2017年01月 アーカイブ

【イベントレポート】(1/21開催)二期会プレ・ソワレ「ローマ歌劇場『トスカ』の魅力を語る~演出家アレッサンドロ・タレヴィ氏を迎えて 無料トーク&コンサート」

去る1月21日(土)、2月公演『トスカ』のプレイベントとして、イタリア文化会館アニェッリホールにて開催した二期会プレ・ソワレ。多くの方のご来場ありがとうございました。
イタリア文化会館文化担当官ステインマイヤーさんのご挨拶の後、アレッサンドロ・タレヴィが登壇。50分ほどにわたり、今回の『トスカ』のコンセプトについて、またそれにまつわるローマ歌劇場ならではのエピソードを語りました。
休憩を挟んだ後半には、ソプラノ髙橋絵理、テノール前川健生、ピアノ大藤玲子による生演奏。〈妙なる調和〉、〈歌に生き、恋に生き〉、〈星は光りぬ〉、そして第1幕のトスカとカヴァラドッシの二重唱をお聴きいただきました。
201701_pre_soiree_01.jpg
ステインマイヤー氏
今回、演出家のコンセプトを直接伝える唯一の機会でしたので、あらためて、ここに当日のトークの様子をお伝えします!
          *     *     *
201701_pre_soiree_02.jpg
アレッサンドロ・タレヴィ:
みなさま、こんばんは。
このローマ歌劇場のプロダクションで日本に来られたことに本当にうれしく思います。私にとって初めての『トスカ』の仕事でした。そして、このプロダクションにとって初の国外での公演が、今回の日本公演となります。
今、(東京二期会の)稽古はとてもうまく進んでおります。日本の歌手のみなさんはほんとうに機敏に何でもできて、すばらしいカンパニーだと思っています。
(今回の舞台は、1900年の『トスカ』世界初演時の舞台美術を出来る限り忠実に蘇らせたもの)まずは、私たちが、なぜこの作品の世界初演に立ち戻らなくてはならなくなったのかについて、お話ししたいとおもいます。1900年の初演から、120年近く経とうとしています。その間、多くの発展があったにもかかわらず、初演に戻らなくてはならなかったのか。これは、当時受け入れられた美的なものが、現代でも通用するのかという意味で、実験的なものでもありました。
実は、私自身は、通常、新しいものを作ることのほうが好きなので、こうした伝統的なものを作るというのはとても珍しいことでした。
プッチーニは、ローマを舞台にした、ローマの薫りのする舞台を作りたかったのでした。『トスカ』の物語は、ローマに実在する建物の上で展開します。
なので、今回は、オリジナルに忠実にすることに意義があると思いました。ローマの薫りのするような舞台。宗教的にもバチカンに近いことですとか、ローマの街並みですとか、そういったものが分かるような舞台にすることにしました。
もちろん『トスカ』を現代的な舞台にすることも可能です。でも、そうするとローマの雰囲気が崩れてしまいますし、ローマであることの力が失われてしまうと思います。プッチーニ自身はそこを細かく描いていると思います。
201701_pre_soiree_03.jpg
『トスカ』世界初演のときに美術を担当したホーエンシュタイン氏によるスケッチが今も事細かに残っているのです。なので、今回それらを再現することが可能になりました。
ほんとうにすべてのスケッチが残っています。第1幕は、聖アンドレア・デラ・ヴァッレ教会で、第2幕はファルネーゼ宮殿。ただ、宮殿自体は実在していますが、その室内は想像上のものです。また3幕のサンタンジェロ城の屋上は、実物と同じ寸法で測られています。
衣裳も、トスカ、カヴァラドッシ、スカルピアの三役だけでなく、ブルジョワ市民、農民、宗教行列、そのなかの大司教の衣裳まで、すべてのスケッチが残っています。衣裳スケッチには、生地の種類や色はもちろんボタンに至るまでものすごく細かい指示が書かれていました。したがって、今回の『トスカ』はものすごく色彩豊かになりました。ローマでの最初の舞台稽古で、衣裳をつけた合唱団が入ってきたときには、すばらしい色彩の美しさにみんな感嘆しました。それはまるで、200年から300年眠っていたシスティーナ礼拝堂が復興したかのような感動でした。
『トスカ』の慣習的な舞台では、教会は重厚壮大に描かれ、色彩もグレーで重苦しく描かれてきたことのほうが多いのですが、今回のプロダクションでは、軽やかでとても明るいものです。それは、たとえば、第1幕のトスカとカヴァラドッシの愛のデュエットなどにもとても似つかわしいものになっていると思います。
実際に本物の教会に入ると、確かに、とても光に溢れている所だということが分かりました。私たちは伝統に立ち返るということをやってきたわけですが、伝統を超えたものができたと考えています。このオペラが生まれて100年の間に、ある意味、「伝統」というものが作られてきてしまったわけですが、それらを今回は取りはらうことにしました。
舞台装置や衣裳もすばらしいものですが、ドラマトゥルギーとしてもすばらしいものができたと思っています。プッチーニは、登場人物の動きをまず考え、音楽を書いていきました。それはまるで映画の作曲家のような手法です。なので、プッチーニの楽譜には、ものすごく細かいト書きが書かれているのです。
舞台の人の動きも、いかにもオペラというようになりすぎていて、それはあまりよろしくないと思いました。ですが、プッチーニのト書きを忠実に再現しようとすると、面白いことにその動きはとてもナチュラルなものであるということが分かってきました。いつの間にか、歌手の人たちがそのト書きを無視するようになってきていたのですね。たとえば「マリア・カラスはこうやっていた」とかが、ソプラノの人の頭の中には根付いていたのです。今回、私はそうしたもの取り去ろうとしました。そうすることによって、プッチーニが本当にやりたかったことが描けたと思います。
第3幕のトスカとカヴァラドッシのデュエットで、そこに銃殺隊が入ってくるというシーンがあるのですが、音楽スタッフからは「なぜこんなところで銃殺隊が入ってくるんだ?」と言われました。私は「プッチーニのト書きにそう書いてある」と答えました。
おそらくプッチーニは二人の愛の喜びの背後に銃殺隊を登場させ、数分後にカヴァラドッシが処刑されるという、いわば意味の相反するシーンを同時に表現したかったのだと思われます。私はオリジナルの意味を取り戻したかったのです。
201701_pre_soiree_04.jpg
ローマ歌劇場で宗教行列のシーンを行うということは、とてもデリケートなことです。実は、合唱団の中に、バチカンで役人をされている方がいらっしゃいました。おそらくは半日劇場で仕事をし、半日バチカンの仕事をされているのだと思います。
最初、そうした方がいらしたことを私は知りませんでした。第1幕に「テ・デウム」という宗教的なシーンがあって、私はみなさんに一生懸命説明しているのですが、誰も私を見てくれず、ある男のほうをずっと見ている。「なんでだろう?」と思ってみると、彼は、このようにして、うつむいて首を振っている。要は、全員が彼のことを知っていて、彼が何を言うのか様子を見ていたのです。
ローマでの仕事で私にとって戦いであったのは、そうした方の前で、私がやるべきことは、本物のミサをすることではなく、舞台の上で音楽にも制約されている中で、芝居として成立させなければならない、ということでした。
後にその方のことを知ってから、私はよく話をしました。
大司教様が登場する場面でみなさんに「跪いてください」と説明をしたら、「ローマ人はそのようなことはしない、してはいけないんだ」といわれた。でも、楽譜にはそう書いてある。どうすればよいか、彼に相談をしました。そうしたら、「それならば、『御聖体』があれば、皆跪くことができる」と教えてくれました。そうして御聖体を容れる器を探し舞台にあげることで、そのシーンを作りあげることができました。
ローマでは稽古の後にも楽しみがありました。仕事の後に街を散策すると、歌劇場から歩いてすぐのところに、第1幕の聖アンドレア・デラ・ヴァッレ教会があり、そこから歩いて3分くらいのところには、第2幕のファルネーゼ宮殿があります。もう少し歩くと、第3幕サンタンジェロ城に着きます。そうして『トスカ』の舞台を実際に歩いてみることができました。
『トスカ』は1800年に起きた史実にも基づいています。そうした背景も、プッチーニが描きたかったことでした。そして、世界初演された1900年代というのは、アールヌーボーや自由主義が流行した時代で、プッチーニやホーエンシュタインもその影響を受けています。そして、現代には、すぐれた歌手のみなさんがいて、このオペラに現代の動きを加えています。今回は、物語の背景となる1800年とプッチーニの『トスカ』が生まれた1900年、そして現代という、3つ世紀に跨った公演になると思います。
ありがとうございました。
          *     *     *
201701_pre_soiree_05.jpg
後半のコンサートで第1幕の二重唱を演じる髙橋絵理と前川健生

