2007年12月04日のエントリー

ソプラノ大西ゆか、「題名のない音楽会21」で世界のスミ・ジョーと共演!

 去る9月の東京二期会『仮面舞踏会』でオスカル役を歌ったソプラノの俊英、大西ゆかがテレビ朝日「題名のない音楽会21」の収録で世界的なディーヴァ、スミ・ジョーと共演を果たしました!
番組では「巨匠からのレッスン」というテーマで、スミ・ジョーさん指導による特別公開レッスン(会場=昭和女子大人見記念講堂)を開講、その中で受講生の大西がオスカルのアリア「薄黒い顔で輝く星を仰ぎ」を課題曲にして収録に臨みました(ピアノは石野真穂さん)。
リハーサル時に大西の歌を聴いたスミ・ジョーさんからは、「彼女は素晴しい! 教えることは何もありませんよ!」と賛辞を送られた大西でしたが、収録本番では二重子音のより明確な発音や、いっそう効果的なスタッカート、クレッシェンドのコツなど、さらにワンランク上の劇的な歌唱表現を実現するための極めて実践的なアドヴァイスをいただきました。

CA390067.JPG スミ・ジョーさんと大西が同じフレーズを声を合わせて歌う場面が何回も見られ、受講生の力を引き出すことに長けたスミ・ジョーさんの見事な指導ぶりと、それによく応えてついてゆく大西との、ふたりの熱のこもったやりとりに会場のお客さまも思わず釘付けとなりました。
こうして夢のようなひとときはアッという間に終わりました。
...実は、オスカル役は若きスミ・ジョーさんが故 カラヤンによる大抜擢でザルツブルグ音楽祭にデビューを果たした、スミ・ジョーさんにとっても思い入れのある役です。
くしくも同じオスカルで二期会オペラ・デビューを果たしたこともあり、大西にとってもこの上なく思い出深い公開レッスンとなりました。
収録後にはスミ・ジョーさんの楽屋を訪ね、彼女からレッスンでの健闘をねぎらわれた大西ですが、大西がメゾ・ソプラノから転向したときに勉強のためにスミ・ジョーさんのCDを何枚も聴いていた話をすると、「私もはじめはメゾだったんですよ!」と思いもよらぬエピソードも明らかになりました。
すっかり打ち解けた間がらになったスミ・ジョーさんからは、大西が持参したスミ・ジョーさんの数々のCDやDVDに快くサインして下さり、ツー・ショットにも応じて下さいました。
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すべての収録を終えた大西からは、「短い時間でしたが、世界のプリマの真髄を間近で、そして肌で感じることができて、ものすごく色々な刺激を受けました!本当に貴重な経験をさせていただきました!」と充実のコメントがありました。
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この模様は来たる12月9日(日)午前9時00分〜「題名のない音楽会21」で放映される予定です。皆さま、是非ご覧下さい!
テレビ朝日 - 題名のない音楽会21

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