楽研究会
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《残席僅少》(6月8日・10時現在)
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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リハーサルレポート:「二期会WEEK@サントリーホール2015」第5夜<ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート ~愛をこめて~>

「二期会WEEK2015」第5夜のコンサートでは、ロシアの作曲家の作品をはじめ、魅力たっぷりのプログラム!
チャイコフスキーやジョルダーノの美しい音楽、名唱をご堪能 いただけます。
日々のリハーサルも佳境に入って参りましたが、情熱的なオペラの名曲の数々など、生演奏ならではの魅力をお楽しみください。
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以前バリトンだったテノール松村英行と、逆にテノールだったバリトンのヴィタリ・ユシュマノフなだけに、ムラのない広い音域、豊かな声がリハーサルの室中に鳴り響きます。ピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオも絶好調。聴き逃せない、ロマンティックで情熱的な宵になり そうです。
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ヒデユキとヴィタリ
◎松村英行 テノール
東京藝術大学及び同大学院オペラ科修了。ジャンフランコ・パスティネ、ロベルト・ネグリ、ジュリアーノ・チャンネルラ、また、オペラ黄金時代に活躍したテノールのジャンニ・ライモンディ、バリトンのカルロメリチャーニの諸氏に師事。『ドン・ジョヴァンニ』タイトル・ロールでオペラデビュー。大学院在学中に宮本亜 門のオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」のグリエルモに抜擢され、好評を得る。ミラノに3年間留学。帰国後、06年にテノールに転向し新国立劇場、東京オペラプロデュース等で活躍。二期会『オテロ』ロデリーゴ、『ナブッコ』イズマエーレ、『マクベス』マクダフ、N響定期『アイーダ』エジプトの使者等、邦人には稀な力強く輝かしい美声を生かしたドラマティコテノールとして高い評価を得ている。サイトウキネンフェスティバルや、びわ湖ホール・オペラ、ウィーンフィル等世界一流の演奏家と共演して、様々な舞台経験を積み、ヒ ノキ新薬狛江エプタザールでのリサイタル、ジョイントコンサート、NHKあさいちで有名なイタリア人シェフ、マリオ・フリットリさんのお店でのディナーコンサートオペラ&ピアノ&ワインの素敵な出逢い『クリオサロンコンサート』などでも多くのファンを魅了するスーパー・テナー。二期会会員
◎ヴィタリ・ユシュマノフ (Vitaly Yushmanov) バリトン
サンクト・ペテルブルク生まれ。大学で経済・経営学を専攻した後、リムスキー・コルサコフ音楽院でニーナ・コロソヴァに師事。2008年、マリンスキー劇場のメンバーとして初来日して以来、日本と日本の歌に魅せられ、ロシア語、ドイツ語に加え、日本語も堪能となった。マ リンスキー劇場の若い声楽家のためのアカデミーでソリストに抜擢され、『三つのオレンジの恋』『ランスへの旅』『魔笛』の3演目で、ロシア国内、スペイン、フィンランド、アメリカ、日本(東京)をツアーに参加。2009年より、シーメンス奨学金などを得て、瀧 廉太郎も学んだライプツィヒのメンデルスゾーン・バルトルディ音楽院に留学。2012年ディプロマを取得。現在、同大学の大学院に在籍。2012年のドイツのバート・ヘルスフェルト・オペラ音楽祭では『ドン・ジョヴァンニ』の主役で6公演を務め絶賛を浴びている。2015年1月、CD『歌の翼に』をリリース。
▼オフィシャルブログ(日本語)
ヴィタリ・ユシュマノフ
★プレゼント★
26日の二期会WEEK2015第5夜公演にご来場のお客様に、ヒノキ新薬株式会社様のご提供により、皮膚科学に基づき研究され、ヒノキアスナロ(青森ヒバ)の精油から抽出された薬効成分ヒノキチオール配合の「ヒノキ肌粧品」トリップセットを進呈致します。
ヒノキ肌粧品 - ヒノキ新薬株式会社
美しい音楽とともに心もお肌も健やかに過ごせそうですね。

week2015_5_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2015
第5夜「ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート ~愛をこめて~」

日時:2015年6月26日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円
  ※残席少なくなりました。ご予約お急ぎください!

出演:
 松村英行(テノール)、ヴィタリ・ユシュマノフ(バリトン)、
 田口真理子(ピアノ)、岩井真美(ヴァイオリン)、小野寺まさよ(チェロ)
予定プログラム:
 <第一部>
  オペラ『エフゲニー・オネーギン』(チャイコフスキー)より
    「ポロネーゼ」 <ピアノトリオ>
  オペラ『スペードの女王』(チャイコフスキー)より
    ゲルマンのアリオーゾ「天上の人よ、お許しください」 <ヒデユキ>
    エレツキー公爵のアリア「あなたを愛しています」 <ヴィタリ>
    ゲルマンのアリア「我々の命は?賭けだ!」 <ヒデユキ>
  「ヴォカリーズ」(ラフマニノフ) <ピアノトリオ>
  オペラ『イオランタ』(チャイコフスキー)より
    ロベルトのアリア
      「俺のマチルダにかなうものがいるだろうか?」 <ヴィタリ>
    ヴォデモンのロマンス
      「いや、情熱的な美女の誘惑は僕にはさっぱり魅力がない」 <ヒデユキ>
 <第二部>
  「私の畑よ」(ラフマニノフ) <ヒデユキ>
  「ただ憧れを知る者のみが」(チャイコフスキー) <ヴィタリ>
  「この夏の夜」(ラフマニノフ) <ヒデユキ>
  「ドンファンのセレナーデ」(チャイコフスキー) <ヴィタリ>
  「アヴェ・マリア」~「リベルタンゴ」(ピアソラ) <ピアノトリオ>
  オペラ『アンドレア・シェニエ』(ジョルダーノ)より
    ジェラールのアリア「祖国の敵」 <ヴィタリ>
  オペラ『フェドーラ』(ジョルダーノ)より
    ロリスのアリア「愛さずにはいられないこの想い」 <ヒデユキ>
▼公演情報ページはこちら
二期会WEEK@サントリーホール2015 第5夜「ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート ~愛をこめて~」 - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

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7月公演『魔笛』立ち稽古スタート! & 『家庭画報』に宮本亜門が登場 & 倉吉公演情報公開!

5月の『ジューリオ・チェーザレ』が閉幕した週から、早くも次回の7月公演、東京二期会オペラ劇場モーツァルト『魔笛』の立ち稽古が始まりました。
スタジオ内に東京文化会館大ホールの原寸大の舞台面が作られました。今のところ、パネルと将棋盤のような床だけで、至ってシンプルな状態です。
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この日はリンツ州立劇場のカペルマイスター森内 剛による音楽稽古...でありましたが、立ち位置を確認しながらの稽古となりました。森内氏は、リンツでの公演ではデニス・ラッセル・デイヴィスのアシスタントとして活躍するだけでなく、実際に本番の指揮も務めています。今回の東京二期会のプロダクションでも、音楽アシスタントとして活躍。マエストロも近日来日予定です!
また、最新の『家庭画報』7月号では、カラー3ページにわたって、宮本亜門インタビュー記事が掲載されました!
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亜門演出をつけられたリンツの合唱団メンバーから、“モーツァルトが帰って来た気がするよ“と言われたエピソードなど、『魔笛』鑑賞前にぜひお読みいただきたい内容です!
そして、さらに新情報。
東京公演のあとの7月29日(水)、鳥取県倉吉市での公演が決定しました!
こちらの情報も、これから順次ご案内していく予定ですので、どうぞお楽しみに。
▼倉吉公演情報も掲載しました!二期会『魔笛』詳細はこちら
リンツ州立劇場との共同制作公演 W.A.モーツァルト『魔笛』(東京&倉吉公演) - 東京二期会
 2015年7月16日・18日・19日・20日 東京文化会館大ホール〈東京〉
 2015年7月29日 倉吉未来中心大ホール〈鳥取〉
 ※倉吉公演のチケット発売要項は 6月10日(水)に発表予定です。

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6/22(月)テノール糸賀修平がソロ出演
~アルテリーベ東京・月曜フレッシュコンサート

東京二期会オペラ劇場10月公演リヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』(舞台上演日本初演)で二期会公演デビューを飾るテノール糸賀修平が、6月22日(月)、アルテリーベ東京にソロ出演します。
201506_itoga_shuhei.jpg 糸賀修平
文化庁海外研修派遣制度在外研修員としてイタリアで、ロームミュージックファンデーション研究奨学生としてドイツ・ベルリンで研鑽を積んだ糸賀は、昨年2月に二期会に入会。ベルリンから帰国後、さっそく決まった役が『ダナエの愛』のメルクールでした。
二期会デビューとはいえ、すでに新国立劇場『ピーター・グライムズ』や『フィガロの結婚』で舞台を踏んでいるので、この若きテノールをご存じの方も多いと思います。
「歌曲とアリアの夕べ」と題された今回のアルテリーベ東京でのステージは、糸賀のこれまでの軌跡を表現する一夜となりそうです。
当夜のプログラムはこちら。ぜひお越しください!
■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 第57回月曜フレッシュコンサート》
~テノール糸賀修平 歌曲とアリアの夕べ~

日時:2015年6月22日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:糸賀修平(テノール)、比留間千里(ピアノ)
予定プログラム:
 <第1ステージ>
 ・レハール 『ほほえみの国』より “君はわが心のすべて”
 ・トスティ 「私はあなたを愛したい!」 「さようなら」 「暁は光から」
 ・R.シュトラウス 「私は愛を持ち歩く」 「献呈」
 ・R.シュトラウス 『ばらの騎士』より “愛について堅くよろわれた”
 <第2ステージ>
 ・ドニゼッティ 『清教徒』より “いとしいあなたよ”
 ・グノー 『ファウスト』より “この清らかな住まい”
 ・ラロ 『イスの王様』より “いとしい人よ虚しくも”
 ・ガスタルドン 「禁じられた音楽」
 ・プッチーニ 「太陽と愛」
 ・ロッシーニ 「踊り」
▼フレッシュコンサートのお問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

▼糸賀修平が二期会デビューする『ダナエの愛』の公演詳細はこちら!
東京二期会オペラ劇場 リヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 2015年10月2日(金)・3日(土)・4日(日) 東京文化会館大ホール
▼好評発売中!『ダナエの愛』お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831 へ

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(5)
~フランス歌曲研究会 編~

7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。
今回は5番目に出演の「フランス歌曲研究会」から届きましたご案内をご紹介します。
【5】~フランス歌曲研究会~
今年の駅伝コンサートは、10周年を迎え「記念コンサート」となります。
フランス歌曲研究会のテーマは、「10人の作曲家による10作品」ということで次の曲目を演奏致します。
予定演奏曲と出演者
 ・ベルリオーズ作曲 「ヴィラネル」
          (ソプラノ)石井恵子
 ・グノー作曲 「そよ風の歌」二重唱
          (ソプラノ)稲葉美和子・中沢章子、(メゾソプラノ)芦田興子・中村優子
 ・ビゼー作曲 「四月の歌」
          (ソプラノ)朝倉真弓
 ・ショーソン作曲 「夜」二重唱
          (ソプラノ)荒木聡子・今村明美
 ・シャブリエ作曲 「幸福の島」
          (テノール)武田正雄
 ・デュパルク作曲 「悲しき歌」
          (ソプラノ)鈴木東華
 ・フォーレ作曲 「この世では全ての魂が」二重唱
          (ソプラノ)江澤知香、(テノール)坂本貴輝
 ・ドビュッシー作曲 「マンドリン」
          (ソプラノ)馬場 恵
 ・ラベル作曲 「魔法の笛」
          (ソプラノ)荒井恵美
 ・プーランク作曲 「平和のために祈りたまえ」
          ソロ:(ソプラノ)成田淳子、全員
  ピアノ:高木由雅
フランス歌曲といえば、フォーレの「夢のあとに」、アーンの「クロリスに」、プーランク「愛の小道」などが、よく知られています。今回は鎌田直純先生の選曲と構成で、10曲のフランス歌曲を会員15人の歌で演奏致します。どうぞ、お楽しみに!
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<研究会から 次回例会のお知らせ>
6月14日(日) 14:00~16:30 鎌倉芸術館リハーサル室(大船)
「グノーの歌曲から」 講師:三林輝夫先生
*聴講は、二期会会員・準会員だけでなく一般の方・研修生も可能です。
▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演:
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会 (3)
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会 (4)
  ・18:00~ スペイン音楽研究会
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《チケット発売中》
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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ウィーンとオペレッタの魅力が満開!!
二期会オペラ講座第38回「ウィーンにようこそ!~ウィーンの歌、オペレッタ~」

青島広志氏の軽妙なトークと、実力派歌手の出演で毎回好評いただいている「二期会オペラ講座」。
今回は二期会オペレッタ公演に欠かせない塩田美奈子、小貫岩夫、加賀清孝の共演でオペレッタとウィーンに関係する楽曲でお送りします。
『ウィーン気質』は人生を謳歌するかのようなJ.シュトラウスの名旋律が次々と現れるオペレッタ。
生粋のウィーン娘の伯爵夫人と、堅物の夫を軸に繰り広げられる"人違い"が鍵となる陽気なドタバタ劇。
11月ウィーン気質の名曲を一足先にお聴き頂けるチャンスです!
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写真左から、加賀清孝、塩田美奈子、青島広志、小貫岩夫
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ講座(通算第38回)
ブルーアイランド音楽辞典『大作曲家による究極のオペラ縦断』シリーズ(19)
ウィーンにようこそ!~ウィーンの歌、オペレッタ~

日時:2015年6月16日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール
参加費(全自由席):
  一般¥3,000(愛好会割引あり~チケット申込時に愛好会同時入会可能)
  学生¥1,000
出演:
  お話とピアノ:青島広志
  ソプラノ:塩田美奈子
  テノール:小貫岩夫
  バリトン:加賀清孝
演奏予定曲:
  J.シュトラウス作曲『ウィーン気質』より(加賀清孝 訳詞)
    ハイライト<塩田・小貫・加賀>
  J.シュトラウス作曲『こうもり』より(中山悌一 訳詞)
    侯爵様あなたのようなお方は<塩田>
  F.レハール『メリー・ウィドー』より(日本語訳詞)
    マキシムへ行こう<加賀>
    唇は黙しても(メリー・ウィドー・ワルツ)<塩田&加賀>
  R.シュトルツ作曲「プラター公園の春」<加賀>
  L.アルディーティ作曲「口づけ」<塩田>
  R.ジーツィンスキー作曲「ウィーン我が夢の町」<小貫>
                            …ほか
▼【チケット絶賛発売中!】お申込、会場アクセス、公演チラシ等の詳細はこちらから
二期会オペラ講座のご案内 - 東京二期会
ご来場お待ちしております!
▼11月『ウィーン気質』の本公演情報はこちら
2015年11月公演 J.シュトラウス:オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
 6月18日(木)より愛好会先行、7月4日(土)より一般発売となります!~

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アルテリーベ・フレッシュコンサート
~6月の二期会アーティスト出演回:「月曜から寄りみち」

新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」では、《月曜日は新橋でオペラ》を合言葉に、今後の活躍が期待される若手歌手によるディナー企画「フレッシュ・コンサート」シリーズを開催し、既に50回を超える公演を行っています。
6月の二期会のフレッシュ・アーティスト出演日は8日(月)。
今回の主役であるソプラノ栄 千賀(さかえ ちか)とメゾソプラノ実川裕紀(じつかわ ゆき)が素敵な一夜をお届けします!
今日は、そんな二人から届いたメッセージをご紹介します!
「なんとなく憂鬱な月曜日、週初めから飲みに行く気分じゃない月曜日、週初めだから仕事が溜まっていて定時に会社を出られない月曜日…ですがもしもっ‼ 月曜の憂鬱と仕事を火曜日に回し、“月曜から寄りみち”してアルテリーベにお越し頂けましたら、火曜日の憂鬱もふっとぶ素敵なお時間を栄&実川コンビがご提供致します!
ソプラノとメゾの微妙な関係にスポットを当てたプログラムで、あなたをお待ちしております!」
 ― 栄 千賀
「二期会研修所同期の栄千賀さんとのデュエット盛り沢山のコンサートです。久しぶりの共演をとっても楽しみにしています!
オペラ重唱では、二人の様々な関係性をお客様にも楽しんでいただけるような曲目を選びました。私個人としても初めての曲目があるので、お披露目させていただけるのが楽しみです!
6月9日は是非アルテリーベまで足をお運びください!」
 ― 実川裕紀

二期会オペラ研修所でも同期のこの二人は息もぴったり。
月曜からの寄りみちを素敵な一週間の始まりにするべく、素敵なプログラムをご用意してお待ちしております。

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ソプラノ
栄 千賀
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メゾソプラノ
実川裕紀
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ピアノ
松原裕子

■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 第55回月曜フレッシュコンサート》
~月曜から寄りみち~
日時:2015年6月8日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:栄 千賀(ソプラノ)、実川裕紀(メゾソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  グノー 『ファウスト』より 花の歌  宝石の歌
  ドニゼッティ 酒飲み(二重唱)    …ほか
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 2015年5月公演『ジューリオ・チェーザレ』~公演当日のごあんない

いよいよ明日、5月23日(土)と24日(日)の両日、新国立劇場 中劇場にて、G.F.ヘンデル作曲オペラ『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』を公演致します!
本公演はお蔭様をもちまして、チケットは完売致しました。誠にありがとうございました。
次の通り、公演当日についてご案内申し上げます。

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 2015年5月公演
G.F.ヘンデル作曲 『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:鈴木秀美/演出:菅尾 友
公演当日のご案内
5月23日(土)
5月24日(日)
当日券
チケット完売につき発売いたしません
開場
16:30
13:30
開演
17:00
14:00
第1幕
約70分
休憩予定時刻
18:10~18:30
15:10~15:30
第2幕
約60分
休憩予定時刻
19:30~19:45
16:30~16:45
第3幕
約65分
終演予定
20:50
17:50
新国立劇場
=アクセス=
<鉄道>
京王新線(都営地下鉄新宿線直通)=「初台駅」中央口(新国立劇場口)直結

お車・バスなどでご来場のお客様は新国立劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 新国立劇場

※当公演のチケットは全て売切れとなっております。
 当日券の発売もございませんので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼出演者等の公演情報ページはこちらから
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 2015年5月公演 『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(4)
~イタリアオペラ研究会 編~

7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。
今回は7番目に出演の「イタリアオペラ研究会」をご紹介します。
【4】~イタリアオペラ研究会~
二期会イタリアオペラ研究会は創立から13年目に入りました。ここ数年では会員数も増え、充実した活動を行っています。
この会から巣立ち、二期会本公演や新国立劇場その他で活躍されている方が多い事も、この会の役割の一つと考え、イタリアオペラに必要不可欠な事柄を、指揮者・演出家・ディクション・コレペティ等の指導者を招き研鑽に励んでいます。
《イタリアオペラの研究をするにあたり、1本(1役)を勉強する!》
この事がイタリアオペラを更に深く理解し、そして演奏家が1人ではできない、アンサンブルの勉強や舞台上での実践等を通して実力をつける事につなげています。
あの役がやりたかった、やってみたら勉強になった。など様々な事柄に研究会員は日々充実感を味わえており、その成果は年数回の例会やスペシャルコンサートで発表しています。
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定例会での様子(講師:ステファノ・マストランジェロ氏=写真左手前)
そして今回の「駅伝コンサート」では ~イタリアオペラを代表する二人の作曲家~ と題し、プッチーニ『ラ・ボエーム』第三幕より四重唱を、後藤美奈子、後埜上礼子、伊藤 潤、林 泰寛(助演)が、ヴェルディ『リゴレット』第三幕より四重唱を、浜田和彦、山本ゆかり、渡邊公威(助演)、石橋佳子が演奏します。
研究を重ねた名場面を是非ご期待ください!
▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。
<研究会から演奏会のお知らせ>
2015年6月29日(月)18:30より『Italia Opera Special』を、小金井宮地楽器ホール 大ホールで開催いたします。
▼演奏会の詳しい情報はこちらのリンクから
二期会イタリアオペラ研究会 - Facebook

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演:
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会 (3)
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会
  ・18:00~ スペイン音楽研究会
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《チケット発売中》
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(8)
ニレーノ役 西谷衣代、濱野奈津美

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』キャスト・インタビュー。
本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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↑こちらのリンクボタンをクリックで別ウィンドウ(または別タブ)が開きます。

ついにシリーズ最終回となりました。最後は、エジプト王家に仕える召使のニレーノ役、ソプラノ西谷衣代(にしたに いよ・23日出演)と濱野奈津美(はまの なつみ・24日出演)です。

――まずは、ニレーノはどんな役柄でしょうか?
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西谷: ニレーノという役にはぴんと来ない方も多いかと思います。
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濱野: 実は、この物語の中で唯一実在しない人物です。ニレーノにはアリアがなく、役作りには苦労しましたが、所々にあらわれては皆を助け、導いていく、重要な役になっています。
西谷: ニレーノは何かと頭を働かせ、活躍します。細かな設定もありますので、お楽しみ頂けたら!!…と思います。

――ニレーノは特にクレオパトラの腹心として活躍しますね。クレオパトラとのシーンで二人の関係がよくわかるところはどこでしょうか?
濱野: 2幕はじめはいかがでしょうか。クレオパトラのアリア“V'adoro, pupille(焦がれておりますの、優しい眼差しよ)”の準備をニレーノが命じられています(※ここではまだクレオパトラはリディアと名乗り、素性を明かしていない。チェーザレの心を奪うため、さまざまな装飾を施して歌う)。
私はこの曲が大好きなので、いつも聴き入っています。
西谷: 準備が整い、チェーザレを招きいれ、いざクレオパトラの歌が始まろうとする前に、ニレーノが、「この歌を聴いて心が動かされないのなら、その人の心は石でしょうね」というセリフを言います。これは、この曲の美しさと、クレオパトラの魅力をいちばんよくわかっている腹心だからこそのセリフかな…と思います。
◆naxos試聴トラック [II-9]:(プレーヤー楽曲番号 31.)
 第2幕 2場: Aria: V'adoro, pupille (Cleopatra)

――いよいよ、本番ですね。お客様へメッセージをお願いします。
濱野: 稽古場は、何にでも挑戦するエネルギーが溢れていました。一瞬も目が離せない素敵な舞台になっています!ちょこちょこ動き回るニレーノにも注目してみてください!
西谷: 舞台を観終わった方々に、 印象に残った役は「ニレーノ!」と言っていただけるように、インパクトをしっかり出していきたいと思います!
西谷・濱野: ご来場お待ちしております!

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※当公演は、5/23(土)17時・24(日)14時の両公演ともに予定販売数を終了致しました。誠にありがとうございました。尚、当日券のご用意もございませんので、あらかじめご了承くださいませ。(5/13(水)16:00)

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(7)
アキッラ役 勝村大城、加耒 徹

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』キャスト・インタビュー。
本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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↑こちらのリンクボタンをクリックで別ウィンドウ(または別タブ)が開きます。

第7回は、エジプトの将軍アキッラ役のバリトン勝村大城(かつむら だいき・23日出演)、加耒 徹(かく とおる・24日出演)です。お待たせしました。
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勝村: お待ちしていました(笑) アキッラ役の勝村大樹です。
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加耒: 加耒 徹です。よろしくお願いいたします。

アキッラはエジプト王トロメーオの部下でエジプト軍のトップ。ローマから逃れてきたポンペーオを策略で殺害、その妻コルネリアを得ようとし、そして、チェーザレの暗殺を計略、挙句は……と、ドラマのカギを握りつづけるアキッラは、かなりの策士家のようです。
――今回はどのように演じられるのでしょうか?
加耒: 少しネタバレになってしまうかも知れませんが…本格的な三枚目のキャラクターです。音楽的にも、ヘンデルのオペラですから作品全体を通してソロのアリアが大半を占めるのですが、それぞれのキャラクターに合った雰囲気のアリアがある中で、私が演じるアキッラのそれは、何ともガサツなキャラクターが存分に描き出された音の進行になっています。
勝村: アキッラは悪人です。ですが、不器用な男なんです(笑)
アキッラはアリアでコルネリアに向けて“Tu sei il cor di questo core(君は我が心の心)”と歌います。(※第1幕第11場 アキッラがコルネリアに迫る。が、コルネリアは夫ポンペーオをアキッラに殺されているので、想いは伝わるどころか、恨まれるばかり。)
バリトンの歌う愛は愛情表現に問題こそあれ、常に本物です。テノールにばかり良い顔はさせたくありません(笑)
◆naxos試聴トラック [II-3]:(プレーヤー楽曲番号 25.)
 第1幕 11場: Aria: Tu sei il cor di questo core (Achilla)

――アキッラ以外で『ジューリオ・チェーザレ』から、おすすめの歌はありますか?
加耒: 数々のアリア、その一曲一曲が素晴らしい作品です。
中でも最も好きな曲はクレオパトラの2幕ラストのアリア、第28曲“Se pieta di me non senti(情けがなければ、天よ、私は死を選ぶ)”です。(※第2幕第8場 アキッラの軍に追われたチェーザレを逃れさせたクレオパトラが、彼の身を案じて歌う)
ヘンデルのオペラには必ず一曲はある10分近い大曲ですが、全く飽きる事の無い重厚な曲になっています。
◆naxos試聴トラック [II-19]:(プレーヤー楽曲番号 41.)
 第2幕 8場: Aria: Se pieta di me non senti (Cleopatra)
勝村: 私も、クレオパトラから、“Non disperar chi sa?(気を落とすことなどないのよ)” です(※第1幕第5場 クレオパトラが、政敵でもある弟のトロメーオにむかって小馬鹿にしたように歌う1曲)。なんか聴いているだけで楽しくなります。
◆naxos試聴トラック [I-11]:(プレーヤー楽曲番号 11.)
 第1幕 5場: Non disperar, chi sa? (Cleopatra)

――お客様にご期待いただきたいところはどこですか?
加耒: 今回の演出では、一切舞台上で時間が止まる事は無く、全てが動き回ります。
きっと目を離す隙も無い展開になると思いますので、それぞれの役になりきった若手ならではの運動量もお楽しみいただけたらと思います。
勝村: (アキッラの)不器用な男の、精一杯の愛の表現?ですかね(笑)

――最後に、お客様にむけて、意気込みを。
加耒: 今まで演じてきたことのない役ですので、その凄いキャラクターを印象付けたいですし、それが出来なければいけないと思います。毎日自分自身の新たな一面を解放していくのが楽しみでもあります。
これからオペラ歌手としてキャリアを積み重ねていく上で、この貴重な経験を存分に生かしていきたいと思いますので、皆様あたたかい応援をよろしくお願い致します。
勝村: 素晴らしい音楽・演出スタッフと共に今回のジューリオ・チェーザレに関われる事に大きな喜びと興奮、そして一抹の不安を抱えながら稽古をしています。楽しい事も、苦しい事も、一ヶ月以上の長い稽古の中ではあります。そしてその先にあるのはたった一度きりの舞台です。でもたった一度しかないからこそ、それぞれが持つ最大限を凝縮した表現で魅せる事が出来ると信じています。
勝村・加耒: ご来場お待ちしております!

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※当公演は、5/23(土)17時・24(日)14時の両公演ともに予定販売数を終了致しました。誠にありがとうございました。尚、当日券のご用意もございませんので、あらかじめご了承くださいませ。(5/13(水)16:00)

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(6)
トロメーオ役 福間章子、小林紗季子

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』キャスト・インタビュー・シリーズ。
第6弾は、いよいよエジプトのファラオ(王)、トロメーオ様の登場です。

本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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201505_fukuma_akiko.jpg (c)Yoshinobu Fukaya
福間: ごきげんよう、トロメーオ役のメゾソプラノ福間章子(ふくま あきこ・23日出演)です。
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小林: 同じくトロメーオ役のメゾソプラノ小林紗季子(こばやし さきこ・24日出演)です。

――トロメーオはどんな役でしょうか?役作り、音楽作りで、心がけていることはありますか?
小林: トロメーオは、チェーザレ、セスト、コルネリア、最終的には臣下のアキッラにまで憎まれる役です。なので、登場人物だけでなく、お客様からも「あいつ最悪だなぁー」と思われるように、役作りを頑張っています。
福間: 1幕ラストのコルネリアとセストの二重唱(トロメーオに引き離された母子が、別れの悲しみを重ねて歌う)や、3幕のクレオパトラのアリア(クレオパトラが、トロメーオの軍に追われるチェーザレの身を案じて歌う)など、どちらも悲しみのうちに歌われる曲ですが、その悲しみにはわたくしトロメーオがものすごく関係しています。
これらの曲がより一層美しく聴こえるよう、がんばって親子を引き離したり、一生懸命姉を幽閉したりしようと思います。
小林: 私も2幕のクレオパトラは好きですね。可愛らしいクレオパトラから女性らしさをすごく感じます。
いっぽう、トロメーオにも各幕1曲ずつのアリアがありますが、3幕のアリア“Domerò la tua fierezza(私の王座を嫌い、侮蔑した)”が「何拍子なんだろう?」って思うくらい変な感じがトロメーオの心境をよく表していて、一番好きです。
福間: 本当に『ジューリオ・チェーザレ』は、どの曲も美しすぎますね!
◆naxos試聴トラック [III-3]:(プレーヤー楽曲番号 47.)
 第3幕 2場: Aria: Domero la tua fierezza (Tolomeo)
 (※クレオパトラとの戦いに勝ったトロメーオは、クレオパトラを平伏させ侮蔑する)

――お客様にむけて、今回の舞台にかける意気込みをお願いします。
福間: 演出の菅尾 友さんの「出来ることならやってみたい!」が、思いっきり詰め込まれた舞台です。どの音も、どの動きも、全てを余さずお届け出来るよう、毎日尋常じゃない量の汗をかきながら稽古しております!
ダンサーさん含め、キャストは年齢も近いので打ち解けるまでが早かったように思います。
どうぞご期待ください!!!
小林: 年代も近い仲間と1ヶ月以上ほぼ毎日、一緒に稽古をして作り上げていくオペラは研修所以来だったので、本当に濃密な時間で楽しかったです。衣裳も素敵ですし、若さ溢れる舞台になっているので、細部までお見逃しなく!ぜひぜひお楽しみください!

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2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※当公演は、5/23(土)17時・24(日)14時の両公演ともに予定販売数を終了致しました。誠にありがとうございました。尚、当日券のご用意もございませんので、あらかじめご了承くださいませ。(5/13(水)16:00)

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アルテリーベ東京で『魔笛』キャスト嘉目真木子と金山京介のデュオ・ディナー開催!

オペラ通が通う、新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」で、6月3日(水)に、7月公演『魔笛』に主演するソプラノ嘉目真木子とテノール金山京介によるデュオ・ディナー・コンサートが開催されます。
アルテリーベ東京では、東京二期会公演キャストによるプレコンサートを開催していただいています。今回は、7月公演モーツァルト『魔笛』にパミーナとタミーノで共演を果たす嘉目真木子と金山京介(本公演出演日はともに7月18日・20日)。ピアノは黒木直子です。
ステージは、19:00と20:00の2回。それぞれ30分のプログラムをご用意しています。第1ステージでは、『魔笛』から、パミーナとタミーノのアリアを披露します。このディナーの時期には、すでに立ち稽古が始まっていますので、宮本亜門演出の稽古の様子などのトークも交えながら、歌をお楽しみにいただきましょう。
『魔笛』以外の曲も充実。今春、嘉目が故郷の大分で初役の舞台を踏んだ『フィガロの結婚』伯爵夫人のアリアや、金山が秋に日生劇場デビューを控える『ドン・ジョヴァンニ』のドン・オッターヴィオのアリアにも、ご注目ください。
第2ステージは、アルテリーベ東京ならではの、デュオ・ディナー・ショー!二人の得意なレパートリーから、お食事とお飲み物とともに盛り上がる曲を惜しみなく選曲しました。乞うご期待!
演奏をとおしたお客様との交流も、アルテリーベならではの雰囲気で、気兼ねなくお楽しみいただけることでしょう。本公演とあわせて、ぜひいらしてください!

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ソプラノ
嘉目真木子
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テノール
金山京介
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ピアノ
黒木直子

■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 二期会『魔笛』プレコンサート》
~二期会からお贈りする若きオペラのプリンス&プリンセス~

日時:2015年6月3日(水) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:8,228円(コース料理・ワンドリンク付き・音楽料込)
出演:嘉目真木子(ソプラノ)、金山京介(テノール)、黒木直子(ピアノ)
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL. 03-3519-7007
▼嘉目と金山が出演する二期会『魔笛』は7月18日(土)・20日(月・祝)!
東京二期会オペラ劇場2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
 2015年7月16日・18日・19日・20日 東京文化会館大ホール
▼二期会『魔笛』のお問い合わせ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831

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出演者メッセージ~「二期会サロンコンサートVol.180」ソプラノ西 友加

お待たせいたしました。毎回ご好評いただいております「二期会サロンコンサート」シリーズは、いよいよ来月に2015-2016シーズンの初回を迎えます。
今シーズンの初回はソプラノ西 友加、テノール今尾 滋、バリトン藤山仁志が、素敵な歌の一夜をお贈りします。
今日は公演を前に、出演者を代表して、ソプラノ西 友加よりコンサートに向けてのメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。
      *    *    *
今回は素晴らしい方々と共演させていただく機会を頂き、とてもワクワクしています!
今回のコンサートではイタリア・スペイン・フランスのラテン3国からアリアや歌曲を“いいとこ取り”で集めてみました。
コンサートタイトルはそれぞれの国のイメージを藤山さんと話している中で決まったものです。「情熱=イタリア」「憂い=スペイン」「気品高い=フランス」皆様はそれぞれの国にどんなイメージをお持ちでしょうか?
スペインの作品というのは演奏されることは多くはないですが、スペイン語の持つ独特な色っぽさや、内から燃え上がる鼓動のようなリズム感等は、初めて聴く人にも親しみやすく、ぜひ一度触れていただきたいと思います。イタリア・フランスの作品も、その国らしさを存分に楽しんでいただける曲ばかりです。
「情熱と憂いと気品高い愛」の世界を、是非聴きにいらしてください!
  ―― ソプラノ 西 友加
      *    *    *

salon180_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2015-2016シーズン
Vol.180 情熱と憂いと気品高い愛を求めて
~イタリア・スペイン・フランスの音楽から~

日時:2015年6月4日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・ワンドリンク付)
出演:西 友加(ソプラノ)、今尾 滋(テノール)、
   藤山仁志(バリトン)、安田有里(ピアノ)

▼予定演奏曲等、コンサート情報ページはこちら
二期会サロンコンサート 2015-2016シーズンラインアップ - 東京二期会

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(5)
クーリオ役 杉浦隆大、白岩 洵

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』キャスト・インタビュー・シリーズ。
第5回はクーリオ役のバリトン杉浦隆大(23日出演)と白岩洵(24日出演)がお話しします。

本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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↑こちらのリンクボタンをクリックで別ウィンドウ(または別タブ)が開きます。

――クーリオという役は、ジューリオ・チェーザレの部下、という立ち位置ですが、今回の舞台ではどんな人物に?
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杉浦: クーリオは、ローマの「護民官」という地位の割に威厳さがまったくなく、冒頭の場面でチェーザレへの挨拶もそこそこに、すぐに女性についての話題に変えてしまうほど、女性のことが大好きな人物です。
空気を読まずにコルネリアに告白しフラレ、すぐに別のリディア(クレオパトラが扮している)に一目ぼれするも勝手に玉砕…これでもかと「残念な男」っぷりが描かれています。それが、思わず笑ってしまうようなコミカルさにつながっています。私は、残念さが強調されるように心掛けて演じています。どれほど残念なのか、どうぞ劇場にてお確かめください(笑)
白岩: 決して出番の多い役ではないのに、節操なく女性に惚れてしまう描写がところどころに入ってきて、「こいつは変なやつだな」というのが、クーリオに抱いた第一印象でした。そんな「変な」クーリオですが、一回一回の恋は軽い気持ちではなく、本気だと思うんです。本気で好きになって、ふられたらとことん傷つく、そんなまっすぐなキャラクターを目指しています。

――クーリオはコミカルな役回りを担っているのですね。具体的に音楽や演技の見どころは?
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白岩: クーリオには特別アリアが書かれていません。ですが、今回の舞台では、他の人物のアリアで登場しています。中でも一番好きな曲というか、見どころと言えば…
白岩・杉浦: チェーザレの“Va tacito e nascosto(抜け目のない狩人は)”ですね。
(※第1幕エジプト王トロメーオの宮殿に通されたチェーザレが王たち表面的な歓待の背後に策略を察しつつ歌う)
◆naxos試聴トラック [I-22]:(プレーヤー楽曲番号 22.)
 第1幕 9場: Aria: Va tacito e nascosto (Cesare)
杉浦: バレバレな策略を企てるトロメーオを、チェーザレが皮肉っているアリアで、音楽はホルンが加わった狩りの音楽です。
白岩: 宿敵を目の前にして激昂するのではなく、虎視眈々と知略を巡らせるチェーザレの様子が伝わってきますよ。
杉浦: チェーザレがトロメーオの策略を次々と見抜き越えていく演出となっており、こう言ってしまっていいのか分かりませんが、まるで遊園地のアトラクションのようです。一瞬たりとも見逃せません。
白岩: そこに僕たちも登場しているので、注目していただけると嬉しいです!

――「クーリオ、ローマの護民官」にむけて、意気込みを。
杉浦: クーリオは、さほど目立たず、公演によっては出番が大幅カットされる役で、正直私自身あまり重要な役ではないと思っておりました。ですが今回、菅尾さんの演出でその感覚がくつがえされ、クーリオは登場シーンにおいてスパイス的な存在となり場を盛り上げます。最初から最後まで何が起こるか分からない今回の舞台ですが、その中で「クーリオ」という役名もお客様に覚えて帰っていただけるよう舞台に立ちたいと思います。
白岩:悪い意味での大人しい舞台にならないよう、今できるかぎりの挑戦をしていきたいです!

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※当公演は、5/23(土)17時・24(日)14時の両公演ともに予定販売数を終了致しました。誠にありがとうございました。尚、当日券のご用意もございませんので、あらかじめご了承くださいませ。(5/13(水)16:00)

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【「二期会WEEK@サントリーホール2015」公演情報(7)】
第6日「オペラ『カルメン』ハイライト」(原語上演)

これまで数々の舞台でカルメンを演じてきた伊原直子。我が国を代表する、言わばカルメンの代名詞的な名歌手が再びカルメンと対峙します。
そして今、最も旬のテノール、望月哲也がカルメンに翻弄されるホセを演じ、ウィーン国立歌劇場にて世界の名歌手たちと舞台を創り上げてきた甲斐栄次郎がエスカミーリョとして登場します。
ミカエラには端正なベルカントが魅力の羽根田宏子を配し、フラスキータ・三宅理恵、メルセデス・田村由貴絵と、二期会の層の厚さを証明する理想的なキャスティングが実現しました。
また数々の名舞台を牽引してきたピアニスト・森島英子が更なる推進力を与えるでしょう。
最強の布陣で挑むカルメンに、どうぞご期待ください。
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[出演者写真]左上から、伊原直子、望月哲也、羽根田宏子、甲斐栄次郎、
三宅理恵、田村由貴絵、森島英子、宮本益光

nikikai_week_2015_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2015
第6日「オペラ『カルメン』ハイライト(原語上演)」

日時:2015年6月27日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円
  ※第6日は残席僅少となりました

出演:
 カルメン:伊原直子/ドン・ホセ:望月哲也/ミカエラ:羽根田宏子
 エスカミーリョ:甲斐栄次郎/フラスキータ:三宅理恵/メルセデス:田村由貴絵
 ピアノ:森島英子/構成、ナレーション:宮本益光
予定演奏曲目:
 G.ビゼー:オペラ『カルメン』ハイライト<原語上演>
 ・ハバネラ「恋は野の鳥」
  Habanera "L'amour est un oiseau rebelle"
 ・闘牛士の歌「諸君の乾杯を喜んで受けよう」
  "Votre toast, je peux vous le rendre"
 ・花の歌「おまえの投げたこの花を」
  "La fleur que tu m'avais jetée"
 ・カルタの歌
  Air des cartes "Voyons, que j'essaie à mon tour"
 ・ミカエラのアリア「何を恐れることがありましょう」
  "Je dis que rien ne m'epouvante"
                          …ほか
▼公演情報ページはこちら
二期会WEEK@サントリーホール2015 第6日「オペラ『カルメン』ハイライト」 - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

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ニューウェーブ・オペラ・インタビュー(4)
セスト役 今野絵理香、田川聡美

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』キャスト・インタビュー・シリーズ。
本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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↑こちらのリンクボタンをクリックで別ウィンドウ(または別タブ)が開きます。

本日は、セスト役のソプラノ今野絵理香(こんの えりか・23日出演)と、田川聡美(たがわ さとみ・24日出演)に聞きました。

――セストは、コルネリアの息子(史実では実の息子ではありません)で、殺された父親ポンペーオの仇を討とうとする役ですね。歌い演じていてどのように感じますか?
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今野: セストには3曲のアリアがあるのですが、どれも凄くカッコいいので大好きです。
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田川: どれも復讐の怒りに満ちた非常に激しい音楽で、歌っているとどんどん興奮が高まります。
セストの台詞にはvendettaやvendicar(復讐、仇討ち)という言葉がとても多いのですが、口に出して自分を鼓舞しなければそれに向かうことのできない、セストの幼さ、気弱な心がよく現されているように感じます。
今野: それだけに精神的にとても苦しい役ですが、稽古場がとても楽しくて今のところ心を保っていられます(笑)
一人じゃ何も出来ない弱虫でお母さんに縋っていた男の子が、どんどん逞しく青年になっていく成長過程を見て頂けたら嬉しいですね。
田川: そこを観て頂けたら、役者冥利に尽きます。
今野: 剣さばきも特訓しております!!
◆naxos試聴トラック [I-9]:(プレーヤー楽曲番号 9.)
 第1幕 4場: Aria: Svegliatevi nel core (Sesto)
  “我が心に”
(※父の死と悲しみに沈む母コルネリアを前にして、セストは復讐を誓う)
◆naxos試聴トラック [II-22]:(プレーヤー楽曲番号 44.)
 第2幕 11場: Aria: L'aura che spira (Sesto)
 “漂う大気は”
(※チェーザレの死の報せ聞いたセストは、一度は絶望して命を断とうとするが、コルネリアに制され再び勇気を奮い立たせる)
(※本公演ではもう1曲、第2幕 6場の“L'angue offeso mai riposa(怒りの舵は休みを知らぬ)”が演奏されます。トロメーオ王の後宮に連れ去られることになった母コルネリアに従い、セストは復讐の機にむかいます)

――今「稽古場が楽しくて」という話がありましたが、皆そう言っていますね。楽しいエピソードがあれば。
田川: ヘンデルのアリアはダ・カーポ・アリアといって、ABAの形式で、二回目のAパートは各々が考えた華やかな装飾音を付けて歌います。その装飾に応えて、オーケストラも装飾音を加えて演奏されるのです。練習の過程で、たまに歌手が突拍子もない装飾音をつけて歌うことがあります。そんなとき、チェンバロの上尾直毅さんや、鈴木秀美マエストロが時々チェロを弾きながら指揮して下さるのですが、〈それカッコいいね!〉とか〈その音は変だよ(笑)〉といった意味を込めた装飾で返してくださり、皆の笑いを誘っています。音楽で伝えあえる環境、音楽の冗談が飛び交う稽古場は楽しく、私にとって幸せを感じる瞬間です。

――二期会デビューにむけての意気込みをどうぞ。
今野: 支えてくださっている皆様に感謝し、最高の舞台を作り上げていきたいと思います!
田川: 『ジューリオ・チェーザレ』は私にとって特別に思い入れのあるオペラで、しかも長年の憧れだったズボン役でそれを飾ることができ、本当に嬉しく、幸せな気持ちでいっぱいです。この興奮と喜びと緊張を、力に変えて、歌い演じたいと思います!
今野・田川: ぜひお楽しみに!!

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※当公演は、5/23(土)17時・24(日)14時の両公演ともに予定販売数を終了致しました。誠にありがとうございました。尚、当日券のご用意もございませんので、あらかじめご了承くださいませ。(5/13(水)16:00)

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(3)
クレオパトラ役 田崎美香、髙橋 維

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』キャスト・インタビュー・シリーズ。
本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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第3弾は、プトレマイオス朝エジプト最後の女王、クレオパトラ役のソプラノ田崎美香(たさき みか・23日出演)と髙橋 維(たかはし ゆい・24日出演)です!

――今回の『ジューリオ・チェーザレ』の舞台では、チェーザレもクレオパトラもとても若々しく描かれていますね。
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田崎:はい、チェーザレとクレオパトラふたりの成長の物語でもあります。
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髙橋:クレオパトラに、「わたし、クレオパトラなの!もうリーディアじゃないわ!」という台詞があります。彼女は最初侍女のリーディアと称して、チェーザレに近づくのですが。そんな彼女が、チェーザレへの愛に目覚めて、チェーザレを守るため思わず正体を明かしてしまうのです。彼女が一歩大人になった瞬間だと思います。
田崎:私も、なんとも思っていなかったはずのチェーザレに対し、思わずドキッ♡となり好きになっていく所の演技を頑張りたいです!
髙橋:徐々に大人の階段をのぼるチェーザレとクレオパトラにご注目ください!

――クレオパトラにはたくさんのアリアがありますが、このオペラ全篇で、おすすめの曲はどれですが?
田崎:序曲から終曲まで全て大好きですが、クレオパトラのアリアから個人的に好きな曲を挙げるとしたら、“V'adoro pupille (焦がれております、優しいまなざし)”です。
(※第2幕第2場、リーディアことクレオパトラが、チェーザレを、その魅力でもって全力で誘惑をする)
詩と音楽が見事に融け合っていて、詩の持つリズムの美しさとそれを際立たせる音楽の美しさの両方を感じることができる一曲だと思います。
◆naxos試聴トラック [II-9]:(プレーヤー楽曲番号 31.)
 第2幕 2場: Aria: V'adoro, pupille (Cleopatra)
髙橋:1曲に絞るのは難しいのですが…やっぱりクレオパトラの曲の中で“Se pieta di me non senti(情けなければ、天よ、私は死を選ぶ)”でしょうか!
(※第2幕 自分がクレオパトラであることを告白した彼女が、エジプト軍に追われるチェーザレの運命を祈る)
◆naxos試聴トラック [II-19]:(プレーヤー楽曲番号 41.)
 第2幕 8場: Aria: Se pieta di me non senti (Cleopatra)

――お客様にむけて、舞台にかける意気込みをお願いします!
田崎:ご来場くださった全ての方に『ジューリオ・チェーザレ』の魅力が伝わりますように、全身全霊をかけて頑張ります。
歴史物で難しそうといった概念を覆す、とても楽しい演出ですので1人でも多くの方にご来場頂けたら嬉しいです!
髙橋:映画やアニメを観ているような、現実と妄想が行ったり来たりする舞台、オペラを観たことがない方から、『ジューリオ・チェーザレ』大好き!という方まで楽しんでいただける舞台になっています。
笑いあり、涙あり!登場人物全員を好きになってもらえると思います。
田崎・髙橋:ご来場お待ちしております!

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※当公演は、5/23(土)17時・24(日)14時の両公演ともに予定販売数を終了致しました。誠にありがとうございました。尚、当日券のご用意もございませんので、あらかじめご了承くださいませ。(5/13(水)16:00)

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(3)
~ロシア東欧オペラ研究会 編~

7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。ドイツ歌曲研究会、日本歌曲研究会に続き、第3回は「ロシア東欧オペラ研究会」をご紹介します。
【3】~ロシア東欧オペラ研究会
今回、ロシア東欧オペラ研究会は「ロシア東欧オペラ研究会の原点に帰る」というテーマで、男声歌手4人による、ロシアオペラ・アリアを演奏いたします。
ロシアオペラは、ロシア国民音楽の原点と言われるグリンカの「イワン・スサーニン」に始まったとされ、その後ロシアの歴史をテーマにしたロシアオペラは、ロシア五人組とよばれたボロディン、ムソルグスキーに引き継がれました。
その他にもオペラ「カルメン」に影響を受け「エフゲニ・オネーギン」を作曲したと言われるチャイコフスキー、そして音楽院の卒業作品としてオペラ「アレコ」を作曲したラフマニノフなど多くの作曲家によって名曲が生まれ、演奏されてきました。今回はその多くの中から、男声歌手の名曲を演奏いたします。
出演者と演奏予定曲:
堺 裕貴(バスバリトン)
 ・A.ボロディン作曲 オペラ『イーゴリ公』より
       「眠りも休息もなく」
那知上 晃(テノール)
 ・P.チャイコフスキー作曲 オペラ『エフゲニ・オネーギン』より
       「どこへ去ったのか、青春の日々は」
渡部智也(バス)
 ・S.ラフマニノフ作曲 オペラ『アレコ』より
       「不思議な歌の力で」
岸本 力(バス)
 ・M.ムソルグスキー作曲 オペラ『ボリス・ゴドノフ』より
       「ああ!胸苦しい!明かりをくれ!~鐘だ!弔いの鐘が!」
ピアノ:小笠原貞宗
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写真左から:堺 裕貴、那知上 晃、渡部智也、岸本 力
▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。
<研究会から定期演奏会のお知らせ>
5月25日(月)には、渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて18:30より「第12回定期演奏会」を開催。チャイコフスキー『エフゲニ・オネーギン』と リムスキー=コルサコフ『雪娘』をハイライトでお贈りします。こちらもどうぞお楽しみに。
▼定期演奏会の詳しい情報はこちらのリンクから
二期会ロシア東欧オペラ研究会 第12回定期演奏会 - 東京二期会

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演:
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会
  ・18:00~ スペイン音楽研究会
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《チケット発売中》
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(2)
コルネリア役 池端 歩、土屋優子

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2015年5月公演 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』キャスト・インタビュー・シリーズ。
本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
NML_cesare.jpg 左のリンクボタンをクリック

第2弾はコルネリアを演じる池端 歩(いけはた あゆみ・23日出演)と土屋優子(つちや ゆうこ・24日出演)です。
コルネリアは、チェーザレとともにかつてローマの三頭政治の一角を担っていたポンペーオの妻。エジプトでポンペーオが殺され、コルネリア自身もエジプト王トロメーオの宮殿に幽閉され、しかもその身を王とその部下アキッラに狙われている、という役。

――まずは、そのコルネリア像について
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土屋: コルネリアは登場してすぐに未亡人となる美しい母の役です。
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池端: 稽古の最初の頃、鈴木秀美マエストロが「コルネリアは“泣き女”だから」とおっしゃったのがとても印象的です。確かに、次々と辛い状況におちいり、泣いたり悔しがったり絶望したり…
土屋: でも、ただ悲しみに打ちひしがれるだけではないんですよね。息子を焚き付けて復讐を成し遂げる、したたかな母の姿もあったり。
池端: 息子を想う母の優しさ、ポンペーオの妻であるという気高さ、そしてローマ人女性の芯の強さも、表現したいと思っています!
土屋: それから…オペラの中では絶世の美女クレオパトラよりモテています(笑)そのモテモテっぷりもお楽しみいただけたら(笑)。

――たくさんの曲がある『ジューリオ・チェーザレ』。おすすめは?
土屋: どの音楽も素晴らしいですが、中でも私が特に好きなのはセストとコルネリアが1幕終りで歌う二重唱“Son nata a lagrimar – sospirar (涙するため/溜息するため、生まれ)”と、クレオパトラが2幕で歌うアリア“Se pieta di me non senti (情けなければ、天よ、私は死を選ぶ)”です(※アキッラの軍に追われたチェーザレを逃れさせたクレオパトラが、彼の身を案じて歌う)。
母と子が引き裂かれる深い悲しみ、そしてチェーザレの無事を祈る不安なクレオパトラの心、どちらも大変美しい旋律で表現されていて大好きです。
◆naxos試聴トラック [II-5]:(プレーヤー楽曲番号 27.)
 第1幕 11場: Duet: Son nata - o a lagrimar - sospirar (Cornelia, Sesto)
◆naxos試聴トラック [II-19]:(プレーヤー楽曲番号 41.)
 第2幕 8場: Aria: Se pieta di me non senti (Cleopatra)
池端: コルネリアがゆったりした曲が多いので、私はむしろチェーザレの激しい“Empio, dirò, tu sei (酷い奴だと言おう)(※第1幕ポンペイウスの亡骸を見てチェーザレがエジプト人に激昂して歌う)”や、クレオパトラの楽しい“Da tempeste il legno infranto(遭難した船が嵐から)(※海に逃れたチェーザレが再び戻ってきたことの喜びを歌う)”アリアをおすすめしたいです!
◆naxos試聴トラック [I-5]:(プレーヤー楽曲番号 5.)
 第1幕 3場: Aria: Empio, diro tu sei (Cesare)
◆naxos試聴トラック [III-13]:(プレーヤー楽曲番号 57.)
 第3幕 7場: Aria: Da tempeste il legno infranto (Cleopatra)

――このオペラが、二期会デビューですね。その意気込みをお聞かせください。
池端: 二期会デビューがこのプロダクションで本当に幸せです。
同年代の出演者たちと、動きや台詞の解釈などを話し合いながら、試行錯誤を繰り返してシーンを作りあげていくのが、すごく有意義でエキサイティングな経験でした。
「あれ、もう終わり?」「もっとずっと観ていたい!」と思っていただけるような舞台にできるよう、本番まで全力で頑張ります!
土屋: もうとにかく全てが刺激的です。自分の歌わないシーンも観ていて本当に面白くて、初めてオペラをご鑑賞されるお客様でも、まったく飽きない舞台になると思います。
このような舞台でデビューできるのは、両親、そして、いつも支え励まし応援してくださるお客様、皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
感謝の気持ちをずっと持って、本番まで全力で歌い演じます!

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※当公演は、5/23(土)17時・24(日)14時の両公演ともに予定販売数を終了致しました。誠にありがとうございました。尚、当日券のご用意もございませんので、あらかじめご了承くださいませ。(5/13(水)16:00)

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(1)
ジューリオ・チェーザレ役 杉山由紀、成田伊美

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2015年5月公演 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』キャスト・インタビュー・シリーズ。
本文中で紹介しているアリアやレチタティーヴォを、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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まずは、タイトルロールのジューリオ・チェーザレ役であるメゾソプラノ杉山由紀(23日)と成田伊美(24日)から!
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杉山: 皆様こんにちは、ジューリオ・チェーザレの杉山由紀(すぎやま ゆき)です。
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成田: 同じく、チェーザレ役の、成田伊美(なりた よしみ)です。
――稽古場の雰囲気はいかがですか?
成田: 稽古場は毎回たくさん話し合いをして進んでいます。私も、疑問は徹底的に解決したいと思い質問していますが、鈴木マエストロ、演出の菅尾さんはじめ皆様が丁寧に答えてくださいます。感謝しております!
杉山: 厳しくもアットホームな雰囲気です。稽古場に向かうのが毎日楽しみです!
――ご自身のチェーザレ像が出来上がっていくという感覚はありますか?
杉山: 今回の演出では、チェーザレの年齢がかなり若く設定されているのが特徴です。まだこれからという感覚ですが、個人的には、表情がコロコロ変わる新しいチェーザレ像を目指しています。
成田: 幕が開いてすぐのレチタティーヴォで「チェーザレは来た、見た、勝った」と言います。彼の有名な言葉ですよね。これを自分の口から放つ度に、毎回自分がチェーザレに近づいていく、という感動があります。
◆naxos試聴トラック [I-4]:(プレーヤー楽曲番号 4.)
 第1幕 2場 Recitative: Questa e Cornelia (Cesare, Curio, Cornelia)
杉山: それとやっぱり英雄なので、体を張ってやっています!剣を携えて激しく動きまわるので、稽古中は夢中で分からないのですが、家に帰って痣に気がつくという……

――チェーザレの見どころ、聴きどころ、ご自身の好き音楽は?
杉山: 第1幕の’Va tacito e nascosto(抜け目のない狩人は)’が一番好きです。(※第1幕エジプト王トロメーオの宮殿に通されたチェーザレが王たち表面的な歓待の背後に策略を察しつつ歌う)。今回の演出では、トロメーオとアキッラが張り巡らせる罠(!?)に立ち向かっていきますので、お楽しみに!
◆naxos試聴トラック [I-22]:(プレーヤー楽曲番号 22.)
 第1幕 9場: Aria: Va tacito e nascosto (Cesare)
成田: お客様の反応をとても楽しみにしているアリアがあるのですが……ネタばれになると思うので、今は言えません(笑) (編集注…どのアリアなのかnaxos試聴トラックからお探しになってみてください!)
杉山: チェーザレではないですが、コルネリアとセストの母子が離れ離れにされるところの二重唱’Son nata a lagrimar – sospirar(涙するため/溜息するため、生まれ)’(※第1幕のラストシーン)は悲しく美しくて、涙が出ます。ぜひ聴いていただきです。
◆naxos試聴トラック [II-5]:(プレーヤー楽曲番号 27.)
 第1幕 11場: Duet: Son nata - o a lagrimar - sospirar (Cornelia, Sesto)

――最後に、お客様にむけてメッセージを。
杉山: オペラの最初から最後まで、音楽だけでなく、舞台装置、小道具、キャスト、ダンサーの動きひとつひとつに意味があります。全役、全部のシーンを隅々までご覧いただきたいです。
成田: ニューウェーブという今の私たちだからこそできる舞台になる予感がしています。新しいジューリオ・チェーザレにご期待ください。
杉山・成田: ご来場お待ちしております!

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※5月12日午後12時現在、24日(日)公演分は予定販売数を終了致しております。また、23日(土)公演分は残席僅少(S席のみ)となっておりますので、お求めはお急ぎ上記までお電話にてお申込みください。

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La Dill(ラ・ディル)コンサート情報 ~癒しのハーモニーの楽しみ方~

『匂い立つ風』(尾崎亜美プロデュース)で昨年メジャーデビューした「La Dill」(ラ・ディル)。CDリリース記念ツアーにも多くの皆さまにお越しいただきました。
そして今回、彼らの次なるステージに向けて、まだ「La Dill」をお聴きになられていない方からファンの皆さんまでお楽しみいただけるコンサートをご案内いたします!
 ――――――――――――――――――――――――
≪その1≫ 先ずは『匂い立つ風』を聴いてみよう!
愛する人との、甘く切ない想い出を温かなバリトンヴォイスと極上のハーモニーで歌い上げます。
◆『匂い立つ風』ミュージックビデオ

 ――――――――――――――――――――――――
≪その2≫ 生の演奏を聴いてみよう!
「La Dill」の癒しのハーモニーを気軽に聴ける50分の無料コンサート。
お友達や家族とランチ前のひとときをお楽しみください。
■■■ 公演情報1 ■■■
《丸の内トラストシティ~ランチタイムコンサート》
新星メジャーデビュー・ユニット! La Dill~匂い立つ風~

日時:2015年5月14日(木) 12時10分開演
会場:丸の内トラストタワーN館・1階エントランスホール
入場料:無料
▼詳細・会場アクセスはこちらのページをご覧ください
第200回 新星メジャーデビュー・ユニット!La Dill~匂い立つ風~ - 東音企画
丸の内トラストシティ/演奏スケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社
 ――――――――――――――――――――――――
≪その3≫ ホールでゆったり聴こう!
土曜のお昼に、お手頃な価格で聴く事ができるコンサート。
『匂い立つ風』アコースティックバージョン(ピアノ伴奏)や『タイム・トゥー・セイ・グッバイ(Con te partirò)』『日本の歌メドレー』など、新たなレパートリーも披露いたします!
■■■ 公演情報2 ■■■
《La Dill~千葉県“初”コンサート~》
日時:2015年6月6日(土) 14時開演
会場:青葉の森公園芸術文化ホール(千葉市中央区)
入場料:全席指定 2,000円(税込)
▼公演詳細はこちらのページから「6/6(土)La Dill(ラ・ディル)」をクリックしてください
イベントスケジュール - 青葉の森公園芸術文化ホール
◆ホールスタッフからひとこと
千葉県立の青葉の森公園芸術文化ホールでは彌勒さんが千葉大学出身、坂下さんが千葉市出身という事で、今年度開催「ちばイズム」シリーズ第一弾として「La Dill 千葉県“初”コンサート」を企画いたしました。あまりクラシックになじみの無いお客様にも楽しんでいただける様に、内容も色々とリクエストさせていただきました。反響板を組んだ広いステージでのコンサートを2階席から会場の反応も含めて鑑賞いただくのも良いかもしれません。
千葉駅からバスで15分程の青葉の森公園には、博物館、スポーツ施設、バーベキュー場などもあります。土曜の14:00からの公演です。普段のコンサートとは、少し違った4人魅力が感じられると思います。クラシックでは珍しい試みとして13:40より、オープニングアクトとして県内のオペラサークルがミニステージを行います。チケット好評発売中です。行楽がてら是非ご来場ください。
◆La Dillメンバーインタビュー動画

【La Dill インタビュー】3月某日、都内某所でLa Dill の皆さんにインタビューさせていただきました。バリトンの岩田健志さんに地方での公演が入った為、急遽3名でのインタビューとなりました。デビューCDに関してや、6月のコンサート事など色々お話をうかがいました。約11分の動画をアップしました。メンバーの人柄なども感じられる内容になったと思います。6月の千葉県”初”コンサートに是非ご期待ください。チケットは好評発売中です。良い席はお早めにどうぞ。

Posted by 青葉の森公園芸術文化ホール on 2015年3月20日

 ――――――――――――――――――――――――
≪その4≫ クラシック音楽の殿堂で極上のハーモニーを聴こう!
サントリーホール ブルーローズで開催される「二期会WEEK2015」の初日に「La Dill」が登場します。
最高峰の音響を誇るホールで聴くハーモニーをお聴き逃しなく!

nikikai_week_2015_thumb.jpg ■■■ 公演情報3 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2015
第1夜「La Dill ~匂い立つ風~」

日時:2015年6月22日(月) 19時開演
会場:サントリーホール ブルーローズ
入場料:全席指定 4,500円(税込)

▼予定プログラム等、公演詳細はこちらをご覧ください
二期会WEEK@サントリーホール2015 - 二期会21

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【「二期会WEEK@サントリーホール2015」公演情報(6)】
第4夜は「マンドリンと歌う 世界の名曲」

“歌の伴奏”と言えば、すぐにピアノ、管弦楽…と思い浮かびますが、《マンドリン》というのも案外「あり」なんです。聴きなれた曲が、とても新鮮に聴こえます。
カンツォーネの粋、シャンソンのエスプリ、オペラアリアの華やかさ、そのどれもがマンドリンの哀愁を帯びた囁きと共に、時に繊細に、時にドラマチックに!
美術品としても目にも美しいマンドリンと声の織り成す世界を、存分にお楽しみください。
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[出演者写真]左上から、大澤一彰、手島由紀子、仲田淳也、オルケストラ“プレットロ”東京

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二期会WEEK@サントリーホール2015
第4夜「マンドリンと歌う 世界の名曲」

日時:2015年6月25日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円
  ※第4夜は残席僅少となりました

出演:
 テノール:大澤一彰/ソプラノ:手島由紀子/指揮・ピアノ:仲田淳也
 マンドリン:オルケストラ“プレットロ”東京
予定演奏曲目:
 オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア)
 カタリ・カタリ(カルディッロ)
 ジュ・トゥ・ヴ(サティ)
 オペラ『ポーギーとベス』より「サマータイム」(ガーシュウィン)
 オペラ『ファウスト』より「宝石の歌」(グノー)
 オペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ)
                          …ほか
▼予定プログラム(全曲)を公演情報ページに掲載しました
二期会WEEK@サントリーホール2015 第4夜「マンドリンと歌う 世界の名曲」 - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(2)
~日本歌曲研究会 編~

先週のドイツ歌曲研究会の記事より掲載しております、7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。第2回は「日本歌曲研究会」をご紹介します。
【2】~日本歌曲研究会~
日本歌曲研究会からは「山田耕筰没後50周年」を記念し、日本歌曲の原点とも言える山田耕筰の歌曲を取り上げます。
出演者:
 (ソプラノ)内田もと海、斉藤京子、前中榮子、山本富美
 (メゾソプラノ)清水邦子、浜坂京子
 (バリトン)宮本哲朗
 (ピアノ)朴 令鈴
演奏予定曲:
 「この道」「城ヶ島の雨」「からたちの花」「鐘がなります」
 「待ちぼうけ」「かやの木山」「曼珠沙華」「ペチカ」
   *     *    *
2000年に発足した日本歌曲研究会は、今や私たち声楽家にとって欠くことの出来ないレパートリーの一つとなっている日本歌曲の歌唱法や解釈を探究すべく活動を展開しています。
毎月の例会には作曲家や声楽家をはじめ各方面から多彩な講師をお招きし、毎回充実したものとなっています。
毎年の演奏会では2007年より委嘱作品のチクルスを設け新作歌曲を発表しており、これら新作歌曲を集めた「二期会日本歌曲研究会委嘱作品集1」を、2012年に全音楽譜出版社より出版いたしました。更に第2巻を出版すべく準備を進めています。
今後日本歌曲を更にインターナショナルなものとして行くためにも私たちの研究会活動を更に盛り上げて行きたいと思っています。
皆さん是非とも日本歌曲研究会に参加し共に勉強して行きませんか?
例会でのレッスンの様子
201505_nihonkakyoku_01.jpg 講師:大中 恩氏(写真中央)
201505_nihonkakyoku_02.jpg 講師:瀬山詠子(写真中央)
<例会情報>
毎月第3日曜日(8月はお休み) 10:30~13:30 二期会第1スタシオ
年会費:12,000円(研修生会員6,000円)
聴講料:一般2,000円、学生1,000円 (研修生は無料)
▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。
また、駅伝コンサートに先立つ6月19日(金)には渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて18:30より「第十三回演奏会」が開催されます。
▼第十三回演奏会の詳しい情報はこちらのリンクから
第十三回 二期会日本歌曲研究会演奏会 - 東京二期会

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演:
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会
  ・16:15~ フランス歌曲研究会
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会
  ・18:00~ スペイン音楽研究会
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《チケット発売中》
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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パパゲーノ萩原 潤とパパゲーナ冨平安希子がお贈りする、「母の日」の特別なディナー・コンサート at ラリアンス

毎回ご好評をいただいている「ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会」。
8回目となる5月11日(月)は、7月公演『魔笛』の本キャストから、パパゲーノ萩原 潤とパパゲーナ冨平安希子が出演します。ピアノも大藤玲子と豪華な顔ぶれとなりました!
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写真は左から 冨平、萩原、大藤
1月に登場したパミーナとタミーノ(嘉目真木子と金山京介)、3月のクレオパトラとチェーザレ(高橋 維と杉山由紀)に続いて、二期会公演の中からカップル・キャストでの出演です。
▼前回の様子がごらんいただけます
第7回オペラコレクション・ディナー[レストラン・音楽イベント] - ラリアンス
今回、「豊潤な味と香りのオペラ」と題して、ラリアンスのお料理との相乗効果で表現したいものは、〈幸福〉。ディナーのオープニングを『椿姫』のヴィオレッタのアリアで華やかに飾ったあとは、大理石が敷かれたラリアンスの素晴らしい音響にぴったりのモーツァルトでおもてなし。天才作曲家が残した幸福感に満ちた音楽を、冨平と萩原が真心こめて演奏いたします。
当日、ラリアンスでは「母の日フェア」も同時開催中(5月7日~15日)。母の日の記念でご利用のお客様には、さらに特別なコンシェルジュサービスもあるそうです!

201505_lallianceoperavol8.jpg ■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会 VOL.8》
~豊潤な味と香りのオペラ~

日時:2015年5月11日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きなお時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:冨平安希子(ソプラノ)、萩原 潤(バリトン)、大藤玲子(ピアノ)
予定プログラム:
 【第1ステージ】
 ・ヴェルディ『椿姫』より
      「ああ、そは彼の人か…花から花へ」
 ・モーツァルト『フィガロの結婚』より
      「もう飛ぶまいぞこの蝶々」
      「ひどいぞ!どうして今まで私を」
 【第2ステージ】
 ・モーツァルト『魔笛』より
      「おいらは鳥刺し」
      「ああ、私にはわかる」
      「パパパの二重唱」

▼詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンス・オペラ・コレクション ― with 二期会 ― 第8回|イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂ラリアンス
 東京都新宿区神楽坂2-11 電話:03-3269-0007
▼冨平、萩原が出演する、二期会『魔笛』チケット情報はこちら
東京二期会オペラ劇場 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
 2015年7月16・18・19・20日 東京文化会館大ホール

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二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ

Hakuju Hall 朝の1時間コンサート「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。
今年で3年目を迎えるコンサートシリーズに、この春 二期会オペラ研修所第58期マスタークラスを修了した、若く美しい6名の歌姫たちが出演します。

イタリアのミラノで学ぶ藤田彩歌、新国立劇場オペラ研修所でさらに研鑽を積む宮地江奈と西尾友香理、それぞれの舞台を歩み始めた別府美沙子、宅和里美、富田沙緒里。
歌に対するひたむきさ、舞台演技の追究、そして表現力において、すばらしい才能を持つ6名です。オペラ、音楽、舞台、大好きな歌を、お客様に。
その才能と、個性と、可能性を秘めた、若い歌手の歌声を、ぜひお聴きください。

■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!
会場:Hakuju Hall(白寿ホール)
[第7回] 2015年9月17日(木) Lコード:32166
出演: 201504_nishio_yukari.jpg
ソプラノ
西尾友香理
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メゾソプラノ
藤田彩歌
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ピアノ
相田久美子
[第8回] 2015年11月19日(木) Lコード:32167
出演: 201504_beppu_misako.jpg
ソプラノ
別府美沙子
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ソプラノ
宮地江奈
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ピアノ
平川寿乃
[第9回] 2016年1月21日(木) Lコード:32168
出演: 201504_takuwa_satomi.jpg
ソプラノ
宅和里美
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ソプラノ
富田沙緒里
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ピアノ
三澤志保

各回とも 11:00開演(10:30開場)
      全席自由500円(税込)
一般発売:2015年5月9日(土)~
ご予約:
   ・Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700
     (火~土:10:00~18:00/祝日・休館日を除く)
   ・ローソンチケット 0570-000-407

主催:Hakuju Hall/株式会社 白寿生科学研究所
協賛:株式会社 ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
公演:公益財団法人 東京二期会

▼予定プログラム等の公演情報詳細はこちら
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール

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【「二期会WEEK@サントリーホール2015」公演情報(5)】
第5夜「ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート~愛をこめて~」

日本人だけど濃い~いマスクのヒデユキとロシア人だけど日本が大好きな甘~いマスクのヴィタリがお贈りする第5夜のコンサートでは、ロシアの作曲家の作品をはじめ、魅力たっぷりのプログラムを楽しいトークとともにお楽しみいただけます。
第1部はオールロシアプログラムで、チャイコフスキーをはじめ、ロシアの美しく、そして力強く、しかし繊細なメロディーを。第2部では更にヒデユキとヴィタリの2人の魅力をたっぷりと堪能していただけるプログラムになっています。
また、男性2人の歌声を引き立ててくれるのは、ピアノのマリコ、ヴァイオリンのマサミ、チェロのマサヨの美人三姉妹です。エネルギッシュに、そして真紅の薔薇のごとくステージを盛り上げてくれること間違いなしです!
何が起こるか?サプライズもご用意いたしますので、みなさまどうぞお楽しみに。
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[出演者写真]左上から、松村英行、ヴィタリ・ユシュマノフ、田口真理子、岩井真美、小野寺まさよ

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二期会WEEK@サントリーホール2015
第5夜「ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート ~愛をこめて~」

日時:2015年6月26日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円
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公演チラシ(PDF)
出演:
 テノール:松村英行/バリトン:ヴィタリ・ユシュマノフ
 ピアノ:田口真理子/ヴァイオリン:岩井真美/チェロ:小野寺まさよ
予定演奏曲目:
 オペラ『スペードの女王』より
    ゲルマンのアリオーゾ「天上の人よ、お赦しください」(チャイコフスキー)
 「ドン・ファンのセレナーデ」(チャイコフスキー)
 オペラ『フェドーラ』より「愛さずにはいられないこの思い」(ジョルダーノ)
 オペラ『アンドレア・シェニエ』より「祖国の敵」(ジョルダーノ)
 「リベルタンゴ」(ピアソラ)
 「浜辺のうた」(成田為三)
                          …ほか

▼公演情報ページはこちらをご覧ください
二期会WEEK@サントリーホール2015 第5夜「ヒデユキ&ヴィタリ スーパージョイントコンサート ~愛をこめて~」 - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

▼こちらから二期会WEEK出演者のプロフィールもご覧いただけます
プロフィール|二期会WEEK特設サイト - WEBぶらあぼANNEX
▼ヴィタリ・ユシュマノフ のオフィシャルブログ(日本語)
ヴィタリ・ユシュマノフ

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(1)
~ドイツ歌曲研究会 編~

7月26日に東京文化会館小ホールで開催致します、「第10回 二期会研究会駅伝コンサート」。
先日のブログ記事でも掲載しました通り、今年は10周年を記念して12の全研究会が出演。歌のたすきをつないで、上演時間は何と6時間45分のロングランを予定しています!
さまざまな音楽活動を展開している「二期会」には目的の一つに、声楽家に「研究の場を提供する」という目的があります。これを基本理念として設けられたのが、“研究会”活動です。
現在活動中の研究会は12団体あり、二期会会員・準会員が中心となって運営され、声楽理論ならびに技能に関する研究および、その成果の発表の場として研究会、講習会、演奏会、鑑賞会および懇親会など、さまざまな催しを活発に行っています。
そこでこの機会に、およそ週に1回のペースで各研究会にスポットを当て、演奏曲紹介や会の特徴など、順番にご紹介してまいります。

【1】~ドイツ歌曲研究会~
ドイツ歌曲研究会からは「珠玉のドイツ歌曲」としてリヒャルト・シュトラウスの歌曲をお贈りします。
ドイツ歌曲は中世のミンネゼンガーに始まり、モーツァルト、ベートーヴェンを経て、600曲以上を作曲したシューベルトによって花開きました。他のロマン派の作曲家、シューマン、ブラームス、メンデルスゾーンも美しい曲を作りましたが、ヴォルフ、R.シュトラウスによって、テキストにより忠実な音楽作りがなされ、後期ロマン派の歌曲へと移っていきます。
R.シュトラウスの音楽の魅力は何と言っても、楽劇『サロメ』『バラの騎士』に代表される耽美主義ともいえる音楽の流れです。こういった魅力はベルカントリートと言われる短い作品の一つ一つに凝縮されています。200曲以上ある彼の作品から、今回は9曲を演奏いたします。
出演者と演奏予定曲:
北村さおり(ソプラノ)
 ・Nichts なにも
 ・Ich wollt ein Sträußlein binden 私は花束を編みたかった
 ・Als mir dein Lied erklang あなたの歌が響いたとき
河村真理子(メゾソプラノ)
 ・Die Zeitlose イヌサフラン
 ・Ruhe, meine Seele 憩え わが魂
 ・Wie sollten wir geheim sie halten 二人の秘密をなぜ隠すのか
岩渕嘉瑩(テノール)
 ・Allerseelen 万霊節
 ・Ständchen セレナーデ
 ・Zueignung 献呈
ピアノ:志茂貴子
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写真左から:北村さおり、河村真理子、岩渕嘉瑩、志茂貴子

ドイツ歌曲研究会では、月1回の例会で内外の講師による公開レッスン、年1回交互に開催されるホールでの演奏会と、スタジオコンサートをメインとして、ドイツ歌曲の魅力を広めるべく活動しています。
二期会会員以外の方も、一般会員として入会できます。ドイツ歌曲に関心がある方、勉強したい方の参加を歓迎します。聴講もできますので、ぜひ一度例会にお越しください。
▼研究会ホームページはこちら
二期会ドイツ歌曲研究会
▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演:
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会
  ・16:15~ フランス歌曲研究会
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会
  ・18:00~ スペイン音楽研究会
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《チケット発売中》
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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二期会初登場!演出・菅尾 友の『ジューリオ・チェーザレ』とは?

今、ヨーロッパで活躍する若手演出家のひとり 菅尾 友が、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』で二期会初登場!
アメリカ、ヨーロッパで育ち、子どもの頃からヴァイオリンを演奏しており、ミシガン州選抜オケのコンサートマスターを務めたことも。
ICU国際基督教大学在学中NINAGAWA CAMPANYに参加し蜷川幸雄のもと演出スタッフとして活動。
2008年にはベルリン・コミッシェ・オパーの演出スタッフとなり、その後ケルン、ベルリン、ルツェルン、チューリヒなど既に欧州で数々の本演出を手がけ、本年も二期会『ジューリオ・チェーザレ』の後に、10月プラハにて『ノルマ』、11月日生劇場『ドン・ジョヴァンニ』の演出が予定されるなど多忙を極めています。
2年前の「文藝春秋」の特集“人材はここにいる - 大手メディアと識者が選んだ108人(10年後の日本を担う逸材)”にも選ばれるなど、今、国内外で高い注目と期待を集めている演出家です。
今回の『ジューリオ・チェーザレ』がデビュー公演となるキャストが多く、稽古場ではフレッシュな感性が共鳴しあって、とてもエネルギッシュな空気に満ち溢れています。
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立ち稽古初日、演出コンセプトの説明にキャストたちの真剣な表情。
稽古は順調のようですが、はたしてどのような舞台になるのでしょうか。本人に伺いました。

――今回の舞台で注目していただきたい点は?
このオペラは、ローマとエジプトという壮大な歴史を背景として、ジュリアス・シーザー*とクレオパトラの"ボーイ・ミーツ・ガール"物語、クレオパトラとプトレマイオス*が国王の座を争う兄弟喧嘩、シーザーのライバルであるポンペイウスの妻子(コルネリアとセクストゥス*)による復讐の企て等が描かれています。ヘンデルの楽譜には登場人物それぞれの思惑の交錯が非常に詳細に、時にコミカルに、時にシリアスに記されていて、このキャラクターごとの強い思いをいかにビビッドに視覚化するか、ということに今回の上演のポイントがあります。
“台本通り”に古代エジプト建築をモチーフとした(効果抜群の!!)美術をはじめ、美しく楽しいビジュアルにもぜひ注目してください。
現代を生きる私たちにストーリー&人間関係がリアルな感覚として伝わってくるような舞台を目指して、バロック音楽のエキスパートでいらっしゃる鈴木秀美マエストロと、素晴らしい出演者・スタッフの皆さんと相談しながら準備を進めています。
――お客様にメッセージを
オペラ歌手がアリアを歌うとき、舞台上の時間は止まりません!!!
いま、このチームだからこそ実現可能、というエネルギッシュでダイナミックな舞台が出来上がりつつありますので、見逃さないでください!

実際はもっと映画やアニメーション(!)の技法をオペラの舞台に活かすべく詳しく語ってくれました。
注目の演出家が現代によみがえらせるヘンデル・オペラの金字塔にご期待下さい。

*…メッセージ文中の固有名詞(右が今回の公演に対応)
 ・ジュリアス・シーザー → ジューリオ・チェーザレ
 ・プトレマイオス → トロメーオ
 ・セクストゥス → セスト

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※A席と学生席は両日とも予定販売数を終了しました。
 また、S席も残席が少なくなってきております。良い席お早目に!

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【「二期会WEEK@サントリーホール2015」公演情報(4)】第7日
最終日は「匠がうたう日本の心」

今年の二期会WEEKのフィナーレは、現在日本の声楽界をけん引しているソプラノ澤畑恵美、テノール福井 敬、バリトン福島明也の3人の匠が登場。豊かな経験を基に「言霊」とも言われる日本語の織りなす、詩やメロディの魅力を余すところなく歌いあげます。
先ずは〈美しい日本の四季〉を賛美し、次に〈さまざまな愛〉をうたう、そして〈日本の原風景〉、最後は〈不朽の名作〉へ。
記憶に残る素晴らしい一時となることでしょう。
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[出演者写真]左から、澤畑恵美、福井 敬、福島明也、谷池重紬子

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二期会WEEK@サントリーホール2015
第7日「匠がうたう日本の心」

日時:2015年6月28日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円

出演:
 ソプラノ:澤畑恵美/テノール:福井 敬/バリトン:福島明也/ピアノ:谷池重紬子
予定演奏曲目:
 おかあさん(作詞:田中ナナ 作曲:中田喜直)
 ねむの木の子守唄(作詞:美智子皇后陛下 作曲:山本正美)
 悲しくなったときは(作詞:寺山修司 作曲:中田喜直)
 さとうきび畑(作詞・作曲:寺島尚彦)
 荒城の月(作詞:土井晩翠 作曲:滝廉太郎)
                          …ほか
▼公演情報ページはこちらをご覧ください
二期会WEEK@サントリーホール2015 第7日「匠がうたう日本の心」 - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

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演出・宮本亜門からメッセージ! 東京二期会オペラ劇場モーツァルト『魔笛』


みなさん、こんにちは!宮本亜門です。
今年7月、東京文化会館で、東京二期会オペラ劇場モーツァルト『魔笛』を上演いたします!
――今回の『魔笛』は、オーストリア・リンツ州立劇場との共同制作公演。宮本さん自身初めてヨーロッパでのオペラ演出となりました。
オーストリアで(『魔笛』の)演出をしないかというお話が来たときは、正直1年間おことわりしつづけておりました。「日本人の僕が?西洋の歴史がわかってないじゃない!?」という思いで自分を責めていたのです。でも、それ以上に僕にはモーツァルトへの想いがありました。僕はモーツァルトが大好きなのです。
モーツァルトは、人間を善と悪でみていません。人間の中にはいろいろな矛盾があって、だからこそ、人間というものはいとおしくもすばらしい。この『魔笛』がよく荒唐無稽だと言われてしまうのは、そうした矛盾が描かれているからです。でも、それは単なる荒唐無稽なのではなく、人間はいろんな矛盾を抱えて人とともに生きている、ということが
『魔笛』のテーマのひとつなのだと僕は理解しています。
オーストリアでの初演にむけての稽古では、最初はもうドキドキして、「こんな、かつてモーツァルトがいた場所で、僕はオペラなんかできないよ」と思っていたのですが……歌手のみなさん、指揮者のみなさん、そしてオーケストラのみなさんと一緒に仕事をしていたら、まあ楽しくて……。すごく嬉しいことを言っていただきました。「一番初め、モーツァルトが『魔笛』を作ったときってこんな感じだったかもね」「今は理屈っぽいモーツァルトが多いけれども、本当はこうやってみんなに語りかけたかったのかもね」と。僕は本当に仕事してよかったと思います。ぜひ劇場に足を運んでいただいて、このあたたかい感覚を味わっていただければなあと思っています。
二期会さんと仕事させていただいて、何作目?かになるんですけれども(※実際は5作目になります)、毎回楽しい思いをさせていただいております。歌手のみなさんとの仕事では僕はいつも元気づけられます。若い人たちは「オペラってこんなに面白いんだよ!」ともっと伝えたい、という気持ちがたくさんあるみたいですね。稽古場で意見を出し合って、ほんとうに細かい心情や歌い方をていねいにお互い話し合作って本番にむかっていくという経験をしてきました。今回も素晴らしいキャストが選ばれました。日本人ならではの、ていねいな、心のこもった舞台をみなさまにお見せできると思います。楽しみにしていてください!

▼公演情報ページはこちら
2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
●『魔笛』チケットのお申込は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝:休)
 ~良い席お早めに!

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アルテリーベ・フレッシュコンサート~5月の二期会アーティスト出演回:「歌の花束をあなたに」

新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」では、《月曜日は新橋でオペラ》を合言葉に、今後の活躍が期待される若手歌手によるディナー企画「フレッシュ・コンサート」シリーズを開催し、既に50回を超える公演を行っています。
5月の二期会のフレッシュ・アーティスト出演日は18日(月)。
今回の主役であるソプラノの小村朋代とアルトの石井 藍が素敵な一夜をお届けします!
そんな二人からメッセージが届いております。
「風薫る新緑の季節となりました。今回のアルテリーべフレッシュコンサートは、「歌の花束をあなたに」と題して、華やかなアリアからじっくりと聴かせる歌曲まで、二人が得意とする曲を集めて皆さんにお届けします。
一曲も聞き逃せない贅沢なプログラムを、美味しい食事と共に楽しんでいただければ幸いです!― 小村朋代」
「今回は歌の花束をテーマにイタリア語、ドイツ語、フランス語様々な言語からバラエティー豊かな音楽を皆様にお届けします。
私が歌わせていただくドヴォルザークのジプシーの歌はハンガリー風、ボヘミア風等、様々な個性を見出すことができる大変興味深い曲集です。その他、有名なオペラアリアや重唱の<歌の花束>を美味しいお食事と共に皆さんへお届けいたします!― 石井 藍」
確かな実力をもつ二人のフレッシュな歌手が、皆様にご満足頂ける名曲の数々、「歌の花束」をご用意してお待ちしております。
月曜フレッシュコンサートのお食事はビュッフェ形式となり、飲み放題もついております。
華やかな舞台姿と共に、とっておきの一夜をお楽しみください。ご予約はお早めに!

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ソプラノ
小村朋代
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アルト
石井 藍
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ピアノ
松原裕子

■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 第52回月曜フレッシュコンサート》
~歌の花束をあなたに~
日時:2015年5月18日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:小村朋代(ソプラノ)、石井 藍(アルト)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  リヒャルト・シュトラウス 「チェチーリエ」
  サン=サーンス 『サムソンとデリラ』より あなたの声に心は開く
  プッチーニ 『蝶々夫人』より 花の二重唱     …ほか
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

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5月『ジューリオ・チェーザレ』~マエストロ鈴木秀美に聞く、鈴木秀美を聴く

5月公演、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』の立ち稽古が始まりました。ヘンデル・オペラの最高峰といわれるこの作品。これから連日、連夜、まさにその“頂上”を目指して、キャスト、スタッフ一丸となって登り詰めていきます!
先日のブログ「5月『ジューリオ・チェーザレ』~「伝統と革新と」音楽稽古が進行中!(4/3記事)」でもご紹介したとおり、立ち稽古の日を迎えるまでに、通奏低音奏者と綿密な音楽稽古を重ねてきました。
そこで、今日はマエストロ鈴木秀美氏に、本公演への想いを聞きました。
201504_caesar_08.jpg 稽古場にて
「オペラは演奏したことはあっても指揮をするのは殆ど初めての経験です。
制作現場から新進演出家の菅尾 友さんと話し合い、意見交換をしながら参加できることは大変嬉しく思っています。
また、ピットに入るニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウは今回新設されたもので、国内外の第一線級の古楽奏者と東京芸術大学、桐朋学園音楽大学の専攻生によるオーケストラです。バロックオペラを経験するチャンスは少ないので、是非継続した流れを作っていきたいです。
ご来場のお客様にはオリジナル楽器を使用した古楽の奏法と新しい演出といった、伝統的な面と、新しい才能のエキサイティングな出会いを楽しんで頂ければ幸いです。」

   *     *     *     *
また、ご好評をいただいている、ナクソス・ミュージック・ライブラリー共同企画による「東京二期会公演楽曲試聴コーナー」に、鈴木秀美氏のアルバムをなんと4枚も用意しました!
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「鈴木秀美(指揮・チェロ)を試聴する」をクリック
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15分間は継続して試聴可能。どうぞお楽しみください。

さて、この日は、演出の菅尾 友氏からも舞台コンセプトがキャストらに伝えられました。
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舞台模型を使っての説明のひとつひとつに、キャスト全員「へぇー!」「おぉー!」と声をあげて聞き入っていました。その模様は、また次回に。

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※A席と学生席は両日とも予定販売数を終了しました。良い席お早目に!

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いよいよ4/18(土)からチケット一般発売!『ダナエの愛』指揮、準・メルクルからメッセージ

いよいよ今週末、4月18日(土)から、10月公演R.シュトラウス作曲オペラ『ダナエの愛』のチケットが一般発売になります!
発売にむけて、指揮者の準・メルクル氏のメッセージ動画を公開します。
どうぞご覧ください!

----------準・メルクルからのメッセージ-------
皆様こんにちは、準・メルクルです。『ダナエの愛』の指揮者です。
シュトラウスのオペラ『ダナエの愛』は、非常に上演頻度の少ない作品です。その理由の一つは、完成したのがまさに第二次世界大戦の最中、1940年で、人々はオペラ上演どころではなく、この作品のプレミエが実現しなかったところにあります。また、戦争が終わっても、しばらくは、“オペラのプレミエをする”という伝統がなかなか再開しなかったため、今日まで作品はあまり知られずにきました。
しかし、私たちは、日本で最初の舞台版を上演いたします。音楽が大変美しいので、この舞台は素晴らしいものになると確信しています。聴く価値がありますよ!
私にとっては、リヒャルト・シュトラウスは特別な作曲家です。たくさんの作品を書き、その作品はいつも私のそばにありました。実は、私は彼が住んでいた所の近くに住んでいました。彼は、ガルミッシュ・パルケンキルヒェンに住まい、私はミュンヘンに住んでいます。彼の音楽はとてもパワフルで、そして、歌手達のために大変美しく書かれています。また、歌手達の声に対する心遣いが感じられ、精緻化されている一方、大変強力な物語でもあります。僕は、彼の音楽の大ファンです。
――2006年に演奏会形式の日本初演を指揮した故若杉弘氏について
マエストロ若杉弘は、私が学んだ偉大な師のひとりです。先生はいつも、この『ダナエの愛』を日本で上演することを望んでいました。10年程前に、先生はコンサート形式で公演を成功させましたが、舞台版はまだ誰も日本では上演できていません。それを私たちが実現します。若杉先生を思いながら、日本で最初の舞台版を上演します。
そして、何年も前になりますが、『ラインの黄金』や『ワルキューレ』で良い思い出を分かち合った東京フィルハーモニー交響楽団と再び共演できることを、とても楽しみにしています。
さあ、皆さん、これは絶対に観るべきですよ!皆さんに劇場でお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました。
----------------------------------------
▼『ダナエの愛』公演詳細ページはこちら
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 日時:2015年10月2日(金)18:30開演/3日(土)14:00開演/4日(日)14:00開演
 会場:東京文化会館 大ホール
 指揮:準・メルクル/演出:深作健太
▼チケットのお求めはこちらから
二期会チケットセンター
 TEL 03-3796-1831 (FAX 03-3796-4710)
 受付時間:平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日・祝休業
★発売日はネット予約が便利!★
二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約「Gettii」では発売開始日の《午前0時》からお申込いただけます!
▼こちらのボタンを押して「Gettii」の東京二期会オペラ劇場チケット申込ページへ
 チケット購入サイト ゲッティへGO!
<座席位置がお選びいただけます!ユーザー登録不要!しかも手数料ご負担0円>
※インターネット予約「Gettii」では学生席および、愛好会のご入会はお申込いただけません。二期会チケットセンターまでお電話にてお申し込みください。

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祝10周年!! いよいよ発売!! 夏の風物詩「二期会研究会駅伝コンサート」

毎夏の恒例となりました「第10回 二期会研究会駅伝コンサート」が、いよいよ4/24(金)にチケット発売となります!
昨夏は改修中の東京文化会館に代わり、江戸文化の発祥の地であり、数多くのスター達の輩出を支えてきた浅草公会堂にて「ハーフ駅伝」と銘打ち、「歌のたすき」を繋げていきましたが、今夏は “本拠地”東京文化会館小ホールに戻り、“10周年”記念の冠を掲げ、華々しく開催いたします。
今回が初めてとなる全12研究会が揃っての出演に加え、さらには各研究会の演奏時間も拡大。第一走者「オペレッタ研究会」のスタートから、アンカー「英語の歌研究会」のゴールまで、それぞれの研究成果を歌声にのせ、駅伝のようにつなげ…、完走までなんと約6時間45分です!!
さすがにこんなに座っていては、疲れてしまうのでは…と思う方も多いはずですが、そんな心配は一切必要ありません!!
ホワイエでは各研究会がそれぞれブースを展開し、ここでしか買えないCDやDVD、オリジナルグッズなども販売しております!
それはまるで夏祭りの露店のよう!耳だけではなく、目でも楽しめる工夫が凝らされているのも、駅伝コンサートならではの面白さではないでしょうか。
是非この二期会駅伝コンサートで「芸術の“夏”」を楽しんでみませんか?

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演:
  ・14:00~ オペレッタ研究会
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会
  ・16:15~ フランス歌曲研究会
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会
  ・18:00~ スペイン音楽研究会
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会
  ・20:15~ 英語の歌研究会
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
チケット発売:2015年4月24日(金)より
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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リヒャルト・シュトラウス最後の至宝!4月18日(土)から10月公演『ダナエの愛』チケット一般発売開始!

2015年10月、東京二期会はリヒャルト・シュトラウス最後から2番目のオペラ『ダナエの愛』を舞台上演日本初演、4月18日(土)よりチケットの一般発売を開始します!

「戦時中ながら指揮者クレメンス・クラウスの奔走もあり、初演は1944年のザルツブルク音楽祭で予定されたが、第二次世界大戦の悪化により音楽祭が中止になり、クラウスの指揮の下、ルドルフ・ハルトマンの演出で8月16日に公開ゲネプロのみが行われた。ザルツブルクでの舞台稽古の際、全曲の最後の音が消えたあと、会場は深い沈黙が続いた。シュトラウスは涙に声を詰まらせてこう言った「もっといい世界で再会しましょう」。戦後1952年8月14日、同じクラウスの指揮とハルトマンの演出で公式に初演されたが、シュトラウスは既にこの世にいなかった」
(石川 創:2006年1月22日新宿文化センターでの『ダナエの愛』演奏会形式日本初演プログラムノートより)
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手に触れるものを全て黄金に変えてしまう能力を持つミダスの神話と、眠っているダナエの床にユピテル(ジュピター)が黄金の雨に姿を変えて降り注ぎ、ペルセウスを孕ませたという神話――ふたつのギリシア神話が融合して、現代的なテーマをはらんだドラマとなっています。
日本リヒャルト・シュトラウス協会の広瀬大介さんに、解説をしていただいています。
「初めの二つの幕では、ダナエを巡るユピテルとミダスの駆け引きがコミカルに描かれ、まるでオッフェンバックのオペレッタを目にしているかのような愉しさに満ちているのに対し、最後の第三幕はユピテルが切々とダナエに愛を訴えるも拒絶される、という、ワーグナーの楽劇に出てくる神々の苦悩もかくや、といった、重々しい雰囲気に彩られています。いわば、ひとつの作品の中に、ふたつのジャンルが共存しているような、独自の構造を持つオペラなのです」
▼広瀬さんの入門解説、詳細はこちら
シュトラウスが傾倒したギリシアを舞台にした最後のオペラ『ダナエの愛』への誘い - 東京二期会
また、より詳しくお知りになりたい方は、現在発売中の音友ムック『名作オペラに酔う!』をご覧ください!
新プロダクション紹介として『ダナエの愛』が、指揮の準・メルクルのインタビュー記事とともに掲載されています。
201504_danae_02.jpg 表紙
201504_danae_03.jpg 201504_danae_04.jpg
▼音友ムック『名作オペラに酔う!』の情報はこちらから
〔ONTOMO MOOK〕Grand Opera 名作オペラに酔う! 名作オペラ50選~この1冊でオペラがわかる - 音楽之友社
▼『ダナエの愛』公演詳細ページはこちら
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 日時:2015年10月2日(金)18:30開演/3日(土)14:00開演/4日(日)14:00開演
 会場:東京文化会館 大ホール
 指揮:準・メルクル/演出:深作健太
▼チケットのお求めはこちらから
二期会チケットセンター
 TEL 03-3796-1831 (FAX 03-3796-4710)
 受付時間:平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日・祝休業

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5月『ジューリオ・チェーザレ』~“通奏低音”とは?

バロック音楽に触れる際に必ずといっていいほど見られる単語「通奏低音」。
ただ、言葉は知っているけれど、どのようなことを表しているのかご存じでしょうか?
通常、私たちが音楽を聴くときには「旋律」と「伴奏」を意識すると思います。非常に簡単に説明するならば、通奏低音は主に17~18世紀における「伴奏」を担当するパートで、楽譜はこのような記譜になっています。
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上記のように段の下に数字が書き込まれていますね。これは作曲者がその音にどの和音を想定したかを表しており、通奏低音奏者はその音と旋律を見ながら即興(!)で演奏することが求められます。
ちなみに矢印の1小節目は、バス音E(ミ)に6と書き込まれていますので、Eから6度上のC(ド)が存在する第1転回で、下からE(ミ)-G(ソ)-C(ド)の和音になります。続く2小節目はD(レ)-F(ファ)-A(ラ)、3小節目はC(ド)-E(ミ)-G(ソ)。コードネームで書くならば、Em6~Dm~Cというところでしょうか。これを基に即興で伴奏の音を足すのです。
通奏低音は一般に、チェンバロやオルガン等の鍵盤楽器、テオルボ等の撥弦楽器、それにチェロやファゴット等を組み合わせて編成されます。ですので、通奏低音にどの楽器を使うかというのも、指揮者、奏者、曲目により異なります。
今回の『ジューリオ・チェーザレ』の稽古ではチェンバロ、テオルボ、チェロを使用しています!
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音楽稽古で使用中のチェンバロ
『ジューリオ・チェーザレ』では、演奏を支える通奏低音パートにもご注目!

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※両日のA席と、5/24公演の学生席は予定販売数を終了しました。良い席お早目に!

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5月『ジューリオ・チェーザレ』~「伝統と革新と」音楽稽古が進行中!

「伝統と革新と」

間もなく開始の立ち稽古に向けて、音楽稽古が進行中の当公演。
マエストロ鈴木秀美氏と、通奏低音奏者の皆さんのもと、タイトルロールの杉山由紀、成田伊美を始めとする若手ソリストが、伝統的なバロックのスタイルを体現すべく稽古を重ねています。
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本日はほぼすべてのキャストが揃い、音楽的な仕上げの段階に入っています。
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一方で気鋭の演出家、菅尾 友氏を中心とするスタッフも、綿密な打ち合わせを重ねています。
二村周作氏デザインの舞台装置、十川ヒロコ氏デザインの衣裳は、古代ローマやエジプトを想起させるものと、現代的なテイストが合わさった非常に美しいものになりそう。
新制作公演『ジューリオ・チェーザレ』是非ご期待ください。
▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※両日のA席と、5/24公演の学生席は予定販売数を終了しました。良い席お早目に!

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アルテリーベ・フレッシュコンサート4月は「春満開!ソプラノの饗宴」

新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」では、《月曜日は新橋でオペラ》を合言葉に、今後の活躍が期待される若手歌手によるディナー企画「フレッシュ・コンサート」シリーズを開催し、既に50回近くの公演を数えます。
4月に登場する二期会のフレッシュなアーティストは6日(月)。今回の主役は、ともにソプラノで今回が初共演となる、坂井美登里と田崎美香がお送りします!
そんな二人からメッセージが届いております。
「4月に入り、桜も満開ですね!今回のアルテリーベフレッシュコンサートは「春満開!ソプラノの響宴」と題しまして、この季節にぴったりの華やかなオペラアリアや重唱、歌曲の数々を2人のソプラノがお届けします。
美味しいお料理と共に、ソプラノの“響宴”を是非お楽しみ下さい。お腹も心もご満足いただけること間違い無しです!
皆様のご来場をお待ちしております♪ ― 坂井美登里」
「春満開!ソプラノの饗宴と題しました今回のコンサート、美しい桜の季節にふさわしい華やかな曲の数々をご用意いたしました。
来月23日に二期会ニューウェーブ劇場『ジューリオ・チェーザレ』にクレオパトラ役で出演できることになり、今回のプログラムにもアリアを一曲組み込ませて頂きました。バロックオペラの魅力の一つでもある、変奏にもご注目頂けたらと思います。 ― 田崎美香」
“春”を意識したプログラミングとともに、可憐な舞台姿と将来性を秘めた輝かしい歌声をお楽しみください。
月曜フレッシュコンサートのお食事はビュッフェ形式となり、飲み放題もついております。
フレッシュな歌声と共に、素敵な春の一夜をお過ごしください。ご予約はお早めに!

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ソプラノ
坂井美登里
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ソプラノ
田崎美香
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ピアノ
松原裕子

■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート》
~春満開!ソプラノの饗宴~

日時:2015年4月6日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:坂井美登里(ソプラノ)、田崎美香(ソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 私が街を歩くと
  プッチーニ 『つばめ』より ドレッタの夢の歌
  ヘンデル 『ジューリオ・チェーザレ』より 嵐の海で難破した小船は
  シュトラウス 『こうもり』より 侯爵様、あなたのようなお方は     …ほか
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

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【「二期会WEEK@サントリーホール2015」公演情報(3)】
第3夜は 日韓国交正常化50周年記念ガラコンサート「海を越えて」

日韓国交正常化50周年を記念し、両国の人々に愛された特別な「歌」たちが、国際舞台で活躍する二期会のメンバーによって、美しく鮮やかによみがえります。
海を越えて響き渡る友情の歌声と感動の舞台を、どうぞご期待ください。
今回のガラコンサートでは日韓の代表的な歌曲と世界の名曲が披露されるだけでなく国際色豊かな出演者達による夢のコラボレーションが実現します。
「海峡を越えた歌姫」として日韓両国に感動を呼んだチョン・ウォルソン(田月仙)。魅惑のメゾソプラノ森永朝子。イタリアの太陽を思わせるプリモウォーモ樋口達哉。新進気鋭の李 宗潤。期待のピアニスト富永 峻。案内役に俳優の鳴海 剛。
素晴らしい音楽と文化を通して、愛と平和と感動を共有出来ると信じています。
特別な一夜を皆様と共にお祝いしましょう!
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[出演者写真]左上から、チョン・ウォルソン、森永朝子、樋口達哉、李 宗潤、富永 峻、鳴海 剛

nikikai_week_2015_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2015
第3夜 日韓国交正常化50周年記念ガラコンサート「海を越えて」

日時:2015年6月24日(水) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円
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公演チラシ(PDF)
出演:
ソプラノ:チョン・ウォルソン(田月仙)/メゾソプラノ:森永朝子/テノール:樋口達哉/バリトン:李 宗潤/ピアノ:富永 峻/司会:鳴海 剛
予定演奏曲目:
 「平城山」(平井康三郎)
 『抒情歌』より「藤の花」(團 伊玖磨)
 「高麗山河わが愛」(ノ・グァンウク)
 「懐かしい金剛山」(チェ・ヨンソプ)
 オペラ『蝶々夫人』より「愛の二重唱」「ある晴れた日に」(プッチーニ)
 オペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ)
 オペラ『カルメン』より「ハバネラ」(ビゼー)
  楽劇『タンホイザー』より「夕星の歌」(ワーグナー)
                         …ほか
後援:
 駐日韓国大使館 韓国文化院
 公益財団法人 日韓文化交流基金

▼公演情報ページはこちらをご覧ください
二期会WEEK@サントリーホール2015 第3夜 日韓国交正常化50周年記念ガラコンサート「海を越えて」 - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

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幸田浩子が歌うラフマニノフの『ヴォカリーズ』が NHK「ららら♪クラシック」のリクエスト特集で第1位に!

クラシック初心者にも分かりやすく楽しめるように、演奏家、作曲家や作品自体にスポットを当ててクラシックの魅力を探るNHKの音楽番組「ららら♪クラシック」。
先日放送された今年度最後の回(3月28日)では、これまで紹介してきた数々の名曲名演から、メールやお便りなど視聴者の声が多かった作品トップ10で紹介され、その結果、第1位に幸田浩子の演奏によるラフマニノフの『ヴォカリーズ』が選ばれました。
見逃してしまった方は再放送がありますので、是非ご覧下さい!

201503_kouda_hiroko_02.jpg ◆◆◆ 再放送情報 ◆◆◆
「ららら♪クラシック」
~リクエスト特集 ららら♪リクエスト トップ10~

放送局:NHK-Eテレ
放送日時:(再放送)2015年4月2日(木) あさ10:25~10:54
演奏ゲスト:幸田浩子(ソプラノ)、河原忠之(ピアノ) 他
▼こちらの番組サイトでも、その演奏をお聴き頂けます
ららら♪クラシック これまでの放送 - NHKオンライン
▼2014年11月放送の番組本編のご紹介記事はこちら
幸田浩子、NHK「ららら♪クラシック」に登場! - オペラの散歩道~二期会blog~

4月22日には待望の7thCD『スマイル―母を想う』がリリースされる幸田浩子。
▼日本コロムビアの特設サイトも春らしい装いでリニューアルされました!
幸田浩子 - 日本コロムビア
本アルバムのリリースを受け、5月8日には紀尾井ホールで記念リサイタルが開催されます!
▼リサイタルの詳細はこちら
幸田浩子ソプラノリサイタル with premium quintet スマイル-母を想う ~celebrating Hiroko’s new album~ - billboard-CC
 2015年5月8日(金) 開演:19:00 会場:紀尾井ホール

そして夏には二つのオペラに出演!
★東京二期会オペラ劇場 2015年7月公演W.A.モーツァルト『魔笛』(パミーナ役)
 指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
 演出:宮本亜門
 幸田浩子出演日:
     2015年7月16日(木) 18:30開演、19日(日) 14:00開演
 会場:東京文化会館 大ホール
▼詳しい公演情報はこちらをご覧ください
2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
★沼尻竜典オペラセレクション 歌劇 『竹取物語』(かぐや姫役)
 台本/作曲/指揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)
 演出:栗山昌良
 公演日時:
     2015年8月8日(土)、9日(日) 両日とも開演14:00
 会場:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 中ホール
▼詳しい公演情報はこちらをご覧ください
沼尻竜典オペラセレクション 沼尻竜典 作曲 歌劇『竹取物語』 (日本語上演・日本語字幕付) - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

CD、リサイタル、オペラ…と、いずれも幸田浩子の魅力を充分にご堪能頂けるものばかりです。
どうぞご期待ください。

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若きジューリオ・チェーザレ

3年に1度、二期会の実力あるフレッシュな歌手が中心にキャスティングされ開催している二期会ニューウェーブ・オペラ劇場。2002年から始まったこのシリーズで、ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』を上演するのは今回が2度目となります。

紀元前48年、ジューリオ・チェーザレが政敵ポンペイウスを追ってエジプトに遠征したときの物語。実在の人物を扱い史実を参照しながらも、ドラマ化にあたってはさまざまな創作がなされています。
チェーザレがクレオパトラと初めて出会ったとき、実際には彼はすでに50歳をこえており、20歳そこそこのクレオパトラとは親子以上の年齢差がありました。
エジプト王はプトレマイオス13世(トロメーオ)。クレオパトラの弟です。最後はチェーザレ軍にナイルの戦いで敗れ戦死します。享年15歳。オペラでもポンペイウスの息子セストに殺されるのですが、実はトロメーオが一番若いと言えそうです。
コルネリアもまたポンペイウスの最後の妻であり、若くして寡婦となった身でした(史実では20代半ばです)。
若く美しい二人の女性――野心を抱くクレオパトラと悲しみを背負うコルネリア――、そして争いを宿命づけられた少年王トロメーオ。そうした彼らの前に登場するチェーザレは、本当は誰よりもはるかに年長でした。それが、オペラ『ジューリオ・チェーザレ』では、チェーザレもクレオパトラと同世代のように若く設定されています。
それには出演する歌手やオペラの慣習など作曲当時なりの理由もあったのかもしれません。が、若いチェーザレが登場することによってこの4人の登場人物の関係、とくにチェーザレとクレオパトラとの関係の見立ても史実と変わったのではないでしょうか。

今回、二期会オペラ初演出となる菅尾 友は、若いジューリオ・チェーザレという設定を活かしたい、と語っていました。はたしてどのような舞台が展開するのでしょうか。
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場だからこそ表現できる『ジューリオ・チェーザレ』の舞台をどうぞお楽しみに!

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 2015年5月公演
G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』

オペラ全3幕 日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2015年5月23日(土)17:00開演/24日(日)14:00開演
会場:新国立劇場 中劇場
料金:(全席指定・税込)S席 10,000円、A席 [完売]
指揮:鈴木秀美  演出:菅尾 友
管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)

▼公演詳細はこちらのページ
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
 ※5/23,24両日ともA席は予定販売数を終了しました。良い席お早めに!

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4/25(土)海老名市文化会館に『魔笛』キャストが登場!4/11(土)は若手歌手によるキッズイベントも

4月25日(土)海老名市文化会館で、パパゲーノ黒田博はじめ二期会7月公演『魔笛』キャストによるモーツァルト満載のコンサートが開催されます。それに先立つ4月11日(土)には、若手アーティストによる親子でお楽しみいただける「魔笛」ミニコンサートも。春爛漫の海老名が『魔笛』の音楽で満たされる4月です!
4月11日(土)に開催されるのは、「60分deオペラ~モーツァルト『魔笛』~魔法の箱へようこそ~パパゲーノとタミーノ王子の冒険がはじまるよ!」
出演するのは、今年5月二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』でデビューを控えるバリトン杉浦隆大と、今季二期会オペラ研修所マスタークラスを修了したばかりのソプラノ宮地江奈、テノール中村祐哉の3人です。ピアノ高田恵子。
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写真:左から 宮地江奈、中村祐哉、杉浦隆大
小ホール全体を「魔法の箱」に見立ててお送りする、親子ご一緒にお楽しみいただけるコンサートで、60分でオペラ『魔笛』のストーリーをご鑑賞いただきます。大人の方もお子様もチケット料金は一律1,000円!
4月25日(土)は「えびかんクラシカル・コンサート2015 #22東京二期会モーツァルト歌劇『魔笛』ハイライトとモーツァルトのオペラ名アリア・重唱集」
出演するのは、7月公演『魔笛』本キャストから、ソプラノ高橋 維(夜の女王)、ソプラノ嘉目真木子(パミーナ)、テノール鈴木 准(タミーノ)、そしてバリトン黒田 博(パパゲーノ)の4名。
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写真:左から 高橋 維、嘉目真木子、鈴木 准、黒田 博
ダ・ポンテ三部作とこの度の『魔笛』の曲を中心に、モーツァルトの音楽を純粋にご堪能いただく、まさしく「モーツァルト100%」のコンサートです!
実力、実績、人気とも際立つ黒田のフィガロとドン・ジョヴァンニとパパゲーノが一日でお聴きいただけるのは、この日の海老名だけ!モーツァルト・テノールとして地位を確立している鈴木は、タミーノのほか、ドン・オッターヴィオとフェランドを。嘉目も、パミーナ、ロジーナ伯爵夫人、ドンナ・アンナ、フィオルディリージで、情感豊かな声を聴かせてくれるでしょう。夜の女王に抜擢された髙橋は、前半で『後宮からの逃走』のコンスタンツぇのアリアを。コロラトゥーラの妙技を、ぜひ。こちらは一般4,000円。25歳以下対象の学生券は当日のみ販売で1,000円。
主催の海老名楽友協会さんからは、「音響抜群の海老名市文化会館小ホールへぜひご来場ください!」
7月の『魔笛』にむけて、期待が膨らむステージをお届けできたら幸いです。
4月はどうぞ海老名へ!

■■■ 公演情報(1) ■■■
《60分deオペラ》魔法の箱へようこそ!〜モーツァルト「魔笛」〜
パパゲーノとタミーノ王子の冒険がはじまるよ!

日時:2015年4月11日(土) 13:30開場/14:00開演 
会場:海老名市文化会館 小ホール
出演:宮地江奈(ソプラノ)、中村祐哉(テノール)、杉浦隆大(バリトン)、
    高田恵子(ピアノ)、大窪 晶(お話)
料金:1,000円(全席指定)
お申し込み:海老名市文化会館 TEL.046-232-3231
       Confetti(カンフェティ) TEL.0120-240-540
▼公演詳細ページ
「《60分deオペラ》魔法の箱へようこそ!〜モーツァルト「魔笛」〜」|最新公演情報 - 海老名市文化会館

■■■ 公演情報(2) ■■■
えびかんクラシカルコンサート#22
東京二期会 モーツァルト歌劇「魔笛」ハイライトとモーツァルトのオペラ名アリア・重唱集

日時:2015年4月25日(土) 13:30開場/14:00開演 
会場:海老名市文化会館 小ホール
出演:高橋 維(ソプラノ)、嘉目真木子(ソプラノ)、鈴木 准(テノール)、
    黒田 博(バリトン)、大藤玲子(ピアノ)
料金:一般4,000円/学生(25歳以下対象の当日券)1,000円
お申し込み:海老名市文化会館 TEL.046-232-3231
       東京文化会館チケットサービス TEL.03-5685-0650
▼公演詳細ページ
「えびかんクラシカルコンサート#22 東京二期会 モーツァルト歌劇「魔笛」ハイライトとモーツァルトのオペラ名アリア・重唱集」|最新公演情報 - 海老名市文化会館
  =  =  =  =  =  =
▼杉浦隆大と高橋 維が二期会オペラ・デビュー!
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
▼二期会『魔笛』の本公演は、7月16・18・19・20日 @東京文化会館
東京二期会オペラ劇場2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会

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『ジューリオ・チェーザレ』を聴く~ナクソス・ミュージック・ライブラリー特設ページ開設中!

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』公演にむけて、事前にオペラの中身に親しんでいただこうと、今回も、ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)に、特別試聴ページを開設いただきました!
無料で15分間ご試聴いただけます。
(最初の音源の再生開始から15分に達した時点で停止し、「利用終了」の画面が表示されます。一度ブラウザを閉じて開きなおすと、再び15分間試聴可能になります。ナクソスに会員登録されますとそれらの制約無くお聴き頂けるようになります)
●東京二期会ウェブサイト 『ジューリオ・チェーザレ』のページから...
 青色の「NAXOS」のバナーをクリック
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       ↓
●特別試聴ページへ。『ジューリオ・チェーザレ』の全曲が試聴いただけます(ルカ・フランコ・フェッラーリ指揮)。
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こちらから試しに、1件前のブログ記事でご紹介しました、3月31日(火)「ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会 第7回(ソプラノ高橋 維・メゾソプラノ杉山由紀)」の演奏予定曲を聴いてみましょう。
当日は『ジューリオ・チェーザレ』から、
・CD1-3 「エジプトの大地はその棕櫚を勝利者に捧げよ」(チェーザレ)
・CD2-19 「神様、願いをきいていただけないのなら」(クレオパトラ)
・CD3-17 「愛しいお方」~「愛しいひと」(クレオパトラとチェーザレ)
の3曲を演奏する予定です。
一度、ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)で試聴されて、ラリアンスで身近な距離で生演奏をお楽しみいただき、5月には新国立劇場で、バロック・オーケストラの演奏によるオペラの本舞台をご覧いただければ、よりいっそうお楽しみいただけること間違いありません!

▼こちらからもナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)試聴ページへアクセスできます。
G.F.ンデル作曲オペラ「ジューリオ・チェーザレ (エジプトのジュリアス・シーザー)」(オペラ全三幕) - 東京二期会オペラ劇場 公演楽曲試聴コーナー - NML ナクソス・ミュージック・ライブラリー
▼二期会ニューウェーブ・オペラ公演情報ページ
2015年5月公演G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
 ※5/23,24両日ともA席は予定販売数を終了しました。良い席お早めに!

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旬のフレンチとフレッシュな歌声によるバロック・オペラを!
3/31(火)ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会 Vol.7

週末は結婚式場として人気のフレンチ・レストラン ラリアンスで恒例となってきました「ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会」。日本の旬の食材をフレンチの技術で活かされたラリアンス独自のお料理と本格的なオペラ歌手による歌唱をお楽しみいただいて、早や7回目を迎えます。
結婚式場というところを意識して、前回のオペラ・コレクションには、オペラ『魔笛』からパミーナ姫役の嘉目真木子とタミーノ王子役の金山京介が登場しました。
▼前回のイベントの様子はこちら
第6回オペラコレクション・ディナー[レストラン・音楽イベント] - ラリアンス
3月31日(火)は、5月公演『ジューリオ・チェーザレ』タイトルロールの杉山由紀(メゾソプラノ:写真=中)と、クレオパトラ役の高橋 維(ソプラノ:写真=左)が出演します。ピアノは松原裕子。
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今回も、ユリウス・カエサルとクレオパトラ7世という、歴史に名を刻む大カップルの登場です!二人の愛と勝利の二重唱をお聴きいただきましょう。

201503_lallianceoperavol7.jpg ■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会 VOL.7》
~春のフランコ・ジャポネを、典雅なバロック・オペラの響きとともに~
日時:2015年3月31日(火) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きなお時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:高橋 維(ソプラノ)、杉山由紀(メゾソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  【第1ステージ】
   モンテヴェルディ『ポッペアの戴冠』より 「ただあなたを見つめ」
   ヘンデル『セルセ』より 「木陰で」
   ヘンデル『リナルド』より 「私を泣かせてください」
   モーツァルト『イドメネオ』より 「私たちの愛はすべてに勝る」
  【第2ステージ】
   ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』より
       チェーザレ「エジプトの大地はその棕櫚を勝利者に捧げよ」
       クレオパトラ「神様、願いをきいていただけないのなら」
       クレオパトラとチェーザレ「愛しいお方」~「愛しいひと」

本公演に向けて、二人からメッセージを受け取ってきました。3月31日のラリアンスでも、同じ想いをもってステージに臨みます!
◆高橋 維からのメッセージ
「聡明で、毅然とした女王としてのクレオパトラ、チェーザレを心から愛する女性としてクレオパトラ…彼女の心の動きをどのように表現していくか、課題であり楽しみでもあります。
それぞれの歌手の聴かせどころが満載で、個々の声の魅力も存分に楽しんでいただける作品です。どうぞご期待ください!」
◆杉山由紀からのメッセージ
「ジューリオ・チェーザレ役は、ヘンデルの時代ではカストラートが歌っておりました。今回、チェーザレをメゾソプラノが歌う意味を、舞台を通してお客様にお伝えできればと思っております。勇ましい将軍でありながら、リディア(クレオパトラ)に恋して少年のように心躍らせる二面性を持つチェーザレ。歴史上の人物ですが、身近な存在として感じていただけるよう演じたいです」
▼詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンス・オペラ・コレクション ― with 二期会 ― 第7回|イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂ラリアンス
 東京都新宿区神楽坂2-11 電話:03-3269-0007
▼杉山は23日・高橋は24日に出演!5月公演『ジューリオ・チェーザレ』の詳細はこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
 ※両日ともA席は予定販売数を終了しました!良い席お早めに。

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【「二期会WEEK@サントリーホール2015」公演情報(2)】
第2夜は『日本歌曲大全集』

国内外の名だたる賞を受賞し、「NHKニューイヤーオペラコンサート」や「題名のない音楽会」等、メディアにおいても幅広く活躍している歌手達がお届けする日本歌曲の饗宴、『日本歌曲大全集』~山田耕筰没後50年 日本歌曲の系譜~。
今年没後50年を迎える山田耕筰は、日本における西洋音楽の礎を築いた、まさに文明開化の申し子といえる偉大な作曲家、音楽家であります。彼がベルリンに留学していた1910年からの3年間という時期は、例えばリヒャルト・シュトラウスの『ばらの騎士』の初演が1911年、グスタフ・マーラーの死去が同じく1911年と、暮れゆくロマン派の時代でありました。
彼の歌曲はそこで学んだスタイルの模倣から始まり、やがては日本の文化と日本語を西洋のメロディーに載せる方法を生み出すまでに発展しました。日本の伝統音楽との融合、日本語の自然なイントネーションによるメロディーの作曲は、後の作曲家にも引き継がれていくこととなります。
前半の山田耕筰コーナーでは、留学時代の作品から、数々の傑作を生み出した詩人北原白秋との歌曲、民謡のアレンジ、そして戦後の作品まで幅広くご紹介します。
後半にはその意思を受け継いで生まれた名曲の数々を、時間の限りお届けします。
出演者からは、日本歌曲の普及と創造的発展を目的に1990年に発足された「奏楽堂日本歌曲コンクール」で過去に金子美香、与那城 敬、朴 令鈴が入賞しており、まさしく日本歌曲の俊英揃いの第2夜。
みんな知ってる日本歌曲と本気の日本歌曲、両方お楽しみください!
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[出演者写真]左上から、盛田麻央、金子美香、彌勒忠史、与儀 巧、与那城 敬、朴 令鈴、新垣 隆

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二期会WEEK@サントリーホール2015
第2夜「日本歌曲大全集」~山田耕筰没後50年 日本歌曲の系譜~

日時:2015年6月23日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円

出演:
ソプラノ:盛田麻央/アルト:金子美香/カウンターテナー:彌勒忠史/テノール:与儀 巧/バリトン:与那城 敬/ピアノ:朴 令鈴/スペシャルゲスト:新垣 隆
予定演奏曲目:
 「待ちぼうけ」「忍路高島」「みぞれに寄する愛の歌」(山田耕筰)
 「お六娘」(橋本國彦)
 「悲歌」(猪本 隆)
 「くちなし」(高田三郎)
 委嘱作品(新垣 隆)
                          …ほか
▼公演情報ページはこちらをご覧ください
二期会WEEK@サントリーホール2015 第2夜「日本歌曲大全集」~山田耕筰没後50年 日本歌曲の系譜~ - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

また、今やテレビ等ですっかりお馴染みとなった当夜のスペシャルゲスト、作曲家 新垣 隆氏の委嘱作品詳細については近日お伝えします。お楽しみに!

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幸田浩子 7thアルバム《スマイル―母を想う―》 4月22日(水)リリース!
記念リサイタルを5月8日(金)紀尾井ホールで開催!!

前作《ふるさと ~日本のうた》で日本人の心のひだに分け入る深い歌唱を聴かせた幸田浩子が、二年ぶりにアルバムを発表します。
心の母である音楽に寄せる想いを亡き実母への思慕に重ね、豪華共演者の奏でる響きに包まれ、ひたむきに切々と歌い上げた本作品。
曲のセレクションは多岐に渡りますが、どれもが自身の掌中の珠として慈しんでいるものばかりであり、これまでで最もパーソナルな心情を綴ったアルバムです。
人気を博したレギュラー出演番組、NHK-FM「きままにクラシック」の中で、共にパーソナリティーを務めた笑福亭笑瓶さんとともに幸田自身が作詞・作曲した「K・セレナータ」はファン待望の録音です。
また、テレビ東京開局50周年記念ドラマスペシャル「永遠の0」の、感動的なヴォカリーズによる挿入曲も特別収録。

201503_kouda_hiroko_smile.jpg ●●● CD新譜情報 ●●●
幸田浩子《スマイル―母を想う―》
日本コロムビア 2015年4月22日発売
COCQ-85257/2,800円(税別)
幸田浩子(Sop)、加藤昌則(編曲/Pf/Org)、西江辰郎(Vn)、千葉清加(Vn)、篠﨑友美(Va)、川上 徹(Vc)、大萩康司(Gt)
録音:2014年12月15-17日 オリンパスホール八王子/2014年12月20-22日 サウンドシティ・スタジオ* [96kHz/24bitハイレゾ録音]

【収録曲】(全16曲)
1. スマイル〔チャールズ・チャップリン〕
2. 夏の名残のバラ〔ジョン・スティーヴンソン〕
3. 星に願いを〔リー・ハーライン〕
4. シューベルトの子守歌〔シューベルト〕
5. モーツァルトの子守歌〔フリース〕
6. ブラームスの子守歌〔ブラームス〕
7. わが母の教えたまいし歌〔ドヴォルザーク〕
8. 明日!〔R. シュトラウス〕
9. クロリスへ〔ハロルド・アーン〕
10. 主よ、みもとに近づかん(賛美歌)〔ローウェル・メイスン〕
11. 魂の歌〔モンポウ〕
12. 虹の彼方に〔ハロルド・アーレン〕
13. サウンド・オブ・ミュージック〔リチャード・ロジャース〕
14. K・セレナータ ―音楽、あなたとともに―〔幸田浩子 & 笑福亭笑瓶〕
15. ユー・レイズ・ミー・アップ〔ロルフ・ラヴランド〕
<ボーナストラック>
16. テレビ東京開局50周年特別企画 ドラマスペシャル「永遠の0」挿入曲(ヴォカリーズ)〔栗山和樹〕
▼新CDの詳細情報はこちら
幸田浩子|ニューリリース - 日本コロムビア

そして、このCDリリースを記念して、2015年5月8日(金)紀尾井ホールにてリサイタルを開催致します。
初夏を飾る舞台のテーマは、アルバムタイトルでもある“スマイル―母を想う”。
現在第一線で活躍中の演奏家から特別に編成した5重奏団とともに、映画音楽、ミュージカル、子守歌、歌曲と、幸田浩子の心情を綴った歌物語が、名手たちの響きのなかで新しい季節の陽光とともに彩鮮やかに誕生します。

201503_kouda_hiroko_01.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
billboard classics
「幸田浩子ソプラノリサイタルwith premium quintet」
スマイル―母を想う ~celebrating Hiroko's new album~

日時:2015年5月8日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール
料金:S席5,500円、A席4,500円(税込・全席指定) 
出演:ソプラノ 幸田浩子  
    ヴァイオリン 西江辰郎、福田理貴
    ヴィオラ 御法川雄矢
    チェロ 川上 徹
    ピアノ 藤満 健

演奏予定曲:
 スマイル〔チャールズ・チャップリン〕
 星に願いを〔リー・ハーライン〕
 わが母の教えたまいし歌〔ドヴォルザーク〕
 シューベルトの子守歌〔シューベルト〕
 明日!〔R. シュトラウス〕         ほか
チケット:発売中(2015年3月7日(土)発売)
お問合せ・チケット予約:
 ・ファイブアールプレイガイド 052-734-3461(11:00~18:00水曜定休)
チケット予約:
 ・チケットぴあ 0570-02-9999 【Pコード:257-072】http://pia.jp/r/
 ・イープラス http://eplus.jp
主催:ビルボードジャパン、ミュージックステーション
協力:日本コロムビア株式会社、株式会社二期会21
▼コンサート情報の公式ページはこちら
幸田浩子ソプラノリサイタル with premium quintet スマイル-母を想う ~celebrating Hiroko’s new album~ - billboard-CC
幸田浩子ソプラノリサイタル with premium quintet ★会場は「紀尾井ホール:東京」となります★:公演詳細 - 5/R HALL&GALLERY

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【7月公演『魔笛』キャスト情報】
ソプラノ冨平安希子 Sings Spring Coming to 丸の内!

東京駅至近の丸の内トラストタワーでの無料ランチタイムコンサート。
今月12日(木)はソプラノ冨平安希子が出演します!
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7月二期会『魔笛』にてパパゲーナを演じる冨平。ドイツでの活動期間が長く、二期会オペラにはこれが初舞台です。
ドイツ・シュトゥットガルト州立音楽芸術大学を最優秀で修了。その後、名門ミュンヘン・バイエルン州立歌劇場オペラ研修生として『ばらの騎士』モディスティン、『ヘンゼルとグレーテル』露の精、そして『魔笛』パパゲーナ等で同歌劇場に舞台にも立ちました。
演出の宮本亜門氏とは、2009年宮本演出ミュージカル『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』に出演して以来。冨平が心待ちにしていた現場での再会が、今回の『魔笛』パパゲーナで実現することになったのです。
12日のランチタイムコンサートは、冨平の歌を一足早くお聴きいただける機会。持ち前の明るく軽やかな歌声で、春の訪れを祝福します!
平日のお昼ではありますが、足をお運びいただけましたら嬉しいです。
■■■ 公演情報 ■■■
丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサート
第192回「プリマヴェーラ~ ソプラノ春の歌声」

日時:2015年3月12日(木)12:10開演 (13:00終演予定)
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fロビー
料金:無料、ロビースペースに座席あり(数に限りがあります)
出演:冨平安希子(ソプラノ)、黒木直子(ピアノ)
予定曲目:
 ・團伊玖磨 「花の街」
 ・山田耕筰 「この道」
 ・中田喜直 「霧と話した」「さくら横ちょう」
 ・J.シュトラウス 「春の声」
 ・トスティ 「四月」
 ・グノー 『ロミオとジュリエット』より ジュリエット「私は生きたい」
 ・シベッラ 「ラ・ジロメッタ」
 ・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より ムゼッタ「私が街を歩くと」
▼アクセス情報はこちらへ
丸の内トラストシティ/演奏スケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト
丸の内トラストシティ ランチタイムコンサート - 東音企画

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【「二期会WEEK@サントリーホール2015」公演情報(1)】
初日を飾る「La Dill~匂い立つ風」

「純粋」で「無垢」なイメージから可憐なハーブである「ディル」の名にちなんで命名された「La Dill」。
尾崎亜美のプロデュースによりクラシックとJ-POPの世界を融合させた新たなる世界観と極上のハーモニーをお贈りいたします。
尾崎亜美の新曲"匂い立つ風"をはじめ、サイモンとガーファンクルの"スカボロフェア"など珠玉の名曲を心ゆくまでお楽しみください。
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[La Dill(ラディル)]写真左から彌勒忠史、岩田健志、金山京介、坂下忠弘
★すでに良席は僅かとなっておりますのでお早目にお買い求めください!

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二期会WEEK@サントリーホール2015
第1夜「La Dill ~匂い立つ風~」

日時:2015年6月22日(月) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(1回券)全席指定4,500円

出演:
La Dill(ラ・ディル)[カウンターテナー:彌勒忠史、バリトン:岩田健志、バリトン:坂下忠弘、テノール:金山京介]/ピアノ:吉田貴至
予定演奏曲目:
 「匂い立つ風」(尾崎亜美)
 「スカボロー・フェア」(サイモン&ガーファンクル)
 「サウンド・オブ・ミュージック」(ロジャース) 
 オペラ『リナルド』より「涙の流れるままに」(ヘンデル)
 「愛の讃歌」(モノー)
 「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」(サルトーリ)
                          …ほか
▼公演情報ページはこちらをご覧ください
二期会WEEK@サントリーホール2015 第1夜「La Dill ~匂い立つ風~」 - 二期会21
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)

≪注目ニュース【1】≫
当ブログで昨年12月にご紹介いたしました、La Dillが出演するテレビ朝日系「題名のない音楽会」がいよいよ明日、3月1日に地上波で放送されます。
堀内孝雄さん、藤あや子さん、安倍なつみさん、藤澤ノリマサさんほか歌謡界で活躍しているアーティストの皆さんと岩手県から心に響く歌声をお届します。
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収録時にホールの楽屋にて、中央に藤澤ノリマサさんと安倍なつみさんを挟んで…
◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
「題名のない音楽会」~東北から響け!「しりとり」でつなぐ歌声の輪
放送局と予定日:
・テレビ朝日系列:2015年3月1日(日)あさ9時~9時30分
・BS朝日:2015年3月7日(土)夕方17時30分~18時/3月8日(日)よる23時~23時30分
(※放送局の都合により、放送日時・番組内容等が変更になる場合がございます)
▼番組ホームページはこちら
題名のない音楽会 - テレビ朝日

≪注目ニュース【2】≫
昨年12月より開催されていた、デビューアルバム「匂い立つ風」のリリース記念ツアーは、4月28日の「白馬の風」にていよいよ最終回。新緑に包まれた白馬に爽やかな風が吹きわたります。
■■■ 公演情報 ■■■
CDリリース記念コンサート・ツアー
『匂い立つ風 in ホテルグリーンプラザ』 ~白馬の風~

日時:2015年4月28日(火)20時開演
会場:ホテルグリーンプラザ白馬(長野県白馬村)
料金:前売3,500円
▼デビュー記念ツアーのご案内はこちらから
ラ・ディル [La Dill] - ホテルグリーンプラザ
※お得なコンサート鑑賞付き宿泊バスツアープランもございます!

≪注目ニュース【3】≫
デビューアルバム「匂い立つ風」をプロデュースしたシンガーソングライターの尾崎亜美さんが、BSフジで毎週土曜に放送中の「レシピ・アン」に登場!
素敵な歌をはじめ、La Dillとのレコーディング秘話なども聞けるかも!?
◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
「レシピ・アン~音楽と料理で幸せのおもてなし~」
放送局:BSフジ 毎週土曜18:30~18:55
放送日:
 2015年3月7日(土):ゲスト尾崎亜美さん 前半(再放送)
 2015年3月14日(土):ゲスト尾崎亜美さん 後半(再放送)
(※放送局の都合により、放送日時・番組内容等が変更になる場合がございます)
▼番組ホームページはこちら
レシピ・アン~音楽と料理で幸せのおもてなし~ - BSフジ

▼「匂い立つ風」ミュージックビデオ

▼日本クラウンの公式HPはこちら
La Dill (ラディル) - 最新ニュース - 日本クラウン株式会社 クラウンレコード
La%20Dill_CRCP40385.jpg 9/24 New Release 「匂い立つ風」

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3月のアルテリーベは二期会デビュー歌手が続々登場!

新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」。毎週月曜日は若手歌手によるディナー・コンサートが開催されています。
3月に二期会のフレッシュなメンバーが登場するのは、9日(月)と16日(月)。どちらも二期会オペラデビューを控える期待の歌手たちです!
まずは9日には、ソプラノ濱野奈津美とバリトン白岩 洵が出演。(ピアノは松原裕子)
201502_hamano_natsumi.jpg 濱野奈津美  201502_shiraiwa_jun.jpg 白岩 洵
濱野は埼玉県出身。二期会オペラ研修所第55期マスタークラス修了時に優秀賞を受賞した彼女は、5月24日(日)『ジューリオ・チェーザレ』ニレーノ役(クレオパトラの腹心)で出演します。
白岩は東京都出身。二期会オペラ研修所第56期マスタークラス修了。二期会オペラデビューとなるのは、濱野と同じ5月24日(日)の『ジューリオ・チェーザレ』。白岩は、クーリオというエジプト王トロメーオの部下の役で、物語の方向を決める重要なシーンが待っています。

16日は、二期会7月公演『魔笛』僧侶IIで出演予定のテノール升島唯博がソロで登場!(ピアノは比留間千里)
201502_masujma_tadahiro.jpg 升島唯博
ドイツに学び、ハンブルク州立劇場、ミュンスター州立劇場、ハイデルベルクオペラ劇場と各地の本舞台も経験。軽快で端正な歌唱で、ドイツ、イタリアのレパートリーを披露します。
「イタリア、ドイツ料理を、イタリア、ドイツ音楽の生演奏と共に楽しんでみませんか?アルテリーベでは、皆さんに楽しんでいただけるように、お料理とお酒に負けないくらい、心を込めておもてなしいたします!
『魔笛』には、ドイツでも日本でも、様々な場所で関わらせていただいています。何度演じても色褪せること無く、常に新たな発見があります。今回はあの宮本亜門さん演出。今まで培ってきた事を糧に、また新たな境地に挑戦していきたいと思いますので、皆さんも是非お楽しみください。」――升島唯博

アルテリーベ東京の月曜フレッシュコンサートは、フリードリンク&ブッフェ形式のお食事で、30分×2ステージのコンサートがついて、税込5,141円。ぜひいらしてください!
■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート》
~ 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 シリーズ3 ~
濱野奈津美・白岩洵デュオリサイタル

日時:2015年3月9日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:濱野奈津美(ソプラノ)、白岩洵(バリトン)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  ヴェルディ 『トロヴァトーレ』より 静かな夜
  レオンカヴァッロ 『道化師』より 鳥の歌
  モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より カタログの歌
  クィルター 「吹け、吹け、汝、冬の風よ」     …ほか
《アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート》
升島唯博 ドイツとイタリアの歌と共に

日時:2015年3月16日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:升島唯博(テノール)、比留間千里(ピアノ)
予定プログラム:
  モーツァルト 『魔笛』より なんと美しい絵姿
  モーツァルト 『後宮からの逃走』より さあ、闘いだ!
  レハール 『微笑みの国』より 君はわが心
  トスティ 「最後の歌」 
  レオンカヴァッロ 『道化師』より おお、コロンビーナ     …ほか
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

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「二期会サロンコンサート」新シーズンの幕開けは6月4日!

