2018年11月 アーカイブ

次回、東京二期会オペラ劇場公演は2019年2月公演 『金閣寺』!

2018-2019シーズン最後の公演は、2019年2月22日(金)にプレミエを迎える、東京二期会オペラ劇場『金閣寺』です。



東京二期会において、邦人作品の上演は、2004年の新国立劇場共催公演での間宮芳生『鳴神』『俊寛』以来となります。
原作 三島由紀夫、作曲 黛 敏郎という、日本の偉大な芸術家が遺した名作。1976年6月23日ベルリン・ドイツ・オペラで世界初演が行われました。

オペラ『金閣寺』の誕生と上演の歴史は、戦後から平成最後の年にいたるまでの日本の歴史そのものをたどるようです。

――1950年(昭和25)年7月2日に起きた金閣寺焼失事件。
日本人にとって、戦後という時代がどのような方向に向かうのかを考えさせられる、象徴的で衝撃的な事件であったと思われます。それ故か、金閣寺焼失事件をモチーフとした多くの小説やルポルタージュや劇が生まれました。中でもとりわけ多くの人々の心をつかんだものが、事件から6年後の1956(昭和31)年に書かれた三島由紀夫の『金閣寺』でした。

時を戻して、黛 敏郎と三島由紀夫との出会いは1951(昭和26)年のパリ。帰国後も、互いに歯に布着せぬ芸術論を展開したり、三島の戯曲の音楽を黛が担当するなど、公私にわたっての親交があったそうです。
ベルリン・ドイツ・オペラから、三島由紀夫『金閣寺』のオペラ化の委嘱を受けた黛が、この原作者のもとを訪れたのが、1970(昭和45年)。台本製作は断ったものの、オペラ化の快諾と初演の観劇を約束した三島でしたが、その年の秋に自決の日を迎えます。結果、二人が会った最後の時となりました。
日本初演は、1982(昭和57)年に演奏会形式で行われましたが、舞台上演日本初演は、1991年(平成3)年。実にベルリンから15年の時を経てようやく実現に至りました。指揮はいずれも岩城宏之氏でした。

今回、宮本亜門演出による東京二期会とフランス国立ラン歌劇場との共同制作公演で、まずは2018年3月にフランス初演を成功。二期会からもソプラノ嘉目真木子とバス志村文彦がその舞台に立ちました。

~僕が初めて三島由紀夫のことを知ったのは、僕が高校生のとき、三島由紀夫が自決したときでした。「三島の小説は絶対に読むな」と親から言われたのが、かえって好奇心を刺激され、読んだ小説が『金閣寺』。主人公たちが高校生、大学生ということもあって、強く、感性を刺激されました。
「どう生きるのか」というのが、三島のテーマです。社会と自分、時代と自分、そして、今後、何を目的に生きればよいのかというテーマが、この小説の中で、すごく深く書かれていて、それが三島の実人生とうまく重なって書かれたのが、『金閣寺』だと思います~(宮本亜門 フランス国立ラン歌劇場のビデオ・インタビューに応えて)

インタビューの全篇はこちらです。ぜひご覧ください!

フランスで絶賛された、宮本亜門演出による『金閣寺』の舞台。
いよいよ東京でその幕が開きます。どうぞご期待下さい!
 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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第3回「オペラ歌手紅白対抗歌合戦」がまもなく開催!

年々盛り上がりを見せ、師走の恒例コンサートとして皆様にお楽しみ頂いている「オペラ歌手紅白対抗歌合戦」。3回目を迎える今年は、さらにパワーアップされ、12月3日(月)にサントリーホールで開催されます。
今年、二期会からは12名の精鋭たちが出演します。
指揮はロメリー・プフントさんと沼尻竜典さんが紅白に分かれ、日本を代表する歌手たちとともに繰り広げる真剣勝負をお聴き逃しなく!

今年の二期会からの出場歌手12名は次のとおり。

<紅組>
ソプラノ
腰越満美
ソロ

澤畑恵美
ソロ

菊地美奈
エール交換(四重唱)
メゾソプラノ
加納悦子
二重唱(1)

小林由佳
二重唱(2)
<白組>
カウンターテナー
彌勒忠史
ソロ
テノール
樋口達哉
二重唱(1)

小原啓楼
二重唱(2)
バリトン
上江隼人
ソロ

青山 貴
二重唱(1)

与那城 敬
二重唱(2)
バスバリトン
三戸大久
ソロ

 
■■■ 公演情報 ■■■
ガーデングループ Presents
第3回 オペラ歌手 紅白対抗歌合戦 ~声魂真剣勝負~

日時:2018年12月3日(月) 18:30開演(18:00開場)
会場:サントリーホール 大ホール

~紅組~
指揮:ロメリー・プフント
ソプラノ:腰越満美、佐藤美枝子、澤畑恵美、砂川涼子、光岡暁恵
メゾソプラノ:林 美智子
二重唱(1):天羽明惠(ソプラノ)、加納悦子(メゾソプラノ)
二重唱(2):田村麻子(ソプラノ)、小林由佳(メゾソプラノ)

~白組~
指揮:沼尻竜典
カウンターテナー:彌勒忠史
テノール:笛田博昭、村上敏明
バリトン:上江隼人、須藤慎吾
バスバリトン:三戸大久
二重唱(1):樋口達哉(テノール)、青山 貴(バリトン)
二重唱(2):小原啓楼(テノール)、与那城 敬(バリトン)

~エール交換(四重唱)~
菊地美奈(ソプラノ)、鮎澤由香理(メゾソプラノ)、澤﨑一了(テノール)、市川宥一郎(バリトン)

