タグアーカイブ: 升島唯博

11月公演『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ~ペドリッロ役:テノール升島唯博&北嶋信也

11月公演モーツァルト『後宮からの逃走』キャスト・メッセージ紹介第4回目となりました。今回はベルモンテの付き人、ペドリッロです。

<ペドリッロ>
ペドリッロは、ベルモンテの従者ですが、コンスタンツェ、ブロンデとともに海賊に捕われ、トルコの宮殿に連れられました。救出に現れたベルモンテに、後宮から出ることのできないコンスタンツェの近況を伝え物語の重要な橋渡し役となります。機転の利く、いわば『セビリャの理髪師』のフィガロのような男です。物語では、ベルモンテとコンスタンツェの「主役」カップルとともに、ペドリッロとブロンデの二人にもご注目!
今回の『後宮からの逃走』キャストは、若手の実力派歌手が揃い、その多くがヨーロッパでの実績をもっていますが、ペドリッロ役の升島唯博、北嶋信也もヨーロッパの歌劇場での数多の舞台経験を誇る二人です。インタビューを、どうぞ!

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升島唯博 (ますじま ただひろ)
11月22日(木)・24日(土)出演

ドイツ各地の歌劇場での多彩なキャリアをもつテノール升島。リューベック音楽大学大学院オペラ・コースを最高得点で修了し、その後、ブレーメン歌劇場、ハンブルク州立劇場、ミュンスター州立劇場、ハイデルベルク州立劇場で活躍しています。
東京二期会では、2015年『魔笛』僧侶II、16年『ナクソス島のアリアドネ』舞踏教師、17年『ばらの騎士』ヴァルツァッキなど毎年多数出演。
直近では、新国立劇場2018/19シーズン開幕『魔笛』にモノスタトス役で出演予定。そのドイツ語歌唱の歯切れの良い語感と明るく芯のある響きは、上演全体の品格を高めることにも貢献しています。

《ペドリッロ役について》
升島: ペドリッロはスペイン貴族であるベルモンテの従者です。ご主人様の婚約者コンスタンツェと、彼女のお付きでペドリロの恋人ブロンデと共に海賊にさらわれ、トルコの太閤であるセリムに売られたのでした。ペドリッロはそこで機転の利く頭と器用さを駆使し、セリムに認められ、後宮の中を自由に行動できる権利を与えられています。ここから逃げ出すためにご主人ベルモンテに何通も手紙を送り、ついにベルモンテと共に女性たちを連れて後宮より脱出します。
ペドリッロはベルモンテと主従関係にありますが、このオペラでの役割はいうなれば社長と秘書です。社長はドンと構えて表に立ち、実務は秘書がこなす、様な。ペドリッロは逃走の計画を立て、危険な作業も勇気を奮い立たせ行います。
私の考えるペドリッロの人物像は、現代風に言うとチャラくて、でも頭の回転は速くて、みんなから好かれる人気者キャラです。そのせいで、ひねくれた考えを持つオスミンに忌み嫌われています。

《ペドリッロの見どころ・聴きどころ》
升島: なんといってもシュピールテノール屈指のアリア「さあ、戦いだ!」です。難しい。とにかく難しい。ドイツでは、この曲が歌えて初めてシュピールテノールと認められるくらいの難曲なのです。
そして、この次に歌われるオスミンとの二重唱も。コミカルな掛け合いに、物語が大きく変わる内容も含んでおり、ハラハラドキドキ、そしてクスッと笑えます。

《このオペラのテーマ、メッセージ》
升島: モーツァルトはこのオペラに、トルコへの憧れを練りこんだのではないでしょうか。全盛期のオスマントルコはその文化や音楽、人間性がとても興味深く、またインターネットなど無い時代ですので、彼の描く舞台や音楽は聴衆に大いに気に入られたのだと思います。現代の我々が興味を示す国や文化はどこにあるでしょうか?中国の三国志やヨーロッパの騎士など大昔の話は今でもたくさんの人が興味を持っています。グローバル化が進み、世界の文化がどんどん平均値化されていく中で、ヨーステン氏の作る魅力的な国の像を早く見てみたいと思っています。


