ヨーロッパを拠点に国際的に活躍するソプラノの大村博美。
近年もベルリンドイツオーパー、イスラエルオペラ、ローザンヌオペラ、モントリオールオペラ、スペインのマラガ、フィンランドのサヴォンリンナオペラフェスティバル、ワルシャワ国立オペラ、ラトヴィア国立オペラ、リオデジャネイロ市立劇場、シドニーオペラハウス、メルボルンアーツセンター等で蝶々さんを歌い、いずれも、批評家観客共に熱狂的な賛辞で迎えられている。モントリオールでは約2800席の観客が6回公演すべてに総立ちとなり、最終公演は劇場前の広場に巨大スクリーンを設置、公演と同時中継で二万人の聴衆が立ち上がって大喝采を送った。
また、シドニーオペラハウスでの蝶々夫人の大成功は、その後翌年、翌々年も3シーズン連続でシドニーに蝶々夫人で招かれるというかつてないセンセーションを巻き起こした。シドニーハーバーでの野外オペラでの蝶々夫人の際にはあまりにも大好評だったために急遽追加公演が決定、出演するという快挙を成し遂げた。このシドニーハーバーでの野外公演と、メルボルンアーツセンターでの公演はオペラオーストラリアからDVDが発売されている。
そして蝶々さんだけでなく『シモン・ボッカネグラ』のアメーリア、『オテロ』のデズデモーナ、『ノルマ』タイトル・ロール、蝶々さん以外の主役を国際舞台で歌うことのできる、世界が認める邦人歌手は世の中にほんの一握り。
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モントリオールオペラ2016年にデズデモーナ
(c)Yves Renaud
海外の批評家が口を揃えて絶賛するのは、その声の響きの豊かさと存在感。
「コーラスの声に混じって舞台袖からの彼女の声が聞こえるや否や、直ちに我々はその声の響きの豊かさと存在感に感銘を受けた。 いいポジションのその声は、ときに応じて軽やかにも力強くもなり、低音から高音までどの音域でもむらが無く、高音、低音の移行も楽々としていて、絶対に声を無理に押し出すことが無い。この歌手は色彩や緩急の変化によって豊かな表現をすることができ、そして、女優であり、大変美しく、涙を誘う。」とキャスリーン・ショラー氏も評している。
(批評記事 : http://www.hiromiomura.com/jp/press/)