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
司会:本田聖嗣

●お問合せ
 テンポ・プリモ TEL:03-3524-1221 (平日10時~18時)

▼プログラム等の公演詳細・チケットのお求めはこちらのホームページをご覧ください
第3回オペラ歌手 紅白対抗歌合戦
 
 

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12/13(木)「二期会サロンコンサート 2018-2019シーズン」Vol.197 ウィンターコンサート~珠玉の名曲で贈る~
出演者メッセージ

カワイ表参道コンサートサロン パウゼにて、毎回大好評の「二期会サロンコンサート」シリーズ。表参道のイルミネーションも眩い12月の第197回は、“ウィンターコンサート ~珠玉の名曲で贈る~”と題して、内外の名曲の数々をお届け致します。
出演は、二期会オペラ研修所第60期を修了し今後の活躍に注目が集まる内田稚菜(ソプラノ)と下村将太(テノール)に加え、賛助出演として、際立つ歌唱と堂々たる体躯、華ある演唱で絶賛を浴びる大沼 徹が登場。『こうもり』より“時計の二重唱”や、『ドン・カルロ』より“我らの胸に友情”なども楽しみ!オペラの音楽スタッフ、声楽、器楽の伴奏者として活躍中の相田久美子のピアノでお贈りします。


ソプラノ内田稚菜

テノール下村将太

バリトン大沼 徹

ピアノ相田久美子

ここで、若手の2人、内田稚菜と下村将太からのメッセージをご紹介します。

     *     *     *

皆さま、こんにちは。ソプラノの内田稚菜(うちだ わかな)です。
今回、12月13日のサロンコンサートに出演させて頂くことになりました。
共演は二期会オペラ研修所の同期であるテノールの下村将太さんです。下村さんとは2年間同じクラスで共演もさせて頂きました。年齢も同い年でありますので、同級生コンビならではの歌声と掛け合いがお見せできると思います!
そして、バリトンの大沼 徹さん。大沼さんのような素晴らしい方と共演させて頂けて、少し緊張もありますが今からとても楽しみです!
以上の3人でお送りする名曲揃いのサロンコンサート。クリスマスムード漂う表参道で皆様をお待ちしております!!

     *     *     *

みなさま、こんにちは。テノールの下村将太(しもむら しょうた)です。
今回のサロンコンサートは「ウィンターコンサート」と銘打って、お馴染みの名曲から知られざる名曲まで、盛りだくさんでお送りします。クリスマスソングや、年末らしくオペレッタ「こうもり」からも重唱をご用意致しました。
共演は二期会研修所同期のソプラノ、内田稚菜さん。内田さんとは研修所時代から多くの演目でご一緒してきました。「こうもり」の~時計の二重唱~では息の合った演唱をお届けできるかと思います!
そしてなんといってもバリトンはあの大沼 徹さん!私自身今からワクワクが止まりません…!「ドン・カルロ」の友情の二重唱等で一緒に歌わせて頂きますが、大柄な男二人が繰り出す圧力をぜひ目と耳で感じ取ってください(笑)
12月13日、光り輝く表参道でみなさまのご来場を心よりお待ちしております!

     *     *     *

どうぞお楽しみに!
 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報■■■
二期会サロンコンサート 2018-2019 シーズン
Vol.197 ウィンターコンサート ~珠玉の名曲で贈る~

日時:2018年12月13日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
出演:内田稚菜(ソプラノ)、下村将太(テノール)、大沼 徹(バリトン)、相田久美子(ピアノ)
予定演奏曲目:
 中田喜直 「歌をください」
 レスピーギ 「雪」
 コルンゴルト オペラ『死の都』より 「ピエロの歌」
 J.シュトラウス オペレッタ『こうもり』より 「時計の二重唱」
 ヴェルディ オペラ『ドン・カルロ』より 「我らの胸に友情を」
              ほか

▼コンサート概要ページはこちら
二期会サロンコンサートVol.197 ウィンターコンサート ~珠玉の名曲で贈る~ - 東京二期会

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』~公演当日のご案内

明日、11月22日(木)から東京・日比谷の日生劇場にて、〈日生劇場開場55周年 モーツァルト・シリーズ NISSAY OPERA 2018提携〉W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』が開幕します!

それではご来場のお客様に、期間中の公演当日のご案内を致します。 【11/21(水)20:00掲載】

日生劇場開場55周年 モーツァルト・シリーズ NISSAY OPERA 2018 提携
《東京二期会オペラ劇場》
2018年11月公演 W.A.モーツァルト作曲『後宮からの逃走』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:下野竜也/演出:ギー・ヨーステン
当日券と公演タイムテーブルのご案内
11月22日
(木)
11月23日
(金・祝)
11月24日
(土)
11月25日
(日)
当日券
S|A|B
S|A|B
S|A|B
S|A|B
当日券販売
/窓口受付
17:00~
12:30~
12:30~
12:30~
ピロティ開場
17:30
13:00
13:00
13:00
開場
18:00
13:30
13:30
13:30
開演
18:30
14:00
14:00
14:00
第1幕 及び
第2幕
約80分
休憩25分
予定時刻
19:50~20:15
15:20~15:45
15:20~15:45
15:20~15:45
第3幕
約40分(カーテンコールを含む)
終演予定
20:55
16:25
16:25
16:25
日生劇場
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線]=「有楽町駅」日比谷口徒歩10分
<地下鉄>
[千代田線][日比谷線][都営三田線]=「日比谷駅」A13番出口徒歩1分
[有楽町線]=「有楽町駅」徒歩10分
[丸ノ内線]=「銀座駅」徒歩10分

お車のお客様は日生劇場ウェブサイトをご覧ください
>>アクセス - 日生劇場|東京・日比谷

※上記、当日券は11/21(水)16:00現在での発売予定です。以降の販売状況により、開演前に発売終了となる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の進行により変動する場合がございますので、あらかじめご了承ください。

▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

      *     *     *

《『後宮からの逃走』公演会場イベント情報》

◇◆◇ 11/22(木)プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
11月22日(木)初日公演のご来場先着120名様に「ベルギービール人気NO1の「ヴェデット」330ml二期会オリジナルラベル」を、お1人様につき1本進呈いたします!

