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【稽古場レポート】2月公演オペラ『金閣寺』立ち稽古スタート!

東京二期会2019年最初のオペラ公演『金閣寺』は、2月22日(金)の初日に向けて、1月中旬より立ち稽古が開始致しました!
戦後日本を代表する作家の一人、三島由紀夫の同名原作を元に、同じく戦後日本を代表する作曲家の黛 敏郎が作曲をした同作品。演出の宮本亜門が描く舞台は、色彩豊かであることが、かえって溝口の孤独や葛藤を浮き彫りにします。

フランスのラン歌劇場での公演を成功裏に終えましたが、今回の東京公演では演出家のイメージをより具体化すべく、稽古開始時には、まず演出家からの細かな演出メモが伝えられています。中にはフランス公演時から、今回の東京公演に向けて再構築するシーンもあるようです。


キャストらが舞台の説明を受ける様子


シーン毎に演出家の設定等を伝えていきます

立ち稽古は第1幕より順に開始。
「金閣寺は何よりも美しい」と語る父、若い男との不貞を重ねる母。溝口を金閣寺に迎える道宣和尚、共に徒弟として過ごす鶴川・・・等、それぞれに影を抱えたキャラクターの関係が次々と現れます。様々な登場人物との関わりの中で、溝口と金閣寺の関係が変化していきます。


第1幕稽古の様子


稽古後の溝口(中央左 与那城 敬、右 宮本益光)、鶴川(外側左 髙田智士、右 加耒 徹)コンビ

次週からは、早くも演出の宮本亜門も稽古に合流予定!
引き続き、乞うご期待!
 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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11月公演オペレッタ『メリー・ウィドー』華やかに終幕!

二期会が初めて『メリー・ウィドー』を上演したのは1970年。以来、二期会の人気演目となりました。
パリを舞台に、莫大な財産を相続した若く美しい未亡人ハンナをめぐる恋の鞘当てが描かれるオペレッタ。若い勢いのある指揮者、下野竜也を迎え、東京交響楽団が奏でる親しみやすいレハールの音楽、日本語上演ということもあって、出演した歌手も客席と一体になって沸いた公演でした。テンポよく小粋な演出で客席を楽しませた山田和也、主役ハンナを演じた澤畑恵美、永吉伴子をはじめ、役者が揃った公演を、舞台写真とともにご紹介します。
◇19,21日キャスト(撮影:鍔山英次)
■20,23日キャスト(撮影:三枝近志)
■ 大富豪の未亡人ハンナ・グラヴァリが、外国人と再婚してしまったら、その財産が外国に流れ出て、財政危機に陥ってしまう、と頭を悩ませるポンテヴェドロ国の外交官たち。
左から
クロモー:村林徹也
ミルコ・ツェータ男爵:池田直樹
ボグダノヴィッチ:三戸大久 

■ ツェータ男爵の若い妻ヴァランシエンヌは、パリの青年カミーユ子爵といい雰囲気に。

ヴァランシエンヌ:坂井田真実子(左)
カミーユ・ド・ロジョン:小原啓楼 

◇ ハンナがパリの伊達男たちに囲まれて賑々しい登場。

ハンナ・グラヴァリ:澤畑恵美(中央) 

■ ハンナ(永吉伴子)に群がるパリ男たちのお目当ては、やっぱり財産?

ハンナ・グラヴァリ:永吉伴子(中央) 

◇ ツェータ男爵が扇を手にしているのを見て、驚くヴァランシェンヌ。その扇にはカミーユ(上原正敏)の愛の言葉が書かれているので大慌てです。ヴァランシェンヌの火遊びを知っている官邸の使用人ニェーグシュは、ツェータ男爵を前にしどろもどろ。
左から
ニェーグシュ:鎌田誠樹、ヴァランシェンヌ:菊地美奈
ミルコ・ツェータ男爵:加賀清孝、
カミーユ・ド・ロジョン:上原正敏 

