カテゴリーアーカイブ: インタビュー

ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[6] ドイツ歌曲研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介は後半に突入! 第6回は先週の「イタリアオペラ研究会」から、「ドイツ歌曲研究会」に“たすき”を繋ぎます。

     *     *     *

<17:35~>【ドイツ歌曲研究会】 ~ドイツ歌曲への誘い~
[出演]沖野孝頼、刀根敬子、河村真理子、岩渕嘉瑩/[ピアノ]赤塚太郎

今年のドイツ歌曲研究会における駅伝コンサートのテーマ「ドイツ歌曲への誘い」にちなみ、シューベルト、ブラームス、マーラー、R.シュトラウスの名曲を4人の歌手でお届けいたします。
言葉と声と身体の調和を大切に、作品を通じて思いの丈をピアニストと共に表現出来ればと願っています。
お楽しみいただけると幸いです。
(代表:岩渕嘉瑩)


第11回二期会研究会駅伝コンサートにて
(2016年7月31日 東京文化会館小ホール)

     *     *     *

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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6月23日(土)~愛好会先行予約開始!11月公演『後宮からの逃走』ベルモンテ役の金山京介、山本耕平からのメッセージ

この秋、“日生劇場開館55周年記念モーツァルト・シリーズ”の最後を飾るのは、東京二期会オペラ劇場『後宮からの逃走』。いよいよ、6月23日(土)から、二期会オペラ愛好会の会員様先行予約の開始です!

自信と意欲満々の若きモーツァルトの溌剌とした音楽が、全篇にわたって満ち溢れているこのオペラ。二期会キャストには、そんなモーツァルトに応え得る、今まさに旬の歌手を揃えました!そして、太守セリム役として、名優・大和田伸也が出演決定。どのようなドラマが日生劇場の舞台に立ち上がるのか。11月22日(水)のワールド・プレミエに向けて、ベルモンテ役でダブル主演するテノール金山京介(11/22・24)と山本耕平(11/23・25)のメッセージをどうぞご覧ください!

テノール金山京介

「3年前に、宮本亜門演出の『魔笛』(タミーノ役)でデビューしました。あれからより成長した姿をお見せすることができたら。僕自身、ひじょうに楽しみにしております」

テノール山本耕平

「(僕が演じる)ベルモンテは(恋人の)コンスタンツェを無事に逃走させることができるのか、そこにはどんな〈ハッピー・エンド〉が待っているのか…?二期会が総力を挙げてお贈りします『後宮からの逃走』ご来場お待ちしています!」

大好評の“日生劇場モーツァルト・シリーズ”は、第1弾となった日生劇場主催『魔笛』(6月16,17日公演)が早々に完売。第2弾の藤原歌劇団『ドン・ジョヴァンニ』は、今月末から7月3日まで開催(ただいま二期会チケットセンターでもチケットを取扱中!)。続く第3弾、11月10,11日の日生劇場主催『コジ・ファン・トゥッテ』は6月28日(火)からチケット一般発売。
そして、シリーズ最後を締めくくる東京二期会『後宮からの逃走』。名優・大和田伸也と旬の歌手たちが贈るワールド・プレミエにどうぞご期待ください!
 
 
▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
NISSAY OPERA 2018提携 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団
 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場

・二期会オペラ愛好会先行予約:2018年6月23日(土)より
・一般発売:2018年7月7日(土)より


●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
※お電話ではチケットお申込みと同時に二期会オペラ愛好会へのご入会も承ります!

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メゾソプラノ清水華澄、6/26(火)開催リサイタル迫る!&10月は共同制作『アイーダ』アムネリスで出演

本年2月の東京二期会『ローエングリン』ではオルトルートを演じ、観た人々に強くその印象を残すなど、確かな存在感で多くのファンを魅了しているメゾソプラノ清水華澄が、紀尾井ホールにて「未来の自分へ」と題したリサイタルを6月26日(火)に開催いたします。

マーラー「さすらう若人の歌」、谷川俊太郎詩、根本卓也作曲「臨死船」などをプログラムし、人生に、そして未来へと繋ぐ音楽と向き合いたいという清水に、リサイタルへ向けての想いを聞きました。

     *     *     *


メゾソプラノ 清水華澄
私が出来ることは、歌うこと。この道は果てしなく続き、終わりはありません。歌えば歌うほど恐ろしさを知り、恐怖心は増すばかり。
一人楽譜と向き合う時間はとても静かで何よりの喜びですが、道が消え、崖になり、思わず立ち止まってしまいそうになったこともありました。そんな中で私が生きる目標として見つけたのがこのリサイタル「未来の自分へ」です。

信頼するピアニスト越知晴子さん、そして、長野県松本市で開催されてきた「サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ松本フェスティバル OMF)」の公演プロデューサーとして長年活躍なさってきた森安 淳さんが、リサイタルの制作を引き受けてくださいました。
演奏プログラムは、歌える作品は全て歌いたいと思っているマーラー。歌手人生に大きな影響を与えたストラヴィンスキー。朗読と歌唱を交えて演奏する日本語の作品では、根本卓也作曲、谷川俊太郎詩による「臨死船」をこれからの私へのメッセージを込めてプログラムを組みました。

私の大挑戦は2018年6月26日19時 紀尾井ホール。皆様、何卒よろしくお願いいたします!

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また本年10月には、共同制作オペラ ヴェルディ『アイーダ』(A.バッティストーニ指揮)のアムネリス役で札幌・神奈川・兵庫公演に出演。こちらもどうぞお楽しみに。
今もっとも活躍著しい、旬のメゾソプラノをぜひ聴きにいらしてください!


6月8日に行われた「臨死船」のリハーサルにて
左から 鈴木広志さん(サックス)、越知晴子さん(ピアノ)、根本卓也さん(作曲家)と清水華澄

■■■ 公演情報[1] ■■■

清水華澄リサイタル 未来の自分へ
日時:2018年6月26日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール
  (JR・地下鉄「四ツ谷駅」麹町口より徒歩6分)
料金:全指定席 S席¥4,500、A席¥4,000、学生¥2,500
出演:清水華澄(メゾソプラノ)、越知晴子(ピアノ)、鈴木広志(サックス)

▼リサイタル公演情報ページはこちら
清水華澄リサイタル 未来の自分へ - 東京二期会

■■■ 公演情報[2] ■■■

グランドオペラ共同制作
G.ヴェルディ『アイーダ』オペラ全4幕

(日本語字幕付き原語(イタリア語)上演)
<ローマ歌劇場との提携公演>
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ジュリオ・チャバッティ(現演出:マウリツィオ・ディ・マッティ)
アムネリス役 清水華澄が出演する公演と日時:
<札幌公演>2018年10月7日(日)14:00 札幌文化芸術劇場hitaru
<神奈川公演>2018年10月20日(土)14:00 神奈川県民ホール 大ホール
<兵庫公演>2018年10月24日(水)18:30 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

▼公演概要ページはこちらから
グランドオペラ共同制作 G.ヴェルディ『アイーダ』|オペラ公演ラインアップ - 東京二期会
 
 

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[5] イタリアオペラ研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介は第5回。先週の「ロシア東欧オペラ研究会」に続き、「イタリアオペラ研究会」に“たすき”を繋ぎます。

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<17:35~>【イタリアオペラ研究会】 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
[出演]小松崎 綾、根岸奏好、石橋佳子、伊藤 潤、新海康仁(助演)、山口邦明(助演) /[ピアノ]早川揺理

私たちは、今回の駅伝コンサートでは、ヴェルディ不朽の名作をお届けします。

☆ジルダ役 根岸奏好より(『リゴレット』より 二重唱“ジョヴァンナ、私後悔しているの…”)
ジルダとマントヴァ公爵が初めて出会い、お互いに惹かれ合う愛の重唱です。居るはずのない公爵が目の前に突然現れ、驚きを隠せないジルダに公爵が愛を語り、恋に落ちていく心の変化を上手く表現できたら良いなと思っています。

☆エボリ役 石橋佳子より(『ドン・カルロ』より “ヴェールの歌”)
エボリが初めて登場する印象的な場面で歌うアリアです。歌で「物語」を語っていくひとり芝居のアリアで情景をきちんとエレガントに表現するのが難しい・・・のです。優雅に、華やかにお届けできるようがんばります!

☆レオノーラ役 小松崎 綾より(『イル・トロヴァトーレ』より 三重唱“静かな夜だ!”)
この三重唱は第一幕、暗闇の中で女官のレオノーラが人違いをすることから、男同士の闘いへと発展してしまう場面です。ご一緒させて頂くのは伊藤 潤さんと山口邦明さん、こんなに素敵な二人の男性に取り合われることなんてめったにないので、楽しんで演奏したいと思います。

イタリアオペラの面白さはドラマの中で、技術と直感がバランス良く音に現れることです。イタリア語がわからなくても、何となく雰囲気で伝わってくるそんなエネルギーのある演奏を目指しています。イタリアの巨匠、ヴェルディの名作を通して、そのエネルギーをお楽しみください。(総監督 上江隼人)


イタリアオペラ研究会 稽古風景より

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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【『魔弾の射手』キャスト・インタビュー】 マックス役 テノール片寄純也~「マックスの心の苦悩をうまく表現できたら」
(二期会オペラ名場面集付)

類まれなる雄雄しい声をもって、2002年『ニュルンベルクのマイスタージンガー』での二期会デビュー以来、数々の舞台に出演してきたテノール片寄純也。特に2010年代以降の二期会公演での活躍が目覚しく、2011年『サロメ』ヘロデ、12年『パリアッチ(道化師)』カニオ、同年『パルジファル』題名役、16年『ナクソス島のアリアドネ』バッカスと、いずれもその持ち味が存分に活かされた役を歌ってきました。
同時に、『サロメ』のペーター・コンヴィチュニー、『パルジファル』のクラウス・グート、『ナクソス島』のカロリーネ・グルーバーら世界的演出家との協働も成功させてきました。
本年7月の『魔弾の射手』マックス役に向けて、話を聞きました。


片寄純也

     *     *     *

――『魔弾の射手』のマックスはどのような役ですか?

片寄: マックスは若い射撃の名手ですが、最近、調子を崩し深刻なスランプに悩んでいます。愛するアガーテと結婚するためには射撃大会で優勝することが条件でした。不安な気持ちでいっぱいのマックスに悪魔に魂を売った同僚の猟師カスパールが魔弾を使えと誘惑し、その誘惑に負け魔弾を手に入れてしまいます。
 
 
――ワーグナーやR.シュトラウス作品の役とくらべて、マックスはどのような印象がありますか?

片寄: 私はウェーバーという作曲家はモーツァルトからのドイツオペラの伝統を引き継ぎ『魔弾の射手』を作曲しドイツ・ロマン派オペラを確立、後のドイツ・ロマン派オペラの頂点と位置付けられているワーグナーに多大な影響を与えた人物として認識していました。
今回、『魔弾の射手』の譜読みを進めていくと、確かにマックスの歌うアリアの中にもモーツァルトが作曲した『魔笛』やワーグナーが作曲した『さまよえるオランダ人』に似たところがあり、とても興味深かったです。
お客様にもお聴きいただければ、きっと私と同じように感じてもらえると思います。
 
 
――では、『魔弾の射手』の見どころ、聴きどころを。

片寄: マックス、アガーテ、カスパールにも素晴らしいアリアがありますが、やはり3幕で男声合唱が歌う『狩人の合唱』でしょう。一度耳にすれば、すぐに口ずさむことができるくらい親しみやすい明るい曲で一番の聴きどころではないでしょうか。
 
 
――コンヴィチュニー演出の魅力は?

片寄: コンヴィチュニーさんとは2011年『サロメ』でご一緒させていただきました。ふつう、テノール歌手というのは、演じながらも声の出方がすごく気になるものなのですが、『サロメ』の時は与えられた演技をこなしていたらいつの間にかオペラが終わっていた記憶があります。それだけ演じることに集中させてもらえたので、今回も楽しみにしています。
 
 
――最後に、お客様にむけて。

片寄: 不安、絶望、嘲笑、拷問など、マックスの心の中に次々と浮かんでくる「苦悩」がうまく表現できるよう稽古に励みます。ご来場お待ちしております!

     *     *     *

ワーグナー作品を中心にヒロイックな声が求められる役を、著名演出家の舞台で重ねてきた片寄。そうした意味で、今回の『魔弾の射手』マックスは、最新の片寄純也を体感する絶好の機会となるでしょう!

片寄の出演日は、7月18日(水)と21日(土)。良いお席はどうぞお早目に。

▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30、19日(木)14:00、21日(土)14:00、22日(日)14:00 東京文化会館大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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【テノール片寄純也 東京二期会オペラ 名場面集】


 2011年2月 R.シュトラウス『サロメ』ヘロデ役(後列中央)〔撮影:鍔山英次〕


 2012年7月 レオンカヴァッロ『パリアッチ(道化師)』カニオ役(左から2人目)〔撮影:三枝近志〕


 2012年9月 ワーグナー『パルジファル』パルジファル役(中央)〔撮影:三枝近志〕


 2016年11月 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』バッカス役(中央後)〔撮影:三枝近志〕
 
 

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[4] ロシア東欧オペラ研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介第4回は、先週の「イタリア歌曲研究会」に続き、「ロシア東欧オペラ研究会」に“たすき”を繋ぎます。

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<17:15~>【ロシア東欧オペラ研究会】 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
[出演]石井真弓、牧野舞子、野上結美、金子みどり、岸本 力/[ピアノ]小笠原貞宗

今回は没後110年記念、リムスキー=コルサコフ(1844~1908)のオペラ・アリアの数々を。
リムスキー=コルサコフは、生涯に15のオペラを完成している。
[1]最初のオペラ「プスコフの娘」(1872年完成)は、歴史オペラ。
[2]オペラ「五月の夜」(1879年完成)は、民話オペラ。
[3]オペラ「雪娘」(1881年完成)は、おとぎ話しオペラ。
[4]オペラ「クリスマス・イブ」(1895年完成)は、民話オペラ。
[5]オペラ「サトコ」(1896年完成)は、歴史オペラ。
[6]オペラ「モーツァルトとサリエリ」(1897年完成)は、プーシキンの劇詩オペラ。
[7]オペラ「皇帝の花嫁」(1899年完成)は、民話オペラ。
[8]オペラ「サルタン王の物語」(1900年完成)は、プーシキンの詩による、おとぎ話しオペラ。
[9]オペラ「不死身のカシチェイ」(1902年完成)は、民話オペラ。
[10]オペラ「金鶏」(1907年完成)は、プーシキンのおとぎ話しオペラ。
リムスキー=コルサコフのオペラは、民話を題材にした「おとぎ話しオペラ」を好んで作曲した。また彼の弟子ストラヴィンスキーにも影響を与え、バレエ曲「火の鳥」が作曲された。晩年の1905年の革命「血の日曜日」により、帝政ロシアの圧制に対して抵抗した作品オペラ「金鶏」へと繋がったのである。
(二期会ロシア東欧オペラ研究会代表 岸本 力)


第12回定期演奏会 より
(2015年5月25日 渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール)

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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【『魔弾の射手』キャスト・インタビュー】 エンヒェン役でデビューするソプラノ熊田アルベルト彩乃「夢のようで、本当に幸せ」

また新しい才能が東京二期会オペラの舞台に――
現在ウィーンで活動中のソプラノ熊田アルベルト彩乃が、来る東京二期会オペラ劇場7月公演『魔弾の射手』エンヒェン役でデビューを飾ります!


熊田アルベルト彩乃

ウィーン国立音楽大学修士課程オペラ科第1期生として最高成績で修了し、ヘンデルからモーツァルト、プッチーニを経てシェーンベルクまで、幅広い時代の音楽と向かい合っています。
ペーター・コンヴィチュニーとの出会いが「オペラ歌手」を目指す大きな契機となったという熊田。今回の舞台にかける想いを、聞きました。

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――『魔弾の射手』のエンヒェンはどのような役ですか?

熊田: エンヒェンは、このオペラの中で「喜び」の役割を担っていると思います。陽気で、無邪気で、友達思いです。不吉な思いに囚われているアガーテを常に励まし、勇気づけ、笑わせることに一生懸命で、使命さえ感じているようです。
ただし、このオペラの中ではエンヒェンに恋模様が用意されていないので、アガーテに対して羨ましさも少なからずあると思います。
一途なあまりに、時々間違いを犯したり(精神的に追い込まれているアガーテに怪談話のようなジョークを話して気まずくさせてしまったり…)、うまく行かないと爆発してしまうこともありますが、そういうところが人間的で、共感していただけるのではないかと思っています。
これから稽古が始まって、この役が更にどのように深まっていくのか、楽しみです。
 
 
――エンヒェンのシーンでなくてもよいのですが、熊田さんの思う『魔弾の射手』の見どころ、聴きどころを。

熊田: 序曲から聴き逃すところのないオペラですので、一つに決めるのは難しいです。ですからあえて自分のシーンを推しますが(笑)、特に注目していただきたいのは3幕の頭です。
アガーテの美しいアリアから始まり、エンヒェンとアガーテの真剣な対話、そしてエンヒェンの歌いごたえのあるアリアから、ブライズメイトたちと花嫁衣裳の準備をするシーン。エンヒェンの内面が一番伝わる場面だと思うので、演じていてとてもスリリングだし、歯ごたえのあるところです。
特にこのエンヒェンの2曲目のアリアでは、コンヴィチュニー氏独自の特別な趣向も凝らされています。初めてこの演出を観た時はびっくりすると同時に、その説得力には目からウロコでした。これを一度見てしまった方は、他の演出では物足りなくなってしまうかもしれません。
 
 
――その演出家ペーター・コンヴィチュニーですが、特別な思い出があると聞きました。

熊田: はい、2009年に、東京藝術大学でコンヴィチュニー氏が特別講座を開いた際、実はこのエンヒェンの役で参加しました。
私はエンヒェンの2曲目のアリアを歌いましたが、なんとこの6分ほどアリアのために、マンツーマンで延べ4時間(!)かけて本格的にシーンを作って行きました。体力と集中力との闘いでしたが、こんなにチャレンジングな経験は新鮮で、本当に楽しかったのを覚えています。
当時私は独唱科の大学院生で、オペラで演じることの楽しさがまだよく分かっていなかったのですが、今思えばこのワークショップで演じることのコツを掴んだというか、オペラ歌手を目指すことに何か確信をもらったような気がします。
これがきっかけで、ウィーンで本格的にオペラの勉強をし、今ではオペラが演じたくて仕方ない体になってしまいました。
 
 
――最後に、本番への意気込みをお願いします。

熊田: 二期会オペラは、歌を始めてから何度も聴きに行き、憧れていた舞台です。今回、私がずっと演じてみたかったエンヒェンの役でデビューさせていただけることは、私にとって夢のようで、本当に幸せです。しかも、コンヴィチュニー氏の演出ということで、巡り合わせというのはあるものなのだな、と感じています。
公演が近づいて来るにつれて、これが現実で、どんなに責任のあることかを実感していますが、不思議と恐れは無く、良い緊張感の中で楽しみな気持ちがどんどん膨らんでいます。
私にしか歌えないエンヒェンを精一杯演じますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします!

     *     *     *

熊田アルベルト彩乃の出演日は、7月19日(木)と22日(日)。
特に、19日(木)は平日マチネ・スペシャル料金のうえに、コンヴィチュニーのアフター・トークも開催されるため人気の高い日程になっています。良いお席はどうぞお早目に。

▼『魔弾の射手』公演情報ページはこちら
《ハンブルグ州立歌劇場との共同制作》 C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』 - 東京二期会オペラ劇場

 指揮:アレホ・ペレス、演出:ペーター・コンヴィチュニー、管弦楽:読売日本交響楽団
 2018年7月18日(水)18:30、19日(木)14:00、21日(土)14:00、22日(日)14:00 東京文化会館大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~6/11(月)は【二期会NewFace】島内菜々子&吉田桃子 雨やどりのひととき~あなたに贈る夢の世界~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は6月11日(月)。島内菜々子と吉田桃子、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!

今回出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ 島内菜々子
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

小さい頃は集中的にピアノのレッスンを受けていましたが、だんだんと歌うことに興味が湧くようになり、高校に入ってから声楽の先生の元へと通い始めました。実は、昔からピアノを人前で弾く時に、お客様の様子が見られず、横から見られているという感覚に私の中でひっかかるものがあったので、初めての発表会で正面を向いて歌った時は、その気持ちが急に解決して、すっきりした気分になったことを、今でもよく覚えています。当時は普通高校に通っていたので、進路にとても迷った時期もありました。しかし、迷っているならやってみたらいいのでは、と最後は両親が後押しをしてくれました。

――声種やレパートリーについて教えて下さい。

声種は、ソプラノのリリコ・レッジェーロです。
ロシア作品は、ここ数年取り組み続けているレパートリーのひとつです。私は現在大学院に在籍中なのですが、昨年はラフマニノフ、リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキーや、なかなか日本では演奏されないタネーエフなど、オペラ・歌曲共に、多くのロシア作曲家の作品に取り組みました。歌えば歌うほど、濃厚なロシアの香りの虜になります。
また、大学3年の時からフランス語の響きにとりつかれ、今年は遂にフランスに行く機会もありそうなので、最近再びフランス作品を集中して勉強しています。フランスオペラは大好きな作品ばかりです!特に、グノーの『ロミオとジュリエット』はそのひとつで、チャレンジしてみたい役でもあります。今回のコンサートでは、グノーの作品『ファウスト』より、「宝石の歌」を歌わせていただきます。

――今回のコンサートのテーマやポイントをお願いします。

私たちのコンサートのテーマは「夢の世界」です。今回は共演の吉田さんとたくさん話し合い、私たちが普段歌っているオペラ作品に留まらず、キラキラした「夢」を運ぶ作品を色々なジャンルから連ねて、お客様にアルテリーベで楽しい夢を見ていただきたい!と企画いたしました。テーマに沿って曲を選び、とても彩り豊かな作品が並んだと思います。ちょうど演奏会が開催される6月11日はまさに梅雨の季節ですが、そんな季節にぴったりの日本歌曲から始まり、そこから少しずつ夢の世界へと、みなさんをご案内いたします。

――共演者をご紹介下さい。

吉田桃子さんは、二期会研修所の本科からマスタークラスまでずっと一緒でした。時には同じオペラのワンシーンに取り組み、共に泣いたり笑ったりした仲で、思い出がつきません。桃子さんは可愛いものが大好きで、楽しいアイディアをたくさん持っている、とても面白い子なんです。今回は企画に、そんな桃子さんのアイディアを思う存分生かしてほしい!と思いながら構成を考えました。
ジャンルを超えた、新しい形の演奏会になりそうで、私も今からとても楽しみです。皆様のお越しをお待ちしております!

   *   *   *


ソプラノ 吉田桃子
――自己紹介と、声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

母が音楽教室をしていたこともあり、小さい頃から音楽に触れる機会がたくさんありました。もちろん、歌う事も大好きでした。が、小学4年から陸上をやっていて、体育の成績は毎回1番良かったくらいでした。将来は体育の先生になりたいと思ってました。しかし、中学2年の時に母を亡くしました。末っ子という事もあり、かなり甘えん坊であった私は母が大好きでした。その頃から、母がやっていた事を私がやりたい。母と同じようにステージに立ちたい。と思うようになり音楽科のある高校へ進学を決めました。私の姉も声楽をやっていたため、姉に教えてもらったりもしてました。少しでも母のようになりたい。と、私の心の中にはいつも母がいました。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

いつか演じたい役は、『リゴレット』のジルダと『コジ・ファン・トゥッテ』のデスピーナです。ジルダは、二期会研修所マスタークラスでの修了試演会で演じた事がきっかけです。デスピーナは、大学の時に当時の仲間たちとオペラ団体を作り、全幕やりきりました。当時は初めて全幕やることでいっぱいいっぱいで、とにかく付いて行くのに必死でした。が、ほんとに心から楽しかったです。もう1度デスピーナを演じたいです。そして、その時、オペラの楽しさを教えてくださった経種廉彦先生にも届くよう大きな舞台に立ちたいです。

――今回のプログラムについて。

6月→梅雨→雨上がり→雨やどり。と、6月で連想される事を出し合いました。雨が降ると、寂しい気持ち、暗い気持ち、嫌な気持ちなど、どんよりしてしまう方が多いのではないでしょうか。私は、かなりどんよりして、お外に出たくありません。そんな梅雨の季節を私達の音楽で少しでも明るい気持ちになっていただきたいなーという想いが込められています。選曲は、とにかく自分たちの歌いたい曲を集めました。せっかく、2人でやらせて頂くので2人で歌う曲を多めにして、クラシックだけでなく、ポピュラー・ソングも何曲か入れてみました。 優しい気持ちになれる曲。楽しい気分になれる曲。夢を感じる曲。思わず微笑んでしまう曲。などなど!!盛りだくさんだと思います!ぜひ、私達と一緒に雨やどりをしませんか?

――共演者のご紹介をお願いします。

なーちゃん。もーちゃん。と、呼び合う仲です(笑)
二期会の本科からマスタークラスまで同じクラスでした。とにかく目が特徴的な美人なお姉さんです。実際、私より歳上なので、かなり頼りになるお姉さんです。音楽に対してもまっすぐで、私も頑張らなきゃな。と、刺激を受けます。自由すぎる私をいつも大きな心で受け入れてくれ、きらきらの笑顔を私に向けてくれます。私の遠い実家にも遊びに来てくれたりと、とても仲良しだと勝手に思っております。なーちゃんの優しい歌声が大好きです。もちろん、なーちゃんの事はもっと大好きです。一緒に歌える事が嬉しくてたまりません。この場をお借りして。。。ありがとう!よろしくね!

   *   *   *

アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」は、ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにお楽しみいただいております。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第197回【二期会New Face】雨やどりのひととき ~あなたに贈る夢の世界~

日時:2018年6月11日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:島内菜々子(ソプラノ)、吉田桃子(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 木下牧子 「夢みたものは」
 木下牧子 「竹とんぼに」
 高田三郎 「くちなし」
 ロッシーニ 「猫の二重唱」
            ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[3] イタリア歌曲研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

さて出演研究会紹介は、先週の「フランス歌曲研究会」に続いての第3回。「イタリア歌曲研究会」に“たすき”を繋ぎます。

     *     *     *

<16:40~>【イタリア歌曲研究会】~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
[ナビゲーター]鴨川太郎/[演出補]丹藤麻砂美/[出演]飯塚千尋、石原友利子、里村照子、丹藤麻砂美、村田由紀子、村上洋子、村松織部、脇田登喜子(会友)、渡邉公実子、園山正孝、鴨川太郎 /[ピアノ]山岸茂人

今年はロッシーニの没後150周年。世界中にロッシーニがお出ましの模様。本家本元のイタリアでは「特別法」まで定めて、お祝いするのだとか。
それじゃあ、イタ研も何かしなければ……ということで、今夏の駅伝は「オール・ロッシーニ・プログラム」であります。
天才ロッシーニの歌曲は山のようにありますが、今回は「水の都ヴェネツィア」にちなんだものを特集します。「謝肉祭」「ゴンドラ」「競艇」「魚釣り(?)」……
鴨川太郎のナビと斯界のスペシャリスト山岸茂人のピアノに乗って、イタ研のスター歌手たちが料理する「ヴェネツィア・アッラ・ロッシーニ」、乞うご期待!

【この舞台は、来たる9月20日(木)東京文化会館小ホールでの定演「~没後150周年記念~ロッシーニ歌曲の世界」への前奏曲ともなります。】


定期演奏会LII〈嶺 貞子先生 80年の軌跡を讃えて「イタリア 歌の国 恋の国」〉より
(2016年9月16日 東京文化会館小ホール)

     *     *     *

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(5)
~7/1(日)は「The いぶし銀」:池田直樹からのメッセージ

NIKIKAI Days @ Blue Rose2018 最終日の7月1日(日)は「The いぶし銀」と題し、ベテランの二人のバリトン、池田直樹と直野 資が出演します。
1950年生まれの池田と、1945年生まれの直野。様々なメディアの発達で現在では手軽に入手が出来るようになった海外の劇場の情報も、当時は苦労して調べなければならなかった…そんな時代に、東京藝術大学卒業後、池田はドイツのミュンヘンで、直野はイタリア・パロマで、本場のオペラを学びました。そして帰国後は、わが国のオペラを牽引してきた二人。今や重鎮といわれる存在ながら、軽妙な語り口に、オペラへの情熱がやむことはありません。

     *     *     *

<池田直樹よりお客様へメッセージ>
落語好きの私は、歌曲集「冬の旅」から5曲(菩提樹、あふれる涙 他)を落語風に喋ったあと、冬の旅を辿る青年として語り、歌い始めます。後半は、器楽名曲に私が歌詞を付けた3曲を。
「爺、線上のありゃ!? G線上のアリア」は、80才の誕生日を前に、若い日、綱渡りのスターだった爺さんの、再挑戦の様子を歌ったもの。その他、ワーグナーのオペラ・アリアもお届けします。
直野さんは、イタリア一色の世界を披露されます。
ご期待ください。

     *     *     *


東京二期会2011年4月公演 『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)より
バルトロ役の池田(左)とマルチェリーナ役の清水華澄

池田からのメッセージにもあるように、直野が歌うイタリアオペラも魅力。
これまで演じてきたリゴレット(『リゴレット』)、スカルピア(『トスカ』)、ロドリーゴ(『ドン・カルロ』)、ジェルモン(『椿姫』)... etc.。長い友情で結ばれたイタリアの往年の歌手たちとの思い出。
そんな直野にしか語れないイタリアオペラの濃い世界を、司会の佐々木典子と語ります。
ピアノはこれまで多くの歌手たちと名演を重ねてきた、森島英子がつとめます。


東京二期会2005年6月公演 『椿姫』(栗山昌良演出)より
ジェルモン役の直野(左)とヴィオレッタ役の佐々木典子

同じ世代の方にも、ぐっと若い世代の方々にも、そのエネルギーを感じていただきたい、NIKIKAI Days2018最終日の「The いぶし銀」。夢のステージをお届けします。ぜひお運びください!

=◆FMラジオ出演情報◆=
コンサートを前に、池田直樹がFMサルース「Afternoon SALUS」に出演します。
2018年6月14日(木) 13:15頃から約20分間。
イッツコムスタジオ・たまプラーザ(横浜市青葉区)からの生放送です。周辺の方はFM84.1MHzでお聴き頂けるほか、FMサルースのウェブサイトよりライブカメラでの視聴も可能です。こちらもお楽しみに。
 
▼ネットでの視聴はこちらから
横浜市青葉区のコミュニティFM - FMサルース 84.1MHz

 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第3日 The いぶし銀

日時:2018年7月1日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:池田直樹(バリトン)、直野 資(バリトン)、森島英子(ピアノ)
    佐々木典子(司会)

予定プログラム:
・シューベルト 歌曲集「冬の旅」より (池田)
・デ・クルティス 「君を求めて」 (直野)
・モーツァルト 歌劇『フィガロの結婚』より 「もう飛ぶまいぞこの蝶々」 (池田)
・ジョルダーノ 歌劇『アンドレア・シェニエ』より 「祖国を裏切る者」 (直野)
                      ほか

▼NIKIKAI Days 2018 の公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[2] フランス歌曲研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

出演研究会紹介第2回は、先週の「オペレッタ研究会」から「フランス歌曲研究会」に“たすき”を繋ぎます。

     *     *     *

<16:20~>【フランス歌曲研究会】~ドビュッシー没後100年を記念して~
■ドビュッシー作曲:カンタータ「選ばれし乙女」
[監修・構成]鎌田直純/[指揮]末吉保雄/[語り]栗林朋子/[選ばれし乙女]駒井ゆり子/[合唱]安岐美香、浅木百合子、荒木聡子、稲葉美和子、江澤知香、岡部ゆかり、岡村彬子、鈴木東華、田口久仁子、中沢章子、福田美樹子、堀内晃子、三上道子、宮地里実/[ピアノ]鈴木靖子、成井木綿子

当研究会では昨年10月より、作曲家の末吉保雄先生をお招きして、「ドビュッシー没後100年記念 連続レクチャー」を計4回、例会として行いました。今回はその中で取り上げたカンタータ「選ばれし乙女」を演奏致します。
この作品は、19世紀イギリスの画家であり、詩人としても知られているロセッティの原詩をもとにサラザンが作詩、1887~88年に若き日のドビュッシーによって作曲されました。《語り》役と、《選ばれし乙女》役の独唱、そして女声合唱によって綴られます。天国の入口で、後から来るであろう恋人を待ち続ける乙女のモノローグは、いかにもドビュッシーらしい、言葉と音楽が響きあう美しい世界を描きます。
本来は管弦楽伴奏ですが、今回は末吉保雄先生による編曲のピアノ伴奏版を、先生ご自身の指揮でお聴きいただきます。詩と織りなすドビュッシーの神秘的な音楽の美しさをお楽しみください。

     *     *     *

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
・16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(4)
~6/29(金)「テノールの競演 '84」その3:山本耕平メッセージ&予定プログラムも決まる!

Nikikai Days 2018 オープニングの6月29日(金)「テノールの競演 '84」。城 宏憲、又吉秀樹、山本耕平という、今、注目されるテノール3人による公演紹介の3回目。出演者メッセージの最後は山本耕平から。

     *     *     *

「又吉と僕はバリトンとして東京芸大に入学し大学院オペラ科まで同じ学年で過ごしました。学籍番号も隣(つまり試験順も隣)で同じ時期にテノールに転向し大学院からは毎日一緒とあって小競り合いも絶えませんでしたが、そんな二人のやりとりやテノールとしての成長を見て楽しそうにしていた一学年上の城君は、僕たちの健全な向上心にとって大切な存在でした。2007年4月にたった一度同い年の三人が揃って共演して以来、それぞれが一つまた一つとコンクールや留学・大舞台の経験を重ね、11年ぶりの共演が二期会DAYSで実現します。近年は各々自分の適性やレパートリーをより意識して活動するようになり三人の色の違いが出てきましたので、プログラムも多彩なものになりそうで楽しみです。とは言え、テノール三人寄ればかしましい(色んな意味で)…。どんなことになるのやら!この機会、どうぞお見逃し無く!」山本耕平

     *     *     *


作戦会議をする三人…


シャンパンで互いの結束を高めます!

そして、演奏予定プログラムが決まりましたので、こちらに発表致します!

<第1部>
・ロッシーニ/約束(城)
・トスティ/最後の歌(城)
・トスティ/魅惑(山本)
・トスティ/暁は光りから(山本)
・トスティ/夕べに(又吉)
・シューベルト/魔王(又吉)
・マイヤベーア/歌劇『ユグノー教徒』白貂よりなお白く(城)
・ヴェルディ/歌劇『シモン・ボッカネグラ』我が心に炎が燃える(又吉)
・ロッシーニ/歌劇『シンデレラ』そう、誓って彼女を見つけ出す(山本)
・ベッリーニ/歌劇『カプレーティとモンテッキ』愚かな!私がひと声上げれば(ロメオ:城&テバルド:又吉)
<第2部>
・ドニゼッティ/歌劇『連隊の娘』ああ、友よ、今日は何て楽しい日(山本)
・ドニゼッティ/歌劇『ポリウート』私が吸うこの空気は毒だ(城)
・ヴェルディ/歌劇『海賊』初恋の頃には(又吉)
・ロッシーニ/歌劇『オテッロ』さあ、来るがいい(オテッロ:城&ロデリーゴ:山本)
「これより本当の3人の競演」
・ウィーン我が夢の街
・サンタ・ルチア
・帰れソレントへ
・マレキアーレ
・グラナダ      ほか

三者三様、旬のテノールを存分に楽しめる、盛りだくさんなプログラム。皆様どうぞお楽しみに!

※当日の演奏順は記載の通りではありません。
※やむをえない事情により、演奏内容を一部変更することがあります。あらかじめご了承ください。

 
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第1日 テノールの競演'84

日時:2018年6月29日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:城 宏憲(テノール)、又吉秀樹(テノール)、山本耕平(テノール)
    村上尊志(ピアノ)、福井 敬(司会)

▼NIKIKAI Days 2018 の公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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ブログで繋ぐ!「第13回 二期会研究会駅伝コンサート【7/29(日)公演】」
出演研究会紹介[1] オペレッタ研究会

今年もやってまいりました!二期会研究会による夏の風物詩、「第13回二期会研究会駅伝コンサート」。
今回も満を持して出演する10の研究会が、駅伝のように歌の“たすき”を繋ぎます。16:00開演から20:10の終演予定まで実に4時間10分(休憩含む)のロングラン!もちろん、途中曲間での出入りはご自由ですので、お客様の“ペース”でお楽しみいただけます。

今年も二期会blogでは、公演に向けて出演研究会紹介の“たすき”を繋いでまいります。
まずはトップバッターの「オペレッタ研究会」をご紹介致します。

     *     *     *

<16:00~>【オペレッタ研究会】~エメリッヒ・カールマンの世界~
[構成]黒田晋也/[振付]川西清彦/[出演]赤澤 舞、栗本詠津子、小林晴美、近藤幸江、宗田舞子、珍田さほり、松本順子、松本麻希子、茂木真由美、森山由美子、黒田晋也/[ピアノ]山中聡子

<才能豊かな作曲家 カールマン?>
エメリッヒ・カールマンの『チャルダッシュの女王』をご覧になった事はありますか?ほとんどの方は、えっ?何?それ誰?分からない?だと思います。それが当たり前!オペレッタと言えば『こうもり』『メリー・ウィドウ』それだけ知っていれば十分です。しかし、オペレッタの本当の魅力はこのカールマンにあるのだと私は思っています。ハンガリー人のカールマンは、ブダペスト音楽院で音楽を学び、コダーイ、バルトークと机を並べていたそうです。西洋で唯一東洋の血を受け継ぐマジャール民族で私達日本人と同じ東洋民族なのです。ハンガリーの民族音楽は日本人に馴染み深い演歌と通じる所があり、何とも懐かしい、心にスーッと入って来る音楽なのです。カールマンは、ハンガリー音楽とヨハン・シュトラウスのワルツとその当時ヨーロッパで流行し始めたポピュラー音楽(ジャズ・タンゴ・シャンソン等)のリズム・和音等を匠に使いオペレッタを書き、歌い踊り演ずる事の面白さを、十二分に供えた作品を作りました。どうぞカールマンの音楽をお楽しみ下さい。オペレッタ研究会の思いと共にお客様に届けたいと思います。
(記:オペレッタ研究会代表 黒田晋也)


オペレッタ研究会 レッスン風景より

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第13回 二期会研究会駅伝コンサート
日時:2018年7月29日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR「上野駅」公園口より徒歩1分)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
企画・構成:二期会研究会駅伝コンサート実行委員会

予定時刻と出演研究会:
16:00~ オペレッタ研究会 ~エメリッヒ・カールマンの世界~
・16:20~ フランス歌曲研究会 ~ドビュッシー没後100年を記念して~
・16:40~ イタリア歌曲研究会 ~没後150年ロッシーニのヴェネツィア~
   <休憩15分>
・17:15~ ロシア東欧オペラ研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
・17:35~ イタリアオペラ研究会 ~ヴェルディ不朽の名作たち~
・17:55~ <特別コーナー>ヴェルディ『ナブッコ』より 合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”
   <休憩15分>
・18:15~ ドイツ歌曲研究会 ~ドイツ歌曲への誘い~
・18:35~ 日本歌曲研究会 ~日本の歌の情景~
・18:55~ ロシア歌曲研究会 ~リムスキー=コルサコフ没後110年記念~
   <休憩15分>
・19:30~ オペラ・ワークショップ研究会 ~その恋果たしてハッピーエンド?~女はみんな、恋をする。~
・19:50~ 英語の歌研究会 ~L.バーンスタイン生誕100年~
   <終演予定 20:10>

*やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい
*記載の時刻はあくまでも予定ですので、お早めのご来場をおすすめします
*未就学児のご入場はお断り申し上げます


▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細はこちらから
第13回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[7]
~メリッソ役 金子慧一、的場正剛

いよいよ開幕まであと4日!二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』キャスト・インタビューの最後を締めくくるのは、メリッソ役の金子慧一(19日)と的場正剛(20日)です。

2018年2月『ローエングリン』でアンサンブル役ながらすでに二期会オペラ・デビューを果たした金子。次代の本格的バスとしての期待がかかります。的場は今回がデビューとなりますが、これまで「びわ湖ホール声楽アンサンブル」のメンバーとして多くのステージに立ってきた実績の持ち主。低声歌手ゆえの性質なのか(?)、ニューウェーブのチームの中にあってひときわ落ち着いた雰囲気を漂わせている二人ですが、果たして実際は!?

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――メリッソという役はどのような役でしょうか?

的場: メリッソという役は少々複雑です。『アルチーナ』の原作にあたる「狂えるオルランド」では魔女メリッサという女性です。そこにルッジェーロの師匠である妖術師アトランテのキャラクターが足されて生まれたのがメリッソです。

金子: その原作では、魔女のメリッサがルッジェーロを救出します。実は、ブラダマンテはアルチーナの島に訪れず、魔法の指輪をメリッサに託してルッジェーロの救出を依頼するのです。メリッサは万能の魔法使いで、違う人物に変身し敵を欺いたり、アルチーナによって獣や木に変えられた人々を元に戻したりと八面六臂の活躍をします。
オペラにおけるメリッソはそこまでの活躍はありません。ただ、要所要所に現れては意味深なことを喋って消えたり、全てを見通しているような発言が有ったり、ブラダマンテを守ったりと、元メリッサの片鱗が見え隠れするようなキャラクターとなっています。


金子慧一

的場: このオペラの為に生まれてきたキャラクターですので、原作があるにもかかわらずそこから役を読み取る事が難しいのですが、、、

金子: イメージとしては「指輪物語」のガンダルフのようなキャラクターでしょうか。

的場: 逆に言えば決まったキャラクターが無いので比較的自由に演じる事が出来る場面も多く、日々の稽古で演出家のエヴァ・ブッファマン先生と楽しく掘り下げています。
 
 
――メリッソのアリアについて。どのような内容ですか。

金子: メリッソはアリアが一つしかありません。このオペラを通して唯一魔法が出てくるシーンの後に歌われるアリアで、そのシーンとは、メリッソの持つ魔法の指輪をルッジェーロがはめると、彼にかかっていたアルチーナの魔法が解け、正気を取り戻すというシーンです。そしてその後に、今まで苦しめていた人(=婚約者であるブラダマンテ)のことを考えよ、と歌います。

――その曲の好きなところ、お客様に聴いてほしいところは?

金子: ヘンデルのオペラにおいてバスのアリアというのはそう多くはありません。そして『リナルド』や『オルランド』に出てくるような煌びやかなメリスマや装飾もメリッソのアリアにはないのですが、このオペラ全篇を通してかなり異質なアリアで、何と言っても他のアリアにはない通奏低音の迫力が聴きどころではないでしょうか。

的場: このオペラに限らず、アリアというものは大抵自分の気持ちの吐露となっています。しかしメリッソはブラダマンテ、そしてルッジェーロの為にこの一曲を歌います。厳しい口調の中に見える優しさ、誠実さを感じて頂けると嬉しいです。


的場正剛

――ずばり、今回の『アルチーナ』の魅力は?

的場: とにかく音楽が美しいです。そして純真、誘惑、心変わり、嫉妬、策略etc...アルチーナの島で繰り広げられる恋模様は必見!昼ドラも裸足で逃げ出す濃厚なものになっております。
そこにメリッソがどう関わるか……皆様にご覧になって頂きたいです。

金子: 2020年のバイロイトでの「リング」シリーズ全作品を全て異なる女性演出家が演出するとして話題になったように、今回の舞台も演出家、美術、衣裳と全て女性のチームによる舞台で、女性ならではの感性による舞台となっています。また、衣裳に関してはワンオフでの製作ということで、ビジュアル面でもお楽しみいただけるのではと思います。
 
 
――最後に、お客様にむけて。

金子: いい舞台になりますよう、演者一同精進して稽古に励んでおりますので、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ!

的場: 二期会研修所に入所した時から一つの目標であったニューウェーブ・オペラで二期会デビューが出来る事は本当に嬉しいです。鈴木秀美先生をはじめ、バロックオペラのスペシャリストの方々に囲まれて毎日の稽古は刺激まみれです。
出演者一同全力を持って取り組んで参りますので5月19日、20日は是非、めぐろパーシモンホールへ御来場下さい!

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▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[6]
~オベルト役 島内菜々子、齋藤由香利

開幕まであと5日!『アルチーナ』キャスト・インタビュー第6弾は、オベルト役のソプラノ島内菜々子(19日)と齋藤由香利(20日)。二人とも二期会オペラ・デビューを飾ります。
オベルトは島にやってきた独りの少年。実際にはボーイソプラノの役です。283年前(!!)のロンドン・コヴェントガーデンでの世界初演を務めたウィリアム少年は、成長後もオラトリオ《メサイア》でもソロを任さたり、ヘンデルのもとで歌っていました。
オベルトは一見、大筋には関係のない役のようですが、3曲のアリアはどれも充実しています。

     *     *     *

――オベルトは、どのような役ですか?

島内: 小さな男の子の役です。

齋藤: 船が難破し、アルチーナの統治する島へたどり着いた少年です。島でお父さんが行方不明となり探しています。

島内: 実はオベルトは、原作では登場していないキャラクターなのですが、ヘンデルが当時彼のお気に入りのボーイソプラノに役を与えるために加えられました。


島内菜々子

――オベルトのアリアの中から1曲選ぶとすれば?

島内: オベルトには3曲アリアが与えられていますが、どれも全く違う雰囲気を持っていて、まだ大人になりきらない、素直なオベルトの性格が表れていると思います。特に、最初の登場と共に歌うアリアは、お父さんを見つけられないオベルトの悲しみが深く表現されています。音型が表すたどたどしさ、そして少しずつ音が上がってく様などは、オベルトが感じている切なさを見事に表現しています。
稽古でも歌うたびに、新たな発見がある曲です。
 
 
――少年らしさが音楽に書かれているのですね。

島内: オベルトがいかにお父さんを大切に思い、探し続けているか、というところが繊細に表現されています。
オペラが始まるのはブラダマンテ達が島に到着したところからですが、オベルトはその前から、ずっとひとりきりで必死にお父さんを探していました。アルチーナの島では、これまで味方はひとりもおらず、頼れる人はいなかったのです。それでも、オベルトは最後まで決して諦めません。その孤独や、苦しみ、そして強さも表現したいです。
また、この曲がオベルトの他のアリアと、いかに雰囲気が違うか、というところにも注目していただきたいです。2曲目はもうすぐ父に会えると言われて胸のときめく様子を、3曲目はアルチーナへの激しい怒りを表しています。それぞれの全く違う曲の雰囲気を感じていただきたいです。
 
 
――好きな曲ならではの難しさもありますか?

島内: ダ・カーポ・アリアならではの、2回目冒頭に戻ってきた時のアレンジです。
ヘンデルが作ったオリジナルの曲を、いかにそのまま生かし、更にアレンジを加えたらいいのか、考え続けています。特にこの曲ははっきりとした特徴を持っているということで、特徴をそのままに残しながらアレンジをするということに難しさを感じますし、同時に、そこに私自身の考えをどう取り入れるか、試行錯誤できる魅力も感じます。
繰り返された時こそより強く、曲の素晴らしさを伝えたいです。

齋藤: 私は最後のアリアです。
探していた父がアルチーナの魔法によって獣に変えられていたとわかり、怒りを爆発させます。
 
 
――オベルトのアリアは3曲あるということですが?

