タグアーカイブ: セバスティアン・ヴァイグレ

開演間近!
R.シュトラウスの真髄に触れる『サロメ』を

開幕まで数十時間と迫った『サロメ』公演現場からレポートです。

今回の舞台セットは舞台いっぱいに飾られた巨大な階段。
高低差も非常に大きく、以下の写真のように最上部から見るとピットがかなり小さく見えますね。



今回の公演では東京ヴァージョンとして、照明デザインのハンス・トェルステデが照明を新たに再構築しています。
華やかな宮殿内に続く大階段を照らす月光が、音楽と絶妙に絡む様にご注目下さい。


ハンス・トェルステデと日本側スタッフが共に

指揮のセバスティアン・ヴァイグレと演出のヴィリー・デッカーは、他プロダクションでの協働経験があり、音楽と演出のそれぞれの要望を話しあいながら、濃密なドラマを練り上げています。
ヴィリー・デッカーは精力的に歌手と話しあいながら、ともすればアバンギャルドな部分が強調されるこの演目から、心理劇としてのサロメを深く掘り下げて描いています。


稽古中に意見を交わす指揮者と演出家

ここで指揮者と演出家からのメッセージをご覧ください!

▼指揮セバスティアン・ヴァイグレ、『サロメ』を語る!

▼演出ヴィリー・デッカーから自身の『サロメ』についてのメッセージ


今回オーケストラピットに入るのは読売日本交響楽団。指揮のセバスティアン・ヴァイグレが同オーケストラの常任指揮者就任後、初のオペラ公演となり、ピットいっぱいの大編成のオーケストラから圧倒的な音楽を奏でています。



二期会歌手陣も主役の両ディーヴァ、森谷真理、田崎尚美をはじめ、R.シュトラウスのこの名作を存分に楽しんで頂けること請け合いです。

一瞬も目を離せない、約1時間40分の凝縮されたオペラ体験は間もなく。どうぞお見逃しなく。

      *     *     *

▼『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演〉2019年6月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー/管弦楽:読売日本交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会/〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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「新時代、ヴァイグレ元年」
~6月公演『サロメ』に向けて



6月公演『サロメ』の指揮者セバスティアン・ヴァイグレは、去る5月14日にサントリーホールでの読売日本交響楽団常任指揮者就任演奏会の指揮台に立ち、大成功を収めました!

前プロ、2000年に読響が初演した現代ドイツの作曲家ヘンツェの「七つのボレロ」は、指揮者とオーケストラの固い絆を約束するような、まるで開幕のファンファーレ。そして、後半のブルックナーの大作「交響曲第9番」は、まるで長い小説を読み終えて裏表紙を閉じてしまうのを惜しむような、最終楽章の終わりの後の長い静寂が、すべてを証明していたことでしょう。サントリーホールが深い感興に包まれ、瞬く間に熱い拍手が広がりました。



終演後の懇談会でも、『サロメ』への期待を語ってくれました。
「『サロメ』を書いた時期というのは、リヒャルト・シュトラウスが古代ギリシャの物語に非常に凝っていた時期でもあります。 この時期、とてもコンパクトでありながら、非常に内容の濃い作品を立て続けに作曲しました。つまり、それが『サロメ』であり、『エレクトラ』であり『ダフネ』です。
2017年に協働した『ばらの騎士』は、いわゆる成熟した作品で、『サロメ』はそれとはまったく違うタイプですが、非常に中身が濃い。 前回『ばらの騎士』での協働はすばらしかった。私は『サロメ』をすでに6つのプロダクションで指揮しており、今回のコラボもとても楽しみです。」

就任演奏会を幸福なうちに終えると、ヴァイグレはすぐに東京二期会6月公演『サロメ』の稽古場に合流しました。




「(オペラを作るときは)オーケストラとのリハーサルでは、私が、歌います。その歌手の特徴なども考えながら。」そんなふうに語っていたマエストロ。『サロメ』は、ヨカナーンの「声」にサロメが魅了される物語ですが、マエストロの声はどうやら早くも二期会のキャストの心を掌握し始めているようです?!


      *     *     *

▼『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演〉2019年6月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー/管弦楽:読売日本交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会/〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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