tosca2017_thumb.jpg
チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ローマ歌劇場との提携公演》
G.プッチーニ『トスカ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2017年2月 (残席状況は1/25・18時現在)
 15日(水) 18:30開演 … S・A・B席 あり/C席 残少/D・E席 完売
 16日(木) 14:00開演 … S・A・B席 あり/C席 残少/D・E席 完売
 18日(土) 14:00開演 … S・A・B・C席 残少/D・E席 完売
 19日(日) 14:00開演 … S・B席 あり/A・C席 残少/D・E席 完売
 (各日とも開場は開演の60分前)
 <★15日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催いたします>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~C席8,000円、学生席2,000円
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:アレッサンドロ・タレヴィ
管弦楽:東京都交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
Page Top

「オペラ人生の中でいちばんの嬉しい瞬間」ソプラノ木下美穂子、『トスカ』愛を語る~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<6>

二期会のみならず日本を代表するソプラノ・リリコのひとり木下美穂子が、2014年『蝶々夫人』以来3年ぶりに二期会オペラのために帰国、ファン待望のトスカを歌います。
木下は、一昨年に自身初のCDアルバム《イル・クオーレ》をリリース。アルバムの最初のトラックに収められたのが、トスカのアリア「歌に生き、愛に生き」でした。この名曲が、いわば木下の芸術的な「クレドCredo-信条」となって、アルバムは次第に深い祈りの歌に進んでいきます。木下にとってのトスカという存在の大きさを知ることができる一枚です。
この度、ローマ歌劇場との提携公演により、伝統的なローマの地を描いた今回の舞台の上で、木下演じる歌姫トスカが最期の日を生きます。プレミエにむけてメッセージを受け取りました。

「私のキャリアにとっていちばんよい時期にこのトスカ役をいただけたということは、私のオペラ歌手人生の中で、いちばん嬉しい瞬間だな、と思っております。
プッチーニのオペラは私もいろいろ歌ってきたのですけれども、その中でも最高峰というものは、私の中ではトスカなのです。なぜかというと、そのドラマティックなストーリー、そしてなんといっても音楽なのですよね。トスカの場面だけでなく、もうすべての場面で、音楽が重厚で、情熱的で、そして甘美で。もう、すべてトータル的にすばらしい音楽とドラマが一致したオペラ、というものが私の中にありまして…私のいちばん大好きなオペラです。(続きは映像でご覧ください)」
▼木下の出演日は15日(水)と18日(土)! 公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
【残席状況】(1/24・14時現在)
2/15(水) 18:30 … S・A・B席 あり/C席 残少/D・E席 完売
2/16(木) 14:00 … S・A・B席 あり/C席 残少/D・E席 完売
2/18(土) 14:00 … S・A・B・C席 残少/D・E席 完売
2/19(日) 14:00 … S・B席 あり/A・C席 残少/D・E席 完売
▼2月15日(水)の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催いたします
2/15(水)『トスカ』プレミエ・キャンペーン!~ペア先着150組のお客様に、黄色いバラの花をプレゼント! - オペラの散歩道(二期会blog)
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