齋藤: オベルトは1幕毎に1曲アリアがありますが、その度に真実に気づき成長していくように思います。この最後のアリアは守られる側から守る側への転換点、強くなったオベルトを聴いていただきたいです。


齋藤由香利

――『アルチーナ』を初めてご覧になるお客様に、ズバリこの作品の見どころ、聴きどころを。

齋藤: 10年程前に初めて『アルチーナ』をDVDで観たのですが、どのアリアも魅力的で終始引き込まれたことを覚えています。今稽古をしていてもアリア毎に感情移入させられて、ブラダマンテに同情したり、アルチーナの方に同情したり、ルッジェーロにいらついたり(笑)正義や悪があるのかないのか…誰に味方したら良いのかわからなくなります。でもそれだけ7人全員が魅力的だということで、それが見どころなのかもしれません。

島内: ずばり!レチタティーヴォです。
このオペラは人間関係が複雑だと思いますが、アルチーナの島が変化していく様子は、人間関係の変化に表れます。レチタティーヴォはそれぞれの人間性が率直に表現されていますし、物語が進むにつれてどんどん面白くなっていきます。そして、演じている歌い手がそのキャラクターの何を見せたいと思っているか、それもレチタティーヴォの呼吸ひとつに表れていると感じます。
1日目と2日目では違うキャラクターの見せ方を、どちらもご覧いただくと分かっていただけるかと思います。
 
 
――お客様にむけて、本番への意気込みをお願いします。

島内: キャスト・スタッフの方々に恵まれ、素晴らしい公演になると感じております!
オベルトは幼い部分も残りますが、賢く、まっすぐな少年です。私は、彼がこのオペラの中で物語の過程と共に成長していくように感じます。最初は悩みながらも、最後は自分の意志を貫く強さを持って、アルチーナから父を取り戻す。そんなオベルトの成長を、全体通じて表現したいです。お客様にも、ひとつひとつの場面を一緒に見守っていただけたら嬉しいです。
みなさまのご来場をお待ちしております!

齋藤: 昔の、異国の、魔法のある世界の物語ですが、人として感じることは現代の日本人でも同じ、ヘンデルの音楽にのって、その心の物語をお届けしたいと思います。お楽しみいただけましたら幸いです。

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▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[5]
~ブラダマンテ役 郷家暁子、和田朝妃

開幕迫る二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』キャスト・インタビュー第5弾は、ブラダマンテ役のメゾソプラノ郷家暁子(19日)と和田朝妃(20日)が登場です。
魔女アルチーナに婚約者を奪われてしまったため、島に救出にやってきた女性ブラダマンテ。上陸にあたり魔女たちに怪しまれないよう「リッチャルド」という婚約者の兄弟に変装しています。このことが、思わぬ事件をもたらすことに…
郷家暁子は、これが二期会オペラ・デビュー。一方、和田朝妃は、昨年『こうもり』オルロフスキー役に抜擢され、演出アンドレアス・ホモキからも高い評価を受けた逸材。二人が向き合うブラマンテ役、その魅力を聞きました。

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――ブラダマンテという役は?

郷家: 魔女アルチーナの魔法でアルチーナに恋してしまった恋人ルッジェーロを救いにアルチーナの島に男装して上陸する女性…複雑ですね(笑)
とても強く、愛情深い女性です。

和田: はい、芯が強く、情に熱く、曲がった事が嫌いで、周りに目もくれずに正しいと思ったことに向かって真っ直ぐ突き進み、心身ともにとても強いけれど、少し不器用、そんな女性です。


郷家暁子

――ご自身が歌われる歌(アリアが中心になると思いますが)の中で、これは、と思う1曲についてお話しいただきます。
まず、どのような内容の歌でしょうか。

郷家: 今回は残念ながら本来3曲あるうちの1曲、そして2曲目のBパートがカットになってしまい、フルで歌うのは第1幕の“E Gelosia, forza d’amore(それは嫉妬、愛の力)”です。
この曲は、元々恋人同士のオロンテとモルガーナ(彼女は男装したブラダマンテに一目惚れしています)の喧嘩を仲裁しようとしながらも、オロンテの嫉妬は自分もルッジェーロに対して同じように感じている事に気付き苦悩する曲です。

和田: 後半のアリア“Vorrei vendicarmi(復讐してやりたい)”もすてきです。
危険も顧みず助けに来たのに、いつまでたっても正気に戻らず、挙句の果てにアルチーナが作り出した魔法だと言い放ってきた夫ルッジェーロに対して、「あなたに復讐してやりたい!」と言い放ちます。

――それぞれの聴きどころは?

郷家: ブラダマンテの力強さと、アジリタ(細かく速い音形)で彼女の繊細さを出しているところでしょうか。

和田: 後半がカットされてしまいましたので、少し短いので寂しいですが、どんなに酷い事を言われても、引き下がらず、泣きつかず、自らを奮い立たせ、むしろ食ってかかる。女性としてのブラダマンテの強さが滲み出ていて、お気に入りです。

――その曲の難しいところは?

郷家: 基本的にブラダマンテの曲は速度が速く、歌い始めてしまうと、修正のきかない難しさがあります。
そして、オロンテとモルガーナに対して交互に一言ずつ言葉をかけるので、その度に「色」を変えないといけないという難しさ…まぁ難しさについては語ると一晩かかりますが(笑)それを感じさせずに彼女の気持ちを音楽にするという事は、とてつもなくやり甲斐を感じます。

和田: 実は当初、技術的に私には難しく、全然上手く歌えませんでした。ワンフレーズがとても長く、そのために息が続かず、声としてしっかり鳴ってくれない。だから、嫌いだったんです(笑)
ですが、演出がつくにつれて、その動きと気持ちが繋がって、少しずつ曲として完成していくことを最近やっと実感できました。


和田朝妃

――『アルチーナ』の見どころ、聴きどころを。

郷家: 初めてご覧になるお客様にも集中力が切れる事なく楽しんで頂ける舞台になると思います。ぜひニューウェーブ版『アルチーナ』をお楽しみ頂けたらと思います!

和田: アルチーナはもちろんのこと、周りのキャラクターにもそれぞれに合った曲がしっかり与えられていて、とても個性が強く描かれています。そして、その役を個性が強い歌手達が歌っているということが、楽しく見て、聴くことができる何よりの見どころ、聴きどころです!
 
 
――最後に、お客様にむけて。

郷家: ニューウェーブ公演は3年に一度です。これを見逃したらあと2年ありません!
我々、58期、59期、60期の精鋭による勢いのある舞台をぜひ生で観にいらしてください!!

和田: ブラダマンテをどのような女性として作り上げるか...皆様の心の片隅にふと残るような、私らしいブラダマンテのために、本番ギリギリまで彼女と向き合っていきますので、ぜひそんな彼女の勇姿を見に来て頂けたら、嬉しいです!

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[4]
~オロンテ役 市川浩平、前川健生

アルチーナの島を守る武将オロンテ。アルチーナの妹モルガーナの恋人です。しかし、モルガーナは島にやってきたリッチャルドという青年(実はルッジェーロを探すために男装したブラダマンテ)に心を奪われます。
魔女アルチーナと騎士ルッジェーロ、婚約者ブラダマンテの三角関係がこのオペラのメイン・ストーリーとすれば、モルガーナとオロンテのカップルはサブ・ストーリーとして展開し、物語や人物相関を豊かなものにしています。「ちょうどモーツァルト『魔笛』でいうところのパパゲーノとパパゲーナのような存在ですね」と、演出のエヴァ・ブッフマン。

本公演のオロンテ役には、2016年イタリア声楽コンコルソでテノール大賞を受賞し、『ダナエの愛』『トロヴァトーレ』『ノルマ』等ですでに多くの舞台を踏んできている前川健生(20日)と、イタリア・ミラノで学んだ後、二期会オペラ研修所を首席修了、今回がデビュー公演となる市川浩平(19日)の二人の気鋭のテノールが登場します!

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――オロンテ役はどんな役ですか?

市川: 肩書きは武将で強そうですが、中身は女々しくて未練がましい・・・でも実際の男ってそういうものですよね(笑)腕力だけはありますがプライドが高くウジウジしていてデリケートなのが男です!
このオペラにおいてオロンテに求められているのは、理想の「漢」ではなく、現実に存在する「男」かな、と考えています。


市川浩平

――オロンテのアリアは3曲ありますが、あえて1曲あげるとすれば?

前川: 第2幕の“È un folle, un vile affetto(私の心を打ち負かすものは)”です。
オロンテは恋人のモルガーナに裏切られ、その腹いせに様々な嘘や卑怯な行動を取り、物語をかき乱すといった人物です。モルガーナからは貴方への気持ちはとうになくなったと言われ、彼女はオロンテの前を一度去ります。
このアリアは、モルガーナへの気持ちを払拭するかのように、「私の心を傲慢にも打ち負かすものは、彼女の美しさではなく、狂気と卑怯な執着なのだ!」と自分に言い聞かせるように歌う曲です。
 
 
―― どのような表現を心がけていますか?

前川: オロンテは非常にいびつで不器用で、何よりも繊細な心の持ち主です。
物語の中心ではありませんが、ストーリーをかき乱す重要な人物であります。しかし彼自身の行動が常に裏目裏目にでていき、彼も苦しむことになります。このアリアの前のシーンでモルガーナへの感情が爆発し、いわば躁状態ような状態で歌い上げる曲です。ですが、オロンテ自身徐々に心に限界を迎えそうになってもいます。一見キレてしまっているようで、どこかカワイソウな一面が見せられるようなバリエーションや音色を出していきたいと思います。


前川健生

――市川さんは?

市川: 3曲とも全く異なるタイプのアリアで、技術的にも感情表現的にも難しく、どれも「これはっ!」と思いますが、正直私はレチタティーヴォの方に思い入れがあります!
第2幕のアリア前にも、自身の名前を呼び、初めて自分の感情が溢れだすところ、彼女に言われたフラれ文句をそのまま言い返すところなどは、レチタティーヴォにもご注目ください!
めぐろパーシモンホールは広くてよく響くので、語りで進んでいく部分の歌詞をハッキリ聴かせるにはどうすればいいか、を考えております。声が小さすぎると遠くまで聞こえないし大き過ぎると今度は残響でやられちゃうのかなぁと。舞台稽古になったらうまいバランスをみつけたいです。
 
 
――二期会ニューウェーブ・オペラ劇場公演にご来場されるお客様にむけて。

前川: 『アルチーナ』はベルカントオペラの王道的な台本で、また魅力的な人物がたくさん登場してきます。一人一人の人物を各出演者が演出家のエヴァとディスカッションをしながら作り上げており、さらにそんな人物たちが化学反応を起こしながら物語が進んでいくさまをお楽しみいただければ幸いです。

市川: オペラはエンターテイメントですので、難しいことは抜きに純粋にライブでの音楽、テキスト、演技を楽しんでほしいです。
同時に、オペラには様々な時代背景、作曲家からのメッセージがあると思います。私がこのオペラを詳しく勉強する前、時代背景など気にせず純粋に先入観なしで感じたのは魔女狩りとニュートンでした。
終盤の合唱部分で「私は昔、石でした」というテキストからふと万有引力を連想し、魔女狩りの衰退時期とニュートンなどの科学者の出現に繋がりました。ラストのコーラスパートは、知性ある人達の考えが広まり、魔女狩りのような人間の闇が消えることで、全ての人が人間らしく生きられる、と言っているように感じました。
芸術作品も舞台も、発表してしまえば創り手にどんな考えがあっても、それをどう受け取るかはお客様に委ねられ、そこで感じたことは全て正解だと思います。今回の演出は、ヘンデルの『アルチーナ』という作品を通して皆様の自由な発想力を駆り立てる余地のある舞台になっていると思います。押し付けがましくなく寄り添ってくれる演出です。この舞台で皆様の感性を刺激するきっかけになれたら幸いです。
ベストを尽くします!!

     *     *     *

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~5/21(月)は【二期会NewFace】髙品綾野&高橋広奈 やさしいうた~癒しの調べをあなたに~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は5月21日(月)。髙品綾野と高橋広奈、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!

今回出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

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ソプラノ 髙品綾野
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

私の母も声楽科出身でしたので、幼少期からクラシック音楽を聴くことやオペラを観に行くこともあり、口だけは私も音大へ行くなんて言っていたんです。ピアノは習っていましたが、いざ音大受験を考えた時にピアノ科では…となり、中学3年生頃から声楽も習いはじめ、そこで歌うことの楽しさを感じました。昔から人見知りが激しいところがあったので、人一倍緊張しますが、それを上回る歌う喜びを知れたことが本格的に声楽を始めるきっかけになりました。

――声種やレパートリーについて教えて下さい。

私はリリコ・ソプラノで『フィガロの結婚』伯爵夫人、『椿姫』ヴィオレッタをレパートリーとしています。今後さまざまな役に挑戦してみたいと思いますが、『ラ・ボエーム』ミミを演じたいと思っています。2017年東京二期会公演のオペレッタ『こうもり』ではロザリンデ役(アンダースタディ)を勉強する機会をいただき、ロザリンデも演じたい役の一つとなりました。

――今回のコンサートのテーマやポイントをお願いします。

“やさしいうた”というテーマなのですが、月曜の夜から癒されるそんな音楽をお届けしたいという気持ちからこのような題にしました。週明けの月曜日は一番疲れが出やすいそうです…そんな日にこそ、癒しの音色をお届けしたい!と思い日本の歌、耳なじみのあるクラシック等の名曲をご用意しております。

――共演者をご紹介下さい。

今回共演させていただく高橋広奈さんは表現力豊かな歌声で、私は研修所時代から引き込まれていましたので、今回ご一緒させていただける事になりとても嬉しいです。高橋さんは明るく優しい雰囲気をお持ちの方なので“やさしいうた”にぴったりで、二人で奏でる音楽を楽しみながら、癒しの音色を皆さまにお届けしたいと思います。

   *   *   *


ソプラノ 高橋広奈
――自己紹介と、声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?

岩手県出身のソプラノです。高校生になって「ピアノをずっと習ってきたし、将来は音楽の先生かなぁ」とぼんやり考えていた時に、その為にも声楽の試験があると知って歌を習い始めました。そしたら、自分でも驚く程に楽しくて!その後、人生で初めてオペラを見る機会に恵まれたのですが、そこで受けた衝撃は物凄かったです。直感的に、私は将来この舞台に立っているだろうと感じ、この世界に飛び込みました。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

声種としては、ソプラノ・リリコ・レジェーロと判断しています。生涯で取り組みたい役は、グノー作曲『ロミオとジュリエット』のジュリエット役です。大学院時代、自分の修士演奏にこの役を選んだのですが、美しい音楽に何度も心を溶かされました。全幕演奏される機会は少ないですが、必ず歌いたい役です。

――今回のプログラムについて。

今回は、“あたたかくやさしい”ソプラノの響きを楽しんで頂こうと思い、髙品さんの歌う「風を見た人」の詩が収録されている詩集『やさしいうた』からタイトルを頂きました。私は、このような雰囲気をもった曲が大好きです。幼い頃に感じた、おかあさんのあたたかさ。結婚の喜びや祝福を包み込むやさしさ。など、幸せな曲を詰め込みました。

――共演者のご紹介をお願いします。

髙品さんは研修所マスタークラスの同級生です。音楽に真摯に向き合う姿と、ちょっぴり天然なギャップを持った優しい彼女のことがみんな大好きでした♪今回のテーマも、彼女の持つあたたかい音色にぴったりだと思います。今からご一緒するのが本当に楽しみです。

   *   *   *

アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」は、ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにお楽しみいただいております。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第194回【二期会New Face】やさしいうた ~癒しの調べをあなたに~

日時:2018年5月21日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:髙品綾野(ソプラノ)、高橋広奈(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 木下牧子 「風をみたひと」
 木下牧子 「おんがく」
 ベッリーニ 歌劇『夢遊病の娘』より 「私にとって晴れやかな日」
 モーツァルト 歌劇『フィガロの結婚』より 「そよ風に寄せるうた」
                       ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[3]
新しいヒーロー(ヒロイン?)が誕生!~ルッジェーロ役 花房英里子、杉山由紀

これまでにも、嘉目真木子、山下牧子、望月哲也、大沼 徹など、日本のオペラ界の第一線で活躍する歌手のデビューの場となってきた二期会ニューウェーブ・オペラ劇場。
前回公演2015年『ジューリオ・チェーザレ』でタイトルロールを飾り、翌年東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』作曲家役を好演したメゾソプラノ杉山由紀は、今回も男性役のルッジェーロで主演(20日)します。同役には、まさにこの舞台がデビューとなる花房英里子(19日)。また新しいヒロイン(男性役だからヒーロー?)が誕生するでしょうか。

     *     *     *

――花房さん、二期会デビューおめでとうございます。

花房: ありがとうございます!
 

花房英里子
 
――(二人に)ルッジェーロはブラダマンテという婚約者がいながら、魔女アルチーナの誘惑に囚われてしまった青年騎士ですが、演じてきてどのような役でしょうか。

花房: 彼は戦士なのですが、生まれてすぐに『戦いの中で死ぬ』という予言を受け、その運命から逃れるために、島にやってきて……アルチーナに出会うのです。

杉山: アルチーナに魔法をかけられ、アルチーナを愛し、官能的で堕落した日々を送っています。アルチーナが数々の男を好きになり、飽きると魔法を使って動物や岩に変えていく姿を見ているルッジェーロは、自分がアルチーナに一番愛されている、と自信を持っているのです。
しかし、そこにリッチャルド(実は恋人ブラダマンテが男装)が現れ、状況が一変します。彼に嫉妬心を強く感じ、自分も獣に変えられるのではないかと恐れ、苦悩していくことに。

花房: 彼は、戦士としての強さも持ち合わせていますが、同時に快楽への純粋な渇望も抱いていて、色んな意味で男らしい人間だと思います。魔法が解け、愛しいブラダマンテを思い出してからも、どこかでアルチーナを追い求めてしまう、人間らしさを備えています。
 

杉山由紀
 
――ルッジェーロのアリアでそれぞれのおすすめを教えてください。

杉山: 第2幕3景の“Mi lusinga il dolce affetto(優しい愛情が私の心を和ませる)”が一番好きです!
魔法によってアルチーナを愛していた時の想いと、本来の恋人ブラダマンテとの想いに悩み歌います。演出家のエヴァさんは、「アルチーナとブラダマンテ、二人の女性を天秤にかけていると思ってもいいのでは?」とおっしゃっていました!
 
 
――その曲の好きなところ、お客様に聴いてほしいところは?

杉山: 歌詞の内容は上記の通り、全国の女性を敵に回すような内容ですが、マイナスイオンが出ているんじゃないかと思うほど美しい音楽です。
余すことなく聴いていただきたいです。
 
 
――花房さんはいかがでしょうか

花房: 良い曲ばかりで、選ぶのが難しいのですが…私はその後の“Mio bel tesoro(僕の愛しい人よ)”をあげたいと思います。
 
 
――どのような内容の歌でしょうか。

花房: アルチーナの魔法が解け、愛するブラダマンテを思い出します。島から逃げるために、 魔法が解けたことを隠しながらアルチーナと再び対峙し、疑われないように愛を語るのです。「僕の愛しい人、僕は愛する人に対して忠実だ」そこに続けてこう呟きます「(だがそれはお前ではない。)」
 
 
――その曲の好きなところ、お客様に聴いてほしいところは?

花房: 曲自体は大変シンプルな言葉と音楽で綴られていますが、その影には愛や、疑いや、緊張といった、複雑な感情が渦巻いています。アリア冒頭、ルッジェーロの歌に応えて、オーケストラが同じテーマを奏でる、その優しいが故の切なさを感じていただけると幸いです。
魔法にかかっていたとは言え、深く情を通わせあった相手に偽りの愛を語る。けれどそれは、婚約者に対する愛の現れでもあります。これらの愛は果たして真実の愛なのか、それとも義務なのか?このオペラ全体のテーマに繋がる、人間の心情の複雑さを表現するのが、大変難しいです。
 
 
――『アルチーナ』を初めて鑑賞される方にむけて

杉山: 魔女・魔法といったキーワードが出てくるので、ファンタジーの世界が広がるのかと思いきや、様々な感情が渦巻く、非常に人間くさいオペラとなっております。 
それぞれキャラクターの心境が複雑に要り組む作品ですが、自分が好きなキャラクターを見つけて、心の動きを一緒に追って行くのも面白いと思います!
そして、ちょっとドSな色気が漂う、渡邊・アルチーナ・仁美が見どころです!ルッジェーロ杉山との濃厚なシーンもございますので、お見逃しなく!(笑)
 
 
――本番への意気込みを。

花房: 人間とは、強く、そして弱い存在です。欲望、愛、情、義務、理性など、複雑な想いを抱えながらも、人と関わり合い、生きています。『アルチーナ』に登場する人物達は皆、何を思い、そしてどの様に変わっていくのか?そんな人間模様の移り変わりを楽しんでいただけるようにがんばります。
ご来場をお待ちしております!

杉山: ルッジェーロは、私がズボン役に憧れるきっかけとなった役で、この役を演じることを一番の目標にしてきました。あまり上演されることがないこのオペラで、しかも憧れていた役で出演させていただけることが本当に嬉しいです。
鈴木秀美マエストロとニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウの皆さんとキャストで創り上げるバロック音楽をお楽しみいただければ幸いです。
個性がぶつかり合う、とても刺激的なオペラとなると確信しております!ご期待ください!

     *     *     *

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[2]
モルガーナ役 宮地江奈、今井実希

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』キャスト・インタビュー第2弾は、モルガーナ役の宮地江奈(19日)と今井実希(20日)の登場です。宮地、今井とも二期会デビュー・ロールとなるモルガーナ。魔女アルチーナの妹で、自らの欲望のままに生きる姉アルチーナに対してモルガーナはどのような「魔女」なのでしょうか。聴きどころは?
実際に演じるふたりに聞いてみました。

     *     *     *

――モルガーナは、どのような役ですか?

宮地: アルチーナと姉妹の魔女モルガーナは、喜怒哀楽が激しく、感情の赴くままに生きる自由な女性です。

今井: この女性は何事にも縛られることなく、自分にただただ正直に、この物語を駆け抜けます。彼女の自由な生き様はこのオペラの嵐となり、周りを巻き込んでいきます。

宮地: 今回のオペラでは、取っ組み合いの喧嘩をしたり、意中の男性を押し倒したり、常に全力投球なところが魅力です。


宮地江奈

今井: 無邪気な少女のようでありながら、官能的な妖女。彼女の玉虫色に輝く魅力に私も取り込まれています。
 
 
――モルガーナ役のアリアから聴きどころを1曲ずつ紹介してください。

今井: 第1幕の最後の“Tornami a vagheggiar(また私を喜ばせに来て)”、非常に有名なアリアです。恋が叶った(と勘違いしてしまった)彼女の喜びが、キラキラのコロラトゥーラによって歌い上げられます。
 
 
――その曲の好きなところは?

今井: ずばり、その機械的ともいえる複雑なメロディラインです。繰り返しの装飾部は、歌い手それぞれの個性が発揮される部分ですので、そこにも是非耳を傾けていただきたいです。
演出としても、とても動きのある面白い場面です。演出と歌唱、どちらも印象的でなければ意味がないと思っています。なかなかに作り甲斐のある一曲です。


今井実希

宮地: モルガーナのアリアは全部で4曲ありますが、中でも3幕で歌う“Credete al mio dolore(私の後悔を信じて)”が印象深い一曲です。
 
 
――どのような内容の歌でしょうか。

宮地: 恋人のオロンテに向かって、「自分の犯した過ちを後悔している」と許しを請う歌です。
 
 
――「ここを聴いてほしい」と思うところは?

宮地: バロック・チェロと歌のみによって作り出される静かで、物憂げな世界観が初めて聴いたときから大好きです。皆様にも是非その独特な世界観を感じて頂けたら嬉しいです。
 
 
――オペラ『アルチーナ』の魅力は?

宮地: 非常に高度な技術を要する演奏に、果敢に挑む出演者全員が見どころであり聴きどころです。感情と技術の狭間で、超絶技巧的なパッセージを懸命に歌う歌い手の姿が、とてもかっこよく見えます。
今回は演出のエヴァさんの求める、それぞれの心から湧き出る感情に基づいたリアリティのある表現と相まって、さらに見応えがあると思います。一体どんな表情で歌っているのか、どんな身体の動きなのか、大変そうなのか、それとも簡単そうなのか、色々な視点で、観察するようにまじまじと見て頂きたいです!

今井: この作品は、その殆どがアリアで構成されています。ここまでの数のアリアを一本のオペラの中で聴いていただける機会は少ないのではないでしょうか。アリアはその役の真意が歌われます。アリアの中に登場人物それぞれの人物像を見出していただけたら嬉しいです。
 
 
――では、最後に、本番への意気込みを。

今井: 二期会での初舞台、これはオペラ歌手を目指し始めた頃からの大きな夢でした。持てる全てのエネルギーを、モルガーナに落とし込みます。是非、お楽しみください!!!

宮地: エヴァさんの演出のもと、日々モルガーナの思いを深く深く探りながら、稽古に取り組んでいます。ときには汗だくになるほど激しくリアルな表現を求められ、毎日筋肉痛ですが、自分の中の表現の幅が少しずつ広がっていることを感じ、新しいことを吸収していく喜びを感じています。
このオペラの面白さを伝えられるよう、自分自身も楽しんで、最後まで全力で走りきります!

     *     *     *

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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演出 エヴァ・ブッフマンより皆様へ ~公演迫る!『アルチーナ』動画メッセージ~

いよいよ公演まで約2週間となった『アルチーナ』。
名作オペラとして、ヨーロッパでは上演頻度が高い演目ながら、日本ではこれまで中々にご覧いただけなかった完全舞台(フル・ステージ)形式での上演を、彼女がいかに描き出すのか。ビデオ・メッセージにてどうぞご覧ください!


エヴァ・ブッフマン Eva Buchmann

▼メッセージ動画はこちら

「これは島に棲む魔女アルチーナについてのオペラです。彼女はひとたび夢中になった男性を、飽きては魔法の力で野生動物に変えてしまいます。『アルチーナ』はおとぎ話で、「魔法オペラ」ですが、同時に心理劇でもあり、今回の演出ではそれも示したいと思っています。
今まさに歌手たちと稽古の最中ですが、彼らはとても積極的で、集中して取り組んでいますので、稽古は本当に充実しています。」

いよいよ良いお席の残りが少なくなってまいりました。どうかご予約はお早目に!

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(2)
~6/29(金)「テノールの競演 '84」その2:城 宏憲メッセージ

Nikikai Days 2018 オープニングの6月29日(金)「テノールの競演 '84」。城 宏憲、又吉秀樹、山本耕平という、今、注目されるテノール3人による公演紹介の2回目。今回は城 宏憲からのメッセージ、そして3人が東京二期会オペラ劇場で主演したときの写真をご覧ください。

     *     *     *
「東京藝術大学というところは本当に不思議なところで、何年かに一度、もの凄く才能豊かな学年が現れるんです。そんな粒ぞろいの平成16年度入学生を、先頭を切って牽引していたのが山本くん、一番目立っていたのが又吉くんでした。僕は1つ上の学年でしたが、学年の垣根を取りはらって何回も彼らの企画に混ぜてもらいました。それは、一緒に演奏するのが本当に楽しかったから。僕たちは学生の時から、互いに刺激を求め合う仲だったんです。それぞれに二期会という新たな学び舎でオペラデビューを終え、これからの将来を互いに見据えている今、果たしてどんな興奮する舞台が作り上げられるか、本当に楽しみにしています。学生時代に思い描いた僕たち『三人のテノール』のコンサート。決して忘れる事のない『新たな青春の1ページ=僕らの夢』を、二期会とサントリーホールと共にお送りします!どうぞご期待ください!」 城 宏憲
     *     *     *


東京二期会オペラ劇場2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』
カヴァラドッシ役の城 宏憲(左)


東京二期会オペラ劇場2017年11月公演 J.シュトラウスII世『こうもり』
アイゼンシュタイン役の又吉秀樹(手前左)


東京二期会オペラ劇場2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』
マントヴァ公爵役の山本耕平(手前中央)
 
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第1日 テノールの競演'84

日時:2018年6月29日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:城 宏憲(テノール)、又吉秀樹(テノール)、山本耕平(テノール)
    村上尊志(ピアノ)、福井 敬(司会)

演奏予定曲:(プログラムも近日発表いたします!)
【城】
ヴェルディ:オペラ『ルイザ・ミラー』より 「穏やかな夜には」
マイヤベーヤ:オペラ『ユグノー教徒』より 「白甜よりなお白く」
ドニゼッティ:オペラ『ポリウート』より 「私が吸うこの空気は毒だ! 汚された我が名誉よ」  ほか
【又吉】
ヴェルディ:オペラ『シモン・ボッカネグラ』より 「何てこと!慈悲深い天よ」
ヴェルディ:オペラ『海賊』より 「初恋の頃はすべて微笑んでいるようだった」
シューベルト:「魔王」  ほか
【山本】
ロッシーニ:オペラ『チェネレントラ』より 「そうだ、もう一度彼女を見つけ出すことを誓う」
ドニゼッティ:オペラ『アルヴァ公爵』より「清らかで美しい天使」
モーツァルト:オペラ『後宮からの逃走』より「愛こそが私のたより」  ほか

▼詳細は公演ページをご覧ください
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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開幕迫る 5月ヘンデル『アルチーナ』公演~ニューウェーブ・キャスト・インタビュー[1]
アルチーナ役 梶田真未、渡邊仁美

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『アルチーナ』もいよいよ開幕間近!
ここからは出演者と聴きどころをご紹介するキャスト・インタビュー・シリーズをお楽しみください。

まずは、タイトルロールのアルチーナ役を務めるソプラノ梶田真未(19日)と渡邊仁美(20日)から!
オペラの舞台となる魔法の島に棲む魔女アルチーナ。高潔さと高慢さ、強さと弱さ、魔術的な妖艶さと人間的な素直な感情を併せ持つこの役をどのように表現しようとしているのでしょうか。梶田も渡邊も、この舞台が二期会オペラ・デビューとなります。

     *     *     *

――『アルチーナ』タイトルロールご出演決定おめでとうございます。
   アルチーナはどんな役ですか?

渡邊: ありがとうございます。

梶田: アルチーナは全ての元凶であり、この話の軸であると思います。女王としてこの物語の舞台となる島を統べており、男を唆し、飽きたら石や獣に変えてしまう、恐ろしい女性です。いつも自身に満ち溢れ、愛を自由自在に操り、自分の思う通りに物事を動かしています。


梶田真未

渡邊: そんな悪役ですが、生身の女性と同じように、もしかしたらそれ以上に人間的かつ非力で感情豊かな存在です。愛の悦びを語ったり、愛しい人を想って涙したり、思いのままに怒ったり、子どものように号泣したり…私の中の"女"のすべてを出し切って、またさらに新しい自分を発見しながら演じたいと思います。
 
 
――アルチーナの聴きどころのアリアを1曲挙げるとすれば?

渡邊: 歌わせていただくアリア全てに思い入れがあり、1つだけに絞ってご紹介するというのは本当に難しいのですが…もっとも大きな存在だと感じる曲はやはり、第2幕の”Ah, mio cor(ああ、私の心よ)”でしょうか。作中6曲あるアルチーナのアリアのうち3曲目にあたるのですが、歌詞も音楽も愛憎が入りまじり、アルチーナが崩壊に向かっていくことを予感させるような、ドラマチックな曲です。


渡邊仁美

梶田: 私も同じ曲を挙げました。恋人に裏切られたとわかり、悲しみに打ちひしがれる曲です。この国の女王として、そしてアルチーナ自身のプライドを保とうとする心と、女として裏切られた悲しみ、苦しみがせめぎ合い、初めて大きく彼女の心が揺れ、共感できるような心情が見えてきます。その繊細な、けれど重大な変化の部分を聴いていただきたいです。
 
 
――その曲の難しいところはありますか?

梶田: 精神的にも音楽的にもとても緊張感の溢れる場面で、物語の折り返し地点であるようにも思います。アルチーナに初めて降りかかる脅威への驚きと、裏切られた悲しみと静かな怒りが入り混じった複雑な感情をどのように表現するか、難しく悩んでいます。私はこの曲をどのような表現方法で音楽を紡ぐか、まだ答えは出ていません。

渡邊: アルチーナのアリアは、どの曲も感情が細やかに描かれていて、よろこび、悲しみ、怒り、恐れ…どれをとっても全てがキラキラ輝いています。300年も前に作曲された音楽がこれほどまで心に訴えかけてくるということに、私自身日々新鮮な驚きと魅力を感じながら歌っています。
 
 
――では『アルチーナ』全篇で、聴きどころは?

梶田・渡邊: 全部です!
 
 
――本番への意気込みを

梶田: 勉強を初めてアルチーナに近づいてみると、とても個性的で目が離せないキャラクターばかりで、ストーリーもめまぐるしく動き、どんどん魅力に引き込まれていきました。そんなアルチーナの世界をより魅力的にお伝えできるよう頑張ります!

渡邊: 3年前の二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』を観て、自分もいつかバロックオペラに挑戦したいと強く願っていました。それがこんなに早く叶い、またそのとき主演されていた憧れの杉山由紀さん(『ジューリオ・チェーザレ』題名役にて出演)と今回共演させていただけることにも、大きな喜びを感じています。
稽古場で涙が出そうになるほど感情の動くこの音楽を、一人でも多くのお客様にお伝えしたいです。
是非劇場にお越しください。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

     *     *     *

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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指揮 鈴木秀美より皆様へ ~『アルチーナ』の魅力とは?~

2015年『ジューリオ・チェーザレ』での瑞々しい演奏も記憶に新しい、指揮の鈴木秀美。
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 ヘンデル『アルチーナ』公演まで約1か月となり、連日の稽古が続くなか、皆様へメッセージが届きました!


鈴木秀美

▼メッセージ動画はこちら

「アルチーナはオペラの中では魔女とされていますが、作中では魔法は一度も使われません。女性が男性をどんどん捕まえて、飽きてしまうと石や木などに変えてしまう。(アルチーナは)怖い魔女ということになっていますが、現実の世界でもこのようなことはたくさん起きているのではないでしょうか(笑)。
また、アルチーナが本当の愛に目覚めて、ルッジェーロに恋をしてしまった時には、魔力が一切失われてしまうところも涙を誘いますし、色々と現実の生活に反映されるようなところがあります。
作曲家のヘンデルが生きており、『アルチーナ』が演奏されていた時代のロンドンの聴衆も、また現代の聴衆も同じように感情移入をすることができる。それが、何百年経ってもヘンデルのオペラを魅力的にしている理由の一つだと思います。」

この機会に是非、バロック・オペラをご体感ください!良いお席のご予約はどうぞお早目に。

▼『アルチーナ』公演情報ページはこちら
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 G.F.ヘンデル『アルチーナ』 - 東京二期会

 指揮:鈴木秀美、演出:エヴァ・ブッフマン、管弦楽:ニューウェーブ・バロック・オーケストラ・トウキョウ(NBO)
 2018年5月19日(土)17時、20日(日)14時 めぐろパーシモンホール大ホール

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~3/26(月)は【二期会NewFace】飯嶋幸子&的場正剛 オペラーゴ!~Opera singers from the "Lago"~

新橋にある音楽レストラン、アルテリーベ東京では、「月曜日は新橋でオペラ!」を合言葉に、将来有望な若手歌手によるディナー企画「月曜フレッシュコンサート」シリーズを開催しています。
こんどの二期会New Faceの出演は3月26日(月)。緑鮮やかに萌え出る春の訪れとともに、麗しい歌声で彩るのは、ソプラノ飯嶋幸子(いいじま ゆきこ)とバリトン的場正剛(まとば まさたか)。
第一部はオペラ、オペレッタの名曲から楽しいステージを。そして、第二部ではメノッティのオペラ『電話』をお届けします。ピアノは相田久美子です。どうぞご期待ください。

では、今回のコンサートに向けて、出演の二人からメッセージが届いておりますので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
飯嶋幸子
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして、ソプラノの飯嶋幸子です!
幼少期からピアノ、バレエを習っており、将来は何か自分を表現できる職業に就きたいと漠然と考えていました。しかし、成長するにつれてピアニストやバレリーナになるのは自分には難しそうだと悩んでいる中、師事していた先生に声楽での音大受験を勧められました。身体を動かし、音楽で表現する、まさに自分にぴったりの分野であると分かった時から声楽、オペラへのめり込んで行きました。
もっと様々な舞台に乗れる様にと二期会研修所で勉強させて頂き、現在は滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールの専属歌手として活動しています。

 
――自身の声種、レパートリーを教えて下さい。目指している役は?

軽い声質ですので主にレッジェーロのオペラを勉強しています。
バレエで鍛えた身体でのダンスや動きが多い演技が大好きなのでスザンナやアディーナなどのスーブレット役が得意です。今回のプログラムにも入れさせて頂いています!
目指している役はベルカントオペラ、とくにルチアを一本歌う事が現在の夢です。

――今回のコンサートのテーマやポイントは?

共演する的場さんと選曲を相談している時、何か一貫性のあるプログラムにしたいね、という話になり、「フィガロ スーパーハイライト」「1時間オールデュエット モーツァルト&ヴェルディ」なんて企画もあったのですが(笑)
そんな中、メノッティの『電話』が登場人物も2人、演奏時間も30分以内という事でまさにこの企画にピッタリのオペラだ!という事で『電話』を中心に、前半はガラコンサートというプログラムにさせて頂きました。
第1部「フィガロの結婚」「魔笛」「天国と地獄」「こうもり」など有名どころから名曲の数々を!
第2部は『電話』ハイライトを日本語で上演します!

――共演者をご紹介下さい。

びわ湖ホール声楽アンサンブルから的場さんが退団されてから約二年ぶりの共演!
『天国と地獄』で私がユリディス役をした時のジュピター役が的場さんだったのでお互いどんな進化をしているかとても楽しみです(笑)
相田先生と3人でお客様に楽しんで頂ける舞台を作り上げたいと思います。

   *   *   *


バリトン
的場正剛
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

兵庫県出身のバリトン、的場正剛です。
この度は歴史あるアルテリーベフレッシュコンサートに出演させて頂き、大変光栄です。
母がピアノ教師でしたので幼い頃からピアノ、クラシック音楽が側にありましたが、ピアノは5歳で挫折し逃げ出しました。そこからは合気道やパソコンの資格を取ったりなど、音楽とは離れた生活をしていましたが、、、、
折角音楽が出来る環境が有るのに勿体ない、挫折はしたものの趣味でなら、と高校生の時に声楽を習い始めました。
そんな時、METの来日公演でルネ・パーペが演じたスタイリッシュでコミカル、圧倒的な歌唱力のレポレッロに感動し、あんな風に演技して歌って表現したい!と大分遠回りしましたが音楽への道へ戻ってきました。

 

――自身の声種、レパートリー、目指している役は?

2年前にバスからバリトンへ転向しました。
バス時代には父親役や立場がある役など比較的落ち着いた役が多かったので、スカルピアやイャーゴなどの悪役に憧れています。死ぬまでにはやりたいです(笑)

――今回のプログラムについて、そして共演者をご紹介下さい。

第1部は有名なオペラ、オペレッタからお酒やお料理と一緒に楽しんで頂けるような名曲を、第2部はメノッティのオペラ『電話』を日本語ハイライトでお届けします!『電話』は女性の長電話を題材という一風変わったオペラですが音楽は非常に楽しく、またラストは感動のフィナーレも??演出、仕掛けも絶賛準備中!お楽しみに!

共演者の飯嶋幸子さんは二期会研修所の先輩ですが、出会いは滋賀県にあるびわ湖ホールの声楽アンサンブルという団体です。そこで二年間様々なオペラや演奏会で共演させて頂きましたので息が合った舞台をお届け出来ると思います!
ピアニストの相田先生とは今回初めて共演させて頂きます。どんなアンサンブルになるか僕自身も非常に楽しみです。
月曜の夜、アルテリーベでお待ちしております!

   *   *   *

アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサートは、ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにお楽しみいただいております。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第185回【二期会New Face】オペラーゴ!~Opera singers from the "Lago"~

日時:2018年3月26日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:飯嶋幸子(ソプラノ)、的場正剛(バリトン)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
<第一部>
モーツァルト オペラ『魔笛』より 「パパパの二重唱」
モーツァルト オペラ『フィガロの結婚』より 「勝訴しただと?」
ヨハン・シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』より 「公爵様あなたのようなお方は」
オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』より 「ハエの二重唱」
                       ほか
<第二部>
メノッティ オペラ『電話』~ルーシー:飯嶋幸子、カズ(ベン):的場正剛

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ3月公演 ベッリーニ『ノルマ』~3/18ポリオーネ役、テノール樋口達哉からのメッセージ!

公演まであと半月ほどとなりました、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ V.ベッリーニ作曲オペラ『ノルマ』。
本日は、3月18日(日)のポリオーネ役で主演、二期会が誇るプリモ・テノールとして、活躍を続けている樋口達哉からメッセージが到着しましたので、皆様にご紹介いたします。


 樋口達哉

     *     *     *

■ベルカント・オペラの最高傑作と言われている『ノルマ』の上演!

このオペラは、偉大なソプラノ【マリア・カラス】が歌ったことで復活上演をされたような作品ですが、中でも「Casta Diva(清らかな女神よ)」は、あまりにも有名です。
テノールにとってもこのオペラは憧れの作品であり、今、この時期に【ポリオーネ役】を歌わせて頂くことは最高の幸せです。
自分の声が「テノール・リリコ」から「テノール・スピント」に変わりつつある、まさに変遷の時。この役にもドラマチックな声とベル・カントのテクニックが求められます。
登場のアリア「ヴィーナスの祭壇の下に」は超難易度が高く、まさにフィギュアスケートの4回転ジャンプのよう。金メダルを目指します!ポリオーネ役の最大の見せ場ですので、冒頭から目と耳を離せません。
そして、個人的にはイタリアオペラのテノールの二大悪役とも思えるポリオーネ(もうひと役は『蝶々夫人』のピンカートン)。しかしながら、与えられている旋律は優雅で美しく上品。英雄であるがゆえの、ノルマとアダルジーザとの三角関係のはざまで繰り広げられる人間模様。
今回はセミ・ステージ形式上演ということで、視覚的以上に素晴らしい音楽を堪能していただけるはずです。
皆さまのご来場をお待ちしております。

樋口達哉

     *     *     *
 
 
▼チケット絶賛発売中~『ノルマ』の公演情報はこちら!
《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》V.ベッリーニ『ノルマ』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会

 2018年3月17日(土)17:00/18日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 (※樋口の出演日は18日)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 
【テノール樋口達哉 東京二期会オペラ 名場面集】(撮影:三枝近志)


 2013年 オッフェンバック『ホフマン物語』(ホフマン役)


 2014年 プッチーニ『蝶々夫人』(ピンカートン役)


 2017年 プッチーニ『トスカ』(カヴァラドッシ役)
 
 

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公演迫る!『ローエングリン』 プレミエ・キャンペーン第3弾&稽古場レポート各メディア掲載情報!

マエストロ準・メルクル×演出 深作健太による東京二期会オペラ劇場『ローエングリン』のプレミエまであと4日となりました!



東京都交響楽団とのリハーサルも順調です!

2月21日(水)のワールド・プレミエにむけて、稽古場での取材記事がこれまでに各メディアから続々と紹介されています。

映画監督・深作健太がワーグナーのオペラ演出|ビジュアル音楽堂 - 日経電子版 NIKKEI STYLE
演出 深作健太、ローエングリン役 福井 敬のインタビュー動画、必見です!
深作「『ローエングリン』は不思議な作品。一方にはメルヘンとしての部分、白鳥の騎士がお姫様を助けに来るというおとぎ話の面がある。その一方でドイツを一つにまとめる過程で連合を訴える10世紀の政情が描かれる。これは実は19世紀のワーグナーが生きた時代のドイツの状況とも重なる」

【稽古場レポート】深作健太演出《ローエングリン》|東京二期会特設サイト - WEBぶらあぼANNEX
物語のクライマックス第3幕の詳細な稽古場の様子が多くの写真とともにレポートされています!
深作「舞台は1884年。いまだ建設中のノイシュバンシュタイン城(ルートヴィッヒの晩年)。ルートヴィッヒは、現実と虚構の区別がつかず狂王と呼ばれていた。ルートヴィッヒが《ローエングリン》の譜面をくりながら自分の人生を振り返ると、次第にローエングリンの物語へと重なっていき、ローエングリンとルートヴィッヒの物語が同時進行する」

美に生きた王が夢見た英雄 東京二期会「ローエングリン」 21日から - 産経ニュース
「ローエングリンは気高い騎士ですが、自らは争うことを望んでいません。彼は戦わない英雄として登場し、去っていきます。それはワーグナーがしたためた美しい音楽にも表れています。勇壮なファンファーレに耳を奪われがちですが、優美な旋律は平和の祈りに満ちています」と深作は作品の魅力を語る。

悲劇の王、ルートヴィヒが憧れた白鳥の騎士『ローエングリン』、深作健太がワーグナーのオペラを東京二期会で演出! - エンタメ特化型情報メディア SPICE
深作「人々はお金が無くなると戦争を求めます。僕は、芸術を志す人間としては戦争など冗談じゃありませんし、お金よりも愛、と思いたい」

このほかにも多くのメディアから発信されたニュース、レポートを一挙に!

映画監督、深作健太によるオペラ演出作第2弾『ローエングリン』が2月に開催 - CDJournal ニュース
準・メルクル×深作健太のタッグ再び、二期会オペラ「ローエングリン」 - ステージナタリー
ワーグナー協会 第395回 例会 「ローエングリン」特集1「深作 健太、《ローエングリン》演出を語る」より(前編) - オペラ・エクスプレス
 
 
そしてこの度、ワールド・プレミエ・キャンペーン第3弾として、「プレミエ当日学生券」の発売を決定しました!
通常、東京二期会のオペラ公演では、「学生券」は一般発売初日から発売しており、前営業日までにご予約・ご決済をいただいておりますが、2月21日(水)のプレミエ公演に限り、当日でもご購入いただける「当日学生券」を販売いたします。金額は通常前売学生券と同額の2,000円。28歳未満の学生の方なら絶対お得なチケットです(※学生券をお買い求めいただける方の条件について詳しくはこちら⇒ 学生席について)。ぜひ記念のプレミエ公演にお越しください!

東京二期会オペラ劇場
◇◆◇ ワーグナー『ローエングリン』ワールド・プレミエ・キャンペーン第3弾 NEW!! ◆◇◆
◆プレミエ公演限定「当日学生券」販売◆
2月21日(水)初日公演に限り《当日学生券2,000円》を販売!
 【受付】2月21日(水)16:30より 東京文化会館大ホール「当日券カウンター」にて販売
 ※必ずご本人の学生証をご提示ください(ご購入時とご入場時いずれもご提示いただいております)
 ※お一人様1枚とし、代理でのお求めは承れません
 ※今回実施の学生券当日販売は初日公演限定です。
   2日目[2月22日(木)]以降の公演は事前に二期会チケットセンター03-3796-1831にてご予約をいただきます

 
 
▼『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

2月21日(水)18:00(プレミエ・キャンペーン開催)/22日(木)14:00(平日マチネ・スペシャル:深作健太アフタートーク開催)/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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2月公演『ローエングリン』~タイトルロール・小原啓楼&エルザ・木下美穂子 動画メッセージ!