ミュンスター歌劇場『夢喰い小人』夢喰い小人役 升島唯博(右)


ハンブルク州立劇場『アトランティスの皇帝』ハルレキン役 升島唯博(左)

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北嶋信也 (きたじま しんや)
11月23日(金・祝)・25日(日)出演
 
抜群の澄んだ語感と軽快な声が魅力のテノール北嶋信也。彼もまた、チューリヒ歌劇場のインターナショナル・オペラ・スタジオのメンバーとして、『イル・トロヴァトーレ』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『仮面舞踏会』など、同歌劇場の多くの公演に出演してきました。本ブログでも、2009年のヴェルディ『海賊』(指揮:E.G.イェンセン 演出:D.ミキエレット)での彼のチューリヒ・デビューをお伝えしました。
二期会オペラデビューは帰国後の14年『イドメネオ』アルバーチェ役。偶然にもどちらもダミアーノ・ミキエレット演出による舞台でした。

▼二期会ブログに掲載の過去記事より
若きテナー、北嶋信也11月にチューリッヒ歌劇場『海賊』(プレミエ)に出演決定! - オペラの散歩道|二期会blog(2009年8月19日)
アーティスト近況~チューリッヒより北嶋信也 - オペラの散歩道|二期会blog(2011年6月6日)

《ペドリッロ役について》
北嶋: ベルモンテの従者の役です。私の役は、明るい性格で、機転が利き、勇敢な反面、臆病なところもあるとても人間味のある血の通ったキャラクターと捉えています。

《ペドリッロ役の見どころ、聴きどころ》
北嶋: 番人であるオスミンをどの様にそそのかし、お酒を飲ませ泥酔させて後宮からの脱出を図るのかお楽しみに!

《このオペラのテーマ、メッセージ》
北嶋: コンスタンツェを愛しているからこそ、自分の憎しみをも捨てて全てを許す太守セリムの言動は、現代にも通ずる大きな人間愛だと思います。


チューリヒ歌劇場オペラスタジオ公演オッフェンバック『青ひげ』ザフィール王子役 北嶋信也(中央)


チューリヒ歌劇場プッチーニ『西部の娘』ハリー役 北嶋信也(左)

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▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場

 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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初来日の演出家ギー・ヨーステンに迫る~『後宮からの逃走』~

11月公演『後宮からの逃走』演出のギー・ヨーステンはベルギー出身のオペラ演出家。
彼は今までにモーツァルトやヴェルディを始め、ベルカント作品、オペレッタ、ストラヴィンスキーやベルク等の現代作品のオペラにも取り組み、有に50以上のプロダクションに携わってきた世界的に著名な演出家です。メトロポリタン歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパー、ベルギー王立歌劇場、ハンブルグ州立歌劇場等々の有名オペラ劇場で演出を務めた彼の、今回が日本での初演出公演となります!


ギー・ヨーステン

ヨーステンは本年4月に一度来日しており、指揮の下野竜也や日本人スタッフ、ソリストともミーティング、ワークショップが行われており今回の演出コンセプトについては既に共有されています。


スタッフミーティング:左奥が舞台美術のラモン・イバルス氏


ソリスト・ワークショップから


左からラモン・イバルス、山本耕平、宮地江奈、松永知史、ギー・ヨーステン、升島唯博、北嶋信也、加藤宏隆、斉木健詞

既に美しい舞台セットや衣裳案があるのですが・・・、ワールドプレミエとなる新プロダクションのため詳細が出せません(泣)。
公演に向けてのヨーステンのメッセージをご覧頂き、彼のライフワークとも言えるモーツァルト作品、ひいては今回の『後宮からの逃走』への想いを感じて頂ければ幸いです。


▼『後宮からの逃走』公演情報ページはこちら
2018年11月公演 W.A.モーツァルト『後宮からの逃走』 - 東京二期会オペラ劇場
 2018年11月22日(木)18:30、23日(金・祝)14:00、24日(土)14:00、25日(日)14:00 日生劇場
 指揮:下野竜也、演出:ギー・ヨーステン、管弦楽:東京交響楽団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・ご予約は《チケット絶賛発売中!》
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人生のはかなさと愛のうつろい…『ばらの騎士』
東京から、愛知、大分へ

