ハイレベルな競演が魅力!「明日を担う音楽家による特別演奏会」

文化庁の「新進芸術家海外研修制度」により欧州を中心に在外でオペラ研修に励んだその世代のトップレベルの歌手たちが帰国して集結、その研修の成果を披露する一曲入魂のアリアと重唱をお楽しみいただく、ハイレベルでフレッシュなオペラ・ガラ「明日を担う音楽家による特別演奏会」が、2月3日(水)19時、東京オペラシティコンサートホールで開催されます。
まさに次代のオペラ界を担う新進アーティストたち10名。
東京二期会からは6名の俊英が出演します。それぞれのメッセージとともに紹介しましょう。

201601_sakaida_mamiko.jpg 坂井田真実子 ソプラノ 研修地:ウィーン
レハール『ジュディッタ』より 「くちづけより熱く」
「私の研修目的であった‘オペレッタ’を通じて、多くの出逢いや、多くの学びを得られたこと、研修中に応援して下さった方々への感謝の気持ちで舞台に立ちたいと思っております。一瞬でも、オペレッタの風を感じていただければ」
201601_takeda_michiko.jpg 竹多倫子 ソプラノ 研修地:ミラノ
プッチーニ『蝶々夫人』より 「小さい神様(かわいい坊や)」
「コンクール優勝でいただいたマンチネッリ歌劇場での『蝶々夫人』の舞台。不安と緊張、イタリアデビューの高揚感に包まれて、全三幕を全速力で駆け抜けました。最後カーテンコールのスタンディングオベーションの光景は忘れられません」
201601_shinkai_yasuhito.jpg 新海康仁 テノール 研修地:カターニャ
ヴェルディ『椿姫』より 「燃える心を」
「音楽のみならず、文化に触れ、食を楽しみ、人と関わることで様々なことを学び感じることができました。市場の魚屋の店先で、ご主人のギターにあわせて歌ったシチリア民謡も」
201601_matayoshi_hideki.jpg 又吉秀樹 テノール 研修地:ウィーン
モーツァルト『ルーチョ・シッラ』より 「死と復讐の欲望が」
「ウィーンで一年間研究したモーツァルト。『ルーチョ・シッラ』は彼が16歳のときの作品ですが、私が歌わせていただくアリアには、すでに後の『イドメネオ』、『魔笛』にもでてくる憤怒の表現がすでに現れています」
201601_gotou_kazuma.jpg 後藤春馬 バス・バリトン 研修地:ロンドン
ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』より 「哀れなる父の胸の想い」
「在研中はなかなか思うようにいかず、苦しいこともたくさんありました。今回歌わせていただく曲は、研修中に歌っていくたびに難しさを覚え、それだけに共に成長してきたという思い入れがございます。世界へ羽ばたくために、今何をするべきかを、ロンドンでの研修の時が教えてくれました」
201601_sannohe_hirohisa.jpg 三戸大久 バス・バリトン 研修地:ウィーン
ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より 「マイスターの芸術を受けたまえ」
「初めてのヨーロッパの地では、すべての体験が自分の身体にしみ込んできました。ザックスのアリアは、そのウィーンでまず初めに勉強した曲。15年前、二期会研修生として初めて合唱に参加し、舞台の上でこのアリアを聴きました。以来ずっと歌いたいと思っていた曲です。そしてこれからの15年。自分が本当に求められている場所で歌っていければ幸せだと思っています」
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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
文化庁委託事業
「平成27年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
新進芸術家海外研修制度の成果
明日を担う音楽家による特別演奏会
日時:2016年2月3日(水) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール
   (京王新線「初台」駅東口徒歩5分)
料金:全指定席 S¥3,000、A¥2,000、B¥1,000 (税込)
   (※学生は全席種¥1,000でお求めいただけます。)
出演:坂井田真実子(ソプラノ)、柴田紗貴子(ソプラノ)、
    古瀬まきを(ソプラノ)、吉田和夏(ソプラノ)、
    竹多倫子(ソプラノ)、新海康仁(テノール)、
    曽我雄一(テノール)、又吉秀樹(テノール)、
    後藤春馬(バス・バリトン)、三戸大久(バス・バリトン)
指揮:園田隆一郎
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

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明日を担う音楽家による特別演奏会|コンサートラインアップ - 東京二期会

   

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