タグアーカイブ: エロディアード

【告知】5/12(日)、日本リヒャルト・シュトラウス協会の例会にメゾソプラノ池田香織、バリトン小森輝彦が登壇します!~『エロディアード』と『サロメ』をめぐって

東京二期会「二つのサロメ」プロジェクト。4月公演J.マスネ『エロディアード』と6月公演R.シュトラウス『サロメ』。
今回は、日本リヒャルト・シュトラウス協会が主催する、「二つのサロメ」公演関連のイベントをご紹介いたします!
このイベントに東京二期会から登壇するのは、4月公演『エロディアード』エロディアード役、6月公演『サロメ』ヘロディアス役と続けて2作品の同一人物を演じるメゾソプラノ池田香織。そして、『エロディアード』エロデ役で出演するバリトン小森輝彦、二人のキャストです。小森は同協会の常務理事を務めております。司会は、同協会事務局長で音楽評論家の広瀬大介氏。


メゾソプラノ 池田香織

バリトン 小森輝彦

違うオペラの同一人物を続けて演じる池田。一方、小森も二期会オペラデビューとなった、2000年東京二期会・新国立劇場共催公演の『サロメ』でヨカナーン役を演じました。
「二つのサロメ」の経験者が二人揃うという稀有な機会。ここでしか聴けない話題が展開することでしょう。
ぜひお楽しみください!

■■■ イベント情報 ■■■
日本リヒャルト・シュトラウス協会
第182回例会「『エロディアード』と『サロメ』をめぐって」

日時:2019年5月12日(日)14:00開始/15:30頃終了予定
会場:東京文化会館 4階大会議室
出演:メゾソプラノ池田香織、バリトン小森輝彦
司会:広瀬大介(日本リヒャルト・シュトラウス協会事務局長、音楽評論家)
入場料:協会非会員2,000円[協会年誌付] (協会会員は無料)

《協会より》
第182回例会は、4、6月の東京二期会公演に関連してシンポジウム「『エロディアード』と『サロメ』をめぐって」を開催します。両公演にご出演の池田香織さんをお招きして、当協会常務理事で『エロディアード』エロデ役を歌う小森輝彦さんと共に、作品と演奏の現場にまつわるお話を伺います。どうぞふるってご参加下さい。

●お申込み方法
日本リヒャルト・シュトラウス協会へ電話またはメールにてご予約ください。
電話:03-3582-1266(平日13:00~17:00/不定休)
メール:japanrs@tkk.att.ne.jp
お申込締切日:5月7日(火)
※お席に限りがございますので、定員になり次第、締め切らせて頂きます。

▼協会のウェブサイトはこちら
日本リヒャルト・シュトラウス協会

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【イベント・レポート】3/29(金)開催~《二期会プレ・ソワレ》テノール高田正人「講師」による、『エロディアード』『サロメ』プレトーク&國光ともこ・田崎尚美ミニ・コンサート

去る3月29日(金)に新宿にある舞台劇術活動の拠点地、「芸能花伝舎」にて4月公演『エロディアード』、6月公演『サロメ』のプレイベントを開催。講師にテノール高田正人、両公演のキャストを代表して『エロディアード』から國光ともこ、『サロメ』から田崎尚美、ピアノには『サロメ』の音楽スタッフ湯浅加奈子が出演しました。



芸能花伝舎では昨年、2018年3月にも東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『ノルマ』を前にプレトーク&コンサートを開催(テノール 城 宏憲と舞台構成の菊池裕美子が出演)。続いて8月には、9月のプッチーニ〈三部作〉公演に向け、すみだパークスタジオ内SASAYAカフェでのプレトークを開催し、「講師」高田正人が登場!
これらが好評で、ご来場のお客様から同様の企画の開催を希望される声を多数いただきましたので、今回の企画が実現に至りました!



今回のテーマは「ふたりのサロメ」。
これまでにもご紹介してきたとおり、4月公演『エロディアード』と6月公演『サロメ』は、同じ物語が大元となって作られたオペラで、音楽もドラマの内容もまったく違った作品です。
今回は、高田正人が、自身も2010年の東京二期会オペラ劇場『サロメ』(P.コンヴュチュニー演出)に出演した経験も交えながら、キリスト教の「聖書」などに見られるオリジナルの物語と、比較的オリジナルに近い『サロメ』、そして、フランスのロマンティックな物語に脚色された『エロディアード』という順番で、それぞれの物語の違いを解説しました。




解説の合間には、6月『サロメ』から田崎尚美、4月『エロディアード』から國光ともこ の両演目のサロメ役が登場し、高田からのインタビューに答えました。
そして、イベントの最後には「ふたりのサロメ」から、ご来場のみなさまに歌のプレゼント。國光サロメが、預言者ジャンへのピュアな恋心を歌う第1幕のアリア「彼は優しく、美しい」を披露すると、田崎サロメは、最期の絶唱、皿上のヨカナーンの首へ口づけを施しました。
まったく違った感情の表出でありながら、実は一途な想いであることに変わりはないという、不思議。ぜひ両演目ともご鑑賞ください!





そして今回は、イベントでの解説とインタビューの動画も公開いたしました!
イベントにお越しになれなかった方も、もう一度お話を聞きたいという方も、高田講師のユーモアあふれる詳しい解説をどうぞお楽しみください!

▼2つの「サロメ」、何が同じで何が違うか


▼登場人物相関図


▼R.シュトラウス『サロメ』解説&サロメ役田崎尚美インタビュー


▼マスネ『エロディアード』解説&サロメ役國光ともこインタビュー



▼『エロディアード』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

▼『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●『エロディアード』&『サロメ』のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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4/24(水)19時より渋谷・東急百貨店 本店にて、オペラ『エロディアード』公演プレイベントを開催~オペラの原作フローベール『三つの物語』の魅力に迫る

オペラの原作に迫る!
4月27日(土)・28日(日)にBunkamuraオーチャードホールで公演するマスネ『エロディアード』本公演を前に、この原作であるフローベール『三つの物語』の魅力を翻訳者の谷口亜沙子さんが解説します!

『三つの物語』は、19世紀フランスを代表する小説家ギュスターヴ・フローベール晩年の傑作短編集。その中の「エロデア(ヘロディアス/エロディアード)」が、後にオペラ化されていきます。
今回、『エロディアード』への理解を深めて、よりご鑑賞を深くお楽しみいただけるように、このフローベールの小説に着目して、昨年10月に光文社古典新訳文庫から『三つの物語』の新訳を出版したフランス文学者の谷口亜沙子さんを講師に迎え、講演会を開催いたします!
会場は、Bunkamuraに隣接する渋谷の東急百貨店本店7階。2月公演『金閣寺』でも、東急百貨店とは特別なコラボレーション企画を実施してきました。今回も、丸善・ジュンク堂書店のある7階の特別室を提供いただいての開催です。
入場無料(但し、事前のお申込みが必要)のイベントです!ぜひご来場ください。

『三つの物語』の「訳者あとがき」には、「フローベールの『三つの物語』は、フランスの本屋さんであれば、かなり小さなお店であっても、一冊はポケット版が置かれているような、大変ポピュラーな作品です」とあります。しかし、日本ではよく知られている作品とはまだいえないようです。
オペラ『エロディアード』本篇とともに、今回の機会が、お客様にとりましても「新しい名作との出会い」となることを願っています!