※17:30のピロティ開場時より専用受付にて、先着順でお引換券をお渡しします。
※未成年の方にはお渡しできません。あらかじめご了承ください。
※お引換券とプレゼントとのお引換は当日の公演終了後となります。

 
 

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東京二期会11月公演 モーツァルト『後宮からの逃走』
~いよいよ日生劇場に、オンステージ!

まもなく公演を迎える、東京二期会11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』。

新制作にむけて、今年の4月から演出のギー・ヨーステンと私たちは動き始めていました。
ヨーステン本人が来日して、ドイツ語の台詞まわしを中心としたワークショップを重ねてきました。



そして10月に入り、演出のヨーステンが再来日してリハーサルも本格化!
舞台コンセプトの説明。



「幽閉」されているコンスタンツェの部屋には、セリムからの贈り物が転がっています。
舞台美術の 稽古場の小道具チェックにも余念がありません。





マエストロを中心に音楽の確認。ドイツ語の原語指導にはバリトンの小森輝彦が。
音楽の流れと共にドイツ語の発音にも磨きをかけます。



合唱、助演も入って、オール・キャストの3幕フィナーレ





東京交響楽団とのリハーサル。モーツァルト演奏のエキスパート。愛があふれています。





そして、いよいよ日生劇場に到着!



いざ、ステージへ――、11月22日(木)ワールド・プレミエを迎えます!



▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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IL DEVU(イル・デーヴ)今週末(11/18)は 那須野が原ハーモニーホール へ!

太メン男声ユニットとして、人気を博しているIL DEVU(イル・デーヴ)。 テノール望月哲也、大槻孝志、バリトン青山貴、バスバリトン山下浩司、そしてピアノの河原忠之さん。


IL DEVUの5人

今秋は、10月末のHakuju Hall公演から、アクロス福岡、札幌コンサートホールKitara、横浜みなとみらいホールでコンサートを行い、たくさんのお客様にお越しいただいています。
そして、今週末、11月18日(日)は那須野が原ハーモニーホールへ。那須野が原少年少女合唱団との共演も予定されています。
秋も深まるひととき、IL DEVUの声に包まれてみませんか。

那須野が原少年少女合唱団からコメントをいただきました!
「木下牧子作品は定期演奏会でも毎回、歌います。そんな大好きな曲をIL DEVUさんと歌えるなんて!
当日は、自分たちの持てる力を出し切って、IL DEVUさんとステキなハーモニーを作りたいと思います。」

岩城考雲(いわき こううん)さん 大田原市立大田原中学 二年
「共演たのしみです。男性歌手がどのように歌うのか学んで、僕も歌がうまくなれるよう努力したいです。」

IL DEVUのメンバーも共演をとても楽しみにしています。
ご来場お待ちしています。

■■■ 公演情報 ■■■
IL DEVU CONCERT ~イル・デーヴ コンサート~
日時:2018年11月18日 14:30開演
会場:那須野が原ハーモニーホール 大ホール
料金:指定席 3,500円(ハーモニーホール友の会3,200円)、小学生~高校生1,500円
出演:IL DEVU(イル・デーヴ)
  〔テノール望月哲也・大槻孝志、バリトン青山 貴、バス・バリトン山下浩司、ピアノ河原忠之〕
共演:那須野が原少年少女合唱団

▼お問合せ・ご予約・予定曲目等公演詳細ページはこちら
IL DEVU - 那須野が原ハーモニーホール

秋巡業(ツアー)の楽屋ショットから

福岡場所(10月7日 アクロス福岡シンフォニーホール/中央左はアクロス福岡の秋山支配人)


札幌場所(11月10日 札幌コンサートホールKitara/中央右はホール専属オルガニストのシモン・ボレノさん)


横浜場所(11月14日 横浜みなとみらいホール)
 
 

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ベルギー大使館で『後宮からの逃走』記者会見を開催!演出ギー・ヨーステン、セリム大和田伸也が語ったこと

11月2日(金)に開催したベルギー大使館での11月公演『後宮からの逃走』記者会見の模様をレポートします!

