タグアーカイブ: トリスタンとイゾルデ

東京二期会オペラ劇場2月公演『ローエングリン』テルラムント役・大沼徹 動画メッセージ「悪役にも‘華’がある」

2010年ヴェルディ『オテロ』イアーゴ役で衝撃的な東京二期会オペラ劇場デビューを飾ったバリトン大沼 徹。その後も、『サロメ』ヨカナーン、『パルジファル』アムフォルタス、『こうもり』ファルケ、『ホフマン物語』リンドルフ他4役、『ダナエの愛』ユピテル、『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナールと、二期会の舞台だけでも毎年のように大役を任され、深い印象を与える演唱を重ねてきました。
今回の『ローエングリン』では、フリードリヒ・フォン・テルラムント伯爵。妻オルトルートの言うがまま、ゴットフリード公とその姉エルザを陥れ、ブラバント公国の最高実権を握る男です。しかし、夢の中に救いを求めるエルザの前に現れたひとりの騎士ローエングリンとの対決に破れ、身を滅ぼします。
2015年『ダナエの愛』で、演出 深作健太、指揮 準・メルクルとの協働も経験しています。今回の役作りと深作、メルクル両氏の魅力について話を聞きました。
動画メッセージでどうぞ!



【バリトン大沼 徹 東京二期会オペラ劇場名シーン集】


2010年2月『オテロ』イアーゴ


2011年2月『サロメ』ヨカナーン


2012年9月『パルジファル』アムフォルタス


2015年10月『ダナエの愛』(舞台上演日本初演)ユピテル


2016年9月『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナール
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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NHK Eテレ「ららら♪クラシック」(11/12(土)放送)に横山恵子が出演

NHK Eテレで土曜の夜に放送中の音楽番組「ららら♪クラシック」。
11月12日放送予定の≪ワーグナーの“トリスタンとイゾルデ”≫にソプラノ横山恵子が出演します。
横山といえば、本年9月東京文化会館で開催された東京二期会オペラ劇場『トリスタンとイゾルデ』においてイゾルデ役を好演したばかり。番組では同公演で大喝采を浴びた楽劇の最後を飾る“優しくかすかな彼のほほえみ(愛の死)”を演奏します。横山のイゾルデを堪能できる絶好の機会です。どうぞお楽しみに!
201611_yokoyama_keiko.jpg ソプラノ 横山恵子
◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
「ららら♪クラシック」
≪ワーグナーの“トリスタンとイゾルデ”≫

放送局:NHK Eテレ
放送日時:
 (本放送)2016年11月12日(土) よる21:30~21:59  
 (再放送)2016年11月17日(木) あさ10:25~10:54
司会:加羽沢美濃、石田衣良
ゲスト:LiLiCo(映画コメンテーター)
演奏ゲスト:横山恵子(ソプラノ)、角田鋼亮(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)
▼番組ホームページはこちら
ららら♪クラシック - NHKオンライン

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東京二期会9月公演ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』開幕レポート!
<公演は9月18日(日)まで開催>

9月10日(土)、11日(日)、R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』二期会初演が東京文化会館大ホールで開幕致しました!
二期会創立以来64年、ついにこのワーグナーの不朽の名作をお客様にお届けすることができました。多くのお客様のご来場、誠にありがとうございます。
本公演は、残すところ17日(土)、18日(日)の2公演となりました。こちらに初日、2日目の舞台をご紹介します。
★…9/10(レジスター、横山組)/☆…9/11(福井、池田組)
撮影:三枝近志 (写真をクリックすると拡大表示でご覧いただけます)

【第1幕】 アイルランドからコーンウォールへむかう海の上

アイルランド王女イゾルデ(池田香織:左)をコーンウォール王マルケの妃に迎えるため、船を進める英雄トリスタン(福井 敬)。二人の胸の内には、すでに秘められた想いが。

かつてイゾルデの婚約者を倒したトリスタンの英雄伝を語る忠臣クルヴェナール(友清 崇:左から2人目)。

物語の最初のカギを握るブランゲーネ(加納悦子:左)。イゾルデの侍女。死の薬を所望するイゾルデ(横山恵子:中央)に渡したのは、愛の薬。

愛の薬によって心の鍵が開かれたトリスタン(ブライアン・レジスター:左)とイゾルデ。船はまもなくコーンウォールの港に。
【第2幕】  

マルケ王の妃となったイゾルデ。主人が夜狩に出かけているうちにトリスタンが来るのを待つ。「これは罠です!」と警告するブランゲーネ(山下牧子:右)に対しても…

トリスタンとイゾルデによる名曲〈愛の二重唱〉
「降りよ、愛の夜よ…」
見張り塔の上から「お気をつけください、まもなく夜が明けてしまいます!」とブランゲーネ。その警句も、二人にとっては安らかな子守唄のように。

マルケ王(清水那由太:左から2人目)の突然の帰還。すべては王の忠臣メロート(今尾 滋:左奥)により仕組まれていた罠でした。
王の嘆きのモノローグ。トリスタンを信じイゾルデを妃に迎えた経緯を語ります。「トリスタンよ、お前の忠誠はどこへ?私は心に深い傷を負った」

嘆くマルケ王(小鉄和広:右奥)に、「あなたにはわからない」とトリスタン。ここで、かつての英雄は、自分が母の死と引きかえに生まれたことを語りはじめ、出生から闇こそが真実であったことを伺わせます。

そして、衝撃の幕切れへ――

【第3幕】  

トリスタンの故郷カレオールの城

深手を負い瀕死のトリスタン。彼が目覚めると、家来のクルヴェナール(大沼 徹:左)が励まします。「ここはあなたの故郷です。平和で安全な!牧童は今もあなたの羊を飼っていますよ。領民たちはこの城を、この領地を守ってきたのです!」(しかし、牧童はすでに年を増し、城内は何もかもが荒れ果てています)

トリスタンの最期のモノローグ。父を喪った過去。戦いが宿命づけられ「英雄」としてでなければ命をつなぎとめることができなかったトリスタン。その「栄光」の人生にあらわれたのがイゾルデでした。
イゾルデの船がカレオールに到着します。再会の期待に、湧き上がる気力とともにトリスタンの肉体から流れ出る血が生気を失わせて…

悔恨のマルケ王。「妄想が苦しみの山を築いてしまった」

自分の仕業のすべてを王に話したブランゲーネ(右)。深い懺悔とそれ以上に深い愛情をイゾルデに。

イゾルデの愛の死。

初日組のカーテンコールより(撮影:堀 衛)

■お客様の声
「たくさんのきれいな“音”を聴くことができて幸せでした」(20代女性)
「ダブルキャストで聴きくらべができたことが、とにかくすごい事、二期会だからこそ!!舞台がとてもきれいなのも良かったです」(40代男性)
「演出もシンプルながら細かな所まで気が配られており情景の理解が良くできてわかり易く良かった」(70代男性)
さて今週末の残り2公演、17日(土)は福井・池田組、18日(日)レジスター・横山組の出演となります。
最後の最後まで、ワーグナー・オペラの感動をお伝えいたします!
多くの皆様のご来場お待ちしております!

▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!公演直前は大変便利です!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

※※学生席も販売中!※※
『トリスタンとイゾルデ』はもちろん、二期会オペラ公演は28歳未満の学生さんなら2,000円でご鑑賞頂けます!
『トリスタン』が2,000円で観られる最後のチャンス!お急ぎください!
・受付は、公演の前日まで二期会チケットセンター電話(03-3796-1831)のみ。
・事前の決裁が必要です。
▼学生席のお求め方法等、詳しいご案内はこちらをご覧ください。
学生席について - 二期会チケットセンター

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9月公演『トリスタンとイゾルデ』 公演当日のご案内

いよいよ明日、9月10日(土)から東京文化会館大ホールにて、ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.ワーグナー作曲オペラ『トリスタンとイゾルデ』が開幕します!
こちらに公演当日のご案内を致します。 【9/9(金)19:00更新】

東京二期会オペラ劇場 <ライプツィヒ歌劇場との提携公演>
2016年9月公演 R.ワーグナー作曲 『トリスタンとイゾルデ』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演>
指揮:ヘスス・ロペス=コボス/演出:ヴィリー・デッカー
当日券と公演タイムテーブルのご案内
9月10日(土)
9月11日(日)
9月17日(土)
9月18日(日)
当日券
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
S,A,B,C
当日券販売
/窓口受付
12:30~
開場
13:00
開演
14:00
第1幕
約80分
休憩予定時刻
15:20~15:50
第2幕
約70分
休憩予定時刻
17:00~17:30
第3幕
約75分
終演予定
18:45
東京文化会館
=アクセス=
<JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分

お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ

※上記、販売予定当日券は9日17:00現在の情報です。販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によりずれる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(※)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(※…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

      *     *     *
《東京二期会『トリスタンとイゾルデ』プレミエ・キャンペーン》
9月10日(土)初日公演にご来場の女性のお客様150名様に「永遠の愛」を伝える深紅の「ばらの花」をご進呈いたします!
▼キャンペーン詳細はこちら
9/10(土)プレミエ・キャンペーン!~先着150名の女性のお客様に深紅のばらの花をご進呈 - 二期会blog

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演出ヴィリー・デッカー来日中!ライプツィヒから、今、東京バージョンへ生まれ変わる『トリスタンとイゾルデ』の舞台!

満を持して開幕を迎える二期会初演、ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』。
演出のヴィリー・デッカーが来日し、東京文化会館で濃密な舞台稽古を重ねています。
デッカーと二期会とは、2004年ヤナーチェク『イェヌーファ』以来の再会。
今回の公演プログラム冊子(※)には、ライプツィヒでも紹介された氏のエッセイを掲載しました。
「『トリスタン』には、因習的なものは皆無で、通常なものも全くない。今日まで本作品は極め付きの革新性や過激さの点で挑戦的かつ刺激的である」(プログラムより)
これはまさに、今、東京文化会館での出来事!ライプツィヒ歌劇場から運ばれてきたシンボリックな舞台の上で、決して焼き増しでない、真新しい東京バージョンの『トリスタンとイゾルデ』が構築されつつあります。
「二つの現実という原理」と題されたこのエッセイ。ちょっと難しそうですが、幕間の休憩時間を使って舞台と並行してじっくり読み進められると、ラストの感動が深まることでしょう。
世界が客観的な現実であるとしても、人間にはそれぞれに内面的現実がある。ワーグナーはその原理を、音楽と詩によるドラマで描きだそうとしています。狩猟用ホルンの響きに危険を察したブランゲーネの現実とそれを泉にやさしくうちよせる波の音のように聞こえたイゾルデの現実。また、マルケ王の問いかけにトリスタンは「あなたには決して分からない」と答える。しかし、にもかかわらず、トリスタン「と」イゾルデの愛だけは…
名匠ヴィリー・デッカーとともに築きあげた、東京二期会『トリスタンとイゾルデ』、いよいよ9月10日(土)、開幕です!
(※…公演プログラムは、公演当日会場にて販売いたします。ぜひお求めください。)


■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
     10日(土) 14:00開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     11日(日) 14:00開演
     17日(土) 14:00開演
     18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~C席8,000円、学生席2,000円
    ※D席は予定販売数終了となりました
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
▼開演1時間前までご予約可能!

Gettii ←24時間受付、予約手数料0円、セブン-イレブン店頭決済&お受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
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【開幕直前!】 『トリスタンとイゾルデ』~指揮ヘスス・ロペス=コボスからのメッセージ “You should get crazy!”

9月10日(土)、いよいよワーグナー『トリスタンとイゾルデ』が開幕します。
東京二期会オペラ劇場だけでなく、この秋から始まるオペラの新シーズンのオープニングで、ワーグナーが上演されることが多く、今ワーグナー熱の高まりを感じています。二期会の『トリスタン』は、その先陣を切っての開幕となります!
指揮のヘスス・ロペス=コボスから、開幕へむけてのメッセージをお届けいたします。
ぴあチャンネルでも紹介されていますので、ぜひご覧ください。

      *     *     *
ヘスス・ロペス=コボスです。
この度、東京二期会の「トリスタンとイゾルデ」の指揮をするため東京に戻って参りました。戻れたことを大変嬉しく思います。
1980年代に、私は、ロンドン・フィルハーモニー、スペイン国立管弦楽団やドイツ・ベルリンオペラの公演で来日していました。今回、1987年のドイツ・ベルリンオペラの公演の時と同じ場所で、この『トリスタンとイゾルデ』を指揮できることは、とても特別で感動的なことです。
『トリスタンとイゾルデ』を指揮するのは、どの指揮者にとっても、とても特別なことです。この作品は、単なる“オペラ”以上のもので、音楽の、オペラの歴史の中で大きな意味を持っています。
また、音楽家としてだけではなく、一人の人間として想像できるすべての感情を入れ込んで作品を書きました。
ワーグナーは、「指環」の作曲を『トリスタンとイゾルデ』のために中断しました。というのも、マチルダ・ヴェーゼントンクとの恋愛関係があったからです。彼は、他の何を差し置いても、このオペラの作曲に熱中しました。指揮をしていると、この作品が心から書かれたものであることを感じることができます。人間の心から湧き出るものです。
このオペラには、見どころがたくさんあります。私が特に思うのは、第1幕の終盤、トリスタンとイゾルデ両者が媚薬を飲む場面、第2幕の第2場で二人が歌う「愛の二重唱」や、最終幕の最後のマルケ王の独白も感動的です。
そして、第三幕はすべてがこのオペラの最大の見どころであると私は思います。イゾルデがトリスタンに会いに来たときのトリスタンの表現や彼の熱意、そこから、「イゾルデの愛の死」へと導かれます。それはまさに音楽の歴史上最高の瞬間のひとつです。
もちろん、この『トリスタンとイゾルデ』を皆様にご鑑賞いただきたいと思います。たとえ、このオペラを知らなくても、このオペラの中で起こる出来事は少なく、ストーリーはとてもシンプルですので、自分を音楽の中に解き放つという素晴らしい経験ができるでしょう。鮮やかな音楽を心で感じ、オペラや、ストーリーを知らない方々でもこの作品に感動するでしょう。今回は、この作品の良い上演に出会える機会となることでしょう。皆様を熱狂させるに違いありません。今回の公演にいらっしゃる皆様がとてもすばらしい経験をされることを心から願っています。
      *     *     *
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
     10日(土) 14:00開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     11日(日) 14:00開演
     17日(土) 14:00開演
     18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~C席8,000円、学生席2,000円
    ※D席は予定販売数終了となりました
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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千年にひとりの癒しの王女、イゾルデ役~横山恵子、池田香織からのメッセージ