東京二期会2月公演『ローエングリン』の稽古場から、ローエングリン役とエルザ役で共演するテノール小原啓楼とソプラノ木下美穂子の動画メッセージが届きました。短い中にも日々充実した稽古を重ねて、オペラ『ローエングリン』が築かれてきていることが伝わってきます。ぜひご覧ください!

ローエングリン 小原啓楼

「今回の舞台は、ローエングリンと(ワーグナーの庇護者でもあったバイエルン王)ルートヴィヒ2世の物語が同時進行していきます。ステレオタイプのいわゆる〈英雄〉ではない人物像を表現していけたら、と思っています」(2月1日収録)

エルザ 木下美穂子

「私にとって初めてのワーグナー作品。またすばらしい作品にであることができて、とても嬉しく思っています。演出の深作さんはとても斬新で、日々新しい『ローエングリン』が生まれています」(1月31日収録)

二人の出演日は2月22日(木)と25日(日)。特に、22日(木)は「平日マチネ・スペシャル公演」として、特別料金の設定に加えて、終演後には演出・深作健太によるアフタートークも開催を予定しています。ご来場お待ちしております!
 
 
▼『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

2月21日(水)18:00(プレミエ・キャンペーン開催)/22日(木)14:00(平日マチネ・スペシャル:深作健太アフタートーク開催)/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~2/26(月)は【二期会NewFace】石原 優&高津亜美 春の訪れを歌に乗せて~心温まる音楽の夜~

新橋にある音楽レストラン「アルテリーベ東京」では、今後の活躍が期待される若手歌手による「月曜フレッシュ・コンサート」を開催し、好評を博しております。
2月の二期会New Faceの出演日は、立春も過ぎ春の足音が聞こえる26日(月)。石原 優(いしはら ゆう)と高津亜美(たかつ あみ)、二人の期待のソプラノが〈心温まる音楽の夜〉をお届けします。ピアノは、アーティストたちからの信頼も厚い相田久美子です。

今回のコンサートに向けて、出演の二人からメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
石原 優
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして。ソプラノの石原 優と申します。
私は幼い頃から音に興味津々、きこえてきた音や声の高さをピアノで探す遊びをよくしていました(笑)
そんなわたしが声楽の道を志したきっかけは、中学で合唱部に入ったことです。歌うことにすっかり魅了され、音楽コースのある高校へ、そして国立音楽大学へと進学しました。大学ではオペラ研究会に入り、お芝居をしながら歌うことの喜びと楽しさ、何より難しさを知り、「もっと出来るようになりたい」という思いから、二期会オペラ研修所で学びました。どうぞよろしくお願いいたします!

 
――自身の声種を教えて下さい。また挑戦したい役は?

私の声種は、レッジェーロソプラノです。軽やかなフレーズや転がるようなパッセージを得意としていますが、幅広く勉強しています。今回選曲した『ホフマン物語』オランピアのアリアは大好きな曲であり、役としても憧れています。

――コンサートのテーマやポイント、そして共演者をご紹介下さい。

今回は2月のコンサートなので、寒さの中にも春がすぐそばに来ている、ということから、このタイトルを付けさせていただきました。
高津さんはマスタークラスで共に学んだ仲間であり、学年は違うものの大学も同じという共通点もあるため、今回初共演させていただけることをとても嬉しく思っています。素晴らしい美声はもちろん、おちゃめで可愛らしい素顔も彼女の魅力です♪
それぞれの声の特性を活かせる曲、春らしい曲、、、と選曲するうち、大好きな曲ばかりのプログラムになりました。
当日はそれぞれのソロはもちろんですが、皆様が一度は聴いたことのある曲も二人のハーモニーでお楽しみいただけるかとおもいます!

   *   *   *


ソプラノ
高津亜美
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

小さい頃から歌うことがとにかく大好きで、中学二年生の合唱コンクールでのソロをキッカケに音楽の先生の勧めで声楽を習い始めました。
そしてさらに歌うことの楽しさを知り、その瞬間からずっと死ぬまで歌って生きたいと強く思うようになりました。両親にその道に進む相談をした際、予想外に喜んでくれて、背中を押してくれたのを覚えています。

――自身の声種、レパートリー、目指している事と挑戦したい役は?

私はソプラノドラマティコで、今までプッチーニやベルディを多く歌って来ました。目指しているのは、力強く、心に直接語りかけられるような歌を歌うことです。挑戦したい役はトスカとヴィオレッタです。

 

――今回のプログラムについて、そして共演者をご紹介下さい。

3月が目前ということで少し春の訪れを感じさせるような、誰もが一度は聴いたことのある有名な曲もおりまぜ、楽しく聞き応えもしっかりあるプログラムになっています。オペラが好きな方もあまり知らない方も楽しんでいただけると思います。
石原さんは研修所マスタークラス時代同じクラスで1年間学んだ同期です。歳下の私にいつも同じ目線でとても優しく接してくれました。今回、透き通るような綺麗な歌声の石原さんとデュエットできて本当に嬉しいです!

   *   *   *

ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともにコンサートをお楽しみください。
是非ご予約はお早めに!一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第182回【二期会New Face】春の訪れを歌に乗せて~心温まる音楽の夜~

日時:2018年2月26日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:石原 優(ソプラノ)、高津亜美(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私の名前はミミ」
 オッフェンバック 『ホフマン物語』より 「生け垣に小鳥たちが」
 モーツァルト 『皇帝ティートの慈悲』より 「昔の愛情に免じて」
                       ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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「黙っていてもオーラを放てる人」演出・深作健太が太鼓判を押す
~『ローエングリン』に出演する俳優・丸山敦史さんに聞く

2月21日にワールド・プレミエ(新制作初演)を迎える東京二期会オペラ劇場『ローエングリン』に出演する俳優の丸山敦史。二期会公演初登場となる彼の横顔をご紹介するべく、音楽評論家・室田尚子さんがインタビューしました!


丸山敦史

     *     *     *

 『ローエングリン』で、「もうひとりのローエングリン」ともいうべき黙役の騎士を演じる丸山敦史さん。182センチの長身に、切れ長で涼しげな目が印象的だ。個人的には2013年のスーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」(テレビ朝日系)の6人目の戦士・キョウリュウゴールドに変身する空蝉丸が忘れられない。戦国時代からタイムスリップしてきたという設定の空蝉丸は、現代社会の中で色々苦労しながらも、仲間への思いを常に抱き続ける「気配りの人」だった。その後、映画に舞台にと活躍の場を広げてきた丸山さんだが、『ローエングリン』演出の深作健太さんとは、舞台〈闇狩人〉〈里見八犬伝〉などで共演している。


舞台〈里見八犬伝〉より

 深作さんによると、丸山さんは「アクションではなく佇まいで存在感を放てる人」。一流の歌手揃いのオペラの舞台で、セリフという俳優にとって最大の武器を奪われた状態で戦うという挑戦も、彼なら大丈夫と太鼓判を押す。

 「〈闇狩人〉のときは敵方のラスボスで、一人高いところに立っている絶対的な存在という点では今回の騎士役と似ているところがあるかもしれません。今回はセリフなしでそうした圧倒的な存在感を表現しなければならないので、とにかく必死に食らいついていくしかないなと思っています。」

 深作演出のプランは、1月21日に行われた「二期会プレ・マチネ」でも大枠が披露されたのでご存知の方もいらっしゃると思うが【イベントのレポートはこちら⇒ 二期会プレ・マチネ「映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること」 - オペラの散歩道(二期会blog)】、ローエングリンをバイエルン国王・ルートヴィヒ2世に重ね合わせるという斬新なもの。その中で丸山さんが演じるのは、ルートヴィヒの脳内だけに存在している「理想の騎士」という設定だ。他の登場人物とは違う次元にいる、特別な存在。「キョウリュウジャー」の空蝉丸とも重なる。


『ローエングリン』稽古場にて

 「僕が想像していた『白鳥の騎士』とは違いましたが、さすが深作さんが考えることは一歩先をいっていると思いました。そういう作品に呼んでいただけたのはとても嬉しいですし、同時に責任感も感じます。」

 二期会の稽古に入るまでに、すでに『ローエングリン』について資料にあたり勉強もしてきていたようだ。とても勉強熱心な面ものぞかせる。「器用な方ではないので、納得できるまでよく考えたいタイプなんです」という丸山さんだが、深作さんも「音楽だけでなく、ローエングリン=ルートヴィヒという一つの役を補完していく役。丸さんなら必ずできるはず」と期待を語ってくれた。


『ローエングリン』稽古場にて 写真右は演出の深作健太

最後に丸山さんから、ファンの皆さんへメッセージを。

 「オペラはすごいですね。セリフがないのに歌手の皆さんの表現だけでドラマがちゃんとわかるようになっている。僕のファンで、まだオペラを観たことがないという方にもぜひ観にきてください、とオススメしたいです。」

 私たちオペラ・ファンの方も、丸山敦史という俳優が舞台でどんな化学変化を起こしてくれるのか、これまでにない経験ができるにちがいないと今からワクワクしている。

     *     *     *

深作『ローエングリン』の大きなカギをにぎる、騎士役の丸山敦史は全日出演。
どうぞお楽しみに!


ローエングリン・福井 敬との2ショット
 
 
▼2月21日(水)ワールド・プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

2月21日(水)18:00(プレミエ・キャンペーン開催)/22日(木)14:00(平日マチネ・スペシャル:深作健太アフタートーク開催)/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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【お詫びと訂正】本記事掲載当初、丸山敦史氏出演の深作健太氏演出作品として、堤 幸彦氏の演出作品である舞台〈真田十勇士〉を誤って記載しておりました。堤氏、深作氏、丸山氏はじめ関係各位にお詫びの上、訂正させていただきます。
 
 

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フィンランド国立歌劇場から、ソプラノ大村博美『ノルマ』にむけてのメッセージ!~「嫉妬や激怒や絶望の嵐を経験しながらノルマが辿り着いたのは、本当に正しいと信じることをやりとげる勇気と高貴な魂でした」

現地時間の今日、1月31日にフィンランド国立歌劇場『蝶々夫人』のプレミエを迎えるソプラノ大村博美から、3月〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉公演V.ベッリーニ『ノルマ』にむけてのメッセージが届きました!

思えば、昨年2017年の大村は、NHKニューイヤーオペラ・コンサートでの『ノルマ』の名アリア「清らかな女神よ(Casta Diva)」に始まりました。2月東京二期会『トスカ』主演、そして10月には日本で100公演目の蝶々夫人を迎え、その後も、カナダ、ラトヴィアで同役の舞台をさらに重ね、今年最初のオペラをフィンランドで迎えています。
蝶々夫人と並んで大村の真骨頂といえるノルマ。これまで彼女の本拠地であるフランスで舞台を踏んできたこの役が、ついに日本で、オーチャードホールで聴ける日が近づいてきました。

 大村博美

     *     *     *

「時代を超えて感動を与えてくれるオペラは必ず、いつの時代にも共通の人間の深い苦悩や喜びを鋭く真摯に描いています。『ノルマ』というオペラも人間のドラマが本当に素晴らしく描かれていて、演じ歌っているうちに最終幕など涙がこみ上げてきます。

ヨーロッパでこの役を、ローザンヌ歌劇場でロベルト・リッツィ・ブリニョーリ氏の指揮、トゥーロン歌劇場でジュリアーノ・カレッラ氏の指揮、マッシモ・ガスパロン氏の演出で歌いました。今回日本でまた大好きなこの役を歌うことができて本当に嬉しいです。

以下写真3点=ローザンヌ歌劇場『ノルマ』公演より(撮影:Marc Vanappelghem)


ノルマという女性は、神からのメッセージを同胞に伝えることができる能力の為に、一族の頭ともいうべき責任ある立場にいる女性です。"ノルマ" というのはイタリア語で "きまり"とか"ルール"という意味ですが、彼女は自分の一族の中でまさに 掟やきまりに忠実に、ルールを守って生きるお手本のような立場にいます。そして、ローマ軍と戦うことを望む同胞をなだめながら、何よりも平和を求めて真摯に祈る 美しい心を持っている人でもあります。
そんな彼女、"ルール"のお手本であるべき彼女が、こともあろうに 敵のローマ軍の将軍を愛して子供までもうけてしまった。誰にも言えない重大な秘密です。しかも望みの綱の彼は自分より若い巫女のアダルジーザに心を移して自分から去っていこうとしている。ノルマの絶望感は計り知れないほど深く切実です。
嫉妬や激怒や絶望の嵐を経験しながらノルマが苦しみながら最後に辿り着いたのは、自らの激情に打ち勝って 本当に正しいと信じることをつらくてもやりとげる勇気と高貴な魂でした。



最後にノルマはみんなの前で真実を明かして子供を父に託し、自らは潔く死ぬことで全ての責任をとります。その大詰めのシーンでノルマは、"ああ、もう思い残す事はない。お父さんが涙を浮かべて私を許してくれた。私は幸せだ" と歌いますが、ここを歌っているとノルマの心のいじらしさに感動していつも涙がでてきてしまいます。

昨年末から『蝶々夫人』の公演のためフィンランド国立歌劇場で歌っていますが、自由な時間には歌劇場でノルマの練習をしている今日この頃です。3月に日本で歌わせていただくのを楽しみにしています」



     *     *     *

歴史的なディーヴァ(歌姫)が歌い継ぎ、人間の深い想いが宿ったオペラ史上屈指のヒロインのひとり、ノルマ。オーチャードホールでの大村博美の出演日は3月17日(土)です!

▼大村博美、ファン待望のノルマ!
《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》V.ベッリーニ『ノルマ』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会

 2018年3月17日(土)17:00/18日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 (※大村の出演日は17日)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~1/29(月)は【二期会NewFace】岡田麻里&相山潤平 ニューイヤーコンサート~寒さ忘れる甘く熱き愛の調べ~

新橋にある音楽レストラン、アルテリーベ東京では、「月曜日は新橋でオペラ!」を合言葉に、今後の活躍が期待される若手歌手によるディナー企画「月曜フレッシュコンサート」シリーズを開催しています。
新春を彩る、本年の二期会New Face登場初回は1月29日(月)。ソプラノ岡田麻里(おかだ まり)とテノール相山潤平(あいやま じゅんぺい)、二人の期待の新鋭が、晴れやかな歌声をお届けします。

コンサートに向けて出演の二人に話を聞きましたので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
岡田麻里
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして、ソプラノの岡田麻里と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
ミュージカルの舞台を観たことがきっかけで声楽を始めました。声楽を極めていくうちにすっかりオペラに魅了され この道で生きていく事を決めました。

 
――声種やレパートリーについて教えて下さい。

私の声種はリリックソプラノです。叙情的な表現を得意としています。

――コンサートのテーマやポイント、そして共演者をご紹介下さい。

今回は、1月にコンサートをさせていただけるということで『ニューイヤー』の言葉を入れることを相山さんと一致して決めました。新年にふさわしく華やかなコンサートしたいです。
相山さんは、イタリア人のような明るさでレパートリー等で相談にのってくださり、いいプログラムに仕上がりました。今回初めてコンサートでご一緒させていただきますが とても楽しみにしています。

   *   *   *


テノール
相山潤平
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

私は、宇都宮大学農学部で林業の勉強をしておりました。18歳の時に「三大テノール」の公演を観て、激しく感動し、一念発起で進路変更。国立音楽大学と同大学院を修了後、イタリアに留学致しました。

 
――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

当初から声種はテノールリリコとは言われておりましたが、イタリアの作品を中心に軽快なものから重厚なものまで柔軟性をもって取り組んでおります。声に合っていると思うのは『ランメルモールのルチア』エドガルド役と『ラ・ボエーム』ロドルフォ役かと思いますが、どんな作品でも自分の声とキャラクターの可能性を探しながら表現することが課題だと思っております。日本でもまたイタリア滞在中も幸いなことに人の縁で助けられて今日もこうして歌わせて頂いております。今後は言語や時代にとらわれずいろんな作品に挑戦し、一人でも多くのお客様にお楽しみ頂けるよう精進したく思っております。

――今回のプログラムについて、そして共演者をご紹介下さい。

共演者のソプラノ岡田麻里さんとは研修でご一緒させて頂きました。モデルさんのような長身に加えてこの美貌、立派な美声と3拍子揃った逸材です。そんな彼女と共演でき、誰よりも間近で岡田さんの美声に酔えるこの機会に感謝しております。
今回のテーマは大分迷いましたが、「新」「初」というキーワードで、二人で構成を考えました(本当は美女と野獣にしたかったのですが)。私の選曲は、岡田さんからのリクエストを伺いつつ選びました。オペラが初めましてのお客様に、テノールの面白さを感じて頂けるような有名アリアと、岡田さんのソプラノの魅力が更に映えるソロ、重唱をご用意致しました。

寒さが一番厳しい季節ですが、ピアノ相田久美子さんを交えての若々しい演奏とともに温もりひとときをお過ごし頂けましたら幸いです。

   *   *   *

是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第178回【二期会New Face】ソプラノ&テノール ニューイヤーコンサート
~寒さ忘れる甘く熱き愛の調べ~

日時:2018年1月29日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:岡田麻里(ソプラノ)、相山潤平(テノール)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 モーツァルト 『アルバのアスカニオ』より 「そうです、でも別の恋の炎を」
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』より 「人知れぬ涙」
 モーツァルト 『コシ・ファン・トゥッテ』より 「もうすぐ腕に抱かれて」
                       ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」~今シーズンのラストは1月25日(木)開催!

今春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズ Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」。
今年度シリーズのラストがまもなく1月25日(木)に開催されます。そのラストを飾りますのは、ソプラノ髙品綾野とメゾソプラノ中川香里の二人。ピアノは木下志寿子がつとめます。
このたび髙品、中川よりコンサートに向けてメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。
 

■髙品綾野(たかしな あやの)
新春を迎え、この度のDiva Divoへ出演させていただけますこと大変嬉しく思います。
研修所を修了し、オペラ歌手としてのスタートラインにやっと立つことが出来ました。人の生き死にを描くオペラだからこそ困難がたくさんあるものだと再確認し、底知れない魅力を体感しながら、私らしい音楽をお届けできるよう精一杯演奏いたします。
ソプラノとメゾ、それぞれの音楽を楽しんでいただくために、聴きごたえたっぷりのプログラムとなっています。
ぜひ!私たちの歌声を会場に聴きにいらしてください。
 
■中川香里(なかがわ かおり)
メゾソプラノの中川香里です。毎年ハクジュホールで行われ、今年で5年目となるDIVADIVOモーニングコンサート。このような素晴らしい場で演奏出来る機会を頂く事が出来、大変光栄に思います。また、ソプラノの髙品綾野さんとは昨年11月の二期会本公演『こうもり』にて、役は違えどアンダースタディとして稽古場を共にしておりました。舞台上で共演するのは今回が初めてになります!女性同士の二重唱はあまり数は多くないのですが、色々案を出し合い、私達二人が背伸びをせず魅力を伝えられるであろう曲を選びました。
11:00開演と少し早いコンサートになりますが、皆様のランチの会話に少しでも花を添えられるよう(笑)精一杯歌わせて頂きます!

      *     *     *

昨年11月の東京二期会オペラ劇場『こうもり』ではそれぞれロザリンデ役・オルロフスキー役のアンダースタディとして、稽古から本番までの長い時間を共にし、研鑽を積んで参りました。
フランス語・日本語・ドイツ語・イタリア語とバラエティに富んだプログラムをぜひお楽しみ下さい。


左から木下、中川、髙品

■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第15回>
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2018年1月25日(木) 11:00開演(10:30開場) ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (ハクジュホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:髙品綾野(ソプラノ)、中川香里(メゾソプラノ)、木下志寿子(ピアノ)
予定プログラム:
・ドリーブ:歌劇『ラクメ』より “マリカよ、いらっしゃい~ジャスミンが咲くドームへ”(花の二重唱)〔髙品&中川〕
・朝岡真木子:花のなみだ(西岡光秋 詩)〔髙品〕
・マーラー:ハンスとグレーテ /ぼくの歌を覗きこまないで〔中川〕
・プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』より “私の名はミミ”〔髙品〕
・ロッシーニ:歌劇『チェネレントラ』より “悲しみと涙のうちに生まれて”〔中川〕
・J.シュトラウス:喜歌劇『こうもり』より “故郷の歌を聴けば”〔髙品〕
・R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』より “光栄にも気高く美しき花嫁に”〔髙品&中川〕
※曲順不同 
※曲目は変更になる場合がございます。予めご了承くださいませ。

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第15回 二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)
 
 

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「エルザは非常に人間的な役だと思います」~東京二期会オペラ劇場2月公演『ローエングリン』エルザ役、林 正子インタビュー

2018年2月公演『ローエングリン』エルザ役に出演するソプラノ林 正子。
近年の東京二期会オペラ劇場公演では、『サロメ』『ダナエの愛』『ナクソス島のアリアドネ』とR.シュトラウス作品の公演で常にタイトルロールを飾っています。
オペラ歌手としてのキャリアのスタートから、『リエンツィ』イレーネ、『タンホイザー』ヴェーヌスとワーグナー・オペラに出演。二期会オペラ主役デビューは、創立50周年記念の金字塔『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファと、そのスケールの大きな歌唱に高い評価と更なる期待が寄せられていた林。今回、待望のエルザで登場します。
まるで実在の人物と向かい合うように、これから演じるヒロインと向かい合い、融合していく林 正子。今回のエルザに向けての話を聞きました。
1月21日開催の〈二期会プレ・マチネ〉にも登場する予定ですので、より詳しい話が聴けるかも!あわせて御期待ください。



Q. 林さんにとって、今回のエルザはどんな人物ですか?
――悲劇のヒロインとして描かれるけれど、もっと深い何かがある感じ。歌詞を見てもわかる通り、自分の信念を高貴に持っている人だと思います。ここから先は演出家とのお話し合いになりますが、私としては、エルザがどのあたりからその信念をぐらつかせることになるのかが非常に楽しみです。
人間は弱い生き物ですね、オルフェウス然り、浦島太郎然り。駄目だと言われると、やりたくなってしまうのです、残念ながら。エルザは非常に人間的な役だと思います。

Q. オペラ『ローエングリン』の魅力を。
――男のロマンでしょうか(笑)?
どのテノールに聞いても、一度はやりたいオペラとして名前が上がります。〈結婚行進曲〉など、耳馴染みのある曲も多く散りばめられていますから、とても楽しめる作品だと思います。演出の深作さんも、最愛の作品とされていますので、日本人の繊細さを活かした舞台となるのではないでしょうか。

Q. では、林さん自身の公演への意気込みを
――前回のローエングリン公演は1979年。その時の公演での先達の活躍に恥じないように、エルザを演じたいと思います。劇場でお会いすることを楽しみにしております。

▼林 正子も出演~1月21日(日)はドイツ文化センターへ!『ローエングリン』プレトークのご案内はこちら
1月21日(日)開催!開局20周年クラシカ・ジャパンpresents〈二期会プレ・マチネ〉映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること - オペラの散歩道(二期会blog)

▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 
【ソプラノ林 正子 東京二期会オペラ劇場 名シーン集】(撮影:三枝近志)

 2010年 ベルリオーズ『ファウストの劫罰』

 2011年 R.シュトラウス『サロメ』

 2013年 ライマン『リア』

 2015年 R.シュトラウス『ダナエの愛』(深作健太演出・舞台上演日本初演)

 2015年 R.シュトラウス『ダナエの愛』(深作健太演出・舞台上演日本初演)
 
 

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東京二期会オペラ劇場2月公演『ローエングリン』テルラムント役・大沼徹 動画メッセージ「悪役にも‘華’がある」

2010年ヴェルディ『オテロ』イアーゴ役で衝撃的な東京二期会オペラ劇場デビューを飾ったバリトン大沼 徹。その後も、『サロメ』ヨカナーン、『パルジファル』アムフォルタス、『こうもり』ファルケ、『ホフマン物語』リンドルフ他4役、『ダナエの愛』ユピテル、『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナールと、二期会の舞台だけでも毎年のように大役を任され、深い印象を与える演唱を重ねてきました。
今回の『ローエングリン』では、フリードリヒ・フォン・テルラムント伯爵。妻オルトルートの言うがまま、ゴットフリード公とその姉エルザを陥れ、ブラバント公国の最高実権を握る男です。しかし、夢の中に救いを求めるエルザの前に現れたひとりの騎士ローエングリンとの対決に破れ、身を滅ぼします。
2015年『ダナエの愛』で、演出 深作健太、指揮 準・メルクルとの協働も経験しています。今回の役作りと深作、メルクル両氏の魅力について話を聞きました。
動画メッセージでどうぞ!



【バリトン大沼 徹 東京二期会オペラ劇場名シーン集】


2010年2月『オテロ』イアーゴ


2011年2月『サロメ』ヨカナーン


2012年9月『パルジファル』アムフォルタス


2015年10月『ダナエの愛』(舞台上演日本初演)ユピテル


2016年9月『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナール
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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2018年2月『ローエングリン』オルトルート役で二期会デビュー!
ソプラノ中村真紀にインタビュー

2月公演『ローエングリン』にオルトルート役で二期会デビューを決めるソプラノ中村真紀。
デビュー公演に先駆けて、今月21日には『ローエングリン』プレ・コンサートともなる、浜離宮朝日ホールのランチタイムコンサートに、同ローエングリン役 小原啓楼(テノール)、エルザ役 林 正子(ソプラノ)、テルラムント役 大沼 徹(バリトン)とともに出演します。

これまでにハンガリーのリスト音楽院、また時を経てイタリアのボローニャで研鑽を
積んできました。デビューに向けて、「中村真紀の今」を聞きました。

【Q1】
2月公演『ローエングリン』オルトルート役で出演するソプラノ中村真紀さん。まずは、ブダペスト、ボローニャでの研修時代のことを。


ソプラノ 中村真紀
【A1】
リスト音楽院には、今から10年以上前に留学しておりました。私の場合ですが、一番最初に歌を学ぶ場として、イタリアでもドイツでもなくハンガリーだったことはとても幸せな事でした。時代も良かったのだと思います。まだEUに加盟する少し前で、物価は日本のほぼ半分。学生達の多くはコンピュータや携帯を今のように持ててはおらず、楽譜すら、全て図書館でコピーをして勉強している状態でした。音源もほとんどなく、彼等の奏でる音は、楽譜から感じるものをそのままあらわしているという印象でした。なんとなくどこかで聴いたことがある、と思いながら勉強する、ということがないのです。彼等一人一人が楽譜と対話し生み出す音楽です。とんでもない解釈のものも多く聴きましたが、時々出会える、宝石の塊のような音楽には感銘を受けました。何の、誰の真似でもない唯一無二の音楽を聴いたのは、後にも先にも、リスト音楽院で学んでいる時だけだったような気がします。本物の音楽とはどういう事かを、理屈ではなく学びました。そして、同じヨーロッパの国でありながら、ハンガリー人はイタリア、ドイツ、フランスなどのオペラ曲を歌うとき、外国人として歌います。留学当初、言語能力も容姿も劣る日本人の自分に、自信なく失望していましたが、ヨーロッパの中で外国人として歌を学んでいる彼等と過ごすうち、オペラ歌手を志す日本人の自分の可能性を感じることができるようになりました。その後、帰国して新国立劇場で研修し、2010年からのイタリア留学の折には、あるがままでいられたような気がいたします。楽譜から離れてなおその言語を使って生活が出来ることは、その都度未熟さを感じつつも嬉しい日々でした。


【
Q2】
オルトルートは、ブラバント候の摂政テルラムントの妻でありながら、異教徒で魔術使い。エルザ姉弟を貶めようとします。中村さんは、どのような役と考えていますか?

【A2】
オペラに登場する女性の中で、これほどの悪役は中々見つからないかと。本当に難しく、挑戦の役だと思っています。物言いも行動力も男勝りですが、女性特有のいやらしさを細胞のあちこちに散りばめているような人間です。ふだんならば、1つの役を勉強していくうちに、なんとなく、この人はこんな見た目かしら、とか、こんな事が好きかしら、などと自然に考えているのですが、このオルトルートに関しては、どうも浮かんでこないんです。曖昧な輪郭がぼやっと目の前にあるだけというか…これから少しずつ形や色が見えてくるのを楽しみにしたいと思います。
オルトルートにとっては、物語の中で起こす行動の全てが正義です。彼女が何故この様な人間にならなければいけなかったのか、異教徒として、筆舌尽くしがたい苦しみを味わってきたであろう彼女の辿ってきた道を想像し、彼女の悪を堂々と正義として表現できればと思います。

【
Q3】
12月21日には、浜離宮朝日ホールで、リヒャルト・シュトラウスの歌曲も披露します。シュトラウス歌曲の魅力はなんでしょうか?

【A3】
私にとっての魅力は、詩の一言一言がそのまま音になっている事です。言葉通りに音が流れていて、あぁ、この言葉だからこの音なんだな、と自然に思う事ができます。そして、大げさでない美しさが素敵だなぁと思います。可笑しいけれどあっさりしていたり、悲しいけれど潔かったりします。

【Q4】
東京二期会の本公演に向けて意気込みを!

【A4】
私は、深作健太さんの演出された『ダナエの愛』を観て以来、いつか必ず深作さん演出の舞台に立ちたい!と思ってきました。ですから今はただ、稽古がはじまるのを心待ちにしています。
今回、はじめての二期会公演、はじめてのオルトルート、はじめて尽くしですが、気負わずに、今の自分のオルトルートができればと思います。
皆さま、ワーグナーを愛する方も、そうでない方も、是非劇場に足をお運びくだされば幸いです。必ずや面白いものになると確信しています!

■■■ 公演情報 ■■■
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】
東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」

ドイツ詩情の世界へいざなうロマンティック・コンサート
日時:2017年12月21日(木) 11:30開演(11:00開場)
会場:浜離宮朝日ホール
   (都営大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ)
料金:全席指定 2,900円
出演:林 正子(ソプラノ)、中村真紀(ソプラノ)、
    小原啓楼(テノール)、大沼 徹(バリトン)、
    大藤玲子(ピアノ)
予定曲:ワーグナー『ローエングリン』ハイライト
     〈エルザの夢〉
     〈オルトルートの復讐の誓い〉
     〈婚礼の二重唱〉
               ほか
お問合せ・ご予約:
  朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990
  (日・祝除く10:00~18:00)

▼ランチタイムコンサートの詳細はこちら
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」|コンサート情報 - 浜離宮朝日ホール
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」~次回開催は11月16日(木)

今春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズ、Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ,ディーヴォ」。
今シーズンの第二弾は、11月16日(木)に開催されます。このたびのコンサートに向けて出演の二人よりメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。
 

■郷家暁子(ごうけ あきこ)
メゾソプラノの郷家暁子と申します!
メゾという声種は、オペラの中で主役を演じる事よりも、少年やオバさんなどの名脇役として出演する事が多く、折角オペラに出演してもアリアを歌わないで終わってしまう事も多々あります。
主役だとしても、妖艶な女性や人妻、少年など少しクセのある役が多いので、声だけでなく、演技力、その他様々な要素が求められる声種です。
今回は歌曲はもちろん、メゾの持ち味をたっぷりお聴かせできるアリアも入れてみましたので、お楽しみ頂けたらと思います。
そして、また劇場でお会い出来る事を楽しみにしております!
 
■的場正剛(まとば まさたか)
この様な素晴らしい舞台に出演させて頂けますこと、非常に光栄に思っております。
普段、舞台上でもあまりお近付きになる事のないメゾソプラノとバリトン。どんなプログラムになるのかと思っておりましたが…案の定、タールの様に濃い(笑)プログラムが出来上がりました。オペラ、フランス、ロシア、日本歌曲と盛りだくさんの内容になっております。
共演させて頂きます郷家さんとはクラスが違い、今回初共演。どんな舞台になるか私も楽しみです。低声ならではの哀愁が渦巻く予感・・・!! 初冬の寒さを濃く、そして熱い歌声で吹っ飛ばして頂けるよう全力で歌わせて頂きます。ご来場、お待ちしております!

      *     *     *

繊細な音楽性と多彩な演技力を持つ期待のメゾソプラノ郷家暁子と、端整で深みのあるバリトン的場正剛の歌声をぜひお聴きください!


ピアノ荻原萌子(写真左)と郷家、的場 3人揃って、ハイっ!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第14回>
二期会新星トップ6名による、ときめきのデビューコンサート!

日時:2017年11月16日(木) 11:00開演(10:30開場) ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (ハクジュホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:郷家暁子(メゾソプラノ)、的場正剛(バリトン)、荻原萌子(ピアノ)
予定プログラム:
・山田耕筰:この道(北原白秋 詩)〔郷家〕
・信時 潔:丹沢(清水重道 詩)〔的場〕
・山田耕筰:鐘がなります(北原白秋 詩)〔郷家〕
・中田喜直:木兎(三好達治 詩)〔的場〕
・アーン:クロリスに〔郷家〕
・チャイコフスキー:ただあこがれを知る者だけが〔的場〕
・デュパルク:旅への誘い〔郷家〕
・ロッシーニ:歌劇『セヴィリアの理髪師』より二重唱 “それじゃ私だわ”〔郷家&的場〕
・ビゼー:歌劇『カルメン』より “諸君の乾杯を喜んで受けよう”(闘牛士の歌)〔的場〕
・ビゼー:歌劇『カルメン』より “ハバネラ”〔郷家〕
・ベッリーニ:歌劇『清教徒』より “ああ!永遠に私は貴方を失った”〔的場〕
・マスネ:歌劇『ウェルテル』より “ウェルテルよ、だれが言えましょうか”(手紙の歌)〔郷家〕

主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会

▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
第14回 二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - Hakuju Hall

▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)
 
 

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東京二期会11月公演『こうもり』でオペラ初舞台!フロッシュ役イッセー尾形インタビュー!

11月22日(水)から日生劇場で開幕する東京二期会オペラ劇場『こうもり』。本公演で看守フロッシュ役にてオペラ初舞台を踏む俳優イッセー尾形にインタビューいたしました!聞き手・音楽評論家の室田尚子さんによる、当ブログオリジナル原稿を、ぜひご一読ください!

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「断る理由が見つかりませんでした」
『こうもり』でフロッシュに挑戦する俳優のイッセー尾形さんに聞く

[聞き手・室田尚子](写真はイッセー尾形最近の公演から「妄ソーセキ劇場」)

 アンドレアス・ホモキ演出、ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演によるオペレッタ『こうもり』にフロッシュ役で登場するのが、俳優のイッセー尾形さんだ。1980年代から舞台、テレビ、映画などで幅広く活躍。特に一人芝居の舞台は世界中で公演を重ね大絶賛を浴びた。一度見たら目に焼き付いて離れないその独特の存在感に魅了された人も多いのではないか。そんなイッセー尾形さんがどんなフロッシュを演じるのか興味津々だが、イッセーさんご自身にとってもオペラの世界には初めて足を踏み入れることになる。


「抗夫」釧路公演(撮影:江森康之)

 「先日、二期会の『蝶々夫人』の舞台を拝見したのですが、歌声が体の表面を突き抜けて奥底まで迫ってくる、そのすごさに驚きました。芝居は感情がとてもダイレクトに伝わりますが、オペラは違う。リアルなものをいったん“歌唱”という抽象的なものに変換してから届ける。いってみれば矛盾していて芝居よりずっと間接的なのに、それがあれほどの力を持って届いてくる。そのことにたいへん衝撃を受けました。」

 「音楽によってドラマを描く」というオペラの特質をいっぺんに把握してしまったイッセーさん。さすがである。ではそんなオペラの舞台に自身が立つきっかけは何だったのだろうか。

 「去年、『DNA-SHARAKU』というミュージカルに出演して、音楽のあるものっていいなあ、と思っていたら今回のオファーが来たというタイミングで、僕にとっては断る理由が見つからなかった(笑)。僕自身は庶民レベルの人物をずっと演じているので、オペラという大きな世界との対比をお客様に見せられたら面白いと思っています。」

 今回のフロッシュという役柄は、『こうもり』の中で唯一歌わない役だ。伝統的にウィーンの舞台でも俳優が演じ、観客の笑いを一手に引き受けるような存在である。イッセーさん、すでにフロッシュについて様々な考えをめぐらせているようだ。


「草枕」練馬公演(撮影:佐野 桃)


「明暗」練馬公演(撮影:佐野 桃)

 「フロッシュは第3幕になって登場する人物で、それまでに起こったドラマの内容を何も知りません。さらに刑務所の看守という世の中から隔離された場所で生きている。そして歌わない。つまり彼はこの作品の中で唯一、すべてのことから“外されている男”なんです。そんな“外されている男”が『陽気だ!』と叫んでいるという大いなる逆説をどう演じるかが、いちばんのテーマだと思います。」

 この見方は慧眼だ。従来、『こうもり』の中でフロッシュが登場する第3幕冒頭は、ある種の「息抜き」というか、「ストーリーとは関係ないお笑いのシーン」という位置付けだったが、彼の存在をどう描くかによっては、ドラマ全体の意味が大きく転換する可能性すら秘めていることになる。


「門」釧路公演(撮影:江森康之)

 「さらにもう少し推し進めて考えてみると、この『こうもり』のドラマの後で、オーストリアを長年支配して来たハプスブルク家は凋落し、変わってヒトラーという男が登場する。上流社会が没落して平民出身の男による全体主義の時代がやってくるという予感が、まさに上流社会から軽視されているフロッシュという男に投影されている気もするんです。そのあたりがニョロっと出せたらいいなあ、と。」

 フロッシュにヒトラーの影を読み取るとは!しかも「安易な時事ネタにはしない」という心配りも忘れない。
 何しろ「イッセー尾形」といえば「アドリブの名手」だ。これは従来にはない新しいフロッシュが観られるに違いない。お話を伺いながら、もう今すぐにでも舞台が観たくてたまらなくなってきてしまった。初日の幕は11/22、日生劇場で開く。


「道草」練馬公演(撮影:佐野桃)

    *     *     *

プレミエ(公演初日)まであと19日となった11月3日、いよいよ稽古に合流!

左から[フランク]杉浦隆大と山下浩司、[フロッシュ]イッセー尾形、[アデーレ]清野友香莉、[イダ]秋津 緑と辰巳真理恵







▼『こうもり』公演詳細ページはこちら
2017年11月<ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演>J.シュトラウスII世『こうもり』 - 東京二期会オペラ劇場
11月22日(水)18:30/23日(木・祝)14:00/24日(金)17:00※/25日(土)14:00/26日(日)14:00 @日生劇場
※11/24(金)公演はプレミアムフライデー・スペシャル。S席15,000円→13,000円ほか 特別価格でご提供します!

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~11/13(月)は菊地琴絵&吉田愼知子 ソプラノと巡る歌の旅

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Faceの登場は11月13日(月)。二人のソプラノ、菊地琴絵(きくち ことえ)&吉田愼知子(よしだ まちこ)がフレッシュな歌声を披露します!

今回も出演の二人にコンサートに向けて話を聞きましたので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
菊地琴絵
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

はじめまして、ソプラノの菊地琴絵です。この度は歴史あるアルテリーベ東京のフレッシュコンサートに出演が叶いましたこと、心から嬉しく、また光栄に存じます。さて、多くの方がわたくしの名を初めて目になさったことと思いますので、自己紹介をさせていただきたいと思います。少し長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。
北海道は札幌で生を受け、大学卒業までを北の大地で過ごしました。目立ちたがり屋だった小さい頃の夢は「アイドル」。テレビの中で歌って踊って、ちやほやされる…きらびやかな世界に憧れを持っていました。しかし、歳を重ねれば厳しい現実も見えてくるというもの。心も身体も(思ったより)成長し、叶わない夢もあることを知りました。そんな高校二年生の春、クラシックの声楽家という新しい夢に出逢ったのです。テレビの世界に負けないほどの華やかさ、拍手喝采を一身に浴びるプリマドンナたち。わたしもそんな人間に…最初は些細なことがきっかけでした。今ではクラシックの歴史と伝統、技術追求の奥深さ、そしてほかの誰でもない自分の声で人に感動してもらえることなど、たくさんの魅力を感じています。

 
――声種やレパートリーについて教えて下さい。

私の声種はリリコ・ソプラノです。レパートリーには『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『椿姫』ヴィオレッタ、『ラ・ボエーム』ミミなどがあります。年齢とともに歌える役も変わっていきますから、世界は広がるばかりです。いずれにせよ、オペラ一本演じきる体力と技術の向上は欠かせません。

――コンサートのテーマやポイント、そして共演者をご紹介下さい。

今回のコンサートは「ソプラノと巡る世界の名曲たち」と銘打ち、主にヨーロッパ圏の言語となりますが、どこかで聴いたことがあるというような曲を多く演奏します。
一つのコンサートの中に複数の言語を演奏するという、なかなか面白いプログラムに仕上がりました。また二人のリリコ・ソプラノを聴き比べるという楽しみも味わっていただけることと思います。
共演者の吉田愼知子さんは研修所の同じクラスで、1年間共に切磋琢磨した間柄です。同じ声種ということで、勉強する役が一緒だったりと、吉田さんの歌を聴いて学ぶことも多くありました。お互いの良さを引き出し合うことのできる素敵なコンサートにするべく、練習を重ねています。秋の夜長、美味しいお料理と優雅な演奏のひとときをご用意して、皆様のお越しを心よりお待ちしております!

   *   *   *


ソプラノ
吉田愼知子
――自己紹介をお願いします。

ソプラノの吉田愼知子と申します。私は幼い頃から歌う事が大好きで、今は行かなくなったものの昔はよく一人カラオケに行っていたほどでした。高校一年生から本格的に声楽をはじめ、大学に入学し、初めて見た大学院オペラでとてつもなく感動したことを昨日の事のように覚えています。

 
――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

私の声はリリック・ソプラノと呼ばれる声種です。将来的には大学院の修了試験でも歌わせていただいた『ラ・ボエーム』のミミなどを歌えたらと思いますが、どんな役でも自分の声で歌える芯のある歌手を目指しております。

――今回のプログラムについてお聞かせ下さい。

今回のテーマ「ソプラノと巡る~世界の名曲たち~」は、共演させていただく菊地さんと共に悩みに悩んで決めたテーマです。実は私たちは二人ともリリック系ソプラノで、レパートリーも若干被っております。そんな二人の歌いたい曲、是非皆様に聴いていただきたい曲を集めたところ名曲揃いのプログラムとなりました。なかなか盛り沢山なプログラムで今からドキドキワクワクです!是非お越しくださいませ!

――共演者をご紹介下さい。

共演させていただく菊地琴絵さんは、二期会研修所の同期でとても気心の知れた仲です。研修所の時からしっかり者で愉快な菊地さんと、ご縁を頂き二人でコンサートが出来ることをとても嬉しく思います。

   *   *   *

是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第170回【二期会New Face】ソプラノと巡る歌の旅 ~世界の名曲たち~

日時:2017年11月13日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:菊地琴絵(ソプラノ)、吉田愼知子(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 山田耕筰 「この道」
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私の名前はミミ」
 グノー 『ファウスト』より 「宝石の歌」
 ドリーブ 『ラクメ』より 「花の二重唱」
                       ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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「二期会サロンコンサート」2017シーズン:11/2(木)<Vol.193 As WE Like It~お気に召すまま~>出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロンパウゼにて開催している「二期会サロンコンサート」シリーズは毎回大好評をいただいております。
秋を彩る11月2日(木)の公演は、「As WE Like It~お気に召すまま~」と題して、アメリカ歌曲、日本歌曲、ゴスペルとミュージカルメドレーをお楽しみください。
公演を前に出演者からメッセージが届きました。ぜひ皆様でお誘いあわせの上ご来場くださいませ。
 


ソプラノ
岩下晶子

ソプラノ
武井涼子

ピアノ
立神粧子

     *    *    *

ソプラノの武井涼子と岩下晶子です。
ピアニストの立神粧子先生とともに、11月2日のサロンコンサートを務めさせていただきます。
私たちが歌っていて心から楽しいと思える曲は、きっと聴いているお客様も楽しいと思う曲のはず!
こんな思い込みで、"As You Like It(お気に召すまま)"どころか、”As WE Like It"に、アメリカにゆかりのある日本の3人で音楽をお届けいたします。
アメリカ歌曲、日本歌曲、そしてゴスペルとミュージカルメドレー!
ゴスペルとミュージカルメドレーは今回私たちのために次郎丸智希さんが編曲くださいました。
皆様と共に、前半格調高く、後半ワクワクな二時間を創り上げられたらとても幸せです!
場所も表参道駅近く。週の後半、木曜日の夜を、是非私たちと共に満喫して下さいませ。

     *    *    *
 

salon193_thumb.jpg
チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2017-2018シーズン
Vol.193 As WE Like It ~お気に召すまま~

日時:2017年11月2日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全席自由 3,500円(税込・1ドリンク付き)
◆ドリンクチケットをご入場時にお渡しします。開演前と休憩時にソフトドリンクまたは赤白ワインでお寛ぎいただけます。
出演:岩下晶子(ソプラノ)、武井涼子(ソプラノ)、立神粧子(ピアノ)
演奏予定曲目:
  H.パーセル(B.ブリテン補)「Sound the Trumpet」
  R.クィルター「Weep you no more sad fountain」
  A.コープランド「Going to Heaven!」
  S.バーバー「Solitary Hotel」
  C.T.グリフィス「The Lament of Ian the Proud」
  N.ロアム「Alleluia」
  團 伊玖磨「舟唄(片戀)」(北原白秋 詩)
  平井康三郎「平城山」(北見志保子 詩)
  武満 徹「死んだ男の残したものは」(谷川俊太郎 詩)
  中田喜直「サルビア」(堀内幸枝 詩)
  次郎丸智希・編「ミュージカル・メドレー」  ほか

 
▼公演ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.193 As WE Like It ~お気に召すまま~|コンサートラインアップ - 東京二期会

▼お問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~10/30(月)は内田稚菜&中野瑠璃子 ~女心と秋の夜~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Faceの登場は10月30日(月)。二人のソプラノ、内田稚菜(うちだ わかな)&中野瑠璃子(なかの るりこ)がフレッシュな歌声を披露します!