チームばらの騎士、再集結!――
7月に東京文化会館で上演致しました、共同制作公演R.シュトラウス『ばらの騎士』。
東京での4日間の公演はお蔭様で大好評をいただき幕を下ろすことが出来ました。あれから3ヶ月、10月28日・29日の愛知県芸術劇場、11月5日の大分・iichiko総合文化センターでの公演に向け、再びリハーサルを重ねています。

本プロダクションはイギリス・グラインドボーン音楽祭との提携公演。
演出家リチャード・ジョーンズが描く洗練された人間模様と人生に対する深い洞察。そして、ウィーンの20世紀を代表する作曲家リヒャルト・シュトラウスの美しい音楽が心に残る舞台です。

それでは愛知、大分公演のプレミエに向けて、東京公演の舞台を写真で振り返ってみましょう。
◇印の写真は7月26日、29日組/◆印の写真は7月27日、30日組
(撮影:三枝近志)

第1幕


◆元帥夫人マリー・テレーズ(森谷真理)は、元帥の留守中、若い愛人の青年貴族オクタヴィアン(澤村翔子)と朝食を楽しみます。


◇そこへ、レルヒェナウの領主で従兄弟のオックス男爵(妻屋秀和)がやってきます。
オックス男爵は、武器商人で資産家のファーニナル家の娘、ゾフィーと婚約のため、元帥夫人(林 正子)に、貴族の結婚のしきたりとして、婚約申込の「ばらの騎士」を選んでほしい、と頼みに来たのでした。


◇退出する機を失ったオクタヴィアン(小林由佳)は、小間使いの服を着て現れます。オックス男爵はその初々しさに夢中になります。


◆オックス男爵(大塚博章)は、持参金の交渉のため、公証人も紹介してほしいと頼む厚かましさ。


◇帽子屋(藤井玲奈)に動物商(芹沢佳通)、嘆願の孤児たち(大網かおり、松本真代、和田朝妃)、テノール歌手(菅野 敦)たちが元帥夫人のご機嫌伺いにやってきます。


◆大勢の人々が出入りする中、ヴァルツァッキ(升島唯博)とアンニーナ(増田弥生)がオックス男爵に近づき、「お役に立ちますよ」とささやきます。


◆髪を結い、人払いをして、ようやく一人になった元帥夫人は、物思いにとらわれます。

自分も、修道院から出たかばかりで結婚をするように命じられた。
「その娘は今はどこへ行ってしまったのだろう。」
「まるで去年の雪を探すようなものだわ。」


◆やがて、オクタヴィアンが戻ってきます。
でも若く青春の真っただ中にいる彼には、「時は過ぎ去る」というマルシャリンの言葉を理解することはできないのでした。

「今日か明日か、また明後日か。あなたは私から去っていくでしょう。」


◇オクタヴィアンは退出します。マルシャリンが呼び戻そうとしたときには、馬にまたがり風のように去った後でした。
 
 
第2幕


◇オクタヴィアンは、オックス男爵の婚約の使者として、銀のばらを手にファーニナル家を訪れます。ファーニナルの美しい一人娘、ゾフィー(幸田浩子)は緊張の面持ち。


◆オクタヴィアンは、初々しいゾフィー(山口清子)の姿に心を奪われます。


◇やがて現れた花婿、オックス男爵は、ゾフィーをテーブルに乗せ、品定め。その品のなさと不躾な態度に、ゾフィーは驚き、怒ります。


◆部屋を抜け出し、「助けてください」というゾフィー。


◇オクタヴィアンも答えます。
「私たち二人のために。」
そしてお互いの愛を確かめるのでした。


◆ゾフィーが婚約を断り、オクタヴィアンがオックス男爵に剣を抜き、屋敷は大騒ぎ。


◇オックス男爵が、手当を受け、極上のワインを飲んでいたところに、召使いマリアンデルから手紙が来て機嫌を直します。憎めないオックス男爵のワルツ。
 
 
第3幕


◆曖昧屋のようなところでくつろぐ、オックス男爵。しかしこれは、オクタヴィアンのいたずらで、酔いがまわるにつれ、ヘンな化け物が出たり、オックスをパパと呼ぶ子どもたちがまとわりついて、彼の妻と名乗る女も現れる。