9月公演『トリスタンとイゾルデ』の稽古場から、イゾルデ役を演じる横山恵子と池田香織のメッセージ動画が届きました!
公演にかける意気込みとともに、上演時間4時間にわたる『トリスタンとイゾルデ』鑑賞のポイントとして、イゾルデ自身が発する印象的な言葉(詩)を挙げてもらいました。
二人が挙げたのは、第2幕。
池田は、第1場の最後、マルケ王の宮廷内の庭でトリスタンと出会う直前の言葉を挙げています。そして、横山は、第2場のトリスタンとの濃密な愛の二重唱の中にあらわれる言葉を。短い動画ですので、ぜひアーティスト本人の声でご確認ください!
9/10(土)・18(日)出演:横山恵子「ひとつひとつの言葉に命を吹き込むために」

9/11(日)・17(土)出演:池田香織「挑戦しがいのあるすばらしい作品」

▼「二期会通信」305号に掲載のインタビュー記事もあわせてお読みください!
『トリスタンとイゾルデ』キャストインタビュー 横山恵子・池田香織|オペラを楽しむ - 東京二期会

■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
     10日(土) 14:00開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     11日(日) 14:00開演
     17日(土) 14:00開演
     18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
    ※D席は残り僅かとなりました
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
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(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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【メディア掲載情報】9月公演『トリスタンとイゾルデ』キャストが続々!
ブライアン・レジスターが「ぶらあぼ」に、福井 敬&横山恵子が「ハンナ」に登場

今月発行のクラシック音楽誌に、9月公演『トリスタンとイゾルデ』主役3人のインタビューがそれぞれ掲載されました。
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まずは、トリスタン役のテノール福井 敬とイゾルデ役の横山恵子が、揃って歌・合唱・オペラの専門誌「ハンナ」9月号に登場!
〈愛しのオペラ・キャラ!〉という特集で、それぞれテノール代表、ソプラノ代表としてご自身の愛するレパートリーを紹介しています。もちろんトリスタンとイゾルデ役についても。
同誌では、二人に加えて、次回『ナクソス島のアリアドネ』アリアドネ役で主演する、ソプラノ林 正子のインタビュー記事も掲載。11月のオペラ公演の前に出演する「みなとみらい クラシック・マチネ~名手と楽しみヨコハマの午後」をご紹介しています。こちらのコンサートもオール・リヒャルト・シュトラウス・プログラム。
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▼掲載記事のご案内はこちら
隔月刊 ハンナ
定期購読のお申込みもこちらからできます。
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そして、初来日となるブライアン・レジスターの日本初のインタビューは、クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」9月号に掲載されました!インターネット上では、電子書籍版「eぶらあぼ」で全文がお読みいただけます。
幼い頃からアカデミックに音楽に触れているうち次第に声楽の道が開かれ、ヘルデンテノールの才能が開花していった半生と、トリスタン役への洞察について語っています。
▼こちらからご覧いただけます
ぶらあぼ2016年9月号 - WEBぶらあぼ
余談ですが、東京に来たら稽古場での公用語(?)がまさかのドイツ語で驚いた!とか。
確かに、日本では(少なくとも二期会では)、イタリア・オペラのときの稽古場はイタリア語が、ドイツ・オペラではドイツ語が飛び交うことが多いですね。もしかして、こういう柔軟さも日本ならではのことなのでしょうか?
      *     *     *
さて、『トリスタンとイゾルデ』の魅力に迫るプレイベント、映画監督・深作健太が語る《二期会プレ・ソワレ》は、今週末28日(日)午後6時から幡ヶ谷アスピアホールにて開催!
第2幕の二重唱と名曲〈愛の死〉も、稽古場さながらの距離感でお聴きいただけます。
お席はまだありますので、どうぞお越しください!
▼詳しいごあんないはこちらの記事をご覧ください
9月公演『トリスタンとイゾルデ』二期会初演に向けて、プレ・イベント〈トーク&コンサート【90席限定!】〉を開催します! | 2016.8.8 - オペラの散歩道(二期会blog)

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9月公演『トリスタンとイゾルデ』指揮者、ヘスス・ロペス=コボスが来日!

9月10日(土)のプレミエに向けて順調に稽古の進む、ライプツィヒ歌劇場との提携公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』。
本日8月22日、公演指揮者、ヘスス・ロペス=コボスが無事来日いたしました!
台風9号が関東地方を直撃し欠航便が相次ぐ中、マエストロの搭乗したアムステルダム発のKL863便は僅かな遅れで成田空港に到着。
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日本に降り立ったマエストロは、長時間のフライトにもかかわらずお疲れの様子もなく、笑顔でした。
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このあとマエストロは公演に向け、いよいよ24日からリハーサルに合流いたします!

■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
     10日(土) 14:00開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     11日(日) 14:00開演
     17日(土) 14:00開演
     18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
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二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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9/10(土)『トリスタンとイゾルデ』プレミエ・キャンペーン!~先着150名の女性のお客様に深紅のばらの花をご進呈

オペラの初日公演=プレミエを華やかにお迎えいただこうと、東京二期会オペラ劇場公演の初日に企画しているプレミエ・キャンペーン。9月公演ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』でも開催が決まりました!
201608_rose.jpg
◇◆◇ 9月公演ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』プレミエ・キャンペーン ◆◇◆
9月10日(土)初日公演にご来場の女性のお客様150名様に、「永遠の愛」を伝える深紅の「ばらの花」をご進呈いたします!
ばらの花には色によって様々な花言葉があります。中でも、もっともポピュラーな色のひとつである深紅のばらの花言葉が、「永遠の愛」。
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」とも物語の源泉を同じくする、トリスタンとイゾルデの愛の姿にふさわしい言葉と思い、選びました。
〈愛の死〉によってしか結ばれ得なかったトリスタンとイゾルデ。全オペラ史上屈指の美しくも哀しいフィナーレです。オペラをご鑑賞いただいた後の感興とともに、一輪のばらをお持ち帰りください。
 ・受付場所:東京文化会館大ホール・ロビー内
 ・受付開始:13:00より先着順受付
  引換券をお渡しいたします。終演後にバラの花とお引換えをいたします。
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13時00分の開場時より、ロビー内にプレゼント受付カウンター(上画像のポスターが目印です)を設置いたします。受付は先着順150名様限定となりますので、どうぞお早目に!
※写真のばらはイメージです。(前回プレミエ・キャンペーンでプレゼントしましたばらです)

■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
     10日(土) 14:00開演<★プレミエ・キャンペーン開催日>
     11日(日) 14:00開演
     17日(土) 14:00開演
     18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼公演情報ページはこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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9月公演『トリスタンとイゾルデ』二期会初演に向けて、プレ・イベント〈トーク&コンサート【90席限定!】〉を開催します!

