タグアーカイブ: 岡田昌子

歌姫・岡田昌子、五島文化賞オペラ新人賞研修成果発表のリサイタルを12/13(金)紀尾井ホールにて開催

先日、NISSAY OPERA2019『トスカ』にて、タイトルロールを見事に演じた岡田昌子(おかだ しょうこ)。素晴らしい共演者にも支えられ、美しくも激しく愛に生きたトスカを演じました。岡田の確かな技術とプッチーニらしい濃密でスリリングな『トスカ』を堪能した、という方もいらっしゃることでしょう。
今や、超人気指揮者のアンドレア・バッティストーニが初めて日本のオペラプロダクションを指揮し、大きな話題となった東京二期会『ナブッコ』で、アヴィガイッレを演じたのは2012年。その後、五島記念文化賞オペラ新人賞を授与され、イタリアに拠点を移しました。 時に帰国して、国内のコンサートに出演することもありましたが、この秋の日生劇場『トスカ』は、久しぶりに日本の大きな舞台でした。


NISSAY OPERA 2019 プッチーニ『トスカ』公演より
(写真提供:日生劇場/撮影:三枝近志)

イタリアでじっくり学ぶ時間を持つこと、それは歌を学ぶ以上に、オペラを生んだイタリアの都市、ミラノ、フィレンツェ、ローマ、そして少し郊外に出ると海が輝く、トリエステ、シチリア。乾いた太陽を浴び、作曲家と同じ空気を吸うこと、真っ暗な中にぽっと灯る光を感じること。共に生活する中で感じる人々の感情や、美への憧れ、時間の流れ。岡田は、心から笑い、真剣に愛し、そして全身で泣く、生きること、愛すること、歌うことがすべてひとつのトスカを演じていることが感じられて、鳥肌が立つほどでした。
そんな彼女が12月13日(金)紀尾井ホールで、五島記念文化賞オペラ新人賞成果発表を行います。前半は、ベッリーニ、ヘンデルの歌曲を。後半は、プッチーニ、ヴェルディのオペラアリアをお聴きいただきます。

ピアノは村上尊志さん。岡田昌子の声の芸術を存分にお聴きください!

191213okada_thumb.jpg
PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
五島記念文化賞 オペラ新人賞研修成果発表
岡田昌子 ソプラノ・リサイタル

日時:2019年12月13日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール (東京都千代田区紀尾井町6番5号)
料金:全席指定 一般4,500円、学生2,500円(税込)
出演:岡田昌子(ソプラノ)、村上尊志(ピアノ)
予定プログラム:
 ベッリーニ 「優雅な月よ」
 ペルゴレーシ 「もしあなたが私を愛してくれて」
 プッチーニ 「太陽と愛」
 ヘンデル 「私を泣かせてください」
 ジョルダーノ 「いとしい女よ」
 ヘンデル 《メサイア》より
  「シオンの娘よ、大いに喜べ」
 ベッリーニ オペラ『ノルマ』より “清らかな女神よ”
 ヴェルディ オペラ『トロヴァトーレ』より “静かな夜”
 プッチーニ オペラ『蝶々夫人』より “ある晴れた日に”
 プッチーニ オペラ『マノン・レスコー』より “間奏曲”(ピアノソロ)
 ベッリーニ オペラ『カプレーティ家とモンテッキ家』より
           “こうして私は晴れの衣裳を着せられ”
 ヴェルディ オペラ『ナブッコ』より “かつては私の心も喜びに満ちていた”

▼公演詳細ページはこちら
岡田昌子 ソプラノ・リサイタル - 主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


Page Top

岡田昌子、上江隼人、平成24年度(第23回)五島文化賞オペラ新人賞を受賞!

2012年2月公演『ナブッコ』で絶賛を博したソプラノ岡田昌子とバリトン上江隼人が、第23回五島記念文化賞オペラ部門平成24年度オペラ新人賞を受賞、去る4月11日に東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで贈呈式が行われました。
授賞式のために一時帰国した岡田は、祝賀パーティーで『ナブッコ』アビッガイッレのアリアをドラマティックに披露、喝采を浴びました。
今回の受賞により、イタリアにおいて長期計画で研鑽を積む予定で、さらなる飛躍を目指します。
okada_shoko_1204.jpg 岡田昌子  kamie_hayato_1204.jpg 上江隼人
イタリア・ミラノ在住の上江は、『ナブッコ』での日本主役デビューで見事タイトル・ロールの重責を果たしましたが、すでにイタリアにおいては若手のホープとして以前より注目されています。2011年10月にはパルマ郊外のブッセートで行われたパルマ王立歌劇場主催のヴェルディ・フェスティバルに登場、『トロヴァトーレ』の主役ルーナ伯爵を歌い、一躍内外の脚光を浴びました。
現在はパルマ王立歌劇場『スティッフェリオ』(ヴェルディ)スタンカー伯爵役での出演に向け稽古を重ねているため、受賞式には帰国出来ず、映像での出演となりました。
「今回は稽古期間も長く、貴重な経験となりました。次​のパリアッチに生かせるよう、日々ハングリー精神を忘れ​ずに頑張ります!」と気力も充実の上江。
その『スティッフェリオ』の指揮が、同じ『ナブッコ』で日本デビューし、絶賛を博したアンドレア・バッティストーニというのもまた深い縁を感じます。

2人の今後の活躍にどうぞご注目ください!

