2009年01月 アーカイブ

斉木健詞、2008 ASIA PERFORMING ARTS FESTIVAL IN GWANGJU(光州)に出演

アジアを代表する旬のアーティストが一堂に会した「2008アジアパフォーミングアーツフェスティバル」(2009年1月11日、韓国・光州市)にバス斉木健詞が出演し、高い評価を得て帰国しました。
会場はGwangju Culture & Art Center Concert Halll(1700席)
韓国・中国・フィリピン・日本を代表する歌手が、それぞれの国の歌とオペラ・アリアで競演。大雪の中熱気溢れる演奏が続きました。
中でも中国のテナーJang Bangが、『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」で会場を沸かせたかと思えば、斉木健詞は『ドン・カルロ』よりフィリッポ2世のアリアで、聴衆の琴線に触れるドラマティックな演奏を聴かせました。斉木は他にも、「ふるさと」(高野辰之 作詞・岡野貞一作曲)、「荒城の月」(土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲)を演奏。アジアの時代を感じさせる一夜となりました。
11日の光州の演奏会を終えた斉木は、翌日帰国。その足で千駄ヶ谷・二期会会館で開催された二期会新年会において昨年好評を博した『エフゲニー・オネーギン』グレーミン公爵のアリアを熱唱、喝采を浴びました。
saiki018.jpg 二期会新年会で熱唱する斉木健詞
尚、今年の二期会新年会には二期会のアーティストや愛好会会員、関係者など170名以上が集い、2月公演『ラ・トラヴィアータ』に主演する澤畑恵美(ヴィオレッタ)と樋口達哉(アルフレード)の二重唱、安藤赴美子(ヴィオレッタ)と小森輝彦(ジェルモン)との二重唱など、嬉しいサプライズ演奏などに一同が酔いしれました。
↓斉木健詞の近況はこちらから
斉木健詞ファンクラブ公式サイト

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蔵野蘭子、大晦日にマレーシアでTV出演&今後の予定

2008年11月、日生劇場開場45周年記念公演・東京二期会オペラ劇場『マクロプロス家の事』で不老不死の秘薬により300年以上も生きたミステリアスな美女「エミリア・マルティ」を熱演した蔵野蘭子。
年末年始はマレーシアで迎え、大晦日の番組ではオペラ・アリアを披露、番組のインタビューにも登場しました。
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今後、1月末には再びヨーロッパへ戻り、3月には新国立劇場『ラインの黄金』フライアに出演予定です。
『マクロプロス家の事』公演舞台写真−日生劇場
新国立劇場『ラインの黄金』公演情報−オペラ|新国立劇場

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ソプラノ柴田智子、近況

ニューヨークと日本で意欲的な演奏活動を続けているソプラノの柴田智子。
2001年9月11日同時多発テロに遭遇したトラウマと闘いながらも音楽活動を通じて、毎年9月にチャリティーイベントなどもニューヨークと東京で繰り広げています。昨年はアメリカンクラッシックのCDの録音が終わり現在リリース準備中です。
また、来る2月4日(水)、8日(日)、13日(金)には“ショコラ ド マリア・カラス”で趣向を凝らし、マリア・カラス役を演じます。(完売致しました)
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↓柴田智子の最新情報などは、こちらをご覧ください。
Tomoko Shibata Official Website (柴田智子オフィシャルサイト)

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2008年9月公演『エフゲニー・オネーギン』
音楽の友誌選定2008ベスト・コンサートに入りました!

2008年9月に上演いたしました、東京二期会オペラ劇場『エフゲニー・オネーギン』が音楽の友2009年2月号に掲載の「2008ベスト・コンサート22」の第9位に選ばれました。
2007年12月1日から2008年11月30日までに国内で上演されたクラシック・コンサートを対象に、33名の音楽評論家・記者からの得点により選定され、国内オペラプロダクションでは第2位、オペラプロダクション全体でも第3位と高い評価をいただきました。
ちなみに、同じくペーター・コンヴィチュニー演出による2006年4月公演『皇帝ティトの慈悲』は「2006ベスト・コンサート」の第5位に選ばれています。
ご来場いただきました多くのお客様をはじめ、出演者、関係者の皆様には改めて御礼申し上げます。
◆東京二期会オペラ劇場−公演記録
2008年9月公演『エフゲニー・オネーギン』
(指揮:アレクサンドル・アニシモフ 演出:ペーター・コンヴィチュニー 管弦楽:東京交響楽団)
2006年4月公演『皇帝ティトの慈悲』
(指揮:ユベール・スダーン 演出:ペーター・コンヴィチュニー 管弦楽:東京交響楽団)
◆音楽之友社Online
音楽の友