201511_kinoshita_mihoko_cd.jpg ▼▲▼ CD情報 ▼▲▼
イル・クオーレ -IL CUORE- 木下美穂子
オクタヴィア・レコード 2015年11月20日発売
HQ Hybrid/OVCL-571/3,200円(税別)
木下美穂子(ソプラノ)、平塚洋子(ピアノ)/2015年5月録音
▼アルバムのお求めはこちらから
KINOSHITA MIHOKO / 木下美穂子 | アーティスト商品一覧 - disk union
木下美穂子/イル・クオーレ - TOWER RECORDS ONLINE

▼CDの紹介記事はこちら
ソプラノ木下美穂子~1stアルバム「イル・クオーレ」11/20リリース!(2015/11/17掲載) - オペラの散歩道(二期会blog)

Page Top

ソプラノ幸田浩子が 1/24(火)放送BS-TBS「日本名曲アルバム」にゲスト出演!
そして1/27(金)には文京シビックホールで《月》をテーマにした珠玉のリサイタル!!

◆名曲の数々を合唱とゲストの歌声でお届けし、根強い人気を持つBS-TBS「日本名曲アルバム」。
1月24日(火)の放送ではソプラノ幸田浩子がゲスト出演して、「ブラームスの子守歌」を演奏いたします。是非ご覧ください。
201701_kouda_hiroko_01.jpg
◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
「日本名曲アルバム」 ~世代を超えて歌い継ぎたい名曲14撰!~
放送日時:2017年1月24日(火) 19:00~19:54
放送局:BS-TBS (BS 161ch)
出演:幸田浩子(ソプラノ)ほか
曲目:ブラームスの子守歌
▼番組ホームページはこちら
日本名曲アルバム - BS-TBS

◆その幸田浩子が日本を代表するピアニストの河原忠之と共に、1月27日(金)文京シビックホールの人気シリーズ「夜クラシック」に登場し、《月》にまつわる名曲をおしゃべりとともに紹介していきます。
孤独を慰める《月》、願いを託し見上げる《月》、そしてふるさとを想う《月》。時代と場所は変っても、《月》を眺める人々の想いには相通ずるものがあります。そんな想いを幸田浩子と河原忠之が名曲の調べに載せて綴るスペシャルな90分です。この機会に皆様も《月》に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
さらに本公演は開演時間が19:30と遅めなので、お仕事帰りでも余裕をもって来場することができます。
金曜日夜のご予定がまだという方は、是非ご来場ください。
☆幸田浩子からの動画メッセージ

201701_kouda_hiroko_02.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
夜クラシックVol.11
日時:2017年1月27日(金) 19:30開演(18:45開場)
会場:文京シビックホール 大ホール
料金:全席指定 S席3,000円、A席2,000円(税込)
出演:幸田浩子(ソプラノ)、河原忠之(ピアノ)
主な演奏曲:
 ドビュッシー 「月の光」(ピアノソロ)
 シューベルト 「月に寄せて、夜と夢、アヴェ・マリア」
 ドヴォルザーク オペラ『ルサルカ』から “月に寄せる歌”
 ヴェルティ オペラ『椿姫』より “ああ、そは彼の人か~花から花へ”
 沼尻竜典 オペラ『竹取物語』より
           “月の間奏曲”(ピアノソロ)、“かぐや姫のアリア”
 H.マンシーニ 「ムーンリバー」
 L.ハーライン 「星に願いを」    ほか

▼詳しい公演情報はこちら
夜クラシックVol.11 幸田浩子(ソプラノ) 河原忠之(ピアノ) | 公演・イベント情報 - 響きの森文京公会堂 文京シビックホール
▼チケットのご予約
シビックチケット TEL.03‐5803‐1111(受付時間:10時~19時)

Page Top

東京二期会2月公演『トスカ』~その魅力に迫る!

開幕まであと1ヶ月を切った、東京二期会オペラ劇場2月 ローマ歌劇場との提携公演 プッチーニ『トスカ』。
先週末より立ち稽古がいよいよスタート。演出のアレッサンドロ・タレヴィ氏も初日から合流し、稽古が進んでいます。
本公演における彼の演出コンセプトがどのようなものか、その一端をキーワードを基にご紹介いたします。
201701_tosca_reh01.jpg
キャスト陣を前にコンセプトを説明するタレヴィ氏(写真左)
≪『トスカ』が初演された時のセットや衣裳の資料を現代に甦らせたプロダクション。≫
「今回の公演は、1900年にローマのコスタンツィ劇場で『トスカ』が世界初演された際のデザインを基にしています。
初演当時の舞台美術家が、大変詳細なスケッチやリストを残しておいてくれたおかげで、今回のプロダクションが実現できました。衣裳のリストには全て、生地やボタンに至るまで、詳細な指示が書かれており、それを忠実に再現しています。ローマ歌劇場の優秀な背景スタッフや衣裳スタッフにより、このプロダクションをローマで復活させられたことはとても幸運だった。このプロダクションは伝統的であると同時に、初演当時と同じものが、現代でも受け入れるかどうかという意味で実験的でもありました。」
と、タレヴィ氏は語ってくれました。
『トスカ』作品完成時の伝統的な舞台が、21世紀の東京でご覧頂けるまたとない機会。
また、1月21日(土)には本公演をより楽しむためのプレイベントとして、タレヴィ氏本人から詳細なコンセプトが語られる「二期会プレ・ソワレ(入場無料・要予約)」も開催いたします。
是非こちらもお誘いあわせの上お越しください。