今回も出演の二人にコンサートに向けて話を聞きましたので、ご紹介いたします。

   *   *   *


ソプラノ
内田稚菜
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

初めまして。愛知県犬山市出身、ソプラノの内田稚菜と申します。
幼い頃からピアノを習っており、いつも音楽が側にいる環境で育ちました。中学生の頃に出会ったピアノの先生に声楽を勧められ、元々歌うことが大好きだったことから声楽の道へ飛び込みました。

 
――声種やレパートリー、目指している役や舞台等を教えて下さい。

私の声種はソプラノの中でもリリコです。様々な役柄に挑戦したいと思っておりますが、一番の目標は「蝶々夫人」です。日本人ならではの蝶々さんを目指していきたいです。

――コンサートのテーマや選曲のポイントをお願いします。

コンサートのタイトルにもあるように、女心と秋をテーマにした曲を選曲しました。
大好きな日本歌曲から、それぞれの得意とするオペラアリアまで、幅広くなっております。

――共演者をご紹介下さい。

中野さんは研修所の同期でした。しかし、同じクラスではなかったので、今回ご一緒できるのがとても楽しみです。ソプラノ同士の美しいハーモニーを楽しんでいただけると思います。

   *   *   *


ソプラノ
中野瑠璃子
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

大学4年生になるまで、ミュージカルとオペラの道を迷っていました。もともとはミュージカル俳優に憧れて歌をはじめたので…ですが、大学4年次、オペラの授業で先生方からご指導いただき、グッとオペラの魅力に引き込まれたこと、また、歴史とともにあり、今も昔も、そしてこれからも愛されるであろうオペラの世界で生きていきたいと強く思ったことにより、この道を進もうと決意しました。

 
――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

今の私の声種はソプラノ・リリコ・レッジェーロと判断しています。大学時代、そして研修所ではソプラノ・リリコのレパートリーを中心に勉強して参りましたが、最近になって、リリコ・レッジェーロのレパートリーを歌わせていただいています。研修所を修了した後にウィーンで受けたレッスンが大きな転機となりました。ゆくゆくは椿姫のヴィオレッタやトスカなど、リリコのレパートリーを歌いたいと憧れていますが、今は夜の女王など、高音やアジリタを使うレパートリーに力を注いでいます!また、小学生の頃からストリートダンスやバレエ、ジャズダンスなど、様々なダンスを勉強してきましたので、歌って踊れるオペレッタの舞台でも歌わせていただけたら嬉しいです。

――今回のプログラムについてお聞かせ下さい。

秋真っ盛りの夜、しかもソプラノ2名のコンサートということで、「女心と秋の夜」と題し、秋や女心をテーマにした曲を中心に選曲しました。
正直、ソプラノが2人というのはちょっと選曲に困るのです。特に私たちはレパートリーも若干被るかも…と思い、悩みに悩みました。
しかし今回は遠慮なく、ソプラノらしい、熱く激しい女心が表現された名曲の数々を、時間が許す限りお届け致します。
これでもかっ!というほどのエネルギッシュなソプラノ2人による、これぞまさしく競演。お楽しみいただけましたら幸いです!

――共演者をご紹介下さい。

内田稚菜さんとは今回はじめてご一緒させていただきます。コンサートの選曲に関して、内田さんが沢山アイデアをお持ちだったのでとても助かりました。10月『蝶々夫人』で、題名役のアンダースタディも努められたということで、今回の『蝶々夫人』のアリアは大注目ですね。私も楽しみにしています。

   *   *   *

是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第168回【二期会New Face】女心と秋の夜

日時:2017年10月30日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:内田稚菜(ソプラノ)、中野瑠璃子(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ドビュッシー 「スペインの歌」
 フォーレ 「この世ではいかなる魂でも」
 プッチーニ 『蝶々夫人』より 「ある晴れた日に」
 カールマン 『チャールダーシュの女王』より「ハイヤー、山こそ我が故郷」
                       ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
※…都合により当公演のピアニストが当初発表の 髙田恵子 より 相田久美子 に変更となりました。何卒ご了承くださいませ。
 
 

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開幕目前!『蝶々夫人』~蝶々夫人のメモリアル公演を迎えるソプラノ大村博美からのメッセージ「日本人であることに誇りをもって歌っていこう」

世界中の歌劇場で蝶々夫人を演じ、多くの人々を魅了してきたソプラノ大村博美。
10月6日(金)、栗山昌良演出の東京二期会の舞台に初めて立ちます。いよいよあと数日となりました!

去る9月16日に大村は日本の稽古場をいったん離れ、バルト三国のラトヴィア国立歌劇場にて『蝶々夫人』の舞台に立ちました。




ラトヴィア国立歌劇場の公演より

▼ラトヴィア国立歌劇場のウェブサイトの『蝶々夫人』公演ページ
Production / Madama Butterfly - Latvian National Opera

今後も、11月にカナダのマニトバ・オペラ、12月にはふたたびラトヴィアを訪れて蝶々夫人を演じます。これまでに、大村は祖国を含め12カ国で同役を歌ってきました。

▼2014年シドニーハーバーオペラ『蝶々夫人(バタフライ)』公開映像
ムービー|ピックアップ・アーティスト Vol.35 大村博美 - 二期会21

そして、今年、日本で大きな金字塔を打ち立てます。
来る10月15日(日)、東京での2度の舞台に立った後の佐賀県鳥栖市での公演で、ちょうど100公演目の蝶々夫人を迎えます。

◆大村博美からのメッセージ◆
「100回目の公演を蝶々夫人の舞台の長崎のある九州の佐賀県で迎える、という事がなんだかとても嬉しく、日本人である自分、という事に誇りを持ってこれからも歌っていこう、という決意を新たにしています。
これまでに色々な国々で現代風演出も 伝統的演出も、色々な演出家、指揮者の方々と歌ってきましたが、毎回、"蝶々さんの心がお客様に伝わりますように", "プッチーニが喜んでくれる舞台ができますように" と願いながら歌ってきました。毎回、初めて蝶々夫人を歌うように新鮮な気持ちでやっています。
今回の蝶々夫人の日本での舞台は、蝶々夫人をこよなく愛されている栗山昌良先生の、日本人の魂に迫る、蝶々夫人の魂の美しさを描く素晴らしい演出です。
100回目の公演をこの素晴らしい演出でさせていただけることに、感謝と喜びを感じながらつとめさせていただきたいと思います。」


東京交響楽団とのオーケストラ・リハーサルを終えて(大村博美出演組のキャストたちと)

▼大村博美の出演日は〔東京〕10月6日(金)・8日(日)&〔鳥栖〕15日(日)!
〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年10月6日(金)・7日(土)・8日(日)・9日(月・祝) 東京文化会館大ホール
〈二期会オペラ〉G.プッチーニ『蝶々夫人』<鳥栖公演> - 東京二期会
 2017年10月15日(日) 鳥栖市民文化会館大ホール(佐賀県)

▼9月30日(土)~チケット一般発売!大村博美の『ノルマ』は3月17日(土)出演!
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉V.ベッリーニ『ノルマ』 - 東京二期会
 2018年3月17日(土)・18日(日) Bunkamuraオーチャードホール

▼東京二期会オペラ劇場公演 ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター  オンラインで座席予約可・登録不要
 TEL03-3796-1831(月〜金10:00〜18:00、土10:00〜15:00、日祝休)
 
 

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『蝶々夫人』の稽古場から~シャープレス今井俊輔からのメッセージ「シャープレスの葛藤を表現」

東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉『蝶々夫人』初日まで残り1週間を切りました。
本日は、劇場入りを間近に控えるシャープレス役の今井俊輔(10/7・9出演)に、作品の魅力を聞きました。


写真中央が今井俊輔

――『蝶々夫人』の魅力はどのように感じていますか?

今井: 演出の栗山先生もおっしゃっているように、この作品はプリマ・ドンナ・オペラです。主役である蝶々さんが中心にいて、その周りの人物がさまざまな関係を表現することで、蝶々さんの性格描写やその背景にあるもの、または内面にあるものが描かれていくのです。
最終的に蝶々さん自身がどのように振舞うことになるのかというのが、とても楽しみなオペラです。

――今井さんにとっては、シャープレスは当たり役のひとつと思います。どんな人物でしょうか。

今井: 私の演じるシャープレスは、もう何年も日本に滞在している領事官の役で、社会的地位の高い役です。立場上は、ピンカートンと蝶々さんの現地結婚を認めるのですが・・・・・・いっぽうで人間シャープレスとしてはこの結婚に一抹の不安を抱いている。領事として、いわゆる「見て見ぬふり」をすることになります。

――シャープレスの見どころを教えてください。

今井: 見どころ聴きどころは、やはり2幕の、蝶々さんに手紙を届けるシーンですね。
ここは、シャープレスがピンカートンから受け取った手紙を、「どのように言えば蝶々さんに理解してもらえるだろうか」、「どうすれば蝶々さんの心があまり傷つかないで済むか」、という葛藤に悩みながら、蝶々さんの家に入っていきます。
笑顔と優しさだけは失わず、淡々と手紙の内容を伝えていく、シャープレスとしては2幕が見どころかな、と思います。

皆様のご来場お待ちしております!

 
▼今井俊輔の出演日は、10/7(土)と9(日) 《7日のS席、9日のD席売切れ!お急ぎください!》
〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年10月6日(金)・7日(土)・8日(日)・9日(月・祝) 東京文化会館大ホール

▼東京二期会オペラ劇場公演 ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター  オンラインで座席予約可・登録不要
 TEL03-3796-1831(月〜金10:00〜18:00、土10:00〜15:00、日祝休)
 
 

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『蝶々夫人』の稽古場から〜シャープレス与那城 敬からのメッセージ「日本人にしかできない『蝶々夫人』を」

東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉『蝶々夫人』初日まで残り10日となりました!
いよいよ迫る開幕に向けて、稽古場からできるかぎりキャスト・メッセージをお伝えしていこうと思います。
本日は、シャープレス役のバリトン与那城 敬がインタビューに答えてくれました。



——『蝶々夫人』のどこに魅力を感じていますか?

与那城: やはり我々日本人にとっては、日本の長崎を舞台にしたオペラであるということが一番魅力を感じる部分かと思います。
また、〈さくらさくら〉〈お江戸日本橋〉〈君が代〉等、日本の音楽がプッチーニによって採り入れられているのも興味深いですね。

——今回の二期会『蝶々夫人』のシャープレスを稽古してみて感じることは?

与那城: シャープレスは常に思慮深く、人間愛に溢れた人物として描かれています。客観と主観の狭間で悩みつつ、アメリカ大使という立場で行動する姿は人間的な懐の深さも感じられます。
特にスズキに対して「ケイトに子供を託して欲しい」と頼むシーン(3幕3重唱導入部)は、蝶々さんの苦悩を理解しながらも言わなければならないのですが、音楽的には大変美しいメロディーが与えられています。
またピンカートンに「行きたまえ、真実は彼女ひとりで知るのが良い」と語るシーンもシャープレスの寛容さが表れていて、非常に深い言葉です。
どちらも難所ですが重要な聴かせどころなので大切に表現したいと思います。

——お客様に向けてメッセージを。

与那城: 今回の舞台では、日本人にしかできない『蝶々夫人』の魅力がたくさん詰まった公演だと思っています。
海外では見ることのできない、日本の美が集結された舞台をぜひお楽しみいただければと思います。ご来場お待ちしております。

 
▼与那城敬の出演日は、10/6(金)と8(日) 《チケット絶賛発売中!》
〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年10月6日(金)・7日(土)・8日(日)・9日(月・祝) 東京文化会館大ホール

▼6日(金)公演は、プレミエキャンペーン!「蝶々」を身に着けてお越し下さい
『蝶々夫人』プレミエ・キャンペーン!〜10/6(金)公演に“蝶々”を身につけた先着100名のお客様に、オリジナル和手ぬぐいをプレゼント! − オペラの散歩道(二期会blog)

▼東京二期会オペラ劇場公演 ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター  オンラインで座席予約可・登録不要
 TEL03-3796-1831(月〜金10:00〜18:00、土10:00〜15:00、日祝休)
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~8/28(月)は高山美帆&寺西一真 笑う歌には福来たる!

今後の活躍が期待される若手歌手の演奏と、美味しいお料理のおもてなしでご好評いただいている、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Faceの登場は8月28日(月)。ソプラノ高山美帆(たかやま みほ)とバリトン寺西一真(てらにし かずま)がフレッシュな歌声を披露します!

今回も出演の二人にコンサートに向けての話を聞きましたので、ご紹介いたします。

          *     *     *


ソプラノ
高山美帆
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

東京都出身、ソプラノの高山美帆と申します。今回、アルテリーベ月曜フレッシュコンサートに出演させていただけること、とても嬉しく思っております。
私は小学一年生の時から、母校である武蔵野音楽大学の附属音楽教室に通っていました。この音楽教室では故大谷冽子先生の演出で、子どものみで行うオペラを二年に一度公演しており、初めて出演したのは小学四年生の時、『魔笛』の合唱としてでした。本番の最後、カーテンコールで浴びたお客様からの拍手に感動したことが今でも忘れられず、目の前で演じるソリストのみなさんがキラキラしている姿をみて、私もいつかはと憧れました。
その後、『魔笛』のパパゲーノ(男の子が少なかったので女の子がやっていました笑)、『ヘンゼルとグレーテル』のお母さんをさせていただくうちに、歌うことの喜び、演じることの面白さが増していき、自然と声楽の道を志すようになり、オペラの舞台に出演することが大きな夢となりました。


――声種やレパートリー、目指す役や舞台等を教えて下さい。

声種はリリコ・レッジェーロです。
二期会オペラ研修所では『フィガロの結婚』のスザンナ、『コジ・ファン・トゥッテ』のデスピーナ、『こうもり』のアデーレを勉強させていただき、スーブレット役は歌うことも、そして演じることも楽しいレパートリーとなっています。モーツァルトは一番好きな作曲家で、特に『フィガロの結婚』が大好きなので、スザンナ役はいつか演じたい役の一つです。
今までも、『ドン・パスクワーレ』のノリーナ、『ラ・ボエーム』のムゼッタ、『愛の妙薬』のアディーナなど明るく魅力的な役柄を勉強させていただいたので、今後も歌の技術とともに、お客様の心を掴むような女性を演じることのできるよう、追求していけたらと思っております。

――コンサートのテーマやポイントをお願いします。

今回のコンサートのテーマは「笑顔」です。笑うって良いですよね。私自身、常に楽しく笑って過ごせるように、自然と心がけている気がしております。特に美味しいお食事をいただく時間は私にとって至福の時です。だからこそ、お食事とお酒を飲んでいただきながら、お客様の笑顔を歌の力で倍増させることのできるような曲を選ばせていただきました。思わず笑ってしまうような曲も入れ込んだプログラムとなっており、皆様に楽しんでいただけるよう寺西さんと当日まで練りこんでいきたいと思います。

――共演者をご紹介下さい。

寺西一真さんは二期会オペラ研修所の同期で、マスタークラスでは同じクラスでした。寺西さんは真面目で、努力家で、いつも音楽に誠実に向き合うような方ですが、特に人を喜ばせることが好きなようで、喜劇的な役を演じる時にはユーモアがあります。授業中では彼の素敵な声に感動するだけでなく、思わず笑わせてもらうことも多くありました。
そんな彼と今回、「笑う歌には福来たる!」と題したこのコンサートで共演できることが嬉しく、楽しみでなりません!

          *     *     *


バリトン
寺西一真
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

今考えると青臭くて文章に起こすのは恥ずかしい話なのですが、小さい頃から私は「誰かの役に立ちたい、笑顔にしたい」と考えていました。
小学生の頃からオーケストラでトランペットを吹いていたのですが、高校生になり真剣に進路を考え始めた時に丁度ウィーンの楽友協会大ホールで演奏する機会に恵まれまして…… その晴れ舞台を最後に音楽は高校まででスッパリと辞め、自分の初心を貫くため高齢化社会の進む日本が必要としている介護職の勉強をしようと決心しました。しかし「音楽で誰かを幸せにする道もあるよ」と高校の担任教諭と音楽教諭に諭され、勧められるままに歌を歌い気が付けば声楽の世界にどっぷり浸かり込んで今に至ります(笑)


――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

バリトンですね。バリトンといってもハイバリトンやバスバリトンなど細かく分類されますが、自分はそのどちらでもない、真ん中らへんのバリトンです。
大学生になってからオペラに触れ始めたのですが、先輩が公開レッスンで歌っていた『ドン・ジョヴァンニ』のレポレッロや、2010年の二期会『魔笛』を観てパパゲーノに憧れました。彼らのような人間味のあるキャラクターには何とも言えない魅力を感じますし、アンサンブルになった時の低声部はとてもやりがいのあるもので、生涯をかけて追い求めていくものだと勉強するたび痛感させられます。
また、大学の講義でリゲティの『アバンチュール』を学び演奏する機会があり、それがきっかけで現代音楽あるいは今この時代に生きている作曲家の新作初演をさせていただくことが多くなりました。
音楽については雑食性で何でも楽しくやれてしまう気質なので、これからも物怖じせず様々な作品に挑戦していければ良いな、と思っています。

――コンサートのテーマやポイントについて。

「笑顔」です。音楽体験は幸せでなければならない、が個人的なポリシーですのでお客様が笑顔になれることを最優先に考えています。正統派のものから変化球まで、手を変え品を変え様々な方向から楽しんでいただけるよう用意しました。

――共演者をご紹介下さい。

高山さんは二期会研修所の同期でマスタークラスでご一緒しました。とても明るく元気な方で、今回の選曲やテーマ決めの打ち合わせをした時もお互いに似たような発想だったようでトントン拍子で話が進みました。この人となら愉快痛快なひと時を皆様に楽しんでいただけると確信しています。

          *     *     *

ピアノは武蔵野音楽大学(フルート専攻)を卒業し、歌曲やオペラにも造詣の深い齋藤誠二さんです。楽しいコンサートにどうぞご期待ください。
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
【二期会New Face】笑う歌には福来たる!

日時:2017年8月28日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:高山美帆(ソプラノ)、寺西一真(バリトン)、齋藤誠二(ピアノ)
演奏予定曲:
 伊藤康英 「あんこまパン」
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “私が街を歩けば”
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』より “なんという愛情でしょう!”
                      ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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6/22(木)丸の内トラストシティ・ランチタイム・コンサートに、10月公演『蝶々夫人』キャストの和泉万里子、杉浦隆大が登場します!

オフィスビルのランチタイムに生のクラシック音楽をお届けしている丸の内トラストシティ・ランチタイム・コンサート(主催:森トラスト株式会社 制作:株式会社東音企画)。
来る6月22日(木)は、東京二期会オペラ劇場10月公演『蝶々夫人』に関連してケート役のソプラノ和泉万里子と神官役のバリトン杉浦隆大がデュオで出演します!ピアノは荻原萌子です。
昨日行われたリハーサルの終わりに、ふたりに話を聞きました。
――まずは、ふたりが考えるオペラ『蝶々夫人』の魅力を
和泉: 蝶々さんは、私にとって憧れの役です。私は以前びわ湖ホールでの「P.コンヴィチュニー オペラ・ワークショップ」に蝶々さん役で参加させていただきました。そのとき感じたことは、たとえ舞台が日本で蝶々さんが日本人であっても、作品の根底に流れている感情や表現はイタリア人のものだというものでした。ヨーロッパから見た日本というものをあらためて感じました。この作品を日本人が書いたなら本当に悲惨な話になったかもしれませんが、イタリア人のプッチーニの音楽によって、悲しみが美しく感動的な姿に昇華されていると思います。
杉浦: 私は、二期会オペラ研修所時代に、今回も歌います蝶々さんとシャープレスの「手紙の二重唱」を勉強しました。この場面で初めて蝶々さんとピンカートンとの間の子どもが登場するのですが、この瞬間のプッチーニの音楽には、結末を知っているのに、毎回初めてのような衝撃を受けています。
和泉: そうですね。私自身今3才の息子を持つ母となって、蝶々さんの心情をいろいろ想像できるようになりました。
杉浦: このオペラには随所に日本の音楽がちりばめられていますね。日本にゆかりのあるメロディなので、表現されている感情や情景が、私たちにとっては、自然でストレートに伝わってくるように思います。

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和泉万里子
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杉浦隆大

――6/22(木)のランチタイム・コンサートでは、ふたりの得意なレパートリーに加えて、日本の歌と『蝶々夫人』の演奏もお楽しみいただけます。聴きどころは?
和泉: キングズシンガーズのメンバーでもあったボブ・チルコットさん編曲の「FURUSATO」を歌います。日本人ならよく聴きなじみのある歌ばかりですが、思わぬところで思わぬ音が書かれていて、とても新鮮です。こちらでも『蝶々夫人』と同じように、海外から見た日本の情景を感じていただけるのではないかと。どうぞお楽しみに!
――それでは、10月『蝶々夫人』にむけて、意気込みを
杉浦: 二期会の伝統の舞台に立つことに、心から幸せを感じています。いろいろな意味でこの舞台を楽しみたいと思います。
和泉: 私が務めるケートという役はピンカートンの本妻なのですが、最後に蝶々夫人の運命を決定づけてしまいます。その意味で演じるのがとても辛い役なのですが、蝶々夫人に対しては同じ女性として、誠心誠意をもって演じたいと思います。
和泉・杉浦: ご来場お待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティ
第296回 二期会セレクション ~ ある晴れた日に

日時:2017年6月22日(木) 12:10開演
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fエントランスロビー
    ・アクセス
料金:無料
出演:和泉万里子(ソプラノ)、杉浦隆大(バリトン)、荻原萌子(ピアノ)
演奏予定曲:
  中山晋平 「鞠と殿様」
  ボブ・チルコット(編曲) 『ふるさと』
  プッチーニ 『ジャンニ・スキッキ』より 「私の大好きなお父さん」
  ロッシーニ 『セヴィリアの理髪師』より  「私は街の何でも屋」
  プッチーニ 『蝶々夫人』より  「ある晴れた日に」 「手紙の二重唱」
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▼神官:杉浦隆大(10/6・8)、ケート:和泉万里子(10/7・9)出演!
2017年10月公演〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 名作オペラ祭特別料金!S席が1万円

和泉万里子 (いずみ まりこ) ソプラノ
大阪音楽大学卒業、同大学院修了を経てウィーンに留学し、宮廷歌手O.ミリャコヴィッチ女史の元で研鑽を積む。同地にてプライナー音楽院オペラクラス主席修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了(優秀賞受賞)。これまでに『アドリアーナ・ルクヴルール』タイトルロール、『ラ・ボエーム』ミミ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィラ、『ポッペアの戴冠』ポッペア等を演じ、各地で好評を得ている。第四回いかるが音楽コンクール第一位及びハンナ賞、第五回神戸新人音楽賞コンクール優秀賞他多数受賞。2017年10月東京二期会『蝶々夫人』ケート役にて出演予定。二期会会員
杉浦隆大 (すぎうら たかひろ) バリトン
東京都出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了(最優秀賞及び川崎靜子賞)。2015年2月東京二期会『リゴレット』題名役のアンダースタディを務め、同年5月二期会ニューウェーブ『ジューリオ・チェーザレ』クーリオ役にて本出演を果たす。続く10月東京二期会『ダナエの愛』にも出演。2017年は10月『蝶々夫人』神官役、11月『こうもり』フランク役にて続けて二期会公演に出演を予定している。二期会会員

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~6/26(月)は青柳玲子&小仁所良一 夏の音、響く雨音、歌声と

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は6月26日(月)。ソプラノ青柳玲子(あおやぎ れいこ)とバリトン小仁所良一(こにしょ りょういち)がフレッシュな歌声を披露します!
今回も出演の二人にコンサートに向けて話を聞きましたので、ご紹介いたします。
          *     *     *

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ソプラノ
青柳玲子
――声楽の道に決めたのはどのような経緯ですか?
元々ピアノを習っていましたが中学で入った合唱部をきっかけに声楽を習い始めました。幼い頃から音楽家を意識していたせいか、大学の進学を考えた時には自分の中で音大へ行こうと決まっていました。大事な事を決める時はいつも直感派です。

――声種やレパートリー、目指す役や舞台等を教えて下さい。
軽い声ながらパワフルで高音が得意なソプラノなので夜の女王役が大好きでしたが、ここ最近はカルメン役に挑戦したり、しっとり歌う曲も勉強しています。大好きなオペレッタを沢山の方へ知って頂ける活動ができるよう、幅広い役を歌って演じられるようなる事が目標です。
――コンサートのテーマやポイントをお願いします。
日本人らしく季節を感じられるテーマにと思いましたが、選曲をしているうちに自分の好きな歌ばかりになってしまいました。私が楽しく歌う事で皆さまにも楽しい時間をお届けできればと思います。
――共演者をご紹介下さい。
二期会オペラ研修所の同期で同い年の小仁所さんと久しぶりに一緒に歌える事が楽しみです。絶妙なコンビネーションでお客さまと梅雨を吹き飛ばすような時間を過ごせればと思います。
          *     *     *

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バリトン
小仁所良一
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。
歌うことは好きだったのですが、学生時代、学校に合唱部がなかったりと中々縁がありませんでした。あるとき音楽の授業で「三大テノール」の映像を観て格好いいなと思い、当時習い事の一つとして通っていたピアノの先生に「声楽をやってみたいな」と何とはなしに話してみたら次の週に見つけてきて下さって、よしやってやろうと思いました。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?
バリトンです。『コジ・ファン・トゥッテ』のグリエルモ、『ラ・ボエーム』のマルチェッロ、など比較的若めの役柄をやります。『フィガロの結婚』の伯爵はまだ一本やったことがないのでやってみたいですね。それからドイツリートも歌うことがあり、シューベルト、シューマン、最近はヴォルフにも手を出しております。
――今回のプログラムについて。
多分、梅雨に入っているのではなかろうかと思い、リートにオペラに日本歌曲とじめじめした空気を一掃するような晴れやかなラインナップにしてみました。もちろんテーマは「夏」です。
――共演者をご紹介下さい。
青柳さんは二期会研修所の予科でご一緒しました。当時、残念ながら同じ演目になったことがなかったので、今回初めて共演させて頂くことになります。同い年ということもあり、気兼ねなく楽しく演奏ができること間違いないしょう。
          *     *     *
フレッシュな歌声と冷たいビールで、この季節の夜を爽快に愉しみましょう!
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
夏の音、響く雨音、歌声と

日時:2017年6月26日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:青柳玲子(ソプラノ)、小仁所良一(バリトン)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ヴォルフ 「鼠取り男」
 プッチーニ 『つばめ』より 「ドレッタの夢」
 モーツァルト 『魔笛』より 「パ・パ・パの二重唱」
 ドニゼッティ 『ドン・パスクァーレ』より 「準備はできた」
                      ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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7月公演『ばらの騎士』デビュー・キャストにインタビュー!~動物売り役・芹澤佳通「旋律はオーケストラが奏で、歌手は言葉で演じる」

恵まれた体躯を活かし豊かな声を響かせて、ベルカントオペラからプッチーニの作品までイタリアものを中心にレパートリーを築いてきたテノール芹澤佳通。二期会オペラには、今回、7月『ばらの騎士』動物売り役でデビューを飾ります。
「動物売り」は、第1幕、元帥夫人の朝の接見の場で、三人の孤児や帽子屋とともに登場します。
動物といっても家畜や猟犬ではなく、インドやアフリカから連れてきたサルやオウムや小犬など愛玩対象の動物です。18世紀半ばには、シェーンブルン宮殿内に今でいうところの動物園が出来、マリア・テレジアはそこでの朝食を楽しみ、また市民にも開放されていたそうです。動物売りからは、当時の王政や貴族社会を支える貿易・商業活動の盛んな様子がうかがえます。
本公演の舞台では、テノール芹澤が、きっとかわいいお犬様を連れて舞台にのぼることでしょう!
公演にむけて意気込みをききました。

201706_serizawa_yoshimichi.jpg ■動物売り(7/26・29出演)
芹澤佳通(せりざわ よしみち)
*出身地: 静岡県榛原郡
*声種: テノール(リリコ・レッジェーロ)
*主なレパートリー: 【オペラ】ドニゼッティ『リタ』、ベッリーニ『清教徒』、ヴェルディ『椿姫』『リゴレット』、プッチーニ『『ラ・ボエーム』『ジャンニ・スキッキ』/【オーケストラ曲】ベートーヴェン〈交響曲第九番(合唱付き)〉、モーツァルト〈レクイエム〉、ロッシーニ〈小荘厳ミサ〉、フランク〈十字架上のキリストの最後の7つの言葉〉
*趣味: 植物を育てること。
*好きな○○言葉: 好きな「言葉」→「やればできる。やらなきゃ、できない。続けさえすれば成功。やめたときが失敗だ」(遠山正瑛)

<インタビュー>
――オペラ歌手を目指すようになったきっかけは?
芹澤: 声楽を始めたきっかけは母の助言でした。
それは決して「あなたの声は良い声だから歌を歌いなさい」といった素敵なエピソードではなく、もともとピアニストを夢見て音楽科のある高校を受験し、ピアノ専攻に落ちて音楽教育専攻に入学したことに端を発します。音楽教育専攻ではピアノともう一つ楽器を学ばねばならず、何の楽器にしようかな?と考えていたところ、母から「歌はタダよ」と言われたため、頭が上がらず始めたのが「声楽」でした。
その後、マイクもスピーカーも使わず己の身一つで会場に声を轟かせることに魅せられ、自分の「声」の可能性を突き詰めようと、現在の道に進みました。
――R.シュトラウス『ばらの騎士』の魅力についてきかせてください。
芹澤: 多くのオペラでは歌手が旋律を歌い、オーケストラは伴奏という形式を取っていますが、「ばらの騎士」では音楽的な旋律はオーケストラが奏で、歌手は言葉で演じる、というところが魅力です。シュトラウスの革新的な手法を味わえる作品であると思います。
――本公演にむけての意気込みを。
芹澤: 初の二期会の舞台を、役名付きで踏めることは大変名誉なことです。感謝の気持ちと、これまで自分が培った技術を舞台に貢献出来ればと思います。もちろん主要キャストを務められる方々が素晴らしいのは言うまでもありません。一つの作品に掛ける思い、その思いをシュトラウスの音楽に乗せて皆様に伝えられればと思います。
当日は出演者一同、全力でおもてなしさせていただきますので、ご来場頂ければ幸いです。

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

rosen2017_thumb.jpg
PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 売切)
    29日(土) 14:00開演(S席 残少/C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(C席、D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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7月公演『ばらの騎士』デビュー・キャストにインタビュー!~三人の孤児役・田崎美香「聴いているだけなのにまるで薔薇の香りを嗅いだような気持ち」

2015年二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ役で主演デビューを果たし、7月『ばらの騎士』では「三人の孤児」役で出演が決まっているソプラノ田崎美香。
姉は、二期会オペラ『パルジファル』クンドリー、『イドメネオ』エレットラ、『ナクソス島のアリアドネ』題名役等に出演してきたソプラノ田崎尚美で、姉妹コンサートも度々開催しています。
今回の『ばらの騎士』では、東京・愛知・大分3都市で出演を予定しています。クレオパトラの思い出とともに、本公演にむけての意気込みを聞きました。

201705_tasaki_mika.jpg ■三人の孤児
 (東京:7/27・30、愛知:10/28・29、大分:11/5出演)
田崎美香(たさき みか)
*声種: ソプラノ
*出身地: 福島県会津若松市
*主なレパートリー: 『エジプトのジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ、『ランメルモールのルチア』ルチア
*趣味: 温泉巡り、折り紙
*好きな○○: 好きな「漫画」=ドラゴンボール

<インタビュー>
――同世代のアーティストどうしで濃密な稽古を重ねて作った二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ。当時の思い出や学ばれたことは?
田崎: なかなか勉強する機会が無いバロックオペラに出演できてとても幸せでした。特に印象に残っていることは、ダ・カーポ部分の装飾についてです。バロックオペラでは、繰り返し同じメロディーが出てくる時に変奏するのが通例ですが、毎回の稽古で違う装飾を自分たちで作って来るよう宿題をだしていただき、家に帰っては頭を悩ませていたことが強く印象に残っています。その経験が功を奏して、今ではバロック音楽や歌手による変奏を必要とする曲に取り組む時に、自分で考えることが楽しくなりました。
――今回は規模も大きく変わって、キャストもベテランからフレッシュなアーティストまで、様々な方が集結する中、田崎さんは東京、愛知、大分公演まで出演する予定です。まずは、R.シュトラウス『ばらの騎士』の魅力について。
 
田崎: 『ばらの騎士』はR.シュトラウスのオペラの中でも大好きな作品です。特にオクタヴィアンとゾフィーが出会う二重唱では、聴いているだけなのにまるで薔薇の香りを嗅いだような気持ちになります。視覚、聴覚に加え嗅覚までも刺激してくれるところが、このオペラの魅力の一つでもあると思います。
――本公演にむけての意気込みをお願いいたします。
田崎: この度は本公演に関わることが出来てとても嬉しいです。二期会本公演としては今回デビューですのでとても緊張しておりますが、素晴らしいキャストの方々と一緒に舞台を作っていくことを楽しみながら、頑張っていきたいと思います。皆様のご来場心よりお待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 売切)
    29日(土) 14:00開演(S席 残少/C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

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2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
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▼10/28・29愛知公演、11/5大分公演の情報・チケットのお求めについてはこちら
グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<愛知・大分公演> - 東京二期会

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7月公演『ばらの騎士』デビュー・キャストにインタビュー!~三人の孤児役・大網かおり「天上の音楽のような美しさに憧れ、いつかこのオペラを」

ソリストだけでもダブルキャストで総勢38名が出演する、7月二期会創立65周年財団設立40周年記念公演『ばらの騎士』。本公演でデビューを果たす二期会アーティストを紹介しています。本日は、三人の孤児役のひとり、ソプラノ大網かおりです。
「三人の孤児」は父親を戦争で亡くした貴族の娘たちの役です。第1幕の半ば、元帥夫人の朝の接見にやってきます。ちょっとしたシーンですが、「元帥」は陸軍の最高司令官で、その留守中に貴族の戦争孤児が来るわけですから、時代の斜陽感や戦争の影といえるものが喜劇的な優雅さの背景に描かれているように感じられます。

201705_ooami_kaori.jpg ■三人の孤児(7/26・29出演)
大網かおり(おおあみ かおり)
*声種: ソプラノ
*主なレパートリー: 『ラ・ボエーム』ムゼッタ、『ランメルモールのルチア』ルチア、『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ、ジョン・ラター《レクイエム》、フォーレ《レクイエム》
*趣味: ドラマ鑑賞、お茶
*好きな○○: 好きな「動物」→ 犬

<インタビュー>
――まずは『ばらの騎士』本公演にむけての今の気持ちを。
大網: 学生の頃、女声同士の重唱を探していたときに、このオペラの有名な"ばらの献呈のシーン"に出会いました。天上の音楽のような美しさに憧れ、いつかこのオペラを歌える歌手になりたいと思っておりました。研修所で初めて挑戦した時には、あまりの難易度の高さに苦戦したことをよく覚えています。
憧れの演目で二期会オペラにデビューさせていただけることをとても嬉しく思うとともに、緊張感で身の引き締まる思いです。この素晴らしい機会を与えて頂いたことに感謝し、全力でこの公演に臨みたいと思います!
――オクタヴィアンがゾフィーに銀のばらを渡すシーンの音楽は、ほんとうに美しいですね。大網さんが惹かれるR.シュトラウス『ばらの騎士』の魅力はどこにありますか?
大網: 何と言っても、甘美な旋律と壮大なオーケストラとが絡み合う、官能的なロココの世界観を堪能できるところではないでしょうか。
元帥夫人は原作では私と同い年だそうです。この歳で、この世を憂い、諦念し、若い恋人同士のために自分の気持ちを断ち切り、自分の居場所へ戻っていく。その決断は正しいことのように思えますが、自分を納得させることはとても辛く難しかったと思います。
若い2人が結ばれ、いわゆるハッピーエンドであるとともに、時の流れの残酷さを感じさせる内容になっているところも、普通の恋愛ドラマとは違う面白みのある作品であると思います。
――あらためて、お客様へむけて、意気込みを。
大網: 『ばらの騎士』は、本当に魅力的な作品です。
私自身も出演者でありながら、素晴らしい共演者の皆様に囲まれ、オペラファンのひとりとしても間近でこの作品に触れられることをとても楽しみにしております。
また、私にとっては二期会オペラデビューの作品になります。皆様にお楽しみいただけるよう、気を引き締めて頑張りたいと思います。
是非、オペラファンの方も、まだオペラをご鑑賞されたことのない方も、皆様東京文化会館へお越しいただき、えもいわれぬ美しい響きを生で体験していただきたいです。多くの方のご来場を心よりお待ち申し上げております!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 僅少)
    29日(土) 14:00開演(C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

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2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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7月公演『ばらの騎士』デビュー・キャストにインタビュー!~マリアンネ役・栄 千賀「一度しかないデビュー公演を大切に歌い切りたい」

二期会創立65周年・財団設立40周年記念にお贈りする『ばらの騎士』。
グラインドボーン音楽祭でも設立80周年記念として新制作された舞台との提携公演です。今回、ヴァイグレが指揮をしたメトロポリタン歌劇場のプロダクションも、リンカーンセンター移設50周年を迎えて40年ぶりの新制作でした。『ばらの騎士』が、オペラファンの方々と共有する祝祭の時にふさわしい作品であることは間違いありません。
また、今回は東京公演で多くの歌手が二期会オペラデビューを果たすことも、皆様に楽しみにしていただきたいことのひとつです。
すでにいくつかのプレコンサートに登場したデビュー・キャストを紹介してきました。
本日は、マリアンネ役で26日・29日に出演するソプラノ栄 千賀(さかえ ちか)をご紹介します。

201705_sakae_chika.jpg ■マリアンネ(7/26・29出演)
栄 千賀(さかえ ちか)
*声種: ソプラノ・リリコ
*出身地: 千葉県
*主なレパートリー:
『ラ・ボエーム』ミミ、『トゥーランドット』リュー、『蝶々夫人』蝶々夫人、『カルメン』ミカエラ、『愛の妙薬』アディーナ、『こうもり』ロザリンデ
*趣味: 海外旅行
*好きな○○: 好きな「お寿司のネタ」→甘エビ

<インタビュー>
――マリアンネは、ゾフィーの養育係の女性。第2幕ファーニナル家のシーンで登場して、「ばらの騎士」オクタヴィアンとゾフィーのフィアンセ、オックス男爵の来訪に立ち会います。粗野で下品なふるまいのオックスに憤慨して失望するゾフィーを、マリアンネは一生懸命に励まします。
栄さん自身はこの役をどのように捉えていますか?
栄: 色々な捉え方が出来る役だと思いますが、私はマリアンネを、ゾフィーを愛しているのはもちろんのこと、ファーニナル家に仕えていることに大変誇りを持ち、家の繁栄を願っているキャラクターだと思います。
ゾフィーが嫌がっているのにも関わらず、オックス男爵を薦めている様子は、とんでもない養育係だと思われてしまうかもしれません。
しかしそれは、大事なお嬢様に少しでも良い家に嫁いで欲しいという母心で、それこそがゾフィーの幸せだと信じているからなのだと思います。
ですので、一途にゾフィーの幸せとファーニナル家の繁栄を願うあまり、ちょっと的外れで浮き足立った言動をしてしまうマリアンネですが、どうぞ温かいお気持ちで応援していただければ幸いです!
――音楽的にはどのような特徴がありますか?マリアンネの「聴かせどころ」を教えてください。
栄: マリアンネは2幕冒頭から登場します。人の話をほとんど聞かず、屋敷の窓から見える街の様子をかなり興奮気味に実況しています。
マリアンネが浮き足立っている様子は、歌う旋律からも分かります。音の跳躍の幅が大きく、ゾフィーの歌う旋律に唐突にカットインし、街の賑やかな様子を興奮して早口に伝えます。
「ロフラーノ!ロフラーノ!」と歌う男声合唱が聴こえてきましたら、いよいよマリアンネの一番の聴かせどころです。ばらの騎士がファーニナル家に近づいてくる様子を、先ほどまでの細切れの音楽とは打って変わって、朗々と歌います。ここからオペラ史上でも有数の、ばらの騎士が登場するあの神々しい音楽へとつながっていきます。
この後のシーンで登場するオクタヴィアンへの期待を、より一層高められる様に歌いたいと思います!!
――デビューにむけて、その意気込みをお願いいたします。
栄: オーディションの結果を頂いた時はただただ嬉しかったのですが、今はとてもワクワクした気持ちと、緊張と、色んな気持ちが入り交じっております。
一度しかないデビュー公演を大切に歌い切りたいと思います。
皆様のご来場をお待ちしております!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 僅少)
    29日(土) 14:00開演(C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~5/22(月)は新福美咲&豊島由佳 初夏の散歩道~フランスのそよ風にのせて~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は5月22日(月)。ソプラノ新福美咲(しんぷく みさき)とメゾソプラノ豊島由佳(とよしま ゆか)がフレッシュな歌声を披露します!
今回も出演の二人にコンサートに向けての話を聞きましたので、ご紹介いたします。
          *     *     *

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ソプラノ
新福美咲
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。
はじめまして。鹿児島出身、ソプラノの新福美咲です。
音楽教師の母の影響で、物心ついた時にはオペラや歌曲の演奏会に行っていました。初めて観たオペラはカルメンで、迫力のある声と妖艶な姿にあんな女の人になりたい!と思ったのを覚えています。ちょっとおませな子どもでした(笑)
小学生の頃、地元鹿児島の少年合唱隊に入って初めてたくさんの人の前で歌ったとき、歌を通じて会場と一体になったのを感じました。この感覚はなんて素敵なんだろう。ずっとこの中にいたい。と感動しました。
それ以来すっかり歌に夢中になり、音楽科のある高校を経て、国立音楽大学に進学しました。大学卒業後はオペラについてもっと学びたいと、二期会の研修所に入りました。そして現在も大学院でさらに学びを深めています。学べば学ぶほど、歌えば歌うほど、声楽の世界は奥深く、楽しさは増すばかり
です。

――声種やレパートリー、目指す役や舞台等を教えて下さい。
声種はリリコ・レッジェーロです。ベルカント・オペラと呼ばれる、ベッリーニやドニゼッティの作品をレパートリーとして勉強していましたが、2年ほど前からフランスの作曲家の作品に夢中になりました。あまり日本で演奏されていないフランス人の作曲家の作品などを研究しております。
フランス作品の素晴らしさをたくさんの方にお届け出来たらと思っております。
――コンサートのテーマやポイントをお願いします。
今回「初夏の散歩道~フランスのそよ風にのせて~」というテーマで歌わせていただきます。フランス人作曲家の作品や、フランスの初夏を歌うプログラムです。
初夏というとどのようなイメージでしょうか?夏ほど暑くはなく、春ほど寒暖差はなく、心地よく過ごしやすい時期ですね。バラやシャクヤクなど大輪の花が咲き、新緑が芽吹き、夏をむかえようとする日射しにワクワクを感じる時期でもあります。そんな初夏の情景や花の香りを感じられる選曲にしました。
――共演者をご紹介下さい。
豊島由佳さんとは、今回初めての共演です。研修所では同期でしたが、クラスが別々でお名前を拝見したことがある程度でした。しかしお話ししてみると、お互いフランス作品をレパートリーとしていたこともあり、すぐに意気投合しました。
豊島さんは、深みのある温かなメゾの声で、大人な雰囲気です。一緒に歌う際もやさしくハーモニーを支えて下さいます。本番がとても楽しみです!
          *     *     *

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メゾソプラノ
豊島由佳
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。
小学4年生から中学3年生まで児童合唱団に入っていました。歌う事が本当に楽しく、歌以上に夢中になれる物はありませんでした。
「専門的に勉強したい。歌や音楽にずっと携わっていきたい。」
と思い、迷う事なく声楽科を目指しました。

――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?
メゾ・ソプラノです。フランス歌曲やフランスオペラをレパートリーとしています。
フランス音楽の世界や美しさをお伝えするコンサートは勿論、宗教曲や日本歌曲など幅広く歌える歌手になりたいです。又、現在勉強中のロッシーニのオペラ『チェネレントラ』をいつか歌う事も目標です。
――今回のプログラムと共演者について。
共演者の新福さんもフランス歌曲がご専門なので、フランス歌曲とフランスオペラの曲で構成しました。「初夏の散歩道」をテーマに、花や道に因んだ曲を多く選びました。皆様がご存知の曲や、初めてでも親しみやすい綺麗な曲ばかりです。
共演は、オペラ研修所で同期だったリリコ・レッジェーロソプラノの新福美咲さん。現在大学院でフランス歌曲を勉強なさっています。研修所ではクラスが違ったので、今回初めてご一緒させて頂けて嬉しく思っています。
新福さんのソプラノの明るい響きと、私のメゾソプラノの響きの違いをお楽しみ頂ければ・・・と思います。
          *     *     *
今回のコンサートのサブタイトル「初夏の散歩道 ~フランスのそよ風にのせて~」とあるように、夜のお出かけにも気持ちの良い季節となりました。
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
初夏の散歩道 ~フランスのそよ風にのせて~

日時:2017年5月22日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:新福美咲(ソプラノ)、豊島由佳(メゾソプラノ)、高田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ドリーブ 『ラクメ』より “花の二重唱”
 サティ 「ジュ・ドゥ・ヴ」
 山田耕筰 「この道」(ワッセルマン仏訳)
                      ほか
 ※ピアノは当初出演を予定しておりました松原裕子から変更となりました。
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~4/24(月)は又吉佑美&吉田明未 ソプラノ女子力バトル!

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は4月24日(月)。又吉佑美と吉田明未、二人のソプラノがフレッシュな歌声を披露します!
今回も出演の二人にコンサートに向けての話を聞きましたので、ご紹介いたします。

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ソプラノ
又吉佑美
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。
元々5歳のときからピアノやソルフェージュを習っており、それからずっとピアノ一筋で過ごしていました。ピアノは勿論、とにかく音楽そのものが大好きで、小学校の休み時間には友達と「モー娘。」の曲を歌い踊っているような子どもでした(笑)。
歌を始めたきっかけは、あるミュージカルの舞台を観たことです。それまでもしょっちゅうミュージカルは観に行っていたのですが、あるとき「…これだ…!!! わたしも歌いたい…!!!」と身体中に衝撃が走り、まさに青天の霹靂でした(笑)。
そして高校入学後に地元で声楽を習い始め、大学は様々な観点から音楽を捉えられる総合大学へ進み、音楽科で4年間学びました。お恥ずかしいことに大学に入るまではオペラについて何も知識がなかったのですが、素晴らしい作品や皆で舞台を作り上げる悦びを知り、一気に虜になってしまいました。
歌を始めて10年になりますが、まだまだ「日々勉強」です。

――声種やレパートリー、目指す役や舞台等を教えて下さい。
わたしはレッジェーロという軽めのソプラノです。それにより、純粋無垢な少女だったり機転の利く女中だったり、あとは派手好きな美人など…(笑)そのような役どころが多いように思います。「わたし」ではなくその役として舞台上で生きられる歌い手を目指して、精進していきたいです。
歌を始めたきっかけがミュージカルだったこともあり、大学時代はミュージカル活動も少ししていましたし、今でもミュージカル曲を歌うことは大好きです。
ジャンルに捉われず、歌や舞台の楽しさをもっと多くの方々に伝えていく活動を続けていきたいと思っています。
――コンサートのテーマや、共演者についてコメントをお願いします。
巷で流行っている「女子力」という単語を聞いてどのようなものを思い浮かべるでしょうか?
どうやら様々な定義があるようですが、今回わたしは「女性としての魅力」「輝いた生き方をしている女性の力」という意味合いで考えています。プログラムはオペラアリアを中心に選曲しましたが、オペラに登場する女性というのはどれも魅力的で、自分の生き様をこれでもかと発揮しているように思えて、愛すべきキャラクターばかりです。キャラクターの違いからその音楽を楽しんでいただけたら、と思っております。
今回共演する吉田さんは、研修所で2年間共に学んだ仲間ですが、しなやかで豊かで温かい声の持ち主です。わたしとは声の種類が異なるので、我々ふたりの声の違いにもご注目ください。
年齢が同じなので、いつもは「はるちゃん」と呼んで慕っています(笑)。今回もプログラムや演出を考えるにあたり、経験豊富なはるちゃんにたくさん助けてもらい、本当に頼りにしています!