「三つの物語」フローベール/谷口亜沙子 訳

光文社古典新訳文庫 刊
■■■ イベント情報 ■■■
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エロディアード』プレ企画
オペラの原作に迫る!フローベール『三つの物語』の魅力

日時:2019年4月24日(水) 19:00開始、18:30当日受付開始
会場:東急百貨店 本店7階 特別室 (東京都渋谷区道玄坂2-24-1)【アクセス
料金:参加無料(※要事前予約 下記お申込参照)おひとり2名様まで
講師:谷口亜沙子(明治大学文学部准教授・フランス文学)
[プロフィール] Asako Taniguchi
1977年生まれ。早稲田大学文学学術院博士課程フランス文学専攻単位取得退学。パリ第7大学文学博士。現在、明治大学文学部フランス文学専攻准教授。専門は「詩(ポエジー)」を中心とした近現代のフランス文学。主要論文に「ミシェル・レリス〈偽=ゲームの規則〉の発見」(『日本フランス語フランス文学会』第90号)、「シャルロット・デルボ――アウシュヴィッツを「聴く」証人」(『声と文学』、平凡社)、「ユベール・マンガレリ『冬の食事』――ホロコーストにおける「草の根」の執行者たち」(『フランス文化研究』、獨協大学)など。著書に『ジョゼフ・シマ 無音の光』(水声社)。訳書にルネ・ドーマル『大いなる酒宴』(風濤社)、ギュスターヴ・フローベール『三つの物語』(光文社古典新訳文庫)。

●イベントのお問合せ・ご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831 
 もしくは 「お問い合わせフォーム※」 からもお申込みいただけます
 (※フォームには、お名前、メールアドレス、電話番号、ご住所と、4/24イベント予約希望と明記の上、送信ください)

《ご案内》
*本イベントへのご参加は事前のご予約(無料)が必要になります
*おひとり2名様までご予約いただけます
*チケットの発券はございません。直接会場にお越しください
*定員になり次第受付を締め切らせていただきます

▼『エロディアード』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【二つのサロメ】~『エロディアード』エロデ役のバリトン小森輝彦に聞く~威厳ある王が抱く、少年のような恋心

ドイツのアルテンブルク・ゲラ市立劇場の専属第一バリトンを長きにわたり務め、2011年、日本人初となるドイツの「宮廷歌手」の称号を授かる小森輝彦。4月公演『エロディアード』にて古代パレスティナ・ユダヤの国を治めるエロデを務めます。
第一線のオペラ、オーケストラ・コンサートで引く手あまたの活躍を続ける小森。指揮のミシェル・プラッソンとは、2010年『ファウストの劫罰』、13年『ホフマン物語』と過去2回の東京二期会公演に主演し、共演を果たしてきました。
舞台の上ではもちろんのこと、ドイツでそうであったように、二期会オペラの稽古場でも小森は常にリーダー的な存在。毎回差し入れる自家製ドイツパンを楽しみにしている共演者も多いとか。

▼差し入れの自家製ドイツパンのこと
私の差し入れ Vol.3 Baritone 小森輝彦×自家製ドイツパン|オペラを楽しむ - 東京二期会

奇遇なことに、その二期会デビューは、2000年4月新国立劇場共催公演『サロメ』ヨハナーン役でした。今、小森にとって「ふたつめのサロメ」となる『エロディアード』にむけて、話を聞きました。



      *     *     *

――『エロディアード』のエロデは、どのような人物でしょうか

小森: 恋の熱に浮かされて、王としての自分の責務を忘れるほど、ある意味で純粋、ある意味で浅薄な人物と思っています。政治的な自分の立場を、恋する男としての自分の想いによって大きく動かしてしまうところは浅薄に思えますが、愛に見る彼の真実を浮かび上がらせたいです。


2010年7月 東京二期会 ベルリオーズ『ファウストの劫罰』より メフィストフェレス役(右)

――「ふたつのサロメ」~マスネ『エロディアード』とR.シュトラウス『サロメ』を続けて上演するのですが、同一人物である「エロデ」と「ヘロデ」、または預言者「ジャン」と「ヨハナーン」との関係性の違いまたは共通する点はありますか

小森: 『サロメ』でのヘロデは、恋する男、と言う要素は見せているものの、純愛とは遠い形ですね。『エロディアード』のエロデは、まるで初恋のようにサロメに恋をします。少年の様です。それでいて王の威厳もあるのですが、この人物のひどいところは、あろうことか、国の政を自分のその少年の様な恋心のために利用し、曲げてしまおうとするところです。ユダヤの民の運命を自分の恋に利用するのです。その利己的な姿勢は道徳的には容認できるものではありませんが、マスネの音楽を伴うとそこに納得がいってしまうのです。ここでも音楽の魔力を見る気がします。
『サロメ』の予言者ヨハナーンは、僕の二期会デビュー、新国立劇場デビューの役で、もう19年前のことでした。『エロディアード』のジャンも、サロメへの態度は全く違いますが、オペラでの役回りは、多くはない出番でその清らかさ、力強さ、ブレのなさを表現する手法は、両作曲家において類似しています。
このエロデはバリトンですが、バス・バリトンの『サロメ』のヨハナーンとは違ってハイバリトンの音域で、テノールに近い、明るい、まさに「恋する男」の表現にぴったりな音楽になっています。


2013年7,8月 東京二期会 オッフェンバック『ホフマン物語』より

――エロデの聴きどころを教えてください

小森: なんと言っても有名な第2幕のアリアです。これは僕はドイツ時代にレコーディングしていて、日本でも配信されているようです。
あとはサロメとの第3幕の二重唱は、音楽的に非常に多層的で、エロデの人物像が垣間見られる気がします。

――『ファウストの劫罰』『ホフマン物語』につづいて3度目のマエストロ・ミシェル・プラッソンとの共演です。これまでの共演で、印象に残っているマエストロとのエピソードがあれば教えてください

小森: オケ合わせでマエストロ・プラッソンの言葉ひとつでオケの色が夢の様に変わっていく様が、今でも脳裏に焼き付いています。音楽にも、言葉、発音にも非常に厳しいプラッソンさんですが、今回も何とか食らいついて生きたいと思っています。ドイツの劇場で歌っている時も、劇場の同僚やドイツの聴衆からも圧倒的な支持を受けていたマエストロ・プラッソンでしたので、その当時から共演を夢見ていました。三度も東京で共演出来るのは夢の様です。世界最高峰のマスネを紡ぐマエストロ・プラッソンにがっちりついていきたいと思います。


2018年2月 東京二期会 ワーグナー『ローエングリン』より フリードリヒ役(左)

――お客様にむけてメッセージをお願いいたします

小森: マエストロがインタビューでもお話しされているとおり、「旋律の魔術師・マスネ」が声と楽器の絶妙なバランスで作り上げた、大傑作だと思います。グランドオペラ形式で書かれていて大がかりな舞台やバレエなどが必要な事もあり上演頻度が低いのは非常に残念なことで、コンチェルタンテ・シリーズで取り上げるのに最適な作品です。この機会をお見逃しなく!