▼今週末開催、演出A.タレヴィによるプレ・トーク&コンサート【無料】に是非!
開催決定!<二期会プレ・ソワレ> オペラとの出会い! - オペラの散歩道(二期会blog)
 日時:2017年1月21日(土)18:00 会場:イタリア文化会館アニェッリホール

tosca2017_thumb.jpg
チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ローマ歌劇場との提携公演》
G.プッチーニ『トスカ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2017年2月 (残席状況は1/18・15時現在)
    15日(水) 18:30開演 … C・D席 残少/E席 完売
    16日(木) 14:00開演 … C・D席 残少/E席 完売
    18日(土) 14:00開演 … S・A・B・C席 残少/D・E席 完売
    19日(日) 14:00開演 … A・C席 残少/D・E席 完売
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★15日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催いたします>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:アレッサンドロ・タレヴィ
管弦楽:東京都交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
Page Top

【放送予定】リートからオペラまで、1/20(金) と1/22(日)に放送される3番組をご紹介!

二期会アーティストが出演する、近日放送予定の番組をご案内いたします。
◆テレビ番組
「クラシック倶楽部」 <ソプラノ佐々木典子 出演>

201701_sasaki_noriko.jpg
ソプラノ
佐々木典子
1月20日(金)あさ5時 NHK BSプレミアムで放送の「クラシック倶楽部」では、昨年2016年11月23日にいずみホール(大阪)で開催された「シューベルト こころの奥へ vol.2 歌曲集《白鳥の歌》 三原 剛、佐々木典子」の模様を放送いたします。
オペラのみならず、リート歌手としても高い実力を持つ佐々木典子のシューベルトを、どうぞお楽しみください。

◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
「クラシック俱楽部」~三原剛&佐々木典子 シューベルトを歌う
放送日時:2017年1月20日(金) あさ5:00~5:55
放送局:NHK BSプレミアム
出演:佐々木典子(ソプラノ)、千葉かほる(ピアノ)、ほか
曲目:
 シューベルト 「糸を紡ぐグレートヒェン」D.118、「アヴェ・マリア」D.839、ほか
 (2016年11月 いずみホールでの公演から)
▼番組詳細ページ
クラシック倶楽部 三原剛&佐々木典子 シューベルトを歌う - NHKオンライン

◆FMラジオ番組(1)
「オペラ・ファンタスティカ」 <バリトン与那城 敬、ソプラノ臼木あい、バス畠山 茂 出演>
1月20日(金)午後2時から放送される「オペラ・ファンタスティカ」では、昨年2016年11月に開催された北とぴあ国際音楽祭 『ドン・ジョヴァンニ』が放送されます。
同公演には、バリトン与那城 敬がドン・ジョヴァンニ役で、ソプラノ臼木あいがドンナ・アンナ役で、バス畠山 茂が騎士長役で出演しました。オリジナル楽器のオーケストラで上演された話題の公演を、是非チェックなさってください。

201701_yonashiro_kei.jpg
ドン・ジョヴァンニ
与那城 敬
(バリトン)
201701_usuki_ai.jpg
ドンナ・アンナ
臼木あい
(ソプラノ)
201701_hatakeyama_shigeru.jpg
騎士長
畠山 茂
(バス)

◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
「オペラ・ファンタスティカ」
- 北とぴあ国際音楽祭公演“ドン・ジョヴァンニ” -

放送日時:2017年1月20日(金) ひる14:00~18:00
放送局:NHK FM
出演:
 与那城 敬(バリトン):ドン・ジョヴァンニ
 臼木あい(ソプラノ):ドンナ・アンナ
 畠山 茂(バス):騎士長    ほか
曲目:
 モーツァルト 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』
 (2016年11月 北とぴあ さくらホールでの公演から)
▼番組詳細ページ
オペラ・ファンタスティカ - 北とぴあ国際音楽祭公演“ドン・ジョヴァンニ” - - NHKオンライン

◆FMラジオ番組(2)
「ブラボー!オーケストラ」 <メゾソプラノ小山由美 出演>

201701_koyama_yumi.jpg
メゾソプラノ
小山由美
そして1月22日(日)よる19時20分から同じくNHK FMで放送される「ブラボー!オーケストラ」では、メゾソプラノ小山由美が出演した、日本センチュリー交響楽団第212回定期演奏会の演奏をお届けいたします。
曲目は、13世紀ロシアの英雄とドイツ騎士団の闘いをドラマチックに描いたプロコフィエフ作曲「アレクサンドル・ネフスキー」です。戦いに倒れた兵士たちを悼み歌われる哀歌にどうぞご期待ください。

◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
「ブラボー!オーケストラ」
- 日本センチュリー交響楽団定期演奏会 -

放送日時:2017年1月22日(日) よる19:20~20:20
放送局:NHK FM
出演:
 小山由美(メゾソプラノ)
 大阪センチュリー合唱団、大阪音楽大学合唱団(合唱)
 日本センチュリー交響楽団(管弦楽)
 アラン・ブリバエフ(指揮)
曲目
 プロコフィエフ 「アレクサンドル・ネフスキー」
 (2016年10月 ザ・シンフォニーホールでの公演から)
▼番組詳細ページ
ブラボー!オーケストラ - 日本センチュリー交響楽団定期演奏会 - - NHKオンライン

Page Top

2月公演『トスカ』~カヴァラドッシ役 樋口達哉・城 宏憲のインタビュー・リーフレットができました!