二期会ならではの実力歌手の出演と充実の演奏内容で、毎回大好評の「二期会サロンコンサート」も2015年の新たなシーズンを迎えます。
〈2015-2016シーズン〉の幕開け、通算第180回となる今回は、これからの活躍がますます期待される新進気鋭のソプラノ西 友加、二期会オペラをはじめ、数々のオペラ公演で主要な役をこなすテノール今尾 滋、安定した歌唱で各方面での活躍をみせるバリトン藤山仁志によるコンサート。
この3人での共演は今回が初めてとなりますが、今回のテーマにもあるイタリア・スペイン・フランスの音楽から、それぞれが得意とするオペラアリアや歌曲をお届けします。
アットホームな空間の中で贅沢で優雅なひとときを、皆さまどうぞお楽しみください。

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西 友加
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今尾 滋
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藤山仁志
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安田有里

PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2015-2016シーズン
Vol.180 情熱と憂いと気品高い愛を求めて
~イタリア・スペイン・フランスの音楽から~

日時:2015年6月4日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
   (地下鉄 表参道駅A1出口より徒歩2分)
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付)
出演:西 友加(ソプラノ)、今尾 滋(テノール)、
    藤山仁志(バリトン)、安田有里(ピアノ)
予定演奏曲目:
   トスティ 「君なんかもう」
   ララ 「グラナダ」
   プッチーニ 〈オペラ〉『蝶々夫人』より「ある晴れた日に」
   グレーロ 〈サルスエラ〉『はやぶさ』より「私の村」
   ビゼー 〈オペラ〉『真珠採り』より「聖なる神殿の奥深く」
                         ほか

チケットは3月4日(水)より販売開始!
今回も売り切れ必至です。どうぞお早めにお求めください!
▼お問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831

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松本 隆の現代口語訳で聴く、シューベルト「冬の旅」公演情報~[BOOK+CD]も発売!

日本を代表する作詞家・松本 隆氏が、31歳で世を去った天才作曲家 シューベルトの音楽とミューラーの詩に魅了され、魂を込めて創りあげた、シューベルト「冬の旅」の現代口語訳。
松本氏が全身全霊をささげた日本語と目下絶好調のテノール鈴木 准の情熱迸る瑞々しい歌声が作品に新しい息吹を吹き込み、心を揺さぶられる情景がつぶさに浮かび上がってくる。
“絶望ほど、深く美しいものはない”~松本 隆

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  鈴木 准
■■■ 公演情報 ■■■
「冬の旅」 シューベルト歌曲集
~松本 隆現代語訳の世界へようこそ~

日時:2015年3月22日(日)14:00時開演
会場:トッパンホール
料金:全席指定 6,500円
出演:松本 隆(トーク)
    鈴木 准(テノール)
    三ツ石潤司(ピアノ)
お問合せ:
   キャピタルヴィレッジ Tel.03-3478-9999
チケット取扱:
   チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、
   CNプレイガイド、キャピタルヴィレッジ

▼公演情報ページはこちら
「冬の旅」 シューベルト歌曲集 ~松本隆現代語訳の世界へようこそ~ - キャピタルヴィレッジ

201502_fuyunotabi.jpg ●●● [BOOK+CD]発売情報 ●●●
作詞家、松本隆訳詩によるシューベルトの歌曲集「冬の旅」
2015年音楽活動45周年を記念し、最高の演奏者を得て新規録音。
テノール:鈴木准 ピアノ:三ツ石潤司
B5判 変型 96頁+CD 3,500円+税
2015年2月24日 学研パブリッシングよ り発売

「心で撮る日本の風景」など日本の風土の美しさを伝える撮影で知られる写真家、竹内敏信氏のカラー写真も美しい。
音色にもこだわり、国内にあるベーゼンドルファーのピアノの中でも音がよいと評判の、長野県上田市丸子文化会館セレスホールで2014年12月にレコーディング。
▼こちらより松本氏のインタビューがご覧いただけます
松本隆インタビュー『冬の旅』リリースに寄せて - 学研よみものウェブ ほんちゅ!

▼なお、テノール鈴木 准は、今年7月、東京二期会の『魔笛』(オーストリア・リンツ州立劇場との共同制作)の王子タミーノに出演!
2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

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2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』~公演当日のごあんない

いよいよ明日、2月19日(木)から東京文化会館大ホールにて、G.ヴェルディ作曲オペラ『リゴレット』が開幕します!
こちらに公演当日のご案内を致します。

《パルマ王立歌劇場との提携公演》
東京二期会オペラ劇場 2015年2月公演 G.ヴェルディ作曲 『リゴレット』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:ピエール・ルイジ・サマリターニ、エリザベッタ・ブルーサ
当日券と公演タイムテーブルのご案内
2月19日(木)
2月20日(金)
2月21日(土)
2月22日(日)
当日券
S,A,B
S,A,B
S,A,B
Sのみ
当日券販売開始
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約60分
休憩予定時刻
19:30~19:55
15:00~15:25
15:00~15:25
15:00~15:25
第2幕
約30分
休憩予定時刻
20:25~20:45
15:55~16:15
15:55~16:15
15:55~16:15
第3幕
約35分
終演予定
21:20
16:50
16:50
16:50
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※上記、販売予定当日券は21日15:00現在の情報に更新いたしました。販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください。
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会オペラ劇場

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【レポート】大盛況!バッティストーニ講演会@イタリア文化会館

去る2月12日(木)夕刻、イタリア文化会館(東京・九段下)にてNPO法人日本ヴェルディ協会主催の「アンドレア・バッティストーニ講演会」が開催されました。
これまで、演奏をとおして日本のオペラ・ファンにメッセージを伝えてきたバッティストーニ。この日は、自身の言葉と声で、ヴェルディの、とりわけ今週開幕を控える『リゴレット』の魅力について直接語りかける貴重な機会となりました!
司会進行は音楽評論家の加藤浩子さん、通訳は井内美香さん。
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「ヴェルディはイタリアの劇場に革命を起こし、新しい道筋を拓きました。彼は、イタリアオペラだけでなく世界の劇場文化のあり方そのものを変えたのです」
バッティストーニが話せば話すほど、自信に満ちたエネルギッシュな彼のタクトに、作品への深い洞察力と尽きない研究熱心さの裏打ちがあることが明白になっていきました。
ヴェルディをイタリアオペラ全体の流れの中に明確に位置づけ、その音楽を絶対尊敬しているという、彼の思考の確かさ、意志の揺るぎなさに圧倒されました。
多くのお客様が感銘を受けられた夜になったのではないかと思います。
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「『リゴレット』は、『イル・トロヴァトーレ』、『トラヴィアータ』に続く3部作の最初としてよく語られますが、僕にはもう一つの考えがあります。それは、『ルイザ・ミラー』、『スティッフェリオ』そして『リゴレット』という3部作の到達点である、というものです。なぜならば、この3作においては、作曲プロセスの変化、つまり、ベルカント・オペラのヴィルトゥオーゾ的なものからヴェルディ独自の個性的なものへの変化がみられる、また双方の表現の完璧な拮抗がみられると思うからです。
ヴェルディは、ただ美しい音楽を書いたのではなく、ベルカントの書法をもって美しい幸福がその後汚されていくさまを描くことができたのです……ほんとうに、ヴェルディはすごいですね」

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「ヴェルディは、その後にプッチーニが続いたように、オーケストラがいかにドラマを伝えられるか、説得力のあるものにするか、いうなれば「歌手たちの言葉で語られていない言葉を、いかに語るか」について突き詰めました」
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「今回のパルマ王立歌劇場の舞台は、昔ながらの美しい、まさにメイド・イン・イタリーの最高の舞台です。ただし、イタリアオペラの美しさは守りながらも、それを博物館のようなものにしてしまってはいけません。今、僕は、日本の歌手の皆様と取り組んでいます。楽譜に忠実であることはもちろんですが、過去の偉大な演奏から学びつつも、新しい自分たちの声、音楽を作っていきたいね、と話しています」
終演後には、日本コロムビアからリリースされた新アルバム《イタリア・オペラ管弦楽・合唱名曲集》の即売とサイン会が行われました。この日は午前午後いっぱいまでリハーサル、その後取材を挟んでの講演会という過密スケジュールでしたが、バッティストーニは最後まで屈託のない笑顔でお客様を見送っていました。
201502_battistoni_lecture_05.jpg (写真提供:NPO法人日本ヴェルディ協会)
▼講演会の詳しい内容をPDF文書でご覧いただけます
ファイルをダウンロード
▼二期会『リゴレット』は、今週19日(木)開幕です!
東京二期会オペラ劇場2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
※よいお席はお早目に!D・E席全日程売切 C席21(土)22(日)売切・19(木)20日(金)も残僅少!
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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プログラムが決定しました!~二期会オペラ研修所マスタークラス修了試演会

まもなく3月4日(水)に白寿ホールにて開催の「二期会オペラ研修所 第58期マスタークラス修了試演会」。マスタークラス研修生たちは、二期会オペラ研修所での最終試験となるに試演会に向け、日々研鑚に励んでいます。

その修了試演会のプログラム(演目・場面)が、このたび決まりましたので、ご案内いたします。

■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第58期マスタークラス修了試演会
開催日:2015年3月4日(水)
会場:Hakuju Hall(白寿ホール)
 ・小田急線 代々木八幡駅南口 徒歩5分
 ・千代田線 代々木公園駅1番出口 徒歩5分

◆多田羅迪夫クラス 12:30開演
1. V.ベッリーニ作曲『夢遊病の女』 第1幕より
2. G.ロッシーニ作曲『タンクレーディ』 第2幕より
3. C.グノー作曲『ロメオとジュリエット』 第4幕フィナーレより
4. J.マスネ作曲『マノン』 第3幕より
5. G.ヴェルディ作曲『椿姫』 第2幕より
6. R.レオンカヴァッロ作曲『道化師』 第1幕より
7. P.マスカーニ作曲『カヴァレリア・ルスティカーナ』 より
8. G.プッチーニ作曲『トスカ』 第1幕より
9. R.シュトラウス作曲『アラベッラ』 第2幕より
  《休憩》
10. G.ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』 第2部より
11. V.ベッリーニ作曲『ノルマ』 第1幕より
12. G.ドニゼッティ作曲『ドン・パスクァーレ』 第1幕より
13. G.ドニゼッティ作曲『ドン・パスクァーレ』 第3幕より
14. V.ベッリーニ作曲『カプレーティ家とモンテッキ家』 第2幕より
15. C.グノー作曲『ロメオとジュリエット』 第4幕フィナーレより
16. G.ヴェルディ作曲『イル・トロヴァトーレ』 第4幕より
17. G.ヴェルディ作曲『アイーダ』 第4幕より
  (15:30頃終演予定)
◆牧川修一クラス 17:00開演
1. G.ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』 第1部より
2. G.ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』 第2部より
3. C.グノー作曲『ロメオとジュリエット』 第5幕より
4. R.シュトラウス作曲『ナクソス島のアリアドネ』 プロローグより
5. R.シュトラウス作曲『ばらの騎士』 第2幕より
6. G.ヴェルディ作曲『イル・トロヴァトーレ』 第4幕より
7. G.ヴェルディ作曲『椿姫』 第2幕より
8. G.ヴェルディ作曲『椿姫』 第3幕より
  《休憩》
9. 團 伊玖磨 作曲『夕鶴』 第1部より
10. G.ドニゼッティ作曲『ドン・パスクァーレ』 第3幕より
11. A.プレヴィン作曲『欲望という名の電車』 第2幕より
12. J.オッフェンバック作曲『ホフマン物語』 アントニアより
13. G.ヴェルディ作曲『イル・トロヴァトーレ』 第4幕より
14. R.シュトラウス作曲『ばらの騎士』 第2幕より
15. G.ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』 第2部より
16. G.ヴェルディ作曲『リゴレット』 第2幕より
  (20:10頃終演予定)

▼出演者等の公演情報ページはこちらです
二期会オペラ研修所 第58期マスタークラス修了試演会 - 東京二期会

▼お問合せは
二期会オペラ研修所 TEL.03-3796-4717

▼チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
 残席が残り少なくなりました、全指定席ですので良い席はお早めに

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【開幕間近!】二期会『リゴレット』指揮・演出メッセージ映像

二期会『リゴレット』公演はいよいよ2月19日から。
開幕を間近に控えた指揮バッティストーニと演出エリザベッタ・ブルーサからお客様へメッセージを受け取りました。どうぞご覧ください!

■演出エリザベッタ・ブルーサよりメッセージ

「日本のオペラ・カンパニーと『リゴレット』のようなイタリア・オペラの舞台を作り上げることができ、とても嬉しく思います。これこそ真の文化交流ではないでしょうか。私は日本の歌手が愛をもってこのオペラに取り組み歌っている姿に心打たれました。
『リゴレット』の作曲に際し、ヴェルディはシェイクスピアの《リア王》に霊感を受けていました。リア王とその娘たちとの関係から、リゴレットとジルダの関係が生まれたのです。このオペラにおいては、光と闇の対比もまた重要です。つまり光であるマントヴァ侯爵とリゴレットとの対立です。
日本のお客様が、イタリア文化の表現に感動してくだされば光栄です」

■指揮アンドレア・バッティストーニより メッセージ

「『リゴレット』はヴェルディの作品の中でもひときわ美しく、人びとに愛されているオペラのひとつです。情熱、愛、死、そして懸命に生きる姿にあふれたドラマです。きわめて美しい旋律と音楽の持つエネルギーはヴェルディからの贈り物といえるでしょう。
二期会と東京フィルハーモニー交響楽団との再会、そして共演をとても光栄に思います。ともに劇場全体に素晴らしい空気を生み出し、お客様にオペラの最高のひとときをお贈りしたいと思います。私はいつも日本のお客様から大きな愛を感じています。東京文化会館でお待ちしています。ぜひご来場ください。お会いできるのを楽しみにしています。アリガトウゴザイマシタ!」

▼まもなく開幕!2015年話題の公演を見逃さないで!
東京二期会オペラ劇場2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』
~「公爵に聞く」:山本耕平

東京二期会オペラ劇場2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』公演初日まで、あと10日を切りました!
公演に向け稽古場では総仕上げの段階に入る中、マントヴァ公爵役の山本耕平に今回の『リゴレット』公演についてお話を伺いました。
201502_yamamoto_kouhei.jpg 山本耕平
― まずはこのオペラの聴きどころ、見どころ。
何といっても『リゴレット』はヴェルディオペラの中心となる作品で、声の限界、声にできる最も高いパフォーマンスが求められています。この作品を日本人キャストで、どこまで音楽を高められるか、どこまで体現できるかが大きな鍵になりますが、そのことが声の饗宴という意味でまず楽しんで頂けると思います。また、この大歌手たちが関わってきたパルマ王立歌劇場の舞台に立てることは個人として嬉しく光栄ですし、華やかな「ザ・オペラ」というべき公演をご覧いただけると思います。

― 今回演じるマントヴァ公爵役については。
「呪い」という題名で作曲しようという時期もあるくらい、そこにテーマが置かれていますが、その呪いが唯一効かない人物がこのマントヴァ公爵。権力がありサディスティックな一面もあり、そして若さに溢れている。書かれている音もエネルギッシュでキラキラしているので、それを自分自身がどれだけ輝かしく演じられるか、物語の暗い部分とのコントラストをつけるという意味でも自分の役割を果たしていきたいですね。
― 今回の演出面、また初共演となるアンドレア・バッティストーニについて
衣裳も舞台装置も本当に美しい。特に第3幕のスパラフチーレの住みか周辺の薄暗い夜が体現されるシーン。今僕はマントヴァに暮らしているのですが、そこでは霧が出る時は遠くから来る人が誰なのかもわからず、シルエットがゆっくりと見えてきます。今回の演出では殺人を犯そうとするリゴレットの「何て不気味な夜だ」という言葉が写実的、幻想的に表現されていて特に美しい。
指揮のバッティストーニさんについては、彼の交響詩のコンサートも観にいっていますが、本当に生き生きした音楽の持ち主。彼と稽古を重ねることで今までできなかったフレージングや、音楽的にさらに高いものが引き出されるのではないかと期待しています。今回の共演によって生まれる化学反応が非常に楽しみです。
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東京二期会オペラ劇場
2014年2月『ドン・カルロ』より
― 昨年のドン・カルロ、公爵と高い身分の役での出演が続いています。
いずれも高貴な身分の人物なので、振る舞いの中心に教育を受けたノーブルさを持っていることが共通していますが、性格は全く違います。
最高音は両者とも一緒で、最低音も大きな差はないのですが、嘆きを込めたドン・カルロと、絶対的な自信をもつマントヴァ公爵ではヴェルディの音楽の書かれ方が全く異なります。ただ、マントヴァ公爵の方がより全体的に高い音域での表現をより多く求められていますね。ドン・カルロはピッタリの役と多くの方におっしゃって頂けましたが、今回のマントヴァ役も同じように感じて頂けるようにすることが内なる強い願いです。
― お客様にメッセージを。
二期会の総力を挙げた、歴史に残る公演になると感じています。毎日の稽古で楽譜の1ページ毎、言葉の1つ毎に込められた意味を演出家と一緒に創りあげていますので、是非劇場に足を運んで頂けたらと思っています。ご来場お待ちしております。

▼山本耕平の出演日は、東京公演2月20日(金)・22日(日)!そして2月25日(水)の大分公演にも!
東京二期会オペラ劇場2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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2月10日(火)、山本耕平がNHKラジオ第1「午後のまりやーじゅ」に出演

二期会『リゴレット』マントヴァ公爵で出演するテノール山本耕平が、またまたラジオに!
明日2月10日(火)、NHKラジオ第1「午後のまりやーじゅ」に特別ゲストとして出演します。
番組の愛称は“午後まり”。タレントの山田まりやさんがパーソナリティーを務める、お昼の帯番組(月~金)です。
201502_yamamoto_kouhei.jpg 山本耕平
◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
NHKラジオ第1「午後のまりやーじゅ」
日時:2015年2月10日(火)ひる13時05分~16時55分
放送局:NHK-R1〈ラジオ第1放送〉(全国放送)
出演:山田まりや(タレント)
   黒崎政男(東京女子大学教授・哲学者)
   道谷眞平(NHKアナウンサー)
   山本耕平(二期会・テノール) ほか
 ※山本の出演時刻は16時33分の予定です。
▼番組ページはこちら
「午後のまりやーじゅ」|R1 NHKラジオ第1 - NHKオンライン
(ページ内「火曜日」のタグをクリックで当日のタイムテーブルがご覧いただけます)
▼当番組はネットラジオでもお楽しみいただけます
NHKネットラジオ〈らじる★らじる〉はこちら
*国会中継等により番組内容が変更~中止になる場合があります。

201501_img_mimanchi.jpg ■■■ 山本耕平 ファースト・アルバム情報 ■■■
<Mi manchi ミ・マンキ>
アーティスト名:山本耕平
発売日:2014年12月10日
品番:KICC-1157
販売価格:定価¥3,000 + 税
キングレコード

▼特設サイトはこちら
山本耕平 Mi manchi(ミ・マンキ) - キングレコード

▼山本耕平の出演日は、東京公演2月20日(金)・22日(日)!そして2月25日(水)の大分公演にも!
東京二期会オペラ劇場2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
(D,E席予定数終了、C席は20日に若干枚を残すのみ)

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『リゴレット』(2/19公演)プレミエ・ウェルカム・キャンペーン!
バッティストーニの記念CDを先着プレゼント!

2月19日(木)の夜は、オペラ『リゴレット』の開幕初日(プレミエ公演)!
今回の初日公演では「プレミエ・ウェルカム・キャンペーン」として、日本コロムビア株式会社様からの提供で、【アンドレア・バッティストーニ来日&ニュー・リリース記念特別企画<バッティストーニ ハイライトCD>】を、ご来場先着1,500名様にプレゼントいたします!
今年1月21日に国内3枚目のCD《イタリア・オペラ管弦楽・合唱名曲集》をリリースしたバッティストーニ。
今回の記念CDに5曲がハイライトで収録されます。さらに、「ローマ三部作」「マーラー巨人」からもハイライトで収録とバッティストーニの魅力が満載のCDです。
「プレミエ・ウェルカム・キャンペーン」として、すでにチケット発売から特別料金(S18,000円→16,000円 A15,000円→13,000円 B11,000円→10,000円)を設定させていただいています。ぜひ、多くの方にお越しいただき、オペラの初日=プレミエの公演をご一緒に盛り上げていただければ幸いです。
朝から少しおしゃれして、華やいだ気分でお仕事、学校帰りに上野の東京文化会館でオペラ鑑賞はいかがでしょうか?
よい席はどうぞお早目に!

battistoni_COGQ-72.jpg
イタリア・オペラ
管弦楽・合唱名曲集

2015/01/21 NewRelease
COGQ-72 ¥2,800+税
battistoni_COGQ-69.jpg
マーラー:
交響曲第1番《巨人》

2014/05/21 Release
COGQ-69 ¥2,800+税
battistoni_COGQ-68.jpg
レスピーギ:
ローマ三部作

2014/02/19 Release
COGQ-68 ¥2,800+税

▼《イタリア・オペラ管弦楽・合唱名曲集》アルバム情報・試聴はこちらから
アンドレア・バッティストーニ特設サイト - 日本コロムビア
▼二期会『リゴレット』詳細はこちら
東京二期会オペラ劇場2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
(2月19~22日:東京文化会館大ホール/2月25日:大分iichiko総合文化センター)
▼二期会『リゴレット』のチケットお申込み・お問合せは
二期会チケットセンター
TEL:03-3796-1831 FAX:03-3796-4710
メールフォームからのお問合せは→ こちら

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【明日発売!】1月31日(土)同時発売! 5月『ジューリオ・チェーザレ』&7月『魔笛』

大変長らくお待たせしました!
東京二期会オペラ劇場7月公演『魔笛』、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場5月公演『ジューリオ・チェーザレ』は、いよいよ明日1月31日(土)からチケット一般発売開始です!
     *      *      *


指揮
D.R.デイヴィス
7月公演の『魔笛』は、なんといっても宮本亜門がヨーロッパ初演出となったプロダクションの東京凱旋公演!
東日本大震災直後の2011年4月『フィガロの結婚』再演で初めてタッグを組んだ宮本と指揮者のデニス・ラッセル・デイヴィス。そのときの協働がきっかけとなり、デイヴィスがシェフを務めるリンツ州立歌劇場の『魔笛』新制作に宮本亜門が招聘されることになったのです。そして2013年9月14日にワールド・プレミエ。これが現地で大評判を呼んだのでした。

演出
宮本亜門

「演出家宮本亜門が率いる、二期会オペラとの共同制作というプロダクションは、盛んな拍手が送られた土曜日のプレミエを見て、文句なしにいいアイデアだったと言える。舞台も、音楽も…(中略)リンツのプレミエは、拍手は異常なほどいつまでも鳴りやまなかった」-「クローネン新聞」
「『魔笛』の精神は無傷だっただけでなく、見る価値や聴く価値もある姿でよみ返った。観客は満足だった。特に宮本亜門とそのチームに特別な拍手を送りたい!」-「ノイエ・メーカー」
「日本人演出家の宮本亜門と「映像」のバルテック・マシスは、初めて技術的に、まだこの地で経験したことがないほど視覚的に新しい歌劇場の可能性を広げた」-リンツ州立劇場から

その後40回近くにわたる上演のほとんどで完売という大ヒット!まさに、この夏「東京凱旋」なのです。


ザラストロ
妻屋秀和

夜の女王
森谷真理

パミーナ
幸田浩子

パパゲーノ
黒田 博

二期会キャストもベストな布陣で臨みます!パミーナ幸田浩子、パパゲーノ黒田 博をはじめ、すでにNYメトロポリタンとリンツで歌っている森谷真理が二期会初登場。バス妻屋秀和も二期会入会後、最初の役がザラストロとなりました。どうぞご期待ください!
     *      *      *


指揮
鈴木秀美
5月の二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演。
指揮 鈴木秀美、コンサートマスター 戸田 薫はじめ、国内外で活躍するピリオド奏者がここに集結。二期会のもっともフレッシュな世代のアーティストとともに、本格的なバロック・オペラの公演をお届けします!
オーケストラもニューウェーブ!第一線のピリオド奏者と東京藝術大学、桐朋学園大学の器楽専攻生とで「ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウNew wave Baroque Orchestra, Tokyo (略称:NBO)」を創設しました。

演出
菅尾 友

そして気になる演出には、菅尾 友。リンツ州立劇場では宮本亜門『魔笛』の演出補をつとめ、すでにチューリヒ歌劇場、ケルン歌劇場で本演出を手掛けている新進気鋭の演出家が今回二期会公演初登場を果たします!


ジューリオ・チェーザレ
杉山由紀

クレオパトラ
髙橋 維

アキッラ
加耒 徹

クーリオ
杉浦隆大

これまで、テノール望月哲也、メゾソプラノ山下牧子、バリトン大沼 徹…と実力ある歌手たちがデビューを飾ってきた「ニューウェーブ・オペラ劇場」。今年はどんなスター歌手が誕生するのでしょうか。
過去3年の二期会オペラ研修所首席修了生は、バリトン加耒 徹(アキッラ役)、メゾソプラノ杉山由紀(タイトルロール)、バリトン杉浦隆大(クーリオ役)。またクレオパトラ役の髙橋 維は、7月の『魔笛』でも「夜の女王」に抜擢されています。彼らのデビューをぜひ見届けにいらしてください!
     *      *      *
▼2つのオペラ公演の情報ページはこちら
東京二期会オペラ劇場 2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
二期会ニューウェーブオペラ劇場 2015年5月公演 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●チケットのお求めはこちら
二期会チケットセンター 03-3796-1831<電話受付は朝10時~>
 (月~金:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝:休)
★発売日はネット予約が便利!★
二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約「Gettii」では発売開始日の《午前0時》からお申込いただけます!<座席位置をお選びいただくことも可能!しかも手数料ご負担0円>
→→二期会チケットセンター←← リンクよりお進みください。
注)インターネット予約「Gettii」では学生席のお求めおよび、愛好会のご入会はお申込いただけません。二期会チケットセンターまでお電話にてお申し込みください。
※2015年5月『ジューリオ・チェーザレ』公演より、以後の〈東京二期会オペラ劇場公演〉および〈二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演〉の学生席のお取扱方法を改定いたします。
詳細はこちら→ チケットのお求め方法|二期会チケットセンター - 東京二期会

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【ご案内】バッティストーニが語るヴェルディ・オペラの魅力~2/12(木)イタリア文化会館

いよいよ2月公演『リゴレット』初日まで1か月を切りました!稽古場にはイタリアから演出家エリザベッタ・ブルーサが登場し、連日、ヴェルディ・サウンドの熱気に満たされています!
さて、本公演に先がけて、2月12日(木)にイタリア文化会館にて、指揮者アンドレア・バッティストーニの講演会が開催されます!
201501_battistoni01.jpg アンドレア・バッティストーニ
来年度は東京フィルハーモニー交響楽団の首席客演指揮者に就任が決定。若くして、イタリア・オペラの正道を継承している気概の凄みというか、大きさというか、そのオーラを発してやまないバッティストーニ。その彼が、生の声で、『リゴレット』を中心に、ヴェルディ・オペラの魅力について語ります!
また、講演後には、ニュー・アルバム《イタリア・オペラ管弦楽・合唱名曲集》(1月21日リリース COGQ-72)のご案内とCDご購入者限定のサイン会が実施されます!
またとない機会にぜひお越しください。

201501_battistoni02.jpg アンドレア・バッティストーニ指揮
カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団
《イタリア・オペラ管弦楽・合唱名曲集》
2015年1月21日発売 COGQ-72 ¥2,800+税
▼CDの詳しい情報はこちら
アンドレア・バッティストーニ 特設サイト - 日本コロムビア

◆◆◆ イベント情報 ◆◆◆
アンドレア・バッティストーニ講演会
主催:NPO日本ヴェルディ協会/イタリア文化会館
協力:公益財団法人東京二期会
■日時:2015年2月12日(木)19:30開始
■会場:イタリア文化会館アニェッリホール <アクセスはこちら>
(東京都千代田区九段南2-1-30 地下鉄東西線・半蔵門線「九段下」下車徒歩10分)
■参加費:¥1,000(全席自由・当日会場にてお支払いください)
 ※電話、ファックスまたはEメールでの事前予約が必要です。
■通訳:井内美香
▼講演会のお申込み・お問合せはこちら
NPO日本ヴェルディ協会
TEL. 03-3320-2500 FAX. 03-5333-5899
Eメールでのお申込みは→ こちらから
     *     *     *
▼演出家エリザベッタ・ブルーサ登場!二期会『リゴレット』公演概要
東京二期会オペラ劇場2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
(2月19~22日/東京文化会館大ホール)
▼二期会『リゴレット』のチケットお申込み・お問合せは
二期会チケットセンター
TEL:03-3796-1831 FAX:03-3796-4710
メールフォームからのお問合せは→ こちら

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横浜みなとみらいホール:オペラ『竹取物語』~ベトナム・ハノイ公演、2月に開催!

昨年、横浜みなとみらいホールでの世界初演が大絶賛された、沼尻竜典作曲のオペラ『竹取物語』。
本年は2013年に日本との外交樹立40周年を迎えたベトナム・ハノイに場所を移し、芸術文化を通して両国の親交を深めるべく、日本・ベトナム合同キャスト・スタッフによる『竹取物語』の上演が実現致します。
今回は初のオペラ形式による上演で、二期会からは世界初演に引き続き、かぐや姫役にソプラノ幸田浩子、媼(おうな)役にメゾソプラノ加納悦子、そして翁役には新たにバリトン福島明也が出演致します。
尚、ベトナム公演に先立ち、1月31日(土)には横浜みなとみらいホール小ホールにて、「ベトナムの心 日本の心 ~日越合同ガラ・コンサート~」と題し、前半は日本・ベトナムの歌を、後半には『竹取物語』より選りすぐりの楽曲を披露致します。こちらの公演には国内、また現地ハノイにてアウトリーチへの出演が予定されている、かぐや姫役のカヴァー鈴木愛美も出演致します。
そして、2月6・7日のハノイでの上演に向け、公演鑑賞はもちろんのこと、普段は見ることができない歴史あるハノイ・オペラハウスの内部見学や、作曲家池辺晋一郎氏を迎えての交流会等見どころ満載の鑑賞ツアーも只今絶賛募集中です。
註:ツアーに関しますチラシには締切日[1月6日]との記載がございますが、現在もJTBで受付を行っております。ツアーの詳細はJTBへ直接お問い合わせください。
■ツアーお問い合わせ
 JTBコーポレートセールス 本社営業部 第四事業部
 オペラ『竹取物語』観賞ツアーデスク
 Tel:03-5909-8115 Fax:03-5909-8297
 営業時間:月~金 9:30~17:30(土日・祝日 休業)
 ▼ツアーのパンフレット(PDFファイル)はこちら
 ・JTB竹取物語ベトナムツアーパンフレット.pdf - 横浜みなとみらいホール
 (※ツアーの内容が若干変更になる場合がございますが、予め御了承下さいませ)
201501_kouda_hiroko.jpg 201501_kanou_etsuko.jpg 201501_fukushima_akiya.jpg 201501_suzuki_manami.jpg
写真左から:幸田浩子、加納悦子、福島明也、鈴木愛美
■■■ 公演情報 ■■■
ベトナムの心 日本の心 ベトナム・ハノイ・オペラ公演に向けて
~日越合同ガラ・コンサート~

■日時:2015年1月31日(土)18:00開演
■会場:横浜みなとみらいホール 小ホール
■出演:幸田浩子、加納悦子、福島明也、鈴木愛美 他
▼公演詳細はこちら
歌劇「竹取物語」 ベトナム・ハノイ・オペラ公演に向けて日越のキャストによるガラコンサート「ベトナムの心 日本の心」 - 横浜みなとみらいホール
オペラ『竹取物語』(オペラ形式)※日本語上演・ベトナム語字幕
■日時:2015年2月6日(金)・7日(土) いずれも20:00開演
■会場:ハノイ・オペラハウス(ベトナム)
■出演:幸田浩子(かぐや姫)、加納悦子(媼)、福島明也(翁) 他
▼ハノイ・ステージについてはこちら
スケジュール|横浜・ハノイ・パートナー都市事業 ベトナムの心日本の心 - 横浜みなとみらいホール

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1月20日(火)、山本耕平がTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」に出演

二期会『リゴレット』マントヴァ公爵で出演するテノール山本耕平が、明日1月20日(火)TBSラジオ朝の看板長寿番組「大沢悠里のゆうゆうワイド」に出演します!
「大沢悠里のゆうゆうワイド」は1986年の番組開始当初から「人情・愛情・みな情報」の基本姿勢を貫き、聴いてすぐに役立つ情報満載の日本一聴かれているラジオ番組です。
201501_yamamoto_kouhei.jpg
公式ブログによると、山本耕平が出演するのは、午前9時20分頃からの予定とのこと。
昨年12月にリリースしたファースト・アルバム《Mi manchi ミ・マンキ》から数曲を披露するほか、2月公演『リゴレット』の見どころ、聴きどころも話題にのぼるようです!
生放送、お聴きください!
◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
TBSラジオ954「大沢悠里のゆうゆうワイド」
■日時:2015年1月20日(火)午前8時30分~午後1時
■放送局:TBSラジオ AM954kHz(関東広域圏)
■出演:山本耕平(テノール)
 (山本の出演予定は9:20~)
▼TBSラジオのホームページ
番組一覧:ワイド番組 - TBS RADIO 954kHz ~聞けば、見えてくる~
▼「大沢悠里のゆうゆうワイド」公式ブログはこちら
1月19日~23日の予定 - TBS RADIO 大沢悠里のゆうゆうワイド
~1月20日(火)9:20~の項:オペラ界期待の新星、テノール歌手の山本耕平さんを迎えます。

201501_img_mimanchi.jpg ■■■ 山本耕平 ファースト・アルバム情報 ■■■
<Mi manchi ミ・マンキ>
アーティスト名:山本耕平
発売日:2014年12月10日
品番:KICC-1157
販売価格:定価¥3,000 + 税
キングレコード

▼特設サイトはこちら
山本耕平 Mi manchi(ミ・マンキ) - キングレコード

▼山本耕平の出演日は、東京公演2月20日(金)・22日(日)!そして2月25日(水)の大分公演にも!
東京二期会オペラ劇場2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
(D,E席予定数終了、C席は20日に若干枚を残すのみ)

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2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』
~「リゴレットに聞く」その2:上江隼人

2015年2月19日に幕を開ける、東京二期会オペラ劇場G.ヴェルディ『リゴレット』。
公演に向けて順調に稽古が進む中、二人のタイトルロールにお話を伺いました。
今回の「リゴレットに聞く」は、2014年『ドン・カルロ』ロドリーゴの好演も記憶に新しい上江隼人。
公演に向けての思いを語ってもらいました。
201501_kamie_hayato.jpg 上江隼人
201501_kamie_doncarlo.jpg 2014年2月 東京二期会『ドン・カルロ』ロドリーゴ役
【『リゴレット』の聴きどころ。そして今回演じる役について】
ヴェルディ中期の作品たるリゴレットは、今までの作風からの大きな転換を迎えた作品であると思います。音楽とドラマを今まで以上に重視し、音楽と歌詞の緊密な結びつきを実現した素晴らしい作品。
本来、ヴェルディはこの作品を「呪い」と名付けたかったようです。ワグナーのライトモチーフではありませんが、この呪いの旋律は序曲に始まり、リゴレットのみならず、モンテローネやジルダにも現れ、物語全編をつらぬくテーマとして創られています。
そのことも是非ご注目頂ければ。
リゴレットはヴェルディのタイトルロールの中で大役です。声だけでなく演じる力も要求されます。そして、この曲がかかれた時代のヴェルディは『リゴレット』以外にも『スティフェリオ』『椿姫』『トロヴァトーレ』等、世間では少し陰のあるキャラクターを主役としている傾向があると思います。彼が何故そのような題材を選んだのか、何を伝えたかったのか?そのようなことを自分の中で読み解けたらと思います。
【ヴェルディのオペラにおける、バリトンの魅力とは?】
ヴェルディ本人がバリトンであり、歌の事を誰よりも良く理解していた作曲家。
彼の旋律を歌うごとに自身が律せられ、新たな発見があります。本当に学ぶことが多いと稽古を通じて感じています。
【今回のプロダクションはイタリアでも人気のアンドレア・バッティストーニを指揮に迎え、演出面もパルマ王立歌劇場の伝統的な舞台装置や、衣裳も楽しみです。今回のプロダクションについては?】
1987年プレミエの歴史ある舞台。数々の偉大な歌手たちが関わったプロダクションであり、彼らが身につけた衣裳をつけて演じることになります。その意味でも歴史の重みを感じられる舞台になると感じており、今からわくわくしています。
また、マエストロとは2012年東京二期会「ナブッコ」、イタリアで「スティフェリオ」でも競演しました。私より若いマエストロですが、それを感じさせない音楽性、統率力、カリスマ性を兼ね備えたまさに、オペラ指揮者の為に生まれてきた人なのだと感じます。約二年ぶりとなりますが、今回も共演できることを大変光栄に思います。
2012nabucco_curtain_kamie.jpg
2012年2月 東京二期会オペラ劇場 G.ヴェルディ『ナブッコ』公演
カーテンコールより、写真中央がナブッコ:上江隼人、右隣がバッティストーニ
201501_kamie_stiffelio.jpg
2012年 パルマ王立歌劇場『スティフェリオ』スタンカー役
      *     *     *
ヴェルディの内面を深く掘り下げることを目指す上江隼人がリゴレットをどう演じるのか。
期待は高まるばかりです!是非会場にてご観覧ください。

▼公演情報ページはこちら
2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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「お客様と両想いのバレンタイン・コンサートに…」
~二期会サロンコンサートVol.179 バレンタイン・愛・ラ・カルト(2/5)出演者メッセージ

愛、聴くに歌うにいい季節となりました。外は寒くてもここだけは熱い。
表参道からコンサート会場まで上がってきてさえくだされば、そこでは……ファム・フラジル&ファム・ファタルたちと逢え、愛の芽生えも終わりも目撃、象徴表現に遊べたと思ったらリアリズムの渦中に巻き込まれ、時にはままならぬ嫉妬にまで圧倒され……
といった今宵限定、愛の世界がお待ちしております。
コンサート幕開き、3人それぞれが歌曲の小宇宙(内薗がドイツ歌曲、大澤がイタリア歌曲、東城がフランス歌曲)により愛の様相、表現します。
そして同じ寒い季節、1830年頃のパリの冬が舞台となった『ラ・ボエーム』1幕の出会いから愛の芽生えの場が続き、お飲み物を召し上がっていただく休憩を挟み、今度は「カヴァレリア・ルスティカーナ」のストームに激しく翻弄されてください。
自分で体験せずとも愛の苦しみも体感、ここまでくればきっと恋愛マイスターの域に到達なさることでしょう。
この他、人気があるオペラ・アリアの数々もお楽しみいただきます。
皆様、二期会サロンコンサートvol.179、是非お運びくださいませ。お待ち致しております。
一期一会、このコンサート「バレンタイン・愛・ラ・カルト」がいらしてくださった皆様と両想いになれれば……最高です!

201501_tojo_yae.jpgソプラノ 東城弥恵 



PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2014-2015シーズン
Vol.179 「バレンタイン・愛・ラ・カルト」

日時:2015年2月5日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:3,500円(全自由席・ドリンク付・税込)
出演:
東城弥恵(ソプラノ)、内薗 環(メゾソプラノ)、
大澤一彰(テノール)、梅田麻衣子(ピアノ)
曲目:
プッチーニ 〈オペラ〉『ラ・ボエーム』第1幕より
マスカーニ 〈オペラ〉『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
ドビュッシー 「出現」
グリーグ 「君を愛す」  ほか

▼お問合せ・チケットご予約は
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』
~「リゴレットに聞く」その1:成田博之

2015年2月19日に幕を開ける、東京二期会オペラ劇場G.ヴェルディ『リゴレット』。
公演に向けて順調に稽古が進む中、二人のタイトルロールにお話を伺いました。
今回の「リゴレットに聞く」は、成田博之がヴェルディ・オペラのバリトン役を代表する「リゴレット」への思いをお届けします。
narita_hiroyuki_201405.jpg 成田博之
【リゴレットとの出会い】
2015年2月『リゴレット』タイトルロールを歌わせていただくことになり、とても嬉しいです。
中学生の時、NHKイタリア歌劇団で来日していたアルド・プロッティの演奏を、テレビで見たのが最初の『リゴレット』です。プロッティは、バック転をしながら歌ったりする、アクティヴなリゴレットなのですが、有名なリゴレットのアリア「悪魔め、鬼め」は、中学生ながら、なんて激しくて切ない曲なんだろう、と今もその思い出が続いています。
高校生になった時、今度は『リゴレット』のレコードを手に入れ、学校の勉強をしながら毎日聴きました。『リゴレット』は最初から最後まで、ジルダが死ぬところまで、飽きることがなく、何回も何回も聴きました。イタリア歌劇団の公演というのは、僕にとって、スタートだったんですね。マリオ・デル・モナコのオテッロ、アンドレア・シェニエ、先ほどのプロッティのリゴレット、そういった名ステージすべて、大切な思い出です。
ですから、今回、そのリゴレットを歌うということをとても幸せに思います。
【名バリトン、エットレ・バスティアニーニへの思い】
大学時代には、本当にたくさんのオペラを観たり、聴いたりしましたが、僕の大好きなエットレ・バスティアニーニの声に出会ったのもその頃です。
彼のリサイタルを収録したレコードがあり、これを聴いたために、僕は歌を勉強し、本日まできたようなものです。レコードは、ピアノ伴奏でしたが、バステイァニーニのステージは白熱していて、こんなにエネルギッシュに歌えるバリトンって、なんて素晴らしいのだろう、と思いました。
それからいろんなバリトンを聴きました。カップッチッリ、シェリル・ミルンズなどなど、素晴らしい録音がたくさんあって、みんなリゴレットを歌っていましたね。ずっと憧れの役でもありました。
ですから自分がこの年齢になり、リゴレットが歌える、というのは幸せです。
【バリトン歌手としての挑戦】
自分の中に「理想のリゴレット」がいっぱいあって、リゴレットを演じる、というのは自分にとって挑戦でもあります。
ヴェルディの曲は、楽譜を見ていただくとよくわかると思うのですが、歌い手に挑戦してきます。自分がどのくらい戦えるか、という一面もあるのです。
そして、今回が初めてといえる「お父さん役」です。音楽が父親としての悲哀、悲しさを表現していますが、いかに今、自分が持っている声でそのリゴレットを表現できるか、ということも挑戦になってきます。

      *     *     *
アルド・プロッティ(Aldo Protti)、ピエロ・カップッチッリ(Piero Cappuccilli)、シェリル・ミルンズ(Sherrill Milnes)等、劇場のスター歌手として輝き、素晴らしい声を聴かせた名バリトンに憧れ、自身もバリトン歌手として、ステージに立つ成田博之。ヴェルディのバリトンの中でも特別に大切な役として、心にあたためてきた、リゴレット役。ついに今年、そのリゴレットを歌うことになり、何度も幸せに思う、と成田は語っています。
ヴェルディが苦労して作り上げた『リゴレット』。当時の厳しい検閲を突破するために考え抜き、完成させたこの『リゴレット』。イタリアオペラの真髄といってよい作品と思います。
どんなリゴレット、成田博之になるか、お楽しみに!
皆様のご来場をステージでお待ちしています!

▼公演情報ページはこちら
2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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1/21(水)は、アグネスホテル東京で『リゴレット』!

1月21日(水)は、飯田橋にある都会のオアシスのようなプチ・ホテル&アパートメント、アグネスホテル東京のランチタイムコンサート。久しぶりに二期会アーティストが登場します!
出演は、ソプラノ宇佐美悠里(うさみ ゆり)とバリトン杉浦隆大(すぎうら たかひろ)、ピアノ三澤志保(みさわ しほ)。
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写真左から、宇佐美悠里、杉浦隆大、三澤志保
二期会では、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了し二期会会員となった1年目のシーズンに、いくつかのステージや実地研修の機会を用意していますが、オペラ本公演のアンダースタディもそのひとつ。
宇佐美と杉浦は、昨年春、研修所第57期マスタークラスをともに修了しました。そして、今年2月『リゴレット』公演のアンダースタディに選ばれ、現在、本公演キャストとともに稽古に参加中。杉浦はリゴレット、宇佐美はジルダと、それぞれの役を学んでいます。
201501_usami_yuri02.jpg 右が宇佐美
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2014年3月 二期会オペラ研修所修了試演会(Hakuju Hall)から
さて、今度のランチタイムコンサートでは、その『リゴレット』からリゴレットとジルダのアリア、重唱をプログラムに入れました。稽古の成果をどうぞお聴きください!
また、人気のアグネスホテルのランチを予約すると、コンサート会場も優先席をご用意いただけるとのこと。オペラとフレンチで優雅なお昼を過ごされてみてはいかがでしょうか?
■■■ 公演情報 ■■■
アグネスホテル東京 ランチタイムコンサート 第118回
日時:2015年1月21日(水) 12:00~12:30
会場:アグネスホテル東京(飯田橋駅[JR西口/東京メトロB3出口]から徒歩5分)
料金:入場無料
出演:宇佐美悠里(ソプラノ)、杉浦隆大(バリトン)、三澤志保(ピアノ)
予定プログラム:
   モーツァルト オペラ『魔笛』より「パパパ…」(宇佐美、杉浦)
   モーツァルト オペラ『フィガロの結婚』より「恋人よ、早くここへ」(宇佐美)
   モーツァルト オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より「多くのご婦人がた、あなた方は」(杉浦)
   ヴェルディ オペラ『リゴレット』より
        「慕わしき御名」(宇佐美)
        「悪魔め、鬼め」(杉浦)
        「お父さま!~ 愛しい娘!」(宇佐美、杉浦)
▼ランチも人気!アグネスホテルで過ごす優雅なお昼のひとときを
アグネスホテル東京イベント情報 - アグネスホテル東京

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二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ Vol.6
いよいよ来週に迫る!

Hakuju Hallのご協力を得て2年目となる、二期会の新人歌手によるコンサート「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。第57期マスタークラス修了生のシリーズの最後は、ソプラノの土屋優子と福山絵里が出演。
ピアノの高木由雅氏とともに、本日、ホールでのリハーサルを行いました。
福山は得意のフランス歌曲、フランスオペラのアリアを、土屋はドラマティコ・ソプラノを生かした、レスピーギの歌曲、ヴェルディのオペラ・アリアを、ホールの響きを確かめながら、感触をつかんでいた様子。
そして、コンサートの最後には、ちょっと趣向を凝らしたステージを。詳細は、当日のお楽しみです。
一口にソプラノといっても、いろいろなキャラクター、声の質があり、演じる人物もそれぞれ。その声が生きる、素晴らしい音楽がたくさんあることを知る素敵なプログラムです。トークを交えた気取らない休憩なしのプログラムでお届けする1時間。ぜひお出かけください。
201501_tsuchiya_yuuko.jpg 土屋優子
201501_fukuyama_eri.jpg 福山絵里
2014年3月 二期会オペラ研修所修了試演会(Hakuju Hall)から
■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ 第6回
日時:2015年1月15日(木) 11時開演(10:30開場)
会場:Hakuju Hall(白寿ホール)
    小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
    千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分
料金:500円(全席自由・税込)
出演:土屋優子(ソプラノ)、福山絵里(ソプラノ)、高木由雅(ピアノ)
予定プログラム:
   J.オッフェンバック オペラ『ホフマン物語』より
        二重唱 「美しい夜 おお恋の夜」 (土屋、福山)
   E.デラクア 「ヴィラネル」(福山)
   C.ドビュッシー 「星月夜」(福山)
   G.フォーレ 「夢のあと」(土屋)
   C.グノー オペラ『ロメオとジュリエット』より
        「私は夢に生きたい」(福山)
   O.レスピーギ 「霧」、「雪」(土屋)
   P.チマーラ 「風にたむけて」(土屋)
   G.ドニゼッティ オペラ『ランメルモールのルチア』より
        「あたりは沈黙に満たされ」(福山)
   G.ヴェルディ オペラ『マクベス』より
        「光は萎えて」(土屋)
●お問合せ・ご予約は
 Hakuju Hallチケットセンター
 電話03-5478-8700
▼公演詳細ページはこちら
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール

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黒い薔薇歌劇団~旗上げ公演『魔笛』、公演迫る!

皆さんよくご存知の二ノ宮知子さんの漫画「のだめカンタービレ」のオペラ編に登場する、「白い薔薇歌劇団」にあやかって、クラシックをより楽しく身近に感じていただきたいと、二ノ宮さんの許可をいただき命名された、その名も「黒い薔薇歌劇団」。
今月、その「黒い薔薇歌劇団」が旗上げ公演として、モーツァルト『魔笛』をかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで上演致します。
構成・演出を手がけるバリトン宮本益光(パパゲーノ役で出演)を始め、日本を代表するオペラ歌手が大集結。また、俳優の長谷川初範さんをナレーションにお迎えしてお届けします。
ファンタジー溢れる有名な作品を、歌唱は日本語字幕スーパー付きの原語(ドイツ語)演奏で、セリフは日本語で、さらにナレーション付きと、オペラ初心者の方にもわかりやすい形で上演致します。また、会場の持つ音響効果を最大限に発揮するため、あまり過度な演出に傾倒しない構成とし、より美しい音楽、良い演奏をお楽しみいただけますので、『魔笛』ファン、オペラファンにとっても見逃せない公演です。
ぜひお気軽にお越しください!

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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
黒い薔薇歌劇団 旗揚げ公演 W.A.モーツアルト『魔笛』
~日本を代表するオペラ歌手たちによる、極上の音楽体験!!~
構成・演出 宮本益光
日時:2015年1月17日(土) 15:00 開演(14:30開場)
会場:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
   (京成線「青砥駅」徒歩5分または「京成立石駅」徒歩7分)
料金:全席指定・税込
   S席5,000円、A席(バルコニー席)4,500円、学生2,500円
   (4歳以上入場可/要チケット)
出演:ザラストロ/大塚博章
   夜の女王/塩田美奈子
   パミーナ/砂川涼子
   タミーノ/鈴木 准
   パパゲーナ/鵜木絵里
   パパゲーノ/宮本益光
   侍女1/髙橋絵理
   侍女2/青木エマ
   侍女3/小林由佳
   モノスタトス/加茂下 稔
   童子/シンフォニーヒルズ少年少女合唱団
   ピアノ/石野真穂
   魔法の笛/難波 薫(フルート)
   魔法の鈴/髙島美沙(ダンサー)
   ナレーション/長谷川初範

▼公演概要ページはこちら
黒い薔薇歌劇団 旗揚げ公演『魔笛』 - 二期会21
▼チケットのお求め、お問合せはこちら
かつしかシンフォニーヒルズ 03-5670-2233 (10:00~19:00)
かめありリリオホール 03-5680-3333 (10:00~19:00)
葛飾区文化施設指定管理者|シンフォニーヒルズ・リリオホール(←ネット予約)

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【演奏会レポート】ホテルインターコンチネンタル東京ベイ・クリスマスコンサート

みなさま、今年はどんなクリスマスを過ごされましたか?
二期会『リゴレット』チームは、12月24日(水)ホテル インターコンチネンタル東京ベイのクリスマスコンサート&ディナーに出演してまいりました!
出演したのは、タイトルロールの成田博之、ジルダの佐藤優子、マッダレーナ加藤のぞみ、マッテオ・ボルサ渡邉公威(この夜はマントヴァ公爵を歌いました)。そしてピアノ石野真穂。
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ニューヨークスタイルのシック&ゴージャスなホテルの内装に、歌手たちのボルテージが高まりました。よく見ると、いろんなところに動物たちが!
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夕暮れ時のリハーサル。まるでガーシュウィンが聴こえてきそうなランドスケープ。
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午後6時。いよいよ開場。
プログラムは、前半オペラ・アリアの名曲集と『リゴレット』のハイライト。第2幕の濃密な四重唱が拍手で迎えられると、後半は「アヴェ・マリア」名曲集(バッハ/グノー、カッチーニ、ルッツィ、そしてシューベルト)とクリスマス・キャロル・メドレーで、お客様を聖夜の雰囲気へといざないました。
アンコールは、この後のディナーへといざなう『こうもり』の「シャンパン・ソング」で“メリー・クリスマス!”
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こうしてチーム『リゴレット』のクリスマス・イブの幕が閉じました。
ようやく安堵の表情を浮かべる出演者、
「明後日、また音楽稽古だね」
と、本公演へ向けて気持を新たにしていました。
クリスマスコンサートをとおして、アーティストどうしの結束も高まったように思います。最高のテンションで2月の本公演を迎えます!皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。

※ ※ ※ ※ ※
□番外編□
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終演後、東京ベイの夜景に見とれる『リゴレット』メンバーたち。

▼ゴージャスな内観と美しい景色が最高でした!
ホテル インターコンチネンタル東京ベイ
▼『リゴレット』公演詳細はこちら
2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

※当初、出演を予定しておりましたソプラノ新垣有希子は体調不良のため、佐藤優子が代わって出演致しました。

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「二期会WEEK@サントリーホール2015」ラインアップ速報!

お待たせいたしました。サントリーホール ブルーローズにて開催いたします、一週間の歌の祭典、「二期会WEEK@サントリーホール」2015年公演のラインアップが遂に決定しました!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2015
期間:2015年6月22日(月)~28日(日)/会場:サントリーホール ブルーローズ
6月22日(月)
19時開演
【第1夜】
La Dill ~匂い立つ風~
出演:La Dill [彌勒忠史(カウンターテナー)、岩田健志(バリトン)、坂下忠弘(バリトン)、金山京介(テノール)]、吉田貴至(ピアノ)
6月23日(火)
19時開演
【第2夜】
日本歌曲大全集 ~山田耕筰没後50年 日本歌曲の系譜~
出演:盛田麻央(ソプラノ)、金子美香(アルト)、彌勒忠史(カウンターテナー)、与儀 巧(テノール)、与那城 敬(バリトン)、朴 令鈴(ピアノ)、新垣 隆(スペシャルゲスト)
6月24日(水)
19時開演
【第3夜】
日韓国交正常化50周年記念ガラコンサート「海を越えて」
出演:チョン・ウォルソン(田川仙)(ソプラノ)、森永朝子(メゾソプラノ)、樋口達哉(テノール)、富永 峻(ピアノ)、ほか
6月25日(木)
19時開演
【第4夜】
マンドリンと歌う 世界の名曲
出演:手島由紀子(ソプラノ)、大澤一彰(テノール)、仲田淳也(指揮) 、オルケスタ・プレットロ東京(マンドリン)
6月26日(金)
19時開演
【第5夜】
ヒデユキ(T)&ヴィタリ(Br)スーパージョイントコンサート ~ 二人の歌魂をとどけに~
出演:松村英行(テノール)、ヴィタリ・ユシュマノフ(バリトン)、田口真理子(ピアノ)、ほか
6月27日(土)
14時開演
【第6日】
『カルメン』ハイライト
出演:伊原直子(カルメン)、羽根田宏子(ミカエラ)、田村由貴絵(メルセデス)、望月哲也(ドン・ホセ)、甲斐栄次郎(エスカミリオ)、宮本益光(ナレーション)、森島英子(ピアノ)、ほか
6月28日(日)
14時開演
【第7日】
匠が語る日本の心
出演:澤畑恵美(ソプラノ)、福井 敬(テノール)、福島明也(バリトン)、谷池重紬子(ピアノ)

予定曲目及びチケット発売(2月下旬予定)情報など詳細は、1月に二期会21ウェブサイトで発表予定です!
どうぞご期待ください!

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ラリアンスの新春ディナーに『魔笛』のプリンス&プリンセスが登場!
1/13(火)ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会 Vol.6

日本の四季が薫る産地直送の魚介や採れたての有機野菜。キャビアやフォアグラなど、厳選された食材の魅力を最大限に活かした彩溢れる芳醇なソースと共に供される一皿「フランコジャポネ」
~ラリアンスHPより
神楽坂の人気フレンチ・レストラン ラリアンスで6回目を迎える二期会とのコラボレーション・ディナー「ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会」。イベントの人気が高まり、リピーターになっていただけるお客様もいらっしゃっています。本当にありがとうございます!
お食事だけでなく歌も毎回お楽しみいただけるよう、趣を少しずつ変えたプログラムを仕込んでおります。
次回は新年1月13日(火)。
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東京二期会7月公演『魔笛』の本キャストから注目のソリスト、パミーナ役の嘉目真木子(ソプラノ・写真=左)とタミーノ役の金山京介(テノール・写真=中)が出演します。本公演でも7月18日(土)・20日(月・祝)に共演するお姫様と王子様なので、結婚式場としても有名なラリアンスならではの心あたたまるステージをお贈りします。
パミーナ、タミーノそれぞれのアリアも披露します。姫の絵姿を見て感動するタミーノ。つれなくされて悲しむパミーナ。でも最後は・・・本公演を前に、ぜひこちらでも二人の歌唱をお楽しみください!ピアノは黒木直子。

201412_lallianceoperavol6.jpg ■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会 VOL.6》
~新年を飾る、オペラ・ロイヤル・ストーリー~

日時:2015年1月13日(火) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きなお時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:嘉目真木子(ソプラノ)、金山京介(テノール)、黒木直子(ピアノ)
予定プログラム:
   【第1ステージ】
   ヴェルディ『椿姫』より 「乾杯の歌」
   カルディッロ 「カタリ カタリ」
   アルディーティ 「口づけ」
   メンケン『アラジン』より
            二重唱「ア・ホール・ニュー・ワールド」
   【第2ステージ】
   モーツァルト『魔笛』より
            「なんという美しい絵姿」
            「ああ、私にはわかる」
   プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』より 「私の愛しいお父様」
   レハール『微笑みの国』より 「君は我が心のすべて」

▼詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンス・オペラ・コレクション ― with 二期会 ― |イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂ラリアンス
 東京都新宿区神楽坂2-11 電話:03-3269-0007
▼嘉目・金山が出演のオペラ『魔笛』(D.R.デイヴィス指揮・宮本亜門演出)の公演詳細はこちら
東京二期会オペラ劇場 2015年7月公演W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
 (当日レストラン場内で先行予約いただけます!一般発売は1月31日(土)から)

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新春のオフィスビルに、春の声を!
1/8(木)丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサート

2014年があともう少し。みなさま、今年はどんな年でしたでしょうか?
二期会は、2月『ドン・カルロ』に始まり、4月『蝶々夫人』、9月『イドメネオ』、11月『チャールダーシュの女王』と、オペラ公演だけで4演目を開催しました。ご来場いただけたお客様に、2014年の思い出として心に留めていただけていましたら幸いです。
2015年オペラのスタートは2月の『リゴレット』ですが、来年も本公演にちなんで、様々なステージに参加していきたいと思います。
まずは、1月8日(木)の丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサート!
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出演は写真左から、ソプラノ高橋 維(たかはし ゆい)とメゾソプラノ成田伊美(なりた よしみ)。ピアノは朴 令鈴。
来年5月24日(日)に二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』で共演する高橋と成田。成田は、ローマの勇将ジューリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー/ユリウス・カエサル)、高橋は、エジプト最後の女王クレオパトラを演じます。つまり、1月8日の丸の内には、『ジューリオ・チェーザレ』のヒーローとヒロインが揃って登場するのです。
また、成田は2月『リゴレット』にもチェプラーノ伯爵夫人で出演予定。こちらはマントヴァ伯爵に最初に手籠にされてしまう役。ジューリオとは全然違いますね…
そして、高橋は、クレオパトラの次に、7月『魔笛』の夜の女王で登場!高橋の方は女王役が続きます。
ランチタイムコンサートでは、新春のひとときにふさわしいプログラムをご用意いたしました。どうぞお気軽にお立ち寄りください。
■■■ 公演情報 ■■■
丸の内トラストシティ ランチタイムコンサート
~第183回 春をよぶ、名花の歌声~

日時:2015年1月8日(木)12:10開演 (13:00終演予定)
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fロビー
料金:無料、ロビースペースに座席あり(数に限りがあります)
出演:高橋 維(ソプラノ)、成田伊美(メゾソプラノ)、朴 令鈴(ピアノ)
演奏予定曲目:
  オッフェンバック『ホフマン物語』より 「舟歌」
  ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』より 「勝者に棕櫚の葉を与えよ」
  ヘンデル『リナルド』より 「私を泣かせてください」
  R.シュトラウス『ばらの騎士』より 二重唱「ばらの献呈」
  R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』より 「先生お許しください」
  J.シュトラウス 「春の声」
  J.シュトラウス『こうもり』より
      「私が酒を飲む時」「侯爵様あなたのようなお方は」
      「シャンパンの歌」
▼コンサート概要ページはこちら
丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサート - 東音企画
▼成田伊美、チェプラーノ伯爵夫人役で出演(2/20,22東京・25大分)
東京二期会オペラ劇場 2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
▼高橋・成田の重唱シーンに注目!(5/24)
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 2015年5月公演G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
▼高橋 維が夜の女王に大抜擢!(7/18,20)充実のキャスト陣
東京二期会オペラ劇場 2015年7月公演W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会

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16世紀のマントヴァを活写する、美しい舞台に注目!~2月公演『リゴレット』

今回の東京二期会オペラ劇場2月公演『リゴレット』は、1987年にパルマ王立歌劇場で新制作された伝統の舞台で、これまでに何度も各国の劇場で上演を重ねられています。
原演出・美術(舞台装置・衣裳)を手掛けたのは、ピエール・ルイジ・サマリターニ。イタリアのノヴァーラで生まれ、若いころから古典文学、美術を学ぶ中で、舞台美術の世界に触れ、21歳のときに最初の舞台装置を担当しました。
その後は、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座などヨーロッパ最高峰の劇場で、ゼッフィレッリたちのアシスタントを務め、ローマ歌劇場『マンフレッド』の美術を任され大成功を収めます。
中でも、パルマ王立歌劇場で手掛けた『仮面舞踏会』や『リゴレット』の舞台は、おそらく氏の代表作のひとつと言ってよいのでしょう。
そして、これがサマリターニ氏による舞台の原画です。
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そしてこちらが舞台。
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Photo by Roberto Ricci
1994年にサマリターニ氏は51歳の若さでこの世を去りました。『リゴレット』の舞台は、その後も何度も再演を重ねて、色あせることはありません。アルフレード・クラウスやレオ・ヌッチら名歌手たちが触れた舞台、袖を通した衣裳が、来年2月東京文化会館に登場します。
▼『リゴレット』公演詳細はこちら
2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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本日、二期会オペラ愛好会同時先行予約開始!2015年『魔笛』&『ジューリオ・チェーザレ』

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2015年5月『ジューリオ・チェーザレ』、そして、7月東京二期会オペラ劇場『魔笛』の二期会オペラ愛好会先行予約は、本日12月18日(木)より同時スタートしました!
明日のプリマ、プリモとなるべく、多くの若い実力派歌手が二期会オペラデビューを果たし、新鮮でエネルギッシュな舞台で人気の、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演。今回は、2005年以来ちょうど10年ぶりの二期会上演となるヘンデルの傑作オペラ『ジューリオ・チェーザレ』です。

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指揮:鈴木秀美
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演出:菅尾 友

指揮に鈴木秀美を迎え、国内最高峰のピリオド楽器奏者が集結。若き、歌手、奏者とともに奏でる、ピリオド・スタイルによる本格的なバロック・オペラ公演としても注目を集めています。
演出も「ニューウェーブ」!すでに日生劇場『フィガロの結婚』の演出を手掛けているオペラ演出界の新風、菅尾 友が、二期会オペラ初演出!どうぞご期待ください。

そして、7月は東京二期会オペラ劇場『魔笛』の新制作!
昨年9月14日、オーストリア・リンツ州立劇場でワールド・プレミエを迎えた、宮本亜門演出の凱旋公演です!指揮は、リンツで音楽監督を務めるデニス・ラッセル・デイヴィス。

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指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
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演出:宮本亜門

このふたりのタッグは、2011年の二期会『フィガロの結婚』以来、オーストリアにわたっても続いてきました。この度、4年ぶりの揃っての登場となります。
『魔笛』では、幸田浩子が初役のパミーナで出演。実は当たり役のパパゲーノで出演するのは黒田 博。夜の女王には、リンツでのプレミアの舞台にも立ち、今年10月には びわ湖ホールの『リゴレット』ジルダ役で鮮烈な日本デビューを飾った森谷真理……と、キャストも充実しています!
まだ二期会オペラ愛好会にお入りいただいていない方も、同時入会のお申込でチケットご予約が可能!
2015年シーズンの上半期を飾る、東京二期会の2つの公演。よいお席はどうぞお早めに。

▼公演情報ページはこちらからごらんください
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2015年5月公演 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
東京二期会オペラ劇場2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
▼チケットご予約・二期会オペラ愛好会ご入会のお申込はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
▼特典いろいろ!「二期会オペラ愛好会」に是非ご入会ください
二期会オペラ愛好会のご案内|オペラを楽しむ - 東京二期会

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二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォVol.6 プログラム決定!

Hakuju Hallで好評開催中の、二期会オペラ研修所マスタークラスの修了生から選ばれた2人による、1時間のモーニングコンサート・シリーズ「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。
今年度の最後となる新年1月15日(木)の回は、2人のソプラノ、恵まれたドラマティックな声を持つ土屋優子と、可憐で情感豊かな声を聴かせる福山絵里が出演します。
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土屋優子(左)、福山絵里(右)
土屋優子は研修所において、『こうもり』ロザリンデ、『さまよえるオランダ人』ゼンタ、『イル・トロヴァトーレ』レオノーラ等を課題に選び、深みのある、また力強さもある声を磨いてきました。福山絵里は、予科から研修所に在籍し、2013年5月東京二期会オペラ公演ヴェルディ『マクベス』(P.コンヴィチュニー演出)の合唱にも出演、さまざまな機会で、きらりと光る才能を見せ、マスタークラスではマスネ作曲『マノン』を勉強し、舞台で生きる演技力を追究してきました。
今回のコンサートに、土屋のヴェルディ『マクベス』マクベス夫人のアリア等を選び、福山はドビュッシーやフォーレ等、フランスの作曲家の作品もご紹介します。
2人のソプラノのそれぞれの声の色合いを聴き比べ、味わっていただけるプログラムです。
寒い1月の朝のひとときですが、2人の華のある歌声の妙、美しく激しい女性を描いたオペラの魅力に、きっと虜になることでしょう。
ご来場を心よりお待ち申し上げます。
■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ 第6回
日時:2015年1月15日(木) 11時開演(10:30開場)
会場:Hakuju Hall(白寿ホール)
    小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
    千代田線「代々木公園駅」出口1より徒歩5分
料金:500円(全席自由・税込)
出演:土屋優子(ソプラノ)、福山絵里(ソプラノ)、高木由雅(ピアノ)
予定プログラム:
   J.オッフェンバック オペラ『ホフマン物語』より
        二重唱 「美しい夜 おお恋の夜」 (土屋、福山)
   E.デラクア 「ヴィラネル」(福山)
   C.ドビュッシー 「星月夜」(福山)
   G.フォーレ 「夢のあと」(土屋)
   C.グノー オペラ『ロメオとジュリエット』より
        「私は夢に生きたい」(福山)
   O.レスピーギ 「霧」、「雪」(土屋)
   P.チマーラ 「風にたむけて」(土屋)
   G.ドニゼッティ オペラ『ランメルモールのルチア』より
        「あたりは沈黙に満たされ」(福山)
   G.ヴェルディ オペラ『マクベス』より
        「光は萎えて」(土屋)
●お問合せ・ご予約は
 Hakuju Hallチケットセンター
 電話03-5478-8700
▼公演詳細ページはこちら
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール

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まもなく締切! 鈴木秀美指揮・新設オーケストラ名称募集(12/15まで)

来年5月23日(土)・24日(日)新国立劇場中劇場で開催する二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』。
11月10日からご案内してきましたとおり、今回ピットに入る新設オーケストラの名称を募集しています。名称募集は12月15日まで。まもなく締切です!
201412_suzuki_hidemi.jpg 指揮 鈴木秀美
鈴木秀美氏の指揮の下、コンサートマスターの戸田薫氏を始め、国内外第一線のピリオド楽器奏者とともに、東京藝術大学、桐朋学園大学などの器楽専攻生がメンバーとして選ばれた、まったく新しいピリオド・オーケストラです。出演する歌手も、オーケストラも「ニューウェーブ」!
今回のオーケストラが一過性のものでなく、多くの方に愛していただけるような名称を募集しています。これは、という案がありましたら、ぜひご応募ください。
◆ 応募方法 ◆
こちらの >>お問い合わせフォーム<< より、
「お名前」、「メールアドレス」、本文欄に「ご住所・電話番号」と「オーケストラ名称」をご記入の上、送信ボタンを押してください。
お一人様何点でもご応募いただけますが、名称1点につき応募は1件に限らせていただきます。
◆しめきり◆
2014年12月15日(月)
◆プレゼント◆
名称を採用させていただいた方には、1組2名様を当公演へご招待いたします(同名称で多数応募がある場合は、抽選とさせていただきます)。
当選者の発表は、ご当選者への電話連絡の上、招待券の発送をもって代えさせていただきます。
▼公演の概要はこちらのページをご覧ください
2015年5月公演 G.F.ヘンデル作曲『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』 - 東京二期会
※当募集でお預かりする個人情報は、ご当選者へのご連絡および招待券発送にのみ使用させていただきます。

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訴えられた!? 『リゴレット』~逸話から

『リゴレット』の原作は「レ・ミゼラブル」等で知られるヴィクトル・ユゴーの戯曲「王様はお楽しみ」です。
この戯曲は16世紀フランス国王の行いと、その進化の反逆を中心に扱われますが、不届きな王が登場するため、一度の上演で上演禁止となった問題作でした。
rigoletto_01.jpg
*写真はパルマ王立歌劇場公演より
ヴェルディはこの台本に惚れ込み、忠実にオペラ化を目指しましたが、当時のイタリアでも国王の不道徳を扱うことは風当たりが強く、舞台や登場人物名を現行のように変更することをしぶしぶ了承します。
こうしてヴェルディは作品を完成させるのですが、原作者のユゴーからパリで訴えられます!
これは当時著作権の概念が発達していたフランスにおいて、ユゴーの原作をかなり忠実にイタリア語化した『リゴレット』は、上演に際して著作権料に相当の金銭を支払うべきという訴えでした。
結果としてユゴーは敗訴、この訴訟の関係で『リゴレット』パリ初演は世界初演から大きく遅れました。
ただ、パリ初演時に嫌々ながら劇場へ招待されたユゴーは、その演奏に目を見張ったそう。
特に第3幕の四重唱「美しく愛らしい娘よ」に非常に感動し、四者の感情を同時に語らせる表現に「ヴェルディの音楽は戯曲が表現しえない点まで伝えている!」と驚嘆。
その後熱心なヴェルディファンになったとの逸話が残っています。
原作を超える感動をもたらすオペラ『リゴレット』は、是非会場にてご覧ください![T]
▼『リゴレット』公演詳細はこちら
2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会

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聖夜を『リゴレット』キャストとともに過ごす
ホテル インターコンチネンタル 東京ベイのクリスマス・コンサート&ディナー

二期会オペラの本キャストが、ホテルやレストランで劇場と変わらない歌声を披露!
二期会公演では、本公演のご案内を兼ねて、身近なところでお客様に歌をお聴きいただける機会として、こうしたプレコンサート活動を広げています。
12月24日(水)の聖夜にお贈りするのは、今回初めてとなるホテル インターコンチネンタル東京ベイでのクリスマス・コンサート&ディナー。
ラグジュアリーな内観に加えて、東京湾に面する立地から、窓の外に広がる湾岸の景色がすばらしいホテルです。特に日が暮れると、お台場やレインボーブリッジに明かりが灯り、最高の夜景をご覧いただけるそうです。
クリスマス・コンサートは、なんとその夜景がバックになるようにステージが設けられます!
出演者は、タイトルロール成田博之と、ジルダ役のソプラノ新垣有希子、マッダレーナ役で二期会オペラデビューとなるメゾソプラノ加藤のぞみ、そしてマッテオ役のテノール渡邉公威の4名です。ピアノは石野真穂。
201412interconti_cristmas01.jpg
90分の本格的なコンサートをお聴きいただいた後は、クリスマス特別のコース料理でおもてなし。
クリスマス・イブに、インターコンチネンタル東京ベイでお会いしましょう!

201412_interconti02.jpg 《インターコンチネンタル東京ベイ クリスマスコンサート&ディナー》
■日時:2014年12月24日(水) 18:00開場
     コンサート18:30~(約90分)
     ディナー 20:00~
■会場:ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ
     5階ウィラード(コンサート)
■料金:20,000円
     (コンサート、コース料理、お飲物、サービス料、消費税込)
■出演:新垣有希子(ソプラノ)、加藤のぞみ(メゾソプラノ)、
     渡邉公威(テノール)、成田博之(バリトン)、石野真穂(ピアノ)
■予定プログラム:
 《オペラアリア名曲集》
  プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』より「私の愛しいお父さま」
  ビゼー『カルメン』より 「ハバネラ」
  プッチーニ『トゥーランドット』より 「誰も寝てはならぬ」
  ビゼー『カルメン』より 「闘牛士の歌」
  ヴェルディ『リゴレット』ハイライト
 《聖夜に届けるアヴェ・マリア集》
  マスカーニ〈アヴェ・マリア〉
  ルッツィ〈アヴェ・マリア〉
  グノー/バッハ〈アヴェ・マリア〉
  カッチーニ〈アヴェ・マリア〉
 《クリスマス・ソング・メドレー》

▼イベント詳細はこちらをご覧ください
クリスマスコンサート&ディナー(ディナーショー) - ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ
●ご予約・お問い合わせ先
 ホテル インターコンチネンタル東京ベイ 法人営業部
 TEL.03-5404-3921 月~金(土日祝を除く)10:00~18:00
▼『リゴレット』公演の詳細はこちら
2014年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会

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『リゴレット』指揮者バッティストーニ試聴ページ(無料)をフル活用しよう!

東京二期会オペラ劇場次回公演は、2015年2月『リゴレット』!
まずは「プレミエ・ウェルカム・キャンペーン」。
今回、東京二期会オペラ劇場としては初めて、2月19日(木)のプレミエ(初日)公演を、他の日よりもお得な料金設定にしました。オペラはまずはプレミエ公演をご覧いただきたい!欧米なら通常の公演日よりもチケット代が高い場合も多いプレミエですが、二期会オペラは少しお買い得です。
そして、クラシック音楽のオンライン図書館、ナクソス・ミュージック・ライブラリーとの提携による東京二期会試聴サイト(15分間無料)では、『リゴレット』も引き続き、全曲試聴可能です。
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東京二期会オペラ劇場『リゴレット』のページから――
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「NAXOS」と書かれたバナー画像をクリック!
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《『リゴレット』を試聴する》からは、カルロ・リッツィ指揮ウェールズ・ナショナル・オペラの全曲版のほか、マリア・カラスが歌うジルダのアリア「慕わしき御名」が聴けます。
そして、指揮のアンドレア・バッティストーニ!
《A.バッティストーニを試聴する》からは、パルマ王立劇場での『スティッフェーリオ』『ファルスタッフ』『アッティラ』の3本がフルで試聴いただけます。
ちなみに、パルマの『スティッフェーリオ』といえば、試聴CDには入っていませんが、今回の『リゴレット』のタイトルロール上江隼人も、パルマで同演目に主役スタンカー役で出演しています!
日本コロムビアから東京フィルハーモニー交響楽団との共演で、すでに2枚のアルバム(マーラー〈交響曲第1番〉『レコード芸術』特選、レスピーギ〈ローマ三部作〉)をリリースしているバッティストーニ。新譜の情報も今か今かと待ち遠しいところです。
最新情報も、『リゴレット』ページのリンクバナーから、どうぞ!
▼公演ページはこちらから
2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会オペラ劇場

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佐々木典子リサイタル 歌曲の夕べ「愛と死」

本年、東燃ゼネラル音楽賞本賞を受賞したソプラノ佐々木典子が綴るリヒャルト・シュトラウスの世界。
生誕150年にふさわしいオール・リヒャルト・シュトラウスプログラムをご堪能ください!

201412_sasaki_noriko.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
歌曲の夕べ“愛と死” 生誕150年記念リヒャルト・シュトラウス
日時:2014年12月10日(水)19時開演
会場:横浜みなとみらいホール小ホール
出演:佐々木典子(ソプラノ)、平島誠也(ピアノ)
曲目:《オール・リヒャルト・シュトラウス・プログラム》
 「献呈」「万霊節」「婚礼の歌」「わが子へ」
 「6つのブレンター歌曲集」より
  “夜に” “あなたの歌が私の心に響いたとき” “愛の神”
 「4つの最後の歌」            ほか
料金:全席指定¥5,000
お問合せ:タッシ・アーツ 03-5272-1370
コンサートカレンダー - みなとみらいホール

 公演チラシ(JPEG 表)

 公演チラシ(JPEG 裏)
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12月10日は北とぴあへ! 第91回二期会オペラ研修所コンサート

二期会オペラ研修所は、毎年、公益財団法人北区文化振興財団と東京都北区のご協力を得て、北とぴあさくらホールでコンサートを開催しています。
今年は12月10日(水)18時30分開演。
選抜された20名の研修生に加え、賛助出演のテノール高柳 圭とバリトン藪内俊弥が、イタリア、ドイツ、フランス、ロシアの作曲家が手掛けた素敵なオペラのアリアをお聴かせします。そして、『セヴィリアの理髪師』の二重唱、『椿姫』の第3幕の二重唱、『リゴレット』の四重唱も聴きどころ。
オペラの舞台を目指して、日々研鑽を積む若い声楽家たちの華やかな声の競演にご期待ください。
出演者一同、お待ちしています!
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昨年開催された 第90回二期会オペラ研修所コンサート より

141210institute_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
第91回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2014年12月10日(水) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
    ・JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分
    ・地下鉄南北線王子駅5番出口前
料金:(全指定席) A席¥3,000、B席¥2,000
出演:【二期会オペラ研修所 成績優秀者20名】
    (ソプラノ)加藤早紀、斉藤真歩、櫻井智美、宍戸茉莉衣、
          宅和里美、富田沙緒里、富永珠未、西尾友香理、
          野々村彩乃、平野柚香、藤野沙優、別府美沙子、
          牧野元美、宮地江奈、山田 華、和田しほり
    (メゾソプラノ)藤田彩歌、松藤夢路、和田朝妃
    (バス)金子慧一
    【賛助出演】(テノール)高柳 圭、(バリトン)藪内俊弥
    【ピアノ】石野真穂、髙田恵子
▼全演奏曲目が決定しました。
第91回 二期会オペラ研修所コンサート プログラム (PDFファイル)

▼公演情報ページはこちら
第91回 二期会オペラ研修所コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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完売御礼!! 「二期会サロンコンサートVol.178 愛の夢 Dreams come true ~今宵 素敵な夢をあなたに~」

いよいよ来週となりました、二期会サロンコンサートVol.178!
イルミネーション輝く12月の表参道。女声ヴォーカルグループ“Reve de Papillon” としても活躍する、ソプラノ高居洋子、髙橋京子、沼田真由子とメゾソプラノ高柳佳代が二期会サロンコンサート初登場!息のあった歌声とステージングで愛の溢れる舞台をお届けします。
本番を前に今回の出演者よりコンサートに向けてのメッセージが届きましたのでご紹介します。
「皆様の夢、表参道で叶えます♪クリスマスシーズン突入のVol.178のサロンコンサートは、《愛の夢 Dreams come true 今宵 素敵な夢をあなたに》と題しまして夢をテーマにした数々の珠玉の曲をお送り致します。
女声4人のそれぞれ特徴ある歌声がハーモニーを生み出した時どんな世界が生まれるのか、どんな夢、希望や愛を皆様の心にお届けできるのか私たちも楽しみです。
サロンコンサートの幕開きにはシェイクスピアでおなじみの「真夏の夜の夢」より妖精の歌で皆様を夢の世界へと誘います。
そして、様々な夢見る女性が登場します。恋愛に夢を抱く若い女性、真実の愛に憧れている美しい女性、人生に夢や希望を抱く女性、いつか平和、自由のある世界で生きたいと夢見る女性、そして、恋人を思って嘆いているところを精霊たちによって慰められている女性等々。
私達の音楽を通じて、そんな夢の世界を感じていただけたら幸いです。
また黒一点(紅一点の反対?!)作曲家でピアニストの真島圭氏による夢溢れるアレンジによる楽曲の数々も是非ご堪能下さい!
皆様の夢
叶いますように・・・ 」
チケットはお蔭さまで【予定販売数終了】となりました。
当日券発売の予定はございません。予めご了承ください。
201411_salon.jpg
二期会サロンコンサート 前回の公演から

salon178_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2014-2015シーズン
Vol.178 愛の夢 Dreams come true ~今宵、素敵な夢をあなたに~

日時:2014年12月11日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道 2F コンサートサロン パウゼ
   【チケット予定販売数終了】
出演:高居洋子(ソプラノ)、髙橋京子(ソプラノ)、沼田真由子(ソプラノ)、
    高柳佳代(メゾソプラノ)、真島 圭(ピアノ)
予定演奏曲:
  リスト 「愛の夢 ~愛しうる限り、愛せよ~」
  プッチーニ 〈オペラ〉『つばめ』より「ドレッタの夢」
  グノー 〈オペラ〉『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」
  R.シュトラウス 〈オペラ〉『ばらの騎士』より終幕の三重唱
  クロード・ミシェル・シェーンベルク
       〈ミュージカル〉『レ・ミゼラブル』より「夢やぶれて」
  エンニオ・モリコーネ 「Nella Fantasia」        ほか

▼公演情報ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.178 愛の夢 Dreams come true ~今宵、素敵な夢をあなたに~ - 東京二期会

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11/22(土)開幕!E.カールマン作曲オペレッタ『チャールダーシュの女王』公演当日情報

いよいよ22日(土)から東京・日比谷の日生劇場にて、E.カールマン作曲のオペレッタ『チャールダーシュの女王』が開幕します!
情熱のマエストラ・三ツ橋敬子の指揮、演出・田尾下 哲こだわりのオリジナル台本、そして二期会の豪華歌手陣による極上のエンターテインメントを是非会場にてお楽しみください!!
こちらに公演当日のご案内をいたします。

2014年11月 東京二期会オペラ劇場公演
E.カールマン作曲 『チャールダーシュの女王』オペレッタ全3幕~日本語台本・訳詞上演
指揮:三ツ橋敬子/演出:田尾下 哲
当日券と公演タイムテーブルのご案内
11月22日(土)
11月23日(日・祝)
11月24日(月・休)
11月26日(水)
当日券
S,A,B,C
S,A
S,A,B,C
S,A
当日券販売開始
14:00~
13:00~
13:00~
13:00~
開場
14:30
13:30
13:30
13:30
開演
15:00
14:00
14:00
14:00
第1幕
約65分
休憩予定時刻
16:05~16:25
15:05~15:25
15:05~15:25
15:05~15:25
第2幕
約60分
休憩予定時刻
17:25~17:40
16:25~16:40
16:25~16:40
16:25~16:40
第3幕
約30分
終演予定
18:10ごろ
17:10ごろ
17:10ごろ
17:10ごろ
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷

※上記、26日公演の当日券予定は11/26(水)10:00現在での予定です。以降、販売状況により券種によっては完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行により変わる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演詳細はこちら
2014年11月公演 E.カールマン『チャールダーシュの女王』 - 東京二期会オペラ劇場
▼演出・田尾下 哲が新演出を自ら徹底解説!こちらをお読みになって是非劇場へ。
演出・田尾下哲の『チャールダーシュの女王』第1幕解説! - 二期会Blog
演出・田尾下 哲の『チャールダーシュの女王』第2幕、第3幕解説!! - 二期会Blog
▼本日新公開!~インタビュームービー 演出・田尾下 哲×装置・幹子・S・マックアダムス

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演出・田尾下 哲の『チャールダーシュの女王』第2幕、第3幕解説!!

演出・田尾下 哲みずからが解説する、二期会『チャールダーシュの女王』。
引き続いて、第2幕、そして第3幕です!
   *   *   *
オペレッタならではの軽妙な展開で目も耳も離せない第2幕、
「1914年6月27日、土曜日。前幕から7週間ちょっと後。ウィーンにあるエドウィンの実家、リッペルト・ヴァイラースハイム公爵の館が舞台」。
「公爵の館で舞踏会が開催されています。公爵夫妻はたくさんのゲストを入場口で迎え、上機嫌です。」

第1幕は、ブダペストのキャバレー劇場でしたので、ウィーンの貴族の館となれば、雰囲気の差は歴然。カールマンの音楽はもちろんのこと、舞台の様子、ダンスの様式感もすっかり変わります。「身分違いの恋物語」の背景が、1幕と2幕の違いをご覧になれば、すぐにおわかりいただけるのではないでしょうか。
   *   *   *
公爵の館で舞踏会が開催されています。公爵夫妻はたくさんのゲストを入場口で迎え、上機嫌です。
公爵夫妻の見守る中、エドウィンとシュターズィもかけてやって来ます。華やかに館に大きな円を描きながらワルツを踊るカップルの姿が会場を充たします。公爵夫妻はエドウィンがシュターズィと楽しそうに踊る姿を見て一安心。このままだと今晩にも婚約発表が出来るかも…公爵夫人が二人の様子を探りに行きます。
幼なじみの二人は、シュターズィの両親が亡くなってからは兄弟同然に育てられ、隠し事なく一緒に育ってきた仲です。シュターズィはエドウィンの両親が二人を結婚させたがっていることを告げます。エドウィンは気のない返事をしますが、シュターズィがシルヴァ・ヴァレスクのことを持ち出すと……
▼このつづき、第2幕解説全文はこちらのファイルをご覧ください!
田尾下 哲『チャールダーシュの女王』第2幕解説全文 (PDFファイル)
   *   *   *
そして第3幕では、さらにストーリーの展開が加速していきます!
「1914年6月27日(土)。ウィーンのヴィンケルバウムホテル。豪華ではないですが、貴族たちに好まれているホテルで、特に家族を連れずにウィーンにやって来た貴族に好まれているというホテルです。2幕終了から15分後の真夜中が舞台になります。」
「夜空を眺めることが出来るホテルのロビーに、オルフェルムの引っ越し公演でウィーンに来ているフェリとダンサーたちもやっています。
そこへ公爵の館を辞したシルヴァとボニが駆け込んできます」

実際に、2幕と3幕の間の休憩は15分の予定です。
シルヴァとボニが、真夜中のウィーンの街を駆けていく姿をご想像いただくと、臨場感を高めていただけるかもしれません。
   *   *   *
そこへ公爵の館を辞したシルヴァとボニが駆け込んできます。エドウィンは自分のことを恥じていたのだと大荒れのシルヴァですが、フェリの姿を認めて偶然の出会いを喜びます。もうヨーロッパには戻ってこないのではと思っていたフェリは仲間を呼び、仲間たちも大喜び。ですが、シルヴァはもう劇場へは戻らない、ボニと結婚するから、といいます。驚く一同ですが、フェリは二人だけにして欲しい、と一同に請います。ボニはシルヴァをフェリに託し、自分に出来ることを考えます。
二人きりになり、エドウィンのことで傷ついているんだね、といわれてもシルヴァは心を閉ざしたまま。男爵であるフェリには自分の気持ちは理解できないと思うのです。ですが、フェリは語り続けます。
フェリ 「私も経験をしたことがある。身分違いの恋ってやつをね……
▼第3幕解説続き全文はこちらのファイルをご覧ください!
田尾下 哲『チャールダーシュの女王』第3幕解説全文 (PDFファイル)
   *   *   *
最後に、ハンガリーの粋な男爵フェリとエドウィンの父ヴァイラースハイム公爵との会話を。第3幕のクライマックスから。
   *   *   *
フェリ 「お言葉ですが、私も下級かもしれませんが、貴族です。そして、その身分の差のために、愛した女性と結婚できず、その間違いに気づいた時には、その人は人妻になっていました。未だにそのことを引きずって、独身を通しています。」
公爵 「随分けなげな話だが…その相手も芸人だったのかね?」
フェリ 「はい。その頃、ミスコルツの舞台に出ていたプリマドンナを私は崇めていました。今でも写真を肌身離さず持っています。結婚は出来ませんでしたが、彼女を愛したことは私の誇りです。」
フェリはいつも持ち歩いている一枚の写真を公爵に見せます。すると公爵は……
   *   *   *
この続きは、劇場で!

▼公演詳細ページはこちら
2014年11月公演E.カールマン『チャールダーシュの女王』 - 東京二期会
▼ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831

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演出・田尾下哲の『チャールダーシュの女王』第1幕解説!

貴族とキャバレーの歌姫の恋を描いた物語『チャールダーシュの女王』は、1915年の初演当時、同時代を舞台にした〈現代劇〉でした。
演出の 田尾下 哲 みずからが『チャールダーシュの女王』の第1幕を解説しています!
「版によってキャラクター設定、曲順、さらには物語の意味や歌う人さえも違ってくる『チャールダーシュの女王』。音楽事典やインターネットで調べても情報の少ないこの作品の鑑賞の一助になれば、と二期会2014版のあらすじをお話しさせていただきます」
今回は、田尾下 哲 書き下ろしのオリジナル台本が特長。
台本にあたっては、
「ドイツ語による初演時のオリジナル台本はオーストリアやドイツの劇場関係者に聞いてもついに入手することが出来ませんでした。ですが、逆に言えばそれだけ上演する国や劇場によって独自の『チャールダーシュの女王』が愛されてきた、ということでもあります。今回の二期会2014版は、入手できた上演台本、つまり代表的なウイーン・フォルクスオパー版、英語版といくつかの映像・録音を参照しながらも、今回は楽譜に準じて書き上げていきました」
初演当時の姿を甦らせながらも、作品としての新しい発見に満ち、そしてもちろんオペレッタならではのエンターテインメントが全曲にわたって繰り広げられる2014年 田尾下 哲 演出『チャールダーシュの女王』。
   *   *   *
物語はオリジナル設定のまま第一次世界大戦前夜、1914年のハンガリーとウィーンです。ブダペストの歓楽街にあるキャバレー劇場「オルフェウム」の歌姫シルヴァ・ヴァレスクが二ヶ月に及ぶアメリカ公演に旅立つ前の「さよならコンサート」から舞台は始まります。20世紀初頭ですから飛行機ではなく船旅による大陸間の移動が主流の時代ですが、それでも船旅はもう命がけの時代ではありません。それに、たかだか二ヶ月の不在がこれほどまでに劇場の人々や聴衆を悲しませるのは何故でしょう…。
●前奏曲
観客の熱狂に何度も舞台へ呼び出されるシルヴァの姿を舞台裏からお見せします。疲労困憊のシルヴァですが、コーラスやダンサーが場を繋ぎながらも、何度も観客の声援に応えます。舞台裏には、劇場支配人、パトロン、衣裳さん、メイクさん、舞台監督やカーテンの開閉係、記者の姿も見えます。
●1番 「ハイア、ハイア!私の故郷は山の中!」
(シルヴァ、ボニ、フェリ、合唱、ダンサー)
シルヴァは8回目のアンコールに応えようと舞台へ出ていこうとしますが、めまいで倒れ、舞台監督が幕を閉じてしまいます。客席からは心配したフェリとボニが舞台裏にやって来て、シルヴァを気遣いながら客席に語りかけながら時間を繋ぎ、シルヴァの回復を待って8回目のアンコールとなります。ハンガリーの郷土愛に満ちたこの曲を、シルヴァは最初はしっとりと歌いながら、次第に熱狂し、ダンサーたち、コーラスも巻き込んで歌姫のさよならコンサートにふさわしい盛り上がりを見せます。
そして、シルヴァが別れの挨拶をします。
「これほど素敵なお客様に愛していただき、私は幸せ者です。そしてそのことが、皆様へ、さよならを言うことを辛くさせます。皆さまどうか、私のことを忘れないでください。二ヶ月してアメリカから帰国したら、真っ先にここに駆けつけます。我が愛するオルフェウムへ。」
…喝采する一同ですが、どこか寂しげなシルヴァがたくさんの花束を手に舞台を去ります。
 ・・・(続く)
▼続きはこちらのファイルをご覧ください!
田尾下 哲『チャールダーシュの女王』第1幕解説全文 (PDFファイル)
▼『チャールダーシュの女王』田尾下 哲インタビュー#1 ×指揮・三ツ橋敬子

▼『チャールダーシュの女王』田尾下 哲インタビュー#2 ×振付・キミホ・ハルバート

▼公演詳細ページはこちら
2014年11月公演E.カールマン『チャールダーシュの女王』 - 東京二期会
日程:11月22日(土)15:00/23日(日・祝)14:00/24日(月・休)14:00/26日(水)14:00
会場:日生劇場
【11/18・15:00現在の二期会チケットセンター残席状況】
・22土=Sあり/A,B少/C僅少/D終了
・23祝=Sあり/A僅少/B,C,D終了
・24休=Sあり/A少/B,C僅少/D終了
・26水=Sあり/A少/B,C僅少/D終了
※尚、「学生席」は全日程で若干の残席がございますが、公演当日は販売を致しません。
 二期会チケットセンター予約販売のみとなります。
▼ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831

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「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」宮下あずみ×吉田 連のペアに注目!

11月になりました。
Hakuju Hallのご協力を得て、若手声楽家がコンサートを行うシリーズ、第5弾。いよいよ明日、6日11時より開演いたします。出演は、ソプラノ宮下あずみ、テノール吉田 連のペア。
第57期マスタークラスでは同じクラスメイトの「あずあず」「連くん」。同じ国立音楽大学出身、学年は違いますが、ほぼ同世代、まだ20代の若い歌手です。
201411_miyashita_azumi.jpg 宮下あずみ   201411_yoshida_ren.jpg 吉田 連
秋深まるこの季節にぴったりな、叙情あふれる日本歌曲に、それぞれの声を伸びやかに聴かせるオペラアリアは、吉田がモーツァルト作曲『イドメネオ』から、宮下はカタラーニ作曲『ワリー』の名アリアを。
後半は、このペアで授業を受け、薫陶を受けた演目マスネ作曲『マノン』から、ロマンスあふれるパリを舞台にしたオペラの1シーンを演じます。
吉田が演じるのは、青年貴族のデ・グリュー、宮下が演じるのは、魅力あふれるパリジェンヌにして文学史上、ファム・ファタール(宿命の女)として名を残すマノン。
今回のコンサート用に練られたプログラムは、完成度も高く仕上がり、歌に対するひたむきさ、すなおな美しさが、すっとお客様の胸に届くでしょう。
当日券は10:30より会場受付にてご用意がございます。
ランチ前の約60分。ちょっと雨が心配ですが、どうぞ、ご来場を心よりお待ちしています。
■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ[第5回]
未来のスターを発掘!二期会新人によるデビューコンサート
日時:2014年11月6日(木) 11:00開演(10:30開場)
会場:白寿ホール(Hakuju Hall)
   ・小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
   ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より徒歩5分
料金:500円(全席自由・税込)
演奏予定曲:
 ・プッチーニ『蝶々夫人』より “ある晴れた日に” <宮下>
 ・カタラーニ『ラ・ワリー』より “さようなら、故郷の家よ” <宮下>
 ・モーツァルト『イドメネオ』より “海から逃れ” <吉田>
 ・ドニゼッティ『愛の妙薬』より “人知れぬ涙” <吉田>
 ・マスネ『マノン』より マノンとデ・グリューの二重唱 <宮下&吉田> ほか
▼公演詳細、お問合せはこちら
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール
Hakuju Hallチケットセンター 電話:03-5478-8700

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研修所で学ぶ、若き歌手の競演!

毎年、二期会オペラ研修所の中から、選ばれた優秀な研修生たちが出演する「二期会オペラ研修所コンサート」。
長年、(公財)北区文化振興財団・東京都北区のご協力を得て、北とぴあさくらホールで開催。今回で通算91回を迎えます。
研修所では現在、178名が学んでいます。オペラ歌手として舞台に立つためには、声楽だけでなく、作品の背景となる歴史や文化について学び、ドイツ語、イタリア語、フランス語、場合によってはロシア語、英語の歌詞を歌い、さまざまなキャラクターを演じ、各国の指揮者、演出家の要求にこたえられる表現力を磨かなければなりません。
華やかな舞台の下で、多くのスタッフが働き、長い時間をかけて、努力を重ねています。そして東京二期会オペラ劇場を支える歌手、音楽スタッフ、演出スタッフが、講師として、次の舞台を担う歌手を育てているのです。
今回お届けするのは、イタリアならではの、ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』、ヴェルディ『リゴレット』『椿姫』から名シーン、珠玉のドイツオペラ、R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』、ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』の“愛の死”、フランスオペラの洗練美『ルイーズ』、『ドン・キホーテ』の名アリアなど。
モーツァルト『イドメネオ』から、バーンスタイン『キャンディード』、さらに、ロシアの作曲家、リムスキー・コルサコフ『不死身のカシチェイ』の歌まで。
厳しい競争を勝ち抜いて選ばれた、若い歌手たちによるオペラの饗宴。
まだまだ勉強することはたくさんありますが、これまで、支えてくださったすべての皆さまに感謝をこめて、夢いっぱいのステージをお届けします。
ぜひ、お誘い合わせの上、お越しくださいませ。

141210institute_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
第91回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2014年12月10日(水) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
    ・JR京浜東北線「王子駅」北口徒歩2分
    ・地下鉄南北線「王子駅」5番出口前
料金:(全席指定)A席3,000円、B席2,000円
チケット発売中

▼出演者等コンサートの詳細はこちらをご覧ください
第91回 二期会オペラ研修所コンサート - 東京二期会

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びわ湖ホール『リゴレット』 いよいよ明日初日

沼尻竜典芸術監督が優れた作品を厳選し、制作・上演する、びわ湖ホール「沼尻竜典オペラセレクション」。
ヴェルディ中期の名作、歌劇『リゴレット』がいよいよ明日(10月11日(土))初日を迎えます。
注目の初日キャストは、福井 敬(マントヴァ公爵)、幸田浩子(ジルダ)、斉木健詞(スパラフチーレ)、谷口睦美(マッダレーナ)と精鋭ぞろい。澤村翔子(チェプラーノ伯爵夫人)、鈴木愛美(マントヴァ公爵夫人の小姓)は両日出演です。
スタッフ、キャスト一同ご来場をお待ちしております。

201410_fukui_kei.jpg
 
■福井 敬(ふくい けい・テノール)
国立音楽大学声楽科卒業、同大学院修了。二期会オペラスタジオ修了。
修了時に川崎靜子賞受賞。文化庁オペラ研修所修了。
90・94年文化庁派遣芸術家在外研修員等によりイタリアに留学。
第20回イタリア声楽コンコルソでミラノ大賞(第1位)、第20回ジロー・オペラ賞新人賞、第4回五島記念文化賞オペラ新人賞、第44回芸術選奨文部大臣賞新人賞、第25回ジロー・オペラ賞、第9回出光音楽賞、第33回エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞。国立音楽大学教授。
国宝級の輝く美声で日本が世界に誇るスーパー・テナー。二期会会員
福井敬.net(ファンサイト)
 
201410_kouda_hiroko.jpg
 
■幸田 浩子(こうだ ひろこ・ソプラノ)
東京藝術大学首席卒業。同大学院、オペラ研修所を経て渡欧。数々の国際コンクールに上位入賞 後、シュトゥットガルト歌劇場、ベッリーニ大劇場、ローマ歌劇場等欧州の名門歌劇場へデビュー。2000年 ウィーン・フォルクスオーパーと専属契約。
国内では新国立劇場、二期会の舞台で主役級を演じる他、全国各地でのリサイタル、更にはBSフジ「レシピ・アン」(毎週土曜6時30分)でMCを務めるなど多彩な活動を展開。DENONレーベルより6枚のソロ・アルバムをリリース。
第14回五島記念文化賞オペラ新人賞、第20回 エクソンモービル音楽賞奨励賞受賞。
2015年7月宮本亜門演出二期会公演『魔笛』にパミーナで出演予定。二期会会員
幸田浩子 公式サイト - 日本コロムビア
 
201410_saiki_kenji.jpg ■斉木 健詞(さいき けんじ・バス)
国立音学大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。
第78回日本音楽コンクール第3位。09年は文化庁派遣芸術家在外研修員としてボローニャへ留学。
近年は新国立劇場『タンホイザー』『サロメ』、二期会『ドン・ジョヴァンニ』『ナブッコ』『マクベス』『ホフマン物語』、兵庫県立芸術文化センター『トスカ』、日生劇場『フィデリオ』等に出演。
びわ湖ホールでは『海賊』(日本初演)をはじめ、『アイーダ』『椿姫』『ワルキューレ』等に出演し、輝かしくも荘厳なバスの響きでファンの心をとらえる華ある逸材。二期会会員
斉木健詞ブログ
 

20140927_biwako_rigo_reh.jpg
「9月27日 稽古風景」 写真提供:びわ湖ホール
ほぼひと月に亘る立ち稽古も大詰め期待が高まります。
(中央)マントヴァ侯爵:福井 敬  ほか
■■■ 公演情報 ■■■
沼尻竜典オペラセレクション
G.ヴェルディ作曲 歌劇『リゴレット』全3幕
イタリア語上演・日本語字幕付
日時:2014年10月11日(土)・12日(日) 両日とも14:00開演
会場:滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
▼びわ湖ホール『リゴレット』の詳細はこちらから
沼尻竜典オペラセレクション ヴェルディ作曲 歌劇『リゴレット』(全3幕) イタリア語上演・日本語字幕付 - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
公共交通機関での行き方|アクセス - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

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10月は、びわ湖ホール『リゴレット』に行こう!

沼尻竜典芸術監督が優れた作品を厳選し、制作・上演する、びわ湖ホール「沼尻竜典オペラセレクション」。
今月はヴェルディ中期の名作、歌劇『リゴレット』を上演します。
指揮にはリューベックの歌劇場音楽総監督として国際的に活躍する沼尻竜典さん。「ヴェルディの魅力は簡単に見えて難しいが、最後は引き込まれてゆく。シンプルイズベストの魅力を表現したい」と意欲を語り、演出の田尾下 哲さんも「読み替えせず、楽譜の視覚化をめざします」とのこと。
このオペラの王道ともいえるスタンダードな作品を、最高の布陣で創りあげてくれることでしょう。
さて今回はリゴレットの娘で悲劇のヒロインジルダ役で国内本格デビューする、ソプラノの森谷真理をご紹介しましょう。

201410_numajiri_ryusuke.jpg ●マエストロからのメッセージ
びわ湖ホール「リゴレット」のジルダ役で本格的な日本デビューを飾る森谷さんは、オーストリアのリンツ歌劇場でも同役を歌い、絶賛されました。
私の桐朋学園での元教え子が、リンツ歌劇場のオーケストラ団員で、「本当にすごい日本人ソプラノがいるんです~」と森谷さんを紹介してくれたのが、今回の出演のきっかけとなりました。
稽古場で皆の度肝を抜いたのが、彼女の高音域の素晴らしさ。単に良く出るというだけではなくチャーミングな音色があり、ピアニッシモでのコントロールも絶妙。ヴェルディのソプラノのアリアの最後によくある、細かい音符を散りばめた難しいパッセージも並の歌手ならは声を出すだけでも精一杯なのに、森谷さんが歌うと何かそこに感情の襞のようなものがスっと浮き上がってくる。
ヨーロッパにはジルダを歌いたい歌手が山のようにいる中で、日本人の彼女が選ばれた理由がよくわかります。
今回はリゴレット役の牧野さんや、マントヴァ公役のジョン・健・ヌッツォさんなど、日本で考え得る最高の共演者を得て、素敵な日本デビューとなることでしょう。 
      ――沼尻竜典
  
201410_moriya_mari.jpg ●森谷真理(もりや まり・ソプラノ) 
ドラマティックコロラトゥーラソプラノ。武蔵野音楽大学、同大学院修了後、ニューヨーク・マネス音楽院でプロフッェショナル・スタディを修了。
国際コンクールで受賞歴多数。バロックから現代音楽まで他に類を見ない幅広いレパートリーを持ち、ニューヨークのメトロポリタン・オペラを始め、欧米の劇場で活躍中。小山ふるさと大使。オーストリア在住。二期会会員。
オーストリー在住の森谷は、ニューヨークのメトロポリタン・オペラでJ.レヴァイン指揮『魔笛』夜の女王に抜擢されセンセーショナルなデビュー。ウィーン・フォルクスオーパー、スコティッシュ・オペラ等欧米の主要歌劇場で活躍していいます。

益々の活躍にご注目ください。
■■■ 公演情報 ■■■
沼尻竜典オペラセレクション
G.ヴェルディ作曲 歌劇『リゴレット』全3幕
イタリア語上演・日本語字幕付
日時:2014年10月12日(日) 14:00開演
会場:滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
▼びわ湖ホール『リゴレット』の詳細はこちらから
沼尻竜典オペラセレクション ヴェルディ作曲 歌劇『リゴレット』(全3幕) イタリア語上演・日本語字幕付 - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール

*次回は初日組をご紹介する予定です。
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すべての演奏予定曲が決まりました!~10/6(月)「二期会オペラ講座」

青島広志の軽妙なトークと、実力歌手の出演で毎回好評をいただいている「二期会オペラ講座」。
今回は来年2月に二期会が上演する、ヴェルディ中期の傑作『リゴレット』を中心にお送りします!
マントヴァ宮廷の鼻つまみ者の道化として、人々の不興を買うリゴレット。オペラには様々な社会的な差別が主題となった作も多く、青島広志が『リゴレット』を通してどのように今回のテーマを語るのか、興味は尽きません!
出演は2015年2月公演『リゴレット』にジルダ役で出演の佐藤優子をはじめ、輝かしい美声と繊細な表現力で高い評価を受けるテノール渡邉公威、豊富な経験に裏打ちされたバリトンの重鎮、長谷川 寛の3名の実力派。
二期会オペラ講座は「二期会オペラ愛好会」会員割引もございます。
2月の『リゴレット』本公演と併せ、是非ご来場ください!

141006kouza37_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
《二期会オペラ講座》新々ブルーアイランド音楽事典
『大作曲家による究極のオペラ縦断シリーズ』(18)・通算第37回
「リゴレットは可哀相…~オペラにおける人権~」
日時:2014年10月6日(月)19:00開演(18:30開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田さくらホール
   (渋谷駅西口より徒歩約5分)
出演:青島広志(お話とピアノ)
    佐藤優子(ソプラノ)、渡邉公威(テノール)、長谷川 寛(バリトン)
演奏予定曲目:
  ○ヴェルディ『リゴレット』より
   ・あれか、これか(渡邉)
   ・慕わしい人の名は(佐藤)
   ・ジルダ&公爵2重唱(佐藤、渡邉)
   ・悪魔め、鬼め(長谷川)
   ・ジルダ&リゴレット2重唱(佐藤、長谷川)
   ・女心の歌(渡邉)
  ○ヴェルディ『椿姫』より
   ・花から花へ(佐藤&渡邉)
  ○ヴェルディ『オテロ』より
   ・ヤーゴの信条(長谷川)
  ○S.セクンダ「ドナドナ」
  ○中田喜直「小さい秋見つけた」
  ○田中穂積「美しき天然」
  ○本居長世「赤いくつ」
  ○F.ロウ『マイ・フェア・レディ』より
   ・君住む町(渡邉)
   ・踊り明かそう(佐藤&長谷川)
  (都合により曲目は変更になる場合がございます)

▼公演ご案内ページはこちら
二期会オペラ講座のご案内「リゴレットは可哀相… ~オペラにおける人権~」 - 東京二期会
▼お問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)

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お客様と共鳴する「二期会ディーヴァ,ディーヴォ」!

白寿ホール(Hakuju Hall)で昨年から開催されている、二期会アーティスト1年目のフレッシュな歌手が登場するコンサートシリーズ、「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。今シーズンも3回の開催を予定しています。
今シーズン最初に登場するのは、ソプラノ城 佑里とバリトン杉浦隆大。
3月に二期会オペラ研修所を修了してから、杉浦は夏の間、イタリア文化会館の『ラ・ボエーム』でマルチェッロ役を演じ、城は先日まで二期会公演『イドメネオ』においてエレットラ役のアンダースタディとして、劇場に入っていました。
201409_jo_yuri.jpg 城 佑里  201409_sugiura_takahiro.jpg 杉浦隆大
コンサートに向けて、城は「お互い研修所で学んだ思い入れのある曲や、大好きな曲をたくさん歌います。音楽を通して、白寿ホールさんの暖かく素敵な空間を皆様と共有させて頂けたらこんなに幸せな事はありません」と。杉浦は「R.シュトラウスのオペラ『アラベラ』の二重唱は、研修所のマスタークラスで城さんが助演の方と歌っていて、ぜひ自分も歌いたいと思っていた曲です。ソプラノの役の「アラベラ」の旋律は流れるように美しく、バリトンが歌う「マンドリカ」の旋律は男らしい激しさを持ちながらはっきりと愛を語っていて、二人の声が重なり始めると愛の魅力がグッと凝縮されて表れてきます。その美しさをしっかり表現できるよう臨みたいです」と抱負を語ります。
会場の白寿ホールについて、杉浦が語るには「とても綺麗で、客席に座ると何か空想的な感覚にいつも包まれるイメージ、舞台上で歌ってみると音が非常に響きやすく、とても歌いやすい」のだとか。
新しい輝き、ご来場のお客様と、共鳴するコンサート。どうぞお楽しみに!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ[第4回]
未来のスターを発掘!二期会新人によるデビューコンサート
日時:2014年9月25日(木) 11:00開演(10:30開場)
会場:白寿ホール(Hakuju Hall)
   ・小田急線「代々木八幡駅」南口より徒歩5分
   ・千代田線「代々木公園駅」1番出口より徒歩5分
料金:500円(全席自由・税込)
演奏予定曲:
 ・ベッリーニ『清教徒』より“あなたの優しい声が” <城>
 ・ドニゼッティ『アルバ公爵』より“私が傲慢な悦楽の中にいた時” <杉浦>
 ・R.シュトラウス『アラベラ』より“そして貴方は主人となり” <城&杉浦>  ほか
▼公演詳細、お問合せ、ご予約はこちら
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール
Hakuju Hallチケットセンター 電話:03-5478-8700

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今年のテーマカラーは「真紅」~9/28(日)「宮本益光バリトンリサイタル~真紅のモーツァルト」

『ドン・ジョヴァンニ』でオペラデビューし、二期会デビューもモーツァルト作品…
その後も歌手としての節目で常にモーツァルトを歌い、高く評価されてきた宮本益光。
毎回、趣向を凝らした独創的なリサイタルを創造し、照明や衣裳を用いて視覚的にも楽しめるステージングも華やかで魅了します。
また、宮本益光のリサイタルではもうひとつの楽しみがあります。
それは、毎年テーマカラーを決め、視覚的にも私たちを楽しませてくれるのです。
昨年は「碧」色をテーマに「イタリア歌曲」の世界をお届けしましたが、今回のテーマカラーは「真紅」。
なぜ今回は「真紅」なのか、宮本からのメッセージがここに届いております。
    *    *    *
「モーツァルトの肖像画と言えば、バーバラ・クラフトによって描かれた真紅の衣装をまとった姿ではないでしょうか。
真紅は燃える情熱、血のたぎり、愛情…。モーツァルトの音楽と同様、彼の描いた様々なオペラの登場人物も、色褪せぬ真紅の命が宿っているかのようです。
『ドン・ジョヴァンニ』『フィガロの結婚』などの有名なオペアリアはもちろん、『偽の女庭師』『ツァイーデ』などの初期の作品、それからコンサートアリアまで、モーツァルトの魅力をたっぷりとお伝えします。
どうぞ皆様も御身に真紅をまといお出かけください。真紅のモーツァルトがお出迎えいたします。 宮本益光 」
    *    *    *
鮮やかな赤をまとい、少し笑っているように見えるモーツァルトは、ポスターからチョコレートの包み紙まで、世界のいたるところで見ることができるほど愛されています。
今回は共演者も豪華に、ソプラノの砂川涼子、ナレーションに長谷川初範、ピアノはオペラのスペシャリスト、石野真穂が華やかな舞台を作り上げます。
当日のドレスコードは「赤」。服装に限らず、赤のイヤリングやネクタイなど、アクセサリーやメイクでも赤を楽しめるかもしれません。
チケットもいよいよ残り僅かとなりました。どうぞお早めにお買い求めください。

140928miyamoto_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
宮本益光バリトンリサイタル
真紅のモーツァルト Mozart in Crimson

日時:2014年9月28日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:ハクジュホール(Hakuju Hall)
   小田急線「代々木八幡駅」南口 または、
   千代田線「代々木公園駅」1番出口 より徒歩5分
料金:5,000円(全席指定)
出演:宮本益光(バリトン)、石野真穂(ピアノ)、
    砂川涼子(ソプラノ/友情出演)、長谷川初範(ナレーション)
照明:成瀬一裕(あかり組)
予定プログラム:
   モーツァルト作曲
    コンサートアリア「娘よ、お前と離れることは」
    コンサートアリア「手に口づけを」
    『偽の女庭師』より〈イタリア流にやりますと〉
    『ツァイーデ』より〈大胆に試せ幸運を〉
    『フィガロの結婚』より〈もう飛ぶまいぞこの蝶々〉
    『コシ・ファン・トゥッテ』より〈彼に目を向けてください〉
    『魔笛』より〈オイラは鳥刺し〉   ほか

▼コンサート詳細ページはこちら
宮本益光バリトンリサイタル - 東京二期会
▼お問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)

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リサイタルに向けてのメッセージ~9/19〔金〕二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール Vol.46甲斐栄次郎バリトン

いよいよ9月19日(金)に迫りました、「二期会ゴールデンコンサートVol.46 甲斐栄次郎バリトン」。
2003年から10年間にわたり専属ソリスト歌手として、ウィーン国立歌劇場の舞台で活躍し、昨夏より東京に拠点を移した甲斐。
このたびのコンサートでは、文化庁オペラ研修所でともに研鑚を積んだ、同期生のソプラノ幸田浩子、メゾソプラノ手嶋眞佐子、テノール小貫岩夫とともに、オペラアリアや重唱で魅了します。
 「世界中から集まった歌手達はもちろん、舞台裏で働く数多くのスタッフら
 あたたかい同僚達に恵まれたウィーン国立歌劇場での10年間。
 語りつくせないくらいたくさんの素晴らしい経験をした。
 オペラ歌手を目指し、本場ヨーロッパの舞台に立つことを夢に見たのは、
 合唱に夢中だった中3の頃。気付けば、歌い続けて30年が過ぎる。
 歌っても、歌っても、辿りつくところはなく、歌い続ける限り、いつまでも
 道の途中なのだ」
とのメッセージを寄せています。
ともに第一線で活躍中の仲間たちとの夢の共演を、たっぷりとご堪能ください!

golden46_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール
Vol.46 甲斐栄次郎 バリトン
日時:2014年9月19日(金) 19時開演
会場:津田ホール
   ・JR中央・総武線(各駅停車)「千駄ヶ谷」駅前
   ・都営大江戸線「国立競技場」駅A4出口前
料金:全席指定 4,000円(税込)
出演:甲斐栄次郎(バリトン)、幸田浩子(ソプラノ)、
    手嶋眞佐子(メゾソプラノ)、小貫岩夫(テノール)、
    河原忠之(ピアノ)

▼メッセージの全文はこちら。インタビュー記事もどうぞ!
PICK-UP ARTIST「甲斐栄次郎の今」 - 二期会21
▼予定プログラム等、コンサート詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Vol.46「甲斐栄次郎 バリトン」 - 二期会21
▼お問合せ・ご予約は
・二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)

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テノール又吉秀樹がお届けする“魅惑のカンツォーネ”

先日の、東京二期会9月公演モーツァルト『イドメネオ』にタイトル・ロールで出演し、その親子の愛の絆を見事に歌い演じきった、テノール又吉秀樹。
その余韻も冷めやらない明日9月18日(木)、今度はハクジュホールの「スーパー・リクライニング・コンサート」に出演致します!
イタリアで研鑚を積み、イタリア作品を最も得意とする又吉。コンサートでは、カンツォーネを中心としたイタリア歌曲の数々をお届け致します。
ハクジュホールの素晴らしい響きに包まれて、くつろぎの1時間をすごされてみてはいかがでしょうか?
公演は15時と19時半の2回開催。
どちらの回も若干ではありますが、当日券のご用意もございます。

matayoshi_hideki_201408.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
第102回 スーパー・リクライニング・コンサート
「又吉秀樹 テノール・リサイタル ~魅惑のカンツォーネ~」

日時:2014年9月18日(木)
    15:00開演および19:30開演(2回公演)
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)
   ・小田急線「代々木八幡駅」南口
   ・千代田線「代々木公園駅」1番出口
    いずれも徒歩約5分
料金:2,000円(税込・全席指定リクライニング席)
出演:又吉秀樹(テノール)、河野紘子(ピアノ)

▼予定曲等のコンサート詳細はこちらから
第102回 スーパー・リクライニング・コンサート 又吉秀樹 テノール・リサイタル - 白寿ホール

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二期会『イドメネオ』演出ダミアーノ・ミキエレットからごあいさつ

いよいよ明日開幕!
開幕前日は、私たちスタッフも、思わず胸が高鳴ります!
さて、先日9月7日に実施した「ダミアーノ・ミキエレットのプレトークon USTREAM」はご覧いただけましたでしょうか?
「オペラは、国や言葉の壁を越えて、人間の本質に迫るテーマを多くの人に伝えることができる」静かながら情熱のこもった口調から、ミキエレット氏の、オペラという芸術にかける想いや信念を強く感じました。
ミキエレット氏からのごあいさつは、当日の映像でどうぞご覧ください!

9.7.ダミアーノ・ミキエレット『イドメネオ』プレトーク on USTREAM
みなさん、こんにちは。ダミアーノ・ミキエレットです。今回この東京での『イドメネオ』の演出のためにヴェネツィアからやって来ました。
私が仕事で日本に来るのは2回目になりますが、来る度に、ヨーロッパとの違いから、日本の都市は特殊だということを思います。ヨーロッパとの違いがたくさんあるということもありまして、日本のみなさんと接し、日本の皆さんのメンタルな部分を知ることはとても興味深いです。
私がオペラの稽古をしていく段階で大切にしているのは、歌い手と話をすることです。それによって歌い手がどんな人間性なのかを知ることができ、観客のみなさんにどんなことを伝えるのかのヒントにもなります。
今回この『イドメネオ』の舞台は新国立劇場で上演されます。観に来て下さる方には、ドラマの中にある人間性のクローズアップを観ていただきたいです。何年も前に書かれた作品ですが、私たちの持っている苦しみ、問題、夢、そういったものを表現したいのです。
とにかくこの劇場に観に来てほしいです。感じてほしいのはまずモーツァルトの音楽、そして音楽と共にストーリーを語っていくというとてつもなく素晴らしい形式の芸術を体験していただきたいと思います。
オペラを観に来てもわからないと思っている人も、クオリティーの高いものであれば、芸術は、特にオペラは音楽を媒介にしていることもあって、人種や言語を越えて通じるものがありますから、ぜひおいでいただきたいと思います。
このオペラは、実際はギリシャ神話をもとに書かれています。これはモーツァルトの他のオペラとは違う状況です。しかし神話に登場する人や時代ではなく、現代にうつしても問題のない時代背景を持った作品がこの『イドメネオ』だと思っていますので、そのように演出しています。
このお話では、戦争(=破壊や苦しみ、勝者と敗者との差)が終わって王イドメネオが帰還するときに、彼の乗った船が嵐で沈没しようとします。そのときに王は、海岸で初めて会った人を殺せば助かるという約束を神とします。それで生きのびることができます。
王が初めて会うのが息子イダマンテです。ここでパラドクスが生まれます。どうして人はたくさんいるのに自分の息子を殺さなくてはならないのか?ここにドラマがあるのです。
イダマンテにとっては、父との対立、これが彼を成長させます。自分を自由にし、解放し、恐怖に打ち勝ち、父からも解放されて、彼は王になるのです。
このオペラの中にはもう一つの物語、愛の物語があります。イダマンテはイリアを愛しています。しかし彼女は敵の国の王女で、さらに、父がイダマンテと結婚させたいのはエレットラ――ここにも父の望みと息子の願望との対立があるのです。
今回神話的なものは脇に置き、時代背景も特定のものは設定していません。一番描きたかったのが父と子の対立です。子にとって父は、絶対に間違うことのない、神のような存在と捉えられます。子の目から見れば、親は身体的に大きいだけでなく、正しくても間違っていてもその意見は絶対であり、神に通じるものがあります。
息子が成長してくると、身体的には背が大きくなってきますし、それに従って対立がうまれてきます。父の言うことに疑問を持ったり批判したりするようになります。
時が過ぎ、子が成長し、子が親になっていく――父が子に伝えたいこと、子が拒否したいことがあり、「それは親の人生の一部であって、自分の人生ではない」という対立が時には苦痛を伴うものであり、そのサークルが続いていくのです。
『イドメネオ』の中で語られるのは愛です。愛を得るための困難な状況、恐怖心に打ち勝つということがテーマです。
日本のお客様に、声、ハーモニー、想像力を伴う音楽を感じてもらいたいと思っています。音楽は言葉の壁を越えて心に通じるものですので、ぜひおいでいただきたいです。

▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2014年9月公演モーツァルト『イドメネオ』 - 東京二期会
 9月12日・13日・14日・15日 新国立劇場オペラパレス
▼チケット情報・お申込みはこちら!
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831
 D席は全日程完売!14日・15日のA席が残りわずかとなりました!
 《電話予約は各公演の前営業日まで、ネット予約は公演当日開演1時間前まで》
▼公演当日の情報はこちら
9月公演W.A.モーツァルト『イドメネオ』~公演当日のごあんない

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9月公演W.A.モーツァルト『イドメネオ』~公演当日のごあんない

いよいよ明日、9月12日(金)から新国立劇場オペラパレスにて、W.A.モーツァルト作曲オペラ『イドメネオ』が開幕します!
こちらに公演当日についてのご案内を致します。

《ウィーン・オリジナル・プロダクション》アン・デア・ウィーン劇場との共同制作
東京二期会オペラ劇場 2014年9月公演 W.A.モーツァルト作曲 『イドメネオ』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:準・メルクル/演出:ダミアーノ・ミキエレット
当日券と公演タイムテーブルのご案内
9月12日(金)
9月13日(土)
9月14日(日)
9月15日(月・祝)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
当日券販売開始
14:00~
14:00~
12:00~
12:00~
開場
14:30
14:30
12:30
12:30
開演
15:00
15:00
13:00
13:00
第1・2幕
約90分
休憩予定時刻
16:30~16:55
16:30~16:55
14:30~14:55
14:30~14:55
第3幕
約70分
終演予定
18:05
18:05
16:05
16:05
新国立劇場
=アクセス=
<鉄道>
京王新線(都営地下鉄新宿線直通)=「初台駅」中央口(新国立劇場口)直結

お車・バスなどでご来場のお客様は新国立劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 新国立劇場

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください。
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2014年9月公演 『イドメネオ』- 東京二期会オペラ劇場

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いよいよ「二期会新進声楽家の夕べ」公演迫る!

毎年恒例「二期会新進声楽家の夕べ」。
今春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了した、期待の新人20名が二期会のアーティストとして初めてのお披露目の場となる、一夜限りのコンサートです。
コンサートを間近に控える中、出演者を代表してソプラノの土屋優子とバリトンの杉浦隆大に、コンサートへの意気込みをききました!

今年3月に二期会オペラ研修所を修了したばかりの若手歌手20名が、自分の得意な曲を披露いたします。
高い声や低い声、軽い声や重い声、パヴァロッティのような声やマリア・カラスのような声…というのは冗談ですが、どの歌手もオンリーワンの声と、往年の歌手に負けないくらいのエネルギー溢れる演奏で、皆様に素敵なひとときをお過ごしいただけるよう精一杯歌います。
また、独唱だけではなく重唱もありますので、どうぞお楽しみに!!
   ―― ソプラノ 土屋優子

数えられないほど多くを学ぶことができた二期会オペラ研修所。
 「オペラ歌手になりたい…」その思いを持ってともに学んできた仲間たちと出演できる「新進声楽家の夕べ」は、実現の一歩であり、一つのチャンスです。
20人20色の歌声と溢れるパワーがホールに渦巻くに違いないこのコンサートをぜひお楽しみください!
   ―― バリトン 杉浦隆大

この二人はソロ曲だけではなく、アンサンブルにも出演致します!
ほかにも底知れぬ可能性を秘めた、未来のプリマ、プリモ達の華やかなデビュー姿をどうぞお楽しみください。
今年の会場は「渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール」です。
当日券は17:30より会場受付にてご用意いたしております。
皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

140905shinshin_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第57期修了・成績優秀者による
「二期会新進声楽家の夕べ」
日時:2014年9月5日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
    (渋谷駅西口より徒歩5分)
料金:全自由席 ¥3,000
▼コンサート詳細はこちらから
二期会新進声楽家の夕べ - 東京二期会
※会場にはお客様用駐車場はございません、公共交通機関をご利用ください。
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9月公演『イドメネオ』終演後、出演者がお見送りさせていただきます

公演初日まで、あと10日を切り、いよいよ新国立劇場オペラパレスでの舞台稽古が始まります。
昨年7-8月『ホフマン物語』公演以来、約1年ぶりとなるオペラパレス公演。
今回は、12日、13日、14日の前3日の公演の終演後、ホワイエにて、キャストがお客様のお帰りをお見送りさせていただきます。
20140904_blog_01.jpg
20140904_blog_02.jpg
(上)2011年『フィガロの結婚』、
(下)12年『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』
終演後のお見送りから

出演者から直々にご来場のお礼をお伝えさせていただきます。
また、キャストメッセージの動画バージョンもアップしましたので、こちらもぜひご覧ください。

この秋、最高のモーツァルトをお届けできますように!

▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2014年9月公演モーツァルト『イドメネオ』 - 東京二期会
 9月12日・13日・14日・15日 新国立劇場オペラパレス
▼チケット情報・お申込みはこちら!
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831
 D席は全日程完売!14日・15日のA席が残りわずかとなりました!

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宮本益光 出演、9/14「0才まえのコンサート(R)」開催!

第167回目を数える人気シリーズ「0才まえのコンサート(R)~ママのおなかは特等席~」にバリトンの宮本益光が初登場します。
「妊娠中のお母さまがリラックスすることが、おなかの赤ちゃんに良い影響を与える」というコンセプトのもと、1985年よりSony Music Foundationが全国各地で開催している人気のシリーズ・コンサート。
一般の方々にもご入場いただける、和やかで素敵なコンサートとなっております。
宮本益光が、自身の“イクメン”体験を交えながら、耳馴染みのある名曲や、穏やかな子守唄等、心からリラックスできる曲の数々をご披露します。
妊婦さんだけでなく、ご夫婦で、お友達同士で、また、ご高齢の方や就学されたお子様とご一緒に、ぜひお越しくださいませ。
宮本より、メッセージが届いております。
   *    *    *
Hakuju Hall は、私が「おやすみ」というCD(男声による子守歌集)を発表した時に記念コンサートを開催したホールです。その思い出深いホールで「妊婦さん」を対象としたコンサートに出演できることに縁を感じます。
ですから子守歌のお手本も示さねばなりませんね。
それからいつもお腹の中の赤ちゃんを大切に守っているお母さんに、少しでもリラックスして頂かなくてはなりませんね。
あとはお腹の中の赤ちゃんに届くような響きも魅せなくてはなりませんね。
ピアノの名手、髙田恵子さんのショパンもお楽しみいただけますよ。
なにより一席にお二人でお座りの妊婦さんがいらっしゃるのです。私もお父さんですからね、先輩お父さんとしていいところ見せなくては。ウチの子どもに歌い聴かせているオリジナルソングまで出しちゃったりと…。
一番楽しみにしているのは私自身かもしれません。
もちろん妊婦さんでなくてもいいのですよ。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
                             宮本 益光
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■■■ 公演情報 ■■■
「0才まえのコンサート(R)~ママのおなかは特等席~」
日時:2014年9月14日(日) 13:30開場/14:00開演 (途中休憩あり・16時ごろ終演予定)
会場:Hakuju Hall (東京都渋谷区)
    ・千代田線『代々木公園駅』出口1より徒歩5分
    ・小田急線『 代々木八幡駅』南口より徒歩5分
出演:宮本益光(バリトン)、髙田恵子(ピアノ)
予定曲目:
  ・子守歌(ブラームス)
  ・子守歌(シューベルト)
  ・からたちの花II(山田耕筰)
  ・オペラ「魔笛」より『オイラは鳥刺し』(モーツァルト)
  ・オペラ「フィガロの結婚」より『もう飛ぶまいぞこの蝶々』(モーツァルト)
  ・ミュージカル「レ・ミゼラブル」より『彼を帰して ~Bring him home~』(シェーンベルク)
                                    ほか
    (※曲目は変更になる場合がございます。)
料金:<全席指定・税込> 妊婦さん¥1,000 一般¥3,500
    ※一般の方のみでもご入場いただけます。
    ※妊婦さんはお申し込みの際に申告してください。
    ※車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際にお知らせください。
    ※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
ご予約:
 ・Hakuju Hallチケットセンター 03-5478-8700
  (火~土10:00~18:00/祝日・休館日を除く) ほか
主催:Sony Music Foundation(公益財団法人ソニー音楽財団)
▼詳しい公演情報はこちらからご覧ください
第167回 0才まえのコンサート - SonyMusicFoundation|公益財団法人ソニー音楽財団

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ミキエレット『イドメネオ』プレトーク on USTREAM 生中継決定!!

東京二期会オペラ劇場9月公演『イドメネオ』の本番を前にして、演出ダミアーノ・ミキエレットが、自身の『イドメネオ』についてさらに深く語ります。
201409_michieletto.jpg ダミアーノ・ミキエレット
(c)Fabio Lovino
今回のプレトークは、動画ストリーム配信サイト「USTREAM」により、初日を目前に控えた新国立劇場から、一回限りの生中継でお届けいたします。(録画配信はございません)
これを逃しては『イドメネオ』は語れません!
■ダミアーノ・ミキエレット『イドメネオ』プレトークon USTREAM
 日時:2014年9月7日(日) 午前11時00分より ON AIR予定 (約1時間)
 出演:ダミアーノ・ミキエレット(『イドメネオ』演出)
ミキエレットのプレトークはイタリア語ですが、日本語の通訳がつきます。
お見逃しなく!

★番組ページはこちらをクリック
  ↓↓クリック↓↓
ミキエレット『イドメネオ』プレトーク on USTREAM


Broadcast live streaming video on Ustream
  ↑↑クリック↑↑
※今回は会場での聴講はございません。
※生中継のみの配信となります。録画配信はございません。
※ネット環境、サーバーの都合上、不具合が生じる場合がございます。
 あらかじめご了承ください。
世界を股にかけて活躍するミキエレットは、近年では12年ザルツブルク音楽祭『ラ・ボエーム』、13年ミラノ・スカラ座『仮面舞踏会』等を演出、来年は、ロイヤル・オペラ・ハウスで『ウィリアム・テル』の演出も予定されています。
今回の『イドメネオ』東京公演の直前も、ザルツブルク音楽祭で『チェネレントラ』を演出したばかり!
ミキエレットの生の言葉を、ぜひお聞きください!

▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2014年9月公演モーツァルト『イドメネオ』 - 東京二期会
 9月12日・13日・14日・15日 新国立劇場オペラパレス
▼チケット情報・お申込みはこちら!
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831
 D席は全日程完売!14日・15日のA席が残りわずかとなりました!

ダミアーノ・ミキエレット Damiano Michieletto =プロフィール=
ミラノのパオロ・グラッシ演劇学校で演出を学び、出身地ヴェネツィアのカ・フォスカリ大学にて現代文学を修めた。
07年ロッシーニ・オペラ・フェスティバル『泥棒かささぎ』が、翌年にイタリアで権威あるフランコ・アッビアーティ賞を受賞。一躍世界の注目を集める人気演出家となる。以降、フィレンツェ五月音楽祭、カルロ・フェリーチェ歌劇場、チューリッヒ歌劇場、サン・カルロ劇場、ボローニャ歌劇場等で、『セビリアの理髪師』、『ドン・ジョヴァンニ』、『海賊』、『絹のはしご』、『ファルスタッフ』、『ランメルモールのルチア』、『後宮からの誘拐』等を演出。近年では12年ザルツブルク音楽祭『ラ・ボエーム』、13年ミラノ・スカラ座『仮面舞踏会』等を演出。日本では11年新国立劇場『コジ・ファン・トゥッテ』を演出、13年には同劇場にて再演された。
今後は14年フェニーチェ歌劇場『ドン・ジョヴァンニ』、15年ロイヤル・オペラ・ハウス『ウィリアム・テル』等の演出が予定されている。

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『イドメネオ』キャスト、稽古場からのメッセージ

東京二期会オペラ劇場『イドメネオ』初日まで、あと13日!
本番にむけて、稽古場はますますエキサイティングになっています!
モーツァルトの音楽と演出ミキエレットの世界観が折り重なった空間に、今、キャストがどのような想いを持って臨んでいるのか。イドメネオ、イリア、エレットラ、イダマンテ役の8人の歌手から、お客様へのメッセージを預かってきました!