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武蔵野音楽大学江古田キャンパスで「二期会オペラ研修所」説明会を実施

 去る1月16日、武蔵野音楽大学の学生を対象に、二期会オペラ研修所の説明会が催されました。武蔵野音楽大学出身で、現在第52期マスタークラスに在籍・研修中の研修生と一緒に、江古田キャンパスを訪ねました。練習室から聞こえる楽器の音、楽譜を抱えて行き来する音大生、まさに人気漫画“のだめ”の世界ですね!
 説明会では、二期会の特色や、研修所のカリキュラム、二期会歌手の活躍ぶりをご紹介しました。2006年『蝶々夫人』(蝶々さん:木下美穂子)、2008年『エフゲニー・オネーギン』(タチアーナ:津山恵、レンスキー:樋口達哉)の公演の様子は、大学の先輩ということもあって、興味を持っていただけたのではないでしょうか。これを期に、東京二期会オペラ劇場にも足を運んでいただけたら嬉しいです。学生券《2,000円》もお勧めです。
 メトロポリタン歌劇場総裁のピーター・ゲルブ氏が、ドキュメンタリー映画「The Audition〜メトロポリンタン歌劇場への扉」(松竹:09年6月一般公開)の中で、「私が10年前に就任したとき、この劇場の観客の平均年齢は60代でした。そして10年経って再調査したところ、現在の観客の平均年齢は70代です」と。笑い話みたいですが、今後のオペラ芸術は、若い世代にかかっているといって過言ではありません。
 オペラ歌手は、歌のテクニックだけではなく、伊・仏・独・露etcの外国語の習得、3時間にも及ぶ作品の暗譜、舞台上での表現力、演技力も要求されます。近年のようにメディア、情報の普及により、視覚的な要素の重要性も増し、オペラ歌手に要求される資質は今や実に超高度といえるでしょう。しかし、チャンスを得て、舞台に立つ日がいつか来ることを夢見て、多くの若い歌手が日夜稽古に励んでいるのです。
またこの春、オペラ歌手を目指す若い歌手にお会いできることを心よりお待ちしています。

二期会オペラ研修所のご案内−東京二期会

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ソプラノ新垣有希子 ローマから帰国

ローマで研修中のソプラノ会員 新垣有希子 が無事、文化庁の海外研修を終え帰国しました。
彼女のこれからの予定です。
2009年
1月12日:帰国(文化庁研修終了) 
3月14日:凱旋帰国リサイタル(国分寺いずみホール)
3月20日:渡伊
5月25日:帰国予定
2009年4月にイタリア・ボローニャ県、ブードリオ市立歌劇場で「ドン・ジョヴァンニ」のツェルリーナ役が決定、ローマ研修後初のオペラ出演となります。今後の活躍が楽しみです。
la_quinta_donna_%20005.jpg ボンチ劇場にて

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ゴールデンコンサートVol.15(2006年10月)からスタートした
腰越満美&羽山晃生&山田武彦による「武満徹ソングス」ついに
リリース!