2月公演『トスカ』初日まであと1か月を切りました!
迫る開幕にむけて、プレイガイドのチケットスペースさんと新たなリーフレットを作成しました。
201701_tosca_newleaf.jpg
新リーフレットではカヴァラドッシ役の樋口達哉、城 宏憲のインタビューをお読みいただけます。都内中心にコンサート会場で配布中ですので、お手に取られましたらぜひご一読ください!
(公演ホームページにも近日掲載予定です)
「イタリア留学から帰ってきて、日本でデビューした作品も『トスカ』(2003年新国立劇場)でした。~若い頃より声への理解や表現も少しずつ深まり、より色気のある表現を追求していく中で、今だからこそ演じられるカヴァラドッシがある」 ― 樋口達哉
「(カヴァラドッシは)弱い者には寄り添えるやさしさを持ち、権力には立ち向かえる強さを持つ、イタリアの成熟した男性~作品全体を通して、そんな彼の魅力を表現していきたいですね」 ― 城 宏憲
YouTubeのチケットスペース・チャンネルには、樋口達哉のインタビュー時の映像が公開されていますので、こちらもご覧ください!


本公演のチケットもE席は早々に売り切れ、C、D席も全日程で残席極わずかとなりました。
お求めはどうぞお早めに。

▼今週末は、演出A.タレヴィによるプレ・トーク&コンサート【無料】に是非!
開催決定!<東京二期会プレ・ソワレ> オペラとの出会い! - オペラの散歩道(二期会blog)
 日時:2017年1月21日(土)18:00 会場:イタリア文化会館アニェッリホール

tosca2017_thumb.jpg
チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ローマ歌劇場との提携公演》
G.プッチーニ『トスカ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2017年2月
    15日(水) 18:30開演 … C・D席 残少
    16日(木) 14:00開演 … C・D席 残少
    18日(土) 14:00開演 … S・A・B・C席 残少、D席 売切
    19日(日) 14:00開演 … A・C席 残少、D席 売切
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★15日の公演ではプレミエ・キャンペーンを開催いたします>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
   (E席は全日程で完売致しました)
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:アレッサンドロ・タレヴィ
管弦楽:東京都交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
Page Top

期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」
1/23(月)は佐竹仁美&推屋 瞳 ~コロラトゥーラの夕べ~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理で おもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会アーティスト登場回は1月23日(月)。2017年の幕開けにふさわしいフレッシュなソプラノ二人が、ピアニストに松原裕子を迎え、輝かしい歌声をご披露します!
コンサートを来週に控え、今回出演の二人にインタビューをしましたので、ご紹介いたします。

201701_satake_hitomi.jpg
ソプラノ
佐竹仁美
――出身は?
神奈川県の厚木市出身です。
――声楽を始めたきっかけを教えてください
大学での恩師との出会いがきっかけでした。
私は東海大学の出身で、当初は音楽療法士になろうと思い、大学病院で実習ができるという理由で学校を選びました。
入学してみると全員声楽が必修で、それがきっかけで歌をはじめました。最初は自分が歌を歌うようになるとは夢にも思っていませんでしたが、恩師が褒めて伸ばしてくださるタイプだったので、すぐにその気になり(笑)、いつの間にかもっと上手く歌えるようになりたいと夢中になっていました。
――お客様へ一言メッセージをお願いします
共演させて頂く推屋さんとは研修所の同期なのですがクラスが違った為、今回機会を頂いてご一緒させていただける事をすごく嬉しく思っています。
2人ともコロラトゥーラソプラノ、そして名前もひとみ!勝手に親近感を感じております。
似た声種のデュオコンサートというのも珍しいと思うので、ぜひぜひ美味しいディナーを食べながら聴いて頂ければと思います。

201701_shiiya_hitomi.jpg
ソプラノ
推屋 瞳
――出身は?
埼玉県春日部市出身です。
――声楽を始めたきっかけや目標などを教えてください。
高校の音楽の授業で観た椿姫にとても感動し、自分もこんな風に歌い演じ、伝えられる人になりたいと思った事がきっかけです。
心に残る、いつもあの人の歌を思い出してしまう、、と思ってもらえるような人(歌手)になりたいです。
――お客様へ一言メッセージをお願いします
今回、二期会オペラ研修所同期の佐竹仁美さんと共演いたします。
私たちは、2人とも軽い声(コロラトゥーラ ソプラノ)であり、2人とも名前が「ひとみ」という共通点があります!(笑)
そんな私達の息の合った二重唱、それぞれが大切にしているレパートリーなど新春にふさわしい、華やかなプログラムをご用意しております。
楽しいひと時をお過ごし頂けますよう、心を込めて演奏いたします!
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

偶然にも「ひとみ」という同じ名前をもち、また声種も同じくコロラトゥーラ ソプラノというこの二人!
このアルテリーベのデュオコンサートでの出会いをきっかけに、今後の活動の場を広げるかもしれません♪
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
コロラトゥーラの夕べ

日時:2017年1月23日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:佐竹仁美(ソプラノ)、推屋 瞳(ソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
演奏予定曲:
 J.シュトラウスII世 「春の声」
 R.シュトラウス 『ナクソス島のアリアドネ』より 「偉大なる王女様」
 メンデルスゾーン 「6つの二重唱」より
                     ほか
▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

Page Top

7月公演『ばらの騎士』でデビュー! ソプラノ斉藤園子とメゾソプラノ和田朝妃が、1月17日(火)「ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会」に出演します

東京二期会7月公演『ばらの騎士』で二期会オペラデビューを飾る、ソプラノ斉藤園子とメゾソプラノ和田朝妃が、公演関連イベントとして「ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会」に登場します。ピアニストは荻原萌子。

201701_saitou_sonoko.jpg
ソプラノ
斉藤園子
201701_wada_asahi.jpg
メゾソプラノ
和田朝妃
201701_ogiwara_moeko.jpg
ピアノ
荻原萌子