今秋9月10日(土)のR.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』二期会プレミエ(初演)を記念して、これに先立つ8月28日(日)にプレ・イベント、トークとカヴァー・キャストによるコンサート《二期会プレ・ソワレ》を開催します!
トークには2015年9月東京二期会『ダナエの愛』を演出、2018年には同『ローエングリン』の演出が決まった、映画監督・演出家の深作健太氏、コンサートには当公演のカヴァー・キャストからトリスタン役のテノール菅野 敦とイゾルデ役のソプラノ田崎尚美による出演で、『トリスタンとイゾルデ』の観どころ、聴きどころをご紹介いたします。
90席限定となっておりますので、どうぞお早目にお申込みください!
■■■ イベント情報 ■■■
《二期会プレ・ソワレ》 
90席限定!9/10(土)二期会初演記念プレミエにむけて
『トリスタンとイゾルデ』トーク&コンサート

日時:2016年8月28日(日)17:45開場 18:00開演 (19:30終演予定)
会場:My Space ASPIA アスピアホール
   (渋谷区幡ヶ谷2-14-3  京王新線幡ヶ谷駅北口から徒歩2分)
   ・アクセス - My Space ASPIA

出演:深作健太(映画監督・演出家)~2015年東京二期会『ダナエの愛』演出/
          2018年東京二期会『ローエングリン』演出予定
    聞き手 井内美香(音楽ライター)
    テノール 菅野 敦(トリスタン)
    ソプラノ 田崎尚美(イゾルデ)
    ピアノ 木下志寿子
演奏予定曲:
    R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』より
    ・前奏曲  ・第2幕より二重唱  ・第3幕より「愛の死」
料金:全席自由 1,000円(税込)
お問合せ・ご予約:
    二期会チケットセンター 03-3796-1831 (FAX 03-3796-4710)
    受付時間:平日10:00~18:00/土曜10:00~15:00/日・祝休業
    オーダーフォームからもお申込みいただけます。→こちら

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今年の夏~秋は、『トリスタンとイゾルデ』が熱い!ヴィリー・デッカー最新演出により二期会初上演!

関東地方も梅雨が明け、いよいよ夏本番となりましたね!
夏といえば、ワーグナー!…バイロイト音楽祭のことです。
7月24日開幕したワーグナーの総本山バイロイト音楽祭では、8月1日からクリスティアン・ティーレマン指揮、カテリーナ・ワーグナーの演出で、『トリスタンとイゾルデ』が8月22日まで6回の上演が予定されています。
▼バイロイト音楽祭2016公式サイトより『トリスタンとイゾルデ』
Tristan und Isolde - Bayreuther Festspiele
また、ニューヨークのメトロポリタン・オペラでも、オープニング演目として、9月26日からサイモン・ラトル指揮、マリウシュ・トレリンスキの新演出が予定されており、METライブ・ビューイングでも上演が予定されています。
▼ニューヨーク・メトロポリタン・オペラ公式サイトより『トリスタンとイゾルデ』
Tristan und Isolde - The Metropolitan Opera
▼METライブ・ビューイング公式サイトより
『トリスタンとイゾルデ』 - 2016-2017 | 演目紹介 | METライブビューイング:オペラ | 松竹

そのワーグナーの最高傑作を、東京二期会では、9月10・11・17・18日、東京文化会館で、ヘスス・ロペス=コボスの指揮、ヴィリー・デッカーの新演出により二期会64年の歴史上、初上演します。

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指揮
ヘスス・ロペス=コボス
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演出
ヴィリー・デッカー

演出のヴィリー・デッカーからは、“東京での上演は、ライプツィヒでのプロダクションの再演ではなく、自分自身の現在のヴィジョンによる『トリスタンとイゾルデ』になります”とのこと。まさしく、デッカーの決定版『トリスタンとイゾルデ』を完成するために来日する予定です。
指揮のヘスス・ロペス=コボスは、いまや伝説となった1987年、音楽総監督を務めていたベルリン・ドイツ・オペラ引越し公演のワーグナーの「ニーベルングの指環」4部作(ゲッツ・フリードリッヒ演出)を指揮して以来、待望の日本でワーグナー上演の指揮になります。マエストロにとって『トリスタンとイゾルデ』は非常に重要な作品であり、音楽総監督を務めていたマドリッドのテアトル・レアル劇場でも2008年に当作品を取り上げ、好評を博しています。
またシンフォニーの分野でも定評あるマエストロは今回の来日で『トリスタンとイゾルデ』に加えて、読売日本響楽団の名曲シリーズで9月16日にサントリーホールでも指揮を執ります。加えて、来年1月18日・19日、NHK交響楽団 定期公演にも出演します。
▼スペイン音楽によるプログラム
第596回名曲シリーズ - 読売日本交響楽団
▼レスピーギ:交響詩「ローマの祭り」 ほか
第1854回 定期公演 Bプログラム - コンサート詳細|NHK交響楽団

ワーグナーの不朽の愛の名作『トリスタンとイゾルデ』ですが、とりわけ国内での舞台上演は数少なく、近くは2010年12月/11年1月の新国立劇場での上演以来になり、今年注目の生舞台を東京に居ながら、楽しめるこの機会をお見逃しになると次回はいつになるか・・・・・・
どうかお見逃しなく!

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公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
東京二期会オペラ劇場2016年9月公演
《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 オペラ全3幕

日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2016年9月
  10日(土),11日(日),17日(土),18日(日)
  いずれも14:00開演(13:00開場)
会場:東京文化会館大ホール
  (JR上野駅公園口より徒歩1分)
料金:全席指定【発売中】
  S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円

▼公演の詳細、チケットのご予約はこちらから
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 2016年9月公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場

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欧州で注目を集める若手ワーグナー・テノール、ブライアン・レジスターがまもなく来日します!

ワーグナー・オペラの金字塔ともいえる『トリスタンとイゾルデ』。64年の二期会の歴史において、今年9月、ついに二期会初演を迎えます。
今回、トリスタン役を務めるゲスト歌手が、ブライアン・レジスター。ワーグナー・テノールとして今欧米で注目を集めており、今回が初来日。日本が誇るテノール福井 敬とのダブルにも、注目が集まります。
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レジスターはアメリカ生まれ。モーツァルト、ヘンデル、ベートーヴェンといった古典派音楽のレパートリーを獲得した後、2008年『ワルキューレ』ジークムントを歌って以来、ニューヨークおよびワシントンD.C.のワーグナー協会から後援を受け、ワーグナー・テノールにふさわしい輝かしい声、力強くかつドラマティックな歌唱を披露。2009年『ニュルンベルクのマイスタージンガー』のヴァルター、12年『さまよえるオランダ人』エリック、13年『ローエングリン』タイトルロールをレパートリーに獲得、そして2014年ドイツ・キール歌劇場においてトリスタンを歌い、大成功を収めます。
この度の来日直前にも、イギリス・グレンジ・パーク・オペラで同役を歌い再び絶賛を浴びたレジスター。これからますますワーグナー・テノールの名を輝かせることになろう彼の東京での舞台に、どうぞご期待ください!
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▼ブライアン・レジスターの公式サイト
The official website for tenor Bryan Register
 (フェイスブック・フィードには公演写真も)
▼公演詳細、チケットのご予約はこちら
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 2016年9月公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場