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ソプラノ
吉田明未
――自己紹介をお願いします。
福岡県出身、リリック・ソプラノの吉田明未(よしだ はるみ)です。
小学生の頃からジャズダンスを習っており、ミュージカルが大好きでした。博多座や劇団四季によく連れて行ってもらい、家では夢中で繰り返しミュージカル映画を観ていました。高校ではバンドを組んだりゴスペルを習ったりと、いろんなジャンルの音楽を楽しんでいました。音楽の基礎を学ぼうと大学へ入学し、勉強しているうちにオペラの魅力にとりつかれて研修所へ入りました。
リリック・ソプラノとして、ヴェルディやプッチーニのヒロインを演じることが目標です。また、踊ることが得意なのでそれを生かしてオペレッタにも挑戦していきたいです。

――今回のプログラムとご共演者についてお聞かせ下さい。
オペラのヒロインと言っても、様々なキャラクターがあります。共演させていただく又吉さんは同じソプラノでも全くレパートリーが違うので、声やテクニック、女性としてのキャラクターの違いを楽しんでいただきたいと思いました。
共演の又吉さんは、研修所の本科、マスターと同じクラスの仲間として心から尊敬しています。真面目で誠実に音楽と向き合う姿にいつも刺激をもらっています。お互い女子大出身やミュージカル好き等の共通点もあり、打ち合わせのつもりがついついおしゃべりに夢中になってしまうことも…!又吉さんのソロをたっぷり聞くことができるのが私自身とても楽しみですし、ソプラノ同士ならではの華やかな二重唱をお届けできるのではないかと思います。
          *     *     *
今回のコンサートのサブタイトルは「ソプラノ女子力バトル!」。様々なオペラの中からソプラノ役が持つ女子力の見・聴き比べが大変楽しみです。
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
ソプラノ女子力バトル!

日時:2017年4月24日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:又吉佑美(ソプラノ)、吉田明未(ソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ロッシーニ 歌曲集「音楽の夜会」より 「ヴェネツィアの競艇」
 オッフェンバック 『ホフマン物語』より “生垣には小鳥たちが”
 プッチーニ 『マノン・レスコー』より “この柔らかなレースの中で”
                      ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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『魔笛』から7月『ばらの騎士』へ<2> ――オックス男爵 大塚博章にインタビュー

新しい年度がスタートしました!
2016年度を締めくくった共同制作公演『魔笛』でザラストロを演じ、次回7月公演『ばらの騎士』では難役オックス男爵で出演する、バス大塚博章。5月には、新国立劇場オペラパレスでのハイライトコンサートにも登場予定。ドイツオペラの大役が続く大塚に、公演の振り返りと、これからのステージについての意気込みを聞きました。
          *     *     *
――3月の川瀬×勅使川原プロダクションでの大分と神奈川での『魔笛』公演はいかがでしたか?

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大塚博章
大塚: 勅使川原さんと過ごした時間は何か狐につままれた様な感じでした(笑)
多かれ少なかれ私の中にある、「オペラって普通ならこうする」「『魔笛』ではこれがお約束だよね」的なことは排除されて、何故そうするのか?それほど理由がないのならやめましょう、というスタンスで始まりました。
これまで当たり前だと思っていた事が当たり前でなくなり、先入観を捨ててニュートラルな状態で稽古場に立つ時、心の拠り所はモーツァルトの存在以外にはありませんでした。
今まで一番数多く演じている役はザラストロですが、初めてやった時の新鮮な心理状態でこの役をとらえ、『魔笛』を考え、モーツァルトを感じる事ができたのは本当に勅使川原さんのお陰だったと思います。

ご来場頂いたお客様には色々な演出の『魔笛』をご覧になった方もいらっしゃると思いますし、初めて『魔笛』を、また初めてオペラをご覧になった方もいらっしゃると思いますが、今回のこの『魔笛』は皆様に観て頂いた時に初めて結実したと思います。無の状態にリセットしてから作り上げた「勅使川原魔笛」の時間空間を共有できましたことを心より感謝致します。

――大塚さん自身が熱心なワグネリアンのおひとり。5月には新国立劇場で『ジークフリート』ハイライトコンサートに出演します。楽しみにしていることは?
大塚: 確かに三度の飯よりワーグナーが好きかもしれません。聞くことも演奏することも。
ワーグナーの面白さは、人間の――たまに人間でないときもありますが(笑)――感情の揺れ動き、悩んで決心するまでの過程、愛情から憎しみに変わる経過が音楽に描かれているところだと思います。
ハイライトコンサートではオーケストラ部分を2台のエレクトーンが演奏します。エレクトーンでオペラのオーケストラ部を演奏するのは珍しい事ではないのですが、ワーグナー作品は中々やらないので、エレクトーンの表現力の幅広さを楽しんで頂けると思います。
『ジークフリート』は「ニーベルングの指輪」4部作の3作目、言わば起承転結の転に当たる面白い作品です。
ジークフリートなる主人公は二作目の『ワルキューレ』の主人公ジークムントの息子で父の成し遂げられなかったことに挑みます。
4つの中では上演機会は少ない方なので、この機会に新国立劇場の本公演と合わせて是非ご覧頂きたいと思います。

――そして、7月からはいよいよ『ばらの騎士』東京・愛知そして再び大分公演が待っています。大塚さんが演じるオックス男爵の魅力、聴きどころ、そして本公演への意気込みをお願いします。
大塚: 『ばらの騎士』という作品には今まで他の役で関わったことがありましたが、その時、このオックスはバスの役の中で、世界一難しい役だと思いました。
ドイツ語の言葉は多いし音符も多い。そして早いし歌いっぱなし。音域も3オクターブ近く使う。そしてキャラクターとしてはブサイクなドン・ジョヴァンニとでもいいましょうか、憎まれ役だけど観客からは愛されるファルスタッフのような部分もあります。
これまでにオックス役を演じてこられた先輩方に取り組み方や秘訣などを教えて頂いてやっと勇気が出てきたところです。
この役に選ばれた当初、喜びを両親に伝えたら、早速DVDで『ばらの騎士』を見たそうで、「博章にこんな演技が出来るのか!?」と真剣に心配して電話してきました。「今はそれどころじゃなくて音取り、歌えるようになるまでが大変なんだよ!」という段階が長かったです。
この作品の主役は元帥夫人、オクタヴィアン、ゾフィーもいますが、しっかりお三方から嫌われるオックスを作り上げていきたいと思います。
今までの大塚博章をご存じの方が驚くような(色んな意味で)パフォーマンスをお見せしますとお約束しますので是非劇場にお運び下さい!
          *     *     *
様々な役を自分のものにしてきた大塚にとっても、オックス男爵は大いなる挑戦である、とのこと。『ばらの騎士』では、オオツカ男爵にどうぞご期待ください!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★
    27日(木) 14:00開演
    29日(土) 14:00開演(D席 売切)
    30日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催予定(詳細近日発表)>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会オペラ劇場
※大塚博章の出演日は7月27日(木)と30日(日)です
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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『魔笛』から7月『ばらの騎士』へ ――アンニーナ石井 藍とヴァルツァッキ升島唯博にインタビュー

3月共同制作『魔笛』大分・神奈川公演が終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!
今回の『魔笛』キャストの中で、7月からの『ばらの騎士』に出演する歌手が4人います。両組ザラストロの大塚博章、清水那由太と侍女IIIの石井 藍、そして神官IIの升島唯博です。『魔笛』の振り返りとともに、次なるステージへの意気込みを聞きました。
まずは、石井と升島。
『ばらの騎士』では、出演日は異なりますが、諜報屋コンビのアンニーナとヴァルツァッキを演じます。オペラではコメディの役割を受け持っていて、全幕を通じて顔を出し、オックス男爵についたり、オクタヴィアン側に寝返ったり、と物語を掻き動かします。
          *     *     *
――『魔笛』大分・神奈川公演お疲れさまでした。今回の川瀬賢太郎×勅使河原三郎プロダクションはいかがでしたか?

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升島唯博
升島: 今最も活躍していると言っても過言ではない若手指揮者の川瀬賢太郎マエストロとは今回で3回目の共演となりました。彼の音楽に対する情熱はすさまじく、毎回彼の棒から刺激を受けています。今回の『魔笛』でも彼の作り出す新たな音楽にとても感銘を受けました。
勅使川原さんは現代を代表するダンサーですが、その感性をもって作り上げられた舞台は衝撃的でした。『魔笛』は本場ドイツでも舞台で歌ったこともあり、日本でも様々なところで演じてきましたが、300年前から演じられてきたこの作品の全く知られていなかった部分を発見したような気分です。観方によってはとても難解で理解しがたかったかもしれませんが、今回の舞台で私は魔笛の新たな可能性を見いだせたような気がします。大分や神奈川でご覧になった方々には「うん、よかったね」では終わらず、話のタネになるような公演になったのではないかと思います。ご来場、まことにありがとうございました。
石井: 川瀬さんの緻密かつエネルギッシュな音楽と、勅使川原さんのダンスとオペラを融合させた舞台に圧倒されました。舞台の基本構成は白と黒、その中に唯一色彩である青と赤を纏うタミーノとパミーナ。そこに浮かぶ何本ものリング。想像を掻き立てる舞台でした。
私が演じた侍女はアンサンブルが主ですが、侍女Iの北原瑠美さんと侍女IIの磯地美樹さんととてもいいアンサンブルができたのではないかと思っています。
ご来場いただきましたお客様には厚く御礼申し上げます。

――7月には『ばらの騎士』が待っています。ヴァルツァッキとアンニーナは全3幕とも登場して、『ばらの騎士』の物語を掻き回すキーパーソンではないかと思います。役の魅力、聴きどころ、そして本公演の意気込みをお願いします。

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石井 藍

石井: そうなんです!歌う場面はそんなに多くはないのですが、常にスキャンダルを探しては金儲けを企んでいるので、舞台には登場しています(笑)。機転が利き、ユーモアある役どころなので、お客様が笑って一息つけるようなアンニーナを演じられたらなと思っています。
升島: ヴァルツァッキはウィーンにいるイタリア人の役なのです。イタリア訛りのドイツ語を喋り、面白いことに楽譜に「私は」という1人称単数の「ich(イッヒ)」が「ikk(イック)」と書いてあります。他にも「h」を発音しないので、「haben(ハーベン)」が「aben(アーベン)」と書いてあったり、文法もたくさん間違っています。
しかし、物事を狡猾に観察し、自分の利益になることを嗅ぎ分ける鋭い嗅覚を持っています。今現在はこれから勉強してどんどん役を深めていく段階ですが、このイタリア語訛りのドイツ語を物凄い速さで喋らなくてはいけないところが難しくもあり、とても挑戦しがいのある役だと思っています。物語の美しい部分や表に出ている部分は主役にやらせておいて(笑)、その隙間を埋め、または引っ掻き回し、オペラに色と味をつけていければと思います。是非この素敵で美しいオペラと、奇妙なドイツ語を喋るインテリイタリア人の働きを観に、劇場へお越しください!
石井: 声楽を勉強し、初めて見たオペラが『ばらの騎士』でした。以来、ずっと憧れていたこのオペラに出演が決まり、ワクワクが止まりません。
いい公演になるようしっかり準備して稽古に臨みたいと思います!
          *     *     *
ともにドイツ語圏での生活を経験している二人。石井は7月26日(水)・29日(土)、升島は27日(木)・30日(日)の東京公演に出演します!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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R.シュトラウス『ばらの騎士』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★
    27日(木) 14:00開演
    29日(土) 14:00開演(D席 売切)
    30日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催予定(詳細近日発表)>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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3/28(火)「ラリアンス・オペラ・コレクション」に登場!7月『ばらの騎士』キャスト・インタビュー[1]
ファーニナル役 バリトン清水勇磨

フランス料理と二期会オペラの人気コラボ企画、「ラリアンス・オペラ・コレクション with
二期会」。次回開催の3月28日(火)は、7月公演『ばらの騎士』で二期会オペラ・デビューとなる二人の実力派歌手が登場します!
このたび出演者のご紹介を兼ねて、それぞれにインタビューを行いました。
まずはバリトン清水勇磨。
『ばらの騎士』ではゾフィーの父、ファーニナル役を演じます。先日当ブログでもご紹介したとおり、第28回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、新進気鋭のバリトンとして大きな注目を集めている存在です。
          *     *     *

201703_shimizu_yuuma.jpg ――五島記念オペラ新人賞受賞おめでとうございます。またヨーロッパで研修されることとと思いますが、どちらで、何を学ばれる予定でしょうか。
清水: ありがとうございます。光栄な事と同時にしっかり勉強しなさいという意味も込められていると思いますので計画的に学んできたいですね。
研修先はイタリアのパルマです。主にイタリアオペラ、特にヴェルディの作品を研究する予定です。
――清水さんといえば、イタリアオペラを中心にレパートリーを作られているという印象があったのですが、今回は『ばらの騎士』のファーニナル役で、新しい一面が開かれるようでとても楽しみにしています。今回の役を受けられることを決めた理由はありますか? 実際に歌い始められて、印象はいかがでしょうか?

清水: おっしゃる通りです!割と皆さんに同じ趣旨の質問をされたのですが、私の中では「しっくり」きているんです。
実は3月上旬まで短い期間ですがドイツで『ばらの騎士』の稽古をしてきました。そこで先生から「本当にお前はドイツオペラ一本目なのか?」と仰って頂きました。(良い意味だと信じます、、)またイタリアものと一緒の歌い方をするべきだという言葉にも、私もそう思っていましたから共感しました。
実はこの役からワーグナーを歌い始めたり、ヴェルディ歌いになったりする事は良くあることです。それくらい難しいと感じている訳ですが、私はとても興味深い役だと思います。
歌の方は、ファーニナルが出てくる箇所は金管が鳴っていたり、騒然となっている場面で出てくる事が多いですから、それなりに馬力と潔さが必要になると思います。しかし、決して力で押し切るのではなく父親としての落ち着きも失わないある意味で余裕を残した歌唱を求めていきたいと探っております。しかしながら本当に良い役だと思います。
――今回のラリアンスでのプログラムで、特に思い入れのある曲があれば、エピソードや理由をあわせて教えていただけますでしょうか。
清水: 一曲という事になりますと、プロヴァンスの海と陸でしょうか。この曲は本当に名曲だと思います。
どなただったか、この曲は歌ではなくセリフであるとは、なるほど良くおっしゃったなと思います。リサイタルやコンサートでは何回もプログラムさせて頂いていますが、良い意味で毎回勉強し直すと変わってくるんです。昨年ヴェルディ協会でも歌わせて頂いたのですが、熱心なお客様方の会場の雰囲気もあり、歌い終わったあと一瞬静まりかえった後に納得したように拍手を頂いた事を大変嬉しく思いました。ヴェルディの専門家の方々ですからね。ホッとしました。
――『ばらの騎士』にむけて、お客様への一言メッセージをお願いいたします。
清水: 『ばらの騎士』が二期会デビューということもありいつも以上に気合が入っております!
また『ばらの騎士』は二期会にとっても記念碑的な演目でもあり、素晴らしいプロダクションになると今からとても楽しみにしております。出演者、関係者一同、東京文化会館にて皆々様のお越しを心よりお待ち申し上げております!
          *     *     *
やはりバリトンは、イタリアオペラでもドイツオペラでも、父親役がハマりますね(ジェルモンとファーニナルでは性格が違うようですが)。清水の豊かな歌声をどうぞご堪能ください!

■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会》
オペラの町を歩けば

日時:2017年3月28日(火) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    東京都新宿区神楽坂2-11 TEL03-3269-0007
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:岩下晶子(ソプラノ)、清水勇磨(バリトン)、髙田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
    <第1ステージ>
    ・瀧廉太郎 「花」
    ・R.シュトラウス 「献呈」「ツェツィーリエ」
    ・コルンゴルド 『死の都』より 「わが憧れ、わが幻想」
    <第2ステージ>
    ・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私が街を歩けば」
    ・ヴェルディ 『椿姫』より 「プロヴァンスの海と陸」
    ・ウェーバー 『摩弾の射手』より 「すらりとした若者がやってきたら」
    ・ジョルダーノ 『アンドレア・シェニエ』より 「祖国の敵」
▼イベント詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンスオペラコレクションwith二期会 オペラの町を歩けば|イベント - 神楽坂ラリアンス

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PDFちらし
▼2017年7月東京二期会『ばらの騎士』情報はこちら
グラインドボーン音楽祭との提携公演
 R.シュトラウス『ばらの騎士』

 日時:2017年7月26日(水)・27日(木)・29日(土)・30日(日)
 会場:東京文化会館大ホール
▼絶賛発売中!『ばらの騎士』チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」〜3/13(月)は齋藤由香利&高橋希絵 ドイツ音楽の夕べ〜春風にのせて〜

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は3月13日(月)、齋藤由香利と高橋希絵による「ドイツ音楽の夕べ ~春風にのせて~」。フレッシュな二人のソプラノが、キラキラと光り輝く若々しい歌声をご披露します!
今回も出演の二人からメッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

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ソプラノ
齋藤由香利
――まずは自己紹介をお願いします。
福岡県久留米市出身、ソプラノの齋藤由香利です。
合唱好きが転じて声楽を始め、国立音楽大学に進学しました。大学では主にドイツリートを勉強していましたが、二期会研修所にてオペラを学び、どちらも大好きになりました。リートの繊細な表現を持ってオペラも歌えるような歌手になりたいと思い、現在大学院にて勉強を続けています。
華やかなイタリア音楽、お洒落なフランス音楽も素敵で大好きなのですが、自分の性に一番合っているのは内省的で少し土っぽい匂いのする(?)ドイツ音楽だなと感じています。

――今回のコンサートについて、お客様に一言メッセージをお願いします
共演する高橋さんは研修所で一年間同じクラスで、授業の度に情熱的でエネルギー溢れる歌と演技(と身長にも、笑)圧倒されていました。
今回のプログラムはドイツ語の作品に絞ろうとすぐに話が纏まり、前半は歌曲、後半はオペラ・オペレッタより、それぞれ独唱と重唱を選びました。
また会場のアルテリーベさんはドイツのお家のような建物なので、ちょうど今回演奏する曲の舞台にいるように感じていただけるのではないかと思っています。
当日は春を感じられる暖かさになるように期待しつつ、お越しいただいた皆様と私たちなりのプログラム・演奏を共有できる時間を、心より楽しみにしております。

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ソプラノ
高橋希絵
――では高橋さん、自己紹介をお願いします。
はじめまして、ソプラノの高橋希絵と申します。新潟県のとある長身の家系に生まれ、身長が170センチもあります。
元々教師という職業にとても憧れていたので、音楽の基本である歌を学んだのちは大好きな吹奏楽や合唱を中高で教えたいと思っていました。しかし音大に入学し、師である澤畑恵美先生が出演される舞台を観劇するたびに、オペラの魅力にとりつかれました。しかし実際自分で歌いながら演技をしてみるととても難しく、最初のうちはどう動いたらよいか分からず舞台上を右往左往(笑)。大学院や研修所のマスタークラスで演技の基本を徹底的に学びました。
今はオペラの登場人物として、歌い演じることがなにより幸せです。聴き手の皆様と心を通い合わせ、歌が持つ意味や思いを伝えられる、そんな歌手になりたいと思っております。

――今回のコンサートについて、お客様に一言メッセージをお願いします
今回共演させて頂く齋藤さんはオペラ研修所の同期であり、同じく国立音楽大学出身です。多彩な引き出しを持つアイディアマンであり、毎回楽しく練習を重ねております。二人とも在学中よりドイツ系作品に積極的に取り組んできました。好きが高じて今は二人ともドイツ語を勉強中です。
今回はそんなドイツ語圈の作曲家の作品に絞り、お互いのレパートリーである歌曲、アリアはもちろんのこと、メンデルスゾーンの二重唱歌曲やオペラ『魔弾の射手』のデュエットなども演奏いたします。
ドイツからの爽やかな春風をお届けできたらと思います。会場で皆様にお会いできますことを、心より楽しみにしております。
          *     *     *
今回はドイツ語での作品に絞り、お互いのレパートリーの中から厳選した歌曲と、オペラアリア、二重唱をお届け致します。
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
ドイツ音楽の夕べ ~春風にのせて~

日時:2017年3月13日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:齋藤由香利(ソプラノ)、高橋希絵(ソプラノ)、髙田恵子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ウェーバー 『魔弾の射手』より
         「いたずら坊主、しっかりするのよ!」
         「すらりとした若者がやってきたら」
 コルンゴルト 『死の都』より 「私に残された幸せ(マリエッタの歌)」
                     ほか
*今回出演のピアニストにつきまして、当初予定の松原裕子から髙田恵子に変更となりました。
 何卒ご了承いただきますよう、お願い致します。
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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ソプラノ嘉目真木子「愛があれば強く居られる。パミーナから教えてもらっているような気がします」~大分・神奈川『魔笛』にむけて

川瀬賢太郎指揮×勅使河原三郎演出の共同制作公演『魔笛』は、3月11日(土)の大分公演から開幕します。
今回は、大分県出身であるパミーナ役の嘉目真木子に、公演にむけての話を聞きました。二期会本公演デビューも2010年の実相寺昭雄演出『魔笛』のパミーナ。同役は、2015年の宮本亜門演出版でも歌っています。そして今回の勅使河原三郎演出も、独創的な『魔笛』になりそうです。

201702_yoshime_makiko.jpg ――『魔笛』のパミーナは、どのような存在ですか
嘉目: パミーナは私にとって縁の深い役であることは間違いないと思います。様々な演出で1つの役を演じられるのはとても楽しいです。
パミーナはただの“綺麗で可哀想なお姫様”ではなく、強さも持っている女性です。そして何より、愛に飢えています。父親を亡くし、母親からも隔離され、恋も知らない。そんな中で苛酷な運命に翻弄されていきます。
物語が進むにつれて、パミーナは人間としても女性としてもどんどん成長していきます。
純粋なゆえに思い込みも激しいし、傷つけられやすいからとことん落ち込んでしまうけれど、最終的に彼女が笑えるのは、彼女が"愛"に貪欲だからだと思っています。「愛したい、愛されたい」という、本能的な欲求。それはとても強い力を発揮します。
パミーナを初めて歌ったのは6年前ですが、歌うたびにそんな彼女の“人間らしさ”に気付かされます。人は一人では生きられず、人との関わりの中では楽しいことばかりではないけれど、それでも愛があれば強く居られる。パミーナから教えてもらっているような気がします。

――出身地の大分での公演です。想いを聞かせてください。
嘉目: 故郷でパミーナを歌えるのは本当に嬉しいです。
ジュニアコーラス時代、初めて舞台に立ったのが『魔笛』だったんです。県民オペラの公演があり、タミーノが笛を吹いてパミーナを探すシーンで、森の動物(うさぎ)役で出演しました。歌はありませんでしたが、この公演がきっかけでオペラに憧れを持つようになったので、私にとって『魔笛』は特別な作品です。
地元での公演では、実家のご近所さんや、中高の同級生、先生など、昔から私を知っている方々が来てくださいます。都内だと普段は遠くてなかなか機会がありませんが、成長した姿を見ていただけるのはとても嬉しいです。その分、身の引き締まる思いもします。
――大分の魅力を教えてください
嘉目: 大分は「おんせん県 味力も満載」というキャッチフレーズで、温泉の他に地元の料理にも自信を持っています。関アジ関サバやフグなどの海鮮物に加えて、豊後牛もオススメです。とり天も外せません!大分は鶏肉消費量全国一らしく、新しくなった大分駅には鳥の銅像まであります。
さらに大分は西洋音楽発祥の地と言われており、瀧廉太郎はじめ著名な音楽家、声楽家もたくさん輩出されています。
食にも音楽文化にも温泉にも恵まれた大分県に、是非一度足を運んでみていただきたいです!
――そして、横浜の魅力も
嘉目:私にとって横浜といえばなんといっても中華街です。お気に入りのお店で食べる中華料理は格別です。フカヒレまんを買って山下公園のベンチで食べるのも好きです。神奈川県民ホールの楽屋口から近いところにあるお蕎麦屋さんもお気に入り。今回の公演でも必ず行くつもりです。
それと横浜駅で買える「くるみっ子」というお菓子が好きです。どうしても食べ物についてばっかりになってしまいますね・・・。
――いくつかの『魔笛』のプロダクションに関わってこられてきた中で、「モーツァルトは今も生きている」と感じられた瞬間はありますか?
嘉目: モーツァルトの音楽は本当に美しいです。
負の感情を歌っている時でさえ、むしろその方が、より心に響いたりします。そういう音楽に触れるとき、「人間は昔も今も変わらないんだな」と感じます。
モーツァルトの時代から現代に至るまで、そのまた未来も、"愛"が私たちから失われることはなく、常に人生と共にある。そのことを強く感じさせてくれるという意味で、モーツァルトは今でもその作品の中で大いに主張し、生き続けていると思います。
▼嘉目真木子の出演日は、〔大分〕3月11日(土)、〔神奈川〕3月18日(土)
2017年3月 共同制作公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
 (こちらのページより、大分、神奈川それぞれの特設ページへリンクしています)

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バリトン宮本益光「皆様に愛されるようなパパゲーノを演じ、生きる喜びに涙したい」~大分・神奈川『魔笛』にむけて

3月11日(土)大分iichiko総合文化センター、18日(土)、19日(日)神奈川県民ホールにて開催する、芸術4団体による共同制作公演『魔笛』。オール東京二期会キャストでお贈りします!
天真爛漫なキャラクターで人気のパパゲーノを演じるのは、バリトン宮本益光。『ドン・ジョヴァンニ』のタイトルロールと並び、自身の当たり役として、これまで何度も歌い、演じられてきました。しかも、今回、宮本は3日間すべてに出演します!本番にむけて話を聞きました。

201702_miyamoto_masumitsu.jpg ――あらためて、宮本さんにとって、『魔笛』のパパゲーノはどのような存在でしょうか。
宮本: 「生きる」ということに関して、誰よりも純粋で、懸命だと思います。人として必要最低限のこと「食べる、眠る、子をのこす」、これだけに忠実に生きようとする姿勢は、私の不要な飾りだらけの生き方に疑問を投げかけます。
――たくさんの不思議な力をもった楽器が登場するこのオペラでは、タミーノが奏でる笛と同じくらい、もしかしたらそれ以上に、パパゲーノが奏でる「パンフルート」や「鈴」も魅力的です。これらパパゲーノの楽器の魅力について教えていただけますか。
宮本: パンフルートを鳴らせば鳥が集い、鈴を響かせれば人の心が変化する――これはきっとMozartにとって、感動的なモティーフだったと思います。音の力を、音楽の力を肯定するそれらのアイテム(魔笛もそう)は、つまり私たち音楽家のあるべき姿であり、音楽の持つ可能性を示しているのだと考えています。

――お客様にむけて本公演への意気込みを。
宮本: 『魔笛』は1791年の9月28日に完成したと言われています。その約200年後、1972年9月28日に私は生まれました。同じ誕生日ですもの、運命を感じたってお許し頂けると信じています。
皆様に愛されるようなPapagenoを演じ、生きる喜びに涙したいと思っています。

▼WEB「ぶらあぼ」にも、宮本益光のインタビュー記事が掲載されています!
宮本益光(バリトン)「『魔笛』ではすべての人物が“愛”と“死”を語るのです」 - WEBぶらあぼ(2016/12/18)
▼『魔笛』公演概要はこちら
2017年3月 共同制作公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
 (こちらのページより、大分、神奈川それぞれの特設ページへリンクしています)

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「オペラ人生の中でいちばんの嬉しい瞬間」ソプラノ木下美穂子、『トスカ』愛を語る~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<6>

二期会のみならず日本を代表するソプラノ・リリコのひとり木下美穂子が、2014年『蝶々夫人』以来3年ぶりに二期会オペラのために帰国、ファン待望のトスカを歌います。
木下は、一昨年に自身初のCDアルバム《イル・クオーレ》をリリース。アルバムの最初のトラックに収められたのが、トスカのアリア「歌に生き、愛に生き」でした。この名曲が、いわば木下の芸術的な「クレドCredo-信条」となって、アルバムは次第に深い祈りの歌に進んでいきます。木下にとってのトスカという存在の大きさを知ることができる一枚です。
この度、ローマ歌劇場との提携公演により、伝統的なローマの地を描いた今回の舞台の上で、木下演じる歌姫トスカが最期の日を生きます。プレミエにむけてメッセージを受け取りました。

「私のキャリアにとっていちばんよい時期にこのトスカ役をいただけたということは、私のオペラ歌手人生の中で、いちばん嬉しい瞬間だな、と思っております。
プッチーニのオペラは私もいろいろ歌ってきたのですけれども、その中でも最高峰というものは、私の中ではトスカなのです。なぜかというと、そのドラマティックなストーリー、そしてなんといっても音楽なのですよね。トスカの場面だけでなく、もうすべての場面で、音楽が重厚で、情熱的で、そして甘美で。もう、すべてトータル的にすばらしい音楽とドラマが一致したオペラ、というものが私の中にありまして…私のいちばん大好きなオペラです。(続きは映像でご覧ください)」
▼木下の出演日は15日(水)と18日(土)! 公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
【残席状況】(1/24・14時現在)
2/15(水) 18:30 … S・A・B席 あり/C席 残少/D・E席 完売
2/16(木) 14:00 … S・A・B席 あり/C席 残少/D・E席 完売
2/18(土) 14:00 … S・A・B・C席 残少/D・E席 完売
2/19(日) 14:00 … S・B席 あり/A・C席 残少/D・E席 完売
▼2月15日(水)の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催いたします
2/15(水)『トスカ』プレミエ・キャンペーン!~ペア先着150組のお客様に、黄色いバラの花をプレゼント! - オペラの散歩道(二期会blog)
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

201511_kinoshita_mihoko_cd.jpg ▼▲▼ CD情報 ▼▲▼
イル・クオーレ -IL CUORE- 木下美穂子
オクタヴィア・レコード 2015年11月20日発売
HQ Hybrid/OVCL-571/3,200円(税別)
木下美穂子(ソプラノ)、平塚洋子(ピアノ)/2015年5月録音
▼アルバムのお求めはこちらから
KINOSHITA MIHOKO / 木下美穂子 | アーティスト商品一覧 - disk union
木下美穂子/イル・クオーレ - TOWER RECORDS ONLINE

▼CDの紹介記事はこちら
ソプラノ木下美穂子~1stアルバム「イル・クオーレ」11/20リリース!(2015/11/17掲載) - オペラの散歩道(二期会blog)

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「一回一回が新しい境地」バリトン直野資スカルピア役にむけて
~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<4>

『椿姫』ジェルモン、『蝶々夫人』シャープレス、そして『リゴレット』タイトルロールなど、イタリア・オペラのバリトンとして傑出した実績を誇る名歌手、直野 資(なおの たすく)が、2009年『蝶々夫人』以来8年ぶりに東京二期会オペラ劇場の舞台に立ちます。演じるのは、ファン待望の『トスカ』スカルピアです。
前回、二期会が『トスカ』を上演した1991年に同役で出演。トスカ役 佐藤しのぶ、カヴァラドッシ役 田口興輔 等とともに名舞台を築きあげました。そのときの好演が高じ当時の指揮者トゥリオ・コラチョッポの招きによりサンパウロ市立歌劇場でも同役を歌いました。
▼詳しくは、こちらの記事をどうぞ
希代のバリトン直野 資~自然体こそ心地よく歌い続けるための秘訣|オペラを楽しむ - 東京二期会
当時から数えると実に26年ぶり。その変わらないオペラへの尊敬の念と共演者とともにあることの喜びを語ったインタビュー映像をどうぞ!

      *     *     *
「『トスカ』のスカルピア役です。直野と申します。
バリトンでスカルピア役というと「悪役だ」なんて簡単におっしゃいますけど、悪役っていうのも大変なものでしてね。私は十回近くやらせていただきましたかね。「悪くやる」というのはあんまりよくなくて、一応、ローマの警視総監か何かのえらい人なので。まあ、そのえらい人がどうするかを見ていただくというよりは、プッチーニの書いてくださった素敵な音楽を、みなさまに浴びていただきたいと思います。
(今回の出演が)自分の生涯最後のオペラになると思いますけれども、オペラというものは、一回一回が新しい境地だというふうに、僕は接してきたつもりです。
この前、僕が公演監督をやったときに、(指揮者の)アンドレア・バッティストーニが稽古の最後に、「今度『トスカ』やるんだってな」という話があって。でも、僕は声がリリックなので、なかなか(スカルピアの)役としてはまらないので、できればスペイン語に近い、強い発音というのですかね、そういうことをやってみようと思うんだと言ったら、「いいな、そういう考え方いいんじゃないか」と…」(続きは映像でご覧下さい)。
▼直野の出演日は16日(木)・19日(日)!公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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「一生懸命生きていらっしゃる方々の想いを感じながら」 ソプラノ大村博美、待望のトスカ役にむけて
~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<3>

東京二期会オペラ劇場2月公演『トスカ』キャストインタビュー。いよいよタイトルロールの登場です。フランスを拠点に欧州で活躍するソプラノ大村博美が、ファン待望のトスカを演じ歌います。トスカへの想いも格別のものがあり、稽古場に向かう電車の中で、トスカの音楽を考えているうち涙があふれそうになった、と話していました。
トスカの内面に寄り添いつつ見えてきたものは、現代に生きる人々の思いでした。大村からのメッセージをどうぞ!

      *     *     *
「私にとってトスカという人は、ローマの人で、オペラのプリマドンナですから、もちろん華麗な人なのですけれども、同時に内面的には、神様にむかって、「困っている、苦しんでいる人のために自分は何ができるか」という、自分のためではなく誰か人のために歌を歌う、そういう歌姫なのだと思います。1幕でマリア像に跪いてお祈りをするシーンに、プッチーニが本当にきれいな音楽をつけてくれていて、トスカの人柄というか、どういう人なのかがすごくよくわかるのだと思います。今回、私は、そうしたトスカの内面を感じながら、歌わせていただきたいと思っています。
今、世の中には、天変地異やテロの犠牲になって…考えると本当に涙が出てくるようなことがたくさんあります。一生懸命、誠意をもって生きている人が、「こんなに愛をもって生きていたのに、こんなに神様を信じていたのに、どうして自分に今こんなことが降りかかるのだろう」と思われる。そうした方の思いも感じながら…」(続きは映像でご覧下さい)。
▼大村の出演日は16日(木)・19日(日)!公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

また、この年末年始にも、大村博美の歌が聴ける機会があります。12月28日(水)・29日(木)には、東京交響楽団「第九と四季」のソリストとして出演を予定。そして、年明け1月3日(火)には、「第60回NHKニューイヤー オペラコンサート」に出演し、日本最高峰ソリストの先頭を切ってベッリーニ『ノルマ』の名曲「清らかな女神よ」を歌います。こちらもぜひお楽しみに。
▼各公演の詳細はこちらから
「第九と四季」2016 - 東京交響楽団
 2016年12月28日(水)18:30・29日(木)14:00 サントリーホール
第60回 NHK ニューイヤー オペラコンサート - NHKプロモーション
 2017年1月3日(火)19:00 NHKホール (※EテレおよびFMで生放送あり)

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「自分の出せる限りの〈悪〉を出して」 バリトン今井俊輔がスカルピアを歌う!
~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<2>

実力、人気ともに今大きな注目を集めているバリトン今井俊輔が、スカルピアを歌う!東京二期会オペラ劇場2月公演『トスカ』の注目ポイントのひとつです。
BS日テレ「こころの歌」にコーラスグループ“フォレスタ”メンバーとしてレギュラー出演、いつも笑顔を絶やさない温和な人柄でコンサートでも人気の今井ですが、オペラの舞台上ではキャラクタが一変します。2013年東京二期会オペラデビューとなったのは、ヴェルディ『マクベス』のタイトルロール。そして今回、イタリアオペラ随一の「悪役」といわれるスカルピアを演じます。
本公演にむけた意気込みとスカルピア役の魅力について、今井からのメッセージをどうぞ!

      *     *     *
スカルピアを演じられるというのは、バリトンにとって、とても光栄なことです。この悪役のために、自分に出せるかぎりの「悪」を出していけるか。また、(スカルピアは)すごい頭がいいのですね。そして、紳士的。それがまた、その「悪役」の加減をどんどんあげていく要因になっていると思います。
作品中、彼が舞台に出ていなくても、スカルピアの音楽が全体を支配しています。そして、(1幕の最後)、合唱とともに歌う〈テ・デウム〉は、スカルピアの見どころのひとつでしょう。ミサが始まり、歌が流れている中、スカルピアは、神に自分の考え、欲望、エゴをさらけ出していきます。
トスカが、最期に身を投げ自殺するシーンでも、実はスカルピアが世界を支配しています。…(続きは動画でご覧ください)

▼今井の出演日は15日(水)と18日(土)!公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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カヴァラドッシよ、星になれ!~テノール城 宏憲、主演の2月公演『トスカ』の魅力を語る

東京二期会オペラ劇場2月公演プッチーニ『トスカ』にカヴァラドッシで主演するテノール城 宏憲に、本公演の魅力についてメッセージを受け取りました!
2012年第42回イタリア声楽コンコルソにてシエナ大賞、15年第84回日本音楽コンクール声楽部門(オペラ・アリア)第1位・岩谷賞(聴衆賞)受賞、そして今年2月の二期会『イル・トロヴァトーレ』では、急遽代役で主人公のマンリーコを演じ切り、一躍時のテノールとなった城ですが、『トスカ』ではオーディションで本役を勝ち取りました。
この日は稽古前にメッセージを収録。このときはまだコレペティトゥアとの個人稽古の段階で、楽譜を丹念に歌い込み、プッチーニの描いたカヴァラドッシ像に自分自身を向かい合わせていく作業を重ねていました。

      *     *     *
東京二期会オペラ劇場、歌劇『トスカ』カヴァラドッシ役の城 宏憲(じょう・ひろのり)です。
マリオ・カヴァラドッシは、イタリアの画家であり、歌姫トスカの恋人でもあります。つまり、カヴァラドッシは、自分でも絵を描くし、歌も愛することができる人なのです。
そして、フランス革命の時代の革命家という、もうひとつの顔を持っています。このもうひとつの顔が、僕にとってはものすごく魅力です。彼は二幕で拷問にかけられ、そして、三幕では処刑されてします。
歌や絵を愛し、美しさを愛する、やさしいカヴァラドッシと、フランス革命の時代の中でナポレオンを応援する改革派、革命派としての情熱的なカヴァラドッシ。このふたつの面を、僕はうまく演じたいと思っております。
『トスカ』の魅力は、やはり「見せ場」が多いことだと思います…(続きは、ぜひ動画でご覧ください)。

▼城の出演日は16日(木)と19日(日)!公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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序幕だけの作曲家も〈オペラ〉に登場!サプライズが待っている『ナクソス島のアリアドネ』へ!
~メゾソプラノ白土`理香 インタビュー

2002年東京二期会/新国立劇場『ナクソス島のアリアドネ』公演にて作曲家役を演じ、14年ぶりの二期会公演に同役で登場となるメゾソプラノ白土理香(しらつち りか)。長年ウィーンで活動中の白土が、今回は作曲家役のために一時帰国しました。それほどまでに想い入れの深いこの作品の魅力について、自身の言葉でお伝えいたします。
(※白土の「土」の字は、正しくは「土」の右上に「`」)
      *     *     *

201611_shiratsuchi_rika_01.jpg 白土: R.シュトラウスのオペラはウィーンでとても人気があります。中でも『ばらの騎士』『サロメ』そして『ナクソス島のアリアドネ』はウィーン国立オペラ劇場のレパートリーにも入っており、シーズン中には何度も上演されます。ウィーン気質を色濃く登場人物に盛り込んだホフマンスタールの言葉の芸術と、ウィットに富んだシュトラウスの音楽、そして官能的なメロディーはウィーンの人々に大変愛されています。私にとっても作曲家の役は特別な意味を持っています。それはウィーンに来て初めてこの役に出会った事です。その後ミュンヘン国際音楽コンクールで賞をいただいたのも作曲家のアリアでした。

Q2. 作曲家役はどのような役ですか?
白土: 若く才能溢れる若者、作曲家。喜怒哀楽を激しく表し、感情の起伏に大きく揺れ動かされながら、理想像が現実によって壊されていく中、恋に落ちるも序幕の最後では絶望の底へとつき落とされて行きます。彼の芸術の理想を歌う時、心から共感でき役と一体になれる幸福感を感じることができます。

Q3. 指揮シモーネ・ヤングと演出カロリーネ・グルーバーについて
白土: 世界で活躍される女性指揮者ヤングさんと同じく女性演出家グルーバーさん同じ女性としてお二人のご活躍をとても誇りに思い、また今回ご一緒させていただける幸せに感謝しております。お会いするまでとても緊張しておりましたが、お二人ともフレンドリーに私たちに接してくださり、気さくなお人柄をお持ちになった方々です。お二人共、稽古場では妥協されずに我慢強く、私たちをご指導くださっています。

Q4. 稽古場の雰囲気はいかがでしょう?
白土: 英語ドイツ語日本語が飛び交うインターナショナルな雰囲気の中、ベテランの方々そして若く才能にあふれる二期会の方々に囲まれ、エネルギッシュな稽古場の雰囲気に触発されております。

Q5. 今回のプロダクションの魅力はどこにあるでしょうか?
白土: 何といってもヤングさん率いるシュトラウスの素晴らしい音楽、それに応える素晴らしい歌手たち。
また今回の演出では様々なサプライズが皆さんに用意されています。シュトラウスの楽譜上では序幕で去ってしまう作曲家も今回は劇中劇オペラに参加し、実際に自分の作った作品の中に登場します。芸術と愛を純粋に求める、その願いは叶えられるのでしょうか?どうぞその答えを探しにぜひ劇場に足を運んでみて下さい。
201611_shiratsuchi_rika_02.jpg
(2002年の舞台から:中央右が白土)

▼公演詳細はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
11/23(水・祝)17:00、24(木)14:00、26(土)14:00、27(日)14:00 日生劇場
(白土の出演日は、23日と26日です)
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
S席 15,000円、A席 13,000円、B席 9,000円、学生席 2,000円(税込)
※11/18現在、23(祝)、26(土)、27(日)公演のB席が予定数終了となりました。

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】なら、24時間いつでもどこでもご予約可能!
座席もご指定いただけます
チケットはお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取(※)
予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

※※学生席も販売中!※※
二期会オペラ公演は28歳未満の学生さんなら2,000円でご鑑賞頂けます!
・受付は、公演の前日まで二期会チケットセンター電話(03-3796-1831)のみ。
・事前の決裁が必要です。
▼学生席のお求め方法等、詳しいご案内はこちらをご覧ください。
学生席について - 二期会チケットセンター

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11月公演『ナクソス島のアリアドネ』~執事長役・多田羅迪夫インタビュー
才能豊かな新しい世代の歌手たちとともに

今月23日から開幕する、『ナクソス島のアリアドネ』。
稽古が佳境を迎える中、執事長役で全日出演するバス・バリトン多田羅迪夫に話を聞きました。
多田羅迪夫は、1975年から81年にかけてドイツ・ハイデルベルク、ならびにゲルゼンキルヒェン市立歌劇場の専属歌手としてドイツでキャリアを積み、帰国後早くからモーツァルト、ワーグナー、そしてリヒャルト・シュトラウスの作品をレパートリーとして、東京二期会の伝統の支柱ともいえるドイツ・オペラの上演を舞台の第一線で支えてきました。
今回は、演出カロリーネ・グルーバーの希望により執事長役を務めることとなりました。多田羅とグルーバーとの初邂逅は2004年。グルーバー初来日のプロダクションに多田羅が主演し、強い信頼関係を築いてきました。
      *     *     *

201611_tatara_michio_02.jpg 「私が演じる執事長は、作品の舞台となるウィーンにおいて、エスタブリッシュメントの頂点にいるようなお金持ちの伯爵家に仕えています。あるお祝いの席で、食事の終わった後、9時に花火を打ち上げるまでの間に、オペラ『ナクソス島のアリアドネ』と道化芝居『浮気なツェルビネッタと4人の恋人たち』を上演することとなっていましたが、時間が足りない。そこで一計、この2つの物語を同時に上演するように、これは伯爵の命であるから、と作曲家たちに伝えます。
ですが、今回の演出で、私の役で特に重要な点は、伯爵そのものが執事長に扮して、彼らに無理難題を押し付けていく、という設定にあります。
通常なら、執事長は、伯爵の権威を背景にして、いわば「虎の威を借る狐」のようにして、慇懃無礼に振る舞うものです。が、今回のカロリーネ・グルーバーの演出では、執事長が伯爵という権威そのものである、ということになる。そうなれば、通常、他者の権威を借りることででてくるある種の「いやらしさ」は、多少薄まってくるでしょう。そのかわり、伯爵本人が周りの者を直接振りまわし、それを面白がる、という面がでてくる。ここが今回の演出で私の役において重要な点だと思います。ですから、あまり、こう卑屈でないように演じることを心がけたいですね。
『ナクソス島のアリアドネ』は、1971年に二期会が日本初演をし、今回が4回目の上演となります。前回からは8年ぶりです。加賀清孝公演監督も述懐していましたが、8年前とは全く新しいキャストになりました。このリヒャルト・シュトラウスのスコアはひじょうに難しいドイツ語と音楽の連続なのですが、ほとんどが初役の若手歌手中心でキャスティングされているにもかかわらず、非常に高い水準で演奏ができています。これだけの登場人物で、しかもダブルキャストで高いレベルを保てることができるようになった(キャストは全33名)というのは、若手が順調に成長してきた証であると言えます。今回の公演は、そのことをプレゼンテーションすることのできる、日本のオペラ界のエポックメイキング的な上演という意味合いがあると思います。
もちろん、若手だけではありません。私も含めてですが、小森輝彦さんのようにドイツの歌劇場で専属歌手として長年活躍されてきた歌手も出演しますし、私たちの経験が、現場を通じて、若い歌手にも役に立つという思いはあります。重要なことですが、二期会の公演というのは、いろいろな世代が集まりひとつの作品を作り上げています。また文化はそうであらなければならないと思います。
それにつけても、若い歌手の成長というのは、嬉しいものです。今回の公演は、二期会で初めての女性指揮者と女性演出家のプロダクションとなりましたが、お二人ともドイツ語圏で活動されていることで、稽古はほとんどドイツ語、時々英語で進行しています。こうしたヨーロッパの劇場とまったく同じような状況にも、もちろん日本語通訳の方はいらっしゃるけれども、若い人たちが元の言語に反応し、笑ったり、対応しているのを見ると、30年も前のことと思い比べると、もう隔世の感がありますね。」
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      *     *     *
オペラの代表的な語り役のひとつでもある『ナクソス島のアリアドネ』の執事長は、多田羅自身のブログで紹介されているように、ルネ・コロなど往年の名歌手がこの役を演じることで舞台に味わいと深みを醸しだしてきました。
ウィーン初演から100年、そして日本初演(二期会初演)から45年のメモリアルイヤーに、東京二期会の各世代のエキスパートが集結して贈る『ナクソス島のアリアドネ』にどうぞご期待ください。
▼公演詳細はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
11/23(水・祝)17:00、24(木)14:00、26(土)14:00、27(日)14:00 日生劇場
(多田羅迪夫は全日程出演します!)
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
S席 15,000円、A席 13,000円、B席 9,000円、学生席 2,000円(税込)
※11/15現在、23(祝)、26(土)、27(日)公演のB席が予定数終了となりました。

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】なら、24時間いつでもどこでもご予約可能!
座席もご指定いただけます
チケットはお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取(※)
予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

※※学生席も販売中!※※
二期会オペラ公演は28歳未満の学生さんなら2,000円でご鑑賞頂けます!
・受付は、公演の前日まで二期会チケットセンター電話(03-3796-1831)のみ。
・事前の決裁が必要です。
▼学生席のお求め方法等、詳しいご案内はこちらをご覧ください。
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11/23(水・祝)公演初日『ナクソス島のアリアドネ』~指揮シモーネ・ヤングからのメッセージ!

