タグアーカイブ: ゴールデンコンサート

二期会ゴールデンコンサート~3.11のチャリティー・ガラ・コンサートをもって津田ホールでのシリーズを閉幕致しました。

東日本大震災から4年。被災地ではいまだ困難な暮らしが続いています。
2003年4月以降、長きにわたり津田ホールとともに歩みを重ねた「二期会ゴールデンコンサートat津田ホール」シリーズは、2015年3月のホール閉館に伴い最終回を迎えました。
津田ホールでのファイナル・ステージとなった3月11日、東日本大震災の復興を願って、15人の二期会を代表する歌手たちが、想いを込めた力強い演奏を披露しました。渾身の演奏に会場は大きな感動に包まれました。
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チケットは昨年暮れの段階で完売となり、当夜はご来場のお客様で満席となりました。また、場内での募金にもご協力をいただき、重ねて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
今回の演奏会の収益の一部とあわせて、音楽家による被災地訪問演奏を支えるべく「心の復興音楽基金」に寄付させていただきます。

公演アンケートによりお客様からの声をたくさん頂戴しました。ここにその一部をご紹介させていただきます。
◆【音楽】 は微力ではなく【強力】だと思います。
◆このコンサートの目的の趣旨にかなった素晴らしい企画でした。復興支援のために来た甲斐があった。
◆オペラの沢山のアリア、二重唱をすばらしいキャストで聴かせて頂き、贅沢なコンサートでした。またゴールデンコンサートを再開させて下さい。
◆NHKラジオ深夜便の佐々木典子さんの回を聞いて、このコンサートの事を知りました。
◆感激、感動 すごかった。
◆とても良かった。出演者の皆様のすばらしさです。感動の涙でいっぱいでした。ありがとうございました。二期会ばんざい。
◆こんなに一堂に素晴らしい声を聴けることはありません。感激しました。音楽家の皆さんのこうした取り組み、演奏の合間での純粋な想いを伝えるコメントにも感動とエネルギーを貰いました。
◆津田ホール最後の素晴らしい時間をありがとうございました。歌手の方々は皆、素晴らしく・・河原忠之さんのピアノも堪能。
◆美しい音響の津田ホールが無くなることが本当に残念です。
◆演奏家の皆さん、豊かな社会を築くために日々、真摯に音楽に取り組んでいることを実感できました。復興支援演奏やコンサート会場で被災地の食材などを販売するなど、いろいろな工夫や取り組みをしていることにも力付けられる思いです。
                                 ―― 等々
▼コンサートの特設ページはこちら
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Vol.48チャリティー・ガラ・コンサート特設ページ - 二期会21
二期会の歌手たちはこれからも、音楽を通じて、様々な社会との繋がりを深める活動を続けて参ります。
                                    
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                                ―― 一同、感謝を込めて…

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リサイタルに向けてのメッセージ~9/19〔金〕二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール Vol.46甲斐栄次郎バリトン

いよいよ9月19日(金)に迫りました、「二期会ゴールデンコンサートVol.46 甲斐栄次郎バリトン」。
2003年から10年間にわたり専属ソリスト歌手として、ウィーン国立歌劇場の舞台で活躍し、昨夏より東京に拠点を移した甲斐。
このたびのコンサートでは、文化庁オペラ研修所でともに研鑚を積んだ、同期生のソプラノ幸田浩子、メゾソプラノ手嶋眞佐子、テノール小貫岩夫とともに、オペラアリアや重唱で魅了します。
 「世界中から集まった歌手達はもちろん、舞台裏で働く数多くのスタッフら
 あたたかい同僚達に恵まれたウィーン国立歌劇場での10年間。
 語りつくせないくらいたくさんの素晴らしい経験をした。
 オペラ歌手を目指し、本場ヨーロッパの舞台に立つことを夢に見たのは、
 合唱に夢中だった中3の頃。気付けば、歌い続けて30年が過ぎる。
 歌っても、歌っても、辿りつくところはなく、歌い続ける限り、いつまでも
 道の途中なのだ」
とのメッセージを寄せています。
ともに第一線で活躍中の仲間たちとの夢の共演を、たっぷりとご堪能ください!

golden46_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール
Vol.46 甲斐栄次郎 バリトン
日時:2014年9月19日(金) 19時開演
会場:津田ホール
   ・JR中央・総武線(各駅停車)「千駄ヶ谷」駅前
   ・都営大江戸線「国立競技場」駅A4出口前
料金:全席指定 4,000円(税込)
出演:甲斐栄次郎(バリトン)、幸田浩子(ソプラノ)、
    手嶋眞佐子(メゾソプラノ)、小貫岩夫(テノール)、
    河原忠之(ピアノ)

▼メッセージの全文はこちら。インタビュー記事もどうぞ!
PICK-UP ARTIST「甲斐栄次郎の今」 - 二期会21
▼予定プログラム等、コンサート詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Vol.46「甲斐栄次郎 バリトン」 - 二期会21
▼お問合せ・ご予約は
・二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)

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ラテンの情熱溢れるテノールリリコ ~ 井ノ上了吏
「二期会ゴールデンコンサート」で聴きごたえある充実のプログラムをお楽しみください!

第一声から溢れる情熱と豊かな抒情。日本を代表するリリック・テノール、井ノ上了吏が2013年11月30日(土)16:00開演の「二期会ゴールデンコンサートat津田ホール」に登場。昨年10月にも出演し聴衆を魅了した、本コンサート・二期会創立60周年記念シリーズ<テノールの日>から、2年連続での出演となります。
実力と人気を兼ね備え、目下絶好調のテノール井ノ上。
今年は東京二期会5月公演『マクベス』(P.コンヴィチュニー演出)マクダフ役において、権力に翻弄される要役として存在感溢れる演唱で歴史ドラマの一端を担い、ヴェルディ・イヤーを盛り上げると、6月の「二期会WEEK@サントリーホール2013」では、“パイレーツ オブ ブルーローズ”(3人のテノールの白熱の共演)でも人気を博しています。
そして、いよいよ満を持して迎える今回のゴールデンコンサートでは、イタリア、スペインの歌曲やスペインの国民的歌劇サルスエラやヴェルディのオペラまで、聴きごたえ充分のプログラムで、充実の演奏をお届け致します。ピアノは高木由雅。一同お越しをお待ちしております。

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チラシ(PDFファイル)
■■■公演情報■■■
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール 2013/14SEASON
Vol.42「井ノ上了吏 テノール」
“我が歌、イタリア、スペインへの想い!”

日時:2013年11月30日(土) 16:00開演
会場:津田ホール
   (JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全席指定 4,000円(税込)

▼コンサート詳細・チケットのお申し込みはこちらから
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール2013/14SEASON Vol.42井ノ上了吏 - 二期会21
株式会社二期会21のウェブサイトでは、ゴールデンコンサートへの意気込みや、熱き魂が炸裂する演奏ムービーなど“井ノ上了吏の今”がお楽しみ頂けます。
▼こちらからご覧ください
PICK-UP ARTIST Vol.29 「井ノ上了吏の今」インタビュー - 二期会21

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9/28(土)「二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール」に、ソプラノ鵜木絵里が登場!

二期会を代表するアーティストによる真っ向勝負のステージ「二期会ゴールデンコンサート」は、津田ホールとの共催となって10年、昨年度でついにシリーズ40回を数えるまでに至りました。
秋の気配が感じられるこのごろ、芸術の秋の到来を告げるように、今月28日(土)今シーズンの「ゴールデン」が開幕。
ソプラノ鵜木絵里がシーズンの先頭を切って登場します。

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チラシ(PDFファイル)
■■■公演情報■■■
〈二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール 2013/14 SEASON〉
Vol.41 鵜木絵里ソプラノ
  ピアノ:多田聡子
スペインの風景とシェイクスピアに魅せられた
華あるソプラノの新境地

日時:2013年9月28日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅・都営大江戸線国立競技場A4出口 前)
料金:全指定席 1回券 4,000円(お得なシーズンセット券もございます)

▼予定プログラムなどの詳細はこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール 2013/14 SEASON - 二期会21

さて、今回の鵜木絵里。
清潔感あふれる歌い口と、確かな音楽性が持ち味で、日生劇場のアリス・シリーズや宮本亜門演出『コジ・ファン・トゥッテ』でのデスピーナ役など、キュートなキャラクターを得意として、老若男女誰にも好かれるソプラノ、といったイメージでしょうか。
今回のゴールデンでは、アーティスト鵜木絵里の心の中にひろがる風景を、ご覧いただくことになるのかもしれません。
第1部はスペイン歌曲集。
フェデリコ・モンポウ、ガルシア・レオス、ホアキン・ロドリーゴといった近代スペインを代表する作曲家の作品がならびます。彼らが「スペイン歌曲」として、ドイツやフランスのそれと並ぶ芸術作品までに結晶させ、昇華させたのは、ほかでもない、スペイン伝統の風土に育まれてきた民族音楽、舞踊の旋律、リズム、テンポ、言語感性。
鵜木が「抑制された情熱」と表現するスペイン独特の抒情。それが彼らの作品にはみなぎっており、これら作品群をとおして、彼の地の風景を一望にすることでしょう。
第2部はシェイクスピア。
中学生のときに演劇部で取り組んだ「冬物語」が、シェイクスピアとの最初の出会いでした。
以来、その人間の本質に迫る言葉の力や美しさに魅了されつづけ、時にイギリスの劇場文化の奥深さに感嘆しながら、いつしか自分も歌手としてオペラの舞台を得た鵜木。「冬物語」はまさしく運命的な出会いでした。
「声楽を始めてからは『読む、観る、聞く』のみだったシェイクスピアに、『歌う』という喜びが加わり、私の世界を大きく広げてくれた」と語る鵜木。
思えば、シェイクスピアの詩や劇に音楽を描いた作曲家たちも、その世界に惹かれたひとりひとり。
鵜木もまたその楽譜を通じて、彼らの感動を今に甦らせてくれることでしょう。
シェイクスピアの風景は、鵜木の歌から、何人もの偉大な作曲家とつながり、ついにはシェイクスピア自身にまで続いていく、広大で深淵な世界です。
皆様にも、きっと新しい風景を心の中にお持ち帰りいただけるコンサートになると思います。