今回の『後宮からの逃走』公演は、ベルギー出身の演出家ギー・ヨーステンの本邦初プロダクションで11月22日がワールド・プレミエ公演になることにあたり、ベルギー大使館から後援をいただいています。

▼会見の開催を伝えるベルギー大使館のツイート



初の日本での二期会アーティストとの稽古について、
「日本では、お昼でも夜でも、その日の稽古の始まりの挨拶は“オハヨウゴザイマス”。いつでも朝の挨拶をすることで、常にフレッシュでエネルギッシュな気持ちで稽古に臨まれていることに、敬意を覚えました」
「『後宮からの逃走』は、若いカップルたちのラブストーリー。トルコの後宮を舞台に、彼らはお互いを探しあい、自分探しをし、「愛」とは何かを探しもとめていきます。
彼らを演じる歌手も、若い人たちがキャスティングされました。若者たちの成長の物語とともに彼らの成長をみてください」とヨーステン。
演出コンセプトについては、昨年、京都旅行での知見が今回の舞台に示唆を与えたと話し、「日本には、三種の神器が納められた箱があり奉られていることを知りました。誰もがその箱の中に‘何が入っているか’を知っていながら、実際に中を開けて見ることはありません。存在することは知っていながら‘見ることはできない’。それは「愛」にも言えることです」



会見の後半には、セリム役の大和田伸也が、コンスタンツェ役の安田麻佑子、ブロンデ役の冨平安希子とともに登場。
大和田は、「この歳になって自分がオペラに出演できるとは夢にも思っていませんでした」と喜びを口にしました。「昔、劇団四季にいたころは日生劇場が本拠地でした。今回45年ぶりの里帰りです」
セリム役については、ちらりとヨーステン氏に目を送って、「今、演出家からは、ダンディとは何かを学ばせてもらっています」と深みのある声でジョーク交じりに話すと、一瞬にして会場は笑いで和んで大和田の空気に。「セリムは、人間的な魅力に溢れ、慈愛にみちた人物。若いコンスタンツェも一度はその魅力に惹かれながら、最後はベルモンテのもとへとかえっていく。それを赦す懐の深さを」

一方、安田麻佑子は「13年ほど前からフランスで活動をしており、今回、コンスタンツェで二期会デビューの機会をいただき、一時帰国しております。(コンスタンツェ役は)最初どのように演じればよいかわからなかったのですが、最初の大和田さんと稽古をご一緒したときに、セリムの人間的な魅力にコンスタンツェは惹かれていったのだなあ、とストンと腑に落ちました。たくさんの演技のヒントをいただいています」と大和田との共演の喜びを口にしました。

冨平安希子は「バイエルン国立歌劇場での研修はとても厳しいものでしたが、そこで鍛えられたことで、今の自分があります。今回はドイツ語の歌唱とともにドイツ語の台詞もありますが、ヨーステンさんが言葉の細やかなニュアンスまで伝えてくださるので、ほんとうにそれぞれのキャラクターが生き生きと浮かびあがってきます。楽しい舞台になると確信しています」と充実した稽古を重ねている様子を伝えました。

東京二期会『後宮からの逃走』ワールド・プレミエまで、あと2週間!
どうぞお楽しみに!




▼この記者会見の模様は、各ウェブメディアでも紹介されました
オペラ初出演!大和田伸也が会見~東京二期会《後宮からの逃走》 - WEBぶらあぼANNEX
大和田伸也が45年ぶり日生劇場「故郷に帰るよう」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
大和田伸也 71歳でオペラに…「まさかこの年で参加できるとは」 - デイリースポーツ online

▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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11/16(金)「第95回二期会オペラ研修所コンサート」まもなく本番!

二期会オペラ研修所の成績優秀者20名が出演する、「二期会オペラ研修所コンサート」。今月16日の本番に向け、二期会のスタジオでは各出演者のピアノ合わせが順調に進んでいます。


プッチーニ 『ラ・ボエーム』の四重唱(塚本・中野・戸森・下牧)のピアノ合わせの様子

「二期会オペラ研修所コンサート」の過去の出演者からは、研修所修了後まもなく二期会オペラ本公演に出演したり、カヴァーキャストとして起用される等、多くの歌手が活躍しています。
例えば、今月の東京二期会『後宮からの逃走』のベルモンテ役、金山京介(第56期マスタークラス修了)は、研修所コンサートでも、同作品のアリア“コンスタンツェ、おお何と不安げに”を演奏しています。
今回の出演者たちも、高い志を胸に、自身が得意としている曲や、今後演じたい役のアリアをお届けします。どうぞご期待ください!

 

181116institute_thumb.jpg
チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
北とぴあ国際音楽祭2018関連公演
第95回 二期会オペラ研修所コンサート
日時:2017年11月16日(金) 18:30開演(18:00開場)
会場:北とぴあ さくらホール
   ・JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分
   ・地下鉄南北線王子駅5番出口前
料金:全席指定 A席3,000円、B席2,000円《発売中》

出演:
(ソプラノ)雨笠佳奈、石井飛鳥、金治久美子、小松原明紀、酒本春恵、
      新宮雅美、塚本正美、傳田実咲、戸森冴耶、西村知花子、
      野村優子、森川 史、安江 秋、山口 愛、山﨑わかな
(メゾソプラノ)本多 都、武藤あゆみ
(テノール)中野智貴、宮脇 臣
(バリトン)下牧寛典
(ピアノ)石野真穂

▼予定プログラムはこちらをご覧ください
第95回 二期会オペラ研修所コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

▼チケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

*車椅子席をご希望の方は、発売日より公演一週間前までに公益財団法人北区文化振興財団 03-5390-1221へご予約ください(席数に限りがございます)。
*未就学児のご入場はお断り申し上げます。
*やむを得ぬ事情により、出演者・演奏内容等が変更になる場合がございますので予めご了承ください。

 
 

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11/12(月) 東京ガーデンテラス紀尾井町のイルミネーション イベントにLa Dillが出演!