「再びの日本で、リヒャルト・シュトラウスを愛する友人と新たに出会えることを楽しみにしています」
11月公演『ナクソス島のアリアドネ』公演の開幕が近付いてきました!
すでにB席が23日(水・祝)、26日(土)、27日(日)公演で予定販売数が終了。S、A席もよいお席はどうぞお早めにお申し込みください。
さて、先日行われた 指揮シモーネ・ヤングと演出カロリーネ・グルーバー来日記者会見 の様子は、様々なメディアで取り上げていただいています。
同日にシモーネ・ヤングのメッセージも収録しましたので、今日はこちらを公開いたします!

      *     *     *
おはようございます!
この美しいオペラ、『ナクソス島のアリアドネ』を指揮するために、再び日本に来ることができ、とても幸せです。
『ナクソス島のアリアドネ』はたいへん素晴らしい作品です。なぜなら、このオペラはたいへんぐれたコメディでもあり、しかし同時にシリアスなテーマもあります。資金の援助に左右される芸術家の世界が描かれています。これは100年前の主題ですが、現代にも通じています。リヒャルト・シュトラウスの、直截的で、美しく、おかしみがあり、感情に訴える音楽が、作品を身近に感じさせます。そして、指揮者、演出家、出演者たちが一丸となって、この小さな宝石のような作品を作り上げるために協働しています。
今回、私は東京二期会とご一緒し、若い歌手たちによるすばらしいチームとの仕事をとても楽しんでいます。まだ稽古を始めてまもない時期ですが、すばらしい才能と大きなエネルギー、そして細部にまでわたる注意深さもあり、とてもクリエイティブな仕事ができています。そういうところが、私は大好きなのです!
また、もちろん欧州ではよく知られていることですが、これまで、私は『ばらの騎士』や『エレクトラ』など、ほとんどのリヒャルト・シュトラウスのオペラを指揮してきました。そうした私のこれまでの経験をもって、日本の歌手のみなさんに、そして聴衆の皆様にお届けできるかと思うととても光栄です。私たちの演奏により、聴衆の皆様が、わくわくして、感動してくださることを切に願っています。
そして、日本で、リヒャルト・シュトラウスの作品への愛と尊敬の念をもった新しい友人と出会えることを楽しみにしています。ありがとうございました。
      *     *     *

公演をより楽しむためのおすすめポイント特集(PDFファイル)
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ライプツィヒ歌劇場で絶賛
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秋の日比谷で楽しむオペラ
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世界最高峰の女性指揮者

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ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
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今をときめくオペラ歌手が集結!11月公演『ナクソス島のアリアドネ』 タイトルロールのソプラノ田崎尚美メッセージ

東京二期会オペラ劇場11月公演『ナクソス島のアリアドネ』、11月23日のプレミエまであと1か月を切りました。いよいよ演出のカロリーネ・グルーバーも来日し、本舞台を想定した立ち稽古が始まっています。
今回、プリマ・ドンナ/アリアドネ役を演じるソプラノ田崎尚美(11月24日・27日出演)。
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二期会では、2011年R.シュトラウス『サロメ』(コンヴィチュニー演出)タイトルロールのカヴァーを務めた後、2012年ワーグナー『パルジファル』(グート演出)のクンドリ役でデビュー。その後2014年モーツァルト『イドメネオ』(ミキエレット演出)のエレットラ役で出演したときは、最後の壮絶なアリアで大きな賞賛を浴びました。今年9月のワーグナー『トリスタンとイゾルデ』(デッカー演出)ではイゾルデのカヴァーキャストを務めました。いずれもソプラノの大役にして、欧州歌劇場との共同制作/提携の舞台で、その国際的スケール感をいかんなく発揮しています。
今回の舞台にかける想いを、稽古場で収録しました。

映像には入っていませんが、「今回の舞台は、同世代の歌手のみなさんがたくさん集まりました。今までと違った稽古場の雰囲気というか、自分の考えや思ったことを出し合って、切磋琢磨して作り上げています」と語っていた田崎。
アーティストたちが想いを寄せ合うことで構築されていく稽古場。1か月後の完成した舞台をどうぞお楽しみに!
▼公演詳細はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
 田崎尚美 出演日:11月24日(木)、27日(日)
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今をときめくオペラ歌手が集結!11月『ナクソス島のアリアドネ』公演から ハルレキン:加耒 徹&近藤 圭 インタビュー

11月23日から日生劇場で開幕する『ナクソス島のアリアドネ』公演。今回の公演にも、ベテランから若手まで実力派の歌手が集結しています。
先日、『ナクソス島のアリアドネ』の音楽稽古(演技なしの音楽のみの稽古)でスタジオを訪れたハルレキン役の二人のバリトン、加耒 徹と近藤 圭にインタビューを行いました。

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加耒 徹
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近藤 圭

ハルレキンというよりも、イタリア語の「アルレッキーノ」と言われたほうがピンとくる方も、多いのではないでしょうか。『ナクソス島のアリアドネ』は、いろいろな意味でオペラの歴史が詰まった作品ですが、ハルレキンたちの登場でおわかりのように、イタリア伝統の仮面劇コメディア・デラルテの要素も取り入れられています。本来は幕間劇として演じられるコメディア・デラルテですが、オペラのパトロンの気まぐれな命令のせいで、真面目なオペラの本篇にそのキャラクターたちが登場することになった、というのが、『ナクソス島のアリアドネ』です。譬えとしては間違っていますが、「つるの恩返し」や「もも太郎」のような民話の世界にドラえもんやのび太君が入りこんで行ったりするのと、アイデアは近いような気がします。
さて、その喜劇チームのリーダー的存在が、ハルレキンです。加耒と近藤に、舞台にむけての意気込みを聞きました。

      *     *     *
加耒: 東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキン役の加耒 徹です。
近藤: 同じくハルレキン役の近藤 圭です。
<ハルレキン役とは?>
加耒: オペラに出てくる4人の道化師がおりまして、中でも(ハルレキンは)お調子者というか、ひじょうに頭が良くて…
近藤: 『魔笛』のパパゲーノと、『フィガロの結婚』のフィガロを混ぜたような、楽しくて、陽気で、頭のいい…そういう役ですね。
加耒: フットワークが軽い感じですね。
近藤: ムードメーカーです。
加耒: (オペラの幕の)最初、孤独の島で、アリアドネが嘆いているのですけれども、(そこにハルレキンたちが)突然入ってくるのですね。みんなで慰めようよ、と。
オペラ・セリアの中から、ぽんと、喜劇の音楽と演技が出てくる。(そこが)私たちの役割かなあと思います。
<演出:カロリーネ・グルーバーについて>
近藤: カロリーネ・グルーバーさんは、実は2011年の、あれも日生劇場でしたけど、オペラ『ドン・ジョヴァンニ』のマゼット役で、彼女の演出でやらせていただいたのですけれど。彼女は、演出で「こうしろ、ああしろ」と動きのことは言わないのですけれど、何かそういうシチュエーションを作って、演じる者を本気にさせるといいますか、自動的に動いちゃう。そういう魔法のような演出をする、もう、僕の大、大尊敬する演出家です!
加耒: 楽しみですね。
近藤: 楽しみです。どういう演出になるか。
加耒: やっぱり、このオペラ自体が、演出によってガラッと色も変わるという作品なので。
もともと(ハルレキンは)道化師の陽気な音楽で書かれているので、どういう動きになるのかなあ、というのが楽しみですね。
<指揮:シモーネ・ヤングについて>
近藤: 実は、昨年まで、ドイツのハンブルクのほうで勉強していたのですけれど、そこのハンブルク州立歌劇場の音楽総監督がシモーネ・ヤングさんで。もういろいろオペラやコンサートを聴かせていただいたのですけれども、本当に魅力的、といいますか、指揮も踊るような感じで。
加耒: (大きくうなずく)
近藤: それでリハーサルとかも、すごい何回も見せていただいたりもしたのですけど…
(つづきは、動画でご覧ください)
▼<11/23公演プレミエ・キャンペーン開催決定!>公演詳細はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
 加耒 出演日:11月23日(水・祝)、26日(土)
 近藤 出演日:11月24日(木)、27日(日)
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二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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月曜は新橋でオペラ!~「アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート」6/6(月)ソプラノ西山友里恵&メゾソプラノ達本友李

「月曜は新橋でオペラ!」を合言葉に、フレッシュなオペラ歌手の歌とブッフェスタイルのお食事で、月曜の夜から思い存分にお楽しみいただける「アルテリーベ東京・月曜フレッシュコンサート」。
6月6日(月)は、二期会所属のソプラノ西山友里恵(にしやま ゆりえ)とメゾソプラノ達本友李(たつもと ゆり)が出演します。ピアノは相田久美子。

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ソプラノ
西山友里恵
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メゾソプラノ
達本友李
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ピアノ
相田久美子

二期会オペラ研修所では同期の二人。コンサートを前に話を聞きました。

――オペラ歌手の道を歩んで、よかったと思ったこと、幸せに感じることは何ですか。
西山: 思い描いた理想に少しでも近づけた時です。
歌うことも演じることも大好きなので、どちらもできるオペラ歌手はとても幸せです。
達本: 音楽は人の心を浄化する力を持っています。それが喜怒哀楽どの感情であってもです。
演奏することによって、聴いて下さる方のたったひとりだけでも慰め、背中を一押しできることの喜びを幸せに感じております。

――今一番の目標は?
西山: 今はアルテリーベで歌うことで頭がいっぱいです!
達本: 新人コンクール入賞を目指し、今は地道に稽古を重ねております。そのためにも隅々にまで神経を使い、丁寧にかつ豊かな演奏がいつもできるようテクニックとセンスを磨きたいと心掛けております。

――今回のアルテリーベのプログラムについて
西山: 二人が今まで大切に歌ってきた曲にくわえて、今回新たに取り組んだ曲をとりいれました。すべて大好きな曲です。おなじみのオペラアリア、日本歌曲、フランス歌曲を演奏させていただきます。そして、「二人のヒロイン」というタイトルをつけさせていただきました。
達本: ソプラノの可憐な歌声とメゾソプラノのドラマティックな歌声の、メリハリのあるプログラムを揃えました。それぞれの特徴を生かしたプログラムとなっておりますので、そこに注目してほしいですね。声種も声質も異なる二人のヒロインが織り成すひと時をどうぞお楽しみに!

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
 二人のヒロイン~梅雨のひと時の贈り物

日時:2016年6月6日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:西山友里恵(ソプラノ)、達本友李(メゾソプラノ)、相田久美子(ピアノ)
予定プログラム:
  グノー 『ファウスト』より “宝石の歌”
  モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より “あっちに行って頂戴”
  信時 潔 「丹沢」
  山田耕筰 「あわて床屋」
  木下牧子 「竹とんぼに」「ある日のたび」
  チレア 『アドリアーナ・ルクヴルール』より “苦い喜び、甘い責め苦”
  ドリーブ 「カディスの娘たち」
  オッフェンバック 『ホフマン物語』より “舟歌”
  アーン 「クローリスに」
  フォーレ 「ネル」
  サン=サーンス 『サムソンとデリラ』より “私の心はあなたの声で花開く”
  J.シュトラウスII世 『こうもり』より “侯爵様、あなたのようなお方は”
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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2016年9月公演『トリスタンとイゾルデ』公演監督・大野徹也インタビュー<2>
「ワーグナーにどっぷりと浸る一日を」

(インタビュー第1回からのつづき)
【ワーグナーにとっては劇場全体がひとつの楽器】
『トリスタンとイゾルデ』の魅力は、やはりオーケストラにあるでしょう。後に「トリスタン和声」とよばれることになる、調性のあいまいな和音進行、うねるような、どこまでも解決していかない、きわめて独特の音の響きこそは、まさしく二人の愛の関係のように甘美であるし、「官能的」ともいわれますね。ワーグナーの音楽は、劇場全体がひとつの楽器のような響きで、私たちはその音響の中に身を置いているという感覚があります。
聴きどころは、皆様もご存じの第1幕の前奏曲と、最後の〈愛と死〉のテーマ。恍惚とした旋律に、私はいつも鳥肌が立ちます。
歌のことも話さないと。第2幕のイゾルデとトリスタンの愛の二重唱は聴きどころでしょう。長大な重唱で、たんにパワフルなだけではなく、官能性を持続し高めていかねばなりません。それは自らの身体を楽器として研鑽を重ねてこられた、限られた人だけが可能となる表現です。
そして、第3幕は、やはりまたトリスタンですが、トリスタンのモノローグ。2幕まで歌いきった後に、さらに重厚な音楽がやってきます!これをどう表現しきれるか。今回は、トリスタン役に東京二期会を代表する福井 敬さんとともに、ドラマティック・テノールとして近年欧米でワーグナー歌いの評価が高いブライアン・レジスターさんを招聘しました。
【両キャストとも聴いてほしい!】
もちろん、共演するイゾルデ横山恵子さんもヨーロッパで15年にわたり歌ってきた日本を代表するワーグナー歌手。そして池田香織さんは、メゾソプラノでありながらもともとソプラノであるだけに、中間音の響きから高音にいたるまで豊かに響き、イゾルデ役にあった表現が聴かれることでしょう。マルケ王には、ベテランの小鉄和広さんと若いながら堂々たる貫録の声を持つ清水那由太さん。クルヴェナールの大沼 徹さんと友清 崇さんの実力を誇るバリトン陣に、ブランゲーネには、ドイツの歌劇場の長いキャリアを誇る加納悦子さんと、イゾルデをやさしく支える音楽にふさわしい表現者の山下牧子さんほか、ベテランから若手まで、現在望みうる最高峰のキャストが揃ったと申し上げたいと思います。できましたら、両キャストともお楽しみいただきたいです。
繰り返すようですが、『トリスタンとイゾルデ』は難曲中の難曲で、上演される機会もそう多くはありません。その意味で、今回は皆様に貴重な体験をご提供できるのではないかと思っております。どうぞ一日、ワーグナーの世界に、どっぷりと浸かりにいらしてください。ご来場お待ちいたしております。
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ライプツィヒ歌劇場の夕景
■■■ 公演情報 ■■■
ライプツィヒ歌劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』(オペラ全3幕)
日時:2016年9月
    10日(土) 14:00開演
    11日(日) 14:00開演
    17日(土) 14:00開演
    18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼キャスト一覧等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケット絶賛発売中!ご予約、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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花娘・宍戸茉莉衣と藤原 唯が贈る、ひな祭りの日コンサート

7月公演『フィガロの結婚』に花娘役で二期会オペラデビューを果たす二人のソプラノが、3月3日(木)のひな祭りの日に、丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサートに出演します!
二人はソプラノ宍戸茉莉衣(ししど まりえ)と藤原唯(ふじわら ゆい)。ともに昨年二期会オペラ研修所マスタークラスを修了し、今回デビューの舞台を勝ち取りました。
――『フィガロの結婚』にむけて今の心境は?
宍戸: フィガロの結婚は私が学生時代に、初めてフルスコアを手に勉強したオペラでした。今回の二期会デビューが決まった時、必死にモーツァルトの音楽に食らいついていた学生時代を思い出して懐かしくなり、またこのオペラに深い縁を感じました。
藤原: 私も、実は私が初めてオペラの舞台に立ったのが、大学院生のときにこの“花娘”役でした。その時の喜びが、現在に繋がっていると思います。縁のある思い出深い役、大切に演じたいと思います。
宍戸: 花娘は初めて勉強する役ですが、フィガロの世界で生きる一人の人間として精一杯演じられたらと思っています。
――「ひな祭りの日」のコンサートについて
藤原: 2人ともフィガロの結婚“花娘”役で二期会本公演デビューということで、モーツァルトの楽曲と、春を感じていただけるナンバーを詰め込みました。
宍戸: 春らしい日本歌曲に始まり、この度の「フィガロの結婚」より伯爵夫人のアリアや手紙の二重唱、そして私たちが普段レパートリーとしているオペラアリアなど、盛りだくさんのプログラムでお届けいたします。
―――お客様にメッセージを
宍戸: いつも温かい応援をありがとうございます。今回のお話をいただいたのが昨年の9月、そしていつの間にか本番まで後4か月半となりました。皆様の笑顔を舞台で拝見出来るよう、限られた時間の中で精一杯勉強し、公演の日を迎えるつもりです。どうぞ楽しみになさっていてください!
藤原: 二期会オペラ研修所同期の2人の、息のあった音楽を、ゆったりとお聴きください♪

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ソプラノ
宍戸茉莉衣
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ソプラノ
藤原 唯
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ピアノ
梅田麻衣子

■■■ 公演情報 ■■■
森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティ
第237回 ≪花娘 春の節句に 夢歌う≫

日時:2016年3月3日(木) 12:10開演
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fエントランスロビー
    ・アクセス
料金:無料
出演:宍戸茉莉衣(ソプラノ)、藤原 唯(ソプラノ)、梅田麻衣子(ピアノ)
演奏予定曲:
  瀧 廉太郎 「花」
  團 伊玖磨 「花の街」「花季」
  中田喜直 「さくら横ちょう」
  別宮貞雄 「さくら横ちょう」
  モーツァルト  『フィガロの結婚』より “愛の神よ”
  モーツァルト  『ドン・ジョヴァンニ』より “ぶってよマゼット”
  ドニゼッティ  『リタ』より “家も宿屋もうまくいき”
  プッチーニ  『ラ・ボエーム』より “私が街を歩けば”
▼森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティの情報ページはこちら
丸の内トラストシティ|コンサートスケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社
▼宍戸、藤原の二期会オペラデビューは7月15日と17日!
すべての人に名作を!二期会名作オペラ祭 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場

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開演迫る!~帰国記念コンサート~
三戸大久 バス・バリトン リサイタル

平成25年度文化庁新進芸術家海外研修員としてオーストリア(ウィーン)に留学し、舞台映えする恵まれた体格と歌声で将来嘱望されている、バス・バリトンの三戸大久(さんのへ ひろひさ)が2016年3月4日に初のソロリサイタルを開き、研鑽の成果を披露します。
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三戸は武蔵野音楽大学を卒業後、二期会オペラ研修所第48期マスタークラスを修了。
第40回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門金賞、第46回日伊声楽コンコルソ第3位、第9回藤沢オペラコンクール奨励賞を受賞しています。
ウィーン滞在中はウィーン・カールス教会でのシューベルト『ミサ曲』、シェーンブルン宮殿宮廷劇場でのコンサート等の演奏で好評を得ました。帰国後も立て続けに、2015年12月の神奈川県民ホール『金閣寺』や、先日の東京二期会オペラ劇場『イル・トロヴァトーレ』などいずれも好評を博し、舞台にはなくてはならない存在になっています。
今回のソロリサイタルを前にして、三戸よりメッセージが届いております。
    *    *    *
今回はウィーン研修を終えてのリサイタルということもあり、1部ではシュトラウスの歌曲、モーツァルトのアリア、そしてワーグナーを選曲しました。2部はこれまで自分が歌ってきたオペラアリア、おなじみの日本歌曲からバス・バリトンの少し珍しい曲まで。全ての曲が自分にとって思い入れのある大好きな曲ばかりです。
私にとって大きな挑戦でもある初のリサイタルですが、当日はお話や解説を含めながら、王子ホールに足を運んで下さる全ての方が楽しんでいただけるリサイタルに出来たらと思っております。
また今回は大学の先輩でもあり、そして心から信頼している瀧田亮子さんにピアノをお願いしました。
瀧田さんの情熱的で、そして包み込んでくれる音楽に助けられながら演奏出来ることにも大きな幸せを感じています。〈三戸大久〉
    *    *    *
これからの活躍にますます目が離せない三戸大久のソロリサイタル。
皆様、是非このウィーンでの研鑽の成果をお楽しみください。
▼産経ニュースにリサイタルへ向けてのインタビューが掲載されました(2/23)
バス・バリトンの三戸大久が3月に帰国記念コンサート - 産経ニュース

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■■■ 公演情報 ■■■
三戸大久 バス・バリトン リサイタル
~帰国記念コンサート~

日時:2016年3月4日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:銀座・王子ホール
料金:(全席自由)¥4,500
出演:三戸大久(バス・バリトン)、瀧田亮子(ピアノ)
予定演奏曲目:
  R.シュトラウス 「献身」「チェチーリエ」
  山田耕筰 「まちぼうけ」
  大中 恩 「男の唄」
                     ほか

▼コンサート詳細・ご予約はこちらから
三戸大久 バス・バリトン リサイタル|コンサートラインアップ - 東京二期会

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共同制作公演『さまよえるオランダ人』タイトルロール青山 貴
「神奈川芸術プレス」と月刊「ぶらあぼ」に大きく登場中!

3月にびわ湖ホール、神奈川県民、大分iichikoグランシアタの3拠点で共同開催されるワーグナー『さまよえるオランダ人』にて、タイトルロールを務めるバリトン青山 貴が、「神奈川芸術プレス」と月刊「ぶらあぼ」の最新号に、どーんと大きく登場しています!
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「神奈川芸術プレス」2016年1月15日号より  ・・・げ、原寸大!?
― 大役を全編歌い終えた後の感動、達成感。それをお客様と共有できるのが、ワーグナーを歌う喜びです。
▼「神奈川芸術プレス」最新号(PDF形式)はこちらよりダウンロードができます
神奈川芸術プレス - 公益財団法人 神奈川芸術文化財団
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「ぶらあぼ」2016年2月号より
― ワーグナーの音楽の感動を皆様と分かち合えるよう全力を尽くします。
▼「ぶらあぼ」のインタービューはネット上でもお読みいただけます
青山 貴(バリトン) - WEBぶらあぼ
青山の出演は、びわ湖3月5日(土)と、神奈川20日(日)の2日間。
舞台の上でもその存在感を示してくれることでしょう。どうぞご期待ください!
■■■ 公演情報 ■■■
《共同制作公演》
R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時・会場:2016年3月
 びわ湖公演=5日(土)★、6日(日) びわ湖ホール 大ホール
 神奈川公演=19日(土)、20日(日)★ 神奈川県民ホール 大ホール
 大分公演=26日(土) iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
  (各日とも13:15開場・14:00開演)
  ★…青山 貴 出演日
指揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督) <びわ湖公演・神奈川公演>
    大勝秀也<大分公演>
演出:ミヒャエル・ハンペ
管弦楽:京都市交響楽団<びわ湖公演>
     神奈川フィルハーモニー管弦楽団<神奈川公演>
     九州交響楽団<大分公演>
▼公演詳細はこちらをご覧ください
2016年3月国内共同制作公演 R.ワーグナー『さまよえるオランダ人』 - 東京二期会
▼神奈川県民ホールWEBサイトでは特設ページを開設中!
ワーグナー作曲 歌劇さまよえるオランダ人 - 神奈川県民ホール
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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2016年2月公演『イル・トロヴァトーレ』~ルーナ伯爵役:上江隼人インタビュー

2015年東京二期会『リゴレット』でタイトルロールを務め、指揮者のアンドレア・バッティストーニの日本でのオペラ公演で必ず共演を続けているバリトン上江隼人。
日本のみならずイタリアでも活躍を続ける上江に、このオペラの魅力をインタビュー致しました。

― 自身の演じるルーナ伯爵について
ルーナ伯爵は第2幕のアリアが特に有名で、バリトンの中では珍しい「愛のアリア」で、レオノーラへの恋心が歌われています。
普通バリトンのアリアですと「復讐するぞ!」のような愛の歌とはかけ離れたものが多いですが(笑)、その意味で珍しい役柄ですね。
― 指揮のバッティストーニについて
彼の指揮で特筆するべきことは歌手やオーケストラに対する”バランス感覚”だと思います。
普通、指揮者と歌手の間にはテンポ感覚等の面で、お互いに見合ってしまうようなことがままありますが、バッティストーニと共演する時はそれが全くありません。
本当に自分の役や歌う事に集中ができる、とても素晴らしい指揮者だと思います。
先日第1回目のマエストロによる音楽稽古が行われ、そこで彼は、今までお客さまが聞いたことがない『イル・トロヴァトーレ』にしたいと話していました。
その力になれるように、出演者皆で精一杯頑張っていきたいと思います。
― 『イル・トロヴァトーレ』の魅力とは?
このオペラはヴェルディ中期の作品ですが、当時の通常である劇場からの依頼による作曲ではなく、ヴェルディ自身が描きたい内容を詰め込んだオペラです。
様式としては『リゴレット』で形式的なナンバーオペラからの脱却がなされたのに、『イル・トロヴァトーレ』ではナンバー形式が復活しています。
ただ、私としてはその形式的な形をとることで、ヴェルディ自身が以降のオペラへ向けての懸け橋とした重要な作品だと思います。
ベルカントの最終地点であり、ベルカント・オペラから新しいジャンルとなるヴェリズモ・オペラへの経過となった作品ではないかと思います。
日本国内ではなかなか演奏機会のないこのオペラですが、海外では同じヴェルディの『椿姫』にも並ぶ人気演目です。
今回は国内でご覧頂ける貴重な機会だと思います是非会場でご覧いただければ。
スタッフ一丸となって良い舞台としたいと思います。
歌声に溢れる『イル・トロヴァトーレ』公演に是非ご期待ください。

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■■■ 公演情報 ■■■
パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』
オペラ全4部・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2016年2月 (★…上江隼人の出演日)
     17日(水) 18:30開演★
     18日(木) 14:00開演
     20日(土) 14:00開演★
     21日(日) 14:00開演
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席13,500円~C席8,000円
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ロレンツォ・マリアーニ
管弦楽:東京都交響楽団

▼キャスト一覧、チケット情報等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年2月公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』 - 東京二期会オペラ劇場

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【インタビュー】11月20日(金) 静岡音楽館AOI 「望月哲也 テノール・リサイタル ~オペラ・アリアの夕べ~」

オペラの主要役やコンサートのソリストをはじめ、大人気の男性ユニットIL DEVU(イル・デーブ)と多彩な活躍をみせる、テノール望月哲也。
今月は、日生劇場のNISSAY OPERA 2015『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオでオペラに出演、その5日後となる11月20日(金)には、静岡音楽館AOIにおいてソロ・リサイタルに出演致します。
静岡で開催されるリサイタルでは、モーツァルトからヴァーグナーまでオペラ・アリアを中心とした意欲的なプログラムをお届け致します。
今回のソロ・リサイタルに向けて、望月は静岡音楽館AOIよりインタビューを受け、同館の機関誌「AOI通信」最新79号に掲載されました。
今回は、こちらにもその内容をご紹介させていただきます!
        *        *       *

201511_mochizuki_tetsuya.jpg ――今回のコンサートの聴きどころについておはなしいただけますか?
オペラ・アリアを中心にした、かなり自分としてもチャレンジな選曲です。前後半とも、最初にモーツァルトを歌います。これは「モーツァルトから全てが始まった」という僕のモットーというか、考えに基づいています。モーツァルトを歌えるようにならなければ、他の作品には辿り着けない、という考えからです。そして前半はベルカントの時代の作曲家の作品と、私が最も愛するイタリア・オペラの作曲家、プッチーニの作品を選びました。後半はフランスとドイツのオペラ・アリアを。近年取り組んでいるヴァーグナーの作品では2013年に歌った《ヴァルキューレ》のジークムントと、来年新国立劇場でカヴァーとして取り組む《ローエングリン》の題名役のアリアを歌います。
――プログラムノートの対訳についても、お願いをいたしましたが、歌詞を訳すときに意識されていることはありますか?
普段、リート(歌曲)の演奏会では対訳を自らやるようにしています。これはやはり自分の理解を高めるため。そして自分の歌っている内容を、自分の言葉として聴衆に伝えるために、言葉をかなり選んでいます。自分が読んで分からない言葉は使わないようにしています。

――文化庁派遣芸術家在外研修員としてウィーンに留学されていましたが、ウィーンでの生活で特に印象に残っていることを教えてください。
やはり「音楽の都」ということで、街中に音楽が溢れている。劇場に行けば毎晩世界レヴェルの歌手を聴ける。そして教会ではモーツァルトやハイドンのミサ曲を聴く事が出来る。本当に幸せになれる街だと思います。また個人的にはビールが美味しい街でもあるので、何軒かお気に入りの店に通って飲んだりするのも楽しかった思い出です。
――2007年に87歳で亡くなった国際的なテノール歌手、エルンスト・ヘフリガー氏の最晩年の愛弟子だとのことで、ヘフリガー氏との思い出を教えてください。
先生には発声云々ではなく、声楽家としての精神を学んだように思います。音楽を伝える、言葉を伝えるということを本当に大事にしておられ、「綺麗な声を出すだけが表現ではない」と仰っていました。1回レッスンに行くと、大体2時間半くらいは歌いました。先生のもとでシューベルトのリートやバッハのエヴァンゲリスト(福音史家)を学びたかったのですが、「君はオペラをしっかりやりなさい」と言われました(笑)。でもそのお蔭でそれまでに取り組まなかったドイツ・オペラやフランス・オペラの勉強を沢山させていただきました。
――これまでに転機となった作品やコンサートはございますか?
近年では前出しました2013年のびわ湖ホール・神奈川県民ホール共催のヴァーグナー《ヴァルキューレ》。初めてヴァーグナーの主役級の役柄に取り組む事になり、周りからはかなり心配されたのですが、自分は全く心配がなかった。そしてヴァーグナーのドラマ表現に取り組むにつれて、今まで感じた事のないような高揚感を覚えて。「あーこういうのがヴァーグナーにハマってしまうことなのかな?」って思いました。ヴァルキューレの第1幕が終わった瞬間、舞台で叫んだ気がします(笑)。
――今後、取り組んでいきたいと思われていることがあれば教えてください。
この先のプロジェクトはあまり多くは語れませんが、今後はより一層歌曲のジャンルをやってみたいな、と考えています。
シューベルトの3大歌曲集のうち、まだ《美しき水車小屋の娘》しか取り組んでいないので、残りの《冬の旅》《白鳥の歌》も是非やってみたい。
オペラでは、若いころは《魔笛》のタミーノを筆頭に王子様とか、割と性格的に薄い役柄を歌う事が多かったので、ちょっと癖のあるような役に取り組んでみたいな、って思っています。今年の6月にハイライトでしたが《カルメン》のホセ役に初めて取り組みましたが、ボロ雑巾のように扱われる男を演じたのはちょっと快感でした(笑)。
――学生の頃は野球少年だったとお伺いいたしましたが、いつから声楽を始められたのでしょうか。また、声楽を始めたきっかけについても教えてください。
音楽に興味をもったのは、中学生のときに助っ人として参加したNHKの合唱コンクール。思春期に歌うのが恥ずかしい、って思う事があると思うのですが私はそういうのがなかったです。上手くはなかったと思いますが。で、地元の合唱祭みたいなものに参加した時に同じステージに上がっていたのが、都立府中西高校の合唱部。全国レヴェルの合唱を生で聴いて、「これをやりたい!」って思ったのがきっかけです。高校の合唱部に入って、合唱部の伝統行事である「独唱会」でソロの発表会があり、何にもわからず先輩がこれを歌え!と渡された曲が《ドン・ジョヴァンニ》のオッターヴィオのアリア。今や私のレパートリーであるこの曲に15歳で取り組んでいたんですね。勿論、イタリア語なんて分かりませんから、カナをふって。その時にいろんなオペラのCDを聴いて、衝撃を受けたのがオペラへの興味の始まりだと思います。
――ソロだけでなく、IL DEVU(イル・デーヴ)のメンバーとしてもご活躍をされておりますが、ユニット結成の秘話などを教えていただけないでしょうか?
私は「合唱オタク」だったのです。で、藝大に入ってからもしばらくアマチュアの男声合唱団に入って歌っていました。混声合唱よりも男声合唱が好きで、ずーっと今でも歌いたいと思っています。
そんな時に同級生である大槻くんが声をかけてくれました。メンバーは高校の後輩である青山くん、そしてオペラやコンサートで何度も共演の経験のある山下さん。このメンバーならいいものが生み出せるのではないか、と確信しました。
都市伝説的にいろいろ伝わっていますが、90キロを割ったら強制脱退!というのは、誰もその見込みがありません。
いつの日か、IL DEVUでAOIに来れたらいいですね!!よろしくお願い致します。
――最後にコンサートに向けて一言お願いします。
この素晴らしいホールでオペラを中心としたコンサートを行えること、本当に幸せです。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。
どうぞご期待ください!!
▼こちらのインタビューが掲載された「AOI通信」最新号のPDFはこちら
AOI通信 - 静岡音楽館AOI
(ページ内のNo.79 10月発行「インタビュー:望月哲也」をクリックしてください)

■■■ 公演情報 ■■■
望月哲也 テノール・リサイタル
~オペラ・アリアの夕べ~

日時:2015年11月20日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:静岡音楽館AOI
料金:全指定¥3,000
   (静岡音楽館倶楽部会員¥2,700、22歳以下¥1,000)
出演:望月哲也(テノール)、多田聡子(ピアノ)
予定プログラム:
 W.A.モーツァルト:歌劇≪コシ・ファン・トゥッテ≫K.588 より 〈恋の息吹は〉
 V.ベッリーニ:〈マリンコニーア〉〈お行き、幸せなバラよ〉〈喜ばせてあげて〉(6つのアリエッタより)
 G.ロッシーニ:〈バッカス祭り〉〈亡命者〉〈踊り〉(《音楽の夜会》より)
 G.ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》より〈なんと君は美しいんだ〉
 G.プッチーニ:歌劇《トスカ》より〈妙なる調和〉〈星はきらめき〉
 G.プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》より〈第3幕への間奏曲〉(ピアノ・ソロ)
 W.A.モーツァルト:歌劇《宮殿からの逃走》K.384 より 〈コンスタンツェよ!また君に逢えるとは!〉
 C.グノー:歌劇《ロメオとジュリエット》より〈太陽よ、昇れ!〉
 C.ビゼー:歌劇《カルメン》より〈あなたが投げたこの花は〉(花の歌)
 C.ビゼー:歌劇《カルメン》より〈第3幕への前奏曲〉(ピアノ・ソロ)
 R.ヴァーグナー:楽劇《ヴァルキューレ》より〈冬の嵐は遠く過ぎ去り〉
 R.ヴァーグナー:楽劇《ローエングリン》より〈はるかな国に〉(名乗りの歌)
▼公演詳細・チケット情報はこちらより
望月哲也 テノール・リサイタル ~オペラ・アリアの夕べ~ - 静岡音楽館AOI

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いよいよ明日に迫る!『ダナエの愛』舞台上演日本初演
タイトルロール佐々木典子からのメッセージ

『ダナエの愛』舞台上演日本初演はついに明日10月2日(金)となりました!
タイトルロールを務めるソプラノ佐々木典子より皆さまへメッセージです。

佐々木: 「『ダナエの愛』が戦後70年を迎えるこの時期に、演奏される、舞台上演されることはとても意味があることだと思います。
(リヒャルト・シュトラウスにより)戦争の時代に作曲されましたが、作曲者の存命時にはゲネプロまで行われたにも関わらず上演されなかった。
この作品自体も素晴らしいものですが、この作品に関わった人々の思いが込められているオペラなのだということを強く感じています。
その方々の思いも含めてお伝えできればと思っています。」

▼公演詳細ページはこちら。佐々木の出演日は10月3日(土)です!
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 (2015年10月2・3・4日/東京文化会館大ホール)
▼10月2日と3日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催します!
2015年10月公演『ダナエの愛』~プレミエ・キャンペーン発表! - 二期会blog

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『ダナエの愛』ユピテル役、バリトン大沼 徹からのメッセージ

『ダナエの愛』舞台上演日本初演まで、あと7日!ついにあと1週間となりました。
本日は、ギリシア神話の主神ユピテルを演じるバリトン大沼 徹からのメッセージです。

大沼: 「ユピテルに書かれた音楽というのは、とても雄弁で、雄大で、まさに英雄といった感じなのですけれども、第3幕の最後になると……、どこか、黄昏れているのですよね。日本語でいうと、渋いというか、枯淡というか、うまく言えないのですけれども。
このオペラは、リヒャルト・シュトラウス晩年の作品です。最後のユピテルに自分を重ねているのだとしたら、どこか老いていく自分、この世から消えていく自分というものを、投影させていたのではないか、と思います。」
▼公演詳細ページはこちら。大沼は10月3日(土)に出演致します!
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 (2015年10月2・3・4日/東京文化会館大ホール)
▼10月2日と3日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催します!
2015年10月公演『ダナエの愛』~プレミエ・キャンペーン発表! - 二期会blog

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マエストロ 阪 哲朗、オペレッタ『ウィーン気質』の魅力を語る!

東京二期会オペラ劇場2015年11月公演は、ヨハン・シュトラウスII世作曲オペレッタ『ウィーン気質』。その魅力について、今回の指揮者、阪 哲朗に語ってもらいました!

現在は、ドイツ・レーゲンスブルク歌劇場の音楽総監督を務めている阪。2008/09年末年始には、ウィーン・フォルクスオーパーの『こうもり』を指揮して、大変な話題となりました。
本場のウィンナ・オペレッタの粋を知りつくしている阪が、2007年『天国と地獄』以来、二期会公演に帰ってきました!
▼〈人生は、こんなにも愉快ー〉『ウィーン気質』公演情報はこちら
東京二期会オペラ劇場2015年11月公演 J.シュトラウスII世 オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会

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バリトン大沼 徹 『ダナエの愛』インタビュー!

先日、二期会ブログでもご紹介したとおり、8月23日(日)サントリー芸術財団・サマーフェスティバル2015ツィンマーマン「ある若き詩人のためのレクイエム」(日本初演)に出演するバリトン大沼 徹。10月にはリヒャルト・シュトラウス『ダナエの愛』のユピテル役が待っています。
サントリー芸術財団サマーフェスティバル2015 B.A.ツィンマーマン 「ある若き詩人のためのレクイエム」(日本初演)に大沼 徹が登場! - 二期会blog(2015/8/3)
リハーサルのためにスタジオにあらわれるときも、どこか超然としたオーラを放っている大沼ですが、20世紀最難関とも思えるドイツ音楽に立て続けに挑むにあたって、現在の心境を聞きました。
201508_oonuma_toru.jpg 大沼 徹
――「ある若き詩人のためのレクイエム」は、実際に歌ってどのような作品だと感じていますか?
大沼: 恐ろしく難しい曲です(笑)。もちろん調性はありませんし、音を取るのも大変です。たとえば、自分が「ド」の歌を歌っているときに他の楽器の人が「ド#」を吹いたりして。ただ、歌えば歌うほど、自分がツィンマーマンの書いた音楽の歯車の一部になってくというような、快感に似たものを覚えます。作曲家はこの曲を書いて割とすぐに拳銃自殺を遂げていますから、この人は自分のためにレクイエムを書いたのかなあ、とも思えなくもないですね。
――二期会オペラでのR.シュトラウスは2011年『サロメ』以来ですが、そのときも、大沼さんはヨカナーン役で出演しました。
大沼: 『サロメ』の音楽には、よく切れる冷たい刃物のような鋭利さがありました。『ダナエの愛』では、むしろ人の営みを遠くから見守るような温かさがあるように思います。もちろん、『ばらの騎士』や『ナクソス島のアリアドネ』などの音楽を彷彿させるシーンもあります。シュトラウス音楽の総集編、といったところでしょうか。
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東京二期会オペラ劇場2011年2月公演 『サロメ』より
――『ダナエの愛』の物語は、ギリシア神話のパロディみたいなところがあると思います。大沼さんが演じるユピテルは全知全能の神ですが、どのような役でしょうか?
大沼: 全知全能の割には浮気がすぐ奥さんのユーノーにばれますね。多神教の神話って、わりと神様達も人間臭いところがあるように思うのですが、ユピテルもどこか憎めない、なんでも欲しがるガキ大将のようなところがありますね。
――ユピテルの聴きどころのシーンはどこでしょうか?
大沼: そんなジャイアンみたいなユピテルが、人間同士の恋にはかなわないことを悟り、意中の人ダナエのもとを去る、このオペラの最後のシーンが一番好きです。
生演奏に接することが極めて難しいこの『ダナエの愛』。皆様どうぞ劇場へ足をお運びください!
▼大沼 徹は注目の『ダナエの愛』10/3(土)公演にユピテル役で出演します
2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』<舞台上演日本初演> - 東京二期会オペラ劇場

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東京二期会2015年10月公演R.シュトラウス『ダナエの愛』
演出・深作健太のビデオ・メッセージ!

はじめまして、映画監督の深作健太です。この度、東京二期会オペラ劇場『ダナエの愛』を演出させていただくことになりました。

――初オペラ演出にあたって
もう本当にドキドキしています!学生のころから、僕はオペラが大好きで、劇場に通っていたもので、まさか自分自身がオペラを、しかも日本初演のオペラを演出するなるなんて!もう精一杯、僕の「オペラ愛」を総動員して、『ダナエの愛』に向かおうと思います!(照)。
――映画の撮影とオペラ(舞台)の演出の違いとは?
映画というのは、映像を作っていくものですので、毎回NGやOKをだして、瞬間、瞬間を切り取っていくものなのですね。オペラは、まずは何より楽譜(スコア)をどう再現するか。映画では映像ですから「見せる」ことを心がけているのですけれども、オペラの場合は、やはり「聴かせる」こと。この音楽のすばらしさをどうお客様にお届けするのかを第一にしたいです。
僕自身、今回が初めてのオペラ演出ですから、現場のルールやいろいろなことを、自分が一番学ばなければいけない立場にいるのです!そこで大切にしたいことは、1回のOKで決まっていく瞬間的な技術の映画とはちがって、オペラの現場では日々生み出される歌、表現を積み重ねていくことで、歌手の皆様とともに、スコア(音楽)の高みを目指していく、ということで、今回、僕が一番挑戦したいことです。
――『ダナエの愛』の魅力について
『ダナエの愛』は、シュトラウスさんの生涯の最後から2番目の作品なのですが、すごく美しい音楽!そこに僕は、滅びの美学、あるいは失なわれゆくものへのレクイエムを感じます。シュトラウスさんは、20世紀初頭から二つの大きな戦争を経験し、ご自身の作風も大きく変わっていきました。『ダナエの愛』は、その生涯のオペラ全てを集約させたような作品だと思います。
「神にとってこわいものは、人間の愛である」という素敵な言葉がこのオペラに出てきます。最後のほうで、全能の神ユピテルが去っていくのですが、シュトラウスはその姿に自分自身を重ねているのではないでしょうか。それは時代の移り変わり、音楽が「クラシック」とくくられてしまうようになっていった時代を、シュトラウスは、哀悼の意をもってみていたのかもしれません。そして、戦争がありました。70年前、世界がどこも瓦礫となってしまった時代を、現代の日本をつなげることで、今の日本でこのオペラを上演する意味というのを突き詰めたいと思います。

――指揮の準・メルクルについて
メルクルさんの指揮は、新国立劇場でのワーグナー『リング』をはじめ、何度も何度もその演奏に接して、僕自身すごくファンでした。(昨年9月の記者会見のときに)最初お会いする前はとても緊張していたのですが、お会いしてみると、あの…実はそのとき、僕財布を忘れてしまって、メルクルさんに新国立劇場の楽屋の食堂で500円のランチをおごってもらってしまいました(笑)とても気さくで、優しい方でした(笑)。
オペラの演出というものは、まずスコアがあってそこに指揮者がいて、そこにまた加わっていくものだ、という三角関係だと思っています。マエストロの豊かなタクトと、どのような共犯関係が結べるか、今から本当に楽しみです。
――お客様にメッセージを
はい、『ダナエの愛』は、次いつ観ることができる作品かわかりません!ぜひこの機会を逃されず、お越しいただきたいと思います。そして、僕自身も皆様とご一緒にこのオペラを聴くことをとても楽しみにしています。劇場でお会いしましょう!

深作健太(ふかさく・けんた)映画監督 脚本家 演出家
2000年、映画監督の父・深作欣二とともに映画〈バトル・ロワイヤル〉の脚本を務め第24回日本アカデミー賞優秀脚本賞、第20回藤本義一賞新人賞受賞。03年〈バトル・ロワイヤルII【鎮魂歌】〉では、脚本とともに撮影中に逝去した父を継ぎ監督デビュー。第58回毎日映画コンクール脚本賞を受賞。10年『罠』で初の舞台演出を果たし、14年『里見八犬伝』、15年『TABU』などを多数の舞台を手がけている。15年10月東京二期会オペラ劇場『ダナエの愛』がオペラ初演出となる。

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(8)
ニレーノ役 西谷衣代、濱野奈津美

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』キャスト・インタビュー。
本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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↑こちらのリンクボタンをクリックで別ウィンドウ(または別タブ)が開きます。

ついにシリーズ最終回となりました。最後は、エジプト王家に仕える召使のニレーノ役、ソプラノ西谷衣代(にしたに いよ・23日出演)と濱野奈津美(はまの なつみ・24日出演)です。

――まずは、ニレーノはどんな役柄でしょうか?
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西谷: ニレーノという役にはぴんと来ない方も多いかと思います。
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濱野: 実は、この物語の中で唯一実在しない人物です。ニレーノにはアリアがなく、役作りには苦労しましたが、所々にあらわれては皆を助け、導いていく、重要な役になっています。
西谷: ニレーノは何かと頭を働かせ、活躍します。細かな設定もありますので、お楽しみ頂けたら!!…と思います。

――ニレーノは特にクレオパトラの腹心として活躍しますね。クレオパトラとのシーンで二人の関係がよくわかるところはどこでしょうか?
濱野: 2幕はじめはいかがでしょうか。クレオパトラのアリア“V'adoro, pupille(焦がれておりますの、優しい眼差しよ)”の準備をニレーノが命じられています(※ここではまだクレオパトラはリディアと名乗り、素性を明かしていない。チェーザレの心を奪うため、さまざまな装飾を施して歌う)。
私はこの曲が大好きなので、いつも聴き入っています。
西谷: 準備が整い、チェーザレを招きいれ、いざクレオパトラの歌が始まろうとする前に、ニレーノが、「この歌を聴いて心が動かされないのなら、その人の心は石でしょうね」というセリフを言います。これは、この曲の美しさと、クレオパトラの魅力をいちばんよくわかっている腹心だからこそのセリフかな…と思います。
◆naxos試聴トラック [II-9]:(プレーヤー楽曲番号 31.)
 第2幕 2場: Aria: V'adoro, pupille (Cleopatra)

――いよいよ、本番ですね。お客様へメッセージをお願いします。
濱野: 稽古場は、何にでも挑戦するエネルギーが溢れていました。一瞬も目が離せない素敵な舞台になっています!ちょこちょこ動き回るニレーノにも注目してみてください!
西谷: 舞台を観終わった方々に、 印象に残った役は「ニレーノ!」と言っていただけるように、インパクトをしっかり出していきたいと思います!
西谷・濱野: ご来場お待ちしております!