「お持ち帰り」といえば。
今回「Vol.41鵜木絵里」では特別に「お口の恋人」ロッテの提供で、ご来場のお客様先着300名様に「ロッテキシリトールガム」を進呈いたします。
「ロッテキシリトールガム」は、特定保健用食品(トクホ)。美しい声は、美しい口元から!
いつまでも、丈夫で健康な歯でいたいものですね。当日はぜひお早めにご来場ください。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
今シーズンの〈二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール〉は、今月の鵜木絵里を皮切りに、全4回開催いたします。以降のラインアップは次の通り。
◆2013年11月30日(土) 16:00開演
 Vol.42 井ノ上了吏テノール (ピアノ高木由雅)
 ラテンの情熱溢れるテノールリリコ
 “我が歌!イタリア、スペインへの想い”
◆2014年1月18日(土) 16:00開演
 Vol.43 竹本節子メゾソプラノ (ヴァイオリン荒井英治/ピアノ大島義彰)
 多くの世界的指揮者から絶大な信頼を得ているメゾソプラノ
 馥郁たる歌唱に心潤されるひととき
◆2014年3月21日(金・祝) 16:00開演
 Vol.44 小森輝彦バリトン (ピアノ服部容子)
 日本人として初めてドイツ“宮廷歌手”の称号を得たバリトン
 ノーブルな響きで導かれる音楽の真髄
料金(全指定席):
 シーズン4回通し券12,000円/2回セット券7,000円※/1回券4,000円/学生券2,500円
 ※…2回セット券は、今シーズン4公演の中からお好きな公演を2つお選び頂けます。
お申込み・お問い合わせ:
 二期会チケットセンター TEL.03-3796-1831
▼くわしくはこちら
二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール 2013/14 SEASON - 二期会21

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公演迫る!「二期会ゴールデンコンサートin津田ホール~メゾソプラノ、アルトの日」
当日の公演プログラムをウェブサイトでご覧いただけます!

二期会創立60周年記念公演「二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Anniversary60 ~メゾソプラノ、アルトの日」が、いよいよ今週土曜日に迫ってまいりました。
今年度のゴールデンコンサートラインアップは二期会創立60周年を記念して、各パートから15名ずつ、全4公演で60名の二期会トップアーティストたちが魅了します。
コンサートを主催する株式会社二期会21のウェブサイトには公演に先立ち、当日の出演者、演奏予定曲目、そして、出演者らが綴る「演奏曲への想い」のメッセージを特設ページを掲載しました。
それぞれが歩んできた歴史とともに想いを込めて選んだ珠玉の曲の数々をお楽しみください。

◆◆公演について◆◆
《二期会創立60周年記念公演》
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Anniversary60
「メゾソプラノ、アルトの日」

公演日時:2013年1月26日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR「千駄ヶ谷」駅または、都営大江戸線「国立競技場」駅A4出口前
チケット:完売(当日券発売もございません)
▼出演者、予定プログラム、メッセージをご覧いただける特設ページはこちらからご覧いただけます。
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メゾソプラノ、アルトの日~二期会ゴールデンコンサートat津田ホールAnniversary60 - 株式会社二期会21
※出演者変更のお知らせ※
当初、1月28日(土)「メゾソプラノ、アルトの日」公演に出演を予定しておりました 加納悦子 は、都合により出演ができなくなりました。
代わりまして 中島郁子 が出演いたします。何卒ご了承ください。

◆これまでに開催したゴールデンコンサートAnniversary60シリーズの特設ページのバックナンバーもぜひご覧ください。
▼「ソプラノの日」(2012年7月28日(土))
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▼「テノールの日」(2012年10月20日(土))
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【レビュー】「満員御礼!」二期会ゴールデンコンサート~テノールの日

「二期会ゴールデンコンサートin津田ホール Anniversary60 ~ テノールの日」
爽やかな秋晴れとなった10月20日(土)に開催され、売切満席となった場内は大盛況の熱気あふれるコンサートとなりました。
普段共演することがほとんどない、日本全国で主役を張る新人からベテランまで、二期会60周年を記念して一堂に会した精鋭15名の渾身の一曲。
それぞれの人生を投影するかのような一曲勝負にお客さんも大興奮、ゴールデンコンサートの歴史に新たな足跡が刻まれました。
打って代わって、アンコールは15人揃っての「女心の歌」と「オ・ソレ・ミオ」を交互にそして共に歌い、場内を沸かせました。
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15人のテノールが勢揃い!
二期会創立60周年記念公演となる今年度のゴールデンコンサートのシリーズは、2013年1月に「メゾソプラノ・アルトの日」、3月に「バリトン・バスの日」を開催しますが、おかげさまでチケットは早々に完売いたしております。
還暦を迎えた二期会は、これからも心に刻まれる音楽をさまざまなシーンでお届けできるよう精進してまいります。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
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終演後の楽屋通路にて
▼出演者コメントとプログラムはこちらからご覧いただけます
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Anniversary 60「テノールの日」 - 二期会21
【お客様アンケートより】
◆テノールと言ってもいろいろな声質の方がいらして個性も色々。それも一度に楽しめてとても良かった(50代女性)
◆それぞれの想いのある曲を丁寧に歌って下さったのでとても良かった(40代女性)
◆感動を与えてくれました(60代女性)
◆全員の熱唱 アンコール2曲 にじゅうまる(70代男性)

▼ゴールデンコンサートAnniversary60シリーズ全公演情報
二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Anniversary 60
※2013年1月26日に「メゾソプラノ・アルトの日」、3月16日に「バリトン・バスの日」の開催を予定しておりますが、両公演ともチケットは既に完売しております。予めご了承ください。

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メゾソプラノ加納悦子のゴールデンコンサートが、NHK-FMで放送されます&リサイタル情報

昨夏開催の「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33加納悦子」が、NHK-FMラジオ「ベストオブクラシック」で再放送されます。
◆◆放送情報◆◆
ベストオブクラシック・セレクション
-加納悦子 メゾ・ソプラノ リサイタル-

放送局:NHK-FMラジオ
放送日時:2012年10月23日(火) 19:30~21:10
(2011年7月16日(土)津田ホールにて収録)
▼番組内容詳細は放送局のホームページをご覧ください
ベストオブクラシック・セレクション  -加納悦子 メゾ・ソプラノ リサイタル- - NHK番組表

このリサイタルについて当時、ミリオンセラー作家の樋口裕一さんが氏のブログにて感想をお書きくださっています。
 ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
7月16日、津田ホールで加納悦子のメゾソプラノ・リサイタルを聴いた。二期会ゴールデンコンサートin津田ホールの第33回のコンサートにあたる。ピアノ伴奏は長尾洋史。曲目は、ベートーヴェンの「アデライーデ」に始まり、ハイドン、メンデルスゾーン、ベルク、シェーンベルクに至るドイツ歌曲が中心。
 一言でいって、素晴らしかった。
「アデライーデ」の最初の一声を発した途端、会場の空気が一変したのを感じた。
しっかりとした強い声。音程もいい。歌い回しも見事で、細かい処理にも神経が行き届いている。そして何よりも、声による演技力が素晴らしい。第二部では、「ヴォツェック」のマリーの歌が演奏されたが、品が悪く、人生に不満を持った女マリーが声の力で現れた。キャバレーソングでは、色気にあふれた女性が現れ、メンデルスゾーン(「新しい恋」と、アンコール「歌の翼に」)では、格調高く気品にあふれた姿が現れる。大向こうをうならせるというよりは、しっかりとした歌でしみじみと味わいを聴かせてくれる。まさに、ドイツリートにふさわしい歌唱。
 私は、とりわけベルクの初期の歌曲に惹かれた。ずっと昔、レコード(誰の演奏だったのかよく思い出せない)で聴いていた曲だったが、初々しい抒情と鮮烈な音に酔った。長尾洋史のピアノも美しい。後半の初めにベルクのピアノソナタ作品1が演奏されたが、これも素晴らしかった。情緒を排して音の世界をダイナミックに構築しているように見えて、その音の積み重ねの中に抒情が見えてくる。これがベルクの醍醐味だと思った。
 それにしても、日本人にこれほどリートを歌える人がいるというのは、驚異だと思った。加納さんのリートは初めて聴いたが、もっと演奏してほしいものだ。
(2011年7月16日)
 ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
そして今秋、加納悦子のリサイタルがオール・モーツァルト・プログラムで津田ホールに帰って参ります!感動を呼ぶ、加納の生演奏をお聴きいただけるチャンス。是非ご来場ください!
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■■リサイタル情報■■
WILPFコンサート2012 加納悦子メゾ・ソプラノ リサイタル
「今まさに円熟の時を迎えた加納悦子が歌う、モーツァルトの珠玉の歌曲!」
出演:加納悦子(メゾソプラノ)、松川 儒(ピアノ)、笹崎 譲(マンドリン)
日時:2012年11月10日(土) 14:00開演
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前、地下鉄大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全席自由 5,000円
お申込み・お問い合わせ:
 ・二期会チケットセンター 03-3796-1831
  (月~金10:00~18:00・土10:00~15:00)
主催:婦人国際平和自由連盟(WILPF)日本支部