1996年に亡くなった武満徹。彼が残したことば、曲は、今も、まったく色あせることなく、多くの人を魅了します。そんな武満作品を、つぶやきのように、また音遊びのように、シンプルにまとめたCD「武満徹ソングス」が好評発売中です。
歌はソプラノ腰越満美とテノール羽山晃生。全編ピアノは、山田武彦氏。一部ピアニカ、トイピアノ、サヌカイトも、山田氏自身の即興で軽やかに音がつづられています。
腰越はクラシックの枠にとどまらず、幅広いジャンルの音楽で、その伸びやかな表現力を発揮しており、今回収録されている「小さな空」「ワルツ」「明日は晴れカナ、曇りカナ」などには、たった今、歌い出したような自由さがあります。羽山の歌からは武満作品への深い共感が伝わってくることでしょう。ボーナストラック「死んだ男の残したものは」は羽山の弾き語りで収録されました。
このCDは、武満徹へのオマージュとして、きわめて素朴な外見ですが、つつましやかでありながら、武満その人の願いや強い意志を感じさせる1枚となっています。プロデュースは池田卓夫氏。
カメラータ・トウキョウ CMCD-28165 税込2,940円
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武満徹:SONGS - 収録曲情報 (作曲:武満徹)
1. さようなら(作詞:秋山邦晴)
2. 小さな部屋で(作詞:川路明)
3. うたうだけ(作詞:谷川俊太郎)
4. 恋のかくれんぼ(作詞:谷川俊太郎)
5. ○と△の歌(作詞:武満徹)
6. 小さな空(作詞:武満徹)
7. 雪(作詞:瀬木慎一)
8. 雲に向かって起つ(作詞:谷川俊太郎)
9. 見えないこども(作詞:谷川俊太郎)
10. 素晴らしい悪女(作詞:永田文夫)
11. 三月のうた(作詞:谷川俊太郎)
12. 死んだ男の残したものは(作詞:谷川俊太郎)
13. ワルツ(作詞:岩淵達治)
14. めぐり逢い(作詞:荒木一郎)
15. 燃える秋(作詞:五木寛之)
16. 翼(作詞:武満徹)
17. 島へ(作詞:井沢満)
18. 明日ハ晴レカナ、曇リカナ(作詞:武満徹)
19. ぽつねん(作詞:谷川俊太郎)
20. 昨日のしみ(作詞:谷川俊太郎)
21. ボーナス・トラック 死んだ男の残したものは(作詞:谷川俊太郎)
■CDの詳細とご購入はこちらから
カメラータ・CD検索(CD Indexの・2008/11/25にあります)− カメラータ・トウキョウ

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日本橋三越 ニューイヤーコンサート!

1月9日〜11日の三日間、日本橋三越本館1階ロビーで、華やかな新春のコンサートが催されました。
2月の東京二期会公演「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」に先立ち、この美しいオペラのハイライトを一日一幕ずつ演奏しました。
プロデュース、お話、出演は、二期会バリトン会員の成田博之。
写真は10日(土)14:30の公演から。
この日は第2幕のハイライト演奏。ヴィオレッタ(嘉目真木子)=写真右=、アルフレード(羽山晃生)、ジェルモン(成田博之)=写真左=、エレクトーン演奏は西岡奈津子。
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そして10日のもう一つのプログラムとして、京都・宇治出身の京女ふたり…ソプラノ菅純子=写真左=、ハープ内田奈織=写真右=による「アヴェ・マリア」コンサート。
新春に優しく、やわらかな祈りの調べが届けられました。
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NHKニューイヤーオペラコンサート&ウィーンフィルニューイヤー

新年明けましておめでとうございます。
1月3日(土)19時よりNHKホールで開催された、第52回NHKニューイヤーオペラコンサートも大好評の内に幕を閉じました。
今年は出演した18名のソリストのうち、15名が二期会アーティスト。
それぞれに幻想と熱情の名場面、名アリアと銘打って、聴き応えのある名演奏が続き、その模様がNHK教育テレビほかで生中継されました。
指揮:飯森範親 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 合唱:二期会合唱団 他
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写真:楽屋で勢揃いした15名の二期会アーティストたち
前列左から=横山恵子、小山由美、臼木あい、大村博美、直野 資、佐々木典子、幸田浩子、林 美智子、安井陽子
後列左から=成田勝美、福井 敬、高野二郎、小森輝彦、樋口達哉、佐藤泰弘
演奏された主な曲目
歌劇『魔笛』から“なんと美しい絵姿” タミーノ…(テノール)高野二郎
歌劇『魔笛』から“復讐の心は地獄のように胸に燃え” 夜の女王…(ソプラノ)安井陽子
歌劇『ホフマン物語』から“昔アイゼナハのお屋敷に” ホフマン…(テノール)樋口達哉
歌劇『ホフマン物語』から“森の小鳥はあこがれを歌う” オリンピア…(ソプラノ)幸田浩子
歌劇『メフィストーフェレ』から“私はあまのじゃくだ” メフィストーフェレ…(バス)佐藤泰弘
歌劇『ルサルカ』から“月に寄せる歌” ルサルカ…(ソプラノ)佐々木典子
楽劇『ワルキューレ』第1幕から“冬の嵐は過ぎ去り”
   ジークムント…(テノール)成田勝美 ジークリンデ…(ソプラノ)横山恵子
歌劇『カルメン』から ハバネラ“恋は野の鳥” カルメン…(メゾ・ソプラノ)林 美智子
歌劇『カルメン』から 闘牛士の歌“諸君の乾杯を喜んで受けよう”
   エスカミーリョ…(バリトン)小森輝彦
歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』から“ママも知るとおり”
   サントゥッツァ…(メゾ・ソプラノ)小山由美
歌劇『道化師』から“衣装をつけろ” カニオ…(テノール)福井 敬
歌劇『ジャンニ・スキッキ』から“私のお父さん” ラウレッタ…(ソプラノ)臼木あい
歌劇『オテロ』から“無慈悲な神の命ずるままに” ヤーゴ…(バリトン)直野 資
歌劇『蝶々夫人』から“ある晴れた日に” 蝶々夫人…(ソプラノ)大村博美