201408_idomeneo_yogi_takumi.jpg
イドメネオ 与儀 巧
「イドメネオは、自分の息子であるイダマンテを殺さなければならない、という過酷な運命に晒されています。この役は9年前にも演じたことがあるのですが、自分も息子を授かる身となった今、よりリアルな心情をもって役にむかい、演じられるのではないかと思って、今から楽しみにしております」

201408_idomeneo_matayoshi_hideki.jpg
イドメネオ 又吉秀樹
「まだ若い自分が、イドメネオの王として威厳や年輪を、どう表現したらいいかと、いろいろ試行錯誤をしてきましたが、稽古場では、もう一度、頭の中を白紙の状態に戻して、新しい演出コンセプトや役作りを、どんどん吸収できるようにしていきたいです。音楽からも、若いモーツァルトの燃えたぎるような情熱を、毎日感じています!」

201408_idomeneo_aragaki_tsunezuka.jpg 左から新垣、経塚
イリア 新垣有希子
「父も兄も祖国も愛する国民も、戦争で喪ってしまった孤独なイリアの悲しみはあまりにも大きすぎて、私には想像がつかないくらいなのです。それでも、日常にある小さな葛藤を私なりに増幅させて、少しでも彼女の悲しみに近づけるように、日々、役作りに励んでおります。人間の本質というのは変わらず、今も戦争は絶え間なくありながら、愛もある。そのような人間の姿を、この舞台で、皆で表現できたら、と思います」
イリア 経塚果林
「憎しみを乗りこえて、勇気をもって、愛を与えるイリアは、まるで特別で理想上のような存在です。でも、稽古を重ねる中で、イリアを突き動かしているものは、人間誰しもが胸に持っているナチュラルな心なのだと、思うようになりました。今回の演出はそれをリアルにまっすぐに伝えるものになると、私は確信しています!」

201408_idomeneo_oosumi_chikao.jpg
エレットラ 大隅智佳子
「エレットラは、私の憧れていた役のひとつです。今回の舞台は、エレットラの持つ女の情念、情熱、恨みなど、胸に内に凝り固まっている感情が、強く表にでる舞台になると思います。一方で、彼女にはとてもかわいらしい部分もあり、女性のかわいさと激しさの両面をあわせて演じてみたいと思います。それと、今回のエレットラは、とてもカラフルです!」

201408_idomeneo_tasaki_naomi.jpg
エレットラ 田崎尚美
「私の中のエレットラは、気高い人。プライドが高く、自分が一番だと思っているから、嫉妬もすれば、復讐もする。素直に生きようとした結果そうなってしまう、と思っています。粗野な言動が表に立つときも、私の中では、美しくありたいと思う面を内に持ちつつ、演じたいと思っています」

201408_idomeneo_yamashita_makiko.jpg
イダマンテ 山下牧子
「イダマンテは、愛と希望を信じてまっすぐに生きていく!というところがとても素敵だなあと思い、苦しみつつも、幸せに稽古をしています。現実の世界でも紛争は絶えまなく続いています。それに対して、愛というものが絆をつむぐことができるではないか。私たちが、舞台をとおして、音楽をとおして伝えられるように、挑戦している姿をぜひご覧いただきたいです!」

201408_idomeneo_kobayashi_yuka.jpg
イダマンテ 小林由佳
「イダマンテは、自分の気持ちが大好きなイリアに伝わらないときは、第1幕のアリアのように自分の服を全部脱ぎすててでも伝えようとする、若くてまっすぐな人。オペラの最後に、彼がより成長する出来事があります。私は、それが、人が一生のなかで最も成長するきっかけとなる出来事なのではないかと思っています。イダマンテの成長する姿を、ぜひ見てください!」
   *  *  *
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2014年9月公演『イドメネオ』 - 東京二期会オペラ劇場
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ミキエレットの『イドメネオ』演出コンセプト~第3幕~
すべてが明るみになり、愛と命が勝利する

ミキエレットの『イドメネオ』演出コンセプトにもとづく舞台のご紹介も、いよいよ最終章。
第3幕では、イリアのイダマンテへの思慕、イダマンテの旅立ちの決意、そしてイドメネオと海神との恐ろしい誓約、エレットラの行き場を失った嫉妬が、ひとつひとつおもてにあらわれていきます。
◆ 第3幕 ◆
「葬礼」
201408_idomeneo_14.jpg大祭司とイドメネオ
そして、「生贄はイダマンテ」と聞いて、泣き崩れるイリアと民衆
“恐ろしい誓約、すでに死が支配し、地獄の扉を開いている”

201408_idomeneo_15.jpgイドメネオ
“海の王よ、我らの願いを聞き入れて下さい”

あらためて、主要4役イドメネオ、イダマンテ、イリア、エレットラの人物像について、衣裳の面から。
「衣裳についても時代設定はありません。現代的ではありますが、それは各々のキャラクターをあらわすためです。それぞれに意味を持っています。
イドメネオは、身体的にも精神的にも病んでいる状態をあらわすため、寝間着姿でいます。
イダマンテは、スーツを着ている。しかし、彼はそれを拒否します。
イリアは、戦争の犠牲者です。
エレットラを見てください。彼女は、セレブのような様相で、権力を持っていることがわかる」

「人生との矛盾」
201408_idomeneo_16.jpgエレットラのアリア
全てを失ったエレットラが絶望して歌うアリア
“イダマンテが恋敵の腕の中に”
Copyright: Werner Kmetitsch / www.photowerk.at
「イドメネオ、イダマンテ、イリアが出てきてすべてが明るみになると、エレットラだけが大地の下へ沈んでいく。これは愛、命の勝利です。イドメネオからイダマンテへ、そしてその先へ――また新たな物語が、始まるのです」

物語のクライマックスは、ぜひ劇場で。
~ 終 ~
   *  *  *
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2014年9月公演『イドメネオ』 - 東京二期会オペラ劇場
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ミキエレットの演出コンセプト~第2幕~
大切なのは、自分たちの人間性、人間としての真実を伝えること

モーツァルトの『イドメネオ』から、圧倒的なドラマを引き出すダミアーノ・ミキエレット。その演出コンセプトを、アン・デア・ウィーン劇場公演の舞台写真とともにご紹介いたします。
今回は、第2幕です。

◆ 第2幕 ◆
「あわれな父親」
201408_idomeneo_09.jpgイドメネオとアルバーチェ
イドメネオは、海神ネプチューンとの誓約を忠臣アルバーチェだけに打ち明ける
「王の命と引きかえに、最初に出会った人間を生贄に捧げなければならない」「そして、その人間は…息子、イダマンテ」

ミキエレット演出の舞台設定
「この舞台は、ギリシア神話ではなく、置きかえられた時代背景もありません。この演出では〈作品そのもの〉を描いていきます。つまり、目の前にある〈この場所〉がすべてなのです」
(ここで、キャストから質問が)
――神話でないとしたら、王や王子、その家来とかの身分や、クレタ島やトロイアの地名は、どう考えて演じればよいのでしょうか?
「言葉がすべてを説明できるわけではありません。
ここに書かれている身分や階級は必要十分なものではありません。ただ、時代や場所をこえた人間どうしの関係や行動を説明し設定するのに役立つ、ということは言えるでしょう。
大切なのは、自分たちの人間性、人間としての真実をそこに入れるということです」

「未来への希望」
201408_idomeneo_10.jpgイリアとイドメネオ
“私は父も祖国も安らぎも失いましたが、あなたは私のお父様です”
イリアの優しい言葉にとまどうイドメネオ

「トロイア人/ギリシア人といった区別も、イリアの置かれた状況を説明するのには必要でしょう。合唱ははじめトロイア人としてあらわれますが、イダマンテが「自由を与える」と言ってからはその区別もなくなります」

「誰の罪なのか」
ネプチューンの怒りに恐れおののくイドメネオと民衆
201408_idomeneo_11.jpg“新たな恐怖が…神々の怒りが海を荒れさせた”

201408_idomeneo_12.jpg“怪物から走って逃げよう。私たちは餌食になる”

201408_idomeneo_13.jpg
Copyright: Werner Kmetitsch / www.photowerk.at
「作品の中で、Mostro、つまり怪獣が出てくるが、これは人々の〈恐怖〉のことだと思ってください。イドメネオからイダマンテへ。権力や生命を次世代に渡すということには〈恐怖〉が伴うものであり、そして、それは必要なことなのです」
~ 第2幕 終 ~
   *  *  *
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ミキエレットの演出コンセプト~第1幕~
「『イドメネオ』は、〈愛〉と〈生命〉の発展です」

公演初日まであと21日とせまった、東京二期会オペラ劇場『イドメネオ』。
今回の上演は、世界の歌劇場で活躍中のダミアーノ・ミキエレットの新演出(アン・デア・ウィーン劇場との共同制作)。どのような舞台になるかと心待ちにして下さる方に、立ち稽古の初日にキャスト、スタッフに説明されたミキエレットの演出コンセプトと、ウィーン公演での舞台写真をシリーズでご紹介してまいりましょう。
なお、写真のキャプションは、ミキエレットの演出コンセプトにもとづいて、演出補のエレオノーラ・グラヴァニョーラさんが説明を加えたものです。

「『イドメネオ』は、〈愛〉と〈生命〉の発展です」
「この舞台は、ギリシア神話ではなく、置きかえられた時代背景もありません。この演出では〈作品そのもの〉を描いていきます。つまり、目の前にある〈この場所〉がすべてなのです」

◆ 第1幕 ◆
201408_idomeneo_01.jpg序曲
子ども時代のイダマンテとオーバーラップ

「ここにある砂(土)は、命が与えられる場でもあり、戦場、すなわち命が奪われる場でもあります。そこではイドメネオとイダマンテの、親子の関係性が見られるところでもあります」

「愛情の矛盾」
201408_idomeneo_02.jpgイリアのアリア
“お父様、お兄様さようなら”
父親のトロイア王と兄を喪って嘆くイリア。

(キャストからの質問)――舞台上に散らばる靴には、どのような意味があるのでしょうか?
「靴は〈死〉、戦場における死を表しています。イリアが最初のアリアで靴を積んでいくのは、‘祭壇’を作っているのです。しかし、エレットラはそれを蹴飛ばして破壊してしまいます」

「復讐と残酷さ」
201408_idomeneo_03.jpgエレットラとイダマンテ
“王子、あなたはギリシアを侮辱しています”
トロイア人を解放したイダマンテを責めるエレットラ。

201408_idomeneo_04.jpgエレットラとイリア
“私の残酷な復讐を味わうがいい”
恋敵イリアに嫉妬を燃え上がらせるエレットラ。

「人々の恐怖が生んだのが、エレットラです。愛や生命やその発展に対して負の存在です」

「愚かしい誓い、残酷な誓い」
201408_idomeneo_05.jpgイドメネオと合唱
“神様、助けてください”
難破のシーンでは、イドメネオは悪夢にうなされる。

「イドメネオは肉体も精神も病んでいます。息子を生贄として殺さなければ、あるいは息子に権力を渡さなければという思いで、ますます病みは深まっていくのです」
201408_idomeneo_06.jpgイドメネオのアリア
“流された血が私の罪を責める”
血まみれの幻影におびえるイドメネオ。

201408_idomeneo_07.jpgイダマンテのアリア
“愛する父に会えたのに失ってしまった”
再会した父イドメネオに拒絶されて嘆くイダマンテ。

「イドメネオはイダマンテに権力を渡さなければなりません。しかし、このことは父子お互いに恐怖を伴うことです」

「宴会をするのにふさわしい日ではない」
201408_idomeneo_08.jpg合唱、イドメネオとアルバーチェ
“ネプチューンを讃えよう”
民衆がネプチューンを讃えている中、狂乱するイドメネオと心配するアルバーチェ。
Copyright: Werner Kmetitsch / www.photowerk.at
~ 第1幕 終 ~
   *  *  *
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2014年9月公演『イドメネオ』 - 東京二期会オペラ劇場
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『イドメネオ』指揮者、準・メルクルのインタビューがクラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」9月号(8月18日発行)に登場します!

7月初め、9月公演『イドメネオ』の指揮者、準・メルクル氏のクラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」による取材インタビューがありました。
メルクル氏は、7月6日の大阪フィル、14日の国立音楽大学オケの本番のために来日中でした。
リハーサルが始まる前の朝、取材は、国立音楽大学の控え室で行われました。
markl_bravo_201407.jpg
インタビュアーは、オペラ研究家の岸 純信氏。
2001年から04年までの新国立劇場『ニーベルングの指輪』シリーズ以降、およそ10年間オペラから距離を置いていたように思われるマエストロが、再びオーケストラピットに戻ってきたことには、どのような思考があったのか、指揮活動の核心に迫るような質問にも、メルクル氏は明晰に応えていました。
インタビュー記事は、8月18日発行の「ぶらあぼ」9月号に掲載される予定です。『イドメネオ』についても興味深い話が聞けました。お楽しみに!
インタビューの前日、メルクル氏は神戸で、大阪フィルハーモニー交響楽団演奏会の指揮台に立っていました。そこでは、サン=サーンス交響詩「死の舞踏」、ピアノ協奏曲第2番、そして朝比奈 隆氏時代から大阪フィルの伝統ともいえる、ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」を熱演!
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上3点はいずれも2014年7月6日 大阪フィルハーモニー交響楽団 神戸特別演奏会より (c)飯嶋 隆
大阪フィルの担当者からは、「普段無口で物静かなマエストロの指揮台の上での豹変ぶりがすごい。ものすごいテンションでした!」と昨年に次いで2度目となる共演が大成功となったことを聞きました。
▼詳細は、大阪フィルのブログをご覧ください。
神戸の街に大フィルサウンドが鳴り響きました! - 大阪フィルのブログ
欧州では、すでにハンブルク、ブダペストでオペラ指揮活動を再び開始しているマエストロ。いよいよ9月、この東京で、この『イドメネオ』で、オペラに帰ってきます!
▼指揮:準・メルクル メッセージ 東京二期会9月公演『イドメネオ』にむけて

▼公演情報はこちら!
2014年9月公演『イドメネオ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼オンラインでも予約可能!チケット情報・お申込みはこちら!
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831

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ソプラノ松永知史、ミュンヘン・パーシングで『ラ・ボエーム』ミミを歌う

二期会オペラ研修所 第54期マスタークラスを修了後、ミュンヘンを中心に活動しているソプラノの松永知史。
ミュンヘン市内パーシング(Pasing)という街の劇場で、G.プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』のヒロイン、ミミに抜擢され、高い評価を得ています。
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Münchens kleinstes Opernhaus(ミュンヘンの小さなオペラ)と名付けられ、15周年を迎えたこのプロダクションは、優れた歌い手によって、小規模のオーケストラ編成で上演され、自由闊達な表現を目指しています。オーディションで選抜される歌手たちは、さまざまな国から集まる粒揃い。現在、ウィーンやベルリンの世界一流のオペラハウスで活躍する歌手たちも、キャリアの始めには、こうした劇場で経験を積んでいます。
松永知史が出演する『ラ・ボエーム』は、Pasinger Fabrik, Wagenhalle(ヴァーゲンホール)で7月4日にプレミエを迎え、高い評価が寄せられました。
「何よりも心に訴えかけられたのは、立派なソプラノ、松永知史であった。愛らしい魅力たっぷりのミミを演じ、その才能は見事で完全にミミになりきっていた。」(オペラネット)
この後も、8月まで公演が続きます。
7月16日はBlutenburg城(ブルテンブルク城)で野外公演。
夏のひととき、夜風に吹かれてオペラもいいですね!
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Matsunaga_chifumi_201407_456.jpg Fotos: Hagen Schnauss
▼パーシングの劇場のサイト
Aktuell - Pasinger Fabrik - Kultur- und Bürgerzentrum München (公演案内/ドイツ語ページ)
La Bohème, 30.07. - 17.08.2014, Pasinger Fabrik, Wagenhalle, München - München Ticket (チケット情報のサイト/ドイツ語ページ)

そして、松永は8月には一時帰国し、バリトン久保和範と二期会サロンコンサートに出演します。
得意のRシュトラウスの歌曲、ドヴォルザーク「母の教え給いし歌」、モーツァルトのオペラの二重唱等をお届けします。どうぞお楽しみに!

salon176_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート Vol.176
夏の終わりのハーモニー ~Our Favorite Songs~

日時:2014年8月26日(火) 19:00開演
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
出演:松永知史(ソプラノ)、久保和範(バリトン)、石野真穂(ピアノ)

▼サロンコンサートの詳細はこちらから
二期会サロンコンサート Vol.176 夏の終わりのハーモニー ~Our Favorite Songs~ - 東京二期会
 ※チケットはおかげさまで【予定販売数終了】となりました。ご了承ください。

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7/26(土)は夏の浅草を満喫!午後は是非、浅草公会堂へ

毎夏の恒例となりました「第9回 二期会研究会駅伝コンサート」が、いよいよ今週末に迫りました!
今夏は改修中の東京文化会館に代わり、江戸文化の発祥の地であり、数多くのスター達の輩出を支えてきた浅草公会堂にて「ハーフ駅伝」と銘打ち、「歌のたすき」を繋げていきます。
今回のテーマは「浅草オペラ」。当時の浅草六区では『カルメン』や『天国と地獄』などのオペラが盛んに上演され、田谷力三・清水金太郎・藤原義江などが活躍、絶大な人気を博し庶民の心を掴んでいました。
今回、その頃の時代に各研究会がタイムスリップし、研究の成果をご披露致します。
いつもとはひと味もふた味も違った舞台を、皆様にお楽しみいただける事と思います!
尚、同日浅草では、夏の一大イベント「隅田川花火大会」も行われます!
駅伝コンサートの終演予定は15:30頃。そのあとは仲見世でお茶や、お食事を楽しみつつ花火大会へ。公会堂すぐそばの浅草寺境内は花火見物の意外な穴場とか…。
26日は「浅草オペラの世界」から「隅田川花火大会」まで、夏の浅草を満喫しませんか!

140726ekiden_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
第9回 二期会研究会ハーフ駅伝コンサートin浅草
日時:2014年7月26日(土) 13:30開演(13:00開場)
会場:浅草公会堂
    (東武線・TX線・地下鉄線「浅草駅」各最寄出口より徒歩3~7分)
料金:全自由席 一般¥3,000、学生¥2,000
▼コンサート詳細・ご予約はこちらから
第9回二期会研究会ハーフ駅伝コンサートin浅草 - 東京二期会
※当日の浅草周辺では、朝から交通規制が実施されます。
 ご来場の際は、公共交通機関をご利用の上、余裕をもってお越しくださいますようお願いいたします。

▼ちなみに…隅田川花火の穴場情報のブログを探してみました。当日のご参考にどうぞ。
隅田川花火大会2014!穴場や時間は?14スポット画像つき紹介! - 旬な話題の最前線!必見トレンド情報

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音楽評論家・堀内修先生:「『イドメネオ』は、一言でいえば、“傑作”です」

昨年11月のアン・デア・ウィーン劇場においてダミアーノ・ミキエレットの新演出で大きな話題となり全6公演が完売したモーツァルト『イドメネオ』。東京での二期会公演は9月12日から開幕しますが、これが先がけとなるように、名門歌劇場で続々と『イドメネオ』ニュープロダクションが予定されています。
2014年10月はウィーン国立歌劇場、11月はロイヤル・オペラ・ハウス、15年1月に入るとフランス国立リヨン歌劇場にリール・オペラ座……もはや海外では『イドメネオ』は、『フィガロの結婚』や『魔笛』と並ぶモーツァルト・オペラの人気作品です。
これほどまでに現代のオペラ・ファンを魅了する『イドメネオ』。
久しぶりの東京でのプロダクションで、二期会としても実は初めて取り上げる作品です。
その魅力について、音楽評論家の堀内修先生にお話をうかがいました。
ぜひ映像でご覧ください!

◆抜粋◆
『イドメネオ』は一言でいうと、「傑作」です。
このオペラが「バロック・オペラの傑作」あるいは「バロック芸術の最高峰」と言っても過言ではありません。このオペラを観れば、バロック芸術とはどのようなものか、わかると言えます。このオペラが200年間のオペラを象徴していると言えるのです。
初演当時25歳であったモーツァルトにとって、『イドメネオ』は自分が世に出るための作品と考えていました。したがって作曲するにしても、力の入れ方が他の作品とまったく違いました。
バロック芸術では、「愛と秩序の調和」がつねに目指されるものです。ロマン派の時代は違います。例えば『椿姫』のヴィオレッタがすばらしいのは、秩序を捨てて愛に生きたからであり、その一方でジェルモンの世界は抵抗されるものです。
ですので『イドメネオ』はロマン派の時代からこれまで、なかば忘れられた存在でありました。しかし、少なくとも1970年代からは脚光を浴び始め、2006年のモーツァルト生誕250周年のときには、『フィガロの結婚』や『ドン・ジョヴァンニ』と並ぶ、あるいはそれ以上の作品として評されるようになったのです。ですから日本でこれほど上演されないというのは不思議なくらいです。
なぜ今『イドメネオ』が見直され、欧米ではポピュラーなものになりつつあるのか、その理由のひとつは、慣習にとらわれず積極的に現代を反映しようとする演奏と演出です。
バロックでめざされた「愛と秩序の調和」は、今や「平和を求めるオペラ」になります。ロマン派時代には切り離された「秩序」や「調和」といったものが、案外大切なのではないか、と見直されています。それが今、新しい演出によって、現代に甦ってくるのです。
『イドメネオ』はトロイア戦争の後日談です。ある意味では、これは戦争をめぐる物語。ですから、これはとても現代的なオペラなのです。
今回の二期会の公演は、こうした最先端のモーツァルトに触れるいいチャンスなのではないでしょうか。
 *  *  *
東京での4回の公演をお見逃しなく!
▼『イドメネオ』公演情報ページはこちらから
2014年9月公演 W.A.モーツァルト『イドメネオ』 - 東京二期会オペラ劇場

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望月哲也、夏の軽井沢で美声を競う!

オペラ、コンサートと幅広く活躍中の望月哲也。
つい先日も≪調布音楽祭≫に於けるリサイタルでシューマンの『詩人の恋』を披露し、その柔らかな美声と磨きがかかった表現力で聴衆を魅了したばかりですが、そんな望月に笛田博昭さん、村上敏明さんといったいずれも圧倒的な声を持つ二人が加わり、この夏軽井沢大賀ホールで、その美声を競います。
所属は「二期会」「日本オペラ振興会」と違えど、いずれも日本のオペラ界を背負って立っているテノール三人。
ぞれぞれの持ち味が十二分に堪能出来るひとときになること、間違いありません!
夏の爽やかな軽井沢の風を受け、「これでもか!」とばかりにテノールに酔う一夜。
是非ご来場下さい。
mochizuki_tetsuya_201407.jpg 望月哲也
■■■ 公演情報 ■■■
3人のテノールリサイタル 今をときめく美声の競演
■日時:2014年8月7日(木) 17:00開演
■会場:軽井沢大賀ホール
■出演:望月哲也、村上敏明、笛田博昭(いずれもテノール)、今岡淑子(ピアノ)
▼お問合せ・ご予約はこちらの詳細ページから
3人のテノールリサイタル 今をときめく美声の競演|公演詳細情報 - 軽井沢大賀ホール

そしてその前に!
今週末のNHK-Eテレ「クラシック音楽館」~<コンサート・プラス>のコーナーで、2010年5月に王子ホールで行われたリサイタルから、その一部が放送されます。
こちらも是非お楽しみに。
◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
「クラシック音楽館」
第3部 コンサート・プラス「望月哲也 テノール・リサイタル」
■放送日時:2014年7月20日(日) よる21:00~23:00
■放送局:NHK-Eテレ
▼番組ホームページはこちら
クラシック音楽館 - NHKオンライン

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ドラマティックな歌声と大らかな愛情に包まれて~7/25〔金〕二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール Vol.45板波利加ソプラノ

こちらの写真は2011年ミラノのアルチンボルディ劇場でのコンサートに出演したときのソプラノ板波利加。
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アブルッツォ州の市民のためのガラ・コンサートで、地域に縁の深いアーティストとともに日本人として唯一舞台に招かれた板波は、アブルッツォ州出身の名作曲家フランチェスコ・パオロ・トスティの歌曲を披露しました。
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終演後、共演者とともに撮った一枚から。一番右にいる女性が、板波の10年以上にわたるトレーナーのミルデラ・ダミーコ先生です。「先生がいたからこそ、今の私がいます。メゾだった私をドラマティック・ソプラノとして開花させてくださったのです」
その後、二期会オペラでの活躍は、皆様の記憶にも新しいところと思います。
itanami_rika_201407_3.jpg 2011年の『サロメ』のヘロディアス
itanami_rika_201407_4.jpg 2012年の『ナブッコ』のアビガイッレ
itanami_rika_201407_5.jpg そして昨年の『マクベス』のマクベス夫人
今年からウィーンに移り、あたらしい自分自身の芸術的領野を拓こうと、貪欲な板波。
7月25日(金)津田ホールでのリサイタル「二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール Vol.45 板波利加ソプラノ」では、まずイタリアで活動を続けてきたこの20年間の集大成を披露します。
「聖母マリアの国であるイタリアでの20年間で私が学んだ最も大切なこと」としてあげたのが「女性の愛」。リサイタルでは、オペラのヒロインをとおして、5つの愛の形をお見せします。
1.「愛は自由」と感じるままに生きるカルメン
2.愛に苦しみ狂乱するイモジェネ
3.優しく貞淑な妻デズデモナ
4.プライドと愛を貫くトスカ
5.全てのエネルギーを夫に注ぐマクベス夫人
そう語る板波の人柄から、大らかな愛情があふれてきます。
ドラマティックな歌声とともに、この大らかな愛がお客様にとどきますように。
みなさまのご来場をお待ちしております。
itanami_rika_201407_6.jpg ウィーン楽友協会にて

▼リサイタルの詳細はこちら!
二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール Vol.45板波利加ソプラノ - 二期会21
▼板波利加のインタビュー記事はこちら!
ピックアップアーティストVol.32板波利加の今 - 二期会21
▼チケットのお問合せ・お申込みはこちら(オンラインでもオーダーフォームでご注文いただけます)
二期会チケットセンター 電話:03-3796-1831

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7月22日(火)19時開演:佐竹由美ソプラノリサイタル 英米歌曲シリーズVol.4 ~「シェイクスピアの世界」~

ソプラノの佐竹由美(さたけ なおみ)が、国際的にも活躍するピアノの名手、江口 玲(えぐち あきら)と共に、知られざる英米歌曲の魅力をお届けする、シリーズ第4弾!
「All the world’s a stage, And all the men and women merely players.
世界はすべてひとつの舞台、そして人は、男も女もみな役者にすぎない」(『お気に召すまま』より)
舞台は劇場にあるとは限らない。私たちの日常もそのままシェイクスピアの舞台になる。世界がそのまま劇場なのだ…
と、シェイクスピアの作品に描かれているのは、国や地位こそ違え、中身は私たちと等身大の人物ばかり。だからこそ時代を越え、今を生きる私たちの共感を呼ぶのではないでしょうか。
これまで、沢山の作曲家がシェイクスピアの物語や台詞にインスピレーションを感じ、美しい作品を残していますが、今回のリサイタルでは、パーセルに始まり、クィルター、ガーニー、ヴォーン・ウィリアムズやバーバーの知られざる作品の魅力をお届けします。
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今回のリサイタルに向けて、佐竹は次のメッセージを寄せています。
「アージェントの作品に魅了され、そしてクィルターの作品に心躍り、是非次回の英米歌曲シリーズにはシェイクスピアを取り上げたい!
そう思い続けてきました。
いざ、シェイクスピアの物語作品を調べてみると、『オテロ』『ハムレット』『ロミオとジュリエット』『真夏の夜の夢』などを題材にしたオペラ、そして歌曲にと、枚挙にいとまがありません。
シェイクスピアの魅力は、日々の偶然がもたらす出来事の中で抱く、些細な感情を深く掘り下げて描かれていることでしょう。
それは誰もがひとりの役者として「今この瞬間を生きる」ことの大切さを教えてくれている様にも思います。
またシェイクスピアの流麗な台詞は、すでに心地よいリズムと音楽に満ち溢れています。
これは多くの作曲家が、彼の言葉にインスピレーションを与えられ、美しい作品を残している所以でしょう。
音楽を通し、皆様にシェイクスピアの世界をお楽しみ頂ければ幸いです。」
ありふれた日常からかけがえのないものを見出し、だからこそ引き込まれてしまうシェイクスピアの魅力。
この世界にどっぷりと浸りたい皆様のご来場を、心よりお待ちしております!!

140722satake_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
佐竹由美ソプラノリサイタル
英米歌曲シリーズVol.4 「シェイクスピアの世界」

日時:2014年7月22日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:津田ホール
 (JR千駄ヶ谷駅・都営大江戸線国立競技場駅A4出口 前)
料金:全席自由 ¥4,000.-
出演:佐竹由美(ソプラノ)、江口 玲(ピアノ)
予定プログラム:
 H.パーセル オペラ『妖精の女王』より
            “おいで、すべての空の歌い手たち”
 R.クィルター 「シェイクスピアの5つの歌」作品23
 I.ガーニー 「エリザベス朝の5つの歌」
 D.アージェント 「エリザベス朝の6つの歌」
 R.ヴォーン・ウィリアムズ 「シェイクスピアの3つの歌」
 S.バーバー オペラ『アントニーとクレオパトラ』より
            “クレオパトラの死”
                            ほか

▼コンサート詳細ページはこちら
佐竹由美ソプラノリサイタル 英米歌曲シリーズVol.4「シェイクスピアの世界」 - コンサートラインアップ|東京二期会
ご予約・お問合せは、二期会チケットセンター 電話03-3796-1831へ

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『イドメネオ』キャストが贈る、フレンチとオペラのマリアージュ
7/15(火)ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会 Vol.3

神楽坂/飯田橋にある、大理石の自然な音響がすばらしい、贅沢な佇まいのフレンチ・レストラン、ラリアンス
色と芸術のマリアージュをテーマに、アートやクラシック音楽にも力を入れているレストランです。2012年には、ウィーン・フィルのメンバーがこちらで演奏を行いました。
今年から始まった二期会とのコラボレーション・ディナー「ラリアンス・オペラ・コレクション」も好評で、今月15日(火)に3回目の開催をむかえます。
今回は、メゾソプラノ小林由佳とテノール大川信之が登場!
kobayashi_yuka_201407.jpg 小林由佳  ookawa_nobuyuki_201407.jpg 大川信之
ふたりとも9月公演『イドメネオ』の本公演キャスト。小林はイドメネオ王の息子イダマンテ王子として、大川は、王の腹心アルバーチェとして出演する予定です。
ラリアンスでのステージにむけて、この季節にふさわしいテーマは何か…と考え、「情熱と哀愁のラテン」をお贈りすることにしました。
特別なディナーをどうぞお楽しみください!
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■■■ イベント情報 ■■■
 《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会 VOL.3》
■日時:2014年7月15日(火) 18:00開店
     第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
     ※ご予約はお好きなお時間で承ります
■会場:神楽坂「ラリアンス」
     (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
■コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
     ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
     ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
     ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
■出演:小林由佳(メゾソプラノ)、大川信之(テノール)、安田裕樹(ピアノ)
■予定プログラム:<情熱と哀愁のラテン>
   ラカジェ:アマポーラ
   ビゼー:『カルメン』より ハバネラ
   ガルデル:ポル・ウナ・カベサ 想いの届く日 ほか
▼詳細・ご予約・お問合せはこちらから
イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂ラリアンス
 東京都新宿区神楽坂2-11 電話:03-3269-0007

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タワーレコード・オンラインで、二期会『イドメネオ』キャンペーンがスタート!

7月4日から、タワーレコード・オンラインで、東京二期会オペラ劇場9月公演『イドメネオ』の指揮者、準・メルクル・キャンペーンがスタートしました(8月17日まで開催中)。
タワレコさんのクラシック・トップページを見ると、右上に、二期会『イドメネオ』のバナーが!
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クリックすると、キャンペーンのページへダイレクトに飛べます!
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キャンペーンの内容は、対象商品であるALTUSレーベルの準・メルクル氏のCD(12点)1点以上を含むクラシック商品を6,000円以上お買い求めいただくと、抽選で2名様を東京二期会『イドメネオ』招待します、というものです。
準・メルクル氏は、新国立劇場の『リング』公演以来、国内では久しぶりにオペラを振ることになります。オーケストラ・コンサート・ファンの方にも、こうしたきっかけでご来場いただけるのでしたら、とても嬉しいです!
合わせて買うなら、『イドメネオ』をぜひ!ということで「idomeneo」で検索いただくと、
定番中の定番、ルチアーノ・パヴァロッティがタイトルロール、バルツァ、ポップ、グルヴェローヴァ、ヌッチが共演する夢のようなウィーン国立歌劇場版1983年録音のこちら↓↓
John Pritchard/Mozart: Idomeneo - TOWER RECORDS ONLINE
または、現在の『イドメネオ』ブームの火付け役のひとりアーノンクール指揮のこちら(ボックスセット)↓↓
Nikolaus Harnoncourt/Mozart: Idomeneo / Nikolaus Harnoncourt, Mozart-Orchester des Opernhauses Zurich, etc - TOWER RECORDS ONLINE
映像では、ケント・ナガノ指揮のこちら↓↓
Kent Nagano/Mozart: Idomeneo (In Italian) - TOWER RECORDS ONLINE
などなど、興味深い商品のラインナップも充実です。予習にも、どうぞ!
※なお、現在のところ、こちらのキャンペーンは「オンライン通販」限定とのことで、タワレコ「店舗」でのご購入については対象にはなりませんので、あらかじめご注意ください。

▼『イドメネオ』公演情報ページはこちらから
2014年9月公演 W.A.モーツァルト『イドメネオ』 - 東京二期会オペラ劇場

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「二期会WEEK@2014」第3夜〈三浦環物語〉~公演直前の稽古場から

「二期会WEEK@サントリーホール2014」6月25日(水)の公演となる第3夜は、「三浦環 生誕130周年 オペラ朗読劇『ある晴れた日に…オペラ歌手三浦環物語』」。
公演迫る稽古場の様子をご紹介いたします。
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第一部、袴姿で登場する環を演じる嘉目真木子
オペラ『オルフェウス(オルフェオとエウリディーチェ)』(グルック・森鴎外訳日本語)から
<ぶらあぼ 東京MDE>さんから

明治36年(1903年)7月、上野の東京音楽学校(現在の東京藝術大学)本科2年に在籍していた、19歳の三浦 環(みうら たまき)は、日本人による最初のオペラ、グルック作曲『オルフェオとエウリディーチェ』(当時は『オルフェウス』と題した)の主役を演じます。
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第一部のクライマックス。多田羅迪夫(中央)演じる三浦政太郎と再婚した環はドイツへ渡ることを決意。
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第二部の劇中オペラ『蝶々夫人』ハイライトより
蝶々さん(大山亜紀子)とピンカートン(古橋郷平)の「愛の二重唱」
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シャープレス(多田羅・右)と蝶々さん(大山・中央)の「手紙の二重唱」
写真左はスズキを演じる(岩田真奈)
蝶々夫人のアリア「ある晴れた日に」は何度聴いても感動します。大山亜紀子、まさに蝶々さんになりきっています。
第一部で森鴎外、三浦政太郎を演じる多田羅は、第二部ではシャープレス、プッチーニにも扮して登場。和服に口髭姿からイタリア人作曲家に大変身する様子も楽しみです。
■■■ 公演情報 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2014
第3夜「三浦環 生誕130周年 オペラ朗読劇『ある晴れた日に...オペラ歌手 三浦環物語』」

芸術監督:多田羅迪夫  脚本:桜田ゆみ
【日時】2014年6月25日(水) 19:00開演(18:30開場)
【会場】サントリーホール ブルーローズ
【登場人物/キャスト】
三浦 環(第1部)/エウリディーチェ:嘉目真木子
三浦 環(第2部)/蝶々夫人:大山亜紀子
瀧 廉太郎/ピンカートン/ほか:古橋郷平
オルフェオ/スズキ/ほか:岩田真奈
森 鴎外/三浦政太郎/シャープレス/プッチーニ:多田羅迪夫
語り:桜田ゆみ
ピアノ:朴 令鈴
【演奏予定曲】
・組歌『四季』(瀧 廉太郎)より「花」
・オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』(グルック/森鴎外 訳)より
・オペラ『蝶々夫人』(プッチーニ)よりハイライト
・歌曲集『冬の旅』(シューベルト)より「菩提樹」
・カンタータ『心と口と行いと生活で』(バッハ)より「主よ、人の望みの喜びよ」
【ご来場プレゼント】
第3夜にご来場のお客様に、日本を代表する高級チョコレートメーカーのメリーチョコレートより、メリーこだわりのチョコレートとココアパウダー、生クリーム、牛乳をあわせて作り上げた食物繊維3000mg配合の「チョコレートドリンク」をプレゼントいたします。濃厚な味わいと豊かなカカオの香りが特徴です。
▼公演情報ページ、ご予約はこちらから
二期会WEEK@サントリーホール2014 - 二期会21
▼WEBぶらあぼANNEX特設ページに素敵な写真を多数掲載いただいています
稽古場レポート:第3夜〈三浦環物語〉 - WEBぶらあぼ
▼キャスト陣の公式サイト・ブログも是非ご覧ください!
MAKIKO YOSHIME OFFICIAL BLOG(嘉目真木子)
ソプラノ歌手 大山亜紀子WEBサイト
古橋郷平のホームページ
オペラ歌手 多田羅 迪夫 紹介ブログ
桜田ゆみオフィシャルサイト
お席も残り少なくなってまいりましたが、一同、ご来場をお待ち致しております。

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「二期会WEEK@サントリーホール2014」~第4夜は スペイン音楽のダイヤモンド!~

「二期会WEEK2014」6月26日(木)の第4夜は≪ビバ☆エスパーニャ!≫と題し、情熱のスペイン音楽をお届け致します。
本公演は、「二期会スペイン音楽研究会」の代表を務める塩田美奈子をはじめ、二期会屈指のスペイン音楽のエキスパートと豪華なゲストが繰り広げるスペシャルなコンサートです。
若くして二期会オペラ『椿姫』のタイトルロールでプリマとしての位置を確立し、華のある舞台姿で≪オペラ女優≫としてクラシックに留まらず、テレビやミュージカルなど様々なフィールドで活躍する塩田美奈子。
数々の賞を総なめにし、≪クリスタル・ヴォイス≫と称される彼女が近年ライフワークとして情熱を注いでいるのが、熱き魂と哀愁が混在するムシカ・エスパニョーラの世界。自ら「二期会スペイン音楽研究会」を立ち上げ、更なるスペイン音楽の発展に全力を傾ける塩田の今がブルーローズに響きます。
慶長18年、伊達政宗が支倉常長を大使とするスペインへの公式使節団、慶長遣欧使節団を派遣から400周年に当たる本年、「日本スペイン交流400周年」を記念してお贈りする注目のコンサートに是非ご来場下さい!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2014
第4夜「スペイン音楽のダイヤモンド ビバ☆エスパーニャ!」
【日時】 2014年6月26日(木) 19:00開演(18:30開場)
【会場】 サントリーホール ブルーローズ
【出演】
塩田美奈子(ソプラノ/司会)、井ノ上ひろみ(ソプラノ)、新宮由理(メゾソプラノ)、
小貫岩夫(テノール)、井ノ上了吏(テノール)、アントニオ・アロンソ(スぺイン舞踊)、
ゆう間郁子(ピアノ)、堀井義則(ギター)、平松加奈(ヴァイオリン)
【予定プログラム】 (ピアノ:ゆう間郁子)
ビゼー 『カルメン』より
 運命のテーマ~ハバネラ
アントニオ・アロンソ
新宮由理
平松加奈
イラディアル エル・アルグリート 塩田美奈子
イラディアル ラ・パロマ 井ノ上ひろみ
新宮由理
ファリャ 『7つのスペイン民謡』(全曲ギター:堀井義則)
 ムーア人の織物
 ムルシア地方のセギディージャ
 アストゥリアス地方の歌
 ホタ
 子守唄
 歌
 ポロ
 
井ノ上了吏
小貫岩夫
井ノ上ひろみ
塩田美奈子
小貫岩夫
井ノ上ひろみ
新宮由理
アルベニス サンブラ・グラナディーナ 堀井義則
ラカジェ アマポーラ 井ノ上了吏
小貫岩夫
平松加奈
ララ グラナダ 井ノ上了吏
小貫岩夫
平松加奈
バルビエリ 『王冠のダイヤモンド』より
 ボレロ
新宮由理
塩田美奈子
セラーノ 『ドン・ファン連盟』より
 “ホタ 君が好きだ”
井ノ上了吏
モレノ・トローバ 『マルツェネラ』より
 ぺテネラ
井ノ上ひろみ
ソロバーサル 『酒場の女』より
 “そんなことはありえない”
小貫岩夫
ヒメネス 『テンプラニカ』より
 グラナダ山脈
塩田美奈子
平松加奈
カバリェーロ 『ラ・アフリカーナの二重唱』より
 アンダルシアの歌
 アントネリとジュゼッピニの二重唱
 
 
新宮由理
井ノ上ひろみ
井ノ上了吏

おなじみのビゼー作曲『カルメン』から、ギターと共に時に激しく、時にしっとり歌い上げる『7つのスペイン民謡』、そして日本ではなかなか聴く機会の少ないスペインが生んだオペラ“サルスエラ”といった、魅力的なラインナップ。
WEEK2014_4_140604.jpg「リハーサルにて」
(後列左から)平松加奈、ゆう間郁子、小貫岩夫、井ノ上了吏、アントニオ・アロンソ、堀井義則
(前列左から)新宮由理、塩田美奈子、井ノ上ひろみ
そしてさらに、この夜にスペインの風を吹き込むスペシャルゲストをご紹介。
スペイン国立舞踊団で活躍し、1985年にはオペラ『カルメン』にてプラシド・ドミンゴと共演しているアントニオ・アロンソ、今回はブルーローズの舞台で『カルメン』を舞います。また、本場スペインで研鑽を積み、各地でリサイタルや講演活動を重ねている日本を代表するギタリスト、堀井義則が登場。そして2010年にカンテ(フラメンコの歌)の天才ディエゴ・カラスコ、ギタリストの故モライート・チコ、2013年にはスペインの大スター、フラメンコダンサーのアントニオ・カナーレスなどスペインの名だたる演奏家と共演し、アントニオ・アロンソ公演にも多数参加のヴァイオリニスト平松加奈と、歌い手が絶大な信頼を寄せるゆう間郁子にもご注目ください。

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「二期会WEEK2014」第5夜:オペレッタへの旅~ウィーンから新作へ~

本番まで10日を切った「二期会WEEK2014」第5夜では、連日熱のこもった稽古が続けられています。
アットホームな中にもいい緊張感のある稽古場の雰囲気は、これまで各地で数々の公演を行ってきたこのチームならでは。
week2014_5_reh01.jpg
フランスやウィーンのオペレッタからオリジナルの"コミック系""癒し系"音楽劇まで、オペレッタの旅に皆様をお連れ致します。どうぞ皆様お気軽にお越し頂き、華やかなオペレッタの世界をご堪能下さい。
「メリー・ウィドー メドレー」
(オペレッタ『メリー・ウィドー』より ダニロ:加賀清孝 ハンナ:森朋子)

「春はあけぼの」
(オリジナル音楽劇『そしてボン・ヴォヤージュ』より ソプラノ:山中敦子 メゾ・ソプラノ:北澤幸)

▼公演情報・お問合せ・ご予約はこちらから
二期会WEEK@サントリーホール2014 第5夜「オペレッタへの旅 ~ウィーンから新作へ~」 - 二期会21

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アルテリーベ東京「フレッシュ・コンサート」情報
~6/9(月) 第8回 ソプラノ全詠玉&メゾソプラノ杉山由紀

新橋にある、趣のある三角屋根のミュージックレストラン、「アルテリーベ東京」が、これからの活躍が期待される若手歌手とお客様をつなげるディナー企画「フレッシュ・コンサート」シリーズを4月よりスタートさせました!
来る、6月9日(月)の主役は、今回が初共演となるソプラノ全 詠玉(ちょん よんおぎ)とメゾソプラノ杉山由紀(すぎやま ゆき)。
2014年2月二期会『ドン・カルロ』では「天よりの声」での好演が記憶に新しい全 詠玉は、『こうもり』の“伯爵様あなたのようなお方は”や、『ジャンニ・スキッキ』の“私のお父さん”など、誰もが耳にしたことのある、オペラ・アリアの名曲を表情豊かに美しく歌いあげます。
一方、昨年二期会オペラ研修所を、最優秀賞並びに川崎静子賞を受賞し修了した杉山由紀は、抜群の安定感と包み込むような歌声で、『フィガロの結婚』の“恋とはどんなものかしら”や、『カルメン』の“ハバネラ”といった、〈ズボン役〉から〈男達を魅了するカルメン〉までを見事に歌い演じ分けます。
いずれも今後の活躍が期待され、二期会が自信をもってお勧めする若手実力派の二人。
当夜は、これらソロ曲のほかにも、『ホフマン物語』の“舟歌”や、『ラクメ』の〈花の二重唱〉など、聴き逃すことのできない贅沢なプログラムをご用意しています。
レストランは18時からオープン、ゆっくりお酒とお食事ををお楽しみいただき、19時からステージが始まります。
フレッシュアーティストが出演するこのシリーズは、ビュッフェ&飲み放題付でお一人様5,000円(チャージ込)と、リーズナブルで大満足の内容となっています。
そろそろ梅雨入りとなるこの季節。あいにくの雨や曇り空でも、アットホームな空間での歌とお食事で“最高の夜”になること間違いなしです!
alteliebe_reh_20140605.jpg (昨日(5日)行われたリハーサルから)

20140609.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
第8回 アルテリーベ東京 フレッシュコンサート
全 詠玉&杉山由紀 ジョイントコンサート

日時:2014年6月9日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,000円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:全 詠玉(ソプラノ)、杉山由紀(メゾソプラノ)、松原裕子(ピアノ)

▼ご予約は、ミュージックレストラン アルテリーベ東京(電話 03-3519-7007)へ!
全詠玉、杉山由紀フレッシュコンサート - アルテリーベ東京

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鷲尾麻衣、吉川健一 出演~5/31(土)フィリアホール Concert for KIDS開催!
さあ、人生初のコンサート・デビュー!

未就学のお子様とご家族一緒にお楽しみいただける、人気コンサートシリーズ「Concert for KIDS」が、今週土曜日(5月31日)、フィリアホールで開催されます。
華麗な演唱で魅了するソプラノの新星、鷲尾麻衣と、高い音楽性と企画力で人気のバリトン、吉川健一が、豪華な共演者とともにお贈りする、約1時間のクラシック・コンサートです。
時代を越えて世界中から愛され続けているクラシック音楽の数々を、大人にも聴き応えのある演奏でお届けします。
安心してコンサートをお楽しみいただけるよう、授乳室やおむつ交換室のご用意もございます。
ご家族一緒に、音楽のシャワーを体いっぱい浴びて下さい!
CFK_0y_4C.jpg CFK_3y_4C.jpg
■■■ 公演情報 ■■■
Concert for KIDS ~0才からのクラシック®~
Concert for KIDS ~3才からのクラシック®~

日時:2014年5月31日(土)
    11:00開演(10:30開場)【0才~】
    14:00開演(13:30開場)【3才~】
会場:青葉区民文化センター フィリアホール
    青葉台東急スクエアSouth-1本館5階(東急田園都市線青葉台駅前)
出演:鷲尾麻衣(ソプラノ)/ 吉川健一(バリトン)
    加藤直明(トロンボーン)/ 浜 まゆみ(マリンバ)/新居由佳梨(ピアノ)
曲目:【午前・午後共通】
    オペラ『魔笛』より「パ・パ・パの二重唱」(モーツァルト)
    バレエ『くるみ割り人形』より「行進曲」(チャイコフスキー)
    オペラ『セビリアの理髪師』より「私は町の何でも屋」(ロッシーニ)
    あたま・かた・ひざ・ぽん(イギリス民謡)
    道化師のギャロップ(カバレフスキー)
    シンコペーテッド・クロック(アンダーソン)
    オペレッタ『こうもり』より「侯爵様、あなたのようなお方は」(J.シュトラウス)
    やぎさんゆうびん(まど みちお:作詞/團 伊玖磨:作曲)
    森のくまさん(馬場祥弘:作詞・作曲)
    ボリヴァール(E.クック)
    テディ・トロンボーン(フィルモア)
    山の音楽家(水田詩仙:作詞/ドイツ民謡)
    トルコ行進曲(モーツァルト)
    バレエ『ガイーヌ』より「剣の舞」(ハチャトゥリアン)
    オペレッタ『メリー・ウィドウ』より「メリー・ウィドウ・ワルツ」(レハール)
     ※曲目は変更になる場合がございます。
料金:(全席指定・税込)
    【0才~】おとな(中学生以上)2,500円 こども(0才~小学生)1,500円
    【3才~】おとな(中学生以上)2,500円 こども(3才~小学生)1,500円
    ※当日券は各公演の開場時間より販売いたします
    ※小さなお子さまも1名につき1枚のチケットが必要です。
    ※おとなのみのご入場はできません。
    ※3才~の公演に関しては、3才未満のご入場はできません。

ご予約:
    イープラス http://eplus.jp
    フィリアホールチケットセンター 045-982-9999 (11:00~18:00 ※第3水曜日休館)
主催・お問い合わせ:
    Sony Music Foundation 03-5227-5233(平日10:00~18:00)
▼公演詳細はこちらをご覧ください
5月31日|SonyMusicFoundation|各公演詳細

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大ヒット上映中、映画「テルマエ・ロマエII」のオリジナル劇中音楽に、「二期会WEEK2014」第2夜に出演のテノール坂本貴輝、メゾソプラノ北村典子、バリトン坂下忠弘らが参加しています

大ヒット上映中、阿部 寛さん、上戸 彩さんが主演の映画「テルマエ・ロマエII」
古代ローマの浴場設計技師が現代日本(風呂限定)にタイムスリップして帝国の危機を救うという驚天動地のストーリーの第2作。
この映画のオリジナル劇中音楽に二期会のアーティストたちが参加しています!
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発売中のオリジナル・サウンドトラックCD【テルマエ・ロマエII/ムジカ・コレクティオン】には、テノール坂本貴輝の歌うソロが2曲、またメゾソプラノ北村典子、バリトン坂下忠弘もアンサンブル曲に参加、収録されています。
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     坂本貴輝    /    北村典子    /    坂下忠弘
この三人は6月24日(火)19時よりサントリーホール ブルーローズで開催される、「二期会WEEK@サントリーホール2014 第2夜~歌曲の世界 R・シュトラウス生誕150年によせて」に出演。その声を生でお聴きいただけるチャンスです!
当夜は、生誕150年を迎えるR.シュトラウスとともにベルリン・フィルを指揮した同時代の作曲家 山田耕筰、近衛秀麿の歌曲をお贈りします。
お座席もいよいよ残り少なくなってまいりました。どうぞお早めにお求めください!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会WEEK@サントリーホール2014
第2夜「歌曲の世界 R・シュトラウス生誕150年によせて」~ベルリンゆかりの作曲家たち~

日時:2014年6月24日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
出演:ソプラノ:薗田真木子、梅園絵美子/メゾソプラノ:北村典子/
    テノール:坂本貴輝/バリトン坂下忠弘/ピアノ:室井 摂、河野紘子
演奏予定曲:
    「献呈」「万霊節」「セレナーデ」(R.シュトラウス)
    「ちんちん千鳥」「ふなうた」(近衛秀麿)
    「からたちの花」「鐘が鳴ります」(山田耕筰)  ほか
料金:全指定席 4,500円(税込)
▼コンサートの詳細・ご予約はこちらです
二期会WEEK@サントリーホール2014|主催・制作コンサート - 二期会21

▼映画「テルマエ・ロマエII」の情報はこちら
映画『テルマエ・ロマエII』公式サイト
▼サウンドトラックの詳細
テルマエ・ロマエII ムジカ・コレクティオン - HMV ONLINE
坂本貴輝のソロは、CD1の2.「最強グラディエーター、アケボニウス」と18.「アヴェ・マリア」です。
▼坂本貴輝・公式ページはこちら
テノール歌手 坂本貴輝 オフィシャルサイト teruccio.com
▼坂下忠弘・公式ページはこちら
Tadahiro Sakashita Official Website ~坂下忠弘 オフィシャルウェブサイト~

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二期会新人によるデビューコンサート!Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」

今年度も、Hakuju Hall(白寿ホール)主催「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ~未来のスターを発掘!二期会新人によるデビューコンサート~」が、9月、11月、1月に開催されます。
この3月に二期会オペラ研修所を修了したばかり、ほやほやの歌手たちがそれぞれのスタートを切るこの一年、フレッシュなトークと歌の1時間をお送りします。
夢と希望を胸に、世界のオペラの舞台へ飛び出していく、エネルギーあふれる歌声をどうぞお楽しみに。
チケットは各回500円(全席自由・税込)。Hakuju Hallチケットセンターほかで絶賛発売中です。
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■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ
◆第4回◆
日時:2014年9月25日(木) 11:00開演(10:30開場)
出演:城 佑里(ソプラノ)、杉浦隆大(バリトン)、山口佳代(ピアノ)
演奏予定曲:
    プッチーニ『つばめ』より “ドレッタの夢”
    ベッリーニ『清教徒』より “あなたの優しい声が”
    ドニゼッティ『アルバ公爵』より “私が傲慢な悦楽の中にいた時”
    R.シュトラウス『アラベラ』より “アラベラとマンドリカ”   ほか
◆第5回◆
日時:2014年11月6日(木) 11:00開演(10:30開場)
出演:宮下あずみ(ソプラノ)、吉田 連(テノール)、湯浅加奈子(ピアノ)
演奏予定曲:
    プッチーニ『蝶々夫人』より “ある晴れた日に”
    カタラーニ『ラ・ワリー』より “さようなら、故郷の家よ”
    モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』より “恋人のやさしい息吹は”
    雁部一浩「寂しき春」    ほか
◆第6回◆
日時:2015年1月15日(木) 11:00開演(10:30開場)
出演:土屋優子(ソプラノ)、福山絵里(ソプラノ)、高木由雅(ピアノ)
演奏予定曲:
    ヴェルディ『マクベス』より “光は衰え”
    ヴェルディ『アッティラ』より “強者たちが獅子のように”
    グノー『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
    デラックァ「ヴィラネル」    ほか
主催:Hakuju Hall/株式会社 白寿生科学研究所
協賛:株式会社 ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人 東京二期会
▼詳しい公演情報、出演者プロフィール、お問合せ、ご予約はこちらから
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール

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「シンデレラコンサート」~あなたに贈る思い出の歌~

池袋の豊島区民センター文化ホールで平日のランチ前に気軽にお聴きいただける、モーニングコンサートシリーズ「シンデレラコンサート」。
6月に開催される第5弾では、ソプラノ渡邊 史がオペラアリアだけでなく、ミュージカルや映画音楽など、誰もが一度は耳にした事のある珠玉の名曲の数々をお贈りいたします。
あたたかなソプラノに包まれる、憩いのひと時をお過ごしください。
watanabe_aya_201405.jpg 渡邊 史
■■■ 公演情報 ■■■
シンデレラコンサート ~あなたに贈る思い出の歌~
日時: 2014年6月27日(金) 11:00開演(10:30開場)
会場: 豊島区民センター6F・文化ホール
    (池袋駅東口より徒歩5分)
出演: 渡邊 史(ソプラノ・わたなべ あや)、谷合千文(ピアノ・たにあい ちふみ)
曲目: ハバネラ(オペラ「カルメン」より)
    すみれの花咲く頃
    ムーン・リバー
    君を乗せて(「天空の城ラピュタ」より)
    蘇州夜曲 ほか
    (※曲目・曲順は変更となる場合がございます。)
料金:全席自由 一般 1,000円(としま未来友の会 800円)
    ※未就学児入場不可
    ※託児サービスがございます。(無料/定員あり/事前申込み制)
お申込・お問合せ:
    としまみらいチケットセンター 03-3590-5321
    8:30~21:30 (土・日・祝も営業、偶数月第3月曜日は17:00まで)
    HPからもお申し込みできます。
主催: 公益財団法人としま未来文化財団・豊島区
▼公演の詳細および、ホームページからのお問合せ・ご予約はこちら
【平成26年度6月の公演】 - 公益財団法人としま未来文化財団

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『蝶々夫人』公演プログラム アーカイブ販売中!

オペラ鑑賞のおともに公演プログラムは欠かせません。
4月公演『蝶々夫人』では、白地にアゲハ蝶の舞っている表紙のプログラム。
二期会では、終演後もプログラムをアーカイブ販売しており、ネット上でもお買い求めいただけます!
今回の『蝶々夫人』のプログラムは、自信をもっておすすめしたい保存版!ご来場されたけれどもプログラムをお買いそびれになったお客様、また残念ながら公演にはお越しいただけなかった方に、ぜひお読みいただきたい内容です。
butterfly2014_program.jpg
注目記事1.坂東玉三郎、栗山演出を語る
「ご自身もオペラ鑑賞のためにヨーロッパを訪れることもある坂東玉三郎さんは、かつて栗山昌良演出の舞台に立った経験をもつ。現在の歌舞伎ブームの火付け役ともなった稀代の名優が語る、栗山演出の真髄と思い出、オペラへの想いとは……」

注目記事2.対談・妹尾河童×栗山昌良 知られざる、あの頃のオペラ
「戦後まもなくの時代、若かりし二十代のころから日本のオペラの黎明期を切り拓いてきた二人が、時とともに変遷してきた歴史をたどりながら、輝かしくも知られざる軌跡の数々を語り合った」

注目記事3.料理評論家・山本益博が聞く ダニエーレ・ルスティオーニ、オペラへの想い
「今年31歳になる指揮者のダニエーレ・ルスティオーニは、同世代の指揮者の中でもっとも世界的に活躍する指揮者だ。今回が初来日となるルスティオーニの魅力に、大のオペラ愛好家としても知られる料理評論家の山本益博氏が迫った」

その他にも、稽古場の様子を写した写真や、過去の舞台写真が満載の「栗山昌良二期会オペラ演出史」も。「記念版」と申し上げたい記事が揃いました!

通信販売は二期会チケットセンターのチケットオーダーフォームから承ります。
ご興味をお持ちになられた方は、どうぞこちらのお申込みフォームへ!!
  ▼ ▼ ▼
二期会チケットセンター オーダーフォーム - 東京二期会
 (こちらのチケット一覧の中に掲載しています)

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神楽坂のフレンチで、ひと足お先に『イドメネオ』
瑞々しいソプラノとテノールで贈る、モーツァルト歌のフルコース

神楽坂の人気フレンチ・レストラン、ラリアンスでの特別なディナー。
二期会とのコラボレーションによる「ラリアンス・オペラ・コレクション」の第2回が、今月14日(水)に開催されます。
ラリアンスのご案内によりますと、料金はいつものディナーと同じ!
「上質なフレンチをカジュアルに楽しめる『ムニュ“神楽”コース¥8,500』と、こだわりの食材を使った本格的フレンチ『シェフ“大堀”スペシャル¥13,500』の2コースがご用意されています。
そこへ、さらに二期会本公演キャストの歌が間近でお楽しみいただける! という、「特別な一夜」なのです。
今回は、9月公演『イドメネオ』に出演するタイトルロールのテノール又吉秀樹と、イリア役に抜擢されたソプラノ経塚果林が出演します。ご用意したのは、ひと味もふた味も違う<オール・モーツァルト・コース>
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取り上げる歌曲も、アリアも、重唱も、優雅なだけでなく、ドラマティックで、人間的な息づかいが表現された、素晴らしい作品ばかりです。料理の美味しさがより引き立つように、歌も一生懸命仕込んできました。
特に、最後にお贈りする二重唱は、イリアとイダマンテが、憎しみ合う国と国を超えて結ばれる、美しくも力強い愛の二重唱。結婚式場としても人気の高いラリアンスならではの幸せの演出をどうぞお楽しみください。
音響も、まるでヨーロッパの教会のように澄み切った自然な残響が魅力です。

operacllection2.jpg 《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会 VOL.2》
■日時:2014年5月14日(水) 18:00開店
     第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
■会場:神楽坂「ラリアンス」
     (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
■コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
   ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
   ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
■出演:経塚果林(ソプラノ)、又吉秀樹(テノール)、湯浅加奈子(ピアノ)
■予定プログラム:<オール・モーツァルト・プログラム>
   「すみれ」
   「クローエに」
   「ルイーゼが不実な手紙を焼いたとき」
   『ドン・ジョヴァンニ』より「行って、むごい人!」
   『イドメネオ』より
    イリア「お父さま、お兄さま、さようなら」(第1幕より)
    イドメネオ「海神はまた私を脅かす」(第1幕より)
    イリア・イダマンテ「この愛はいつまでも」(第3幕より)

▼イベント詳細・ご予約は「ラリアンス」のサイトをご覧ください
第2回 ラリアンス・オペラ・コレクション ― with 二期会 ―|イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂ラリアンス
▼二期会『イドメネオ』公演情報はこちら
2014年9月公演 W.A.モーツァルト『イドメネオ』 - 東京二期会オペラ劇場

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今年の母の日の贈り物は素敵なコンサートはいかがでしょう
リリア音楽ホールで聴く 樋口達哉 母の日に贈る歌

5月11日(日)は母の日。
お母様への贈り物は「モノ」ではなく、心に深く思い出として残る素敵なコンサートはいかがでしょう。
テノール樋口達哉が、ゲストにソプラノ嘉目真木子を迎え、日本の歌からオペラ・アリアまで母にちなんだプログラムでお届け致します。
川口市は都内からでも近いんですよ。遠方のご家族を想いながら聴くのもいいですね。
5月11日はどうぞ川口リリア音楽ホールにお越しください。
higuchi_tatsuya_201405.jpg きゅぽらんと一緒に ^ ^
■■■ 公演情報 ■■■
リリア音楽ホールで聴く 樋口達哉(テノール)母の日に贈る歌
日時:2014年5月11日(日) 15:00開演(14:30開場)
会場:川口リリアホール 音楽ホール
    (JR京浜東北線・川口駅 西口正面 徒歩1分)
出演:樋口達哉(テノール)/嘉目真木子(ソプラノ)/金井 信(ピアノ)
   
予定プログラム:
    ・この道
    ・かあさんの歌
    ・我が母の教えたまいし歌
    ・歌劇『カルメン』第1幕より “ホセとミカエラの二重唱”  ほか
      ※曲目等は都合により変更となる場合がございます。
料金:全席指定:3,000円/カーネーションシート(2枚セット券):5,000円
お申込み・お問合せ:
    リリア・チケットセンター 048-254-9900 (10:00~19:00)
主催:公益財団法人川口リリア総合文化センター・リリア
当日は、リリア2階アトリウムに「母の日記念撮影コーナー」が設置されます。
さらに川口市マスコットの『きゅぽらん』も来館。一緒に写真を撮りましょう!
◆母の日記念撮影コーナー:2014年 5/11(日)13:00~18:00
 (きゅぽらん来館時間 13:30~14:45) ※カメラはご持参下さい。
▼コンサート詳細ページから樋口達哉のメッセージムービーがご覧いただけます!
リリア音楽ホールで聴く 樋口達哉(テノール) 母の日に贈る歌 - 川口総合文化センター リリア
母の日は家族で写真を撮ろう!! - 川口総合文化センター リリア

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May J.さんと一夜限りの「ポップスとクラシックのコラボ」。リハーサル風景から…

先日も、当ブログでお知らせいたしましたが、ディズニー映画「アナと雪の女王」の日本版主題歌で話題のMay J.さんと、オペラ界を代表する二人のバリトン、大島幾雄と黒田 博との夢共演「歌姫May J. と 二大男声オペラ with N響トップメンバー」が、いよいよ5月8日(木)、サントリーホールで開催されます。
このたび、そのリハーサルが都内、某スタジオにて行われました。
今日はそのリハーサル風景の写真が届きましたので、少しご紹介します!
0501-1.jpg May J.さん
0501-2.jpg 黒田 博
0501-6.jpg デュエットの合わせでしょうか…?
0501-7.jpg 弦楽アンサンブルが歌手を囲むような配置で
一夜限りの「ポップスとクラシックのコラボレーション」を、どうぞお聴き逃しなく!!
■■■ 公演情報 ■■■
日時:2014年5月8日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール
出演:May J./ 大島幾雄(バリトン) / 黒田 博(バリトン)
   NHK交響楽団メンバーによるクインテット
   杉並児童合唱団
主な曲目:
   May J.「Believe」(作曲:杉本竜一)
   大島幾雄 歌劇『椿姫』より「プロヴァンスの海と陸」(作曲:G.ヴェルディ)
   黒田 博 歌劇『カルメン』より「闘牛士の歌」(作曲:G.ビゼー)   ほか
   ※曲目等は都合により変更となる場合がございます。
料金(税込):
   スペシャルシート:6,800円
   一般指定席:5,500円
   P席:3,500円
    ※未就学児童入場の入場はご遠慮ください。
    ※P席はステージ背面席です。
ご予約:
   サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 窓口購入可
   チケットぴあ http://t.pia.jp/ 0570-02-9999(Pコード:229-520) PC座席選択可
   イープラス http://eplus.jp/ PC座席選択可・ファミリーマートでも購入可
   ローソンチケット http://l-tike.com/ 0570-000-407(Lコード:34999)
主催:株式会社 セリテクラージュ / 株式会社 祥プランニング・オフィス
後援:毎日新聞社
お問合せ:株式会社 テンポプリモ 03-5810-7772(平日10:00~18:00)
  公演チラシ(JPEG)

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ゴールデンウィークに爽やかな歌声とディナーをどうぞ!

新橋にある、趣のある三角屋根のレストラン、アルテリーベTOKYOでは、二期会の若手歌手のステージをシリーズでご紹介しています。
alteliebetokyo_20140414_01.JPG エントランスの三角屋根
5月5日(月・祝)には、美しき歌姫、高橋 維(たかはし ゆい)と、前里亜夕美(まえさと あゆみ)が出演。
高橋 維は、昨年3月に二期会オペラ研修所を修了し、Hakuju Hall「二期会モーニングDiva Divo」シリーズの第1回を飾った実力派。修了公演では、リヒャルト・シュトラウスのウィーンの香り高いオペラ『ばらの騎士』のゾフィーを歌い、優秀賞を獲得しました。
今回は、同じリヒャルト・シュトラウスの劇中劇オペラ『ナクソス島のアリアドネ』から、魅力を放つヒロイン、女優のツェルビネッタのアリアを歌います。
前里亜夕美は、2012年に修了、その年の東京二期会オペラ劇場7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』のネッダ役のアンダースタディーを務めました。しっとりとした、ビロードのような声の持ち主。表現力や演技力も高く評価されています。
コンサートは、前里のグノー作曲『ロメオとジュリエット』からジュリエットのアリアで華やかに幕開け。
今回、初共演となる二人のメンデルスゾーン「6つの歌曲」やモーツァルトのオペラからの二重唱も、楽しみなプログラムです。
140505alteliebeflesh.jpg ←コンサートページ(アルテリーベTOKYOのサイト)にリンクします。
レストランは18時からオープン、ゆっくりとお食事ををお楽しみいただき、19時からステージが始まります。
フレッシュアーティストが出演するこのシリーズは、おひとり5,000円(チャージ込/ビュッフェ&フリードリンク)と、リーズナブルにお楽しみいただけるのも特徴。
ゴールデンウィークの半ば、都内でお過ごしでしたら、アットホームな空間で、歌とお食事の夜も素敵ですよ。
alteliebetokyo_20140414_02.JPG
シリーズ前回、4月14日に開催された「金子 響、三井清夏デュオリサイタル」から
ご予約は、ミュージック・レストラン アルテリーベTOKYOへ!
電話番号 03-3519-7007
▼詳細・お問合せはこちらから
ミュージックレストラン アルテリーベ東京

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4月公演《二期会名作オペラ祭》G.プッチーニ『蝶々夫人』公演当日のごあんない

いよいよ明日、4月23日(水)から東京文化会館 大ホールにて、東京二期会オペラ劇場《二期会名作オペラ祭》G.プッチーニ作曲『蝶々夫人』が開幕します!
今回は、イタリア・オペラ界のプリンス、ダニエーレ・ルスティオーニの流麗かつ情熱的な指揮、日本オペラ演出の重鎮、栗山昌良芸術の集大成と言える美しさを誇る舞台、それらの高い要求にも更なる表現で応えるキャストとコーラス、雄弁にドラマを語る東京都交響楽団の演奏と、大注目の公演です。
本公演のタイムテーブル、当日券など当日の情報をこちらにご案内致します。

東京二期会オペラ劇場 2014年4月公演
《二期会名作オペラ祭》G.プッチーニ作曲 オペラ『蝶々夫人』 (全3幕)
<日本語字幕付原語上演>
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ/演出:栗山昌良
当日券と公演タイムテーブルのご案内
4月23日(水)
4月24日(木)
4月26日(土)
4月27日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S僅少,A,B,C
S僅少,A,B,C
当日券販売開始
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約50分
休憩予定時刻
19:20~19:45
14:50~15:15
14:50~15:15
14:50~15:15
第2・3幕
約80分
終演予定
21:05
16:35
16:35
16:35
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください。(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2014年4月公演 『蝶々夫人』- 東京二期会オペラ劇場

▼現在掲載されている、公演関連のWEB記事も是非ご覧ください。
東京二期会オペラ「蝶々夫人」 日本の伝統美あふれる舞台にイタリアの新鋭が登場 - MSN産経ニュース
『蝶々夫人』の美しき国に若きイタリアのマエストロあらわる - CREA WEB(クレア ウェブ)

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この有り得ないコラボが凄い!歌姫MayJ.と二大男声オペラ with N響トップメンバー

ディズニー映画「アナと雪の女王」の日本版主題歌でも話題のMay J.と、アジアを代表する2大バリトンの競演。魂を揺さぶる美声で誰をも魅了する大島幾雄。スタイリッシュで端正な音楽と華のある舞台姿が人気の黒田 博、そして、N響トップメンバーによるクインテットと、杉並児童合唱団も強力バックアップする豪華コラボレーションの一夜だけの演奏会をお見逃しなく!
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左から、May J./大島幾雄(バリトン)/黒田 博(バリトン)
■■■ 公演情報 ■■■
日時:2014年5月8日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール
出演:May J./ 大島幾雄(バリトン) / 黒田 博(バリトン)
   NHK交響楽団メンバーによるクインテット
   杉並児童合唱団
主な曲目:
   May J.「Believe」(作曲:杉本竜一)
   大島幾雄 歌劇『椿姫』より「プロヴァンスの海と陸」(作曲:G.ヴェルディ)
   黒田 博 歌劇『カルメン』より「闘牛士の歌」(作曲:G.ビゼー)   ほか
   ※曲目等は都合により変更となる場合がございます。
料金(税込):
   スペシャルシート:6,800円
   一般指定席:5,500円
   P席:3,500円
    ※未就学児童入場の入場はご遠慮ください。
    ※P席はステージ背面席です。
ご予約:
   サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 窓口購入可
   チケットぴあ http://t.pia.jp/ 0570-02-9999(Pコード:229-520) PC座席選択可
   イープラス http://eplus.jp/ PC座席選択可・ファミリーマートでも購入可
   ローソンチケット http://l-tike.com/ 0570-000-407(Lコード:34999)
主催:株式会社 セリテクラージュ / 株式会社 祥プランニング・オフィス
後援:毎日新聞社
お問合せ:株式会社 テンポプリモ 03-5810-7772(平日10:00~18:00)
  公演チラシ(JPEG)

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『蝶々夫人』指揮・ルスティオーニ初来日! 九州での演奏会も大成功!!

いよいよ間近に迫った、東京二期会オペラ劇場公演『蝶々夫人』。
指揮者のダニエーレ・ルスティオーニが先日、初来日を果たしました。さっそく日本の人々の歩く速さに驚いたとのこと。しかし、本人も休む間もなく、取材にリハーサルにと大忙しの毎日です。
二期会キャストと初顔合わせとなったリハーサルでは、指揮台から飛びおり、歌手に近寄って、プッチーニの音楽を引き出しました。
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1983年生まれの30歳。(明日、4月18日に31歳の誕生日を迎えます!)
2011年ロンドンのロイヤル・オペラほか、2010年から3年連続でミラノ・スカラ座に登場。国際オペラアワード2013最優秀新人賞を受賞したイタリアからの彗星のごとき俊才は、『蝶々夫人』公演を前に、九州は福岡で、日本デビューを飾りました。13日(日)アクロス福岡で開催された九州交響楽団。ルスティオーニは、プッチーニ『マノン・レスコー』の「間奏曲」と、ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」、そして、ムソグルスキー(ラヴェル編曲)「展覧会の絵」の3曲を指揮しました。九州交響楽団の方からは、「大成功!お客様がいつもの3倍喜んで下さった」と大喜びの声を聞いています。
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(写真提供:九州交響楽団)
九州から再び東京に戻ると、今度は東京都交響楽団とのオーケストラリハーサル。そして、いよいよ東京文化会館での舞台稽古が始まります。
栗山芸術の集大成である舞台と、若きマエストロが導く音楽。今シーズン最高の『蝶々夫人』は、ぜひ〈二期会名作オペラ祭〉で!
▼ルスティオーニのインタビュームービーもご覧ください!

▼公演期間は4月23〜27日! 公演の情報はこちらから
2014年4月公演《二期会名作オペラ祭》G.プッチーニ作曲『蝶々夫人』 - 東京二期会

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2014年4月公演『蝶々夫人』 主役二人のメッセージ ~2013年5月の記者会見から~

4月公演『蝶々夫人』では、本舞台を想定した「立ち稽古」が始まりました!
連日、緊張感と熱気に包まれた稽古が続いています。
去る2013年5月8日、外国人特派員協会で開いた「2014/15オペラ・シーズン・ラインナップ記者会見」に『蝶々夫人』の主役二人、腰越満美と樋口達哉が登壇していました。本公演を前に、あらためてそのときの二人のコメントをお伝えいたします。

ciocio2.jpg 樋口達哉 「栗山先生の美に対する意識」
私は、2009年の二期会『蝶々夫人』で栗山昌良にご指導をいただきました。そのときに強く感じたことは、栗山先生の美に対する意識です。舞台の上の立ち振る舞いですとか、細かい手の動きや所作のひとつひとつにいたるまで、先生から直に教えていただけたのでした。また今回も、前回のような経験ができるかと思うと今からとても楽しみです!
ciocio1.jpg 腰越満美 「機は熟して、納得のいく蝶々夫人を」
二期会では『蝶々夫人』は2003年に栗山昌良先生の演出で初めて歌わせていただきました。学生時代から、プッチーニの作品は大好きだったので、20歳代の頃は、あなたの声には重すぎる、と言われながらも勉強だけはしていました。でも、イタリアに留学したときに、あちらの先生に言われたのは、「プッチーニはあなたが40歳になるまで歌ってはいけない」と。それから、いったんプッチーニを私は封印しなければなりませんでした。
2003年に蝶々夫人の役をいただいたのですが、やはりイタリアの先生のおっしゃったとおり、機が熟していなかった、というか自分の納得できる歌が歌えませんでした。
それから10年がたちまして、亡くなられた先生にもお許しいただける歳になりましたので(笑)、今度こそ、自分も納得いくし、お客様にもご満足いただけるような蝶々さんを歌えたら、と思っています。

満を持して出演の腰越の出演日は、23日(水)、26日(土)。樋口は24日(木)、27日(日)に出演します!
栗山昌良演出の決定版、ぜひ東京文化会館へ!
▼公演詳細ページはこちら
2014年4月公演G.プッチーニ作曲『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場

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彌勒忠史演出による銀座オペラ『イル・トロヴァトーレ』

カウンターテナーの彌勒忠史が演出する、銀座オペラ『イル・トロヴァトーレ』ハイライトが、いよいよ4月9日・10日に上演されます。
銀座・ヤマハホールで上演される“銀座オペラ”第3弾は、生き別れた兄弟を巡る運命と愛憎のドラマ、ヴェルディ作曲『イル・トロヴァトーレ』です。バリトンの与那城敬もルーナ伯爵役で出演。ヴェルディ珠玉の音楽が描き出す世界を情感豊かに表現します。
デジタリリカ(*)など、オペラとエレクトーンの可能性を提唱してきた彌勒忠史演出により、ヴェルディの名作『イル・トロヴァトーレ』が現代によみがえります。歌い手の息遣いまでも感じとれる、ステージと客席が一体となったような空間で、重厚かつ繊細なオーケストレーションに包まれた新鮮なオペラ体験はいかがでしょうか。
(*)…「デジタリリカ(Digitalyrica)」とは「Digital(デジタル)」と「Lyrica(リリカ:イタリア語でオペラの意を持つ)」を合わせた造語。電子楽器エレクトーンのスペックを最大限に活かし、オペラと融合した注目のコラボレーション。
▼インタビュームービー
彌勒忠史「オペラの世界におけるエレクトーン活躍の可能性」 - ヤマハ株式会社
▼シリーズの前身となる『トスカ』ハイライト公演より(YouTube)

トスカ:小川里美/カヴァラドッシ:高田正人/スカルピア:与那城 敬/
演出・ナビゲーター:彌勒忠史/2012年9月13日 ヤマハホール

■■■公演情報■■■
~銀座オペラvol.3~『イル・トロヴァトーレ』ハイライト
日時:2014年4月9日(水)・10日(木) 両日共19:00開演(18:30開場)
会場:ヤマハホール(ヤマハ銀座ビル7F)
出演:
  小川里美(レオノーラ)、鳥木弥生(アズチェーナ)、
  笛田博昭(マンリーコ)、与那城 敬(ルーナ伯爵)、
  清水のりこ(エレクトーン)、彌勒忠史(演出・ナビゲーター)
▼公演詳細ページはこちら
銀座オペラVol.3 「イル・トロヴァトーレ」 ハイライト - ヤマハ銀座ビル
お問い合わせ:
  ヤマハ銀座ビルインフォメーション
  TEL:03-3572-3171(11:00-19:30 第2火曜定休)
ご予約:
  チケットぴあ(Pコード:224-340) TEL:0570-02-9999
  ▼ネット予約ページ
  ・銀座オペラVol.3「イル・トロバトーレ」ハイライト - チケットぴあ

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4月3日(木)、丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサートにテノール坂本貴輝出演!

昨年二期会公演『ホフマン物語』でも活躍、本年6月サントリーホール ブルーローズにて開催される、二期会WEEK第2夜「歌曲の世界 R・シュトラウス生誕150年によせて~ベルリンゆかりの作曲家たち~」に出演するテノールの坂本貴輝が、4月3日(木)に開催される「丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサート」に登場!
sakamoto_takateru201403.jpg 坂本貴輝
二期会WEEKをちょっぴり先取りした曲、オペラ・アリア、ミュージカル・ナンバーなどバラエティに富んだプログラムでお贈りします。
麗らかな早春のひととき、爽やかなテノールの歌声をお楽しみください!
■■■公演情報■■■
丸の内トラストシティ ランチタイムコンサート
日時:2014年4月3日(木)12:10開演 (13:00終演予定)
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fロビー
料金:無料、ロビースペースに座席あり(数に限りがあります)
出演:坂本貴輝(テノール)、宮崎香織(ピアノ)
演奏予定曲目:
 1.さくら横ちょう(中田喜直/詩:加藤周一)
 2.初恋(越谷達之助/詩:石川啄木)
 3.からたちの花(山田耕筰/詩:北原白秋)
 4.君は僕の心の冠(R.シュトラウス/詩:F.ダーン)
 5.幻想曲・さくらさくら(平井康三郎) ★Pfソロ
 6.愛の小径(F.プーランク)
 7.『アルルの女』よりフェデリーコの嘆き(ありふれた話)(F.チレア)
 8.チャールダーシュ(V.モンティ) ★Pfソロ
 9.『オペラ座の怪人』よりTHE MUSIC OF THE NIGHT(A.ロイド=ウェバー)
 10.ビー・マイ・ラヴ(N.ブロドスキー)
▼お問合せはこちら
丸の内トラストシティ/演奏スケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社

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与那城 敬、銀座オペラ『イル・トロヴァトーレ』出演!

バリトンの与那城 敬が、銀座中央通りを見下ろす瀟洒なヤマハホールで4月9・10日に上演される、銀座オペラ『イル・トロヴァトーレ』ハイライトに、ルーナ伯爵役で出演いたします。
“銀座オペラ”は、豊かな響きを誇るヤマハホールの贅沢な空間で、最先端の電子楽器エレクトーンの壮大なオーケストラサウンドと、オペラ界のトップスターたちによる迫力ある歌声が融合。オペラの凝縮されたエッセンスを味わえるオペラ・シリーズです。
そのシリーズ第3弾は、生き別れた兄弟を巡る運命と愛憎のドラマ、ヴェルディ作曲『イル・トロヴァトーレ』。
演出はカウンターテナーの彌勒忠史。ヴェルディ珠玉の音楽が描き出す世界を情感豊かに表現します。
歌い手の息遣いまでも感じとれる、ステージと客席が一体となったような空間で、重厚かつ繊細なオーケストレーションに包まれた新鮮なオペラ体験はいかがでしょうか。名作『イル・トロヴァトーレ』ハイライトをお楽しみください。
yonashiro_kei201403.jpg 与那城 敬 Photo by Kei Uesugi
■■■公演情報■■■
~銀座オペラvol.3~『イル・トロヴァトーレ』ハイライト
日時:2014年4月9日(水)・10日(木) 両日共19:00開演(18:30開場)
会場:ヤマハホール(ヤマハ銀座ビル7F)
出演:
  小川里美(レオノーラ)、鳥木弥生(アズチェーナ)、
  笛田博昭(マンリーコ)、与那城 敬(ルーナ伯爵)、
  清水のりこ(エレクトーン)、彌勒忠史(演出)
▼公演詳細ページはこちら
銀座オペラVol.3 「イル・トロヴァトーレ」 ハイライト - ヤマハ銀座ビル
お問い合わせ:
  ヤマハ銀座ビルインフォメーション
  TEL:03-3572-3171(11:00-19:30 第2火曜定休)
ご予約:
  チケットぴあ(Pコード:224-340) TEL:0570-02-9999
  ▼ネット予約ページ
  ・銀座オペラVol.3「イル・トロバトーレ」ハイライト - チケットぴあ

▼インタビュームービー
与那城 敬「歌手にとってのエレクトーン奏者の存在」 - ヤマハ株式会社
▼シリーズの前身となる『トスカ』ハイライト公演より(YouTube)

トスカ:小川里美/カヴァラドッシ:高田正人/スカルピア:与那城 敬/
演出・ナビゲーター:彌勒忠史/2012年9月13日 ヤマハホール

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二期会オペラの先取りにピッタリ!
「二期会オペラ講座」次回開催迫る~演奏予定曲を掲載しました

青島広志氏の軽妙なトークと、実力派歌手の出演で毎回好評いただいている「二期会オペラ講座」。
今回は「ご存知でないモーツァルト ご存知ですかギリシア神話」と題し、9月二期会公演となる『イドメネオ』をテーマの中心に取り上げてお送りします。
ご存知の通り、オペラの成立は、古代ギリシャ演劇の復興を目指して起こり、その初期は特にギリシャ悲劇を模範に発展、後に「オペラ・セリア」と呼ばれていきます。その「オペラ・セリア」の中でも1、2を争う名作とされるのが、W.A.モーツァルト作曲の『イドメネオ』です!
今回、9月の公演でタイトルロールとして二期会オペラデビューとなる又吉秀樹、イリアに抜擢された経塚果林、また4月公演プッチーニ『蝶々夫人』からスズキの永井和子、シャープレスの泉 良平が出演。
本年の二期会オペラ出演者の声を一足先にお聞きいただける絶好の機会ですので、3月22日(土)はイイノホールへ是非お越しください!
■■■公演情報■■■
《二期会オペラ講座》新々ブルーアイランド音楽事典
『大作曲家による究極のオペラ縦断シリーズ』(17)・通算第36回
「ご存知でないモーツァルト ご存知ですかギリシア神話」
日時:2014年3月22日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:イイノホール
参加費:全席自由・税込 4,000円(愛好会会員割引あり)
出演:

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お話とピアノ
青島広志
(c)Gakken Pub.
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ソプラノ
経塚果林
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メゾソプラノ
永井和子
matayoshi_hideki201403.jpgテノール
又吉秀樹
izumi_ryohei201403.jpgバリトン
泉 良平

主な演奏予定曲:
 モーツァルト作曲『イドメネオ』より
  ・No.1 「お父様、兄弟たち、さようなら!」(経塚)
  ・No.2 「私の罪ではない」(永井)
  ・No.6 「私はこの身のまわりに」(又吉)
  ・No.7 「愛する父を」(永井)
  ・No.12 「海からは逃れたのに」(又吉)
  ・No.20a 「この言葉を聞いて、もし私が死なないとしたら」(経塚&永井)
  ・No.28c 「愛が勝利したのだ」(泉)
 モンテヴェルディ作曲『オルフェオ』より“音楽の精のプロローグ”(出演者全員)
 シェーンベルク作曲「ブレットル歌曲集」より“ガラテア”(永井)
 ドニゼッティ作曲『愛の妙薬』より“昔パリスがしたように”(泉)
                                ほか
▼公演情報ページ・チケットのご予約はこちらから
二期会オペラ講座のご案内 - オペラを楽しむ|東京二期会
▼こちらから又吉と経塚のインタビュー記事がご覧いただけます
『イドメネオ』キャストインタビュー 与儀 巧・又吉秀樹 - オペラを楽しむ|東京二期会
経塚果林のほっこりアート時間 - オペラを楽しむ|東京二期会

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3/13(木)「明日を担う音楽家による特別演奏会」に二期会アーティスト4名出演

3月13日(木)は19時から東京オペラシティ・コンサートホールにて、才能あふれる若きオペラ歌手たちのガラコンサート!
文化庁の新進芸術家在外研修制度でイタリアやオーストリアなどで研鑽を積み、帰国したトップクラスの歌手が、研修地で学んだ入魂の一曲を披露します。
二期会からは、ローマで学んだソプラノ大西ゆか、フィレンツェから帰国したばかりのソプラノ嘉目真木子、パルマで得意のロッシーニのレパートリーを鍛え直したメゾソプラノ小泉詠子、そしてベルリンにてドイツオペラを中心に学んだ新入会のメゾソプラノ塩崎めぐみ(3月入会内定)の4人が出演。

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大西ゆか
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嘉目真木子
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小泉詠子
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塩崎めぐみ

同世代の仲間とはいえ、お互いは最大のライバル同士。それぞれのアリアとともに、火花と絆が交錯する重唱曲にも、どうぞご期待ください!
■■■公演情報■■■
文化庁委託事業「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
新進芸術家海外研修制度の成果
明日を担う音楽家による特別演奏会
日時:2014年3月13日(木) 19:00開演 (18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール(京王新線初台駅東口徒歩5分)
出演:(ソプラノ)大西ゆか、佐藤康子、嘉目真木子
   (メゾソプラノ)小泉詠子、塩崎めぐみ
   (テノール)城 宏憲、笛田博昭
   (バリトン)駒田敏章、高橋洋介、山田大智
指揮:大勝秀也
管弦楽:東京交響楽団
チケットご予約・お問合せ:チケットスペース 03-3234-9999
▼コンサートの概要はこちら
明日を担う音楽家による特別演奏会 - 東京二期会
▼全出演者のメッセージはこちら!
「明日を担う音楽家による特別演奏会」出演者コメント&プロフィール - チケットスペース
◎新進芸術家海外研修制度
文化庁では、将来我が国を担う芸術家を養成するため、昭和42年度から若手芸術家を海外に派遣し、研修の機会を提供する「新進芸術家海外研修制度」を実施しています。これまでに派遣された芸術家は3,000人を超え、現在の我が国芸術界の中核的な存在として国内外で活躍しています。

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望月哲也 Wanderer Vol.5~世紀末以降のウィーンに寄せて~

昨年はマスネ『ウェルテル』を取り上げ、オペラの世界をお届けした望月哲也 Wandererですが、今年は初心に帰ってオーストリア・ウィーンに縁のある作曲家の作品を取り上げます。
つい先日ウィーンでの合宿を終え、帰国した望月と河原さんによるリハーサルも佳境を迎え、本日はホールをお借りしてのリハーサル。ロマンティックな音楽が響き渡っています。
残席はわずかですので、まだお求めでない方は是非お買い求め下さい。
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■■■公演情報■■■
望月哲也 Wanderer Vol.5 
~世紀末以後のウィーンに寄せて~

日時:2014年3月6日(木) 19:00開演
会場:王子ホール(銀座)
出演:望月哲也(テノール)、河原忠之(ピアノ)
<プログラム>
マーラー:
 春の朝/想いで/セレナーデ/自尊心(または《うぬぼれ》)    
ツェムリンスキー:
 歌曲集 第1集 Op.2 より 〜 聖なる夜/夜のささやき/真夜中に/街のはずれで
シェーンベルク:
 4つの歌曲 Op.2 〜 期待/あなたの金の櫛を私に/高揚/森の太陽
ヨーゼフ・マルクス:
 5月の花/マリアの歌/愛はあなたに触れる      
ベルク:
 初期の7つの歌
   〜 夜/葦の歌/夜鳴きうぐいす/夢にみた栄光/部屋で/愛の賛歌/夏の日
コルンゴルト:
 12の歌 Op.5より 〜 少女/夕べの風景/山より/森の孤独/歌う気持ち

▼公演詳細・ご予約・お問合せはこちらから
望月哲也 Wanderer Vol.5 2014.03.06 19:00 - 銀座 王子ホール

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上原正敏presents「大人の娯楽、オペラって何?」

絶品!歌のフルコース!!
~難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく~
歌手が命を懸けて目指すたったひとつの音とは?
心の叫び「アリア」、音で紡ぐ「会話」、高音で驚かせ、低音であやしくささやく。
歌手が挑む、声という楽器の果てなき挑戦の旅へ、どうぞご一緒に!!
企画・司会進行は上原正敏!
「おとなの娯楽とはよく言うけれど、そもそもオペラって一体どういうもの?」
アリア、重唱、ズボン役…オペラの稽古場では当たり前のように飛び交う言葉
そしてオペラ公演では常識とされる様々な慣習。
これらの成り立ちにはどんな歴史があるのか。
言語学・人間学・史学など様々な視点から、上原正敏がユーモアたっぷりに
あなたの「オペラってそもそも何?」にお答えします!
mikado_haruyo201402.jpg 見角悠代  uehara_masatoshi201202.jpg 上原正敏
■■■公演情報■■■
上原正敏presents「大人の娯楽、オペラって何?」
日時:2014年2月22日(土) 18:00開演
会場:かめあり リリオホール
出演:見角悠代(ソプラノ)、上原正敏(テノール) ほか
曲目:オペラ『魔笛』より“復讐の心は炎のように燃え”
   オペラ『ホフマン物語』より“舟歌(二重唱)”
   オペラ『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ” ほか
   ※都合により曲目が変更となる場合がございます
▼公演詳細、お問合せはこちら
大人の娯楽、オペラって何? - かめあり リリオホール

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2月公演 G.ヴェルディ 『ドン・カルロ』 公演タイムテーブルと当日券のご案内

いよいよ明日、2月19日(水)から東京文化会館 大ホールにて、<ドイツ・フランクフルト歌劇場との提携公演>東京二期会オペラ劇場G.ヴェルディ作曲『ドン・カルロ』が開幕します!
こちらに公演タイムテーブル、当日券についてご案内致します。

2014都民芸術フェスティバル 参加公演
<ドイツ・フランクフルト歌劇場との提携公演>東京二期会オペラ劇場 2014年2月公演
G.ヴェルディ作曲 オペラ『ドン・カルロ』 (イタリア語・5幕版)
<日本語字幕付原語上演>
指揮:ガブリエーレ・フェッロ/演出:デイヴィッド・マクヴィカー
当日券と公演タイムテーブルのご案内
2月19日(水)
2月20日(木)
2月22日(土)
2月23日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B
S,A,B
S,A,B
当日券販売開始
17:00~
12:30~
11:30~
11:30~
開場
17:30
13:00
12:00
12:00
開演
18:30
14:00
13:00
13:00
第1・2・3幕
約120分
休憩予定時刻
20:30~20:55
16:00~16:25
15:00~15:25
15:00~15:25
第4・5幕
約80分
終演予定
22:15
17:45
16:45
16:45
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください。(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2014年2月公演 『ドン・カルロ』- 東京二期会オペラ劇場

MSN産経ニュースに『ドン・カルロ』公演の紹介記事が掲載されました。是非ご覧ください。
 ↓↓↓こちら↓↓↓
愛する人が父王に嫁ぐ悲劇 東京二期会がベルディ「ドン・カルロ」上演 - MSN産経ニュース

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テノール高田正人がNHK-FM「ラジオ深夜便」に出演します。

今夜(2月17日深夜<18日未明>)、テノール高田正人が、NHK-FM「ラジオ深夜便」に解説役として出演致します。
パヴァロッティやドミンゴによるテノールアリアの名曲を、高田によるオペラ歌手ならではの視点で語る楽しい解説でお楽しみください。
◆◆◆放送予定◆◆◆
NHK-FM「ラジオ深夜便」
〈クラシックへの誘い〉:名作オペラ/アリアの調べ

日時:2014年2月17日(月)深夜(18日(火)未明) 午前2:10ごろから
出演:遠藤ふき子(アンカー)、高田正人(二期会)
放送予定曲:
   『トスカ』から「星は光りぬ」
   『トゥーランドット』から「誰も寝てはならぬ」  ほか
▼詳しい番組情報はNHKのWebサイトをご覧ください。
ラジオ深夜便 - NHKオンライン
 ※当夜について「ラジオ第1」での放送はありませんので、ご注意ください
7_takada.jpg
高田正人は今年の「二期会WEEK@サントリーホール」に2公演出演!
コチラも注目です!
■■■公演情報■■■
二期会WEEK@サントリーホール2014
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
 第1夜「The JADE★クラシック」
 日時:2014年6月23日(月) 19:00開演
 第7日「二期会マイスタージンガー『歌の花束コンサート』」
 日時:2014年6月29日(日) 14:30開演
▼詳しくはこちらをご覧ください
二期会WEEK@サントリーホール2014 - 二期会21

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ビルボード・ヴィーナスクラシック「幸田浩子ソプラノ・リサイタル2014」、開催迫る!

幸田浩子が話題のアルバム「ふるさと~日本のうた~」を中心に選曲した作品と、生誕150年を記念したR.シュトラウスの名曲をお贈りする、珠玉のプログラムによるリサイタル。
2014年、春の訪れとともに、幸田浩子の輝く歌声がしらかわホールと紀尾井ホールの音楽空間に響きます。

kouda_hiroko201402.jpg 【リサイタルに寄せて】
今回のリサイタルでは、前半に、歌うたびに優しいエネルギーが満ちていく、大切に歌い継がれてきた、そしてこれからも歌い継いでいきたい日本のうたを、そして後半には生誕150年の年、その豊かな色彩感と奥行きにいつも新たな発見と喜びを与えてくれる、リヒャルト・シュトラウスの歌曲をプログラミングいたしました。
皆さまに楽しんでいただけますよう、共演のピアニスト藤満健さんとともに、誠心誠意演奏させて頂きます。
会場でお会いできますことを、心待ちにしています。  ―― 幸田浩子

■■■公演情報■■■
billboard classics「幸田浩子ソプラノ・リサイタル2014」
【名古屋公演】しらかわホール
日時:2014年2月16日(日) 13:30開演(13:00開場)
【東京公演】紀尾井ホール
日時:2014年3月5日(水)19:00開演(18:30開場)
【プログラム】
●山田耕筰:「この道」「唄」「からたちの花」「ばらの花に心をこめて」「たたえよ、しらべよ、歌いつれよ」
●成田為三:「浜辺の歌」
●弘田龍太郎:「浜千鳥」
●川口耕平:「よかった」
●菅野祥子:「春なのに」
●武満 徹:「小さな空」「翼」
●R.シュトラウス:「セレナーデ」「あなたは私の心の王冠」「解放された心」「万霊節」「あした」「かわらぬもの」「アモール」
●レハール:オペレッタ『メリー・ウィドー』より「ヴィリアの歌」
●オスカー・シュトラウス:オペレッタ『ワルツの夢』より「扉を開けて」
【お問い合わせ】
東京・名古屋公演:ファイブアールプレイガイド
052-734-3461(11:00~18:00 毎週水曜定休)
▼コンサートの詳しい情報、チケットご予約はこちら
billboard classics 「幸田浩子ソプラノ・リサイタル2014」 - Billboard-CC

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テノール小原啓楼、「わが心の映画音楽コンサート」で名アリアを聴かせます!

珠玉の映画音楽をフルオーケストラで聴かせる「わが心の映画音楽コンサート」。
第4回目を迎えた今回は、ゲストにテノールの小原啓楼が登場し、竹本泰蔵指揮、東京フィルハーモニー交響楽団との共演で、名作映画で使用された名作オペラのアリアを聴かせます。
その他、R.ロジャースの傑作「南太平洋」などのミュージカル映画や「E.T.」など誰もが知る心躍るメロディーが!
祝日の午後のひととき、親しい方と一緒に、是非お運びください。
 
チケットは好評発売中!
是非お早めにお買い求めください。
ohara_keiro201401.jpg 小原啓楼
■■■公演情報■■■
~バレンタイン・スペシャル~ わが心の映画音楽コンサート2014
日時:2014年2月11 日(火・祝) 14:00開演
会場:Bunkamuraオーチャードホール
料金:(全指定席)S席6,800円、A席4,800円、ペア席13,000円
出演:竹本泰蔵(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)、
   小原啓楼(テノール)、岡本知高(ソプラニスタ)、
   上柳昌彦(ナビゲーター/ニッポン放送アナウンサー)
▼コンサート概要ページはこちら
~バレンタイン・スペシャル~ わが心の映画音楽コンサート2014 - ニッポン放送

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石上朋美が新国『蝶々夫人』初日公演のタイトルロールに代役として出演!
3月18日開催のI&Iデュオリサイタルも見逃せない!!

1月30日の新国立劇場『蝶々夫人』初日公演でソプラノ石上朋美が、タイトルロールに代役として出演致しました。
カーテンコールではひときわ大きなブラボーと拍手が送られました。
急な代役を見事に務めた石上は、二期会オペラデビューとなった昨年5月のヴェルディ『マクベス』のマクベス夫人でも高評価を得ています。
さて今回、一躍注目を浴びた石上ですが、同『マクベス』でタイトルロールを務めたバリトン今井俊輔と第2弾となる「I&Iデュオリサイタル」を、2014年3月18日に紀尾井ホールで開催致します。
第1弾は先日、二人のホームグラウンドとも言えるイタリアオペラの世界を、横浜みなとみらいホールからお届けしましたが、第2弾は格調高い紀尾井ホールで、イタリアと日本の「歌曲」の世界をお楽しみ頂きます。
イタリア、ヨーロッパの音楽から多大な影響を受けた日本の代表的な作曲家にも触れ、日本古来の音感とその中に感じるヨーロッパの息吹を、日本歌曲とイタリア歌曲、交互に並べてお聴き頂くプログラムをご用意しております。
イタリアの音楽が生まれた瞬間を、そして1,000km離れたヨーロッパから伝わった音楽と融合された日本の美しい旋律を、その名字のイニシャルから「I&I」という確かな実力をもつ二人のオペラ歌手が感情豊かに歌い上げる芸術に、皆さまどうぞご期待ください。
チケットは絶賛発売中。どうぞお早めにお求めください。
ishigami_tomomi201401.jpg 石上朋美  imai_shunsuke201401.jpg 今井俊輔
■■■公演情報■■■
I&I 石上朋美&今井俊輔 デュオリサイタル Vol.2
Musica da camera ~歌曲に伝わるイタリアから日本へ~

日時:2014年3月18日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール
料金:5,000円(全席指定・税込)
出演:石上朋美(ソプラノ)、今井俊輔(バリトン)、多田聡子(ピアノ)
後援:イタリア文化会館、公益財団法人東京二期会
マネジメント:公益財団法人東京二期会
▼公演情報詳細・お問合せ・ご予約はこちらから
石上朋美 今井俊輔 デュオリサイタル Vol.2 - 東京二期会

▼「WEBぶらあぼ」のニュース・トピックスページに記事が掲載されました!
石上朋美が新国立劇場《蝶々夫人》タイトルロール代役でデビュー - WEBぶらあぼ

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"Kyo & Kyosuke" ~ Hakuju Hall ディーヴァ,ディーヴォ Vol.3は 金子 響×金山京介

Hakuju Hallの新人コンサートシリーズ「二期会モーニング Diva Divo(ディーヴァ,ディーヴォ)」
1月30日(木)、今年度の最後の締めくくりとなる第3回は、ソプラノ金子 響とテノール金山京介が出演します。
2人は、昨年3月、二期会オペラ研修所第56期マスタークラスを修了。4月から二期会会員として、演奏活動をスタートした、いわば二期会アーティストの一年生。
研修所の修了試演会では、金子 響はR.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタを歌って高い評価を得ました。きらきらと小さいダイヤモンドのように輝く高音、若さあふれるスピード感のある音楽性が魅力。今回は、羽根のように軽やかな高音を存分に発揮して、R.シュトラウスの歌曲「Amor(愛)」を。
そして金山京介は、昨年7月東京二期会『ホフマン物語』公演においてホフマン役のインターン研修を経て、東京オペラシティのランチタイムコンサートに出演する等、この一年間に、少しずつ歌の世界を広げています。
プログラムには、モーツァルトのオペラ『後宮からの逃走』を取り上げます。モーツァルトのシンプルな旋律を、そのままの美しさでお届けする明るい音色の2人ならではのアンサンブル。
さらには、イタリアの作曲家ドニゼッティのオペラ『愛の妙薬』から、村娘アディーナと青年ネモリーノの楽しい恋物語を、抜粋でご紹介。
まだまだ寒い季節ですが、"Kyo(響)&Kyosuke(京介)"の、明るい歌声に、ひとあし早い春が来るでしょう。
朝のひととき、Hakuju Hallでおよそ1時間のほんわかコンサート。ぜひお越しください。
(帆掛け舟)

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金子 響
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金山京介

■■■公演情報■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ 第3回
日時:2014年1月30日(木) 11:00開演(10:30開場)
会場:Hakuju Hall
   (小田急線代々木八幡駅または千代田線代々木公園駅より徒歩5分)
料金:全自由席 500円(当日券のご用意あります)
出演:ソプラノ・金子 響、テノール・金山京介、ピアノ・朴 令鈴
主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
協賛:株式会社ドラジェ
▼お問合せ・ご予約
Hakuju Hallチケットセンター
 電話03-5478-8700 (10:00~18:00 火~土/祝日・休館日を除く)
▼公演詳細リーフレット(PDFファイル)
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ - Hakuju Hall

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2月公演『ドン・カルロ』指揮者:G.フェッロ最新盤発売!

東京二期会2月公演『ドン・カルロ』の指揮者、ガブリエーレ・フェッロ。
1986年、伝説となったロイヤル・オペラ・コヴェントガーデンの引っ越し公演の『コジ・ファン・トゥッテ』(キリ・テ・カナワ、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、ワルター・ベリーほか出演、ジョン・コブリー演出)以来、28年ぶりに東京文化会館のピットに帰ってきます。
g_ferro.jpg ガブリエーレ・フェッロ
同じ1986年には、バーバラ・ボニー、イェスタ・ヴィンベルイ、ローランド・パネライらとのフィレンツェでドニゼッティの『愛の妙薬』をドイツ・グラモフォンへ録音、名盤として知られています。
その他、ルチア・ヴァレティーニ=テッラーニ、フランシスコ・アライサ、エンツォ・ダーラらとSONYに録音したロッシーニの『チェネレントラ』『アルジェのイタリア女』も歴史的名盤として知られており、現在も発売されています。
そのような長い録音歴を誇るフェッロですが、来る2月20日、今回の来日のタイミングで、昨年6月に収録されたシュトゥットガルトでの上演が最新のDVD、Blue-rayで発売されます。ドイツの批評家が絶賛し、権威ある《オーパン・ヴェルト》誌の年間最優秀上演に選ばれたベルリーニの『清教徒』(ヨッシ・ヴィラー&セルジオ・モラビート演出)です。
▼ガブリエーレ・フェッロ 録音情報
Gabriele Ferro|アーティスト詳細 - TOWER RECORDS ONLINE(タワーレコード)
「 FERRO 」の検索結果 - HMV ONLINE
現在円熟の境地にあるフェッロ。二期会『ドン・カルロ』とあわせて、彼の導きだす音楽をどうぞお楽しみください。
▼『ドン・カルロ』公演情報・チケットお申込みはこちら
東京二期会オペラ劇場2014年2月公演 G.ヴェルディ『ドン・カルロ』 - 東京二期会
 ※D席・E席は完売となりました。良い席はお早めに!

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東京二期会2月公演『ドン・カルロ』が「モーストリー・クラシック」最新号で“お薦めコンサート”に選定!

新年、明けましておめでとうございます。
旧年中はたくさんのお客様にご来場いただき、二期会オペラ、コンサート、また二期会アーティストの活動をあたたく応援していただき誠にありがとうございました。
おかげ様で、2011年4月から3カ年にわたる「二期会創立60周年記念公演」をすべて終えることができました。
本年も、歌の力を信じ、皆様の心に残る活動をつづけてまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
2014年最初の東京二期会オペラ劇場は、2月公演G.ヴェルディ『ドン・カルロ』。
さっそくですが、先月20日から発売されている「モーストリー・クラシック」14年2月号“私のお薦めコンサート”のコーナーで、萩谷由喜子、堀内 修 両氏から『ドン・カルロ』が取り上げられました!
お薦めコメント、ぜひご覧ください。
▼「モーストリー・クラシック」のお求めは、書店またはこちらの公式サイトにて
クラシック音楽を極めるための月刊情報誌 モーストリー・クラシック

▼『ドン・カルロ』公演情報はこちらから
2014年2月公演G.ヴェルディ『ドン・カルロ』 - 東京二期会オペラ劇場
※(2014/1/8現在)C席は2/23、D席は2/20・22・23、E席は全日程について予定数終了となりました。また、2/19のD席も残り僅か数枚となっておりますので、ご希望の方はお急ぎくださいませ。

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明日(12/21)、川口リリアで今が旬の山本耕平と加耒 徹を聴く!

2013年のクリスマスは、今が旬の2人が織りなす素敵なコンサート。
かつて藝大の同級生でもあったテノールの山本耕平とバリトンの加耒 徹が共演する聴き逃せない共演です。
イタリア留学から帰国し、その歌唱力と音楽センスで魅了するテノール・山本耕平は、7月の東京二期会『ホフマン物語』に続き、来年2月には『ドン・カルロ』に主演します。
二期会オペラ研修所マスタークラスを最優秀の成績で修了した若き実力派バリトン・加耒 徹も2014年度のシャネル・ピグマリオン・デイズ参加アーティストに抜擢されています。
クリスマス直前の連休、心洗われるひとときをお楽しみください。

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山本耕平
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加耒 徹

■■■公演情報■■■
リリア音楽ホールで聴く
山本耕平×加耒 徹のクリスマス
日時:2013年12月21日(土) 15:00開演
会場:川口総合文化センター リリア音楽ホール
   (JR京浜東北線川口駅西口正面)
出演:テノール山本耕平、バリトン加耒 徹、
   オルガン・ピアノ山口綾規
演奏予定曲:
 J.S.バッハ=グノー:アヴェ・マリア
 マスカーニ:アヴェ・マリア
 プッチーニ:『ラ・ボエーム』より二重唱“もう帰らない、ミミ” ほか
▼公演情報ページ・お問合せ先はこちら
リリア音楽ホールで聴く 山本耕平×加耒 徹のクリスマス - 川口総合文化センター リリア

◆関連リンク
▼山本がタイトルロールをつとめる『ドン・カルロ』の公演ページ
2014年2月公演G.ヴェルディ『ドン・カルロ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼2013年の山本に続き、加耒が2014年に参加するシャネル・ピグマリオン・デイズ
CHANEL Pygmalion Days - CHANEL NEXUS HALL - CHANEL GINZA
 ※加耒の出演初回は2014年2月15日(土)となります。

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「二期会WEEK@サントリーホール2014」ラインアップ速報!

サントリーホール ブルーローズにて開催いたします、一週間の歌の祭典、「二期会WEEK@サントリーホール」2014年公演のラインアップが遂に決定しました!

2014年は、オペラ界のトップスターによるユニット「The JADE」で華やかに幕を開け、最終日には13年の実績を持つアンサンブル「二期会マイスタージンガー」が登場します。

■ ■ ■ 公演情報 ■ ■ ■
二期会WEEK@サントリーホール2014
期間:2014年6月23日(月)~29日(日)/会場:サントリーホール ブルーローズ
6月23日(月)
19:00開演
【第1夜】
ザ・ジェイド★アコースティック
出演:The JADE[樋口達哉(T)、高野二郎(T)、高田正人(T)、黒田 博(Br)、成田博之(Br)、北川辰彦(B)]、金井 信(Pf)
6月24日(火)
19:00開演
【第2夜】
歌曲の世界 R.Strauss生誕150年によせて~ベルリンゆかりの作曲家たち~
出演:薗田真木子(S)、梅園絵美子(S)、北村典子(Ms)、坂本貴輝(T)、坂下忠弘(Br)、室井摂(Pf)、河野紘子(Pf)
6月25日(水)
19:00開演
【第3夜】
音楽劇『蝶々さんと呼ばれて~オペラ歌手・三浦環物語~』
出演:桜田ゆみ(S)、古澤利人(Br)ほか
6月26日(木)
19:00開演
【第4夜】
日西修好400周年記念 スペイン音楽のダイヤモンド ビバ☆エスパーニャ!
出演:塩田美奈子(S)、井ノ上ひろみ(S)、井ノ上了吏(T)、ゆう間郁子(Pf)ほか
6月27日(金)
19:00開演
【第5夜】
日本語で歌うオペレッタ!~ウィーンそしてオリジナルへ~
出演:大上幸子(S)、増井めぐみ(S)、森 朋子(S)、梶井龍太郎(T)、加賀清孝(Br)、近藤 均(Br)ほか
6月28日(土)
11:00開演
14:00開演
(2回公演)
【第6日】
Concert for KIDS~3才からのクラシック(R)~
出演:(調整中)
6月29日(日)
開演時間未定
【第7日】
二期会マイスタージンガー 歌の花束コンサート
出演:二期会マイスタージンガー

予定曲目及びチケット発売情報など詳細は、年明けに発表予定です!
どうぞご期待ください!

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バリトンの貴公子、飛躍のとき!
12月6日、与那城 敬がフィリアホールでランチタイム・リサイタル

先月の日生劇場開場50周年記念オペラ『リア』オルバニー公で活躍の記憶も新しい、“バリトンの貴公子”与那城 敬が、今週12月6日に横浜・青葉台のフィリアホールで開催されるランチタイム・リサイタルに出演!
桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻を経て、歌の道へ。NHKニューイヤーオペラコンサート、2011年宮本亜門演出『フィガロの結婚』のほか、2012年東京二期会『パリアッチ(道化師)』、日生劇場開場50周年記念『メデア』など、話題のオペラやコンサートに数多く出演。2013年3月には「FIRST IMPRESSION」でCDデビュー。快進撃を続ける俊英が実りの秋を彩ります。
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2012年7月『パリアッチ(道化師)』から(撮影:三枝近志)
■■■公演情報■■■
ウィークデーコンサートシリーズ《らん・らん・ランチにいい音楽》
第29回 与那城 敬 バリトン

日時:2013年12月6日(金) 11:30開演
会場:青葉区民文化センター フィリアホール
  (東急田園都市線 青葉台駅徒歩3分・青葉台東急スクエアSouth-1本館5階)
出演:与那城 敬(バリトン)、巨瀬励起(ピアノ)
料金:全席指定 1,500円(税込)
《予定曲目》
武満 徹:「翼」「小さな部屋で」「島へ」「昨日のしみ」「小さな空」
ジョルダーニ:「愛しい人よ(カロ・ミオ・ベン)」
ヘンデル:「オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)」
ドナウディ:「私の愛する人の」
グノー:歌劇『ファウスト』よりアリア「門出を前に」 ほか
▼コンサートの詳細ページ、チケットのご予約はこちらから
【フィリアホール】主催公演のご案内:与那城 敬 バリトン - フィリアホール
【フィリアホール】交通アクセス - フィリアホール

▼与那城 敬の公式ページはこちら
与那城敬 オフィシャルサイト | - Baritone singer -

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井ノ上了吏が伝える、イタリア、スペインの情熱!!
明日、11月30日(土)は銀杏並木も色づく千駄ヶ谷・津田ホールへ!

明日、11月30日(土)16:00より銀杏並木も色づく千駄ヶ谷駅前の津田ホールで「二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Vol.42井ノ上了吏テノール」が開催されます。
<ラテンの風格あふれるテノール・リリコ“我が歌!イタリア、スペインの想い”>と題し、テノール井ノ上了吏がイタリアとスペインの情熱をお伝えします。
第一声からラテンの情感があふれる井ノ上了吏の歌。
イタリア留学時代は、ブレーシャ、ベルガモ、ミラノ、モデナ、パルマなど各地で演奏活動を続けていました。
井ノ上の歌の原点といえる、そのイタリアの作品からは、プログラム前半の歌曲集にリリック・テノールの実力が発揮されるトスティ、チマーラ、そしてデンツァの作品と、プログラム後半のヴェルディ・オペラから。
プログラムの最後に今年5月に出演したオペラ『マクベス』のマクダフのアリアも再びお聴きいただけます。
愛する妻子を殺され、その亡骸を前にして歌うマクダフ。彼を突然襲った、想像を絶する悲痛が伝わってきて、オペラ全篇の中でもとりわけ印象的なシーンでした。
そして井ノ上のもうひとつの原点、スペイン音楽のプログラムについて。
「二期会スペイン音楽研究会」の立ち上げから現在まで関わるなど、自身のスペイン歌曲のレパートリーを広げるとともにその魅力を伝える演奏活動を重ねてきた井ノ上。
今回ご紹介するのはモンポウ、トゥリーナの歌曲と、セラーノ、ソロサバルによるサルスエラの名曲。ドミンゴやカレーラスといったスペイン出身の名歌手たちが好んでコンサートで取り上げる曲でもあり、井ノ上の声の特長が存分に発揮されること間違いありません。
「イタリアもスペインも情熱的な国だけれど、イタリアの甘美な音楽に対してスペインの音楽はもっと男っぽく乾いている。スパークリングワインでいえば、イタリアのスプマンテ(Spumante)に対して、辛口のスペインのカヴァ(Cava)の味わい。スペイン音楽はどこか火傷するように熱く、歌えば歌うほど奥が深い。そんな音楽の魅力をお客様と分かち合えたら」と井ノ上。
当日券は15:00より会場受付にて発売いたします。
実りの秋にふさわしい、情熱の演奏にぜひご期待ください!


チラシ(PDFファイル)
■■■公演情報■■■
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール 2013/14 SEASON
「Vol.42 井ノ上了吏 テノール」

日時:2013年11月30日(土) 16:00開演/15:30開場
会場:津田ホール
   (JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
出演:井ノ上了吏(テノール)、高木由雅(ピアノ)
料金:全席指定 4,000円(税込)

▼当日の予定プログラムなど詳細はこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサートat 津田ホール 2013/14 SEASON ◆Vol.42「井ノ上了吏 テノール」 - 二期会21
▼こちらから井ノ上のインタビュー全文や写真などがご覧いただけます
インタビュー - 井ノ上了吏 - ピックアップ・アーティスト - 二期会21
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すっかり色づいた千駄ヶ谷駅前の銀杏並木(2013.11.26 (c)Web担)

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イタリア・オペラの真の巨匠~指揮者:ガブリエーレ・フェッロの魅力を知ろう!

東京二期会オペラ劇場『ドン・カルロ』(2014年2月19、20、22、23日 東京文化会館)の指揮者は、ガブリエーレ・フェッロ。今回、フェッロを招聘することにした理由と彼の繰り出す音楽の魅力について、企画制作部に聞きました。
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「この後、リッカルドとプロジェクトの相談をしないと…」
ある日、マエストロ・フェッロ(1937年生)との打ち合わせをしていたら出てきた台詞でした。リッカルドとは、リッカルド・ムーティ(1941年生)のことで、ふたりは長い親交があるそうです。
日本には、これまで1986年ロイヤル・オペラ・コヴェントガーデン『コジ・ファン・トゥッテ』、1998年読売日本交響楽団への客演があった程度のため、残念ながら、あまり知られているとはいえないようです。
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しかし、ヨーロッパでは、ムーティらと並び称される現代イタリアの巨匠として尊敬を集めています。イタリアでは、1979年から91年までシチリア交響楽団の首席指揮者を皮切りに、88年から91年までローマのRAI管弦楽団の首席指揮者も兼任、1999 年から2004年ナポリ・サン・カルロの音楽監督を、01年から06年までパレルモのテアトル・マッシモの首席客演指揮者を務めました。
活動はイタリアにとどまらず、読売日本交響楽団の常任指揮者シルヴァン・カンブルランが音楽総監督を務めるシュトゥットガルト州立歌劇場の音楽総監督を歴任(1992~97年)し、大きな足跡を残したフェッロは、2012年同劇場でベルリーニの『清教徒』をヨッシ・ヴィラー&セルジオ・モラビートの新演出で指揮し、《オーパン・ヴェルト》誌の年間最優秀上演に選ばれました。とりわけ現代の演出家と緊密なコレボレーションを取れる指揮者として知られており、前述のヴェラー&モラビートを初め、本年3月にはイタリアのフェニーチェ劇場でロバート・カーセンとタッグを組み、ヤナーチェクの『マクロプロス事件』を指揮し、同じく好評を博しました。
ferroprogram.jpg
本年は、久々にドレスデン州立歌劇場に登場し、スポンティーニの『ヴェスタの巫女』をヨーロッパで話題のマリア・アグレスタの主演(往年の名テノール、フランシスコ・アライサも出演、アライサ&フェッロは、多数のレコーディング有)で指揮したフェッロは、『ドン・カルロ』の前に1月パレルモのテアトル・マッシモで、R・シュトラウス・イヤーの皮切りとなる『フォイヤースノート(火の危機)』の新演出を指揮し、その後、二期会『ドン・カルロ』のために久しぶりの来日を果たします。
ナポリのサン・カルロで音楽監督時代、ブルゾンらと共演し好評を博した『ドン・カルロ』で28年ぶりに東京文化会館のピットに登場するマエストロの円熟のオペラ指揮に期待が高まります。
2012年二期会『ナブッコ』での初来日で一躍脚光を浴びた若きイタリア人指揮者アンドレア・バッティストーニは、かつて彼に指導を受けており、「オペラ指揮者になるための基礎はすべてフェッロ先生から学んだ」と言っています。
イタリア・オペラを知り尽くすマエストロ・フェッロの指揮と世界を席巻する美しくもドラマティックなマクヴィカーの演出が見られるのは、東京の4回のみ。この機会を逃す手はありません!
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don_carlos_017.jpg photo by Monika Rittershaus
▼東京二期会2014年2月公演『ドン・カルロ』公演情報はこちら
東京二期会オペラ劇場『ドン・カルロ』(平日マチネー特別料金有り)-東京二期会

ZEN

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11月21日(木)「二期会クリスタルコンサート」~出演者メッセージ

毎年恒例の「二期会クリスタルコンサート」。
入会オーディション合格、幹事会推薦、そして全国の二期会から移籍の歌手が、二期会会員としての“お披露目の場”ともなる一夜限りのコンサートです!
二期会オペラ研修所修了成績優秀者による「新進声楽家の夕べ」と共に、このコンサートを毎年楽しみにしてくださる方々も多くいらっしゃると思います。
公演まであと10日ほどに迫る中、出演者代表としてテノールの木下紀章、バスバリトンの加藤宏隆にコンサートに懸ける意気込みを伺う事ができました。
この両名は2014年2月の二期会オペラ『ドン・カルロ』にも出演が決まっており、今後ますます活躍が期待される歌手でもあります。
クリスタルコンサートではいち早く彼らの歌声を皆様にお届けします!
    *    *    *
木下紀章(きのした のりあき・テノール)
二期会のクリスタルコンサート出演にあたり、出演者代表として書かせていただきます、二期会テノール会員の木下紀章です。
今回のクリスタルコンサートはご存知の方もいらっしゃると思いますが、新しく二期会に入会した選抜メンバーで構成されています。
私はレハール作曲の「君はわが心のすべて」、そしてロッシーニ作曲の「踊り」の2曲をを歌わせていただきます。どちらも名曲中の名曲で、テクニック的にも難しく試行錯誤を繰り返しながら毎日練習に励んでいます。
他にも国内外で活躍中のフレッシュな二期会メンバーでコンサートを盛り上げていきたいと思います。
僕たちを知っている方も、そうでない方も11月21日はすみだトリフォニーホールへ是非!!
                           
    *    *    *
加藤宏隆(かとう ひろたか・バスバリトン)
オーディションを経て二期会の会員とさせて頂き、一年ほどがたちました。
この度は、11月21日のクリスタルコンサートで演奏させて頂けることとなりまして、大変楽しみにしております。クリスタルコンサートの事は、過去に知人が何人か出演していることもあり、前より存じ上げ興味を持っておりましたので、とても嬉しく思っております。
私は、二期会のオーディションでも歌わせて頂いた、ラフマニノフのオペラ「アレコ」から「星は高く輝き」、そして、シューマンの有名な歌曲、「二人の擲弾兵」を歌わせて頂きます。他の皆様もたいへん魅力的なレパートリーを演奏されますので、ぜひ多くの皆様にお越し頂きたいと思います。
出演者の皆様はどなたも素晴らしい経歴をお持ちの実力派揃いで、私もご一緒させて頂くのがとても楽しみです。
この様な素晴らしい機会を頂けたことに感謝し、精一杯演奏させて頂きたいと思います。
 
    *    *    *


チラシ(PDFファイル)
■■■公演情報■■■
二期会実力派のニューフェイスたちが歌う
「二期会クリスタルコンサート」

日時:2013年11月21日(木)19:00開演(18:30開場)
会場:すみだトリフォニーホール 小ホール
料金:全自由席 3,000円(税込)

出演者と予定プログラム:(11月20日更新掲載)
◆山下尚子(やました しょうこ・ソプラノ)
 中田喜直:「おやすみ」
 ベッリーニ:『夢遊病の娘』より「ようこそ皆さん…わたしにとって今日という日は」
◆木下紀章(きのした のりあき・テノール)
 ロッシーニ:「踊り」
 レハール:『ほほえみの国』より「君はわが心のすべて」
◆岩下晶子(いわした しょうこ・ソプラノ)
 カーライル・フロイド:『スザンナ』より「山の樹々は」
 リー・ホイビー:ジャバウォック譚
     〜 休 憩 〜
◆加藤宏隆(かとう ひろたか・バスバリトン)
 シューマン:「二人の擲弾兵」
 ラフマニノフ:『アレコ』より「月は高く輝く」
◆中島佳代子(なかじま かよこ・ソプラノ)
 ビゼー:「てんとう虫」
 ウェーバー:『魔弾の射手』より「まどろみが近寄るように~深々と静かに」
◆武井涼子(たけい りょうこ・ソプラノ)
 T.C.グリフィス:「誇り高きイアンの嘆き」
 マスネ:『ル・シッド』より「泣け、泣け、わが目」
◆古橋郷平(こはし ごうへい・テノール)
 ビゼー:『カルメン』より「花の歌」
 トスティ:「アブルッツォ風ギターの調べ」
<ピアノ:多田聡子>
●ご予約・お問合せ
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831 《チケット絶賛発売中!!》

主催:公益財団法人東京二期会
既に国内外で活躍をみせる、期待の大型新人7名の想いをのせた歌声を、皆様どうぞお楽しみください。

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Hakuju Hall「二期会モーニング Diva Divo」第2弾!公演迫る。
〜予定プログラムが決まりました!

Hakuju Hallからお届けする「二期会モーニング Diva Divo(ディーヴァ,ディーヴォ)」シリーズ。
第2回目が、11月14日(木)に迫りました。
今回は、今年3月に二期会オペラ研修所を修了した若い歌手たちの中でも、“大輪の花”と呼ぶにふさわしい、ソプラノ浅井恵子(あさい けいこ)と、メゾソプラノ成田伊美(なりた よしみ)が出演。
スケールの大きな伸びやかな音楽を聴かせる浅井、勉強熱心でメゾソプラノ6人というクラスで頭角を現した成田。すらりとした長身も舞台映えして魅力的です。

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浅井恵子
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成田伊美

■■■公演情報■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ 第2回
日時:2013年11月14日(木) 11:00開演(10:30開場)
会場:Hakuju Hall
   (小田急線代々木八幡駅または千代田線代々木公園駅より徒歩5分)
料金:全自由席 500円
主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
協賛:株式会社ドラジェ
《予定プログラム》 (ピアノ:高田恵子)
モーツァルト:『皇帝ティトの慈悲』より
   二重唱“ああ、これまでの愛に免じて許してください” (♪浅井&成田)
レスピーギ:「霧」 (♪成田)
マスカーニ:「月」 (♪浅井)
R.シュトラウス:『ナクソス島のアリアドネ』より “先生お許しください” (♪成田)
ヴェルディ:『イル・トロヴァトーレ』より “恋はバラ色の翼にのって” (♪浅井)
プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』より
   “ある晴れた日に” (♪浅井)、“花の二重唱” (♪浅井&成田)
シェーンベルク:「グレの歌」第一部 “グレの鳩たちよ!”(森鳩の歌) (♪成田)
ウェバー:「レクイエム」より “ピエ・イエズ” (♪浅井&成田)
 (都合により演奏曲等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください)
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Hakuju Hall は毎年恒例のクリスマスの装いに。美しいツリーが飾られた豪華なエントランスも楽しみ!
秋も深まる代々木公園を横切って、Hakuju Hallに出かけてみませんか?
チケットも残り少なくなっております。ご予約はどうぞお早めに!
▼お問合せ・ご予約
Hakuju Hallチケットセンター
 電話03-5478-8700 (10:00~18:00 火~土/祝日・休館日を除く)
▼公演詳細リーフレット(PDFファイル)
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ - Hakuju Hall

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開幕迫る!A.ライマン オペラ『リア』日本初演 ~公演当日情報

いよいよ8日(金)から東京・日比谷の日生劇場にて、二期会創立60周年記念公演のラストを飾る、A.ライマンのオペラ『リア』が開幕します!
日本のオペラ史上に新たな足跡を刻む公演を、是非会場にてご覧ください!!
こちらに公演当日のご案内をいたします。

2013年11月 二期会創立60周年記念公演
(日生劇場開場50周年記念・読売日本交響楽団創立50周年記念)
A.ライマン作曲 『リア』オペラ全2部・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
指揮:下野竜也/演出:栗山民也
当日券と公演タイムテーブルのご案内
11月8日(金)
11月9日(土)
11月10日(日)
当日券
S,A,B各少数,C僅少
S少数,A僅少,B僅少
S少数
当日券販売開始
10:00~
10:00~
10:00~
開場
18:00
13:30
13:30
開演
18:30
14:00
14:00
第1部
約85分
休憩予定時刻
19:55~20:20
15:25~15:50
15:25~15:50
第2部
約70分
終演予定
21:30
17:00
17:00
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷

※上記当日券予定は公演前日夕方時点での情報です。以降、販売状況により券種によっては完売となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。また、最新の当日券状況は日生劇場(03-3503-3111)までお問い合わせください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行により変わる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演詳細はこちら
2013年11月公演 A.ライマン『リア』 - 東京二期会オペラ劇場
▼日生劇場のホームページはこちら(公演情報がご覧いただけます)
日生劇場

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2月公演『ドン・カルロ』絶賛発売中!早くも売切・残僅少の席種も

2014年、東京二期会オペラ劇場が最初にお贈りする、ヴェルディの超大作『ドン・カルロ』。
いよいよ10月3日(木)から、一般発売が始まりました!
タイトルロールには、日本のオペラ界を背負って立つプリモ・テノール福井 敬と、その福井が二期会『ラ・ボエーム』ロドルフォでデビューしたときと同じ29歳で今回抜擢された山本耕平。
ふたりのダブル競演に注目が集まります!


福井 敬
photo: Taku Fukumizu

山本耕平
photo: Katsuaki Hirose

▼タイトルロール福井 敬と山本耕平のインタビュー記事はこちら
福井「若き王子の悲しみと虚しさを」/山本「成長するカルロの心境を」-東京二期会

イタリアオペラの巨匠ガブリエーレ・フェッロが、ヴェルディの音楽の真髄へと導いてくれることでしょう。
壮大で豪華絢爛なる16世紀スペイン王朝を活写した、世界的演出家デイヴィッド・マクヴィカーによる舞台にもぜひご期待下さい!
▼日本初のドイツ・フランクフルト歌劇場との提携公演!
リンク先で「Don Carlo」と検索すれば今回の舞台写真がご覧になれます! - Oper Frankfurt
▼公演詳細はこちら
東京二期会オペラ劇場『ドン・カルロ』-東京二期会

●お問合せ・ご予約
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)

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神奈川県民ホール「ファンタスティック・ガラコンサート2013」

今年で8回目を迎える神奈川県民ホール「ファンタスティック・ガラ・コンサート」。今回のテーマは冬期オリンピック開催に因んで『煌めきのオペラ&バレエ~氷上の舞・宴』と題してフィギアスケートで取り上げられた珠玉の名曲の数々をお届けします。歌あり、オケあり、バレエあり。最高に幸せな気持ちになれるコンサートです。
二期会からはメゾソプラノ林 美智子、テノール大澤一彰、バリトン上江隼人が出演します!
ちなみに今年は11月開催です。どうぞお見逃しなく!

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林 美智子
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大澤一彰
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上江隼人

■■■公演情報■■■
第20回神奈川国際芸術フェスティバル
ファンタスティック・ガラコンサート2013
煌めきのオペラ&バレエ~氷上の舞・宴
日時:2013年11月30日(土) 15:00開演(14:15開場)
会場:神奈川県民ホール 大ホール
出演:(指揮)松尾葉子 (司会)別所哲也
   (ソプラノ)砂川涼子 (メゾソプラノ)林 美智子
   (テノール)大澤一彰 (バリトン)上江隼人
   (ピアノ)務川慧悟
   (バレエ)上野水香・高岸直樹(東京バレエ団)
   (管弦楽)神奈川フィルハーモニー管弦楽団
予定プログラム:
 【オペラ】
 プッチーニ:『トゥーランドット』より 氷のような姫君の心も、誰も寝てはならぬ
 ビゼー:『カルメン』より ハバネラ
 ヴェルディ:『椿姫』より プロヴァンスの海と陸   ほか
 【バレエ】
 チャイコフスキー:バレエ『白鳥の湖』第2幕より アダージョ
 リスト:愛の夢 第3番 高岸直樹振付(ピアノと共演)
 【オーケストラ】
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番より
 リムスキー=コルサコフ:シェヘラザード~第3楽章 若い王子と王女   ほか
▼詳細・お申込・お問合せはこちら
ファンタスティック・ガラコンサート2013 煌めきのオペラ&バレエ~氷上の舞・宴 - 神奈川県民ホール

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ふれあう時間、楽しく! 彩のチャリティーコンサート Vol.2

腰越満美(ソプラノ)、大島幾雄(バリトン)、錦織 健(テノール)が五木ひろしと競演。アリアから日本の歌、シャンソン、そして演歌まで様々なジャンルの歌をお贈りします。NHK交響楽団メンバーによる室内オーケストラとともに織りなす贅沢なひと時をお楽しみください。

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五木ひろし
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腰越満美
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大島幾雄
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錦織 健

■■■公演情報■■■
ガーデングループPresents
ふれあう時間(トキ)、楽しく!彩(いろどり)のチャリティーコンサート Vol.2
~ 五木ひろし & 豪華オペラ歌手陣 + N響メンバーの夢の競演 ~

◆日時:2013(平成25)年10月28日(月) 18:30開演(18:00開場)
◆会場:埼玉会館 大ホール (JR浦和駅 徒歩6分)
◆入場料金(全席指定・消費税込):
  スペシャルシート 6,300円
  一般指定席A 4,300円
  一般指定席B 3,800円
  (※未就学児童入場不可)
◆出演:
  五木ひろし
  腰越満美(ソプラノ)
  大島幾雄(バリトン)
  錦織 健(テノール)
  NHK交響楽団メンバーによる室内オーケストラ(コンサートマスター:永峰高志)
  児童合唱:浦和児童合唱団
  指揮:中橋健太郎左衛門
◆主な演目:
  五木ひろし「山河」(作曲:堀内孝雄)
  大島幾雄 「出船の港」(作曲:中山晋平)
  錦織 健  『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」(作曲:ドニゼッティ)
  腰越満美 「オンブラ・マイ・フ」(作曲:ヘンデル)  ほか
◆特別協賛:
  ガーデングループ(株式会社 遊楽)
▼チケット購入方法・お問合せについてはこちらをご覧ください
株式会社テンポプリモ|Stage【コンサート案内】2013

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IL DEVU 待望のファーストアルバム発売決定!

二期会WEEK@サントリーホール2011で結成コンサートを開催して以来、数々のホールでのコンサートで好評を博してきた、フトメンユニット「IL DEVU(イル・デーヴ)」の待望のファーストアルバム「DEBUT」が、いよいよ12月4日に日本コロムビアより発売されることが決定!
古典歌曲・唱歌・ポップス等、これまでの数々のコンサートの中で特に評判の良かった楽曲を中心に、ボーナストラックを加えた渾身の1枚。
どうぞ発売をお楽しみに。

il_devu_debut_jkt.jpg ▲▼▲▼CD情報▼▲▼▲
IL DEVU 1st Album「DEBUT」
2013年12月4日発売  COCQ-85036  3,150円(税込)
アーティスト:
IL DEVU(イル・デーヴ)~望月哲也(テノール)、大槻孝志(テノール)、青山 貴(バリトン)、山下浩司(バスバリトン)、河原忠之(ピアノ)
発売元:日本コロムビア
●収録曲<全12曲/約40分/曲順未定>
・アマリッリ(カッチーニ)
・シルビアに(シューベルト)
・ピエ・イエス(アンドリュー・ロイド=ウェバー)
・ニグラ・スム(P.カザルス)
・朧月夜(作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一/編曲:チルコット)*日本語
・ダニー・ボーイ(アイルランド民謡/編曲;チルコット)
・川の流れのように(作詞:秋元康/作曲:見岳章)*日本語
・ロマンチストの豚(作詞:やなせたかし/作曲:木下牧子)*日本語 
・マイ・ウェイ(クロード・フランソワ)*一部日本語
・パセラ(アレアンドロ・バルディ)
・ネッラ・ファンタジア(伊詞:FERRAU CHIARA/作曲:エンニオ・モリコーネ)
【ボーナストラック】
・ホワイト・クリスマス(アーヴィング・バーリン)

▼デヴューアルバム特設サイトはこちら
IL DEVU(イル・デーヴ) デビューアルバム『DEBUT』2013/12/4発売)特設サイト - 日本コロムビア
▼アーティスト情報ページ
イル・デーヴ - 日本コロムビア
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■■■今後の「IL DEVUコンサート」情報■■■
◆2013年12月11日(水) 15:00 / 19:30開演
ワンダフルoneアワー第7回 artist in residence
IL DEVUクリスマス・コンサート

会場:Hakuju Hall <完売>
▼詳細・お問合せはこちら(PDFファイル)
ワンダフルoneアワー第7回 artist in residence - Hakuju Hall
◆2014年1月11日(土) 14:00開演
こがねいニューイヤーコンサートby IL DEVU
会場:小金井市民交流センター 大ホール
▼詳細・チケットご予約・お問合せはこちら
こがねいニューイヤーコンサート by IL DEVU - 小金井市民交流センター
◆2014年3月18日(火) 18:30 開演
ライフサイクルコンサート
630コンサート~充電の60分~ IL DEVU(イル・デーヴ)

会場:第一生命ホール
▼詳細・チケットご予約・お問合せはこちら
・ライフサイクルコンサート 630コンサート~充電の60分~ IL DEVU(イル・デーヴ) - トリトン・アーツ・ネットワーク

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楽しく笑ってオペラを勉強!?~今度の二期会オペラ講座は…『ドン・カルロ』と『蝶々夫人』

オペラが大好きな方も、少しだけ好きな方も、全然知らないという方もひっくるめてお楽しみいただける「二期会オペラ講座」。

今回は東京二期会が2014年に上演を予定している、今年が生誕200年記念となるヴェルディの『ドン・カルロ』と、日本人に最も馴染み深いオペラのひとつと言えるプッチーニの『蝶々夫人』の2作品に焦点を当て、その魅力を検証します。
登場する4人の歌手はそれぞれ2作品に出演予定の横山恵子、小林由佳、水船桂太郎、成田博之の豪華な顔ぶれ。
青島広志の弾丸トークで、歌手達の素顔が垣間見れるかもしれません!?

『ドン・カルロ』は、ヴェルディのオペラの中でもとりわけ重厚な人間ドラマが繰り広げられる傑作。隠れた名作でもあります。
この作品には男性のファンがとても多く、客席で男泣きする姿を見かけることが少なくありません。

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今回は中から特に有名なオペラ・アリア、二重唱を二期会を代表する4人が歌いあげますので、じっくりお聴きいただけます。

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一方の『蝶々夫人』は、私たち日本人には一番馴染みのあるオペラとも言えますが、それだけに「あれれ?」と違和感のある箇所も。

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『蝶々夫人』のほかにも同様に、ジャポニズムやオリエンタリズムの影響を受けたオペラ作品―『芸者』『ミカド』『イリス』からも合わせ、青島広志と歌手達がお客様とともに、「あれれ?」を探ってまいります!

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■■■公演情報■■■

チラシ(PDFファイル)
   二期会オペラ講座 通算第35回
   『ドン・カルロ』VS『蝶々夫人』
日時: 2013年10月13日(日) 14:00開演(開場13:30)
会場: イイノホール
参加費: (全自由席)
二期会オペラ愛好会会員ご本人¥3,500-
一般¥4,000-
(チケット申し込み時に愛好会同時入会可)
お話とピアノ: 青島広志
賛助出演: 横山恵子(ソプラノ)、小林由佳(メゾソプラノ)、水船桂太郎(テノール)、成田博之(バリトン)
お申込み 
お問合せ:
二期会チケットセンター
TEL:03-3796-1831
●チケット絶賛発売中!!
主催: 公益財団法人東京二期会

≪予定プログラム≫
=第1部=
ヴェルディ作曲『ドン・カルロ』より
 ○「世の虚しさを知る神」(エリザベッタ) 横山恵子
 ○「あの方だ!」(別れの二重唱) 横山恵子・水船桂太郎
 ○「我らの腕に友情を」 水船桂太郎・成田博之
 ○「私は死にます」 成田博之
 ○「美しいサラセンの」 小林由佳
 ○「呪わしき美貌」 小林由佳

=第2部=
プッチーニ作曲『蝶々夫人』より
 ○「ある晴れた日に」 横山恵子
 ○「桜の花を揺さぶって」 横山恵子・小林由佳
 ○「世界中どこでも」 水船桂太郎・成田博之
 ○「さらば愛の家よ」 水船桂太郎・成田博之
 ○「いっしょに手紙を読みましょう」 横山恵子・成田博之
ジョーンズ作曲『芸者』より
 ○「チョンキナ節」
 ○「チン チン チナマン」
サリヴァン作曲『ミカド』より
 ○「ミヤサマ」
 ○「柳の歌」
マスカーニ作曲『イリス』より
 ○「その窓を開きなさい」
 ○「あのこみたさに」

*写真*
上の2点 『ドン・カルロ』(デイヴィッド・マクヴィカー 演出) 写真:Monika Rittershaus
下の2点 二期会『蝶々夫人』(2003年、栗山昌良 演出、ピンカートン 水船桂太郎) 写真:鍔山英次

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9/28(土)「二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール」に、ソプラノ鵜木絵里が登場!