      *     *     *

▼小森輝彦のエロデは4月27日(土)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【二つのサロメ】~『エロディアード』ジャン役 城 宏憲に聞く~人間ジャンを表現したい

4月公演『エロディアード』でテノールの主役ジャンを演じる城 宏憲。
その二期会デビューはまさに鮮烈。2016年『イル・トロヴァトーレ』のマンリーコ役に急遽代役出演。見事にこの難役を好演し、一夜にしてスターとして注目を集めました。そして、翌年の『トスカ』カヴァラドッシ、続く『ノルマ』ポリオーネと主役を次々と掌中におさめていきます。昨年も共同制作公演『アイーダ』では、ラダメスの代役を務め、札幌、横浜、大分の3都市の公演の成功に大きく寄与しました。
これまで幾度となくオペラ・ファンの期待に応えてきた城が、今回はフランス・オペラの主役に挑戦します。



      *     *     *

――『エロディアード』のジャンは、どのような役でしょうか

城: ジャンは預言者です。僕が色々なオペラの役を演じる時に頼りにするのは、自分自身の生きてきた人生の経験やそこで生まれた感情です。普通はそれらを基盤に役を組み立てるのですが、「預言者」という宗教的な存在をどうやって今の自分の中から生み出すのか、最初は不安でいっぱいでした。
しかし楽譜を読んでいくうちに、ジャンが発している言葉やその真意は彼の信じる神の言葉なのだと感じるようになりました。ジャンは実際に、自分の意志ではなく神の意志として何度か人々や王族に対し説法をするシーンがあります。それも決まって音楽のクライマックスに! いわば、神の言葉を人々に伝えるパイプ役、この物語を推し進め見守るキーパーソンとして存在するのが、この預言者ジャンという役なのではないでしょうか。
ジャンの言葉には当然のように「神」や「天」という言葉が何度も出てきますが、僕はそれらの言葉の意味を強くイメージしてから歌うようにしています。少しでも自分の見ている景色がジャンに見えるものに近づいていけるようにと…


2017年2月 東京二期会 プッチーニ『トスカ』より カヴァラドッシ役(前左)

――ジャン役の聴きどころは?

城: どれほどの迫害を受け困難にぶつかろうとも、情熱的に信仰を広めるジャンのために、マスネは「信仰のテーマ」と言ってもいいような旋律を用意しています。
最初の登場では、朗々とこのテーマを歌い、サロメに信仰を説きます。次に、ジャンは「ホザンナ」を唱えるカナンの女性達の中から現れて、まるでオブリガードのように力強くこのテーマを繰り返します。そして第3幕、捕らえられたジャンがエロデから問答を受け、群集からも自らの信仰の自由を拒絶されたとき、同じ旋律がこれまで以上の強いパッションをもって現れます。この問答のシーンが、ジャンの信仰の強さを示す一つのピークだと思います。
そして、第4幕。神の強い愛に守られて生きてきたジャンが、牢獄の絶望の中で孤独に打ちひしがれて、ついには「あの娘のことを思い出してしまう」とサロメを想う人としての弱さを語るのです。そのあとのサロメとの二重唱では、ジャンが「主よ、あなたの名前を呼ぶ声を、あなたは私に与えてくれた。そして、あなたを愛する魂も」と神に語りかけるのですが、その「あなた」にはサロメのことも重ねられているように思われます。ジャンのとても人間らしい瞬間がオペラ随一の甘い旋律で紡がれていきます。


2018年3月 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ ベッリーニ『ノルマ』よりポリオーネ役(中央)


インタビューにて
――最後に、オペラ『エロディアード』の魅力を

城: 恋がなければオペラじゃない…とまでは言わないですけど(笑)、オペラ『エロディアード』には、純愛物語の要素があって、ジャンとサロメはお互いに人間らしく愛し合っている部分があるのではないか、と思っています。僕はこのオペラのそういった禁句(タブー)を全部包み込んでいるミステリアスなところが好きです。世俗的なエロデにしろ、神聖なジャンにしろ、結局はサロメに惚れ込んでしまうのですからね。『エロディアード』の物語を語るのに、ジュール・マスネの音楽はとても人間的で、甘く美しい旋律にあふれています。本当にこの音楽にこそ、その愛を信じさせる説得力があるのです。
      *     *     *

▼城 宏憲のジャンは4月27日(土)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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春爛漫!ソプラノ金見美佳&テノール相山潤平が贈るラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会~フランス・オペラから美しい旋律のおもてなしを

3月26日(火)に開催される第19回ラリアンス・オペラ・コレクションwith 二期会に、二期会ソプラノ金見美佳とテノール相山潤平が出演します。ピアニストは天日悠記子。
ソプラノ金見美佳は4月、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エロディアード』バビロニアの娘で二期会オペラデビューを果たします。今年最初にはラリアンスと同じ飯田橋/神楽坂にあるアグネスホテルでのランチタイムコンサートに出演し、オール・フレンチ・プログラムを披露しました。昨年春に二期会オペラ研修所マスタークラスを首席で修了した逸材。二期会のアーティストとして2年目の春をデビューで飾ります!


金見美佳出演 アグネスホテル ランチタイムコンサート(1/16)より

テノール相山潤平は、2006年イタリア・ミラノ市立音楽院に留学して以来、ながらくイタリアで、『愛の妙薬』ネモリーノ、『ラ・ボエーム』ロドルフォなどの舞台に立ち、オペラ歌手としての活動を続けていました。国内でのキャリアを積む前に、あらためて二期会オペラ研修所を経て、二期会アーティストに。彼も、来る6月の東京二期会オペラ劇場『サロメ』にナザレ人2役で二期会デビューを果たします。
フレッシュな才能が、今回のラリアンス・オペラ・コレクションでお贈りするのは、春にふさわしい日本の歌と、ジュール・マスネの二つのオペラ・アリアを中心としたフランス・オペラのナンバー。
まずは『エロディアード』公演にむけて、19世紀後半のパリを代表するメロディスト、ジュール・マスネの旋律美を、全国各地の旬な食材で彩られるラリアンスならではのフレンチのフルコースとともにご堪能いただきます。


前回(1/29)のラリアンス・オペラ・コレクションより

春爛漫の神楽坂。卒業、進級、入学、就職のお祝いに、ぜひお越しください。
フレッシュなオペラ歌手の歌声による、フランス・オペラの美しい旋律で祝福させていただきます!

ソプラノ 金見美佳 テノール 相山潤平 ピアノ 天日悠記子
■■■ イベント情報 ■■■
第19回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会
日時:2019年3月26日(火)19:00開宴(18:30開場)
第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
(各15~20分の予定)
※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」メインダイニング 【アクセス
(「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:お一人様 8,500円~(サービス料・税込)
※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:金見美佳(ソプラノ)、相山潤平(テノール)、天日悠記子(ピアノ)
予定プログラム:
<第1部>
・中田喜直 「さくら横ちょう」
・越谷達之助 「初恋」
・ドニゼッティ 『愛の妙薬』より 「ラララ・・・」
<第2部>
・マスネ 『ウェルテル』より 「春風よ、なぜ目を覚ますのか」
・マスネ 『エロディアード』より 「彼は優しく、美しい」
・ビゼー 『カルメン』より 「手紙の二重唱」

▼イベント案内、詳しいメニュ内容はラリアンスHP をご覧ください
第19回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会|イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂 フレンチレストラン ラリアンス

●イベントのお問合せ・ご予約は
ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで

      *      *      *

▼金見は4月27日(土)に出演!  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

▼相山は6月6日(木)と9日(日)に出演! 《チケット発売中!》
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●『エロディアード』&『サロメ』のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【二つのサロメ】~マエストロ・プラッソンとの再会を心待ちに
『エロディアード』サロメ役 髙橋絵理インタビュー

