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8/20(日) 東京交響楽団:東京オペラシティシリーズ第99回
「三人の会」、そして黛まどかと千住明の世界

大友直人マエストロ、東京交響楽団による日本の作曲家特集で、千住 明作曲『滝の白糸』(第3幕のみ演奏会形式)が取り上げられます。
2014年金沢での初演以来、再演を重ねている同作品に今回、欣哉役のテノール高柳 圭をはじめ、北原瑠美、加藤太朗、北嶋信也、寺田宗永、大川 博、小林啓倫、金子 宏、清水那由太が様々なシーンで登場します。
どうぞご期待ください!

欣哉役:高柳 圭


北原瑠美

加藤太朗

北嶋信也

寺田宗永

大川 博

小林啓倫

金子 宏

清水那由太


■■■ 公演情報 ■■■
東京交響楽団:東京オペラシティシリーズ 第99回
日時:2017年8月20日(日) 14:00開演
会場:東京オペラシティ コンサートホール
曲目:芥川也寸志 弦楽のための三楽章「トリプティーク」
   團 伊玖磨 管弦楽幻想曲「飛天繚乱」
   黛 敏郎 「饗宴」
   千住 明 オペラ『滝の白糸』から第3幕(台本:黛 まどか/演奏会形式)
指揮:大友直人
『滝の白糸』出演:
   (ソプラノ)中嶋彰子、北原瑠美
   (メゾ・ソプラノ)鳥木弥生
   (テノール)加藤太朗、北嶋信也、高柳 圭、寺田宗永
   (バリトン)大川 博、小林啓倫
   (バス)金子 宏、清水那由太
   (合唱)東響コーラス

▼公演詳細・ご予約はこちらから
東京オペラシティシリーズ 第99回|コンサート情報 - 東京交響楽団

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二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 出演者からのメッセージ(2)

【子どもと魔法】
19日・子ども役 澤村翔子
この役を頂くにあたって、姪っこの観察をしたり、自分自身の子ども時代を親に聞いてみたりしました。表現の仕方の参考として海外の子どもの映像なども沢山観てみました。
毎日稽古前後に、集まってミーティングを行いました。思ったこと、出来なかったことは、時間がかかっても話し合いで埋めてゆきました。お互いに言えることは指摘し合い、全てのシーンに全員が責任を持つ。
時を同じくして学んだ私達だからこそ、このような形でこの作品に取り組めたのだと思います。
一人一人の身体・歌・ココロをどうぞお楽しみください!
20日・子ども役 宮澤彩子
いたずらっ子でやんちゃな男の子の役です。
ラヴェルのキラキラした音楽とそこに作り出された子どもと魔法の世界にひたってみませんか?
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます!!

19日・肘掛椅子・木役 岩田健志
肘掛け椅子は安楽椅子と共に物語の中で最初に動く特攻隊長です。おそらく今までも何度となく子どもに踏みつけられたりしていたけれど、今回ばかりは我慢ならんと逆襲をします。木は、これまた庭のシーンで最初に喋り出します。その日の朝に子供にナイフで傷をつけられたためにまだ血(樹液)が止まらず苦しんでいます。
普段演じる事はあまりないキャラクター(笑)ですが、魅力的に演じて舞台を盛り上げていきたいと思っております!どうぞお楽しみにしていてください!
20日・肘掛椅子・木役 糀場芳嗣
「肘掛け椅子」と「木」は、子どもに乱暴に扱われつづけた結果、それなりの「年季」を経て、魔法によって意思を持った、哀れな存在です。
「椅子の気持ちになる」という、人生で中々得難い経験をさせていただきました。
公演で見事な「椅子っぷり」をお客様に披露できるよう頑張ります。

19日・安楽椅子・ふくろう役 伊藤 光
安楽椅子は、恐らく今まで、子どもに荒く跳び跳ねられたりしたのでしょう。子どもが慌てて驚く様子を喜んでいます。ふくろうは、知恵の象徴や、死の使い等と言われたりしますが、今回はきっと子どものイタズラを見てきたのだと思います。子どもに襲いかかる動物たちに、『やっちまえ~っっ』と号令をかけるように鳴きます。
終演後、『素敵な時間だった』と思っていただけるように、今最高の自分で舞台に立てるように、ラストスパート頑張りますっっ
20日・安楽椅子・ふくろう役 森 真奈美
安楽椅子は、私の初挑戦のマダム役です。人間じゃないけどw ふくろうは小さいけれどしっかり者の可愛いやつです。
他の出演者もきっと同じですが、普段やらない人間以外の役、楽しんでいただけるよう自分自身も楽しんで演じられるように頑張ります。

19日・雄猫・柱時計 野村光洋
僕の役は『柱時計』と『雄猫』です。『柱時計』は規則正しく時を刻むことへのプライドを持ち、子どもに壊されてうまく体を動かすことができないキャラクターです。その不自由さを表現したいと考えています。『雄猫』は『雌猫』とペアで行動し、子どもを部屋の外に誘う重要なシーンで登場します。非常にリアルな猫の鳴き声で鳴きながら人の様な姿で演じるのがとても難しく、猫っぽい動きをするのに苦戦中です。猫の身体は大変ですね。ふくらはぎがプルプルです。
念願だった二期会公演デビュー!研修所のときから一緒だった仲間たちと音楽を作り上げる喜びに日々興奮しています。公演までのこりわずか、全力で柱時計と雄猫を演じ切りたいと思います。ディン!ディン!ディン!ニャー!!
20日・雄猫・柱時計 吉田侍史
柱時計は、テンポが早く短い曲の中に怒りや悲しみや切なさなどが込められているので、そういう部分を凝縮して表現出来ればと思っています。猫は、音楽だけでなく、動きや息遣いも含めた表現を観て聴いて頂ければと思います。
楽しい時間を過ごして頂けるように、今日は来て良かったなと思って頂けるように出来る限りのことをしたいと思います。