二期会を代表するアーティストによる真っ向勝負のステージ「二期会ゴールデンコンサート」は、津田ホールとの共催となって10年、昨年度でついにシリーズ40回を数えるまでに至りました。
秋の気配が感じられるこのごろ、芸術の秋の到来を告げるように、今月28日(土)今シーズンの「ゴールデン」が開幕。
ソプラノ鵜木絵里がシーズンの先頭を切って登場します。

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チラシ(PDFファイル)
■■■公演情報■■■
〈二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール 2013/14 SEASON〉
Vol.41 鵜木絵里ソプラノ
  ピアノ:多田聡子
スペインの風景とシェイクスピアに魅せられた
華あるソプラノの新境地

日時:2013年9月28日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅・都営大江戸線国立競技場A4出口 前)
料金:全指定席 1回券 4,000円(お得なシーズンセット券もございます)

▼予定プログラムなどの詳細はこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール 2013/14 SEASON - 二期会21

さて、今回の鵜木絵里。
清潔感あふれる歌い口と、確かな音楽性が持ち味で、日生劇場のアリス・シリーズや宮本亜門演出『コジ・ファン・トゥッテ』でのデスピーナ役など、キュートなキャラクターを得意として、老若男女誰にも好かれるソプラノ、といったイメージでしょうか。
今回のゴールデンでは、アーティスト鵜木絵里の心の中にひろがる風景を、ご覧いただくことになるのかもしれません。
第1部はスペイン歌曲集。
フェデリコ・モンポウ、ガルシア・レオス、ホアキン・ロドリーゴといった近代スペインを代表する作曲家の作品がならびます。彼らが「スペイン歌曲」として、ドイツやフランスのそれと並ぶ芸術作品までに結晶させ、昇華させたのは、ほかでもない、スペイン伝統の風土に育まれてきた民族音楽、舞踊の旋律、リズム、テンポ、言語感性。
鵜木が「抑制された情熱」と表現するスペイン独特の抒情。それが彼らの作品にはみなぎっており、これら作品群をとおして、彼の地の風景を一望にすることでしょう。
第2部はシェイクスピア。
中学生のときに演劇部で取り組んだ「冬物語」が、シェイクスピアとの最初の出会いでした。
以来、その人間の本質に迫る言葉の力や美しさに魅了されつづけ、時にイギリスの劇場文化の奥深さに感嘆しながら、いつしか自分も歌手としてオペラの舞台を得た鵜木。「冬物語」はまさしく運命的な出会いでした。
「声楽を始めてからは『読む、観る、聞く』のみだったシェイクスピアに、『歌う』という喜びが加わり、私の世界を大きく広げてくれた」と語る鵜木。
思えば、シェイクスピアの詩や劇に音楽を描いた作曲家たちも、その世界に惹かれたひとりひとり。
鵜木もまたその楽譜を通じて、彼らの感動を今に甦らせてくれることでしょう。
シェイクスピアの風景は、鵜木の歌から、何人もの偉大な作曲家とつながり、ついにはシェイクスピア自身にまで続いていく、広大で深淵な世界です。
皆様にも、きっと新しい風景を心の中にお持ち帰りいただけるコンサートになると思います。

「お持ち帰り」といえば。
今回「Vol.41鵜木絵里」では特別に「お口の恋人」ロッテの提供で、ご来場のお客様先着300名様に「ロッテキシリトールガム」を進呈いたします。
「ロッテキシリトールガム」は、特定保健用食品(トクホ)。美しい声は、美しい口元から!
いつまでも、丈夫で健康な歯でいたいものですね。当日はぜひお早めにご来場ください。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
今シーズンの〈二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール〉は、今月の鵜木絵里を皮切りに、全4回開催いたします。以降のラインアップは次の通り。
◆2013年11月30日(土) 16:00開演
 Vol.42 井ノ上了吏テノール (ピアノ高木由雅)
 ラテンの情熱溢れるテノールリリコ
 “我が歌!イタリア、スペインへの想い”
◆2014年1月18日(土) 16:00開演
 Vol.43 竹本節子メゾソプラノ (ヴァイオリン荒井英治/ピアノ大島義彰)
 多くの世界的指揮者から絶大な信頼を得ているメゾソプラノ
 馥郁たる歌唱に心潤されるひととき
◆2014年3月21日(金・祝) 16:00開演
 Vol.44 小森輝彦バリトン (ピアノ服部容子)
 日本人として初めてドイツ“宮廷歌手”の称号を得たバリトン
 ノーブルな響きで導かれる音楽の真髄
料金(全指定席):
 シーズン4回通し券12,000円/2回セット券7,000円※/1回券4,000円/学生券2,500円
 ※…2回セット券は、今シーズン4公演の中からお好きな公演を2つお選び頂けます。
お申込み・お問い合わせ:
 二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831
▼くわしくはこちら
二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール 2013/14 SEASON - 二期会21

ZEN

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秋の朝のひととき Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」がおすすめ!

11:00から始まる、選ばれし美しい声に包まれる至福のモーニングコンサート...
9月19日(木)は、この秋からスタートするHakuju Hall「二期会モーニング Diva Divo(ディーヴァ,ディーヴォ)」シリーズの第1回。
ソプラノ高橋 維(たかはし ゆい)とメゾソプラノ杉山由紀(すぎやま ゆき)が、豊かな響きのHakuju Hallで皆様をお迎えします。

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高橋 維
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杉山由紀

■■■公演情報■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ 第1回
日時:2013年9月19日(木) 11:00開演(10:30開場)
会場:Hakuju Hall
   (小田急線代々木八幡駅または千代田線代々木公園駅より徒歩5分)
料金:全自由席 500円
主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
協賛:株式会社ドラジェ
《予定プログラム》 (ピアノ:木下志寿子)
♪高橋 維&杉山由紀
 オッフェンバック:『ホフマン物語』より“舟歌”
♪杉山由紀
 マーラー:「子供の魔法の角笛」より〈ラインの伝説〉
 ワーグナー:「ヴェーゼンドンク歌曲集」より〈天使〉
♪高橋 維
 ツェムリンスキー:「トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌」より
            第1曲 かわいらしいつばめさん
            第2曲 月は不満げに
            第5曲 青い星々
            第6曲 手紙を書いたのは私
♪杉山由紀
 ワーグナー:『ラインの黄金』より“避けよ、ヴォータン”
 ワーグナー:『パルジファル』より“いいえ、パルジファル”
♪高橋 維
 グノー:『ロミオとジュリエット』より“私は生きたい”
 ヴェルディ:『リゴレット』より“慕わしい人の名は”
♪高橋 維&杉山由紀
 R.シュトラウス:『ばらの騎士』より 二重唱“ばらの献呈”
 (都合により演奏曲等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください)
演奏会に向けてビデオメッセージも届きました。ご覧ください。

笑顔も素敵な二人のコンサート、どうぞ気楽にお越しください。
▼お問合せ・ご予約
Hakuju Hallチケットセンター
 電話03-5478-8700 (10:00~18:00 火~土/祝日・休館日を除く)
▼公演詳細リーフレット(PDFファイル)
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ - Hakuju Hall

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ホテルグリーンプラザ軽井沢に“La Dill”が登場!

この秋、ホテルグリーンプラザ軽井沢のディナーコンサートに“La Dill”(ラ・ディル)が登場します。
“La Dill”とは二期会所属の、テノール金山京介、カウンタテナー彌勒忠史、バリトン近藤 圭と坂下忠弘の日本のオペラ界が注目するスタイリッシュな4人による待望の男性声楽ユニット。彼らがお贈りする圧倒的な歌声とハーモニーを秋真っ盛りの軽井沢で存分にお楽しみください。
▼“La Dill”ディナーコンサートのビデオクリップ

ディナーコンサート宿泊プランや、新宿発のバス・ツアーも用意されています。
■男性声楽ユニット“La Dill”ディナーコンサートプラン
 【日程】2013年10月12日(土)~ 1泊2日 
  19:45~ レストラン・セラヴィにてご夕食開始(コースディナー)
  20:00~ La Dillコンサート(ディナーショー形式)(21:00終了予定)
 【出演】
  kanayama_kyosuke_201309.jpg 金山京介(テノール)
  miroku_tadashi_201309.jpg 彌勒忠史(カウンターテナー)、
  kondo_kei_201309.jpg 近藤 圭(バリトン)
  sakashita_tadahiro_201309.jpg 坂下忠弘(バリトン)
 【予定曲】
  ・マイウェイ
  ・ユー レイズ ミー アップ
  ・アダージョ(アルビノーニ)
  ・オペラアリア        ほか
▼内容・料金等プラン詳細はこちらをご覧ください
La Dillディナーコンサート鑑賞付きプラン - ホテルグリーンプラザ軽井沢
 ※直行バス付プランもございます。
★芸術の秋・りんご狩り・絶品グルメ・紅葉をご堪能頂けるプレミアムなバスツアーは2行程ございます。
▼バスツアーの詳しい情報はこちらをご覧ください
秋の旬彩楽バスツアー コース1 軽井沢国際合唱フェステイバルプラン
秋の旬彩楽バスツアー コース2 塩沢湖・軽井沢タリアセンプラン
鮮やかな秋・軽井沢へ プレミアム・バス・ツアー - パンフレット(PDF形式)
【お問い合わせ・ご予約】ホテルグリーンプラザ軽井沢
 専用ダイヤル 0570-091-489 (PHS・一部のIP電話からは 03-6833-1091)
 (受付時間:年中無休/平日9:30~19:30・土日祝9:30~19:00)
 ※定員になり次第〆切となります。お早めにお申込み下さい。

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7‐8月公演 J.オッフェンバック『ホフマン物語』~公演当日のごあんない

いよいよ明日、7月31日(水)から新国立劇場オペラパレスにて、<二期会創立60周年記念公演>東京二期会オペラ劇場J.オッフェンバック作曲『ホフマン物語』が開幕します!
こちらに公演当日についてのご案内を致します。

東京二期会オペラ劇場 2013年7-8月公演・二期会創立60周年記念公演
J.オッフェンバック作曲 『ホフマン物語』 オペラ全4幕
<日本語字幕付原語(フランス語)上演>
指揮:ミシェル・プラッソン/演出:粟國 淳
当日券と公演タイムテーブルのご案内
7月31日(水)
8月1日(木)
8月3日(土)
8月4日(日)
当日券
S僅少,A,B,C
S,A,B,C
Sのみ
Sのみ
当日券販売開始
17:30~
17:30~
13:00~
13:00~
開場
18:00
18:00
13:30
13:30
開演
18:30
18:30
14:00
14:00
第1・2幕
約70分
休憩予定時刻
19:40~20:05
19:40~20:05
15:10~15:35
15:10~15:35
第3幕
約30分
休憩予定時刻
20:35~20:55
20:35~20:55
16:05~16:25
16:05~16:25
第4幕
約50分
終演予定
21:45
21:45
17:15
17:15
新国立劇場
=アクセス=
<鉄道>
京王新線(都営地下鉄新宿線直通)=「初台駅」中央口(新国立劇場口)直結

お車・バスなどでご来場のお客様は新国立劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 新国立劇場

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください。
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください
 ↓↓↓こちら↓↓↓(全キャストのメッセージムービーもご覧いただけます)
2013年7-8月公演 『ホフマン物語』- 東京二期会オペラ劇場

そして、公演会場では29日と30日にゲネプロ(最終総稽古)が行われ、準備もいよいよ整いました!
そのゲネプロのレポートがクラシック音楽情報サイト「WEBぶらあぼ」で紹介されましたので、ご覧ください。
 ↓↓↓こちら↓↓↓
二期会創立60周年記念公演《ホフマン物語》ゲネプロ・レポート - ニュース・トピックス|WEBぶらあぼ

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フランス音楽の伝道師 指揮ミシェル・プラッソン旋風!

『ホフマン物語』の指揮のため来日中の指揮者ミシェル・プラッソン。
天候に恵まれた3連休の2日間、7月14日, 15日は東京交響楽団とコンサートが行われました。

マエストロと東響はこの共演が初顔合わせでしたが、確固たる音楽づくりと人柄で奏者の方々とも意気投合。フランス音楽の伝道師を自負するマエストロのこと、当然ながらオール・フレンチ・プログラム―
ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」「交響詩“海”」(・・・「海の日」に「海」を聴けるなんて、乙な計らい?です。)
ショーソン「詩曲」ヴァイオリン・ソロ:成田達輝を挟み、ラヴェル「ツィガーヌ」「ボレロ」が組まれました。
指揮姿は“魔法使いのお爺さん”さながら。まるで指先から魔法の粉でも出ているのかのようです。オーケストラから奏でられる瑞々しく鮮やかでまぶしく輝く音色・・・「これが正真正銘のフランス音楽か」と心を揺さぶられました。
私が聴いた2日目のオペラシティ公演では、プログラムを追うごとに客席のボルテージがあがり、ラベルの「ボレロ」で最高潮に。
熱のこもった拍手が続いていました。
アンコールはラヴェル「マ・メール・ロア」より“妖精の園”。心地よい繊細な音色に、思わず涙が・・・
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7月15日 東京オペラシティ公演から (写真提供:東京交響楽団(2枚とも))
演奏会終了後は、7月31日に初日を迎える『ホフマン物語』のリハーサルに復帰。こちらは2010年『ファウストの劫罰』と同じく東京フィルハーモニー交響楽団がピットに入ります。
再びの共演が実現して本当に嬉しい、と語るマエストロ。すでにオーケストラリハーサルが始まっています。
(ツイ担)
▼2013年の『ホフマン物語』は、フランスオペラの伝道師プラッソンの薫り高い指揮と美しくもスペクタクル感満点の舞台でお楽しみください!
《二期会創立60周年記念公演》2013年7-8月公演『ホフマン物語』 - 東京二期会

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公演直前! 「これがオペラだVIII」第3回『ラ・ボエーム』

リーズナブルな価格でオペラの醍醐味を味わえるオペラ入門シリーズ「これがオペラだVIII」。
5月に「ガラ・コンサート」、6月に『カルメン』とご好評いただきました本公演も、いよいよ7月27日(土)・28日(日)の『ラ・ボエーム』にて幕を閉じます。
先日、会場のめぐろパーシモンホールでリハーサルを行いました。
その際のリハーサル風景をご覧ください。

現在まで全公演完売となりました人気公演です。
『ラ・ボエーム』も27日(土)公演分は既に予定販売枚数を終了し、28日(日)公演分を若干枚残すのみとなっておりますので、お買い求めはぜひお早めに!
皆様のご来場をお待ちしております!
■■■公演情報■■■
これがオペラだVIII「第3回 プッチーニ『ラ・ボエーム』」
原語(イタリア語)上演・ピアノ演奏によるハイライト上演

日時:2013年7月27日(土)、28日(日) 両日15:00開演
会場:めぐろパーシモンホール 小ホール
   (東急東横線「都立大学」駅より徒歩7分)
出演:[ミミ]盛田麻央、[ムゼッタ]見角悠代、[ロドルフォ]岡本泰寛、
   [マルチェッロ]浅井隆仁、[ショナール]栗原 剛、[コッリーネ]小田川哲也、
   ピアノ・羽石道代、MC・松本宰二
▼公演詳細ページ・ご予約はこちらから
これがオペラだVIII ◆第3回 プッチーニ『ラ・ボエーム』 - 二期会21
二期会チケットセンター - 東京二期会

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王子ホールにて再演!!
宮本益光バリトンリサイタル 碧のイタリア歌曲II 「MUSICA ITALIANA AZZURRA II」

演奏、作詞、訳詞、執筆、演出と多才ぶりを発揮、創造性溢れるステージで常に聴衆を魅了している二期会のホープ、宮本益光。
2011年1月ハクジュホールで大好評を得た「碧のイタリア歌曲」の <再演>として、さらにバージョンアップされたリサイタルを、今回は“王子ホール”で開催します!
<前回の公演から>2011年1月19日 於:Hakuju Hall
20110116_ERA-46.jpg 熱のこもったリハーサル風景
20110116_ERA-137.jpg 本番舞台から
(撮影:原 恵美子)
ギター、フルート、マンドリンという、ちょっと珍しい編成の 器楽アンサンブル〈アンサンブルクラシカ〉を今回もイタリアより招いて、宮本自身が“ホームグラウンド”というほど慣れ親しんでいる王子ホールで、最高の一夜をお届けします!
201307_ensembleclassica.jpg
<アンサンブルクラシカ>
イタリア、ミラノスカラ座管弦楽団の元トップフルーティストであるロマーノ・プッチ氏により結成されたクラシックの室内合奏団。
リサイタルを目の前に、宮本益光からメッセージが届いております!
==========================
僕が初めてイタリアで歌った日。
自分の学んできたイタリアの音楽がお客様に通じるのだろうか…
かつてないほどの緊張を感じていた僕に、「マス、楽しめばいいんだ」と陽気にウインクするオジサンたち。
仲間を敬い、お客と楽しみ合い、音楽と戯れる彼らは、僕に音楽の喜びを再確認させてくれました。
そして音楽が僕らをつないだように、いい音楽は人と人とをつなぐものだということも教わったのです。
そんな彼らが、遠くイタリアから、再び日本へやってきます。
毎日のように連絡してくるほど、今回のコンサートを楽しみにしている様子。
まるで子どものような興奮ぶり。
間違いなく彼らの明るさは健在。
ステージでウインクするオジサンたちの姿が目に浮かびます。
僕たちの友情が奏でる歌、碧(あお)のイタリア歌曲をどうぞお楽しみに。
よろしければ碧を身にまといつつお出かけくださいませ。
ご来場、心よりお待ち申し上げます。
                       宮本益光
==========================
チケットは残り僅かです!
▼コンサート詳細・ご購入はこちらから
宮本益光バリトンリサイタル 碧のイタリア歌曲II - 東京二期会

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Hakuju Hall(ハクジュ・ホール)でフレッシュな歌手によるモーニングコンサートシリーズが開催されます!

今秋より東京・代々木公園近くのHakuju Hall(ハクジュ・ホール)において、この春、二期会オペラ研修所を優秀な成績で修了し、二期会アーティストとしてデビューしたばかりのフレッシュな歌手たちが清々しい歌を届ける、『二期会 モーニング ディーヴァ,ディーヴォ(Diva Divo)』3回シリーズ(Hakuju Hall/(株)白寿生科学研究所主催、東京二期会後援、二期会オペラ研修所協力)が開催されます。
その第1弾となる2013年9月19日(木) 11時開演の回は、ソプラノ高橋 維とメゾソプラノ杉山由紀が登場します。

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ソプラノ高橋 維(たかはし ゆい)
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メゾソプラノ杉山由紀(すぎやま ゆき)

今年3月に同じHakuju Hallで、二期会オペラ研修所「修了試演会」に出演したばかりの2人。高橋は『ばらの騎士』のゾフィーを、杉山は同オクタヴィアンを演じて、高く評価されました。
高橋は、二期会オペラ研修所には3年次となるマスタークラスに編入し、高いテクニックと天性の音楽性、それに華のある舞台で注目されました。
一方、杉山は大学を卒業と同時に予科から3年間研修所で学び、一度も休まず授業に出席。修了時には、最優秀賞及び所長賞を受賞。東京二期会オペラ劇場の合唱にも参加し、二期会の一線に立つ講師・スタッフから厳しい指導を受け、目覚ましい成長を見せました。
研修所時代、朝の部、夜の部と異なるクラスに所属していた2人の共演は今回が初めて。『ばらの騎士』の二重唱をはじめ、得意とする歌曲やアリアをお聴きいただきます。
声楽家として、スタートラインに立ったばかりの2人ですが、素敵な音楽の時間をお届けできるように、心をこめて準備中。
1時間程の短いコンサート、どうぞお気軽にお越しください。

■■■公演概要■■■
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ
未来のスターを発掘!二期会新人によるデビューコンサート
【第1回】ソプラノ高橋 維、メゾソプラノ杉山由紀、ピアノ木下志寿子
 日時:2013年9月19日(木) 11:00開演(10:30開場)
【第2回】ソプラノ浅井恵子、メゾソプラノ成田伊美、ピアノ高田恵子
 日時:2013年11月14日(木) 11:00開演(10:30開場)
【第3回】ソプラノ金子 響、テノール金山京介、ピアノ朴 令鈴
 日時:2014年1月30日(木) 11:00開演(10:30開場)
会場:Hakuju Hall(ハクジュ・ホール)
 小田急線「代々木八幡駅」南口または千代田線「代々木公園駅」1番出口より徒歩5分
料金:各回全席自由 500 円
▼お問合せ・チケットのお申込みはこちら
Hakuju Hall
TEL 03-5478-8700 (10:00~18:00 火~土[祝日・休館日を除く])
▼コンサート詳細はこちら
二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ (PDFファイル)

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二期会オペラ愛好会限定企画 『ホフマン物語』上映会を行いました!

先週末、都内某所で、「二期会オペラ愛好会」のお客様限定企画として、二期会オペラの上映会を行いました。今回は開催の決定が急で、2週間ほどしかご案内期間がなかったにもかかわらず、60名以上の愛好会会員様にお越しいただきました。
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ご覧いただいた映像は、2001年11月4日(日)東京文化会館で開催した、二期会創立50周年記念公演『ホフマン物語』。
VHSの記録映像なので画質はあまりよくありませんが、正真正銘、ここでしか観られない12年前の秘蔵映像です。
▼2001年公演のキャスト一覧はこちらからもご覧いただけます
2001年11月公演『ホフマン物語』 - 公演記録|東京二期会
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当日お配りしたパンフレットは、当時のチラシをもとにして作成しました。
お客様の中には、当時この公演をご覧になられた方もいらっしゃいました。懐かしい想いでご覧になったとお喜びの声もいただき、嬉しく思いました。
他にも、上映会終了後にご回答いただきましたアンケートから、ご感想をいくつか紹介させていただきます。
◆2001年の公演は観劇しましたが、改めて上映されたものを観ると懐かしいのと素晴らしさがわいてきました!!
◆2001年当時はまだオペラには関心がありませんでした。日本の過去のオペラを見る機会がDVDを含めほとんどないので、今日は興味深く観させてもらいました。
◆思わぬプレゼントを有難うございました。ソリストさん達の若かりし頃の頑張りが良く感じられ、素晴らしかったです。又、拝見したく思います。
◆とても楽しめました。8月の公演への予習としても役立つと思います。
◆こんな素晴らしい作品だったのか、と初めて認識しました。
◆タイトルロールの福井敬さん、今回も同役でご出演。すばらしいです。
大切なことには、ご感想とともに、今回の映像の画質やスピーカーの音量、椅子の状態、また今後の企画について、たくさんのご意見をいただくことができました。今後のサービス向上のために勉強になるご意見ばかりでした。ありがとうございます!
東京二期会では二期会オペラ愛好会のお客様には、オペラ公演の先行割引予約のほか、二期会アーティストと交流会でもある新年会へのお誘いなどの特別プランをご用意しています。ぜひ二期会オペラ愛好会にご入会いただいて、東京二期会オペラ劇場を二倍、三倍…十倍、お楽しみください。ご入会はいつでもお待ちいたしております!
▼二期会オペラ愛好会の詳細・ご入会方法はこちらから
二期会オペラ愛好会のごあんない - 東京二期会

▼2013年の『ホフマン物語』は、フランスオペラの伝道師プラッソンの薫り高い指揮と美しくもスペクタクル感満点の舞台でお楽しみください!
《二期会創立60周年記念公演》2013年7-8月公演『ホフマン物語』 - 東京二期会

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公演直前!「これがオペラだVIII」 第2回『カルメン』

大人気オペラ入門シリーズ「これがオペラだVIII」
ご好評につき全席完売となりました第1回「ガラ・コンサート」に続き、今週末6月29日(土)・30日(日)公演第2回は『カルメン』です。
「これがオペラだ」の総合プロデューサーであるバリトン松本宰二に本番直前インタビューを行いました。
Q:「これがオペラだ」のコンセプトとは?
松本:有名なオペラ作品の見どころ・聴きどころだけを抽出し、その魅力を存分に楽しんでいただきたいということ、また作品解説のみならず、オペラとはどのようなものか、どなたにもわかりやすく紹介することによって、オペラそのものに親しみを持っていただけたらと思っています。
そしてその次には東京二期会の本公演にも足を運んでいただけたらいいな、と(笑)。
Q:「これがオペラだ」の魅力とは何でしょう
松本:オペラというと大ホールで上演される豪華絢爛なイメージが強いかもしれません。ですが、めぐろパーシモン小ホールという魅力的なホールだからこそ味わえるものがあります。
何しろお客様との距離が近いですからね、一語一句が際立ち、歌のみならず演技の細部までご覧いただけますし、衣裳・照明・セットなどもシンプルながら、オペラの美しさ・ドラマ性をご堪能いただけるよう工夫しています。
Q:最後にメッセージをお願いします
松本:私もMCをさせていただきますが、そこでは単なる作品解説というだけでなく、オペラの奥深い世界に想いを馳せる、お客様の想像の手助けをさせていただきたいと思っています。楽しい時間をお過ごしいただければ嬉しいですね。
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「これがオペラだ」総合プロデューサー:松本宰二
皆様のご来場お待ちしております!
■■■公演情報■■■
これがオペラだVIII「第2回 ビゼー『カルメン』」
原語(フランス語)上演・ピアノ演奏によるハイライト上演

日時:2013年6月29日(土)、30日(日) 両日15:00開演
会場:めぐろパーシモンホール 小ホール
   (東急東横線「都立大学」駅より徒歩7分)
出演:[カルメン]喜田美紀、[ホセ]高田正人、[エスカミーリョ]大井哲也
   [ミカエラ]大林優子、[フラスキータ]高山由美、[メルセデス]下園理恵
   ピアノ・水戸見弥子、MC・松本宰二

▼公演情報ページはこちら
これがオペラだVIII ◆第2回 ビゼー『カルメン』 - 二期会21
※29日(土)公演は完売致しました。30日(日)公演も残り枚数がごく僅かとなっております。また両日とも当日券の発売予定はありませんので、あらかじめご了承ください。

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岡田尚之テノールリサイタル“歌曲の夕べ” 開催直前情報!

東京二期会2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』のトゥリッドゥ役で注目を集めた岡田尚之が、来る7月5日(金)に“歌曲のみ”のリサイタルに挑戦します。
五島記念文化賞オペラ新人賞の海外研修制度によりイタリア・ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場オーディションに参加。
全世界から700人を越える参加者のうちテノールとしてただ1人合格し、同劇場に出演した岡田の雄姿を是非ご覧ください。
岡田尚之インタビュー(全編)

■■■公演情報■■■
~五島記念文化賞オペラ新人賞研修帰国記念~
岡田尚之テノールリサイタル 歌曲の夕べ
オペラ界の若きプリモが贈る珠玉の歌曲

日時:2013年7月5日(金) 19:00開演 (18:30開場)
会場:浜離宮朝日ホール(都営大江戸線「築地市場」駅A2出口3分)
出演: 岡田尚之(テノール)、谷池重紬子(ピアノ)
演奏予定曲:
  シューベルト「ミューズの子」
  R.シュトラウス「セレナーデ」
  デュパルク「ロズモンドの館」
  プーランク「ホテル」
  リスト「ペトラルカの3つのソネット」
  プッチーニ「死とは?」
                   ほか
  *全曲日本語字幕付き、原語歌唱
  *演奏予定曲は変更になる場合がございますので予めご了承ください
▼公演情報ページ、チケットご予約はこちら
岡田尚之テノールリサイタル 歌曲の夕べ - 二期会21

▼岡田尚之公式HP
岡田尚之(テノール)ホームページ

▼去る5月31日には、ラジオFMサルース「muse Amuse neo」にゲスト出演しました。トークとその歌声をお聴きいただけます。

横浜市青葉区のコミュニティFM - FMサルース 84.1MHz

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二期会WEEK@サントリーホール2013 第5夜は 夢の夜

「二期会WEEK@サントリーホール2013」6月21日(金)の第5夜は「果てしない夢」です。

大倉「これから夢を叶える若い人たちの希望の星として、また、自分たちの生きがいともなれるように企画しました。それぞれが今まで頑張ってきた分野、絶対これは自信がある、という曲を選んでいます。一番の見どころは第2部の『コジ・ファン・トゥッテ』だと思います。1983年日生劇場で上演された当時のキャストと、ドン・アルフォンソ:岸本という顔触れで『コジ』ハイライトをお贈りします。」
cosifantutte.jpg 『日生劇場三十年誌』より

担当マネージャーのつぶやき
「芸術を一言で語るのは難しい事です。しかし21日19:00、心のわだかまりをチョット傍に置きサントリーホールブルーローズのシートに座るだけでその全てを体感する事ができます。それはステージ上の四人の長い年月の弛まぬ研鑽により培った品格ある誠実な姿勢が芸術そのものなのです。歌を耳で聞くという言う行為を超越し、彼らの歌声を心で受け止めると云うことを実感できる一時となる事とでしょう。それでは会場でお会い致しましょう。」
歌に人生を捧げてきた芸術家たちの‘果てしない夢’に、勇気と希望を感じ取っていただけましたら幸いです。どうぞ、お楽しみに!

▼プログラムの詳細はこちら
二期会WEEK@サントリーホール2013 第5夜「果てしない夢」 - 二期会21
▼お問合せ
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831
▼サントリーホールへのアクセス
電車・バスでお越しの方へ アクセス - サントリーホール

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二期会WEEK@サントリーホール2013 第4夜はイギリス エキスパートの夜

1週間を通して多彩な企画で盛り上げる「二期会WEEK@サントリーホール」。アーティストらが自身で企画を立ち上げ発信するコンサートシリーズです。今年は〈夢〉をテーマにお贈りしています。
さて、その1週間の折り返しとなる第4夜、20日(木)にお贈りするコンサートは「イギリスがオモシロイ!!~ブリテン生誕100周年を祝して~」
曲はガーニー「5つのエリザベス朝の歌」、フィンジ「私は“愛”にこう言った」、ブリテン「2つのバラード」「この島で」等、美しい英詩と豊かな音色の響き心揺さぶる稀有な演奏で、イギリス音楽の魅力を存分にお楽しみください。
また第2部冒頭では、ブリテンのオペラ《小さな煙突掃除》より「お掃除ソング」を、故 若杉 弘先生の日本語訳での演奏を全員でお届け致します。
「シェイクスピアを代表とする「演劇先進国」イギリス。音楽をふんだんに取り入れた演劇の文化は、後のイギリスの声楽史に大きな影響を与えました。天才パーセル以降不毛の時代を経て、イギリス音楽は19世紀~20世紀にかけて一気に花開く「イギリス音楽ルネサンス」を迎えます。その時代を担った作曲家たち、特に今年生誕100年を迎えるブリテンの作品を、イギリス音楽のスペシャリスト達の歌でお届けします!言葉から生まれる軽妙なリズム、繊細で透明な美しさ、かつ力強さをも持ち合わせている魅力的な作品を、是非お楽しみください!」(佐竹由美)
▼出演者インタビュー動画をご覧ください!

二期会WEEK@サントリーホール2013出演者インタビュー(4) その1
「佐竹由美・佐橋美起・加耒 徹」

二期会WEEK@サントリーホール2013出演者インタビュー(4) その2
「佐竹由美・佐橋美起・加耒 徹 - 座談会」

二期会WEEK@サントリーホール2013出演者インタビュー(4) その3
「鈴木 准」
▼プログラムの詳細はこちら
二期会WEEK@サントリーホール2013 第4夜「イギリスがオモシロイ!!~ブリテン生誕100周年を祝して~」 - 二期会21
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二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831
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二期会WEEK@サントリーホール2013 第3夜「オペラ・ブッファの夜『ドン・パスクァーレ』」 その(2)

「ドン・パスクァーレ」メンバーからの一言の続きです。
●ドン・パスクァーレ:畠山 茂
二期会ブランドでオペラ・ブッファ!
……って、普通なようで意外と珍しくないですか?
実際僕も個人的には、二期会会員になって19年目(!)ですが、きちんとお見せするのは今回が初めて(!)かも。
そのイタリアの喜劇オペラであるオペラ・ブッファが、さらに彌勒忠史演出で、そしてそれに応える4人の歌い手と1人のピアニストで、予めアップデートされた姿で二期会WEEKに出現します。
是非ともお立ち会いください(''*)
●ノリーナ:上村朝子
オペラ・ブッファの大傑!!
素晴らしい作品+彌勒さんの演出で凄い事になっています!
色んな技…出ちゃってます。
是非是非是非お越し下さい!!
●マラテスタ:佐藤 望
喜劇「ドン・パスクァーレ」とっても楽しいオペラですが、今回はその特別美味しいところだけが強烈に抽出されています!
是非ご来場下さい!!
結婚されたい方必見ですよ!!
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『ドン・パスクァーレ』リハーサルの様子
担当マネージャーより一言
「彌勒忠史が演出を担当する第3夜 オペラ・ブッファの夜『ドン・パスクァーレ』。彌勒の演出に対し、出演者それぞれがアイデアを出し合い進化させる、それを受けて彌勒にもまた新たなアイデアが生まれるという、そこにまた出演者がアイデアを加える…と良い循環を続けています。この循環はどこまで続くのか…。私はそばで肩を震わせているばかり。チケットお求めの方、是非お楽しみ下さい。まだお求めでない方、第3夜必見です!! どうぞ宜しくお願い致します。」

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二期会WEEK@サントリーホール2013 第3夜「オペラ・ブッファの夜『ドン・パスクァーレ』」 - 二期会21
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二期会WEEK@サントリーホール2013 第3夜はオペラ・ブッファの夜

いよいよ本日より開幕となります「二期会WEEK@サントリーホール2013」。
6月19日(水)は第3夜「オペラ・ブッファの夜『ドン・パスクァーレ』」です。
まずはドン・パスクァーレ:畠山 茂のインタビューをどうぞ!

担当マネージャーより稽古場レポが届きました。↓
「ドン・パスクァーレ」の稽古が続いております。
稽古を重ねる度に、面白くなっていっております。
「ドン・パスクァーレ」メンバーより一言頂きたいと思います。
●エルネスト:大川信之
普通でいくとエルネストはテノールのベルカントの難役ともいえますが、この規格に拘らない自由で楽しくアイディア満載のプロダクションのおかげで、ノンプレッシャーで楽しく弾けちゃいます♪ お楽しみに!
●ピアノ:小埜寺美樹
「オペラってなんか敷居が高いなぁ」と思っているアナタ。
そんな事ありませんよ。
「ドン・パスクァーレってあんまりやらないよね」と思っているアナタ。
今回やっちゃいますよ。
オペラデビューするなら…「今でしょ!!」
チケット買うなら…「今でしょ!!」
楽しい一夜が待っています。
●演出:彌勒忠史
元気があれば何でも出来る!
オペラも出来る!
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この続きはまた!
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二期会WEEK@サントリーホール2013 第3夜「オペラ・ブッファの夜『ドン・パスクァーレ』」 - 二期会21
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二期会WEEK@サントリーホール2013 第2夜はスター・テノール競演の夜

二期会WEEK@サントリーホール2013 6月18日(火)の第2夜は「パイレーツ オブ ブルーローズ」です。

松村英行「パイレーツの魅力は、キャラクターの違う3人のテノールが一夜にして楽しめるところです。演奏は、ピアノ・ヴァイオリン・チェロという豪華なトリオで、必ずやお客様にご満足いただけるものと思います。演奏を通じ、自然環境保護など社会の一役を担っていけるような活動ができればと思っています」
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担当マネージャーからも、ひとことPR!
「昨年に続き二期会WEEK再登場となりました。リリックからドラマティックまで、テノールの醍醐味をすべて味わうことのできる贅沢な一夜です。ヴェルディ・イヤーならではの曲や昨年同様サプライズもご用意しているそうですよ!おかげさまで、予定販売枚数終了となっておりますが、引き続き「パイレーツ オブ ブルーローズ」を宜しくお願いいたします!」
▼プログラムの詳細はこちら
二期会WEEK@サントリーホール2013 第2夜「パイレーツ オブ ブルーローズ」 - 二期会21
▼お問合せ
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831
※第2夜のチケットは予定数終了となりました。当日券の発売もございませんので、あらかじめご了承ください。
▼サントリーホールへのアクセス
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『ホフマン物語』指揮 名匠ミシェル・プラッソンを聴こう!

2010年『ファウストの劫罰』ほか東京二期会と東京フィルハーモニー交響楽団でお届けした「ベルリオーズ・プロジェクト」から3年、フランスの名指揮者ミシェル・プラッソンが再び『ホフマン物語』の指揮者として来日します!
フランス音楽を、フランス絵画や文学と同じように重要なものとして紹介することを生涯の強い使命としているマエストロ、プラッソン。伝道師としてのフランス音楽の録音は、近年、EMIより続々とボックスが廉価で発売されています。
▼リンク
MICHEL PLASSON // l'Opéra français(フランス・オペラ・ボックス(38CD)) - EMI
MICHEL PLASSON // Musique Française Coffret 37CD(フランス音楽・ボックス(37CD)) - EMI
この機会にお聴きになってはいかがでしょうか?
映像では、ヨナス・カウフマンが主演した2010年パリ・オペラ座『ウェルテル』のDVDがリリースされています。
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J.マスネ『ウェルテル』全曲 ブノワ・ジャコ演出
ミシェル・プラッソン指揮&パリ・オペラ座
2010年10月22日発売・DVD 2枚組
MASSENET Werther Kaufmann Plasson - Decca Classics
さらに、シンフォニーでは、今回初めて東京交響楽団に客演、7月14,15日に得意のドビュッシーの『海』『牧神の午後への前奏曲』、ラヴェルの『ボレロ』、『ツィガーヌ(Vn:成田達輝)などを取り上げます。こちらもご期待ください。
▼プラッソン指揮・東京交響楽団コンサート詳細はこちら
東京交響楽団 TOKYO SYMPHONY ORCHESTRA (トップページ)
 7/14(日)ミューザ川崎、7/15(月)東京オペラシティ

▼東京二期会『ホフマン物語』公演情報はこちら
東京二期会オペラ劇場7-8月公演『ホフマン物語』 - 東京二期会

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世界が注目、巨匠:ミシェル・プラッソンによる『ホフマン物語』が東京で実現!

本年80歳になるフランス指揮界の大巨匠ミシェル・プラッソン(1933年生、クラウディオ・アバドと同年)がオッフェンバックの畢生のグランド・オペラ『ホフマン物語』を7月31日、8月1、3、4日新国立劇場・オペラパレスで指揮をします。
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同じくフランス人の指揮者ジョルジュ・プレートル(1924年生)は現在シンフォニーの活動に絞っている中、プラッソンは、フランス・オペラの指揮の最高峰として、厳選した得意のオペラとシンフォニー両面のレパートリーを指揮し、ヨーロッパで尊敬を集めています。
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最近も、2010年パリ・オペラ座での『ウェルテル』(カウフマン主演)ではフランス・オペラ界の話題をさらいました。昨年7月には、オランジュ音楽祭にてアラーニャ主演による『トゥーランドット』を指揮、聴衆を熱狂に導いたのに続いて、11月はジュネーブで『サムソンとデリラ』を指揮し、公演を大成功に導きました。来年2014年には、アラーニャの主演で、パリ・オペラ座『ウェルテル』待望の再演が予定されています。

日本では、東京二期会/東京フィルのベルリオーズ・プロジェクト2010において、初めてオーケストラピットに入り『ファウストの劫罰』を指揮。客席と舞台双方からの熱い支持を得て、今回、待望の再登場とつながりました。フランス・オペラの最高峰の一つ『ホフマン物語』を東京二期会と東京フィルハーモニー交響楽団とともに取り上げます。マエストロは特にこの作品に愛着を持ち、オッフェンバックのイマジネーション溢れる音楽は大いに得意とするところ。オランジュ音楽祭(2000年及び2005年)などことあるごとに取り上げていますが、なぜかいまだにマエストロの膨大なレコーディング歴の中でも録音のない作品です。
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※2010年二期会『ファウストの劫罰』より 撮影:鍔山英次 三枝近志
この東京での4回の公演でマエストロが、どのように深化した『ホフマン物語』の解釈を聴かせてくれるのか、期待は高まります。
▼東京二期会『ホフマン物語』公演情報はこちら
東京二期会オペラ劇場7-8月公演『ホフマン物語』 - 東京二期会

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「これがオペラだVIII」第1回 ガラ・コンサート~公演日迫る!

一年の時を経て復活した大人気オペラ入門シリーズ「これがオペラだVIII」。
5月25・26日に華やかな「ガラ・コンサート」で幕を開け、6月に『カルメン』そして7月には『ラ・ボエーム』をお届けいたします。
第1回ガラ・コンサート公演日も間近に迫り、稽古は順調に進んでいます。
先日は本番と同じめぐろパーシモンホール小ホールでリハーサルが行われました。

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 高田正人(テノール)と高橋絵理(ソプラノ)
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 楽譜に取り組む稽古中の歌手たち

ヴェルディ『椿姫』より「乾杯の歌」から始まり、重唱、それぞれが得意とするアリアと、稽古が進むにつれ、お互いに触発され、リハーサルはますます熱を帯びていきました。
25・26日はその熱さそのままに二期会の第一線で活躍する歌手たちが、アリア、アンサンブル取り交ぜて全21曲という豪華なプログラムをお届けします。
二期会の次代を担う歌手たちの華やかなガラ・コンサートにご期待ください!
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 素顔の3人のディーヴァたち 左から三宅理恵、高橋絵理、喜田美紀
■■■公演情報■■■
これがオペラだVIII (全3演目各2回公演)
◆第1回 ガラ・コンサート
 日時:2013年5月25日(土)・26日(日) 両日15:00開演
◆第2回 ビゼー『カルメン』
 日時:2013年6月29日(土)・30日(日) 両日15:00開演
◆第3回 プッチーニ『ラ・ボエーム』
 日時:2013年7月27日(土)・28日(日) 両日15:00開演
会場:めぐろパーシモンホール 小ホール
料金:全自由席 各1回券3,500円、3演目セット券9,000円
※「第1回ガラ・コンサート」の両日および「第2回『カルメン』」の6月29日(土)公演のチケットは残りごく僅かとなりました。お求めはお急ぎください。
▼公演詳細・チケットご予約はこちら
これがオペラだVIII - 主催・制作コンサート|二期会21

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GWは上野の東京文化会館でオペラを観よう!
5月公演G.ヴェルディ『マクベス』~公演当日のごあんない

いよいよ5月1日(水)から東京文化会館 大ホールにて、<二期会創立60周年記念公演>東京二期会オペラ劇場G.ヴェルディ作曲『マクベス』が開幕します!
こちらに公演当日についてのご案内を致します。

東京二期会オペラ劇場 2013年5月公演・二期会創立60周年記念公演
ドイツ・ライプツィヒ歌劇場との共同制作
G.ヴェルディ作曲 『マクベス』 オペラ全4幕
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ/演出:ペーター・コンヴィチュニー
当日券と公演タイムテーブルのご案内
5月1日(水)
5月2日(木)
5月3日(金・祝)
5月4日(土・祝)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B
S,A,B,C
当日券販売開始
17:00~
17:00~
12:30~
12:30~
開場
17:30
17:30
13:00
13:00
開演
18:30
18:30
14:00
14:00
第1・2幕
約85分
休憩予定時刻
19:55~20:20
19:55~20:20
15:25~15:50
15:25~15:50
第3・4幕
約55分
終演予定
21:15
21:15
16:45
16:45
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください。(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2013年5月公演 『マクベス』- 東京二期会オペラ劇場

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連休初日は東京ミッドタウン“NEW STAGE OPEN”へ!

連休初日となる4月27日(土)、オペラ歌手の声と最先端の電子楽器が融合した、上質かつエキサイティングなステージ、その名もDigitalyrica(デジタリリカ~“Digital”と“Lyric”の造語)が、東京の真ん中、東京ミッドタウンの芝生広場で上演されます。
お家を飛び出し、爽やかな春風を感じながら、家族と、恋人と、友人とヴェルディの最高傑作『椿姫』『リゴレット』のアリアをお愉しみください。
■■公演情報■■
東京ミッドタウンNEW STAGE OPEN
Special Event「Mid Green Stage」
~DigitaLyrica イタリア・オペラ・ガラコンサート~

◆日時:2013年4月27日(土) 15:00/18:00(2回公演)
◆会場:東京ミッドタウン芝生広場
◆料金:無料(フリーコンサート)
    ※11:00~整理券を芝生広場にて配布(お1人様1枚のみ、なくなり次第終了)
◆出演:全詠玉(ソプラノ)、新津耕平(テノール)、井上雅人(バリトン)
    清水のりこ(エレクトーン)、彌勒忠史(演出・構成)
▼イベントの詳細・お問合せ先はこちらをご覧ください
NEW STAGE OPEN 「Mid Green Stage」 - 東京ミッドタウン

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「ぴあ」にコンヴィチュニー講演会レポート&『グランド・オペラ』に小森輝彦インタビュー記事

すでにお読みになられた方もいらっしゃるかと思いますが、「チケットぴあ」ニュースに、先日ドイツ文化センターで行われた、5月公演『マクベス』演出のペーター・コンヴィチュニー講演会のレポートが掲載されました!
「現代社会に鋭く迫るオペラを」鬼才コンヴィチュニーがオペラ演出について語る - チケットぴあ
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自身のオペラ演出の哲学、技法から、今回の『マクベス』のテーマや見どころまで語っていました。
また、音楽之友社から刊行されているオペラ専門誌『グランド・オペラ』最新号(4月20日発売)には、5月『マクベス』タイトルロールのバリトン小森輝彦が大きく登場しています。最高級オーディオとトップアーティストを紹介するシリーズ記事「小畑恒夫のオペラの魔力」で、小森と音楽評論家小畑恒夫氏による対談です。
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こちらもぜひご覧ください!
▼音楽之友社さんのサイトでお買い求めいただけます。
『グランド・オペラ』Vol.50 2013 Spring – 音楽之友社

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ロシアから世界のマエストロへ~二期会『マクベス』指揮アレクサンドル・ヴェデルニコフ来日

二期会『マクベス』指揮者アレクサンドル・ヴェデルニコフが来日しました。
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本年1月には、『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』で名門チューリッヒ歌劇場にデビューを飾り、本年秋には遂に、ニューヨークのメトロポリタン・オペラにデビューするヴェデルニコフ。
現在は、デンマークの名門オーデンセ交響楽団の首席指揮者を務めています。既にシンフォニーの分野でもロンドン・フィル、モントリオール交響楽団、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、チェコ・フィル、NHK交響楽団など各地で常に好評を博しています。
モスクワのボリショイ・オペラの音楽監督として劇場を再建し(2001~09年)、数々の歴史的な成功を収めて来たため、ロシアでの活動がクローズ・アップされますが、イタリアでの活躍も際立ちます。
ミラノ・スカラ座、ヴェネチア・フェニーチェ劇場、ボローニャ歌劇場、トリノ王立歌劇場、ローマ歌劇場に客演しています。
イタリア語が大変堪能なマエストロは、ボリショイ・オペラでも『トゥーランドット』『アドリアーナ・ルクヴルール』そして、今回指揮する『マクベス』を取り上げて好評を博しています。特に『マクベス』は、「ヴェルディの中でもとても素晴らしい作品」と強い愛着を抱いている作品なのです。
また演出のコンヴィチュニーとは、2004年ボリショイ・オペラで「さまよえるオランダ人」の新制作を共に手掛け、そのプロダクションは、バイエルン州立歌劇場、グラーツ歌劇場で上演されて名プロダクションとして知られています。以来、日本で9年ぶり2度目のタッグを組み、連日熱いコラボレーションを繰り広げています。
ちなみに彼の父は、ロシアの伝説的名歌手で同名のアレクサンドル・ヴェデルニコフ。
稽古場では、父譲りの張りのある声で歌手を導いています。
ヴェデルニコフのタクトからあふれ出すヴェルディ・サウンドにどうぞご期待ください!

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東京二期会オペラ劇場『マクベス』 - 東京二期会
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★『マクベス』で共演する東京交響楽団とは、5月11日ミューザ川崎、12日りゅーとぴあ新潟で、得意のロシア・プログラムを指揮します。
▼東京交響楽団とのオーケストラ・コンサート情報はこちらから
東京交響楽団公式Webサイト

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ヴェルディとコンヴィチュニー

本年生誕200年を迎えたヴェルディに対して、コンヴィチュニーは特別な関心と歴史的な舞台を生み出してきました。
最も有名なプロダクションは『ドン・カルロ』でしょうか。
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ウィーン国立歌劇場での上演がDVD(日本コロンビアより発売中*日本語字幕付)で観ることもできますが、もとは2001年のハンブルク州立歌劇場で上演されたもので、その後2004年にウィーン国立歌劇場、2007年にはバルセロナのリセウ大劇場でも上演され大評判を取りました。
グラーツ歌劇場では、日本公演が話題になった『アイーダ』『ファルスタッフ』に加えて、今回日本でも新演出で上演される『マクベス』が1999年に制作されています。
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また2011年に『椿姫』が新制作され、このDVD(Arthaus Musikより発売中*日本語字幕付)も最近発売されました。『椿姫』は近年のコンヴィチュニーの代表作とされ、既にニュルンベルク歌劇場で再演、今年2月にはロンドンのイングリッシュ・ナショナル・オペラで英語上演されています。これも大変な評判を呼びました。
意外なところでは、ドレスデン州立歌劇場では『仮面舞踏会』『ナブッコ』が上演されています。
こうやって見ていくと、コンヴィチュニーが多くのヴェルディ作品を世界中で演出していることがわかります。中でも、特に文豪による原作ものが、不朽の舞台と評価されています。シラー原作の『ドン・カルロ』、シェイクスピアの『ファルスタッフ』、ディマ・フィスの『椿姫』などです。
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その点からも今回の『マクベス』には大きな期待が寄せられています。既に稽古に合流し、新演出として次々と新しいアイデアが湧き出し、東京ヴァージョン『マクベス』が、今まさに生まれようとしています!

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コンヴィチュニー 「オペラ・アカデミー in びわ湖」大成功!

5月公演『マクベス』、いよいよ演出ペーター・コンヴィチュニーが稽古場に合流しました。今回も1カ月にわたる感動の舞台作りが始まります!
今回、コンヴィチュニーは、3月25日~28日、びわ湖ホールの「オペラ・アカデミー」のため、先に来日していました。
そこで、オペラ・アカデミーの担当者・びわ湖ホール福島寿史さんに、お伺いして、コンヴィチュニー演出の「現場」をお伝えしたいと思います。
――びわ湖ホールで「コンヴィチュニー オペラ・アカデミー」を始められた経緯を教えてください。
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コンヴィチュニーは、日本に演出のための学校がないと知り、自らが指導にあたる「演出の学校」の開設を構想しました。
彼が提案した学びの方法は、自身の演出でオペラが作り上げられていく過程を間近で見ることによってペーター・コンヴィチュニーの哲学を吸収するという、非常に実践的なものでした。 
まずは東京でワークショップが行われ、翌年、マンパワーの面からも設備の面からも劇場としての充実した機能を備えているびわ湖ホールに白羽の矢が立ちました。当初は前年の東京でのワークショップのように、有名アリアに演出をつける、という内容を予定していましたが、開催2か月前にコンヴィチュニーから「オペラの全幕演出を」という提案があったことを受け、プッチーニ『蝶々夫人』全幕を扱うという運びとなりました。これが2010年8月、第一回目のワークショップとなりました。

――どういった方が参加されているのでしょうか?
演出家やオペラ歌手、およびこれらの職業を志す方を主な受講対象としています。また、劇場スタッフも対象となっているほか、研究者や評論家の方にも全国から多く参加いただいており、大きな注目を集めています。

――今年(2012年度)のテーマ、題材は何でしょうか?
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本来では、モーツァルトの『魔笛』を題材として夏にアカデミーを開催する予定でした。しかし、コンヴィチュニー氏の健康上の理由から中止とし、『魔笛』のワークショップは2013年の夏まで持ち越しとなりました。
今回のアカデミーは、コンヴィチュニーの強い希望により急遽開催が決定したため日数が少なくなったので、従来のワークショップ形式ではなくレクチャー形式で開催しました。
講義では4つの演目が紹介されました。そのうち3つ、ウェーバー『魔弾の射手』、ヴェルディ『ドン・カルロス』、ワーグナー『神々の黄昏』については、DVDを見ながらコンヴィチュニーの演出技法の解説がなされました。コンヴィチュニーは、常に受講者との意見交換を大切にしていました。上演の際に物議を醸したシーンでは、映像を止めて、「演出家がこのようなことをしてもよいのでしょうか?」などの挑戦的な問いかけをし、受講者の中からは、しばしば活発な議論が湧き起こりました。
また、2・3日目の午後に行ったワークショップでは、びわ湖ホール声楽アンサンブルのメンバーがモーツァルト『魔笛』のワンシーンを歌い演じ、コンヴィチュニーが、歌い手の個性を巧みに引き出しながら即興で演出をつけていきました。2013年8月のアカデミーでは、従来のワークショップ形式で、この『魔笛』を全幕通して取り組みます。

――コンヴィチュニーのアカデミーには、たくさんの「驚き」や「発見」があると思います。
   アカデミーの中で見られた印象的なシーンや言葉があれば、教えてください。

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ブレヒトの〈異化〉が演出の要所に意図的に採用されていることを、コンヴィチュニー自身から聞くことができたのは、大きな収穫であったと思います。
ベルトルト・ブレヒトは20世紀を代表する東ドイツの劇作家であり、彼が提唱した〈異化〉とは、日常において見慣れたものを、劇中に使用することでそのものに対する奇異の念を見る者に抱かせる、という手法です。コンヴィチュニーはこれを用いて、テレビやマスメディアを作品の中に組み込む試みを行っています。
たとえば、『ドン・カルロス』の3幕の火刑のシーンでは、休憩時間であるはずのホワイエに、縛られた受刑者の列や、盲目の大審問官、さらに現代風の衣裳に身を包んだ王の一団が登場し、その模様をテレビカメラで実況中継するという演出がなされました。このような〈異化〉によって、もはや私たちにとっては歴史となった火刑が、生々しい出来事として再現されることとなります。
150年前に書かれたテキストの内容を、今日を生きる我々にとって事実性をもって訴えかけてくるように再現する、そのための手段として、ブレヒトの〈異化〉を使用する。コンヴィチュニー氏の一見奇抜な演出は、決して恣意的な「読み替え」などではありません。むしろ、どうすれば原典を効果的なかたちで今日に再現することができるのかという問題提起であり、試みであると言うことができます。そのことは、「私は作品を破壊しようとしているのではありません」という一言に集約されているように思われます。

――コンヴィチュニーの『マクベス』に期待されることはありますか?
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「演出家としての私の使命は、演出を通じて幸福生成の方法を提示することです」と、コンヴィチュニーは語ります。個人と、その個人が所属する社会とは密接に関係していて、個人的な対立が社会全体の争いにつながるとも。争いを解消し、世界、ひいては人々が幸せになるためには、政治的なものであれ感情的なものであれ、個人的な対立に終止符を打たねばならないとコンヴィチュニーは言います。
欲と憎悪が生み出す人間の対立を描いた悲劇『マクベス』は、演出による幸福の提示というコンヴィチュニーのテーマにふさわしい作品であると思います。シェイクスピアの原作によるこの作品を通じて、ペーター・コンヴィチュニーがどのように幸福の方法を描き出すのか、とても楽しみです。
(回答者:公益財団法人びわ湖ホール 事業部 事業第二グループ 福島寿史さん)

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東京二期会オペラ劇場『マクベス』 - 東京二期会
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二期会チケットセンター - 東京二期会

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二期会『マクベス』演出ペーター・コンヴィチュニー、ドイツ文化会館で語り尽くす!!

世界的演出家ペーター・コンヴィチュニーが、二期会『マクベス』新制作についておおいに語る企画が、4月9日(火)ドイツ文化センターで開催されます!

macbeth_201303_1.jpg ペーター・コンヴィチュニー、オペラ演出を語る
<東京ドイツ文化センター オペラトーク 2013>
~新制作のオペラ《マクベス》の演出を中心に~

2013年4月9日(火)19:00~
ドイツ文化会館ホール
日独同時訳付
入場無料、要お申し込み
申し込み・お問合せ: Tel. 03-3584-3201
info@tokyo.goethe.org

▼詳しくはドイツ文化センターのサイトをご覧ください。
ペーター・コンヴィチュニー、オペラ演出を語る - 催し物カレンダー|Goethe-Institut ドイツ文化センター

macbeth_201303_2.jpg コンヴィチュニーが描くオペラの登場人物は、いつも誰もが人間味に溢れています!
高貴な皇帝ティトは、滑稽さや高慢さを持ち合わせつつ、人びとに愛される人物として描かれていました。
非情なエフゲニー・オネーギンも、友人を死なせてしまうという取り返しのつかなさに悔恨の念で震える弱い男でした。
妖艶な少女サロメと高潔な預言者ヨカナーンは、同じ運命の前に悩み、ふたりとも純粋な愛を信じていました。
権力欲の権化ともいうべきマクベスとマクベス夫人、はたまたマクベスを倒す民衆たちにも、コンヴィチュニーは熱い人間の血を通わせることでしょう。
そのプロフェッショナルな仕事ぶりの哲学について、大いに語ってもらいます!

ドイツ文化センターは、東京メトロ「青山一丁目」駅A4出口から徒歩5分。青山通りを赤坂郵便局方面へ歩いて、草月ホールの手前の細道を右に入ると、到着です。
▼地図はこちら
お問い合わせ - アクセス - Goethe-Institut ドイツ文化センター

平日夜の開催、しかも入場無料、しかも同時通訳ですので、お仕事帰りの方でも、気軽にお立ち寄りいただけるのではないかと思います。事前のお申し込みだけはお忘れなく!
▼東京二期会5月公演『マクベス』公演詳細はこちら
東京二期会オペラ劇場『マクベス』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットのお求めはこちら
二期会チケットセンター - 東京二期会

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めぐろパーシモンホール「これがオペラだVIII」 第1回ガラ・コンサート 曲目決定!

5月25日(土)、26日(日)の両日、めぐろパーシモンホールで開催いたします「これがオペラだVIII」第1回ガラ・コンサートの曲目が決定いたしました。
その魅力とは・・・↓
 1.有名オペラ・アリアを歌手のレパートリーから厳選!
 2.個性がぶつかり合い、ドラマを紡ぐ重唱!
 3.本公演のために特別に結成された目黒区民の皆さんによる合唱団との熱き共演!
全演奏予定曲は次のとおり(演奏順不同・両日同内容)

モーツァルト『フィガロの結婚』 第3幕より
手紙の二重唱「そよ風に」
ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』 第1幕より
「かげぐちはそよ風のように」
ドニゼッティ『愛の妙薬』 第1幕より
二重唱「つまりその…愛を呼び起こす驚くべき妙薬のことなんですが」
ヴェルディ『椿姫』 第1幕より
「乾杯の歌」
第2幕より
「燃える心を」
ヴェルディ『リゴレット』 第3幕より
「風の中の羽のように」
四重唱「いつかあなたに会った時から」
ヴェルディ『ドン・カルロ』 第1幕より
二重唱「われらの胸に友情を」
ヴェルディ『オテロ』 第1幕より
イアーゴの乾杯の歌「さあ、乾杯だ」
サン=サーンス『サムソンとデリラ』 第2幕より
「あなたの声に心は開く」
プッチーニ『トスカ』 第1幕より
二重唱「この世のどんな瞳が」
第2幕より
「歌に生き、恋に生き」
プッチーニ『蝶々夫人』 第1幕より
二重唱「変わらぬ愛を」
プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』 第1幕より
「私のお父さん」
プッチーニ『トゥーランドット』 第3幕より
「誰も寝てはならぬ」
マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』より 開幕の合唱「オレンジの花はかおり」
 
レオンカヴァッルロ『道化師』 第1幕より
「大空をはれやかに」
ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』 第1幕より
「ある日、青空をながめて」
ワーグナー『タンホイザー』 第3幕より
「夕星の歌」
ガーシュウィン『ポーギーとベス』 第1幕より
「サマータイム」
バーンスタイン『キャンディード』 第1幕より
「着飾って、きらびやかに」

二期会の次代を担う歌手たちの華やかなガラ・コンサートに、皆様、ぜひ足をお運びください。

▼公演の概要ページ、チケットのお求めはこちらから
これがオペラだVIII - 二期会21

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【コンサート速報】めぐろパーシモンホール「これがオペラだ」が復活!

大人気オペラ入門シリーズ「これがオペラだ」が皆様の声にお応えし、一年の時を経て復活いたします。
8回目を迎える今回のシリーズは、華やかな「ガラ・コンサート」で幕を開け、『カルメン』そして『ラ・ボエーム』をお届けいたします。
生の歌声の魅力をたっぷりとお楽しみください。
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■■■公演情報■■■
「これがオペラだVIII」
(全3演目・各2回公演・総合プロデュース 松本宰二)
会場:めぐろパーシモンホール 小ホール
《第1回 ガラ・コンサート》
日時:2013年5月25日(土)・26日(日) 両日とも15:00開演(14:30開場)
出演:
  【ソプラノ】高橋絵理、松井美路子、三宅理恵
  【アルト】喜田美紀
  【テノール】岡本泰寛、高田正人、山田精一
  【バリトン】浅井隆仁
  【バス】小田川哲也
  【ピアノ】水戸見弥子
  【MC】松本宰二
《第2回 ビゼー『カルメン』・原語(フランス語)上演》
日時:2013年6月29日(土)・30日(土) 両日とも15:00開演(14:30開場)
出演:
  カルメン:喜田美紀
  ホセ:高田正人
  エスカミーリョ:大井哲也
  ミカエラ:大林優子
  フラスキータ:高山由美
  メルセデス:下園理恵
  【ピアノ】水戸見弥子
  【MC】松本宰二
第3回 プッチーニ『ラ・ボエーム』・原語(イタリア語)上演》
日時:2013年7月27日(土)・28日(日) 両日とも15:00開演(14:30開場)
出演:
  ミミ:盛田麻央
  ムゼッタ:見角悠代
  ロドルフォ:岡本泰寛
  マルチェッロ:浅井隆仁
  ショナール:栗原 剛
  コッリーネ:小田川哲也
  【ピアノ】羽石道代
  【MC】松本宰二
料金:全自由席 一回券3,500円、3演目セット券9,000円(車椅子席同料金)
   *車椅子券はめぐろパーシモンホールのみ取扱
チケット販売:
  めぐろパーシモンホール 03-5701-2904 [10:00~19:00]
  二期会チケットセンター 03-3796-1831
主催:株式会社二期会21
共催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
後援:公益財団法人東京二期会

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【コンサート速報】「岡田尚之テノールリサイタル」決定!

2012年7月東京二期会公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』にトゥリッドゥ役で出演し、各方面から絶賛されたテノール岡田尚之がリサイタルを開催します。
オペラ界の若きプリモが贈る珠玉の歌曲をお愉しみください。
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■■■公演情報■■■
~五島記念文化賞オペラ新人賞研修帰国記念~
《岡田尚之テノールリサイタル 歌曲の夕べ》
(全曲日本語字幕付き 原語歌唱)
出演:岡田尚之(テノール)、谷池重紬子(ピアノ)
日時:2013年7月5日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:浜離宮朝日ホール
演奏予定曲目:
  シューベルト「ミューズの子」
  R.シュトラウス「セレナーデ」
  デュパルク「ロズモンドの館」
  プーランク「ホテル」
  リスト「ペトラルカの3つのソネット」
  プッチーニ「死とは?」  ほか
料金:全席指定 4,000円、ペア券7,000円
チケット販売:【好評発売中!】
  二期会チケットセンター 03-3796-1831
  朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990
主催:公益財団法人五島記念文化財団
制作:株式会社二期会21
後援:公益財団法人東京二期会
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東京二期会オペラ劇場 2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』で
トゥリッドゥを演じる岡田(撮影:三枝近志)

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二期会新制作『こうもり』、開幕しました!

二期会創立60周年記念公演オペレッタ『こうもり』の幕が上がりました!中山悌一による伝統の訳詞に、今回の演出・白井 晃による新しい台本での新制作。20日(水)、21日(木)両キャストの初日にはたくさんのお客様にご来場いただきました!
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『こうもり』公演の様子を伝えるWebサイトをご紹介いたします。
音楽ライター小田島久恵さんが連載されているファッションサイト「.fatele」のブログに、今回の二期会『こうもり』の公演評を掲載されました!
シャンパンの泡の笑い 二期会「こうもり」 - .fatele
また、メロディが聴こえるウェブサイト「クラシックニュース」に、開幕直前のゲネプロ時の舞台写真が多数紹介されています。
東京二期会オペラ劇場『こうもり』ゲネラルプローベ舞台写真をご覧下さい - classic news
明日23日(土)は、残席がついにS席のみとなりました!24日(日)の残席は、S~B席です。当日券の発売は、両日とも東京文化会館大ホール前で12時30分から開始いたします。
ご来場を心からお待ちしております!

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください!!
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2013年2月公演 『こうもり』- 東京二期会オペラ劇場

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いよいよ20日開幕!2013年2月公演オペレッタ『こうもり』公演当日のごあんない

いよいよ2月20日(水)から東京文化会館 大ホールにて、<二期会創立60周年記念公演>東京二期会オペラ劇場J.シュトラウス作曲オペレッタ『こうもり』が開幕します!
ご来場のお客様に公演当日について、ごあんないいたします。

東京二期会オペラ劇場 2013年2月公演・二期会創立60周年記念公演
2013都民芸術フェスティバル参加公演
J.シュトラウス作曲 『こうもり』 オペレッタ(喜歌劇)全3幕《新制作》
<日本語訳詞上演>
指揮:大植英次/演出:白井 晃
当日券と公演タイムテーブルのご案内
2月20日(水)
2月21日(木)
2月23日(土)
2月24日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
Sのみ
S,A,B
当日券販売開始
17:00~
17:00~
12:30~
12:30~
開場
17:30
17:30
13:00
13:00
開演
18:30
18:30
14:00
14:00
第1幕
約50分
休憩予定時刻
◆19:20~19:40
◆19:20~19:40
14:50~15:10
14:50~15:10
第2幕
約70分
休憩予定時刻
◆20:50~21:10
◆20:50~21:10
16:20~16:40
16:20~16:40
第3幕
約45分
終演予定
21:55
21:55
17:25
17:25
◆《二期会創立60周年記念プレミエ・キャンペーン・イベント》20日(水)および21日(木)の公演では、オーストリア政府観光局の協力により、1幕、2幕後の休憩時にそれぞれ、チター奏者 永谷義篤さんのミニコンサートを開催します。ウィーン風の音楽やチロル地方の音楽などを演奏する予定です。
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口徒歩6分

お車のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください!!
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2013年2月公演 『こうもり』- 東京二期会オペラ劇場

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開幕直前!二期会『こうもり』演出・白井晃メッセージ&msn産経ニュースに公演ニュースが掲載!

いよいよ今週20日(水)から東京二期会オペラ劇場『こうもり』の幕が開きます。
スタッフ、ソリスト、合唱、そしてオーケストラが東京文化会館に集結し、最後の入念な準備を重ねています。
開幕直前の楽屋裏で、演出・白井 晃からお客様へむけてメッセージを受け取りました!

白井 晃「今回はファルケ博士の企みを全面に押し出して、オーケストラ、合唱、ソリストも総仕掛けで、アイゼンシュタインをだましていきます。オペレッタの楽しみを十二分に楽しんでいただけると思います。もうすぐ、幕が開きます!ぜひご期待ください」
そして、msn産経ニュースにも『こうもり』のニュースが掲載されました!
ワルツが奏でる大人のおとぎ話 東京二期会がオペレッタ『こうもり』-産経ニュース
ぜひご覧ください!

20日(水)、21日(木)の両日は、プレミエキャンペーンとして、
オーストリア政府観光局の協力により、1幕、2幕後に入る休憩時にそれぞれ、チター奏者 永谷義篤さんのミニコンサートを開催します。
ウィーン風の音楽やチロル地方の音楽などを披露する予定です。
幕間もどうぞお楽しみに!
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二期会創立60周年記念公演オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会
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BSフジ「レシピ・アン」、白井 晃が語る『こうもり』の舞台裏

幸田浩子、北川辰彦、ジョン・ハオの3人がMCを務める、音楽と料理でゲストおもてなしする音楽&トーク番組「レシピ・アン」(毎週水曜夜23:00~ BSフジにて好評放送中)。
2月の放送は、公演が間近に迫る東京二期会公演・オペレッタ『こうもり』を演出する、演出家・俳優の白井 晃氏をゲストにお迎えします!
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同『こうもり』にアデーレ役で出演する幸田と交わす公演にまつわるお話や、稽古場の映像など、見どころ満載です!
是非ご覧ください。
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◆◆◆番組情報◆◆◆
レシピ・アン~音楽と料理で幸せのおもてなし~
放送局:BSフジ
放送日時:毎週水曜 23:00~23:30
▼詳しい内容はこちらから番組ホームページをご覧ください
レシピ・アン~音楽と料理で幸せのおもてなし~ - BSフジ
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2月公演オペレッタ『こうもり』 指揮:大植英次からメッセージ

早いもので、もう2月。今月は、東京二期会オペラ劇場公演J.シュトラウス作曲のオペレッタ『こうもり』の上演が控えています(2月20・21・23・24日 東京文化会館大ホール)。
連日稽古が続いている中、指揮の大植英次氏よりお客様へのメッセージを受け取りました!

大植英次:「オペレッタというのは、音楽だけでなくてお芝居も楽しめる喜劇。人間の生の力を合わせて作り上げる夢の世界!
 『こうもり』は僕にとっても大事な曲で、僕が人生で初めてウィーンのフォルクスオーパーで聴いたのが『こうもり』でした。そのときに何十回もしみつくほど聴いて、楽しくて楽しくてしょうがなかった。
今回、僕は指揮者という立場ですけれども、日本で、皆様とご一緒にこの『こうもり』を楽しみたいと思います。ぜひいらして、一緒に楽しみましょう!」
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2013年最初のサロンコンサートは、カワイ表参道「パウゼ」がパリのサロンに!

いよいよ明日、31日に公演が迫りました、二期会サロンコンサートVol.168「冬の空の下 流れるフランスの調べ~フランス歌曲からオペレッタの名曲まで」。
出演のソプラノ森 朱美からのメッセージをご紹介します。
「今回のサロンコンサートはフランスの作品をテーマにお届けいたします。
出演する三人はそれぞれ違う時期にパリにて音楽の修行をして参りました。それぞれが長年愛し温めてきた大切な作品を一挙にお届けいたします。
そもそもサロン文化は「ベルエポック(良き時代)」といわれる19世紀末のパリで生まれました。上流階級のご夫人などが多くの芸術家や詩人を自宅に招き、夜な夜な夜会が行われ、その中で今なお残る多くの芸術作品が生まれたのです。
アーンやドビュッシー、フォーレなどの繊細で洒落た作品にはコンサートホールでは味わう事のできない魅力があります。
表参道パウゼはパリのサロンに変身します。皆様どうぞお楽しみに!」

また、今回はプロジェクター(二期会サロン初!)を使って、日本語字幕や写真などを映写。コンサートをさらにお楽しみいただけます!
まだ若干の当日券のご用意もございます。是非ともパリの雰囲気を表参道で味わってみませんか!!


 公演チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート2012/2013シーズン
Vol.168 冬の空の下 流れるフランスの調べ
~フランス歌曲からオペレッタの名曲まで~

日時:2013年1月31日(木) 開場18:30 開演19:00 
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」
料金:全自由席(ドリンク付)3,500円
出演:森 朱美(ソプラノ)、鎌田直純(バリトン)、須江太郎(ピアノ)
演奏予定曲:
 ・アーン「クロリスに」
 ・フォーレ「夢のあとに」
 ・セヴラック「わたしの可愛いお人形」
 ・ラヴェル『ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ』全3曲
 ・サティ「ジュ・トゥ・ヴ」
 ・メサジェ〈オペレッタ〉『ヴェロニク』より 二重唱
                      ほか

▼公演ページはこちらから
二期会サロンコンサート「Vol.168冬の空の下 流れるフランスの調べ」 - 東京二期会

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公演迫る!「二期会ゴールデンコンサートin津田ホール~メゾソプラノ、アルトの日」
当日の公演プログラムをウェブサイトでご覧いただけます!

二期会創立60周年記念公演「二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Anniversary60 ~メゾソプラノ、アルトの日」が、いよいよ今週土曜日に迫ってまいりました。
今年度のゴールデンコンサートラインアップは二期会創立60周年を記念して、各パートから15名ずつ、全4公演で60名の二期会トップアーティストたちが魅了します。
コンサートを主催する株式会社二期会21のウェブサイトには公演に先立ち、当日の出演者、演奏予定曲目、そして、出演者らが綴る「演奏曲への想い」のメッセージを特設ページを掲載しました。
それぞれが歩んできた歴史とともに想いを込めて選んだ珠玉の曲の数々をお楽しみください。

◆◆公演について◆◆
《二期会創立60周年記念公演》
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Anniversary60
「メゾソプラノ、アルトの日」

公演日時:2013年1月26日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR「千駄ヶ谷」駅または、都営大江戸線「国立競技場」駅A4出口前
チケット:完売(当日券発売もございません)
▼出演者、予定プログラム、メッセージをご覧いただける特設ページはこちらからご覧いただけます。
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メゾソプラノ、アルトの日~二期会ゴールデンコンサートat津田ホールAnniversary60 - 株式会社二期会21
※出演者変更のお知らせ※
当初、1月28日(土)「メゾソプラノ、アルトの日」公演に出演を予定しておりました 加納悦子 は、都合により出演ができなくなりました。
代わりまして 中島郁子 が出演いたします。何卒ご了承ください。

◆これまでに開催したゴールデンコンサートAnniversary60シリーズの特設ページのバックナンバーもぜひご覧ください。
▼「ソプラノの日」(2012年7月28日(土))
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▼「テノールの日」(2012年10月20日(土))
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今週はランチタイムコンサートが目白押しです!

今週はランチタイムコンサートが目白押し!
どこも入場無料ですので、お近くをお通りの際はぜひお立ち寄りください。
まずは17日(月)の東京オペラシティランチタイムコンサート。
ソプラノ石上朋美とバリトン今井俊輔が登場します。ピアノは湯浅加奈子。
ふたりは5月『マクベス』にてマクベス夫妻役で共演。
今回のランチタイムでも、熱い熱いオール・ヴェルディ・プログラムをお届けいたします!
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☆東京オペラシティランチタイム・コンサート
■日時:12月17日(月) 11:45開演 (11:30開場・12:30終演予定)
■会場:東京オペラシティコンサートホール
■料金:入場無料、全自由席
■出演:石上朋美(ソプラノ)、今井俊輔(バリトン)、湯浅加奈子(ピアノ)
■曲目:オール・ヴェルディ・プログラム
 1.『アイーダ』より"勝ちて帰れ"
 2.『椿姫』より"プロヴァンスの海と陸" 
 3.『トロヴァトーレ』より"ご覧ください、私は涙を"
 4.『マクベス』より"野望に充ちて"
 5.『マクベス』より"死と復讐の時"
 6.『マクベス』より"憐れみも、誉も、愛も" (以上予定)
▼お問合せはこちら
ランチタイム・コンサート - 東京オペラシティ

19日(水)12時からは、アグネスホテル東京。
テノール小貫岩夫が、2月に出演するオペレッタ『こうもり』のメドレーやクリスマスシーズンにちなんだレパートリーを披露します。ピアノは平塚洋子。アグネスホテルのランチはお手軽にフレンチのコースが味わえると評判。コンサートは12時半で終わるので、そのあとのお食事にぴったりです。
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☆アグネスホテル東京 第93回ランチタイムコンサート
■日時:12月19日(水) 12:00開演 (11:30開場・12:30終演予定)
■会場:アグネスホテル東京 アグネスホール
■料金:入場無料 全自由席
■出演:小貫岩夫(テノール)、平塚洋子(ピアノ)
■曲目:
 1.バーリン〈ホワイトクリスマス〉
 2.フランク〈天使の糧〉
 3.J.シュトラウス『こうもり』メドレー
 4.レハール『微笑みの国』より "君こそわが心のすべて" (以上予定)
▼お問合せはこちら
アグネス ホテル アンド アパートメンツ東京

21日(金)は丸の内トラストシティランチタイムコンサート。
毎週金曜日に開催されている、二期会でもおなじみのコンサートですが、
今回はクリスマス☆スペシャル!2月『こうもり』キャストによる豪華メンバーで、
Merry Christmas and Happy New Yearのメッセージをこめたプログラムをお贈りします。
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☆丸の内トラストシティ ランチタイムコンサート
 クリスマス☆スペシャル トラストシティ・クリスマスオペレッタ
■日時:12月21日(金)12:10開演 (13:00終演予定)
■会場:丸の内トラストタワーN館 1Fロビー
■料金:無料、ロビースペースに座席あり(数に限りがあります)
■出演:青木エマ、坂井田真実子(以上ソプラノ)、高田正人(テノール)、三戸大久(バスバリトン)、平塚洋子(ピアノ)
■曲目:
 1.J.シュトラウス『こうもり』より "歌え、踊れ"
 2.J.シュトラウス『こうもり』より "私は客を招くのが好き"
 3.J.シュトラウス『こうもり』より "公爵様、あなたのようなお方は"
 4.レハール『微笑みの国』より "君こそわが心のすべて"
 5.レハール『メリー・ウィドー』より 〈メリー・ウィドー・ワルツ〉
 6.バーナード〈ウィンター・ワンダーランド〉 編曲:加賀清孝
 7.ウェルズ〈ザ・クリスマスソング〉 編曲:加賀清孝
 8.グルーバー〈きよしこの夜〉 (以上予定)
▼お問合せはこちら
丸の内トラストシティ/演奏スケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社

▼東京二期会オペラ劇場公演詳細はこちら
東京二期会ホームページのイラストをリニューアルしました! - 東京二期会
※12月15日(土)から一般発売を開始しました『マクベス』は、5月1日(水)、3日(金・祝)のD席が残席僅少となりました。2日(木)、4日(土)も多くのご予約をいただいております。ご希望の方はお早目にご予約されますことをおすすめいたします。
二期会チケットセンター

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東京ミッドタウンでサプライズ・コンサート!

連休のど真ん中の11月24日(土)、東京ミッドタウンで、2月公演『こうもり』出演者中心のメンバーによるサプライズ・コンサートを実施。『こうもり』の一幕、二幕を15分(!)に凝縮した超ハイライト版を上演しました。

時間場所は事前には未発表…ではありましたが、「開演」直前にはご覧のとおりの人だかり。
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冒頭は泉 良平・三戸大久のバリトン・デュオ・リサイタル(これはこれでサプライズなリサイタル…)だったのですが、アデーレ坂井田真実子が演奏会ジャックに成功!
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出演者はオペレッタの各役になりきりながら、さらに東京ミッドタウンのお客様に扮している体裁。次々とアクティングエリアに飛び込んでは、その間だけ「正体」をあらわし、歌い終わると、また通行人に戻っていきます。
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吹き抜けの上階にも、オルロフスキー青木エマ。ちょっとバレてます?
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ロザリンデ塩田美奈子はチャールダシュ「故郷のしらべ」を披露。
仮面のかわりにサングラスで変装です。
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ラストは全員で「シャンパンの歌」。上階にいた合唱も加わって大いに響き渡りました。
アンコールにはさらにお客様も巻き込んで「きよしこの夜」を斉唱しました。
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短い時間ではありましたが、オペレッタ『こうもり』に、こんなにもわくわく楽しいリズムやメロディが満ち溢れていて愉快なストーリーが展開するんだということを、東京ミッドタウンのお客様にお伝えできたのではないかと思います。
今度はぜひ本舞台をご覧いただきたいですね!
▼東京二期会オペラ劇場『こうもり』公演詳細はこちら
二期会創立60周年記念 2013年2月公演J.シュトラウス『こうもり』 - 東京二期会

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「二期会クリスタルコンサート」出演者メッセージ

毎秋恒例の「二期会クリスタルコンサート」
入会オーディションや幹事会推薦、そして全国の二期会から移籍の歌手が、二期会会員として初めて出演する、一夜限りのコンサートです!
 チラシ(PDFファイル)
「新進声楽家の夕べ」と共に“お披露目の場”ともなるこのコンサートを毎年楽しみにして下さっている方々も多くいらっしゃると思います。
今回、ソプラノ見角悠代とテノール直野良平に、このコンサートに懸ける意気込みを伺う事ができました。
*    *    *
【見角悠代(みかど はるよ)】
この度このようなコンサートに出演させて頂けることを大変有難く、嬉しく思っております。国内外ですでに広くご活躍のお仲間の皆様、そして素敵なピアニストの多田聡子さんとご一緒させて頂けて光栄です。
プログラム曲が出揃い、それぞれに個性的で、喜怒哀楽盛りだくさんのステージとなっております。二期会を応援して下さるお客様、そして会員の諸先輩方にも早く顔と名前を憶えて頂けるよう、心に残るような演奏ができればと思います。ご担当下さいました曽我榮子先生、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。ご挨拶代わりに、歌える喜びと音楽と共に過ごすひと時を皆様に贈りたいと思います。どうぞみなさまお出かけ下さいませ!
【直野良平(なおの りょうへい)】
この度は二期会へ入会させて頂き、初めてのコンサートで2曲の名オペラアリアを歌わせて頂く事になりました。
自分相応の実力の曲を披露するべき貴重な機会では御座いますが、常に挑む気持ちで舞台に立ち、難曲に挑みたいという気持ちから今回の選曲とさせて頂きました。
イタリアに住み始めた時、生活に余裕もなかった為、CDを買うにも数ヵ月も悩んだCDがありました。練習を終えた夜に毎日、ミラノの中心街のCD屋さんへ行って試聴コーナーにて聞いていた曲が今回歌わせて頂くヴェルディのオペラアリアで、イタリアで初めて買ったCDがそのパヴァロッティのCDになるわけですが、1940年代前後の偉大なるイタリア人テノール歌手達しか聞いた事がなかった私にとって、1960年代の若かりしパヴァロッティの輝く光る様な声は新鮮で、これがイタリアのスターの歌声かと気持ちを昂らせながら毎回帰宅した事を記憶しています。彼の様に輝かしいリゴレットのアリアを歌いたいと情熱を持つも上手く行かず、苦しかった日々を思い出します。
そんな日々を思いつつも挑戦する気持ちを持って、貴重な二期会クリスタルコンサートの舞台で歌える事に感謝し、自分らしく自分の声で精一杯歌いたいと思います。
*    *    *
見角は、R.シュトラウスの「何もない」と、同じくR.シュトラウスの『ナクソス島のアリアドネ』より「偉大なる王女さま」を、直野は、マスネの『マノン』より「とうとうひとりぼっちか」とヴェルディ『リゴレット』より「頬の涙が」をそれぞれご披露致します。
既に国内外で活躍をみせる、期待の大型新人8名の、想いをのせた歌声を皆様どうぞお楽しみください!

■■公演情報■■
《二期会創立60周年記念公演》
二期会実力派のニューフェイスたちが歌う
「二期会クリスタルコンサート」
日時:2012年11月22日(木) 19:00開演
会場:すみだトリフォニーホール・小ホール
出演:
ソプラノ 上田真野子、田辺彩佳、中村真紀、前田地香子、見角悠代
テノール 直野良平
バリトン 高田智士、古川精一
ピアノ  多田聡子
▼コンサートの詳細・ご予約はこちらから
二期会クリスタルコンサート - 東京二期会

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日生劇場『メデア』開幕!

日生劇場公演『メデア』が開幕しました!
作曲家アリベルト・ライマン氏は先月末に来日。立ち会ったリハーサル初日から「自分が思い描いていた音が再現されている!」と最大の賛辞を我々日本人演奏家に贈ってくれました。
同時代の芸術作品というのは、今を生きている私たちの日常の出来事やら夢やら社会問題を孕みながら、私たちにはまだ見えていない「未来」を示してくれるものであると思います。
愛されたがゆえ、また愛したがゆえに、常軌を逸する行動に及んだメデア、世渡りに長けることでかえって、誰よりも権力に翻弄され身を滅ぼすイヤソン、そして、一音も与えられず(=一言もものを言えず)生を終えた、言葉なき子供たち。
彼ら登場人物は、私たちの時代を、おそらくはその矛盾を背負っているかのようです。
彼らは舞台の上で苦しむ姿を見せますが、その姿が私たちに気づきを与え、昇華を促し、もしかしたら解決の糸口を教えてくれているのかもしれません。
初日の終演後には「難しいと思ったけど、ドラマが分かりやすかった」「聴きやすい旋律はないのに、音楽がとてもいい」といったお客様の声を聞きました。
オペラ『メデア』は、本日、明日の3日間だけ。
ご来場お待ちしております!

▼公演詳細はこちら
2012年11月公演 A.ライマン『メデア』- 東京二期会オペラ劇場
▼日生劇場のホームページはこちら(公演情報がご覧いただけます)
日生劇場
※当日券は日生劇場チケット窓口で朝10:00より発売します

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明日いよいよ開幕!神奈川芸術劇場ネオ・オペラ『マダムバタフライX』

演出家・宮本亜門氏が、斬新な切り口で21世紀の新しい“蝶々夫人”像を表現した舞台、ネオ・オペラ『マダムバタフライX』が神奈川芸術劇場(KAAT)で明日10日(土)、初日を迎えます。
舞台は現代。ある女性TVディレクターの提案で、ドキュメンタリー『蝶々夫人』の撮影をはじめるところからストーリーは展開します。
撮影の過程から見えてくる“蝶々夫人”の生きざま、そして時代を超えて問いかけてくる日本女性の真実の愛、求めるべき生き方とは…。
演劇とオペラが交錯して、絶妙な舞台空間を創り上げています。
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「ある晴れた日に」や二重唱「かわいがってくださいね」などの有名アリアが聴けるのはもちろんのこと、客席中央までせり出した舞台、映像を駆使した大胆な演出は、オペラ初心者からオペラ・ファンにまで愉しめる内容になっています。
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撮影:林 喜代種/写真提供:神奈川芸術劇場
■■公演情報■■
神奈川芸術劇場公演 ネオ・オペラ『マダムバタフライX』
公演日時:
 2012年11月10日(土)、11日(日)、14日(水)、17日(土)、18日(日)
 いずれも15:00開演
会場:KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉
【構成・演出】宮本亜門
【キャスト】
 蝶々夫人:嘉目真木子(ソプラノ)
 ピンカートン:与儀 巧(テノール)
 スズキ:田村由貴絵(メゾ・ソプラノ)
 シャープレス:大沼 徹(バリトン)
 ゴロー:吉田伸昭(テノール)
 ケイト:鈴木純子(ソプラノ)
▼公演詳細、チケット情報、アクセス等はこちらをご覧ください。
『マダムバタフライX』~プッチーニのオペラ「蝶々夫人」より - KAAT 神奈川芸術劇場
▼嘉目真木子が表紙になった「神奈川芸術プレスVol.108」が、こちらからご覧頂けます!
アーツプレス 2012 - KAAT 神奈川芸術劇場

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日本初演迫る!11月9日~11日A.ライマン『メデア』公演当日のご案内

いよいよ9日(金)から東京・日比谷の日生劇場にて、二期会創立60周年記念公演・A.ライマン『メデア』が開幕します!
不協和音と歌い手の超絶技巧を駆使しつつ辿り着く、静謐(せいひつ)なラストシーンは心を打たずにはいられません。日本初演となる作品のお披露目にぜひご来場ください!
こちらに公演当日のご案内をいたします。

2012年11月 二期会創立60周年記念公演
(日生劇場開場50周年記念・読売日本交響楽団創立50周年記念)
A.ライマン作曲 『メデア』オペラ全2部・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
指揮:下野竜也/演出:飯塚励生
当日券と公演タイムテーブルのご案内
11月9日(金)
11月10日(土)
11月11日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
当日券販売開始
10:00~
10:00~
10:00~
開場
18:30
13:30
13:30
開演
19:00
14:00
14:00
第1部
約65分
休憩予定時刻
20:05~20:30
15:05~15:30
15:05~15:30
第2部
約55分
終演予定
21:25
16:25
16:25
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行により変わる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演詳細はこちら
2012年11月公演 A.ライマン『メデア』- 東京二期会オペラ劇場
▼日生劇場のホームページはこちら(公演情報がご覧いただけます)
日生劇場
◆指揮・下野竜也、演出・飯塚励生が『メデア』の魅力を語っています!ご来場の前にぜひご覧ください。
▼指揮・下野竜也 インタビュー
100年後の「名作」が生まれ出る瞬間に立ち会う喜びを - WEBぶらあぼ
▼演出・飯塚励生 動画インタビュー
演出の飯塚励生がオペラの見どころを語る。 - classic NEWS

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第27回国民文化祭・とくしま2012

徳島ならではの文化力を発信する新感覚の国民文化祭、「第27回国民文化祭・とくしま2012」が12月14日(金)まで徳島県各地で開催中。
その事業のひとつ「総合フェスティバル」が先日、10月28日(日)にアスティとくしまで開催されました。
プログラムは県民による演技、合唱、邦楽演奏、阿波おどり、阿波人形浄瑠璃などに音楽、映像が重なり合い、フィナーレには、瀬戸内寂聴さん作詞、渡辺俊幸さん改編のベートーヴェン第九「歓喜の歌」が演奏され、徳島の文化を代表する4大モチーフ、「阿波藍」「阿波人形浄瑠璃」「阿波おどり」「ベートーヴェン第九」の新たな魅力が引き出されました。
この「第九」のソロを務めたのは、ソプラノ澤畑恵美、メゾソプラノ永井和子、テノール福井 敬、バスバリトン山下浩司の4人。この舞台の模様は11月3日(祝)にNHK総合テレビで放送されますので、ぜひご覧ください。
◆◆放送予定◆◆
第27回国民文化祭・徳島
放送日時:2012年11月3日(祝) 15:05~15:50 (45分)
放送局:NHK総合テレビ(全国放送)
▼番組詳細はNHK番組表をご覧ください
第27回国民文化祭・徳島 - NHK番組表

そして、明日11月2日(金)には徳島市のあわぎんホールにて、とくしま記念オーケストラ第1回定期演奏会「はじまりの第九」が開催されます。この「第九」のソロには、徳島市出身のソプラノ井上ゆかりの他、メゾソプラノ中島郁子、テノール児玉和弘、バリトン友清 崇が出演します。こちらもぜひご来場ください。
■■公演情報■■
第27回国民文化祭・とくしま2012
とくしま記念オーケストラ第1回定期演奏会「はじまりの第九」

日時:2012年11月2日(金) 19:00開演
会場:あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)
出演:
 音楽監督・指揮=秋山和慶
 演奏=とくしま記念オーケストラ
 ソプラノ=井上ゆかり
 メゾソプラノ=中島郁子
 テノール=児玉和弘
 バリトン=友清 崇
 ヴァイオリン=篠山春菜
 ピアノ=石井琢磨
 合唱=徳島県合唱連盟
プログラム:
 シベリウス ヴァイオリン協奏曲第1楽章
 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番第1楽章
 ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付き」
▼公演詳細・会場地図はこちらをご覧ください
11月2日開催♪とくしま記念オーケストラ第1回定期演奏会「はじまりの第九」 - 国民文化祭|徳島県

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メゾソプラノ加納悦子のゴールデンコンサートが、NHK-FMで放送されます&リサイタル情報

昨夏開催の「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33加納悦子」が、NHK-FMラジオ「ベストオブクラシック」で再放送されます。
◆◆放送情報◆◆
ベストオブクラシック・セレクション
-加納悦子 メゾ・ソプラノ リサイタル-

放送局:NHK-FMラジオ
放送日時:2012年10月23日(火) 19:30~21:10
(2011年7月16日(土)津田ホールにて収録)
▼番組内容詳細は放送局のホームページをご覧ください
ベストオブクラシック・セレクション  -加納悦子 メゾ・ソプラノ リサイタル- - NHK番組表

このリサイタルについて当時、ミリオンセラー作家の樋口裕一さんが氏のブログにて感想をお書きくださっています。
 ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
7月16日、津田ホールで加納悦子のメゾソプラノ・リサイタルを聴いた。二期会ゴールデンコンサートin津田ホールの第33回のコンサートにあたる。ピアノ伴奏は長尾洋史。曲目は、ベートーヴェンの「アデライーデ」に始まり、ハイドン、メンデルスゾーン、ベルク、シェーンベルクに至るドイツ歌曲が中心。
 一言でいって、素晴らしかった。
「アデライーデ」の最初の一声を発した途端、会場の空気が一変したのを感じた。
しっかりとした強い声。音程もいい。歌い回しも見事で、細かい処理にも神経が行き届いている。そして何よりも、声による演技力が素晴らしい。第二部では、「ヴォツェック」のマリーの歌が演奏されたが、品が悪く、人生に不満を持った女マリーが声の力で現れた。キャバレーソングでは、色気にあふれた女性が現れ、メンデルスゾーン(「新しい恋」と、アンコール「歌の翼に」)では、格調高く気品にあふれた姿が現れる。大向こうをうならせるというよりは、しっかりとした歌でしみじみと味わいを聴かせてくれる。まさに、ドイツリートにふさわしい歌唱。
 私は、とりわけベルクの初期の歌曲に惹かれた。ずっと昔、レコード(誰の演奏だったのかよく思い出せない)で聴いていた曲だったが、初々しい抒情と鮮烈な音に酔った。長尾洋史のピアノも美しい。後半の初めにベルクのピアノソナタ作品1が演奏されたが、これも素晴らしかった。情緒を排して音の世界をダイナミックに構築しているように見えて、その音の積み重ねの中に抒情が見えてくる。これがベルクの醍醐味だと思った。
 それにしても、日本人にこれほどリートを歌える人がいるというのは、驚異だと思った。加納さんのリートは初めて聴いたが、もっと演奏してほしいものだ。
(2011年7月16日)
 ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
そして今秋、加納悦子のリサイタルがオール・モーツァルト・プログラムで津田ホールに帰って参ります!感動を呼ぶ、加納の生演奏をお聴きいただけるチャンス。是非ご来場ください!
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■■リサイタル情報■■
WILPFコンサート2012 加納悦子メゾ・ソプラノ リサイタル
「今まさに円熟の時を迎えた加納悦子が歌う、モーツァルトの珠玉の歌曲!」
出演:加納悦子(メゾソプラノ)、松川 儒(ピアノ)、笹崎 譲(マンドリン)
日時:2012年11月10日(土) 14:00開演
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前、地下鉄大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全席自由 5,000円
お申込み・お問い合わせ:
 ・二期会チケットセンター 03-3796-1831
  (月~金10:00~18:00・土10:00~15:00)
主催:婦人国際平和自由連盟(WILPF)日本支部

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二期会マイスタージンガー ~歌の花束コンサート~

オペラや声楽の醍醐味、素晴らしさ、そして何よりもその楽しさを、比較的低廉な予算でお客さまにお届けしたい... 
ある地方ホールの事業ご担当者のご要望を叶えたのが、2000名を数える二期会メンバーの中から選ばれた声楽アンサンブル・グループ。それが「二期会マイスタージンガー」です。
おなじみの世界の歌や日本の歌、ポップス、オペラの名曲の数々と楽しいプログラムを、美しいハーモニーとともに「歌の花束」にしてお届けします。

■■公演情報■■
二期会マイスタージンガー~歌の花束コンサート~
日時:2012年10月20日(土) 15:00開演
会場:大田区民ホール・アプリコ大ホール
〈予定曲目〉
・フォスター:夢路より
・成田為三:浜辺の歌
・武満徹:恋のかくれんぼ
・モーツァルト:歌劇『魔笛』より“Pa Pa Pa”
・メンケン:美女と野獣のテーマ  他
※曲目は変更になる場合がございます。
▼公演の詳細はこちらのページをご覧ください
二期会マイスタージンガー ~歌の花束コンサート~ - 公益財団法人大田区文化振興協会

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幸田浩子、紀尾井ホールでのリサイタル迫る!

2012年、世界の音楽シーンをリードするビルボードが、世界のクラシック音楽に輝く精鋭たちによる珠玉の演奏会シリーズをスタートさせました。
《Billboard Venus Classics》と名付けられた本シリーズは、ビルボードが選出した女性アーティストによる様々なリサイタをお贈りするもので、この10月12日には紀尾井ホールにてソプラノの幸田浩子が出演致します。
世界的名歌手からも信頼が厚い村上尊志氏のピアノに乗せて、華麗なる幸田浩子の世界をお届け致します。
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■■公演情報■■
Billboard Venus Classics 幸田浩子ソプラノリサイタル
公演日時:2012年10月12日(金) 午後7時開演
公演会場:紀尾井ホール(東京)
<<【予定プログラム】>>
ジョルダーニ:カーロ・ミオ・ベン (いとしい人よ)
パイジェッロ:うつろな心 (もはや心には感じない)
ローザ:側にいることは
A.スカルラッティ:すみれ
トレッリ:あなたは知っている
A.スカルラッティ:陽はすでにガンジス川から
トスティ:可愛い口もと
トスティ:そうだといいけれど
トスティ:セレナータ
ロッシーニ:約束
ロッシーニ:踊り
ロッシーニ:オペラ『セビリアの理髪師』より “今の歌声は”
フランク:天使の糧(パン)
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
グノー:オペラ『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
オッフェンバック:オペラ『ホフマン物語』より 舟歌 <ピアノ・ソロ>
オッフェンバック:オペラ『ホフマン物語』より “森の小鳥は憧れを歌う”
トマ:オペラ『ハムレット』より “遊び仲間に入れて下さい”(オフェーリアの狂乱の場)
▼詳しい公演情報、チケットのお求めはこちらから
Billboard Venus Classics 幸田浩子ソプラノリサイタル - Billboard Classics | Billboard-CC
※2012年11月29日には名古屋の愛知県芸術劇場コンサートホールでも開催されます。

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3月公演 G.ヴェルディ『椿姫』(共同制作公演)チケット発売について

《びわ湖ホール・神奈川県民ホール・東京二期会・京都市交響楽団・神奈川フィルハーモニー管弦楽団 共同制作公演》2013年3月公演 G.ヴェルディ『椿姫』のチケットを次の通り発売致します。

●発売日
 
・一般発売
 
2012年9月29日(土)10:00~
 
●ご予約・お問合せ 【びわ湖公演】詳細は「びわ湖ホールWEBサイト」(←クリック)をご覧ください
   【神奈川公演】詳細は「神奈川県民ホールWEBサイト」(←クリック)をご覧ください
 
  「二期会チケットセンター」でもお求めいただけます
(びわ湖公演のS・A・B・C席、神奈川公演のS・Sペア・A・B・C・D・学生席を取扱)
電話03-3796-1831 FAX03-3796-4710
銀行振込、郵便振替、各種クレジットカード取扱
受付時間:平日10:00~18:00、土曜10:00~15:00、日・祝休業
※二期会オペラ愛好会会員は「二期会チケットセンター」において、びわ湖公演のS・A・B席を定価の1,000円引きで、お求めいただけます。チケットお申込みと同時に愛好会へもご入会いただけます。

『椿姫』公演ページ(両公演を一覧できます) - 東京二期会
「二期会チケットセンター」

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2月公演オペレッタ『こうもり』チケット発売について(プレミエ・キャンペーンを拡大!)

二期会創立60周年記念・東京二期会オペラ劇場2013年2月公演『こうもりのチケットを次の通り発売致します。

●発売日 愛好会発売 2012年9月27日(木)10:00~
   一般発売
 
2012年10月11日(木)10:00~
 
●ご予約・お問合せ 二期会チケットセンター 電話03-3796-1831 FAX03-3796-4710
銀行振込、郵便振替、各種クレジットカード取扱
受付時間:平日10:00~18:00、土曜10:00~15:00、日・祝休業
チケットゲッティ 24時間受付(※発売日の午前0時より受付開始 ※座席位置指定可能 ※セブンイレブン決済・受取可能)
 
●プレイガイド
[一般発売のみ]
チケットスペース:03-3234-9999
イープラス: http://eplus.jp/
  電子チケットぴあ:0570-02-9999[Pコード183-117]
          http://t.pia.co.jp/
ローソンチケット:0570-000-407(オペレーター対応10時~20時)
           0570-084-003(自動音声24時間[Lコード39546])
          全国ローソン店頭ロッピーで直接購入ができます。
          http://l-tike.com/
東京文化会館チケットサービス:03-5685-0650

尚、各キャスト初日となる2月20日(水)18:30及び21日(木)18:30公演では、ご来場者限定の特典を予定致しております。(内容詳細は近日発表)
『こうもり』公演詳細
「二期会チケットセンター」

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知の巨人リヒャルト・ワーグナー最後の楽劇『パルジファル』ついに開幕!

二期会創立60周年記念の頂点、実に45年ぶりの上演となる、ワーグナーの大作『パルジファル』がついに姿を現しました。(チューリッヒ歌劇場(スイス)、パルセロナ・リセウ大劇場(スペイン)との共同制作)
舞台神聖祝祭劇『パルジファル』は、復活祭、聖杯、贖罪、救済、と信仰と深いかかわりのある物語ですが、演出家クラウス・グートは、多様な文化と歴史を背景に、共に生きる人類の宿命として、一人の若者の成長の姿を描きました。
本場バイロイト劇場と、この東京文化会館の響きを知り尽くしたマエストロ飯守泰次郎氏が、読売日本交響楽団と共に作り出す繊細な美しさ。
5時間という作品は、時間的には長い。けれども、「zum Raum wird hier die Zeit.(ここでは時間は空間となる)」という老騎士グルネマンツの台詞の通り、喧騒の現実を離れて、無意識の世界に降りていく。その瞬間は、やはりワーグナーの魔術というべきものなのでしょう。
舞台の写真を少しご紹介します。
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白鳥を傷つけたことを叱るグルネマンツ(小鉄和広)と、無知にして純粋な少年
パルジファル(福井 敬)
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先王ティトゥレル(大塚博章)と、槍の傷に苦しむアムフォルタス(大沼 徹)
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魔術によって聖物の守護者の地位を狙うクリングゾル(友清 崇)
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クリングゾルによって操られ、また聖なるアンフォルタスの騎士団にも仕える謎めいた女クンドリ(橋爪ゆか)
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パルジファル(片寄純也)は聖なる槍を奪い返し、再びアムフォルタスの館に辿り着く・・・・

公演は17日(月・祝)まで。ぜひ会場でお楽しみください。
休憩は2回。25分ずつを予定しています。
会場の東京文化会館は昨年創立50周年を迎えました。設計は前川國男氏。大ホールのロビーに模型も展示されています。
日本を代表する舞台芸術の殿堂をめぐり、初秋の上野公園を眺めるのもお薦めです。
それでは、上野の東京文化会館でお目にかかりましょう。

▼公演詳細はこちら
二期会創立60周年記念公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
▼公演当日のタイムテーブル(予定時刻表)はこちら
9月13日(木)開幕!『パルジファル』公演当日のごあんない - 二期会blog
▼チケットのお申し込み・お問い合わせはこちら
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831【『パルジファル』の電話予約は15日(土)15:00で終了
 ◆インターネット予約Gettiiなら24時間受付!しかも公演当日の開場時刻までご予約可能!
   →お近くのセブン-イレブンで決済・受取→余裕の到着!!

帆かけ舟

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皇太子さま、東京二期会『パルジファル』プレミエ公演をご鑑賞

9月13日(木)東京二期会オペラ劇場『パルジファル』が開幕しました。
このプレミエ公演では、皇太子さまの御来臨を賜りました。
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皇太子さまは、クラシック音楽に造詣が深く、ワーグナー作品もお好きというように伺っていましたが、この度は5時間の作品を全幕ご鑑賞されました。
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ご鑑賞の後は、指揮の飯守泰次郎氏、演出補のフォルカー・ミシル氏、そして、東京二期会理事長 高 丈二、パルジファル役 福井 敬、アムフォルタス役 黒田 博としばらくご歓談されました。
殿下のおとなりでご一緒に観賞した高理事長によると、殿下は、オペラグラスを片手に、たいへんご熱心に鑑賞され、公演後のひとときには、「とても面白いですね。歌手の皆さんは長時間歌うのは大変でしょう」とおっしゃっていらしたそうです。

『パルジファル』公演は、本日休みを挟んで、15日(土)、16日(日)、17日(月・祝)の3日間開催します。まだお席が残っていますので、皆様もぜひいらしてください!
▼皇太子さまのご来臨を伝える記事はこちら
皇太子さま、東京文化会館でオペラ「パルジファル」をご鑑賞 - MSN産経ニュース
▼『パルジファル』の公演詳細はこちら
チューリッヒ×バルセロナ×東京 三都市をつなぐ国際オペラ・プロダクション!『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお申し込み・お問い合わせはこちら
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831 インターネット予約Gettiなら24時間受付!
 (平日:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝休)

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9月13日(木)開幕!『パルジファル』公演当日のごあんない

いよいよ9月13日(木)から東京文化会館 大ホールにて、<二期会創立60周年記念公演>東京二期会オペラ劇場R.ワーグナー『パルジファル』が開幕します!
ご来場のお客様に公演当日について、ごあんないいたします。

東京二期会オペラ劇場 2012年9月公演・二期会創立60周年記念公演
バルセロナ・リセウ大劇場とチューリッヒ歌劇場との共同制作
R.ワーグナー作曲 『パルジファル』 舞台神聖祭典劇全3幕
<日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演>
指揮:飯守泰次郎/演出:クラウス・グート
当日券と公演タイムテーブルのご案内
9月13日(木)
9月15日(土)
9月16日(日)
9月17日(月・祝)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B
S,A,B
当日券販売開始
15:30~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
13:00
13:00
開演
17:00
14:00
14:00
14:00
第1幕
約110分
休憩予定時刻
18:50~19:15
15:50~16:15
15:50~16:15
15:50~16:15
第2幕
約65分
休憩予定時刻
20:20~20:45
17:20~17:45
17:20~17:45
17:20~17:45
第3幕
約75分
終演予定
22:00
19:00
19:00
19:00
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口徒歩6分

お車のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください!!
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2012年9月公演 『パルジファル』- 東京二期会オペラ劇場

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『パルジファル』出演者のビデオ・メッセージ

東京二期会オペラ劇場『パルジファル』公演を間近に控えた出演者からのビデオ・メッセージです。
ご覧下さい!!


13日・16日出演アムフォルタス役 黒田 博
「今年の3月にびわ湖ホール、神奈川県民ホール『タンホイザー』にヴォルフラム役で出演させていただいた。もとをたどれば、『パルジファル』の原作を書いたのが、この実在の人物であるヴォルフラム・エッシェンバッハ。この一年で、ヴォルフラムと『パルジファル』のアムフォルタスの両方を演じられることにたいへんな誇りを感じる」


13日・16日出演パルジファル役 福井 敬
「パルジファルという役は、ワーグナーのオペラの中でも特別な存在かもしれない。純粋な心と身体もった人間が、ひとりの大人として成長していく物語。『パルジファル』は、ワーグナー最後の集大成らしくいろいろな作品を彷彿とさせる音楽や登場人物がちりばめられている。グートの演出はこの長大なドラマの中に観る人を自然に導いてくれる」


15日・17日出演アムフォルタス役 大沼 徹
「ワーグナーらしさは楽譜の前書きにもあらわれている。彼は<私が楽譜に書いたとおりに正しく歌った者は、作曲家である私から最大の賛辞を得られるであろう>というようなことを書いていて、その一文からも、ワーグナーの強烈な個性、自我、自負というか、強いキャラクターを感じる」

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チューリッヒ×バルセロナ×東京 三都市をつなぐ国際オペラ・プロダクション!『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
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『パルジファル』公演情報 各紙に登場!

東京二期会オペラ劇場『パルジファル』は、いよいよ明日、13日にプレミエを迎えます!
開幕直前にして、各新聞社のサイトでも注目の公演として取り上げていただいています。
去る4日の読売新聞夕刊にマエストロ飯守泰次郎氏のインタビューが掲載されたのを皮切りに、先週末から今週頭にかけて産経ニュース、毎日新聞(および毎日jp)に掲載されました。
▼産経ニュースの記事
東京二期会がワーグナー「パルジファル」 善と悪の対立が示す人間の本質 - MSN産経ニュース
▼毎日新聞の記事
記者が選ぶ今週はコレ!・クラシック:二期会が創立60周年記念に「パルジファル - 毎日jp(毎日新聞)
期待にたがわぬ公演にするべく、スタッフ、キャスト一丸となって最後の準備に取り組んでいます!

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『パルジファル』舞台仕込みの様子 ツイートをまとめました

今週木曜(13日)いよいよプレミエを迎える、二期会創立60周年記念公演・東京二期会オペラ劇場R.ワーグナー『パルジファル』。本日からついにゲネプロ(総稽古)も行われています。
公演会場となる東京文化会館大ホールでは今回の公演に向けて、先週火曜日から大勢のスタッフらの手により舞台の仕込み(設営)が行われました。東京二期会公式ツイッターアカウント(@nikikai_opera)ではその様子をご紹介いたしましたが、今回こちらに関連ツイートをまとめてみました。
<9/4>
本日から東京文化会館で準備が始まりました!搬入からはや1時間・・・劇場に来ると時間があっという間に過ぎ去ります。
01aqvtqx.jpg 照明器材の吊り込み。

02aqvugj.jpg 仕込み中!バリライト。ムービングライトと言われるやつです。

03aqylrs.jpg 午後からは、盆舞台の仕込みが続いています。これはリセウ大劇場で使用したもの。後ろ姿はリセウのテクニカルスタッフ、サルヴァトーレさん。

04ar18vn.jpg 今日の仕込みはここまで。また明日!

<9/5>
05ar9cxz.jpg 舞台装置はチューリッヒから運ばれてきました。パーツのひとつに、こんなお遊びを発見。

06ar9dib.jpg 装置のセットアップシート。

07ar9w1a.jpg 仕込み2日目にして、盆が回りました!思わずガッツポーズ。

08arbbl7.jpg 装置の建て込みが落ち着き、照明がフォーカシングに入りました。

<9/6>
09arl95d.jpg グート演出は映像が効果的に使われています。上演中は、足元の変化にご注目ください。画像は投影調整の様子。

<9/7>
舞台準備4日目。午後からは出演者を迎えてのリハーサルが始まります。それまでは照明のフォーカシング。地道な作業を重ねています。
10arvour.jpg 午後からはピアノ舞台稽古を、初日組で。マエストロ飯守と15、17日出演者はオーケストラ合わせです。

<9/8>
舞台準備5日目。午前中は第3幕の照明フォーカシング。盆舞台の止まる位置・映像とタイミングを合わせたり、歌手が指揮者を見られるかどうか、舞台に立ってチェックします。
11as8saz.jpg 盆舞台のオペレーションは下手袖で。

12as98ps.jpg
 各シーンごとの停止位置。盆が回ることで、時間の経過やストーリーの伏線が表現されています。

<9/9>
13aslg8d.jpg SE調整。第1幕の終わりに登場します。

14aslg8t.jpg 今日からオーケストラ舞台稽古!ピット設営中の様子。

今日のテクリハ終了~プリセット。テクリハの後は、照明と映像のチェック。 楽屋では出演者のヘアメイクが始まっています。
15asn16y.jpg オーケストラ舞台稽古、間もなく始まります!第1幕のサウンドチェックから。

今後も公演終了まで東京二期会ツイッター公式アカウントでは舞台裏の様子を随時ツイートいたします。公演とあわせてこちらも是非お楽しみください!
▼東京二期会ツイッター公式アカウント
@nikikai_opera - Twitter
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Web担

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林 美智子がお贈りする、フランス風のアンソロジー

歌う表現者としての林 美智子の変遷を追いかける、王子ホール主催公演シリーズ「林 美智子 Player」。
Vol.4となる今回は、19世紀末から20世紀初頭にかけての古き佳き時代 “ベル・エポック”から、大戦の予兆が感じられる時期までの作品に、林 美智子が意欲的に取り組みます。
本年2月にリリースした3rd CD『ベル・エクサントリック ~林 美智子ベル・エポック歌曲集~』に収めた珠玉の名曲を、初めてライブで全曲披露する今回のリサイタル。
アルバムでもご共演くださった、絶対的信頼を寄せるピアニスト河原忠之氏と、バンドネオンの三浦一馬氏にもご参加いただいて、更にショーソンとドビュッシーを加えた豪華版でお贈り致します。
ご来場をお待ちしております!

hayashi_michiko_201209.jpg
<<<林 美智子からのメッセージ>>>
今回のPlayer Vol.4では『ベル・エポック〜パリを愛した芸術家達〜』と題し、パリにまつわる古き良き時代の、美しく、洒落た歌曲をお届け致します。
ピアノの名手河原忠之さんに加え、バンドネオンの三浦一馬さんにもご出演頂き、サティの「ジュ・トゥ・ヴ」を共演。当時のパリのセピア色の雰囲気をたっぷりと薫らせて、美しい旋律、美しい詩・・・そしてどこか遊び心が漂う≪ベル・エポック≫の世界を皆様にお贈り致します。心をこめて。
林 美智子

「林 美智子リサイタル “Player Vol.4 ベル・エポック~パリを愛した芸術家達~”」
日時:2012年9月25日(火) 19:00開演
会場:銀座 王子ホール
img_120925hayashi.jpg
▼公演詳細・チケットのお求めはこちらをご覧ください
林 美智子 Player Vol.4 2012.09.25 19:00 - 銀座 王子ホール

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『パルジファル』アムフォルタス役・黒田 博、ラジオ日本に出演します!

東京二期会オペラ劇場『パルジファル』9月13日(木)・16日(日)にアムフォルタス役で出演するバリトン黒田 博が、9月9日(日)17:00〜 ラジオ日本(AM1422kHz)「松川裕美のビジネス最前線!」に登場します。
radio_kuroda1209.jpg 収録の様子
◆放送予定◆
・9月9日(日)17:00~17:10
・「松川裕美のビジネス最前線」
  ラジオ日本(AM1422kHz/東京・神奈川周辺地区)毎週日曜日、17時~17時10分
収録では、二期会創立60 周年記念公演のハイライトである『パルジファル』のストーリーを簡単に説明した後、演目の見どころ、自身の役どころなども話していました。
打合せから終始和やかな雰囲気で収録が終わり、取り直しもなく一回でOKが出ました!
どうぞ本放送をお楽しみに!

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東京二期会オペラ劇場『パルジファル』指揮:飯守泰次郎よりメッセージ

東京二期会オペラ劇場『パルジファル』は、13日のプレミエにむけて、本日4日より東京文化会館で準備が始まりました。
読売日本交響楽団とのリハーサルも始まり、稽古もいよいよ大詰めです。
連日のリハーサルを精力的にこなすマエストロ飯守泰次郎から、お客様へ向けてのメッセージ映像です。
静かで素朴な語り口の中に、力強くエネルギーのこめられた言葉が続きます。ぜひご覧ください。

また、4日(火)の読売新聞夕刊文化面にも、飯守氏のインタビュー記事が「『パルジファル』新機軸-二期会60周年 万全の布陣」と題されて掲載されました!こちらもあわせてお読みください。

<飯守泰次郎ビデオ・メッセージ(要約)> 「オペラファンのみなさま、こんにちわ。 二期会創立60周年記念公演ワーグナー『パルジファル』指揮の飯守泰次郎です。
目下、この特別な暑さの中で、大汗をかきながら、この大作にとりくんでおります(※8月下旬撮影)。
ワーグナー作品の特徴として、まず彼は、神話、伝説、歴史などから自分でテクストを書き、音楽を書くというところで徹底的に有機的なものを作り上げています。その題材や内容は、人類の過去、現在、未来にわたって、普遍的で根源的なものを扱っております。彼の音楽、作品がひじょうに説得力が強いといわれる所以です。
『パルジファル』は、ワーグナー最後の作品にふさわしく、その音楽的手法はじつに円熟を極めています。ロマンティックな音楽の流れ、調性が頻繁に変化すること、半音階進行を多様すること・・・そして、楽器法、つまり楽器の使い方がひじょうに色彩豊かです。ワーグナーの音楽に接すると、われわれは彼の魔術の虜になります。宗教的な美しさ、と同時にその反面、愛欲による官能的な恍惚感というものが、この作品の流れに深く位置しています。まさにワーグナーの魔術といえるでしょう。
今回のプロダクションは、二期会の最高のメンバーをあつめておおくりする、バルセロナ、チューリッヒ、そして東京の共同制作です。
偉大な作品には、さまざまな深さや角度から解釈をする余地があるものです。今回、とくにひじょうに意外な結末を迎えることになりますので、楽しみにしていただければと思います。
それでは、東京文化会館でみなさまとお目にかかれることを楽しみにいたしております」

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『パルジファル』9月16・17日公演の関係者席を開放!特別に学生席を限定追加します!

二期会創立60周年記念から未来へ!!
開幕間近に控える『パルジファル』公演では、既に全日程で学生席は完売となっておりましたが、この度、16日(日)、17日(月・祝)公演の関係者席を限定開放し、学生のみなさまに向けて、特別学生席3,000円として追加発券することになりました!
発売は、9月3日(月)午前10時00分から。
二期会チケットセンター(Tel.03-3796-1831)お電話のみで承ります。
数に限りがありますので、ご予約はお早めに!
この機会にぜひ、国際共同制作、チューリッヒ×バルセロナ×東京発の『パルジファル』をお楽しみください。
parsifal6697.jpg

なお、学生席のお求めは、おひとり様1上演(1日)につき1枚までとなります。
よって、各日を1枚ずつお求めいただくことはできますが、ひとりの方が同じ公演日の学生席を2枚以上お買い求めいただくことはできません。(例えば、同時に学生のお友達の分も一緒に予約することはできません)
また、座席位置の希望に添うことはいたしかねます。
「学生席」はあくまで学生の方ご本人様のための特別なお席ですので、どうぞご理解の程よろしくお願いいたします。
その他、二期会オペラ公演における学生席のご予約につきましては、以下の点にご留意ください。

学生席のお取り扱いについて
「公益財団法人東京二期会」及び「株式会社二期会21」が主催する、オペラ公演並びに演奏会のチケットで、学生席のお取り扱いは以下のとおりございます。
<学生の条件>
学生席をお求めいただける方は小中学校生/高校生/大学生/大学院生で学生証を持ち、且つ28歳未満の方とします。
・学生とは通常公共交通機関での通学定期券並びに学割制度利用可能な学校で勉学なさっている方とします。
・海外学生の方も学生券をお求めいただけます。
・通常過程卒業・修了後の研究科等に在籍のみの方は該当いたしません。
・私的な機関(文化センター、カルチャースクール、成人学校、研修所、通信教育機関、職業訓練学校等)が「学生証」を交付する場合がございますが、該当いたしません。
<ご購入の条件>
・学生席は1日の公演につきご本人様がお1人様1枚のみご購入いただけます。
 即ち、1公演が4回あった場合は1日毎1枚で都合最高4回ご本人様がご鑑賞いただけます。
・受付はお電話のみでございます。
・指定席公演の場合、お電話でお座席のご案内はいたしません。
・当日券では販売いたしません。

※この度は、公演日までの期日が近いので、ご購入につきましては、クレジットカードによる決済、もしくは所定の銀行口座へのお振込をご案内させていただきます。

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いよいよ「二期会新進声楽家の夕べ」公演迫る!

毎年、公演を楽しみにしてくださっている方も多い「二期会新進声楽家の夕べ」。
今春、二期会オペラ研修所第55期マスタークラスを優秀な成績で修了した、期待の新人19名の二期会の歌手としてお披露目の場ともなる、一夜限りのコンサートです!
現在、出演者らは公演に向け、順調にピアノ合わせを重ねています。
今日はその出演者の中から、ソプラノ全 詠玉とバリトン加耒 徹の二人に、コンサート前の意気込みを聞きました!

◆ソプラノ 全 詠玉
今回演奏させて頂くジルダのアリア、ルチアとエンリーコの二重唱はどちらも、研修所本科の試験で歌った思い出の曲です。そして二重唱は、当時もバリトンの大川 博さんと歌い、二年越しの共演です。
本日もピアノの朴さんと三人、和気あいあいとした雰囲気の中、稽古をして参りました。
二期会会員になったばかりの同期の皆さんと一緒に舞台に立てること、また、東京文化会館という素敵なホールで歌えることを楽しみに、当日まで練習に励みます。きっと、残暑を吹き飛ばすフレッシュな一夜になることと思っています!ご来場を心よりお待ちしています。
◆バリトン 加耒 徹
昨年度、オペラ研修所でたくさんの事を学びました。
歌や演技についてはもちろん、新たな人との繋がりも得る事が出来ました。
今回のコンサートでは出演者全員がそれぞれ学んだ事を生かし、素晴らしいものになると思っております。
若さ溢れる音楽をどうぞお楽しみください!

未来への計りしれない可能性を感じる19名による夢の競演!どうぞお楽しみに!

120903shinshin_thumb.jpg チラシ(PDFファイル)
■「二期会新進声楽家の夕べ」
 ・日時:2012年9月3日(月)18:30開演
 ・会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口)
 ・出演:二期会オペラ研修所第55期修了・成績優秀者
 ・料金:全席自由 ¥3,000
▼公演概要はこちら
二期会新進声楽家の夕べ - 東京二期会
▼チケットのお求め・お問い合わせ
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831 (平日10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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「MOSTLY CLASSIC」でドナルド・キーン氏
二期会『パルジファル』に「大いに期待したい」

昨年、東日本大震災を機に日本に帰化し、日本永住を決意された日本文学研究者ドナルド・キーン氏は、大のオペラ好きとしても有名です。そのキーン氏が、今月発行の音楽専門誌「MOSTLY CLASSIC」10月号で「日本のオペラに期待すること~最近見た2つのオペラ公演~」と題された談話を寄せられています。
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2つの公演というのは、新国立劇場の『ローエングリン』と二期会の『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』。
10代のときレコードで名テノールのエンリコ・カルーソーを聴き、ソプラノの名花キルステン・フラグスタートに魅せられて以来のオペラ鑑賞歴を持つ氏にとって、昨今の現代的に読み替えされた舞台には違和感をぬぐえないようですが、日本人歌手のレベルが高くなって、一流においてはヨーロッパの歌手と変わらないと、その実力を感じてくださっています。また、日本の合唱に対しては絶賛を受けました。深い愛情に根ざしたオペラファンの方の言葉は、忌憚なきところも含めて、本当にありがたく私たちに届いています。
そして、『パルジファル』には、「主役たちの歌唱はもちろん、ワーグナー一流の精妙で力強い合唱の部分には大いに期待したい」と!
ご来場いただく皆様の期待におこたえするべく、キャスト、スタッフ一同、ただいま連日の稽古を重ねています。また、その様子も30日の稽古場見学会(※)のときに実際にご覧いただき、後日ご紹介させていただきます。
二期会創立60周年記念公演のハイライト。『パルジファル』に皆様もどうぞご期待ください!

――最後に、「オペラが大好きだ」ということがとてもよくわかるキーン氏の言葉を。
「オペラを楽しむために必要なのは人間の声の美しさと表現力に敏感であるということだけである」

▼『パルジファル』の公演詳細はこちら
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(※)…抽選によるご招待企画です。ご応募は既に締め切らせていただきました。

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「音楽の友」9月号に『パルジファル』情報掲載中!

音楽雑誌「音楽の友」9月号に、音楽評論家の堀内修さんが、『パルジファル』の魅力について詳しく解説されています!近日中の公演情報として、東京二期会オペラ劇場9月公演の詳細も紹介いただいており、
「感動的な和解に至るグート演出でも『パルジファル』はまちがいなく、至福の響きで全曲を終える」
と作品に対する深い敬意をもって、私たちの公演にも大きな期待を寄せられています。
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▼「音楽の友」は全国書店またはこちらのWEBサイトでご購入いただけます。
「音楽は異様に美しく、崇高だ」 - 音楽之友社
▼『パルジファル』の公演詳細はこちら
飯守×読響×二期会がおくる渾身のワーグナー!『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
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また同誌の巻頭レビューでは、7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』が紹介されています。こちらもあわせてご一読いただければ嬉しいです!

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8/22アグネスホテルのランチタイムコンサート

飯田橋から歩いて5分の客室数56室の小さくて贅沢なホテル、アグネスホテルで、毎月第3水曜日に開かれているランチタイムコンサートに、5月二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』でデビューしたばかりのソプラノ経塚果林と、テノール新海康仁が出演します。
経塚は、9月公演『パルジファル』でも花の乙女役で出演予定。
ランチタイムコンサートと『パルジファル』にむけてインタビューしました。
  *  *  *  *  *
Q1.今度のランチタイムコンサートはどんなプログラムですか?
カンツォーネにシャンソン、有名なオペラのアリア、そして二重唱と、盛りだくさんなプログラムです。
私はグノー作曲のジュリエットのワルツ「私は夢に生きたい」など、ランチタイムにふさわしい明るく華やかな曲を選ばせていただきました。

Q2.『パルジファル』に出演が決まったときのお気持ちをきかせてください。
去年7月の『トゥーランドット』には、リューのアンダースタディとして参加していました。
そのとき「いつか自分もあの舞台に立てたらなぁ」と憧れながら稽古を見学していましたので、今回、花の乙女役をいただいき本当に嬉しく思いました。
また同時に、公演の一部を担う者として、与えられた役割を確かにやりきらなくては、と背筋が伸びる気持がしました。

Q3.「花の乙女たち」はどんな役でしょうか。
魔法によって生み出された美しい妖精で、彼女たちの仕事は男を誘惑し快楽によって自らの物にしてしまうことです。
突然現れたパルジファルに対しても、これまでと同様に色仕掛けを繰り出しますが、彼が彼女たちの誘惑に応えることはありません。
怒った花の乙女たちは、パルジファルに罵りと嘲りの言葉を投げつけて消えていきます。
乙女というより「魔女」といった方がしっくりきますね(笑)
でも、見た目だけは限りなく儚くかわいらしい乙女なのです!
花の乙女たちの歌うシーンは全部合わせても15分程度と短いですが、音楽は大変メロディックで美しく、色とりどりの姿や動きが目にも楽しいシーンです。
チューリッヒからきた衣裳にもご注目ください!

Q4.最後に、ランチタイムコンサートにむけて一言お願いします。
残暑の厳しいこの時期ですから、ぜひ涼しいアグネスホテルへ足をお運びいただき、音楽に満ちた憩いのランチタイムをお過ごしください♪
暑さにも負けず、元気いっぱい準備万端で皆さまのお越しをお待ちしております!
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左から経塚、新海、原田
◇アグネスホテル ランチタイムコンサート◇
 ■「華麗なるオペラの世界」
 ■日時:8月22日(水) 12:00~12:30(開場11:45)
 ■出演:ソプラノ経塚果林、テノール新海康仁、ピアノ原田絵里香
 ■料金:無料
アグネスホテルへのアクセスはこちら - アグネスホテル

▼『パルジファル』の公演詳細はこちら
飯守×読響×二期会がおくる渾身のワーグナー!『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
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【ネット限定企画第3弾】
9月公演ワーグナー『パルジファル』の稽古場に、20名様をご招待!!

毎回大好評をいただいている東京二期会オペラ劇場「稽古場見学会」を、7月公演に続いて、9月公演『パルジファル』でも実施することになりました!
今回の公演は、バルセロナ・リセウ大劇場とチューリッヒ歌劇場との共同制作。欧州でも大きな評判となったクラウス・グートの演出を、日本国内でだれよりも早くご覧いただくチャンスです。また、オペラ歌手の歌声を至近距離でご体感いただけるのも稽古場見学会の魅力のひとつ。この「稽古場見学会」へ抽選で20名様をご招待いたします。どうぞ奮ってご応募ください!

◇開催要項◇
【日時】 2012年8月30日(木) 15:00集合~17:30終了予定(途中休憩あり)
・プレトーク(作品内容を解説します)
・『パルジファル』第一幕の稽古をご見学
【会場】 都内
【稽古の内容】 今回ご覧いただく予定の稽古は、9月13日・16日出演組(福井 敬、黒田 博ほか)による「通し稽古」です。「通し稽古」とは、原則的に音楽と演技を止めることなく、本番通りに舞台を進行させる稽古のことです。指揮、演出、キャストは本番通りの予定ですが、舞台メイクはなく、大道具、小道具及び衣裳は本番とは異なります。また、オーケストラの代わりにピアノが演奏します。字幕はありません。
状況によっては稽古を中断し、内容を変更する場合があります。予めご了承ください。
 
【応募方法】 お申し込みの方はこちらの「お問合わせフォーム」に、以下の項目をご記入の上、フォーム内の[送信]ボタンをクリックしてください。

お問い合わせフォーム

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  《ご自身で開設されているブログ、ホームページのURL》
  《ツイッター・アカウント》
  《フェイスブック・アカウント》
  《メルマガ配信希望》  有 ・ 無 ・ 登録済
 

【応募締切】 8月20日(月) 23:59必着
【当選発表】 当選者様へ稽古場招待詳細のご案内をもちまして、発表に代えさせていただきます。

※今回のご応募にあたってご登録いただきました個人情報は、本企画に関する必要事項および、メールマガジン配信登録を希望された方の配信設定にのみ使用させていただきます。 ※ご当選された権利を他の人に譲渡することはできません。

▼公演の詳細はこちら
2012年9月『パルジファル』-東京二期会

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東京二期会『パルジファル』が評論家全員から三つ星を獲得!!

クラシック音楽専門誌「MOSTLY CLASSIC」最新9月号に掲載の専門家による推薦演奏会情報記事「コンサート特選館」にて、4人の執筆者全員が『パルジファル』を第一位・三つ星に選定しました!
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 ◎生きる痛みと共感――「パルジファル」には今の日本に重要なテーマが
  ~石戸谷結子
 ◎東京二期会「パルジファル」は最前線のオペラ上演に接する絶好の機会
  ~岡本 稔
 ◎「驚くべき結末」が待つ二期会の「パルジファル」
  ~東条碩夫
 ◎飯守泰次郎が深い理解で作りあげるであろう「パルジファル」に期待
  ~寺西基之
さらに、今号の「MOSTLY CLASSIC」の特集テーマは、まさに「ワーグナー」!『パルジファル』の作品紹介ももちろんありますので、ご観賞前にチェックされてみてはいかがでしょうか?
▼「MOSTLY CLASSIC」の詳細はこちら
2012.9月号 オペラの巨人ワーグナーとリング - MOSTLY CLASSIC

そして――、
「音楽の友」夏の特大8月号でも、特集が「オペラが観たい!~国内外オペラ最新事情」。
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国内外の公演にならんで、我が東京二期会の『パルジファル』『こうもり』、そして日生劇場・読売日本交響楽団との『メデア』の観どころ、聴きどころが紹介されています!
ちなみに、「『こうもり』を白井晃演出で再演」とありますが、正しくは新演出です!
『こうもり』は二期会オペラの中でも『フィガロの結婚』の16回に次いで上演回数が多く、『カルメン』と並んで今回で13回目となります。
そして、國土潤一氏による「特別寄稿・二期会60周年に寄せて」が今年2月『パルジファル』の舞台写真とともに掲載されました。こちらもあわせてお読みください!
▼「音楽の友」最新号の情報はこちら
2012.8月号 特集・オペラが観たい!~国内外オペラ最新事情 - 音楽之友社

▼『パルジファル』の公演詳細はこちら
飯守×読響×二期会がおくる渾身のワーグナー!『パルジファル』 - 東京二期会
▼チケットのお申し込み・お問い合わせはこちら
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831 インターネット予約Gettiなら24時間受付!
 (平日:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝休)

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二期会創立60周年記念プレミエ・キャンペーン始まる!

二期会創立60周年を記念し、オペラ公演のプレミエ(公演初日)のお客様に特典をお贈りするプレミエキャンペーンを実施します。
欧州のオペラ劇場での特別な公演では、プレミエの料金が他の日よりも値段が高いこともあるくらいスペシャルなイベント。初日だからこその、「スペシャル感」と「高揚感」に劇場全体が包まれます。
「特別な年に、特別なことを!」という想いから、プレミエ特典をご用意いたしました。

『パルジファル』 ◆復刻版 対訳本プレゼント!◆
2012年9月13日(木) 17:00開演 東京文化会館 大ホール
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復刻対訳本の表紙(左)と裏表紙。当時の広告も再現!
二期会が『パルジファル』を日本初演したのは1967年。なんと45年前!
訳詞上演がメインだった時代になんと原語上演を敢行しました。
字幕のない当時にあって頼りにされたのが「対訳」であろう、ということで探しましたら、残っていました!聞けば、どうも当時も非売品でスタッフ用に作られたものであったらしく、ほんとうに部数はわずか。まさに「幻の対訳」でした。
今回は、それをもとに復刻版を作成。9月13日(木)にご来場いただいたお客様全員(!)に
プレゼントいたします!
▼『パルジファル』公演詳細はこちら
東京二期会オペラ劇場『パルジファル』舞台神聖祭典劇全3幕 - 東京二期会

『メデア』 ◆作曲家A.ライマンを迎えてのプレトークに参加◆
2012年11月9日(金) 19:00開演 日生劇場
Reimann-000792.jpg アリベルト・ライマン
これだけ名作がたくさんあり、時代も変遷して、それでもオペラを新しく作曲し、上演する意味はあるのでしょうか。
そのような(ある種意地悪な)問いかけに、アリベルト・ライマンは次のように答えていました。
「人は生きている限り、歌うでしょう」
日生劇場開館50周年記念、読売日本交響楽団創設50周年記念でもあるアリベルト・ライマンの最新作の上演。そのプレミエはもちろんスペシャルです。
今回は、公演前のドラマトゥルク長木誠司氏によるプレトークに、ライマン本人が登場します。初日(11月9日)のチケットをもったお客様だけの特典です。
ご希望の方は、チケットをお申込の後、日生劇場にお電話(Tel.03-3503-3111)にてお申込下さい(定員100名様/お申込順)
▼『メデア』公演詳細はこちら
《二期会創立60周年記念》『メデア』 - 東京二期会

▼チケットのお求め・お問い合わせは:二期会チケットセンター
  TEL.03-3796-1831 (平日10:00~18:00 土10:00~15:00 日祝休)

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メゾソプラノ加納悦子のゴールデンコンサートが、NHK-BSプレミアムで放送されます(再)

昨夏に開催した「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33加納悦子」の模様が、7月26日(木)の早朝、海外・国内の一流アーティストのリサイタルが楽しめる、NHK-BSプレミアムの「クラシック倶楽部」で再放送されます。
■■放送情報■■
NHK BSプレミアム『クラシック倶楽部』
-加納悦子 メゾ・ソプラノ リサイタル-

放送日時:7月26日(木) あさ6:00~6:55
放送局:NHK BSプレミアム
▼番組詳細はNHKのWebサイトをご覧ください
クラシック倶楽部 - NHK BSオンライン
 
   ■   ■   ■
◆前回放送時の二期会Blog掲載記事から…◆
シェーンベルクとベルクを中心とした、敢えていえば決して聴き慣れた作品ばかりではない、玄人向け(?)のプログラムでしたが、「新ウィーン楽派は18歳のときから大好きだった!」と言うとおり、1曲1曲に加納の深い共感を感じるコンサートでした。
▼レビューとアンケート
・コンサート・レビュー「二期会ゴールデンコンサートin津田ホール Vol.33加納悦子」- 二期会21
   ■   ■   ■
そして、多くの方々に感動を与えた加納悦子のリサイタルが、今秋オール・モーツァルト・プロで津田ホールに帰って参ります!
どうぞお楽しみに!
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■■リサイタル情報■■
WILPFコンサート2012 加納悦子メゾ・ソプラノ リサイタル
「今まさに円熟の時を迎えた加納悦子が歌う、モーツァルトの珠玉の歌曲!」

出演:加納悦子(メゾソプラノ)、松川 儒(ピアノ)、笹崎 譲(マンドリン)
日時:2012年11月10日(土) 14:00開演
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前、地下鉄大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全席自由 5,000円
お申込み・お問い合わせ:
 ・二期会チケットセンター 03-3796-1831
  (月~金10:00~18:00・土10:00~15:00)

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幸田浩子、NHK「ららら♪クラシック」に登場!

