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「二期会サマーコンサート2018」豪華キャストによる2夜連続公演 公演迫る!

長年に亘り、好評を頂いている「二期会サマーコンサート」。
今年はヴァージョンアップして、二期会ならではの豪華キャストが勢ぞろい。わが国オペラ界を牽引してきた著名な歌手から次代を担う新星まで、2夜連続で公演します。

8月23日(木)第一夜は、イタリアオペラからアリアと重唱、8月24日(金)第二夜は、ドイツ・オペラとフランスオペラのプログラム。福井 敬が歌う「誰も寝てはならぬ」(オペラ『トゥーランドット』より)さながらに、重鎮たちの名演奏や重唱に酔いしれ、選ばれし旬の若手たちと出会える歌合戦の会場は、まるで歌の殿堂のよう。

今回の出演者の中から、三人のフレッシュなアーティストに、自身の演奏曲について解説していただきました。

【8月23日出演】 テノール 市川浩平
「ドニゼッティ『愛の妙薬』より “人知れぬ涙”」
ドニゼッティのオペラの中で、特に有名な『L'elisir d'amore(愛の妙薬)』。主人公のネモリーノが恋するアディーナの涙をみて歌う愛のアリア、「Una furtiva lagrima(人知れぬ涙)」は、珠玉のオペラアリアとして有名です。『愛の妙薬』という題名ですが、ネモリーノが、恋がかなう愛の妙薬(惚れ薬)と信じて、アディーナを射止めようと、高値で買った秘薬で、実は安ワイン。それでも結末はハッピーエンド!
そして、私はワインが大好き。中でも畑の個性、作り手の哲学を感じるワインは格別!最近醸造技術の進歩で最近は、味わいが均一化されつつあるようですが、昔の歌手は一声聴くだけで「この声はっ!」とわかる歌手も多かったですね。私も、この声・音楽は「市川浩平だ!」とわかっていただけるような演奏が出来るよう日々精進を重ねて参ります。
 
【8月24日出演】 ソプラノ 朝倉春菜
「J.シュトラウスII世『こうもり』より “田舎娘の姿で”」
オペレッタ『こうもり』の中で女優志望の女中アデーレによって歌われるアリアです。前日の舞踏会で、自分のパトロンになってくれると言った刑務所長のフランクの元へ、本当にパトロンになってくれるようフランクの仕事場まで押しかけます。「私にはこんなに女優の才能があるの!」と、アデーレは色々な役を演じてみせます。ある時は純朴な田舎娘、ある時は偉大な女王様、そしてある時はパリのマダムが若い男と浮気してるところへ突然ダンナが帰って来て見つかってしまう、でも最後には許してもらうの!という一場面まで。「私の才能を見たら女優にするしかないでしょう!?」と、フランクを口説きます。
アデーレはとても愛すべきキャラクター。そのちゃっかりさにいつも楽しまされる、私の大好きな役です。
 
【8月24日出演】 テノール 隠岐速人
「マスネ『ウェルテル』より 春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」
マスネが2年の歳月をかけて制作したものの、ヒットまで時間のかかった名作オペラ《ウェルテル》は、ゲーテの実体験を基にした小説『若きウェルテルの悩み』が原作となっています。この小説は当時の若者たちを虜にし、主人公ウェルテルの生き様を模倣して失恋して自殺する若者が出るほど人気を博しました。
第3幕で歌われるこのアリア「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか?」は、若く純粋な青年ウェルテルの悲痛な叫びです。ウェルテルはシャルロッテに一目惚れしたのですが彼女にはすでに婚約者がいました。その後結婚したシャルロッテと再会したウェルテルは再び思いを告げますが、断られてしまいます。ウェルテルはそれでも諦めきれずその思いをオシアンの詩に託します。

