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NIKIKAI Days@Blue Rose 2022(二期会デイズ) 第2日は「オペラ研修所」で一緒に学び、時を刻んだ同期が集結!~予定プログラム詳細

NIKIKAI Days@Blue Rose 2022の第2日「名作オペラの重唱で綴る愛のかたち」は、文化庁の委託により1976年から22年間、二期会に設置されていた「オペラ研修所」の最後となる第11期生がこの機に集まり、「歌う」ことのすばらしさを分かち合い、「歌う」ことができる“感謝の気持ち”を込めて声を合わせて共に歌います。

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公演に向け、全員揃って
(左から)針生美智子、山本佳代、森 朱美、手嶋眞佐子、小貫岩夫、甲斐栄次郎、安藤常光
(手前)山口佳代



このたび、予定プログラム詳細が決定いたしましたので、ご案内いたします。
国内外それぞれの場で活躍を続ける、オペラ研修所第11期生の今の歌声をどうぞお聴きください。
尚、チケットは既に予定販売数に達したため、発売を終了いたしております。あらかじめご了承ください。

days2022_2_thumb.jpg PDFちらし■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2022 第2日
「名作オペラの重唱で綴る愛のかたち」 ~時を超え 今 声を合わせ~

日時:2022年6月25日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール) 【アクセス
  ・地下鉄南北線「六本木一丁目駅」3番出口 改札より徒歩約5分
  ・地下鉄銀座線「溜池山王駅」13番出口 改札より徒歩約7分
出演:
   (ソプラノ)針生美智子、森 朱美、山本佳代
   (メゾソプラノ)手嶋眞佐子
   (テノール)小貫岩夫
   (バリトン)安藤常光、甲斐栄次郎
   (ピアノ)山口佳代

〈予定プログラム〉
<第1部>
・ヴィヴァルディ 「グローリア」より 「我ら御身を讃え」(ソプラノ二重唱) 針生、森
・モーツァルト 歌劇『皇帝ティートの慈悲』第1幕より
   二重唱「許してください、これまでの愛に免じて」(セルヴィーリア、アンニオ) 森、手嶋
・ビゼー 歌劇『真珠採り』第1幕より
   二重唱「神殿の奥深く」(ナディール、ズルガ) 小貫、安藤
・ヴェルディ 歌劇『椿姫』第2幕より
   シェーナと二重唱「ヴァレリー嬢ですか?」
     ~「天使のように清らかな娘が」(ヴィオレッタ、ジェルモン) 針生、甲斐
・プッチーニ 歌劇『蝶々夫人』より
   花の二重唱「あの桜の枝をゆすって」(蝶々夫人、スズキ)山本、手嶋
<第2部>
・ヴェルディ 歌劇『ファルスタッフ』第1幕第2部より
   「アリーチェ メグ ナンネッタ」(アリーチェ、ナンネッタ、メグ、クイックリー) 針生、山本、森、手嶋
・ドニゼッティ 歌劇『ラ・ファヴォリータ』(イタリア語版)第4幕より
   フィナーレ「我が姉上よ!…」
     ~「神のように慈悲深いあなた」(レオノーラ、フェルナンド) 手嶋、小貫
・ヴェルディ 歌劇『シモン・ボッカネグラ』第1幕より
   シェーナと二重唱「あなたはアメーリア・グリマルディなのか?」
     ~「孤児の私は貧しい女の家で育ちました」(アメーリア、シモン) 山本、安藤
・マスネ 歌劇『マノン』第3幕第2場より
   二重唱「あなたでしたか!~そうよ、私よ!」(マノン、デ・グリュー) 森、小貫

※やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございます。

▼公演情報ページはこちら
NIKIKAI Days@Blue Rose 2022 - 主催・制作コンサート - 二期会21

《チケットはおかげさまで予定販売数に達したため、発売を終了いたしました》

●公演に関するお問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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大分二期会初のオペラ公演、成功裡に終わる

 去る11月23日、大分市のいいちこ総合文化センター「グランシアター」において、大分二期会制作による初のオペラ公演『魔笛』(中村敬一氏演出)が1,500名の観客を集めて大成功を収めた。大分県民芸術文化祭の閉幕行事として行われ、大蛇には庄内神楽の伝承に努める県立由布高校郷土芸能部の生徒が特別参加で大分らしさを演出した。遠方から参加した県出身歌手達が稽古に不参加の際には、県内在住者がカヴァーを務めるなど、様々な困難を克服しての成功だった。
ooita_zauberflote_DSC_1960.jpg カーテンコールから
 今回の特筆すべき点は、殆どのキャスト、合唱、オーケストラが大分県に関係のある人であるという点で、特に大分県立芸術文化短期大学の存在が大きな力となった。つまり、ピットに入ったのは同短大の現役学生を中心に、卒業生に数名の教員が加わったオーケストラで、ピットでのオペラ演奏も、休憩を挟んだ3時間の長丁場も初めての経験。そんなオケを支えたのが、東京のプロオーケストラでコンサートミストレスを務めた経歴を持つヴァイオリンの川瀬真由美教授と、東京二期会のオペラ制作でも長く活躍し、オペラの演奏に精通した指揮者の森口真司准教授だった。制作費に限界があり、セットの代わりに芸短大美術科の学生達による各場面の背景画を映像で投影したのも好評だった。
ooita_zauberflote_DSC_1528.jpg パパゲーノを演じた安藤常光(左)
 東京二期会会員では侍女役の愛甲久美、上田雅美、モノスタトスの中村弘人が大分在住。ザラストロを歌った伊藤 純(芸短大卒・東京在住)、パパゲーノの安藤常光(大分市出身・金沢在住)、弁者役の原 尚志(福岡在住)。武士2役の秋吉一央(芸短大卒)は、数年前にオペラ研修所を修了した準会員だ。合唱には芸短大の学生に加え、一般募集で4月から稽古を積んできたメンバー達で、堂々たる演奏を聴かせた。(中山欽吾)

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