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NHK BSプレミアムに「二期会ゴールデン佐々木典子」放送決定

先日開催された「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.36佐々木典子」が、
4月16日(月)午前6時~6時55分、NHK BSプレミアム「クラシック倶楽部」にて放送されます※。
収録時には、リヒャルト・シュトラウスに込めた演奏家としての想いや、自身が惹かれたリヒャルトの魅力を語っていましたので、演奏はもちろん、佐々木のインタビューにもご期待ください。
※55分の番組用に本プログラムから数曲を省略されての放送となります。

◆◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆◆
放送局:NHK BSプレミアム
番組名:クラシック倶楽部
放送日時:2012年4月16日(月) あさ6:00~6:55
出演:佐々木典子(ソプラノ)、千葉かほる(ピアノ)
▼番組ホームページはこちら
クラシック倶楽部 - NHK BS オンライン

◆◆◆演奏会レビュー◆◆◆
sasakinoriko11.jpgウィーンで長く音楽活動の実績を重ねた佐々木が「大好き」というリヒャルト・シュトラウス。
コンサートでは、前半、その歌曲が作品番号順に演奏されました。
〈夜〉〈サフラン〉〈万霊節〉といった初期の佳品では、美しい詩の脚韻が、実に丁寧に歌い重ねられていきました。
〈ツェツィーリエ〉から一気に華やかで豊かな音楽がひろがると、「オペラ作曲家」リヒャルト・シュトラウスの姿が浮かびあがり、用意されていた後半のプログラムでは、『カプリッチョ』と『ばらの騎士』が取り上げられました。マドレーヌとマルシャリンという気品高い女性を、このシンプルなステージに、何か演技らしい演技をするということもなく、まるでオペラから抜けだしてきたかのように描き出した佐々木。プログラムの終尾には「四つの最後の歌」から〈夕映えにて〉を、この日のプログラムの中でもとりわけ深い想いをもって演奏したように思われました。
森を闇で覆う〈夜〉から始まり、〈セレナーデ〉を歌い、〈あすの朝〉を迎えた後、結ばれたふたりの〈満ちたりた幸福〉。〈わが子へ〉寄せる愛情を〈自慢話〉と〈こもり歌〉に込めて、気位の高い女性とともに、〈夕映え〉の中で「これが…死というものか?」と最期の感興にいたるーー
この日のプログラムは、リヒャルト・シュトラウスのどこまでもつづいていくような楽想と相まって、作曲家の人生がつづられた、まるで大きなひとつのモノローグのようでした。
アンコールに、ふたたび、〈あすの朝〉。

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佐々木典子のリヒャルト・シュトラウス

3月17日(土)二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.36には、ソプラノ佐々木典子が登場。当シリーズ最多となる3度目のソロ・リサイタルです。
昨年も、佐々木は、名ピアニスト河原忠之のリサイタル・シリーズ2011~歌霊(うただま)~第2回「リヒャルト・シュトラウス」に望月哲也とともに出演、東京シティ・フィル定期(指揮:金聖響)では、「四つの最後の歌」のソロを務めました。ライフワークとしてR.シュトラウス作品に取り組んできたアーティストらしい真摯な姿勢と実績で、確固たる日本のシュトラウス歌いとしての地位を築いています。

満を持してのオール・リヒャルト・シュトラウス・プログラム。
全曲目は、こちらです。

Program
「8つの歌」作品10より 〈夜〉 〈サフラン〉 〈万霊節〉
「6つの歌曲」作品17より 〈セレナーデ〉
「素朴な歌」作品21より 〈思いのすべて〉 〈わたしの心の王冠〉
「乙女の花」作品22より 〈矢車草〉
「4つの歌曲」作品27より 〈ツェツィーリエ〉 〈明日の朝〉
「4つの歌曲」作品36より 〈薔薇の花環〉
「6つの歌曲」作品37より 〈満ち足りた幸福〉 〈わが子に〉
「3つの歌」作品43より 〈お母さんの戯れ〉
「8つの歌曲」作品49より 〈子守唄〉 〈黄金色に輝くなかを〉
休憩
『カプリッチョ』より マドレーヌのモノローグ“言葉と音楽”
『ばらの騎士』より マルシャリン第1幕のモノローグ
 “行ってしまったわ、あの高慢で、最低な男が…”
「4つの最後の歌」より 〈夕映えに〉

リートに織り交ぜられた『ばらの騎士』マルシャリンと『カプリッチョ』のマドレーヌは、二期会オペラでの印象も深いことでしょう。


2008年2,3月 舞台芸術共同制作公演『ばらの騎士』より


2009年11月公演 東京二期会オペラ劇場『カプリッチョ』より

また、現在、佐々木はびわ湖ホールにて『タンホイザー』公演の稽古大詰め。
純粋で高潔な女性、エリーザベトの演唱にも期待が寄せられています。
3月11日(日)のびわ湖ホールと3月24日(土)の神奈川県民ホールに出演。いずれも14時開演です。
なお、残席極僅少とのことですので、こちらもチケットのお求めはお早めに!

▼佐々木典子の「今」
ピックアップ・アーティストVol.26佐々木典子 - 株式会社二期会21

▼ゴールデンコンサートの情報はこちら
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.36佐々木典子 - 株式会社二期会21
 日時:2012年3月17日(土) 16:00開演/15:30開場
 会場:津田ホール(JR「千駄ヶ谷」駅前、都営地下鉄「国立競技場」A4出口前)
 出演:佐々木典子(ソプラノ)、千葉かほる(ピアノ)

▼チケットのお求め・お問い合わせはこちら
二期会チケットセンター
 Tel.03-3796-1831/Fax.03-3796-4710
 (平日10:00~18:00/土10:00~15:00/日祝休)

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ピックアップ・アーティストVol.24に経種廉彦が登場
充実期を迎えたテノールの「今」を聴く!

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新国立劇場をはじめ日本のオペラ界の第一線で活躍、とりわけ現代作品や邦人作品にも積極的に取り組み、幅広いレパートリーを築き上げてきたテノール経種廉彦。
10月15日(土)二期会ゴールデンコンサートでのソロ・ステージを前に、その意気込みについてインタビューを行い、このほど二期会21の特集ページ「ピックアップ・アーティストVol.24経種廉彦」にアップしました。
舞台写真、試聴曲、ムービーもありますので、ぜひご覧ください! (ZEN)

▼経種「言葉を大切に歌いたい」
PICK UP ARTIST Vol.24 経種廉彦の今 - 二期会21
▼コンサートの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートin 津田ホールVol.35経種廉彦 - 二期会21
  日時 2011年10月15日(土)16:00開演/15:30開場
  会場 津田ホール
  共演 御邊典一(ピアノ)
  料金 4,000円(全自由席 税込)
     ※Vol.36(3/17・佐々木典子)とのセット券 7,000円(全自由席・税込)

チケットが残り少なくなっています。お求めはお早目に!!
◇お問合せ・ご予約◇
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日・祝休業)

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福井 敬・福島明也「奇跡のデュオ」リハーサル・レポート

いよいよ明日8月23日(火)、二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.34 福井 敬・福島明也「奇跡のデュオ」を開催いたします。
先日、ピアニスト谷池重紬子さんとの最後のリハーサルがあり、当日ステージマネージャーをすることになっているZENはそこに立ち合ってきました。本番の曲順どおりに行われたリハは、全曲ほぼフル・ヴォイス。二人の歌を間近で聴いてしまうと、仕事であることを忘れてしまいそうです。
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ヴェルディ『ドン・カルロ』より「友情の二重唱」
二十年来の想いを込めて贈る「奇跡のデュオ」の象徴的なプログラムです。
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ヴェルディ『椿姫』より“プロヴァンスの海と陸”
ジェルモンの貫録は言わずもがな。
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プッチーニ『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”
福島はこのアリアが大好きだそうで、聴き入った後に「いい歌だなあ。うらやましいなあ」と。
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「大人のテノール、大人のバリトンが聴ける本当に『奇跡のデュオ』だわ。私も気持ち良くピアノを弾かせてもらえて嬉しい」と、ピアニストの谷池さん。
本番はその豪華絢爛な響きのピアノにもご期待下さい!
▼公演詳細はこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.34 福井 敬・福島明也 - 主催:二期会21
2011年8月23日(火) 19:00開演(18:30開場)
津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前・都営地下鉄国立競技場駅A4出口前)
※当日券は、18:00より会場受付にて発売致します。全自由席 4,000円(税込)
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「ピックアップ・アーティストVol.23」にバリトン福島明也が登場
8月23日(火)二期会ゴールデンコンサートの告知映像クリップ公開!