ソプラノの幸田浩子が、NHK-Eテレで日曜夜に放送中のクラシック音楽番組「ららら♪クラシック」に登場します!
今回は、音楽の都ウィーンでウィーン国立歌劇場と双璧をなす名門であり、且つ芸術と娯楽の両立を実現する“オペレッタの殿堂”ウィーン・フォルクスオーパーが取り上げられていますが、このフォルクスオーパーで3年間活躍した幸田はゲストとして招かれ、当時の思い出やエピソードを披露いたします。
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司会の加羽沢美濃さん、石田衣良さんと
■■番組情報■■
「ららら♪クラシック」
本場ウィーンのオペレッタ フォルクス・オーパーの「メリー・ウィドー」

放送日時:7月22日(日) 21:00~22:00
放送局:NHK Eテレ
▼番組詳細はNHKのWebサイトをご覧ください
ららら♪クラシック 次回の放送 - ららら♪クラシック|NHKオンライン

その幸田ですが、今月上旬ウィーンにて、ソロ5枚目となるCDのレコーディングを
行って参りました。
今回のアルバムは、彼女にとって切っても切れない重要なジャンルであるウィーンの作品を収めたもので、J.シュトラウスやレハールは勿論、「ウィーン、わが夢の街」や“恋はやさし野辺の花よ”で知られる『ボッカチオ』のアリアなど、誰もが知る名曲の数々を録音致しました。
現在最もウィーンで注目をされているグイド・マンクージの指揮、そして絶対的な信頼を寄せるウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団との共演による、フォルクスオーパーで培った音楽的センスが堪能出来るアルバムです。
今秋11月に日本コロムビアからリリースの予定ですので、お楽しみに!
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Casino-baumgartenにてレコーディング中

そしてもう一つ、幸田浩子ファンにとって嬉しいニュースです。
来年2月の二期会創立60周年記念オペラ公演『こうもり』に、アデーレ役での出演が決定致しました。
日本では初となる幸田のオペレッタに、今から期待が膨らみます。
こちらも是非ご期待下さい!
▼公演情報は東京二期会のWebサイトに7月25日ごろ掲載予定
東京二期会オペラ劇場

最後に!
クラシック音楽を極めるための月間情報誌「モストリークラシック」最新号(2012年9月号/7月20日発売)の≪宮本文昭の気軽に話そう≫のページに、幸田が招かれております。
東京シティ・フィルの初代音楽監督でいらっしゃる宮本さんとは、今秋11月16日に東京オペラシティで行われる同フィルの定期公演、フォーレ「レクイエム」で共演させて頂く予定です。
マエストロのユーモア溢れるお話には、終始笑いが収まらない幸田でした。
是非お買い求めください。
▼モーストリークラシックの情報はこちら
MOSTLY CLASSIC

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7月13日開幕!『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』公演当日のごあんない

いよいよ13日(金)から東京文化会館 大ホールにて、
<二期会創立60周年記念公演>東京二期会オペラ劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』が開幕します!
公演当日についてのごあんないをいたします。

東京二期会オペラ劇場 2012年7月公演・二期会創立60周年記念公演
P.マスカーニ作曲 『カヴァレリア・ルスティカーナ』オペラ全1幕
R.レオンカヴァッロ作曲 『パリアッチ(道化師)』オペラ全2幕
<日本語字幕付き原語(イタリア語)上演>
指揮:パオロ・カリニャーニ/演出:田尾下 哲
当日券と公演タイムテーブルのご案内
7月13日(金)
7月14日(土)
7月15日(日)
7月16日(月・祝)
当日券
S,A,B,C
S,A,B
S,A,B,C
S,A,B,C
当日券販売開始
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
カヴァレリア・
ルスティカーナ
約70分
休憩予定時刻
19:40~20:05
15:10~15:35
15:10~15:35
15:10~15:35
パリアッチ
(道化師)
約70分
終演予定
21:15
16:45
16:45
16:45
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口徒歩6分

お車のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください!!
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2012年7月公演 『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』- 東京二期会オペラ劇場

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本番せまる7月公演、指揮者パオロ・カリニャーニのビデオ・メッセージ!
13日(金)のプレミエは、終演後にキャストがお見送り!

東京二期会オペラ劇場7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』は13日(金)のプレミエまで、あと3日!
先日、オーケストラと両組歌手とのリハーサルを終えたばかりのマエストロ、パオロ・カリニャーニから、日本のお客様へむけてメッセージを受け取りました。

そして、13日(金)のプレミエ公演では、「二期会創立60周年記念プレミエキャンペーン」第一弾を実施します。初日だからこそのスペシャル感、高揚感が劇場全体を包み込むように、創立60周年という特別な年に特別なことを!という想いから実施させていただきます。
今回は、13日(金)の終演後、キャストがロビーにてお客様をお見送りいたします。
どうか心ばかりの御礼の気持をお受けいただければ幸いです。
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二期会創立60周年記念公演『フィガロの結婚』終演後の様子。
今回も一同ごあいさつさせていただきます。
「プレミエキャンペーン」は今後、『パルジファル』、『メデア』と続いていきますので、どうぞお楽しみに!

▼公演の詳細はこちら
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会オペラ劇場

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サントゥッツァ役 清水華澄 7月8日(日)ラジオ日本に登場
ネッダ役 高橋絵理インタビュー

東京二期会オペラ劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ』14・16日のサントゥッツァ役で出演する清水華澄が、今週末ラジオ日本に出演します。
shimizukasumi.jpg 清水華澄
 ■ラジオ日本(AM1422KHz)「松川裕美のビジネス最前線」
 ■放送日時:7月8日(日)午後5時~5時10分
 (聴取可能地域:南関東)
サントゥッツァ役からみたオペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』のドラマについて、またオペラの稽古場の様子などをお話ししています。ぜひお聴きください!

さて、『パリアッチ(道化師)』からは、ネッダ役に初挑戦する高橋絵理にインタビューをしました。
cavapagli_keikoba07.jpg 高橋絵理
――ネッダ役に初挑戦する感想を聞かせてください
実は、ネッダを歌うにはまだ早いのでは…と思っていたのですが、今回、まっさらなところから勉強でき体に入れることができたので、とても良かったと思っています。
――高橋さんからみて、ネッダはどんな女性でしょうか。
ネッダは女性として本物の恋・愛の美しさをシルヴィオを愛することで知り、夫カニオの支配的な愛に違和感を感じ始めています。一見、ネッダは浮気者で自由奔放な人物と思われがちですが、大事にしたい感情をひたすら守る真っ直ぐな女性、自分の身に危険を感じても守り通す強い女性だと思っています。
――今回の演出では、その自由さと大事にしたい感情に向かっていく野心的な女性としての面が強調されていますね。さて、高橋さんは、ボローニャでの研修中、イタリア現地と、イタリアオペラの世界が地続きだな、と思われたことはありますか?それは一例としてどんな時でしたでしょうか。
いつも思うことですが、イタリア人はとにかく話し声が大きいです(笑)つまり、イタリア語自体が体で支えて話されている言語なのだと思いますが、そうすることでイタリア語の語感そのものが音楽のように聞こえるのです。それを感じる度に、言葉こそが歌の原点なんだなと再認識させられます。
――お客様に抱負、意気込みをお願いいたします。
公演に向けて全身全霊でネッダを作り上げていきたいと思います。ご来場、心よりお待ちしております!

▼公演の詳細はこちら
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会オペラ劇場

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東京二期会オペラ劇場7月公演 指揮者パオロ・カリニャーニ来日

2005年の初来日以来、「いつか日本でもオペラの指揮を」と、ファンも本人も待ちに待っていた機会が、ついに実現します。
東京二期会オペラ劇場7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』の指揮者パオロ・カリニャーニが先日無事に来日しました。
カリニャーニは、実はすでに二期会公演を見たことがあります。2006年、フランクフルト・オペラの音楽総監督だったマエストロは、イタリア時代の学友、ロベルト・リッツィ・ブリニョーリが指揮する東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』を見るために、今回の会場となる東京文化会館を訪れています。
その後6年、ますます多忙を極めていましたが、今回、イタリア・オペラ極めつけの名作の二本立て『カヴァレリ・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』で、待望の日本オペラデビューとなったのです。
 
カリニャーニは、新演出でもって、日本のオペラ上演史に新たな1ページを飾れることを名誉として、楽しみに稽古場で躍動してます。
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演出の田尾下 哲とは、昨年以来、打ち合わせ、稽古を重ね、初日を迎えます。田尾下が当2演目を共同演出したチューリッヒ歌劇場は、カリニャーニの本拠地のひとつでもあります。英語で話し合う二人の姿は、まさにヨーロッパの歌劇場のそれです。
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イタリア在住の小栗菜代子による、ローマからの空輸された美しい衣裳、ニューヨークで活躍する幹子S.マックアダムスの装置、ザルツブルク音楽祭でも実績の沢田祐二と強力でグローバルなデザイナー陣にも期待です。
 
カリニャーニは、来シーズンも主なものだけでも、定期的に活躍するパリ・オペラ座での『トスカ』、ウィーン国立歌劇場での『椿姫』、ヨーロッパ注目のネザーランド・オペラでのロッシーニの大作『ウィリアム・テル』新演出(P・オーディ演出)、そしてバイエルン国立劇場では、ヴェルディ・イヤーの白眉を飾る、カウフマン主演の『トロヴァトーレ』新演出(O・ピィ演出)などの大活躍が予定されています。
 
日本ならではの、カリニャーニ指揮によるワールドワイドなプレミエ、7月13日(金)18:30開演、東京文化会館をご期待ください。
また当日終演後は、”二期会プレミエ”プロジェクト第1弾、出演者の見送りが予定されます、お楽しみください。

▼公演の詳細はこちら
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会オペラ劇場

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月刊『ぶらあぼ』に演出・田尾下 哲インタビュー記事 &
『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ』稽古場レポート

東京二期会オペラ劇場7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』の演出、
田尾下 哲のインタビュー記事が、無料クラシック音楽情報誌『ぶらあぼ』7月号に掲載されました!
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▼『ぶらあぼ』は、インターネット上でもご覧いただけます!
「スコアを探偵のように読み解くことからはじめます」田尾下 哲 - WEB「ぶらあぼ」

そして、稽古場から田尾下のビデオ・メッセージが届きました!
▼田尾下のビデオ・メッセージはこちら
「マエストロ・カリニャーニと熱い舞台を作ります!」 - nikikai21 (YouTube)

稽古場も日々充実の度合いを高めています‼ 衣裳合わせも行われていました。
そして、28日にはインターネットラジオ 林田直樹さんの「カフェフィガロ」収録が稽古場で行われました。演出の田尾下が、演出コンセプトについて大いに語っていました。
探偵のように楽譜を読み解き、歌手たちを通して翻訳する田尾下演出。意外な経歴や演出家を志すまでの知られざる秘話なども聞けますよ。
シチリアのムラ社会を舞台にリアリティたっぷりの『カヴァレリア ルスティカーナ』と、1960年代に時代を移して芝居一座の長カニオの若い妻ネッダ、彼女に横恋慕する一座のトニオ、彼女と共に新天地での成功を夢見るネッダの恋人シルヴィオの心理にさらに深く踏み込む事で、作品のフレームをさらに越えたドラマの広がりへと誘ってゆきます。放送が楽しみです。
hayashida_taoshita_120629.jpg 林田直樹さんと田尾下 哲さん
▼「カフェ・フィガロ」放送サイトはこちら
林田直樹の「カフェ・フィガロ」 - Blue-radio.com

<稽古場にて…>
oono_yoshime_120629.jpg 大野徹也(カニオ)と嘉目真木子(ネッダ)
masu_ohara_120629.jpg 桝 貴志(トニオ)と小原啓楼(ペッペ)
(takahashi_yonashiro_120629.jpg 高橋絵理(ネッダ)と与那城 敬(シルヴィオ)

▼公演の詳細はこちら
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会オペラ劇場

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二期会WEEK@サントリーホール2012 最後の夜は亀さん夫妻の楽しい夕べ!

いよいよ今年の二期会WEEKも最後となってしまいました。
最後の夜は亀さん夫妻による楽しいリサイタル。まもなく開演です!

■6月24日(日)17:30開演
【第七夜】
「亀山勝子&法男のリサイクル・リサイタル!」

チャーミングで超人気キャラクター:ソプラノ亀山勝子
心のヒダを歌い上げる絶唱と、変幻自在の裏技ピアノ、驚異の(セクシーな)裏声、作編曲ピアノ歌:亀山法男
しなやかな抒情性、軽妙なトークでつづる、日本に類例のない音楽パフォーマンス。
その‘質’の良さと‘品’の良さは裏打ちされた裏の裏の表芸!
存分にお楽しみ下さい…

▼第七夜の公演情報
「亀山勝子&法男のリサイクル・リサイタル!」 - 二期会21
 ※若干数の当日券のご用意がございます。

《二期会WEEK@サントリーホール2012》みんなに、うた。~創立60周年を迎えた二期会の歴史に新たなページを刻み、感動をわかちあえるステージとなりますように。

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二期会WEEK@サントリーホール2012 第六夜は、至極のモーツァルト!

心配された雨が止んだ第五夜。3人のテノールが登場する夜会にふさわしく、熱気あふれる夜となりました!テノール・リリコの井ノ上了吏、リリコ・レッジェーロの上原正敏、エローイコの松村英行と、まったく違う種類のテノールを一夜にしてお楽しみいただける企画とあって満員御礼。上原の軽妙かつ核心をとらえた司会も好評、ピアノ北村晶子、ヴァイオリン川口静華、チェロ荒庸子のトリオもきらびやかな音色で、ステージに音楽の花を咲かせました。
また、松村英行から、フォルクスワーゲンが支援するホッキョクグマの保全活動団体「NPOポーラー ベアーズ インターナショナル」への募金を呼び掛け、終演後、多くのお客様からご協力をいただきました。
なお、二期会でのこちらの募金活動は、二期会WEEK最終日まで、サントリーホールブルーローズ会場内にて行っております。会期終了後、募金額をご報告いたします。
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楽屋通路にて。左から松村、北村、川口、荒、井ノ上、上原
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舞台袖に用意されたスペシャルウォーター
さて、いよいよ二期会WEEKも残り2日。今夜の公演をご案内します。

■6月23日(土)19:00開演
【第六夜】
「林 美智子の90分の『コジ』!」

アンサンブル・オペラの極みともいえるモーツァルトのオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』をアンサンブル曲だけにしぼり、人気メゾソプラノ林美智子によるオリジナル日本語台本でつなげて、軽快に展開する90分(休憩いれると110分)。2006年にサントリーホール小ホールで初演、昨秋には北九州でも公演し、今や全国展開中の「みちコジ」がふたたびサントリーホールに帰ってきました。
▼第六夜の公演情報
「林 美智子の90分の『コジ』!」 - 二期会21
 ※本公演はチケット予定販売数終了となりましたので、当日券の発売はございません。何卒ご了承ください。

《二期会WEEK@サントリーホール2012》みんなに、うた。~創立60周年を迎えた二期会の歴史に新たなページを刻み、感動をわかちあえるステージとなりますように。

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ミラノで活躍の板波利加 近況

昨年2月に二期会オペラ『サロメ』ヘロディアス役で華やかな舞台姿で好評を博し、本年2月には同『ナブッコ』アビガイッレ役でもドラマティック・ソプラノとしての高い評価を得た板波利加が、去る5月12日にミラノ・アルチンボルディ劇場でコンサートに出演した近況をお伝え致します。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
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「アルチンボルディ劇場でのコンサートは2000席満席となり、大盛況でした。この劇場はスカラ座が一時使っていた所でとても有名です。出演者は、オペラ歌手だけでなく、オペレッタ、ロック、フォーク、バレエ、コンテンポラリーダンス、など幅広かったです。」(板波)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
この劇場はミラノ市民なら誰でも知っている有名な劇場だそうで、日本人としては唯一の出演ではありましたが、客席からも大喝采を頂いたようです。
そんなミラノでも活躍する板波利加、今月末には板波の育った横浜・みなとみらいホールでリサイタルを予定しております。日本での初リサイタルに気合もひとしおです。
■■リサイタル情報■■
板波利加 ソプラノリサイタル「Cerca la Pace~平和を求めて」

ピアノ:ジェームズ・ヴォーン
2012年6月27日(水) 19:00開演 横浜みなとみらいホール(小ホール)
▼リサイタル詳細はこちらをごらんください
板波利加 ソプラノリサイタル「Cerca la Pace~平和を求めて」 - 東京二期会
▼公式サイトではアルチンボルディ劇場でのコンサート動画もご覧になれます。
板波利加オフィシャルサイト

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二期会WEEK@サントリーホール2012 第五夜~3人のパイレーツ・テノールがハートを熱くする!

連夜開催中の「二期会WEEK@サントリーホール2012」
第四夜は前半には日本歌曲をたっぷりと。そして後半はふたりの面白トークに花が咲き、宝石箱のようなオペラメドレーで場内は大変盛り上がりました。
終演後、会場からお客様がみな笑顔で出ていらしたのが印象的でした。
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終演後、楽屋通路にて。
左から菊地美奈、小林由佳、山田武彦、一節だけ美声を披露してくださった“譜メクリストさん”
さて、これからが二期会WEEK後半戦。後半も濃いメンバーが登場します。

■6月22日(金)19:00開演
【第五夜】
「パイレーツ オブ ブルーローズ」

「オペラはやっぱりテノールが一番面白い!」ということで、井ノ上了吏、上原正敏、松村英行の3人のテノールと美人ピアノトリオによる贅沢なコンサート。
熱いだけじゃない!「ほろり」もあるよ!
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▼第五夜の公演情報
「パイレーツ オブ ブルーローズ」 - 二期会21
 ※本公演はチケット予定販売数終了となりましたので、当日券の発売はございません。何卒ご了承ください。

《二期会WEEK@サントリーホール2012》みんなに、うた。~創立60周年を迎えた二期会の歴史に新たなページを刻み、感動をわかちあえるステージとなりますように。

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二期会WEEK@サントリーホール2012 第四夜~みな&ゆかのせかい

連夜開催中の「二期会WEEK@サントリーホール2012」
第三夜はコンサート冒頭にフィンランド語で「サントリーホール ブルーローズに森の精霊がやってきた」とナレーションがあり、森の精霊らに包まれた空間となったブルーローズで北欧の歌曲をお楽しみいただきました。
“二期会でも、北欧ものはこれまでほとんど取り上げられることがありませんでしたので、今宵は画期的な「出発」の一夜になったのではないかと思います。”(公演担・談)
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終演後、楽屋通路にて。左から前川朋子、渡邊 史、星野恵里、大久保光哉、新田ユリ、水月恵美子
今日は夏至、季節の折り返し。今年の“二期会WEEK”もちょうど折り返しとなりました。では今夜の演奏会をご案内いたします。

■6月21日(木)19:00開演
【第四夜】
「みなゆかいなせかい」 ~とっておきの愛をあなたに

菊地美奈と小林由佳。同い年の仲良しのふたりが蔵出しトーク満載で半生を語りながら、前半は日本歌曲(新しい日本の歌もあり)を、後半はそれぞれのお気に入りソングをお贈りします。
ふたりが子どもの頃大流行したアレなんかも飛び出すかも…!?
掛け値なしにお楽しみいただきましょう!

▼第四夜の公演情報
「みなゆかいなせかい」 ~とっておきの愛をあなたに - 二期会21
 ※当日券のご用意がございます。18:00よりホールエントランスで発売いたします。

《二期会WEEK@サントリーホール2012》みんなに、うた。~創立60周年を迎えた二期会の歴史に新たなページを刻み、感動をわかちあえるステージとなりますように。

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二期会WEEK@サントリーホール2012 第三夜…自然とともに生きるために今、北欧から学べること

連夜開催中の「二期会WEEK@サントリーホール2012」
昨夜の第二夜は荒天の中、多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。まさに嵐を呼ぶ、迫力の演奏でしたね。
week20120619_01.jpg
第二夜カーテンコールより
では引き続き今夜の演奏会をご案内いたします。

■6月20日(水)19:00開演
【第三夜】
「白夜の国の歌曲たち」 ~森の精霊とともに…

暗く厳しい冬、短い春、夏の柔らかな白夜の光、雄大な自然…
そんな独特の自然風土をアイデンティティとする北欧の人々。
グリーグ、シベリウスら北欧作曲家の歌曲をとおして、彼の地の文化と自然に思いを馳せてみます。北欧音楽のスペシャリスト、指揮者の新田ユリさんのお話とともにお楽しみください。

▼新田ユリ氏の公式ページにリハーサルの様子が書かれています。
ゲネプロ終了 二期会ウィーク - 森と湖の詩日記|新田ユリ公式ホームページ
▼第二夜の公演情報
二期会WEEK@サントリーホール2012 第三夜「白夜の国の歌曲たち」 ~森の精霊とともに… - 二期会21
 ※当日券のご用意がございます。18:00よりホールエントランスで発売いたします。

《二期会WEEK@サントリーホール2012》みんなに、うた。~創立60周年を迎えた二期会の歴史に新たなページを刻み、感動をわかちあえるステージとなりますように。

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二期会WEEK@サントリーホール2012 第二夜は聴けば絶対トクします!

昨夜より「二期会WEEK@サントリーホール2012」が開幕しました!
第一夜はフラワーアーティストの竹田浩子さんによる、一夜限りの緑豊かなフラワーアレンジが華やかに舞台を彩り、千駄ヶ谷スタイルの4人によるソロ、アンサンブルをお楽しみいただきました。
week20120618_01.jpg
「千駄ヶ谷スタイル」の4人。左から、与那城 敬、長谷川 忍、田上知穂、高田正人
それでは、ひきつづき公演直前の各夜情報をお届けします。

■6月19日(火)19:00開演
【第二夜】
「ワーグナーからの挑戦状」 ~ワグネリアン養成講座

ワーグナー!? ワグネリアン!? この言葉で尻込みしてしまう人もいるはず。
でもそんなことはありません! 聴き方のコツさえつかんでしまえば、絶対にワーグナーが楽しくなる!ハマる!きっと!
ワグネリアン養成と言ってもマニアになることを強制するわけではありません。ワーグナーを楽しく聴くためのコツをレクチャーと演奏でやさしく伝授します。
“譜面をよーーくよーーく見ると、「この人はこういう人です」「ホントはこう思ってます」ってかなり詳しく書いてあるのがワーグナー。それがお客様にも伝わるといいなーと思ってます。”(池田香織ブログ「だらだらPiyauchen HEUTE」より)
聴けば絶対トクしますよ!
week2012_2_member.jpg リハーサル終了後に皆で揃って。
後列左から、片寄純也、城谷正博、大塚博章
前列左から、木下志寿子、池田香織
▼池田香織ブログはこちら
だらだらPiyauchen HEUTE
▼第二夜の公演情報
二期会WEEK@サントリーホール2012 第二夜「ワーグナーからの挑戦状」 ~ワグネリアン養成講座 - 二期会21
 ※当日券のご用意がございます。18:00よりホールエントランスで発売いたします。

《二期会WEEK@サントリーホール2012》みんなに、うた。~創立60周年を迎えた二期会の歴史に新たなページを刻み、感動をわかちあえるステージとなりますように。

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本日開幕!「二期会WEEK@サントリーホール2012」

いよいよ本日より、サントリーホール ブルーローズ(小ホール)での一週間連続公演「二期会WEEK@サントリーホール2012」が開幕いたします!
今年も連日お楽しみいただける多彩な企画をご用意いたしました。
公演直前となった各夜の情報をお届けしてまいりましょう。

■6月18日(月)19:00開演
【第一夜】
「千駄ヶ谷スタイル」~花鳥風月を唄う~

「千駄ヶ谷スタイル」田上知穂、長谷川 忍、高田正人、与那城 敬の4人は、スタイリッシュな舞台姿と華麗な歌唱パフォーマンスで魅了します。
さらに開場時よりフラワーアーティスト竹田浩子さんによるオープニング・パフォーマンスもお楽しみいただける、見て美しく、聴いても美しいコンサート。
そして、プログラム後半に用意されたオリジナル・アレンジの〈ネッラ・ファンタジア〉は必聴です!
▼ビデオクリップはこちら

▼第一夜の公演情報
二期会WEEK@サントリーホール2012 第一夜「千駄ヶ谷スタイル」~花鳥風月を唄う~ - 二期会21
 ※当日券のご用意がございます。18:00よりホールエントランスで発売いたします。

《二期会WEEK@サントリーホール2012》みんなに、うた。~創立60周年を迎えた二期会の歴史に新たなページを刻み、感動をわかちあえるステージとなりますように。

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眼差し「シチリアの、あるいは現代の」『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ』いよいよ始動!

気鋭の演出家、田尾下 哲が拓く、新しいオペラの可能性。
歌手たちはすでに音楽稽古、アンサンブル稽古と準備を積み、立ち稽古が行われています。
この数日前に、演出家自ら行ったワークショップから、近況を少しお伝えしましょう。
  *   *   *
ワークショップは、舞台の稽古の場でしばしば行われます。
出演者と役や作品について自由に意見交換を行ったり、さまざまなアプローチやシチュエーションを試したり、研究したり、ミュージカルや芝居の経験も多い田尾下氏は、ワークショップというスタイルを好むようです。
原作は、『カヴァレリア・ルスティカーナ』はイタリアのシチリア島、『パリアッチ』はイタリア南部のカラブリア地方を舞台にしています。この二本立てとすることは多いのですが、組み合わせというのは“奇妙なもの”でもあります。
装置や空間、といった舞台上の制約もさることながら、一晩で演じられ、お客様が2つの作品を続けて観る、という物語の時間と、現実の時間の一次的、二次的な設定が、演出家の腕の見せどころ、ともなります。
ましてや、『パリアッチ(道化師)』は、劇中劇。
田尾下氏は、“視られている”という状況が、人の行動や考えを制限したり、あるいは操るもの、と考えました。
では視ているのは誰か。
『カヴァレリア・ルスティカーナ』の場合は村人たちの眼。
シチリアでは、殺人事件の目撃者はいない、等と言われるくらい、コミュニティの結束が強く、文学や映画の舞台にもなるわけです。厳しい気候、貧しい土、家族、宗教、政治が絡み合う密接で複雑な人間関係、今回の舞台に、これらを具体的に舞台上に表す、ということではないのですが、登場人物の関係性の根拠として重要です。
サントゥッツァの恋人、トゥリッドゥは軍隊に行く前は、ローラと付き合っていました。トゥリッドゥが除隊して戻ってきた時、ローラは村の有力者、馬車屋のアルフィオと結婚していました。しかし、トゥリッドゥは再び、ローラと密会するようになります。この一部始終を、村の人々が見る、噂になる、皆が知っている、という状況。
これが、トゥリッドゥの運命を決定づける“第三者の眼”の意味です。
では、『パリアッチ』の場合は?こちらは幕が開くまでの楽しみ、としておきましょう。
『パリアッチ』は、道化師カニオが率いる一座の女優ネッダが、若者シルヴィオと恋に落ちることから始まる悲劇。座長の妻であり、一座の花形女優のネッダですが、彼女は決して、自分の境遇に満足していません。
ネッダが歌うアリア「鳥の歌」。
Stridono lassù, liberamente lanciati a vol,
大空を自由に飛ぶ鳥を見て、“ここではない何処か”に憧れがあふれ出るのです。
田尾下氏は、“美しい人は、美しいと人に思われていることを知っている”と語ります。
女優を演じる、ということはどういうことか。
ネッダの夢とは何であったのか。
公演まで、1ヶ月。どうぞお楽しみに。

帆かけ舟

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7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』の稽古場に20名様をご招待!!

東京二期会は、7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』の稽古場に抽選で20名様をご招待します。
今回の公演は、オペラだけでなくホリプロ・ミュージカル、演劇でも大活躍、情熱迸る気鋭の演出家・田尾下 哲による新制作。その全貌をどなた様よりも早くご覧いただきます!オペラの舞台を作る現場ならではの緊張感と熱気をどうぞご体感ください!

◇開催要項◇
【日時】 2012年7月2日(月)16:00集合 20:00終了予定(途中休憩含む)
【会場】 都内
【稽古の内容】 今回ご覧いただく予定の稽古は、7月14日・16日出演組(清水華澄、片寄純也ほか)による「通し稽古」です。「通し稽古」とは、原則的に音楽と演技を止めることなく、本番通りに舞台を進行させる稽古のことです。指揮、演出、キャストは本番通りの予定ですが、舞台メイクはなく、大道具、小道具及び衣裳は本番とは異なります。また、オーケストラの代わりにピアノが演奏します。字幕はありません。
状況によっては稽古を中断し、内容を変更する場合があります。予めご了承ください。
また、稽古見学に先立ちプレトーク(作品内容の解説)を開催いたします。
 
【応募方法】 お申し込みの方はこちらの「お問合わせフォーム」に、以下の項目をご記入の上、フォーム内の[送信]ボタンをクリックしてください。

お問い合わせフォーム

【お名前】欄に《お名前》をご記入ください(必須)
【E-mail】欄に《メールアドレス1》をご記入ください(必須)
【本文】欄には以下の内容をご記入ください
  《お電話番号》 (必須:自宅・携帯いずれでも可)
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  《スマートフォンをお使いですか?》  はい ・ いいえ
  《ご自身で開設されているブログ、ホームページのURL》
  《ツイッター・アカウント》
  《フェイスブック・アカウント》
  《メルマガ配信希望》  有 ・ 無 ・ 登録済
 

【応募締切】 6月15日(金) 23:59必着
【当選発表】 当選者様へ稽古場招待詳細のご案内をもちまして、発表に代えさせていただきます。

※今回のご応募にあたってご登録いただきました個人情報は、本企画に関する必要事項および、メールマガジン配信登録を希望された方の配信設定にのみ使用させていただきます。

▼公演の詳細はこちら
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』

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二期会WEEK第七夜の「亀さん」がTBSラジオに出演します!

6月18日(月)から始まる今年の二期会WEEK。
その最後の夜を締めくくる亀山勝子&法男が、今週末、TBSラジオに登場します!
■■放送予定■■
TBSラジオ『土曜ワイドラジオ~永六輔その新世界』(毎週土曜8:30~13:00)
6月2日(土)午前9時頃から約25分間、
「六輔・話の特集」のコーナーにゲストで生出演!!!
▼番組サイトはこちら
土曜ワイドラジオ~永六輔その新世界 - TBSラジオ

▼二期会チケットセンターでは、放送当日、通常より1時間早い9時から営業します。
二期会チケットセンター  TEL.03-3796-1831

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応援よろしくお願いいたします!

▼演奏会PVはこちら(YouTube)

▼公演詳細ページはこちら
二期会WEEK@サントリーホール2012~第七夜「亀山勝子&法男のリサイクル・リサイタル!」 - 二期会21

zen

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東京オペラシティ ランチタイム・コンサートで『カヴァレリア・ルスティカーナ』のエッセンスをお楽しみください!

5月29日(火)東京オペラシティ・ランチタイムコンサートで清水華澄と大澤一彰が名作オペラ・アリアを熱唱します!
入場は無料です。みなさま是非お誘いあわせの上、おでかけください。
■《入場無料》東京オペラシティ・ランチタイムコンサート
■ 「オペラ・アリア名作選集 ~傑作オペラが描く男女の愛」
日時:2012年5月29日(火)11:45~12:30
会場:東京オペラシティ コンサートホール
出演:清水華澄(メゾソプラノ)、大澤一彰(テノール)、平塚洋子(ピアノ)
曲目:・ビゼー『カルメン』より「ハバネラ」(清水)
   ・マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
      “ママも知るとおり”(清水)/“この酒は強いね”(大澤)
   ・サン=サーンス『サムソンとデリラ』より
      “あなたの声に私の心は花開く”(清水)
   ・プッチーニ『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”(大澤)
   ・ララ「グラナダ」(大澤)          …ほか
※事前予約・整理券配布等はございません。
▼コンサートの詳細・お問合せはこちら
ランチタイムコンサート - 東京オペラシティ
▼清水と大澤が出演する『カヴァレリア・ルスティカーナ』について
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会オペラ劇場

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『スペイン時間』『子どもと魔法』キャストによるオススメ・シーン

あまり上演機会のない2作品。今回見逃したら次に出会えるのは、もういつのことになるやらわかりません。
そこで、両演目キャストにオススメの場面、音楽をあげてもらいました。
全員分紹介できないのは残念ですが、ご鑑賞の参考にどうぞ!

【スペイン時間】
★コンセプション 経塚果林
「Mais l'heure fuit,prends garde:Le temps nous est mesure sans pitie!(でも時は逃げるわ、気をつけて:私たちの時間は無情にも制限されているんだから!」
女の花盛りは短く、限りあるものである、という意味でしょうか。急いでくれなきゃ、あっという間におばさんになっちゃう!浮気は受け入れられないものですが、女性としての時間を謳歌しようと形振りかまわない彼女を、どこかうらやましく思ってしまう自分がいます。
★ゴンザルヴェ 高柳 圭
コンセプションと二人きりの時は詩作意欲が掻き立てられます!少し度が過ぎてしまい彼女は呆れ顔ですが、溢れだすインスピレーションを止めることは出来ないのです!
★ラミーロ 佐藤 望
ラミーロの口癖で、「Voila」というのがあります。「さぁ!」「では!」ていどの意味ですが、働き者の彼らしさが出ていて、様々な場面で出てきます。彼の心境によって歌い分けられたらと思っています。
★ドン・イニーゴ・ゴメス 狩野賢一
僕にとってこのオペラの中で最も印象的な音楽は、ラミーロの後半のアリア(?)です。
非常に幻想的で感動的、しかも今回はその曲中にある仕掛けが用意されていて、
稽古でその場面を見る度、じ~んと来ています。
★ラミーロ 門間信樹
陽気なラテンのリズムが印象的です。官能であったり、怒りであったり、現れ方は様々ですが、やはりフィナーレの五重唱でもハバネラのリズムが使われています。
★トルケマダ 大川信之
全体としてはオペラブッファの様式に従っていながら、それを上手く利用して古くて新しい、ラヴェルの独自の世界観。彼が何が表現したかったのかを、演者も探しています。その謎をお客様自身も意図を想像しながら探してもらえると大変楽しめるはずです!

【子どもと魔法】
★夜鳴き鶯 佐藤優子
基本的にみんな一回しか出てきませんので、全てのシーンに目を凝らして耳を澄まして鑑賞して頂きたいです!!
★安楽椅子/ふくろう 森 真奈美
安楽椅子と肘掛椅子は、子どもが出会う最初のキャラクター。登場シーンを楽しみに!
★雄猫/柱時計 吉田侍史
柱時計はテンポが早く短い曲ですが、その中に怒りや悲しみや切なさなど凝縮されています。
★中国茶碗/とんぼ 奥野恵子
歌もさることながら衣装がとても素敵です!「toujour l'airs chinoa(いつも中国風よ)」
★中国茶碗/とんぼ 福間章子
お茶碗のシーンでは山田うんさんによる可愛いダンスが入りました。ポットとお茶碗のダンスだなんて…なんて楽しそうだと思いませんか!?歌詞ほとんど意味不明の言葉の羅列で、ちゃらんぽらんな英語やフランス語の造語…果ては日本語まで出てきますよー!
★ティーポット 木野千晶
「火のアリア」と「お姫様のアリア」は素晴らしい名曲です!
★火 熊坂真里
忘れてはならないのが、様々な場面で華を添えて下さるダンサーの皆さんです!
火のシーンでもダンサーの方々がキレのあるダンスで場面を引き締めてくださっています!
★羊飼いの娘 金澤梨恵子
仲間の羊飼いたちが出し続けているバグパイプ(遊牧民が使う楽器)を思い出させる「ズー」という音が、あるときとぎれます。その瞬間の、世界変わったようになる場面が羊飼いのシーンでのイチオシです。
★お姫様 湯浅桃子
お姫様がいなくなったあと、男の子がひとりで歌うメロディがとても印象的です。観れば必ずその意味がおわかりいただけるはず。
★小さな老人/雨蛙 新津耕平
リスの衣裳は可愛いです。とにかく可愛い。ズルいくらい可愛いです。それと、子どもがお姫様に歌う、僕が君を守る!というような内容のところの音楽が個人的にとても好きです。
★肘掛椅子/木 岩田健志
小さな老人がひたすらメチャクチャに数字や単位を言っているところも楽しくて好きです。「常識に囚われるな」というメッセージがあると思います。
★雄猫/柱時計 野村光洋
数字の老人の合唱と老人のコラボレーションが非常に面白いです。猫は次に登場するのですが、そでで笑ってしまって出るのが大変です。自分はフランス猫なので、おしゃれにかっこよく雌猫を口説く…はずです。うまく雌猫をモノにできるのか、雌猫と雄猫の行方にも注目してください。
★牝猫 志岐かさね
“Moaraiin…Maraon…Meraon…”
★安楽椅子/ふくろう 伊藤 光
クライマックスにかけて愛情がどんどん溢れてきます。愛に包まれた音楽は、こんなにも幸せなのだと思いました。
★りす 香村寛子/清水多恵子
(香村)子どもに「この美しい瞳に何が映っていたか知ってる?」と歌うシーン…
カゴに捕らえられ、仲間が自由に跳んでいるのを独りで見ていることしかできなかった傷みを子どもに訴えます。音楽がとにかく綺麗です。
(清水)このシーンは「言い訳なんてしないで、自分の心としっかり向き合いなさい。」ということなのではないかと私は思います。りすのアリアは短いですが、とっても重要な場面だと思いますのでお聴き逃しなく。 ※お薦め第2位
★子ども 澤村翔子
やはり何と言っても最後の美しいフーガです!それまでにも、色味や色気や空気や、熱や、四角や、とても多様な音楽が出てきますけれども、それを全てひっくるめて一つの球体にしてしまうのがこのフーガです。私は歌いませんが、いつも歌いたくて稽古場ではコッソリ口ずさんでいます。思わず涙が出る、聴き所です! ※お薦め第1位
★お母さん 遠藤千寿子
終盤の場面でコロスが何度もMaman(ママ)と歌います。その時はまだお母さんは登場していないのですが、いつもその場面になると自分が呼ばれている気がしてソワソワしてしまいます(笑) 続いて「この子は本当に良い子です」と歌われるアンサンブルは美しくすぎて、涙腺が緩みそうになります。
★お母さん 安本ゆか
お母さんは優しさ、怒り、哀愁…と、コロコロ感情が変わります。怒りもネチネチ迫るものから、感情的なものまで。これを短い音楽の中で表現していますのでご注目ください。
最後、寝ている子どもが美しいハーモニーに包まれていて、とても印象的です。
★子ども 宮澤彩子
(寝ながら)合唱が美しすぎて毎回涙を堪えるのに必死です!

 
zen

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5月19日・20日 M.ラヴェル『スペイン時間』『子どもと魔法』公演当日のごあんない

いよいよ19日(土)と20日(日)の2日間、新国立劇場中劇場にて、
二期会創立60周年記念公演、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』の幕が開けます!
カルタンバックのタクトに踊るモーリス・ラヴェルの音楽、スタイリッシュな舞台と演出、是非お楽しみください!
こちらに公演当日についてのごあんないをいたします。

二期会ニューウェーブオペラ劇場・二期会創立60周年記念公演
M.ラヴェル作曲 『スペイン時間』音楽喜劇全1幕・『子どもと魔法』音楽幻想劇全2部
日本語字幕付き原語(フランス語)上演
指揮:ジェローム・カルタンバック/演出:加藤 直
当日券と公演タイムテーブルのご案内
5月19日(土)
5月20日(日)
当日券
S のみ
S のみ
当日券販売開始
16:00~
13:00~
開場
16:30
13:30
開演
17:00
14:00
『スペイン時間』
約45分
休憩予定時刻
17:45~18:05
14:45~15:05
『子どもと魔法』
約45分
終演予定
18:50
15:50
新国立劇場
=アクセス=
<鉄道>
[京王新線(都営新宿線乗入)]=「初台駅」中央口(新国立劇場口)直結
※東口(東京オペラシティ口)ではありませんのでご注意ください。
※京王線は止まりません。

お車やバスでご来場のお客様は新国立劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセスマップ - 新国立劇場

※当日券は状況により販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください!!
 ↓↓↓こちら↓↓↓
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 M.ラヴェル『スペイン時間』『子どもと魔法』- 東京二期会

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ニューウェーブオペラ☆いよいよ開幕です

明日から新国立劇場中劇場で開催される、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』&『子どもと魔法』のゲネラルプローベが行われています。
すてきな仕上がりです。
モーリス・ラヴェルの音楽がきらきらと弾け、舞台や演出もスタイリッシュでいいですね。マエストロはフランスの名匠カルタンバックにオーケストラは東響交響楽団。加藤直演出の新制作。
昨日のゲネプロも『スペイン時間』の奔放な時計屋の女房の経塚(つねづか)果林、力持ちの驢馬引きラミーロの門間直樹、『子どもと魔法』では少年役で大活躍の澤村翔子、お母さん役の遠藤千寿子、お姫さまの衣裳も美しく着こなす湯浅桃子をはじめ、皆本当に粒揃いの精鋭ばかり。今日のキャストも楽しみです。
もうあまり残券もないようですが、おとぎの国から抜き出てきたような衣裳や動きも可愛らしくて、子供時代に観たらきっといい思い出になりそうですし、大人も幸せな気持になりますね。
休憩をはさんで45分ずつの作品なので、ぜひ家族で愉しんでほしいですね。
▼こちらから出演者たちのメッセージをお読みいただけます。
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 出演者からのメッセージ(1)
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 出演者からのメッセージ(2)
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 出演者からのメッセージ(3)
▼公演詳細はこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』 - 東京二期会

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 出演者からのメッセージ(3)

【子どもと魔法】 つづきです。
19日・お姫様役 湯浅桃子
男の子が持っている本に描かれているお姫様。ブロンドで青い目を持つ、男の子の憧れの存在です。
誰もが一度は憧れるプリンセス。その理想をどこまで具現化できるか日々奮闘中です。清く正しく美しく!? ご期待ください♪
20日・お姫様役 廣森 彩
子どもに破られた絵本の物語に出てくるお姫様です。 子どもの初恋の相手でもあるお姫様は、このオペラの中で最も彼の内面に呼びかける役です。 私達が幼い頃に大人の魅力に惹かれた心、 言葉を交すことが出来なくて遠くでじっと見つめていた相手。 記憶の奥にいる『あの人』です☆
この公演に全神経200%注いで本番に望みます! 若い歌手達が、大きなチャンスを頂いて、歌手人生の一歩を踏み出せる公演です。 二期会歌手の原点となるニューウェーブオペラ、私達のチャンス、是非見届けて下さい!

19日・小さな老人/雨蛙役 新津耕平
小さな老人は、算数の精です。子どもが投げ捨てた教科書から現れます。きっと子どもは算数が嫌いなんでしょうね。子どもに算数を理解してほしいという気持ちが強すぎて、空回りする感じで演じています。
ちなみにスコアの配役表には他の役は役ごとにソプラノ、アルトなど声種が書いてありますが、この役は「トライアル」と書いてあります。挑戦ということでしょうか?
蛙は…蛙です。(笑)
優しい気持ちになれるオペラを届けられるようがんばります!
20日・小さな老人/雨蛙役 園山正孝
小さな老人は、奇怪な衣裳を纏いとにかく高音で意味の分からない言葉や数字、子どもを追い込みます!
ニューウェーブの溢れんばかりのエネルギーが一丸となって取り組んでいます。
どうぞご期待下さい。

19日・牝猫役 志岐かさね
エロチックな大人の愛の世界…
音楽が絡み合い…声が絡み合い…身体も絡み合い……、ニャーニャーニャッ…。
西洋音楽史上最高峰のリアルなネコになります。ニャーーーーーーッッッ。
20日・牝猫役 金田久美子
男女の愛を表現する牝猫です。
このオペラに関係した全ての方々と作り上げた作品になっていると思います。出演者一人一人の個性をお客様に楽しんでいただけたら、と思います。

19日・夜鳴き鶯役 飯生優子
夜鳴き鶯の声で、いっそう夜の庭の幻想的な空気が深まり、また、夕暮れから明け方にかけて鳴くという、「子どもの世界」とは対照的な存在でもあります。
ラヴェルのオペラ『子どもと魔法』は、まるで仕掛け絵本を1ページずつ捲っていくように、最後までワクワク、そして色彩豊かなとても美しい作品です。
ラベル独特の薄いガラスに触れる時のような繊細な部分も大切にしながら、合唱も含め、会場が夢の世界に染まるように精一杯歌いたいです。
20日・夜鳴き鶯役 佐藤優子
舞台後半、庭のシーンで登場します。薄暗い庭で不安な子ども。それとは相反して、夜の帳が下りるのを歓喜しているかように、明るく美しく、そして時にけたたましく超絶技巧の歌を奏でます。
今回、大所帯の公演ならではの一体感をお客様にも体感して頂きたいと思います。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

19日・こうもり役 辻 由美子
子どもがずっと言えなかった「ごめんなさい」を、とんぼ・うぐいす・こうもりの出現によって、子どもに今までしてきたことの罪悪感や、反省を促すきっかけとなる存在だと解釈しています。
あまり上演されることがないオペラですが、今回すべての役にキャストがはいり、また合唱パートも歌います。
疑問や、納得いかないことは、皆で話合いを進めながら一生懸命このオペラに取り組んでいます!きっといい作品が出来上がると信じています!!是非、楽しみに観に来て下さい。
20日・こうもり役 田中紗綾子
妻を亡くし、たくさんの子どもを抱え途方に暮れるこうもり役です。
皆様がこのオペラを観ていらっしゃる時、子どもの頃の感情や、感覚、匂いをふと感じていただけるように、楽しかった事や嬉しかった事だけでなく、友達とけんかして母親に泣きついたことや、ベッドの中で死について考えて眠れなかった夜のことなど、様々な子どもの頃の感情が一瞬でもよみがえる45分間になるように、出演者一同、がんばってまいります。
きっと劇場でしか感じられない瞬間を、ぜひお楽しみください。

19日・りす役 清水多恵子
りす。子どもによってカゴに閉じ込められていましたが、なんとか自力でカゴから抜け出し庭に逃げました。
今回ご一緒するキャストの皆さんは本当に個性的で、またそれぞれの物や動物のキャラクターにピッタリで稽古を見ていてとっても面白いです。
私も皆さんに負けないように自分らしい可愛いりすを演じます♪
20日・りす役 香村寛子
籠から逃げ出したりすの役です。とっても可愛らしい衣裳を創ってくださいました!りすはりすらしく、俊敏に舞台を駆けたいと思います。
生きた舞台になるよう、全員でアイディアを出し合いながら稽古に励んでいます。
本番まであと少し、頑張ります!

19日・お母さん役 遠藤千寿子
お母さん役をやらせていただくにあたり、まず一番始めに思い浮かんだのは自分の母です。稽古していく中で、母の存在の大きさや懐の深さなどを役を通して改めて気づかされます。自分が子どもの頃の母との記憶をたどったり、自分だったらどうするかな、と妄想力を働かせながら、子どもとお母さんのリアルな関係を築きたいです。
20日・お母さん役 安本ゆか
子どもを取り巻く役の中で、お母さんだけが現実の世界を表しています。そういう意味でも大切な役だと思います。
どの役もキャラが強い役ばかりですが、それにも負けない個性溢れる歌手が織りなす笑いあり、感動ありのオペラになっています!
ラヴェルの世界を会場のお客様と一緒に楽しみたいです。

▼公演情報はこちらから!
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』 - 東京二期会

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 出演者からのメッセージ(2)

【子どもと魔法】
19日・子ども役 澤村翔子
この役を頂くにあたって、姪っこの観察をしたり、自分自身の子ども時代を親に聞いてみたりしました。表現の仕方の参考として海外の子どもの映像なども沢山観てみました。
毎日稽古前後に、集まってミーティングを行いました。思ったこと、出来なかったことは、時間がかかっても話し合いで埋めてゆきました。お互いに言えることは指摘し合い、全てのシーンに全員が責任を持つ。
時を同じくして学んだ私達だからこそ、このような形でこの作品に取り組めたのだと思います。
一人一人の身体・歌・ココロをどうぞお楽しみください!
20日・子ども役 宮澤彩子
いたずらっ子でやんちゃな男の子の役です。
ラヴェルのキラキラした音楽とそこに作り出された子どもと魔法の世界にひたってみませんか?
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます!!

19日・肘掛椅子・木役 岩田健志
肘掛け椅子は安楽椅子と共に物語の中で最初に動く特攻隊長です。おそらく今までも何度となく子どもに踏みつけられたりしていたけれど、今回ばかりは我慢ならんと逆襲をします。木は、これまた庭のシーンで最初に喋り出します。その日の朝に子供にナイフで傷をつけられたためにまだ血(樹液)が止まらず苦しんでいます。
普段演じる事はあまりないキャラクター(笑)ですが、魅力的に演じて舞台を盛り上げていきたいと思っております!どうぞお楽しみにしていてください!
20日・肘掛椅子・木役 糀場芳嗣
「肘掛け椅子」と「木」は、子どもに乱暴に扱われつづけた結果、それなりの「年季」を経て、魔法によって意思を持った、哀れな存在です。
「椅子の気持ちになる」という、人生で中々得難い経験をさせていただきました。
公演で見事な「椅子っぷり」をお客様に披露できるよう頑張ります。

19日・安楽椅子・ふくろう役 伊藤 光
安楽椅子は、恐らく今まで、子どもに荒く跳び跳ねられたりしたのでしょう。子どもが慌てて驚く様子を喜んでいます。ふくろうは、知恵の象徴や、死の使い等と言われたりしますが、今回はきっと子どものイタズラを見てきたのだと思います。子どもに襲いかかる動物たちに、『やっちまえ~っっ』と号令をかけるように鳴きます。
終演後、『素敵な時間だった』と思っていただけるように、今最高の自分で舞台に立てるように、ラストスパート頑張りますっっ
20日・安楽椅子・ふくろう役 森 真奈美
安楽椅子は、私の初挑戦のマダム役です。人間じゃないけどw ふくろうは小さいけれどしっかり者の可愛いやつです。
他の出演者もきっと同じですが、普段やらない人間以外の役、楽しんでいただけるよう自分自身も楽しんで演じられるように頑張ります。

19日・雄猫・柱時計 野村光洋
僕の役は『柱時計』と『雄猫』です。『柱時計』は規則正しく時を刻むことへのプライドを持ち、子どもに壊されてうまく体を動かすことができないキャラクターです。その不自由さを表現したいと考えています。『雄猫』は『雌猫』とペアで行動し、子どもを部屋の外に誘う重要なシーンで登場します。非常にリアルな猫の鳴き声で鳴きながら人の様な姿で演じるのがとても難しく、猫っぽい動きをするのに苦戦中です。猫の身体は大変ですね。ふくらはぎがプルプルです。
念願だった二期会公演デビュー!研修所のときから一緒だった仲間たちと音楽を作り上げる喜びに日々興奮しています。公演までのこりわずか、全力で柱時計と雄猫を演じ切りたいと思います。ディン!ディン!ディン!ニャー!!
20日・雄猫・柱時計 吉田侍史
柱時計は、テンポが早く短い曲の中に怒りや悲しみや切なさなどが込められているので、そういう部分を凝縮して表現出来ればと思っています。猫は、音楽だけでなく、動きや息遣いも含めた表現を観て聴いて頂ければと思います。
楽しい時間を過ごして頂けるように、今日は来て良かったなと思って頂けるように出来る限りのことをしたいと思います。

19日・ティーポット役 木野千晶
ウェッジウッドのティーポットです。相方の中国茶碗が子どもに割られちゃったのでちょっと怒っています。舞台ではボクサーに変身して子どもに仕返しします!!
「子どもと魔法」の演奏機会は増えてきていますが,プロ歌手・プロオケ・プロダンサーで演奏されることは決して多くありません。ラベルの音楽の魅力を最大限に引き出した,多くのお客様の心に残る名演にしたいです。
20日・ティーポット役 加藤太朗
ティーポットは子どものお気に入りの中国茶碗とともに登場します。フランス語のオペラであるにも関わらず英語で登場します。「黒くて逞しくて、カッコいい俺はお前を殴ってやるぞ!」そうやってフランス語まじりの英語で子どもを脅す姿はどこかネジの外れたキャラクターで、とても滑稽。稽古を重ねるうちにどんどん愛着が湧いてきました。
スペインで生活していて改めて「自分には歌しか無いんだな。オペラが大好きなんだ」と実感しました。
これからも日々誠実に、自分の歌、身体、発声の技術、演技などと向き合い、世の中に求められる歌手になっていきたいです。皆様の厳しい目と温かい目、その両方で応援して頂ければ嬉しく思います。

19日・中国茶碗・とんぼ役 福間章子
『中国茶碗』は、キラキラして可愛い音楽。子どものお気に入りで、ずっと大事にされていたのに、ある日癇癪を起こした子どもに壊されてしまいます…
生き物ではないお茶碗の心情はなかなか難しいですが、壊されてもどこか楽観的で、子どもに仕返しをするというより(彼女にとっては)楽しく遊びたいだけのような…とってもチャーミングな役になっています。
対照的に『とんぼ』は愛する人を殺された悲しみから、子どもへの恨みに縛られています。子どもを強く非難しながらも、上空を飛び回り、彼の元へ降りてくることはありません。もしかしたらとんぼは子どもが造り出した幻覚なのか…それとももうこの世にいない存在なのか…などとミステリアスな解釈をしています。
出演者一同、日々あーでもないこーでもないと言いながら、汗だくで稽古しています。
稽古場の隅で円になってミーティングをしている姿は、さながら部活動のよう…こんなスポ根のような現場はニューウェーブならではだと思います。
おもちゃ箱をひっくり返したような、仕掛け絵本をめくったような、誰もにあった子どもの頃のあのドキドキする世界を是非観に来てください!!
20日・中国茶碗・とんぼ役 奥野恵子
子どもに蹴られてかけてしまった中国茶碗と、子どもに恋人を捕られたトンボの2役です。
これまで、同世代の仲間と共に練習に励んできました。
皆様と共にラヴェルの作り上げた、魔法のような音楽の世界を楽しむことができれば幸いです。

19日・火役 守谷由香
メラメラ熱く燃えさかる火です。『いい子は暖めてあげるけど、悪い子は焼き殺しちゃうよ!気をつけろ!!』と、子どもをこれでもかと脅し、恐がらせます。実は火も子どもと同じくらいイタズラ好きなのかも?!
念願の二期会デビューです。今こうして歌を歌うことが出来ること、そしてみなさまの前で演奏できることがどれだけ幸せなことか…
万葉の候、みなさまを奇妙キテレツな世界へと誘います。
20日・火役 熊坂真里
いたずらっ子の子どもに暖炉の中を引っ掻き回され、やかんをひっくり返され、マッチをまき散らされ…我慢の限界がきてしまった「火」の役です。
かっこよくて、おもしろくて、不思議で、感動的…このオペラでいろんな世界観をお楽しみ頂けると思います!
決して長くはないこのオペラにこれだけの世界を収めているラヴェルは本当に素晴らしいと思います。
ぜひ、二期会ニューウェーブメンバーの演奏でラヴェルの素敵な世界観を味わって下さい!

19日・羊飼いの少年役 久利生悦子
子ども部屋の壁紙に描かれている羊飼いの少年です。子どもに壁紙を破られて、仲間と離ればなれになってしまいました。
たくさんの個性的なキャラクターの歌と演技をお楽しみいただきたいと思います。私もその中で、キャラクターや個性を自分なりに表現できるように、がんばりたいと思います。
20日・羊飼いの少年役 赤井悦子
「羊飼いの少年」役の赤井悦子です。
今回の公演でオペラデビューを果たします。お客様に楽しんで戴ける様に精一杯のびのびと歌いたいと思います。頑張ります。

19日・羊飼いの娘役 金澤梨恵子
子どもの部屋の壁に描いてある、羊飼いの娘の役です。羊飼いの少年、羊、犬、山羊の動物たちと一緒に描かれていましたが、やんちゃな子どもによって破かれます。
登場人物全員が、それぞれ個性豊かで独自の世界を持っています。オペラとしてはたった45分間の短い一幕ですが、宝石箱のようにキラキラとしたものが沢山詰まった作品です。
ぜひ劇場でお楽しみ頂ければ幸いです。
20日・羊飼いの娘役 寺田千絵美
羊飼いの娘は、壁紙に描かれた絵の中の人物、お互い気にかけている少年と少女は、子どもが壁紙を破るといういたずらにより、離ればなれに。 純粋な心をもつ少女役です。
ラヴェルのまるで音遊びのようなカラフルな音楽と二期会のニューフェイスの弾ける演技と歌声を楽しみ下さいませ!

つづく

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』 - 東京二期会

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 出演者からのメッセージ(1)

フランスからマエストロ、ジェローム・カルタンバックも無事来日し、本番へむけ日々熱のこもった稽古を重ねている、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』
ますます気持ちを熱くしている出演者からのメッセージをご紹介いたします!

【スペイン時間】
19日・ラミーロ役 門間信樹
ラミーロは、お金持ちでもない、甘い言葉のひとつも言えない、女性とうまく会話も出来ない、不器用な男です。
上演時間の短い一幕のオペラですが、爽快感とワクワク感で劇場が満たされることは間違いありません!お客様がひとり残らず満足して頂けるように全てを出し切ります!
20日・ラミーロ役 佐藤 望
気が優しく、素朴で働き者、そんなロバ引きラミーロ役です。
仲間達と作り上げた舞台を、どうぞ最後までお楽しみ下さい!!

19日・トルケマダ役 吉田伸昭
年の離れた魅力的な妻に浮気される時計屋の主人です。妻のことはとっても愛しています。でも時計のことはもっと好きかも!
ラヴェルの素敵なオペラを、若さ弾ける歌い手たちの歌と演技でご堪能くださいませ!(私も負けずに頑張ります!) 
20日・トルケマダ役 大川信之
不思議な雰囲気の時計屋の主人です。自分より年下の若い妻に惚れているが、時計やお金に対する関心も強く、結果的には間男に。したたかでもあり、どこか抜けており、几帳面でもあり、いい加減風。ちょっと掴みどころのない初老の男性です。
ラヴェルの家族愛や、人間関係愛観・その理想像がよくでた作品だと。個人的に思います。彼のウィットの効いた繊細で心優しい世界を表現したいです。それを感じ取って頂けたなら幸せです。

19日・コンセプション役 経塚果林
夫の居ぬ間に浮気をもくろむ、時計屋の女房役です。逢瀬のチャンスは週に一度しかないので、けっこう必死です。
ラヴェルの音楽と小粋なフランス語のリズムが織り成す世界を楽しんでいただけるよう、誠心誠意努めてまいります。
どうぞ新国立劇場へお越しくださいませ!
20日・コンセプション役 中村洋美
コンセプションは、自分の感情や欲望に素直で色気があり、憎めない可愛らしい女性。明るい太陽の様な女性です。
どちらの作品も全く違う雰囲気の音楽やキャラクターが出てきますしとてもフランス独特の洒落た音楽やお話です。私なりのコンセプションをお見せ出来ますよう全力で頑張ります。ラヴェルの世界をどうぞ見に来て下さい!

19日・ゴンザルヴェ役 高柳 圭
ゴンザルヴェは、生まれながらのナルシスト、学生であり、詩人でもあり、見るもの聞くもの全てを詩で表現してしまいます。いつも肌身離さず持っている手帳の中には、彼の夢が詞の形をとってびっしりと書き連ねてあるのです。
本人は至って真面目に、本気でかっこいいと思って行動しているゴンザルヴェですが、それがかえってマヌケに見えるかもしれません。僕自信も至って真面目に、本気でかっこいいと思って演じることによって、愛すべきマヌケキャラを表現出来ればと思います。
20日・ゴンザルヴェ役 新海康仁
ロマンチストな詩人役です。詩を作ることが大好きで、いろんな物事から詩想がうまれ、今は不倫という関係を創作活動に生かしています。
フランスオペラの中でもなかなか上演される機会のない作品ですが、とても素晴らしい音楽、楽しいストーリーで誰でも楽しめると思います。その魅力を伝えられるようにがんばりたいと思います。

19日・ドン・イニーゴ・ゴメス役 狩野賢一
僕の演ずるドン・イニーゴ・ゴメスは銀行家で、お金も権力も持っている人です。お腹も出ています。
そして恐らくはかわいこちゃんを好むエロ親父です(笑)今回も自分の金と力に物を言わせて、人妻コンセプションを口説きに来ます。その作戦の用意周到ぶりは非常に狡猾で、さすがエロ親父といった感じですが、それは同時に、彼が大変世間体を気にしているという、ある種臆病な一面をも表していると思います。またコンセプションに強引に迫ったりしながらも、時折見せる弱気な面や茶目っ気は、ゴメスをどこか憎めないキャラクターにしていると思います。
ラヴェルのオペラはなかなか上演される機会はありませんが、どちらも彼の素晴らしい音楽によって彩られた本当に素敵な作品ですし、どちらも45分程と時間的にも非常に見やすいものです。
特に《スペイン時間》は痛快にして軽妙、舞台を眺めているだけでもわかりやすいストーリーだと思います。この作品がなかなか上演されないのが不思議に思えてならない程です。本番でお客様に心行くまで楽しんで頂けるよう、出演者、スタッフ一同、尚一層良いもの、楽しいものを追求して参りますので、是非ご期待下さいませ!
20日・ドン・イニーゴ・ゴメス役 佐原壮也
町の大金持ちの銀行家で自信家。そして、エロオヤジであり、お茶目な一面を持ち合わせています(←あくまで役の説明です)。
頑張ります!しか言えません(笑)。皆がそれぞれの役の個性を活かしてラヴェルの世界観を表現しようとしています。その一体感を劇場で味わって頂けたらと思います。

つづく

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』 - 東京二期会

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フランス音楽の粋~円熟の名匠ジェローム・カルタンバックを聴く

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演『スペイン時間』『子どもと魔法』のために、マエストロ、ジェローム・カルタンバックが、4月後半に早くもパリより来日。若い歌手と共に連日の音楽稽古、立ち稽古と万全の準備をしています。
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二期会オペラのフレンチ・オペラ上演といえば、マエストロ、カルタンバック。これまでにも、1988年佐藤しのぶ主演・佐藤信演出の『ペレアスとメリザンド』、92年伊原直子主演・木村光一演出の『カルメン』、2001年福井敬主演・佐藤信演出の『ホフマン物語』などフレンチ・オペラの成功には常にマエストロのサポートがありました。往年のフランスの名指揮者にして日本でもなじみが深いシャルル・ミンシュの血を引くマエストロは、情熱的でありながらもエスプリに溢れた指揮に定評があります。
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1979年~98年の長きに渡り、フランスの名門ナンシー歌劇場及びナンシー交響楽団の音楽監督を務め、現在は、フランス・リモージュ歌劇場の首席客演指揮者のポストで活躍しています。
ナンシー時代の録音は、Naxosレーベルから、師であるマニュエル・ロザンタールの作品やショーソン、サティなどフランス音楽の神髄を音盤に残しています。
▼リリースCDはこちら
ジェローム・カルタンバック(Jérôme Kaltenbach) - ナクソス・ミュージック・ライブラリー
今回のラヴェル『スペイン時間』と『子どもと魔法』は、ナンシー時代にも取り上げたことのある大好きな作品だそうです。
1946年生まれ、本年66歳になるマエストロ。同年代では、ブザンソン指揮コンクールで優勝を分け合った、現・読売日本交響楽団常任指揮者シルヴァン・カンブルラン(1948年生れ)などと共に、ミンシュやジャン・フルネのような巨匠への道を一歩一歩、歩んでいます。
『ホフマン物語』でも好評を博した東京交響楽団とのコンヴィネーションもバッチリです。
フランス人指揮者によるラヴェルのオペラの2本立て。この貴重な機会を是非にお見逃しなく。

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』 - 東京二期会

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ドビュッシー生誕150年、ソプラノ吉原圭子がTV・コンサートに出演

今年、生誕150年を迎えたフランスの作曲家クロード・ドビュッシー。
そのドビュッシーを取り上げたテレビ放送とコンサートの企画にソプラノ吉原圭子(よしはら けいこ)が登場。記念イヤーを盛り上げます!
yoshihara_keiko_2012.jpg 吉原圭子

◆テレビ朝日系「題名のない音楽会」~なんてったってドビュッシー~
「題名のない音楽会」でも演奏家・作品・ジャンルに対して徹底的に討論する「なんてったって」シリーズで、ドビュッシーを取り上げます。
ゲストはピアニストで文筆家の青柳いづみこさん、ピアニスト藤井一興さん、東京音楽大学ピアノ科に通う現役アイドル、AKB48の松井咲子さん等。
そしてソプラノ吉原圭子が、青柳いづみこさんのピアノで、ドビュッシーの歌曲「月の光」と「ピエロ」を演奏します。
◆◆放送情報◆◆
「題名のない音楽会」なんてったってドビュッシー
■地デジ:テレビ朝日系 5月13日(日) 9:00~9:30
■BS:BS朝日 5月19日(土) 18:30~19:00/5月20日(日) 23:00~23:30
▼番組ホームページはこちら
題名のない音楽会 - テレビ朝日

◆コンサート情報
青柳いづみこ:ドビュッシー生誕150周年記念コンサートシリーズ
[文学キャバレ「黒猫」から生まれた音楽]<第2夜>
[「黒猫」詩人たちとドビュッシー]
日時:2012年9月28日(金) 19:00
会場:浜離宮朝日ホール
出演:青柳いづみこ(ピアノ)、吉原圭子(ソプラノ)ほか
主催:朝日新聞社/カメラータ・トウキョウ
●吉原の演奏予定曲
ドビュッシー(マラルメの詩による)「アパリシオン」
リラダン=シヴリー(ボードレールの詩による)「恋人たちの死」
ドビュッシー(ヴェルレーヌの詩による)「月の光」「マンドリン」「パントミーム」
ドビュッシー(バンヴィルの詩による)「ピエロ」「雅びなる宴」
ドビュッシー(シャルル・クロの詩による)「弓」=本邦初演=
▼公演詳細はこちらをご覧ください
青柳いづみこ:ドビュッシー生誕150周年記念コンサートシリーズ[文学キャバレ「黒猫」から生まれた音楽]<第2夜>[「黒猫」詩人たちとドビュッシー] - 浜離宮朝日ホール
▼青柳いづみこさんのオフィシャルサイト
青柳いづみこ オフィシャルサイト

▼吉原圭子について
吉原 圭子 ヨシハラ ケイコ - 二期会アーティスト検索|二期会21

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〈衣裳をつけろ!〉主演・片寄純也が語る7月公演『パリアッチ(道化師)』への想い

世界的にも貴重な、輝かしいスピントの声を持つテノール片寄純也。
この7月、東京二期会オペラ劇場公演『パリアッチ(道化師)』カニオ役に挑みます。
カルーソー、デル=モナコ、ドミンゴらの名唱に彩られたイタリア・オペラの決定版ともいえるテノールのレパートリー。
片寄の当たり役になることは必至。これを聴き逃す手はありません!
片寄にカニオにかける想いをうかがいました。
   *   *   *   *   *

katayose_junya.jpg ――満を持してのカニオ役ですね。
 
数年前にコンサートでアリア〈衣裳をつけろ〉を歌ったことはありますが、全幕は初めてです。譜読みを始めて思ったのはアリアも大変ですが、後半が最大に難しいのではないかと思います。ネッダに注ぎ続けた愛が裏切られ踏み躙られたことで嫉妬に狂い彼女を殺してしまうのですが、やはり、人を殺すというのは物凄いことですよね。

――片寄さんからみて、カニオとはどんな役だとお考えですか?
カニオはかなり直情的な人だと思います。特に怒りのエネルギーは凄まじいものがあります。なので演技するにあたり興奮して熱くなり過ぎて自分を見失なうことがないようしなければと思っています。どこかに冷静な部分を持ってのぞめたらと思います。とはいっても本番は力が入ってしまうかもしれません(笑)

――ドラマの鍵となるような印象深いフレーズ(台詞)を教えてください。
興味深いのは、1幕第4景でネッダがシルヴィオに言う「A stanotte e per sempre tua sarò.」(今夜ね、そしたら永遠にあなたのものになるわ)ですね。
2幕で劇中劇のコメディを演じるシーンでも、ネッダ扮するコロンビーナがアルレッキーノに同じ言葉を言います。カニオはこの言葉を聞いてしまうことで、これが現実なのか芝居なのかが分からなくなって混乱していくのです。

――最後に舞台にかける想いを一言お願いします。
その昔、マリオ・デル・モナコが得意としていた役柄で、彼はまるでトランペットのような声で歌っていたと聞いています。それにおよぶかどうかはわかりませんが、一生懸命、挑戦したいと思います。ぜひいらしてください!。

   *   *   *   *   *
▼公演詳細はこちらをご覧ください
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会オペラ劇場

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この夏、名匠カリニャーニが魅せる!

今最も欧米で多忙を極める指揮者のひとりが、この度、東京二期会オペラ劇場7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』で日本で初めてオペラを指揮するパオロ・カリニャーニです。
オペラのみならず、欧米の一流オーケストラも喝采を送る名匠の魅力をあらためてご紹介しましょう。
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パオロ・カリニャーニ(Paolo Carignani)というと、長年フランクフルト歌劇場の音楽総監督を務め、現在ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン・オペラ、ミュンヘン・オペラの重要な客演指揮者として活躍しています。ネーデルラント・オペラの「ヴェルディ≪シチリアの晩鐘≫」、チューリヒ歌劇場「プッチーニ≪トスカ≫」など、リリースされたライブ映像も人気のため、オペラのスペシャリストと思われがちです。
けれど、カリニャーニは、交響楽団の指揮者としても大活躍しています。
フランクフルト時代には、フランクフルト・ムゼウム管弦楽団のシェフとしても活躍し、マーラー、ブルックナーの交響曲、メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」など多才なレパートリーを次々に取り上げ好評を博しました。
加えて既にミュンヘン・フィル、ケルン放送響、ハンブルクNDR響、デトロイト響などの名門オーケストラへの客演も重ねています。
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日本では読売日本交響楽団と共演を重ねており、今回も、二期会オペラに引き続いて7月21日・23日、読売日本交響楽団で、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」がメインプログラムの公演を指揮する予定です。
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(撮影:堀田力丸・写真提供:読売日本交響楽団)
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(撮影:浦野俊之・写真提供:読売日本交響楽団)
欧米でオファー殺到のカリニャーニ。この夏は、オペラ/シンフォニーの両面の活躍を日本にいながら体験出来るチャンスです!
ちなみに、趣味はトライアスロン。どんな遠征先でも水泳を欠かさないのだそうです。世界中の歌劇場と国際空港とスイミングプールをかけまわるマエストロによる、明晰な解釈と躍動感に満ちた音楽をぜひお聴き逃しなく!

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▼パオロ・カリニャーニ指揮、東京二期会〈カヴァ/パリ〉の公演情報はこちら
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会オペラ劇場
▼パオロ・カリニャーニ指揮、読売日本交響楽団の公演情報はこちら
第146回オペラシティ・マチネーシリーズ - 2012年7月21日|読売日本交響楽団
第551回サントリーホール名曲シリーズ - 2012年7月23日|読売日本交響楽団

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【ご案内】本日、「二期会創立60周年記念ガラ・コンサート」は予定通り開催いたします

本日、東京オペラシティ コンサートホールにて18:30開演の「二期会創立60周年ガラ・コンサート」は、予定通り開催いたします。
なお、本日の公演チケットは 完売 いたしております。当日券の販売の予定もございませんので、チケットをお持ちでいらっしゃらないお客様は、どうかくれぐれもご無理をされませんよう、なにとぞご了承くださいませ。
こちらに公演当日についてのごあんないをいたします。

「二期会創立60周年記念ガラ・コンサート」
公演タイムテーブルのごあんない
4月3日(火)
当日券
発売なし
開場
17:30
ロビー・コンサート
17:45~18:15
開演
18:30
第1部
約60分
休憩予定時刻
19:30~19:50
第2部
約60分
終演予定
20:50
東京オペラシティ
=アクセス=
<鉄道>
[京王新線(都営地下鉄新宿線乗り入れ)]
初台駅東口下車 徒歩5分以内
(東京オペラシティビルに直結しています。)

バス・お車のお客様は東京オペラシティのウェブサイトをご覧ください
>>交通・アクセス - 東京オペラシティ文化財団

※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、
 あらかじめご了承ください。

▼公演詳細ページはこちら
「二期会創立60周年記念ガラ・コンサート」 - 東京二期会

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二期会創立60周年記念ガラ・コンサート
~スペシャル・ロビー・コンサート開催について

いよいよ目前に迫った「二期会創立60周年記念ガラ・コンサート」。
60周年の感謝の気持ちを込めて、ガラ・コンサートのチケットをお持ちの方ならどなたでも無料でお聴きいただけるロビー・コンサートを開催いたします!!
出演は7月の『カヴァレリア・ルスティカーナ』トゥリッドゥ役が二期会デビューとなる大澤一彰、同作品と2本立ての『パリアッチ(道化師)』ネッダ役での出演が決まっている若きプリマ・ドンナ嘉目真木子。
両作品からのアリアとともに7月公演の熱気をいちはやくお贈りします!!

◆日時: 2012年4月3日(火) 17:45~18:15(予定)[開場17:30]
◆会場: 東京オペラシティ コンサートホール ロビー
◆料金: 「二期会創立60周年記念ガラ・コンサート」のチケットをお持ちであれば無料
◆出演:
     yoshime_makiko_120330.jpg 嘉目真木子(ソプラノ)
     oosawa_kazuaki_120330.jpg 大澤一彰(テノール)
     梅田麻衣子(ピアノ)
◆予定曲目:
     ヴェルディ作曲『椿姫』より
          「ああ、そはかの人か~花から花へ」(嘉目)
     ベッリーニ作曲『清教徒』より
          「いとしい乙女よ、あなたに愛を」(大澤)
     マスカーニ作曲『パリアッチ』より
          「大空を晴れやかに」(嘉目)
     レオンカヴァッロ作曲『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
          「ママ、このお酒は強いね」(大澤)
 ※都合により出演者・演奏曲目などが変更になる場合がありますのであらかじめご了承ください。

●尚、「二期会創立60周年記念ガラ・コンサート」のチケットは好評につき完売となりました。当日券のご用意もありませんので、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
▼公演詳細ページはこちら
「二期会創立60周年記念ガラ・コンサート」 - 東京二期会

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開演迫る!ワーグナー 『タンホイザー』神奈川県民ホール公演

2008年『ばらの騎士』を皮切りに、びわ湖ホールと神奈川県民ホールで毎年上演し、大きな注目を集めてきた共同制作公演。5年目となる今回は、R.ワーグナーの名作『タンホイザー』をびわ湖ホール、神奈川県民ホール、京都市響、神奈川フィルとの5者共同制作で上演いたします。
去る3月10日(土)と11日(日)に上演されたびわ湖ホール公演では、カーテンコールで長く熱い拍手を頂き、スタンディングオベーションのお客様も。指揮・沼尻氏曰く「私の携わったびわ湖ホール公演の中で一番長い拍手をいただいた」とのこと!
びわ湖ホール公演の舞台の一部をご覧ください。(写真提供:びわ湖ホール)
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いよいよ開演迫る、神奈川県民ホール公演。
キャスト陣の熱演、迫力の大合唱、絵画のような美しい舞台美術、官能的なダンスも見逃せません。
やむを得ず上演中止となった『アイーダ』から1年。2年分の気持ちを込め、最高のパフォーマンスでキャスト・スタッフ一同みなさまのご来場をお待ちしております。
【当日券情報】※公演当日の13:00より発売
24日(土) S席・A席・B席
25日(日) S席・A席
【公演タイムテーブル】※3月24日(土)、25日(日)とも
 開場 13:15
 開演 14:00
 第1幕 約60分
 休憩 30分
 第2幕 約70分
 休憩 30分
 第3幕 約55分
 終演予定 18:05

▼公演情報はこちらをご覧ください
ワーグナー 歌劇「タンホイザー」 - 神奈川県民ホール
▼ツイッターで楽屋からの情報をお届けしています!
東京二期会 (@nikikai_opera) on Twitter

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知的好奇心を満足させるブルーアイランド氏による二期会オペラ講座
「オペラの決闘に学ぶ男の美学」今夜開催!!

毎回大好評を重ね、32回目を迎えるブルーアイランドこと青島広志氏による二期会オペラ講座。
今回は「オペラの決闘に学ぶ男の美学」と題し、決闘に焦点をあて作曲家のドラマ作りを探ります。そして強力な歌手の賛助出演による演奏でもオペラ名場面を大いにお楽しみください。
今夜(3月8日(木))19:00開演。当日券ございます!
是非、ご来場ください!!

こちらに、今夜演奏する予定曲を掲載いたします。
◆二期会オペラ講座 通算第32回◆
ブルーアイランド音楽辞典『大作曲家による究極のオペラ縦断』シリーズ第13回
オペラの決闘に学ぶ男の美学
~舞台で生き残る勇者たち~
お話とピアノ:青島広志
賛助出演:大澤一彰(テノール)、三戸大久(本日はバリトンとバス)
2012年3月8日(木) 会場:カワイ表参道 コンサートサロンパウゼ
***本日のタイムテーブル***
当日券発売:18:00~(税込4,500円)
開場:   18:30
開演:   19:00
終演見込: 21:00

※途中10分程度の休憩を予定
■演奏予定曲■(都合により演奏しない場合がございます)
演奏者:O=大澤一彰、S=三戸大久
<第1部>
・G.ビゼー『カルメン』より
 「俺がグラナダの闘牛士エスカミーリョだ」
 ドン・ホセ:O エスカミーリョ:S
・G.ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より
 「父の怨霊が息づくところへ~太陽よ、もっと早く昇れ」
 エドガルド:O エンリーコ:S
・A.トマ『ハムレット』より
 「物陰に誰かがやってくる~あなたが引き起こしたことだ」
 ラエルト:O ハムレット:S
・R.ワーグナー『ローエングリン』より
 「傾聴せよ~主よ 神よ 今ここにお呼びいたします」
 ローエングリン:O 式部官、国王ハインリヒ、フリードリヒ(三役):S
<第2部>
・P.マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
 「だがその酒は受けられない」
 トゥリッドゥ:O アルフィオ:S
・P.チャイコフスキー『エフゲニー・オネーギン』より
 「わが青春の日々は遠く過ぎ去り」
 レンスキー:O
・G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』より
 「お前がここに~いまいましい嫉妬が」
 マンリーコ:O ルーナ伯爵:S
・G.ヴェルディ『運命の力』より
 「アルヴァーロよ 隠れても無駄だ」
 ドン・アルヴァーロ:O ドン・カルロ:S

▼出演者プロフィール等はこちら
二期会オペラ講座のごあんない - 東京二期会
▼会場のカワイ表参道「パウゼ」はこちら
2F コンサートサロン「パウゼ」 - カワイ表参道

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佐々木典子のリヒャルト・シュトラウス

3月17日(土)二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.36には、ソプラノ佐々木典子が登場。当シリーズ最多となる3度目のソロ・リサイタルです。
昨年も、佐々木は、名ピアニスト河原忠之のリサイタル・シリーズ2011~歌霊(うただま)~第2回「リヒャルト・シュトラウス」に望月哲也とともに出演、東京シティ・フィル定期(指揮:金聖響)では、「四つの最後の歌」のソロを務めました。ライフワークとしてR.シュトラウス作品に取り組んできたアーティストらしい真摯な姿勢と実績で、確固たる日本のシュトラウス歌いとしての地位を築いています。

満を持してのオール・リヒャルト・シュトラウス・プログラム。
全曲目は、こちらです。

Program
「8つの歌」作品10より 〈夜〉 〈サフラン〉 〈万霊節〉
「6つの歌曲」作品17より 〈セレナーデ〉
「素朴な歌」作品21より 〈思いのすべて〉 〈わたしの心の王冠〉
「乙女の花」作品22より 〈矢車草〉
「4つの歌曲」作品27より 〈ツェツィーリエ〉 〈明日の朝〉
「4つの歌曲」作品36より 〈薔薇の花環〉
「6つの歌曲」作品37より 〈満ち足りた幸福〉 〈わが子に〉
「3つの歌」作品43より 〈お母さんの戯れ〉
「8つの歌曲」作品49より 〈子守唄〉 〈黄金色に輝くなかを〉
休憩
『カプリッチョ』より マドレーヌのモノローグ“言葉と音楽”
『ばらの騎士』より マルシャリン第1幕のモノローグ
 “行ってしまったわ、あの高慢で、最低な男が…”
「4つの最後の歌」より 〈夕映えに〉

リートに織り交ぜられた『ばらの騎士』マルシャリンと『カプリッチョ』のマドレーヌは、二期会オペラでの印象も深いことでしょう。


2008年2,3月 舞台芸術共同制作公演『ばらの騎士』より


2009年11月公演 東京二期会オペラ劇場『カプリッチョ』より

また、現在、佐々木はびわ湖ホールにて『タンホイザー』公演の稽古大詰め。
純粋で高潔な女性、エリーザベトの演唱にも期待が寄せられています。
3月11日(日)のびわ湖ホールと3月24日(土)の神奈川県民ホールに出演。いずれも14時開演です。
なお、残席極僅少とのことですので、こちらもチケットのお求めはお早めに!

▼佐々木典子の「今」
ピックアップ・アーティストVol.26佐々木典子 - 株式会社二期会21

▼ゴールデンコンサートの情報はこちら
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.36佐々木典子 - 株式会社二期会21
 日時:2012年3月17日(土) 16:00開演/15:30開場
 会場:津田ホール(JR「千駄ヶ谷」駅前、都営地下鉄「国立競技場」A4出口前)
 出演:佐々木典子(ソプラノ)、千葉かほる(ピアノ)

▼チケットのお求め・お問い合わせはこちら
二期会チケットセンター
 Tel.03-3796-1831/Fax.03-3796-4710
 (平日10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝休)

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いよいよ今夜開幕!G.ヴェルディ『ナブッコ』

若き天才、アンドレア・バッティストーニを迎え、いよいよ東京二期会オペラ劇場『ナブッコ』が開幕します。
オーケストラも深みと輝きのある、ヴェルディ・サウンドを実現、合唱もすばらしい仕上がりです。
パルマ歌劇場からやって来た衣裳や装置、来日中のイタリア人照明家アルフィエーリによる照明、ステージは奥行きと陰影に富み、夢のような劇場空間を生み出しています。
出演者からも、「すごい指揮者!」「歌っていて楽しい」「イタリアの血ですね」等など、皆バッティストーニに魅せられ、士気が高い。
鋭い耳で瞬時に聴き分け、切れ味のよいテンポでぐいぐいと引っ張るバッティストーニ。「でも、妥協しないですね」と、アブダッロ役の塚田裕之が教えてくれました。
期待のタイトルロールのバリトン上江隼人、ドラマティックソプラノの板波利加の迫力、イズマエーレ役のテノール松村英行、二期会オペラデビューとなる、司祭長ザッカーリア役ジョン・ハオ、フェネーナ役中島郁子も、素晴らしい声です。
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舌を巻く完成度の高さ。
会う人すべてを虜にする類い稀なるバッティストーニの魅力。
彼が首席客演指揮者をつとめるパルマ王立歌劇場と日本の初の提携公演、日本側スタッフと一丸となって創り出す最高峰の芸術。
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今、この瞬間、この才能あふれるマエストロと出会えた幸せ、イタリア・オペラの輝き、ヴェルディならではの音楽、どうぞお楽しみください。
総本山ミラノ・スカラ座では、本年3月、4月の『フィガロの結婚』でのデビューに続い
て、来年には同じくスカラ座で、ヴェルディ最初のオペラ『オベルト』の新制作の指揮も決定しました。
YouTube公式 ぴあチャンネル
バッティストーニが語る東京二期会オペラ劇場「ナブッコ」

▼ネットニュース記事もご覧ください
「故郷を思う合唱に未来への希望を」新鋭イタリア人指揮者が日本デビュー - MSN産経ニュース
▼公演当日情報
伝説が始まる。2月17日~19日 G.ヴェルディ『ナブッコ』公演当日のごあんない - 二期会blog(2012/2/16)
▼公演詳細はこちら
『ナブッコ』公演詳細ページをみる - 東京二期会オペラ劇場

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伝説が始まる。 2月17日~19日 G.ヴェルディ『ナブッコ』公演当日のごあんない

いよいよ17日(金)から東京文化会館 大ホールにて、
二期会創立60周年記念公演・東京二期会オペラ劇場『ナブッコ』の幕が開けます!
今回初来日となる伝説の指揮者アンドレア・バッティストーニが、世界でもっとも手厳しいといわれるパルマの聴衆から「ニュー・トスカニーニ」と称されている所以を是非ご体感ください!
こちらに公演当日についてのごあんないをいたします。

イタリア・パルマ王立歌劇場との提携公演
都民芸術フェスティヴァル参加公演
東京二期会オペラ劇場・二期会創立60周年記念公演
G.ヴェルディ作曲 『ナブッコ』オペラ全4部・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:ダニエレ・アバド
当日券と公演タイムテーブルのご案内
2月17日(金)
2月18日(土)
2月19日(日)
当日券
S,A,B
S のみ
S のみ
当日券販売開始
17:00~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
第1・2部
約70分
休憩予定時刻
19:40~20:00
15:10~15:30
15:10~15:30
第3・4部
約60分
終演予定
21:00
16:30
16:30
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口徒歩6分

お車のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください!!
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2012年2月公演 G.ヴェルディ『ナブッコ』- 東京二期会オペラ劇場

【お知らせ】
本公演の演出家、ダニエレ・アバド氏は来日を予定しておりましたが、持病の悪化により医師より長時間のフライトを禁じられたため、やむなく来日の中止を余儀なくされました。バルマでの上演でも演出補を勤めたボリス・ステッカ氏がオリジナルのアバド演出を忠実に東京にて再現しております。
何卒、ご了承ください。

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アンドレア・バッティストーニ来日!

2月6日、ついに、『ナブッコ』の指揮者アンドレア・バッティストーニが来日しました!
成田空港でスタッフに迎えられたバッティストーニは、いったんホテルに荷物を置き、すぐに稽古場へ。
ほとんど休む間もなく、音楽稽古を開始しました。
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「初めての日本で、皆さんと創造的な音楽活動が出来るのが大変楽しみです」
凛とした稽古場の空気に、今世界に羽ばたかんとする若きマエストロのタクトが振られました。
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初顔合わせとなったこの日の稽古は大成功!
ソリストも合唱も、一瞬にしてバッティストーニの指揮に魅了されてしまいました。
その力は、翌日のオーケストラ・リハーサルでも。
まさに「伝説」のスタートという雰囲気でした。

バッティストーニも、「日本でこんなすばらしい《行けわが想い…》が聴けるなんて、感動しました」「オーケストラからオペラへの愛が伝わってきます。すばらしい!」と、満足な滑り出しの様子。この調子で通し稽古、舞台稽古を重ねていけば、東京文化会館に間違いなく、バッティストーニのヴェルディが響き渡ることでしょう。
2月17日の開幕を、新伝説のデビューを、ぜひお楽しみに!

▼『ナブッコ』公演詳細はこちら
東京二期会オペラ劇場2月公演『ナブッコ』 - 東京二期会

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明日を担う音楽家による特別演奏会2012

文化庁新進芸術家海外研修制度によりウィーンやミラノなど海外で研鑽を積んだ後、今活躍を始めようとする声楽家たちによるスペシャルなコンサートが、7日(火)19:00から東京オペラシティ コンサートホールで開催されます。

二期会からは、ソプラノ鈴木愛美、田島千愛、山口清子、メゾソプラノ小林紗季子、そしてテノール高田正人の5人が出演予定。それぞれが研修の地で学んだオペラ・アリアを披露します。
指揮に大勝秀也氏、管弦楽に東京フィルハーモニー交響楽団をむかえ、ヘンデルからプッチーニまで時代を追ってオペラの名曲がちりばめられた本格的なオペラ・ガラ・コンサートです。
同世代でともに切磋琢磨してきた人たち。仲間であり、お互いにライバルであるからこその見えない絆を感じつつ本番に臨んでいるようでした。

各世代においてトップクラスの才能と向学心にあふれる若手ソリストたちによる華やかなステージをお楽しみいただき、出演者の未来の活躍にどうぞご期待ください!

平成23年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
文化庁芸術家在外研修(新進芸術家海外研修制度)の成果
「明日を担う音楽家による特別演奏会」
【日時】 2012年2月7日(火)18:30開場・19:00開演
【会場】 東京オペラシティ コンサートホール
【料金】 S¥3,000- A¥2,000- B¥1,000- (全席指定)
【予約お問い合わせ】 チケットスペース Tel.03-3234-9999
          ※二期会チケットセンターでは取扱いしていません
【主催】文化庁
【制作】公益財団法人東京二期会

~~プログラム~~
ヘンデル 『エジプトのジューリオ・チェーザレ』 序曲
ヘンデル 『エジプトのジューリオ・チェーザレ』より “つらい運命に涙はあふれ” ー山口清子
モーツァルト 『フィガロの結婚』より “早く開けて開けて” ー鈴木愛美/小林紗季子
モーツァルト 『魔笛』より “なんて美しいこの絵姿” ー土崎 譲
ドニゼッティ 『愛の妙薬』より “優しいそよ風にお聞きなさい” ー山口清子/西村 悟
ドニゼッティ 『連隊の娘』より “こうなってしまって私の運命は変わる” ー田島千愛
トマ 『ハムレット』より “私も遊びの仲間に入れて下さい” ー鈴木愛美
マスネ 『ウェルテル』より 手紙の歌“ウェルテル、誰が言えましょう” ー鳥木弥生
ヴェルディ 『ナブッコ』より “かつては私の心も喜びに満ちていた” ー廣田美穂
ヴェルディ 『仮面舞踏会』より “永遠に君を失えば” ー西村 悟
ヴェルディ 『アイーダ』より “戦いに敗れた国のお前の苦しみは” ー廣田美穂/鳥木弥生
プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “おお、優しい乙女よ” ー田島千愛/高田正人
チレア 『アドリアーナ・ルクヴルール』より “苦い喜び、甘い責め苦” ー小林紗季子
プッチーニ 『トゥーランドット』より “誰も寝てはならぬ” ー高田正人

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『モーストリー・クラシック』最新号に、バッティストーニ&上江隼人が登場!

「鮮烈、という言葉が似合う指揮者」
『モーストリー・クラシック』最新3月号で、音楽評論家の加藤浩子さんに、このように紹介されているのは、東京二期会オペラ劇場2月公演『ナブッコ』の指揮者、アンドレア・バッティストーニです。
こちらのブログや『二期会通信』(オペラを楽しむ)で私たちも紹介してきましたが、専門誌上でも取り上げられました!
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記事では、「50年に一人」と囁かれるイタリア現地での熱狂ぶりと、バッティストーニ自身のヴェルディ・オペラに対する心酔的なまでの抜群の理解力が紹介されています。
もちろん、東京での『ナブッコ』の翌月には、すぐさまミラノ・スカラ座に『フィガロの結婚』でデビューすることにも言及されていました。
記事によれば、バッティストーニ自身「カラヤンやアッバード、ムーティと比べられるわけですから責任重大」と語っています。自らの存在の大きさを、この24歳の青年指揮者はしっかりと自覚しているのか・・・と思うと、なんだか、ゾクっとします。

そのバッティとならんで紹介されているのが、バリトン上江隼人!
ヴェルディ・バリトンに向かう上江の熱く、真摯な想いが伝わってきます。ぜひご一読ください。
2月の二期会『ナブッコ』でタイトルロールの大役を務めることは言うまでもありません。続く4月、今回の提携先であるパルマ王立歌劇場にて、バッティストーニの指揮によるヴェルディ『スティッフェリオ』のスタンカー伯爵に抜擢されたことが伝えられています!
▼パルマ王立歌劇場はこちら
Stifelio - Teatro Regio di Parma
王立歌劇場デビューを果たした上江の凱旋公演となるのが、二期会の7月『パリアッチ(道化師)』のトニオということになります。

ところで、二期会は、1952年2月25日、日比谷公会堂における『ボエーム』で歴史の歩みを始めました。
したがって、2012年2月17日にプレミエを迎える『ナブッコ』公演は、まさに、ちょうど60年目のオペラ公演となります。
今回『モーストリー・クラシック』で紹介された若き天才指揮者と、若き芸術的バリトンが、記念公演を大きく羽ばたかせる一翼を担っていることは間違いありません。ぜひご期待ください!
▼『ナブッコ』公演詳細はこちら
東京二期会オペラ劇場2月公演『ナブッコ』 - 東京二期会
▼『パリアッチ(道化師)』公演詳細はこちら
東京二期会オペラ劇場7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会

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オペラと楽しむトリュフディナー

今年創立60周年を迎える二期会が、オペラや声楽の新しい楽しみかたをご提案する「オペラと美食のコラボレーション」シリーズ。
来たる2月9日(木)には、予約が取りにくいことで有名なフレンチレストラン「銀座シェ・トモ」での魅惑の宴が実現します。
店内は、女性に大人気なのもうなずける素敵な雰囲気。
▼紹介記事
オペラと楽しむトリュフディナー
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- GraziaWEB

お食事に先立つステージに登場するのは、7月の『カヴァレリア・ルスティカーナ』トゥリッドゥ役の大澤一彰と『パリアッチ(道化師)』ネッダ役の嘉目真木子。
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両作品からのアリアを披露するほか、十八番のアリアも熱唱します。
そしてサービスされるのは、オーナーシェフ市川知志(いちかわ ともじ)氏が腕をふるう、この日のためだけのトリュフずくしのスペシャル・ディナー!
大切な人との大切な時間を極上の音楽、お食事とともにゆったりと過ごしていただく...
最高に贅沢なくつろぎとやすらぎのひとときをお愉しみください。

▼ディナーのお申し込みはこちらから
オペラと楽しむトリュフディナー - 銀座シェ・トモ
限定32名様までの特別企画につき、お早目のお申し込みをお勧めします!
▼こちらでも今回コラボレーションの内容をご覧になれます。
・トリュフ料理とオペラを楽しめる贅沢なイベント開催「銀座シェ・トモ」が2月9日に - 日経レストランONLINE
▼「カヴァ/パリ」公演詳細はこちら
1月19日(木)先行予約開始!『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会

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ニューイヤーも二期会アーティストの歌声を身近で感じてください!!

二期会では新年も百貨店、ホテル、丸の内ビジネス街、一流レストランなどなど、さまざな場所でみなさまと二期会アーティストたちが身近にふれあえる機会をつくってまいります。
「オペラの醍醐味」に、「人の声の魅力」に、普段の生活シーンの中でタッチして気軽に楽しんでいただきたい!!
そんなステージの数々をご案内します。
       *           *           *
◆◇日本橋三越本店 〜二期会創立60周年記念公演 オペラ・ハイライト・シリーズ◇◆
■2012年に創立60周年を迎える二期会。毎年恒例となった日本橋三越本店でのニューイヤーコンサートでは、60周年記念のオペラ公演ラインアップから今年上半のオペラ・ハイライトを、他に先駆け、ご来場のお客さまにだけ特別に一気ご案内いたします。入場無料のコンサートです。
◆1月7日(土)
 ●12:30〜/14:30〜(2回公演) 
  オペラ界の巨人ヴェルディ 〜『ナブッコ』ハイライト
  出演:上江隼人(ナブッコ役)、清水華澄(フェネーナ役)、河原 義(ピアノ)
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 ●13:30〜/15:30〜(2回公演)
  イタリアオペラの神髄(1) 〜『カヴァレリア・ルスティカーナ』ハイライト
  出演:大山亜紀子(サントゥッツァ役)、大澤一彰(トゥリッドゥ役)、
     梅田麻衣子(ピアノ)
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◆1月8日(日)
 ●12:30〜/14:30〜(2回公演)
  イタリアオペラの神髄(2) 〜『パリアッチ(道化師)』ハイライト
  出演:嘉目真木子(ネッダ役)、上江隼人(トニオ役)、河原 義(ピアノ)
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 ●13:30〜/15:30〜(2回公演)
  フランスオペラのエスプリとファンタジー
  〜『スペイン時間』『子どもと魔法』ハイライト
  出演:新海康仁(ゴンザルヴェ役)、湯浅桃子(お姫様役)、梅田麻衣子(ピアノ)
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 上記会場はいずれも、日本橋三越本店 本館1階中央ホール
▼ご来店アクセスなどこちらから
日本橋三越本店店舗案内 ー 三越

◆◇アグネスホテル ランチタイムコンサート◇◆
■大人の街「神楽坂」にたたずむ、落ち着いた雰囲気が何ともいえない魅力のアグネスホテル。月1回のランチタイムコンサートも、はや80回を数えます。
1月に登場するのは2月の『ナブッコ』でタイトルロールを歌う青山 貴。ナブッコのアリア「ユダヤの神よ」ほか渾身の歌唱を聴かせます。
入場無料ですが、ホテル併設のレストランでランチを予約されたお客さまには優先席をご用意します。
◆『確かなテクニックと品格漂う美声で次世代を担うプリモ・バリトン!』
  1月11日(水) 12:00〜12:30 アグネスホール(同ホテル内)
  出演:青山 貴(バリトン)、高田絢子(ピアノ)
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  お問合せ:アグネスホテル東京(ランチタイムコンサート事務局)
      電話 03-3267-5548
▼ホテルのイベント情報はこちら
2012/1/11(wed)ランチタイムコンサート第82回 ー THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO

◆◇丸の内トラストシティ ランチタイムコンサート〜「華麗なる歌の調べ」◇◆
■7月の東京二期会 『カヴァレリア・ルスティカーナ』に出演する大山亜紀子が、「ある晴れた日に」をはじめ、7月の同公演でも演じるサントゥッツァのアリア「ママも知るとおり」など名曲の数々を披露します。こちらも入場無料のコンサートです。
 1月13日(金) 12:10〜13:00 丸の内トラストシティN館 1階エントランス
 出演:大山亜紀子(ソプラノ)、高木由雅(ピアノ)
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▼コンサート概要はこちらから
丸の内トラストシティ ランチタイムコンサート - 東音企画

◆◇あの「ダークヒルズ恋愛白書」ふたたび!◇◆
■二期会WEEK in サントリホール2011で話題となった、あの新感覚オペラ「ダークヒルズ恋愛白書」が帰ってきます!
1月11日(水)にはFUKUSHIMA支援プロジェクトの一環でチャリティー公演として開催(いわき市)、その後、都内での凱旋公演となります。
 1月17日(火) 19:00開演 座・高円寺(JR高円寺駅駅北口より徒歩5分)
 出演:鷲尾麻衣(ソプラノ)、三宅理恵(ソプラノ)、澤村翔子(メゾソプラノ)、
    高田正人(テノール)、桝 貴志(バリトン)、北川辰彦(バスバリトン)、
    穴見めぐみ(ピアノ)
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 料金:4,500円(全指定席・税込)※インターネット予約で割引あり
 ご予約・お問い合わせ:03-3476-3378(平日10:00〜18:00/土日祝休業)
            e-mail:darkhills11515@inter7.jp
▼インターネット予約はこちら
- AGOG -

◆◇アイコニック東京・銀座 「新春イタリアオペラの夕べ」開催!◇◆
■二期会と都内所在の超一流レストランとの「オペラと美食のコラボレーション」がスタートします!その第1弾がアイコニック東京・銀座での「新春イタリアオペラの夕べ」。
2月の『ナブッコ』の見どころ、聴きどころをわかりやすくご案内しつつ、タイトルロールの青山 貴と実力派ソプラノ石上朋美による超ハイライトをお楽しみいただきます。ディナーはこの日の演奏曲にちなんだ特別メニュー。シェフの腕によりをかけた美味をご堪能ください!!
 1月22日(日) 18:30受付・19:00オペラ&ディナー
 出演:石上朋美(ソプラノ)、青山 貴 (バリトン)
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▼プラン詳細とお申し込みはこちらから
各種プラン|アイコニック 東京・銀座

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年末年始イベント&放送情報「あなたはお出かけ派?お茶の間派?」

クリスマスも終わり、いよいよ今年も残すところあと一週間となりました。
年末年始はクラシックイベントやテレビ放送も満載!
街に繰り出して聴くも良し、おうちのこたつでホッコリ聴くも良し。
そんな年末年始の注目コンサートを一挙お知らせします!

●◆●◆お出かけ派のあなたへ!◆●◆●
◆神奈川県民ホール 年末年越しスペシャル「ファンタスティック・ガラコンサート2011」
【日時】12月29日(木) 15:30開演
【会場】神奈川県民ホール大ホール
【出演】山口道子、大澤一彰、宮本益光
▼詳しい情報はこちら
ファンタスティック・ガラコンサート2011 - 神奈川県民ホール
◆「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2011 」
【日時】12月31日(土) 13:00開演
【会場】東京文化会館大ホール
【出演】竹本節子、青戸 知
▼詳しい情報はこちら
大晦日恒例クラシックコンサート「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2011」 - 三枝成彰OFFICIAL WEB SITE
◆丸ビル「東京丸の内ガラ・コンサート2011」
【日時】12月31日(土) 17:00開演
【会場】丸ビル1階マルキューブ ※入場無料※
【出演】高橋絵理、富岡明子、高野二郎、樋口達哉、北川辰彦、成田博之
▼詳しい情報はこちら
丸の内元気文化プロジェクト - Marunouchi.com
◆帝国ホテル カウントダウン・ディナーショー
「ギターと古楽器の夕べ~時空をこえた音楽の旅~」
「2011-2012ジルベスターコンサート」

【日時】12月31日(土) ギターと古楽器:17:30~20:10/ジルベスター:23:30~24:40
【会場】帝国ホテル 富士の間
【出演】鵜木絵里、加賀ひとみ、高田正人、彌勒忠史、与那城 敬
▼詳しい情報はこちら
帝国ホテルのお正月【カウントダウン・ディナーショー】 - 帝国ホテル東京
◆横浜みなとみらいホール・ジルヴェスターコンサート2011-2012
【日時】12月31日(土) 21:00開演
【会場】横浜みなとみらいホール大ホール
【出演】安藤赴美子、小原啓楼
▼詳しい情報はこちら
横浜みなとみらいホール・ジルヴェスターコンサート2011-2012 - 横浜みなとみらいホール
◆兵庫県立文化センター「ジルヴェスター・ガラ・コンサート」
【日時】12月31日(土) 21:30開演(好評につき完売)
【会場】兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
【出演】並河寿美、谷口睦美、久保和範
▼詳しい情報はこちら
ジルヴェスター・ガラ・コンサート - 兵庫県立文化センター
◆郷の音ホール「ニューイヤー ガラ・コンサート2012」
【日時】2012年1月3日(火) 15:00開演
【会場】三田市総合文化センター 郷の音ホール大ホール(兵庫県)
【出演】並河寿美
▼詳しい情報はこちら
ニューイヤー ガラ・コンサート2012 - 郷の音ホール(三田市総合文化センター)

●◆●◆お茶の間派のあなたへ!◆●◆●
◆ありがとうコンサート「日本を支えてくれた世界の皆さまへ」
【放送日時】2011年12月31日(土) 朝7:00~8:26
【放送局】NHK-BSプレミアム
【出演】幸田浩子
▼詳しい番組情報はこちら
ありがとうコンサート「日本を支えてくれた世界の皆さまへ」 - NHK番組表
◆東急ジルベスターコンサート2011-2012
【放送日時】2011年12月31日(土) 23:30~24:45
【放送局】テレビ東京系列各局
【出演】幸田浩子
▼詳しい番組情報はこちら
東急ジルベスターコンサート2011-2012 - 番組情報|テレビ東京
◆第55回NHKニューイヤーオペラコンサート
【放送日時】2012年1月3日(火) 19:00~21:00
【放送局】NHK-Eテレ/NHK-FMラジオ
【出演】安藤赴美子、木下美穂子、幸田浩子、腰越満美、清水華澄、林 美智子、
    大槻孝志、樋口達哉、福井 敬、望月哲也、斉木健詞、成田博之
▼詳しい番組情報はこちら
NHKニューイヤー・オペラコンサート - NHK 年末年始番組ガイド 冬ナビ

※公演詳細およびチケット残券状況は各主催者へお問い合わせ下さい
※開演時間、放送時間は予告なく変更される場合もございます

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『ナブッコ』タイトルロール、バリトン上江隼人がパルマで大活躍

来年2月17日~19日東京文化会館にて公演する東京二期会オペラ劇場『ナブッコ』。
17・19日にタイトルロールで二期会オペラ・デビューを飾る上江隼人は、まだ32歳の若手のホープです。この上江、ただいまパルマで評判のバリトンなのです。
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去る10月、上江は、『ナブッコ』の提携劇場であるパルマ王立歌劇場主催の「ヴェルディ・フェスティヴァル2011」に登場しました!
▼ヴェルディ・フェスティヴァル2011
Il Trovatore 14,16,21,24@Teatro Verdi di Busseto 26@Teatro Magnani di Fidenza - Festival Verdi2011
急遽代役での出演だったとのことですが、別のコンサートのため練習していたその声が、パルマ歌劇場の幹部の耳に驚きをもって迎えられ、またたくまにパルマ郊外ブッセートにあるヴェルディ劇場に立ち、『トロヴァトーレ』の主役ルーナ伯爵を歌い切りました。
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「今回、ヴェルディ・フェスティヴァルの舞台で歌わせていただける事になり、大変光栄に思っています。ブッセートはご存知の方も多いかと思いますが、ヴェルディの生まれ故郷です。その地でヴェルディ作品を歌うことは、私の夢でもありました。
今回の主催パルマ王立歌劇場では、すばらしい出会いにも恵まれ、良い環境で勉強させて頂きました」
と上江。
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このときのステージの様子が、なんと、今月発売の純文学雑誌『文学界』新年号の内田洋子さんのエセー「ピアニッシモのバリトン」で紹介されています。会場の空気が伝わってくるような文章で、上江の歌が情感豊かに響き、お客様を魅了した様子が書かれています。
『文学界』2012年1月号 - 文芸春秋社
「いかに憎々しいセリフを吐く場面でも、この青年バリトンにかかると、これほど恨みに思うものの本当はあなたのことが好きでたまらない、という大きな人間愛に溢れた心の奥が見えて来るのである」
「ふと見ると、劇場は静かに泣いていた」
(以上、本文より)
上江の歌は、文学になりました(微笑)。

さらに、後日談があります。
上江によれば、このブッセートでの『トロヴァトーレ』を鑑賞していた中に、在ミラノ日本国総領事がいらしたそうで、去る12月2日に領事館内で催された天皇陛下御誕生日パーティに総領事から直々に招待を受け、日伊両国国歌を独唱したそうです。歌手による国歌独唱は、パーティでは初めてのことだそうで、上江は名誉ある仕事を果たしました。

今、パルマ歌劇場付の音楽スタッフと『ナブッコ』の勉強を続けているという上江です。
2月の東京文化会館でも、私たちを虜にしてくれることでしょう!

■上江隼人からのメッセージ:
「『トロヴァトーレ』では、マエストロ、マリオッティ氏の作る考え抜かれた音楽を体で感じながら、感覚を研ぎ澄ませ、次の大役ナブッコにむけて僅かなエッセンスをも逃さずに吸収するつもりで、演奏に臨みました。これから本物のヴォーチェ・ヴェルディアーナ???により近づいていくためにも、欠かすことのできない大きな経験になりました!
これからも応援何卒よろしくお願いいたします!」

チケットのお申込み・公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831

 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)
 ※Web予約なら24時間受付、座席指定可能、しかも手数料0円!
『ナブッコ』公演詳細ページ - 東京二期会オペラ劇場

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今年の年末はベートーヴェン「第九」を聴きに行きませんか!

こんにちは。Web担です。
東日本大震災や原発事故など、大変なことが起きた2011年。それでも日本は復興に立ち上がろうと、官民さまざまな取り組みが行われていますが、われわれ音楽業界も一人でも多くの人に音の力で元気になってもらえるよう活動しております。
さて、今日から師走。クラシック音楽で師走と言えば、ベートーヴェン「第九」。第4楽章“歓喜の歌”のパワーは、新しい年に向かうみんなにきっと元気と勇気を与えてくれるでしょう。
今年も多くのオーケストラや団体が主催して、全国各地で「第九」が演奏されます。
雑誌やWebサイトでは「第九」特集が組まれていますので、まだ聴きに行く予定を決めていなかった方もこれらをご参考に、是非一人でも多くの方に聴きにいらして欲しいと願っております!

ontomo_cover_201112.jpg ■音楽月刊誌「音楽の友」2011年12月“創刊70周年記念特大号”
特集「日本人と《第九》」では、指揮者、ソリスト、合唱指揮者のインタビューを中心とた記事が組まれています。
“歌手たちが語る、《第九》の魅力”の頁では4頁にわたり、二期会アーティストらがメッセージを寄せています。是非本誌をお手に取ってご覧ください。
▼「音楽の友」雑誌紹介ページはこちら
音楽の友 今月号の内容 - 音楽之友社
MC_cover_201201.jpg ■音楽月刊誌「モーストリー・クラシック」2012年1月号
特集「ベートーヴェン格付け!第九・交響曲ベスト10」は、50頁以上にわたる大特集。多くの評論家による記事の他、テノール高橋 淳も「第九」について語っています。是非本誌をお手に取ってご覧ください。
▼「モーストリー・クラシック」雑誌紹介ページはこちら
MOSTLY CLASSIC (サイトの中で一部を“立ち読み”出来ます)
nikikai21_daiku_2011.jpg ■株式会社 二期会21ウェブサイト
「二期会アーティストが出演する年末「第九」特集2011」では二期会アーティストが出演する日本各地の「第九」を網羅!
日付順に、会場や指揮者、オーケストラ、ソリスト(二期会のみ)を一覧に掲載し、すぐに公演情報をご覧いただくことができます。
どうぞご活用ください!
二期会アーティストが出演する年末「第九」特集2011 - 二期会21

≫今日から二期会オペラ研修所の研修生たちは、都内某ホールにてソロ演奏の試験を受けております。みんな良い演奏が出来ますように!(>§<) (Web担)

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11月23〜27日『ドン・ジョヴァンニ』公演当日情報

いよいよ23日(水・祝)から日生劇場にて、
二期会創立60周年記念公演・東京二期会オペラ劇場『ドン・ジョヴァンニ』が開幕します!
こちらに公演当日についてご案内いたします。

東京二期会オペラ劇場 2011年11月公演・二期会創立60周年記念公演
W.A.モーツァルト作曲 『ドン・ジョヴァンニ』オペラ全2幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
指揮:沼尻竜典/演出:カロリーネ・グルーバー
当日券と公演タイムテーブルのご案内
11月23日(水・祝)
11月24日(木)
11月26日(土)
11月27日(日)
当日券
S,A
S,A,B
S のみ
S のみ
当日券販売開始
16:00~
17:30~
13:00~
13:00~
開場
16:30
18:00
13:30
13:30
開演
17:00
18:30
14:00
14:00
第1幕
約85分
休憩予定時刻
18:25~18:50
19:55~20:20
15:25~15:50
15:25~15:50
第2幕
約80分
終演予定
20:10
21:40
17:10
17:10
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください!!
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2011年11月公演 W.A.モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』- 東京二期会オペラ劇場

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『ドン・ジョヴァンニ』の稽古場にご招待しました!

こんにちわ、ZENです。
先月公募していた東京二期会オペラ劇場11月公演『ドン・ジョヴァンニ』稽古場招待ツアー企画を、11月11日(金)、予定通り決行。24日・27日出演組の通し稽古をご覧いただきました。
当日はあいにくの雨。平日の夕方だし、もしかしたらけっこう欠席されてしまうかも…と思っておりましたのも杞憂。当選されたほとんどの方にお越しいただくことができました。

まずは音楽評論家の室田尚子さんによるプレ・レクチャー。一度もオペラを鑑賞されたことのない方もいらっしゃるので、出来る限り誰にでも分かるような「入門篇」バージョンでお願いしました。
そして、稽古場に移動して通し稽古を見学。もともと体育館なので、2階、といいますかキャッツウォークでの見学です。ご不便をおかけしました。劇場なら最高の特等席ですし、稽古場の臨場感が味わっていただけたのではないかと。
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演出グルーバーの「toi toi toi」で通し稽古スタート!
字幕も衣裳もオーケストラもない稽古ですが、舞台袖のスタッフの様子や、歌手のきめ細かい演技、ここぞというときの指揮者からの指示などもご覧いただくことで、オペラがどのようにして本番に向かっていくのか、その一端をご紹介できたのではないでしょうか。
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終了後、「本番が楽しみになりました」「演出が斬新でちっとも飽きなかった!」と喜びの言葉をいただき、感無量です。ご来場ありがとうございました。

▼白熱した稽古の、白熱のご感想は、ご来場者のブログをどうぞ!
二期会「ドン・ジョヴァンニ」稽古 - 豊玉南一丁目音楽研究所
二期会“ドン・ジョヴァンニ”通し稽古を見学しました-Allegro vivace
二期会「ドン・ジョヴァンニ」稽古場見学日記その1 / その2 - MOONAGE
二期会≪ドン・ジョヴァンニ≫稽古場見学 - ほうきぼし
二期会・ドン・ジョヴァン二への期待 - okujun blog 音楽のある風景のなかで

土日の残席が少なくなってきました。良いお席はお早目に!
チケットのお申込み・公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831

 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)
 ※Web予約なら24時間受付、座席指定可能、しかも手数料0円!

『ドン・ジョヴァンニ』公演詳細ページをみる - 東京二期会オペラ劇場

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『ドン・ジョヴァンニ』キャストのネット・メディア・リンク集

二期会創立60周年記念公演・東京二期会オペラ劇場2011年11月公演『ドン・ジョヴァンニ』の稽古はいよいよ佳境に。
キャストたちは、稽古中に考えたことや、今回のプロダクションに対する想いをブログやツイッターなどを使って発信しています。
人数は少なめですが、個人でネット・メディアを持っているキャストへのリンクをご紹介します。

▼宮本益光(11/24,27 ドン・ジョヴァンニ)
オフィシャルサイト mas-mits.com 
ブログ「極楽 音楽日記」
▼斉木健詞(11/24,27 騎士長)
斉木健詞ファンクラブ 公式サイト 
・Facebook「斉木健詞」
▼望月哲也(11/23,26 ドン・オッターヴィオ) 
テノール屋さん 望月哲也のブログ
・Facebook「望月哲也」
▼大塚博章(11/24,27 レポレッロ)
オペラ歌手 大塚博章 公式ホームページ
▼北川辰彦(11/23,26 マゼット)
TATSUHIKO KITAGAWAのぶろぐ
・ツイッターアカウント「@tatyan1129」
▼近藤 圭(11/24,27 マゼット)
バリトン歌手 近藤圭のブログ
▼嘉目真木子(11/23,26 ツェルリーナ)
SOPRANO Makiko Yoshime(ブログ)
・ツイッターアカウント「@makiko41」

▼Twitter(ツイッター)ログインページ
http://twitter.com/
▼Facebook(フェイスブック)ログインページ
http://ja-jp.facebook.com/
▼公演詳細はこちらです
2011年11月公演W.A.モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』 - 東京二期会オペラ劇場

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『ドン・ジョヴァンニ』キャストのインタビュー映像!

今日は、ネットで観られる、東京二期会オペラ劇場『ドン・ジョヴァンニ』キャストの映像をピックアップしました。
最新映像はこちら。
▼24日(木)・27日(日)出演ドンナ・アンナ役・文屋小百合インタビュー
欧州の歌劇場を席巻する女流演出家グルーバー! 新しい『ドン・ジョヴァンニ』を描く! - クラシック情報サイト「classic NEWS」
▼黒田博と宮本益光による、(ややおふざけ気味の)『ドン・ジョヴァンニ』PR
黒田「ドン、ジョヴァンニ!!」 - e+(イー・プラス)
公演情報のページにも掲載していますが、黒田博と宮本益光のインタビュー映像はこちら。こちらはまじめです。

▼23日(水・祝)・26日(土)出演ドン・ジョヴァンニ役・黒田博インタビュー

▼24日(木)・27日(日)出演ドン・ジョヴァンニ役・宮本益光インタビュー

▼公演情報はこちら!
二期会創立60周年記念公演 2011年11月『ドン・ジョヴァン二』 - 東京二期会オペラ劇場

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旬の女性演出家~ヨーロッパで大活躍のカロリーネ・グルーバーの魅力

東京二期会オペラ劇場11月公演『ドン・ジョヴァンニ』は、連日、緊張感の高い、充実した稽古をしています。
ライン・ドイツ・オペラとの共同制作になる本公演の演出、オーストリア出身のカロリーネ・グルーバーは、現在ヨーロッパでもっとも充実した活動をしている女性演出家と言っても過言ではないでしょう。
2005年には母国ウィーン国立歌劇場で、ホセ・クーラ主演でプッチーニの『妖精ヴィッリ』、ドレスデン国立歌劇場でハッセ作曲の『クレオフィデ』と次々に名門歌劇場での演出デビューを飾り、同年の「オーパン・ヴェルト」誌選定年間最高演出家にノミネートされました(00、03年にもノミネートされています)。
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ライン・ドイツ・オペラでは、今年1月にラモーの『プラテエ』を演出=写真=して好評を博し、11月の東京二期会オペラ劇場での新制作ワールド・プレミエに続き、来年2012年6月22日初日のデュイスブルクで『ドン・ジョヴァンニ』を演出します。
▼デュイスブルクの公演紹介はこちら
Wolfgang Amadeus Mozart- DON GIOVANNI (premiere) – Deutsche Oper Am Rhein (THEATER DUISBURG)
▼ライン・ドイツ・オペラ総裁のクリストフ・マイヤー氏のインタビューもご参考に。
「オペラを楽しむ〜《音楽劇場は国境を超える》」 - 東京二期会

来年1月には、ハンブルク州立歌劇場でライマンの『リア』を演出する事になっており、音楽総監督のシモーネ・ヤングの指揮との女性同士によるプロダクションが、ヨーロッパでは話題になっているそうです。
ハンブルクでのライマン『リア』公演情報はこちら - hamburgische-staatsoper

今回の『ドン・ジョヴァンニ』では、とにかく東京でワールド・プレミエを迎えるとあって、10月11日には日本の稽古に参加するという異例の長期滞在。盟友である装置家ロイ・スパーン氏、衣裳デザイナー、メヒトヒルト・ザイペル氏もほぼ同時期に到着し、万全の稽古体制で臨んでいます。
ザイペル氏による衣裳は、合唱のひとりひとりまですべてオートクチュール!
美しい舞台が期待されます。どうぞお楽しみに!
▼ワールド・プレミエの東京公演はこちら
二期会創立60周年記念公演 2011年11月『ドン・ジョヴァン二』 - 東京二期会オペラ劇場

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最新『ぶらあぼ』11月号で、ドン・ジョヴァンニ黒田博インタビュー

クラシック音楽情報誌、月刊『ぶらあぼ』の11月号に、東京二期会オペラ劇場11月公演『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール黒田博のインタビュー記事が掲載されました。
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記事本文では触れられていませんが、インタビュー時に、「自分としては自分のことを、(人間的に)ドン・ジョヴァンニよりもフィガロやパパゲーノだと思っているのですが…」と語っていた黒田博。
だからなのか、とてもユニークな黒田ならではのドン・ジョヴァンニ像を語っています。ぜひご一読ください!

▼「世界中からぶらあぼが読める!」
デジタルマガジンeぶらあぼ - WEBぶらあぼ
 黒田 博インタビューのページはこちら↓
ぷれすてーじ 黒田 博 - eぶらあぼ11月号
※『ぶらあぼ』の冊子はコンサートホール、CDショップ、楽器店、チケットぴあ などで無料配布されています。
▼『ドン・ジョヴァンニ』の公演情報はこちら
2011年11月公演『ドン・ジョヴァンニ』 - 東京二期会オペラ劇場
※黒田博の出演日は11月23日(水・祝)と26日(土)

その他、同誌最新号では、11月19日(土)ヨコスカ・ベイサイド・ポケット「オペラ宅配便シリーズX メノッティ『泥棒とオールドミス』」にミス・トッドで主演するメゾソプラノ金子美香のインタビュー、
『ドン・ジョヴァンニ』に先んじて上演されるNISSAY OPERA『夕鶴』(11月13日(日)に出演)で、初役つうに挑戦するソプラノ田辺彩佳のインタビュー記事が掲載されています。どうぞあわせてチェックしてみてください!

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『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ役・嘉目真木子、ラジオ出演情報

東京二期会オペラ劇場11月公演『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ役で出演する嘉目真木子が、明日10月16日(日)、ラジオ日本(AM1422kHz)「松川裕美のビジネス最前線」に出演します。

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◆放送予定◆
10月16日(日)17:00~17:10
「松川裕美のビジネス最前線」
ラジオ日本(AM1422kHz/東京・神奈川周辺地区)
▼放送局ホームページ
10月16日(日)番組表 - ラジオ日本
※放送局の都合により、放送内容・日時等が変更になる場合があります。
▼『ドン・ジョヴァンニ』の公演情報はこちら
2011年11月公演『ドン・ジョヴァンニ』 - 東京二期会オペラ劇場
※嘉目真木子の出演日は11月23日(水・祝)と26日(土)です。
パソコンがそのままラジオ受信機となる「IP(Internet Protocol)サイマルラジオ」の配信サービス、「radiko.jp」ならインターネットでも「ラジオ日本が」ご聴取いただけます(東京、神奈川、千葉、埼玉)。便利になりましたね。ぜひお聴きください!
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10月6日(木)一般発売開始!東京二期会オペラ劇場『ナブッコ』
本場ヴェルディ・フェスティヴァルの感動を日本で!

二期会創立60周年記念公演第4弾、2012年2月公演『ナブッコ』の一般発売がいよいよ10月6日から始まります!
イタリア屈指のオペラハウスでありながら、いまだ来日公演のなかったパルマ王立歌劇場との提携公演がついに実現。演目は、ジュゼッペ・ヴェルディ最初の成功作『ナブッコ』。
パルマ王立歌劇場が企画・主催し、世界の注目を集める「ヴェルディ・フェスティバル」において、ダニエレ・アバドの演出により、2008年に制作され評判を呼んだプロダクションです。
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アバドは、言わずと知れた名指揮者クラウディオ・アバドを父に持つ演出家。
フィレンツェ歌劇場、フェニーチェ劇場、ボローニャ・テアトロ・コムナーレ等で活躍、モーツァルトのダ・ポンテ三部作や『魔笛』、ロッシーニ『チェネレントラ』、プッチーニ『蝶々夫人』等のほか、ベリオやヘンツェ、三枝成彰の現代作品も手掛けています。
今後もミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場での新制作が予定されている気鋭の演出家です。

今回の『ナブッコ』の舞台写真を一部ご紹介しましょう!
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重厚な存在感、深い陰影、鮮烈な色彩…この絵だけでも、ヴェルディの音楽が聞こえてきそうです!
先日ご紹介した24歳の新星アンドレア・バッティストーニとの協働はこれが初めて。
それに加えて、バッティストーニの初来日、『ナブッコ』はこれが二期会初上演、と今回は「初もの」づくし。
二期会創立60周年記念公演『ナブッコ』が、ご来場の皆様にとってのメモリアルな公演となりますように!
▼出演者の情報など公演概要はこちら
二期会創立60周年記念 2012年2月公演G.ヴェルディ『ナブッコ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求めお問合せはこちら
二期会チケットセンター お取扱チケット一覧
 ●10月6日(木)~ 一般予約開始(電話受付は午前10時から)

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ピックアップ・アーティストVol.24に経種廉彦が登場
充実期を迎えたテノールの「今」を聴く!

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新国立劇場をはじめ日本のオペラ界の第一線で活躍、とりわけ現代作品や邦人作品にも積極的に取り組み、幅広いレパートリーを築き上げてきたテノール経種廉彦。
10月15日(土)二期会ゴールデンコンサートでのソロ・ステージを前に、その意気込みについてインタビューを行い、このほど二期会21の特集ページ「ピックアップ・アーティストVol.24経種廉彦」にアップしました。
舞台写真、試聴曲、ムービーもありますので、ぜひご覧ください! (ZEN)

▼経種「言葉を大切に歌いたい」
PICK UP ARTIST Vol.24 経種廉彦の今 - 二期会21
▼コンサートの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートin 津田ホールVol.35経種廉彦 - 二期会21
  日時 2011年10月15日(土)16:00開演/15:30開場
  会場 津田ホール
  共演 御邊典一(ピアノ)
  料金 4,000円(全自由席 税込)
     ※Vol.36(3/17・佐々木典子)とのセット券 7,000円(全自由席・税込)

チケットが残り少なくなっています。お求めはお早目に!!
◇お問合せ・ご予約◇
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)

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ソプラノ幸田浩子、Hakuju Hallでリサイタルを開催!
スペシャルメッセージ動画もアップ!!

海外の主要歌劇場で活躍し、国内でも幅広い人気を誇るソプラノの幸田浩子が、10月19日(水)Hakujuホールにてお贈りするリサイタル。
今回のリサイタルは、これまで披露しているプログラムとは“ちょっと異なる”特別なリサイタルです。
イタリアのポップス界を代表する作曲家ベッペ・ドンギア氏が、彼女のために書き下ろした「カリヨン」をはじめ、数々のオリジナル作品を作曲者自身のピアノによりお贈り致します。

幸田浩子スペシャルメッセージ

【ベッペ・ドンギア プロフィール】
イタリア、タラント出身。ピアノと作曲を勉強した後、ボローニャ大学のDAMS(芸術・音楽・演劇・映画学科)に於いて、映画・劇音楽、作曲、演奏法を学ぶ。キーボード奏者、アレンジャー、指揮者として、イタリアの国民的歌手ルーチョ・ダッラ(「カルーソー」の作詩・作曲者)やルカ・カルボーニをはじめ多くの著名アーティストとコラボレーションを重ねている。また、国内外のポピュラー音楽祭の芸術監督を務めているほか、映画・TV番組の音楽の作曲も多数しており、CDプロデューサーとしては≪サンレモ音楽祭≫に於いて評論家賞を受賞している。
オーストリアの音楽祭で耳にした幸田の歌声に感銘を受け、彼女のために「カリヨン」を作曲。このたび初めて日本でのオフィシャルな共演が実現した。
**ベッペ・ドンギアからのメッセージ**
このたび日本で、Hirokoと共に私の曲のリサイタルを行えることを、たいへん嬉しく思います。日本を襲った災害には、私もたいへん心を傷めており、「Absolute things」という曲を作りました。Hirokoのようなすばらしい才能を持った芸術家の優しい声だけが、この曲の調べを呼びさますことが出来るでしょう。この曲を日本の方々に、未曾有の出来事の中で愛する人を失った方に、また、再び巡りあうことができる幸運に恵まれた方に、捧げます。
私は私の音楽が芸術に慰めを求める総ての人への愛で満たされているものでありたいと思います。一瞬の輝きが私たちに突然何かを悟らせてくれるように、言葉では説明できない感覚を大切に生きている総ての人へ、私の音楽を捧げます。
ベッペ・ドンギア

ベッペ・ドンギアのピアノ演奏による幸田浩子「カリヨン」

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 公演情報 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


  チラシ(PDFファイル)
幸田浩子with Beppe D'Onghia
「カリヨン~新しい色の祝祭にて」

その美声に心奪われ、幸田浩子に『カリヨン』を献呈したイタリア・ポップス界のカリスマ、ベッペ・ドンギアを迎え、作曲家自身の演奏をバックにお贈りするとびきりスペシャルな一夜!
日時:2011年10月19日(水) 19:00開演
会場:Hakuju Hall
  地下鉄千代田線代々木公園駅または小田急線代々木八幡駅より
  いずれも徒歩5分
▼公演詳細・チケットのご予約はこちらから
幸田浩子with Beppe D'Onghia「カリヨン~新しい色の祝祭にて」 - 二期会21 

そして、今回は東京の他に、大阪、名古屋でもこのスペシャル・リサイタルをお贈り致
します。
◆大阪公演
日時:2011年10月21日(金)  開演14:00
会場:ザ・フェニックスホール
  大阪市北区西天満4-15-10 あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー内
▼公演詳細はこちら(※前売り券は完売)
カリヨン~新しい色の祝祭にて 幸田浩子 with ベッペ・ドンギア - ザ・フェニックスホール
こちらのサイトでは、インタビューがアップされています!
ソプラノの幸田浩子さんインタビュー - ザ・フェニックスホール
◆名古屋公演
日時:2011年10月24日(月) 開演18:45
会場:宗次ホール
  名古屋市営地下鉄 栄駅12番出口より徒歩5分
▼公演情報はこちら
コンサートカレンダー 2011年10月 - 宗次ホール
幸田浩子 with Beppe D'Onghia - コンサート詳細情報|宗次ホール

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愛好会先行予約開始!東京二期会オペラ劇場『ナブッコ』指揮者、イタリアで大活躍!

東京二期会オペラ劇場2012年2月公演『ナブッコ』では、イタリアの超新星指揮者を招聘します!名前は、アンドレア・バッティストーニ。なんと1987年生まれの24歳!
この若さで名門パルマ王立歌劇場の首席指揮者を務める、正真正銘の「マエストロ」なのです。
Battistoni_Andrea-13-photo%20Roberto%20Masotti.jpgphoto by Roberto Masotti
チェリストから指揮者に転向、パルマ王立歌劇場のポストを得たキャリアが、往年の大巨匠アルトゥーロ・トスカニーニと同じことから、イタリアでは“ニュー・トスカニーニ”として人気が沸騰中です。
この夏は音楽祭で大忙し。アレーナ・ディ・ヴェローナでは『セヴィリアの理髪師』、マチェラータ音楽祭では『リゴレット』を指揮して好評を博しました。
次いで今月2日には、ヴェネチアの名門フェニーチェ歌劇場のマリブラン劇場に得意曲『セヴィリアの理髪師』でデビューを果たしました。
そのときのプログラムがこちら。
barbiere1.jpg barbiere3.jpg
10月、パルマのヴェルディ・フェスティヴァルで『ファルスタッフ』、ヴェローナで『ラ・ボエーム』等を振った後、2012年2月我らが東京二期会オペラ劇場『ナブッコ』公演のため東京へ。もちろんこれが初来日です。

「観光でも訪れた事がない初めての国、日本で指揮できる事をとても光栄に思っております。」
とのメッセージが届きました。

『ナブッコ』に続く3月・4月には、いよいよイタリア・オペラの殿堂ミラノ・スカラ座にデビューが決まっており、『フィガロの結婚』を指揮する予定です。
世界のスターダムに駆け上がらんとする若きマエストロ、バッティストーニの日本初登場にぜひお立ち会いください!

▼出演者の情報など公演概要はこちら
二期会創立60周年記念 2012年2月公演G.ヴェルディ『ナブッコ』 – 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求めお問合せはこちら
二期会チケットセンター お取扱チケット一覧
 ●9月22日(木)〜愛好会先行予約開始 ●10月6日(木)〜一般予約開始

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【速報!】「二期会創立60周年記念ガラコンサート」(仮称) 開催決定!!

二期会は2012年に創立60周年を迎えます。人で言えばいわば「還暦」。
この喜びをみなさまと分かち合う祝祭コンサートの開催が決定しました!
わが国オペラ・声楽界における先達の偉業と伝統を受け止めながら、それを革新しつつ未来へ継承していく二期会の「過去」「現在」「未来」。
出演は、名実ともに日本を代表するテノールであり、今年も『アイーダ』ラダメスや『トゥーランドット』カラフなど大役を次々と歌う福井 敬、数々の舞台で大輪の華を咲かせ、人気実力ともに傑出したプリマ澤畑恵美(ソプラノ)、そしてとりわけR.シュトラウス作品の第一人者であり、二期会オペラシーンには欠かすことのできない存在、佐々木典子(ソプラノ)。
そのほか二期会のみならず日本を代表する歌い手たちが華やかに力強く、かつ重量感を込めてオペラアリアや重唱を披露する予定です。

左から佐々木典子、澤畑恵美、福井 敬
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祝いの舞台で棒を執るのは近年ますますタクトが冴えわたる下野竜也氏。
管弦楽はたびたび二期会オペラで共演している東京交響楽団。
布陣は万全です!
文字どおり60年に一度の奇跡のコンサート。乞うご期待!!
【公演概要】
「二期会創立60周年記念ガラコンサート」(仮称)
■主催:公益財団法人東京二期会 および 株式会社二期会21
■日時:2012年4月3日(火)18時30分開演
■会場:東京オペラシティ コンサートホール
■指揮:下野竜也
 ■管弦楽:東京交響楽団
■出演:佐々木典子、澤畑恵美、福井 敬ほか(出演者は鋭意調整中)
■チケット:2011年11月初旬発売を予定(二期会チケットセンターほかで取扱い)
出演者および演奏曲目についての詳細は二期会ホームページ、ブログ、メールマガジンで随時お知らせして まいります。

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福井 敬・福島明也「奇跡のデュオ」リハーサル・レポート

いよいよ明日8月23日(火)、二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.34 福井 敬・福島明也「奇跡のデュオ」を開催いたします。
先日、ピアニスト谷池重紬子さんとの最後のリハーサルがあり、当日ステージマネージャーをすることになっているZENはそこに立ち合ってきました。本番の曲順どおりに行われたリハは、全曲ほぼフル・ヴォイス。二人の歌を間近で聴いてしまうと、仕事であることを忘れてしまいそうです。
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ヴェルディ『ドン・カルロ』より「友情の二重唱」
二十年来の想いを込めて贈る「奇跡のデュオ」の象徴的なプログラムです。
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ヴェルディ『椿姫』より“プロヴァンスの海と陸”
ジェルモンの貫録は言わずもがな。
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プッチーニ『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”
福島はこのアリアが大好きだそうで、聴き入った後に「いい歌だなあ。うらやましいなあ」と。
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「大人のテノール、大人のバリトンが聴ける本当に『奇跡のデュオ』だわ。私も気持ち良くピアノを弾かせてもらえて嬉しい」と、ピアニストの谷池さん。
本番はその豪華絢爛な響きのピアノにもご期待下さい!
▼公演詳細はこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.34 福井 敬・福島明也 - 主催:二期会21
2011年8月23日(火) 19:00開演(18:30開場)
津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前・都営地下鉄国立競技場駅A4出口前)
※当日券は、18:00より会場受付にて発売致します。全自由席 4,000円(税込)
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ZEN

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日本橋三越本店に有力歌手が続々と登場!!

日本橋三越本店と東京藝術大学による毎夏のコラボレーション。今年はその特別コンサートに二期会の俊英たちが出演、華を競います!
8月13日(土)には鷲尾麻衣(ソプラノ)と桝 貴志(バリトン)がミュージカルから愛のデュエットを甘美な歌声で披露すれば、15日(月)の湯浅桃子(ソプラノ)はコロラトゥーラの粋を聴かせます。19日(金)の新海康仁(テノール)は清新さに満ち溢れた歌唱を披露、21日(日)の富岡明子(メゾ・ソプラノ)は抜群の表現力を遺憾なく発揮します。いずれも将来のオペラ界をになう逸材ばかり。
聴き逃す手はありません!!

■■三越×藝大がお贈りする 特別コンサート■■
会場:日本橋三越本店 本館1階中央ホール(大階段前)
8月22日まで開催中。いずれも入場無料のコンサートです。
▼日本橋三越本店ウェブサイトのイベント情報ページ
三越×藝大がお贈りする 特別コンサート - 日本橋三越本店

二期会アーティストの出演情報と主な演奏予定曲は次のとおり。(各日2回公演)
◆8月13日(土) 13:30〜/15:30〜 
オペラからミュージカルまで歌います!
鷲尾 麻衣、桝 貴志 ジョイントコンサート

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・『キャッツ』より「メモリー」(A.L.ウェバー)
・『オペラ座の怪人』より「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」(A.L.ウェバー)
・『ウエストサイドストーリー』より「トゥナイト」(バーンスタイン) ほか

◆8月15日(月) 12:30〜/14:30〜
二期会ニュー・アーティスト・シリーズ
湯浅 桃子 ソプラノコンサート

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・『オペラ座の怪人』より「Think of me」(A.L.ウェバー)
・「見上げてごらん夜の星を」(詞/いずみたく 曲/永 六輔)
・『魔笛』より「復讐の心は地獄の炎のように燃え」(モーツァルト) ほか

◆8月19日(金) 12:30〜/14:30〜
二期会ニュー・アーティスト・シリーズ
新海 康仁 テノールコンサート

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・「限りなく優雅な絵姿」(ドナウディ)
・『ウェルテル』より「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」(マスネ)
・『妖精ヴィッリ』より「戻ってこい あの幸せな日々よ」(プッチーニ) ほか

◆8月21日(日) 13:30〜/15:30〜  
二期会ニュー・アーティスト・シリーズ
富岡 明子 メゾ・ソプラノコンサート

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・「オンブラ・マイ・フ」(ヘンデル)
・「エーデルワイス」(オスカー・ハマースタイン2世)
・『カルメン』より「ハバネラ」(ビゼー) ほか

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望月哲也 3rd.CDリリース記念コンサート

先月25日にリリースされたばかりのテノール望月哲也のニューアルバム
「ひそやかな誘い~R.シュトラウス歌曲集~」はもうお聴き頂けましたでしょうか。
今週11日(木)に日本橋三越本館1階中央ホールにてリリース記念ミニコンサートを行います。
まだ聴かれていらっしゃらない方、もちろん既にお聴きいただいた方も、皆様お誘いのうえ是非お越しください。
午後のひと時に“愛の歌”をお届けいたします。
入場無料です。

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Photo:Kohei Take

三越×藝大がお贈りする特別コンサート
CD「ひそやかな誘い」リリース記念
~望月哲也テノールコンサート~
日時:8月11日(木) 12:30~/14:30~
会場:日本橋三越本館1階中央ホール
予定曲:
R.シュトラウス:献呈、万霊節、愛の讃歌、ひそやかな誘い、他

こちらも是非!
CD発売記念 望月哲也ミニライブ&サイン会
日時:9月24日(土) 15:00~
会場:タワーレコード渋谷店6F

望月哲也CD「ひそやかな誘い~R.シュトラウス歌曲集~」
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Photo:Kohei Take

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「ピックアップ・アーティストVol.23」にバリトン福島明也が登場
8月23日(火)二期会ゴールデンコンサートの告知映像クリップ公開!