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9月公演『トリスタンとイゾルデ』マルケ王に抜擢された、若きバス清水那由太を聴く~7/20(水)アグネスホテル・ランチタイム・コンサート

9月公演『トリスタンとイゾルデ』で、トリスタンの伯父でありコーンウォールの王であるマルケ役に抜擢された、バス清水那由太。マルケ王は、トリスタンとイゾルデの禁じられた愛への怒り、嫉妬、嘆き、悲しみを、王の威厳の内に秘めるように表現し、ついに二人を赦しながらも、取り返しのつかない悲劇を目の前にして、無念の想いを抱かねばならない難役であり、大役です。
バスという声質にも、舞台の立居振舞いから醸し出される存在の深みにも、相当の経験的年輪が求められるこの役に挑む清水は、1983年生まれの32歳。バスとしては驚異的な若さといえます。力強くも熟成された声で歌う、その秘密はどこにあるのでしょう。
7月20日(水)アグネスホテル東京のランチタイムコンサートは、バス清水那由太のエッセンスが凝縮された30分になりそうです。

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バス 清水那由太
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ピアノ 冨田 優

プログラムにあげられたのは、モーツァルト、ベートーヴェン、リヒャルト・シュトラウスの歌曲というドイツ・オーストリア音楽の系譜と、イタリア・オペラ・アリア。それらは、清水の芸大、大学院時代、そして幾度かのコンクールでの歩みに重なる歌たちとのこと。
特に、ヴェルディとの出会いの曲であり、入試やコンクールも含め様々なステージで幾度となく向かい合ってきたという『シモン・ボッカネグラ』の「悲しい胸の思いにIl lacerato spirito」には、敢えて〈戦友〉という言葉で、その愛着を表現しています。
二期会では昨年『魔笛』武士IIで本公演デビューを果たし、今年2月には『イル・トロヴァトーレ』フェルランド役で出演。ドイツものとイタリアものの両方で、既に清水は存在感を示してきました。
そして、9月の『トリスタンとイゾルデ』において、現在の集大成が聴けるに違いありません。
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2016年2月東京二期会公演 G.ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』より
本公演の舞台を前にして、貴重なソロコンサートのひとときにもどうぞご期待ください。
■■■ 公演情報 ■■■
アグネスホテル東京 ランチタイムコンサート 第136回
日時:2016年7月20日(水) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:清水那由太(バス)、冨田 優(ピアノ)
予定プログラム:
 モーツァルト:コンサート・アリア〈この麗しい御手と瞳のために〉
 ベートーヴェン:〈この暗い墓の中で〉
 R.シュトラウス:《四つの歌》より 〈憩え、わが魂〉
 R.シュトラウス:《五つの歌》より 〈私は夢を抱いている〉
 ヴェルディ:『シモン・ボッカネグラ』より 「悲しい胸の想いに」
 ヴェルディ:『エルナーニ』より 「不幸な男だ」
▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)
▼清水那由太のマルケ王が聴けるのは、9月10日・18日。
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 東京二期会オペラ劇場『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会
 (指揮:ヘスス・ロペス=コボス 演出:ヴィリー・デッカー)

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【メディア掲載情報】「音楽の友」7月号で『トリスタンとイゾルデ』の予習を!&『フィガロの結婚』富山公演は地元2誌でおススメ!

クラシック音楽専門誌「音楽の友」の連載記事、音楽評論家・堀内 修さんによる「読むオペラ」、最新7月号において、東京二期会でも本年9月に上演いたします、R.ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』が紹介されています!
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いつも以上に堀内先生の筆致がドラマチックな印象を受けるのは、私だけでしょうか。必読です!!
▼『トリスタンとイゾルデ』公演情報はこちら
2016年9月 ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
     *      *     *
そして、いよいよ来週初日を迎える『フィガロの結婚』。7月15~18日東京公演のCDジャーナル掲載記事がYahoo!ニュースに、そのあと9月3日(土)に富山市のオーバード・ホールで開催する富山公演の情報が2つの地元誌の最新号におススメステージとして取り上げられました。
▼Yahoo!ニュースはこちら
東京二期会、宮本亜門演出によるモーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』を4度目の上演 (CDジャーナル) - Yahoo!ニュース

こちら、富山のタウン情報誌「TJとやま」
「宮本亜門演出の人気オペラがやってくる!」
201607_figoro_toyama_01.jpg201607_figoro_toyama_02.jpg
ちなみに、同誌記事からこんなスポットも気になる…富山ファミリーパークの夏限定夜間開園。
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そして、富山の女性向けライフ誌「capTakt(タクト)」
「モーツァルト×宮本亜門 名舞台が富山で実現!」
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ちなみに、同誌記事からこんなスポットも気になる…この子牛さんに会えるのはどこ!?
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さて、『フィガロの結婚』東京公演は、ついに7月17日(日)のS・A・C・D席が売切れ、B席が僅少。また、D席は全日程で完売となりました。いよいよ残席も少なくなってまいりましたので、どうかお早めにチケットをご予約ください!
7月三連休の東京公演に予定が合わない方は、9月最初の週末、北陸新幹線に乗って富山でのご鑑賞もおススメですよ!
201607_figaro_toyama_07.jpg『フィガロ』チラシの牛 (※舞台には、牛は出てきません。)
▼『フィガロの結婚』公演情報はこちらから
2016年7月 二期会名作オペラ祭 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会
2016年9月 二期会オペラ公演 W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』(富山公演) - 東京二期会

(チケ担ZEN)

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テノール福井 敬、今秋ウィーン・フィル「第九」に出演。指揮者のズービン・メータとは3度目の共演。