今注目の歌手を紹介する二期会21ウェブ・サイトの特集ページピックアップ・アーティストに、バリトン福島明也が満を持して登場!
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8月23日(火)朋友テノール福井 敬とのデュオ・リサイタルを直前に控える今の心境やコンサートへの意気込み、日本オペラの未来について熱く語っています。
インタビュー記事はもちろん、CD「ラジオの時代」からの演奏クリップ(名唱です!が、残念なことに廃盤なのです)、2007年二期会オペラ『仮面舞踏会』からの映像クリップ(福井敬との共演シーン)も、ぜひチェックしてください!
「ピックアップ・アーティストVol.23 福島明也の今」- 二期会21

そして、福井・福島「奇跡のデュオ」の告知映像もできました!
2002年二期会創立50周年記念30日連続演奏会での初デュオ・リサイタルの貴重な映像もご覧いただけます。

二期会ゴールデンコンサートin津田ホール2011/12Season
Vol.34 福井 敬・福島明也 
2011年8月23日(火) 18:30開場 19:00開演
津田ホール
<予定演奏曲目(曲順未定、変更の場合もございます)>
【福井 敬】
★小林秀雄〈落葉松〉
★中田喜直〈悲しくなったときは〉 
★山田耕筰〈あわて床屋〉
★平井康三郎〈平城山〉
★中田喜直〈サルビア〉
★プッチーニ『西部の娘』より “やがて来る自由の日々”
★ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “五月のある晴れた日に”
★プッチーニ『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”
【福島明也】
★滝廉太郎〈荒城の月〉
★山田耕筰〈鐘が鳴ります〉
★中田喜直〈たあんき ぽーんき〉
★中田喜直〈つくだ煮の小魚〉
★中田喜直〈結婚〉
★ヴェルディ『ドン・カルロ』より “おお、カルロお聞きください~ロドリーゴの死”
★ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “祖国の敵”
★ヴェルディ『椿姫』より“プロヴァンスの海と陸 ”
【二重唱】
★ヴェルディ 『ドン・カルロ』より 「友情の二重唱」
★プッチーニ『ラ・ボエーム』より “おおミミ、君はもう帰ってこない”
<チケット情報>
●入場料金(全自由席・税込)
 《各1回券》
 一般 ¥4,000(二期会オペラ愛好会会員割引あり)
 学生券 ¥2,500(各回10枚限定)
 車椅子席 ¥2,500(同伴者1名まで同額)
 《セット券》
 2回セット ¥7,000(Vol.34~36公演からお好きな公演を2つお選びいただけます)
《ご予約・お問合せ》
二期会チケットセンター
 受付電話 03-3796-1831 FAX 03-3796-4710
 受付時間:平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日・祝休業
《チケット販売》
 津田ホールチケットセンター 03-5355-1299
※セット券・愛好会割引券・学生券・車椅子席は二期会チケットセンターのみの取扱となります。
※やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい。

ZEN

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リサイタル直前!加納悦子に聞く(3)

自分の人間の本当の喜怒哀楽の先へ。
シェーンベルクの歌曲作品の中に「架空庭園の書より」という連作歌曲があり、芸大の大学院を修了するときの演奏で取り上げました。無調音楽です。当たり前ですが、調性音楽も無論素晴らしい。
しかし一旦音楽が一般的な調性を離れて自由な音の飛行を始めると、そこに独特の緊張感が生まれます。
解決を呼ばない心の葛藤などはこんな音がするのではと感じます。
それにその中にふと訪れる「調和する」音たちの艶かしさ。
その音楽を自分の声でなぞっていく楽しみは、かつての「架空庭園」の頃から少しも変わらないのです。

*********
リサイタルはいよいよ明後日!
ご来場お待ちしております!!

二期会ゴールデンコンサートin津田ホール
Vol.33 加納悦子メゾソプラノ

2011年7月16日(土)16:00開演
津田ホール(全席自由)4,000円

 チラシダウンロード(PDFファイル)
▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
▼7/16のリサイタルの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21
▼関連記事
ロマンティシズムの行き着く先・・・ファンが待ち望む加納悦子のリサイタル! - 二期会blog 2011/7/4
リサイタル直前!加納悦子に聞く(1) - 二期会bleg 2011/7/11
リサイタル直前!加納悦子に聞く(2) - 二期会blog 2011/7/12

帆かけ舟、ZEN

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リサイタル直前!加納悦子に聞く(2)

加納悦子は、日本に帰国以来、数々のオペラの舞台の一方、読売日本交響楽団、NHK交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー、日本フィルハーモニー、新日フィル、神奈川フィル、群馬交響楽団、札幌交響楽団、九州交響楽団と、数多くの日本を代表するオーケストラと、ソリストとして共演しています。G.アルブレヒト氏、H.ブロムシュテット氏、秋山和慶氏、国内外の著名な指揮者からも信頼され、重ねて共演を望まれることもたびたびです。
オラトリオやレクイエム、ミサ曲といった宗教曲から、マーラーの交響曲、ベルリオーズの歌曲、etc. たくさんの曲を歌っています。最近のコンサートから印象に残っていることをうかがってみました。
****************

kanou_etsuko_MG_9605.jpg バッハの作品を歌うのも大好きです。
私も平均的な日本人で、特別に信心深いというわけではありません。
しかし、バッハの作品を演奏していると「何かが」起こる瞬間:それは演奏者全体が音楽そのものに奉仕するとき、まるで神託のように降り注ぐ奇蹟の音楽体験があるからです。
昨年秋、大阪フィルハーモニー交響楽団の「バッハ・ロ短調ミサ」演奏会はドイツのオーボエ奏者&指揮者の巨匠ヘルムート・ヴィンシャーマン氏の指揮で演奏され、私はアルトソロで共演いたしました。ヴィンシャーマン氏はその時、御歳91才、「指揮をする」というより身体、あるいは氏全体から滲み出る音楽のオーラによって素晴らしいロ短調ミサを体験しました。バッハの音楽を全霊で捧げた瞬間、しかもそれ全体を軽々と楽しんだ時間がそこにありました。

****************
居合わせた人々は、きっと夢の世界に遊ぶ思いだったことでしょう。
オーケストラとの共演では、今年8月に広島交響楽団「平和の夕べ」コンサートでデュリュフレ「レクイエム」が予定されています。
▼広島交響楽団「平和の夕べ」コンサートについてはこちらをごらんください
コンサート情報 2011年8月 - 広島交響楽団
そして、今週末7月16日(土)は1台のピアノと加納悦子の声が奏でる至福の音楽の世界。
暑さを忘れる、心の旅へ。
▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
▼7/16のリサイタルの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21

帆かけ舟、ZEN

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リサイタル直前!加納悦子に聞く(1)

今回は、帰国後、歌う機会が多くなったリヒャルト・シュトラウスについて、
先に話題を呼んだ新国立劇場『ばらの騎士』アンニーナを糸口に聞いてみました。

kanou_etsuko_MG_9605.jpg 数年前に同じオペラのオクタヴィアンを歌いました。この役は「タイトルロール」なので歌う分量や物語全体に占める役の重要度はアンニーナとは比較になりません。でも新国立劇場でアンニーナを歌わないかと言われた時は「面白いかもしれない」と本心から思いました。
加納がオクタヴィアンを演じた2008年『ばらの騎士』は、びわ湖ホールと神奈川県民ホールと東京二期会の共同制作というプロジェクトの第1弾で、びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典はじめ、プロダクションとしても力が入っていた。アンドレアス・ホモキを演出に迎え、出演者も元帥夫人マルシャリンに佐々木典子、ゾフィーに澤畑恵美、と二期会からも一流の歌手が出演している。
中でも、時が止まったかのようなオクタヴィアンとゾフィーの出会いのシーンは、今も鮮やかに目に浮かぶ。オクタヴィアンの「若さ」が精神的にもそして行動に現れるときにも、事象として若い、というだけではなく、若いからこそ感じた不安、怒り、怖れ、喜び、落胆等、一つ一つが類まれな集中力で客席に発信されていた。そして、その感情の動き自体がオペラ全体を引っ張っていき、深い共感を呼んだのだ。

その彼女が、今度はアンニーナを演じることを、「面白いかも知れない」と思ったのは、実際、自分がオクタヴィアンの役年齢:17歳3カ月!からは、遥かに?!離れてしまっただけでなく、傍目からもアンニーナは大変魅力的な役柄だったから、というのです。

R.シュトラウスはオペラ劇場を知り尽くしていた作曲家だと思いますが、彼がメゾソプラノという声種の歌手達のある意味、健全なキャリアの過程にアンニーナやカプリッチョのクレロン、サロメのヘロディアス、エレクトラのクリテムネストラなどの役をこの世に残してくれたことは本当に感謝するべき贈り物だと思う。これらの役は、幾つかの少年役を含むメゾソプラノの役を歌った経験から得た感性や技術を多くの場面で生かすことのできる要素に満ちています。アンニーナについて言えば、短いながらもドイツ語の早いしゃべりや音域の広さやオックスとの洒脱なやりとりとか、歌う方の挑戦意欲をかきたてるフレーズに彩られているのです。
『ばらの騎士』2幕最後、オックス男爵が有名なワルツを歌うが、アンニーナは、女中のマリアンデルからの恋文(実はオクタヴィアンの悪戯)を手に、男爵の自尊心をくすぐったり、からかったりする。加納が演じるアンニーナは、いわゆる身分社会の底辺から上は貴族まで、知り尽くしたしたたかさと、詮索好きという生来のもの、体裁ばかりの人間をからかう軽妙さと、気取りつつも実をとる女の知恵が見え隠れする。してやったり、と喝采し笑わされるが、何か苦みが残るという、本当に面白い人物になっていたのだ。
二期会ゴールデンコンサートin津田ホール
Vol.33 加納悦子メゾソプラノ

2011年7月16日(土)16:00開演
津田ホール(全席自由)4,000円

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▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
▼7/16のリサイタルの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21

帆かけ舟

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ロマンティシズムの行き着く先・・・
ファンが待ち望む加納悦子のリサイタル!

