2015年03月13日のエントリー

二期会ゴールデンコンサート~3.11のチャリティー・ガラ・コンサートをもって津田ホールでのシリーズを閉幕致しました。

東日本大震災から4年。被災地ではいまだ困難な暮らしが続いています。
2003年4月以降、長きにわたり津田ホールとともに歩みを重ねた「二期会ゴールデンコンサートat津田ホール」シリーズは、2015年3月のホール閉館に伴い最終回を迎えました。
津田ホールでのファイナル・ステージとなった3月11日、東日本大震災の復興を願って、15人の二期会を代表する歌手たちが、想いを込めた力強い演奏を披露しました。渾身の演奏に会場は大きな感動に包まれました。
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チケットは昨年暮れの段階で完売となり、当夜はご来場のお客様で満席となりました。また、場内での募金にもご協力をいただき、重ねて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
今回の演奏会の収益の一部とあわせて、音楽家による被災地訪問演奏を支えるべく「心の復興音楽基金」に寄付させていただきます。

公演アンケートによりお客様からの声をたくさん頂戴しました。ここにその一部をご紹介させていただきます。
◆【音楽】 は微力ではなく【強力】だと思います。
◆このコンサートの目的の趣旨にかなった素晴らしい企画でした。復興支援のために来た甲斐があった。
◆オペラの沢山のアリア、二重唱をすばらしいキャストで聴かせて頂き、贅沢なコンサートでした。またゴールデンコンサートを再開させて下さい。
◆NHKラジオ深夜便の佐々木典子さんの回を聞いて、このコンサートの事を知りました。
◆感激、感動 すごかった。
◆とても良かった。出演者の皆様のすばらしさです。感動の涙でいっぱいでした。ありがとうございました。二期会ばんざい。
◆こんなに一堂に素晴らしい声を聴けることはありません。感激しました。音楽家の皆さんのこうした取り組み、演奏の合間での純粋な想いを伝えるコメントにも感動とエネルギーを貰いました。
◆津田ホール最後の素晴らしい時間をありがとうございました。歌手の方々は皆、素晴らしく・・河原忠之さんのピアノも堪能。
◆美しい音響の津田ホールが無くなることが本当に残念です。
◆演奏家の皆さん、豊かな社会を築くために日々、真摯に音楽に取り組んでいることを実感できました。復興支援演奏やコンサート会場で被災地の食材などを販売するなど、いろいろな工夫や取り組みをしていることにも力付けられる思いです。
                                 ―― 等々
▼コンサートの特設ページはこちら
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Vol.48チャリティー・ガラ・コンサート特設ページ - 二期会21
二期会の歌手たちはこれからも、音楽を通じて、様々な社会との繋がりを深める活動を続けて参ります。
                                    
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                                ―― 一同、感謝を込めて…

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テノール福井 敬、芸術選奨音楽部門 文部科学大臣賞を受賞!

東京二期会によるヴェルディ 『ドン・カルロ』タイトル・ロールの際立つ歌唱、東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会(ミハイル・プレトニョフ指揮)スクリャービンの交響曲第1番などの優れた業績により、平成26年度(第65回)芸術選奨音楽部門文部科学大臣賞を受賞致しました。
芸術選奨は芸術分野において顕著な活躍を見せた人物に贈られます。
贈呈式は3月18日(水)午後4時から都市センターホテルにて。
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写真=2014年2月 東京二期会『ドン・カルロ』タイトル・ロールの福井 敬(撮影:三枝近志)
▼文化庁ホームページ掲載の報道発表資料はこちら
平成26年度(第65回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の決定(PDFファイル) - 文化庁

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