◆その騒ぎの最中、呼び出されたファーニナル(清水勇磨)が、あられもない婿殿の姿にあきれ顔。


◆警察沙汰になったところへ元帥夫人が登場。オックス男爵に、潔く、身を引くように迫るのでした。
「すべては終わったのですよ。」
元帥夫人もオクタヴィアンとの恋の終わりを、自ら示したのでした。


Heut oder morgen oder den ubernachsten Tag.
◆「今日か明日か、それとも明後日か。その時が来たのだわ。」
美しい三重唱。ゾフィーにはゾフィーの言葉が、元帥夫人には彼女の音楽が、そしてオクタヴィアンにも。


◇元帥夫人が去った後、ゾフィーとオクタヴィアンの二重唱。
「あなただけを感じています」

・・・終幕

美しい舞台の中に、単なるファンタジーではない、現代を生きる私たちに通じる、慕わしさや哀しみが描かれています。

愛知公演、大分公演でお待ちしています。

▼愛知公演の詳細とお問合せ・ご予約はこちら
R.シュトラウス作曲 オペラ『ばらの騎士』(全3幕、ドイツ語上演)|主催事業|イベント情報 - 愛知芸術文化センター
2017年10月28日(土)14:00開演/29日(日)14:00開演 愛知県芸術劇場大ホール
指揮:ラルフ・ワイケルト 管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団

▼大分公演の詳細とお問合せ・ご予約はこちら
オペラ『ばらの騎士』|財団主催・共催事業 - iichiko総合文化センター
2017年11月5日(日)13:00開演 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
指揮:ラルフ・ワイケルト 管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団
 
 

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『魔笛』から7月『ばらの騎士』へ ――アンニーナ石井 藍とヴァルツァッキ升島唯博にインタビュー

3月共同制作『魔笛』大分・神奈川公演が終演いたしました。ご来場、誠にありがとうございました!
今回の『魔笛』キャストの中で、7月からの『ばらの騎士』に出演する歌手が4人います。両組ザラストロの大塚博章、清水那由太と侍女IIIの石井 藍、そして神官IIの升島唯博です。『魔笛』の振り返りとともに、次なるステージへの意気込みを聞きました。
まずは、石井と升島。
『ばらの騎士』では、出演日は異なりますが、諜報屋コンビのアンニーナとヴァルツァッキを演じます。オペラではコメディの役割を受け持っていて、全幕を通じて顔を出し、オックス男爵についたり、オクタヴィアン側に寝返ったり、と物語を掻き動かします。
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――『魔笛』大分・神奈川公演お疲れさまでした。今回の川瀬賢太郎×勅使河原三郎プロダクションはいかがでしたか?

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升島唯博
升島: 今最も活躍していると言っても過言ではない若手指揮者の川瀬賢太郎マエストロとは今回で3回目の共演となりました。彼の音楽に対する情熱はすさまじく、毎回彼の棒から刺激を受けています。今回の『魔笛』でも彼の作り出す新たな音楽にとても感銘を受けました。
勅使川原さんは現代を代表するダンサーですが、その感性をもって作り上げられた舞台は衝撃的でした。『魔笛』は本場ドイツでも舞台で歌ったこともあり、日本でも様々なところで演じてきましたが、300年前から演じられてきたこの作品の全く知られていなかった部分を発見したような気分です。観方によってはとても難解で理解しがたかったかもしれませんが、今回の舞台で私は魔笛の新たな可能性を見いだせたような気がします。大分や神奈川でご覧になった方々には「うん、よかったね」では終わらず、話のタネになるような公演になったのではないかと思います。ご来場、まことにありがとうございました。
石井: 川瀬さんの緻密かつエネルギッシュな音楽と、勅使川原さんのダンスとオペラを融合させた舞台に圧倒されました。舞台の基本構成は白と黒、その中に唯一色彩である青と赤を纏うタミーノとパミーナ。そこに浮かぶ何本ものリング。想像を掻き立てる舞台でした。
私が演じた侍女はアンサンブルが主ですが、侍女Iの北原瑠美さんと侍女IIの磯地美樹さんととてもいいアンサンブルができたのではないかと思っています。
ご来場いただきましたお客様には厚く御礼申し上げます。