――冬の始まりは東京ガーデンテラス紀尾井町で――

今注目のスポット、東京ガーデンテラス紀尾井町では11月12日(月)から、花の広場やテラスの小道が約48万球のシャンパンゴールドのイルミネーションに彩られます。また花の広場には「箱根ガラスの森美術館」とコラボした、約42,000粒のクリスタルガラスが幻想的に輝くクリスタルツリーも登場!
そのクリスタルツリーとイルミネーションが一斉に輝きだす瞬間を体験いただける、ライトアップパーティ(点灯式)に今回、男性声楽ユニットのLa Dill(ラ・ディル)が出演。紀尾井テラス1F 花の広場のクリスタルツリーの輝きに包まれる中、美しいハーモニーをお届けいたします。

いよいよ始まるウィンターシーズンの幕開けをお楽しみください!

■■■ イベント情報 ■■■
~KIOI WINTER 輝きの集い2018~
KIOI ライトアップパーティ

日時:2018年11月12日(月) 17:00~
会場:紀尾井テラス1F 花の広場特設会場
出演:La Dill(ラ・ディル)
  [カウンタテナー彌勒忠史、テノール中村祐哉※、バリトン坂下忠弘、岩田健志、ピアノ吉田貴至]
演奏予定曲:
  「誰も寝てはならぬ」「見上げてごらん夜の星を」「クリスマスメドレー」ほか

▼イルミネーション、イベントの詳細はこちらをご覧ください
KIOI WINTER 輝きの集い2018 - 東京ガーデンテラス紀尾井町
 
 
 メンバー・プロフィール

彌勒忠史(みろく ただし) カウンターテナー
平成24年度(第63回)芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。千葉大学大学院修了。東京藝術大学卒業。CD「No early music, No life?」(朝日新聞推薦盤)など多数。著作『イタリア貴族養成講座』(集英社)、『歌うギリシャ神話』(アルテス・パブリッシング)など。在日本フェッラーラ・ルネサンス文化大使。二期会会員。
坂下忠弘(さかした ただひろ) バリトン
桐朋学園大学及び同大学研究科、二期会オペラ研修所マスタークラス修了。中田喜直記念コンクール大賞受賞。オペラ、コンサート、等で活躍。フランス・ニース国際音楽アカデミーのディプロムを取得。シャネルピグマリオンデイズコンサート2012アーティスト。オクタヴィアレコードより「HERO ism~ヒロイズム~」をリリース。二期会会員。
岩田健志(いわた たけし) バリトン
桐朋学園大学卒業。同研究科修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。ニューウェーブ・オペラ劇場『子どもと魔法』で二期会デビュー。『カルメン』『電話』『ラ・ボエーム』マルチェッロなど活躍を続け、14年東京二期会・ドイツ・フランクフルト歌劇場との提携公演『ドン・カルロ』でも存在感を示した。二期会会員。
吉田貴至(よしだ たかゆき) ピアノ
国立音楽大学声楽科卒業。二期会において伴奏者としてキャリアをスタート。オペラ音楽スタッフ、また多くの著名な歌手との共演ピアニストとして活躍。
BeeTVドラマCX「サヨナラの恋」では俳優・上川隆也氏のピアノ指導、ドラマ中の演奏を担当。12年ウィーン・プライナー音楽院でコレペティの研鑽を積む。二期会ピアニスト。

※…今回のイベントにはLa Dillメンバーのテノール金山京介が、日生劇場で11月22日に初日を迎える、東京二期会オペラ劇場公演 モーツァルト『後宮からの逃走』ベルモンテ役に出演のための稽古期間中となるため、金山に代わってテノール中村祐哉がイベントに出演致します。ご了承ください。 ⇒ 東京二期会『後宮からの逃走』公演詳細(11/22~25・日生劇場)

中村祐哉(なかむら ゆうや) テノール
玉川大学芸術学部卒業。2002年よりエイベックスジュニアアカデミーにてJ-popを学ぶ。2008年大学入学時にクラシックと出会い学内で2009、2010年度優秀学生賞受賞。二期会オペラ研修所第58期マスタークラス修了。優秀修了生による新進声楽家の夕べに出演。これまでにオペラ『愛の妙薬』ネモリーノ、『魔笛』タミーノ、モノスタトス、『ランメルモールのルチア』アルトゥーロ、『ヘンゼルとグレーテル』魔女、『助けて!グロボリンクス!』校長、『あまんじゃくとうりこひめ』家来、オペレッタ『天国と地獄』プルート、マーキュリー、『こうもり』アルフレードなどに出演。第65回全日本学生音楽コンクール東京大会(毎日新聞社主催)入選。二期会会員。

 

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11/17(土) 愛知県芸術劇場『バスティアンとバスティエンヌ』にテノール吉田 連が出演!!

現在開催されている「AICHI ARTS CENTER FESTIVAL 2018」にて、<愛知県芸術劇場プロデュース オペラ『バスティアンとバスティエンヌ』>が上演され、テノールの吉田 連が青年バスティアン役で出演します。

 吉田 連

『バスティアンとバスティエンヌ』は、“神童”と呼ばれた少年モーツァルトが、12歳という若さで作曲したオペラ作品で、ジングシュピール(セリフのあるドイツの音楽劇)の形式を取っています。
親しみやすい物語と音楽で、どなたでもお楽しみ頂けるのではないでしょうか。

【ストーリー】*~*~*~*~*~*~*~*
牧歌的な村を舞台に繰り広げられる若い男女の恋物語。
ドキドキしたり、ヤキモキしたり…。
魔法使いの導きで二人の恋は成就するのでしょうか…??
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