19日・ティーポット役 木野千晶
ウェッジウッドのティーポットです。相方の中国茶碗が子どもに割られちゃったのでちょっと怒っています。舞台ではボクサーに変身して子どもに仕返しします!!
「子どもと魔法」の演奏機会は増えてきていますが,プロ歌手・プロオケ・プロダンサーで演奏されることは決して多くありません。ラベルの音楽の魅力を最大限に引き出した,多くのお客様の心に残る名演にしたいです。
20日・ティーポット役 加藤太朗
ティーポットは子どものお気に入りの中国茶碗とともに登場します。フランス語のオペラであるにも関わらず英語で登場します。「黒くて逞しくて、カッコいい俺はお前を殴ってやるぞ!」そうやってフランス語まじりの英語で子どもを脅す姿はどこかネジの外れたキャラクターで、とても滑稽。稽古を重ねるうちにどんどん愛着が湧いてきました。
スペインで生活していて改めて「自分には歌しか無いんだな。オペラが大好きなんだ」と実感しました。
これからも日々誠実に、自分の歌、身体、発声の技術、演技などと向き合い、世の中に求められる歌手になっていきたいです。皆様の厳しい目と温かい目、その両方で応援して頂ければ嬉しく思います。

19日・中国茶碗・とんぼ役 福間章子
『中国茶碗』は、キラキラして可愛い音楽。子どものお気に入りで、ずっと大事にされていたのに、ある日癇癪を起こした子どもに壊されてしまいます…
生き物ではないお茶碗の心情はなかなか難しいですが、壊されてもどこか楽観的で、子どもに仕返しをするというより(彼女にとっては)楽しく遊びたいだけのような…とってもチャーミングな役になっています。
対照的に『とんぼ』は愛する人を殺された悲しみから、子どもへの恨みに縛られています。子どもを強く非難しながらも、上空を飛び回り、彼の元へ降りてくることはありません。もしかしたらとんぼは子どもが造り出した幻覚なのか…それとももうこの世にいない存在なのか…などとミステリアスな解釈をしています。
出演者一同、日々あーでもないこーでもないと言いながら、汗だくで稽古しています。
稽古場の隅で円になってミーティングをしている姿は、さながら部活動のよう…こんなスポ根のような現場はニューウェーブならではだと思います。
おもちゃ箱をひっくり返したような、仕掛け絵本をめくったような、誰もにあった子どもの頃のあのドキドキする世界を是非観に来てください!!
20日・中国茶碗・とんぼ役 奥野恵子
子どもに蹴られてかけてしまった中国茶碗と、子どもに恋人を捕られたトンボの2役です。
これまで、同世代の仲間と共に練習に励んできました。
皆様と共にラヴェルの作り上げた、魔法のような音楽の世界を楽しむことができれば幸いです。

19日・火役 守谷由香
メラメラ熱く燃えさかる火です。『いい子は暖めてあげるけど、悪い子は焼き殺しちゃうよ!気をつけろ!!』と、子どもをこれでもかと脅し、恐がらせます。実は火も子どもと同じくらいイタズラ好きなのかも?!
念願の二期会デビューです。今こうして歌を歌うことが出来ること、そしてみなさまの前で演奏できることがどれだけ幸せなことか…
万葉の候、みなさまを奇妙キテレツな世界へと誘います。
20日・火役 熊坂真里
いたずらっ子の子どもに暖炉の中を引っ掻き回され、やかんをひっくり返され、マッチをまき散らされ…我慢の限界がきてしまった「火」の役です。
かっこよくて、おもしろくて、不思議で、感動的…このオペラでいろんな世界観をお楽しみ頂けると思います!
決して長くはないこのオペラにこれだけの世界を収めているラヴェルは本当に素晴らしいと思います。
ぜひ、二期会ニューウェーブメンバーの演奏でラヴェルの素敵な世界観を味わって下さい!

19日・羊飼いの少年役 久利生悦子
子ども部屋の壁紙に描かれている羊飼いの少年です。子どもに壁紙を破られて、仲間と離ればなれになってしまいました。
たくさんの個性的なキャラクターの歌と演技をお楽しみいただきたいと思います。私もその中で、キャラクターや個性を自分なりに表現できるように、がんばりたいと思います。
20日・羊飼いの少年役 赤井悦子
「羊飼いの少年」役の赤井悦子です。
今回の公演でオペラデビューを果たします。お客様に楽しんで戴ける様に精一杯のびのびと歌いたいと思います。頑張ります。

19日・羊飼いの娘役 金澤梨恵子
子どもの部屋の壁に描いてある、羊飼いの娘の役です。羊飼いの少年、羊、犬、山羊の動物たちと一緒に描かれていましたが、やんちゃな子どもによって破かれます。
登場人物全員が、それぞれ個性豊かで独自の世界を持っています。オペラとしてはたった45分間の短い一幕ですが、宝石箱のようにキラキラとしたものが沢山詰まった作品です。
ぜひ劇場でお楽しみ頂ければ幸いです。
20日・羊飼いの娘役 寺田千絵美
羊飼いの娘は、壁紙に描かれた絵の中の人物、お互い気にかけている少年と少女は、子どもが壁紙を破るといういたずらにより、離ればなれに。 純粋な心をもつ少女役です。
ラヴェルのまるで音遊びのようなカラフルな音楽と二期会のニューフェイスの弾ける演技と歌声を楽しみ下さいませ!

つづく

▼公演情報はこちらから!
二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『スペイン時間』『子どもと魔法』 - 東京二期会

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