今注目の歌手を紹介する二期会21ウェブ・サイトの特集ページピックアップ・アーティストに、バリトン福島明也が満を持して登場!
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8月23日(火)朋友テノール福井 敬とのデュオ・リサイタルを直前に控える今の心境やコンサートへの意気込み、日本オペラの未来について熱く語っています。
インタビュー記事はもちろん、CD「ラジオの時代」からの演奏クリップ(名唱です!が、残念なことに廃盤なのです)、2007年二期会オペラ『仮面舞踏会』からの映像クリップ(福井敬との共演シーン)も、ぜひチェックしてください!
「ピックアップ・アーティストVol.23 福島明也の今」- 二期会21

そして、福井・福島「奇跡のデュオ」の告知映像もできました!
2002年二期会創立50周年記念30日連続演奏会での初デュオ・リサイタルの貴重な映像もご覧いただけます。

二期会ゴールデンコンサートin津田ホール2011/12Season
Vol.34 福井 敬・福島明也 
2011年8月23日(火) 18:30開場 19:00開演
津田ホール
<予定演奏曲目(曲順未定、変更の場合もございます)>
【福井 敬】
★小林秀雄〈落葉松〉
★中田喜直〈悲しくなったときは〉 
★山田耕筰〈あわて床屋〉
★平井康三郎〈平城山〉
★中田喜直〈サルビア〉
★プッチーニ『西部の娘』より “やがて来る自由の日々”
★ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “五月のある晴れた日に”
★プッチーニ『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”
【福島明也】
★滝廉太郎〈荒城の月〉
★山田耕筰〈鐘が鳴ります〉
★中田喜直〈たあんき ぽーんき〉
★中田喜直〈つくだ煮の小魚〉
★中田喜直〈結婚〉
★ヴェルディ『ドン・カルロ』より “おお、カルロお聞きください~ロドリーゴの死”
★ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “祖国の敵”
★ヴェルディ『椿姫』より“プロヴァンスの海と陸 ”
【二重唱】
★ヴェルディ 『ドン・カルロ』より 「友情の二重唱」
★プッチーニ『ラ・ボエーム』より “おおミミ、君はもう帰ってこない”
<チケット情報>
●入場料金(全自由席・税込)
 《各1回券》
 一般 ¥4,000(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
 学生券 ¥2,500(各回10枚限定)
 車椅子席 ¥2,500(同伴者1名まで同額)
 《セット券》
 2回セット ¥7,000(Vol.34~36公演からお好きな公演を2つお選びいただけます)
《ご予約・お問合せ》
二期会チケットセンター
 受付電話 03-3796-1831 FAX 03-3796-4710
 受付時間:平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日・祝休業
《チケット販売》
 津田ホールチケットセンター 03-5355-1299
※セット券・愛好会割引券・学生券・車椅子席は二期会チケットセンターのみの取扱となります。
※やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい。

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8月23日(火)二期会ゴールデンコンサートin津田ホール
福井 敬・福島明也の「奇跡のデュオ」演奏曲目発表!

8月23日(火)二期会ゴールデンコンサート Vol.34 福井 敬・福島明也の曲目が決まりました!
福井ファン、福島ファンの皆様、たいへんお待たせしました。
プログラムは、前半に日本の歌、後半にオペラ・アリアとデュオという構成です。
前半の日本の歌では、「この度の大震災からの復興の願いを込めたい」と福島。
福井もまた同じ思いです。
先日の別のコンサートでも、〈悲しくなったときは〉を歌う前に、
「『悲しくなったときは、海を見にいく』……この度は、その海から、とてつもない大きな悲しみが押し寄せました。でも、人はまたその海を見て、海とともに生活をしなければなりません。またそうあって欲しいと願っています。私は、この歌を歌うことで、そのように前向きに生きる人たちに少しでも力を与えられたら、と思います」
そう語っていました。
後半のオペラ・アリアはそれぞれの十八番が連続する贅沢な内容ですが、とりわけ二重唱は二人の思い入れの深い演目から選ばれました。
『ラ・ボエーム』は、福井の二期会デビュー作品であり、福島のオペラ・デビューとなった演目でもあります。まさにふたりの、青春の二重唱!
そして『ドン・カルロ』は、1999年若杉弘氏指揮によるびわ湖ホールでのヴェルディ連続上演シリーズ第1回のプレミアで二人が共演した演目です。
そのときの「友情の二重唱」が、より深く篤い意味をもって演奏されることでしょう!
リサイタルでは実に9年ぶり2度目の共演。
「奇跡のデュオ」にご期待ください。

二期会ゴールデンコンサートin津田ホール2011/12Season
Vol.34 福井 敬・福島明也 
2011年8月23日(火) 18:30開場 19:00開演
津田ホール
<予定演奏曲目(曲順未定、変更の場合もございます)>
【福井 敬】
★小林秀雄〈落葉松〉
★中田喜直〈悲しくなったときは〉 
★山田耕筰〈あわて床屋〉
★平井康三郎〈平城山〉
★中田喜直〈サルビア〉
★プッチーニ『西部の娘』より “やがて来る自由の日々”
★ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “五月のある晴れた日に”
★プッチーニ『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”
【福島明也】
★滝廉太郎〈荒城の月〉
★山田耕筰〈鐘が鳴ります〉
★中田喜直〈たあんき ぽーんき〉
★中田喜直〈つくだ煮の小魚〉
★中田喜直〈結婚〉
★ヴェルディ『ドン・カルロ』より “おお、カルロお聞きください~ロドリーゴの死”
★ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “祖国の敵”
★ヴェルディ『椿姫』より“プロヴァンスの海と陸 ”
【二重唱】
★ヴェルディ 『ドン・カルロ』より 「友情の二重唱」
★プッチーニ『ラ・ボエーム』より “おおミミ、君はもう帰ってこない”
<チケット情報>
●入場料金(全自由席・税込)
 《各1回券》
 一般 ¥4,000(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
 学生券 ¥2,500(各回10枚限定)
 車椅子席 ¥2,500(同伴者1名まで同額)
 《セット券》
 2回セット ¥7,000(Vol.34~36公演からお好きな公演を2つお選びいただけます)
《ご予約・お問合せ》
二期会チケットセンター
 受付電話 03-3796-1831 FAX 03-3796-4710
 受付時間:平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日・祝休業
《チケット販売》
 津田ホールチケットセンター 03-5355-1299
※セット券・愛好会割引券・学生券・車椅子席は二期会チケットセンターのみの取扱となります。
※やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい。
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リサイタル直前!加納悦子に聞く(3)

自分の人間の本当の喜怒哀楽の先へ。
シェーンベルクの歌曲作品の中に「架空庭園の書より」という連作歌曲があり、芸大の大学院を修了するときの演奏で取り上げました。無調音楽です。当たり前ですが、調性音楽も無論素晴らしい。
しかし一旦音楽が一般的な調性を離れて自由な音の飛行を始めると、そこに独特の緊張感が生まれます。
解決を呼ばない心の葛藤などはこんな音がするのではと感じます。
それにその中にふと訪れる「調和する」音たちの艶かしさ。
その音楽を自分の声でなぞっていく楽しみは、かつての「架空庭園」の頃から少しも変わらないのです。

*********
リサイタルはいよいよ明後日!
ご来場お待ちしております!!

二期会ゴールデンコンサートin津田ホール
Vol.33 加納悦子メゾソプラノ

2011年7月16日(土)16:00開演
津田ホール(全席自由)4,000円

 チラシダウンロード(PDFファイル)
▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
▼7/16のリサイタルの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21
▼関連記事
ロマンティシズムの行き着く先・・・ファンが待ち望む加納悦子のリサイタル! - 二期会blog 2011/7/4
リサイタル直前!加納悦子に聞く(1) - 二期会bleg 2011/7/11
リサイタル直前!加納悦子に聞く(2) - 二期会blog 2011/7/12

帆かけ舟、ZEN

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リサイタル直前!加納悦子に聞く(2)

加納悦子は、日本に帰国以来、数々のオペラの舞台の一方、読売日本交響楽団、NHK交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー、日本フィルハーモニー、新日フィル、神奈川フィル、群馬交響楽団、札幌交響楽団、九州交響楽団と、数多くの日本を代表するオーケストラと、ソリストとして共演しています。G.アルブレヒト氏、H.ブロムシュテット氏、秋山和慶氏、国内外の著名な指揮者からも信頼され、重ねて共演を望まれることもたびたびです。
オラトリオやレクイエム、ミサ曲といった宗教曲から、マーラーの交響曲、ベルリオーズの歌曲、etc. たくさんの曲を歌っています。最近のコンサートから印象に残っていることをうかがってみました。
****************

kanou_etsuko_MG_9605.jpg バッハの作品を歌うのも大好きです。
私も平均的な日本人で、特別に信心深いというわけではありません。
しかし、バッハの作品を演奏していると「何かが」起こる瞬間:それは演奏者全体が音楽そのものに奉仕するとき、まるで神託のように降り注ぐ奇蹟の音楽体験があるからです。
昨年秋、大阪フィルハーモニー交響楽団の「バッハ・ロ短調ミサ」演奏会はドイツのオーボエ奏者&指揮者の巨匠ヘルムート・ヴィンシャーマン氏の指揮で演奏され、私はアルトソロで共演いたしました。ヴィンシャーマン氏はその時、御歳91才、「指揮をする」というより身体、あるいは氏全体から滲み出る音楽のオーラによって素晴らしいロ短調ミサを体験しました。バッハの音楽を全霊で捧げた瞬間、しかもそれ全体を軽々と楽しんだ時間がそこにありました。

****************
居合わせた人々は、きっと夢の世界に遊ぶ思いだったことでしょう。
オーケストラとの共演では、今年8月に広島交響楽団「平和の夕べ」コンサートでデュリュフレ「レクイエム」が予定されています。
▼広島交響楽団「平和の夕べ」コンサートについてはこちらをごらんください
コンサート情報 2011年8月 - 広島交響楽団
そして、今週末7月16日(土)は1台のピアノと加納悦子の声が奏でる至福の音楽の世界。
暑さを忘れる、心の旅へ。
▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
▼7/16のリサイタルの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21

帆かけ舟、ZEN

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リサイタル直前!加納悦子に聞く(1)

今回は、帰国後、歌う機会が多くなったリヒャルト・シュトラウスについて、
先に話題を呼んだ新国立劇場『ばらの騎士』アンニーナを糸口に聞いてみました。

kanou_etsuko_MG_9605.jpg 数年前に同じオペラのオクタヴィアンを歌いました。この役は「タイトルロール」なので歌う分量や物語全体に占める役の重要度はアンニーナとは比較になりません。でも新国立劇場でアンニーナを歌わないかと言われた時は「面白いかもしれない」と本心から思いました。
加納がオクタヴィアンを演じた2008年『ばらの騎士』は、びわ湖ホールと神奈川県民ホールと東京二期会の共同制作というプロジェクトの第1弾で、びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典はじめ、プロダクションとしても力が入っていた。アンドレアス・ホモキを演出に迎え、出演者も元帥夫人マルシャリンに佐々木典子、ゾフィーに澤畑恵美、と二期会からも一流の歌手が出演している。
中でも、時が止まったかのようなオクタヴィアンとゾフィーの出会いのシーンは、今も鮮やかに目に浮かぶ。オクタヴィアンの「若さ」が精神的にもそして行動に現れるときにも、事象として若い、というだけではなく、若いからこそ感じた不安、怒り、怖れ、喜び、落胆等、一つ一つが類まれな集中力で客席に発信されていた。そして、その感情の動き自体がオペラ全体を引っ張っていき、深い共感を呼んだのだ。

その彼女が、今度はアンニーナを演じることを、「面白いかも知れない」と思ったのは、実際、自分がオクタヴィアンの役年齢:17歳3カ月!からは、遥かに?!離れてしまっただけでなく、傍目からもアンニーナは大変魅力的な役柄だったから、というのです。

R.シュトラウスはオペラ劇場を知り尽くしていた作曲家だと思いますが、彼がメゾソプラノという声種の歌手達のある意味、健全なキャリアの過程にアンニーナやカプリッチョのクレロン、サロメのヘロディアス、エレクトラのクリテムネストラなどの役をこの世に残してくれたことは本当に感謝するべき贈り物だと思う。これらの役は、幾つかの少年役を含むメゾソプラノの役を歌った経験から得た感性や技術を多くの場面で生かすことのできる要素に満ちています。アンニーナについて言えば、短いながらもドイツ語の早いしゃべりや音域の広さやオックスとの洒脱なやりとりとか、歌う方の挑戦意欲をかきたてるフレーズに彩られているのです。
『ばらの騎士』2幕最後、オックス男爵が有名なワルツを歌うが、アンニーナは、女中のマリアンデルからの恋文(実はオクタヴィアンの悪戯)を手に、男爵の自尊心をくすぐったり、からかったりする。加納が演じるアンニーナは、いわゆる身分社会の底辺から上は貴族まで、知り尽くしたしたたかさと、詮索好きという生来のもの、体裁ばかりの人間をからかう軽妙さと、気取りつつも実をとる女の知恵が見え隠れする。してやったり、と喝采し笑わされるが、何か苦みが残るという、本当に面白い人物になっていたのだ。
二期会ゴールデンコンサートin津田ホール
Vol.33 加納悦子メゾソプラノ

2011年7月16日(土)16:00開演
津田ホール(全席自由)4,000円

 チラシダウンロード(PDFファイル)

▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
▼7/16のリサイタルの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21

帆かけ舟

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この秋、幸田浩子がお贈りするとびきりスペシャルな一夜!

ソプラノの幸田浩子が、今秋Hakukju Hallでリサイタルを開きます。
彼女のオリジナルとして多くの方々から愛されている佳曲「カリヨン」。
その作曲者であるイタリア・ポップス界のカリスマ、ベッペ・ドンギアを迎え、作曲家自身の演奏をバックにお贈りする、ファン待望のリサイタルです!

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幸田浩子
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ベッペ・ドンギア

**コンサートによせて**
演奏家にとって、自分の為に書かれた作品を演奏する際は、いつもより少しだけ特別な感じです。
それは、その作品の創りだされる背景を知りすぎているからかもしれません。
ある時はドンギアさんのピアノに合わせて、ふと私が口ずさんだ小さなメロディーから。
ある時は素敵な詩に巡り合って。ある時は偉大な作曲家へのオマージュとして。 
新しい“歌“が創りだされる瞬間に何度も立ち会いました。
このたびドンギアさんをお迎えして、ご本人の演奏と共に、そのさまざまな愛しい“歌”を、皆さまに聴いていただけることを、とても幸せに思います。
幸田浩子
◆公演情報◆ <前売開始・7月19日(火)10:00>
幸田浩子with ベッペ・ドンギア  カリヨン~新しい色の祝祭にて
その美声に心奪われ、幸田浩子に『カリヨン』を献呈したイタリア・ポップス界のカリスマ、B.ドンギアを迎え、作曲家自身の演奏をバックにお贈りするとびきりスペシャルな一夜!
オペラ歌手、またコンサート・ソリストとして活動する中で、彼女が大切にしてきたその世界を、是非お聴き逃しなく!
[日時]2011年10月19日(水) 19:00開演(18:30開場)
[会場]Hakuju Hall
(東京メトロ千代田線代々木公園駅または小田急線代々木八幡駅よりそれぞれ徒歩5分)
[協賛]Hakuju Hall/日本コロムビア株式会社
[演奏予定曲]
   ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
   バッハ/グノー:アヴェ・マリア
   B.ドンギア:カリヨン、スターバトマーテル、グローリア
   アメイジング・グレイス  ほか
[料金]全指定席¥5,000
[ご予約・お問い合わせ]二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
   (平日10:00-18:00・土曜10:00-15:00・日祝休業)
[前売り開始]2011年7月19日(火)10:00

加えて、2つのメディア情報です。
NHKラジオ第一放送の「かんさい土曜ほっとタイム」に登場!
7月9日(土)14時からの≪ほっと人物ファイル≫に生放送出演致します。
オペラ歌手としての体験談からレギュラーを務める「気ままにクラシック」の裏話など、幸田浩子の魅力を存分にお楽しみ頂きます。
▼番組ホームページなどはこちら
かんさい土曜ほっとタイム - NHKオンライン
ラジオ第1(7月9日) - NHK番組表
「NHKウィークリー ステラ」2011年7月22日号
2011年7月13日発売 ¥270(税込)
≪ラジオdeぶれいく≫のページで、笑福亭笑瓶さんとパーソナリティを務めている「気ままにクラシック」をピックアップ!
笑瓶さんとのインタビューやスタジオの様子が披露されております。
▼ステラのホームページはこちら
NHKウイークリーステラ - NHKサービスセンター

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ネットメディアに『トゥーランドット』が取り上げられています!

6日に初日の幕を開けた『トゥーランドット』。インターネットメディアでも取り上げられています。
どうぞご覧ください

▼指揮のジャンルイジ・ジェルメッティが音楽の魅力を語る
現実超えた真実 オペラで ジェルメッティ、二期会指揮 - asahi.com(朝日新聞社)
▼二期会きってのテノール福井敬が、当たり役カラフについて熱く語る
「前に進む力」与える究極のアリア 東京二期会「トゥーランドット」 - MSN産経ニュース

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いよいよ開幕!!『トゥーランドット』公演当日のご案内

いよいよ6日(水)から東京文化会館 大ホールにて、
二期会創立60周年記念公演・東京二期会オペラ劇場『トゥーランドット』が開幕します!
公演当日についてのごあんないをいたします。

東京二期会オペラ劇場 2011年7月公演・二期会創立60周年記念公演
G.プッチーニ作曲 『トゥーランドット』オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
指揮:ジャンルイジ・ジェルメッティ/演出:粟國 淳
当日券と公演タイムテーブルのご案内
7月6日(水)
7月7日(木)
7月9日(土)
7月10日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S のみ
S,A
当日券販売開始
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約30分
休憩予定時刻
19:00~19:20
14:30~14:50
14:30~14:50
14:30~14:50
第2幕
約35分
休憩予定時刻
19:55~20:15
15:25~15:45
15:25~15:45
15:25~15:45
第3幕
約35分
終演予定
20:50
16:20
16:20
16:20
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口徒歩6分

お車のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください!!
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2011年7月公演 G.プッチーニ『トゥーランドット』- 東京二期会オペラ劇場

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ロマンティシズムの行き着く先・・・
ファンが待ち望む加納悦子のリサイタル!

二期会の第一線で活躍する歌手の音楽を、じっくりと堪能できるコンサートシリーズ「二期会ゴールデンコンサートin津田ホール」。
次回7月16日(土)は、メゾソプラノ加納悦子が出演。アルバン・ベルクやアーノルト・シェーンベルクを中心としたプログラムでのリサイタルをお届けします。
 チラシダウンロード(PDFファイル)
今もっとも輝き、信頼される音楽家の一人と言える加納悦子。
もともと、ドイツリートに魅かれていた加納は、東京芸術大学を卒業後、ドイツに留学し、ケルン音楽大学、ケルン歌劇場研修所で学びます。
留学当時について、「この歌をこんな風に伝えたいという表現力や意欲を認めてくれて、すごくうれしかった」と話してくれたことがあります。伝えたいことがあって、その歌に耳を傾ける人がいて、そして、評価してくれるところだった、と。
そうしてすっかりドイツに馴染み、またその実力を評価され、
ケルン歌劇場の専属歌手として数多くのオペラに出演しました。

帰国後は、ベルク『ルル』3役、R.シュトラウス『ばらの騎士』オクタヴィアン、『カプリッチョ』女優クレロン、ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』のブランゲーネ等、メゾソプラノの重要な役を次々と演じ、存在感を増しています。
コンサートでもN響定期「大地の歌」、読響定期「ここに慰めはない」(猿谷紀郎作曲・G.アルブレヒト指揮)世界初演、06年都響、2010年東フィルに招かれベルリオーズ「夏の夜」を演奏。常にプロフェッショナルな姿勢で、第一線にいる歌手です。
加納が、日本に活動の軸を移して、今年で10年。
今回のプログラムは、10代の時から魅せられ、心底共感するものが潜むという、
シェーンベルクやベルクの「ロマンティシズムの世界」。
その時を共に。
インタビュー動画
▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
▼7/16のリサイタルの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21

ZEN, 帆かけ舟

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読売新聞に演出・粟國淳氏のインタビュー記事掲載!

東京二期会オペラ劇場7月公演『トゥーランドット』は、6月20日にマエストロ・ジャンルジ・ジェルメッティ氏が来日、今週からは熱い舞台稽古を繰り広げています。
そんな中、演出・粟國淳氏のインタビュー記事が、6月28日(火)付読売新聞夕刊に掲載されました!
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残念ながらWEB上ではご覧いただけません!
2009年びわ湖・神奈川公演から、さらにプッチーニ未完部の場面などをより丹念に描き心理描写を深めようとしていること、台本と音楽が絡み合うオペラの魅力、演出家としての自身の運命的な決意、そして東日本大震災を乗り越える舞台人としての強い意志が語られています。
掲載されてすぐ当チケットセンターにも問い合せがありました。チケットをすでにお持ちのお客様も、まだお求めでないお客様にも読んでいただければ嬉しい内容です。
また、今月発売の『音楽現代』最新号に、7月公演『トゥーランドット』公演情報が掲載されています。
▼こちらはインターネットでも購入できます(表紙画像をクリック)
ongakugendai7.jpg - インターネットショッピングモール匠屋
ZEN

▼公演情報・チケットのご予約はこちらから(※出演者変更のお知らせがあります)
2011年7月公演『トゥーランドット』 - 東京二期会オペラ劇場
▼こちらに最新の残席情報をお知らせしています
7月公演『トゥーランドット』残席状況 - 二期会blog オペラの散歩道

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『トゥーランドット』キャストインタビュー・ムービー

二期会創立60周年記念公演・第2弾 東京二期会オペラ劇場2011年7月公演『トゥーランドット』の公演初日まであと少しとなりました。
制作現場では、稽古の合間を縫って出演者へインタビューをしました。
公演に向けての意気込みや、みなさまへのメッセージをムービーでお楽しみください。
・トゥーランドット姫<7月6日(水),9日(土)>:横山恵子 ~(6/23追加)

・トゥーランドット姫<7月7日(木),10日(日)>:丹藤亜希子 ~(6/30追加)

・カラフ<7月6日(水),9日(土)>:福井 敬

・リュウ<7月6日(水),9日(土)>:日比野 幸

・リュウ<7月7日(木),10日(日)>:新垣有希子

・三人の大臣<7月6日(水),9日(土)>:ピン萩原 潤、パン大川信之、ポン村上公太 ~(6/30追加)

Web担

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いよいよ明日は、「二期会新進声楽家の夕べ」!!

二期会オペラ研修所第54期マスタークラスを優秀な成績で修了した、総勢20名による一夜限りの競演が、いよいよ明日29日、東京文化会館小ホールで行われます!
毎年、お目当ての歌手を発掘しようという多くのお客様にご来場いただいており、今年度もお蔭さまでチケット完売目前となりました!
出演者達はピアノ合わせも順調に終了し、気合も最高潮に達しております。
あとは本番を待つのみ…。そこで本日は、気になる演奏曲目を一挙公開致します。

・ビゼー 『真珠取り』より “昔のように、夜の暗がりの中で”
・ドリーブ 『ラクメ』より “ラクメ、お前の甘い眼差しは”
・ニコライ 『ウィンザーの陽気な女房たち』より “さぁ、急いでいらっしゃい、愉快な悪戯”
・グノー 『ロメオとジュリエット』より “私は夢に生きたい”
・コルンゴルド 『死の都』より “私の憧れ、私の迷いは”
・ドニゼッティ 『ロベルト・デヴリュー』より “生きるがいい裏切り者!”
・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “私の名はミミ”
・ベッリーニ 『夢遊病の娘』より “あぁ 信じられないわ”
・ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より “あたりは静けさに包まれ”
・プーランク 『ティレジアスの乳房』より “いいえ旦那様”
・ガーシュウィン 『ポーギーとベス』より “ベス、あんたは俺の女だ”
・ヴェルディ 『マクベス』より “父のこの手は”
・ヴェルディ 『リゴレット』より “慕わしき御名”
・トマ 『ハムレット』より “遊びの仲間に入れてください”
・レオンカヴァッロ 『道化師』より “大空を晴れやかに”
・グノー 『ロメオとジュリエット』より “神よ、何という戦慄が”
・ビゼー 『カルメン』より “闘牛士のアリア”
・マイヤベーア 『ユグノー教徒』より “高貴なる殿様方、失礼いたします”
・ヴェルディ 『仮面舞踏会』より “永久に君を失えば”
・ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より “穏やかな夜”
・ドニゼッティ 『ランメルモールのルチア』より “香炉はくゆり”
・R.シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』より “彼女はそうじゃない”
・マスネ 『マノン』より “君!あなたでしたか!”

誰がどの曲を歌うかは…明日のお楽しみです!!
1曲1曲に想いを込めて歌う若い歌手達に、どうぞご期待ください!

当日券は17:30より若干枚発売予定です。

▼出演者等、コンサート概要はこちら
二期会新進声楽家の夕べ - コンサートラインアップ|東京二期会
▼公演予告動画です!

▼出演者たちの出演直前の意気込みが見られるかも
今年も研修所修了生成績優秀者による「二期会新進声楽家の夕べ」を開催! - 2011年6月7日|二期会blog

一同、ご来場お待ちしております!!

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トゥーランドットの稽古場から

一晩中降った雨がやみ、日差しが強くなって、蒸し暑さも感じる午後、初日まで2週間となった『トゥーランドット』稽古場を訪ねました。
この日は3幕最後の場面。70人近い合唱、カラフ(松村英行:写真右)、トゥーランドット姫(丹藤亜希子)、ピン(栗原 剛)、パン(西岡慎介)、ポン(菅野 敦)等、勢揃いして舞台を埋め尽くし、大迫力の終幕です。
ダンサーたちは、稽古場に入ると、長い手足をゆっくり伸ばし、入念なストレッチを繰り返した後、時間をかけてアップします。
鍛えられた筋肉の繊細な動きに心を奪われます。日々の鍛錬のたまもの。
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演出の粟國 淳氏(写真:左)は、舞台全体を見ながら、個々の動きを丁寧に修正し、稽古場をまとめていきます。
公演が近づくにつれ、次第に緊迫感が増してくる現場の空気に身が引き締まり、エネルギーを感じます。
7月の公演、待ち遠しくなってきました。

帆かけ舟

▼公演情報・チケットのご予約はこちらから
2011年7月公演『トゥーランドット』 - 東京二期会オペラ劇場
▼こちらに最新の残席情報をお知らせしています
7月公演『トゥーランドット』残席状況 - 二期会blog オペラの散歩道

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今年も研修所修了生成績優秀者による
「二期会新進声楽家の夕べ」を開催!

二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した若い歌い手達が
新入会員としてのお披露目となる「二期会新進声楽家の夕べ」。
毎年楽しみにしてくださっている方も多く、自分のお気に入りの歌手を発掘するチャンスでもあるこのコンサートが、いよいよ今月末に東京文化会館小ホールにて開催いたします。

未だ先の見えない不安な毎日ではありますが、若い彼らの歌が前進のための原動力となり、また明日への希望となりますように…。
出演者も想いを込めて歌います。
▼公演予告動画をご覧ください!

一部の出演者は、ブログやツイッターでもコンサートに向けての意気込みなどを随時アップしていますので、こちらも要チェックです!
▼齋藤青麗
・ブログ No Music, No Life☆
▼寺田千絵美
・ブログ Chiemi`s diary ・twitterアカウント @chiemi_terada
▼森 真奈美
・ブログ Manatyの日記♪ ・twitterアカウント @Manatysoprano
▼宮澤彩子
・ブログ メゾ・ソプラノ 宮澤 彩子のブログ♪♪
▼新海康仁
・ブログ 深海じゃありません、新海です
▼高柳 圭
・ブログ 高柳圭 健康第一!
▼岩田健志 
・ブログ もっとがんばれ!岩田健志!
▼佐藤 望
・ブログ バリトン歌手 佐藤 望 official blog


チラシ(PDFファイル)
◆日時:2011年6月29日(水) 18:30開演(18:00開場)
◆会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅下車・公園口前)
◆出演:
【ソプラノ】金澤梨恵子、楠田翔子、齋藤青麗、佐藤優子、清水多恵子、
      鈴木麻里子、田中絵里加、経塚果林、寺田千絵美、西 友加、
      二川祥子、松永知史、松本真代、森 真奈美
【メゾソプラノ】宮澤彩子
【テノール】新海康仁、高柳 圭
【バリトン】岩田健志、佐藤 望、吉田侍史
【ピアノ】木下志寿子、藤川志保
◆料金:全席自由 3,000円
◆チケット販売・お問合せ:
・二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (平日10:00~18:00・土10:00~15:00・日祝休)
・東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650

◆主催:公益財団法人東京二期会

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〈トゥーランドット〉丹藤亜希子、〈カラフ〉松村英行インタビュー
プッチーニの「愛」を伝える演出・粟國淳のメッセージ!

東京二期会オペラ劇場7月公演『トゥーランドット』で、
二期会オペラ“初主役”に抜擢された丹藤亜希子と松村英行の
インタビュー記事が、東京二期会HPにアップされています。
ぜひご一読ください!

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オペラを楽しむ~『トゥーランドット』キャストインタビュー - 東京二期会
イタリアの恩師から最初のレッスンのときにその貴重なドラマティコの声質を
見出された丹藤は、今回のタイトルロールを「使命感をもって演じます」
また、昨年の『オテロ』公演で福井敬と共演した松村は、今回は同じカラフを
ダブルで“競演"することになり、「二人は全く違うカラフになると思いますよ」

☆そして、今の日本オペラ界でもっとも熱い視線を集めている演出家のひとり、
粟國淳のインタビュー記事も同時掲載!プッチーニが最期に遺した「愛」の
メッセージを伝える舞台に、ますます期待が高まります。

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オペラを楽しむ~粟國淳インタビュー「『愛』を伝える」 - 東京二期会

5月の末から立ち稽古が始まりました。
今月下旬にはマエストロ、ジャンルイジ・ジェルメッティも来日。
梅雨を吹き飛ばす勢いで、稽古場の熱気が一気に高まってきました!
二期会が満を持して贈る創立60周年記念公演第2弾は、
プッチーニの最後で最高の大スペクタクル・オペラ!
ご期待下さい!
▼公演の詳細とチケットのお求めはこちらから
二期会創立60周年記念公演『トゥーランドット』 - 東京二期会オペラ劇場
二期会チケットセンター(03-3796-1831) - 東京二期会《二期会ならWebで買っても手数料0円!》

ZEN

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【二期会ゴールデン】メゾソプラノ秋葉京子のインタビュー映像がclassis NEWSに

6月16日(木)津田ホールで開催する二期会ゴールデンコンサートVol.32は、国内外で一流のキャリアを誇るメゾソプラノ秋葉京子によるリーダーアーベント。

   チラシ(PDFファイル)

当初、3月26日に予定されていましたが、東日本大震災の影響を受けて日程を延期しての開催となりました。
ドイツリートにかける今の想いを、クラシック情報ポータルサイト「classic NEWS」内の動画コーナー「インタビュー@クラシック」で語っています。
下記のリンクから、ぜひご覧ください。
共演者のピアニスト安井耕一の「ピアニストからみたドイツリート」も必見です

▼インタビュー@クラシック(5月26日)
メゾソプラノ:秋葉京子のドイツリートへの想い! - メロディが聴こえるwebサイトclassic NEWS

▼秋葉の過去映像や録音はこちら!
PICK-UP ARTIST Vol.21 秋葉京子の今 - 二期会21

※延期公演のため、3月26日(土)のチケットをお持ちのお客様はそのままご入場いただけます。
 (開演時刻が当初と異なります(19:00開演)のでご注意ください)

ZEN

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福井 敬が演じるカラフの魅力

二期会トップスターのテノール、福井 敬の当たり役と言えば『トゥーランドット』のカラフ。
オペラでも、コンサートでも、福井の「誰も寝てはならぬ」Nessun dorma! は、聴く者の心を揺さぶらずにはいられません。
この曲の前奏が始まると、「待ってました」とばかりに客席が盛り上がるほど、福井ファンにとってもこのカラフは特別な役なのです。

福井は7月の二期会『トゥーランドット』を前に、月刊クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」6月号で、インタビューにこたえています。
bravoinjune.jpg
18年前から、この役を歌い続けてきた彼が、カラフをとりまくリューやトゥーランドット姫が表す意味、作曲家プッチーニの音楽の輝きの秘密について、存分に語っています。ぜひご覧ください。
▼WEB「ぶらあぼ」6月号はこちらから
福井「カラフが求めた"究極の美"こそがトゥーランドット姫なのだと思います - WEB「ぶらあぼ」6月号

この「ぶらあぼ」6月号の表紙は『トゥーランドット』でご一緒する読売日本交響楽団です。読響(よみきょう)さん、と親しまれ、スケール感と伸びやかな音色が魅力のオーケストラ。
東京二期会オペラ劇場とは、2005年ワーグナー『さまよえるオランダ人』を機に共演を重ね、相性のよいオーケストラです。
名匠ジャンルイジ・ジェルメッティの指揮で繰り広げられる夢の国『トゥーランドット』にご期待ください。
読売日本交響楽団ホームページ
▼公演の詳細とチケットのお求めはこちらから
東京二期会オペラ劇場『トゥーランドット』 - 東京二期会
二期会チケットセンター(03-3796-1831) - 二期会ならWebで買っても手数料0円!

帆かけ舟, ZEN

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【二期会WEEK】今夜(第5夜)は、バリトン宮本益光が登場

昨夕も「私立魔法学園 文化祭」で大いに盛り上がった二期会WEEK。今宵5月19日(木)は、「世紀末の愛を歌う」と題して、19世紀末の退廃的で官能的な愛の歌が歌われます。
4月24日(日)に津田ホールで行われた二期会有志チャリティーコンサートで妖艶なカルメンを披露した伊原直子と、心にしみわたる「落葉松」を聴かせてくれた嶺 貞子の歌唱がまた一緒に聴ける絶好の機会ですが、先日の記事でまだ紹介できなかった出演者がひとり。
masumitsu.JPG
バリトン王子、宮本益光!(写真右)
イタリア世紀末詩人ダンヌンツィオの詩によるレスピーギのリーリカを3曲披露します。
実は、宮本にとって初挑戦の曲。しかし、そこは「“訳詞家”宮本益光」たるもの、ダンヌンツィオの象徴的ゆえに難解なイタリア語を自ら新たに訳し直す念の入れようで今宵のステージに臨みます。
演奏とともに、当日配布される宮本の新訳にもご注目ください!
▼公演詳細はこちら
二期会WEEK in サントリーホール2011・第5夜「世紀末の愛を歌う」 - 二期会21

ZEN

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満月の夜に IL DEVU ついにdebut!!

二期会WEEK in サントリーホール2011・第3夜
「Divo Grasso & IL DEVU 結成コンサート」~ふくよかなる響き~がいよいよ今夜登場致します!
(チケットはおかげさまで発売終了となりました。ありがとうございます!!)
先日二期会のスタジオで行われた最後の稽古も力が入りました。

大槻孝志
♪『エフゲニー・オネーギン』
レンスキー“青春の日は遠く過ぎ去り”
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望月哲也
♪『ファウスト』
ファウスト“この清らかな住まい”
mochizuki110516.jpg
青山 貴
♪『オテロ』
イアーゴ“無慈悲な神の命ずるままに”
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山下浩司
♪『フィガロの結婚』
フィガロ“もう飛ぶまいぞこの蝶々”
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IL DEVU
♪パセラ、他
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今夜19時。サントリーホールブルーローズでお待ちしております!!
IL_DEVU.jpg
心を込めて歌います。ご期待下さい!

▼予定プログラムなどの公演詳細はこちら
二期会WEEK2011・第3夜「Divo Grasso & IL DEVU 結成コンサート」~ふくよかなる響き~ - 二期会21
※チケットは予定販売数を終了いたしました。当日券の発売はございませんので何卒ご了承ください。

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本日開幕! 「二期会WEEK in サントリーホール2011」

「二期会WEEK in サントリーホール2011」が、15日からサントリーホール ブルーローズ(小ホール)で開幕。
21日までの連日、趣向を凝らした演奏会を開催。ご来場お待ちしております。

各日の公演情報<5/24・11:30更新(全公演終了)>(情報未入力欄は決定次第随時追加します)
5月 公演名
(公演詳細は公演名文字をクリック)
残券状況 当日券 タイムテーブル リンク
15日
(日)
第1夜
ダークヒルズ恋愛白書
~ Seasons of Love ~
公演終了 予告ムービー

公演映像から

16日
(月)
第2夜
千の夜にみる夢は
~ trio97 CD初リリース記念LIVE
公演終了

予告ムービー

公演映像から

17日
(火)
第3夜
Divo Grasso & IL DEVU 結成コンサート
~ふくよかなる響き~
公演終了 予告ムービー

公演映像から

18日
(水)
第4夜
イルゼンシュタインの森
私立魔法学園 文化祭
公演終了 予告ムービー1
予告ムービー2

公演映像から

19日
(木)
第5夜
世紀末の愛を歌う
公演終了  
20日
(金)
第6夜
浪漫派物語 ~ドイツとロシアの魂~
公演終了  
21日
(土)
第7日
Concert for KIDS 3才からのクラシック(R)
「シンドバッド愛と勇気の冒険」
公演終了 予告ムービー
公演終了

▼会場への交通アクセスなどはこちらをご覧ください
サントリーホール

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二期会サロンコンサートvol.160
「ドラマ古今東西~シェイクスピアからオペレッタ、ミュージカルまでPartIII」

毎回好評を得てきた「ドラマ古今東西」シリーズもついに第3弾!
気になる今回のステージについて、出演メンバー 一同よりホットな声が届きました。

▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
私たちは08、09年に続き、今回で二期会サロンコンサート、3回目の出演となります。
前半はリュートでバロック音楽、後半はピアノでオペレッタやミュージカルナンバーを歌うという、時代と様式の垣根を思い切り飛び越えたプログラム構成が私たちの演奏スタイル。
「全く違うジャンルのものでどんなコンサートになるの?」 と疑問をお持ちになる方がおられるかもしれませんが、このコンサートに共通するテーマは題名にあるようまさに古今東西の『ドラマ』です。
ドラマ(物語)の背景には様々な時代・国・人種がありどんなに時代が変わってもそこに生きる人間の感情から織り成されるドラマは普遍なもので、その『普遍な思い』を現代に生きる私たちのフィルターを通して皆さまにお届けしたいと思っております。
前半は前回から引き続きシェイクスピア劇から今回は掘り出し物的なチャーミングな作品を中心に、ダウランドの名曲も織り交ぜ、後半はガラリと雰囲気を変えてオペレッタ、新旧取り揃えたミュージカルナンバーをお届けいたします。
日本が大きな痛手を受けている今、私たちは懸命に咲いている春の花々に負けないよう稽古に励んでおります。表参道に咲く、大小様々な春の花をご覧に(聴きに)いらしていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします♪
▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲

 ←チラシ(PDFファイル)をダウンロード
2011年5月11日(水) 開場18:30 開演19:00 
カワイ表参道コンサートサロンパウゼ
全自由席(ドリンク付)3,500円
出演
ソプラノ:里中トヨコ メゾソプラノ:北澤 幸
ピアノ:坂元陽子 リュート:佐藤亜紀子
演奏予定曲
・『お気に召すまま』より「それは恋人たち」
・「菫」
・ミュージカル『マイ・フェア・レディ』より「素敵じゃないこと?」
・ミュージカル『シカゴ』より「オール・ザット・ジャズ」
                        他
メンバーの気合も十分です!!
売切必至!チケットはお早めにお買い求めください!
▼公演ページ、チケットのお求めはこちらから
二期会サロンコンサート 2011-12シーズン ラインアップ - 東京二期会

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ホテルオークラでゴールデンウィーク チャリティーロビーコンサートが開催されます

ゴールデンウィーク中、東日本大震災復興支援イベントとして、ホテルオークラ本館にて、チャリティーロビーコンサートが開催されます。

3日(火・祝)にはメゾゾプラノの林 美智子、5日(木・祝)にはバリトンの与那城 敬が登場、復興への願いを込めて旬の歌声をお届けします。

11_5_1%E6%9E%97%E7%BE%8E%E6%99%BA%E5%AD%90.jpg  2011年5月3日(火・祝) 14:00~14:40
会場:本館5階メインロビー 入場料 無料
出演:林美智子(メゾゾプラノ)、石野真穂(ピアノ)
演奏予定曲
ハバネラ ビゼー『カルメン』より
山田耕筰作曲『この道』
中田章作曲『早春賦』
高田三郎作曲『市の花屋』『くちなし』
武満徹作曲『小さな空』『○と△の歌』『うたうだけ』『翼』
あなたの歌声に心は開く サン=サーンス『サムソンとデリラ』より
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Photo by Kei Uesugi
2011年5月5日(木・祝) 14:00~14:40
会場:本館5階メインロビー 入場料 無料
出演:与那城 敬(バリトン)、山口陽子(ピアノ)
演奏予定曲
『荒城の月』 土井晩翠作詞 滝廉太郎作曲
『さびしいカシの木』 やなせたかし作詞 木下牧子作曲
『落葉松』 野上彰作詞 小林秀雄作曲
『主よ人の望みの喜びよ』(ピアノソロ) バッハ カンタータ147番より
『ラッパは鳴り響き』 ヘンデル「メサイア」より
『闘牛士の歌』 ビゼー『カルメン』より

▼詳細・お問合せはホテルオークラのホームページをご覧ください。
東日本大震災復興支援 チャリティーロビーコンサート - ホテルオークラ東京

diamond

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本日開幕!!『フィガロの結婚』公演当日のご案内

いよいよ本日28日(木)から東京文化会館 大ホールにて、東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』が開幕します!
公演当日についてのごあんないをいたします。

東京二期会オペラ劇場 2011年4,5月公演・二期会創立60周年記念公演
W.A.モーツァルト作曲 『フィガロの結婚』オペラ全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス/演出:宮本亜門
当日券と公演タイムテーブルのご案内
4月28日(木)
4月29日(金・祝)
4月30日(土)
5月1日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
当日券販売開始
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1・2幕
約105分
休憩予定時刻
20:15~20:35
15:45~16:05
15:45~16:05
15:45~16:05
第3・4幕
約85分
終演予定
22:00
17:30
17:30
17:30
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口徒歩6分

お車のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!(※PCのみの対応となります)
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2011年4,5月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』- 東京二期会オペラ劇場

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『フィガロの結婚』稽古会場へ行ってまいりました

すっかり陽気があたたかくなり、半袖の人も見かけました。先週4月15日(金)に『フィガロの結婚』の稽古会場へ行ってまいりました。

会場に入ると、既に会場入りしていた指揮のデニス・ラッセル・デイヴィス氏が、とても穏やかで静かな眼差しをしていました。
稽古は第3幕、伯爵夫妻が、スザンナとフィガロ、マルチェリーナとバルトロの結婚を執り行うシーン。花娘たち、村娘たちも一緒に登場します。
伯爵夫人を演じる澤畑恵美は、優雅に微笑んでいて美しい!

宮本亜門氏と二期会の初めての舞台でもあった『フィガロの結婚』は2002年二期会創立50周年記念公演として初演。2006年に再演され、このたび二期会創立60周年記念公演の第一弾として、また上演されることになりました。
登場人物ひとりひとりのキャラクターが浮かびあがり、細部まで描きこまれたユニークな舞台。装置や衣裳は洗練されたデザインで、照明も非常に丁寧なつくりとなっています。
再演ではあっても、亜門氏は、出演者ひとりひとりとコミュニケーションをとりながら、稽古をしています。
若手も多く出演する今回のプロダクション。集中力のある、意欲の高い舞台となりそうです。
モーツァルトが生きていた18世紀から、今私たちがいる21世紀。35歳で世を去ったモーツァルトが私たちに残してくれた音楽。
亜門フィガロの開幕まであと数日、お客様とお目にかかれますのを、出演者、スタッフ一同心より楽しみにしています。

▼公演詳細はこちら。公演予告動画もご覧いただけます!
2011年4,5月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会

帆かけ舟

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『フィガロの結婚』予告編ムービー

東京二期会オペラ劇場4・5月公演『フィガロの結婚』予告編ムービーです! 

フィガロの結婚 <<画像クリックでムービーをご覧いただけます
(別ウィンドウが開きます)

(2006年公演のダイジェスト/指揮:マンフレッド・ホーネック 管弦楽:読売日本交響楽団)
▼『フィガロの結婚』公演詳細はこちらから
二期会創立60周年記念/東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』- 東京二期会
2011年4月 28日(木)18:30
29日(金・祝)14:00
30日(土)14:00
5月 1日(日)14:00
東京文化会館 大ホール(JR上野駅公園口前)

ZEN

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『フィガロの結婚』指揮デニス・ラッセル・デイヴィス来日

二期会創立60周年記念公演、東京二期会オペラ劇場4・5月公演、『フィガロの結婚』の指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスがバーゼル交響楽団との4月6・7日(マーラーの交響曲9番がメイン)のコンサートを終え、バーゼルからフランクフルトを経て、そして臨時のソウルを経由し、4月9日(土)成田空港に到着しました。

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日本への渡航制限がかかっているオーストリアからの来日。欧州でも連日流されている震災の報道に、現代を代表する作曲家にしてマエストロの盟友、フィリップ・グラス氏から「君は本当にいくのか?」と心配されたそうです。
それでもマエストロは来日してくれました。
さっそく11日(月)は、1時~9時と『フィガロの結婚』の稽古に精力的に参加しています。
夜の稽古前の休憩に余震が起き、滞在するホテルのエレベータが止まりましたが、マエストロは落ち着いた様子で夜の稽古に参加しました。
その大いなる使命感に、私たちも感謝の気持ちでいっぱいです。
マエストロ・デイヴィスにとっては、今回の『フィガロの結婚』が日本での初タクトとなります。
マエストロの来日で、キャストたちも本番に向ける想いを確かなものにしたと思います。
どうぞご期待下さい!
▼公益財団法人東京二期会理事長メッセージ~東日本大震災によせて
「人の声には、心に語りかけ、魂に感動を与える力が宿っています」
▼公演詳細はこちら(予告ムービーupしました)
二期会創立60周年記念/東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』- 東京二期会
2011年4月 28日(木)18:30
29日(金・祝)14:00
30日(土)14:00
5月 1日(日)14:00
東京文化会館 大ホール(JR上野駅公園口前)
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「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」4月24日津田ホール

東京二期会オペラ劇場4,5月公演『フィガロの結婚』や、5月15~21日の「二期会WEEK2011」等に出演する若い歌手たちの提唱により、二期会の拠点でもある千駄ヶ谷から発信するチャリティコンサートが開催されることになりましたのでご紹介します。
●二期会若手有志震災支援コンサート実行委員会の代表を務める、テノール高田正人のメッセージ
「今回の東日本大震災では、多くの方々が被災され、また多くの尊い命が奪われました。歌を通して何かの力になれないだろうか、ただただそんな想いを持ち寄り、私たちはここに集まりました。一人一人の歌声が大きな翼に乗って被災地の皆様に届きますよう、心を込めて歌わせていただきます。」

<コンサート概要>

【東北関東大震災被災地復興支援チャリティコンサート】
「行け我が想いよ、黄金の翼にのって」

◆2011年4月24日(日) 18:15分開演(17:45開場/20:30終演予定)
◆会場:津田ホール
 (中央・総武線各駅停車千駄ヶ谷駅前・地下鉄大江戸線 国立競技場駅A4出口前)
◆全自由席:1,000円
 (義捐金ボックスを設置し、義捐金は日本赤十字社を通して被災地の皆様のために役立てていただきます)
◆出 演:
 (ソプラノ)臼木あい、醍醐園佳、三宅理恵、嘉目真木子、鷲尾麻衣
 (メゾソプラノ)小林由佳、清水華澄、長谷川 忍
 (テノール)大槻孝志、志田雄啓、高田正人、望月哲也
 (バリトン)青山 貴、初鹿野 剛、山下浩司、与那城 敬
◆ゲスト:栗林義信、中村 健、伊原直子、嶺 貞子
◆ピアノ:朴 令鈴、小埜寺美樹、高田絢子、山岸茂人、鳥居礼子
◆お問合せ・チケットお取扱:
チャリティコンサート専用電話(津田ホール)03-3402-7356
(受付時間:平日10:00-17:00・時間外は留守番電話対応となります)

▼上記の他、演奏予定曲などのコンサートの詳細・出演者からのメッセージ・ウェブ予約フォームはこちらをご覧ください。↓↓↓
二期会の若い仲間たちによるチャリティコンサート - 津田ホール

チャリティコンサート「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」開催 | Web Magazine OPENERS - MUSIC|Tokyo

※お蔭様でチケット完売致しました。4月15日
diamond

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林田直樹のカフェ・フィガロに菊地美奈と久保和範が登場

カルチャー&エンターテイメント放送局 ブルーレディオドットコム「林田直樹のカフェ・フィガロ」に
東京二期会『フィガロの結婚』スザンナ役の菊地美奈が登場しました。
インターネットラジオ「カフェ・フィガロ」
まさにタイトルが『フィガロ』の番組ですが、『フィガロの結婚』をとりあげたことはこれまでなかったということで、宮本亜門さんとも親交の深い林田さんと東京二期会『フィガロの結婚』スザンナ役で出演する菊地美奈が『フィガロの結婚』の魅力を語り尽くす30分です。

放送ではお話の他にも、琴線を揺さぶる彼女の演奏で、喜歌劇『王女ノフレテーテ』よりファタ・モルガーナ(蜃気楼)』と、ジーチンスキー「ウィーン、わが夢の街」の2曲をお聴き頂けます。
4月5日(火)20時に配信が開始されたこの放送は、3カ月間聴くことが出来ますので、マイラジオに登録して何度も聴いてみてくださいね。

そして次回、4月12日(火)20時配信には、フィガロ役で宮本亜門演出にも度々登場しているバスバリトンの久保和範が登場し、亜門演出の魅力やオペラ『フィガロの結婚』について臨場感あふれるお話と演奏をお届けします。
久保和範の歌うフィガロのアリア“もう飛ぶまいぞ、この蝶々”の演奏も必聴です。
どうぞお楽しみに。
diamond

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収録中の撮影風景 左から林田直樹さん、菊地美奈、久保和範
▼こちらより放送をお聴きいただけます。
林田直樹のカフェフィガロ - ブルーレディオドットコム
*インターネットラジオは無料でお聴きいただけますが、ポップアップ ブロック表示が出て聞けない場合は「ポップアップを許可する」をクリックしてみてください。
▼公演の詳細はこちらをご覧ください。
2011年4,5月公演W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会
▼菊地美奈の公式サイトはこちらです。
菊地美奈ウェブサイト・Vi Staro Vicina

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二期会主催、共催、マネジメント等公演
今後の開催に関するお知らせ(2011年3月25日(金)10:00更新)

お客様各位

このたびの大規模地震により被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。

現在、公益財団法人東京二期会または株式会社二期会21の主催・共催・マネジメント等公演について、大規模地震の影響による開催に関するお問合せを多くいただいております。

現時点で「開催」「延期」「中止」などが決定した公演の情報は、次の通りとなります。

お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げると共に、被災地における一日も早い復興と皆様のご健康をお祈り申し上げます。

公益財団法人 東京二期会
株式会社 二期会21

主催・共催オペラ公演
公演日時 公演名 会場 状況 備考
2011/3/20(日)14:00
2011/3/21(月)14:00
舞台芸術共同制作公演
G.ヴェルディ『アイーダ』
神奈川公演
神奈川県民ホール
大ホール
公演
中止
チケット払戻方法について、二期会チケットセンターでお求めいただいたお客様には封書にてご案内をさせていただきます。その他、チケットかながわ他、各プレイガイドでお求めいただいたお客様はこちらのご案内をご覧ください
神奈川県民ホール3月主催公演払戻しについて

主催・マネジメント コンサート
公演日時 公演名 会場 状況 備考
2011/3/19(土)14:00 文屋小百合ソプラノリサイタル 東京文化会館
小ホール
公演
延期
延期日時:2011/5/5(木)19:00
3/19のチケットでご入場いただけます
お問合せ:二期会チケットセンター
03-3796-1831
2011/3/20(日)14:00 野崎由美ソプラノリサイタル 東京オペラシティ
リサイタルホール
開催 お問合せ:二期会チケットセンター
03-3796-1831
2011/3/22(火)19:00 二期会ロシア東欧オペラ研究会創立10周年記念公演 東京文化会館
小ホール
開催 お問合せ:二期会チケットセンター
03-3796-1831
2011/3/26(土)16:00 二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.32
秋葉京子~深く芳醇な響き
津田ホール 公演
延期
延期日時:2011/6/16(木)19:00
3/26のチケットでご入場いただけます
お問合せ:二期会チケットセンター
03-3796-1831
2011/3/29(火)15:00 二期会オペラ講座第30回
親子の邂逅にみる作曲家の心情!
二期会会館
 ↓
カワイ表参道2F
コンサートサロン「パウゼ」
開催
会場
変更
お問合せ:二期会チケットセンター
03-3796-1831
2011/4/9(土)17:00 第17回京王オペレッタフェスタ
喜歌劇『ウィーン気質』Hall Operetta
東京オペラシティ コンサートホール 公演
中止
チケット払戻方法について、二期会チケットセンターでお求めいただいたお客様には封書にてご案内をさせていただきます。その他、京王チケットサービス他、各プレイガイドでお求めいただいたお客様はこちらのご案内をご覧ください
京王オペレッタフェスタ・公式ブログ
お問合せ:京王オペレッタフェスタ事務局
03-3348-8685
[月~金:10時~18時]

その他の公演(東京二期会後援コンサート等)
公演日時 公演名 会場 状況 備考
2011/3/20(日)17:00 モーツァルト『魔笛』
演奏会形式
紀尾井ホール 公演
延期
延期日時:2011/5/5(木)15:30
3/20のチケットでご入場いただけます
お問合せ:砂川オペラプロデュース
03-3612-1318
2011/3/27(日)14:00 五島記念文化財団
20周年記念
ガラ・コンサート
Bunkamura
オーチャードホール
公演
中止
お問合せ:二期会チケットセンター
03-3796-1831
2011/4/1(金)18:30 栗林義信
喜寿のコンサート
サントリーホール 公演
中止
お問合せ:たちばな出版
03-5941-2344
2011/4/2(土)19:00 春風によせて 大泉ゆめりあホール 公演
中止
お問合せ:三人の会事務局
03-3991-9792

上記は2011年3月25日(金)10:00現在までに決定または判明した分の情報です。

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びわ湖ホール プロデュースオペラ ヴェルディ作曲『アイーダ』

びわ湖ホール・神奈川県民ホールをはじめ、東京二期会ほか複数の芸術団体による舞台芸術共同制作公演として、大規模なオペラ公演が可能になったシリーズ。
春のびわ湖で古代エジプトを舞台に粟國淳演出『アイーダ』の幕があがりました。
ソリストには二期会からも、横山恵子、福井 敬、小山由美、黒田 博ら、第一線の歌手が顔を揃え、アムネリスを演じる、若手メゾ・ソプラノ清水華澄の躍進にも注目が集まります。
指揮は沼尻竜典。
合唱、助演、ダンサー合わせて100人以上が、神官、巫女、兵士として登場。
華やかなエジプト王朝を壮大に描きつつ、人が人の間で苦悩する尽きないドラマを魅せる演出は粟國淳。
ローマっ子チャンマルーギの衣裳・装置はさすがのセンスのよさ。

びわ湖ホール提供の舞台写真をご紹介します。
(※画像クリックで拡大表示されます)

古代エジプトの首都メンフィス。アイーダはエチオピアの王女ですが身分を隠し、奴隷として王女アムネリスに仕えています。
そこへ、エチオピア軍接近の報。敵将はアモナズロと聞いてアイーダは動揺します。
アモナズロはアイーダの父王、対するエジプト軍の総司令官は何とアイーダと恋仲のラダメス。
故郷と恋人が敵対する苦悩に、アイーダは嘆きます。

アムネリスの部屋で踊る10人の子どもたち。シンプルで鮮やかな色の衣裳が、
かわいらしさを引き立てています。

王女アムネリスは、奴隷に身をやつすアイーダに対し
「私はエジプトの王女である。私もラダメスを愛している」と言います。
しかしアイーダは、自分がエチオピア王女であることを明かすことはできません。

エチオピア人の捕虜の中に、アイーダの父アモナズロがいます。エジプト国王は安全保障のためアイーダとその父を残すことを条件に、ラダメスの捕虜釈放希望を聞き入れます。

共に囚われの身となったアモナズロとアイーダ。父と娘と言うことはできても、国王と王女であることは伏せなくてはなりません。

◇3月6日の公演前に、東京二期会オペラ愛好会の方を対象にオペラの中のキーワードとなる歌詞の講習会が行われ、イタリア語の歌詞の朗読に挑戦しました。
rivale = ライバル 恋敵
fatale = 宿命
schiava = 奴隷(女の奴隷)
traditor = 裏切り者
dolore = 苦しみ、悩み
特別ゲストとして、3月5日にアモナズロを演じた黒田博が登場し、
お客様と夢の共演(歌詞の朗読)。
「父、娘、恋人、という個人の感情だけでは身を処すことができない立場にある、
国や民を背負っている人物であるが故の苦悩がそれぞれにある。
次第に緊張感がまして舞台全体が最終幕に向かっていく、エネルギーの高まりを感じます」と語ってくれました。

▼びわ湖ホールBlog
-アイーダ 稽古場だより Vol.5- - びわ湖ホールBlog
※※神奈川県民ホール公演について※※
このたびの地震の影響を考慮し、3月20日と21日に予定しておりました本プロダクションの神奈川県民ホール公演を中止することに致しました。お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
被災地における一日も早い復興と皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
神奈川県民ホール及び神奈川芸術劇場主催3月公演等の中止のお知らせ - 神奈川芸術文化財団|財団からのお知らせ

帆かけ舟

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二期会オペラ講座(3月29日)出演者変更のお知らせ

3月29日(火)15:00開演の「二期会オペラ講座“親子の邂逅に見る作曲家の心情!”」(二期会会館第1スタジオ)に賛助出演を予定しておりました、小林菜美(ソプラノ)は都合により出演できなくなりました。代わりまして田崎尚美(ソプラノ)が出演いたします。なお講座内容に変更はございません。
あしからずご了承ください。

tasaki_naomi_110309.jpg 田崎尚美(たさき なおみ)ソプラノ
福島県会津若松市出身。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時にアカンサス音楽賞及び同声会賞を受賞。同大学院修士課程オペラ科修了。二期会オペラ研修所第53期マスタークラス修了。修了時に優秀賞を受賞。
第55回全日本学生音楽コンクール(高校の部)東京大会第2位。第8回藤沢オペラコンクール奨励賞。これまでに竹村靖子、直野資の両氏に 師事。同声会主催「同声会新人演奏会」に出演。東京芸術大学オーケストラ定期「新生紹介演奏会」にて芸大フィルと共演。二期会オペラ研修所コンサート/新進声楽家の夕べでは最高難易度のオペラアリアで聴衆の喝采を得た。オペラでは芸大定期ヴェルディ『ファルスタッフ』アリーチェで出演。芸大オペラin君津、プッチーニ『ラ・ボエーム』ミミで出演。秦野音楽祭にて『アイーダ』(第2幕)タイトルロールを日フィルと共演。
コンサートでは、ベートーヴェン「第九」やマーラー四番のソリストとして出演。2011年2月二期会公演『サロメ』では、タイトルロールのカヴァーキャストとして参加し、スタッフ関係者の絶大な信頼を得た。技巧と強い声を併せ持つ稀有な声質で、将来を嘱望されている。
二期会会員

▼二期会オペラ講座内容の詳細はこちらをご覧ください
二期会オペラ講座のご案内(第30回) - オペラを楽しむ|東京二期会

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二期会WEEK第2夜は、きらめくアンサンブルの夕べ

こんばんわ、主催コンサート制作のZENです。
二期会がサントリーホール・ブルーローズで7日間にわたり開催する歌の祭典、
「二期会WEEK in サントリーホール2011」、ただいま好評発売中です。
もうチラシはご覧になられましたか?
こちらです!
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今夜は、第2夜「千の夜にみる夢は~trio97 CD初リリース記念LIVE」の出演者、メゾソプラノ池田香織から、打ち合わせのときの写真とコメントが届きましたのでご紹介します。
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篠崎隆(イングリッシュホルン/オーボエ)  山田武彦(ピアノ)&池田香織(メゾソプラノ)
大人の雰囲気の優雅な打ち合わせですねー。
池田香織からのコメント;
「打ち合わせ中。飲み会ではありません…たぶん。
3人での打ち合わせは、いつも話があちこち脱線してなかなかまとまらないのですが、その中から思いがけないアイディアが飛び出してきたりするのです。一見無茶なアイディアも、やってみるとなんかすごくいい!ということも多くて…。百戦錬磨の強者だからこそなせる技?いちばん不器用な私も、がんばってついていきます!」

山田武彦氏は二期会のコンサートでもお馴染みの名ピアニスト。
そして篠崎隆氏は東京交響楽団のオーボエ、ソロ・イングリッシュホルン奏者。
そこに我らが二期会メゾソプラノ池田香織が入って、ピアノとイングリッシュホルンとメゾソプラノというアンサンブル。これはおそらく世界初の組み合わせです。
trio97(trio ninety-seven)とは、97%の熱狂とあと少しの切なさでできている音楽、という意味だそう。
音楽にはどこまでも情熱的であって、だけどそこにいつもどこか少しだけ切なさがただようような……
そんなtrio97 の二期会WEEKでの演奏テーマは、夢。フォーレ〈夢のあとに〉、ワーグナー〈夢(ヴェーゼンドンク歌曲集より)〉、グリーグ〈夢〉など、夜や夢にちなんだ名曲の数々を、いくつもの夜にみる夢を重ねていくように演奏します。
サントリーホール・ブルーローズで聴くにはぴったりの雰囲気になりそうです!

そして、今回はこの3人で初めてのCD「Libestraum」リリース・ライブでもあります。
「愛する人へ贈るチョコレートの小箱」のようなCDだそうです。チョコレートが一番おいしく食べられるお酒は、なんといってもウィスキー!(これは本当です)
ますますサントリーホールにぴったりではないですか。当日会場で販売(CDもウィスキーも)されるのでどうぞお楽しみに。
▼trio97の今後の活動、CDリリースの詳細はこちら
Trio97 official blog
▼二期会WEEK2011の全ラインアップはこちらから
二期会WEEK in サントリーホール2011 - 株式会社二期会21

膳-ZEN

P.S. 篠崎氏の「崎」は実際には「たつさき」です。

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コンヴィチュニーの演出では、すべてのことが音楽から生まれるのです
~ヨハネス・ライアカー(《サロメ》舞台美術)インタビュー

   聞き手:森岡実穂、山崎太郎  
   ドイツ語通訳:蔵原順子

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『サロメ』舞台美術
ヨハネス・ライアカー
――ライアカーさんは、ペーター・コンヴィチュニー(ウィーン《ドン・カルロス》、ミュンヘン《トリスタンとイゾルデ》)、ガイ・ヨーステン(アントワープ《スペードの女王》、ライプツィヒ《トロイアの人々》)、クリストフ・ロイ(ロンドン《トリスタンとイゾルデ》)フィリップ・ヒンメルマン(ブレゲンツ《トスカ》)など、たくさんの第一線の演出家の方々と、それぞれに非常に強烈な世界観をもった、オリジナルな舞台をつくっていらっしゃいますね。

ライアカー 私は常に、それぞれの演出家、チーム全員といっしょに、それぞれの作品にとって大切なことを舞台であらわそうとしています。ご覧いただいておわかりだと思いますが、どの作品も違うアプローチ、違う作品になっています。どの作品にも共通する私の様式、私のスタイルというものがあるわけではありません。むしろ作品ごとにまったく違う世界になっているのは、作品が何をあらわしたいのかを重要視しているからだと思っています。
それぞれの作品の内容も違うし、劇場環境も違います。自分が知っていることをやろうというのではなく、むしろ知らないことをやろうという気持ちでそれぞれの作品に臨んでいます。それには演出家との緊密な関係が不可欠だと思っています。全く新しい目でその作品を見ようということを心がけています。

――コンヴィチュニーさんと一緒にお仕事をされていることもひとつの理由だと思うのですが、あなたは劇場全体を観客に実感として把握させるような、スケールの大きい装置を作られますね?
ライアカー とくにコンヴィチュニーさんとの作品ではそういうことが多いのですが、常にバロック以来、観客と舞台の間に暗黙のうちに存在する「第四の壁」を取り払おうということ、その壁を突き破り、聴衆に自分の存在をちゃんと意識させるというということを心がけています。最初にそれをかたちにしたのはベルトルト・ブレヒトでした。見えない壁を突き破ることによって、聴衆はあたらしい体験をすることになります。劇場というところでは、おおいに、観客との直接的なインタラクションがあってしかるべきなのです。そうやって壁を突き破ることによって、たぶん、戸惑いが生まれると思います。でも戸惑いとともに、作品を見る目もかわる。新しい視点で作品を見るようになると思っています。

――今日もまた新しい形で、ひとつ壁が破られたような舞台でしたね。
ライアカー 今回の《サロメ》という作品においてとても大切なことは、そこに登場する人物を、それぞれにあらかじめ与えられた物語から解放してあげることです。運命とはもう決まっているもので、人はそれに従わざるを得ないように見えるのですけど、そうではなくて、その運命に従わなくてもいいんだ、それぞれの人生というのは自分でつかむものであり、自分で自分を解放し、自分の主人になることができるんだ、そういう可能性を示したかったのです。
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――巨大で堅牢、そして舞台一杯につくられ外部のないシェルターの存在が、最後のカタルシスにとって非常に効果的でした。
ライアカー 完全に閉ざされた社会、まるで終末劇のように、そこから逃れるすべはない世界を描こうとしました。でも、強く望めば、自分の意思があれば、外に出る道はあるかもしれないのです。それは最終場面で現実となり、愛のほうが死よりも強いのだということがあらわされます。
ハイナー・ミュラーの作品『アルゴー船員たちのいる風景』の中に、「第三次世界大戦後のシェルター」というト書きのついたシーンがあるんですね。そういうシチュエーションをイメージして、外界はもう完全に崩壊しているけれど、そのシェルターの中で、外にあった昔の構造だけはまだ生き延びているという状況を想定しています。ちょっとベケット的な状況ですね。生き延びた最後の人間であるにもかかわらず、崩壊以前と同じように生きていてなんら変わっていない、もしかしたらもう地球最後の人かもしれないのに、やっていることは同じで、何も学んでいないということをあらわそうと思いました。
――この《サロメ》の舞台をつくるにあたり、演出家ほかのチームメンバーと舞台美術家との間ではどういう共同作業のプロセスがあったのでしょう?
ライアカー 私はいろいろな演出家と仕事をしており、その準備の仕方というのはそれぞれです。いろいろな方と仕事をすることで、新しいインスピレーションが得られます。自分自身の考えがあらたまることもあり、発想も豊かになるので、それはとてもいいことだと思っています。
とりわけコンヴィチュニーさんとの仕事というのはもう準備期間からして楽しくて、準備期間が全制作過程の中で一番楽しいと言っても過言ではありません。だいたい3、4日間、全員で一緒に音楽を聴くところからはじめて、歌詞を一緒に確認しながら、それぞれ自由に意見を述べます。本当にオープンに意見交換をして、その会話の中から徐々に「これはこういう風に舞台上で実現しよう」という方向性が固まってくる感じです。音楽や歌詞が何を言っているんだろうということを確認しながら進めて行き、そのうちその中から何かが生まれるという感じですね。
――今回、シェルターという装置は作品解釈の核となると思うのですが、それはどんな流れの中で出てきたのですか?
ライアカー この準備期間の会話の中では、皆がそれぞれ思いついたことをどんどん言ってもいいというのがすごく大事なんですね。時にはすごくばかなことも言うかもしれない、でもそこからなにかが生まれるかもしれない。どこかの時点で「なにかハイナー・ミュラーを思い出すよね」という話から始まったと思います。非常に音楽に力があるので、この音楽が醸しだす圧倒的なエネルギーを受け止められるもの、これに持ちこたえられる何かが必要だ、というところから、シェルターというアイディアが固まってきました。これほどの力を受け止めるには、ばらばらなものでは無理だと思うのです。点在している波止めブロックのようなものでは壊れてしまうでしょう。だから舞台全体を完全に覆い尽くすような形で、押し寄せてくる音楽の力にも十分持ちこたえられ、逆にそれを押し返すほどの強靭な何かが必要だ、というところから始まったと記憶しています。
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――今回の照明はマンフレッド・フォスさんですが、今回、照明が素晴らしい効果を上げているところをご紹介いただけますか?
ライアカー 特に、いま私たちがいる部屋のような現実の照明を模しているところと、非常にイマジネーションにあふれた部分の対比が一番注目してほしいところです。照明によって、突然まったく別の雰囲気が生まれます。たとえば「七つのヴェールの踊り」では、単なる通常の舞台照明だけではなく、左右から強い照明を当てることによって、ダ=ヴィンチの『最後の晩餐』を思わせる、表現主義的な影をつくっています。このアイディアは、最初から意識していたわけではないのですが、結果として、まさにイエスの「この中に私を裏切るものがいる」という言葉を聞いたときの弟子たちの驚愕が、皆の手の動きであらわされて、すごくいい絵になったと思います。
影の効果をうまく使っているところは、必ず音楽と連動しているところでもあるんですね。実は最初の案としては、明かりも徹底してずっと同じにしようかという話もあったんです。けれどそれではつまらないし、内容的にみても、音楽だってずっと同じトーンで進んでいるわけではないので、それはやはり音楽にあわせて変化をつけなければならないと思ったわけです。特に「七つのヴェールの踊り」というのは、突然それまでとまったく違う音楽になりますよね。それならやはり、視覚的にもそう見せなくてはならない。それで照明を変えようということになったわけです。
――動きにしても照明にしても、常にとても演出が音楽的です。
ライアカー まさにそれがコンヴィチュニーの強みで、彼のすごさというのは、まるで指揮者が曲を指揮するように、オペラを演出しているところだと思います。すべてが音楽から生まれているんです。

(2011年2月18日、 東京文化会館)
構成:森岡実穂
*ライアカーさんの舞台美術家としてのキャリアやお仕事内容など、このインタビューの続きを、2012年発売(予定)の「クラシックジャーナル 特集:ペーター・コンヴィチュニー(仮題)」(アルファベータ)でぜひご覧ください。
▼公演詳細はこちら。
2011年2月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場

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林 美智子、Player Vol.3 ~語り継ぐうた~ 残券僅少!!

林 美智子が王子ホールから発信している「Player」。毎回が挑戦のこのシリーズ、3月31日に迎える3回目は日本語作品の神髄に迫る。そして林から皆様へメッセージが届いている。
林の表現者としての変遷をご一緒に追いかけてほしい。
hayashi-michiko.jpg
「今回は~語り継ぐうた~というテーマで、武満 徹さんの作品から始まり、
 武満さんの作品を編曲して下さった野平一郎さん、野平多美さん、そして
 時代を受け継ぐ若き作曲家、加藤昌則さんの作品をクローズアップし、
 日本の現代の歌をたっぷりお楽しみいただきたいと思っています。
 難しい現代曲とは全くかけ離れた、とても親しみやすいメロディーに
 わかりやすい日本語、そして一曲一曲にドラマがあり、何とも心に響き残る
 素敵な歌曲ばかりです!
 コンサート後半は、弦楽四重奏とピアノ五重奏との共演で、ピアノ伴奏とは
 また違った魅力をお楽しみいただけたらと思っております。
 会場でお会いできるのを楽しみにしています!!」  林 美智子
▼公演概要はこちらをごらんください
林 美智子 Player Vol.3 ~語り継ぐうた~ - 銀座 王子ホール
▼今月の「ぶらあぼ」ぴっくあっぷにも掲載されました
インタビュー 林 美智子 今しか表現できない思いを - WEBぶらあぼ

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『サロメ』23日終演後 P.コンヴィチュニーのアフタートークの「USTREAM」生中継について

先日開催をご案内しました『サロメ』23日(水)終演後のペーター・コンヴィチュニーのアフタートークを、ストリーム配信サイト「USTREAM」で生中継する予定です!
23日の公演にご来場頂けないお客様も、コンヴィチュニーの生の声をぜひお聞きください。
■『サロメ』アフタートーク「USTREAM」生中継
 日時:2011年2月23日(水)公演終了20分後開始予定(16時前後の見込み)
 会場:東京文化会館大ホール内
 出演:ペーター・コンヴィチュニー
   (司会)多田羅迪夫(『サロメ』公演監督)
   (通訳)蔵原順子
 ※アフタートークの所要時間は約60分の予定です
★番組ページはこちらをクリック
  ↓↓クリック↓↓
SALOME on USTREAM
  ↑↑クリック↑↑
※アフタートーク会場内には23日(水)のチケットをお持ちのお客様のみ
 ご入場可能とさせていただきます。
※ネット環境、サーバーの都合上、不具合が生じる場合がございます。
 あらかじめご了承ください。
※今回の配信は生中継のみとなります。
▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2011年2月公演 R.シュトラウス『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場

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いよいよ開幕!『サロメ』公演当日のごあんない

いよいよ22日(火)から東京文化会館 大ホールにて、東京二期会オペラ劇場『サロメ』が開幕します!
公演当日についてのごあんないです。

東京二期会オペラ劇場 2011年2月公演
R.シュトラウス作曲 『サロメ』オペラ全1幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
指揮:シュテファン・ゾルテス/演出:ペーター・コンヴィチュニー
当日券と公演タイムテーブルのご案内
2月22日(火)
2月23日(水)
2月25日(金)
2月26日(土)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B
S,A,B
当日券販売開始
17:30~
12:30~
17:30~
12:30~
開場
18:00
13:00
18:00
13:00
開演
19:00
14:00
19:00
14:00
上演時間
全1幕 約100分 ※途中休憩はありません
終演予定
20:40
15:40
20:40
15:40
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口徒歩6分

お車のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※23日(水)は、終演20分後よりアフタートーク(約60分)があります。

▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2011年2月公演 R.シュトラウス『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場

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ヨカナーンの魅力

こんにちは。diamondです☆
サロメ’といえば男を破滅させる宿命の女、ファム・ファタールとして妖しい魅力を放っていますが、今日はhomme fatal オム・ファタール、サロメの運命の男として登場するヨカナーン(洗礼者ヨハネ)をクローズアップしてみましょう。
古代パレスチナの領主ヘロデは、異母兄弟の妻でサロメの母であるヘロディアスの魅力に負け、彼女を妻にします。
そうした不道徳を批判する洗礼者ヨハネを放っておけず、ヘロデはヨカナーンを捕らえます。性の対象として自分をも色眼鏡で見るような男たち、退廃した世界に暮らしていたサロメは、今まで出会ったことのなかった精神に触れ深く動揺し、オペラ『サロメ』の中で、ヨカナーンは物語の求心力となってゆくのです。

それでは、われらがヨカナーン、大沼徹と友清崇をご紹介致しましょう。
2人とも2010年9月に新国立劇場で上演した東京二期会『魔笛』でパパゲーノに扮した逸材です。今回も立て続けでの主役への登場に期待が高まりますね。
★22日に出演の大沼徹はデビューして数年ですが、群を抜く大型新人としてめきめきと頭角を現しており、堂に入った豊麗な美声と存在感が魅力です。
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2010年『オテロ』イアーゴ (c)三枝近志
 
09年に『ウリッセの帰還』タイトルロールでのデビューで一躍脚光を浴び、翌年には『オテロ』でのイアーゴでシャープな切れ味を見せたかと思えば、続くパパゲーノでは自然児パパゲーノを演じそのスケールの大きさでも絶賛を浴びました。
2002年から3年にかけてベルリンで研鑽を積み音楽の基礎を築いた大沼ですが、昨年は五島文化財団の助成で再びマイセンに留学し、ヨカナーンへの理解を深めてきました。
今回は一時帰国しての出演であり、その成果が今、発揮されます。
「マイセンには、ベルリン時代からお世話になっている私の師、クレッチュマン先生がお住まいなのです。旧東ドイツのメクレンブルク州立歌劇場のインテンダントをしていた方で奥様は演出家。そこで徹底的に音楽やディクション、そして作品の内容や背景について2ヶ月間、出来る限りのことを学んできました。
洗礼者ヨハネを深く知るために、旧約聖書、黙示録、預言書を読んで、自分の内にリアルな人物像を創りたいと、パパゲーノを終えてすぐに日本を発ちました。
マイセンから帰国しての初オペラ、このような役にめぐりあえて感慨も一入です。」(大沼談)
そう語る大沼の表情と演奏には、やれるだけの準備はしたという大きな手応えとこの役に対する確信のようなものが感じられます。身長184センチという恵まれた舞台姿とも相まって、今回のヨカナーンの演奏には世俗を超越したようなカリスマ性さえ宿っているかのようです。

★一方、23日に登場の友清崇は、2009年に二期会でビューした際のリヒャルト・シュトラウスの『カプリッチョ』詩人オリヴィエでのノーブルでスタイリッシュな歌唱が記憶に新しい俊英。昨年秋のパパゲーノではお茶目でとぼけた表情のパパゲーノを好演し、テレビ放送でも絶賛を浴びました。
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2010年『魔笛』パパゲーノ (c)三枝近志
普段は二枚目のイメージだけに、その徹底した役創りの緻密さや急所を押さえた絶妙な躍動感に驚かされたのは私だけではなかったと思います。
声楽家の家庭に生まれ、ウィーンにも長く留学していた友清。リヒャルト・シュトラウスでデビューし今回もまたリヒャルト・シュトラウス『サロメ』の大役を射止めました。
「パパゲーノではまず笑顔を第一に喜怒哀楽を思い切り表現してみました。ヨカナーンには笑顔は少ないですね。
2005年から2007年の間にウィーン国立歌劇場でも『サロメ』は5回以上観ました。R.シュトラウスの音楽は芸術の都‘ウィーン’という地があってこそ生まれたといっても過言ではないと思います。
そしてヨカナーンはバリトンにとって羨望の役であり私にとって憧れの役でした。
私はR.シュトラウス『ばらの騎士』の音楽の官能的な美しさに惹かれますし、『アラベラ』や『カプリッチョ』も大好きです。
けれどそれらの作品の中心にあるのは女性であって、バリトンに真の主役といえるような役柄はあまりないのです。
だからこそヨカナーンの存在に強く惹かれるのかもしれません。
このオペラのテーマには永遠なるもの「死と愛」が色濃く反映しています。どちらが偉大かですって? それは‘愛’
今回の演出ではヨカナーンは死にません。そのことによって答えは明確なのではないでしょうか」(友清談)

本当にどちらも聴き逃せません♪

★☆★ メディア掲載情報 ☆★☆
☆こちらでも東京二期会『サロメ』をご紹介いただきました!
第150回クラシック・コンシェルジェ - スポニチ Sponichi Annex 芸能
オペラ『サロメ』のアフタートークを「USTREAM」で生中継 - Web Magazine OPENERS

         

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二期会『サロメ』メディア掲載情報の追加です

去る2月14日付「毎日新聞」夕刊の大隅智佳子インタビューにつづき、15日付「読売新聞」東京夕刊に演出のペーター・コンヴィチュニー、17日付「朝日新聞」東京夕刊に指揮者シュテファン・ゾルテスのインタビュー記事が掲載されました。
「朝日新聞」の記事はインターネット(asahi.com)でもご覧いただけます。
「サロメ」の狂気、繊細に ドイツの名匠ゾルテスが来日 - asahi.com

また、稽古場公開の記事がさらにWeb上に掲載されました。先の記事のリンクとあわせてご一読ください。
コンヴィチュニー演出《サロメ》に大期待 - HMV ONLINE「連載 鈴木淳史のクラシック妄聴記 第28回」
東京二期会『サロメ』稽古場見学 - naokobühne思いつき日記

東京文化会館では舞台稽古も始まっています。
皆様のご期待に応える、もといご期待を超える公演とするべく。
来週、いよいよ開幕です!
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▼絶賛予約受付中!!良いお席はお急ぎください!
2011年2月公演『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
ZEN

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『サロメ』大隅智佳子のインタビュー記事が毎日新聞夕刊に掲載

2月10日のブログでアーティスト広報のdiamondが紹介しました大隅智佳子のインタビューが、毎日新聞2月14日付東京夕刊に掲載されました。
同記事はWeb(毎日jp)にも掲載されていますので、是非ご覧ください。

▼Webではこちらからご覧いただけます。
二期会:オペラ上演 コンビチュニーが新演出 大隅智佳子がみせる「新サロメ像」 - 毎日jp(毎日新聞)

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『サロメ』タイトルロール林正子、オランダ大使館に行ってまいりました。

東京二期会オペラ劇場2月公演『サロメ』は、オランダ/ネザーランド・オペラ、スウェーデン/エーテボリ・オペラとの共同制作公演。そのゆかりあって、サロメ役の林正子(22日(火)、25日(金)に出演)が先日オランダ大使公邸に招かれ、サロンコンサートに出演しました。
主催されたのは、日蘭協会の女性部会である「デリーフデ会」の皆様。
‘デリーフデ’という名前は、日本に初めて上陸したオランダ船「デリーフデ号」が由来とのことです。今回は、会員に希望を募られて先着の60名の方に、林の歌を聴いていただくことができました。そして、フォスケ・ドゥ・へーア大使夫人のご厚意で会場に公邸を開放して下さったのです。
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白い天井と壁がとても美しい室内で、英語によるトークを交えた30分ほどのステージでした。歌い終わる度に皆様すごい拍手。サロメ熱唱中の写真もあるのですが、公開しません。ぜひ舞台にいらしてください!

コンサートの後はケーキとお茶のおもてなし。
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ト音記号があしらわれています。

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パティシエさんと。

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ピアニストの小林万里子さんと。
窓の外にオランダ国旗が掲げられてあるのが、わかりますでしょうか?
おもてなしをいただいた後は、夕方からの稽古のために急ぎ稽古場へ。強行スケジュールではありましたが、気品あふれるご婦人方と、温かく迎えてくださった大使夫人のおかげで、しばしヨーロッパの空気を感じることのできた林は、とても心が和んだそうです。ありがとうございました。
今度は東京文化会館でお会いしましょう!
▼公演詳細・チケットのご予約はこちらから
2011年2月公演『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場
ZEN

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ブログのスタッフ追加です(^-^)

こんにちは、Web担です。
先日ご案内しましたように、二期会ブログ「オペラの散歩道」では事務局スタッフによるブログを始めましたが、本日から新たなブログメンバーが加わります。
新メンバーはアーティストマネジャーのfigaroです。
後ほどニュースがあるようですのでお楽しみに!

さて、本日もWeb担製作チラシが1つ到着しました。
コレ↓↓
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二期会WEEK2011第3夜の単独ちらしです。
黒はいいですね。「太メン」なのに全体がキリリと引き締まります。
二期会WEEK2011は本日から第1~6夜のチケットが発売開始となりました。
毎夜、出演者たちが趣向を凝らし、バラエティーに富んだ演奏会を開催します。
是非ご来場ください。
▼二期会WEEKの公演情報はこちら
二期会WEEK in サントリーホール2011 - 株式会社二期会21
(第7日Concert for KIDS 3才からのクラシックは2月18日(金)発売)

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二期会WEEK in サントリーホール2011第1~6夜 発売開始!

みなさま、初めまして!
オペラ広報と主催コンサート制作担当のZENです。
二期会がサントリーホールの協力を得て1週間連続で開催する歌の祭典、
「二期会WEEK in サントリーホール2011」第1~6夜のチケットが、いよいよ明日、
2月10日(木)より発売開始です!

各夜会の出演者は、サントリーホール ブルーローズのステージに向けてすでに始動しています。
第1夜 5月15日(日)「ダークヒルズ恋愛白書~Seasons of Love~」のメンバーは都内某所で打ち合わせを行いました。
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左から、バリトン桝貴志、ソプラノ鷲尾麻衣、メゾソプラノ澤村翔子、バリトン北川辰彦、ソプラノ三宅理恵、テノール高田正人
とてもフレッシュな歌手たちが揃いました。連日『サロメ』の稽古に参加中の北川と高田は、貴重なオフ日を返上して打ち合わせに参加。
オリジナルの恋愛ストーリーでオペラ、ミュージカルの名曲をお届する第1夜。台本を担当するのは北川とのこと。
才能をフル稼働してステージに挑みます。

第3夜 5月17日(火)「Divo Grasso & IL DEVU結成コンサート~ふくよかなる響き」のメンバーたちも、年明け早々に選曲会議を行いました。
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左から、バリトン青山貴、テノール望月哲也、バリトン山下浩司、テノール大槻孝志
とてもふくよかな(あくまで4人の自称です!)顔ぶれとなりました。楽譜やCDをひろげて、みな真剣です。
4人はすでに新ユニット公式ブログも立ち上げて、意気込みも十分。ぜひこちらもご覧下さい。ユニット名のことや、メンバー同士の想いなどを読むことができます。
▼「太メン」男性オペラ歌手ユニットによるふくよか日記
Divo Grasso & IL DEVU 公式deブログ♪

その他の夜会も着々と準備中です。一気には無理なので、また日をあらためてブログでご紹介していきます。お楽しみに!
なお、最終日「Concert for KIDS 3才からのクラシック~シンドバッド愛と勇気の冒険」(Sony Music Foudationとの共催)は、2月18日(木)の発売です。
▼二期会WEEK2011の全ラインアップ詳細をこちらからご覧いただけます
二期会WEEK in サントリーホール2011 - 株式会社二期会21

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『サロメ』をもっと知る手掛かりとして・・・

こんにちはWeb担です。
『サロメ』の稽古場では連日熱い稽古が行われていると、Twitter(ツイッター)を通しても伝わってきますね。
Twitterでつぶやいている皆さんの二期会に関するTL(タイムライン)を見ていると、『サロメ』の作品についてももっと詳しく知りたい!!というツイートが多く見られます。
そのなかで『サロメ』のことがとても“おもしろ”分かりやすく書かれている・・・と、ここ数日TLでちょっと評判になっているのが、2月23・26日公演に〈ユダヤ人1〉役で出演する高田正人のブログです。

 高田正人
彼が気さくに話をしているような雰囲気が良~く伝わってきます。
『サロメ』はじめての方も、コレ一発で理解できる!なんて言ったら大袈裟でしょうか?
▼テノール高田正人のブログ
うたうひとDACHONの人生奮闘記
また、彼は最近、Twitterも始めたようですので、よろしければフォローしてみてください。
1月18日のメルマガで配信した、他の『サロメ』出演者のTwitterアカウントもまとめてこちらに紹介いたします。
▼『サロメ』出演者のツイッターアカウント
ヘロデ(22・25日)高橋 淳→ @takajun7530
ナラボート(23・26日)大川信之→ @nobbiamo
ヘロディアスの小姓(23・26日)田村由貴絵→ @YutaroHelene
ユダヤ人1(23・26日)高田正人→ @dachon55
ユダヤ人5(23・26日)畠山 茂→ @hacci88
兵士1(23・26日)井上雅人→ @Masato_Bariton
東京二期会公式アカウントはこちらです!→ @nikikai_opera
▼公演詳細・チケットのご予約はこちらから
2011年2月公演『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場

でも私は、なぜ彼は“DACHON”なのか、由来が気になりますけれども・・・

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高橋淳と田村由貴絵、インターネットラジオ放送「カフェ・フィガロ」に出演

こんにちは、アーティスト広報のdiamondです!
今日は節分ですね。春はもうそこまでやってきています。
本日は林田直樹さんのカフェフィガロの収録に行ってまいります!
毎週火曜日夜8時に更新され3ヶ月間無料で聴くことができる人気番組で
クラシック業界のあれやこれやのギュッと詰まった内容が盛りだくさん。
今回は2月公演『サロメ』に出演するテノールの高橋淳と
メゾソプラノの田村由貴絵がゲストで出演致します。
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2006年『皇帝ティトの慈悲』に主演した高橋、そして2008年
『エフゲニー・オネーギン』に出演した田村が
それぞれ30分ずつ2回にわけて音楽を聴きながらの音楽&人生談義。
コンヴィチュニー演出の魅力や今回の『サロメ』の特徴などについても
ご紹介いたします。放送UPは2月中旬予定☆お楽しみに~☆
▼林田直樹さんのカフェ・フィガロは2010年12月で10周年を迎える
インターネットラジオ放送局 ブルーレディオドットコムで絶賛放送中
林田直樹のカフェフィガロ - Blue-radio.com - ブルーレディオドットコム

一昨日はペーター・コンヴィチュニーも加わって益々熱気溢れる
稽古が繰り広げられている芸能花伝舎に行ってまいりました。
両組とも素晴らしいのでぜひぜひどちらもお見逃しお聴き逃しなく。
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22日(火)が初日。また23日(水)は平日マチネ公演+公演終了後に
コンヴィチュニーアフタートークのおまけつき。
日本公演のあとはスウェーデン公演でしかご覧になれませんので
ぜひ東京でサロメの新しい世界観を発見してください。
指揮は今回の演出『サロメ』初演を2009年11/12月ネザーランド・オペラで
指揮しオパーン・ヴェルト(独オペラ専門誌)2007年最優秀指揮者に
選定された幻の巨匠シュテファン・ゾルテス Stefan Soltesz というのも
わくわくしますね。
▼『サロメ』2月22・23・25・26日 公演詳細はこちら
2011年2月公演『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場
表題のサロメ役には林正子と大隅智佳子。
コンヴィチュニー演出では女性は悲劇のヒロインというよりも
未来を切り拓く鍵のような存在なのでしょうか。
2006年『ティト』では林正子が激しくも美しいヴィテッリアで魅了し、
2008年『オネーギン』では大隅智佳子がセンセーショナルな
タチアーナで一躍スターダムに駆け上がりました。
今回の競演から目が離せません。
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写真上:2006年東京二期会『皇帝ティトの慈悲』林正子
写真下:2008年東京二期会『エフゲニー・オネーギン』大隅智佳子
photo: 三枝近志
もっとコンヴィチュニー演出を知る手掛かりとして・・
▼田村由貴絵のブログ
ペーター・コンヴィチュニー合流・23日アフタートーク - 田村由貴絵のブログ
▼高橋淳の特集ページ
Pick-up Artist vol.14 テノール高橋淳の今 - 二期会21
▼公演監督 多田羅迪夫のブログ
オペラ歌手 多田羅 迪夫 紹介ブログ

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オペラ『サロメ』P.コンヴィチュニーのアフタートーク
2月23日開催決定!

オランダ/ネザーランド・オペラ、スウェーデン/エーテボリ・オペラとの共同制作公演、世界的演出家ペーター・コンヴィチュニー最新のプロダクション『サロメ』が観られるのは、日本では2月22日(火)、23日(水)、25日(金)、26日(土)東京文化会館だけ!
そのコンヴィチュニーが、23日(水)に限り、終演後のアフタートークを行うことになりました。

 
ペーター・コンヴィチュニー
■ペーター・コンヴィチュニーによる『サロメ』アフタートーク
 日時:2月23日(水)公演終了後(16:00頃開始予定)−約60分−
 会場:東京文化会館大ホール内
 出演:ペーター・コンヴィチュニー
 (司会)多田羅迪夫(当公演監督)
 (通訳)蔵原順子
 ・23日(水)のチケットをお持ちのお客様のみ参加できます。
 (他日チケットではご入場いただけませんのでご了承下さい)

オスカー・ワイルド原作の「サロメ」は、19世紀末の風潮を色濃く反映した、耽美主義的で、退廃的で、倒錯的な世界。
しかし、コンヴィチュニーが今回『サロメ』でテーマにするものは……<愛>。

<愛>!?

「愛の神秘は、死の神秘よりもはるかに大きい」そのことを知っているサロメは「非常に重要な、大いなる存在であって、もしかしたら私たちを救ってくれるほどの存在なのかもしれません」と先のインタビューで語っていたコンヴィチュニー(『二期会通信』2010年12月号より)。
いったいどういうことなのか。それは舞台で全て表現されることでしょう。それを、どのようにお感じになられるかは、お客様それぞれのもの。ご鑑賞後の感興をそのままに、あらためて演出家の語りに耳をかたむけていただければ、よりいっそう感慨を深めていただけるのではないでしょうか。
ご来場お待ちしております。

▼『サロメ』の公演詳細はこちらをご覧ください。
2011年2月公演 R.シュトラウス『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場

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2月の二期会サロンコンサートは「女 女 女!!!」

昨年東京二期会オペラ劇場にも登場し、華々しくデビューを飾った、鈴木江美・二見麻衣子。
今後ますます活躍が期待される二人の新進ソプラノが2月の二期会サロンコンサートに出演致します!
その名も「女 女 女!!!」
実にインパクトのあるこの題名。シンプルでいてしかし深い…。
様々な女性像をどのように歌い上げるか。女性はもちろん、また男性にも十分楽しんで頂けるコンサートになること間違いなしです!
そんな中、コンサートを前に出演者より意気込みを頂きました。
  ◇  ◇  ◇
「女 女 女!!!」と題しまして、オペラや歌曲に描かれている愛すべき女性達を集め、二人のソプラノが楽しく解説を織り交ぜながら演奏させて頂きます。世界各国の女性が登場予定です!
カワイ表参道サロン パウゼで皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
  ◇  ◇  ◇
また二人のブログでも、コンサートにむけての意気込みなどが随時アップされていますので、是非チェックしてみてください。
▼鈴木江美ブログ
Emi Suzuki◎Smile Dairy
▼二見麻衣子ブログ
二見麻衣子☆NOTE
 ちらしダウンロード(PDFファイル)
二期会サロンコンサートVol.159「女 女 女!!!」
2011年2月9日(水)開演19:00/開場18:30
カワイ表参道コンサートサロンパウゼ
全自由席¥3,500(1ドリンク付き)
>>詳細・チケットのお求め
皆様のお越しをお待ちしております!

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ペーター・コンヴィチュニーまもなく来日

卓越した演出手法で、数々のオペラを“現代”に蘇らせる、天才演出家ペーター・コンヴィチュニー。1月22日にオーストリア・グラーツで幕を開けたヴェルディの人気オペラ『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』を見届け、まもなく日本へ。
今月末には東京二期会オペラ劇場『サロメ』の稽古場に姿を見せます。コンヴィチュニーはこれまでに二期会では、モーツァルト『皇帝ティトの慈悲』(2006年)、チャイコフスキー『エフゲニー・オネーギン』(2008年)を手掛け話題を呼びました。最近では日本の若手オペラ歌手のためのワークショップにも意欲的です。
楽譜にある音、休符、歌詞ひとつひとつから、人物がおかれた状況、心理状態を読み解き、隙間なく舞台に「その世界」を構築する、コンヴィチュニー・マジック! 世紀末的退廃、堕落、そして究極の耽美と称されるオスカー・ワイルドの小説『サロメ』は、コンヴィチュニーの手によって、2011年TOKYOに現れます。
生きて考える稀代の芸術、コンヴィチュニーの『サロメ』にご期待ください。
▼『サロメ』の公演詳細はこちらをご覧ください。
2011年2月公演 R.シュトラウス『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場

<グラーツのオペラ座>について
第二次世界大戦中にも焼失の難を逃れた、ネオロココ様式の美しい劇場。ウィーン国立劇場が有名ですが、グラーツのオペラ座は欧州オペラ界の登竜門として名高く、世界的なオペラ歌手を輩出しています。指揮者カール・ベームの故郷でもあり、グラーツ旧市街は世界遺産に登録されています。
▼Oper Graz 公式ホームページの公演情報 
Programm - Oper Graz ~ページ中の「Anschauen」をクリックすると予告ムービーが見られます。
▼こちらはコンヴィチュニー演出『ラ・トラヴィアータ』の舞台写真が見られます。
Galerie - Oper Graz
コンヴィチュニーが演出する...と、世界中の音楽ジャーナリスト、劇場関係者が注目した『ラ・トラヴィアータ』。プレミエ前日はコンヴィチュニーの誕生日だったそう!

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1月15日(土)は、今をときめく歌姫たちのゴールデンコンサート

いよいよ今週末1月15日(土)は、「二期会ゴールデンコンサート in 津田ホールVol.31〜歌姫たちの饗宴〜」。
最近の東京二期会オペラ劇場でヒロインに抜擢され、今後も活躍が期待される実力派の歌姫たち—安藤赴美子、日比野 幸、文屋小百合。
13日には二期会のスタジオで全員揃って最後の合わせを行い、本番に向けて高まる気持ちを同じくしました。
凛とした佇まいの歌で、スタジオを貴い空気にかえる 安藤
歌にこめられた深い心理と情感をドラマティックに表現する 日比野
日本歌曲のやわらかな語感と声のピュアな響きが美しい 文屋
三者三様の「美」が、表現されるステージになりそうです。
ぜひご期待の上、津田ホールにお越しください!
当日受付及び当日券の販売は、15:00から会場にて承ります。
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リハーサルにて(左から 日比野 幸、山田武彦、安藤赴美子、文屋小百合)
▼彼女たちのビデオクリップが見られます
ピック・アップ・アーティストVol.20「歌姫たちの今」- 二期会21
◆二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.31〜歌姫たちの饗宴〜
日時:2011年1月15日(土) 15:30開場/16:00開演
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
料金:全席自由 4,000円
出演:安藤赴美子、日比野 幸、文屋小百合
ピアノ:山田武彦
司会:黒田 博
▼演奏予定曲などの詳細はこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール 2010/11SEASON - 二期会21

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日本橋三越本店で『フィガロの結婚』ハイライトを上演!!

日本橋三越本店で連日開催中の新春恒例イベント「ニューイヤーグランレビュー」。
明日8日(土)と明後日9日(日)は、4月の東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、宮本亜門演出)に先立ち、同オペラをハイライト形式で二日間連続上演します。
オペラ元来の内容を踏まえて創作した、三越公演ならではの平成版オリジナルストーリーにて、4月公演の本役を中心とした出演者らの見事な歌唱とともに、本作品の魅力と醍醐味をわかりやすくご披露致します。
入場無料ですので、みなさま奮ってご来場ください!!

《日本橋三越本店「ニューイヤーグランレビュー」》
~三越・二期会 大作オペラシリーズ 第4弾~
「フィガロの結婚」ハイライト(二日間連続上演)
●日時● 【前半】1月8日(土)12時30分~/14時30分~(2回)
【後半】1月9日(日)12時30分~/14時30分~(2回)
●会場● 日本橋三越本店 本館1階中央ホール(大階段前)
●出演● ソプラノ メゾソプラノ バリトン
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増田のり子
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嘉目真木子
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杣友惠子
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泉 良平
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山下浩司

▼日本橋三越本店のイベントページ
ニューイヤーグランレビュー - 日本橋三越本店
▼日本橋三越本店へのアクセスはこちら
地図 - 日本橋三越本店
▼4,5月公演『フィガロの結婚』詳細はこちらをご覧ください
W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』- 東京二期会オペラ劇場

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今宵は研修生が主役!

本夕18:30より北区・王子の北とぴあにおいて「第87回二期会オペラ研修所コンサート」が開催されます。
このコンサートは、現在二期会オペラ研修所に在籍する約200名の研修生の中から、定期試験及びオーディションで選抜された成績優秀者20名が出演し、オペラ・アリア、オペラ重唱を演奏いたします。
フレッシュかつ実力を持ち合わせた研修生たちの演奏は聴き応え十分!
次代のプリマ、プリモを見つけませんか!!
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 ちらしダウンロード(PDF)

「第87回二期会オペラ研修所コンサート」
日時:2010年12月8日(水) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
   (JR王子駅北口徒歩2分・地下鉄南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定)A席3,000円、B席2,000円
   <当日券あり・17:30~発売>
▼出演者・演奏予定曲詳細はこちらをご覧ください。
第87回 二期会オペラ研修所コンサート - コンサートラインアップ|東京二期会

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「二期会マイスタージンガー」が贈る、素敵なオペラファンタジー

明日12月7日(火)新宿区の四谷区民ホールにおいて「二期会マイスタージンガーがクリスマスに贈るオペラファンタジー」〜音楽劇『アマールと夜の訪問者』&クリスマス・オペラコンサート〜を開催致します。
来年、生誕100年を迎えるG.C.メノッティの心あたたまる音楽劇と、クリスマスメロディーでひと足早いクリスマスを満喫してみませんか。
音楽劇では人を思いやる心の優しさ、そして人間の声が生み出す生の音楽の感動に触れることにより、鑑賞の後は自然と親子の対話が生まれることでしょう。
ぜひ親子でご覧いただきたいプログラムです。(当日券若干ございます)
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本日行われたリハーサルの一コマ
二期会マイスタージンガーがクリスマスに贈るオペラファンタジー
日時:2010年12月7日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:四谷区民ホール(地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前」駅徒歩5分)
料金:全席自由 一般¥4,000- 親子券(大人¥4,000-、こども¥2,000-)
▼公演詳細はこちらをご覧ください
二期会マイスタージンガーがクリスマスに贈るオペラファンタジー - 株式会社二期会21
▼少年アマール役・ソプラノ近藤幸江のブログ
でこでこでこりん
▼アマールのお母さん役・ソプラノ松井美路子のブログ
松井美路子の楽しい毎日
▼従者役・テノール高田正人のブログ
うたうひとDACHONの人生奮闘記

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いよいよ年末!「第九」の季節!!

早いもので今年もあとひと月。・・・師走といえば、やはり「第九」ですよね。
二期会アーティストたちは今年の師走も、日本全国各地で歓喜の歌を熱唱します。
今月は明日4日(土)、新宿文化センターと宇都宮市文化会館での公演を皮切りにおよそ70の公演に二期会アーティストたちがソリストとして出演。
二期会21のウェブサイトには、二期会アーティストが出演する「第九」公演一覧を掲載しておりますので、是非ご覧ください。
お近くやご興味のある「第九」公演にお出かけになってみませんか!
▼こちらからご覧ください
二期会アーティストが出演する年末「第九」特集2010 - 株式会社二期会21
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※一覧に掲載の演奏会に関するお問い合わせは、各公演リンク先にある主催者またはお問合せ先へお願いいたします。

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本日開幕!!『メリー・ウィドー』当日のごあんない

いよいよ本日19日から東京・日生劇場にて東京二期会オペレッタ『メリー・ウィドー』開幕します!
公演当日のご案内でございます。

東京二期会オペラ劇場 2010年11月公演
F.レハール作曲 『メリー・ウィドー』オペレッタ全3幕・日本語訳詞上演
指揮:下野竜也/演出:山田和也
当日券と公演タイムテーブルのご案内
11月19日(金)
11月20日(土)
11月21日(日)
11月23日(火・祝)
当日券
S,A
S,A僅少
Sのみ
Sのみ
当日券販売開始
17:30~
14:00~
14:00~
13:00~
開場
18:00
14:30
14:30
13:30
開演
18:30
15:00
15:00
14:00
第1幕
約50分
休憩予定時刻
19:20~19:40
15:50~16:10
15:50~16:10
14:50~15:10
第2幕
約60分
休憩予定時刻
20:40〜21:00
17:10〜17:30
17:10〜17:30
16:10〜16:30
第3幕
約35分
終演予定
21:35
18:05
18:05
17:05
日生劇場
=アクセス=
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][三田線]=「日比谷駅」A13出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分、[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください>>アクセス|日生劇場
※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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「お待ちしてま〜す!!」(by ハンナ澤畑恵美&ツェータ加賀清孝)ゲネプロ終了後の楽屋にて

▼クラシック・ニュースに情報・ゲネプロ写真が掲載されています。
東京二期会オペラ劇場オペレッタ「メリー・ウィドー」公演まもなく!- classic news:メロディが聴こえるWebサイト
▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2010年11月公演 F.レハール『メリー・ウィドー』- 東京二期会オペラ劇場

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月末は実力派ニューフェイスのコンサートを!二期会クリスタルコンサート

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国内外のオペラやコンサート活動で実績をあげ、新たに二期会に入会した実力派のニューフェイスたちが秋の夜にお贈りする、ちょっと素敵な演奏会。
次々と生まれる、輝きをもった新しい声、新しい顔をご紹介いたします。

「二期会クリスタルコンサート」
【日時】2010年11月30日(火) 19:00開演(18:30開場)
【会場】すみだトリフォニーホール 小ホール
    (JR総武線錦糸町駅北口・地下鉄半蔵門線錦糸町駅出口3より徒歩5分)
【料金】(全自由席)¥3,000
【出演】
(ソプラノ)上田雅美、權 敬熙、首藤玲奈
(メゾソプラノ)中島郁子、望月友美
(テノール)大澤一彰、中村弘人、又吉秀樹
(ピアノ)平塚洋子

【予定プログラム】
<第一部>
プッチーニ『トスカ』より “星は光りぬ” 又吉秀樹
マスネ『ウェルテル』より 手紙の歌“ウェルテルよ、誰が言えましょうか” 中島郁子
プッチーニ『蝶々夫人』より “ある晴れた日に” 權 敬熙
ドニゼッティ『連隊の娘』より “友よ、なんて楽しい日” 大澤 一彰
モーツァルト『皇帝ティトの慈悲』より “ああ、昔の愛情に免じて” 首藤玲奈・望月友美
モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より “ああ、なんといういたましい光景が” 上田雅美・中村弘人
〜休憩〜
<第二部>
コルンゴルト『死の都』より “私に残された幸せは” 首藤玲奈
トマ『ミニョン』より “君よ知るや南の国” 望月友美
ビゼー『美しきパースの娘』より “誠実な恋人の声は” 中村弘人
モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』より “岩のように動かず” 上田雅美
ヴェルディ『アイーダ』より “貴方の運命を左右する” 中島郁子・又吉秀樹
プッチーニ『蝶々夫人』より “魅惑に満ちた瞳の可愛い子よ” 權 敬熙・大澤一彰
*都合により演奏内容が一部変更になることがございます。あらかじめご了承ください。

=出演者からのホットな意気込みをご紹介します!=

◆大澤一彰(テノール)
「今回私が歌う、ドニゼッティ作曲『連隊の娘』より「友よ、なんて楽しい日!」は私が一昨年、第44回日伊コンコルソで優勝した時の幸運曲です。
ハイCが連続9回で有名なこの曲を歌う前の晩は、緊張して眠れず、<身も細る>思いです。(ああ、ホントに気持ちだけは…)
蝶々夫人の二重唱は、「世界の蝶々さん」=林康子先生と歌わせて頂いた時、スカラ座時代の思い出を色々とお話頂きながら、手取り足取りレクチャーして下さった、とても大切な曲です。このクリスタルコンサートでは、気合いの入った2曲を用意しました。
皆様に楽しんで頂けるよう、頑張ります!」

他出演者も公演に向け気合い十分です!
皆様、どうぞご期待ください!!

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『メリー・ウィドー』いよいよ公演間近☆

ハンナが歌う「ヴィリアの歌」、ダニロの心情を重ねた「王子と王女の歌」、高鳴る調べにいつしか恋人たちの心も解けるワルツ、など『メリー・ウィドー』にはレハールの美しくて、思わず口ずさみたくなるメロディーばかり。
日生劇場では公演を間近に控え、連日熱気溢れる舞台稽古が繰り広げられています。
今回は若くして莫大な遺産を得た未亡人のハンナ・グラヴァリ役に二期会のプリマ、澤畑恵美と永吉伴子が主演。ハンナの元恋人ダニロ役には、当り役とする星野 淳と期待の新星、桝 貴志。その他のキャスト陣も華やかなメンバーが揃いました。
演出は『シラノ』『ミー&マイガール』『ダンス オブ ヴァンパイア』等でも知られる山田和也。2005年の新制作からさらにバージョンアップしての上演は、臨場感あふれるシーンが随所にちりばめられ楽しみも倍増!
恋の駆け引きと心に沁みる結末・・・、オペレッタの傑作にどうぞご期待ください!
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演出:山田和也とヴァランシェンヌ役の菊地美奈
▼『メリー・ウィドー』公演詳細はこちらから
F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』- 東京二期会オペラ劇場
2010年11月19日(金)18:30/20日(土)15:00/21日(日)15:00/23日(火・祝)14:00
会場:日生劇場(東京・有楽町)
▼チケットの残席状況はこちら
11月公演『メリー・ウィドー』残席状況
▼予告編ムービーをお楽しみください
『メリー・ウィドー』予告編ムービー - オペラの散歩道2011年11月15日|二期会blog
▼演出家 山田和也のブログ
SHOW GOES ON !!
▼ダニロ役 桝 貴志の特集ページ
ピックアップアーティストVol.19 桝 貴志の今 - 二期会21
▼星野 淳、坂井田真実子のインタビューなどがご覧いただけます
オペラを楽しむ(スペシャルコンテンツ) - 東京二期会
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「ご来場、お待ちしてま〜す!!」(by 男性キャスト陣)

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『メリー・ウィドー』予告編ムービー

東京二期会オペラ劇場2010年11月公演『メリー・ウィドー』の予告編ムービーです!

▼『メリー・ウィドー』公演詳細はこちらから
F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』- 東京二期会オペラ劇場
2010年11月19日(金)18:30/20日(土)15:00/21日(日)15:00/23日(火・祝)14:00
会場:日生劇場(東京・有楽町)
▼チケットの残席状況はこちら
11月公演『メリー・ウィドー』残席状況

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『メリー・ウィドー』指揮者:下野竜也、カンヌ管弦楽団に客演
照明デザイン:服部基、紫綬褒章を受章

11月19日から日生劇場で始まる東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』の指揮者、下野竜也氏が、先月末、フランス・カンヌ管弦楽団に客演しました。サン・サーンス「交響曲第2番」、プロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲第2番」などを演奏、大成功をおさめました。
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▼カンヌ管弦楽団 2010年10月31日の公演詳細
Dimanche 31 octobre 2010 à 16h30 - Orchestre Régional de Cannes PACA(フランス語サイト)

秋の褒章では、『メリー・ウィドー』照明プランナーの服部基氏が紫綬褒章を受章。こまつ座での井上ひさし作品をはじめ、演劇、オペラなど多岐にわたる長年の舞台芸術への貢献がこの度の受賞となりました。
▼服部氏のプロフィール
服部基 - 舞台照明集団 ライティングカンパニーあかり組
お二方とも、おめでとうございます。

★若手ナンバーワンの呼び声高い下野氏の冴えわたるタクトに、ベテラン照明家服部氏の織りなす光の技。もちろん演出・山田和也、装置・堀尾幸男、衣裳・前田文子、振付・麻咲梨乃各氏ほか多くの芸術家の仕事が、オペレッタ『メリー・ウィドー』の舞台として結実します。
どうぞお楽しみに!
▼『メリー・ウィドー』公演詳細はこちらから
F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』- 東京二期会オペラ劇場
2010年11月19日(金)18:30/20日(土)15:00/21日(日)15:00/23日(火・祝)14:00
会場:日生劇場(東京・有楽町)

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二期会ゴールデンコンサート「中山悌一 一周忌特別演奏会」(10月2日公演)から

二期会創立者のひとりであり、長年にわたり二期会総監督として日本の楽壇をリードし、我が国オペラ界の隆盛の基を築いたバリトン歌手中山悌一。その芸術的業績を偲び、継承するドイツ歌曲の演奏会が、二期会会館にほど近い千駄ヶ谷の津田ホールで行われ、オペラ、コンサートの両方の分野で活躍する新旧スターが、魂のこもった演奏で魅了しました。
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アンコール曲 シューベルト「音楽に寄せて」を歌い終え晴れやかな笑顔の出演者たち
左から大槻孝志、釜洞祐子、曽我榮子、森島英子、中村健、蔵田裕行、伊原直子、
多田羅迪夫、永井和子、池田直樹、林美智子、平野忠彦

第一部の冒頭でシューマン「詩人の恋」より“美しい五月になって”、第二部で、ヴォルフ“皆さま方にセレナーデを”の中山悌一の録音演奏が流れると、その凛々しい美声とディクションの素晴らしさに、会場からは思わず溜め息が漏れていました。
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シューベルト作曲「冬の旅」全曲を演奏中の中山悌一
1965年10月21日
会場 東京文化会館
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
二部のはじめには、関西二期会理事長で中山悌一の愛弟子でもあるバリトンの蔵田裕行氏が京都より駆けつけ、生前の知られざるエピソードなどを披露。混迷する時代にあって今なお、中山悌一が我が国音楽界に刻んだ芸術の真髄は、かけがえのない財産であり、ドイツリートの豊かな世界を体現したコンサートは、“未来へ語り継ぎ、そして歌い継ぐ”という出演者たちの想いとともに、深く心に残るコンサートとなりました。
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お蔭様で満席となり、ご来場のお客様からは「中悌先生のすばらしさを再認識しました」「こんなに間近で聴けてピアノ伴奏も良くドイツ語の発音、感情も良く堪能しました」「悌一先生の業績を顕彰する会になりました。これだけの歌手の皆さんの歌を聴ける機会はまずないでしょう。」等々、沢山のあたたかいお声を頂きました。
一同深く感謝申し上げます。
▼コンサートの内容はこちら
二期会ゴールデンコンサートVol.30「中山悌一 一周忌特別演奏会〜ドイツリートの継承〜」- 株式会社二期会21

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北とぴあから秋を迎えに・・・
二期会オータムコンサートご来場御礼

昨年までの「サマーコンサート」に替わって、今年は初秋となる9月19日に開催された「オータムコンサート」。夏の暑さの残るなか、北とぴあ さくらホールはたくさんの歌で彩られました。
なかでも今回、最年長の出演者となった久岡 昇は、ワーグナー『タンホイザー』から「夕星の歌」を見事に歌い喝采を浴びました。かつて久岡が『タンホイザー』ヴォルフラム役の初舞台を踏んだ当時、この日の伴奏ピアニスト山田武彦は、なんとまだ2歳であったとか!
たゆみない歴史を重ねる二期会と声楽家の精進を象徴するエピソードなどとともに、功成り名を遂げた名歌手とオーディションにより選抜された歌手たちの名唱はお客様に大きな感銘をもたらしました。
アンコールでは「赤とんぼ」を出演者と会場の皆さまと一緒に歌うなど、場内は秋色の楽しいコンサートとなりました。
大勢の皆様のご来場、ありがとうございました。
出演者勢揃い。(楽屋にて)
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後列(左から)
山田武彦(Pf)、北原瑠美(S)、久岡 昇(Br)、東城弥恵(S)、池田直樹(Bs)、藤山仁志(Br)
前列(左から)
榎本真美(S)、小林菜美(S)、大倉由紀枝(S)、大野徹也(T)

▼コンサート詳細は9月16日のブログ記事をご覧ください。
オペラの散歩道9月16日記事 - 二期会blog

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モーツァルトの音楽とウルトラ怪獣!
童心にかえる楽しさ、東京二期会オペラ劇場『魔笛』終幕

モーツァルトのオペラ『魔笛』。人間の真の愛と徳を問いかける不思議な物語。多くの人に愛された演出家、実相寺昭雄監督が遺したファンタジックな『魔笛』を二期会歌手たち、スタッフが一丸となって、再び新国立劇場に創り上げました。熟練のオペラ指揮者テオドール・グシュルバウアーと読売日本交響楽団の奏でる美しい調べが心に残ります。
4日間の公演の模様を、写真とともにお伝えします。
◇9,11日キャスト(撮影:鍔山英次)
■10,12日キャスト(撮影:三枝近志)

小貫岩夫が演じる王子タミーノ。2007年に続いての出演です。柔らかい安定した歌唱が魅力。

タミーノ:小貫岩夫 


嘘をついたために、轡(くつわ)をはめられてしまうパパゲーノ。3人の侍女は、息のあったアンサンブルを聴かせました。
左から
第1の侍女:桑田葉子、パパゲーノ:友清 崇、
第2の侍女:磯地美樹、第3の侍女:金子美香 


王子タミーノに、パミーナ姫を助け出すように命じる夜の女王。ソプラノきっての難役で、ザラストロと対立する美しい女王の貫禄を見せた演技、超高音も決まり、大きな拍手をいただきました。

夜の女王:針生美智子 


王子タミーノのお伴をすることになったパパゲーノ。王子タミーノには魔法の笛を、パパゲーノには魔法の鈴が与えられました。夜の女王の3人の侍女と記念撮影。
左から
第1の侍女:日比野 幸、タミーノ:鈴木 准、
第2の侍女:杣友恵子、パパゲーノ:大沼 徹、
第3の侍女:吉田理絵 


パパゲーノは、いつでも子どもたちの人気者。鳥を捕って暮らしています。パパゲーノの存在は聴く人の心を明るくします。

パパゲーノ:大沼 徹 


モノスタトスに捕らわれたパミーナ姫。

モノスタトス(左):羽山晃生、パミーナ:増田のり子 


王子タミーノの奏でる笛に誘われて踊るウルトラ怪獣たち。愛矯を振りまく姿に思わず笑みがこぼれます。
(ウルトラ怪獣 ©円谷プロダクション)

タミーノ:小貫岩夫 


パパゲーノとパミーナは、ザラストロの宮殿を抜けだします。モノスタトスとその手下に捕まってしまいますが、パパゲーノが鈴を鳴らすと、嬉しそうに踊り出しました。
(ウルトラ怪獣 ©円谷プロダクション)
舞台手前中央3人、左から
パミーナ:嘉目真木子、モノスタトス:栗原 剛、
パパゲーノ:大沼 徹 




三人の童子。モーツァルトは、この童子たちにとても可愛らしい旋律を与えています。

左から
第1の童子:青木雪子、第2の童子:金原智子、
第3の童子:北村典子 


王子タミーノとパミーナ姫に、真の愛と勇気の試練を与えるザラストロ。すべてを見通す智恵の人。

舞台中央
ザラストロ:小鉄和広 


夜の女王は復讐の刃をザラストロに向けるよう、娘パミーナに命じます。
この「復讐のアリア」もコロラトゥーラの高度なテクニックを要します。

夜の女王:安井陽子 


お喋りを禁じられて退屈したパパゲーノのところにやってきたパパゲーナ。
はじめは老婆の姿で現れますが、後にグロッケンシュピールの力で若い娘の姿に甦ります。

パパゲーナ(左):鷲尾麻衣、パパゲーノ:大沼 徹 


タミーノの愛が冷めたと絶望の縁で命を絶とうとするパミーナに、童子たちは彼の愛が消えていない事を告げ、立ち直らせます。
左から
第1の童子:岸 七美子、パミーナ:嘉目真木子、
第2の童子:小林久美子、第3の童子:志岐かさね 

■ 
「明太子チーズ揚げ(!?)」と「ワイン」
パパゲーノの願いをかなえてくれる僧侶。

第2の僧侶(左):大川信之、パパゲーノ:大沼 徹 


タミーノとパミーナは力を合わせて、「魔笛」と共に火の試練、水の試練に立ち向かいます。

パミーナ(左):嘉目真木子、タミーノ:鈴木 准 


パパゲーナに会えないパパゲーノは、世をはかなんで自殺しようとします。

パパゲーノ(左):友清 崇、魔木:寺田 農(特別出演) 


若い娘の姿に甦ったパパゲーナ。ついにパパゲーノの女房になる時がやってきました。

パパゲーナ(階段上):鈴木江美、パパゲーノ(舞台手前):友清 崇 


フィナーレ。ザラストロ(大塚博章)を中心に大円団で幕となります。 

9,11日キャスト カーテンコール
(撮影:堀 衛) 

10,12日キャスト カーテンコール
(撮影:堀 衛) 

多くのお客様のご来場、まことにありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2010年9月公演『魔笛』- 公演記録|東京二期会

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夏から秋へ 歌、色づく北とぴあ〜「二期会オータムコンサート」公演間近!!
直前情報!予定プログラム詳細

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ちらしダウンロード(PDF)

  
間近に迫る本番に向けリハーサルも順調に進み、出演者たちの意気込みも最高潮に達してきました!

今年の司会はバリトン池田直樹とソプラノ北原瑠美が担当します。当日は池田作詞の「爺、線上のアリャ?!~G線上のアリア~」の誕生秘話など、このコンサートならではの貴重なエピソードを是非お聴き逃しなく!

夏の暑さから解放されて、爽やかな秋を彩る歌声を北とぴあでお楽しみください。

【予定プログラム/公演タイムテーブル】詳細
14:00  当日券販売
14:30  開場     
15:00  開演     
<第一部>45分
レオンカヴァッロ「朝の歌」 藤山仁志
ロッシーニ「狂宴」 北原瑠美
フォーレ「月の光」 小林菜美
マスカーニ「月」 大倉由紀枝
小林秀雄「落葉松」 久岡 昇
原曲バッハ/池田直樹作詞「爺、線上のアリャ?!」 池田直樹
ヨハン・シュトラウス『ヴェネツィアの一夜』より“ほろ酔い気分” 榎本真美
レハール『ほほえみの国』より“きみはわが心のすべて” 大野徹也
レハール『メリー・ウィドー』より“ヴィリアの歌” 東城弥恵
〜休憩〜15分
<第二部>60分
グノー『ロメオとジュリエット』より“ああ!私は夢に生きたい” 榎本真美
モーツァルト『フィガロの結婚』より“楽しい思い出はどこへ” 大倉由紀枝
プッチーニ『つばめ』より“ドレッタの美しい夢” 東城弥恵
ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』より“陰口はそよ風のように” 池田直樹
ワーグナー『タンホイザー』より“夕星の歌” 久岡 昇
ヴェルディ『椿姫』より“ああ、そは彼の人か〜花から花へ” 小林菜美
レオンカヴァッロ『道化師』より“大空を晴れやかに”(鳥の歌) 北原瑠美
ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “祖国の敵” 藤山仁志
ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “ある日 青空を眺めて” 大野徹也
17:00  終演予定    
ピアノ:山田武彦
   
日時:2010年9月19日(日)15:00開演(14:30開場)
会場:北とぴあ さくらホール(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分またはメトロ南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定)A席3,000円 B席2,500円 C席1,000円 【当日券あり】
ご予約・お問合せ:二期会チケットセンター 03-3796-1831
*都合により演奏内容が一部変更になることがございます。あらかじめご了承ください。
*上記、予定時間は当日の進行状況によりずれる場合がございます。
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『魔笛』最終日(12日)公演の当日券について

現在、新国立劇場オペラパレスにて公演中の『魔笛』は残すところ、あと1公演となりました。
最終日、12日(日)公演のチケットについて、B〜D席および学生席は予定販売数に達しましたため、発売終了となりました。
よって当日券は、S席およびA席のみとなります。
発売時刻は13:00より、発売箇所は新国立劇場オペラパレス入場口横でございます。
また、二期会チケットセンターのインターネットチケット予約では、明日の11:59までご予約が可能です。ご予約いただいたチケットは、ご来場前にお近くのセブン-イレブンにてお受け取りいただけます。
是非ご利用ください。
皆様のご来場をお待ちしております。
▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2010年9月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』- 東京二期会オペラ劇場
▼インターネットチケット予約はこちらのページ中の「Gettii」ボタンよりお進みください。
二期会チケットセンター お取り扱いチケット一覧
※本公演は二期会チケットセンターおよび各プレイガイドへのお電話・FAXによる受付は終了いたしました。

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『魔笛』いよいよ明日開幕!

明日9日(木)から最高のオペラファンタジー東京二期会『魔笛』がいよいよ開幕します!
公演当日のご案内です。

当日券と公演タイムテーブルのご案内
9月9日(木)
9月10日(金)
9月11日(土)
9月12日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B
S,A
当日券販売開始
17:30~
17:30~
14:00~
13:00~
開場
18:00
18:00
14:30
13:30
開演
18:30
18:30
15:00
14:00
第1幕
約70分
休憩予定時刻
19:40~20:00
19:40~20:00
16:10~16:30
15:10~15:30
第2幕
約95分
終演予定
21:35
21:35
18:05
17:05
※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

【ウェブサイト掲載情報】
▼「WebマガジンOPENERS」では、『魔笛』のストーリーとともに見どころを紹介しています。
東京二期会オペラ劇場『魔笛』開幕 | Web Magazine OPENERS - THEATER|Tokyo Tips

▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2010年9月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』- 東京二期会オペラ劇場

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【メディア掲載情報】『魔笛』の公演情報がニュースサイトで紹介されました!

東京二期会オペラ劇場9月公演『魔笛』(9月9日(木)~12日(日)/新国立劇場)の公演情報が、インターネット・ニュースサイトに掲載されました。
▼MANTANWEB(まんたんウェブ)
魔笛 :「ウルトラマン」の実相寺昭雄監督演出作 怪獣たちも登場 3度目の上演へ
▼同記事には、Yahoo!Japanニュースからもリンクしています。
Yahoo!Japanニュース〜エンターテインメント
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東京二期会オペラ劇場2007年7月公演『魔笛』より(写真撮影=高嶋ちぐさ)
MANTANWEB(まんたんウェブ)は、毎日新聞デジタルが運営している、日本のポップカルチャーのニュース・サイト。
アニメやマンガやアイドルの情報と並んで、我らがオペラ『魔笛』を紹介いただいています。幅広い層の方に観てもらいたい舞台です。
どうぞご一読ください!

▼『魔笛』の公演情報はこちらです。
2010年9月公演『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

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二期会ゴールデンコンサートVol.30「ドイツリートの継承」
中山悌一先生を想うメッセージ 【5】

《二期会ゴールデンコンサートVol.30中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」》(10月2日(土)津田ホール)公演に向け出演者から届いたメッセージ紹介。いよいよ最後に登場する二人の歌手です。
 * * *
 メゾソプラノ 伊原直子
 演奏予定曲
 ブラームス作曲 ナイチンゲールに寄せて/永遠の愛

音楽の真髄を追求なさった中山悌一先生
悌一先生のレッスンは朝9時。藝大大学院生の私は、毎回新しい曲を3曲ということで、前夜は緊張で殆ど眠れない状態でした。先生の見事な流暢な伴奏に支えられて歌う幸せ!あまり多くのことをおっしゃらず、時には素晴らしい声、生き生きとした表情で自ら歌って下さる一フレーズ。
“こんな具合かな”とおっしゃって、“この情景はどんなシチュエーションなのか?”という質問。
マーラー「亡き子を偲ぶ歌」を自分なりに情感豊かに歌った時、“センチメンタルは罪悪じゃ”とのひとこと。先生のおっしゃった本当の意味はドイツ留学中、身にしみて理解出来たことでした。
ドイツリートの名歌手でいらした悌一先生は、音楽の真髄を見抜き、芸術の高みを常に求めておられました。
今から41年前(1969年)中山悌一先生総監督、若杉弘氏の指揮(読響)で、ワーグナー『ラインの黄金』の上演となり(私のデビューともなりました)、日本のオペラ界に新たなエポックを切り拓かれました。先生は毎晩欠かさず練習場に来られ熱心にご指導下さいました。
あの時代、“二期会”は、中山先生を中心に、よりよき音楽を求め、まさに一丸となって燃えていました。
 * * *
 バリトン 多田羅迪夫
 演奏予定曲
 ブラームス作曲 エオリアンハープに寄せて/人の成り行きは

中山悌一先生の思い出 
渡欧の前、私が演奏の方向について迷っているとき「タタラ、人間はな、やらねばならないと思う事をやるのではなく、自分が本当にやりたいと思う事をやるのが幸せなんだよ。」とおっしゃって下さって、それが心の中にすとんと落ちてゆき、迷いが消えたのでした。先生のこの言葉がなければ、きっと今の私はなかったでしょう。
また、帰国した後のことですが「冬の旅」や「詩人の恋」の指導をして頂いていた頃、小澤征爾さん指揮『さまよえるオランダ人』に出演する際に「期限は満ちた」のオランダ人のアリアを持って伺った時のことです。このアリアは演奏時間が12分以上もかかる長大な難曲で、歌うのも大変ですが伴奏するのも専門のピアニストでさえ骨の折れる曲なのです。「これを弾くのは何年ぶりかなあ。少し待っていろよ」と先生はおっしゃって、楽譜をじっと目で追っていらっしゃいました。そうしてレッスン室に静寂の中にもページをめくる音だけが聞こえる時間が3分を過ぎようとした頃、私は伴奏者を同伴しなかった事を悔やんでいました。「よーし、では始めよう」とおっしゃって先生がピアノを弾き始められた時、オーケストラを彷彿とさせる、えもいわれぬ素晴らしい音色と音楽がそこにありました。アリアの最期まで一度のミスもない完璧なピアノ演奏でした。私は歌いながらその伴奏の音楽の素晴らしさに身体が震えるのを止めることが出来ませんでした。先生は歌手として超一流なだけではなく、ピアノの名手として、いや、音楽家として超一流な方でありました。
 * * *
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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二期会ゴールデンコンサートVol.30「ドイツリートの継承」
中山悌一先生を想うメッセージ 【4】

二期会21では10月2日(土)に千駄ヶ谷・津田ホールにおいて《二期会ゴールデンコンサートVol.30中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」》を開催致します。
公演に向け出演者から届いたメッセージ紹介の第4回目です。
 * * *
 メゾソプラノ 林 美智子
 演奏予定曲
 R.シュトラウス作曲 ダリア/万霊節

次の世代への橋渡しとなりますように
中山悌一先生とは残念ながら直接面識がありませんでしたが、先生をはじめとする二期会の歴史を築いて来られた諸先輩方と心一つに、ドイツリートを通してメッセージを届けさせて頂ける機会をいただけました事、心より感謝申し上げます。
そして又ここから、未来をになう若き次世代の方々にしっかりと受け継がせていただけるよう、心を込めて歌わせていただきます。
歴史が今を繫いでそして未来へ・・・と、自分自身も時代の架け橋の一人となって行けるよう、日々、努力精進させていただきます。
中山悌一先生へ・・・有難うございます。   心を込めて。
 * * *
 ソプラノ 曽我榮子
 演奏予定曲
 シューベルト作曲 戸外にて/ます/水の上に歌う

中山悌一先生を偲ぶ 
中山悌一先生・・・声楽家としての私にとりまして、先生の存在は無限です。
幸運なことに私はとても若い時期から二期会オペラに出演する機会を頂き、先生との出会いがありました。 
当時、音楽稽古は即ち、総監督の中山先生の密度の濃い指導から始まりましたから。
先生はオペラの時、リートの時・・レッスンの中で要所に発せられる一言の心に残る重さや、また時折自ら歌って聞かせて下さるその感動的な歌に、ピアニストにまでも音楽的指示があると「ちょっと、どいてご覧」と代って弾かれ、その流れ伝わる音の素晴らしさ・・などから、誰もが先生の芸術家としての偉大さに圧倒され、敬い、そして音楽する喜びも深淵も謙虚さも知りました。
いつもは殆ど褒めては下さらないけれど、ときに「よしっ」と言われた時の天にも昇るうれしい思い……<ミューズの世界>に受け入れられたような喜び!! 
それが今日まで歌うことが出来た所以だと思っています。
歌を歌う限りいつも先生は私どもの傍におられると信じております。
 * * *
 ソプラノ 釜洞祐子
 演奏予定曲
 ブラームス作曲 あの娘のもとに
 マーラー作曲 夏の歌い手交代/別れ遠ざかるのは

中山悌一先生を想う 
私が中山先生にお目にかかったのはオペラ研修所4期生の時でした。先生の特別レッスンのような形だったと思います、『魔笛』のパミーナのアリアをそれは緊張して歌いました。
その長いフレーズが苦しくて、「ブレスは~~まで一息でしょうか」と歌い終わってお尋ねしましたら、「息の長い者は一息で、そうでなければ息継ぎをすればええ」と、ゆっくり仰いました。
もちろんそれは好き勝手に非音楽的な息継ぎをして良いことではないでしょう。
でもあの時、フーッと力が抜けて解放されたような、何か大らかなものに包まれたような気がしたのを、私は忘れることができません。
10月2日は天上の中山先生がしばし耳を傾けてくださいますことを夢見て歌いたいと思います。
 * * *
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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二期会ゴールデンコンサートVol.30「ドイツリートの継承」
中山悌一先生を想うメッセージ 【3】

二期会21では10月2日(土)に千駄ヶ谷・津田ホールにおいて《二期会ゴールデンコンサートVol.30中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」》を開催致します。
公演に向け、出演者から届いたメッセージをご紹介します。
 * * *
 バリトン 平野忠彦
 演奏予定曲
 グリーグ作曲 君を愛す
 ヴォルフ作曲 ねずみ獲りの歌

中山悌一先生のこと
ドイツの声楽家ゲルハルト・ヒュッシュ氏に認められ渡独し、帰国後先生が藝大の教授になられたのが、我々が藝大の学生だった時。そして柴田睦陸(むつむ)先生の後任として、二期会の理事長になられたその時期に中山先生の立案で「二期会オラトリオ公演」が出来、1962年に「天地創造」を演奏しました。
その時のソリストはガブリエルを蒲生能扶子さん、ラファエルには中山先生が出演予定で、中澤桂、築地利三郎、藤沼昭彦。中山先生以外は若手ばかり。突然研修生だった小生に‘ラファエルを歌え’とおっしゃった。
僕の師匠の畑中良輔先生は‘「天地創造」はレパートリーではないので、中山さんにレッスンして貰うように!’と中山先生のお宅にレッスンに通うようになった。それ以来、二期会の〈オペラ〉〈コンサート〉とお世話になった。当日はヒュッシュ先生と中山先生のお二人に教えを受けたヴォルフ「ねずみ獲りの歌」を歌います。
 * * *
 バスバリトン 池田直樹
 演奏予定曲
 ヴォルフ作曲 コフタの歌1/コフタの歌2

シューベルトの歌曲集「冬の旅」には、たくさんの思い出があります。 
東京藝術大学に入り、ドイツ歌曲の権威・中山悌一先生の門下生となり、最初のレッスン曲として先生に頂いたのが、「冬の旅」。藝大時代の最後の演奏である、大学院の修了演奏も「冬の旅」でしたし、修士論文のテーマも「冬の旅」。この修士演奏前の最後のレッスンが終わった時、突然、中山先生が仰ったのです。「池田、『冬の旅』で独唱会を開きなさい。」と。その言葉で、最初の「冬の旅」全曲演奏を26才で経験することになったのです。中山先生が二期会に指示なさりイイノホールが確保され、小林道夫先生に電話して頂き、共演して頂けたのでした。中山先生、畑中良輔先生がお座りの演奏会場で、震えるほど緊張したことが、思い出されます。
 * * *
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
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二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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二期会ゴールデンコンサートVol.30「ドイツリートの継承」
中山悌一先生を想うメッセージ 【2】

二期会21では10月2日(土)に千駄ヶ谷・津田ホールにおいて《二期会ゴールデンコンサートVol.30中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」》を開催致します。
公演に向た出演者から届いたメッセージをご紹介します。
 * * *
 テノール 大槻孝志
 演奏予定曲
 ヴォルフ作曲 シュレッケンベルガー/さようなら/尽きぬ愛

受け継いだ歌を精一杯届けたい
普段オペラをメインに歌わせて頂いてますが、実はドイツ・シュトゥットガルト音楽大学在籍中にはリートを専門に学んでおりました。
自分は誠に残念ながら中山悌一先生に直接教えて頂く機会は得られませんでしたが、二期会創始メンバーの一人、大熊文子先生に長い間師事を受け、先生から当時の貴重な想い出話を聞かせて頂きながら、ドイツリートを通じて音楽の奥深さや声の素晴らしさをたくさん教えて頂きました。
先生は「あなたが大きな舞台に立つ姿を見るまではそれを生き甲斐に頑張って長生きしますからね。」と口癖のようにおっしゃっていたのですが、残念ながらご存命の間に自分が舞台に立つ姿をお見せすることは叶いませんでした。
以来、どんな舞台に立つ時でも、必ず心の中で先生に「頑張りますので見ていて下さいね」と祈ってから舞台に上がっています。
選んだリートは、先生に教えて頂き想い出のたくさん詰まった曲です。
今回も二期会を創始し、先陣切って日本の声楽界を築いた同時代の中山先生に向けて、自分が受け継いだ歌を精一杯届けたいと思います。
 * * *
 テノール 中村 健
 演奏予定曲
 R.シュトラウス作曲 朝に!/献呈

ドイツ歌曲の第一人者であり二期会の総監督だった中山悌一先生の思い出は数え切れませんが、一番印象に残っているのは、1962年から3年にかけて3回行われた二期会オラトリオ定期公演です。そのうち二回が山田和雄指揮による劇的オラトリオ「マタイ受難曲」で、中山先生がイエスを歌い、二期会創立メンバーの三宅春惠、小島琢磨、宮原卓也、秋元雅一郎、戸田敏子諸氏をはじめ錚々たる諸先輩にまじり、若輩だった私がエヴァンゲリストとして抜擢されました。間近で聴く素晴らしい声、ドイツ語のディクション、そして深い色合いに満ちたイエスの苦悩。完璧主義で演奏家としては40代で引退し、決してオペラには出演されませんでしたが、そのテクニックと美声、ドイツ人をも驚嘆させる発音は稀有なものでした。今回出演者の中で最高齢になった今、想いを込めて演奏したいと思います。
 * * *
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
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二期会ゴールデンコンサートVol.30「ドイツリートの継承」
中山悌一先生を想うメッセージ 【1】

二期会21では10月2日(土)に千駄ヶ谷・津田ホールにおいて《二期会ゴールデンコンサートVol.30中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」》を開催致します。
公演に向け、出演者からメッセージが届きましたので、ご紹介します。
 * * *
 メゾソプラノ 永井和子
 演奏予定曲
 シューベルト作曲 糸を紡ぐグレートヒェン
 コルンゴルト作曲 幸せを願う

「まず、シューベルトの歌曲から始めよう!」―中山先生のレッスンのスタートです。今、楽譜を開くと、当時の私の筆跡に、緊張しながらも先生の注意やお話を一言も聴きもらすまいと書き留めた真剣な想いが甦ります。
 先生の見事なピアノ伴奏で歌い、教えを受けられた贅沢な時間・・・今、改めて大きな尊いものに包まれて学んだ事に、心が一杯になります。
 自分の・・・そして歌うことの原点に引き寄せられるシューベルトの歌曲からの一曲です。
そして感謝と共に全ての幸せを願いコルンゴルドからの一曲です。
 * * *
 テノール 近藤政伸
 演奏予定曲
 シューマン作曲 きみの顔/護符/献呈

私の中での中山悌一先生
藝大学部時代、70年安保の余波が藝大にもあり、純粋な芸術家でもあった先生は嫌気がさし潔く退官されてしまった、
幸いにも二年大学院浪人した私は再び戻られた先生のドイツ歌曲の授業を受けることが出来た。二期会デビューの『フィデリオ』では練習中からいつも居らして直接指導をして下さった。
二期会が財団法人(33年前)になったパーティーの席での先生の笑顔が忘れられない。会報の原稿編集の為、ご自宅に呼んでいただき、インタビューをさせて頂いた。創立の由来、二期会の目的、その目的達成の為に何をしてゆくかを直接教えて頂いた。二期会発展の為の特別研修会理事会(箱根一泊・自前ですが・・・)、千駄ヶ谷移転の為の度重なる理事会の他、それぞれの中山先生のお顔が思い出される。昨年10月『蝶々夫人』公演の直前の9月29日に昇天され、上野の寛永寺にて先生とのお別れをさせていただきました。合掌
 * * *
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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二期会ゴールデンコンサート、中山悌一 一周忌特別演奏会 曲目決まる

 


チラシ(PDFダウンロード)
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホールVol.30 中山悌一 一周忌特別演奏会」(10月2日〔土〕)の曲目がいよいよ決定いたしました。
昨年9月に逝去した二期会創立メンバーのひとり中山悌一は、我が国のオペラ界における功労者であり、ドイツ歌曲の演奏家としても傑出したバリトンでした。
二期会は、その芸術的業績を継承するため、その一周忌にあたり二期会ゴールデンコンサート・シリーズにおいて故人の名を冠したドイツ歌曲演奏会を開催いたします。
出演者は、日本を代表するリートの名手たち。
皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。

【出演者と予定演奏曲目】
釜洞祐子:ブラームス〈あの娘のもとに〉、マーラー〈夏の歌い手交代〉〈別れ遠ざかるのは〉
曽我榮子:シューベルト〈戸外にて〉〈ます〉〈水の上に歌う〉
伊原直子:ブラームス〈永遠の愛〉〈ナイチンゲールに寄せて〉
永井和子:コルンゴルト〈幸せを願う〉シューベルト〈糸を紡ぐグレートヒェン〉
林 美智子:R.シュトラウス〈ダリア〉〈万霊節〉
大槻孝志:ヴォルフ〈シュレッケンベルガー〉〈さようなら〉〈尽きぬ愛〉
近藤政伸:シューマン〈きみの顔〉〈護符〉〈献呈〉
中村 健:R.シュトラウス〈朝に〉〈献呈〉
池田直樹:ヴォルフ〈コフタの歌1〉、〈コフタの歌2〉
多田羅迪夫:ブラームス〈人間の成り行きは〉〈エーオルスのハープに寄せて〉
平野忠彦:ヴォルフ〈ねずみ獲りの歌〉、グリーグ〈君を愛す〉
ピアノ:花岡千春、森島英子
ゲスト(お話):蔵田裕行(関西二期会理事長)
*上記は変更になる場合がございますので予めご了承ください。

◆◆公演概要◆◆
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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『コンサートを作っちゃお!』親子で作る演奏会 ~歌の情景を紙芝居にしよう~
東京オペラシティで夏休みの思い出を作りませんか!