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※当公演は、5/23(土)17時・24(日)14時の両公演ともに予定販売数を終了致しました。誠にありがとうございました。尚、当日券のご用意もございませんので、あらかじめご了承くださいませ。(5/13(水)16:00)

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(7)
アキッラ役 勝村大城、加耒 徹

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』キャスト・インタビュー。
本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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↑こちらのリンクボタンをクリックで別ウィンドウ(または別タブ)が開きます。

第7回は、エジプトの将軍アキッラ役のバリトン勝村大城(かつむら だいき・23日出演)、加耒 徹(かく とおる・24日出演)です。お待たせしました。
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勝村: お待ちしていました(笑) アキッラ役の勝村大樹です。
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加耒: 加耒 徹です。よろしくお願いいたします。

アキッラはエジプト王トロメーオの部下でエジプト軍のトップ。ローマから逃れてきたポンペーオを策略で殺害、その妻コルネリアを得ようとし、そして、チェーザレの暗殺を計略、挙句は……と、ドラマのカギを握りつづけるアキッラは、かなりの策士家のようです。
――今回はどのように演じられるのでしょうか?
加耒: 少しネタバレになってしまうかも知れませんが…本格的な三枚目のキャラクターです。音楽的にも、ヘンデルのオペラですから作品全体を通してソロのアリアが大半を占めるのですが、それぞれのキャラクターに合った雰囲気のアリアがある中で、私が演じるアキッラのそれは、何ともガサツなキャラクターが存分に描き出された音の進行になっています。
勝村: アキッラは悪人です。ですが、不器用な男なんです(笑)
アキッラはアリアでコルネリアに向けて“Tu sei il cor di questo core(君は我が心の心)”と歌います。(※第1幕第11場 アキッラがコルネリアに迫る。が、コルネリアは夫ポンペーオをアキッラに殺されているので、想いは伝わるどころか、恨まれるばかり。)
バリトンの歌う愛は愛情表現に問題こそあれ、常に本物です。テノールにばかり良い顔はさせたくありません(笑)
◆naxos試聴トラック [II-3]:(プレーヤー楽曲番号 25.)
 第1幕 11場: Aria: Tu sei il cor di questo core (Achilla)

――アキッラ以外で『ジューリオ・チェーザレ』から、おすすめの歌はありますか?
加耒: 数々のアリア、その一曲一曲が素晴らしい作品です。
中でも最も好きな曲はクレオパトラの2幕ラストのアリア、第28曲“Se pieta di me non senti(情けがなければ、天よ、私は死を選ぶ)”です。(※第2幕第8場 アキッラの軍に追われたチェーザレを逃れさせたクレオパトラが、彼の身を案じて歌う)
ヘンデルのオペラには必ず一曲はある10分近い大曲ですが、全く飽きる事の無い重厚な曲になっています。
◆naxos試聴トラック [II-19]:(プレーヤー楽曲番号 41.)
 第2幕 8場: Aria: Se pieta di me non senti (Cleopatra)
勝村: 私も、クレオパトラから、“Non disperar chi sa?(気を落とすことなどないのよ)” です(※第1幕第5場 クレオパトラが、政敵でもある弟のトロメーオにむかって小馬鹿にしたように歌う1曲)。なんか聴いているだけで楽しくなります。
◆naxos試聴トラック [I-11]:(プレーヤー楽曲番号 11.)
 第1幕 5場: Non disperar, chi sa? (Cleopatra)

――お客様にご期待いただきたいところはどこですか?
加耒: 今回の演出では、一切舞台上で時間が止まる事は無く、全てが動き回ります。
きっと目を離す隙も無い展開になると思いますので、それぞれの役になりきった若手ならではの運動量もお楽しみいただけたらと思います。
勝村: (アキッラの)不器用な男の、精一杯の愛の表現?ですかね(笑)

――最後に、お客様にむけて、意気込みを。
加耒: 今まで演じてきたことのない役ですので、その凄いキャラクターを印象付けたいですし、それが出来なければいけないと思います。毎日自分自身の新たな一面を解放していくのが楽しみでもあります。
これからオペラ歌手としてキャリアを積み重ねていく上で、この貴重な経験を存分に生かしていきたいと思いますので、皆様あたたかい応援をよろしくお願い致します。
勝村: 素晴らしい音楽・演出スタッフと共に今回のジューリオ・チェーザレに関われる事に大きな喜びと興奮、そして一抹の不安を抱えながら稽古をしています。楽しい事も、苦しい事も、一ヶ月以上の長い稽古の中ではあります。そしてその先にあるのはたった一度きりの舞台です。でもたった一度しかないからこそ、それぞれが持つ最大限を凝縮した表現で魅せる事が出来ると信じています。
勝村・加耒: ご来場お待ちしております!

▼公演詳細ページはこちら
2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※当公演は、5/23(土)17時・24(日)14時の両公演ともに予定販売数を終了致しました。誠にありがとうございました。尚、当日券のご用意もございませんので、あらかじめご了承くださいませ。(5/13(水)16:00)

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(6)
トロメーオ役 福間章子、小林紗季子

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』キャスト・インタビュー・シリーズ。
第6弾は、いよいよエジプトのファラオ(王)、トロメーオ様の登場です。

本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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201505_fukuma_akiko.jpg (c)Yoshinobu Fukaya
福間: ごきげんよう、トロメーオ役のメゾソプラノ福間章子(ふくま あきこ・23日出演)です。
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小林: 同じくトロメーオ役のメゾソプラノ小林紗季子(こばやし さきこ・24日出演)です。

――トロメーオはどんな役でしょうか?役作り、音楽作りで、心がけていることはありますか?
小林: トロメーオは、チェーザレ、セスト、コルネリア、最終的には臣下のアキッラにまで憎まれる役です。なので、登場人物だけでなく、お客様からも「あいつ最悪だなぁー」と思われるように、役作りを頑張っています。
福間: 1幕ラストのコルネリアとセストの二重唱(トロメーオに引き離された母子が、別れの悲しみを重ねて歌う)や、3幕のクレオパトラのアリア(クレオパトラが、トロメーオの軍に追われるチェーザレの身を案じて歌う)など、どちらも悲しみのうちに歌われる曲ですが、その悲しみにはわたくしトロメーオがものすごく関係しています。
これらの曲がより一層美しく聴こえるよう、がんばって親子を引き離したり、一生懸命姉を幽閉したりしようと思います。
小林: 私も2幕のクレオパトラは好きですね。可愛らしいクレオパトラから女性らしさをすごく感じます。
いっぽう、トロメーオにも各幕1曲ずつのアリアがありますが、3幕のアリア“Domerò la tua fierezza(私の王座を嫌い、侮蔑した)”が「何拍子なんだろう?」って思うくらい変な感じがトロメーオの心境をよく表していて、一番好きです。
福間: 本当に『ジューリオ・チェーザレ』は、どの曲も美しすぎますね!
◆naxos試聴トラック [III-3]:(プレーヤー楽曲番号 47.)
 第3幕 2場: Aria: Domero la tua fierezza (Tolomeo)
 (※クレオパトラとの戦いに勝ったトロメーオは、クレオパトラを平伏させ侮蔑する)

――お客様にむけて、今回の舞台にかける意気込みをお願いします。
福間: 演出の菅尾 友さんの「出来ることならやってみたい!」が、思いっきり詰め込まれた舞台です。どの音も、どの動きも、全てを余さずお届け出来るよう、毎日尋常じゃない量の汗をかきながら稽古しております!
ダンサーさん含め、キャストは年齢も近いので打ち解けるまでが早かったように思います。
どうぞご期待ください!!!
小林: 年代も近い仲間と1ヶ月以上ほぼ毎日、一緒に稽古をして作り上げていくオペラは研修所以来だったので、本当に濃密な時間で楽しかったです。衣裳も素敵ですし、若さ溢れる舞台になっているので、細部までお見逃しなく!ぜひぜひお楽しみください!

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(5)
クーリオ役 杉浦隆大、白岩 洵

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『ジューリオ・チェーザレ』キャスト・インタビュー・シリーズ。
第5回はクーリオ役のバリトン杉浦隆大(23日出演)と白岩洵(24日出演)がお話しします。

本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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――クーリオという役は、ジューリオ・チェーザレの部下、という立ち位置ですが、今回の舞台ではどんな人物に?
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杉浦: クーリオは、ローマの「護民官」という地位の割に威厳さがまったくなく、冒頭の場面でチェーザレへの挨拶もそこそこに、すぐに女性についての話題に変えてしまうほど、女性のことが大好きな人物です。
空気を読まずにコルネリアに告白しフラレ、すぐに別のリディア(クレオパトラが扮している)に一目ぼれするも勝手に玉砕…これでもかと「残念な男」っぷりが描かれています。それが、思わず笑ってしまうようなコミカルさにつながっています。私は、残念さが強調されるように心掛けて演じています。どれほど残念なのか、どうぞ劇場にてお確かめください(笑)
白岩: 決して出番の多い役ではないのに、節操なく女性に惚れてしまう描写がところどころに入ってきて、「こいつは変なやつだな」というのが、クーリオに抱いた第一印象でした。そんな「変な」クーリオですが、一回一回の恋は軽い気持ちではなく、本気だと思うんです。本気で好きになって、ふられたらとことん傷つく、そんなまっすぐなキャラクターを目指しています。

――クーリオはコミカルな役回りを担っているのですね。具体的に音楽や演技の見どころは?
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白岩: クーリオには特別アリアが書かれていません。ですが、今回の舞台では、他の人物のアリアで登場しています。中でも一番好きな曲というか、見どころと言えば…
白岩・杉浦: チェーザレの“Va tacito e nascosto(抜け目のない狩人は)”ですね。
(※第1幕エジプト王トロメーオの宮殿に通されたチェーザレが王たち表面的な歓待の背後に策略を察しつつ歌う)
◆naxos試聴トラック [I-22]:(プレーヤー楽曲番号 22.)
 第1幕 9場: Aria: Va tacito e nascosto (Cesare)
杉浦: バレバレな策略を企てるトロメーオを、チェーザレが皮肉っているアリアで、音楽はホルンが加わった狩りの音楽です。
白岩: 宿敵を目の前にして激昂するのではなく、虎視眈々と知略を巡らせるチェーザレの様子が伝わってきますよ。
杉浦: チェーザレがトロメーオの策略を次々と見抜き越えていく演出となっており、こう言ってしまっていいのか分かりませんが、まるで遊園地のアトラクションのようです。一瞬たりとも見逃せません。
白岩: そこに僕たちも登場しているので、注目していただけると嬉しいです!

――「クーリオ、ローマの護民官」にむけて、意気込みを。
杉浦: クーリオは、さほど目立たず、公演によっては出番が大幅カットされる役で、正直私自身あまり重要な役ではないと思っておりました。ですが今回、菅尾さんの演出でその感覚がくつがえされ、クーリオは登場シーンにおいてスパイス的な存在となり場を盛り上げます。最初から最後まで何が起こるか分からない今回の舞台ですが、その中で「クーリオ」という役名もお客様に覚えて帰っていただけるよう舞台に立ちたいと思います。
白岩:悪い意味での大人しい舞台にならないよう、今できるかぎりの挑戦をしていきたいです!

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2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
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ニューウェーブ・オペラ・インタビュー(4)
セスト役 今野絵理香、田川聡美

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』キャスト・インタビュー・シリーズ。
本文中で紹介しているアリアや重唱曲を、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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本日は、セスト役のソプラノ今野絵理香(こんの えりか・23日出演)と、田川聡美(たがわ さとみ・24日出演)に聞きました。

――セストは、コルネリアの息子(史実では実の息子ではありません)で、殺された父親ポンペーオの仇を討とうとする役ですね。歌い演じていてどのように感じますか?
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今野: セストには3曲のアリアがあるのですが、どれも凄くカッコいいので大好きです。
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田川: どれも復讐の怒りに満ちた非常に激しい音楽で、歌っているとどんどん興奮が高まります。
セストの台詞にはvendettaやvendicar(復讐、仇討ち)という言葉がとても多いのですが、口に出して自分を鼓舞しなければそれに向かうことのできない、セストの幼さ、気弱な心がよく現されているように感じます。
今野: それだけに精神的にとても苦しい役ですが、稽古場がとても楽しくて今のところ心を保っていられます(笑)
一人じゃ何も出来ない弱虫でお母さんに縋っていた男の子が、どんどん逞しく青年になっていく成長過程を見て頂けたら嬉しいですね。
田川: そこを観て頂けたら、役者冥利に尽きます。
今野: 剣さばきも特訓しております!!
◆naxos試聴トラック [I-9]:(プレーヤー楽曲番号 9.)
 第1幕 4場: Aria: Svegliatevi nel core (Sesto)
  “我が心に”
(※父の死と悲しみに沈む母コルネリアを前にして、セストは復讐を誓う)
◆naxos試聴トラック [II-22]:(プレーヤー楽曲番号 44.)
 第2幕 11場: Aria: L'aura che spira (Sesto)
 “漂う大気は”
(※チェーザレの死の報せ聞いたセストは、一度は絶望して命を断とうとするが、コルネリアに制され再び勇気を奮い立たせる)
(※本公演ではもう1曲、第2幕 6場の“L'angue offeso mai riposa(怒りの舵は休みを知らぬ)”が演奏されます。トロメーオ王の後宮に連れ去られることになった母コルネリアに従い、セストは復讐の機にむかいます)

――今「稽古場が楽しくて」という話がありましたが、皆そう言っていますね。楽しいエピソードがあれば。
田川: ヘンデルのアリアはダ・カーポ・アリアといって、ABAの形式で、二回目のAパートは各々が考えた華やかな装飾音を付けて歌います。その装飾に応えて、オーケストラも装飾音を加えて演奏されるのです。練習の過程で、たまに歌手が突拍子もない装飾音をつけて歌うことがあります。そんなとき、チェンバロの上尾直毅さんや、鈴木秀美マエストロが時々チェロを弾きながら指揮して下さるのですが、〈それカッコいいね!〉とか〈その音は変だよ(笑)〉といった意味を込めた装飾で返してくださり、皆の笑いを誘っています。音楽で伝えあえる環境、音楽の冗談が飛び交う稽古場は楽しく、私にとって幸せを感じる瞬間です。

――二期会デビューにむけての意気込みをどうぞ。
今野: 支えてくださっている皆様に感謝し、最高の舞台を作り上げていきたいと思います!
田川: 『ジューリオ・チェーザレ』は私にとって特別に思い入れのあるオペラで、しかも長年の憧れだったズボン役でそれを飾ることができ、本当に嬉しく、幸せな気持ちでいっぱいです。この興奮と喜びと緊張を、力に変えて、歌い演じたいと思います!
今野・田川: ぜひお楽しみに!!

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(3)
クレオパトラ役 田崎美香、髙橋 維

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』キャスト・インタビュー・シリーズ。
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第3弾は、プトレマイオス朝エジプト最後の女王、クレオパトラ役のソプラノ田崎美香(たさき みか・23日出演)と髙橋 維(たかはし ゆい・24日出演)です!

――今回の『ジューリオ・チェーザレ』の舞台では、チェーザレもクレオパトラもとても若々しく描かれていますね。
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田崎:はい、チェーザレとクレオパトラふたりの成長の物語でもあります。
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髙橋:クレオパトラに、「わたし、クレオパトラなの!もうリーディアじゃないわ!」という台詞があります。彼女は最初侍女のリーディアと称して、チェーザレに近づくのですが。そんな彼女が、チェーザレへの愛に目覚めて、チェーザレを守るため思わず正体を明かしてしまうのです。彼女が一歩大人になった瞬間だと思います。
田崎:私も、なんとも思っていなかったはずのチェーザレに対し、思わずドキッ♡となり好きになっていく所の演技を頑張りたいです!
髙橋:徐々に大人の階段をのぼるチェーザレとクレオパトラにご注目ください!

――クレオパトラにはたくさんのアリアがありますが、このオペラ全篇で、おすすめの曲はどれですが?
田崎:序曲から終曲まで全て大好きですが、クレオパトラのアリアから個人的に好きな曲を挙げるとしたら、“V'adoro pupille (焦がれております、優しいまなざし)”です。
(※第2幕第2場、リーディアことクレオパトラが、チェーザレを、その魅力でもって全力で誘惑をする)
詩と音楽が見事に融け合っていて、詩の持つリズムの美しさとそれを際立たせる音楽の美しさの両方を感じることができる一曲だと思います。
◆naxos試聴トラック [II-9]:(プレーヤー楽曲番号 31.)
 第2幕 2場: Aria: V'adoro, pupille (Cleopatra)
髙橋:1曲に絞るのは難しいのですが…やっぱりクレオパトラの曲の中で“Se pieta di me non senti(情けなければ、天よ、私は死を選ぶ)”でしょうか!
(※第2幕 自分がクレオパトラであることを告白した彼女が、エジプト軍に追われるチェーザレの運命を祈る)
◆naxos試聴トラック [II-19]:(プレーヤー楽曲番号 41.)
 第2幕 8場: Aria: Se pieta di me non senti (Cleopatra)

――お客様にむけて、舞台にかける意気込みをお願いします!
田崎:ご来場くださった全ての方に『ジューリオ・チェーザレ』の魅力が伝わりますように、全身全霊をかけて頑張ります。
歴史物で難しそうといった概念を覆す、とても楽しい演出ですので1人でも多くの方にご来場頂けたら嬉しいです!
髙橋:映画やアニメを観ているような、現実と妄想が行ったり来たりする舞台、オペラを観たことがない方から、『ジューリオ・チェーザレ』大好き!という方まで楽しんでいただける舞台になっています。
笑いあり、涙あり!登場人物全員を好きになってもらえると思います。
田崎・髙橋:ご来場お待ちしております!

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(2)
コルネリア役 池端 歩、土屋優子

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2015年5月公演 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』キャスト・インタビュー・シリーズ。
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第2弾はコルネリアを演じる池端 歩(いけはた あゆみ・23日出演)と土屋優子(つちや ゆうこ・24日出演)です。
コルネリアは、チェーザレとともにかつてローマの三頭政治の一角を担っていたポンペーオの妻。エジプトでポンペーオが殺され、コルネリア自身もエジプト王トロメーオの宮殿に幽閉され、しかもその身を王とその部下アキッラに狙われている、という役。

――まずは、そのコルネリア像について
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土屋: コルネリアは登場してすぐに未亡人となる美しい母の役です。
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池端: 稽古の最初の頃、鈴木秀美マエストロが「コルネリアは“泣き女”だから」とおっしゃったのがとても印象的です。確かに、次々と辛い状況におちいり、泣いたり悔しがったり絶望したり…
土屋: でも、ただ悲しみに打ちひしがれるだけではないんですよね。息子を焚き付けて復讐を成し遂げる、したたかな母の姿もあったり。
池端: 息子を想う母の優しさ、ポンペーオの妻であるという気高さ、そしてローマ人女性の芯の強さも、表現したいと思っています!
土屋: それから…オペラの中では絶世の美女クレオパトラよりモテています(笑)そのモテモテっぷりもお楽しみいただけたら(笑)。

――たくさんの曲がある『ジューリオ・チェーザレ』。おすすめは?
土屋: どの音楽も素晴らしいですが、中でも私が特に好きなのはセストとコルネリアが1幕終りで歌う二重唱“Son nata a lagrimar – sospirar (涙するため/溜息するため、生まれ)”と、クレオパトラが2幕で歌うアリア“Se pieta di me non senti (情けなければ、天よ、私は死を選ぶ)”です(※アキッラの軍に追われたチェーザレを逃れさせたクレオパトラが、彼の身を案じて歌う)。
母と子が引き裂かれる深い悲しみ、そしてチェーザレの無事を祈る不安なクレオパトラの心、どちらも大変美しい旋律で表現されていて大好きです。
◆naxos試聴トラック [II-5]:(プレーヤー楽曲番号 27.)
 第1幕 11場: Duet: Son nata - o a lagrimar - sospirar (Cornelia, Sesto)
◆naxos試聴トラック [II-19]:(プレーヤー楽曲番号 41.)
 第2幕 8場: Aria: Se pieta di me non senti (Cleopatra)
池端: コルネリアがゆったりした曲が多いので、私はむしろチェーザレの激しい“Empio, dirò, tu sei (酷い奴だと言おう)(※第1幕ポンペイウスの亡骸を見てチェーザレがエジプト人に激昂して歌う)”や、クレオパトラの楽しい“Da tempeste il legno infranto(遭難した船が嵐から)(※海に逃れたチェーザレが再び戻ってきたことの喜びを歌う)”アリアをおすすめしたいです!
◆naxos試聴トラック [I-5]:(プレーヤー楽曲番号 5.)
 第1幕 3場: Aria: Empio, diro tu sei (Cesare)
◆naxos試聴トラック [III-13]:(プレーヤー楽曲番号 57.)
 第3幕 7場: Aria: Da tempeste il legno infranto (Cleopatra)

――このオペラが、二期会デビューですね。その意気込みをお聞かせください。
池端: 二期会デビューがこのプロダクションで本当に幸せです。
同年代の出演者たちと、動きや台詞の解釈などを話し合いながら、試行錯誤を繰り返してシーンを作りあげていくのが、すごく有意義でエキサイティングな経験でした。
「あれ、もう終わり?」「もっとずっと観ていたい!」と思っていただけるような舞台にできるよう、本番まで全力で頑張ります!
土屋: もうとにかく全てが刺激的です。自分の歌わないシーンも観ていて本当に面白くて、初めてオペラをご鑑賞されるお客様でも、まったく飽きない舞台になると思います。
このような舞台でデビューできるのは、両親、そして、いつも支え励まし応援してくださるお客様、皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
感謝の気持ちをずっと持って、本番まで全力で歌い演じます!

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2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
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(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※当公演は、5/23(土)17時・24(日)14時の両公演ともに予定販売数を終了致しました。誠にありがとうございました。尚、当日券のご用意もございませんので、あらかじめご了承くださいませ。(5/13(水)16:00)

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ニューウェーブ・キャスト・インタビュー(1)
ジューリオ・チェーザレ役 杉山由紀、成田伊美

二期会ニューウェーブ・オペラ劇場2015年5月公演 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ(エジプトのジュリアス・シーザー)』キャスト・インタビュー・シリーズ。
本文中で紹介しているアリアやレチタティーヴォを、こちらのナクソス・ミュージック・ライブラリの東京二期会公演楽曲試聴コーナー(無料で最大15分間連続でお聴き頂けます)とあわせてお楽しみください。
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まずは、タイトルロールのジューリオ・チェーザレ役であるメゾソプラノ杉山由紀(23日)と成田伊美(24日)から!
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杉山: 皆様こんにちは、ジューリオ・チェーザレの杉山由紀(すぎやま ゆき)です。
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成田: 同じく、チェーザレ役の、成田伊美(なりた よしみ)です。
――稽古場の雰囲気はいかがですか?
成田: 稽古場は毎回たくさん話し合いをして進んでいます。私も、疑問は徹底的に解決したいと思い質問していますが、鈴木マエストロ、演出の菅尾さんはじめ皆様が丁寧に答えてくださいます。感謝しております!
杉山: 厳しくもアットホームな雰囲気です。稽古場に向かうのが毎日楽しみです!
――ご自身のチェーザレ像が出来上がっていくという感覚はありますか?
杉山: 今回の演出では、チェーザレの年齢がかなり若く設定されているのが特徴です。まだこれからという感覚ですが、個人的には、表情がコロコロ変わる新しいチェーザレ像を目指しています。
成田: 幕が開いてすぐのレチタティーヴォで「チェーザレは来た、見た、勝った」と言います。彼の有名な言葉ですよね。これを自分の口から放つ度に、毎回自分がチェーザレに近づいていく、という感動があります。
◆naxos試聴トラック [I-4]:(プレーヤー楽曲番号 4.)
 第1幕 2場 Recitative: Questa e Cornelia (Cesare, Curio, Cornelia)
杉山: それとやっぱり英雄なので、体を張ってやっています!剣を携えて激しく動きまわるので、稽古中は夢中で分からないのですが、家に帰って痣に気がつくという……

――チェーザレの見どころ、聴きどころ、ご自身の好き音楽は?
杉山: 第1幕の’Va tacito e nascosto(抜け目のない狩人は)’が一番好きです。(※第1幕エジプト王トロメーオの宮殿に通されたチェーザレが王たち表面的な歓待の背後に策略を察しつつ歌う)。今回の演出では、トロメーオとアキッラが張り巡らせる罠(!?)に立ち向かっていきますので、お楽しみに!
◆naxos試聴トラック [I-22]:(プレーヤー楽曲番号 22.)
 第1幕 9場: Aria: Va tacito e nascosto (Cesare)
成田: お客様の反応をとても楽しみにしているアリアがあるのですが……ネタばれになると思うので、今は言えません(笑) (編集注…どのアリアなのかnaxos試聴トラックからお探しになってみてください!)
杉山: チェーザレではないですが、コルネリアとセストの母子が離れ離れにされるところの二重唱’Son nata a lagrimar – sospirar(涙するため/溜息するため、生まれ)’(※第1幕のラストシーン)は悲しく美しくて、涙が出ます。ぜひ聴いていただきです。
◆naxos試聴トラック [II-5]:(プレーヤー楽曲番号 27.)
 第1幕 11場: Duet: Son nata - o a lagrimar - sospirar (Cornelia, Sesto)

――最後に、お客様にむけてメッセージを。
杉山: オペラの最初から最後まで、音楽だけでなく、舞台装置、小道具、キャスト、ダンサーの動きひとつひとつに意味があります。全役、全部のシーンを隅々までご覧いただきたいです。
成田: ニューウェーブという今の私たちだからこそできる舞台になる予感がしています。新しいジューリオ・チェーザレにご期待ください。
杉山・成田: ご来場お待ちしております!

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2015年5月公演 二期会ニューウェブオペラ劇場 G.F.ヘンデル『ジューリオ・チェーザレ』 - 東京二期会
●お問合せ・ご予約
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝・休)
※5月12日午後12時現在、24日(日)公演分は予定販売数を終了致しております。また、23日(土)公演分は残席僅少(S席のみ)となっておりますので、お求めはお急ぎ上記までお電話にてお申込みください。

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演出・宮本亜門からメッセージ! 東京二期会オペラ劇場モーツァルト『魔笛』


みなさん、こんにちは!宮本亜門です。
今年7月、東京文化会館で、東京二期会オペラ劇場モーツァルト『魔笛』を上演いたします!
――今回の『魔笛』は、オーストリア・リンツ州立劇場との共同制作公演。宮本さん自身初めてヨーロッパでのオペラ演出となりました。
オーストリアで(『魔笛』の)演出をしないかというお話が来たときは、正直1年間おことわりしつづけておりました。「日本人の僕が?西洋の歴史がわかってないじゃない!?」という思いで自分を責めていたのです。でも、それ以上に僕にはモーツァルトへの想いがありました。僕はモーツァルトが大好きなのです。
モーツァルトは、人間を善と悪でみていません。人間の中にはいろいろな矛盾があって、だからこそ、人間というものはいとおしくもすばらしい。この『魔笛』がよく荒唐無稽だと言われてしまうのは、そうした矛盾が描かれているからです。でも、それは単なる荒唐無稽なのではなく、人間はいろんな矛盾を抱えて人とともに生きている、ということが
『魔笛』のテーマのひとつなのだと僕は理解しています。
オーストリアでの初演にむけての稽古では、最初はもうドキドキして、「こんな、かつてモーツァルトがいた場所で、僕はオペラなんかできないよ」と思っていたのですが……歌手のみなさん、指揮者のみなさん、そしてオーケストラのみなさんと一緒に仕事をしていたら、まあ楽しくて……。すごく嬉しいことを言っていただきました。「一番初め、モーツァルトが『魔笛』を作ったときってこんな感じだったかもね」「今は理屈っぽいモーツァルトが多いけれども、本当はこうやってみんなに語りかけたかったのかもね」と。僕は本当に仕事してよかったと思います。ぜひ劇場に足を運んでいただいて、このあたたかい感覚を味わっていただければなあと思っています。
二期会さんと仕事させていただいて、何作目?かになるんですけれども(※実際は5作目になります)、毎回楽しい思いをさせていただいております。歌手のみなさんとの仕事では僕はいつも元気づけられます。若い人たちは「オペラってこんなに面白いんだよ!」ともっと伝えたい、という気持ちがたくさんあるみたいですね。稽古場で意見を出し合って、ほんとうに細かい心情や歌い方をていねいにお互い話し合作って本番にむかっていくという経験をしてきました。今回も素晴らしいキャストが選ばれました。日本人ならではの、ていねいな、心のこもった舞台をみなさまにお見せできると思います。楽しみにしていてください!

▼公演情報ページはこちら
2015年7月公演 W.A.モーツァルト『魔笛』 - 東京二期会
●『魔笛』チケットのお申込は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝:休)
 ~良い席お早めに!

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いよいよ4/18(土)からチケット一般発売!『ダナエの愛』指揮、準・メルクルからメッセージ

いよいよ今週末、4月18日(土)から、10月公演R.シュトラウス作曲オペラ『ダナエの愛』のチケットが一般発売になります!
発売にむけて、指揮者の準・メルクル氏のメッセージ動画を公開します。
どうぞご覧ください!

----------準・メルクルからのメッセージ-------
皆様こんにちは、準・メルクルです。『ダナエの愛』の指揮者です。
シュトラウスのオペラ『ダナエの愛』は、非常に上演頻度の少ない作品です。その理由の一つは、完成したのがまさに第二次世界大戦の最中、1940年で、人々はオペラ上演どころではなく、この作品のプレミエが実現しなかったところにあります。また、戦争が終わっても、しばらくは、“オペラのプレミエをする”という伝統がなかなか再開しなかったため、今日まで作品はあまり知られずにきました。
しかし、私たちは、日本で最初の舞台版を上演いたします。音楽が大変美しいので、この舞台は素晴らしいものになると確信しています。聴く価値がありますよ!
私にとっては、リヒャルト・シュトラウスは特別な作曲家です。たくさんの作品を書き、その作品はいつも私のそばにありました。実は、私は彼が住んでいた所の近くに住んでいました。彼は、ガルミッシュ・パルケンキルヒェンに住まい、私はミュンヘンに住んでいます。彼の音楽はとてもパワフルで、そして、歌手達のために大変美しく書かれています。また、歌手達の声に対する心遣いが感じられ、精緻化されている一方、大変強力な物語でもあります。僕は、彼の音楽の大ファンです。
――2006年に演奏会形式の日本初演を指揮した故若杉弘氏について
マエストロ若杉弘は、私が学んだ偉大な師のひとりです。先生はいつも、この『ダナエの愛』を日本で上演することを望んでいました。10年程前に、先生はコンサート形式で公演を成功させましたが、舞台版はまだ誰も日本では上演できていません。それを私たちが実現します。若杉先生を思いながら、日本で最初の舞台版を上演します。
そして、何年も前になりますが、『ラインの黄金』や『ワルキューレ』で良い思い出を分かち合った東京フィルハーモニー交響楽団と再び共演できることを、とても楽しみにしています。
さあ、皆さん、これは絶対に観るべきですよ!皆さんに劇場でお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました。
----------------------------------------
▼『ダナエの愛』公演詳細ページはこちら
東京二期会オペラ劇場2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』 - 東京二期会
 日時:2015年10月2日(金)18:30開演/3日(土)14:00開演/4日(日)14:00開演
 会場:東京文化会館 大ホール
 指揮:準・メルクル/演出:深作健太
▼チケットのお求めはこちらから
二期会チケットセンター
 TEL 03-3796-1831 (FAX 03-3796-4710)
 受付時間:平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日・祝休業
★発売日はネット予約が便利!★
二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約「Gettii」では発売開始日の《午前0時》からお申込いただけます!
▼こちらのボタンを押して「Gettii」の東京二期会オペラ劇場チケット申込ページへ
 チケット購入サイト ゲッティへGO!
<座席位置がお選びいただけます!ユーザー登録不要!しかも手数料ご負担0円>
※インターネット予約「Gettii」では学生席および、愛好会のご入会はお申込いただけません。二期会チケットセンターまでお電話にてお申し込みください。

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2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』
~「公爵に聞く」:山本耕平

東京二期会オペラ劇場2015年2月公演 G.ヴェルディ『リゴレット』公演初日まで、あと10日を切りました!
公演に向け稽古場では総仕上げの段階に入る中、マントヴァ公爵役の山本耕平に今回の『リゴレット』公演についてお話を伺いました。
201502_yamamoto_kouhei.jpg 山本耕平
― まずはこのオペラの聴きどころ、見どころ。
何といっても『リゴレット』はヴェルディオペラの中心となる作品で、声の限界、声にできる最も高いパフォーマンスが求められています。この作品を日本人キャストで、どこまで音楽を高められるか、どこまで体現できるかが大きな鍵になりますが、そのことが声の饗宴という意味でまず楽しんで頂けると思います。また、この大歌手たちが関わってきたパルマ王立歌劇場の舞台に立てることは個人として嬉しく光栄ですし、華やかな「ザ・オペラ」というべき公演をご覧いただけると思います。

― 今回演じるマントヴァ公爵役については。
「呪い」という題名で作曲しようという時期もあるくらい、そこにテーマが置かれていますが、その呪いが唯一効かない人物がこのマントヴァ公爵。権力がありサディスティックな一面もあり、そして若さに溢れている。書かれている音もエネルギッシュでキラキラしているので、それを自分自身がどれだけ輝かしく演じられるか、物語の暗い部分とのコントラストをつけるという意味でも自分の役割を果たしていきたいですね。
― 今回の演出面、また初共演となるアンドレア・バッティストーニについて
衣裳も舞台装置も本当に美しい。特に第3幕のスパラフチーレの住みか周辺の薄暗い夜が体現されるシーン。今僕はマントヴァに暮らしているのですが、そこでは霧が出る時は遠くから来る人が誰なのかもわからず、シルエットがゆっくりと見えてきます。今回の演出では殺人を犯そうとするリゴレットの「何て不気味な夜だ」という言葉が写実的、幻想的に表現されていて特に美しい。
指揮のバッティストーニさんについては、彼の交響詩のコンサートも観にいっていますが、本当に生き生きした音楽の持ち主。彼と稽古を重ねることで今までできなかったフレージングや、音楽的にさらに高いものが引き出されるのではないかと期待しています。今回の共演によって生まれる化学反応が非常に楽しみです。
201502_yamamoto_kouhei_02.jpg
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東京二期会オペラ劇場
2014年2月『ドン・カルロ』より
― 昨年のドン・カルロ、公爵と高い身分の役での出演が続いています。
いずれも高貴な身分の人物なので、振る舞いの中心に教育を受けたノーブルさを持っていることが共通していますが、性格は全く違います。
最高音は両者とも一緒で、最低音も大きな差はないのですが、嘆きを込めたドン・カルロと、絶対的な自信をもつマントヴァ公爵ではヴェルディの音楽の書かれ方が全く異なります。ただ、マントヴァ公爵の方がより全体的に高い音域での表現をより多く求められていますね。ドン・カルロはピッタリの役と多くの方におっしゃって頂けましたが、今回のマントヴァ役も同じように感じて頂けるようにすることが内なる強い願いです。
― お客様にメッセージを。
二期会の総力を挙げた、歴史に残る公演になると感じています。毎日の稽古で楽譜の1ページ毎、言葉の1つ毎に込められた意味を演出家と一緒に創りあげていますので、是非劇場に足を運んで頂けたらと思っています。ご来場お待ちしております。

▼山本耕平の出演日は、東京公演2月20日(金)・22日(日)!そして2月25日(水)の大分公演にも!
東京二期会オペラ劇場2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
▼お問合せ・チケットご予約はこちら
二期会チケットセンター Tel. 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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バリトン成田博之、雑誌『エクラ』で『リゴレット』の魅力を語る!

先週末、1月31日に発売された、女性ファッション&ライフスタイル情報誌「eclat(エクラ)」2015年3月号(集英社)誌上で、バリトン成田博之がアナウンサーの松本志のぶさんと対談。
2月公演ヴェルディ『リゴレット』の魅力について、大いに語りあいました。
201502_narita_ecla_1.jpg 201502_narita_ecla_2.jpg
取材があったのは昨年末のこと。成田が着ているスーツは、今回『リゴレット』公演のスポンサー・ブランドD'URBANから提供。
撮影が終わって、予定時間いっぱいまで、松本さんと成田のトークはホットに盛り上がっていました。松本さんは、その明るいお話しぶりから、オペラ鑑賞が好きなこと、劇場におでかけするのを楽しみにしていらっしゃる気持があふれてくるようでした。

201502_narita_ecla_3.jpg  『エクラ』最新号、ぜひ全国書店でお買い求めください!
▼「エクラ」公式サイトから電子版もご購入いただけます。
eclat web salon(エクラウェブサロン) - HAPPY PLUS

成田博之のリゴレットが観られるのは2月20日(金)、22日(日)。そして、25日(水)の大分公演にも出演します。
先日のブログ・インタビューで「高校生のとき、『リゴレット』のレコードを毎日のように聴いていました」と語っていた成田。思い入れの深いこの役は、「挑戦」と言い切ります。
▼成田博之のブログ・インタビュー記事はこちら
2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』~「リゴレットに聞く」その1:成田博之|2015/1/13 - 二期会blog[オペラの散歩道]
“ヴェルディの曲は、楽譜を見ていただくとよくわかると思うのですが、歌い手に挑戦してきます。自分がどのくらい戦えるか、という一面もあるのです。
そして、今回が初めてといえる「お父さん役」です。音楽が父親としての悲哀、悲しさを表現していますが、いかに今、自分が持っている声でそのリゴレットを表現できるか、ということも挑戦になってきます”
ぜひ、リゴレット成田博之を観に、聴きに、東京文化会館にお越しください!
▼成田博之は東京公演2月20日(金)・22日(日)、大分公演25日(水)に出演!
東京二期会オペラ劇場2015年2月公演G.ヴェルディ『リゴレット』 - 東京二期会
(2月19~22日:東京文化会館大ホール/2月25日:大分iichiko総合文化センター)
▼二期会『リゴレット』のチケットお申込み・お問合せは
二期会チケットセンター
TEL:03-3796-1831 FAX:03-3796-4710
メールフォームからのお問合せは→ こちら

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演出・田尾下哲の『チャールダーシュの女王』第1幕解説!

貴族とキャバレーの歌姫の恋を描いた物語『チャールダーシュの女王』は、1915年の初演当時、同時代を舞台にした〈現代劇〉でした。
演出の 田尾下 哲 みずからが『チャールダーシュの女王』の第1幕を解説しています!
「版によってキャラクター設定、曲順、さらには物語の意味や歌う人さえも違ってくる『チャールダーシュの女王』。音楽事典やインターネットで調べても情報の少ないこの作品の鑑賞の一助になれば、と二期会2014版のあらすじをお話しさせていただきます」
今回は、田尾下 哲 書き下ろしのオリジナル台本が特長。
台本にあたっては、
「ドイツ語による初演時のオリジナル台本はオーストリアやドイツの劇場関係者に聞いてもついに入手することが出来ませんでした。ですが、逆に言えばそれだけ上演する国や劇場によって独自の『チャールダーシュの女王』が愛されてきた、ということでもあります。今回の二期会2014版は、入手できた上演台本、つまり代表的なウイーン・フォルクスオパー版、英語版といくつかの映像・録音を参照しながらも、今回は楽譜に準じて書き上げていきました」
初演当時の姿を甦らせながらも、作品としての新しい発見に満ち、そしてもちろんオペレッタならではのエンターテインメントが全曲にわたって繰り広げられる2014年 田尾下 哲 演出『チャールダーシュの女王』。
   *   *   *
物語はオリジナル設定のまま第一次世界大戦前夜、1914年のハンガリーとウィーンです。ブダペストの歓楽街にあるキャバレー劇場「オルフェウム」の歌姫シルヴァ・ヴァレスクが二ヶ月に及ぶアメリカ公演に旅立つ前の「さよならコンサート」から舞台は始まります。20世紀初頭ですから飛行機ではなく船旅による大陸間の移動が主流の時代ですが、それでも船旅はもう命がけの時代ではありません。それに、たかだか二ヶ月の不在がこれほどまでに劇場の人々や聴衆を悲しませるのは何故でしょう…。
●前奏曲
観客の熱狂に何度も舞台へ呼び出されるシルヴァの姿を舞台裏からお見せします。疲労困憊のシルヴァですが、コーラスやダンサーが場を繋ぎながらも、何度も観客の声援に応えます。舞台裏には、劇場支配人、パトロン、衣裳さん、メイクさん、舞台監督やカーテンの開閉係、記者の姿も見えます。
●1番 「ハイア、ハイア!私の故郷は山の中!」
(シルヴァ、ボニ、フェリ、合唱、ダンサー)
シルヴァは8回目のアンコールに応えようと舞台へ出ていこうとしますが、めまいで倒れ、舞台監督が幕を閉じてしまいます。客席からは心配したフェリとボニが舞台裏にやって来て、シルヴァを気遣いながら客席に語りかけながら時間を繋ぎ、シルヴァの回復を待って8回目のアンコールとなります。ハンガリーの郷土愛に満ちたこの曲を、シルヴァは最初はしっとりと歌いながら、次第に熱狂し、ダンサーたち、コーラスも巻き込んで歌姫のさよならコンサートにふさわしい盛り上がりを見せます。
そして、シルヴァが別れの挨拶をします。
「これほど素敵なお客様に愛していただき、私は幸せ者です。そしてそのことが、皆様へ、さよならを言うことを辛くさせます。皆さまどうか、私のことを忘れないでください。二ヶ月してアメリカから帰国したら、真っ先にここに駆けつけます。我が愛するオルフェウムへ。」
…喝采する一同ですが、どこか寂しげなシルヴァがたくさんの花束を手に舞台を去ります。
 ・・・(続く)
▼続きはこちらのファイルをご覧ください!
田尾下 哲『チャールダーシュの女王』第1幕解説全文 (PDFファイル)
▼『チャールダーシュの女王』田尾下 哲インタビュー#1 ×指揮・三ツ橋敬子

▼『チャールダーシュの女王』田尾下 哲インタビュー#2 ×振付・キミホ・ハルバート

▼公演詳細ページはこちら
2014年11月公演E.カールマン『チャールダーシュの女王』 - 東京二期会
日程:11月22日(土)15:00/23日(日・祝)14:00/24日(月・休)14:00/26日(水)14:00
会場:日生劇場
【11/18・15:00現在の二期会チケットセンター残席状況】
・22土=Sあり/A,B少/C僅少/D終了
・23祝=Sあり/A僅少/B,C,D終了
・24休=Sあり/A少/B,C僅少/D終了
・26水=Sあり/A少/B,C僅少/D終了
※尚、「学生席」は全日程で若干の残席がございますが、公演当日は販売を致しません。
 二期会チケットセンター予約販売のみとなります。
▼ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831

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『イドメネオ』キャスト、稽古場からのメッセージ

東京二期会オペラ劇場『イドメネオ』初日まで、あと13日!
本番にむけて、稽古場はますますエキサイティングになっています!
モーツァルトの音楽と演出ミキエレットの世界観が折り重なった空間に、今、キャストがどのような想いを持って臨んでいるのか。イドメネオ、イリア、エレットラ、イダマンテ役の8人の歌手から、お客様へのメッセージを預かってきました!

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イドメネオ 与儀 巧
「イドメネオは、自分の息子であるイダマンテを殺さなければならない、という過酷な運命に晒されています。この役は9年前にも演じたことがあるのですが、自分も息子を授かる身となった今、よりリアルな心情をもって役にむかい、演じられるのではないかと思って、今から楽しみにしております」

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イドメネオ 又吉秀樹
「まだ若い自分が、イドメネオの王として威厳や年輪を、どう表現したらいいかと、いろいろ試行錯誤をしてきましたが、稽古場では、もう一度、頭の中を白紙の状態に戻して、新しい演出コンセプトや役作りを、どんどん吸収できるようにしていきたいです。音楽からも、若いモーツァルトの燃えたぎるような情熱を、毎日感じています!」

201408_idomeneo_aragaki_tsunezuka.jpg 左から新垣、経塚
イリア 新垣有希子
「父も兄も祖国も愛する国民も、戦争で喪ってしまった孤独なイリアの悲しみはあまりにも大きすぎて、私には想像がつかないくらいなのです。それでも、日常にある小さな葛藤を私なりに増幅させて、少しでも彼女の悲しみに近づけるように、日々、役作りに励んでおります。人間の本質というのは変わらず、今も戦争は絶え間なくありながら、愛もある。そのような人間の姿を、この舞台で、皆で表現できたら、と思います」
イリア 経塚果林
「憎しみを乗りこえて、勇気をもって、愛を与えるイリアは、まるで特別で理想上のような存在です。でも、稽古を重ねる中で、イリアを突き動かしているものは、人間誰しもが胸に持っているナチュラルな心なのだと、思うようになりました。今回の演出はそれをリアルにまっすぐに伝えるものになると、私は確信しています!」

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エレットラ 大隅智佳子
「エレットラは、私の憧れていた役のひとつです。今回の舞台は、エレットラの持つ女の情念、情熱、恨みなど、胸に内に凝り固まっている感情が、強く表にでる舞台になると思います。一方で、彼女にはとてもかわいらしい部分もあり、女性のかわいさと激しさの両面をあわせて演じてみたいと思います。それと、今回のエレットラは、とてもカラフルです!」

201408_idomeneo_tasaki_naomi.jpg
エレットラ 田崎尚美
「私の中のエレットラは、気高い人。プライドが高く、自分が一番だと思っているから、嫉妬もすれば、復讐もする。素直に生きようとした結果そうなってしまう、と思っています。粗野な言動が表に立つときも、私の中では、美しくありたいと思う面を内に持ちつつ、演じたいと思っています」

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イダマンテ 山下牧子
「イダマンテは、愛と希望を信じてまっすぐに生きていく!というところがとても素敵だなあと思い、苦しみつつも、幸せに稽古をしています。現実の世界でも紛争は絶えまなく続いています。それに対して、愛というものが絆をつむぐことができるではないか。私たちが、舞台をとおして、音楽をとおして伝えられるように、挑戦している姿をぜひご覧いただきたいです!」

201408_idomeneo_kobayashi_yuka.jpg
イダマンテ 小林由佳
「イダマンテは、自分の気持ちが大好きなイリアに伝わらないときは、第1幕のアリアのように自分の服を全部脱ぎすててでも伝えようとする、若くてまっすぐな人。オペラの最後に、彼がより成長する出来事があります。私は、それが、人が一生のなかで最も成長するきっかけとなる出来事なのではないかと思っています。イダマンテの成長する姿を、ぜひ見てください!」
   *  *  *
▼公演情報はこちら!
2014年9月公演『イドメネオ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼オンラインでも予約可能!チケット情報・お申込みはこちら!
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831

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開幕直前!二期会『こうもり』演出・白井晃メッセージ&msn産経ニュースに公演ニュースが掲載!

いよいよ今週20日(水)から東京二期会オペラ劇場『こうもり』の幕が開きます。
スタッフ、ソリスト、合唱、そしてオーケストラが東京文化会館に集結し、最後の入念な準備を重ねています。
開幕直前の楽屋裏で、演出・白井 晃からお客様へむけてメッセージを受け取りました!

白井 晃「今回はファルケ博士の企みを全面に押し出して、オーケストラ、合唱、ソリストも総仕掛けで、アイゼンシュタインをだましていきます。オペレッタの楽しみを十二分に楽しんでいただけると思います。もうすぐ、幕が開きます!ぜひご期待ください」
そして、msn産経ニュースにも『こうもり』のニュースが掲載されました!
ワルツが奏でる大人のおとぎ話 東京二期会がオペレッタ『こうもり』-産経ニュース
ぜひご覧ください!