4月公演『エロディアード』でサロメ役を演じるソプラノ髙橋絵理。2012年『パリアッチ(道化師)』ネッダの熱演で二期会オペラ・デビューを飾り、翌年『ホフマン物語』アントニア役で二期会オペラ2度目の主演では、今回の指揮ミシェル・プラッソンと共演を果たしました。
リリックで瑞々しい歌声が持ち味の髙橋は、2011年静岡国際オペラコンクール第3位とオーディエンス賞を受賞。そして、平成26年(2014年)度の五島記念文化賞オペラ部門新人賞受賞による五島記念文化財団の助成を受けてイタリア・ボローニャに留学しました。帰国後も『ラ・ボエーム』ミミ、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージと新しい役を果たし、二期会オペラ3度目の主演となる今回、マエストロと再会します。
公演に向けて話を聞きました。



      *     *     *

――『エロディアード』のサロメは、どのような役でしょうか。

髙橋: 宮殿の踊り子という共通はあるものの、マスネ『エロディアード』に登場するサロメは、リヒャルト・シュトラウス『サロメ』の妖艶さが色濃くあるサロメとは違い、まだまだ幼さの残る15歳の少女です。特に登場シーンで歌われるアリア「彼は優しい人」では、愛するジャンに対する純粋な恋心が切々と謳われています。その後サロメとジャンが再会するシーンのデュエットでも、「Je t'aime (ジュテーム)」と何度も言い、まさに恋する乙女そのものの音楽です。
また、マスネの描いたサロメは、エロディアードが母親であることを知らず母親を探しています。その生い立ちを踏まえてサロメのキャラクターと音楽を鑑みると、サロメの孤独さ故の芯の強さを感じます。
エロデ王からの求愛を受け、彼の嫉妬心から愛するジャンが処刑されてしまい、サロメ自らも死を決するに至るまでのドラマを一緒に追いかけていただけたらと思います。最初はジャンとともにサロメにも処刑宣告がなされるのですが、サロメだけが免除されてしまう中で、自分だけが助かるのではなく共に死ぬことを懇願します。しかし、その願いが叶えられないとなったとき、自らの意志で自害を遂げます。蝶々夫人やジルダと共鳴するような「強さ」をもっている女性だと思います。


2012年7月 東京二期会 レオンカヴァッロ『パリアッチ (道化師)』より ネッダ役

――サロメの聴きどころを教えてください

髙橋: 先ほどご紹介したアリア「彼は優しい人」は、サロメの一番有名なアリアでしょう。それとともに、私自身が一番胸に迫ってくるのは、第4幕のジャンに呼びかける音楽です。
マスネの音楽は壮大で、重厚感があって、オーケストラもダイナミックなのですが、ここの音楽は特別で、ピアニシモになり、サロメは、ジャンに対して切々と「死をもって結ばれましょう」と歌いかけます。愛する人とともに死を迎えられることの喜びにも似た感情が恍惚とした音楽で書かれているのです。

――サロメと同じ位の年齢のとき、髙橋さんはどのように過ごしていましたか

髙橋: 秋田県横手市で生まれました。かまくらでご存知の方もいらっしゃるかと思います。秋田の中でも盆地で、雪深いところで15歳を過ごしました。幼いころからまわりに自然があたりまえのようにあって、空気もお米も美味しくて(笑)
小さい頃から、私は自分を表に出すことがあまり得意なほうではありませんでした。ただ、歌うことは大好きで、歌うときだけが自分が解放されていくというか、自由な感覚がありました。カラオケにもよく連れていってもらい、祖父の好きな演歌を歌ったりして。人前で歌って喜んでもらえることが嬉しく、歌うことで自己表現ができるという感じがしました。 転機が訪れたのは中学2年のときでした。私は合唱部に所属していて、初めて、声楽家のヴォイストレーニングの先生の歌声を間近で聴いたんです。そのとき、「あ、私もこういうふうになりたいな」と、自然にそう思えました。
それから、少しずつレッスンに通うようになっていったので、言われてみれば、サロメが激しい運命を辿っていた同じ年代のときに、ちょうど私は声楽への道を自分で見つけることができたのかな、と思います。


2013年8月 東京二期会 オッフェンバック『ホフマン物語』より アントニア役(写真右)

――指揮のミシェル・プラッソンとは、2013年『ホフマン物語』アントニア役以来となります。前回の公演のときの印象やエピソードを教えてください

髙橋: マエストロ・プラッソンは、「言葉」に対して厳しかったです。
『ホフマン物語』に出演するまではイタリア語の歌を歌うことが多く、フランス語の経験が少なかったのですが、子音の扱いとか、イタリア語ともドイツ語とも違う仕方で、旋律が言葉として聞こえるようになるまで徹底されました。
きっと、楽譜に書かれている言葉が出るようになることで、そのキャラクターやドラマ性が自然に出てくるのではないかと思います。無理にこねくりまわして音楽を聴かせよう、鳴らそうと思わなくても、フランス語の旋律を話すようになれれば、自然とそういうものが生まれてくるんだな、と。
『ホフマン物語』の後、フランス語を歌うときに必ず意識するようになったので、本当にこれはマエストロ・プラッソンからの賜物です!
指揮台の上でも決して声を荒げたりされませんが、指揮台に立っていないときは、ほんとうに穏やかな方で、劇場入りしてから、毎日私は最初にマエストロの楽屋をノックしてご挨拶をして入っていたのですけど、穏やかにハグしてくださって、いつもとても紳士に接してくださいました。
こうして再会できるのが本当に嬉しくとても楽しみです。またたくさんのことをマエストロから吸収して、マスネの書いたサロメの音楽を歌わせていただきたいと思います。


▼髙橋絵理のサロメは4月27日(土)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【二つのサロメ】~『エロディアード』タイトルロール 板波利加に聞く

4月公演《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》『エロディアード』キャスト・インタビューに、いよいよタイトルロールのソプラノ板波利加が登場です!

類稀なるドラマティックな声を持ち、ヒューマニズム溢れる表現で人物の深い情念や精神を描写し、多くのオペラ・ファンを魅了してきました。東京二期会デビューは『カルメン』のタイトルロール。声種をソプラノに変えてから『サロメ』ヘロディアス、『ナブッコ』アビガイッレ、そして『マクベス』マクベス夫人と、板波の持ち味が生きる強いドラマ性が要求される役を歌ってきました。
そして、今回、サロメの母エロディアードを演じます。前回『サロメ』でも同一人物を演じた板波。「ふたつのサロメ」における「ふたりのエロディアード」をどのように受け止め、表現しようとしているのか、話をききました。



      *     *     *

――『エロディアード』のエロディアードは、どのような人物でしょうか。

板波: 自分が何を欲して、何のために動き、何を目標に生きるか、という事を自身の内で明確に把握している女性だと思います。その自己に対する自信は、私が今までに演じてきたカルメン、マクベス夫人、トゥーランドット姫、ゴネリルにも共通する部分を感じますが、その根底には「愛する相手への絶対的な愛情」があると思います。熱情、犠牲、母性などの入り混じった彼女達の強い愛はモラルを超えて存在するので、一般的にはそれを把握しきれずに「悪女」と言われてしまうのではないでしょうか。


2013年5月 東京二期会 ヴェルディ『マクベス』より レディ・マクベス(マクベス夫人)役(写真中央)

――2011年ペーター・コンヴィチュニー演出の東京二期会『サロメ』の公演で、今回と同じ人物であるヘロディアスを務めました。両役の違いや共通点は?