いよいよ夏本番。皆様、どんな夏休みをお過ごしですか。
二期会21では、東京オペラシティ文化財団と共催で夏の思い出に残るすてきな企画をご用意しました。
題して『コンサートを作っちゃお!』親子で作る演奏会♪
演奏を聴きながらご家族で一緒に紙芝居を作ってみませんか。たとえば‘海は広いな大きいな~’♪のメロディーで知られる「うみ」をはじめ、美しい演奏を聴きながらその情景に想像力を働かせて自由に絵を描きましょう。
そして選ばれた10作品を演奏とともに紙芝居として発表する心躍るひとときです。
歌とお話を担当する彌勒忠史(みろくただし)からお誘いのメッセージが届いています。
村田ゆう子のすてきな歌声もお楽しみください。

お父様、お母様、そしておじいちゃま、おばあちゃまとお孫さんで、親子で家族で楽しめる夏の企画にぜひご来場ください!

【出演】    
歌とおはなし:彌勒忠史  
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歌:村田ゆう子  
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絵本作家:吉田稔美  ピアノ:石野真穂

(1)【ワークショップ】
日時:2010年8月14日(土) 第1回目10:30~12:30/第2回目14:00~16:00
会場:東京オペラシティB1F 大リハーサル室
 ※参加者にはぺんてる製クレヨン・絵具・絵筆を1家族に1セットプレゼント! 
 ※4歳児からご入場頂けます。
(2)【歌のコンサート】
公演日:2010年8月21日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場: 東京オペラシティB1F リサイタルホール
 ※ワークショップで描いた絵を紙芝居仕立てで、歌にあわせて親子で発表。
 ※紙芝居は大型スクリーンに投影し会場のみなさんでご覧いただけます。
 ※舞台で発表出来なかった作品は1点ずつ吉田稔美さんのコメントを付けて
  歌のコンサート当日ロビーに展示いたします。
 ※作品はコンサート終演後お持ち帰りいただけます。
【チケット価格】
歌のコンサート鑑賞+ワークショップ参加=お一人様 3,500円 オススメ◎
歌のコンサート鑑賞のみ=お一人様 3,000円
【ご予約】
二期会チケットセンター 03-3796-1831
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
▼絵本作家 吉田稔美さんについて
Never Girls <イラストレーター吉田稔美のお仕事>
▼コンサートについて(チラシのダウンロードもできます)
『コンサートを作っちゃお!』親子で作る演奏会 - 株式会社二期会21

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ブラヴォーの嵐!ソプラノ横山恵子、二期会ゴールデンコンサート

艶やかな美声と完璧なテクニックで聴衆を魅了する貴重なソプラノ横山恵子。満を持してのリサイタル(7月26日(月)津田ホール)が大盛況のうちに幕を閉じました。
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横山は海外での『ドン・カルロ』エリザベッタの活躍や、近年『トゥーランドット』のタイトル・ロールでも絶賛を浴びており、このたびのリサイタルは正にその真価が発揮され、その濃厚な時間に舞台と客席はまさに一体となりました。
第一部、R.シューマン歌曲集「ミルテの花」“献呈”や、J.マルクスの歌曲で聴衆を横山の世界に引きこむと、R.ワーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」で一転して深い味わいをみせます。後半も全く疲れをみせない歌唱はピタリと的確に音を命中させながら音楽そのものの魅力を伝えました。『ノルマ』『アイーダ』の見事な演奏に続いて、ドイツの歌劇場でも当り役としてきた『マノン・レスコー』マノンの終幕のアリア「独り捨てられて」では、登場の瞬間から舞台上に息をのむような美しいドラマが生まれ、叙情溢れる彼女の魅力を強く印象付けていました。
ピアノは海外の歌劇場での経験も豊かな石坂宏氏。劇場仕込みの豊かな経験を活かしたスタイリッシュな演奏が横山の声と絶妙に呼応。音楽への献身と喜びに溢れたエネルギッシュな演奏となり、ブラヴォーの嵐がいつまでも続いていました。
リサイタルを大成功に終えた横山は、2011年3月には『アイーダ』(東京二期会共同制作/10月発売予定)にも主演します。
今後のさらなる活躍にご注目ください。
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▼『アイーダ』は、びわ湖ホールと神奈川県民ホールで上演。情報はこちらから。
びわ湖ホール プロデュースオペラヴェルディ作曲 歌劇《アイーダ》(全4幕)- びわ湖ホール
平成22年度(2010年)神奈川県民ホール主催事業(PDFファイル)- 神奈川県民ホール
▼横山恵子インタビュー特集(*ムービーもお楽しみ頂けます)
ピックアップ・アーティストVol.16 横山恵子の今 - 株式会社二期会21

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人間の際限のない欲望と天上の美しさ、『ファウストの劫罰』閉幕

コンテンポラリーダンス、H・アール・カオスを主宰する大島早紀子が、舞台上に時空を超えて魅せるファウストの夢。フランスの巨匠ミシェル・プラッソンと入念な準備を重ね、力強く挑んだ東京二期会オペラ劇場/ベルリオーズ作曲劇的音楽『ファウストの劫罰』。東京文化会館を駆け抜けた4日間の本公演のシーンをご紹介します。

第一部冒頭。彫刻のような構図にうごめく人間、苦悩が積み重なっていきます。

ファウスト(左):福井 敬 


年老いたファウスト博士のしみじみとした朗唱「古びた冬は」。孤独な憂いに沈んでいます。

ファウスト:福井 敬 


数多くの舞台経験を誇る二期会合唱団が登場、<復活祭の歌>。一人ひとりが演奏にも演技にも繊細な表現とクオリティを求められ、見事にこたえました。 


若さを取り戻したいというファウスト博士の欲望をかなえようと悪魔メフィストフェレスが囁きます。

ファウスト(左):樋口達哉
メフィストフェレス:泉 良平 


メフィストフェレスは、ファウストをライプツィヒの酒場に連れていきます。学生ブランデルは「ねずみの歌」を滑稽な調子で歌います。
メフィストフェレス(後右):小森輝彦
ファウスト(後左):福井敬
ブランデル(中央):佐藤泰弘 


心が晴れないまま眠るファウストの周りに精霊が現れる<空気の精のバレエ>。 


白河直子をはじめとするダンサーは、現実と幻想の世界を自在に往き来し、宙に舞います。 


兵士や学生たちの合唱。生きて帰る兵士、あるいは死者として帰る兵士。 


夢の中でファウストに恋したマルグリートが歌う<トゥーレの王>。
17日公演のマルグリートは、出演者変更により小泉詠子が出演。素晴らしいデビューを飾りました。 


メフィストフェレス「悪魔の名にかけて踊れ」。マルグリートを惑わせる<鬼火の踊り>。
妖気、光と声、煌めき、その昂揚ぶりはまさに悪魔的。 


メフィストが地下深くに姿を隠す瞬間─本当に魔界へ消えるようです。

メフィストフェレス:泉 良平 


ファウストとマルグリートの束の間の逢瀬を打ち破るメフィストフェレス。

マルグリート(左):林 正子
メフィストフェレス(中):泉 良平
ファウスト(右):樋口達哉 


マルグリートが一人部屋で歌うロマンス<激しい炎のような愛は>。再会を約束したファウストが現れない─私の小さな頭は狂ってしまう。

マルグリート:小泉詠子 

◇ 
ファウストが渡した眠り薬で母親を殺してしまったためにマルグリートは死刑になった、と告げられて、ファウストは彼女を助けるために悪魔の契約書に署名します。<地獄への騎行>。オーケストラが最高潮に鳴り響く中、ファウストは地獄へ落ちます。

ファウスト(前):樋口達哉
メフィストフェレス:泉 良平 


男声合唱が不気味な呪文を唱えると、魔物の様相を表わす狂乱狂舞のシーン。 


「神よ、彼女は真に愛しておりました。」

マルグリート(中央):林 正子 


<選ばれた魂と子供たちの合唱>天上の歌に導かれ、マルグリートは昇天します。 

猛暑の中、大勢のお客様にご来場いただき、まことにありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)
★撮影:鍔山英次
◇撮影:三枝近志

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2010年7月公演『ファウストの劫罰』- 公演記録|東京二期会

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『ファウストの劫罰』いよいよ明日開幕!

いよいよ明日15日(木)から始まるベルリオーズ『ファウストの劫罰』。
マスコミ各紙の注目も高く、直前情報が朝日新聞と読売新聞の各夕刊(14日付)に掲載されました!
朝日新聞では、マエストロ、ミシェル・プラッソンのインタビューが、読売新聞では、13日に行われたゲネプロ(総稽古)の模様をふまえて、本公演が大々的に紹介されています。
▼朝日新聞の記事はWebでもご覧いただけます。
ベルリオーズ 仏のプラッソン「心のあや、描き出す」- asahi.com(朝日新聞社)(7月14日- 音楽 -)
▼ゲネプロの様子は、クラシック情報サイト「クラシック・ニュース」でもご覧いただけます。
東京二期会オペラ劇場「ファウストの劫罰」ゲネラルプローべはじまる! - classic news(7月14日)
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写真は昨日のゲネプロを終えた福井敬(左)と小森輝彦(2人は15日と17日に出演)
2月に英雄オテロで観客を魅了した福井。今回は老ファウスト博士から若者へと変身し、馥郁たる美声で愛を歌いスケールの大きな舞台を創り上げています。
悪魔メフィスト役の小森はドイツのアルテンブルク・ゲラ市立劇場専属、第一バリトンとして大活躍しています。
▼福井敬netでは、動画インタビューがご覧いただけます。
ファウストについて(福井さんインタビュー)- 福井敬net(7月9日)
▼公演当日のご案内です

公演タイムテーブルのご案内
7月15日(木)
7月16日(金)
7月17日(土)
7月18日(日)
当日券
S,A,B,C,D
S,A,B,C,D
S,A,B,C,D
S,A,B,C,D
当日券販売開始
17:30~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
18:00
13:00
13:00
13:00
開演
19:00
14:00
14:00
14:00
第1部、第2部
約60分
休憩予定時刻
20:00~20:25
15:00~15:25
15:00~15:25
15:00~15:25
第3部、第4部
約70分
終演予定
21:40
16:40
16:40
16:40
※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2010年7月公演 H.ベルリオーズ『ファウストの劫罰』- 東京二期会オペラ劇場

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ソプラノ品田昭子がサロンに出演!

 


チラシ(PDFダウンロード)
7月21日(水)開催の「二期会サロンコンサート」第2弾は、ソプラノ品田昭子による「宵涼みのひととき」!
日本歌曲からオペラの名曲アリアまで、のびやかで清涼感あふれる歌声が、爽やかに響き渡ります。
暑さを忘れて素晴らしい歌声を、夏の夜風と共に感じてみませんか!?
お友達をお誘い合わせのうえ、是非ご来聴ください!
夏にピッタリのナンバーをお届けいたします!チケット絶賛発売中!

<コンサート情報>
二期会サロンコンサートVol.156
品田昭子 ソプラノ リサイタル ~宵涼みのひととき~

日時:2010年7月21日(水) 19:00開演 (18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロンパウゼ
料金:3,500円(全自由席・ドリンク付・税込)
チケットお取扱:二期会チケットセンター 03-3796-1831
出演:品田昭子(ソプラノ)、渕上千里(ピアノ)
<予定曲目>
♪中田喜直 「むこうむこう」
♪平井康三郎 「祭りもどり」
♪木下牧子 「抒情小曲集」より
♪山田耕筰 「唄」
♪ベッリーニ 『カプレーティ家とモンテッキ家』より“ああ、幾たびか”
♪トマ 『ミニヨン』より“私はティターニア”    
                       ほか

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【メディア掲載情報】“ただのオペラでは終わるまい”~『ファウストの劫罰』が「今月の観どころ聴きどころ」に!~

201007ontomo.jpg6月18日発売の『音楽の友』7月号の「今月の観どころ聴きどころ」、および「CDで聴く『今月注目の名曲』」で、東京二期会オペラ劇場『ファウストの劫罰』が紹介されています。山野雄大氏、浅里公三氏のオススメコメント、どうぞご覧下さい!
山野雄大氏「ただのオペラでは終わるまい」
浅利公三氏「この傑作の真の価値を知るには絶好の機会といえるだろう」

▼『音楽の友』はWebでも買えます↓こちら
音楽の友 - 音楽之友社ONLINE

201008mostly.jpgザ・ジェイド(The JADE)でも活躍中、7月16・18日に主演する樋口達哉のインタヴューが、6月20日発売の『モーストリー・クラシック』8月号と、6月15日発売の『音楽現代』で紹介されています。
樋口達哉「ファウストはこれまで演じた中で最も大役かも知れません!」(音楽現代)

201007gendai.jpgあわせてどうぞご覧ください。

▼『MOSTLY CLASSIC』はこちら
MOSTLY CLASSIC
▼『音楽現代』はこちらからお求めいただけます
クラシック音楽を中心とした音楽雑誌・書籍の出版社 株式会社芸術現代社 - インターネットショッピングモール匠屋
▼『ファウストの劫罰』公演詳細・チケットのお申込みは、こちらをご覧ください。
2010年7月公演『ファウストの劫罰』 - 東京二期会オペラ劇場

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【公演御礼】二期会Week in サントリーホール 愉しみの刻2010 終了!
  来年の二期会Weekは5月に開催決定!

6月14日より20日まで開催した二期会Week in サントリーホール愉しみの刻。
今年は期間中2,600名を超えるお客様にご来場いただきました。
二期会Week in サントリーホール2010 愉しみの刻『歌の宝石箱』
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6月18日 第5日公演から
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6月20日 第7日公演から
「歌の宝石箱」のテーマでお贈りした1週間、アンケートを通して、お客様からたくさんのコメントを頂戴しました。そのごく一部をご紹介します。
●今、高校生で声楽を目指そうかと考えています。初めてオペラの世界に踏み入れました。姿勢、表情、何においてもすばらしかったです。プロが集まるこの会に来て、本当に良かったです!!(14日10代男性)
●アントネッロと二期会のコラボは、初めて聴きましたが引きこまれました!(15日40代女性)
●短歌の歌曲というめずらしさ、曲目のバランスがよかった(16日女性)
●「すれ違い」なら「ドン・ジョヴァンニ」の中からの曲にして欲しかった。終わりが「メリー・ウィドー」でハッピーエンドなのは好感が持てた。サティとドビュッシーがよかった。(17日50代女性)
●今日はフランス音楽にふれてとてもよかった。ソリスト達もみんなすばらしい!『子供と魔法』とても楽しかった!!(18日50代女性)
●パパゲーノの軽快なおしゃべりに誘われ、大人も子どもも一緒に楽しむことができました。楽器の紹介、となりの人と手をとりあってのダンス、手足でリズムをとりながら会場全体が一体となった雰囲気を味わえたトルコ行進曲……と、めいっぱい楽しかったです。またぜひ参加したいです。(19日)
●大劇場ではなくかなり近くで生の声を直に聞く事ができ、花火の音を近くで聞くように胸にずしんと響きます。(20日60代男性)
●7日目最後のコンサートが一番良かった。声楽のすばらしさに感動した。(20日60代女性)
最後に紹介させていただいた方は、6回券で全ての演奏会にお越しいただけました。
ほかにもたくさんのご感想をお寄せいただきました。
本当にみなさまありがとうございました!
そして、2011年の「二期会Week in サントリーホール」は5月15日(日)~21日(土)に開催が決定しました。
テーマは、
「シェエラザード または 七つの歌物語」
楽しい、愉しい1週間にいたします。
来年もご来場をお待ちしております!

▼今年の公演詳細はこちらからご覧いただけます。
二期会Week in サントリーホール2010 愉しみの刻『歌の宝石箱』 - 株式会社二期会21

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いよいよ開幕!「二期会Week in サントリーホール“愉しみの刻2010”」14日から

今年で8年目を迎える二期会アーティストによる一週間の祭典、「二期会Week in サントリーホール 愉しみの刻2010 “歌の宝石箱”」が、サントリーホール・ブルーローズで6月14日(月)からスタートします!
今年は、既に19日(土)、20日(日)が完売となるなど、注目の公演が目白押しです!
皆様のご来場をお待ちしております。
各公演日の概要と残席状況(6月12日15時現在)

公演日
6月
公演名 残席状況 当日券 開場 開演
S席 A席
14日(月) 第1日/オペラで乾杯!ワインな一夜
  
18:00より 18:30 19:00
15日(火) 第2日/きらめく音の宝石たち
  ~アントネッロ&二期会ライブ
18:00より 18:30 19:00
16日(水) 第3日/花の色は・・・ 日本の心、短歌曲集を味わう
  
18:00より 18:30 19:00
17日(木) 第4日/オペラティック・コンサート「愛のすれ違い」
  ~名曲でおりなす二期会オリジナル・ラブ・ストーリー
18:00より 18:30 19:00
18日(金) 第5日/ラヴェルの宝石箱!オペラ『子供と魔法』
  
18:00より 18:30 19:00
19日(土) 第6日午前の部/Concert for KIDS
  3才からのモーツァルト~ゆかいなパパゲーノの冒険
× × なし 10:30 11:00
19日(土) 第6日午後の部/Concert for KIDS
  3才からのモーツァルト~ゆかいなパパゲーノの冒険
× × なし 13:30 14:00
20日(日) 第7日/ドニゼッティ『ラ・ファヴォリータ』
  (ハイライト上演)
× × なし 17:00 17:30

<残席状況記号の見方> ○…残席あり  △…残席わずか  ×…完売

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「二期会新進声楽家の夕べ」公演情報!


チラシ(PDFダウンロード)
二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了し、新たに二期会に入会した個性豊かな若手実力派たち。オペラの名曲と共に素敵な一夜をお贈り致します。

未来のプリマ、プリモに出会えるチャンスです。あなたのお気に入りの歌手を見つけてください!
チケット好評発売中!

<コンサート情報>
「二期会新進声楽家の夕べ」
〜二期会オペラ研修所第53期マスタークラス修了・成績優秀者による〜

2010年6月24日[木] 18:30開演(18:00開場)
東京文化会館小ホール
全席自由 3,000円
主催:財団法人東京二期会
 
▼コンサート詳細はこちらをごらんください
二期会新進声楽家の夕べ - コンサートラインアップ|東京二期会

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【メディア掲載情報】『ファウストの劫罰』が2010年7月の特選館に

本日(5月20日)発売の『モーストリー・クラシック』7月号で、音楽評論家&音楽ジャーナリストの4人が選んだ珠玉のコンサート「コンサート特選館 7月」で、東京二期会オペラ劇場『ファウストの劫罰』が4人中4人すべての選者から選ばれました!
石戸谷結子、岡本稔、東条碩夫、寺西基之各氏それぞれのオススメコメント、どうぞご覧下さい!

『モーストリー・クラシック』7月号は全国書店、クラシックCDショップ、楽器楽譜店等で販売中(1,000円)です。
▼ホームページはこちら
MOSTLY CLASSIC

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また、無料クラシック情報誌『月刊ぶらあぼ』6月号には、マルグリート役(7/16,18)で出演する林 正子のインタビュー記事が掲載されました!

▼Webでも読める『ぶらあぼ』のサイトはこちら
WEBぶらあぼ クラシック音楽情報

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▼Webでも買える『ファウストの劫罰』の公演情報はこちら
2010年7月公演『ファウストの劫罰』 - 東京二期会オペラ劇場
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テノール望月哲也のリートの世界、5/25公演間近!!

mochizuki_tetsuya.jpg いよいよ今月25日に迫った望月哲也の王子ホールリサイタルシリーズ ≪Wanderer vol.2≫。
≪Wanderer≫とはさすらい人、旅人という意味。望月の果てしない追求の旅は、昨年3月に出発しました。
第1回目はシューベルト「美しき水車屋の娘」で始まり、若人の不安と希望の繊細な心情をピアニストの河原忠之氏と共に見事に表現しました。
第2回目となる今回取り上げるのはマーラー、ヴォルフ、R.シュトラウスの手によるドイツリートの世界。色彩豊かなリートのドラマを望月はどのように表現し、リートの世界に誘ってくれるのか、ご期待ください。
残席、わずかとなりました。お早めにお求め下さい。

◆◆公演情報◆◆
望月哲也リサイタルシリーズ≪Wanderer vol.2≫
日時:2010年5月25日(火) 19:00開演(18:00開場)
会場:王子ホール(銀座)
出演:望月哲也(テノール)、河原忠之(ピアノ)
<予定プログラム>
マーラー:
 「さすらう若人の歌」全曲、他
ヴォルフ:
 「メーリケ詩集」より“鼓手”“愛する人”“ペレグリーナI・II”他
R.シュトラウス:
 「5つの素朴な歌」より“すべての私の想い”“ああ不幸な男だこの僕は”他
リサイタルに向けて、ウィーンでみっちり一ヶ月間の合宿を終えた望月。
今回のリサイタルに賭ける思いを自身のブログに綴っています!必見!!
▼こちら
テノール望月哲也のブログ
▼チケットのお求め・公演詳細はこちらから
王子ホール 望月哲也 Wanderer Vol.2 - 王子ホール
▼こちらよりインタビュー記事がご覧いただけます
望月哲也“一問一答”王子ホールマガジン 2010年春号より - 王子ホール
“ぴっくあっぷ”望月哲也インタビュー - eぶらあぼ2010年5月号(デジタルマガジン)

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<公演間近>二期会サロンコンサートvol.155
~みき×みきコンサート~


チラシ(PDFダウンロード)
今年度の二期会サロンコンサート第1弾は、ソプラノ中島実紀、メゾ・ソプラノ磯地美樹による「みき×みきコンサート」!

みき&みきが織りなす素敵な世界をお届け致します。

アットホームな雰囲気で、心に響く素敵なナンバーを皆様、是非お聴きください!
完売間近です!!

<コンサート情報>
日時:2010年5月12日(水) 19:00開演 (18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロンパウゼ
料金:3,500円(全自由席・ドリンク付・税込)
チケットお取扱:二期会チケットセンター 03-3796-1831

<予定曲目>
♪メンデルスゾーン
 ・歌の翼に
 ・月
 ・新しい恋
♪シューマン
 ・くるみの木
 ・献呈
♪トゥルンク
 ・そりすべり
 ・花嫁さがし
♪ハビエル・モンサルバージェ
 ・「5つの黒人の歌」
  ・ピアノの中のキューバ ・ハバナの小唄 ・ドスが自慢の伊達者
  ・黒人の子守唄 ・黒人の歌
♪オッフェンバック
 ・『ホフマン物語』より “バルカローレ~舟歌”
♪グノー
 ・『ロミオとジュリエット』より “私は夢に生きたいの” 
♪ロッシーニ
 ・『アルジェのイタリア』より “むごい運命よ!” 
♪スッペ
 ・『ボッカチオ』より “あなたの胸に愛があれば”
♪ツェーラー
 ・『観光案内人』より “いとしい、美しきドナウの街”
♪ヒメネス
 ・『ラ・テンプラーニカ』より “サパテアード”
♪ルーナ
 ・『ユダヤの子』より “スペインの歌 私はスペインから来た”

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4月の三越で『魔笛』ハイライトを上演!

来たる4月10日(土)、11日(日)の2日間にわたって日本橋三越本店のステージでモーツァルトのオペラ『魔笛』のハイライトを上演致します。
架空のオペラ団体の制作裏舞台にレポーターが突撃取材し、出演者へインタビューするなど思わぬ展開の連続となります。
出演者は9月の東京二期会『魔笛』公演に出演予定の実力者ぞろい。本公演に先駆けて三越ステージならではのハイライト上演をお楽しみ下さい。
■■■大誕生祭 グランレビュー in 三越■■■
会場:日本橋三越本店 本館1階中央ホール (各2回公演)
◆百貨店で本格オペラが聴ける2日間
 モーツァルト作曲オペラ『魔笛』ハイライト
 ◇4月10日(土)(第一幕) 12時30分~/14時30分~
  出演:嘉目真木子(パミーナ)、鷲尾麻衣(夜の女王)、鈴木 准(タミーノ)、
      友清 崇(パパゲーノ)、石野真穂(ピアノ)、ほか
 ◇4月11日(日)(第二幕) 12時30分~/14時30分~
 出演:嘉目真木子(パミーナ)、鷲尾麻衣(パパゲーナ)、鈴木 准(タミーノ)、
      大沼 徹(パパゲーノ)、石野真穂(ピアノ)、ほか
◆羽山晃生 ピアノ弾き語り
 テノールの羽山晃生が得意の“弾き語り”で、モーツァルトのオペラ作品からのアリアや、
 武満徹の歌曲などを披露します。
 ◇4月10日(土) 13時30分~/15時30分~
 出演:羽山晃生
◆もうひとつの『魔笛』 ~愉快なパパゲーノの冒険
 『魔笛』を中心にモーツァルトのオペラ作品からの有名アリアばかりで
 つづったパパゲーノの冒険物語。オリジナルストーリーでお贈りする
 ファンタジー・ドラマです。
 ◇4月11日(日) 13時30分~/15時30分~
 出演:坂井田真実子(ケルビーノほか)、吉川健一(パパゲーノほか)、石野真穂(ピアノ)
▼グランレビューの詳細はこちらをご覧ください
大誕生祭 グランレビュー in 三越 - 日本橋三越本店
▼東京二期会オペラ劇場『魔笛』の情報はこちら
2010年9月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会オペラ劇場

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神奈川県民ホール35周年記念『ラ・ボエーム』公演迫る

クリスマス・イブの晩、詩人ロドルフォとお針子ミミはひと目で恋に落ちる。不治の病で余命僅かなミミと夢と希望をもって生きる芸術家仲間たちとの友愛…。
『蝶々夫人』『トゥーランドット』『マノン・レスコー』など数々の傑作を残したイタリアオペラ界の天才プッチーニの限りなく美しい旋律が、終幕のミミの死というクライマックスへ向けて、雄弁に物語る。
 
08年より神奈川県民ホール・びわ湖ホール、東京二期会の協力により好評を博している共同主催オペラ。08年『ばらの騎士』09年『トゥーランドット』に続き、2010年はプッチーニ作曲『ラ・ボエーム』が話題を呼んでいます。
3月13日、14日には、2ヶ月近く稽古を積み重ね素晴らしいアンサンブルで聴衆を魅了したびわ湖公演も晴れやかに幕を閉じ、いよいよ今週末にはさらに練り上げられた神奈川公演が幕を開けます。
今回のプロダクションは、ベルリン・コーミッシェ・オーパーの総支配人を務めるアンドレアス・ホモキが08年4月にベルリンで初演し現在も再演している人気作。パリにボヘミアンとして暮らす若き芸術家の卵たち(詩人ロドルフォ、画家マルチェッロ、音楽家ショナール、哲学者コッリーネ)の鮮やかな青春を寸分の隙もない臨場感で描ききった傑作です。流麗な音楽と一体化した活き活きと洗練された舞台をぜひ多くの皆様に体感して頂ければ幸いです。
桜の開花もはじまった週末、少し足を延ばして、海の見える山下公園や中華街にも近い神奈川県民ホールで、オペラの魅力にふれて頂ければと願いつつ、スタッフ、キャスト一同、ご来場をお待ち致しております。

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ミミ:澤畑恵美(左)、ロドルフォ:望月哲也
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マルチェッロ:宮本益光(右)

(写真提供:びわ湖ホール)

◆公演情報◆
≪びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作オペラ・東京二期会共催≫
G.プッチーニ作曲『ラ・ボエーム』<神奈川公演>
日時:2010年3月27日(土)・28日(日) 両日とも14:00開演(13:15開場)
会場:神奈川県民ホール 大ホール
指揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)
演出:アンドレアス・ホモキ(ベルリン・コーミッシェ・オーパー総支配人・首席演出家)
▼キャスト表などの公演詳細はこちらをご覧ください
神奈川県民ホールWebサイト
▼チケットのお求めはこちらから
26日(金)15:00まで電話予約受付=二期会チケットセンター 03-3796-1831
(当日券つきましては神奈川県民ホールにお問合せください)

☆『ラ・ボエーム』出演者のブログから☆
【ロドルフォ役 志田雄啓】 テノール歌手 志田雄啓 の 音楽日記 より
「(ニューヨーク留学から帰国して初の大役に)非常に実りある毎日を送っております。今回演出家の希望で、髭を剃り落とし、髪の毛を染めました。髭を剃ったことは今まで何度かあったのですが、髪の毛を染めたのは生まれて初めてで、もう街中ですれ違ってもだれも気付いてくれないかもしれません。…」
 
【ムゼッタ役 臼木あい】 Soprano Ai's Diary より
「ホモキ氏の演技指導はとにかく細かくて熱かった・・・。一切妥協を許さず、全ての動きに理由があって、歌手として演技者として、ものすごく勉強になりました
ミニスカートのド派手ファッションで登場するムゼッタにご注目下さい」
【ロドルフォ役 望月哲也】 テノール望月哲也のブログ より
「神奈川公演ではオケが神奈川フィル、そして児童合唱が神奈川県立弥栄高校の合唱団へと変わります。同じプロダクションで、オケや合唱が変わるというのも、日本では珍しい事です。神奈川県民ホールは舞台から見るとNHKホールと同じような作りになっています。(声も芝居も)ベストを尽くすのみです。早く歌いたい!」
【マルチェッロ役 宮本益光】 極楽 音楽日記 より
「神奈川県民ホールでの「ラ・ボエーム」、ぜひとも大勢の方に観て頂きたい、今年、一押しの公演です。オペラ初心者にもうってつけの演目ですし、上級者にとっても刺激の強いホモキ氏の演出となっています。衣裳も道具もすべて同じものをベルリンからもって来ました。神奈川県民ホールに会いに来てくださいね。」

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二期会オペラ講座にバス岸本力が特別賛助出演いたします

クラシック音楽を広める活動がますます多忙で多岐にわたる青島広志氏が講師を努める人気の「二期会オペラ講座」。
次回4月10日(土)の通算第28回「ファウストを観て若返りましょう!」に、バス岸本力の特別賛助出演が急遽決定!得意分野のロシアものを披露いたします。
他の賛助出演者は羽山弘子(ソプラノ)、水船桂太郎(テノール)、北川辰彦(バスバリトン)。
▼ご案内詳細はチラシ(下の画像をクリックするとPDFファイルがダウンロードできます)をご覧ください。
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チラシをダウンロード

尚、チケット残数が大変少なくなってまいりましたので、お早めに御申込ください。
▼お申込・お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831

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初リサイタルを終えたテノール高橋淳からメッセージ

シリーズ史上最高のご来場者をお迎えすることができた2月27日(土)の二期会ゴールデンコンサートin津田ホール「高橋淳×ドイツ・ロマンティシズム 創造」。
初リサイタルを成功させたテノール高橋淳から、お客様にむけてメッセージが届きました。

* * *
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 去る2月27日、お蔭様で不肖私の出演させていただいた、二期会ゴールデンコンサートは無事終了いたしました。お運びくださったお客様には、心より御礼申し上げます。ホールいっぱいのお客様をお迎えして演奏ができたことは、初リサイタルとなる私にとって何より心強いことで、望外の幸せでした。
ただ、チケットが公演前に完売となったため、一部の方にはチケットをご提供することができなかったことをお詫び申し上げます。
 二期会会員となってからは圧倒的にオペラでの出演が多く、なかなかリサイタルを開くタイミングをつかむことができませんでした。しかし、今回こうしてゴールデンコンサートにおける出演者の一人として加えていただいたことで、リサイタルをすることができただけでなく、このたびの演奏を通じて学ぶことが実にたくさんありました。そしてリハーサルから本番まですばらしいピアノで私を導いてくださった山田武彦さんに、重ねて感謝申し上げます。
 ドイツリートの巨匠、D.フィッシャー=ディースカウは、リートにおいて膨大な数の演奏・録音を行う一方で、オペラにおいても目覚しい活躍を遂げました。また「オペラへの出演と歌曲の演奏を両立していくことは、車の両輪のようなものであり、歌手として息の長い活動をしていくために必要なことだ」・・・・これは我が師・篠崎義昭先生がおっしゃったことです。
 この教えを守るべく、私の声、キャラクターに適うオペラへの出演と並行して、ドイツリートのみならず歌曲全般でのいっそうの研鑽を深め、演奏の機会を作っていくつもりです。さらには、リサイタルで歌わせていただいた、ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』にまた出演できることが私の夢です(できることならワルター役で!)。二期会、新国立劇場での公演で‘Wach auf !’のコラールを歌ったときの、身震いするほどの感激をまた味わってみたいです。
 キャリアを重ねつつも新たな側面を出していけるよう努めてまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
* * *

▼今後の主なスケジュールはこちら
高橋 淳(タカハシ ジュン・テノール会員) - 二期会アーティスト出演情報検索
▼2010年度ゴールデンコンサート ラインアップはこちら
二期会コンサート速報(【速報1】二期会ゴールデンコンサートin津田ホール 2010/'11 SEASON)

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メゾ・ソプラノ林美智子 リサイタル/TV出演予定

◆メゾ・ソプラノ林美智子の小さなドラマの世界◆
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歌う表現者としての林美智子の変遷を追いかける王子ホール主催公演シリーズ
“Player”が昨年よりスタート。

第2回目はレスピーギの弦楽四重奏との歌曲や後期ロマン派の美しいリートの数々を
お贈り致します!

残席、わずかとなりました。
お早めにお求め下さい。
■林美智子リサイタル“Player Vol.2 ~小さなドラマの世界~”
・3月26日(金)19:00~
・銀座王子ホール
▼公演詳細・チケットのお求めはこちら
  王子ホール 林美智子リサイタル Player Vol.2


◆NHK-BS2 ヴェルディ「レクイエム」放送予定◆
そして、林美智子をはじめ、ソプラノの並河寿美、バリトンの成田博之が
去る1月に出演致しました「兵庫芸術文化センター管弦楽団定期演奏会」の模様が、
NHKにて放送されます。

阪神・淡路大震災から15年の節目を迎え、光り輝く再生を祈念して、
ヴェルディの「レクイエム」を佐渡裕の指揮で熱演しております。

感動の公演を、是非ご覧ください。
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提供:兵庫県立芸術文化センター
撮影:飯島隆
■BS2「クラシック・ロイヤルシート」
・NHK-BS2
・2010年 3月 1日(月) 午前2:50~午前4:30 
▼番組ホームページはこちら
 クラシック・ロイヤルシート


▼林美智子のHPもリニューアルしました。
 http://www.michikohayashi.com/

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『オテロ』各社インターネットニュースに掲載

17日より開幕した、東京二期会オペラ劇場G.ヴェルディ『オテロ』。
早速、インターネットニュース配信各社に取り上げていただきましたので、ご紹介いたします。
リンク先各ページでは、記事と舞台写真がご覧いただけます。
▼classic news(クラシック・ニュース)2月17日
東京二期会オペラ劇場公演ヴェルディ「オテロ」、白井演出に見る感情の内面表出!
ゲネラル・プローベ公開!

▼MSN産経ニュース - エンタメ2月17日
東京二期会「オテロ」 モノトーンの舞台に渦巻く疑念と策謀
▼東奥日報では青森出身のロドヴィーコ役・三戸大久を取り上げていただきました。(2月13日)
「いつか主役張りたい」/オペラ歌手・三戸さん(青森出身)

▼2月17日公演のカーテンコールから
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▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2010年2月公演 G.ヴェルディ『オテロ』- 東京二期会オペラ劇場

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『オテロ』いよいよ開幕!!

非公開で行われた最終リハーサルでは、多くのマスコミ各所より賞賛の声をいただきました。
タイトルロールとして気を吐く福井敬・成田勝美が圧巻の歌唱をみせ、この役に賭ける意気込みは並々ならぬものを感じさせます。
そして鍵を握るイアーゴ役の大島幾雄・大沼徹が物語を力強く牽引。
華を添えるデズデモナ役の大山亜紀子・日比野幸は終幕のアリアで切なく涙を誘います。
本格オペラ初挑戦の白井晃による演出は、“心情”を前面に押し出した渦巻く人間ドラマを作り出し、ブリニョーリ×都響の大迫力ヴェルディサウンドと融合。
二期会35年ぶりの新制作上演『オテロ』が、いよいよ開幕!
▼電子チケットぴあHP 最新ニュースで舞台写真がご覧いただけます。
白井晃オペラ演出2作目『オテロ』がまもなく開幕 - ニュース|電子チケットぴあ

公演タイムテーブルのご案内
2月17日(水)
2月18日(木)
2月20日(土)
2月21日(日)
当日券
S,A,B,C,D
S,A,B,C,D
S,A,B,C
S,A,B,C,D
当日券販売開始
17:00~
17:00~
12:30~
12:30~
開場
17:30
17:30
13:00
13:00
開演
18:30
18:30
14:00
14:00
第1幕、第2幕
約75分
休憩予定時刻
19:45~20:10
19:45~20:10
15:15~15:40
15:15~15:40
第3幕、第4幕
約75分
終演予定
21:25
21:25
16:55
16:55
※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2010年2月公演 G.ヴェルディ『オテロ』- 東京二期会オペラ劇場

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『オテロ』観劇後は、同名のワインで乾杯!

オペラの観劇後はどうお過ごしでしょうか。
最近は自宅でゆっくり食事をされる方が増えていますね。
公演初日までカウントダウンが始まった『オテロ』。
観劇後には、同じ名前のワインで余韻に浸るのはいかがでしょうか?
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「オテロ」とは、フランス語のシャレ(otez[オテ]=give up, L'eau[ロウ]=water)で、
*「もう水なんていらない!」→「だからワインを飲みましょう!!」*という意味が込められているとか。

▼ワインの詳細はこちら
OTHELLO(オテロ) - ワイン通販 エノテカ・オンライン

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『オテロ』稽古場リポート

連日熱のこもった稽古が行われている『オテロ』。
今日は2人のオテロに注目してみました。
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気迫溢れるオテロを演じたあとの福井敬。
演出・白井晃はさらに密度の高い表現を要求。
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休憩時間も話し合いが続く、白井とオテロ役・成田勝美。

▼『オテロ』公演詳細はこちらから
2010年2月公演G.ヴェルディ『オテロ』 - 東京二期会オペラ劇場

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マエストロ来日!

東京二期会オペラ劇場『オテロ』の指揮、ロベルト・リッツィ・ブリニョーリがいよいよ来日します。
二期会には'06年『蝶々夫人』『ラ・ボエーム』に続き3度目の登場。
巨匠ムーティの薫陶を受け、イタリアオペラの伝統を格式を備えたマエストロ。
来シーズンにはメトロポリタンオペラデビューも予定されています。
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手前はブリニョーリがタクトをとったミラノスカラ座・01/02シーズン「オテロ」のちらし。
イアーゴ役にレナート・ブルゾンでした。
▼『オテロ』公演詳細はこちらから
2010年2月公演G.ヴェルディ『オテロ』 - 東京二期会オペラ劇場

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明日を担う音楽家による特別演奏会

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文化庁芸術家在外研修(新進芸術家海外研修制度)の成果を披露する特別演奏会が、2010年2月3日(水)19:00より東京オペラシティ・コンサートホールにて開催されます。
今回は平成18~20年度に海外派遣された歌手を中心に出演いたします。
是非ご来場ください!
左の画像をクリックすると、ちらしデータ(PDF)がダウンロードできます。 

■<文化庁芸術家在外研修(新進芸術家海外研修制度)の成果
 「明日を担う音楽家による特別演奏会」
■2010年2月3日(水)19:00開演(18:30開場)
■東京オペラシティ・コンサートホール(京王新線「初台駅」東口徒歩5分)
■出演
ソプラノ:石上朋美、駒井ゆり子、田口智子、吉田珠代、鷲尾麻衣
メゾソプラノ:小野美咲
バリトン:町 英和
バスバリトン:大塚博章
テノール(ゲスト):塚田裕之
バリトン(司会):成田博之
指揮:現田茂夫
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
■予定プログラム
グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』より“おいで、君の夫についておいで”
モーツァルト:『コジ・ファン・トゥッテ』より“岩のように動かずに”
ヴェルディ:『エルナーニ』より“エルナーニ、一緒に逃げて”
     『リゴレット』より“悪魔め、鬼め”
     『トロヴァトーレ』より“わかったか 夜が明けたら…”
プッチーニ:『蝶々夫人』より“夕暮れは迫り”
グノー:『ファウスト』より“宝石の歌”
ビゼー:『カルメン』より“母のたよりを聞かせて”
オッフェンバック:『ホフマン物語』より“お前はもう歌わないのか”
プーランク:『ティレジアスの乳房』より“いいえ、だんな様”
バーンスタイン:『キャンディード』より“きらびやかに着飾って”
ワーグナー:『ラインの黄金』より“避けよ、ヴォータン!避けよ!”
     『ワルキューレ』より“さらば 大胆で輝かしき娘よ!”
■入場料金(税込)
S席¥3,000- A席¥2,000- B席¥1,000
■予約・お問合せ
チケットスペース 03-3234-9999
■前売所
チケットぴあ 0570-02-9999[Pコード340-970]
ローソンチケット 0570-084-003[Lコード32067]、0570-000-407(オペレーター)
イープラス
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
■監修:木村俊光 ■美術:荒田 良 ■照明:大塚之英〈(株)ストーリーレーン〉 ■舞台監督:中村眞理
■主催:文化庁 ■制作:(株)二期会21 ■制作協力:佐藤 敦〈(株)ストーリーレーン〉

文化庁では、将来我が国を担う芸術家を養成するため、昭和42年度より若手芸術家を海外に派遣し、研修の機会を提供する本制度を実施しており、これまでに派遣された芸術家は2,700人を超え、現在の我が国芸術界の中核的な存在として国内外で活躍しています。

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東京二期会オペラ劇場『オテロ』~高校生鑑賞教室~について

東京二期会オペラ劇場2010年2月公演『オテロ』
~高校生鑑賞教室のご案内~
東京二期会では多くの高校生に文化・芸術の世界をもっと身近に感じ、親しんでいただくことを目的として、
ブラザー工業株式会社様の御厚意によりこのたび2010年2月に東京文化会館で開催されるオペラ『オテロ』公演へ高校生とその引率者を対象に、計250名様をご招待いたします。
ただし、この鑑賞教室へお申込いただける方は、当該の公演当日に東京文化会館に高校生を“引率いただける”教諭並びに高校関係者に限らせていただきます。(高校生本人が直接お申込いただくことは出来ません)

ご希望の方は、Eメール:ticket@nikikai.net 宛に「鑑賞希望日」「高校名」「希望人数」「お申込引率者氏名」を明記の上、お申込ください。
折り返し招待券お渡しの手順などのご案内をお申込者にご返信申し上げます。

◆招待対象公演日時とご招待人数
 2月18日(木)18:30開演  150名
 2月21日(日)14:00開演  100名

◆初回お申込締切日
 1月29日(金)18:00
 ※尚、締切日までにお申込者多数の場合は先着順にて締め切らせていただきます。

ご応募お待ちしております。
財団法人東京二期会 マーケティング部

▼『オテロ』公演詳細はこちらから
2010年2月公演G.ヴェルディ『オテロ』 - 東京二期会オペラ劇場

提供:ブラザー工業株式会社

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「オテロ」稽古場リポート!

三が日も開けて間もない今月初旬より都内某所に稽古場を移し、本格的な稽古が始まりました。
本番さながらの舞台装置を組み入れています。
何も無いフロアに・・・
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次々と舞台が組まれていきます!
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だんだんと形になって現れてきました。
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公演まで、残すところ1ヶ月とあとわずか。
本舞台に近い状態で試行錯誤を繰り返し、連日熱のこもった稽古が行われています。
ご期待下さい!
▼『オテロ』公演情報・チケットのお求めはこちらから
2010年2月公演G.ヴェルディ『オテロ』 - 東京二期会オペラ劇場

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福井敬のファンサイトで動画が配信されています

少し遅くなってしまいましたが、皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年も二期会ならびに二期会アーティストをよろしくお願い申し上げます。
さて、去る1月3日にTV中継されましたNHKニューイヤーオペラコンサートは、皆様ご覧いただけましたでしょうか。今年も多くの二期会アーティストたちがその歌声を披露いたしました。
なかでも、東京二期会オペラ劇場2月公演『オテロ』にタイトルロールで出演予定の福井 敬は、ドラマティックなオテロの演奏で聴衆を魅了しました。
2010_NHKnewyear_020.jpg (写真=NHKホール楽屋にて)
また福井敬のファンサイト「福井敬net」では動画配信を開始し、『オテロ』公演へ向けてのメッセージがご覧いただけます。
▼こちらよりご覧ください
福井敬net - 非公式ファンサイト

▼東京二期会オペラ劇場『オテロ』公演情報はこちらから
2010年2月公演G.ヴェルディ『オテロ』 - 東京二期会

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公演後記 R.シュトラウス最期のオペラ『カプリッチョ』

11月の連休中(20日~23日)、日生劇場に於いてリヒャルト・シュトラウス作曲『カプリッチョ』を上演致しました。
ジョエル・ローウェルスの演出ノートから
1942年(この『カプリッチョ』が作曲された年)という年の政治状況を鑑みれば、シュトラウスにとって作曲活動は困難を極めたはずである。またこの年には旧友のシュテファン・ツヴァイク(*)が、ヨーロッパの未来に絶望して自らの命を絶つという傷ましい出来事もあった。
(*)…編集者注:才能豊かなオーストリアの作家
R.シュトラウスが、最晩年に、この世に遺していった『カプリッチョ』。音楽か言葉か、一つをとれば、一つを失う、二つは一つ、その意味を深く問いかける公演となりました。
その舞台をご紹介します。
☆印…20・22日組キャストから(撮影:鍔山英次)
★印…21・23日組キャストから(撮影:三枝近志)

連合軍の爆撃を受けて、廃墟となったパリの邸宅に、フラマン(望月哲也=左)とオリヴィエ(石崎秀和)がやって来て、憧れの人に捧げた楽譜と詩、それに肖像画を隠します。二人はユダヤ人で、ヒットラー率いる秘密警察に追われています。 


劇場支配人ラ・ロシュ(山下浩司=左前)、音楽家フラマン(児玉和弘=右)に、詩人オリヴィエ(友清 崇)。新しいオペラブッッフォを作ろうと盛り上がっています。 


気心知れた兄伯爵(成田博之)と妹の伯爵令嬢マドレーヌ(釜洞祐子)。哲学者、ということになっているけれど、なかなか洒落っ気もあり、恋にも気楽な伯爵と、チャーミングで快活、そして芸術に非常に深い共感を示す妹。親密でまた教養あふれる当時の貴族のサロンをのぞいている気分になります。 


女優クレロン(加納悦子=中央右)に夢中の兄(初鹿野 剛=中央左)と、その兄をからかう妹の令嬢(佐々木典子=中央)。 


思いを寄せる女優クレロン(谷口睦美=左から2番目)の登場に、嬉しさいっぱいの伯爵。谷口は、ミステリアスで魅惑的な女優を見事に演じ、その飲みっぷり、女優っぷりに客席も盛り上がります。 


美しいものにすぐに熱を上げる伯爵は、花のようなバレリーナ(伊藤範子)に、さっそく関心を示し、せっかく少し気を許したかのようなクレロンの機嫌を損ねます。 


一心不乱に床を掃き、窓を磨く─伯爵家の兄妹が幼い頃からこの家に長く勤めているのであろう年老いた召使い(久保たけし=中央後姿)。ついつい眠り込んでしまうこともあるけれど、小さな踊り子たちに優しい、その不思議な存在感に、次第に惹きつけられたお客様も多いのでは? 


小さな踊り子たち。 


イタリア人歌手たち(羽山弘子と渡邉公威)。何事も大げさなイタリアオペラを風刺して、ちょっぴり皮肉に、ユーモラスに描かれていました。 


作曲家フラマンと詩人オリヴィエは二人ともマドレーヌに心を奪われています。マドレーヌはそのことを知っていますが、きっと二人とも愛していたのです。でも今は作曲家が少し優勢の様子。 


R.シュトラウス・オペラの麗人といえば、佐々木典子。気品溢れる歌唱は、舞台をより格調高いものへと導きます。
─オーストリア留学時代に、身分ある方々とお会いする機会がたびたびありました。「その洗練された物腰、話しかける時の頭の角度や手の仕草などは、舞台に立つ度蘇る光景です。でも彼女たちの心の奥までは判りませんでした。私は結局、シュトラウスのオペラでその内面を覗き込んでいるのです」─ぶらあぼ11月号より 


クライマックスの八重唱。 


劇場支配人ラ・ロシュ(米谷毅彦=右)の大演説は超難曲。見事なドイツ語さばきで、貫禄を示しました。 

★ 
プロンプターは、お客様には目立たないように台詞(歌詞)を伝える役割。
舞台上の役者や歌い手に、絶妙のタイミングで、きっかけを囁きます。
この『カプリッチョ』に登場したプロンプター(ムッシュ・トープ=もぐらの意/森田有生)は、R.シュトラウスその人となって表わされました。 


ナチスがユダヤ人である印(黄色い星)をつけたフラマンとオリヴィエを連れ去ろうとしますが、ラ・ロシュが巧みに切り抜け、二人を逃がします。 


明日の11時に、と言い交わして別れたフラマンも、オリヴィエも、二度とマドレーヌの前に現れることはなかったのです。だれもいなくなってしまったサロンの跡で、年老いたマドレーヌの回想として描かれた終幕。 

例えようもない美しさ、はかなさ、そして失った者への深い哀感を繊細に表現した沼尻竜典の指揮と東京シティ・フィルの音色でした。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2009年11月公演『カプリッチョ』- 公演記録|東京二期会

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総合芸術としてのオペラの真髄 リヒャルト・シュトラウスが描く極上の美!!
オペラ『カプリッチョ』~明日20日から日生劇場にて

1942年、リヒャルト・シュトラウスが80歳の時に作曲していた最後のオペラ『カプリッチョ』にジョエル・ローウェルスが鮮やかに生命を吹き込みました。
その根底に流れているものは「愛」

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若き未亡人で伯爵令嬢のマドレーヌに心奪われる2人の芸術家。激しさを増す愛の告白。勝者は美しい瞳のフラマンか情熱的なオリヴィエか。音楽なのか言葉なのか・・
そんな一日のともすればたわいない上流階級の優雅な恋の話として終始してしまう危険もある作品の時間軸をローウェルスは変え、1942年のパリにシフトすることで、歴史的で普遍的なものにすることに成功しています。
今回、フラマンとオリヴィエはユダヤ人という設定です。サロンで繰り広げられる美しい場面と重唱の数々。そしてうっとりするようなバレエシーンなど、極上の色彩と美しい場面展開もさることながら、突然二人が捕らえられ、それを劇場支配人ラ・ロッシュが命を賭けて逃す息を呑む緊迫感、さらに終幕を回想シーンとして長い「時の移ろい」を示すなど、スケールの大きな舞台に仕上げています。
そして、作品が造られた時代の歴史の傷跡とそれでも失われることのない愛や友情というものが臨場感を持って迫ってくるのです。
「ジョエルさんの演出では、オーバーアクションになると止められる。カメラで撮っているような演技が求められます。まるで全てのシーンが映画のワンシーンを観ているかのように途切れることなく進んでゆく。終幕はマドレーヌの回想になっているのですが、本当にそのシーンを見ているだけでも毎回涙が流れてきます。この素晴しい作品に参加できたことを心から感謝しています。」(成田博之談:マドレーヌの兄 伯爵役)
「R.シュトラウスが、ナチスの台頭したあの時代に有名な作曲家であったことは非常に困難を伴ったことと思います。その人生についても様々な議論がなされています。シュトラウスが人生の終盤におそらく芸術で答えを出そうと、作品の中に仕込んだものを見落とさないこと。芸術には芸術で答えを出す。それが演出家の使命だと思っています」(ローウェルス談)
ヒッチコックさながら、ムッシュ・トープがリヒャルト・シュトラウス自身の姿で現れる場面も見逃せません。
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左:(演出)ジョエル・ローウェルス
右:(指揮)沼尻竜典
東京シティフィルの精鋭とリヒャルト・シュトラウスの魅力を知り尽くした沼尻竜典のタクトも冴え渡ります。
一瞬の隙もない素晴らしい音楽をスコアから読みとり三次元のものとする。
音楽というものの素晴らしさをじかに感じ現代に生きる芸術家たちの‘職人芸の極み’を目の当たりにすることが出来る貴重な瞬間となることでしょう。
会場は銀座や有楽町にもほど近い、日生劇場です。
1300という席数は、きめ細かな所作まで見逃すことのない、オペラを堪能するには最適な空間です。劇場へ至る足元には大理石モザイクが続き、玄関ホール(ピロティ)ではギリシア的な柱、白大理石の床、大きなアルミグリル照明等が目を楽しませ、螺旋階段には赤い絨毯が敷かれ豪華な気分にしてくれます。芸術の秋、ぜひオペラの魅力を再発見してください。一同、ご来場をお待ち申し上げております。

MEMO
『カプリッチョ』はイタリア語で「気まぐれな」という意味です。
リヒャルト・シュトラウスはなぜこのタイトルをつけたとお思いですか?
▼MSN産経ニュースに紹介記事が掲載されています。
オペラ「カプリッチョ」 優美な音楽に酔い、究極の命題と向き合う - MSN産経ニュース|エンタメ
▼公演詳細はこちら。
2009年11月公演R.シュトラウス『カプリッチョ』 − 東京二期会オペラ劇場

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『カプリッチョ』公演迫る!

東京二期会オペラ劇場2009年11月公演 R.シュトラウス『カプリッチョ』の公演が迫りました。
本公演の演出家ジョエル・ローウェルスからのメッセージがあります。

JOEL_018X7528.JPG撮影:広瀬克昭
 
演出ノート
 1942年。ナチス政権の勢力が頂点に達していた頃、80歳のリヒャルト・シュトラウスは自身最後のオペラ『カプリッチョ』に取り組んでいた。
言葉と音楽、オペラそのもの、さらには芸術全般を風刺したオペラである。
 もちろん音楽作品として価値のある遺産であることに間違いはない。しかし私は、演出家としてこの作品の中にもっと普遍的な足跡を見つけ出したいと思った。
言葉と音符の中に単なる芸術表現ではなく、より人間的なメッセージが隠されてはいないだろうか?
 1942年という年の政治状況を鑑みれば、シュトラウスにとって作曲活動は困難を極めたはずである。またこの年には旧友のシュテファン・ツヴァイクがヨーロッパの未来に絶望して自らの命を絶つという傷ましい出来事もあった。
 リヒャルト・シュトラウスは熟練に達した80歳という年齢において、私達に人生の遺産を残そうとしたのではなかったか。
私が探りたかったのはそこである。

                               演出・装置 ジョエル・ローウェルス
                                          (訳:家田 淳)

以下に当日の公演タイムテーブルと当日券販売予定を次の通りご案内いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

11月20日(金)
11月21日(土)
11月22日(日)
11月23日(月・祝)
当日券販売開始
18:00~
13:00~
13:00~
13:00~
販売予定券種
S,B,C
S,A,B,C
S,A
S,B,C
開場
18:30
13:30
13:30
13:30
開演
19:00
14:00
14:00
14:00
第1部
約55分
休憩予定時刻
19:55~20:15
14:55~15:15
14:55~15:15
14:55~15:15
第2部
約75分
終演予定
21:30
16:30
16:30
16:30

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

『カプリッチョ』公演詳細ページ −東京二期会

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宮本益光 日本の歌 バリトンリサイタル
 &インターネットラジオ放送予定

宮本益光が11月22日(日)に青葉台のフィリアホールで、意欲的なリサイタルを行います。
オール日本の歌にこだわったプログラムですが、今回の目玉は信長貴富氏作曲のFragments(詩:特攻隊戦死者の手記による)をはじめ、宮本益光のために書かれた加藤昌則新曲「深夜」(フィリアホール委嘱作品)等。スコットランドの道標(詩:宮本益光)では、この公演の為に衣裳も誂えました。
この演奏はCD録音する予定ですが、まずは生の演奏の臨場感をお楽しみください。当日は、今年行われたリサイタルのDVDも会場販売致します。

miyamoto_masmitsu_0023.jpg 《宮本益光バリトン・リサイタル》
2009年11月22日(日)15:00開演
<フィリアホール(横浜・青葉台)>
瀧 廉太郎:
 荒城の月 - 詩:土井晩翠
 納涼 - 詩:東 くめ
 秋の月 - 詩:瀧 廉太郎
三善 晃:
 五柳五酒 - 詩:佐藤 信
木下牧子:
 夢みたものは - 詩:立原道造
 サッカーによせて - 詩:谷川俊太郎
 鷗- 詩:三好達治
信長貴富:
 Fragments - 詩:特攻隊戦死者の手記による
加藤昌則:
 スコットランドの道標 - 詩:宮本益光
 深夜 - 詩:山之口獏

▼コンサートの詳細・お問合せ・お申込はこちらから
「日本の歌~こころからこころへ‥」 第2回
宮本益光バリトン・リサイタル
- フィリア・ハイムコンツェルトシリーズ|フィリアホール

また、公演に先駆けての抱負をインターネットラジオ〈カフェフィガロ〉でお聴きいただけます。
放送開始日は11月17日と11月24日の2回です。17日の1週目では、瀧廉太郎の「荒城の月」や字幕や訳詩の仕事について、そして今回のリサイタルでの新曲や選曲のエピソードなどのお話。2週目には3月公演『ラ・ボエーム』 マルチェッロ(びわ湖ホール・神奈川県民ホール)出演の話がメインとなる予定です。
また番組内では下記の楽曲がお聴き頂けます♪
◎1週目(11月17日~)
 「五柳五酒」から「四」
  作詞:佐藤信 作曲:三善晃
  演奏:宮本益光(バリトン)、山口佳代(ピアノ)
 「遠い空の下で」
  作詞:宮本益光 作曲:加藤昌則
  演奏:宮本益光(バリトン)、加藤昌則(ピアノ)    
◎2週目(11月24日~)
 歌劇「ラ・ボエーム」より第4幕冒頭
  作曲:プッチーニ
  演奏:ウィル・ハンバーグ(指揮)、スロヴァキア放送交響楽団、
  ファビオ・プレヴィアーティ(バリトン)、ジョナサン・ウェルチ(テノール)
 「悩みの種」
  作詞:宮本益光 作曲:加藤昌則
  演奏:宮本益光(バリトン)、加藤昌則(ピアノ)
▼放送はこちらからお聴きいただけます
林田直樹のカフェ・フィガロ - カルチャー&エンターテイメント放送局 ブルーレディオドットコム

▼宮本益光関連サイト
宮本益光オフィシャルサイト mas-mits.com
極楽 音楽日記(宮本益光ブログ)
オウプナーズ ラウンジ - Web Magazine OPENERS

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あの感動、興奮を再び!
福井敬×ヴィンチェンツォ・スカレーラ 華麗なるデュオ・コンサート

昨年6月紀尾井ホールで開催された、福井敬と世界的ピアニスト、ヴィンチェンツォ・スカレーラ氏によるデュオ・コンサート。
超一流同士が本気で対峙し臨んだそのステージは、聴く者の心を捉えて離さない緊張と感動を与えてくれましたが、今回アンコールの声に応え、夢の共演が再び実現することになりました。
中でも聴きどころは、近年福井が愛してやまない武満徹の珠玉の歌曲が、スカレーラ氏のアプローチが加わりどう生まれ変わるのか!
更に長年その実現が待たれた、福井のキャリアの到達点とも言える『オテロ』。来年2月の東京二期会公演を前に、そのアリアを一足先に、しかもスカレーラ氏のサポートの下、どのように披露してくれるのか!
二人の創造する歌の極地に、興味は尽きません。是非、この瞬間をお聴き逃しの無いように!!
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「昨年のデュオ・リサイタルから」
第88回グローバルクラシックコンサート
≪華麗なるデュオ・コンサート≫

■日時:2009年12月11日(金)19時開演
■会場:紀尾井ホール
■出演:福井敬、ビンツェンツォ・スカレーラ(Pf)
■予定される曲目
   レスピーギ:最後の陶酔、欠けゆく三日月、霧
   マスネ:エレジー
   グノー:夕べ
   ベッリーニ:追憶
   プッチーニ:太陽と愛、大地と海、偽りの忠告
   武満徹:恋のかくれんぼ、ぽつねん、死んだ男の残したものは、小さな空
   ヴェルディ:歌劇『オテロ』より“恥と悲しみに満ちて”、オテロの死
   プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”
■お問合せ:株式会社 グローバル ユース ビューロー
 TEL.03-3505-0055 (月~金 10:00-18:00/土 10:00-17:00 /日・祝休み)
▼コンサートのサイトはこちらから
コンサートのご案内 - 株式会社 グローバル ユース ビューロー

 

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幸田浩子3rdアルバム 11月18日リリース!
~イタリア、フランス・オペラのヒロインたちに想いを馳せる一枚

今夏、イタリア中部の都市フェラーラでレコーディングが行われた、幸田浩子3rdアルバム《あなたの優しい声が~イタリア&フランス・オペラ・アリア集》が、いよいよ11月18日(水)にリリースされます。
特設サイトもオープン!試聴もできます。
▼特設サイトはこちら
幸田浩子 - コロムビアミュージックエンタテインメント

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CD番号:COZQ-415/6
3,000円[税込]
幸田浩子(ソプラノ)
現田茂夫 指揮
フェラーラ市管弦楽団
《あなたの優しい声が~イタリア&フランス・オペラ・アリア集》
~収録曲~
〈CD〉
グノー:
  「ロメオとジュリエット」~私は夢に生きたい
ドリーブ:
  「ラクメ」~若いインドの娘はどこに(鐘の歌)
オッフェンバック:
  「ホフマン物語」~森の小鳥はあこがれを歌う
ヴェルディ:
  「リゴレット」~慕わしい人の名は
ベッリーニ:
  「清教徒」~あなたの優しい声が(狂乱の場)
ドニゼッティ:
  「ランメルモールのルチア」~あの方の声の優しい響きが(狂乱の場)
プッチーニ:
  「ジャンニ・スキッキ」~私の愛しいお父さま
〈DVD〉
プッチーニ:
  「ジャンニ・スキッキ」~私の愛しいお父さま
グノー:
  「ロメオとジュリエット」~私は夢に生きたい

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レコーディング風景から。
「イタリアの古都フェラーラの歌劇場で、
オペラのことを知りつくされていらっしゃるマエストロ現田茂夫さんの素晴らしいサポートのもと、
フェラーラ市管弦楽団の、イタリアらしい、情熱的で愛情溢れる響きに包まれ、
作品一曲一曲に、より深く向き合うことができました」~幸田浩子

ジュリエットの軽やかな乙女心や、ジルダの純粋な心のときめき、エルヴィーラの狂おしい希求、ルチアの悲しみの狂乱、そして自動人形オランピアの空っぽのココロ・・・・・・コロラトゥーラの名歌手たちが歌い継ぎ、幸田もまた歌い愛してやまない、さまざまなヒロインのさまざまな心情が一枚におさめられました。
また、『ロメオとジュリエット』より“私は夢に生きたい”と『ジャンニ・スキッキ』より“私の愛しいお父さま”を収録したビデオ・クリップ付き。


チラシ(PDFファイル)
さらに、アルバムとともに生演奏も聴きたいという方に、CDリリース記念リサイタルを2010年2月4日(木)王子ホール(東京・銀座、315席)にて開催します。11月12日(木)チケット前売り開始です。こちらもぜひお楽しみください!
「幸田浩子ソプラノ・リサイタル」
2010年2月4日(木)19:00開演(18:30開場)
王子ホール
出演:幸田浩子(ソプラノ)、河原忠之(ピアノ)
全席指定:5,000円
チケットお申込:
  二期会チケットセンター Tel.03-3796-1831 ほか

▼コンサート詳細はこちらをご覧ください
幸田浩子 ソプラノ・リサイタル - 主催・制作コンサート|株式会社二期会21

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ムッシュ・トープ(プロンプター)はリヒャルト・シュトラウス自身だった ~『カプリッチョ』


チラシ(PDF1.5MB)
『カプリッチョ』稽古場では早くも沼尻竜典の指揮での通し稽古が行なわれました。

出演者は皆、流暢なドイツ語(イタリア人歌手役はイタリア語なまり)でこのお洒落な「会話劇」は進行します。
場所は貴族趣味の「サロン」が存在していたパリ。ところが時代設定は変更されています。
伯爵が「今日の出来事をオペラにしたら」との提案によりこのオペラが出来上がったのだから、初演当時の1942年がひとつの時代背景に組み込まれたのです。
執事長に率いられた従僕たちの出番は、第一部(慣習的に7場の終わりで休憩がある)から頻繁で大きな意味を持ってきます。
第二部の長大八重唱は早くからの音楽稽古により既に完璧な仕上がり。音楽的に最大な聴き所になるのは間違いありません。

ムッシュ・トープ(仏語でモグラの意)は自作の譜面を持って舞台に這い上がり、その場では権力者側となっている従僕たちに対しても怖れることはありません。なぜなら、彼がこのオペラを作った本人だから・・・。

閑話休題:第二次世界大戦中の日本において、このような平和な芸術談義や敵性国の「サロン」の出来事のオペラ化を行い、上演できたであろうか? 時局を考えない非国民的オペラと非難され上演禁止になったであろうことは容易に想像されます。

東京二期会オペラ劇場R.シュトラウス『カプリッチョ』は11月20日(金)〜23日(月・祝)の4日間、日生劇場にて上演いたします。どうぞご期待ください!

▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2009年11月公演 R.シュトラウス『カプリッチョ』- 東京二期会オペラ劇場

▼チケットのお求めはこちら
二期会チケットセンター

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公演後記 栗山昌良演出
悠久の美『蝶々夫人』

東京文化会館大ホールにおいて去る10月9日から4日間、ジャック・デラコート指揮、栗山昌良演出で、『蝶々夫人』が上演されました。その舞台をご覧ください。
★印…9・11日組キャストから(撮影:鍔山英次)
☆印…10・12日組キャストから(撮影:三枝近志)


ピンカートン(樋口達哉)は、東のくに─日本─への憧れからか、花のような蝶々さんと“かりそめの結婚”をすることに有頂天です。しかし、米国領事シャープレス(直野資)は、蝶々さんがピンカートンを心から愛していることを知って、軽率な行動を戒めます。



ピンカートン(小原啓楼)に挨拶をする、スズキ(小林由佳)。蝶々さんの傍らを離れない、真心あふれる気丈な女性を演じました。



花嫁行列を連ね、長崎港を見下ろす丘の上の家に姿を見せた、蝶々さん(文屋小百合)。今回、初役となった文屋の可憐さが注目されました。



蝶々さんが、結婚のために入信したことを知った伯父、ボンゾ(三戸大久)が、婚礼の最中にやって来て、“親戚の縁を切る”というので、大騒ぎになります。



親戚たちが帰ったあと、蝶々さん(大山亜紀子)を慰めるピンカートン。
やがて、夕闇が二人を包み、美しい二重唱となります。




ピンカートンがアメリカに帰って3年が経ちます。蝶々さんは、じっと信じて待ちます。
有名なアリア「ある晴れた日に」。



健気に待ち続ける蝶々さんですが、ゴロー(栗原剛)は、生活のために新しい旦那ヤマドリ(境信博)を勧めます。しかし、蝶々さんはきっぱりと断ります。



訪ねてきたシャープレスに、子どもを会わせる蝶々さん。大山は、2003年の公演でも蝶々さんを演じています。その心情の変化や成長がより細やかに表現されて、胸を打ちます。



アメリカ国旗を掲げた軍艦が入港し、蝶々さんとスズキは部屋中に花を撒き、美しく装ってピンカートンとの再会を心待ちにします。



しかしピンカートンは帰って来ません。次第に夜が明けていきます。蝶々さんのシルエット。栗山演出の名場面。



蝶々さんと坊やが、疲れて眠っている朝早く、ピンカートンがシャープレスに連れられてやって来ます。しかし、ピンカートンはアメリカ人の妻ケート(渡邊史)を伴っていました。子どもをケートに預けるように、説得を頼まれるスズキ(山下牧子)。控えめに振舞い続けるスズキですが、抑えた演技が、強い説得力を持つシーン。



ケート(谷原めぐみ)に対し、毅然とした態度で子どもを渡すことを告げる蝶々さん。30分後に、ピンカートンにこの家に来るよう伝えます。



蝶々さんと、坊やとスズキのお別れ。



ピンカートンの声が聞こえ、手を差し伸べる蝶々さん。
ひらひらと舞い散る花びらが、“誇り高く生きた武士の娘”の最期を語ります。


オペラ『蝶々夫人』は、日本が舞台だけに、美しい所作も期待されますが、見事に応えた二人の蝶々さんでした。またベテラン陣に加え、若手のメゾ・ソプラノ山下牧子と小林由佳が、栗山演出が要求する、奥ゆかしさと強さを秘めた日本女性スズキを演じたことも印象に残ります。
ご来場ありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2009年10月公演『蝶々夫人』- 公演記録|東京二期会

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ソプラノ林正子が 最新ピックアップアーティストに登場!

hayashi_masako_0666AAA.jpg12月5日(土)ゴールデンコンサートin津田ホールに出演予定のソプラノ林正子が、株式会社二期会21ウェブサイトの「ピックアップアーティストvol.13」に登場しました!
▼ピックアップアーティストはこちらからご覧ください
Pick-up Artist Vol.13 林正子の今
チラシやポスターだけでは伝えきれなかった今回のリサイタルにかける想いや、彼女とフランス音楽、ヨーロッパ文化との出会いと深まりが、「インタビュー」からうかがえると思います。
過去のオペラ公演から切り取った「フォトギャラリー」、「ムービー」も必見、必聴です。

「私のお気に入り」は、「旅」をテーマに、彼女が撮りあつめてきた旅先で出会った動物たちの写真を中心にご紹介しています。いきものたちを愛してやまない、またいつでもユーモアを忘れない林の人柄が伝わっているでしょうか。
そして、今回のゴールデンコンサート。
ロックやポップス・ミュージックなどジャンルを越えて活躍中の林正子ですが、一貫して取り組んできたフランス音楽の集大成ともいえるプログラムです。
12月5日(土)は、ぜひ津田ホールまで足をお運びください!

▼公演詳細はこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサートin津田ホール2009/10SEASON
vol.27 「林 正子 × 1980パリ、2000ジュネーヴ」
- 株式会社二期会21主催・制作コンサート
▼チケットのお求めはこちらから
二期会チケットセンター

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「二期会クリスタルコンサート」公演情報!

国内外のオペラやコンサート活動で実績をあげ、新たに二期会に入会した実力派のニューフェイスたちが秋の夜にお贈りする、ちょっと素敵な演奏会。

次々と生まれる、輝きをもった新しい声、新しい顔をご紹介いたします。


ちらし(PDF)ダウンロード
◆コンサート情報◆

二期会実力派のニューフェイスたちが歌う
二期会クリスタルコンサート
日時:2009年11月11日(水)19:00開演(18:30開場)
会場:すみだトリフォニーホール 小ホール
   ・JR総武線「錦糸町」駅北口より徒歩5分
   ・地下鉄半蔵門線「錦糸町」駅出口3より徒歩5分
料金:全席自由3,000円<税込み>
主催:財団法人東京二期会

  

==出演者と予定プログラム==
鷲尾麻衣 J.シュトラウス 『こうもり』より“侯爵さま、あなたのようなお方は”
原田 圭 モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より カタログの歌
   “奥さん、これが恋人のカタログ”
近藤悦子 R.シュトラウス ツェツィーリエ(作品27-2 詩:ハルト)/
万霊節(作品10-8 詩:ギルム)
黒澤麻美 チャイコフスキー 『スペードの女王』より“やがて真夜中”
矢崎陽子 トマ 『ハムレット』より 狂乱の場
   “遊びの仲間にいれてください”
永瀬祐紀乃・笠井 仁 ドニゼッティ 『ドン・パスクワーレ』より二重唱 “準備は出来たわ”
ー 休 憩 ー
鷲尾麻衣 ドニゼッティ 『リタ』より“この清潔で愛らしい宿よ”
黒澤麻美 チャイコフスキー 『チェレヴィチキ』より“庭にりんごの花が咲いた・・・”
永瀬祐紀乃 ヴェルディ 『ファルスタッフ』より“夏のそよ風の上を”
矢崎陽子 バーンスタイン 『キャンディード』より“着飾って、きらびやかに”
笠井 仁 ヴェルディ 『リゴレット』より“悪魔め、鬼め”
近藤悦子 レオンカヴァッロ 『道化師』より 鳥の歌“大空をはれやかに”
鷲尾麻衣・原田 圭 モーツァルト 『魔笛』より パパゲーノの嘆き 〜 二重唱 “パ・パ・パ”
ピアノ:梅田朋子

▼チケットのお求めはこちら
二期会チケットセンター - 財団法人東京二期会

▼コンサートの概要はこちらをご覧ください
コンサートラインナップ「二期会クリスタルコンサート」- 財団法人東京二期会

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『蝶々夫人』開幕!

東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』が本日から開幕しました!
butterfly091009_018.jpg 10日と12日の蝶々さんを演じる文屋小百合(楽屋にて)
公演会場となる東京文化会館大ホールロビーでは、着物などを展示してお客様をお迎えしております。
091009Image006.jpg 着物の展示
091009Image007.jpg 別の角度から・・・
091009Image005.jpg メルセデス・ベンツの展示もあります
また、昨日まで行われたゲネプロ(総稽古)の写真が、クラシック情報サイト「クラシックニュース」に掲載されており、最も美しい『蝶々夫人』の舞台の様子がご覧頂けます。
公演は10月12日(月・祝)まで。是非、会場でもその美しい舞台をご覧ください!
▼クラシックニュースの記事
栗山演出『蝶々夫人』究極の美の世界! 東京二期会オペラ公演 - classic news(10/9)
▼公演情報はこちら
2009年10月公演G.プッチーニ『蝶々夫人』- 東京二期会オペラ劇場

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『蝶々夫人』ゲネプロ!

東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』明日幕開けです!
当日のお天気も台風一過の素晴らしい日になるでしょう。
さて、公演に向けて、スタッフ、キャストは7日も遅くまで総仕上げとなる稽古を行い、その写真が現場から届きました。
◆7日ゲネプロ舞台の様子
右上写真、大山亜紀子(蝶々さん/9日・11日)と樋口達哉(ピンカートン/9日・11日)
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butterfly091007_030.jpg butterfly091007_029.jpg
◆楽屋にて
左から 小原啓楼(ピンカートン/10日・12日)、谷原めぐみ(ケート/10日・12日)、
久保和範(シャープレス/10日・12日)、直野 資(シャープレス/9日・11日)、
佐藤泰弘(ボンゾ/9日・11日)、近藤政伸(仲介人ゴロー/9日・11日)
butterfly091007_018.jpg butterfly091007_027.jpg butterfly091007_024.jpg butterfly091007_028.jpg
長い年月を経ても少しも色あせることのない栗山演出の様式美の集大成ともいわれる『蝶々夫人』、二期会の精鋭たちが一丸となって益々パワーアップした公演となります。
1957年より、二期会『蝶々夫人』を演出し続けている栗山昌良氏は、今年83歳を迎えたとはとても信じられない俊敏な動きで、自らきめ細かに演技を指導しました。「『蝶々夫人』には毎回発見があり、プッチーニの素晴らしさ、奥深さをあらためて感じている」と氏の言葉の一言一言に説得力があり、その通り、ぎりぎりまで登場人物の心理や時代背景、所作のひとつひとつまで指導にも熱が入ります。
まさに総合芸術としてのオペラの魅力が凝縮された舞台は、老若男女、そして海外からのお客様にも大変好評です。
栗山氏は、来月の関西二期会『フィデリオ』も演出するという、まさに精力的な活躍ぶりです。
スタッフ、キャスト一同、ご来場をお待ち申し上げております。
▼公演詳細はこちらをご覧ください
2009年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』- 東京二期会オペラ劇場

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『蝶々夫人』公演迫る!

最も美しい演出と言われる東京二期会の『蝶々夫人』が、いよいよ10月9日(金)に幕を開けます。
7日と8日にはゲネプロが行なわれ、稽古も総仕上げとなりました。厳しいオーディションを経て選ばれた二期会のキャスト陣は、栗山昌良氏による薫陶を受けて大きな飛躍を遂げることでしょう。
指揮は信頼厚いジャック・デラコート。あの伝説のカルロス・クライバーと死の直前まで篤い親交があったといいます。クライバー縁の東京文化会館でタクトを取ることに感慨もひとしおである様子です。
この名舞台を直接観ることが出来る最後の機会となるかもしれません。どうか《最も美しいバタフライ》をお見逃しなく!!

公演タイムテーブルのご案内
10月9日(金)
10月10日(土)
10月11日(日)
10月12日(祝)
当日券
あり
あり
あり
あり
当日券販売開始
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕
約55分
休憩予定時刻
19:25~19:50
14:55~15:20
14:55~15:20
14:55~15:20
第2幕
約55分
第3幕
約35分
終演予定
21:20
16:50
16:50
16:50
※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演詳細はこちらをご覧ください。
2009年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』- 東京二期会オペラ劇場

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『蝶々夫人』稽古場フォトリポート!

普段はなかなか目にすることが出来ない稽古の様子を、ちょっとだけご紹介します。
今月から本格的な稽古に入りました。
XZ8E0009.jpg演出・栗山昌良氏からの『蝶々夫人』に対する熱のこもった指導。

”2人の蝶々さん”
XZ8E0138a.jpg06年に引き続き、今回2度目の蝶々さんを歌う大山亜紀子。
栗山氏からはさらに高いレベルを要求されている。

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018X6866.jpg本格的な舞台復帰となる文屋小百合。
厳しくも熱心な指導のもと、蝶々さんのいろはを身体に叩き込む。

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”蝶々さんとピンカートン”
018X6841.jpgプリモテノールとして大活躍中の樋口達哉。
ピンカートンは当たり役のひとつ。

XZ8E0065.jpgもうひとりのピンカートン、小原啓楼。
これが初役となる。

”スズキ”
栗山演出では、このスズキ役が特に重要視される。
初役の2人がこれに挑む。
018X6700.jpg山下牧子

018X6877.jpg小林由佳

(写真撮影:広瀬克昭)
▼『蝶々夫人』公演詳細はこちらをご覧ください。
2009年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』- 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求めはこちらから。
二期会チケットセンター - 東京二期会オペラ劇場

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『蝶々夫人』ダイジェスト映像公開中!

東京二期会オペラ劇場2009年10月公演『蝶々夫人』に向け、ただ今「e+ movie(イープラス・ムービー)」にて、『蝶々夫人』2006年7月公演のダイジェスト映像を公開しています!
▼リンクはこちらから
蝶々夫人 2006年7月公演のダイジェスト映像を公開! - イープラス・ムービー

そして、さらにヴァージョンアップする2009年版『蝶々夫人』をどうぞご期待下さい!
▼2009年『蝶々夫人』の情報はこちらから
2009年10月公演『蝶々夫人』公演詳細 - 東京二期会オペラ劇場

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<緊急告知>
「小さな音楽カフェ〜『蝶々夫人』樋口達哉&『カプリッチョ』成田博之を迎えて〜」に20組40名さまをご招待!

二期会オペラで活躍する歌手が、あなたのために特別な時間をプレゼントします。
東京二期会オペラ劇場2009年10月公演『蝶々夫人』からピンカートン役の樋口達哉と、同11月公演『カプリッチョ』から伯爵役の成田博之が登場。
現在、The JADEとしても人気急上昇中の2人が、特別に選ばれたお客様を歌とトークでおもてなしします。
オペラのアリアほか、2人が大切にする名曲も披露。また、歌手を囲んでのフォト・セッションも予定しています。

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樋口達哉
 narita_hiroyuki.jpg 
成田博之

■出演:樋口達哉(テノール)、成田博之(バリトン)、金井 信(ピアノ)
■日時:9月24日(木)PM6:00開場/PM6:30 開演(PM7:30終了予定)
■会場:芸能花伝舎(東京都西新宿6-12-30)
 ▼会場へのアクセス方法はこちらをご覧ください。
 芸能花伝舎アクセス - 芸団協|芸能花伝舎
■応募方法:郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・歌手へのメッセージをご記入の上、官製ハガキまたはFAXにてご応募ください。
■宛先:
官製ハガキの場合:〒104-0061 東京都中央区銀座4-13-3 カタヤマビル6階
         株式会社ザ・グレートネイションズ内
         財団法人東京二期会「小さな音楽カフェ」係
FAXの場合:03-3524-4671
■応募締切:2009年9月15日(火)官製ハガキの場合は当日消印有効、FAXの場合は当日午後5時到着分まで有効
■当選発表:抽選の上、当選ハガキの発送をもって発表にかえさせていただきます。
■お問合せ先:「東京二期会 小さな音楽カフェ」係 Tel 03-3524-9180
*情報の取り扱いに関しては個人情報に関する法令およびその他の規範を遵守します。お書きいただいた情報は今回の抽選目的以外には使用いたしません。
▼東京二期会オペラ劇場の公演詳細はこちらをご覧ください。
2009年10月公演 プッチーニ『蝶々夫人』- オペラ公演ラインアップ|東京二期会
2009年11月公演 R.シュトラウス『カプリッチョ』- オペラ公演ラインアップ|東京二期会
▼The JADEの最新情報はこちらをご覧ください。
The JADE ザ・ジェイド:二期会オペラ歌手ユニット

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「二期会サマーコンサート」〜心優しき愛の歌〜 公演間近!!
直前情報!予定プログラム詳細

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ちらしダウンロード(PDF)

  
8月も終わりに近づき、毎年恒例の「二期会サマーコンサート」がやってまいります!
出演者も入念なリハーサルを行ない、本番に向けて準備万端です。

さて今年の司会は、注目の若手メゾソプラノ小泉詠子とウィーンから先日帰国したばかりのテノール望月哲也。今回は二人の二重唱こそありませんが、司会ではどんな“アンサンブル”を聴かせてくれるのでしょう!?

夏の終わりに素敵なコンサートに行ってみませんか!!

【予定プログラム/公演タイムテーブル】詳細
14:00  当日券販売
14:30  開場     
15:00  開演     
<第一部>55分
モーツァルト『イドメネオ』より“そよ吹く風よ” イーリア 山本香代
モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より カタログの歌 レポレッロ 山下浩司
ロッシーニ『セビリャの理髪師』より“今の歌声は” ロジーナ 小泉詠子
ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』より“哀れなる父の胸は” フィエスコ 鹿野由之
ワーグナー『タンホイザー』より “歌の殿堂” エリーザベト 桑田葉子
グノー『ファウスト』より 宝石の歌 マルグリート 安部睦美
ポンキエッリ『ジョコンダ』より“優しい御声に” ジョコンダの母 押見朋子
マスネ『エロディアード』より“美しく優しい君” サロメ 冨田真理
プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』より“フィレンツェは花咲く木の様に” リヌッチョ 望月哲也
〜休憩〜15分
<第二部>60分
ロッシーニ『セビリャの理髪師』より二重唱“それでは私なのね” ロジーナ 小泉詠子
フィガロ 山下浩司
ドニゼッティ『愛の妙薬』より二重唱“つまり、愛を呼び起こす驚くべき妙薬です” ネモリーノ 望月哲也
ドゥルカマーラ 鹿野由之
ドニゼッティ『愛の妙薬』より二重唱“何という愛情でしょう!私は薄情な女!” アディーナ 安部睦美
ドゥルカマーラ 鹿野由之
ビゼー『カルメン』より二重唱“母の便りを聞かせてよ” ミカエラ 山本香代
ホセ 望月哲也
ディ・カプア “私の太陽” 田口興輔
プッチーニ『蝶々夫人』より花の二重唱“桜の枝をゆさぶって” 蝶々さん 冨田真理
スズキ 押見朋子
カタラーニ『ワリー』より“さようなら、ふるさとの家よ” ワリー 桑田葉子
ファルヴォ “彼女に告げて” 田口興輔
17:10  終演予定    
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※リハーサルの合間に・・・(左から田口興輔、押見朋子、ピアニスト山田武彦)
日時:2009年8月29日(土)15:00開演(14:30開場)
会場:北とぴあ さくらホール(JR京浜東北線王子駅北口またはメトロ南北線王子駅5番出口)
料金:(全席指定)A席3,000円 B席2,500円 C席1,000円 【当日券あり】
ご予約・お問合せ:二期会チケットセンター 03-3796-1831
*都合により演奏内容が一部変更になることがございます。あらかじめご了承ください。
*上記、予定時間は当日の進行状況によりずれる場合がございます。
*当初、出演を予定しておりましたソプラノ 渡邊清美 は都合により出演できなくなりました。
 かわりましてソプラノ 安部睦美 が出演致します。何卒ご了承ください。
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驚異のコラボ!!澤畑恵美×秋川雅史×大島幾雄、夢の競演

二期会を代表するソプラノ澤畑恵美とバリトン大島幾雄が、テノール秋川雅史さんとN響のメンバーと共に1夜限りの夢のステージをお贈りいたします。
司会にフリーアナウンサーの渡辺真理さんを迎え、日本歌曲からイタリア古典歌曲、オペラアリアそして“千の風になって”まで、生の声の素晴らしさを味わって頂きます。
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左から、大島幾雄、澤畑恵美、秋川雅史さん(写真:青柳 聡)
▼公演情報
秋川雅史&二期会+NHK交響楽団メンバーによる贅沢競演!
『クラシックセレブ♪アートフルコンサート』
公演日:2009年9月8日(火)19:00開演
会場:サントリーホール大ホール
出演:澤畑恵美(ソプラノ)/秋川雅史(テノール)/大島幾雄(バリトン)
   NHK交響楽団メンバーによる室内オーケストラ(コンサートマスター:永峰高志)
   東京荒川少年少女合唱隊(指揮:米谷毅彦)
曲目:浜辺の歌/オペラ『セヴィリアの理髪師』より“町の何でも屋”/千の風になって
※やむをえない事情により曲目を変更させていただく場合もございます
【お問い合わせ】株式会社テンポプリモ
 TEL.03‐5810‐7772(平日10:00〜18:00)
▼詳細・チケット情報はこちらをご覧ください。
秋川雅史&二期会+NHK交響楽団メンバーによる贅沢競演!
クラシックセレブ♪アートフルコンサート
- 株式会社テンポプリモ

【澤畑恵美・大島幾雄 出演予定】
◎澤畑恵美
“びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作オペラ”
プッチーニ『ラ・ボエーム』(ミミ役)
2010年3月13日(土)びわ湖ホール 14時開演 →公演情報 - 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
2010年3月28日(日)神奈川県民ホール 14時開演 →公演情報 - 神奈川県民ホール
◎大島幾雄
“東京二期会オペラ劇場”
ヴェルディ『オテロ』(イアーゴ役)
2010年2月17日(水)東京文化会館大ホール 18時30分開演
2010年2月20日(土)東京文化会館大ホール 14時開演
公演詳細→オペラ公演ラインアップ「オテロ」 - 東京二期会

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納涼〜毎夏恒例の『二期会サマーコンサート』へどうぞお越しください
心優しき愛の歌〜暑い夏を、サラリとエコに過ごすひと時!

二期会の華やかな歌手が 北とぴあ・さくらホール に顔をそろえる、夏の終わり恒例のコンサート。今年も8月29日(土)15:00より、財団法人北区文化振興財団・東京都北区との共催にて開催いたします。

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ちらしダウンロード(PDF)
今年のテーマはエコ。楽しいお話と一緒に、オペラの名曲の数々をお聴きください。
司会は、二期会期待のテノール望月哲也と、たおやかな若手メゾ・ソプラノ小泉詠子の二人がつとめます。
昨年、東京二期会オペラ劇場『ワルキューレ』でブリュンヒルデを演じ、注目されたソプラノ桑田葉子が『タンホイザー』からエリザベートの名アリアを、04年『ドン・ジョヴァンニ』のマゼット、06年『フィガロの結婚』のフィガロ、07年『魔笛』のパパゲーノとモーツァルトをはじめ、ドイツオペラで高い評価を得ている山下浩司の出演も楽しみ。
『愛の妙薬』、『セビリャの理髪師』のヒロインは、いずれも才気あふれ恋には一途。そのヒロインをとりまく男たちは、ちょっぴり弱気だったりちょっぴりずるかったり。登場人物がそれぞれの心情を歌う二重唱も、たっぷり楽しめます。
10月に東京二期会オペラ劇場が上演する『蝶々夫人』からは、蝶々さんとスズキの「花の二重唱」もお届けします。

そして、数多のオペラで華麗なテノールとして地位を築いたベテラン、田口興輔も特別出演! 得意のイタリアのレパートリーを聴かせてくれます。
ピアノは、的確でおおらかなアンサンブル方法や、色彩豊かな音色によるピアノ奏法などで、そのサポートぶりに声種や楽器、また音楽の形態やジャンルを問わずさまざまな演奏家から信頼を得ている山田武彦氏。
夏の暑さを忘れるひととき、ぜひ、お誘い合わせてお越しください。

二期会サマーコンサート〜心優しき愛の歌
暑い夏を、サラリとエコに過ごすひと時!

日時:2009年8月29日(土)15:00開演(14:30開場)
会場:北とぴあ さくらホール(JR京浜東北線王子駅北口またはメトロ南北線王子駅5番出口)
料金:(全席指定)A席3,000円 B席2,500円 C席1,000円
出演:【ソプラノ】安部睦美、桑田葉子、冨田真理、山本香代
   【メゾソプラノ】押見朋子、小泉詠子
   【テノール】田口興輔、望月哲也
   【バス】鹿野由之、山下浩司
   【ピアノ】山田武彦
チケットお申込:二期会チケットセンター 03-3796-1831
予定プログラム:
<第一部>
W.A.モーツァルト『イドメネオ』より“そよ吹く風よ”
W.A.モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より“カタログの歌”
G.ロッシーニ『セビリャの理髪師』より“今の歌声は”
G.ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』より“哀れなる父の胸は”
R.ワーグナー『タンホイザー』より “歌の殿堂”
C.F.グノー『ファウスト』より “宝石の歌”
A.ポンキエッリ『ジョコンダ』より“優しい御声に”
J.E.F.マスネ『エロディアード』より“美しく優しい君”
G.プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』より“フィレンツェは花咲く木の様に”
<第二部>
G.ロッシーニ『セビリャの理髪師』より二重唱
G.ドニゼッティ『愛の妙薬』より二重唱“つまり、愛を呼び起こす驚くべき妙薬です”
        同      二重唱“何という愛情でしょう!私は薄情な女!”
G.ビゼー『カルメン』より二重唱“母の便りを聞かせてよ”
E.ディ・カプア “私の太陽”
G.プッチーニ『蝶々夫人』より花の二重唱“桜の枝をゆさぶって”
A.カタラーニ『ワリー』より“さようなら、ふるさとの家よ”
R.ファルヴォ “彼女に告げて”
*都合により演奏内容が一部変更になることがございます。あらかじめご了承ください。

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臼木あい フィリア通信インタビューに登場

若手ソプラノ歌手の中でも群を抜く実力で聴衆を魅了している臼木あい。
8月29日(土)には青葉台のフィリアホールにて、《女神との出逢い》シリーズのリサイタルが予定されています。
『女神(ミューズ)との出逢い 臼木あいソプラノリサイタル』
日時;2009年8月29日(土) 18時開演
会場:フィリアホール(渋谷駅より東急田園都市線 青葉台駅 急行で約25分)
曲目:中田喜直 「六つの子供の歌」
   F.ヴォルフ 「メーリケ歌曲集」より
         四月の山黄蝶 Zitronenfalter im Apri
         捨てられた女中 Der verlassene Mägdlein
         子供と蜜蜂 Der Knabe und das Immlein
         飽くことを知らぬ愛 Nimmersatte Liebe
         妖精の歌 Elfelied
         春だ! Er ist's!
   W.A.モーツァルト《イドメネオ》より
       “一体いつになったら終わるのでしょう〜お父様、お兄様、さようなら”
   W.A.モーツァルト《ツァイーデ》より
       “安らかにお休み、私の優しい命よ”
       “けだもの!ひたすら爪を研ぎ澄まして”
   G.マイアーベーア 《プレールメルの巡礼(ディノラー)》より “影の歌”
   山田 香 (臼木あい委嘱作品)「スウィーツ選びは止まらない」
ピアノ:山岸茂人 クラリネット:齋藤雄介
▼フィリア通信に最新インタビューが掲載されています。ぜひご覧ください。
お客さまの心に残る歌を… - フィリア通信|フィリアホール
▼コンサート詳細はこちらをご覧ください
土曜ソワレシリーズ2009《女神(ミューズ)との出逢い》臼木あい ソプラノ・リサイタル - フィリアホール

usuki_ai.jpg臼木 あい(うすき あい)プロフィール
芸大在学中より注目を集め、22才で日本音楽コンクール優勝。
比類ないテクニックと心に響く情感を兼ね備えた大器。
明治安田生命クオリティオブライフ文化財団の海外音楽研修生として
ザルツブルグのモーツァルテウム音楽院に留学し、さらなる研鑽を積み
現在、東京芸術大学大学院博士後期課程在学中。二期会会員
▼臼木あいのブログ
Soprano Ai's Diary

【臼木あい オペラ出演情報】
NISSAY OPERA 2009 歌劇《ヘンゼルとグレーテル》
2009年11月7日(土) 日生劇場
指揮:下野竜也 演出:クリスティアン・シューラー 管弦楽:読売日本交響楽団
〈配役〉ヘンゼル:田村由貴絵 グレーテル:臼木あい ゲルトルート:渡辺敦子
    ペーター:青戸 知 魔女:蔵野蘭子 露の精:諸井サチヨ
    眠りの精:虎谷亜希子
▼公演詳細はこちらをご覧ください
オペラ公演 ヘンゼルとグレーテル - 日生劇場

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佐渡裕プロデュースオペラ『カルメン』東京公演も大成功!

気温が30℃を超えた7月17日(金)から20日(祝)までの4日間、東京文化会館に佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2009『カルメン』がやってきました。既に兵庫県立芸術文化センターでの9回の公演を経て、気心知れたマエストロと歌手たちが非常にクオリティの高い公演を見せました。東京公演のオーケストラは、東京フィルハーモニー交響楽団。『カルメン』は上演回数も多く、手の内にあるレパートリーとあって色彩豊かな音色を繰り出し、力強く歌手を支えました。
【17・19日組キャストから】撮影:鍔山英次

児童合唱は、NHK児童合唱団。
児童合唱は、兵庫では、ひょうごプロデュースオペラ児童合唱団、愛知では名古屋少年少女合唱団が出演。生き生きとした表情を見せました。


タバコ工場の女たち。迫力のある合唱で、音楽に奥行きを与えた二期会合唱団とひょうごプロデュースオペラ合唱団。


ホセとカルメン。危険な匂いを感じつつも、魅かれていくホセ(ルカ・ロンバルド)。“誘惑する悪い女”ではなく、“真に自由で美しい女”として、見事に演じたステラ・グリゴリアン。


故郷から、母の便りを持ってホセのもとを訪れるミカエラ(木下美穂子)。純粋で、ひたむきにホセを思うミカエラは、オペラファンの間でも人気の女性。


闘牛士エスカミーリョ(ジャン=フランソワ・ラポワント)。力強いバリトンで、客席を魅了しました。


脱走兵となり、盗賊の一味としてカルメンと行動を共にするホセですが、この荒っぽい仕事に馴染むことはできず、次第にカルメンとも上手く行かなくなります。ミカエラが、母の危篤を告げに、密輸団の隠れ家を訪れ、故郷に帰るように説得します。


再び愛してほしい、と迫るホセに対し、イヤなものはイヤだとカルメンの答えは変わりません。ホセはついにカルメンを殺してしまうのです。


カーテンコール(撮影:堀 衛)

【18・20日組キャストから】撮影:三枝近志

二期会きっての華のあるメゾ・ソプラノ林美智子が、カルメンを演じます。
ホセは、舞台経験の豊富なテノール、佐野成宏。


東京二期会では『ボエーム』ムゼッタ、『ラ・トラヴィアータ』ヴィオレッタなどを演じてきた安藤赴美子。今回は、可憐で清々しいミカエラを好演。


カルメンを逃がした罪で、牢に入れられたホセに、カルメン、フラスキータ(吉村美樹)、メルセデス(田村由貴絵)のセギディーリャの歌と乱舞が幻想のように映ります。


エスカミーリョ(成田博之)とホセの決闘。この決闘の場面は、ノーカットで演奏されるマエストロこだわりのシーン。陰影のある舞台装置も美しく、また迫力がありました。


闘牛を前に、正装したエスカミーリョとカルメン。


死を前にしたカルメン。人生を自分で選び取っていった潔さ、愛に対する自由さ、何より自分に正直であること、そんなカルメンを感じさせる熱演でした。


カーテンコール(撮影:堀 衛)

期間中は、連日2,000名以上のお客様がご来場され、盛大な公演となりました。
ありがとうございました。
このプロダクションは、7月25日(土)・26日(日)に愛知県芸術劇場大ホールで上演され、15回におよぶ公演の千秋楽を迎えます。華麗で軽やかなカルメンに、愛知でもお会いできますように。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2009年7月公演『カルメン』- 公演記録|東京二期会
▼「愛知」公演詳細はこちらをご覧ください。
公演情報 オペラ「カルメン」- 愛知芸術文化センター

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佐渡裕プロデュースオペラ『カルメン』東京公演 本日より開幕!
公演タイムテーブルと当日券発売予定のごあんない

佐渡裕プロデュースオペラ2009 G.ビゼー『カルメン』の公演がいよいよ本日より開幕いたします!
当日の公演タイムテーブルと当日券販売予定を次の通りご案内いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

7月17日(金)
7月18日(土)
7月19日(日)
7月20日(祝)
当日券販売開始
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
販売予定券種
S,A,B
A若干枚
A若干枚
A若干枚
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕と第2幕
約105分
休憩予定時刻
20:15~20:40
15:45~16:10
15:45~16:10
15:45~16:10
第3幕と第4幕
約70分
終演予定
21:50
17:20
17:20
17:20

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
「調子は上々、はりきって本番に臨みます!」
0907_016.jpg
左から(スニガ)斉木健詞、(モラレス)与那城敬、(ダンカイロ)加賀清孝、(レメンダード)小原啓楼
(7月15日・『カルメン』ゲネプロの楽屋にて)
『カルメン』公演詳細ページ −東京二期会

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佐渡裕プロデュースオペラ『カルメン』いよいよ東京公演

佐渡裕氏が芸術監督を務める兵庫県立芸術文化センターで9回の公演を無事終演した、佐渡裕プロデュースオペラ『カルメン』。現在は出演者、スタッフも東京に移動して、東京公演の最終調整中です。
6月25日から今月5日まで公演を行なった兵庫県立芸術文化センターの舞台は各誌から好評を得て、丹念に創り上げた美しい舞台が注目されました。その最終日には、満場のお客様から喝采を浴び、出演者も感激の様子でした。
IMG_6640_s.jpg
写真:カルメン=林美智子(左)、ドン・ホセ=佐野成宏
(撮影:飯島隆)
佐渡氏がイメージする“素足の似合う軽やかなカルメン”は、二期会の華メゾ・ソプラノ林美智子が、ステラ・グリゴリアンとダブルで演じています。ほかにも、ホセにはルカ・ロンバルドと佐野成宏、ミカエラには木下美穂子と安藤赴美子、エスカミーリョにジャン=フランソワ・ラポワントと成田博之、と多彩な顔ぶれが揃っていて、演出のジャン=ルイ・マルティノーティをはじめ、照明、衣裳と舞台裏も多国籍。日本オペラ連盟、兵庫県立芸術文化センター、東京二期会、愛知県文化振興事業団の共催が可能にした、プロジェクトです。
佐渡裕プロデュースオペラ『カルメン』東京公演はいよいよ17日(金)から東京文化会館で開幕。皆様のご来場を心よりお待ちしています。
東京公演の残席状況は、7月13日16:00現在で次の通りとなっております。

7月17日(金)
18:30開演
7月18日(土)
14:00開演
7月19日(日)
14:00開演
7月20日(祝)
14:00開演
S席
×
A席
×
B席
×
×
×
C席
×
×
×
×
D席
×
×
×
×


凡例 ◎…余裕あり ○…あり △…残りわずか  ×…予定販売数終了
19日の公演は全席予定販売数終了となりました。
また、各日とも売り切れが予想されます。お急ぎお求めください!
チケットのお申込は:二期会チケットセンター 電話03-3796-1831 ファクス03-3796-4710
▼公演詳細はこちらをご覧ください
『カルメン』公演詳細 - 東京二期会オペラ劇場

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11日のゴールデンコンサートを目前に控えたメゾソプラノ小山由美が
インターネットラジオ 林田直樹『カフェフィガロ』に登場しました。

koyama_hayashida.jpg小山由美出演の林田直樹『カフェフィガロ』1回目の放送が7月7日20時にアップされました。
7月11日(土)に行われる「二期会ゴールデンコンサートin津田ホール」のコンサートプログラムの話題を中心に、現代音楽に興味を持った原点から、5年連続の出演の金字塔を打ち立てた「バイロイト音楽祭」についても語っています。
小山曰く、今回のゴールデンのテーマは、「愛」。
彼女の愛してやまない歌が選曲されたとともに、それらの歌には、様々な愛の諸相が描かれています。
『カフェフィガロ』では、ドイツでの生活も話題にのぼるのですが、お聞きいただければ、小山が演奏生活と両立して自然に恵まれた環境で、家族愛を育んでいる様子を、感じていただけるのではないでしょうか。
ゴールデンコンサートでも演奏するご主人ヘルフェルト氏作曲のアカペラ曲、「芭蕉の7つの俳句」より“原中や 物にもつかず 啼雲雀”も放送されます。ぜひお聴き ください。
(2回目放送は、7月14日)

▼番組サイトおよび視聴はこちらから
林田直樹のカフェ・フィガロ - カルチャー&エンタテイメント放送局 Blue-Radio.com

◆小山由美 プロフィール◆
東京芸術大学大学院修了。1999年ローマ歌劇場でのシノーポリ指揮『ワルキューレ』に出演後、2000年シノーポリ指揮『ワルキューレ』ロスヴァイセ役でバイロイト音楽祭にデビュー。以来 2004 年のシー ズンで 5年連続の出演の金字塔を打ち立てた。国内では新国立歌劇場開場記念『ローエングリン』オルトルート、『ルル』ゲシュビッツ伯爵令嬢、新国立劇場・二期会共催公演『サロメ』ヘロディアス、二期会公演『カルメン』のタイトルロール、日生劇場・二期会共催公演ヤナーチェク『マクロプロス家の事』などで好評を博し、卓越した歌唱と芸術性を認められ第40回「サントリー音楽賞」を受賞。わが国を代表するメゾソプラノとして国内外で活躍を続けている。現在、ドイツ在住。二期会会員
◆コンサート情報◆
二期会ゴールデンコンサートin津田ホール
Vol.26 小山由美(メゾソプラノ)×私の密かに愛する名曲

会 場 :津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
日 程 :2009年7月11日(土)
時 間 :16:00開演(15:30開場)
出 演 :小山由美(メゾソプラノ) 佐藤正浩(ピアノ)
お問合せ:二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831
予定プログラム
・J.S.バッハ:「カンタータ 第154番」より“イエス様、私にそのお姿を見せてください”
・ハイドン:「スターバト・マーテル」より“あなたと共にまことに涙を流し”
・シューベルト:ゲーテ「ファウスト」の一場面
・メンデルスゾーン:「ズライカ」
・リスト:「愛し合うことはすばらしいことだろう」
・マーラー:「子供の不思議な角笛」より“ラインの伝説”
             * * *
・マスネ:『ウェルテル』より “いいの、泣くがままにしておいて”
・ドビュッシー:「ビリティスの3つの歌」より “髪”
・プーランク:「ヴィオロン」
・メシアン:「ハラウィー―愛と死の歌」より “シラブル”
・ヘルフェルト:「芭蕉の7つの俳句」より “原中や 物にもつかず 啼雲雀”
             * * *
・ダルゴムィジスキー:「誰にも話さない」
・グリンカ:「疑惑」
・チャイコフスキー:「さわがしい舞踏会で」「窓を開ければ」
・ラフマニノフ:「おお、悲しまないで」
・リムスキー=コルサコフ:『不死身のカシチェイ』よりカシチェーヴナのアリア ”夜になった”
2008年度サントリー音楽賞受賞。今回が小山由美にとって受賞後最初のリサイタル。
ご来場お待ちしております。
▼コンサート詳細、チケットのお求めはこちらから
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.26「小山由美×私の密かに愛する名曲」- 主催・制作コンサート|二期会21

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二期会Week in サントリーホール『愉しみの刻2009』スペシャルライブ
ミッドタウンでプレコンサート

週末のひととき、オペラ歌手による、本格的なコンサートを気軽に楽しんでいただけるライブを6月13日(土)に開催いたしました。
6月15日(月)からサントリーホール ブルーローズで開催される「二期会Week in サントリーホール『愉しみの刻2009』」にあわせ、本格的なオペラのアリアから、お子様が楽しめる「森のくまさん」、ちょっと懐かしいポピュラーソング「東京ブギウギ」など、エレクトーンによる歌のコンサートをお届けしました。
出演は、ソプラノの翠 千賀 とテノールの秋谷直之。エレクトーン演奏は西岡奈津子。
ヤマハエレクトーンシティ渋谷の協力を得て、豪華な音響空間が実現しました。
midtown_0043.jpg
第1日目は“時を駆ける歌声” =6月15日(月)19:00開演
服部克久プロデュース、ソプラノ腰越満美とピアノ丸山和範がジャズ、ブルース、ブギ、シャンソンなど、服部良一が残した昭和の歌謡曲をお届けします。
第6日目は“Concert for KIDS 3才からのクラシック” =6月20日(土)11:00開演と14:00開演
3才からのお子様が保護者の方と一緒に楽しめるConcert for KIDSは、初めてのクラシック・コンサートとしてもお薦めです。
世界の名曲、お子様が大好きな童謡も、盛りだくさん。泣いてもおしゃべりしても大丈夫。サントリーホールにちょっぴりおしゃれしてご家族皆様でいらっしゃいませんか。

「二期会Week in サントリーホール『愉しみの刻2009』」は、6月15日(月)から21日(日)までの毎日、サントリーホール ブルーローズ(小ホール)にて開催いたします。
歌で世界を“旅”する1週間。皆様のご来場をお待ち申し上げております!
▼二期会Weekの詳細はこちらをご覧ください。
二期会Week in サントリーホール『愉しみの刻2009』- 主催・制作コンサート|二期会21

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『ウリッセの帰還』さまざまに姿を変える神々と人間の交感若さあふれるオペラの息吹きを届けました

6月6日(土)・7日(日)に北とぴあさくらホールにて上演いたしました、二期会ニューウェブオペラ劇場モンテヴェルディ『ウリッセの帰還』(ヘンツェ版・日本初演)はおかげさまをもちまして大盛況のうちに幕を下ろしました。
高岸未朝による繊細な演出、高関健の指揮による東京交響楽団の強力なサポートを得て、モンテヴェルディ独特の音世界を、現代オーケストラの響きで構築。若手中心の歌手陣のエネルギーを感じさせました。
モンテヴェルディの音楽による情景描写を“善意と悪意”6人のダンサーが視覚化。踊り、舞台転換、黒子、船などありとあらゆる事象を体現し、羊になり、神になり、召使になり、その効果は劇的でした。
2日間の華麗な舞台をご覧いただきましょう。
【6日(土)の舞台から】撮影:三枝近志

冒頭、プロローグのシーン。はかなさは地球の上にいるが、バランスを崩して今にも落ちそう。はかなさ(彌勒忠史)、愛(村田ゆう子)、時(嘉目真木子)


英雄ウリッセの妻ペネロペ(杣友恵子)は既に20年、夫の帰りを待ち続けている。


女官メラント(醍醐園佳)とエウリマコ(西岡慎介)。
とりとめもない幼い愛人たち。


英雄ウリッセ(大沼徹)。故郷に帰ることが許されない苦しみを力強く歌う。


忠実な羊飼エウメーテ(小林大作)は、安定した歌唱力、自然な演技で、客席を惹き付けた。老人の姿をしたウリッセを、そうとは知らずに心からもてなす。


ペネロペの邸に、息子テレーマコ(宮本英一郎)が帰ってくる。エウメーテとともに、ウリッセの帰還が近いことを告げるが、ペネロペは信じようとしない。


女神ミネルヴァ(大西ゆか)。人間の選択が正しいものであるように導く。ミネルヴァは、いつも明るい光とともに登場する。美しく賢明な女神を見事に演じた。


ついに、夫ウリッセその人と信じることができた瞬間、深い喜びと安堵に満ちた、ペネロペとウリッセ。


カーテンコール(撮影:堀 衛)

【7日(日)の舞台から】撮影:鍔山英次

待つ時間の長さに匹敵する長大なアリアを、魅惑的に歌うペネロペ(金子美香)。
深い表現力を持つメゾ・ソプラノの美声を存分に披露した。


エウリマコ(森田有生)とメラント(中野亮子)。
モンテヴェルディが描く世俗の恋の世界を、鮮やかに聴かせた。

 
変身前のウリッセ(小林昭裕)と、変身後のウリッセ。小林は、しっかりと鍛錬したバリトンの声の魅力を感じさせる。
 
牧童の姿をしたミネルヴァ(佐藤奈加子)がウリッセに、故郷の妻ペネロペの貞節を告げる。
真の姿ミネルヴァへの変身シーンは、歌舞伎の早変わりのよう。
佐藤は、低音から高音まで美しい響きで、気品あふれる女神を歌った。

ウリッセの息子テレーマコ(岡田尚之)が、ミネルヴァに連れられて、スパルタから帰国する。
岡田は明るく力強いテノールで、現在注目されている若手の一人。


3人の求婚者。左から、ピサンドロ(飯田康弘)、アンティノオ(金子宏)、アンフィノモ(高梨英次郎)。調子のいいピサンドロ、気ままな青年貴族アンフィノモ、アンティノオの悪役ぶり、となかなか楽しい演技を見せて飽きさせなかった。


大食漢イーロ(渡邉公威)。ウリッセが帰還し、宮殿を追い出され、食べる楽しみがなくなって死んでしまう。悲哀と可笑しさが同居する役を巧みに演じた。


紫はウリッセの色。


特殊な編成のオーケストラ。打楽器群は、オーケストラピットに入らず、花道に
紗幕貼りの部屋を作って収容された。


カーテンコール(撮影:堀 衛)

ご来場いただき、誠にありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2009年6月公演『ウリッセの帰還』- 公演記録|東京二期会

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『ウリッセの帰還』公演迫る!
公演タイムテーブルと当日券発売予定のごあんない

二期会ニューウェーブオペラ劇場2009年6月公演 C.モンテヴェルディ『ウリッセの帰還』の公演が迫りました。
当日の公演タイムテーブルと当日券販売予定を次の通りご案内いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

6月6日(土)
6月7日(日)
当日券販売開始
16:00~
13:00~
販売予定券種
S,A
S,A
開場
16:30
13:30
開演
17:00
14:00
プロローグと第1幕
約90分
休憩予定時刻
18:30~18:50
15:30~15:50
第2幕
約95分
終演予定
20:25
17:25

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
『ウリッセの帰還』公演詳細ページ −東京二期会

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テノール西岡慎介が、奏楽堂日本歌曲コンクール・奨励賞受賞!

去る5月24日に本選が行われた奏楽堂日本歌曲コンクールで、テノール・西岡慎介が奨励賞を受賞しました。
近年ではバリトン・与那城敬(第18回・第1位)やメゾソプラノ・金子美香(第18回・第3位)が入賞しています。
西岡は、6月6日(土)初日を迎える「ウリッセの帰還」で、エウリマコ役に出演予定。
旬の若手テノールに注目です!
▼奏楽堂日本歌曲コンクール本選結果はこちらをご覧ください
http://www.taitocity.net/taito/sougakudou/conkours1.htm

▼『ウリッセの帰還』公演詳細・チケットのお求め方法などはこちらをご覧ください。
二期会ニューウェーブオペラ劇場『ウリッセの帰還』- 公演詳細|東京二期会
特集『ウリッセの帰還』を楽しむ - オペラを楽しむ|東京二期会

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『ウリッセの帰還』ヘンツェ版の日本初演まで、カウントダウン!

指揮・高関健、演出・高岸未朝、ウリッセ・大沼徹のコメントがClassic news に掲載されました。
以下のリンク先より動画でご覧になれます。

▼こちらをクリック
「インタビュー@クラシック」 - classic news
ヘンツェ版・日本初演にかける熱意が伝わってきます!
ここでしか見られないマエストロが使用する貴重なスコアもちらりとお見せします。

▼『ウリッセの帰還』公演詳細・チケットのお求め方法などはこちらをご覧ください。
二期会ニューウェーブオペラ劇場『ウリッセの帰還』- 公演詳細|東京二期会
特集『ウリッセの帰還』を楽しむ - オペラを楽しむ|東京二期会

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福島明也、紀尾井ホールでリサイタル〜山田耕筰を歌う!

日本を代表するバリトンとして、オペラのみならずコンサート、リサイタルと常に第一線で活躍を続ける福島明也。
その彼が満を持して、「山田耕筰」のみのプログラムでリサイタルを開きます。
早くから日本語による演奏については、誰もが認める“第一人者”であった福島。
團伊久磨氏が生前、彼を自作品の主役に指名したのも、その演奏への揺ぎ無い信頼からであったことでしょう。
日本の≪古典≫である山田耕筰は、福島が最も愛してやまない作曲家です。
数々の耳馴染みある名曲を、是非極上の演奏でご堪能ください。
◆公演名 『福島明也 山田耕筰名歌曲集』
◆日程 2009年6月3日(水) 19時開演
◆会場 紀尾井ホール
◆共演 金井信(Pf)
◆曲目(予定) からたちの花、この道、ペチカ、赤とんぼ、鐘が鳴ります 他
◆チケット販売・予約 紀尾井ホールチケットセンター
           03-3237-0061(受付時間 午前10時〜午後6時/日祝日休み)
▼公演情報
紀尾井ホール//公演カレンダー・クラシック - 紀尾井ホール
また、その直後の6月10日(水)≪時の記念日≫に薬師寺玄奘三蔵院特設ステージで上演される、ロレックス主催の「オペラ『遣唐使』〜阿倍仲麻呂」(第1幕・第2幕)に、福島は主役阿倍仲麻呂役で出演致します。唐の高僧役としてバスの黒木純が共演。
こちらの方は既に完売でしておりますが、後半は来年の平城遷都1300年祭で披露される予定とのこと。
是非お楽しみに!

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『ウリッセの帰還』稽古場フォト

二期会ニューウエーブオペラ劇場『ウリッセの帰還』は、6月6日(土)、7日(日)の本番に向けて、連日熱の入った稽古を行っています!
以下は稽古場のフォトショットです。(撮影:広瀬克昭)

takaseki_9678.jpg
指揮:高関 健
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演出:高岸未朝
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ウリッセ役の大沼 徹
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ウリッセ役の大沼 徹(中央)と同 小林昭裕(左手前、後姿ですが…)
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ウリッセの妻ペネロペ役の杣友恵子
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同ペネロペ役の金子美香
kodougu02.JPG
小道具の刀剣類
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おいしそうに見えますが、食べられません…

さて、この『ウリッセの帰還』では当日会場販売の公演プログラムに、春の叙勲で旭日中綬章を受勲された阿刀田 高(あとうだ たかし)さんにオペラファンのために書き下ろして頂いた記事〈背後に流れる雄大なストーリー〉を掲載いたします。そのほかにも指揮者の高関健氏、バロック音楽の権威である金澤正剛氏、日欧の文化変遷に精通しているミヒャエル・シュタイン博士という豪華な陣容に執筆いただきました。是非公演会場にてお買い求めください!(予価1部 1,000円)
▼公演詳細・チケットのお求め方法などはこちらをご覧ください。
二期会ニューウェーブオペラ劇場『ウリッセの帰還』- 公演詳細|東京二期会
特集『ウリッセの帰還』を楽しむ - オペラを楽しむ|東京二期会

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“WEBぶらあぼ”サイトから「彌勒忠史×アントネッロ」が聴ける!
ゴールデンコンサート直前情報!

pic_1012_02.jpg 5月10日(日)は、いよいよ
 二期会ゴールデンコンサートin津田ホールvol.25
 「彌勒忠史×アントネッロ」
が開催されます!

コンサートを目前に控え、“WEBぶらあぼ”の音楽配信コーナー“bravissimo!”から、昨年9月に名古屋の宗次ホールで行われた「アントネッロ×弥勒忠史/宗次ホールライヴ2008 "ビバ・チャコーナ!"」のiTunes配信が始まりました!
「彌勒忠史&アントネッロ」のライヴの雰囲気を事前にお知りいただけます。もちろんiTunesですので各曲30秒の試聴もできます。
津田ホールの硬質でストレートな音響は、彼らのパフォーマンスにぴったり。今回のライヴも絶対に聴き逃せません!是非ご来場ください!
▼音楽配信はこちらから(試聴・購入にはiTunesが必要です)
アントネッロ×弥勒忠史/宗次ホールライヴ2008 "ビバ・チャコーナ!" - WEBぶらあぼ|bravissimo!
bravissimo! アントネッロ・フューチャリング・弥勒忠史 宗次ホールライヴ2008 "ビバ・チャコーナ!" - iTunes Store(iTunesアプリケーションが起動します)
▼iTunesのインストールはこちらから
Download iTunes - アップル
▼ゴールデンコンサート公演詳細はこちらから
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.25「彌勒忠史×アントネッロ」 - 株式会社二期会21

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バリトン/オペラ訳詞家 宮本益光リサイタル
いよいよ明日本番!!

24日の本番に向けて連日リハーサルが続いている宮本益光リサイタル。
オペラをもっと身近に愉しんでいただきたいと、現代的センス溢れる宮本益光の妙訳で、「魔笛」「地獄のオルフェ」「愛の妙薬」「利口な女狐の物語」の名場面と、後半にはぺルゴレージ「奥様は女中!?」(全曲)を上演します。
090423reh_042.jpg リハーサル中!
ナレーションと「奥様は女中!?」には俳優の長谷川初範さんが登場。絶妙な語りと演技でドラマを盛り上げます。
共演は美声と演技力を併せ持つ旬のソプラノ鵜木絵里とテノールの鈴木准。
ヤナーチェク「利口な女狐の物語」にはカエル役(栗田翼早君)と小狐役(田所倫実ちゃん)
も登場。
当日券若干有。子どもから大人まで老若男女、幸せな気持ちになれるリサイタル。どうぞお楽しみに。
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(左より) 石野真穂(ピアノ)、宮本益光、鵜木絵里、長谷川初範さん、
      鈴木准、成瀬一裕さん(照明)
●○●○●○● 公 演 情 報 ●○●○●○●○
《バリトン/オペラ訳詞家 宮本益光リサイタル》
 〜日本語訳詞で聴くオペラ名場面集〜
2009年4月24日(金)19:00 津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
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出演:
宮本益光(バリトン・日本語訳詞)
石野真穂(ピアノ)
鵜木絵里(ソプラノ)
鈴木准(テノール)
長谷川初範(語り・黙役)
   クリックするとチラシをダウンローでできます(PDF形式)→
プログラム:
第1部
 モーツァルト:『魔笛』より
  オイラは鳥刺しパパゲーノ    
 オッフェンバック:『地獄のオルフェ』より
  奥に潜むネズミには
  そこのけ僕のメルキュール
 ドニゼッティ:『愛の妙薬』より
  戦う神様は・・・
  皆さん、聞いて〜二重唱
 ヤナーチェク:『利口な目狐の物語』より
  やっぱりだ!こりゃ見事なキノコ
第2部
 ベルゴレージ:『奥様は女中!?』全曲

料金:4,500円(当日券若干あります!)
お問い合わせ:二期会チケットセンター 03-3796-1831
▼リサイタル関連情報
コンサートラインアップ「バリトン/オペラ訳詞家 宮本益光リサイタル」- 東京二期会
ピックアップ・アーティストVol.10「宮本益光の今」- 二期会21
バリトン:宮本益光オペラ&コンサートに八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍!
オペラ訳詞家として日本語訳で歌うオペラを!
- 4月1日|クラシックニュース
インタビュー動画もご覧いただけます→宮本益光インタビュー - インタビュー@クラシック

 
●鵜木絵里&鈴木准 出演情報●
二期会Week in サントリーホール 愉しみの刻2009
第6日「Concert for KIDS 3歳からのクラシック® クラシック・コンサートへの旅立ち」
ソプラノ:鵜木絵里 ほか
2009年6月20日(土) 11:00開演/14:00開演(2回)
サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
 ▼詳しくはこちらをご覧ください
 二期会Week in サントリーホール「愉しみの刻2009」- 主催・制作コンサート|二期会21
第16回神奈川国際芸術フェスティバル オペラ『愛の白夜』
ヨーニス役:鈴木准、ソリー・ガノール少年役:鵜木絵里 ほか
2009年5月8日(金)19:30開演/10日(日)15:00開演
神奈川県民ホール 大ホール
 ▼詳しくはこちらをご覧ください
 オペラ|愛の白夜 - 神奈川県民ホール

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二期会オペラ講座 ブルーアイランド音楽辞典
今回も満場のお客様を魅了しました!

毎回、会場があふれるほど人気の青島広志センセイによるオペラ講座。春の陽気に恵まれた土曜日、講座タイトルを「もしもロマ族がいなかったら・・・〜カルメンって本当にジ××—?〜」として、2回公演を開催しました(4月11日)。弾丸トークの青島センセイにやや押され気味だった!?賛助出演の歌手たちも、実力発揮、盛りだくさんのプログラムを熱く聴かせました。
kouza_0038.JPG 青島広志氏
今回は、7月の『カルメン』公演を前に、あらためて、このポピュラーな作品の魅力に迫るもの。自由奔放に生きるカルメンに、純朴な若い兵士ホセが誘惑され、カルメンのいる盗賊の一味に加わり、堕落した挙句、カルメンには振られ、そして殺してしまう─というのが一般的なオペラ『カルメン』のイメージですが、カルメンとはそもそも、どのような女性であったのか。ホセの故郷から母親の便りを伝える聖女ミカエラは、ホセと別れた後どうなったのかなど、オペラファンならずとも興味を引かれる深い話もあって、会場は笑いに包まれました。
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現在ではロマ族といわれる民族独特のリズムを、分かりやすく解説。スペイン、イタリアが発祥といわれるハバネラのリズム、またアルゼンチンに渡ってタンゴとなったいわれを、分かりやすく解説。また、そのリズムに魅せられたヨーロッパの作曲家たちが、どのように作品に取り入れたのか、ピアノを弾きながら、楽しくレクチャーしてくれました。
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この日は、ヴァイオリンの中島ゆみ子さんが賛助出演してくださり、名曲チャルダーシュや、サラサーテのハバネラなどを披露してくださいました。オペラ講座は、実力のある二期会の歌手が惜しみなく、その歌唱を聴かせてくれるのも魅力。端正で艶のあるバリトン 友清 崇 が凛々しいエスカミーリョの「
闘牛士の歌」を聞かせれば、熱く張りのあるテノールで 大川信之 がホセのアリア『お前が投げたその花は』、そして 杉野麻美 がメゾ・ソプラノならではの色気と深い声で、満場のお客様を魅了。息の合ったステージで、楽しませてくれました。『カルメン』って奥が深い! 是非、7月の東京文化会館にもお越しください。
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▼二期会オペラ講座のご案内はこちらをご覧ください。
オペラを楽しむ - 東京二期会(次回、第27回(11月3日開催)のご案内は4月24日頃掲載予定)
▼2009年7月公演『カルメン』の公演詳細はこちらをご覧ください。
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2009『カルメン』(東京公演) - 東京二期会

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「ザ・ジェイド」デビューコンサート迫る!!

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4月15日にデビューアルバム「手紙」をリリースを控えた「ザ・ジェイド」。
デビューコンサートも東京公演(5月23日・新宿安田生命ホール)は早くも売り切れとなるなど、大変な盛り上がりを見せております。
4月25日の横浜公演のチケットも残りあとわずかです。お急ぎ下さい!!
<ザ・ジェイド デビューコンサート横浜公演>
■日時:2009年4月25日(土) 17:30 開演 / 17:00 開場
■会場:はまぎんホール ヴィアマーレ
   会場へのアクセス方法→ここをクリック(はまぎん産業文化振興財団)
   横浜市西区みなとみらい3-1-1 TEL 045-225-2173
■入場料:全席指定 5,000円(税込) ※未就学児童の入場はご遠慮願います
■予定曲:
 手紙 / 祈り〜You Raise Me Upの日本語バージョン〜 / 秋桜(コスモス)/
 Jupiter / 見上げてごらん夜の星を / 夜空ノムコウ / みんなのものだよ など
■チケットのお申し込み:
 ◎チケットウェブ≫ http://123654789.com/
  ※パソコン・携帯からお申込みができます
  ※お申込みには、会員登録(無料)をしてからメンバーズページへお進みください  
 ◎チケットぴあ   TEL 0570-02-9999(Pコード:316-644)
 ◎ローソンチケット TEL 0570-084-003(Lコード:33864)
■お問い合わせ:スーパーキャスト TEL 03-5573-2299(平日10:00〜18:00)
▼デビューアルバム「手紙」の詳細はこちらをご覧下さい。(試聴もできます)
Discography - The JADE ザ・ジェイド

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共同制作公演『トゥーランドット』大盛況の公演となりました!

昨年、好評を得た『ばらの騎士』に続く、共同制作第2弾。びわ湖ホール・神奈川県民ホール・東京二期会、日本オペラ連盟共同制作『トゥーランドット』。
さまざまな所属オペラ団体からキャスト陣が集まり、びわ湖ホール、神奈川県民ホールで、それぞれ2回の公演を打つスケールの大きいプロジェクトです。指揮は、びわ湖ホール芸術監督・沼尻竜典、演出は粟國淳。
まず3月14日に幕を開けたびわ湖ホール公演から、その熱気が伝えられました(びわ湖ホールではチケット予定枚数終了)。続く神奈川県民ホール公演も、首都圏からも多くの聴衆が駆けつけ、最高の盛り上がりを見せた公演でした。
序曲が終わると、舞台上には巨大な歯車の中で、唯々諾々、黙々と働く民衆たち。強圧的な皇帝と冷徹なトゥーランドット姫の従者・役人たちは、管をつけて、自らの思考が停止したかのような条件反射的に動きます。その動きはどこかぎこちなく、まるでロボットのよう。ただ一人リュウだけが、心の命じるままに自由に生きます。その境遇は、傍からは決して幸福とはいわれないかも知れません。しかし亡命中のタタール族のティムール王にだけ、リュウの美しさが見えるのです。
どこかユーモラスな旋律、故郷を懐かしむ歌詞、悲劇の中でほっと人間味を見せるピン・パン・ポン。3月15日のびわ湖、28日の神奈川県民ホールの舞台では、びわ湖声楽アンサンブルの若手歌手(ピン迎肇聡、パン清水徹太郎、ポン二塚直紀)が起用されました。

トゥーランドット姫は、横山恵子と並河寿美。高度に張り詰めた存在感、残酷さ、高貴な美しさで、
粟國演出の核となりました。この役はプッチーニオペラの中でも格別な存在ですが、非常に深い表現を秘めた歌声に、聴く人は心動かされたことでしょう。
左:トゥーランドット姫=並河寿美 右:リュウ=高橋薫子

総勢70名の合唱。ステージ上でも、裏でも出番が多い作品ですが、透明な高音、非常に分厚い響きで緊張を保ち、クオリティーの高さを示しました。
 
金属的で硬質な舞台装置は、トゥーランドット姫の閉ざされた城砦でもあり、囚われた心にも見えます。
照明は、劇中の重要な場面で、音楽とともに変容し、緊張感を高めてゆきます。トゥーランドット姫に挑むカラフ役は、福井敬と水口聡。気迫に満ちた王子カラフの熱唱、演技は、評論家からも注目され、各紙で絶賛されました。

皇帝アルトゥム(田口興輔)が君臨する壮大な皇国。

権力、冨、愛、いずれもが現代まで、解き明かされることのない欲望ではないでしょうか。
トゥーランドット姫の謎かけが、続いているかのような幕切れです。

写真提供:びわ湖ホール
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)
▼出演者などの詳細はこちらをご覧ください。
共催オペラ公演「トゥーランドット」- 公演記録|東京二期会

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日本橋三越 『蝶々夫人』ハイライト・ステージ

三越と伊勢丹の合併1周年を記念して開催されるイベントステージ、4月4日(土)のザ・ジェイドに続き翌5日(日)には、来たる10月に予定されている東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』に先がけて、日本橋三越で同作品のハイライトを上演いたします。
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「蝶々夫人」オペラアリアコンサート
日時:4月5日(日) 第1ステージ12時30分〜/第2ステージ14時30分〜
会場:日本橋三越本店 本館1階中央ステージ
蝶々さん役には、今年の日本橋三越ニューイヤーコンサートでも表現力豊かな『椿姫』ヴィオレッタ役で話題となったソプラノの新鋭、嘉目真木子(よしめ まきこ)が、ハイライト・ステージの構成や演出も同時に手がけながら出演します。
ピンカートンは二期会プリモ・ウォーモのひとり羽山晃生が熱演。その充実したテノールの美声を披露します。
嘉目は振袖姿で、羽山は軍服姿で登場、第1ステージではアメリカ国家の旋律が印象的なピンカートンのアリアから圧倒的な感動で迫る愛の二重唱まで、第2ステージでは名曲中の名曲「ある晴れた日に」(蝶々夫人)からドラマテッィクなフィナーレまで、斬新なステージ・プランとともにお贈りします。
また、「本記事をご覧頂いた方」および「当日ご来場頂いた方」への特典として、東京二期会オペラ劇場2009年10月公演『蝶々夫人』のチケットを専用申込書でお申し込みいただくと、申し込み1件につき『蝶々夫人』公演プログラム引換券を1枚プレゼント致します。(4月19日お申込分まで)
この機会に是非、お求めください!!
▼三越のイベント詳細はこちらをご覧ください
三越伊勢丹ホールディングス 大誕生祭記念イベント - 日本橋三越本店
●東京二期会オペラ劇場2009年10月公演『蝶々夫人』
 公演日:10月9日(金)18:30/10日(土)14:00/11日(日)14:00/12日(月・祝)14:00
 会場:東京文化会館 大ホール(JR上野駅公園口前)
 ▼公演詳細はこちらをご覧ください
 オペラ公演ラインナップ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 ▼特典付きチケットお申込書(PDF形式/4月19日まで有効/FAX申込可)
 butterfly2009order_0904_thumb.jpg ←クリックでPDFファイルをダウンロード

[嘉目真木子の今後の出演予定]
タイトルをクリックして頂くと公演詳細がご覧になれます。
「これがオペラだV」 〜フィガロの結婚〜(スザンナ役)
 5月16日(土)/17日(日) 15:00開演 めぐろパーシモンホール 小ホール
二期会サロンコンサートVol.149 とっておきの歌〜イタリアを歌う
 5月20日(水) 19:00開演 カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
二期会ニューウェーブオペラ劇場『ウリッセの帰還』(「幸運」役)
 6月6日(土) 17:00開演 北とぴあ さくらホール

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4月11日(土)二期会オペラ講座情報

2009年4月11日(土)開催
「二期会オペラ講座」新々ブルーアイランド音楽事典
『大作曲家による究極のオペラ縦断シリーズ』(6)(通算第25・26回)
<もしもロマ族がいなかったら・・・〜カルメンって本当にジXX―?〜>

aoshima_hiroshi.jpg お話とピアノ:青島広志=写真=
 メゾソプラノ:杉野麻美
 テノール:大川信之
 バリトン:友清 崇
 ヴァイオリン:中島ゆみ子

ご好評のため14:00開演(第25回)のチケットは予定販売数を終了いたしました。引き続き17:30から開演される第26回は未だ余裕がございますので是非お申込ください。
二期会オペラ講座 第26回
2009年4月11日(土)17:30〜20:00
会場:二期会会館第1スタジオ(JR千駄ヶ谷駅徒歩4分)
▼講座の詳細、チケットのお申し込みはこちらから
二期会オペラ講座のご案内 - 東京二期会

また、当日の演奏予定曲目が以下の通り決定しました。
(第25回、第26回とも同じ。都合により変更になる場合がございます)
第1部「ロマの音楽」
ドヴォルジャーク:ジプシーの歌〜4. わが母の教えたまいし歌
マスカーニ:『友人フリッツ』〜(カンツォーネ)忘れなれないあの人
モンティ:チャルダーシュ
ヨハン・シュトラウス:『ジプシー男爵』それでも私は気楽な若者だった
ヴェルディ:『運命の力』ラタプラン
サラサーテ:スペイン舞曲集〜2.ハバネラ
レナード・バーンスタイン:『ウエスト・サイド物語』アメリカ
エメリッヒ・カールマン:『チャルダーシュの女王』ジプシーよ、ヴァイオリンを取れ〜やいママン
第2部
ジョルジュ・ビゼー:『カルメン』より
(ハバネラ)恋は野の鳥
(セギディーリャ)セビーリャの砦の近くに
(闘牛士の歌)諸君の乾杯を喜んで受けよう
バプロ・デ・サラサーテ:「カルメン幻想曲」より
 イントロダクションとハバネラ 
ジョルジュ・ビゼー:『カルメン』より
(花の歌)お前が投げたこの花は
(決闘の二重唱)俺はエスカミーリョだ 
(ジプシーの歌)鈴を鳴らして
▼講座の詳細、チケットのお申し込みはこちらから
二期会オペラ講座のご案内 - 東京二期会

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バリトン大沼徹、第14回 日本モーツァルト音楽コンクール第1位!

oonuma_toru.jpg3月14日に岐阜県サラマンカホールにて本選が開催された、第14回日本モーツァルト音楽コンクールにおいて、バリトン大沼徹が声楽部門第1位に入賞致しました!
このコンクールはこれまでに、宮本益光(2001年国際モーツァルトコンクール派遣者選考演奏会・優秀賞)や、山下浩司(第9回・第1位入賞)らが入賞しています。

大沼は、来る6月に二期会ニューウェブオペラ公演『ウリッセの帰還』にタイトルロールで出演予定。
長身に加え存在感のある豊な美声で今後の活躍が楽しみな大型新人バリトンとして期待が高まっています。
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写真:一番左が大沼徹(コンクール会場にて)
その『ウリッセの帰還』は、今月よりマエストロ高関健による音楽稽古も始まり、本番に向けての稽古が本格的にスタートしました。
世界的にみても演奏機会がまだ少なく、不完全なスコアと格闘しながら試行錯誤の毎日です。
日本初演となる本プロダクション、是非足をお運び下さい!

