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ブログで繋ぐ「第12回 二期会研究会駅伝コンサート」7/23(日)
~出演研究会紹介[5] イタリア歌曲研究会

二期会の毎年夏の風物詩、「第12回二期会研究会駅伝コンサート」出演研究会紹介第5回。今日は「イタリア歌曲研究会」にスポットを当て、ご紹介致します。
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【イタリア歌曲研究会】 ~イタリア歌の国・恋の国~
[監修・構成]嶺 貞子/[ナビゲーター]鴨川太郎
出演:井口慈子※、石原友利子、丹藤麻砂美、中山眞理子、畑 美枝子※、村田由紀子、室井栄子※、行天祥晃、鴨川太郎、森田 学※ (※賛助)/[ピアノ]山岸茂人
今年のイタ研コーナーは、昨年めでたく傘寿を迎えた嶺 貞子代表が企画・構成する「イタリア歌の国・恋の国」シリーズ第3弾!
イタリアとイタリア歌曲を知り尽くす嶺代表の選曲による、ポピュラリティ溢れる名曲が満載です。
お酒と愛の神様を讃えて大騒ぎの《饗宴》(ロッシーニ)に始まり、古謡の復活が盛んだった20世紀初頭、シチリアの子守歌を採取した《ねんねしな》(サデーロ)、昨年ご好評を得た《おお明るく照らす月よ》(ダヴィーコ)、世紀末の大詩人ダンヌンツィオの詩による《暁は光から影を隔て》(トスティ)、夜明けの恋歌《マッティナータ》(レオンカヴァッロ)……
鴨川太郎のナビゲーションと、斯界のスペシャリスト山岸茂人のピアノにのせて、イタ研の歌手たちが皆さまを「歌の国・恋の国」へご案内いたします!
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「定期演奏会LII 嶺 貞子先生80年の軌跡を讃えて~イタリア 歌の国 恋の国~」より
2016年9月16日 東京文化会館小ホールにて

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第12回 二期会研究会駅伝コンサート
~歌・うた・唄~

日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場)
会場:東京文化会館 小ホール
   (JR上野駅・公園口前)
料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由
   (学生券は二期会チケットセンターのみ発売)
予定時刻と出演研究会:
 15:30~ オペレッタ研究会
 15:50~ スペイン音楽研究会
 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会
 16:30~ <一押しコーナー Part1>
  <休憩15分>
 17:00~ フランス歌曲研究会
 17:20~ ロシア歌曲研究会
 17:40~ ドイツ歌曲研究会
  <休憩15分>
 18:15~ イタリアオペラ研究会
 18:35~ イタリア歌曲研究会
 18:55~ 英語の歌研究会
  <休憩15分>
 19:30~ <一押しコーナー Part2>
 19:50~ バッハ・バロック研究会
 20:10~ 日本歌曲研究会
  <終演予定 20:30>

▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会

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ブログでつなぐ…《第10回 二期会研究会駅伝コンサート》(12)
~イタリア歌曲研究会 編~

