2011年04月 アーカイブ

「題名のない音楽会」~今、音楽にできること

去る4月12日に同番組の公開収録がサントリーホールで行なわれ、東日本大震災の復興を応援するコンサートとなりました。

2本撮りとなった収録の冒頭では、福井 敬をはじめとするソリストのほか、オーケストラ、合唱団とともにブリテン作曲の「戦争レクイエム」より終曲の「Let us sleep now」が祈りとともに感動的に演奏されました。
黒柳徹子さんがゲスト司会としてかけつけたほか、さだまさしさん、平原綾香さんなど一流アーティストのみなさんもそれぞれに応援メッセージを込めた演奏を聴かせてくれました。
収録の最後にはバーンスタイン作曲のミュージカル『キャンディード』より「Make Our Garden Grow」が希望に満ちた力強いメッセージとなって、会場をあたたかく包み込みました。同曲の演奏には二期会から福井 敬、谷口睦美(以上、出光音楽賞受賞者)、鵜木絵里、星野恵里、岡本泰寛、北川辰彦が参加しました。
この模様は4月24日に続き5月1日(日) 午前9時~9時30分にテレビ朝日系列で放送されます。

また終演後には出演者一同、ドラえもん募金をお願いし、多くのお気持ちをお客さまから頂戴しました。たくさんのみなさまからのお力添えをいただきながら、音楽を通じてできることを精一杯つとめていきたい...。出演者、スタッフ一同、その思いを一段と強くしたひとときとなりました。(写真は後列中央が福井 敬。)

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(c)題名のない音楽会
▼番組ホームページはこちらをご覧ください。
題名のない音楽会 - テレビ朝日

figaro

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本日開幕!!『フィガロの結婚』公演当日のご案内

いよいよ本日28日(木)から東京文化会館 大ホールにて、東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』が開幕します!
公演当日についてのごあんないをいたします。

東京二期会オペラ劇場 2011年4,5月公演・二期会創立60周年記念公演
W.A.モーツァルト作曲 『フィガロの結婚』オペラ全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス/演出:宮本亜門
当日券と公演タイムテーブルのご案内
4月28日(木)
4月29日(金・祝)
4月30日(土)
5月1日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
当日券販売開始
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1・2幕
約105分
休憩予定時刻
20:15~20:35
15:45~16:05
15:45~16:05
15:45~16:05
第3・4幕
約85分
終演予定
22:00
17:30
17:30
17:30
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][宇都宮・高崎線][常磐線][東北・上越・長野・秋田・山形新幹線]=
「上野駅」公園口徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口徒歩6分

お車のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※販売状況により券種によっては販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行によりずれる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開場時刻までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけますので、余裕をもってお越しいただけます!どうぞご利用ください!!(※PCのみの対応となります)
▼公演案内ページにある【ゲッティへGO!】ボタンをクリックしてお申込ください!!
 ↓↓↓こちら↓↓↓
2011年4,5月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』- 東京二期会オペラ劇場

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~東日本大震災復興支援出張コンサート~『被災地へ勇気と希望を歌に乗せて!!PEACE号』

こんにちは、AUBEです!
去る4月26日(火)栃木県立なす高原自然の家に行ってまいりました。
首都高、そして桜が残る東北道を走ること3時間30分、那須高原の別荘地を抜け
那須岳中腹、残雪と硫黄の香り漂う高原自然の家に到着。
スタッフの皆さんに挨拶して、早速リハーサルです。

1reh_nasu1.JPG 築数年?とてもキレイな演奏会場です
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奥から 吉田貴至、二見麻衣子、北條聖子、新津耕平

そして開演!!