この機会に、本公演にむけての意気込みと年始の抱負を聞きました!
―― 『ばらの騎士』にむけて、抱負と作品の魅力について
斉藤: 今回『ばらの騎士』で、帽子屋役 兼、ゾフィーのカヴァーキャストを務めさせて頂くことになりました。この作品の持つ流麗な和音の妙や、格調高い舞台は長年の憧れでした。
留学先であるウィーンの街を、『ばらの騎士』を聴きながら、想いを馳せ散歩するのが、最近の習慣であり至福の時です。
諸先輩方からプロとしての姿勢や、音楽作等、多くのことを学びたいと思っております。
和田: まだ勉強不足で魅力を語るにはほど遠いですが、唯一言えることは聴けば必ず好きになれる作品ということです。
立場は違えど、登場人物の感情は愛することの喜びや悲しみ、もどかしさや怒りなど、誰しもが経験するであろう身近なものです。オペラを見終わった時の言葉に表せない心満たされる気持ち、これを皆様にもぜひ味わって頂きたいです。
―― 2017年は、どのような年にしたいですか?
斉藤: 留学先をウィーンに選んだ一番の目的は、本場のドイツ語の発音や、空気感、オペラに触れる事でした。日本でそれを少しでも表現出来ればと思っております。
出来るだけ多くの舞台に立ち、経験を積みたい一年です。
和田: 体が資本の仕事ですが、どうしても体がなまりがちなので、ウォーキングなどをして、体作りに力を入れ、音楽に集中できるよう常に健康でいることを心がけたいです。また、自分磨きのために何か新しいことを始めたいなと思っています。新しい環境、出会いを自分の音楽や演技に役立てたいです。
          *     *     *
ラリアンスは、神楽坂にあるフレンチ・レストラン。これまで何度かご紹介しているように、和食のよさをフレンチに融合させたオリジナルの「フランコ・ジャポネ」が特長です。コースの最初はいつもお箸でいただきます。今回は二人のステージも、日本の歌で始まります!

■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会》
慶びの歌、寿ぎのオペラ

日時:2017年1月17日(火) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    東京都新宿区神楽坂2-11 TEL03-3269-0007
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:斉藤園子(ソプラノ)、和田朝妃(メゾソプラノ)、荻原萌子(ピアノ)
予定プログラム:
    <第1ステージ>
    ・瀧廉太郎 「花」
    ・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私が街を歩けば」
    ・モーツァルト 『フィガロの結婚』より 「恋とはどんなものかしら」
    ・モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』より 「わたしは黒髪の人にするわ」
    <第2ステージ>
    ・R.シュトラウス 「ツェツィーリエ」
    ・ロウ 『マイ・フェア・レディ』より 「踊り明かそう」
    ・R.シュトラウス『ばらの騎士』より 「ばらの献呈」
▼イベント詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンスオペラコレクションwith二期会 慶びの歌、寿ぎのオペラ|イベント - 神楽坂ラリアンス
▼2017年7月東京二期会『ばらの騎士』情報はこちら
グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会
 2017年7月26日(水)・27日(木)・29日(土)・30日(日) 東京文化会館大ホール
▼一般発売は1月28日(土)から!只今二期会オペラ愛好会先行予約受付中!
 『ばらの騎士』チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

Page Top

「一回一回が新しい境地」バリトン直野資スカルピア役にむけて
~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<4>

『椿姫』ジェルモン、『蝶々夫人』シャープレス、そして『リゴレット』タイトルロールなど、イタリア・オペラのバリトンとして傑出した実績を誇る名歌手、直野 資(なおの たすく)が、2009年『蝶々夫人』以来8年ぶりに東京二期会オペラ劇場の舞台に立ちます。演じるのは、ファン待望の『トスカ』スカルピアです。
前回、二期会が『トスカ』を上演した1991年に同役で出演。トスカ役 佐藤しのぶ、カヴァラドッシ役 田口興輔 等とともに名舞台を築きあげました。そのときの好演が高じ当時の指揮者トゥリオ・コラチョッポの招きによりサンパウロ市立歌劇場でも同役を歌いました。
▼詳しくは、こちらの記事をどうぞ
希代のバリトン直野 資~自然体こそ心地よく歌い続けるための秘訣|オペラを楽しむ - 東京二期会
当時から数えると実に26年ぶり。その変わらないオペラへの尊敬の念と共演者とともにあることの喜びを語ったインタビュー映像をどうぞ!

      *     *     *
「『トスカ』のスカルピア役です。直野と申します。
バリトンでスカルピア役というと「悪役だ」なんて簡単におっしゃいますけど、悪役っていうのも大変なものでしてね。私は十回近くやらせていただきましたかね。「悪くやる」というのはあんまりよくなくて、一応、ローマの警視総監か何かのえらい人なので。まあ、そのえらい人がどうするかを見ていただくというよりは、プッチーニの書いてくださった素敵な音楽を、みなさまに浴びていただきたいと思います。
(今回の出演が)自分の生涯最後のオペラになると思いますけれども、オペラというものは、一回一回が新しい境地だというふうに、僕は接してきたつもりです。
この前、僕が公演監督をやったときに、(指揮者の)アンドレア・バッティストーニが稽古の最後に、「今度『トスカ』やるんだってな」という話があって。でも、僕は声がリリックなので、なかなか(スカルピアの)役としてはまらないので、できればスペイン語に近い、強い発音というのですかね、そういうことをやってみようと思うんだと言ったら、「いいな、そういう考え方いいんじゃないか」と…」(続きは映像でご覧下さい)。
▼直野の出演日は16日(木)・19日(日)!公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

Page Top

1/19(木)開催 Hakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」第12回

昨年春、二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した、若き歌手の声を聴くシリーズHakuju Hall「二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ」。
今シーズンのラストを飾る1月19日(木)は、ソプラノ佐々木麻子、渡邊仁美が出演。平塚洋子のピアノでお贈りします。