――7月には『ばらの騎士』が待っています。ヴァルツァッキとアンニーナは全3幕とも登場して、『ばらの騎士』の物語を掻き回すキーパーソンではないかと思います。役の魅力、聴きどころ、そして本公演の意気込みをお願いします。

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石井 藍

石井: そうなんです!歌う場面はそんなに多くはないのですが、常にスキャンダルを探しては金儲けを企んでいるので、舞台には登場しています(笑)。機転が利き、ユーモアある役どころなので、お客様が笑って一息つけるようなアンニーナを演じられたらなと思っています。
升島: ヴァルツァッキはウィーンにいるイタリア人の役なのです。イタリア訛りのドイツ語を喋り、面白いことに楽譜に「私は」という1人称単数の「ich(イッヒ)」が「ikk(イック)」と書いてあります。他にも「h」を発音しないので、「haben(ハーベン)」が「aben(アーベン)」と書いてあったり、文法もたくさん間違っています。
しかし、物事を狡猾に観察し、自分の利益になることを嗅ぎ分ける鋭い嗅覚を持っています。今現在はこれから勉強してどんどん役を深めていく段階ですが、このイタリア語訛りのドイツ語を物凄い速さで喋らなくてはいけないところが難しくもあり、とても挑戦しがいのある役だと思っています。物語の美しい部分や表に出ている部分は主役にやらせておいて(笑)、その隙間を埋め、または引っ掻き回し、オペラに色と味をつけていければと思います。是非この素敵で美しいオペラと、奇妙なドイツ語を喋るインテリイタリア人の働きを観に、劇場へお越しください!
石井: 声楽を勉強し、初めて見たオペラが『ばらの騎士』でした。以来、ずっと憧れていたこのオペラに出演が決まり、ワクワクが止まりません。
いい公演になるようしっかり準備して稽古に臨みたいと思います!
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ともにドイツ語圏での生活を経験している二人。石井は7月26日(水)・29日(土)、升島は27日(木)・30日(日)の東京公演に出演します!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★
    27日(木) 14:00開演
    29日(土) 14:00開演(D席 売切)
    30日(日) 14:00開演
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催予定(詳細近日発表)>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
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クラシック音楽専門各誌に二期会アーティストが続々登場!

いよいよ“芸術の秋”も佳境を迎えるところ、これから年末の「第九」「メサイア」、ニューイヤーへ向けて二期会アーティストが出演する演奏会も目白押しです。
今月発行のクラシック音楽専門各誌でも、特集やインタビューなどに二期会アーティストが登場する、たくさんの読み応えある記事が掲載されていますので、ご紹介いたします。