~プログラム~
・早春賦
・花
・かごかき
・この道
・七つの子
・野バラ
・故郷
・翼を下さい     ほか

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二見麻衣子
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北條聖子
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新津耕平
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最後は会場の子ども達と「ビリーブ」を歌いました

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終演後は子ども達と握手!!
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下野(しもつけ)新聞の記者さんも子どもの頃「ビリーブ」を歌ったとか。。。
わっ、若いデス!!
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最後に記念写真をパチリッ。
子供達の無邪気な笑顔が光っていました(^_^)

あっという間に3時間が過ぎ帰京の時間に。
帰りがけに、コンサートに参加された方が私達に声をかけてくれました。
「俺の娘、君たちと同じくらいだけど津波で行方不明になってて」
「今日、若い皆さんの演奏を聞かせてもらって娘を思い出し。。。」
「ありがとう」と涙を流しながら、しかし笑顔で感謝の言葉をいただきました。
ひと時でしたが、いま出来ること、まだまだあるのだと感じました。

AUBE

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「Hope Japan 希望 日本」放送予定

4月6日、パリのシャンゼリゼ劇場で、ヨーロッパで活躍する世界のトップ・アーティストが結集して、東日本大震災で被災した日本のためのチャリティー・ガラ・コンサート「Hope Japan」が行われました。
この慈善公演の様子は、フランスのテレビ局、France3 で放映されましたが、日本でも放送日が決まりましたのでお知らせ致します。
「KENZO」の創設者高田賢三さんのフランスでの支援に対する謝辞ではじまったコンサートには、在欧の世界的アーティスト約20人が集結、ピアニストのマルタ・アルゲリチ、オペラ歌手のナタリー・デセイ等の錚々たる顔ぶれとともにソプラノの大村博美が出演し、日本への想いを込めて「からたちの花」「赤とんぼ」を演奏致しました。
尚、収益金約15万ユーロ(1800万円)が東日本大震災義援金として送られます。
【放送日時】4月30日(土) 午後11時30分~
 NHK-BSプレミアム 
 「プレミアムシアター」◇ミュージック・フォー・ジャパン PLAY&PRAY 
▼詳細はNHKのサイトをご覧ください
プレミアムシアター|NHK

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写真はカーテンコール。約2000人の観客も総立ちに

▼大村博美は5月27日より、ロレーヌ国立歌劇場(フランス)にて、『フィガロの結婚』伯爵夫人に出演予定
大村博美公式サイト
Opéra national de Lorraine (ロレーヌ国立歌劇場10-11年シーズン)

diamond

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2011年4,5月公演『フィガロの結婚』残席状況

いよいよ今週木曜からの上演となりました、二期会創立60周年記念公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』について、現在の残席状況をご案内致します。今後、公演日や席種によっては発売終了となることが予想されますので、ご希望のお席はお早めにお求めください。
4月26日10:00現在

4月28日(木)
18:30
4月29日(金・祝)
14:00
4月30日(土)
14:00
5月1日(日)
14:00
S席
A席
B席
C席
D席
×
×
×
×


凡例 ◎…余裕あり ○…あり △…残り少なめ
   ▲…ごく僅か  ×…予定数終了

「学生席」はいずれの公演日も[予定数終了]となっております。

チケットのお申込は 電話03-3796-1831 ファクス03-3796-4710

『フィガロの結婚』公演詳細ページをみる - 東京二期会オペラ劇場

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ウィーンの貴婦人のモットーは、片目に涙、片目に笑い

安井陽子(ソプラノ)、井坂 惠(メゾソプラノ)、高橋 淳(テノール)、加納悦子(メゾソプラノ)、小貫岩夫(テノール)、経種廉彦(テノール)、國光とも子(ソプラノ)、加茂下 稔(テノール)、長谷川 顯(バスバリトン)等、二期会オペラでもおなじみの歌手勢が揃って出演した新国立劇場「ばらの騎士」公演が、4月22日(金)に最終日を迎えました。