201701_sasaki_mako.jpg
ソプラノ
佐々木麻子
201701_watanabe_hitomi.jpg
ソプラノ
渡邊仁美
201701_hiratsuka_youko.jpg
ピアノ
平塚洋子

佐々木、渡邊の二人より、コンサートを目前にメッセージが届きました。
■佐々木麻子
いつか自分もあのステージに……その夢が1つ叶い、大変嬉しく思います。二期会オペラ研修所に入って間もない頃は、学生としての社会的生活的支援から解き放たれ、苦難の連続でした。まさに紆余曲折。うまくいかないことばかりで何度も立ち止まりかけました。しかしその度に多くの方々のおかげで乗り越えてこられたのです。
今回は、普段は演奏の機会に恵まれない少し長めの曲集をプログラムに選びました。とても美しい旋律で、大好きな曲です。感謝の気持ちを忘れずに、丁寧に歌っていきたいと思います。
■渡邊仁美
この度はこのような機会をいただき、大変嬉しく思います。共演の佐々木麻子さんとは同じクラスで学び、研修所修了時にもHakuju Hallにて二人でR.シュトラウスのオペラ『アラベラ』より姉妹の二重唱を演奏させていただきました。本当の姉妹のように息の合ったアンサンブルを、今回は違う曲でお楽しみいただきたいと思います。ソロの曲は、それぞれが大切にしているレパートリー、そして新たに挑戦する曲を1つずつ選びました。皆様と素敵な一時を過ごせることを楽しみに、多くの方のご来場を心よりお待ちしております。
         *     *     *
第59期マスタークラス黒田クラスで1年間、ともに学び、息もぴったりの佐々木と渡邊。修了試演会において『アラベラ』の姉妹役に取り組み、響き合う美しいハーモニーを聴かせてくれました。今回は、二人がじっくり作品と向き合った時間の中から紡ぎ出された、豊かな音楽の世界に、ぜひご期待ください!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会のきらめく新星、ときめきのデビューコンサート!
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ <第12回>
日時:2017年1月19日(木) 11:00開演(10:30開場)  ※休憩なし約1時間
会場:Hakuju Hall (白寿ホール)
料金:全席自由 500円(税込)
出演:佐々木麻子(ソプラノ)、渡邊仁美(ソプラノ)、平塚洋子(ピアノ)
予定プログラム:
 ドリーブ 『ラクメ』より 花の二重唱“おいで、マリカ”(佐々木・渡邊)
 リスト 「ペトラルカの3つのソネット」(佐々木)
    1. 平和は見いだせず
    2. その日までいつくしみくださる
    3. 私は地上に天使のような姿を見た
 ラヴェル 「シェエラザード」(渡邊)
    1. アジア
    2. 魔法の笛
    3. つれない人
 W.A.モーツァルト 『ツァイーデ』より
    “おやすみなさい安らかに、私の愛しい方よ”(佐々木)
 レハール 『ジュディッタ』より “熱き口づけを”(渡邊)
主催:Hakuju Hall/株式会社白寿生科学研究所
協賛:株式会社ドラジェ
協力:二期会オペラ研修所
後援:公益財団法人東京二期会
▼コンサート詳細ページはこちらをご覧ください
二期会モーニング ディーヴァ, ディーヴォ - 白寿ホール
▼ご予約・お問合せは
Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
 10:00~18:00(火~土/祝日・休館日を除く)

Page Top

テノール前川健生 第46回イタリア声楽コンコルソ「テノール特賞」受賞!~今月は2つの二期会『トスカ』関連コンサートに出演

昨年末12月28日、フィリアホールで開催された第46回イタリア声楽コンコルソ(一般社団法人 日本イタリア協会/毎日新聞社 共催)にて、二期会のテノール前川健生が「テノール特賞」を受賞しました!
▼【速報】第46回イタリア声楽コンコルソ<本選会>
イタリア声楽コンコルソ|歴代の受賞者 - (社)日本イタリア協会(コンコルソ)
二期会テノールとして、2015年のルーキー・イヤーから『ダナエの愛』、昨年は『イル・トロヴァトーレ』に出演。今年も7月『ばらの騎士』にてテノール歌手で出演を予定している前川。2月の『トスカ』にも、カヴァラドッシのカヴァーキャストとしてプロダクションに参加しています。そのため、今月開催される2本の『トスカ』関連コンサートに出演。若いテノールの最大の魅力である溌剌とした声をお聴きいただける機会です。
まずは、1月19日(木)。神楽坂/飯田橋にあるアグネスホテルのランチタイムコンサートで『トスカ』を中心としたプログラムを披露。そして、21日(土)には九段にあるイタリア文化会館 アニェッリホールでの演出アレッサンドロ・タレヴィ氏のプレ・トークに、同じく『トスカ』タイトルロールのカヴァーキャスト髙橋絵理とともに登場します。(いずれも無料でお聴きいただけます!)