お蔭さまで公演を前にチケット完売となりました、7月26日(日)開催「第10回二期会研究会駅伝コンサート」出演全研究会の紹介シリーズ。
いよいよシリーズ最終回となりました今回は、9番目に出演の「イタリア歌曲研究会」から届きましたご案内を紹介します。
【12】~イタリア歌曲研究会~
二期会イタリア歌曲研究会、通称「イタ研」が発足したのは、二期会の研究会中では最も早い1985年。
代表はイタリア歌曲の第一人者・嶺 貞子先生。
年間11回の例会と、東京文化会館やイタリア文化会館などで平均2回ほどコンサートを開催しています。
各コンサートでは、古楽器との共演でお届けする後期ルネサンスやバロックの声楽作品から、近現代の歌曲作品までを取り上げてきました。
日本を代表する一流の声楽講師陣に加え、イタリア文学やイタリア音楽の研究者もお招きし、イタリア歌曲のより深い研究と解釈に基づいた演奏を目指しています。
また、その演奏は常に一流のピアニストや器楽奏者に支えられています。
今年2015年は結成30年の節目に当たり、この4月には北とぴあつつじホールで50回目の定期演奏会「ドナウディの夕べ~古典様式による36の歌曲<全曲>」を大好評のうちに終了し、来たる9月17日(木)には、30年間の1つの集大成として、東京文化会館小ホールにて第51回目の定期演奏会「イタリアの大詩人によるリーリカの夕べ」を、嶺 貞子先生の企画構成で開催します。
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 伸びやかで魅惑的なメロディに満ち溢れる国、イタリア。駅伝コンサート10周年を記念して、我ら「イタ研」が自信をもって皆様にお届けするのは、題して「イタリア歌の国・恋の国~ヴェネツィアからナポリへ」。今回のメニューは、ロッシーニの2重唱曲〈ヴェネツィアの競艇〉〈水夫たち〉、ヴォルフ=フェルラーリのオペラ《イル・カンピエッロ》最終場のアリアなどと、トスティの〈マレキアーレ〉ほか皆様よくご存知のカンツォーネ・ナポリターナも取り混ぜて、嶺先生ご考案の「イタ研レシピ」でご堪能いただきます。「イタ研」総出で皆様をお待ちしております。
♫行こう、行こう、エキデンへ、行こう、行こう、イタケンへ、Funiculì, funiculà, funiculì, funiculà!

<研究会定期演奏会のお知らせ>
二期会イタリア歌曲研究会定期演奏会LI イタリア近代歌曲の夕べXXVIII
<二期会イタリア歌曲研究会 創設30周年を記念して>
イタリアの大詩人によるリーリカの夕べ
日時:2015年9月17日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール(JR上野駅公園口前)
料金:全席自由 ¥4,000
▼定期演奏会の詳しい情報・ご予約はこちらのリンクから
二期会イタリア歌曲研究会定期演奏会LI - 東京二期会

▼研究会についてのお問合せはこちらより
お問合せ - 東京二期会
※後日、研究会担当者よりご回答差し上げます。

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
第10回 二期会研究会駅伝コンサート
~祝・10周年スペシャル企画!!~

日時:2015年7月26日(日) 14:00開演~20:45終演予定
会場:東京文化会館 小ホール
出演: ( )数字は当ブログの連載で紹介した順です
  ・14:00~ オペレッタ研究会 (10)
  ・14:30~ オペラ・ワークショップ研究会 (8)
  ・15:00~ ロシア東欧オペラ研究会 (3)
   <休憩>
  ・15:45~ 日本歌曲研究会 (2)
  ・16:15~ フランス歌曲研究会 (5)
  ・16:45~ ドイツ歌曲研究会 (1)
   <休憩>
  ・17:30~ イタリアオペラ研究会 (4)
  ・18:00~ スペイン音楽研究会 (7)
  ・18:30~ イタリア歌曲研究会
   <休憩>
  ・19:15~ バッハ・バロック研究会 (6)
  ・19:45~ ロシア歌曲研究会 (11)
  ・20:15~ 英語の歌研究会 (9)
   <20:45 終演予定>
料金:一般4,000円、学生2,000円(全席自由・出入自由)
《チケット完売》
お問合せ:
 ・二期会チケットセンター TEL. 03-3796-4711

 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝休)

▼出演者、予定プログラムの詳細は公演ページをご覧ください
第10回 二期会研究会駅伝コンサート|コンサートラインアップ - 東京二期会

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嶺 貞子 ライブ・アーカイブシリーズ第4弾~モーツァルト アリア集 5月27日発売

