2014年06月17日のエントリー

ソプラノ橋本明希、ドイツのダルムシュタットで活躍中!

ドイツ・ダルムシュタット市立劇場(Staatstheater darmstadt)の専属歌手として活躍する、ソプラノ橋本明希(はしもと あき)。
去る6月1日、同劇場でプレミエ(初日)を迎えた、プッチーニ〈三部作〉の公演で、『ジャンニ・スキッキ』のラウレッタに抜擢され、好評を博しています。
現地ダルムシュタットの誌面にも評が掲載されましたので、一部ご紹介しましょう。
「Der Opernfreund (オペラの友)」
少女らしいラウレッタにぴったりな容姿を持つ橋本明希は、彼女の高く澄んだソプラノで夢のように若々しく柔らかな「私のお父さん」を体現した(アリア後に拍手)。
「Darmstadter Echo (ダルムシュタット・エコー)」
かわいらしい橋本明希は有名なラウレッタのアリア「私のお父さん」を、若く恋をしている女性として
とても柔らかな艶やかさを持って歌い、アリア後には拍手を受けた。
他にも、「Frankfurter Neue Presse (フランクフルター・ノイエプレッセ)」、「Frankfurter Allgemeine (フランクフルター・アルゲマイネ)」でも橋本のラウレッタが評判になりました。
同公演は、プッチーニの一幕物オペラ、『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』を上演するプログラム。指揮はマーティン・ルーカス・マイスター、演出はジョン・デュー。現地7月11日まで公演が予定されています。
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写真提供:Barbara Aumüller
橋本は、「色彩豊かな衣装、楽しい演出、美しい音楽でお客様に毎回楽しんで頂いているようです。登場人物は一人一人様々な付け鼻を付けています。長かったり、鷲鼻だったり、私の場合はブヒブヒという感じです(笑)。」と、メッセージを寄せてくれました。
hashimoto_aki_201406_0581.jpg 舞台メイクをした橋本。付け鼻が特徴的。
先週末は劇場主催のエイズ患者のためのチャリティコンサートで日本歌曲と夕鶴のつうのアリアを歌い、来月には今シーズン最後のガラ・コンサートでベッリーニ『夢遊病の女』のアリアを歌うとのこと。
ダルムシュタットは、フランクフルトから1時間ほどの街。マインツやマンハイムも近いのですね。
これからも、ドイツでの活躍が楽しみです。
▼ダルムシュタット市立劇場ウェブサイト(ドイツ語)のプッチーニ〈三部作〉のページ
Il trittico – Der Mantel | Schwester Angelica | Gianni Schicchi - Staatstheater Darmstadt

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