プログラムの前半では、モーツァルトのオペラ作品から数々のアリア・重唱を演奏。
モーツァルトの世界をたっぷりとご堪能頂けます。

皆さまのご来場をお待ちしております♪
 
 
■■■ 公演情報 ■■■
愛知県芸術劇場 AICHI ARTS CENTER FESTIVAL 2018
モーツァルト作曲 オペラ『バスティアンとバスティエンヌ』

〈ドイツ語歌唱・字幕付き・日本語セリフ、全1幕〉
日時:2018年11月16日(金) 19:00開演
        11月17日(土) 14:00開演/18:00開演
   (開場は各30分前)
会場:愛知県芸術劇場 小ホール
   (名古屋市営地下鉄「栄駅」徒歩3分、名鉄瀬戸線「栄町駅」徒歩2分)
出演:
 娘バスティエンヌ:伊藤 晴(16日19:00/17日18:00)、柴田紗貴子(17日14:00)
 青年バスティアン:中井亮一(16日19:00/17日18:00)、吉田 連(17日14:00)
 魔法使いコラス:田中大揮
指揮:角田鋼亮
管弦楽:愛知室内オーケストラ
演出:太田麻衣子
台本:大山大輔
舞台監督:礒田有香

プログラム:
 <第一部>
 W.A.モーツァルト作曲
  オペラ『フィガロの結婚』より “恋人よ、早くここへ”(スザンナ)
  オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より “彼女の心の安らぎこそ”(ドン・オッターヴィオ)
  オペラ『魔笛』より “何と美しい絵姿”(タミーノ)
  オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より “手を取り合って”(ドン・ジョヴァンニ、ヅェルリーナ) ほか
 <第二部>
 W.A.モーツァルト作曲
  オペラ『バスティアンとバスティエンヌ』(ドイツ語歌唱・字幕付き・日本語セリフ、全1幕)

主催:愛知県芸術劇場

▼公演詳細・チケットのお求めはこちらから
モーツァルト作曲 オペラ『バスティアンとバスティエンヌ』|主催事業|イベント情報 - 愛知芸術文化センター
 
 

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~11/19(月)は【二期会NewFace】宮之原良平&堺 裕馬 情熱の一夜をあなたに ~若き男達の共演~

期待の若手歌手の演奏と、美味しいお料理でおもてなしする、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Face登場回は11月19日(月)。テノール宮之原良平とバリトン堺 裕馬がフレッシュな歌声を披露します!

コンサートに向けて、二人からのメッセージが届きましたのでご紹介します。

   *   *   *


テノール 宮之原良平
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

私は母が中学校の音楽の教師で幼い頃からクラシック音楽に親しむ家庭に生まれ、小学校の高学年からチェロを習い始め、高校は音楽高校へ進学し地元のジュニアオーケストラで数々のオーケストラ作品を演奏していました。大学へ入った時は声楽専攻にもかかわらず歌の演奏会よりもオーケストラの演奏会に行く機会が多かったかもしれません(笑)
声楽を始めたのは音楽高校時代の副科で声楽を選択したのが始めたきっかけだと思います。そこにテノールの先生がいらして生身の人間が楽器となり一般的な人が出すことがない音を出す事に魅力を感じました。大学進学を考えた時に声楽を極めてみたいと思いました。

――声種やレパートリー、目指している役などを教えて下さい。

学生の頃はバリトンだったのですが年々高い音も出せるようになりテノールにスイッチしました。今はタミーノやネモリーノ等の役をレパートリーとしていますが将来的にはドン・ホセ、カヴァラドッシを歌える役者を目指しています。

――今回のコンサートのプログラムついて。

今回は前半に歌曲を中にドイツ、イタリアの歌曲に加えてミュージカルの歌そして二重唱の作品をプログラムしてます。後半はオペラ、オペレッタ作品からアリアと二重唱を準備してます。
僕自身出演者が全員男声という組み合わせは初めてのことなのでテノールとバリトンの魅力を伝える事ができたら嬉しいです。

――共演者をご紹介下さい。

堺くんは二期会研修所のクラスメイトで授業では度々一緒に歌いました!彼はすごく深みのある声で下から支えてくれた印象があります。今回再び一緒に歌う事ができて嬉しいです。

   *   *   *


バリトン 堺 裕馬
――声楽の道に決めたきっかけはどんなものでしょうか?自己紹介をお願いします。

元々バンドのボーカルがやりたかったのですが、声が低く高い声が出なかったため、本格的に歌を学びたいと思ったのがきっかけで声楽のレッスンを受け始めました。大学で本格的に声楽を勉強していくうちにクラシックが自然と好きになっていき、声楽の道に進もうと思いました。

――自身の声種、レパートリー、将来演じてみたい役は?

声種はバリトンでノーブルな声と良く言われます。レパートリーは歌曲ではフランスや英米の歌曲。オペラでは『カルメン』のエスカミーリョや『フィガロの結婚』のアルマヴィーヴァ伯爵が得意です。やりたい役を挙げたらきりが無いですが、今一番は、『アンドレア・シェニエ』の革命家、ジェラールを演じたいです。

――今回のコンサートのプログラムついて。

男2人のコンサートということで、男らしく熱いコンサートにしよう!というこで話を進めて参りました。オペラの重唱を中心に置いていますが、その他にも聞き馴染みのある有名な曲を選んでいます。

――共演者をご紹介下さい。

宮之原さんとは研修所時代一緒のクラスでしたが、二人だけでの重唱は演奏したことがなかったので今回ご一緒できるのが楽しみです。二人で楽しい演奏会にしたいと思います。

   *   *   *

ビュッフェスタイルのお料理&フリードリンクとともに素敵な音楽をお楽しみいただく、アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。是非お早めにご予約ください!ご来場お待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
第220回【二期会New Face】情熱の一夜をあなたに ~若き男達の共演~