■ ニェーグシュ役の鎌田誠樹は全日出演、『メリー』の立役者ともいうべき大活躍でした。 

◇ 昔の恋人ダニロ伯爵に再会したハンナ。財産目当てと思われたくないダニロは、ハンナに本心を打ち明けることができないばかりか、「愛している」なんて絶対言わないと誓う。そんな風ではハンナも素直になれないですよね─と客席から溜息。ダニロ役の星野は、2005年『メリー・ウィドー』でも同役、冷静沈着ですがハンナにはからきし弱い、ダンスも台詞も完全にダニロそのもの、多才ぶりを発揮しました。
ハンナ・グラヴァリ:澤畑恵美(左)
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:星野 淳 

◇ 2幕。ハンナ邸で開かれた、故郷ポンテヴェドロ風の夜会。
ハンナが故郷に思いをはせながら歌う美しい「ヴィリアの歌」。
ハンナ・グラヴァリ:澤畑恵美(中央) 

◇ 気まぐれな妻に振り回される男たちが歌い踊る「女、女、女」は『メリー・ウィドー』のハイライト。
左から
カスカーダ子爵:大川信之、プリチッチュ:米谷毅彦
クロモー:福山 出、ミルコ・ツェータ男爵:加賀清孝
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:星野 淳
ボグダノヴィッチ:小川裕二
サン・ブリオッシュ:北川辰彦 

■ メリー・ウィドー・ワルツの調べにのって踊るハンナとダニロ。ダニロ役の桝は、若々しい輝きのある声とさっそうとした演技で二期会オペラデビューを飾りました。

ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:桝 貴志(左)
ハンナ・グラヴァリ:永吉伴子 

 

■ 3幕。ダニロが通いつめるマキシムをしつらえたハンナ邸の大広間。この華やかさに、思わず客席も盛り上がります。 

◇ ハンナが再婚したら、財産の相続権は消滅すると聞いて、安心したダニロは、やっとハンナに「愛している」と言えました。

舞台中央
ハンナ・グラヴァリ:澤畑恵美
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:星野 淳 

19,21日キャスト カーテンコール
(撮影:堀 衛) 

20,23日キャスト カーテンコール
(撮影:堀 衛) 

ポンテヴェドロ風の楽しい踊りを披露したダンサーたち、マキシムの踊り子をつとめた若手歌手たちにも多くの拍手をいただきました。
皆様、ご来場ありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2010年11月公演『メリー・ウィドー』- 東京二期会

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『メリー・ウィドー』いよいよ公演間近☆

ハンナが歌う「ヴィリアの歌」、ダニロの心情を重ねた「王子と王女の歌」、高鳴る調べにいつしか恋人たちの心も解けるワルツ、など『メリー・ウィドー』にはレハールの美しくて、思わず口ずさみたくなるメロディーばかり。
日生劇場では公演を間近に控え、連日熱気溢れる舞台稽古が繰り広げられています。
今回は若くして莫大な遺産を得た未亡人のハンナ・グラヴァリ役に二期会のプリマ、澤畑恵美と永吉伴子が主演。ハンナの元恋人ダニロ役には、当り役とする星野 淳と期待の新星、桝 貴志。その他のキャスト陣も華やかなメンバーが揃いました。
演出は『シラノ』『ミー&マイガール』『ダンス オブ ヴァンパイア』等でも知られる山田和也。2005年の新制作からさらにバージョンアップしての上演は、臨場感あふれるシーンが随所にちりばめられ楽しみも倍増!
恋の駆け引きと心に沁みる結末・・・、オペレッタの傑作にどうぞご期待ください!
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演出:山田和也とヴァランシェンヌ役の菊地美奈
▼『メリー・ウィドー』公演詳細はこちらから
F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』- 東京二期会オペラ劇場
2010年11月19日(金)18:30/20日(土)15:00/21日(日)15:00/23日(火・祝)14:00
会場:日生劇場(東京・有楽町)
▼チケットの残席状況はこちら
11月公演『メリー・ウィドー』残席状況
▼予告編ムービーをお楽しみください
『メリー・ウィドー』予告編ムービー - オペラの散歩道2011年11月15日|二期会blog
▼演出家 山田和也のブログ
SHOW GOES ON !!
▼ダニロ役 桝 貴志の特集ページ
ピックアップアーティストVol.19 桝 貴志の今 - 二期会21
▼星野 淳、坂井田真実子のインタビューなどがご覧いただけます
オペラを楽しむ(スペシャルコンテンツ) - 東京二期会
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「ご来場、お待ちしてま〜す!!」(by 男性キャスト陣)

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