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メゾソプラノ清水華澄、6/26(火)開催リサイタル迫る!&10月は共同制作『アイーダ』アムネリスで出演

本年2月の東京二期会『ローエングリン』ではオルトルートを演じ、観た人々に強くその印象を残すなど、確かな存在感で多くのファンを魅了しているメゾソプラノ清水華澄が、紀尾井ホールにて「未来の自分へ」と題したリサイタルを6月26日(火)に開催いたします。

マーラー「さすらう若人の歌」、谷川俊太郎詩、根本卓也作曲「臨死船」などをプログラムし、人生に、そして未来へと繋ぐ音楽と向き合いたいという清水に、リサイタルへ向けての想いを聞きました。

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メゾソプラノ 清水華澄
私が出来ることは、歌うこと。この道は果てしなく続き、終わりはありません。歌えば歌うほど恐ろしさを知り、恐怖心は増すばかり。
一人楽譜と向き合う時間はとても静かで何よりの喜びですが、道が消え、崖になり、思わず立ち止まってしまいそうになったこともありました。そんな中で私が生きる目標として見つけたのがこのリサイタル「未来の自分へ」です。

信頼するピアニスト越知晴子さん、そして、長野県松本市で開催されてきた「サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ松本フェスティバル OMF)」の公演プロデューサーとして長年活躍なさってきた森安 淳さんが、リサイタルの制作を引き受けてくださいました。
演奏プログラムは、歌える作品は全て歌いたいと思っているマーラー。歌手人生に大きな影響を与えたストラヴィンスキー。朗読と歌唱を交えて演奏する日本語の作品では、根本卓也作曲、谷川俊太郎詩による「臨死船」をこれからの私へのメッセージを込めてプログラムを組みました。

私の大挑戦は2018年6月26日19時 紀尾井ホール。皆様、何卒よろしくお願いいたします!

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また本年10月には、共同制作オペラ ヴェルディ『アイーダ』(A.バッティストーニ指揮)のアムネリス役で札幌・神奈川・兵庫公演に出演。こちらもどうぞお楽しみに。
今もっとも活躍著しい、旬のメゾソプラノをぜひ聴きにいらしてください!


6月8日に行われた「臨死船」のリハーサルにて
左から 鈴木広志さん(サックス)、越知晴子さん(ピアノ)、根本卓也さん(作曲家)と清水華澄

■■■ 公演情報[1] ■■■

清水華澄リサイタル 未来の自分へ
日時:2018年6月26日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール
  (JR・地下鉄「四ツ谷駅」麹町口より徒歩6分)
料金:全指定席 S席¥4,500、A席¥4,000、学生¥2,500
出演:清水華澄(メゾソプラノ)、越知晴子(ピアノ)、鈴木広志(サックス)

▼リサイタル公演情報ページはこちら
清水華澄リサイタル 未来の自分へ - 東京二期会

■■■ 公演情報[2] ■■■

グランドオペラ共同制作
G.ヴェルディ『アイーダ』オペラ全4幕

(日本語字幕付き原語(イタリア語)上演)
<ローマ歌劇場との提携公演>
指揮:アンドレア・バッティストーニ
演出:ジュリオ・チャバッティ(現演出:マウリツィオ・ディ・マッティ)
アムネリス役 清水華澄が出演する公演と日時:
<札幌公演>2018年10月7日(日)14:00 札幌文化芸術劇場hitaru
<神奈川公演>2018年10月20日(土)14:00 神奈川県民ホール 大ホール
<兵庫公演>2018年10月24日(水)18:30 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

▼公演概要ページはこちらから
グランドオペラ共同制作 G.ヴェルディ『アイーダ』|オペラ公演ラインアップ - 東京二期会
 
 

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びわ湖ホール『アイーダ』がNHK-FMで放送されます!!