出演者一同、ご来場をお待ち申し上げております。
両日とも良いお席が少なくなっておりますので、ご予約はお急ぎください。

■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート2018 ☆2夜連続公演☆

<第一夜>イタオペ三昧パートII ~イタリアオペラよりアリア重唱~
日時:8月23日(木) 18:30開演(18:00開場)
出演:【ソプラノ】大倉由紀枝、大山亜紀子、清野友香莉、谷原めぐみ、中村真紀、山口清子、横山恵子、吉田愼知子/【メゾソプラノ】森永朝子/【テノール】市川浩平、城 宏憲、福井 敬、星 洋二、吉田 連/【バリトン/バス】大井哲也、佐藤泰弘、友清 崇、成田博之、増原英也/【ピアノ】鳥井俊之

<第二夜>重厚華麗な独仏オペラ ~ドイツ、フランスオペラよりアリア重唱~
日時:8月24日(金) 18:30開演(18:00開場)
出演:【ソプラノ】朝倉春菜、熊谷美奈子、品田昭子、田崎美香、橋爪ゆか、藤井玲南、増田のり子、松田昌恵/【メゾソプラノ】磯地美樹、押見朋子、杉山由紀/【テノール】隠岐速人、金山京介、菅野 敦、成田勝美/【バリトン/バス】青戸 知、石崎秀和、大塚博章、小森輝彦、鹿野由之/【ピアノ】山田武彦

司会:大野徹也(両日)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
   (「渋谷駅」JR西口より徒歩5分)
料金:全席指定・各夜 A席4,500円、B席4,000円(税込)
   ※二期会オペラ愛好会会員割引あり

▼両日の演奏曲や順序はホームページでご確認いただけます
二期会サマーコンサート2018【2夜連続公演】 - 東京二期会

●ご予約・お問合せ
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」でもお求めいただけます!!

 
(8月22日:隠岐速人の演奏曲解説を追記しました)
 
 

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オペラ彩『マクベス』にバス佐藤泰弘が出演します

昨年の『マリア・ストゥアルダ』公演で第21回三菱UFJ信託音楽賞を受賞した「オペラ彩」がこのたび上演するヴェルディ『マクベス』(指揮:ヴィート・クレメンテ/演出:直井研二)に、日清GooTaのCM出演で話題となった二期会所属のバス、佐藤泰弘がバンコー役で出演(9月22日予定)します。ご期待ください。
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バス佐藤泰弘は、2012年12月に行われたオペラ彩主催オペラ『マリア・ストゥアルダ』のジョルジョ・タルボ役で指揮者ヴィート・クレメンテ氏と初共演しました。その公演は第21回三菱UFJ信託音楽賞を受賞しています。
その授賞を大変名誉に感じたクレメンテ氏の『マクベス』に向けての熱意は並々ならぬものがあり、普段は気さくで心優しい彼も、この度は鷹のような目で稽古場のテンションを上げ、マエストロならではの独創性に溢れた激しくかつ繊細な音楽性を浸透させています。
このたびの『マクベス』でも共演する佐藤を“Mio basso”(私のバス歌手)と周囲に公言するほどマエストロの熱い信頼を得ています。
また、佐藤が主演した日清GooTa“一点豪華主義”のCMを観たクレメンテ氏は、オペラ歌手としての声のみならず、俳優的表現力を絶賛しています。
sato_and_clemente_201309.jpg クレメンテ氏(右)と
opera_sai_keikoba_201309.jpg 稽古風景
■■■公演情報■■■
オペラ彩設立30年記念公演『マクベス』
公演日:2013年9月22日(日)14:00、23日(月・祝)14:00
会場:和光市民文化センターサンアゼリア大ホール
※佐藤泰弘(バンコー役)は22日(日)14:00の公演に出演
▼公演詳細は主催者のページをご覧ください
特定非営利活動法人 オペラ彩★公式サイト

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バス歌手佐藤泰弘出演のCMが話題です!