ソプラノ嶺 貞子は、イタリア歌曲の研究で知られていますが、モーツァルトのアリアを好んで演奏してきました。
このたび、ライブ・アーカイブシリーズ第4弾として、1978年の1月と6月に日本モーツァルト協会の例会で収録された貴重な録音が「モーツァルト アリア集」としてまとめられました。
モーツァルトの“コンサート・アリア”を、喜びとともに歌う嶺の声には、技巧を超えて音楽の生命が感じられます。
嶺がひたむきにヨーロッパから学んだ、精神の自由や、詩の深い意味や、愛の強さについて、現代に生きる私たちに問いかけてくる響き。
フランスの至芸といわれるアンリエット・ピュイグ=ロジェ(ピアノ)との共演によるモーツァルトも3曲。澄んだやわらかい音色が懐かしく、やさしい。
管弦楽は古典音楽協会、その創設者で指揮の三瓶十郎氏(1921-1983)は、生涯をバロック音楽の研究に捧げ、100曲以上もの初演を行いました。嶺は、年に何回か開催されていた東京文化会館の例会で三瓶氏とたびたび共演しましたが、昭和57年7月のバッハ「結婚カンタータ」が最後となりました。
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■■■ CD情報 ■■■
「モーツァルト アリア集 Mozart: Arie da concerto e d'opera」
嶺 貞子:ソプラノ/アンリエット・ピュイグ=ロジェ:ピアノ
三瓶十郎:指揮/古典音楽協会
フォンテック FOCD9679 定価2,400円+税
◆1978年1月24日 日本モーツアルト協会 例会より
・レチタティーヴォとアリア〈この胸に、さあ、いらっしゃい〉〈天が私に貴男を返して下さる今〉KV374
・レチタティーヴォとアリア〈哀れな私、ここはどこ!〉〈ああ!語っているのは私ではない〉KV369
・レチタティーヴォとアリア〈ああ、私はそのことを予感していた〉〈ああ、私の目の前から消えておくれ〉KV272
・アリア〈崇高な魂と高貴な心は〉KV578
・『フィガロの結婚』KV579より スザンナのアリア〈歓喜の小躍りを〉
◆1978年6月22日 日本モーツァルト協会 例会より
・『ルーチョ・シッラ』KV135より ジューニアのアリア〈暗い闇に包まれた岸辺から〉
・『羊飼いの王様』KV208より アミンタのロンド〈僕はあの人を愛そう、変わらぬ思いでいよう〉
・『アルバのアスカーニオ』KV111より ヴィーナスのアリア〈あの美しい光線の薄明に〉
・『アルバのアスカーニオ』KV111より シルヴィアのレチタティーヴォとアリア
   〈ああ司祭様、そうではなく、神様のように〉〈そうではありますが、別の愛の〉
・『魔笛』KV620より パミーナのアリア〈ああ、私は感じる、消え去ってしまったことを〉
・レチタティーヴォとアリア〈ベレニーチェと〉〈昇りくる太陽よ〉KV70
▼ご注文はこちらのページから
New![2015.5.27]嶺 貞子/モーツァルト アリア集|新譜のご紹介 - フォンテック

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歌に生きて、ソプラノ嶺 貞子 ~歴史的演奏会がCDに

長く、イタリア歌曲の第一人者として、輝かしい活動を行ってきたソプラノ嶺 貞子。
1970年よりイタリア、西ドイツ、およびイギリスに留学、アカデミア・キジアーナ歌曲コース修了。
帰国後、師であるカンポガッリアーニ、ファヴァレット、ピュイグ・ロジェと共に演奏会を行い、最高の評価を受けました。その貴重な音源がこのほどCDとして、リリースされました。

201502_mine_sadako_cd1.jpg エットレ・カンポガッリアーニ氏との共演による
「幻の城」 Castello in Aria
piano:Ettre Campogalliani
収録:1972年6月2日 虎ノ門ホール
(帰国記念 嶺 貞子 ソプラノ独唱会より)
Fontec FOCD9607

「カンポガッリアーニ先生は、もっともイタリア的なもの、ゆったりしたピアノをお弾きになった。当時、先生はマントヴァに住んでいらして、私はミラノからレッスンに通いました」。
カンポガッリアーニ氏は、ミラノのヴェルディ音楽院で教え、スカラ座においてテバルディ、ミレッラ・フレーニ、コッソット、パヴァロッティ等世界的名歌手を育てた人としても知られています。
嶺について「歌に対する彼女の厳しい心構えは朗々たる表現をもって、的確な芸術の要求を確実に満たしてゆく。」と評しています。

201502_mine_sadako_cd2.jpg ジョルジョ・ファヴァレット氏との共演による
「アリアンナの嘆き」 Lamento d'Arianna
piano:Giorjio Favaretto
Fontec FOCD9629
収録:1973年12月2日 ヤマハホール
(嶺 貞子 独唱会より)