R.シュトラウスの「ばらの騎士」は、人気の高い作品ですが、どの役にも高い歌唱力、優れたアンサンブルが求められるため、プロダクションの力も試されます。
東日本大地震により、来日予定だった出演者の相次ぐ変更、プレミエ(公演の初日)が延期になるなど、関係者には苦労も多かったことと思いますが、出演者の士気はすこぶる高く、予定通り来日した、オックス男爵役のフランツ・ハヴラタ、元帥夫人マルシャリンを歌うため急遽ドイツから飛んできてくれたアンナ=カタリーナ・ベーンケの気品と存在感も舞台全体の吸引力となり、熱のこもった公演となりました。
新聞各紙でも高評が並び、歌手陣の奮闘ぶりと合わせ、2006年の再演となったジョナサン・ミラーの演出も再評価された様子です。

第一次世界大戦前に時代を移した設定のためか、登場人物の本来の気性か、元帥夫人は、一人になったときも凛としてめそめそしない強さがあり、またゾフィーも身分は平民の娘でありながら、なかなかの自尊心も示し、いずれも自立型の女性たちが描かれていて魅力的です。

走り去っていくオクタヴィアンを、シガレットを手に元帥夫人が窓から見送る一幕最後、つばの広いボンネット、黒のすっきりしたドレスを着こなし「何事にも時があります」と言い放つ三幕、いずれも立ち姿の美しさは、アンナ=カタリーナ・ベーンケさんの魅力でもあり、香りともいうべきもの。
オクタヴィアン(井坂惠)は、ロフラーノ伯爵としてふるまう公の場面もさることながら、甘える表情も、オックスを陥れる可愛い女中姿(変装)も危ういほど魅惑的。

アンニーナ役の加納悦子は、何と贅沢な配置でしょう。これまでにオクタヴィアンも歌っていますが、今回は、ちょっといかさま師みたいなイタリア人のヴァルツァッキ(高橋淳)と組んで、体裁を取り繕う貴族を逆手にとり、お金をせびったりする役です。
ケルンからキャリアをスタートさせた加納は、オペラの舞台はなじみのある場なのか、生き生きとした人物をクリアに演じてみせ、登場するたび新鮮な面白さです。
2幕最後のオックスとアンニーナの場面は、これまでの「ばらの騎士」にはないクライマックス!歌詞のひとつもおろそかにしない、隅々まで神経の行き届いた彼女の音楽は、聴く人の生きる喜びです。加納のリサイタルとなる7月16日(土)の「二期会ゴールデンコンサート」(津田ホール)が楽しみ!

安井陽子は、2008年6月の東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタを演じて以来、注目のソプラノ。『魔笛』夜の女王の最高音を現在、もっとも確実に音楽的に聴かせることのできる歌手の一人でしょう。今回は、気取りのない闊達な性格のゾフィーを演じ、柔らかい歌声で客席を魅了し、大きな拍手を浴びました。

ものがあふれる都会に住みながら、ふと明日に不安を覚えるような東京で、ともに余震をしのぎつつ、今回の「ばらの騎士」の公演をつとめあげた歌手の姿に、客席は大いに勇気づけられたに違いありません。

ウィーンの貴婦人のモットーは、片目に涙、片目に笑い(公演プログラムから)

▼新国立劇場のサイトに公演写真、インタビューが掲載されています
ばらの騎士 - 公演記録|新国立劇場
「ばらの騎士」指揮者マンフレッド・マイヤーホーファー、元帥夫人役アンナ=カタリーナ・ベーンケ インタビュー【映像】 - ニュース|新国立劇場

帆かけ舟

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『フィガロの結婚』稽古会場へ行ってまいりました

すっかり陽気があたたかくなり、半袖の人も見かけました。先週4月15日(金)に『フィガロの結婚』の稽古会場へ行ってまいりました。

会場に入ると、既に会場入りしていた指揮のデニス・ラッセル・デイヴィス氏が、とても穏やかで静かな眼差しをしていました。
稽古は第3幕、伯爵夫妻が、スザンナとフィガロ、マルチェリーナとバルトロの結婚を執り行うシーン。花娘たち、村娘たちも一緒に登場します。
伯爵夫人を演じる澤畑恵美は、優雅に微笑んでいて美しい!