201610_ongaku_gendai_11.jpg ■「音楽現代」11月号
岸本 力 第30回記念バス・リサイタル(10/31東京文化会館小ホール マネジメント:東京二期会)紹介記事。岸本のコメントとともに。
成田博之 2ndCD 「バリトン・リサイタル2016」(EXTONより8/26リリース)に寄せたインタビュー。訊き手・菅野泰彦氏。
▼「音楽現代」最新号の情報はこちらから
株式会社 芸術現代社 - インターネットショッピングモール匠屋
201610_ongaku_no_tomo_11.jpg ■「音楽の友」11月号
◆特集II 《次世代テノール・スターを探せ!》
「アンケート企画・次世代スターはこの人」
オペラに詳しい音楽評論家16名に年齢・国籍問わず調査。
二期会の俊英らの名前も挙がりました。
河野典子氏:リリコからリリコスピントまでを持ち役にできる美声の城 宏憲
小山 晃氏:ドイツから帰国した升島唯博、活躍著しい大槻孝志、豊かな資質を秘める安冨泰一郎
「日本のテノールだって、スゴイ!」(文:岸 純信氏)
花形テノール福井 敬、百花繚乱時代時代に活躍した成田勝美、現在・未来のスターとして、樋口達哉望月哲也小原啓楼鈴木 准糸賀修平山本耕平城 宏憲についてご紹介頂きました。
「福井 敬インタビュー」(取材・文:岸 純信氏)
“日本が誇るスター・テノール 歌手人生を振り返る”の見出しで、1992 年二期会『ラ・ボエーム』でデビュー以来、第一線をひた走る福井 敬を特集して頂きました。
▼「音楽の友」最新号の情報はこちらから
音楽の友 今月号の内容 - 音楽之友社
201610_bravo_11.jpg ■「ぶらあぼ」11月号
◆Pick Up
「バリトン与那城 敬インタビュー」(取材・文:室田尚子氏)
北とぴあ国際音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』(11/25・27北とぴあさくらホール:指揮・寺神戸 亮、演出・佐藤美晴)に題名役で出演。10/25にはルーテル市ヶ谷ホールにてリサイタルも開催!
◆11月の注目公演 
松原 友テノールリサイタル」(11/26東京文化会館小ホール 後援:東京二期会)
▼本誌全編をデジタルマガジン「eぶらあぼ」でもお読みいただけます
ぶらあぼ 11月号 - WEBぶらあぼ
201610_hanna_11.jpg ■隔月刊「ハンナ」11月号
◆表紙を飾るのはソプラノ森谷真理。日生劇場『後宮からの逃走』(11/11・13)コンスタンツェ役出演のため、ウィーンより一時帰国中です。
国際的に活躍する現在までの軌跡と今回の役への想いをインタビュー特集「HANNA SPECIAL TALK」でご紹介頂きました。
◆連載「声楽家たちはいま」
ソプラノ田崎尚美とバリトン加耒 徹が登場。東京二期会11月公演『ナクソス島のアリアドネ』にも出演する期待される逸材たちです。
▼「ハンナ」最新号の情報はこちらから
隔月刊 ハンナ - ハンナ

ぜひ、各誌をお手に取ってご覧ください!

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11月公演 オペレッタ『ウィーン気質』の愉快な人たち~《3》ウィーンの恋~伯爵の召使いとお針子のカップル~

〈ヨーゼフ〉と〈ペピ〉は周りには気づかれていない内緒のカップル。
ヨーゼフはツェドラウ伯爵の召使。伯爵同様に機転がきく人物で、ツェドラウ伯爵が最近新たに好きになった女性を誘い出す場所を相談される等、忠実な部下と評されています。
彼は伯爵に逢引きの場所として、ヒーツィングというお祭りの会場を薦めるのですが、実は伯爵が新たに好きになった女性がヨーゼフの恋人ペピなのです。ヨーゼフもこれには気づかず、伯爵に頼まれるまま新たな恋人へのラブレターを代筆することに…。
ペピはフランツィスカが夜会で使うドレスを仕立てていたお針子。
フランツィスカに誘われ夜会に行くことになったペピは初めて見る豪華なお屋敷に夢見心地です。その夜会でツェドラウ伯爵からラブレターを渡されたペピは、どこかで見たことがある字だとは思いつつ、伯爵の情熱的な告白には満更でもなさそう。。
ツェドラウ伯爵、伯爵夫人のカップルとは対照的に「若い恋人たち」といった表現がぴったりで、時には周りが見えていない時もある2人。
ヨーゼフとペピの関係はどうなるのか?劇場にてご覧ください!
今回の公演では…

ペピ
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11/21・23髙橋 維/22・25守谷由香
ヨーゼフ
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11/21・23児玉和弘/22・25升島唯博

キュートなペピ役を髙橋 維と、守谷由香の同じくキュートなソプラノ2人が、
忠実なるヨーゼフを、児玉和弘と升島唯博の若々しいテノール2人がそれぞれ演じます。
散々に入り組んだ人間関係の糸が、一気に紐解かれる終幕の爽快感は格別です!
ご期待ください。