二期会の第一線で活躍する歌手の音楽を、じっくりと堪能できるコンサートシリーズ「二期会ゴールデンコンサートin津田ホール」。
次回7月16日(土)は、メゾソプラノ加納悦子が出演。アルバン・ベルクやアーノルト・シェーンベルクを中心としたプログラムでのリサイタルをお届けします。
 チラシダウンロード(PDFファイル)
今もっとも輝き、信頼される音楽家の一人と言える加納悦子。
もともと、ドイツリートに魅かれていた加納は、東京芸術大学を卒業後、ドイツに留学し、ケルン音楽大学、ケルン歌劇場研修所で学びます。
留学当時について、「この歌をこんな風に伝えたいという表現力や意欲を認めてくれて、すごくうれしかった」と話してくれたことがあります。伝えたいことがあって、その歌に耳を傾ける人がいて、そして、評価してくれるところだった、と。
そうしてすっかりドイツに馴染み、またその実力を評価され、
ケルン歌劇場の専属歌手として数多くのオペラに出演しました。

帰国後は、ベルク『ルル』3役、R.シュトラウス『ばらの騎士』オクタヴィアン、『カプリッチョ』女優クレロン、ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』のブランゲーネ等、メゾソプラノの重要な役を次々と演じ、存在感を増しています。
コンサートでもN響定期「大地の歌」、読響定期「ここに慰めはない」(猿谷紀郎作曲・G.アルブレヒト指揮)世界初演、06年都響、2010年東フィルに招かれベルリオーズ「夏の夜」を演奏。常にプロフェッショナルな姿勢で、第一線にいる歌手です。
加納が、日本に活動の軸を移して、今年で10年。
今回のプログラムは、10代の時から魅せられ、心底共感するものが潜むという、
シェーンベルクやベルクの「ロマンティシズムの世界」。
その時を共に。
インタビュー動画
▼加納悦子の今
ピックアップアーティストVol.22 加納悦子の今 - 株式会社二期会21
▼7/16のリサイタルの詳細はこちら
二期会ゴールデンコンサートVol.33 加納悦子メゾソプラノ - 株式会社二期会21

ZEN, 帆かけ舟

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1月15日(土)は、今をときめく歌姫たちのゴールデンコンサート

いよいよ今週末1月15日(土)は、「二期会ゴールデンコンサート in 津田ホールVol.31〜歌姫たちの饗宴〜」。
最近の東京二期会オペラ劇場でヒロインに抜擢され、今後も活躍が期待される実力派の歌姫たち—安藤赴美子、日比野 幸、文屋小百合。
13日には二期会のスタジオで全員揃って最後の合わせを行い、本番に向けて高まる気持ちを同じくしました。
凛とした佇まいの歌で、スタジオを貴い空気にかえる 安藤
歌にこめられた深い心理と情感をドラマティックに表現する 日比野
日本歌曲のやわらかな語感と声のピュアな響きが美しい 文屋
三者三様の「美」が、表現されるステージになりそうです。
ぜひご期待の上、津田ホールにお越しください!
当日受付及び当日券の販売は、15:00から会場にて承ります。
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リハーサルにて(左から 日比野 幸、山田武彦、安藤赴美子、文屋小百合)
▼彼女たちのビデオクリップが見られます
ピック・アップ・アーティストVol.20「歌姫たちの今」- 二期会21
◆二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.31〜歌姫たちの饗宴〜
日時:2011年1月15日(土) 15:30開場/16:00開演
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
料金:全席自由 4,000円
出演:安藤赴美子、日比野 幸、文屋小百合
ピアノ:山田武彦
司会:黒田 博
▼演奏予定曲などの詳細はこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール 2010/11SEASON - 二期会21

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二期会ゴールデンコンサート「中山悌一 一周忌特別演奏会」(10月2日公演)から

二期会創立者のひとりであり、長年にわたり二期会総監督として日本の楽壇をリードし、我が国オペラ界の隆盛の基を築いたバリトン歌手中山悌一。その芸術的業績を偲び、継承するドイツ歌曲の演奏会が、二期会会館にほど近い千駄ヶ谷の津田ホールで行われ、オペラ、コンサートの両方の分野で活躍する新旧スターが、魂のこもった演奏で魅了しました。
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アンコール曲 シューベルト「音楽に寄せて」を歌い終え晴れやかな笑顔の出演者たち
左から大槻孝志、釜洞祐子、曽我榮子、森島英子、中村健、蔵田裕行、伊原直子、
多田羅迪夫、永井和子、池田直樹、林美智子、平野忠彦

第一部の冒頭でシューマン「詩人の恋」より“美しい五月になって”、第二部で、ヴォルフ“皆さま方にセレナーデを”の中山悌一の録音演奏が流れると、その凛々しい美声とディクションの素晴らしさに、会場からは思わず溜め息が漏れていました。
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シューベルト作曲「冬の旅」全曲を演奏中の中山悌一
1965年10月21日
会場 東京文化会館
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
二部のはじめには、関西二期会理事長で中山悌一の愛弟子でもあるバリトンの蔵田裕行氏が京都より駆けつけ、生前の知られざるエピソードなどを披露。混迷する時代にあって今なお、中山悌一が我が国音楽界に刻んだ芸術の真髄は、かけがえのない財産であり、ドイツリートの豊かな世界を体現したコンサートは、“未来へ語り継ぎ、そして歌い継ぐ”という出演者たちの想いとともに、深く心に残るコンサートとなりました。
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お蔭様で満席となり、ご来場のお客様からは「中悌先生のすばらしさを再認識しました」「こんなに間近で聴けてピアノ伴奏も良くドイツ語の発音、感情も良く堪能しました」「悌一先生の業績を顕彰する会になりました。これだけの歌手の皆さんの歌を聴ける機会はまずないでしょう。」等々、沢山のあたたかいお声を頂きました。
一同深く感謝申し上げます。
▼コンサートの内容はこちら
二期会ゴールデンコンサートVol.30「中山悌一 一周忌特別演奏会〜ドイツリートの継承〜」- 株式会社二期会21

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二期会ゴールデンコンサートVol.30「ドイツリートの継承」
中山悌一先生を想うメッセージ 【4】

二期会21では10月2日(土)に千駄ヶ谷・津田ホールにおいて《二期会ゴールデンコンサートVol.30中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」》を開催致します。
公演に向け出演者から届いたメッセージ紹介の第4回目です。
 * * *
 メゾソプラノ 林 美智子
 演奏予定曲
 R.シュトラウス作曲 ダリア/万霊節

次の世代への橋渡しとなりますように
中山悌一先生とは残念ながら直接面識がありませんでしたが、先生をはじめとする二期会の歴史を築いて来られた諸先輩方と心一つに、ドイツリートを通してメッセージを届けさせて頂ける機会をいただけました事、心より感謝申し上げます。
そして又ここから、未来をになう若き次世代の方々にしっかりと受け継がせていただけるよう、心を込めて歌わせていただきます。
歴史が今を繫いでそして未来へ・・・と、自分自身も時代の架け橋の一人となって行けるよう、日々、努力精進させていただきます。
中山悌一先生へ・・・有難うございます。   心を込めて。
 * * *
 ソプラノ 曽我榮子
 演奏予定曲
 シューベルト作曲 戸外にて/ます/水の上に歌う

中山悌一先生を偲ぶ 
中山悌一先生・・・声楽家としての私にとりまして、先生の存在は無限です。
幸運なことに私はとても若い時期から二期会オペラに出演する機会を頂き、先生との出会いがありました。 
当時、音楽稽古は即ち、総監督の中山先生の密度の濃い指導から始まりましたから。
先生はオペラの時、リートの時・・レッスンの中で要所に発せられる一言の心に残る重さや、また時折自ら歌って聞かせて下さるその感動的な歌に、ピアニストにまでも音楽的指示があると「ちょっと、どいてご覧」と代って弾かれ、その流れ伝わる音の素晴らしさ・・などから、誰もが先生の芸術家としての偉大さに圧倒され、敬い、そして音楽する喜びも深淵も謙虚さも知りました。
いつもは殆ど褒めては下さらないけれど、ときに「よしっ」と言われた時の天にも昇るうれしい思い……<ミューズの世界>に受け入れられたような喜び!! 
それが今日まで歌うことが出来た所以だと思っています。
歌を歌う限りいつも先生は私どもの傍におられると信じております。
 * * *
 ソプラノ 釜洞祐子
 演奏予定曲
 ブラームス作曲 あの娘のもとに
 マーラー作曲 夏の歌い手交代/別れ遠ざかるのは