板波: 両役とも「サロメの母親」である事に変わりはありません。
二期会『サロメ』(R.シュトラウス作曲)では、ペーター・コンヴィチュニーさんの演出でヘロディアスを演じました。『サロメ』では、サロメ自身がかなりインパクトが強く描かれており、その母親ヘロディアスが歌う箇所はそう多くはありません。しかし、ドイツの鬼才と言われるコンヴィチュニーさんの演出では、「この母親あってのこの娘」という意味で、ヘロディアスの無謀ぶりが色濃く描かれ、そんな母親を持った娘サロメは本当の愛に飢え探し求めている純な若い女性として描かれていました。物凄く過激な演出だったので、公演を観た方がどこにショックを受けたかで色んな評価があると思います。そして、そのショックを感じた箇所は、各々の「愛に対する自分の心の葛藤」の部分なのではないでしょうか。
「旦那の愛を得られないフラストレーションが他へ向けられつつも、“ヘロデ王と夫婦である”という絆を感じ普遍的な愛を持った女性」としてヘロディアスは存在していました、少なくとも私の中では(笑)
コンヴィチュニーさんの最も印象的な一言は、「舞台上でヘロデ王とヘロディアスがふと目が合った時に、自分達が深く愛し合っていた頃を同時に思い出す、という一瞬を作って欲しい。」ということでした。
「あの時の愛」という過去が有っての現在のこの状況、という人間味の強い演出だと感じました。
そして、今回タイトルロールになっているサロメの母親「エロディアード」は、「エロデ王の愛を取り戻したい、あの頃に戻って愛し合いたい」と強く懇願している1人の女性です。女王としての地位に君臨している顔と、愛に生きる女性としての顔を併せ持っており、私にとっては、コンヴィチュニーさんの『サロメ』でのヘロディアスを更に多面的に演じるような感覚です。


2011年2月 東京二期会 R.シュトラウス『サロメ』より ヘロディアス役(写真右)

――タイトルロールの聴きどころはたくさんあると思いますが、エロディアードの聴きどころは?

板波: 女王としての地位に君臨し全ての人を配下に置いて国の指揮を執る「仕事」としての顔と、エロデ王への愛を抑えきれずに国も娘も捨てて愛に生きる事を決断した過去を持ち「エロデ王の愛を取り戻したい、あの頃に戻って愛し合いたい」と自分に興味を持たなくなった旦那へ懇願する「妻」の顔が音楽上に交差しますので、その両面を併せ持つ女性の心をお聞き逃しなく!


2012年2月 東京二期会 ヴェルディ『ナブッコ』より アビガイッレ役(写真左)

――お客様にメッセージを。

板波: こんなにドラマティックな作品が日本ではほとんど上演されていなかった事が不思議なくらいです!フランスの巨匠プラッソンさんの指揮で輝くように鳴り響く東京フィルハーモニー交響楽団さんと、二期会の歌手陣の強く柔らかく艶のある声の饗宴、音楽とはこんなにもゴージャスなのかと感じて頂けると思います!!


▼板波利加のエロディアードは4月27日(土)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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3/29(金)に『エロディアード』&『サロメ』プレイベントを開催!【入場無料】

2月公演『金閣寺』につづいて、東京二期会が打ち出す「Le temps des deux “Salomé” ~二つのサロメ」プロジェクト。
4月公演マスネ『エロディアード』と、6月公演R.シュトラウス『サロメ』は、どちらも「新約聖書」に登場する《ヘロディアスの娘/サロメ》を題材にした物語から生まれました。しかし、そこに描かれているサロメ像は全く異なった趣を持つことになります。

高潔な預言者ジャンに惹かれていく純粋なサロメを描いた『エロディアード』。預言者ヨカナーンに拒まれ、彼の首を求めるという倒錯的な欲望へと向かっていく少女を描いた『サロメ』。これら二つの作品を観比べることでオペラの世界が広がり、そしてオペラを通したヨーロッパ世界の芸術、宗教、歴史、社会への理解が深まることはまちがいありません。

なぜ、どのようにして、二つの《サロメ》は全く違うドラマになっていったのか。本公演を前に二つの作品世界の大元である《サロメ》の物語からその謎に迫り、本公演をより深くお楽しみいただけるためのイベントを企画しました。

――― 題して、「ふたりのサロメ」

講師は、歌声とともに知的でわかりやすく淀みのない解説でおなじみのテノール高田正人。そして「ふたりのサロメ」には、『エロディアード』から國光ともこ(4月28日出演)、『サロメ』から田崎尚美(6月6日・9日出演)と、それぞれの演目でサロメを演じるソプラノが出演します。
両キャストからは、それぞれ演じるサロメ像についてを自ら解説、そして最後には、プレイベント恒例のミニライブでそれぞれの楽曲を披露します。ピアノは湯浅加奈子。
入場無料(但し、事前のお申込みが必要)のイベントです!どうぞご来場ください。

テノール 高田正人

ソプラノ 國光ともこ

ソプラノ 田崎尚美

ピアノ 湯浅加奈子
■■■ イベント情報 ■■■
《二期会プレ・ソワレ》 ふたりのサロメ
~ひとつの物語から生まれた ふたつのオペラ『エロディアード』『サロメ』

日時:2019年3月29日(金) 18:30開場、19:00開始、20:10頃終了予定
会場:芸能花伝舎 C2 (東京都新宿区西新宿6-12-30)【アクセス
   (※会場は土足厳禁のため上履きをご用意いたしますが、ご持参いただいても結構です。)
料金:入場無料(※席数に限りがあるため事前の予約が必要です)
出演:
   高田正人(テノール)
   國光ともこ(ソプラノ・東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エロディアード』サロメ役)
   田崎尚美(ソプラノ・東京二期会オペラ劇場『サロメ』サロメ役)
   湯浅加奈子(ピアノ)
主催:公益財団法人東京二期会
後援:公益社団法人日本芸能実演家団体協議会
●イベントのお問合せ・ご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831 
 もしくは 「お問い合わせフォーム※」 からもお申込みいただけます
 (※フォームには、お名前、メールアドレスと、3/29イベント予約希望と明記の上、送信ください)

▼『エロディアード』&『サロメ』の本公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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【二人のサロメ】~『サロメ』タイトルロール田崎尚美 スタートであり目標となったサロメ

オペラ『エロディアード』に登場するサロメが どこまでも清純でロマンティックな少女を体現しているのに対して、オスカー・ワイルド原作のオペラ『サロメ』のその人は リヒャルト・シュトラウスの音楽に彩られて まったく違った人格をあらわします。

6月公演『サロメ』でこの役を演じるソプラノ田崎尚美。2012年二期会創立60周年記念公演『パルジファル』のクンドリに抜擢されて以来、『イドメネオ』エレットラ、『ナクソス島のアリアドネ』アリアドネで二期会公演に出演するほか、びわ湖ホール『ワルキューレ』ジークリンデ、日生劇場『ルサルカ』タイトルロールなど次々と大役を果たしてきました。豊かなスケールにおいても叙情性を失わない歌唱力はもちろん、ひとたび舞台に立つとその佇まいに大役を果たすべき風格を漂わせます。
その田崎にとってサロメは2011年の二期会公演でカヴァーを務めた、まさにキャリアの最初のステップとなった役でした。本役を前にして話をききました。