2013年2月18日より「日清GooTa 厚切角煮麺」のCMに登場し、その美声と表現力が話題を呼んでいるバス歌手佐藤泰弘。
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日清食品のウェブサイトでは60秒のスペシャルロングバージョンをご覧いただくことが出来ます!
どうぞお楽しみください。

▼こちらから動画をご覧いただけます
日清GooTa スペシャルロングver.「一点豪華主義 角煮 篇」 - 日清食品

▼佐藤のプロフィールはこちら
佐藤泰弘 - 二期会アーティスト検索

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迫力の『トゥーランドット』無事に終演しました!(レビュー[2])

東京も30℃を超える暑さが続く中、粟國淳演出『トゥーランドット』の幕を下ろしました。
今回の公演は、「熱気があった」「オーケストラの音に感動した」等、お客様の声もいただき、これまでにないスケール感で盛り上がりを見せました。
公演写真を加え、この夏最大の舞台『トゥーランドット』を振り返ります。
★7月6・9日出演組(撮影:三枝近志)
☆7月7・10日出演組(撮影:鍔山英次)




福井 敬の凛々しいカラフ、横山恵子のたおやかなトゥーランドット姫、完成度の高い演奏を聴かせたピン(萩原 潤)、パン(大川信之)、ポン(村上公太)、ソリスト陣の勢いに乗り、いずれも高い評価を得ました。皇帝アルトゥムは田口興輔。


二期会合唱団も大活躍。トゥーランドットは、合唱の出番も多く大変な演目ですが、マエストロからの厳しい要求にも見事にこたえ、力強く表情豊かな音楽を聴かせました。

総勢130名が舞台に乗ると壮観です。こちらは1幕。


リュー(日比野 幸)の後ろの人物の表情にも注目。ティムールは佐藤泰弘。
群衆も一人一人、劇中で生きているのです。私たちがそうであるように。


ピン(栗原 剛)、パン(西岡慎介)、ポン(菅野 敦)
3人の大臣がそれぞれの故郷への憶いを馳せるシーン。


官吏、役人、美しい侍女たち。天上の人皇帝アルトゥムは牧川修一。
音楽を視覚的に楽しませ、華やかに彩りました。

7日と10日に代役でカラフを歌ったルディ・パークは、韓国出身。スカラ座をはじめ、世界各地の劇場でこのカラフを歌い、絶賛されている逸材です。

今回リューを歌った新垣有希子は、ローマでの研鑽時代、志を共にした友人でもあります。久しぶりの再会もあって、士気も高まりました。


丹藤亜希子も難役トゥーランドット姫を歌い切り、二期会オペラのデビューを飾りました。


ティムール(大塚博章)はリュウの亡骸にすがり悲しむ。


終幕。

たくさんのお客様に盛大な拍手をいただきました。
また、会場ロビーで行われた、東日本大震災被災地への義援金募金にも多くの方がご協力くださり、4日間の公演で合わせて「329,919円」をお預かりいたしました。この義援金は全額、東京都を通じ、被災地へお届けさせていただくことをご報告申し上げます。誠にありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

▼レビュー[1}もあわせてご覧ください。
粟國淳演出『トゥーランドット』開幕!(レビュー[1]) - 二期会blog(2011/7/7)

ZEN,帆かけ舟

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人間の際限のない欲望と天上の美しさ、『ファウストの劫罰』閉幕

コンテンポラリーダンス、H・アール・カオスを主宰する大島早紀子が、舞台上に時空を超えて魅せるファウストの夢。フランスの巨匠ミシェル・プラッソンと入念な準備を重ね、力強く挑んだ東京二期会オペラ劇場/ベルリオーズ作曲劇的音楽『ファウストの劫罰』。東京文化会館を駆け抜けた4日間の本公演のシーンをご紹介します。