宮本亜門氏と二期会の初めての舞台でもあった『フィガロの結婚』は2002年二期会創立50周年記念公演として初演。2006年に再演され、このたび二期会創立60周年記念公演の第一弾として、また上演されることになりました。
登場人物ひとりひとりのキャラクターが浮かびあがり、細部まで描きこまれたユニークな舞台。装置や衣裳は洗練されたデザインで、照明も非常に丁寧なつくりとなっています。
再演ではあっても、亜門氏は、出演者ひとりひとりとコミュニケーションをとりながら、稽古をしています。
若手も多く出演する今回のプロダクション。集中力のある、意欲の高い舞台となりそうです。
モーツァルトが生きていた18世紀から、今私たちがいる21世紀。35歳で世を去ったモーツァルトが私たちに残してくれた音楽。
亜門フィガロの開幕まであと数日、お客様とお目にかかれますのを、出演者、スタッフ一同心より楽しみにしています。

▼公演詳細はこちら。公演予告動画もご覧いただけます!
2011年4,5月公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会

帆かけ舟

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五島記念文化賞オペラ新人賞を、バリトン桝 貴志が受賞!

こんにちは。diamondです。
平成23年度(第22回)五島記念文化賞オペラ新人賞をバリトンの桝 貴志(ます たかし)が受賞致しました。
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財団法人五島記念文化財団は平成23年度(第22回)2011年2月22日付けで本年度の受賞者を発表。
この賞は1990年に創設され、毎年、美術とオペラの分野で将来性ある有能な新人を発掘、顕彰し、助成活動を通じて育成を図ることを目的としています。
各受賞者には賞金50万円、副賞として海外研修に対する400万円の助成が与えられ、海外研修終了後の成果発表としてリサイタルなどの助成も行われます。
▼受賞者の紹介ページ
桝貴志 (ますたかし) | 平成23年度五島記念文化賞 平成23年度新人賞 - 財団法人五島記念文化財団
2010年11月、東京二期会『メリー・ウィドー』ではダニロ・ダニロヴィッチ伯爵の華麗な演唱で魅了した若きバリトンのホープ、桝 貴志。今後益々の飛躍にご期待ください。
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東京二期会『メリー・ウィドー』撮影:三枝近志
ダニロの桝 貴志とヴァランシェンヌの坂井田 真実子
喜びのコメントはこちら↓↓
「今回、このような賞(五島文化賞新人賞)を頂いた事、本当に光栄に思っております。予てから希望していたニューヨークで、更なる発声の向上や、一つの言語にとらわれず様々な国のオペラや歌曲に挑戦し、マルチな歌手になれるよう、一年間、精進してきたいと思います。」 桝 貴志
▼桝 貴志の特集ページです
ピックアップアーティスト 桝 貴志の今 - 二期会21
☆渡米前の桝をここで聴きたい!☆
二期会WEEK in サントリーホール2011
第1夜「ダークヒルズ恋愛白書」Seasons of Love

2011年5月15日〔日〕19:00開演/18:30開場
サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
※アメリカの人気青春テレビドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」をモチーフにした、オペラアリアあり、オペレッタあり、ミュージカルありの楽しいコンサートです。
・・・気分はすでにブランドン?
▼桝出演のコンサート詳細はこちら
二期会WEEK in サントリーホール2011 - 主催・制作コンサート|二期会21