     *     *     *

――サロメを迎るにあたっての心境を。

田崎: 二期会公演で初めてお仕事をさせて頂いたのがサロメ役のカヴァーでした。ドイツ語オペラの経験はゼロに近い状態だったので、とても大変だったな。という記憶が鮮明にあります。
サロメはいつか舞台上で歌ってみたい!と強く望んでいた役の一つです。心境と言って良いのかはわかりませんが、非常にドキドキしておりまして 心が躍っている状態にあります。本番まで続きそうな喜び、期待、緊張感が既に始まっている感じです。


東京二期会2016年11月公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』より アリアドネ

――あらためて、『サロメ』のサロメは、どのような人物なのでしょうか。

田崎: サロメは王妃ヘロディアスの娘でユダヤ王ヘロデは義父にあたります。このヘロデというユダヤ王は、サロメの実父でもある兄を殺してヘロディアスを自らの妻としていました。この家庭環境を聞いたら みんなサロメに肩入れしちゃいますよね。
サロメは欲しいと思ったものを手に入れるためには四方八方の手を尽くす(自分の事が好きそうなオトコも利用しちゃう)無邪気な16歳の王女様です。何をしても悪気がないわけですから、無邪気ほど恐ろしいものはないなぁと思ってしまいます。

サロメは閉じられた世界の中で 新しい風を起こしてくれそうなヨハナーンに恋をし、破滅の道を突き進みます。音楽には サロメという人物を表すために相応しい音程の跳躍が散りばめられております。

――サロメ役の聴きどころを教えてください。

田崎: 聴きどころ?・・・・・・は全部です!!
というと答えが終わっちゃいますが、やはりテキストがなくてもわかるほどに内容とリンクして作曲されている旋律と和声だと思います。音程の順次進行と跳躍を巧みに使い分け、サロメの無邪気さと思春期の少女特有の狂気を表現している音楽を感じて頂きたいです。
特定の場所でいうと、やはりオペラ後半の長大なモノローグですね。


東京二期会2014年9月公演 モーツァルト『イドメネオ』より エレットラ

――サロメは設定では15、16歳ですが、福島県出身の田崎さんの少女時代はどんなようすでしたか?

田崎: 幼少時代は殆ど妹(=二期会ソプラノ田崎美香)と一緒に遊んでいました。妹のために洗面器にお湯を入れて玄関まで持っていったり、お世話をするのが大好きでした。妹が一人で何も出来ないのは、お前が甘やかして育てたせいだ!と親に叱られた記憶があります。今は私より100倍しっかりしている妹ですが、とにかく妹が可愛くて何でもやってあげていました。
その他には、○○長と付くものが大好きで、委員長、生徒会長など・・・・・・色々やりましたね。自覚はなかったですが、割と変わった子だったと思います。

――声楽の道へのきっかけは?

田崎: 母親が武蔵野音楽大学の声楽科出身です。ピアノは小さな頃から母に習っておりましたが、声楽科の出身だとわかったのは高学年になってからだと思います。
音楽は好きでしたが、そろばんや歴史の方が好きだったので(笑)、歌手になりたいと思った事はありませんでした。きっかけは中学合唱部だったと思います。中学時代、3年連続で全国大会金賞を頂いております。3年生の時には長いソロを歌う機会もあり、大きなホールに自分の声が響いていくのがとても心地良い体験として残りました。あらためて考えて見ると声楽を志したきっかけはそこにありそうです。


東京二期会2012年9月公演 ワーグナー『パルジファル』より クンドリ

――最後に、お客様にむけて。

田崎: 私が持てる全身全霊の力を出しても全然足りない役ではありますが、シュトラウスが神業的に音符で表現してくれているワイルドの物語を少しでも再現出来るよう、私が思う"サロメ"を時間の許す限り、練り、作り上げていきたいと思っております。 ぜひ、会場に足をお運び頂けましたら幸いです。

オペラ歌手のキャリアのスタートでめぐりあったサロメが、間近にせまるゴールとなった田崎。その舞台にぜひお越しください!

     *     *     *

▼田崎尚美の出演日は6月6日(木)と9日(日)  《チケット発売中!》
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団/合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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【二人のサロメ】~『エロディアード』に描かれる「サロメ」とは?サロメ役 國光ともこに聞く

4月公演《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》『エロディアード』でサロメ役を歌うソプラノ國光ともこは、新国立劇場オペラ研修所を経てイタリアで学び、新国立劇場において『タンホイザー』『パルジファル』『ばらの騎士』など多数の舞台に出演しています。その正統的でシュアな歌唱力により、ヘンデル「メサイア」、バッハ「マタイ受難曲」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」「第九」等のソリストとして多くのオーケストラとの共演を重ねてきました。



今回の『エロディアード』サロメが國光にとって、実は二期会オペラ・デビューであり、初の主演となります!
本番にむけて、サロメ役について、そして自身について、話を聞きました。

      *     *     *

――國光さんが演じられる『エロディアード』の「サロメ」はどのような役でしょうか。

國光: サロメとの最初の出会いは、高校時代に本屋で手に取ったオスカー・ワイルドの戯曲でした。その表紙は世紀末の香りとエロティシズム溢れる、妖しくも美しいビアズリーの挿絵で飾られており、どこか日本的にも感じられるその絵に思わず魅せられたのを憶えております。
その世界観をR.シュトラウス『サロメ』が見事に表現しているのに対し、マスネ『エロディアード』には「7つのヴェールの踊り」もヨハネの首に接吻する衝撃的シーンもなく、ルネサンスやバロック等古くから芸術作品に取り上げられてきたヨハネの首を持つサロメのイメージはありません。そこにあるのは、愛と信仰のために懸命に生きる、等身大の少女の姿です。

19世紀後半、フロベールの短編小説《三つの物語》の「ヘロデヤ」をもとにマスネが書いたサロメは、幼い頃に生き別れた母を探してエルサレムまでやって来た宮殿の踊り子で、かつて孤独のなか苦しんでいる自分を救ってくれた預言者ジャンへの思いを胸に秘めているところから物語が始まります。
少女の憧れにも似た信仰の気持ちが試練を経て愛に変わっていく様、そして最後に愛するジャンを処刑した憎むべき王妃が母親だとわかり、自ら命を絶つ終幕まで、一人の女性の生き様を表現したいと思っています。

――そんなサロメ役の聴きどころを教えてください。

國光: 2つのアリアはもちろんですが、第1幕第4場のジャンに愛を告白するシーン、第4幕第1場のジャンから「愛している」という言葉を聞くシーン等、魅力的なメロディが沢山あります。
個人的には牢獄で死を待つジャンに、あなたを一人にはしない、共に殉教に死す、と告げるときの音楽が特に好きです。



――サロメは設定では15、16歳の少女ですが、國光さん自身はどのような少女時代をすごしていたでしょうか。

國光: 岐阜市郊外の田舎町で育ちました。母が美しいものが好きでしたので、その影響で自然や人や物に対する見や考え方ができていったように思います。
これといって文化的な施設や環境のない小、中学生のときに両親が与えてくれた図鑑全集の付録レコードが、音楽に目覚めるきっかけだったと思います。特にサン=サーンスの「白鳥」は、母と一緒にテレビで見たバレエ「瀕死の白鳥」のイメージとも重なり、感動でなかなか興奮が冷めず、「動物の謝肉祭」のレコードを買ってもらった時はとても嬉しかったのを憶えています。そのレコードはベーム指揮の温かで素敵な演奏でしたが、15歳になる頃にはカルロス・クライバーに夢中になっていたと思います。
レコードだけでは好奇心が満たされず、ラジオでクラシック音楽を聴き始めたのも小学生の頃でした。高校生の時には当時の衛星放送も始まり、夢だった海外のオペラ公演や名演奏を観聴きできるようになり、一気に耳が開いていきました。NHKには心から感謝しなくてはなりません(笑)。

――声楽を志したきっかけはその頃から?