二期会のみならず、日本を代表するテノール福井 敬が、今秋10月12日(水)サントリーホールにて開催されるウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2016 ベートーヴェン「第九交響曲」のソリストとして出演します。
指揮はズービン・メータ。80歳をむかえる世界的マエストロとの「第九」は、これが3度目となります。最初は2011年4月10日。東京文化会館でのNHK交響楽団との東日本大震災の犠牲者追悼と復興を祈念した特別なステージでした。前回は、2014年11月。イスラエル・フィルとモーリス・ベジャール・バレエ団との特別公演では、海外から招聘されていたテノールに代わり急遽出演し、大きな喝采を浴びました。
過去2回の実績を通し指揮者からの信頼を十分すぎるほど勝ち得て、今回はウィーン・フィルとの共演が実現。サントリーホール開館30周年記念としての今回の「第九」は、案の定というか、残念ながらチケットは発売まもなく予定販売数を終了し、夏以降の二次発売を待たなければならなくなっています(まだチャンスはあるみたいです!)。
すでに東京二期会9月公演『トリスタンとイゾルデ』の稽古も始まっている中、福井に話を聞きました。
201606_fukui_kei.jpg 福井 敬
――指揮者のズービン・メータ氏にはどのような印象がありますか?
福井: 本当に確固たる揺るぎない意志をもった指揮されるマエストロです。
やはり最初の2011年のステージは深く印象に残っています。あのときは、マエストロの人類に対する愛情や想いが、第1楽章から4楽章までのすべての音に含まれていて、演奏者だけでなく、聴いてくださる方々とともに祈りの境地に達するようでした。私だけでなく、そこにいた皆様が同じ感情を抱いていました。
私たちソリストの主体性を尊重され、「どう歌いたいか」と聞いてくださいます。それを受け入れたうえで、ご自身の確固たる音楽を作られる。二度目の共演のときはバレエの方ともご一緒しましたが、マエストロの音楽が決してぶれないので、私たち音楽家だけでなく、バレエの方も本当に自由に表現されていました。
――これまで多くのオーケストラと共演を重ねてきた「第九」で、今回はウィーン・フィルとの共演です。
福井: 音楽家として本当に特別なことですから、共演を楽しみたい、楽しめたらいいなあ、という想いです。「どういう音が鳴るのだろう」という期待感や、「その響きの中に自分が浸れる」という幸せは、何ものにも代えがたいものがあります。
オーケストラという存在はそれぞれに特徴があって、個性的です。それぞれに違う響きの中に入ることが特別なことですし、楽しみでもあります。その中で、私は私のできる音楽をやりたいと思います。
――9月には『トリスタンとイゾルデ』二期会初演での大役も待っています。
  いつも最高レベルのパフォーマンスを披露するための秘訣、心がけがあれば教えてください。
福井: ひとつひとつのことに新鮮な気持ちであること、でしょうか。さまざまなプロダクションに参加させていただけることに幸せを感じますし、オペラで自分を表現できることにも、大いに幸せを感じています。何よりも、聴きに来られた皆様が喜んでくださる、楽しんでくださるのを感じることが一番の喜びです。「このオペラは感動的だ」とか「いい曲だな」と思ってくださるために、私たちは存在しています。そのために自分がもがいたり苦しんだりするのは当然のことで…心がけというか、そのようなことをいつも思っています。
――ありがとうございました。

▼サントリーホール30周年記念 ウィーン・フィル「第九」の後援情報はこちら
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン2016 大和証券グループ Presents ズービン・メータ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(10/12) - サントリーホール
▼9/11・17、トリスタン役にて主演!東京二期会『トリスタンとイゾルデ』公演情報はこちら
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼『トリスタンとイゾルデ』チケット絶賛発売中!ご予約、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)
▼プロフィールはこちら
福井 敬 テノール - 二期会21

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2016年9月公演『トリスタンとイゾルデ』を予習する~6/16(木)は本キャスト多数出演の《「わ」の会》が第2幕を全曲演奏!

2016年9月公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』の予習にぴったりの演奏会が、6月16日(木)に すみだトリフォニーホール小ホールで開かれます。
主催をするのはアーティストたち自らが結成した《「わ」の会》。2012年ワーグナー生誕200年記念の年に第1回演奏会を開催し、今回が3回目の主催コンサート。9月二期会公演の本キャストが多数出演し、『トリスタンとイゾルデ』の第2幕が(ハイライトでなく!)全曲演奏されるとのこと!ヴェルディと比べるとワーグナー・オペラの曲が室内楽規模のコンサートで演奏される機会自体が少ないだけに、これは貴重な機会です。どのような演奏会になるのか、出演者のひとりで、本公演のイゾルデ役・池田香織に話を聞きました。
201605_ikeda_kaori.jpg 池田香織

――まずは、「わ」の会のご紹介を。
池田: 「わ」の会とは、ワーグナーのオペラを幕見形式でご紹介し、身近な形で、しかし本格的に楽しんでいただこうという会です。「わ」はワーグナー、ワーグナーの中心的作品であるリング(環)・そして私たちの和をあらわしています。指揮者・ピアニスト・解説や字幕まですべて自前のメンバーなのが自慢です!

――結成のきっかけは?
池田: バスの大塚博章と指揮の城谷正博が発案で、「ワーグナーのオペラを歌うのには経験の積み重ねが必要だけど、なかなかチャンスはないよね」と話していたのです。イタリアオペラやモーツァルトなどは小規模公演なども行われますが、そのようにはいきません。まずはワーグナーのサウンドをピアノで弾きこなせる有能なピアニスト、指導力のある指揮者、そして暗譜にめげない果敢な歌手が必要。あちこちの仕事場でご一緒しながらそんな話をしているうちに、ハイライトならできるんじゃない?と盛り上がって、少しずつ仲間に声をかけたのがはじまりです。
最初は演奏会形式でとか言っていたのですが、やっぱり歌手は動くと表現力が何倍にもなりますし、今ではすっかり「ピアノが舞台にのってるけど演技つきでオペラです」形式が定着しました。普段は舞台の下にいて見られない城谷のプロンプターとしての職人芸を見られるのが楽しみとおっしゃる‘通’なお客様もいらっしゃいます(笑)。

――今回は『タンホイザー』と『トリスタンとイゾルデ』のそれぞれ第2幕を演奏。
   それぞれの聴きどころを。
池田: 『タンホイザー』は、旗揚げ公演で第1幕をやったのですが、その時に演奏していただいたハープの操 美穂子さんが素晴らしかったのです。吟遊詩人の話なので、ハープ伴奏による歌は聴かせどころなのですが、このハープのパートは大変難しい。それをみごとに演奏していただいた操さんを再度お招きでき、また今二期会で大活躍のバリトン大沼 徹のヴォルフラムはきっと素晴らしいことだろう、ということで歌合戦の場を選びました。
『トリスタンとイゾルデ』は、昨年の「わ」の会で第3幕をハイライト上演したのですが、それがとても好評で。最初のイングリッシュホルンのバンダからはじまり、トリスタンの狂乱(?)からイゾルデ到着、愛の死と、少人数でできるかたちながら、しっかりストーリーも味わっていただける構成になりました。これが大変よかった、他の場面も見たいというお声を多数いただいたので、『トリスタンとイゾルデ』は最初から有力候補だったんです。
そして、東京二期会での本公演が決定し、「わ」の会からも池田と大沼が出演することになりましたので、これはやるしかないなと。ワーグナーが好きすぎて、大学のときに試験でワーグナーを歌おうとして止められたというバスバリトン大塚博章のマルケ王も楽しみですし、今まで数々の役を共に作ってきたテノール片寄純也の張りのある「これぞヘルデン」なトリスタンも楽しみです。そして、二期会公演の出演者からメゾソプラノ山下牧子さん、バリトン友清 崇さんに賛助出演いただけることになり、鬼に金棒!の気持ちです。
ここまで揃ったので、もうカットとか言わず、しっかり第2幕を通しで楽しんでいただきましょう!と思い切りました。通常はカットされることの多い「昼の対話」と呼ばれる部分も含めた完全版。簡潔なのに詩的、かつわかりやすいとご高評いただいている吉田 真の字幕で、二期会の全幕上演への予習としてもしっかりお楽しみいただけるんじゃないかなと思います。オケピットがないので歌手が近いですし、ピアノのほうがオケよりも構成がわかりやすい部分もあります。そして、半日かからず、普通のコンサートと同じ時間で終わります!

