4月『エドガール』&7月『パルジファル』 連続タイトルロール テノール福井 敬からのメッセージ!

長年にわたり日本のクラシック音楽界を先導してきたテノール福井 敬。この年末年始も第九演奏会、ニューイヤーコンサートと様々なステージに登場しましたが、東京二期会の公演でも、4月『エドガール』、7月『パルジファル』にタイトルロールで連続出演を予定しています。

202201_fukui_kei_00.jpg.jpg 福井 敬

4月公演『エドガール』>>>
思えば、福井の東京二期会主演デビューが1992年5月、創立40周年記念公演の『ラ・ボエーム』ロドルフォ役(大野和士指揮、栗山昌良演出)でした。30年の時を経て、プッチーニの初役に挑戦します!
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズには、昨年1月『サムソンとデリラ』に続いての連続主演です!

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2021年1月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『サムソンとデリラ』より サムソン(左/撮影 西村廣起)

「若きオペラ作曲家プッチーニの、血潮が迸るかのような、鋭利な刃で削られたかのような、まだ荒削りでありながら、そこに美しい裸身の彫像を垣間見ることの出来る作品です。
マエストロ・バッティストーニの闊達な棒さばきにより、世界的にも演奏されることが稀有なこのオペラがどう立ち上るのか、プッチーニの『ラ・ボエーム』上演による二期会の創立以来、節目の年にプッチーニ作品を上演してきた二期会の精鋭達の歌を、ぜひお聴き逃しなく!!」


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そして、7月公演『パルジファル』>>>
東京二期会にとって、1967年(日本初演)、2012年(二期会創立60周年記念)に続く3度目の公演となります。福井も、前回公演に続いてタイトルロールを任されました。前回公演の時、「純粋な心と身体を持った人間パルジファルが、ひとりの大人として成長していく物語」と語っていました。大作との再会に、今の時代を映すテーマを探ろうとしています。

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2012年9月 東京二期会オペラ劇場『パルジファル』より パルジファル役(左/撮影 三枝近志)

「この作品はワーグナー最終期のオペラであり、旋律とドラマが究極の高みを臨むものです。10年前、二期会創立60周年記念のオペラとして題名役を歌わせて頂いた時は、当時の皇太子殿下、今の天皇陛下が、ワーグナーの主要なオペラの中で『パルジファル』だけは、まだ御覧になっていなかったということで御観覧くださいました。終演後、お話しをさせていただいたことを思い出します。
そして今、聖槍で突かれた癒えぬ傷を持つアンフォルタスは、コロナ禍で踠き続ける世界の様と、正に共振するのではないでしょうか?二期会創立70周年の年に『パルジファル』を上演することは“必然”なのかも知れません。 今後、何処からか“聖なる愚者”が現れるのか?もしかすると宮本亞門氏の創り出す、今回のオペラの中に答えが見つかるかも知れません。」


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▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ
2022年4月23日(土)17:00*、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
*…エドガール 福井 敬 出演日

▼『パルジファル』公演情報ページはこちら
2022年7月公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
2022年7月13日(水)17:00*、14日(木)14:00、16日(土)14:00*、17日(日)14:00 日生劇場
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:宮本亞門/管弦楽:読売日本交響楽団
*…パルジファル 福井 敬 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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