去る3月、びわ湖ホールで上演された、びわ湖ホール・神奈川県民ホール・東京二期会・谷桃子バレエ団・神奈川フィル共同制作によるオペラ『アイーダ』が、7月24日(日)NHK-FMラジオで放送されます。

本公演は東日本大震災の影響により、神奈川県民ホールでの公演が中止となりました。
残念ながら神奈川での公演をご覧いただけなかった皆様も、是非この放送をお楽しみください。

◆放送予定◆
サンデークラシックワイド オペラアワー
びわ湖ホール『アイーダ』ほか

放送局:NHK-FMラジオ
放送日時:2011年7月24日(日) 14:00~18:00
    (内アイーダは前半のおよそ2時間半)
収録:2011年3月6日(日) びわ湖ホール
主な出演者:
  指揮・沼尻竜典
  アイーダ・横山恵子、ラダメス・福井 敬、アムネリス・清水華澄、
  アモナズロ・堀内康雄 ほか
  合唱・びわ湖ホール声楽アンサンブル、二期会合唱団
  管弦楽・京都市交響楽団

▼放送の詳細はこちらをご覧ください
サンデークラシックワイド -オペラアワー- ▽びわ湖ホール“アイーダ”ほか - NHK番組表

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ソプラノ木下美穂子からメッセージが届きました

3月11日に発生いたしました「東日本巨大地震」の想像を絶する被害で多くのの命が失われたことに対し、深くお悔やみを申しあげます。
心より黙祷を捧げさせていただき、被災された方々のご無事と一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。
ロンドンの名門、ロイヤル・アルバートホール『喋々夫人』9回公演を終えたソプラノの木下美穂子からも今回の大地震による大変な事態を心配して、メッセージが届きました。
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東京二期会「蝶々夫人」木下美穂子 撮影:三枝近志
「12日に最終日を迎えました。最後は金・土の2日連続と過酷なスケジュールでしたが、ちょうどこちら時間金曜日に日本で大地震が起こりました。この日は、ロイヤルアルバートホールも、私たちの公演の開演直前にアナウンスが入り、被災者の方々の為の黙祷をしてパフォーマンスが始まりました。この日の唯一の日本人歌手として、私も日本の皆様の為に精いっぱい歌いました。今、私に出来ることは、最高のパフォーマンスを皆さんに提供することだけですから・・・。」と語る木下美穂子の渾身の演唱に、特に最終日は、4500人全員のスタンディングオーべションとなりました。
今回は歌い慣れたイタリア語ではなく、英語(ブリティッシュイングリッシュ)での演奏でしたが、現地評などでもその演唱は大好評を博し、国際的にさらなる評価を高めることとなりました。
 
Royal Albert Hall
木下は、この後イタリア経由でパリに入り、今週からは次の公演のリハーサルがアメリカネブラスカ州で始まるとのことです。
ほかにも、内外の二期会アーティストたちから沢山のメッセージや今、自分たちに出来ることは何かという声などが次々と届いております。

※今後予定されている二期会主催公演等について、地震の影響による変更や中止が決まりましたら都度ホームページ等でお知らせいたします。
▼東京二期会、神奈川県民ホールほか共同主催、舞台芸術共同制作公演『アイーダ』神奈川公演中止に関するお知らせ
【公演中止】『アイーダ』神奈川公演(3/20,21)中止のお知らせ - 東京二期会
【重要なお知らせ】神奈川県民ホール及び神奈川芸術劇場主催3月公演等の中止のお知らせ - 神奈川芸術文化財団|財団からのお知らせ

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びわ湖ホール プロデュースオペラ ヴェルディ作曲『アイーダ』

びわ湖ホール・神奈川県民ホールをはじめ、東京二期会ほか複数の芸術団体による舞台芸術共同制作公演として、大規模なオペラ公演が可能になったシリーズ。
春のびわ湖で古代エジプトを舞台に粟國淳演出『アイーダ』の幕があがりました。
ソリストには二期会からも、横山恵子、福井 敬、小山由美、黒田 博ら、第一線の歌手が顔を揃え、アムネリスを演じる、若手メゾ・ソプラノ清水華澄の躍進にも注目が集まります。
指揮は沼尻竜典。
合唱、助演、ダンサー合わせて100人以上が、神官、巫女、兵士として登場。
華やかなエジプト王朝を壮大に描きつつ、人が人の間で苦悩する尽きないドラマを魅せる演出は粟國淳。
ローマっ子チャンマルーギの衣裳・装置はさすがのセンスのよさ。

びわ湖ホール提供の舞台写真をご紹介します。
(※画像クリックで拡大表示されます)