日時:2018年11月19日(月) 18:00開店
   第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,500円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:宮之原良平(テノール)、堺 裕馬(バリトン)、相田久美子(ピアノ)
演奏予定曲:
 ビゼー オペラ『カルメン』より 「闘牛士の歌」
 レハール オペレッタ『微笑みの国』より 「君は我が心のすべて」
 J.シュトラウスII世 オペレッタ『こうもり』より 「一緒に行こう、パーティーへ」
 プッチーニ オペラ『ラ・ボエーム』より 「おおミミ、君はもう戻ってこない」
                    ほか

さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007
 
 

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11月『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ~オスミン役:加藤宏隆&斉木健詞

11月公演モーツァルト『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ。これまで4回にわたってキャスト本人から、自身の役柄と見どころ聴きどころを紹介してきました。ラストはトルコの後宮の番人、オスミン役の加藤宏隆と斉木健詞です。

<オスミン>
「これまでの仕事ぶりがパシャ様に認められてブロンデという女を与えていただいた。もろタイプ♡なんだが、ペドリッロとかいう西洋からきた庭男が俺の女にちょっかいをかけてきやがる。ムカつくぜ!西洋の男はいつ見ても、女のお尻を追いかけているか酒を飲んでいるかのどちらかだな。いったいいつ仕事しているんだ!?」(by斉木オスミン健詞)

トルコ人のオスミンは、他の4役が高声の西洋人であることに対して、ひとり低声のソロ役で異文化のキャラクターを歌い演じます。粗野で暴力的で頑固でありながら気弱な面も見せる。表現する幅が広い分、高い歌唱力も要求されるオスミンに、今が旬のバスが臨みます。

     *     *     *

加藤宏隆 (かとう ひろたか)
11月22日(木)・24日(土)出演

アメリカとイタリアでオペラを学んだ加藤は、ヴェルディ『ドン・カルロ』宗教裁判長という大役で東京二期会デビューを果たし、今年は7月にウェーバー『魔弾の射手』カスパールを好演した注目の若きバス・バリトンです。説得力ある声の魅力もさることながら、先のカスパールでみせた演技力にもご期待ください。

《オスミン役について》
加藤: オスミンはトルコの太守セリムにつかえる番人です。非常に頭が固く、よそ者には常に不信感を抱き、とても粗暴な性格をしています。セリムから与えられたブロンデに恋心を寄せていますが、自分の範疇に無いリベラルな考え方をするイギリス人のブロンデに翻弄され、情けない一面を見せたりもします。

《オスミンの見どころ・聴きどころ》
加藤: 歌手の視点からみると、どのキャラクターにおいても技巧的な歌唱が多く出てくることが、このオペラの最初の魅力だと感じます。オスミンですと、非常に早口で歌うところもありますし、また音域は全体的に広く、アリアでは下のレの音まで出てきます。他のオペラの中でここまで低い音を歌った経験は今までにありません。それだけに歌い甲斐のある役とも言えるのですが。

《このオペラのテーマ、メッセージ》
加藤: このオペラには現代の我々にも通じる、とても明確な普遍的テーマを内包していると思います。物語は相反するものの対比がいくつか描かれています。この対比の先にあるものが「赦し」です。この「赦し」をどう捉えるか、これは時代を越えた我々への問いかけ、課題であるように思います。


東京二期会オペラ劇場 2018年7月公演 ウェーバー『魔弾の射手』より
カスパール役 加藤宏隆

     *     *     *

斉木健詞 (さいき けんじ)
11月23日(金・祝)・25日(日)出演
 
先月、共同制作公演『アイーダ』のランフィスを歌い、全国満員御礼の公演の成功に大きく貢献したばかり。豊かな声と抜群の容姿で、東京二期会のみならず新国立劇場、兵庫県立芸術文化センター、びわ湖ホール、日生劇場ほか、第一線のオペラの舞台に欠かせないバスとして活躍が続いています。加藤宏隆とは2014年東京二期会『ドン・カルロ』以来のダブル・キャスト競演。

《オスミン役について》
斉木: オスミンを表現するキーワードは「剛腕、酒、女性」でしょうか。
実は、仕事ができる優秀な人物だと思います。だからこそ、太守セリムに可愛がられ、信頼も厚い。後宮の番人としての今の地位を得ているのです。ブロンデは、そんな仕事ぶりが認められた「褒美」としてオスミンに与えられたものでした。

《オスミン役の見どころ、聴きどころ そして このオペラのテーマとメッセージ》
斉木: とにかく、超早口と超低音!同じモーツァルトのオペラでも、『フィガロの結婚』バルトロより早口で、『魔笛』ザラストロよりはるかに低い音域を歌わなければならない、難役です。
今回の演出では、オスミンも若者で、愛を探しています。
オスミンのことは、たいていどのように考えられているでしょう。オスミンにとって女性は所有物であり、その扱いは乱暴で、粗暴。そのように思われていないでしょうか。
では、彼に愛は無いのでしょうか?西洋の価値観、西洋の愛だけが、愛なのでしょうか?
オスミンを通して、このオペラの、今回の舞台のテーマが見えてくると思います。
ぜひ、ご来場ください!