受賞の喜びと『トスカ』の魅力について、前川に話を聞きました。

201701_maekawa_kensho.jpg ――テノール特賞受賞おめでとうございます。受賞の感想をお聞かせください。
前川: 2015年8月の前回大会に参加した際、声をとにかく聴かせようとがむしゃらに歌ってしまい残念な結果で終わりました。自然な息の流れや歌う作品の様式を大切にすることを課題として、準備をしてまいりました。まだまだ未完成な状態ではあったものの、前回大会からの成長を審査員の先生方に評価していただけたことが嬉しかったです。またテノール特賞は尊敬する故山路芳久さんも受賞した賞でもあり、光栄の限りです。結果を急がず初心を大事に、本年も研鑽を重ねてまいりたいです。
――本公演にむけて、前川さん自身が楽しみにしていることを教えてください。
前川: トスカという女性は乱暴な殺人者などではなく、その信仰と愛の深さ故に殺人を犯してしまいます。彼女の最後の台詞が愛するカヴァラドッシへの言葉ではなく「O Scarpia, avanti a Dio!」(おおスカルピア、神の御前で!)であることを知ったとき、最初驚きました。しかしこれはキリスト教における最後の審判での決着のことを言っており、彼女が敬虔なキリスト教信者である所以の台詞であります。音楽のそのものの魅力はもちろんですが、演出家タレヴィ氏がこの台本から、どのように人物を読み解き作り上げていくかが私自身もとても楽しみです。

■■■ 東京二期会オペラ劇場『トスカ』関連コンサート情報 ■■■
◆アグネスホテル東京 ランチタイムコンサート 第142回
新春オペラ~プッチーニの名作「トスカ」を中心に
日時:2017年1月19日(木) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:前川健生(テノール)、遠藤紗千(ソプラノ)、齊藤舞(ピアノ)、
予定プログラム:
 レオンカヴァッロ 『道化師』より
      「おおコロンビーナ」
 チレア 『アドリアーナ・ルクヴルール』より
      「私は芸術の神の慎ましい下僕」
 プッチーニ『トスカ』より
      「妙なる調和」、「マリオ、マリオ!」、
      「歌に生き、恋に生き」、「星は光りぬ」
▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
ホテルイベント - THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)
◆《二期会プレ・ソワレ》
オペラとの出会い!「ローマ歌劇場『トスカ』」の魅力を語る
演出家アレッサンドロ・タレヴィ氏を迎えて~無料トーク&コンサート~

日時:2017年1月21日(土) 17:30開場/18:00開演(約90分)
会場:イタリア文化会館 アニェッリホール
    地下鉄 東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」出口2より 徒歩10分
料金:入場無料(※要事前予約)
出演:
 <講演> アレッサンドロ・タレヴィ(オペラ演出家)
 <演奏> トスカ:髙橋絵理(ソプラノ)、カヴァラドッシ:前川健生(テノール)、
        ピアノ:大藤玲子
ご予約・お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
  (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
  FAX03-3796-4710 または メール でも24時間お申込みいただけます
▼詳しいご案内記事はこちら
開催決定!<東京二期会プレ・ソワレ> オペラとの出会い! - オペラの散歩道(二期会blog)

tosca2017_thumb.jpg
チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ローマ歌劇場との提携公演》
G.プッチーニ『トスカ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
日時:2017年2月
    15日(水) 18:30開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
    16日(木) 14:00開演
    18日(土) 14:00開演
    19日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ダニエーレ・ルスティオーニ
演出:アレッサンドロ・タレヴィ
管弦楽:東京都交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
Page Top

いよいよ開演迫る! 《千駄ヶ谷スタイル with code“M”》
オペラから歌謡曲まで和洋折衷のサウンドで珠玉のコラボ!!

皆様、新年あけましておめでとうございます。
本年も二期会オペラ・コンサート、そして二期会アーティストの演奏をお楽しみいただき、皆様にとってより良き一年となりますようお祈り申し上げます。
さて、2017年最初のブログは、コンサートのご紹介です!
2010年、ニューヨークのカーネギーホールにてデビューし聴衆を魅了した注目のヴォーカル・カルテット「千駄ヶ谷スタイル」が、2017年の年明けに満を持して公演を行う事となりました!!
本公演では、1部に多方面にて活躍中のピアニスト木村裕平氏を迎え、2部では東京芸大作曲科卒のピアニストMAKI氏が主催する、変幻自在な編成、独創的な音で応える演奏家グループ「code“M”」を迎え、珠玉のコラボをお届けします!!
久々の公演に期待が高まる中、千駄ヶ谷スタイルよりホットなメッセージが届いております。
201701_sensta.jpg
「久しぶりの千駄ヶ谷スタイルのコンサートで今からワクワクしています。
ピアノの木村裕平さんの香りたつ音、そして話題の和洋折衷パフォーマンスグループ、code“M”の素晴らしいサウンドと共演できることを心待ちにしていましたし、あれから年月を経て私たちの音楽や振り幅(笑)がどう変化したのかにも注目していただきたいと思っています。クラシックが大好きな方も、あまりクラシックに触れたことがない方も、色々な方に楽しんでいただけるコンサートになると思いますので、皆様ぜひ千駄ヶ谷スタイルに会いにいらして下さい!」

スタイリッシュな舞台姿と華麗な歌唱によるパフォーマンスで、オペラから歌謡曲と魅力満載のプログラム。気になる演奏曲目は以下の通りです。
・ウィーン我が夢の町
・踊り明かそう
・Climb Every Mountain
・You Raise Me Up
・あずさ2号
・Time to Say Goodbye
・オペラアリアメドレー   他

また、このたび千駄ヶ谷スタイルはCDを新発売!コンサート後にはサイン会も行う予定です!
尚、本公演はVIP席としまして、一部指定席となります。
是非良いお席はお早めにお買い求めください!皆様のご来場お待ちしております!

170113sendagaya_thumb.jpg
PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
千駄ヶ谷スタイル with code“M”
日時:2017年1月13日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:よみうり大手町ホール
   (地下鉄「大手町駅」C3出口直結)
料金:VIP席(指定)¥6,000、自由席¥5,000
出演:ソプラノ田上知穂、メゾソプラノ長谷川 忍、
    テノール高田正人、バリトン与那城 敬、
    ピアノ木村裕平、code“M”(ゲスト)

▼公演ページ、チケットのご予約はこちらから
コンサートラインアップ「SENDAGAYA STYLE With code“M”」 - 東京二期会

Page Top