古代エジプトの首都メンフィス。アイーダはエチオピアの王女ですが身分を隠し、奴隷として王女アムネリスに仕えています。
そこへ、エチオピア軍接近の報。敵将はアモナズロと聞いてアイーダは動揺します。
アモナズロはアイーダの父王、対するエジプト軍の総司令官は何とアイーダと恋仲のラダメス。
故郷と恋人が敵対する苦悩に、アイーダは嘆きます。

アムネリスの部屋で踊る10人の子どもたち。シンプルで鮮やかな色の衣裳が、
かわいらしさを引き立てています。

王女アムネリスは、奴隷に身をやつすアイーダに対し
「私はエジプトの王女である。私もラダメスを愛している」と言います。
しかしアイーダは、自分がエチオピア王女であることを明かすことはできません。

エチオピア人の捕虜の中に、アイーダの父アモナズロがいます。エジプト国王は安全保障のためアイーダとその父を残すことを条件に、ラダメスの捕虜釈放希望を聞き入れます。

共に囚われの身となったアモナズロとアイーダ。父と娘と言うことはできても、国王と王女であることは伏せなくてはなりません。

◇3月6日の公演前に、東京二期会オペラ愛好会の方を対象にオペラの中のキーワードとなる歌詞の講習会が行われ、イタリア語の歌詞の朗読に挑戦しました。
rivale = ライバル 恋敵
fatale = 宿命
schiava = 奴隷(女の奴隷)
traditor = 裏切り者
dolore = 苦しみ、悩み
特別ゲストとして、3月5日にアモナズロを演じた黒田博が登場し、
お客様と夢の共演(歌詞の朗読)。
「父、娘、恋人、という個人の感情だけでは身を処すことができない立場にある、
国や民を背負っている人物であるが故の苦悩がそれぞれにある。
次第に緊張感がまして舞台全体が最終幕に向かっていく、エネルギーの高まりを感じます」と語ってくれました。

▼びわ湖ホールBlog
-アイーダ 稽古場だより Vol.5- - びわ湖ホールBlog
※※神奈川県民ホール公演について※※
このたびの地震の影響を考慮し、3月20日と21日に予定しておりました本プロダクションの神奈川県民ホール公演を中止することに致しました。お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
被災地における一日も早い復興と皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
神奈川県民ホール及び神奈川芸術劇場主催3月公演等の中止のお知らせ - 神奈川芸術文化財団|財団からのお知らせ

帆かけ舟

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沼尻竜典、ベルリン・コーミッシェ・オーパーにペーター・コンヴィチュニー演出の『ドン・ジョヴァンニ』を指揮してデビュー

来年、3月びわ湖ホール・神奈川県民ホール・東京二期会ほか共同制作オペラ『アイーダ』及び、11月東京二期会オペラ劇場『ドン・ジョヴァンニ』を指揮する沼尻竜典が、去る12月9日ベルリン・コーミッシェ・オーパーにデビューしました。演目は『ドン・ジョヴァンニ』。
演出は、来年2月東京二期会オペラ劇場『サロメ』で来日する巨匠ペーター・コンヴィチュニー。ベルリンでのコンヴィチュニー『ドン・ジョヴァンニ』は、12月9日の上演が既に67回目の人気プロダクションです。今回の上演に際して再演ながら二人は実際にベルリンで打ち合わせをして万全を期したそうです。
今シーズンの上演は、すべて沼尻指揮。来年1月7日まで7回の公演が予定されていますので、年末年始にヨーロッパにお出かけの際には注目です!
berlin_don_giovannni.jpg
<公演パンフレットから>下線部の上が指揮:沼尻、下が演出:コンヴィチュニー

▼ベルリン・コーミッシェ・オーパー『ドン・ジョヴァンニ』のサイト
Don Giovanni - Komische Oper Berlin
▼コンヴィチュニー演出、2011年2月『サロメ』公演詳細
オペラ公演ラインアップ『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場公演
2011年2月22日(火)・23日(水)・25日(金)・26日(土)東京文化会館
▼沼尻竜典指揮、2011年3月『アイーダ』公演詳細
オペラ公演ラインアップ『アイーダ』- 東京二期会共催公演
びわ湖ホール、神奈川県民ホール、東京二期会、谷桃子バレエ団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団共同制作
2011年3月5日(土)・6日(日)びわ湖ホール/20日(日)・21日(月・祝)神奈川県民ホール
※沼尻竜典指揮、2011年11月公演『ドン・ジョヴァンニ』の公演詳細は近日発表いたします。

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