2020年03月06日のエントリー

【販売終了間近!】2020-2021シーズン オペラ・セット券のご予約は3月14日(土)まで~オンラインで座席指定も

多くのお客様に、シーズンを通して東京二期会のオペラ公演をお楽しみいただけるよう、2020年9月3日(木)『フィデリオ』プレミエから始まる 2020-2021シーズンのオペラ・セット券を発売中! 今年は3種類のオペラ・シーズン・セット券をご用意しています。ご予約受付は3月14日(土)まで。最良のお席を一番お得にお求めできる機会ですので、ぜひご利用ください!

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《東京二期会オペラ劇場》
■ベートーヴェン 『フィデリオ』(新制作)
2020年9月3日(木)/4日(金)/5日(土)/6日(日)
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今年はベートーヴェン生誕250周年。楽聖唯一のオペラをシーズン・オープニングに!
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・オペラの音楽監督を務める、日本でも人気の指揮者ダン・エッティンガーが東京二期会初登場。
『ダナエの愛』『ローエングリン』で評判を呼んだ映画監督・演出家の深作健太によるオペラ三作目となる舞台にもご期待ください。

《東京二期会オペラ劇場》 NISSAY OPERA 2020提携
■レハール 『メリー・ウィドー』(新制作)
2020年11月26日(木)/27日(金)/28日(土)/29日(日)
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ブザンソン国際指揮者コンクール優勝の沖澤のどか、俳優座気鋭の演出家眞鍋卓嗣が東京二期会初登場!若きリーダーが紡ぐ、極上のオペレッタを。

《東京二期会オペラ劇場》
■ワーグナー 『タンホイザー』(新制作)
~フランス国立ラン歌劇場との提携公演~
2021年2月17日(水)/18日(木)/20日(土)/21日(日)
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バイロイト音楽祭常連の指揮者アクセル・コーバーはこれが初来日。《東京リング》の演出キース・ウォーナーとともに起こす奇跡。至高のワーグナー体験がここに!

《二期会ニューウェーブ・オペラ劇場》
■ヘンデル『セルセ』(新制作)
2021年5月22日(土)/23日(日)
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東京二期会が贈る3年に1度の本格バロック・オペラの祭典!名曲〈オンブラ・マイ・フ〉が誘う、古代ペルシアを舞台にしたラブストーリー。

《東京二期会オペラ劇場》
■ヴェルディ『ファルスタッフ』(新制作)
~テアトロ・レアル、ベルギー王立モネ劇場、フランス国立ボルドー歌劇場との共同制作公演~
2021年7月16日(金)/17日(土)/18日(日)/19日(月・祝)
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欧州で賞賛されたロラン・ペリーの舞台で贈るヴェルディ最晩年の傑作喜劇
NYメトロポリタン・オペラでも活躍する指揮者ベルトラン・ド・ビリーが2018年9月プッチーニ〈三部作〉以来の再登場!

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2020-2021シーズン・セット券 セット内容 [選べる2+1のコース]

「ゴージャスにオペラを満喫!」
全演目の最上席(S席)からお好みの座席をいち早く、最安でお求めいただけます
◆プレミエセット券
 全公演のプレミエ(初日)公演のS席(定価73,000円相当)を55,000円で
◆千秋楽セット
 全公演の千秋楽公演のS席(定価76,000円相当)を60,000円で

そして、「もっと気軽に、もっとお得にオペラを楽しみたい!」という方のために
◆オペラ・フレンドパック
 全演目のプレミエ公演または千秋楽公演のB~C席(定価41,000円相当)を30,000円で

もちろん、二期会オペラ愛好会(年会費2,500円~)会員様の特典も!
・「プレミエセット」「千秋楽セット」は上記価格からさらに5,000円割引
・全演目の有料プログラムを会員様1名につき1公演1冊ご進呈。
 (2021年5月『セルセ』はプログラム無料配布となります)
愛好会へはセット券お申込みと同時のご入会も承ります。

▼お問合せ・お申込
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)
Gettii ←24時間受付、座席位置選択可能、予約&発券手数料0円、 セブン-イレブン店頭で
お受取のインターネット予約「Gettii(ゲッティ)」を是非ご利用ください!!

《ご案内》
*上記以外の組み合わせのセット券は販売いたしません。
*公演中止の場合を除き、チケットの変更・払戻しはいたしません。

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『ルル』は私の演出家としての集大成~カロリーネ・グルーバー緊急プレトーク・リポート

去る2月22日(土)に開催した演出家カロリーネ・グルーバーのプレトークには、緊急の開催決定にもかかわらず事前のご予約で満席となりました。多くの方のご来場、誠にありがとうございました。
グルーバー氏からは、これまで日本ではあまり語られてこなかった演出家を目指すことになった軌跡についての話があり、そして今『ルル』を演出するにあたっての自身の想いが語られました。
プレトークの内容をテーマごとにご報告します。

*     *     *


<オペラ演出家を目指すまで>
KON-NICHIWA!
東京に戻って来られて、また今回、私自身がオペラ演出家となった軌跡を話す機会をいただいたこと、とてもうれしく思っています。



