去る、3月3日(土)、4日(日)に開催された、びわ湖ホールプロデュースオペラ:ワーグナー『ワルキューレ』は、天候にも恵まれ、熱気のうちに幕を閉じました。
世界的な歌手と共に、二期会アーティストも大活躍。この壮大なプロダクションの一翼を担いました。思わず引き込まれた名場面の数々。舞台写真と一緒にご紹介します。
(☆=3日公演、◆=4日公演より/写真提供:公益財団法人びわ湖ホール)
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敵に追われたジークムントは倒れこむように、見知らぬ家にたどり着きます。家の主、フンディングは、妻ジークリンデによく似た面差しのジークムントを警戒します。
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フンディンクが眠っている間に、ジークリンデはジークムントのもとへ。二人の心が通い合ったとき、冬の嵐が春に変わり、木々の葉が風にそよぎます。
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真の勇士のみが手にするというノートゥンク(剣)を、ジークムントが見事、引き抜きます。
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ヴォータンは、愛娘ブリュンヒルデに、ジークムントを助けるように命じますが、婚姻の女神にして妻のフリッカにたしなめられ、その命令を撤回します。
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ジークリンデを助けて岩山へ帰ってきたブリュンヒルデを取り囲むワルキューレたち。
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ジークムントの言葉に心を動かされたブリュンヒルデはヴォータンの命令に背いてまで、助けようとしました。
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終幕。ブリュンヒルデが深い眠りについた岩山は、ヴォータンによって火で守られるのです。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。2019年は『ジークフリート』です。ご期待ください。
【公演概要】
びわ湖ホールプロデュースオペラ
ワーグナー作曲『ワルキューレ』
日時:2018年3月3日(土),4日(日) 両日14:00開演
会場:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
指揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)
演出:ミヒャエル・ハンペ
美術・衣裳:ヘニング・フォン・ギールケ
照明:齋藤茂男
音響:小野隆浩(びわ湖ホール)
演出補:伊香修吾
管弦楽:京都市交響楽団
| 出演: | 3日 | 4日 |
| ジークムント | アンドリュー・リチャーズ | 望月哲也 |
| フンディング | 斉木健詞 | 山下浩司 |
| ヴォータン | ユルゲン・リン | 青山 貴 |
| ジークリンデ | 森谷真理 | 田崎尚美 |
| ブリュンヒルデ | ステファニー・ミュター | 池田香織 |
| フリッカ | 小山由美 | 中島郁子 |
| ゲルヒルデ | 小林厚子 | 基村昌代 |
| オルトリンデ | 増田のり子 | 小川里美 |
| ワルトラウテ | 増田弥生 | 澤村翔子 |
| シュヴェルトライテ | 高橋華子 | 小林昌代 |
| ヘルムヴィーゲ | 佐藤路子 | 岩川亮子 |
| ジークルーネ | 小林紗季子 | 小野和歌子 |
| グリムゲルデ | 八木寿子 | 森 季子 |
| ロスワイセ | 福原寿美枝 | 平舘直子 |
| 太字=二期会アーティスト | ||