第一部冒頭。彫刻のような構図にうごめく人間、苦悩が積み重なっていきます。

ファウスト(左):福井 敬 


年老いたファウスト博士のしみじみとした朗唱「古びた冬は」。孤独な憂いに沈んでいます。

ファウスト:福井 敬 


数多くの舞台経験を誇る二期会合唱団が登場、<復活祭の歌>。一人ひとりが演奏にも演技にも繊細な表現とクオリティを求められ、見事にこたえました。 


若さを取り戻したいというファウスト博士の欲望をかなえようと悪魔メフィストフェレスが囁きます。

ファウスト(左):樋口達哉
メフィストフェレス:泉 良平 


メフィストフェレスは、ファウストをライプツィヒの酒場に連れていきます。学生ブランデルは「ねずみの歌」を滑稽な調子で歌います。
メフィストフェレス(後右):小森輝彦
ファウスト(後左):福井敬
ブランデル(中央):佐藤泰弘 


心が晴れないまま眠るファウストの周りに精霊が現れる<空気の精のバレエ>。 


白河直子をはじめとするダンサーは、現実と幻想の世界を自在に往き来し、宙に舞います。 


兵士や学生たちの合唱。生きて帰る兵士、あるいは死者として帰る兵士。 


夢の中でファウストに恋したマルグリートが歌う<トゥーレの王>。
17日公演のマルグリートは、出演者変更により小泉詠子が出演。素晴らしいデビューを飾りました。 


メフィストフェレス「悪魔の名にかけて踊れ」。マルグリートを惑わせる<鬼火の踊り>。
妖気、光と声、煌めき、その昂揚ぶりはまさに悪魔的。 


メフィストが地下深くに姿を隠す瞬間─本当に魔界へ消えるようです。

メフィストフェレス:泉 良平 


ファウストとマルグリートの束の間の逢瀬を打ち破るメフィストフェレス。

マルグリート(左):林 正子
メフィストフェレス(中):泉 良平
ファウスト(右):樋口達哉 


マルグリートが一人部屋で歌うロマンス<激しい炎のような愛は>。再会を約束したファウストが現れない─私の小さな頭は狂ってしまう。

マルグリート:小泉詠子 

◇ 
ファウストが渡した眠り薬で母親を殺してしまったためにマルグリートは死刑になった、と告げられて、ファウストは彼女を助けるために悪魔の契約書に署名します。<地獄への騎行>。オーケストラが最高潮に鳴り響く中、ファウストは地獄へ落ちます。

ファウスト(前):樋口達哉
メフィストフェレス:泉 良平 


男声合唱が不気味な呪文を唱えると、魔物の様相を表わす狂乱狂舞のシーン。 


「神よ、彼女は真に愛しておりました。」

マルグリート(中央):林 正子 


<選ばれた魂と子供たちの合唱>天上の歌に導かれ、マルグリートは昇天します。 

猛暑の中、大勢のお客様にご来場いただき、まことにありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)
★撮影:鍔山英次
◇撮影:三枝近志

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2010年7月公演『ファウストの劫罰』- 公演記録|東京二期会

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『蝶々夫人』ゲネプロ!

東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』明日幕開けです!
当日のお天気も台風一過の素晴らしい日になるでしょう。
さて、公演に向けて、スタッフ、キャストは7日も遅くまで総仕上げとなる稽古を行い、その写真が現場から届きました。
◆7日ゲネプロ舞台の様子
右上写真、大山亜紀子(蝶々さん/9日・11日)と樋口達哉(ピンカートン/9日・11日)
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◆楽屋にて
左から 小原啓楼(ピンカートン/10日・12日)、谷原めぐみ(ケート/10日・12日)、
久保和範(シャープレス/10日・12日)、直野 資(シャープレス/9日・11日)、
佐藤泰弘(ボンゾ/9日・11日)、近藤政伸(仲介人ゴロー/9日・11日)
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長い年月を経ても少しも色あせることのない栗山演出の様式美の集大成ともいわれる『蝶々夫人』、二期会の精鋭たちが一丸となって益々パワーアップした公演となります。
1957年より、二期会『蝶々夫人』を演出し続けている栗山昌良氏は、今年83歳を迎えたとはとても信じられない俊敏な動きで、自らきめ細かに演技を指導しました。「『蝶々夫人』には毎回発見があり、プッチーニの素晴らしさ、奥深さをあらためて感じている」と氏の言葉の一言一言に説得力があり、その通り、ぎりぎりまで登場人物の心理や時代背景、所作のひとつひとつまで指導にも熱が入ります。
まさに総合芸術としてのオペラの魅力が凝縮された舞台は、老若男女、そして海外からのお客様にも大変好評です。
栗山氏は、来月の関西二期会『フィデリオ』も演出するという、まさに精力的な活躍ぶりです。
スタッフ、キャスト一同、ご来場をお待ち申し上げております。
▼公演詳細はこちらをご覧ください
2009年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』- 東京二期会オペラ劇場