diamond

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「二期会オペラ研修所」新学期スタート

二期会オペラ研修所、平成23年度がスタートしました。
今年は第57期予科82名、第56期本科75名、第55期マスタークラス40名。
4月10日(日)入所式には、多くの研修所講師が列席し、理事長高丈二先生、所長三林輝夫先生から祝辞をいただきました。
4月13日(水)はマスタークラスの顔合わせ。
4月14日(木)予科の身体表現のレッスンをのぞいてみました。
講師はバロックダンスの市瀬洋子先生。まずは、自分の骨格、筋肉の仕組みを学び、続いて、姿勢、歩き方、立ち方を意識します。市瀬先生から、「日常が舞台に出ます」と厳しい一言。16世紀の宮廷ダンスのステップも習いました。この時代の衣裳や宮廷生活について、知識を深めます。
来週には、一人ずつオペラの作品から課題を与えられ、いよいよ音楽稽古です。

今日一日を大事に、そしてまた明日へ。

帆かけ舟

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『フィガロの結婚』予告編ムービー

東京二期会オペラ劇場4・5月公演『フィガロの結婚』予告編ムービーです! 

フィガロの結婚 <<画像クリックでムービーをご覧いただけます
(別ウィンドウが開きます)

(2006年公演のダイジェスト/指揮:マンフレッド・ホーネック 管弦楽:読売日本交響楽団)
▼『フィガロの結婚』公演詳細はこちらから
二期会創立60周年記念/東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』- 東京二期会
2011年4月 28日(木)18:30
29日(金・祝)14:00
30日(土)14:00
5月 1日(日)14:00
東京文化会館 大ホール(JR上野駅公園口前)

ZEN

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IL DEVUの合わせに行ってきました

公式ブログによると、5月17日のdebutに向けて、毎週合わせを重ねているというIL DEVU(大槻孝志、望月哲也、青山貴、山下浩司)。練習熱心な4人が合わせをするスタジオに担当マネOとZENが取材に行ったのは、もう先週のこととなってしまいました。
▼その日の「公式deブログ」
プチお披露目稽古♪
俺も更新 - Divo Grasso & IL DEVU公式deブログ
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イタリア古典歌曲の名曲〈麗しのアマリッリ〉を4声とピアノのアンサンブルで練習していたときのこと。
メンバー内ではもっちぃことテノール望月哲也が「これ、ア・カペラでやってみません?」
それで一度通してみて「ア・カペラでもいいね」「でも少し物足りないような…」
するとバス・パートの山下浩司がバスの下降音を足して歌うと、響きの幅が一気にふくよかに!
そんなふうにして、1曲ごと音楽的な議論や試行を重ねながら4人だけのアンサンブルを作り上げていました。
担当マネージャーOからのオススメコメント:
「4声の“ふくよかなる響き”がスタジオを満たし、突然の余震にも全く気がつかない4人(それはそれ、本当に気をつけてくださいね)。
聴きどころは何と言っても アンサンブル!
お互いの声の響きを確かめ合い、酔いしびれ、そしてリスペクトし合うIL DEVU。
鳥肌がたちます。想像以上の歌力です!」

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近日中にビデオレターを公開します!

▼演奏会詳細はこちらから
二期会WEEK in サントリーホール2011 - 二期会21
第3夜 Divo Grasso & IL DEVU結成コンサート~ふくよかなる響き~
2011年5月17日(火)19:00開演/18:30開場
サントリーホール ブルーローズ
ZEN

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『フィガロの結婚』指揮デニス・ラッセル・デイヴィス来日

二期会創立60周年記念公演、東京二期会オペラ劇場4・5月公演、『フィガロの結婚』の指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスがバーゼル交響楽団との4月6・7日(マーラーの交響曲9番がメイン)のコンサートを終え、バーゼルからフランクフルトを経て、そして臨時のソウルを経由し、4月9日(土)成田空港に到着しました。