▼公演情報ページはこちら
2015年11月公演 ヨハン・シュトラウスII世オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会オペラ劇場
 11月21日(土)・22日(日)・23日(月祝)・25日(水) 日生劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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9/30(水)は、恋人役どうしで贈る、ラリアンス・オペラ・コレクション

本格的なフレンチと本格的なオペラの歌声をお楽しみいただくシリーズ・コンサート、ラリアンス・オペラ・コレクションは、来る9月30日(水)の開催でちょうど10回目を迎えます!
今回は、11月公演『ウィーン気質』のキャストから、ペピ役のソプラノ守谷由香と、ヨーゼフ役のテノール升島唯博が出演。ふたりは舞台上では恋人どうし。本公演さながらの息の合ったステージをお届けしたいと思います!

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ソプラノ守谷由香
201509_masujima_tadahiro.jpgテノール升島唯博

コンサートと11月の本公演にむけて、二人に意気込みを伺いました。
――『ウィーン気質』でのお二人の役について
升島: ヨーゼフは、ドイツの小国、ロイス・グライツ・シュライツ国からウィーンに大使として派遣されているツェドラウ伯爵の部下です。大使や本国の侯爵との連絡役から雑用なども引き受けて、伯爵の右腕として働いています。
守谷: その恋人がお針子のペピです。彼女は底抜けに明るく無邪気で朗らかな女性ですがヤキモチ焼きで、ヨーゼフがつれないと腹いせにツェドラウ伯爵のお誘いにのってしまうという・・・なんとも可愛らしい?! 気の強い女性です。
――お二人は、どんな場面で活躍するのですか?
升島: このオペレッタの一番はじめにアリアを歌うのがヨーゼフです。王子様の歌うようなリリックなアリアではありませんが、軽快に歌われます。
その後も、物語の合間合間に登場しては、彼の仕事と同じように色んな状況を上手に取り繕っていきます。
守谷: 第3幕はヒーツィングのお祭り会場になりますが、ペピは第1幕からずーっとお祭りのことで頭がいっぱいです。お祭りデートの約束をヨーゼフにドタキャンされて代わりに伯爵を追いかけるときも軽快なポルカのリズムで歌います。嬉しい時や怒っているときはポルカ、悲しい時や困っているときはワルツ。華やかで明快なシュトラウスの音楽はペピのキャラクターを表していると思います。もちろんオペレッタですので歌唱だけでなくこれらの舞曲のリズムに乗せたダンスも大きな見どころです!!

――今回の、ラリアンス・オペラ・コレクションにむけて
升島: 共演者の守谷さんは、本公演でも私と同じ組のペピ役を歌うソプラノです。オペレッタの舞台の前に、こうして一緒のステージを作ることをとても楽しみにしています。
守谷: 素敵なラリアンスで升島さんとともに演奏させていただけることとても光栄に思います!升島さんは10年以上ドイツにご留学なさっていてドイツ語もとても堪能ですし本場でオペレッタ出演もなさった方です。たくさんの刺激やヒントをいただけそうで本当に楽しみです。
升島: 今回はオペレッタの曲を多く取り入れたプログラムとなっています。
そして『ウィーン気質』の曲も少しだけご紹介します。息の合った恋人同士のアンサンブルを是非お楽しみください!
守谷: オペレッタならではの軽快な音楽でみなさまと楽しいひとときを過ごせたらと思います。どうぞお越しください。

■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会 VOL.10》
~ラリアンスで迎えるオペラ開幕の秋、音楽の都ウィーンを中心に~