2013年5月 東京二期会オペラ劇場 ヴェルディ『マクベス』より
バンコー役 斉木健詞

     *     *     *

▼これまでにブログでご紹介しました、キャストからのメッセージはこちら
第1回:コンスタンツェ役 ソプラノ松永知史&安田麻佑子
第2回:ベルモンテ役 テノール金山京介&山本耕平
第3回:ブロンデ役 ソプラノ冨平安希子&宮地江奈
第4回:ペドリッロ役 テノール升島唯博&北嶋信也

▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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11/12(月),13(火)はラリアンスで日本とフランスの美味を満喫!「第7回 ラリアンス・ワインとオペラを愛でる会」

2019年前半の二期会オペラはフランス祭り!
2月のフランス国立ラン歌劇場との共同制作公演『金閣寺』に始まり、4月には、『ファウストの劫罰』(2011年)、『ホフマン物語』(2013年)に続いてタクトを執る、フランスの巨匠ミシェル・プラッソンを迎えての〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉『エロディアード』、そして6月にはフランス世紀末文学を象徴するオスカー・ワイルド原作によるR.シュトラウスの代表作『サロメ』と続きます。

そこで、フランス料理のフルコースとワイン、東京二期会のオペラ歌手によるステージのマリアージュが毎回大好評の、神楽坂のフレンチレストラン ラリアンスのディナー・イベント「ワインとオペラを愛でる会」次回11月12日(月)、13日(火)開催の第7回は、日本とフランスの美味をテーマにお届けすることとしました。

「前菜」には、日本の秋の名歌を添えて、続く「お魚料理」には、2019年10月公演の『蝶々夫人』のアリアとフランス・オペラから二つの名重唱をお聴きいただき、声のアッサンブラージュをご堪能。「お肉料理」には、フランス・オペラとフランスを舞台にしたオペラから珠玉のアリアのステージを。最後には、来年11月フレンチ・オペレッタ『天国と地獄』にちなんで作曲家のオッフェンバックに、プーランクを加えて、パリの軽妙洒脱をラリアンスの「デザート」に合わせます。
食べ終わるころには幸せになって、来年の東京二期会公演が待ち遠しくなること間違いなし!

出演のオペラ歌手は、ソプラノ徳山奈奈、横森由衣、メゾソプラノ郷家暁子、テノール持齋寛匡、根津久俊、バリトン大川 博、小林啓倫。ピアノは髙田恵子です。
特別な一夜を、ぜひお愉しみください。


ソプラノ
徳山奈奈

ソプラノ
横森由衣

メゾソプラノ
郷家暁子

テノール
持齋寛匡

テノール
根津久俊

バリトン
大川 博

バリトン
小林啓倫

ピアノ
髙田恵子

■■■ イベント情報 ■■■
〈ラリアンス特別企画〉
第7回 ワインとオペラを愛でる会

日時:2018年11月12日(月)・13日(火) 両日19:00開宴(18:30開場)
会場:神楽坂「ラリアンス」メインダイニング
   (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:おひとり様 25,000円
   お料理フルコース・ワイン4杯・音楽料(消費税・サービス料込)
   ※各日限定50名様
出演:(ソプラノ)徳山奈奈、横森由衣
   (メゾソプラノ)郷家暁子
   (テノール)持齋寛匡、根津久俊
   (バリトン)大川 博、小林啓倫
   (ピアノ)髙田恵子

▼ワインリスト・お献立・予定演奏曲について詳しくはこちらからご覧ください
第7回 ワインとオペラを愛でる会|イベント - ラリアンス

●お問合せ・ご予約は
 ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで
 
 

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3/6(水)開催~二期会オペラ研修所「第62期マスタークラス修了試演会」まもなくチケット発売!

二期会オペラ研修所には、予科・本科・マスタークラスの3年間の研修課程があり、現在約140名の研修生が、それぞれの目標に向かって、日々研鑽に励んでいます。
今年度、第62期マスタークラス「大倉由紀枝クラス」「鹿野由之クラス」では現在、オペレッタ作品を日本語訳詞にて取り組んでいます。こちらは、両クラスのJ.シュトラウス『こうもり』の立ち稽古の様子。台詞やダンスも随所に取り入れています。


大倉クラスの稽古風景より


鹿野クラスの稽古風景より

さて、研修所での最終試験となる修了試演会が、2019年3月6日(水)、Hakuju Hallにて一般公開で行われます。
今回は、ヴェルディ『リゴレット』、ドニゼッティ『ランケルモールのルチア』『連隊の娘』、R.シュトラウス『アラベラ』をはじめ、オペラのハイライトシーンの数々をご披露いたします。
チケット発売日は11月9日(金)。43名の研修生が、丁寧に磨き上げた技術や表現力を、ぜひご覧ください!

※演目・シーン等、プログラム詳細は後日改めてご案内します。


11月9日よりチラシPDFをダウンロードいただけます
■■■ 公演情報 ■■■
二期会オペラ研修所 第62期マスタークラス修了試演会
日時:2019年3月6日(水)
    「大倉由紀枝クラス」12:30開演
    「鹿野由之クラス」17:00開演
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール)
   ・小田急線 代々木八幡駅南口より 徒歩5分
   ・千代田線 代々木公園駅1番出口より 徒歩5分
料金:全指定席 各クラス1,200円
    (2クラスセット券 2,000円)
   ※クラスごとに入れ替えがございます。
   ※セット券は二期会チケットセンターのみの取扱
    《チケット発売中》
チケット発売日:2018年11月9日(金)~

▼お問合せ・チケットのお求めは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

▼チケットお取扱
Hakuju Hallチケットセンター TEL 03-5478-8700
 (10:00~18:00 火~土 *祝日・休館日を除く)
 
 

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