樋口 達哉 (ひぐち たつや)テノール
HIGUCHI, Tatsuya Tenor
色彩豊かに輝くイタリアの声と華ある舞台姿で
聴衆の心をとらえる魅惑のテナー
福島県出身。武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了。
'98年ハンガリー国立歌劇場に於いて『ラ・ボエーム』のロドルフォ役でヨーロッパデビュー。ロヴェレート市立歌劇場(イタリア)に於いても同役で出演。ドニゼッティ歌劇場(イタリア・ベルガモ)オーディションに合格しコンサートに出演。'99年ミラノ・スカラ座に於いてR・ムーティ指揮『運命の力』にソロ・パートで出演。メトロポリタン歌劇場管弦楽団との共演やオマーン王立管弦楽団、国立キューバフィルハーモニーオーケストラ、国立ヴェルディ音楽院、ロンバルディア音楽フェスティヴァル等イタリアを中心に各地でコンサートやオペラに出演を重ねる。国内に於いても2003年新国立劇場主催公演『トスカ』カヴァラドッシ、愛知芸術劇場主催公演『椿姫』アルフレード、2004年新国立劇場主催小劇場シリーズ『外套』ルイージ、北九州芸術劇場主催公演『仮面舞踏会』リッカルド、2005年新国立劇場主催小劇場シリーズ公演『ザザ』ミーリオ、新国立劇場主催公演『蝶々夫人』ピンカートン等、タイトルロールを含む大役を演じ常に好評を博す。
また、2005年11月には、日生劇場『夕鶴』与ひょう役で新境地を開拓する。2006年新国立劇場『道化師』ペッペ役、同『カヴァレリア・ルスティカーナ』トゥリッドゥ、同『ドン・カルロ』レルマ伯爵/王室の布告者役で出演。また日本オペラの歴史を回顧した「日本オペラ絵巻」に出演(NHKで放送)。さらにH・アール・カオス主宰の大島早紀子による演出・振付で注目を集めた2007年2月東京二期会『ダフネ』のロイキッポス役では、新聞紙上でも絶賛され『仮面舞踏会』リッカルドも好評。日生劇場『カプレッティ家とモンテッキ家』でも要役として公演を成功に導いた。08年6月、新国立劇場『椿姫』、9月には東京二期会『エフゲニー・オネーギン』(P.コンヴィチュニー演出)レンスキーの大役も成功し、国際的な高い評価を得た。
2009年2月、『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)にアルフレード役で主演し大好評を博し、10月公演『蝶々夫人』ピンカートンにも出演予定。
09年1月3日(土)、わが国オペラ界のスターが一堂に集まるNHKニューイヤーオペラコンサートにも連続出演し好評を博した。
オペラ歌手4名による男声ユニット「The JADE(ザ・ジェイド)」メンバー。
二期会会員 http://www.geocities.jp/funfuntazy/
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