日時:2015年9月30日(水) 18:00開店
    第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
    ※ご予約はお好きなお時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
    ・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
    ・シェフ"大堀"コース 13,500円~
    ※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:守谷由香(ソプラノ)、升島唯博(テノール)、高田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
    <第1部>
    ヴェルディ 『椿姫』より 乾杯の歌
    バーンスタイン 『キャンディード』より 着飾ってきらびやかに
    モーツァルト 『後宮からの逃走』より さあ、闘いだ!
    J.シュトラウスII 『こうもり』より 乾杯の歌
    <第2部>
    レハール 『微笑みの国』より 君は我が心
    J.シュトラウスII 『こうもり』より 侯爵様、あなたのようなお方は
    J.シュトラウスII 『ウィーン気質』より おはよう、私のヨーゼフ
▼詳細・ご予約・お問合せはこちらから
ラリアンス・オペラ・コレクション with 二期会 - 神楽坂ラリアンス
 東京都新宿区神楽坂2-11 電話:03-3269-0007
▼オペレッタ『ウィーン気質』~守谷由香と升島唯博は、本公演でも同組で共演します!
東京二期会オペラ劇場2015年11月公演 J.シュトラウスII世:オペレッタ『ウィーン気質』 - 東京二期会

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3月のアルテリーベは二期会デビュー歌手が続々登場!

新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」。毎週月曜日は若手歌手によるディナー・コンサートが開催されています。
3月に二期会のフレッシュなメンバーが登場するのは、9日(月)と16日(月)。どちらも二期会オペラデビューを控える期待の歌手たちです!
まずは9日には、ソプラノ濱野奈津美とバリトン白岩 洵が出演。(ピアノは松原裕子)
201502_hamano_natsumi.jpg 濱野奈津美  201502_shiraiwa_jun.jpg 白岩 洵
濱野は埼玉県出身。二期会オペラ研修所第55期マスタークラス修了時に優秀賞を受賞した彼女は、5月24日(日)『ジューリオ・チェーザレ』ニレーノ役(クレオパトラの腹心)で出演します。
白岩は東京都出身。二期会オペラ研修所第56期マスタークラス修了。二期会オペラデビューとなるのは、濱野と同じ5月24日(日)の『ジューリオ・チェーザレ』。白岩は、クーリオというエジプト王トロメーオの部下の役で、物語の方向を決める重要なシーンが待っています。

16日は、二期会7月公演『魔笛』僧侶IIで出演予定のテノール升島唯博がソロで登場!(ピアノは比留間千里)
201502_masujma_tadahiro.jpg 升島唯博
ドイツに学び、ハンブルク州立劇場、ミュンスター州立劇場、ハイデルベルクオペラ劇場と各地の本舞台も経験。軽快で端正な歌唱で、ドイツ、イタリアのレパートリーを披露します。
「イタリア、ドイツ料理を、イタリア、ドイツ音楽の生演奏と共に楽しんでみませんか?アルテリーベでは、皆さんに楽しんでいただけるように、お料理とお酒に負けないくらい、心を込めておもてなしいたします!
『魔笛』には、ドイツでも日本でも、様々な場所で関わらせていただいています。何度演じても色褪せること無く、常に新たな発見があります。今回はあの宮本亜門さん演出。今まで培ってきた事を糧に、また新たな境地に挑戦していきたいと思いますので、皆さんも是非お楽しみください。」――升島唯博

アルテリーベ東京の月曜フレッシュコンサートは、フリードリンク&ブッフェ形式のお食事で、30分×2ステージのコンサートがついて、税込5,141円。ぜひいらしてください!
■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート》
~ 二期会ニューウェーブ・オペラ劇場 シリーズ3 ~
濱野奈津美・白岩洵デュオリサイタル

日時:2015年3月9日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:濱野奈津美(ソプラノ)、白岩洵(バリトン)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  ヴェルディ 『トロヴァトーレ』より 静かな夜
  レオンカヴァッロ 『道化師』より 鳥の歌
  モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より カタログの歌
  クィルター 「吹け、吹け、汝、冬の風よ」     …ほか
《アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート》
升島唯博 ドイツとイタリアの歌と共に

日時:2015年3月16日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:升島唯博(テノール)、比留間千里(ピアノ)
予定プログラム:
  モーツァルト 『魔笛』より なんと美しい絵姿
  モーツァルト 『後宮からの逃走』より さあ、闘いだ!
  レハール 『微笑みの国』より 君はわが心
  トスティ 「最後の歌」 
  レオンカヴァッロ 『道化師』より おお、コロンビーナ     …ほか
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

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