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NHKニューイヤーオペラコンサート&ウィーンフィルニューイヤー

新年明けましておめでとうございます。
1月3日(土)19時よりNHKホールで開催された、第52回NHKニューイヤーオペラコンサートも大好評の内に幕を閉じました。
今年は出演した18名のソリストのうち、15名が二期会アーティスト。
それぞれに幻想と熱情の名場面、名アリアと銘打って、聴き応えのある名演奏が続き、その模様がNHK教育テレビほかで生中継されました。
指揮:飯森範親 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 合唱:二期会合唱団 他
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写真:楽屋で勢揃いした15名の二期会アーティストたち
前列左から=横山恵子、小山由美、臼木あい、大村博美、直野 資、佐々木典子、幸田浩子、林 美智子、安井陽子
後列左から=成田勝美、福井 敬、高野二郎、小森輝彦、樋口達哉、佐藤泰弘
演奏された主な曲目
歌劇『魔笛』から“なんと美しい絵姿” タミーノ…(テノール)高野二郎
歌劇『魔笛』から“復讐の心は地獄のように胸に燃え” 夜の女王…(ソプラノ)安井陽子
歌劇『ホフマン物語』から“昔アイゼナハのお屋敷に” ホフマン…(テノール)樋口達哉
歌劇『ホフマン物語』から“森の小鳥はあこがれを歌う” オリンピア…(ソプラノ)幸田浩子
歌劇『メフィストーフェレ』から“私はあまのじゃくだ” メフィストーフェレ…(バス)佐藤泰弘
歌劇『ルサルカ』から“月に寄せる歌” ルサルカ…(ソプラノ)佐々木典子
楽劇『ワルキューレ』第1幕から“冬の嵐は過ぎ去り”
   ジークムント…(テノール)成田勝美 ジークリンデ…(ソプラノ)横山恵子
歌劇『カルメン』から ハバネラ“恋は野の鳥” カルメン…(メゾ・ソプラノ)林 美智子
歌劇『カルメン』から 闘牛士の歌“諸君の乾杯を喜んで受けよう”
   エスカミーリョ…(バリトン)小森輝彦
歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』から“ママも知るとおり”
   サントゥッツァ…(メゾ・ソプラノ)小山由美
歌劇『道化師』から“衣装をつけろ” カニオ…(テノール)福井 敬
歌劇『ジャンニ・スキッキ』から“私のお父さん” ラウレッタ…(ソプラノ)臼木あい
歌劇『オテロ』から“無慈悲な神の命ずるままに” ヤーゴ…(バリトン)直野 資
歌劇『蝶々夫人』から“ある晴れた日に” 蝶々夫人…(ソプラノ)大村博美

■放送予定■
そして、1月1日に生放送された「ウィーンフィル ニューイヤーコンサート2009」がNHK-BS2で再放送されます。番組ゲストにはウィーン国立歌劇場で活躍し、昨年のN響第九にもソリストで出演した、バリトン甲斐栄次郎が登場致します。是非ご覧ください。
1月24日(土)21:00〜24:00 BS2(再放送)
二期会アーティストは今年もより素晴らしい演奏と感動を皆様にお届けいたします。どうぞご期待ください!!