「ファヴァレット先生は、シュワルツコップ、テバルディ、モッフォ、ディースカウら一流の歌手や器楽家と共演していて、ジェラルド・ムーアに並ぶといわれた人。歌曲解釈の権威ともいわれました。」惜しくも1986年に他界しましたが、早くから嶺の才能と音楽への情熱を高く評価し、1973年に来日演奏会が実現しました。

201502_mine_sadako_cd3.jpg ピュイグ・ロジェ女史との共演による
「舞踏への誘い」 Invito alla danza
piano:Henriette Puig-Roget
Fontec FOCD9595
収録:1983年11月7日 イイノホール
(第138回毎日ゾリステン 嶺 貞子ソプラノリサイタルより)

このリサイタルは毎日新聞音楽週評で「至芸・・・」と絶賛されました(評者、中村洪介)。
このとき、嶺が取り上げたスペインの作曲家ファリャのフランス語の歌曲「三つのメロディ」は日本初演。今でこそ、ファリャはよく演奏されますが、当時としてはとても新鮮だったに違いなく、嶺の果敢な勉強ぶりがうかがえます。ロジェのファリャのピアノ独奏も収録。
ロジェのチェンバロ・ピアノによる「昭和60年度文化庁芸術祭賞受賞記念コンサート」から、CD「A.スカルラッティ/アリア集」(Fontec FOCD9358)がリリースされており、こちらはレコード芸術誌特選盤(朝日新聞推薦)を受賞しています。
また今春には、「嶺 貞子モーツァルト・アリア集」(古典音楽協会室内合奏団、指揮:三瓶十郎)もFontecからリリースを予定しています。
詩人、作曲家、イタリアの文化を深く研究し、小鳥のような自由さで嶺 貞子が歌う音楽のあたたかさ、喜び。歌曲のピアノ演奏を志す若い人にもぜひ聴いていただきたいと思います。
▼上記ご紹介CDは「株式会社 二期会21」ホームページ上にてお取扱がございます
CD・書籍/販売 - 株式会社二期会21
(収録曲を記載したPDFカタログ、ご注文方法のご案内など)
この他、「二期会オペラ本公演」会場CD販売ブースでもお求めいただけます。

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二期会WEEK in サントリホール2011 終幕!
義援金のご報告と第5夜以降のダイジェスト動画

こんにちはWeb担です。
5月15日(日)から21日(土)まで、サントリーホールブルーローズで開催いたしました「二期会WEEK in サントリーホール2011」は、7日間の全公演を無事終了することができました。多くの方のご来場ありがとうございました!
また期間中、東日本大震災被災地への義援金のご協力をお願いしましたところ、7日間で【316,604円】が集まりました。
皆様からのあたたかい心をお預かりしました。重ねて御礼申し上げます。
義援金は日本赤十字社を通じて被災地へ届けられます。(振込名は「二期会WEEK in サントリーホール2011」となります)
そして先日の第4夜までのムービー公開に引き続き、第5夜以降の公演ダイジェストムービーを公開いたしました。どうぞご覧ください!


第5夜「世紀末の愛を歌う」
山岸茂人のピアノソロによるワーグナー、伊原直子(Ms)のマーラー、松原 友(T)のシェーンベルクの前半と、林望氏の19世紀末ロンドンとパリの諸相解説を経て、後半は森永朝子(Ms)のショ­ーソン、宮本益光(Br)のレスピーギ、そして嶺 貞子(S)のトスティが演奏された夜。人は夜の淵を彷徨い、溢れる熱情を海や泉に浸し、亡き人の面影に抱擁する・・・世紀末芸術は退­廃的で神秘的と言ってきましたが、芸術家たちが、精神や理性ではなくそれ以前の無意識や情念に「人間らしさ」を探求した結果あるいは証拠が、まさにこの夜に歌われた歌曲だ­ったように思われました。
いろいろな想いに浸れる一夜でした。


第6夜「浪漫派物語~ドイツとロシアの魂~」
日本を代表するプリマ、大倉由紀枝(S)とロシア歌曲の第一級ソリスト、岸本 力(Bs)によるデュオ・リサイタル。後期ロマン派を代表する作曲家R.シュトラウスとラフマニノフをとりあげ、激動の時代を生きたふたりの「愛」と「祈り」を描きました。
藤川志保(Pf)