國光: いつからか舞台への憧れはありましたが、声楽を志すきっかけになったのは、やはり衛星放送で観たオペラでした。ゼッフィレッリ演出の『ラ・ボエーム』で、テレビの向こうのフレーニとパヴァロッティの息づかい、声という楽器から伝わってくるエネルギーに、心が解放されていくのをひたすら感じたくて、テープが擦り切れるまで繰り返し観たのを思い出します。

――お客様へのメッセージを。

國光: セミステージ形式になりますが、フランスを代表するグランドオペラの稀少な上演であること、そして世界一美しいといわれるフランス語によるサロメの世界をマエストロ・プラッソンがどのように描き出すのか、とても魅力的な公演だと思います。
また長い間私の念願でした本公演への出演がマエストロ・プラッソンとの舞台であることは、本番を目前にした今でも夢のようです。アンサンブルの一員として公演にどう関わっていけるか、挑戦であり、楽しみでもあります。
10連休の幕開け、フランスのエスプリ溢れるとてもスペシャルな二日間になると思います。ご来場いただけましたら幸いです。

今春、國光のデビュー公演でもある『エロディアード』に、どうぞご期待ください!

▼國光ともこの出演日は4月28日(日)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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新年のラリアンスは、ソプラノ徳山奈奈とバリトン小林啓倫が登場!オペラの歌声で贈る、新年の喜び

来る1月29日(火)で、第18回を迎える、フランス料理とオペラ歌手とのマリアージュ、ラリアンス・オペラ・コレクションwith二期会。今回は、4月公演『エロディアード』に出演する、ソプラノ徳山奈奈とバリトン小林啓倫が登場します。ピアノは梅田麻衣子。


ソプラノ 徳山奈奈

バリトン 小林啓倫

ピアノ 梅田麻衣子

ソプラノ徳山奈奈は、4月公演『エロディアード』バビロニアの娘役で二期会オペラ・デビューを果たす、期待の新人。清澄な響きが持ち味で、これまでにも『カルメン』ミカエラ、『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『フィガロの結婚』伯爵夫人などを演じてきました。ラリアンスではその得意なアリアを披露します!

バリトン小林啓倫は、2017年二期会創立65周年記念、ベルリン・コーミッシェオーパー・日生劇場提携公演『こうもり』ファルケ役で二期会デビューし好評を博したのに続き、昨年9月にも二期会〈プッチーニ三部作〉より『ジャンニ・スキッキ』マルコ役で出演した逸材。若々しい豊かな歌声と優しいニュアンスの表現力で、『魔笛』パパゲーノ、『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールなどで本領を発揮してきましたが、現在ますますレパートリーを拡大中。ラリアンスではまずは彼のこれの魅力をご堪能ください。

第1部では二人の十八番から、第2部ではオペラ『エロディアード』出演にちなんで、フランス・オペラのアリアをそれぞれお届けします。
この春注目の二人のステージとラリアンスの新春フルコースをどうぞお楽しみください。
 

■■■ イベント情報 ■■■
第18回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会
日時:2019年1月29日(火)19:00開宴(18:30開場)
   第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
   (各15~20分の予定)
   ※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」メインダイニング
  (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:お一人様 8,500円~(サービス料・税込)
  ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:徳山奈奈(ソプラノ)、小林啓倫(バリトン)、梅田麻衣子(ピアノ)

予定プログラム:
  <第1部>
  ・モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より 「セレナーデ」
  ・ビゼー『カルメン』より 「ミカエラのアリア」
  ・モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』より 「お手をどうぞ」
  <第2部>
  ・マスネ『エロディアード』より 「彼は優しい人」
  ・グノー『ファウスト』より 「この地を離れる前に」
  ・レハール『メリー・ウィドー』より 「高鳴る調べに」

お料理は上質なフレンチをカジュアルに楽しめる「魅惑の食彩コース 8,500円」と、こだわりの食材を使った本格的フレンチ「神楽坂の晩餐コース 13,500円」、神話の国、伊勢志摩から届く食材でお愉しみいただくお祝いの宴「伊勢志摩の祝宴コース 18,500円」の3コースからお選びいただけます。

▼イベント案内、詳しいメニュ内容はラリアンスHP をご覧ください
第18回 ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会|イベント・限定メニュ・お得情報 - 神楽坂 フレンチレストラン ラリアンス

●イベントのお問合せ・ご予約は
 ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで
 
 
▼小林は4月27日(土)、徳山は4月28日(日)に出演!  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
 2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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4月『エロディアード』で二期会オペラにデビュー!ソプラノ金見美佳が贈るオールフレンチプログラム~1/16(水)アグネスホテル・ランチタイムコンサート

二期会オペラ研修所マスタークラスを最優秀の成績で修了した歌手に贈られる「川崎静子賞」。二期会の創設メンバーのひとりであるその名を冠した賞を昨年春に受賞したのが、ソプラノ金見美佳です。今年度より二期会のアーティストとして活動しています。

福岡県柳川市出身。初オペラの役は『カルメン』のフラスキータ。そして、今年4月の〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉マスネ『エロディアード』にバビロニアの娘役で二期会オペラ公演デビューを果たします!
フレッシュな才能の歌声をご堪能いただきたく、1月16日(水)に神楽坂の「アグネスホテル東京」で開催されるランチタイム・コンサートに登場します。ピアノは髙木由雅。入場無料。


ソプラノ 金見美佳

ピアノ 髙木由雅

今回、コンサートを前にして金見に話を聞きました。

     *     *     *

――マスネ『エロディアード』で二期会オペラ・デビューを控えた今の心境を
金見: フランスの作品は言葉が難しそうで敬遠していましたが、学生時代にフランスの音楽に触れるようになり、その美しさに魅了されました。
特にマスネのオペラが大好きなので今回『エロディアード』での本公演デビューは大変嬉しく思っております。

――アグネスホテルではオールフレンチプログラムになりました。フランス音楽の魅力は?
金見: フランス語の美しさ、フランス音楽のお洒落さが伝われば幸せです。例えばイタリア音楽ですと一番言いたいことや盛り上がっている時には音が高くなったり大きくなったりすることが多いのですが、フランス音楽の場合は逆にあっさりしていたりするところがスマートで面白いと思います。

――柳川のご出身。柳川といえば、詩人 北原白秋ゆかりの地でもあります。
金見: はい。私は白秋と同じ小学校の出身ですので、白秋の作品は大変身近に感じていますし積極的に歌っていきたいと思っています。
最近知ったのですが、アグネスホテルのすぐ側に白秋が住んだことがあるそうです。ちょうど1月11日に映画『この道』が公開されたところですし、色々とご縁を感じています。

――金見美佳のこれからについて
金見: 私は昔から歌うことが好きでした。そして舞台に立たせてもらうようになってからは舞台を作り上げていく過程や本番の緊張感も含めて舞台が大好きになりました。
これからも勉強し続けて、歌手としてお客様に楽しんでいたただくために、歌い続けたいです。