▼こちらに第23回五島記念文化賞受賞者が紹介されています
第 23 回 五島記念文化賞 - 公益財団法人五島記念文化財団
▼パルマ王立歌劇場『スティッフェリオ』は只今公演期間中
STIFFELIO - Teatro Regio di Parma(パルマ王立歌劇場)
▼上江隼人は7月に『パリアッチ(道化師)』トニオ役で出演のため再び帰国します。
2012年7月公演『カヴァレリア・ルスティカーナ/パリアッチ(道化師)』 - 東京二期会オペラ劇場

diamond

Page Top

アンドレア・バッティストーニ指揮『ナブッコ』公演を振り返る

2月中旬、24歳の指揮者、Andrea Battistoniが、イタリアから来日、会う人すべてを魅了した3日間のオペラ公演『ナブッコ』。
▼『ナブッコ』公演詳細
オペラ公演ラインアップ 2012年2月公演「ナブッコ」 - 東京二期会
イタリア、パルマ王立歌劇場との提携公演が決まり、二期会の機関誌「二期会通信」Vol.288で紹介された、バッティストーニのインタビューでは、音楽に対する真摯な姿勢、そしてその若さでイタリアの主要な劇場、フェスティバルを次々と制覇し、パルマ歌劇場の首席指揮者をつとめるという経歴に、驚かれた方も多いでしょう。
▼「二期会通信」Vol.288掲載インタビュー記事
超新星 アンドレア・バッティストーニに聞く - オペラを楽しむ|東京二期会
nab_battistoni_r01.jpg
実際に彼が来てからはまさに旋風。ひとたび指揮台に上がれば、その眼に、「吸い込まれるようだ」と教えてくれた若い歌手勢。音楽稽古、通し稽古、オーケストラとの練習、舞台稽古と、ごく短期間の限られた回数のうちに、舞台裏から熱い空気が伝わってきたのです。
「聴きましたか?」「あの指揮者すごいです」「合唱がいいって」「若い!」・・・『ナブッコ』に命を吹き込んだ2週間。ゲネプロ(総通し稽古)を聴いた前理事長は、「たまげたね!」と絶賛。バッティストーニがもたらした音楽への情熱、時を共有する喜びに沸いた一瞬。オペラはやはり、劇場で作られるもの。
バッティストーニの音楽を聴いた人は、自分の中の何かが変わる気がしたのではないでしょうか。
二期会の若い歌手の力を最大限に引き出し、聴かせてくれた功績も大きい。

公演評、舞台写真とともに、この名舞台を振り返ります。
<舞台写真はクリックで拡大表示します>
★2月17日・19日組(撮影:三枝近志)
☆2月18日組(撮影:野村正則)

タイトルロールのナブッコ王を堂々と演じ、存在感も増した上江隼人。5月には、パルマでのバッティストーニの指揮によるヴェルディ『スティッフェリオ』のスタンカー伯爵に抜擢され、7月には、東京二期会オペラ劇場『パリアッチ(道化師)』のトニオで出演します。




ヴェルディ・オペラに欠かせない自尊心が高く美しい女性アビガエッレを歌った岡田昌子。
上江、岡田が五島記念財団の奨学金をダブル受賞しました。


ザッカーリアを歌ったジョン・ハオ。
気高さを感じさせる美声に長身痩躯で衣裳も映えます。この存在感、今後も貴重なバスの一人として、オペラの舞台を担っていくことでしょう。合唱は二期会合唱団。完成度の高い凝縮した響きで深い感動を呼びました。


中島郁子のフェネーナ。
ひとつひとつの表現、たたずまいが美しく、安定していました。


アビガエッレのドラマティックな音色と性格は、このオペラの非常に重要な要素。
このキャラクターは、ヴェルディのこの後の作品に通じていく魅力でもあります。
若手の多かった今回のプロダクションにおいて、イタリアオペラを数多く経験している板波利加がびしり、と引き締めました。


ナブッコ王を演じる若手バリトンの青山 貴。
この公演を通してまた大躍進。5月の東京オペラシティB→Cも期待され、今後が楽しみです。


そして、バッティストーニ。
nab_battistoni_r02.jpg
「柔軟な身体、楽想の転換時にも揺るがないリズム感、芯のあるフォルテシモなど、どこも魅力的」(読売新聞・沼野雄司氏)
「傑出した才能は序曲だけでも明白で、合唱団にも緻密な指示を送り、緩急自在のダイナミックな音楽」(音楽の友4月号・水谷彰良氏)。
そして熱い拍手を送ってくださったご来場の皆さま、ありがとうございました。

〜本公演のラジオ放送(予定)が決まりました〜(4/11追記)
放送局・番組名:NHK-FM オペラ・ファンタスティカ
放送日時:4月27日(金) 14:00~18:00
▼番組ホームページはこちらをご覧ください
オペラ・ファンタスティカ - NHKオンライン

帆かけ舟

Page Top