2012年09月04日のエントリー

東京二期会オペラ劇場『パルジファル』指揮:飯守泰次郎よりメッセージ

東京二期会オペラ劇場『パルジファル』は、13日のプレミエにむけて、本日4日より東京文化会館で準備が始まりました。
読売日本交響楽団とのリハーサルも始まり、稽古もいよいよ大詰めです。
連日のリハーサルを精力的にこなすマエストロ飯守泰次郎から、お客様へ向けてのメッセージ映像です。
静かで素朴な語り口の中に、力強くエネルギーのこめられた言葉が続きます。ぜひご覧ください。

また、4日(火)の読売新聞夕刊文化面にも、飯守氏のインタビュー記事が「『パルジファル』新機軸-二期会60周年 万全の布陣」と題されて掲載されました!こちらもあわせてお読みください。

<飯守泰次郎ビデオ・メッセージ(要約)> 「オペラファンのみなさま、こんにちわ。 二期会創立60周年記念公演ワーグナー『パルジファル』指揮の飯守泰次郎です。
目下、この特別な暑さの中で、大汗をかきながら、この大作にとりくんでおります(※8月下旬撮影)。
ワーグナー作品の特徴として、まず彼は、神話、伝説、歴史などから自分でテクストを書き、音楽を書くというところで徹底的に有機的なものを作り上げています。その題材や内容は、人類の過去、現在、未来にわたって、普遍的で根源的なものを扱っております。彼の音楽、作品がひじょうに説得力が強いといわれる所以です。
『パルジファル』は、ワーグナー最後の作品にふさわしく、その音楽的手法はじつに円熟を極めています。ロマンティックな音楽の流れ、調性が頻繁に変化すること、半音階進行を多様すること・・・そして、楽器法、つまり楽器の使い方がひじょうに色彩豊かです。ワーグナーの音楽に接すると、われわれは彼の魔術の虜になります。宗教的な美しさ、と同時にその反面、愛欲による官能的な恍惚感というものが、この作品の流れに深く位置しています。まさにワーグナーの魔術といえるでしょう。
今回のプロダクションは、二期会の最高のメンバーをあつめておおくりする、バルセロナ、チューリッヒ、そして東京の共同制作です。
偉大な作品には、さまざまな深さや角度から解釈をする余地があるものです。今回、とくにひじょうに意外な結末を迎えることになりますので、楽しみにしていただければと思います。
それでは、東京文化会館でみなさまとお目にかかれることを楽しみにいたしております」

▼『パルジファル』の公演詳細はこちら
チューリッヒ×バルセロナ×東京 三都市をつなぐ国際オペラ・プロダクション!『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
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