7月公演 ヴェルディ『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー
[8]アリーチェ大山亜紀子「すばやく臨機応変なアリーチェ。本当にかっこいい女性」

東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー第8弾は、アリーチェ役のソプラノ大山亜紀子(7/17,19出演)です!
ヴェルディ、プッチーニの主要な役を中心として活躍する大山。二期会では『蝶々夫人』タイトルロールでデビュー以降、『仮面舞踏会』アメーリア、『オテロ』のデズデモナを好演。そして『カヴァレリア・ルスティカーナ』ではサントゥッツァにも挑戦し好評を博しました。今回のアリーチェは初役。「アリーチェが上司だったら女性でも惚れる(笑)」と語っていた、憧れの女性を演じる意気込みをどうぞお聞きください!


みなさんこんにちは。東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』公演において、アリーチェ役にて出演いたします大山亜紀子です。
アリーチェはとっても頭の回転が速い、知的な女性だと思います。ファルスタッフを懲らしめるために、作戦を考え、指示し、みんなで実行に移すのですが、実行中、思いもよらない展開が起こります。しかし、そんな場面においても彼女は素早く臨機応変に対応し、成功に導いていくんです。本当にかっこいい女性だなと思います。もし、私だったら恐らく動揺して・・・失敗したと思います。
『ファルスタッフ』は喜劇ということもありますが、最後まで突き進むという感覚があります。そのなかでアンサンブルを重視する場面がいくつもあり、大変面白く思います。たとえば第1幕2場に男性陣と女性陣が一緒に歌うアンサンブルがありますが、男性陣は2分の2拍子、女性陣は8分の6拍子、これが一つになって大きなアンサンブルになっているんです。そして、オペラの最後の最後で出てくる「大フーガ」。これは、ソリスト10人と合唱全員で歌われる、大アンサンブル。大変聴きごたえのある曲だと思います。

大変な時期だとは存じますが、ぜひ会場にお越しいただき、この喜劇の最後まで突き進む感覚、そして素晴らしいアリアやアンサンブルの音楽を体感していただきまして、見終わったあと笑顔でお帰りいただけたらと思います。会場にてお待ちしております。

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▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場

2021年7月16日(金)18:30、17日(土)14:00*、18日(日)14:00、19日(月)14:00* 東京文化会館 大ホール
*…アリーチェ 大山亜紀子 出演日

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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