     *     *     *

アグネスホテルのサロンホールは、100席ほどの座席にスタインウェイが置かれ、シックな雰囲気と豊かな音響が魅力。フランス音楽にはぴったりの雰囲気です。オペラ『エロディアード』からもアリアを披露する予定ですので、ぜひ聴きにいらしてください。

■■■ イベント情報 ■■■
アグネスホテル東京 ランチタイム・コンサート
第166回「フランス歌曲とオペラの午後」

日時:2019年1月16日(水) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京・B1F アグネスホール
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:金見美佳(ソプラノ)、髙木由雅(ピアノ)
予定プログラム:
 アーン 「クロリスに」「私の詩に翼があったなら」
 フォーレ 「月の光」「夢のあとに」
 トスティ 「口づけ」
 プーランク 「セーの橋」
 マスネ 『エロディアード』より “彼は優しく、美しい”

▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
ホテルイベント - THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)
 
 
▼金見美佳のデビューは4月27日(土)  《チケット絶賛発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
 2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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4月公演『エロディアード』を指揮する巨匠ミシェル・プラッソン~奇跡のようなフランス音楽を奏でる、至高の存在

2月公演『金閣寺』の若きフランスの指揮者マキシム・パスカルに続いて東京二期会に登場するのは、2019年4月〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉マスネ『エロディアード』を指揮するミシェル・プラッソンです。

1933年パリ生まれ。85歳の今もなおフランス音楽の真髄を伝えていくことを自らの使命とし、タクトを執りつづけるフランス音楽の最高峰の指揮者です。



プラッソンは、長きにわたってトゥールーズ・キャピトル歌劇場およびトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督を務めあげてきました。そこで残してきた録音も膨大な数にのぼっています(限定盤でリリースされていた管弦楽全集がCD37枚組、フランス・オペラ全集が38枚組!)。
同時に、モントリオール響、オスロ・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、スカラ・フィル、ロシア・ナショナル管、パリ管などに客演。1994年から7年間ドレスデン・フィルの首席指揮者を務めました。

オペラ・ファンにとっては、ブルーレイ/DVDもリリースされている2010年パリ・オペラ座のヨナス・カウフマン主演マスネ『ウェルテル』の公演が有名でしょうか。その他、オランジュ音楽祭で『トゥーランドット』、ジュネーヴで『サムソンとデリラ』を指揮するなど、オペラの指揮にも枚挙に暇がありません。
昨年は、ジュネーヴ大劇場においてグノー『ファウスト』を指揮。また、久しぶりの来日を果たし、新日本フィルとともにフランク〈交響曲ニ短調〉とドビュッシーをますます薫り高く奏で、私たち日本のファンに深い感銘を与えました。直近では、11月にロッテルダム・フィルとサン=サーンス〈交響曲第3番オルガン付〉、ドビュッシー〈牧神の午後への前奏曲〉などを指揮しています。

今なお、管弦楽とオペラの両方を指揮し、世界中の尊敬を集めるマエストロ。東京二期会には2010年ベルリオーズ『ファウストの劫罰』、13年オッフェンバック『ホフマン物語』に続いて、6年ぶり3度目の登場となります。しかも、演目はマスネの大作『エロディアード』。ライブでプラッソンの指揮で聴けるのは、4月27日(土)と28日(日)の2日間、Bunkamuraオーチャードホールだけでしょう。
奇跡の瞬間を、どうか逃されませんように!
 
 
▼『エロディアード』公演情報ページはこちら
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会オペラ劇場
 2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
 指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

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 二期会チケットセンター 03-3796-1831 《発売中!》
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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Le temps des deux 'Salomé' ~二つの「サロメ」
2019年4月『エロディアード』&6月『サロメ』いよいよ2演目同時発売!<12/13(木)~二期会オペラ愛好会先行/12/22(土)~一般発売>

4月27日(土)プレミエ〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉J.マスネ『エロディアード』と、6月5日(水)プレミエ〈東京二期会オペラ劇場/ハンブルク州立歌劇場との共同制作〉R.シュトラウス『サロメ』の「同時!」二期会オペラ愛好会先行予約が、いよいよ12月13日(木)から受付スタートします!

二つの「サロメ」プロジェクト始動――

紀元1世紀、古代パレスチナ副王ヘロデの後妻ヘロディアの娘である、サロメ。
その少女時代と洗礼者ヨハネの処刑にまつわる物語をモチーフとした芸術作品は、ヨーロッパ中世から現代に至るまで、数多に誕生してきました。

中でも、音楽作品を代表するものが、今回、東京二期会が上演する『エロディアード』と『サロメ』です。フロベールの小説をオペラ化した『エロディアード』は、フランスオペラの重鎮マスネらしい叙情性に富んだ旋律とハーモニーで、高潔な預言者ジャン(ヨハネ)に惹かれるサロメの愛と、そのジャンを処刑に追い込むエロディアードとの母娘の悲劇。一方、世紀末芸術の頂点ともいうべきオスカー・ワイルドの戯曲を原作とするR.シュトラウス『サロメ』は、シュトラウスならではの極彩色の和声とドラマティックな音響で、少女サロメの純粋無垢さから、ヨカナーンの首を求める官能や残酷を描いた異色の名作です。
同じ物語をモチーフとしながらも、まったく異なるドラマが誕生しました。
 
 
最高の音楽を届けるために


指揮
ミシェル・プラッソン
『エロディアード』を指揮するのは、現在85歳のフランス音楽の最高峰、ミシェル・プラッソン。東京二期会においても、2011年ベルリオーズ『ファウストの劫罰』、13年オッフェンバック『ホフマン物語』を指揮。フランス音楽の真髄を伝えてきました。今回は、Bunkamuraとの共催による〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉で、マスネの音楽の魅力を全面に引き出すプロダクションとなっています。『エロディアード』という上演の少ない名作だけに、4月27日、28日のわずか2日間ですが、巨匠プラッソンのフランス・オペラを生で聴くこの機会を、どうか逃されませんように!!


東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ 2018年3月公演『ノルマ』より
 
 


指揮
セバスティアン・ヴァイグレ

演出
ヴィリー・デッカー
『サロメ』の指揮は、2019年読売日本交響楽団の常任指揮者に就任するセバスティアン・ヴァイグレ。今回はその読響とともに、シュトラウスの名作を奏でます。東京二期会では、ヴァイグレ×読響の最初のオペラ演奏となった17年『ばらの騎士』(東京公演)に続いての登場で、前回の好演にますますの期待が高まります!
また『サロメ』は、ハンブルク州立歌劇場との共同制作により、ヴィリー・デッカー演出の舞台でお届けします。16年『トリスタンとイゾルデ』に続いてのデッカー演出ですが、独特の世界観を具現化したような圧倒的な舞台で、ある意味ワーグナー以上に生々しく扇情的なドラマをどのように表現するのかどうぞご期待ください!


ハンブルク州立歌劇場公演 『サロメ』より
 
 
▼4月『エロディアード』公演情報ページはこちら
2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』(セミ・ステージ形式) - 東京二期会
 2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

▼6月『サロメ』公演情報ページはこちら
2019年6月公演 R.シュトラウス『サロメ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2019年6月5日(水)18:30、6日(木)14:00、7日(土)14:00、8日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:セバスティアン・ヴァイグレ、演出:ヴィリー・デッカー、
 管弦楽:読売日本交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会 〈共催〉公益財団法人読売日本交響楽団

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii 《インターネットなら発売日は午前0時より受付開始!》
24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取のインターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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