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日本への渡航制限がかかっているオーストリアからの来日。欧州でも連日流されている震災の報道に、現代を代表する作曲家にしてマエストロの盟友、フィリップ・グラス氏から「君は本当にいくのか?」と心配されたそうです。
それでもマエストロは来日してくれました。
さっそく11日(月)は、1時~9時と『フィガロの結婚』の稽古に精力的に参加しています。
夜の稽古前の休憩に余震が起き、滞在するホテルのエレベータが止まりましたが、マエストロは落ち着いた様子で夜の稽古に参加しました。
その大いなる使命感に、私たちも感謝の気持ちでいっぱいです。
マエストロ・デイヴィスにとっては、今回の『フィガロの結婚』が日本での初タクトとなります。
マエストロの来日で、キャストたちも本番に向ける想いを確かなものにしたと思います。
どうぞご期待下さい!
▼公益財団法人東京二期会理事長メッセージ~東日本大震災によせて
「人の声には、心に語りかけ、魂に感動を与える力が宿っています」
▼公演詳細はこちら(予告ムービーupしました)
二期会創立60周年記念/東京二期会オペラ劇場『フィガロの結婚』- 東京二期会
2011年4月 28日(木)18:30
29日(金・祝)14:00
30日(土)14:00
5月 1日(日)14:00
東京文化会館 大ホール(JR上野駅公園口前)
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「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」4月24日津田ホール

東京二期会オペラ劇場4,5月公演『フィガロの結婚』や、5月15~21日の「二期会WEEK2011」等に出演する若い歌手たちの提唱により、二期会の拠点でもある千駄ヶ谷から発信するチャリティコンサートが開催されることになりましたのでご紹介します。
●二期会若手有志震災支援コンサート実行委員会の代表を務める、テノール高田正人のメッセージ
「今回の東日本大震災では、多くの方々が被災され、また多くの尊い命が奪われました。歌を通して何かの力になれないだろうか、ただただそんな想いを持ち寄り、私たちはここに集まりました。一人一人の歌声が大きな翼に乗って被災地の皆様に届きますよう、心を込めて歌わせていただきます。」

<コンサート概要>

【東北関東大震災被災地復興支援チャリティコンサート】
「行け我が想いよ、黄金の翼にのって」

◆2011年4月24日(日) 18:15分開演(17:45開場/20:30終演予定)
◆会場:津田ホール
 (中央・総武線各駅停車千駄ヶ谷駅前・地下鉄大江戸線 国立競技場駅A4出口前)
◆全自由席:1,000円
 (義捐金ボックスを設置し、義捐金は日本赤十字社を通して被災地の皆様のために役立てていただきます)
◆出 演:
 (ソプラノ)臼木あい、醍醐園佳、三宅理恵、嘉目真木子、鷲尾麻衣
 (メゾソプラノ)小林由佳、清水華澄、長谷川 忍
 (テノール)大槻孝志、志田雄啓、高田正人、望月哲也
 (バリトン)青山 貴、初鹿野 剛、山下浩司、与那城 敬
◆ゲスト:栗林義信、中村 健、伊原直子、嶺 貞子
◆ピアノ:朴 令鈴、小埜寺美樹、高田絢子、山岸茂人、鳥居礼子
◆お問合せ・チケットお取扱:
チャリティコンサート専用電話(津田ホール)03-3402-7356
(受付時間:平日10:00-17:00・時間外は留守番電話対応となります)

▼上記の他、演奏予定曲などのコンサートの詳細・出演者からのメッセージ・ウェブ予約フォームはこちらをご覧ください。↓↓↓
二期会の若い仲間たちによるチャリティコンサート - 津田ホール

チャリティコンサート「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」開催 | Web Magazine OPENERS - MUSIC|Tokyo

