2008年09月12日のエントリー

『エフゲニー・オネーギン』ついに開幕を迎える

世界的演出家ペーター・コンヴィチュニーが、現代社会に問いかけるチャイコフスキーのオペラ『エフゲニー・オネーギン』いよいよ開幕です。
コンヴィチュニー氏と東京二期会の出会いは2006年4月『皇帝ティトの慈悲』。並々ならぬオペラへの情熱、演出家に応えようとする意欲、高い資質を備えたオペラ歌手が揃ったこのプロダクションに、さらなる可能性を見出したコンヴィチュニー氏。皆が待ち望んだ再会は猛暑の8月。1カ月に及ぶ綿密な稽古が積み重ねられ、ついに今日幕が上がります。
10日のゲネプロより(撮影:鍔山英次)キャストは12日・14日組
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ラーリナ家の人々
未亡人ラーリナは酒瓶が手放せない
ラーリナ家に、レンスキーがオネーギンを連れてくる
決闘を前にレンスキーが歌う
名アリア「わが青春の日は遠く過ぎ去り」
「当時のロシア貴族たちは頻繁に決闘騒動を起こしたという。」「引き金の反応が鈍いし、命中率も低く、弾が真っ直ぐには飛ばなかったから」「当たる確立は低く」「大抵は急所を外し、一命を取り留める。」(本公演プログラム/文:一柳富美子より)だが、レンスキーは死んでしまう。
数年が経つ。美しく成長したタチアーナ。
従兄弟のグレーミン公爵と結婚したことを知り、呆然とする。
11日のゲネプロより(撮影:三枝近志)キャストは13日・15日組
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タチアーナとオルガは、性格は違うが仲の良い姉妹
タチアーナは本の虫
レンスキーが、ラーリナ家にオネーギンを連れてくる
タチアーナは、オネーギンに惹かれる
その夜、オネーギンへの想いを綴るタチアーナ。長大な“手紙のアリア”
タチアーナの命名を祝うパーティー
レンスキーは、オルガの恋人で、詩人です
オネーギンがオルガとばかり踊る。周りが止めてもやめないので、レンスキーはついに怒ってしまう。
決闘のあと。この後、「死のポロネーズ」の名シーンに続く。
ステージ上のハープと白樺の木。このオペラの始まりから終わりまでを見つめている。その意味は、コンヴィチュニーが演出ノートで語っている。

・・・かつて別れた人に出会ったら、その美しさに気づいた。時だけが過ぎてゆく。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

『エフゲニー・オネーギン』公演詳細ページをみる

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