中山悌一先生を想う 
私が中山先生にお目にかかったのはオペラ研修所4期生の時でした。先生の特別レッスンのような形だったと思います、『魔笛』のパミーナのアリアをそれは緊張して歌いました。
その長いフレーズが苦しくて、「ブレスは~~まで一息でしょうか」と歌い終わってお尋ねしましたら、「息の長い者は一息で、そうでなければ息継ぎをすればええ」と、ゆっくり仰いました。
もちろんそれは好き勝手に非音楽的な息継ぎをして良いことではないでしょう。
でもあの時、フーッと力が抜けて解放されたような、何か大らかなものに包まれたような気がしたのを、私は忘れることができません。
10月2日は天上の中山先生がしばし耳を傾けてくださいますことを夢見て歌いたいと思います。
 * * *
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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二期会ゴールデンコンサートVol.30「ドイツリートの継承」
中山悌一先生を想うメッセージ 【2】

二期会21では10月2日(土)に千駄ヶ谷・津田ホールにおいて《二期会ゴールデンコンサートVol.30中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」》を開催致します。
公演に向た出演者から届いたメッセージをご紹介します。
 * * *
 テノール 大槻孝志
 演奏予定曲
 ヴォルフ作曲 シュレッケンベルガー/さようなら/尽きぬ愛

受け継いだ歌を精一杯届けたい
普段オペラをメインに歌わせて頂いてますが、実はドイツ・シュトゥットガルト音楽大学在籍中にはリートを専門に学んでおりました。
自分は誠に残念ながら中山悌一先生に直接教えて頂く機会は得られませんでしたが、二期会創始メンバーの一人、大熊文子先生に長い間師事を受け、先生から当時の貴重な想い出話を聞かせて頂きながら、ドイツリートを通じて音楽の奥深さや声の素晴らしさをたくさん教えて頂きました。
先生は「あなたが大きな舞台に立つ姿を見るまではそれを生き甲斐に頑張って長生きしますからね。」と口癖のようにおっしゃっていたのですが、残念ながらご存命の間に自分が舞台に立つ姿をお見せすることは叶いませんでした。
以来、どんな舞台に立つ時でも、必ず心の中で先生に「頑張りますので見ていて下さいね」と祈ってから舞台に上がっています。
選んだリートは、先生に教えて頂き想い出のたくさん詰まった曲です。
今回も二期会を創始し、先陣切って日本の声楽界を築いた同時代の中山先生に向けて、自分が受け継いだ歌を精一杯届けたいと思います。
 * * *
 テノール 中村 健
 演奏予定曲
 R.シュトラウス作曲 朝に!/献呈

ドイツ歌曲の第一人者であり二期会の総監督だった中山悌一先生の思い出は数え切れませんが、一番印象に残っているのは、1962年から3年にかけて3回行われた二期会オラトリオ定期公演です。そのうち二回が山田和雄指揮による劇的オラトリオ「マタイ受難曲」で、中山先生がイエスを歌い、二期会創立メンバーの三宅春惠、小島琢磨、宮原卓也、秋元雅一郎、戸田敏子諸氏をはじめ錚々たる諸先輩にまじり、若輩だった私がエヴァンゲリストとして抜擢されました。間近で聴く素晴らしい声、ドイツ語のディクション、そして深い色合いに満ちたイエスの苦悩。完璧主義で演奏家としては40代で引退し、決してオペラには出演されませんでしたが、そのテクニックと美声、ドイツ人をも驚嘆させる発音は稀有なものでした。今回出演者の中で最高齢になった今、想いを込めて演奏したいと思います。
 * * *
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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二期会ゴールデンコンサートVol.30「ドイツリートの継承」
中山悌一先生を想うメッセージ 【1】

二期会21では10月2日(土)に千駄ヶ谷・津田ホールにおいて《二期会ゴールデンコンサートVol.30中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」》を開催致します。
公演に向け、出演者からメッセージが届きましたので、ご紹介します。
 * * *
 メゾソプラノ 永井和子
 演奏予定曲
 シューベルト作曲 糸を紡ぐグレートヒェン
 コルンゴルト作曲 幸せを願う

「まず、シューベルトの歌曲から始めよう!」―中山先生のレッスンのスタートです。今、楽譜を開くと、当時の私の筆跡に、緊張しながらも先生の注意やお話を一言も聴きもらすまいと書き留めた真剣な想いが甦ります。
 先生の見事なピアノ伴奏で歌い、教えを受けられた贅沢な時間・・・今、改めて大きな尊いものに包まれて学んだ事に、心が一杯になります。
 自分の・・・そして歌うことの原点に引き寄せられるシューベルトの歌曲からの一曲です。
そして感謝と共に全ての幸せを願いコルンゴルドからの一曲です。
 * * *
 テノール 近藤政伸
 演奏予定曲
 シューマン作曲 きみの顔/護符/献呈

私の中での中山悌一先生
藝大学部時代、70年安保の余波が藝大にもあり、純粋な芸術家でもあった先生は嫌気がさし潔く退官されてしまった、
幸いにも二年大学院浪人した私は再び戻られた先生のドイツ歌曲の授業を受けることが出来た。二期会デビューの『フィデリオ』では練習中からいつも居らして直接指導をして下さった。
二期会が財団法人(33年前)になったパーティーの席での先生の笑顔が忘れられない。会報の原稿編集の為、ご自宅に呼んでいただき、インタビューをさせて頂いた。創立の由来、二期会の目的、その目的達成の為に何をしてゆくかを直接教えて頂いた。二期会発展の為の特別研修会理事会(箱根一泊・自前ですが・・・)、千駄ヶ谷移転の為の度重なる理事会の他、それぞれの中山先生のお顔が思い出される。昨年10月『蝶々夫人』公演の直前の9月29日に昇天され、上野の寛永寺にて先生とのお別れをさせていただきました。合掌
 * * *
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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二期会ゴールデンコンサート、中山悌一 一周忌特別演奏会 曲目決まる

 


チラシ(PDFダウンロード)
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホールVol.30 中山悌一 一周忌特別演奏会」(10月2日〔土〕)の曲目がいよいよ決定いたしました。
昨年9月に逝去した二期会創立メンバーのひとり中山悌一は、我が国のオペラ界における功労者であり、ドイツ歌曲の演奏家としても傑出したバリトンでした。
二期会は、その芸術的業績を継承するため、その一周忌にあたり二期会ゴールデンコンサート・シリーズにおいて故人の名を冠したドイツ歌曲演奏会を開催いたします。
出演者は、日本を代表するリートの名手たち。
皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。

【出演者と予定演奏曲目】
釜洞祐子:ブラームス〈あの娘のもとに〉、マーラー〈夏の歌い手交代〉〈別れ遠ざかるのは〉
曽我榮子:シューベルト〈戸外にて〉〈ます〉〈水の上に歌う〉
伊原直子:ブラームス〈永遠の愛〉〈ナイチンゲールに寄せて〉
永井和子:コルンゴルト〈幸せを願う〉シューベルト〈糸を紡ぐグレートヒェン〉
林 美智子:R.シュトラウス〈ダリア〉〈万霊節〉
大槻孝志:ヴォルフ〈シュレッケンベルガー〉〈さようなら〉〈尽きぬ愛〉
近藤政伸:シューマン〈きみの顔〉〈護符〉〈献呈〉
中村 健:R.シュトラウス〈朝に〉〈献呈〉
池田直樹:ヴォルフ〈コフタの歌1〉、〈コフタの歌2〉
多田羅迪夫:ブラームス〈人間の成り行きは〉〈エーオルスのハープに寄せて〉
平野忠彦:ヴォルフ〈ねずみ獲りの歌〉、グリーグ〈君を愛す〉
ピアノ:花岡千春、森島英子
ゲスト(お話):蔵田裕行(関西二期会理事長)
*上記は変更になる場合がございますので予めご了承ください。

◆◆公演概要◆◆
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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ブラヴォーの嵐!ソプラノ横山恵子、二期会ゴールデンコンサート

艶やかな美声と完璧なテクニックで聴衆を魅了する貴重なソプラノ横山恵子。満を持してのリサイタル(7月26日(月)津田ホール)が大盛況のうちに幕を閉じました。
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横山は海外での『ドン・カルロ』エリザベッタの活躍や、近年『トゥーランドット』のタイトル・ロールでも絶賛を浴びており、このたびのリサイタルは正にその真価が発揮され、その濃厚な時間に舞台と客席はまさに一体となりました。
第一部、R.シューマン歌曲集「ミルテの花」“献呈”や、J.マルクスの歌曲で聴衆を横山の世界に引きこむと、R.ワーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」で一転して深い味わいをみせます。後半も全く疲れをみせない歌唱はピタリと的確に音を命中させながら音楽そのものの魅力を伝えました。『ノルマ』『アイーダ』の見事な演奏に続いて、ドイツの歌劇場でも当り役としてきた『マノン・レスコー』マノンの終幕のアリア「独り捨てられて」では、登場の瞬間から舞台上に息をのむような美しいドラマが生まれ、叙情溢れる彼女の魅力を強く印象付けていました。
ピアノは海外の歌劇場での経験も豊かな石坂宏氏。劇場仕込みの豊かな経験を活かしたスタイリッシュな演奏が横山の声と絶妙に呼応。音楽への献身と喜びに溢れたエネルギッシュな演奏となり、ブラヴォーの嵐がいつまでも続いていました。
リサイタルを大成功に終えた横山は、2011年3月には『アイーダ』(東京二期会共同制作/10月発売予定)にも主演します。
今後のさらなる活躍にご注目ください。
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▼『アイーダ』は、びわ湖ホールと神奈川県民ホールで上演。情報はこちらから。
びわ湖ホール プロデュースオペラヴェルディ作曲 歌劇《アイーダ》(全4幕)- びわ湖ホール
平成22年度(2010年)神奈川県民ホール主催事業(PDFファイル)- 神奈川県民ホール
▼横山恵子インタビュー特集(*ムービーもお楽しみ頂けます)
ピックアップ・アーティストVol.16 横山恵子の今 - 株式会社二期会21