――6月のステージ、そして9月の本公演にむけて、ご自身の意気込みを。
池田: これまで良い順序でワーグナーのいろいろな役を経験させていただきました。本役ではなく、カヴァーの経験も多いのですが、だからこそ世界のレベルの歌い手と稽古できたり、稽古の様子を見学もできる、そして、声と体をゆっくり育てながら勉強することができる。
そして、ここ5年ぐらいで徐々にイゾルデという役に導かれていったように感じています。小さなホールでの上演、大きなホールでのフルサイズの上演、どちらも違った難しさがありますが、不思議と怖いという気持ちはありません。素晴らしい仲間に支えられて、安心して船に乗り込もうと思います!(『トリスタン』の最初は船旅から始まるんです!)

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山下牧子
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片寄純也
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大沼 徹
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友清 崇
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大塚博章

■■■ 公演情報 ■■■
Richard Wagner 「わ」の会コンサート vol.3
Berauschung:陶酔

日時:2016年6月16日(木) 19:00開演(18:20開場・18:30プレトーク)
会場:すみだトリフォニーホール 小ホール
料金:(全自由席) 4,000円
出演:
  (指揮)城谷正博
  (メゾソプラノ)池田香織、山下牧子
  (テノール)片寄純也
  (バリトン)大沼 徹、友清 崇
  (バスバリトン)大塚博章
  (ピアノ)木下志寿子
  (ハープ)操 美穂子
  (字幕・解説)吉田 真
プログラム:
 ・『タンホイザー』第2幕より 歌合戦の場
 ・『トリスタンとイゾルデ』第2幕全曲
チケットお取扱:
 ・「わ」の会 TEL/FAX 03-5706-3356 メール
 ・Confetti(カンフェティ) TEL 0120-240-540
後援:日本ワーグナー協会、公益財団法人東京二期会
▼公式フェイスブックはこちら
「わ」の会 - facebook

▼9月『トリスタンとイゾルデ』の本公演のページはこちらですよ!
ライプツィヒ歌劇場との提携公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼二期会通信第305号掲載、池田香織のインタビュー記事はこちら!
池田香織:多くの作品を歌えば歌うほど壮大かつ繊細なワーグナーに魅せられて|『トリスタンとイゾルデ』キャストインタビュー 横山恵子・池田香織 - 東京二期会

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2016年9月公演『トリスタンとイゾルデ』公演監督・大野徹也インタビュー<2>
「ワーグナーにどっぷりと浸る一日を」

(インタビュー第1回からのつづき)
【ワーグナーにとっては劇場全体がひとつの楽器】
『トリスタンとイゾルデ』の魅力は、やはりオーケストラにあるでしょう。後に「トリスタン和声」とよばれることになる、調性のあいまいな和音進行、うねるような、どこまでも解決していかない、きわめて独特の音の響きこそは、まさしく二人の愛の関係のように甘美であるし、「官能的」ともいわれますね。ワーグナーの音楽は、劇場全体がひとつの楽器のような響きで、私たちはその音響の中に身を置いているという感覚があります。
聴きどころは、皆様もご存じの第1幕の前奏曲と、最後の〈愛と死〉のテーマ。恍惚とした旋律に、私はいつも鳥肌が立ちます。
歌のことも話さないと。第2幕のイゾルデとトリスタンの愛の二重唱は聴きどころでしょう。長大な重唱で、たんにパワフルなだけではなく、官能性を持続し高めていかねばなりません。それは自らの身体を楽器として研鑽を重ねてこられた、限られた人だけが可能となる表現です。
そして、第3幕は、やはりまたトリスタンですが、トリスタンのモノローグ。2幕まで歌いきった後に、さらに重厚な音楽がやってきます!これをどう表現しきれるか。今回は、トリスタン役に東京二期会を代表する福井 敬さんとともに、ドラマティック・テノールとして近年欧米でワーグナー歌いの評価が高いブライアン・レジスターさんを招聘しました。
【両キャストとも聴いてほしい!】
もちろん、共演するイゾルデ横山恵子さんもヨーロッパで15年にわたり歌ってきた日本を代表するワーグナー歌手。そして池田香織さんは、メゾソプラノでありながらもともとソプラノであるだけに、中間音の響きから高音にいたるまで豊かに響き、イゾルデ役にあった表現が聴かれることでしょう。マルケ王には、ベテランの小鉄和広さんと若いながら堂々たる貫録の声を持つ清水那由太さん。クルヴェナールの大沼 徹さんと友清 崇さんの実力を誇るバリトン陣に、ブランゲーネには、ドイツの歌劇場の長いキャリアを誇る加納悦子さんと、イゾルデをやさしく支える音楽にふさわしい表現者の山下牧子さんほか、ベテランから若手まで、現在望みうる最高峰のキャストが揃ったと申し上げたいと思います。できましたら、両キャストともお楽しみいただきたいです。
繰り返すようですが、『トリスタンとイゾルデ』は難曲中の難曲で、上演される機会もそう多くはありません。その意味で、今回は皆様に貴重な体験をご提供できるのではないかと思っております。どうぞ一日、ワーグナーの世界に、どっぷりと浸かりにいらしてください。ご来場お待ちいたしております。
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ライプツィヒ歌劇場の夕景
■■■ 公演情報 ■■■
ライプツィヒ歌劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』(オペラ全3幕)
日時:2016年9月
    10日(土) 14:00開演
    11日(日) 14:00開演
    17日(土) 14:00開演
    18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼キャスト一覧等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケット絶賛発売中!ご予約、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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【祝 入学・進級】学生のみなさまにお得なチケット情報!

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2016年、春。学生のみなさま、ご入学、ご進級おめでとうございます。
東京二期会オペラ劇場では、学生のみなさまにもっと気軽に「オペラ」に親しんでいただきたく、大変お求めやすい「学生券」をご用意しています。「28歳未満」の「学生」の方なら、2,000円で本格的なオペラの舞台をお楽しみいただけます!
※「学生券」の詳しい条件については、必ずこちらをご覧ください。
学生席について|二期会チケットセンター - 東京二期会

ただ今お買い求めいただける二期会オペラ公演はこちらの2演目です。

figaro2016_thumb.jpg まずは7月公演モーツァルト『フィガロの結婚』。
「もう飛ぶまいぞこの蝶々」や「恋とはどんなものかしら?」など有名曲ぞろいのモーツァルトの名作中の名作です!
二期会の『フィガロの結婚』は、ブロードウェイミュージカルやストレートプレイで活躍する宮本亜門による演出。2002年の初演以来、実に3万人以上の方にご鑑賞いただきました。再演を重ねるごとに、時代とともに新しく意味合いが見えてくるフィガロの世界。今回は映像技術も加えてバージョンアップされた舞台をご覧いただきます!