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『声楽家のアトリエ』バス&バリトンの世界 10月15日 紀尾井ホール
色彩豊かな〈声〉の力で聴衆の心を掴んだ一夜! ほか

☆コンサートレビュー
日経新聞と新日鐵文化財団の共催でロングランを続けてきたシリーズ「歌」〜こころ響き合うとき。
12回目を迎えた今年は、「色彩豊かな声の魅力をもっと知ってほしい」とバスとバリトンの世界に思いっきりスポットライトを当て、オペラの中から選りすぐりの聴きどころと重唱の数々を、字幕付で上演。それぞれ音色の違う歌手たちの集中力の途切れない気迫のこもった演奏は、パレットの上で混ざり合うカラフルな絵の具さながら、琴線に触れるドラマティックな演奏の数々が聴く者の想像力をかきたて、客席は最後まで熱い熱気に包まれました。
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写真=左から与那城 敬、斉木健詞、佐藤泰弘、多田羅迪夫(写真提供=新日鐵文化財団)
平均身長180センチ以上の旬の実力派、与那城 敬、斉木健詞、佐藤泰弘がそれぞれ当たり役を競いました。与那城 敬が歌う『トロヴァトーレ』ルーナ伯爵の情熱に満ちた優美なアリア、斉木健詞の溌剌とした『フィガロの結婚』のフィガロ、佐藤泰弘の超低音の魅力で聴かせる『魔笛』のザラストロなど、珠玉の歌声が続きました。案内役として要所要所にトークも行った多田羅迪夫は『オテロ』‘ヤーゴの信条’で人間の心の底に潜む複雑な感情を描出。そして重唱の場面では透明感のある美声の吉原圭子が『リゴレット』のジルダや『愛の妙薬』のアディーナ、華麗な演唱でファンを魅力する腰越満美の『椿姫』ヴィオレッタや『ドン・ジョヴァンニ』エルヴィーラ等を歌い、極上のアンサンブルを聴かせ、生の声の素晴らしさとオペラの世界の広がりある魅力を深く堪能させる一夜となりました。今後もこうした優れた新企画が各地で開催されることを期待したい。
ピアノは山田武彦さん。
koshigoe_yonashiro.JPG 『シモン・ボッカネグラ』から腰越満美、与那城 敬(写真提供=新日鐵文化財団)
●楽屋での全員の写真などが多田羅迪夫のブログでご覧頂けます。
 →オペラ歌手 多田羅迪夫 紹介ブログ
●斉木健詞の最新情報がファンサイトでご覧頂けます。
 →斉木健詞ファンクラブ 公式サイト

☆放送予定
「声楽家のアトリエ」で聴衆を魅了した斉木健詞が出演しました、2007年12月新国立劇場公演『カルメン』がNHK-BS2で放送されます。こちらもどうぞご覧ください。
 NHK-BS2【クラシックロイヤルシート】
 新国立劇場2007年12月公演『カルメン』
 放送日時=2008年11月17日(月)深夜00:40〜04:00
この公演は、スニガ役の斉木健詞の他、ミカエラ・大村博美、モラレス・星野 淳、ダンカイロ・今尾 滋、フラスキータ・平井香織、メルセデス・山下牧子の二期会アーティストが出演。
詳細→クラシックロイヤルシート - NHK-BS2

☆出演予定
「声楽家のアトリエ」に斉木らと共演し、華麗な歌声を聴かせた腰越満美。今後の出演情報です。
●今をときめく美しきディーヴァ! 腰越満美 リサイタル
 マイ・フェイヴァリット・ソング 〜懐かしの映画音楽からミュージカルまで〜

 2008年11月25日(火) 19:00 会場:東京文化会館 小ホール
 追憶、ムーン・リヴァー、シルェブールの雨傘、美女と野獣、スウィンク・オブ・ミー、
 アルゼンチンよ泣かないで、キャバレー 他
 問い合わせ先 MIN−ONチケットセンター:03-3226-9999
 コンサート詳細→腰越満美マイ・フェイヴァリット・ソング民主音楽協会|公演案内
●腰越満美は日本オペラ協会創立50周年記念『天守物語』の天守夫人(富姫)にも客演する予定です。
 2009年2月20日(金)19:00 会場:Bunkamuraオーチャードホール

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