私の両親はオーストリアの山の中に住んでいて、若いころの私はそこで、クラシック音楽とはまったく無縁の環境で育ってきました。
ただ、「物語」に関することにはとても興味がありました。映画を観たり、本を読んだりすることで、小さいころは「映画監督になりたい」と思っていました。
ウィーンで演劇学を学ぶようになって、友人がウィーン国立歌劇場に連れて行ってくれました。
当時は、学生用の桟敷席が非常に安く買えたので、たくさんのオペラを観ることができたのです。
最初に観た作品は、フランコ・ゼッフィレッリ演出、ジュゼッペ・シノーポリ指揮の『ラ・ボエーム』。ミミ役にはミレッラ・フレーニがいました。
とにかくその他の演目でも、すぐれた指揮者、アーティストが登場して、その世界に夢中になり、頭の中が“BAKUHATSU!”してしまいそう。私が19歳のときです。カルロス・クライバー指揮の『ばらの騎士』は、もう、圧巻でした!
あるときのこと。次に観る演目が『フィガロの結婚』だったので、事前にストーリーを読んでおいたのです。フランス革命前夜の様子や、文明の衝突、そして階級の対立など、さまざまな要素が織り込まれていて、それはとても興味深いものでした。
そして、期待して公演を観たのです。ところが、それが、音楽も舞台も美しいのですが、どうしてももの足りない。事前に読んできたストーリーが見えづらいし、スリルが足りないと感じてしまいました。学校でも、友人たちにそのことを訴えていたのです。すると、私はこう言われました。
「そんなに言うんなら、自分でやれば?」



<オペラを女性の側からとらえなおす>
オペラを演出するとき、私はまずストーリーを見ます。
そして、自分の側から、すなわち、女性の側から物語をとらえなおすのです。
演出を始めたのは私が23歳のとき。まだ女性のオペラ演出家などほとんどいなかったような時代に、当時の劇場のインテンダントは、女性を起用したいという気概を持った方だったので、とてもラッキーでした。
オペラは、これまで男性の視点から描かれ、上演されてきました。たとえば、なぜオペラでは最後に女性が死ななければいけないの?とか。何か別のエンディングがないだろうか、と考えます。オペラは、いつも自分の心の問題とつながっています。どのような作品にも、必ず心を打つ何かがあります。たとえば『リア』では、父と娘の関係性が描かれますが、現代の人々の人生にも関わるテーマです。私の仕事は、そのようにして、作品の中から、人々の心を打ち、胸に迫るものを掘り起こすことなのです。
私のキャリアの中で、一時期、演劇に移ったことがありましたが、やがてオペラに戻ってきました。なぜなら、オペラには音楽があるからです。バロックから現代まであらゆる時代のオペラを演出してきましたが、どの音楽も大好きです。音楽を聴くことで、単なる筋書きではない、物語の深層に迫っていくことができるからです。


カロリーネ・グルーバー演出 2011年11月 東京二期会 モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より(撮影:三枝近志)

<オペラ『ルル』への特別な想い>
以前から、『ドン・ジョヴァンニ』や『ルル』のような作品を、女性の側から描いてみたいという想いがありました。
『ルル』は私にとって特別な作品です。その理由の一つは、私が、作曲家のアルバン・ベルクと同じオーストリア人であるということ。『ルル』からは、20世紀という、音楽が大きく変化してしていった時代の、ウィーンという町の魂を感じます。ベルクは『ルル』を完成せずして早くに亡くなりましたが、それゆえに『ルル』の価値はさらに高まっていると思います。
また、これまでに、同じ女性のアーティストとして、指揮者のシモーネ・ヤングと5つのプロダクションで協働してきました。彼女とは、会う度に、今度は『ルル』をやろうと話してきました。それはいまだに実現しないままでいますが、私は、今こそ『ルル』を上演するときだと思っています。
#MeToo」運動がさかんに行われる今、『ルル』は、ある意味で「#MeToo」オペラだと思います。ルルは男性と女性で捉えられ方がまるで違います。男性からみればルルは蠱惑的な存在で、そのように描かれてきたことが多いのは事実。ですが、私かからみると、むしろ彼女は哀れな存在です。幼いころに貧民院で育ち、やがてシェーン博士に囲われて成長していく中で、彼女は自分自身の感性や内面を形成していく。ある意味、犠牲者です。今回、私は、ルルの内面、彼女の魂を描きたい。
『ルル』は、私のオペラ演出の集大成になるでしょう。

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7月公演『ルル』を演出するカロリーネ・グルーバー。
今こそ上演されるべき新しい『ルル』にむけて、ルルの内面を表現するために、今回初めてダンサーの起用を決意。気鋭コンテンポラリー・ダンサー中村 蓉が起用されました(中村は、2021年5月公演ヘンデル『セルセ』を演出することも先に決定、発表されています)。

「自身の集大成」とまで語ったグルーバーの『ルル』 に、どうぞご期待ください!

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▼『ルル』公演情報ページはこちら
 《チケット発売中》 ・2020年7月公演 A.ベルク『ルル』〈新制作〉 - 東京二期会オペラ劇場
2020年7月10日(金)18:30、11日(土)14:00、12日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:マキシム・パスカル/演出:カロリーネ・グルーバー/管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会

●『ルル』公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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