東京二期会オペラ劇場7月公演 指揮者パオロ・カリニャーニ来日

2005年の初来日以来、「いつか日本でもオペラの指揮を」と、ファンも本人も待ちに待っていた機会が、ついに実現します。
東京二期会オペラ劇場7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』の指揮者パオロ・カリニャーニが先日無事に来日しました。
カリニャーニは、実はすでに二期会公演を見たことがあります。2006年、フランクフルト・オペラの音楽総監督だったマエストロは、イタリア時代の学友、ロベルト・リッツィ・ブリニョーリが指揮する東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』を見るために、今回の会場となる東京文化会館を訪れています。
その後6年、ますます多忙を極めていましたが、今回、イタリア・オペラ極めつけの名作の二本立て『カヴァレリ・ルスティカーナ』『パリアッチ(道化師)』で、待望の日本オペラデビューとなったのです。
 
カリニャーニは、新演出でもって、日本のオペラ上演史に新たな1ページを飾れることを名誉として、楽しみに稽古場で躍動してます。
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演出の田尾下 哲とは、昨年以来、打ち合わせ、稽古を重ね、初日を迎えます。田尾下が当2演目を共同演出したチューリッヒ歌劇場は、カリニャーニの本拠地のひとつでもあります。英語で話し合う二人の姿は、まさにヨーロッパの歌劇場のそれです。
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イタリア在住の小栗菜代子による、ローマからの空輸された美しい衣裳、ニューヨークで活躍する幹子S.マックアダムスの装置、ザルツブルク音楽祭でも実績の沢田祐二と強力でグローバルなデザイナー陣にも期待です。
 
カリニャーニは、来シーズンも主なものだけでも、定期的に活躍するパリ・オペラ座での『トスカ』、ウィーン国立歌劇場での『椿姫』、ヨーロッパ注目のネザーランド・オペラでのロッシーニの大作『ウィリアム・テル』新演出(P・オーディ演出)、そしてバイエルン国立劇場では、ヴェルディ・イヤーの白眉を飾る、カウフマン主演の『トロヴァトーレ』新演出(O・ピィ演出)などの大活躍が予定されています。
 
日本ならではの、カリニャーニ指揮によるワールドワイドなプレミエ、7月13日(金)18:30開演、東京文化会館をご期待ください。
また当日終演後は、”二期会プレミエ”プロジェクト第1弾、出演者の見送りが予定されます、お楽しみください。

▼公演の詳細はこちら
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会オペラ劇場

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