2012年11月12日のエントリー

「二期会クリスタルコンサート」出演者メッセージ

毎秋恒例の「二期会クリスタルコンサート」
入会オーディションや幹事会推薦、そして全国の二期会から移籍の歌手が、二期会会員として初めて出演する、一夜限りのコンサートです!
 チラシ(PDFファイル)
「新進声楽家の夕べ」と共に“お披露目の場”ともなるこのコンサートを毎年楽しみにして下さっている方々も多くいらっしゃると思います。
今回、ソプラノ見角悠代とテノール直野良平に、このコンサートに懸ける意気込みを伺う事ができました。
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【見角悠代(みかど はるよ)】
この度このようなコンサートに出演させて頂けることを大変有難く、嬉しく思っております。国内外ですでに広くご活躍のお仲間の皆様、そして素敵なピアニストの多田聡子さんとご一緒させて頂けて光栄です。
プログラム曲が出揃い、それぞれに個性的で、喜怒哀楽盛りだくさんのステージとなっております。二期会を応援して下さるお客様、そして会員の諸先輩方にも早く顔と名前を憶えて頂けるよう、心に残るような演奏ができればと思います。ご担当下さいました曽我榮子先生、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。ご挨拶代わりに、歌える喜びと音楽と共に過ごすひと時を皆様に贈りたいと思います。どうぞみなさまお出かけ下さいませ!
【直野良平(なおの りょうへい)】
この度は二期会へ入会させて頂き、初めてのコンサートで2曲の名オペラアリアを歌わせて頂く事になりました。
自分相応の実力の曲を披露するべき貴重な機会では御座いますが、常に挑む気持ちで舞台に立ち、難曲に挑みたいという気持ちから今回の選曲とさせて頂きました。
イタリアに住み始めた時、生活に余裕もなかった為、CDを買うにも数ヵ月も悩んだCDがありました。練習を終えた夜に毎日、ミラノの中心街のCD屋さんへ行って試聴コーナーにて聞いていた曲が今回歌わせて頂くヴェルディのオペラアリアで、イタリアで初めて買ったCDがそのパヴァロッティのCDになるわけですが、1940年代前後の偉大なるイタリア人テノール歌手達しか聞いた事がなかった私にとって、1960年代の若かりしパヴァロッティの輝く光る様な声は新鮮で、これがイタリアのスターの歌声かと気持ちを昂らせながら毎回帰宅した事を記憶しています。彼の様に輝かしいリゴレットのアリアを歌いたいと情熱を持つも上手く行かず、苦しかった日々を思い出します。
そんな日々を思いつつも挑戦する気持ちを持って、貴重な二期会クリスタルコンサートの舞台で歌える事に感謝し、自分らしく自分の声で精一杯歌いたいと思います。
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見角は、R.シュトラウスの「何もない」と、同じくR.シュトラウスの『ナクソス島のアリアドネ』より「偉大なる王女さま」を、直野は、マスネの『マノン』より「とうとうひとりぼっちか」とヴェルディ『リゴレット』より「頬の涙が」をそれぞれご披露致します。
既に国内外で活躍をみせる、期待の大型新人8名の、想いをのせた歌声を皆様どうぞお楽しみください!

■■公演情報■■
《二期会創立60周年記念公演》
二期会実力派のニューフェイスたちが歌う
「二期会クリスタルコンサート」
日時:2012年11月22日(木) 19:00開演
会場:すみだトリフォニーホール・小ホール
出演:
ソプラノ 上田真野子、田辺彩佳、中村真紀、前田地香子、見角悠代
テノール 直野良平
バリトン 高田智士、古川精一
ピアノ  多田聡子
▼コンサートの詳細・ご予約はこちらから
二期会クリスタルコンサート - 東京二期会

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