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初リサイタルを終えたテノール高橋淳からメッセージ

シリーズ史上最高のご来場者をお迎えすることができた2月27日(土)の二期会ゴールデンコンサートin津田ホール「高橋淳×ドイツ・ロマンティシズム 創造」。
初リサイタルを成功させたテノール高橋淳から、お客様にむけてメッセージが届きました。

* * *
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 去る2月27日、お蔭様で不肖私の出演させていただいた、二期会ゴールデンコンサートは無事終了いたしました。お運びくださったお客様には、心より御礼申し上げます。ホールいっぱいのお客様をお迎えして演奏ができたことは、初リサイタルとなる私にとって何より心強いことで、望外の幸せでした。
ただ、チケットが公演前に完売となったため、一部の方にはチケットをご提供することができなかったことをお詫び申し上げます。
 二期会会員となってからは圧倒的にオペラでの出演が多く、なかなかリサイタルを開くタイミングをつかむことができませんでした。しかし、今回こうしてゴールデンコンサートにおける出演者の一人として加えていただいたことで、リサイタルをすることができただけでなく、このたびの演奏を通じて学ぶことが実にたくさんありました。そしてリハーサルから本番まですばらしいピアノで私を導いてくださった山田武彦さんに、重ねて感謝申し上げます。
 ドイツリートの巨匠、D.フィッシャー=ディースカウは、リートにおいて膨大な数の演奏・録音を行う一方で、オペラにおいても目覚しい活躍を遂げました。また「オペラへの出演と歌曲の演奏を両立していくことは、車の両輪のようなものであり、歌手として息の長い活動をしていくために必要なことだ」・・・・これは我が師・篠崎義昭先生がおっしゃったことです。
 この教えを守るべく、私の声、キャラクターに適うオペラへの出演と並行して、ドイツリートのみならず歌曲全般でのいっそうの研鑽を深め、演奏の機会を作っていくつもりです。さらには、リサイタルで歌わせていただいた、ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』にまた出演できることが私の夢です(できることならワルター役で!)。二期会、新国立劇場での公演で‘Wach auf !’のコラールを歌ったときの、身震いするほどの感激をまた味わってみたいです。
 キャリアを重ねつつも新たな側面を出していけるよう努めてまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
* * *

▼今後の主なスケジュールはこちら
高橋 淳(タカハシ ジュン・テノール会員) - 二期会アーティスト出演情報検索
▼2010年度ゴールデンコンサート ラインアップはこちら
二期会コンサート速報(【速報1】二期会ゴールデンコンサートin津田ホール 2010/'11 SEASON)

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11日のゴールデンコンサートを目前に控えたメゾソプラノ小山由美が
インターネットラジオ 林田直樹『カフェフィガロ』に登場しました。

koyama_hayashida.jpg小山由美出演の林田直樹『カフェフィガロ』1回目の放送が7月7日20時にアップされました。
7月11日(土)に行われる「二期会ゴールデンコンサートin津田ホール」のコンサートプログラムの話題を中心に、現代音楽に興味を持った原点から、5年連続の出演の金字塔を打ち立てた「バイロイト音楽祭」についても語っています。
小山曰く、今回のゴールデンのテーマは、「愛」。
彼女の愛してやまない歌が選曲されたとともに、それらの歌には、様々な愛の諸相が描かれています。
『カフェフィガロ』では、ドイツでの生活も話題にのぼるのですが、お聞きいただければ、小山が演奏生活と両立して自然に恵まれた環境で、家族愛を育んでいる様子を、感じていただけるのではないでしょうか。
ゴールデンコンサートでも演奏するご主人ヘルフェルト氏作曲のアカペラ曲、「芭蕉の7つの俳句」より“原中や 物にもつかず 啼雲雀”も放送されます。ぜひお聴き ください。
(2回目放送は、7月14日)

▼番組サイトおよび視聴はこちらから
林田直樹のカフェ・フィガロ - カルチャー&エンタテイメント放送局 Blue-Radio.com

◆小山由美 プロフィール◆
東京芸術大学大学院修了。1999年ローマ歌劇場でのシノーポリ指揮『ワルキューレ』に出演後、2000年シノーポリ指揮『ワルキューレ』ロスヴァイセ役でバイロイト音楽祭にデビュー。以来 2004 年のシー ズンで 5年連続の出演の金字塔を打ち立てた。国内では新国立歌劇場開場記念『ローエングリン』オルトルート、『ルル』ゲシュビッツ伯爵令嬢、新国立劇場・二期会共催公演『サロメ』ヘロディアス、二期会公演『カルメン』のタイトルロール、日生劇場・二期会共催公演ヤナーチェク『マクロプロス家の事』などで好評を博し、卓越した歌唱と芸術性を認められ第40回「サントリー音楽賞」を受賞。わが国を代表するメゾソプラノとして国内外で活躍を続けている。現在、ドイツ在住。二期会会員
◆コンサート情報◆
二期会ゴールデンコンサートin津田ホール
Vol.26 小山由美(メゾソプラノ)×私の密かに愛する名曲

会 場 :津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
日 程 :2009年7月11日(土)
時 間 :16:00開演(15:30開場)
出 演 :小山由美(メゾソプラノ) 佐藤正浩(ピアノ)
お問合せ:二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831
予定プログラム
・J.S.バッハ:「カンタータ 第154番」より“イエス様、私にそのお姿を見せてください”
・ハイドン:「スターバト・マーテル」より“あなたと共にまことに涙を流し”
・シューベルト:ゲーテ「ファウスト」の一場面
・メンデルスゾーン:「ズライカ」
・リスト:「愛し合うことはすばらしいことだろう」
・マーラー:「子供の不思議な角笛」より“ラインの伝説”
             * * *
・マスネ:『ウェルテル』より “いいの、泣くがままにしておいて”
・ドビュッシー:「ビリティスの3つの歌」より “髪”
・プーランク:「ヴィオロン」
・メシアン:「ハラウィー―愛と死の歌」より “シラブル”
・ヘルフェルト:「芭蕉の7つの俳句」より “原中や 物にもつかず 啼雲雀”
             * * *
・ダルゴムィジスキー:「誰にも話さない」
・グリンカ:「疑惑」
・チャイコフスキー:「さわがしい舞踏会で」「窓を開ければ」
・ラフマニノフ:「おお、悲しまないで」
・リムスキー=コルサコフ:『不死身のカシチェイ』よりカシチェーヴナのアリア ”夜になった”
2008年度サントリー音楽賞受賞。今回が小山由美にとって受賞後最初のリサイタル。
ご来場お待ちしております。
▼コンサート詳細、チケットのお求めはこちらから
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.26「小山由美×私の密かに愛する名曲」- 主催・制作コンサート|二期会21

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“WEBぶらあぼ”サイトから「彌勒忠史×アントネッロ」が聴ける!
ゴールデンコンサート直前情報!

pic_1012_02.jpg 5月10日(日)は、いよいよ
 二期会ゴールデンコンサートin津田ホールvol.25
 「彌勒忠史×アントネッロ」
が開催されます!

コンサートを目前に控え、“WEBぶらあぼ”の音楽配信コーナー“bravissimo!”から、昨年9月に名古屋の宗次ホールで行われた「アントネッロ×弥勒忠史/宗次ホールライヴ2008 "ビバ・チャコーナ!"」のiTunes配信が始まりました!
「彌勒忠史&アントネッロ」のライヴの雰囲気を事前にお知りいただけます。もちろんiTunesですので各曲30秒の試聴もできます。
津田ホールの硬質でストレートな音響は、彼らのパフォーマンスにぴったり。今回のライヴも絶対に聴き逃せません!是非ご来場ください!
▼音楽配信はこちらから(試聴・購入にはiTunesが必要です)
アントネッロ×弥勒忠史/宗次ホールライヴ2008 "ビバ・チャコーナ!" - WEBぶらあぼ|bravissimo!
bravissimo! アントネッロ・フューチャリング・弥勒忠史 宗次ホールライヴ2008 "ビバ・チャコーナ!" - iTunes Store(iTunesアプリケーションが起動します)
▼iTunesのインストールはこちらから
Download iTunes - アップル
▼ゴールデンコンサート公演詳細はこちらから
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.25「彌勒忠史×アントネッロ」 - 株式会社二期会21

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8月2日(土)16時開演「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.22」
大岩千穂・演奏予定プログラムが決まりました!