20日(水)、21日(木)の両日は、プレミエキャンペーンとして、
オーストリア政府観光局の協力により、1幕、2幕後に入る休憩時にそれぞれ、チター奏者 永谷義篤さんのミニコンサートを開催します。
ウィーン風の音楽やチロル地方の音楽などを披露する予定です。
幕間もどうぞお楽しみに!
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二期会創立60周年記念公演オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会
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2月公演オペレッタ『こうもり』 指揮:大植英次からメッセージ

早いもので、もう2月。今月は、東京二期会オペラ劇場公演J.シュトラウス作曲のオペレッタ『こうもり』の上演が控えています(2月20・21・23・24日 東京文化会館大ホール)。
連日稽古が続いている中、指揮の大植英次氏よりお客様へのメッセージを受け取りました!

大植英次:「オペレッタというのは、音楽だけでなくてお芝居も楽しめる喜劇。人間の生の力を合わせて作り上げる夢の世界!
 『こうもり』は僕にとっても大事な曲で、僕が人生で初めてウィーンのフォルクスオーパーで聴いたのが『こうもり』でした。そのときに何十回もしみつくほど聴いて、楽しくて楽しくてしょうがなかった。
今回、僕は指揮者という立場ですけれども、日本で、皆様とご一緒にこの『こうもり』を楽しみたいと思います。ぜひいらして、一緒に楽しみましょう!」
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二期会創立60周年記念公演オペレッタ『こうもり』 - 東京二期会
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いよいよ「二期会新進声楽家の夕べ」公演迫る!

毎年、公演を楽しみにしてくださっている方も多い「二期会新進声楽家の夕べ」。
今春、二期会オペラ研修所第55期マスタークラスを優秀な成績で修了した、期待の新人19名の二期会の歌手としてお披露目の場ともなる、一夜限りのコンサートです!
現在、出演者らは公演に向け、順調にピアノ合わせを重ねています。
今日はその出演者の中から、ソプラノ全 詠玉とバリトン加耒 徹の二人に、コンサート前の意気込みを聞きました!

◆ソプラノ 全 詠玉
今回演奏させて頂くジルダのアリア、ルチアとエンリーコの二重唱はどちらも、研修所本科の試験で歌った思い出の曲です。そして二重唱は、当時もバリトンの大川 博さんと歌い、二年越しの共演です。
本日もピアノの朴さんと三人、和気あいあいとした雰囲気の中、稽古をして参りました。
二期会会員になったばかりの同期の皆さんと一緒に舞台に立てること、また、東京文化会館という素敵なホールで歌えることを楽しみに、当日まで練習に励みます。きっと、残暑を吹き飛ばすフレッシュな一夜になることと思っています!ご来場を心よりお待ちしています。
◆バリトン 加耒 徹
昨年度、オペラ研修所でたくさんの事を学びました。
歌や演技についてはもちろん、新たな人との繋がりも得る事が出来ました。
今回のコンサートでは出演者全員がそれぞれ学んだ事を生かし、素晴らしいものになると思っております。
若さ溢れる音楽をどうぞお楽しみください!

未来への計りしれない可能性を感じる19名による夢の競演!どうぞお楽しみに!

120903shinshin_thumb.jpg チラシ(PDFファイル)
■「二期会新進声楽家の夕べ」
 ・日時:2012年9月3日(月)18:30開演
 ・会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口)
 ・出演:二期会オペラ研修所第55期修了・成績優秀者
 ・料金:全席自由 ¥3,000
▼公演概要はこちら
二期会新進声楽家の夕べ - 東京二期会
▼チケットのお求め・お問い合わせ
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831 (平日10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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8/22アグネスホテルのランチタイムコンサート

飯田橋から歩いて5分の客室数56室の小さくて贅沢なホテル、アグネスホテルで、毎月第3水曜日に開かれているランチタイムコンサートに、5月二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』でデビューしたばかりのソプラノ経塚果林と、テノール新海康仁が出演します。
経塚は、9月公演『パルジファル』でも花の乙女役で出演予定。
ランチタイムコンサートと『パルジファル』にむけてインタビューしました。
  *  *  *  *  *
Q1.今度のランチタイムコンサートはどんなプログラムですか?
カンツォーネにシャンソン、有名なオペラのアリア、そして二重唱と、盛りだくさんなプログラムです。
私はグノー作曲のジュリエットのワルツ「私は夢に生きたい」など、ランチタイムにふさわしい明るく華やかな曲を選ばせていただきました。

Q2.『パルジファル』に出演が決まったときのお気持ちをきかせてください。
去年7月の『トゥーランドット』には、リューのアンダースタディとして参加していました。
そのとき「いつか自分もあの舞台に立てたらなぁ」と憧れながら稽古を見学していましたので、今回、花の乙女役をいただいき本当に嬉しく思いました。
また同時に、公演の一部を担う者として、与えられた役割を確かにやりきらなくては、と背筋が伸びる気持がしました。

Q3.「花の乙女たち」はどんな役でしょうか。
魔法によって生み出された美しい妖精で、彼女たちの仕事は男を誘惑し快楽によって自らの物にしてしまうことです。
突然現れたパルジファルに対しても、これまでと同様に色仕掛けを繰り出しますが、彼が彼女たちの誘惑に応えることはありません。
怒った花の乙女たちは、パルジファルに罵りと嘲りの言葉を投げつけて消えていきます。
乙女というより「魔女」といった方がしっくりきますね(笑)
でも、見た目だけは限りなく儚くかわいらしい乙女なのです!
花の乙女たちの歌うシーンは全部合わせても15分程度と短いですが、音楽は大変メロディックで美しく、色とりどりの姿や動きが目にも楽しいシーンです。
チューリッヒからきた衣裳にもご注目ください!

Q4.最後に、ランチタイムコンサートにむけて一言お願いします。
残暑の厳しいこの時期ですから、ぜひ涼しいアグネスホテルへ足をお運びいただき、音楽に満ちた憩いのランチタイムをお過ごしください♪
暑さにも負けず、元気いっぱい準備万端で皆さまのお越しをお待ちしております!
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左から経塚、新海、原田
◇アグネスホテル ランチタイムコンサート◇
 ■「華麗なるオペラの世界」
 ■日時:8月22日(水) 12:00~12:30(開場11:45)
 ■出演:ソプラノ経塚果林、テノール新海康仁、ピアノ原田絵里香
 ■料金:無料
アグネスホテルへのアクセスはこちら - アグネスホテル

▼『パルジファル』の公演詳細はこちら
飯守×読響×二期会がおくる渾身のワーグナー!『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお申し込み・お問い合わせはこちら
二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831 インターネット予約Gettiなら24時間受付!
 (平日:10:00~18:00/土:10:00~15:00/日祝休)

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月刊『ぶらあぼ』に演出・田尾下 哲インタビュー記事 &
『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ』稽古場レポート

東京二期会オペラ劇場7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』の演出、
田尾下 哲のインタビュー記事が、無料クラシック音楽情報誌『ぶらあぼ』7月号に掲載されました!
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▼『ぶらあぼ』は、インターネット上でもご覧いただけます!
「スコアを探偵のように読み解くことからはじめます」田尾下 哲 - WEB「ぶらあぼ」

そして、稽古場から田尾下のビデオ・メッセージが届きました!
▼田尾下のビデオ・メッセージはこちら
「マエストロ・カリニャーニと熱い舞台を作ります!」 - nikikai21 (YouTube)

稽古場も日々充実の度合いを高めています‼ 衣裳合わせも行われていました。
そして、28日にはインターネットラジオ 林田直樹さんの「カフェフィガロ」収録が稽古場で行われました。演出の田尾下が、演出コンセプトについて大いに語っていました。
探偵のように楽譜を読み解き、歌手たちを通して翻訳する田尾下演出。意外な経歴や演出家を志すまでの知られざる秘話なども聞けますよ。
シチリアのムラ社会を舞台にリアリティたっぷりの『カヴァレリア ルスティカーナ』と、1960年代に時代を移して芝居一座の長カニオの若い妻ネッダ、彼女に横恋慕する一座のトニオ、彼女と共に新天地での成功を夢見るネッダの恋人シルヴィオの心理にさらに深く踏み込む事で、作品のフレームをさらに越えたドラマの広がりへと誘ってゆきます。放送が楽しみです。
hayashida_taoshita_120629.jpg 林田直樹さんと田尾下 哲さん
▼「カフェ・フィガロ」放送サイトはこちら
林田直樹の「カフェ・フィガロ」 - Blue-radio.com

<稽古場にて…>
oono_yoshime_120629.jpg 大野徹也(カニオ)と嘉目真木子(ネッダ)
masu_ohara_120629.jpg 桝 貴志(トニオ)と小原啓楼(ペッペ)
(takahashi_yonashiro_120629.jpg 高橋絵理(ネッダ)と与那城 敬(シルヴィオ)

▼公演の詳細はこちら
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会オペラ劇場

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 出演者からのメッセージ(3)

【子どもと魔法】 つづきです。
19日・お姫様役 湯浅桃子
男の子が持っている本に描かれているお姫様。ブロンドで青い目を持つ、男の子の憧れの存在です。
誰もが一度は憧れるプリンセス。その理想をどこまで具現化できるか日々奮闘中です。清く正しく美しく!? ご期待ください♪
20日・お姫様役 廣森 彩
子どもに破られた絵本の物語に出てくるお姫様です。 子どもの初恋の相手でもあるお姫様は、このオペラの中で最も彼の内面に呼びかける役です。 私達が幼い頃に大人の魅力に惹かれた心、 言葉を交すことが出来なくて遠くでじっと見つめていた相手。 記憶の奥にいる『あの人』です☆
この公演に全神経200%注いで本番に望みます! 若い歌手達が、大きなチャンスを頂いて、歌手人生の一歩を踏み出せる公演です。 二期会歌手の原点となるニューウェーブオペラ、私達のチャンス、是非見届けて下さい!

19日・小さな老人/雨蛙役 新津耕平
小さな老人は、算数の精です。子どもが投げ捨てた教科書から現れます。きっと子どもは算数が嫌いなんでしょうね。子どもに算数を理解してほしいという気持ちが強すぎて、空回りする感じで演じています。
ちなみにスコアの配役表には他の役は役ごとにソプラノ、アルトなど声種が書いてありますが、この役は「トライアル」と書いてあります。挑戦ということでしょうか?
蛙は…蛙です。(笑)
優しい気持ちになれるオペラを届けられるようがんばります!
20日・小さな老人/雨蛙役 園山正孝
小さな老人は、奇怪な衣裳を纏いとにかく高音で意味の分からない言葉や数字、子どもを追い込みます!
ニューウェーブの溢れんばかりのエネルギーが一丸となって取り組んでいます。
どうぞご期待下さい。

19日・牝猫役 志岐かさね
エロチックな大人の愛の世界…
音楽が絡み合い…声が絡み合い…身体も絡み合い……、ニャーニャーニャッ…。
西洋音楽史上最高峰のリアルなネコになります。ニャーーーーーーッッッ。
20日・牝猫役 金田久美子
男女の愛を表現する牝猫です。
このオペラに関係した全ての方々と作り上げた作品になっていると思います。出演者一人一人の個性をお客様に楽しんでいただけたら、と思います。

19日・夜鳴き鶯役 飯生優子
夜鳴き鶯の声で、いっそう夜の庭の幻想的な空気が深まり、また、夕暮れから明け方にかけて鳴くという、「子どもの世界」とは対照的な存在でもあります。
ラヴェルのオペラ『子どもと魔法』は、まるで仕掛け絵本を1ページずつ捲っていくように、最後までワクワク、そして色彩豊かなとても美しい作品です。
ラベル独特の薄いガラスに触れる時のような繊細な部分も大切にしながら、合唱も含め、会場が夢の世界に染まるように精一杯歌いたいです。
20日・夜鳴き鶯役 佐藤優子
舞台後半、庭のシーンで登場します。薄暗い庭で不安な子ども。それとは相反して、夜の帳が下りるのを歓喜しているかように、明るく美しく、そして時にけたたましく超絶技巧の歌を奏でます。
今回、大所帯の公演ならではの一体感をお客様にも体感して頂きたいと思います。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

19日・こうもり役 辻 由美子
子どもがずっと言えなかった「ごめんなさい」を、とんぼ・うぐいす・こうもりの出現によって、子どもに今までしてきたことの罪悪感や、反省を促すきっかけとなる存在だと解釈しています。
あまり上演されることがないオペラですが、今回すべての役にキャストがはいり、また合唱パートも歌います。
疑問や、納得いかないことは、皆で話合いを進めながら一生懸命このオペラに取り組んでいます!きっといい作品が出来上がると信じています!!是非、楽しみに観に来て下さい。
20日・こうもり役 田中紗綾子
妻を亡くし、たくさんの子どもを抱え途方に暮れるこうもり役です。
皆様がこのオペラを観ていらっしゃる時、子どもの頃の感情や、感覚、匂いをふと感じていただけるように、楽しかった事や嬉しかった事だけでなく、友達とけんかして母親に泣きついたことや、ベッドの中で死について考えて眠れなかった夜のことなど、様々な子どもの頃の感情が一瞬でもよみがえる45分間になるように、出演者一同、がんばってまいります。
きっと劇場でしか感じられない瞬間を、ぜひお楽しみください。

19日・りす役 清水多恵子
りす。子どもによってカゴに閉じ込められていましたが、なんとか自力でカゴから抜け出し庭に逃げました。
今回ご一緒するキャストの皆さんは本当に個性的で、またそれぞれの物や動物のキャラクターにピッタリで稽古を見ていてとっても面白いです。
私も皆さんに負けないように自分らしい可愛いりすを演じます♪
20日・りす役 香村寛子
籠から逃げ出したりすの役です。とっても可愛らしい衣裳を創ってくださいました!りすはりすらしく、俊敏に舞台を駆けたいと思います。
生きた舞台になるよう、全員でアイディアを出し合いながら稽古に励んでいます。
本番まであと少し、頑張ります!

19日・お母さん役 遠藤千寿子
お母さん役をやらせていただくにあたり、まず一番始めに思い浮かんだのは自分の母です。稽古していく中で、母の存在の大きさや懐の深さなどを役を通して改めて気づかされます。自分が子どもの頃の母との記憶をたどったり、自分だったらどうするかな、と妄想力を働かせながら、子どもとお母さんのリアルな関係を築きたいです。
20日・お母さん役 安本ゆか
子どもを取り巻く役の中で、お母さんだけが現実の世界を表しています。そういう意味でも大切な役だと思います。
どの役もキャラが強い役ばかりですが、それにも負けない個性溢れる歌手が織りなす笑いあり、感動ありのオペラになっています!
ラヴェルの世界を会場のお客様と一緒に楽しみたいです。

▼公演情報はこちらから!
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』 - 東京二期会

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 出演者からのメッセージ(2)

【子どもと魔法】
19日・子ども役 澤村翔子
この役を頂くにあたって、姪っこの観察をしたり、自分自身の子ども時代を親に聞いてみたりしました。表現の仕方の参考として海外の子どもの映像なども沢山観てみました。
毎日稽古前後に、集まってミーティングを行いました。思ったこと、出来なかったことは、時間がかかっても話し合いで埋めてゆきました。お互いに言えることは指摘し合い、全てのシーンに全員が責任を持つ。
時を同じくして学んだ私達だからこそ、このような形でこの作品に取り組めたのだと思います。
一人一人の身体・歌・ココロをどうぞお楽しみください!
20日・子ども役 宮澤彩子
いたずらっ子でやんちゃな男の子の役です。
ラヴェルのキラキラした音楽とそこに作り出された子どもと魔法の世界にひたってみませんか?
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます!!

19日・肘掛椅子・木役 岩田健志
肘掛け椅子は安楽椅子と共に物語の中で最初に動く特攻隊長です。おそらく今までも何度となく子どもに踏みつけられたりしていたけれど、今回ばかりは我慢ならんと逆襲をします。木は、これまた庭のシーンで最初に喋り出します。その日の朝に子供にナイフで傷をつけられたためにまだ血(樹液)が止まらず苦しんでいます。
普段演じる事はあまりないキャラクター(笑)ですが、魅力的に演じて舞台を盛り上げていきたいと思っております!どうぞお楽しみにしていてください!
20日・肘掛椅子・木役 糀場芳嗣
「肘掛け椅子」と「木」は、子どもに乱暴に扱われつづけた結果、それなりの「年季」を経て、魔法によって意思を持った、哀れな存在です。
「椅子の気持ちになる」という、人生で中々得難い経験をさせていただきました。
公演で見事な「椅子っぷり」をお客様に披露できるよう頑張ります。

19日・安楽椅子・ふくろう役 伊藤 光
安楽椅子は、恐らく今まで、子どもに荒く跳び跳ねられたりしたのでしょう。子どもが慌てて驚く様子を喜んでいます。ふくろうは、知恵の象徴や、死の使い等と言われたりしますが、今回はきっと子どものイタズラを見てきたのだと思います。子どもに襲いかかる動物たちに、『やっちまえ~っっ』と号令をかけるように鳴きます。
終演後、『素敵な時間だった』と思っていただけるように、今最高の自分で舞台に立てるように、ラストスパート頑張りますっっ
20日・安楽椅子・ふくろう役 森 真奈美
安楽椅子は、私の初挑戦のマダム役です。人間じゃないけどw ふくろうは小さいけれどしっかり者の可愛いやつです。
他の出演者もきっと同じですが、普段やらない人間以外の役、楽しんでいただけるよう自分自身も楽しんで演じられるように頑張ります。

19日・雄猫・柱時計 野村光洋
僕の役は『柱時計』と『雄猫』です。『柱時計』は規則正しく時を刻むことへのプライドを持ち、子どもに壊されてうまく体を動かすことができないキャラクターです。その不自由さを表現したいと考えています。『雄猫』は『雌猫』とペアで行動し、子どもを部屋の外に誘う重要なシーンで登場します。非常にリアルな猫の鳴き声で鳴きながら人の様な姿で演じるのがとても難しく、猫っぽい動きをするのに苦戦中です。猫の身体は大変ですね。ふくらはぎがプルプルです。
念願だった二期会公演デビュー!研修所のときから一緒だった仲間たちと音楽を作り上げる喜びに日々興奮しています。公演までのこりわずか、全力で柱時計と雄猫を演じ切りたいと思います。ディン!ディン!ディン!ニャー!!
20日・雄猫・柱時計 吉田侍史
柱時計は、テンポが早く短い曲の中に怒りや悲しみや切なさなどが込められているので、そういう部分を凝縮して表現出来ればと思っています。猫は、音楽だけでなく、動きや息遣いも含めた表現を観て聴いて頂ければと思います。
楽しい時間を過ごして頂けるように、今日は来て良かったなと思って頂けるように出来る限りのことをしたいと思います。

19日・ティーポット役 木野千晶
ウェッジウッドのティーポットです。相方の中国茶碗が子どもに割られちゃったのでちょっと怒っています。舞台ではボクサーに変身して子どもに仕返しします!!
「子どもと魔法」の演奏機会は増えてきていますが,プロ歌手・プロオケ・プロダンサーで演奏されることは決して多くありません。ラベルの音楽の魅力を最大限に引き出した,多くのお客様の心に残る名演にしたいです。
20日・ティーポット役 加藤太朗
ティーポットは子どものお気に入りの中国茶碗とともに登場します。フランス語のオペラであるにも関わらず英語で登場します。「黒くて逞しくて、カッコいい俺はお前を殴ってやるぞ!」そうやってフランス語まじりの英語で子どもを脅す姿はどこかネジの外れたキャラクターで、とても滑稽。稽古を重ねるうちにどんどん愛着が湧いてきました。
スペインで生活していて改めて「自分には歌しか無いんだな。オペラが大好きなんだ」と実感しました。
これからも日々誠実に、自分の歌、身体、発声の技術、演技などと向き合い、世の中に求められる歌手になっていきたいです。皆様の厳しい目と温かい目、その両方で応援して頂ければ嬉しく思います。

19日・中国茶碗・とんぼ役 福間章子
『中国茶碗』は、キラキラして可愛い音楽。子どものお気に入りで、ずっと大事にされていたのに、ある日癇癪を起こした子どもに壊されてしまいます…
生き物ではないお茶碗の心情はなかなか難しいですが、壊されてもどこか楽観的で、子どもに仕返しをするというより(彼女にとっては)楽しく遊びたいだけのような…とってもチャーミングな役になっています。
対照的に『とんぼ』は愛する人を殺された悲しみから、子どもへの恨みに縛られています。子どもを強く非難しながらも、上空を飛び回り、彼の元へ降りてくることはありません。もしかしたらとんぼは子どもが造り出した幻覚なのか…それとももうこの世にいない存在なのか…などとミステリアスな解釈をしています。
出演者一同、日々あーでもないこーでもないと言いながら、汗だくで稽古しています。
稽古場の隅で円になってミーティングをしている姿は、さながら部活動のよう…こんなスポ根のような現場はニューウェーブならではだと思います。
おもちゃ箱をひっくり返したような、仕掛け絵本をめくったような、誰もにあった子どもの頃のあのドキドキする世界を是非観に来てください!!
20日・中国茶碗・とんぼ役 奥野恵子
子どもに蹴られてかけてしまった中国茶碗と、子どもに恋人を捕られたトンボの2役です。
これまで、同世代の仲間と共に練習に励んできました。
皆様と共にラヴェルの作り上げた、魔法のような音楽の世界を楽しむことができれば幸いです。

19日・火役 守谷由香
メラメラ熱く燃えさかる火です。『いい子は暖めてあげるけど、悪い子は焼き殺しちゃうよ!気をつけろ!!』と、子どもをこれでもかと脅し、恐がらせます。実は火も子どもと同じくらいイタズラ好きなのかも?!
念願の二期会デビューです。今こうして歌を歌うことが出来ること、そしてみなさまの前で演奏できることがどれだけ幸せなことか…
万葉の候、みなさまを奇妙キテレツな世界へと誘います。
20日・火役 熊坂真里
いたずらっ子の子どもに暖炉の中を引っ掻き回され、やかんをひっくり返され、マッチをまき散らされ…我慢の限界がきてしまった「火」の役です。
かっこよくて、おもしろくて、不思議で、感動的…このオペラでいろんな世界観をお楽しみ頂けると思います!
決して長くはないこのオペラにこれだけの世界を収めているラヴェルは本当に素晴らしいと思います。
ぜひ、二期会ニューウェーブメンバーの演奏でラヴェルの素敵な世界観を味わって下さい!

19日・羊飼いの少年役 久利生悦子
子ども部屋の壁紙に描かれている羊飼いの少年です。子どもに壁紙を破られて、仲間と離ればなれになってしまいました。
たくさんの個性的なキャラクターの歌と演技をお楽しみいただきたいと思います。私もその中で、キャラクターや個性を自分なりに表現できるように、がんばりたいと思います。
20日・羊飼いの少年役 赤井悦子
「羊飼いの少年」役の赤井悦子です。
今回の公演でオペラデビューを果たします。お客様に楽しんで戴ける様に精一杯のびのびと歌いたいと思います。頑張ります。

19日・羊飼いの娘役 金澤梨恵子
子どもの部屋の壁に描いてある、羊飼いの娘の役です。羊飼いの少年、羊、犬、山羊の動物たちと一緒に描かれていましたが、やんちゃな子どもによって破かれます。
登場人物全員が、それぞれ個性豊かで独自の世界を持っています。オペラとしてはたった45分間の短い一幕ですが、宝石箱のようにキラキラとしたものが沢山詰まった作品です。
ぜひ劇場でお楽しみ頂ければ幸いです。
20日・羊飼いの娘役 寺田千絵美
羊飼いの娘は、壁紙に描かれた絵の中の人物、お互い気にかけている少年と少女は、子どもが壁紙を破るといういたずらにより、離ればなれに。 純粋な心をもつ少女役です。
ラヴェルのまるで音遊びのようなカラフルな音楽と二期会のニューフェイスの弾ける演技と歌声を楽しみ下さいませ!

つづく

▼公演情報はこちらから!
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』 - 東京二期会

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 出演者からのメッセージ(1)

フランスからマエストロ、ジェローム・カルタンバックも無事来日し、本番へむけ日々熱のこもった稽古を重ねている、二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』
ますます気持ちを熱くしている出演者からのメッセージをご紹介いたします!

【スペイン時間】
19日・ラミーロ役 門間信樹
ラミーロは、お金持ちでもない、甘い言葉のひとつも言えない、女性とうまく会話も出来ない、不器用な男です。
上演時間の短い一幕のオペラですが、爽快感とワクワク感で劇場が満たされることは間違いありません!お客様がひとり残らず満足して頂けるように全てを出し切ります!
20日・ラミーロ役 佐藤 望
気が優しく、素朴で働き者、そんなロバ引きラミーロ役です。
仲間達と作り上げた舞台を、どうぞ最後までお楽しみ下さい!!

19日・トルケマダ役 吉田伸昭
年の離れた魅力的な妻に浮気される時計屋の主人です。妻のことはとっても愛しています。でも時計のことはもっと好きかも!
ラヴェルの素敵なオペラを、若さ弾ける歌い手たちの歌と演技でご堪能くださいませ!(私も負けずに頑張ります!) 
20日・トルケマダ役 大川信之
不思議な雰囲気の時計屋の主人です。自分より年下の若い妻に惚れているが、時計やお金に対する関心も強く、結果的には間男に。したたかでもあり、どこか抜けており、几帳面でもあり、いい加減風。ちょっと掴みどころのない初老の男性です。
ラヴェルの家族愛や、人間関係愛観・その理想像がよくでた作品だと。個人的に思います。彼のウィットの効いた繊細で心優しい世界を表現したいです。それを感じ取って頂けたなら幸せです。

19日・コンセプション役 経塚果林
夫の居ぬ間に浮気をもくろむ、時計屋の女房役です。逢瀬のチャンスは週に一度しかないので、けっこう必死です。
ラヴェルの音楽と小粋なフランス語のリズムが織り成す世界を楽しんでいただけるよう、誠心誠意努めてまいります。
どうぞ新国立劇場へお越しくださいませ!
20日・コンセプション役 中村洋美
コンセプションは、自分の感情や欲望に素直で色気があり、憎めない可愛らしい女性。明るい太陽の様な女性です。
どちらの作品も全く違う雰囲気の音楽やキャラクターが出てきますしとてもフランス独特の洒落た音楽やお話です。私なりのコンセプションをお見せ出来ますよう全力で頑張ります。ラヴェルの世界をどうぞ見に来て下さい!

19日・ゴンザルヴェ役 高柳 圭
ゴンザルヴェは、生まれながらのナルシスト、学生であり、詩人でもあり、見るもの聞くもの全てを詩で表現してしまいます。いつも肌身離さず持っている手帳の中には、彼の夢が詞の形をとってびっしりと書き連ねてあるのです。
本人は至って真面目に、本気でかっこいいと思って行動しているゴンザルヴェですが、それがかえってマヌケに見えるかもしれません。僕自信も至って真面目に、本気でかっこいいと思って演じることによって、愛すべきマヌケキャラを表現出来ればと思います。
20日・ゴンザルヴェ役 新海康仁
ロマンチストな詩人役です。詩を作ることが大好きで、いろんな物事から詩想がうまれ、今は不倫という関係を創作活動に生かしています。
フランスオペラの中でもなかなか上演される機会のない作品ですが、とても素晴らしい音楽、楽しいストーリーで誰でも楽しめると思います。その魅力を伝えられるようにがんばりたいと思います。

19日・ドン・イニーゴ・ゴメス役 狩野賢一
僕の演ずるドン・イニーゴ・ゴメスは銀行家で、お金も権力も持っている人です。お腹も出ています。
そして恐らくはかわいこちゃんを好むエロ親父です(笑)今回も自分の金と力に物を言わせて、人妻コンセプションを口説きに来ます。その作戦の用意周到ぶりは非常に狡猾で、さすがエロ親父といった感じですが、それは同時に、彼が大変世間体を気にしているという、ある種臆病な一面をも表していると思います。またコンセプションに強引に迫ったりしながらも、時折見せる弱気な面や茶目っ気は、ゴメスをどこか憎めないキャラクターにしていると思います。
ラヴェルのオペラはなかなか上演される機会はありませんが、どちらも彼の素晴らしい音楽によって彩られた本当に素敵な作品ですし、どちらも45分程と時間的にも非常に見やすいものです。
特に《スペイン時間》は痛快にして軽妙、舞台を眺めているだけでもわかりやすいストーリーだと思います。この作品がなかなか上演されないのが不思議に思えてならない程です。本番でお客様に心行くまで楽しんで頂けるよう、出演者、スタッフ一同、尚一層良いもの、楽しいものを追求して参りますので、是非ご期待下さいませ!
20日・ドン・イニーゴ・ゴメス役 佐原壮也
町の大金持ちの銀行家で自信家。そして、エロオヤジであり、お茶目な一面を持ち合わせています(←あくまで役の説明です)。
頑張ります!しか言えません(笑)。皆がそれぞれの役の個性を活かしてラヴェルの世界観を表現しようとしています。その一体感を劇場で味わって頂けたらと思います。

つづく

▼公演情報はこちらから!
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』 - 東京二期会

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『ドン・ジョヴァンニ』キャストのインタビュー映像!

今日は、ネットで観られる、東京二期会オペラ劇場『ドン・ジョヴァンニ』キャストの映像をピックアップしました。
最新映像はこちら。
▼24日(木)・27日(日)出演ドンナ・アンナ役・文屋小百合インタビュー
欧州の歌劇場を席巻する女流演出家グルーバー! 新しい『ドン・ジョヴァンニ』を描く! - クラシック情報サイト「classic NEWS」
▼黒田博と宮本益光による、(ややおふざけ気味の)『ドン・ジョヴァンニ』PR
黒田「ドン、ジョヴァンニ!!」 - e+(イー・プラス)
公演情報のページにも掲載していますが、黒田博と宮本益光のインタビュー映像はこちら。こちらはまじめです。

▼23日(水・祝)・26日(土)出演ドン・ジョヴァンニ役・黒田博インタビュー

▼24日(木)・27日(日)出演ドン・ジョヴァンニ役・宮本益光インタビュー

▼公演情報はこちら!
二期会創立60周年記念公演 2011年11月『ドン・ジョヴァン二』 - 東京二期会オペラ劇場

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リサイタル直前!加納悦子に聞く(3)

自分の人間の本当の喜怒哀楽の先へ。
シェーンベルクの歌曲作品の中に「架空庭園の書より」という連作歌曲があり、芸大の大学院を修了するときの演奏で取り上げました。無調音楽です。当たり前ですが、調性音楽も無論素晴らしい。
しかし一旦音楽が一般的な調性を離れて自由な音の飛行を始めると、そこに独特の緊張感が生まれます。
解決を呼ばない心の葛藤などはこんな音がするのではと感じます。
それにその中にふと訪れる「調和する」音たちの艶かしさ。
その音楽を自分の声でなぞっていく楽しみは、かつての「架空庭園」の頃から少しも変わらないのです。

*********
リサイタルはいよいよ明後日!
ご来場お待ちしております!!

二期会ゴールデンコンサートin津田ホール
Vol.33 加納悦子メゾソプラノ

2011年7月16日(土)16:00開演
津田ホール(全席自由)4,000円

 チラシダウンロード(PDFファイル)
▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
▼7/16のリサイタルの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21
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ロマンティシズムの行き着く先・・・ファンが待ち望む加納悦子のリサイタル! - 二期会blog 2011/7/4
リサイタル直前!加納悦子に聞く(1) - 二期会bleg 2011/7/11
リサイタル直前!加納悦子に聞く(2) - 二期会blog 2011/7/12

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リサイタル直前!加納悦子に聞く(2)

加納悦子は、日本に帰国以来、数々のオペラの舞台の一方、読売日本交響楽団、NHK交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー、日本フィルハーモニー、新日フィル、神奈川フィル、群馬交響楽団、札幌交響楽団、九州交響楽団と、数多くの日本を代表するオーケストラと、ソリストとして共演しています。G.アルブレヒト氏、H.ブロムシュテット氏、秋山和慶氏、国内外の著名な指揮者からも信頼され、重ねて共演を望まれることもたびたびです。
オラトリオやレクイエム、ミサ曲といった宗教曲から、マーラーの交響曲、ベルリオーズの歌曲、etc. たくさんの曲を歌っています。最近のコンサートから印象に残っていることをうかがってみました。
****************

kanou_etsuko_MG_9605.jpg バッハの作品を歌うのも大好きです。
私も平均的な日本人で、特別に信心深いというわけではありません。
しかし、バッハの作品を演奏していると「何かが」起こる瞬間:それは演奏者全体が音楽そのものに奉仕するとき、まるで神託のように降り注ぐ奇蹟の音楽体験があるからです。
昨年秋、大阪フィルハーモニー交響楽団の「バッハ・ロ短調ミサ」演奏会はドイツのオーボエ奏者&指揮者の巨匠ヘルムート・ヴィンシャーマン氏の指揮で演奏され、私はアルトソロで共演いたしました。ヴィンシャーマン氏はその時、御歳91才、「指揮をする」というより身体、あるいは氏全体から滲み出る音楽のオーラによって素晴らしいロ短調ミサを体験しました。バッハの音楽を全霊で捧げた瞬間、しかもそれ全体を軽々と楽しんだ時間がそこにありました。

****************
居合わせた人々は、きっと夢の世界に遊ぶ思いだったことでしょう。
オーケストラとの共演では、今年8月に広島交響楽団「平和の夕べ」コンサートでデュリュフレ「レクイエム」が予定されています。
▼広島交響楽団「平和の夕べ」コンサートについてはこちらをごらんください
コンサート情報 2011年8月 - 広島交響楽団
そして、今週末7月16日(土)は1台のピアノと加納悦子の声が奏でる至福の音楽の世界。
暑さを忘れる、心の旅へ。
▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
▼7/16のリサイタルの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21

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リサイタル直前!加納悦子に聞く(1)

今回は、帰国後、歌う機会が多くなったリヒャルト・シュトラウスについて、
先に話題を呼んだ新国立劇場『ばらの騎士』アンニーナを糸口に聞いてみました。

kanou_etsuko_MG_9605.jpg 数年前に同じオペラのオクタヴィアンを歌いました。この役は「タイトルロール」なので歌う分量や物語全体に占める役の重要度はアンニーナとは比較になりません。でも新国立劇場でアンニーナを歌わないかと言われた時は「面白いかもしれない」と本心から思いました。
加納がオクタヴィアンを演じた2008年『ばらの騎士』は、びわ湖ホールと神奈川県民ホールと東京二期会の共同制作というプロジェクトの第1弾で、びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典はじめ、プロダクションとしても力が入っていた。アンドレアス・ホモキを演出に迎え、出演者も元帥夫人マルシャリンに佐々木典子、ゾフィーに澤畑恵美、と二期会からも一流の歌手が出演している。
中でも、時が止まったかのようなオクタヴィアンとゾフィーの出会いのシーンは、今も鮮やかに目に浮かぶ。オクタヴィアンの「若さ」が精神的にもそして行動に現れるときにも、事象として若い、というだけではなく、若いからこそ感じた不安、怒り、怖れ、喜び、落胆等、一つ一つが類まれな集中力で客席に発信されていた。そして、その感情の動き自体がオペラ全体を引っ張っていき、深い共感を呼んだのだ。

その彼女が、今度はアンニーナを演じることを、「面白いかも知れない」と思ったのは、実際、自分がオクタヴィアンの役年齢:17歳3カ月!からは、遥かに?!離れてしまっただけでなく、傍目からもアンニーナは大変魅力的な役柄だったから、というのです。

R.シュトラウスはオペラ劇場を知り尽くしていた作曲家だと思いますが、彼がメゾソプラノという声種の歌手達のある意味、健全なキャリアの過程にアンニーナやカプリッチョのクレロン、サロメのヘロディアス、エレクトラのクリテムネストラなどの役をこの世に残してくれたことは本当に感謝するべき贈り物だと思う。これらの役は、幾つかの少年役を含むメゾソプラノの役を歌った経験から得た感性や技術を多くの場面で生かすことのできる要素に満ちています。アンニーナについて言えば、短いながらもドイツ語の早いしゃべりや音域の広さやオックスとの洒脱なやりとりとか、歌う方の挑戦意欲をかきたてるフレーズに彩られているのです。
『ばらの騎士』2幕最後、オックス男爵が有名なワルツを歌うが、アンニーナは、女中のマリアンデルからの恋文(実はオクタヴィアンの悪戯)を手に、男爵の自尊心をくすぐったり、からかったりする。加納が演じるアンニーナは、いわゆる身分社会の底辺から上は貴族まで、知り尽くしたしたたかさと、詮索好きという生来のもの、体裁ばかりの人間をからかう軽妙さと、気取りつつも実をとる女の知恵が見え隠れする。してやったり、と喝采し笑わされるが、何か苦みが残るという、本当に面白い人物になっていたのだ。
二期会ゴールデンコンサートin津田ホール
Vol.33 加納悦子メゾソプラノ

2011年7月16日(土)16:00開演
津田ホール(全席自由)4,000円

 チラシダウンロード(PDFファイル)

▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
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二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21

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『トゥーランドット』キャストインタビュー・ムービー

二期会創立60周年記念公演・第2弾 東京二期会オペラ劇場2011年7月公演『トゥーランドット』の公演初日まであと少しとなりました。
制作現場では、稽古の合間を縫って出演者へインタビューをしました。
公演に向けての意気込みや、みなさまへのメッセージをムービーでお楽しみください。
・トゥーランドット姫<7月6日(水),9日(土)>:横山恵子 ~(6/23追加)

・トゥーランドット姫<7月7日(木),10日(日)>:丹藤亜希子 ~(6/30追加)

・カラフ<7月6日(水),9日(土)>:福井 敬

・リュウ<7月6日(水),9日(土)>:日比野 幸

・リュウ<7月7日(木),10日(日)>:新垣有希子

・三人の大臣<7月6日(水),9日(土)>:ピン萩原 潤、パン大川信之、ポン村上公太 ~(6/30追加)

Web担

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〈トゥーランドット〉丹藤亜希子、〈カラフ〉松村英行インタビュー
プッチーニの「愛」を伝える演出・粟國淳のメッセージ!

東京二期会オペラ劇場7月公演『トゥーランドット』で、
二期会オペラ“初主役”に抜擢された丹藤亜希子と松村英行の
インタビュー記事が、東京二期会HPにアップされています。
ぜひご一読ください!

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オペラを楽しむ~『トゥーランドット』キャストインタビュー - 東京二期会
イタリアの恩師から最初のレッスンのときにその貴重なドラマティコの声質を
見出された丹藤は、今回のタイトルロールを「使命感をもって演じます」
また、昨年の『オテロ』公演で福井敬と共演した松村は、今回は同じカラフを
ダブルで“競演"することになり、「二人は全く違うカラフになると思いますよ」

☆そして、今の日本オペラ界でもっとも熱い視線を集めている演出家のひとり、
粟國淳のインタビュー記事も同時掲載!プッチーニが最期に遺した「愛」の
メッセージを伝える舞台に、ますます期待が高まります。

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オペラを楽しむ~粟國淳インタビュー「『愛』を伝える」 - 東京二期会

5月の末から立ち稽古が始まりました。
今月下旬にはマエストロ、ジャンルイジ・ジェルメッティも来日。
梅雨を吹き飛ばす勢いで、稽古場の熱気が一気に高まってきました!
二期会が満を持して贈る創立60周年記念公演第2弾は、
プッチーニの最後で最高の大スペクタクル・オペラ!
ご期待下さい!
▼公演の詳細とチケットのお求めはこちらから
二期会創立60周年記念公演『トゥーランドット』 - 東京二期会オペラ劇場
二期会チケットセンター(03-3796-1831) - 東京二期会《二期会ならWebで買っても手数料0円!》

ZEN

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コンヴィチュニーの演出では、すべてのことが音楽から生まれるのです
~ヨハネス・ライアカー(《サロメ》舞台美術)インタビュー

   聞き手:森岡実穂、山崎太郎  
   ドイツ語通訳:蔵原順子

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『サロメ』舞台美術
ヨハネス・ライアカー
――ライアカーさんは、ペーター・コンヴィチュニー(ウィーン《ドン・カルロス》、ミュンヘン《トリスタンとイゾルデ》)、ガイ・ヨーステン(アントワープ《スペードの女王》、ライプツィヒ《トロイアの人々》)、クリストフ・ロイ(ロンドン《トリスタンとイゾルデ》)フィリップ・ヒンメルマン(ブレゲンツ《トスカ》)など、たくさんの第一線の演出家の方々と、それぞれに非常に強烈な世界観をもった、オリジナルな舞台をつくっていらっしゃいますね。

ライアカー 私は常に、それぞれの演出家、チーム全員といっしょに、それぞれの作品にとって大切なことを舞台であらわそうとしています。ご覧いただいておわかりだと思いますが、どの作品も違うアプローチ、違う作品になっています。どの作品にも共通する私の様式、私のスタイルというものがあるわけではありません。むしろ作品ごとにまったく違う世界になっているのは、作品が何をあらわしたいのかを重要視しているからだと思っています。
それぞれの作品の内容も違うし、劇場環境も違います。自分が知っていることをやろうというのではなく、むしろ知らないことをやろうという気持ちでそれぞれの作品に臨んでいます。それには演出家との緊密な関係が不可欠だと思っています。全く新しい目でその作品を見ようということを心がけています。

――コンヴィチュニーさんと一緒にお仕事をされていることもひとつの理由だと思うのですが、あなたは劇場全体を観客に実感として把握させるような、スケールの大きい装置を作られますね?
ライアカー とくにコンヴィチュニーさんとの作品ではそういうことが多いのですが、常にバロック以来、観客と舞台の間に暗黙のうちに存在する「第四の壁」を取り払おうということ、その壁を突き破り、聴衆に自分の存在をちゃんと意識させるというということを心がけています。最初にそれをかたちにしたのはベルトルト・ブレヒトでした。見えない壁を突き破ることによって、聴衆はあたらしい体験をすることになります。劇場というところでは、おおいに、観客との直接的なインタラクションがあってしかるべきなのです。そうやって壁を突き破ることによって、たぶん、戸惑いが生まれると思います。でも戸惑いとともに、作品を見る目もかわる。新しい視点で作品を見るようになると思っています。

――今日もまた新しい形で、ひとつ壁が破られたような舞台でしたね。
ライアカー 今回の《サロメ》という作品においてとても大切なことは、そこに登場する人物を、それぞれにあらかじめ与えられた物語から解放してあげることです。運命とはもう決まっているもので、人はそれに従わざるを得ないように見えるのですけど、そうではなくて、その運命に従わなくてもいいんだ、それぞれの人生というのは自分でつかむものであり、自分で自分を解放し、自分の主人になることができるんだ、そういう可能性を示したかったのです。
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――巨大で堅牢、そして舞台一杯につくられ外部のないシェルターの存在が、最後のカタルシスにとって非常に効果的でした。
ライアカー 完全に閉ざされた社会、まるで終末劇のように、そこから逃れるすべはない世界を描こうとしました。でも、強く望めば、自分の意思があれば、外に出る道はあるかもしれないのです。それは最終場面で現実となり、愛のほうが死よりも強いのだということがあらわされます。
ハイナー・ミュラーの作品『アルゴー船員たちのいる風景』の中に、「第三次世界大戦後のシェルター」というト書きのついたシーンがあるんですね。そういうシチュエーションをイメージして、外界はもう完全に崩壊しているけれど、そのシェルターの中で、外にあった昔の構造だけはまだ生き延びているという状況を想定しています。ちょっとベケット的な状況ですね。生き延びた最後の人間であるにもかかわらず、崩壊以前と同じように生きていてなんら変わっていない、もしかしたらもう地球最後の人かもしれないのに、やっていることは同じで、何も学んでいないということをあらわそうと思いました。
――この《サロメ》の舞台をつくるにあたり、演出家ほかのチームメンバーと舞台美術家との間ではどういう共同作業のプロセスがあったのでしょう?
ライアカー 私はいろいろな演出家と仕事をしており、その準備の仕方というのはそれぞれです。いろいろな方と仕事をすることで、新しいインスピレーションが得られます。自分自身の考えがあらたまることもあり、発想も豊かになるので、それはとてもいいことだと思っています。
とりわけコンヴィチュニーさんとの仕事というのはもう準備期間からして楽しくて、準備期間が全制作過程の中で一番楽しいと言っても過言ではありません。だいたい3、4日間、全員で一緒に音楽を聴くところからはじめて、歌詞を一緒に確認しながら、それぞれ自由に意見を述べます。本当にオープンに意見交換をして、その会話の中から徐々に「これはこういう風に舞台上で実現しよう」という方向性が固まってくる感じです。音楽や歌詞が何を言っているんだろうということを確認しながら進めて行き、そのうちその中から何かが生まれるという感じですね。
――今回、シェルターという装置は作品解釈の核となると思うのですが、それはどんな流れの中で出てきたのですか?
ライアカー この準備期間の会話の中では、皆がそれぞれ思いついたことをどんどん言ってもいいというのがすごく大事なんですね。時にはすごくばかなことも言うかもしれない、でもそこからなにかが生まれるかもしれない。どこかの時点で「なにかハイナー・ミュラーを思い出すよね」という話から始まったと思います。非常に音楽に力があるので、この音楽が醸しだす圧倒的なエネルギーを受け止められるもの、これに持ちこたえられる何かが必要だ、というところから、シェルターというアイディアが固まってきました。これほどの力を受け止めるには、ばらばらなものでは無理だと思うのです。点在している波止めブロックのようなものでは壊れてしまうでしょう。だから舞台全体を完全に覆い尽くすような形で、押し寄せてくる音楽の力にも十分持ちこたえられ、逆にそれを押し返すほどの強靭な何かが必要だ、というところから始まったと記憶しています。
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――今回の照明はマンフレッド・フォスさんですが、今回、照明が素晴らしい効果を上げているところをご紹介いただけますか?
ライアカー 特に、いま私たちがいる部屋のような現実の照明を模しているところと、非常にイマジネーションにあふれた部分の対比が一番注目してほしいところです。照明によって、突然まったく別の雰囲気が生まれます。たとえば「七つのヴェールの踊り」では、単なる通常の舞台照明だけではなく、左右から強い照明を当てることによって、ダ=ヴィンチの『最後の晩餐』を思わせる、表現主義的な影をつくっています。このアイディアは、最初から意識していたわけではないのですが、結果として、まさにイエスの「この中に私を裏切るものがいる」という言葉を聞いたときの弟子たちの驚愕が、皆の手の動きであらわされて、すごくいい絵になったと思います。
影の効果をうまく使っているところは、必ず音楽と連動しているところでもあるんですね。実は最初の案としては、明かりも徹底してずっと同じにしようかという話もあったんです。けれどそれではつまらないし、内容的にみても、音楽だってずっと同じトーンで進んでいるわけではないので、それはやはり音楽にあわせて変化をつけなければならないと思ったわけです。特に「七つのヴェールの踊り」というのは、突然それまでとまったく違う音楽になりますよね。それならやはり、視覚的にもそう見せなくてはならない。それで照明を変えようということになったわけです。
――動きにしても照明にしても、常にとても演出が音楽的です。
ライアカー まさにそれがコンヴィチュニーの強みで、彼のすごさというのは、まるで指揮者が曲を指揮するように、オペラを演出しているところだと思います。すべてが音楽から生まれているんです。

(2011年2月18日、 東京文化会館)
構成:森岡実穂
*ライアカーさんの舞台美術家としてのキャリアやお仕事内容など、このインタビューの続きを、2012年発売(予定)の「クラシックジャーナル 特集:ペーター・コンヴィチュニー(仮題)」(アルファベータ)でぜひご覧ください。
▼公演詳細はこちら。
2011年2月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場

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