日本モーツァルト音楽コンクール第14回日本モーツァルト音楽コンクール本選結果 - ピティナ・ピアノホームページ
2009年6月公演『ウリッセの帰還』公演詳細 - 東京二期会

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「ザ・ジェイド」デビューアルバム「手紙」リリースに向け快調!

オペラ界の男性トップスター4名によるクラシカル・クロスオーバーのユニット「ザ・ジェイド」。4月15日のデビューアルバム「手紙」リリースに向けて活動を本格化させています!
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▼3月22日には産経新聞紙面に大きく紹介されました。
【舞台通信】The JADE クラシックの宣伝部隊 - NSN産経ニュース
また、インターネットラジオ『カフェフィガロ』にもメンバーの樋口達哉と黒田博が出演しました。
3月31日と4月7日の2回に分けての放送となります(その後3ヶ月、オンデマンドでお聴きいただけます)。
▼放送はこちらからお聴きいただけます。
林田直樹のカフェ・フィガロ - カルチャー&エンターテイメント放送局ブルーレディオドットコム
===アンケートに答えると音楽ギフト券が抽選でもらえる!!===
ザ・ジェイド「手紙」 アンケート
いま、デビュー曲「手紙」を試聴してアンケートに回答すると、抽選で3名さまに音楽ギフト券3000円分をプレゼントいたします!!▼こちらよりご回答・ご応募ください!(PVもご覧いただけます)
SoundTown CLASSIC / The JADE「手紙」アンケート - EMI Music Japan Inc.

今後の活動予定は次のとおり目白押しです。
是非、「ザ・ジェイド」の本物の歌声を直接お聴き下さい!
■Midtown Blossom 2009
3月29日(日) 13時00分〜 東京ミッドタウン プラザ1F キャノピー・スクエア
▼イベント詳細はこちらをご覧ください
Midtown Blossom 2009 - 東京ミッドタウン/イベント&キャンペーン
■日本橋三越本店「ザ・ジェイド」デビューアルバム「手紙」リリース記念コンサート
4月4日(土) 12時30分〜/14時30分〜 日本橋三越本店 本館1階中央ホール
▼会場のご案内はこちらをご覧ください
日本橋三越本店 中央ホール
■ザ・ジェイド「デビュー・コンサート」
 ◆◇横浜公演◇◆
  ・日時:2009年4月25日(土) 17:30 開演
  ・会場:はまぎんホール ヴィアマーレ(横浜市)
 ◆◇東京公演◇◆
  ・日時:2009年5月23日(土) 17:30 開演
  ・会場:新宿明治安田生命ホール(新宿区)
▼デビュー・コンサート詳細とチケットのお問い合わせ・お申し込みはこちらです。
コンサート - The JADE ザ・ジェイド

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ウィーン国立歌劇場の専属ソリスト甲斐栄次郎 公演情報

kai0709.jpg先日もウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper )『ラ・ボエーム』ショナール役で存在感を示したバリトンの甲斐栄次郎。
4月にコンサートの為、一週間ほど帰国し、5月にはウィーンで『蝶々夫人』のシャープレス役で出演予定です。

甲斐栄次郎出演予定
東京交響楽団 2009シーズンオープニングナイト
 〜シューマンとブラームスの世界〜「ドイツ・レクイエム」

2009年4月6日(月)19:00開演 サントリーホール
指揮:ユベール・スダーン ピアノ:伊藤恵 ソプラノ:菅英三子 バリトン:甲斐栄次郎 
語り:檀ふみ 合唱:東響コーラス 
<第1部>シューマン:色とりどりの小品 作品99より
 三つの小品/5つのアルバムの綴りよりI・II/幻想曲ハ長調 作品17より/女の愛と生涯 作品42より ほか
<第2部>ブラームス:「ドイツ・レクイエム」作品45
▼公演詳細はこちらをご覧ください
東京交響楽団特別演奏会
2009シーズンオープニングナイト 〜シューマンとブラームスの世界〜 - 東京交響楽団
ウィーン国立歌劇場 プッチーニ作曲『蝶々夫人』
2009年5月13日(水)・15日(金)
Producer:Josef Gielen
指揮:Giuliano Carella
装置・衣裳:Tsuguharu Foujita(藤田嗣治)
主なキャスト:
蝶々さん   Hui He
ピンカートン Marian Talaba
シャープレス 甲斐栄次郎   ほか
この演出は40年以上続いており、舞台美術はフランスで成功した画家・彫刻家の故藤田嗣治氏。
藤田嗣治(1886〜1968年)氏は人生の半分以上を、おもにパリとその近郊で暮らし晩年にはフランスに帰化し、レオナール・フジタとして活躍。
甲斐栄次郎は2006年の夏にパリに滞在した際、ランスへも出向き、レオナール・フジタの作った礼拝堂を見に行ったことがあるという。2008末にN響「第九」のソリストなどとして短期帰国した際には上野の森美術館での「レオナール・フジタ=藤田嗣治展」へ足を運んだ。レオナール・フジタ氏との時を超えた接点に公演への意欲も一際高まっています。
さらに今回の蝶々さん役(Hui He)には美声の中国人ソプラノ。これまで蝶々さん、トスカ、『トゥーランドット』リュー、『仮面舞踏会』アメーリアなど、ウィーンをはじめミラノ・スカラ座、アレーナ・ディ・ヴェローナにも出演し大成功を収めフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなどで活躍。
甲斐とは2000年のイスラエルでの講習会が初対面だったが、その時にすでに「あれほど素晴らしい声を聴いたことはない」と思えるほどでしたと甲斐は語っています。甲斐栄次郎自身も03年よりウィーン国立歌劇場の専属ソリストとして、エンリーコ、マルチェッロ、ベルコーレ、レスコーなど数多の舞台で実力を発揮、国際舞台で注目を浴びており、まさに今が旬の二人の共演が楽しみです。
ピンカートン役のMarian Talabaも『トゥーランドット』のカラフなども得意とする美声のテナー。
▼ウィーン国立歌劇場のサイトはこちら
ウィーン国立歌劇場(日本語版) ただし公演スケジュールはドイツ語または英語です

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文屋小百合 フレッシュ名曲コンサートで読売日本交響楽団と共演!

第3回東京音楽コンクールで優勝し、若き実力派ソプラノとして期待が寄せられている文屋小百合が、3月1日に、“めぐろパーシモンホール 春のコンサート”で読売日本交響楽団(指揮;下野竜也氏)と共演し、プッチーニ作曲「蝶々夫人」“ある晴れた日に”などオペラアリアを披露しました。
会場からは、その可憐で華のある容姿と、確かな音楽性に裏付けられた芳醇な歌声に、賞賛の拍手が寄せられました。
  bun-ya_fresh.jpg  
3月1日めぐろパーシモンホール楽屋にて
  bun-ya.jpg   今年の文屋小百合は、5月16・17日に、同めぐろパーシモンホール(小ホール)にて、「これがオペラだ」シリーズ『フィガロの結婚』伯爵夫人役で登場する他、10月には東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』に待望のタイトルロールでの出演が決まっており、ますますその活躍から目が離せません。
ソプラノ文屋小百合の活躍をどうぞお見逃しなく!

〜〜〜〜 公演情報 〜〜〜〜
オペラ入門シリーズ これがオペラだV
第1回 モーツァルト『フィガロの結婚』
■日時:2008年5月16日(土)・17日(日) 15時開演
■場所:めぐろパーシモンホール 小ホール
■チケットお問い合わせ:
めぐろパーシモンホールチケットセンター 03(5701)2904
▼詳細はホームページをご覧ください
オペラ入門シリーズ これがオペラだV - めぐろパーシモンホール

東京二期会オペラ劇場 プッチーニ『蝶々夫人』
■日時:2009年10月9日(金)〜12日(月・祝)
 ※うち文屋小百合の出演は10日・12日(14時開演)の予定
■場所:東京文化会館 大ホール
■チケットお問い合わせ:
  二期会チケットセンター 03-3796-1831
▼詳細はホームページをご覧ください
2009年10月公演『蝶々夫人』公演詳細 - 東京二期会オペラ劇場

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『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』無事公演を終える!

多くのお客様をお迎えし、宮本亜門×アッレマンディによるオペラ『ラ・トラヴィアータ』が閉幕いたしました。
動かないエスカレーター、繊細にまたダイナミックに変化し、歪んでいく市松模様、真っ黒な衣裳に顔まで墨を塗った不気味な群集。21世紀日本のオペラにかけた宮本亜門の謎を皆様はどのようにご覧になったでしょうか。
アントネッロ・アッレマンディの指揮、東フィルの統制のとれた見事な演奏が、難役ヴィオレッタ(澤畑恵美、安藤赴美子)をはじめ、歌手陣を力強くサポート。明るい音色のヴェルディを聴かせました。
舞台写真:[12]=12・14日組(撮影:鍔山英次)、[13]=13・15日組(撮影:三枝近志)
第1幕
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ドゥフォール男爵(佐野正一)は、ヴィオレッタ(安藤赴美子)のパトロンです。
ガストン子爵(高田正人)が、ヴィオレッタに、アルフレード(井ノ上了吏)を紹介します。
アルフレードとヴィオレッタの恋の行方を見守り、ドゥフォール男爵をさりげなく遠ざけ、時には二人をかばいます。争いを好まないガストン子爵の存在が、このオペラに一瞬の爽やかな風を感じさせました。
IMG_2754.JPG[12]
華やかな宴会。有名な『乾杯の歌』。鮮やかな赤いドレスが映えるヴィオレッタ(澤畑恵美)
訪れる客は噂好き、真っ黒で顔がありません。(二期会合唱団)
CHK5787.jpg[13]
遠くから呼びかけるアルフレード(井ノ上)の声に、おののきながらも恋に落ちるヴィオレッタ(安藤)。
第2幕
IMG_4062.JPG[12]
パリ郊外の田舎の穏やかな生活で、健康を取り戻したかに見えたヴィオレッタ(澤畑)。アルフレード(樋口達哉)の愛に包まれて、朗らかで可憐な表情を見せるヴィオレッタ。
CHK5858.jpg[13]
アルフレードと別れるように迫る父ジェルモン(青戸知)。若者は恋するもの、と知りつつ、我が事となると盲目的になる親心でもあり、愚かさでもあり、揺れ動く父親像を見事に演じ、舞台に深みを与えました。
IMG_4258.JPG[12]
2幕2場。アルフレードとの別れを決意し、社交界に戻るヴィオレッタ(澤畑)。アルフレードが追ってきたことを知り、激しい動揺を見せます。
CHK6092.jpg[13]
ついに怒りを爆発させ、群集の面前で、ヴィオレッタ(安藤)を侮辱してしまうアルフレード(井ノ上)。「死ぬまであなたを愛し続けます」と歌うヴィオレッタの姿に、胸を衝かれます。
第3幕
IMG_4475.jpg[12]
真実を知ったアルフレード(樋口)が戻り、生きたいと願うヴィオレッタ(澤畑)。ジェルモン(小森輝彦)も駆けつけて許しを乞う。しかし、ヴィオレッタは親しい人々に見守られ息を引き取る。
12日のカーテンコールから(撮影:堀 衛)
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13日のカーテンコールから(撮影:堀 衛)
13_0041b.jpg

ご来場、ありがとうございました。(AM)

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宮本亜門演出『ラ・トラヴィアータ』の全容が明らかに

遂に宮本亜門演出『ラ・トラヴィアータ』の全容が明らかになった。
12日と13日に澤畑組と安藤組それぞれの1回目の公演が行われた。ヴェルディとデュマ・フィスが同時代人であった19世紀半ば、この『ラ・トラヴィアータ』はまさしく当時の現代劇として、日陰者の人々に目を向けさせた画期的舞台作品であった。宮本亜門演出も現代に生きる同時代人への、メッセージである。
登場人物全てに魂が吹き込まれ、特にかつては、宴会の添え物かアンサンブル上の必要性での色付けに留まりがちであった、ガストン、ドゥフォール、ドビニーたちにキャラクターが正確に与えられている。つまり生きたオペラ芸術は歌唱力については当然のことながら舞台役者以上の演技力と表現力を要求しているのだ。
イタリアオペラはタイトルロールの出来不出来がオペラ全体の水準に直結する。澤畑恵美は過去の豊富な舞台経験を経た今最も充実したヴィオレッタであるが、自己新記録を打ち立てたアスリートのように今回の舞台で更に芸術的完成度を高めた。また、事実上のタイトルロールデビューとなった安藤赴美子を特筆することをお許し願いたい。彼女がこのヴィオレッタ役のためい長い自己研鑽を行ったことは、知る者のみが知る。その努力の成果が見事に花開いた。オペラ歌手とは思えない美しいプロポーションはヴィオレッタの悲劇に切迫感をもたらす。新しきスターの誕生だ。(NY)
公演は14日(土)、15日(日)いずれも14時から。当日券がございますのでお見逃しなく。

2009年2月12日(木)〜15日(日)東京文化会館大ホール
東京二期会オペラ劇場2009年2月公演『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』公演詳細 - 東京二期会
写真入りの記事
【オペラ劇場】12日初日の舞台を特別公開! 宮本亜門演出「ラ・トラヴィアータ」 - MSN産経ニュース
宮本亜門演出「ラ・トラヴィアータ」細やかな人間感情の表出! - classic news:メロディが聴こえるwebサイト

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21世紀に問いかけるオペラの至芸─宮本亜門×アッレマンディ『ラ・トラヴィアータ』

2005年6月東京二期会オペラ劇場『椿姫』に続く2度目の登場となった指揮者アントネッロ・アッレマンディ。モーツァルト3部作を経て、現代の日本にふさわしいオペラのあり方を探り続けた宮本亜門が、ついにヴェルディの傑作『ラ・トラヴィアータ』を取り上げ、1カ月に及ぶ念入りな稽古の末、ついにプレミエを迎えました。
登場人物をダイナミックに動かしつつ、感情の震えを繊細に視覚化。
アッレマンディはどちらかといえば速いテンポを好むようです。ウィーン国立歌劇場をはじめ、欧州各地で『ラ・トラヴィータ』を振ってきたアッレマンディは、今回が15プロダクション目とか。熟知した『ラ・トラヴィータ』を完璧にコントロール、シーンの鮮やかな転換が、観る人を退屈させない演出です。
女性たちの生き方は、昔よりずっと自由になった、と思われていますが
本当にそうなのでしょうか。
私の愛を、神さまが許してくれても、世間は許してくれなかった・・・
2幕ヴィオレッタの嘆きが、現代の私たちの胸を打ちます。

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恋に生きることも許されなかったヴィオレッタ(澤畑恵美)、対するアルフレードの父ジェルモン(小森輝彦)。このシーンは、何度見ても、なんともいえない感情が沸いてきて心の奥底を揺さぶります。
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恋人アルフレード(樋口達哉)の胸の中で息絶えるヴィオレッタの最期。
写真:鍔山英次

2009年2月12日(木)〜15日(日)東京文化会館大ホール
東京二期会オペラ劇場2009年2月公演『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』公演詳細 - 東京二期会
写真入りの記事
【オペラ劇場】12日初日の舞台を特別公開! 宮本亜門演出「ラ・トラヴィアータ」 - MSN産経ニュース
宮本亜門演出「ラ・トラヴィアータ」細やかな人間感情の表出! - classic news:メロディが聴こえるwebサイト

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WEB版「R25」にオペラ入門記事が掲載されています

人気のフリーマガジン「R25」のWEB版である、「R25.jp(アールニジュウゴドットジェイピー)」のカルチャー不思議レポートに、
“男を磨くカルチャー入門「第3回ドレスがなくてもオペラに行けるの?」ドレスも語学力も知識もない状態で、いかに“オペラ”を楽しむか? 初心者でも堂々と観劇する方法、お教えします!”と題して、オペラ入門記事が掲載されています。
記事は、東京二期会オペラ劇場2月公演『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』の演出家・宮本亜門氏のインタビューや、記者の稽古場での体験談などR25世代に向けて、楽しく、わかりやすく書かれています。
是非ご一読ください。
第3回ドレスがなくてもオペラに行けるの? - R25.jp

尚、東京二期会オペラ劇場『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』は、本日いよいよ初日です!!
東京二期会オペラ劇場2009年2月公演『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』公演詳細 - 東京二期会

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『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』初通し稽古が行われる

2月8日(日)17:35から東京文化会館での初通し稽古が行われた。
アッレマンティのきびきびした音楽と宮本亜門の舞台はベクトルが完全に一致している。
舞台の奥には市松模様がデザインされているが、状況により変化する。宮本亜門演出の特色でもあるが、旧態然の玄人喉自慢的なつったったままの歌唱場面は一瞬だにない。ドラマと動き、人間の心理と葛藤は見事に視覚化されている。
もう1つの見所は2幕1場と2場の転換場面だ。この転換は舞台監督の腕の見せ所でもある。緞帳は下りずに、また、音楽も途切れず、フローラの宴会場面に一瞬の間に変化する。
我が国のイタリアオペラ上演史に残る名舞台が最終的な完成段階に入った。(N.Y)

『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』公演詳細ページ −東京二期会

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『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』公演迫る!
公演タイムテーブルと当日券発売予定のごあんない

東京二期会オペラ劇場2009年2月公演 G.ヴェルディ『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』の公演が迫りました。
当日の公演タイムテーブルと当日券販売予定を次の通りご案内いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

2月12日(木)
2月13日(金)
2月14日(土)
2月15日(日)
当日券販売開始
17:00~
17:00~
12:30~
12:30~
販売予定券種
S,A,B,C,D
S,A,B,C,D
S,A,B,C
S,A,B,C,D
開場
17:30
17:30
13:00
13:00
開演
18:30
18:30
14:00
14:00
第1幕
約35分
休憩予定時刻
19:05~19:25
19:05~19:25
14:35~14:55
14:35~14:55
第2幕
約60分
休憩予定時刻
20:25~20:45
20:25~20:45
15:55~16:15
15:55~16:15
第3幕
約30分
終演予定
21:15
21:15
16:45
16:45

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』公演詳細ページ −東京二期会

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すべての登場人物を浮き彫りに
宮本亜門×アッレマンディ『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』ついに始動

『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』は人気オペラですから、映画などで観たことがある人も多いかも知れません。でも、あえて、この「宮本亜門×アッレマンディ」によるヴィオレッタの誕生を見届けることができる人は好運であると言えるでしょう。
総仕上げに入った稽古場から、最新ニュースをお伝えします。

018X1102.jpg宮本亜門演出では、周囲の人物を丁寧に描くことによって、中心人物がおかれた状況や、心の動きまでを、観客に納得させる強力な魔法がかかります。だからこそ、これまで多くは、まるで背景の一部であったかようなドゥフォール男爵(鹿又透、佐野正一)、それにガストン子爵(小原啓楼、高田正人)、ドビニー侯爵(村林徹也、福山出)、医師グランヴィル(鹿野由之、三戸大久)等の重要性が増すのです。彼らの一挙手一投足が、文字通り、パズルのように組みあがり、速いテンポのきっかけで次々と展開してゆく様に、きっと目を丸くすることでしょう。ここまで仕上げるのに、どれだけの稽古が行われたのか知る由もないですが、それこそ水面下の白鳥の足のような努力に違いないのです。

IMG_8930.jpgフローラからヴィオレッタに宛てた手紙
ヴィオレッタと同じ、夜の社交界の女友だち、フローラ・ベルヴォワ(小林由佳、渡邊史)。ドミ・モンドのイメージが沸かない・・・と、若い歌手たちは、本を読んだり、映画を見たり。「日本語で言う“娼婦”のイメージしかなかったけれど、大統領とか、外国の大使とか、と会話ができ、楽しませ、政治の場にも居合わせる高い教養がある人なのですね」と語ってくれましたが、知れば知るほど奥深い世界です。

Antonello_Allemandi.jpg指揮は、今回がウィーン国立歌劇場はじめ15プロダクション目の『ラ・トラヴィアータ』と語る、アントネッロ・アッレマンディ。背が高く、ダンディな指揮者です。
インタビューで、「難役ヴィオレッタを支えるのが私の仕事」(昨年12月ぶらあぼ)と語ったマエストロ・アッレマンディの指先と、舞台の上にいるヴィオレッタとは糸で結ばれているかのような絆を感じます。『ラ・トラヴィアータ』は名アリアが散りばめられている作品ですが、アッレマンディはアンサンブルの細かな調整にも余念がありません。アッレマンディの手になる『ラ・トラヴィアータ』は、ヨーロッパでも高い人気があり、今回東京でアッレマンディがこの作品を振るのはファンにとってはこの上もない幸せです。

ヴィオレッタは、二期会の名花・澤畑恵美、オーディションで抜擢された期待のソプラノ安藤赴美子。アルフレード(樋口達哉、井ノ上了吏)との出会いも別れも、すべて宿命だったかと思われるような、美しさです。愛を貫いた強さは、短い人生を慈しむかのようであり、また時代を問わず女性の強さかも知れません。もっともお側に仕えるアンニーナ(与田朝子、磯地美樹)は、「泣いてばかりでつらい」とも・・・。

IMG_8963.jpgヴィオレッタの手に咲く白い椿の花、シャンパンのグラス
ステージ脇に待機する舞台スタッフが、ヴィオレッタ役の歌の呼吸を読んで、一瞬の持ち替えを助けます。

多くのお客様のご来場をお待ち申し上げます。
2009年2月12日(木)〜15日(日)東京文化会館 大ホール
2009年2月公演『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』公演情報−オペラ公演ラインアップ|東京二期会
スペシャルコンテンツ『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』を楽しむ−オペラを楽しむ|東京二期会

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今年も開催!バリトン成田博之プロデュース
日本橋三越本店ニューイヤーコンサート

昨年に引き続き、バリトン成田博之の総合プロディースによるニューイヤーコンサートが1月9日(金)より11日(日)の3日間にわたって開催されます。日本橋三越本店(本館1階中央ホール)を会場に、3日間合計12回のステージです。
各日とも2つのプログラムを各2回ずつ上演(1ステージは30分間)。
Aプログラムはヴェルディ『椿姫』のハイライト演奏、Bプログラムはオペラを軸としたユニークな企画です。
各日の内容と出演者ほか概要は以下のとおりです。
第1日 1月9日(金)
■Aプログラム
オペラ『椿姫』 第1幕ハイライト   12時30分〜/14時30分〜
出演:吉原圭子(ヴィオレッタ)、猪村浩之(アルフレード)、成田博之(ジェルモン)、
   エレクトーン西岡奈津子
■Bプログラム
オペラ「愛の重唱」名場面      13時30分〜/15時30分〜
出演:佐藤奈加子(ソプラノ)、金子美香(メゾ・ソプラノ)、成田博之(バリトン)、梅田麻衣子(ピアノ)
第2日 1月10日(土)
■Aプログラム
オペラ『椿姫』 第2幕ハイライト   12時30分〜/14時30分〜
出演:嘉目真木子(ヴィオレッタ)、羽山晃生(アルフレード)、成田博之(ジェルモン)、
   エレクトーン西岡奈津子
■Bプログラム
CD「アヴェ・マリア」リリース記念 13時30分〜/15時30分〜
出演:菅 純子(ソプラノ)、内田奈織(ハープ)
第3日 1月11日(日)
■Aプログラム
オペラ『椿姫』 第3幕ハイライト  12時30分〜/14時30分〜
出演:嘉目真木子(ヴィオレッタ)、羽山晃生(アルフレード)、成田博之(ジェルモン)
   金子美香(アンニーナ)、森下公博(グランヴィル)、エレクトーン西岡奈津子
■Bプログラム
ヴァイオリンとバリトンのコラボレーション 13時30分〜/15時30分〜
森下幸路(ヴァイオリン)、成田博之(バリトン) ほか

これらのステージは、すべて無料でご覧いただけます。
みなさま是非お誘い合わせの上、日本橋三越本店にご来店ください!!
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写真は昨年のイベントの様子
三越ホームページのイベント情報もあわせてごらんください。
年始イベントのご案内−日本橋三越本店
*上記時間・出演者・演奏予定曲等は都合により変更になる場合がございます。

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『マクロプロス家の事』開幕

ヤナーチェクの響き、と聞くと、俄かには感覚が遠いかも知れませんが、大変印象深く、独特の透明感のある音の世界が魅力です。生粋のウィーンっ子で、世界中から注目される颯爽とした指揮者・アルミンクが、そのキャリアの早い時期から縁のあったヤナーチェク・フィルの経験を生かし、オペラ『マクロプロス家の事』が開幕しました。
氏が音楽監督を務める新日本フィルハーモニー交響楽団のサウンドは素晴らしく、日本ではなじみの薄い『マクロプロス』をピットから支え、そして歌手は楽曲の難しさもさることながらチェコ語という高いハードルを超えるためにこの数ヶ月の稽古を経て、非常に勢いのある舞台となりました。
演出は日生劇場をはじめ、二期会等でもさまざまな公演を通して、安定した舞台と評価が高い鈴木敬介。幕が開くと、そこには、死ぬことができない337年という歳月を生きてきたエミリア・マルティという美しくも摩訶不思議な魅力をたたえた一人の女の物語が始まります。
337年間、いくつもの名前を持ち、世代を超えて男を愛し、愛した男たちが老いていく様を眺めつつ、美しいまま生きてきたオペラ歌手エミリア・マルティを、小山由美が圧倒的な存在感で演じました。蠱惑(こわく)的ともいえる深い声の響きに引き寄せられます。そしてオペラの舞台裏の情景、劇場を支える裏方たちの存在が、この作品の味わいを増します。ユーモアを交えて心優しい道具係を演じる志村文彦、華やかな世界を生きるエミリアに対し、また彼女に次々と言い寄る愛人たちに対し、出番は少ないながら絶妙な間合いで笑いを誘い、人物像を際立たせる掃除婦役の三橋千鶴らがしっかり脇を固めています。
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20・24日組「エミリア・マルティ」小山由美(撮影:鍔山英次/写真提供:日生劇場)
経験豊かな主なキャスト陣は言うまでもなく、美しいクリスタ役にも林美智子といった贅沢な顔ぶれ、そしてグレゴルにはヨーロッパ、アメリカの歌劇場で活躍するテノール、ロベルト・キュンツリーが客演。アルミンクに率いられた新日本フィルハーモニーが奏でる繊細な響きは、一瞬としてとどまることのない時間に対する普遍的な意味での愛惜であるといえるかも知れません。
22日(土)は、蔵野蘭子、大間知覚、高橋淳、長谷川忍らが出演します。
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22日組「エミリア・マルティ」蔵野蘭子(撮影:三枝近志/写真提供:日生劇場)

『マクロプロス家の事』公演詳細ページ
−東京二期会
『マクロプロス家の事』公演詳細ページ −日生劇場

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『マクロプロス家の事』クラシック・ニュースに紹介記事

日生劇場開場45周年記念/東京二期会オペラ劇場2008年11月公演『マクロプロス家の事』の紹介記事がクラシック・ニュースに掲載されました。
記事中には関連・参考情報の他、ゲネプロの舞台写真も掲載されております。
どうぞご覧ください。
日生劇場開場45周年記念 ヤナーチェク:オペラ『マクロプロス家の事(こと)』公演まじか!−クラシック・ニュース(2008年11月19日)

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『マクロプロス家の事』いよいよ明日初日!

日生劇場開場45周年記念/東京二期会オペラ劇場2008年11月公演 L.ヤナーチェク『マクロプロス家の事』の公演が迫りました。
当日の公演タイムテーブルと当日券販売予定を次の通りご案内いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

11月20日(木)
11月22日(土)
11月24日(月・祝)
販売予定券種
S,A
予定販売数終了
予定販売数終了
ピロティ開場
18:15
13:15
13:15
客席開場
18:30
13:30
13:30
開演
19:00
14:00
14:00
第1幕
約40分
休憩予定時刻
19:40~20:00
14:40~15:00
14:40~15:00
第2幕
約30分
休憩予定時刻
20:30~20:50
15:30~15:50
15:30~15:50
第3幕
約30分
終演予定
21:20
16:20
16:20

※公演当日は劇場窓口のみにて10:00より発売いたします。また、販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
『マクロプロス家の事』公演詳細ページ −東京二期会
『マクロプロス家の事』公演詳細ページ −日生劇場

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公演迫る『マクロプロス家の事』クラシックニュースにキャストインタビュー掲載

20世紀のオペラを代表する作曲家ヤナーチェクの傑作『マクロプロス家の事』の上演(11月20・22・24日=日生劇場)が近づいて参りました。
年齢不詳で美貌のオペラ歌手エミリア・マルティと彼女をとりまく人々とのドラマがまるでミステリーのように展開してゆく。
百年も続くグレゴル対プルスの遺産相続に関する訴訟の最終公判日。訴訟はピストル自殺した父グレゴルからその息子アルベルトへと引き継がれている。そのアルベルト・グレゴルの前に突然現れたエミリア・マルティ。
第3幕で解き明かされる謎。彼女の本名はクレタ島出身のエリナ・マクロプロス。皇帝ルドルフの命で不老不死の薬を作った父の実験台となって、当時16歳だったエリナは今では337歳。その数奇な運命とは・・・。
ウィーン国立歌劇場などでも活躍するパンテリス・デシラスの舞台装置も楽しみだ。
この出演を機にオペラの舞台となったチェコを訪れたという蔵野蘭子と大間知覚(おおまちさとる)のインタビューが「インタビュー@クラシック」に掲載され、動画でご覧頂けます。
kurano.jpgomachi.jpg
ヤナーチェク:オペラ「マクロプロス家の事(こと)」の公演に向けて燃焼!ソプラノ:蔵野蘭子、テノール:大間知覚!−クラシックニュース
蔵野蘭子&大間知覚 インタビュー(動画)−インタビュー@クラシック
日生劇場開場45周年記念特別公演・東京二期会オペラ劇場
レオシュ・ヤナーチェク『マクロプロス家の事』
公演詳細−東京二期会
公演詳細−日生劇場

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『声楽家のアトリエ』バス&バリトンの世界 10月15日 紀尾井ホール
色彩豊かな〈声〉の力で聴衆の心を掴んだ一夜! ほか

☆コンサートレビュー
日経新聞と新日鐵文化財団の共催でロングランを続けてきたシリーズ「歌」〜こころ響き合うとき。
12回目を迎えた今年は、「色彩豊かな声の魅力をもっと知ってほしい」とバスとバリトンの世界に思いっきりスポットライトを当て、オペラの中から選りすぐりの聴きどころと重唱の数々を、字幕付で上演。それぞれ音色の違う歌手たちの集中力の途切れない気迫のこもった演奏は、パレットの上で混ざり合うカラフルな絵の具さながら、琴線に触れるドラマティックな演奏の数々が聴く者の想像力をかきたて、客席は最後まで熱い熱気に包まれました。
yonashiro2953.JPGsaiki2851.JPGsato3118.JPGtatara3073.JPG
写真=左から与那城 敬、斉木健詞、佐藤泰弘、多田羅迪夫(写真提供=新日鐵文化財団)
平均身長180センチ以上の旬の実力派、与那城 敬、斉木健詞、佐藤泰弘がそれぞれ当たり役を競いました。与那城 敬が歌う『トロヴァトーレ』ルーナ伯爵の情熱に満ちた優美なアリア、斉木健詞の溌剌とした『フィガロの結婚』のフィガロ、佐藤泰弘の超低音の魅力で聴かせる『魔笛』のザラストロなど、珠玉の歌声が続きました。案内役として要所要所にトークも行った多田羅迪夫は『オテロ』‘ヤーゴの信条’で人間の心の底に潜む複雑な感情を描出。そして重唱の場面では透明感のある美声の吉原圭子が『リゴレット』のジルダや『愛の妙薬』のアディーナ、華麗な演唱でファンを魅力する腰越満美の『椿姫』ヴィオレッタや『ドン・ジョヴァンニ』エルヴィーラ等を歌い、極上のアンサンブルを聴かせ、生の声の素晴らしさとオペラの世界の広がりある魅力を深く堪能させる一夜となりました。今後もこうした優れた新企画が各地で開催されることを期待したい。
ピアノは山田武彦さん。
koshigoe_yonashiro.JPG 『シモン・ボッカネグラ』から腰越満美、与那城 敬(写真提供=新日鐵文化財団)
●楽屋での全員の写真などが多田羅迪夫のブログでご覧頂けます。
 →オペラ歌手 多田羅迪夫 紹介ブログ
●斉木健詞の最新情報がファンサイトでご覧頂けます。
 →斉木健詞ファンクラブ 公式サイト

☆放送予定
「声楽家のアトリエ」で聴衆を魅了した斉木健詞が出演しました、2007年12月新国立劇場公演『カルメン』がNHK-BS2で放送されます。こちらもどうぞご覧ください。
 NHK-BS2【クラシックロイヤルシート】
 新国立劇場2007年12月公演『カルメン』
 放送日時=2008年11月17日(月)深夜00:40〜04:00
この公演は、スニガ役の斉木健詞の他、ミカエラ・大村博美、モラレス・星野 淳、ダンカイロ・今尾 滋、フラスキータ・平井香織、メルセデス・山下牧子の二期会アーティストが出演。
詳細→クラシックロイヤルシート - NHK-BS2

☆出演予定
「声楽家のアトリエ」に斉木らと共演し、華麗な歌声を聴かせた腰越満美。今後の出演情報です。
●今をときめく美しきディーヴァ! 腰越満美 リサイタル
 マイ・フェイヴァリット・ソング 〜懐かしの映画音楽からミュージカルまで〜

 2008年11月25日(火) 19:00 会場:東京文化会館 小ホール
 追憶、ムーン・リヴァー、シルェブールの雨傘、美女と野獣、スウィンク・オブ・ミー、
 アルゼンチンよ泣かないで、キャバレー 他
 問い合わせ先 MIN−ONチケットセンター:03-3226-9999
 コンサート詳細→腰越満美マイ・フェイヴァリット・ソング民主音楽協会|公演案内
●腰越満美は日本オペラ協会創立50周年記念『天守物語』の天守夫人(富姫)にも客演する予定です。
 2009年2月20日(金)19:00 会場:Bunkamuraオーチャードホール

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町田市民ホール『福井 敬 テノール・リサイタル』のご案内

日本を代表するテノール歌手“福井 敬”が町田市民ホールに登場します!
今回はコロラトゥーラ・ソプラノ渡辺由美香を交え、華やかで艶やかなオペラのアリアや情熱的なカンツォーネなど名曲の数々をお届けいたします。
皆様ぜひご来場ください。
fukui_kei_ich_liebe_dich.JPG fukui_kei_rec1.jpg
『福井 敬 テノール・リサイタル』
【日時】2008年10月3日(金)18時30分開演
【会場】町田市民ホール
【出演】
  テノール 福井 敬
  ソプラノ 渡辺由美香
  ピアノ  谷地重紬子
【予定曲目】
 ■福井 敬
  グリーグ作曲「君を愛す」
  クルティス作曲「忘れな草」
  プッチーニ作曲 歌劇『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”
  プッチーニ作曲 歌劇『トスカ』より“妙なる調和”
 ■渡辺由美香
  トマ作曲 歌劇『ハムレット』より“遊びの仲間に入れてください”
                  (オフィーリア狂乱の場)
  モーツァルト作曲 歌劇『魔笛』より“復讐の炎は地獄のように我が心に燃え”
                   (夜の女王のアリア)
  *曲目は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
【入場料】3,000円
【問い合わせ・チケットお申込み】
  町田市民ホール 042-728-4300
【主催】財団法人 町田市文化・国際交流財団
『福井 敬 テノール・リサイタル』(催し物情報)- 町田市民ホール

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宮本益光がミュージカルで前田美波里と共演!!
~ミュージカル『アプローズ』 東京公演が開幕!!

バリトンの宮本益光がミュージカルに初挑戦します。
1970年にトニー賞で5部門を受賞したブロードウェイ・ミュージカル
の名作『アプローズ』で、ミュージカル界に燦然と輝く前田美波里
と共演を果たします!
■ミュージカル『アプローズ』 ↓
http://www.puremarry.com/applause.html
(東京公演は9月25日-10月3日 東京グローブ座)
宮本が演じるのは、ヒロインで大女優のマーゴ・チャニング(前田美波里)
の年下の恋人役で、魅力的な演出家、ビル。
幕が上がって早々にソロナンバーを歌うなど、作品中でもカギをにぎる
重要な役割をにないます。
ゲネプロより
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大女優マーゴ・チャニング(前田美波里)と、演出家ビル(宮本益光)の恋の行方は・・・?
(写真撮影;山之上雅信)
共演は、ほかにも宝塚出身の貴城(たかしろ)けい、紫城(しじょう)るい、
俳優の倉石 功など多士済々。
浜畑賢吉氏による演出のもと、新境地をみごとに切り開き、歌に
演技にますます輝いている宮本益光をお見のがしなく!!

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希求する“オネーギン”

4日間にわたり東京文化会館で上演いたしました『エフゲニー・オネーギン』多くのお客様にご来場頂き、無事に幕を下ろしました。誠にありがとうございました。
そして、立役者コンヴィチュニーと、指揮者アニシモフ、チャイコフスキー独特の透明感のある演奏で、会場を熱くした東京交響楽団にも拍手!
12日のカーテンコールから(画像をクリックすると拡大表示します)

13日のカーテンコールから(画像をクリックすると拡大表示します)

人生にはチャンスが何度かあるが、その多くを逃す。
─ 幸福は手の届くところにあったのに
コンヴィチュニーは
硬化した閉塞的な空気に対し、警鐘を発している。
安易な同調、死の賛美。
自分の人生に、あるいは会ったことのない人生に、
過去の自分に、あるいは未来に、
近いところから遠いところへ。
今あるここから、この外へ。
─ どこへ?
その問いかけのために。
コンヴィチュニーは、さまざまな空間を用意する。時空を超えて、越境する。
求めてやまない。
見えない歌声、オネーギンの苦悩(デプレッション)とは何であったのか。

『エフゲニー・オネーギン』過去の公演ページをみる

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『エフゲニー・オネーギン』ついに開幕を迎える

世界的演出家ペーター・コンヴィチュニーが、現代社会に問いかけるチャイコフスキーのオペラ『エフゲニー・オネーギン』いよいよ開幕です。
コンヴィチュニー氏と東京二期会の出会いは2006年4月『皇帝ティトの慈悲』。並々ならぬオペラへの情熱、演出家に応えようとする意欲、高い資質を備えたオペラ歌手が揃ったこのプロダクションに、さらなる可能性を見出したコンヴィチュニー氏。皆が待ち望んだ再会は猛暑の8月。1カ月に及ぶ綿密な稽古が積み重ねられ、ついに今日幕が上がります。
10日のゲネプロより(撮影:鍔山英次)キャストは12日・14日組
※画像をクリックすると拡大表示されます
ラーリナ家の人々
未亡人ラーリナは酒瓶が手放せない
ラーリナ家に、レンスキーがオネーギンを連れてくる
決闘を前にレンスキーが歌う
名アリア「わが青春の日は遠く過ぎ去り」
「当時のロシア貴族たちは頻繁に決闘騒動を起こしたという。」「引き金の反応が鈍いし、命中率も低く、弾が真っ直ぐには飛ばなかったから」「当たる確立は低く」「大抵は急所を外し、一命を取り留める。」(本公演プログラム/文:一柳富美子より)だが、レンスキーは死んでしまう。
数年が経つ。美しく成長したタチアーナ。
従兄弟のグレーミン公爵と結婚したことを知り、呆然とする。
11日のゲネプロより(撮影:三枝近志)キャストは13日・15日組
※画像をクリックすると拡大表示されます
タチアーナとオルガは、性格は違うが仲の良い姉妹
タチアーナは本の虫
レンスキーが、ラーリナ家にオネーギンを連れてくる
タチアーナは、オネーギンに惹かれる
その夜、オネーギンへの想いを綴るタチアーナ。長大な“手紙のアリア”
タチアーナの命名を祝うパーティー
レンスキーは、オルガの恋人で、詩人です
オネーギンがオルガとばかり踊る。周りが止めてもやめないので、レンスキーはついに怒ってしまう。
決闘のあと。この後、「死のポロネーズ」の名シーンに続く。
ステージ上のハープと白樺の木。このオペラの始まりから終わりまでを見つめている。その意味は、コンヴィチュニーが演出ノートで語っている。

・・・かつて別れた人に出会ったら、その美しさに気づいた。時だけが過ぎてゆく。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

『エフゲニー・オネーギン』公演詳細ページをみる

また次のサイトにも関連記事が掲載されています。あわせてご覧ください。
コンヴィチュニー演出:「エフゲニー・オネーギン」随所に奇才ぶり発揮!劇場空間を巧みに使って - クラシックニュース
演出界の奇才が手がけるオペラ「エフゲニー・オネーギン」まもなく開幕 - @ぴあ
演出界の奇才が手がけるオペラ「エフゲニー・オネーギン」まもなく開幕 - Yahoo!ニュース

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『エフゲニー・オネーギン』いよいよ初日!
公演タイムテーブルと当日券販売予定のご案内

東京二期会オペラ劇場2008年9月公演 P.I.チャイコフスキー『エフゲニー・オネーギン』の公演が迫りました。
当日の公演タイムテーブルと当日券販売予定を次の通りご案内いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

9月12日(金)
9月13日(土)
9月14日(日)
9月15日(月・祝)
当日券販売開始
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
販売予定券種
S,A,B,C,D
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C,D
ロビー開場
17:30
13:00
13:00
13:00
オーディトリアム開場
18:00
13:30
13:30
13:30
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕〜第2幕第1場
約95分
休憩予定時刻
20:05~20:25
15:35~15:55
15:35~15:55
15:35~15:55
第2幕第2場〜第3幕
約45分
終演予定
21:15
16:45
16:45
16:45

※当日の販売状況により、券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※本公演は演出の都合により、お客様のお座席へのご案内は開演30分前となります。それまではロビーまでの開場となりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
『エフゲニー・オネーギン』公演詳細ページをみる

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9月公演『エフゲニー・オネーギン』残席状況
& クラシック・ニュースに稽古の模様が紹介されました

東京二期会オペラ劇場9月公演 P.I.チャイコフスキー『エフゲニー・オネーギン』の公演が目前に迫ってまいりました。
現在の残席状況は次の通りとなっております。
9月10日現在

9月12日(金)
18:30
9月13日(土)
14:00
9月14日(日)
14:00
9月15日(祝)
14:00
S席
A席
B席
C席
D席
×


凡例 ◎…100以上 ○…50~99 △…25~49
   ▲…10~24  ●…1~9   ×…予定販売数終了

お座席によっては販売終了となることがございます。ご希望のお座席は、お早めにお求めください!
チケットのお申込は 電話03-3796-1831 ファクス03-3796-4710

また、クラシック・ニュースに連日の稽古の模様が紹介されています。あわせてご覧ください。
連日猛稽古東京二期会『エフゲニー・オネーギン』いよいよ仕上げに! - クラシック・ニュース

『エフゲニー・オネーギン』公演詳細ページをみる - 東京二期会オペラ劇場

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9月18日、一夜限りの伝説、スペシャルオペラレビューにご招待!!

イタリアの名車「マセラティ」の正規代理店である「コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド」において、マセラティの持つ洗練された情熱力という世界観を、時代の先端に生きる方々に体感していただく企画が開催されます。
コーンズ青山ショールームを会場に『青い情熱』をテーマに10名以上のオペラ歌手が歌い上げる迫力と感動をもった『伝説の一夜』をお楽しみください。
この伝説の一夜に二期会ウェブサイトをご覧の皆様を特別にご招待いたします。
『BLUE シアター in 青山 ☆一夜限りの伝説のシアター☆』
樋口達哉、黒田博をはじめ10人以上の二期会所属のオペラ歌手による感動と迫力の歌声と、新進演出家として注目される田尾下 哲さんによるオペラ演出、そして注目のパティシエ三枝俊介さんによる「青」をテーマにしたスイーツ各種がお楽しみ頂けます。
higuchi_tatsuya.jpg 樋口達哉   kuroda.jpg 黒田 博
● 日時:2008年9月18日木曜日 午後7時開場 7時30分開演
● 会場:コーンズ青山ショールーム(東京都港区南青山2-5-17)
● ご招待人数:カップル5組10名様
● ドレスコード:エレガンテ
 
■ご応募について■
下記のQRコードから応募サイトにアクセスし、必要事項(お名前、住所、電話番号、所有車名、「二期会ホームページを見た」)を記入し応募登録してください。厳正なる抽選を実施します。
ご招待の当選結果は招待券の発送をもってかえさせていただきます。
応募登録締切り:2008年 9月12日23時00分
※個人情報の取扱について※
お客様から頂いた個人情報は、招待状の発送のほか、今後のDMやフェアの案内に利用させていただく場合がございます。また、該当業務の委託に必要な範囲で委託先に提供する場合を除き、お客様の承諾無く個人情報を第三者に提供致しません。同意の上、お申し込みください。
●応募先アドレス
5_14QRcode.png
 http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P95539311

●お問合せ
BLUEシアターin青山 事務局
「ザ・グレートネイションズ」担当 相田 TEL 03-3524-4670

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観るものすべてが心を動かす 二期会の『オネーギン』

MOSTLY CLASSIC(モーストリークラシック)[9月号]「コンサート特選館」掲載
4識者のうち3氏までが押す★★(ふたつぼし)★★★(みつぼし)期待の公演!!
 日本のオペラファンの間でも、天才演出家として名を知られるペーター・コンヴィチュニーが、2006年4月の『皇帝ティトの慈悲』に続いて、再びこの秋「東京二期会」にやって来ます。
 
 ここ数年、コンヴィチュニーの名声が高まるにつれて、『魔笛』『アイーダ』の引越し公演も東京で上演されましたが、いずれも少なからず事件、として話題を提供するという意味では、もう鬼才としかいいようがありません。
 この『エフゲニー・オネーギン』は、ブラティスラヴァ(スロヴァキア国立劇場)で制作され、その後ヨーロッパの劇場で再演も続く「コンヴィチュニーの代表作」として残る逸品であることは間違いありません。チャイコフスキーの叙情的な音楽、決闘に至る葛藤、失われた時代への憧憬、観るものすべてが心を動かします。
 コンヴィチュニーが手掛ける舞台は、現代社会にコミットするとともに、発見の楽しみがあります。その手法は、あくまでもスコアを緻密に研究するいわば哲学的ともいえる演出で、いわゆる奇を衒ったものではありません。まして、コンヴィチュニー自ら真夏の東京に来日し、一か月をかけて稽古をつけるというからその意気込みも伝わってきます。
 kuroda_hiroshi.jpg 黒田 博   yonashiro_kei_2.jpg 与那城 敬
 このオネーギンに集結するのは、二期会きっての一流歌手たち。ベテラン黒田 博、稀にみる逸材として注目される若手バリトン与那城 敬が、暗く複雑な性格の若い貴族オネーギンを演じます。2004年11月ウィリー・デッカー演出『イェヌーファ』タイトルロールで話題をさらった津山 恵と、大型新人・大隅智佳子のタチアーナによって歌われる長大な“手紙のアリア”は、コンヴィチュニー演出の中でも白眉といわれるシーンで今から楽しみです。
 管弦楽は東京交響楽団、指揮はアニシモフ。
 前評判の高い公演にはがっかりさせられることも少なくないと思われる皆様にとっても、きっとこの秋一番の“オペラ”となります。是非、騙されたと思ってご来場ください。
2008年9月公演『エフゲニー・オネーギン』公演詳細 - 東京二期会オペラ劇場
MOSTLY CLASSC - Webサイト

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8月2日(土)16時開演「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.22」
大岩千穂・演奏予定プログラムが決まりました!

「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.22」〜歌姫(ディーヴァ)たちの四季〜夏・大岩千穂
(8月2日(土)16時開演 津田ホール)
燃える太陽のような存在感で、国際的に活躍中のソプラノ大岩千穂が、「二期会ゴールデンコンサート」に登場!
天性の明るい歌声に、最近は愁いや翳りの表現にも深みを増し、まさに今が旬の歌姫(ディーヴァ)。
真夏の午後にふさわしいプログラムをご用意して、皆様のご来場をお待ちしています。

  【予定プログラム】
  ロドリーゴ:恋のアランフェス
ラテン・ノスタルジー
  レオンカヴァッロ:マッティナータ
  ディ・クルティス:勿忘草
  ポンセ:エストレリータ(小さな星)
ヴェルディ:オペラ『椿姫』より
  第3幕前奏曲(ピアノ・ソロ)
  “あなたは約束を守ってくれた”
  “さようなら過ぎ去った日よ”
  “ああ、そは彼の人か〜いつも自由に”
 <休憩>
R.シュトラウス:歌曲集
  朝に
  ツェツィーリエ
  献呈
R.シュトラウス:オペラ『サロメ』より
  “ヨカナーンよ、お前はくちづけを許さなかったね”
プッチーニ:オペラ『ジャンニ・スキッキ』より
  “わたしのいとしいお父様”
プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』より
  “ある晴れた日に”

「今」を生きる、という生き方が、歌手大岩千穂のモットーです。
今回のプログラムにも、彼女の「今を生きる」メッセージが込められています。
前半を飾る〈恋のアランフェス〉はじめ、哀愁を帯びた陽光とでも形容したくなるラテンのナンバーは、大岩の声とソウルが最も直截的に生きてくる曲たち。
後半は、一転してR.シュトラウスの歌曲と楽劇『サロメ』のアリア。今秋、『サロメ』のタイトルロールに挑戦する大岩(10月12日〔日〕びわ湖ホール 沼尻竜典指揮)。愛し焦がれる人の首を欲するという、少女サロメの倒錯した欲望は、これまでのイタリア・オペラのヒロインとは違う表現力が求められています。R.シュトラウスに挑戦する今回のコンサートは、大岩にとって、歌手として新たな地平を切り開く大きな一歩となるに違いありません。
最後に歌われるプッチーニのアリアは、その彼女がオペラ歌手のキャリアを歩み始めた当初から歌い続けている、いわば「原点」のアリアです。R.シュトラウスとともに並べられることで、大岩千穂の「原点」と「今—これから」が凝縮されたプログラムになりました。
ひとつのコンサートを通して、ひとりの歌手の生き方、生き様を感じていただければ、幸いです。
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.22 - コンサート詳細
ピックアップ・アーティストVol.6大岩千穂 - インタビュー・プロフィール・フォトギャラリーなど

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東京都交響楽団「トスカ」がサントリーホールで開幕

 去る7月20日、名テノール歌手ラ・スコーラを迎え、サントリーホール×都響『トスカ』が上演されました。
 この有名な、情熱的で美しい歌姫トスカを演じているのが、並河寿美(なみかわ ひさみ=ソプラノ会員)です。トスカの激しい性格、愛情の深さが、逆に老獪なスカルピアに利用され、悲劇へと突き進む─並河の激しさを秘めた演技と、心情豊かな歌声に、大きな拍手が贈られました。
 ローマ警視総監スカルピアにはベテランの直野 資(なおの たすく=バリトン会員)。政治犯として捕らえたトスカの恋人カヴァラドッシの命の代償としてトスカに迫り、“美女からは金は受け取らない”と言い放つ憎らしさ、権力を持つ男の色気まで醸し出す。この人物の闇の深さがまたこのオペラの魅力なのです。
namikawa_hisami08.jpg 並河寿美 naono_tasuku08.jpg 直野 資
 演出は、菊地裕美子。演出助手としてフェニーチェ劇場(ヴェネツィア)、サン・カルロ劇場(ナポリ)で活躍し、国内外の著名な演出家を助け、着実に舞台経験を積んできました。今回は、サントリーホールの天井の高さを生かし、長い階段を巧みに使い、聖アンドレーア・デッラ・ヴァッレ教会、ファルネーゼ宮殿、サンタンジェロ城を、自在に描き出しています。
東京都交響楽団は、イタリア人指揮者マルコ・ボエーミと果敢な取り組みを見せ、熱烈な日本のプッチーニ・ファンの期待に応えました。
尚、同プログラムが本日7月22日(火)18:30からも開演されますので、是非お見逃しなく。
いつかまた、全幕で、オペラ劇場で見たい、と思わせる名作です。
↓詳細はこちらをご覧ください。 
コンサートオペラ「トスカ」スペシャルサイト - 東京都交響楽団

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めぐろパーシモンホール「ヘンゼルとグレーテル」

今年で4年目になる“めぐろパーシモンホール”「これがオペラだ」シリーズも
通算12演目目となり、今年の最後をしめくくる公演は
フンパーディンク作曲『ヘンゼルとグレーテル』です。
7/19・20に本番を間近に控えた稽古場にお邪魔してきました。
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お腹がすいたヘンデル(小泉詠子)とグレーテル(近藤幸江)は、
食べるものもなく、仕方がないので歌い踊り出します。
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父ペーター(大沼徹)と、母ゲルトルート(立川かずさ)は
森にいちごを摘みに行ったヘンゼルとグレーテルが、
悪いお菓子の魔女にさらわれていないか心配し、森に捜しに出かけます。
IMG_1018.JPG
家族は無事会うことができるのでしょうか・・?
ドイツではクリスマスの時期に必ず上演されるというこのオペラ、
子ども向けと思われがちですが、ワーグナーの弟子でもあった
フンパーディンクは親しみやすいドイツの民謡を取り入れながらも、
ライトモティーフを使用し重厚な音楽を創り出しています。
そのハーモニーの美しさは秀逸で、大人から子どもまで誰でも
素晴らしい音楽の世界に心躍らすことができること間違いなしです。
夏休み前のこの時期、ぜひお誘いあわせの上、ご来場ください!!
『ヘンゼルとグレーテル』(ハイライト・日本語訳詞上演)
■場所;めぐろパーシモンホール 小ホール
■日時;2008年7月19日(土)15:00開演
2008年7月20日(日)15:00開演
■出演者
 ・ヘンゼル       小泉詠子
 ・グレーテル      近藤幸江
 ・ゲルトルート(母)  立川かずさ
 ・ペーター(父)    大沼徹
 ・魔女         木下進
 ・眠りの精、露の精  田上千穂
 ・ピアノ        水戸見弥子
■進行・総合プロデューサー 松本宰二
■料金;全自由席 3,500円
■チケット取り扱い;めぐろパーシモンホール 03-5701-2904

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アリアドネの歓び、ツェルビネッタの輝き

東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』、6月26日(木)から29日(日)まで4日間の公演の幕が下りました。
ご来場ありがとうございました。
●公演ギャラリー●・・・2日目の公演から 撮影:三枝近志
(画像をクリックすると拡大表示されます)

横山恵子の風格にあふれるプリマドンナぶり 
左はテノール歌手(青柳素晴) 後ろにエコー(谷原めぐみ) 右はナヤーデ(吉村美樹)


作曲家 小林由佳は、今回が二期会オペラデビュー。才能あふれる青年作曲家を溌剌と演じました。


ベテラン田辺とおるが演じるちょっと意地悪な執事。(右は初鹿野剛が演じる音楽教師)


きらきらと輝く安井陽子のツェルビネッタ。仕草、眼差し、微笑み、すべてがツェルビネッタそのもの。大アリア「偉大なる王女様」は、高音の跳躍が続き、技巧的にも非常に難しい曲。1人舞台は10分以上ありますが、跳ねるように、嬉しそうに歌うツェルビネッタに客席は魅了され、息をのみます。満場の喝采!!


ツェルビネッタとその仲間の道化たち
安井陽子との息もぴったり。アンサンブルの出来は公演全体の印象を左右しますが、ダンスも相まって、客席からは笑いも!


アリアドネを守るエコーたち、この衣裳は、動いた時に、羽根の飾りがゆれてとても美しい。


艶やかなアリアドネ(横山恵子)に応える柔らかく甘いバッカスの声(青柳素晴)。シュトラウスならではの、音の波に浸る幸せ。

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夢の架け橋 ─ 鵜山仁演出『ナクソス島のアリアドネ』開幕

ウィーンのあるお屋敷で、『ナクソス島のアリアドネ』が上演される・・・
そんな設定で幕が開けるR.Straussのオペラ『ナクソス島のアリアドネ』。
芸術至上主義の気位の高いオペラ組と、臨機応変、芸達者揃いの踊り子、道化組。
オペラとコミックと同時に上演するハメになった。舞台上で、舞台が演じられる、劇中劇の中で、見せる役者たちの素顔や本音。R.シュトラウスならではの流麗さと軽やかさの中に、どちらが現実の舞台で、どちらが演じられている舞台か、混乱していく面白さ。
ラルフ・ワイケルト氏が、熟知したシュトラウスの音楽を巧みに操る中、演出鵜山仁が仕組んだ、人間のドラマが描かれます。
劇中の劇、を見る皆様は、劇の中のお客様、
二つの世界の架け橋を、是非、観にきてください。
≪公演の模様(撮影:鍔山英次)≫
アリアドネを慰める道化とツェルビネッタたち。中央が涙にくれるアリアドネ(佐々木典子)
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自由、素直さ、可憐なきらめきが、音楽にも台詞にも凝縮された難役ツェルビネッタを、見事に幸田浩子が体現。
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最後は、高橋淳のバッカス登場で大団円。
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初日のカーテンコール
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『ナクソス島のアリアドネ』公演詳細ページをみる

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『ナクソス島のアリアドネ』いよいよ初日!
公演タイムテーブルと当日券販売予定のご案内

東京二期会オペラ劇場2008年6月公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』の公演が迫りました。
当日の公演タイムテーブルと当日券販売予定を次の通りご案内いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

6月26日(木)
6月27日(金)
6月28日(土)
6月29日(日)
当日券販売開始
17:00~
17:30~
12:30~
12:30~
販売予定券種
S,A,B,C,D
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C,D
開場
17:30
18:00
13:00
13:00
開演
18:30
19:00
14:00
14:00
プロローグ
約45分
休憩予定時刻
19:15~19:35
19:45~20:05
14:45~15:05
14:45~15:05
オペラ
約85分
終演予定
21:00
21:30
16:30
16:30

※当日の販売状況により、券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
『ナクソス島のアリアドネ』公演詳細ページをみる

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『二期会Week in サントリーホール2008〜愉しみの刻〜』盛況のうちに幕

毎回趣向を凝らし、歌手ひとりひとりの魅力が、存分に発揮される“二期会Week”。今年も多くのお客様をお迎えし、盛況のうちに閉幕しました。
第一夜 今をときめくオペラ界のいい女(プリマ)。田尾下哲氏(演出)により、洗練されたステージで魅せました。
2008week1.JPG 左から田尾下、腰越、加賀、吉原、薗田、石野
第二夜 セノオ楽譜の展示は、やさしくて懐かしい雰囲気。進取の気性に富み、また積極的に西洋の音楽を学んだ大正時代。昭和は遠く、大正はさらに遠い。けれども「大正デモクラシー」と呼ばれた時代の華やかさがしのばれたのではないでしょうか。
2008week2-1.jpg 左から紙谷、鵜木、里中、星野
2008week2-2.JPG 会場に展示されたセノオ楽譜
第三夜  ミシラン紀行、燻し銀のリートの夕べ
年月を経て、ほろ苦くしみじみと聴かせるドイツリートの魅力。熟練のピアニスト、オレスタ・スィブリフスキーの深い音色に、若き日の外国旅行を思い出した方も多いのでは? 庄司の真摯な音楽と、近藤の円熟の歌唱。まさに大人の一夜。
2008week3.JPG 左から庄司、近藤、スィブリフスキー
第四夜  めくるめくパワフルな一夜
オペラは、眉しかめたお金持ちだけの楽しみではありません。若くして、オペラの世界に飛び込んだ歌手たちが、自らクラシックのファンを増やしたい!と企画しました。感性にビリビリ響くオペラの魅力。若手歌手陣を支えてくださった、懐深く愉快な名ピアニスト山田武彦氏にも盛大な拍手!
2008week4-1.JPG 左から与那城、大隅
第五夜  四畳半って・・・
サントリーホールに再び亀さん現わる。昨年の評判を聞きつけて、今年もお客様満員、沸かせる芸の域。日々色々ありますが、夫婦って不思議、いいものですね。
2008week5.jpg 亀山勝子
第六夜  プリマドンナオペラ『ルクレツィア・ボルジア』
ドニゼッティ随一の傑作でありながら、我が国では一度も本格舞台上演されたことはない、という幻の名作。それならば、と満を持して二期会の本格派イタリアオペラ歌手が集結、一夜だけの上演に漕ぎつけた。オペラ界の信頼厚い服部容子氏が、濃く深くドニゼッティの音楽をピアノで画き出し、石鍋多加史の渋い声が、愛と権力にまみれたボルジア家の悲劇に迫る。オペラ劇場の興奮そのままにざわめいた一夜でした。
2008week6.JPG 左から石鍋、服部、大塚、高橋、手嶋、山田
第七夜  二期会の歴史を支えて半世紀
思えば半世紀。その道は平坦ではありませんでした。戦前、戦後の昭和の時代、日本で西洋音楽、しかもオペラ劇場のない国でオペラ歌手を志すということは、現代から考えても非常に険しく遙かな道でした。メールも、電子辞書も、格安航空券もない時代に、ヨーロッパに憧れ、声の力を信じて歩んでまいりました。でも、舞台には愉しい思い出もたくさん! 今日まで、多くのお客様に喜んでいただいた歌を、皆様にも。
尚、当日は体調不良により、瀬山詠子、中村健の両名が出演を辞退いたしました。楽しみにしてくださったお客様には申し訳ございませんでした。
2008week7-1.JPG 飯山
2008week7-2.JPG 宮原
2008week7-3.JPG 栗林

ご来場いただきました皆様には心より御礼申し上げます。
来年もブルーローズでお会いできること願いつつ。

二期会Week in サントリーホール【公演情報】

『二期会Week in サントリーホール2009〜愉しみの刻〜』のお知らせ
来年もサントリーホール(ブルーローズ)で開催いたします。
期間は2009年6月15日(月)〜21日(日)
更にパワーアップしたラインナップに乞うご期待!

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『ナクソス島のアリアドネ』稽古場から

しとしと雨降りが多い6月ですが、稽古場にはカラッと晴れたナクソス島のビーチが出現。キャストたちは、思い思いにストレッチをしたり、楽譜を確認したり、久しぶりの共演となる顔ぶれもあって、よい雰囲気の中、稽古が進められています。
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『ナクソス島のアリアドネ』は、“劇中劇”が鍵となる設定ですから、出演する歌手たちは、オペラの中では“役者”を演じます。さらに、劇中の“劇”が始まる前の場面では、“演じていない役者”を演じるわけです。何だか鏡の中の鏡、みたいです。
R.Straussは、作曲家、指揮者として、歌劇場に日常的に出入りしていました。気位の高い女優や、プリマドンナ、テノール歌手・・・戯画化しつつ本音も交え、「ナクソス島のアリアドネ」が書かれました。寓意、洞察、暗示、裏にも表にも仕掛けがあり、鵜山氏の緻密な演出が注目されます。指揮者のラルフ・ワイケルト氏も稽古場に姿を見せました。いよいよ公演に向け、期待が高まります。(担A.M)
P6070031.JPG エコー(妖精たち)
P6070053.JPG 犬の縫いぐるみの登場シーンは?
zerb.jpg ツェルビネッタはパラソルの下・・・
『ナクソス島のアリアドネ』公演情報 - 東京二期会オペラ劇場

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二期会Week in サントリーホール開催中!

二期会Week in サントリーホールがいよいよ開幕しました。
昨日は第一夜の“ウーマンINドレス&タキシードの愉しみ”。
タキシードに身をつつんだメゾソプラノ加賀ひとみをめぐり、様々な愛の形が演奏されました。
お足元の悪い中、多くのお客様にご来場いただきました。
活躍目覚しい田尾下哲さんの演出により華々しい一週間が幕開けしました。
そして本日は第二夜。大正、昭和に出版されたセノオ楽譜を題材に当時の訳による外国の歌曲や、あまり演奏されない日本歌曲の名曲の数々をご紹介します。
また、普段見ることが出来ないセノオ楽譜も会場に展示いたします。
本日もサントリーホール ブルーローズにて19時開演です。乞うご期待!
第一夜の舞台から
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第一夜の出演者(左から田尾下、腰越、加賀、吉原、薗田、石野)
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二期会Week in サントリーホール【公演情報】
当日券情報と演奏予定曲詳細は6月8日の記事をご参照ください。

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二期会Week in サントリーホール“愉しみの刻”
演奏予定曲と当日券情報について

いよいよ6月9日(月)より始まる、「二期会Week in サントリーホール“愉しみの刻”」の演奏予定曲詳細と当日券の発売予定をご案内致します。
●演奏予定曲(PDFファイル)以下のリンクをクリックして下さい
 演奏予定曲一覧(1)
 演奏予定曲一覧(2)
●当日券情報(6月6日18時現在)

公演日  開場   開演  終演予定 当日券発売
第一夜/6月9日(月)
ウーマン IN ドレス&タキシードの愉しみ
18:30 19:00 21:00 あり 18:00〜
第二夜/6月10日(火)
大正ロマンのかをりの愉しみ
18:30 19:00 21:00 若干 18:00〜
第三夜/6月11日(水)
ミシラン発行(見知らん?)・三つ星リートの愉しみ
18:30 19:00 21:00 あり 18:00〜
第四夜/6月12日(木)
オペラ嫌いに襲いかかるめくるめくオペラの愉しみ
18:30 19:00 21:00 あり 18:00〜
第五夜/6月13日(金)
“四畳半”の愉しみ
18:30 19:00 21:00 なし 予定数終了
第六夜/6月14日(土)
かくも深きルクレツィア・ボルジアの愉しみ
17:30 18:00 20:00 若干 17:00〜
第七夜/6月15日(日)
深く濃く芳醇な歌声の愉しみ
17:30 18:00 20:00 若干 17:00〜

※当日券発売を行う場合でも、販売終了となることが予想されます。
 是非お早めにお求めください。
二期会Week in サントリーホール公演詳細ページ

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二期会Week in サントリーホール“愉しみの刻” いよいよ公演間近!

6月9日(月)より15日(日)までの7日間、サントリーホール小ホール「ブルーローズ」にて、二期会Week in サントリーホール愉しみの刻(とき)を開催致します。
二期会創立50周 年記念「30日連続演奏会」が契機となり、毎年開催されるようになった「二期会週間」は、6回目を迎える本年名称も新たに生まれ変わりました。
会場となるサントリーホール小ホールも改修工事を終え、昨年9月1日にリニューアル・オープンしブルーローズというすてきな愛称がつきました。
思春期の燃えるような純愛から大人の愛の世界へとドレスとタキシード姿の女性歌手たちがへ誘う「第一夜」。そして竹久夢二などによる装画が施されたセノオ楽譜を展示しながら、“宵待草”“カチューシャの唄”“待ちぼうけ”“庭の千草”等大正ロマンの時代を感じさせる名曲の数々をお楽しみいただく「第二夜」。それに続く5日間もそれぞれに趣向を凝らし、風味の異なる美味しいワインをいただくような馥郁(ふくいく)たる一夜をお過ごしいただけることでしょう。
皆様のご来場をスタッフ、キャスト一同、心よりお待ち申しあげております。
【公演情報】
日時:2008年6月9日(月)〜15日(日)
   月〜金は19:00開演、土・日は18:00開演
会場:サントリーホール 小ホール「ブルーローズ」
公演詳細はこちらをご覧ください→二期会Week in サントリーホール“愉しみの刻”
≪≪第一夜の稽古風景から≫≫
(写真左)左から加賀、吉原 (写真右)左から田尾下、加賀、吉原、薗田、腰越、石野
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≪≪第二夜に展示予定の楽譜表紙≫≫
左から「別れし宵」「庭の千草」「船うた」
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上質のサロンコンサートを楽しんでみませんか
〜アートスペース・オー クラシックコンサートのご案内〜

わずか100席という親密かつ贅沢なスペースで上質のコンサートを20年近くにわたって提供し続けている「アートスペース・オー」をご案内いたします。(本項担当:S)
◇アートスペース・オーのクラシックコンサート
 URL→http://www.artspace-oh.com/index.html
この素敵な空間との出逢いは今から6年前、ピアノの児玉 桃さんの演奏に触れたときのことです。
児玉さんの色彩感豊かなドビュッシーに感銘を受けたことはもちろん、手を伸ばせば届きそうな距離感でアーティストと時空を共有できることに深い喜びを覚えました。
今までに出演しているアーティストは、邦人一流アーティストの他にもアルゲリッチ、マイスキー、ウィーンフィルの面々...とまさにキラ星のごとき顔ぶれ。
主催者で陶芸教室のオーナーである大橋喜昭氏とお話を重ねるうちに、同氏がクラシック音楽に対するこの上なく深い愛情と、お客さまへの心温まるホスピタリティ精神をお持ちであることがわかり、出演アーティストたちにも深い共感を呼びおこしていることを知りました。
...その後、二期会でマネージャーとして従事することになった私は、声楽の醍醐味と愉しみもこの空間での中でこそ、ごく身近でお客さまに味わっていただきたいと強く思うようになりました。
そして大橋氏ともご相談し、本格的な声楽公演をはじめて取り上げて下さることになりました。
◇アートスペース・オー 第139回コンサート
 「声楽の醍醐味と愉しみ」 
  大西ゆか(ソプラノ)/与那城 敬(バリトン) デュオ
  ピアノ 山口陽子
  6月14日(土) 19時00分開演
  アートスペース・オー2階ギャラリー 全席自由5,000円
  (JR横浜線 成瀬駅南口徒歩5分)
  

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大西ゆか 与那城 敬 山口陽子

◇チケットのお問い合わせ・お申し込み 
  →http://www.artspace-oh.com/contact.html
全体を「日本語の歌」「モーツァルトの愉悦」「ベル・カントの魅力」のコーナーに分け、今が旬の若手実力派両名による真剣勝負のソロ、息の合った二重唱を楽しいトークも交えながらお送りしていきます。
一度是非とも足をお運びいただき、オーナーの温かいお人柄に触れていただくとともに、上質の音楽を空間の「贅沢」と合わせてご堪能なさってみて下さい。
この場所は、クラシック音楽を初めて聴きだした頃の、あの感動と興奮を思い出させてくれます...

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『二期会Week in サントリーホール』ご来場のお客様に
フレンチレストラン&カフェ「ブノワ」から特別プレゼントのお知らせ

1912年パリに創業以来、世界中の美食家たちに愛され続けているビストロの名とエスプリを受け継いだ、青山のフレンチレストラン&カフェ「ブノワ」。こちらのレストランから、『二期会Week in サントリーホール“愉しみの刻”』(期間6月9日〜6月15日、サントリーホールブルーローズ)にご来場のお客様だけに、特別のプレゼントをご用意していただきました。
対象期間中、ご来店頂きました方にカクテルを1杯プレゼント。
ご注文時に下記の二種類からお好きなカクテルをお選びください。
対象期間:2008年6月9日(月)〜30日(月)
(ランチ、ディナータイム両方でご利用いただけます。)
お選び頂ける2種類のカクテル
☆偉大なテノール歌手、エンリコ・カルーソーにちなんだシャンパンベースの《カルーソー》
☆ジンベースの《オペラ》
本場のエスプリ溢れるお料理を召し上がりながら、二期会Weekの話題で盛り上がる素敵なひとときを、是非お愉しみください。
(注1)二期会Week公演当日にお席で配布いたします「ブノワ」のドリンクチケットをご持参の上、
    お食事をされた方に限らせていただきます。
(注2)お一人様につき1杯のプレゼントとさせていただきます。
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フレンチレストラン&カフェ「ブノワ」Webサイト
二期会Week in サントリーホール“愉しみの刻”公演情報

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン開催記念
樋口裕一サロンコンサート〜シューベルトとウィーン〜

『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008』のクラシックアンバサダーで“頭のよくなるクラシック入門”(幻冬舎)の著者、樋口裕一さんによるサロンコンサートにソプラノ会員の飯田みち代が出演。シューベルトの歌曲を中心にモーツァルト、ベートーヴェン、R.シュトラウスなどウィーンに縁のある作曲家の歌曲を披露しました。
スタインウェイ・ジャパンの“Young Virtuoso Series”で活躍中の実力派ピアニスト、新居由佳梨さんとの演奏にラ・フォル・ジュルネの雰囲気を満喫されたお客様から大きな拍手がおくられました。
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写真 前列左2番目から順に飯田みち代、樋口裕一さん、新居由佳梨さん
2008年4月29日(火)13時30分開演 パレスホテル ローズルーム(2F)にて
出演者:飯田みち代、樋口裕一、新居由佳梨、プリマベーラ五重奏

※樋口裕一氏が二期会Weekに出演!※
2008年6月9日(月)からサントリーホールで開催される
「二期会Week in サントリーホール」〜愉しみの刻〜
第4夜「オペラ嫌いに襲いかかるめくるめくオペラの愉しみ」
に樋口裕一氏が出演いたします。
漫画家さそうあきら氏とのトークと二期会新進歌手の歌唱は必聴です!!
是非ご来場ください!
コンサート詳細
二期会Week in サントリーホール〜愉しみの刻〜 - 二期会21東京二期会

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5月2日〜6日開催
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008
二期会アーティスト出演情報

『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008 〜シューベルトとウィーン〜』が、
東京国際フォーラムで5月2日(金)〜6日(火・祝)の間、また関連イベントが丸の内周辺エリアで4月29日(火・祝)〜5月6日(火・祝)にわたって開催されます。このうち東京国際フォーラムだけでも約400の公演が上演されるという一大クラシックイベントです。
この中から、「二期会アーティスト」の出演する情報をご案内致します。
ゴールデンウィークは是非、東京国際フォーラムにお出かけください!!

『1821年11月18日のコンサートのプログラム』
日時: 5月2日(金) 22:30〜23:30 【Hall C】 公演番号146
チケット: (指定席)S席:3,000円、A席:2,000円
予定プログラム: ・シューベルト:序曲 ホ短調 D648
・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92
・モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より フィナーレの六重唱
出演: 2008_05masuda.jpg
ドンナ・アンナ
増田のり子(ソプラノ)
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ドンナ・エルヴィーラ
渡海千津子(ソプラノ)
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ツェルリーナ
大西ゆか(ソプラノ)
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ドン・オッターヴィオ
村上公太(テノール)
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レポレッロ
小田川哲也(バス)
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マゼット
福山 出(バス)
秋山和慶(指揮)
上海交響楽団
シューベルト:劇付随音楽『キプロスの女王ロザムンデ』作品26 D797
日時: 5月5日(月・祝) 20:00-21:05【Hall C】 公演番号447
5月6日(火・振) 16:30-17:35【Hall C】 公演番号545
チケット: (指定席)S席:3,000円、A席:2,000円
出演: 2008_05hayashi.jpg

林 美智子
(メゾ・ソプラノ)
ペーテル・チャバ(指揮)
フランス国立ロワール管弦楽団
晋友会合唱団

※イベント詳細、チケット情報は公式サイト↓をご覧ください。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008 公式サイト - 東京国際フォーラム
『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008』関連イベント
『エリアコンサート』
(東音企画関連ミニコンサートスケジュール)
※以下のステージはいずれも入場無料のコンサートです。

■5/3(土)
2008_05masuda.jpg 14:00〜 新東京ビル
増田のり子(ソプラノ)
シューベルト/「岩の上の羊飼い」「ます」ほか
2008_05mori.jpg 14:30〜 新丸ビル3Fアトリウム
森 美代子(ソプラノ)
R.シュトラウス/『ナクソス島のアリアドネ』より「偉大なる女王さま」ほか
2008_05masuda.jpg 16:00〜 TOKIA
増田のり子(ソプラノ)
シューベルト/「岩の上の羊飼い」「ます」ほか
2008_05taniguchi.jpg 16:00〜 新東京ビル
谷口睦美(メゾ・ソプラノ)
シューベルト/「魔王」ほか
2008_05ohara.jpg 16:00〜 新丸ビル3Fアトリウム
小原啓楼(テノール)
レハール/オペレッタ『微笑みの国』より「君こそ我が心」ほか
■5/4(日)
2008_05ozawa.jpg 14:00〜 新東京ビル
小沢祐美子(ソプラノ)
シューベルト/「アヴェ・マリア」ほか

☆その他関連イベント情報はこちらから 
丸の内イベント情報情報 - marunouchi.com

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大型連休は小さなお子さまとクラシックコンサートへどうぞ!!

「こどもの日」にお子さま連れで大人の方も楽しめるクラシックコンサートを楽しんでみては如何でしょう。
concert_for_kids.jpgソニー音楽芸術振興会によるConcert for KIDS〜3才からのクラシック〜は、未就学の小さなお子さまと一緒にご入場できる約1時間のコンサートです。
楽しいお話やリズム遊びなども交えながら、おとなの方にも楽しんでいただける演奏をお届けしている、大好評のコンサート・シリーズです。

こどもの日のコンサートには、二期会からも鵜木絵里(ソプラノ)、猪村浩之(テノール)、吉川健一(バリトン)が出演、弦楽カルテットや金管五重奏の皆さんとコラボレーションして『魔笛』や『誰も寝てはならぬ』そして『メリー・ウィドウ』など本格的かつ楽しい音楽をお届けします。
この機会にあなたも是非「KIDS」ファンになって下さい!!
<Concert for KIDS 〜3才からのクラシック〜>
■日時・会場
 5月5日(月・祝)11:00開演(10:30開場)/14:00開演(13:30開場)
 東京 ホテルニューオータニ「芙蓉の間」
 東京メトロ「永田町駅・赤坂見附駅・麹町駅」徒歩4分 
 JR・東京メトロ「四ツ谷駅」徒歩8分
■出演
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 鵜木絵里 (ソプラノ)、猪村浩之(テノール)、吉川健一(バリトン)、
 長原幸太(ヴァイオリン)、千葉清加(ヴァイオリン)、鈴木康浩(ヴィオラ)、
 西谷牧人(チェロ)、金管五重奏団 BuzzFive、松川 儒(ピアノ)
■曲目
 オペラ「魔笛」より『私は鳥刺し』『パ・パ・パ・パ・パ』(モーツァルト)
 オペラ「トゥーランドット」より『誰も寝てはならぬ』(プッチーニ)
 オペレッタ「メリー・ウィドウ」より『メリー・ウィドウ・ワルツ』(レハール)
 トランペット吹きの休日(アンダーソン)
 きらきら星変奏曲(アダン)
 G線上のアリア(バッハ)
 「動物の謝肉祭」より 『象』(サン=サーンス)
 愛の喜び、愛の悲しみ(クライスラー)
 リベルタンゴ(ピアソラ)
 凱旋行進曲(ヴェルディ) 
   ※曲目は変更となる場合がございます。
■料金
 【ブロック指定・税込】おとな¥3,000 こども(3才〜小学生)¥1,500
■ご予約・お問合せ
 ホテルニューオータニ 03-3234-7777
コンサート情報の詳細はこちらから
SonyMusicFoundation
ホテルニューオータニ

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林美智子、ギター界のスター大萩康司とのデュオリサイタルが決定!

林美智子(ms)、大萩康司(g)Hakuju Hall公演が決定しました!!
5/17(土)の一般発売に先駆けてチケットの先行販売を行ないます。
::::::::::::::::::::::::::::::
【大萩康司(g)、林美智子(ms)】公演概要
ついに登場!夢のスーパー・デュオ“おハギとおみち”
〜美しいメゾソプラノには美形のギタリストがよく似合う!〜
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出演:大萩康司(g)、林美智子(ms)
日程:2008年10月2日(木)
会場:Hakuju Hall【千代田線・代々木公園、代々木八幡駅徒歩5分】
開場:18:30 開演:19:00
チケット料金:¥5500(全席指定・税込み)
※未就学児の入場はご遠慮願います。
一般発売日:2008年5月17日(土)
公演に関するお問い合わせ:ホットスタッフ 03-5720-9999(平日16:00-19:00)
             L'ULTIMO
             HOT STUFF PROMOTION
【演奏予定曲目】
★★スペインからフランスへ★★
《前半》
・Fernando Sor / 12 Seguidillas 〈ギター・歌〉
  フェルナンド・ソル / 12のセギディーリャ
・Joaquin Rodrigo / Folias Canarias 〈ギター・歌〉
  ホアキン・ロドリーゴ / カナリア諸島のフォリア
・Joaquin Rodrigo / Coplas del Pastor Enamorado〈ギター・歌〉
  ホアキン・ロドリーゴ / 恋する羊飼いの唄
《後半》
・Manuel de Falla / Siete Canciones Populares Espanolas〈ギター・歌〉
  マヌエル・デ・ファリャ 7つのスペイン民謡
   1) El pano moruno ムーア人の織物 
   2) Seguidilla murciana ムルシア地方のセギディーリャ
   3) Asturiana アストゥーリアス地方の歌
   4) Jota ホタ
   5) Nana ナナ
   6) Cancion カンシオン(歌)
   7) Polo ポロ
・Geroge Bizet / Carmen highlight 
  ジョルジュ・ビゼー / 歌劇《カルメン》よりハイライト ハバネラ、セギディーリャ 他
・Clement Philibert Leo Delibes / Les filles de Cadix 
  ドリーブ / カディスの娘たち
※曲目・曲順は変更の可能性がありますので、ご了承ください。
☆先行受付期間
2008年4月19日(土)12:00〜 2008年4月23日(水)18:00
※ご予約にはイープラス無料会員登録が必要です。
 会員でない方は、事前に会員登録をされることをおすすめします。
※抽選受付となります。
※チケット料金以外に受付手数料がかかります。
※その他、申込に関する詳細、注意事項につきましては受付ページに記載されている内容をご確認下さい。
●それでは、4/19(土)12:00以降に下記サイトからお申し込み下さい!
   http://eplus.jp/michiko/

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週末は極上の音楽に包まれて
『ばらの騎士/Der Rosenkavalier』へのお誘い

神奈川県民ホール『ばらの騎士』(共催・共同制作:財団法人東京二期会)が3月22日、23日と目前に近づいて参りました。
神奈川に先駆けて同じキャストで上演された〈びわ湖ホール公演〉も大好評で、洗練されたアンドレアス・ホモキ演出とリヒャルト・シュトラウスの濃密な音楽が織り成す歌手たちの素晴らしい演奏が聴衆を魅了しました。
また、2月24日(日)には、オペラシティにおける産経新聞主催〈オペラの華〉コンサートシリーズで、同じく佐々木典子の元帥夫人、林美智子のオクタヴィアン、澤畑恵美のゾフィーが『ばらの騎士』よりスペシャルセレクションを演奏、満席の観客は優雅な演奏に聞き惚れた。
*週末はお誘い合わせの上、神奈川県民ホール『ばらの騎士』をご堪能ください。(ダブルキャスト)
『ばらの騎士』公演詳細-東京二期会
びわ湖ホール公演の様子-びわ湖ホール 制作ニュース(2008年2月)
びわ湖ホール公演フォトギャラリー-二期会blog
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写真:〈オペラの華〉コンサートシリーズ2008年2月24日 オペラシティコンサートホール
   左から佐々木典子 林美智子 澤畑恵美(撮影=三好英輔)
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写真:オクタヴィアンに扮する林美智子
   3月20日ゲネプロ後に 神奈川県民ホール楽屋にて

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『ワルキューレ』初日成功裏に開幕!

東京二期会オペラ劇場 R.ワーグナー『ワルキューレ』、20日(水)の初日は盛況のうちに開幕しました。
20日の終演は22時30分をやや超えましたが、終幕が降りたあともしばらくの静寂があり、長時間オペラの余韻を残しました。カーテンコールは盛大な拍手と声援が起こりました。
人間のピュアな魂の琴線に触れるローウェルス演出『ワルキューレ』は絶対に見逃せません。
また、本公演のゲネプロの舞台写真がクラシックニュースに掲載されています。
是非ご覧下さい。→クラシックニュース
20日組カーテンコール
21日組カーテンコール
『ワルキューレ』公演詳細ページをみる

『ワルキューレ』公演プログラム訂正のお知らせ
本公演会場にて販売しておりますプログラムの一部に誤りがありました。
お詫びさせていただくとともに、下記のように訂正させていただきます。
・ P.25(右上)
 ヴァルトラウテ 三本 久美子 の声種“Mezzosoprano”は正しくは“Soprano”です。
・ P.26(左下)
 ジークルーネ 庄司 祐美 の声種“Soprano”は正しくは“Mezzosoprano”です。

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『ワルキューレ』いよいよ初日!
公演タイムテーブルと当日券販売予定のご案内

東京二期会オペラ劇場 R.ワーグナー『ワルキューレ』
公演タイムテーブルと当日券の販売予定を次の通りご案内いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

2月20日(水)
2月21日(木)
2月23日(土)
2月24日(日)
当日券販売開始
16:30~
13:30~
13:30~
12:30~
販売予定券種
S,A,B,C,D
S,A,B,C,D
S,A
S,A,B,C
開場
17:00
14:00
14:00
13:00
開演
18:00
15:00
15:00
14:00
第1幕
約65分
休憩予定時刻
19:05~19:25
16:05~16:25
16:05~16:25
15:05~15:25
第2幕
約90分
休憩予定時刻
20:55~21:15
17:55~18:20
17:55~18:20
16:55~17:20
第3幕
約70分
終演予定
22:30
19:30
19:30
18:30

※当日の販売状況により、券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※今回の公演は全日とも上記ご案内の開演時刻を厳守致しますので、なるべく時間の余裕を持ってご来場ください。
※開演時刻に遅れますと休憩までお待ちいただくか、指定された場所でのお立ち見となります。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
『ワルキューレ』公演詳細ページをみる

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『ワルキューレ』オーケストラ付き舞台稽古(HP)順調に終える(2月17日)

今回のタイトな稽古スケジュールの中で最も長時間に及んだのが17日に行われたオーケストラ付きの舞台稽古だ。東京フィルハーモニー交響楽団のサウンドはマエストロ飯守の僅かな指示で見る見る変貌する。照明も徐々に仕上がり18日の総稽古(GP)に続く。細かい演出意図に触れることは出来ないが、ヴォータン役に出演している小森輝彦発信の興味深い情報を知ることができる。こちら→http://teru.sub.jp/ofc/
ワルキューレ達の衣裳もごらんください。

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『ワルキューレ』通し稽古順調に終了!(2月11日・12日)

日本初登場の演出家ジョエル・ローウェルス演出の核心が明らかになった。
ヴィーラント様式の亜流でもなく、イデオローグ優先の新解釈でもない、人間の自然な感情のなかの美しいドラマを彩る。衣裳も稽古場に到着。重厚な役と美しい役の対比が見事である。
「すごい、なるほど!」と思わせるハイライトは幕開け直後と最終場面。ワーグナー音楽に人々が心からの愛(いと)おしさを感じる力を付加したこの演出家の才能に脱帽。
現在の「ワーグナー演出」傾向に敢えて日本から王道を拓くジョエル・ローウェルス演出にご期待ください!!
『ワルキューレ』公演詳細ページをみる
ご案内…開演時刻を厳守しますので、重要な幕開け場面を見逃さないためにも余裕をもって会場にお越しください。
開場は開演の1時間前でございます。
 

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宮本益光 西新井文化ホールに登場!!
抽選プレゼントもあります!!

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ちらしダウンロード(PDF)
オペラにリサイタルに快進撃のバリトン宮本益光が、西新井文化ホールに登場、「クラシック音楽〜詩(うた)の絵手紙〜」と題して歌あり、パフォーマンスあり、楽しいトークありの親子向けのワクワクするひとときをお贈り致します。

こどもたちにお父さん、お母さんと連れ立って楽しい音楽を是非聞きに来てほしい!という宮本の熱い思いから、公演当日はご来場いただいたお客さまの中から今、話題になっている宮本のCD「千の風になって」(ユニバーサルミュージク)や、こどもたちにも読んでほしい「宮本益光とオペラへ行こう」(旬報社)をのべ10名さまにプレゼント致します!!(すべて宮本のサインつきです!)

この機会に是非、宮本ワールドをご堪能下さい!

■宮本益光 クラシック音楽のススメ 〜詩(うた)の絵手紙〜
2月24日(日) 14時00分開演 西新井文化ホール
・出  演:宮本益光(バリトン)、加藤昌則(ピアノ)
・曲  目:あわて床屋、あんこまパン、シューベルト/魔王、
      モーツァルト/「フィガロの結婚」より“もう飛ぶまいぞこの蝶々” ほか
・チケット:一般2,500円/4歳以上高校生以下1,000円 (全席指定)
      発売場所 足立区内販売窓口
           チケットぴあ(電話予約:tel 0570-02-9999/Pコード:276-112)
・公演詳細→ギャラクシティ西新井文化ホール webサイト

関連リンク
宮本益光 CDディスコグラフィー − ユニバーサルミュージック
「宮本益光とオペラへ行こう」 − 旬報社
 平易な語り口で案内するオペラの魅力。臨場感溢れる宮本ならではのオペラの手引書です。
バリトンのホープ宮本益光の注目公演 − 「ウェブマガジンOPENERS」カルチャー最新情報

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公演フォトギャラリー『ばらの騎士』びわ湖公演

2008年2月2日・3日、『ばらの騎士』於:びわ湖ホール
今回のアンドレアス・ホモキ演出は、ベルリン・コーミッシェ・オーパーで2006年4月に制作され、その後も再演を重ねています。今回、びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典氏の熱意によって、びわ湖ホール、神奈川県民ホール、東京二期会の共同制作が実現しました。また、ホモキ自身も1ヶ月にわたり来日し、東京及び関西で稽古を行いました。
以下、今回の公演写真をご覧ください。(画像をクリックすると拡大表示されます)
写真提供:びわ湖ホール
ホモキ演出の舞台。シンプルな装置であるが、音楽、歌詞にぴたりと合った登場人物の動き、巧みな照明により、次第に陰翳を帯びていく。

[2月2日組]
元帥夫人(=岡坊久美子)の若い恋人、オクタヴィアン<ロフラーノ伯爵>(=加納悦子)は、突然のオックス男爵(=マルクス・ホロップ)の訪問で、夫人の寝室を抜け出せず、いたずら心で新入りの小間使いに変装する。女好きのオックスは、オクタヴィアンとは知らずにこのかわいらしい小間使いを気に入ってしまう。

[2月2日組]
元帥夫人を公式訪問する3人のみなしご。今回は脇役陣のアンサンブルも高い評価を得た。

[2月3日組]
元帥夫人(=佐々木典子)の正装。フープの張った光沢のある大きなドレス。しかしどこか時代に取り残されたようなスタイルでもある。

[2月2日組]
ロフラーノ伯爵の姿に戻ったオクタヴィアンは、元帥夫人のところに戻って来るが、物思いに沈む元帥夫人は一人にしてほしい、と言ってしまう。

[2月3日組]
オクタヴィアン(=林美智子)とゾフィー(=澤畑恵美)の出会い。すべての時が止まったような美しさ。

[2月3日組]
オクタヴィアンは、下品なオックス男爵(=佐藤泰弘)にだんだん我慢がならなくなって、ついには剣を抜いてしまう。この大立ち回り、林の華麗な剣さばきも見事でした。

[2月2日組]
下品で粗野で、身分ばかりひけらかすオックス男爵とは結婚したくない、というゾフィー(=幸田浩子)。幸田は、可憐でひたむき、純粋なゾフィーをはつらつと演じた。

[2月3日組]
ゾフィーとオクタヴィアンの恋を見抜き、身を引く決心の元帥夫人。悲しみとも諦めとも、また愛とも言えず、複雑な感情。この元帥夫人には、客席から深い共感が寄せられ、大きな拍手が起こった。

[2月3日組]
カーテンコールより

本プロダクションは3月22日(土)・23日(日)に神奈川県民ホールでも上演されます。
『ばらの騎士』公演詳細

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びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作『ばらの騎士』びわ湖公演
盛況のうちに終える

びわ湖ホール・神奈川県民ホールとの共同制作による『ばらの騎士』が去る2月2日(土)・3日(日)の両日、滋賀県のびわ湖ホールで上演されました。(主催:びわ湖ホール、共催:財団法人東京二期会、舞台・衣裳・かつら製作:ベルリン・コーミッシェ・オーパー)
会場には滋賀県知事もご臨席になり、指揮の沼尻竜典、演出のアンドレアス・ホモキや出演者を労いました。コーミッシェ・オーパー総裁でもあるホモキ氏は公演後のレセプションで「素晴らしいチームワークの勝利、ドイツでもめったに見られない水準」と関係者を讃えました。
080203biwako_1.jpg  指揮 沼尻竜典氏(左)と嘉田由紀子滋賀県知事
080203biwako_2.jpg  演出 アンドレアス・ホモキ氏(左)を労う嘉田知事
080203biwako_3.jpg  楽屋通路に並ぶコーミッシェオーパーからの衣裳ケース
080203biwako_5.jpg  左から、林 美智子(オクタヴィアン)
アンドレアス・ホモキ氏(演出)
佐々木典子(元帥夫人)
佐藤泰弘(オックス男爵)
080203biwako_4.jpg  レセプションにて左から
栗林義信 財団法人東京二期会理事長
上原恵美 びわ湖ホール館長
演出 アンドレアス・ホモキ氏
なお、このプロダクションは3月22日(土)14:00・23日(日)13:00に神奈川県民ホールで上演されます。
(主催:神奈川県民ホール、共催:財団法人東京二期会)
どうぞご期待ください。

公演情報 − 『ばらの騎士』

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幸田浩子、“CDリリース” & “リサイタル with N響メンバー”

kouda_mozart_arias.jpg 2月びわ湖ホール、3月神奈川県民ホールでの『ばらの騎士』にゾフィー役で出演予定のソプラノ、幸田浩子の国内初となるソロCD「幸田浩子 モーツァルト・アリア集」(コロムビア)が2月20日にリリースされます。
初めてのCDに選んだプログラムは、彼女にとってもっとも大切で、そしてもっとも愛するモーツァルトの作品。
その作曲家ゆかりの地プラハで、現在世界的にも注目を集めている若手指揮者、ヤクブ・フルーシャ率いるプラハ・フィルハーモニアと一緒に作り上げたアルバムは、待望の一枚に相応しい、幸田浩子の魅力が全開です!
CDの詳細は、コロムビアミュージックエンタテインメントのサイトへ
 → http://columbia.jp/artist-info/koudahiroko/index.html
       
そして4月には、五島記念文化賞オペラ新人賞研修帰国記念として、リサイタルを開催致します。
共演は、藝大で作曲を学んだ後パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科を審査員の満場一致により首席で一等賞(プルミエ・プリ)で卒業し、多彩な才能で活躍中の山田武彦氏に加え、“まろ”ことN響コンサートマスター篠崎史紀氏率いるN響メンバーという超豪華なゲスト陣を迎え、彼女の歩んだキャリアからは不可欠な二人の作曲家≪モーツァルト≫と≪R.シュトラウス≫からセレクトしてお届け致します。
この機会、お聴き逃しの無いように!
img_kouda_recital080418.jpg
   ちらしをダウンロード(PDF)
『幸田浩子ソプラノ・リサイタル』
【日時】2008年4月18日(金)19時開演
【会場】紀尾井ホール
【共演】山田 武彦(Pf.・編曲)
    〈N響メンバー〉
    篠崎 史紀(Vl./第1コンサートマスター)
    白井  篤(2ndVl. /第2ヴァイオリン次席)
    佐々木 亮(Vla./首席) 
    木越  洋(Vc./首席)
    吉田  秀(Cb. /首席)
    甲斐 雅之(Fl.) 
    青山 聖樹(Ob. /首席)
    早川りさこ(Hp.)
【曲目】
〈モーツァルト〉
 モテット“踊れ、喜べ、幸いなる魂よ”
 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より“恋人よ、さあこの薬で ”
 歌劇『劇場支配人』より“若いあなた! ”
 コンサートアリア「神よ、あなたにお伝えできれば」K 418
〈R.シュトラウス〉
 セレナーデ
 ツェツィーリエ
 あした!
 アモール
 歌劇『ナクソス島のアリアドネ』より“偉大な王女さま” 他
【チケット販売・お問合せ】二期会チケットセンター 03-3796-1831(平日10-18時、土10-15時、日祝休み)

※やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますのであらかじめご了承ください。

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成人の日コンサート2008 稽古も順調に!

みずほフィナンシャルグループ主催「第19回成人の日コンサート2008」がサントリーホールにて開催されます。
今年の成人の日コンサートの第二部は、『「ドン・ジョヴァンニ」への招待〜青年マゼットの回想』
二期会の精鋭歌手たちが繰り広げる白熱した舞台です。
ドン・ジョヴァンニ役にはこの役を新国立劇場オペラ研修所時代より当り役とするオペラ界の若き騎士・与那城敬。
マゼット役にはピアノやゴスペルの素養もあるという俳優の浦井健治さん。
第19回成人の日コンサート2008
1月14日(月・成人の日)15時開演 サントリーホール大ホール
指揮:大友直人 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
構成台本と演出を田尾下哲。ご期待下さい。残券僅か!
写真はいずれも稽古場にて
長谷川 顯(左)と与那城敬
seijin1.jpg
(左から)浦井さん、大西ゆか、与那城
seijin2.jpg
「成人の日コンサート」公演詳細 − サントリーホール
浦井健治さんプロフィール − OFFICE PALETTE

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日本橋三越ニューイヤーコンサート、大成功のうちに終了!!

バリトン、成田博之プロデュースによる三越ニューイヤーコンサート(2008年1月5〜7日)が日本橋三越本店 中央ホールにて開催されました。
3日間、合計11ステージにわたるステージでは、パイプオルガンとのコラボレーションあり、四重唱による日本の歌の演奏あり、ヴァイオリンやギターとの共演あり、とさまざまなかたちで声楽の魅力と醍醐味をご来店のたくさんのお客さまにご堪能いただきました。
最終日となった1月7日のステージでは、成田博之の「闘牛士の歌」、高橋知子による「歌に生き愛に生き」(『トスカ』より)、羽山晃生による「誰も寝てはならぬ」など大好評を博し、多くのお客さまにお楽しみいただきました。
全11回公演を全てご覧になった熱心なお客様もお見えでした。
2007_1_mitsukoshi054.jpg 2007_1_mitsukoshi006.jpg
*写真は最終回のステージより
 [左写真]羽山晃生(T)左 高橋知子(S)右  
 [右写真]プロデューサーで進行役の成田博之(Br)とお客さまの様子

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バリトン成田博之プロデュース
三越ニューイヤーコンサート

バリトン成田博之のプロデュースによる、三越ニューイヤーコンサートが1月5日から7日までの3日間、日本橋三越本店・本館1階中央ホールにて開催されます。
「人の声」の持つ魅力と醍醐味、そして感動をお贈りする11の華麗なステージです。皆様どうぞご来場ください。
1月5日 テーマ 『ハーモニーの美しさ』
□「パイプオルガンと声による豊かなハーモニーの世界」 12時30分〜/14時30分〜
〜戦争中に一度供出されたものの、不思議な縁で三越に戻ってきたパイプオルガン。奏でるは専属オルガニスト高橋美香子。歌うはミューズ・翠 千賀(みどり ちか)とプロデューサーも兼ねるバリトンの成田博之。荘厳な歌の旋律と、歴史の重みを感じさせる壮麗なオルガンの響きとの重なり合いはまさに圧巻です。
<出演>
 翠 千賀(ソプラノ)、成田博之(バリトン)、高橋美香子(オルガン)
<曲目>
 「ニュルンベルグのマイスタージンガー」前奏曲より (オルガン・ソロ)、 
 グノー「アヴェ・マリア」(翠)、ヘンデル「ラルゴ」(成田)、
 カッチーニ「アヴェ・マリア」(翠)、ジョルダーノ「カロ・ミオ・ベン」(成田)、
 バッハ「主よ、人の喜びよ」(翠、成田) ほか
□「4つの声が織り成す繊細なハーモニーの世界」 13時30分〜/15時30分〜
〜新春を迎え四季折々の美しさに思いを馳せて、若き俊英たちが優しく繊細な四重唱を聴かせる「ふるさとの四季」。そして中央ヨーロッパの山野幾百里を滔々と流れる母なるドナウ川に寄せる讃歌「美しく青きドナウ」。オーストリア第二の国歌とも言われる名曲を堀内敬三による格調高い日本語詞でご披露します。
<出演>
 佐藤奈加子(ソプラノ)、橘 今日子(メゾ・ソプラノ)、猪村浩之(テノール)、
 大井哲也(バリトン)、古瀬安子(ピアノ)
<曲目>
 1.源田俊一郎「ふるさとの四季」(混声4部による重唱)、2.荒城の月(大井)、
 3.初恋(橘)、4.松島音頭(猪村)、5.すてきな春に(佐藤)、
 6.J.シュトラウス「美しく青きドナウ」(混声4部による重唱)
1月6日 テーマ 『声との競演の妙技』
□「ソプラノとヴァイオリンとの競演」 12時30分〜/14時30分〜
〜日本橋三越本店へご来店のお客さまへのお年玉は、ポーランドから招聘したヴァイオリンとピアノの巨匠たちと、二期会の実力派ソプラノ菅 純子(すが じゅんこ)の異色なコラボレーションによる特別ステージ。時代と洋の東西を超えて「故郷への郷愁」をかきたてる名曲たちを奏でます。
<出演>
 菅 純子(ソプラノ) 、ピオートル・ヤノフスキー(ヴァイオリン)、
 ヨアンナ・マクラキェヴィッチ(ピアノ)
<曲目>
 1.ヴィニャフスキ「マズルカ」、2.レハール『メリーウィドー』より「ヴィリアの歌」、
 3.カッチーニ「アヴェ・マリア」、4.ヘンデル『リナルド』より「涙あふるるままに」、
 5.モンティ「チャ−ルダシュ」、6.山田耕筰「さくらさくら」
□「バリトンとギターとの競演」 13時30分〜/15時30分〜
〜バリトンの成田博之とギターの松尾俊介はジャンルと世代を超えて、お互いにその才能をみとめ合う間柄。輝かしく表現力豊かな成田の歌唱。それに寄り添う繊細ながらも集中力に富んだ松尾のギターの調べ。人の声とギターが邂逅する一瞬。「究極のアコースティック」がそこにあります。
<出演>
 成田博之(バリトン)、松尾俊介 (ギター)
<曲目>
 1.レオ・ブローウェル「高原の踊り」(ギター・ソロ)、2.「オー・ソーレ・ミーオ」、
 3.「帰れソレントへ」、4.「カタリ・カタリ」、5.「アルハンブラの思い出」(ギター・ソロ)、
 6.マヌエル・マリア・ポンセ「3つのメキシコ民謡」(ギター・ソロ)、7.「忘れな草」
1月7日 テーマ 『声のエネルギーと華』
□ 「三越 ニューイヤー・ガラコンサート」 12時30分〜/14時30分〜/16時00分〜
〜二期会のみならず日本を代表するトップ歌手たちが聴かせる渾身の十八番の数々を新年のご挨拶代わりに。オペラの名曲中の名曲を惜しげもなく圧倒的な迫力と醍醐味で、そしてほかでは味わえない感動体験をご堪能いただきます。エレクトーンの豊麗な音色がニューイヤー・イベントのフィナーレに華を添えます。
<出演>
 高橋知子(ソプラノ)、羽山晃生(テノール)、成田 博之(バリトン)、西岡 奈津子(エレクトーン)
<曲目>
 1.「ツァラトゥストラはかく語りき」より冒頭(エレクトーン・ソロ)  
 2.ビゼー『カルメン』より「闘牛士の歌」(成田)
 3.ヴェルディ『リゴレット』より「女心の歌」(羽山)
 4.プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」(高橋) 
 5.ヴェルディ『椿姫』より「プロヴァンスの海と陸」(成田)
 6.プッチーニ『トスカ』より「歌に生き、愛に生き」(高橋)
 7.プッチーニ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」(羽山)
 8.ヴェルディ『椿姫』より「乾杯の歌」(高橋+羽山+成田)
三越ホームページのイベント情報もあわせてごらんください。
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/07_08event/
*上記時間・出演者・演奏予定曲等は都合により変更になる場合がございます。

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『天国と地獄』無事公演を終えました

11月22日~25日の間、日生劇場にて上演された『天国と地獄』公演はおかげさまをもちまして、大好評をもって公演を終えることが出来ました。
期間中ご来場頂きましたお客様をはじめ、公演を支えて頂きましたすべての皆様に御礼申し上げます。
尚、本公演のゲネプロの様子がクラシック・ニュースに紹介されておりますので、是非ご覧ください。
クラシック・ニュース

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『天国と地獄』いよいよ初日!
当日券販売予定と公演タイムテーブルのご案内

東京二期会オペラ劇場オッフェンバック『天国と地獄』の公演は、いよいよ初日を迎えます。音楽、衣裳、カンカン踊り・・・etc。二期会ならではのオペレッタを是非お楽しみ下さい。
当日券の販売予定と公演タイムテーブルを次の通りご案内いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

11月22日(木)
11月23日(金・祝)
11月24日(土)
11月25日(日)
当日券販売開始
17:00~
13:30~
13:30~
12:30~
販売予定券種
Sのみ
S,A
S,A
S,A
開場
18:00
14:30
14:30
13:30
開演
18:30
15:00
15:00
14:00
第1幕
約70分
休憩予定時刻
19:40~20:05
16:10~16:35
16:10~16:35
15:10~15:35
第2幕
約45分
終演予定
20:50
17:20
17:20
16:20

※当日の販売状況により、券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
『天国と地獄』ゲネプロから        撮影:鍔山英次
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ユーリディス:澤畑恵美
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カンカン踊りのシーン
『天国と地獄』公演詳細ページをみる

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北とぴあ国際音楽祭2007 モンテヴェルディ『オルフェーオ』

昨年のハイドン『月の世界』に続く寺神戸亮(指揮・ヴァイオリン)と古楽器オーケストラによる第2弾。演出は、能楽師の野村四郎と演出家の笠井賢一で、今年はバロック・オペラが能楽の所作を取り入れた演出で、11月15日(木)と17日(土)の二回上演されました。
400年前に生まれた傑作オペラ〈黄泉帰りの物語〉と能装束をイメージさせる衣装、幽玄な能の所作との融合が話題となっています。
2007Nov086.jpg
二期会会員の与那城敬(アポロ役・写真中央)や畠山茂(プルトーネ)、彌勒忠史(牧人)等も好演。
原作はオペラ創世記に頻繁にモチーフとなったギリシャ神話(太陽神アポロンの息子オルフェオが、毒蛇に噛まれて死んでしまった美しい妻エウリディーチェを取り返しに黄泉の国へ下る)。
さて、東京二期会オペラ劇場11月公演『天国と地獄』は、まさにこの神話をオッフェンバックがパロディー化した愉快なオペレッタ!
芸術の秋、モンテヴェルディ『オルフェーオ』とオッフェンバック『地獄のオルフェウス』(天国と地獄)、同じ原作から生まれながら、全く違った傑作に仕上がった二つの作品の違いを楽しんでみては。
北区文化振興財団 北とぴあ国際音楽祭2007 ー モンテヴェルディ『オルフェーオ』詳細
東京二期会オペラ劇場 『天国と地獄』詳細

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2008年度東京二期会主催オペララインナップ発表

財団法人東京二期会では2008年度の主催オペラ公演のラインナップを発表しました。
・東京二期会オペラ劇場
 2008年6月 リヒャルト・シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』
 2008年9月 ピョートル・I・チャイコフスキー『エフゲニー・オネーギン』
 2009年2月 ジュゼッペ・ヴェルディ『ラ・トラヴィアータ』
・日生劇場45周年記念公演(財団法人東京二期会共同主催)
 2008年11月 レオシュ・ヤナーチェク『マクロプロス事件』
詳しくはこちらからご覧ください。→2008-2009シーズンラインナップ

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二期会週間2007 開幕!
10月20日(土)まで毎夜

新しくなったサントリーホール ブルーローズ(小ホール)にて、二期会週間2007が10月14日(日)から幕を開けました。
この企画も2002年二期会創立50周年「30日連続演奏会」からはや6年目。今年も楽しい企画が目白押しです。
第一夜「麗しき大輪の夜」では3人の歌姫たちの華麗な競演に会場は大いに盛り上がりました。
公演は20日(土)まで。皆様のご来場をお待ち致しております。
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写真=右から公演プロデューサー池田直樹、ソプラノ飯田みち代、大倉由紀枝、林 正子 ピアノ:河原忠之
二期会週間詳細
「二期会週間二期会週間演奏予定曲(pdfファイル)

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木下美穂子、本年東京で唯一のリサイタル迫る!


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先の『仮面舞踏会』でアメーリアを演じ絶賛されたソプラノの木下美穂子が、本年唯一東京で開くリサイタル!
オペラを知り尽くした音の魔術師河原忠之氏をピアニストに迎え、10月31日に津田ホールで行います。
今春ニューヨークで行われた「リチア・アルバネーゼ プッチーニ国際声楽コンクール」でも、世界中から集まった250名近くの精鋭の中に於いて、審査員の満場一致で日本人初の第1位に輝いた木下美穂子。
往年の名ソプラノ、レナータ・スコットやミレッラ・フレーニをはじめ、世界が認めた正統派ソプラノの声を、是非お聴きください!

■日時 2007年10月31日(水)18:30 開演
■会場  津田ホール
■主な曲目(予定)          
   グノー『ファウスト』より 宝石の歌
   ヴェルディ『オテロ』より 柳の歌~アヴェ・マリア
   プッチーニ『蝶々夫人』より“ある晴れた日に” その他

その他今月は、NHK「名曲アルバム」でも、昨年の二期会公演で感動を呼んだ『蝶々夫人』の“ある晴れた日に”が放送されております。
■10月13日(土)  6:50  NHK-BShi
■10月20日(土) 20:55  NHK-BShi
■10月27日(土) 17:55  NHK総合
■10月28日(日)  6:25  NHK教育
更に!ご好評につき、昨年フィリアホールで行われたリサイタルの模様が、NHK「クラシック倶楽部」で再放送されます。
■10月23日(火)10:55~11:50 NHK-BS2
以上、併せてお楽しみください。

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「二期会週間2007」演奏予定曲目詳報!

いよいよ次週14日(日)から7日間にわたって、「二期会週間」が今年も開催されます。
新装なったサントリーホール ブルーローズ(小ホール)にて二期会会員による多彩な演奏をお愉しみください!
各夜の演奏予定曲は以下のPDFファイルをご覧ください。
「二期会週間2007」演奏予定曲をダウンロード(PDFファイル)
また、各夜とも残席が僅少となっております、チケットはお早めにお求めください!
「二期会週間2007」各夜の詳細

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10/27(土)「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.19」
演奏予定曲のごあんない

二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.19
10月27日(土) 16:00開演 津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
出演:

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大山亜紀子
(ソプラノ)
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山田精一
(テノール)
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山田武彦
(ピアノ)

 

ドニゼッティ オペラ『ファヴォリータ』より
 "優しい魂"
プッチーニ オペラ『トスカ』より
 "歌に生き、愛に生き"
ドニゼッティ  オペラ『アルバ公爵』より
 "清く美しい天使"
ヴェルディ オペラ『オテロ』より
 "泣き濡れて野の果てにひとり(柳の歌) 〜アヴェマリア"
ポンキエッリ オペラ『ジョコンダ』より
 "空と海"
プッチーニ オペラ『ボエーム』より
 "おお、ミミ"
ヴェルディ オペラ『リゴレット』より
 "さらわれてしまった!〜まつげの先から涙が…"
ヴェルディ オペラ『シモン・ボッカネグラ』より
 "なんと、この暗い時に…"
 "星の無い空"
 "娘よ、その名でわしの胸はときめく"
 "僕の胸は燃えている
ヴェルディ オペラ『群盗』より
 "どんな海、どんな地が私をあなたから引き離したのですか"

                               ほか

※やむを得ない事情で曲目などが変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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『仮面舞踏会』無事公演を終えました。

9月6日~9日の間、上野・東京文化会館にて上演された『仮面舞踏会』公演はおかげさまをもちまして、大好評をもって公演を終えることが出来ました。
期間中ご来場頂きましたお客様をはじめ、公演を支えて頂きましたすべての皆様に御礼申し上げます。
●カーテンコールの様子
6日,8日組
maschera_curtain_a.jpg
7日,9日組
maschera_curtain_b.jpg

また、クラシック・ニュースにはゲネプロの様子が紹介されています。
●クラシック・ニュース
東京二期会オペラ公演「仮面舞踏会」豊富な人材の輩出、粟國淳のフレッシュな演出を反映させて!

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『仮面舞踏会』当日券販売について

仮面舞踏会』の当日券は、4日間とも全券種(S,A,B,C,D)の販売を予定いたしております。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
尚、各日の当日券販売開始時刻は次のとおりでございます。

9月6日(木)
18:30開演
9月7日(金)
15:00開演
9月8日(土)
15:00開演
9月9日(日)
14:00開演
当日券販売開始
17:00~
13:30~
13:30~
12:30~



当日の販売状況により、券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

『仮面舞踏会』公演詳細ページをみる

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『仮面舞踏会』公演タイムテーブルのご案内

東京二期会オペラ劇場9月公演 ヴェルディ『仮面舞踏会』の公演日が近づいてまいりました。
ご来場のお客様に各公演日の予定タイムテーブルをご案内致します。

9月6日(木)
9月7日(金)
9月8日(土)
9月9日(日)
開場
17:30
14:00
14:00
13:00
開演
18:30
15:00
15:00
14:00
第1幕
約50分
休憩予定時刻
19:20~19:40
15:50~16:10
15:50~16:10
14:50~15:10
第2幕
約30分
休憩予定時刻
20:10~20:30
16:40~17:00
16:40~17:00
15:40~16:00
第3幕
約50分
終演予定
21:20
17:50
17:50
16:50


※上記時刻は、当日の進行によりずれる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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山口さよこさんの訃報を受けて

一昨日、20日(月)午前10時半頃、山口さん所属事務所より訃報の第一報が財団法人東京二期会に入りました。
弊財団では、11月22日(木)~25日(日)公演のオペラ『天国と地獄』の衣裳デザインを山口さんにご依頼し、本公演に向けて幾度となく打ち合わせを重ねておりました。
関係者一同、突然の訃報を受けて、驚きを隠せず、深い悲しみに堪えません。
先日も弊団体事務所にお越しになり、広報誌の取材で公演に向けての抱負と熱意を語って頂いたところでした。
今後、山口さんが心半ばにして成し得なかった衣裳の完成と公演の成功を目指し、日々努力をしていく所存であります。ご心配をおかけし誠に申し訳ございませんが、当公演に関する今後の方針が決まり次第、改めてご案内申し上げます。ご理解の程、何卒御願い申し上げます。
ここで改めて、オペラ『天国と地獄』に携わるスタッフ及び弊財団職員一同、山口さよこさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
平成19年8月22日             財団法人東京二期会 理事長 栗林 義信
082204.jpg生前の山口さよこさん
二期会通信2007年9月1日号より

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『魔笛』大好評をもって公演を終える

7月26日~29日の間、東京・新国立劇場にて上演された『魔笛』公演はおかげさまをもちまして、大好評をもって公演を終えることが出来ました。
当日ご来場頂きましたお客様をはじめ、公演を支えて頂きましたすべての皆様に御礼申し上げます。

●カーテンコールの様子
26日,28日組
zauber_curtain_a.jpg
27日,29日組
zauber_curtain_b.jpg

●タミーノとパパゲーノと侍女たち
(撮影:マエストロ 高関 健)
※演出の一環で、幕中にタクトを振りながらシャッターを切った写真がコレです!!
26日,28日組
zauber_tpd_a.jpg
27日,29日組
zauber_tpd_b.jpg

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クラシック・ニュースに『魔笛』関連記事が掲載されています。

こちらのリンクからご覧下さい。
http://www.music.co.jp/classicnews/c-news/2007/0722-0728.html#8
生前の故実相寺昭雄氏の『インタビュー@クラシック』の映像と関連記事とともに、稽古場で行われた『魔笛』の指揮者 高関 健氏、パパゲーノ役の萩原潤、侍女役の橘今日子、松井美路子のコメントなどが動画でご覧いただけます。

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王子タミーノとパミーナ姫が会場でお出迎え!?

いよいよ明日7月26日(木)より『魔笛』を上演致します!
当日は会場ロビーにて王子タミーノとパミーナ姫の衣裳をつけた可愛らしいフィギュアも展示して、皆様をお迎え致します。
Image036.jpgImage037.jpg
タミーノの横には『魔笛』の台本を持つ実相寺監督のフィギュアが・・・。
2005年の上演でも大人も子供も楽しめるファンタジックな舞台で大好評を博した実相寺版『魔笛』。スタッフ、歌手たちも昨秋亡くなった天国の監督に届けとばかりに素晴らしい舞台を創り上げています。
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『魔笛』公演タイムテーブルのご案内

東京二期会オペラ劇場7月公演 モーツァルト『魔笛』をいよいよ明日から公演致します。
ご来場のお客様に各公演日の予定タイムテーブルをご案内致します。

7月26日(木)
7月27日(金)
7月28日(土)
7月29日(日)
開場
17:45
15:15
14:15
13:15
開演
18:30
16:00
15:00
14:00
第1幕
約70分
休憩予定時刻
19:40〜20:00
17:10〜17:30
16:10〜16:30
15:10〜15:30
第2幕
約95分
終演予定
21:35
19:05
18:05
17:05


※上記時刻は、当日の進行によりずれる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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速報!東京二期会オペラ劇場2008年2月公演
R.ワーグナー『ワルキューレ』出演キャスト決定

東京都民芸術フェスティバル参加(東京都助成)予定公演

リヒャルト・ワーグナー作曲ワルキューレ
楽劇全三幕  字幕付原語(ドイツ語)上演
2008年2月  20日(水)  18:00開演
   21日(木)  15:00開演
   23日(土)  15:00開演
   24日(日)  14:00開演
会場: 東京文化会館
     
指揮: 飯守 泰次郎
演出・装置: ジョエル・ローウェルス
衣裳: 小栗 菜代子
照明: 石井リーサ明理
舞台監督: 小栗哲家
公演監督: 多田羅迪夫 曽我榮子
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
主催: 財団法人東京二期会 社団法人日本演奏連盟

配役: 2/20、2/23 2/21、2/24
ジークムント 成田 勝美 大野 徹也
フンディング 長谷川 顯 小鉄 和広
ヴォータン 小森 輝彦 泉 良平
ジークリンデ 橋爪 ゆか 増田 のり子
ブリュンヒルデ 横山 恵子 桑田 葉子
フリッカ 小山 由美 押見 朋子
ワルキューレたち 未定(後日発表)

上演時間約4時間 やむを得ない事情により出演者が変更となる場合がございます。
チケット一般発売 2007年10月4日(木)10:00~、愛好会発売9月27日(木)10:00~

入場料(円):
S席
A席
B席
C席
D席
 E席*1
 学生席*2
一般料金:
 17,000.-
 14,000.-
 9,000.-
 7,000.-
 5,000.-
 2,000.-
 2,000.-
愛好会料金:
 16,000.-
 13,000.-
 9,000.-
 7,000.-
 5,000.-

*1 E席はプレイガイドのみ取り扱い。
*2 学生席は二期会チケットセンターのみ取り扱い。

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7月公演『魔笛』残席状況

東京二期会オペラ劇場7月公演 モーツァルト『魔笛』の公演日が近づいてまいりました。
現在の残席状況は次の通りとなっております。
7月24日更新

7月26日(木)
18:30
7月27日(金)
16:00
7月28日(土)
15:00
7月29日(日)
14:00
S席
×
×
A席
×
×
B席
×
×
C席
×
×
D席
×
×
×


凡例 ◎…100以上 ○…50~99 △…25~49
   ▲…10~24  ●…1~9   ×…予定販売数終了

残りのお座席についても販売終了が予想されます。ご希望のお座席は、お早めにお求めください!

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木下美穂子、凱旋公演続々!

kinoshita_mihoko.jpgソプラノ会員・木下美穂子は、さる4月下旬にニューヨークで行われた「リチーア・アルバネーゼ プッチーニ財団国際声楽コンクール」にて、満場一致で日本人初の第1位に輝きました。
このコンクールはアメリカの国際コンクールの中でもトップレベルの一つであるため、世界各国から既にキャリアをスタートさせている歌手が多数応募する、非常に重要なコンクールです。
リチーア・アルバネーゼとは、メトロポリタン歌劇場の歴史の中で最も有名な“蝶々夫人歌い”であった往年の名ソプラノで、その功績を称えてこの「プッチーニコンクール」が生まれました。
それゆえ、このコンクールで“蝶々夫人”を歌うのは、ある種タブーとされていた中木下は、自身がこのコンクールに挑戦するのであれば、敢えて“蝶々夫人”しかないと決意し、このオペラで挑みました。
5日間の予選には約250人が挑戦し、本選に辿り着いたのは50人弱。そしてその結果、見事木下が審査員満場一致の第1位を受賞致しました。
その木下が帰国し、第1位受賞記念の演奏となる数々のコンサートに出演致します。
7月 6日(金)19:00 「木下美穂子リサイタル」 <宝山ホール>(鹿児島)
7月30日(月)19:00 「真夏の夜のクラシック」 <西宮市民会館>(兵庫)
7月31日(火)19:00 「壇ふみが誘うオペラ・アリアの夕べ」 <京都府長岡京記念文化会館ホール>(京都)
9月 6日(木)18:30 東京二期会 『仮面舞踏会』 <東京文化会館>
9月 8日(土)15:00 同上
世界が認めたその声を、是非今、直接会場でお聴きください!

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ドイツのゲラ劇場で活躍中の小森輝彦情報!

DSC9408_komori.jpg2005年夏、東京二期会『フィレンツェの悲劇』シモーネ役で絶賛された小森輝彦。
本年8月にはリサイタルで帰国予定だ。
『トスカ』のプレミエはアルテンブルクで1月28日、4月21日に、約2年の工事期間を経て改修工事が終わったゲラのオペラハウスのこけら落としとしてゲラのプレミエが行われました。
最新の舞台機構を備えて、この再オープンを待ちかねていたゲラとゲラ近郊のオペラファンで満員になったゲラのオペラハウスは、このトスカのプレミエでのこけら落とし公演で熱狂の渦につつまれました。新インテンダントのマティアス・オルダーグによる演出と豪華なキャストによるこのプロダクションは大変好評で、ゲラだけでなく周辺の都市からも観客が詰めかけ、プレミエ後も毎回超満員になった。

トスカ:ルツィア・ザルジュツカ(ポーランド人)
カヴァラドッシ:リカルド・タムラ(ブラジルと日本のハーフ、国籍はブラジル人)
スカルピア:小森輝彦
◆批評1(テューリンガー・アルゲマイネ紙)
(前略)特に2幕では、愚直さと時折の意図せぬ滑稽さを見る事が出来た。このオルダーグ演出の「トスカ」では、これは特に二人の歌手・俳優のおかげである。その二人とは、まず感動的な「歌に生き、恋に生き」のアリアを歌っただけでなく、嫉妬や怒り、憎しみの表現の中で声の危険を顧みずにタイトルロールに深く入り込んだルツィア・ザルジュツカ、そしてスカルピアの非人間的な面をこれ以上なく効率的な動きで語った小森輝彦である。スカルピアがトスカに、恋人カヴァラドッシとの最後の(実際にはもう一度会うが)面会を許したとき、彼は恋人達の抱擁を距離を置いた興味を持って観察していた。まるで珍しい昆虫を標本にする研究者のように。このサディストが、如何に人間と人間の感情の世界から離れてしまっているかを、これより正確に表現することは全く不可能である。(後略)
http://teru.sub.jp/ofc/2007/02/toscaostthuringer_zeitung.html
◆批評2 (アルテンブルガー・クーリエ紙)
悪役スカルピアを演じた小森輝彦は、ゲラの聴衆に改めて、如何に力強い歌唱芸術が彼に備わっているかを示した。
◆批評3 (オペルン・ネッツ インターネット)
小森輝彦によるスカルピアは、自信に満ちて卓越した演奏によって表現された。この役柄がこれほど繊
細に、これほど大きな表現の振幅を勝ち得ることはまれだといえる。
*5月5日には、新作オペラ「コジマプレミエがあり、小森は主人公の哲学者ニーチェで出演。
その最新情報も追ってお知らせします。
こちらから→http://homepage.mac.com/teruhikokomori/Gallery/PhotoAlbum90.html
===【リサイタル情報】6月23日より ぴあ他で発売予定===
小森輝彦・服部容子 デュオリサイタル Vol.3
2007年8月21日 開演19:00
東京・第一生命ホール(都営地下鉄 大江戸線 勝どき駅 徒歩8分)
全席指定 5,000円
後期ロマン派の音楽
〜R.シュトラウスの歌曲を中心に〜
R.シュトラウスの歌曲 (字幕付き)
L.ヤナーチェクのピアノソナタ
出演:バリトン・小森輝彦、ピアノ・服部容子
後援:東京二期会
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恒例!『二期会週間』2007
6月13日10時より一斉発売!

毎年サントリーホール小ホールにおいて公演し、好評をいただいております『二期会週間』を、本年も10月14日(日)から20日(土)までの七夜連続で公演いたします。
本年も若手からベテランまで、夜毎バラエティーに富んだ演奏会を企画いたしておりますので乞うご期待ください!!
尚、本公演のチケットは6月13日(水)10時より一斉発売いたします。
料金は各一夜につき4,000円の他、お得な7日間全日券も21,000円で発売いたします。
「二期会週間2007」公演情報】 【チケットのお求め

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望月哲也に酔う!

ウィーンに留学後、その美声と音楽性に一段と磨きがかかったテノールの望月哲也が一時帰国し、グノーの『ロメオとジュリエット』を歌います。
ジュリエット役は、この役の第一人者である高橋薫子さん。そしてピアノは、日本の歌い手を支えるその人河原忠之さん。
甘美なフランス・オペラのメロディを、美味しいお料理とともに、是非ご堪能ください!
        MOCHIZUKI_Tetsuya.jpg
◆日時 2007年6月30日(土)12時
◆会場 新高輪プリンスホテル イタリア料理<イル レオーネ>
◆料金 17,000円(Sは19,000円)
◆問い合わせ 宇垣淑子 TEL.&FAX.0424-82-0302

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福島明也、紀尾井ホールでリサイタル
「ラジオの時代」を歌う!

6月18日(月)開演19:00 紀尾井ホール
(←画像をクリックすると拡大表示します)
二期会のみならず、日本を代表するバリトンとして活躍中の福島明也が、紀尾井ホールで3年ぶりのリサイタルを開きます。
戦後ラジオから流れていた、懐かしくも美しい昭和のメロディ「ラジオの時代」がここに復活!
「雪の降る街を」「山小屋の灯」「さくら貝の歌」「あざみの歌」など、クラシックの芸術性とポピュラーの親しみやすさを合わせ持つ数々の名品。
ときに温かく、ときに力強い福島明也の歌声を、是非この機会にご堪能ください!
◆チケット問い合わせ=紀尾井ホールチケットセンター 03(3237)0061
◆料金=3,500円
◆主催=(株)エン・ダ

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7/14(土)「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.18」プログラム決定!!

二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.18
7月14日(土) 16:00開演 津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
出演:
YAMAGUCHI_Michiko.jpg
山口道子(ソプラノ)
河原忠之(ピアノ)
◆第1部
別宮貞雄 『淡彩抄』全曲 【詩:大木惇夫】
寺嶋陸也 『星の組曲』全曲 【詩:谷川俊太郎】(委嘱作曲・初演)
◆第2部
グノー   オペラ『ファウスト』より“宝石の歌”
      C. Gounod《Faust》“Ah! je ris de me voir si belle”
ビゼー   オペラ『カルメン』より“もう恐れはしない”(ミカエラのアリア)
      G. Bizet《Carmen》“Je dis que rien ne m'épouvante”
ヴェルディ オペラ『運命の力』より“あわれみの聖母”“神よ、平和を与えたまえ”
      G.Verdi《La Forza del Destino》“Madre, pietosa Vergine”
                      “Pace, pace mio Dio”
                               ほか
※やむを得ない事情で曲目などが変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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林 美智子、望月哲也出演 『悲歌集』再演、迫る!

昨年2月に津田ホールにて世界初演され、絶賛を博した、林望作詞、野平一郎作曲による演劇的組歌曲「悲歌集」が、早くも再演されます。
声とギターとフルートという特殊な構成で、日本歌曲という分野に新たな一石を投じた作品。その声を担うのは、二人の歌手、メゾ・ソプラノの林美智子とテノールの望月哲也。
二人を想定して書かれた作品であるため、林と望月それぞれのもつ魅力が最大限に生かされており、再演を望む声も数多く寄せられていました。
これに先立つ前半のプログラムは、「イタリア古典歌曲」。
カッチーニ“アマリッリ”やパイジェッロ“うつろな心”など、声楽をかじったひとなら誰でも歌ったこのとあるこれらの曲を、野平一郎のチェンバロ、福田進一のギターといった、これ以上無い豪華な顔ぶれでお送りします。一味違うこちらも必聴です。
今回は、5月30日(水)の津田ホールに加え、6月1日(木)には静岡音楽館AOIでも上演されます。
お問合せ:5月30日公演 津田ホール事務室 TEL:03-3402-1851
お問合せ:6月1日公演 静岡音楽館AOI TEL:054-251-2200
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「初演時の舞台より、左から、望月哲也、佐久間由美子(フルート)、福田進一(ギター)、林美智子」

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公演迫る! 佐々木典子のシューベルティアーデ!

公演が迫る「二期会ゴールデンコンサート」vol.17は佐々木典子のソプラノリサイタルです。
第1部はR.シュトラウスの歌曲を中心に、第3部はウィーンにゆかりのオペレッタやコルンゴルトのオペラからのアリアの数々を、それぞれお楽しみいただきますが、今公演の白眉ともいえるのが、第2部のシューベルト。シューベルトの作品を聴きに集う“シューベルティアーデ”を彷彿とさせるプログラムです。シューベルトの友人・ショーバによるシュベールトへの語りとともに、シューベルト歌曲の佳品をご堪能ください。
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「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.17」予定プログラム

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7/14(土)「二期会ゴールデンコンサートVol.18」ゲストと演奏曲目(一部)が決まりました

二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.18
7月14日(土) 16:00開演 津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
出演:山口道子(ソプラノ)、河原忠之(ピアノ)
ゲスト:寺嶋陸也(作曲家)
曲目:
 別宮貞雄 「淡彩抄」
 寺嶋陸也 委嘱作品
 Giuseppe Verdi ヴェルディ
  La Forza del Destino オペラ『運命の力』より
   Madre pietosa Vergine “あわれみの聖母”
   Pace,Pace mio dio “神よ、平和を与えたまえ”
※上記は演奏予定曲の一部です。また、やむを得ない事情で曲目などが変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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4/25(水)18:00 ホテルオークラロビーコンサート

4月25日(水)18:00よりホテルオークラ本館5階メインロビーにおいて30分間の無料コンサートが開催され
ました。出演は新垣 有希子(ソプラノ)と与那城 敬(バリトン)の新進歌手2人です。
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ロビーには椅子が用意されていますが、毎回多くの方がいらっしゃいますのでお座りになれない場合もございます。お座りになれない場合は、ロビー階または上方階からのお立ち見になりますので、ご了承ください。
尚、このコンサートにはスパークリングワインのサービスもございます。
演奏予定曲は次の通り。
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」より コンサートアリア「彼に眼を向けなさい」
ベッリーニ:「清教徒」より あなたの優しい声が
ビゼー:「カルメン」より 闘牛士の歌
グノー:「ロミオとジュリエット」より 私は生きたい
レハール:「メリー・ウィドー」より 二重唱 唇は黙しても

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5/19(土)「二期会ゴールデンコンサートVol.17」演奏曲目が決まりました!

二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.17
5月19日(土) 16:00開演 津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
出演:佐々木典子(ソプラノ)、河原忠之(ピアノ)
ゲスト:宮寺智子(劇団 青年座)
◆第1部 リヒャルト・シュトラウス Richard G. Strauss
 「6つの歌」から“セレナード”
   Ständchen
 「5つの素朴な歌」から “私の思いのすべて” “あなたは私の心の王冠”
   All' mein Gedanken, Du meines Herzens Krönelein
 「8つの歌」から “夜”
   Die Nacht
 「8つの歌」から “森のよろこび” “見事にいっぱいな”
   Waldseligkeit, In goldener Fülle
◆第2部 フランツ・シューベルト Franz P. Schubert
 即興曲
   Impromptu Op.90-3
 “春の信仰”
   Frühlingsglaube
 “君は我が憩い”
   Du bist die Ruh'
 「白鳥の歌」から “セレナード”
   Ständchen
 “音楽に寄す”
   An die Musik
◆第3部
 パウル・リンケ オペレッタ『ルナ夫人』から “月にある宮殿なんて”
   Paul Lincke 《Frau Luna》 “Schlösser, die im Monde liegen”
 オスカー・シュトラウス オペレッタ『チョコレートの兵隊さん』から
 “来て!あなただけを愛しています”
   Oscar Straus 《Der tapfere Soldat》 “Komm', komm', Held meiner Träume”
 ロベルト・シュトルツ 「歌は終わった」
   Robert Stolz “Das Lied ist aus”
 コルンゴルト オペラ『死の都』から “私に残された幸せは”(マリエッタのアリア)
   Erich W. Korngold 《Die tote Stadt》 “'Glück, das mir verblieb '”

※やむを得ない事情で曲目などが変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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「オペラの散歩道」二期会ブログ スタート!

本日から、二期会ブログ「オペラの散歩道」をスタートします。
このブログでは、オペラチケット発売情報、オペラ制作現場、二期会歌手の情報や、ちょっとお得な情報、ウラ話などなど、二期会グループの新着情報をお届けしてまいります。
乞うご期待ください!!


また、東京二期会オペラ劇場 9月公演「仮面舞踏会」のチケットを
二期会オペラ愛好会会員のお客様は4月19日(木)10:00より、
一般のお客様は4月26日(木)10:00より、それぞれ発売開始致します。
東京二期会ホームページのお取扱いチケット一覧からお申し込みいただきますと、
ご希望のお座席を選んでお求めいただくことが出来ますので、是非ご利用ください。

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