▼『フィガロの結婚』公演詳細ページはこちら
2016年7月公演W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場

201604_tristan_und_isolde.jpg そして、9月公演ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』

ドイツオペラ最大の作曲家ワーグナーの傑作。オペラや音楽だけでなく、演劇、文学、美術…その後のあらゆる文化に大きな影響を与えた作品です。
アイルランド王妃イゾルデとコーンウォルの勇士トリスタンとの許されざる愛が大スペクタクルで描かれる、究極の〈愛と死〉のドラマです。崇高といえるまでに美しいオーケストラが二人を包みこんでいくラストシーンは圧巻。今回の上演は、ドイツの名門ライプツィヒ歌劇場から名匠ヴィリー・デッカーの演出による舞台が東京文化会館に登場します!
201604_oper_leipzig.jpg ライプツィヒ歌劇場
▼『トリスタンとイゾルデ』公演詳細ページはこちら
2016年9月公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場

また、この他にも二期会チケットセンターでは学生券(※価格は公演ごとに異なります)の設定のあるコンサートをお取り扱いしています。
山下浩司 バス・バリトン リサイタル/2016年5月19日(木)19:00 HakujuHall (発売中)
第11回二期会研究会駅伝コンサート/2016年7月31日(日)15:30 東京文化会館小ホール (4/20より発売)
詳しくはチケットセンター(電話 03-3796-1831)までお気軽にお問い合わせください。
みなさまのご来場をお待ちいたしております!

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二期会オペラをより味わう― 府中市生涯学習センターのオペラ講座に髙橋 維と大沼 徹が登場!

東京・府中市の生涯学習センターで4月17日(日)に開催される、「青島広志のオペラ講座」にソプラノ髙橋 維とバリトン大沼 徹が登場します!

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ソプラノ
髙橋 維
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バリトン
大沼 徹

髙橋は2015年立て続けに二期会オペラに出演、本年7月の『フィガロの結婚』でもスザンナ役を務めます。
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写真左上から『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ役、『魔笛』夜の女王役、『ウィーン気質』ペピ役
一方の大沼もデビュー以来大役を次々と演じ、本年9月の『トリスタンとイゾルデ』では忠臣クルヴェナールでの出演を予定しております。
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写真左上から『オテロ』イアーゴ役、『こうもり』ファルケ役、『ダナエの愛』ユピテル役
さて、今回の講座では『フィガロの結婚』を中心に「結婚するべきか、しないべきか」を考える内容となっております。原作における『フィガロの結婚』の前作にあたる『セヴィリアの理髪師』等も取り上げられ、オペラのつながりについても紐解かれることと思います。
講師とピアノは「二期会オペラ講座」でもおなじみ、マルチに活躍を続ける青島広志氏。
みなさま是非お誘い合わせの上お越しください。
■■■ 講座情報 ■■■
青島広志のオペラ講座
「結婚するべきか、しないべきか?!」
~『フィガロの結婚』を中心に考えましょう!~

日時:2016年4月17日(日)14:00開始予定
受講料:1,000円
会場:府中市生涯学習センター 講堂
   (東京都府中市浅間町1-7)
出演:青島広志(お話とピアノ)、髙橋 維(ソプラノ)、大沼 徹(バリトン)
予定プログラム:
 ・モーツァルト『フィガロの結婚』より
   「もう飛ぶまいぞこの蝶々」(大沼)
   「おいでなさい・・・躓いて」(髙橋)
   「訴訟に勝っただと!?」(大沼)
 ・ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』より
   「私は町のなんでも屋」(大沼)
   「今の歌声は」(髙橋)
                 ほか
▼お申込みはこちらのページの「教養(講堂)講座」の欄をご覧ください
講座申込方法・支払方法 - 府中市生涯学習センター

▼スザンナ髙橋 維は7月16日と18日に出演。“すべての人に名作を”
2016年7月公演《二期会名作オペラ祭》W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場
▼クルヴェナール大沼 徹、9月10日と18日に登場!一般発売も開始いたしました!
2016年9月公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場

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2016年9月公演『トリスタンとイゾルデ』公演監督・大野徹也インタビュー <1>
「ワーグナーと向き合うことで、二期会は音楽的基盤を築いてきました」

二期会とワーグナー
今回の『トリスタンとイゾルデ』公演にあたり、私も二期会公演の記録を遡ってみました。
「ドイツオペラの二期会」と言われてきましたが、これまでの上演演目を見ていくと、モーツァルトはもちろんのこと、ヴェルディ、プッチーニ、そしてワーグナー、それからフランスオペラにオペレッタと、バランスよく様々な作品を上演しながらレパートリーを積み重ねてきた、というのが実際です。
その中でのワーグナーですが、二期会の創立が1952年で、初めて本公演でワーグナー作品を取り上げたのは1966年の『タンホイザー』。「機が熟した」ということでしょうか、創立から実に14年の時間を重ねて、ワーグナーに到達したという想いが、中山悌一総監督はじめにあったと思います。


二期会50年史に掲載された、1966年『タンホイザー』と1967年『パルジファル』のキャスト一覧(クリックで拡大)
その後、平均すると2年半に1本くらいの割合で、二期会はワーグナー作品を取り上げてきました。
二期会は、ワーグナーと向かい合うことで、自分たちの音楽的基盤を築き上げてこれました。何しろ大作ばかり。声楽的な技術や体力、資質も含めて、歌手が全てを注いで、巨大な建造物の細部を作るように、綿密な稽古を積み上げていきますと、やがてワーグナーの大きな響きが築かれている。そこは、ワーグナーの音楽の魅力と繋がっています。

ワーグナーの大きな魅力
練習を積み重ねた成果が正直に見える、とワーグナーのときは特に思います。オーケストラは大音響で、最初に歌ったときは声が伝わるのか心配でした。が、その楽譜を体現していくうちに、その大きな響きの中に身を委ねるような感覚が得られるようになるのです。響きの中に浮遊している感覚と言ってもいいかもしれない。
やはりやり遂げたという達成感は格別のものがあります。最終幕の最後の場面にたどり着いたときの感動というか感慨は、ぜひとも劇場でお客様とも共有したいと思います。

『トリスタンとイゾルデ』二期会初演にむけて
『トリスタンとイゾルデ』の初演が実現すれば、『さまよえるオランダ人』以後ワーグナーの主要10作を二期会は全て上演したことになります。『トリスタンとイゾルデ』は名作であると同時に上演の困難さにおいても最高峰の作品です。それは主役二人によるところが大きいですね。テノール視点でみれば、トリスタンは同じワーグナーのジークフリートと並ぶ難役中の難役。素晴らしい声を持ち合わせていても若い声では難しいですし、ベテランが歌い切るには体力な問題が出てくる。ワーグナーを歌い切る声の資質に加え、音楽性、経験、表現力、体力…それらが揃ったときに初めて上演が可能になりますだからこそ、まさに今「機は熟した」といえます。トリスタンの福井 敬さん、そしてイゾルデの横山恵子さ、池田香織さんという二期会きってのワーグナー歌手が機を揃えてきた、と申し上げたいと思います。
(第2回につづく)

■■■ 公演情報 ■■■
ライプツィヒ歌劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》
R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』(オペラ全3幕)
日時:2016年9月
    10日(土) 14:00開演
    11日(日) 14:00開演
    17日(土) 14:00開演
    18日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
▼キャスト一覧等、公演詳細はこちらをご覧ください
2016年9月公演 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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