※お蔭様でチケット完売致しました。4月15日
diamond

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ロンドンでのチャリティ・コンサートを終えた鷲尾麻衣

4月5日に東京でフォーレ「レクイエム」演奏を終えたソプラノの鷲尾麻衣が、翌日のフライトでロンドンへ飛び、6日夕方空港から直接会場へ直行、4月6日夜にロンドン市内で、東北関東大震災被災者を支援する【The Japanese Tsunami Appeal Charity Concert】に出演。
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ヴァイオリン、ピアノ、チェンバーオーケストラ等とともに「私を泣かせてください」‘Lascia c'io pianga’『こうもり』より侯爵さま、あなたのようなお方’ 被災地にいる友人からリクエストされたという「千の風になって」等を演奏し、映画「ラストサムライ」、Ninja等、世界で活躍する俳優の伊川東吾さんが詩の朗読などを行いました。
4月9日に東京で出演予定だった京王オペレッタが中止となった鷲尾麻衣ですが、日本で地震を経験した自分がロンドンに行き、音楽で訴えかけることの意義を感じ、かなり強行スケジュールではありましたが、歌わせて頂くことを決めたということです。
ロンドンでの演奏を終え「皆さまの歓声と共に幕を閉じました。日本への復興を願い心を込めて演奏して参りました。そして現地の皆様方が、震災という非常時にあっても日本人が秩序を持って協力し合う姿に対して、日本への尊敬の気持ちを表して下さることに大変感銘を受けました。日本人として生まれてきてよかった・・・と思った瞬間でした。」と語っています。
今回の収益の20%がJapan Society London(Japan Society Tohoku Earthquake Relief Fund)へ、残りは福島、岩手、宮城の県がそれぞれ設置しているRelief Fundに直接寄付されます。
大変反響が大きかった為、主催者は今後もドイツ、ハンブルグでも開催を計画しており、鷲尾も歌う予定です。
The Japanese Tsunami Appeal Charity Concert
日時:4月6日(水)
場所:ボスニア・ヘルツェゴビナ大使館(イギリス・ロンドン)
開演:19時30分
Titania Florists, 25 Crawford Street, London W1H 1PL
Leonidas, 21 Baker Street, London W1U 8EQ
▼鷲尾麻衣のブログにも当日の様子が書かれています。
わしおの日記

【東京での出演予定】
5月15日の「二期会WEEK in サントリーホール2011第1夜」に出演致します。
公演詳細はこちら↓↓
二期会WEEK in サントリーホール 2011 - 二期会21

diamond

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林田直樹のカフェ・フィガロに菊地美奈と久保和範が登場

カルチャー&エンターテイメント放送局 ブルーレディオドットコム「林田直樹のカフェ・フィガロ」に
東京二期会『フィガロの結婚』スザンナ役の菊地美奈が登場しました。
インターネットラジオ「カフェ・フィガロ」
まさにタイトルが『フィガロ』の番組ですが、『フィガロの結婚』をとりあげたことはこれまでなかったということで、宮本亜門さんとも親交の深い林田さんと東京二期会『フィガロの結婚』スザンナ役で出演する菊地美奈が『フィガロの結婚』の魅力を語り尽くす30分です。

放送ではお話の他にも、琴線を揺さぶる彼女の演奏で、喜歌劇『王女ノフレテーテ』よりファタ・モルガーナ(蜃気楼)』と、ジーチンスキー「ウィーン、わが夢の街」の2曲をお聴き頂けます。
4月5日(火)20時に配信が開始されたこの放送は、3カ月間聴くことが出来ますので、マイラジオに登録して何度も聴いてみてくださいね。

そして次回、4月12日(火)20時配信には、フィガロ役で宮本亜門演出にも度々登場しているバスバリトンの久保和範が登場し、亜門演出の魅力やオペラ『フィガロの結婚』について臨場感あふれるお話と演奏をお届けします。
久保和範の歌うフィガロのアリア“もう飛ぶまいぞ、この蝶々”の演奏も必聴です。
どうぞお楽しみに。
diamond

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収録中の撮影風景 左から林田直樹さん、菊地美奈、久保和範
▼こちらより放送をお聴きいただけます。
林田直樹のカフェフィガロ - ブルーレディオドットコム
*インターネットラジオは無料でお聴きいただけますが、ポップアップ ブロック表示が出て聞けない場合は「ポップアップを許可する」をクリックしてみてください。
▼公演の詳細はこちらをご覧ください。
2011年4,5月公演W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会
▼菊地美奈の公式サイトはこちらです。
菊地美奈ウェブサイト・Vi Staro Vicina

