10/22(木)丸の内トラストシティは『ウィーン気質』のお祭り会場に!?
リージ役田中紗綾子とローリ役山下千夏のデュオコンサート

11月公演ヨハン・シュトラウスII世作曲のオペレッタ『ウィーン気質』。
最後の第3幕は、カジノでのお祭り会場が舞台で、ツェドラウ伯爵はじめ登場人物が全員集合し、恋のさや当てが始まって、一気に大団円に突進していきます。
その幕の冒頭で、美しいウィンナ・ワルツの二重唱を聴かせてくれるのが、リージとローリという二人の娘です。
「天国に帰るそのときは、ウィンナ・ワルツですべてを忘れるのよ♪」
『ウィーン気質』初演時、すでにヨハン・シュトラウスは天国に帰ってしまっていたので、この歌を聴いた当時のお客様の感慨はひとしおだったことでしょう。愛らしくも大切な1曲なのです。
さて、本公演でこの二人を演じる、ソプラノ田中紗綾子とメゾソプラノ山下千夏(ともに11月22日(日)・25日(水)出演)による無料のコンサートが、10月22日(木)のランチタイムに丸の内トラストタワーで開催されます。ピアノは三澤志保。本公演にはコレペティトゥアとして参加しています。

201510_tanaka_sayako.jpg
ソプラノ
田中紗綾子
201510_yamashita_chinatsu.jpg
メゾソプラノ
山下千夏
201510_misawa_shioho.jpg
ピアノ
三澤志保

本公演のご紹介も兼ねた今回のコンサートにむけて、二人に意気込みを聞きました。
――10/22のデュオコンサートのプログラムは?
田中: 今回のコンサートでは、ソロも重唱も欲張りに!選曲しました。
山下: 公演の中でもローリとリージとしてデュエットを歌いますが、今回のコンサートでも二人で作るハーモニーを特にお楽しみいただければと思います。
――それぞれ「この曲を聴いてほしい」という1曲を
田中: フォーレの「この地上ではいかなる魂も」です。
学生の頃から、ヴィクトル・ユゴーによる情熱的な詩にフォーレの流れるようなメロディーがついたこの曲が大好きでした。今までは大好きすぎて人が歌っているのを聴いてばかりでしたが(笑)今回初挑戦します!思いを込めて演奏出来るよう、がんばります。
山下: 私が歌わせていただく武満 徹さんが作曲した「○と△の歌」です。
この曲の歌詞はとても当たり前のことを言っているのですが、そんな当たり前のことを当たり前と思えることが本当に幸せなことだと気づかせてくれる曲であり、自分の悩みなんかちっぽけな事だと感じられるこの曲にいつもとっても元気を貰っています。
――それでは、本公演の『ウィーン気質』にむけて
田中: 『ウィーン気質』は登場人物みながチャーミングで魅力的な大人のためのオペレッタです。この作品世界のひとりとして皆様にお会い出来る喜びを感じながら日々お稽古に取り組んでおります。
山下: ウィーン気質たっぷりのお茶目な少女たちの歌で、みなさまに〈ウィーン気質〉を感じていただけるよう頑張ります!!
田中:「日本のウィーン」(⁈)銀座の日生劇場にオトナな時間を愉しみにいらして下さい!

■■■ 公演情報 ■■■
《丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサート》
~二期会セレクション 秋を彩るソプラノとメゾのハーモニー~

日時:2015年10月22日(木) 12:10~13:00
会場:丸の内トラストタワーN館・1階エントランスホール(JR東京駅・日本橋口)
料金:鑑賞無料
出演:田中紗綾子(ソプラノ)、山下千夏(メゾソプラノ)、三澤志保(ピアノ)
予定プログラム:
 ドリーブ 『ラクメ』より 「花の二重唱」
 フォーレ 「この地上ではいかなる魂も」
 モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より 「私は黒髪にするわ」
 湯山 昭 「木犀のセレナーデ」
 武満 徹 「○と△の歌」
 J.シュトラウス 『ウィーン気質』より 「天国にかえるそのときは」
 J.シュトラウス 『こうもり』より 「僕は客を招くのが好き!」
 J.シュトラウス 『こうもり』より 「侯爵様、あなたのようなお方は」
 ガーシュイン 「バイ・シュトラウス」
 ガーシュイン 『ポギーとベス』より 「サマータイム」
 ロジャース 『サウンド・オブ・ミュージック』より 「すべての山に登れ」
▼丸の内トラストシティランタイムコンサートの詳細はこちら
丸の内トラストシティ/演奏スケジュール|ランチタイムコンサート - 森トラスト株式会社
▼田中紗綾子と山下千夏は日生劇場でも共演!
2015年11月公演 ヨハン・シュトラウスII世オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
 2015年11月21日(土)・22日(日)・23日(月祝)・25日(水) 日生劇場

Page Top