第7日「Concert for KIDS 3才からのクラシック(R)~シンドバットの冒険」
WEEK最終日はたくさんのキッズが集まってくれました。出演者と一緒に歌ったり体を動かしたり。シンドバッドが会場のお友だちに勇気をもらってお姫さまを無事に助け出しました!!
嘉目真木子(S)、猪村浩之(T)、石野真穂(PF)、竹島悟史(Mar&Parc)、弦楽四重奏:クァルテット・モーツァルティステン(甲斐摩耶(Vn)、瀧村依里(Vn)、村松 龍(Va)、海野幹雄(Vc))

来年の二期会WEEKは6月開催予定!どうぞお楽しみに!

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【二期会WEEK】今夜(第5夜)は、バリトン宮本益光が登場

昨夕も「私立魔法学園 文化祭」で大いに盛り上がった二期会WEEK。今宵5月19日(木)は、「世紀末の愛を歌う」と題して、19世紀末の退廃的で官能的な愛の歌が歌われます。
4月24日(日)に津田ホールで行われた二期会有志チャリティーコンサートで妖艶なカルメンを披露した伊原直子と、心にしみわたる「落葉松」を聴かせてくれた嶺 貞子の歌唱がまた一緒に聴ける絶好の機会ですが、先日の記事でまだ紹介できなかった出演者がひとり。
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バリトン王子、宮本益光!(写真右)
イタリア世紀末詩人ダンヌンツィオの詩によるレスピーギのリーリカを3曲披露します。
実は、宮本にとって初挑戦の曲。しかし、そこは「“訳詞家”宮本益光」たるもの、ダンヌンツィオの象徴的ゆえに難解なイタリア語を自ら新たに訳し直す念の入れようで今宵のステージに臨みます。
演奏とともに、当日配布される宮本の新訳にもご注目ください!
▼公演詳細はこちら
二期会WEEK in サントリーホール2011・第5夜「世紀末の愛を歌う」 - 二期会21

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二期会WEEK 第五夜は、芸術家たちの音楽会

「世紀末の愛を歌う」と題し、詩、文学と音楽の奥深い世界に迫る第五夜。
19世紀末、ヨーロッパが世界の中心にあって、ヨーロッパの文化が爛熟の極みにあった時代。その裏面で、既存の社会や体制に限界が見え始めていた時代。
感受性の強い繊細な精神を持つ人が、世紀末を生き抜くことは容易ではなかったでしょう。社会の崩壊や激変を予感しつつ、理想や愛の高みを芸術作品に投影していくことになった深い闇と光ともいえる世界なのではないでしょうか。

よく晴れてさわやかな日曜日の午後に行われたリハーサルから、第五夜出演の歌手とピアノの山岸茂人さんの写真を掲載します。

歌手に寄り添う優しさに満ちて、透明で澄んだ音色がいつも素敵なピアニスト山岸さん、本番はリスト編曲のワーグナーの「イゾルデの愛の死」を冒頭で演奏します。
そして、世紀末ウィーンより、まずは伊原直子の奏でるマーラー。ぜひお聴き逃しなく!!続いてシェーンベルク若かりしときの名曲を、ゲストの松原友が歌います。
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後半は、作家リンボウ先生こと林望さんに世紀末文学についてお話しいただきます。
そして、世紀末パリへ。
文学、絵画にも造詣の深かったショーソンの名曲「愛と海の詩」を森永朝子が披露します。
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第3章は、イタリアのダンヌンツィオの詩によるトスティの小さな宝石のような曲をソプラノ嶺貞子がお送りします。
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宮本益光は、ダンヌンツィオの詩によるレスピーギの「4つの抒情歌」から3曲歌います。
ミラノにホームステイし、イタリアの音楽仲間とコンサートを行うなど、多彩な活動を行っている彼の広々とした音楽にご期待ください。
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第五夜はいよいよ今週木曜!会場でお目にかかりますのを出演者一同、心より楽しみにしています。

▼公演詳細はこちら
二期会WEEK in サントリーホール2011・第5夜「世紀末の愛を歌う」 - 二期会21

帆かけ舟,ZEN

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