■放送予定■
そして、1月1日に生放送された「ウィーンフィル ニューイヤーコンサート2009」がNHK-BS2で再放送されます。番組ゲストにはウィーン国立歌劇場で活躍し、昨年のN響第九にもソリストで出演した、バリトン甲斐栄次郎が登場致します。是非ご覧ください。
1月24日(土)21:00〜24:00 BS2(再放送)
二期会アーティストは今年もより素晴らしい演奏と感動を皆様にお届けいたします。どうぞご期待ください!!

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今年も開催!バリトン成田博之プロデュース
日本橋三越本店ニューイヤーコンサート

昨年に引き続き、バリトン成田博之の総合プロディースによるニューイヤーコンサートが1月9日(金)より11日(日)の3日間にわたって開催されます。日本橋三越本店(本館1階中央ホール)を会場に、3日間合計12回のステージです。
各日とも2つのプログラムを各2回ずつ上演(1ステージは30分間)。
Aプログラムはヴェルディ『椿姫』のハイライト演奏、Bプログラムはオペラを軸としたユニークな企画です。
各日の内容と出演者ほか概要は以下のとおりです。
第1日 1月9日(金)
■Aプログラム
オペラ『椿姫』 第1幕ハイライト   12時30分〜/14時30分〜
出演:吉原圭子(ヴィオレッタ)、猪村浩之(アルフレード)、成田博之(ジェルモン)、
   エレクトーン西岡奈津子
■Bプログラム
オペラ「愛の重唱」名場面      13時30分〜/15時30分〜
出演:佐藤奈加子(ソプラノ)、金子美香(メゾ・ソプラノ)、成田博之(バリトン)、梅田麻衣子(ピアノ)
第2日 1月10日(土)
■Aプログラム
オペラ『椿姫』 第2幕ハイライト   12時30分〜/14時30分〜
出演:嘉目真木子(ヴィオレッタ)、羽山晃生(アルフレード)、成田博之(ジェルモン)、
   エレクトーン西岡奈津子
■Bプログラム
CD「アヴェ・マリア」リリース記念 13時30分〜/15時30分〜
出演:菅 純子(ソプラノ)、内田奈織(ハープ)
第3日 1月11日(日)
■Aプログラム
オペラ『椿姫』 第3幕ハイライト  12時30分〜/14時30分〜
出演:嘉目真木子(ヴィオレッタ)、羽山晃生(アルフレード)、成田博之(ジェルモン)
   金子美香(アンニーナ)、森下公博(グランヴィル)、エレクトーン西岡奈津子
■Bプログラム
ヴァイオリンとバリトンのコラボレーション 13時30分〜/15時30分〜
森下幸路(ヴァイオリン)、成田博之(バリトン) ほか

これらのステージは、すべて無料でご覧いただけます。
みなさま是非お誘い合わせの上、日本橋三越本店にご来店ください!!
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写真は昨年のイベントの様子
三越ホームページのイベント情報もあわせてごらんください。
年始イベントのご案内−日本橋三越本店
*上記時間・出演者・演奏予定曲等は都合により変更になる場合がございます。

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