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~東日本大震災復興支援出張コンサート~
『被災地へ勇気と希望を歌に乗せて!!PEACE号』

4月4日(月) 茨城県古河市生涯学習センター総和とね・ミドリ館へ行ってまいりました。
同館は福島県いわき市にお住まいの方々が避難されている施設です。
今回は茨城県南生涯学習センターと茨城県災害対策本部の協力を頂き実現した出張コンサート。
宇月東(ソプラノ)、津金久子(ソプラノ)、斎藤真理香(ピアノ)に加え
今回のコンサートに賛同してボランティアとして芦屋から駆け付けて頂いた書画家で
スロベニア文化芸術大使の麗清さんも一緒に大型ワゴン「PEACE号」に乗り現地へ伺いました。
ハンドルを握るのは私(AUBE)です。
春色の隅田川や東京スカイツリーを眺めつつPEACE号を走らせる事2時間30分。
みどり色の屋根が美しい古河市生涯学習センター総和とね・ミドリ館に到着。
館内は節電中のため、やや暗めでしたが、ボランティアや職員のみなさん
子供の無邪気な笑顔がとても眩しかったです!

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会場はというと、舞台があり、ピアノがあり、演奏するには十分すぎる施設です。

本番は、みなさんご存知、馴染みの日本の歌をソロ、2重唱で演奏。
福島県出身の二人がお話を交えて演奏しました。
~プログラム~
・花
・花のまち
・さくら横ちょう
・待ちぼうけ
・あわて床屋
・春の小川
・朧月夜
・夏は来ぬ
・われは海の子
・村祭
・故郷
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ニコニコしながらリズムをとっているおばあさん、ホロっと涙ぐんでいるおじいさん。
音楽で空腹は満たされませんが、苦しい時、悲しい時、音楽は私たちの心に希望と
元気の火を灯してくれるんですね。
そして人の声は、心に直に語りかける特別な力があるんだなぁと再確認したのでした。

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最後は全員で「春が来た」を大合唱。

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毎日、サンケイ、茨城の各紙も取材にみえました。

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NHKの取材は即日、首都圏版で放映されました。

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左から 麗清さん(書画家)、宇月(ソプラノ)、津金(ソプラノ)、斎藤(ピアノ)

協力: 神戸トヨペット㈱ / (社)オペラ制作委員会 /(株)SHEMESH

AUBE

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海外の二期会アーティストから~
ソプラノ大村博美、明日パリでのチャリティーコンサートに出演

こんにちは。Web担です。
現在フランス・パリ近郊に在住しているソプラノ大村博美より、明日(4月6日)の20時からパリのシャンゼリゼ劇場で開催される日本のためのチャリティーコンサート、《Hope Japan》が開かれるとのメールが届きました。
出演予定アーティストは、シルヴィ・ギエム(バレリーナ)、マルタ・アルゲリッチ(ピアニスト)ら豪華メンバー、日本人アーティストでは大村のほかに、ヴァイオリニストの庄司紗矢香さん、ピアニストの児玉桃さんらが出演します。大村は「からたちの花」と「赤とんぼ」を歌う予定。
また、このコンサートはフランスのテレビ局France3で放映され、収益金は日本赤十字社に寄付されるそうです。
大村は「海外にいる日本人として少しでも日本の役に立ちたい・・・どうぞくれぐれもお体を大切にお元気でいて下さいますように」と、母国を想うメッセージを寄せています。

▼コンサートの詳細はこちらをご覧ください(シャンゼリゼ劇場:フランス語サイト)
Hope Japan [Soirée pour le Japon] - Théatre des Champs-Elysées

Web担

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