「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.22」〜歌姫(ディーヴァ)たちの四季〜夏・大岩千穂
(8月2日(土)16時開演 津田ホール)
燃える太陽のような存在感で、国際的に活躍中のソプラノ大岩千穂が、「二期会ゴールデンコンサート」に登場!
天性の明るい歌声に、最近は愁いや翳りの表現にも深みを増し、まさに今が旬の歌姫(ディーヴァ)。
真夏の午後にふさわしいプログラムをご用意して、皆様のご来場をお待ちしています。

  【予定プログラム】
  ロドリーゴ:恋のアランフェス
ラテン・ノスタルジー
  レオンカヴァッロ:マッティナータ
  ディ・クルティス:勿忘草
  ポンセ:エストレリータ(小さな星)
ヴェルディ:オペラ『椿姫』より
  第3幕前奏曲(ピアノ・ソロ)
  “あなたは約束を守ってくれた”
  “さようなら過ぎ去った日よ”
  “ああ、そは彼の人か〜いつも自由に”
 <休憩>
R.シュトラウス:歌曲集
  朝に
  ツェツィーリエ
  献呈
R.シュトラウス:オペラ『サロメ』より
  “ヨカナーンよ、お前はくちづけを許さなかったね”
プッチーニ:オペラ『ジャンニ・スキッキ』より
  “わたしのいとしいお父様”
プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』より
  “ある晴れた日に”

「今」を生きる、という生き方が、歌手大岩千穂のモットーです。
今回のプログラムにも、彼女の「今を生きる」メッセージが込められています。
前半を飾る〈恋のアランフェス〉はじめ、哀愁を帯びた陽光とでも形容したくなるラテンのナンバーは、大岩の声とソウルが最も直截的に生きてくる曲たち。
後半は、一転してR.シュトラウスの歌曲と楽劇『サロメ』のアリア。今秋、『サロメ』のタイトルロールに挑戦する大岩(10月12日〔日〕びわ湖ホール 沼尻竜典指揮)。愛し焦がれる人の首を欲するという、少女サロメの倒錯した欲望は、これまでのイタリア・オペラのヒロインとは違う表現力が求められています。R.シュトラウスに挑戦する今回のコンサートは、大岩にとって、歌手として新たな地平を切り開く大きな一歩となるに違いありません。
最後に歌われるプッチーニのアリアは、その彼女がオペラ歌手のキャリアを歩み始めた当初から歌い続けている、いわば「原点」のアリアです。R.シュトラウスとともに並べられることで、大岩千穂の「原点」と「今—これから」が凝縮されたプログラムになりました。
ひとつのコンサートを通して、ひとりの歌手の生き方、生き様を感じていただければ、幸いです。
二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.22 - コンサート詳細
ピックアップ・アーティストVol.6大岩千穂 - インタビュー・プロフィール・フォトギャラリーなど

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はちきん谷口睦美、地元高知新聞で特集されました!

来たる6月の東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』に作曲家役で出演が決まっているメゾ・ソプラノの谷口睦美が地元高知の新聞に登場しまた。
谷口の素顔の一端を窺えるインタビュー内容になっています。
是非ご覧下さい。
新聞掲載記事■はちきん歌姫夢は世界 オペラ界新星・谷口さん − 高知新聞
※「はちきん」とは、土佐の言葉で、陽気ではつらつとした女性の様子を表します。
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2006年4月東京二期会オペラ劇場『皇帝ティトの慈悲』
「セスト」役に扮する谷口(中央)

[谷口睦美 今後の主な出演予定](演奏会名をクリックすると詳細がご覧頂けます)
■2008年6月26日(木)・28日(土) 東京二期会オペラ劇場
 『ナクソス島のアリアドネ
待望の二期会ゴールデンコンサートに今秋出演決定。
真価を披露します!
■2008年11月1日(土)16:00 二期会ゴールデンコンサートVol.23
 谷口睦美「豊穣-晩秋に味わう深く濃い音楽の恵み」
指揮者のユベール・スダーン氏に抜擢され、この春、東京交響楽団の下記2公演に出演いたします。
■2008年3月22日(土)18:00 東京交響楽団
 第554回 定期演奏会(サントリーホール) ・・・チケットは完売いたしました
 演奏曲;モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K.427
■2008年4月9日(水)19:00 東京交響楽団
 東京交響楽団オープニング・ナイト(サントリーホール)
 演奏曲;シューベルト:「魔王」
      シューベルト:「キプロスの女王ロザムンデ」よりロマンス“満月は輝き”

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10/27(土)「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.19」
演奏予定曲のごあんない

二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.19
10月27日(土) 16:00開演 津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
出演:

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大山亜紀子
(ソプラノ)
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山田精一
(テノール)
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山田武彦
(ピアノ)

 

ドニゼッティ オペラ『ファヴォリータ』より
 "優しい魂"
プッチーニ オペラ『トスカ』より
 "歌に生き、愛に生き"
ドニゼッティ  オペラ『アルバ公爵』より
 "清く美しい天使"
ヴェルディ オペラ『オテロ』より
 "泣き濡れて野の果てにひとり(柳の歌) 〜アヴェマリア"
ポンキエッリ オペラ『ジョコンダ』より
 "空と海"
プッチーニ オペラ『ボエーム』より
 "おお、ミミ"
ヴェルディ オペラ『リゴレット』より
 "さらわれてしまった!〜まつげの先から涙が…"
ヴェルディ オペラ『シモン・ボッカネグラ』より
 "なんと、この暗い時に…"
 "星の無い空"
 "娘よ、その名でわしの胸はときめく"
 "僕の胸は燃えている
ヴェルディ オペラ『群盗』より
 "どんな海、どんな地が私をあなたから引き離したのですか"

                               ほか

※やむを得ない事情で曲目などが変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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7/14(土)「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.18」プログラム決定!!

二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.18
7月14日(土) 16:00開演 津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
出演:
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山口道子(ソプラノ)
河原忠之(ピアノ)
◆第1部
別宮貞雄 『淡彩抄』全曲 【詩:大木惇夫】
寺嶋陸也 『星の組曲』全曲 【詩:谷川俊太郎】(委嘱作曲・初演)
◆第2部
グノー   オペラ『ファウスト』より“宝石の歌”
      C. Gounod《Faust》“Ah! je ris de me voir si belle”
ビゼー   オペラ『カルメン』より“もう恐れはしない”(ミカエラのアリア)
      G. Bizet《Carmen》“Je dis que rien ne m'épouvante”
ヴェルディ オペラ『運命の力』より“あわれみの聖母”“神よ、平和を与えたまえ”
      G.Verdi《La Forza del Destino》“Madre, pietosa Vergine”
                      “Pace, pace mio Dio”
                               ほか
※やむを得ない事情で曲目などが変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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公演迫る! 佐々木典子のシューベルティアーデ!

公演が迫る「二期会ゴールデンコンサート」vol.17は佐々木典子のソプラノリサイタルです。
第1部はR.シュトラウスの歌曲を中心に、第3部はウィーンにゆかりのオペレッタやコルンゴルトのオペラからのアリアの数々を、それぞれお楽しみいただきますが、今公演の白眉ともいえるのが、第2部のシューベルト。シューベルトの作品を聴きに集う“シューベルティアーデ”を彷彿とさせるプログラムです。シューベルトの友人・ショーバによるシュベールトへの語りとともに、シューベルト歌曲の佳品をご堪能ください。
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「二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.17」予定プログラム

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7/14(土)「二期会ゴールデンコンサートVol.18」ゲストと演奏曲目(一部)が決まりました

二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.18
7月14日(土) 16:00開演 津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
出演:山口道子(ソプラノ)、河原忠之(ピアノ)
ゲスト:寺嶋陸也(作曲家)
曲目:
 別宮貞雄 「淡彩抄」
 寺嶋陸也 委嘱作品
 Giuseppe Verdi ヴェルディ
  La Forza del Destino オペラ『運命の力』より
   Madre pietosa Vergine “あわれみの聖母”
   Pace,Pace mio dio “神よ、平和を与えたまえ”
※上記は演奏予定曲の一部です。また、やむを得ない事情で曲目などが変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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5/19(土)「二期会ゴールデンコンサートVol.17」演奏曲目が決まりました!

二期会ゴールデンコンサートin津田ホールVol.17
5月19日(土) 16:00開演 津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
出演:佐々木典子(ソプラノ)、河原忠之(ピアノ)
ゲスト:宮寺智子(劇団 青年座)
◆第1部 リヒャルト・シュトラウス Richard G. Strauss
 「6つの歌」から“セレナード”
   Ständchen
 「5つの素朴な歌」から “私の思いのすべて” “あなたは私の心の王冠”
   All' mein Gedanken, Du meines Herzens Krönelein
 「8つの歌」から “夜”
   Die Nacht
 「8つの歌」から “森のよろこび” “見事にいっぱいな”
   Waldseligkeit, In goldener Fülle
◆第2部 フランツ・シューベルト Franz P. Schubert
 即興曲
   Impromptu Op.90-3
 “春の信仰”
   Frühlingsglaube
 “君は我が憩い”
   Du bist die Ruh'
 「白鳥の歌」から “セレナード”
   Ständchen
 “音楽に寄す”
   An die Musik
◆第3部
 パウル・リンケ オペレッタ『ルナ夫人』から “月にある宮殿なんて”
   Paul Lincke 《Frau Luna》 “Schlösser, die im Monde liegen”
 オスカー・シュトラウス オペレッタ『チョコレートの兵隊さん』から
 “来て!あなただけを愛しています”
   Oscar Straus 《Der tapfere Soldat》 “Komm', komm', Held meiner Träume”
 ロベルト・シュトルツ 「歌は終わった」
   Robert Stolz “Das Lied ist aus”
 コルンゴルト オペラ『死の都』から “私に残された幸せは”(マリエッタのアリア)
   Erich W. Korngold 《Die tote Stadt》 “'Glück, das mir verblieb '”

※やむを得ない事情で曲目などが変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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